中津川市議会 > 2015-03-09 >
03月09日-02号

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  1. 中津川市議会 2015-03-09
    03月09日-02号


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    最終取得日: 2021-07-25
    平成27年  3月 定例会(第1回)平成27年第1回中津川市議会定例会会議録(第2号)========================= 平成27年3月9日(月)午前10時開議◯議事日程第 1        会議録署名議員の指名第 2        市政一般に関する質問  ――――――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問 順序質問事項質問者発言所 要時間11.ごみの減量化について牛田敬一15分21.「子ども会活動の育成」と「中津川市子ども会育成指導者連絡協議会(市子連)」の充実・強化について 2.定住推進として、中途における入園について佐藤光司25分31.地方創生戦略の推進について田口文数25分41.中津川市の少子化対策について 2.中津川市の人材育成について松浦高春30分51.地方創生について吉村俊廣30分61.シティープロモーションの今後について 2.空き家対策の今後の課題について吉村浩平30分71.リニア新幹線及び濃飛横断自動車道について 2.中津川市の将来のための、図書館事業のさらなる発展について原 昌男40分  ――――――――――――――――――――――◯出席議員 24名   1番        牛田敬一君   2番        吉村浩平君   3番        岡崎隆彦君   4番        柘植達樹君   5番        勝  彰君   6番        田口文数君   7番        櫛松直子さん   8番        吉村卓己君   9番        大堀寿延君  10番        原 昌男君  11番        深谷明宏君  12番        三浦八郎君  13番        粥川茂和君  14番        吉村俊廣君  15番        深谷 勲君  16番        鈴木雅彦君  17番        鈴木清貴君  18番        松浦高春君  19番        鷹見憲三君  20番        伊佐治由行君  21番        吉村久資君  22番        片桐光朗君  23番        佐藤光司君  24番        楯 公夫君  ――――――――――――――――――――――◯欠席議員 なし  ――――――――――――――――――――――◯法第121条により出席した者  市長         青山節児君  副市長        大井久司君  教育長        大井文高君  理事         丸山裕章君  総務部長       田立三博君  企画部長       西尾謙二君  定住推進部長     渡邊好夫君  健康福祉部長     早川和子さん  生活環境部長     曽我和幸君  農林部長       鈴木治佐久君  商工観光部長     成瀬博明君  文化スポーツ部長   原 益彦君  リニア都市政策部長  山本高志君  基盤整備部長     渡邊弘孝君  水道部長       塚田一義君  病院事業部長     市岡清君  坂下総合事務所長   氷室 茂君  福岡総合事務所長   内木良治君  坂本事務所所長    梅本真人君  消防長        中島孝彦君  教育委員会事務局長  勝 宏児君  市公室長       伊藤恵之君  行政管理課長     伊藤和通君  ――――――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者  事務局長       齊藤信広君  書記         廣瀬公二君  書記         安田充孝君  書記         嶋崎雅浩君  書記         西尾隆秀君  ――――――――――――――――――――――  平成27年3月9日(月曜日)  午前10時00分開議  ―――――――――――――――――――――― ○議長(深谷勲君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。  ―――――――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(深谷勲君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(齊藤信広君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下20名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。以上でございます。  ――――――――――――――――――――――議会運営委員長報告 ○議長(深谷勲君) 本日の議会運営について、さきに議会運営委員会が開かれております。 この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長・深谷明宏君。  〔議会運営委員長・深谷明宏君登壇〕 ◆議会運営委員長(深谷明宏君) おはようございます。 それでは、2月27日に議会運営委員会を開催しておりますので、簡潔に報告申し上げます。 日程第1としまして、一般質問の順序についてを議題としております。平成27年第1回定例会における一般質問者は13名、発言所要時間395分であります。協議の結果、2日間で行うこととしましたのでお願いします。初日、本日でございますが、1日目は7名で195分、2日目は6名で200分であります。お手元にあります一般質問通告表のとおり行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、日程第2として、中津川市議会委員会条例の一部改正についてを議題としました。 この件につきましては、改正案を会派持ち帰りとさせていただいておりましたので、結果について、各会派からお聞きしました。提示した案のとおり合意しましたので、最終日に提案させていただきますので、よろしくお願いいたします。 日程第3、その他でございますが、総務部長から3月11日、東日本大震災の犠牲者に哀悼の意をあらわす黙祷を14時45分に行うと、半旗を掲げますというような旨の報告がありました。 もう1点ですが、委員から常任委員会の所管事務調査において、事前審査と思われる点があったのではというご意見が出され議論しましたが最終的に結論は出ず、全国議長会に問い合わせて意見をいただくということにしております。 以上、報告を終わります。 ○議長(深谷勲君) ただいまの委員長の報告について、質疑ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(深谷勲君) 質疑なしと認めます。  ―――――――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(深谷勲君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において   23番・佐藤光司君   24番・楯 公夫君を指名いたします。  ―――――――――――――――――――――― △日程第2  市政一般に関する質問 ○議長(深谷勲君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。1番・牛田敬一君。  〔1番・牛田敬一君質問席に着く〕
    ◆1番(牛田敬一君) 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。 今回はごみの減量化についてです。 一昨年の6月にごみ処理に関する質問をさせていただき、約2年が過ぎようとしております。昨年の答弁では、ごみ減量検討市民会議を立ち上げ、ごみの減量化に向けた取り組みを行っていくとのことでした。 平成27年度の歳出で衛生費が12.6%あり、金額ベースで約45億円の事業が計画をされております。そのうちごみ処理にかかる費用は約10億円で、一般会計で約2.7%となり、その中でごみ減量、資源化推進事業として2,204万円ほどの予算が計上されております。 再度、ごみの減量化について質問をいたします。 ごみの排出量は、ここ数年横ばい状態が続いております。取り組んだ施策に対する見解をお聞かせください。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) これまで広報なかつがわやホームページなどで、ごみ減量の周知のほか、集団資源回収奨励金制度リサイクルボックスの設置などにより、ごみの減量とリサイクルの推進に取り組んでまいりましたが、ごみ排出量は横ばいで、効果として減少に結びついていないのが現状でございます。 これまで、取り組んでまいりました取り組みの維持・強化に加え、新たな施策の展開が必要と認識しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) ここ2年、質問をしてきましたが、今の話からすると余り効果に結びついていないというお話がありました。 