中津川市議会 > 2020-09-08 >
09月08日-03号

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  1. 中津川市議会 2020-09-08
    09月08日-03号


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    最終取得日: 2021-07-25
    令和2年第4回定例会令和2年第4回中津川市議会定例会会議録(第3号)======================== 令和2年9月8日(火)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2        市政一般に関する質問  ――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問 順序質問事項質問者発言所 要時間61.新型コロナウイルス感染症防止と学校の新しい生活様式について 2.防災体制・防災無線について鷹見信義40分71.聴覚・言語機能障がいをお持ちの方の通報について 2.予防接種について糸魚川伸一20分81.ゲーム依存症等対策について長谷川透20分91.中津川市におけるギガスクール構想の取り組みについて 2.中津川市における災害防止施策について三浦八郎30分101.新型コロナ感染症学童保育所について 2.災害時の情報の伝え方と戸別受信機やLINEなどSNSの活用について 3.市民の声や意見、パブリックコメントについて黒田ところ30分 ――――――――――――――――――◯出席議員 21名   1番        糸井川伸一君   2番        宮嶋寿明君   3番        長谷川透君   4番        吉村孝志君   5番        黒田ところさん   6番        森 益基君   7番        水野賢一君   8番        島崎保人君   9番        柘植貴敏君  10番        木下律子さん  11番        牛田敬一君  12番        吉村浩平君  13番        岡崎隆彦君  14番        勝  彰君  15番        田口文数君  16番        櫛松直子さん  17番        大堀寿延君  18番        三浦八郎君  19番        粥川茂和君  20番        鷹見憲三君  21番        鷹見信義君  ――――――――――――――――――◯欠席議員 なし  ――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者  市長         青山節児君  副市長        大井久司君  教育長        岩久義和君  理事         木村研一君  政策推進部長     今井 亨君  総務部長       渡邉 卓君  定住推進部長     伊藤恵之君  市民福祉部長     坪井 透君  農林部長       田口茂和君  商工観光部長     園原和博君  文化スポーツ部長   丹羽史久君  リニア都市政策部長  小椋匡敏君  建設部長       早川泰典君  環境水道部長     高橋淳一君  病院事業部長     松原康史君  消防長        河合丈夫君  教育委員会事務局長  小関智幸君  市公室長       高木 均君  ――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者  事務局長       嶋崎雅浩君  書記         野村充久君  書記         鈴木美幸さん  書記         青木真之介君  書記         安田充孝君 ――――――――――――――――――  令和2年9月8日(火曜日)  午前10時00分開議 ―――――――――――――――――― ○議長(岡崎隆彦君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(岡崎隆彦君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(嶋崎雅浩君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下15名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。以上でございます。 ―――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において   11番・牛田敬一君   12番・吉村浩平君を指名いたします。 ―――――――――――――――――― △日程第2  市政一般に関する質問 ○議長(岡崎隆彦君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。21番・鷹見信義君。  〔21番・鷹見信義君質問席に着く〕 ◆21番(鷹見信義君) おはようございます。 通告に基づきまして、質問、発言をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症は収まりません。9月6日現在、感染者が国内で7万1,945人、中津川市では7人でございます。 学校の全国的再開から3か月がたちました。新型コロナウイルスと長期に共存する時代、いわゆるウイズコロナの下で学校の改革が多くの点で求められております。 中でも、少人数学級の実現は焦眉の課題であります。子どもたちは学校再開を喜んでいますが、悩みも少なくありません。周りの子どもと関係がつくれず、教員のそばを離れない子ども、登校渋りの子どももいます。専門家は、大人だとストレスを減らす行動が取れる。子どもは気持ちをのみ込んで我慢をしてしまうと指摘をしております。それだけに、子ども一人一人の学びを支える心のケアを行う、手厚く柔軟な教育がどうしても必要です。逆に、学習の遅ればかり気にして授業を機械的に詰め込めば、子どもに新たなストレスを課し、学習も身につかないという深刻な結果となりかねません。 学校再開直後の分散登校では、各地の学校で一時的に十数人の授業となり、子ども一人一人の気持ちがよく分かる、コミュニケーションも取れる、一人一人の勉強のつまずきを丁寧に見られるなど効果はてきめんでありました。少人数学級が手厚い教育、柔軟な教育にいかに有効かが全国の経験となりました。 感染症拡大防止の点でも、現在の40人学級は無理があります。子どもは、直接触れ合って育つだけに、身体的距離のしゃくし定規な強要はできません。しかし、一番長く座っている授業の席は、身体的な距離の保障を目指すのが大人の責任であります。また、教職員は消毒などの新たな作業に追われ、疲れ果てています。どこから見ても、教職員増と少人数学級の実現は待ったなしであります。 私たち日本共産党は、6月2日に学校再開に当たっての見解を発表し、10万人の教員増とそれを活用して子どもに少人数学級をプレゼントしようと呼びかけました。提案には多くの賛同が寄せられ、教職員増と少人数学級への期待が語られます。 世論も広がっております。全国連合小学校長会長は、ウイズコロナ時代では20ないし30人が適切ではと述べました。中央教育審議会の部会でも複数の委員が少人数学級に言及をしております。 国の制度は小1から小2は35人学級、あとは高校まで全て40人学級です。欧米では20ないし30人の学級で、日本の遅れは明らかであります。 全国知事会、全国市長会、全国町村会の地方団体は、7月3日現在の小・中学校の40人学級では新型コロナウイルス感染の予防ができないとして、萩生田光一文部科学大臣に少人数学級の実現を求める緊急提言を提出しました。提言は、公立小・中学校の普通教室の平均面積は64平方メートルであり、現在の40人学級では、感染防止のために児童・生徒間の十分な距離を確保することが困難と指摘、少人数学級の実現への教員の確保がぜひとも必要だと訴えています。 10万人教員増にかかる予算は数千億円です。これを第2次補正予算に盛り込まれた予備費10兆円の数%にすぎません。この措置を来年度以降恒常的にしても、先進国で最低の日本の教育予算の水準は2.9%から3%強となるだけであります。経済協力開発機構加盟国平均の4.0%にはまだまだ及びません。 学校再開後の子どもと教育を語り合う、地方からの声を上げることなどが大切に思います。 そこで質問ですが、1、コロナ感染症防止と学校の新しい生活様式について。 8月25日、文部科学省が発表したメッセージはどのようなものかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 8月25日付で文部科学大臣名で発出されたメッセージは、児童・生徒や学生向け、教職員をはじめとした学校関係者向け、保護者や地域向けの3点がありました。いずれも新型コロナウイルス感染症を理由としたいじめや差別、偏見などが生じないよう、それぞれの立場で考え、実践することを依頼する、そういった内容のメッセージでございました。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
    ◆21番(鷹見信義君) そのメッセージをどのように徹底されるのかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 各学校では、2学期を迎えるに当たって、新型コロナウイルスへの罹患やPCR検査の受検などを起因とするいじめや差別などが起こらないよう指導しておりましたが、このメッセージを受けて、改めて指導の機会を設けました。また、保護者の皆様には文書を配付して周知し、ご理解とご協力をお願いしております。 今後も悲しい思いをする児童・生徒が出ないよう、子どもたちの状況把握に努めるとともに、発達段階に応じた指導を継続するよう校長会などの機会を活用し徹底を図ってまいります。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 多治見市でも子どもたちに文書で配付して、お母さん方に配付して徹底したようであります。 次の質問ですが、小学校の新1年生は、入学式後、すぐに休校になりました。家庭により学習準備の格差が大きいと思われます。新1年生では15人以下のクラスが適切であると私は思います。15人を超えるクラスには学習指導員・援助員配置はできたのかお伺いします。できないクラスは何クラスありましたか、お伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 新1年生で1学級当たりの在籍児童数が15名を超える学級は市内全小学校で27学級中20学級あります。これは、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律などによって定数が35人とされているからです。 したがって、15名を超えることを基準として支援員等を配置することは行っておりませんが、市費による特別支援アシスタントなどを配置する際には、就学したばかりの1年生にできるだけ手厚くなるよう配慮をしております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) そういう中で、実際に学習指導員や協力員は50名を専決で予定されていましたが、実際何人入ってきたかお伺いをしたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 感染症予防のための清掃とか消毒作業などを行うスクールサポートスタッフは市内の23の小・中学校に延べ43人配置することができました。この人数につきましては、東濃の5市の中で2番目に多い人数になっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 新1年生の状況を報告しますと、私の住んでいる西小学校では、新1年生は3クラスありまして、1クラスは32人、そして35人、35人の3クラスがあります。それに対して指導助手さんは1人配置がされたようで、大変だなと思っています。 私は見守り散歩をやっていますが、その中で3人の新1年生が学校へ通っています。1人は、お母さんが学校までついて歩いて行って、そして学校へ送り出しています。あとの2人は、このお姉さん、2年生の子と4年生の子どもがそばにおって、寄り添いながら学校まで連れていって登校しておるという状態でありますので、本当に新1年生については、しっかりと声かけをしていかないと、なかなかできないのではないかというふうに思っていますので、さらにお願いをしたいと思います。 先ほどとかぶるかもしれませんが、子どもへの感染防止のためにスクールサポーターが配置されたのは、どれだけありますかというお伺いをいたしましたので、もう一回お願いします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) スクールサポートスタッフにつきましては、いま一度お話をさせていただきますが、市内の全小・中学校30校ございますけど、そのうちの23校に延べ43名を配置させていただきました。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) この中で障がい児の教育支援は独自の体制強化が必要かと思います。該当する児童の親さんへの支援も併せて必要であります。学校再開時に何回ぐらい何人と相談支援されたかお伺いいたします。 岐阜県下のある特別支援学級の担任のコメントを紹介させていただきます。新型コロナウイルスによる休校が3か月続いた。特別支援学級は体験的な学習や仲間との関わりの中で学ぶことを大切にしているのに、それができなかった。通常の学級のプリントのように家庭学習で学習を補うことは難しい。本当についた力はプリントではつけられないと思う。家庭によっては、サイクリング、刺し子、野菜作りなど、子どもの興味・関心に応じて工夫して過ごしていましたが、そのような家庭は少なかったと感じる。6月から学校が再開されても、児童同士の関わりが伴わない授業、休み時間の過ごし方の工夫が求められている。制限の多い学校生活の中で、どのように児童の関わりをつくって、学校に来てよかった、楽しかったと思えるような生活にしていくかを考え、実行していきたいとのことでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 学校再開後に特別支援学級に在籍する児童・生徒さん、小学校で144名、中学校で75名ございます。あと、通級指導教室に通っているお子さんも小学校で90名、中学校で6名ございます。この全てのお子さんにつきまして、その保護者と少なくとも1回以上の懇談を実施し、個々のお子さんの家庭での状況や保護者さんが困っておみえになることなどを丁寧に伺っております。 また、学校再開後の支援の内容や方法についても相談をさせていただいております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 今のお答えと重なってしまうかもしれませんが、障がい児の家庭学習支援はどのようにすると効果があったのかお伺いします。学校再開後の学習を見ての教訓や特徴を教えていただきたいと思います。 保護者への支援については、父親が在宅勤務になった家庭では、家族一緒の時間が各段に増えました。しかし、障がいのある子どもたちにとっては、ふだんとは異なる日課や家庭での暮らしはストレスとなる場合もあります。保護者からは、つい強く叱ってしまう、適切でない対応になる可能性があるという切実な声が聞かれました。在宅支援は保護者に対しても大切な支援であり、実践的な検討をしなければならない課題です。 一方、厚労省や自治体で出す事務連絡では、保護者や子どもたちがコロナウイルスに感染することはほとんど想定されていませんでした。感染への不安は、障がいの重い子どもや医療ケアを必要とする子どもなどがいる家庭でさらに深刻です。子どもたちを対象としたショートステイの場などが緊急に求められています。中津川市での障がい児を持つ保護者への支援はどのように行われていますか、改めてお伺いします。 ○議長(岡崎隆彦君) 鷹見議員、6番から7番へ自動的に移られましたが、6番を答えればよろしいか。 6番について、教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 臨時休校中に障がいを持つお子さん方に対して、どのような家庭学習支援が効果的であったかということについて答弁をさせていただきます。 障がいを持つお子さんについては、本来であれば個々の教育的ニーズに沿って個別に丁寧に手間をかけて導く必要があります。しかし、臨時休校中は学校職員が直接出向いて指導することは大変難しくなってしまいました。 その結果、保護者にお願いせざるを得ないことが増えてしまいました。今回の経験から、保護者の方に家庭での学習を見届けていただく際には、お子さんの障がいの実態に応じた学習課題の量と質とした上で、保護者に対して取組の仕方やアドバイスの方法を具体的にお伝えするなどの保護者に対するサポートを行うことが大切であり、効果的であったと判断しております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 私のところへ出入りする関係の障がい児なんかも、本当に何をどうしたらいいかということがよく分からない状態で、学習が十分に進んでいかないという、親さんもどうしたらいいか分からないというのが実態として私の目の前では繰り広げておるわけですね。そういうときに、やっぱり学校の先生方とのきめ細かな協働や連絡や援助というものが有効に障がい児の教育が進められていくというふうに私は思っておるわけであります。 次の質問であります。 前回の一般質問で……。 ○議長(岡崎隆彦君) 鷹見議員、7番はよろしいか。21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) さっき言いましたので、一緒ですからいいです。 ○議長(岡崎隆彦君) 6番と7番と一緒ということで。21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) はい、いいです。 8番ですね。前回の一般質問で、恵那特別支援学校に通うお母さんのつぶやきを紹介しました。 今回、コロナの問題が起こり、長時間密の状態の中でバスの乗車は感染が心配される中、6月12日から通学バスが運行されました。 バスの中の密状態が心配されます。密状態のバス乗車を避ける方法の一つとして、観光バス会社の協力を得るのも一つかなと思います。密状態の解消はどのようにされたかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 確認をさせていただきまして、朝の迎えのバスにつきましては、従前7便であったものが13便に増便をして密の解消が行われているというふうにお聞きをしております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 走っておるバスを見ますと、そういうふうに増えたかなと私も思っておりました。しかし、前回も言いましたけれども、障がい者の子どもは、密の状態でおると大変心配なことがありますので、引き続きお金がかかっておりますが、その便を増やして、安全に通学するようにしていただきたいと思います。 次です。 発達障がいであるADHD、不注意・多動性・衝動性の症状で、感情や欲求のコントロールが苦手。ASD、コミュニケーションや想像力・社会性の質の違い、感情表現の苦手、見通しが立たないことの不安、こだわり。LD、知的な遅れがないが、読み書き、計算能力に困難さがある。発達障がいのある子どもは何人いると掌握されているかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 令和元年度に行いました教育支援委員会におきまして、発達障がいとして医師からの診断書が提出されました児童・生徒の人数は、小学校が183人、中学校が21人でございました。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 発達障がい児は6年間継続的に支援していくことが必要と聞いておりますが、どのような形にされているのかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 議員ご指摘のとおり、発達障がいのある児童・生徒については、個々で異なる教育的ニーズに沿った継続的な指導が必要です。そのため、担任が変わったり当該児童・生徒が転校したりしても指導が途切れることがないよう一人一人のお子さんごとに個別の教育支援計画を作成し、指導しています。この個別の教育支援計画には、社会自立に向けた系統的な支援ができるよう指導の目標や指導の内容、当該のお子さんの行動や実態の変化などを丁寧に記録しております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) この発達障がいの子どもは実際には、今回の場合は6年間と決めていましたけど、自立するまで、実際には支援していかないといけないというのが実態であります。したがいまして、今話したように、個別の記録をちゃんと受け継いでということがありまして、実際に私のところに来ておりました発達障がいの子どもは、小学校から中学校へ行くときの引継ぎがどうもうまくいかなかったような形で、すっといかなかったような感じを、うちへ来る子どもでいいますと、見ておってそういうことがあって、実際には小学校の担任の先生にも聞きましたけど、ちゃんとこういうことで引き継ぎましたと言わしたけれども、受ける中学校のほうがなかなかそういうふうに受け取れなくて、不登校になってしまって、また問題を起こす子になってしまったということがあります。そういう子どもでも、将来高校も経て、一般になったときには、社会で自立をするために、学校だけではなくて、教育委員会だけではなくて、地域の皆さん方も発達障がいの子どもたちに対する支援というものをやっていかないと自立ができないというのがこういう子どもたちの現状であるわけですね。だから、一般質問でどうやということでないわけですが、とにかく地域全体で、学校も含めた発達障がいの子どもたちの支援を確立していくことが大切かなというふうに思っております。 もう一つは、発達障がい児は早期発見、早期支援の重要性が言われておりますが、本年度小学校入学時には何人いたかをお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 先ほどと同様教育支援委員会のほうの数字でお答えさせていただきますが、令和元年度に教育支援委員会に発達障がいとして医師からの診断書が提出されました小学校1年生の人数は29人でございました。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 29人が多いか少ないかはともかくとして、発達障がいの場合は、それを障がいとして認めるドクターがこの地域では少ないということもありまして、いわゆるグレーゾーンという子どもたちがかなりおるんじゃないかと私は思っておるわけですね。そういうことも含めて、私たちは対応していく必要があるかと思います。 次の質問ですが、支援学級に通う子どもたちがいるクラスの修学旅行はどのように配慮されているかお伺いしますし、修学旅行の方針はどうなっているかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 特別支援学級に在籍するお子さんについても、通常学級に在籍している同学年のお子さんと同様の体験や学習ができるよう、可能な限りの配慮を行うことを基本的な方針としています。 具体的には、引率する職員を増員するとか、タクシーなど特別な移動手段を講じるとか、またあるときには保護者様に同行していただく、こういった工夫などをして、先ほど申し上げたように、同学年のお子さん方と同じ経験ができるように十分配慮をしております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 次の質問ですが、コロナ禍で少人数学級を求める親、関係者が急増していますが、政府の教員の加配はどれだけ配置されたのか。