中津川市議会 > 2018-03-07 >
03月07日-02号

  • 東山駐車場(/)
ツイート シェア
  1. 中津川市議会 2018-03-07
    03月07日-02号


    取得元: 中津川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成30年  3月 定例会(第1回)平成30年第1回中津川市議会定例会会議録(第2号)========================= 平成30年3月7日(水)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2        市政一般に関する質問 ――――――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問 順序質問事項質問者発言所 要時間11.学校での心肺蘇生教育の普及推進及び突然死ゼロを目指した危機管理体制の整備について鈴木清貴20分21.平成30年度当初予算への意気込み勝  彰20分31.8万人のヘルスアップについて 2.平成30年度の予算概要について牛田敬一25分41.自然や歴史、文化の一層の磨き上げについて 2.地元産業・企業の活性化と企業誘致について鈴木雅彦30分51.測量等の立会人に対する報償金支給に関する問題点について 2.太陽光発電の工事関係について(パート2)佐藤光司25分61.後継者不足の対応について田口文数30分 ――――――――――――――――――――――◯出席議員 20名  1番        吉村孝志君  2番        森 益基君  3番        水野賢一君  4番        島崎保人君  5番        柘植貴敏君  6番        木下律子さん  7番        牛田敬一君  8番        吉村浩平君  9番        岡崎隆彦君 10番        勝  彰君 11番        田口文数君 12番        櫛松直子さん 13番        大堀寿延君 15番        三浦八郎君 16番        粥川茂和君 17番        鈴木雅彦君 18番        鈴木清貴君 19番        鷹見憲三君 20番        吉村久資君 21番        佐藤光司君 ――――――――――――――――――――――◯欠席議員 なし ――――――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者 市長         青山節児君 副市長        大井久司君 教育長        本多弘尚君 政策推進部長     高橋一雅君 総務部長       市岡 清君 財務部長       西尾謙二君 定住推進部長     片田毅君 健康福祉部長     小縣智彰君 生活環境部長     坪井透君 農林部長       林 友義君 商工観光部長     安江裕之君 文化スポーツ部長   大巾裕之君 リニア都市政策部長  山本高志君 基盤整備部長     柴田寛史君 水道部長       塚田一義君 病院事業部長     千村泰史君 教育委員会事務局長  早川和子さん 市公室長       伊藤恵之君 中消防署長      安江鉱次君 行政管理課長     嶋崎雅浩君 ――――――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者 事務局長       齊藤信広君 書記         高木 均君 書記         鈴木美幸さん 書記         若森将三君 書記         安田充孝君 ――――――――――――――――――――――  平成30年3月7日(水曜日)  午前10時00分開議 ―――――――――――――――――――――― ○議長(大堀寿延君) これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(大堀寿延君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(齊藤信広君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下18名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては中消防署長であります。 なお、理事及び消防長より欠席の届け出がありますので、報告いたします。 以上でございます。 ――――――――――――――――――――――議会運営委員長報告 ○議長(大堀寿延君) 本日の議会運営について、さきに議会運営委員会が開かれております。 この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・三浦八郎君。  〔議会運営委員長・三浦八郎君登壇〕 ◆議会運営委員長(三浦八郎君) おはようございます。 それでは、2月27日に議会運営委員会が開催されておりますので、その内容をご報告申し上げます。 日程第1、一般質問の順序についてですが、一般質問の順序について協議を行いました。今回は11名で、質問時間は合計315分ということでございます。7日に6名で150分、8日は5名で165分の2日間の予定で行うことに決定をいたしました。なお、発言順序につきましては、お手元の資料のとおりでございますので、よろしくお願いをいたします。 日程第2、中津川青年会議所3月度例会への出席依頼についてということですが、参加者について会派持ち帰りとなっておりましたが、議長・副議長、議会運営委員長・副委員長、3常任委員会委員長・副委員長の10名が出席することになりました。細部につきましては、議会運営委員長・副委員長にて取り決めることになりましたので、よろしくお願いをいたします。なお、3月8日に本会議終了後に第1回目の打ち合わせを行いますので、委員の方はよろしくお願いをいたします。 日程第3、その他ですが、3月議会終了後、当初予算審議の予算決算委員会とタブレットの使用についての問題点や改善点について、会派のご意見をお聞きし、各会派の代表者により会議にてまとめることとなりました。もう一つ、議場に持ち込む通信機器について、音などを配慮していただくようにお願いを申し上げます。議場への携帯電話持ち込みの取り扱いについて、各会派持ち帰りとなりましたので、よろしくお願いをいたします。 その他協議事項ですが、1つ目、3月定例会最終日における退職者代表挨拶について、最終日に退職者代表の挨拶をしていただくことになりましたので、よろしくお願いをいたします。 2番目ですが、事務局における議場写真撮影についてということで、最終日に記録用として退職者挨拶の写真撮影を許可いたしました。また、一般質問における写真撮影も、毎回のように行いますので、よろしくお願いをいたします。 以上で報告を終わります。 ○議長(大堀寿延君) ただいまの委員長の報告について、質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大堀寿延君) 質疑なしと認めます。 ―――――――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(大堀寿延君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において   17番・鈴木雅彦君   18番・鈴木清貴君を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――― △日程第2  市政一般に関する質問 ○議長(大堀寿延君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。18番・鈴木清貴君。  〔18番・鈴木清貴君質問席に着く〕 ◆18番(鈴木清貴君) おはようございます。 本日から2日間にわたり一般質問が開催されますが、トップバッターとしてやらせていただきたいと思いますが、2日間、大いに議論を執行部としてまいりたいと思いますので、執行部の皆様、よろしくお願い申し上げます。 今回、私は1点、教育委員会のほうに一般質問を出させていただきました。 学校での心肺蘇生教育の普及推進及び突然死ゼロを目指した危機管理体制の整備についてということで、一般質問をやらせていただきます。 我が国では、平成16年に市民によるAED(自動体外式除細動器)の使用が認められて以降、急速にその設置が進み、AEDの使用によって救命される事例も数多く報告されています。しかしながら、いまだなお毎年7万人に及ぶ方が心臓突然死で亡くなっているのとともに、学校でも毎年100名近くの児童・生徒の心停止が発生しております。その中には、平成23年9月のさいたま市での小学校6年生の女子児童のように、AEDが活用されず、救命できなかった事例も複数報告をされております。 そのような状況の中、既に学校における心肺蘇生教育の重要性についての認識は広がりつつあり、平成29年3月に公示された中学校新学習指導要領、保健体育科の保健分野では、応急手当てを適切に行うことによって、障がいの悪化を防止することはできること、また心肺蘇生法などを行うことと表記されているとともに、同解説では胸骨圧迫、AED使用などの心肺蘇生法、包帯法や止血法としての直接圧迫法などを取り上げ、実習を通して応急手当てができるようにすると明記をされております。 しかしながら、全国における教育現場での現状を見ると、全児童・生徒を対象にAEDの使用を含む心肺蘇生教育を行っている学校は、平成27年度実績で小学校で4.1%、中学校で28.0%、高等学校でも27.1%と非常に低い状況にあります。 また、このAEDを使用した効果として、ここには書いてありませんけど、調べましたら、AEDを使用した結果、生存率が53.3%に上っていると。片や、一般市民の方がAEDを使用しなかった場合はどうかというと、11.3%の生存率ということで、大きな差があるということでありますので、AEDは非常に有効な手段だということで、ますます学校教育現場で講習など、子どもたちに教えていくことが大事だということで、今回取り上げさせていただきました。 そこで、質問であります。 1つ目に、中津川市の小・中学校における児童・生徒への心肺蘇生教育の現状と今後の方向性を伺います。
    ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) 心肺蘇生法につきましては、おっしゃるように中学校の保健体育の授業において学ぶことになっており、ダミー人形等を持ち込むなどして実習をしております。小学校では、夏休み前に6年生を中心に心肺蘇生法を学んでおります。 心肺蘇生法の今年度の消防署などを招いての講習実施状況は、小学校19校のうち15校が実施をしております。中学校では12校中10校で実施をしております。 来年度の計画では、全ての小・中学校で消防署員による心肺蘇生法の実習を対象学年を定めて実施する予定であります。 心肺蘇生法について学ぶことは重要なことだというふうに考えており、これからも学ぶ機会を確保していきたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 18番・鈴木清貴君。 ◆18番(鈴木清貴君) 中津川市においては、小学校で19校のうち15校が実施、中学校では12校中10校が実施ということで、中津川市では行われていると。全国平均を先ほども述べましたけれども、それよりも高い数値かなと思いますけれども、まだ未実施の学校があるということで、来年度から取り組んでいくということでありますけれども、早期に全小・中学校で実施して、特に夏の期間、海水浴とか川遊びとかプールだとか、そういうところで多くの事故が起こっておる現状がございますので、ぜひとも早期に全小・中学校で実施をされるように要望をしたいと思います。 それでは、2つ目として、学校のAEDの設置状況を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) AEDは、現在市内の全ての小・中学校31校に設置をされております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 18番・鈴木清貴君。 ◆18番(鈴木清貴君) 中津川市においては、小学校、中学校合わせて31校全部に設置されているということで、安心かなと思います。特に体育館が中心になるかと思いますけど、体育館は特に災害が起こったときの避難所に指定されているところが数多くございますので、もしそういうところが避難施設でAEDがないところには、当然設置が必要と思いますけれども、そういう避難所指定されている体育館等にAEDが未設置のところはあるかどうか、ちょっとお伺いしたいと思いますが。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) 多くは体育館付近に設置がしてございまして、社会体育等で活用してもらえるようになっておりますが、全部かどうかは、今資料がないのでわかりません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 18番・鈴木清貴君。 ◆18番(鈴木清貴君) 大変大事なことですので、またわかりましたら、後ほどでも結構ですので、お知らせをしていただきたいと思います。 次に、子どもたちだけじゃなくて、学校の先生たちですね。あるいは職員の方、教職員へのAEDの講習の実施状況をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) 今年度、市内の小・中学校におきまして、教職員対象のAED講習を実施した学校は、小学校は19校、全ての学校で実施をしました。中学校では、12校中6校で実施をしました。未実施校につきましても、過去2年、あるいは過去3年の中で実施をしております。来年度は全ての小・中学校で実施する計画でおります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 18番・鈴木清貴君。 ◆18番(鈴木清貴君) これも先ほど申したように、来年度じゃなくても早期にやっていただいたほうが安心かと思いますので、またご検討のほど、よろしくお願いしたいと思います。 さて、皆さん覚えがあるでしょうか。ちょうど13年前、平成17年2月に合併しましたけど、その後、たしか3月25日から半年間、愛・地球博が行われました。私も数回ほど電車に乗って長久手会場、瀬戸会場へ行った覚えがありますけれども、そのときに話題になったのが、大変行列ができておりまして、私も何百人、何千人という中で炎天下で行列した覚えがありますけれども、その中で心肺停止のお客さんがいて、AEDで救命できたということで、テレビ、あるいは新聞等で取り上げられまして、AEDが非常に脚光を浴びたというのを私いまだに覚えておりまして、これは前年度、2004年に国の法律が変わりまして、一般市民もAEDを使用することができることになりまして、それの実際の有効活用されたケースとして、愛・地球博のAEDのことが全国的に大きく取り上げられました。これを受けて、当時まだ中津川市にはAEDがほとんど設置がないというような状況でありましたので、私も13年前、この議場でぜひとも中津川市もAEDを公共施設に設置すべきということで取り上げさせていただいて、その後、公共施設、それとその後、学校施設もAEDの設置が進んで今日に至っているということでございまして、皆さんも覚えがあるかと思いますけれども、先ほど冒頭に申し上げましたように、13年たってもまだまだ心肺蘇生教育というのが100%実施されていないということでございますので、ぜひとも学校だけじゃなくて、一般市民の方がこのAEDを使えるように、防災訓練のでもやっておりますけれども、あれも短時間でありまして、なかなか身につかないというような課題もございますので、ぜひとも今後、心肺蘇生教育を進めていただきたいと思っております。 そういうことで、最後の質問になりますけれども、中津川市においても、児童・生徒、教職員に対する心肺蘇生とAEDに関する教育を普及・推進するとともに、学校での危機管理体制を拡充し、児童・生徒の命を守るための安全な学校環境を構築することが喫緊の課題と考えますが、いかがでしょうか。執行部の見解をお伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) ご指摘のとおり、児童・生徒の安全、市民の安全を守るための学校環境を構築することは大切なことだと考えております。市内の小・中学校では、日ごろから消防署と連携しながら命を守るための教育を行うとともに、市民病院のドクターカーによる救急救命体制を学ぶ機会を取り入れている学校もあります。今後も関係諸機関に協力していただき、より安全な学校環境を構築し、危機管理体制を充実させてまいります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 18番・鈴木清貴君。 ◆18番(鈴木清貴君) そういうことで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 冒頭にさいたま市の例を申し上げましたけれども、これはどういうことかといいますと、ちょっと調べさせていただきました。 2011年9月に、さいたま市の小学校6年生の女子児童が駅伝の練習中に校庭内で倒れました。保健室にその女子児童が運ばれましたけど、教員らは呼吸があると判断して、心肺蘇生やAEDの装着が行われなかったということでございます。しかし、11分後の救急隊到着時には、その女子児童は心肺停止状態となって、残念ながら亡くなったそうであります。呼吸があるように見えたのは、心停止後に起こる死戦期呼吸という専門用語ですけど、そういう状態であった可能性があるということで、さいたま市では二度とこのような悲しい事故を繰り返さないために、教育委員会は事故を検証し、遺族や専門家に協力を得ながら、2012年9月に教員研修のためのわかりやすいテキスト、体育活動時における事故対応テキストを作成したそうであります。目の前にいる人が突然倒れ、反応やふだんどおりの呼吸があるかわからない場合も、直ちにAEDを手配し、心肺蘇生を行うことが強調された同テキストは、「ASUKAモデル」という愛称がつけられ、全市立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校及び市立幼稚園の教職員に配付されておるそうであります。 さらに、さいたま市では2014年度から全市立の小・中・高校において、保健学習の授業の中で心肺蘇生法の実習を行っておるそうであります。小学校5年生から毎年繰り返し学習することによって、緊急時に迅速かつ最善の行動をとれるようにするためであります。さいたま市では、中学校1年生の段階で全ての生徒がAEDの使用を含む心肺蘇生法を行うことができるようになることを目標に取り組んでおられるそうであります。 そういうことで、中津川市においても、こういうマニュアル等を作成して、さいたま市と同様に中学1年では全員が心肺蘇生をできるような教育を、今もやっていらっしゃると思いますけど、引き続き進めていただくとともに、執行部としてもぜひ一般市民への心肺蘇生法を今後考えていただくことをお願いいたしまして、若干時間が残っておりますけど、以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(大堀寿延君) これにて、18番・鈴木清貴君の一般質問を終結いたします。 続いて、10番・勝  彰君。  〔10番・勝  彰君質問席に着く〕 ◆10番(勝彰君) おはようございます。 通告に基づき一般質問を行います。 私の質問は、平成30年度当初予算への意気込みであります。 平成30年度は、中津川市総合計画の一つの大きな節目の年であります。前期総合計画の仕上げを確実に行い、中期、後期につなげ、中津川市総合計画の3つの理念を達成し、中津川市の未来、中津川市民の未来をつくる大切な年です。 当初予算として、一般会計371億円、特別会計・企業会計、総額378億円、合計749億円を計上しています。一般会計では、前期事業実施計画の総仕上げをし、若者の地元回帰、移住・定住促進に特に力を入れ、中期につなげていきたいとしています。 当初予算の執行に当たっては、市長の強いリーダーシップのもと、各部が主要事業の一つ一つの事業を計画的に実施し成果を上げるとともに、大きな事業は関係部が横断的に連携して、より大きな成果を上げる取り組みをしていただきたいと願っています。 今回の質問では、市長を初め、全部長に平成30年度主要事業の中の重点事業、特に力を入れて取り組む事業について、意気込み、熱意、どのような成果を上げるかをお尋ねします。また、今日的な課題についてもお尋ねをします。 全部署から答弁をいただきますので、簡潔な答弁をお願いして、早速質問を始めます。 1番目の質問です。最初に、再確認のため、財務部長に平成30年度当初予算編成方針についてお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) 平成30年度は、総合計画前期事業実施計画の最終年度となります。 現下の厳しい財政状況におきましても、市の持続的発展に向けた各種施策を引き続き強力に推進する必要があるため、1つ目として、中期に向けて積み残しのないよう、前期事業実施計画の主要施策の総仕上げを行うこと。2つ目としまして、重点的に推進する施策に、若者の地元回帰、移住・定住促進を位置づけ、優先的かつ横断的に取り組むこと。3つ目としまして、強固で持続可能な行財政基盤の構築を念頭に、施策、事業の重点化を進めること。以上、この3点を基本に限られた財源で最大の事業効果を発揮する効率的、効果的な予算編成を方針として掲げました。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 2番目の質問です。 3月議会初日に青山市長から当初予算の詳細な説明をいただきました。ここでは、市政運営の責任者、リーダーとして市長の当初予算に対する意気込み、決意についてお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) まず、根底にある思いでございますけれども、現在、人口減少時代に突入し、はや10年を越えました。この人口減少の影響は、生活環境においても、また行政の財政的体力面においても、じわりじわりと影響が及んでいることを実感しております。全国的にも各自治体が独自の特徴を最大限に生かす計画をもって、将来のまちづくりへの取り組みを行っているところでございます。 その大きな一つは、人口減少に対応可能なまちづくりをする施策、そしてもう一方では、人口減少を食いとめる施策でございます。このことは、とりわけ若者世代の将来の人生設計の夢をかなえることが実現性の高いまちであることが上げられます。そして、このことが大変必要と私どもも考えております。 この状況下にあっては、当市にはリニア岐阜県駅の設置に加え、沿線唯一の総合車両基地の建設があり、このリニアの波及効果をまちづくりに最大限取り込んでいくことで、中津川市を将来に向け継続して発展できるまちとなるとの思いがございます。今までに取り組んでもまいりました。そして平成30年度、この波及効果を大きくするために、今後数年間が極めて大切な時期であり、また私どもの踏ん張りどころであると考えております。 提案説明でも申し上げましたが、将来へのまちづくりをマニュアル車に例えるなら、総合計画がスタートした時点ではローでスタート、そして前期にはローからセカンドへ、平成30年度はサードへ切りかえ、勢いを加速される。