質問の仕方が悪かったのか、そのときの答弁は結構前向きな答弁をされておったものですから、すごく期待はしておったんですが、本当に効果がないのかどうか、もう一度質問させていただきます。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 済みません、私の答弁が下手で、うまく申し上げられず、申しわけございません。 ごみの総排出量につきましては、平成23年度が3万1,253トン、平成24年が3万1,682トン、平成25年が3万1,724トンと横ばいでございます。 ただ、25年度資源回収の実績では約3,546トン、リサイクル回収ボックス54カ所では約648トン、合計で約4,104トンの減量実績となっておりますので、総排出量は横ばいではございますが、資源回収、リサイクルボックス等の回収を行った結果の効果というのは、十分にあらわれていると思っております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次に、ごみの排出量に影響するリサイクル率が県下で低い値となっておりますが、リサイクル率の現状と今後の対策を伺います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 平成24年度環境省一般廃棄物処理実態調査での中津川市のリサイクル率は17.9%で、県下21市中16位という結果でございました。 ごみ減量化とともに、資源を有効に活用させるリサイクルの推進も、循環型社会の実現に向けてセットで考えていかなければならない重要な取り組みと考えております。 資源ごみ回収として、衣類、缶類、びん類、ペットボトル類に加えて、新たに雑紙の品目をふやしたり、集団資源回収事業奨励金制度リサイクルボックスの整備、市民への周知徹底などにより、リサイクル率を引き上げてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今のリサイクル率のことなんですが、高い自治体の取り組みなんていうのは、調査はしておりますでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) リサイクル率の高い自治体の取り組みにつきましてですが、平成24年度の一般廃棄物処理実態調査の結果では、県内では恵那市が31.6%で1位でございます。続きまして、美濃市が28.1%、3位、羽島市と多治見市の27.7%と続きます。 リサイクル率の高い自治体の取り組みといたしましては、ごみ燃料化施設で生成する固形型燃料や焼却施設から取り出されるスラグの量が多いことがリサイクル率を上げている要因として考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次に、燃えるごみのうち41%を占めている雑紙と布類に着目してリサイクル率を高めることが必要と考えておりますが、具体的な施策について伺います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 雑紙を新たな資源ごみとして、資源ごみステーションで回収する取り組みを平成27年度から実施していく予定でございます。 モデル地区といたしまして2地区程度を選考して実施いたしまして、課題などを整理した上で全市に広め、本格実施してまいりたいと考えております。 また、布類の中の衣類についても、地域事務所などの市施設に回収袋を設置いたしまして、リユースできる衣類の回収も平成27年度中から実施したいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 何事もスピードが求められる時代ですので、モデル地区で試行していただくということはありがたいことかなと思いますが、ただモデル地区の選定については、やはり高齢者が多いところとか、または逆に若い人が多いところとか、いろいろとその状況が違うと思いますので、ただ地域がやってくれそうなところを選ぶんではなくて、やはりどんな特徴があるかというところの地域を選定してもらえればありがたいと思いますが、その辺のモデル地区は何か決まっておるんでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) まだ、今現在のところでは決定はしておりません。担当課のほうで、今、その地区につきましては検討のほうをしております。 実施に向けて早期に選定し、地域に説明をしていきたいというふうに考えております。予定といたしましては、27年6月までに地域に説明会を開催いたしまして、2地区で7月からモデル的に開始いたしまして、10月から全市に広げて実施する予定を持っています。 また、雑紙の資源化モデル事業の運用に当たっては、回収できる紙、できない紙など、詳細なルール説明が必要になってまいりますので、地域役員や住みよい環境づくり推進員に対しまして、地域での説明会を開催いたしまして周知徹底を図りながら実施してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) あと、お願いなんですが、先ほど衣類は市の施設の辺に回収袋を置くということなんですが、やっぱりそこへ持っていけないお年寄りだとか、いろんな方もおるかと思いますね。ですので、できたら健康福祉会館なんかにお母さんたちが健診に来るときには、そんなところへ衣類を持ってくるとか、病院なんかに置くとか、いろいろと手段があると思いますので、ぜひその辺を検討していただきたいなあと思います。 次に、リサイクルボックスは、現在54個、市内に設置してあるということですが、今回新たに2カ所追加されるようですが、どのぐらいの効果を見込んでいますでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 家庭から出る段ボールや雑誌、新聞紙などをいつでも出すことができる利便性の高い施設として設置するもので、多くの市民の皆様に活用していただきたいというふうに考えております。 効果といたしましては、リサイクルボックス1カ所当たり年間平均12トン程度の段ボール、雑誌、新聞紙などの回収を見込んでおります。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 民間ならリサイクルボックスをふやすということも考えておるんですが、それよりはその今の54個のリサイクルボックスの稼働状況だとか、回収頻度、その辺をやはり把握して、無駄がないかということを確認することが、まずは重要ではないかなというふうに思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 地域の人口動態から排出量予測、市民ニーズを踏まえ、利便性と効果の両面から整備計画のほうを策定してまいります。 既に設置いたしました54カ所のリサイクルボックスにつきましては、大きさと利用状況などを検証いたしまして、地域全域で効果的な回収ができるよう適正な配置と整備計画のほうを策定してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) ぜひ、お願いをしたいと思います。 設置ありきではなくて、やはり1日の回収作業の分析、要は作業者だとか回収運搬車がどのぐらい動いているかというところも把握しながらチェックをしていただければと思います。 次の5番目ですが、ごみ減量に限らず歯どめを幾ら整備しても、市民の意識、ソフト面が変わらないことには成果が得られないと考えております。ごみ減量化に対する周知方法として広報を利用しておりますが、反応や行動はどのぐらいあったと認識しておるでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 平成26年度は、広報なかつがわ10月号から「みんなで考えよう!ごみ減量化」を連載し、ごみ減量の意識の向上と具体的なごみ減量やリサイクル行動の周知、中津川市ごみ減量検討市民会議での検討報告などを行ってまいりましたが、広報としてこれで十分だということは考えておりません。広報なかつがわやホームページの周知だけでは十分な効果に結びついていないと考えております。 ただし、平成24年度市民1人1日当たりの家庭ごみの排出量が、これはいい話ではないんですけれども、県下21市中で最も多いという内容については認識をしていただいたというふうに覚えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今も広報も何回も出していただいておるんですが、この間も衣類も出していいよというお話をいろんなお母さん方にすると、ええっ、そんな、そうなのという話で、余り周知がされていないというところがありますので、広報なかつがわの表紙に、たまにはそういうごみの減量化だとか、今回はごみだとか、何かいろんなイベントを、風景とかいろいろな写真も必要ですが、たまにはそういうこともしてもらったらどうかなというふうに思います。 次に、リサイクル活動に対して、民間業者との連携はありますか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) リサイクルボックス集団資源回収事業などで民間資源回収事業者との連携につきましては、既に行っております。 