どこの学校に配置されたのかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 国が行った第2次補正により新たに配置された教員数は、全国で3,100人だったと伺っています。うち岐阜県への配当数は34人と聞いています。県教育委員会から配置希望の照会がございましたので、1学級当たりの在籍児童数が多い小学校への配置を想定して、配置の要望を提出しましたが、残念ですが、今回中津川市への配置はございませんでした。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 次の質問ですが、第2次補正予算において、教員に加えまして学習指導員やスクールサポートスタッフ、計8万5,000人、スクールソーシャルワーカーを必要に応じて増員することとしておりますが、今までない経験を積んだ子どもたちの気持ちや心に寄り添いながらしっかりとサポートしていくことが求められます。それに対応していただきたいと思っておりますが、中津川市ではスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが増員されたかどうかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 今回の補正予算で学校への人的支援については、その内容として学習指導員やスクールサポートスタッフの配置に加えて、今議員ご紹介のとおり、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置などについても、その内容として記載がされていました。しかし、これらの配置に関する県教育委員会からの配置情報等の照会については、現在届いておりません。県教委から派遣されているスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、これは現在配置されているものですけど、こういったものでもし対応できないような新たな大きなニーズが生じた場合には、市教育委員会の臨床心理士やスクールソーシャルワーカーが対応に当たるということでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 以前、私、国に対して発達障がいの支援職員をぜひ増やしてもらいたいと要望したところ、国としては50%を市町村で負担すれば、残りの50%を国が負担して、発達障がいの支援員を配置ができるというふうに答えが返ってきました。それがいいかどうか分かりませんけど、いずれにしてもこういう時期にそういう困難な子どもたちを支援する指導員、親を支援する指導員の体制というものをぜひ充実させていくように考えていただきたいと思います。 次の質問ですが、脅迫メール事件もありましたが、中学生の学校へのスマートフォンや携帯電話の持込みはどのようにされているかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 学校へのスマートフォン、携帯電話の持込みにつきましては、原則持込禁止となっております。 個別の状況に応じまして、学校長がやむを得ないと判断をした場合は、例外的に認めている場合もございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 次の質問ですが、コロナ禍で景気や雇用情勢が悪化することは子どもの貧困問題にもなります。それで、5月、6月、7月の生活保護の相談件数をお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 生活保護の相談件数は、令和2年5月では4件、6月で4件、7月は8件となっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) その5月、6月、7月の生活保護の申請件数もお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 生活保護の申請件数でございますが、令和2年5月が4件、6月が1件、7月が2件となっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 5月、6月、7月の生活保護申請の件数は、昨年の同月との増減ではどうであったかお答えをお願いいたします。リーマンショックのときには、その活用が多数されたと聞いておりますが、どうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 令和2年5月、6月、7月の3か月間の申請件数は7件でございました。昨年同期と比較しまして、87.5%ということで、件数としては1件の減少となっております。 また、リーマンショックのときの平成20年度、21年度につきましては、一時的に申請件数の増加の傾向がございました。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 本当にこのコロナで仕事がなくなったというような関係の中で、生活保護がいろいろ取り沙汰されておりますが、先日、コロナ感染が広がる中で、厚生労働省が作成したリーフレットの生活保護のページには、生活保護の申請は国民の権利ですという一文が加わったことが最近分かりました。厚労省はなぜ文言を追加したのかの問いに、安倍首相の国会での発言を踏まえて、厚労省としても申請をためらうことのないほうが望ましいと考えたためと説明しました。生活保護は新たな権利として申請をしやすくなったと思います。 次の質問です。 インフルエンザとコロナは症状だけでは見分けがつきません。そのために高齢者のインフルエンザの予防接種への助成拡大はできないかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 現在のところ、高齢者のインフルエンザの助成を拡大する予定はございませんが、助成の開始の時期を例年より1週間ほど早め、早めに接種をしていただけるように準備を現在行っております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 新聞報道によりますと、美濃市で助成を拡大するということが報道されております。実際にドクターに聞きますと、やっぱりコロナにかかっておるのとインフルエンザとが区別がつかないもんで、早めに高齢者はインフルエンザの予防接種をして、そしてコロナの感染を防いだほうがいいというようなこともドクターは言っておりました。いずれにしても早めに開始されるそうですので、それを活用しながら、情勢を見ながら負担の拡大を検討していただくといいかなと思います。 それでは次の質問です。 コロナ禍での防災体制と防災無線についてお伺いをいたします。 防災無線がよく聞こえない、聞き取れない、携帯電話からの情報が使えない、何とかしての声は長い間聞いております。 それで質問の1ですが、全世帯に防災情報を届ける対策について、どのようにされているかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 昨日、森 益基議員の災害時の避難等についてで、どのように指示されるのかというご質問にお答えしたとおりでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 次の質問が、現在の携帯電話、スマートフォンの中津川市民安全情報メールの登録者はどれだけ見えるかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 令和2年8月末現在で、市民安全情報メールの全登録者数は3万3,248人でございます。避難情報など、緊急の防災情報は全登録者に配信されることになっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 老人向けの情報伝達はどのようにされているかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 高齢者だけに特化した情報伝達手段は設定しておりませんけれども、防災行政無線のほか、メール配信、テレビのデータ放送、ウェブサイトへの掲載、放送を聞き直すテレフォンサービス等々、様々な手段で行っておりまして、少しでも多くの方に情報が行き届くよう努めておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 防災行政無線の放送を自宅で聞く受信機を無償貸与する事業が行われています。今年は200世帯を募集されているようですが、申込みは何世帯あったかお伺いいたします。広報8月で募集して、8月26日にはメールでも募集が呼びかけられました。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 8月末現在でございますけれども、174件のお申込みをいただいております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 来年度に向けてはもうちょっと人数を多くして、本当に外の声が聞こえないという高齢者に、室内でも、また電気が消えてテレビが止まっても聞けるということの世帯を増やしていくようにお願いをしておきます。 次に、5番目ですが、気象情報は中津川市を2分割して情報提供をしていただきたいが、ご所見をお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 気象庁から発表されます防災気象情報は、本市全域を1つの発表エリアとされております。本市におきましては、特に南部と北部で雨の降り方や風の吹き方に違いが生じておりまして、地域により気象情報と実際の天候との乖離が生じることが多々あるということでございます。 こうしたことから、2分割が適切かどうかという判断は難しいところでございますけれども、住民一人一人が自らの災害リスクを認識していただいて、適切な避難行動が取れるよう、地域の実態に即した防災気象情報が提供されることが望ましいと、そのように考えておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) この気象庁の情報分割の県への要請はどのようにされているかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 平成31年3月29日に岐阜県の立会いの下、岐阜中央気象台長に防災気象情報の発表エリア細分化の要望を市長からしておるところでございます。また、この要望以外にも、市長が岐阜中央気象台長や気象台関係者と面談した際など、様々な機会を捉えて要望しておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。
    ◆21番(鷹見信義君) 私たち議員団がこの件について県庁での団体交渉のときに、中津川市は広いから、ぜひ分割して情報提供してもらいたいという要望をしましたら、中津川市だけでなくて、飛騨市も非常に大きい面積を持っておるもんで、そういう広い面積について検討するというような答弁をいただいたわけですが、いずれにしてもどういう形の気象情報をいただくと、今回のような洪水とか大雨警報とかいうようなことが有効に活用できて、対処できるかということが大切かなと思いますので、よく研究をして、どういうことを申し入れればできるかは分かりませんけれども、ぜひこういうことができるように努力していただきたいし、私たちもそういうことで待っておきたいと思います。 次の質問ですが、旧恵那郡北部地域の単位の測定雨量のデータが頂けないと聞きましたが、どうなっているかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 雨量データにつきましては、現在市内22か所の雨量計データを市の防災気象情報としてホームページ等で公開しております。 このうち、市設置のものが4か所で、それ以外は国・県の設置のものでございます。なお、旧恵北地区には市の設置のものはございません。 市の雨量計のデータの提供は可能でございますけれども、国・県の雨量計データの著作権は設置者にありますので、過去のデータ等は各ホームページで公開されておるものもございます。データの取扱いについては、設置者により異なるところがございますので、設置者への申請が必要ということで、まずはそちらにお問合せをいただきたいと、そのように考えておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 実際に起こった事例でいいますと、ある合併した旧村の区長さんが、雨がたくさん降って洪水の危険性もあるもんで、この1か月の情報が欲しいというふうにしたら、全部出せないというふうなことを言われたと聞きましたもんで、やっぱり区長さんとしては、その地域での洪水なんかを防いだり、そういうことを区民に徹底するためには必要なデータかと思いますので、きちっとしたデータがそういう人にも提供できるように考えていただきたいと思います。 いろいろ聞きますと、民間の予報、気象値を活用して、市単独で気象情報を流せないかを伺いたいわけですし、恵那市には民間個人が気象情報を発信している方がいると聞きましたが、どうでしょうか。これは通告がありませんので、そういうことがあるのだけは承知しておいていただきたいと思います。 先日、私たち日本共産党は、コロナ感染抑止と暮らしとなりわいの再生、豪雨災害のアンケートを行いました。アンケートに回答いただいた世帯は578回答ありました。その中で、警戒4レベルの避難勧告はどうして知ったかという質問に対しては、「室内の防災無線」が152件、室外が137件、「テレビ・ラジオ」が253件、それから「スマホ・携帯」が334件、「近所や民生委員」からは23名、「知らなかった」9名、その他・無記入は46名という結果になりまして、取りあえず携帯やテレビを通じて多くの方が情報については今回は掌握されておったかというふうに思うわけであります。 次に、警戒レベル4の避難勧告で避難したかどうかの問いに対しましては、「指定避難所に避難した」が10名、「近所や親戚の家に避難した」が12名、「避難しなかった」が442名、その他・無記入が79名ということでありました。いずれにしても、こういう情報については、きちっと掌握しまして、昨日の質問の中で、恵北地域については、そういうアンケートを取っているということでありますので、私たちのアンケートと併せまして、情報がきちっと伝わったり、ずうっとそれが実行されることなんかをお互いに研究していくといいかなと思いますので、ご紹介をさせていただきます。 次に、水道が休止したときに重要な役割を持つ非常災害時井戸水提供の家の登録件数は何件ありますか、お伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓 君) 登録件数でございますけれども、家が95件、井戸は96本でございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 非常災害時井戸水提供の家への登録者を地域に知らせていく方法は、どのようにされているかお伺いします。登録マップはできていないかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 登録の申請があった場合には、当該地域の自主防災会長さんへの情報提供をしております。また、登録している家には、原則「非常災害時 井戸水提供の家」との看板を設置させていただいております。 当該地域の範囲で提供いただける家を把握していただいておりますれば、周知についての過不足はないというふうに考えておりまして、登録マップを作成するまでの考えは持っておりません。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 次に、その非常災害時井戸水の水質検査はどのくらいの頻度で行われておりますか。細菌やウイルスの検査はどうでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 水質検査につきましては、3年に1度実施しております。検査項目は、一般細菌、大腸菌などの10項目でございまして、ウイルス検査は行っていないところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 分散避難所が強調されている中で重要な役割を担っていますが、その分散避難所や地域の集会所を避難所として設定するという方針をお示しいただきたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) コロナ禍における分散避難は、極めて重要な手段と考えております。 災害から身を守ると同時に、新型コロナへの感染リスクを可能な限り抑えるという観点から、避難所の3密を回避するため、自宅が安全な場合は自宅にとどまる、安全な親戚や知人宅へ避難する、避難できる親戚や知人宅がない場合は開設した指定避難所への避難をお願いしておるところでございます。 また、災害発生規模により、最初に開設する17の避難所で収容し切れない場合は、地域ごとに順次避難所を開設していくこととしております。これに加え、安全性の高い集会所などを活用し、自主避難していただいている地域もございます。そうした取組を拡大していただきたいというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 追加質問で追加をしたわけですが、こういう話をしたときに、西校下のある方が、県立中津商業高校が指定避難所になったようですけど、鍵なんかがどこにあるか分からないもんで、使い物にならんというようなことがありましたが、どうなっているかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 中津商業高校につきましては、地域・学校・市の3者で避難所運営委員会を立ち上げておりまして、そちらの開設・運営マニュアルというものは作成しております。避難所開設時の施設の開錠というのは学校で行うというルールになっておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) もう一つ通告しましたけど、松田区の東児童館が鍵もなくというか、鍵の所在も分からなくて、トイレも共有であり、クーラーもなく、避難所として整備していただきたいという声が寄せられましたけれども、どうでしょうか、お伺いします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 東児童館の鍵につきましては、指定管理者が管理をしております。避難所として開設をする際には、施設管理者において開錠していただくということになっております。 また、トイレやクーラーのお話もございましたけれども、中津東地区には東小学校、中津高、そういった大きな2か所の学校施設も指定避難所となっておりますので、現在のところはそちらの児童館の優先順位は低いということで、現在のところは施設整備をしていくというまでの考えはございません。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) そういう中で、分散避難所への県や国からの支援はどうなっているかお伺いをいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 大規模な災害が発生し、長期間の避難生活が必要となった場合には、地域の集会所等への避難者に対する物資や資材の支給は、指定避難所ごとに設置いたします避難所運営委員会でコントロールしていくということになっております。当該委員会で指定避難所のほか、地域の集会所等への食料や飲料水、毛布、衣類といった生活必需品等の物資について必要数を把握し、市対策本部のほうへ供給を要請していただいて、指定避難所から配分すると、そういったルールになっております。なお、支援協力資金についての規定はございません。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) もう一つ、地震災害のときに火災が発生することがあるわけですね。特に阪神大震災では火災が大きな問題になりましたが、そのときに街角消火器は有効かなと思っております。何か所に設置されているかお伺いいたし、配置マップなどがありましたかどうかお伺いをいたします。あわせまして、新しい住宅などに配置する方針があるかどうかお示しください。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 街角消火器につきましては、318か所設置をしております。配置マップについてはございません。 それから、新しい住宅地などに設置するという方針についてでございますけれども、これは基本的に各家庭で消火器を備えていただきたいというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 次の質問ですが、今、行われています中津川市の防災訓練についてであります。 8月30日から9月30日の都合のよい日に各地域で行われております。訓練内容は、各家庭での防災訓練、自宅や住まいの地域のハザードマップ等の確認、家族との緊急時連絡等の確認、非常持ち出しの準備など、9月の広報「なかつがわ」と一緒に配付されるチラシとチェックシートにより各家庭で実施する。地域の役員を中心とする防災訓練、地域の役員を中心とする次の項の訓練内容を参考にして実施すると。安否確認、地域の実情に合わせた方法での安否確認。防災資機材の点検、備蓄倉庫等に保管している資機材の使用点検。避難マニュアル整備、地域の集会所への避難マニュアル作成を指示し要請しています。大変難しい防災訓練になろうかと思いますが、これがうまくいけば、本当にいい結果になれば防災ができると思いますので、この重点施策や特徴、期待する事項などをお示しください。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 令和2年度の総合防災訓練は、今議員からのご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症対策ということで、従来のような地域の集合型の防災訓練ができなくなりました。それに代わり、これを機会と捉えて、各家庭や地域の役員の皆様を中心とした訓練を実施することで、各家庭の防災意識高揚と地域防災力の強化を図りたいと、そのように考えておるところでございます。 家庭での防災訓練につきましては、広報「なかつがわ」9月号に折り込んだ冊子に基づき実施をしていただきますが、特に自宅の安全確認、避難先、避難経路、避難のタイミング、家族との連絡方法、こういったことを各家庭で話し合っていただくことにより、コロナ対策も含めた各家庭の避難対策の向上を期待しておるところでございます。 また、地域の役員さんを中心とした訓練につきましては、安否確認の方法、地域集会所の避難マニュアルを整備していただいて、災害弱者への配慮等、そういったものを中心に共助の取組の推進を期待しておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 21番・鷹見信義君。 ◆21番(鷹見信義君) 今回の災害でいいまして、本当に避難をどうするかというのが大きな話題になっております。6日と7日の台風10号では、九州、四国、中国の避難指示・勧告者は401万世帯という859万54人が避難勧告・指示を受けたと大きく伝えられておりまして、一時期避難所が不足すると伝えられた時期もありました、テレビではね。その後、避難所を変えて全量を確保してやったということがありまして、本当に多数の避難所確保が必要であることを今回の台風10号では示したと思います。 それで、今回こういう防災訓練の中で、どこの地域には今の指定避難所以外にもこういう避難所を設置して、そこへ皆さんを誘導できるような指定避難所に近い形の避難所というものを設置し誘導していくと、こういうことが必要かなと思っています。