中津川市議会 2021-03-08
03月08日-02号
◆15番(田口文数君) おはようございます。
トップバッターを務めさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。 今回、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきますが、今回は大きく1点の質問をさせていただきます。
コロナウイルスワクチン接種についてでございます。
アメリカ製薬大手ファイザーとドイツの
バイオ企業ビオンテックが開発した
新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門部会は、2月12日に承認することを了承いたしました。14日には正式に承認され、17日に医療従事者への先行的な接種が始まり、新型コロナのワクチンが承認されるのは国内では初めてであります。
議員連絡協議会の終了後に、中津川市のワクチン対応の説明がございましたが、まだまだ決まっていないことや、国からの情報がどのようになるか分からないようでありました。ワクチンに対して、市民の方もどのようになるのか不安になっております。 岐阜県の2月9日に発表した
接種スケジュールによりますと、3月中旬以降に
医療従事者向けに優先接種が始まり、4月以降に高齢者向けの接種を行う予定であります。一般向けは5月以降で、基礎疾患のある人を優先するようです。超低温冷凍庫は、6月までに164台まで増やす予定であるそうです。2月16日までに27か所に配置をされているそうであります。 2月24日に、菅首相は4月5日の週から全国に配送して、4月12日から高齢者の接種を開始すると発表がありました。通告までにいろいろな情報がありましたが、さらにそこからいろんな情報が出ておりますので、その分も踏まえて、いろいろ変わってきていることもありますので、また質問等でもし変わったことがあればお願いしたいと思います。 それでは最初の質問です。 クーポン券、これは接種券とも言いますけど、個人宛てですか、世帯にまとめて配付となるのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) ワクチン接種のクーポン券は、個人宛てで送付をいたします。なお、接種の優先順位の関係上、65歳以上の高齢者から順次発送することを想定しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 2番目の質問です。 ファイザー社のワクチンでは、通常1回目の接種から3週間後に2回目の接種を受けます。2回目接種のクーポン券は配付されるのですか。それとも、最初のクーポン券でまとめてあるのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 2回目接種のクーポン券も、最初に送付するクーポン券に2回分をまとめて送付をすることとなっております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 2回まとめてということなんですが、例えば1回目を打って、2回目を打つときに、このクーポン券をなくしてしまったというような状況でも接種は可能なんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 1枚のクーポン券に2回分の接種がついております。したがいまして、集団接種の場合は、1回目の接種記録が接種会場でシステムで確認はできます。ただし、会場で時間を要すことになります。また、個別接種の場合においては、すぐに確認できない場合もございますので、そうした場合は即日接種ができないということが考えられますので、クーポン券はぜひなくさないようにお願いをしたいと思います。その辺につきましては、しっかり広報していきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。2回目接種のときにない場合、本当に困ってしまう場合があるということですので、市民の方に周知徹底をお願いしたいと思います。 3番目の質問です。 接種済証がクーポン券と一緒になっているそうですが、どのようになりますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) クーポン券の一部に、ワクチンのメーカー名または
ロットナンバーが入ったシールを貼り付けることとなっており、それを予防接種済証とすることとしております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) そうしますと、改めてこの接種済証みたいなものを作るというのではないということですか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) クーポン券に貼ることで、その
クーポン券自身が接種済証ということになります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 4番目の質問です。 供給量の分配がこの先どのようになるか分かりませんが、クーポン券はいつ頃から配付の予定ですか。また、予約の期間や時間はどうでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現在、岐阜県から示されたスケジュールに基づき、65歳以上の高齢者について、4月初旬からクーポン券を発送の予定です。なお、65歳以上の方の中でも、
ワクチン供給量の関係から、優先して
高齢者施設入所者から発送をいたします。また、予約期間については、4月初旬以降を想定しておりますが、ワクチンの供給量により期間の変動も考えられます。また、予約の時間につきましては、
コールセンターでの受付は午前9時から午後5時までの予定ですが、ホームページやLINEのアプリで随時受け付けられるよう、調整を現在行っております。
高齢者向け接種以外のクーポン配付については、国が定めたスケジュールでは当初4月後半となっておりますが、5月以降の
ワクチン供給量スケジュールが未確定のために、現在発送時期は未定となっております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 岐阜県が3月4日に発表したものです。これ確認ですけど、岐阜県が4月中に2箱という話があります。この2箱というのは、1箱で1,000人、正確に言うと975人ということですので、この4月中にクーポン券を発行するというのは、975人に送るということでよろしいでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現在、先週末に示されたスケジュールでは、4月12日以降に中津川市に1箱975回分が入荷してまいります。第2回の
入荷スケジュールも示されておりますので、第2回の
入荷スケジュールが間違いないという前提で、975人分をまず送付するという形になります。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。975人の方が2回打てるという形であるということで確認をさせていただきました。 5番目の質問です。 今回の
コロナワクチンの供給に関して、新たにV-SYSというシステムが導入されます。これはどのようになりますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君)
コロナワクチンの供給の流通に関するシステムのV-SYSでございますが、ワクチンの流通を効率化するために開発されたシステムであり、ワクチンが十分に供給されることが前提となりますが、システムに
ワクチン希望量、配送時期、接種実績を入力することで、国及び県からの
ワクチン分配量を把握することが可能となります。国からの
ワクチン分配量が確定することで、ワクチンの供給を希望する市内の医療機関や集団接種における分配量を決定していくこととなります。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。新たなシステムでありますので、また職員の方も大変ですが、ぜひこのV-SYSをしっかり扱って、事業が進んでいくことをお願いしたいと思います。 6番目の質問です。 仕事や里帰り出産などの中津川市の住所地以外の方は、ワクチンを接種することは可能ですか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 議員ご指摘の方々についても、中津川市で接種が可能となります。手続といたしましては、事前に中津川市に申請をしていただく必要がございます。
住所地外接種届出済証を受けた後、接種予約をしていただき、住所地で発行されたクーポン券とともに接種場所に持参することで接種が可能となります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。改めて確認ですけど、やっぱりクーポン券を持ってこないと受けられないということでありましょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) あらかじめ住所地の役所からクーポン券を個人で
再発行で取り寄せて、現住所地へ送っていただく必要がございます。その上で、先ほどの
住所地外接種届出済証の交付を受け、接種の予約をしていただくという形になります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。中津川市にも、多分多くの住所地以外の方が見えていると思いますので、その方たちの対応も大変かもしれませんが、ぜひよろしくお願いいたします。 7番目の質問です。 中津川市の医療従事者の接種状況はどうなっておりますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 岐阜県の
医療従事者向けのワクチン供給は、3月1日の週から始まっております。県内各圏域における基幹病院から順次配送される予定となっております。3月8日現在でございますが、中津川市内の医療従事者に対する接種はまだ始まっておりません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 8番目の質問に移ります。 集団接種は、最大何人の接種を考えておりますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現在、
高齢者向け接種の体制について検討しております。1か月当たりですが、最大8,500人程度を集団接種で行うということを現在想定しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) これも確認ですが、1日の最大接種量は何人ぐらいを予定しておりますか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 会場にもよりますけれども、会場で2レーンの接種を行うということを想定しておりまして、最大450人の接種が可能というふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。1日最大で450人ということになるので、次の質問を兼ねて、9番目の質問です。 集団接種の
シミュレーションは行いましたか、お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現在、現場での模擬訓練は行っておりませんが、3月中旬以降、順次行っていく予定で計画をしております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。まだということでありますので、集団接種が始まって、ばたばたしないような形で、ぜひ模擬試験のほう、
シミュレーションよろしくお願いいたします。 10番目の質問です。 接種会場まで行けない高齢者、入院患者、在宅で寝たきりの高齢者の方の対応はどのようになさいますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 入院中の方については、入院されている施設で接種を行うとともに、在宅で寝たきりの方につきましては、恵那医師会のご協力をいただきまして、訪問診療を行う医師の方が接種できるよう、現在医師会と体制の整備を進めているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。寝たきりの方が、医師会のほうで、訪問診療で打っていただけるということは大変ありがたいというふうに思いますので、そういう方は中津川市にも多く見えますので、訪問のほうでぜひ打っていただけるようによろしくお願いいたします。 11番の質問です。 医療従事者、高齢者の後に、優先して基礎疾患を持っている方となりますが、基礎疾患の方は自己申請となりますか。よろしくお願いします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 基礎疾患につきましては、自己申告制となる見込みでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 基礎疾患、具体的にどのような方がこれに当たるか、具体的にお願いします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 全部で14項目が基礎疾患として定められております。 ちょっと長くなりますが、ご紹介をさせていただきますと、呼吸器の病気、心臓病、腎臓病、肝臓病、これらを慢性の疾患として持っておられる方。それから糖尿病の方、血液の病気を有している方、免疫の機能が低下する病気がある方。それから、ステロイドなどで免疫の機能が低下するような治療を受けている方。それから、免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患のある方。神経疾患が原因で体の機能が衰えた方、これは呼吸障がい等でございます。それから染色体異常、重症の心身障がい、それから睡眠時無呼吸症候群、そのほか基準といたしましてBMIが30以上の方、こういった方々が基礎疾患として自己申告ができる形になっております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) ありがとうございます。多分市民の方も、基礎疾患と言われてどのような方か分からないと思いますので、この辺も周知徹底していただいて、極力自分から申告していただくということをお願いしたいと思います。 12番の質問です。 説明では、市民病院と
健康福祉会館に冷凍庫を配置するとお聞きしましたが、今後の冷凍庫の数量と配置はどのようなりますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 2月に市民病院に設置をいたしました。3月には
健康福祉会館に設置をいたします。4月から6月まで毎月1台ずつ、合計5台が国から配付されることとなっております。また、4月以降の設置場所については未定ですが、ワクチン配付のために集中管理の必要があるものと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 13番目の質問です。 中津川市では、今後接種会場はどのようになりますか。
個別接種施設となるかかりつけ医はどれだけありますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 中津川市では、集団接種と一般医療機関での個別接種を併用した会場を用意する予定でございます。集団接種の会場といたしましては、東美濃ふれあいセンター、
健康福祉会館及び
アートピア付知交芸プラザを想定しております。ただし、各施設の予約の状況により使用できない場合には、代替施設等の利用となることも考えられます。また、
個別接種施設につきましては、市内全域で34か所の医療機関のご協力が得られておりますが、さらに増やせるよう、医師会と体制の整備を進めてまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 この接種会場等ですけど、
クーポン券配付時に、どこで接種できるかという、どこに予約をするかというのは、
クーポン券発行時で全て分かるということでよろしいでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) クーポン券を送付するときでございますけれども、同封いたしまして、接種できる個別接種の場所、それから集団接種の場所等も明記して、予約をできるように交付をさせていただきます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。岐阜県から発表したところで個別接種が33か所になっていましたので、この辺、県のほうに言って訂正してもらったほうがいいのかなあというふうに思いますが、すみません、余談の話です。 次の14番目の質問です。 集団接種では、受付、問診、接種する医師、看護師でどれだけの人員が必要ですか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 最初に、先ほどの箇所数でございますけれども、現在調整を行っておりまして、だんだん増えている状況でございますので、14か所もさらに増える可能性があるということでよろしくお願いいたします。 ご質問のほうですけれども、集団接種も含めて、市役所が全庁的に職員を動員して対応したいというふうに考えております。集団接種では、問診を行う医師が2名、接種を行う看護師が4名という体制で整えますが、その場合、そのほかに受付、問診、接種等の配置で、合計22名ほどの人員を想定しているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。 これから接種するようになってくると職員の方も大変ですが、ぜひよろしくお願いいたします。 15番目の質問です。 解凍のため、冷蔵庫に入れてから5日間以内に接種を完了させなくてはなりません。急遽予約がキャンセルとなった場合、ワクチンが残ってしまいますが、その後の対処はどうなりますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 市民の皆様には、限られたワクチンを無駄にしないために、予約のキャンセル等をされないよう広報でお願いしてまいりたいというふうに考えております。現在、余りが生じた場合の対処方針については、国から明確な方針が示されておりませんが、限られたワクチンを無駄にしないよう、医師会と共に対応を考えてまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。4月時点でも、それほど多くのワクチンが入ってきませんので、極力無駄にならないように、その後の対処をお願いしたいと思います。 16番目の質問です。 接種後に副反応がないか、観察時間が30分ほど必要になりますが、感染対策として、密にならないように対策は取れていますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 集団接種においては、会場の定員に留意するとともに、定期的に換気を行うことや消毒等の感染防止対策を徹底していきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。先ほどの話で、1日最大450人というお話でありましたので、この方たちが、順番であるといえども、多分密になるということも考えられますので、その辺をぜひ考慮してやっていただくようお願いいたします。 17番目の質問です。 副反応が出るのが怖く、接種しないという方もおりますが、中津川市ではどれだけの接種率を考えておりますか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) おおむね16歳以上の人口の70%を想定しております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) どれぐらいの数か、大体でいいです。70%というとどれぐらいでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 16歳以上で4万3,000人の人口がございますので、ここの70%ということでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。多くの方が、まだまだこのワクチン、副反応が出るのではないかといろいろ心配している方もいて、私は最後に打つよという方もたくさんいますので、これも強制ではありません。任意ではありますが、極力受けていただけるように、私のほうからも対応をお願いしたいと思います。 18番目の質問に移ります。 新型
コロナワクチンの接種後に健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく救済を受けることができます。もっと市民の方に周知が必要と思いますが、今後の取組をお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 議員の今のご質問の前に、先ほどの少し訂正をさせていただきます。 まず16歳以上人口の70%ということですが、合計で65歳以上まで含めて6万8,300人ほどあります。70%ということですので、4万7,800人ほどの想定をしているところでございます。 それから、ご質問の広報の取組でございます。今後、ワクチン接種に対する広報に際しては、市のホームページ、チラシ等により周知を徹底してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 最後の質問です。 ワクチン接種記録システムについてでありますが、マイナンバーとひもづけた国民の接種記録をクラウド上で管理するシステムであります。各自治体が住民の個人情報やマイナンバー、ワクチンの接種券番号などを入力し、CSV(カンマファイル)としてクラウド上にアップすると、システムのデータベースに反映される仕組みであります。国は、自治体別の接種状況を把握でき、マイナンバーとともにデータベース上で管理することで接種までに転居した住民のトレースが容易になるというふうに言われております。このワクチン接種記録システムの整備状況はいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 議員ご指摘のシステムにつきましては、高齢者等へのワクチン接種の開始時期に間に合うよう、政府がシステム開発を進めている状況であるということは把握しているところでございますが、どこまで整備が進んでいるかということについては現在把握できておりません。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。中津川市の健康管理システムがありますが、このシステムも整備するということでよろしいですか、確認です。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 中津川市では、個人の接種記録について健康管理システムで既に管理しておりますので、このシステムでも管理をしてまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 15番・田口文数君。
