中津川市議会 > 2020-02-27 >
02月27日-01号

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  1. 中津川市議会 2020-02-27
    02月27日-01号


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    最終取得日: 2021-07-25
    令和2年第1回定例会令和2年第1回中津川市議会定例会会議録(第1号)======================== 令和2年2月27日(木)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2        会期の決定第 3        総務企画委員会所管事務調査報告第 4        文教民生委員会所管事務調査報告第 5        産業建設委員会所管事務調査報告第 6        リニア中央新幹線対策特別委員会の中間報告第 7        議会改革特別委員会の中間報告第 8 議第 29号 中津川市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて第 9 議第 30号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第10 議第 16号 中津川市積立基金条例の一部改正について第11 議第 17号 中津川市工場立地法に基づく準則を定める条例の制定について第12 議第 18号 中津川市印鑑条例の一部改正について第13 議第 19号 中津川市手数料条例の一部改正について第14 議第 20号 中津川市老人福祉施設等の設置等に関する条例の一部改正について第15 議第 21号 中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第16 議第 22号 中津川市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について第17 議第 23号 中津川市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第18 議第 24号 中津川市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について第19 議第 25号 中津川市火葬場の設置等に関する条例の一部改正について第20 議第 26号 中津川市国民健康保険条例の一部改正について第21 議第 27号 中津川市消防本部消防手数料条例の一部改正について第22 議第 28号 中津川市消防団条例の一部改正について第23 議第 31号 事務の委託に関する規約の一部改正に関する協議について第24 議第 32号 事務の委託に関する規約の一部改正に関する協議について第25 議第 33号 事務の委託に関する規約の一部改正に関する協議について第26 議第 34号 事務の委託に関する規約の一部改正に関する協議について第27 議第 35号 財産の無償譲渡について第28 議第 38号 財産の無償譲渡について第29 議第 37号 矢平辺地に係る総合整備計画について第30 議第 36号 工事請負変更契約の締結について第31 議第  1号 令和元年度中津川一般会計補正予算(第11号)第32 議第  2号 令和元年度中津川国民健康保険事業会計補正予算(第4号)第33 議第  3号 令和元年度中津川農業集落排水事業会計補正予算(第3号)第34 議第  4号 令和元年度中津川特定環境保全公共下水道事業会計補正予算(第3号)第35 議第  5号 令和元年度中津川介護保険事業会計補正予算(第3号)第36 議第  6号 令和元年度中津川後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)第37 議第  7号 令和元年度中津川病院事業会計補正予算(第3号)第38 議第  8号 令和2年度中津川一般会計予算第39 議第  9号 令和2年度中津川国民健康保険事業会計予算第40 議第 10号 令和2年度中津川駅前駐車場事業会計予算第41 議第 11号 令和2年度中津川介護保険事業会計予算第42 議第 12号 令和2年度中津川後期高齢者医療事業会計予算第43 議第 13号 令和2年度中津川水道事業会計予算第44 議第 14号 令和2年度中津川下水道事業会計予算第45 議第 15号 令和2年度中津川病院事業会計予算第46 陳情第 1号 陳情書「認知症高齢者等の事故に対する個人賠償責任保険の新しい事業実施を求める陳情」第47        岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙 ――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 会期の決定日程第 3 総務企画委員会所管事務調査報告日程第 4 文教民生委員会所管事務調査報告日程第 5 産業建設委員会所管事務調査報告日程第 6 リニア中央新幹線対策特別委員会中間報告日程第 7 議会改革特別委員会中間報告日程第 8 議第29号日程第 9 議第30号日程第10 議第16号から日程第29 議第37号日程第30 議第36号日程第31 議第 1号から日程第37 議第 7号日程第38 議第 8号から日程第45 議第15号日程第46 陳情第1号日程第47 岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙 ――――――――――――――――――◯出席議員 21名   1番        糸魚川伸一君   2番        宮嶋寿明君   3番        長谷川透君   4番        吉村孝志君   5番        黒田ところさん   6番        森 益基君   7番        水野賢一君   8番        島崎保人君   9番        柘植貴敏君  10番        木下律子さん  11番        牛田敬一君  12番        吉村浩平君  13番        岡崎隆彦君  14番        勝  彰君  15番        田口文数君  16番        櫛松直子さん  17番        大堀寿延君  18番        三浦八郎君  19番        粥川茂和君  20番        鷹見憲三君  21番        鷹見信義君 ――――――――――――――――――◯欠席議員 なし ――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者  市長         青山節児君  副市長        大井久司君  教育長        本多弘尚君  理事         丸山裕章君  政策推進部長     伊藤雅志君  総務部長       渡邉 卓君  定住推進部長     伊藤恵之君  市民福祉部長     坪井 透君  農林部長       田口茂和君  商工観光部長     園原和博君  文化スポーツ部長   大巾裕之君  リニア都市政策部長  木村研一君  建設部長       早川泰典君  環境水道部長     高橋淳一君  病院事業部長     西尾充司君  消防長        今井達郎君  教育委員会事務局長  小関智幸君  市公室長       高木 均君  総務局長       丹羽史久君  財務局長       曽我義信君  福祉局長       草野修一君  市民局長       原三千保さん  リニア都市整備局長  保庭正人君 ――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者  事務局長       嶋崎雅浩君  書記         野村充久君  書記         鈴木美幸さん  書記         青木真之介君  書記         安田充孝君 ――――――――――――――――――  令和2年2月27日(木曜日)  午前10時00分開会 ―――――――――――――――――― ○議長(勝彰君) おはようございます。 ただいまから令和2年第1回中津川市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(勝彰君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(嶋崎雅浩君) 報告いたします。 本日の会議に提出された議案は、市長提出38件、今定例会に提出されました陳情1件であります。 次に、地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下20名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。 なお、副市長より早退の届出がありますので報告をいたします。 また、議会事務報告につきましては、お手元の資料により報告をいたします。以上でございます。 ――――――――――――――――――議会運営委員長報告 ○議長(勝彰君) 本日の議会運営について、先に議会運営委員会が開かれております。 議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・岡崎隆彦君。  〔議会運営委員長・岡崎隆彦君登壇〕 ◆議会運営委員長(岡崎隆彦君) おはようございます。 報告でございますが、大変個人的な理由で、私、マスクを外せない状況にございますので、着用したまま報告させていただきますのでご容赦を頂きたいと思います。 それでは、まず最初に1月23日に議会運営委員会が開催されております。 日程第1、当初予算審査の予算決算委員会についてということで、令和2年度当初予算書資料に掲載する事業について、令和元年度の165事業をベースに追加4事業、掲載しない事業13事業で156事業となっております。 日程第2、市民と議会の対話集会についてでございますが、議会からの回答について修正意見がありませんでしたので、行政からの回答と併せて市議会ホームページに掲載することとしました。 改善検討事項を確認していただき、来年度に改善すべき事項と来年度以降に検討する事項に分けていただくよう会派持ち帰りとなりまして、2月19日までに事務局へデータを提出いただいております。 それから、議会改革特別委員会から対話集会に関する協議は議会運営委員会で今後行うことがふさわしいとの意見を頂き、今後については議会運営委員会で協議することになりました。 それと、平成30年度における今後の検討事項についても、各会派で検討をお願いいたします。 あわせまして、2月6日の区長会連合会理事会でお礼と報告を行わせていただきました。 日程第3、その他でございますが、3月定例会本会議において、つるしびなを展示するため議運終了後に関係団体へ協力を依頼させていただいて、本日、展示をさせていただいております。 それと、東濃ブロック研修会の日程等の確認がされたところでございます。 その他協議事項で、市内からの要望1件について、議員周知ということといたしました。 2つ目でございますが、退職部次長送別会については3月27日、金曜日でございますが、午後6時から勝宗で行うことが決定をしております。 3つ目としまして、退職者代表挨拶について、議場及び送別会において挨拶していただく方を執行部に決めていただくよう依頼をさせていただきました。 次に、2月19日に議会運営委員会が開催されておりますので報告をいたします。 日程第1、3月定例会提出予定議案についてでございますが、条例13件、人事2件、その他7件、補正予算7件、当初予算8件でございます。 なお、1月23日議運で説明された予算書資料掲載について、新斎場関連1事業が追加されておりますので、157事業となっております。 また、人事案件2件、工事請負契約1件と補正予算7件は初日議決でございますので、本日議決をお願いいたします。 