中津川市議会 > 2019-03-07 >
03月07日-03号

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  1. 中津川市議会 2019-03-07
    03月07日-03号


    取得元: 中津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成31年第1回定例会平成31年第1回中津川市議会定例会会議録(第3号)========================= 平成31年3月7日(木)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2        市政一般に関する質問 ――――――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問順序質問事項質問者発言所 要時間 71.仕事と家庭の両立支援について 2.まちづくりにおける行政と地域組織について櫛松直子40分 81.リニア中央新幹線の開業に向けての街づくりについて佐藤光司35分 91.大学生・高校生受け入れの為の対策等について 2.坂下病院の附帯事業及びシャトルバス運行について森 益基25分 101.中津川定員適正化計画について 2.中心市街地の活性化について 3.水道法の一部改正について 4.平成31年度当初予算について吉村久資40分 111.ファミリーサポート事業について 2.地域交通について 3.坂下病院の診療所化と在宅医療の強化について 4.市役所職員の働き方について木下律子40分  ――――――――――――――――――――――◯出席議員  20名   1番        吉村孝志君   2番        森 益基君   3番        水野賢一君   4番        島崎保人君   5番        柘植貴敏君   6番        木下律子さん   7番        牛田敬一君   8番        吉村浩平君   9番        岡崎隆彦君  10番        勝  彰君  11番        田口文数君  12番        櫛松直子さん  13番        大堀寿延君  15番        三浦八郎君  16番        粥川茂和君  17番        鈴木雅彦君  18番        鈴木清貴君  19番        鷹見憲三君  20番        吉村久資君  21番        佐藤光司君 ――――――――――――――――――――――◯欠席議員 なし ――――――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者  市長         青山節児君  副市長        大井久司君  教育長        本多弘尚君  理事         丸山裕章君  政策推進部長     伊藤雅志君  総務部長       市岡 清君  財務部長       西尾謙二君  定住推進部長     片田 毅君  健康福祉部長     小縣智彰君  生活環境部長     坪井 透君  農林部長       林 友義君  商工観光部長     安江裕之君  文化スポーツ部長   大巾裕之君  リニア都市政策部長  山本高志君  基盤整備部長     柴田寛史君  水道部長       塚田一義君  病院事業部長     千村泰史君  消防長        松葉茂幸君  教育委員会事務局長  早川和子さん  公室長       伊藤恵之君  行政管理課長     林 行典君 ――――――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者  事務局長       嶋崎雅浩君  書記         高木 均君  書記         鈴木美幸さん  書記         青木真之介君  書記         安田充孝君 ――――――――――――――――――――――  平成31年3月7日(木曜日)  午前10時00分開議 ―――――――――――――――――――――― ○議長(大堀寿延君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(大堀寿延君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(嶋崎雅浩君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下18名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。以上でございます。 ―――――――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(大堀寿延君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において   19番・鷹見憲三君   20番・吉村久資君を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――― △日程第2  市政一般に関する質問 ○議長(大堀寿延君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。12番・櫛松直子さん。  〔12番・櫛松直子さん質問席に着く〕 ◆12番(櫛松直子さん) おはようございます。 しばらく一般質問をしておりませんでしたので、どうやってやったらいいか思い出しながらの質問でございます。細かい質問などもありまして、どうしてということがあるかもしれませんけれども、ご容赦いただきまして、ご答弁のほうよろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に基づきまして一般質問を行います。 まず、今回大きく2つのテーマで質問いたします。 1つ目の仕事と家庭の両立支援策についてというテーマの内容から質問いたします。 中津川も移住・定住を推進しておりまして、働きやすい環境づくりについては、商工観光部が中心となって日々取り組んでいただいております。既に住みやすいまちランキングでは上位をいただいておりますが、さらには、中津川は働きやすいまちだというイメージが必要だというふうに考えております。その点を強化し、中津川の魅力としてアピールできるように、そして仕事と家庭の両立支援、この部分を進めるためにも質問をいたします。 まず小項目の1ですが、子育てにおける両立支援についてお聞きします。 まず保育園の定員ですが、きのうもご質問が出ておりましたけれども、もう少し要望や現状に合わせた運営ができないかというふうに思っております。中津川は、きのうのご答弁でも、いわゆる待機児童はいないということですが、希望の地域の保育園に入れないという状況が現実としてあります。 ここでお聞きします。公立保育園において、入園者の希望が定員を上回る保育園の定員をふやすことはできないでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。
    教育委員会事務局長(早川和子さん) 保育園の定員についてでございますが、保育室の面積などの施設要件で設定される認可定員については、ふやすことはできません。ただ、毎年、園の状況により受け入れの定員を定めており、保育士の確保ができ、体制が整えば受け入れを認可定員までふやすということが可能でございます。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) ハードの部分での制約は出てくるというふうに思いますけれども、保育士の部分の確保は、今後も続けていただければというふうに思います。 とはいっても、子どもの数が減少傾向は否めませんし、保育園の定員の総数も、そのような状況下では減少しているというふうには考えておりますが、まだ未満児、いわゆるゼロ歳児の入園希望者は大きく減少しているとは考えられません。最近の傾向で女性の活躍ということから考えると、この部分についてはもう少し拡大をしていただく必要があるというふうに思いますが、まだまだ要望が多いと思われる未満児の定員の増加はいかがでしょうか。できないでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 未満児の受け入れ人数をふやすためには保育士の確保、未満児は保育士をたくさん必要としますので、保育士の確保や施設の整備、未満児用の部屋の整備などですが、そういったことが必要となっております。今後、保育ニーズの把握に努め、私立保育園と協力しながら受け入れ体制を整えていきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) こちらでも、やはり保育士の確保がどうしても必要だということになるかというふうに思います。ちょっとその部分については今回議論はいたしませんけれども、引き続きここは継続してお願いしたいと思いますし、あと私立との連携というようなお話がありまして、こちらも基本的には、やはり保育士の確保がなければ私立といえどもなかなか難しい部分はあると思いますが、とはいっても育児休暇制度というのが幅広くいろんな方に導入がされていまして、以前は通常企業でも正社員の方のみ育児休暇制度の利用ができましたけれども、今はそこが大幅に働き方が多様化しておりまして、その方に合わせた形で休暇も取得できるようになっていますので、この部分については、また今後拡大をお願いしたいと思います。 その働き方が変わったところで、さらには保育園以降の年齢のところの部分になりますけれども、共働き世帯が増加しておりまして、いわゆる放課後児童クラブ、学童というようなことでも呼びますけれども、こちらのニーズも依然として高い状況にあるというふうに考えております。自治体だけでなく、中津川も現在人手不足という課題がありまして、企業はこの点については大変苦労をしているというふうに聞いております。少しでもそこの部分を解消していくためには、今まで雇用していなかった層の人たちを雇い入れるということが解消につながるというふうに考えます。定年退職後の方や、外国人の方はもちろんですけれども、子どもを育てるために離職した女性も対象というふうに考えて、ここは大変戦力になり得る層であるというふうに考えます。 こういった潜在的な人材という部分を顕在化させるために、一つにはこの放課後児童クラブをふやして、子どもを預かることが必要になるというふうに考えます。私の周りの働くお父さん、お母さんからも大変多く要望いただいております。現在、放課後児童クラブ増設の計画はありますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 放課後児童クラブですが、利用児童数の増加に伴いまして、平成31年度には付知北校区に学校の教室を利用しまして、新規で設置する予定でございます。 また、中津南ですけれど、南学童と西学童では学校の特別教室を一時利用するということで、定員をふやす計画でございます。落合では、神坂地区の児童の受け入れを新たに始める計画を進めておるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 思い起こしますと12年前、初めて議員になったときの質問が、子どもの放課後の居場所づくりということで、このテーマで質問いたしましたけど、実は当時は、ある人から、こんなくだらない質問をして時間をとるんじゃないというようなことを言われましたけれども、今はこの課題についてはどうしても欠かせない、子育てについては欠かせない一つの課題ということで、今答弁いただいたように増設の計画もいただいているということですので、今後ともここはふやしていただきたいというふうに思います。 では、次の質問ですが、放課後児童クラブや、同じような子どもの居場所づくりについての中津川の考えはいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 子ども・子育て支援事業計画をもとに、放課後児童クラブ放課後子ども教室、児童館などにより、放課後の子どもの安全・安心な居場所を確保することとしております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 放課後児童クラブでなくても、特に小学生の子どもが安心して地域の中で生活ができるような対策が必要だというふうに考えますので、ここの部分はまた今後ともよろしくお願いいたします。 次の質問に行きます。 この4月から、市民病院の敷地内に病児保育所が設置されます。働きながら子育て中の方からは、待っていましたという声がありまして、大変喜んでいただいております。ただし、今回お聞きしたところ、スタート時は定員3人ということで、少し受け入れの人数が少ないんじゃないかというような印象を持たれておられます。結局、必要なときに利用ができないんじゃないかという声もありまして、そこで質問ですが、この受け入れの人数の増員はできないでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 病児保育所の定員でございますが、国の実施要項や近隣の利用状況や定員、そういったものを参考としまして、今回は3人の定員とさせていただいております。 運用開始後の利用状況を見ながら、必要があれば増員についても検討をしたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 一応、実は中津川は、かなり他よりも遅くなった設置ということで、この部分はもう少し反省していただきたいなあと思うんですが、今後の運営の中で使いやすいというような形にしていただければ、そこは差し引きオーケーという形にしていただきたいと思います。 さらに、この定員のところ、今いろんな形で3人という枠で決めたということですけど、今後定員の増員ができるかどうか、教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 当面、運営は看護師1名と保育士1名で運営する予定ですが、保育士を1名増員することで定員を3人ふやすということができますので、必要がありましたらそういった対応をしていきたいと思っております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) ここでも保育士の増員が必要ということが出てまいりましたので、ご質問じゃなくて要望ですけれども、保育士の増員、増強には今後も力を尽くしていただきたいというふうに思います。 保育のところは以上で、小項目の2つ目のところに移ります。 次は、働きながらの大変大きな課題となる介護との両立のところになります。 以前から、介護の窓口の相談などの拡大とか充実には質問をしてまいりました。改善もいただいているところも認識しておりますけれども、周りの皆さんからは、まだまだ改善の余地があるんじゃないかというふうに要望もいただいております。特に、働きながら介護をしなければいけないという方からは、次のような要望をいただいておりますのでお聞きします。 祝祭日など会社が休みの日、あるいは就業後の時間に相談のできる場所が設置できないでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 直営の地域包括支援センターのほか、4カ所の地域包括支援センターを増設し、相談支援体制を強化しているところです。 緊急時の相談については、包括支援センターが365日24時間対応できる体制をとり、市内5カ所の在宅介護支援センターと連携して支援を行っております。 また、相談や手続に関する質問については、メールまたは電話等での対応もさせていただいております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 対応の窓口は既に用意していただいてあるということですが、以前にもちょっとお話ししましたけれども、まだまだ周知がされていない部分が大変あると思います。どこにどう聞いていいかわからないので、こういう質問をしなければいけないというようなことにもつながるので、今後、ここの部分の周知をどのように行っていくかお聞かせください。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 周知不足ということの部分につきましては、現在、包括支援センターについてもそれぞれ連携した体制を今とっております。その中で、各地域で周知をしていくような形をとっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) ぜひとも、しつこいと言われるぐらいまで、また書いてあるというぐらいまで、いろんなところで出していただきたいというふうに思います。 働きながらの介護というようなところですけど、次の質問としては、申請などの手続が、介護というようなことになりますと、まず入り口のところで必要になります。この部分でも休日などで対応できるような窓口がないでしょうか。ほかの自治体ではそのような対応をとっているところもあるというふうに聞いております。この点についてお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 更新申請につきましては、ケアマネによる代行申請、または郵送による申請も可能となっております。その他、相談や手続に関するメール等での質問にも対応しているところです。 新規の申請の場合、申請者の状態や希望するサービスにより対応が異なり、市役所だけでなくケアマネや医療機関との連携も必要な場合がありますので、全ての手続を休日に済ませることは難しいというふうに考えております。 ホームページにおいても申請方法をわかりやすく記載するなど、事前の準備ができるような内容を充実していきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 大変この問題は、私も何回も聞いておりますけれども、やはりさっきの窓口と同様に、周知がまだ足りない部分もあるのかなというふうに思います。特に、少し要望として出たのは、市外、あるいは県外に住んでいる方が、自分の親が中津川に在住している場合に休みをとって来なければいけないというようなことは、やっぱり大変仕事にも支障が出てくるということで、もう少し、少なくともおっしゃったように難しい部分もあるので、全くそういった手続なしでというわけにはいかないんですけれども、回数を減らすとか、一遍にいろんな形でできるような連携を行政のほうでとってほしいという要望もありましたので、お願いをしたいと思います。 ということで、大きな1番のテーマについては以上とさせていただきまして、次の大きなテーマ、2になりますけれども、まちづくりにおける行政と地域組織についてというテーマに移ります。 今議会において、まちづくり活動推進条例が議案として出されています。協働のまちづくりの中の必要性として、自治活動については過去にも私も一般質問をいたしましたし、常任委員会や会派で先進地の視察も行ってまいりました。中津川区長会連合会でも、長浜のまちづくりという共通のテーマで視察も行っておられるというふうに伺っております。 その後、まちづくり協議会による公民館の指定管理が、福岡地区、あるいは苗木地区で既に実施をされておりますが、その後、実は去年、平成30年度の市政懇談会で、中津西地区では公民館の役割やまちづくり組織への動きについての発言がありました。今まで中津は、東、南、西地区それぞれの区長会が活動の主体となっておりましたので、ほかの地域における区長会、まちづくり協議会という形とは異なった形での活動になっておりまして、その後、平成31年2月、私の住んでおります西地区の区長会の勉強会として市民協働課からお話を聞く機会がありまして、私も同席をさせていただいたところです。 まちづくりという言葉には、いろいろな場面や人が使う言葉なんですけど、地域組織の代表である区長も、まちづくりの条例案についてこれから勉強をしていくという状況でしたので、その地域に住む人たちに区長が内容を伝え、区民の皆さんに説明をするということですけれども、一緒にまちづくりを考えていくということは、説明を聞く中、それから活動の内容を考えると、まだそう簡単に移行はできないというような感じがありましたので、今回、地域組織と行政の2つの視点で質問をさせていただきます。 今までずっとやってきた活動の仕組みが大きく変わるわけで、その点について、もう少し具体的に確認したいということでございます。 まず、小項目の1の地域組織の現状ということで、ここからは少し細かい質問になりますが、お願いします。 1として、中津地区のうち、東、南、西は区長会が全て行っているというふうに思っておりますが、区長会の都度、そして各区長とのやりとり、議事録作成などは、全て中津事務所でやっていただいているのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 中津東、南、西の区長会は、それぞれの区長会で開催を決めるため、開催回数は異なっております。また、議事録作成なども各地区の対応となっております。なお、各区長とのやりとりの中で、での対応が必要な場合は、中津事務所から担当課へ連絡しております。 中津地区区長会、いわゆる3つの区長会の合同でやる場合ですけれども、それにつきましては年3回から4回の開催がありますので、次第、議事録作成まで中津事務所で行っている現状でございます。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 2つ目の質問として、旧中津市内の苗木、坂本、落合、阿木、神坂では、区長会やまちづくり協議会の会議や活動は毎月やっておられますでしょうか。また、事務所や公民館は、会場使用や職員の業務など、どこまでかかわっていますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 区長会はどの地区も毎月開催されておりますが、まちづくり協議会は必要に応じて随時開催されております。 区長会は行政側からの依頼事項等が主になりますが、事務全般を事務所職員が行っております。 まちづくり協議会の運営につきましては、協議会が主体で行っておりまして、会場使用許可申請など一部は事務職員が支援しておりますけれども、イベントや部会などの会議に出席して、情報を共有しながら連携をしておるというのが実態でございます。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 連携して地域事務所とやっておられるということだと了解しました。 次の質問、各総合事務所管内のそれぞれの状況を教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 区長会はどの地区も毎月開催されておりますが、まちづくり協議会は毎月開催の地区と、随時開催の地区とあります。運営などは、先ほどの答弁の地域事務所と同様のかかわり方です。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次に、区長や区長会は自治組織として活動はしておりますが、から依頼をいただくことの受け皿という部分、それから安全・安心、防災、福祉における社会的資本とされるものの担い手であるというふうに考えられます。地域によっては、まちづくり協議会がそのことにかかわっていらっしゃるかもしれないというふうなことは聞いております。 そこでお伺いします。質問としては、自治活動、各区長会になりますが、とまちづくり協議会の活動は、まさにこの部分がいろいろ聞きたいんですけど、どう違うのか、端的に教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) まず区長会は、地縁による組織です。地域行事など地域のコミュニティーの活性化やへの要望、との連携協定にかかわる広報配付とか、行政からの依頼などを中心に活動をされております。 まちづくり協議会につきましては、区長会、住民のみならず地域に関係する学校関係や社会福祉団体、防災関係団体、商工会など個人や団体で構成する組織で、地域課題を解決するため、地域の特色を生かしたまちづくり活動を行う団体です。活動は協議会によりさまざまですが、主に構成員の得意分野を生かしまして、例えば教育関係の部会で、小・中学校と連携した地域を知る取り組みや空き家対策、防災関係の部会では、防災マニュアルの整備、家具転倒防止事業などの必要な部会をつくり、部会ごとに活動をしております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次の質問ですけど、まちづくり協議会がある地域では、区長会との関係はどのような形になっていますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 区長会はと協定を結んでおり、との関係のもと、行政に関係した分野を担っておられます。まちづくり協議会は地域内の構成団体と一緒になり、地域の将来ビジョンの実現を目指し、地域課題の解決に取り組んでおられます。相互に協働しながら、地域の発展のために活動していただいております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 少しイメージがわかってきました。 大きなまちづくり協議会という輪の中の1つに区長会も入っていると。それ以外の団体も、そのまちづくり協議会の中に入っていると、そういうイメージでよろしいでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) おおむねそういうイメージでよろしいかと思います。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) この後もう少し細かな質問をさせていただきたいというふうに思います。 次の質問、6になりますけれども、地域事務所、総合事務所のまちづくり担当の業務には、区長会やまちづくり協議会に関することがあるというふうに思うのですが、具体的にはどのような業務を担当、行っていられますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 各事務所では、区長会の事務と、基盤整備、防災、生活環境などの要望等では、事務所職員が現地確認など、現地へ出向くなどの対応もあります。 まちづくり協議会では、協議会の事業のサポート、一括交付金などの調整などを行っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次に、区長会連合会の事務局は市民協働課になっておりますが、各地区の出先事務所は、区長会業務をどこまで支援されておられますか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 区長会の開催等の連絡、資料作成、取りまとめなど会計業務以外の事務は、各事務所で支援をしております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 一問一答なので細かくて済みません。 次の質問。 地区の区長が出席する各区長会は、毎月開催されておりますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 区長会は、中津地区は随時開催ですが、その他の地区は毎月開催されております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次の質問。 中津地区には、東、南、西の区長会があります。区長への開催などの連絡や資料作成、取りまとめなどは中津事務所がやっていただいていますが、各区長会の担当区長が結局はやっているんではないのかという質問ですが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 中津東、南、西の区長会の開催の連絡等は、それぞれの区長会で行っていただいております。からの連絡とか報告事項等の資料は中津事務所で作成し、毎回配付している状況でございます。中津地区全体の区長会は、区長会開催案内、資料作成、取りまとめなど会計業務以外の事務は、中津事務所で行っております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次の質問ですが、今回、地域組織、特にそれぞれの区長会にとって、今回のまちづくり活動推進条例案はどのように受けとめられているか、聞いていることがあれば教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 条例制定に当たりまして、まちづくり協議会等会長会議、あるいは区長会連合会において、組織の位置づけなどについて説明をいたしまして、ご意見を聞いております。 地域ごとに住民のまちづくり活動に対する理解に差はありますけれども、さらに地域住民の理解を得るため、条例によりまちづくり活動の骨格を示してほしいとの意見がありました。 また、活動を一押しするもの、縛りのないもの、地域の特性を生かせるもの、地域内に存在が浸透していない。条例化は筋がしっかりしてくるため、地域内で説明しやすくなるといった意見を聞いております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) おおむね理解をいただいているということですけれども、やはり細かいところが今後説明が必要だというような形かとも思います。 次の質問です。 今までのまちづくり協議会設置推進要綱、これは平成23年に設置されておりますけど、それとの相違点は何でしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 中津川地域まちづくり協議会設置推進要綱の趣旨は、地域まちづくり活動を推進するため、まちづくり協議会の設置を推進し、協議会の育成及び支援をすることなどの事項を定めております。要綱は条例と異なり、法的な位置づけはありません。の基本的な、または重要な内部事務の取り扱いについて定めたもので、任意の協力を前提として目的を達成しようとするものです。 中津川まちづくり活動推進条例案になりますけれども、地域まちづくり活動について基本理念及び基本となる事項を定め、地域の特性を踏まえた地域の自主自立化による持続可能な地域コミュニティーづくりに向けた活力ある地域まちづくり活動を推進することを目的としております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 法的なきちんとした裏づけというようなことで条例をつくっていただくということになるかというふうに理解をいたします。 次の質問ですけど、条例化するに当たって、中津川が各区長会、もしくはまちづくり協議会と何らかの協定を結ぶということはあるのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) まちづくり活動の推進を目的とするもので、協定などを結ぶことはありません。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 細かな質問をすると、立ったり座ったりでちょっと腰に来ますので、済みません。 小項目の2番、まちづくり協議会との連携のほうに移ります。 それぞれの地域では、環境整備、それから防災活動、福祉活動を初めさまざまなことに取り組んでおります。協働のまちづくりということでは、地域力だけでなく行政との連携が大きな部分であるというふうに考えます。それで、このまちづくり活動の条例化は、市役所の各担当部署においてどのような関係や支援の方向性があるのか教えていただきたいと思います。 まず政策推進部長にお伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 条例化との関係についてのお尋ねでございますが、では平成30年12月にリニアを活用したまちづくり構想を提案し、市民会議を設置してご意見を伺っているところでございますが、そのメンバーにまちづくり協議会の代表の方にも加わっていただいております。さらには関係する地元のまちづくり協議会にもご意見を伺っております。 のまちづくり構想や事業計画について、まちづくり協議会のご意見などを伺うことで、計画策定の段階から参画いただき、活力あるまちづくりを連携して進めることができるというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 生活環境部長にお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 地球規模での環境問題や地震、異常気象など災害に対し、日ごろから地域と連携した取り組みが重要と考えております。 環境行政の面では、環境整備など、これまでも環境美化活動やごみの減量化、リサイクル活動に取り組んでいただいているところでございます。また、リサイクル推進のため、資源回収において奨励金を交付しておりますが、地域活動に対する支援ともなっております。 防災の面では、各地域で避難所の運営開設マニュアルの策定、防災訓練の実施、地域防災リーダーとなる防災士の育成など、地域を自分たちで守るという地域の共助の取り組みを一緒に進めており、今後一層支援の強化をしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次に同じ内容で健康福祉部長にお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 少子・高齢化が急速に進展する中、地域住民と行政が有機的に連携し、地域に根差した地域福祉活動を展開することが重要と考えております。 地域の各種団体等が参加し、地域の強みや課題の共有と、今後の発展や取り組みについて考えることを目的とした地域包括支援ネットワーク会議の仕組みづくりを進めており、まちづくり協議会とも連携して取り組んでいます。 また、各地域の健康推進委員が行う健康普及活動をまちづくり協議会と協力連携することで、幅広い層の市民参加を促し、健康づくりに関する知識の普及や市民の取り組みを推進していきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) では次に基盤整備部長にお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。