◆15番(田口文数君) 分かりました。市のほうでも、そういう確認ができるという形でありますので、今後新しく進める国民プロジェクトとして始まったワクチン接種でありますので、ぜひ管理のほうもしっかりとお願いしたいと思います。 供給量がこの先どのようになるか、まだまだ把握が難しい状況となっておりますので、市民の方が戸惑うことなく安心して接種できるように、職員の皆様にはご尽力をいただきたいと、そして、安心・安全に進めていただきたいというふうに切にお願いしたいと思います。 さらに、先ほどの質問の中でも接種済証という話がありましたが、これも打った打っていないという形で差別が起きることのないように、また市のほうでも取組をしていただきたいと思います。このワクチン接種により、コロナ感染の終息につながっていくということを希望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、15番・田口文数君の一般質問を終結いたします。 続いて、3番・長谷川 透君。 〔3番・長谷川 透君質問席に着く〕
◆3番(長谷川透君) 議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づきまして、一般質問をさせていただきます。 今回3つの質問をさせていただきますが、大項目の1つ目は、子育て中の市民の方等に対するコロナ対策についてです。大項目の2つ目は、令和3年度予算についてです。この2つの項目については、
会派の皆さんの思いをまとめて質問させていただきます。 2月16日
議会運営委員会で、
新型コロナウイルス感染症への対応と将来都市像を実現するための事業推進を優先順位の高い事業から重点的に実施する、めり張り予算の概要が示されました。具体的な点についてお伺いをいたします。 大項目の3つ目は、私の思いである市民協働による活力ある地域まちづくりについて質問をさせていただきます。 合併から16年が経過し、旧町村地域も変わってきました。かつては、役場イコール行政が中心となり、地域おこしとしてまちづくりを行ってきました。こうした旧町村が主導してきたまちづくりから、現在ではまちづくり協議会等が行政と連携しながら地域住民を巻き込んだ形のまちづくりへと変化してきております。主体となる地域の立場からすれば、今後まちづくりに取り組んでいくための体制づくりと体制の維持が大きな課題であり、その観点から質問をさせていただきます。 大項目の1つ目についてお尋ねをいたします。 子育て中の市民の方等に対するコロナ対策についてであります。 ここでは、子育て中の市民の方を中心にお尋ねしますが、障がい者の方、高齢者の方についても関連がありますので、質問をさせていただきます。 令和2年度は、コロナ対策として専決予算、補正予算と何回も
編成され、コロナ感染防止、市民生活への支援に取り組んでこられました。市民の皆さんへの支援についてお尋ねをいたします。 1つ目の質問です。子どもたちの学校での学習にどのようなことを配慮して取り組み、どのような影響があったのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 少し長めの答弁になってしまいます。ご容赦ください。申し訳ありません。 学校での学びを再開し、継続していく上で最も配慮したことは、安心で安全な環境をつくることでした。校内での感染予防対策を徹底するとともに、保護者にも感染対策について丁寧な情報提供を行い、協力をお願いしました。また、子どもたちの負担を軽減するため、学校の再開は慎重かつ段階的に行いました。休業による学習の遅れは、夏休みや冬休みの短縮、授業時数を無理のない範囲で増やすことで取り戻し、12月末には、ほぼ例年と同等の学習の進み具合になりました。 一方で、不登校児童・生徒が増加する傾向が見られます。特に小学校低学年の増加が心配されるところです。コロナ禍による影響の可能性を含め、今後注意深く見ていきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) ただいま不登校の子どもさんが若干増えてきたというようなご答弁でありましたが、不登校の子どもさんには細心の配慮をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 2つ目の質問に移ります。 高校入試に取り組む生徒に対しての取組がありましたら、お聞かせください。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 高校入試に取り組む生徒や保護者が不安を感じていたことは、臨時休業による学習の遅れでした。これは、先ほど申し上げましたとおり、夏休みや冬休みを大幅に短縮することなどで取り戻し、12月末には例年と同様の進路指導が実施できました。また、公立高等学校の入学者選抜試験の出題範囲についても、県教育委員会に要請し、例年より一部を削減するなどの配慮がなされております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移ります。 子どもは人と関わって成長します。修学旅行や社会見学などが例年どおりできず、人間関係、仲間づくりに関して苦慮されたことと思います。子どもたちの人との関わりにどのような配慮、取組をされたのか、またどのような影響があったのか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 子どもたちの仲間づくりや他者との関係づくりは、行事だけではなく、日常の教育活動全般を通して構築されていくものと考えております。今年度は、例年どおりとはいきませんでしたし、また学校には大きなご苦労をかけました。それでも、例年に近い学校での生活を継続したこと、修学旅行や運動会、体育祭、水泳指導などを安易に中止することなく、やり方を工夫して実施してきたことで大きな影響は生じていないと判断しております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 今のご答弁にもありましたように、今後もコロナウイルス、まだ終息は、先は見えておりません。各種活動の中止をすることなく、やり方を工夫して実施していっていただきますよう、切にお願いをいたします。 次の質問に移ります。 小・中学生に関し、外出の自粛、屋外遊びの制限、部活動の停止などの環境下で、子どもたちの体力づくりに関してどのような配慮、取組をされたのか。また、どのような影響があったのかをお伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 子どもたちの体力づくりに関しても、文部科学省が示すガイドラインに従い、個人や少人数で行える運動を、3密を避けながら実施してきました。学力も大切ですが、生きていく上で、また学ぶ上でも体力は不可欠です。現状でははっきりしませんが、今後どのような影響が生じるか、注視する必要があります。来年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査などの結果を注視したいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移らせていただきます。 乳幼児の健診や育児仲間ができない母親への支援についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 乳幼児健診では、
新型コロナウイルス感染予防対策のため、1回の受診人数を23組までに制限をいたしました。健診回数を、1歳6か月健診では24回を34回に増やしました。また3歳児健診も同様に、24回を34回に増やして対応いたしました。会場入り口で健康状況を把握し、職員を増員して、密を避け、短時間で実施をいたしました。こうしたことで、乳幼児健診の対象者となる方の健診は全て実施できております。 また、育児仲間ができない方で支援が必要と思われる方には、子育て世代包括支援センター、子育て支援センターにおいて適切なサービスに結びつくよう支援を行っております。そのほか、オンラインでの子育て相談も行っているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移ります。 障がい者、生活困窮者への支援についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 障がい者の支援では、居宅等において、電話等による健康管理や相談支援等の提供を行った場合に、通常の提供と同等のサービスとして報酬の対象とすることを可能として、障がい福祉サービスや放課後等デイサービス等の利用者に、継続的なサービスが提供できるようにいたしました。 障がい者手帳等の有効期限の臨時的な延長を行いました。また、精神障がい者等の相談や交流の場であります心のふれあい広場を中止にした日には、代わりに電話、それから訪問による支援を行うとともに、自宅で行う活動の提案も同時に行いました。 また、生活困窮者の支援では、
新型コロナウイルス感染拡大等の状況を踏まえ、休業等により収入が大幅に減少し、家賃の支払いが困難にある方を対象にして、一定期間家賃支援を行っております。生活資金の貸付や生活困窮者の方の相談については、社会福祉協議会と連携を図り、対応を行っているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の7つ目の質問に移らせていただきます。 高齢者への支援についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 新型コロナの感染拡大により、継続していた介護予防事業を中止したことから、外出の自粛で活動機会の減少による身体機能の低下を予防していただけるように、自宅でできる運動プログラムの作成・配付、こういったことを地域包括支援センターが中心となって行っておるところでございます。介護予防教室の中止のときには、対象者へは訪問や電話による健康確認、相談の対応などを行っているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) まだコロナウイルスが終息するめどはたっておりません。今後とも子育て中の市民の方等に対し、コロナウイルス対策への十分な配慮、きめ細かな取組をよろしくお願いいたします。 次に、大項目の2つ目についてお尋ねをいたします。 令和3年度予算についてであります。 ここでは、予算概要の中の重点事項を中心にお伺いしますが、主要事業についても関連がありますので、質問をさせていただきます。 中項目の1つ目についてお伺いいたします。 重点事業であります、リニア開業に向け着実な社会基盤の整備を推進するということについてお尋ねをいたします。 1つ目の質問です。観光推進について。 屋外観光資源を主体とした情報発信や分散型旅行の推進について、具体的な説明をお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) ウイズコロナ時代を迎えまして、生活様式の変化や感染を防ぐ3密の回避、衛生面への配慮など、これまでと異なる需要の変化、また意識的な行動の変化が現れております。 このような状況を踏まえまして、本市の特性の一つであります自然景観、キャンプ場などのアウトドア、自然や中山道などのガイドプログラムなどを主体的に情報を発信して行ってまいります。また観光庁は、旅行の時間や場所の分散化を目指して、分散型旅行を推進しておりますので、市としましても、歩調を合わせて、観光客が密とならないように対策を講じながら事業を行ってまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) コロナ終息を見据えての旅行者へのPRについては、どのような考え方をお持ちであるのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) コロナの影響を受けております宿泊、飲食などの観光関連事業者様のためにも、市としましては継続して情報発信を行い、コロナ終息に向けて当市へ訪れていただける環境づくりを行うことが重要と考えております。感染状況にもよりますが、今は情報発信により積極的な誘客をするものではなく、旅先の候補として認知をしていただく、認知し続けていただくことが目的として考えております。また、発信する対象につきましても、密を避けられ、感染リスクの低い屋外観光資源を主として発信をしてまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移ります。 中心市街地の活性化について、
市民交流プラザの方向性は見えてきました。市街地全体の活性化についてどのように考えておられるのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 平成30年度に策定をしました中心市街地活性化基本計画に沿って事業を展開しております。その中でも(仮称)
市民交流プラザは、同計画の中核となる事業であると同時に、回遊の中核ともなる施設であり、大きな集客力を波及させるため、他の事業や組織との連携により、にぎわいにつなげていきたいと考えております。 また、市街地を活性化するに当たっては、空き家、空き店舗、空き地の活用が大きな課題であり、それらの活用をまちづくり会社と連携して進めてまいります。さらに、青木斧戸線の開通に伴い、新たな滞在施設の出店も期待できますので、中心市街地内の回遊を市街地全体の回遊につなげていきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) ただいまの答弁の中で、市街地に所在する空き家、空き店舗をまちづくり会社と連携して進めていきたいというようなご答弁だったと思いますが、まちづくり会社とどのような形で取り組んでいかれるのか、そこら辺をお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 取組の内容でございますが、空き店舗ツアーなどの実施によりまして、起業を希望されている方だとかのマッチング、それから不動産や建築に関する専門家との連携による紹介物件の精査、実践的な入居促進を進めると同時に、まちづくり会社の機動力というものを生かしまして、空き店舗等の所有者・入居者等の交渉に取り組みたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移ります。 新たな分野の企業誘致に向けた事業用地の整備について、どのように取り組まれるか、具体的な施策をお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 若者が地元で働くための選択肢を増やし、地元定着を推進するため、リニア開業に向けて新たな分野の企業を誘致するための事業用地として、中津川西部テクノパークの整備を進めています。継続的に用地交渉を進めるとともに、地権者全員より土地売買の確約をいただき、用地買収を開始します。企業の本社機能や研究開発機能など、当市への立地を模索する企業の情報収集や当市からの情報発信、PRなど、岐阜県と連携した形で誘致活動を積極的に進めてまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) ただいまの答弁の中に、中津川西部テクノパークの整備を進めているというご答弁があったと思いますが、現在の進捗状況をお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 進捗状況ということでございますが、これまでに基本設計、そして環境影響評価調査、そして地権者との境界確認等を済ませ、現在用地交渉に入っているところでございます。早期に用地交渉を進めながら、その後、詳細な設計、造成、分譲、そして誘致という形で、リニア開通に合わせて企業が当市で立地し、操業できるような取組にしたいという形でスケジュールを考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移らせていただきます。 令和2年度の重点施策であるリニア開業に向けた基盤整備について、各事業が計画的に予算どおり執行され、期待していた成果が上げられたのか、あるいは幾つかの課題が残ったのか、お伺いをいたします。 また、このことを令和3年度の予算
編成にどのようにつなげられたのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) まず、リニア都市政策部の所管でありますリニア中央新幹線道路整備事業、これは都市間連絡道路と市道坂本264号線、坂本58号線ほかの整備事業になりますが、こちらにつきましては、用地取得と工事を実施しており、一部を令和3年度に繰越しをしていますが、一部供用開始をしています。令和3年度は、引き続き事業進捗に向けた予算
編成としています。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。
◎建設部長(早川泰典君) それでは、建設部所管に関してですが、まず青木斧戸線道路整備事業については、一部工事を令和3年度へ繰り越していますが、手賀野・駒場地区で工事を行っており、一部供用開始をしております。貴重な財産のご協力をいただくということから、難航を極めた案件、工事もございましたが、約150名の地権者の方々、地域の皆様にご協力をいただき、事業を進めてまいりました。令和3年度は、年度内に完成する予算
編成としております。 次に、(仮称)神坂PAスマートインターチェンジ事業については、一部工事を令和3年度へ繰越しをしております。NEXCO中日本と工事協定を提携し、工事に着手しましたが、橋梁の修正設計等により、当初の予定より遅れている状況です。令和3年度は、引き続き事業進捗に向けた予算
編成としております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 分かりました。 それでは、中項目2つ目の事項についてお伺いをいたします。 重点事項であります若者の地元定着に向け連携した取組を強化するということについてお尋ねをいたします。 1つ目の質問です。 蛭川地区での路線バス廃止に伴い、通学にコミュニティバスの活用を計画されていますが、具体的な説明をお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) これまで東鉄バス蛭川線は、小学校の登下校の時間に合わない、また高校生の通学時間帯には便がないという路線でございましたが、バス路線の廃止に伴い、コミュニティバスを地域の実情に合わせて再編することで利便性の向上を図ってまいります。 具体的には、小学生便として、登校・下校時間に合わせ、奥渡・田原地区の遠距離通学児童を対象に朝1便・夕方2便を運行してまいります。このほか、高校生便として高校生がバス通学できるように、JRのダイヤに合わせ、JR美乃坂本駅まで朝1便・夕方2便を運行してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 中山間の定住対策につながる高校生の通学支援の強化についてのお考えをお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 中津川市では、遠距離通学生徒のために、中津川市高等学校等バス通学費補助金という制度を準備しております。平成28年度に見直しを行いまして、月額1万円を控除した2分の1を補助するという仕組みで、これは県下トップレベルの水準での充実を図ったところでございます。 一方、バス事業者もそれまでは特別割引という形で割引を行っていただいておりましたけれども、平成29年度から段階的にそれが廃止されまして、平成31年度では通常の割引となってしまいました。したがいまして、保護者の皆さんの負担は実質増加をいたしております。 なお、支援の拡充につきましては、岐阜県にも要望しているところでございまして、今後、岐阜県の動向を見極めながら対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) ぜひ、またいい方向での対応をお願いしたいと思います。 次の質問に移ります。 感染リスクを低減するため、自宅でのテレワークを可能にする計画がされておりますが、具体的な説明をお願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 中津川市テレワーク試験導入事業は、女性活躍推進の視点からの取組でありまして、令和3年度で3年目の最終年度になります。当初は、施設利用型としてワーカーの皆さんがにぎわいプラザに集まって、テレワークをする形で進めておりましたが、現下のコロナ禍への対応といたしまして、現在は全てを在宅での勤務に切り替えて行っているところでございます。令和4年度以降も、市内にテレワーク事業を定着させるために、連携する塩尻市振興公社との調整を図っていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移らせていただきます。 ウェブを活用した就職企業説明会を計画されておられますが、今までより若者の地元定着が進む方法を考えているか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、ウェブを活用した企業説明会の開催が全国的な流れになっています。当市におきましても、これを機に従来の対面式の方式を見直す機会ともなりました。雇用のマッチングは、コロナ終息後の社会動向にも迅速に対応していくことが求められておりますので、従来の方式による手法とウェブを活用した両方の手法を織り交ぜた、求職者と企業の出会いの場の創出を継続的に進めてまいりたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、4つ目の質問に移らせていただきます。 令和2年度の重点施策である若者の地元定着・移住促進の強化について、各事業が計画的に予算どおり執行され、期待していた成果が上げられたのか、あるいは幾つかの課題が残ったのか、お伺いをいたします。 また、このことを令和3年度の予算