日程第2でございますが、付託委員会についてはタブレットに配信されております議案付託表のとおりでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 続きまして、日程第3、岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙についてでございますが、青山市長の任期満了に伴い、広域連合規約第8条第1項により、市長、副市長、監査委員のうちから議会の選挙により選出されます。地方自治法第118条第2項の指名推選により選出をされますので、よろしくお願いをいたします。 それと、日程第4、その他でございますが、4月の議運の予定でございます。 4月17日金曜日、午前10時から。 それと、2つ目でございますが、議員連絡協議会についてでございます。 4月については、4月14日火曜日の午後1時30分から、5月については5月12日火曜日、午後1時30分から行いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 3つ目でございますが、3月定例会本会議におけるつるしびなの展示については、本会議前の15分前に集合でございますが、本日は皆さん、15分前に集まっていただきましたので大変ありがとうございました。 4つ目でございますが、令和元年度政務活動費の収支報告書の提出でございますが、完了次第、報告期限を待たず早めの報告書提出をお願いいたします。念のため、報告期限は4月いっぱいでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 5つ目でございますが、対話集会の改善事項については会派持ち帰りとなっておりまして、まだ未提出のところがありましたので、早急に提出をしてくださいというお願いでございました。 6つ目の補正予算の資料説明についてでございますが、当初予算説明と同様に補正予算書の資料のページ数の読み上げは時間短縮のため省略をさせていただきますので、予算書の何ページという表現はいたしませんので、よろしくお願いをしたいと思います。 7つ目でございますが、平成30年度事務事業の内部評価についてでございますが、本会議最終日に内部評価報告書がタブレットに配信されますので、皆さん、ご参照をしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 その他協議事項でございまして、1つ目、3月定例会最終日における退職者代表挨拶については、最終日については大巾文化スポーツ部長となりましたので、よろしくお願いをいたします。 2つ目でございますが、事務局における議場写真撮影についてでございますが、最終日に記録写真として退職者挨拶等の写真を撮影させていただくことで委員会としては同意をさせていただきましたので、写真撮影がありますのでよろしくお願いをいたします。 最後、3つ目でございますが、議長より提案がございまして、12月の議会運営委員会に1名が無断欠席、2月の議員連絡協議会でも2名の方がふさわしくない理由で欠席をされました。どちらも条例や議事運営要綱の中に規定されている会議でございますので、議員としての対応について検討をしていただきたいというお話でございまして、議運といたしましては、議運というものは議事運営にとって大事な決定機関ですし、議連協についても全員が参加し、各議員が所属する会議内容の報告や会派の視察報告など、情報共有する大切な会議の場であります。どちらも議会の公務という扱いでいきたいと考え、公務を最優先することを念頭に置いて、これから進めていくこととしました。 また、各市との交流会も公務と考えるとの発言がございまして、交流事業も基本的には公務扱いの方向で参加することといたしましたので、よろしくお願いをしたいと思います。 続きまして、2月25日に議会運営委員会が開催されておりますので報告をいたします。 日程第1、追加議案についてでございますが、その他(財産の無償譲渡)案件で1件ございますので、よろしくお願いをいたします。 日程第2、付託委員会については、産業建設委員会としましたのでよろしくお願いをいたします。 日程第3、陳情の付託委員会についてでございますが、市内からの陳情であり、文教民生委員会付託としましたのでよろしくお願いをいたします。 日程第4、3月定例会初日の議事日程について、タブレットに配信されています議事日程進行表のとおりでございますのでよろしくお願いをします。 日程第5、その他でございますが、こちらについては新型コロナウイルスへの対処についてということで、執行部としては、国・県の情報をつかみながら対応していただいているというところでございます。議員としても情報を把握して適切な行動を取っていただくことが大切で、集会等については検討していかなければならない。少なくとも不特定多数の集会等は自粛していただくようお願いを申し上げます。 新聞報道でも岐阜県で感染者が出ましたので、特に議員の皆さん、最善の努力をしていただきたいと思います。昨日もメール配信をさせていただきましたが、マスク等着用をできればよろしくお願いをしたいと思います。 ただし、マスクの購入は非常に難しい状況でございますので、店が開く前に並んでおくぐらいにしないと買えないというふうに思っております。何とか頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 報告は以上でございます。 ○議長(勝彰君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 ―――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(勝彰君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において   11番・牛田敬一君   12番・吉村浩平君を指名いたします。 ―――――――――――――――――― △日程第2  会期の決定 ○議長(勝彰君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 本定例会の会期は、本日から3月27日までの30日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、会期は30日間と決定いたしました。 ここで、市長から特に発言を求められておりますので、これを許可します。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) おはようございます。 ただいま議長より発言の許可を頂きましたので、市長選挙後初となります3月定例市議会の開会に当たりまして、一言所信を述べさせていただきます。 さきの市長選におきまして、多くの市民の皆様のご支援を頂きました。引き続き中津川市長として3期目を務めさせていただくこととなりました。皆様からのご期待に応えるため、市政の先頭に立ち、継続的に発展のできるまちづくりをしっかりと進めてまいる所存でございます。 まずは、これまでの2期8年を振り返りますと、合併により新たなスタートを切りました中津川市の一体感の醸成に力を注ぐとともに、急速に進み始めた人口減少がもたらす様々な課題への対応策も含め、各事業の推進と、将来に向け持続的に発展のできるまち中津川市の実現への取組をしてまいったところでございます。 皆様の生活環境を守るため、市長就任前からの課題でございました、そして様々な経緯を乗り越え完成に至った新汚泥処理センターアクアクリーン中津川が本格稼働を開始したことや周辺の安全強化にもつながる青木斧戸線の整備、そしてリニア駅周辺整備計画や地域をつなぐ幹線道路の整備計画に加え、神坂スマートインターチェンジの事業化、また市内の公立では初めてであり、間もなく完成をする坂本こども園建設など、生活環境の向上や、7年後のリニア開業を見据えた将来のまちづくりの礎となる取組を着実に実行してまいりました。 産業面におきましても、民間企業2社の研究所の設置が決定したことは大きな成果であると考えております。 観光面では、馬籠宿はもとより苗木城跡、芝居小屋、地歌舞伎、付知峡、また森林文化等の注目度が高まりますとともに中津川市の持つ魅力が年々厚みを増し、さらに発信が強力にできるようになってまいりました。3期目となりますこれからの4年間は、今まで取り組んでまいりました各事業をさらに前進させる極めて重要な時期となるとともに、市が一体となって取り組んでいかなければならない時期でもございます。 その結果として、市総合計画に掲げます将来都市像「かがやく人々 やすらげる自然 活気あふれる中津川」を実現し、誰もが「住み続けたい 住んでみたい」と思っていただけるまちづくりをさらに進めることが、3期目の私に課せられた責務でございます。 具体的には、3つの柱に沿って取り組んでまいります。 1つ目として「リニアを活用したまちづくり」では、都市との時間距離が大幅に短縮となる利点を地方都市としていかに広く活用できるかに市の将来がかかっていると言っても過言ではございません。 リニアの波及効果が市域全体に広がり、さらには近隣の自治体地域にも及ぶことで関係人口の増加を図り、市の可能性の拡大につながるものであると確信をしているところでございます。 2つ目は、「安全・安心のまちづくり」です。 誰もが安全・安心に暮らせる環境の創出はまちづくりの基本であります。 近年、全国各地で発生する大規模な自然災害に対する体制の整備は極めて重要であり、消防組織をはじめ防災士会や民間の組織とも相互協力をもってセーフティーネットを充実し、防災・減災対策を強化してまいります。 また、公立病院の改革は将来に備える地域医療体制の充実を図ることであり、誰もが安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいる所存でございます。 また、長年懸案となっておりましたが、地域のご理解も頂き、調査を開始することができました新斎場の整備にも取り組んでまいります。 3つ目は、「次世代を担う人づくり」でございます。 人づくりの根底には、生まれ育った地元地域をよく知ること、大変重要でございます。その知ることの中には、生活環境であり、地域産業であり、誇れる歴史・文化を多く知ってもらえる機会を創出することが必要と考えております。 小学生・中学生を対象に実施しております「すご技プロジェクト」をはじめ、人づくりの面では特に大きな評価を頂いている市の域学連携への取組などでございます。多くの大学生が地域の学生たちとともに地域課題の解決や地域づくりに取り組んでおり、平成30年度には18の大学の学生が市内で活動していただきました。こうした取組を継続することで、市全体の活性化や人材育成にもつなげてまいります。 これら3つの柱を着実に実行すること、またこれまで取り組んでまいりました多くの成果を礎として、これからの4年間で中津川市の将来都市像の実現に向けて着実に事業を進め、中津川市の継続的な発展の可能性につなげてまいります。 議員の皆様におかれましては、豊富な経験と知識をもとに執行部へのご意見とともに新たな政策提言を頂くなど、一体となって市民の大きな期待に応えてまいりたいと存じます。 市政に対します皆様方の絶大なるご理解とご支援を賜りますようお願いを申し上げ、所信の表明とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。 ―――――――――――――――――― △日程第3  総務企画委員会所管事務調査報告 ○議長(勝彰君) 日程第3、総務企画委員会所管事務調査報告を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。総務企画委員長島崎保人君。  〔総務企画委員長島崎保人君登壇〕 ◆総務企画委員長島崎保人君) おはようございます。 ただいま議題となりました総務企画委員会所管事務調査報告につきまして、2月3日午前10時より、公共交通の現状、課題と対策について所管事務調査を行いましたので、その内容をご報告申し上げます。 