そして、後期にはトップギアに入れて進めていきたいと考えております。 また、一方では、現在あります身近な問題、課題である衛生センター、そして病院経営改革や市有財産運用管理マスタープランなどは、既にトップギアで対応しているところでございます。 また、ハード整備のみならず、人口減少対策はもとより、さまざまな取り組みにおいて、国・県とのパイプ、そして地元組織、また何より議会との連携が肝心であり、パイプをより強固にしていくことが必要であると考えております。 また、行政におきましても、日ごろから部長・職員にはみずから進んで他の部署に声かけをするなど、自己発信型の連携により、組織としての力を高めるよう指示をしているところでございます。市長として先頭に立ち、職員一丸となって着実に取り組みを進めてまいります。何とぞこれからも議会との連携、そしてご理解・ご協力をお願いするところでございます。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 今、市長の決意を聞かせていただき、ぜひそのようにするように、私たちと一緒に進んでいければいいかなあということを思います。ご提案もまた申し上げたいということを思います。 市長に1点お伺いしたいと思います。 そうした決意を遂行するときに、来年度末のことですけれども、来年、昭和33年生まれの方が退職になると思います。このに見える部長さんの3分の2が該当するかなということを思います。一度に3分の2がかわることについては、一抹の不安を持ちます。人事のことなので、詳しくは話せないと思いますが、市長の基本的な考え方についてお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 平成30年度末をもって部長の退職、多くの人数でございます。このことは既に以前よりわかっておりました。したがいまして、具体的には部長を担う次の人材を今までも主要ポストに配置をした上で、平成30年度に向けしっかり学んでいただき、そして基本的には平成31年度に部長に登用をしていく、そのようなスケジュールで現在進めているところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 事務または主要事業が停滞にならないように、ぜひ配慮のほうをお願いしたいと思います。 3番目の質問です。 全部長から当初予算の主要事業に上げている事業または今日的な事業の中から、重点事業を二、三上げていただき、当初予算への意気込み、当初予算への具体的な到達目標についてお伺いしたいと思います。 まず、総務部長、財務部長、政策推進部長定住推進部長にお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 総務部といたしまして取り組みます主要事業でございますが、第1点目でございますが、人材育成により一層力を入れて、今市長が申しましたような総合計画を遂行できる、そういった職員を育成していきたいというように考えております。 従来の中津川市職員養成方針を今回改定いたしまして、新たに中津川市人材育成基本方針というものを策定いたしました。この基本方針に沿いまして、OJTによります実践で、また職員研修等を通して、職員の育成を図ってまいります。具体的には、平成30年度は階層別の基礎研修や実務研修などを計55回、延べ1,200名の参加で実施したいと思っております。 続きまして第2点目でございます。 情報通信ネットワーク基盤、いわゆる光ケーブル網の設備譲渡を行いまして、毎年約1億円の経費削減を図っていきたいと考えております。このたび3月に、NTT西日本との間で譲渡に向けての覚書が締結できました。この5月中に仮契約を締結しまして、6月の定例議会では議会の承認をいただき、7月初めまでには本契約を締結したいと考えております。これにより、平成30年度は4,000万円余りの削減を予定しておりまして、向こう3年のうちにNTT西日本へ全て譲渡いたし、市の年間維持管理費から1億円の削減を図っていくと、そういう所存でございます。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) 意気込みということでございます。 厳しい財政状況ながらも、ここ数年が踏ん張りどころということを踏まえまして、市の持続的発展に向けた取り組みを進めるための機動的な予算編成を行ったところでございます。 財政調整基金残高の減少などの課題は大きいですが、合併特例債の発行期限の延長に向けた国会の動きなど、朗報もございます。実質公債費比率等の財政指標をにらみながら、計画的な事業推進に努めつつ、健全財政との両立も図ってまいりたいと思っております。 そのためには、行財政改革推進プランを着実に推進することが極めて重要であります。とりわけ市有財産運用管理マスタープランの実施により施設のスリム化を図り、財政負担を軽減するとともに、未利用地の売却を進めて遊休財産の有効活用を図るほか、市税等の金銭再建、収入の確保により財源確保に努めてまいります。 具体的には、平成30年度中に紅岩山荘の民間移譲を完了いたします。それから、未利用市有地の売却を進めまして、年間2,500万以上を売却していくことなどを目標としておるところでございます。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・高橋一雅君。 ◎政策推進部長(高橋一雅君) 政策推進部といたしましては、平成30年度は総合計画の前期事業実施計画の最終年度でありますので、平成31年度から始まります中期の事業実施計画の策定ということを第一と考えております。 策定に当たりましては、外部評価の検証結果などを反映させることで、前期にまいた種が確実に花開き始めるような計画にしてまいりたいと考えております。 また、平成30年度の予算編成に当たりましては、各部横断的な連携を図る横串会議での協議などを踏まえまして、例えば、教育委員会と商工観光部が連携した子育て中の女性のニーズを踏まえた就労支援、商工観光部と定住推進部が連携しました苗木城跡の魅力向上とPR、そして政策推進部と商工観光部が協議いたしました就職コーディネーターを配置して、大学や高校との連携を強化する、こういった事業などを組み立てたところでございます。 平成30年度の事業実施に当たりましても、引き続き各部局の連携を図りまして、各事業の目標達成やさらなる施策の展開につなげてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 定住推進部では、人口減少対策として若者の地元回帰、移住・定住促進、魅力ある地域づくり・人づくり、住んでもらうための施策を重点に進めてまいります。 魅力ある地域づくり・人づくりでは、大学の特色を生かしたイノシシ肉のメニュー開発や、外国人観光客へのアンケート調査、ゲストハウスの研究など、地域資源の発掘・活用、地元への愛着、地域課題解決等を地域、大学や地元の高校生と一緒になって行う域学連携連携事業で、18大学、延べ5,000人の学生を見込んでおります。 さらに苗木城を世界に広める会や阿木村づくり塾など、稼ぐ力や地域の活性化、自主自立に資する団体や人材を育てていくがんばる地域サポート事業30団体などを重点に魅力ある地域づくり、人づくりに取り組みます。 また、地元に戻る、住み続けるために住まいの支援策として、移住者や新婚世帯への家賃補助などの支援事業154件、2,896万円を予算計上しております。さらに、関係部局と連携し、子育て世代をターゲットとした移住PRドラマ制作や、首都圏で2回、名古屋圏で6回、関西圏で2回の相談会や各種フェア出展を合計12回予定しております。移住・定住者獲得に努めてまいります。魅力ある地域づくりやPR強化等、事業効果による移住者を350人と見込んでおります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) それでは、ちょっと質問させていただきます。 総務部長にお伺いします。 リニア中央新幹線の効果を生かすために、観光や文化について多くの議員が質問、提案をしてきました。リニア関連工事が目の前です。リニア建設前経済波及効果について、どこの部署が担当しているか、どのような考えを持っているのか、業者への働きかけや相談はどうなっているかなど、よくわかりません。リニア建設前経済波及効果を担当する部署はどこかお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 建設時の経済波及効果というものにつきまして、専門の担当部署は設置はしておりませんが、リニア活用戦略というものがありまして、それに伴いまして、リニア都市政策部を中心に各部が連携しながら取り組みを進めておるというところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 今の内容については、後でリニア都市政策部長にお伺いしたいと思います。 次に、財務部長にお伺いします。 私たちの会派の吉村浩平議員が昨年、文化会館について所管の文化スポーツ部へ質問し、新築を含めて検討したらどうかという提案をしました。財政面、市有財産の管理という立場から、財務部では現在どのようなことを検討しているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) 文化会館につきましては、将来を見据えて新築を視野に検討していくことが必要というふうに考えておりますが、当面、平成30年度の当初予算において、調査診断業務の経費を計上させていただいております。安全面を最優先としまして取り組むため、診断の結果によっては、早急に予算を計上し、修繕させていただくことになりますので、その節はよろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) そのような考えでぜひ進めていただきたいと思います。 次に、政策推進部長にお伺いします。 中津川市のホームページのリニューアルについて、総務企画委員会で説明をされております。市のホームページを見るのは、ほとんど市外の方だと聞きます。中津川市が力を入れている観光分野、移住・定住分野の窓口が目立つわかりやすいトップページをつくることができないのか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・高橋一雅君。 ◎政策推進部長(高橋一雅君) 今回のホームページのリニューアルでは、トップページの画面全体に市をアピールする写真を大きく掲載いたしまして、そこに主に市民の方に向けた暮らしの情報、そして市外の方に向けた観光、そして移住・定住という3つの窓口を設けたいと考えております。 リニューアル当初のトップページでは、春の魅力的なスポットであります苗木さくら公園や芝桜の里など、4枚程度の写真が随時変わり、スライドさせることができるようにすることで、市外の方に大きく中津川市をアピールしていきたいと考えております。 また、先ほど申し上げました3つの窓口につきましても、文字のサイズを大きくするなど、利用者の方の目に入りやすいデザインにしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) ぜひ、中津川市が売り込めるように、よろしくお願いしたいと思います。 次に、基盤整備部長リニア都市政策部長生活環境部長、健康福祉部長にお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 基盤整備部といたしましては、リニアの波及効果を生かすため、新たなまちづくりの骨格となる神坂PAスマートインターチェンジ設置事業と、青木斧戸線道路整備事業を主要事業として進めてまいります。 神坂PAスマートインターチェンジ設置事業では、平成30年度は引き続き詳細設計を進め、遺跡発掘調査、用地測量を行い、平成31年度から工事に着手できるよう用地取得の完了を目指します。 青木斧戸線道路整備事業では、平成30年度は残りの約20%の用地買収を行い、工事につきましては、駒場地区で約100メートル、手賀野地区で約200メートルを施工し、平成31年度完成を目標に進めてまいります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) リニア都市政策部といたしましては、リニアを生かすまちづくりの骨格となります道路ネットワークの整備といたしまして、東濃東部都市間連絡道路整備事業、市道坂本58号線ほか、及び市道坂本264号線改良工事のアクセス道路3路線の整備に取り組んでいきます。 平成30年度では、前年度に引き続き道路詳細設計を行い、3路線とも設計を完了させます。 また、用地測量を、都市間道路では2-2(2)工区を、市道58号線ほかでは全体の約4割に当たります1.9キロメートルの区間を、市道264号線は全区間を行い、平成39年のリニア開業までの完成を目指してまいります。 また、リニア岐阜県駅周辺土地区画整理事業につきましては、アクセス道路や駅前広場等の公共施設整備とリニアにより地域が受ける影響を少しでも抑えるための対策であります面整備をリニア開業までに整備する必要がございます。そのため、平成30年度では前年度に引き続き測量業務を行い、完了させるとともに、道路詳細設計、橋梁予備設計を平成30年度中に完了させ、平成32年度の仮換地指定を目指してまいります。 事業の円滑な推進には、地域の皆様や地権者の皆様のご理解とご協力が必要不可欠であり、リニア都市政策部を中心に職員一丸となって、地域の皆様のご理解をいただきながら事業を推進してまいります。 ○議長(大堀寿延君) 生活環境部長・坪井 透君。 ◎生活環境部長(坪井透君) 生活環境部では、市民生活に直結する業務が多くあり、市民の皆さんが安心して生活できる環境をつくってまいりたいと考えております。 中でも、平成30年度は市民生活を支える施設として、新衛生センターの建設事業とごみ処理施設であります環境センターの長寿命化があります。新衛生センターの建設については、平成31年11月竣工を目指して、現場工事に着手をいたします。建設にご理解をいただきました地元の皆様にご心配をかけない施設として、水質はもちろんのこと、周囲の環境も含め、環境配慮を第一としたいい施設としたいと考えております。 また、ごみ処理施設であります環境センターの長寿命化工事の実施に向け、対策に取り組みます。稼働後15年を迎えようとする施設のコストを念頭に置きながら、今後さらに15年間にわたり安心して処理が続けられる施設を目標といたしまして、平成30年度は工事内容の絞り込みを行います。 また、施設関係では、新斎場の建設につきまして、引き続き地域の皆様のご理解を得られるよう努めてまいります。 また、防災関係では、引き続き自主防災組織の強化といたしまして、防災士の養成に取り組みます。新たに防災士50人の養成と、避難所マニュアル、新たに10カ所の作成を目指したいと考えております。 市民の皆様へは、防災訓練では、豪雨、危険箇所なども想定して実施することを特に提案いたしまして、避難情報や避難行動等の市民理解を特に深めたいと考えております。 また、危険空き家の対策といたしまして、平成30年度は初めてになりますが、行政代執行による除却1件を予定しております。 生活環境部は、市民課を初め、市民の皆様の大切な情報を扱うとともに、市民の皆様の窓口となる部署が多いため、市民目線の対応を第一に業務に努めたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 健康福祉部では、市民が健康で生きがいを持ち、安心して住みなれた地域で自立した暮らしができるための取り組みを進めてまいります。 8万人のヘルスアップ事業では、若い世代にターゲットを絞り、新たにゲーム要素を盛り込んだウオーキングやろまいか事業を行って運動習慣の普及を図ります。スマホアプリを利用したウオーキングイベントでは、500人の参加を目標としております。市内のウオーキングイベントを掲載したチラシ6,000枚を作成し、年に2回、公共施設の窓口等に設置し、市民への情報発信をしていきます。 けんぱちくんのさらなる普及拡大のため、マイデザインの作成支援として、30件を予定しております。 なお、議員の皆様にはさまざまな機会で8万人のヘルスアップ事業普及啓発にご尽力いただきまして、ありがとうございます。 次に、包括的支援事業、介護保険事業会計になりますが、こちらでは、地域包括ケアを推進するための中核的機能を持つ地域包括支援センターを苗木地区に新たに設置し、市内5カ所の体制とし、相談支援体制の機能強化を図ります。まだ設置しておりません坂本地区、中津川地区の包括支援センターのあり方については、今後の課題として関係機関等と協議を進めてまいります。 阿木地区、蛭川地区で立ち上げた地域住民、医療、介護、福祉の関係機関が連携して支援するネットワーク会議の取り組みを新たに3地区で実施するよう取り組んでいくとともに、地域ケア会議の定期的な開催、認知症カフェの各地域包括支援センターでの開催に取り組んでまいります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) それでは、リニア都市政策部長にお伺いします。 先ほど、総務部長に聞きましたリニア建設前経済波及効果について、このことを鑑みてみますと、地元建設業者への工事の受注、土地活用のあっせん、ホテル・旅館などの宿泊所などの紹介、食事場所の紹介、地元産食材のあっせんなど、さまざまなことが考えられます。これらのことについて、基本的な考え方と取り組み方についてお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 基本的な考え方につきましては、リニアのまちづくりビジョンの中で、建設段階の経済効果についてお示しをさせていただいております。リニア開業までの工事中におきましては、その工事ですとか、工事用の資材の供給に地元企業の参入、あるいは地元雇用の働きかけ、また工事関係者の事務所、あるいは宿舎などの用地、また宿泊施設等の情報提供ですとか、宿舎などで消費されます物品、あるいは地元産材の地元事業者からの調達などの働きかけによりまして、地元経済への波及効果に取り組むことを基本的に考えておるところでございます。 こうした取り組みにつきましては、市役所内各部の横断的な連携や商工会議所さん、北商工会さんなどとの連携を図りながら進めていきたいと考えておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) もう少し具体的な計画をつくっていただいて、進めていただきたいということを思います。これも横ということで、政策推進部の協力も要るかなあということを思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 健康福祉部長にお伺いします。 平成29年度まで地域包括ケアのことを取り組んでいただきましたけど、そこで取り組んでいく中の課題があればお聞きしたいと思います。また、その課題に対して平成30年度どう取り組んでいくかということについてもお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 地域包括ケアの取り組みにつきましてですが、地域包括ケアというのは、それぞれの立場、地域、医療、介護、それから福祉、それぞれのところで取り組むもの、そのレベルがそれぞれだけではできないレベルを上げるということが全体としてのレベルを上げるということになる、そういう取り組みと考えます。そんな中で、現在2カ所で地域のネットワーク会議が立ち上げられましたが、やっぱりそこには、それぞれが参加していただくことが一番重要なことと考えます。来年度、平成30年度におきましては3地区を計画しておりますが、それぞれがどういう形で参加していただけるか、そこが大きな鍵となるというふうに考えております。そこをいかに進めるかによって各地域でネットワークができ、そして地域での支える体制ができていくというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 言葉で言うのは難しいと思いますけど、4つの分野が連携して進むということは、大変難しいことだということを思いますので、なお一層のご努力をお願いしたいと思います。 次に、商工観光部長、農林部長、水道部長、文化スポーツ部長にお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 商工観光部では、若い世代の地元定着と、外から人をどう呼び込むかについて取り組んでまいりました。平成30年度もこの考え方を継続し、魅力あるまち中津川を目指してまいります。 具体的には、工業振興面では、就労支援や労働者対策を大きな柱とし、新たに就職コーディネーター1名を配置し、愛知県、岐阜県内の5つの大学を中心に中津川市出身者とのマッチングを行い、地元就職を促してまいります。 また、働くの創出という面では、坂本に計画中の西部テクノパーク事業の早期分譲を目指し、環境影響調査と用地取得に向けた用地測量を進めてまいります。 商業振興では、中心市街地活性化計画の早期の認定を目指しまして進めてまいりたいというふうに考えております。また、4月には、その事業の核となるまちづくり会社の設立を予定しており、町なかのにぎわい創出に向け、民間目線でさまざまな施策に取り組んでまいります。その中で、平成30年度は、空き店舗対策をこのまちづくり会社が主体となりまして、2件の出店を目指してまいります。 観光振興では、観光振興事業といたしまして、岐阜県やANA総研と引き続き連携しながら、観光資源の魅力向上とPR活動を進めてまいります。 また、広域観光では、東美濃歴史街道協議会事務局といたしまして、会員である東濃5市に可児市、御嵩町を加えた7市町体制で一層連携を含めながら、NHK朝ドラや山城、地歌舞伎など、この地域ならではの観光メニューの構築に向け、部会を創設し、取り組んでまいります。 さらに、体験型観光といたしまして好評の地歌舞伎ミニ講演や、川や滝、森林を活用した自然と触れるツアーの支援や、海外観光客の誘客にも力を入れ、中津川市を訪れる年間入り込み客数を485万人と定め、取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 農林部長・林 友義君。 ◎農林部長(林友義君) 農林部では、農地担い手対策事業において、農業従事者の高齢化、新規就農者・後継者不足が重要課題であり、地域の中心となる担い手の育成確保、新規就農者の確保に向け取り組みます。 担い手の育成確保では、県、JAと連携し、1集落を重点指導地区に設定し、集落と集落営農組織の体制強化、法人化などに向け、地域と話し合いを実施いたします。 新規就農者の確保では、平成29年度に市内2カ所で開所をいたしました東美濃夏秋トマト研修農場を最大限活用し、県やJA、また定住推進部、商工観光部と連携いたしまして、新規就農者3名の確保に努めます。 地域木材需要拡大事業におきましては、東京オリンピック、パラリンピック、選手村ビレッジプラザ建設に東濃ヒノキを提供し、中津川市の魅力と地域木材を広くPRし、地域産材の需要拡大、地域産業の活性化に向け取り組みを行います。県と県内6市町村で連携し、ビレッジプラザの建設に県産材を提供するもので、中津川市からは約20立方メートルの東濃ヒノキを提供いたします。 また、県立森林文化アカデミーの学生と木材関連企業とのマッチングを行い、当市の魅力であります木曽ヒノキ美林や間伐現場、木工所等の見学を2クラス40名の学生を対象に行い、市内木材関連企業等への就職を推進し、移住・定住に結びつけてまいります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 水道部長・塚田一義君。 ◎水道部長(塚田一義君) 水道部では、上下水道は市民の日常生活に欠くことのできないライフラインであり、水の供給から排水までの循環に対して、しっかり取り組みをします。 水道事業では、安全・安心な水を継続して供給するために耐震化事業を実施し、地震災害時の被害の抑制と飲料水の確保に努めます。平成30年度は、奥恵下配水池耐震化や、付知地区送配水管耐震化工事などを計画しまして、管路耐震化率8.8%、配水池耐震化率61.7%などを目標に整備を進めます。 それから、下水道事業では、未普及地域の解消に努めてまいります。これは、国の下水道ビジョンによる10年概成にも合致しているので、管路整備には補助金を最大限活用しまして、平成30年度は10工区で延長3,900メートルを施工し、リニアの供用開始前には整備の完了を目指してまいります。また、水洗化促進については、下水道に加えまして、合併処理浄化槽を活用し、汚水処理普及率88%を目指してまいります。 これらを進める上では、経営の観点も重要でありまして、水道事業では簡易水道統合によるスケールメリットを生かした経営を行い、下水道では、平成32年度から下水道事業4会計に地方公営企業法を適用して企業会計方式へ移行するため、平成30年度は固定資産の調査及び評価業務を完了させます。こうしたことにより、上下水道事業の経営の健全化を図ってまいります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 文化スポーツ部では、「学び、活かす市民」を目指し、読書による人づくり、1市民1スポーツによる人づくり、ふるさとに誇りを持つ人づくりを推進し、生き生きとした人づくりを実現するまち中津川を基本方針としております。 阿木地域住民のコミュニティーの拠点施設として、阿木交流センターを平成32年1月の供用開始を目指し、平成30年度は造成工事を完了し、本体、電気、機械、外構の工事に取りかかります。 また、人づくり、地域づくりの拠点として、地域主体の体制を整える福岡公民館に続いて、苗木・付知公民館をしっかりと人材育成された指定管理者に委託をします。 中山道資料館では、中津川宿、落合宿の歴史講座を出前講座等により行ってきましたが、さらにほかの地域にも拡大し、地域の歴史を学び、地域の新たな発見につながる人づくりを行っていきます。平成29年度は出前講座等を52回行いましたが、平成30年度は16回ふやし68回、1.3倍の講座を行い、地域づくりに貢献する人材育成につなげてまいります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) それでは、商工観光部長にお伺いしたいと思います。 第3次中心市街地活性化計画の中で、新町の以前図書館建設予定地になっていたところには、どのような建物を計画しているかお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) まず、公共資産を活用した人の集まる施設、そういった観点では、総合計画でも位置づけられておりまして、計画に沿って進めていくよう考えております。なお、整備に対しては、市民の皆様の盛り上がりが大変重要でございますので、そういったことに対しまして、醸成を努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 引き続き商工観光部長ですけれども、集客効果を考えると、情報がたくさん集まる場所には人が集まる、これは当たり前のことだと思います。本だとか映像、新聞等の情報を集め、文化・教育・子育ての情報を集めた場所をつくることが、自然に人が集まり、交流ができて、さらに人が集まる。つまり、にぎわいの創出ができると思います。そうしたことから、中心市街地活性化計画の中心施設としては、図書館、あるいは情報館というようなものを建設することはできないのか、考えをお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 中心市街地活性化事業の中でも、歴史・文化を生かした施設の整備ということで、この計画の中で市民の皆様からいろんなご意見等を頂戴しながら検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) それでは、市長にお伺いしたいと思います。 当初予算のほうで、若者の地元回帰、定住・移住促進を上げている市長さんのことし一番大事にしておるところだと思いますけれども、その中で考えますと、図書館、情報館を中心とした施設をつくることについてはどのように考えるのか、お伺いしたいと思います。若者が中津川に定住したいといったときに、ちょっとひどい言い方になりますけれども、公民館の地下にあるような中津川市立図書館では失望するんじゃないかなあということを思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 現在、図書館のあわせ持っております機能、情報館、または情報館があわせ持つ機能としての図書館、さまざまな方向で見ることができると思いますけれども、このことが大変重要な意義を持っているということは、私も今十分承知をしておりますし、あわせてまちづくりの観点からは、非常に重要であると認識をしているところでございます。 そんな中、総合計画では、中期に位置づけをしているところでございますが、今、お話がございました、本年度平成30年度の重点施策であります若者の地元定着、また若者の地元回帰の実現に向けては、やはりこの件につきましては、深く検討をしていくべきであるというふうに認識をしておるところでございます。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 市長の大きな決断というのを期待して、これからともに進めていけたらということを思います。 商工観光部長にもう一つお伺いします。 ここに新聞記事を持ってきております。これはどういう新聞記事かというと、杉原千畝氏のことが去年から2回載せられておるうちの1つですけれども、杉原氏の中津川市に住んでいた家というのは、現在フランスで活躍してみえる水上画伯の自宅が建っているということが書いてあります。水上画伯のお話によると、フランスでの画商はユダヤ人だということもここに書かれております。 そこで、中津川市に杉原氏が住んでいたことがはっきりしてきましたので、また南小学校には指導要録がきちんと残されていることも、私は知っております。 それで、このことが中津川市の観光に利用できないのか。また、もう一つは、世界遺産の指定に取り組んでいる八百津町にこの情報を提供し、一緒にできることはないのか。八百津町に働きかけることはできないのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 杉原千畝氏におかれましては、国際的に知名度も高いという観点で、中津川市におきましては、氏が幼少のころ過ごされた町なか、そういったことを関連づけながら、町なかのにぎわい創出という観点から進めてまいりたいというふうに考えております。 一つの例でございますけれども、先ごろ2月に行いました町なか古地図散歩というのが大変好評でした。そういった中で、同じような取り組みで、住まわれたところを見学するとか、そういったことの仕組みをつくってまいりたいと思っております。 それから、八百津町との関連でございますが、これは八百津町のみならず、岐阜県のほうも非常に力を入れてくださっておりますので、そういったところとも連携しながら、情報共有して取り組みを進めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) よろしくお願いしたいと思います。 文化スポーツ部長にお伺いします。 青邨記念館を閉鎖して間もなく3年になります。市民や多くの関係者から再建をしてほしいという声をよく聞きます。どのように考えているのか、いつごろまでに再建するのかをお伺いしたいと思います。
    ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 美術館の整備につきましては、市総合計画に位置づけをしております。また、中心市街地活性化基本計画の中で検討していきたいと考えております。場所につきましては、中心市街地が適地であると考えます。しかしながら、建設時期につきましては未定でありますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 今の前田青邨画伯の美術館の件ですけれども、実は私にも深い思いがございまして、この思いといいますのは、リニアを生かすという施策を今進めております。既に付知町におきましては、熊谷守一記念館、そして出生地ではないわけですけれども、東山魁夷画伯の東山記念館、賤母、そして付知、また今、文化スポーツ部長が申し上げましたように、中心市街地の中に青邨記念館、また美術館ができるということは、まさに中津川市のリニアを生かすため、そしてまた文化を全国に向けて発信する中では、これだけのビッグネームがそろうという地方都市はないというふうに思っております。そして、市内を周遊していただくということにも大きく寄与をしていただけるというふうに思いますし、魅力の発信にもなります。そのことを一つのまちづくり、地域づくり、全体の魅力づくり、こうした中で考えていきたい。私はそのように考えておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 市長の力強い決意を伺い、ありがとうございます。 今、いつごろにつくるかについてはまだ明確でないということですけれども、再建案は、今市長が言ったような構想の、美術館はどんなようなものについては、もう取りかかってもいいと思いますけれども、それについてはどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 関係者、例えば美術館協議会、そういった方々からもご意見を伺っております。そういった中でしっかりとしたものを考えてまいりますので、お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 早急にそこは取り組んでいただきたいということをお願いしておきます。 最後に教育長、消防長、きょうは消防署の署長さんですけれども、病院事業部長にお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) 教育委員会では、子どもたちのよりよいひとり立ちを目指しまして、学力向上支援事業を進めます。 継続の取り組みとしまして、市雇用の指導助手、介助員、アシスタントを102名配置し、指導体制の充実を図ります。 また、新たに英語力の向上を目指しまして、小・中学生の英語検定料の半額を補助する事業を実施します。これによりまして、英語に関心を持つ子どもをふやし、英語力の向上を図ることが狙いでございます。 当初予算の重点施策であります若者の地元回帰につきましては、市内のすぐれた技術を持つ企業について児童・生徒が学ぶすご技中津川プロジェクトを継続して実施をしてまいりたいと思います。 今年度、11の企業に参加をいただきましたけれども、参加企業をふやし、実際に企業を見学したり、出前講座を受けたりして、地元産業への理解促進や望ましい職業観の育成を図りたいと考えております。市内19の全小学校で実施を目指しております。 これらの施策を通しまして、子どもたちがふるさとを愛し、中津川で育ったから自分の夢をかなえることができた、そういったことが言えるよう教育委員会の支援を充実していきたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 中消防署長・安江鉱次君。 ◎中消防署長(安江鉱次君) 本日、消防長は体調不良で、次長が公務出張中ということで、中署長が出席しました。よろしくお願いいたします。 消防本部の重要事業といたしまして、消防力の強化を図るため、平成30年度は消防施設建設事業と、消防設備整備事業を推進いたします。消防施設建設事業では、市有財産運用管理マスタープラン等に基づき、消防団施設の統廃合を推進するため、福岡分団川西器具庫の建設事業を行います。統廃合の目標は、平成41年度までに、現在市内に88カ所ある消防団器具庫を65カ所に統廃合を図ります。 消防設備整備事業では、西消防署蛭川分署の高規格救急車1台を更新します。また、消防団苗木分団のポンプ車1台、中津分団、小型動力ポンプ積載車1台を更新します。平成27年度から平成30年度において、消防署車両8台、消防団車両18台を更新する計画です。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 病院事業部長・千村泰史君。 ◎病院事業部長(千村泰史君) 病院事業部としましては、中津川市新公立病院改革プランの実行の年として、市民に必要な医療は安定的に提供できるよう体制の再構築を行います。 具体的な項目としましては、1点目、医師等医療スタッフの確保としまして、これまでの大学医局への訪問を中心に医師紹介会社への依頼、研修医確保の取り組みなどにより、現在数以上の確保に最大限努力をいたします。 2つ目、療養環境等施設の整備としまして、一般病床集約に向け、9月に市民病院へ地域包括ケア病床約40床規模ですが、増床を行う予定でございます。 3つ目としまして、再編等を踏まえた経営改善として、診療報酬改定に的確に対応し、新たな施設基準、加算を取得することによる収益のアップと手術室や不採算な外来診療科の全面集約など、経営体質を改善し、一般会計からの繰り入れを最小限にするよう最善を尽くしたいと思います。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) それでは、初めに教育長さんに教員の働き方改革、過重労働の解消についてお伺いしたいと思います。 私も教員をしていましたので、その辺についてちょっと述べさせていただきたいと思います。 今、教員は、子どもへの指導、教材の準備、新たな社会問題への対応、調査・統計のまとめ、モンスターペアレントなどへのクレーム対応、各地域からのイベントなどの協力要請、きょうも鈴木清貴議員が行いましたけれども、議会からの提案・要望などにより、教員の精神的ストレス、体力的な負担、時間的な負担は大きくなる一方です。岐阜県内の高等学校では、本年度教員が亡くなるという悲しい事件が起き、県教育委員会を挙げてこのことに真剣に今取り組み始めています。 教員の超過勤務については、昭和47年に施行された教員調整額の制度で、教員の職務は自発的自主性に期待する面が大きく、ちょっとここは省略します。時間外勤務手当は教員になじまないと規定され、超過勤務はやってもやらなくても、給料の4%一律調整額として支出する制度になっています。 教員には、原則として超過勤務命令は出さない。命令は出さないが、たくさんの仕事は全て自発的にやってくださいという制度だと思います。中学校や高校では進路指導や部活指導があり、4%の教員調整額では今の時代に合わないのが現状です。 そこで、文部科学省も平成29年、昨年ですけど、12月29日に発令した学校における働き方改革に関する緊急対策の中で、5項目の総合的な方策を示し、予算を確保し、教員の増員や業務の見直しなどを行い始めています。国や県で教員の過重労働の解消対策を取り組み始めているのが現状です。 そこで、中津川市の超過勤務、過重労働の軽減について、どのような取り組みをしているのか、教育長にお伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) 議員ご指摘のとおり、教育は教員の熱意に頼るところが大きいです。 教育委員会では、教員の働き方を改善し、先生方が元気に笑顔で子どもたちに向き合える、そういった学校づくりを進めたいと思っています。 102名の指導助手や介助員等を市独自で配置し、子どもたちへの手厚い指導とともに、学校の負担軽減を図っております。 また、毎水曜日や8のつく日には時間外を極力行わない定時の退校を推奨したり、夏季休業中には学校閉庁日を設けまして、職員がゆとりを持って子どもたちの指導に当たれるよう取り組んでおります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 学校がブラック企業と言われないように、そうなるといい人材が集まらないということですので、そうならない努力をぜひお願いしたいと思います。 最近、中津川市出身者の教員がどんどん減っているということを聞きます。いい環境をつくり、中津川市出身の子どもが教員になり、中津川の学校で働いてほしいということを思います。 そういうことで、教育委員会のほうも学校、教員の過重労働の対策に力を入れて取り組んでいただきたいということを思います。 教育長にもう一つお伺いしたいと思います。 中津川工業に鉄道学科とか、あるいはリニア工学科等を新設することについてお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 教育長・本多弘尚君。 ◎教育長(本多弘尚君) 中津川工業高校は県立学校でありますので、県教育委員会のほうに要望していくことになります。 議員おっしゃるように、画一的ではない地域に根差した教育は必要だというふうに考えております。リニア関連学科につきましては、新しい分野ですので、地元や企業、高校や県教育委員会などと議論をしていく必要があるというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 市長にもお伺いします。 承知のように、市の教育委員会は義務教育、小・中学校を担当しています。高等学校の科変更については、市を挙げて取り組まないと実現しないと思います。小・中学校の義務教育の部分と、高等学校というのは、県教委なんかへ行くと、ちょっと差があるように私も経験をしてきました。ということで、ものづくりのまち中津川の人材育成や、少子化による将来の実業高校の再編にも対応するということも考えて、中津川工業高校に特色のある学科について新設することについての市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) きょうご提案いただきましたのは、リニア関連、または鉄道関連ということでご意見をいただいたわけでございますけれども、とりわけリニアにかかりましては新しい分野でございます。そうしたことが、まさに私、先ほど申し上げましたように、リニアの車両基地、車両整備工場ができるということが、このリニアに絡む中では、一つの中津川市の特徴としてあってもいいんではないかという思いがございます。 あわせまして、このリニア産業が今後鉄道のみならずほかの分野で使われる可能性といいますか、活用される可能性がどれだけ広がるかということについても、まだまだ私どもは知らない部分も多くございます。現在では、まず優先的にはやはりリニア、鉄道分野としてのリニアの活用。そして、また将来的にはリニアというものが他の産業にも活用できるかどうかということもあわせまして、有識者、また専門識者ともお話を伺いながら、このことを進めていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 進めていきたいということで、私たちも一緒に進めていきたいということを思います。 それでは、総務部長にお伺いします。 この中津川工業に鉄道学科の新設ということは、担当部署はどこになりますか。お伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 担当部署ということで専門部署を定めているわけではございませんが、当然教育のことですので、教育委員会を中心にしながら、政策推進部またはリニア都市政策部、それからあと商工観光部ですね。そういったところと連携をしながら、こういった内容については検討を進めたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 今、教育委員会が中心と言いましたけれども、先ほど、私が述べたように、教育委員会中心では県への働き、その影響については、やっぱり市長を先頭に、市を挙げてというのが私は大事やと思います。そういう点で、今の総務部長の答弁に対して言いますと、政策推進部が適当かなと思うんですけど、その辺については再検討していただけるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 政策推進部のほうは、当然調整を図っていく立場にありますので、教育委員会も含め、それから商工観光部、それからリニア都市政策部、そういったところの横串を差す役割でございます。したがいまして、政策推進部が主体になるという形ではなくて、当然窓口としてはいろんなところがそれぞれの立場で、先ほど申しましたように、学校の立場だけじゃなく工業界、それから定住といったこともありますので、当然そこには定住推進部もかかわってくるということになります。 ただ、政策推進部が中心になるかというと、政策推進部はあくまでもその調整をする立場でありますので、最終的に意見や要望書の取りまとめをして県へ上げていくとか、そういったところでは役割の主体となっていただきますけれども、今言われたように、ただリニアそのものが、教育だけの問題ではなくて、地域を考える上での地場産業育成、それから定住、そういった意味で考えれば、今議員が言われたように、市長を筆頭とした各部が連携しながら、全体で取り組むべきではないかという意味で思っておりますので、先ほど申しましたように、教育委員会が中心という言い方では不適当かもしれませんが、どちらにしても教育ということであれば、当然教育委員会もかかわってもらわないとできないことではございますので、そういった形では進めさせてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 10番・勝  彰君。 ◆10番(勝彰君) 今の話だと、教育委員会も当然かかわりますけれども、教育委員会だけでなく、関係する部署が総力で取りかかるというふうに理解をしますので、担当部署についても、また再検討をお願いしたいということを思います。 じゃあ、まとめに入りたいと思います。 今、市長、教育長、消防長、きょうは中消防署長ですけれども、全部長から平成30年度重点事業の具体的でわかりやすい目標を示した説明で、取り組みの意欲、熱意を感ずる答弁をいただいたということを思います。 平成30年度は中津川市にとってとても大切な年です。前期事業実施計画の仕上げを必ずなし遂げるように、市長を先頭にオール中津川市役所で、市民のために汗をかき、中津川市の未来をぜひつくっていただきたいということをお願いして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、10番・勝  彰君の一般質問を終結いたします。 続いて、7番・牛田敬一君。  〔7番・牛田敬一君質問席に着く〕 ◆7番(牛田敬一君) それでは、通告に基づきまして一般質問を行いたいと思います。 まず、8万人のヘルスアップということで、冒頭、この8万人にはここにいる執行部の皆さんも議員もみんな、この8万人に入ります。これからの答弁におきましては、できたらストレスがたまらないような回答をいただきますように冒頭申し上げまして、お願いしたいと思います。 まず、超高齢化社会を迎え、中津川市では8万人全ての市民がみずからの健康はみずからがつくるを基本に、生活習慣病予防、健康寿命を伸ばし、いつまでも幸せに暮らせるまちづくりを進めています。 2015年よりヘルスアップに関連する記事を広報なかつがわで紹介していただき、2018年2月号で35回を数えます。