編成にどのようにつなげられたのかをお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 令和2年度につきましても、これまで同様、引き続き若者の地元定着・移住促進強化のため、企業誘致や子育てしやすい環境の整備、市外から人を呼び込むための住宅取得や家賃に対する補助事業、域学連携による関係人口の創出などに取り組んでまいりました。 移住促進の強化の面では、本年1月、宝島社が発行いたしました「田舎暮らしの本」、「2021年版第9回「住みたい田舎」ベストランキング」におきまして、東海地区において、総合部門、若者世代が住みたい部門、子育て世帯が住みたい部門の3部門で第1位となり、全国の人口10万人未満の小さな市の部門におきましても、総合部門で第10位、若者世代が住みたい田舎部門では第9位、子育て世代が住みたい部門では12位という高い評価をいただきました。これは、市の多様な魅力とともに、多岐にわたります市の若者の地元定着・移住促進強化の取組が評価されたものというふうに考えております。 なお、課題といたしましては、地元で求められる人材の確保、若者の市外流出の抑制、中心市街地の魅力向上などが上げられ、令和3年度には、これらの課題を踏まえ、地元で求められる人材の確保として、獣医師、介護福祉士、林業従事者の確保のための修学・就業の支援、若者の市外流出を防ぐ視点から、市内在住者向け若者世代の住宅取得支援、中心市街地の魅力向上策として、まちなかのにぎわい創出のための公共空間を活用した社会実験に取り組むなど、より一層若者の地元定着に取り組んでまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 分かりました。 それでは、次の中項目の3つ目の件につきましてお尋ねをいたします。 主要事業に掲げてありますワクチン接種についてお尋ねをいたします。 1つ目の質問です。中津川市はどのような方式で実施をするのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 中津川市におきましては、かかりつけ医等の市内の医療機関による個別接種、大きな会場を使った集団接種、これを併用して接種を行うよう計画をしております。なお、接種会場まで行くことができない在宅の寝たきりの方や施設への入所者の方については、訪問診療時の接種や入所施設での嘱託医による接種を計画しております。いずれも医師会の皆様に大変ご協力をいただいておりまして、現在調整を行っているところです。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移ります。 ワクチン接種での課題についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 現在、国及び県から中津川市へのワクチンの供給量で明確になっているのは、4月分のみとなっております。このため、集団接種及び個別接種等の実施計画を市民の皆様にはっきりお示しすることができない状況であります。市内各地域での接種可能な体制を整えておき、ワクチンの供給量が通知され次第、接種に取りかかれることが、この事業を円滑に推進するための最大の課題であると認識しております。 また、副反応等の情報も厚生労働省等から発表されております。情報を正しく伝え、市民の皆さんがしっかり判断できる状況の下、接種にご協力いただくことも大きな課題であると考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移ります。 市民の理解を深め、不安を解消するための広報内容、方法についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) ワクチン接種のクーポン券発送時のリーフレットやホームページ、新聞等でのチラシによる広報を現在準備しております。また、ワクチン接種に関する専用の
コールセンターを3月末に設置をいたします。集団接種の予約やワクチンに関する情報提供を行う予定でございます。市といたしましても重要な事業であると認識しており、ワクチン接種対策チームの中に政策推進部の広報専門知識を持った職員を配置し、広報に努めてまいります。また、ワクチン接種対策チームの職員には定住推進部の職員も配置しており、地域住民の方への広報も図ってまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、中項目の4つ目の内容に移らせていただきます。 財源計画についてお尋ねをいたします。 1つ目の質問です。 令和3年度は、コロナ禍の影響により市税の減少はありますが、交付税の増額、臨時財政対策債の増額があり、一般財源が確保されております。しかし、今後交付税の減少が懸念されている中、折り返し点を迎える総合計画の実施計画中期には多くの大型事業が計画されており、有利な合併特例債も令和6年で終了します。今後どのように健全財政を維持し、事業を進められていかれるのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) 合併特例債の期間終了後を見据えて、リニア中央新幹線まちづくり基金及び公共施設整備運営基金の積み増しを行ってまいりました。令和7年度以降は、リニア関連の大型事業や施設の大規模改修、取壊しを進めるために、これらの基金を活用してまいります。また、施設の統廃合などにより維持管理費を削減するため、市有財産(施設)運用管理マスタープランを着実に進めてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 次の質問に移ります。 逼迫した財政事情の中で、各基金をどのように年度配分して繰り出していかれるのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) 大型事業などを進めるに当たって、年度ごとの事業費や歳入の状況を踏まえ、リニア中央新幹線まちづくり基金などを取り崩します。歳入の落ち込みや経済対策などの臨時的な支出が必要となる場合は、財政調整基金を活用してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、主な基金の現在高はどのぐらいあるのかをお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) まず、3月1日時点での令和2年度末の見込みになります。 リニア中央新幹線まちづくり基金は約33億円、公共施設整備運営基金は約19億円、財政調整基金につきましては、令和元年度末で約39億円になります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 令和3年度重点事項を全庁で滞りなく推進していただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 次に、大項目3つ目についてお尋ねをいたします。 市民協働による活力ある地域まちづくりについてであります。 中項目の1つ目についてお伺いいたします。地域まちづくりについて。 中津川市地域まちづくり活動推進条例が施行されまして、2年が経過しようとしています。そこで、以下質問をさせていただきます。 1つ目の質問です。中津川市地域まちづくり活動推進条例施行後の状況をどのように評価されているのかをお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 条例の施行によりまして、市全体においてまちづくり協議会が地域にとって必要な団体であることがまず認識されました。地域住民のまちづくり活動に対する意識が向上し、主体的な取組も多く行われるようになってきたと感じております。 中津地域では、現在区長会がまちづくり協議会の役割を担っておりますが、令和3年4月に中津東地区において、まちづくり推進協議会が設立され、中津西地区においても、令和3年度中にまちづくり協議会の設立を目指し、準備が進められているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、2つ目の質問に移ります。 まちづくり活動を一層活性化するために、どのような施策を考えているか、お伺いいたします。 また、他地区から参考にした先進事例があるのか、併せてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 地域まちづくり活動の目指すところは、地域内の絆づくりにとどまらず、地域内の様々な課題に地域が行政と協働し、主体的に取り組むことによって地域課題の解決を促進し、住みよく誇りにできる地域環境を形成していくことと考えております。 市としては、空き家対策やその活用などの地域課題の解決や、草刈り等の地域の環境整備などのほか、地域資源を活用した魅力づくりと地域活性化に、地域が主体となり、行政と協力して取り組んでいく市民協働によって取り組んでいきたいと考えております。また、地域課題の解決を促進するためには、人的な支援も必要でございまして、集落支援員の効果的な配置についても継続していきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、中項目2つ目の項目についてお尋ねをいたします。 地域まちづくり推進体制についてであります。 1つ目の質問です。まちづくり協議会は市内に現在何団体ありますか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 現在、中津3地区を除く地域に、まちづくり協議会もしくはそれに該当する団体が組織されております。神坂地域には、神坂と馬籠の2つの協議会があるため、12地域で13団体が活動を行っております。なお、令和3年度中に、中津東地区及び中津西地区でまちづくり協議会が設立されますと、14地域で15団体というふうになります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 2つ目の質問に移ります。 各地域のまちづくり協議会の活動状況をどのように評価しておられるのかをお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 各地域のまちづくり協議会の活動は、全体としてはそれぞれの地域の特性を踏まえながら、主体的な取組がなされるようになってきたと捉えておりますが、地域内の絆づくりにとどまらず、課題解決や地域資源を生かした活性化への取組は、地域の実情によって大きく違いがあるものと捉えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の質問に移ります。 まちづくり協議会を一部の施設で指定管理者にしてみえますが、成果と課題についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 公民館の評価につきましては、中津川市公民館運営審議会で行っておりまして、その評価では、地域に精通した者が地域の実情を踏まえ、しっかりと運営できているとの評価をいただいております。成果といたしましては、公民館による人づくりと地域まちづくりが一体的に進められていることが上げられます。主体が1つであることから、人づくりの面でも、地域まちづくりの面におきましても、他の事業との連携がスムーズになることで取組の成果が高いものとなっております。 例えば苗木地区では、苗木城跡を活用した地域住民が集まる苗木城まつりを頂点に、地域まちづくり活動と人づくりを展開しておられます。地域の子どもたちは、地域の歴史や魅力を学び、修学旅行等で地元の観光をPRするなど、地域を誇りに思うことのできる若い世代を育てておられます。 課題といたしましては、生涯学習を行っていくための人材育成とその確保が難しい点が上げられます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 今後もまちづくりと人づくりが一体的に進められるよう、さらなる環境整備を推進していただきたいと思いますので、切にその点についてはお願いをいたします。 4つ目の質問に移ります。 まちづくり協議会の体制強化について、どのような施策で取り組まれるのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 中津川市は、広く多様なまちであり、産業や文化の違いはもちろん、過疎化や高齢化の状況も地域により大きな差があり、その課題も地域によって質と量が大きく異なり、各地域のまちづくり協議会等の活動も、その地域特性により、取組内容とその量が大きく違っているのが現状となっております。 したがいまして、多様な各地域のまちづくり協議会の体制も、それに見合ったものとしていく必要があり、体制強化は、人的支援も含め一律的なものではなく、各まちづくり協議会等から声を聞きながら、実情を把握し、各地域の取組がしやすい形で進めていく必要があるというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) ただいまの答弁の中のまちづくり協議会等の事務局体制ということにつきまして、これは支援についても同様の考えであるのかどうかをお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 先ほど申し上げましたまちづくり協議会の体制強化の中には、各まちづくり協議会の事務局の体制も含まれております。したがいまして、その支援につきましても、各まちづくり協議会等の実情に合った形で考えていきたいというふうに思っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、次の中項目の3つ目に移らせていただきます。 支援体制についてであります。 1つ目の質問です。地域まちづくり協議会に対し、どのような支援をしているのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) 財政的な支援といたしまして、一括交付金により、事務局の運営に一律54万5,000円、地域行事の運営に、人口規模に応じて41万5,000円から65万3,000円、草刈り等、地域の環境整備に人口規模に応じて21万5,000円から33万9,000円、地域課題解決のために一律10万円を交付しております。 人的支援といたしましては、地域課題等に取り組む集落支援員を1日6時間で週3日配置できるようにいたしております。地域の出先事務所においては、まちづくり協議会等の会議等に参画いたしまして、地域と情報を共有し、連携を図っているところでございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 2つ目の質問に移ります。 まちづくり協議会等会長会から、一括交付金の充実についての要望があったと承知しておりますが、どのように回答されたのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) まちづくり協議会等会長会からの要望は、一括交付金の充実のほか、公民館指定管理の継続と拡大という内容でございまして、人づくりである公民館事業と地域まちづくり活動を一体的に進めていくため、現在、定住推進部と文化スポーツ部におきまして、将来的なよりよい形での地域まちづくりと公民館事業につきまして、その在り方を協議しているところでございます。大変難しい課題でありまして、回答につきましては、いましばらくお時間を頂戴したいと思っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 分かりました。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 まちづくり協議会等がさらに活性化するために、今後、一括交付金などの支援を拡大する考えはありませんか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) まちづくり協議会等地域の皆さんには、それぞれの地域で様々な活動をしていただいております。市といたしましても、市民協働としての取組をより一層推進し、各地域が魅力的で活力あるものとしていきたいというふうに考えております。各地域のまちづくり協議会等の活動も、先ほど来申し上げました地域特性がございます。それによって、その内容と量には大きな違いがございます。人口も地域によって大きく違うため、一括交付金の地域イベントや環境づくりのための基準額には、既に人口割の考えを導入しているところでございます。 今後は、さらに各地域の市民協働の取組の量に応じた形で一括交付金の仕組みを検討していきたいというふうに考えております。また人的支援では、集落支援員の配置を維持するほか、地域担当職員についての研究も行ってまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) ただいまの答弁の中で、多くの地域課題に取り組む団体には、取組の量によって配慮する形で交付金額を考えるという理解でよろしいでしょうか。再度確認をいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。
◎定住推進部長(伊藤恵之君) そのとおりでございます。その方向で検討を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、中項目4つ目の内容についてお伺いをいたします。 出先事務所の職員配置についてであります。 1つ目の質問です。出先事務所の職員配置基準はどのようになっているのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 中津川市定員適正化計画において、出先事務所の在り方については、それぞれの地域ごとの事情を踏まえた上で検討を行うと定めております。各出先事務所の職員数については、具体的な配置基準はございません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 次の質問に移ります。 今後、出先事務所の職員配置計画はどのようになっているのかをお伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 職員全体の計画としては、リニア開業や社会情勢における業務増に対応するため、現在の職員数を基準とし、リニア開業までは同等人数を維持する計画としています。各出先事務所には、業務量なども含めて総合的に判断し、地域づくりや住民福祉の増進等に必要な人員を配置したいと考えておりますが、具体的な職員配置計画はございません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) それでは、3つ目の質問に移らせていただきます。 地域出身の職員配置が有事の際等に重要であると考えますが、どのような見解をお持ちなのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 市長公室長・高木 均君。
◎市長公室長(高木均君) 議員ご指摘のとおり、大規模災害時の初動体制等において、地域出身の職員は地域事情に精通しているため有用であると考えており、令和2年度の人事異動方針の中でも、地域総合事務所、地域事務所は、できる限り地域に詳しい職員を配置するとしております。ただし、職員の採用は競争試験によるため、出身地域を考慮した採用を行うことはできません。そのため、人数の制約もあり、職員の配置においては、可能な範囲で地域に詳しい職員を配置しております。 なお、台風や豪雨等による避難所開設時には、出先事務所を含む避難所へ、それぞれ本庁勤務職員も合わせて班編制し、割り当てて配置をしております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
◆3番(長谷川透君) 出先事務所の職員が年を追うごとに減少しているように思います。地域づくりの体制は、出先事務所が担っていると思います。今後、出先事務所の人員削減については、地域づくりの体制整備を考慮してまた考えていただきますよう、よろしくお願いをいたします。 今後の地域づくりは、公助である市・県・国を少しでも頼ることなく自立すること、自分たちの地域は自分たちで守るという共助が中心的な考え方になると思います。この方向性を実現させるための重要な課題は、まちづくり協議会等の団体の充実であり、また地域を愛する前向きな若い人材確保であると考えます。本日の答弁から、市は、市民協働により地域づくりを推進する考えをお持ちであることが理解できました。これは、私の質問のテーマと方向性が合致するものです。推進体制・支援体制の充実は喫緊の課題であると考えます。魅力があり、活力のあるまちづくりのために、さらなる充実をよろしくお願いいたします。 令和3年度もコロナウイルス感染症対策で大変だと思いますが、市長をはじめ、職員の皆さんの力でこの難局を乗り越え、かがやく人々、やすらげる自然、活気あふれる中津川、この実現に期待し、一般質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、3番・長谷川 透君の一般質問を終結いたします。 続いて、10番・木下律子さん。 〔10番・木下律子さん質問席に着く〕
