1、当事者、原告となるべき者は、
恵那市代表者
恵那市長・可知義明。被告となるべき者は、議案のとおりでございます。
2、請求の要旨としましては、(1)としまして、被告となるべき者は、本来、みずから
負担すべき工事費用を本市に対し求め、虚偽架空の事実に基づいて市に公金を支出させ、市に当該支出金額に相当する損害を発生させた。損害賠償として、金1,046万6,390円及びこれに対する
平成19年11月9日から支払い済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払いを求めるものです。(2)としまして、訴訟費用は被告となるべき者の
負担とする。
3としまして、訴訟遂行の方針、(1)としまして弁護士を訴訟代理人と定める。(2)第1審判決の結果、必要がある場合は上訴する。(3)訴訟の進行に応じて、必要がある場合は適当と認める条件で和解する。
以上で、議第62号の
説明を終わります。
○
議長(
柘植 羌君) 詳細
説明を終わります。
──────────────────────
○
議長(
柘植 羌君) ここで、
本件に対する
質疑を行います。ご
質疑はありませんか。
18番・水野功教君。
○18番(水野功教君) この件について一つ、二つお伺いいたしますが、訴訟遂行の方針というところで、弁護士を訴訟代理人とするというふうにありますが、弁護士というのは一般的な弁護士というものなのか、特定されておるのか、特定されておればその名前と、それを選んだ
理由、これについて教えてください。
それから、2つ目として、関連してそれなりの予算が、お金が、経費が必要だと思いますが、訴訟費用というものは被告に請求するというものですが、関連した予算はどのようなものを、予算を
予定してるのか、それについて教えてください。
○
議長(
柘植 羌君)
答弁を求めます。
総務部長・大塩康彦君。
○
総務部長(大塩康彦君) 弁護士につきましては、今まで
事件に対して、
恵那市の顧問弁護士端元法律事務所端元博保弁護士に相談してきたところでございますので、今回の訴訟代理人としてお願いしたいというふうに考えております。
それから、予算につきましては、着手金が必要ですので、着手金については
平成24年度の議決予算で行いたい。そして、その後の費用につきましては、ただいま上程しております
平成25年度の予算で議決いただきましたら、その中で行いたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。以上です。
○
議長(
柘植 羌君) ほかにありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君) ご
質疑なしと認め、
質疑を終結いたします。
本件については、
会議規則第37条第3項の
規定により
委員会の
付託を省略したいと思います。これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君) ご
異議なしと認めます。よって、
本件は
委員会の
付託を省略することに決しました。
本件に対する
討論はありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君)
討論はありませんので、ただいまから
採決を行います。
議第62号・訴えの提起については
原案のとおり可決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君) ご
異議なしと認めます。よって、議第62号は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○
議長(
柘植 羌君)
日程第4
議会第3号・法令順守を強く求める決議を上程し、議題といたします。
本件について、提案
説明を求めます。
15番・堀井文博君。
(15番・堀井文博君
登壇)
○15番(堀井文博君) 発案書、
議会第3号・法令順守を強く求める決議、法令順守を強く求める決議を発案する。
平成25年3月14日提出。提出者、
恵那市議
会議員堀井文博、賛成者、
恵那市議
会議員林
忠義。以下、敬称を略させていただきます。小澤建男、水野功教、堀 誠。提案
理由、別紙決議のとおりでございます。
恵那市議会議長・
柘植 羌様。
法令順守を強く求める決議、
平成23年7月に発覚した不適切な事務処理問題について、市は関係した職員を処分するとともに、今
定例会において、損害を与えた相手方に対し賠償を求める手続をとった。市長、副市長においては管理責任者としての責任は重く、既にみずからの給与を削減する措置をとっている。この問題は、全体の奉仕者である公務員が、外部からの不当要求の圧力に屈したことに起因するものであるが、市行政に対する市民の期待と信頼を裏切り、
恵那市の品位を傷つける結果となったことはまことに遺憾である。
恵那市
議会は、今後このような事態が繰り返されることのないように、市長をはじめ職員が高い意識を持って、
恵那市が真に市民との信頼関係をもとに主体的な行政を展開できる自治体となるため、再発防止の強化を図り、法令順守の確立に努め、信頼回復に向けて取り組むよう強く要望する。
以上、決議する。
平成25年3月14日
恵那市
議会。
どうぞ全員のご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
議長(
柘植 羌君) 提案
説明を終わります。
──────────────────────
○
議長(
柘植 羌君)
本件に対する
質疑を行います。ご
質疑はありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君) ご
質疑なしと認め、
質疑を終結いたします。
本件については、
会議規則第37条第3項の
規定により
委員会の
付託を省略したいと思います。これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君) ご
異議なしと認めます。よって、
本件は
委員会の
