中津川市議会 2015-06-11
06月11日-02号
平成27年 6月 定例会(第3回)平成27年第3回
中津川市議会定例会会議録(第2号)========================= 平成27年6月11日(木)午前10時
開議◯議事日程第 1
会議録署名議員の指名第 2 市政一般に関する
質問 ――――――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1
会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問
順序質問事項質問者発言所
要時間11.空き家対策について
2.リニアのまちづくりについて鷹見憲三40分21.苗木城跡を核とした新たな観光戦略と施策について、この1年の経緯と成果の確認とこれからの対応について
2.中心市街地の活性化のための新たな青邨記念館(美術館)建設の早急な準備について鈴木雅彦40分31.中津川市総合計画について牛田敬一15分41.リニア事業の関連について田口文数20分51.今後の
高齢者福祉政策と、現状の問題点について
2.東濃
東地方卸売市場からの要望書について佐藤光司25分61.
福岡上の平地区に建設予定のミックス事業について
2.
リニア中央新幹線について
3.
財政構造改革取り組み宣言について木下律子40分 ――
――――――――――――――――――――◯出席議員 21名 1番 吉村孝志君 2番 森 益基君 3番 水野賢一君 4番 島崎保人君 5番 柘植貴敏君 6番 木下律子さん 7番 牛田敬一君 8番 吉村浩平君 9番 岡崎隆彦君 10番 勝 彰君 11番 田口文数君 12番 櫛松直子さん 13番 大堀寿延君 14番 深谷明宏君 15番 三浦八郎君 16番 粥川茂和君 17番 鈴木雅彦君 18番 鈴木清貴君 19番 鷹見憲三君 20番 吉村久資君 21番 佐藤光司君
――――――――――――――――――――――◯欠席議員 なし ――
――――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者 市長 青山節児君 副市長 大井久司君 教育長 大井文高君 理事 丸山裕章君 総務部長 田立三博君 企画部長 西尾謙二君 定住推進部長 安江裕之君 健康福祉部長 早川和子さん
生活環境部長 曽我和幸君 農林部長 林 友義君 商工観光部長 成瀬博明君
文化スポーツ部長 原 益彦君
リニア都市政策部長 山本高志君 基盤整備部長 渡邊弘孝君 水道部長 塚田一義君 病院事業部長 市岡 清君 坂本事務所長 梅本真人君 消防長 林 一雄君
教育委員会事務局長 勝 宏児君 市公室長 伊藤恵之君 行政管理課長 嶋崎雅浩君
――――――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者 事務局長 齊藤信広君 書記 廣瀬公二君 書記 安田充孝君 書記 高木 均君 書記 西尾隆秀君
―――――――――――――――――――――― 平成27年6月11日(木曜日) 午前10時00分
開議 ――――――――――――――――――――――
○議長(深谷明宏君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ――
――――――――――――――――――――
△諸般の報告
○議長(深谷明宏君) 日程に入るに先立ち、事務局長より諸般の報告をさせます。
◎議会事務局長(齊藤信広君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下18名、
教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。以上でございます。 ――
――――――――――――――――――――
△
議会運営委員長報告
○議長(深谷明宏君) 本日の議会運営について、さきに
議会運営委員会が開かれております。 この際、
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長・勝 彰君。 〔
議会運営委員長・勝 彰君登壇〕
◆
議会運営委員長(勝彰君) おはようございます。 6月2日に開きました
議会運営委員会について報告いたします。 日程第1、一般質問の順序についてであります。質問者は12名、365分であります。配付されたとおり、一般質問を2日間で行うことにしました。1日目が6名で180分、2日目が6名で185分です。 日程第2、中津川市議会本会議、委員会等における
通信機器持ち込み許可申請書についてですけれども、各会派で検討していただき、ボックスに配付された様式ということで決まりました。使用したい議員については、早速この申請書を出していただきたいと思います。ただし、市民の方でネット中継等ありますんで、誤解がされないような、まずわかりやすいものからということになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 日程第3、中津川市議会の議員記章規程についてであります。これもボックスに配付してありますように、第2条の「常に」というところを「在職中公務に従事するときは」ということにしました。それから、「佩用しなければならない」という言葉をわかりやすく「着用するものとする」としました。2項に
クールビズ期間中のことについて追加してありますので、よろしくお願いします。 日程第4、その他についてであります。常任委員会の行政視察については、各会派で検討していただきましたけれども、案のとおり10月の3週、4週、5週ということですので、よろしくお願いしたいと思います。この前の報告でもいたしましたけれども、内容について6月の常任委員会のほうで検討していただきたいということを思います。 それから、執行部のほうから中津川市の個別計画についてということで、今年度の新しい計画について、3つについては7月14日の議連協の後に全協で説明を聞くということになっています。その他のたくさんある個別計画について、大きく変わったところや継続のものですけれども、それについては各会派で一度検討していただきたいということになりましたので、よろしくお願いします。 議会事務局のほうから3点目、
政務調査活動費を支給するために手続のほうを6月末、20日ごろまでに手続をして支給できるようにしてほしいということがありました。 その他報告事項であります。
職員ソフトボール大会についてであります。期日は9月5日土曜日午後からです。場所は
中津川公園多目的広場ということですので、よろしくお願いしたいと思います。 2点目、第39回
全国育樹祭式典行事への参加について。期日は10月11日日曜日、場所は谷汲緑地公園であります。執行部のほうからこのことについて、中津川市関係の招待者名簿に全市議会議員を上げたいという依頼がありました。このことを了承しましたので、よろしくお願いします。当日は議会バスを用意して行きます。 最後に2つ報告がありました。 まず、吉村久資委員のほうからです。定例議会の一般質問と、委員会の順番を変えたらどうかという提案がありました。このことは協議会に切りかえて論議をしましたけれども、まず執行部のほうが今一般質問、委員会という順番でやっていますので、執行部のほうで一度検討していただいて、それからまた議運で検討することになりましたので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、報告の2点目です。粥川委員のほうから
議会報編集委員会からということで、委員長に粥川委員、副委員長に牛田委員、それが1点目。 2つ目のこととして、きょう、あすの一般質問のときに一般質問される方の写真を撮るということですので、よろしくお願いしたいと思います。 以上であります。
○議長(深谷明宏君) ただいまの委員長の報告に、質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(深谷明宏君) 質疑なしと認めます。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(深谷明宏君) 日程第1、
議事録署名議員の指名を行います。
議事録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において 5番・柘植貴敏君 6番・木下律子さんを指名いたします。 ――
――――――――――――――――――――
△日程第2 市政一般に関する質問
○議長(深谷明宏君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。19番・鷹見憲三君。 〔19番・鷹見憲三君質問席に着く〕
◆19番(鷹見憲三君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問を行います。 この6月の定例会というのは、改選後初めてでありまして、きょうはその初めての一般質問、そして最初の
トップバッターということで、私は大変緊張しておりまして、夕べも眠れなかったというようなことなんでありますが、執行部の皆さん方にはその辺優しい配慮をお願いをまず最初に申し上げておきたいと思います。 さて、空き家対策についてでありますが、3月の議会で吉村浩平議員が取り上げて行われましたが、これは吉村議員は吉村議員として、私は私の立場から質問をさせていただきたいと思います。 5月26日、先月ですね。危険な空き家所有者に対して市町村が撤去や修繕の命令ができる
空き家対策特別措置法が施行されました。報道によりますと、2013年の空き家は全国で820万戸あり、総住宅数6,063万戸のうちの何と13.5%となり、少子化が進むことによって、将来的には30%ぐらいになると、こんなことも言われておるわけなんでありますが、これは大変な問題でありまして、空き家対策についてまず伺っていくわけなんですが、そこで質問です。 市内の空き家の状況について、市内全体で空き家総数というのはどれぐらいあるかをお聞きします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 平成22年度から23年度に行った外観調査では1,576軒、そのうち約4割が修繕が必要との調査結果でございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 千五百七十何軒ですので、結構中津川市にもたくさんあるなというふうに思いますけれども、地区別にいくとあれで、この空き家率ですね。先ほど国は13.5%というふうに新聞報道によりますと書いてありましたが、中津の場合は空き家率というのは一体どれぐらいになるのか。そして、岐阜県の場合はどれぐらいになるのか、わかったらお答えください。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) これは総務省のほうの調査結果でございますが、中津川市の場合が15.1%、それから岐阜県のほうが15.41%でございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) そのうちリフォームを含めて住める空き家はどれぐらいかということなんですが、先ほど4割というふうにお答えになったわけなんですが、その辺のところをもう少し詳しくお聞かせください。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) この4割というのはあくまでも外観の調査、そういったものを行った結果でございます。 それでリフォームにつきましては、やはり個別に費用等のかかるぐあい、そういったものもあろうかと思いまして、あくまでもこれは外観調査の結果ということでよろしくお願いしたいと思います。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 外観調査で4割ということなんですが、大体千五百七十何軒のうちで、実際リフォームしたら住めるんだよ、いやこれは絶対住めないというような割合というのはわかったら教えてください。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) そういった細かいところまでは、やはり個人さんの持ち物ということもございまして、現在まだ把握しておりません。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 先ほど外観調査ということを言われましたが、外観調査はどのような方法で実施されましたか。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 現地のほうへ出向きまして、総合事務所等の協力を得ながら、個人の持ち物ということで細かい宅地の中までは立ち入ることはできませんので、あくまでも側近から目視で見るというような状況でございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 先ほども申し上げましたが、これから空き家というのはどんどんふえていくというようなことで、常時
定住推進部あたりは空き家の把握というものをしていかなきゃならないと、こういうふうに思いますけれども、今後この空き家についての数の調査とか、外観調査とか、こういったものをやっていく必要があると思いますが、今後どうされるつもりですか。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) ちょっと先ほどのご質問の補足を先にさせていただきます。 この外観調査をした経緯なんですけれども、山口、神坂のほうは平成22年度にNPOによって調査していただきました。それから、ほかの地区は23年度に緊急雇用対策のほうで業者さんに委託しまして、外観調査しました。 当然これは日がたっておりますので、今後こういった調査を進めていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今業者さんに委託してというような話でしたが、この調査の事業費というのは幾らぐらいかかりましたか。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) これは23年度の例でございますけれども、1,070万ほどかかっております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 続きまして、中津川市には市の公共物、また県、国等の建物があるわけなんですが、そういった中で空き家数というのはどれぐらいあるのか。また、公共施設の空き家対策についてもあわせてお伺いします。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 市の公共施設の空き家は、市営住宅や教員住宅、消防団の詰所、それから旧の山口の総合事務所など20棟ほどがございます。 県の公共施設は、
中津高校恵那北校舎、それから旧中津川
高等技能専門校、それから国の公共施設では後洞の職員住宅等がございます。 空き家対策ということに関しては、古くなったものが空き家になっていくと、使わなくなっているというようなことでございますので、マスタープランに沿って取り壊しをしていきたいということでございます。ただし、取り壊しをしていくには費用もございますので、そういったものを調整しながら取り組んでまいります。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 結構大変あるもんですね。先日、テレビを見ておりましたら、ある廃校になった校舎を利用して、ハム工場に生まれ変わって、大変いいハムができるということを言っておりましたので、そんなことも含めて利活用というものを考えていただきたいなというふうに思います。 それから、ちょっとここで公共用地というので伺っておきたいんですけれども、空き店舗でもない、空き地でもない、空き家でもない、新町の
市有地の利活用ということについて、市長が中止して3年になるわけなんですが、ぼちぼち利活用方法について考えられたほうがいいんじゃないかなと、こんなふうに思うわけなんですが、その辺いかがですか。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 今までの一般質問の中でも答弁をさせていただきましたように、このたびのリニアでの坂本駅周辺のまちづくり、あわせて現在の中心市街地のまちづくり、異質なものを考えておるところでございます。したがいまして、説明をしましたとおり、現在の中心市街地につきましては、活用エリアをぐっと広げた中で、これからの中心市街地としての存在感を増せるような活用を考えているところでございます。したがいまして、現在の跡地だけではなくて、ぐっと広げた中での跡地活用、またさまざまな施設をちりばめる、そしてまちの景観をつくっていく、そんな計画を持っておるところです。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) ぜひ中心市街地のために早急な対策というものを考えていただきたいなと思います。 さて、次へ移ります。 工場跡地などの空き家については、どの程度把握されているのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 現在、市内には11軒ほどの空き工場があることを把握してございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 空き家、空き工場、そして中心市街地の空き店舗というのはあるわけなんですが、この空き店舗について中心市街地にはどれぐらいあるのか、また全体でどれぐらいあるのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 市内の空き店舗の数については、申しわけないですが把握してございません。 中心市街地内の空き店舗につきましては、4つの振興組合、3つの発展会の中で平成26年度調査によりますと6軒ということで把握してございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) これで大体空き家というものの全体がつかめてきたというわけなんでありますけれども、先ほども申し上げましたように、
空き家対策特別措置法が施行されましたが、危険な空き家対策についてこれからお伺いします。 総務省の調査によりますと、2013年に放置され倒壊のおそれのある空き家は全国で105万戸に上るとされております。当市の場合も、私どもが見た目で中心市街地を含めた、そして今にも倒れそうな、そして隣に危害を及ぼすのではないかと思われる空き家が何軒か見受けられるわけなんでありますけれども、全体を含めて、そして中心市街地の危険な空き家はどれぐらいか把握されておりますか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) あくまでも外観の判断でございますが、おおむね40戸の倒壊危険家屋を把握しております。 今後は空き家等対策の推進に関する特別措置法に基づき調査を行い、危険な空き家を把握してまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 40戸と言われましたね。中心市街地は何軒ぐらいありますか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 中心市街地というところでの把握はしておりません。旧の市内というところで、中津東地区については4戸、中津西につきましては3戸、中津南については3戸というところを把握しております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 次に、これまで地域から危険と思われる空き家に対して、危険箇所などとして市に対しての要望はありますか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 具体的には瓦が道路側に落下するおそれがある、また開口部破損により防犯上問題があるといった状態を改善してほしいといったような要望が数多く寄せられております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) それで、危険な空き家に対して中津川市はこれまで、法施行前、どのような対応をされてきたのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 登記情報などをもとに所有者などを調査し、文書にて適正管理依頼のほうをしてまいりました。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) そういった中で、先ほど申し上げました
空き家対策特別措置法ができたわけでありますが、この法律の概要についてご説明ください。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 倒壊や衛生上著しく有害となるおそれのある空き家を特定空き家として市町村が認定し、所有者などに対し改善を求める仕組みが定められております。 特定空き家の判断につきましては、立入調査権も設けられ、所有者等に修繕などを段階的に指導、勧告、命令ができ、従わない場合には行政代執行も可能となっております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 この中に、私はちょっとよくわからなかったんですが、空き家に対する税制上の優遇というようなことがありましたが、この辺のところを説明できたらお願いします。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 税の関係でございますけれども、私のほうでお答えさせていただきます。 特別措置法とは関係はございませんが、
小規模住宅用地、これは200平米以下の部分につきましては、課税標準額が固定資産では6分の1、都市計画税は3分の1。一般住宅用、これは200平米を超え、延べ床面積の10倍までにつきましては、課税標準額が固定資産税は3分の1、都市計画税は3分の2に軽減をされております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今聞いておりますと、これは相当優遇されているというふうに思いますけれども、行政の指導、勧告に従わなかった場合は、こういった税法上の優遇制度はそのままなのか、どうなるのか。お願いします。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 今の勧告がなされた場合、それに従わない場合につきましては、危険な空き家と判断された場合については、優遇措置の6分の1というのがなくなるというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今後、
空き家対策特別措置法の施行に伴い、危険な空き家に対して所有者への対応、条例の制定などを含め、市はどのような検討をしておるのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 特別措置法の施行を受けて、市役所内の関係部署に連携会議を6月末に開催し、9月議会にて市の附属機関として
市空き家等対策協議会を設置、10月には同協議会の委員を委嘱し、立入調査方針及び措置方針などを協議していただきます。
市空き家対策協議会では、
市空き家対策計画の策定や特定空き家などの認定も行っていただく予定でございます。
市空き家対策計画の策定に当たりましては、危険空き家の調査、データベースの作成などを行い、市の規則を9月に施行予定でございますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今、協議会ということを言われましたが、この協議会の委員は何人ぐらいで、どういった方を人選する予定ですか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 案でございますが、市長、自治会役員、弁護士、市議会議員、司法書士、宅地建物取引業者、不動産鑑定士、土地家屋調査士、建築士、社会福祉士、民生委員、大学教授、警察、消防、道路管理者、建築事務所などを予定しております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 相当な人数になるようでございますが、ここまでにしましょう。 次に、他市の参考になるような事例があったらお聞かせください。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 危険な空き家対策に関して、全国では特別措置法に先駆けて、条例に基づき行政代執行を実施した市町村がございます。全国で初めて秋田県大仙市が平成24年3月に実施をいたしました。また、新潟県長岡市では、平成25年12月に木造一部鉄筋コンクリート2階建て会員制旅館を行政代執行した際には、所有者が218名おられまして、対応に苦慮したと聞いております。 今後は、全国で特別措置法による対策が講じられていくというふうに思っております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 先日も六斎市の日に本町あたりを歩いていたら、皆さんご承知かというふうに思いますが、本町に危険な空き家ということで、2階の大屋根から瓦が道路に落ちてくる。その落ちた瓦が捨ててありましたけれども、ああいったことで当然これは把握してみえると思いますが、ちょっと個別の問題で答えられるかどうかわかりませんけれども、例えばあの本町にある危険な空き家に対して今までは要望があったか、そしてその要望に対してどう対応したか、そしてこれからどういう対応をしていこうとしているのか、わかったら答えられる範囲でお答えください。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 以前の議会でもお答えしています。所有者に対しまして、文書により適正管理依頼を送付してまいりましたが、所有者の居住地が判明いたしました。計7回訪問いたしまして、危険な状況の写真などを見せ、取り壊しのお願いをしております。 ただ、この所有者の方が非常に高齢な方でございまして、また親族の方の住所等も把握できましたので、そちらのほうへも連絡をしながら、早急に連絡をいただいて対応のほうをしていきたいというふうに考えています。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 危険な空き家のほうはこれぐらいにいたしまして、次に空き家を活用した定住推進というようなことで、テレビ等の報道によりますと、最近の傾向としては、都会には田舎暮らしを希望する人、古民家に住んでみたいと思う人がふえていると、そんなふうに聞いております。 空き家には、先ほどご答弁をいただいたように危険な空き家ばかりではございません。有効活用することによって移住・定住につなげ、人口減少を少しでも食いとめることができると考えております。 そこで質問でございますが、これまで定住推進と空き家に関して、どのような対応をしてきているのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 平成24年度からですが、空き家情報バンクをスタートさせました。それから、本年度、27年度からですが、マイホーム借り上げ制度も開始いたしました。 このうち空き家情報バンクに関しましてですが、所有者の方が判明いたしました131件につきましてアンケート等を実施し、実態の調査をいたしました。こういった空き家バンクの紹介をした結果、その中で6件の方が登録をしていただいております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今お答えいただいた空き家バンクとかマイホーム借り上げ制度などについて、もう少しどんな組織なのか、どんな制度なのかということをお答えください。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) このうち、ことし27年度から始めましたマイホーム借り上げ制度についてお話し申し上げます。 このマイホーム借り上げ制度というものは、一般社団法人移住・住みかえ支援機構が50歳以上のシニアの方を対象に、その方のお持ちの住宅等を借り上げいたしまして、それを賃貸住宅として転貸しするシステムでございます。特に50代を過ぎたシニアライフの方には、持ってみえる住宅が広過ぎたりとか、それからまた住みかえによって使われなくなったというケースもございますので、そういった住宅を子育て世代の方にお貸しして、社会の財産として長く活用していただくというようなものでございます。それは市のほうが相談窓口になっております。以上でございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 続きまして、加子母の体験宿泊施設は定住推進につながるということを聞きましたけれども、状況などを説明お願いします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 加子母の体験宿泊施設でございますが、加子母林材振興会が運営をしております。名称といたしましては、里山暮らし館という名称でございます。 目的といたしましては、新しい土地で暮らそうとするときに、この地域の風土とか文化、それからコミュニティー、そういったものを体験していただこうという目的で運営されております。それから、また必要な方には地域内のこういった空き家情報とか、そういったもののご案内もしていただいております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 次、空き家に対して民間業者などとのタイアップはあるのか。あればどの程度なのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 民間業者さんとのタイアップでございますが、岐阜県宅地建物取引業協会の東濃支部さんに所属いたします市内の19社の業者様と個別に協定を結びまして、連携をとっております。 この中で、空き家バンクにこだわらず、移住相談の際に要望に合うような物件の有無とか、それを協力業者さんのほうへ紹介したり、それからまた行政のほうの進めている情報などを協力事業者様を通して相談者の方に提供しているというやり方で進めております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今、市内の19業者というふうにお答えされたと思いますけれども、移住・定住希望者というのは市内の方じゃなくて市外の方が多いんじゃないかなと思いますけれども、そういった意味で名古屋とか東京とか、そういったところの市外の業者との連携というのか、情報交換というのか、そういったことはどのように考えておみえになりますか。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 市外の業者様とは、今のところ特に恵那市などは連携、そういった情報なんかもたまにいただいております。名古屋とか東京の業者様そのものとは、まだ交流等は進んでおりません。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 多分私の考えでは、都会の業者も話をしていったほうがいいんじゃないかなと、このように思いますので、これからの対応をよろしくお願いします。 次、ほかの市では東京やとか名古屋など、都会で移住相談室などを開設している自治体があるというふうに聞いておりますけれども、中津川市の場合は都市部への移住・定住のPRというのはどのようにされているのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) こちらは岐阜県と連携いたしまして、東京や名古屋での移住相談会などでPR活動を行っております。 それで平成24年度以降でございますが、名古屋で一、二回、東京でも一、二回、都市部へ直接職員が出向きまして、PRとか相談会、そういったものを実施しております。 それからもう1つ、平成27年4月からですけれども、東京の有楽町にございますふるさと回帰支援センター、そちらのほうの岐阜県の相談窓口のほうと連携いたしまして、このセンターへ訪れる方とか都市部へのPR、そういったものを推進しております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 先ほど職員が出張してというんですけれども、民間の方はそういったところへ入っていかないのか、行っているのか。そして、そういった中にどういった相談、主なものがあるのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) ぜひ中津川に住みたいというお話ばかりならいいんですけれども、中津川のどういったところかというような、そういったお問い合わせ等も交えながら相談をさせていただいています。 それから、あと民間の業者様、そういった方も例えばイベントなんかがあった場合には、そういったところでセミナーなんかをやっていただくとか、そういったことをこれから考えながらやっていきたいというふうに思っております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 一昨日、昨日と全国市長会がございました。一昨日には、話が出ておりますふるさと回帰支援センターの理事長さんと面談をさせていただきました。