◆10番(木下律子さん) 今回も、市民の皆さんの要望を中心に一般質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、幼児教育・保育施設適正配置計画(案)について質問をいたします。 中津川市の未来を担う子どもたち、幼児や保育を必要とする子どもたちが大きく変わるような内容である、この提案されている計画案は、10年計画でこども園化、統廃合・民営化を一気に進め、公立保育園・幼稚園・こども園20園を、指定管理3園含めて12園にする計画案です。 今回の計画の目的についてお伺いいたします。 中津川市公立病院の統廃合は、持続可能な病院経営にするからと言いながら赤字の削減が目的でした。今回の目的は、統廃合・民営化で経費の削減でしょうか。お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 今回の計画は、よりよい幼児教育・保育環境を提供することを目的とするものでございます。また、保育士の勤務環境を整えることも目的であり、経費削減を目的とするものではございません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 経費削減ではないという言葉をいただきました。 次に、パブリックコメントについてお伺いいたします。 このように大規模な計画案は、準備した教育委員会は時間をかけて策定されたでしょうが、私は議会の勉強会で初めて見ました。市民に披露したのは、2月1日のパブリックコメント募集のときです。ホームページに出されたので、まだ知らない市民が多いのではないでしょうか。せめて1年ぐらいの期間をかけて、地域や市民に説明をした上でパブリックコメントを募集するのが当たり前のことではないでしょうか。 新ふくおか小学校の木材調達の予算で附帯決議がつきましたが、結局説明不足でございました。パブリックコメント募集も、ホームページだけでなく、広報「なかつがわ」で概要などを知らせるなどしたほうがよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) パブリックコメントの募集につきましては、多くの市民の方にご利用をいただいています市民安全情報ネットワークを活用し、周知をさせていただきました。計画の概要につきましては、地域への説明をしっかりと時間をかけて行うこととしており、今後広報「なかつがわ」等を活用しながら、ご理解をいただけるよう周知に努めてまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) では、パブリックコメントが終了した後には、「計画(案)」は(案)が消えて「計画」となるのではないでしょうか。お伺いします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) パブリックコメントのご意見で必要なものにつきましては、その意見を取り入れて変更させていただきながら、「計画(案)」の(案)が消えて、「計画」となるものでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 計画となれば、その計画に従って着々と進めていくということになると思いますが、やはりもうちょっと時間をかけて、計画案のままで計画策定にかけていただきたいと思います。 パブリックコメントが多く来ているというお話でしたが、何人から応募がありましたか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) パブリックコメントにつきましては、220件のご意見を頂戴しております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 分かれば、その主な内容をお知らせください。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 子どもたちのために早く進めていただきたいというご意見もございました。それから、地域から幼稚園がなくなることは寂しいといったご意見もございました。そんなようなご意見がございました。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ちょっと今よく分からなかったんですけれど、220件から220人の方が意見を寄せられておられますが、ざっとでいいです。主な意見、事務局長さんが頭に残っているようなことでいいですけど、もう一回お願いします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 先ほどもお答えしましたが、子どもたちのために早く進めていただきたいというご意見、それから地域から園がなくなることが寂しいといったようなご意見があったところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) では、後でしっかりと報告をお願いしたいと思います。 次に、坂本こども園の検証について伺います。 坂本こども園を検証して、次に進むということでございました。坂本こども園は1年過ぎましたが、この1年はコロナ禍の下で、入園間もなく長休みに入り、夏休み・冬休みは僅か、様々な行事も普通とは違うこども園生活だったと思います。どのように検証されましたでしょうか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 坂本こども園の在り方、運営につきましては、建設計画の時点から、教育委員会と保育士、幼稚園教諭が一緒になって検討を重ねてまいりました。計画案にあるこども園化につきましては、坂本こども園のこの1年だけの検証によって位置づけられるものではございません。坂本こども園の検証は必要であるため、令和2年度の総括として、3月5日に開催しました園長会において内部的な検証を行ったところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) その内部的な検証、もし披露できればお願いします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) まず、坂本こども園の園長から、この1年間の実践内容や課題と思われる点について発表していただきました。その後、幼稚園コースと保育園コースの降園時間についてなどを議論していただきましたが、時間の都合で結論まで至りませんでした。引き続き検証を続けていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 日常を取り戻してから、しっかり検証してもよいのではないでしょうか。もし、この計画案のままであれば、すぐ4月から、検証も不十分なまま、こども園化の準備に入ります。なぜ急ぐのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) まず初めに、申し訳ございません。先ほどのパブリックコメントの主な内容について、補足してお答えさせていただきます。 主なご意見としましては、保護者の方から、「市内で同じレベルの保育が保てるように、保育士不足や待機児童などの課題も今回の計画で改正されるよう願う」「1クラスの人数が多くなり、子どもにとってはたくさんの刺激があり、よい面もあれば、目がしっかり行き届かなく不安です」といった意見。それから、「統合して一定規模の人数を確保し、集団教育を受けさせることは致し方ない」。地域の方々は、先ほど申し上げたようなご意見をいただいているところでございます。そのほか、指定管理にすることへのご意見などもいただいております。 ただいまのご質問についてのお答えをさせていただきます。 計画の冒頭でも申し上げておりますように、現状は幼稚園しかない地域、保育園しかない地域などの施設配置の偏りがあり、均等な幼児教育・保育を提供する環境が十分ではありません。子どもたちのために、こうした状況を早く解消したいと考えています。こうしたことから、坂本こども園の成果と課題等を踏まえて、準備に取りかかってまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 今のご答弁につきまして、検証をしっかりしてから取り組んでもいいのではないかという質問に対するお答えではなかったような気がいたします。 では、次に行きます。 幼保連携こども園について伺います。 幼児教育はとても大切なものです。就学前までに人間の体と心、人格の基礎がつくられます。大脳の8割が6歳までにつくられるそうです。今回、幼児教育・保育施設適正配置計画(案)が提案されておりますが、乳幼児期の大切な時期ゆえに、より慎重にしなければならないと考えます。計画案では、最初に阿木・加子母・蛭川保育園を単独で幼保連携型こども園にするとなっております。 伺います。保育所から幼保連携こども園にすると、どのように変わるのでしょうか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 坂本こども園の建設計画の時点から何度もご説明させていただいているところでございますが、保護者の就労の有無にかかわらず入園ができる幼稚園コースを希望する保育の必要性のない子どもも入園する機会が増えるものと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 次に伺いますが、なぜ幼保連携型こども園でしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 阿木地区、加子母地区、蛭川地区につきましては、公立で担うこととしておりまして、幼稚園機能と保育園的機能の両方の機能を併せ持つ単一の施設として、全国的にも一般的なタイプである幼保連携型こども園が適していると考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 国の制度では、保護者の雇用実態により認定されるとありますが、幼稚園コース、保育園コースのそれぞれ日々の保育時間、夏休み・春休み・冬休みの期間の登園日については、どのようになるでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) こども園における幼稚園コースの保育時間、夏休みなどにつきましては、幼稚園と同様の取扱いになります。保育コースにつきましては、保育園と同様の取扱いになります。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 先ほどの坂本こども園の園長さんのお話で、時間帯が違うというところで結論が出なかったというお話をいただきましたけれども、私はそのところが一番問題だというふうに思っております。阿木や加子母や蛭川の地域では、保育園だけです。幼稚園はありません。現状で言えば、この保育園に仕事をしていない親御さんの子どもさんも入園されていると聞いております。その保育は、仕事をしていないから早く帰るというのではなくて、保育園と同じ保育を受けております。 それで、今回幼保連携こども園になった場合に、保育園や長期休暇のときにはどのような扱いになるのでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 保育園に入れる方は、保育の必要な子どもさんということになるということをまず大前提としてお答えさせていただきます。 幼保連携型になった場合は、先ほど申し上げましたとおり、幼稚園コースについては幼稚園と同じ取扱い、保育園コースにつきましては保育園と同じ取扱いというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ですから、幼稚園と同じ扱いになるので、3時にお帰りということになるわけですね。夏休み・春休み・冬休みもあるということになります。現状では、仕事を持っていないお母さんのお子さんは、保育園の扱いのとおりになっているというふうに思います。 そこで、坂本こども園の場合は、幼稚園も保育園のコースも大体同数だと思いますが、ここの地域では同数にはならず、保育園コースが圧倒的に多いかと思います。そうなると、幼稚園コースの子どもたちは少数。少数の子どもたちが、まだほかのお友達がいっぱい保育で残っているのに、自分たちだけが早く帰る。また、夏休みになると休まなきゃいけない。夏休みの間に運動会の練習がもう始まっている。このことは、恵那市の経験からお聞きをいたしました。小さな子どもが、ほかの子どもたちと違うような保育になるということについては、疎外感が生まれるのではないか。こういうことは決してやってはいけないことだというふうに言われました。そこで、今までのように保育園のまま残してはいかがかと思いますが、どうでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 先ほどもお答えしましたが、保育園に入れる方は、あくまでも保育が必要な方ということになります。幼稚園コースと保育園コースの人数のバランスが、幼稚園コースは少ないふうになるのではないかというご質問だと思いますが、その点につきましては、市内にございますこども園、坂本こども園以外にも民間のこども園がございますが、この中でも、必ずしも幼稚園コースと保育園コースのバランスが近いというものばかりではございません。こういった民間の取組とかも参考にさせていただきながら、どういった形で、そういった場合に保育を進めていくのがいいかは十分検討させていただきたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 木下議員に申し上げますが、通告にない質問が多数ございますので、今後気をつけていただきたいと思います。あまり制限はしたくはありませんので、通告にある質問に変えていただければありがたいと思います。 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひこのバランスが偏ってしまっている地域については、保育時間についても意見が固まらなかったと、結論が出なかったというふうにお聞きいたしましたので、この辺のところは議会のほうからも注文がついているというふうに理解いたします。そういうことになって、保育園も幼稚園も同じような時間帯の保育・教育ができれば、このことも解決するかというふうにも思いますので、その辺のところをしっかりと検証していただいて、ぜひいいふうに解決をしていただきたいと思います。 次、統廃合について伺います。 落合保育園と神坂幼稚園が統廃合、坂下保育園と川上保育園や山口幼稚園の統廃合、いずれも小さな園との統廃合です。人口が少ないほど地域にとっては子育ての拠点です。宝です。統廃合は地域の過疎化を進め、地域社会の崩壊につながるから絶対やめてほしいというご意見をいただきました。 そこで質問しますが、小さな地域の保育園・幼稚園の統廃合は、慎重に、保護者だけでなく地域の方にもよく相談して合意が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) これまでの統廃合につきましても、最大限注意を払って行ってまいりました。今回の計画を実施していくに当たりましても、保護者の方はもとより、地域の方にも計画の趣旨をご理解いただけるよう、しっかり時間をかけて丁寧に説明をすることとしております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひ保護者だけではなく、地域の方々のご意見をよく酌み上げていただきたいと思います。 そこで、落合地域のことですが、未満児保育がございません。ゼロ歳から5歳の一貫した保育にするためにも、未満児保育が必要ではないでしょうか。いかがですか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 落合地区は、中心地域に比較的近いところにございまして、私立園への通園も現在多いことから、現時点において未満児保育を実施する予定はございません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 地域によって差があってはならないというふうに思います。ぜひ落合地域には、未満児保育を検討していただきたいと思います。 福岡こども園は、統合して178人と大規模なこども園になります。施設の増設か建て替えが必要になるのではないでしょうか。いかがですか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 計画の中にお示しさせていただいておりますが、計画にある工程表の人数規模は、令和2年4月1日現在での園児数を基にしたものでございます。福岡保育園1園で収まる規模となるまでは、高山保育園と福岡保育園の統合時期を延期して、対応をしてまいりたいと考えております。施設の増設、建て替えは予定をしておりません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) それでは、予測としてはいつ頃になるんですか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 計画に示してございますとおり、令和12年度を予定しているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) そこで何人になるわけですか。計画で。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 具体的に何人というところまでは数値を出しておりませんが、およそ令和12年度には現在の少子化の流れでいきますと、福岡保育園に統合できるのではないかというふうに考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 令和12年度までにはできるだろうという予測をされているということですね。もっと早く計画案ではなっていたのではないかというふうに思いますが、令和12年度でよろしいですね。 次へ行きます。 指定管理について伺います。 公立を民営化するということはよくお聞きしますけれど、民間保育園を公立にするのは聞いたことがありません。どのようにして民間保育所を公立化していくのでしょうか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) この計画にあるものは、公立保育園を指定管理により民間で運営をお願いするものであり、民間保育所を公立にする計画ではございません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) この案では、統合して公立にするというふうに書いてあると私は理解しておりますが、そうではないのですか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 今、議員さんおっしゃられたとおり、民間保育園と公立保育園を統合して公立にするということで、公立の保育所を民間にするというものではございません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) そうすると、私がさきに質問したように、民間保育所を公立化するということではないんですか。
○議長(岡崎隆彦君) 副市長・渡邉 卓君。
◎副市長(渡邉卓君) 今の答弁ですけれども、決して民間を公立にするという答弁ではございませんので、あくまで指定管理するというお話だけですので、民間のものを公立にするということは、計画には一切書いてございませんので、よろしくお願いいたします。 今、事務局長は、公立を民間にするものじゃありませんみたいなことを言いましたけど、それは単なる言い間違えでございまして、当初のご答弁のとおり、民間のものを公立にするものではないということを申し上げてございます。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 計画案によりますと、公立と民間を統合して、その上で指定管理。そうですよね、公立だから指定管理に出せるのであって、民間に指定管理を出す必要はないわけです。ですから、どのようにして、その過程を、どういうふうな順番で民間を公立にして、それで指定管理に出すのかということをお聞きしています。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) こばと保育園の民営化の際にも公募を行い、審査を行った上で移管を行っております。民間園とよく相談をさせていただいて、民間園と公立園を1つの園として、公立の1つの園として、その後で指定管理を行わせていただくというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) もう少し詳しく説明をお願いします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 現在あります民間の園と公立の園を統合して、新たな公立の園として設置をさせていただき、それを指定管理させていただくということで考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) そうすると、公立、市役所が民間の保育園を買い取るということではないんですか。公立化するということについて、民間を公立化するにはどういう方法があるのでしょうか。買い取るのか、どうするのか、教えてください。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 買い取るということは考えておりません。民間のほうと協議しながら、一緒に一つの園としてやっていける方向を協議して、模索していきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) そうすると、民間から市に対して、こども園を民間移譲のときに無料でお渡しいたしましたよね。それを今度は逆で、民間から市に対して無償で提供するよと、こういうふうに理解していいですか。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 相当事務局長も頭が混乱しておると思いますけれども、こうしたことはそんなに簡単にできることではありません。したがって、この中には経営的な問題も当然入ってきますし、また地域の子どもさんの実情も入ってきます。 先ほどから議論になっております幼保一体となったこども園としてスタートをするときには、どちらが多く利用されるか分からない様々な要素がかみ合った中で、また将来、民間の方が経営されるとしたら、それが経営ベースに合うものかどうかということも当然そこには入ってきます。