そのために、今回やられた家族みんなでつくる避難所計画の中でどうしてもこの家族では避難できないところなんかが明確になっておる人なんかは地域の集会所に、そういうところに避難所として設置して、そこへ誘導して避難をしてもらうというような形の避難所対策を抜本的に強化していくことが必要かなと思っております。 それで、昨日も区長会でこういう話をしましたら、実際に指定避難所の定数をぜひ教えてもらいたいといって質問がありました。 例えばでいくとサンライフですね。ここはやっぱり指定避難所ですが、今回のコロナによって何人まで避難ができるのか。それを区長さんとしては受け入れてやっていくかということが分からんと、やっぱり受け入れる方も見通しがつかないということもありますので、私はこの答弁の中では無理だとしても、具体的にこの指定避難所は何人まで避難ができるかというような人数も地域の自主防災会長さんには示していくということも大切かなと思います。そういう点で、今回の防災訓練が本当に有効になっていくように、こういうことをお願いししたいと思います。 加えまして、ハザードマップを見ますと、道路とか急傾斜とか、そういうことが書いてありますけど、なかなかこれが防災に役立つわけですけど、もう少し具体的に必要なことを書き込むと。先ほど質問しました井戸水がどこにあるのか。もしくは消火器はともかくとしてもそういったものなんかを含めた防災に役立つようなハザードマップに、今回の運動を通じまして、充足しましてやって、そしてもう一回次に向けてはどこかの時点で各家庭に配って、今度ハザードマップが防災活動に役立つような形に変えていく、充実してもらうといいと思います。 なかなか、これは逃げる道は分かりますけど危険箇所と思いますけど、それを活用していくということではちょっとあれかなと思いますのでお願いします。 そういうことで、今回の防災訓練をやっていますけど、この訓練が成功裏に導きまして、全ての市民が安心して安全な暮らしができるように、皆さん方とも一緒に活動することを祈願して私の一般質問を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これにて21番・鷹見信義君の一般質問を終結いたします。 続いて、1番・糸魚川伸一君。  〔1番・糸魚川伸一君質問席に着く〕 ◆1番(糸魚川伸一君) 1番・糸魚川伸一でございます。 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、市政一般につきまして、このたびは2点ほど質問をさせていただきたいと存じます。 まず、大きな1番目、聴覚・言語機能障がいをお持ちの方の通報についてでございます。 現在もまだ新型コロナウイルス感染症は、終息の出口が見えない状況が続いております。発熱や激しい倦怠感があったりするなど、新型コロナウイルスに感染した疑いがある場合、個人での対応としては、窓口である保健所に電話をし指示を受けることになろうかと思います。 そこで伺います。聴覚・言語機能障がいをお持ちの方につきまして、コロナ感染の疑いのある症状が出た場合、保健所をはじめ関係機関への連絡は、現在どのような方法で行うかをお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) メールやファクスなどでコロナ感染についての相談を受けた場合、症状をメールやファクスで確認をいたしまして、感染が疑われる場合には、市から保健所に相談をいたします。その後、医療機関の受診を紹介された場合には、手話通訳者は直接同行せずに、手持ちのスマートフォン、タブレットでビデオ通話アプリを利用して遠隔手話通訳により受診をすることになります。 また、スマートフォンやタブレットが利用できない方につきましては、市が保健所や医療機関と連絡調整を行った上で、相談者とファクスやメールでやり取りをすることとなります。 手話通訳者等の派遣につきましては、中津川市意思疎通支援事業及び岐阜県により実施をしているところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 そちらの方法につきまして、聴覚・言語機能障がいをお持ちの方への周知はどのようになされていますでしょうか、お聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 聴覚・言語機能障がいをお持ちの方に限定した周知というものは行っておりませんが、新型コロナウイルス感染症に関する最新情報は市のホームページ、市民安全情報ネットワーク、また広報「なかつがわ」や新聞折り込み等で情報を配信しているところでございます。 県コールセンター、県ホームページ等の情報を市ホームページからも案内をしております。市や県の各関係団体の中でも情報共有がされております。 今後は、聴覚・言語機能障がいのある方から相談を受けた場合、県聴覚障害者協会のホームページに掲載されております新型コロナウイルス感染専用のファクス相談用紙をご紹介させていただきまして、相談が受けやすいようにご案内をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 再質問でございますので数字は結構でございますが、実際に相談があったというような事例はございますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 今年に入ってからでございますが、特に実際に相談があった事例はございません。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 コロナ禍にありまして、コロナについてどう対応したらよいか分からないといったご相談を実際にいただいたこともございます。健常者の方でもお分かりになりづらいということもございます。誰一人取り残さないSDGsの考え方からも、聴覚・言語機能障がいをお持ちの方につきましても、引き続き寄り添ったご対応をお願いできましたらと存じます。 続きまして、119番についてでございます。 119番は、火災や病気・けが・事故・災害等緊急時に助けを求める際の電話番号であります。電話である以上通話が原則となります。 そこで伺います。聴覚・言語機能障がいをお持ちの方が緊急要請を行う場合、当市におきまして、現在どのような方法で行われていますでしょうか、お聞かせ願えますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 聴覚・言語機能障がいをお持ちの方の通報ですが、119ファクスにて緊急要請をしていただいております。119ファクスしていただくことで、通報場所、要請の内容の把握を行います。要請していただく場合の様式を作成しておりまして、市民福祉部社会福祉課の協力を得て周知を図っているところであります。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 ファクスのほかに押しボタン式で呼べる緊急通報システムというのがあろうかと思いますが、聴覚・言語機能障がいをお持ちの方は対象にはなっていらっしゃらないでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 押しボタンによる緊急通報システムという、議員ご指摘のとおりそういうシステムが設置してありますが、事業としては市民福祉部の高齢支援課の事業であります。受信のほう、通報のほうは消防本部に入ってまいります。設置対象者としまして、心臓に持病等のある方で、65歳以上の方で独り暮らしの方に案内していると伺っております。固定電話回線ですので、聴覚・言語機能障がいをお持ちの方には、通報手段としては有効ではないと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 先ほどご答弁いただきました内容よりファクスをご使用になられているということでございましたが、一般的にも他の市町村でファクスを使われているところが多いというようなことでございましたが、ファクスによる緊急要請の件数は、過去3年間で何件ほどございましたでしょうか、お聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 119ファクスによる通報につきましては、有効な通報手段であると考えておりますが、システムの使用開始以降、現在までの実績はありません。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 件数ゼロ件ということでございますが、ゼロ件というと、問題と言ったら失礼ですが、使い勝手の問題なんかもあるのではないのかなと思ってしまいますが、何か工夫といいますか、そういったことは施されておりますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 119ファクスの用紙の内容を大変分かりやすくしているところでございます。 通常の電話で119番通報いただいた内容と同じものですが、短時間で記入していただけるように、1枚の用紙にまとめています。具体的には人体のイラストに症状を記載する、具合の悪いところを記載していただくような簡単な要領で記入できるような工夫はしておるところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 緊急要請によりまして、消防隊員の方が現地へ到着されてからはどのような方法で意思疎通が図られていますでしょうか、お聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 先ほど答弁したところですが、現在のところ119ファクスによる緊急通報の実績はありませんが、緊急通報システム、押しボタンによる通報があった際に応答がないという状況で、救急隊が出動したことがあります。現場に着いたところ、聴覚・言語機能障がいをお持ちの方であったという事例がありました。現場では筆談とイラストのコミュニケーションボード、命のバトンやタブレットの機能を活用して対応しましたが、実際には意思疎通を図ることは大変困難を極めているという状況です。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 筆談でもといったご答弁をいただきましたが、最近タブレット等でも音声認識の認識率が高くなって、反応がよくなったということがあろうかと思います。タブレットでもそうした音声認識を使っての変換ですと、手で書く筆談よりも、多少スピードも速いのではないのかなと思います。 また、緊急時ですので、救急隊員の方も書く上でも手が震えたりとか、そういったこともあってというようなことも思うのですが、タブレットを使っての音声認識などを使うというのはいかがでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) タブレットによる音声変換システムというのは、意思疎通を図るために大変有効であると考えております。聴覚・言語機能障がいをお持ちの方にとって分かりやすいソフトやアプリの研究に今後取り組んでいきたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 当市には社会福祉協議会、そして民生委員の方を中心に展開されている命のバトンというすばらしい取組がございます。この命のバトンには、緊急時の連絡先やかかりつけの病院などの情報が含まれております。 そこで伺います。 命のバトンの現在の展開状況についてお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 中津川市では、命のバトンについて平成21年度に落合地区、福岡地区において、地区民生委員さんが中心となり始まり、その支援組織といたしまして、社会福祉協議会、消防署が支援する事業として取組が開始されました。 平成24年からは、市内全地区での取組となっております。 令和2年より民生・児童委員協議会と地区社会福祉協議会の共同事業として位置づけておるところでございます。 現在のバトンの設置者数は、市内全域で3,269名となっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 今のご答弁で、民生委員さんと社協さんとの共同事業として位置づけてやってみえるとのお話でございましたが、共同事業というのは具体的にはどのようなことをやっていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 先ほどの答弁の中で、令和2年より共同事業と正式に位置づけて始めたところでございますけれども、その位置づけるに当たって、まず名称でありますとかどんな方を対象にするか、それから資材について統一をいたしました。 また、そのときに情報が毎年更新がされていないということが課題となっておりましたので、毎年9月に定期的に更新時期を定めて、情報の内容や新しい対象者等の見直しを行っております。そうしたことで、情報の精度・信頼度を向上させるということと、継続した取組、見直しにより、常に新しい情報となるように現在取組を行っておるところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 命のバトンを使っての救急搬送などの事例がございましたらお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 命のバトンを利用した救急搬送の件ですが、令和元年中は7件、救急隊による現場での利用がありました。令和2年8月末までに9件の利用があります。 今年の事例では、救急要請にて現場へ駆けつけたところ、通報者と意思疎通が図れない状態でしたが、冷蔵庫の中の命のバトンにて具合の悪い方の情報や関係者の方の連絡先が把握できて、円滑な活動につながった事例がありました。命のバトンについては、全国的にも使用されていますが、緊急時における大切な情報源と捉えて、市の関係課や社会福祉協議会と消防が協力して普及を図るとともに、消防の指令システムに表示されるよう入力を行っているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 命のバトンを使っての民生委員の方をはじめとするご近隣の方がご利用になったという事例がございましたらお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 近隣の方々が命のバトンを救急搬送時以外に利用した事例は、現在のところ伺っておりません。 消防署では、命のバトンのある家庭がシステムにプロットされており、出動のあった場合には、消防署員が確認をいたします。 民生委員の方は、命のバトンの設置、更新を実施することで、対象者の体調でありますとか、緊急連絡先が確認できる機会となっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 聴覚・言語機能障がいをお持ちの方は、命のバトンは該当になっていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 高齢者だけでなく、障がいをお持ちの方も設置の対象となっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 該当とのことでございました。しかし、直接お接しになる民生委員の方にとっては、どちらの方がどのような障がいをお持ちかなど分からないという問題につきましては、行政サイドからの情報提供につきましても、個人情報の問題などもあって難しい問題だなということは感じております。 命のバトン、名前のとおり命を守るバトンとして、本当にすばらしい取組だと思います。社会福祉協議会の皆様、また民生委員の皆様には本当に頭の下がる思いでおります。ありがとうございます。どうか、このすばらしい取組をご継続願えましたらと存じます。 続きまして、音声による119番通報が困難な聴覚・言語機能障がいをお持ちの方が円滑に消防への通報を行えるようにするネット119というものがございます。 このネット119、スマートフォンなどから通報用ウェブサイトにアクセスをし、消防本部が消防隊や救急隊をどこに出動させるべきかを判断するために必要な救急・火事の別と通報者の位置情報を入力すれば、即座に消防本部に通報がつながり、その後テキストチャットで詳細を確認するというものでございます。 そこで伺います。 当市でも導入予定があるようですが、ネット119の導入につきまして、当市の予定をお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。
    ◎消防長(河合丈夫君) ネット119は、スマートフォンの普及を背景に、会話に不自由な聴覚・言語機能障がいをお持ちの方がスマートフォンの画面をタッチまたは文字入力により119番通報できるシステムです。 今年度中の導入を予定しているところでございます。現在は、運用要綱、利用規約の整備と業者の選定を行っているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 今年度中の導入のご予定ということでございますが、具体的には、ざっとで結構なんですけど、何月ぐらいをお考えでいらっしゃるんでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 県内他市の導入実績を見ながら準備をしているところでございますが、10月末までに契約を終え、年内に工事を完了し、その後、年明け1月中には運用を開始できるような計画をしているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 ネット119のせっかくのシステムも対象となる方でご存じない方がいらっしゃったり、登録してみえない方がいらっしゃったりしては意味がございません。周知を図ることは非常に重要であると思います。このコロナ禍にありまして、説明会や周知の方法につきましては、どのようにお考えでしょうか、お聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 周知方法につきましては、市民福祉部社会福祉課や社会福祉協議会と連携し、現在の認定者や各種サークルの把握に努め、実際に手話通訳などを行った説明会などを予定しておりましたが、現在のコロナ禍において困難な情勢ですので、市のホームページ、広報紙などに掲載し、利用者が登録できるように周知を図る予定でおります。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 広報、ホームページでの周知というご答弁でございましたが、なかなか難しい問題もあろうかと思います。先ほど申しましたように、登録されなくては意味がないということもあるかと思いますので、登録された数についてですが、ウェブを使ったシステムということでありますので、逆にそのウェブのシステムから登録された方が何件ぐらい見えるかとか、そういった情報を知ることはできないかなと思うのですが、その点はいかがでございましょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) ネット119の利用者の登録数につきましてですが、利用の申込みをしていただいた時点で、消防本部で受付をいたしますので、登録していただいた方の人数は全て消防本部のほうで把握できることになっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 コロナ終息後にはそのようなご予定になっていらっしゃると思いますが、ぜひ開けなかった説明会は、改めてご実施いただけましたらと思います。 ネット119につきましては、スマートフォンをお持ちでない方へのご対応はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) 今までどおり、従来どおり119ファクスを利用して通報いただきますように周知いたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 このネット119でございますが、聴覚・言語機能障がいをお持ちの方のみならず、高齢の方にも拡大していくお考えはございますでしょうか、ご見解をお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 消防長・河合丈夫君。 ◎消防長(河合丈夫君) ネット119の利用条件としまして2点ありまして、聴覚・言語機能に障がいがあるなど、音声による119番通報が困難な方で、当消防本部が管轄する地域に在住している方と、もう一点は、消防長が特に必要と認める方を考えております。 あくまで通報が困難な人のための制度であり、高齢者の方やほかに障がいをお持ちの方のように適切に119番が行えない方は、個々に対応することを考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 IT、ICT、Iotなどの技術がどんどん進み、様々なものが便利になってきております。こうした技術が特に人の命を守ることにつながっているというのは、本当にすばらしいことだと思います。先ほども申しましたが、誰一人取り残さない、SDGsの考えからも障がいをお持ちの方などに優しい行政を引き続きお願いしたいと存じます。 続きまして、大きな2番、予防接種についてでございます。 肺炎は、当市の死亡原因として例年上位に入るものであり、高齢になればなるほどお亡くなりになる率も増加しているものでございます。 肺炎球菌は、主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。日常的に生じる成人の肺炎のうち4分の1から3分の1は肺炎球菌が原因であると考えられております。 この肺炎球菌の予防に効果があるのが肺炎球菌ワクチンでございます。2014年から2019年までの経過措置として、各年度に65歳から100歳までの5歳刻みで実施されました。しかし、接種率が伸び悩んだため、厚生労働省は2018年度末までとしていた経過措置を5年間延長することを決めました。 そこで伺います。昨年度と今年度の接種率、そして今年度65歳枠で対象となる方の人数と接種率、70歳以上で対象となる方の人数と接種率につきましてお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 高齢者の肺炎球菌の接種率は、令和元年度が25.1%、令和2年度は7月末時点の接種率で13.3%でございます。令和2年度の年齢別の対象者数と接種率は、令和2年7月末現在、65歳は対象者953人に対し接種率は20.9%、70歳以上は対象者2,374人に対し接種率は10.4%でございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 全国平均の接種率と当市の接種率を比較してはどのようにお感じでいらっしゃいますでしょうか、ご見解をお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 全国平均の現在公表されております数字につきましては、平成29年度が新しいものでございますので、29年度でお答えをさせていただきます。 全体の接種率は全国で35.0%となっております。同じ年の平成29年度、中津川市においては45.6%となっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) 今、いただきました数字の結果からはどのようにお感じでしょうか。よいとか悪いとか、そうしたものにつきましてはいかがでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 数字の結果につきましては、数字のとおりでございますけれども、周知のほうを毎年年齢を区切ってやっておりますので、比較的市民の方にご理解をいただいて、接種をしていただいているというふうに感じております。