瑞浪市議会 > 2020-10-01 >
令和 2年第3回定例会(第5号10月 1日)
令和 2年第3回定例会(第5号10月 1日)

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  1. 瑞浪市議会 2020-10-01
    令和 2年第3回定例会(第5号10月 1日)


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    最終取得日: 2022-11-21
    令和 2年第3回定例会(第5号10月 1日) 令和2年10月1日 第3回瑞浪市議会定例会会議録(第5号)   議 事 日 程 (第1号) 令和2年10月1日(木曜日)午前9時 開議  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 承第 10号 専決処分の承認について(令和2年度専第8号 令和2年度瑞             浪市一般会計補正予算(第7号))  日程第3 議第 69号 瑞浪市職員特殊手当支給条例の一部を改正する条例の制定につ             いて  日程第4 議第 70号 瑞浪市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一             部を改正する条例の制定について  日程第5 議第 71号 瑞浪市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定に             ついて  日程第6 議第 72号 瑞浪市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定に             ついて  日程第7 議第 73号 瑞浪市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関             する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
     日程第8 議第 74号 瑞浪市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める             条例の一部を改正する条例の制定について  日程第9 議第 75号 瑞浪市地球回廊の設備及び管理に関する条例を廃止する等の条             例の制定について  日程第10 議第 79号 土岐市及び瑞浪市医療提供体制審議会共同設置について  日程第11 議第 80号 市道路線の変更について  日程第12 議第 81号 市道路線の認定について  日程第13 議第 82号 市道路線の認定について  日程第14 議第 91号 訴訟上の和解について  日程第15 議第 85号 令和2年度瑞浪市一般会計補正予算(第9号)  日程第16 議第 86号 令和2年度瑞浪国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号             )  日程第17 議第 87号 令和2年度瑞浪介護保険事業特別会計補正予算(第1号)  日程第18 議第 88号 令和2年度瑞浪駐車場事業特別会計補正予算(第1号)  日程第19 議第 89号 令和2年度瑞浪水道事業会計補正予算(第1号)  日程第20 議第 90号 令和2年度瑞浪下水道事業会計補正予算(第1号)  日程第21 認第 1号 令和元年度瑞浪一般会計決算の認定について  日程第22 認第 2号 令和元年度瑞浪後期高齢者医療事業特別会計決算の認定につ             いて  日程第23 認第 3号 令和元年度瑞浪国民健康保険事業特別会計決算の認定につい             て  日程第24 認第 4号 令和元年度瑞浪介護保険事業特別会計決算の認定について  日程第25 認第 5号 令和元年度瑞浪介護サービス事業特別会計決算の認定につい             て  日程第26 認第 6号 令和元年度瑞浪駐車場事業特別会計決算の認定について  日程第27 認第 7号 令和元年度瑞浪水道事業会計決算の認定について  日程第28 認第 8号 令和元年度瑞浪下水道事業会計決算の認定について  日程第29 発議第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化             に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について  日程第30 発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期間延             長を求める意見書の提出について  日程第31 請願第2号 東濃厚生病院の存続と充実を求める請願書について   ================================================================ 本日の会議に付した事件  第1 会議録署名議員の指名  第2 承第 10号 専決処分の承認について(令和2年度専第8号 令和2年度瑞浪市           一般会計補正予算(第7号))  第3 議第 69号 瑞浪市職員特殊手当支給条例の一部を改正する条例の制定について  第4 議第 70号 瑞浪市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を           改正する条例の制定について  第5 議第 71号 瑞浪市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定につい           て  第6 議第 72号 瑞浪市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定につい           て  第7 議第 73号 瑞浪市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する           基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について  第8 議第 74号 瑞浪市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例           の一部を改正する条例の制定について  第9 議第 75号 瑞浪市地球回廊の設備及び管理に関する条例を廃止する等の条例の           制定について  第10 議第 79号 土岐市及び瑞浪市医療提供体制審議会共同設置について  第11 議第 80号 市道路線の変更について  第12 議第 81号 市道路線の認定について  第13 議第 82号 市道路線の認定について  第14 議第 91号 訴訟上の和解について  第15 議第 85号 令和2年度瑞浪市一般会計補正予算(第9号)  第16 議第 86号 令和2年度瑞浪国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  第17 議第 87号 令和2年度瑞浪介護保険事業特別会計補正予算(第1号)  第18 議第 88号 令和2年度瑞浪駐車場事業特別会計補正予算(第1号)  第19 議第 89号 令和2年度瑞浪水道事業会計補正予算(第1号)  第20 議第 90号 令和2年度瑞浪下水道事業会計補正予算(第1号)  第21 認第 1号 令和元年度瑞浪一般会計決算の認定について  第22 認第 2号 令和元年度瑞浪後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について  第23 認第 3号 令和元年度瑞浪国民健康保険事業特別会計決算の認定について  第24 認第 4号 令和元年度瑞浪介護保険事業特別会計決算の認定について  第25 認第 5号 令和元年度瑞浪介護サービス事業特別会計決算の認定について  第26 認第 6号 令和元年度瑞浪駐車場事業特別会計決算の認定について  第27 認第 7号 令和元年度瑞浪水道事業会計決算の認定について  第28 認第 8号 令和元年度瑞浪下水道事業会計決算の認定について  第29 発議第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対           し地方税財源の確保を求める意見書の提出について  第30 発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期間延長を           求める意見書の提出について  第31 請願第2号 東濃厚生病院の存続と充実を求める請願書について   ================================================================ 出席議員(16名)        1番  奥 村 一 仁          2番  山 下 千 尋        3番  棚 町   潤          4番  柴 田 幸一郎        5番  三輪田 幸 泰          6番  辻   正 之        7番  樋 田 翔 太          8番  渡 邉 康 弘        9番  大久保 京 子          10番  小木曽 光佐子        11番  成 瀬 徳 夫          12番  榛 葉 利 広        13番  熊 谷 隆 男          14番  加 藤 輔 之        15番  舘 林 辰 郎          16番  柴 田 増 三   ================================================================ 欠席議員(なし)   ================================================================ 説明のため出席した者の職、氏名 市長            水 野 光 二     副市長         勝   康 弘 理事            石 田 智 久     総務部長        正 村 和 英 まちづくり推進部長     景 山 博 之     民生部長        加 藤 誠 二 民生部次長         成 瀬 良 美     経済部長        鈴 木 創 造 経済部次長         工 藤 将 哉     建設部長        金 森   悟 会計管理者         小 川 恭 司     消防長         足 立 博 隆 総務課長          正 木 英 二     秘書課長        近 藤 正 史 教育長           山 田 幸 男     教育委員会事務局長   南 波   昇 教育委員会事務局次長    薄 井 義 彦     企画政策課長      梅 村 修 司 税務課長          酒 井 浩 二     市民課長        加 藤 百合子 市民協働課長        工 藤 嘉 高     生活安全課長      小木曽 昌 弘 社会福祉課長        兼 松 美 昭     子育て支援課長     藤 本 敏 子