公的な幼稚園・保育園につきましては、私どもは今民間がなかなか参入できないところを中心に行っているわけでございますので、それが民と官が一緒になってやるというところについては、恐らく公しかできない地域も想定にあると思います。 したがって、今言われるように、民にするのか官にするのかということについては、相当な議論が必要になってきます。ただ、そこは単に公が買い取るなんてことは絶対ありません。これは民としても、この地域ではやはり経営上難しいと。そうしたときには、公が一旦経営的な立場に立った中で、また指定管理方式の形の中でやっていただく。様々な選択方法はあると思いますけれども、民ですか官ですか、民のものを公が買い取りますかという手法ではないということだけは申し添えさせていただきたいと思いますので、お願いをいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 答弁がかなり苦労されているというふうに思います。この計画案には、だけども、統合して公立にして、その後指定管理というふうに書いてあるんですね。書いてあるんです。ですから、もしそういうことでないと言うならば、取り下げたほうがいいというふうに思います。その部分だけは後回しにしてもいいのかなというふうに思いますが、いかがですか。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 今言われました書いてあるということですけれども、確かに民と官の2つが将来的には一緒になって、地域の幼保の在り方を検討したいという書き方にはなっていますけれども、公で必ずやりますという書き方にはなっていないというふうに私は拝見しておるんですが、木下さんは公で経営をするというふうに捉えたわけでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) すみません、市長さん、これを見ていらっしゃいますよね。この一番最後のところに、こういう計画案がありますよね。ここに書いてあります。ご存じですよね、そのことは。だから、このことを私は問題にしているのであって、もしこのとおりにするのではないというのであれば、この計画から外すべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 私は、それはどちらが経営をするということではなくて、お互いに地域も幼保の在り方というものを一緒になって考える。恐らく施設も一緒になる可能性もあるよという示し方でして、それを公がやりますというようには全然考えてはおりませんし、そのような読み取り方は、私はしておりません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 指定管理というのは、公立だから指定管理を出すのであって、民間に指定管理を出す必要はないわけです。ですから、もしこれをこのまま通すということであれば、もう一度――私が分からないのかどうか分かりませんけど――市民に分かるように、ぜひ書き直して出していただきたいというふうに思います。 ですから、この計画案自体が、ご答弁によって違ってきているというふうに思いますが、この案を見直して、もう一度計画を計画案としてつくり直して出していただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 民間園と公立園の統合につきまして、民間園のほうとよく協議をしながら進めていきたいというふうに考えております。こちらの計画にもございますとおり、10年間の計画でございますが、2年間を一つの目安として、計画の見直しを行っていこうというふうに考えている計画でございます。民間園との協議の内容によりましては、計画の変更をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ここは非常に具体的に出ているので、問題にしているわけですけど、例えば苗木保育園の場合は、のぞみ保育園と統合して、指定管理を出すというふうに書いてあるんですよね。その苗木の場合は、どのようにして統合し、指定管理をされるのか、お伺いしたいと思いますが、いかがですか。
○議長(岡崎隆彦君) それは4番の質問でよろしいか。
◆10番(木下律子さん) はい、そうです。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 今後、民間園との間で、同じ中津川市の子どもを育てる環境づくりについて協議を行い、統合に向けた合意を経て、指定管理先は、中津川市の幼児教育・保育を担うにふさわしい法人を幅広く公募してまいりたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) どのように統合されるのですか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 苗木地区にございます法人、現在ございます法人園ののぞみ保育園と保育所を行っております苗木保育園を統合して、苗木こども園とすることで統合していきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ちっとも理解できませんけれど、公立にするわけではない。のぞみ保育園を公立にするわけではないのでしょうか、質問します。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 現在の計画では、指定管理にして、一つの園として運営を行っていただきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) どのようにして統合して、指定管理をされるのかということをお聞きしているんですけれども。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 指定管理が括弧書きになっていると思いますけれども、なっていませんか。指定管理が括弧書きになっていないでしょうか。 先ほど言いましたように、これは相当な議論を必要としますので、場合によっては物別れになる場合もあります。そうした中で、公と民との2つのものを一緒にこれからは考えていきましょうとなった場合には、それぞれの経営に戻るわけですよね。そうしたときには、公のものについても指定管理でお願いしますと。指定管理が括弧になっていませんか。括弧ですよね。したがって、そうした選択肢もありますよと。 また、2つになったときには、民のものを私どもが買い取るなんてことは、私自身には考えはありません。そのときは、今度は民の皆さんに経営をしていただく。したがって、そこにあるのは、必ずしもこの方法で、あくまで行政側で今考えている将来的なその地域のこども園の在り方について考えているわけですので、必ずしも一緒になれるかどうかは分からない。しかし、その方向に向かっていきましょうよと。しかし、そのときは、民と公が2つ残った場合には、公の保育園や幼稚園も指定管理として一緒に地域の幼保としてやっていきたいという、私はそのように理解をしておりますけれども、いま一度私のほうからも、この私の理解で正しいのかどうかということを木下さんにお答えをさせていただきたいと思いますので、お願いいたします。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) 説明がなかなかうまくできていないくて大変申し訳ございません。 苗木の件で具体的な説明をしてくださいということでしたので、私にできる範囲で説明させていただきたいと思います。 まず苗木には、現在苗木保育園と木下議員ご指摘ののぞみ保育園がございます。先ほど示していただきました工程表には、のぞみ保育園というものが示されています。これは、現在苗木地区には、苗木保育園に加えて、法人幼稚園・保育園としてのぞみがありますよということを示したものです。のぞみと一緒にするということを確定したものではございません。法人園については、ほかのところにも幾つか園の名前が示してありますけど、そこに指定管理すると、この段階で決めたわけでもございません。 工程表をしっかり見ていただきますと、苗木については、まず令和8年に運用等設計・協議調整が始まるということが示してございます。これからしっかり時間をかけて、もちろん一番候補になるのは、今地元で園経営をしておっていただくのぞみさんになるかと思いますので、そういった方たちにお声がけをさせていただき、同時に保護者や地域への説明も丁寧に重ねていきながら、今から数年後、令和8年にそういった仕組みをスタートしていき、最終的に、統合については令和12年というかなり時間をかけた丁寧な仕事をしておると私どもは考えております。 あと、中津川市教育委員会が考えている子どもたちや職員にとってよりよい教育環境、保育環境、職場環境となるように、しっかり私どもの考えを理解していただいた上で、じゃあ、うちでやりましょうと言っていただける法人さんと手を組みたいと思っております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ここには、「法人のぞみ保育園(39人)と統合し」と書いてありますね。「保育所型認定こども園「苗木こども園」として指定管理で運営する」と明確に書いてあるんです。ですから、このことを問題にしているんですけれど、もし、それでまだのぞみ保育園とお話ができていないとか、地域の人たちにはまだしっかりと説明ができていないということであれば、このこと自体をここに書くのをやめたらいかがでしょうか。今のご答弁のような状況に合わせて書くのがいいのではないでしょうか。決まったことではないと。
○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。
◎教育長(岩久義和君) ご指摘の趣旨は十分理解させていただきました。備考欄に示してあることでございますので、教育委員会としてはこういう方向性を持っているということでございます。ただ、市民の皆さんに十分にその点がご理解いただけないなということが、例えばパブリックコメントに220件いただいていますけど、そういったものから読み取れた場合には、ぜひ対応させていただきたいというふうに思っています。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 私はパブリックコメントには書いておりません。議会で討論ができるということで書いておりませんので、ぜひこの議会の中での討論も参考にしていただいて、しっかりと今の答弁のようなものになるように、決まったわけではないとか、のぞみ保育園もあるとか、そういう話であれば、そういうふうな表現にしていただかないと、市民は分からないと思います。このことで、多くの人たちが私のところに、これはどういうことやねと、どうやったらできるんやねということをお聞きされるので、申し訳ないです。しつこく質問をさせていただいているわけです。 それで、まだ確定をしていないところのお話をしてもしようがないですけど、苗木保育園のことは置いておきまして、次、坂本地域の場合もどのようになるのか、お聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 坂本地域におきましても、ただいまの苗木と同様の考え方になってまいります。工程表にございますが、令和8年度から運用等設計・協議調整を行い、統合を図っていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 坂本こども園とめぐみ保育園が統合し、認定こども園にするという内容、同じようになっておりますが、坂本こども園については定数120人の施設になっております。それで、めぐみ保育園も大きな施設でございますので、200人を超える施設になってしまうわけですね。大規模保育園、大規模こども園ということになるわけです。私は、それぞれの園が、今のままでも十分やっていけるし、そのほうが子どもたちにとっても、大きなこども園になるよりも、今のままのほうがいいというふうに思いますけれども、その辺のところはいかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 計画にお示ししてございますが、既存の園である坂本こども園と法人の園を、それぞれ建物を存続し、統合後は、園舎は別となりますが、一つのこども園として運営をしていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 別々の施設で、こども園として運営をしていくということですね。そうすると、また同じような問題が起きてくるんですけれど、めぐみ保育園を公立化するわけですよね。そうじゃないと指定管理に出せないんです。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 統合の仕方につきましては、今後、民間園のほうと十分に検討していきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) どういうふうだったらめぐみ保育園を公立にできるのか。買い取るわけではないというのは、もう答弁されたとおりですので、私は、あとは移譲してもらうのかなと今のところは思ったりしますけど、ほかに何か買い取らずに公立化するという方法はあるのでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 令和8年度からの制度設計の中で、十分検討していきたいというふうに考えております。もちろんその前も検討を重ねていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) こんな無理な計画は一旦取りやめて、そこの部分だけでも消すとか、答弁不能に陥っているんですよ。ですから、この計画案自体がかなり無理な計画になっていると私は指摘したいと思います。 時間もありませんので、次に移っていきますけど、確認をいたしますが、めぐみ保育園、それからのぞみ保育園、付知のぞみ幼稚園については、どのようにこの計画案についてはおっしゃっているのか、分かっていれば教えてください。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 個別の各園には、これからご相談をしていきたいというふうに思っております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひしっかりとした計画案にして、出していただきたいというふうに思います。 次、1クラスの人数について。 今、小・中学校の1クラス最大40人を35人にするということになっております。長野県でいうと、小・中学校の1クラスが30人です。コロナ禍の下で少人数学級の必要性が言われております。3歳児は1クラス20人を基準にするとしていますが、保育士1人で20人は大変ということをよくお聞きしています。コロナ禍の下で、幼児教育も少人数クラスが求められているのではないでしょうか。世界では、アメリカ、イギリス、ドイツなどで10人から15人、カナダは8人とのことです。 中津川市のこの計画では、保育士1人が受け持つ子どもは最大15人ぐらいでいいのではないでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 基本的には、国の定める基準であります幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準に基づくことと考えております。園児の状況により加配を行い、対応を行いたいと考えております。適正配置が今回の計画で行われることにより、1園当たりの職員数が増え、より丁寧な保育が可能になるというふうに考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひ少人数で対応できるように、それが質のいい保育につながるというふうに思います。 ですから、そのような計画案にできるようにお願いしたいと思いますけれど、クラス編制が少なくなれば、クラス数が増えることになりますが、このような動きに対応した計画案になっているでしょうか、お伺いいたします。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 今回のこの計画は、園児数が少ない園の子どもたちは、より多くの園児と関わりが持てるよう、また園児数が多い園につきましても、1園当たりの保育士数が増えることにより丁寧な保育ができるようになるなど、よりよい幼児教育・保育を提供するため計画しているものでございます。現時点において、幼稚園・保育園につきましては、配置基準に対する具体的な基準の見直しは示されていない状況でございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 国の基準はまだ示されておりませんが、動きとしては、少人数クラスという方向に動いておりますので、中津川市は、幼児教育・保育行政に対しては、大変進んだ取組をされているというふうに思いますので、その辺のところは先取りでやっていただけるとありがたいのではないかなと思います。 次に、施設の規模について伺います。 施設の規模が統合により大きくなっております。坂本こども園は204人、福岡は178人、坂下の場合は141人、苗木は139人で、付知が136人という規模になっておりますが、保育の質を保つのであれば、1園では100人規模が適正ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 保育の質を保つための幼稚園・保育園の規模適正化の基本的な基準としましては、1学級当たりに在籍している園児数が大切だと考えており、園全体の人数について考えているものではございません。市内には、100人を超える規模でも適正に園運営をしている園もあり、100人規模が適正かどうかは判断しかねるところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 小さい規模ほど質の高い、目の行き届く保育・教育ができるというふうに思います。クラスだけではなくて、施設の規模についても、しっかりと検証をお願いしたいというふうに思います。 次は、未満児保育についてお伺いいたします。 未満児保育の必要性は、今後さらに大きくなると思います。計画案でも1歳児で増える傾向ということがうたってあります。どの地域に何人くらいの未満児保育の希望者が増えると予測されているでしょうか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 具体的にそのような予測はしておりませんが、直近の出生数の推移を見た場合、今後就労等による未満児ニーズが増えるとしても、今以上に大きく増えるようなことはないというふうに予測しております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 未満児保育の要望は、今後増えるというふうに思います。確かに子どもの出生数は少なくなっておりますが、両親が仕事をするという方向に、共働きが増えていくし、今、幼児教育・保育の無償化になっておりまして、これを促進するのが今国の政策でもございます。そういう点でいきますと、未満児保育の要望が増えていくというふうに思います。それで、未満児保育の希望者が増えるという予測はしていらっしゃらないみたいですけれど、その辺のところはもっとしっかりと検証することが必要だというふうに思います。 2番のそれへの対応というのはないわけですので、今の答弁だと。私としての希望は、未満児保育は今後増えるということで、ぜひ予測をしていただきまして、計画案に反映をしていただきたいと思います。 次、保育士の処遇改善について伺います。 厚労省の賃金構造基本統計調査によれば、2019年度の保育士の平均年収は363万円、労働者平均の約500万円に比べて137万円も低くなっております。月換算で言えば、11万円も低いわけです。ぜひ大幅な変更を求める、この計画の中に、この機会に保育士の処遇改善を盛り込むことが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 今回の計画を進めることで、1園当たりの職員数が増えることとなり、休憩時間の確保や時間外勤務の削減、職員間の相談機会の増加等、勤務環境の改善につながるものと考えているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 次、最後になりますけれど、経費の削減について伺います。 この大がかりな計画で、経費の削減はどれくらいになるのか予測されているでしょうか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) 冒頭に申し上げましたとおり、今回の計画は、子どもたちによりよい幼児教育・保育環境を提供するために策定するものであり、経費削減を目的としているものではありません。あえて申し上げれば、維持管理経費については、年5,000万円程度減少できるものと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 1年間に5,000万円程度の経費の削減につながるというふうに言われました。 それで、ちょっと質問通告を出していませんが、将来人口が、10年後子どもが減少していくという状況になる中で、この計画案どおりにしない場合、今のままでいった場合の経費の削減、経費がどれぐらい減るのかというのはつくっていらっしゃるのか、もしあれば教えてください。なければいいです。
○議長(岡崎隆彦君)
教育委員会事務局長・小関智幸君。
◎
教育委員会事務局長(小関智幸君) ただいま申し上げました維持管理経費につきましては、修繕料、消耗品、光熱水費、通信料などでございますので、統合が行われなければ、現在とあまり大きく変わりはないというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 経費の削減ではないということで、5,000万円ぐらいだということでございましたが、このまま人口が、出生数が少なくなっているわけで、10年後には子どもの数も減っていくだろうというふうに思えば、経費の削減というのはあるかというふうに思います。 それで、今まで議論してまいりましたが、いずれの問題を見ましても、とりわけ指定管理の問題では、まだまだ十分な検証ができていない、答弁が不能な状況にもなっているというふうに思います。ぜひもう一度計画案を見直していただきたい、このことをお願いいたします。 次に、PCR検査の拡充について伺います。