2002年に法人として設立された、有楽町の交通会館ビルというのがありますけれども、その真ん前で営業といいますか、相談をされております。 岐阜県の立ち位置、また中津川についての説明をさせていただきにお邪魔したわけでございますけれども、非常に中津川市のことは研究をされてみえました。といいますのは、副事務局長が加子母の地内へ何度も入られまして、加えて初代理事長が立松和平さんでございます。付知に古事の森という、今、中学生が力を入れてやっておる森づくりがございますけれども、そうした関係がございまして、大変中津川市の森林、また林業にかかわる中での状況もよく調査をされておりました。したがいまして、相談に見える方の林業への就業、こうしたことにつきましては、これから回帰支援センターとしてもどんどん力を入れて応援をしていきたい、そういった言葉をいただいたところでございます。あわせまして、中津川市商業、工業さまざまな面もございますので、そうした話もさせていただきました。 そうした中で、これから先でございますけれども、きのうこちらへ帰ったばかりでございますので、まだ担当部署と打ち合わせをしておりませんけれども、中津川のPR週間、1週間ほどを計画した中で、中津川のよさをしっかりとこの回帰支援センターのロビーで展開をしていただいたらどうでしょうかという提案を受けましたので、この回帰支援センターの活用につきましては、これから力を入れて取り組みをしていく計画を持って帰ってきたところでございますので、報告とさせていただきます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 積極的なPR活動を期待しております。 次に空き家所有者への対応は、これまでどのようにされてきましたか。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 広報「なかつがわ」とか市のホームページ、それからまた市政懇、そういったもので情報の提供を呼びかけさせていただいております。 それから、また各地区の区長さん、そういった方へも働きかけながら、総合事務所等と連携しながら情報収集を行っております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 次に、中津川市の空き家へ移住した実績はどのぐらいあるのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 空き家バンクの開設以来、市外からの移住実績につきましては2件で、6名の方がございました。 それから、26年度に始めております各種支援施策とか、それから事業者様からの件数、そういったものも含めますと、市内への移住実績でございますが、そちらは42世帯、97名の方がおありです。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 実績はそこそこにあるというふうに考えるわけなんですが、これは中津川市だけやなくて、近隣を含めて、他市でもやっておられるんですけれども、わかれば他市の実績なんかがあれば教えてください。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 空き家への実績というものは、わかりかねており、申しわけございません。 ただ、移住実績でございますけれども、恵那市で60件、それから瑞浪市で2件、土岐市で105件、それから多治見市で1件、下呂市で6件というふうに聞いております。それで、これは平成26年度の数字になりますけれども、集計の仕方というのがそれぞれの自治体で多少異なっておりますので、その辺だけご了承お願いしたいと思います。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) これ結構差があるんですね、自治体によってね。集計の仕方の違いかもしれませんけど、ひとつ頑張っていただきたいと思います。 さて、今後、中津川市として空き家等定住推進に関して、どのような政策を立て、どのように考えているのか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 市内にございます空き家等を活用しながら、体験型の施設、そういったものを整備し、移住につなげてまいりたいと思っております。 それから、ただいま申し上げました空き家バンクとか体験住宅を大きな柱といたしまして、地域や事業者様との連携をさらに深め、定住推進に努めてまいりたいと思います。 それから、財源的な措置になるかもわかりませんが、地方版総合戦略の策定事業というのがございます。いわゆる地方創生事業というのがございますが、そちらの中で就労と一体的に定住推進につながらないか、そういった施策も研究してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今、体験型施設というふうにおっしゃいましたけれども、ちょっと具体に体験型施設はこんなもんですよというような程度でご説明願いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 先ほど加子母の件でもちょっと触れさせていただきましたが、地域の状況というものを理解していただくには一番いいんではないかというふうに思います。 それで、特にこれはまちづくり協議会の皆さん、それからあとNPOさんなど、そういった方々に空き家対策と、それから移住・定住、そういったものを推進するということで、整備費等を助成しながら進めていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 空き家に対しては、これで終わりたいと思います。 次に、リニアのまちづくりについて質問したいと思いますが、昨年のちょうど1年前にリニアまちづくりビジョンに沿って、中津川のリニアのまちづくりについて一般質問をさせていただいたところであります。そのときと多少はダブるかもしれませんが、時期があれから1年たっていると思いますので、それはそれなりにということで、また質問をさせていただきたいと思います。 日本の社会的問題は、人口が東京、大阪、名古屋などに流出し、地方自治体、特に中山間地における自治体では少子・高齢化と人口減少などで厳しい状況下にあるというふうに思います。日本創生会議の人口減少問題検討分科会の推計によりますと、現在の1,718だと思いますが、この自治体のうち、25年先、2040年には52%の896の自治体が消滅可能性都市と発表されました。これは新しい言葉なんでありますが、この岐阜県でも42の市町村がありますが、私がチェックしたところによりますと、17の市町村が消滅可能性都市と推計されているようでありますが、本当に私だけではなく、みんなにとって大変ショッキングなニュースであったわけですが、幸い中津川市は消滅可能性都市には入っておりません。しかし、ぎりぎりのところだろうというふうに思い、決して予断は許されないと考えます。 中津川市は、12年先の2027年に開業が予定されている
リニア中央新幹線の岐阜県駅、車両基地が中津川に設置され、青山市長を先頭に昨年の11月にはリニア都市政策部を新設され、市長を中心に着々とリニアのまちづくりが進んでいるというふうに考えておるところであります。中津川市としては、リニアという千載一遇のチャンスを生かし、消滅可能性都市を回避し、若者や子どもたちに未来に夢のある中津川市の指針を示すことが大切ではないかと、このように思うわけであります。 さて、そこで中津川市でございますが、消滅可能性都市にならないようにリニア効果を生かした戦略と政策が必要となってまいります。なぜ若い人たちが中津川に定住しないのか、なぜ若い人たちが都会へ出ていくのかということを考えてみますと、地方というのはどこも一緒なんですけれども、職種というのは限られております。都会に行きますと、あらゆる仕事があって、あらゆる若い人たちに応えることができる、これが都会ではないかなというふうに思っておりますが、そんな中で中津川市の人口は12年後の2026年には7万2,000人ぐらいになるであろうと、こういったふうに総合計画に出ておったわけなんでありますけれども、リニア効果を最大限に生かしたまちづくりが求められ、人口減少など中津川にとっては問題ではないと。むしろ人口増加につなげる可能性を持っている中津川市であると、私はそういうふうに認識しておるんですが、このためには企業誘致と産業振興ということがまちづくりにとって大切なポイントであり、またそこに定住推進につながっていくものだろうというふうに考えて、これから質問させていただきますが、まず企業誘致の歴史と現状について、私どもは知っておく必要がある。製造品出荷額というのは、地域経済にとって地域の財政力を示す大きな一つのポイントであると考えるわけなんですが、現在の中津川市がものづくりのまちと言われ、製造品出荷額が県内でも上位に位置しているのは先人たちの努力であるというふうに思いますが、中津川市の企業誘致の歴史についてまずは教えていただきたいと思いますが、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 中津川市の工業の歴史は古く、明治35年の中央線開通とともに工業の近代化が始まり、良質な水や地場産業であった木材工業などを背景に製糸業、同じく製紙業などに牽引される形で大きく発展をしてまいりました。さらには戦時中の疎開工場として昭和18年に大手の電機メーカーが操業開始をされました。 戦後の自動車社会を迎えた中では、国道19号や昭和50年開通の中央自動車道の開通により、流通面で中京圏と近畿圏との関連を強くさせ、それに呼応するように平成4年に完成した中核工業団地には、現在では17社が操業しており、周辺地域への立地企業を含め、工業都市として東濃東部の中核的な役割を担っておると考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今、次の質問もお答えいただきましたので、中核工業団地には17社ということでいいかと思いますが、続きまして、この中核工業団地というのは一つの参考になるいい事例だというふうに私は認識しておるわけなんでございますけれども、この中核工業団地の総面積と1区画当たりの面積についてお伺いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 中核工業団地の総面積は75.6ヘクタールでございます。1区画の面積は約1ヘクタールから10ヘクタールまでの16区画に分かれております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) ちょっと確認ですけれども、今1ヘクタールから10ヘクタールとおっしゃいました。これはのり分も入ってのことですね。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 平場の有効面積ということでございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) その17社入っている中核工業団地の雇用総数というのを教えてください。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 私ども現在で把握しておる26年度の17企業の雇用総数は、約3,500人ということで把握してございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 3,500人というのは、家族も入れると1万人ぐらいになるかなというふうに思っておりますが、大変な大きな貢献をしているわけなんですが、これは正規職員だけではなく、全ての従業員、派遣を入れて3,500人ということですか。確認です。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 正規もパートも含めた人数でございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 先ほど申し上げましたが、製造品出荷額、今現在の直近の中津川市の数値を教えていただきたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 直近は、平成25年度の工業統計調査でございますが、製造品出荷額は2,947億円ということになっております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) その2,947億円というのは、岐阜県内のランクからいったらどのあたりにあるのか、教えてください。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 25年度の調査では5位ということでございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 県内で5位というようなことであるわけなんですが、次に26年度の企業立地奨励金交付をされた実績について、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 26年度につきましては、奨励金を交付した企業さんは13企業で、奨励金の額は2億418万円でございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。これで企業誘致というのは、非常に大事なものであるということを考えております。 さて、次に企業誘致と道路整備についてお伺いしたいわけなんでありますが、消滅可能性都市回避に向け、千載一遇のチャンスを生かしたリニア効果を活用した企業誘致は、中津川市に明るい未来が開ける重要な政策と考えます。そこで、企業誘致に向けた用地確保についてどのように考えているか、また候補地は何カ所ぐらいあるか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 企業誘致に向けた工業用地の確保は、市内への立地を促進するために受け入れの基盤として最も重要だというふうに考えております。 昨年度より工業用地の候補地として市内で10カ所程度の調査をし、より開発の可能性の高い候補地を数カ所に絞り込んでございます。今後、具体的に取りかかるには、地権者を初め地元関係者などに対して丁寧な説明や情報提供を行うなどが重要であると考えております。中核工業団地の整備事例などを参考にスムーズな用地確保に努めたいと考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 それでは、次にリニア停車駅発表後のJR東海からのガイドウエイヤード施設建設などを含めて、市内外からの企業進出の問い合わせはどれぐらいにふえましたか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 停車駅が発表されました平成25年9月以降の問い合わせ件数でございますが、今のところ21件ということでございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今21件の中にはガイドウエイヤードも入っておりますか。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 含まれてございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) ガイドウエイヤードというのは、JRさんのほうからお話があったわけなんでありますが、場所をどこにやるかということは別にして、面積というのはどれぐらい要るかという話でしたか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 今ご指摘のガイドウエイヤードでございますけれども、リニアの軌道敷の、いわゆるレールに当たる部分をコンクリートでつくるというような施設でございます。実際にはヤードという形でございますので、できた製品を並べて置いておくと。野天にたくさん資材置き場のような形で並べておくというようなことをJRの担当者からは伺っておりますけれども、もし設置するとすれば、県内に敷設する55キロ分のガイドウエイをつくりたいというふうに伺っておりますので、相当広い面積の土地が必要になるというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) これについては、後でまた質問しますが、次に行きます。 6,000平米以上の敷地を必要とする企業の開発許可を出す場合の道路条件について、ご説明をお願いします。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 都市計画区域内の6,000平方メートル以上の開発、また都市計画区域外では1万平方メートル以上の開発行為については、幅員が9メートル以上の道路に接道していることが条件となります。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 9メートル以上ですね。そうすると、今、山本部長が説明されたガイドウエイヤードは、多分これは6,000平米以上だろうというふうに考えますけれども、この場合も当然幅員が9メートル以上の道路に接道していなければならない、こういうふうに思いますが、いかがですか。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) ガイドウエイヤードにつきましては、規模など用途もまだはっきりしておりませんので、具体的な内容が不明でございますが、6,000平米超えれば、一民間企業でございますので、9メーター以上の接道は必要というふうに考えておりますが、これは県が許可権者になりますので、県と協議をしながら調整していきたいと思っています。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 次、行きます。 現状で大規模企業誘致及び進出条件に合った9メートル以上ということでありますが、国道、県道、市道はどのようになっているか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 市内の国道では、19号と257号は全線9メーター以上あります。国道256号と国道363号は、一部の区間で9メーターございます。 県道では、主要地方道中津川停車場線が全線ございます。ほか4路線ありますが、それは一部となっています。一般県道につきましては、苗木恵那線ほか8路線の一部が9メーターを確保されております。 市道につきましては、都市計画道路の四ツ目川線、大平線、赤台上金線、青木ヶ原線の4路線と、工業団地内の4路線が9メーター以上の道路となっております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今、国道は大体条件を満たしているというんですが、県道の一部が条件を満たしているということなんですが、8路線ですか、4路線ですか、これは県道のほうは拡幅改良計画などはあるのかないのか、伺っているのか伺ってないのかをお伺いします。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 県道のほうは、主要地方道、一般県道等計画をされておるところもありますし、未計画のところもあります。 路線については、まだ把握をしておりませんのでお願いします。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) そういった中で、企業が進出しやすい場所というのは、当然駅の周辺、できるだけ駅に近いところというふうに私は考えるわけなんですが、既存道路の改良で大企業の進出は可能というふうに思いますが、例えばいろんな市道がありますけれども、駒場の追分から坂本北部を通って二軒屋の交差点、県道美乃坂本停車場線に接道している坂本64号線から二軒屋の交差点、また最近市道に認定された苗木の257号線柿野から八幡地区を通って、県道中津川田立線などは、いずれも農免道として整備されたわけでございますが、その後に市道に認定されておるわけなんでございますが、例えばこの3路線のそれぞれの延長と幅員、そして幅員幅9メートルへの道路計画というのはあるかないか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) まず、道路延長につきましてお答えします。 まず質問の1本目の追分から坂本北部を通って二軒屋の交差点までの延長につきましては、約7キロあります。2本目の県道美乃坂本停車場線から二軒屋の交差点までの延長は約3.8キロメートル。3本目の苗木の国道257号柿野から主要地方道中津川田立線交差点までの延長は約9.5キロメートルでございます。計画につきましては、県道美乃坂本停車場線から二軒屋の交差点までの路線のうち、JR二軒屋跨線橋から白山神社前交差点までの間は、歩道設置により幅員9メーター以上となる改良計画がありますが、それ以外の路線は現況幅員7メーターであり、拡幅計画はございません。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) この路線については拡幅計画がない。企業が一番誘致しやすい場所じゃないかなと、このように考えるわけでありますが、これは最後に市長に伺っていきたいと思いますので、次に行きます。 リニアに関連して、都市間道路建設計画があるが、現段階での県、また恵那市などとの連携を含め、進捗状況についてお伺いします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 県と市の間では、都市間連絡道路の必要性について共通認識を持っております。事業主体についてはまだ協議中でございますけれども、昨年度、市において道路の概略設計を行っております。 また、恵那市とも連携して、両市の接続箇所等の協議を実施してきております。今年度は、この道路の予備設計を発注する予定でおります。また、恵那市とのリニアに関する道路整備の協議につきましては、平成25年6月から行ってきております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 次に駅周辺の区画整理についてお伺いしたいわけなんですが、リニアのまちづくりにとって駅周辺の区画整理というのはかなめになるんかなと、そんなふうに考えております。そこで、岐阜県
リニア中央新幹線活用戦略研究会で作成したリニア岐阜県駅周辺基本計画を拝見いたしますと、駅周辺道路及び駅前広場の整備、機能、設備などが記されておりますが、進捗状況についてお伺いします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) リニア岐阜県駅周辺整備基本計画は、平成27年3月に策定されまして、現在もリニア駅周辺まちづくりについて基本計画の実現に向けて、岐阜県と協議を行っておるところでございます。 現時点では、具体的にお示しするものがございませんが、今年度、県と市において駅前広場、それからにぎわいや清流の国ぎふなどの創出、駅の高架下空間利用などについて検討を重ね、事業の役割分担を決めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) その区画整備区域の面積というのはどれぐらい想定しているか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 面積はまだ確定しておりません。現在、土地区画整理事業調査というものをリニア岐阜県駅周辺の55ヘクタールの範囲で実施しております。今後、この区域から絞り込みを行って、面積を確定させていきたいというふうに考えております。 これにつきましては、地元の地権者様等で土地区画整理事業検討委員会というようなものを立ち上げていただいて、住民の皆様、関係者の皆様のご意見を伺いながら、アンケート調査なども行って整備区域を決定してまいりたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) リニアの来る時期は決まっておるわけなんですが、検討ばかりしておるとなかなかできないんですが、この区域が最終決定できるのはいつごろの見通しか、お伺いします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 今月に入りまして、現在事業調査、先ほどの55ヘクタールの調査エリアの中の地元関係区、6つの区がございますけれども、6地区で現在地権者、関係者の方に住民説明会を開催しております。この中で地権者と代表の方を選んでいただいて、先ほどの検討委員会を立ち上げまして、その委員会において区域を決定していくということで、できましたらば今年度のうちにはまず区域を確定させていきたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。 岐阜県と中津川市の役割分担についてお伺いします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) リニア駅周辺の土地区画整理事業につきましては、現在のところ市が施工することということを想定しております。駅舎や濃飛横断自動車道を除くアクセス道路など、土地区画整理事業以外の事業主体、あるいは土地区画整理事業の中で県がどういった役割を担っていただくかにつきましては、今後県など関係機関と協議を進めて詰めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。頑張ってください。 それでは、ここで市長にお伺いしたいわけでありますが、まず確認から。 リニアのまちづくりにとって、企業誘致は中津川市の重要な政策課題であると、こんなふうに私は認識しておるわけですが、市長のご意見をお聞かせください。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) リニアのまちづくりの大前提にありますのは、定住効果を生かすことができるという、そのことがございます。したがいまして、若い方に定住をいただくためには、やはり生活のもとであります仕事があること、そしてまた多く選択肢があること、このことを最大大切にしておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) わかりました。その辺の認識というのは、私と同じじゃないかなというふうに考えますので、さて先ほどもちょっと申し上げましたが、企業側、いわゆる誘致する場合、また進出する場合、企業にとって中津川市に来たいということになりますと、市長のトップセールスということかもしれませんが、市長がいろんな企業へ行って誘致の話をされる。そういった中で、この中津川市は2027年にリニアが来るんですよ、東京まで50分で名古屋まで10分で、そしてその先は大阪まで40分で行ける、そんないいところで、風光明媚で人柄はよくてなんて説明されて、そしていよいよそれなら中津川市へぜひ進出に行こうよというようなことでなってきたという場合に、企業としては駅にできるだけ近いところに持っていきたい。これが心理じゃないかなと、このように思うところであります。 が、先ほど基盤整備部長が最も企業が進出しやすい駅周辺、そして先ほど3路線を例えばの話で出しましたけれども、これは農免道として整備された、そしてその後に市道認定されたわけなんでありますが、これはあくまでも7メートル道路ということで整備されている。そして、その一部は歩道を設置してということで、歩行者の安全のためにメートルはどれだけか忘れましたがやるんだけれども、あとほかについては、今現段階では拡幅計画はありません、こういうふうに答弁されました。 先ほど商工観光部長のほうに中核工業団地について聞いたわけなんですが、ここの1区画当たりが1ヘク、いわゆる1万平米から10万平米のあるというふうに答弁されました。これはこれから大企業というものを、大きな企業を誘致するためには、坂本地域で最も適していると思われる場所、私の思う場所には7メーター道路しかなく、6,000平米以上の大きな企業は誘致できない。もし仮に市長の得意のトップセールスが成功して、中津川市へ企業の担当者が来て、基盤整備の管理課へ行った。管理課では、せっかくですけれども、この付近は6,000平米以下の企業しか開発許可をおろせないんですよねという話をしますと、これは何にも意味がない。市長が6,000平米以下の企業をターゲットにした企業誘致というものを考えておられるなら別なんでございますが、その辺のところを、これは私が考えるにそういった道路を含めたインフラの環境整備というものをしっかりしておいて、企業誘致をするのが順序じゃないかというふうに考えます。そして、さらに9メートル道路をつくりさえすれば、歩行者の安全、通学の安全、そして企業誘致が有利になる。これ一石二鳥ということになるんじゃないかなというふうに思っているところであります。そして、初めてそこに市長のトップセールスが生きてくると、またやりやすくなると、そんなふうに考えておりますが、市長としてどんなお考えかお伺いします。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 予告にはございませんでしたので、大変お答えづらい部分もあるわけでございますけれども、まず確認でございますが、私はリニアが来るから企業が来ていただけるとは思っておりません。やはりリニアは一つの方法といいますか、我々にとってはアドバンテージをいただくという位置づけでございます。したがいまして、リニアが来ることによってどういった形の中で魅力のあるまちづくりができるか、まさにここが勝負でございます。したがいまして、企業へお邪魔するときには、国の関係へもあわせてお邪魔をしておるところでございます。 そして、先ほど申し上げましたように、若い方に選択肢のある業種にも中津川市は来ていただきたい。したがいまして、ここにこんな工場をという形ではなくて、今可能な限り、想定のできる限りのものを市内の中に網羅をしていきたい。したがって、リニアの駅近くで全てが賄えるという考えもございません。市内のさまざまな条件、当然企業によりましては水、また物流に関しましては道路、また雇用する場合の従業員の確保、また従業員の方の住まい、従業員の方が通勤できる、さまざまな条件が整うわけでございますので、今議員からアドバイスをいただきました地域については、7メートル道路以上の計画はありませんというお答えをさせていただいたわけでございますが、ほかにもそうした地域は想定をしているところでございます。 そして、もう1点がリニアに対しますまちづくりの考え方におきましては、全庁施策ということで指示を出しておるところでございます。したがいまして、全くこの先に計画に上ってこないということも私は思っておりません。いち早く情報がつかめた場合には、それに対応できるということを全庁各部署で対応していく、そうした準備をしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 私のほうで先ほど10カ所程度という話をさせていただきましたけれども、そのうち具体的には坂本地区で地元にも話をしておるところはあります。そのときには、どちらが先かということではなしに、所管課と協議をしながら、今、議員おっしゃるように9メーター道路が必要であれば、それは誘致に合わせて整備するということは、もちろん市長にも話をしないかんですし、私どもとしてはどちらが先ということでなしに、誘致に必要な要件に合ったところに対して道路が必要云々という議論をしていきたいというふうに思っておりますので、それについては議員おっしゃるのも一理あるわけですが、私どもとしては用地に対してどうするこうするというふうにしていきたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 今、工業団地に対しての道路について伺おうと思ったところでありますが、お答えがありましたのでいいかと思いますが、これは確認ですけれども、先ほど市長は答弁されましたが、今は9メートル道路の拡幅、既存の道路の拡幅計画はないと。しかし、状況を見ながら対応していこうというようなふうに理解をしてよろしいでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 理事・丸山裕章君。
◎理事(丸山裕章君) 考え方としてはそういった考え方なんですが、実は今計画されているのが濃飛横断自動車道と、それから東西道路という幹線道路が計画されているわけです。 議員のおっしゃるのは、これからそれに付随して工業用地なんかの補助幹線道路が必要じゃないかというご指摘でございますので、これについてはまずそういった大きな道路計画が固まった時点、それから企業誘致の位置が決まった時点できっちりと計画を立てていく必要があるんだろうということで考えておりますし、本年度、道路整備基本計画というのを基盤整備部のほうで立てます。その中で、企業誘致の箇所に合わせて必要な道路計画を立ててまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 19番・鷹見憲三君。