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 当該肺炎球菌ワクチン接種は、定期予防接種のインフルエンザと同じB類疾病で、市町村には勧奨の義務が課せられていないとのことでございますが、厚生労働省の検討会では、制度が十分に知らされていないのではないかという指摘が出ており、事務連絡には経過措置の決定通知とともに、さらなる接種率向上のための取組を自治体に求める内容もございました。こうした国の接種率向上の意向を受け、当市における取組についてのお考えや方法等についてお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 高齢者の死亡率の高い肺炎を予防するために、接種率の向上の取組は大切なことと考えております。対象者の方には、予診票と接種勧奨のためのチラシを個別通知して周知を図っております。予診票には、あらかじめ氏名・住所等を印刷するなど、高齢者の方が予防接種を受けやすいよう配慮して行っております。 また、広報やホームページ掲載のほか、介護保険事業所や包括支援センター等へもご協力をいただき、接種率の向上に努めているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 この肺炎球菌ワクチンの接種でございますが、公費助成は生涯で一度しかないということがございます。このことを接種対象の方に強調されたほうがよいのではないかなと思いますが、いかがでございましょうか、ご見解をお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) ただいま議員ご指摘のとおり、予防接種の接種できる機会というのは一生に一度となっておりますので、無料で接種できる機会は今回限りということになりますので、広報紙や紙面だけでなく、個別通知を有効に活用して、直接的に啓発を行っておるところでございます。今後もそうした啓発を積極的に行ってまいりたいと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございました。 先ほど伺ったところによりますと、書面での個別通知も行われているというようなことでございました。職員の皆様のご努力によりまして、当市の接種率は全国平均水準とのことで、決して悪い結果ではないかなと思っております。 この肺炎球菌ワクチンの接種補助は公費助成、生涯で一度しかないということでございます。当市の健康都市なかつがわ宣言に全ての市民が健康寿命を延ばし、いつまでも幸せに暮らせる中津川市をつくるとございますように、健康寿命延伸のために対象となる方にどうか公費助成は生涯で一度しかないということを強調してお伝え願えましたらと存じます。 続きまして、平成31年の第1回定例会にて、田口文数議員が質問されました風疹予防接種についてでございます。風疹につきましての詳細は、田口議員の質問にもございましたので、この場では詳細を割愛させていただきますが、風疹予防接種についてお伺いをいたします。 1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性の方を対象とした風疹予防接種につきまして、現在期限付で接種が可能となっております。当市の風疹予防接種につきまして、対象者数、抗体検査を受けられた方の受診者数、受診率をお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 令和元年度の風疹抗体検査の対象者数は3,726人でございます。受検者数は1,007人、受検率は27%となっております。抗体検査を受けて陰性だった方のうち、予防接種を受けた方は81.1%でございました。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 風疹予防接種でございますが、受診対象者が働き盛りの年代で、平日の日中に検査を受けることが難しいという方も多くいらっしゃる現状がございます。さらなる接種率向上のため、当市における取組についてお聞かせ願います。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 中津川市では、風疹抗体検査と予防接種の接種勧奨を兼ねて、今年度も未受診者に対して特に接種を促すために、再度クーポン券を個別に配付して通知しております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 1番・糸魚川伸一君。 ◆1番(糸魚川伸一君) ありがとうございます。 この風疹ですが、風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦さんが風疹に感染されますと、先天性風疹症の子どもさんが生まれてくる可能性が高くなってしまうということもございます。先ほども申しましたように、健康寿命延伸のため、引き続き受診率向上へのご対応をお願いできましたらと存じます。 以上で質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(岡崎隆彦君) これにて、1番・糸魚川伸一君の一般質問を終結いたします。 続いて、3番・長谷川 透君。  〔3番・長谷川 透君質問席に着く〕 ◆3番(長谷川透君) 3番・長谷川 透です。 9月は、世界アルツハイマー月間です。本日は、認知症支援の色でありますオレンジのウエアを着用しまして、頑張らせていただきたいと思います。 今回、私はゲーム依存症等対策についてという内容で質問をさせていただきます。 1983年、ゲーム機として初めてファミリーコンピューターが国内で発売され、瞬く間に人気を博し、子どもの遊びも外遊びからファミリーコンピューターへと大きくさま変わりしました。 近年では、インターネットの普及及びサービスの発展は著しく、さらにパソコン、スマートフォンもゲーム機器として使用できるようになり、インターネットを利用したオンラインゲーム依存に陥る人々の増加が懸念されています。 厚生労働省によりますと、日本ではオンラインゲームを含めた病的なネット依存、ゲーム、SNS、動画、ショッピングなど、様々なアプリの過剰使用とそれに関係した問題、それらが疑われる中学生、高校生が2017年度には93万人と過去5年間で倍増したと発表しています。また、乳幼児の発育にもインターネットを介してのIT機器、スマートフォン、タブレットなど、これらの利用が悪影響を及ぼすことが少しずつ解明されています。いまやインターネットは必要不可欠なものとなりました。コロナウイルスの関係で遠隔授業も実施され、効果を発揮しています。 しかし、おいしい料理を作るのに欠かせない包丁が一歩間違えると凶器に変わるように、インターネットも使い方を間違えると依存症状が発生し、ゲームをやらずにいられない状況に陥る可能性があります。そのような背景を踏まえ、以下、質問をさせていただきます。 (1)小・中学生のゲームの状況について、市内の小・中学生の間では、ゲームでの遊び、また費やす時間がかなり多いと聞きます。また、ゲームのジャンルによっては、心身に与える影響にも差があるとも言われております。 そこで質問させていただきます。 1つ目の質問です。小・中学生でテレビゲーム、携帯型ゲーム、オンラインゲームを行っている児童・生徒の状況を把握してみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 岐阜県教育委員会が毎年12月に実施をしております情報モラルに関する調査によりまして、市内小・中学校に在籍する児童・生徒の状況を把握しているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 再質問をいたします。 その調査は、もちろん全児童・生徒を対象とした調査ですよね。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) こちらの調査につきましては、市内の全小・中学校におきまして、各学年1学級を対象として抽出した形で行われているものでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 私は、全児童・生徒を対象とすべきではないかと考えます。 2つ目の質問に移ります。 子どもたちの平日及び休日における1日当たりのゲーム時間を把握してみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 先ほどお答えいたしました情報モラルに関する調査の通信ゲーム機を持っていると答えた人に対する平日のゲーム機の使用時間についての調査の結果では、小学校1年生から3年生までは1時間以上ゲームを行うというお答えが16.4%となっております。小学校4年生以上は、ゲーム機に加えまして、携帯音楽プレーヤーの使用時間も含めた調査結果になりますが、小学校4年生から6年生では1時間以上が35.2%、中学生になりますと43.9%と4割を超える答えとなっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 3つ目の質問に移ります。 中津川市が実施している学力アッププログラムの中で、特に配慮したいこととして、時間を決めるなど、ネットやゲームと適切に関わることのできる園児、児童・生徒を育成すると述べられていますが、どのぐらいの時間が適度と考えられますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 家庭学習の時間や読書に費やす時間、家族との団らんや十分な睡眠時間を確保することなどを考えますと、ネットやゲームに費やす時間は明確な基準がございませんので、この時間が適当であるということは申し上げられませんが、極力抑えるべきだというふうに考えております。 また、ネット、ゲームだけでなく、テレビなどを含めた画面視聴時間全体をできる限り少なくすることが大切だと、そのように考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 4つ目の質問に移ります。 子どもたちがパズルゲーム、格闘技ゲーム、ロールプレイングゲーム、これはホラー映画のようなスリルと恐怖感を抱かせるゲームですが、それらどんなジャンルのゲームをしているのか把握してみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 各学校におきまして調査が行われております。その結果につきましては、生徒指導主事研修会などの場におきまして、情報交流が行われております。市教育委員会としてもその情報を把握しているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 再質問です。 ロールプレイングゲームのような緊張続きのゲームを長時間にわたって行いますと、自律神経のバランスが崩れることにより体調を崩し、学校を休みがちな結果に陥ってしまうという見解もあります。その点は承知してみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 過剰なゲームの時間によりまして、議員がおっしゃられたような症状が現れることがあるということは承知しております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 5つ目の質問に移ります。 学校生活の中でゲーム依存の影響と思われる行動が見られる子どもはいますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) ゲーム依存によって生ずる影響、症状としましては、視力の低下ですとか不眠、いらいら感といったものが考えられますが、こういった症状が明らかにゲーム依存が原因ということに断定できるものは、教育委員会としては把握しておりません。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 私の知り合いの教育関係者から聞いた話では、ゲーム依存の影響が疑われる児童・生徒がいるというお話も聞いております。一言だけ発言させていただきます。 6番目の質問に移ります。 父兄からは、子どものゲーム時間に関して意見や相談、要望は届いていませんか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 各学校が保護者の方と懇談をする際に、子どもがゲームに費やす時間が長いとか、意見してもなかなか言うことを聞かないから困っていると、そういった相談を受けることはございます。保護者の方から直接教育委員会がご相談やご要望を受けることは少ないんですが、そのようなことがございましたら、教育委員会にいる生徒指導担当の指導主事等が丁寧に対応をさせていただきます。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 再質問です。 どんな内容のときにそのような対応、役所の方の対応をしてみえるのかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 具体的にまだ教育委員会のほうにそういったご要望が届いていませんので、ここで事例をご紹介することはできませんけど、学校のほうに保護者の方からご相談があり、例えばですけど、専門的な知見を持った病院とか様々なアドバイスをしていただける関係機関にご紹介しなければならないというようなときには、教育委員会が間に入り、仲介をし、適切な指導が継続されていくように、教育委員会としても動きたい、そのように思っております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 7つ目の質問に移ります。 今後、どのような指導をしていかれるのかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 各学校が行っております情報モラルに関する教育や、先ほど議員からもご紹介いただきました学力アッププログラムなどの施策を推進する中で、ネットゲームに限らず、動画サイトの閲覧とか、テレビの視聴時間なども含めて、画面視聴時間ができるだけ短くなるよう、そういったことを子どもたち自身がセルフコントロールしていけるよう、そういった子どもになることを目指した教育指導を充実していきたいと、そのように考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 再質問です。 ただいまの質問の中で、学力アッププログラムを推進する中で、子どもたちが視聴時間について考える指導を行っていくとおっしゃったと思いますが、学力アッププログラムは、平成23年に運用が開始されたと思います。その中で、特に配慮したいこととして、時間を決めるなど、ネットやゲームと適切に関わることができる園児、児童・生徒を育成すると述べられております。 このプログラムが平成23年からしっかり機能していれば、視聴時間について考える指導をしていくというような答弁には至らないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 議員ご指摘のとおり、平成23年度あたりから各学校が学力アッププログラムに取り組んでいます。その中、1年の中で複数回学力アップシート等を用いて、家庭での生活を見直すとか、そのことについてご家族のご協力をいただきながら、家族みんなで取り組むとか、そういった取組を続けてまいりました。 ただ、そういったことが取り組まれているにもかかわらず、十分に成果が得られていないという現実もあるかと思います。今までの取組を十分精査し、よいものは継続し、改めなければならないところは教育委員会の教育研修所が担当させていただいておりますけど、そういったところで十分に考えさせていただき、また、各学校には担当教員もおりますので、各学校の実情や取組についてもこちらのほうで確認をさせていただき、改めるべきところは改善していきたいと、そのように考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) すばらしい学力アッププログラムという教育指導システムをつくってみえると思いますので、今後もしっかり対応していただきたいと思います。 今までの答弁を伺いますと、児童・生徒たちの学校生活、家庭生活にもゲームは影響を与えているのではないかと感じられます。市としてもご父兄と連絡を密にし、子どもたちの将来を見据え、適切な対応を講じていただきますようお願いいたします。 (2)の2つ目の質問に移ります。乳幼児の電子機器活用についてです。 子育てに忙しい親にとっては、時間の使い方がとても重要だと思います。育児のみならず、家事をするための時間を確保するため、いろんな知恵を絞られていることと思います。最近では、子どもにタブレット等電子機器を与えて時間を確保し、身の回りの仕事を手際よくこなしているとのお話も伺います。一方、電子機器が乳幼児の発育に好ましくない影響を与えるとのご意見もあります。 そこで質問させていただきます。 1つ目の質問です。乳幼児の電子機器使用に対する相談は届いていますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 乳幼児健診や各種相談場面において、電子機器使用に関する相談が届いております。 内容といたしましては、視力や脳の発達への影響、視聴時間はどれぐらい見せてもいいか、また視聴の切上げの方法などがございます。相談があった保護者や視聴時間の長い保護者には、育児環境を考慮しながら個々に相談の対応に当たっているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。
    ◆3番(長谷川透君) 再質問です。 乳幼児に対する電子機器の悪影響について、中津川市はどのような見解をお持ちですか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 電子機器、スマートフォンやタブレット等が与える影響については、公式には科学的根拠等発表されておりません。一般論としての話になりますけれども、発達の途中であります乳幼児が画面に近い距離で時間に制限なく長時間使用するということは、視力に影響があるというふうに考えております。 また、直接の影響だけでなく、ほかの遊び、例えば体を使った遊びでありますとか、親子との触れ合いの時間でありますとか、友達との触れ合いの時間、関わる時間、そういったものが減ることによる影響が発達する段階であるのではないかというふうに考えております。乳幼児期からの長時間の使用が習慣化することによって、やはり人との関わりの部分、社会性にも影響があるのではないかなというふうに考えます。 ただ、現在は電子機器については、もう既に生活の一部となっております。忙しい時間に対応するために、親が電子機器に頼る場面も当然出てくるものと考えておりますが、それには使用時間を定めて使用するということと、それだけでなく、やはり親子が関わる時間、友達が関わる時間、外で例えば遊びをする時間、そういったものを積極的につくっていくことが大切だろうというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 2つ目の質問に移ります。 乳幼児の子育て指導として、保護者の皆さんに電子機器以外を活用した時間のつくり方等を指導してみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 乳幼児健診や月齢別相談事業などの機会に資料を配付し、月齢ごとの発達に応じた関わり方指導、遊び方の指導を行っております。特に電子機器の視聴時間がおおむね1時間以上の子どもの保護者には、生活リズムを確認し、電子機器使用についての指導を実施しているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 3つ目の質問に移ります。 最近の幼稚園、保育園の児童の中には、言葉の数が少ないというお話を伺います。現状はいかがでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 実際の現場の保育士さんからのお話でございますが、「あれ」ですとか「それ」といったような単語での発語が多いというお話を聞いております。 また、言葉を使って相手とコミュニケーションを取ることが難しい子どもが多いといったことも感じているというふうに聞いているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 再質問です。 今、答弁されました「あれ」「それ」、またコミュニケーションを取ることが難しいというようなご答弁ですが、それは何が要因しているとお考えですか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 1つの要因として、可能性として考えられるものとしましては、テレビ、スマートフォン、携帯ゲーム、インターネットといったようなデジタルメディアの視聴時間が言葉の発達にマイナスに働く場合もあるのではないかというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 4つ目の質問に移ります。 オンラインゲーム依存の予防等という観点から、インターネットに対する指導、対策を今後、幼稚園、保育園でどのように進められていくかお伺いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) ネット依存にならないためには、保護者への啓発が最も重要というふうに考えております。 保護者懇談会などの機会を利用し、情報モラルに関わる研修会などを位置づけさせていただいて、啓発を行っているところでございます。 また、内閣府からのリーフレット、スマホ時代の子育てといったものがございますが、こちらを各園に紹介し、家庭で話題にしてもらうよう活用をしているところでございます。 また、先ほどからお話に出ております学力アッププログラムの中でルールある生活として、我が家のルールを決め自制心を育てる、このことを大切にしておりますので、そういった形の取組をしていきたいというふうに考えております。パソコン、スマートフォンの危険性につきましても啓発をしているところでございます。今後もこうした取組を継続して行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 3番・長谷川 透君。 ◆3番(長谷川透君) 電子機器の使い方を早くから習得するということは、このインターネット社会においてとても大切なことだと思います。しかし、乳幼児期は体を動かしたり言語を習得する大切な適期でもあります。特に幼児期は親子で話す、語るというコミュニケーションがとても大切な時期です。ぜひその点も踏まえ、乳幼児教育の指導をお願いいたします。 本日の質問のまとめをさせていただきたいと思います。 ゲーム障がいは、子どもの学力や体力の低下のみならず、身体的な問題、精神的な社会問題ともなっております。ひいては将来設計や人生に深刻な影響を与えかねません。 今回、世界保健機関(WHO)がゲーム障がいを国際疾病と認定したことで、今後、原因、予防、治療法等に関する研究が進むことに世界から期待が集まっております。 また、国内では、香川県議会が香川県ネット・ゲーム依存症対策条例を成立させ、予防に乗り出しました。中津川市教育振興基本計画には、「みんなで育つ幼児教育」「生きぬく力を育む学校教育」、また目指す姿として「よりよいひとりだち」を掲げられております。 私たち大人は、未来ある子どもたちがゲームという空想の世界で生きるよりも、自然の世界を大切にして、五感を働かせ、親子や友達との触れ合いを大切にするような教育について、いま一度考える必要があるのではないかと思います。 これで私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(岡崎隆彦君) これにて、3番・長谷川 透君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時15分まで休憩をいたします。  