    高齢福祉課長        豊 﨑   忍     保険年金課長      加 藤 真由子 農林課長          市 原   憲     農林課主幹       水 野 義 康 家畜診療所長        棚 橋 武 己     商工課長        三 浦 正二郎 クリーンセンター所長    中 村 恵 嗣     土木課長        渡 辺 芳 夫 都市計画課長        安 藤 洋 一     上下水道課長      山 内 雅 彦 教育総務課長        林   恵 治     社会教育課長      大 山 雅 喜 スポーツ文化課長      和 田 光 浩     選挙管理委員会書記長補佐                                       加 納 宏 樹 消防総務課長        森 本 英 樹     警防課長        宮 地 政 司 予防課長          小 栗 晴 紀     消防課長        鵜 飼 豊 輝   ================================================================ 職務のため出席した事務局職員 議会事務局長  奥 村 勝 彦     事務局総務課長  羽 柴 千 世 書    記  隅 田 一 弘     書     記  渡 邉 美 月   ================================================================                                    午前9時00分 開議 ○議長(成瀬徳夫君)  皆さん、おはようございます。  今日から10月1日ということで、コロナ禍の中でちょっとまた規制緩和ができたということで、いろいろ人の動きがあるようでございます。  まずはGoToキャンペーンの第2弾が動くということ、それから、国際線では、どうも外国から人をもう入れるという話でございます。  そのような中で、コロナ禍で我々は生活していかなければならないわけなんですけれども、本当に新しい生活様式をきちっと守った形でやっていけば、何とか過ごしていけるのかなと思っております。  それと、今日の新聞に載っておりました。コロナのワクチンが開発されたら、全国に無償で打つという方針をどうも政府は持っておるようでございますので、非常に明るい方向になるとは思っております。  そのような中、本当に議員の皆さんを初め、執行部の皆さんも頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、ただ今から本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程のとおりでございます。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、議長において8番 渡邉康弘君と9番 大久保京子君の2名を指名いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  ここで、発言の申出がありましたので、これを許可いたします。  経済部長 鈴木創造君。 ○経済部長鈴木創造君)  皆さん、おはようございます。  一昨日、29日の棚町議員からの市政一般質問の標題1、瑞浪市観光協会について、要旨イ、観光協会の組織、活動体制はどのようかとのご質問に対する答弁の中で誤りがございましたので、訂正いたします。  瑞浪市観光協会は、本年4月から様々な調整を含め、経済部商工課で実質的な事務を進めておりましたため、役員体制としても、本年4月から会長が市長であると説明いたしましたけれど、正しくは、総会の承認をもって選出されますことから、7月からの体制と訂正いたします。  また、事務局に関しましても、本年4月から経済部商工課が行っていると申しましたが、こちらも正しくは7月からでございますので、訂正をさせていただきます。  大変申し訳ありませんでした。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、日程第2、承第10号 専決処分の承認について(令和2年度専第8号 令和2年度瑞浪市一般会計補正予算(第7号))を議題といたします。  これより本議案について討論を行います。  討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りします。  本議案については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。  したがって、本議案は、原案のとおり承認することに決定いたしました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、日程第3、議第69号 瑞浪市職員特殊手当支給条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第14、議第91号 訴訟上の和解についてまでの12議案を一括議題といたします。  ただ今、議題といたしました12議案については、所管の常任委員会に付託してありますので、その審査経過及び結果の報告を求めます。  初めに、総務民生文教委員長 樋田翔太君。 ○総務民生文教委員長樋田翔太君)  皆さん、おはようございます。  去る9月10日及び29日に総務民生文教委員会を開催し、本委員会に付託されました条例案件7件、その他案件2件について、慎重に審査を行いましたので、その結果をご報告いたします。  9月10日に審査を行いました議第69号 瑞浪市職員特殊手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、主な質疑では、消防職員新型コロナウイルスの感染者を救急搬送した場合、本条例に基づく出動手当防疫手当の両方が支給されるのかとの問いに対し、出動手当防疫手当とも支給されるとの答弁がありました。  次に、議第70号 瑞浪市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、主な質疑はありませんでした。  次に、議第71号 瑞浪市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、主な質疑では、本条例の制定にあたり、パブリックコメントを行わなかった理由は何かとの問いに対し、本条例のような裁量の余地のない一般的・画一的な条例について、単なる制定の是非を判断するようなケースについては、政策等の形成過程への参画には当たらないと判断し、パブリックコメントを行わなかったとの答弁がありました。  次に、議第72号 瑞浪市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定について、質疑はありませんでした。  次に、議第73号 瑞浪市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、及び議第74号 瑞浪市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、主な質疑はありませんでした。  次に、議第75号 瑞浪市地球回廊の設置及び管理に関する条例を廃止する等の条例の制定について、主な質疑では、展示物が古いこと、現在の学術的知見と異なる展示物が存在していることが閉館の理由の一つとなっているが、他の文化施設についても同様の理由で閉館につながってしまうのではないかとの問いに対し、歴史的研究は日々進んでいる。地球回廊は開館以降、研究が進むにつれ、展示物の学術的知見と異なるものが存在するようになってきた。化石博物館陶磁資料館については、それぞれ学芸員が適宜確認を行い、展示物を管理しており、閉館は考えていないとの答弁がありました。  次に、議第79号 土岐市及び瑞浪市医療提供体制審議会共同設置について、主な質疑では、審議会委員はどのような者を想定しているかとの問いに対し、市民から12名、有識者等から3名の計15名を想定している。なお、土岐市と瑞浪市から半々の割合で委嘱を考えているとの答弁がありました。  また、審議会への諮問の内容と答申の日はどのようか。また、答申後の新たな諮問はあるかとの問いに対し、諮問の内容は新病院の建設候補地に関することであり、答申は来年早々を目途としている。答申後の新たな諮問は想定していないとの答弁がありました。  以上、8議案については討論はなく、それぞれ採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、9月29日に審査を行いました議第91号 訴訟上の和解について、主な質疑では、相手方法人の親会社は、本和解の内容について、理解しているか。また、相手方法人には支払能力があり、滞納金額を確実に回収できるのかとの問いに対し、親会社は内容を理解し、了解のもとの和解である。滞納金額の支払いについては、支払い能力を考慮し、相手方法人との協議の中で決定したため、支払いは可能であると理解しているとの答弁がありました。  また、支払いに応じない場合の対応についてはどのようかとの問いに対し、相手方法人またはその親会社に対し、強制執行を行うこととなるとの答弁がありました。  本議案については討論はなく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、本委員会に付託されました条例案件7件、その他案件2件の審査結果報告といたします。 ○議長(成瀬徳夫君)  ご苦労様でした。  ただ今の報告に対して、質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、質疑を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、経済建設委員長 渡邉康弘君。 ○経済建設委員長渡邉康弘君)  皆さん、おはようございます。  去る9月11日、午前9時から経済建設委員会を開催し、本委員会に付託されましたその他の案件3件について、慎重に審査をしましたので、その結果をご報告いたします。  なお、本審査については、関連する3議案のため一括審査を行いました。  議第80号 市道路線の変更について、議第81号 市道路線の認定について及び議第82号 市道路線の認定について、主な質疑では、市道路線の変更とともに新たに認定しようとする久古田線と下小渕線に挟まれた部分の管理はどのようかとの問いに対し、既設橋区間は、市と東部広域水道事務所との共同管理をしているが、代替の滝沢川橋が架設されたため、市道管理としては廃止する。既設橋に東濃用水の管は残るため、東濃用水専用の橋梁として、東部広域水道事務所が管理をすることとなるとの答弁がありました。  また、新たに認定しようとする久古田線と下小渕線の通行はどのようかとの問いに対し、それぞれ、東濃用水道2号線からの進入は可能であるが、東部広域水道事務所の管理となる区間に到達するため、行き止まりとなるとの答弁がありました。  以上、3議案については討論はなく、それぞれ採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、本委員会に付託されましたその他の案件3件の審査結果報告といたします。 ○議長(成瀬徳夫君)  ご苦労様でした。  ただ今の報告に対して、質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、質疑を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより、まず、議第69号 瑞浪市職員特殊手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、討論を行います。  討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