ごみ減量対策やリサイクル施策として、既に民間業者が実施している取り組みや、新たな取り組みについて、情報の共有と連携を図りながら、ごみ減量化とリサイクルの推進を地域全体で進めていく必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の集団資源回収の引き取り業者というのは、全て市内の業者なんでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 現在、事業者の選定に当たっては、集団資源回収実施団体のほうの判断に任せております。ほとんど9割程度が市内業者で回収をしております。一部市外業者のほうも回収をしているというところを把握しております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今のごみの減量化とは少し関係ないんですが、今後はその集団資源回収奨励金制度のあり方なんかも再考していただければと思います。 次に、ごみ処理手数料の有料化について見解を伺います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) ごみ処理手数料の有料化につきましては、経済的負担軽減を図ろうとする意識が働くことで、ごみ減量に効果があるというふうに考えております。 また、資源リサイクルの一層の促進、公平性の確保、ごみ問題に対する意識の向上、ごみ処理費用や施設維持経費などの削減といった効果が期待されるというふうに考えております。 実施の時期につきましては、できる限りごみの減量施策を実施した後、その効果から判断してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の1番目の質問と一緒で、なかなかごみの減量が横ばいだというお話がありまして、それを判断してといっても、もうずうっと横ばいになっておりますので、もう早目にそういうことをしていかないといけないんではないかというふうに思いますが、ごみ減量市民会議の中でも、民間の方も出席されております。多分いつまでにとか、どうだという、もうちょっと定量的な意見も出ていなかったんでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 今のごみ検討市民会議の中でもありました。 排出量の多い市民とごみ減量化に取り組んでいる市民とでは、経費負担について差がついているのが現状でございます。全てを市の負担、つまり税金で賄っていくことが本当の意味で公平性を確保できているかなんていうことの見方もあります。 市といたしましては、必要な施策として、必要な時期に必要な水準で実施していかなければならないというふうに考えておりますし、また委員会のほうからも、市民に丁寧な説明をしていくべきだというところも聞いております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 私としても、受益者負担ということはやはり考えていかないといけないかなあというふうに思います。ある大阪のほうでは、ごみの処理がもう税金に組み込まれておりまして、指定袋は逆にないと、何の袋に出してもらってもいいというようなお話も聞いていおりますし、そんな形から受益者負担ということも少しは考えていかないといけないかなあと思います。 逆に中津川市は燃えるごみも無料で、燃えないごみも無料で、大型ごみも無料と、大変住みよいまちなんで、定住推進にそれを入れたほうがいいんじゃないかなあと、そんなことも思ってはおるんですが、それはちょっと皮肉のような言い方なんですが、ぜひそんな形もしていただければというふうに思います。 次に、中津川市の資源分別回収団体は、今、何団体で、今回の予算では何トンの回収量を見込んでいるんでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 平成25年度では、小・中学校PTAや保護者会、地域やスポーツ団体、老人会などで111団体から資源回収奨励金の申請がございました。平成27年度は4,000トンの回収を見込み、2,000万円の予算を計上させていただいております。集団回収の実績につきましては、平成23年度が3,816トン、平成24年度が3,767トン、平成25年度が3,546トンとなっており、多少減少の傾向で維持をしております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 確認ですけど、そうすると今年度は2,204万円の予算で4,000トンと、さっきのリサイクルボックスが2つぐらいありますから、12トン掛ける2で24、4,024トンを目標にしているということでよろしいでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 4,000トンの回収の中に、新たなリサイクルボックスの量も含まれております。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次の質問ですが、ごみ減量化が進まなかったら、焼却場の更新時期や最終処分場の処理年数はどうなるんでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 焼却施設や最終処分場の更新時期及び耐用年数は、主に機器、設備の耐用年数で決まっておりますが、最終処分場につきましては、ごみの減量化が進まなければ埋め立て量が増加することになり、処理年数が短くなります。 環境センターの主な機器、設備の耐用年数につきましては、設計上15年となっておりますが、適宜機器更新、修繕などを実施いたしまして、施設全体の延命化を図る計画を進めておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 私の質問は、どっちかというと市民が危機感を持ってもらえるのかどうかという質問にしておったんですが、淡々と答えられてしまうもんですから、ちょっとその辺はどうかというふうに思いますが、やはり早く壊れれば自分の身にかかってくるよというようなことを、できたら例え話か何かにして、できたらわかりやすいような広報にしていただきたいなと思っております。 次に10番ですが、予算概要に、先ほどもありましたが、本市1人当たりの1日の家庭ごみ排出量は811グラムと県下21市のワーストワンになっていると記載されておりましたが、排出量をいつまでに何グラム減らそうとしておるんでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 市民1人1日当たりの家庭ごみの排出削減量は、人口推移にも影響されますが、単純には10%に当たる81グラムの削減となり、これは例に例えますと、バナナ1本の半分ぐらいのごみを毎日、市民の皆様全員が意識して減らしていただく目安となります。 平成31年度までの5年間、現状から10%に当たる約2,400トンの削減を目標に置き、確実に達成できる施策を展開してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) これも確認ですが、今、目標を達成できるということでよろしいでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) これまでと変わらない同じ施策を実施した場合、平成31年度で最大4.3%程度の削減にとどまると推計しておりますので、その倍以上の成果を上げるためには、中津川市といたしまして意識改革をし、効果に視点を置いた施策の実施と市民の皆様の協力が不可欠だというふうに考えております。 年次、進捗管理を行いながら、ごみ減量化、リサイクル推進につながる効果的な施策を実施し、着実に目標達成をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次の質問ですが、ごみ減量検討市民会議の提言の13項目の主なものに対して、執行部の見解を伺います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 少し長くなりますけれども、提言書には循環型社会の実現に向け、効果ある施策や内容が盛り込まれており、市といたしまして効果を大きく広げていくための施策を実施してまいりたいというふうに考えております。 提言の主な内容といたしまして、資源ごみ回収の拡大、広報の強化、事業者との連携、ごみ処理手数料の有料化の検討などが示されており、資源ごみ回収の拡大につきましては、燃えるごみとして捨てる雑紙や衣類をリサイクル、リユースに生かすことで、燃えるごみの削減とリサイクル率の向上につなげてまいります。 広報の強化では、全ての市民の皆様がごみ問題と10%削減の意識を広げることがスタートでもあり、市の責務としてしっかりと取り組んでいかなければならないということも考えております。 事業者の連携といたしましては、行政だけでの対応では限界があるところを事業者の協力も得て実施していくことで効果がより大きくなるものであり、今後、協働で取り組んでいく必要があるというふうに考えております。 ごみ処理手数料の有料化につきましては、最もごみ減量効果が期待される施策である一方、市民負担をふやすものでもございますので、市民の皆様の十分な理解を得た上で実施してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 次の質問で、それに対する市の優先取り組み順序はどう考えられておるのでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 中津川市ごみ減量検討市民会議からの13項目の提言については、できることから早急に実施していく計画でございます。 