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平成23年第5回定例会(第3号12月15日)

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  1. 恵那市議会 2011-12-15
    平成23年第5回定例会(第3号12月15日)


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    平成23年第5回定例会(第3号12月15日) 平成23年第5回恵那市議会定例会会議録〔第3号〕                                 平成23年12月15日 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――      議 事 日 程(第3号)                        平成23年12月15日(木)午前10時開議     第1        一般質問 ───────────────────────────────────────────────   1 本日の会議に付した事件    議 事 日 程(第3号)     日程第1      一般質問 ───────────────────────────────────────────────   1 出 席 議 員      1番  安 藤 直 実 君       2番  鵜 飼 伸 幸 君      3番  纐 纈   満 君       4番  後 藤 康 司 君      5番  林   忠 義 君       6番  小 澤 建 男 君      7番  町 野 道 明 君       8番  畑 村 眞 吾 君      9番  堀 井 文 博 君      10番  荒 田 雅 晴 君     11番  堀   光 明 君      12番  伊 藤 桂 子 君     13番  水 野 功 教 君      14番  伊 東 靖 英 君
        15番  勝   滋 幸 君      16番  堀     誠 君     17番  柘 植   羌 君      18番  光 岡 克 昌 君     19番  西 尾 公 男 君      20番  鈴 木 清 司 君     21番  伊佐地 良 一 君      22番  柘 植 弘 成 君     23番  渡 邊 鈴 政 君      24番  藤   公 雄 君 ───────────────────────────────────────────────   1 欠 席 議 員       な し ───────────────────────────────────────────────   1 説明のため出席した者の職氏名     市 長        可 知 義 明 君     副市長        三 宅 良 政 君     総務部長       大 塩 康 彦 君     企画部長       小 嶋 初 夫 君     市民福祉部長     纐 纈 誉資年 君     医療管理部長     鈴 木 雅 博 君     経済部長       安 田 利 弘 君     建設部長       安 江 建 樹 君     水道環境部長     古 山 敦 啓 君     企画部調整監     門 野 誠 一 君     市民福祉部調整監   安 田 喜 子 君     水道環境部調整監   遠 藤 俊 英 君     ぎふ清流国体推進本部長                小 栗   悟 君     岩村振興事務所長   三 園 了 三 君     山岡振興事務所長   宮 地 浩 二 君     明智振興事務所長   河 越 一 男 君     串原振興事務所長   成 瀬 博 章 君     上矢作振興事務所長  小 椋 義 孝 君     会計管理者      堀   恒 夫 君     教育委員長      鈴 木 隆 一 君     教育長        西 尾 教 行 君     教育次長       小 林 規 男 君     教育次長       大 畑 雅 幸 君     消防長        井 上 源 二 君     代表監査委員     市 岡 孝 之 君     監査委員事務局長   西 尾 昭 治 君 ───────────────────────────────────────────────   1 職務のため出席した事務局職員     議会事務局長     澤 村 憲 生 君     議会事務局次長    可 知 昌 洋 君     議会事務局書記    井 手 成 之 君     議会事務局書記    和 田 友 美 君     議会事務局書記    樋 田   誠 君 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                 午前10時00分 開議 ○議長(西尾公男君) おはようございます。これより、本日の会議を開きます。  日程に入る前に諸般の報告をいたします。  地方自治法第121条の規定により、本日説明のため出席する旨報告のありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ごらん願います。  以上で諸般の報告を終わります。 ─────────────────────────────────────────────── ○議長(西尾公男君) 日程第1、一般質問を行います。  質問者及び答弁者は、申し合わせ時間を厳守され、簡潔に発言されるようお願いいたします。  本日は、昨日に続いて、質問順序表の9番から発言を許可いたします。  20番・鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 20番、日本共産党議員団鈴木清司でございます。  今回は2標題で行います。  標題1につきましては、TPPについて行います。  この問題は、野田政権になってから急激に進展し、農業関係者を中心に反対の動きが広がっています。また、新聞やテレビでニュースや解説が多く出るようになりました。私は、TPPが話題になり始めたころ、これは米を中心とした農業の問題と考えていましたが、医療をはじめ食品安全基準など日本の生産現場、消費現場、生活全般、広範囲に影響が出ることがわかりました。どのような影響が出るのか、野田政権は日本に不利になるようなら協定を結ばない。まず参加して協議をすることだと言っています。しかし、相手はアメリカです。参加すれば、交渉途中でやめられないとの解説もあります。  12月5日の共同通信の世論調査によれば、交渉への参加について評価、どちらかといえば評価が52.4%、評価しない、どちらかといえば評価しないは38.6%と態度をはっきりする人が多く、わからない、無回答が9%と、こうした問題では少なく予想される交渉の具体的な内容をもっと多くの人に知ってもらわなければ、新年早々交渉参加になってしまうと思います。  12月11日の日本農業新聞によると、大阪市信用金庫が大阪府の中小企業を対象にした調査では参加反対が53.8%と、2月の調査と比べ情報が増え意識が逆転したと報じています。  TPPに参加すれば、この地域の暮らしにどのような影響が出るのか、参加する前に知って考えなければ取り返しのつかないことになります。TPPに参加した場合、恵那ではどのような変化が予想されるのか、いろんな分野で質問をしたいと思います。  質問に移りますが、①電気、②ガスへの影響は、権限外でわからないということですので、③から質問を行います。  まず最初に③の水道経営への影響ですが、TPPへ参加した場合どのようなことが考えられるか伺います。 ○議長(西尾公男君) 水道環境部長古山敦啓君。 ○水道環境部長古山敦啓君) TPPの、まず基本的な考え方というのがございますが、一つは高い水準での自由化が目標ということで、これはアジア・太平洋地域の加盟国間の貿易において物品等の関税の撤廃だとか縮減というのがございます。  もう一つは関税分野、これは投資、競争、私的財産、政府調達等でございますが、これでの市場開放についてのルールづくりというのがございます。この中で、協定交渉では21分野、24の作業部会が立ち上げられて議論が進められているということのようでございます。  ご質問のTPPにおけます恵那市の水道での影響はどうかということでございますが、分野別状況によりますと、主に二つの分野が関係しているように思われます。一つは、政府調達分野。これは中央政府地方政府による物品・サービスの調達に関して、内国民待遇の原則や入札手続等のルールについて定めるに該当するのではないかというふうに思われます。これは、この分野に該当するということになりますと、現在、公共調達の基準というのは、世界貿易機関政府調達協定に基づいて設定されておりまして、ある一定額以上の事業については海外の企業の参入を認めるということでございますけども、TPPではこの基準並みにするのか、あるいはそれを上回る基準にするのかということを中心に今交渉が行われているということでございます。  そして、対象期間についても、これは今は中央政府が議論されておりますけれども、地方政府についても今後取り上げられる模様というぐあいになっておりまして、このことはきょうの日刊紙でもちょっと報道がありましたけども。  もう一つは、競争政策の分野ということがございます。これは、この中で公的企業、今は公営企業ということで言われておりますが、これに関するルールづくりが行われているということのようでございます。仮に、この地方の機関についても、規制が緩和されるという場合は、水道事業の分野にも外国企業の参入だとか民営化を求められるという可能性があるというぐあいに思われます。  現時点では、各省庁からの情報などでは、水道についての記述というのはございませんで、現状での恵那市の水道事業への影響は、ちょっと今は予測ができない状況でございます。今後、国の動向だとか情報収集には努めたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 今、情報がわからないということなんですが、仮定して、今は市でしっかりと水道を守ってもらっている、これが民営化になっていろんな分野でどうなるか、この辺をこれからも精査していきたいと思います。  次に、和牛肥育などへの影響ですが、BSE対策として現在、生後20カ月前と肉のあった部位などでアメリカ産牛肉の輸入制限があります。風評被害での国産牛への影響も心配されています。こうした畜産業の恵那地域への影響は、どうしたことが予想されるのか伺います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) まず最初に、私どもは経済部ですので、少しお話をさせていただきたいと思います。  日本の経済を含めて世界の経済というのは、グローバル化して世界全体の中で動いていて、垣根が非常に低くなってきている。それは、ビジネスについても世界的な動きの中で動いているというのが事実でございまして、例えばタイ国で洪水が起きたときに、日本の多数の企業が現地で大きな工場をつくって戦略的に動いてる。そのことが、例えば恵那市内の中小の企業の中にも影響を与えております。  例として、向こうの現地で生産する材料がないために、生産ができないというか、組み立てができないという会社がある。こういうところは、現在でも10%、20%の影響は出ているというふうに言ってみえます。逆に、部品をこちらでつくるからということで、急遽雇用を開始して生産で忙しい会社もあるというようなことで、当地域でもそういう影響を与えている、世界的な動きがあるということを認識しておるところです。  それで、TPP、これに参加するか否かという議論があるわけなんですけれども、日本の将来のみならず東アジアの秩序を考えて、今後検討していくなり課題としてとらえていかなきゃいけないのではないか、ということを前段にお話しさせていただきます。  それと、もう一つは、国から詳しい情報が市にも流れてきてないことから、国民的な議論がまだなされてないのではないか、そんな状況にあることをまず最初にお話しさせていただきます。  それで、ご質問の畜産和牛肥育のことでございました。  和牛肥育農家は、恵那市には一軒もございません。当市にあるのは、和牛の繁殖農家といいまして、子牛を産ませて8カ月から12カ月程度で市場に出すという、そういう農家ばかりでございまして、25戸、405頭が飼養されているところでございます。  ご質問の、もしTPPによって関税が撤廃されたらというご質問なんですが、あくまでも農林水産省試算前提では、全世界を対象に直ちに関税撤廃を行い、何ら国内の農業政策を講じなかった場合ということを前提にお話をさせていただきます。  外国産牛肉の価格は、国産の3分の1の価格程度になってまいります。それで、肉質の3等級以下の国産牛肉の約75%が外国産牛肉に置きかわり、上位肉、4等級、5等級に値するものなんですが、そういうものが残るのではないかというふうに予想されておりまして、国産牛肉には乳用種、それから私ども、今、和牛農家がつくってみえる肉専用種に分かれますが、当市は和牛繁殖農家のみであって大きな影響はないのではないかという見方と、一方、消費者が安い肉を求めるというようなことで、それに流れることによって家畜市場の中で価格が下がるだろうと、飛騨牛ブランドという名前で現在売り出しとるわけなんですが、そういうものについても影響があるというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 今の答弁ですと、余り影響が出ないということのお話でしたが、こうした問題について見ますと、安いで消費者はいいという問題かと思いますが、やはり農業新聞などを見ますと、今までは20カ月のものが、次には30カ月以内ということで来るということで、ある方の言い分ですと、BSEの危険性のあるものが30カ月以内でも起こり得ると。こうした問題について本当に、食べるものですから人間にいいのか悪いのか、その辺の問題が今後いろんな面で心配になってきますが、そのことについてどのような考えで見えるのか伺います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) BSEと簡単に申してもわかりづらいんですが、実はある部位に異常プリオンが発生し、それを食べると人間に害が出る。そういうものが海外から入ってきたときに、今は20カ月齢で検査もして市場へ出してるわけなんですが、高齢になってくるとそういうものがどんどん入ってきて、果たして検査ができるかというような、そういう問題もあるように感じます。このことについて、具体的に市でどうのこうのというのはありませんので、そういうことが懸念されることは承知しておるところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) それは、この問題は、その場にならにゃわからないという問題がありますが、ある程度は想定して、今の肥育牛はいないという話ですが、上矢作でたしか、木の実の辺で何十頭か、あれ飼っているところがあると思うんですが、それはそれとして、次に移ります。  酪農面ですが、生乳以外の乳製品についての輸入などへの影響が考えられますが、どのようなことが予想されるのか伺います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 現在、恵那市内の酪農家は11戸で、乳牛が342頭飼養されておるところでございます。