まず、執行部からの説明について主なところをご報告いたします。 まず、資料3ページからの大項目、中津川市の公共交通の現状についてですが、鉄道の現状では、JR東海は市内に4つの駅があり、中津川駅が1日平均約3,400人と一番乗車人数が多い状況でございます。 また、第三セクターの明知鉄道は市内に2つの駅があり、阿木駅では平成30年度、7万2,118人の乗車人数がありましたが、経営状況は平成29年度の利益剰余金が2,571万5,017円のマイナスとなり、その欠損補填としての370万391円を含め、平成30年度の補助を中津川市の負担割合により915万6,996円負担をいたしました。 次に、資料5ページのタクシーの現状では、市内で3社がタクシー事業を行っておりますが、平成30年度から運転手不足により坂下駅での夜間営業ができない状況となっております。 次に、資料6ページからのバスの現状では、民間路線バスは、現在市内に3事業者が中津川市街地を発着する路線を中心に地域間を結ぶ路線、中津川市外とを結ぶ路線、合わせて16路線を運行しております。 コミュニティバスは、交通手段を持たない方の通院や買物などのお出かけ手段として、幹線となる民間バス路線とを結ぶため市内9地区の交通不便地域で運行しており、各地区のバス検討委員会での意見を踏まえ毎年見直しを行っているところでございます。 続きまして、資料13ページからの2つ目の大項目、中津川市の公共交通の課題及び対策について、平成30年3月に新たに策定した中津川市地域公共交通網形成計画に基づき説明を頂きました。 公共交通を取り巻く課題では、自動車利用の増加、少子高齢化を伴う人口減少などによる利用者の減少で、公共交通網の維持が困難になりつつあること。また、外国人を含む観光客が増加する中、中津川駅前のバスターミナルはおもてなしをする環境が十分とは言えないこと。運転手の高齢化が進むなどしてバス・タクシーの運転手不足が続いていることなどの課題があります。 この課題を踏まえ、「公共交通網の維持で定住を推進」を基本方針とし、「定住を支える公共交通」と「観光と利用促進」「運転手不足解消に向けて、誰もが活躍する街」の3つの目標を設定し、その目標を達成するために14ページに示す20事業を実施しております。 14ページ以下からは実施事業の今年度の主な取組がありますが、その一つにバス情報のオープンデータ化があります。 これは国土交通省が定めた標準的なバス情報フォーマットにより、民間路線バスや地域内のコミュニティバスの経路等をオープンデータ化し経路検索事業者に提供することで、市民の皆さんのみならず観光客の皆さんに対してでもインターネット経路検索による公共交通情報を発信するものです。 これを活用することで、公共交通の利便性を高め、衰退傾向の続く地域公共交通網の維持を図るとともに、市民や来訪者が容易に移動できる基盤を構築しつつあり、この取組が認められ、平成31年3月の総務省のICT地域活性化大賞2019において優秀賞を受賞するとともに地域情報化アドバイザーの委嘱を受け、取組の発表やオープンデータ化の協力要請に対して全国的な活動を行っているところでございます。 また、バス情報のオープンデータ化を契機に、低速電動バスによる環境交通と生活交通の新たな需要創出実験及び地方バス事業者ICT化推進モデル事業をトヨタモビリティ基金に提案・応募したところ、採択されまして令和元年度・令和2年度で2,400万円の支援を頂くとともに、大学の有識者、バス事業者、中津川市で一般社団法人最先端田舎中津川を設立し、夏の低速電動バスの運行とバス事業のICT化に取り組んでおります。 最後に、16ページの今後の新たな課題についてですが、令和元年度から取組評価、国・県のセミナー、他市の視察及び企業との情報交換などからリニア岐阜県駅の計画を踏まえ、現在策定中の立地適正化計画と公共交通網形成計画との整合性を図る取組の必要性、また高齢化社会を迎える中で、自家用車から公共交通を利用する生活への意識改革と誘導策の必要性、国土交通省が今後予定している道路運送法等の規制緩和に対応できる最適な交通システムの考案など、新たな課題が出てきております。 以上の説明を受け、質疑に入りました。 主な質疑と答弁の内容を報告します。 1つ目でございますが、今現在、公共交通を利用したいけれど、困っている人がいる、そこを市としてどのように考えているのかという質疑に対しまして、今行っていることは、バス、タクシー、コミバスを利用する、またタクシーでもデマンド形式などを有効的に組み合わせていくことが必要になってきていますし、それを行うには行政、交通事業者だけでなく、利用する地域の皆さんの力をお借りしながら行っていく必要があります。それに併せて法的な緩和、法制度の改正を国に要望していく必要があると考えておりますとの答弁でございました。 いま一つ、16ページの新技術への対応のところで、自動運転、Maasなどの実験フィールドとして中津川市を選ぶ事業者の動きもあるとありますが、これは何をするために中津川市を選ぶ動きがあるのかという質疑に対しまして、自動運転について、まだ具体な話があるわけではないが、域学連携でお世話になっている大学を通じ、中津川市で実験をしたいという機関があるがどうだろうかという話があり、一度話を聞かせてもらいたいという現在進行中の状況でございますという答弁でございました。 この所管事務調査を通し総務企画委員会では、中津川市は公共交通の運営維持を図るためICTを活用した先駆的な取組を実施しており、他県、他市からの注目を集めつつありますが、全国に誇れる取組としてさらに前に進めていただきたい。 また、地域住民が活用する公共交通、特に交通弱者が活用するコミュニティバス等についてはまだ課題も多く、今後、創意工夫のためのさらなる検討が必要であるというまとめといたしました。 以上で総務企画委員会所管事務調査の報告を終わります。 ○議長(勝彰君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 以上で総務企画委員会の所管事務調査報告を終わります。 ―――――――――――――――――― △日程第4  文教民生委員会所管事務調査報告 ○議長(勝彰君) 日程第4、文教民生委員会所管事務調査報告を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。文教民生委員長・吉村孝志君。  〔文教民生委員長・吉村孝志君登壇〕 ◆文教民生委員長(吉村孝志君) おはようございます。 それでは、ただいま議題となりました日程第4、文教民生委員会所管事務調査の報告を行います。 内容は、子育て支援の現状、課題及び今後について調査しました。 日時場所は、2月17日午前10時より第1委員会室で開催しました。 子育て支援は、機構改革により平成31年4月より教育委員会子育て政策室と健康福祉部福祉相談室が1つとなり、市民福祉部福祉局子ども家庭課で課長を含め15名の職員で構成され事業を行っております。 委員会資料をご覧ください。 子ども・子育て支援事業計画は基本理念が、安心、優しさの中で心豊かな親子を育み、輝く未来へ進み続ける中津川とし、基本的な視点、目標、方向については記載のとおりであります。 支援事業計画は期間が平成27年から令和元年度までとなっており、次期計画は策定中であります。 中津川市の子育て支援に関する主な事業として、1.放課後児童クラブ、放課後子ども教室、2.地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)、3.利用者支援事業(子育て何でも相談)、4.病児保育所、5.ファミリーサポートセンター、6.児童館、児童センター、7.要保護児童への支援、8.子育て世代包括支援センター(子ども家庭総合支援拠点)、9.ひとり親家庭等相談事業があり、現状は各事業で異なるものの、課題として少子化による会員の減少、施設の老朽化による改修、指導員の確保などがあり、今後の方向性としては、市民への周知、各関係者との連携の強化を図り、安心・安全に利用していただける事業運営に努めますとの説明を受け、質疑に入りました。 幾つかの質疑がありましたので、2点紹介いたします。 1点目が、指導員の確保については大変厳しいとは認識していますが、市としてどのような手法で募集を行っていますかという質疑に対し、答弁が、中津川市広報、区長回覧、中津川市学童保育連絡協議会との連携を図り、指導員の足りないところにはほかから回っていただいたりしております。 2点目が、病児保育事業で、現在くりっこハウスでは前日の予約となっていますが、現状としては当日の朝、熱などが出て預けたい方もいるわけです。当日の受入れはできないですかという質疑に対し、答弁が、スタッフなどの受入れ体制が整えば、当日受入れも実施したいと考えております。 以上のような質疑であります。 委員会のまとめといたしましては、機構改革により、まだ確立されていないところもあるかと思いますが、事業量も多い中、この先も課題の克服に対する取組をはじめ、特に子育て世代包括支援センターについては、令和2年4月より始まるわけです。大変重要な事業と考えています。今後は包括支援センターを中心とした円滑な子育て運営に引き続きご尽力いただきますようお願いいたします。 以上で文教民生委員会所管事務調査の報告を終わります。 ○議長(勝彰君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 以上で文教民生委員会の所管事務調査報告を終わります。 ―――――――――――――――――― △日程第5  産業建設委員会所管事務調査報告 ○議長(勝彰君) 日程第5、産業建設委員会所管事務調査報告を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。産業建設委員長・牛田敬一君。  〔産業建設委員長・牛田敬一君登壇〕 ◆産業建設委員長(牛田敬一君) おはようございます。 ただいま議題となりました日程第5、産業建設委員会所管事務調査についてご報告いたします。 1月24日に治山事業の取組状況について調査を行いました。 調査項目に選定した理由は、昨年の台風19号など自然災害が続いた中で、当市の治山事業の取組を確認するためです。 お手元の資料について説明を受けました。 1ページは治山事業の内容が記載されております。 保安林区域内において、森林の荒廃を未然に防いだり、森林を復旧する、山地災害から住民の生命・財産を守るなど重要な国土保全政策です。 2ページ、3ページは具体的な治山事業が記載されており、渓間工や山腹工の仕組みの説明となっています。 4ページは治山事業の対象エリアが記載されており、対象となるのは主に最上流部の山地であり、目的は森林崩壊や荒廃の原因となる土砂の流出自体を防ぐことです。 一方、砂防事業は送流土砂をせき止め、受け止めることを調整したり、土砂の流出を防いだりすることです。 5ページから7ページは岐阜県の森林の状況が記載されております。 8ページでは、森林の多面的機能の説明があり、県内の森林の価値は2兆3,000億円になると算出されており、治山事業は図の青い土砂災害防止・水源涵養に当てはまります。 9ページから12ページは、近年の山地災害などが記載されております。 13ページは、中津川市における治山対策が記載されております。 対策は大きく3つに分類され、治山事業の推進、事前防災・減災対策の推進、治山施設の長寿命化対策となっています。 山地災害危険地区の種類と箇所数は表のとおりで、山腹崩壊危険地区が134か所、崩壊土砂流出危険地区は281か所、地滑り危険地区が1か所となっており、着手率は記載のとおりで、岐阜県の平均より約23ポイント高い状況となっています。 その下には地区別の箇所数などが記載してあります。 14ページは当初予算、治山事業の状況が記載されており、下の表の事業の状況では、平成24年度から令和5年にかけて約33億円の事業費となっております。 16ページから17ページは事業紹介があり、1971年の荒廃森林58ヘクタールが2017年には荒廃森林が8.7ヘクタールと約50ヘクタールの改善が図られているとの報告でした。 