地道な活動ですが、確実に効果が広がっていると思っております。 平成30年度の8万人ヘルスアップ事業予算において、約3億1,500万円が計上されておりましたので、新たな取り組みや、今までに取り組んだ事業について質問をさせていただきたいと思います。 まず、新たな取り組みについて、スマホアプリを活用したウオーキングやろまいかを導入する経緯を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 国民健康保険以外の医療保険者からのデータも取得できるようになりましたので、特定健診データから若い世代の運動習慣率が低いことが判明したため、若い世代の運動習慣を高めることに重点を置き、ゲームの要素を盛り込んだウオーキングイベントを行うこととしました。 先ほど勝議員の一般質問でもお答えしましたが、このウオーキングやろまいか事業では、アプリを利用したウオーキングイベントのほか、市内のウオーキングイベントの掲載チラシの配付、けんぱちくんのマイデザインを希望する学校や企業への制作支援を行ってまいります。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) そうしましたら、この事業の成果を何で判断することになるでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) アプリを利用したこの事業につきましては、目標人数を500人というふうに設定しております。PRをいろんな形でさせていただく中で、参加人員を一つの指標とします。またその事業を行う中で、参加者からの意見をいただくことにしております。その両面を指標として今後の事業の検討としていきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、食育、バランス食や健康レシピの普及を行う狙いを伺います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) バランスのとれた食事を生活に取り入れてもらうことで、生活習慣病の発症及び重症化予防を図り、健康寿命の延伸を狙いとしております。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) その中で、なぜ生活習慣病を予防しないといけないのか。また、生活習慣病はどのように医療費等、市の予算に影響しているのか伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 生活習慣病は、偏った食事や運動不足等、健康に好ましくない生活の積み重ねにより気づかないうちに進行して、脳血管疾患、心疾患など、命にかかわる病気を発症するリスクが高くなります。一旦生活習慣病を発症すると、一生リスクを背負って生きていかなければなりません。生活習慣病を改善することで予防できることが生活習慣病の発症及び重症化予防に取り組んでいくことになります。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) あと、予算にどのように影響してくるかといったところが伺っておりませんが、そこのところをよろしくお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) この病気が一生リスクを背負って生きていかなければならないということは、医療費が常時、発症以後かかっていくということになりますので、当然市の医療費負担が増加するということになります。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) そうしたら、今度は普及するということなんですが、当然、我々も生活習慣病になりつつあるわけなんですが、この辺の普及は、特に多分男性が多いかと思うんですが、男性にこのレシピなんかの普及をしても、なかなか多分見てくれないので、できたら奥さん方だとか、そういったところにうまくPRするようなことを考えていっていただきたいと思っております。 次の質問です。 ウオーキングコースを設定する経緯と予想される効果を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) ウオーキングコースを設定する経緯は、中津川市スポーツ推進計画に基づき行っておるものであります。 基本理念の実現に向けて、基本方針の一つであります充実したスポーツ環境に基づき、身近で気軽にスポーツに親しむことができる環境整備と、8万人のヘルスアップ事業との連携を図り、各地域にコースの設定を行っております。 予想される効果としましては、スポーツに取り組む裾野が広がり、スポーツに親しみ、スポーツを通じて健康づくりと地域のきずなが深まることです。ウオーキングは、市民一人一人が自分のライフステージにあわせて手軽に取り組むことができる身近なスポーツであります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) そうしたら、今の平成28年度より設定したウオーキングですが、身近なスポーツとなったのか、その辺の評価を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 平成28年度では、中津東、蛭川、坂下、坂本の4地区で設定をしております。それぞれ中津東では7コース、蛭川では7コース、坂下では11コース、坂本では10コースということで、地域の実情に合ったコース設定にしております。 そういった中で、それぞれスポーツ推進委員さんを中心としまして、活用していただいておるなということで、評価をしております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 設定しても、本当に使ったかどうか、現地現物を確認しないと、評価があったかどうかがわからないので、数をつくればいいというものではなくて、いかに使うかといったところをまた見ていただきたいなと思っております。 あと、平成29年6月の補正予算では、いろいろと通学路の明色化ということで、約26キロぐらいをいろいろ整備されておりますが、あわせてそれをウオーキングコースみたいなものに位置づけたら、見守りと健康増進が一緒に図られるようなことになろうかと思いますが、そのような何かお考えはあるんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 今、議員のほうからそういった提案をいただきましたので、今後作成する地区におきまして、そういったものを活用しながら、設置の中に取り込んでいきたいと考えますのでお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、今までに取り組んだ内容について伺います。 2015年のナンバー1の広報で、血圧の値を知っておこうとありますが、市民の多くはそのような環境がつくれていないのが現実であると多分思っておると思います。市民の方が気軽に血圧測定できる環境整備状況について伺います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 血圧測定は、毎日定期的にはかることが重要であるため、市では家庭での血圧測定を習慣づけることに重点を置いて、啓発活動を行っております。 ふだんの血圧の状態を正確に知るには、毎日定期的に起床後と就寝前の2回測定し、測定値を記録し、主治医や保健師に相談していただくことが大切です。市民には、測定方法等の知識の普及と家庭用血圧計の購入を進めております。生活習慣や服薬している降圧剤の種類や量が適切であるかをはかる大切な判断材料となります。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 少しストレスがたまってくるんですが、私が血圧測定を行う行為というふうに捉えたもんですから、この啓発の意味は理解していなかったので、今回期待する回答にちょっと今なっておりませんが、血圧測定できる環境整備状況を再度伺います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 基本的な考えは今述べさせていただいたところなんですが、議員が言われるのは、血圧の機械の設置等のことだと思いますが、公共施設での設置状況になりますけれども、国保の事業で以前に設置をしております。市内の公共施設、庁舎、スポーツ施設を含めまして、14カ所に現在設置をしております。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 中にはもう使われていないようなものがあるということを聞いております。そうすると、この血圧をはかりましょうという意味と、そういうものができないところのアンバランスがあるかと思います。そして、この広報の内容は、まず朝と晩の血圧の値を記録表につけてみましょうというふうに書いてありますので、血圧をはかることが目的になっておりまして、やはり今後は高血圧にならないためのPRをもっと重要視していただければなと思います。 次に2015年ナンバー2の広報で、世界禁煙デーとあり、庁内でも禁煙の取り組みがあったと思いますが、健康都市宣言をしている市職員の喫煙率、2015年から2017年の推移を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 市職員におけます喫煙率でございます。2015年度は21.0%、2016年度18.6%、2017年度は18.1%となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 各部の喫煙率は把握されているでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 市職員全体ということでの把握しかしておりませんので、各部としての把握はできておりません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) ヘルスアップをずうっと推進しているわけですので、健康福祉部だとか総務部、あと政策推進部など、その関連部署がリーダーシップをとってもらわないといけないと思いますので、よろしくお願いします。 それで次に、喫煙率の目標を定めておりますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 総務部長・市岡 清君。 ◎総務部長(市岡清君) 職員についての喫煙率ですが、目標率というものは定めておりません。ただ、率ではありませんが、全国のデータから見ますと、全国が2015年度が19.9%、2016年が19.3%、2017年が18.2%となっておりまして、先ほど申しました推移を見ますと、2015年度は中津川市職員は非常に高かったんですが、今言われたこの取り組みによりまして、全国平均を下回ってきているということですので、今後につきましては、安全衛生委員会等の中で喫煙率の目標を定めながら、先ほど議員のご指摘があった部ごとの評価もして、そういったものにも取り組んでいきたいというように考えております。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、2015年より現在までの禁煙の取り組み内容を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) たばこ対策としましては、禁煙支援と受動喫煙防止対策があり、禁煙支援では、禁煙電話相談の開設、特定健診後の指導や母子手帳交付時の妊婦への禁煙相談を行っております。 受動喫煙防止対策としては、市内小・中学生において受動喫煙防止ポスターを公募し、入選作品をポスター化して公共施設に掲示し、広報にも記事を掲載して啓発をしているところです。 また、平成29年度は、自治会集会施設の受動喫煙防止対策状況調査を行い、結果を公表するとともに、建物内禁煙の張り紙を全集会施設に配付して、管理者に受動喫煙防止対策の実施をお願いしたところです。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 各自治体では、市民の健康を重点にした事業が行われております。多治見市でも、食生活・運動・喫煙対策の3分野を優先課題として、生活習慣の改善のための事業を推進しているということで、中でも喫煙対策は平成15年5月31日の世界禁煙デーから市庁舎、公民館等の市の公共施設の館内禁止をしております。 そして、平成22年10月1日から市内の公共施設を敷地内禁煙とされております。そんなことで、中津川市の公共施設の館内または敷地内の禁煙の状況はどうなっているでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 財務部長・西尾謙二君。 ◎財務部長(西尾謙二君) 現在のところ、受動喫煙防止法がまだ正式に決まっていないところがありますので、例えば市役所につきましては、敷地内禁煙とするのか、その辺はまだ決めていないところではございます。流動的に動いております。お願いします。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) ちょっと言いにくいところなんですが、市議会の禁煙率は何と30%ぐらいになっておりますので、全く説得力がなくて大変申しわけないんですが、禁煙推進学術ネットワークという団体がありまして、ここは毎月22日を、要は「スワンスワン(吸わん吸わん)デー」ということで、禁煙を推奨しておりますが、今、我々のところの企業も、この22日は朝の8時15分から翌朝の8時15分まで、24時間は禁煙ということをしております。もう2年ぐらいやっておりますので、耐えられない人は、その日はもう休暇をとるということで、皮肉にも有給休暇の取得の向上にもなっているというようなところがありまして、余り行き過ぎると、今度はまた外で吸ってしまうという弊害もあるんですが、そういうことをうちはもう2年ぐらいやっています。今、何とか大分落ちついてきておるんですが、そんなことをしながら少しずつ禁煙を進めていかないといけないかと思っておりますが、この点について見解があれば、よろしくお願いします。
    ○議長(大堀寿延君) 健康福祉部長・小縣智彰君。 ◎健康福祉部長(小縣智彰君) 受動喫煙が一番の問題だというふうに考えます。受動喫煙を防ぐ取り組みが重要ということで、先ほど施設の敷地内禁煙という問題もありました。健康福祉会館は、現在敷地内禁煙ということで行っておりますが、多くの人が集まる場所等においては、受動喫煙を防止するための取り組みとして、敷地内禁煙等の取り組みは重要だというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 8万人のヘルスアップのパンフレットを見せてもらうと、どこにも禁煙とか喫煙ということが一つもここに書いてないんですが、当然ここにも書くべきではないかなというふうにちょっと思っております。 それで、少し政策推進部長にお尋ねをしたいんですが、このヘルスアップについては、啓発活動が基本かもしれませんが、目標や期限がないと活動が見えにくくなるんではないかと思っております。総合計画の12年間で何を目標にするのか明確にするべきではないかと思いますが、その辺の見解がありましたら、よろしくお願いします。 ○議長(大堀寿延君) 政策推進部長・高橋一雅君。 ◎政策推進部長(高橋一雅君) 総合計画の施策別目標ということで、12年間のポイントというのが前期の事業実施計画に書いてありまして、健康づくりの分野では、市民が気軽に健康づくりに参画できる仕組みづくりでありますとか、身近な地域や職場で健康づくり運動が進められるよう、ウオーキングや健康体操などの普及に取り組むということにしておりますので、これが数値目標にはなっておりませんけれども、12年間の目標であるというふうに認識しております。 数値目標につきましては、今度の中期の事業実施計画では具体的に明記していきたいと思っておりますけれども、現在ではこれが目標であると思っております。そういった観点で、平成29年度、関係する部署でいろいろ議論をした中で、平成30年度はウオーキング関連の情報発信を一元的に行うでありますとか、スマートフォンのアプリを活用して、ウオーキングを始めるきっかけづくりを行うといったことに取り組み始めたということでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 今回、平成30年度のこの資料なんですけど、18ページからこの計画が載っておるんですが、その19、20、この辺はちゃんといろんな目標が載っておるんですが、こういったところには載っていないので、できたらそんなところにも全て同じような様式で計画を書いていただいたら、市民がもっとわかりやすいんではないかと思っております。 次に、健康都市宣言2015年2月11日に宣言をされておりますが、趣味や特技で生きがいをつくるとありますが、運動できる機会の拡大について、要望が届いております。 東美濃ふれあいセンター前の芝広場は、東美濃ふれあいセンターで行事が開催される場合、主催者側が駐車場を確保するために芝広場も借り切っているため、あいているのに利用できないということがありました。この状況について見解を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 公園施設を団体が全部独占して利用する使用申請の許可につきましては、市民の利用に支障が生じないような条件をつけるなど、さらに慎重な対応をするよう指導をしてまいります。 芝生広場は公園施設であるため、その全部または一部を独占して利用するときは、指定管理者に申請をして、許可を受けなければなりません。指定管理者は、市民の公園の利用に支障を及ぼさないと認める場合に限り許可し、公園の管理上必要な範囲で条件をつけることができるとなっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 少し血圧が上がってきておるんですが、今、私が言っておるのは、こういう非効率な使い方が起こっているということについての見解を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 議員言われるとおり、非効率であると認識はしております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 今回、これあったのは冬場になります。それで、野球が使われておりませんから、その球場周辺の駐車場というのはあいているわけですね。そうすると、やはり現地現物を確認すれば、対策はすぐできるんではないかと思っています。この質問も通告して1週間たっておるわけですので、その回答がまだ検討するというのは、少し遅いのではないかなと思って、もうここではっきりとこういうふうにしますと言っていただけると、大変ストレスもなく終わるんですが、そんなことがありますので、ぜひそこはまたお願いをしたいと思います。 それで、ここまでで申し上げたいのは、多額の費用を使ってヘルスアップの取り組みをされているのも大変重要だと思いますが、市民のちょっとした気持ちを配慮していただくのも、これヘルスアップに欠かせないことだと思っておりますので、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) スポーツ施設の管理側としましては、そういったストレスがないような対応を今後していきたいと思いますので、お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) それで、今言ったところの、非効率な使い方については、もう早急に改めていただけるというようなことでよろしいでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 現在、指定管理者であります体育協会のほうと協議を行っておりますので、またその結果につきましては、議員のほうに回答をさせていただきたいと思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 次に、これまでに一般質問した内容の確認について、1つ目は平成28年6月の一般質問で、高校生が多目的グラウンド全面と競技を2日間利用した場合は、2日間で約6万円かかるといったところで、改善をお願いできないかという質問をさせていただきました。部長のほうからは、よく精査をする必要があるという答弁をいただいておりますが、その後、高校生の取り扱いについての見解を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 施設使用料減免の見直しにつきましては、文化スポーツ施設全体の中で見直しの検討をしております。 第1段階としまして、施設の重複予約やキャンセルの場合の連絡を怠るなどのマナー改善に取り組みました。第2段階としまして、県内各市の減免規定に関する調査を行いました。現状では、高校生及び大学生のほか、障がい者の方の施設利用に関する減免規定についての方向性を考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) もう一点、陸上競技のフィールド、要は芝の使用についてですが、ここは高校生は一般扱いとなっておるということで、減免措置の基準を伺いたいという質問をしております。答弁では、使用料金の見直しを図っていきたいという答弁がありますが、その後、どのようになったか伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 見直しの経過としましては、高校生及び大学生のほか、障がい者の施設利用に関する減免についての方向性を考えております。 高校生の取り扱いについての答弁と重複しますが、施設使用料の減免の見直しにつきましては、文化スポーツ施設全体の中で見直しを検討しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) この質問は、平成28年6月にして、約2年がたとうとしております。2年間も検討していると、多分職員の方がメンタルになってしまうんではないかなと思っておりまして、こういったことは早く済ませたほうがいいというふうに思います。できたら、そんな形で早急にこの辺の見解を出していただきたいと思います。 次に、芝利用の制限状況ということで、陸上競技のフィールド、要は芝ですが、使用制限が360分、要は試合時間でいうと90分掛ける4試合というのは、大人の試合が4試合ということですが、今年度、中学生は最高でも時間が60分なんですが、以上も同様とするとの通知がありました。360分以内であれば、試合数にこだわらなくてもよいという意見が届いておりますが、その見解を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 議員おっしゃるとおりであります。現状の使用制限は、利用される団体によっては、条件にそぐわない部分も見受けられますので、指定管理者とともに協議を行い、運用方法の中で改善を図ってまいります。フィールドの使用制限につきましては、芝生のコンディションを維持するための目安でありまして、使用団体に限らず、天候や季節によって変動しますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) そうすると、少し確認なんですが、当然、冬場だとか、すごい大雨が降ったときは、芝がやわらかくて、すぐに傷んでしまいますので、そうした日は除いて、基本的には360分以内であれば、中学生も4試合ということにこだわらなくてもいいということでよろしいでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 議員言われるようなことも含めまして、現在協議をしておりますので、またそれにつきましてもご回答させていただきたいと思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) また協議すると2年ぐらいかかってしまいますので、できるだけ早くお願いをしたいと思っております。 