◆19番(鷹見憲三君) 時間がございませんので、これ以上質問いたしませんが、最後になぜここに力が入ってくるかということを考えますと、先ほど申し上げましたように、企業誘致によって中津川市の人口減少を防ぐ、また人口増加につなげるというようなことなんでありまして、このリニアの周辺、また坂本地域がしっかりと整備をされて、初めて私の住んでいる阿木地域、またほかの地域も発展していくだろうと、こういうふうに考えております。 ここが大事なところでありまして、これから先、非常に時期的に大事な時期であるというふうに思って、そして質問させていただき、そしてここにしっかりとした計画の基盤をつくって、12年後に向けて進んでいくべきであると、こういうふうに私は思っております。これがなくして坂本が発展しなかったら阿木も発展しないんですよと、これを申し上げるとともに、ほかの地域、また隣の恵那市、また下呂、そして木曽も含めて、本当にここがポイント、中津川市に全てがかかっているんじゃないか、このように思っているところでありますので、どうか市長含めて執行部の皆さん方のこれからのご活躍に期待をし、一般質問を終わります。以上です。
○議長(深谷明宏君) これにて、19番・鷹見憲三君の一般質問を終結いたします。 続いて、17番・鈴木雅彦君。 〔17番・鈴木雅彦君質問席に着く〕
◆17番(鈴木雅彦君) ただいま鷹見憲三議員のほうの質問、リニアに期待するのは私も全く一緒であります。そして、リニアの期待の一つは、当然私たちの子どもや孫の仕事であることは間違いありません。そうした面に非常に期待はしております。一方で、定住とはかかわりなく、リニアを利用し、中津川地域に来て遊んでいただける、また中津川をよいところだと感じていただける、そうした施策についてお伺いをしていきたいと思います。本日は、大きく2つの点で質問させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 1つ目でありますが、苗木城址を核とした新たな観光戦略と施策について、この1年の経緯と成果の確認と、これからの対応についてということについて、まず前半お聞きしたいと思います。 昨年の6月議会において、柳原白蓮さんの歌碑から思い立った苗木の歴史と文化を活用した新たな観光戦略とそのための施策についてという題で一般質問をさせていただきました。その後、市の観光課を中心に苗木地域まちづくり推進協議会に働きかけをしていただいた結果、苗木城址を核とした観光地化推進協議会が昨年の8月に設立し、その後4つの分科会を中心に何度も会議を重ねていただきました。その結果、将来に向けた多くの建設的な意見がまとめられました。 また、これと同時に市が作成したポスターその他の広報紙等を用いた宣伝効果もあり、本年の5月20日の岐阜新聞の1面、それからその後22日、読売新聞の記事、こうした大きい記事になっています。このように2013年以降、遠山史料館来館者数が急速に増加しました。昨年の来館者数は2万3,803人であり、2010年の8,811人から比べると約3倍であります。苗木城址を訪れた人は、遠山史料館来館者の約2倍ということであり、昨年は約5万人の方が来訪されたと記載されておりました。 私も苗木本町に居住しておりますが、バスを利用されて城山に登っていかれる方々をよく目にするようになりました。先月には大型バス7台が同時に来られることも聞きました。また、この夏から秋にかけては、はとバスも訪れていただけると聞いております。将来に向けた多くの建設的な意見がまとめられた苗木城址を核とした観光地化推進協議会の意見は、大変貴重な意見であり、これを着実に生かしてこそ、真の成功に導かれるものと思っております。 早速に看板部会の意見の一部を反映していただき、案内看板を設置していただきました。また、不要と思われる立木の伐採やトイレの水洗化等もしていただきました。市長着任以来、手をつけてこられた苗木城址の観光化に向けての一歩は、着実に前進したものと判断しております。 しかし、そうした観光化が真の意味で成功したと言えるのには、まだまだなさなければならないことは多いものと考えております。そのことが先ほどの新聞の記事にも書かれておりましたので、今回そのことのさらなる具現化について、最初にお聞きしていきたいと思っております。 1つ目ですが、市は2023年度まで続く史跡の保存整備事業に合わせて、大型バスの駐車場を設置するとの意向を示されておりますが、これについてどのようなものかお答えください。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 現在、観光客の増加に伴いまして、バスの駐車場確保の必要性は高まっております。近隣の土地所有者の方と協議を進め、駐車場の確保に努めてまいります。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) ただいまのお答えの話の中を、もう少し具体的な話でお答えしていただきたいと思います。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 苗木城近くの旧名鉄ホテルの跡地の用地を検討しています。その用地の中でバス等10台がとめられる用地を用意して、観光客の増加につなげたいと考えております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 名鉄ホテルがなくなった後、現在は青邨記念館があって、その前に大変大きな広場が一つ、それから周辺にも幾つか名鉄関係の不動産が持っておられるというんですが、この辺のところを買っていかれるのか、借用していかれるのか、この辺のところの検討はなされていますか。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 現在、青邨記念館の土地につきまして、無償で貸与していただいております。引き続き近くの駐車場、また旧テニス場もございます。無償で貸与等についてお願いをしていきたいと考えております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 現在は無償で貸していただいているということなんですが、使用貸借ということなんでしょうけど、これがそういう方向性で行けるという見込みがあるというふうに解釈していいのか、それがだめだったらどうするのかというところまで考えておられるかどうか、お聞きしたいです。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 昨年度から土地を管理しています会社と協議を重ねております。おおむね前向きな意見といいますか、ことをいただいておりますので、バス駐車場の確保につきまして、その場所で実施していきたいと考えております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今のお答えをいただいて、まず駐車場の件については一つ安心できるかなと。先ほど話したように、7台が同時に来るというのが現象としてあったということを考えれば、やはり大型バスが今言ったように10台を新たに確保できる駐車場を確保していただいていくという、またその駐車場も整備していただくということが必要だと思いますので、今の大変前向きというよりも、できるというところに近いお答えだったというふうに解釈しまして、この駐車場については一安心というところだというふうに解釈します。 2つ目でありますが、軽食などを振る舞う休憩所を設置する意向を示されております。これについてお答えください。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 苗木城址を訪れる観光客は急増しており、経済効果を地元にもたらすことが非常に大切だというふうに考えております。地元にお金が落ちる、雇用が生まれるという効果が発生するよう地元と意見交換を行いながら、役割分担をしっかり明確にしながら、一緒になって取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 全くそのように考えております。先ほどの検討していただいた地域の観光化推進協議会の分科会、これでも検討していただいて、竹田城等も視察をしていただき、その結果、地域にそうしたいろんな地域から来ていただくのはありがたいんだけれど、単にごみを落とすだけというような話では、それは地域にとって何のいいこともないという話が出されておったのを記憶しております。 そうした観点から、やはり今のような話で、地域に少しでも潤いが出る、またせっかくボランティアを含め一生懸命やっている人たちがもっと活動しやすくなる、こうした資金源も必要だというふうに考えますので、そのようにしていただきたいですが、先週の日曜日です。これもさわやかウオーキング、JRのウオーキング者数というのは多分調べられていると思いますが、私がちょうど青邨記念大賞を見に行く朝、東美濃へ向かう8時ちょっと過ぎでしたかね、そのときにはもう既に遠山史料館のほうから幾つものグループがずっと出てこられて、城山大橋をずうっと西山へ向かって歩かれる。追分茶屋からまた商業のほうへ上がっていかれる。こういう姿が延々続いて、東美濃から帰ってくるときもずうっと続いている。そして、遠山史料館の前へ行ったら、まだまだどんどんおりてこられるという現象が見てとれました。ウオーキングなんで、先ほどの駐車場とは関係なく、ずっと駅から歩いて周回されている方なんですが、ここにボランティア的に地域の女性たちが2つ3つテントとタープを張って、ちょっとした店構えをさせていただいた結果、やっぱりそこに寄られる方が大変多くおられていたのが、まだ11時ぐらいだったですけど、見させていただきました。ある部門では、そのときに完売ですと言われていました。そのように歩いてこられた方、そしてそういう観光地をめぐった方にとっては、一つのちょっとした土産、ちょっとした地域の産物、こうしたものを手に入れて、自分のふるさとのところへ旅行から帰って、こうだったよという一つの話にしたいのは当たり前の話だと思うんで、軽食などを振る舞う休憩所を含んで、お土産を売る場所、こうしたところを確保していただくことが必要だと思うんですが、具体的にはどのように考えておられるか、もう少しお答えください。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 先日のウオーキングは2,200人の方が見えたということで、苗木城の館内に入られた方は約400人で、無料の場所が約400人ということで、今まででは初めての来館者というふうに伺っております。 今おっしゃったように、お金を使っていただくという仕掛けの中で、土産物開発をどういうふうにするかということだというふうに私は思っております。今現在、中京学院大学と遠山史料館友の会と域学連携という中で、土産物を苗木城の絵はがきだとか、煎餅なんかもやりたいなというふうに思っていますが、いずれにしても少し話題性があるとか、地元のものを使ったということで、いろいろご意見をいただきたいと思っています。まだ今具体的なものはなっておりませんが、今そういった仕掛けもしております。したがいまして、それをするには国の支援だとか、あるいは適切なアドバイザーなんかも招いて、地元と一緒になってやっていきたいと思いますが、特に今追い風でございますので、特に民間の皆さんにはそういったお金を使っていただく仕掛けをどんどん提案いただいて、私どもも支援できるものはしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今も少し言葉で出てきたんですが、土産物、こうしたものがこれまで城山というものがありながら、磨きをかけてこなかった。どちらかというと、文化的の面で充実していこうという施策の中では、観光というスポットというものはなかったところなんで、当然それに附随した土産物というものは乏しいわけです。あのような状態を見る限り、もし土産物、先ほどちょっと中京学院の話が出ましたが、中京学院が手助けしていただいた絵はがき、私が行ったときには既に二の丸あたりで売っていたんですかね、完売したという話を聞きました。そのように皆さん買われていく。いいものさえあれば買われていく。そうしたことをやるのに、土産物をやっていかないかん。 このときに地域のいろんな諸団体、飲食業組合、食協、さまざまな面で既に話が広がっていて、やる気のある若い方はよしやっていこうという意気込みでおられるわけなんで、こういうところにぜひ知恵を分配していただきながら、そうした若い方も含めて、地域の意欲のある方々が取り組まれるものをお手伝いしていただきたいと思いますが、もう少しその辺のところからのご答弁をお願いします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 今おっしゃったように、ただ絵はがきを売るだけだとか、ボランティアで売るものというのは正直なりわいになってないです、まだまだ。今おっしゃったように、飲食業組合とか、地元で飲食をやってみえる方、あるいはそういった加工品をつくってみえる業者さんもあるわけですので、そういった方がなりわいとして成り立つような仕掛けができれば、今5万人とも10万人とも言われる数になってくるわけですから、私どもとしてはいろんな支援策は考えるわけですが、そういったことに関しては民間の人が私どもと一緒になってやっていっていただければ、なりわいとして成り立っていくというふうに思っておりますので、もう少し民間の方と具体的なやりとりができればなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) やっていただくということで、具体的なスケジュール的なめどというか、やっぱり急速にふえていく、ほかっておくとそれができないうちに、さっきの駐車場じゃないけど、駐車場が準備できないうちに来て渋滞になってしまう。これは先ほどの竹田城に学びに行かれた方々からのお言葉をお聞きすると、まさしくそうした状態が生じていたという話なんですね。 駐車場に入れないから道路が満杯でという話、そういう話なんで、やっぱり一つでも早く地域に投げかけをする、また地域で学ぶ機会をつくっていただきたいと思うんですが、この辺のところのめどというのはあるかないか、お答えください。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) こういう事業というのは、イノベーションといいますか、開発に関しては経産省あたりでいい制度がございます。 ただ、中途半端で、今言ったボランティアに絵はがきだけを売るということじゃなしに、自分たちでそれで食べていくんだというような業者さんと話さないと、趣味にちょっと付加価値をつける程度では、僕はいけないと思います。ですから、そこで観光客を相手にして、お金をしっかり稼ぐんだというような思いのある方については、そういった経産省なんかの助成事業もアドバイスをさせていただきながら、実現に向けてということ。いつということは申し上げられませんが、そういった業者さんが私どもと面談なり、そういった連携ができれば、できるだけそういったメニューを紹介していきたいなと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) ちょっと繰り返しますが、私が聞いている限り、先ほどのように実際には苗木地域の食協のメンバー、それから飲食業組合の方々、こういうところからも話が実際は出てきて、それに取り組んでいきたいという話になっています。今の話だと、そういう意欲がある方々が例えば部のほうへお邪魔して、そういう知恵をかりていく、そういうものなのか、一律的にどこかでそういう意欲のある人は集まってくれよと、こういう機会も要ると思うんですが、どのような方法でという話はいかがなもんですかね。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 先ほど地元に部会ができたよという話がありましたので、そういった格好でそういった業者さんが集まってというようなことがあれば、私どもも出向かせていただきますし、個々で対応ということであれば、私どもと来ていただいても結構ですけれども、それについては地元とやり方については協議をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今のところまでは、意欲がある方の意欲をなくしてしまったり、逆に苗木地域以外に話が先に行ってしまうような現象があったら、それは全く残念なことになるんで、この辺のところをしっかり地域の先ほどの協議会というものがありますので、そこを通して、さらに地域のそうした諸団体へ声が届くように、ぜひお願いしたいということをお願いしておきます。 次に、今回建設していただいた水洗トイレについてお聞きしていきたいと思います。 障がい者利用の観点から、さらなる整備についてのご意見があったらお聞かせください。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 今回、苗木城跡のトイレ改築事業では、男女別トイレと障がいを持った方や小さなお子様を連れた方が利用できる多目的トイレを整備いたしました。このトイレまでの通路には階段などもあり、車椅子の方が利用することは困難でございます。国の史跡内にあるため、さらなる整備につきましては、文化庁と協議の中で進めたく考えております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今お答えしていただいたように、現地では男女のトイレのほかに障がい者用のトイレが既に準備してあるということのトイレをつくっていただきました。大変きれいで立派なものだというふうに見ておりますが、せっかく障がい者用のトイレが真ん中にありながら、そこに行ける人がいないとか、あるいはそこまで入っていくのに砂利で入っていけないとかいうような話だと、ちぐはぐな話になるんで、この辺のところの整備をできるだけ早くしていただければということをお願いしたいと思います。 それから、水洗化トイレということなんですが、上水道のさらなる整備についてのお考えはいかがか、お答えください。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 現在、水道の給水管は駐車場からトイレまでの道沿いに布設をされております。給水管の改修につきましては、城内の道の路面の整備に合わせて行う予定でございます。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今お答えいただいた道の整備というのは、風吹門手前の道の整備と同時に、今の水洗トイレのところまで上水道、今で言うと1回タンクに上げて、そしてその水を使ったら切れてしまうというような状態なんですが、常時水が使えるような状態にしていただけるということ、またその時期は大体見込みとしてはどのぐらいになるかということをお答え願いたいんですが。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 今現在、苗木城のトイレは駐車場にあります受水槽で一旦ためて、そこからポンプアップしてトイレまで上げてきております。ふだん家庭が使うように、蛇口をひねれば水が流れるということではございません。利用者の方には節水等の利用について、注意していただくことをやっております。それにつきましても、その整備に合わせて給水管のあるミリをちょっと大きくして、水道管の口径を広くしたいと思っています。 計画の年度でございますけれども、苗木城の入り口のところにございます今現在の計画におきましては、平成35年度あたりを予定しております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) お答えしていただいた平成35年度、大変先のことだなというふうに思っています。 それはほかの文化庁の整備の関係もあろうかと思いますんで、それはそういうことだと思うんですが、実はもうご存じだと思うんですが、水洗トイレをせっかくきれいにしていただいたんで、じゃあこれを誰が清掃するのかという話になって、現在では区長会というか、地域の区長さん15人あたりですか、この方々が順番にボランティアで清掃していくというようなことをされているわけです。せっかく苗木の地域の発展のため、あるいは苗木城の跡を訪れてきていただける方々にトイレが汚くて入れなかったとかいう話とは違った姿になっていいんですが、区長会がこうやって率先的に、あるいはまちづくりの役員の方々が率先的にされるということも気持ち的にはわかります。せっかくだからという話で、一生懸命やっていかなきゃいかんということなんでしょうけど、このやっていただいた方々の話をお聞きすると、先ほどの駐車場あたりのところのタンクに一旦ためて、それをポンプアップしていく。それで清掃していると水が足りないぞという現象が既に起こっていることを思えば、これは早急にボランティアも私は一つどうかなというところを思っています。そういうもんではないんじゃないかなという、しかも区長会がやってもらっている状態では、また区長さんたちは大変忙しい中で、別のことを地域のことをやっていく人たちが、ここがまたボランティアでやっていかなきゃいけないような話では、ちょっと足りないんじゃないかなということを思いますが、いかがでしょうか。水の面、それから今の清掃の面。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) まず、水の面からでございますが、整備につきましては35年度というふうに想定をしておるわけですけれども、その前に受水槽の容量をふやすというようなことも検討してまいりたいと思っております。 また、トイレの清掃の問題でございますけれども、地域づくり、まちづくりのために区長さん初め各地域の方にご協力をいただいていることに対しましては感謝を申し上げます。トイレの清掃につきましては、きれいであるということがまた観光地としてリピーターを呼び込む大きな要素となっております。継続してトイレをきれいにしていくというシステム、仕組みづくりが大変大切になってまいりますので、継続して事業が行えるよう地域の方、また苗木遠山史料館友の会と協議しながら、継続して行えるやり方を研究してまいりたいと考えております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 35年の前に、一つ受水槽の容量を大きくしていただいて、まず水の対応をしていただく。これはそういうことで、一つの解決策かとお聞きしました。 それから、区長さんたちがやるんではなくて仕組みづくりを、これはまた先ほど言った協議会のほうに投げかけていただきながら、どんなふうにしていったらいいかというのを早急にしていかないといけないんだろうなということを思いながら、意見を言わせていただきながら終わりたいと思います。 そして、平成35年度までかかるトイレの水の話であれば、私は次に考えなきゃいかんのは、別のトイレは準備しなきゃいかんのじゃないかなということです。現在は遠山史料館に無料で玄関から入って、トイレまでは無料スペースとしてトイレに行かせるようにしているという仕組みの中で、観光バスで来られたトイレへ行きたい方々はそこに無料で入って、トイレを使って、トイレットペーパーも使って、水も使ってという話をされて、対応されている現状を見させていただいております。そういうことではなくて、もう1つ考えていかなきゃいかんだろうなと思います。 津戸那木線が来年度、28年度完成予定というふうにお聞きしています。同時に28年度完成のときにはその津戸那木線の下をくぐっていく、津戸まで行く下水道が、遠山史料館は現在水洗化なんですが、要するに下水管が通ってない状態。下水管を通すことによって、そこまで下水道がしっかり処理場まで流れていく。これが28年度に完成するだろうと予想しておりますが、それと同時に、そうすると現在の青邨記念館の近傍にトイレがありますが、こうしたもののトイレもさらに整備して使っていける。先ほどの駐車場の話があれば、当然そういう準備もできると思うんですが、この辺のお考えはいかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 今現在、青邨記念館の西側下にあるトイレにつきましては、昭和62年の建設でございます。非常に老朽化をしております。また、観光客用のトイレではございません。今回、このトイレにつきましては、青邨記念館の解体工事とともにこのトイレを解体していく予定でございます。 観光客のトイレにつきましては、先ほど議員のほうからご指摘がありました苗木遠山史料館のトイレをまず活用していただき、また苗木城に登った方につきましては、城内のトイレで緊急的に用を足していただくというような考え方で進めたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 先ほどの今回のJRのウオーキングの際に、やっぱりトイレがパンク状態であったことをもう一度チェックしていただいて、早急な、今言われた話ではないもう1つ別の踏み込んだ手当てをしていく必要を強く感じておりますので、もう一度現場の状態を確認していただき、それに対応する処置を早急に考えていただきたいものと考えます。 次ですが、これは4月の桜の時期の話だったんですが、苗木城址から北に1キロほど行ったところにさくら公園というものがあります。このさくら公園も数十年、皆さん地域の方がそれこそボランティアでいろいろ手入れをしてきて、大変広大な面積に桜がきれいに咲くという状態で、ここに訪れる方も大変ふえております。遠山史料館からさくら公園入り口まで道が通じているわけなんですが、この道、またそれ以北の道、これは市道だというふうにお聞きしておりますが、この整備をいかに考えているかお聞きしたい。なぜかといいますと、実際市長さんも来られたさくら公園のセレモニーの当日、朝から車が交互通行できない状態が生じて、渋滞をしまくっておったという現状の中での質問でありますのでよろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) この路線の道路整備計画は現在はありませんけれども、平成22年度に道路拡幅及び側溝整備の要望を地元からいただきました。平成25年度に一部側溝整備を行っております。今後、用地のご協力を得られた箇所から待避所などの整備を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。 要望が出ております。土地については地権者の寄附とか、当然こんなぐらいの話は待避所だったらしていくべきだろうと私は思いますので、地権者の好意に甘えられるところは甘えさせていただければいいと思いますし、先ほど言った平成25年度の側溝整備をしていただいた関係で、もしかしたら側溝に、種類によって違ってしまうかもしれないですけど、グレーチングなり側溝のふたをすることによって、車道の幅員が約50センチ以上、もしかしたら1メーター近く幅員が広がるところもあるように見ています。そういう処置も必要かなということを思いますので、一度ご検討をお願いしたいと思います。もしあったらお答えください。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 25年度に側溝整備したところも、ふたつきじゃなくて真ん中に細い目が入っています。水だけ、路面水が入るだけの側溝を入れていまして、グレーチングは使用していません。今後もそういうような側溝を使いながら、道幅も確保しながらやっていきたいと考えておりますので、お願いします。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) ありがとうございます。私が25年度の側溝の整備じゃない、前からのやつで、要するにオープンになっている側溝についてそういう手段もあるという地元からの話もあったんで、一度ご検討をお願いしたいなと思います。 それから次ですが、今回ウオーキングの道ということで、ウオーキングの話では四十八曲がりを皆さん城山まで上がってこられたというふうに思っています。実は城山の四十八曲がりというのは、城山へ上がる道でありまして、中津のちょうど駒場のところに中山道から分かれて飛騨街道というのがちょうど上宿あたりのおり際にあるんですが、その行き先が実は飛騨街道、苗木に入ってくると城山のちょっと北側に丈六という名前の昔から城山進路、今アスファルトでやってもらった、北恵那バスが通れるようになった旧玉蔵へ行く道の以前の道は、全てここを皆さん通られていた丈六という道があります。飛騨街道です。ここがまだちょっとした整備をしていただければ、また非常にいいウオーキングコースになるというふうに見えておりますが、この整備についてのお考えがあればお答え願いたいと思います。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 丈六坂と言われる苗木城跡の東側を登る道は、道幅も狭く、急勾配なところも多い道でございます。現在、整備の計画はございませんが、マップなどで丈六坂を含む飛騨街道のルートを紹介してまいりたいと考えております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今、部長のほうからマップなんかで紹介するという話なんで、ほかの地域というか、当然飛騨まで通じる飛騨街道なんで、苗木で言うと八幡から今のところへ来て、中津・木曽川を渡るという街道です。 整備の考えはないという話なんですが、中山道を含め主要街道の整備というのは、一つの観光の中では大切な、特に今のような健康志向のウオーキングというふうに考えると、非常にいいメニューになるんではないかなと思います。単に何にもなかった道を、あぜ道を歩けという話とは違うわけです。昔からそこをどれだけの年代にわたって、どれだけの人がそこを中津川から分かれて木曽川を渡り、そしてそれから飛騨へ向かっていたという歴史のそういう視点でいくと、ちょっと違った姿が見えてくると思いますので、ご検討をお願いします。 それから、さくら公園の途中にトイレが駐車場の上のところに1つあるんですが、このトイレ、それから上水道、この辺についての整備についてお考えがあればお答えください。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) さくら公園にはくみ取り式トイレが1棟ございます。今のところこのトイレの整備計画はございません。 上水道の整備につきましては、工事費がかなり膨大になります。公園の利用状況等を見ながら考えていきたいと思っています。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) わかりました。この辺も当然ながら利用状況も大事だろうなと。全然人が来ないのに整備だけしている意味はないということを思いますので、利用状況を見ながらまた考えていただければと思います。 大きな1項目めの最後なんですが、苗木本町の遠山家のお屋敷を、県の事業だということで調査をされていました。名工大の大学生だった。こういうのを何しているのかなと聞いたら、そういうお答えがあったんですが、これについて何かご存じであればお答えしていただきたいし、どんな連絡をとっておられるかお聞きしたいです。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 遠山家の屋敷は、岐阜県教育委員会社会教育文化課の岐阜県近代和風建築総合調査事業の一環で、先月の5月17日に調査をされました。 この近代和風建築総合調査は、都道府県を単位とした全国調査であり、建造物の学術的な基礎資料を作成することを目的として実施しております。調査対象は、江戸末期から昭和初期の和風建築物で、調査当日は建物の写真撮影、採寸、建築資材の確認等が行われました。以上でございます。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 調査した後の結果というか、これをどのように反映していくかというような話はないんですか。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 岐阜県におきまして、調査した建造物の詳細写真、また図面等を掲載していくということを聞いております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 先ほどの人がいない家屋の一つになってしまうんでしょうけど、この辺のところを所有者とよく調整していただいて、それだけ調査に金をかけるだけ、何かのものがあったんだろうということから考えると、その所有者と今後どうしていくかというような話を市としても詰めていく必要があると思いますが、いかがですかね。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 調査におきまして、所有者の了解を得た上で実施をしております。今後の建物管理、またどうやっていくかにつきまして、所有者と協議をしているところでございます。 どのような方向で活用、また保存していくかにつきましては、結論が出ていないというようなところが現状でございます。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) できるだけ、これも朽ち果ててしまう前に、もし価値があるものだったら何とかできるように協議を急いでいただければということで、1つ目の大きな質問は終わらせていただきます。 次に2つ目であります。中心市街地の活性化のために新たな青邨記念館(美術館)の建設の早急な準備についてをお聞きしたいと思います。 中津川市総合計画、平成27年度から平成38年度までの総論基本構想というのが既に出されております。36ページ、ここに美術館のことが少し触れてあります。本市の貴重な自然、歴史、文化を伝えていくため、美術館、博物館等の運営の充実と美術館機能を有する施設の整備を図りながら、前田青邨、熊谷守一、島崎藤村等の各界を代表する郷土の文化人を市内外に顕彰し、地域性豊かな歴史文化や先人の功績を確実に次世代に伝えていきます。