     別段発言もないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りします。  本議案に対する委員長報告は可決であります。  本議案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。  したがって、議第69号は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、議第70号 瑞浪市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、討論を行います。  討論の通告があります。  15番 舘林辰郎君。 ○15番(舘林辰郎君)  おはようございます。  ただ今、議題となっています瑞浪市会計年度任用職員の期末手当ですが、常勤と同じように支給することが困難として、この期末手当の支給日の改正法案が出されました。  支給が困難ということになると、一番最初に考えられるのは、金銭的に困難なのか。あるいは、本条例で説明があったように、日数の計算ができんと。そういう事務処理のことで困難という場合があると思っています。  今回は、事務処理の問題で、会計年度任用職員の期末手当の、年末で言いますと、常勤の職員、あるいは、市長を初め議員も12月10日には支給するということです。しかし、この会計年度任用職員の方はこの日には出さないと。5日遅れて支給するということが、具体的に提案されました。  私はこの事務処理ができないというようなことで、期末手当の支給の日にちを変えるという、条例を改正するということですけども、するとは言ってません。困難なことが想定されるからということでありますので、まだ12月10日に支給するか、15日にするかということは想定の段階です。  もし、これが事務処理ができたら、同じように12月10日には、この会計年度任用職員の方にも支給ができると思っています。このように努力をしてほしいと思っています。  しかし、今議会にその条例改正を提案してきたということです。  私はこの条例改正をするということについて、強く反対をするものであります。  その一番目の理由は、まさにこれは常勤の職員と、いわゆる非常勤と言われる、臨時とか、あるいは、嘱託とは今は言いませんけども、会計年度任用職員の方を区別する。これは区別じゃなくて、明らかに差別をするということだと思っています。  こんなことは許されないし、特に私たちは期末手当、ボーナスなどをもらうとき、私も民間企業でボーナスと言っていましたけども、大変うれしかったです。今は現金は支給されませんけども、あの分厚い封筒をもらうのが大変うれしかった。  そして、もらった後は、お互いにどこかに飲みに出かけていくということをやったわけですけども、そういう感情というものは非常に強く持っています。  今でも、現金は支給されませんけども、マスコミも一斉に12月10日は、総理大臣をはじめ知事、市長、あらゆる人が大変なボーナスをもらって、こういう人たちは何百万円です。我々議員も100万円を超えるボーナスが出るわけですけども、そういうことを、非常に感情的にはうれしいという思いがあります。  その日を変えてしまう、条例化してしまう。このことはまさに差別ではないでしょうか。こんな差別はしてはいけないと思っています。  特に今日、コロナ社会になって、新しい生活様式に変えようと。こんなときに差別やとか、あるいは、男女同権の問題で社会を変えていこうという努力がされるときに、改めて差別の条例化を作ることは許されないということで、反対の討論をしたいと思っています。  会計年度任用職員の制度は、ご承知のように、今年4月1日から瑞浪市役所に勤務する、以前は臨時職員とか嘱託というような職員の方がその呼び名を変えて、これは国が変えたわけですけども、瑞浪市の会計年度任用職員という名前に変えたわけです。  同時にこれは、今、政府が進めている働き方改革の一環であって、こういう方々にも労働条件の一部の引上げがありました。期末手当を支給するとか、あるいは、交通費を支給するとか、年休を与えるというようなことで、労働条件の改善もありました。  それが、4月1日から導入されて、6月に期末手当を払って、どうも難しかった。12月は5日遅らせて支給せよと。こんなことは許されないと思っています。  こうした、今日、瑞浪市に勤めてみえます会計年度任用職員、最近ちょっと増えまして、329名みえるそうです。正規職員は415名です。常勤と言われる方は。かなりの数、市役所の窓口、あるいは、学校や保育園、幼児園などで一生懸命働いてみえます。この人を期末手当で差別する、こんなことを許してもいいでしょうか。私は全く許してはならんと思っています。  今日から10月1日、議長も言われましたけども、こういう方々の最近な制度は、額が変更になりました。どれぐらい今年の最低賃金が上がったかご承知だと思っていますが、たった1円です。  岐阜県は852円になりました。851円から1円上がりました。その対象になるのは、こうした会計年度任用職員のような非正規の職員の方の賃金です。非常に差別があるんやないですか。  こういう社会だということもありますけども、1円以下の賃上げは認められないと思っています。それが、まさに金額は最低の賃金です。こういう条件の人を、まして期末手当で差別する。そんなことは許されないと思っています。  過去をたどってみても、私たちのこの事務的困難というようなことで、12月の期末手当の支給が遅れると、12月中に2回によって支払われるとか、これはまあ、議員だけやなしに、市長を初め職員の方も、議会でその年の期末手当が決まらないとそういう措置が行われました。  しかし、初めの12月10日には支払われて、その2回目が年末になったり、あるいは、金銭的な問題であったときには3月支給というようなことがありました。  そういうことがあったわけですけども、こういう低賃金で働く非正規の方々を遅らせるというようなことが、何ら理由がないと思っています。  私がこの問題について9月8日の本会議で質問しましたけども、依然として6月の支給のときに事務的に混乱したと。こういう方々は11月いっぱい勤務されて、それから計算に入ると言われますけども、11月末に締めきって、それから期間があります。そうやって今、機械も入って、全部手作業で事務をやるわけではありません。  金がなかったら違います。その財源がないときには、それは支払われないかもしれませんけども、そういうことじゃないわけです。  職員の方は一生懸命働いてみえます。時間外もやられています。なぜこの事務処理ができないんでしょうか。まさに払うつもりがない、差別をすると言われたって仕方がないと思っています。  大変、今、こういう会計年度任用職員の方は低い賃金で働いてみえます。先ほども言いましたように、瑞浪市の職員の中で330人に近い人がこういう待遇で働かれている。大変ありがたいことだと思っています。一生懸命やってみえます。この人たちの期末手当を条例化で差別をする。そんなことは許されないと思っています。  まだ想定の範囲でありますけども、今から努力をされれば、お金があれば12月10日に、常勤の方と同じように支払われると思っていますので、そういう努力をお願いしながら、この条例化についての反対の討論とさせていただきます。 ○議長(成瀬徳夫君)  次に、5番 三輪田幸泰君。 ○5番(三輪田幸泰君)  皆さん、おはようございます。新政クラブの三輪田幸泰でございます。  議第70号 瑞浪市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成討論を行います。  9月8日の議案質疑の総務部長の答弁の中で、「会計年度任用職員の12月の期末手当は、11月末日までの勤務日数が確定した段階で支給額を算定します。本年6月の期末手当の事務処理を行ったところ、想像以上の日数を要することが判明し、常勤職員の12月期末手当の支給日である12月10日には支給額を算出するための事務処理が間に合わないと判断しました。このため、期末手当の支給日の見直しをさせていただくものであります。現状での見込みは12月15日に支給する予定でおります」とお答えをいただいております。  答弁での事務処理に想像以上の日数を要することが判明したことであるのなら、昨今の働き方改革などで長時間労働の是正が進んでいる中において、過分な仕事量を作ることなく、適正に事務処理を行っていただくなら、12月の期末手当の支給日の見直しについては、常勤職員との支給日の違いが実質5日ほどであることから、会計年度任用職員の方々にも受認いただける範疇ではないかと思います。  舘林議員は差別であるとおっしゃいますが、私はそうは思いません。  以上のことから、議第70号 瑞浪市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成討論といたします。(拍手) ○議長(成瀬徳夫君)  そのほか、ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ほかに発言もないようですので、討論を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより採決を行います。  表決は起立により行います。  お諮りします。  本議案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕  起立多数であります。  したがって、議第70号は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、議第71号 瑞浪市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、討論を行います。  討論の通告があります。  15番 舘林辰郎君。 ○15番(舘林辰郎君)  それでは、引き続き、議第71号 瑞浪市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、私は反対する討論を行います。  今回、地方自治法改正がされて、こうした公務員、いわゆる瑞浪市で言えば、市長を初め、副市長、教育長、あるいは、一般的な職員の過失による損害賠償を市民の方が起こして、いわゆる民事訴訟を行って、その判決が出てきたものについて免責をすると。ある程度、全額免責するわけではありませんけども、最高限度を決めて免責をするという地方自治法の改正がありました。  これは全ての町村で条例化せねばならないということではありません。  今、世間ではいろんな事件が起きています。例えば、市長が大変な政策を作って、何億円というような損害賠償を市民から訴えられて、裁判に負けて納めねばならん。そうなると、市長の政策推進する意欲がなくなるから、議会でそれを免責する決議をしてしまう。  こんなことが繰り返されたことから、地方自治法の改正がなされて、それでは一体全体どれぐらいの額を免責するか。最高、いくらまで納めさせるか。そういうことが地方自治法の改正の中で問われたわけでございます。  しかし、先ほども言いましたように、これをどこの地方議会でもやれということではありません。そういう条例を作ったところは、やっても良いよと。  条例なしでは市民の、いわゆる公務員に対する賠償責任を求める権利ですけども、これは地方自治の本旨に関わる、住民の大きな権利であって、公務員がいろんな過失を侵したらその賠償責任を求めてもいいという地方自治の本旨の問題になるわけです。  これを条例化して、免責をすると。それをやってもいいよということになったわけですけども、やらなくてもいいということです。  本市では、たまたま小さな問題はあります。昨年もありました。道路使用料やとか、あるいは、土地の使用料を4月に支払わなあかん、請求を出さなあかんのを、9月になってようやく請求するというようなことがありましたし、後期高齢者の保険料を取り過ぎて間違っとったというような、そういう小さなことがあったわけですけども、この限度額を今度、我々が議会で決めて、どれぐらいまでは責任を持たせるかということを決めたわけです。  瑞浪市の場合で言えば、市長は最高でも6,100万円ぐらい。例えば、1億円の賠償責任があるということなら、6,100万円までぐらいは出せと。副市長は3,400万円ぐらいです。教育長も3,000万円ぐらいは補償せなん、出さなんということです。  大変なことですけども、そもそも憲法17条は、公務員は過失を侵したらいかんと。正規にきちんと法律や条例に従って、それ以上のことはやるなと。その範囲内で事務処理をして、正規の適正な行政を行えということを憲法17条で決めているわけです。  それを逸脱すると住民は怒って、行政訴訟を起こすわけです。そんなばかなことはないということで。まさにこれは住民の権利です。  それから、我々にも権利があります。こういう訴訟が起きたときに、その額を免責するかどうかは、議会の決議によってやれるという権利があったわけですけども、今回、市長で言えば、6,000万円以上はもう議会に権利がありませんよ。そんな権利はない。議会の、我々の権利も制限をされるという状況になっていったわけです。  そういう条例を作ってもいいよということで、私は本市にしてみれば、そんな大きな何億円も市長は失敗をするとは思ってません。