過日、指定管理制度の研修会が行われました。最後の講評で指定管理制度の目的は維持管理経費の削減ですが、もう一つ重要なのは、市民が笑顔で施設などを利用できることだと言っておられました。まさしくそうだと思っております。今後、このような気持ちで取り組んでいただけますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 文化スポーツ部関係の施設の指定管理につきましては、今言われましたとおり、笑顔で取り組むようなことを大前提としていきたいということで通達をしておりますので、今後の対応を見ていただきたいと思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 今、いろんなところを聞くと、苦笑いをされる人が多いもんですから、ぜひそんな形で笑顔で運動ができるようにお願いしたいと思います。 次に、大きな項目の平成30年度予算概要について。 平成30年度の予算概要に紹介されている2018年版住みたい田舎ベストランキングで高い評価を得られた内容に関する取り組みについて、伺いたいと思います。 移住・定住施策の状況について、ランキングが公表された以降に変化がありましたでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) ランキング公表後、ここ数カ月の状況になりますけれども、大きな変化はありませんが、定住推進課を訪問された移住相談件数が、平成29年1、2月の11件に対しまして、平成30年度、今年度なんですが、1、2月が21件と、約2倍に増加をしております。ホームページ、中津川に住もうというものがございますが、アクセス件数では特に変化がございません。今後も雑誌情報につきましては広くPRに努めて、中津川市の知名度アップに努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 1月にふるさと回帰支援センターを見学しました。移住相談者は、メディアの情報を常に意識しているということを言っておりました。ということですから、PRをぜひもっとやっていただければと思います。 次に、ランキングの高い自治体との差を把握して、さらに強みを伸ばす施策を伺いたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 今回の発表の上位ランキングと比較しまして、中津川市の特徴を生かしました施策として、今ある体験住宅を活用した農業体験民泊や町なかで計画をされているゲストハウスなどの開設に向けて農林部などと連携し、支援をしてまいります。ランキングの公表が30年度の予算に反映できる時期ではなかったため、平成31年度予算に反映できるよう研究してまいります。 さらなる子育て支援策として、平成30年度から病児・病後児保育の実施などがあります。移住者支援メニュー、日常生活や交通の利便性、災害リスクが少ないなど、移住環境が整っていることを移住ポータルサイトのほか、SNSを活用して積極的にPRしてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 特に、子育てに関するところの評価が高かったということになりますが、この子育て政策室のなかつがわ安心子育てガイド、これは本当に大変よくできておりまして、我々の企業の子育て世代の方にも配付しようということで、市のほうに問い合わせをしたら、その在庫がありませんということで、大変残念だったんですが、ホームページに多分あるから、これをプリントアウトしたらいいということだと思って、プリントアウトを今少ししておるんですが、このような重要な資料なんかは、少しでもいいので、やっぱりそろえておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 教育委員会事務局長・早川和子さん。 ◎教育委員会事務局長(早川和子さん) 子育て政策室で作成しております安心子育てガイドですが、育児に関するさまざまな情報ですとか、保育所とか医療機関の情報ですとか、いろいろ子育てに役立つ相談場所とか、そういったものを掲載しています。 使いやすいことを目指しておりまして、あちらこちらに配付した結果、ちょっとことし足りなくなってしまいました。毎年、内容を見直しまして、より市民の方に活用いただけるように充実を図っているところです。来年度、不足しないようにそろえていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) できたら、仕組みを考えていただきたいんですが、いつも工業振興課の方がいろんな企業に訪問されますね。そういったときに、こういった子育てのセットだとか、観光の資料だとか、そういうものをいつもセットして持っていってくれれば、それは1冊でいいわけですから、そうしたらどこかに目にとまるわけで、こんなところにそんなガイドがあったなということがあれば、すぐに企業の中のいろんな出向者にもすぐ提案できるということになりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 それでは次に、移住・定住をサポートする施策で、各種補助があると思いますが、年間費用を伺います。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 平成30年度の定住推進課が所管する補助金額の予算としましては、移住者の住宅取得補助、新婚世帯家賃補助、転入世帯向け家賃補助など2,896万円を計上しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) すぐ私たちは費用対効果を言ってしまうんですが、今回の予算で移住者がふえたと仮定した場合、どのような効果を期待してみえますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 費用対効果ということなんですが、移住者1人当たりの費用対効果につきましては、いろいろと行政コストなどの支出等もあって単純には算出できません。ただ、一つの指標といたしまして、総務省が2015年に出しております家計調査による1人当たりの全国平均の年間消費額というものがございまして、そこでは年間125万円というふうに示されております。平成30年度の移住者目標として350人で換算してみますと、消費効果を4億4,000万というふうに見込むことが可能となります。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) そうしたら次、移住の相談者からは相談場所や相談する時間帯、要は休日だとか17時以降の要望があると聞いておりますが、認識されておりますでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) ただいまの議員のご質問につきましては、要望については認識しております。休日や時間外の移住相談については、事前に連絡をいただき対応しております。また、会社や団体などで希望がありましたら、出張相談も対応させていただきますので、よろしくお願いをします。 相談場所につきましても、お子様連れなど、来られる方もお見えですので、話がしやすい場所が望ましいと思っておりますので、相談者の年齢や件数など、状況を見ながら対応してまいりたいと思います。 それから、遠方にお住まいの方の移住相談につきましては、東京とか大阪、名古屋で開催する相談会等、あらかじめご案内を申し上げておりますので、相談業務を行うところでは、事前にお知らせしているということで、ちなみに平成29年度につきましては、東京で3回、大阪で2回、名古屋で4回、合計9回実施しております。そういった形でのお知らせをしながら来ていただくような対応をしておりますので、よろしくお願いをいたします。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 昨日も定住推進に参ったところなんですが、ちょうど相談をされに来た夫婦がたしかおりましたね。大変狭いところで、ざわざわしたところで聞いているといったところを見ると、疑問をちょっと感じたということです。多分相談者は、まず最初に受付で問い合わせを多分するんではないかなと思います。そうすると、今回リニューアルした中二階、あそこにはソファーがあったりするので、できたら最初にそこへ来ていただいて、そこでゆっくりとしたところで説明をしていただくという、そういうおもてなしが必要ではないのかなあと思っておりますので、これは先ほど状況を見ながらというお話をされておりましたが、状況を見ながらじゃなくて、すぐにでも対応していただければいいことではないかなと思いました。その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 定住推進部長・片田 毅君。 ◎定住推進部長(片田毅君) 議員おっしゃるとおりですので、しっかりと状況を見ながら対応していきますので、今まででいいますと、直接3階の定住推進部へ来られる方が多いので、ちょっと二度手間にはなるかもしれませんが、下のコーナーを使いながら、話のしやすい会場を設定していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 7番・牛田敬一君。 ◆7番(牛田敬一君) 以上で質問は終わります。 それで、この平成30年度の主要な取り組みという資料があるんですが、大変いろいろと書いてあるので、見やすいところもあるんですが、一体全体誰に向けて言っているのかということを考えると、どっちかというとマスコミ向けみたいなところがちょっと多くて、先ほどの勝議員から各部長さんのいろんな意気込みを聞いたんですが、そういったところをもう少し書いていかないと、市民は結局この間の市民の対話集会だとか、多分市政懇談でもそうなんですが、病院問題だとか火葬、中心市街地活性化、また公共交通、またごみの問題等を気にされているというふうに思っているんです。ですから、そういうことをこの30年度の主要な取り組みの中には若干入れてもらわないと、なかなかギャップがあるというか、そんなところがあるので、ぜひそんなところの改善をしていただきたいなあと思っております。 また、いつもお願いをしておりますが、計画を示されるのであれば、何をいつまでにどのようにするのか、そのところを明確にしていっていただきたいと思います。 最後になりますが、今回の質問で明確になったことをちょっと確認します。 まず1番目、東美濃ふれあいセンター前の芝広場の非効率な利用が改善されるということ。 あと2つ目、陸上競技のフィールド、芝使用制限では、冬場や雨等で芝が傷むと判断した日を除いて、基本360分以内であれば、中学生4試合でなくともこだわらないという話。あと、市民が笑顔で施設などを利用できるように取り組んでいただけること。 4つ目、中津川市の移住に関する強みをさらに伸ばす子ども支援策として、平成30年度から病児病後保育所を整備するということを確認したことと、今、移住相談者が、できたらもう少しいいところで相談していただけるということを確認したことをお伝えして、終了とします。どうもありがとうございました。 ○議長(大堀寿延君) これにて、7番・牛田敬一君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時25分まで休憩いたします。  午後0時11分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後1時25分再開 ○議長(大堀寿延君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、17番・鈴木雅彦君。  〔17番・鈴木雅彦君質問席に着く〕 ◆17番(鈴木雅彦君) それでは、議長のお許しを得て一般質問をさせていただきたいと思います。 私のほうは、大きな項目として2つ準備させていただいております。 リニアの新幹線の開業まで9年を迎えるという、こういう時期になっております。中津川市として出さなければならないことは、待ったなしの状況にあるということを強く感じております。特に、自然や歴史、文化の一層の磨き上げ、地元産業・企業の活性化、それを支える各種基盤とインフラ整備の加速化を強力に推し進めることが極めて重要な時期と考えております。 1つ目の質問にかかわることですが、自然や歴史、文化の一層の磨き上げについてですが、その中の1つ目、昨年の秋、ご同行させていただきましたが、苗木城が「岐阜の宝もの」として指定を受けました。今回の予算の必要な取り組みのところにもしっかりと写真が出ておりますが、そうしたことで、先日も県会議員のほうからお聞きしたんですが、古田知事も城山に上ぼられてみて、大変感動されて、これはすばらしいところだと言ってみえたよという話を聞かせていただきました。 そうした中のところで、今回の予算については、観光推進事業として324万5,000円、これ観光課、苗木城址整備事業として200万円、文化振興課、観光広域連携事業200万円、観光課の概要を見ております。どのようなところにお使いになるおつもりかということをお聞かせいただきたいと思います。 名鉄不動産所有の土地を市が取得されました。苗木城址、さくら公園、そして遠山史料館といったあの地域としては点、点、点としてあった、そうした観光や文化・歴史の拠点が、このことによって大きく変わったというふうに考えております。いわば大きな、あの地域としてのエリア、面的なその発展を遂げられる可能性が出てきたというふうに、こういう認識でおります。 しかし、これも何もしないであったら意味がないものと考えております。この取得された土地には、最近まで青邨記念館があり、過去にはラジウム温泉を有した名鉄さんのホテルが存在しておりました。また、遠山史料館からその土地の間には、遠山家及びその家臣団の墓地がございます。こうした歴史的な価値、観光化に向けての潜在的な価値を最大限に生かすことが求められているものと考えております。 そこで、1つ目の質問でありますが、春のさくら公園のイベントに連携して、また秋の紅葉シーズン、ことしはもう既に決まったらしいんですが、一応10月20日を予定しているらしいです。秋の紅葉シーズンのイベントに連携した観光、文化、スポーツ関連のイベントを計画してはいかがと考えているんですがいかがでしょうか。 ちなみに、それはどういうことかというと、例えば中津川茶道連盟を通じて苗木城址での野だて、先ほども申し上げました、青邨記念館があったいわれを聞いていますと、青邨先生があそこからの恵那山の眺めが大変気に入られたという話も関連づけて聞かせていただいているあの青邨記念館付近、あるいは名鉄ホテル跡地あたりからの恵那山を描く会、また城山の二の丸ですかね、あそこには、昔お殿さんが弓の鍛錬をされたという的場跡、こうしたところがありますが、そうしたところを活用した、例えば名前で言うと殿・姫弓道大会なんていうものをやったらどうかということなんですが、いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 苗木地区では、春にはさくら公園を使ったお祭り、それから昨年の秋ですけれども、おもてなしマルシェと奇岩めぐりなどのイベントを地域で主体的に行っていただいておるところでございます。 地域の活性化を進めるためには、地域と行政との連携は大切であるというふうに考えております。 ただいまご提案のございましたさまざまな計画につきまして、観光や文化、スポーツの分野での団体とのつなぐ、広めるという役目を行政で担い、多くの観光客に訪れていただくきっかけづくり、さらにはおもてなしの向上にもつながる前向きな取り組みではないかというふうに受けとめているところでございます。 また、文化振興の面では、三の丸広場などを地域や文化団体で活用していただければというふうに考えておりますし、指定地域内での野だて、絵画、弓道、音楽演奏など、地域や文化団体に活用していただけるように史跡内の整備、そういったものにも力を入れていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。 先ほどの牛田議員の話で言うと、ストレスのない答弁をいただいたような気がします。 早速、そうした各種団体に声をかけながら、協賛してくれないかということを私からも頼んでいこうかという思いであります。そういうことをすれば行政がやってくれるという話であれば、いろいろ活動ができるんではないかと思っていますんで、この質問はこれで以上とさせていただきます。 次に2つ目でありますが、遠山家代々のお墓、お殿様の墓所、これ、地域では御霊舎というふうに呼ばせていただいています。遠山史料館からちょっと下ったところの、下っていく方向から見ると道路の西側に殿様の墓地があり、そこを囲むようにして家臣団の墓地があるというところであります。これをお聞きしたところでは、大変全国的にも珍しい墓地だというふうにお聞きしております。何かといいますと、通常のそうした武家の墓地であろうと、また商家の墓地であろうと、これが元禄時代から残っているということが非常に珍しいということで、お話を聞かせていただきました。そうした歴史的な潜在価値を活用させていただくことも必要と考えますがいかがでしょうか。 ちなみに、このお話を聞かせていただいた方は、この墓地を管理されている管理組合の前組合長であり、そんなところに入ってよろしいんでしょうかという話も聞かせていただいたんですが、ぜひにという話でもありました。ぜひにというか、そうしたものを活用して、せっかく、先ほど申し上げたように名鉄ホテル跡地とかも含めて、やっぱり広く城山城址を活用していくという話では大変有意義だし、全国的にも大変恐らく興味が湧くだろうというお話がありましたんで、そうした質問をさせていただきました。いかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 御霊舎は市指定文化財となっておりまして、説明看板を設置しておりますが、車で通ると見えにくく、少々わかりにくいと思います。 活用ということでございますので、苗木遠山史料館内に御霊舎の説明パネルを設置したいと考えております。1階から2階へ上がる階段に遠山家歴代城主の肖像が展示されておりまして、その並びに加えて広く知っていただければということを思っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) こちらも前向きというか、やっていただけるという答弁いただけたんで、ありがたいと思っています。 また、今、話があった以外にも、恐らく遠山史料館の方々と話すと、多分さまざまな仕組みも既に考えておられると思うんで、この辺も調整してやっていただければというふうに思いますんで、よろしくお願いします。 では、次の質問に行かせていただきます。 3つ目ですが、先ほど申し上げたように、これから、現在は用地関係でJR東海がされて、これがもうそろそろ終わるかどうかわかりませんけど、用地の準備をしているというのを見受けさせていただいています。その中津川駅から玉蔵橋を渡って上地という地区、ここがもう用地のことを既に進めているということを見れば、ここに近々に工事が始まっていくだろうと考えます。 そして、その上地地区を今の中津川駅から玉蔵橋を渡り、今でいう城山新道という市道を通って、そして四十曲もしくは飛騨街道のところのじょうろくを上がって、城山に散策されながら行くという方を、昨年、その前からかちょこちょこ、だんだん見るようになってきました。特に、西洋からの旅人の方がそうした格好で歩かれている姿をちょくちょく見受けしています。 そこに、これからリニアの木曽川第2橋梁という話で、出口が上地地区にでき、西山の下のところへ入っていくと、こういう工事が始まるに当たって、地元の区長さん、また住民の方からも、ここの市道のところを大変大きなダンプカーが通るようになるんだ、しかも数分おきに通るんだというような話で心配されているんですが、これは住民としての心配で、もちろんこれもあわせて解決していかないかんのですが、せっかく今、苗木城にそうして散策されながら訪れていただく外国の方もおられ、また国内の方もそうした行動に出られるという中で、やっぱりやっておかなきゃいかんのは散策道路を、今の市道は今は通れるけれど、それが使えなくなることはないでしょうけど、大型のダンプが通るようになれば、やっぱりイメージとしては余りよくないし、危なさもあるということからすると、この工事が始まる前にバイパス的な散策道路を準備しておく必要があるというふうに考えますがいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 現時点では、まだ具体的な工事内容等は把握しておりませんので、具体的なバイパスであるとか、いろんな方法についてはちょっとお答えできないんですが、いずれにしても、リニアに関連した工事というものは、比較的長い期間にわたることが予想されますので、そういった対策は必要であるというふうに考えております。 それからもう一つ、地域での生活面ですね、そういった面でも同様の問題が発生することも十分予想されますので、地域の皆さんといろんなご意見、そういったものを詰めながら対策に取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) これはちょっと準備というか、今答弁していただいたんですが、リニアの担当部長は、この話はまだお聞きでないですかね。工事はいつごろからとか、どんな状況になるかという話は。 ○議長(大堀寿延君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 現在、我々が承知しておりますのは、まずこの瀬戸トンネルにつきましては、過日、議会の先生方にもお知らせしましたとおり、現在、JR東海のほうから工事の発注予定が公表されております。この公式のホームページから読み取りますと、おおむね7月くらいに業者が決まる見込みと書いてございますので、それ以降にまずトンネルのほう側は業者が決まって、どういった工事計画を立てるかということになると思います。 それから第2橋梁につきましては、まだその工事発注の予定が公表されておりません。どちらかといいますと、今、第2橋梁の工事の際の工事用車両のほうが通行量が多いではないかというふうに見ておりますので、今後そういった施工会社が決まった段階での工事計画、そういったものを情報をいただいて、どういう対応をとっていくかということを考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今お聞かせいただいたら、トンネルというのは、榧の木大橋を渡って斜坑から入っての工事の話というふうに認識させていただきました。 上地地区の話で、まだ出ていないという話なんで、いずれまた今の第2橋梁の話で出てこようと思います。 その辺を早目早目に連絡をとって把握していただいて、やっぱり関係部署と連携をとってもらって、先ほどの商工観光部長のほうから答弁いただいたように、もちろん地域の生活にかかわる話の対策も必要ですが、観光面からも、小さい細い道も歩いて通れるところをそれなりにつくっていただくことが肝心かと思いますので、よろしくお願いします。 では、次の質問に参りたいと思います。 4つ目です。4つ目は、苗木城址内をたまに行ってみると、たまに花崗岩盤でできた城跡ではあるんですが、やっぱり土羽が崩れていくのに、現在でいうと土のうで土どめしているという箇所がちょこっとあります。大きくは見当たりませんが、そうしたところがちょこちょことあるということを見受けるんですが、せっかくのイメージ的に私は思うんですが、沖縄の中城城とか、沖縄のやっぱり古い城も、あちらは花崗岩ではなく、隆起サンゴを利用した石のようなものでつくられていると思うですが、あれも景観がすごくよくて、やっぱり人気があると思うんです。あそこなんかも、その土どめというのはなかなか見受けられなくて、やっぱりそれと同じ種類の素材を使って土どめをしていくのがいいと思いますので、そうしたところの補強については、やっぱりできるだけ早くやっていただいたほうがいいと思うんですが、今回の予算なんかでも見ていただいているかどうかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) ご指摘の箇所は、平成35年度に当時の姿に戻す工事を予定しております。 なお、気になる部分につきましては、順次補修していきたいと考えております。 平成22年5月に石垣が崩壊し、その後、土のうにより土どめを行っております。崩壊するまでは石垣が存在しましたので、最終的には石積みを行う予定であります。石垣を先に積みますと、場内の整備のために車両、重機の通行が続くため、場内の工事が終わるまでは現在の形で利用していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) お答えいただきました。 35年をめどに全体を整備されるという話はお聞きしております。あそこをせっかくなんで、その工事をやられている方との調整は要ると思うんですが、通行していく間にちょっとイメージが崩れるという、これが非常に残念だなあというのが気になるところなんです。確かに工事は続いていくんで、また崩れたらもったいないという、この話はわかるんですが、どうですかね、その辺のところは、一回でも工事担当者と調整してもらってやらんほうがいいよという話だったかどうかをお聞きしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 石積みにつきましては、先ほどお答えしましたように、重機等が通るということでやらないほうがいいんじゃないかという意見を伺っております。 見た目の部分につきましては、工事担当者と調整をしながら、そういった面も配慮できるような方法を考えたいと思いますのでお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) わかりました。 工事業者さんがやっぱり今の段階で石積みは早いというんだったら、それが正しい専門家の知識でしょうから、そうしていただければと思いますが、今部長からお答えいただいたように、見た目にも少しでも変えておくということが今必要なことだと思いますんで、その辺のところをよろしくお願いします。 では、次、行きます。 次は、これは既に中津川市が取得されている施設というか、史跡というか、歴史上の大事な文化遺産まではいくかどうかわかりませんけど、大事なものだと思いますが、落合本陣初め、ここ数年、市として取得された歴史的・文化的な資産の活用について、市としてそれぞれの代表的なものについてどのようにされていこうかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。