物すごく大事なことがここにうたわれています。中津川市の中で、絵なんですけど、絵画、恐らく皇居の中に自分の絵を描いてという方がほかにおられようかと思います。こんな方をこの中津川市は出していた市だということがここに書かれているわけです。そして、それを今まで知っていた人以外、これから生まれてくる子どもたちにもこういう人が出たんだよということを伝えていくということがここにうたわれていると思うんです。これが今回の総合計画、27年度から38年度、12年間のことです。 それから、合併後、中津川市にある団体の一員として県立美術館に青邨記念展があって、見に行かせてもらいました。初めて見ました。青邨記念館、苗木にあるやつは何回か足を運んで見ていたんですが、県美で絵を見させていただいた限り、すごいという以外ないぐらいの感動を得ました。そして、その後、合併記念という話からだったと思うんですが、今のにぎわいプラザに地域の画家たちのという話で絵が飾られ、青邨先生のやつも出されているというのを見ました。県美とは規模が違ったんですが、やっぱり見させてもらう限り、すてきだなと思いました。 その辺のところと、もう1つ私が市会議員になる前だったと思うんですが、青邨記念館を今回壊すという話なんですが、青邨記念館を移すという話が出ていたのを私はかすかというか、記憶しております。それで次の質問をしていきたいんですが、本議会に青邨記念館を取り壊すための条例改正案が提出されております。じゃあ壊す場合、盗難に遭ったそんな物騒なところに置いておけないのは理解できます。ですが、青邨記念館を、あるいは美術館として新たな建設に向けてのことをお聞きしていきたいと思います。 1つ目です。平成20年、新中津川市総合計画、前のやつです。中期事業計画(平成21年度から平成23年度)において、美術館基本構想の立案として、青邨記念館の老朽化に伴い、新たに総合的な美術館活動ができる施設の建設を目指し、前田青邨、熊谷守一、中川ともなどの文化資源を生かした新たな美術館構想を立案しますとされておりました。この成果はいかがだったんですか。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 前田青邨先生の作品などを展示する機能を整備しなければならないと考えております。美術館整備の基本的な考え方はまとめましたが、構想の作成までは至っておりません。よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今お答えいただいたのは、21年度から23年度には中期事業計画に出しておきながらやってないということを答えられているということです。とても大事だと一面ではずっと言いながら、構想さえもまだつくってないと、これでいいですか。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 製本した構想までのものについては作成をしておりませんですが、中津川市として必要な美術館、人口8万人の規模の中核都市としての美術館機能はどうあるべきかというような方策、方針を定めてきたところでございます。 それにつきまして、閉館以降、多方面に青邨記念館の再整備についてどうされるのかということにつきまして検討しておりますので、それ以後全く事業を進めていないということではございませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 前回の総合計画の中期事業計画23年度までについて、できてないのは過ぎてしまった話だからというふうに残念だけど思っています。 今、部長の言われたように多方面に声をかけながら検討は続けています。では、この検討を続けていくことを実現していかなきゃいけないだろうというふうに思いますが、そんな中、ちょうど本来構想をつくる段階の平成21年11月24日、これは盗難に遭った日だというふうにお聞きしました。深く反省を要するかと思いますが、その後対応はどのようにされているかお答えください。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 青邨記念館の所蔵作品につきましては、近くにございます苗木遠山史料館で保管をしています。また、平成22年度以降、随時苗木遠山史料館で前田青邨先生の作品展を開催しております。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) 今回、後半に現在、前田青邨先生の絵を展示されている。見させてもらいました。前半もされて、分けて、遠山史料館というのは本来美術館ではないんですけど、そうした貴重なものも展示しても許される許容というか、それが要するに安全性があるという話でできていると思いますので、今で言うとできるところでやっていくということは大事だと思います。 ですが、中津川市では平成14年、今回ずっと先ほど言った東美濃でやっておられます前田青邨画伯の功績を顕彰し、日本画の創作活動を奨励することを目的とした日本画公募展前田青邨記念大賞が始まりました。平成14年です。開催趣旨として、前田青邨は中山道の宿場町として栄えた岐阜県中津川村(現在中津川市)に生まれ、16歳で上京し、そして以降一生懸命頑張って才能が認められ、確固たる独自の画風を築き、昭和30年には文化勲章を受章されています。この公募展は、近代美術画壇の発展に大きな貢献を果たした青邨の功績を顕彰するとともに、日本画の創作活動を奨励するため開催いたしますとあります。また、21世紀を担い、さらなる発展を目指される皆様の意欲あふれる作品の応募をお待ちしておりますとも書かれています。中津川市の、やっぱり今回も見させていただいて、平成14年からのやつも、大賞、それから優秀賞、奨励賞というふうに3点ずつがずうっと歴代のものが展示され、そして今回の応募作品が出されているというのを見させてもらいました。やっぱりすごいです。すごいなと思います。あんなことができている、恐らく人口8万程度の自治体がほかにあるかということなんですが、ないだろうなと思いながら見させてもらいました。 中津川市の文化資源である前田青邨画伯を生かしたまちづくりのために、新たな青邨記念館(美術館)の建設が欠かせないと思いますが、いかがお考えかお答えください。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 前田青邨先生は、日本を代表する画家であり、中津川市の誇りでもあります。すぐれたほかにはない貴重な文化資源を生かすために、前田青邨先生の顕彰施設を整備してまいります。 今回、中心市街地活性化まちづくり構想に位置づけられました複合交流施設の中で検討していきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 17番・鈴木雅彦君。
◆17番(鈴木雅彦君) ただいましっかりしたお答えをいただきました。要するに中心市街地の一つの活性化のためにもなるし、中津川市の文化というものを考えたときに、これが先ほど言ったリニアで仕事をする人とは違って、リニアを使ってでも、あるいはリニアを使ってこなくてもいいと思います。その前田青邨画伯の功績が後世の中津川市民にも伝わるように、また全国の日本画を志している方々に強烈なインパクトを与える中津川市であり続けるためには絶対的に必要だというふうに考えております。 これを今ご答弁いただいたんで、早急に総合計画は当然リニアが来る27年度までを見越した総合計画だと思うんですが、今期の中期事業計画には入っていません、残念ながら建設は。しかしながら、そういう中でも一生懸命前向きに考えていただいて、この偉人のなしたこと、そしてそれを伝えていくことの価値を一生懸命考えていただいて、ぜひともできるだけ早い時期にこの建設へこぎつけていただきたいと思います。よろしくお願いします。以上で終わります。
○議長(深谷明宏君) これにて、17番・鈴木雅彦君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時30分まで休憩をいたします。 午後0時17分休憩 ――
―――――――――――――――――――― 午後1時30分再開
○議長(深谷明宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、7番・牛田敬一君。 〔7番・牛田敬一君質問席に着く〕
◆7番(牛田敬一君) 通告に基づきまして質問をさせていただきたいと思います。また、これから4年間、16回お世話になるかと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。 今回は、中津川市総合計画について質問をさせていただきたいと思います。 平成27年度から平成30年度までの前期事業実施計画が策定されております。将来都市像の実現に向けて3つの理念がありますが、その中の「活気あふれるまち中津川」を中心に、どのように実現していくのかを質問させていただきたいと思います。 「活気あふれるまち中津川」のキーワードとしましては、「働く場があり住み続けられるまち」、「便利に暮らせるまち」、「世界に向けて情報発信するまち」、「市外との交流が盛んで、訪れたくなるまち」、もう1つ、土地利用構想といったところからピックアップして伺いたいと思います。 まず1番目に、働く場があり住み続けられるまちについて。この定住できる要件の中で雇用といったところは最も重要かと思います。また、本年3月に地方創生という形で補正予算が組み込まれていますので、その関連で質問をしたいと思います。 1つ目は商工観光なんですが、1.企業誘致推進事業の狙いと効果を伺います。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 新総合計画やリニアのまちづくりビジョンでは、リニアの経済波及効果を見据えた新たな産業の立地による雇用の創出を想定しております。リニア効果による市外からの企業の進出を促進し、市内企業の工場新設や移設要望、企業からの要望を素早く対応して市内での立地を促進することで、働く場所が確保され、雇用の創出と定住化、税収の確保が見込まれると考えております。 具体的には、企業訪問によるつながりづくりや情報収集、工場用地の調査や確保などを進めております。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 今、働く場所というお話ですが、今いろいろと企業を聞いてみると、結構人手不足だというお話をよく聞いておるんですが、その辺の対策について、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 産業人材の育成につきましては、企業誘致と同様に大変重要だというふうに考えております。特に、やっぱり若い人たちが働く、定住のことも含めて、これについては同様に重要な施策と考えておりますので、これにつきましては定住推進部のほうと連携をとって推進をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、適地調査、企業に対する可能性調査の計画を伺います。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) ここでいう適地調査とは、工場用地候補地の開発、分譲費用を算出した上で事業化できるか否かを検討するための調査でございます。それから可能性調査というのは、全国の企業に対し、当市のPRやつながりづくり、企業の立地の意向を調査するものでございます。 昨年度、工業用地の候補地として市内で10カ所程度の調査をしており、今年度より開発の可能性の高い候補地について、概算事業費や概略図を作成して、事業として成り立つか否かを調査する予定でございます。また、リニア関連企業や開発研究機関など、400社程度につながりづくりと企業の動向調査も実施をしてまいります。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 今、400社ほどというようなお話があったんですが、どのようなところをターゲットにするんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) まず、業種につきましては、リニアの関連企業、あるいは情報通信企業、ソフトウエア開発企業、先進医療機器研究機関等々、そういったものをターゲットにしたいなというふうに思っています。 それからもう1個は、岐阜県近隣に移転をしたいという希望のある企業を対象にして調査をしてまいりたいと考えております。 それからもう1個は、ご縁ということで、岐阜県出身、あるいは縁のある方が経営をしてみえる、あるいは社長をしてみえるというようなことをターゲットにして、段々絞り込んでやっていきたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 先ほどの1番目の質問にも少し絡むんですが、先ほど10カ所ぐらいというようなお話がありましたが、その工場用地、その開発から完成までというのは、どのぐらいの期間を想定されておるんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 10カ所というのは、いろいろ立地要件があるものですから、今進めておるのは坂本・苗木地区ぐらいで、できるだけ早くできないのかという調査をしております。特に、今県内では、岐阜県そのものが企業誘致の追い風といいますか、非常にオファーが多くあるというふうに聞いておりますので、特に東濃地域については、各市がこの事業に関しては非常に重点施策でやっております。私どもとしては、企業からオファーがあったときには、いち早く対応できるようにというふうに考えておりますので、これにつきましては、できれば実施計画の前期の中で一つでも実施できればというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、若者の地元定着推進事業の大学生等の地元就職サポートバンクというのが以前より行っていると認識をしておりますが、新たな取り組みを企画されているでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 将来、中津川で就職を希望する若者の方に、市内の企業を知ってもらうために、市内企業の魅力や特色、セミナー等、就活情報をウエブ及びメールマガジンで紹介するサービス「ジョブなビ」というのをこの6月からスタートします。たまたまきょう、中日新聞に出ておったと思いますけれども、そういうものをスタートさせていただきました。 市では、平成22年からサポートバンクとして大学生を対象に情報発信を実施しておりましたが、市内の企業情報の発信が十分ではなかったというふうに認識しておりまして、ジョブなビでは、大学生はもとより高校生の地元就職やU・I・Jターンの促進を視野に、より広く多くの方に情報発信できるようにというふうに考えております。若者に市内の企業情報や就職に関する情報をよりタイムリーに発信していくことで、市内企業への関心を高めていただければなあというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) きのうも、ある方が、息子が千葉におるけど中津川へ帰ってきたいということで、何かその就職先はないかというお話もあったもんですから、すぐこのジョブなビを紹介させてもらったんですが、実際自分も余りジョブなビは知らないもんですから、少し具体的な取り組みがあるのかどうか、ちょっとその辺を教えていただきたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 少しジョブなビを紹介させていただきます。 2010年に行いましたサポートバンクにつきましては、メールを使って配信をしておったわけですけれども、どうしても若い人たちというのはメールアドレスを変えられたりとかということがあって、どうしても郵便物でしかやりとりができなかったというようなことがありまして、名前の割にはアナログ的な発信しかできなかったということがあります。 そこで、こういったQRコードを活用しまして、メールマガジンの中でいろんなセミナーだとか、あるいは各企業さんへのアクセスができるようなということを考えております。これは、大学生に限らず高校生や、あるいはU・Iの方、あるいはそういった対象のお父さん、お母さん方にも気楽に使えるようにということで、非常にバージョンアップしたというふうに思っていますし、それから内容につきましても、今企業さんにお願いして、新卒者の例えばアンケートといいますか、体験みたいなものを発信できるようなことも工夫をしておりますので、一度見ていただければ、少しわかっていただけると思いますけど、そういったことがバージョンアップしたというようなものでございますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、ジョイセブンが主催をしました「ふるさと再発見」は、地元を見詰め直すよい試みというふうに思っております。この実施に至るまでの経緯とか、また状況をお聞かせください。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 市民の皆さんが市内の事業所を知る機会というのはほとんどないというふうに思いますので、この地域にどんな会社があり、どのような事業を展開しているかということを知ることでは、改めて地域の資源を発見してもらうには非常に意義がある企画だというふうに思っています。これは、ジョイセブンの中で企画したものでございます。 平日の開催にもかかわらず、40人の募集に対して41人の申し込みがございまして、企画を通じてこういった地域の内外の魅力を発信するということでは、シティープロモーションにつながるものじゃないかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 今、ああいうふうに地元を見直すということが一番重要ではないかなあというふうに思いますので、またよろしくお願いしたいと思いますが、この企画を通じて、またほかにもどのような反響があったのかお聞かせください。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 開催日がまだ17日ということで、ちょっと参加者の方のご意見を伺っておりませんが、恐らく、やっぱり企業さんへ個人で申し込みをしても、なかなか見に行くことができないとか、どうしても企業秘密等々がありますので、そういった意味では、地元の企業であっても地元の方が見に行く機会というのはなかなかないなという中で、地元に興味のある方が応募していただいたと思いますし、また家族の皆さんなんかが、そういったところで働いている場所なんかも知ることができるという意味では、反響があったというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次の質問ですが、リニア開業を見据えて、市内各地にある観光資源の磨き上げを行うというふうにありますが、どこに重点を置き、磨き上げを行うのか伺います。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) リニア駅を拠点にして、特にメジャーと言うと語弊がありますけれども、少し著名な観光地である下呂、高山へ向かう257号線沿線の観光地、あるいは木曽へ向かうような中央、中山道沿線の観光地などを磨き上げていきたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 昨日というか、六斎市でも私の従業員の方の友達がたまたま横におりまして、どこから来たかと言ったら、高山から来たということで、六斎市に1回誘ったら毎月来てくれるようになったというような話もあったり、私も娘を付知の不動滝へ連れていったら、その次の週には、今度市外の友達を連れてその不動滝を訪れたということで、結構やっぱり市民の方がもっともっといろんなところを知らないといけないんではないかなあというふうに思っておりまして、その磨き上げという言葉は、いろいろあるんですが、もうちょっとほかにも磨き上げという、アイテムというか、それがあるかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 今、エリアの磨き上げということを申し上げましたけれども、特に磨き上げにつきましてはハード、ソフト、いろいろ切り口はあると思います。特にやっていかなきゃならんというふうに思うのは、観光地である素材ですね。景観であるとか、伝統行事であるとかというものが、やっぱり後世に残していくような仕組みをつくらなきゃなりませんし、それも少しずつ磨き上げながらレベルアップしていく必要があると思います。 それからもう1つは情報発信だと思います。それは、今まで行政がやるとどうしてもホームページだとかパンフレットづくりぐらいで済んでおったわけですが、今回、苗木城なんかも、東京のバス会社であるとか、あるいは名古屋近郊のマスコミなんかにも出向いてやったことがここまできたと思いますので、特に情報発信については、やっぱりもう少し足を運ぶというようなことも大事だなというふうに思っております。 それからもう1個は、やっぱりおもてなしの磨き上げだと思っています。それは、今おっしゃったように、市内の皆さんが本当にいいところを普通に案内できるような素地をつくっていくということも大事だと思いますし、特に今駅前なんかは外国人の方が多いもんですから、そういった人にも言葉なんかも通じるようなおもてなしもやっていく必要があるかなというふうに思っています。 それからもう1個は、やっぱり先ほど申し上げましたのは、お金を使っていただける磨き上げと思っています。これは民間の力をおかりして、特産品だとか食事、あるいは宿泊につながるような仕組みづくりという意味の磨き上げも必要だと思っておりますので、磨き上げにつきましては、幾つか切り口があると思いますが、特にそんなことが必要かなと思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次ですが、ここまで磨き上げてきた観光資源の効果というものを1つか2つ、事例を挙げていただきたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) けさほども話題になりましたけれども、苗木城址については、首都圏、中京圏などで観光PRや旅行社への売り込み、下呂・中津川広域観光協議会が行うJRとのタイアップによるバスツアーなどで、この結果、苗木城址を訪れる観光客は、平成25年は1万4,000人だったのが、平成26年には2万6,000人になり、1万2,000人ふえております。27年はさらにふえる見込みでございます。 それからもう1つは、馬籠では、外国語の案内看板やパンフレットを作成したことを初め、馬籠・妻籠の両観光協会が連携して、荷物をワンコインで運ぶサービスも実施してまいりました。それから、新たにサイクリングツアーの実施や外国人観光客向けの地歌舞伎のミニ公演、あるいは無料Wi-Fiの整備などに取り組んでまいりました。 これによりまして、馬籠・妻籠の間を歩く外国人の歩行者の方が、25年度は約9,000人だったのが、26年度には約1万3,000人となり、4,000人ふえております。さらに平成27年度はふえるというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 今の磨き上げという中から、今中津川ふるさと応援隊というのがあるかと思いますが、これ市外でも200名ほどおられるんでしょうか。これは市長公室長に聞いたらいいかどうかわからないんですが、今そういう形で、市外の方をいろいろとPRしているんですが、市内の企業の社長さんやら我々の従業員でも、名刺の裏にいろんな中津川市の名所だとか、いろんなものを印刷したら結構PRになるんではないかなあというふうに思っておるんですが、その点についてはいかかでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 市長公室長・伊藤恵之君。
◎市長公室長(伊藤恵之君) ふるさと応援隊ということで、現在220名の隊員の皆さんに加盟をしていただきまして活動を行っていただいております。主な内容として、市のPRイベントへの参加、そして情報発信、あるいは外から見た視点での中津川へのアドバイスといったものをいただいております。 今ご提言をいただきました、市内企業の皆様が名刺の裏に印刷して外へPRしてと、大変有効な方法だと思います。例えば、今現在ホームページで紹介させていただいております定住であれば中津川に住もうとか、観光であれば中津川で遊ぼうとか、そういった言葉とともに、イラスト、あるいは使える写真等、市民の皆さんと共有する形でホームページに展開して、広報等でそれをお知らせ、誘導していくというような方法も考えられますので、これから担当部署のほうと検討をしていきたいというふうに考えます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次の項に入りますが、農林部のほうですが、鳥獣害対策の強化とありますが、どのような対策を行うのか伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 農林部長・林 友義君。
◎農林部長(林友義君) 国・県・市の各種事業を活用しまして、侵入防止策の設置を継続して行うとともに、新たに捕獲に有効なセンサーネットワークを活用したけものの見える化による獣害対策の調査・研究に取り組みます。侵入防止策につきましては、鹿の被害が近年ふえてきていることから、ネット柵プラス電気牧柵などの複合策を考えております。野生鳥獣による被害を軽減するため、環境税を活用し、バッファーゾーンの整備を行います。 また、有害鳥獣の捕獲隊員は高齢化しており、捕獲隊員確保のため狩猟免許を新規に取得する者に対しまして免許取得費用を補助し、若い世代の捕獲隊員をふやしていきます。狩猟免許の取得者は、平成26年度は4人で、平成27年度は7人を予定しております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 今の免許の取得者ということですが、何人かふやしていただいているようですが、一人前になるというか、そういうふうになるにはどのぐらいの期間が必要なんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 農林部長・林 友義君。
◎農林部長(林友義君) 個人差があり、一概には言えないかと思いますけれども、猟友会の中のルールといたしまして、免許取得後、捕獲活動に参加をし、3年間経験した者を市の有害鳥獣捕獲隊員として推薦をいただいております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、便利に暮らせるまちについてという形で、基盤整備のほうなんですが、道路新設改良事業の具体的な内容を伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 道路新設改良事業につきましては、市民生活に欠かすことのできない青木斧戸線、野尻~大神線などの幹線道路を26路線、付知5号線、松源地~谷線などの生活道路の整備を22路線、合わせて48路線を前期計画とさせていただいております。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) ありがとうございました。 それの大体4年間の予算はお幾らぐらいでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 前期4年間の総額ですが、約60億円を予定させていただいております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、橋梁新設改良事業計画の内容を伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 橋梁新設改良事業につきましては、耐震補強補修工事と、橋梁かけかえ工事を実施します。前期計画では、県が指定しています第1次緊急輸送路をまたぐ橋梁2橋、第2次緊急輸送路上の橋梁6橋の耐震補強を計画しております。また、かけかえ工事につきましては、第二地蔵堂橋ほか1橋を計画しております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) こちらも4年間の予算を伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 4年間の総事業費は約12億円を予定しております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、水道の関係なんですが、上水道基盤の維持の中で、耐用年数が超過した水道施設とありますが、どのような対策を行うんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 平成25年度に、直径が3センチから30センチの管路につきまして調査を行いました。上水道事業につきましては、管路の精査をその中で行い、27年度から耐用年数を超えた管路を含めまして、計画的な耐震化とともに進めてまいります。 その耐用年数でございますけれども、施設ごとに違うわけですが、浄水・配水施設などの建築工作物につきましては、40年から60年、関連する機械、電気類につきましては10年から15年、管路につきましては40年という耐用年数になっております。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 質問の仕方が悪かったのかもしれないんですが、耐用年数が経過した水道施設というものがあるということですので、それが何カ所あって、どのような対策をするのかということを伺いたいと思いますが。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 何カ所というところでございますけれども、耐用年数を超えた管路延長ということでお答え申し上げます。中津川の上水道におきましては25.2キロ、それから、福岡の上水道が3.7キロということでございます。これを耐用年数の過ぎたものとあわせて耐震化を進めていくということでございます。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 今の上水道の耐震化とは、具体的にはどのようなことでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 具体的にということでございますが、水道施設耐震施設工法指針という指針がございますけれども、その中で、現在想定される最大の地震に対してでも重大な損傷が受けなくて、水道が流せる、あるいは維持できるというものでございます。管路におきましては、ダクタイル鋳鉄管といいまして、少し粘りのある鋳鉄管で、継ぎ手につきましては地震動に対して抜けない、動いても抜けない構造になっていると、そういった管を現在埋設を進めてきた状況でございます。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、上水道の耐震化計画を伺います。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 上水道の耐震化計画につきましては、管路施設の耐震化率を平成35年を目標にしまして、上水道事業で現在4.6%のものを5.8%まで、それから簡易水道事業につきましては、現在5.9%のものを8.8%まで上げることを目標としまして、今年度から優先順位をつけて計画的な耐震化を進めてまいりたいというふうに思っております。 そこで、平成27年度実施をしていこうとしておりますのは、上水道事業で中津地区の2カ所の管路、それから簡易水道事業で坂下、それから付知地区で予定をしております。また、配水池の施設におきましては、上水道事業で恵下の第2配水池、それから簡易水道事業におきましては、加子母で緊急遮断弁の設置工事を予定しております。 なお、現在実施しております道路改良ですとか、下水道工事に伴う管の布設がえにおきましても、いわゆる耐震管を使って対応をさせていただいているところでございます。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次の質問ですが、上水道料金の適正化を図るということですが、具体的な内容を伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 水道料金の適正化ということでございます。まず、考え方としまして、適正な水道料金につきましては、水道水を安定的に供給するために必要な事業費と、それから長期的な視点で給水人口ですとか、有水量の将来の予測を行って算出しなければいけないというふうに考えております。水道料金の現状を申しますと、現在県下で市の水道料金は、県の県営水道を受水している11市の中で上から10番目、安いほうから2番目ということでございます。 適正化に当たりまして、具体には、今後安定的な事業の運営に向けまして、簡易水道事業を上水道事業へ経営統合する平成29年を目標にしておるわけですけれども、そこから5年先を見越した試算を行いまして、多額の費用を要する施設の耐震化ですとか、それから更新等の事業が計画的に実施していけるように適正な料金の検討をしてまいりたいというふうに思っております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 市民からすると、適正化を図るということになると、適正化というのは高いのか安いのか、今実際にどうなんやという疑問があると思うんですが、その辺はどうでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 今現状で料金の見直しを考えておるか、考えていないかという部分でお答え申し上げますと、現状では料金の改定というものは考えてございません。そういった意味では、ある意味適正であるというふうに考えておりますが、先ほど申しましたように耐震化ですとか、それから人口減少という問題もこれから出てきます。それからリニアのまちづくりという部分でも事業を展開していかないけないというような部分がございますので、今後検討はしていかなくてはいけない。上げる上げないは別として、検討をしていくというところであります。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、世界に向けて情報発信するまちという形で、定住推進部のほうに聞きます。シティープロモーション推進事業の具体的な内容を伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 地域への愛着、誇りを高めること、それから地域の魅力を磨き上げていくことを市民の皆さんと協働して行い、中津川の知名度をアップするための情報発信、そういったものに取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) これも先ほど少し提案させてもらったんですが、今各企業のホームページがありますので、逆に各企業のホームページのほうに中津川のホームページをリンクするような、こんなような働きかけもいろいろすると、もっともっといろんな人が見えるんじゃないかなあと、それがもう一番早いんではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 先ほど来、地元企業への知名度アップというお話も出てまいりましたし、それからあわせて移住・定住に結びつけたいということも考えております。ただいまのご意見、非常にいいご意見、いいご提案というふうに受けとめております。また検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次に、中津川に住もうサポート事業の具体的な内容を伺います。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) これは、移住を希望される方のニーズに応えるために、空き家バンクの充実とマイホーム借り上げ制度、そういったものを行いまして、空き家の利活用を進めていきたいというふうに考えております。 具体的には、体験住宅の整備や、それから首都圏での移住セミナー、それから相談会を実施するほか、事業を新たに起こしたいという起業者の方への支援体制づくり、そういったものに取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次は、土地利用構想という形でお伺いしたいと思います。リニア都市政策部になるかと思いますが、