国内の生乳生産は、牛乳向けは本州以西というか、九州にかけてというところが多分その飲用乳というふうに考えられまして、バターやチーズなど乳製品向けは北海道というふうなことに、大きく、大まかに分けてそういうふうになるというふうに考えておるところでございます。  もしTPPにより関税が撤廃されればというご質問ですが、先ほどと同様に農林水産省の試算、根拠というのは、やはり直ちに関税撤廃を行って国内の農業政策が行えなかった場合という前提でお話をさせていただきます。  牛乳は腐りやすいというふうなことで、外国から入ってくるとは考えられないだろうというふうに考えておるところでございますが、保存可能なバターなど乳製品、これは価格が3分の1程度になるだろうということと、品質もそれだけ落ちないというふうなことから、まず全面的というか、全量が外国産に置きかわる可能性はあるというふうに判断しておるところでございます。それによって、輸入乳製品の急増によって北海道の加工乳が飲料用に変わってくるというようなことから、それが北海道は大規模化してるし、コスト削減もできるというようなことから、本州の酪農家に対して影響を与えてくるというふうに考えておるところでございます。  残るのは、付加価値があるものだとかブランド牛乳というようなことで、そういうものを除いてこの辺の酪農家に対する影響は非常に大きいというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 次に移りますが、米についてですが、民主党政権は昨年3月に、2020年度までに食料自給率を50%までに高めることを決定しました。農業基本計画を発表しました。農業は保護され過ぎているなどという声もありますが、今でさえ日本の農畜産物の自給率は11.7%とアメリカに次いで2番目に低くなっています。日本は鎖国どころか十分過ぎるほど開かれた国です。競争相手は農産物の安いアメリカオーストラリアです。1戸当たりの耕作面積ですが、日本の100倍のアメリカ、1,500倍のオーストラリアと競争できる強い農業などというのは、国土や歴史的な条件の違いを無視した暴言です。日本農業が壊滅的打撃を受けることは避けられないと思います。  こうした中で、恵那市へはどのような影響が予想されるのか伺います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。
    経済部長安田利弘君) 米の関係でというご質問でした。  まず最初にTPPに対する、当初申したように、恵那市に対して国から情報が来ているわけではございませんので、新聞だとか農林水産省のホームページにより、これからご回答をさせていただきます。米についても農林水産省試算前提、先ほどから何回も申しておるように、国が何ら農業政策をしなかった場合という前提でお話をさせていただきます。  農産物の試算としては、米が90%減少するということで、10%しか残らないというふうに試算しております。それから、牛肉が75%減少、豚肉は70%減少、鶏肉は20%減少、鶏卵が17.5%減少と言われています。特に、稲作農家というのは土地利用型農家でございまして大きな影響を受けます。理由は、議員言われるように規模拡大しても、具体的に少し申しますと、日本の中で1枚のほ場で、できても2ヘクタール程度であろうと思いますが、それがオーストラリアのような場合、1区画が100ヘクタールというような、そういう規模が違うというところが大きな違いで、経営規模からコストの削減が、やっぱり外国とは競争にならないだろうというふうに考えておるところでございます。  そうなった場合に、中山間地域のこの恵那市の農業がどうなるかというのは、やはり大きな影響を与えます。耕作放棄地がどんどん進んでいくのではないか、そんなことを予想するところでございます。  それから、お米について、国の試算数値90%で計算すると14億4,900万円減少となる。  あくまでも、先ほどから申しておるように、農林水産省試算前提をもとに出した数字でございますので、よろしくお願いします。以上です。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 今、説明していただいたんですが、農業新聞などを見ますと、米韓の自由貿易協定(FTA)で、米の関税撤廃は除外しても韓国農業は壊滅的な被害を受けている、米は全体の2割、一方、畜産は4割を超える、畜産は関税が撤廃される、米は生産農家数が全体の7割を占めるが米価格は2割にとどまっているということで、こうした米の関税を撤廃してもほかの農業で打撃を与えると、こういうことで。  これともう一つ大変なことは、アメリカ企業が韓国で不利益をこうむった場合には韓国政府を訴えて損害賠償を請求できる、こうした投資家国家訴訟(ISD)条項にも言及したということで、中には仲裁する国際機関は世界銀行の傘下にあり、世界銀行の総裁はアメリカ人以外は就任していない、アメリカに不利益な判決は期待できないという警告もされております。こうした問題を見ても、本当にアメリカ本位がもうかると、もうからなければ国を訴えるという、こうした危険な、横暴なやり方があるということを申し伝えておきまして、次には食の安全、遺伝子組み換え作物などについて、アメリカ食品添加物の認可のスピード上げを、アメリカ農産物のためにポストハーベスト、これは収穫後の農薬の使用ルールを確立せよなどと要求しております。  また、ニュージーランドからも反発が上がっていますが、遺伝子組み換え食品の表示義務の廃止も迫っています。日本では、遺伝子組み換え食品の表示は義務になっていますが、TPPに参加すれば表示廃止を要求されることが十分考えられます。このほか、受精卵クローン家畜由来食品体細胞クローン家畜由来食品など、今後想定される食品について貿易の妨げとされれば表示されないことになります。  こうした問題などについて、どのような影響があるかを伺います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 仮にTPP交渉が成ったという場合には、遺伝子組み換え作物が入ってくる可能性はあるというふうに考えております。それは、食品添加物や残留農薬の基準までがTPPで議論される可能性もあるだろうということ。現在、日本の大豆、トウモロコシなんかは入ってきとるわけなんですけども、遺伝子組み換え作物を使った商品に原料の表示を義務づけています。使っている場合は、遺伝子組み換えという表示がなされていますが、現在、アメリカではこの表示が義務化されていません。というようなことから、この表示についてもTPPで議論される可能性があり、遺伝子組み換え作物が入ってくることも予想されるというふうに思います。  以上、あくまでも予想です。食品衛生法の話でございまして、現時点で組み換え食品の具体的な影響、これについてのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 次に、全国保険医団体連合会事務局次長の寺尾氏は、国際政治は医薬品分野に関する規定が置かれる可能性があるとしています。当然、それを含む公的医療保険制度が対象です。現在、原則禁止されている混合診療株式会社参入の解禁につながると言われています。薬がお金のある人しか買えない商品へと医療を変質させ、国民皆保険制度を根本から壊す道です。保険医療など公的医療制度について、日本医師会中川副会長は国会内の集会でTPPの流れがこのまま進めば、結果として所得によって受けられる医療に格差がある社会ができてしまうと懸念されています。こうしたいろんな分野での変化が言われていますが、どのような影響が出ると思われるのか伺います。 ○議長(西尾公男君) 医療管理部長鈴木雅博君。 ○医療管理部長鈴木雅博君) 保険医療等公的医療関係へのTPPの影響ということでございます。  現在、TPPの交渉によりますいわゆる具体的内容につきまして、国、県等からの情報は一切、実はございません。したがいまして、その影響については現時点ではわかりかねるということでございます。しかしながら、業界団体等から幾つかのご意見が出されております。実は報道されておるわけでございますけれども、先ほど議員言われましたとおり、一つは混合診療の解禁ということになるんじゃないかということであります。多額の医療費の負担が結果的に強いられることになるんじゃないかという懸念があるということです。  それから、二つ目でありますけれども、株式会社の医療への参入ということが、実は言われております。不採算部門からの撤退ということで、患者の選別等が行われて地域医療が守られなくなるんじゃないかという懸念があるということ。  それから、三つ目は、国民皆保険の崩壊ということが実は言われておりまして、健康保険の適用範囲が狭められることによって、医療にいわゆる格差が、医療を受けられるそれぞれの格差が生じてしまう、こういったことが実は言われております。  ということで、そういった大きく分けると三つ危惧があるということを言われておるわけでありますけども、その反面でありますけれども、国内未承認の新薬であったり、いわゆる新しい医療技術、こういったことが利用できない患者さんもお見えになるわけで、こういった方々にとりましては治療をやっぱり受けたいということが、実は悲願であります。国内でそれができるというようなことになるというような意見も、反面としてはあるということもございます。  それから、もう一つ、医療保険制度の議論については、現在、議論の対象になってないというような報道も実はありますけれども、今後、TPPに関しまして関係機関等との連携を密にしながら情報収集に努めたいということを思っております。以上でございます。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) それでは、次の標題2に移ってまいります。  明智保育園についてですが、私は、10月中旬に明智に用事があって、午前7時50分ごろ明知鉄道のガード下を通ったのですが、ガード近くから車の渋滞が続き、信号待ちを2回して通ることができました。そのとき、10月31日から始まる新しい保育園ではどうなるのか心配になりました。  11月1日午前7時40分、この日は、信号待ちは1回でした。それで、明智保育園から国道363号線出入り口はどんな様子か見に行きました。そこには、園長先生、小中の校長先生と恵那南高校の先生が保育園入り口で登校生にあいさつしながら立ってみえました。しかし、国道から保育園へ入る車歩道を分ける新設された白いブロックの一番端の三角形のブロックは、左右両側とも車が乗り上げたタイヤの跡が黒くしまに汚れていました。車が何回か乗り上げたようです。明智保育園の入り口幅は6メートル20センチ、歩道幅が3メートル80センチ、歩道から国道363のセンターラインまでが3メートル50センチと狭く、見ていると、軽自動車はよいが普通車での送迎にはよほど気をつけないと、この出入り口の車道が狭くてセンターラインをオーバーして反対車線にはみ出すか、それとも車歩道ブロックに乗り上げるかになりました。  11月2日は、午前7時に明智保育園前に到着して見ておりました。最初の、こちらから行くと初めの信号が市場という名称の信号で、岩村のほうへ行く信号待ちの車は、結局、保育園の入り口から岩村のほうへ向かうと、そこまで信号待ちで車が12台ぐらいで明智保育園の入り口まで並びます。保育園に、そうして1時間ばかり見ておりましたら、七、八台が子どもさんを送迎に連れてみえたと思います。  保育園の保護者会では、明智の野志、門野のほうから来た車はそこで右折をしないように、保育園へ入るのに。明智の駅が今度立派になったところでUターンをして左折で入るという、父兄の内諾のルールができているということをお聞きしました。  11月7日は保育園入り口の車歩道について、保育園の近所の方と一緒に恵那土木事務所で施設管理者担当の方と出会い現場写真で説明、車道拡幅には車歩道ブロックの除去が必要と訴えました。担当者は、申請すれば拡幅の許可を出すが、ただし県には金がないので、申請されたほうで工事費を出してくれと、そういう説明でありました。その足で早速市役所へ行きまして、担当の職員に説明して、早く改良していただきたいとお話をしたわけです。その担当の職員は、県と何回か幅を広うしてくれという相談をされたそうですが、どうして今になったらそんなことというお話でしたが、とにかく早くしないと事故が起きてからでは遅いということで、このお話をして帰りました。  質問ですが、この車歩道ブロック撤去の工事費用は幾らかかるか伺います。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) 議員のほうからお話を聞いた後、県と協議中でございまして、詳細まではまだ設計はしておりませんが、概算では10万円ほどは必要かというふうに判断しております。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 今、概算で10万円ぐらいの工事費だということのようです。  この入り口が狭くて車歩道ブロックがタイヤを乗り上げ、結局そこの道は、普通は出入り口はこう開いとるけども、そこは真っすぐ直線での、広くない。右側へ行って、左へ行くには右側へ行けば回れんことないけども、それだと対向車が来れば当たるということで、その車線で行くと本当に縁石に乗り上げるか、それとも車歩道ブロックに乗り上げて回るか、センターラインをオーバーするかになってしまうので、これを早急に取っていただきたいということなんですが、その点について。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) 今ご要望いただきました件ですが、議員のほうから情報をいただきまして、県の恵那土木事務所と協議をいたしております。土木事務所とは事前打ち合わせをし、設計段階ですが、現在の幅を許可いただいて工事をしたわけですが、その後、議員が県と話された見解と、その後、私どものほうで岐阜県との協議の中でちょっと見解にずれがありまして、現在、協議を進めておる段階ですので、まだ時期についてはちょっと今お答えできない状況でございます。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 何か僕に答弁したこととどうも食い違いがあるようですが、一市民に、早い話がうそを言ったということになるわけなんですが、こうした問題に訂正が一言でもありゃあいいんです。一言もなかったんですよ、今まで。だから、こうした問題についてはまた今後もこれについては検証していきたいと思いますが、そんな話ばかりじゃなしに、事は事故のないうちに早く改良したほうがいいと思うんですが、その点についてはどのようなお考えか伺います。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) 今言われますように、子どもたちの安全、それからそこへ送ってみえる保護者の方の安全を考えると、今、議員が言われるように、もし県の許可ができればということで一生懸命県と協議をして、何とかその辺を改善できるように努めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) 一日も早く改良することをお願い申し上げまして、次に移ります。  これは363の国道沿いに隣接しておりますので、保育園がありますよという表示板を設置していただきたいということと、時間がありませんのでもう一つは、保育園の隣接に、これも明知鉄道があってそこには踏切もあるんです。