    文化スポーツ部長(大巾裕之君) ここ数年の取得資産は、落合宿本陣のみであります。 落合宿本陣は、落合宿のシンボルとして地域と共同して公開を行っております。落合宿本陣は、平成29年4月から母屋を公開し、落合本宿本陣ガイドボランティアの会が交代で、本陣、落合宿、周辺地域の説明を行っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 何カ月か前に、そこでちょっとボランティア活動をされた方からですが、床がくちゃくちゃというか、弱くて上がることもできないんですよという話を聞かせていただいたんです。そうですか、せっかく市が買ったから何とかなるんかなあということじゃないんですかと思ったんですが、その辺のところはどのような対応をされるかお聞かせください。 ○議長(大堀寿延君) 文化スポーツ部長・大巾裕之君。 ◎文化スポーツ部長(大巾裕之君) 先ほど苗木城の整備のほうを平成35年まで行うということでお答えしておりますが、本陣の整備につきましては、その終わった後、平成36年度以降から本格的な工事を行いたいと考えております。それまでは、そういった安全面には考慮しまして、危険がないよう補修しながら対応していきたいなということを考えております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) わかりました。 限られた予算をいかに使っていくかという話だと思いますんで、そのようにお願いします。 続きまして、もう一つ、自然豊かという中津川市にとって、これは私も学生時代からずうっと、夏休みなんかに友人を連れてくると必ず付知峡というところへ連れていきました。そこへ連れていけば、もう100%みんなが満足してくれました。おまえのところはすごいところだ。おまえのところではなかったんですけど、近くに連れていった、その反応はすごい反応でした。日本全国を探しても、幾つかああいう渓谷があるかもしれないですけど、私が知る範囲であそこまでの清流というのは、日本全国の中で本当に有数なところではないかというふうに見てとりました。そこへ連れていくと、先ほど言ったように、反応が間違いなくいい反応。付知峡だけではなくて、加子母の乙女渓谷も全く一緒だなあというふうに考えます。それから、夕森公園も全く一緒だなあと。本当に小さいころしか行けなかった黒井沢も全く同じような環境だろうと思うんですが、黒井沢は、残念ながらそこまでの環境が現在整っていないというところです。 こうした自然豊かな清流について、市としてどのように生かしていこうとされているかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 中津川市には、清流と言われる川が本当にたくさんございます。こういった環境を生かしながら、清流を見て楽しむことであるとか、さらに触れて楽しんでいただくこと、そういった場所で長い時間とにかく過ごしていただく、そういったような工夫を考えていきたいなあと思います。 それからまた、川であるとか山、こういった自然へ来られる方というのは、ある程度目的を持って来られる方が多いと思いますので、またそういった方のニーズ、そういったものも分析しながらいろんな仕組みづくりに取り組んでいきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 考えていかれる中で、具体的にはこんなふうにしていこうというのはございませんか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 既に既存でいろんな観光事業を展開している例がございます。 例えば。木曽川ではラフティングですね、そういったものの体験観光であるとか、あとは付知川であるとか加子母川、それから川上川では鮎釣りですね、そういったものが非常に盛んです。そういった既存の観光資源にさらに磨き上げというのをしていきたいなと。それから、結びつけですね。点在しているものを一つの川というくくりの中で結びつけながら案内マップをつくるとか、そういったような事業を展開していきたいなと今考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) ここの話は、もっと専門家が後からされると聞いたんで、この辺にさせていただきます。 次に大きな2つ目ですが、地元産業・企業の活性化と企業誘致についてということでお聞きしていきたいと思います。 産業建設委員会は、平成29年度企業誘致と労働者不足の現状と課題及び今後についてということで、所管事務調査をさせていただきました。 その際、市内高校2年生に対してのアンケート調査の結果、地元就職希望者は40%、市内で自分のしたい仕事につけそうだと思わない者が60%という結果だということを報告受けました。また、市内企業への就職内定率が、平成24年が23.3%であったに対して、平成28年が17.7%ということで落ちているというお話でありました。 先進地視察へ行った旭川市は、企業誘致と地元若者の定着のため、種々の政策を打っておられました。リニア開通9年を前にして、地元産業・企業の活性化と企業誘致について不十分という感覚を覚えます。 そこで、地元産業・企業の活性化についてですが、地元産業・企業、これ自営、零細、職種を問わず、活性化する施策をどのようにされていくおつもりかお答えいただきたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 若者の地元就職を促進し、雇用の安定と地域活力を向上するために市内企業が安定した事業を継続し、事業規模を拡大していくことが大切であるというふうに考えております。市内規模の活力向上支援にさらに取り組んでいきたいと考えております。 もう少し具体的に申し上げます。企業訪問により、企業ニーズを的確に把握するとともに、販路拡大、設備投資、人材育成、技術力向上に向けた取り組みを後押しいたします。また、新分野へのチャレンジですね、そういったものをサポートしていきたいと考えております。 また、国が積極的に進めております中小企業の労働生産性の向上に向けた支援策を国や県、商工団体や金融機関などと一体的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) これ、旭川へ行ったときですが、種々の企業に対して、あるいはこれは地元の企業、もしくはまた新たに入ってくるものに対しての手当が、現在の中津川市よりももうちょっと幅広くあったような印象というか、そうであったというふうに認識して帰ってきました。 具体的に、今の現在これまでやられたそうした支援のほかに、新たなものは考えられているかおられないかお聞きしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 新たなものというのは、ちょっとすぐにと出てはいないんですけれども、ただ企業訪問ですね、そういったところへ伺ったときに、企業さんのほうのこういったことできないかとか、ああいったことできないかというようなご提案、そういったものを持って帰りまして、さらに先ほど申し上げたように国であるとか県であるとか、そういったところの事業と関連づけながら新しい施策というのを常に考えている状況でございます。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 考えるに、実際のところ、企業の関係者からもお聞きするのは、人が足りないと言われているのをたくさん聞いています。しかし、その人が足りないがゆえに、先ほど言ったように、この市内におられる若者たちが就職したいというものを探せないのでは困るというものと、その人手不足というのと相矛盾するところもありますが、やっぱり市が経済的にも活性化していくのには、この両面を支えていかなきゃいかんと思います。 その両面の中で、今質問させていただいたのは、地元の企業ですね。しかも零細とか、本当に自営とか、こうしたところに何か手を打っていく手はないのかと思うんですが、いかがですかね。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 特に、中小企業さんから小規模事業所さんに関しましては、昨年、市のほうで振興条例を定めました。その中の取り組みでも、当然それが大きな柱になっております。 それから、そういったことで話し合いのというのを毎月、商工会議所、北商工会といろいろな情報交換会、そういうのを持って、なおかつ先ほど申し上げた企業訪問、そういったものを持ち寄って、いろんな施策を今考えている状況でございます。 ですから、また、いろんなそういう情報が入り次第、とにかく横のつながりで対応、そういったものを考えている状況でございます。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) では、次へ移ります。 もう一つ、企業の誘致、これが全く別の考え方でしなきゃいかんと思いますが、市内高校生のアンケート結果、要するに市内の自分のしたい仕事へつけそうと思えないのが60%ということです。彼らを地元にとどめるために、中津川市への移住者をふやすため、また人が不足なら企業誘致を欠かすことができないものと考えます。 市として、これまでの施策と、その結果がいかがでしょうかということですが。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 企業誘致につきましては、新たな企業の立地であるとか、受け入れ基盤の整備に着手しまして、若者の雇用の創出に向けた準備、そういったものが整ってまいりました。 平成25年からリニア鉄道関連、それから医療・医薬品関連、さらには研究・開発施設などを中心に、平成28年度までに延べ1,000社に対して企業立地動向調査というものを実施してまいりました。その結果などから、これまでに約30社に対して企業訪問を実施し、現在も複数の企業に対して継続的な訪問であるとか、情報交換を行っているところでございます。 また、受け入れ基盤に関しましては、中核工業団地以降整備していなかった事業用地の確保に向けまして、坂本地内で中津川西部テクノパーク、これは茄子川の西通・二ツ岩地内でございますが、そちらのほうで準備を進めております。 またほかにも、企業から土地であるとか、居抜き物件の紹介、そういったものの対応を行っておりまして、平成28から平成29年度には岐阜県から学校用地を取得いたしまして、それを活用した事業用地の拡張を図ることができました。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 今お答えいただいた中で、平成25年から平成28年まで1,000社を調査し、30社に訪問したということをご答弁でいただきました。その30社の中で中津川というところの、要するに地勢を含めて、これは中津川に行ったら得だなあというような反応があった企業、またこういうことをしてくれればいいという企業がございましたでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 内容等につきましては、それぞれでございますけれども、何社が来ているかというのにつきましては、23社ほどそういった反応がございました。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 30社訪問したところ、23社が興味があるというお答えかなあというふうに思います。内容について、今ここで聞くわけにいかないでしょうから、旭川に行かしていただいたとき、なぜ旭川がいいのかを、要するにそうした企業、外から来てくれる企業に対して明確に答えて、そしてマッチングするような形の条件をやっぱり整えていく、そうしたところを見させていただきました。 中津川は、当然、多治見からは奥なんで、多治見よりも何か利点がないと恐らく新しい企業というのは、リニアの駅が来るというのが大きいでしょうけれど、何かそうしたものをつくっていかないと、そうした優良な企業が来てもらえないだろうというふうには思います。 ですので、その辺のところを考えていただきながら、最後の質問をさせていただきたいと思います。 今の2つ質問させていただいたような結果を踏まえて、今後の処置をどのようにされているかをお答えください。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 全国的に労働人口は減少し、若者の働くことへの意識というのが変化する中で、経済情勢や企業動向を注視していく必要があると思います。 また、中津川市への立地を模索する企業に対しましては、土地の紹介であるとか、他市に引けをとらない優遇制度のPRなど、情報の発信であるとか提供を行い誘導しているところでございます。 今後は、先端技術を有するリニア関連企業や、医療に係る機器及び医薬品製造業のほか、情報サービス業などの本社機能であるとか、研究開発機能を持つ中津川市にない業種の企業誘致、そういったものも目指していくほか、市内企業の活性化支援、そういったものに加えまして若い世代が魅力を感じる企業に来ていただくために中津川西部テクノパーク、そちらのほうの整備も着実に進めてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。 今お答えいただいたように、現在の状況の中をしっかり把握しながら、若い人たちが魅力を感じる企業、そうしたものを誘致していただく、こういうことだと思います。 そこには、今、代表的に言われた情報関係の企業、そうしたものも入っていることをお聞きしました。 旭川でもやっぱりあったんですが、空き店舗が大変出てくる中で、そうしたところは、例えば情報の会社であれば、東京であろうと旭川であろうと関係ないんだという話。旭川に人材さえいれば、そこへ行って、より安い土地で、より安い経済状況の中でものを東京と同じようにつくって発信していければそれでいいんだというような話をお伺いしました。 もちろん中津は、土地は東京と比べれば随分安いでしょうから、そこには一つのそうしたものの魅力があると思います。そうしたことを有効に生かしていただきたい。 先日もある市内企業の方から言われたんですが、市内の中でいろいろ自分の会社を広げていこうと思うけど、いろんなその法的制限というよりも、はっきり言うと農振の話です。こうしたものがあって、なかなか進まないんだよという話をお聞かせいただいております。そうした面も含めながら、やっぱり中津川市が、法律を犯してまでやることはできないでしょうけれど、ちょっと意思をその方向に向けることによって、大分企業でも違ったことができるんではないかということを感じましたんで、この辺のところも含めてぜひともやっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 今おっしゃるとおりでございます。 それから、情報を入手し、そこから情報を発信する、これは本当に都市部以外でも十分、全国でも今いろんなところでそういう取り組みがありますので、そういったことも力を入れていきたいと思います。 それからもう一つ、そういった法的な縛りがあって、なかなか土地の有効活用がというお話でございます。これにつきましては、工業振興課のほうに企業誘致推進室がございます。そちらのほうと関係部署が非常に連携を密にとって、現在でもいろんな難問を一丸となって対応させていただいておりますので、多少時間がかかる場合もございますけれども、きっちり対応はさせていただいていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 17番・鈴木雅彦君。 ◆17番(鈴木雅彦君) 以上で質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(大堀寿延君) これにて、17番・鈴木雅彦君の一般質問を終結いたします。 続いて、21番・佐藤光司君。  〔21番・佐藤光司君質問席に着く〕 ◆21番(佐藤光司君) 通告に基づきまして、一般質問を行わせていただきます。 なかなか機械の扱い方はいかないもんですから、ペーパーでいきます。 今回の一般質問は2点、1点につきましては、測量等の立会人に対する報償金支給に関する問題点について、そしてもう一つにつきましては、太陽光発電の工事関係について、これはパート2ということで、昨年の12月議会で取り上げさせていただいたその後についての話を中心にさせていただきたいと思います。 最初に、測量等の立会人に対する報償金支給に関する問題点について。 市民から自治体が行う道路建設で、隣地境界線での立ち会いに参加した場合、なぜ旅費などが支給されないのかと質問を受け、関係箇所への調査、他市町村への問い合わせを行い、今回一般質問として取り上げさせていただきました。 実を言いますと、インターネットで調べまして境界の立ち会い等なんかのそういうのを問い合わせしましたところ、可児市が出てきまして、この種の問題につきましてということでいろいろ説明は書いてありましたが、立ち会い等についての旅費の問題については出てきませんでした。 市民の主張は、今後の行政が行う新しい道路建設においてやリニア建設工事に伴う土地買収問題を初め、土地の境界を立ち会い境界を決めることは最低必要な行為と思う。中津川市の場合は、事務取扱要綱で、市外在住の者に対して支給する報償金の支払いを定めているが、市内在住者にも行うべきではないかとのことです。 調査の結果、中津川市の測量等の立会人に対する報償金支給に関する事務取扱要領で、市外在住者に対して支給とされ、附則で、平成17年4月1日から施行する。平成29年2月1日から施行とされています。 市町村合併後の平成17年2月22日に決裁され、同年4月1日から施行されたものと思われます。 具体的な質問ですが、測量の立会人に対する報償金支給に関する事務取扱要領を決めた経緯をお示しください。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 平成17年2月の市町村合併に伴い、広域化した市域における市外在住者の立ち会いが増加することを想定いたしまして、要領の制定をしております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) わかりました。 そうしますと、2番目の質問ですが、県事務所関係では一定の対応がなされていると解釈していますが、どうでしょうということで、県の関係は、ある程度この旅費については対応されているようです。細かなことまではなかなかちょっと調査できませんでしたけれども、このようなことで県事務所が対応しておるかどうかだけ教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 岐阜県では、測量等の立会人に対する報償金支給に関する事務取扱要領に基づき支給をされています。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、報償金の支給基準の1日1人につき6,400円、半日につき3,200円を支給することができるとしていますが、これはあくまで中津川の基準ですけれども、県事務所関係と結果的にはこれ一致したわけですが、こういうことについて県が指導したという解釈をしてもよろしいでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 支給基準につきましては、岐阜県の指導はございませんでした。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 県の指導はないということですが、中津川市の旅費規程等々について適用したということの解釈でよろしいわけですか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 支給基準の制定につきましては、岐阜県及び東濃地域の各種の支給基準を参考に制定をさせていただきました。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ありがとうございました。 私は、多治見、土岐については電話で問い合わせ、それから瑞浪は直接行ってきましたけれども、なかなか明快なお答えはありませんでした。