小さな職員の過失はあるかもしれんけども、それはまあ、庁内の処分の範囲内で処分を済ませれば、住民の方が賠償責任を問うようなことをしなくてもいいと思っています。  今回のこの市長に対する6,000万円まで補償せよというようなことについては、なかなか起こりにくいし、そんなことを許すような議会であってはならないと思っています。  むしろ、今、我々の周りで起きている、水野市政の中で起きてる問題をどうするかということを真剣に考えていくべきではないかと思っています。  最近はありましたよ。例えば、先週ですか。下呂市の令和元年度の決算が認定されないというのは、まさにあそこで亡くなった職員が大きな不正をやっとった。あるいは、最近は豊橋市の紡績の跡地を無償でどこかの企業に渡した。それに対する賠償責任を市長が問われて、判決が出ています。市長、市に返せという判決が出ています。  そういうことは起きていますけども、我々、議会がしっかりしていれば、こんな事件を許さないと思っています。こういうことのほうが条例制定をするより大事なことではないでしょうか。  議会のほうがしっかり行政をチェックできる。そして、市長を信用する。職員を信用してやらせるという体制こそが大事だと思っています。  国の基準の参酌基準において、市長6,000万円、副市長3,000万円というようなことを決める必要はないと思っています。自ら質して、議会がしっかりしていくということのほうが大事ではないかと思っています。  そういう点で、この地方自治法改正も全ての議会がそのようにやれということは言ってません。改正する必要がないというふうに思って、私はこの条例化について反対いたします。  以上で、討論を終わります。 ○議長(成瀬徳夫君)  次に、12番 榛葉利広君。 ○12番(榛葉利広君)  それでは、議第71号 瑞浪市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、賛成の立場で討論させていただきます。  住民訴訟制度は、1948年の第2次地方自治法改正において、住民監査制度とともに、米国の納税者訴訟を参考として創設、現在に至るまで国でも議論が繰り返されてはおりますが、異常に高額な損害賠償判決が出された判例もあると聞きます。  最新の法改正では、市長や一般職員等が軽過失しかない場合であっても、損害の全額について責任を追及され、個人として多額な損害賠償を負う可能性があり、それにより萎縮効果で円滑な行政運営に弊害が生ずることが指摘されておるところであります。
     また、市長や職員等への損害賠償請求権を議会が放棄し、市長等を救済するケースについて、議会の判断が問題視される事例が見受けられ、最高裁判決における裁判官意見において、権利放棄の判断が政治的関係に影響を受けて、客観性や合理性が損なわれ、議会の裁量権の逸脱、乱用になることがないよう求められております。  それに対応するために、今回、条例を制定することによって、個人の損害賠償責任を軽減するものであり、議会が請求権を放棄する際には、監査委員からの意見聴取も求めることによって、議会の裁量権の逸脱、濫用を防止することにもなります。  また、賠償額の上限設定について言及がございましたが、これにつきましては、地方自治法により政令で定める基準を参酌することが定められており、参酌基準と異なる内容とする根拠まではないと考えます。  以上の観点から、議第71号 瑞浪市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についての賛成討論といたします。(拍手) ○議長(成瀬徳夫君)  そのほか、ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ほかに発言もないようですので、討論を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより採決を行います。  表決は起立により行います。  お諮りします。  本議案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕  起立多数であります。  したがって、議第71号は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、議第72号 瑞浪市子ども・子育て会議条例の一部を改正する条例の制定についてから、議第75号 瑞浪市地球回廊の設置及び管理に関する条例を廃止する等の条例の制定についてまでの4議案について、討論を行います。  討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りします。  本4議案に対する委員長報告は可決であります。  本4議案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。  したがって、議第72号から議第75号までの4議案は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、議第79号 土岐市及び瑞浪市医療提供体制審議会共同設置について、討論を行います。  討論の通告があります。  15番 舘林辰郎君。 ○15番(舘林辰郎君)  それでは、ただ今、議題となっております議第79号 土岐市及び瑞浪市医療提供体制審議会共同設置について、反対討論をやらせていただきたいと思っています。  私は基本的には、この条例について反対する立場であります。この医療体制をどうするかということについては、ご承知のように、新病院を土岐市内に、東濃厚生病院と土岐市総合病院の中間点に建てるということで、今、その審議会の規約が上程されたわけです。  この規約については、共同で地方自治体が、そこの1自治体だけやなしに、他の自治体。いわゆる広域になるわけですけども、土岐市とか瑞浪市、あるいは、ほかの地方自治体と何か共同で作るというときに、その準備をするための事務をせなならんということから、この審議会が提案されています。  6月議会の補正予算のときに、この新病院の建設について、私は5項目にわたって反対討論をしました。そのことに関係しますけども、確かにこの審議会を作るということについては、地方自治法の中でも、第139条の中に連帯行政、あるいは、協議会を作るときの問題点とか、そういうことで認めています。  それから、地方自治法252条の2の2についてでも、そういう行為を、共同で事業を起こすときには、連帯するため、あるいは、協議をするために必要だということで、審議会を認めています。  しかし、これはあくまでも正規のものではありません。正規のものをどうするかということでは、この前の3月24日の東濃中部の医療提供体制検討会の最終結論で出た段階で終わったわけですけども、今後、事務組合などを作って、その基本を作っていくと。場所についても決まらなんだということで、あの検討会は解散をせざるを得なんだ。  それ以後、どうするかということで、事務的な処理を、この2つの市で共同でやっていくと。そのためには、こういう規定が要るということで、地方自治法は認めています。  確かにその根拠はありますけども、では、一体全体あの検討会の結論は何であったかということは、一つは問われているわけです。  場所もはっきりせんし、どうやって作るか分からんというようなことで、あとは両市の協議に任せるということになってきているわけです。  基本的に責任を持っているのは、やはり両市の市議会であると思っています。市議会がはっきりした、この事務組合を設立していくというような決意をせんと、事が始まらん。その前の段階でやっていくということです。  今、瑞浪市の、我々の議会運営する、お互いに覚書という、申合せ事項ということで決めていますが、その中の28項目の中に、いわゆるこういう事務的な処理をする。瑞浪市では附属団体と言っていますけども、そういうものを決めるときに、議会が、議員が入ると行政がおかしくなる。そういうところに入っちゃいけませんよという規定を持っています。  しかし、この2つの団体が共同でやるというようなことについては、規制をしているかどうかというのはありますけども、先ほど委員長報告があったように、この審議会を作るときにどうするかということで、土岐市と瑞浪市の住民の代表やとか、あるいは、有識者、偉いさんも含めて、15人を任命するという中に、議員は入ってません。  議員が入っていいということは許されていないわけですから、そういう規制を持っているから、議員が入るかどうかということが問われているわけです。  長くなりますので、簡単に反対理由を申し上げたいと思っています。  今回、提案されましたこの審議会の規約は、誠に不平等な、土岐市優先の規定であります。あらゆることが土岐市の市長、あるいは、職員、事務局の中で決まっていくということをうたってあります。  まして、今度言われているように、新病院の建設地の問題だけではありません。病院をどうするかという内容も決められる条例になっています。それをどこが決めるかというと、瑞浪の市議会には全くその権利はない。土岐市の行政でやっていける。  たまたま途中で瑞浪市長と協議をするという項目も入っていますけども、議会と市長は二元代表制です。全然構想が違います。それを排除して、議会を排除して、市長と協議をすれば何でもできるというような、こんな不平等な規定はないのではないでしょうか。  まさに土岐市内に病院を作って、土岐市の言うような病院を作っていく。こんなことを瑞浪市議会が許していいかどうか。この条例を、規定を通しますと、そういうことになります。  一番ひどいのは、もしも仮に瑞浪の代表が、この審議会で不都合な発言をしたら、土岐市の市長が「おまえやめよ」という権限を与えられています。そのときに、市長はノーと言えるかどうか。ここが質されていますけども、ノーと言えるというふうに、瑞浪市長がノーと言えば、やれませんという規定は何もありません。  土岐市の市長が言えば通っていくということは書いてありますけども、ないわけですから。こんな不平等な規定を許していいでしょうか。  土地の問題からいろいろありますけども、私はこの条例の片手打ち、非常に大きな問題を、禍恨を残す。特に病院問題ですので、4万人の市民の、4万人は切りましたけども、これからの瑞浪市民の命に関わる問題をこの審議会は扱うということですので、大事な規定だと思っています。  ここが、第一歩として入り口になりますけども、入り口で、門口に入ったときに踏み間違えると、命まで取られるということを覚悟していかなならんというふうに思っています。  そういう問題で、この審議会の設置については反対をしたいと思います。  以上です。 ○議長(成瀬徳夫君)  次に、7番 樋田翔太君。 ○7番(樋田翔太君)  それでは、議第79号 土岐市及び瑞浪市の医療提供体制審議会共同設置について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  今回の議案については、前にも申し上げましたが、東濃中部医療提供体制の検討会で、瑞浪市、土岐市及び岐阜厚生連の三者の議論の結果において、瑞浪市と土岐市の医療を存続させるためには中間点に公設民営での新病院建設が望ましいとの結論に至ったというわけです。  現状の2つの病院を残すにも、医師確保が難しく、東濃厚生病院は市が運営しているわけではありませんが、健全な運営を行っていただき、医療提供体制を守っていくためにも、三者の話合いのもとに検証を行う必要があります。  舘林委員がおっしゃったところには、場所は決まっていないと。それは、場所は決まっていませんが、これからその場所を決定していくための審議会でありますので、その場所が決まらなければ建設の費用も分かりません。  その先には、この東濃中部の医療体制をどのように守るかという建設的な議論を行うためにも、この審議会は必要であるというふうに考えます。  以上の理由から、議第79号 土岐市及び瑞浪市医療提供体制審議会共同設置について、賛成の討論とさせていただきます。  以上です。(拍手) ○議長(成瀬徳夫君)  そのほか、ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ほかに発言もないようですので、討論を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより採決を行います。  表決は起立により行います。  お諮りします。  本議案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕  起立多数であります。  したがって、議第79号は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、議第80号 市道路線の変更についてから、議第82号 市道路線の認定についてまで及び議第91号 訴訟上の和解についての4議案について討論を行います。  討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りします。  本4議案に対する委員長報告は可決であります。  本4議案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。  したがって、議第80号から議第82号、及び議第91号の4議案は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)