こうした問題に安全はしてみえると思いますけど、何にしても小さい子どもですので、その対策について2点を伺います。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) 道路標識につきましては、これも岐阜県が管理しております国道に設置するということになりますので、先ほどお話ししました入り口の拡幅の協議とあわせて岐阜県と協議をして、設置ができるように努めてまいりたいと思います。  それから、二つ目の明知鉄道の踏切が近いということですが、ご承知のように、明智保育園は園舎の周辺、子どもたちが遊ぶところについてはすべてフェンスで囲まれておりますので、保育中に子どもが出ていくことはございません。ただし、登園するときとか、それから帰りのときにあの踏切を渡って保護者の方が子どもを連れてみえることがありますので、その辺については十分注意するように保護者会等にお話はしておりますし、それ以外に、園外保育で裏のほうへ踏切を渡っていく場合もございます。それについても、保育士が十分安全確認を行いながら踏切の渡り方のルール等も教えながら安全に努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君。 ○20番(鈴木清司君) これで終わります。 ○議長(西尾公男君) 鈴木清司君の質問を終わります。 ────────────────────── ○議長(西尾公男君) 15番・勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) おはようございます。政風会の勝 滋幸でございます。  今回は、3標題、まきがね公園の改修、瑞浪恵那道路、学校給食について質問いたします。満足のできるご答弁をお願いいたします。  市長はいつも1市民1スポーツの取り組みと話をされています。現状を見ると、ほど遠い状況にあると思っております。まきがね公園改修計画が後期計画に位置づけられる中で、改修計画についてお尋ねをいたします。  平成25年に基本計画、26年に実施計画、27年に改修工事と計画されています。また、瑞浪恵那道路も都市計画に位置づけられるべく工程が着々と進んでいるやに聞いております。まきがね公園の改修は、瑞浪恵那道路の進捗により大々的な改修を行う話の中で、現在公表されている線形は以前とは少し違って、公園の外側を走る線形となっております。そんな状況の中で、公園内の各施設の改修計画についてお尋ねをいたします。  まず1番目に、まきがね体育館の改修計画はどうなっているかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) まず最初に、体育館の改修計画についてお答えをいたします。  まきがね公園につきましては、恵那市を代表する総合スポーツ施設として市民の皆様にご利用いただいております。まきがね公園体育館の改修計画につきましては、議員がおっしゃりましたとおり、総合計画後期計画で平成25年基本計画、26年実施計画、27年改修工事で計画をしておるところでございます。まきがね公園体育館につきましては、昭和63年に建築をされました鉄筋コンクリート2階建て延べ面積約3万6,000平方メートルの建物でございます。  改修内容の詳細につきましては基本計画で精査をさせていただきますが、おおむね体育館の外壁、屋根、雨どい、犬走り、インターロッキング、給排水、トイレ、床、内部塗装、照明器具、音響機器、冷暖房機器等、全般にわたっての改修工事を予定しております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) ただいま、工事の概略が話をされましたけれども、床のフロアで、今、ラインがいろいろ引いてありますけども、そういったものの中で、ルールが変わってどうしても引かなきゃならないというのがあるわけですけど、そういったものを先行してやるおつもりがあるでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 体育館の、それはフロアのラインのことですね。 ○15番(勝 滋幸君) はい。 ○教育次長(小林規男君) 必要があれば、それは対応してまいりたいと思いますが、主には大規模改修を待って改修をしたいと思っております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) まきがね体育館もいろいろな方たちが利用されておるわけですけども、体育館で今まで一番多く集まったスポーツ興行があったのかなかったのか、また、あったとすれば何人くらい、どういった興行があったのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 有料のスポーツ興行につきましては、今まで行った例はないということでございます。過去の大きな大会といたしましては、まきがね体育館のこけら落としのときに実業団のバレーボールでございます。これはデンソー対カネボウということでございますが、これを行いました。このときの観客数は約300人ほどでございました。  その他は、主な利用として中体連、高体連等の大会がございまして、東濃大会までも行っておりますが、観客席が不足することはございませんでしたし、ことし6月に国体の弓道のリハーサル大会というのを行いました。これは全日本勤労者弓道選手権大会でございますが、この観戦者数は1日当たり延べ600人でございましたが、観客席が不足することはなかったということでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 弓道競技について、一番多かったようですけども、それでも座席は不足をしなかったということですけども、私が今までいろいろな大会を見たり、それから大会運営に携わってきたわけですけども、残念ながら恵那市のまきがね体育館、それから恵那市の会場を使ってやられたということは一度もありません。  そういったことを踏まえるというと、なぜこういった大会が恵那市でできないのか。そういったことは、やはり施設が狭いということ、それから、先ほど観客席が約300人ぐらい入れるというようなお話でしたけども、300人ぐらいではとてもスポーツ興行にはならないというようなことで、そういったものが、誘致ができないんじゃないかなと思っておりますし、またスポーツ大会で交流人口を生もうと思ってもなかなかできないというのが現実じゃないかなと思っております。  そういったところで、少し大きな大会をやろうと思うというと、例えば瑞浪、それから多治見、そういったところにはサブアリーナというものがあって、そこで、例えば本アリーナで大会があれば、そういったところでウオーミングアップをしながらというようなこと、また少し大きな大会であれば、サブアリーナを利用して大会ができるというような状況もあるんですけども、そういったサブアリーナを今後の計画の中でつくられる予定があるのかないのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) サブアリーナの建設計画はあるかというお尋ねでございますが、現在のまきがね公園におきましては用地的にも、用地が確保できないということもございますし、今のところそういった計画は持っておりません。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 計画がないということですけども、やはりこれから、先ほど言いましたような大会等々を考えるというと、そういったものも必要ではないかなと思っておりますので、また善処していただければありがたいなと思います。  では、次に行きます。  次に、野球場の改修計画がどうなっているのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 野球場につきましては、現在の野球場は昭和58年に建設をいたしました軟式専用の野球場でございます。こちらの改修につきましても、詳細は基本計画で精査をさせていただきますが、改修につきましては現在老朽化しておりますバックネットの補修でありますとか、外野に安全上のフェンスラバーを取りつける、その程度の改修を考えております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) バックネットとラバーの取りつけということですけども、私たちが見る限りは外野側のところに草が生えていて、そういったところで見るという状況ではないですけども、できればそういったところにも観客を入れて、少しでも大きな大会の誘致ができるような形で整備をしていただければありがたいなと思っております。  それから、硬式の野球ができる対応に改修計画がされているのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 現在地で硬式野球ができる野球場にすることができるかということでございますが、用地的に限られておりますし、現在、非常に難しい状況というふうに考えております。ですから、軟式のままで整備をしたいというふうに考えております。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 硬式の試合ができるような整備はしないということですけども、それでは、今、恵那市の子どもたちが硬式野球をするとすればどういう状況になっているのかお尋ねをいたします。  せんだっても、三郷のほうで大垣日大のほうへ出ていかれて、そういった優秀な選手がこの地域からも出ておるということであれば、そういった整備がどういう状況になっているか、それから子どもたちの状況がどうなっているかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 現在、市内で硬式野球ができるところは岩村の総合グラウンドのみであるというふうに思っております。現在、子どもたちが硬式野球をやるということになりますと、硬式のクラブチーム等に所属してやっておるという子どもたちが多いということですが、こうした小中学生につきましては、瑞浪市とか中津川市で主に練習を行っているのが現状であるというふうに伺っております。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 子どもたちもプロ野球の選手を夢見て、いろいろ大きな夢を描いておる子どもたちもあります。そういったことで、恵那市の中で何とかそういったことが賄えるようにひとつご努力をお願いしたいと思います。  続いて、テニスコートの改修計画について、どうなっているのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) テニスコートにつきましては、昭和60年に建設をしたもので、その後平成8年に大規模改修を行っております。現在、砂入りの人工芝、6面のコートとなっております。基本計画で精査をさせていただきますが、こちらについても人工芝の補修程度を考えておるところでございます。以上です。
    ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) テニスコートについては余り大きな改修はないようですけども、このごろテニスも結構手軽なスポーツというようなことで人気もありますので、照明も暗いとかという話も若干聞いておりますので、その点もあわせてよろしくお願いします。  次に、多目的広場、運動場ですけども、これの改修計画はどうなっているかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 多目的広場につきましては、こちらは一番早く昭和54年に最初につくられた施設でございます。競技場面積につきましては1万400平方メートルでございまして、こちらも基本計画で精査をさせていただきますが、現在、水はけが悪いということで、暗渠排水のやり直しでありますとか防球ネットの補強程度の工事を考えております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 続いて、市民体育大会の陸上競技がことしも、6月20日でしたか、総合開会式とあわせて行われましたけども、一昨年とことしは雨で中止になりました。各地域では、選手の選考、編成に頭を悩ませて大変な努力でプログラムができます。以前、市長は、恵那市のことは恵那市で開催と話をしてみえましたが、こんな状況が続くと役員、選手の気持ちがなえてしまい、雨の場合でも場所を変えるとか日にちを変えるとかして開催できる考えがあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 市民陸上大会でございます。市民陸上競技会は総合開会式も行いますので、市内で開催するようにしております。予備日につきましては、参加者の日程調整等も難しいということで、現在は設けていないというのが現状でございます。今後、陸上大会も含めまして、市民大会の全種目につきましてどのように開催していくかを今後検討してまいりたいというふうに思っております。各種目団体の方々、地区体育連盟や協会の方々、体育連盟の役員の皆さんで協議をいたしまして、市民総参加の大会ができるようにしてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) やはり市民体育大会、昔は陸上というのは花形競技であったわけですけども、最近、出場してみるというと、本当にエントリーは多いですけども、走る人は1人か2人と、飛んだりする人はそんな状況でございますので、もっともっとスポーツ人口を増やしていくような形をお願いしたいと思います。  次に、まきがね公園の賃貸借についてお尋ねをいたします。  地権者はだれになっておるか、それから貸借の面積はどれだけかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) まきがね公園は、ご承知のように借地でございまして、お借りしておるのは中野生産森林組合でございます。面積につきましては、9万6,646.89平方メートルでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 非常に大きな面積を借りてみえるわけですけども、いつから賃貸借をされているのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 賃貸借の開始年月日は昭和55年4月1日ということでございますので、ことしで32年目になります。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 非常に長きにわたって借りておるわけですけども、賃貸料は毎年幾ら支払われているかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 本年度(平成23年度)でございますが、年額787万1,714円でございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) この賃貸料は、契約の中で見直しの規定があるのか、また賃貸借契約の中で契約期間中は変動しないのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 賃貸料の算定上、地代と税金相当分というのを乗せるということになっておりまして、税金相当分につきましては毎年見直しをするというお約束になっております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 税金の分が見直しをされるというお話でしたけども、昭和55年から借りてみえるわけですが、今までの賃貸料の総合計というのは幾らになるでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 昭和55年からことし(平成23年)までの32年間を累計いたしますと、1億6,827万円ほどになります。