それから、恵那市についても、そういうものについてはなかなかないですよということを言われましたが、県の指導というものが果たしてどのようなことに行われているのか、ちょっと私も疑問に思いましたが、現実はこういうことなのかなということで解釈だけしておきます。 ④の質問です。 過去において、測量等の立会人への報償支給実績を報告してください。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 過去3カ年の実績でございますけれども、平成27年度は4件、平成28年度は3件、平成29年度が13件となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、その次の質問ですが、報償金支給実績のうち県外者の実績はどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 過去3カ年の実績でございます。平成27年度は4件、平成28年度が2件、平成29年度が9件でございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、⑥の質問ですが、過去において苦情や拒否等、立ち会いについてはしないよということが、そういったような事例というのはありましたか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 過去においては、報償金の支給についての苦情や支給を理由にした立ち会い拒否等はございませんでした。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) じゃあ、7番目の質問に移ります。 繰越明許費の補正において、その他やむを得ない事情により事業完了が翌年度となる事業において、境界確認問題と思われる件が多く発生しておると思いますが、この原因の多くの中に、この境界の立ち会い問題というのはあるのかないのか教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 繰越明許費の補正について、その用地の関係でおくれておるということがございます。その中には、やはりこの民民の境界につきまして、利害関係を伴う過去からのさまざまな経緯があるため、確定に時間を要しているという事例がございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) じゃあ、民民の境界ということで、官民の確認についてはないよということで理解をします。 それでは、⑧の質問です。 この測量等の立会人に対する報償金支給に関する事務取扱要領の第1条の趣旨のところであります、市が立ち会いを求めた市外在住の者として限定をした理由は何でしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 中津川市の事業に限定しており、土地所有者の多くは近隣に居住していると想定しているためでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうすると、この中の項目にあります内部規定のほうですね。測量等の立会人に対する報償金支給に関する事務取扱要領第4第2項の、報償金の支給基準の規定に加え、自宅から調査測量(要領第3)を実施する場所までの距離が、陸路片道12キロメートル未満の場合については支給しないことができる。要するに、一つの例を挙げますと、中津川市でも阿木地域と恵那なんかの関係があって、そうした場合に、他の恵那市であっても12キロメートル未満については支給しないことができるという、そういう解釈だと思いますが、これについて12キロメートル以上の市内在住者への適用も考慮してもいいんではないかと思いますが、あくまで距離を12キロということで決めるならば、市内在住者にも適用したらどうかという提案ですがどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 議員ご指摘のとおり、遠方から立ち会いに見える方の所要時間を加味しまして、距離という統一した区分けにすることが適切であると考えますので、今後、自宅から調査測量を実施する場所までの距離が陸路片道12キロメートル以上の場合、報償金を支給したいと考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ありがとうございました。 私もこれ見たときに、市民の声というのは、1つには、市内在住であっても市外との区分けというのは一体どうなっておるんだみたいなこともちょっと言われましたので、今回この問題も取り上げてみました。 それから、ちょっと補足的になりますけれども、この市民の人は、何もその旅費が欲しくて言っておるわけじゃない。こうしたものの基準、そして市の職員が動く場合でも、立ち会いをするときに境界を決める場合にいろんな問題が出てくる。そうしたことも踏まえていろんなことも対処していただきたいと、そういうことも含めていましたので、その件でも行政としてとりわけ立ち会いをされる場合は注意をしていただきたいと思います。 大きな2番目に移ります。 太陽光発電の工事関係について、パート2ということで、昨年12月議会で質問をしましたが、その後の問題をお聞きします。 前議会では、1,000平方メートル未満の対処法といいますか、対処方を質問しましたが、1,000平方メートル以上の施策について質問をいたします。 Hさん周辺の土地に、土地所有者は了解していたかは不明ですが、現実に太陽光発電を行う機器が取りつけられています。電線の接続は行われていなくて、Hさんや隣の人はいまだに説明もないということです。まして近隣者にも説明は行われることなく、もう1年以上放置されています。これはどうも私の捉え方はこういうことでしたけれども、去年の12月よりちょっと前だったかもしれませんけれども、どうも一部中間業者かもしれませんが、話を聞きに見えているようです。 これから、豪雨の時期が来ると雨水排水問題で土砂も心配されます。行政は、1,000平方メートル以上について規制がかかると言われますが、書類申請が行われてからの規制や指導と解釈をいたします。実際に工事関係者を含め指導を強化する必要を感じます。要するに、工事をする前にはちゃんと書類申請をして、それなりの指導を受けてからやるべきじゃないか。今回の場合は、それもなしで行われたんじゃないかなあと解釈をいたします。 具体的な質問に入ります。現在までの太陽光発電設置申請は何件でしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 1ヘクタール以上の県の許可申請に伴う事前協議が7件でございます。 1ヘクタール未満で市への届け出が、平成27年度が4件、平成28年度が32件、平成29年度が2月末時点でございますが14件、合計で50件となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、1,000平方メートル以下はないわけですから、申請に対して許可というのは、この50件と解釈してよろしいですか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 申請許可の行為につきましては、1ヘクタール以上の県の許可になりますので、1,000平方メートルから9,999平方メートルまでの間ですね。ゼロヘクタール未満の間では市への届け出となります。届け出ですので、許可等はございません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) だとすると、県のほう1ヘクタール以上、1,000平方メートル以上についての許可というのは県が出しておるという、そういう解釈と、それから、そういうのは何件かあるかご存じでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 県のほうに届け出がされておる1ヘクタール以上の許可申請に伴うものですね。こちらは7件です。先ほど申し上げたとおりです。 それで、1ヘクタール未満については、平成27年度から平成29年度までで50件となっております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ごめんなさいね、なかなかさっさっと頭に入らなくて。 そうしますと、今回の場合、問題として取り上げております1ヘクタールの県の許可の問題になりますけれども、問題としての3、申請における指導というのは、県の指導でしょうか。中津川市の指導はなかったわけですか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 指導につきましては、1ヘクタール以上につきましては、岐阜県の指導になってまいります。 1ヘクタール未満につきましては、市の指導でございますが、県の開発工事につきましても、市のほうも連携して指導を行っておりますので、お願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。
    ◆21番(佐藤光司君) 昨年の12月議会に戻ってしまいますけれども、1,000平方メートル以下についてはなかなか規制がかからないよという話で私は認識をしておるわけですが、この届け出制になっておるということも、あんまり私もちょっと認識していなくてごめんなさい。だとすると、申請をされて、届け出のときにどんなことを指導はされるでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 届け出のあった事業者の指導といたしましては、他部署の指導も含めてでございますが、地元説明の実施、排水対策、官民境界の画定、農地転用、伐採届け、埋め立て条例、埋蔵文化財などに関する確認と手続の指導をしております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ごめんなさいね。言葉を返すようで悪いですけれども、12月議会のときには各、農林の課もしくは山林、それから許可の関係でなかなか制限がかかるところがないよという話で解釈をしておったもんですから、どのような指導がなされるのかということで今回もお聞きをしたわけですが、改めて聞きますけれども、農林関係で、許可云々というのは、あくまで伐採の関係で届けが出たときにそれに対応するという一つの例ですけれども、これは1,000平方メートル以下の場合はどんなもんでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 農林関係ですと、農振除外の関係ですとか、それから伐採届けの関係などがございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ごめんなさいね。あらかじめ私は農林関係というのはちょっといじっていなくて、12月議会のときに聞いた中身でしたけれども、1つにはやはり、そういう制限というのがなかなか加わらないということを前提にして物は聞いたつもりですけれども、今、基盤整備部のほうから答えられましたように、それぞれはクリアをされておると、なかなか1,000平方メートル以下の場合には規制がかからないという解釈を私はしておるんですけれども、これからの中でどんなふうになるか、また後々の問題でもまた聞いていきます。 こうした届け出制で、1,000平方メートル未満でも指導はしていますということですけれども、④として、指導は守られているかどうでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 指導のほうはおおむね守られております。 それから、先ほどちょっと面積の単位があれなんですけど、1万平方メートル以上が1ヘクタールとなっておりますので、そちらが県の開発の許可、それから1万平方メートル未満、1ヘクタール未満の場合は市の届け出となっております。1,000平方メートル以上1万平方メートル未満が市の届け出となっております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ごめんなさいね。私がちょっと確認します。1,000平方メートル以上で1万平方メートル未満のものについては、市でいいわけですか。市の届け出だけで済むという、そういうことで。それからあと、1万平方メートル以上の場合は県の許可。何か今まで私がちょっと個々で捉えておったのとちょっと数字的に違ったかなあと思いますが、これは私の勝手な間違いでしたでしょうか、間違いでしたら教えてください。1,000平方メートルということをたしか聞いておった気がしたんだけれども。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 市の条例で定めましたのが1,000平方メートル以上となっておりまして、もともとその県の開発に関する許可が1万平方メートル以上となっておりますので、1,000平方メートル以上で1万平方メートル未満は市への届け出となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうすると、これはみんな書類についても許可申請の書類、そしてまた住民の理解、そういうものもみんなついて回るという解釈でよろしいわけですか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 議員おっしゃるとおりでございます。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、前回とちょっと変わっちゃいましたけれども、大ざっぱにいって、後ほど総括的に聞きます。 ⑤ですけれども、周辺住民からの苦情が寄せられたことはありますか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 条例制定前は、道・水路への濁水の流出や、降雨時の災害に対する不安、また立木伐採による周辺の景観や自然環境の保全、農業用水の確保等に関する相談、苦情が寄せられておりましたが、現在は相談などの件数は減っております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 減っておるという話でしたけれども、たしか昨年の議会の報告会のときには、そこらについてもいろんな苦情は出ておったですので、何らかあろうかと思います。 ⑥の質問ですが、苦情に対しての対応は地区の事務所でしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 地域事務所及び総合事務所でも対応しておりますが、基盤整備部の管理課が窓口となっております。 道・水路に関することは基盤整備部、森林や農業関係は農林部、自然環境、埋め立てに関する事項については生活環境部が対応しております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) この今の答弁は、12月議会と大体一致した答弁じゃないかなあとは思っております。 そうしますと、⑦として、太陽光発電設置場所周辺の住民が不安を感じている場合、行政の対応はどのような対応をされますか。窓口は管理課ということは承知はしていますけれども、行政の対応の仕方を教えてください。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 現地を確認させていただいた上で、事業者に対し、指導、助言を行うよう努めております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、現地確認をして云々で、書類の申請等、それから地域の住民の皆さんの理解という点も含めて全てクリアをされるということが原則だろうと思いますが、指導に従わない業者、地主に対して罰則規定というのはありますか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 罰則規定はございませんが、条例では、事業者が市の勧告に従わないときは、事業者の氏名及び住所並びに勧告内容を公表するとしております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 罰則規定というのは、あくまで業者の氏名公開程度かなとは思います。 最後の質問と、それから総括的になりますけれども、私が言いましたHさんや近隣者は対応に苦慮していますが、対応の行政機関の窓口は管理課ということで解釈をして、それに含めて対応といいますか、質問をさせていただきます。 今回の問題で私が感ずるところ、書類申請なしで、それともあとは近隣者の一部の人だけに話だけして、了解があるなしにかかわらず工事のほうが先に行われて、先ほど冒頭言いました太陽光発電の装置だけがついておるけれども、接続もされておらずそのままで、私が見る限りでいうと1年ぐらい放置されたんじゃないかということで、私は対応されていますが、このHさんのところの問題につきましての問題点、ちょっと洗い出しをしていただけませんか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) その場所につきましては、実際届け出より先に事業に着手されていたということがございますので、地元の方からご連絡をいただいて、すぐに現地を確認しまして、事業者に連絡をとって事業者のほうへは指導、助言を行い、書類の提出を求めているところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 済みません。私の認識とちょっと、今までは市の条例が1,000平方メートル以上、以下というので私は解釈しておったもんですから、どうも感覚がちょっと狂っていまして、それと、今言われた書類が出ていなくて工事だけが先へ行ってしまったと。それについて、私の認識と今の行政の認識は一致したかなあとは思っています。 それについて、今後の対応を教えていただけませんか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 今後につきましても、書類が出ていない件につきましては、書類提出をしていただきますし、そのように指導させていただきますし、地元の説明がまだなされていないということでしたら、そちらのほうの指導もさせていただきます。 それで、地元説明を行っていただいた後には、説明状況経緯書を添付して書類で出していただくようにしておりますので、そちらのほうの確認もさせていただきたいと考えております。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 済みません。一番初めの関係の、いまだに書類は出ていないという解釈でよろしいですか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) その場所につきましては、指導はさせていただきましたけれども、まだ書類が出ていないような状況でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) ちょっとこれ以上いくと話がかみ合いません。本来的に言うと、市の条例等はあくまで書類申請が通り、地域住民の皆さんが理解を示されてから、それから業者に対して許可が出て、それから工事にかかるというのが私は順当な線じゃないかなあと思います。 今、今日の段階でも、もう既にいろんな違反行為が行われておるという段階と私は解釈しますが、そういう解釈をしてはまずいですか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) 指導、助言のほうを何度かさせていただいても書類などの提出がない場合には、市のほうから勧告などをさせていただくということになると考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) そうしますと、勝手に解釈しますと、行政としてその業者を訴えるということというのは可能でしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 基盤整備部長・柴田寛史君。 ◎基盤整備部長(柴田寛史君) まずは、その勧告を行って、それでもまだ書類などの提出がない場合には、まずはその事業者の公表ということになると考えております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 21番・佐藤光司君。 ◆21番(佐藤光司君) 私が訴訟を起こせ、起こさないということについて言えませんので、ただ現状としてはこういった問題があるということだけは強く認識をしていただきたい。そのことを主張しまして、私の一般質問を閉じさせていただきます。 ○議長(大堀寿延君) これにて、21番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。 続いて、11番・田口文数君。  〔11番・田口文数君質問席に着く〕 ◆11番(田口文数君) それでは、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 今回の質問は、後継者不足の対応についてという質問をさせていただきます。 本来でしたら、こういう件は商工会議所、またほかの民間団体に任せればいいということになるのが本来ではありますが、中津川市として、今後重要な問題になってくる、今のうちに手を打ったほうがいいという思いでこの質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 日本経済の活力を高める上で欠かせないのが、雇用の7割を支える中小企業の成長です。ところが、後継者不足が深刻で廃業に追い込まれる例も少なくありません。円滑な事業承継に向け、総合的な対策を講じるときに来ております。 2025年には、6割以上の中小企業で経営者が70歳を超え、このうち、現時点で後継者が決まっていない企業は127万社あると経済産業省は試算しております。 休業、廃業や解散をする企業の5割は経常損益が黒字で、経産省によれば、廃業の増加によって2025年までの累計で約650万人の雇用と約22兆円の国内総生産(GDP)が失われる可能性があるそうであります。成長力のある中小企業の廃業は、日本の産業基盤を弱めかねません。地方経済の活性化のためにも、後継者の確保や早目の事業の引き継ぎをしやすくする必要があります。 親族の中で経営者が交代するほかに、外部からのトップ起用や、他企業などの第三者に会社を売却するやり方もあります。経営者がかわれば、事業の新陳代謝が進むことも期待できます。親族内の承継では、贈与税や相続税の支払いを猶予する制度があります。現在は、雇用の8割以上を維持することなどが求められ、こうした条件を見直す余地はあります。 ただし、優遇措置が第三者への会社の売却を進みにくくして、企業再編が広がるのを阻んでいる面もあり、成長力を失った企業をいたずらに延命させることは防がなければなりません。納税猶予の判断では、企業に事業計画や成長戦略を示させるなどの工夫が要ります。 税制の見直しは、M&A(合併・買収)による承継を促す上で課題になる企業買収時にかかる登録免許税や不動産取得税の軽減などが上げられます。企業再編で生産性が高まる効果を考えなければいけない、その検討の時期に来ているのではないかということであります。 それでは、この部分を踏まえまして質問に移らせていただきます。 中津川市の直近の事業所数、個人事業所も含みますけど、どれだけありますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 商工業に限ってお答え申し上げします。 