19ページは、市民要望から事業化までの流れが記載されております。 以上のような説明を受け、質疑に入りました。 3点ほどご紹介します。 13ページの川上の地滑り危険地区の状況はどうなっているかという質疑に対しまして、対策済みになっているとの答弁でした。 各地区の危険箇所を把握することはできるかという質疑に対しまして、県のシステムで確認することができるとの答弁でした。 治山事業はほとんど国・県が対応しておりますが、市単独の事業はありませんかという質疑に対しまして、治山事業は国が直轄、もしくは県が行う事業として行っていますが、治山事業でカバーができない附帯的な事業を県から補助金を受けて市が行う場合があるとの答弁でした。 まとめとしまして、治山事業は国・県の事業ということで市独自の計画が立てられない状況にありますが、中津川市の着手率が高い状況であることが分かりました。 以上で産業建設委員会所管事務調査の報告を終わります。 ○議長(勝彰君) ただいまの委員長報告について、質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 以上で産業建設委員会所管事務調査報告を終わります。 ―――――――――――――――――― △日程第6  リニア中央新幹線対策特別委員会の中間報告 ○議長(勝彰君) 日程第6、リニア中央新幹線対策特別委員会から会議規則第44条第2項の規定により、同委員会より中間報告を行いたいとの申出がありますので、これを許可します。リニア中央新幹線対策特別委員会委員長・水野賢一君。  〔リニア中央新幹線対策特別委員長・水野賢一君登壇〕 ◆リニア中央新幹線対策特別委員長(水野賢一君) それでは、ただいま議題となりました日程第6、リニア中央新幹線対策特別委員会の中間報告を行います。 1月21日午後2時から、リニア中央新幹線対策特別委員会が開催されましたので、その内容についてご報告申し上げます。 委員会資料をご覧ください。 初めに、リニア中央新幹線等に関する最近の動向についてを議題とし、所管部より説明を受けました。 まず、1点目の濃飛横断自動車道については、坂本川から中央道接道までの区間について、用地交渉に着手していること、(仮称)千旦林交差点インターチェンジから坂本川の区間については用地測量、補償調査を実施し、令和2年度より用地交渉に着手する予定であること、美恵橋から市道坂本58号線までの一部区間で測量・地質調査に着手したことの説明がありました。 2点目のリニア関連整備事業については、東濃東部都市間連絡道路は、2-1工区の山林部については発注済みで、2月に着工予定であること、坂本川より西側の4-1工区については、リニア工事用道路とし使用させたいと考えており、JRが用地測量を行っていること、市道坂本58号線ほかでは、駒場地区の2車線が確保できていない東側の1工区・2工区の一部が発注済みで、2月に着工する予定であること、市道坂本264号線については、中山道交差点付近から坂本こども園付近までの間の一部が発注済みで、1月6日に工事着手したこと、バロー坂本店付近においても、今後、工事着手していきたいこと。 また、資料にはありませんが、今後、坂本地区では様々なリニア関連工事が集中することが予想されるため、住民の生活の影響を極力少なくするため、市が中心となってJR東海、中部電力、岐阜県等の事業主体が参加する工事調整会議を令和2年度に発足させたい旨の説明がありました。 3点目のJR東海の進捗状況については、山口非常口(中央アルプストンネル)については、土砂災害の推定原因と復旧計画、今後の対策等が地元の山口地区対策協議会に示され、県においては、県環境影響評価審査会・地盤委員会で審議が行われました。その後、JRに対して知事意見が提出され、それに基づいた回答を知事に対して行った後、11月5日に工事が再開をされ、崩落箇所より先のトンネル掘削が行われていること、駒場非常口(駒場トンネル)・新中津川変電所については、株式会社大林組、株式会社鴻池組、株式会社大本組の共同事業体が契約したことの説明がありました。 説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑はありませんでした。 次に、南木曽町議会・中津川市議会リニア特別委員会合同会議についてを議題とし、同日午後4時から開催される同会議の進行手順、内容等について事務局より説明を受け、了承されました。 次に、行政視察についてを議題とし、1月29日には福井県敦賀市において、北陸新幹線敦賀駅開業に向けた敦賀市行動計画についてを、翌30日には三重県いなべ市において東海環状自動車道(北勢インターチェンジ(仮称)から大安インターチェンジ間)の橋梁下部工事を視察する旨の説明があり、異議もなく、事務局からの説明のとおり決定しました。 なお、議題にありませんが、昨年12月21日に当市で開催されました濃飛横断道・三市一村議会委員会合同会議において要望書を決議し、岐阜県へ要望活動を行うことが決定されましたが、1月31日に構成市村議会の議長と正・副委員長で、河合副知事をはじめ岐阜県等へ要望していくことの報告が委員長からございました。 続きまして、1月29日及び30日に行われました先進都市行政視察について、その内容をご報告申し上げます。 まず、1月29日につきましては、福井県敦賀市を訪問し、北陸新幹線敦賀駅開業に向けた敦賀市行動計画について、観光部新幹線まちづくり課企画調整係長より説明を受けました。 敦賀駅周辺のハード整備については、都市整備部新幹線整備課が行っており、駅周辺の使い方などのソフト面を観光部新幹線まちづくり課が担っており、互いに情報共有をしながら施策を進めていること。 北陸新幹線敦賀駅開業に向けた敦賀市行動計画については、金沢駅開業の時期から始めており、2023年春に予定されている北陸新幹線敦賀駅開業に向けて、行政・民間企業・関係団体等が一丸となって受皿づくりに取り組み、開業効果を最大限に引き出すことができるよう、いつ、誰が、何を、どのようにすべきかといった具体な行動の方針を定めることを目的としていること。 北陸新幹線が敦賀まで開業しても、敦賀から東京までの所要時間は現在とほとんど変わらないが、軽井沢などの中間駅との時間的距離は非常に短縮され、結果的に商圏が広がるであろうと考えていること。 歴史的に見ると、敦賀は外国旅行の結節点であったが、北陸新幹線が最終的には京都・大阪ともつながっていくことから、今後、再び交通の結節点となり得るということも見据えていること。 行動計画策定に関しては、地元の商工会やJCなどと直接話をして検討しており、やる気のある人材が先頭に立ってやっていくべきと考えていること。 新幹線工事が進み、新幹線がいよいよ来るとなると、盛り上がってくるのはどこの自治体でも同じであると思うが、少しでも早く着手をして有利な状況にしたいと考えていること。 新幹線をきっかけとして起こる市民活動そのものが新幹線が来ることの最大の効果と考える。経営者と話をする際には、一円でも多くもうけてほしいと言っていること。 行動計画はまちづくり団体にもヒアリングして、一緒にやろうと声をかけてきた。一緒に行動していくのは会社の社長だけではなく、民間としてすぐに反応できる若い世代の集まりになるとよいと考えている。 また、まちづくりに最重要なのは、もてなしの気持ちがあふれる人材の育成であると考えていること。 敦賀駅前から少し離れた金ヶ崎周辺について、PFI法に基づく官民連携を進めていること。 民間は資金繰りのハードルが高いため、この官民連携では金融機関に情報を出すことにより、事業に参加する場合には金融機関からお金を出しやすくしていること等々の説明がありました。 その後の質疑について、主なものを報告します。 1点目、既設観光資源を活用することが多い中、駅から離れた金ヶ崎周辺にテーマパーク的なものを新設するとした理由は、またそこまでのアクセスの考え方はどうかという質疑に対しては、鉄道と港の歴史遺産は金ヶ崎周辺にあり、オンリーワンの施設として位置づけるためには金ヶ崎周辺が最も適している。 また、氣比神宮の集客を使いながら回遊してもらうことも視野に入れ、市民の愛着ある場として観光客に向けてもブラッシュアップしていく。アクセスについては徒歩をベースとしているが、レンタサイクル事業やバスの時間の組替えなどにより、時間を短縮するなど利便性を高めているとの答弁がありました。 2点目、中心市街地において、既存の商店街を盛り上げる計画はあるかという質疑に対しては、今のところ、ハード系の大型の投資はないが、空き店舗は徐々に埋まってきており、中心市街地の商店街組合では、自分たちで何とかしようという空気が出てきている。商店街の中に市の施設が整備されていないため、市街地振興のために行政が直接手を出すことは難しく、手段としては補助金ぐらいである。民のエリアと公のエリアをしっかりつないでいくことが重要と考えているという答弁がございました。 委員会のまとめとしましては、当市においてもリニア開業をにらみ、ハード整備とソフト施策の展開が求められますが、敦賀市のように行政・民間企業・関係団体・市民が一丸となって機運を高めていくことが重要である。まだまだ形となって見えるものはないため難しい面もあるが、特に市民の皆さんの心持ちを高めるような仕掛けも今後検討していく必要があるのではないか。 また、官民連携については、官の施設と民のノウハウやアイデア、スピードを融合するものとして、その経過は期待できると考えます。 また、まちづくりに欠かせないものとして、官民問わず人材育成が大きな要であることは間違いないと考えます。 続きまして、1月30日は13時30分より三重県いなべ市の東海環状自動車道北勢インターチェンジ(仮称)から大安インターチェンジ間の橋脚工事現場の視察を行いました。 国交省中部地方整備局北勢国道事務所工務係建設監督官から説明を受け、この区間は2024年の開通見通しに向け工事中であること、近隣の民家連坦に配慮した、また地質を考慮した工法を用いていること、最近の工事現場ではドローンを飛ばし、データを集積した上で3D図面に落とし活用を図っていること、現行の道路を横に数メートル移動しながら交通障がいを来すことなく橋脚エリアを確保していること、既に開通した区間では、いなべ市新庁舎周辺において商業集積が図られ、それなりの地域活性化に貢献できていること、東海環状全線開通の折には、広域道路網の形成により、それぞれの地域の活性化や内陸部の適正な開発等を図ることを目的としていること等の説明を受けました。 その後の質疑として主なものを紹介します。 1点目、工事説明会はどのような方法で行うのか、また苦労した点はということに関しては、それぞれの地区単位で、かなり以前から多くの機会を設け説明を行ってきた。その結果、最終的にはご理解を得ることができたという答弁でした。 2点目、高架式による工事と土盛りによる工事の採用基準はということに対しては、それぞれの地質・地形・工法経費、そして地元の意向といった様々な要因から総合的に検討して決定していくといった答弁でした。 委員会のまとめとしましては、当市においても県による濃飛横断自動車道の工事がいよいよ着手され、高架式、あるいは土盛り、また掘り割りによる工法が採用されると思われますが、やはり地元との同意に基づくものでなければなりませんし、当然のことながら工事中においては近隣民家への配慮や万全の安全対策等の遂行について注視していくべきと考えます。 以上で、リニア中央新幹線対策特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(勝彰君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 これをもってリニア中央新幹線対策特別委員会の中間報告を終わります。 ―――――――――――――――――― △日程第7  議会改革特別委員会の中間報告 ○議長(勝彰君) 日程第7、議会改革特別委員会から会議規則第44条第2項の規定により、同委員会より中間報告を行いたいとの申出がありますので、これを許可します。議会改革特別委員会委員長・三浦八郎君。  