午後0時04分休憩 ――――――――――――――――――  午後1時15分再開 ○議長(岡崎隆彦君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、18番・三浦八郎君。  〔18番・三浦八郎君質問席に着く〕 ◆18番(三浦八郎君) 議長のお許しを得ましたので、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 最初に、中津川市におけるGIGAスクール構想の取組についての質問をさせていただきます。 質問の経緯と趣旨ですが、文部科学省によるGIGAスクール構想が進められ、既に中津川市でも予算が成立し、導入が目の前に来ています。しかし、多くの市民からは、児童・生徒にICT機器を用意して、教育がどのように変わってくるのか分からないとの声を多く聞きます。特に公立の小・中学校では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための休校となり、オンライン授業など待望論がありましたが、学校が再開したことで、今までの対面授業こそが教育であり、ICT機器の活用やオンライン教育への消極的な姿勢になることが心配されます。議会としてもICT教育関連の予算を審議したことから、細部についての今後の公教育でのICT活用をどのようになされるのか、今後の教育がよりよくなるかを質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いをします。 昨日の議会にて、議第97号・財産の取得についてが追加提案され、教育用情報機器端末の6,074台についても文教民生委員会に付託されました。そのため、今回の一般質問については、審議内容に関わることについての答弁を控えていただいて結構です。もし踏み込んだ質問がありました場合は、すみませんがご指導のほうよろしくお願いをいたします。 まず1番目ですが、中津川市におけるGIGAスクール構想の今後のスケジュールはどのようになっていますか、お伺いします。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 現在、学校のネットワーク高速化工事を順次発注しており、令和2年度内に工事を完了する予定となっております。 また、今お話しいただきましたとおり、児童・生徒用の情報機器端末の導入につきましては、8月27日に入札を終えまして、昨日議案を上程させていただきました。令和2年度内の導入を予定しているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 令和2年度内の導入ということであれば、新年度から児童・生徒には活用していくということでよろしいでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 令和2年度内には全て設置が終わる形になりますが、設置ができたところで、可能な部分については順次活用ができていければというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) それでは、中津川市として学習用ICT機器の標準的な仕様、機器やOSなど決まっているのでしょうかという質問ですが、これに対しては、多分追加議案の審議内容となると思いますので詳しいことはできないんですが、分かる範囲でお願いしたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 学習用ICT機器の標準的な仕様でございます。こちらについては既に決まっておりますが、詳細につきましては、委員会の審査のほうに委ねさせていただきたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) その中で1つだけ、答えられなければいいですが、キーボードがついておるのかついていないのか、そのことについて伺いたいです。今の大人でも、特に子どもなんですが、タブレットやスマホの関係でどうしてもフリック入力というか指でやることが多くて、なかなかキーボードで文字を打つということができないということです。多分、これから世の中で生きていくにはキーボードを打たなきゃいけませんし、多分プログラミングの教育もあるということですので、当然そういうキーボードを打つということが必要になってきますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 機器の仕様につきまして、国のGIGAスクール構想で示しています標準仕様、こちらのほうにもキーボードを装備することということになっておりますので、今回、中津川市で導入する機器につきましてもキーボードを装備する仕様となっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) もう一つ関連で伺いたいんですが、多分どこかでローマ字入力がと思うんですが、今の小学生は何年生からローマ字入力をしているのか。例えば片仮名、日本語入力をする。そこでどういう形でやっていくのか。ちょっとその辺だけ、もし答えられるようだったら教えていただきたいんですが。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 入力方法、ローマ字入力をいつからということですが、まだ明確には決定しておりません。ただ、小学校でローマ字の学習をするのが小学校3年生からということになりますので、そちらのほうを加味した形で決定をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次ですが、これも多分答えられるのかちょっと分からないんですが、今後の授業で使用予定の授業支援アプリケーション、ソフトといったらいいのか、どっちがいいのか分かりませんが、仕様は決まっていますかと、機種の話はされませんので、多分その辺のアプリケーションについても答えられるのか分かりませんが、一応質問させていただきます。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 今後導入をしてまいります授業支援システムの仕様につきましては、端末ですとか各種サービスとシームレスに連携するクラウドサービス型のものを予定しているところです。児童・生徒の画面のモニタリングや画面の共有などの機能を備えまして、どの学年も同一の支援システムを使うことによりまして、児童・生徒さん、それから教職員の方の負担軽減につながるものを導入したいと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) それで、ちょっと次の質問も分かりづらくて大変申し訳ないです。 個人情報の漏えいに対する意識や自然災害時等における危機管理対策なども重要です。情報セキュリティー対策はどのように進められますかということですが、いわゆるリスクマネジメント、いろんなことがこれから考えられると思うんですが、本当は後の質問と関連してくるんですが、その辺も踏まえてどのように考えておられるかお伺いしたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 市の情報担当の部署であります情報政策課等の関係部署と協議をしておるところでございます。生徒の安心・安全、端末の保護などを考慮しまして、GIGAスクール構想の環境に合わせました対策を実施する予定となっております。具体的には、不適切なサイトにアクセスできないようにするフィルタリングですとか、それからウイルス対策、不正アクセス対策などを講じていきたいと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) そのことでいえば、ネット上で横行するいわゆるマルウエアと言われる悪意のあるソフトウエアというものとか、あと標的型攻撃とかフィッシングなどのサイバー攻撃、あと薬物やギャンブルといった有害サイトから子どもたちを守る仕組みについてはどのように考えておられるか、もう一遍お聞きしたいんですが。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 不正なアクセスですとかウイルス対策ということで、ウイルス対策ソフトでございますとか、システムへの不正アクセスを防ぐ機構としましてサンドボックスというシステムがございますので、そういったものを取り入れたり、データの暗号化ですとか、そういったことも取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次ですが、ICT機器の破損、盗難対策に対する保証はどうなりますかということですが、これも後の質問を聞いた上でやったほうがいいんですが、学校で使うとき、あと課外授業でもし使うことがあるなら使うときとか、家庭で使うときの、その辺の対策についても踏まえて、機器の破損とか盗難対策について伺いたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 機器の破損に対する標準的な機器保証はございます。盗難につきましては保証がございませんので、今後、負担の在り方につきましては導入までにルートを取り決めていきたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 今の機器は多分壊れにくいとは思うんですが、その辺のところ、あまり子どもの使い方によって破損したときに負担にならないようなお考えはありますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 基本的には、その機器保証の中で対応ができればというふうに思っているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次、ICT機器の学年による対応はどうなりますか。また、今後の更新年数と予算措置はどういうふうに考えてみえますかということですが、基本的に1人の子どもが順番に持っていくのか、学年で置いておいて次の学年が使うのか、その辺の使い方をお願いしたいのと、多分5年だと思うんですが、5年の償却でこの手の予算はどのぐらいかかるのか、その辺のことを伺いたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 今回導入するタブレットにつきまして、情報端末機器でございますが、こちらにつきましては、全ての学年で同じ機種を予定しております。また、更新年数につきましては、一般的なパソコン等の更新年数であります5年程度になるというふうに考えております。 予算措置につきましては、5年後どういった金額になっているか明確にはちょっと分かりませんが、いずれにいたしましても更新に巨額の費用が必要になるということは見込まれますので、国から補助金を交付していただくよう要望を行っていくことを続けていきたいと思いますし、基金の創設といったことも検討していかなければいけないかなあというふうに考えているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 今度の多額のお金が、補助を頂きながらやっておるということですので、これはせっかく買って使う以上は、いかに有効に使うかということが大事なことだと思うんです。次のときに、一般市民から、ぜひ次も更新して使ってくださいというような考えになるような使い方をぜひこれから考えていっていただけたらなあということを思います。 それを踏まえて、これからの質問に入りますのでお願いします。 教員に対するサポート体制の強化などの取組を考えてみえますかということですが、GIGAスクール構想を導入するに当たり、教員の負担軽減も必要ですし、その中で教育の質を向上させる子どもの学習環境に直結する課題として、教員を支援する研修も含めて、いろんな形で応援していかないと難しいと思いますが、その辺の考え方はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) GIGAスクール構想を推進するための強化といたしまして、本年7月1日付の人事異動で担当する職員を配置させていただいております。また、令和3年度にはICTについて学校をサポートするスタッフの導入も考えていきたいというふうに思っているところでございます。 今お話がありましたように、これを使いました学習を提供するには、まず教員がICT機器を使用した多様な方法による学習を推進できるようになることが重要だというふうに考えております。そのために、今年度中に複数回の研修会を教育委員会として実施をしていきたいというふうに考えております。また、県の教育委員会におかれましても、合同での先生方の研修会を予定しているというふうに聞いておりますので、そちらのほうも活用していきたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 多分サポートする人材というのは何人か分かりませんが、多く必要だと私は思うんです。各学校で対応していくには、それなりのサポートをしていかないと分からないこともあるし、操作だけではないと思うんです。どうやって教育的に教えていくかということも踏まえた、そういう支援策が要ると思うんです。将来的によそでは多分ICT支援員とか、そんなような呼び方をしますけど、そういうものは何人ぐらいにされる予定か、決めてみえたらお願いしたいんですが。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 何人ぐらいという人数につきましては、今のところまだ明確に計画をしているところではございません。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 私は思うんです。ICT支援員というのは、やっぱり授業を支援する人もあるし、指導主事というんですか、そういう人も要ると思いますし、各学校で、教員の中でチームをつくってやっていかないと多分難しいと思うんです。そうしないと個々の力がそろってこないということで、子どもに非常に有意義なものが有意義にならないということですので、その辺のところをもう少し考えていただければなと思いますし、いわゆる教育に関しても先生たちだけではなくて、いわゆる管理職に対してもやっぱり理解してもらうために研修会をやって、管理職も研修会をしていただく、その辺の考え方はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 議員ご指摘のとおりだと思います。学校でこういった教育を今後推進していくためには、何よりも校長や教頭等の管理職が、そのことに対してある程度の理解と推進するための意欲を持っていないと、事は進んでいかないと思っています。そういったことができていくように教育委員会としても十分指導性を発揮していかなければならないと思いますし、教育委員会に割愛で入れる指導主事についても、こういったGIGA構想等を推進していくために学校をサポートできるような、そういった資質、能力や経験のある者、そういった者を来年度以降ぜひ入れていきたいと、そのように考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) ぜひお願いしたいと思います。ICT支援員というのは、あくまでトラブル対象だけではないと思うんです。やっぱり授業の支援をしていくということも大事だと思いますし、少なくとも各学校を週に1回ぐらいは見て回って指導できるぐらいの人材があるといいなあと思いますので、その辺も踏まえて、ぜひ検討していただきたいなあということを思います。 次に、ICT教育には、端末通信環境だけではなくてクラウド環境も必要だと思いますが、整備されますかということでお願いしたいと。クラウドが、やっぱりどこからでもサービスが利用できるということ、それから安定運用だとか可用性があるということ、それから情報漏えい等に対するセキュリティーも高いということですので、クラウドを入れると思いますが、そういう環境になされるのかを伺いたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 議員ご指摘のとおり、クラウド環境の整備が必要と考えております。導入に向けて現在進めているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次に、本格的なオンライン学習には、1人1台のノートパソコンやタブレット端末が必要として、今度整備されるということですが、学習者、いわゆる生徒・児童、学生に公式なIDを持たせることを考えてみえるかということを伺いたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 生徒・児童、教員、それぞれ1人に1つずつの個人IDを作成し、付与することを予定しております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) そのIDを伺いたいんですが、学校でIDを取得して、それから個人に渡すのか、中津川市全体としてIDを個人に振り分けるのか、その辺のところをちょっと伺いたいんですが。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 個人IDにつきましては、教育委員会で統一的に管理を行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次に、学校で扱う学習用ICT機器は、家庭に持ち帰らせる、学校に持ってくるという発想で、文房具のような自由に活用させる考えはありますかということなんです。持ち帰ってうちでも使ってもらう、そういう考え方があるかないかを伺いたいです。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 児童・生徒、子どもさんたちがICT機器に使い慣れてきたときには、発達段階に応じまして端末を持ち帰り、家庭での学習に活用できると考えております。ただし、現在のところは、長期の臨時休業のような場合以外には持ち帰ることは想定していないところです。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) その辺が、私はぜひ持ち帰らせて家でも使わせるということが大事なのかなあということを思います。セキュリティーも先ほどクラウドという話ですので、かなり情報漏えいだとかセキュリティーに対しては強いと思いますし、ぜひいろんな面で、うちで例えば先生とのやり取りとか、学校とのやり取りとか、そういうものはSNSもあるしメールでもありますし、そういうことをやることが大事かなあと。例えば親にしても、今みたいに紙でいろんな連絡をするんじゃなくて、メールだとか、SNSで使ってやるということが先生の今の働き方改革にもつながってきますし、ぜひそういうことを考えていただけるとありがたいなあと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 先ほどもお答えさせていただきましたが、1人1台端末が今回導入されるわけですけれども、これを直ちに全児童・生徒が毎日持ち帰るということを今現在は想定しておりません。したがいまして、そのタブレットを利用しての保護者とのメールですとか、校内SNSといった形での利用は、今のところ考えていないところでございます。将来的には、議員おっしゃるような形に移行していくことも可能かと思いますが、現在はそういった状況であるというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) それでもう一つ伺いますが、例えば修学旅行とか課外活動とか、そういうものには持ち出して使わせるのか。私は、ぜひそういうことも使わせてやることがいいのかなあと思いますが、その辺はどうでしょうか。
    ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 子どもたちがなかなか行けないところに、校外へ出て貴重な体験をするような場では、ぜひ活用させたいと思っています。ただ、子どもたちが有効に活用していくためには、その前に教員がそのことに慣れる必要がありますので、先ほどから事務局長からも答弁をさせていただいておるように、しばらくお時間をいただきながら今後充実させていきたいと、そのように考えさせていただいております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次の質問が、多分持ち帰ることを前提にした質問ですので、ちょっと質問だけやらせていただきます。 オンライン学習そのものより、子どもや保護者の要望が強いのは、学校、担任とのつながりです。メールや校内SNSなど連絡帳としての相互の信頼関係をつなげることを考えてみえますかということですが、その辺は、多分答えは分かっていますのでいいです。 それで、ただやっぱり保護者の理解を得ることも大事だと思うんですよ。持ち帰らなくても、例えば保護者と子どもによるオンラインスクールとか、オンラインじゃなくてそういう学校へ来てGIGAスクールを体験させるとか、あと地域とのつながりも大事だと思いますので、その辺のことも地域一丸となって子どもを育てるという意味から、その辺のことは考えてみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 新しい教育機器がこういった形で導入される際には、過去にも同じようなことが幾つかあったわけですけど、まずは職員がきちっと使いこなし、子どもたちに指導ができること、その上で子どもたち自身が適切な活用ができること、さらにそういったことがその後も円滑に進んでいき、さらに発展するためにはどうしても保護者の皆さんのご理解は必要でした。今回も同じだと思っています。今後、各学校において職員、そして子どもたち、さらには保護者というような形、またさらにさらにその向こうには、議員ご指摘のような地域の皆さんという方たちもご理解いただく機会は必要になってくるのではないかなあというふうに考えています。そういったことが実施できるように、今後丁寧な計画をつくってまいります。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次に、学習者用のICT機器は、ふだんから稼働率を調査すべきだと思いますが、検討されていますかということですが、クラウドでIDがあれば、多分その辺を調べられると思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 議員から今お話がありましたように、クラウドの管理コンソールによりまして、導入後の実態を把握してまいりたいというふうに考えております。今後、ICTがどのように活用されているか、そういったことをしっかり把握して今後の利用の促進に役立てていきたいと、そのように考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) ぜひお願いしたいと思います。学校ごととか学年ごと、クラスごと、個人のこともありますが、そういうことを調べて、なおかつその調査したデータをどうやって次に生かしていくか。例えば、学校ごとの差があればなぜなのかということも調べながら、そういうデータをぜひ生かしていただきたいと思いますが、その辺はどうですか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) こちらのほうの稼働率等含めまして、いろいろなレポートがそのクラウドの管理コンソールによりまして確認することができます。そういったものを十分検証させていただいて、これからの活用の有効なものになっていくように活用していきたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次に、今後コロナなどの感染症だけではなくて、例えば災害等で、家庭においてオンライン授業を必要と考えられたり検討をしないかんと思うんです。