     次に、日程第15、議第85号 令和2年度瑞浪市一般会計補正予算(第9号)から、日程第28、認第8号 令和元年度瑞浪下水道事業会計決算の認定についてまでの14議案についてを一括議題といたします。  ただ今、議題といたしました14議案については、予算決算委員会に付託してありますので、その審査の経過及び結果の報告を求めます。  予算決算委員長 加藤輔之君。 ○予算決算委員長(加藤輔之君)  予算決算委員会、委員長報告を行います。  去る9月15日及び16日、予算決算委員会を開催し、本委員会に付託されました予算案件6件及び認定案件8件について慎重に審査をいたしましたので、その結果をご報告いたします。  なお、審査にあたっては、事業内容に伴う補正予算の妥当性や、事業に伴う適切な予算の執行が行われたかについて、両日とも忌憚のない審査を行うことができました。  全議員が参加したことから、質疑・答弁に係る詳細な審査経過の報告は省略いたします。  なお、討論がありましたので報告いたします。  議第85号 令和2年度瑞浪市一般会計補正予算(第9号)について、反対討論では、医療提供体制審議会負担事業についての補正は、今定例会に上程されている議案「医療提供体制審議会共同設置について」の議決結果のいかんにより行われるべきと考える。しかしながら、今回の補正はこの順番が守られておらず、予算審議の面で議会を軽視していると考えられるため反対するとの討論がありました。  賛成討論はありませんでしたが、本議案については、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお、議第86号 令和2年度瑞浪国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)から、議第90号 令和2年度瑞浪下水道事業会計補正予算(第1号)については、討論はなく、それぞれ採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。  また、認第1号 令和元年度瑞浪一般会計決算の認定についてから、認第8号 令和元年度瑞浪下水道事業会計決算の認定については、討論はなく、それぞれ採決の結果、原案のとおり認定すべきものと決しました。  以上、本委員会に付託されました予算案件6件及び認定案件8件の審査結果報告といたします。  なお、9月14日、本委員会で令和元年度決算に係る10事業について、市議会事業評価を実施し、全議員による意見交換を重ね、最終的な事業評価を導き出すに至り、後日、報告書としてまとめ、議長名で市長宛てに提出する予定です。  以上、予算決算委員会の委員長報告といたします。 ○議長(成瀬徳夫君)  ご苦労様でした。  ただ今の報告に対して、質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言がないようですので、質疑を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  ただ今から、議第85号 令和2年度瑞浪市一般会計補正予算(第9号)について、討論を行います。  討論の通告があります。  15番 舘林辰郎君。 ○15番(舘林辰郎君)  何回も申し訳ありません。あと2回ぐらいやりますので、よろしくお願いいたします。  ただ今、議題となっています瑞浪市一般会計補正予算(第9号)について、反対の討論を行いたいと思います。  私はこの補正予算の全てに反対をするということではありません。その一部について反対のところがありますので、それを述べて反対としたいと思っています。  今回、この補正予算は10億4,760万円と大変な額の補正予算となりました。その内容を見ますと、コロナ社会の中で市民生活を支援していこうということで、大きく膨れ上がったと思っています。  当初の瑞浪市の一般会計の予算は160億円ぐらいですから、この間、9回に及んで、今年は補正予算を行っています。その額は総額で221億円を超えました。  こんな予算を組んだことはないわけですけども、それくらい今日の社会は必要だということであって、今回も一般会計から見ると補正予算の合計では、今年は66億円も、当初計画した事業計画よりも使わなならんという、大変だと思っています。  これから財源を確保するのも大変ですけども、その大半の財源については、今回も国や県から約8億円ぐらい支払いがありますので、それをこの10億円を超える補正予算の中身として財源が確保されております。  しかし、我々瑞浪市の財源の持ち出しも大変であります。前年度の余剰金が5億円余りありましたけども、この5億円余りの余剰金を全額、今度の補正予算に使わなならんということになってしまったわけです。  後はありません、もう。あと、国の交付金がどうなるか分かりませんけども、市長が持っとった余剰金はもう使ってしまう。それでも足りないということで、5,000万円ぐらい、約4,800万円借金をします。市債を発行します。  そうして、ようやくこの221億円という事業計画が成り立つわけで、非常に大変なことではあります。  しかし、補正内容を見ますと、やらねばならん問題が多い。特に学校教育に対するタブレットの支給などはやらなならんと。国も金を出す。今やらな、いつやるんやということが問われているわけですから、やらなならんという問題があるわけです。  我々議員は、こういう大きな予算について、やらなならんということでは賛成をします。しかし、市長がやる市政の中身をしっかり吟味して、チェックせなならんと思っています。その任務が予算審議の非常に重要な任務であります。  私はその中身として、今回、これはちょっと違いましたけども、4款 衛生費の中に、この10億円を超える予算の中で、たった12万8,000円です。衛生費ということで、健康保険やとか、いわゆる病院問題の審議会に使う費用が紛れ込まされています。たった12万8,000円ですよ。  しかし、これを指摘するかどうかということが、議員の任務にかかっていると思うんです。  予算決算委員会の委員長も報告しましたけども、審議の段階では、この審議会を作ってもいいという条例の審議を決定していませんでした。その前に予算だけを審議する、決定をするということについては、片手打ちやないかと。  先ほども言いましたけども、職員は、公務員は法律や条例、または議会の決定において事務事業を行う。これ以外のことをやっちゃいかんわけです。そういうことが決められているわけですけども、そういう点では、この予算を入れているということについては大きな間違いじゃないかということを指摘したわけですけども、今日は違いました。  さっき、この審議会条例が可決されましたので、私の言い分は成り立たんようになったわけです。  しかし、依然として、私はこの審議会に払うお金、12万8,000円ですけども、これをきっちりチェックせないかん。まさにこれは土岐市の、先ほども言いました、審議会に払うようなもんです。  そこに払う金として12万8,000円が載っておる。これをチェックしないような議会であっていいかどうかということもあります。  先ほども予算決算委員長は前年度決算の認定の審議の報告をされましたけども、あの昨年の、前年度の決算の審議の中にも、おかしなところがあります。  基金の最終ページのところに少し、3月15日の締切り以後の基金については来年度に回すということが書いてありますけども、その1行を書いて、決算報告書のところには、いわゆる再来年から始まる森林譲与税の基金の積立てが27万5,000円積んだと書いてありますけども、基金の中には載ってきません。書いてない。その一覧表もない。  これを去年の12月議会のときに、森林譲与税基金を作るということを議会は決めたわけですけども、今年の決算書には載せないと。この譲与税でいろいろ聞いた方がございます。大体、譲与税っていうのはどうやって使うんやということを聞かれた方がありますけども、聞いただけで終わっては、議会の役割は務まらないと思っています。  載せないかんやないですか。そういう30万円の予算を立てて、27万5,000円は積んだと書いてあるわけです。積んだら載せないかん。それをやってないという。  こういうことを指摘してる、予算の中でしっかり見つけることが議会の役割ではないでしょうか。まあ、議員の役割と言ってもいいですけども、聞くだけで何もしない議員、執行部の言うことは賛成、それだけで議会が務まるならば、議会は必要なくなってしまいます。そのことを私は言いたいです。しっかり審議できるかどうか。そういう議会になっていくかどうか、議会が問われています。  まさにこの衛生費の12万8,000円は、そういうことで丸め込まれた予算が入っている。ほかの予算、全体について反対するわけではありません。必要な予算であると思っていますので、十分活用して事業を遂行して、市民の生活に役立ててほしいと思います。  そういうことを申し上げまして、私はこの12万8,000円について、非常に不当な支払いだと指摘しながら、反対の討論といたします。 ○議長(成瀬徳夫君)  次に、6番 辻 正之君。 ○6番(辻 正之君)  新政クラブの辻正之です。  議第85号 令和2年度瑞浪市一般会計補正予算(第9号)に、賛成の討論を行います。  今回の補正予算については、医療提供体制審議会負担事業として、土岐市及び瑞浪市医療提供体制審議会共同設置などの予算です。  この負担事業は、審議会の会議の費用としての予算となり、審議会が開かれた場合に必要となります。  この審議会は、立ち上げが前提となる予算なので、規約が議決されたときに、10月末頃に審議会の会議が開かれる予定です。  この会議は、瑞浪市にとって大変重要な会議となり、建設候補地について、また、その周辺を審議会で話し合う会議となります。そのため、この補正予算に対しましては、賛成するものです。  その他、新型コロナウイルス感染症対策として、事業者に対する支援など、あらゆる業種の方々が大変な苦労をされている中で、少しでも早く支援をすることが必要だと思います。  市民の尊い命と生活、地域経済を守るためにも、早めの対策と、今以上の備えが必要です。  今回の補正予算においては、市民の多くの声を一定に取り入れていただいた内容となっていますので、賛成です。  結びに、今回の補正予算について考えを述べてまいりましたが、いずれにしても本予算の執行にあたっては、市民にとってより効果的なものとなるよう取り組んでいただいていると思います。  以上を申し上げて、賛成討論とさせていただきます。(拍手) ○議長(成瀬徳夫君)  ほかにありませんか。  ほかに発言もないようですので、討論を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより採決を行います。  表決は起立により行います。  お諮りします。  本議案に対する委員長報告は可決であります。  本案について、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕  起立多数であります。  したがって、議第85号は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、議第86号 令和2年度瑞浪国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)から、議第90号 令和2年度瑞浪下水道事業会計補正予算(第1号)についてまでの5議案について、討論を行います。  討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りします。  本5議案に対する委員長報告は可決であります。  本5議案は、それぞれ原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。  したがって、議第86号から議第90号までの5議案は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、認第1号 令和元年度瑞浪一般会計決算の認定についてから、認第8号 令和元年度瑞浪下水道事業会計決算の認定についてまでの8議案について、討論を行います。  討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、討論を終結いたします。  これより本8議案について採決を行います。