〔議会改革特別委員長・三浦八郎君登壇〕 ◆議会改革特別委員長(三浦八郎君) それでは、ただいま議題となりました日程第7、議会改革特別委員会の中間報告をさせていただきます。 令和2年1月14日、5-1委員会室にて議会改革特別委員会が開会されておりますので報告をします。 議題として、議会改革についてです。 議会改革特別委員会の合意事項として、行政視察についてです。 議会改革特別委員会行政視察を2月5日から6日、2日間で行うことを決定いたしました。 視察先ですが、5日は愛知県岩倉市です。 視察項目は、委員会代表質問と政策提言について、議会基本条例の検証及び見直しについて、住民参加における取組についてです。 6日には静岡県藤枝市です。 視察項目は、事業評価並びに政策提言について、議員提案の条例と意見公募について、代表質問の実施についてとしました。 以上が今回の議会改革特別委員会の合意事項です。 質疑についてはありませんでした。 次に、議会改革特別委員会行政視察の報告を行います。 まず、岩倉市議会ですが、早稲田大学マニフェスト研究所議会改革調査部会の議会改革度調査2018ランキングでは4位にランキングされ、中でも住民参加では第1位となっています。 委員会代表質問は、平成30年12月定例会にて委員会代表質問を行いましたが、政策提言については、それより以前から委員会ごとにまとめ上げ、執行部に提言しています。 また、委員会としての要望も行っているということでありました。 議会基本条例の検証と見直しについては、全議員による議会基本条例推進協議会において、岩倉市議会基本条例検証シートを活用し毎年行われ、検証結果に基づいて見直しを行い、それに基づいて各種取組を実施しているとのことでありました。 住民参加の取組については、市民の多様な意見を把握し市政に反映させるため、議会報告会だけでなく「ふれあいトーク」として各種団体、各地区との意見交換会を積極的に開催しています。平成30年度には、議会報告会を含めて年間15回開催されています。平成30年4月からは議会サポーター制度を設置し、市民からの要望、提言、その他の意見を広く聴取し、議会運営に反映させています。 まとめですが、質疑を併せて考慮しながら申し上げます。 岩倉市議会では、議会報告会や市民との意見交換会、さらに市議会サポーター制度などを活用し、市民からの要望や政策提言等を聞き出す機会を設けています。中津川市議会でも、市民との意見交換会や対話集会の開催方法や回数を検討すべきかと思います。 そこで、政策提言、質疑、要望等を各常任委員会で検討し、本会議の中で委員会としての代表質問を行っている点も参考になると思います。 また、岩倉市議会では音声認識システムを検討して進めておるとのことですので、中津川市も以前検討しましたので、ぜひ進めていくということのご意見が出ましたのでよろしくお願いをします。 次に藤枝市ですが、藤枝市は早稲田大学マニフェスト研究所議会改革調査部会の議会改革度調査2018のランキングでは104位ですが、中でも機能強化では50位になっています。主に説明があった内容は、予算・決算・提言の審査サイクルと常任委員会による予算執行チェックでした。 藤枝市の決算審査は執行部が作成し、7月に提出される全事業の総点検シートにある全事業1,077事業から会派の意見を反映しつつ、各委員が問題意識を持ってピックアップした事業数186事業から3人以上の委員が選択した事業数25事業を選出し、事業評価を行っています。そのため、決算審査は実質には7月中頃から始まっています。選択された事業について、8月下旬までに担当課より事業評価決算審査用調書を提出させ、決算審議の中で通常の審査をしながら、抽出した25事業も集中審議します。事業評価の方法については数値による評価は行わず、各委員会個々の意見・考え方を記載し、拡大・継続・縮小・その他の区分別評価を行い、新年度に向けた予算に対する考え方も踏まえて決算審査終了後に事業評価決算審査用調書をまとめて記載し、執行部へ提出します。 執行部では、決算特別委員会からの提言を踏まえて翌年度戦略方針として反映させ、2月には対応の説明があり、翌年度予算書が提案されます。常任委員会による予算執行のチェックも行われます。6月定例会では、各部局の主要事業等の取組状況について報告を受け議論し、11月定例会で予算執行状況等について、執行部より調書の提出を求め、議論をしています。 藤枝市では、事業評価・決算審査・予算審査をサイクルと捉え、審査結果を執行部へ提言を行っています。 さらに、主要事業の予算の執行状況も常任委員会で調査されています。このように議会改革中に行う審査も多いことから通年議会を取り入れてみえます。 中津川市議会も執行部の行う主要事業の事業評価から提言、新年度予算のチェック、さらに常任委員会での主要事業の施行状況の評価など政策チェックサイクルとして前向きに検討してはと思います。取りあえず、決算審査の在り方等はすぐにでも検討ができるのかなと思います。 今回の視察を踏まえ、課題と対策を検討し、さらなる議会改革に向けていきたいということを思いました。 以上で議会改革特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(勝彰君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 これをもって議会改革特別委員会の中間報告を終わります。 ―――――――――――――――――― △日程第8  議第29号 ○議長(勝彰君) 日程第8、議第29号・中津川市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第29号・中津川市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてご説明申し上げます。 これは同委員の馬場啓子さんの任期が3月31日に満了となりますので、引き続き同氏を選任することについて、議会の同意を求めるものであります。 ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第29号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、議第29号については委員会の付託を省略することに決しました。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議ないものと認め、さよう決しました。 お諮りいたします。議第29号・中津川市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、議第29号・中津川市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについては、これに同意することに決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第9  議第30号 ○議長(勝彰君) 日程第9、議第30号・人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第30号・人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてご説明申し上げます。 これは、同委員の三宅秀雄さんの任期が6月30日に満了となりますので、引き続き同氏を候補者に推薦することについて議会の意見を求めるものであります。 ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第30号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、議第30号については委員会の付託を省略することに決しました。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議ないものと認め、さよう決しました。 お諮りいたします。議第30号・人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、議第30号・人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――― △日程第10  議第16号から日程第29  議第37号 ○議長(勝彰君) この際、日程第10、議第16号から日程第29、議第37号までの20議案を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第16号から議第28号まで、議第31号から議第35号まで、議第37号及び議第38号を一括してご説明申し上げます。 まず、議第16号・中津川市積立基金条例の一部改正については、森林整備等の事業を進めるに当たって、森林環境譲与税を活用し、将来の森林整備の備えとするための森林環境譲与税基金を設立するため改正するものであります。 次に、議第17号・中津川市工場立地法に基づく準則を定める条例の制定については、工場立地法で規定されている緑地及び環境施設の面積割合を緩和し、企業の生産活動を支援するため制定するものであります。 次に、議第18号・中津川市印鑑条例の一部改正については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、印鑑登録証明事務処理要領の一部が改正されたため改正するものであります。 次に、議第19号・中津川市手数料条例の一部改正については、通知カードの廃止及び住民基本台帳法の一部改正に伴い、並びに地方公共団体の手数料の標準に関する政令に準ずるため改正するものであります。 次に、議第20号・中津川市老人福祉施設等の設置等に関する条例の一部改正については、中津川市付知東ふれあいセンター、中津川市付知南ふれあいセンター及び中津川市付知北ふれあいセンターの3施設を用途廃止するため改正するものであります。 次に、議第21号・中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正により、連携施設の要件等が緩和されたことに伴い改正するものであります。 次に、議第22号・中津川市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、中津川市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正と連動して整備を行うため改正するものであります。 次に、議第23号・中津川市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業に従事する者及びその員数を含む全ての事項について、設備運営基準を参酌することと改正されるため改正するものであります。 次に、議第24号・中津川市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、中津川市新公立病院改革プランに基づき、病院機能を再編するため改正するものであります。 次に、議第25号・中津川市火葬場の設置等に関する条例の一部改正については、火葬場の使用料を改定するため改正するものであります。 次に、議第26号・中津川市国民健康保険条例の一部改正については、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、応益分の軽減判定基準及び基礎賦課額、介護納付金賦課額について改正されるため改正するものであります。 次に、議第27号・中津川市消防本部消防手数料条例の一部改正については、危険物製造所等の完成検査済証の再交付に係る手数料を定めるため及び地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い改正するものであります。 次に、議第28号・中津川市消防団条例の一部改正については、消防団員の定員及び手当の額の変更並びに団員に支給する手当から共助会費を控除するため改正するものであります。 