今度でも、8月にいろんな降雨等で休みになったり、多分これからもインフルエンザによってクラス閉鎖なんかもあると思いますが、そういうことに使うときの方法、先ほどちょっと少し出ましたが、その辺のことを検討してみえますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 家庭に持ち帰りまして、オンラインで授業ができるような準備を進めているところでございます。現在、学校からはウェブ会員システムの使用ができるようになっております。また、動画サイトへのアクセスも可能な状態にさせていただいております。 各学校と接続テストを行いまして、8月21日でございますけれども、市内の先生方に対しまして、オンライン授業の研修会を実施させていただいたところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 次に、いわゆる格差の問題なんですが、例えば学校間での格差、先生の格差、児童・生徒間の格差、家庭内での格差、いわゆるデジタルディバイドの是正について、対応をどう考えてみえるのか伺いたいと思います。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 学校間の格差、先生の格差の是正のために、今し方お話しさせていただきましたが、オンライン授業の普及に向けた研修会をその一つとして8月21日に実施させていただきました。先進的に取り組んでいる学校の実践例を共有しまして、実際にパソコンを使って研修を行いました。今後も学校間、教員間の格差を埋めるための研修会などを実施してまいりたいというふうに計画しております。 児童・生徒の格差につきましては、日々使用しながらスキルを身につけていけるよう授業で繰り返し使用してまいりたいと考えております。 家庭間の格差につきましては、経済的な理由でインターネット環境が十分に整っていないご家庭につきましては、モバイルルーターの対応を考えているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 研修はいろいろで学校とか、そういったことがあると思うんですが、家庭内が一番問題だと思うんですよ。パソコンのないところ、貸出しで全部うちへ持って帰らせればいいですよ。今の状況だと貸出しはないということですので、そうなったときに、家庭内でそういう環境がないところとあるところの格差が出てくると。だから、私は持って帰らせるというのが一番理想かなあと思っておるんですが、それはそれでいいですので、ぜひこの辺のところもよく考えてやっていただけたらなあということを思います。 次に、GIGAスクール構想が進めば、教員指導の限定的なICT活用から学習者、いわゆる児童・生徒中心の多様な学びを実現する手段への教育環境が大きく変わってくると思います。これに対する対応はできていますかということで、多分私このまま進んでいくと、これが大きな教育の転換期になるのかなあという気がするんです。今までみたいに、先生がさっき言った全員に対応して話すのではなくて、子どもごとの主体性でもってパソコンでやっていくという時代まで、必ず来るような気がするんです。それが本当だと思いますし、そういうことを考えたときにそれにする対応というか、例えば教育に関する基本条例、基本計画とか、そういうのがあるのか分かりませんが、そういうものを考え直していかないといかんのかなあと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 新しい学習に対応するよう市教育委員会の担当者と学校の情報担当者で構成するICT教育推進部会というものを設けまして、教育環境の変化に対応したICTの活用ガイドラインを作成し、先生方の研修を行うことによって対応を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 私の思いをちょっと1回話しますと、今まではやっぱり、生徒側からすると先生から教えてもらうインプットすることが主なんです。これからは多分生徒自身がアウトプット、自分のやったものを外へ発表していく、そういう時代に私はなると思うんです。その辺の時間的な使い方とか、その辺も大変だと思いますし、それと家庭も含めて、先生等も含めて、双方向のやり取りをするというパソコンを通じて、ICTを通じてやる時代になってくると思うんです。ぜひそういうことに早く対応するような施策を中津川市が全国に先駆けて、ぜひ取り組んでいただけるといいのかなあということを思います。 それはそれとして、私はもう一つは、不登校の生徒とか病気等によって休校中の生徒ね。この扱いも今度のGIGAスクール構想によって随分と変わってくると思うんです。どこかの調査だと、不登校の50%ぐらいはパソコンを通じてオンラインに参加するというようなことも、今度のコロナウイルスであったそうです。その辺の考え方はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 全国的な事例を見ても、今、議員ご紹介のあったような事例がたくさんございます。文部科学省も、例えば不登校の生徒さん、児童さんがオンライン上で授業に参加し学んだ場合には出席として扱っていいというような見解も出ております。そういった状況を考えると、何がしかの理由で登校し、集団の中で学びにくさを抱えているようなお子さんがあった場合には、ぜひこういった機器も導入し、インタラクティブですね、双方向で学ぶ中で学習をしていただき、さらにその先では学校へ来てみんなと学べるような一つのステップになっていくような、そんな形になっていけばありがたいと思っていますし、それが私どもが目指すべき方向性だと、そのように理解させていただいております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) それで1つ、これからの子どもにとって必要なこととして、デジタルリテラシーという言葉が出てくるんですが、いわゆる技術をデジタル、パソコンやそういうものの技術のルールみたいなものを習うということなんですが、その中で、インターネット、デジタルの情報や通信について、やはりそれを活用するパソコンやスマートフォンの機器やアプリについての知識を持ち、利用する能力のことを指しておるわけですが、先ほど長谷川議員のところでもありましたが、そういうことをこれを通じて教えていく。今結構いじめとか、そういうものがパソコンの中でやられているというようなところがありますので、その辺のルール、こういうこともしっかり教えていくいい機会だと思いますが、その辺はどう思われますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 議員ご指摘のとおりだと思っています。全ての児童・生徒に端末が行き渡るといった絶好の機会ですので、いわゆる情報リテラシーの部分についても、しっかり子どもたちを導いていかなければならないと思っています。 機器を活用したときのマイナス面がかなりクローズアップされるんですけど、これからの時代は誰もが使えなければならないですし、積極的に活用することによって教育も変わりますし、その子が生きていく上でも多くの便利さが伴っているということですので、よくない使い方については自制できる、自らを伸ばしていくためには大いに活用できると、そんなことができるようにリテラシーの部分についても十分指導を今でもしておりますし、今後もさらに充実をさせていただきたいと、そんなように考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) それと、もう一つ、例えば中津川市もちょっと外れてもいいですが、例えば産官学の連携によって子どもたちにそういうこと、例えばカリキュラムをみんなで考えるとか、そうやって地域全体で支えていくようなシステムは熊本市がそんなようなことをやっておるんですが、そんなことを考えたことはありますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) 本来GIGAスクールというのは、平成2年度、3年度、4年度ということで3か年かけて実施していくことが国の計画でございました。今回コロナ禍等もありまして、かなり前倒しの形で導入されてきたと。そういったこともございまして、今議員ご指摘のようなことについては、まだ教育委員会の中では検討ができていないと、そういう状況でございます。今後の課題にさせていただきます。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育長、令和2年、3年、4年ということでよろしいですね。平成と言われたと。教育長・岩久義和君。 ◎教育長(岩久義和君) ごめんなさい、訂正させていただきます。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 先ほどから質問しましたこれは、私はうまく使えば、本当にこれは子どもたちにとって有効な手段であると思いますし、当然、今パソコンを使ってやるというのが当たり前ですので、それを小学校高学年ぐらいから例えばパワーポイントでプレゼンできる。そういう人材がこれから絶対望まれるんですよ。そういうことをやるためにも、ぜひこれを有効に使って、たくさんのお金を使いますが、ぜひ有効に使って本当に新しい子どもを育てる教育をやっていただけたらなあということを思いますし、うまく使えば先生たちの負担も減ると思うんです。パソコンをうまく使えれば、いわゆる教育の働き方改革につながってくると思いますので、その辺をぜひ考えて頑張っていただきたいなあということを思います。 次の質問に移ります。 次に、中津川市における災害防止施策についてということを質問させていただきます。 質問の経緯と趣旨ですが、今年の7月には記録的な長梅雨による大雨や日照不足が続き、中津川市においても多くの災害があり、今議会で補正予算が提案されています。豪雨の要因の一つは、大量の水蒸気が日本付近に集中し、流れ込んだことによるものと分析されています。また、今回の一連の大雨や地球温暖化の影響に伴う水蒸気の増加により、雨の降る量が増加した可能性もあります。今年も8月になってからの猛暑の影響で日本海付近の海面水温が上がり、水蒸気量が増えて台風が衰えにくい状況です。今後の台風シーズンへの万全の備えが必要です。 「強く、しなやかな中津川市をつくり上げるために」として、中津川市国土強靱化地域計画(案)がパブリックコメントされています。新しい計画も必要ですが、既設の施設の維持管理が災害を未然に防ぐことにつながると思います。 そういう中で、異常気象というのは過去30年ほどの気温に比べて著しく違う気象状況ということですが、今の状況は年に何回も異常気象が起きるということですので、本当に300年ぐらいが1年で来るようなことになってくると思います。 そんな中で、1つ目の質問ですが、最近の災害の状況を見ると、排水設備の方法や整備不良によることが多く見られます。林道・農道・市道の側溝や路面のクラック、のり面の雑木など、維持管理を定期的に行うことが大事ではないかと思いますが、お考えはありますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。 ◎建設部長(早川泰典君) 近年、過去の経験では想定できないような雨が降っております。それに伴いまして、大きな災害が引き起こされております。少しでも災害を軽減できるよう地元の方からの情報をいただきながら、優先順位をつけて継続して維持管理を進めておりますが、今後も引き続き維持管理に努めてまいります。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 今度も何回も林道や、あの辺の点検に行きました。水量が多くなっただけではなくて、例えば排水等が掃除もしていなくて、そこからあふれたやつが反対側ののり面へ行って、そこのクラックに入って崩れたというのも現実的にありました。以前、合併する前の付知町の場合は、それを掃除する人がおったんです。そういう人がおっていつも点検しておったからというわけではないですが、災害も少なかったような気がするんです。今誰も山へ、林道へ入って見るとか、市のそんなようなところを見て回る人がいないんですよ。やっぱりその辺は、ぜひこれからはそういう人材を例えば土木業者さんに委託をするとか、森林組合に委託するとか、シルバー人材センターを使うとか、そういうものをしていないと、多分もっと大きな災害が起きる可能性がある。その辺はどう思いますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。 ◎建設部長(早川泰典君) 今、林道のお話も出ましたが、まず建設部の関係ですと市道になるわけですが、おっしゃるとおりだと思います。事前防災の観点からも必要と、それは考えております。 ただ、建設部でいいますと、まず重要インフラといいまして、例えば橋梁ですと880橋ある。それから舗装、それからトンネル、横断歩道、都市公園なんかは長寿命化計画というものを計画で立てまして、数年に1度、5年ぐらいですかね、定期的に点検を進めておるわけです。ただし普通河川ですと、建設部503河川ありまして、全部で600キロ。それから、市道ですと2,595路線、140万キロあるということですので、なかなかそれを定期的に点検するというのは非常に困難でありますが、地元の方からの情報、あるいは地域の方の力をお借りまして、先ほども申しましたが、情報をいただいて、優先順位をつけて維持管理を行っていきたいと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) のり面の木なんかも随分雑木が生えています。これは市道でも、農道は少ないですけど、林道でもそうなんです。台風が来て揺すれば多分抜けて落ちる。例えばU字溝に埋まれば、そこからあふれた水が隣ののり面を崩すという。その下にうちがあれば、当然災害になってくるということなんです。 そういうことを、いろんな橋梁からいろいろあるから手が回らないという話であれば、それは非常におかしな話で、やっぱり見て回って直すものは直さないかんし、点検できなければ誰かに頼むとか、地元の人にそれは見て回れって雨のときに見て回るわけにはいきませんし、その辺の例えば梅雨前とか台風前には森林組合でもいいじゃないですか。見て回ってちょっと掃除をしてもらうとか切ってもらうとか、そういうことが昨日森議員の話もありました。事前にやっていくという、そういうことをもう少し考える必要があるんじゃないかと思いますが、どうでしょう。抜けた後で金をかけるか、早いうちに直したほうが安く済むと思いますが、その辺はどうでしょう。 ○議長(岡崎隆彦君) 農林部長・田口茂和君。 ◎農林部長(田口茂和君) 今議員ご指摘のとおり、その内容につきましては、令和2年6月に中津川市の3森林組合と災害における応援協定を締結させていただいております。それもありますので、今後こういった形で、協定の中には災害が発生するおそれがある場合も要請を行えるということも加えてありますので、少しお願いするような形も当然出てくるという形で、事前に立木を伐採させていただくことは可能だと思います。ただし、それにつきましては地権者の方がお見えになりますので、この方々の了承を得て対応するような形にはなりますが、当然、今までとはちょっと違った形になっていくというふうに考えております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 特に、林道は今度森林環境譲与税があります。そういうのも使って、事前に災害を防いでいくということを考えていくべきだと思いますが、その辺はどうですか、部長は。 ○議長(岡崎隆彦君) 農林部長・田口茂和君。 ◎農林部長(田口茂和君) 全ての林道は難しいということがございます。というのは、そもそも森林環境譲与税の使い方は、私有地、私林ですね。山に関する整備を行うのがメインでございます。ですが、その山林の中にも整備がされていないがゆえに災害の起因になるということもございますので、そういった森林の整備を進めていくことが重要だと考えておりますので、その方向としてお金を使いたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 本当に基幹林道ぐらいは、やっぱりやっていったほうがいいのかなあということも、まずまた検討してみてください。 次に、小さな災害箇所では予算がないとのことから修繕されることが少なく、後の大きな災害につながると思いますが、お考えはどうですかということですが、ハインリッヒの法則というのが、これは労働災害なんですが、300の小さなことがあると29ぐらいのけがにつながり、それが1件の重大事故につながるということがあるんですが、いろんな災害も少し抜けたときに直しておけば、あとお金をかけなくて済むと思うんですが、そうやって言った職員もおります。もっと崩れなきゃできないといった職員もおります。それではそこの下に道もありますし、例えば用水もあるし、水道もあるし、そういうものももし壊れれば、それ以上にお金がかかるということです。やっぱり小さいうちから直していく、小のうちから大を防ぐということを考えるのが大事だと思いますが、その辺の考え方はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。 ◎建設部長(早川泰典君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。事前防災の観点でも、これは大切です。小さな災害箇所であっても安全・安心の確保のために、また大きな災害につながらないよう速やかに補修を行ってまいります。今後も現場の確認の際、注意して速やかに対応していきたいと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) お願いします。その辺は、職員もしっかりその辺の考えを統一しておいてほしいと思うんです。市に全く従順というか、全く出来のいい職員さんはすぐお金がないとか、優先順位だとか、そういう話でどうしてもなってきますので、地域によっても、小さなものでも早く直していきたいという気持ちがありますので、その辺はぜひ考えてやっていただけたらなあということを思います。 次に、舗装工事、修繕工事、維持管理などの予算がないとして途中で終わってしまうことがあるんですよ。後々の経費を考えれば、多少何とかして金を都合して一気にやったほうが経費も少なくなるし、もう少しやれば済むところがなかなかできないということがありますが、その辺の考え方はどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。 ◎建設部長(早川泰典君) 各地区から非常にたくさんの要望をいただいておりまして、またこれも優先順位をつけてということになりますが、工事を実施しておるところであります。 限られた予算の中で、一度に工事を完成させることができないものにつきましては、複数年度に分けてどうしても工事をせざるを得ないという状況になっております。よろしくお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 計画的にやられればいいですよ。もうちょこっとのところでお金がなくなったといってやっていないところがあるんですよ、現実的に。それだったら、そのときにやってしまったほうが、何とかてやってしまったほうがいいと思うし、初めからできないならそれなりの計画でやってくる。そういうことが必要かなあと思うんですよ。地域の方も、触って済むのかなあと思ったらちょこっと残っちゃった。何でといったらお金がなくなったので来年にしますということではなくて、その辺はもう少し何とかしてやっていくということをぜひ考えていっていただけたらなあということを思いますが、その辺はどうですか。 ○議長(岡崎隆彦君) 建設部長・早川泰典君。 ◎建設部長(早川泰典君) 先ほどのと少しかぶってしまいますが、近年、約毎年700から800件の要望、それは大体クラックが入ったりとか、この側溝を直してくださいということを各地域から来ております。各地域の要望に少しでも応えたいと、また地域バランスなんかもありまして、そんなことを考えながら仕事を進めておるわけですが、議員のおっしゃるとおりでありますので、今も限られた予算の中で順次進めておるわけでありますが、今度は多少もう少し知恵を絞りながら、各地域に少し待っていただくようにお願いしながらでも、少しでも一気に進めるような知恵を絞って進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 18番・三浦八郎君。 ◆18番(三浦八郎君) 本当は最後に、今までの優先順位というやつを見せてくれという質問を入れておりましたが消しました。大変失礼かと思いましてね。そうなんですよ、優先順位というのは一つの断る理由になっていますし、お金がないというのが一つの理由になっていますけど、先ほど言ったように災害とかいろいろ考えていくと、やっぱりなるべく少ないうちに直してやっていくということをやっていくことが大事かなあと思うんです。お金の有効な使い方とはそういうことかなあということを思いますので、ぜひ先ほど言ったように、GIGAスクールで、これから5年ぐらいまた大きなお金が要るわけです。そういうことを考えていくと、なるべく災害を起こさない、事前に防いでいくという昨日森議員の言われたことをよく考えていただきまして、ぜひこれからも地域住民のために頑張っていただきたいなあと思いますので、よろしくお願いします。 これで一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(岡崎隆彦君) これにて、18番・三浦八郎君の一般質問を終結いたします。 続いて、5番・黒田ところさん。  〔5番・黒田ところさん質問席に着く〕 ◆5番(黒田ところさん) 最後ですので、頑張っていきたいと思います。皆様には、もうしばらくのお付き合いをよろしくお願いいたします。 1つ目は、新型コロナ感染症学童保育所について質問させていただきます。 新型コロナウイルス感染症の流行により、子どもたちを取り巻く環境も大きく変化してきています。市内各小・中学校の先生方も、感染症拡大の予防のための検温や使用前後の教室をはじめ、ドアノブや備品などの消毒、3密防止対策、授業時間が大きく削減されている中での学習指導など、身体的にはもちろん精神的負担も大変なものであることは、私などの想像をはるかに超えるものがあると思っております。 その中で、子どもたちを指導していただき、学校に行けることを継続していただいていることに本当に感謝しています。このことは子どもたちの放課後の居場所となり、共働きの保護者の皆さんにとっても、子育てしながら仕事に従事するのには欠かせない場所の一つである学童保育所、ここでも言えることだと思います。 新型コロナウイルス感染症予防対策として、今年3月最初からの学校休校が始まったときでも、学童保育所が子どもたちのため、保護者の方たちのためにと、また市からの要請もあり開所してくれています。ある学童保育所では、隣接する小学校の図書室をともに利用させてもらう。また、ほかの学童保育所では小学校の体育館を利用するなどして、3密を避けるなどもしながらの開所です。当初は、消毒液等の感染予防の資機材も不足しているという声もいただいていましたが、その後、マスクやアルコール消毒液などが市から配付され、そちらの心配はなくなったとお聞きし、現在に至っています。 今年は梅雨も長く、令和2年7月豪雨などもあり、暑い夏の日差し、高温が気になり出したのは7月後半くらいからで、途端に熱中症対策もコロナ感染予防に合わせて行う必要が出てきました。ただでさえ3密を避けるのが困難な学童保育所、指導員の先生方は対策に苦慮されています。 8月に入り、猛暑に拍車がかかり、連日気温は35度を超え、保育所の中は冷房も間に合わない暑さとなります。当然、3密回避のために窓を開けている状態にも影響しています。また、小学校の運動場では42度にもなる暑さ、とても3密になるから外で遊んでいらっしゃいとは言えない状況です。私も実際グラウンドで、温度計で測ってきました。先生方が言われるには、連日このような暑さが続いているとのことでした。 坂本学童保育所では、坂本小学校の体育館の使用を申請したりして、少しでも3密を避けようとしてきました。