新型コロナウイルスは、感染しても症状に出ないのが特徴で怖いウイルスです。インフルエンザは冬の寒いときだけ感染いたしますが、コロナウイルスは夏でも感染する力があります。ワクチン接種が始まろうとしておりますが、ワクチンの量そのものが調達できるかは定かでありません。どの程度効果があるかも分かりません。コロナウイルスの治療薬の開発もまだできていない。安心して生活し仕事をするには、積極的に検査が必要です。ぜひ医療、介護、障がい者、保育、学校など、人と接触しなければならない方々にまずPCR検査で安心して仕事ができるようにと思います。 本来国が取り組むべき問題ですが、菅首相は緊急事態宣言が出ている都道府県でPCR検査ができるようにすると言い、古田知事が介護施設でPCR検査をやると知事選挙の告示前に言いました。今は岐阜市でモデル的に実施中です。岐阜市のモデルとしての検査を検証した後、中津川市でできるようになるでしょうか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) この事業は、県と岐阜市が共同でモデル的に実施されたものです。今後、県において岐阜市のモデル事業の結果を検証いたしまして、ほかの市町村でも実施するかどうかを判断されるものと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 中津川市では、3月補正予算で中津川市独自で障がい者施設や介護施設に向けて、2,500個のPCR検査のキットを購入するという予算化がされましたが、市独自だとお聞きいたしました。どのように使われる予定ですか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) この検査キットにつきましては、施設の従事者数に応じましてキットを配付いたします。施設の従事者に感染の可能性がある場合、または感染者が出てしまったが、濃厚接触者以外で検査対象にならなかったような場合、あるいは施設内感染の心配、不安、そういった不安がある場合のときに使用をしていただくよう想定をしております。
○議長(岡崎隆彦君) 木下議員、残り5分を切っております。通告してある質問ができるように気をつけていただきたいと思います。 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 市独自で、県がどういうふうになるかよく分からない中での取組だというふうに思って評価しているところでございますが、医療機関や保育所、学童保育、学校などにも普及できるとよいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 医療関係者につきましては、現在検査の体制が確立されております。また市内では、保育所、学童保育、学校等でクラスターの発生が確認されていないことから、現在のところでは、ほかに拡充することは考えておりません。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) クラスターが発生はしておりませんけれども、いつ自分が患者さんや子どもたちにうつしてしまうのか心配でたまらない、そういう声はずっと前からお聞きしております。コロナウイルスは無症状の方も出るわけでして、また変異株というようなものも出ておりますので、本来ならば、無症状の方にウイルスがあるかないか、PCR検査で見つけ出して、閉じ込めるというのが大事だというふうに思います。こういうPCR検査の拡充についてはいかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
市民福祉部長・坪井 透君。
◎
市民福祉部長(坪井透君) 議員ご指摘の検査につきましては、例えば従業員全員を一斉に検査するといったような検査の仕方だと思いますけれども、そういった検査につきましては、継続をしないと意味をなさない検査になると思います。 したがいまして、実際にはこうした多数の施設でありますとか、保育所、学校、市民がいる中で、そういった検査を継続することは不可能というふうに考えておりますので、やはり可能性のある場合、心配な場合、そうしたときにすぐ検査ができる体制をつくっておくことが大切なのかなというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 中津川市の取組については評価をいたしますけれども、本来であれば、国が思い切った検査の拡充をやると言っているのですから、その体制をつくっていくべきだというふうに思います。 次に行きますが、
リニア汚染残土処分地について伺います。 昨年9月議会で質問いたしました、車両基地とその北部の残土置場に汚染残土の恒久処分場を建設する問題について、2月24日に朝日新聞がその問題を取り上げました。翌日の25日には、岐阜新聞と中日新聞も後追いのようにして書きました。車両基地北部と車両基地の汚染残土最終処分場の排水を隣のため池に流す。その水を農業用水として辻原川に流す。辻原川流域には、70軒の農家がブランド米などを作っている。 9月議会の答弁では、このことについて法規制などを勘案して選定をしているので、市のほうで可否を述べることはないと。すなわち、二重の遮水シートで全面を覆い、地下水や周辺の水を検査するから問題ないということでした。 しかし、朝日新聞では、東海環状道工事の残土による水質汚染で、国土交通省の対策協議会委員を務めた方、元愛知県環境調査センター主任研究員は、遮水シートは破れたり接合部が破損したりする危険がある。危険物をわざわざため池の隣に置くべきではないと話したと紹介してあります。前述の方の危険物をわざわざため池の隣に置くべきではないという言葉をどのように思いますか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) まず危険物とのご指摘につきまして、JR東海が当該地に搬入を計画しておりますのは、自然由来の重金属等を含む対策土であり、これらを適切に対策することで有害とはなりません。JR東海は、対策土の管理に当たっては、対策土から重金属を溶出させないよう適切に対策を講じると説明をしております。当該地については、事業者であるJR東海が埋立規模、運搬距離、土地に係る法規制等を総合的に勘案して選定したと聞いております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) 9月議会と同じような答弁でございました。市民の方は大変心配をしていますし、流域の農家の方も大変心配をされているところです。ぜひ市民の皆さんの気持ちに寄り添った取組をお願いしたいというふうに思います。
○議長(岡崎隆彦君) 木下議員、残り1分でございますので、質問をまとめていただきたいと思います。
◆10番(木下律子さん) はい。恒久処分場は、中津川市のほかに御嵩町と交渉中とのことです。心配になるのは、瑞浪市に山のように積み上げてある汚染残土。瑞浪市長が車両基地に運ぶと全員協議会で話されたとのことです。 9月議会では、各自治体で発生した発生土は、それぞれの自治体で処理されるとJR東海に確認したと答弁されました。口頭だけでなく、紙で協定を結ぶと一層安心できますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
リニア都市政策部長・小椋匡敏君。
◎
リニア都市政策部長(小椋匡敏君) 令和2年9月議会における木下議員への一般質問への答弁、「各自治体で発生した発生土は、それぞれの自治体で処理されることが基本と考えております」につきましては、JR東海と確認をしたものであり、現時点では協定を締結することは考えておりません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 10番・木下律子さん。
◆10番(木下律子さん) ぜひ市民の立場に立った取組をお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、10番・木下律子さんの一般質問を終結いたします。 ただいまから14時まで休憩をいたします。 午後0時48分休憩 ――
―――――――――――――――――――― 午後2時00分再開
○議長(岡崎隆彦君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、11番・牛田敬一君。 〔11番・牛田敬一君質問席に着く〕
◆11番(牛田敬一君) それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。 今回は、(仮称)
市民交流プラザについてです。 令和2年12月16日から令和3年1月15日まで、市民交流や学びの拠点となる(仮称)
市民交流プラザの整備に向けたパブリックコメントが募集されました。いよいよ基本設計から実施設計、建設、供用開始と進んでいく中で、ポイントとなる項目について伺いたいと思います。 まず、質問の前に、参考資料1というものがありまして、自分なりに背景をまとめております。これを基に質問をしたいと思います。 まず、各計画に基づき交流プラザの仕様が決定されました。ここでは、交流プラザ完成後の関連施設の取扱いはどうなるのか。 次に、交流プラザの基本理念で最も大切にすることは何か。 次に、4つの基本方針を達成すべく、市民、各団体の意見から、市民は何を望んでいるかを把握し、例えば、どうなったら子どもたちの健やかな成長を支える施設と言えるのか。ここで何回もPDCAを回し、4つの方針がイメージとして浮かんだ施設になっているのかなどを思いながら質問を作成しました。 1.交流プラザに関わる課題について、交流プラザの運営方式を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) (仮称)
市民交流プラザの業務ごとの運営につきましては、図書館業務は市の直営、子育て支援センターや案内、貸館、施設管理業務等は民間事業者への業務委託を想定しております。全体の運営方式につきましては、現在、関係部署との調整等を図りながら検討を行っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、交流プラザの4つの機能を生かすため、関係部署との打合せを行ったと認識しておりますが、特に協議した内容を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 関係部署との連携・調整につきましては、令和元年度の
市民交流プラザ整備実施計画の策定段階から、政策推進部を中心に文化スポーツ部や市民福祉部、商工観光部などと組織横断的に継続して協議を行っております。
市民交流プラザは複合施設でありますが、4つの機能が縦割りにならないよう、連携したサービスの在り方や、利用者にとって使いやすい部屋の配置・動線、限られた空間の効率的な利用方法などについて協議を行い、基本設計等に反映を行ってまいりました。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 少しひもとくと、平成24年1月、新図書館建設の賛否に伴う中津川市長選挙が行われ、建設反対の青山市長が誕生しました。しかし、青山市長は、図書館が不要な施設との考えではなく、財政状況を考えると、今建設するのは難しいと判断しただけであったと記憶をしております。 今回、図書館を前面に押し出す表現ではなく、4つの機能としておりますが、答弁にあった縦割りが市民にとって使いにくい施設になってしまうと意味がないのではと思いまして、私は、あれもこれもではなくて、あれかこれか、絞ったほうが運営もしやすいと思っております。先ほど言ったPDCAを回すべきではないかなと思っております。 それで次に、
市民交流プラザ完成後の中央公民館の取扱いについて、中津川市公共施設等総合管理計画に公共施設の統廃合・縮小等及び民間・地域移譲を進め、保有量を削減するとありますが、見解を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) 中央公民館内の図書館は、令和5年度供用開始予定の(仮称)
市民交流プラザへ機能を移転します。中央公民館については、市有財産施設運用管理マスタープランにおいて、継続的に維持管理を実施する施設としています。図書館移転後のスペースは、にぎわいプラザにある行政機能の移転先を含め、有効利用を検討していきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 交流プラザに新しい会議室ができるということになりますが、そうすると中央公民館の会議室が使われないのではないかと思っておりますが、せめて今の机、パイプ椅子、かなり古いものですから、その会議室の備品を新しくする考えはありませんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 必要に応じて更新していきたいと考えております。今の中央公民館ですが、昭和54年の建設当初から使われている机、椅子、音響設備で42年が経過しております。利用者の懇談会からも古い、高齢者には重くて扱いにくいなど意見が出されております。また、苗木や阿木では、公民館の新築に合わせて備品を更新していますが、他の11か所の公民館でも建設当初から古い備品を使用していますので、今後計画的に更新してまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) それで、にぎわいプラザにある行政機能の移転先を含めて検討すると今答弁されました。検討とは、遠回しにやらないと理解をしておりますが、この辺はいかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) 遠回しにやらないではありませんので、頑張ってやっていくという方向で検討しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、中央公民館の維持管理費用を伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 令和元年度実績で、人件費を除いた年間の維持管理経費は2,473万円です。なお、施設の一括管理をしているため、この経費には図書館分は含まれておりません。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 今回の補正予算に中央公民館の屋上防水修繕等が計上されています。これは公共施設等総合管理計画に基づいたものなのか、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 先ほどの答弁では失礼いたしました。施設は、中央公民館の一括管理をしているため、図書館分も含めております。大変失礼しました。 ただいまの質問ですが、公共施設等総合管理計画に基づいたマスタープランでは、公民館は継続保全で、図書館は統合・複合化となっております。この計画に沿って行っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) この質問をしたきっかけは、交流プラザができると中央公民館はもう潰すのかなと自分で思っておったものですから、まだまだこの中央公民館に保全のお金をかけるのかということがあったもんですから質問したんですが、一応継続保全ということで確認をしました。 それでは次に、交流プラザ完成後のにぎわいプラザの活用について伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) にぎわいプラザは、市有財産施設運用管理マスタープランにおいて、令和5年度供用開始予定の(仮称)
市民交流プラザへ一部機能を集約することに合わせ、機能移転後、用途廃止としています。売却または取壊しに向けて、関係者との協議を進めてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 先ほどの質問で、図書館の移転後のスペースは、にぎわいプラザにある行政機能の移転先を含めて有効利用を図るというふうに答弁をされておりましたが、残っている部署はどこに移転をするんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) あくまでも候補としての例示ですけれども、例えば文化会館の会議室とか、そういったスペースを見つけながら移転をしていきたいと考えています。あくまでも例示候補です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) できたら、その交流プラザ建設によって、想定されるあらゆる課題が洗い出されて、対策が打たれているのかというところに少し疑問が湧いているといったところがありますので、その点について、ぜひしっかりとまた計画を立てていただきたいと思っております。 次に、交流プラザ建設に当たり、まちなかラボや商店街との関わりを伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君)
市民交流プラザは、中心市街地活性化基本計画の主要事業として、多くの人が集まり、様々な交流活動が行われる中心市街地のにぎわいの拠点となります。まちなかラボや地元商店街、商工団体等とは、
市民交流プラザを生かしながら、いかにして中心市街地の活性化を実現するかについて意見交換を行ってまいりましたが、引き続き中心市街地の魅力を高め、市民や来訪者が周遊するような仕組みをどのように構築するかについて、一緒になって検討・取組を重ねてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、交流プラザを運営するに当たり、最も大切にしていくことは何でしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君)
市民交流プラザは、市民や来訪者、また幅広い世代が様々な目的で利用するにぎわいの拠点であり、そのにぎわいを点から線、面へと広げていく必要があります。そのためには、4つの機能が連携して、ここに集うことで利用者に楽しんでもらい、こんな場所があってよかったと喜んでもらえるよう、
市民交流プラザをいつも何か楽しいことをやっている場所にするようなソフト面での企画を充実し、これを継続することが大切だと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 先ほど、
市民交流プラザの質問要旨の背景に書いたように、どうなったら市民の参加や活動からにぎわいが生まれる施設と言えるのかとか、どうなったら情報と出会いと学びを新たな創造につなげる施設と言えるのかといったところ、よくそこのPDCAを回していただいて、ぜひよろしくお願いをしたいなあと思っております。 次に、ハード面について伺います。 施設には、駐車場が大きな要素となりますが、考えられている駐車台数を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 建設予定地と隣接する市有地、それから旧中津川幼稚園跡地、令和3年度に土地開発公社から買い戻し予定の旧中部電力所有地に加え、ふるさとにぎわい広場を活用して、200台程度を確保する計画です。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、新町通り側の交流プラザ玄関付近に緊急車両やイベント開催時の搬送車が一時停車できるスペースが必要と思いますが、見解を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 基本設計では、建物と北側に面する新町通りの間には約3メートルのスペースを確保しており、一部の緊急車両や搬送車の停車、六斎市などのイベントスペースとしての利用を想定しております。 また、これとは別に火災時の消火活動に必要な消防活動空地については建物南側に、
市民交流プラザへの荷物の搬入・搬出時の駐車スペースについては建物西側に確保してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、災害時、避難所になると考えられますが、どのような機能が備えられているのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 現段階では、公共交通の拠点である中津川駅に近い立地から、現在のにぎわいプラザに代わり、帰宅困難者の受入れを中心に行う一時避難所としての利用が想定されており、毛布やコロナ対策備品、水、食料等の備蓄や、スマートフォン等への電源の供給、公共交通機関の運行状況や被害情報など、必要な情報の提供を行うことを考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、発電設備は、建築基準法、消防法に基づいた仕様となっていますが、避難所として対応できるのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 発電設備は、消火設備や避難誘導設備など法令上必要な電源のほか、一時避難所として、停電時に必要な照明やスマートフォン等の充電、テレビ、パソコン、ストーブなどに電源を供給できる非常用電源としての機能を確保してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、事業費は約20億円から23億円と算定されておりますが。維持管理費用を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 類似の施設として、先ほどの質問で維持管理経費をお示しした中央公民館ですとか、にぎわいプラザがありますが、にぎわいプラザの光熱水費、燃料費、リース代、管理・保守・清掃・警備・点検業務委託、消耗品等の維持管理経費は、およそ年間5,700万円となっております。