資源ごみ回収の拡大といたしまして、平成27年度から雑紙を資源ごみとして回収する取り組みと、リユースできる衣類の回収も総合事務所や地域事務所などで行っていきたいというふうに考えております。 ごみ減量やリサイクル事業の実施には現状よりさらにコストがかかるものもあり、そのあたりの効果を見きわめた上で実施を検討してまいります。 また、ごみ処理手数料の有料化につきましては、雑紙や衣類の回収、事業者との連携、広報戦略などを実施した後の結果を検証し判断としてまいります。 その実施時期につきましては、平成28年度をめどとしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) 今の優先順位と、できるところからというところはちょっと違うと思うんですが、私の言ったのは、今の優先順位ということを質問させていただきましたが、いかがでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 優先順位につきましては、まず、先ほど言いました雑紙を7月からモデル的に回収いたします。衣類のほうも平成27年度中に回収箱を設置、またリサイクルボックス、これは予算が通ればでございますが、整備のほうを行い回収するシステムを構築することで燃えるごみの排出量の削減とリサイクル率のアップを行います。 また、周知活動を徹底することで、議員が先ほど言われました、広報の表紙を使ってやるべきではないかというような提言をいただきまして、全体のごみ排出量の削減とリサイクルの推進、ごみ分別も含めたごみに対する意識を高めていきます。 これらを実施した後に、先ほども言いましたが、結果を検証しまして、ごみ処理手数料の有料化のほうを平成28年度中に実施してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 1番・牛田敬一君。 ◆1番(牛田敬一君) やはり私のほうも、今の回収の頻度、この回収の頻度は資源ごみなんかですと月に1回だということで、やはりアパートに住まれる人は、月に1回のそれを逃してしまうと、多分またごみに捨ててしまっているんではないかなというふうに思いますので、ほかの大きいまちですと、資源ごみなんかは、週に1回ぐらいあると、もっと出しやすい状況だということがありますので、そんなところと、あと分別の徹底、名古屋だとか瑞浪のほうなんかは、ちょっとでも違うものが入っていたら持っていかないという形で、分別が徹底されておるということを聞いております。 あと、それと処理手数料有料化、それとあとリサイクルの向上、この辺はやはり見える化して、できたら数値で、もし何か質問したときに、できるだけ数値で回答していただけるような形をとっていただけると、わかりやすいのかなあというふうに思います。 あと、やはりずうっと、今、答弁を聞いておりまして、PDCAといったところの、プラン・ドゥーといったことはわかるんですが、結局チェックが甘いという形で、結局リサイクルボックスを設置したけど効果に結びつかなかったと言っておるのにもかかわらず、また2個のリサイクルボックスを買うということは、一体全体どういうことかなあということがありますので、ぜひそんなところを見ていただきたいというのと、あと一般会計で2.7%ということですが、2.7%というと余り大きくはないと思うんですが、実際それでも10億かかっているわけですね。その10億をいかに減らすかということは、普通民間もやっていて、その積み上げをずうっとやっていって、少しずつ利益に結びつくということをしておりますので、ぜひ小さなパーセントかもしれないんですが、ぜひそこの辺の取り組みをしっかりしていただければ、よりよい効果につながっていくんではないかなあというふうに思います。 ただ、このごみの問題は大変難しい問題でありますので、真摯に取り組まれている職員の方とまた私たちも一緒になって、少しでもいいまちづくりをしていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いを申し上げまして、終了とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(深谷勲君) これにて、1番・牛田敬一君の一般質問を終結いたします。 続いて、23番・佐藤光司君。  〔23番・佐藤光司君質問席に着く〕 ◆23番(佐藤光司君) それでは、通告に基づきまして、一般質問を行わさせていただきます。 今回、私は2点の問題で質問をさせていただきます。 1点は、自分も経験をしました子ども会の活動について、どんなふうにしていったらいいのか。充実と強化に向けてについて。 それからもう1つは、これから予想されるであろうリニアの関係も含めまして、定住促進として中途における入園についてということで、この2点を質問させていただきます。 まず、1番目の子ども会活動の育成と中津川市子ども会育成指導者連絡協議会――これは市子連と申しますけれども――の充実・強化に向けてについてということで質問をさせていただきます。 質問の背景といたしまして、少子・高齢化が進み、過去に経験した子ども会活動が弱小している気がします。地域における子どもたちの連携が遊びを通して築き上げられ、学校生活とは異なる連帯感があったものと考えています。また、子どものつき合いの中で親同士の交流が持たれ、子育てを初め、お年寄りも含め地域における社会が形成されてきたものと思います。しかし、私は昨年ごろから地域における変化を感じましたので、子どもを取り巻く状況について、表題の一般質問を行います。 私の区では、年間行事の中でどんど焼きが区の行事として位置づけられ、主体は子ども会、共催として老人会――これは明和会という名称がありますけれども――と区の役員となっていましたが、主体である子ども会からどんど焼きはできない旨の連絡を受け、区長さんが対応しましたが、結果的に実施に至りませんでした。子どもの参加が減少し、面倒を見る親御さんの負担が増し、取り組む意欲がなくなったものかと解釈をしています。これはあくまで私の解釈です。過去に20年以上も続いてきたどんど焼きは、会場確保の問題ではなく、取りやめとなってしまいました。過去のどんど焼き経験者の話を伺いますと、50年ぐらい前には他の区のどんどを壊しに行ったなどの話も伺いましたが、木材保護の関係から中止もされました。近年に復活し今日に至っていましたが、地域の連帯感が薄れたのか、親にかかる負担が多くのしかかり、実現できなかったのかもしれません。 自分が経験した時代の子ども会活動は、冬はスケート交流、夏は中津川におけるマスつかみ等も経験しましたし、名古屋東山動物園のバス旅行も経験しました。子どものころの経験や体験がふるさとを思う記憶に残るものと思います。 中津川市の未来を担うのは子どもたちだと思います。合併10周年での安岐太鼓、神坂の三味線、いずれも子どもたちでした。こうした現状を踏まえ、中津川市における子ども会活動について質問いたします。 具体的な質問です。 過去には公民館活動で担ってきた市子連だと記憶していますが、子ども会活動についての担当は、改めてどこかお聞きをいたします。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 子ども会の担当部局は、文化スポーツ部の生涯学習スポーツ課です。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、今言われました文化スポーツ部生涯学習スポーツ課ということですが、昨年の前期事業実施計画の中でそういう位置づけがされておるんですけれども、38ページの下のところに家庭教育の推進、青少年健全育成、その3つの三角がございまして一番下、各地域の青少年健全育成団体が行うイベント活動等を通して青少年の健全育成に取り組む。その中で、事業概要として地域を担う人づくりのため公民館を拠点として、地域づくり、人づくり型学習講座をふやして人材育成を行う。それから一番下のところに、子どもたちに社会の一員としての自覚を促す地域ぐるみの青少年健全育成活動の充実を図るというぐあいにしてあるわけですが、この中で出てくる、公民館を拠点としてということがうたわれておるんですけれども、あくまで文化スポーツ部の生涯学習スポーツ課ということの中に、公民館としての位置づけがされておると思うんですけれども、直接的にやはりこういった子ども会、市子連と接するのは一体どこかをお答えください。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 子ども会の活動につきましては、地域の公民館が主体となって取り組んでまいります。子ども会育成指導者連絡協議会との窓口につきましては、生涯学習スポーツ課が担当をしております。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 改めて担当はどこですかという質問をしておる背景には、直接とのかかわりというのは、多分公民館じゃないかなというぐあいに私は理解をするんですけれども、その上部へいくとスポーツ課がある。そういう解釈をしてよろしいですか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) はい、地域の子ども会の活動は公民館が担っております。その活動の全体のまとめ役ということで生涯学習スポーツ課がございます。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 後ほど、子ども会全体の組織についてまた質問しますので、よろしくお願いいたします。 続いて2番目、子ども会活動について、現状と問題点はどんなふうですか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。