     本8議案に対する委員長報告は、認定であります。  本8議案について、原案のとおり認定することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。  したがって、認第1号から認第8号までの8議案は、原案のとおり認定されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、日程第29、発議第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、及び日程第30、発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期間延長を求める意見書の提出についての2議案を一括議題といたします。  ただ今、議題としました2議案については、所管の常任委員会に付託してありますので、その審査の経過及び結果の報告を求めます。  初めに、総務民生文教委員長 樋田翔太君。 ○総務民生文教委員長樋田翔太君)  それでは、総務民生文教委員会に付託されました意見書1件につきまして、委員会の審査結果の報告をいたします。  9月10日、本委員会に付託されました意見書1件について、慎重に審査をしましたので、その結果をご報告いたします。  発議第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、提出議員から詳細な趣旨説明がありました。  本議案について質疑、討論はなく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、本委員会に付託されました意見書1件についての審査結果報告といたします。 ○議長(成瀬徳夫君)  ご苦労様でした。  ただ今の報告に対して、質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言がないようですので、質疑を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、経済建設委員長 渡邉康弘君。 ○経済建設委員長渡邉康弘君)  それでは、本委員会に付託されました意見書1件について、慎重に審査をいたしましたので、主な内容をご報告いたします。  発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期間延長を求める意見書の提出について、主な質疑では、本市も国土強靭化地域計画(案)のパブリックコメントが実施される。今回の意見書の提出は、こうした動きを受け行うものかとの問いに対し、国から各自治体に対し、国土強靭化地域計画の策定が求められている。本意見書を議会として提出することが、本市における計画策定に大きく寄与するものと考え、提出しようとするものであるとの答弁がありました。  討論では、本定例会に上程されている補正予算でも分かるように、本市のような財政力の弱い自治体は突然の災害時に迅速な対応が困難である。予算を確保し、万が一のときの迅速な対応を可能にするためにも、本意見書の提出は意義があり、賛成するとの討論があり、反対討論はありませんでした。  本議案について採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、本委員会に付託されました意見書1件についての審査結果報告といたします。 ○議長(成瀬徳夫君)  ご苦労様でした。  ただ今の報告に対して、質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、質疑を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより本2議案について討論を行います。  討論はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言もないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  お諮りします。  本2議案に対する委員長報告は可決であります。  発議第2号及び発議第3号については、原案のとおり決することにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  異議なしと認めます。  したがって、発議第2号及び発議第3号は、原案のとおり可決されました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  次に、日程第31、請願第2号 東濃厚生病院の存続と充実を求める請願書についてを議題といたします。  ただ今、議題といたしました請願第2号については、総務民生文教委員会に付託してありますので、その審査の経過及び結果の報告を求めます。  総務民生文教委員長 樋田翔太君。 ○総務民生文教委員長樋田翔太君)  それでは、審査結果の報告をいたします。  9月10日、本委員会に付託されました請願1件について、慎重に審査をしましたので、その結果をご報告いたします。  請願第2号 東濃厚生病院の存続と充実を求める請願書について、主な質疑では、本請願事項に「今のままで存続させる」とあるが、「今のまま」とはどのような状態かとの問いに対し、JA岐阜厚生連が引き続き経営するということであるとの答弁がありました。  反対討論では、少子高齢化に伴う人口減少による医療の縮小や医師確保の難しさを考慮すると、東濃厚生病院が今後も現状どおり存続することは困難である。地域にあった医療に対応するためには、両病院が疲弊する前に統合すべきであると考え、反対するとの討論がありました。  また、現在の民設民営のままでは医師不足による医療提供不足、また、患者数の減少や経営難によるJA岐阜厚生連の撤退が考えられる。公設民営の新病院を建設することは、市が安全・安心な医療体制を責任を持って整えるという意志の元、その判断は妥当性があると考え、本請願に反対するとの討論があり、賛成討論はなく、本請願については、採決の結果、不採択とすべきものと決しました。  以上、本委員会に付託されました請願1件についての審査結果報告といたします。 ○議長(成瀬徳夫君)  ご苦労様でした。  ただ今の報告に対して、質疑はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  別段発言がないようですので、質疑を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより討論を行います。  討論の通告があります。  1番 奥村一仁君。 ○1番(奥村一仁君)  それでは、請願第2号 東濃厚生病院の存続と充実を求める請願書について、反対の立場で討論をいたします。  地域医療構想による病院の再編、統合の大きな理由は、医師不足等による医療提供体制の弱体化であります。日本の総人口は減少局面に入っており、これに伴い、医療の担い手となる生産年齢人口が急速に減少しており、医師不足は全国的な問題となっております。  東濃地域においても例外ではなく、今後の人口減少と更なる高齢化が進む中において、医療提供体制の再編は避けて通れません。  こうした状況の中で、市民の皆様が将来にわたって持続的に適切な医療を受けられるようにするためには、限りある地域の医療資源を効率的かつ効果的に活用していく必要があります。  日本で初めて隣接市立病院が統合した病院では、病院統合の検証結果を以下のようにまとめております。  医師数が大幅に増加し、医師確保について極めて大きな成果があった。  医療資源の集約により、診療機能が向上した。  医療施設の機能分担と適正配置により、断らない救急が実現した。  この検証結果から、将来にわたる地域医療の確保という命題に対して、再編、統合が極めて有効な手段であるということが証明されております。  東濃厚生病院と土岐市立総合病院の一病院化においても、医療資源、人材の集約により総合的な救急医療に対応できるようになり、医療需要に見合った病床規模を実現し、市民にとって必要十分な医療体制を構築でき、質の高い医療提供ができるとされております。  医療の質の向上により、多くの疾患に対応できるようになり、患者の利便性が向上することは、地域医療に良い影響を与え、市民の皆様への安全・安心な医療提供体制の確保に大きな効果をもたらすと考えます。  また、東濃厚生病院は民間病院であります。JA岐阜厚生連が、人口減少による医療事業の減少等の理由により東濃厚生病院を廃止するという判断を下した場合、市には引き止めるための強制力はありません。  現に、東濃厚生病院は、現状のままでの病院存続は困難であり、地域に合った医療に対応するためには、東濃厚生病院と土岐市立総合病院の両病院が疲弊する前に統合すべきであるという見解を述べております。  両病院が疲弊し、東農中部の医療提供体制が崩壊してしまう前に一病院化を推進し、持続可能な地域医療体制を確保することが重要であると考えます。  これらの理由から、本請願書に対して、反対と判断するに至りました。  市民の皆様のためには、先を見据えた対極的な視点から判断し、効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進していかなければならないと考えます。  以上、請願第2号 東濃厚生病院の存続と充実を求める請願書についての反対討論といたします。(拍手) ○議長(成瀬徳夫君)  次に、15番 舘林辰郎君。 ○15番(舘林辰郎君)  これで、私の討論は最後になりますので、しばらく辛抱して聞いていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。やじらないでください。  今、議題になっています東濃厚生病院の存続と充実を求める請願書に対して、私はこの請願を採択すべきだという立場から、問題提起をしながら、賛成討論をしたいと思っています。  まず初めに、委員長報告がありました。東濃厚生病院は存続するかどうかということで議論がされていますけども、瑞浪市と土岐市とで一病院を作らなければ存続をしないとは言ってません。医療体制の中でそういうことになったと。  それから、もう一つ、JA岐阜厚生連の態度でありますけども、瑞浪市から撤退をするなんてことは一言も言ってません。そんな心配はありません。  これも国の押しつけた、医療体制をどうするかということで、瑞浪市なんかは「もう病院要らんやないか」と。「土岐市へ行け」という、そういうことを考えただけであって、東濃厚生病院やJA岐阜厚生連は、「もうやれんようになったで、存続できんようになったから土岐市に行く」なんてことは一言も言ってないわけですから、そこは間違えないようにしてほしいと思います。  言ってるのは、政府は、あの三党合意で出した消費税を上げるために社会保障費を、ちょうど去年の10月1日から消費税が10%に上がったわけで、1年たったわけですけども、それを社会保障になかなか使えない。社会保障費を切り詰めなならん。  軍事費にはどんどんつぎ込むと。要らんあのイージス・アショアなんかをアメリカのトランプ大統領に言われて、「はい、買います」って買うけども、そういうところにはあの軍事費をどんどんつぎ込むけども、消費税を上げた財源で社会保障をやればいいんです。  それをやらずに、何をやったかと言うと、病院のベッドを減らす。大学は医者を作ることを差別して、女性には医師の資格がとれんように不合格にしてしまう。こんな政治を続けてきたわけです。そこに問題があるわけです。  医師不足と言えるのも、誰がやったかというのは、社会保障を削減するために医者を作らず、学費を値上げして、貧乏、お金のない子どもは医師になれないような社会を作ってきた。ここがコロナ社会の行き詰まりもあるわけです。