    ◎基盤整備部長(柴田寛史君) まちづくり協議会など、地域住民の力で地域の安全・安心で暮らしやすい生活環境をつくり上げるため、日陰対策などの道路整備や、河川内の草刈りなどの河川整備の自主的に取り組む活動に対しまして、活動に必要なU字溝、コンクリート、草刈り機の燃料などの支援を行っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 文化スポーツ部長にもお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 「学び、活かす市民」を市民像に、生き生きとした人づくりの実現を目指し、生涯学習、読書活動、歴史文化、スポーツの振興による人材育成、地域づくりをしっかりと支援していきたいと考えております。 具体的には、これまでと同様に地域行事への協力、各種ボランティアの育成支援、文化教養、レクリエーションから社会的課題まで、幅広い内容での公民館講座の開催などであります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 部長へのお願いということで、最後に総合事務所長で部長級の方がいればお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 総合事務所には部長級の職員がおりませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) ありがとうございました。 今お聞きすると、それぞれ地域が担わなければいけない役割、いろんな防災等、今もやっておりますけれども、まち協を通しての活動になれば、少し区長会の仕事が楽になるというあれではないんですけれども、それぞれの活動を深くやっていけるのかなと、まち協のほうが。そういう印象を私は受けました。ありがとうございます。 次の小項目の3で、公民館の役割についてお伺いします。 文部科学省のホームページには、公民館の使命として、「まなぶ・つどう・むすぶ」という3つのことがあり、昨年の西地区の市政懇談会でも、まちづくりと公民館についての質問に、文化スポーツ部長からこの使命についてのご答弁がありました。地域づくりの拠点である公民館ですが、まず現状をお伺いしたいと思います。 質問ですが、各公民館の社会教育主事と公民館スタッフは、現在それぞれ何人いるのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 各公民館への社会教育主事の配置につきましては、苗木公民館に2名、福岡公民館に1名配置されております。 また、直営の公民館職員数は、専属職員として中央公民館に3名、兼務職員として坂本公民館に7名、落合公民館に5名、神坂公民館に4名、阿木公民館、坂下公民館、川上公民館、加子母公民館につきましてはそれぞれ3名、山口公民館、蛭川公民館にそれぞれ2名配置しております。 なお、指定管理で行っています公民館職員数は、福岡公民館に4名、付知公民館に3名、苗木公民館に2名、指定管理者により配置がされております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 以前は配置がないというようなところもあったかというふうに聞いておりますけれども、配置は今それぞれやっていただいているということです。 次の質問として、この社会教育主事の配置について、議論が今まで一般質問などでもありましたが、その後どう変わってきているのか教えていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 公民館における社会教育主事受講者の配置数の推移でありますが、平成26年度は3名、平成27年度は4名、平成28年度は4名、平成29年度は2名、平成30年度は3名となっております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) では、次の質問です。 公民館の人件費や事業費、委託費を含めた運営に係る総費用額を各館ごとに教えていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 数値は、平成29年度決算値となります。 人件費につきましては、ほとんどの職員が公民館業務以外の業務を兼務しているため、正確な数値が算定できず、算入できておりません。指定管理である福岡公民館のみ算入しておりますのでお願いいたします。 では、中央公民館に係る総費用額は1,736万2,000円。苗木公民館は595万6,000円。坂本公民館は720万8,000円。落合公民館は422万6,000円。阿木公民館は277万8,000円。神坂公民館は154万2,000円。山口公民館は830万8,000円。坂下公民館は894万4,000円。川上公民館は170万3,000円。加子母公民館は183万6,000円。付知公民館は1,123万2,000円。福岡公民館は2,125万4,000円。蛭川公民館は346万3,000円となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 職員の兼務等もありまして、いろいろばらつきもありますので、内容についてはまた今後、違うときに質問ができればしたいと思います。 次の質問です。 公民館長の仕事、役割というのはどのようなことでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 公民館長の仕事、役割につきましては社会教育法で規定されておりまして、館長は公民館の行う各種の事業の企画実施、その他必要な事務を行い、所属職員を監督すると規定がされております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次の質問ですが、中津地区には中央公民館があります。全公民館のトップとしての役割もあるというふうに思いますが、中津東、南、西地区のまちづくりに館長さんがどのようにかかわってきたのでしょうか。もし、その中で課題と思っていることがあれば、地域で共有したいというふうに考えますので、あわせて教えていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 中央公民館は、全公民館のトップとしての役割ではありませんが、まちづくりにおきまして公民館は学びの場として地域の課題解決のための講座、講演などを開催し、気づき、きっかけづくりを行ってきました。しかし、現状では、地域ニーズを十分に把握できていないことが課題であると考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次の質問に移ります。 指定管理を行っている地区以外にが直接運営している地域公民館では、公民館のスタッフがその地域のまちづくりにどのようにかかわってきたのか。また、地域の皆さんの思いとか要望、そういったものをどのように受けて、どのような形で公民館としてその地域で活動していくか、そういうようなことがありましたら教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 中央公民館は公民館業務のみ行っておりまして、まちづくりにつきましては中津事務所がかかわっております。 地域事務所は公民館と行政機能を兼務しており、公民館業務を行う一方で地域行事への協力等まちづくり活動にもかかわっております。 総合事務所は公民館と行政機能が分かれておりまして、公民館は学習の場として講座、講演などを開催しております。 今後も地域づくりの拠点となるよう、人づくりの学習の場の機会を提供していきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 人づくりというのは大変その地域にとっても重要なことでありまして、公民館がその役割を担ってきていらっしゃるということかというふうに思います。 人も大事だし、そういった集う場もやっぱり必要だというようなところを今お伺いして、理解をいたしました。 公民館がまちづくりの拠点として地域の思いや状況に応じた活動をするということに、指定管理者制度が今導入をされております。公民館の開館時間など地域の実情に合った運営ということもありますが、公民館を核とした新しいまちづくり活動の展開を期待されて、今言ったような人づくりの展開を期待されてのことだというふうに思っております。これから地域でそういった方向性を持って取り組みをしようと思っていらっしゃる方たちのために改めて教えていただきたいと、今後まち協をやっていこうというふうに思っている地域についても参考になりますので、そこの点についてお尋ねします。 質問としては、既に地域のまちづくり協議会で公民館の指定管理を受けている福岡や苗木地域において、指定管理を受けることができた背景、要因はどういったことでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 背景としましては、地域社会や公民館の役割、機能の変化と、平成26年に中津川公民館運営審議会からの地域住民による公民館管理への参画に関する提言があったことであります。 要因としましては、公民館の管理運営が任される、公民館を拠点とした地域づくりをしたいというまちづくり協議会があったことだと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 次の質問ですが、ほかの公民館について、まちづくり協議会への指定管理を目指していく動きや、としての考え方、それから方向性、それから支援についてどのような状況か、考えをお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 平成29年度に指定管理制度を導入しました福岡公民館の評価を、公民館運営審議会におきまして今年度行っております。その結果を踏まえ、今後の方向性や支援を決めていきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 旧中津の3地区では、それぞれの区長会がまちづくり協議会の会長会議に参加していたというふうにも伺っておりますが、なかなか区長会がまちづくり協議会の目指すところに向かうには、ちょっとまだ距離があるかなというふうに思っております。 それで、今、新たなきっかけづくりとしての条例案が出てきたことで、区長会としても必要がないというようなことではなくて、どのような形で自分たちの地域がまちづくり協議会を設立していくのか、そういう考えで動いておりまして、そういう背景で地域の要望もありまして、質問をしたいというふうに思っております。 次の質問として、まちづくり組織をつくろうとしている地域を、中央公民館はどのように支援をするというふうに考えておられますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 中央公民館が行うのは公民館事業でありまして、中津地区のまちづくり支援につきましては、中津事務所が行うものだと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 以前、中津事務所には、ほかの事務所と同様に基盤整備部署が設置されておりまして、中央公民館の一角にありました。現在としては市民協働課が中津事務所の所長も兼務するという形で運営されておりますが、今のような支援は今後も継続して可能な形となるでしょうか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) もちろん支援は可能でございます。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) 何となく、中津事務所があそこの公民館にあったのに、いつの間にかまた本庁のほうに戻ってきて、中津事務所はなくなったのかというような声も一時はあったぐらいでした。カードがなければということではありませんけれども、やはり中津事務所という存在感がちょっと今ないのかなというようなイメージがありまして、そういう話も聞いておりますので、ちょっとお伺いしたところです。 それで、全国では多くの自治体が参加して小規模多機能自治の勉強会も開かれておりますし、島根県雲南、これは私も視察に行きましたけれども、この既存の公民館を交流センターにかえる、つまり小規模多機能自治による住民主体のまちづくりがありました。条例化については、まちづくり協議会がある各地域から組織の位置づけをより公的なもの、さっき法的にきちんと形にするというような話もありましたけど、そういう要望もあったというふうに承知をしておりますが、その組織がない地域も含めることでもあるということで、としても新たな理念や施策の方向性があるのか、そこが問われているんじゃないかというふうに思っております。 そこでお伺いします。条例化に対するの意気込みというか、やはり自治とか協働とか、まちづくりは大変市政運営にも重要な部分でもあると思いますので、地域の皆さんにそれを進めてほしいという気持ちがあるということで、公民館のこれからということで、使命と地域の思いにどう応えていただけるのか、地域の住民の皆さんにエールをいただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 意気込みということで、条例化につきましては、ここ3年余りをかけて議論させていただきました。人口減少や少子・高齢化、生活様式の変化などで地域コミュニティーの弱体化が危惧される中、市民協働の考えのもと、地域住民がと一緒になり、地域の自主自立化のまちづくりを進めております。 現在、中津地区はそれぞれの区長会が中心となり、まちづくり活動に取り組んでおられます。まちづくり協議会活動は、住民のみならず防災や学校、福祉など地域に関係する団体が構成員にかかわることで、得意分野を生かした活動がより機能的に行えると考えます。 今回の条例案は、持続可能な地域コミュニティーづくりに向けた活力あるまちづくり活動の推進が目的です。全ての地域において、それぞれのお考えのもとでまちづくり活動が推進できるよう、としてもできる限り協働して取り組んでいきたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) これからの公民館の使命としましては、社会教育施設である公民館の役割を認識し、次の3点をしっかりと取り組んでいきます。 1つ目は、今後も引き続き地域課題を中心とする学習機会を提供します。 2つ目は、市民の主体的、自主的な学習活動をさらに推進し、その成果を地域に広め、人材育成、地域力向上につなげます。 3つ目は、家庭、地域、学校の連携強化を図り、家庭や地域の教育力向上の取り組みを進めます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) ありがとうございます。 ご支援、ご協力いただけるということですので、私も微力ながら頑張って地域の中で活動の支援もしていきたいというふうに思います。 それで、まちづくり活動の今回の条例化をきっかけとして地域がいろいろな取り組みを始めるというのは、大変意味があることだというふうに思います。今までお聞きしてきて、ちょっと思いますのが、公民館は出先事務所であるということで、公民館というのは建物だけのことでなく人づくりを担うという考え方、それからいろんな形での人の配置が大変重要なんだなというようなことを今聞いて考えました。 それから、特に公民館の使命を実現する公民館長の役割が大変重要なものであるということも思いました。 さらに地域おこし隊の協力、そして現在、集落支援というのが中津市内の12地区に配置されているふうには聞いておりますので、人ということで考えると、中津3地区にも人の支援は必要であるというふうに考えます。ほかの地域に比べて、その人の支援については、今までの配置の状況とか職員の方のかかわり方を伺いますと、これはやっぱり違うんじゃないかなあというのを思ったんですけれども、そこで質問なんですが、中津事務所は市民協働課がいろいろな業務の兼務の中でやっていただいておりますが、中津3地区のまちづくり組織化を支援するスタッフがやっぱり必要なんじゃないかなあというふうに思います。今までととにかく全然違う形での組織でのまちづくり、その進め方になりますので、このスタッフが必要だというふうに考えますが、としてはどういった可能性があるのか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 中津地区の皆様に押しつけとならないよう、区長会からの要請による勉強会、それから研修会などと、先進地視察など実施に支援をしていきたいというふうに考えております。地区の皆様がまちづくり協議会の理解を深めていただき、立ち上げたいと思っていただくことが重要ではないかと考えます。 中津事務所のかかわり方につきましては、準備委員会事務局への参加などを考えております。状況によりスタッフの増員も考えていく必要があろうと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) ぜひ、スタートのところからしばらくぐらいでも、やはり専任のスタッフの方を置いていただきたいというふうに思います。 当然、区長会としては、今まで中津の3地区も十分活動してこられたというふうに思いますけど、さらに例えばまちづくり協議会という形になりますと、いろんなほかの団体との連携、それからまとめていくというようなことが必要になってくると思いますので、それは区長会がやるのではないというふうに思いますけれども、そういった各団体の連携なんかも考えると、やはり区長会じゃなくてそのほかの方で連携をとるような形はやっていただく必要があるかなというふうに思います。 次の質問ですけど、さっきのそのスタッフのことですが、まず中津の3地区には、現在、集落支援員がいませんけれども、なぜこの集落支援員がいないのでしょうか。今のスタッフが集落支援員とイコールではないと思いますけれども、どうしたらこういった形の支援員を中津地区に置くことができるのか教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 中津地区への集落支援員を配置することはできます。希望される場合につきましては、地区として集落支援員に何をサポートしていただくのかということ、必要性のところをしっかりと我々と相談をさせていただいて、配置に向けた予算計上ということになろうかと思います。 それから集落支援員につきましては、地域の活性化、地域課題の解決の支援策の一環としてやっておりまして、今年度、平成30年度で11地域に配置をしておりまして、来年度もまた1つ追加なので、来年度は12地域というふうな現状でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) そうしますと、目的があれば集落支援員を配置していただけるということならば、例えば今回のようなまちづくり協議会を進めるためのスタッフとして、地域支援員の配置をしていただくことは可能となるんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 集落支援員さんにつきましては、そういったまちづくりの支援をするという役割はございますので、全面的な事務をやるという位置づけではなくて、あくまでも考え方とか、情報とか、支援をさせていただいて、一緒になって取り組んでいくという考えであろうかと思います。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) また、どのような形での要望となるかわかりませんけれども、そういった人的な支援はすぐ検討をしていただけるかと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 それで、細かな質問がたくさんありましたけれども、最後にそれこそエールを送っていただくという意味で、市長にお伺いさせていただきたいと思います。 リニアのまちづくりには、生き生きとした地域づくり、魅力的な地域を担うための体制、つまり人づくりが本当に大切なんだというふうに思っております。加子母地域から広がった域学連携などの取り組みもありますけれども、の職員の方が少なくなっていく中で、広報会という関係であった中津地区の区長さんたちに、新たな関係で今後さらに協力を求めていくことが必要であるというふうに考えていただいているならば、今回の質問のテーマにさせていただきましたまちづくりにおける行政と地域組織について、青山市長のお考えを区長さんたちへのメッセージとしていただければというふうに思いますが、お願いできますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) まちづくりに関しまして、31項目に及びます、本当に櫛松議員の気合いというものを感じたところでございます。また、こうして質問いただいたことによって、私ども執行部としても一つ一つしっかりと整理ができ、また今回提案いただきました条例を、これからまさに魂のこもったものをつくっていくという思いを新たにしたところでございます。 まず私の気持ちの中では、まちづくり協議会、中津3地域におきましては、既に形はできているというように思っております。と申しますのは、このまちづくり協議会が主役となって、今、とりわけ旧郡部で中心的な役割を果たしていただいている。その中には、いわゆる資源として限られたといいますか、例えば産業面でいいますと、旧市内には多くの産業が存在をしております。また、歴史文化におきましては、それぞれの特徴があるわけでございますけれども、まさにその生き残りという中で、とりわけ人口減少も激しい、私たちの地域をどうすればいいんだ、そうした思いの中から、まさに地域を思う人たちが、それぞれの立場で、それぞれの考え方を持って構成をされてきた経緯があります。そのことは、地域の存亡、存続、これが大きな根底にあったわけでございます。そうした旧郡部から見ますと、やはり羨望といいますか、さまざまな産業、そしてまた利便性も備えている、そうした地域にあって、自分たちの生き残りというものをまちづくり協議会に託した。それが今のまちづくり協議会の、ある意味では充実度につながっていると思います。 しかし、この3地域の中におきましては、例えばこれが南地域で毎年行っていただいております防災にかかわりますフェスティバル、また遊砂工を活用しての防災の取り組み、そして伝統、また文化を大切にされております芸能フェスティバル、また東地域におかれましては、中心市街地を一つの中山道の宿場町という位置づけの中で、文化歴史をしっかりとこれからも伝えていくという取り組み、これが各商店街の組合の取り組みでもあると思っております。そして、西地域におきましては、西地域の歴史文化の冊子の編集もしていただいておりますように、また西地域のそうした歴史をしっかりと検証していく、あわせまして現在のさまざまな災害等の中での、とりわけ基盤となります西小学校、第一中学校の避難所の開設等を兼ねましたマニュアルの作成、まさに地域の安全・安心という取り組みをしていただいておるところでございます。 そしてまた、中津川の夏の風物詩であるわけでございますけれども、おいでん祭、こうしたところにはJCの皆さんも主体となっていただいたり、また多くの皆さんが参加をしていただいておる。まさにまちづくり協議会というものは、そうした今実際に行われているさまざまな行事、取り組み、これが区長の皆様が中心になって行っていくということではなくて、それぞれの皆さんが熱い思いを持ってつくっていただいたまちづくり協議会が主体となって行っていっていただきたい。 そしてまた、この2月に町なかにcoagariを立ち上げることができました。この域学連携につきましても、それぞれの地域の出身の、またそれぞれの大学の若い学生さんが、中津川で育っていない人たちが中津川のまちの中をどういうふうに見るか。これもまさにまちづくり協議会の、ある意味部会という位置づけだと私は思っております。したがいまして、今あるそれぞれの取り組みが、これからの中津3地区の方向性をもって協議会として立ち上がっていけば、まさにそれぞれの部会は既に立派なものがあるわけですので、それを区長さんの、今大変大きな負担をしていただいておりますけれども、肩の荷を少しおろしていただいて、そのまちづくり協議会に、そしてより多くの人に参加をしていただけるような形に持っていけば、まちづくり協議会としての活力につながっていくと思います。 よく昔から、人が元気、組織が元気、地域が元気という言葉がございます。一人一人の思い、熱意、これがやはりまちづくりの一番の源になってまいりますので、その人の元気、元気な人が、そして組織ができ、その組織が活動することによって地域の活力につながる。その先頭的な役割を果たしていただけるまちづくり協議会を私は目指していきたいと思います。ぜひ今の状況の中で、取りまとめ役は区長さんに負うところが多いと思いますけれども、お願いをしたいと思います。きょうも区長会長さんが見えておりますけど、ぜひよろしくお願いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 12番・櫛松直子さん。 ◆12番(櫛松直子さん) どうもありがとうございました。 今回質問させていただいて、市長から今お話もいただきましたので、まちづくりのイメージも、それから少し頑張れば、これからまちづくり協議会を立ち上げていけることもわかりましたが、まだ先ほどの地域間の羨望とか、きのうも都市計画税の話で不公平感があるというような話もちょっと出ましたけれども、やはりその部分はまだ残っているところもあります。