リニア中央新幹線関連拠点整備事業の具体的な内容を伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 総合計画の土地利用構想の中では、
リニア中央新幹線の岐阜県駅周辺の面的な一体整備や、中部総合車両基地周辺の秩序ある開発を促進するほか、リニア駅を広域の交通結節点と位置づけ、在来鉄道、バス、タクシーなどの2次交通へ円滑に連絡するための駅前広場や、各地へアクセスする幹線道路の整備といった、
リニア中央新幹線関連拠点整備事業を考えております。 前期4年間の中では、リニア駅周辺の秩序あるまちづくりとしまして、都市計画の中の市街地開発事業のメニューの一つであります土地区画整備事業の手法を用いた面的整備により、駅前広場や、商業地、住宅地などを整備するための調査、測量、設計のほか、中津川市街地と恵那市街地をリニア駅、濃飛横断自動車道、車両基地などを介して結ぶ都市間連絡道路を整備していくための調査、測量、設計などを行うとともに、関係者の皆様との合意形成を図っていきたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 次ですが、もう最後なんですが、
リニア中央新幹線関連道路整備事業の具体的内容を伺いたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) リニア岐阜県駅周辺区画整理に伴いまして、区画整理区域外の周辺住民の生活道路や、幹線道路と区画整理区域内を結ぶ道路など、市民に欠かすことのできない道路整備の調査、測量を行うものでございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) 質問はこれで終わっておるんですが、いろいろときょうは質問をさせていただいたんですが、今回この実施計画ということになりますので、もう少しいろんなところの目標というのが具体的に出てきてもいいんではないかなあというふうに思っておりまして、今回こういうふうに早く終わってしまうのは、今具体的な答弁が少ないもんですから、なかなか掘り下がったところまで質問がちょっとできないというところも若干あります。 今回、これからの中津川市の将来都市像の実現に向けて、まちづくりを計画的に進めていく中での前期事業実施計画でありましたので、それぞれの部門にどんどん取り組みの予定をお聞きしたわけですが、どうも抽象的な回答が少し多いのかなと。例えば今の農林のところでも、もう少し、けものの見える化ということがあったんですけど、けものの見える化も結構なんですが、もうちょっと事業の見える化をしてもらったほうがいいかなというようなところもあったりして、それをやることによってどのような効果が出るのかといったところを、もう少し効果も少し上げていただかないとなかなか見えないなあということになります。この目的は、今回は、輝く人々、安らげる自然、活気あふれる中津川というのが一つの目的であるということで、その目的のためには目標を定めるわけで、やはり目標は具体的に見えるものにしないといけないんではないかなあというふうに思っておりますので、そうしないと1年ごとの進捗管理を行う上で、何をもってできたのか、できないのかというのが、物差しがないように思います。 きょうはいろんなことを言いましたけど、具体的なことよりは仕事の進め方といったところをもう少しやっていただけると、もっと市民もわかりやすいんではないかなあというふうに思っておりますが、その辺、市長、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 牛田議員には、数値化または見える化の話は、私ども常にアドバイスとしていただいております。また、提言としてもいただいておるところでございます。本日の質問の内容、所要時間15分というふうに示されておりました。この15分の中で、果たしてこれだけのものをどのようにまとめられるかなという思いでございました。 今、執行部側の回答が漠然とした中で、さらに突っ込みの質問ができないという、大変私にとっては残念な評価をいただいたわけでございますけれども、過日、東京オリンピックで、あと5年後ですか、迫りましたメーンスタジアム、開閉式の屋根ができないという発表がされました。世界百何十カ国からの選手団を迎えて、またパラリンピックも開催をされる、そのメーンとなるスタジアム、当然詳細な計画もされた中でも発表であったかというふうに思いました。大変大きな事業でありますし、私どもが12年後に迎えますリニア、中津川市でもかつてないくらいの規模に匹敵するというふうに位置づけをしておるところでございます。したがいまして、きょういただきましたご意見、またこれだけの時間を残されてきょうあえて私にその質問をいただきましたこと、これからの12年間、加えてこの4年間のさらなる大切さということをしっかりと肝に銘じまして、できる限りの数値化、そして数値による進捗管理に努めてまいりますので、どうかよろしくお願いをいたします。 あわせまして、先ほど16回と言われました。これから15回、私もこういう形で答弁をさせていただく場面もあるかと思いますけれども、しっかりと執行部の進捗状況も見きわめていただきながら、よろしくお願いをしたいと思います。以上でございます。
○議長(深谷明宏君) 7番・牛田敬一君。
◆7番(牛田敬一君) そんな形で、少しでも市民によくわかるような言葉を使ったり、理解できるようなことを質問したりして、少しでも正確な情報を市民に伝えるということをやっていきたいというふうに思っておりますし、もっともっと中津川がよくなるように私たちも頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げまして質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(深谷明宏君) これにて、7番・牛田敬一君の一般質問を終結いたします。 続いて、11番・田口文数君。 〔11番・田口文数君質問席に着く〕
◆11番(田口文数君) それでは、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 改選後、初めての一般質問となります。私もこの4年間、またしっかり中津川市のために、要望、提案してまいりたいと思います。また4年間、よろしくお願いいたします。 今回は、リニアの事業関連についてという質問で行わせていただきます。 これは、特に市民の方から多く、これはどうなっているんだという質問がありましたので、それをまとめて今回の質問とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 先に、今回のリニアの事業に関しましての粗筋だけ少し話をさせていただきます。 JR東海は、中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書を作成し、平成26年4月23日に国土交通大臣に送付をいたしました。そして、同年8月26日、中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書を一部修正して、最終的な評価書として取りまとめ、国土交通大臣、関係する都県知事及び市町村長に送付をいたしました。 8月29日から9月29日まで、環境影響評価書の公告、縦覧が開始されて行われることになりました。環境影響評価書を国土交通大臣に送ると同時に、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画を申請いたしました。 10月17日、JR東海は国土交通大臣より中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その(1)の認可を受けることになりました。工事延長約285.6キロメートル、工事費約4兆158億円、各駅は、地下となる品川、神奈川県、名古屋市、地上に建設される山梨県、長野県、岐阜県であり、車両基地は神奈川県、岐阜県であります。そして、今回の工事の構造物の種別といたしまして、トンネル246.6キロメートル、これが約86%の工事であります。高架橋23.6キロメートル、約8%、橋梁11.3キロメートル、約4%、そして、路盤が4.1キロメートル、約2%ということであります。そして、完成予定時期は平成39年であるということであります。 このような形で、着々とこのリニアに向けての申請、また書類等のものが始まってきました。また、これに伴いまして、坂本の地域でも対策委員、またこれは仮称ですが、区画整理検討委員会というものも立ち上げながら、また区長会が優先といたしまして主導で講演会を開いていただくなど、本当に今地域でもしっかりとした動きが活発になってきている状況であります。また、そのような中で、先ほど言ったように市民の方から、これはどうなっているんだということで質問等をまとめましたので、それをやらせていただきます。 最初の1問目の質問ですが、ちょっと書き方がおかしかったので大変申しわけありませんが、駅舎の建設、駅自体はJRが350億円出してつくるということになっております。駅舎の建設は、JR単独で建設するのか、駅舎の外観などはどのように決めるか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) リニア駅の本体につきましては、平成23年11月21日に、JR東海の費用負担により中間駅を建設すると表明し、同時にリニア駅に地元が併設したいと考える設備については、建設費及び維持管理費の地元負担が前提と表明されております。また、JR東海は、平成25年5月25日開催の中央新幹線計画の説明会におきまして、基本的な駅構造を図示し、それ以外の外観を含めた設備等については、地元自治体での整備を求めておりますため、今のところは、地元自治体であります岐阜県及び中津川市などで検討していくことになると考えておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) この地元負担、地元の自治体が外観に関しては行っていくということでありますけど、今後の検討課題として、今後どのように進めてまいりますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 岐阜県におきまして、本年の3月にリニア駅周辺の整備基本計画というものが策定されております。この中でも駅の装飾といいますか、構造につきましても若干うたわれておりまして、今後具体的な計画を立てまして、県との役割分担などについて協議をしていきたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。 今北陸新幹線で、テレビでよく見ます金沢駅、大変すばらしい建物という形でよく見ることが多くあります。決してあそこまで立派な駅というわけではございませんが、今回できる岐阜県駅といたしまして、しっかり駅も一つのメーンになるような建物の外観ができれば、またそれも一つの観光の部分になると思いますので、この部分もまた何とか今後の検討課題としてやっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 2つ目の質問です。 高架橋の下での利用、活用は考えていますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 先ほども申しましたリニア岐阜県駅周辺整備基本計画でございますけど、この中で駅舎の高架下の利用につきまして、観光案内所、レンタカー窓口、物産販売店、売店、飲食店などの機能配置が示されておりまして、利活用する方向で検討がされております。しかしながら、この利用につきましては、JR東海から利用に関する条件等が示されておりませんので、現時点でそれを実行できるかどうかというのは判断できないところでございます。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) そうしますと、いつぐらいに例えばJR東海から条件が出てくるとか、12年後に開通ということですけど、どれぐらいになったら例えば使えますよというような条件的な提示があるように考えていますか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 現在のところ、打ち合わせの中でもそういったテーマはございますが、明確なご返事はございません。ただ、本年開通いたしました北陸新幹線などの例によりますと、大体開業の一、二年前に条件を示しておられるというふうに聞いておりますので、大体そんなころになるのかなあというふうに推測はしております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。 3つ目の質問に移ります。 駅周辺の整備、開発は市単独で行うのか、費用はどのようになるのか。また、民間による共同開発など、公募などをしていくのかお伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) リニア岐阜県駅周辺整備につきましては、先ほどもお話ししておりましたような土地区画整理事業ですとか、進入道路、駅前広場、在来線駅の改修、駅間連絡通路、施設、駐車場など、さまざまな整備内容が含まれております。巨額の事業費が見込まれますため、広域での受益が見込まれる施設もこの中には含まれてまいります。そういったことから、当市だけではなく、国・県を初めとする各方面からの支援を期待しておるところでございます。また、リニア岐阜県駅周辺整備基本計画では、PFIなど民間活力を活用する手法も含め、今後さらに比較検討を進めていきますとされておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。 PFIという形のことも検討ということであります。駅周辺、ただ単に公園だけではやはり人が集まる駅にはならないと私は思いますので、駅でもしっかり何かが活用できるような形でやっていただきたいと思います。ぜひ、民間がどんどん入っていきやすいような状況をつくっていただけるような対策が必要だと思いますので、ぜひそういう形で民間をどんどん取り入れながら行っていただきたいというふうに思いますので、それで少しでも市の負担が少なくなるように、ぜひお願いしたいと思います。 4番目の質問です。 現在の美乃坂本駅はどのようになりますか。また、エレベーターやエスカレーターの設置などは考えておりますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) リニア岐阜県駅周辺整備基本計画は、美乃坂本駅につきまして、連絡施設の接続及びバリアフリー化のため、在来線駅の美乃坂本駅を橋上駅に改修し、駅の南北両側に出入り口を設置することについてJR東海と協議を進めますとしております。この方針に基づき、エレベーターの設置などバリアフリー化を含めた美乃坂本駅の整備について、今後考えていくことになるというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) バリアフリーを含んだということでありますけど、この美乃坂本駅を例えば構うのは、JR東海が費用を出していただけるのか、中津川市が出さなくてはいけないのか、多治見だと多治見がお金を出してやったという例がありますが、今回この美乃坂本駅に関しては、費用は市が負担になるということになるんでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) まだ具体的にJR東海と折衝等は行っておりません。ただ、今議員がご指摘になられたとおり、他の事例を見ますと、県内ですと橋上化された多治見駅、あるいは高山駅、こういったところは地元自治体の負担においてこういった事業がなされておるという実態がございますので、恐らく類似の状況になっていくのではないかなあというふうには思っておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) 多治見駅の北口をつくるのに約40億かかったというお話を聞いております。今回、もしこの美乃坂本駅にエレベーター設置をしようと思いますと、現状坂本の駅というホームが狭いんですよね。もう駅自体、ホーム自体全部構わなくてはいけないというふうに私は思っておりますので、とても巨額なお金がかかってしまうのではないかなあというふうに思いますので、この辺もしっかり今後JR東海と協議していく上で、少しでも市民の方が利用しやすい、そして中津川市も費用が少しで済むぐらいの形で今後協議をしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 5番目の質問に移ります。 これは、3月議会に大堀議員から質問があった件でございます。この踏切の件、アンダーパスなどの整備はどのように考えておりますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) リニア岐阜県駅周辺整備基本計画では、美乃坂本駅西側にある踏切については、通勤、通学や買い物など、地域の生活に重要なものであるから、自転車、歩行者専用の横断軌道を残すこととしますとしていますが、今のところ具体的な内容は決まっておりません。 具体的な整備手法につきましては、物理的、技術的な検討に加え、事業費等も考慮し、総合的に判断することになると考えております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) わかりました。 今後の工事内容によってはいろいろと変わってくるかもしれませんが、やはり地元地域の方たちの不便さというものがここで極力ないように、ぜひこの踏切の件もしっかりとまた協議していっていただきたい、また地域の声をしっかり聞いていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、6番目の質問です。 駅周辺は、特に北側はかさ上げをすると聞いておりますが、周辺地域の下水道整備はどのようになりますか。特に苗木線が走っておりますので、ここの部分でぜひお伺いいたします。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 駅周辺におきまして現在検討が進められております土地区画整備事業や、それから道路整備計画に合わせて下水道整備を実施していかないといけないというふうに考えております。JRの施設計画ですとか、周辺のまちづくり計画について、関係機関、それから関係部署と積極的に情報をいただき、また連絡をとりながら、手戻りのない計画を立てて、早期整備に向けて取り組んでいかなくてはいけないというふうに考えております。ですが、実際に進めていくに当たりましては、都市計画の下水道施設としまして、事業計画ですとか、法手続をしていかなくてはいけないという課題も出てくるという状況でございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) 大変済みません。土地区画整理事業、これ先ほど、午前中、鷹見議員からもお話がありました。もう一度ちょっとお聞きいたします。 この土地区画整理事業、これ大体いつぐらいにきちっと示されるか、もう一度お答えください。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) まず、先ほどもお答えしましたとおり、現在は土地区画整理事業に向けた事前の調査ということで、リニア駅周辺55ヘクタールの範囲の中で調査を行っております。現在、この調査区域の中の地権者の皆さん、関係者の皆さんへの具体的な住民説明会を現在行っておる最中でございます。そして、地権者の中から代表者の方をご選出いただきまして、検討委員会を立ち上げまして、できましたらこの夏に第1回を開催したいというふうに考えております。その中で順次住民の皆さんの意見を聞きながら、ひとまず実施する範囲を決めてまいりたいというふうに考えております。ただし、その中で、合意形成については必ずしも全部とれるとは思っておりませんので、範囲を決めた後も、引き続き合意形成に向けての作業はしていかなければいけないということで、何とか今年度中にはその範囲だけは決めたいなあというふうに考えておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) ありがとうございます。 この土地区画整理事業で範囲が決まる形になりますけど、もう既に下水の管が入っているところもありますよね。そういうところはどういう形になりますでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 土地区画整理事業の計画によっても、大きさが幾つになるかということでも変わってくるわけですけれども、既に入っているところを、先ほどのお話ですと盛るという話ですので、浅くなってしまうと管が出てしまいますが、盛る場合はそれを使えるところも出てくる。また、新たに布設していくサービス管、要は宅地をとっていく管を別で整備していくということも考えていかないといけないかなというふうには思っております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。 7番目の質問に移ります。 このリニアの事業の、もう既に取りかかっているところもありますが、千旦林川の改修はどのような計画になっておりますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 千旦林川の改修は、現在検討しておりますリニア駅周辺の土地区画整理事業の中で一体的に整備をしていきたいというふうに今想定しております。現在実施しております土地区画整理事業の検討の中で、有効な土地利用の観点から、湾曲している部分の河道変更や、駅前広場に隣接する箇所での親水性を持った整備などの検討を今後行っていきたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) 今親水性の整備という形でお話をいただきましたが、実はこの千旦林川は、昨年も、実は上流のほうで大雨が降ったときあふれるということがありました。実際、消防団もそこに駆けつけて土のうを積むというようなことも実際ありました。この川は結構大雨が降ると水があふれてしまう危険な川でもありますので、この辺の安全対策もしっかりとっていただけるように今後お願いをしたいと思います。これは要望でお願いいたします。 次に、8番目の質問です。 車両基地は大量に水を使うと聞いておりますが、工場から出た排水はどのような処理になりますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 排水につきましては、まだJR東海のほうから排水計画というものをお聞きしていない状況でございますが、下水道を利用するとすれば、車両基地からの排水は、詳細な地形、現状の地形ですね、地形条件であるとか、それから公表された道路計画によりまして、中津のほうへ流すのか、坂本のほうへ流すのかという決定をしないといけないと思っております。当然、関係機関と連携を図って、中津なのか坂本なのか、処理区の下水道汚水処理計画に合わせまして計画を持って進めていかないといけないというふうに思っております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。 実は、うちの地域でもマンションが建ったときに、すぐ横に池があると。そこに浄化槽できれいにして流すという計画だったのが、水利組合の方に反対をされて農集に無理やりポンプアップでつなげたという事例があります。今回も、すぐ下には大きなため池がございます。もしそこに流すようなことになると、またいろいろと問題が起きてしまうかなあというふうに、地域でも考えている方がお見えですので、その辺も気をつけて、今後しっかりとした情報を私たちに知らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 9番目の質問に移ります。 残土の利用、また置き場に、中津川市では、ごめんなさい、これ26となっておりますが、28に訂正させてください。28カ所の予定となっていますが、どれだけの残土の予定量であり、使われる具体策はどうなっていますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 中津川市内の非常口、これはリニアのトンネルの非常口でございますけれども、こちらより排出される発生土は約280万立方メートルと予測されており、濃飛横断自動車道整備を含む中津川市内の活用検討候補地は28カ所ございます。市内からの発生量を十分に上回っている、候補地の受け入れ量のほうが十分上回っているというような状況でございます。 将来の具体策につきましては、個々の地権者の意向を確認していない状況ではございますが、企業誘致、宅地造成など、リニアの波及効果を享受できる方法を探っていければというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) ちょっと280万という残土の量がどれぐらいになるのか、何かに例えて言えませんかね。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 物の例えとしましてよく使われる東京ドームの体積が124万立方メートルというふうに伺っております。ですので、おおむね2杯とちょっとぐらいの量が出るというふうに想像していただければと思います。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。申しわけありません、変な例えを聞いてしまって。 残土の問題も、やはり地域の方々、心配している部分もございまして、いろいろ聞かれます。この残土の活用場もしっかり取り組んでいただけるように、また今後お願いしたいと思います。 10番目の質問に移ります。 リニア、濃飛横断道の工事が始まる前に、県道苗木線の丸岩峠付近の掘り割りになった箇所を、子どもたちの通学路の安心・安全のために拡幅、改修をお願いしたいと思いますが、県に交渉していただきたいのですが、どうでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) この路線につきましては、平成18年より地元の区長会から整備の要望が提出されております。毎年、県へその都度要望をしておりますが、今後も引き続き県へ要望していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) わかりました。 やはりリニアの問題が出てくると、本当は構っていただけないところがなかなかできないというのが現状でありますが、この道、今後工事が始まるようなことになりますと、工事車両、また迂回路としてこの道が大変重要な道路になることは間違いないと思います。ぜひ、ちょっとこの件は早く進めていただきたいなというふうに思います。 実は、まだ子どもたちの通学路も、この県道をあそこの峠を越えてから坂本の駅のほうに下ってからもこの道を実は3回もあの道を子どもたちは横断しなくてはいけないという危険な道路でもありますので、その辺も考慮していただきたいという部分と、あともう1つ、実は、この掘り割りの上に用水が流れているんですね。見ると、コンクリート製で大変危ないものであります。もう本当に大きな地震が来れば崩れてしまうおそれもあるような形でありますので、ぜひこの用水の部分も一度見ていただいて、何とか安全な状態に改修していただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 農林部長・林 友義君。
◎農林部長(林友義君) ただいまの水路橋につきましては、西部土地改良区が管理する用水と思われますので、西部土地改良区と調整して、現地のほうを確認させていただきたいと思います。以上です。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) ぜひ、よろしくお願いいたします。 11番目の質問に移ります。 濃飛横断道の工事ですが、掘り割りのところには、水道管、農業集落の配管、新ため池の用水などがあります。住民の方の生活に支障がないようにできるのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。
◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 濃飛横断自動車道の工事に関連し、道路や下水道を初め、さまざまな支障等が発生しますが、新たな施設を整備する側の責任として、現施設の機能保障を図り、住民、利用者などに不便を来すことのないよう、具体的な方法については、今後濃飛横断自動車道の整備主体であります県と協議を進めてまいりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。 確かに今の農道、今は市道になっておりますが、ここの道路というのは大変重要な道路でもありますし、ライフラインの大事なものが入っているというところでございますので、ぜひこの工事期間に関しましては、また住民の方にしっかり説明していただくと同時に、生活に支障のないようにお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 12番の質問です。 リニアや濃飛横断道の開発が進むことにより、住宅やアパート、店などがふえると思われますが、北部農業集落の処理場は処理し切れなくなってくると思います。坂本下水につなぐ計画が必要と思いますが、どのように考えておりますか、お伺いいたします。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 坂本北部農集の平均の処理水量でございますけれども、これについては、計画汚水量が756立方メートル/日でございますが、平成26年度の平均処理水量は473立方メートル/日、それから差し引きしますと余力が283立方メートルほどあって、率でいうと37%ほどあるわけですけれども、接続が今後ふえてくれば、ご指摘のような状況も今後出てくるだろうというふうに思っております。 それを受けまして、今後坂本北部農集の処理能力と流入汚水量を検討、考慮しまして、公共下水道、坂本処理区へ一部処理区、要は農集の区域から公共の区域へ移すことができるかできないかというところを調査、検討をしてまいりたいというふうに思っております。 また、公共坂本処理区につきましては、平成28年度から2系列目増設の予定をしているところでございます。その後、排水量がふえてこれば、3系列目も増設というようなことも考えていかなくてはいけないというような状況でございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) まだ余裕があるというお答えをいただきましたが、北部の農集に関して、あとどれぐらいの割合の方が加入できるという計算ですか。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) どのぐらい加入できるかということでございますけれども、坂本北部農集の計画戸数、先ほどは量でしたけれども、戸数でいいますと845戸に対しまして、地元に環境浄化組合というものがございますけれども、そこに既にもう加入している人を差し引きますと、約1割ほどの加入戸数になるんではないかというふうに思っております。ですので、先ほどの処理量によって再度精査はしていかなくてはいけないというふうには思っております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) はい、わかりました。 実は、うちの地域も大きなマンションが2棟建つというようなことがあって、そこも農集につないでいるという話も聞いております。また、本当にこの6月からオープンするようなお店もすぐ近所にできるということで、本当にこれから北部地域はどんどん開発が進んでいって、本来なら農集につなぐことはいけないはずなんですけど、もうそこにつないでいるという現状が今続いておりますので、いっぱいになってしまうのはもうすぐ目の先だというふうに思いますので、早くこの切りかえをしていく必要があると私は思います。 ちょっともう1つお聞きしますが、坂本下水に切りかえていく、管路を変えるのではなく、要は下水のほうに流していくという部分、そういう部分に変えていくというふうになると、年数的にはどれぐらいかかるんですか。何か修正とかそういうものもかなりかかるんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 実際にうろぼしを坂本ではやってきたという経験がございますけれども、これにつきましては、およそ認可の変更ですとか法手続で7年ほどかかってくるというところがございますので、何とか早くできるような努力はしていかなくてはいけないというふうに思っております。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) 今回、リニアに関連してということでこのような質問をさせていただきました。これから大きな事業がたくさん始まってきますと、やはり地域住民の方は不安になることもたくさんあるということで、今回いろいろ質問していただいた方は別にリニアに反対をしているわけではなくて、前向きに考えて、いろいろと質問を私にしてきたという部分も多い状況でありました。なので、このリニアに関することでほかの部分でもいろんな問題が起きてくるというのが現状でございますので、またこの部分、リニアに絡んでほかの部分でまたたくさんの問題が起きてくることもあると思いますので、またその辺もしっかり私たちも情報等つかみましたら連携をとっていただいて、対処していただきたいというふうに思います。 最後に、今回、リニアの事業が着々と始まっているわけです。大変市長には失礼な言い方をするかもしれません。12年後には市長であることはないかもしれません。もしかしたら私も12年後、開通したときには議員ではないかもしれません。しかし、今この事業が目前に向かって走り出しているときに、開通した後、今後中津川市でどういう中津川市にするんだという部分をぜひ市長にお答えをしていただきたい。 もう1つ、今回このリニアの事業が開通した後には、かなりの経済効果が生まれるというふうに聞いております。ぜひ、このリニアで大きな経済効果ができた分、例えば税収が少しでも多くなった分、中津川市の市民の方たちにサービスがしっかり行き届くようにしていただかなければ、私はこのリニアの事業が成功したとは言えないというふうに思いますので、その辺、今後リニアが開通してからも絶対こういうことだけはやっていってほしいという市長の要望、もし今後その先の方たちが行っていくリニアの事業に対して、思いとかございましたら、ぜひお聞きしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 中津川市は、平成17年に1市7カ町村が合併をしました。大変魅力が広がった新しいまちとしてスタートをしたというふうに思っております。そして、中心市街地におきましては、やはり商業、工業が前面に出た中でまちを形成してまいりました。また、郡部におきましては、農業、林業、そうしたものが中心となって生活文化が営まれてきたというふうに私は認識をしております。 そんな中、きょうも多くの議員の皆様から質問をいただいておるわけでございますけれども、とりわけ観光、これはやはり外から来ていただくというにぎわいの部分でございます。そして、中津川に住んで働いていただく、中津川の市民になっていく、これはやはり定住施策であり、教育・医療分野をしっかりと行っていかなければならない。したがいまして、何が欠けても中津の将来には、これが欠けてもいいというものは現在ではないという思いでございます。 あわせまして、このそれぞれの魅力というものについての歴史を振り返った中で、実は今私は一昨日、須田 寬先生にお会いをしました。そのときに、いま一度観光についての話をさせていただきました。そのときに、観光は2,000年前に中国で始まったんだよという話でございました。その観光の大きな中身は、やはりすぐれたものを勉強する、すぐれたものを見る、そこから自分たちの地域をどうするか、観光のスタートはまさにそれです。したがいまして、今言いました例えば国有林、留山と言われた国有林があるわけですけれども、そうしたものはこれからやはり大きな中津川市の魅力となっていく。したがいまして、今申し上げました商業、工業、林業、そうしたものが適度に混在をする中で、それぞれの歴史をしっかりと表に発信のできる、そんなまちにしていきたい。また、住んでいただける方には、住空間の快適さ、そして医療、教育の充実の整ったまち、こうしたものを、大変欲張りな計画ではございますけれども、その期待を私はリニアに乗せたい。リニアが来るからよくなるということは一切思っておりません。リニアの効果をどのようにつなげることができるか、どのように組み立てすることができるのか、このことにまさに期待をしておるところでございますので、その思いを12年後、私もどういう状況になるかわかりませんけれども、これから向かっていきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 11番・田口文数君。
◆11番(田口文数君) 市長の思いを聞かせていただきましてありがとうございました。 このリニアに関しても、まちづくりというものが本当に重要になってまいりますので、私もしっかりまた取り組んでまいりたいと思いますので、ぜひまたお願いしたいと思います。 以上で一般質問を終わります。
○議長(深谷明宏君) これにて、11番・田口文数君の一般質問を終結いたします。 続いて、21番・佐藤光司君。 〔21番・佐藤光司君質問席に着く〕
◆21番(佐藤光司君) ちょっと休憩をとられるかなあと思っていましたけれども。 それでは、通告に基づきまして、一般質問を行わせていただきます。 今回、私は2つの問題、1つには今後の
高齢者福祉政策と現状の問題点について。そして、2つ目には、東濃
東地方卸売市場からの要望書について。この2点について質問をさせていただきます。 まず、1点目の今後の
高齢者福祉政策と現状の問題点について。 このたびの市議会議員選挙において、市民の皆様から多くの意見や要望が寄せられました。私なりに分析させていただきますと、高齢者世帯が多かったせいか、高齢者福祉に多くの意見があったと思います。こうしたことから、今議会におきまして一般質問させていただきます。 参考資料につきましては、昨年の平成26年7月31日、健康福祉部発行の文教民生委員会事務調査資料、介護保険事業の制度改正と今後の福祉政策についてということで、参考資料はさせていただきました。 ある市民からの報告ということで受けました。 ①です。本年1月に発病し、4カ月ほど中津川市民病院に入院。後期高齢者。一命は取りとめたものの、寝たきり状態となり、食事もとれない。栄養注射をして、会話はできるようになった。家族は、長男夫婦と子ども2人の5人家族。これは本人も入れての5人家族です。4月中旬、医師との相談では、食事がとれないことから、胃瘻にするか、栄養注射、これは点滴を静脈に直接入れるという問題もあったのかもしれませんが、ほかにもいろいろな方法があったようですが、福祉施設でのことや、家庭へ帰ってきたことも考え、どのように対処したらいいのか悩んだそうです。結果的に療養型を選択し、ケアマネジャーさんに手配していただいたそうです。6月末まで、今月末までの入所となり、その後は1週間から2週間程度自宅へ帰って、後はもう一度同じ施設へ戻るか、ほかの施設へ行くのかは未定だと言っていました。自宅での生活を想像しますと、車椅子での移送やベッドの手配、付き添いの問題や往診の手配、若い夫婦にとっては子どもの面倒も含め、生活のリズムも整いません。親であることから、何とか面倒を見ようと思っても、家庭での介護環境を思うと不安になると思います。こんな報告を受けました。 そして、今度はまだちょっと雑駁となりますけれども、ある市民②からの報告。 長年、両親の介護をしてきた。これは、両親の介護を女性の方が1人で面倒を見てみえたそうですが、一生懸命頑張ってきたが、施設介護をお願いした。これは、自宅で2人とも面倒を見ておったんですけれども、なかなか面倒が見切れないということで、施設介護をお願いされたようです。言葉では言いあらわせることができない。両親は別々の施設介護でお願いをしておる。 ほかにも介護に悩んでみえる市民もいましたが、具体的な例は省略をいたします。 こうした実態の中から、私は、先ほども示しました昨年の文教民生委員会所管事務調査の資料を見ましたところ、3ページ目に、今後の福祉政策についてということで、これは国の考え方に基づいて、それを受けての中津川市の取り組みになろうかと思いますけれども、私は、基本的に言いまして、この国の方針というのは、何か現実にちょっと合っていないんじゃないかなあということはちょっと思っています。そんなことを思いつつ質問をさせていただきます。 具体的な質問といたしまして1点目、文教民生委員会所管事務調査資料によりますと、医療と介護の連携の強化、医療から介護へ、自立支援のための介護サービスの提供、機能訓練等により在宅の限界点を高める、高齢者の住まいの場の確保、これは施設から在宅へと指摘されていますが、在宅の限界点を高めることの明細な説明をお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 在宅の限界点を高めることは、できる限り在宅で過ごせるようにすることであり、高齢者本人の健康状態が維持、向上することと、介護者の負担を軽減することが必要になります。平成27年度、今年度、介護保険制度が改正されておりますが、その中では、理学療法士などによるリハビリなどに重点を置いた介護報酬の見直しが行われています。また、介護者の負担軽減としましては、訪問看護の充実や、医療と介護の連携したサービスの提供ということが位置づけられております。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 私が文書なり言葉ですると、本人もしくは家族の軽減、本人に対しては健康の軽減、介護する家族に対しては、面倒を見る人のできるだけ手のかからないようにという感じだと思いますけれども、言葉にするとそういうことですけれども、それを、先ほどもちょっと前段のほうで指摘をしまして、後ほども質問をさせていただきますけれども、介護の環境といいますか、まずは誰が面倒を見るのかということからまず始まっていく。そしてまた、親戚の皆さんとか含めていく、後ほど質問をします地域も含めたという形に言葉にするとなるんですが、実際そういった家族を抱えた家族からしてみると、よその人まで含めて面倒を見てもらうということになかなかならない。こんなことがあって施設介護を要望されるという人が多くて、今回、私もこの相談を受けたときに、なかなかもう施設介護しか無理やないかという話はさせていただきましたけれども、今の状況からいきますと、そんな簡単にはならんだろうといったようなことで、先ほど言いました医療から介護へということで、在宅の限界点、それをもう少し家庭の中における問題なんかの具体例がありましたら教えてください。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 確かに、ご家庭での介護というのは、とてもご苦労の多いことだというふうには思っております。ただ、介護が必要な高齢者の方も確かにふえておりまして、ある程度の部分はご家庭でも担っていただく部分もあるかというふうに思っております。 介護保険制度ができる前は、高齢者の介護は家族に任せられておりまして、主にお嫁さんが、例えば仕事をしていてもやめて介護をするというようなことが現状でございましたけれども、2000年の介護保険制度の改正によりまして、その介護を保険で見るということで画期的な制度ができ上がったわけでございます。その中で、いろいろなサービスも近年充実してきておりまして、デイサービスも、それからホームヘルパーさんの利用なども年々増加しているような状況であります。そういった中で、反対に言えば、家族の方は本当にご苦労なんですけれども、家族で担える部分を簡単に諦めてしまわれるご家族も確かにありまして、もう少し家族の方のご協力も得られる部分があるのではないかと思われるようなこともございます。先ほどの佐藤議員のご要望のされた市民の方は、本当にぎりぎりまで頑張っていらっしゃると思うんですけれども、中には同じ家族であっても簡単に諦めてしまわれるようなこともございまして、もう少しその辺は担っていただくことを私たちも期待をするところですし、それをご家族だけの責任でなく、制度をきちっと使っていただいた上で、その上でまた、もちろん制度もわからないことが多いと思いますので、ケアマネジャーですとか、地域包括支援センターにいろいろなご相談をいただいて、家族の負担はできるだけ軽減をしつつも担っていただきたいという部分はあるように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 介護保険制度が取り入れられる前、私が1991年、平成3年に議員になったときに、国はゴールドプランと称してお年寄りの皆さんの扱いをしてきたと。そのときは、公的なお金なりを使って何とか面倒を見ようという話でした。そのときの社会風潮は、先ほど言われた長男の嫁さんというのが、そういったお年寄りを施設に預けるというのはタブーだと、そんなようなこともありまして、在宅か施設介護かということでいろいろと悩まれた点を含めて、今日では介護保険が適用されて、そういったいろんな施設等々を使うようになってきた。それでもなおかつ、私はこれからもっともっと対象者はふえてくる、私もこれから10年先、2025年には後期高齢者になっていくわけですから、認知症の問題はまた別にしても、それだけの人数の人が日本の中の人口の一番多いところが後期高齢者となっていくと思っています。 そんな中で私が思うのは、要は環境ですね。その問題で2番目の質問に行きます。 高齢者の住まいの場の確保、施設から在宅へと指摘されていますが、施設での介護よりも在宅での介護という意味でしょうか。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) そのとおりでございます。ただし、全てを自宅で見るということではなく、現在は在宅と言いましても多様な住まいが考えられています。例えばサービスつき高齢者住宅、有料老人ホーム、グループホームなどは在宅の位置づけというふうになっております。また、自宅においても通い、訪問、泊まりの3つのサービスを利用できる小規模多機能型居宅介護の利用や、デイサービス、訪問介護、住宅改修、福祉用具購入の助成などによりまして、介護を受けながら自宅で暮らすという住まいの場も必要であります。多様な住まいの場でその人が必要とするサービスを受けられるようにすることが大切だと考えております。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 余り言うと叱られますけれども、有料老人ホームについて、一般市民の皆さんはなかなかそこまで手が回らない、要するに経済的な面でそこは発想の中には入らないという人が多いんじゃないかと思っています。今回の①で受けた人からいきますと、とてもじゃないがお父さんの年金だけでいくと、それに継ぎ足しでやらざるを得ない。そうするとなかなか自分とこの家庭での経済もうまく回らない、そういうことで言ってみえました。 そうしますと、私がこの中で言いたいのは、やはり在宅の方針へ国は完全にシフトしてきておるなという気がします。そういうことから思いますと、例えばうちの中へお年寄りの皆さんを施設から帰ってきたときの問題として、まずどこから入るのかということから始まるんじゃないかと。それからあとベッドをどうするのか、いろいろと貸していただくような問題もあろうかと思いますけれども、そういったような具体的な問題というのはどのぐらい把握されていますか。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 数としては把握はしておりませんが、それは本当にしばしば、例えば脳卒中などで入院されて、退院の日付が決まったと。さあそこから自宅に帰るのにどうしようというところから始まると思っていますので、かなり多くの方々がそういったお困りを持ってみえると思っております。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 行政としてはそういう発想でいいかと思いますけれども、そういったお年寄りを抱えた皆さんからしてみますと、まず自宅へ帰るのか、施設を探すのかということから始まって、今回の例もそうでしたけれども、特にやっぱり家族の希望があって、何とかうちへ一回は戻らせてやりたいなと、そういうことがあったもんですから、いきなり施設云々でということじゃなくて、今回こういうふうになりました。そういう事情もありますので、よろしくお願いをしたいと思います。 3番目の質問。 介護保険事業の制度改正は、罹病した高齢者本人や罹病した高齢者を支える家族の生活負担は重いものと思いますが、どうですか。これは経済的な面じゃないです。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 今回の制度改正のうち、利用料とか保険料につきましては、低所得者の方には負担を軽くし、所得の多い方には負担増となる改正となっております。低所得者の保険料につきましては、軽減割合を拡大して負担の軽減を図っています。反対に、一定以上所得のある方の介護保険の利用料の自己負担の割合は、1割から2割になるというふうに改正されておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) ごめんなさい。あえて経済的な問題ではないですよというのをこの中につけておいたほうがよかったのかもしれませんが、この問題は、要するに病気を持った方が福祉施設を探すといったときに、なかなか一般的な特別養護老人ホームではなかったと。最近では、胃瘻の関係は含めて対応ができるところもあるんですけれども、今回見たような栄養注射というか、そういうのをするところについてはなかなかなくて、受け入れ体制も正直言ってなかなかなかったというのも現実ですし、それからもう1つは、先ほども指摘しましたけど、6月末で一旦出てきます。その後のことというのがなかなか、何とか1週間なり2週間面倒を見るけれども、その後またずうっと延びてくるとなかなか不安になるというのはその家族の声でした。そこらの問題については、現状の問題点というのは何かありますか。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 介護者の方のそういった医療行為が必要な患者様ですとか、そういった方の行き先につきましては、今回の介護保険制度によりまして、特別大きな変化はない部分でございます。ただし、例えば特別養護老人ホームに入所されるような場合、今までと変わった点としまして、要介護3以上の方が利用するようになるわけでありまして、要介護1と2の方は該当にならないというようなことがよく介護保険制度改正の話の中で出てまいります。その場合でも特別な事情がある場合は、要介護1、2の方でも利用ができますし、その点では変わりはないというふうに思っております。 ただ、本当に医療依存度の高い方というのは、そういったサービスも利用しがたいということは前からありまして、その点は今回大きく変わっているということはございませんが、問題としてはございます。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 制度の問題ですから、これ以上言ってももどうもならないかもしれませんけれども、先ほど言いましたように、やっぱり病気をしておると、そういった福祉施設へ入ろうといったときにいろんな制限があって、中津でいうと城山病院さんの中のところとか、そういうところしか限定がされるんじゃないかということが私が感じた点です。 4番目の質問です。 地域包括支援センターが中心となり地域ケア会議を開催し、保健・医療・福祉・介護の連携体制の強化に取り組んでいますとしていますが、家族へのアドバイスはどうですか。ケアマネジャー任せになっていませんか。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) ケアマネジャーは介護保険サービスなどを受けるためのケアプランを作成し、利用者の希望や心身の状態を配慮するほか、家族へのアドバイスを行う役割を担っています。市の地域包括支援センターでは、毎月開催される市内のケアマネジャーの会議や、各種研修会を通してケアマネジャーの資質向上の支援をしています。また、処遇困難なケースにつきましては、ケアマネジャーへ個別に相談支援を行い、また地域ケア会議の開催など、家族へのアドバイスについての支援も行っております。昨年度はそういった個別の課題解決のための地域ケア会議を23回ほど開催しております。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) ありがとうございます。 ただ、この資料の中の3ページの現状のところにあります各在宅介護支援センター単位で、区長、民生委員、交番、医師などによる地域のネットワーク会議などの開催をしていますというように書いてあります。そのことと、先ほども言いましたように、地域包括支援センターが中心となってそういう地域に見えますお年寄りの皆さん、もしくは病気をしてみえる方を介護してみえる家族の皆さん等々と連絡をとって私はやるんじゃないかという格好で考えてはおりましたけれども、そういう考え方でいいのかどうなのかを教えてください。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 介護保険のサービスを受けるときに、マネジメントの中心をしますのはケアマネジャーさんになります。ケアマネジャーさんで対応が困難なケースにつきましては、地域包括支援センターが相談をいただきながら、一緒に対応するような形でおりまして、全て地域包括支援センターが対応するというような形にはなっておりません。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) そうしますと、そういった相談なんかというのは、私はケアマネジャーになるんじゃないかということで、ケアマネジャー任せになっていませんかという、ちょっと批判をしたわけですけれども、現実としてはそんなような気がしますか、どうですか。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) ケアマネジャーさんにお任せしている部分は確かにありますが、困難なケース、そのほか本当に問題の多いケースにつきましては包括支援センターがかかわりをしております。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) わかりました。 ケアマネジャーさんによってはかなり個人的に努力をされてみえる方も見えますし、上意下達でこのことしかできませんという人も見えますし、千差万別ですけれども、一番身近なところでいうと、やはりケアマネさんと相談するというのが一番だと思いますので、現状としてはそうなのかなと思います。 5つ目の質問です。 特養、グループホーム入所申込者の推移と分析をお示しください。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) まず、特別養護老人ホームでございますが、市内6カ所特別養護老人ホームがございます。このうち申し込みをされた方のうち1年以内の入所を希望される方の数を平成24年から申し上げますと、平成24年が697人、25年が609人、26年が718人、グループホームでは、平成24年は30人、平成25年が73人、平成26年が38人で推移しています。年度によってその申込者にばらつきがありますが、施設整備が行われてベッド数がふえた年は、一時的に申込者が減少しております。全体としては若干ふえる傾向にございます。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 今後でいきますと、まだまだどんどんふえるんじゃないかと思っていますので、よろしくお願いをします。 特養、グループホーム入所申込者への対応策をお示しくださいということで、1年以内に希望される方について、今特養の場合数字が出ておったわけですけれども、それに対応できるところはいいですけれども、対応できないところの家族の皆さんにはどんなことでお示しをしておりますか、教えてください。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 昨年度、第6期の介護保険事業計画を策定しまして、平成27年から29年でございます。その中では特別養護老人ホームの増床、ベッド数の増加を60床、それからグループホームを3ユニット27人分を整備の計画をしております。こういったことで解消される方もおられるかというふうに思います。 そのほか、在宅サービスであります小規模多機能型居宅介護も定員25名のところを1カ所、認知症対応型通所介護が18人の定員のところを1カ所ということで整備も計画しておりまして、ある程度そういった待機の方といいますか、申し込みの方が受けられるサービスをふやしておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) わかりました。 最後の7番目ですが、第2期地域福祉計画策定について、進捗状況をということで、これは最近もらった、これは全員協議会で出されるのかなとは思っていますけれども、これからもうほぼ終わってこれが出されるという、そういう格好で考えてよろしいですか。
○議長(深谷明宏君) 健康福祉部長・早川和子さん。
◎健康福祉部長(早川和子さん) 第2期の地域福祉計画でございますが、平成26年度に策定を終わっております。その基本理念としまして、誰もが住みなれた地域でその人らしく安心して健やかに暮らせるまちの実現、お互いさまの気持ちを持ってともに生き、支え合う社会の実現を上げております。 この計画は、27年度から38年度までの12年間にわたる長期計画でございまして、3年に一度見直しを行っていく予定です。そして、議員の皆様には間もなくお手元に届くというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) わかりました。 この進捗状況だけですので、中身については今言われましたみたいに資料としてこれから出てくると、そういうことでよろしくお願いをいたします。 じゃあ、2つ目の大きな項目、東濃
東地方卸売市場からの要望書についてということで質問をさせていただきます。 中津川市長宛てに東濃東市場から要望書が提出され、賛同署名も行われていることを市民が私に教えてくれました。これがそうですけれども、これは署名用紙がついていません。たまたま後ほど話をしますけれども、早速関係者から話を聞きましたところ、3月26日付で要望書がつくられていました。 要望書の中身を少し紹介しますと、東濃
東地方卸売市場は、岐阜県の認可のもとで、中津川、恵那、瑞浪、土岐、多治見、長野県飯田、木曽地区のスーパー、小売店、ホテル、料理店、学校給食などに食品の卸売機能を果たしています。また、中津川、恵那周辺の地場野菜などの農産物の物流拠点としても卸売機能を果たしています。東濃
東地方卸売市場は、岐阜県が東濃地域における卸売市場の位置づけを、青果及び水産の供給の中心的役割を担う市場として存置しています。一方で、市場施設は設立40年以上となり、老朽化が進み、いつ何どき卸売業務ができなくなることが予想されます。中津川市、恵那市としては、公共的な卸売市場機能と市民の食生活の重大性を鑑みて、一刻も早く市場移転整備計画について格別のご高配を賜りますようお願い申し上げますとしています。 そして、1つ目には市場の営業状況。これは、現在ある土地は違う会社が所有しておると。それに対して毎月の賃貸料は230万納めておると。それから2番目の市場施設及び運営の現状につきましては、汚水処理場が老朽化をしておると。それから屋根の老朽化が進んでおると。それから消防法で施設の新設工事、そうすると1,500万かかると。あとは、家主がいつ再度値上げを迫ってくる、もしくは立ち退きをしてくるかわからないということが書かれてあります。それから、3番目には移転新設計画が添付をされておって、中津川市が遊休地を利用して構築物を建てていただき、市場関係者が卸売市場の運営を行えるようにしていただきたいということも書いてあります。 そんなようなことがあるわけですけれども、そういうことについて、私は3月26日付でしたので、もう当然行政のほうに出されて、市長要望は具体的にどのように実現するのかなあということだけ思っていましたが、どうもそこまでは段取りがいっていなくておるようです。 そういった点も含めまして、具体的な質問として、要望書はどのような扱いとなっておりますか。
○議長(深谷明宏君) 農林部長・林 友義君。
◎農林部長(林友義君) 要望書につきましては、6月23日に市長と議長宛てに提出されると聞いております。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) そうしますと、これからどんなような中身で見えるかはわかりませんけれども、今私が述べたような要望書の中身になるのではないかと思っております。 2つ目の質問です。 流通の形態が変化をしています。産地直送から消費者とのつながり等々もあるわけですけれども、卸売市場の継続が必要と思いますが、考えをお示しください。
○議長(深谷明宏君) 農林部長・林 友義君。
◎農林部長(林友義君) 生鮮食料品の流通の基幹的インフラとして重要であると認識をしております。県の卸売市場整備計画において、東濃地域の拠点市場としての位置づけがされており、当地域の重要な施設です。学校給食、それから病院給食等の食材購入、それから近隣小売店に依存してみえます老人家庭などに対する食生活の安定化の面で重要と考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) そういう点も含めまして、私もインターネットで地方卸売市場というものを出してみました。中央卸売市場が人口20万人以上ということで、岐阜県の場合、中津川市に東濃
東地方卸売市場、民営として、青果、水産、2つどうも書いてありましたけれども、1つの会社が倒産をしたということで1つが残っています。そんなような情報が、昨年の4月1日現在ということでインターネットでは出てきています。 その中でやはり必要なことは、私はやはり卸売市場の継続がなぜ必要かというと、やはり消費者の買い物の関係ですね。町なかでそういうところの小売のところがなくなってしまうと、違ったところへお客さんが分散してくると。そういったことから含めると、これから高齢化社会を迎えるに当たって、そういう人たちは一体どうしたらいいのかという、身近なところでの八百屋さんというか、そういうところがなくなってくるわけですけれども、そういうことについての考え方をお示しください。
○議長(深谷明宏君) 農林部長・林 友義君。
◎農林部長(林友義君) 先ほども申し上げましたように、やはり近隣の小売店がなくなるということは、そこを頼ってみえます多くの方、老人家庭など本当に多くの方が利用されておりますので、大変不便になるというふうに考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 最後の質問です。 要望書では、市の遊休地を利用して構築物を建てていただき、市場関係者が卸売市場の運営を行えることをお願いしていますが、どんなもんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 農林部長・林 友義君。