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 非常に、この32年間に大きなお金が支払われておるわけですけども、賃貸の解消というようなことを私たちも常々申し上げておるんですけど、この土地の購入計画はあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 公共施設の借地の解消の方針というのは市で持っておりますので、相手方とお話できれば協議してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 先ほども言いましたように、賃貸料の解消というのが私たち議会の中でも懸案事項でございますので、今後とも十二分に協議をされて、そういった解消に向かえるようにひとつ努力をしていただきたいと思います。  次に、続いて、瑞浪恵那道路について質問をいたします。  9月議会の一般質問で鵜飼議員も行ってみえましたが、そこで答弁のなかったアクセスについて質問をいたします。  まきがね公園のアクセスについてお尋ねをいたします。  現在ある交差点より少し武並に寄ったところに新しい交差点ができる予定になっておりますが、公園の奥にはゴルフ場があり、ゴルフに行く人、また公園で大会等があるときは関係者が多く通行します。冬の朝晩、雪の降ったとき、公園内の市道は北向きにあるために凍結があり危険な状況です。新しくできる予定の交差点から公園に入ってくる市道をつけかえて、公園に入るにも便利、ゴルフ場に行くにも便利な線形を引いていただく計画はあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) ご質問の回答の前に、瑞浪恵那道路について少しお話をさせていただきます。  瑞浪恵那道路は、国道19号の瑞浪市土岐町の瑞浪バイパスの終わりから恵那市長島町中野の恵那バイパスの始まりまでの延長12.5キロの区間に、今の国道19号を拡幅することなくおおむねJR中央線の南側に新しい4車線の道路をつくる計画でございます。  現在の状況につきましては、ことしの8月に国から新しい道路のルートが発表されましたので、地元説明会を開催し、そのルートに基づいて恵那市による都市計画道路の原案を作成し、岐阜県に提出をしたところでございます。  今後は、岐阜県が瑞浪市、恵那市、両市から出ました道路の原案を一つにいたしまして、県による都市計画道路の素案を作成し、関係住民の方々の意見を聞いて環境影響評価とともに岐阜県都市計画審議会に諮り都市計画道路の決定を行い、その後、道路の測量設計、そして用地取得、工事というふうに進んでいくことになるかと思います。  それでは、まきがね公園のアクセス道路について回答させていただきます。  まきがね公園へのアクセス道路につきましては、議員ご指摘のとおり、現在のまきがね公園への入り口でございます国道19号の交差点から300メートルほど武並寄りに新しい交差点ができることになってます。この交差点は、新しい道路と現在の19号を結ぶ接続道路の接続箇所とともに、まきがね公園への進入路というふうになる予定でございます。したがいまして、現在の公園への進入路の交差点は使用できなくなりますので、新しい交差点から現在の交差点までの間は接続道路をつくるということになっております。  市街地からまきがね公園へ行くには、交差点が武並側に少し移りますので、現在よりも少し遠く感じることとなります。また、公園の北側に道路がありますので、冬期の凍結による危険な道路を解消するための道路計画というのは、今はございませんが、今後、国による瑞浪恵那道路の詳細設計にあわせて、まきがね公園やゴルフ場へ行くアクセス道路が今のままでいいかということを検討したいというふうに思ってますので、よろしくお願いをいたします。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 今、北向きで非常に冬の凍結も心配だというお話がありましたけども、私たちも一番便利なところ、近いところを選ぶという習性がありまして、公園内にも公園内道路というふうなことで整備をされておりますけども、そういったところを利用してゴルフ場へ行かれるとかというようなケースも出てくると思います。そういったことで、市道もなるべく便利なところへ近づけて整備をしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、恵那西中学校への通学道路の整備についてお尋ねをいたします。  9月議会の鵜飼議員への答弁の中に、総合計画の後期計画には位置づけられていませんと答弁されています。今示されています瑞浪恵那道路のルートは、武並19号線方面の生徒、長島方面の生徒の通学路として利用されている道の線形が大きく変わると思われます。新たな道路線形を引いて、まきがね公園への行きやすさ、ゴルフ場への行きやすさ、中学生の安全を考えた道路設計、瑞浪恵那道路から市道へのアクセス、中学生が通学する市道の部分先行を整備するつもりはありませんか、お尋ねをいたします。  大分道が下がるというようなことで、今は中学生は、変わっておるところは、高架で橋がかけられてバイパスを横切るというふうな線形になっておりますけど、その辺の前後の改修を含めてどうなっているかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 西中学校への通学道路につきましては、国道19号の槙ヶ根にございます協和ダンボールの工場の東側、市街地側にある幅員5メートル程度の市道により西中のほうへ連絡をしております。新しい瑞浪恵那道路は、この連絡道路の下を横断して通過するということになっておりまして、西中学校への連絡道路は新しい瑞浪恵那道路の上を現状の位置付近で橋で渡っていくということになっております。したがいまして、西中学校への通学道路につきましては余り変化がないというふうに考えておりますが、瑞浪恵那道路に関連する道路網の整備というのが今後検討すべき重要な課題であるというふうに考えております。道路が通過いたします地域沿線の方々の意見を聞きながら、今後、計画を立てていきたいというふうに考えております。  また、市道を先行して整備するという考え方につきましては、必要があれば取り組んでいかなければならないかなというふうに思ってますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) なかなか今、線が引けていない中で、答弁もしにくい部分があるかと思いますけども、今の通学道路等は非常に大事なものだし、それから今、通学のマイクロバスも大きなものを買っていただいて行き来をしております。そういった状況を踏まえるというと、もう少し拡張が必要ではないかなと、こんなことを思っておりますし、先ほど言いましたまきがね公園へのアクセスというふうな意味合いも含めてしっかり線形を引いていただいて、便利な使いやすい公園、また、それから学校周辺というようなことで整備をお願いしたいと思います。  次に、クリスタルパークへのアクセスについてお尋ねをいたします。  クリスタルパークは県の施設ですけども、県はアクセスについて考えはあるのかないのか。また、ないとすれば、市が指定管理を受けている以上しっかり計画、要望をまとめて県とタッグを組みクリスタルパークへ誘導できる道路にしていただきたいと思っております。  武並地域は道の駅の設置要望があると聞いていますが、道路が一本走ることによって地域の活力ははかり知れないものがあります。計画、議論がされていることがありましたらお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 現在、岐阜県からこのスケート場へのアクセスについて指示等はございません。市といたしましては、スケート場が指定管理者でもありますので、また、市にとってこのスケート場というのは大変重要な施設であるというふうに考えておりますので、瑞浪恵那道路から直接スケート場へアクセスできる道路整備について、今後も県とともに強く要望していきたいというふうに思っております。  また、道の駅の設置につきましては、現在、市に対して地域から正式に設置要望は出されておりません。しかしながら、地域経済に与える影響というのは大変大きなものがあると思いますので、沿線地域ではこの道の駅について、地域のまちづくりとともに論議をされているというふうに思っております。今後は、地域の方々から設置の申し出があれば、市としては最大限支援していきたいというふうに思ってますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) このクリスタルパーク、昨年も5万余の人たちが利用していただいて、来年も1月27日から国体が始まるというような状況の中で、本当はもう少し早目に武並地内の道路を整備していただけたらよかったというふうなお話もありましたけども、今後、やはり県の施設として十二分に機能し、スケートの普及のためにもこういったところへのアクセスというのは非常に大事だと思いますので、しっかり計画をしていただいて、いい取りつけ道路をできるようにひとつ要望しておきたいと思います。  続いて、学校給食について質問をいたします。  まず最初に、地産地消の定義についてお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 地産地消というのは、その地域で生産されたものをその地域で消費するという、端的に言いますとこういうことなんですが、国の基本計画ではそういうことだけではなくて、地域で生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて農業者と消費者を結びつける取り組みであると。これによって消費者が生産者と顔が見えて話ができる、そんな関係をつくって農産物、食品を購入する機会を提供するとともに、地域の農業、関連産業の活性化を図ること、このように位置づけておるところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 地産地消というふうな言葉をよく耳にしますけども、意外と給食センターあたりへ行って話を聞いてみますというと、なかなか地産地消というのが給食センターでも難しいような状況でありますが、各給食センターで地産地消の取り組みの状況をお尋ねいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 平成22年度の実績を申し上げますと、購入食材につきましては各調理場ごと、地場内、地場外の購入額、その比率を申し上げますと、平成22年度の実績では各センターの総合計で、総野菜等調達量は重量で11万9,676キログラム、金額で3,548万8,000円ほどでございます。そのうち、市内産調達につきましては、重量で1万3,816キログラム、金額で469万5,000円でございます。金額で割合に換算をいたしますと、13.2%が地元で調達した野菜等の農産品となっております。この野菜等農産品の中には、2次製品でございますコンニャク、豆腐、みその3種類がございまして、この中には3種類で約300万円ほどを含んでおります。  これに、全体ではございますが、米飯用の米でございますが、これは財団法人学校給食会を経由してはおりますが、恵那地域産のものを全量使用しております。この調達量、2万9,065キログラム、金額にしますと894万円でございますが、こちらを加えますと地元調達の割合というのが30.7%という割合になるという考え方もございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 今、30.7%の地元野菜を使ってみえるというお話がありました。  その中で、各給食センターへ野菜を届けていただける生産者組織があるのか、全く個人で持参をされているのか、その辺の状況をお尋ねいたします。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) まず最初に、恵那市の給食センターのほうなんですが、らっせぃみさと直売所振興会、それから農事組合法人中野方不動滝やさいの会、それから明智においては農事組合法人おんさい工房、岩村で富田営農組合、山岡で山岡野菜振興組合、全体で5組織ございまして240名の方が会員となっておる、そのような状況でございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 次に移りたいと思います。  給食センターで地産地消されている品目を、主要10品目で金額ベースでわかりましたらお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 現在、農業振興課のほうで補助金対象になっている主要10品目というのがあります。大根、タマネギ、白菜、ジャガイモ、ナス、ニンジン、サツマイモ、キャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウの10種類でございますが、これを金額ベースでちょっと上位10品目挙げてみますと、一番多いのがネギでございまして、ネギが33万9,000円、タマネギが31万円、ホウレンソウが22万6,000円、大根が15万1,000円、ジャガイモが13万7,000円、白菜が11万8,000円、里芋が8万円、キャベツが5万9,000円、ナスが5万8,000円、サツマイモ5万3,000円というような順になっております。主要10品目以外では、ネギと里芋が金額的には多いということでございます。  10品目の使用量ベースで行きますと、使用量にしては8万2,048キログラム、金額にして1,739万円のうち、地元産6,239キログラム、金額では114万9,000円、量ベースでは7.6%、金額ベースでは6.6%というふうになっております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 時間がありませんので、次に行きます。  10品目のうちに、各、今、大根、タマネギ等10品目挙げられましたけども、支援措置はどうなっているのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 恵那市は平成22年度から、今言われる10品目について、市場価格の約30%を上乗せする制度を設けております。恵那市学校給食地産地消推進事業、これをスタートさせておるところでございます。量については、先ほど教育次長が申したとおりでございます。  私どもとしては、地産地消の推進における主要な事業であるというふうなことから今後も、今現在、先ほどあったように7.6%の割合しかございませんが、総合計画の目標値、めざそう値では20%というふうにしておりますので、それに向けて努力をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 今、学校給食についての地産地消についてお伺いをしましたけども、まだまだかなり量が少ないというふうな状況も踏まえておりますし、これは行政側のほうも努力をしていかなければいけないと思いますし、生産者のほうもそういう意識を持って取り組まないでいると、なかなかこういったものは伸びていかないかなと思っておりますので、相互が連携して努力ができるように、ひとつご努力をお願いしたいと思います。  次に、アレルギー対策についてお尋ねをいたします。  健康管理表によって対策がされておると聞いておりますが、学校給食でのアレルギーといったらどんな種類のものがあるかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 現在、把握しておりますアレルギーですが、食品アレルギーに限りますが、食品別に見ると、卵、ピーナツ、果実、牛乳、エビ等十数種にわたっている現状がございます。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。