今回はハードの部分については具体的にお話をしませんでしたけれども、内容の細かな人の部分については確認をさせていただきましたので、こういった内容をもとに地域の皆さんとまちづくり協議会を立ち上げようというような形で、さらにまた何が必要か、まだ今後出てくると思いますので、そういったことが出てまいりましたら、そして質問する機会がありましたら、また今後質問をさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) これにて、12番・櫛松直子さんの一般質問を終結いたします。 続いて、21番・佐藤光司君。  〔21番・佐藤光司君質問席に着く〕 ◆21番(佐藤光司君) それでは、通告に基づきまして一般質問を行わせていただきます。 大項目は、リニア中央新幹線の開業に向けての街づくりについてということで、中項目として中津川駅周辺(通称・駅前)の整備。それからもう一つの中項目、中津川駅北側(小川町周辺付近)の開発について。これは昨日、吉村浩平議員も触れられた点です。それから3つ目には、リニア岐阜県駅周辺、これは美乃坂本駅周辺ということになろうかと思いますが、この大きく分けて中項目3つの点で質問をさせていただきたいと思います。途中もしくは終わりの中で、市長に対しての質問もさせていただくかもしれませんので、よろしくお願いをいたします。 まず、中津川駅周辺、通称中津川駅前ということですけれども、の整備についてどうか、質問をさせていただきます。 中津川駅周辺は、駅前再開発事業としてなし遂げられ、今日を迎えています。これは、小林前市長が市長の当時に行われたものだと理解をしております。レンガビルは濃い茶色の趣で、商店街と住宅をあわせ持つ設備として、再開発後、しばらくの時間が経過しています。 今日的に見てみますと、表面的には外から見る限り一般的な商店と住宅が備えられていると見えますが、2階へ上がりますと空室が目立ち、通路のタイルと思われるものが通路に散らかっていました。以前に市民からの声を聞いて、中津川の駐車場のビルからのぞいた光景です。 一般的な町並みと比較すると、空室が目立っていません。しかし、2階の一部の様子を見ただけで使用されていない状況と判断ができます。一部の光景とは考えられません。他のビルにも入ってみたかったわけですが、調査方法がわからず調査できませんでしたが、他のビルも同様かと思います。 中津川駅周辺、中山道を含めた中心市街地についての計画もいろいろ対策されていると思いますが、駅前再開発事業の検証を含め、いま一度検証を検討すべき時期に来ていると考えます。 そこで具体的な質問ですが、まず1つ目には駅前ビルディングの状況をお示しください。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 駅前の市街地再開発事業は、昭和47年に都市計画決定され、昭和50年に事業認可を受けた後、事業が進められ、昭和53年に竣工となり現在に至っており、ご質問の建物につきましては、民間施設ではございますが、老朽化し、修繕などが必要な状況であると推察しております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、私が見る限りでいきますと、空き部屋というか、そういうのは見受けられたんですけれども、今、全てのビルディングを見たわけじゃないですけれども、どのぐらいの利用でしょうか。それとも空きはどのぐらいあるでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 申しわけございません。 先ほど申しましたとおり民間の施設でございまして、空き状況等については把握をしてございません。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) わかりました。 私もほかのビルにも入ってみたかったわけですけれども、住居不法侵入罪ということもあろうかと思いまして、勝手に入ることはできませんでした。 私から見る目でいくと、空室なんかがふえてきたんじゃないかなあというぐあいに思っていますが、その原因というのをどのように分析されておるのかお示しをください。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 竣工から40年ほど経過しておりますので、経年によって老朽化が進んでいるものと推察しております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) その老朽化が原因で空き部屋ができたというか、そういう解釈でよろしいですか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 老朽化と空室が密接な関係があるかと申しますと、なかなかご説明しづらいところではございますが、やっぱり手入れをしながら活用しやすい状況になっていないのではないかといったような推測をしておるということでございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、行政的な調査というのはなかなか難しいのかもしれませんけれども、社会一般的に言って高齢化、もしくは町なかの空洞化ということも考えられるかなという感じだと思います。これ以上しても、なかなか原因についてはわからないと思いますが、そういったことに対しての対策というのは何かありますか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 今の老朽化対策ということになりますと、建物の建てかえですとか耐震補強などの再整備が必要ではないかと推察しております。 この建物、民間の施設ではございますが、所有者の皆様の総意に基づく再整備のご相談等ございましたら、対応を考えていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうすると、次の④の質問に移らせていただきますが、こうした駅前再開発事業を行ったわけですけれども、これについてのやはり一定の検証といいますか、総括的なことがどうだったのかな、先ほども名前を出しました前の小林市長が大々的に駅前再開発ということをやったんじゃないかなあということで私は記憶をしておりますが、それについての検証といいますか総括といいますか、それはどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 駅前の市街地再開発事業につきましては、道路等の公共施設の整備を行うとともに、土地の合理的な高度利用と都市機能の更新を図るといった目的で行われました。 本事業によりまして、駅周辺における公共施設整備が行われるなど、当時の目的は達成されていたと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、今日、道路だけは必ず残っておるわけですので、そういう点も含めて小林市政が行った後から、橋ですか、そういうものもかなり充実はして、駅前がよくなったのかなというぐあいに思います。 そういった点でいきますと、5番目の質問ですが、中津川駅周辺で大型店舗、これはショッピングセンターみたいなものになるかもしれませんが、そういった企業に対しての進出はどんなふうに考えてみえるでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。
    ◎商工観光部長(安江裕之君) 現段階では、中津川駅前周辺へ新たな大型店舗が進出するという情報、そういったものはございません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) わかりました。 その問題につきましては、また坂本のリニアの周辺の問題とあわせて考えていきたい、質問もしたいと思いますので、よろしくお願いします。 今までは駅前ビルについて質問をしましたが、先ほども出ました道路の関係、交通機関での駅前使用について質問をいたします。 市民からは、朝夕の時間帯で、高校生などの送迎で駅前が混雑する、バスとの併用で使いにくい、タクシーとの共存が複雑など、一時はバスの発と着の場所を変更したらどうかとの声も聞いた覚えがあります。観光バスの発着については、最近苦情は聞いていませんが、中津川駅に入る余裕もないのが現状と理解をいたします。 具体的な質問として、最近の駅前状況で、朝夕の送迎についてはどのようになっておりますか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 列車の発着時刻の前後に集中する状況であるということは把握しておりまして、現在、これは昨年の11月からなんですけれども、平成30年11月から平成31年3月までの期間で現状の調査、これは中津川駅前の朝と夕方の列車の発着時刻における自動車の利用状況、そういったものについての調査を行っておりまして、今後分析等を行っていく予定でおります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 勝手に解釈しますと、やはり混雑そのものについては、なかなか解消がされていないというぐあいに解釈をいたします。 7番目の質問ですが、駅前の使用方、バス、タクシー、個人の車について、現状をお示しください。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) バスやタクシーは、専門のスペースをベースに運行されておりまして、通勤・通学時間帯には個人の車の流入もありまして、一時的な交通集中が生じている状況であるというふうに把握しております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、⑧の質問ですが、自家用車の送迎時での混雑の解決策がありましたらお示しください。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 先ほども申し上げましたけれども、列車の到着時における車両の混雑、そういったものについても今調査等を進めておるわけでございますが、そういった結果を踏まえながら課題や問題の整理などを進めていきたいと考えております。 また、再整備につきましては、平成31年度に基本計画を作成して検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、私の見る目でいきますと、現在、道路にも、今の交番の前のほうにバス発着所というか、そういう専門のペンキが塗ってありまして、それも解決策の一つかなあというふうに考えておりますが、そういうのは既に手を打たれておるという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) まだそれも対策というふうには捉えておりません。 全体枠として、エリア全体をもう一度きちんと精査しながら考えていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) なかなかあそこの池を埋めろとか、いろんな声は聞いておるわけですけれども、そこまでなかなか大胆になたが振るえるかどうかは、ちょっと私もわかりませんけれども、この種の問題の解決に向けて、努力もしていただきたいと思います。 そうしますと、9番目の質問ですが、朝夕の混雑でJR中津川駅と相談することはありませんか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 中津川駅前の混雑の緩和につきましては、駅前広場の再整備について今後検討していく予定でございまして、その中で必要に応じてJRとも相談していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) JRそのものにつきましても、またリニアの関係でちょっと提起もしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次の中項目の2、中津川駅北側、これは俗に言いますと小川町周辺、駅裏という表現を私は好きじゃないですので、中津川駅北側の開発ということで提起をしたいと思います。 中津川駅北側(小川町)は、製紙工場入り口まで道路を拡幅し、大型車対策が行われ、また会社への大型車進入も改善されています。このままの状態では、製紙工場への専用線と解釈されかねません。 大きな構想として、小川町の道路拡幅を行い、大型車の通行を西方面(駒場、桃山方面)に図り、現在構想中の都市間道路と接続を図り、一般のバス、それからあと観光バスの発着も含め整備したらどうでしょうか。小川町に在住する企業との調整も必要となりますが、一般住宅も含め近くに代替地を確保し、対処可能と思います。また、JR留置線の上を利用すれば大きな空間もできます。これは建築法的なことを無視した場合ですけれども。JRに対して、大型施設またはショッピングセンターの建設も依頼できるものと考えます。JR多治見駅のように橋上駅とし、小川町方面との接続を考えたらどうでしょうか。リニア開業まで8年しかありませんが、方向性を持って対処すべきと考えます。これは昨日の吉村浩平議員が言われた小川町に対しての道路の拡幅、これについては私も共通の問題です。そういった点を含めまして、具体的な質問に入ります。 10番目として、小川町は中心市街地に入っていませんが、製紙工場付近までは入っておったと思いますが、今後の計画として拡大して対処されたらどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 今後、小川町周辺において、民間企業などで中心市街地活性化につながる事業計画等があれば、エリアの見直し等について検討を進めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) これはあくまで一つの提起ですので、差し迫ればということよりも、積極的に小川町の活用というのを考えられたらどうかという提案ですので、よろしくお願いをしたいと思います。これはあくまで提案にとどめておきます。 11番目として、バス乗り場の確保、これは駅の南、通称駅前、それから駅北、小川町側となりますが、こうした考え方はどのようでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) バス乗り場でございます。淀川であるとか、中津高校の下など、重要なバス停が駅の南側に位置しているということから、現状どおり駅の南側をバス発着場とすることが最適であるというように考えておりますので、北側にバス乗り場を確保するということは、今のところ考えておりません。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 現状に対して、今言われた中津高校、もしくは淀川のバス停、現状でいけばそういうことだと思います。これも利用される方についての利便性も考え、それから私としては通称駅前、もしくは駅の北側のほうでのバスの運用、こういう問題も含めて既成事実を変えるということにもなろうかとは思いますが、こういうこともやはり大きな目で見た場合に必要じゃないかなあというぐあいに思います。現状は、私は否定をすることはしません。よろしくお願いします。 12番目として、JRとの構想の突き合わせ、先ほど1つ提起しましたJRの土地も大分あるわけですから、駅前も含めてJRとのそういう土地の利用、一つの構想、本当を言うと中津川が構想を持っていくというのも私は必要じゃないかなあと思いますが、どんなもんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 現段階では、JRとの構想の突き合わせ等、そういったものは行っておりませんが、今後必要があれば行っていきたいというように考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 次の質問とも関連はいたしますけれども、リニアを引っ張る、布設をするのはJR東海です。JR東海がただ単にリニアを走らせるだけではなしに、こういったことについての投資もしていただけませんかというのは、私は地方行政機関が望んでもいいんじゃないかなあというふうに理解をいたします。そういった点も含めて、JR東海との接点といいますか、そういうやりとりといいますか、市長もいろいろな機会があったときに、そういうこともやはり述べていただくというのも、これは岐阜県知事を通じて物を言うのかわかりませんが、そういう機会もあれば生かしていただきたいなあと思います。これは現状に対しての私の一つの提案ですので、よろしくお願いをしたいと思います。 最後に、リニア岐阜県駅周辺(美乃坂本駅周辺)についてお伺いをいたします。 坂本駅周辺については、区画整理事業として取り組まれていることと承知しています。リニア岐阜県駅の外観はJR任せと思いますが、特徴のある駅など検討してもよいのではないかと考えます。また、区画整理事業である限り、遊休地の活用が大切と思います。駐車場の確保や宿泊地、これはホテルなんかになると思いますが、の確保、商業地の確保など、いろいろな施設が検討されることと思います。そして、美乃坂本駅との接続が大切になると考えます。 これは私の構想になるのかもしれませんが、2階の状況でリニアが活用でき、雨にぬれることなくリニア駅との行き来ができる駅であってほしいと思います。大きな都市にあるように、1階、これは地上部分ですけれども、バス、タクシー、自家用車など交通関係。2階はリニア乗車、降車。共通部には食堂、ショッピング、お土産売り場などの配置が一般的と考えます。 しかし、特色ある地域にすることが大切と思います。観光行政も大切ですが、中津川へ来る目的を明確にすることだと思います。それは高度医療への診察だと思います。循環器系の診察、手術、脳外科関係の診察、手術だと思います。知人の中には、北海道まで診察、手術の経験をした人も見えます。これは脳外科関係でした。高度医療を目指す人や受診する人は、世界中にいるものと考えます。そうした高度医療の提案、提供ができる施設の確保が大切ではないかと思います。美乃坂本駅、リニア岐阜県駅周辺に配置し、人を呼び込めるリニア駅とすべきと考えます。 きょうの新聞にも、リニアの駅前のところに巨木を置いたらどうかとか、蛭川の大きな石、こういうものも置いて、駅前の特徴をつくったらどうかということも書いてありました。これは私が一般質問をつくってからの問題ですので、いろんな特徴的なことをすべきじゃないかなあと思っています。ここで後ほど、市長さんにお答えも願いたいと思いますが、また多方面の特色として、栗きんとんを初めとした和菓子があると考えます。和菓子づくり体験、食べ比べ、和菓子と洋菓子、五平餅など、参加型の施設を確保することも考えられます。鉄道経験者、これはマニアも含めてですけれども、リニアと対比できるD51を含めた鉄道資料館も期待をされています。 ここのところで問題の項目、具体的な質問の項目は起こしておりませんが、市長が前に言ってみえたリニアの名称の問題、駅の名称として栗きんとん駅等々もいろいろ述べられておったと思いますが、最近の駅の名称についての情報は何かありますか。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 私は今、駅の名前は全く考えておりません。といいますのは、先の話だというふうに思っております。そうした中、実は中津川以外の方たちが、駅の名称についていろいろとご意見をいただくことが多くなってまいりました。しかし、これは岐阜県と、岐阜県駅という今位置づけで行っておりますので、これはやはりどこまでを地元というかわかりませんけれども、そうしたエリア、また岐阜県とのこれからの事業の進む状況の中で、まだ数年先になるかと思います。今は考えておりません。ただ、栗きんとん駅になれば、まさに中津川という形になるかと思います。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 栗きんとん駅については放棄をしていないということで、私は解釈をいたします。 そのぐらい、全国的にそれが通用するかどうかはわかりませんけれども、そういう意気込みはあってもいいんじゃないかなあと、私はそう思いますので、頑張ってよろしくお願いします。必ずしも栗きんとんにこだわる必要はありませんけれども。 そういった点も含めまして、13番の区画整理事業の進捗状況はどんなふうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 平成30年度の詳細設計等について、過日繰り越しをお願いしたところではございますが、おおむね予定どおり進めているところでございます。 平成31年度は、詳細設計と並行して換地設計を進め、目標とする2020年度の仮換地指定を目指して、今取り組んでおるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) わかりました。 大体そこは地べたの話だと思いますが、そこから上の区画整理事業の方針、これはまちづくりにかかわるわけですけれども、どんなイメージをされて、どんなまちをつくっていくのかを、坂本の人たちには方針を示されておるかもしれませんが、中津川としてのまちづくりをわかる範囲でお示しください。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) まちづくりの方針としましては、豊かな自然を生かし、清流の国ぎふ、中津川らしさが感じられる駅周辺とするとともに、コンパクトな商業機能を配置し、広域の交通結節点のメリットを生かした駅周辺居住のまちづくりを目指します。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 大体聞けば、全てのものが網羅されるかなあというふうに思いますが、何か言葉だけが頭の上を飛んでいくような気がします。 そういった点も含めて、これからの構想というのは、政策推進部長さんにお聞きしますけれども、この坂本の駅前をどんなふうなまちづくりにしたらいいのかという構想というのはありますか。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 先ほどおっしゃられました構想なんですけれども、昨年の12月、坂本のリニア駅、それから中心市街地、それから観光地域を含めた中津川としてのまちづくり構想をつくらせていただいています。やはり先ほども市長が申し上げましたように、リニア駅、県の東の玄関口ということもございますので、そういったことを今、皆さんの市民会議なんかにかけて、いろんなご議論をさせていただいているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 政策推進部長は岐阜県からの出向ですので、県との話も含めてパイプはどんどん強めてもらいたいと思いますが、県での構想もかなりされておるんじゃないかなあと思います。それも具体的に実施するということが、これからの課題か、もしくは考え方そのものはもっと中津川が出してもいいんじゃないかなあという気がしますが、その点はどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 駅周辺の整備につきましては、平成31年度からの基本設計等に着手をしていきたいと考えております。そういった中で、また市民の皆さんのご意見も伺いながら精査していって、最終的には2カ年かけて、その計画を皆さんにお示ししていきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 2年かけてということですけれども、15番目の質問に入りますが、どうしても必要なものというものは多分ある、これは新青森の駅に行ったときでも、まず一番最初に出てきたのは、駐車場の確保というのが出てきたと記憶をしております。当然ここらの考え方はあるというふうに私は思っていますが、質問が細か過ぎるかどうかわかりませんが、15番目、必要な施設、駐車場などの構想はどうですかという質問です。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) まずは、広域の交通結節点としての必要な施設としましては、2次交通への乗りかえがしやすい動線、それから気軽に利用できる駐車場、清流の国ぎふを感じられる公園や河川整備、送迎に便利な乗降場、観光、歴史、文化、食、特産品など来訪者が求める県内情報発信と案内機能、旅の最後に中津川や県内の特産品などお土産物を買える物販スペースなどが必要ではないかと考えております。 具体的には、中央駅前広場、北口駅前広場、美乃坂本駅橋上化、2駅間を傘なしで往来できる連絡動線、親水公園、短時間駐車場、長時間駐車場、観光ターミナルなどが考えられます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 忘れんうちに、1つだけ。 今の連絡通路ですけれども、一番最初に私も言われたのが、あるお年寄りの方から、中部国際空港みたいに動く歩道なんかも要求してくれよという話がありましたので、こういう声もあるよということだけ、まず伝えておきます。 それから、16番目の質問ですけれども、今私が言いましたような、こんなことができたらいいなあというのは、確保できたらいいなあと思う施設は何かありませんか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 先ほどご答弁いたしました広域交通結節点としての必要な施設の周辺には、商業機能ですとか業務機能などが必要であると考えております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) なかなか具体的な名前は出てきませんけれども、そういうような商業的な問題なんかも含めて必要かなあと思います。 そこで、私のほうからもう少し細かな点で、17番の質問です。 これは隣接をするの関係も含めて、やはり友好的に物事は進めなければ、中津・恵那だけでリニアの停車駅ということにはならんだろうと。そういったことから、多治見、土岐、瑞浪を含めた、これは具体的にいいますと陶磁器関係の展示、販売、こういうものはどうでしょうかという一つの提案ですが、どんなもんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 先ほど政策推進部長からもお答えしました、中津川リニアを活用したまちづくり構想では、リニア駅周辺に観光拠点施設としまして、仮称ですけれども清流の国ぎふ観光ターミナルの整備を検討されておりまして、東濃地域の特産品の販売も可能と考えております。引き続き、岐阜県と連携しながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) よろしくお願いします。 何度も強調しますが、県としてのパイプは伊藤政策推進部長が持ちますので、私はやはり大切にしてほしいのは、隣接をしている東濃ですね、ここらのを含めて、やはり連絡も強固にしていただきたい、そのように思いますのでよろしくお願いをいたします。 次の質問。18番目、回送線を含むリニアが見える丘構想の進捗はどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 平成27年3月に、道の駅リニアの見える丘公園整備促進協議会が設置されまして、これまでに4回の協議会と2回の幹事会を開催し、平成28年9月の第3回協議会におきまして、車両基地周辺エリアが候補エリアであるというような一定の結論をいただいておるところでございます。協議会におきましては、車両基地周辺エリアにおけるリニアの見え方など、公園の設置候補位置の比較検討、公園に必要な機能、施設及び整備手法について、現在検討を行っているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 私は一般論でいきますと、木曽川を走るリニアを見るということはまず不可能だと。そういったことからいきますと、今言われました工場へ入るリニアを見るというのが一番得策じゃないか、そういった点を含めて都市間道路ができる、そこらのところにリニアの見える丘というものを多分設置をされるんじゃないかと、そのように解釈はしております。 そういった点でいきますと、まだ場所の設定というのは考えられていないということか、ある程度もくろみは持っておるという解釈でよろしいわけでしょうか。なぜこういう質問をするかというと、私もリニアのときに出たときに、国土交通省のほうからはリニアの見える駅というか丘というか、そういうものについては大きな道路に隣接していないとだめじゃないかということを言われたもんですから、そういう点を含めて今のところで、今言いましたある程度のもくろみというのは持ってみえるのか、既に決まっておるのかお聞かせください。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 協議会の中で車両基地周辺エリアが望ましいというところまでは来ておりますけれども、まだ具体的にどこがよいかといった具体的な位置までは決定しておりません。また、議員おっしゃられたとおり、道の駅という整備手法を使うとすると、道路の沿道に設置するということになりますので、ここですと東濃東部都市間連絡道路に接して設置するというのも一つの案かとは思っております。ただ、具体的には、留置線にとめられる車両なんかも見えるというのが一つのスポットになると思いますので、車両基地にどういった施設が建つかと。せっかく公園をつくったのにブラインドになってしまって車両が見えないでは意味がございませんので、そういった情報も明らかになってきたときに、もう少し内容を詰めていくというような流れになっていくというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 坂本の住民の皆さんは、かなり期待をしています。私のところのうちの上のほうをリニアが通っていくんだということで、期待をしてみえる方も見えますので、そういった点も含めて、一般的に言ってリニアが見える丘、そういうものを商工会議所なんかでもかなり提唱をされておると思いますので、何とかいい場所といいますか、そういうものを選んでいただきたいと思います。 19番目の質問に入ります。 