     先ほど、委員長報告の中でありましたけども、安全・安心な医療体制を作ると言ってますけども、コロナ社会は安全・安心する社会になっていません。政府やとか、あるいは、市長が求めてるのは、自粛を求めただけです。  そして、少人数しか集まっちゃいかんよと。不要な集会などは行くなと。そういう自粛を求めただけで、ワクチンを早く作れとか、あるいは、薬を早く作れなんて、そんなことはやらなんだわけです。  自粛を求めるだけで精いっぱいの社会。これが今日の政府が言う医療体制です。  まさにそういうことでは、結果的になってきたということで、明らかになってきたのではないでしょうか。  市長もいつも言ってます。防災会議を開いて、放送でされてますけども、「皆さん自粛をしてください。余分なところへは行かないでください」ということを呼びかけるだけで終わってます。「早く薬を飲みなさいとか、早く医者へ行きなさい」なんてことは言えないわけです。  そんな医者はないわけですから。そういう社会になってきたときに、このような請願が出てきたということは、まさに時を期せず、非常に大切な請願ではないでしょうか。  この請願書は、東濃厚生病院と土岐市立総合病院の統合をめぐって、瑞浪市民の方のグループが、東濃厚生病院の存続を求める市民の会という会を作られて、運動を起こされて、そして、成瀬議長を先頭にしてこの請願書を出して、東濃厚生病院が存続するよう各方面に働きかけをしてくださいと言っています。  市長に言えとか、あるいは、東濃厚生病院に言えとか、どこに言えとも言ってません。いろんなところへ働きかけをしてください。そういう役目が市議会にはあるんではないでしょうかということで、唯一、市民の請願権という大事な権利を使って行われている問題であります。  私は瑞浪市にとっての今日、この病院一元化、新しい病院を作るということは、今後の市政にとって重大な問題だと思って、真剣に考えて、今までもいろんな議論に参加してきましたし、今日も何回かこの反対討論に立っています。本当にこれからの市政に大きな影響を与えます。  市政だけではありません。私たち市民の生活にも、病院がなくなるということで大きな影響が出てきます。陶から走ってきて途中で交通事故かなんかがあって、なかなか新病院に行けなんだと。そのうちに命を落とすかもしれません。  その第1号は、私も80歳を超えたわけですから、私かもしれませんけども、そんなことを許す市政、私の生涯にも関わってくるわけですから、この請願について、非常に大切な請願だと思っています。  今も委員長報告がありました。去る9月10日に総務民生文教委員会は、この請願を不採択にした。こんなことが許されるでしょうか。  唯一、請願権は市民のものです。議会のものではありません。市政についてものを言えるのは我々議員だけです。市民の方は、請願権という権利を使って、ようやくお願いをしますということができるわけで、不採択にしましたということだけで済まされたら、議会の信用はがた落ちになります。私は今回、この報告を受けて、今以上に憤りを感じました。  その次の日のローカル新聞が報道します、岐阜新聞やとか中日新聞が記事に書きました。なかなか瑞浪市議会の記事をそんなに大きく扱うということがありませんけども、この不採択にした記事は大きく扱っています。めったにないことです。  新聞記者も、市議会の様子は異常やということを強く感じて報道したのではないでしょうか。市民の方は、もっと強くこの不採択の報道に感情を持たれたのではないかと思っています。  先ほども言いましたように、厚生労働省が社会保障を抑えるために、病院の統合、そして、ベッドの削減。東濃厚生病院もベッドが余っとるわけじゃないわけですけども、余らせて、政府は使わせないようにするという措置をしてて、なかなか病院統合も促進が進まなんだもんで、去年の9月26日にしびれを切らして、厚生労働大臣が全国の424病院に「早く統合せよ」と、「結論を出せ」という指示を出され、そういうリストを公表しました。ちょうどそれが1年前の9月26日です。  その中に、岐阜県の9病院が入ってました。近隣の病院も、もちろん東濃厚生病院も入っていました。そして、恵那市の市民病院、多治見市の市民病院も名指しで指名をされたわけです。  しかし、恵那市長や多治見市長はすぐに異議を申し立てて批判をしました。「厚生労働省は何を考えてるんだと。我々は一生懸命、病院経営についてやっとるやないかと。なんで統合せなん。どこを見とるんだ」という批判を、市長ばかりじゃありませんでした。医療関係の団体の委員長やとかそういう方が、そういう批判声明を出しました。  そして、今年になって、新型コロナウイルス感染が拡大して、どうにもならない状況が政治的にもできてきました。この状況は、この統合問題に大きな状況変化をもたらしました。  3月14日に加藤厚生労働大臣は、この統合問題について先送りをするという声明を出しました。医療構想はああやってやったけども、批判もあったと。そして、コロナもはやって、どうすることもできん。せいぜい自粛ぐらいしか要請できん。  そういうことですから、これを今後、どう対応していくかということについて、医療構想についても考えなならん。  その一番は、地域住民の意見を聞くこと。そういうことによって、地域の、いつ統合させるとか、時間的な時期の問題やとか、あるいは、その他、今も出されていました医師の問題など、いろんな問題がありますけども、そういうものを整理した上で、9月中に何とかまとめようということを言ったわけです。  一昨日の報道かなんかで見ますと、ついに10月になっちゃって、このまとまりもできなんだわけで、本市の、土岐、瑞浪の一病院化も、作る場所も決まらずに持込みも、延ばさなならんという状況になったわけですね。こういう状況の変化があります。  その中では、先ほど言いました市民団体の方の大きな努力があります。市民団体の方は、5月に成瀬議長宛てに陳情書を提出されました。8月、9月には今回問題になっている請願書を、合計2,000余名を超える市民の方々の署名を集めて、議会に届けられています。  そして、市民の勉強会も開いて、そこには、土岐医師会ではないわけですけども、多治見医師会の開業医の先生が参加して、「一病院化、大丈夫ですか」という講演をしています。  その中心的な話は、「病院を新しく建てたって、新しい医者は集まりませんよ。医者を派遣するのは、土岐市立総合病院も東濃厚生病院も名大病院が握ってますよ」。ここが変わらんうち、いくら新しい病院やすばらしい病院を建てたって、1人や2人はそりゃ新しい病院で医者は増えるかもしれませんけども、「名大病院が握っとるうちはなかなか難しいですよ」と。こういうのが今、医師不足にしている大きな原因であるということを話してくれました。  皆さんはうなずいて、「医師会というのは強いなと。日本の政治を動かしているな」ということで納得して聞いてみえました。  このように、市民団体の方は動いています。  そして、一番大きな力を発揮しているのは、あの街頭宣伝ではないでしょうか。連日、街頭宣伝を行って、東濃厚生病院を残しましょうと。誰も反対をする方はありません。その声を聞いて、カンパが大変集まっとるそうです。  よう名のり出んけども、カンパだけはさせてくれっていって、万という金を出してくれるそうです。多分、この市民団体は、金が集まるわけですから使わなあかんと思って、ますますこの存続せよという運動を大きく盛り上げていくと思っています。  それが、市民の気持ちではないかと。今の状況ではないかと思っています。  市長も大変努力をされました。今議会が始まった開会挨拶の中で、この市民の会が届けたアンケートを克明に、真摯な気持ちで議員に発表されました。私の気持ちはこうですということを発表されたわけです。  そしてまた、恵那市にもこの東濃厚生病院の存続を守る市民の会が立ち上げられています。その方々とも懇談をされて、東濃厚生病院の統合問題の経過を詳しく説明されていました。  こういう努力はされていますけども、市議会は市民の気持ちが分からずに不採択にする。それでいいでしょうか。  市長も努力して何とかしようとされています。  それから、市民の方も「あの病院がないと困る」。先ほど、誰か建設的な意見だという話がありましたが、瑞浪市に公立的な病院をなくすということが、建設的な考えでしょうか。全く違うと思っています。  いざとなったときに、開業医しかない。とても建設的、安全・安心とは言えないと思っています。簡単な考えを持ってみえる。  病院がないことが、安心だと考えてみえるのでしょうか。これではもう、とても請願者の気持ちを汲むことはできないと思っています。  公立病院の力は、この地域の医療の基盤となっています。東濃厚生病院は医者が、医術だけではありません。人情もあります。80年間にわたってこの片田舎の病院を守ってきた。瑞浪市だけでない、恵那市や土岐市の総合病院がガタガタになったときも、その後を受けてきっちり守ってきたという、人情厚い病院です。  だから、市民の会が催しをした、院長と語る会が8月28日にありました。そこへ、なかなか病院のスタッフが市民グループの懇談会に参加するということはないと思いますけども、院長自ら出てきて、5人の幹部職員も出てきて、丁寧に今の東濃厚生病院の形態、あるいは、医師不足の問題を説明されました。  まあ、参加した人は、かなり納得をして聞いてみえましたけども、その中で、一病院しか存続できないなんてことは一言も言わなかった。とてもJA岐阜厚生連、あるいは、東濃厚生病院は存続できないなんて話はなかったわけです。  医療体制の中で、政府が考える医療体制の政策を受けていかんと、これからの病院経営は難しい。そういう話をされたわけです。まさにそのとおりだと思っています。  そこに、厚生労働大臣も言ったように、これからの地域医療の問題は、地域の市民の皆さんの意見、地域のことをよく考えて進めてくださいと。厚生労働大臣でもそこまで下がったわけです。  市長は新しい病院を作っていくということを頑張ってみえますけども、私は6月議会に出た補正予算の中で、5項目にわたって「作っちゃいけませんよ」という話をしました。  まず最初に、問題は、東濃厚生病院というのは本当に人情も技術もある、80年間にわたって瑞浪の医療を守ってきた地域の基盤。そういう病院がなくなるということはたまらんと。新しい病院を作るにも大変な財政がかかります。何百億円とかかるのではないでしょうか。  それを土岐市は、まず自分ところの土地があるからそこに作れと言ったけども、その問題が出たときに瑞浪市が抵抗して、「あの場所では中間点ではないと。新しい中間点を探しましょう」ということであの結論が出たわけです。  場所についても、全く難しい問題であると思います。噂によれば、肥田の山奥とかいう話がありますけども、そんなところに作って便利になると思っていません。恐らくこの審議会でどこに作るかということは決められると思いますけども、決まっても瑞浪市は財政力がないです。  先ほど反対しました、たった12万8,000円の財源を作るにも、このコロナ危機の中で、職員の給与、手当を8万5,000円減らして、それをもとにして12万8,000円の財源を作るという、そういう市です。  6月議会の補正予算もそうでした。全く財源がないです、瑞浪市。そして、石田理事がおっしゃるように、駅北のほうに文化センターや図書館を移転する。これにも大きな金がかかります。そんな金がどこから出てくるでしょうか。  