    ○15番(勝 滋幸君) 今、幾つか挙げられましたけども、一番なじみの深い卵のアレルギーがあると父兄から申告があったとすればどんな対策がとられているのか、またマニュアルがあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) マニュアルといたしましては、文科省が出しております「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」というのがあります。こちらは財団法人日本学校保健会というところがまとめたものでございますが、内容につきましてはアレルギーの定義、原因、症状、治療などを各学校に対応しているものでございます。  主な内容としては、児童・生徒を把握して、献立表の食材の欄を見て食べないように気をつけさせることでございます。これが第一ということです。これには、保護者や児童・生徒本人、担任教諭等それぞれが日常的に注意を払う必要があるものでございます。万が一アレルギーが発症した場合は、症状に応じて、保健室で対応するだとか保護者による引き取り、病院へ連れて行く等の対応をとることになるというふうに考えております。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) 次に、例えば、きょうは卵の料理が出るというようなことで、給食が食べれないというふうな事例があって弁当を持ってくるというふうなケースがあるのかないのか。また、あったとすれば、給食費はどうなっておるのかお尋ねをいたします。  あわせて、各給食センターではすべて同じ方法で行ってみえるのか、各給食センター別々の対応があるのかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 教育次長・小林規男君。 ○教育次長(小林規男君) 11月現在、給食センターで給食を食べている児童・生徒数は、幼稚園、それから恵南の保育園を含めまして4,966人でございますが、現在のところ、全く給食を食べれないという子は把握していないということでございます。当然、給食を食べなければ給食費は徴収をしないということでございます。献立の裏面に使用材料を載せておりまして、アレルギー児童の保護者には原料の記載されている冊子、これは希望者に配布しておりますが、約50人ほどが該当しております。  対応につきましては、保護者の指導でありますとか子どもみずからの注意も必要ではないかというふうに考えております。  それから、給食センターごとに対応が違うのかというご質問でございますが、各センターで把握しているアレルギーに対応している児童・生徒数の合計は現在55名というふうに聞いております。内訳につきましては、恵那市学校給食センターでは施設の関係で、代替食、除去食には対応できておりませんので牛乳代替のみ、牛乳代替と申しまして、牛乳のかわりに緑茶を出すというものでございますが、この制度のみ23名に対応させていただいております。恵南の3センターでは牛乳代替が3名、これは岩村1名、明智2名で、代替食等に対応しておりますのが29名、岩村16、山岡2、明智11名というふうになっております。  恵那市学校給食センターでなぜ対応できないかということでございますが、アレルギー対応には食材の検収から分割をしていく必要がありまして、恵那センターでは現在、設備、人員等の関係で対応できていないというのが現状でございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君。 ○15番(勝 滋幸君) ありがとうございました。これで私の質問を終わります。 ○議長(西尾公男君) 勝 滋幸君の質問を終わります。 ────────────────────── ○議長(西尾公男君) 18番・光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) 18番、恵新会の光岡克昌でございます。  昨日の一般質問の午後の開始直後に、美濃東部を中心とした震度4の地震が発生しました。本市においても震度3、4と発表され、これは被害が起きたかな、大変な心配をいたしましたけれども、被害もなく安堵した次第でございます。今後、ちまたに言われております東南海地震をはじめとした大地震が発生することも想定されますが、これを危機管理に徹して、私どもも今後行動してまいりたいと思います。  それでは、質問通告書に従いまして3標題について質問いたしますので、答弁者におかれましては的確な答弁を期待いたしております。  まず、質問の第1は、恵那市の高齢者の福祉対策であります。  恵那市の人口は、本年10月末現在で5万4,824人であります。そのうち、65歳以上の高齢者は1万5,448人で、高齢者率は28.17%でございまして、市民4人に1人以上が高齢者でございます。市内の高齢化率の高い順に申し上げますと、1番が上矢作町で40.59%、2番がお隣の串原で40.41%、3番が飯地で38.72%の順で、恵南地域全体では32.97%。大井町、長島町、東野のこの中心市街地では24.41%、旧恵那市の川北地区では34.39%でございます。  そこで、私も含めてでございますけれども、このような高齢者の福祉対策について提案を申し上げながら次の質問をいたします。  まず、質問の第1は、高齢者の車両の運転についてであります。  市内を走っております車両の中には、もみじのマークですとかカラフルなクローバーのマークをつけた車両を多く見かけます。これは、高齢者がみずから自動車を運転しているという表示でございます。  そこで、質問いたします。  現在、市内の高齢者と言われる方々の免許証の所有率と運転者の数については、どのようになっておるかお伺いをいたします。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) 市内の高齢者の免許証の所有率でございますが、全免許証の所有者は3万6,790人お見えになります。そのうち、65歳以上の方は7,771人ということで、21.1%であります。ちなみに、岐阜県では、全体では18.0%ということで、きのうもお答えしましたが、恵那市は高齢化率が高いものですから、所有者の割合も多いと思っております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) 大変な数の方がまだ車の運転をしておられるようでございます。  そこで、聞くところによりますと、現在、恵那市では70歳以上を対象にタクシー料金を1割引する高齢者の福祉タクシー制度があります。これは、あらかじめ利用するタクシー会社の窓口へ行って会員登録をする必要があり、移動手段を持たない高齢者にとって大変これは面倒で利用のしにくい、現在は制度となっております。また、タクシー会社の窓口も限られておりまして、市街地周辺の遠方なところに住む方々にとっては大変利用が面倒で、利用しにくい制度であると私は思います。  そこで、3点ほど質問をいたします。  現在の高齢者の福祉タクシーの割引制度とは、まず、どのようなものか伺いたいと思います。  二つ目に、この制度の高齢者に対するPRについてはどのようになっておるか伺いたいと思います。  また、この会員というか利用申し込みについて、各振興事務所のほうで取り扱いができないものか、この3点についてご質問をいたします。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) 今、議員がご指摘のタクシーにつきましては市の制度ではございませんで、タクシー会社が独自に行っている制度でございます。高齢者割引という制度でございまして、70歳以上の高齢者がタクシーを利用する場合のサービスとして、その利用料金の1割を割り引くものでございます。  利用の方法は、今言われたように、タクシー会社のタクシーの配車センター、あるいはタクシーの中に備えてあります申込書で会員登録をしていただくことによってこの割引が受けられる制度となっております。ちなみに、現在ですが、恵那市の会員数ですが、これは東鉄タクシーさんだけですが、1,506人の方が会員登録をしておみえになります。  そういうもので、今言われます福祉タクシーというのは、ちなみに、恵那市でやっておりますこの制度は重度障害者福祉タクシー利用料金助成というものでございまして、身体障害者手帳の所持者で1級、2級、あるいは療育手帳のAなどを持ってみえる方に対して、乗車1回につき基本料金、いわゆる初乗り料金を助成する制度を指しておりますので、よろしくお願いします。  次に、この制度、民間会社、タクシー会社が行っております制度についてのPRでございますが、これは先ほど言いましたようにタクシー会社独自の制度でございますので、特に行政でPRはしておりませんが、しかし、市役所へ間違って申し込みに見える方もございますので、その都度制度のご案内をしておるところであります。この状況は、近隣、東濃5市にも確認しましたが同じような状況でございまして、問い合わせがあった場合には紹介する程度でございます。ですが、せっかくのサービスでございますので、今後はタクシー協会とも連携できる方法を探っていきたいと思いますのでお願いいたします。  また、三つ目のこの申し込み、会員登録について各振興事務所で取り扱えないかということでございますが、今までは民間ということで取り扱ってはおりませんが、今後は高齢者の外出機会の手助けになるということもありますので、行政内部の中でちょっと議論をさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) タクシーの割引はわかりましたけれども、実際には余り周知もされていないようであります。また、知らない高齢者も多いと考えられます。また、行政としてタクシー会社と協力してPRをすることが、福祉行政を進める上で必要ではないかと私は思います。民間だから知らないでは、恵那市のキャッチフレーズである住民との協働のうたい文句に、これは反しないのか。また、市がやっていないサービスを民間が進めておりまして、これを後押しすることが住民の福祉につながることでございますし、民間タクシー会社も利用者が増えること、これが大変理想ではないかと私は思います。また、タクシー会社の窓口でも行政の窓口でも、これらの申し込みができれば市民の利便性にもつながると思いますので、公費アップを含めて再考をお願いしたいと思います。  次に、先ほど、高齢者の運転免許証の所有率と運転者の数値について伺いました。70歳を過ぎますと、目に見えて身体の機能が衰えてまいります。自家用車の運転にも支障を生じると思いますし、認知症の発症リスクも高まってまいります。毎年、高齢者の交通事故防止が叫ばれ、事実、高齢者の絡む交通事故も多く発生をしております。したがって、70歳を過ぎて運転免許の更新には、若者にはない検査を受けることが義務化をされておりまして、本市においては、地域によって高齢者も自家用車の運転をしなければ移動手段がないのが現状でございます。  このような恵那市での高齢者の足の確保について、私は次のような提案をしたいと思いますので、答弁をお願い申し上げます。  まず最初に、免許を持っていない高齢者の積極的な外出支援を行うことが引きこもり防止にもつながると考えるので、敬老福祉補助制度のような制度を考えたらどうか、まずこの点について伺います。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) 今言われるように、外出手段の確保ができず、買い物、通院等の日常生活にも不便を強いられる高齢者が増えていることがアンケートなどでも明らかになっております。その結果、運転免許証の返納をちゅうちょしておられる方も多いと思います。そういう方が認知症になられた場合にはさらに危険が増してまいります。そのような状況ですが、社会とのつながりあるいは介護予防、閉じこもり防止を図るためにも外出手段の確保は重要な課題であります。ご提案の敬老福祉タクシーの一つの方法として検討をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) ありがとうございます。前向きに検討していただくことを私は願っております。  次に、障がい者タクシー制度のような、高齢者にもタクシー会社の独自補助である1割引に初乗り分を行政が負担すれば高齢者の負担がかなり軽くなると思い、利用も増えると思いますけれども、その点についてはどうか伺います。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) この件につきましては、一部の地域では既にタクシーにかわる移送サービスを補完するという意味で、無償ボランティアによります区域内の移送サービスを行っていただいているところでございますが、今後はNPO法人、あるいはボランティア組織等による移動手段の確保に加えて、議員ご提案のいわゆる敬老福祉タクシーについても検討する中で、タクシー協会との共同で高齢者の移動手段の一つとして市内全域で実施できるよう考えていきたいと思っておりますし、行政負担はどこまでできるかもあわせて考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) 大変前向きな答弁をいただきましてありがとうございます。どうぞ期待をしておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次に、公共交通機関の福祉対策について伺います。  公共交通機関のうち、明知鉄道では高齢者に対し年間パスを購入すれば1回100円で何回でも乗れるという制度を現在とっていただいております。その他の公共交通機関、特にバスでございますけれども、高齢者が多く利用される百条バスをはじめとしたバス対策については、高齢者に対する対策が何もなされておりません。  このバス対策について、市民福祉部長の答弁ができなければ経済部長に答弁願うわけですけれども、どういう考えでおられるのか。明知鉄道はわかりますので、百条バスをはじめとしたバス対策についての高齢福祉対策についてどのようなお考えかお伺いをいたします。 ○議長(西尾公男君) 市民福祉部長・纐纈誉資年君。 ○市民福祉部長(纐纈誉資年君) バス対策でございますが、今言われました明知鉄道のシルバー会員制度につきましては、2,000円で会員証を購入して、利用時点では1回100円という低料金でメリットがあります。ただ、この制度でございますが、購入してくださる方の中には、明知鉄道には乗らないが鉄道を応援し協力するというために購入される方も少なくない状況です。22年度の状況を見ますと、1,617人の方が購入をしていただいております。  そういうところですが、バスの割引制度に対する考えは、市内には24のバス路線がございます。