体育館も学校の先生方が勤務を午後4時で終了されるので、それまでには使用をやめ鍵を返却、もしくはあらかじめ坂本事務所で使用申請をして、近くの鍵を保管される方のところへ行って鍵を借りに行ったりもしているとのことでした。また、西学童保育所も場所は狭く、一部小学校の家庭科室を使わせてもらったりしているということもお聞きしています。坂本の青空学童保育所でも、旧坂本幼稚園の園庭や隣接する林の中で遊んだり、五百羅漢の川で遊ばせたりと、8月はそれぞれの学童が様々な工夫をしてきています。 夏の暑さを過ぎ、9月になっても猛暑が厳しいそうです。外での遊びもまだまだ熱中症の心配があります。また、この先寒くなれば、コロナに加えてインフルエンザの感染も心配されます。この先の3密対策は、ずっと必要になってくると思います。 別の方面から見れば、コロナ禍で保護者の方が職を失い、収入が減り、子どもたちを学童保育所に預けることができなくなり、やむを得ず休所し、しかし求職活動も必要という厳しい状況に追い込まれている話や、新型コロナウイルス感染症予防の3密防止が学童保育所では十分にできていないという不安から、一時的に休所している利用者さんがいるといった話も聞こえてきます。特に収入が減少しての休所だと、学童保育所自体の収入減少にも直結してくる話です。 そこで、以下の質問をします。 1つ目として、中津川市内にある学童保育所の数と各保育所の定員、近々の利用者数を教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 令和2年4月1日現在の市内の学童保育所は22か所ございます。学童保育所の定員は、22か所合計で842名となっております。その利用登録児童数については664名となっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 学童保育所等の未設置の校区があれば教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 令和2年4月1日現在の学童保育所未設置校区は、阿木小学校区、神坂小学校区、山口小学校区、下野小学校区、高山小学校区の5か所でございます。なお、阿木、山口、下野、高山小学校区では、放課後子ども教室を実施しております。神坂小学校においては、移送事業を実施いたしまして、2名の児童が落合学童保育所を利用しております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) では、保育所の定員と教室等の広さの基準の関係を教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 学童保育所の支援員等が安全に保育できる利用人数として、おおむね40人以下としております。児童1人につき、おおむね面積で1.65平方メートル以上確保するように努めることとしております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 実際に各学童保育所は、その1人当たり1.65平方メートルを確保できていますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 現在のところ、面積上ではこの1.65平方メートルの確保はできております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) その基準の中に、トイレの数といったところの基準はありますでしょうか。子どもの数との関係で、あったら教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 建築に関することで、法的に学童保育所にトイレの基準はございません。しかしながら、基準といたしましては、トイレの設置の建築の設計等に要する基準がございますので、そうしたものとの比較はできますが、トイレの数としては、そうした基準に達していないという状況でございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 確認します。基準が達していないということですか。足りないということですか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 正式に学童保育所としてのトイレ基準はございません。ですが、建築における設計上の基準に比較すると達していないということでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 4番目の質問として、各学童保育所の設置と運営の形態を教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 全ての学童保育所が公設民営方式の運営となっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 公設公営、公設民営、民設民営の設置の運営の形態の違いによる以下の点について教えてください。 運営資金の調達方法、施設の設備管理責任、維持管理責任、指導員等の雇用、運営責任、利用者の募集、その他相違点があったら教えてください。
    ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 運営資金の調達方法は、公設公営では公的機関が全て行い、公設民営及び民設民営では民間団体が行います。 施設の設置管理責任は、公設公営及び公設民営では公的機関が行い、民設民営では民間団体が行います。 また、施設の維持管理責任については、公設公営では公的機関が行い、公設民営及び民設民営では民間団体が行います。 運営責任、指導員等の雇用、利用者の募集は、公設公営では公的機関が行い、公設民営、民設民営では民間団体が行うことになります。 その他の相違点といたしましては、公営での運営は統一した保育を実施することになりますが、民設民営ではそれぞれの地域、学童保育所にそれぞれ特色を持った保育を提供するということができます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 確認の意味で、もう一度質問します。中津川市の学童保育所は公設民営ということで、施設の設置管理は公が、維持管理は民がというところでよろしいでしょうか。つまり設置管理は行政が行うということでいいでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 中津川市の方式は公設民営でございますので、設置のほうは公設で行います。これは学童保育によっても違いますけれども、一部学校施設を利用することも含めて公設ということになっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 6番目の質問です。今後も3密を避けていかなければなりません。市としてどのような対応を考えていらっしゃいますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 現在の学童保育所では、子どもたちの密集を回避することが困難な施設もあることから、各学童保育所でおやつの時間でありますとか勉強の時間を子どもごとに分けたり、子どもの居場所に目印をするなど、工夫して対応していただいております。 国の新型コロナウイルス感染拡大防止を図るための交付金を活用いたしまして、体温計、空気清浄機などの備品、また消毒用エタノール、液体石けんなどの消耗品を各学童保育所に配付しているところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 再質問させていただきます。実際は、夏場のあまりにも気温の高い中、外で遊ばせることができなかったり、今までもこれまでもですけど、雨が降ったりすると、子どもたちのおやつの時間を分けたりということが大変困難なんですね。半分に分けたとして、じゃあその半分の子たちは天気がよければ、気温が適当であれば外で遊んでいらっしゃいということができたんですけど、そういうことができない状況にあるんですけれども、そのことについてはどうすればよろしいんでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) この3密を避ける方法といたしまして、絶対的な面積が足りないということから、そうした分散型の保育を行っておるところでございます。雨の日等のお話もございましたけれども、絶対的な面積が足りないために、確実にそれを実行するということはできない状況にあります。これは議員のご指摘のとおりでございます。 今後でございますけれども、学校の施設等も利用させていただくことも含めて、いろんな対策を講じながら3密を防ぐ対策を取る必要があると考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) ありがとうございます。 次の7番目の質問に行きます。 コロナ禍により失業するなどして、休所、もしくは退所した利用者の方の人数等は把握していますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 人数は把握してございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 傾向として著しい減少となっていますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 退所、もしくは休所をした利用者については、2つのクラブで2名ということで把握をしております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 今後、コロナの影響がじわじわと出てきている気がするという指導員の方の意見もありましたので、その辺の動態もしっかり把握していっていただきたいと思います。 次の質問に行きます。 退所者や休所者の方の増加で運営に影響が出るということも予想されます。市としての対策はどのようになっていますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 学童保育所は、保護者からの保育料と国・県・市で3分の1ずつを負担する子ども・子育て支援交付金による委託料で運営をされております。コロナ感染対策により開所日数や登録児童数が減少した場合においても、もともと開所の予定があったものとして算定して差し支えないという国の方針を受け、中津川市でも委託料の減算をしない方針としております。 また、市町村がコロナ感染症防止のために学童保育を臨時休業させた場合で、4月、5月の利用料を保護者に返還するようなことがあった場合においても、国・県の補助金を利用し経費を補助することとしております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) ありがとうございます。 今年度は、開所日数の減少や登録児童の減少にでも委託料は減少しないということですね。この点は大変ありがたいことだと思います。 ちなみに、登録児童数は年度当初に決定すること思いますが、具体的に4月1日付ということでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 当初申し上げましたとおり、4月1日付の児童数ということになります。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) コロナ禍が続く中では、来年の登録者数に変動があるやもしれません。先ほども言いましたように、その辺の動態もしっかり見ていただいて、学童保育所の運営が継続できるように、市としても支援を続けていっていただきたいと思います。 次の質問に行きます。 学童保育所の所管が、教育委員会の幼児教育課子育て政策室から市民福祉部の子ども家庭課に移行してからのメリット・デメリットなどの声は出ていますか。また、行政としてはどうでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 学童保育所の保護者からの直接の声は聞いておりません。 市のメリットといたしまして、市民福祉部の各課、健康医療課、子育てが連携することにより、学童保育へ様々な子育て支援についての情報提供が行えると考えております。また、デメリットとしては、施設の利用等の情報の共有、意思疎通に時間がかかるということがございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 実際、私の耳に入ったのは、今の最後のデメリットの部分を言われました。学校施設の利用をお願いしても教育委員会のほうに確認を取ってからになり、その回答をいただくのに大変時間がかかる。この暑い夏のときに、一刻でも早く子どもたちの3密を避けて教室等の利用をお願いしたいのに、その返事に大変時間がかかるということでした。できることなら、もっとスムーズに運ぶようにしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 所管のほうが市民福祉部ということになりましたけれども、教育委員会と市民福祉部は連携を取り、対応をしております。そういった声があるということも理解しておりますけれども、学校としての運営側の事情もあろうかということで判断しておりますので、その辺は今後も迅速に連携が取れるように、教育委員会と連携して対応してまいりたいというふうに頑張ります。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 実は令和元年7月でしたかね、国のほうから文科省の総合教育政策局と厚労省の子ども家庭局子育て支援課長のほうから、放課後児童クラブの実施に当たり、学校施設の管理運営上の取決めにおいてという通知が県教委や中核市の教育委員会のほうに出ています。それを受けて、7月24日、岐阜県の教育委員会からも中津川市のほうに、健康福祉部のほうと教育委員会のほうに来ていると思いますが、そこにはやはり学校施設、放課後の子どもの居場所をしっかりと守っていくようにということで、積極的な学校の放課後の教室を活用してもらったり、そういった活用面を積極的に行うようにという言葉とともに、その申請のひな形なんかも添付されていました。この間に、この質問に至った背景としましては、なかなか積極的に学校施設等を借りられない厳しい状況があるということを意見としていただいておりますので質問となりましたが、その辺りについて、教育委員会のほうはどのように考えていますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 教育委員会事務局長・小関智幸君。 ◎教育委員会事務局長(小関智幸君) 学童に通われる子どもさんたちのためにということで、学校のほうの施設につきましても、可能な限り協力をしていくような形を取りたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) ありがとうございます。 10番目の質問になります。 中津川市として、放課後の子どもたちの居場所を保障する等、子育ての大きな役割を持つ学童保育所の在り方をどのように考えていますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 市民福祉部長・坪井 透君。 ◎市民福祉部長(坪井透君) 学童保育所は、子どもたちの安心・安全な居場所として、または保護者が仕事などで不在になる家庭に代わり生活の場として、それぞれの地域の特色や環境に応じて運営されておりますが、今後は児童の放課後と学校休業日の生活の保障だけでなく、仲間同士の関わり合いの中で子どもたちの成長を豊かなものにし、地域と一体になった子育て支援の拠点として、これまで以上に重要な役割を担っていくと考えております。公設民営ではありますが、市としては相談できる体制を引き続き維持し、支援してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 中津川市の様々な事業計画や施策の中に、子どもは地域の未来であり、子どもは地域の中でも一緒になって、学校教育の現場と一緒になって育てていくといったような言葉がいっぱい出てきます。ですので、学童保育所についても小学校から一歩出たら別物ではなし、また幼稚園にいる間は全然関係ないではなくて、そういった面でも全てが、行政も教育委員会も一つになって取り組んでいただきたいと切に願っておりますので、よろしくお願いいたします。 次、2番目、災害時の情報の伝え方と戸別受信機やLINEなどのSNSの活用について。 8月26日の16時過ぎに、中津川市市民安全情報ネットワークで防災行政無線の戸別受信機の無償貸与の貸付けのメールが入ってきました。期日は8月3日、月曜日から8月31日までの応募期間とのことでした。 令和2年7月豪雨の際も、それ以前も日頃からですが、市民の方から防災行政無線は本当にパンザマストは聞こえにくい、大雨で窓を閉めていると全く聞こえない。スマホなんて持っていないから分からないなどという話を毎回いただいております。恵北のほうでは戸別受信機みたいなのがあるそうですけど、こっちも欲しいなあ、個人負担があってもいいので配付してほしいともよく言われます。電話をかけてくださいという話もあり電話をかけるけれども、ちっともつながらない、話し中だとお叱りをいただいたこともありました。携帯電話やスマートフォン、タブレット、PCなどを身近で使いこなせる世代は問題ないと思いますが、高齢者の方、独居の方などは情報弱者となってしまいます。 そこで、以下の質問をします。 1つ目として、今回、この戸別受信機無償貸付けですけれども、先着200名とのことでした。この8月26日のメール発信までの応募は何件でしたでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 48件でございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 48件ですか。今回の応募とは200名とは程遠いとありますが、ちなみにどうして200人になったんですか。この根拠はどこにありますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) こういった申込み状況でありましたので、メール配信をいたしまして、その結果174件ということになっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 根拠は。総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) ごめんなさい、すみません。 今回の無償貸付けの事業につきましては、国の令和元年度補正予算事業で消防庁の戸別受信機の配備促進事業を活用して実施するということで、配備数の少ない市町村を対象として、市町村が実施する事業の半分程度の台数を消防庁が貸し付けていただくということで、我々昨年の12月に手を挙げまして、我々のほうである程度予算措置をした中で、100台ということで頂けるということになりましたので、200台の事業といたしたところです。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 昨年12月に手を挙げたということですが、県下では結構、手は挙げたところは多いんでしょうか。どのような状況ですか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 岐阜県では3市町でございまして、これは中津川市を除きます。多治見市、養老町、池田町ということでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) こういった国のいい制度というのは、なかなか応募で当たるというか、なすことは難しいと聞いていますが、この応募と実際に実施に至った経過というのは、結構難しいものはありましたでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) ちょっと最後のところを聞き取れなかったので、すみません。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 今回、養老町や多治見市やということをいただきましたが、手を挙げた方は大勢見えたでしょうか。また、手を挙げて、そこを全員がこの事業を受けることができたんでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 国のほうから出ておる資料を見ますと、全国で49区市町ですね。49の自治体が挙げておりますけれども、そういった要件で漏れたところは一定数はあるんじゃないかというふうには認識しております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) ということは、そういったチャンスを少しでも捉えて応募していただけるということはありがたいと思いました。 じゃあ次です。8月31日の締切りで、最終的には応募は何件ありましたか。先ほどちょっと言われたみたいですけど、もう一度お願いします。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 午前中に鷹見信義議員のご質問にお答えしたとおりでございますけれども、8月31日現在で174件でございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 200件の募集で174件ということは、まだ200件に達していないんですが、このままにしていくのですか。せっかくなので何か対策はお持ちでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 未配備の福祉施設、高齢者の独居世帯というところがございますので、そちらのほうへの配備も進めていきたいと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) そうしますと、最終的に200件クリアでしっかり配置ができるということでよろしいでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) そのとおりでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) この応募に関しては、たしか地区別のといった記入があったと思いますが、地区別の応募数が分かったら教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 中津地区が57件、苗木地区が47件、坂本地区36件、落合地区23件、神坂地区11件でございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 今回の応募に関して、いろいろちょっと要件が書いてあったんですが、地域限定の条件を改めてお聞かせください。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) エリアトークや加子母等の地域情報端末を、そういった整備をされている地域では、防災行政無線放送をエリアトークの戸別受信機で受信をできるということで、今回のところからは外したという次第です。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) そのエリアトークと今回の防災行政無線のこの機器との大きな違いは、ちょっと教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) エリアトークは、基本的には地域コミュニティー無線システムということで、地域のまちづくり協議会等の、そういったところが自主的に運営をされておるわけですけれども、防災情報を流す機能というのは、そういった地域情報の機能の一つということでございます。 一方、戸別受信機は防災行政無線を受信して放送すると、そういった機能に限定しておりますので、その点が違うということでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) これはどちらも市の運営になっていますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 今申し上げたとおり、エリアトークについては地域の自主的な運営と、戸別受信機については私どものほうで対応させていただいて、それを使っていただくということでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 一気に174台まで募集があったということですが、この応募の方のうち、たしか独居とかいった要件もあったと思いますが、この独居や高齢者世帯の数というのは具体的に分かりますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 独居世帯は21件でございまして、高齢者世帯でくくれば件数は把握しておりません。以上です。
    ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 今後設置する際に高齢者の世帯など、その応募の方の状況ですね。要するに、情報を欲しがっている方の状況が分かりますので、ぜひ把握に努めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) そうした形で把握する必要は一定部分はあるかと思いますけれども、基本的には難聴区域を主にカバーしたいというところで、それに加えて土砂災害特別警戒区域ですね。こちらと80歳以上の独居世帯ということで、そういった形でくくりを考えておりますので、今のところそういった予定はございません。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 地域的なそういった土砂災害とか危機感、リスクのあるところと、あとやはり高齢者の方とか高齢者世帯とか、今後そういった情報も必要になってくる部分があるかと思いますので、設置の際はぜひ確認をしていっていただけたらいいかなあと思います。 5番目の質問に入ります。 今回のメール以前に、この無償対応について市民の方からの情報は、メール以前はどのように出されていますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 広報「なかつがわ」の8月号でございます。これは大体7月の終わりぐらいから8月の上旬にかけて配られるものです。それから、市のホームページでは、6月24日に掲載しましてお知らせをしております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 私も広報やホームページでは確認させていただきましたし、チラシも地域事務所に置いてあるということで目にもしましたが、実際、広報やホームページだけの応募数が、今回安心情報メールでもって一気に増加しているわけですよね。ある意味、広報やホームページだけでは市民への方の情報提供が不十分だというところが証明された部分もあるような気がしますが、どのように感じられましたか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 今回の事例を見る限りは、そういったご指摘も当たるかなあというふうに思いますけれども、やはり私どもそういったことも含めて広報戦略というのは練っておる中で、紙媒体と、そういった今回も10日から始めますけれども、いろんな形で媒体を使ってやっていくというところでございます。 ただし、メールにつきましては、やはり今現在も常に緊急度の高いものであるとか、より検診なんかでお知らせが、多くの方に参加していただきたいというようなものについては、そういった適時適切なタイミングで流させていただくんですけれども、これがあまりに多いとかえってまたそれが煩雑というご意見もありますので、その点のところはしっかりと加減をしていく必要があるというふうに考えておるところでございます。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) ただ、やはり広報やホームページでは行き届かないという現状が見えたように思います。 6番として、独居の方、高齢者の方の中には、スマホや携帯の情報を見ることができないから、個人負担をしてもいいから配付してほしい、貸与してほしいという声もありました。今後、取組がまだまだ必要かと思います。今、スマホを持つ高齢者の方も増えていますので、その方たちがある一定の人口割合になるまではこういった取組も必要かと思いますが、どのように考えてみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 先ほどもご指摘がございましたけれども、私どものほうでは、平成27年から戸別受信機の貸与制度というのを持ってございます。難聴区域を中心としたところにお配りするわけでありますけれども、やはりケースによっては自己負担をいただくというようなところもございますので、その辺りは、いろんなエリアトーク等の絡みの中でも、そういったところは必要かなあと思います。 継続してこういった貸与制度、そういったものをしっかり国からも予算を取りながら継続的にやっていく必要があるかと考えておるところでございます。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 平成27年から取組をされているということですね。ちょっとすみません、こちらがリサーチ不足でした。 じゃあちなみに、そのときから今までに何台貸し出していますか。あと、個人負担はどのようになっていますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 過去に貸与実績はございませんということで、そういった状況でございます。 負担につきましては、難聴区域につきましては無料でございまして、土砂災害特別警戒区域にお住みになっている世帯及び情報弱者、先ほど申し上げました満80歳以上の独り暮らしの世帯、こちらには2万5,000円をご負担いただきます。それ以外の世帯には5万円ということでございますので、少なくとも、こういったところは少し障壁になっているのかなあという認識は持っております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 値段もさることながら、貸出し数がこの平成27年からゼロということと、あと市民の方から個人負担してもいいので配付してほしいという声が実際に何件かあるということは、つまりは制度があってもほとんど知られていないという反面があるのではないかと勘ぐってしまいますが、どのように考えてみえますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 平成27年からずうっと継続した制度であって、ゼロであって、今回こういった形でやったことで174件出たということについては、率直にこれまでのPR不足というのは、これは避けられないと、申し訳なく思っておるところであります。 今後、こういったことをしっかりと機会を捉えて、情報発信に努めていくということでありますし、こういった先ほどの補助についても少し見直す必要もあるかと思いますけれども、しっかりその必要性ですね、どのぐらいのところで必要とされているかということもしっかり見極めていく必要があるかと考えております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 情報を得ていく上では、やはり情報弱者の方を生まないような制度をどんどんつくっていかなくてはいけないと思います。また、貸出し制度を知った上で貸出し料が高い安い、ほかの問題があればいろいろ出てくると思いますが、こういった制度は、幾らいい制度であってもまず知っていただくことが大事だと思いますのでよろしくお願いいたします。 次に行きます。 さきの6月議会の補正予算の追加で、たしかLINEの活用についての予算が上がっていました。私の担当である総務の委員会のほうでもそのお話もいただき、執行部の方と意見を交えたこともあります。若い世代からは、やはり中津川市もLINEなどSNSを活用して防災情報を出してくれればいいのにとずうっと言われます。8月27日の岐阜新聞では可児市が公式LINEアカウントを開設し、防災情報を発信するために27日から運用するとありました。 これにも実は今朝の中日新聞、中津川市のLINEアカウントと、今朝の折り込みでアカウント取得のためにQRコードが入ったチラシが中津川市のほうから配られました。これは6月の補正からどのようになっているかなあと思ってこの質問を上げさせていただきましたが、そのままちょっと質問は続けさせていただきます。 7番目として、東濃・中濃・飛騨などの近隣で、SNSの公式アカウントを活用して行政の情報を発信している自治体はありますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。 ◎政策推進部長(今井亨 君) 代表的なSNSとして、LINE、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムがありますが、県内42市町村のうち37の自治体が、これらのSNSを活用して情報発信を行っております。東濃では多治見市、瑞浪市、恵那市、それから中津川市が活用しております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 47市町村のうち37ということで、37番目、やっとという思いです。本当でしたら、防災月間である9月1日にどんと行っていただけると一番よかったかなあと思いますが、それはさておいて、次の質問に行きます。 8番ですね、そのうち防災情報の発信に活用している自治体は幾つになりますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 東濃近辺のところで調べておりますけれども、東濃では多治見市、瑞浪市、恵那市、これが災害時の情報発信に活用しております。また、可児市も活用しているというお話を聞いております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 次の質問ですね。中津川市でもぜひ取り組んでいただきたいと思います。対応についてということについては、これは6月議会の補正予算の前提についての質問だったので、これについてお聞きしますが、多分、中日新聞を読んでみえる方はその詳細が分かると思いますが、その部分について分からない部分があると、読んでいない方は分かっていないと思いますので、改めてここでお聞きします。中津川市の取組について、対応についてお答えください。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) 先ほど議員のほうからご案内がありましたように、LINEにこの防災情報を発信するということで、9月10日から運用開始を予定しておるということでございます。これによって、防災情報もLINE登録者の方に配信されるというふうに考えております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 自治体の中には、1つだけのSNSじゃなしに複数のSNSを活用している自治体もあると聞いています。中津川市は、今後はどのように考えていますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 総務部長・渡邉 卓君。 ◎総務部長(渡邉卓君) LINE以外のSNSの活用というのも非常に有効であると思いますので、防災情報に限らず、市全体の情報発信の在り方の中で考えていきたいということで、情報発信担当部署とも一緒に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 情報というのは、弱者を生まないのが一番です。そして、特に災害時は、常に複数の情報入手手段を持つということも重要だと思います。市のほうも、その情報を発信することに対して、今後もしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。 3つ目の質問に入ります。 市民の声や意見、パブリックコメントについて。市民の方からの声は、私たち議員だけではなく、直接市にもアンケートの回答といった形や、電話、直行便メール、ファクスなど届いていると思います。市政懇などでも大切な機会の一つです。 市民の方から直接いただく苦情を含め、様々な意見が市政を行うに当たって大切だと思っています。また、中津川市で条例の制定や改正、その他必要な様々な場面で、市民の方から公式に意見をいただく機会としてパブリックコメントの募集を行っています。しかし、こんなパブリックコメントを募集していたなんて知らなかったとか、こんなのを見つけた、知っていますか。今日締切りだったなんてといった声を聞くこともありました。 これらの声を聞く限りでは、パブリックコメントの募集の情報が本当に市民に届いているかどうか不安を覚えます。言うまでもなく、寄せられる市民の声は貴重だと思っています。 以下の質問をします。 1つ目として、市政懇談会を除き、年間、年度ですけど、市にどのぐらいの意見が届いていますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。 ◎政策推進部長(今井亨 君) 本庁や各地域事務所等に設置されております苦情受付箱ですとか、郵送等より昨年度総務課に寄せられたご意見等は25件、それから市のホームページの市民サービスに関するご意見、寄せられた意見は4件であります。また、市のホームページの各課のメールフォーム等には市民からのご意見等を含め、昨年度約1,700件のメールをいただいております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) その中には苦情もあるんですけど、苦情の中には、行政に対する大切な示唆もあると思いますので、今後もしっかり受けていただきたいと思いますが、大変な数なのでご苦労さまだとは思います。 次へ行きます。 過去3年間、市長への直行便をいただいた数は幾つありますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。 ◎政策推進部長(今井亨 君) 平成29年度は14件、平成30年度は同じく14件、令和元年度は39件となります。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) では、この質問の最初に1や2でいただいた意見には、それぞれどのような対応をされていますでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 政策推進部長・今井 亨君。 ◎政策推進部長(今井亨君) 市民の皆様からいただくご意見には、市政、市民サービス等に対するご提案ですとか苦情といったものから、応援、感謝のようなものまで様々なものがございます。内容によっても異なりますが、ご提案や苦情など何らかの回答や対応が必要なものについては、担当部署等で対応を検討し、必要に応じて決裁等を行った上で、おおむね1週間以内に回答を行い、市民サービスの向上等に役立てております。 市政に関する応援ですとか感謝等のご意見につきましては、各部課等で情報共有を行い、職員のモチベーションの維持向上ですとか、今後の政策立案等の参考にさせていただいております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 1週間以内の回答を目指して今実施しているということで、市民にとってもありがたいことだと思います。ほかりっ放しにされるというのは大変困ります。そして、応援や感謝についても、部内や課内で共有するということは大変モチベーションを上げる。今言われましたように、そういうことでは大変いいことだと思いますので、ぜひそのことも続けていっていただきたいと思います。意見によっては気持ちが上がりも下がりもしますので、どんな意見も大事にしていっていただきたいと思います。 4番目に行きます。 過去5年間に出したパブリックコメントの募集は何回ですか。所管の別がもし分かれば合わせて教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。 ◎定住推進部長(伊藤恵之君) 平成27年度から令和元年度までに行いましたパブリックコメントの募集回数は19回となります。所管別では、政策推進課、環境政策課、資産経営課が各2回、まちづくり推進室、定住推進課、市民協働課、市民課、社会福祉課、健康医療課、介護保険課、子ども家庭課、商業振興課、工業振興課、汚泥処理センター、教育企画課、市民病院経営企画課が各1回となっております。 ○議長(岡崎隆彦君) 黒田議員、残り5分でございますので、まとめをしっかり行っていただきたいと思います。 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) はい。5番として、その際いただいた意見は何人の方からですか。年度別、所管別、分かりましたらお願いいたします。 ○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。 ◎定住推進部長(伊藤恵之君) 過去5年間のパブリックコメントの実施状況について、年度順に申し上げます。 平成27年度は計5回で、内訳は市民協働課の男女共同参画プランに関してお二人から、環境政策課の第3次環境基本計画に関して7人から、汚泥処理センターの新衛生センター建設事業に係る生活環境影響調査結果の縦覧に関して21人からの意見がありました。政策推進課のまち・ひと・しごと創生総合戦略と市民課の第2次人権施策推進指針では、意見提出はございませんでした。 平成28年度では計3回で、内訳は資産経営課の公共施設等総合管理計画に関して1人から、市民病院の新公立病院改革プランに関して560人から意見がございました。商業振興課の中小企業・小規模企業振興条例では、意見提出はありませんでした。 平成29年度は計3回で、内訳は定住推進課の地域公共交通網に関して6人からの意見がありました。社会福祉課の障害者福祉計画第5期、介護保険課の第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画では意見提出はありませんでした。 平成30年度は計2回で、内訳は政策推進課の総合計画中期事業実施計画に関して16人から意見がございました。教育企画課の教育振興基本計画では意見提出はありませんでした。 令和元年度は計6回、まちづくり推進室の市民交流プラザ整備実施計画に関して3人から、環境政策課の一般廃棄物処理基本計画に関して4人から、資産経営課の市有財産運用管理マスタープラン改定に関して8人から、健康医療課の生きること支援計画に関して1人から意見がありました。子ども家庭課の第2期子ども・子育て支援事業計画と、工業振興課の工業立地法に基づく準則を定める条例では、意見提出はありませんでした。以上となります。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 次の質問に行きます。 現在行われているパブリックコメントの募集方法について教えてください。 ○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。 ◎定住推進部長(伊藤恵之君) 市では、パブリックコメント手続実施要綱を定めており、その規定に基づき、意見の募集は市ホームページへの掲載、担当窓口での縦覧のほか、必要に応じて市広報紙への掲載、報道機関への情報提供などにより公表の周知を行い、市民からの意見は、書面の提出、郵便、ファクシミリ、電子メールなどの方法により提出いただくこととなっております。また、意見を提出する際には、住所、氏名、連絡先の記載が必要となっております。以上です。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 次の質問に行きます。 中津川市として、パブリックコメントをどのように捉えて考えていますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。 ◎定住推進部長(伊藤恵之君) パブリックコメントは、市の基本的な政策等の形成過程において、広く市民に意見を求めることで市民の市政への参画を促進するとともに、行政としての説明責任を果たすもので、市政運営の公正性及び透明性の向上を図る上で有効な制度であるとともに、その運用については適正に運用していく必要があるというふうに考えています。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 先ほどのパブリックコメントの回数と応募、特に関心の高いのは100を超える大きな数字になっていますが、なしというのもあるわけですよね、実際に。このなしは、先ほど言ったように市民の方が知らなかったとか、締切りが今日だったんだとか、そういった声にも表れるように、先ほどの情報の部分ではないですが、このパブリックコメントの募集が市民に浸透していない部分の表れが少しあると思います。現状の募集方法だけでは不十分だと思いますが、その点についてはどのように思いますか。 ○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。 ◎定住推進部長(伊藤恵之君) 現状の周知方法以外ということでございますので、今行っていないものとしては、市民情報ネットワーク、メールを活用した情報配信というものについても、今後は検討していく必要があるというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) 2番目の質問と、この3番目の質問に共通するのは、情報の発信、市民に情報をいかに伝達するかということについて、基本的なところで同じものを言わせていただいているんですが、やはりパブリックコメントを公式に市のほうへ意見を言う機会があっても、その機会を逸するようなことがあっては何ともならないと思います。 今後、ぜひ多くの方から意見をいただけるような仕組みづくりをしっかりと取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡崎隆彦君) 定住推進部長・伊藤恵之君。 ◎定住推進部長(伊藤恵之君) このパブリックコメントを行うというその趣旨からして、市民協働として、市民と共に政策をつくっていくということ、それから説明責任を果たしていくと、この2点において、このパブリックコメントが必要であるということになっております。情報の発信についても、これからできる限りの方法を検討してまいりますし、適正に対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(岡崎隆彦君) 5番・黒田ところさん。 ◆5番(黒田ところさん) ありがとうございます。市民の人が意見がないわけではないと思います。ですので、様々な形で行政の行っておることに目をやり、そして意見を持つ、その意見をキャッチするという姿勢を常に捉えていっていただきたいと思います。ぜひいろんな形ではあると思いますが、苦情もあるとは思いますが、多くの方からの意見をいただけるような仕組みづくりが必要だと思います。 今回、10日からですかね、LINEも活用されていきます。そういった情報の垣根を低くして、市の活性化に努めていっていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(岡崎隆彦君) これにて、5番・黒田ところさんの一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでございました。  午後3時00分散会 ――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   岡崎隆彦         署名議員 牛田敬一         同    吉村浩平...