◎農林部長(林友義君) 要望書が提出されておりませんので具体的な内容につきましてはわかりませんが、市場がなくなりますと、生産者、小売業者、それから消費者など、多くの業者の方、それから市民に影響が出ることが予測されます。地域にとって必要な施設と考えております。当市だけでなく、岐阜県、それから関係市町村等と協議の上、進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 21番・佐藤光司君。
◆21番(佐藤光司君) 一生懸命取り組みをしていただくことをお願いいたしまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(深谷明宏君) これにて、21番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。 ただいまから15時40分まで休憩をいたします。 午後3時26分休憩 ――
―――――――――――――――――――― 午後3時40分再開
○議長(深谷明宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、6番・木下律子さん。 〔6番・木下律子さん質問席に着く〕
◆6番(木下律子さん) 日本共産党を代表して質問をさせていただきます。 初めての質問ですので、今のような失敗もございます。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、3つの大きな項目の質問を出しておりますが、まず最初に、中津川新衛生センターの建設事業に関する質問です。 現在、中津川市で発生するし尿及び浄化槽汚泥、農業集落排水汚泥等は、中津川市衛生センター及び中津川市恵北衛生センターにおいて適正に処理しています。しかし、現有施設は、経年的な老朽化が懸念される設備が多数認められる状況であるため、本事業は平成29年度着工、平成31年3月の供用開始を目指し、これらの現有施設を1カ所に集約した新施設を整備するものですということで、新衛生センターの生活環境影響調査書というのがつい最近出されてきましたが、この問題について、まず初めに、この新衛生センターと、もう1つ汚泥乾燥施設という2つでミックス事業ということで計画をされていると思いますが、今回の調査書の中では、汚泥乾燥施設というのは調査の対象になっているのかいないのか、その辺のところをまずお伺いしたいと思いますが、お願いします。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 汚泥乾燥施設につきましては、今回の総合評価の中では検討はされておりません。対象にはなっておりません。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうしますと、いずれはつくるという計画であると書いてありますが、環境影響評価というのであれば、当然一緒に調査をするべきではないでしょうか、いかがですか。
○議長(深谷明宏君) 木下議員、通告書の内容とちょっと外れてきておりますので、気をつけてください。
◆6番(木下律子さん) はい。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 今回は、今水道部長がお答えしましたように、汚泥の処理についての環境影響評価は入っていません。生活環境部で行っております、し尿処理の新衛生センターの建設につきましての環境影響評価のほうをやっております。それは、今まだその処理方法というのが、今回の場所によりまして多少変わってくるというところではございますので、まずは新衛生センターの建設のほうを先に行いますので、それにつきましての評価をしておるというところでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 総合的に行うのが一番いいことかというふうに思いますが、個別よりも一括してやっていただきたいなと思ったので、質問書には書いてありませんでしたが質問をさせていただきました。 それで、この問題で、福岡町の付知川の清流と環境を守る会というところから陳情が出されているかと思います。新衛生センター及び汚泥乾燥施設を福岡の上の平地区に建設することを取り消してほしいという内容のもので、1,137名の賛同者も添えて提出をされました。これについてどう思われますかということで、まず市長さんにお聞きいたします。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 昨年の9月議会におきましても、この陳情書を受けましたことにつきましては、真摯に受けとめさせていただきますという回答をさせていただいたところでございます。 あわせましてこの回答を踏まえまして、そのときに5つの質問をいただいております。付知川の泡の原因究明と対策、また新衛生センターに搬入される処理対象物、収集地域と収集量、通行車両の安全対策、環境悪化対策、そして付知川の風評被害等を問題点として要望書としていただきました。そして5つ目の質問に対しましては、丁寧な説明をし、理解を得ながら事を進めたいという回答をさせていただいたわけでございますけれども、この基本方針には現在も変わっておりません。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) その基本方針をしっかりと進めていただきたいというふうに思いますが、ただ今回出された生活環境影響調査の結果が出ましたけれど、総合評価を見ても問題ないという評価になっております。 しかし、地元の方々は納得できないと言っておられます。苗木のミックス事業の建設でも、地元の方々が納得できないということで中止になったという経過があります。地元の方々の合意なしに建設を進めることはできないと思いますが、住民が納得するまで住民説明会を開催し、住民の意見をしっかり聞く必要があると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 新衛生センター及び汚泥乾燥施設の建設に対しまして、福岡地区としまして環境保全などに万全を期することを目的として、地区代表者が委員となる中津川市新衛生センター及び汚泥乾燥施設環境保全委員会を26年10月に立ち上げていただきました。地域の意見や質問などに対しまして丁寧な回答をさせていただいております。今後も地域に対しましては、さらに丁寧な対応を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 また、生活環境影響評価の結果につきましても、問題がないことを環境保全委員会の場で報告し、ご理解をいただいたと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 先ほど市長さんが丁寧な説明に心がけると言われたばかりですが、保全委員会だけで済ますということではないですよね。地域の説明会などをされるつもりはありますか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 今、地域からのそういった要望がございましたら、私のほうは丁寧な説明に伺うという予定をしております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 住民から要望があったらそれに応えるということですね。
○議長(深谷明宏君) 理事・丸山裕章君。
◎理事(丸山裕章君) 大変申しわけありません。説明が悪かったわけですが、住民の皆さんから依頼がなくても、今後、基本設計とか設計、それから工事に関する説明、いろいろありますので、何回かお邪魔をしてしっかり説明をしてご理解をいただくということで考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 環境影響評価が出た時点でも納得できないという方がいらっしゃるわけで、その辺のところで早目に説明会などを持っていただければなというふうに思います。 要望があればいつでも説明会を持つということでいいでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) そのとおりでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) ぜひ丁寧な説明をされるようにお願いをしたいと思います。やはり1,137名の陳情書が出されたという意味は非常に大きいし、それだけ関心が高く心配をしているというところでもあります。 とりわけ付知川は、清流付知川と言われるように、中津川の宝でもあるというふうに思います。その付知川が皆さんが心配しているような状況にならないようにお願いをしたいというふうに思います。 次に移ります。
リニア中央新幹線について質問をさせていただきます。 2015年5月に自由法曹団、すなわち弁護士の団体でございますが、その方々が
リニア中央新幹線計画の中止を求める決議というのを出されております。これを見ましても、私の気持ちと一緒だなあというふうに思いましたのでちょっと紹介をさせていただきます。 JR東海の
リニア中央新幹線の工事実施計画について、2014年10月に国土交通大臣が認可した。 この工事は、延長約285.6キロメートル、工事費は品川・名古屋間の総事業費約5兆5,235億円、今回認可した土木構造物関係分が約4兆158億円、走行方式は超電導磁気浮上式方式、最高設計速度は1時間当たり505キロメートル、所要時間は最速40分程度、工事の完成予定時期は2027年とされている。 この計画には多くの問題点が指摘されている。 環境問題として、1.地下水脈が破壊されることによる生活用水や農業用水への影響、2.河川の水質の低下、3.巨大な地下トンネル工事に伴う残土処理による環境破壊、4.工事中の工事車両や機械の影響、5.南アルプスの自然環境の破壊などが指摘されている。 安全性の問題として、1.強力な電磁波による乗客や沿線住民の健康への影響、2.電磁波による精密機械や医療機器などへの影響、3.気圧波や低周波による影響、4.地震、停電、火災などの事故の際の乗客の脱出や避難などが指摘されている。 電力消費の問題として、新幹線の約3倍以上もの電力が必要であることから、省エネルギーに逆行することが指摘されている。 経済財政上の問題として、1.民間であるJR東海が巨額の工事費と
借入金利の負担が可能か、2.乗客の需要予測が過大ではないか、3.財政破綻の際に国民の負担とならないか、4.新駅周辺の開発が地方自治体の財政を圧迫しないかなどが指摘されている。 JR東海は、このような多くの指摘について十分な情報公開と説明を行っていない。 政府の認可に至る手続としても、環境影響評価手続における環境影響評価書の内容が不十分きわまりないもので、科学的な知見を踏まえた国民的議論が尽くされたとは到底言えない。 自由法曹団は、沿線住民の生活環境と自然環境を破壊し、乗客、住民の安全性も確立されていない
リニア中央新幹線について、その工事実施計画の即時中止を求めるものであるという内容です。 そこで質問に移ります。 こういうリニア新幹線で多くの団体などが、自然保護団体とか、あるいは科学者会議とか、登山をする団体とか、いろんなところが反対の決議を上げておられます。そういう中央新幹線の問題ですが、これが中津川市で岐阜県駅や車両基地が、またトンネルで路線ができるわけですが、大変な中津川市の状況になるかと思いますので、まず1つ目ですが、中津川市当局の立場を明確にしていただきたいと思っております。リニアが雇用創出や経済の活性化となり、まちづくりの起爆剤になるということでどんどん進めていく立場なのか、それとも自然を壊し、まちを壊し、市民の生活を壊すから迷惑だという立場をとるのか、まず市長さんのお考えをお聞かせください。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) お答えをさせていただきます前に、質問の内容を2つに切らせていただきます。 1点は、私は将来の中津川市のまちづくりにリニアの活用は必要だと思っております。そして、今その立場を聞かれる中にありまして、自然を壊し、まちを壊し、市民の生活を壊すというふうに表現をされました。これはあってはならないことです。 したがいまして、今、全国の大半の自治体がこれからの、また現在抱える問題、これから大きくのしかかってくる課題を何とか解決しようとしのぎを削っているのも現状でございます。そんな中にありまして、このリニアは、私どもにとりましては、やはり中津川市だけではなくて、この東濃地域はもとより長野県の一部、そしてまた県内、飛騨に向かう各地域での利便性の享受、また地域のこれからの活力に大きくつながっていくんではないか。そんな思いで、きょうも午前中より4人の皆様からリニアにかかわるご質問もいただきました。その思いで答弁もさせていただいたところでございます。 したがいまして、これからの中津川の将来のまちづくりに向けては、やはりリニアの活用は積極的に取り組みをしていく。ただし、先ほどの言いました、自然を壊す、まちを壊す、そしてまた生活を壊すというような、そういった面につきましては、私どもは最大対応しながら、またJRへの要望、国への要望、また県との連携、そうしたことはしっかりと努めながら進めてまいる所存でございますので、どうかご理解をお願いしたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 両面を進めていくという立場でしょうか。
◎市長(青山節児君) 今両面と言われましたのは、私は2つに切らせていただきますというふうに言いました。 方向性としては、リニアを生かす方針で取り組みをしていきます。しかし、そのことによって自然を壊す、まちを壊す、市民の皆さんの生活を壊すとなることは一切考えておりませんし、そういった方向性の中での取り組みとしかできないという施策でもないというふうに思っております。したがいまして、両面というのは、リニアも生かす、自然もそのまま残すという意味ではないです、私の言うのは。変わります。まちの中の形態も変わりますが、そのことによって市民の皆様に与える影響、また課題が出た場合にはしっかりと改善、取り組み策を講じながら進めていく、そういう意味で申し上げましたので、両方と言われますと、私にとりましてはリニアを進める、自然を壊すという、そちらの両方というふうに今ちょっととれたもんですから手を挙げさせていただきましたので、確認ということでお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうですか。そうしたら自然を壊すという意識はないと、そういうことになるんですか。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 自然を壊すということがどの程度のことで言われているのか、ちょっと私にはわかりません。 きょう私、付知、加子母地域の国有林の話もちょっとさせていただきましたけれども、留山になりました。あれはどういう位置づけをされてますでしょうかね。あれは完全に数百年、300年、400年たつ植林なんですよね、人工の手が入った。そしてあの山がいっときは丸坊主になってしまった、そうした歴史もあります。まさに自然を全て伐採をしてしまったという歴史があります。そんな中で、これではいけないということで、尾張藩が留山として保護をしてきた。 したがいまして、自然を破壊ということは、とり方はいろいろあると思います。どの程度までを自然の破壊、私はまして今までも、この議会でも申し上げましたけれども、自然は放置すれば恐怖だ、怖いものもある。自然をやはりある程度の克服、自然との共存があって初めて自然を利用できる、人が住まうことに自然を私どもが満喫することもできる。 自然の環境をただ一言で壊すというということにつきましては、一定のこういう状況が壊すんだということを言っていただきませんと、私も自然を壊そうという思いはありません。ただし、全くそのまま残すということについては、私どもは生活できないというふうに思っております。そのことを少し、自然を壊すということについて、こういった形が壊れるんだということを言っていただければいいかと思いますが。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) まず、トンネルが86%、このこと自体は自然を壊す。そのことによって地下水の水脈が変わります。 既に、山梨県の実験線では、笛吹市というところに見に行きましたけれども、沢が3本かれて、トンネルを掘ったところから大量の水が出てきておりますように、トンネルを掘ると必ず地下水が変わってくるんです。それから河川の水質も変わってくるしということや、またいろいろな問題がこの中津川市でも出てくるかと思いますが、それを言っていたら時間がかかりますので、その辺のところでちょっとお願いします。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 長い長い恵那山トンネルが掘られました。また、映画にもなりました「黒部の太陽」、掘ったときの水の怖さ、また自然に対峙するときの人間の勇気、そういったものについては私も大切にしなければならないという思いはございますが、そうした状況の中で、じゃあ黒部ダムが今どういう役割を果たしているのか。恵那山トンネルがどういう役割を果たしているのか。これが、結局は将来に向かうというスタンスになるわけです。現状の中で、今これをやるとこうなってしまう、絶対これでもう立ち直れないというものがあれば、それはやはりやるべきではないと思います。 人間が、今までいろいろな形の中で住空間をつくってまいりました。そのことに対処のできることをしっかりと対応していけば、私はできることだと思います。 今の議論ですと、東京、名古屋、大阪、横浜あたりには、私は人は住めないところになっているんじゃないか、そんな思いもするところでございます。したがいまして、そうしたことに対しては、やはり私どもはもちろんですけれども、国を挙げて、またJR本体も最大注意を払って工事をしていただく、そんなことでお願いもしておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 議論を前に進めます。 次、リニア都市政策部が17名体制で組織をされております。その一人一人の立場の問題ですが、いろんな工事などを進めるに当たっても、また今でも市民の皆さんは自分の土地がかかるとか、そういう思いがありまして本当に心配されている方がたくさんおられます。そういう市民の悩みや心配に応えることが必要だというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君)
リニア中央新幹線や関連する事業につきまして、市民や地権者の皆様のお悩みやご心配をお聞きし、対応させていただくこともリニア都市政策部の業務の一つであるというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 次に進めますね。 3番目ですけど、平成26年1月17日、岐阜県知事に中央新幹線環境影響評価準備書、岐阜県ですけど、に対する意見について回答の文書を提出されました。この内容は、リニアの問題点、市民の心配に応えた内容だと私は読んでおります。この文書というのは今でも生きているんでしょうか。どの部署で対応されていくのでしょうか、質問いたします。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 岐阜県がJR東海に平成26年3月25日に提出した58項目の意見の中に、趣旨として包括的に反映されていることを確認しております。 JR東海が中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書の中で示した内容につきましては、生活環境部環境政策課とリニア都市政策部で連携をして対応しております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) ぜひこの文書の方向で対応をお願いしたいというふうに思います。 次ですが、坂本地域に駅や車両基地が建設される予定です。まち全体がリニア問題に巻き込まれることになると思いますが、地元に出先のリニア推進坂本事務所をつくられました。この事務所は、相談業務、問い合わせ業務、関連機関の連絡調整業務に関することとなっております。リニア推進坂本事務所に、地元で困っている人たちの相談にどのような立場で臨むのか、推進の立場では、相談に行っても説得されるだけではないでしょうか、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) リニア推進坂本事務所におきましても、
リニア中央新幹線事業や関連する事業につきまして、市民や地権者の皆様のお悩みやご心配をお聞きし、対応させていただくということも業務の一つであると考えておりますし、今後も丁寧にご意見を伺ってまいるという考えでおります。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) では、その立場をしっかり守って、住民に丁寧に答えていただきたいというふうに思います。 坂本以外でも山口、瀬戸、上地、西山などのところでリニアに関連する事業が行われますが、その方々の相談窓口はどこでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 市役所のリニア都市政策部及びリニア推進坂本事務所が窓口となっております。沿線の各地域では、それぞれ対策協議会等が設立されておりまして、ここを通じてのご意見など伺っておるところでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) リニア関連で濃飛横断自動車道も大きな影響が出ると思いますが、事業は岐阜県でございますが、中津川市の担当部局や窓口はどこでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 事業主体であります岐阜県におきまして、現在、都市計画決定に向けた手続、調査等が行われております段階であり、現在の市の窓口はリニア都市政策部でございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) はい、わかりました。 次ですけど、土地の買収についてお聞きします。 ことしの2月4日、岐阜県はJR東海より11.7億円で委託の協定を締結されました。長野県の場合は、飯田市が受託しておりますが、中津川市の場合は、土地の買収についてはどのような形でかかわっていくのでしょうか、質問いたします。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) JR東海と岐阜県との用地取得事務の委託に関する協定のうち、一部の事務につきましては、岐阜県と当市で再委託の契約を締結しております。用地説明会や境界立ち会い、用地協議などに市としても協力をしていくつもりでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) その場合、中津川市の職員はどれぐらいの人数が必要なのか。その辺のところはまだわかっていないですか、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 私どもの部署の中の職員が専属で当たるというわけにはまいりませんので、具体的には人数等は承知しておりませんが、職員の中の業務の一つとしてそういったものも当たるというつもりでおります。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうすると、専門でそういう人を配置するということではなくて、全体の職員で対応していくということなのでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 具体的には私どもにリニア対策課というのがございますので、その中の職員で当たらせていきたいというふうに考えております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) それで、JR東海と岐阜県は11.7億円の委託を協定で結んでいるんですけど、再委託はどのような形でなされているのでしょうか。お金の関係などはどうなっているでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 用地立ち会いですとか、あるいは説明会の準備等にうちの職員が手伝った場合に、それに対してお金を支払っていただくと。一応、年度末に精算してお金を払っていただくというような内容で再委託を結んでおります。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうすると、まとまって幾らということではなくて、これから事が発生するたびにお金をいただくということになるんですか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) ご指摘のとおりでございまして、当然これから始めるに当たっては、ある程度その取得計画なるものを立てて、それに準じて進めていくということにはなると思いますけれども、何分地権者の方ですので相手があることですので、計画どおり進むかどうかというのはちょっと不確定な要素が多うございますので、一応年度末でその年の実績を精算するというような考え方を持っております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 次に移ります。 これから中央線の測量にかかるかと思いますが、その土地が買収の対象になることがこれから明確になってくるわけですが、トンネルの部分で、5メートル未満の土地は買い上げをすると。5メートルから30メートルは地上区分権として補償する。それから30メートルを超えたらどうなるのかということですが、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) これにつきましては、JR東海からの事業説明会におきまして、今ご指摘のとおり、トンネルの上部が5メートル未満の場合は土地を取得する。5メートル以上30メートル未満の場合は区分地上権を設定すると説明されております。また、30メートル以上の場合は区分地上権を設定しないという説明をしておるところです。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 我々日本共産党の衆議院議員の本村伸子議員が、土地の所有は地上にも地下にも及ぶと。何メートルということで区切ることはできないという答弁を引き出しておりますが、そのことについて承知していらっしゃるでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 国会の委員会で議論されたものかと思います。 民法207条の土地の所有権は、法令の範囲内においてその土地の上下に及ぶという、法令の解釈についての議論がなされたというふうに理解しております。その折に、当局の答弁といたしまして、土地の所有権を有する者の権利の行使については、利益の存する限度内かどうか、個別の土地の具体的な使用態様に応じて判断されるものというような答弁がされております。ですので、その判断に基づいて事業が行われるものというふうに理解をしております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうすると、30メートルを超えた場合の土地の地権者の方はどうなるんですか。ほったらかしで、これは国のものだからとかという説明も言われていると聞いておりますが、その辺のところは同意が必要だとか、私は5メートルから30メートルという区切り方というのはおかしいんじゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) これにつきましてJR東海から説明を受けた折には、山間部における深さ30メートルより深い部分につきましては、通常利用されないことから、土地所有者の権利の行使につき利益は存しないと考えております。 実際には、他の整備新幹線等のこれまでの事例を踏まえましても、深さ30メートルまでの区間で権利を設定されてきておるという実例がございますので、これに準じた形で進めたいというような説明を受けております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 質問をちょっと変えますが、トンネル部分を含めまして土地の買収に係る件数ですか、まだ明確ではないと思いますが、ざっとどれぐらいになるでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) トンネルに係る部分というのはちょっと承知をしていないんですけれども、市内の中で、明かり区間もございますので、そういったところも含めて地権者の方400人以上見えるのではないかというふうには聞いております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) トンネルの部分で、今JR東海が言っているのは、5メートル未満は買収するよと。5メートルから30メートルの場合は地上区分権の対象だよということでいうと、そこの対象というのはつかんでみえるかと思いますが、それは何件でしょうか。
○議長(深谷明宏君) 木下議員、数字的なものですのではっきり答えるかどうかわかりませんが。 〔「はい。どうぞ」と呼ぶ者あり〕
○議長(深谷明宏君)
リニア都市政策部長・山本高志君。
◎
リニア都市政策部長(山本高志君) 済みません、そこは把握してございません。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 質問の項目には出しておりませんので、今後ぜひ調べていただいて教えていただきたいというふうに思います。 それで、30メートルを超えた土地について、土地所有者の権利はあるんです。その権利があるのに、勝手にJR東海が権利がないようなことで処理してしまうというのはいかがのものかというふうに思いますので、この辺のところをちょっとしっかりと、また別の機会に議論をしていきたいというふうに思いますが、土地の問題ですので大事なことだというふうに思います。 次の質問に移らせていただきます。 財政構造改革の取り組み宣言ということを宣言されております。それは、中津川市財政計画というのを26年9月に策定をされまして、これは27年度から30年度の内容だということでございます。その中に、一番最後に
財政構造改革取り組み宣言という宣言をされているわけですね。この宣言を見て、私はびっくり実はしたんです。この財政計画は12年間を予定していて、とりあえず4年間ということにはなっておりますが、12年間の中の一部の4年間ということでございます。 それで、具体的にこの中身を見ますと、私は大変わかりやすくて率直だなあというふうにも思ったんですけど、合併して11年になると。地方交付税がこれから6年後には24億円減額されると。人口の減少もあり、さらに減額されると。
リニア中央新幹線の駅や車両基地が建設されると。しかも12年後のリニア開通に向けて、駅前開発やアクセス道路などの建設、さらに企業誘致など投資しなければならない。リニア関連事業の建設のために、これから毎年5億円ずつ資金を積み立てて、平成38年には73億円になるわけですが、そのために財源確保に努めて、歳出は減らすというふうに書いてありました。 まず、このことによって市民生活への影響がどのように出てくるのか、市長さんにお聞きをしたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 市長・青山節児君。
◎市長(青山節児君) 取り組み宣言につきましては、リニア以前からこうしなければならないという方針は出ておりました。合併をして今11年目を迎えておるわけでございますけれども、当時平成の大合併、全国で400を超える新しい市が誕生いたしました。そしてその大半が、現在も財政が苦しいという思いでさまざまな国等への要望もしておるところでございます。その大きな要望の一つに、当初の計画がなかなか思うように進めることはできない。それは、やはりそれぞれの自治体が一緒になったことによって市民生活に大きく妨げを発生させない、そうした施策がやはり打たれてきたところでございます。その先になるわけですけれども、2つの自治体が一緒になった場合、また5つの自治体が一緒になった場合、中津川市のように8つの自治体が一緒になった場合、その先にはそれぞれの市町の取り組みは大きくかかわってくるわけでございますけれども、今申し上げましたように、大半が当初思い描いた10年後とは大きくずれておるのが1点でございます。 したがいまして、これからの財政改革の宣言をさせていただきましたのは、先ほど申し上げましたリニアに向けてのまちづくりを進めていかなければならない、これはもちろんでございます。そして、議員が質問されております市民への影響はどのように出てくるか。いろんなところで、当然料金的なもの、また完成しなければならない道路の完成がおくれる、そうしたところへの影響はないとは私は申し上げられません。どうしても優先しなければならないものが出たときには、そちらを優先していく。 ただし、この宣言の前に議論しましたのは、あわせてリニアの積立基金を5億設定しましたのは、これから先に我々が今想像もできないような、中津川市にとってこれから継続的に発展を続けるという場面が必ず出る。そのときには、我々が今想像以外の大きなお金も必要であろう。したがって、そのためにはやはり基金として積み立てをしなければならない。今、中津川市は踏ん張りどころであるという思いの中からこの宣言をさせていただいたところでございます。 したがいまして、1点ずつ、これはこうです、これはこうですというご説明は、もしあれでしたらこの一般質問以外のところで、担当のほうからお話をさせていただく機会があるかと思いますけれども、そうした思いの中でこの宣言をさせていただきましたので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 具体的にはまだ全然わかりませんでしたけど、想像以上のお金が必要になるだろうということで基金は積み立てていくんだという話でしたし、この中について、一般質問以外ではなくて、私はこの場で質問をさせていただきます。 具体的にお聞きをさせていただきますが、できれば金額まで含めてお示しをしていただきたいと思います。 まず、自主財源の確保というのがあります。これで3つ小項目がありました。産業振興、企業誘致及び移住定住などの投資的施策の展開というふうにありますが、どのように取り組まれますか。それで、金額はどれぐらいになるのでしょうか。わかればお示しをしてください。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 前段として、行財政改革の取り組みについては総務部のほうで扱っておりますので、私のほうからお答えをさせていただきます。