    文化スポーツ部長(原益彦君) 現状といたしまして、中津川市子ども会育成指導者連絡協議会に加入している団体は52団体、参加している子どもは2,792人です。組織はされてはいませんが、各地域でのイベント、夏祭り等で子ども会と同様な活動をしている地域は多数あるのが現状です。 問題点といたしまして、少子化が進み、子ども会の会員数、規模が減少・縮小し、従来の子ども会活動ができにくくなっていること。また、子ども活動を支援・指導することに関心を持つ大人も少なくなっていることが課題と捉えております。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 私が抱える問題とほぼ同じじゃないかなと思っております。少子化がここまで来て、親の意欲というのもちょっとやっぱり欠けておるかなという気がします。 3番目の質問です。 第一中学、第二中学では、夏休み中にギオンバが取り組まれたり、落合中や坂本中、阿木中ではおいでん祭が取り組まれていると思います。 地域における異年齢集団として中学生を含めた高学年の子どもが低学年の子どもを指導、面倒を見るということは大切と考えますが、地域における伝統行事に子どもたちがどのようにかかわっているか把握をしていますか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 地域の伝統文化を受け継ぎ、発展させていくのが地域の子どもたちであり、多くの子どもたちが地域の伝統芸能などを学び、練習して地域のお祭りに参加していることは承知をしております。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 済みませんが、私はこの中で、おいでん祭のときのギオンバとおいでん祭を上げましたけれども、そのほかで地域行事で二、三把握してみえる点がありましたら、報告してください。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 坂下の花馬祭りでは、地域の小学校高学年から中学生を対象に、おはやしなどで参加をしております。地域の伝統文化を学ぶ機会に、その地域の人や上級生が下級生を指導して練習を進めるなど、地域の子どもたちがつながりなどを学んでいます。そのほかに、地歌舞伎の発表会がございます。子どもたちが参加して上演されていること、また地域の山口、福岡におきましては、地域の伝統文化への発表会などに、子どもたちが中心となって発表していると、そういう行事を一覧表として市も捉えておるところでございます。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ありがとうございました。 私はすぐ近くには、確か東7区だと思いましたけれども、火の用心の取り組みなんかも子ども会が中心になって行っておるということも聞いております。そういうことを行政がいろんなことでの把握をするということは大事じゃないかなあとは思っております。 そのことと関連して、先日この議会の初日に、文教民生委員会所管事務調査の報告をされまして、その中の15ページに中央公民館の課題と今後の取り組みということで、一番下の今後の取り組み、子育て中の親等が家庭教育や青少年健全育成について学習する機会を充実する。子ども世代に地域の歴史文化などについて、体験活動などを通して、ふるさと学習の機会をつくり、郷土愛の醸成を図るという、こういうことが書いてあるんですけれども、先ほど言われた現状として、やはり親の認識が少し変わっておるのかなということも含めて、親に対してのそういう学習をする機会を充実するということが掲げられておるんですけれども、それから子どもたちについて、やはり郷土愛の醸成を図るということはうたってあるわけですけれども、これについての具体的な策がありましたら、この2点についてお伺いをいたします。 ○議長(深谷勲君) 佐藤議員、資料の説明請求をされていますが、どういう資料かが判明されておりません。この資料の何ページと言われますが、どういう資料だか判明をしておりませんので、それを示して質問をしてください。 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ごめんなさいね。 これも発言通告文書を出した後で、この所管事務調査の関係の資料が出てきたものですから、これはあくまで、先ほども冒頭で言いましたように、3月議会の初日の2月26日ですか、27日ですか、そのときに出され文教民生委員会所管事務調査説明資料、こういうものに基づいて、たまたま私、ちょっと子ども会の関係のことを知りたかったもんですから、その日、次の日にこれをつくったんですけれども、発言通告は出したんですけれども、こういうものがあったもんですから、これについてから質問をさせていただきます。 もし、できなければいいですけど。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 中央公民館では、さまざまな世代を対象にした講座を行っております。まだまだ足らないという講座もございます。子育ての親が家庭教育、また青少年の問題につきまして学ぶ機会をつくっていこうということで、27年度の取り組みの中で乳幼児学級の中に、まず家庭教育、青少年を知ってもらおうということで映画会等の開催も計画をしております。 また、子どもたちに地域の歴史を学んでもらうという機会に、親、また祖父母と一緒になって地域の名所旧跡を回るというようなウオーキングを開催しまして、地域の歴史を知ってもらう取り組みをしていくという計画を持っております。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ありがとうございました。 現状に対して、やはり親の教育なんて言うと叱られるかもしれませんけれども、親の皆さんの子ども会に対しての視線といいますか、そういうものをやはりこれから養っていく必要があるんじゃないかなと思っています。 そういう点も含めまして、4番ですけれども、過去の質問で、全市に子ども会を提起いたしましたが、現状として無理と答弁されましたが、今日でも全市における子ども会組織の確立は無理でしょうか、質問をさせていただきます。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 市の子ども会活動への支援は、地域子ども会の育成を目的としまして、各公民館を核として元気キッズ事業を行っております。今後もこの事業を中心に、公民館単位で地域の活動をしっかりやっていくように考えております。したがいまして、全市での子ども会組織を構築するより、各公民館単位でのまとまりの中で、それぞれの子ども会活動の充実を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 以前の質問で、やはり全市的組織でないとなかなか難しいという話で、こういうことを指摘するとちょっと問題が出るのかなという気がしますけれども、公民館の取り組みによって、力の入れようといいますか、地域における子ども会組織をつくっていこうということで力を入れたところと、そうでない、少し力が完全に入り切らないというところもあったのかなあなんていう経験もしました。 市子連の役員さんの話を聞きますと、各公民館を回りながら子ども会をつくっていただけませんかということで奔走をされたということも聞いていますので、全市における組織の確立というものに取り組んでいただきたいということを思うわけですが、その点はどんなものでしょう。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 文化スポーツ部の方針の中に、13公民館を中心といたしまして多様な学習機会を設ける青少年の健全育成を重点的に実施するという目標を立てております。この考え方を27年度以降もさらに充実させていきたいと考えております。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 全市的な子ども会の組織ができることを望みまして、4番の質問を終わらせていただきます。 中津川市子ども会だよりのナンバー5が配布をされまして、これは郷土かるたが報じられていました。また、市役所ロビーでの子ども会活動報告も目にしました。関係者には感謝しますが、行政としてのこうしたナンバー5もしくは活動報告、そういうものに対して行政としてのかかわり方、協力体制といいますか、そんなものはどんなふうになっておるでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 中津川市子ども育成指導者連絡協議会に対しまして、活動費支援を行うとともに、市の社会教育指導員が連絡協議会の参与として運営委員会に参加しまして助言などを行っております。 