それから、平成26年度の経済センサスが直近のデータとなりますので、お断りを申し上げます。 まず、この平成26年度に実施した経済センサス基礎調査によりますと、中津川市の事業所数は4,116事業所でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) 商工業に限って4,116事業所ということであります。 中津川市、まだ商工以外、農業も林業もあります。また、サービス業もたくさんあります。中津川市の事業をやられている方はこれだけではないですが、商工関係の変動になってしまいますが、2番目の、ここ10年の事業所の変動はどのような状況ですか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) こちらのほう、ちょっとお断り申し上げます。 10年ということでございますが、直近のデータが平成26年ということでございます。それから、市町村合併直後のデータを用いさせていただきますので、よろしくお願いします。 したがいまして、8年間になります。その8年間で561の事業所が減少しております。これは国の統計データでの比較になりますけれども、この平成18年の事業所・企業統計調査によりますと、事業所数が4,677事業所、それから平成26年度は先ほどの4,116事業所でございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) この8年間で561事業所が減ってしまったということで、大変これ、ほかの他市に比べてどうなのかとかいろいろ調査する必要もあるかもしれませんけど、大変この561事業所が8年間でなくなるということは、中津川市にとって大きな経済効果とか、そういう部分もなくなってしまったのではないかなというふうに思います。 3番目の質問です。 そのすごい変動があったわけですけど、従業員であります、雇用の状況はどうなっておりますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) こちらも、先ほどの平成26年の経済センサス基礎調査になります。 従業員数が3万5,059人で、8年前の平成18年調査時の従業員数3万9,257人と比べ4,198人の減となっております。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 4,198人の雇用がなくなってしまったということです。これはもちろん人口減少等の問題もあると思います。この8年の間にリーマンショック等ございましたけど、これ経済的な理由が大きかったでしょうか、減った理由というのは。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) おっしゃるとおり、そういった経済社会情勢ですね、そういった大きな変化、そういったものの影響が非常に大きいというふうに思っております。 それからもう一つは、やはり事業主の高齢化であるとか少子化ですね、そういったものにより若者が市外へ流出したということも考えられると思います。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 4番目の質問に移ります。 中小企業庁によると、今後5年間で30万人以上の経営者が70歳以上になるにもかかわらず、6割が後継者未定の状態になっているそうです。さらに、70代の経営者でも事業承継に向けた準備を行っている経営者は半数にとどまっているそうであります。 中津川市の事業主の平均年齢は把握されておりますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 中津川市におきましては、事業主の平均年齢というものは把握しておりません。 ただし、中津川商工会議所管内の事業主の平均年齢というものは、58.15歳というふうにお聞きしております。 また、北商工会のほうも、こちらでは平均年齢というものは把握していないということでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 58.15歳というご答弁でした。そう考えますと、中小企業庁が言っているこの70代になるという部分が、中津はまだ年齢が低いのかなというふうに思いますが、これからあっという間に事業していく方も年をとってしまいますので、そういう準備も必要になってくるのではないかなというふうに思います。 そういう含めた部分をまた踏まえて質問をさせていただきます。 ⑤の事業を残したいが後継者がいないなど、相談はありましたか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) そういったご質問は、直接市への相談はございませんが、事業者から商工団体に相談が寄せられているということは伺っております。 事業の承継につきましては、昨年度制定いたしました中津川市中小企業・小規模企業振興条例の中でも、施策の基本方針の一つとして取り上げられているほか、創業支援事業を進める中で、商工団体、金融機関、行政が一体となって取り組んでいるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 市のほうには相談がないということですが、これからもし相談があった場合ですけど、商工観光部、また、商工観光部が所管しているワーカーサポートセンター、そういうところが相談窓口として対応をしていただけるのでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) そのとおり対応させていただきます。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 最後に、参考資料というものを私つけさせていただきました。 後継者不足に悩む中小企業、円滑な世代交代を支援するため、事業承継税制を抜本的に拡充しますというのが、ことしの2018年の税制改正大綱の中に含まれました。いわゆる株式を持っている方、そういう方が引き継いだときの相続税とかそういう部分が猶予されますよというのが大幅に拡大されるということなんですけど、こういうことを相談に来た方とか、そういう方にきちっとこういう方の説明ができれば、私はまた、今、事業をされている方も引き継ぎがしやすいのかなというふうに思いますので、ぜひ今後の税制大綱のほうの中身のもし相談があったときは、ぜひ説明をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 6番目の質問に移ります。 岐阜市では、後継者が不在の中小企業者が、市内の金融機関や公的機関の支援を受けた上で専門事業者に、これM&A、さっきの合併と買収を専門でやるのですが、M&Aによる事業承継の手続を委託する場合に、その経費の一部を助成しております。年間5件の申請で補助対象経費の2分の1以内とし、50万円を上限としておりますということであります。 中津川市で50万円とは言いませんが、例えば経費の一部を助成するなどの補助を出してはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 中津川市の場合は、そういったケースがあったかなかったかということをちょっと調べたいと思いまして、商工団体等に確認をいたしましたが、ここ数年来、市内でM&Aの実績というものがないというふうに確認しております。 また、商工団体におきましては、M&Aの相談があった場合は、中小企業者の事業引き継ぎにかかる相談や仲介機関への紹介、そういったものを行っているということです。ちなみに、その紹介先につきましては、岐阜県事業引継ぎ支援センターというものでございます。 したがいまして、中津川市におきましてはM&Aによる事業承継手続に対する経費の助成制度の創設というものは、現在のところ考えておりません。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 事業引継ぎ支援センター、これは私もちょっと調べました。岐阜市のほうにあるそうで、これも無料で相談に乗っていただけるということも書いてございましたので、先ほど言った相談等、困っている方がいれば、こちらのほうにありますということもしっかりと引き継いであげてお願いをしていただきたいというふうに思います。 7番目の質問に移ります。 ちょっと今回私の一つの思いというか、今回これを一つのメーンにしたいなという質問になります。 何年か前に駒場でパン屋さんが営業をやめてしましました。理由は、もう年でおじいさんも体力がなくなってきたからだそうでありました。近所の方や子どもたちもよく買っており、なくなると寂しいな、誰か後を受けてできないのかなというふうに思っておりました。 そして昨年、よくお昼にランチなどを食べに行っていたお店も閉店してしまいました。とても残念でありますし、1つの店がなくなることがこんなに何か悲しいのかなと。また、何か元気がなくなってしまうなという部分を感じてしまいました。 もし、今後、起業したい、商売をやりたいという方、あと事業主が廃業を希望しているという、誰かに引き継いでほしいという方をマッチングできるように、中津川市で後継者人材バンク、これは雇用相談ではなくてそういう引き継ぎですね。自分の事業を引き継いでほしいというための後継者のための人材バンクなる相談窓口を開設してはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) ご提案でございまして、こういった事業というのは大変必要かと思います。 それでまず今、まずは取り組みたいというふうに考えていることでございますけれども、中心市街地であいた店舗を誰かに活用してほしいと思われる所有者と、それから市内のどこかで企業出店をしたいと思われるような事業者、そういった方々のマッチングを図る取り組みができないかというふうに考えております。 したがいまして、平成30年に創設されますまちづくり会社と、それから商工関係団体が連携しながら、何とかそういった事業に取り組めないかなというふうに今考えております。 こういった商業であるとか、住宅が集積する中心市街地内の空き店舗であるとか空き家、空き地の活用も含めてなんですけれども、そういった調査事業であるとか、所有者や出店希望者に向けたまちづくりに関する総合的な相談窓口ですね、そういった意味合いも含めて役割というものを持てないかというふうに期待しておるところです。 それから、また後継者に関する相談や情報も、まちづくり会社であるとか商工会議所、さらには北商工会、商店街、それから中津川市など、関係間で情報共有しながら市全体の取り組み、そういったふうに広げていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 新しいまちづくり会社にこれを委託というか、お願いをしてやっていただくというご答弁でした。 この引き継ぎという問題もいろいろ複雑な問題があると思います。例えば、商店街や飲食店をやられている方というのは住居兼店舗なんですね。なので、そこに住んでいてお店がなくなってしまうんだけど、そこに住まなくちゃいけないとか、そういう問題も起きてきますし、その店の権利もどうするんだとか、そういう部分が出てきます。大変難しい、その引き継ぎに対しての問題も出てきますけど、こういう問題もこのまちづくり会社できちっと最終的に対応していただけるということでよろしいでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 今おっしゃったように、内容等それぞれでケースがあろうかと思います。 いろんな条件が出てこようと思いますけれども、できる範囲内で対応していただくような格好で進めたいと思っております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 あと、これちょっと通告にないんで申しわけないですけど、要望ですけど、先ほどもいろんな議員からふるさと回帰センターの話がございました。こういうところに事業を行ってみませんかという文言1つ、この事業を引き継いでみませんかという文言があれば、もしかしたら自分たちのやってみたいなと思っている方が、中津川に来て頑張ってみようという思いになって来るかもしれませんので、ぜひ中津川の中だけでなく、そういう情報を発信しているところにも、そういうマッチングができる情報をぜひ流していただきたいなという思いでありますので、よろしくお願いいたします。 8番目の質問に移ります。 空き店舗の利用、先ほどまちづくり会社がやっていくという話なんですけど、空き店舗活用支援事業の現状は今どうなっておりますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。
    ◎商工観光部長(安江裕之君) 空き店舗活用支援事業につきましては、平成29年度で、これまでの分でございますけれども、3件が補助金を使って開業され、さらに1件、現在、改修工事を行っておるところです。したがいまして、合計4件の開業にかかわっているところでございます。 この事業は、空き店舗を活用して事業を行う個人や法人に対して、改修にかかる費用を上限50万円補助する制度としてスタートいたしました。 今後も空き店舗など社会資本を有効に活用して商業の活性化、さらにはまちの活性化、そういったものにつなげる、そういった支援事業としていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 すごい事業で、もう4件の空き店舗活用がされているということになりますので、これもっともっとPRが必要になってくるんではないかなあというふうに思います。 このPR活動、さらにどのように進めてまいりますか、お伺いします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 現在でも行っておりますけれども、ホームページであるとか、それからあと市のホームページであるとか、移住定住のほうでの特設ページですね、そういったものにさらに新しい情報をどんどん載せていきたいなあと思っています。 それからあとチラシであるとか、商工団体、それから金融機関、そういったところの窓口にも極力新しい情報、そういったのも提供していきたいと思っています。 それから、先ほどちょっとご指摘ありましたふるさと回帰支援センター、そういったところへも極力そういった情報交換、そういったものは今でも行っておりますけれども、もう少しまめに行いたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 ぜひ、中津川市の今空き店舗のところも無駄のないように使われるといいなと、活気があるまちになるなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは9番目の質問です。 後継者不足もありますが、現在、中津川市内では仕事があるが人が足りないと言われております。事業者向け各種奨励制度がありますが、制度を活用した雇用状況はどうなっておりますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) こちら、企業立地奨励制度の中で、新規雇用に対しまして奨励金を助成する雇用奨励金というものがございます。それで、平成26年度から平成28年度の3カ年で、市内に45人の新たな雇用を生み出すとともに、この制度を活用した企業の全体では600人の雇用を維持しておるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 すごい実績の数が出ていると私は思います。 ちなみに、この600人という数字が出ておりますけど、何社ぐらいの事業所が使われましたでしょうか。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 平成28年度までに26社が使っております。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 ちょっと実は私も、ある社長さんから仕事が今ふえてきたけど、働く人がおらんで誰かおらんかという話を伺ったことがあります。 今、中津川市、本当にどうも働く人がいない、少なくなっているという状況でありますので、もっともっとこういう制度がありますけど、もっともっとやっぱり情報発信をして、中津川市は今、とにかく働く人が欲しいという部分をもっとやらなくてはいけないのかなあというふうに思います。 いろんな情報発信の仕方がありますけど、本当にもっと効率のいい何か情報があればいいなというふうに私も思っておりますので、ぜひまた、これもしっかり取り組んでいただければ中津川市に若い人、働いていただける方、もっとふえるのではないかと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 10番目の質問です。 中津川市として、伝統的な技術を持つ職人の継承はどのように考えておりますか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 伝統的な技術ということで多岐にわたると思います。 特に中津川市内には、和菓子職人さんであるとか、宮大工、木工業などの伝統的な技能を有するさまざまな職人さんが活躍されており、その技術を後生に伝承していくことは大変重要であるというふうに考えております。 そういった伝統を継承する手段の一つとして、義務教育世代を対象に、学習の中で地元企業の魅力を学ぶすご技中津川プロジェクト、これは教育委員会と連携してやっておるところなんですけれども、そういったものを今実施している状況でございます。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 教育関係に関して、こういうのがありますよということであります。やっぱり伝統的な職人と言われる方たちというのは、長い間の修行というのか、何年かやらないとこれだけが身につかないという伝統的なそのもののわざを受け継ぐとか、そういう形になってくるのがこの伝統の技術、文化の継承と言われものになると思いますので、ある程度、例えば教える方が年になってしまう前に、早目にまた師匠と弟子というんですかね、そういう関係をもっと築いていく。しかし、弟子になった以上、その方というのは、その事業を一生やっていく、そういう人生までかけた仕事になると思いますので、そういう部分もしっかり何か継承できる部分のことをぜひ子どもたちに教えてあげられるといいなあと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 11番目の質問です。 今後の活力ある中津川であるために、事業所数や雇用数の目標、そういうものはありますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大堀寿延君) 商工観光部長・安江裕之君。 ◎商工観光部長(安江裕之君) 市内の事業所数ですね、そういったものにつきましては、具体的な数値目標というのは定めておりませんけれども、雇用数につきましては、市内事業所従業員数として、中津川市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、平成31年の目標値を、市内就業者数3万5,000人というふうに定めております。この理由は、将来推計人口参考に生産年齢人口に置きかえた場合に、平成31年の従業者数をおよそ3万3,000人と推計しておりまして、産業振興施策の中で2,000人の雇用の創出というものを見込んでいるところでございます。以上です。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) わかりました。 平成31年、3万5,000人という1つの目標、そのままいってしまうと3万3,000人、2,000人少ない、今の状況でいけば人口減少、少子・高齢化の中で学生さんたちも出ていってしまう、そういう方たちがどれだけこの中津川市に残れるかというのが課題になってくると思いますので、ぜひこの事業所数もしっかりとまた支援できるような今後体制を取り組んでいただきたいなというふうに思います。 今回こういう質問をさせていただきましたのは、やはり今まで近くにあった店がなくなってしまって、お年寄りも買い物に行けなくなって、遠いところまで買い物に行かなくてはいけなくなってしまったとか、そういう1つのことも大きくなってきてしまう。なので、事業所、お店屋さんが減ってしまう、元気がなくなってしまう、中津川市の活性化がどんどん消えていってしまう、今後9年後にリニアが来たときに何にも店がないんじゃないかということを言われないような元気のあるまちにしていかなくてはいけないなというふうに思います。 ちょっと何とかこのことに関して、市長、もし思いがあればぜひお願いしたいと思います。 ○議長(大堀寿延君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) きょう、午前中に勝議員からの質問の中で、私、冒頭にお話しさせていただきましたように、やはり人口減少に伴いますこうした地方都市の活力といいますか、全ての面で一枚一枚薄皮を剥がされるようにじわりじわりと衰退をしているということは実感をしておりますが、そうした地方都市の中におきまして、中津川市はまだ外からの評価でございますけれども、活力のあるまちだということをよく言われます。その1つの活力が、今言っていただきましたように中津川市のそれぞれの産業の歴史を持った中での存在感、そしてまた9年後のリニア開通に向けての今取り組みをしている施策が着実に実を結びつつある時代を迎えてきているから、そんな思いでございます。 しかし、いずれにしましても、やはりとりわけ若い方がこの地域から一旦外に出られる。そしてまた帰ってこられる方をふやすというのは、大きな施策の柱であるわけでございますけれども、とりわけ人口減少という問題に対しましては、若い方に住み続けていただくということが欠かせません。外から呼び込むだけでは、やはり限りがございますので、そうしたことにしっかりとやはり手を政策として入れていくこと、これをこの平成30年度、まさに柱として取り組みしてまいる所存でございますので、どうかよろしくお願いをいたします。以上でございます。 ○議長(大堀寿延君) 11番・田口文数君。 ◆11番(田口文数君) 突然、市長、申しわけありません。 まとめといたしまして、これからの中津川市がぜひ元気に働く人がたくさんいて、そしてまた新しく起業される方が、特に若い方に、この中津川市に夢を持って、この中津川市に来ていただきたい。 私はそのために、夢がかなうまち、そういう一つのキャッチフレーズもつくってもいいのかなというふうに思いますが、夢をかなえ、夢をかなえる中津川市として、今後、元気ある中津川市にしていっていただきたいというふうに、いろいろと支援していただきたいというふうに思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○議長(大堀寿延君) これにて、11番・田口文数君の一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定していました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。大変ご苦労さまでございました。  午後3時10分散会 ――――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   大堀寿延         署名議員 鈴木雅彦         同    鈴木清貴...