営業路線が4と自主運行バス路線が20あるわけですが、その延長もすべて異なっておりまして、料金も恵那病院線など巡回するものについては1乗車100円、あるいは延長の長い路線については最高で500円を限度としております。22年度の自主運行バスの利用者は23万943人で、これは前年と比べますと3万4,000人ほど減っております。毎年利用者が減少し、年間1億1,400万円ほどの赤字運営と大変厳しい状況の中で、さらなるバス料金の値下げや割引をするということは非常に難しいかと今考えております。  今後は、明知鉄道と路線バスの従来の公共交通を柱に、新たなディマンドバスや乗り合いタクシー、それからNPOで運営する地域移送サービス等をいろいろ加えた形で、利用しやすい交通体制に再編するように検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) バスに対しては、今、市民福祉部長から答弁があったとおりでございますけれども、この百条バス等々につきましては、県、国、それから市も補助を出して、現在、路線バスとして運営をしていただいておるところでございます。恵那病院線についてはワンコインということで、100円出せば恵那駅から恵那病院までの利用が可能ということでございまして、でき得ればこのような制度を大変つくっていただければ、高齢者にとってもバス利用が促進されると思いますし、東鉄バスさんが現在ほとんどやっておられますけれども、バスも高齢者に配慮したような低床的なバスを現在運行されております。これを利用しない方法は、私はないと思いますので、ひとつその辺のところも含めて福祉対策の一環として、バスについても少しでも高齢者の皆さんが利用できるような対策をとっていただくことを要望いたしておきます。  次に、二つ目の質問に移ります。  国道・県道及び主要地方道・市道の交通信号について、建設部長にお伺いをいたします。  まず、質問の第1は、国道、県道、主要地方道、市道の交通信号の現在の時間帯の状況はどのようになっておるのかお伺いをいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 市内には、現在、交通信号が70基ほどございまして、その内訳は24時間赤、青、黄色と定期的に動きます定周期式が34基、そして押しボタン式が12基、そして夜間のみ1灯点滅式に変わる信号機が24基あると伺っておりまして、その点滅する時間につきましては21時から翌朝の6時ごろというふうに聞いております。以上です。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) 今、伺いました。特に、点滅信号が70基のうち24基と、夜間はそういう形になっておるということでございまして、夜間ですので当然、通過車両の少ない時間帯はそのようになっておると思います。  交通車両の多い国道は当然、3点式の信号でないと車両の通行が不可能でございますのでこれは別として、県道、それから主要地方道、市道のうち、やはり時間帯によっては、私は、交通車両の少ないときには、先ほど言われました徐行、一たん停止の、夜間においては点滅信号でもよいのではないかと私は思いますけれども、この辺のところについては車両の通行が少ないときには今でも三つの、3点の信号が車も通らないのにあるところもたくさんありますので、その点についてはどのようなお考え方であるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 交通信号機は、岐阜県警察本部交通管制センターというところが管理をしておりまして、1灯点滅の考え方を伺ったところ、1灯点滅の信号機の条件は、歩行者の利用が少なく横断距離が短いということとしておりますが、しかし、現在は交通者の安全確保のために、新規では1灯点滅方式の信号機の設置は認めないというふうな回答でございましたので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) その辺のところを臨機応変的にやっていただければ私はいいと思いますけれども、やはり交通規制に携わる公安としてはそのようなことを言っておると私は思います。  次に、地元でまことに申しわけないんですが、私の地元の東野の総合庁舎の東側に当たりますところの市道の白坂の交差点と、現在点滅をしております県道阿木大井線の東野大門の交差点の信号についてお伺いをいたします。  まず、大門交差点につきましては、現在、408号県道阿木大井線は公文橋という橋梁のかけかえ工事のため、歩行者と、それから自転車など軽車両は別といたしまして、落橋により車両が通行することが、橋梁が完成するまでできません。来年の7月末に完成ということを伺っております。  そんな中で、夜間と早朝、先ほど言われた点滅信号でございますけれども、歩行者を除いて日中や朝晩の通行車両の多い時間帯も、現在は橋が落ちておりますので一方向しか車が通れないわけでございますけれども、これにもかかわらず交通信号は今までと同じで、赤、青、黄色の3点の信号が今ともっておるわけでございまして、同交差点を利用される皆さんからは、一方向しか通行できないのに3点式の信号でとまって待たなくてはならないということで、朝晩と同じように点滅信号を橋梁がオープンするまで何とかできないかなということを地元の皆さんに伺っておりまして、過日、地元の地域協議会においてもその点について公安のほうに申し込みをされたようでございますけれども、私は同交差点を利用される多くの運転者の皆さんがすっと行ってすっと行ければ大変喜ばれると思いますし、朝晩の交通渋滞の解消にもつながると思います。したがいまして、この点についてまず1点お伺いしたいのと。  次は、白坂の交差点でございます。特に、現在、国道19号線の中津川・恵那間におけるところの恵中拡幅と申しますか、4車線工事が行われとるということで、現在の恵那総合庁舎、それから中津川の中核工業団地方面に向かわれる朝晩の車の数は、東野の駅周辺ではかってみますと、1時間に400台を超えるような車両の通行がございます。  そこで、私も以前、議会の場において委員会でも質問いたしておりますけれども、白坂交差点に何とか信号の設置をお願いしたいということでお願いをしてまいりましたけれども、当時の答弁によりますと、緊急性の高いところから順に設置をしとるんだから、順番が来たときに設置をするでというふうなお話を伺っております。新しい国道ですとか県道の交差点が幾つもオープンをいたしまして、その時点に交通信号の設置が要望されますので、そちらのほうを重点的にやられるということでどうしても設置がおくれてきております。  過日、機会がございまして、中津川市の阿木の方々と話す機会がございました。当然、中津川市阿木方面に行くには、白坂の交差点を利用する道が一番早いわけでございまして、阿木の皆さんにおかれましても何とかひとつあそこに信号をつけていただいて、スムーズな交通ができるような対策をとっていただけるとありがたいという要望もいただいておりますけれども、ここの信号設置については今後どのようなお考え方であるか、2点について質問をいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 県道阿木大井線の公文橋の橋梁のかけかえでございますが、現在、幅を広げるためにかけかえ工事を実施中でございます。ことしの10月1日から来年の7月31日までの間、車両が通行どめとなっております。この工事箇所に隣接いたしました交差点に設置されました信号を昼間、1灯点滅方式に変更できないかということを恵那警察署のほうにお伺いをいたしましたところ、交差点には3カ所の横断歩道があり、交差点周辺の土地の地形上、横断歩道を利用する歩行者の確認がしづらいということでございましたので、歩行者の安全を第一に夜間のみ1灯点滅方式にしているということでしたので、よろしくお願いいたします。したがいまして、地域の方々にとっては昼間不便を感じるということがあるかと思いますが、事故防止という考え方で、今の状態で行きたいということですので、よろしくお願いをいたします。  それから、総合庁舎から中津川の工業団地へ向かいます市道清水山ノ寺線と東野浜井場から国道19号線のほうへ向かいます市道浜井場白坂線との交差点、通称・白坂交差点といっておりますが、このことについては平成20年度に信号機が設置可能な交差点を整備したわけでございますが、議員ご指摘のとおり、いまだに信号機はついておりません。毎年、恵那警察署のほうへ信号機の設置要望を行っておるところでございますが、議員ご指摘のとおり、優先順位の関係上どうしても先送りになってしまっている状態でございます。市といたしましては、今後とも設置要望を続けていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) わかりました。白坂の信号機についてはかねてより要望しておりまして、ことしに入っても交通事故が多発いたしております。それと、東野地域の白坂、ちょうど北部に当たりますけれども、そちらの子どもさん方の通学路にも指定をされておりまして、朝晩の通行量の多いときの横断にかなり支障を来しておるのも現状でございます。したがって、何とかなるのならあの信号を早くつけていただければ交通がスムーズに運ぶということも思われますし、地域の皆さんの安堵感にもつながるわけでございますので、どうか早期に信号機が設置できるような対策をとっていただくように、今後も粘り強く要望活動を続けていただくように要望いたしたいと思います。  次に、三つ目の質問に移ります。  リニア停車駅及び車両基地建設に伴う恵那市の人口増対策について、市長に伺います。  私は、平成15年、恵那市議会議員に初当選以来、リニアに関する特別委員会に所属をいたしまして、恵那市にリニアの駅を誘致するために頑張ってまいりました。そんな中、JR東海ではリニア中央新幹線早期実現に向けて自費にて実施する旨発表がありました。いよいよ、夢であったと思われたリニア中央新幹線計画が動き出したと、ここにおられる市議の皆さんも私も同時にそういうふうに思いました。本年6月7日に、2027年にリニア中央新幹線の東京・名古屋間の開業を目指し、路線の立地案と岐阜県内の中間駅と車両基地について、中津川市西部地区に設置するとの案をJR東海が発表いたしました。そんな中、駅建設に係る費用約350億円について、当初、地元に負担を求めておりましたけれども、本年11月21日に早期完成を最優先するJR東海による全額負担の方向が示されました。  そこで、この計画に対し、中津川市に隣接する恵那市長として、お考え方をまず伺いたいと思います。  まず、一つ目は、決定したリニア停車駅及び車両基地のJR東海建設に対する恵那市の取り組みについて、市長のお考え方を伺いたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 市長・可知義明君。 ○市長(可知義明君) 夢のプロジェクトがいよいよ動き出したということで、私も市に職員として長く関与しておりまして、これがいつできるかな、随分楽しみにしておりましたが、今お話のように、いよいよ動き出したということであります。  ご指摘の、リニア新幹線が完成することについてどのように考えておるかということでありますけども、11月1日付で企画部内にリニアまちづくり室を設置しました。これは7名体制でありますけれども、当面、リニア事業に向けての事業者に対する協力をしていきたいということでございまして、現在はJR東海が環境影響評価を行っておりますが、これに対する資料提供を行っており、また、市内の通過予定地の道路等の状況などの資料も提供しておるということでありまして、今後はJR東海と緊密な連携をとって推進を図っていきたいと思います。  また、中津川市が主体となってこれから進められる駅周辺整備や車両基地についても、交通アクセスをはじめ大いに恵那市は関連がございますので、中津川市の計画に合わせて対応していきたいなと、こう思っております。とりわけ、交通アクセスが大変重要だということで、先ほどもご指摘がありました19号の瑞浪恵那道路、そして今、私が会長を務めております三河・東美濃の高規格道路、こういったところの早期整備を進めなきゃならないと、このようにも考えております。  そして、もう一つ、中央自動車道からのアクセスとして、恵那峡サービスエリアのスマートインター、こういったものを設置するのが大事だということを思いますので、この辺はリニア駅の利用拡大に伴う活性化に努めるために、そうしたことを考えていかないといけないというふうに思っています。恵那峡サービスエリアからは直線で約3キロということでありますので、これはリニアの駅の活用には大きな意味があると、このようにも思っております。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) ありがとうございます。
     私ども、リニア停車駅誘致対策特別委員会では、去る11月17日にJR東海の浜松車両基地を企業視察いたしました。この車両基地というのは、中津川市に今度リニアの車両基地ができるということでございますけれども、若干、磁気浮上式のリニア中央新幹線の車両と、それから現在、浜松基地で行われております新幹線、特に700系の新幹線でございますけれども、これの整備等については若干違いはあるとは思いますけれども、規模については当然、今、JR東海が発表されております中津川の車両基地のほうがかなり大きいというふうに伺っております。  中津川市にできることでございますので、敷地とかそういうことについて私がどうこう言うわけではございませんけれども、そんな中で、車両基地の特に雇用について、私どもは勉強してまいりました。JR東海側の説明によりますと、浜松車両基地においてはJRに関係する職員と申しますか、働いておみえになる方が750人、それと関連する企業、当然、JRに貢献したような企業だと思いますけれども、その働いておられる方が750人。当然、浜松でございますので、浜松地域からお通いになっておられる方が多いということは伺っておりますけれども、静岡方面、それから豊橋方面からもお通いになっておられるということで、約1,500人ぐらいの方が働いておみえになります。  そこで、今後できるこの車両基地についても、私は1,500人ぐらいの方がここで働けるというふうに思っておるところでございまして、恵那市に少しでもこういう方が住んでいただければ人口増対策にもつながると思いますので、市長さんにおかれましてはこういう絶好の機会を人口増に結びつけていくというのが、私は必要だと思いますけれども、お考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 市長・可知義明君。 ○市長(可知義明君) 浜松の基地と比較すると、約倍以上ということでありますので、今ご指摘のとおり、多くの方が働く場所となると思います。そして、リニアというすばらしい技術の集積ともなると思いますので、こうした先端を行く企業の位置づけも出てくると、こう思いますので、恵那市としては近隣ということでありますので、ぜひそういう働く方々の住宅等に力を入れていかなければならないということで、その住宅施策等を含めて十分な検討をこれからしていきたいなと、こう思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) ありがとうございます。よろしくお願いをいたします。  当然、中津川市の西部地区にこのリニアの停車駅が設置されるということで、先ほど言いましたとおり、市長も言われましたけれども、人口増、それから若者の定着、観光など経済効果も当然期待をできるわけでございまして、恵那市に与えるメリットも私は大きいと考えますけれども、市長のお考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 市長・可知義明君。 ○市長(可知義明君) 私は、恵那市は隣でありますけれども、まず中津川市の中心地と恵那市の中心地と、ちょうど中間だということで大きな利点があると、このように思います。私は、長野県の佐久市へ出かけてきましたけれども、あそこは新幹線の駅をつくった成功例だと思いますね。すばらしい集積ができております。あのようなことをぜひやっていただければ恵那市としても大きなメリットがあると思いますが、一方では隣の小諸市が大変衰退しているということもありますので、そうならないように今からしっかりと恵那市のまちづくりをしていかないといけないということもあわせて考えていくべきだと思います。せっかくのチャンスでありますので、恵那市が活性化するように、そして今ご指摘の人口増加するような、そういう施策をしっかりつくっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) いろいろとお考えになっておるようでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  特に、JRの従業員における社宅でございますと、JRの関連会社の企業誘致など、私どもといたしましては隣接する恵那市として当然、今後考えていかなくちゃならないと思います。今、中津川市の市政は混沌としておりますけれども、来年の1月になれば正常化をするというふうに期待をしておりますので、そこらも含めて、ここらのあたりの企業誘致、それから社宅等に対する恵那市としての、最後に考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 市長・可知義明君。 ○市長(可知義明君) 社宅のみならず、いろんな企業の立地も可能だと思いますので、そういったことを考えていきたいと思います。首都圏から1時間ということでありますので、これはまさに首都圏の一部になったと私は思います。そういうことになると思います。ですから、3月11日の大震災のときの東京の混乱を見られたと思いますが、今ここで考えなきゃならんのは、やはり首都機能の移転を考えるべきだと思います。これを、このリニア駅の新設を機にぜひ考えてほしいなと思います。それには、恵那市としては、国会図書館だとかあるいは国立美術館だとか、あるいは医療・科学研究機関だとか、そういうものをぜひ誘致していきたい。そしてもし踏みこめて言えれば省庁の移転もぜひ大きく議論していただければ、こう思っております。そのように、リニアについては効果が大きいというふうに思いますので、それに向けてしっかりと計画をつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君。 ○18番(光岡克昌君) いずれにいたしましても、議会、それから行政が一体となりながらこの大きなプロジェクト実現のために私どもも努力をしてまいりたいと思います。行政当局におかれましてもひとつよろしくお願いをしたいと思います。  これで質問を終わります。 ○議長(西尾公男君) 光岡克昌君の質問を終わります。  ここで1時まで休憩いたします。 午後0時05分 休憩 ────────────────────── 午後1時00分 再開 ○議長(西尾公男君) 休憩前に続いて会議を再開いたします。  なお、代表監査委員・市岡孝之君より午後からの早退の旨届け出がありましたので、ご了承願います。  6番・小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) 6番、政風会、小澤建男でございます。  きょうは、通告させていただきました2標題につきまして執行部のお考えを質問させていただきますので、ひとつ明快なご答弁をよろしくお願いいたします。  まず、国道363号歩道整備について、特に改良整備の状況についてお尋ねしたいと思います。  この路線は、けさほど鈴木議員からも363の話が出ましたが、瑞浪から明智へ入りまして、吹越という瑞浪境の峠がございますが、そこから東へ約4キロ、明智の市街地の信号まで、その間のことでございますが、その間は40年代に改良済みということで2車線道路になっておりますが、当時の規格ということで大変幅員が狭くて歩道がないと、しかも屈曲が多いと、こういう中で非常に交通量が多い危険な箇所だということで、地域の要望が毎年上がっておるという道路でございまして、明智の新町から恵那に向かって野志までは既に新しい規格での改良済みということでございますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  363号、明智地内の吹越・新町間の歩道整備につきましては、平成21年3月議会でも一般質問をさせていただき、前向きな答弁を市長さんからいただきました。市長さん、あるいは建設部長さんら、市内の非常に多い要望件数の中、国、県当局へ要望活動を重ねていただいておりまして、まことに頭の下がる思いでございます。ありがとうございます。しかしながら、交通の状況は前にも増して大型車両が増加し、通行車両も昼夜を問わず通行量も増える中、地域住民は歩道のない見通しの悪いカーブの多い国道を身を挺して通っており、交通事故と隣り合わせの状況が続いております。去る12月8日にも、早朝、7時20分ごろに吹越陶から明智へ入って30メートルぐらいのSの字の途中で4台ほど絡む車両事故が発生しまして、大変大渋滞を引き起こしたというふうな状況で、何とかならんかというふうな声をたくさんいただきました。  このような状況である中で、昨年12月に恵那土木事務所の所長さんあるいは課長さん、市の建設課の担当職員の方が現地へ視察に来ていただきまして、現状を見ていただきまして、これは思ったよりすごいなということで、何とかせないかんなという土木の所長さんからの声もお聞きしました。そんな中、この10月に防災工事という形で2カ所の調査実施をしたいと、こういうお話をいただきまして、形は変わっても手をつけていただけるということで大変ありがたく思っとる次第でございます。  今回は、この事業の内容、改良促進の今後の取り組みについて質問させていただきますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  まず、交通の実態の認識、県、国への要望活動の状況についてお尋ねします。  昨年11月に続き、ことし11月7日には明智町の自治連合会の会長以下、各分団長、地域自治区の会長、あるいは振興事務所長、地元市議らで市長さんに、363号をはじめ主要道路についての道路整備について要望させていただきました。特に、国道363号については、市から県、国への要望活動を進めさせていただいておりますが、交通実態は以前にも増して大型車両が増加し、カーブでの行き違いのトラブルを時々見かけます。建設部長さんは、交通のこのような状況をどう認識してみえますかお尋ねしたいと思います。また、歩道整備、突角改良が緊要の課題であるというふうに思いますが、要望活動の状況、見通しはどうかお尋ねをいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) まず、ことしの11月7日に明智町から道路に対する要望、大変ご苦労さんでございました。岐阜県が事業主体でございます県道、国道につきましては市長の名前をもって促進をしておりますので、またいい回答が来るかなというふうに思ってますのでよろしくお願いいたします。  さて、明智町内の国道363号は地域内の日常の生活道路、そして恵那市街地や瑞浪方面へ向かう道路、そしてまた本年100年を迎えた大正村の観光や明智工業団地への産業道路として大変重要な道路でございます。また、議員ご指摘のとおり、吹越から新町にかけては道路整備が早く行われたこともありまして、交通量に比較して多少道路の規格が劣るということになっております。また、歩道もないということで大変な状況でございます。そんな中、平成19年から20年にかけまして死亡事故が2件発生し、また、小学生が車両と接触するというふうな事故も発生しており、大変危険な道路ということの認識をしております。  そんな中で、道路の整備の要望といたしましては、市の主要事業の一つとして、岐阜県の県土整備部長をはじめ恵那土木事務所長に対し、歩道の整備について要望を行っている状況でございます。また、国に対しては道路整備の予算の確保について要望を重ねているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) 大変お世話になっておるわけですが、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、徳間、大田地内の測量調査の目的、事業名についてお尋ねします。  11月から、国道363号の最も見通しが悪く大型車両の行き違い、あるいは歩行者の通行に大変危険な徳間地内と大田大栗地内のカーブの測量が始まりました。災害防止のための工事というふうにお伺いしておりますが、測量調査の目的あるいは事業名についてお尋ねいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 国道363号線は岐阜県の第2次緊急輸送道路として位置づけられておりまして、本年3月に発生いたしました東日本大震災によりまして、災害時における道路の重要性が再認識をされたところでございます。このことを受けまして、岐阜県は9月の補正で、道路ののり面からの落石やのり面崩壊対策を行う県単の崩落決壊防止事業が追加されたために、現在、徳間と大栗地内で測量の調査を行っているところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) ただいま、県単崩落決壊防止事業というふうに承ったわけですが、この事業の内容、またこの事業により国道の改良整備、あるいは歩道整備につながる事業かどうかお尋ねいたします。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 今回の事業の内容につきましては、徳間で80メートル、そして大栗で140メートルの間で、先ほど言いました落石やのり面崩壊の防止を行う事業を行うために、カーブの内側の山を削り取って掘削するという事業だというふうに聞いております。また、今回の事業につきましては、歩道の設置を含めた改良計画と整合性をとった上で防災事業を先行するということになっておりますので、次につながる事業だというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) わかりました。一番危険なところの突角改良にあわせて防災工事ということだと思いますが、ぜひこういったところ、まだ数カ所あるわけですので、そういったところを改良いただいて点の整備をいただき、将来的にはこれを線につないでいきたいというふうなことを思うわけで、大変大きな仕事ではございますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  なお、今後の歩道整備あるいは国道整備につきましては、どのように取り組んでいかれるかお聞きしたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 建設部長・安江建樹君。 ○建設部長(安江建樹君) 現在、岐阜県では防災事業の実施と並行いたしまして、現状の交通安全の状況や代替道路の有無などを調査いたしまして優先順位を検討し、歩道の整備の事業化に向けた準備を進めているということを聞いております。  要望活動につきましては、今後も市といたしまして363号の吹越から新町の間につきましては歩道の整備や道路改良が必要と考えておりますので、今後も市の主要事業として国、県へ早期の整備に向けました要望を続けてまいりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) ありがとうございました。何はともあれ、まず手をつけていただける状況になったということで非常に感謝を申し上げ、また市長さん、あるいは関係の部長さん、職員の方のご努力に感謝を申し上げ、なお一層の事業推進をお願い申し上げたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、農業振興についてお尋ねをいたしたいと思います。  農業振興の中身につきましては、担い手の育成、小規模農家の営農支援について市のお考えを伺いたいということで、よろしくお願いしたいと思います。  日本を支えてきた農業、特に稲作農業は近年非常に厳しい状況にあります。働いても働いても収入は厳しく、比較的作付管理がしやすい水稲栽培も大変時代が変わり、生活環境も変わり、米の消費も激減し、転作を余儀なくされてきています。我々の子ども時代には、七、八反の米農家であれば、農家は食べていけるという時代もありました。その後、昭和40年ごろから農業構造改善事業が行われ、同時に機械化の導入、育苗施設、ライスセンター等を補助事業で進められ、並行して生産調整が行われるようになりました。転作田にはトマトやスイートコーンの栽培も活発化し、トマト選果場なども整備されました。  小規模農家でもトラクターやコンバインを購入し、兼業で勤めの片手間に田んぼをやるという方が増え、給料を農機具に投資しても農地を守り、そして自分の田の米を食したいと、こういうことで米づくりに取り組んできた小規模農家の方が多いと思います。社会環境も大きく変わり、若者もだんだん減少し、農家の息子でも手伝う機会が少なくなりました。営農組合や集落営農に取り組んでおられる地域は、大変うまく取り組んでおられる地域もあると思いますが、組織の弱い地域では大変です。国の打ち出す事業を十分理解できない農家も多く、制度に乗っていけない現状でございます。  私の地域でも同様ですが、60歳代、70歳代の高齢者が農業の中心で、昭和40年代、50年代に農業構造改善事業などで整備されたかつての育苗センター、あるいはトマト選果場、ライスセンター等、恵南で合理化されまして、つくられた施設は現在、廃墟となっておると、こういう状況でございます。今後、5年先、10年先を思うと、田んぼはどうなるだろう、小規模農家の将来はどうなるだろう、地域の農業はどうしたらいいだろう、大変心配になります。農業を守る気持ちを持った若い人、後継者を育てなければなりません。市内でも、小規模農家はまだまだ多くあります。鳥獣被害対策や中山間地で、小さなほ場ほど草刈り作業等が重労働になっており農業意欲の低下も進み、課題も多くなっております。  そこで、質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  恵那市内の小規模農家の営農の実態、就業者の実態をどのようにとらえてみえるか、まずお尋ねします。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 小規模農家の定義というのはございません。ただ、市として考えているのは、水田管理台帳、これに登録のある水田面積が50アール以下の農家を小規模農家としてお話をさせていただきます。  農家数で言えば、恵那市の全農家数は5,532戸ございまして、そのうち50アール以下の農家は4,112戸でございます。全体としての割合は74.3%でございます。それから、水田のほうで行きますと、水田面積のほうですが、50アール以下の農家の面積は862.43ヘクタールで全体の37.5%。