リニアと鉄道の歴史がある蒸気機関車の展示館、資料館はどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 先ほどもご答弁申し上げましたリニアの見える丘公園整備促進協議会の中においても、鉄道博物館の設置といったようなご意見もいただいております。展示館、資料館につきましては、今後の検討の中で整備していく機能の候補の一つであると考えておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 私がかかわっておりますD51の整備をされてみえる方は、かなり期待をされていますし、今から資料を集めようということで頑張ってみえますので、資料館が果たしてできるかできないかは別ですけれども、そういった意気込みがあるということだけ承知をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 20番目、海外を含めた高度、これは循環器系統と、それから脳外科系統、もしくは臓器移植系統など高度医療に対応する医療施設を誘致する考えはありませんか。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) すばらしいご提案をいただき、ありがとうございます。 民間の中でもそういった案があると聞いておりますので、案の一つとして、将来土地利用の中で、としても検討をしていくことは必要ではないかと考えておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 先ほども前で述べましたように、高度医療の関係については、私の身近な人でも何とかしてやはり命を守りたいということで、北海道まで飛行機を使って行った人も見えます。そういった点を考えれば、今の医療の中で果たしてどれだけの企業が応えてくれるかどうかはわかりませんけれども、そういう医療機関というものを誘致することが必要じゃないかなあと思います。 総論的にいいますと、全てリニアの関係はJRとのかかわりです。これからの中でも市長もJR関係者、もしくは岐阜県との関係等々も含めて、リニアの考え方が多く述べられると思います。そうしたときに要望というのは県を通じてしか言えないのか、それとも市長個人としてどこまで考え方が出せるのか、そういった点、思いなんかがありましたら、青山市長の考え方をお示しください。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) さまざまな課題、地域のこれからのまちのあり方を含めまして、リニアを私どもは大きなアドバンテージとして受けとめております。そして、このことが将来的に継続できるまちづくりにもつながる。また、それぞれの事業をその位置づけの中で今進めているところでございます。 そしてJRへの対応でございますけれども、知事を先頭としまして東美濃地域、また両駅、これは名古屋さん、そして飯田さん、また違う組織の中では神奈川県、そして甲府さん、こうしたところも踏まえた中で、それぞれの形の中で要望はさせていただいております。 また、私どもには総合車両基地、整備機能を伴います沿線唯一の設備ができますので、この点につきましてはやはり駅の活用、そしてまたリニアの活用、そしてまた車両基地の活用、全てを含めまして中津川単独でJRの役員さんも面談をしていただける機会もつくっていただいております。都度、先ほどから出ておりますさまざまな生かし方、そしてまた活用の中で、これからの地域づくり、そしてまた広域的にこの利益を享受できるような活用をしていきたい、そうした思いを伝えるとともに、しっかりと要望もさせていただいておりますので、ご報告とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ありがとうございました。 私が中学生のときに、それこそ今の新幹線ですね、東海道・山陽新幹線の試乗会に父親に連れていって乗った経験がございます。そういった点も含めて、これからはリニアの社会になっていくんじゃないかなあと予想はされます。あくまで安全面が確保されての上での話ですけれども。そういった点から含めますと、これからはリニアが中心になる、やがての社会、我々の先の社会ですので、それに対応するような行政が必要ではないかと思います。きょうの私の提案は、現実をちょっと無視するような、夢のような構想になるかもしれませんけれども、やがて実現されるといいなあというふうに願いを込めて、市議会議員としての最後の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、21番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時まで休憩いたします。  午前11時56分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後 1時00分再開 ○議長(大堀寿延君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 2番・森 益基君。  〔2番・森 益基君質問席に着く〕 ◆2番(森益基君) それでは、よろしくお願いいたします。 午後からの一番です。睡魔に襲われないように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。 改めまして、議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従い質問を行います。 最初に、大学生・高校生受け入れのための対策などについてお伺いをいたします。 まず、当市の奨学金制度について、関係する制度や現況などについてお伺いをいたしたいと存じます。 1番目の質問です。平成20年度にスタートした東濃西部広域行政事務組合の東濃地域医師確保奨学資金等貸付制度について、これまで平成30年度までに利用された延べ人員と医師確保の状況はどれぐらいですか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 平成20年度から平成30年度の東濃地区奨学金貸し付けの実施人員は54名です。うち中津川は20名で、中津川市民病院へ勤務している貸付者は現在ゼロ人です。平成24年から平成26年に1名市民病院に勤務していましたが、平成27年から他の医療機関で研修中です。研修終了後、改めて市民病院に勤務する予定となっております。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 延べ人員は54名、これは私の事前調査でも54名でありましたが、今、中津川の方が20名で、勤務をされている方は、かつては1名、今はゼロということですが、この実数を承知していらっしゃいましたか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) はい。承知しておりました。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) それでは、これをどのように受けとめて、今後どのような対策を講じられていくか、お考えがありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) どのように受けとめてということでありますと、より利用いただくような周知は必要かなあというふうには考えます。ただ、医師の免許取得に当たって、中津川市民病院の魅力を上げていくことも重要かというふうに考えます。
    ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 54名いらっしゃって、東農5の中で中津川が20名。今ほどご答弁にありましたけれども、中津川市民病院の魅力を上げていくということが極めて重要だと思います。学生さんが、ぜひ中津川市民病院で勤務したいというような意欲を持っていただくように関係者皆さんのご努力をお願いしたいと思います。 次の質問に入ります。 平成29年度より施行されている中津川保育士等修学支援金貸付条例に基づく貸し付けについて、平成29年度及び平成30年度の実績はどれぐらいありましたか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 平成29年度は13名、平成30年度は10名の貸し付けを行いました。平成29年度に貸し付けた13名の方のうち、平成30年春に卒業した3名の方が市内の保育所で勤務をしています。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) それでは、平成31年度、来年度の申請者、既にもう内定されているかと思いますが、こちらのほうの実績はわかりますか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 来年度につきましては、これから募集をするところでありますので、新年度になってからというふうになっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 2カ年の制度で23名の方ということでありますから、こちらは成果が十分上がっているというぐあいに受けとめさせていただきます。 それでは、次に新たな補助制度の導入についてお伺いをいたしたいと存じます。 当市にある坂下高校の福祉科は将来の介護福祉士育成という特異性から、県外募集及び県内全域募集の制度を採用していらっしゃいます。平成31年度受験生の中で県外枠で受験をされ、合格すれば当市へ移住希望のある方から、下宿先の紹介制度等はありませんかという事前の問い合わせがあったように聞いております。この方は、当市の奨学金制度の利用についても希望されておられて、関係の問い合わせなどもされたとお伺いをいたしました。 伺います。県外あるいは市外の受験生が当にある県立高校に入学が決まり、当市の奨学金制度の活用を希望される場合、どのような条件が必要となりますか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) の奨学資金貸付制度ですが、市外出身の学生の方でも住所要件など条件に当てはまる方は、中津川の奨学金が受けられます。その内容としましては、本人または本人の生計を維持する方が中津川市内に住所を有していること。経済的理由により就学が困難であること。学術または技能が優秀で、健全かつ就学の意志が強固であること。在籍する学校長、もしくは最終の出身校である学校長が適当と認め推薦した者、これらの全てに該当すれば奨学金が受けられます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 第1要件の中で、中津川に住所を有する者ということでありますので、県外あるいは市外から中津川にいらっしゃって、この高校に通うということになれば受けられるというぐあいに受けとめさせていただきました。 それでは、きのうの新聞に、岐阜大学医学部に新設をされる地域医療コースに進学する学生に、自治体より就学資金が貸与される制度の記事が掲載をされておりました。私の調べたところでは、瑞浪がそれに呼応しているようでありますが、これは後ほど質問させていただくということにしまして、2番目の質問をいたします。先ほど、医師確保、あるいは保育士などの就学支援のように、各分野での人材育成を図る効果が期待できる制度、こういう制度が医師確保、そして保育士の確保ということで奨学金の質問をさせていただきましたが、それらと同じような奨学金制度を新たに新設するお考えはありませんでしょうか、お伺いをします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 代表させていただきまして、お答えさせていただきます。 現在のところ、各分野で奨学金制度を新設する考えはございません。介護分野についてお話をさせていただければ、福祉の仕事を希望する生徒が少ない中で、仕事のやりがいや大切さを伝え、福祉事業に興味を抱いていただく。将来の生徒が福祉施設で働きたいと思ってもらえるということが重要だと考えます。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 介護福祉士の奨学金制度については、また後ほど触れてみたいと思いますけれども、それでは3番目の質問でありますが、高校生に限らず、市内の大学に生徒さんを受け入れるためには、 賃貸住宅、アパート、下宿などのあっせんも必要だと考えます。現在施行されている中津川で働き暮らす若者の家賃補助制度のような、当市に移住してくる高校生や大学生のための新たな家賃補助制度の創設についてお考えはありませんでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 現在は重点的に在住者の転出抑制、子育て世代をターゲットとした移住・定住施策を展開しておりますので、ご質問の内容に関しましては、現在は施策として創設する考えはありませんが、今後のニーズに応じて検討していくものと考えておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) ないというと大変寂しい限りでありますけれども、人口減の問題は大変大きな問題であります。いかに転出を防ぐか、そして同時に転入を多くするか、こういうことになるかと思います。様子を注視して考えていくというご答弁でありましたが、それでは、私は一つ提案をさせていただきたいと思います。 坂下地内に現在あいている医師住宅が2棟、そして看護師寮があります。これらはもちろん医師、看護師等の確保のためにつくられた住宅でありまして、制約もあります。いわゆる医療関係者、医療従事者の住宅という規則があるはずでありますが、現在ここはあいているわけでございまして、この住宅について有効的に活用するには、先ほど申し上げたような大学生やあるいは高校生、特に県外から来ていただく人たちのために規則を改正して、少なくとも3年間、あるいは4年間住んでいただく、そんな方法を考えられたらいかがかなあというぐあいに思います。通告をしておりませんが、何かお考えがあればご所見を伺いたいと思いますが。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 私のほうからは、今の医師住宅等の状況をまずお話ししたいと思います。 今現在、戸建ての医師住宅が10戸ありまして、それからあと集合住宅として2棟、これは14室部屋があります。その中で、継続して医師が住まわれる住宅と、ある程度の大きな改修をしないと住めない住宅を除きますと、戸建てで3戸、それから集合住宅では8室利用が可能でございます。ただ、私どもが今聞いている時点では、坂下高校さんとか学生さんの側から要望等は直接聞いておりませんけれども、今後についてはこれらの住宅は、なかなか今の医師の確保が難しい状況ですので、何かほかの用途でということも当然検討していく必要があるというふうに思っておりますが、坂下高校さんのほうで聞いている情報としましては、やはり生徒さんをある程度監督ができて食事があるような下宿、そういったところを希望される方が多いということもありますので、そういったご意見も含めて今後の課題かなあというふうに思っております。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) ご答弁の中にありました、確かに高校生については下宿、いわゆる監督される保護者の方、あるいは大人の方がいらっしゃるのを望まれますが、だったら家族中でこちらへ移住していただく、そんなようなこともぜひ検討していただいて、ぜひ有効的な活用をご検討いただきたいというぐあいに思います。 それでは、次に大きな項目の2番目、坂下病院の附帯事業及びシャトルバス運行についてお伺いをいたしたいと存じます。 これまで坂下病院が地域密着で行ってきた附帯事業、14事業あると承知をいたしておりますけれども、その中で特に今後も続けていただきたい事業及び坂下病院・市民病院間のシャトルバス運行についてお伺いをいたしたいと存じます。 最初に、坂下高校福祉科授業講師派遣事業についてであります。これまで坂下高校の特別非常勤講師として、坂下病院から医師、言語聴覚士、看護師を派遣いただいている附帯事業、新公立病院改革プランに基づき、平成31年度からは看護師の派遣は難しいという事前通告を受けて、学校では4月からの対応を迫られる緊急の課題であったため、平成31年度については坂下病院のアドバイスをいただきながら学校独自で講師を探して間に合わせたと聞き及んでおります。 そこで伺います。看護師以外で講師となられる医師と言語聴覚士について、平成31年度は従前どおり坂下病院から派遣をいただけますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 平成31年度につきましては、医師は坂下の診療所から、言語聴覚士については平成30年度と同様に市民病院から派遣を予定しております。この件につきましては、坂下高校と協議をする中で、医師は可能な限り坂下病院、4月から診療所になりますが、言語聴覚士は市民病院から派遣することと、看護師については坂下高校が主体的に確保を行っていただき、病院は協力をしていくということでご了承いただいております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 看護師については協力をしていくということでございますが、2番目の質問です。 今回、学校で依頼された、いわゆる講師、看護師資格を持っている方については、1年間という条件でお引き受けをいただいたと聞き及んでいます。依頼に当たって坂下高校では大変なご苦労をされたということも伺っておりますが、それでは再来年度以降は市民病院からの派遣をぜひお願いをいたしたく、ご所見を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 現在、市民病院においても看護師につきましては不足をする状況でございます。平成32年度、直ちに派遣できる状況にはありませんけれども、市内高校の重要な授業ですので、定年退職看護師の紹介、情報提供等を中心に、引き続き市民病院坂下診療所としてできる協力をしてまいりたいと思っております。 また、平成32年度に向けて、病院以外の部署に所属する看護師や保健師が業務として講師を引き受けることができないか、このことについても検討していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) ぜひお願いをしたいというぐあいに思います。 3番目の質問とややがち合いますので、なぜお願いをしたいかということを申し上げながら質問させていただくというぐあいに思います。 3番目の質問は、各分野での人材不足が心配される中、介護施設等の介護職員不足も例外ではありません。これは極めて深刻な問題であると報じられています。この分野では、さきの国会で法律で外国人労働者の受け入れができる業種と位置づけられて、既にその受け入れを始められたという事業所、業界もあるというぐあいに承知をいたしております。 坂下老健施設や中津川市民病院においても、この先の介護職員不足は必至であると推測されます。特に市民病院においては、介護福祉士が看護助手としても仕事をしていると承知をしておりますので、介護福祉士の確保は大変重要なことだというぐあいに思います。坂下高校の介護福祉士の育成・養成に市民病院の看護師が講師としてかかわる講師派遣事業により、介護福祉士の国家資格を取得した卒業生が市民病院を初め市内の介護施設に就職できる支援制度ができれば、私は市民病院にとっても、あるいは学校にとっても極めて意義のあることではないかというぐあいに思うわけであります。不足する介護職員確保に向けて、ご所見があればお伺いをいたしたいと存じます。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 人材確保・就職支援に対しまして、坂下高校の介護福祉士の育成・養成に市民病院の看護師が講師派遣事業にかかわることは大変有意義であるというふうに考えております。この案件は、全体の問題として捉え、病院以外の部署に所属する看護師や保健師が業務として講師を引き受けられないか、来年度に向けて検討していきたいと考えております。 また、病院では、介護職員の人材確保として、引き続き病院等において介護福祉士として働くことの魅力を実習やイベントを通じ、しっかりお伝えをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 大変必要だというぐあいにお認めをいただいているというぐあいに受けとめさせていただきました。ぜひ、こういう施策が中津川にはあるということで、学生さんが坂下高校の介護福祉士で勉強する、こういうぐあいになってくると中津川にも若い人たちが来ていただけるんじゃないかなあと、そういうところまでつながっていく、そういうような期待もあるわけですので、ぜひよろしくお願いをいたしたいというぐあいに思います。 それでは、4番目の質問に入ります。 東濃地域医師確保奨学資金等貸付制度について先ほども伺いましたけれども、また岐阜大学の医学部地域医療コース新設に伴う関係市町村の就学資金の制度についても若干触れさせていただきましたが、介護福祉士の人材確保の面から、将来当市の介護施設で就労していただくことを条件に組み入れた奨学金制度を考えていらっしゃらないというようなお答えでありましたけれども、もう一度お伺いをいたしたいと思います。そうした制度の新設についてお考えはないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 介護福祉士を対象とした奨学資金制度を設けることは、現在は考えておりません。これまで坂下病院、坂下老人保健施設では、坂下高校からの実習生を定期的に受け入れており、例年1名程度の募集に対し坂下高校からも応募をいただいており、相応の確保につながっているというふうに考えております。介護職員の人材確保の面については、引き続き病院・診療所・老人保健施設で介護福祉士として働くことの魅力を、実習やイベントを通じしっかりとお伝えをして継続的な確保に努めていきたいと考えております。 なお、就学支援については、授業相当額が支給される国の高等学校等就学支援金制度もありますので、それらの活用もお伝えをしながら確保に努めていきたいと思っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) ありがとうございます。 お隣の恵那では、平成25年度から平成27年度の恵那奨学金を利用した方で、恵那に定住し生活の拠点として確認ができたら、その返済金に対する奨励金を交付する制度をつくっていらっしゃるということであります。中津川にある高校、あるいは大学に来て資格を取られて、ここに住んで、ここに就職をされ、ずうっと住んでいただく、そういうことを考えたら、ぜひこのような制度をつくっていただきたい、前向きに検討していただきたいというぐあいにお願いをしておきます。 それでは、2番目の質問です。 坂下病院運動教室について、現在も多数の会員が参加され、実施されている坂下病院の附帯事業である運動教室について、当市は8万人のヘルスアップ事業を推進しており、市民の健康増進を図っている現況下であります。教室を閉鎖するやの話を耳にしましたが、伺います。今後の運営について、運動教室をどのように運営され、管理されていくのか、お考えがありましたらお伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 坂下病院附帯事業である運動教室につきましては、やさか地区NPO法人に運用を委託する予定で、現在そちらのほうと調整をしているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) NPO法人に委託をするということでありますが、これは4月1日からそのようにしていただけるということで準備をされているというぐあいでよろしいでしょうか。再度伺います。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) そのとおりでございます。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) たくさんの方が運動教室に通っていらっしゃいます。ぜひ続けていただきたいというぐあいに思いますし、また適切なアドバイスもお願いをさせていただきたいと思います。 それでは、3番目の質問であります。 坂下病院・市民病院間の直行バス運用についてでございます。本件については、昨年の12月18日開催の病院・医療特別委員会で示された市長方針の見直しについて、地元区長会へ説明をされた折に話題となった案件と承知しています。病院事業部からは、本年4月1日より試行運転をする旨の回答があったと聞き及んでおります。これに関する質問は、昨日、先輩議員が関連質問でほとんど質問をされました。したがって、同じ答弁になるかもしれませんが、お許しをいただいて、若干内容は同じでありますけれども、切り口を変えて質問いたしますのでよろしくお願いしたいと思います。 1番目の質問であります。4月1日からどのような形態で運行予定ですかという設問でありますけれども、1日2便、10人乗りワゴン車で午前2便ということでありました。市民病院からは、9時20分と11時20分のリターンがあるということでありましたので、形態をお伺いしたいと思いますが、運転手はどなたを予定していらっしゃいますか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 今現在、市民病院の総務人事課に勤務しておる職員をそこの運転に充てる予定でございます。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) の職員の方が運転をしていただくということでありますが、万が一のための保険等についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 今、の公用車の加入しております保険のほうで対応する予定です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) ということは、このワゴン車はの公用車という位置づけだと思います。 それでは、2番目の質問ですが、計画実行に当たり民間バス会社あるいはタクシー会社、いわゆる交通事業者等との協議は済んでいらっしゃいますか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 民間バス会社及びタクシー会社との間では、病院事業部が主体となり定住推進部と連携を踏まえ、これまで勉強会や各社の企画提案を受ける場を催すなど取り組みを行い、協議のほうは済んでおります。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) この交通事業者は、この案件について了解をしていただいたと、こう受けとめてよろしいでしょうか。確認します。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) その協議の中で企画提案いただきましたが、そこについてはなかなか難しいということで、そこの段階で今回4月からの運行の計画がまだ具体化してはおりませんでしたので、私どものほうから直接そこのバス会社あるいはタクシー会社に直接説明という形ではなくて、あくまでもこれは定住推進部を通してそういった報告をして、双方相手方のほうにも理解をしていただいているというふうな認識でございます。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 報告をされて了解をいただいたということでございますが、再度2回目の質問ですが、確認をさせていただきます。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) このバスの関係につきましては、定住推進部で公共交通という関係で北恵那交通さん、現在坂下から市民病院関係は運行されております。あと坂下地内にコミュニティバスも走っていただいておりますので、調整はさせていただいておりますが、森議員が言われた業者さんの最終的な確認というところの、確認という言葉はちょっと非常に微妙なところなんですけれども、話は今までしてきておりまして、反対とか賛成とかいうような答えについてはいただいておりませんので、あとはの判断ということで進めることになろうかと思いますが、そういう意味での確認ということは私どもはしておりませんのですが、よろしくお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 次の質問に行きます。 この1月15日開催の第2回地域協議会、そこの協議会の中で出席委員から既得権の問題、地域の平等性も考えてほしいという意見があったと報道されておりました。この地域協議会での意見をどのように受けとめておられますか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 利便性の確保と病院機能の縮小への不安緩和という意味合いで、シャトルバスの必要性については私どもも十分理解をしておりますが、今、議員のほうから説明がありましたように、協議会の中では、公平性の観点から他地区との均衡については配慮しなければならないというふうに私どもも思っております。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 決して私はこのシャトルバスに反対するわけじゃなくて、よりよいサービスを提供していただきたい。きのうの質問の中にもございましたけれども、最大の住民サービスを行っていただけるように配慮をいただきたい、こういうぐあいにお願いをするものでございます。 時間がありませんので、次へ行きます。 4番目、利用者の負担はありますでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 無料シャトルバスと位置づけておりますので、利用者負担はございません。