今後、子ども会育成指導者連絡協議会と青少年育成市民会議、行政とが連携し、心身とも健やかにたくましい子どもたちを育てるため、協力体制を強化して進めたいと考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 具体的に言いますと、こういうのをつくるときの企画とかいろんな取り組みとか、それから最後、配布方について、行政のかかわり方は、どんな、「子ども会ナンバー5中津川市子ども会だより送付についてお願い」ということで、各議員にも出ておるんですけれども、そういう配布について、行政なんかはどのようにかかわられていますか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) いわゆる市子連の方が中心となって配布等をしていただいております。直接行政が配布等について、今現在携わってはおりません。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 私が察するところ、やはり全市的に市子連の組織がないがゆえに、こういう現象が出るのかなという気がいたします。 次の質問に移ります。 上部組織として東濃子ども会、東子連がありますが、他市と比較、これは多治見、土岐、瑞浪、恵那ということになろうかと思いますが、比較して行政のかかわり方はどんなものでしょうか。具体的な例として、財政援助や人的援助、こうしたことについての質問です。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 東濃子ども会連合会は、東濃5市の子ども会の連合組織で、連合会への財政支援は中津川市子ども会育成指導者連絡協議会を通じて市から交付金を支出しております。人的支援につきましては、市の方針として、各種団体への行政の関与の見直しを行っております。全市的に各種団体事務等の取り扱いを見直し、事務局を市から移行しております。市の方針に従いまして、連合会に対しましても、現在直接的には行政はかかわっておりません。 しかしながら、平成24、25年度は、連合会の事務局を輪番制で中津川市が行った経緯はございます。 東濃子ども連合会の年2回の会議には、各市子ども会連合会の事務局が集まる場でございます。恵那市、瑞浪市、土岐市は事務局を市で担っているので連合会に参加しますが、中津川市では子ども会育成指導者連絡協議会さんが自立して事務を担っていただいておりますので、連絡協議会さんが出席をしております。 中津川市では子ども会に対しまして、地域子ども会の育成を目的として、各公民館を核として元気キッズ事業を実施しながら、市子連に対しましては支援をしておるところでございます。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 他の町村と比較して悪かったですけれども、しっかりやっていただきたいと思います。 子ども会関係の最後の質問になりますけれども、今後の子ども会活動についての取り組みをお示しください。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 子ども会活動は家庭や学校では経験しないことを体験し、活動を通して子どもたちは協調性、責任感などを見につけ、人間関係を学ぶ機会となっております。市としても大切な取り組みと捉えており、今後も公民館を核として、地域の大人がかかわっていただく中で支援をしていきたいと考えております。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうした問題について、今後の取り組みの関係で、これはいいですよね、予算概要の中で、将来を担う人材が育つまちということで、12ページ、13ページに子どもの関係なんかが取り扱いがされておると思うんですけれども、この中に子ども会に触れたことというのは、何もついていませんが、今、文化スポーツ部長が言われたことが基本としてこの中に含まれていますよという、そういう解釈でよろしいですか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 先ほど議員さんからご指摘のありました中津川市の総合計画実施計画の中に、青少年育成に取り組むということもございます。その実施事業につきましても、今後も公民館が核となって進めたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) また、公民館の核の問題については、またちょっと違った角度になりますので、違った機会にまた質問させていただきます。 大きな2番目、定住促進として、中途における入園について。 質問の背景といたしまして、身の回りの方から、途中で中津川へ来た、保育園に入園したいと希望したが、年度当初なら受け入れも検討できるが、今すぐに対応できないとの話を聞きました。 年度途中ですので、当初計画もありますが、親の都合で職場を変更したり転勤される方も今後多く見込まれます。リニア関連における転勤も予想されます。一般的に考えますと、定期異動が考えられますが、中途での異動、転勤もあるものと思います。家族を伴っての転勤では、学校関係や幼稚園、保育園の入園問題はつきものと思います。 そこで具体的な質問です。 保育園、幼稚園における中途での入園について、発生件数など現状を報告ください。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) この3年間の途中入園する園児数でございますが、保育園が平成24年度は171人、平成25年度は146人、平成26年度の2月までが134人。幼稚園ですけれども、平成24年度は48人、平成25年度は42人、平成26年度は40人となっております。このうち、保育園におきまして、入園を希望していても入れない、いわゆる待機児童が年度途中で発生しておりまして、平成24年度が16人、平成25年度が17人、平成26年度が1人となっております。幼稚園では待機児童は発生しておりません。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 結構、私が予想しておったよりはかなり多いなというような気がしますけれども、こうした現状に対しての対応をお聞かせください。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 保育園の途中での申し込みに対しましては、家庭の状況や希望する園などを確認しながら、できる限り保護者の意向に沿えるようにしっかり対応しております。 園によっては、すぐ入園できない場合もありますが、在園児の退園や保育士の途中採用によって受け入れ体制が整い次第、ご案内をしております。 年度途中で、若干の待機児童が発生しているものの、順番にご案内しているため、特定の園を希望しない限り、少し待っていただくこともありますけれども、入園できないという状況ではございません。以上です。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) というのは、今言われました、特定をしない限りは入れますよということですけれども、例えば距離が離れるとか、自分が行きたいところはここだけれどもここが指定だという、そういう解釈ですか。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 市内全域で考えておりますので、ご本人様が一番近いところへ入りたいというところが定員満杯でございましたら、そこは入れないですけれども、遠くにあいていれば、そこなら入れますよというご案内はしていますけれども、遠くですと、やっぱりちょっと入れづらいということですと、希望する園があくまで待っていただくというような形になります。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 了解しました。 恐らく、希望される方は自分たちの都合のいいようにやはり解釈をされると思いますので、行政側の都合等々も含めてセッティングをしていただきたいと思います。 それでは、最後の質問ですけれども、今後の対応計画をお示しください。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 少子化傾向を見据えた適切な受け入れ規模を、私立と協力して確保してまいります。 平成26年度中に策定予定の子ども・子育て支援事業計画において、ニーズ調査に基づく市全体の幼児教育、保育の必要量を見込み、その確保策を盛り込んでいく予定でございます。途中での入園希望にも適切に対応できるように努めてまいります。 ○議長(深谷勲君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ありがとうございました。 あえて定住促進としてうたわせていただきましたけれども、これからこういう事例というのは多く発生をする可能性があります。そういう点も含めて、これからの対応をとっていただきたいなと思います。 かつて、ほかの議員さんもこの種の質問をされたということも記憶をしておりますので、落ち度のない、もしくはおくれのないように対応をしていただきたいということをお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(深谷勲君) これにて、23番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。 