次に、議第31号から議第34号・事務の委託に関する規約の一部改正に関する協議については、住民基本台帳法の一部改正により、除票の写し等の交付及び戸籍の付票の除票の写しの交付が明文化されたことに伴い、東濃5市における証明書の交付等に係る事務委託に関する規約に上記を追加する必要があるため、議会の議決を求めるものであります。 次に、議第35号・財産の無償譲渡については、中津川市情報通信ネットワーク整備事業で構築した光ファイバーケーブル設備及び附属設備について、西日本電信電話株式会社に無償譲渡するものであります。 次に、議第38号・財産の無償譲渡については、市有財産である加子母緑の館を加子母森林組合へ無償譲渡するものであります。 次に、議第37号・矢平辺地に係る総合整備計画については、福岡地区の矢平辺地に係る総合整備計画を策定するものであります。 計画内容としましては、スクールバス整備事業として、小学生、中学生の安全な通学を確保するため、スクールバスの更新を行うものであります。 以上、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 議第16号から議第28号まで及び議第31号から議第35号まで及び議第37号並びに議第38号の質疑を一括して行います。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第16号から議第28号まで及び議第31号から議第35号まで及び議第37号並びに議第38号は、お手元の議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 ―――――――――――――――――― △日程第30  議第36号 ○議長(勝彰君) 日程第30、議第36号・工事請負変更契約の締結についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) それでは、ただいま議題となりました議第36号・工事請負変更契約の締結についてご説明申し上げます。 これは坂本290号線道路改良工事の契約で、施工区域内等で発生しました土砂を利用するよう計画しておりましたが、盛土に適さない土であったため購入土による盛土に変更したことに伴い、契約金額が増額したものであります。 この工事請負契約につきましては、去る2月14日に株式会社加藤工務店と仮契約を締結し、変更後の契約金額が1億9,880万8,100円となったものであります。 ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第36号は、産業建設委員会に付託いたします。 なお、産業建設委員会の委員の皆さんは休憩中に委員会を開催し、議第36号について審査を行い、その結果を報告願います。 委員会を開く場所を事務局長から発表させます。 ◎議会事務局長(嶋崎雅浩君) それでは、産業建設委員会を第1委員会室において、直ちに開催をいたしますので委員の皆様、よろしくお願いをいたします。 ○議長(勝彰君) ただいまから暫時休憩いたします。  午前11時16分休憩 ――――――――――――――――――  午前11時40分再開 ○議長(勝彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第30、議第36号・工事請負変更契約の締結についてを議題といたします。 休憩中に産業建設委員会が開かれております。本案に関し、委員長の報告を求めます。産業建設委員長・牛田敬一君。  〔産業建設委員長・牛田敬一君登壇〕 ◆産業建設委員長(牛田敬一君) ただいま議題となりました日程第30、議第36号・工事請負変更契約の締結について、産業建設委員会の審査経過並びに結果について報告いたします。 結論から申し上げますと、全会一致、原案可決です。 お手元の議案書50ページ及び委員会資料をご参照ください。 趣旨は、中津川市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により、議決を求めるものです。 概要ですが、坂本290号道路改良工事第3工区です。 工事概要は記載のとおりです。 工事変更の理由及び内容は、施工区域内で発生した土砂を盛土として利用する計画でありましたが、盛土に適さない土であったため、新たに土を購入したこと。 また、坂本264号線との交差点部を片側交互通行での施工を予定していましたが、交通量が多く、地域及び通行への影響を考慮し、仮設による道路切り回しに変更したことにより増額となりました。 契約の方法は指名競争入札、契約日は平成30年12月21日。変更仮契約締結日は令和2年2月14日、工期は平成30年12月21日から令和2年3月19日までです。 契約金額は、変更前1億8,036万円、変更後、1億9,880万8,100円です。 契約の相手方は、中津川市千旦林の株式会社加藤工務店です。 以上のような説明を受け、質疑に入りました。 2点報告いたします。 変更額の内訳を伺いますとの質疑に対しまして、土購入費と土工で約800万円、道路仮設工事、約600万円、排水等の工事、約450万円との答弁でした。 もう一点、適さない土とはどのようなものかという質疑に対しまして、転圧機により締め固めるものですが、水分量が多く、締め固まらない土であったとの答弁でありました。 以上のような内容で慎重審査の結果、冒頭申し上げたとおり、全会一致、原案可決となりました。以上です。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 本案に対する討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認め、さよう決しました。 これより議第36号・工事請負変更契約の締結についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり決しました。 ―――――――――――――――――― △日程第31  議第1号から日程第37  議第7号 ○議長(勝彰君) この際、日程第31、議第1号から日程第37、議第7号までの補正予算案7件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第1号から議第7号までの補正予算についてご説明申し上げます。 この補正予算は、国・県補助金等を活用する事業、寄付金を財源とする事業、早期発注のための事業、緊急対応が必要な事業などを対象に編成いたしました。 補正予算の規模は一般会計12億5,373万3,000円、国民健康保険事業会計(事業勘定)120万6,000円、農業集落排水事業会計、財源組替えのみ、特定環境保全公共下水道事業会計、財源組替えのみ、介護保険事業会計1億8,805万5,000円、後期高齢者医療事業会計600万円、病院事業会計、収入のみ、合計で14億4,899万4,000円でございます。 以下、一般会計の主な内容をご説明いたします。 初めに、国・県補助金等を活用する事業として、国が進めるGIGAスクール構想に基づき、小学校、中学校及び阿木高校の校内LANの高速化を図る経費3億6,476万円、保育料の公定価格の改定等により、法人保育園等への運営費委託料等として3,765万7,000円、障がい者のための自立支援給付費のうち共同生活援助及び児童発達支援について、利用者の増加による給付費として1,880万2,000円、国民健康保険事業において、国・県支出金の交付決定があったこと等による繰出金1,334万8,000円、岐阜県が管理する国道整備等の事業費が増額されたことに伴う市の負担金910万円を計上いたしました。 次に、頂いた寄付金を有効に活用するための事業としまして、次年度以降の公共施設の設備等に活用するための基金積立金150万円、次年度以降の図書購入等に活用するための基金積立金1,150万円、次年度以降の美術品購入等に活用するための基金積立金2万円、次年度以降の坂下中学校の備品購入に活用するための基金積立金6万9,000円、市内全小学校でICT教育に活用する備品を購入する経費47万2,000円、付知南小学校、付知北小学校、福岡小学校、付知保育園に備品を購入する経費102万8,000円を計上いたしました。 次に、工事等の早期発注のための事業としまして、公民館や体育施設などの文化スポーツ施設の修繕等を行う経費4,729万7,000円、消防施設の解体、修繕等を行う経費305万1,000円、給食調理場の修繕を行う経費286万円、高齢者福祉施設の設備等の改善や交換を行う経費2,070万6,000円、市道の改良、側溝改修、道路照明の設置、公園施設の修繕等を行う経費9,050万円を計上いたしました。 続きまして、一般会計のその他の主な内容をご説明いたします。 総務費では、今後想定されますまちづくり関連事業に備えるため、リニア中央新幹線まちづくり基金への積立金3億円、令和2年4月1日から部署や業務の異動に伴う施設改修を行う経費177万1,000円、職員の自己都合などによる退職手当1億8,092万2,000円などを計上いたしました。 民生費では、介護サービス利用件数の増加による一般会計から介護保険事業会計への繰出金2,350万7,000円、子ども・子育て支援交付金の実績確定による償還金420万8,000円を計上いたしました。 衛生費では、新斎場建設により周辺環境に与える影響を調査する経費203万5,000円、国民健康保険坂下診療所に対し、資金不足を解消するために財政調整基金を取り崩して臨時的に補助する経費2億6,000万円、坂下診療所及び坂下老人保健施設の職員の退職給付費に充てるため、退職手当基金を取り崩して繰り出す経費6,335万4,000円を計上いたしました。 商工費では、椛の湖オートキャンプ場入浴施設の機器の取替えを行う経費114万2,000円を計上いたしました。 土木費では、事業費の確定等による精算または不用額の補正として1億6,935万9,000円の減額を計上いたしました。 消防費では、消防本部電話交換機が落雷により故障したため修繕を行う経費、179万3,000円を計上いたしました。 教育費では、令和2年4月から蛭川小学校の普通教室、苗木小学校、坂本小学校、落合中学校、付知中学校の特別支援教室が増級となるため、エアコン、児童用ロッカー、児童用机、椅子等を整備する経費1,929万3,000円などを計上いたしました。 以上が歳出の主な内容ですが、これらの財源といたしまして国庫支出金1億4,433万6,000円、県支出金1,895万円、財産収入51万2,000円、寄附金1,458万9,000円、繰入金3億2,335万4,000円、諸収入4,447万円の減額、市債1億1,730万円、財源調整として繰越金6億7,916万2,000円を計上いたしました。 続きまして、特別会計及び企業会計の主な内容をご説明いたします。 国民健康保険事業会計(事業勘定)では、平成28年度国民健康保険、特定健康診査・保健指導負担金の補助対象経費に計上誤りがあったことに伴う国・県への償還金120万6,000円を計上いたしました。 農業集落排水事業会計及び特定環境保全公共下水道事業会計では、令和2年4月1日付で企業会計へ移行するため、財政調整基金を全額取り崩す歳入予算を計上いたしました。 介護保険事業会計では、介護サービスの利用件数が増加したため、給付費の補正として1億8,805万5,000円を計上いたしました。 後期高齢者医療事業会計では、市民税の税額更正に伴い増加する広域連合への負担金600万円を計上いたしました。 病院事業会計では、国民健康保険坂下診療所の資金不足に対する一般会計からの臨時的な補助並びに坂下診療所及び坂下老人保健施設の職員の退職給付費に充てるための一般会計からの繰出金と同額の歳入予算を計上いたしました。 続きまして、繰越明許費についてご説明いたします。 本3月補正予算で国の補正予算に伴い財源確保したものの、事業完了が翌年度にわたらざるを得ない事業が3事業、同じく本3月補正予算で工事等の早期発注のため予算化したものの、事業完了が翌年度にわたらざるを得ない事業が15事業、施工方法等の検討、地元住民や関係機関との調整に時間などを要し、やむを得ない事情により事業完了が翌年度にわたらざるを得ない事業21事業、合わせて39事業につきまして追加及び変更し、翌年度に繰り越して事業を進めさせていただこうとするものでございます。 