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) それでは、利用制限はありませんか。例えば患者さんに限るとか、あるいは病院でよく見かける光景でありますけれども、ご年配の方をご家族の方が付き添ってお見えになります。そういった付き添いの方の利用はどのようにお考えですか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 10人乗りのワゴン車での運行予定でございますので、市民病院にかかられる患者さんや付き添いの方であれば、9人までご利用いただくことが可能というふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 今の付き添いの方も入れて利用者数の予測は立ててみえますか。昨日のお話では平均4.0というご答弁でありましたが、いま一度お伺いをしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 4月以降、市民病院のほうに集約する診療科というのが、皮膚科、婦人科、呼吸器、神経内科、この4科でございます。その1日当たりの平均が4.2人ということで、1日5人程度、年間で1,200人程度の利用を想定しております。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) それでは、事業費の概算見込み、これは1年間の試行運転だということを伺っておりますけれども、概算見込みはお幾らぐらいになりますか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 人件費、燃料費、消耗品費といったランニングコストは、年間で320万円程度を見込んでおります。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 昨日の質問でもありましたけれども、坂下病院から市民病院、この直通バスです。途中の停車はないということでありますが、仮に坂下病院で乗られた患者さんが市民病院に行かれる。診察と待ち時間で帰りの時間に間に合わないとなると、患者さん、あるいは付き添いの方は市民病院からシャトルバスに乗れないので、帰ってくる方法は、路線バスに乗って中津川の駅まで来て、坂下の方であれば電車で帰ってくる。こういうことも想定されるわけでありますが、この辺のところも考えると、中津川駅から市民病院の直行便、こういうお考えもできるんじゃないかなというぐあいに思いますが、こちらの考えはありませんか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 平成31年度につきましては、試行的な運転ということもございまして、坂下診療所-市民病院間の直通シャトルバスということで、それ以外の手段については現時点では検討しておりません。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 試行をされて、次へ展開をされるということであります。よくよく検証されて、先ほども申し上げました最大の住民サービスが行えるようにぜひお願いしたいというぐあいに思います。 本事業の担当部局はどちらになりますか、お伺いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 患者の利便性確保と機能縮小への緩和の利用状況のニーズ調査を踏まえて運行することが目的となりますので、病院事業部で行います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) 病院事業部でこの事業を行われるということであれば、例えば坂下病院で診察を受けられた方が次の予約を市民病院にして、それに間に合うようにバスに乗ってくださいねというような、より細かなサービスもぜひ提供していただきたいというぐあいにお願いをいたしたいと思います。 最後の質問であります。住民への周知方法はどのようにお考えですかということであります。きのう粥川先生からも、やはり住民の皆さんによくよく説明をし、よくよく理解をいただいて運行をしていくことが大事だというぐあいに思っております。重ねてこの周知方法をどのようにされるか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) やさか区長会には、1月に事前周知をさせていただいておりますところですが、今度の4月の広報にも周知を行います。また、そのほか昨日もご説明しましたが、毎月坂下地区の区長会があります。あと、区長さんとまち協さんの代表の方の集まられるところでの出前講座も予定をしております。あと、病院のホームページ、院内掲示、そして昨日粥川議員のほうからご指摘をいただきましたエリアトークなども活用しながら、大変短い期間ですので、あらゆる手段で周知を行っていきたいというふうに考えております。
    ○議長(大堀寿延君) 2番・森 益基君。 ◆2番(森益基君) ありがとうございます。 昨年の6月議会で、このシャトルバスのことについて私質問をいたしました。病院事業部長から、交通手段の確保につきましては地元の方の強い要望であるということは承知している。関係機関と協議をして何とか実現をしたいというご答弁でございまして、今日の計画になったというぐあいに承知をいたしております。 ただ、そのときに私はこう申し上げました。坂下地域の人たちは、バスができたから、それで市民病院に通える、それは大変ありがたいことだというぐあいに思いますけれども、やはり長年通いなれたところで診療を受けたいというのが純粋な気持ちだと思いますし、願いだと思います。シャトルバスの運行も大変ありがたいことでありますけれども、できれば市民病院からお医者さんに坂下病院に来ていただいて、そこで診療を受けられるような体制もぜひご検討いただけますようにお願い申し上げて、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、2番・森 益基君の一般質問を終結いたします。 続いて、20番・吉村久資君。  〔20番・吉村久資君質問席に着く〕 ◆20番(吉村久資君) それでは、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 今回の質問項目は、大変欲張りまして4項目もありまして、お手数をおかけいたしました。1つには、中津川定員適正化計画について。2つ目に、中心市街地の活性化について。3番目に、水道法の一部改正について。そして、4番目に平成31年度当初予算についての4項目であります。 最初に、中津川定員適正化計画について質問をいたします。 平成29年8月に新はつらつ職場づくり宣言事業所に認定されまして、宣言書の履行に向け取り組まれております。また、働き方改革が企業も含め実践されている中、中津川においては、平成31年度から平成38年度を計画期間とした中津川定員適正化計画、以下当計画といいますけれども、が作成され、2月12日の全員協議会におきまして説明をされました。当計画の1.はじめにの項目に、リニア開業までの間は、人件費の増加を抑えながらも必要な業務量に対応できる職員数を確保することが重要ですとあります。当計画の中の4.定員適正化計画の内容(4)の目標数値等について、以下質問をいたしたいと思います。この適正化計画の前段的なところで若干質問をさせていただきます。 まず、先ほど話をしました宣言書でございますが、この1に時間外労働の削減に努めますとありますが、この宣言後に時間外が減っているのかどうか、これについて伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 平成29年8月の宣言前と宣言後の比較でございます。宣言前の1年間の1人当たりの時間外勤務時間は、月平均13.9時間となっておりました。宣言後は14.1時間と、かえって増加しております。これは、平成29年8月及び平成30年7月の災害対応及び平成29年10月に行われました衆議院選による影響が大きいものでございます。したがいまして、そういった選挙事務及び災害対応のありました影響月を除いた期間の比較でさせていただきますと、宣言前の平均が14.2時間に対しまして、宣言後は平均13.7時間と、通常業務の中では減少しております。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 成果が出ているというふうに理解をいたします。過去の一般質問の答弁、これは私ではなかったというふうに思いますが、時間外の多いベストスリーがたしか答弁されたというふうに思いますが、現在の状況がそのときと変化があるのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 平成30年度につきましては、12月までの実績でございます。その実績で時間外勤務の多い3つの部といたしましては、一番多いのが消防本部、2番目が文化スポーツ部、3番目が市長公室となっております。過去に答弁しました平成29年度の時間外勤務の多い3つの部といたしましては、総務部、商工観光部、消防本部でございますが、平成29年度と平成30年度の同月で比較しますと、12月までということでございますが、総務部が28.4時間から19.6時間に、商工観光部は21.1時間から19.0時間に、消防本部につきましては、27.8時間から26.7時間にそれぞれ減少しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 次に、ちょっとこれはまた後で質問に使わせてもらいますけれども、本議会に中津川職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正が議案上程されております。上限時間につきましては規則に定めるところとしておるわけですが、国が示す内容は1カ月について45時間以下、1年については360時間以下とするものです。昨日の牛田議員の職員の時間外勤務の推移の質問に対する答弁で、平成26年度から平成30年度の平均が14時間程度/1人だったというふうに記憶をしております。それで、ここ3年間でこの時間、ですから1月で45時間以上、年間に360時間以上、このような勤務をされた職員が存在したのかどうか、もししておれば、その辺の変遷、何年度は何人というような変遷もあわせて伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 1カ月45時間を上回る時間外勤務を行った職員数でございます。延べ人数でお答えをさせていただきますが、平成27年度は345人、平成28年度は269人、平成29年度は279人でございます。一方、1年で360時間を上回る時間外勤務を行った職員数でございますが、平成27年度は61名、平成28年度は50名、平成29年度は46名となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) いるんですよね。こんなにいるとは、私も聞いてびっくりしたところでございますが、それで、平成27年度からいただいたわけなんですけれども、当然そのままほかっておいたわけじゃないというふうには思うわけなんですが、対応策を何かその年度の様子を見て、次年度に向けてこういうことをしようということをとられたのかなというふうに思いますので、そんなような対応策、そしてさらに平成29年度の時点でもこれだけ、あわせまして国が示す内容が定められてきた中ですので、この辺の対応を今後どうしていくのかというところを伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 時間外勤務の業務内容により、3つに区分けして対応を行うというふうにしております。1つ目、いわゆる大規模災害等への対応でございますが、これについては国のほうの基準の中でも上限の特例というものが適用されておりまして、特に緊急を要する業務に関して必要最小限の範囲内で時間外勤務を行うような指導をしていきたいと思っております。あと、市民との折衝など、相手方や法令の制約等によりまして、任命権者の裁量のみで実施時期を変更できない業務、いわゆる他律的業務と言われますが、そういった業務は他律業務ということとして1年間に720時間、1カ月100時間未満、2カ月から6カ月の平均が80時間の範囲内で時間外雇用を行うとなっておりますので、内容によりその辺は精査をしていきたいと思います。 いわゆるそれ以外の業務につきましては、現在言われております45時間、360時間という制約が設けられておりますので、まず事務の内容・手順などの見直しにより、できるだけ時間外勤務を削減していきたいと思っております。その上で、どうしても時間外勤務の多い部署につきましては、職員の増員、または臨時職員の雇用により時間外をしなくてもいいような対応を行っていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 今、部長がおっしゃったように特例もありますし、他律的な業務という許されるものもあるのかなと思うんですが、とはいえ、やはり職員の心身の健全化を図っていくためには、時間外というのは極力減らして負担を少なくするべきだというふうに思います。それ以外の場合につきましては、業務の内容の見直しをしていただいたり、増員というような話もあったのかなというふうに思っております。よろしくお願いしたいと思います。 それで、現在、毎週水曜日と8のつく日に庁内放送が流れておりますが、なれというものは怖いものでございまして、職員はほとんど聞き流しているんじゃないかというように私は考えます。効果が薄いのかなというような危惧はいたしますが、その辺の見解について伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 毎月8のつく日ということで実施をしておるわけですが、直近の時間外集計でお答えさせていただきますと、平成31年1月でお答えさせていただきます。水曜日と8のつく日の時間外勤務時間と、それ以外の平日の時間外勤務時間を比較しますと、水曜日と8のつく日の時間外勤務時間が平日と比べると削減されておりまして、一定の効果があるものと考えております。具体的に申し上げますと、水曜日の時間外勤務時間は、それ以外の日よりは7%削減されております。 それから、もう一つ8のつく日の時間外勤務時間は、それ以外の日よりも41%削減されております。それでもまだあるわけですので、他の対策も進めながら職員の周知を継続的に図っていくことで、できる限りさらなる削減を目指していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 私の推察と少し違う、逆のいい面の答えだったかなあというふうに思いますが、その次に、さらなる効果の出る施策の取り組みについてという伺いも通告しておりますので、あわせてさらなるのところがありましたら、教えていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 平成31年度でございますが、現在試行中で実施しておりますフレックスタイムを規則で定めまして、本格的な導入に移行していきたいと考えております。試行期間内での課題がありますので、そういったものを改善しながら、より時間外勤務の削減に効果のある制度としての運用を図りたいと考えております。 また、2月末に定型業務を自動処理するRPA、いわゆるロボティック・プロセス・オートメーションと言われる自動処理するシステムでございますが、そういったものによる導入検証も実際行いました。将来的には、こういったRPAと言われるものや人工知能と言われるAI、そういったものの活用によりまして、定型的な業務の効率化を検討していきたいというようなことも考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) それでは、当計画について伺いたいと思います。目標数値が、行政職、消防職、そして幼稚園・保育園、技能労務職に分かれておりました。関係部局との十分な協議結果であると受けとめてよいのかどうかを伺いたいというふうに思います。考えますに、総務部は当然財政面のことを考えますと、それをもって定員を決めたいという形になるのかなあというふうに思うわけなんです。現場は業務遂行とか、職員の勤務状況から、多分定員をふやしたいという要求をしたんじゃないかというふうに思いますが、そのせめぎ合いの結果がこの計画に出ていたものかなと思うんですが、どちらが押し切られたかどうかわかりませんが、これから以下の質問が総務部にしていいのか所管の部にしていいのかというところもありますので、まずこれが十分な協議結果であったかどうか、それを伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 今言われましたような関係部局と協議の上で、この数値目標、目標人数は定めております。各年度の計画人数につきましては、消防本部におきましてはその広域化、そして幼稚園・保育園、教育機関におきましては、幼稚園・保育園の適正配置計画などの進捗状況によりまして現在はこの計画をつくっておりますが、随時そういった関係部局と協議の上で、当然ながら見直しも図っていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 見直しもあるということですので、その辺は真摯に受けとめたいなあというふうに思いますが、先ほど時間外の多いベストの話をしましたが、前回も今回も消防部局はベストスリーに見事に入っておるわけなんですよね。見事という言葉がいいかどうかはわかりませんが。消防職員の数が平成33年度までに4名増員になるという計画なんですが、現在の分署の勤務体系とかを考えたときに、消防本部、それから各署、各分署を全体的に考慮しても厳しい数字じゃないかと私は考えるところでございますが、その辺について、決まったということですので消防長も同意をされたということでございますが、その辺について伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 消防長・松葉茂幸君。 ◎消防長(松葉茂幸君) 現在、分署の職員は8名を配置しておるところでございます。交代で常時3名が勤務いたしまして、火災や救急等に対応しております。救急件数は、合併後、毎年約70件ほど増加しておりまして、火災もここ数年増加傾向でございますし、さらに災害も大規模化しております中では、議員のおっしゃるとおり人員的には大変厳しい状況ではございますが、各分署も各署も、必要があれば他所からの応援隊によりまして、消防部全体で連携をして対応しておるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 連携の結果がこれだけ時間外が多いところに出てきておるんじゃないかなというふうに思うわけなんですね。本当に何とかしてよと、強く押していただきたかったと思うんですが、ちょっと話は変わりますが、本年1月22日の朝に能代の中心部で店舗兼住宅など4棟が全焼した火災がありました。その折、消火中の消防士の方2名が焼死されたわけでございます。ご冥福をお祈りするものでございますけれども、フラッシュオーバーが原因と見られておりますが、中津川消防本部における安全対策及び今回このような悲惨な事故があったということも踏まえまして、どのような検証をされたかというところについて伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 消防長・松葉茂幸君。 ◎消防長(松葉茂幸君) この件に関しましては、私どもも大変なことと捉えておるところでございます。現在、能代山本広域消防本部では、調査委員会を設置されまして、指揮系統及び安全管理を検証していると伺っているところでございます。その結果を受けまして検証してまいりたいと考えております。 当市消防本部でも、昭和43年に尾鳩地区のマンホールで消防士を含め5名のとうといお命が奪われた事故を教訓にいたしまして、日ごろから安全管理に取り組んでおるところでございます。殉職者は絶対に出さないという強い信念を持って、引き続き各種安全管理等の研修会の受講を通して、職員の知識の習得と技術の向上を図ってまいりたいと考えておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) ぜひ消防職員の方の身の安全、それだけは十分に確保できるような研修も踏まえながら徹底をしていただきたいというふうに思います。 次の質問に入りますけれども、次に幼稚園・保育園職について伺いたいというふうに思います。 今回の定例会は、非常に保育士が多くの方が質問されるという当たり年かなあというふうに思いますが、昨日の鈴木雅彦議員の希望する保育に入園できることについての③今からできることはの答弁において、臨時とはいえ、保育士の確保という言葉が事務局長のほうからあったというふうに思います。職員不足が言われて久しい中でございますが、過去3年間の幼稚園・保育園職の募集人員、これだけ欲しいよというのがいきなり募集人員になるかわかりませんけれども、募集人員と受験された人数、そして何名の方が採用されたのかという正規職員と常雇の職員さんに分けて、まずは数字で示していただきたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 保育園保育士・幼稚園教諭は、募集段階では募集人員を若干人としていますが、ここでは採用予定人数としてお答えをさせていただきます。 正規保育士・教諭につきましては、平成29年度は12人の採用予定に対し17人受験、12人採用。平成30年度は5人の採用予定に対し14人受験、5人採用。平成31年度は7人の採用予定に対し16人受験、7人採用となっています。 常雇保育士・教諭につきましては、平成29年度は30人の採用予定に対し6人受験、6人採用。平成30年度は28人の採用予定に対し5人受験、5人採用。平成31年度は37人の採用予定に対し1人受験、1人採用となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 今のお話を聞きますと、常雇さんというのが非常に厳しい状況だというところが数字の中で見えたのかなというふうに思っております。保育士さんにつきましては、予定よりも多くの方に受けていただいている現状かなというふうには理解をいたしました。 それで、改めて保育士の人数の確認をいたします。保育園15園と発達支援センターで園長を除きまして、正規保育士が平成30年度が81名ですが、産休・育休で現場には72名、常雇保育士が72名の合計で144名であります。平成26年度が193名いたというふうに記憶をしております。約75%の保育士の頑張りで園の運営がなされたということとなります。単純に比較できるものではありませんが、保育園児がどれだけ減少しているのかということを考えますと、保育士不足による厳しい声は教育委員会事務局にも届いているというふうに考えるところでございます。このような厳しい現状につきましての見解を伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 正規の保育士数は、平成26年度と比較し、平成30年度では5人増加していますが、常雇保育士は26人減少している状況でございます。現場から保育士不足の声は届いており、大変厳しい状況だと感じております。現在不足している常雇保育士が担う役割を臨時保育士に補っていただいているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 平成31年度の潜在的な待機児童、保留児童、隠れ待機児童といろいろな名称がありますが、潜在的な待機児童が発生しておれば、数字を伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 平成31年4月1日時点で待機児童はございませんが、潜在待機児童数は14人ございます。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 昨日来からの答弁の中で、施設的なものもありますが、保育士が不足していると。それによって、建物、そういうキャパ的なものがクリアできれば、この潜在的な待機児童がなくなるやのような、私が受けとめをした答弁があったというふうに思いますが、例えば、今潜在的な待機児童さんが14人おりますけど、これを全て解決しようよと、ゼロ人にしようよと。そうしたときに、正規とか常雇とか臨時さんとかそういうところを考えない中において、何人の保育士さんが確保できればゼロという数字に持っていけるのかというところがわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) これはその年度にもよりまして、希望する園が偏ったり、それから苗木保育園のように利用定員数がいっぱいになるところがありますので、一概に何人が必要ということは現在数を上げておりません。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 次に、全員協議会の説明の中で、職員数の変遷が示されたんですが、ほとんど数字が動いていないという形の中で、こども園とか民営化という文言が説明の中にあったのかなというふうに記憶しておりますが、もしその計画があれば、その計画と人数の変遷が整合性がとれておるべきものだというふうに思うわけなんですが、こういう計画があるのでここのところでこのように人数が変わりますよというところが見えなかったというところで伺うんですが、そういう計画とか、今のこども園、さらなるこども園化、坂本のこども園も含めて、それから民営化、そんな計画があるのかどうか、整合性という観点から伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 職員が減少する要因として、保育園と幼稚園が統合してこども園化を図ること、集団規模確保のための統廃合、民営化の実施などが考えられますが、現在は具体的な実施計画がないため現状維持の計画となっております。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 2026年度の職員数でございますが、119名という形になっておったんですが、質問の言い方がちょっと悪かったかわからないですが、常雇保育士や臨時保育士等のへ依存度を含め具体的根拠を伺いますという質問になっておるわけです。依存度というところが非常にわかりにくいのかなと思うわけなんですが、済みません、ここで内容を変更して答弁がついてくるかどうかわかりませんのであれですが、考え方としては、119名の正規保育士さんだけれども、常雇保育士さんがこのぐらいおればとか、臨時保育士さんがこのぐらいおればというような、ちょっとそんな気持ちで質問をさせていただいたんですが、その辺を含めて依存度という言い方をしておりますけれども、この質問の中で読み取れる中でのご答弁をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ちょっとお答えになっているかわかりませんが、中津川定員適正化計画では、平成30年度に121人の保育士・教諭の計画を立てております。平成39年度に119人という計画でございます。これは、園児数の減少によりクラス数が減少することを考えて、2人減としたものであります。 常雇保育士につきましては、現在不足をしている状況のため、確保に努め、増員したいというふうに考えております。また、臨時保育士は、現在と同様、保育の補助に必要な人数を確保したいというふうに考えております。保育士を補助できる子育て支援員や保育サポーター、事務補助員を雇用すること、また職員のシフトについての研究、支援児クラスの保育方法の研究などを行い、正規職員と常雇・臨時の職員の役割を明確化して、常雇や臨時の負担を減少させたいということを考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) ちょっと最後の事務局長のお言葉が苦になったんですが、常雇保育士や臨時保育士さんの負担を軽くしたいという答弁だったのかなというふうに思いますが、その前段のところが、済みません、ちょっと飛んでおりましたので申しわけないんですが、できれば臨時とか常雇さんじゃなくて、正規の職員さんの保育士さんの心労といいますか、そういうところをぜひ軽くしてあげるような、そんな職員さんの確保に全力を尽くしていただきたい。特に常雇保育士さんの応募が少ないというところをしっかりと受けとめていただきながら、対応策をとっていただければありがたいなというふうに思います。 次に、いろいろなランキングがあります。住みたいまちとか住んでみたいまち、住んでよかったまちのそれぞれの大きな要素に、やっぱり子育てというのがあると。子育て世代の移住による人口増加の自治体もあります。中津川の保育士の不足という現実と、平成31年度予算編成に当たっての市長挨拶にある、若い世代が安心して家庭を築き、子どもたちを産み育てることができるまちづくりを進めるため、若者の地元定着、そして移住促進の強化に努め、優先的かつ横断的に取り組んでまいりますという市長挨拶があります。この辺の子育てということを考えたときに、今の保育士さんがこれだけ不足しておる中において、子育ての問題はどうなんだというところの、この市長の挨拶との相関性、その辺について伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 初めにちょっと訂正をさせていただきます。 先ほど定員適正化計画によります平成38年度の人数が119人と申し上げるところを、平成39年度と申し上げまして失礼いたしました。 今のご質問でございますが、施策の実現に向け、保育士確保対策としまして、平成31年度は常雇・臨時の保育士、幼稚園教諭の処遇改善として賃金を増額しております。また、保育士・幼稚園教諭を確保するための費用としまして、就学支援金貸付制度や高校・大学訪問も引き続き予算化をしております。採用一、二年の保育士・幼稚園教諭への新たな研修会の開催や、労働環境改善のためのシフト制の試行、未満児室の保育環境改善の試行など、保育環境の改善にもさらに努めてまいります。 