市民交流プラザの具体的な維持管理経費については、現在着手しております実施設計の中で算出してまいりますが、エネルギー使用量の削減を意識した機器等の導入、ライフサイクルコストを意識した設計等により、維持管理経費の縮減に努めてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、カフェ・ショップスペースは、どのような運営形態となるか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) カフェ・ショップについては、民間事業者等にテナントとして出店していただきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、ブラウジングコーナーの面積は、現中央図書館と比較して、どのくらいになるのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) ブラウジングコーナーとは、机や椅子を設置して、新聞や雑誌などを閲覧するスペースということです。現段階では、約1.4倍になる予定となります。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、図書検索機は何台設置される予定でしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 現在は2台設置しておりますが、5台を予定したいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、現図書館には市民手作りの備品がありますが、活用されますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 製作者の方の意向も伺いながら、活用できるものについては、他の備品とも併せて検討してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ここも検討するとあります。交流プラザが完成して、見に行ったら何もなかったと言われないように、よく相談をしていただきたいと思います。 先日、この質問を考える中で、元館長であった小林さんに電話をし、まず新しい図書館ができる報告と併せて、いろいろなアドバイスや思いをお聞きしました。小林さんいわく、新しい図書館はできなかったが、市民の皆さんの温かい支援で立派な図書館にしてもらったと言われていましたので、手作りの備品が少し気になりましたので、質問をしたところです。ちなみに、小林さんに、行政のほうから交流プラザができる計画ですと報告はありましたかと尋ねたら、いただいていないということでした。こういった功労者の方にも配慮をしていただけるとありがたいなと思います。 次に、会議室に電子ボードや天つりプロジェクターを備える方針がありますでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 会議や講演会、打合せ等の際に会議室を便利に使っていただくため、天つりプロジェクターや電子ホワイトボード等の配備を計画しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ここで、参考資料2にありますように、魅力ある、使ってみたい会議室を考えていただきたいと思います。写真の右上は、壁全体に画面が映し出され、壁を触るとスマホのように操作できるもので、出席者の資料も映しておくことができるので、どこかのフォルダーに事前に保管する手間も要りません。下の写真は、実物大に投影されたもので、いろんな評価をする場合に有効ですし、例えば動物を映し出せば、動物園や水族館に行ったような感覚にもなります。このようなシアターの機能を持たせ、図書館とシアターをセットで子どもたちに体験させれば、よいものになるのではないかと思います。当然、遊び心も必要で、運営を誰にするのかで大きく変わってしまうと思います。どうも行政が行うと堅苦しいものになってしまいますので、検討をお願いしていただきたいと思います。 それとあわせて、交流プラザ建設前に
健康福祉会館の多目的ホール、庁舎4階の大会議室、苗木交流センターのホールには、天つりのプロジェクターがなく、一回一回設置をしないといけないということをしておりますので、業務の効率化ということも併せて早急な設置をお願いしたいなあと思っております。 次に、貸会議室、研修室としての運営は考えていませんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君)
市民交流プラザの多目的室、活動室等については、市民や各種団体の活動のほか、市内企業を中心に会議や研修等にも利用していただきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 会議室とか多目的室の数なんですが、現在のにぎわいプラザにある会議室の利用状況を満足できるものとなっているんでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君)
市民交流プラザの貸会議室等の機能ですとか、大きさ、それから数等の検討に当たりましては、現在のにぎわいプラザの利用状況を調査し、分析した上で基本設計等を行っておりますので、現にぎわいプラザの利用には十分に対応できるものと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) コロナウイルスの影響で、弊社の場合も、会議室が約50%はもう事務所に変わっております。魅力ある会議室、また研修室なら、また多分使うと思いますので、よろしくお願いをしたいと思いますし、先ほどのシアター機能等があれば、行政視察の受入れ会場にもなり、プレゼンにはもってこいの場所になるかと思いますので、前向きな取組をお願いしたいと思います。 それでは、ソフト面について、交流プラザの正式な名称をどのような形で決定するのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 市民の皆様により親しんでいただく施設とするため、施設名称につきましては、市民公募等により決定していきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 交流プラザをコーディネートする人材を登用するのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 施設全体の運営方式等につきましては、現在、関係部署と調整等を図りながら検討を行っており、
市民交流プラザ全体をコーディネートする人材の登用につきましても、その中で判断していきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、登用する場合、どのような人材が必要と考えられているのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 複合施設であります
市民交流プラザは、4つの機能が連携しながら、中心市街地のにぎわい創出の役割も担っているため、幅広い分野の職員、団体、市民等と連携し、様々な新しいい企画に積極的に取り組むことが求められ、人材を含めて、そうした体制を構築していくことが必要と考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ここは人材というところもありますし、仕組みの問題もあるんですが、以前、小林さんに聞いたら、日曜日に救急車を呼ばないといけない事態が発生したといったときに、なかなかそのやり取りがうまくいかなかったということがありますので、そんなところもこれから考慮していただきたいと思います。 次に、交流プラザの人員構成を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 人員構成につきましては、新しい施設のサービス内容や営業時間などを踏まえ、関係部署とも調整を図りながら、必要な人員の検討を行いたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 先ほども質問したように、まだ少し見えていないところがあるんですが、やはりもう少しイメージが浮かんでいれば、正確な人員はともかく、およそ何人と言えるというふうに思うんですが、当然ハード面を造っていくということも重要ですが、ぜひ運用面も早めに検討をお願いしたいと思います。 次に、休館日や開館・閉館時間について、現段階の考え方を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君)
市民交流プラザに機能を移転します中央図書館、にぎわいプラザの貸室、子育て支援センター等につきましては、休館日、開館時間等がそれぞれ異なっております。新しい施設の休館日や開館時間等については、現在検討中ですが、市民の利便性を図るためにも、利用者のニーズや費用対効果等も考慮しながら、適正な範囲でできる限りそろえていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) これも元小林館長が言っておりました。今の小林さんが勤めている施設は、図書館は夜10時までやっているということです。 先日、市民の方から、この
市民交流プラザができるというお話の中で、どうせ月曜日は休みでしょうと言われました。また、4つの機能のうち、子育て支援機能であれば、子育てに休日はありませんから、市民が何を望んでいるかをやはり追求し、市民の参加や活動からにぎわいが生まれる施設にふさわしい運営を期待しております。 次に、多目的室や活動室の予約は、オンライン予約が今一般的だと思いますが、どのような考えか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 利用者の方の利便性を高めるため、また施設の事務負担軽減のためにも、貸室のオンライン予約の導入について、文化スポーツ部等と検討を行っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) ここにも検討ということになりましたので、今だと電話で仮予約をして、また窓口に出向いて申請をするといったようなことをしておりますが、
市民交流プラザではそんなことはないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 利用者の方の利便性を図るためにも、オンライン上での予約、それから申請が完結するようなシステムを考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 先ほどの参考資料2の下のほうに、ある施設のホームページに会議室の予約状況が一目で分かるようになっています。それと、会議室の入り口に端末があり、実際は予約されているはずでも、会議が早く終われば、空き会議室と表示され、その空いている時間を有効に使えるシステムになっております。ぜひ、最新の予約システムを導入していただきたいと思います。 また、一番下の写真の椅子ですが、これは丸いところには手荷物が置けて、自由なレイアウトが可能だということで、いろんな形に使えると思いますので、そんなところを研究していただき、ぜひ使ってみたい会議室を造っていただきたいと思います。 次に、観光客をおもてなす目玉は何でしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君)
市民交流プラザの1階には、中津川市の観光や歴史文化、郷土の偉人等の情報を紹介する交流スペースや、多目的ラウンジ前には、ステージとしても活用できる和の空間を設ける予定です。こうした空間を活用し、地歌舞伎や文楽等に代表される街道に根づいた伝統文化、この地域特有の森林・農村文化等を紹介することにより、市民に郷土の歴史文化を理解してもらうとともに、観光客のおもてなしの目玉にしたいというふうに考えております。 また、1階の総合案内には、中津川駅前の観光案内所のサテライト機能を持たせ、中山道を歩く観光客等に向け、中心市街地をはじめ、市全域の観光案内を行い、観光周遊により市全域の観光振興につなげていきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、市民サービスコーナーにおいて、改善された内容があれば伺いたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君)
市民交流プラザ1階の総合案内では、施設の受付や各種案内業務のほか、現在、中央公民館やにぎわいプラザで行っております住民票や税証明の発行等についても一元化して取り扱いたいというふうに考えております。 窓口は、ローカウンターなどユニバーサルデザインに配慮した構造とするほか、隣接してコピー機や印刷機、ロッカー、給湯設備、自動販売機等を設置し、市民や団体の活動をサポートするサービスを提供してまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、図書貸出し、返却方法は、さらに改善が進んでいくものと思っておりますが、伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 現状は、図書館の窓口で職員が対面し、貸出しや返却作業を行っております。ICタグを導入し、自動貸出し、自動返却が可能になる予定です。そのメリットとしましては、利用者がセルフで行うことでプライバシーの保護にもなります。また、対面での対応が減り、各種ウイルスの感染防止にもなります。また、職員の貸出し、返却に要する時間を削減し、他のサービスが展開できると考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、GIGAスクールの普及により、図書館との関わりが難しくなると感じておりますが、どのように想定されているか伺います。
○議長(岡崎隆彦君)
文化スポーツ部長・丹羽史久君。
◎
文化スポーツ部長(丹羽史久君) 児童・生徒がタブレットを持つことで読書の多様性が生まれ、本離れも懸念されておりますが、一方で紙以外のデジタル媒体が体験でき、読書の幅、選択肢が広がると考えております。また、学校では、国語科の指導の中で、インターネットや本で調べるそれぞれのよさや、目的に応じて必要な媒体を選ぶことを学んでいると聞いています。 タブレットを活用した取組では、図書館のホームページから図書館の本を検索したり、予約することができ、子どもたちの自主的な読書を促進することが考えられます。 また、現在、ホームページにて公開しているバーチャル図書館の体験ツアーの実施など、図書館に行ってみたくなるようなコンテンツを検討しております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) これは、総務省の地方公共団体が抱える地域課題の解決案の公募に中津川市も応募されております。GIGAスクールと図書館の関係に問題意識を持たれておりますので、子どもたちの教育、子育ての取組に期待をしたいと思います。 次に、(仮称)
市民交流プラザ基本整備設計について伺います。 パブリックコメントの主な内容と対応について伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 基本設計案のパブリックコメントには、レイアウトや設備等に関するご意見、計画概要やコンセプトに関するご意見、駐車場に関するご意見、運営体制に関するご意見など、市民の皆様より32項目のご意見をいただきました。 主なものとしまして、図書館を地域の情報発信拠点とし、ソフト面での充実を期待するご意見や、新しい発想や企画力を発揮できる運営体制を期待するご意見をいただいております。 これら一つ一つのご意見に対して、市としての考え方や、基本設計よりも詳細なレベルのご意見に対しては、実施設計への反映の検討等について、市のホームページでお示ししたところです。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 次に、基本整備設計(案)を策定前にヒアリングした団体にフィードバックしたのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 市立図書館協議会、それから市子ども・子育て会議、市リニアを活用したまちづくり推進市民会議をはじめとしまして、地元・関係団体等とは、実施計画策定の段階から意見交換を重ねており、基本設計の策定後についても報告を行うとともに、引き続きフィードバック等を繰り返しながら、実施設計や運営の検討を進めていきたいと考えております。 また、基本設計については、市ホームページに掲載するとともに、広報「なかつがわ」3月号に特集記事を掲載し、広く市民の皆様に周知させていただきました。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 最後の質問になりますが、基本整備設計(案)を正式に進める判断は、いつ、どのように行うのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。
◎政策推進部長(今井亨君) 基本設計につきましては、パブリックコメントによる意見聴取を経て、令和3年2月12日に一旦策定を完了させていただきましたが、令和3年7月に完了予定の実施設計の策定をもって、最終的な設計の決定とさせていただきたいと考えております。引き続き議会の皆様をはじめ、関係団体、パブリックコメント等のご意見を反映しながら、基本設計をベースによりよい施設となるような実施設計の策定に努めてまいります。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 11番・牛田敬一君。
◆11番(牛田敬一君) 今ずっと答弁をいただいておりましたが、検討するということが多い印象を受けました。この計画ができるまでに約9年ぐらいかかっているというふうに思いますが、あまり焦らなくても、じっくりPDCAを回して、しっかりイメージができてからでも遅くはないかと思います。造ってよかったと言われる施設を願っている市民としてお手伝いできればと思っております。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、11番・牛田敬一君の一般質問を終結いたします。 続いて、19番・粥川茂和君。 〔19番・粥川茂和君質問席に着く〕
◆19番(粥川茂和君) それでは、早速質問に入ります。 我が市は、その昔、街道文化が栄えたところであります。そしてまた、高名な文化人を多く輩出しておりますし、文学や地歌舞伎が伝承されておるところであります。また、四季折々の表情を見せる山々と、その水をたたえた清流が風光明媚なふるさとをつくり出しておるところであります。当市の観光事業は、こうした魅力に加えて、和菓子や東濃ヒノキの文化を資源として実績を積んでまいりました。しかし、近年は、観光ニーズの多様化が進んでいることや、神坂地区のスマートインターチェンジ、リニアの岐阜県駅と車両基地が新しい要素として加わることになりました。 そこで、国・県の動向を踏まえて、現状分析や将来予測に基づき、平成30年に中津川市観光振興ビジョンと中津川市観光推進アクションプランを作成されたところでございます。しかし、本事業の推進は、不確実性を備えておりまして、他市での成功事例の模倣や学説などに頼っても、必ずしも高成果は得られないと思われるので、これらの取組について所見を伺いたいと思います。 まず、観光ビジョンにおける課題とアクションプランによる対策について、4項目お伺いをいたします。 観光ビジョンは、取り組むべき課題とその対策を示しておりますが。これを受けた観光推進アクションプランには具体策の記述がないように思います。同ビジョンの目標年次を2027年、アクションプランは2021年までの3年間をワンクールとしておりますので、それぞれの課題に対して、どのような解決行動がなされたかをお伺いいたします。 まず、1項目め、観光消費の拡大対策について伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 観光消費の拡大対策におきましては、お客様に観光の意識を持ってお越しいただき、とどまっていただくことが重要で、時間をかけてとどまっていただくためには、周遊していただくことであり、そのための対策を行ってきました。特に、食・モノ・体験などを組み合わせ、観光客に周遊していただき、市内での滞在時間の延長を通じて、観光消費の機会を増やす仕組みづくりを進めています。 周遊の仕掛けとしましては、蛭川での「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」の開催、道の駅を拠点としたスタンプラリーの開催、体験プログラムの造成や土産物の開発支援、また市内を網羅した宿泊ガイドやグルメガイドを作成するとともに、観光資源を組み合わせた周遊モデルコースをパンフレット等に掲載しています。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) それで、観光客視点のニーズ調査というのが行われたと思いますが、どのような格好で行われたか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 観光案内所での観光案内を通じて、直接お客様の声を収集しているほか、宿泊施設での外国人アンケートや道の駅スタンプラリー等の企画を実施する際にアンケートを実施しております。 また、令和2年度からは、観光客のニーズをよりきめ細かく把握し、今後の観光施策に活用するために観光マーケティング調査を模索しておりまして、継続的にデータを収集していきます。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 次に、2項目めの質問でございます。 観光客視点により、本市の魅力を情報発信する対策について伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 観光パンフレットの作成やSNS等を活用した情報発信を行う際には、ターゲットを見据えたつくりを心がけています。旅行者の目的は、食を重視していることから、個別の資源のみを紹介するのではなく、体験や食などを含め、市全体を総合的に紹介する観光パンフレットを作成したほか、歩いて観光を楽しむ方には、中山道や苗木城跡の解説看板を整備するなど、分かりやすい情報発信に努めております。インバウンドでは、ターゲット国を絞り、旅行者ニーズの強い中山道ハイクというものを中心に情報を発信して行っております。