続きまして、債務負担行為については、新斎場建設により周辺環境に与える影響の調査を令和2年度にかけて実施するため、限度額1,892万円を設定するものでございます。 以上、補正予算についてご説明させていただきました。 ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 議第1号から議第7号までの質疑を一括して行います。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第1号から議第7号までは、予算決算委員会に付託いたします。 なお、予算決算委員会の委員の皆さんは休憩中に委員会を開催し、議第1号から議第7号までについて審査を行い、その結果を報告願います。 委員会を開く場所を事務局長から発表させます。 ◎議会事務局長(嶋崎雅浩君) それでは、予算決算委員会を本議場におきまして、午後1時15分から開催いたしますのでよろしくお願いをいたします。 ○議長(勝彰君) ただいまから暫時休憩いたします。  午前11時56分休憩 ――――――――――――――――――  午後 3時50分再開 ○議長(勝彰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第31、議第1号から日程第37、議第7号までの補正予算案7件を一括議題といたします。 休憩中に予算決算委員会が開かれております。本案に関し委員長の報告を求めます。予算決算委員長・鷹見憲三君。  〔予算決算委員長・鷹見憲三君登壇〕 ◆予算決算委員長(鷹見憲三君) ただいま議題となりました日程第31から日程37までの議第1号・令和元年度中津川一般会計補正予算(第11号)、議第2号・令和元年度中津川国民健康保険事業会計補正予算(第4号)、議第3号・令和元年度中津川農業集落排水事業会計補正予算(第3号)、議第4号・令和元年度中津川特定環境保全公共下水道事業会計補正予算(第3号)、議第5号・令和元年度中津川介護保険事業会計補正予算(第3号)、議第6号・令和元年度中津川後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)、議第7号・令和元年度中津川病院事業会計補正予算(第3号)について、予算決算委員会での審査の経過並びに審査結果についてご報告いたします。 議案審査結果につきましては、議第1号・令和元年度中津川一般会計補正予算(第11号)は賛成多数で原案可決であります。 そのほか、議第2号から議第7号までの6議案は、全会一致、原案可決であります。 補正額につきましては、一般会計12億5,373万3,000円、特別会計の国民健康保険事業会計(事業勘定)120万6,000円、農業集落排水事業会計と特定環境保全公共下水道事業会計は歳入予算の組替えのみです。介護保険事業会計1億8,805万5,000円、後期高齢者医療事業会計600万円、企業会計の病院事業会計は収入のみです。総額14億4,899万4,000円の増額補正となります。 執行部からの説明及び審査経過につきましては、議員全員で構成されました予算決算委員会であり、議員周知のとおりでありますので割愛させていただきます。 以上で報告を終わります。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 議第1号から議第7号までの質疑を一括して行います。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 議第1号・令和元年度中津川一般会計補正予算(第11号)に対し、討論の通告がありますので発言を許します。10番・木下律子さん。  〔10番・木下律子さん登壇〕 ◆10番(木下律子さん) 議第1号・令和元年度中津川一般会計補正予算(第11号)の反対討論を行います。 GIGAスクール構想は、政府が2023年までに全国の小中学校で、1人につき1台パソコンなどの情報端末を配備する方針を決めて、国が補正予算として成立させたことから行う補正ですが、1人当たり上限4万5,000円を国が負担し、学校に超高速の通信環境を整える費用の半額を国が補助するということです。国はGIGAスクール構想の実現として2,318億円を補正し、総額では約4,300億円を投じます。これがどのような教育的効果を得ることができるのか疑問です。 なぜならば、補正予算ではこの事業を東京オリンピック・パラリンピック後を見据えた経済活力の維持向上として位置づけているからです。児童生徒のためでも、教員の多忙化解消のためでもなく、大手パソコン機器メーカーやネットを取り扱う事業者のための施策にほかなりません。これは政府自身がそう掲げていることです。 今年の1月26日付の読売新聞の社説に「1人1台パソコン 投資に見合う教育効果あるのか」というタイトルで書いてありました。問題は、配備されるパソコンを使ってどのような授業をするのかが見えてこないことである。1人に1台が本当に必要なのか、子どもの学力に応じてそれぞれのパソコンに難易度の異なる問題を出せば、個別に最適化された学習ができると文科省は説明をする。仮に、そんな授業を行うのなら教員にかなりの指導力が要る、パソコンを授業で使いこなせる教員は7割にとどまるとの調査結果がある。文科省は教員の役割や指導力の向上策を検討するとしているが、何とも心もとない。早い時期からパソコンでドリルの反復練習をしていると、長い文章をじっくり読んで意味を考えることがおろそかになりかねない。パソコン学習では読解力が身につかないと指摘する専門家もいる。パソコンの使い方次第では、かえって子どもたちにマイナスの影響を与えることにならないか。配備されたパソコンを使うこと自体が目的化すれば本末転倒である。学校現場が目的意識をきちんと持って適切にパソコンを活用しない限り、巨額の投資は無駄になる。そのことを文科省も教育委員会も肝に銘じてもらいたいと読売新聞が厳しく批判しています。 読売新聞の社説が指摘しているように、多額のお金を大手パソコンメーカーやネット事業者に投資して、さらに教師の多忙化を招き、子どもの教育に格差を広げることにもなりかねない。そのお金があれば、教師の増員に使って、少しでもゆとりのある教育ができるようにしたほうが子どもの教育に役立つ。したがって、GIGAスクール構想の補正予算に反対するものです。 また、リニアのまちづくり基金積立てに3億円の予算をつぎ込んでおります。リニア新幹線の超伝導磁気浮上式新幹線は86%がトンネルで、多くの断層を通過させ、南アルプスをトンネルで通す無謀な乗り物です。ガイドウェイと車体の隙間は約5センチしかなく、接触はしないとはいうものの電源が落ちちゃったり、直下地震が直撃したらひとたまりもありません。危険な乗り物です。世界でも初めての乗り物で、ドイツや中国も開発を断念いたしました。そのようなリニア新幹線に夢を託し、リニアでまちづくりと駅前開発や区画整理事業、新設や拡幅の道路の建設、企業誘致の開発など大型公共事業に莫大なお金を投資するものです。医療、福祉、暮らしを犠牲にするようなリニアのまちづくりに3億円を積み立てることには反対です。 2つの点で反対をいたします。皆さんのご賛同をお願いいたしまして反対討論といたします。以上です。 ○議長(勝彰君) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結いたします。 これより採決いたします。採決は分離して行います。 まず、議第1号・令和元年度中津川一般会計補正予算(第11号)を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(勝彰君) ありがとうございます。 起立多数であります。よって、議第1号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議第2号から議第7号までの補正予算6件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議ないものと認め、委員長の報告のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――― △日程第38  議第8号から日程第45  議第15号 ○議長(勝彰君) この際、日程第38、議第8号から日程第45、議第15号までの予算案8件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長・青山節児君。  〔市長・青山節児君登壇〕 ◎市長(青山節児君) ただいま議題となりました議第8号から議第15号までの令和2年度予算の概要をご説明申し上げます。 所信表明と一部重複もありますが、よろしくお願いをいたします。 令和元年度は中津川市総合計画中期事業実施計画の初年度として、中津川市の継続的な発展の礎となる重要な年と位置づけをし、主要施策を実施してまいりました。 坂本こども園の建設、汚泥処理センターアクアクリーン中津川の完成、新斎場建設に向けた取組に着手するなど、長年懸案とされてきた事業を前進させることができました。 また、前期事業実施計画に沿って主要施策を着実に進めてきた成果として、世界最大級の特殊鋼メーカーや国内トップクラスの技術を誇る企業の研究所設置の決定、観光面では付知峡が東海地区観光雑誌調査による夏の涼絶景ランキング1位を獲得するなど、そして苗木城跡の年間来場者数が15万人を超え、明るい話題も多くございました。 中期事業実施計画のスタートダッシュを決めることができたと思っております。 令和2年度は中期事業実施計画の2年目を迎え、取り組むべき主要施策を円滑に進めるための重要な年となりますことから、リニアを活用したまちづくり、安全・安心のまちづくり、次代を担う人づくりに関する施策に総合的に取り組んでいく必要があります。 リニア中央新幹線事業を中津川市の将来にわたる可能性への広がり、そしてつなぐことのできる大きなアドバンテージと捉え、中津川市リニアを活用したまちづくり構想を具現化させていかなければなりません。 リニア岐阜県駅を交通結節点として市内各地へのアクセスを円滑にし、市内中心市街地からさらに広域的にリニアの波及効果を広げていくため、引き続き駅周辺整備やアクセス道路といった将来のまちづくりの骨格となる基盤整備を着実に進めることで、交通と観光、また産業の振興などを連携させたまちづくりを進めてまいります。 さらには、本市の魅力ある豊かな地域資産の磨き上げを行い、岐阜県の東の玄関口として国内外からの来訪者が安全に安心して周遊できる受入れ体制の整備等を進めてまいります。 こうした将来のまちづくりに取り組む中で、市の活力の源は言うまでもなく人であります。人口減少、若者の地元離れが進む現状下にあっては、今後税収減のみならず、教育、医療、福祉、子育てなどあらゆる面での影響が懸念されております。社会動態による人口減少を食い止めることが継続的な発展のできるまちづくりを進める上で極めて重要となります。未来を担う若者の地元定着を図るための施策に着実に取り組んでまいる所存でございます。 以上の基本的な考えに基づいて編成した令和2年度予算の規模は、一般会計、特別会計及び企業会計の総額766億967万4,000円で、対前年度比1.2%の増となりました。このうち一般会計は384億3,200万円で、対前年度比0.9%の減、特別会計は総額170億2,720万2,000円で、対前年度比16.5%の減、企業会計は総額211億5,047万2,000円で、対前年度比28.1%の増となりました。 なお、特別会計の大幅な減、企業会計の大幅な増については、下水道事業会計、農業集落排水事業会計、特定環境保全公共下水道事業会計、個別排水処理事業会計の4つの特別会計を令和2年度から統合し、企業会計とすることによるものでございます。 それでは、ここから一般会計の歳入歳出の概略についてご説明を申し上げます。 まず、歳入でございますが、市税は2.1%増の101億4,115万1,000円を計上いたしました。個人市民税については、雇用情勢の改善等から個人所得の増加があり、1.7%増を見込みました。