中津川の保育・幼児教育には、私立保育園・こども園・幼稚園にも大変努力いただいておりまして、協力をしてよりよい環境でお子様をお預かりし、幼児教育・保育を行うことで将来を担う子どもたちの育ちを支えていきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) ぜひ、やはり若い世代、特に子育て、そんなところを中心にした人が中津川の今の制度というか状況を見ることによって、移り住もう、住み続けたいと、そういう子育てに優しい中津川であっていただきたい、そのための施策を充実していただきたいというふうに思うところでございます。 大きく変えます。中心市街地の活性化について質問させていただきます。 リニア開業を8年後に控えた今年度、リニア岐阜県駅周辺についてはハード事業の展開に予算が計上されております。今後、ソフトも含め大きく活性化していくと考えますし、期待をするところであります。一方、平成25年度までの中心市街地活性化計画においては大きな活性化につながらず、にぎわいが減退した感があると私は考えております。多くの活性化につながる玉は存在しますので、さらなる磨き上げ計画の展開により基本理念である「人をつなぐ、地域をつなぐ、未来につなぐ中心市街地」を目指していただきたく、以下質問をいたします。 1つ目でございます。中心市街地活性化のにぎわい度を判断できる要因は、1つには人の集まりだというふうに考えるところであります。その人は中津川在住者であり、観光客を初めとした外から見える方、外住者という言い方がいいかどうかわかりませんが、外に住んでみえる方というふうに思います。このにぎわいを創出していただける、この2種類の住者、在住者・外住者に対するそれぞれの施策構想について伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) まず、市内に住まわれている皆様に対しましては、中心市街地活性化拠点施設、これは新町ビル跡地開発事業になりますが、そちらを整備し、交流機能の充実によりにぎわいを創出してまいりたいというふうに考えております。また、市外からお越しになる皆様に対しましては、町家を活用した滞在施設や六斎などのイベント、さらにはまちなか歴史発見散歩事業などを活用しながら交流人口を増加させ、にぎわいというものを創出していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 以前にも質問しました。いつしたか覚えておりませんが、その中において濃飛横断自動車道の中央道への接続、それから2021年度末の完成予定の神坂パーキングエリアのスマートインターチェンジによりまして、中津川インターチェンジからの流出者、車であり、人であり、ここが大きく減少すると考えるところでありますが、それぞれの坂本、それから神坂で流出された観光客等に町なかへ来ていただく、この辺の施策について改めて伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 濃飛横断自動車道、神坂スマートインターの開通により、市内の玄関口がふえることになりまして、そういったスケールメリットを生かした多彩なコース設定であるとか、周辺の観光施設との連携などを進め、市街地での滞在に結びつけてまいりたいというふうに考えております。 もう少し具体的に申し上げますと、地域文化や資源を生かした体験型観光や、往時をしのばせる町家を生かした滞在施設の整備、さらには中山道の宿場の風情を残す資源の磨き上げなど、商店街や関係機関と連携し、中心市街地ならではの事業、そういったものを展開して誘客を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 今、答弁にありましたんですが、中心市街地ならではの事業を展開ということがあったわけなんですが、やっぱり中心市街地に来るとこれがあるんだと、そういう玉、これというのをやっぱり示してアピールをしていかないと、例えば神坂スマートインターでおりるということは、まずは馬籠へ来るのかなと思うわけなんですよね。そうすると、そこからどこへ行くかというと高山へ行くとか、それから木曽へ行くとか、そのルートが、調査していませんが、私は多いんじゃないかと思うんですよ。そうしたときに、ちょっと高山へ行く前に中津のまちへ行けばこんなものがあると、そういうことを、やっぱり事前に計画を立てるときにそれをやらないと、観光会社が行程を組んだけど思いつきで勝手に動くわけにはいきませんので、やっぱりそういうふうに市街地に行くとこういうものがあるというインパクトのあるもの、そういう玉を発掘というかつくり上げて、さらにそれをインプットしていかないといけないのかなあというふうに思うわけなんです。そういうことは発信が非常に大切だというふうに考えるわけなんですが、インパクト、それからインプット、発信、その辺についての見解を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) まずインプット、それからインパクトですね。非常にいい言葉だと思います。冒頭に議員がおっしゃいました活性化につながる玉、その玉というものは、やはり私たち住んでいる人間ではなかなか気づかないものも多くあると思います。外から来ていただいた方が、中津川のよさというのはそういった観点からもいろいろと情報なんかも提供していただいている件もございます。そういったことで、それとあわせて情報の発信というか発散、そういった形でこれから一つの中津川らしさというものをもっとアピールしていきたいなあというふうに考えております。 また、そういった意味でも、今後市民の皆さんのご協力、そういったものがさらに必要になってまいりますので、そういった点も考えながら誘客に努めてまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) ぜひ坂本で抜けた方、神坂で抜けた方、その方たちが町なかへ集まる、一回来るんだと、そういうインパクトあるまちにしていただきたいというふうに思います。 それで、次でございますが、平成31年度の予算概要の中の中心市街地の整備には、中心市街地に市民の交流と回遊の拠点とするにぎわい創出施設整備に取り組みますという記述がございました。これを読むと、何かこの施設が市民を対象とするだけのような施設に捉えられるんですよね。文言の話で申しわけないんですが、それをどのように理解すればいいのかということを伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 整備予定の施設の対象についてでございますが、市民の方が中心になると思いますけど、先ほど議員がおっしゃられたように、やっぱり回遊とか馬籠へ来た方がぜひとも中心市街地へ来ていただくということが大事だと思いますので、そういったことでPRとかインプットとかしまして、観光客にも立ち寄っていただけるような施設を考えております。そうすることによって交流と回遊の拠点となるよう施設整備を行っていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 言葉尻を捕まえた私の解釈ではなくて、広く外からの人も含めての、そういうにぎわいの創出施設だというふうに解釈をいたしました。 それで、もう一つ苦になるのは、中津川リニアを活用したまちづくり構想の案にあります(仮称)まちの駅なかつがわの機能配置図(案)にあります図書コーナーとありますよね。よくわからないんですが、この図書コーナーと図書館の違いについて伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 構想では、市民の交流と回遊の拠点となるにぎわい創出施設とするための機能の一つとして、学びの機能、具体的には学習室や図書コーナー、情報閲覧コーナーを提案させていただいております。この図書コーナーと図書館の違いについてのお尋ねだと思いますが、平成31年度に施設整備に向けた実施計画に取り組むことをしておりまして、引き続きリニアを活用したまちづくり推進市民会議などのご意見を伺いながら、この施設の機能や設備、構造、規模等について検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) よくわからない。ストレートに言いますが、違いが今の部長の答弁ではよくわからない。違いを明確にしないと、例えば図書館があるのに図書コーナーをつくるのかとか、2つつくるのかと。2つつくるのは中途半端じゃないのという質問に、僕が次へつなげていけないんですよ。わかりますか、言いたいことが。違いを明確にお聞きいたします。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 図書コーナーというか、図書館なのか、その中に学びということで本を閲覧できるスペースはつくれると思いますけれども、先ほども申し上げましたようにどれぐらいの規模とか構造になるかということについては、やはり皆さんのご意見もあると思いますので、我々がこれぐらいの規模ということで、また近々提案させていただきたいと思いますので、そういった形でご意見を伺いながら進めていきたいというふうに思っています。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 同じ質問を次にすると3回目になりますので、2回までですので、しっかりと協議していただいて明確にしていただかないと、同じ機能のものを2つつくったってと絶対出てきますよ。図書館にするなら図書館だと、そういうふうにしないといけないというふうに思いますが、今、図書館の話をしましたが、昨年の第3回の中津川市議会定例会におきまして、新図書館構想の早期実現を求める請願が出され、全会一致で採択をされました。その請願の趣旨及び請願理由の中に、新図書館構想検討委員会(仮称)を早期設置し、計画立案と推進を図っていただきたい、それが請願の趣旨なんですよね。新図書館構想検討議会(仮称)の進捗状況について伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 平成30年10月より検討委員会の準備会を組織し、検討委員会の立ち上げに向けて現在までに3回の協議を進めております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) まだ続きがあるかなと思って座っておりましたが、準備会の段階だということなんですが、新図書館構想は、これは私の見解になりますが、この請願、私が賛成したのは新図書館構想はゼロからスタートするんだと、それは必要性も含めながらどんな規模にするんやと、どこにつくるんやと、そういうところから、ゼロからいくのがこの新図書館構想検討委員会だという私は理解をしておったわけなんですが、そうしますと、今図書コーナーというような格好で、行政が準備会の段階でかなり見える形で進んでおるのが現実じゃないのかなというふうに思うんです。この検討委員会と新しい図書館の構想は、この検討委員会と綿密な議論、それから連携なくして進めるべきものではないと私は考えるわけなんです。早期の検討委員会が、正規のものが立ち上がって議論をしていただいて、そこから連携していただきたいというふうに思いますが、今後の進展等も踏まえて、今後の検討委員会の進捗、進みぐあいを踏まえながら、その辺の見解を伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 早い段階に検討委員会を立ち上げるための準備をしております。前の質問でもご答弁しましたが、平成30年10月に検討委員会の準備会を立ち上げ、検討委員の構成を含め構想案について協議しており、現在は図書館職員や関係団体から意見を収集して会議の参考としております。具体的に平成31年度中の立ち上げを予定しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 平成31年度中の立ち上げですよね。12カ月ありますよ、平成31年。どこで立ち上げるかわかりませんが、これは早く立ち上げないと政策推進部のものとの連携ができないんじゃないですか。そこをすごく危惧するわけです。ですよね、副市長。いきなり振りますが、多分副市長がこの辺は担当されると思うんですが、ぜひこれは早くやらないと、連携というのはできないというふうに思いますが、いかがでしょうか。
    ○議長(大堀寿延君) 副市長・大井久司君。 ◎副市長(大井久司君) ご指摘のとおりでございます。この新町ビル跡地複合施設ということでご提案申し上げて、その中にどんな機能を入れるかという協議をしてまいりました。そして、先ほど言いました図書コーナー、図書館機能を持たせるということでスタートしております。そのためには、ご指摘いただいたように議会のほうにも請願という形で出されましたので、こういった機関のご意見を聞かないと行政が勝手に進めることはできない、そのように理解しております。 したがいまして、私のほうから指示しているのは、まずフロア的にどのぐらいの面積が必要でどういった機能が必要なのか、そういったところについては早急に検討委員会を立ち上げて、そちらの意見を踏まえた中で、また市民会議のほうにかけていくと。そういった指示をさせていただいておりますので、早急にというといつなんだと言われますが、直ちに立ち上げさせていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 直ちにという言葉を期待しております。 次の7番に行きます。 前段を少し僕は省きましたんですが、実は、過去の旧新町ビルのところのビルの活用論争がございましたよね。余り触れたくないかもしれませんが、私はあのときにあそこのところに図書館を建てるのは反対しました、はっきり言いまして。何でかというと、一方通行やないか、駐車場はどうなんやと、形が悪いやないかと、それが大きな理由でございます。それで私は、現在ありますにぎわい広場、あそこが最適だということは当時からずうっと言っておりました。現在もそう思っております。 そこで伺います。中津川リニアを活用したまちづくり構想(案)においては、にぎわい広場、あそこについてはにぎわい広場というままの表示ですよね。あそこは超一等地ですよね、中津川の市街地を考えるときに。そこにおいて構想は何も示されていないというふうに理解いたしますが、あそこは広場のままだと、そういう構想でよろしいですか、伺います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) にぎわい広場でございますが、中心市街地活性化拠点施設の供用開始後には駐車場として利用したいというふうに考えております。また、その後も現在と同様にいろいろなイベント、そういった場合の会場として、また六斎などのときの臨時の駐車場、そういったふうに多目的に利用していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) これは非常に重い課題だと思いますので、市長に伺います。今、部長のほうから駐車場構想が出ました。あんな超一等地をいつまでも駐車場で、あのときに使います、このときに使います、そんな計画は僕はだめだと思いますが、例えば耐震したばっかりで申しわけないんですが、の庁舎を持っていくとか、もっと活用する方法はあるんじゃないかなあというふうに思いますが、そんなところを具体的に構想を示せとは言いませんが、超一等地を駐車場としておいておくことに対して市長の見解を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) きょう午前中にも駅前のレンガビルのお話が出ましたけれども、今、中心市街地と言われるエリアを今の開発計画の中では不十分、何が不十分かといいますと、行政が前に出過ぎている。民間の活力なくして、こうしたエリアをつくるということは大変厳しいものがあります。したがいまして、今、中心市街地の中でのとりわけ新しい施設、跡地の施設ですけれども、これの中身をどうするかということが中心になっておるわけですけれども、やはりそこには動線であり、そしてまた宿場町の歴史も沸々とほうふつできるようなものをつくっていきたいという中でやっております。 そんな中で、これからもっともっと実は民間の進出も私は考えております。そうした中では、一つの試しとして、これから可能性のある、そうしたものもやはり持っていなければならない。そこに全て今から詰め込んでしまうことによって、逆にせっかくのチャンスを逃す可能性も出てきてしまう。そうしたことも実は頭の中にございますので、今回は今のにぎわい広場については計画の中には入れてはおりません。 そしてもう一点が、今のレジストロ通りにつながります駅前通り、これとそれぞれの商店街の横筋はあるわけでございますけれども、縦道についてはなかなか今の町なかを周遊するという中で十分かという部分が当然出てまいります。そうしたものも含めた中で、このにぎわい広場については、もう少し先にもっと大きな活用方法があるのではないかと私の中では考えておりますので、お願いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 今後は一等地と言わずに可能地ということでいきますので、可能地、ぜひいろんな面で、いい言葉ですよね、可能地。何でもできますので、期待をするところでございます。 ちょっとニュアンスを変えます。ここまでにしておきます、この件につきましては。 平成31年度の当初予算の主要施策一覧の④当市の魅力向上とPRの中に、人件費対応ではありますが、杉原千畝さんのゆかりの地としてのPRというのが記載してあります。杉原千畝氏のゆかりの地についての考えを伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 杉原千畝にゆかりのある6自治体、これは八百津町、それから高山、白川村、敦賀、金沢、名古屋でございますけれども、その6自治体で構成される杉原千畝ルート推進協議会と連携しまして、国内外への情報発信という企画に取り組んでいるところでございます。平成30年8月からこの協議会のオブザーバーとして参画させていただきまして、観光客の周遊促進を図るため、八百津町の杉原千畝記念館と中山道歴史資料館とで相互のパンフレットなどを配架し、情報発信を行っているところでございます。 また、この協議会がイスラエルなど海外で行うプロモーション事業、そうしたものにおいて中津川のPRなども行っていただいております。今後はゆかりの地である中心市街地と訪日外国人旅行者にも人気のある中山道を絡めながら、JR中津川駅からの散策コースとして日本語と英語版の千畝ロード&中津川宿歴史散策マップ、そういったものを作成しながら、市内の多くの観光資源と絡め、誘客に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 先ほどの話の中で、市街地の活性化、人の集まりだという話です。在住者の方もそうですから、外から来てくれる方も当然その要因であるという話をさせていただいたわけですが、やっぱり市街地の活性化に外から来ていただく方に加わっていただいて、活性化を図っていく。そのためには、やっぱりこの中山道歴史資料館、あと中部電力さんから借りておるところが、あと5年ぐらいですよね。その後どうするかということも踏まえながら、それから当然前田青邨画伯のあれをどうするんだということ、それから今言った杉原千畝さん等の複合スペースを、ぜひこの(仮称)まちの駅なかつがわの1階に設ける、中山道筋でもありますので、ぜひ1階の中にこういうものを入れたらどうなのかなというのが私の案でございまして、それを提案しながら見解を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・伊藤雅志君。 ◎政策推進部長(伊藤雅志君) 先ほど説明させていただいておりますが、平成31年度ににぎわい創出施設の整備に向けた実地計画に取り組むこととしておりますので、議員からいただいたご意見も踏まえさせていただきまして、この施設の機能や設備、構造等について検討してまいりたいと考えております。なお、が提案したリニアを活用したまちづくり構想の複合施設のイメージ、学びの機能の中に郷土の歴史文化が感じ取れる空間の創出という提案もさせていただいておりますので、参考までに申し上げておきます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 一つの意見、声として考慮していただければというふうに思います。 次に、にぎわいプラザ、駅前にございます、ここの構想について伺います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) にぎわいプラザは、建築から40年以上経過しておりまして、老朽化が目立っており、今後10年程度をめどに用途廃止を検討しているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 今、10年をめどに用途廃止という答弁をいただいたわけなんですが、この用途廃止というのは広い意味でしか理解できませんが、もう少し具体的に、用途廃止するということはあそこを壊しちゃうのかとか、それからあのまま売っちゃうよとか、だから今の用途をなくするよというにはいろんな方法があるんですが、もう少しこの用途廃止について触れていただきたいなというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) まだ細かいところまで詰めておりませんので、細かくお答えできないんですが、基本的に用途廃止というのは老朽化対策の選択肢の一つであるというふうに考えております。それから、あのプラザは周知のとおり駅前に位置するということで、非常にメリットがある場所でもございますので、今後民間活力等、そういったものの活用なんかも考えながら、方向性を出していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 今、話が出ましたにぎわい特産館とか観光案内所、あれはもう駅前になくてはならないものだというふうに思いますので、用途廃止したから知らないよということではなくて、あの機能は絶対に失ってはいけないというふうに思います。 それで、先ほど1階にこんなふうにしてくださいということで話をしました。一つの声として参考にしてくださいという話をしましたが、ここについてもちょっと私の私見を述べさせていただくと、あのビルを壊しちゃって、僕はふだん財政の話ばかりしていて、今回も4番目にありますよ、財政の話。金をどうするんやという話をしていますけど、この際それは置いておいて、失礼なんですが、壊しちゃって、あそこににぎわい特産館と観光案内所、そういうもっとコンパクトな、あんなビルは要らないですよ、平家建てでもいいですけど、そういう瓦ぶきの中津へ来た、中山道、そういう建物を建てて、残りのところを駐車場にすると。そうすれば、駅前に来る人も非常に便利じゃないかなあというふうに思います。そんなことを考えておった人がおったということで、それも参考にしていただければというふうに思います。 以上、大項目の2つについては以上としたいと思います。 それで、次に水道法の一部改正について、これも質問をしたいというふうに思いますが、まずもっておわびを申し上げたいというふうに思います。答弁を求めるところで水道部長の名前を落としておりまして、あそこにしばらく水道部長という名前を書いてございませんでしたので、落としておりましたので、落としたからといって答弁拒否をしないようにお願いしたいというところを前段でお話だけをさせていただきたいというふうに思います。 昨年12月16日でございますが、水道法の一部を改正する法律案がさきの通常国会から継続審議となっていた中で、衆議院本会議で再可決され成立をいたしました。改正の目玉は、水道施設運営権を設定して、民間企業による水道施設運営等事業(水道コンセッション)を可能にするもので、インフラごと民間企業に売却するという民営化ではないというふうに理解はしております。ところが、なかなかこれは仕組み的に難しいところがありますので、以下質問をいたしたいと思います。 まず、水道コンセッションの概要について、コンパクトな説明をお願いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 水道部長・塚田一義君。 ◎水道部長(塚田一義君) しっかり答弁させていただきたいというふうに思います。 コンパクトにということでございます。一言でいえば、民間に経営主体がかわるということでございます。もう少しつけ加えますと、水道施設の所有権はが持ったままで、一定の期間、20年程度ということだそうですけれども、を定めて、民間事業者が運営を行う仕組みでございます。は最終責任者として管理するということになります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) この水道法が成立したときに、いろんなマスメディアで取り上げられて、外国でここが云々という話があったわけですが、日本において現在コンセッション方式を導入している自治体があるのかどうか、伺いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 水道部長・塚田一義君。 ◎水道部長(塚田一義君) 水道事業では法律が決まったばかりだということもありますので、まだ実例はございません。下水道事業におきましては、浜松が平成30年度より終末処理場の部分的な運営ということでコンセッション方式を導入しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) この水道コンセッション、なかなか聞きなれない言葉でございますが、委託業務との違いについて教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 水道部長・塚田一義君。 ◎水道部長(塚田一義君) 委託業務は仕様書に基づいて業務を実施していきますが、コンセッションは品質基準到達点を定めた上で、経営も含めて民間事業者が行うということになります。どちらの形態も最終責任者であるが業務成果を管理するという点では共通しているというふうに言えますけれども、業務を遂行していく中での自由度は、コンセッションのほうが高いというふうには思われます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 例えば、これを中津川が考えたとしたときに、中津川に置きかえたときのメリット・デメリット、ここについて教えていただきたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 水道部長・塚田一義君。 ◎水道部長(塚田一義君) 中津川でこのコンセッション、民営化をしたとすると、メリットとしましては、計画から設計、施工、管理、経営といったものを一体的に行うことで、経費の削減ですとか、各分野のスペシャリストによる経営や工事実施によって、料金改定の幅を抑制できる可能性がございます。一方のデメリットとしましては、経営事例がまだないということで、経営状況が悪化した場合に再び公営化するということが、人員等の状況等も勘案すると非常に難しいというふうに思われます。そうすると、民間的なコストカットや施策の展開によってサービスの低下につながっていくということも考えられますので、そういった可能性があるというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 昨日の粥川議員の質問と重複します。多分同じ答えが返ってくると思いますが、私も通告しておりましたので質問させていただきますが、現時点での中津川の考え方、そして方向性、これについて伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 水道部長・塚田一義君。 ◎水道部長(塚田一義君) 粥川議員と同様のお答えになるというふうに思いますけれども、当市は包括委託によって部分的に民間事業者により事業を運営しております。サービスを下げることなく人件費削減などの一定の成果を上げているというところでございます。現時点では費用対効果の検証もなく、運営悪化リスクなどを総合的に判断すると、拙速にコンセッション方式に移行する考えはございません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 先ほどの答弁の中に、コンセッションであっても業務委託であっても最終責任はだと、関係自治体だということでしたんですが、今後これを考えていく中におきまして、としての心構え、これだけはとしてやっておかないかんというようなことがございましたら伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 水道部長・塚田一義君。 ◎水道部長(塚田一義君) 民営化を含む官民連携と言われている部分ですけれども、民間と自治体、が対等に話ができる、主導していけるという能力を持つことが非常に重要じゃないかなあというふうに考えております。形としてはコンセッション、それから指定管理、業務委託という形がいろいろあるわけですけれども、言いなりではない、市民の皆さんにとって最良の方法をしっかり考えられる人材というものをきちっと育成していくということが必要ではないかなあというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 欲張った質問をたんと書きました。何とか時間のうちに4項目めに入れるのかなというふうに思っておりますが、平成31年度の当初予算について若干質問をさせていただきます。 平成31年度予算の提案説明を受けました。総合計画中期事業実施計画の初年度として、リニアを活用する戦略を本格化していく予算編成を感じたところでございます。平成30年度予算の提案説明からは、中期事業実施計画へつなげていく前期事業実施計画の仕上げを感じる予算編成であったというふうに思います。