続いて、6番・田口文数君。  〔6番・田口文数君質問席に着く〕 ◆6番(田口文数君) それでは、発言通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 今回は地方創生戦略の推進についてであります。 日本の人口は減少局面に入っています。また、若者の地方からの流出と東京圏への一極集中が進み、首都圏への人口の集中度は諸外国に比べて圧倒的に高くなっております。 このままでは、人口減少を契機に消費市場の縮小や人手不足による産業の衰退などを引き起こす中で、地域のさまざまな社会基盤を維持することも困難な状態に陥ってしまいます。 このような状況を踏まえ、政府は昨年11月に成立した、まち・ひと・しごと創生法に基づき、日本全体の人口減少の展望を示した長期ビジョンと地方創生のための今後5年間の総合戦略を昨年12月27日に閣議決定いたしました。 さらに、都道府県や市町村には、2015年度までに地域の実情を踏まえた地方版総合戦略の策定が努力義務として課されております。 地方創生とは、まち・ひと・しごと創生法の主な目的として、少子・高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯どめをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正すると記されています。その上で、国民が出産や育児に前向きになれるような制度の整備、地域における社会生活インフラの維持、地域における雇用創出、国と地方自治体の連携などが基本理念として掲げられております。 この地方創生の鍵は、地方が自立につながるよう地域の資源を生かし、責任を持って戦略を推進できるかどうかといえます。 今回、中津川市では中津川市総合計画の前期事業実施計画の戦略事業をもとに、平成27年度当初予算で組み込まれる事業を3月補正予算に前倒しで計上することとなりました。 今後、地方版総合戦略の策定に向け、2015年から2019年の5カ年が中津川市にとって重要であり、結果を出していかなければならないと思います。 今回の質問におきまして、この策定に当たり、提案、そして要望を兼ね、この地方創生版の計画に向けていっていただければありがたいと思い、質問をさせていただきます。 1番目の質問です。 まち・ひと・しごとを創生する戦略を立てるための人材支援制度があります。原則として5万人以下の市町村が対象ですが、今後リニアによるまちづくりなどの重要になる事業に対し、国や大学研究者の派遣を考えておりますか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) リニアのまちづくりに伴う重要事業推進のため、国や県からの職員派遣は必要であると考えています。 平成27年4月付で国土交通省からの職員派遣をお願いしており、ほぼ内定をいただいているところでございます。これは、ご質問にあった制度のマッチングとかそういうことではなくて、中津川市が独自に働きかけをしているものでございます。大学研究者などの専門職派遣等につきましては、現段階では具体的に決まっていることはございません。 なお、今議会に任期つき職員の採用等に関する条例の制定を提案し、専門職派遣等の受け皿の準備を整えているところでございます。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 国土交通省ということでお答えがありましたので、私はこの地方創生に関して5万人以下しかこの制度は使えないということはわかっておりましたので、今後このリニア事業に対してしっかりとした取り組みをしていただきたいと思いますので、ぜひいろんな知恵をお借りしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 2番目の質問です。 内閣府が行った、人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査によると、20代から40代の比較的若い層が地方への移住に肯定的という結果が出ました。地方創生が叫ばれる中、いかに中津川市へ呼び込むかが重要になります。 中津川市定住情報ポータルサイトなどネット上ではありますが、さらなる政策が必要と思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 現在、中津川市は10代から30代という若者が大変流出するというところはご多分に漏れずございます。私どもはその交流から、そして若者の定住というところでは、まず中津川市の魅力をしっかり伝えるということが大切と考えております。 そういうことで、現在「中津川に住もう!」というタイトルでホームページを立ち上げて、あるいは都市部での各種相談会、パンフレットなどで発信しておりますけれども、やはりこれから多様な手段で、人からということもありますが、多様な手段で私たちのまちを発信して、一人でも多くの人を呼び込む政策を進めてまりたいというふうに考えております。 全国の移住定住情報を集約する組織で、東京にございますが、ふるさと回帰支援センターというのがございまして、私どもも会員になっておりますけれども、本年、平成27年4月からここに岐阜県の相談窓口が常設されるということをお聞きしておりますので、この県の相談コーナーもしっかり活用してまりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 今出ましたふるさと回帰センター、これは後でもまた質問する中で出るんですが、今回岐阜県がそこにまた入っていくという形でありますが、岐阜県と中津川市として連携をとっていかなくてはいけないという部分も多いんですが、具体的に、この回帰センターに登録等をして中津川市としてもやられているという現状でよろしいんでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 私どもも登録しておりまして、そこから、つまりそのふるさと回帰支援センターのトップページから中津川市の移住定住、あるいは今の専用サイトのほうへ入っていただけるようなこともありますし、それから県と連携しながら、東京での相談会もふるさと回帰支援センターの関係がございますし、あとはこれからパンフレット等も、今置いているのを充実していくとか、以前にはふるさと回帰支援センターが作成された魅力都市のところで、中津川市のリニアとか、そういうところをPRさせていただいたこともございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 あともう1点、そのポータルサイト、具体的な充実という形でございますが、何かほかにその今のサイト上以外で何かございますでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 現在は移住・定住に関するいろんな情報を月2回の更新等で婚活情報とかいろんなものをお出ししておりますけれども、やはり今度はもう少しピンポイントというか、多様な移住者のニーズがございますので、そこに合った情報を提供するために、メールマガジンというような形で取り組んでまいりたいと、27年度に実現したいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 今、メールマガジン等という形でまた進めていくということであります。地方の方がまずいきなり中津川に来て住もうという形は少ないと思います。いろんな今の時代ですので、ネット上等を見ながら選ぶという部分が今は大半だと思いますので、その辺もしっかり、またネット上、いろんな形でお願いしたいと思います。 3番目の質問に移ります。 これも内閣府の調査でございますが、自分が住んでいる地域の将来に不安を感じるかという問いには、不安を感じるが46.8%あり、不安を感じる人にどのような不安を感じるかと聞いたところ、地域を支える担い手の不足が55.7%、あと商店街などのまちの中心部のにぎわいの喪失が48%と上位に上がっているそうであります。 今後、坂本リニア駅周辺開発等で坂本は大変騒がしくなっていきますが、中津川市の中心市街地はどのように考えておりますか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) リニア中央新幹線駅ができる坂本駅周辺地区は交通の結節点として重要な位置づけとなってまいります。それに対し、リニア駅を利用される方を初め、市内外から訪れる来外者を受け入れ、歴史文化と調和した地域づくりを展開し、都市拠点として安全で快適な居住環境と豊かな自然環境を整える場所は今の中心市街地だと考えております。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 今の都市拠点ということでございます。中津川市の今の駅前通りから中心市街地という部分、ちょっと私の目から見れば大変寂しくなってきているなという部分がございます。これはちょっと市長にお伺いしたいと思いますが、この中心市街地、もっとさらに市長のお考えとして何か持っておりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) とりわけリニアを踏まえたときには、やはり中津川市は合併をしまして、広い地域でそれぞれの特徴があります。