財政構造改革取り組み宣言の重点的取り組み事項については、行財政改革として取り組んでまいります。 取り組み事項の具体的な目標数値については、副市長を本部長とします行財政改革推進本部で議論をして設定をしてまいります。 なお、今の状況は各部署で目標数値の案を設定し、推進本部会議に提案する準備を進めているところでございます。したがって、目標数値だとか、そういった金額のところについては、現在の段階では決まっておりません。 それぞれの取り組みの項目の内容につきましては、所管の部長からお答えをさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(深谷明宏君) 商工観光部長・成瀬博明君。
◎商工観光部長(成瀬博明君) 私のほうからは、産業振興と企業誘致のことについてご説明させていただきます。 工業振興や企業誘致では、市内外の企業の立地促進による働く場所の確保と若者の地元就職支援、勤労者福祉の充実による魅力ある職場づくりを推進いたします。 商業振興では、中心市街地の活性化、中山道や苗木城など歴史的資産と商店街との結びつける交流人口の増加、特産品を活用した商業活性化を推進します。 観光振興では、観光支援の磨き上げ等により市の魅力向上と知名度アップを図り、観光客の誘客につなげ、土産物開発などによる働く場所を確保します。 また、観光資源を有効に活用し、体験型観光商品の造成を進め、本市での滞在時間を延ばし、観光消費の増加に取り組みます。人口減少を食いとめ、自主財源の確保を図ることが私ども商工観光部の役目だと思っております。 数字的なものは、今お示しを具体的にということでございますが、先ほど企業立地奨励金というのを、26年度に2億418万というのをお支払いしたという話をさせていただきました。これは、企業立地に係る一時金に係るお金だとか、固定資産税分を来ていただいた企業にはお支払いをするということで、そういう奨励金はどこの自治体もやっておるわけですが、これによって固定資産税がその分入ってくる、あるいは企業の就業者がふえるということでございますので、具体的な数字といえばなかなか表現しづらいですが、こういったものを出すことによってその幾らか分、その倍になってくる、3倍になって跳ね返ってくるということで数字設定はしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 定住推進部長・安江裕之君。
◎定住推進部長(安江裕之君) 移住定住に関することのご説明を申し上げます。 まず、人口減少を食いとめることによりまして、自主財源である税収の確保ができるというふうに考えております。 主な取り組みでございますが、まず転入者をふやすための施策が重要と考え、体験住宅の活用、それから空き家バンクでの情報提供、そういったもので移住者の方をふやすこと、そういったものの推進を進めてまいりたいと考えております。 それから、現在、中津川に住もうということを合い言葉に、ホームページなどを開設しております。このホームページと同じように、皆様にご案内できるチラシ、そういったものも準備しておりまして、各種イベント等で紹介をさせていただいております。 いずれにしても、生まれ育った地域に愛着や誇りを持つことによりまして、市内に定着できるような仕組みづくりを進めてまいりたいというふうに考えております。そのためには、市役所内の移住定住に関した事業等を、各部署と連携しながら情報の共有をさらに進め、一体的に進めてまいりたいと思います。 数字等につきましては、先ほど来総務部長が申しているとおりでございますので、よろしくお願いします。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) まだ具体的にはこれからだということですね。 では次に移りまして、2点目が、都市計画税の見直しの検討というのがありますが、これは具体的にはどういう状況でしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) 都市計画税の見直しにつきましては、将来のリニアの駅の関連、それから濃飛横断自動車道などの事業の進捗、それから民間開発事業者などの動向を見ながら都市計画区域、用途地域などの見直しにあわせまして課税区域の拡大を図ろうというものでございます。 したがって、長期的な検討課題として捉えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 次は3番目ですが、金銭債権収入確保のための組織的対応とありますが、これはどういうことでしょうか。これで財源はどれぐらいふやすのかなと思いますが、お願いします。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) ことしの平成27年4月から税務課の中に収納管理室というのを設けました。ここでは国民健康保険課、それから介護保険室、幼児教育課と連携をしまして、主に重複した滞納について、税務課の職員の持つノウハウを生かして連携した処理を行うものでございます。 また、滞納者の情報の共有により各課の対応の平準化を図るようにしておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) これは税務課のノウハウを生かしてということで、よそから人を連れてくるとか、そういうことではないでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) 税務課の中で課内室を設けたところでございます。室長以下5名でございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) じゃあ、次に行きます。 受益者負担の適正化という中項目ですが、これで3点あります。 1つ目が、施設使用料の減免の見直しということです。これで対象の施設だとか、対象の減免とか、わかれば教えていただきたいです。お願いします。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 施設使用料は、受益者負担の観点から一定の使用料を負担していただく方針で見直しを図ってまいります。 文化スポーツ部では、このたび策定をいたしました中津川市スポーツ推進計画におきましても見直しを検討するとしており、平成27年度中に文化スポーツ施設等使用料等徴収条例の施行規則を改正し、中学生以下の子どもの全額減免を廃止していきたいと考えております。スポーツ関係の施設を対象としたいと考えております。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうすると、子どもたちが今まで安く使ってこられたのが、これから引き上げられるということ、そういうふうに理解していいでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 前提といたしまして、公共施設は多くの方に活用していただく中で、使用料をふやすように努めていくのが大切だと考えております。 今回、受益者負担という考えもございますが、平成22年度から子どもの使用料を無料化いたしましたが、その後、無料化になったことで施設を押さえるだけ押さえるとか、施設の二重予約とか、いろんなモラルの欠如した行動が見られることがございました。これらのことを解消するためにも、受益者負担分の見直しをさせていただきながら、子どもの使用料の減免規定を見直すということでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 施設の使用料は、スポーツ関係の施設で子どもの使用料だけですか。ほかはまだないですか。
○議長(深谷明宏君)
文化スポーツ部長・原 益彦君。
◎
文化スポーツ部長(原益彦君) 減額の規定の見直しでございます。子どもの平成22年度から無料化になっておりますけれども、28年度からその無料化を見直していくということでございますので、対象は今回中学生以下ということになります。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) じゃあ、次に移ります。 ごみ処理費の有料化というのがうたわれております。括弧して、ごみ袋の値上げ、大型ごみ処理手数料の検討というのがございますが、これはどういうことでしょうか、説明してください。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 平成27年2月4日に、中津川市ごみ減量検討市民会議からごみ減量に効果があると考えられる施策の一つといたしまして、ごみ処理手数料有料化の検討について提言を受けております。 ごみ処理手数料の有料化の実施につきましては、できるだけのごみ減量施策を実施した後に判断してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) ごみの減量化を進めた上でということで、まだ具体的にいつにするとか、そういうことは考えてないということでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 今年度7月からでございますが、衣類の回収のほうをリユースという形でやってまいります。それから雑紙回収のモデル実施事業といたしまして、7月から実施をします。それと剪定の枝とか雑草などの堆肥化についても、今月から実施をしていきます。それとあとは、住みよい環境づくり推進員会議の中で、これ5月からやっておりますが、そういった中でもごみの減量に対しての協力依頼をしておりますし、出前講座の実施のほうも検討しております。あとは回覧を利用した広報活動、それからリサイクルボックスの設置などを考えて実行しておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) ごみ処理費が10億4,000万でしたか、確かに高くなっているというのは理解しているつもりですが、これについてごみ処理費の有料化をどれぐらいになれば有料化をしようとしてるのか、その辺のところを考えているのであれば教えていただきたいと思います。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 今の議員の言われました、どれくらいという意味がちょっと私把握できませんが。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 10億4,000万でしたよね。それがどれぐらいまで低くなれば、金額を下げればということであります。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) その目標数値については考えておりません。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) では、すぐに実施ということではないというふうに理解してよろしいでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 先ほどお答えしました、いろんなごみ減量の施策を実施した後で考えるということでございます。ですので、今すぐ、来月、再来月からやっていくという考えは持っておりません。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 来月、再来月じゃなかったら、1年、2年後には考えるというふうにちょっととれたんですけれども、揚げ足をとるようで申しわけないですが、年という考えではどうでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 3月議会の中で、牛田議員のご質問がございました。28年度中に実施をしていきたいというふうに答弁をしております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 減量化を進めた上で、数値目標があれば、これぐらいまで下げれば有料化をしなくてもいいとかそういうことではなくて、ごみの有料化はするというのが大前提というふうに聞こえたんですが、そうでしょうか。
○議長(深谷明宏君)
生活環境部長・曽我和幸君。
◎
生活環境部長(曽我和幸君) 決して大前提ではございません。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) やはりごみ問題については、市民生活にとっては大事なことです。それで、市民に理解を得るということが大前提だと私は思っています。そういうことで言うと、このごみ問題、ごみ袋の値上げについてはちょっと調べさせていただきましたが、かなり高いところもあるんですね。そうすると、市民生活への影響というのは非常に大きいものがあります。毎日のことですからね。そういうことで慎重に取り扱っていただきたいというふうにお願いをして、次に移ります。 下水道料金の見直し、経営審議会答申の遂行というのがありますが、これはどういう内容で、幾らにしたいというのがあるのでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 水道部長・塚田一義君。
◎水道部長(塚田一義君) 下水道料金の見直しの答申につきましては、24年に上下水道の下水料金審議会でいただいております。そして25年、26年と議員全員の協議会でご説明をさせていただいたところでございます。 その中で方針をいただきました。それを受けまして、下水料金につきましては全市統一料金になった平成26年、ことしの4月でございますけれども、その決算を分析して、平成27年より料金改定の是非、やることやらないことも含めて適正な料金の設定を考えてまいりたいというふうに思っております。 そこで、経営改善に向けましては、答申の中で市民に及ぼす可能性の低い項目、できる項目から実施をさせていただいております。 平成26年では答申の3項目の改善を進めております。排水設備完了検査の有料化、これは1件について1,000円でございます。それから排水設備指定工事店指定申請料の有料化ということで、1件について1万円。それから受益者負担金分担金一括納付報奨金制度の一部区域の廃止ということです。 それから下水道としましても、その料金収入、要は収入を上げる努力をしなさいというご意見もいただいております。市内全域、加子母から阿木まで1,600軒ほどのお宅を職員で訪問をさせていただきまして、水洗化のお願い、そして水洗化率向上の取り組みを行っているところでございます。それにつきましては、今年度も訪問を続けてまいる予定でおります。以上です。
○議長(深谷明宏君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 木下議員、まだ質問が残りたくさんありますので、お願いします。 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 3、4、5は飛ばします。
○議長(深谷明宏君) 通告されてますんで、これ。
◆6番(木下律子さん) いいですか、やっても。
○議長(深谷明宏君) はい。
◆6番(木下律子さん) 時間に協力しようかなあと思ったんですけれども、じゃあ行きます。 国・県補助の獲得と事業量の平準化で2点あります。 1つの事業を多角的に捉えた高率補助の獲得、これはどういうことでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) 地方創生、国土強靱化関連の国庫補助金ですとか、清流の国づくりぎふ関連の県補助金など、1つの事業でもあらゆる角度から見て、活用可能な補助制度を当たり、高率の補助金の獲得に努めていくということでございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 2番目は、補助枠を最大活用するための事業量の平準化等、これはどういうことでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) 事業量の平準化ということで、国・県の財政状況も厳しい中、補助枠を最大限活用するには、市の事業量の平準化、それから事業年度の調整など、適切な措置を講ずる必要があります。 財政計画では、平成28年度以降の施設整備費を30億円としております。必要性、緊急性、効率性などの観点から総合的に事業の優先順位づけを行い、今後の普通交付税の動向を注視しながら計画的に実施することとしております。以上でございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 次4番ですが、市債の計画的発行ということですが、当該年度の元金償還額以内とする市債発行のルールの遵守ということですが、これはどのようにするつもりでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) 一般会計では、毎年度、返す以上に借りないという方針で、将来世代が負担する借金の残高を抑制してまいります。 新規借入額につきましては、公債費負担適正化計画に基づいて長期的にコントロールすることとし、平成28年度以降、平成31年度までの各年度の新規借入額は30億円以下を目標としております。 ただし、普通交付税等の歳入の動向を注視しながら、財政の健全性を担保した上で借入額の見直しを行うこともございますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 5番ですが、市有財産の有効活用として、市保有土地、未利用地などの売却や貸し付けなどによる利活用、これは4年間でどうするつもりか、どうなるのか、今年度はどうなるのか、教えてください。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 市有地の状況はデータ的に把握をしておりますので、基本的に不要な土地については積極的に売却をしていくと、そういった方針でございます。まずは売却を基本としますが、貸し付けの希望があれば貸し付けにも応じていくと、そんな考え方でおります。 まずこれまでの実績で申しますと、平成17年度から平成26年度の10年間で約2億4,500万円の土地を売却してまいりました。売却の目標数値については、さきに述べたように行財政改革推進本部のほうで諮って決めてまいります。 なお、宅地建物取引業の協会、そういったところにも相談をしながら、連携して計画的な売却をしていきたいと、そんな考え方でおります。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) じゃあ、次に移ります。 歳出に移るわけですが、まずは職員定員計画の実行というところで、1つ目が、総合事務所の地域事務所化というふうになっておりますが、具体的にはどういうことでしょうか。このことによって何人削減をするつもりでしょうか、教えてください。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 総合事務所の地域事務所化ということについては、例えば現在の状況を見ますと、7つの総合事務所、これは旧町村の総合事務所でございますけど、職員数で申しますと90人近く見えます。これは基盤整備部の福岡基盤整備課というところの職員も含めておりますけれども、そういったことで5つの地域事務所、これは旧中津の地域事務所でございますけれども、これは職員が29人と、そういった状況でアンバランスなところもございます。 総合事務所の地域事務所化については、事務所長会というのがございまして、そこから提言を受けております。事務分掌の精査を行って、どういったところまでバランスをうまくとっていけるかということを協議しながら計画に進めていきたいと思います。以上でございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 具体的には、何年度はどうするという計画はないのでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 現段階では何年度に何人にすると、そういった計画を持っていないところでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうすると、この4年間の間で地域事務所化にするという目標になっているかと思いますが、これは何年間ということに限ったことではないということですよね。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) この
財政構造改革取り組み宣言については、27年度から30年度と。行財政改革の計画についてもこの財政改革取り組み宣言の計画年度と一緒にしておりますので、その年度の中で考えて進めていくということでございます。したがって、この計画年度の中で、どういった形になるかわかりませんけれども、進めていくということでございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 今のところ、具体的には数値までは行ってないというところで理解をさせていただきます。 次、施設の統廃合、民営化というのがありますけれど、これはどういう目標を持っていらっしゃるのか、今年度はどうなっているのかお聞きします。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 平成26年度に市有財産(施設)の運用管理マスタープランというのをつくりました。これは財政計画と整合性を図りながら進めていくということでございます。これについてはマスタープランというのがございまして、26年3月につくったわけですけれども、現在の施設維持費が人件費も含めて31億円という膨大なお金がかかっております。したがいまして、この経費を32年度までに6億円ほど削減をしていきたいと、そういった目標を持っておりますので、施設についても計画的な統廃合等、民間に任せてできるものは民間のほうにお願いをしていくと、そういった進め方でございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 具体的に施設が上がっておれば、ぜひ示していただきたいと思います。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 施設については、具体的なところをこれから行財政改革推進本部の中でしっかり決めていきますので、例えば青邨記念館の取り壊しとか、そういったものはことしの中に入っていますので、そういったところでこれにつきましても皆様方にしっかり説明をして示していきたいと。 先ほど私冒頭で申しましたけど、数値はまだ決めていないと。そういった数値についても行財政改革推進本部の中で固まれば議員の皆様方にもお示しをし、公表をしていきたいと、そういった考え方でおります。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 多くの施設があるわけですが、それなりに役割を果たしているということであれば、その地域、あるいは使用している人たちの意見をしっかりと踏まえていただきたいというふうに思います。 6億円減らすという目標だけはあるようですので、そうなると多くの施設が対象になるなと。マスタープランを見せていただいてはおりますが、これからということであれば、その辺のところをしっかりと踏まえていただきたいというふうに思います。いかがでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) マスタープランの中では既に計画を公表しておりますので、その中で、施設を民間のほうに委譲していきますよとか、あるいは統合の対象になっていきますよとか、そういったものは既にお示ししております。それをいつやるかという実施計画的なものをつくっておりますので、それを行財政改革推進本部のほうでしっかり決定していくと、そういった流れでおります。これはおっしゃるとおり、施設にはいろんな性質だとか、できた目的だとか、そういったものがございますので、それは地域の皆さんと施設個別について協議を進めながら、実施計画を所管の部で立てているところでございます。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) では、これも同じ兼ね合いかなと思いますが、7番のところに移ります。 施設の統廃合とランニングコストの削減、1.市有施設管理運用マスタープランの実行による施設維持管理費の削減については、今言われたことに関連するかと思いますが、お聞きいたします。
○議長(深谷明宏君) 総務部長・田立三博君。
◎総務部長(田立三博君) 前の質問の中でお答えをしているものがございますので、タブっておるところもございます。 平成26年3月に市有財産(施設)運用管理マスタープランというものを作成いたしました。平成26年には実施計画に取り組みました。施設の統廃合及び民間譲渡等を進め、効率的な資産経営を目指していくところでございます。平成27年度以降、実施計画に沿って施設の再編等を進めていきたいという考え方でございます。以上でございます。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) では、次の補助金のほうへ移ります。 補助金の適正化という中項目で、1.市単独補助や上乗せ補助などの見直しによる縮減とありますが、対象になっているものを全部出していただきたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) 対象になっておるもの全部と言われましたけれども、これは今まで市の単独補助ですとか、国の制度に拡大、上乗せをして補助を行っているもの、そういったものの措置の必要性や費用対効果の評価を徹底して縮減に努めるということで、どの団体というのは、これから決算書ですとか、そういったものを中身を見させていただいて精査をしていくということでございますので、よろしくお願いします。 また、所期の目的に照らして必要性を検証して、その役割を終えた補助金の廃止ですとか、統合、終期の設定といった見直しもあわせて行う予定でございます。 それから27年度から31年度までの5カ年計画で、5カ年で最低10%、単年度では毎年2%程度の削減を目標として、28年度以降については事業評価や団体の経理状況を勘案しながら適正化を進めているところでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) この市単独補助というのは、団体への補助金のことを言ってみえるんですかね。例えば、私がこれを読んで思ったのは子どもの医療費の問題で、県は小学校就学前までが医療費の無料化にしておりまして、その後は市が負担をしているかというふうに思いますが、そういう補助のことではないんですね。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) ここでは、市単独補助といいますのは、団体の補助を中心として考えております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 木下議員、残り時間3分になりましたのでお願いします。 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 上乗せ補助というのは、先ほど私が言ったものに当たるんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) 医療費の市単独分のことかということでご質問かと思いますけれども、そのように捉えております。よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうすると、中津川市の場合は障がい者医療費の無料化もさらに進んでいるというふうに思っていまして、障がい者の手帳4級以上を対象にされているというふうに思って、進んだ取り組みだなあと感心をしていたわけですが、そういうものも対象になるということになるんでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) そういったものにつきまして、必要性をよく考えてということで考えておりますので、全てがそういったものを外すということではございませんので、費用対効果を見ながら、必要性も見ながらということで考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) それも対象になるということを答弁されましたが、ぜひその市単独補助とか、上乗せ補助について、どういうものが対象になるかというのが多分わかっていらっしゃると思うので、全部資料として要求したいと思いますが、いかがですか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) これも今は何がということは申し上げられませんけれども、今年度のうちにはという部分で、市のほうで削減していくかという部分についてははっきりさせていきたいと。例えば、団体の補助につきましても2%削減というところも決算書等を見ながら確認していきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) じゃあ、次に移ります。後でまた。 9番ですが、公営企業の経営健全化による繰出金の削減というところですが、特別会計、企業会計に係る料金の見直し、コスト削減による繰出金の削減ということになっていますが、これは具体的にはどういうことでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) それぞれの事業会計が、事業目的に沿って自立的に健全経営を維持していくことが結果的に一般会計の負担を軽減することから、使用料や料率などの適正な設定、効率的な投資、経常経費の圧縮等の経営努力を求めているところでございます。 国民健康保険法、地方公営企業法で定められた繰出金、繰り出し基準以外の繰り出しをできる限り抑制していきたいというふうに思っております。 目標としましては、実質的な赤字補填となるような繰出金支出をゼロとしていくことにしたいと思っております。以上です。
○議長(深谷明宏君) 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) そうしますと、国民健康保険料について、中津川市は赤字補填をされているというふうに聞いておりますが、そういう自治体は少ないのでありますが、私にとってはすぐれたことをやっておられますが、それを見直しするということになるというふうに理解をいたしました。 続けていきます。 公債費の削減のところで、市債の計画的発行とありますが、これはどういうことでしょうか。
○議長(深谷明宏君) 企画部長・西尾謙二君。
◎企画部長(西尾謙二君) この件につきましては、先ほど当該年度の元金償還額以内、いわゆる返す以上に借りないというところでご説明をしたとおりでございますけれども、一般会計の毎年の新規借入額を元金返済額以内とし、将来世代が負担する借金の残高を抑制することで公債費の削減に努めるということでございます。
○議長(深谷明宏君) 木下議員、残り時間30秒を切っておりますので、質問のほうをまとめてください。 6番・木下律子さん。
◆6番(木下律子さん) 質問はこれぐらいにして、まとめます。 今までお聞きいたしましたが、これから12年後のリニア開業に向けて市が投資的な事業としておられるわけですが、その事業が大変な金額になるということになっております。ぜひ12年間の間に市民の生活が後退することがないように配慮をしながらの運営をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(深谷明宏君) これにて6番・木下律子さんの一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会いたします。 午後5時08分散会 ――
――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会 議長 深谷明宏 署名議員 柘植貴敏 同 木下律子...