そこで、ここ二、三年お目にかからない、耳にしない言葉がありましたので質問をいたします。 平成31年度予算編成の基本方針に事業推進と健全財政の両立があります。中津川には打ち出の小づちというものはありません。限りある歳入で中津川の将来都市像を持続展開していく必要がある。そのためには、集中と選択、そして決断、スクラップ・アンド・ビルドを常に意識した予算編成が大事じゃないかと私は考えるところでございます。平成31年度予算編成時に検討しましたスクラップ、これについて伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) スクラップについてということでございます。 今回スクラップを検討いたしました事業の主なものとしましては、情報通信ネットワーク基盤、これは光ファイバーですけれども、これの維持管理事業と川上地区のCATVの事業でございます。このどちらの事業もすぐに平成31年度からゼロになってくるわけではございませんけれども、数年のうちに民間譲渡が完了しまして、事業をスクラップできる予定でございます。 そのほかとしましては、法人保育所への補助金のうち利用頻度の低いものをスクラップいたしまして、ニーズに合わせた内容に見直しを行ったところでございます。 また、事務事業の内部評価の結果、縮小・見直し、これはいわゆるC評価と言っておるものですけれども、こういったものについて、具体的には公民館の指定管理の事業ですとか移住・定住の施策等につきまして、引き続き検討を行ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 最後の質問をしたいと思いますが、市長に伺います。 今、財務部長からスクラップの答弁をいただいたわけでございますが、はっきり言いまして大きなスクラップは聞き取れませんでした。中期実施計画の実施時期である、大事なときではありますけど、やっぱりビルド・アンド・ビルドではいけないと思います。健全財政を考えたときに、やっぱりスクラップとか決断、これは欠かせないものだというふうに考えますが、そんなところの市長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 合併をしまして、合併以前、これは40年ほどさかのぼっていくわけですけれども、当時それぞれの自治体、17カ町村でございますので、中津川の旧自治体としては8つの自治体があったわけでございます。まだまだ日本の人口もふえている時代、そしてまた高度成長という言葉に向かっている時代、そうした中で競うようにさまざまな施設、またそれぞれの地域の皆様の生活の利便性向上のために多くの施設がつくられました。そして合併をしましたとき、既に30年という年月が経過をし、老朽化、また施設の利用頻度の低下、そうしたものを大きな課題としてこの合併がなされてきたというふうに私は理解をしておるところでございます。したがいまして、こうしたものを、3つのものを1つに、また2つのものを1つに、そうしたことを行わなければ、これからの新しいもののまさにビルドはありませんという説明も私自身もしてきた経緯もございます。 また、政策的な中では、今から20年以上前に第三セクターというシステム、これは民間の活力と行政が一体となった中で、新しい経営方法を国が打ち出してまいりました。しかし、これが実際に動いていく中では、設立当初は物珍しさも手伝った中で、それぞれの全国的には大変繁盛もし、また人も多く集まってきた。しかし、時代の潮流・変遷の中では、そうしたものも順次衰退をしてきた。そうした中津川におきましても、今、光ファイバーの話、そしてまたスクラップの話をさせていただいたわけでございますけれども、第三セクターのあり方についても、私どもはまさに民間移譲という中でスクラップを行ってきた。これからも、あえてマスタープランに沿っただけという言い方はしません。必要なもの、その時代によっては大切な役割を果たしてきたものも、時代の変遷の中、潮流の中では新たな形の中でスタートしなければならない、そんな思いでございますので、答弁とさせていただきます。 ○議長(大堀寿延君) 20番・吉村久資君。 ◆20番(吉村久資君) 2分を切ることは承知しておりますので、鐘を鳴らさないようにお願いします。 今期は非常に財政の質問を数多くしてきました。やっぱり事業の推進とか促進、展開を支えるのは財政基盤であると、そんなふうに考えたところでいろいろと言いました。牛田議員の通告書の資料に自主財源率が記載してあったというふうに思います。やっぱり自主財源の確保、これが非常に重要だというふうに考えるところでございます。 人間は、やっぱり健康であり元気が一番だと、私は常々言っておるところなんですが、きょうたまたま市長が先ほどの質問の中で、地域の元気とかそんな話で元気を使っていただいたわけですけれども、健康と元気というのは人間だけじゃなくて、僕は行政全般にも当てはまることだというふうに考えるところでございます。健康な中津川とか、元気な中津川、こんなところの構築、そして継続を期待いたしまして、一般質問を終わりたいというふうに思います。オールフィニッシュでございます。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、20番・吉村久資君の一般質問を終結いたします。 ただいまから15時10分まで休憩をいたします。  午後2時53分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後3時10分再開 ○議長(大堀寿延君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番・木下律子さん。  〔6番・木下律子さん質問席に着く〕 ◆6番(木下律子さん) 最後の質問となりました。お疲れのところ、もうしばらくおつき合いをお願いいたします。 日本共産党を代表いたしまして、質問をさせていただきます。 ファミリーサポート事業についてお伺いをいたします。 平成29年度、育児用のファミリーサポートの利用者は年間で728名、介護用につきましては4,433名で利用されております。多くの方が利用されている、大変喜ばれているファミリーサポート事業でございますが、突然今年度4月から、介護の新規利用について制限されてしまいましたが、これはなぜ制限されたのでしょうか、説明をお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ファミリーサポート事業の会則と実際の運用に相違があり、課題の整理を行うため、平成30年4月より新規の受け入れのみ保留とさせていただきました。具体的には、会則で利用対象外となっている要介護認定者へのサービス提供がされていたこと、病院等へ付き添いサポートをする際の自家用車使用の明確な基準がなかったという課題があったものでございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) では、もう少し具体的にファミリーサポート事業はどういうものか、ご説明をお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ファミリーサポートセンター事業は、仕事と育児、または介護の両立のためにお手伝いをしてほしい方、これは利用会員でございますが、利用会員と、お手伝いしたい方、サポート会員といいますが、この両方の会員の組織による援助活動でございます。育児のサポートと介護のサポートをさせていただいております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) ことし3月までには事業の方向を整理できるとお伺いしておりますが、どのように整理されたでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 今回会則を見直しまして、利用会員がこれまでのサービスを可能な限り受けられるように整理をしております。見直しの中身としましては、先ほども申し上げましたように、要介護認定を受けた方へのサービス提供、また付き添いサポートをする際の基準などを明らかにするというものでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) もう少し具体的にお話がいただけるといいと思いますが、お願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 今までの会則ですと、要介護認定を受けている方は対象外となっておりましたが、そういった利用も大変多く、家事の手伝いや病院や買い物などへの付き添いのニーズも多いということから会則を改正しまして、要介護の認定を受けた方でも利用できるということが1点でございます。 それから、付き添いのサポートを受ける際に、これは病院や買い物などに付き添いをサポート会員にお願いするものですけれども、その際に自家用車の使用をされるケースが大変ありました。今までは、会則にその規定がされておりませんでしたので、その際の、例えば自家用車を使う際の自家用車の任意保険への加入ですとか、そういったサポートの際の援助の注意事項など、そういった研修を受けていただくということを確実に位置づけるような会則を改正する予定でございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 自家用車を使ってサポートをしていらっしゃるわけですが、任意保険に入ってもらうなどということになっておりますけれども、もし万が一の事故のときに補償をされるような保険というのは、任意保険ではなくて、そのための保険というのはないんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ファミリーサポートセンター事業を提供しているとき、特に自家用車に乗っていただいている場合ですが、ファミリーサポートセンター補償保険というものがございまして、例えば利用者の方がけがをしたとか、そういった場合はその保険が使えるのですが、これはあくまでファミリーサポートの補償でございますので、例えば第三者の方と車同士がぶつかって相手の方がけがをされた場合ですとか、車両につきましてはこちらの保険が使えないものですから、その点はほかの保険も調べましたけれど、該当の保険がなく、サポート会員様の任意保険でしか現在払えないという状況でございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) それでは、もう少しいい保険が出てくれば、それは使えるようになるということもありますけど、今の場合はしようがないということになるようですね。 次に、今、会則を改正すると言われましたけれど、要綱とか規則とか、そういうことできちんとルールをつくるということはできないのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) そういうことも踏まえまして、現在会則の改正をしております。ファミリーサポートセンター事業におきましては、会則を定めることという通知がございますので、それに従って会則を定めていきたいと思っております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) では、今までと違うというところは明確に幾つかあるかと思いますけど、もう一度整理をしたいと思いますのでお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 今回会則を見直すことで、ファミリーサポート事業を利用できる範囲、これは介護におきます要介護認定を受けた方でも利用できるという範囲を明らかにすることと、自家用車使用の条件が明確になります。これは今まで曖昧であった、先ほど申し上げた部分でございます。サポート会員の研修受講の徹底や自動車の任意保険への加入など、そういったルールを設けることで、安全にサービスを利用していただけることになるかと思っております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) もう一点お伺いしますが、今まで移送事業もやってこられたというふうにお聞きをしておりますが、この移送事業についてはどうなるんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ファミリーサポートセンター事業では、移送という事業はございませんので、あくまで付き添いのサポートの延長として、ご自分の車で乗せていっていただくということになっておりまして、ただ車で乗せていってくださいというものではございませんので、お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) では、あくまで付き添い事業ということで、理解をさせていただきました。 このファミリーサポート事業、大変喜ばれている事業ですので、中津川独自の事業だというふうにも聞いておりますので、ぜひ続けていただきたいというふうに思います。今回、きちんと整理をされまして、安心してお互いに利用ができるということになったことを歓迎いたします。 続きまして、地域交通についてお伺いいたします。 ファミリーサポート事業は移送はしないということですので、移送、地域交通ということでいいますと、多くの要望があるところであります。とりわけ玄関から目的地まで行ってほしいという声が多くあります。そこで、昨年3月に策定をされました地域公共交通網形成計画には、タクシーを活用したお出かけを推進するとして、タクシーを利用できる地域において、2018年度以降実証実験を行いますとあります。実証実験は決まったでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 数年前から検討しておりまして、平成31年度予算に実証実験の経費を計上しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) その内容を説明してください。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。
    定住推進部長(片田毅君) 内容につきましては、買い物や通院などの外出の支援として、市内タクシー業者が高齢者を対象に実施している割引サービスに、が一定の割合を上乗せし、経済的負担の軽減を図りたいというものでございます。実証実験のために地域と期間を限定しまして、グループで利用することでタクシー料金の自己負担も下げ、タクシーを活用したお出かけを推進したいというふうに思っております。対象地域については、苗木地区になりなす。期間は3カ月を予定しております。地域の協力を得まして、グループ単位での申請を募り、割引券などの配布を考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) その割引の内容をもう少し詳しくお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) まだ部内での調整中の話なんですが、タクシー会社が1割引きということですので割引を1割程度に考えておりますが、まだ正式な決定のものではございませんが、そういう考え方です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) まだこれからということですけれど、利用対象者というのは一応決めていらっしゃるでしょうか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) これも部内の調整の話なんですが、タクシー会社が70歳以上の高齢者、あるいは70歳以上の免許返納者の方を登録制ですけれども対象にしておられますので、タクシー会社さんに事務の負担を極力負わせないというようなことも含めて、同じような対象者で考えていきたいというふうに今調整中です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 70歳以上、免許返納者も含むということですけれど、中には免許のない方、70歳以下でも、それから自家用車を所有していない方、そういう方々は対象にならないんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 先ほど申し上げたとおりタクシー会社の内容と同様にしたいので、そういった例外的なものを導入してしまうと制度が非常にやりにくくなるので、今のところは70歳以上というふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) それでも利用しやすくするということからいうと、そういう方々もタクシーを利用して外出できるようにしてあげたほうがいいかというふうに思いますので、その辺のところをしっかりと検討していただきたいと思いますが、予算は幾ら組んでいらっしゃいますか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 予算は、予算決算委員会でまたご説明をいたしますが、65万円程度だというふうに記憶しております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 65万円、3カ月でというところになりますけれども、説明会というのは開催するというふうにありますが、いつごろになりますか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 説明会は、周知の関係もございますので平成31年5月中の予定で、6月から9月にかけて3カ月間を実証実験したいというふうに予定をしております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) そのほかの地域ですね、コミュニティバスが走っている地域でも、バス停が遠いとか、買い物すると帰りは荷物が重くてバス停から家まで遠いとか、坂道なのでバス停まで歩けないとか、ドア・ツー・ドアのデマンドバスかタクシーが欲しいとか、そういう声がたくさん聞かれます。リニアで東京に行くより近くのスーパーに行きたい、この声にどう応えますか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 各地域でのコミュニティバスと乗り合いタクシーの併用運行というものは、経費面からも実施は無理というふうに考えておりますので、どちらかの形式で対応していきたいというふうに考えております。また、ドア・ツー・ドアの外出支援策として、コミュニティバスのない地域での民間タクシーの活用については、実証実験により実効性を検証していきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) コミュニティバスを使っていらっしゃるところの予算を見てみますと、1人平均1回乗ると1,527円なんです、平均ですね。ところが、3,896円とか、あるいは6,282円というところもございまして、これは大変乗る人が少ないからこういう状況になっているというふうに思うんですね。そういうことからすると、もっと乗りやすい方法を地域で、あるいはまちづくりのところで話し合って決めていただいたほうが効率がいいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 交通に関しては、非常に地域性によっていろんな状況が異なりますので、今、もデマンド型とか、それから大勢乗れるハイエースの14人乗りとか10人乗りとか、いろんなパターンでやらせていただいておりますので、その辺は地域の実情、ニーズに沿った形でバス検討委員会というのを地域で開いていただいて、利用者の意見を反映しないと、関係ない方の意見だと多分乗らない方の発言なので実効性がないので、特に利用者の意見を反映したいということで、そういった形をやっております。 特に、先ほど議員おっしゃったとおり、1便当たり本当に高いコストのところがあります。そういったところには来年度、専門家の考え方も導入して、どういった形でサービスが向上し、なおかつ利用していただくかというところを研究して、一番その地域に合った方策を考えていきたいと、我々は走らせることが目的ではないので、乗っていただくことが目的なので、乗っていただかなければそこで見直しを考えていくということでやらせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) ぜひ利用者も含めた検討委員会をして、乗りやすいものにしていただきたいと思いますが、外出するということでどんな効果があると思われますか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 公共交通の利用促進の観点から考えますと、人々が公共交通機関で外出することで、健康増進に寄与する、あるいは重篤な病状になる前に気軽に病院に通えるので医療費を抑えられる、また環境負荷を低減できる、買い物等による消費活動を促進するなど、効果が考えられます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) ご答弁のとおりだというふうに思います。大変重要な役割を果たすということで、私はこの外出支援、大事なことだというふうに思って今質問をしているところですが、名古屋が敬老パスを今発行していまして、その効果を行政が調査されたそうです。行政が負担した金額130億円、経済効果だけで316億円ということで、2.4倍にもなるということです。医療、福祉、環境面の効果を入れると130億円が何倍もの効果となります。名古屋と中津川では状況は違いますが、中津川の地域交通ではどのような効果を期待できるでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 今議員おっしゃられた効果、クロスセクター効果というものだと思いますが、中津川の関係につきましては、先ほど申し上げた内容と同じ効果と考えております。としましては、数値の効果というのははかってはおりませんが、の公共交通は日常生活の買い物、それから通院が最低限可能であるということ、市民が住み続けられる地域として維持される効果が期待できるというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 名古屋の行政の調査の中でも見られるように、公共交通にお金を投資するということはかなり経済的な効果もありまして、また環境、あるいは健康面、ですからそういうことでいうと、力を入れていただきたいなあというふうに思います。 今説明を受けましたけれども、65万円で3カ月で1割の上乗せということなんですけれども、これで果たして効果があるかなあという、ちょっと心配もあります。タクシーを利用して実証実験をされるということについては、一歩前進ということで評価をさせていただいておりますけれども、実証実験で1割上乗せし、グループで利用するということで、本当に効果がもしなかった場合、これで終わりということがないように、さらに1割を2割、3割というふうなことで考えていらっしゃるかどうか、実証実験をさらに続けるという気持ちがあるかどうかを伺います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 額の上乗せの話は、私の段階では今お答えできませんが、地域的にはここ3年ほど市政懇に出させていただいたときに、特にコミバスが走っていない苗木地区とか坂下地区からはコミバスを走らせてほしいというご要望はいただいていますので、ただ、現状の交通の考え方では、としてコミバスを走らせることはできないので、タクシーの利用を考えていきますというふうには私申し上げておりますので、その利用効果というか、乗っておられる方が少なかったら、なぜかというところをしっかりと研究して、次の手を考えていくということになろうかと思いますが、その金額で乗らない乗るという話になるというふうには単純には考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) ぜひよろしくお願いします。 次、3番目ですが、坂下病院の診療所化と在宅医療の強化についてお伺いをいたします。 坂下病院の問題は、大もとには国の地域医療構想で病床を3万床削減するという計画があったり、医師が不足したり、医師の偏在があったりという根本的な国の問題がございます。しかし、坂下病院縮小問題は、これは中津川が2つの公立病院は要らないという考えのもとで実施されてきているというふうに理解しております。 自治体の役割は、市民サービスの増進を基本とするという地方自治法の条項がございます。であれば、坂下病院の診療所化は市民サービスの後退であり、地方自治法に反しているというふうに思います。坂下病院の診療所化は中津川の医療にとって大きな後退です。とりわけ、やさかの地域の方々は、坂下病院の看板が消え、国保坂下診療所に看板がつけかえられることになり、市民の不安がますます大きくなるのではないでしょうか。 日本共産党中津川委員会のアンケートでは、坂下病院の病床削減について賛成8%、反対65%、わからない・その他が27%でございました。取り組んでほしい施策は、1位が公立病院など医療の充実です。坂下病院の病床削減に反対の方々が多いにもかかわらず、強引に進めておられます。 具体的にお聞きいたします。入院していた患者さんは退院してもらうことになりますが、退院先はどうなりましたか、あるいはどうなりますか、伺います。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 退院先につきましては、医療機関、障がい者施設、介護入所施設、在宅でございます。なお、在宅に戻られる方につきましては、担当の介護支援専門員と連携し、在宅サービスの見直しやサービスの追加のためのサービス担当者会議を開いていただく等、対応を図らせていただきました。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) その患者さんの数字がわかれば、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 医療機関に3名の方、障がい者施設に1名、介護入所施設に3名、在宅が23名、合計で30名という内訳になっております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 圧倒的に在宅が多いわけですね。在宅で非常に困ってしまうのではないかなあというふうに思います。 時間がありませんので次に行きますが、診療所になった坂下診療所に医師が来られますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 坂下病院のときであっても、医師の確保は大変厳しい状態でございました。ですので、同様に医師の確保というのは厳しいというふうに考えております。 そうであるからこそ、現在、整形外科につきましては、大学の理解を得て、市民病院からの診療支援を行っております。また、そのほかの診療科につきましても、大学医局の医師派遣要望、県への自治医科大学卒業医師の派遣要望、紹介会社等からの紹介など、引き続き考え得る医師確保に努めたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 市民病院から医師を派遣されますかという問いですけれども、これはされるということで理解してもいいですか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) はい、先ほどの説明同様、現在整形外科の医師につきましては週に2回派遣をしております。そのほかの診療科につきましては、市民病院のほうが質の高い医療を安定的に提供できる体制が整った上で、必要に応じて行いたいというふうに考えております。 いずれにしましても、これからのの医療を見据え、役割分担を明確にすることで2つの病院機能を抜本的に見直したものであり、急性期、回復期を担う市民病院の充実が最重要となります。その上で、やさか地域の外来機能と在宅機能を維持するために必要な医師派遣を行いたいというふうに思います。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 医師を派遣されるということと理解いたします。 入院ベッドが19床になるわけですが、稼働ベッドは何床を予定されておりますか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 1日平均入院患者数につきましては、10人程度を考えております。現在坂下病院に入院している患者様の中で、本来の療養病床を必要とする対象の方は10人程度と推計されております。また、医師数が減少している中で、安全に対応できる患者数は1日10人程度というふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 市長方針の見直しでは、必要な外来診療、在宅医療、終末期医療を担うとありますけれども、必要な外来診療はどういうものでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 見直しの中では、内科、小児科、整形外科、眼科となっております。必要な外来診療として、高齢者に需要の多い内科、整形外科、眼科を残す方針です。また、小児医療を必要な外来診療と考え、小児科も残します。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) では、4科を最終的に残すということと理解をいたしました。 それで、坂下病院が今まで担ってきた医療を診療所にして大きく後退をすることになるわけですが、市民が安心して生活できるような医療を提供することが必要だと考えます。在宅医療の強化と市長方針に書いてあります。国の地域医療構想にも地域包括ケアシステムの構築を明記してあります。書くだけでは進みません。 そこで伺います。在宅医療の強化について具体的な内容をお示しください。