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 3項目めでございます。 外国人観光客の受入れ環境整備の対策について伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 地域の魅力を生かし、民間事業者と連携した外国人観光客向けの体験型観光商品の開発や多言語解説看板の整備などを進めています。 中山道落合宿三寺では、日本文化体験をプログラム化し、中津川宿ではガイドツアーを造成し、販売しています。中山道や芝居小屋、苗木城跡における歴史解説サインにおいては、英語の解説も付記しました。民間事業者向けの外国人観光客おもてなし講座の開催や、馬籠観光案内所においては、日本政府観光局(JNTO)が認定する外国人観光案内所に認定されました。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) それでは、4項目めでございます。 観光資源を十分に活用する対策について伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 市内に点在します観光資源や体験プログラム、あるいは近隣の中山道の宿場や山城などとも連携し、魅力ある資源を結ぶ周遊ルートを構築し、観光資源を最大限に活用するよう努めています。 岐阜の宝ものを活用した取組では、かしも明治座での体験、苗木城跡や中山道でのボランティアガイドによる体験プログラムの提供などを行っています。 また、民間事業者が提供している体験プログラムの効果的な発信と誘客から消費につなげるため、中津川体験手帖の作成とウェブを活用しての販売を行っています。 近隣との連携では、中山道ぎふ17宿が連携した体験プログラムの提供、山城においては、可児市、恵那市と連携した周遊企画商品の提供などを行っています。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) それぞれ取組をされておるわけですけれども、これら一連の取組につきまして、行政もしくは観光協会、それから事業者ですね、どの組織が主導して取組が行われたかをお伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 行政によります企画提案や働きかけもありますが、観光協会や地域の団体におきまして大切に守ってこられた資源や、続けてこられた活動が基礎になって、一連の取組につながっております。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) それぞれ市と連携して、観光推進をおやりになっているということでございます。 次に、アクションプランの推進体制について、やはりこれも4項目お伺いしたいと思います。 アクションプランの推進体制は、行政と関係者及びその団体が連携し、一体となった取組が必要としておりますが、日本版DMOの形成も視野に入れるとあります。専門知識や経験を有する第三者との連携もあるとありますが、現在どのような状況で進んでおるかお伺いします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 現在、市内の6つの観光協会等において、将来的なDMO、法人化を視野に、団体を統合した中津川市観光協会の発足に向けて協議を進めています。この一本化に向けた合意形成や組織づくりには、専門知識を有する民間シンクタンクを活用しており、市としても支援をしておるところでございます。一本化した中津川市観光協会が発足した暁には、これまで以上に連携を強化するとともに、行政との役割分担を進め、より効果的な観光施策の取組を進めてまいります。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 連携の在り方については後ほど伺いますが、まず推進体制でございますけれども、第1区切りとした2021年まで、これが構築可能と考えていらっしゃいますか。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 今後、協議を本格化させていきまして、令和3年度の早い時期の発足を目標として進めております。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 行政の役割分担、これについてもいろいろあると思いますが、同じく2021年までに決定可能と考えていらっしゃいますか。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 中津川市観光協会の組織体制の構築という部分と同時並行になると考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) それでまず一安心と思いますけれども、ビジョンの目標年次が2027年、2021年までにそれらが決定をしたとして、残り6年間なんですよ。これからすると全部とはいきませんが、質問しますけれども、いろいろ課題がある。ビジョンの目標年次に計画達成が可能であるか心配をするところですが、いかがでしょう。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) ただいまご指摘がありましたことですが、今年度を含めまして7年間という残りの期間、しっかりと進めていきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) しっかりやってください。お願いします。 次に、2項目めでございます。 行政の主な役割として、観光振興の推進と総合調整があるということでございます。事業者や関連団体との連携で、事業の計画的かつ効果的な推進があるとしておりますが、現在どのような状況なのか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 6つの観光協会等で構成する中津川市観光連絡協議会を定期的に開催しているほか、令和2年度につきましては、飲食組合や旅館組合等、観光関連団体で構成しますウイズコロナ時代に向けた観光戦略検討会議というものを開催し、事業者の意見をお聞きした上で施策を組み立てています。 そのほか、各地域のまちづくり推進協議会、そしてボランティアガイド団体等、観光に携わる各種団体と連携して、施策の立案・実行を行っています。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) そこは抜かりなくやっていただいていると思っておりますけれども、行政の役割として、総合調整と推進とあります。具体的にはどんなことでしょう。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 行政の役割としまして、総合調整に当たる部分としましては、民間事業者等と連携し、誘客施策を実施すること。また、県やほかの自治体と連携して、事業効果を高めるということです。 また、観光振興の推進に当たる部分ですが、市全体の魅力を広く発信することや、市有観光施設を維持運営することです。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) しからばお伺いしますが、この2年間で実現した施策、それとその効果について、どのようなものがあるか伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) この2年間ということで、コロナ対策におきましては、まず中津川市観光連絡協議会におきまして、中津川ウエルカムクーポンの発行、それから関連団体を支援する観光振興事業支援補助金を予算化しまして、消費拡大につながる取組を支援しました。 また、市内周遊の促進策としまして、事業者様にご協力いただき、中津川体験手帖の作成、そして周遊スタンプラリーを開催することで観光の需要を喚起しました。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) それぞれの企画は、さっきもお伺いしましたが、どの組織がどのように対応したかということをお伺いしたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) それぞれでお答えをさせていただきますが、まず中津川ウエルカムクーポンでございますが、これは中津川市観光連絡協議会へ委託という形でやっております。 2つ目の観光振興事業支援補助金でございますが、これは市内の8団体、観光協会だとか飲食店、宿泊組合等が事業主体となっております。 3つ目の中津川体験手帖でございますが、企画とか作成は市が行いまして、サービス、それから体験の提供は民間で行っております。 それから、周遊スタンプラリーの企画・実施につきましては、市において行っております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) それでは、3つ目の項目でございます。 ボランティアやNPOなどの市民団体の育成・支援とありますが、現状はどんなようなことでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) ボランティア団体やまちづくり協議会などの市民団体は、アクションプランを推進する上で重要なパートナーとなりますので、協働していただけるよう育成・支援に努めています。 これまで中山道及び苗木城跡のボランティアガイド養成講座のほかに、ガイドや事業者向けにおもてなし力向上講座を開催しています。また、ボランティアガイド団体の意見交換会も実施しております。まちづくり協議会等が行う継続的な地域活性化につながる取組に対して支援をし、自走した取組が実施できるよう、体制づくりを促しています。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 4項目めでございます。 広域観光の推進状況を伺います。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) アクセス面のつながりではなく、文化や歴史などの背景や誘客ターゲットを同じくする団体とも連携を進めており、それぞれが持つ魅力的な観光資源を結びつける周遊観光ルートの構築に取り組んでいます。 南北軸では、飛騨街道をつながりに下呂市、高山市と、東西軸では、中山道をつながりに木曽、東美濃地域と広域観光に取り組んでいます。 令和2年度からは、尾張藩ゆかりの地として、名古屋市や犬山市などとインバウンド向けの情報発信に取り組んでおりまして、令和3年度からは、杉原千畝のゆかりの地として、高山市や敦賀市とも広域観光を推進する予定です。民間団体では、中部国際空港セントレアとも連携をし、空港利用客の市内への誘導に取り組んでおります。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 分かりました。 続いて質問をしたいと思います。 観光地の方針決定についてでございます。これは2項目、お伺いしたいと思います。 苗木城跡や馬籠宿、これらは入り込み客数が増加傾向でございます。しかし、各キャンプ場の多くは、計画では微量ながら増加とありますが、減少傾向であるという判断もできるところであります。その減少傾向は、観光ニーズの変化や施設の老朽化、コロナもあるでしょう。いろいろあると推察してございますが、昨年12月の定例会で、撤退した民間事業者に代わる夕森渓谷キャンプ場の指定管理に地元のまちづくり推進協議会が承認をされたところであります。新しい管理者は、交流人口と観光消費の増加、雇用の創出を掲げておられまして、観光事業による地域活性化を目指して張り切っておいででございます。 今回の質問の資料として、夕森渓谷同様、行政が開設したキャンプ場の実態を各総合事務所長さんにご協力をいただきまして調べました。施設は指定管理や民間業者への貸与となっておりまして、運営状況は良好なところばかりではありませんでした。また、市有財産管理運営マスタープランは、ほとんどの施設を民間移譲としておりますが、各観光地の振興方針について、関係者から市との協議は行われていないとの言質を得ておるところであります。 そこで、2項目質問をいたします。 民間移譲となっている観光地の振興について、地元や関係者との協議を行っているか、質問をします。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 定期的な協議の場は設けておりませんが、マスタープランの推進に当たっては、事業者や地元関係者としっかりと協議して進めていきます。 観光地の振興につきましては、行政としての役割もありますが、観光地の魅力発信・活用などは、施設を管理する事業者や地元にも主体的に担っていただきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 分かりました。 続いて質問をしたいと思います。 本市の観光事業の目的と同アクションプランに準拠しまして、行財政改革も考え合わせますと、こうした観光地の振興策についての所見ですね。もちろんマスタープランも入れてですよ。どのようにお考えでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) キャンプ場は、にぎわいや交流を生むものであると同時に、豊かな自然を背景にした本市の特性を生かす資源であり、地域の活性化に寄与するものと認識をしております。 マスタープランによります民間移譲は、民間の皆さんの知見による施設の有効活用、経営の効率化を期待したものですが、行政が運営、または保有しなくなった場合でも、事業者や地域と連携して誘客を図り、地域の振興につなげていきたいと考えております。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) この2つの質問に対するご答弁を踏まえまして、まず観光地の管理・整備予算の算定基準があるか、まずお伺いしたい。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 観光地の管理・整備の基準でございますが、算定の基準というのは設けてございません。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 今回の調査で、キャンプ場といえば広大な広さなわけでございます。その管理費が数十万円の予算づけであるというところもあったんです。当然足りないから、職員の皆さんがボランティアで草刈りをしている、そんなところもあったようでございます。こうした施設の管理費の予算立てというのは、今基準はないとおっしゃったように聞こえましたが、どのようにお考えでしょうか。
○議長(岡崎隆彦君) 商工観光部長・園原和博君。
◎商工観光部長(園原和博君) 草刈りの費用などにつきましては、管理事業者の経営努力でも賄えない部分や、また非収益的な部分というのもございまして、こういった部分につきましては、行政としましても費用を支出しているところでございます。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 一概に比較はできませんが、農業法人やさかファームの畦畔の草刈り管理料、受託料ですね。畦畔10アール当たり6万5,000円なんです、税別でね。年3回刈る。刈りっ放し。6万5,000円です。さっき申し上げました、職員の皆さんがボランティアでやっていると。ご苦労さまです。やっていらっしゃるところが、仮に60万円としましょうか、年間の管理費用が。60万円とすると、大体1町歩ですよ。10アールで6万5,000円ですから、1ヘクタール弱ですね。とても追いつかない。1ヘクタール当たりのキャンプ場なんかあり得っこないですからね。ちなみに、夕森渓谷キャンプ場の総面積は15ヘクタールです。15ヘクタールを全部刈ろうと思うと1,000万円ぐらいかかるんですね。全面刈るわけじゃないから単純比較はできませんが、そのぐらいかかると。観光事業といえども、収支は大切ですから、何十万円しか管理費用が予算づけされていないところは、それなりのいわゆる収入しかないということですよ。だから、いかにキャンプ場の在り方をどう考えるか、これから課題になってくると思います。 そこで、質問でございますけれども、マスタープランでは、ほとんどのキャンプ場を民間移譲としておると。これは公設の施設を民間に移譲するということですね。そうすると、市はもう一切関係がないということはないんですけれども、予算的には関係なくなる。ところがどうでしょう。民間移譲された側は、その施設で十分な収益が上がって、十分な管理費用も確保できる、だったらいいんですけど、そうでないところもある。 冒頭申し上げましたように、調査によると、黒字経営のところばかりじゃないんですよね。そういうところは、民間移譲はされても、当然運営がやっていけないということになります。それで民間移譲に耐えられないということになるわけでございますが、こうした施設の継続ですね。いわゆる民間移譲に耐えられない、いわゆる収益がたくさん出ない施設の継続ですね。これについて、総合計画でありますとか、諸計画の整合性をどう取るか。これが問題になってくると思うんですね。民間移譲しても、中津川市の観光施設なわけですから、どうしていくか。これが課題になってくると思いますが、先ほど2つお伺いしました答弁に準拠したご見解があればお伺いしたい。
○議長(岡崎隆彦君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 若干乱暴な言い方になるかもしれませんけれども、例えば草刈りの経費まで見た中で観光地を維持していく。そうでないとできないというところでしたら、中津川市は観光地としては排除していく、除外していく。観光地というのは、今日の質問の中にもありましたように、地域づくりの一環でもやっぱりあるわけですよね。その中で、今回、川上渓谷を受けていただいた経緯の中には、まちづくり協議会の皆さんが地域に対する思い、そしてまた地域をこんなすばらしい場所にしたいという、まさにまち協の思いが指定管理を受けたというふうに私は理解をしております。 したがって、面積割で草刈りのとか、そういったことについては、今回の計画の中には一切入っていないわけです。また、観光については、やはり夢を売るという、また夢を求めて来ていただくという内容が非常に多いわけですので、そこまで苦しんでしなければならない観光が、果たして来ていただいた人に喜びを与えることができるかどうかという思いもあります。手入れをしない自然を喜ばれる方もあります。行き届いた手入れを喜ばれる観光来場者もあります。様々な目的を持ってみえますので、今、中津川市内、琵琶湖と同じ面積の中で、そうした自然を主体とした観光地は多くあるわけですけれども、ただ安全の確保だけはしっかり行っていかなければならない。しかし、相当お金をつぎ込んでまでということになりますと、今の中津川市の資源の状況からすれば、果たしてそこまで行うことが適切かどうかという、また違った議論も当然芽生えてきますので、今の段階では、そこまで突っ込んだ検討はしていないという現状もご理解をいただきたいと思います。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) 真っ先に乱暴な言い方をされちゃったので、私もその質問の方向をちょっと変えないといかんわけですけれども、乱暴に言うとそうだと思うんですよ。 現に、管理者が努力をされて、新しいバンガローをお造りになっているところがあるんです。ところが、古いバンガローはそのまま。古いバンガローと新しいバンガローが混在しているんですね。古いバンガローは使われていない。これでは、さっきのいうおもてなしに欠けるところもあるわけですね。 ですから、そういうところをしっかりと、今は定期的な話合いはないという答弁でしたが、これからじっくり地元と話し合っていただきまして、方向性を出していただきたい。 中には、キャンプ場じゃなくてもいいと。ハイキングコースでもいいと。いわゆる観光消費がもたらされる観光地を目指さなきゃいかんわけですよ、これから継続するために。そういう発想もあると思いますので、ぜひ地域とじっくり話をしていただきたいと思いますが、中津川市行政組織規則というのがありまして、第20条、所掌事務、ここに総合事務所の所管の業務が1から42まで書いてあるんですが、ここに観光事業が入っていない。ただ、地域振興及びまちづくりに関することというのは11項目めにある。これで観光事業も対応するということだと思いますが、それでよろしいか。
○議長(岡崎隆彦君) 理事・木村研一君。
◎理事〈兼〉
総務部長事務取扱(木村研一君) 地域振興の先にやっぱり観光振興というものがあると思います。どっちが先になるのか分からないですけれども、観光振興を行うことで地域振興を行っていく。もしくは、地域振興のために観光を行っていく。そういた考えの下で、地域振興の先に観光振興というのがあったというふうに考えております。以上です。
○議長(岡崎隆彦君) 19番・粥川茂和君。
◆19番(粥川茂和君) そういうことにしましょうかね。そういうふうに、総合事務所には改めて指示をいただきまして、これから地域とじっくり話し合って、キャンプ場の観光の在り方、ゆっくり進めていくというご答弁でございますので、進めていっていただきたいと思います。 行政の役割は、先ほど答弁にありましたように、まち協と総合事務所とも連携を取っていくということでありますので、じっくり話合いをしていただきたいと思います。 なお、川上地域では、インバウンド用、主に外国人の方を対象にしたコンドミニアムができたんですね。そういう新しい要素もございますので、ぜひ地域と一緒になって協議を進めていただいて、継続可能でおもてなしができて、地域振興に役立つようなそういったキャンプ場を造っていただきたいとお願いします。 随分時間が余っちゃいましたが、これで質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(岡崎隆彦君) これにて、19番・粥川茂和君の一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでございました。 午後3時16分散会 ――
――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会 議長 岡崎隆彦 署名議員 島崎保人 同 柘植貴敏...