まさに私は、この病院を作って、瑞浪市の幸せはないと思っています。  新しい病院を作れば、その周りの土地が開発されて人口が増えるかもしれませんけども、瑞浪市の人口は病院のないような町には住めないということで、だんだん減っていくと思っています。人口がますます減る政策をとっていくかどうか。病院一元化、土岐市の中に作るということは、そういうことになると思っています。  病院が遠くなると我慢をします。開業医の薬とか、あるいは、膏薬を貼って痛みを止めて、我慢をします。病院に行くことをこらえます。控えます。病院はだんだん赤字になります。こんな社会でいいでしょうか。  また、病院に通えない障害者、あるいはお年寄りの方は、病院に通うのに大変不都合になります。こんな社会を作っちゃいかんということを、市民の方は一生懸命街頭から訴えて、「何とかしてください」。ここの分からない市議会であっていいかどうか。  恐らく、今日、この請願が決定された以上、市民の方は大きな金を持っていますので、街頭宣伝を大いにやられるでしょう。  先ほど、審議会の規定ができましたけども、広域行政で苦い経験を持っているのは、我々瑞浪市です。あの平成16年のとき、東濃3市1町が合併をするときに、大体、合併協の審議がそろったわけですけども、住民投票をやったら、合併が破綻になった。本当に苦い経験を持っています。  今では、合併しておけばよかったなという人もみえますけども、瑞浪市議会が残っているのは、そのときに合併をしなんだからこうして残っているわけです。  市民の気持ちを大事にする。そういうことが非常に大事やないかと思っています。  私は、今回、行動を起こされた東濃厚生病院を存続させる市民のグループの方々は、大変勇気のある行動だと思っています。あとは病院ができた後、東濃厚生病院はどうなるか全く分からないですけど。  土岐市の方の主張を聞いていますと、あの病院はなくせよと。跡地をどうするかということを言っておられるわけですから、その問題も破綻して、あの3月24日の検討会は、「あとは知らんよ。後は事務組合でも作ってやってください」という結論で終わったわけですから。  この請願は、瑞浪市の将来、言ってみれば、私の生涯にかけても非常に大事な請願であるということを申し述べて、私の賛成の討論を終わらせていただきます。  ご清聴ありがとうございました。 ○議長(成瀬徳夫君)  ほかにありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕  ほかに発言もないようですので、討論を終結いたします。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これより採決を行います。  表決は起立により行います。  お諮りします。  本請願に対する委員長報告は不採択であります。  本請願について、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者 起立〕  起立少数であります。  したがって、請願第2号は、不採択となりました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  以上で、本定例会に提出されました全ての議案の審議は終了いたしました。  ここで、市長から挨拶の申出がありますので、これを許可いたします。  市長 水野光二君。 ○市長(水野光二君)  今回の定例会におきまして、上程させていただきました全ての議案に対しまして、可決、そして、認定を賜りまして、誠にありがとうございました。  特に今回の補正予算はコロナ対策の様々な施策、事業が入っておりますので、しっかり取り組む中で、市民生活の支援、そして、市内で事業をやってみえます多くの事業所の皆さんの支援にしっかり活用していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。  また、今、東濃厚生病院の存続についての請願について、採択するか、不採択にするのかという、本当に賛成の舘林議員の熱弁もありましたし、また、反対の奥村議員の、本当に分かりやすい、「そうだ、なるほど」というような反対討論もありました。  一つ触れさせていただきたいのは、今、舘林議員がおっしゃった中で、我々は国が昨年公表しました424の病院に東濃厚生病院が入ってたから、ある面では国の圧力を受けて、この中部医療提供体制を慌てて検討し始めたわけではないというところは、やっぱり私は舘林議員にしっかりご認識をいただきたいと思います。  というのは、土岐市立総合病院は、私の記憶ではもう7、8年、ひょっとしたら10年ぐらい前から、土岐市におかれましては、土岐市議会でその総合病院の今後の見直し、改革に向けての特別委員会まで議会で作られまして、早い段階から土岐市の大きな課題になってたんですね。  本当に議会の方々も特別委員会で、この総合病院をどうしたら残せるんだろうかと。ある面では、土岐市で、自力で再生できないか。もしくは、自力で再生できなければ、例えば、どこかの大きい病院に委託をできないか。指定管理者にお願いできないか。  もう一つは、これは正式な議題になってないかもしれないけれども、これ以上、一般会計から多くの予算を投入し続けないと病院が維持できないのであれば、病院の廃止ということも一部ではささやかれたほど、土岐市においては大きな課題だったんです。  それはもう、数年前、10年近く前から、土岐市は大きな課題として取り組んでみえたんです。  その頃に国の地域医療構想のそういう方針があったかというと、違うんです。土岐市は自ら、自分たちの病院のことについて協議をしてみえて、今日に至っていると。  じゃあ、東濃厚生病院はどうか。「東濃厚生病院は存続する、東濃厚生病院はここをなくさないと言ってる」というようなお話もございました。  実は前理事長の馬場理事長、東濃厚生連、岐阜県の厚生連で東濃厚生病院は維持されてますけど、馬場理事長の段階で、ご相談と言いますか、「今、東濃厚生病院は何とか瑞浪市からも支援をいただいて、そして、多くの患者さん、特に瑞浪、恵那からの多くの患者さんに来ていただいていることによって、何とか今、病院経営は成り立っておるけれども、これからやっぱり先生の、お医者さんの確保も難しくなってきてる。そして、患者さんも減ってきてる。そういう状況の中で、将来を見据えると、東濃厚生病院の在り方も、私は理事長として今からもう考えておかないといけないんですよ」というような、相談ではないんですけど、そんなお話を聞きました。  私はやっぱり、そのときに大変危機感を持ちました。「あっ、そうか。東濃厚生病院、厚生連さんもこの自分たちの病院の維持管理に大変、将来を危惧してみえるのか」ということをそのときに知りました。  で、今言いましたように、土岐市は既にそういう市民病院の存続に向けての大きな議論が始まっておったところでありまして、その後、我々は、土岐市と瑞浪市は土岐医師会という共通した医師会の中で、我々市民の医療提供体制がいただけてる、確保されておるわけでございますので、厚生連としても、土岐市立総合病院の実態を放っておけない。  我々瑞浪市としましても、同じ医師会に存続しておる総合病院がこのままでいいのかという思いも、私も市長として持っておりました。  そんな中、厚生連のほうから、「うちが一つの核となって土岐市立総合病院と厚生連の将来、統合という選択肢も検討したい」と、そんな話が出てきたわけでございまして、そして、現在に至ってきているということでございます。  決して、国からそういう大きな指導があったから、圧力があったから、あわてて2つの病院を無理して統合しようとしているということのご認識は改めていただきたいなと。  我々は、国から言われる前からいろいろ、やっぱり土岐市、瑞浪市、ある面では東濃5市の将来の医療提供体制はどうあるべきなのか、どういう姿が一番、市民の皆さんにとっていいのかということを考え始めたということは確かでありますので、その辺のご認識だけはしっかりしていただきたいなと。  そうする中で、今回、昨年の9月ですか。424の病院が発表されまして、「それぞれが将来に向けて存続するのか、統廃合するのか、廃院にするのか検討しなさい」ということになったわけです。  そして、さっきおっしゃった多治見市長や恵那市長が「我々は一生懸命頑張ってるんだ。もう一回、見直してくれ。検証し直してくれ」というふうに異議を言われました。
     その結果、厚生労働省は見直しをしました。だけど、減ったのかというと、今度は440の病院が統廃合の対象として、改めて位置づけられました。ただ、病院名の発表は控えられました。やっぱりある程度の混乱があったもんですから。  しかし、見直してくれと言ったおかげで見直したら、統廃合しなくちゃいけない病院が増えたというのも現状なんです。この辺のところはやっぱり冷静に受け止めていただいて、本当に東濃厚生病院がこれから10年、20年、今の状態で維持できるという確約があればともかく、その確約はないわけであります。  ある面では、今、東濃厚生病院の先生の数は減ってきておりますし、今みえる三十数名の先生は、やっぱりある程度、高齢の先生も勤務していただいて、今の東濃厚生病院が成り立っておるわけですから、5年もたちますと、その高齢の先生方がもし引退をされたとしますと、その三十数名みえる先生が20名台。どんどん土岐市のように減っていくという状況も想定していただきたいと思います。  ですから、5年後、10年後、病院の統合というのは、今日やるからと言って明日できるわけじゃありませんので、今から準備をしてて、本当に機能するのには数年、ひょっとしたら10年ぐらい先になるかもしれません。  そういうことも見据えて、10年後の姿、20年後の姿を見据えて、今の東濃厚生病院がどうなるか。土岐市立総合病院がどうなるかを我々はしっかり総合的に判断して、「新病院がいいんだ」という方向をその検討会でまとめたわけです。  場所に関しても、その3月24日において、中間地点にしようと土岐市が歩み寄ってくれまして、中間地点ということで折り合ったわけでございます。  今、その中間地点の最終の選考に入っているわけでございますので、この審議会の果たす役割というのは、大変、私は重要な役割を果たしていただくことを期待させていただいております。  ぜひ、これは舘林議員がおっしゃるように、これは議員は市民の皆さんの代表ですので、市民の皆さんが動くだけでいいわけではないわけでございます。  やっぱり市民の皆さんのリーダー的な役割をしている議員も一緒になって、「どうしたらいいか」という議論はこれからも続けていって、新病院を本当に皆さんに役立つような新病院にしていくためには、今日のような議論はこれからもどんどんしていくべきではないのかなというふうに思います。  私は将来をイメージしますと、その新病院に、ひょっとしたら舘林議員が入院してみえるのかなと、そんなイメージもしておるところでございます。  私も多分、将来は新病院にお世話になるのかなというふうにイメージしております。「ああ、こんな病院があってよかったな」と思えるような新病院にしたいと思いますので、どうか議員の皆さんにおかれましても、これからどんな新病院を作っていったらいいのか。  ぜひ様々な議論を重ねる中で、市民の皆さんにとってすばらしい医療提供ができる新病院を作っていきたいと思いますので、これからもこのような活発な、忌憚のない意見交換はぜひ続けていっていただき、いい病院を作っていきたいなと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。(拍手) ○議長(成瀬徳夫君)  ありがとうございました。    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ○議長(成瀬徳夫君)  これで、本日の日程は全て終了いたしました。  会議を閉じます。  令和2年第3回瑞浪市議会定例会を閉会いたします。  ご協力ありがとうございました。                                   午前11時18分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 議     長     成 瀬 徳 夫 署 名 議 員     渡 邉 康 弘 署 名 議 員     大久保 京 子...