法人市民税については、企業業績の改善が見られますが、税制改正による税率の引下げの影響があり、12.0%減を見込みました。固定資産税及び都市計画税については、宅地及び宅地並み評価値の増加や、新築家屋の増加、太陽光発電設備や企業の設備投資による償却資産の増加などにより固定資産税で3.5%増、都市計画税で1.3%増を見込みました。 地方譲与税のうち、森林環境譲与税は、災害防止、国土保全機能強化等の観点から森林整備を一層促進するために国が譲与額を前倒しして増額することとしたため、107.3%増の7,728万8,000円を見込みました。法人事業税交付金は、地方法人特別税、譲与税制度の廃止に伴う市町村分の法人住民税法人税割の減収分の補填措置として令和2年度から創設されました。岐阜県の法人事業税の一部が各市町村に交付される制度であり、新たに1億700万円を見込みました。 地方消費税交付金は、令和元年10月から消費税率引上げに伴い増収が見込まれることや、企業の設備投資が増加していることから19.7%増の14億7,890万円を見込みました。 地方交付税は、地方創生の推進、地域社会の維持、再生、防災、減災対策等に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、国において令和元年度を上回る交付税額を確保しました。 本市においては、普通交付税の合併特例期間が終了し、減収が予想されておりましたが、地方交付税総額が増加したことにより普通交付税は0.9%増の94億2,860万円を計上いたしました。 また、特別交付税は前年度と同額の8億円を計上いたしました。 分担金及び負担金は41.9%減の3億1,436万5,000円を見込みました。大幅な減の原因は、令和元年10月からの幼児教育・保育の無償化に伴い、公立保育保育料及び市立保育保育料で2億3,671万円の減収を見込んだことによるものです。 なお、減収分については消費税率引上げに伴い増額した地方消費税交付金及び地方交付税で賄うこととされております。 寄附金は、ふるさと納税の令和元年度分の実績を考慮し、95.7%増の3億506万2,000円を計上いたしました。 財政調整基金繰入金は、市税及び地方交付税などの増額が見込まれるため、33.3%減の16億円を計上いたしました。 リニア中央新幹線まちづくり基金繰入金は、リニア関連事業費及びリニア関連事業のための借入れに対する元利償還金を賄うための財源として2億505万8,000円を計上いたしました。 市債は15.7%減の33億6,640万円を計上いたしました。このうち施設整備のための市債は22.9%減の23億4,910万円。交付税の財源不足を国と地方が折半して負担するために、市が借金を行う臨時財政対策債は7.7%増の10億1,730万円を計上いたしました。 続きまして歳出でございますが、退職金を除いた職員人件費のうち報酬は会計年度任用職員制度の施行に伴い、12億6,001万3,000円を計上いたしました。給料は人事院勧告によるベースアップや昇給による影響で4,508万9,000円の増額、手当は会計年度任用職員制度の施行に伴う期末手当の支給等による影響で、1億4,514万4,000円の増額、人件費全体では29.8%増の72億1,180万5,000円を計上いたしました。 扶助費は、法改正や対象者の減等の影響で1.3%減の51億5,104万2,000円を見込んでおりますが、市単独事業においては小学校就学から中学校卒業までの医療費の助成といった福祉サービスを高い水準で維持しております。 公債費は1.1%増の38億3,804万5,000円を計上いたしましたが、公債費負担適正化計画の方針に従い借金残高を計画的に減らしてきており、令和2年度においても借金残高は減少する見込みでございます。 施設整備などの投資的経費では、新衛生センター建設事業やこども園整備事業などの大型事業について計画どおり完了したことにより、12.7%減の61億6,549万円を計上いたしました。 次に、令和2年度の主要事業について、主な内容をご説明申し上げます。 令和2年度は中期事業実施計画の2年目に当たり、国や県が進める取組を意識しながら各事業を着実に推進することとし、特にリニアを活用したまちづくりのほか、安全・安心のまちづくり、次代を担う人づくりの3本柱に重点を置き、持続的に発展のできる中津川市を実現してまいります。 1つ目のリニアを活用したまちづくりでは、濃飛横断自動車道と一体的に機能するリニア駅への新たなアクセス道路や、関連道路のほか、青木斧戸線や神坂PAスマートインターチェンジなど、リニア開業を見据えた基盤整備を進めます。 また、リニア駅周辺については、岐阜県の東の玄関口にふさわしいまちづくりと市民、駅利用者の利便性向上、駅周辺の住環境整備等のため、引き続き土地区画整理事業を実施するとともに空間デザイン計画を検討するほか、美乃坂本駅の自由通路と橋上駅舎の概略設計を実施いたします。 さらに、中心市街地の活性化のため、市民の交流、学び、にぎわいの拠点となる(仮称)市民交流プラザの設計に着手するほか、中心市街地を歩く人の利便性を高め、町なかのにぎわいを創出するためWi-Fi機器を設置いたします。 また、市域全体をつなぐ観光振興として、歴史・文化・体験・食・宿泊など、周遊観光を促すための情報発信とプロモーションの強化を図るとともに苗木城跡、付知峡、芝居小屋などを活用し、地歌舞伎街道である国道257号沿線の周遊を促進するため、サイクリング、温泉、ガストロノミーウオーキングなどに加え、新たな体験メニューにも取組をいたします。 2つ目の安全・安心のまちづくりでは、安心して暮らせる医療と福祉を実現するため、4月から健康福祉会館に子育て世代包括支援センターを設置、子育て支援と母子保健児童福祉のサービスを包括的に実施いたします。 また、新たな取組として、名古屋大学との共同研究として阿木地区をモデル地区に選定し、小中学生のいる世帯を中心に高血圧予防のための減塩指導を行う減塩プロジェクトを実施するほか、引き続き公立病院の医師確保のため、医学生の修学支援や乳幼児から中学生までの医療費の助成を行うとともに、子どものインフルエンザ予防接種費用の助成額を拡充いたします。 さらに、災害に強い基盤・体制を整備するため、地域版の国土強靱化計画の策定と洪水ハザードマップを更新し地域の防災力を強化するほか、導入後24年が経過し老朽化した中消防署の救助工作車を更新いたします。 きれいで豊かな自然を守るため、坂本地区の下水道整備やごみ減量と資源化に取り組むとともに、森林経営管理制度に基づいて森林所有者が自ら管理できない人工林の意向調査の実施や森林整備を促進するほか、苗木地域での新斎場の建設に向けた調査等を実施いたします。 さらに、インフラ、産業基盤の整備のため、老朽化したかわうえCATV施設を廃止し、情報通信網を整備することにより全市で高速通信を実現させるほか、飛騨牛など畜産業の生産基盤を強化するとともに、企業の立地や新規設備投資に対する奨励金で、市内に立地する企業の支援などに引き続き取組をしてまいります。 3つ目の次代を担う人づくりでは、産業振興と産業を支える人材育成のため新規就農者や後継就農者の育成と定着を進め、農業の担い手の確保や就農研修生と受入れ農家の支援を行うほか、市内の小中学生が地元企業を見学し、体験学習するすご技中津川プロジェクトを実施いたします。 また、地域の活力を生む人材確保のため令和元年度ににぎわいプラザに整備をしましたテレワークスペースを活用し、女性の活躍推進やリーダーの育成を行うなど自立運営に向けた取組を行うほか、空き店舗を活用して創業する事業者等に改修等に係る費用の一部を助成するとともに、新たに新規創業等を支援するための助成制度を創設いたします。 移住希望者の仕事、住まい、子育てなど、多方面にわたる相談に対しては、各窓口をつなげる移住相談窓口ワンストップ化を推進するほか、域学連携の拠点である「coagari(コアガリ)」を活用し、高校生や大学生の地域活動参加を促進し、関係人口の増加と将来地域社会の担い手となる人材育成を推進いたします。 また、子育て就労環境づくりのため、市費採用講師やアシスタントについて、県内トップクラスの人員、人数を各学校へ配置しておりますが、さらに小学校英語専門講師や中学校2年、3年の35人相当学級のための講師を計画10人に増員し、きめ細かな対応を行ってまいります。 また、福岡地区の小学校を統合した新小学校の詳細設計に着手し、併せて給食調理場の整備も検討いたします。 私立の認定こども園と保育園の増築に係る費用を助成し、受入れ体制を整備するほか、新たに新生児の聴覚検査に要する費用の2分の1の助成をいたします。 4月4日には、馬籠宿と中津川駅前通りで岐阜県内で最初となります東京2020オリンピック聖火リレーを開催するほか、10月31日から開催されるねんりんピック岐阜2020卓球交流大会を市内で開催いたします。 また、米国レスリングチームのホストタウンとして、国際交流や事前合宿を支援いたします。 以上、持続的に発展のできる中津川市を実現するため、リニア開業に向けた基盤整備、若者の地元定着、移住促進の強化を図り、教育、医療、福祉、子育て等の市民の暮らしを守る施策などを中心に編成をいたしました令和2年度予算の概要についてご説明をさせていただきました。 市政運営に当たりましては、引き続き皆様からの声を大切にしながら、誰もが住み続けたい、住んでみたいと思うまちづくりに全力で取り組んでまいりますので、市議会の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、提案の説明といたします。 ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。 ○議長(勝彰君) これより質疑に入ります。 議第8号から議第15号までの質疑を一括して行います。 なお、本案は委員会に付託いたしますので、質疑につきましては簡潔にお願いします。 順次発言を許します。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議第8号から議第15号までは、お手元の議案付託表のとおり予算決算委員会に付託いたします。 ―――――――――――――――――― △日程第46  陳情第1号 ○議長(勝彰君) 日程第46、陳情第1号・陳情書「認知症高齢者等の事故に対する個人賠償責任保険の新しい事業実施を求める陳情」を議題といたします。 ただいま議題となっております陳情第1号は陳情文書表のとおり、文教民生委員会に付託いたします。 ―――――――――――――――――― △日程第47  岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○議長(勝彰君) 日程第47、岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員には、同広域連合規約第8条第1項の規定に基づき、選挙する議員として青山節児君を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました青山節児君を岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(勝彰君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました青山節児君が岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。 ただいま岐阜県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました青山節児君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。  午後4時25分散会 ――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   勝  彰         署名議員 牛田敬一         同    吉村浩平...