付託を省略することに決しました。
次に、
本件に対する
討論を行います。
本件について、18番・水野功教君から
討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。
18番・水野功教君。
(18番・水野功教君
登壇)
○18番(水野功教君) 18番、日本共産党、水野功教です。
議会第3号について私は提案者であり、本来ならば
討論への参加は自粛すべきものでありますが、
議会運営
委員会の格別のお計らいにより、市民の思いを少しでも反映して、この決議案を補強するために、賛成の立場で
討論いたします。
このたび市長は、一定の結論を出し、損害賠償の訴えと一般職員の処分を発表しました。この問題の解決に当たり、市関係者のこれまでの努力は深く多とするものであります。
この問題の本質は、不当な圧力に対して
恵那市政を預かる公務員の憲法第15条第2項に
規定される「全て公務員は全員の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」こと、そして、地方公務員法第30条では、「全て職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ、職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念しなければならない」と
規定されております。これらの
規定に対しての認識の欠如があったと指摘しなければなりません。
特に、特別公務員である市長、副市長については、地方公務員法が適用されないだけ、その分責任が重いと自覚されなければなりません。それは、地方公務員法第32条には。「市長、副市長の部下である職員は、その職務を遂行するに当たって、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める
規定に従い、かつ上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない」とも
規定されており、このたびの処分は、市長、副市長当人の法令順守の姿勢が、職員の職務に対する態度に反映したものであり、その自覚を求めるものであります。
この問題についての端緒を言えば、
議会から市長に関係する事務処理について調査を要請したことにあると言われ、調査結果が
報告された当時、私たちを含めて7名の議員は調査特別
委員会を設置し調査すべきとの提案をし、議員も一般質問でも取り上げてきましたが、
議会としては、これまで市当局及び警察の調査の行方を見守る態度でありました。
私たち日本共産党議員団は、一貫して真相究明と再発防止を訴えてきましたが、今後、
議会としても二元代表してのその責に任じ、行政のチェック機能を果たすべく努力をすることを表明し、今決議案の採択に賛成の
討論といたします。
○
議長(
柘植 羌君) 以上で、通告による
討論は終わりました。
ほかに
討論はありませんか。
8番・安藤直実さん。
(8番・安藤直実君
登壇)
○8番(安藤直実君) 8番、市民ネットの安藤直実です。私は、
議会第3号・法令順守を強く求める決議に賛成の立場で
討論いたします。決議文書を補足する形で
説明させていただきます。
市長は、2年前、不適切な事務処理
事件について全てを明らかにする決意のもと、弁護士による外部調査
委員会を立ち上げました。
報告書は現在非公開になっているものの、
事件の詳細が克明に記載をされています。不動産業者からの脅迫に対する恐怖、動揺、不適切事務を行う際の倫理意識との葛藤など、当事者の職員の方の想像するに耐えない心境があったことと理解をします。
しかしながら、数年にわたり複数部署の間で起きてきた
事件であり、その経過の中で、不正と不当要求に毅然と立ち向かう職員があらわれなかったことと、組織の自浄作用が働かなかったことは大変残念に思います。また、虚偽公文書作成という刑事責任を問われ、矢面に立った職員の中で、職務命令として実行してきた職員もあったのだとすれば、その職員自身の組織に対する信頼も断ち切られるようなこととなったのではないでしょうか。
不正行為を長年隠蔽してきた組織の体制は、市民や
議会の信頼を裏切るものです。外部調査
委員会報告書には、管理・監督責任は重大とされた市長、責任は極めて重大と指摘を受けた副市長は、みずからの給与カットで責任をとられました。
今後、再発防止に努める具体的な行動を明らかにしながら、被害額の回復、そして、職員組織内部の信頼を取り戻す対策をぜひ講じていかれることを強く願いまして、この決議文に賛成といたします。
○
議長(
柘植 羌君) ほかにありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君)
討論はありませんので、ただいまから
採決を行います。
議会第3号・法令順守を強く求める決議は
原案のとおり可決することにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君) ご
異議なしと認めます。よって、
議会第3号は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○
議長(
柘植 羌君) ここでお諮りいたします。議事の都合により、3月15日から3月17日までの3日間を休会といたしたいと思います。これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
柘植 羌君) ご
異議なしと認めます。よって、3月15日から3月17日までの3日間を休会とすることに決しました。
本日は、これにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午前10時48分 散会
──────────────────────────────────────────
地方自治法第123条第2項の
規定によりここに署名する。
恵那市
議会
議 長 柘 植 羌
署名議員 6番 千 藤 安 雄
署名議員 17番 堀 光 明...