以上のことから、経営面積が小さい小規模の農家が極めて多い状況にあります。  それから、もう一つ、就農者の実態というお話ですので、2010年農業センサスのこの数字をもとにお話をさせていただきます。  経営耕地面積30アール以上の農家に対する専業・兼業農家における65歳未満の専従者は、専業で61.1%ありますが、兼業農家では5.9%しかありません。就業者を見ると、農家の高齢化、それから若い農業後継者については、農業での所得が低いために他の産業に勤めながらの農作業というようなこと、それから、新規の就農者が非常に少ない、不足しているというようなことから、減少傾向にあるというふうにとらえておるところでございます。以上でございます。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) わかりました。  市内の小規模農家の状況がよくわかったわけですが、続きまして、生産調整が始まりまして、農地の35%ぐらいが転作やあるいは保全管理ということで管理をしておるわけですが、平成23年度の恵那市の転作の状況、また戸別所得補償制度というのが始まったわけですが、この制度による転作の状況がここ2年ほど変わってきたというふうに受けとめておりますが、どういうふうに変わってきたかということも踏まえてひとつお願いしたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 制度については、平成22年度から農業者戸別所得補償制度というふうなことで農家の皆さんにパンフレットを配っておるわけですが、22年度から始まって23年度から本格実施でございます。内容は、以前までは米の生産調整に参加して転作を行った方、この方だけに交付金が支払われていたところでございます。それが、今年度からは、米の生産調整に参加した農業者に対して、米をつくった農家に米の戸別所得補償交付金と転作作物をつくった農家に水田活用所得補償交付金、これら二通りの制度でお支払いがされておるところでございます。  それから、議員質問の生産調整はどんなような状況かということですが、今年度、米の生産数量の目標率が58.4%です。米をつくっている面積が58.4%です。それの達成状況は、市全体では100.3%になっております。  それから、ちょっと専門的な話で、定着田保全管理という言葉が出ましたが、現在、転作が実施され、自己保全管理、3年続けると定着田というようなふうに位置づけております。自己保全管理が続いている定着田は、管理のよい行き届いた状態のものと、逆に耕作放棄地状態の管理のされてないもの、この二通りに分かれていくというふうに認識しております。戸別所得補償を受けるに当たって、この自己保全管理の場合は、何もつくらない場合は改善計画を提出しなさいというふうになっておりまして、そうでないと対象にならない、そんな制度になっておりますので、これらの対象者については自己保全管理が減ってくるのではないかというふうに見ておるところでございます。  いずれにいたしましても、先ほど議員言われましたように、昭和45年から幾度となく制度の名前を変えて米をつくらない制度が、政策がなされてきたということで、特に中山間地域である条件不利地は耕作放棄地が増えてきたということは否めない事実だというふうに認識しておるところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) 今、生産調整、いわゆる転作率が100.3%ということで、恵那市では一応目標を達成しとるということで安心したわけですけれども、今お話がありましたように、転作制度が始まって40年になります。定着田保全管理と、いつかはまた米がつくれるという希望を持って、毎年耕うん機を入れ、トラクターを入れ、草を刈って管理してきた田んぼがだんだん草刈りも大変、それから転作率が増えていくという中で、いわゆる3年以上の定着田になってだんだん増えていくというふうに感じておりますが、そういった田んぼは、例えば恵那市内で何%ありますよというようなことはわかりますでしょうか。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 特に現在、その数字をどれだけとらえておるということはわかりませんけども、実態として水田ですと管理がしやすいんですけども、定着田でほかのものをつくったりだとか、それを何もつくらずに管理していくというのは農業者にとっても非常に投資をしづらいというか、何もしないというふうになって意欲が薄れてしまっているというふうなことから、耕作放棄地につながっていくのではないかというようなふうに考えておるところでございます。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) いずれにしても、農業を営んでいる者、特に小規模農家では高齢者が頑張っているという現状でございます。そういった中で、地域農業の担い手として頑張っている方も各地にお見えになります。最近は、年をとったで農業機械を処分し、担い手に全部任せたと、そういうふうな方が少しずつ増えてきておるというふうに思います。担い手による集落営農の状況、また営農組合の組織の状況についてお伺いします。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 最初に、担い手の定義を少しお話しさせていただきます。  担い手とは、農業経営の意欲や能力のある農業者のうち、農業経営基盤強化促進法に基づく経営改善計画の市町村認定を受けた認定農業者のことで、具体にはということで、私たちがとらえておるのは、認定農業者は73経営体ございます。そのほかに、集落営農組織ということで28組織ありますが、これは地域の荒廃地を減らすことや機械の共同利用、これらを目的とした組織で、これは地域ごとにいろんな形態があるというふうに認識しております。それから、農業法人ということで会社経営にしておるものが21組織ございます。以上でございます。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) 今、経営体というふうにお聞きしたわけですけども、この担い手というと個人、若者で農業の好きな、やる気のある人がというふうに受け取っていたわけですけれども、そういった担い手という方は恵那市の旧町村ごとに大体どれぐらいお見えになるか、わかったら教えていただきたいと思います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) それでは、認定農業者ということでお話をさせていただきます。  地区別の人員なんですが、旧恵那市で29名、岩村町で9名、山岡町で18名、明智町で4名、串原で5名、上矢作町で8名、合計で73経営体ということになっております。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) ありがとうございました。担い手と認定農業者というのをひっくるめて思っとったものですので、ちょっとその辺がよくわかりましたので、ひとつこれからそういうふうでお聞きしたいと思いますが。  何にしても、高齢化による耕作放棄地の防止のためにも、担い手に求められる期待は非常に大きいというふうに思います。農業機械や農業設備等投資も大きく採算も大変厳しい、仕事の期間は限られる、春から秋までという中で担い手育成のための支援、農業の好きな地域のリーダーを発掘するということも大事で、農業を守る後継者の育成が課題だと考えておりますが、認定農業者の育成も含めて、対策について市のお考えをお尋ねします。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) やはり国、市の支援を受けるには、先ほどの担い手組織、営農組合だとか法人にするということ、それから、認定農業者になることで支援が受けられると、まずそれを押さえたいというふうに思います。  例えば、本年度、主な事例を紹介いたしますと、経営体育成事業というのがあって、これはニンニクの植付機だとか汎用コンバインを導入しています。それから、飛騨・美濃じまん農産物育成支援事業、これもコンバインを導入してみえます。それから、小規模農家組織化支援事業ということで、耕作放棄地対策として援農笠置山というようなところが、若い方でトラクターを購入して荒廃地を復元してみえるというようなものに助成しておるというような実績がございます。  次に、新規就農者、このお話を少ししなきゃいけないと思います。  というのは、国の制度も変わってまいりまして、次年度から新規就農支援新制度が始まります。概略をお話しします。  例えば、県の農業大学校等の農業経営育成機関や先進農家で研修を受ける場合、この研修期間の2年以内、年間150万円を受けられるというふうなこと。それから、さらに、市町村が地域マスタープラン、これをつくりまして、これに位置づけられて原則45歳未満の独立自営就農者、これについても、5年間に限るんですが、年間150万円ずつ給付するというふうな制度を、国は来年度から立ち上げようとしてます。このことは、国も新規就農者があらわれてこないと農業が守っていけれないということだというふうに思いまして、そういう具体的に生活するものについても費用を給付する、そういう強化策をとってるというふうに思っております。
     次に、ご質問の個人の農業者についての支援という話だと思いますけれども、先ほどから申しておるように、個人の事業主についての支援は残念ながらございませんので、あとは融資制度の近代化資金とかそういうものになってまいります。私のほうからお願いしたいのは、地域の担い手として認定農業者になっていただくか、その方を中心として営農組合を設立してそういう組織をつくっていただいて支援策に応じていくような、そんなことになってくるのではないかなと思います。認定農業者だとか営農組合にかかわっていただいて、経営体育成交付金などの対象になるようにご期待を申し上げたいというふうに思います。以上です。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) 今、お話を聞いたわけですが、先ほどはちょっと言葉足らずだったかもしれませんが、地域で50代ぐらいの方で、自分で大きなトラクターやコンバインを買い、ライスセンターをつくって、そして地域の小規模な農家の方の委託を受けて、ほとんどその方が植えつけから刈り取り、調製までやるというところがちょいちょい増えてきました。そういった人たちは認定農業者を取ってやって見える方もありますし、全くそういったことは関係なくてやってみえる、その人たちで地域の農業が守られておるということを思うわけで、何とか今、認定農業者の資格を取って、いわゆるいろんな補助制度をいただいたり、あるいは融資の面倒を見ていただいたりということも含めて、そういった個人農業者、頑張ってみえるそういう人たちが何とかやる気を出すようにしてやりたいということを思っておりますので、また市のほうでも考えていただければ大変ありがたいというふうに思います。  もう1点、ちょっと触れられましたが、中山間地域直接支払制度の協定集落ということで、私らの集落も2期目から始めまして、大変小さな地域ですけども、これを毎年積み立ててコンバインを買おうというふうな計画でおるわけですけれども、やはりどうしても集落自体が小さいということで、状況をお聞きしますと非常に有利にやってみえる集落、あるいは町ぐるみでやってみえるというようなところもあるようですが、その実態と、それからどういう形でもっていったらこの中山間地をうまくやれるかというようなご指導をいただければありがたいというふうに思います。 ○議長(西尾公男君) 経済部長安田利弘君。 ○経済部長安田利弘君) 営農組合をつくって中山間地の所得補償をいただいて組織ごとにやってみえる方は、一番基本は、地域の中で同じ思いを持って協定書に印鑑を押すというのが大事なんですね。みんなの、その地域の中でどういう農業をこの地域はやっていこうかということ、それらが意思統一されて進んでいくということでございます。ですので、制度上は50%の国から来たものを個人に配ってもいいですよということもありますが、逆に、先ほど言われたように共同機械で、農業機械というのは非常に高額でございますので、みんなで使ったほうが効率がいいわけですので、機械を共同利用しようと思う場合には、全額その金を基金として入れて機械を更新していくような、そんな組織もありますし、その形態はやはりその地域地域の農業者の方々がいかに考えるか、それによって展開が変わってくるというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君。 ○6番(小澤建男君) わかりました。いずれにしましても、こういった小規模農家の営農、あるいは将来を見ますと大変厳しいということを思うわけで大変心配にもなります。何とか農業の活性化につながるような方策をぜひお願いしたいと思います。  最後になりましたが、けさの日本農業新聞ですが、2ページを使って、田んぼは奇跡を起こしたりしない、こういう詩が載っておりましたので、私の気持ちとほぼ一緒だということを思いましたので、ご披露して質問を終わりたいと思います。  田んぼは夢のような奇跡を起こしたりしない。田んぼは驚くような変革を起こしたりしない。きょうもだた私たちの前にたたずんでいる。けれども、田んぼは稲を大きく実らせて日々生きる糧を与えてくれる。降り注ぐ雨をためて川の洪水を防いでくれる。夏の暑さを吸収して気温の上昇を和らげてくれる。田植えや稲刈りの体験で、お米をつくる尊さを教えてくれる。四季折々の顔を見せて私たちを癒やしてくれる。トンボやカエル、メダカ、数え切れないほどの小さな命を育んでくれる。稲から燃料をつくり出し、新しい資源を生み出してくれる。地域の文化の源になって、私たちの心を結びつけてくれる。  こういう詩でございます。  将来の私の周りの農業環境、あるいはそういうことを考えたときに、親がくれた田んぼをひとつ私たちが引き継いでいくという責任があるということを思いますので、農業振興という見地でひとつご指導、あるいは新しい方策を示していただければありがたいということを思って、お願いをして質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(西尾公男君) 小澤建男君の質問を終わります。  以上で、通告者全員の一般質問を終了いたします。 ─────────────────────────────────────────────── ○議長(西尾公男君) ここでお諮りをいたします。議事の都合により、12月16日から12月20日までの5日間を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(西尾公男君) ご異議なしと認めます。よって、12月16日から12月20日までの5日間を休会とすることに決しました。  本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労様でした。                 午後1時33分 散会 ───────────────────────────────────────────────    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             恵那市議会             議    長      西 尾 公 男             署名議員   2番   鵜 飼 伸 幸             署名議員  17番   柘 植   羌...