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 在宅医療を含めた地域包括ケアシステムの構築には、医療、保健、福祉、介護などと連携しながら推進していくものというふうに考えております。 ご質問の在宅医療の強化点は、訪問介護及び訪問リハビリの充実と考えております。また、市民病院でも訪問看護及び訪問リハを行う予定で現在計画を進めているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 在宅医療には訪問医療というものも必要だというふうに思います。その訪問医療というのは考えていらっしゃらないのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 訪問医療につきましては、特に今、坂下病院の医師の行う訪問医療を充実しようとした場合には、病棟機能の廃止、外来機能の縮小などにより医師に余力を持たせる、そういったことが必要になってきますので、そういった状況、あるいは今後の選択として、指定管理などによる民間の案を取り入れた方法も考えられると思いますが、今すぐ病院の訪問医療というところでは、医師の数等ですぐにそこを充実できるというところではないです。あと、訪問医療につきましては、市民病院、坂下病院だけではなく、地域の医師会とも連携してやっていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 現在、訪問医療ではなく往診をされているというふうに伺っておりますが、その往診は引き続きされるのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 往診につきましては、これは医師の最終的な判断で、退院後に定期的な、医療的な管理が必要な患者さんが見えれば、それは必要に応じ行われるというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 具体的にお伺いしますけれど、今内科で働いていらっしゃる常勤医師の方が、5月で大学に戻るというふうにお伺いをしておりますけれど、坂下病院の院長さんのお話では、内科医が2人になったら往診もできなくなるというようなこともお伺いしておりますが、往診もできなくなるという心配もございますが、いかがですか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 今回お話のありました医師につきましては、大学の医局の人事で別の病院に行かれることになり、これは大変残念なことではございますけれども、そこのところを埋めるということで、また4月から非常勤ではありますけれども、内科の先生が週に2日来ていただけますので、そこでやめられる先生の患者さんの対応については、ある程度カバーができるというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 地域包括ケアシステムということが、中津川の保健医療の関係でも出されておりまして、坂下病院はやさか地域の在宅医療を担うということになっております。在宅の患者さんが急変した場合は市民病院というふうに書いてありますけれど、その受け皿には坂下病院が最も適しているというふうに思います。 先ほど、病床の稼働数をお聞きいたしました。10床ということですので、19床ありますので、そのうちせめて5床か、あるいは10床は一般病床にする必要があるというふうに思います。坂下診療所になっても、4億3,000万円の借金を今後10年間返さなければならないし、維持管理費というのも必要です。4億3,000万円を生かす必要があると私は考えます。免震構造の建物を生かし、一般病床も稼働させながら市民の命を守るということができるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 一般病床の維持につきましては、困難な状況でございます。一般病床に入院する患者様の多くは医療依存度が高く、24時間のサポート体制が必要となる場合もあり、常勤医師が少ない状況では負担が大きくなってしまいます。よって、方針にある坂下病院の入院機能として療養病棟を残し、急性期及び急性期後の回復期病床を市民病院に集約するという内容で遵守して、役割分担を進めているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) これも医師の確保次第だというふうに思いますけれど、引き続き医師の確保を頑張ってやっていきながら、ぜひ一般病床を復活させていただきたい、これが市民の皆さんの願いだというふうにお伺いをしているところです。 次ですけれど、坂下診療所は終末期医療を担うということにもなっておりますが、新しく提案がしたいというふうに思います。アドバンス・ケア・プランニングという言葉がございますが、これをどのように思われるでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 既に両病院とも、終末期医療のアドバンス・ケア・プランニングに関しましては、終末期医療の決定プロセスに関するガイドラインを策定し、今取り組みを始めているところでございます。 アドバンス・ケア・プランニングとは、将来の意思決定能力の低下に備え、患者様やそのご家族とケア全体の目標や具体的な治療、療養について話し合う過程のことです。市民病院、坂下病院では、人生の最終段階を迎えたご本人、家族等の意思を初めとする医療・介護従事者が、ご本人などが望まれる最善の医療、ケアが実践できるよう、取り組みを始めたところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 終末期医療のアドバンス・ケア・プランニングを、ガイドラインをつくり始めているというふうにお聞きいたしましたので、ぜひ頑張ってやっていただきたいというふうに思います。これは坂下診療所でも導入するということで理解してよろしいですか。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 平成30年度の診療改定で、療養病床を有している施設に終末期医療の決定プロセスに関するガイドラインを策定する旨の通知がありまして、坂下病院では平成30年、昨年ですが、9月に策定をしております。今後は坂下病院のみでなく、終末期の医療、介護を実施する医療機関、介護施設等で実施する必要があるというふうに認識をしております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 坂下病院が診療所化されるというふうな決定がされました。市民の方々は、とりわけやさかの方々は大変心配をしておられまして、今まで普通に受けられた医療がかなり制限をされて、多くは市民病院まで足を運ばなければならないというような状況になりました。そういうことでいうと、在宅医療については強化をするというふうに書いてありますので、この在宅医療の強化を先にしてから診療所化というのを打ち出してくれば、まだ市民の皆さん、地域の皆さんはそんなに心配をしなくても済んだのではないかというふうに思います。在宅医療をもう少し研究し、医師も訪問医療もできるような体制をつくっていただいて、安心した医療を提供できるように、坂下診療所を生かして安心できるまちづくりを期待するところです。ぜひよろしくお願いいたします。 次に、市役所職員の働き方についてお伺いをいたします。 職員の時間外勤務について、中津川職員の時間外勤務時間が多い順5名の部署と、年間時間外勤務時間と、月平均時間外勤務時間についてどうなっているかをお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 行政職におけます平成29年度の上位5名についてでございます。 1位は人事課職員でございます。時間外勤務時間は年間813時間、月平均は67.8時間でございます。2番目も同じく人事課の職員でございます。年間時間外勤務時間数は771時間、月平均64.3時間でございます。3位の職員は観光課の職員でございます。年間時間数は743時間、月平均61.9時間でございます。4位も観光課でございまして、年間時間数は718時間、月平均は59.8時間でございます。5位の職員でございますが、文化振興課の職員でございます。年間時間数は695時間、月平均は57.9時間でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) かなり時間外勤務をされているというふうに思います。年間360時間をはるかに超えて仕事をしておられます。労働時間は1日8時間、週に40時間というのが定められた労働時間です。ただ、これから、今条例案で出されている勤務時間などの条例一部改正を見ましても、上限1カ月45時間、1年360時間というのがまだ認められているわけですが、それから特別な事情ということで720時間まで、それ以上は災害のときなどの時間外ということになっております。私は、この時間も非常に多過ぎて、この時間自身も過労死、あるいは過労自殺をするような労働時間というふうに思いますが、それに近い、それ以上の時間外をされておりますこの人事課、観光課、文化振興課、これはどういう事情で時間外が多くなっているのか説明をお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。
    ◎総務部長(市岡清君) 人事課におきましては平成29年度選挙がございましたので、そういった関係で、書記もやっておる関係もありまして時間外がふえております。観光課につきましてもイベント等がふえておりまして、その関係で時間外がふえております。文化振興課につきましては、発掘の関係が青木斧戸線の関係で、現在その業務、非常に発掘調査にかかわる業務がふえておるということでございます。 先ほど平成29年度の実績でございまして、こういったものを受けまして、人事課及び観光課については平成30年4月1日で増員をしているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) さらに、時間外勤務時間の多い課を5位まで、総時間外勤務時間と月平均時間外勤務時間と人数をお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 総時間外勤務時間につきましては、職員数によりまして増減してまいりますので、時間外の1人当たりの年間時間でお答えをさせていただきます。 行政職におけます平成29年度の1人当たり時間外平均の上位5課でございますが、1位は人事課でございます。1人当たり年間615.4時間、月平均時間は51.3時間、対象人数は7名でございます。2位は観光課で1人当たり年間468時間、月平均で39時間、対象人数は7人でございます。3位は文化振興課で1人当たり年間445.5時間、月平均37.1時間、対象人数は6人でございます。4位は財政課でございまして1人当たり年間377.1時間、月平均31.4時間、対象人数は7人でございます。5位は林業振興課で1人当たり年間342.3時間、月平均28.5時間、対象人数は3名でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) かなり多くの残業をしていらっしゃるなあというふうに思います。これらの方々、働き過ぎだというふうに思いますけれど、過労死や過労自殺の域までの時間外労働というふうに思います。健康への配慮やチェック、これはできているでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 所属部署に対しまして、所属職員の身体的、精神面の状況を確認する心の相談、体の相談というものを実施しております。また、全職員に対しましてストレスチェックを実施しているところでございます。 先ほど申しました心の相談、体の相談につきましては、対象所属数153カ所で、そのうち気になる職員がいる職場は28カ所でございました。気になる職員がいる職場に対しては、その所属長に対しましてその職員への面談などの実施を求めるとともに、必要な職員に対しましては精神保健福祉士による面談、また人事異動などを実施しております。 もう一つのストレスチェックのほうでございます。 対象者は1,845人、そのうち受検者は1,766人、受検率95.7%でした。そのうち高ストレスと判定された職員は208名。この高ストレスと判定され、本人が希望された職員18名に関しましては面談指導を実施しております。 このほかにも、毎月精神保健福祉士による定期相談の実施、随時で保健師による相談の実施を行い、本人の同意を得た場合には、所属長、そして人事課と連携して職場環境の改善を図っているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 職員の方々がかなり働き過ぎの状況で、ストレスも大変多くあるということが今わかりました。208名の高ストレスという判断がなされ、18名が面談ですけど、この残りの方々は高ストレスのその後の経過は追っていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) その都度、職場の気になる職員については、ストレスチェックのストレスの高い低いにかかわらず、職場から、または本人からの相談を気軽に受けられるようにということで、昨年11月、秋の定期人事異動の中で人事課のほうに保健師を1人配置しまして、現在その保健師を中心にしながら直接そういった職員との面談をしていますし、あらゆる形で、直接本人にはなかなか言ってこれるものじゃないものですから、隣の課の職員とか同僚の中でアンテナを高くする中で、人事課のほうが情報を得ながら、そういった職員と面談をする形をとっております。 そういったこともありまして、先ほど申しましたように時間外が非常に多いとはいうものの、先ほど平成29年度の5つの上位の課を申しましたが、この平成30年度に至ってからは平均では多いですけれども、それでも改善が図られてきているのかなあというふうに感じておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 大事な職員の方で、住民サービスを担ってくださる人材なんですよね。人材を大切にするということは、私たち市民にとっても大事なことだというふうに認識をいたします。 それで、ぜひ時間外勤務を減らすためにどのような対策をとっていらっしゃるか、またこれからとろうとしていらっしゃるのかお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 現在の対策でございますが、フレックスタイムの本格導入に向けた試行、新年度から本格的に導入いたします。あと、8のつく日の早帰りの徹底、課長級の人事評価シートの中に課の時間外削減目標を追加して課長が管理していくと、そういったものも行っております。 今後ですが、将来的にはいわゆる定型業務を自動処理する、先ほどもありましたが、RPA、いわゆるロボティック・プロセス・オートメーションと言われる手法、それからAI、人工知能ですね、そういった活用による業務効率化を検討して、職員の業務の削減を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) ここにはちょっと質問項目にはなかったんですけれども、時間外をチェックするのは、どのようにして時間外チェックをされておりますか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 毎月、月初めには、各課より時間外、25時間を超えたものについては全て人事課のほうへ、その理由をつけて提出してもらっております。その中で特に残業の多い部署、また個人的に残業の多い職員については、人事課のほうから直接所属長なり本人のほうへ面談する中で、削減が図れないかということでチェックしているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 退庁するときですけれど、退庁時間をはかるのにタイムカードを利用するとか、あるいはパソコンの閉まったところでチェックするとか、どういうことで退庁を確認しているのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 職場によって手法は幾つかございますが、やはり一般行政職でございますと、各1人パソコンを貸与してありますので、出勤時に出勤処理をし、退勤時に退勤処理で入力をする形になります。クリックするとその時間が自動的に登録されます。ただし、時間外勤務については、業務が残業として必要であれば、所属長の当然命令がないものについては時間外となりませんので、所属長に申し出の上、所属長がそれを承認し、それが集計されていく、それが月末に自動的に集計されて、先ほど申しましたような集計表となり、必要な25時間超えたものについては所属長、部長も含めた印鑑を押して人事課のほうへ提出されると、そういう仕組みになっております。 それからもう一つは、職場によっては貸与されていないところについてはタイムカードのところもありますし、所属長がチェックするところもあります。それは全員がパソコンを貸与されておりませんので、その状況に応じてチェックの仕方は異なってはきますが、ほとんどのものは、行政職はパソコンでの管理となっています。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 職員の適正化という計画も出されましたが、今お聞きしたところによると、かなり労働時間以外の時間外勤務が非常に多過ぎるというふうに思います。そういうところで適正化で縛ってしまうわけですが、その適正化は1回この前は決めたわけですけど、この見直しというのはどういうふうにされるんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 計画書の中にも書いてございますし、先ほどもちょっとご答弁させてもらったところでございますが、業務量というのは毎年のように変わっていきますし、当然先ほども申しましたように職場の状況も変わってきますので、その都度必要に応じた見直しはかけていくということですので、今後の計画書はあのままの数字で固定しているものではないというふうで計画はつくっておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 人は宝と申し上げて次の質問に移っていきますが、中津川の非正規職員についてお伺いいたします。 今までは正規の職員の方のお話をさせていただきましたが、非正規職員の職員数、かなり多いです。市役所の仕事を支えていると、半分は支えているのではないかと思われますが、正規職員と非正規職員数を部ごとに教えていただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 平成30年4月1日現在で、病院及び診療所の医療職、看護職を除く正規職員と非正規職員の部別の人数を申し上げます。 市長公室、正規職員が7名、非正規職員がゼロ名でございます。政策推進部、正規職員11名、非正規職員4名でございます。総務部、正規職員20名、非正規職員4名でございます。財務部、正規職員43名、非正規職員11名でございます。定住推進部、正規職員108名、非正規職員59名でございます。健康福祉部、正規職員78名、非正規職員82名でございます。生活環境部、正規職員56名、非正規職員36名でございます。商工観光部、正規職員23名、非正規職員9名でございます。農林部、正規職員32名、非正規職員12名でございます。文化スポーツ部、正規職員30名、非正規職員68名でございます。リニア都市政策部、正規職員19名、非正規職員1名でございます。基盤整備部、正規職員が58名、非正規職員が5名でございます。水道部、正規職員が27名、非正規職員が3名でございます。教育委員会事務局、正規職員が165名、非正規職員が656名。議会事務局、正規職員が6名、非正規職員はゼロ名でございます。消防本部、正規職員が114名、非正規職員がゼロ名でございます。会計、監査、農業委員会が合わせまして正規職員が13名、非正規職員が1名でございます。病院事業部、正規職員が33名、非正規職員が25名でございます。 合計で申し上げますと、正規職員、以上合わせて843名、非正規職員が976名でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 今説明を受けましたけれど、人数でいうと非正規職員のほうが多いわけですね。それで、非正規職員が半分は市役所の仕事を支えているのではないかと思われます。 それで、非正規職員の賃金のことで質問いたしますけれど、最も低い職種と最も高い職種の時間給はお幾らでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 医師、歯科医師を除きまして臨時職員で現在時給の最も低い職種については、事務補助でございます、850円。それから最も高い職種は臨床心理士、学校心理士で4,000円でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 高校生のアルバイトでも最低賃金825円です。事務補助で850円というのは余りにも低いのではないかと思いますが、引き上げることはないでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 現在の事務補助の臨時職員の時間給は850円でございますが、最低賃金の上昇に伴いまして、平成31年4月からは870円に引き上げるよう当初予算に上程しております。平成31年度以降につきましても、会計年度任用職員制度の導入にあわせた賃金額の検討を行い、適正な改正を行っていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) その中でも非正規の比率が高いのが保育所ですが、保育所の正規と非正規の数をお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 保育士の数でございますが、正規が89名、非正規が169名でございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 保育の仕事は、本当に大事な仕事です。三つ子の魂百までと言われるように、就学前の保育、教育が大変大切で、この時期に人格が形成されると言われております。非正規職員が正規職員になれる条件があれば、正規職員をふやすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 正規職員の定員は、将来の子どもの推移や保育ニーズを予測して計画的に定めていきたいと考えております。非正規職員の方につきましては、正規職員を希望される方には採用試験を受けていただきたいというふうに思っておりますし、年齢制限のない任期つき職員としての応募も可能になっているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 適正化計画ではかなり制限がされるようですし、先ほどの吉村久資議員が聞かれた受験の状況などをお聞きしましても、かなり振り落とされるような状況もありますので、そういうところをもう少し改善をしていただいて、非正規職員が正規職員になる機会をふやしていただきたいというふうに思います。 それから次、来年の保育所の申し込みで、入れなかった子どもの数は何人でしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 待機児童は発生しておりません。特定の園を希望されます潜在待機児童につきましては、14人ほど見えます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) では、皆さんどこかの保育所に入ったということでよろしいですか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 希望の園に入れなかったお子様につきましては、第2希望、第3希望の園に入園されましたり、それ以外の幼稚園などに入られた方もございます。また、自宅でもう少し育児休業を延ばすということで、自宅に見えた方もございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 以前からするとかなり改善はされておりますが、地域によっては今のようなお話ですよね。苗木保育園の話は、今回何回かこの議会の中でも出されておりますけれど、保育士は全体で何人不足しているというふうに認識されているのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) きょうもお答えさせていただいておりますが、正規保育士につきましては、計画どおり人員を確保できていますが、常雇保育士が不足しており、現在は臨時保育士や保育サポーター、保育支援者に補っていただいている状況でございます。よりよい環境で保育をするために、常雇保育士につきましては20名程度確保したいと考えております。保育所見学会の開催や学校への訪問、就職説明会への参加など、保育士確保対策を行っております。 また、公立の園だけでは保育ニーズに対応し切れないため、私立保育園、こども園、幼稚園と協力し、環境を整えていきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) この不足に対しての対策、今20名ぐらい不足というふうに考えていらっしゃるようですけれど、対策というのはとっていらっしゃいますか、考えていらっしゃいますか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) ハローワークなどに求人を出しましたり、保育士の資格を持っていらっしゃる方にお声がけをしたり、また中津川に保育士として就職していただけないかということで各学校を訪問したり、学生向けの就職説明会等、いろいろな機会を捉えまして保育士の応募をお願いしております。また、保育士の処遇改善についても検討しているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) この正規保育士も、他産業と比べると月に10万円少ないと言われて低賃金が指摘されているところですが、同じ仕事をしても常雇保育士は正規の約半分という賃金状況になっていると理解しておりますが、違ったら言ってください。岐阜県内で労働組合の調査、岐阜県春闘共闘会議の自治体キャラバンでは、非正規保育士の占める割合というのを調査しておられまして、中津川は正規保育士89人に対し、非正規保育士は169人、先ほど答弁あったとおりですが、65.5%で県内では3位。ちなみに恵那は40.4%です。下呂は48.2%。近隣のではかなりまた状況が違うということですが、賃金を初め、労働条件を思い切って引き上げる必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 非正規保育士の賃金初め労働条件の引き上げの必要性につきましては認識しております。それで、賃金の改善を予定しておるところです。 常雇保育士の賃金につきましては、平成30年度までは要綱に定めた固定の給与でしたが、平成31年度からは毎年昇給していく行政職給料表を導入し、待遇改善をする予定でございます。 臨時保育士の賃金につきましては、平成31年度から時給を上げる予定をしております。現在の時給920円から980円に上げ、社会保険加入の方につきましては、1,000円の時給のところを1,100円に上げたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 賃金については少し上がるというような状況もあるようですが、とりわけ常雇保育士については行政職俸給表にのせるということですが、それはどれぐらいの改善をされるのですか。できたら金額で大体どれぐらいというのがわかればいいんですけど、お願いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 金額については、今のところまだ検討中でございます。 ○議長(大堀寿延君) 6番・木下律子さん。 ◆6番(木下律子さん) 20名の不足に対し、ぜひその人たちが、20名が不足じゃなくて充足するようにというふうに思います。 この間、の職員についての質問をさせていただきましたが、この中で明らかになったのは、の職員が懸命に働いて時間外が大変多いという実態も明らかになりました。さらに、非正規職員がかなり率を占めておりまして、その人たちの、とりわけ保育士のところでは処遇の改善が必要だということも共有をしたところでございますが、それでもなお、この保育士自体が他産業と比べても処遇が低いという状況です。こういうことで言いますと、今女性がかなり働き始めておりまして、政府もそれを奨励しておりますので、女性が働いて労働力をふやすという状況になっておりますので、そういうことからすると、政府もそうですし、中津川でも保育士などはかなり思い切った処遇の改善というのを求めているというふうに思います。そのためには、国のほうの報酬などの考え方も改めて改善をさせる必要があるというふうにも思います。 住民サービスの向上のために働いていらっしゃる職員の方が、他企業の労働者の模範となるような働き方をする必要があるというふうに思います。職員が健康で意欲を持って働き、住民サービスの向上に努めることができるように期待をいたします。ぜひ皆さん頑張っていただいて、中津川の住民サービスがさらに向上することを期待いたしまして、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、6番・木下律子さんの一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会をいたします。大変ご苦労さまでした。  午後4時23分散会 ――――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   大堀寿延         署名議員 鷹見憲三         同    吉村久資...