その中で、中津川市の顔という言葉をよく使っておりますのは、中心市街地です。 地域におきましては、それぞれの特徴が前面に出せるような取り組みをしておりますけれども、やはり訪れていただいた方に一つの大きな顔として、これが中津川市の中心市街地だといったものをつくり上げていきたいという思いで現在進めておるところでございます。 したがいまして、大変皆様にもご負担をかけたわけでございますけれども、駅前、そしてレジストロ通りのアピタ前のにぎわい広場、また西に向かいましては、中津川、広く面的な広がりを見せた中で、これからの中心市街地を形成してきたい、そんなことで現在進めておるところでございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 市長のお考えで、多分いろんなことを考えられていると思います。 もう1つお聞きしたいのは、例えばその中心市街地的なもので、何かこういうものを建てようとか、何かこういうところを、道を構って人の通りをよくしようとか、そういう部分まで具体的に、今市長、お考えでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) これはまだ皆様にこうですというなかなかお示しできる状況ではないんですけれども、当然広く面的な広がりをつくる中では、そうした人寄りのできるもの、また歴史を感じていただけるもの、また市内を回遊していただくときに楽しんでいただける、そしてそのためには施設はもちろんですけれども、道路の区画のし直しといいますか、整備も必要になるというふうに現在考えておるところです。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 もし、市長のお考があれば、またいろんな形で提案を出していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 あと、もう1点市長にちょっとお聞きしたいんです。 先日、2月28日に、坂本公民館ホールでJR東海相談役の須田 寛さんに講演していただきました。その中で、市長はパネルディスカッションのほうで大変お疲れさまでした。 その中で、都市拠点という部分でコンパクトシティーの質問もあのときあったと思います。現在の中津川市の現状を見て、コンパクトシティーという部分で、もし市長、何かお考えがあれば、お願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 当日、コンパクトシティーの考えも私も少ししゃべらせていただいたんですけれども、あのとき若干聴衆者の方で勘違いされた方もございました。 といいますのは、1市7カ町村が合併をしました。したがって、各地域にという言い方をしました。これは、やはりコンパクトシティーの性格からして、核になる部分とあわせまして、それぞれの地域の今の人口形態等によりまして、言うなれば出先といいますか、そうしたものも必要になるんではないかという思いで、地域にも必要ですという言い方をいたしました。したがって、同じようなものをたくさんつくるのかというふうに勘違いされた向きもあったわけでございますけれども、今申し上げましたように、一つの行政、経済の中心という考え方からの本当の意味での中心のシティー、また676平方キロメートルの中津川市のそれぞれの地域の中での一つの核となる、これがコンパクトシティーという言葉を使っていいかどうかわかりませんけれども、そうした中心地も必要であると、そんな思いでおるところです。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) ありがとうございます。 今の中津川市の現状を見ながら、私も必要な部分ではコンパクトシティーをやっていく必要もあるかなという部分がありますので、またしっかりと計画のほうをお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、4番目の質問に移ります。 奨学金を活用し大学を卒業して地元に就職をした場合、奨学金の一部を免除する制度をつくってみてはいかがでしょうか。また、企業などと人材確保のため、資金提供など融資できる仕組みをつくってみてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 現にこれは、香川県のほうで地域の実情に合わせた取り組みをしているということもあります。ぜひ、お考えをよろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 若者が中津川市に定住し、安定した収入を得ることができる環境を整えることで、定住や就職に結びつき、地域の発展、活性化が図られ、企業の人材確保という観点から有効な制度と考えます。 当市においても、現在、若者が働く場の選択肢の拡充に取り組んでおりますが、受け皿となる働く場の確保、雇用する企業の協力体制、財源の確保など課題があります。 今後、先進自治体の取り組みを調査・研究してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 質問の中でも言いましたけど、これはやっぱり就職という形で企業がかかわってきますので、企業として企業側から、例えばそういう奨学金のほうに融資できるという制度を何とかつくっていただければ、またさらなる部分が広がってくるなと思いますので、その辺も何とかお願いしたいというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。
    ◎商工観光部長(成瀬博明君) 今のところは、企業さんからというのがございませんので、今は市の教育委員会の教育制度とか病院からのというものが多いわけですけれども、今申し上げましたとおり、やっぱり先進地の事例等を見まして、費用対効果、あるいは検証なんかも含めて、もう少し時間をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 この辺も、私、しっかりとした制度をつくっていただければ必ず効果は出るというふうに思いますので、ぜひ取り組みをよろしくお願いいたします。 5番目の質問に移ります。 人口減少は地方から始まり、都市部へ広がっていくとあります。 基本的考えに、東京一極集中の是正とありますが、若い世代が都市部へ流出することは避けられないと思います。 近年の転出数、転入数はどれほどですか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 近年ということでございますので、平成24年度から平成26年の状況についてお答えしたいと思います。 これは県の人口動態調査、前年10月1日から9月末までの1年間ということでございますけれども、この値では、平成24年度の転出者数は2,138人、転入者数は1,922人ということで、差し引き216人の転出超過という形がございます。平成25年度の転出者数は2,203人、転入者数は2,037人でございます。これは差し引き166人の減ということでございます。また、平成26年度は確定の値ではございませんけれども、毎月県が発表している値を集計しますと、転出者数は2,229人、転入者数は1,978人でございますので、差し引き251人の転出超過ということがございます。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 転出と転入の差が大体平均200ほど違うということで、出ていく方のほうが多くて、戻ってくるという言い方はおかしいですけど、転入が少ないというのが今の現状でありますが、この転出、転入の例えば年代別にどんな形でこの数字になっているかということは大体把握されていますでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 年代としまして、先ほど若年層の転出が多いということでございましたが、10代の主な移動理由、転出としては、職業上と学業上で転出が超過という形がございます。また、20代の主な理由は、職業上、結婚上で転出超過と、結構男女差がございますけれども。30代につきましては、職業上及び住宅事情で逆に転入のほうが多くなっている状況がございます。そして、40代も転入超過でございますが、主な理由が職業上ということで見ております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) やっぱり若い10代、20代の方は、都心部というかこの中津川市から出ていかれる方が多いという状況ですので、また30代、40代の方は転入のほうが多いと今お聞きいたしましたので、今から住宅事情ということでありますので、この中津川市に一軒でも多く家を建てて定住していただけるという形のつながりを、また今後広めていっていただきたいという形でありますので、よろしくお願いします。 6番目の質問に移ります。 先ほど質問に出た、ふるさと回帰支援センターの件であります。 NPOふるさと回帰支援センターの2014年に来場した2,885人の田舎暮らし希望地域ランキングは、1位、山梨県、2位、長野県、3位、岡山県という結果になったそうであります。山梨県と長野県が入れかわるという順位の違いはありましたが、2013年のトップ3と顔ぶれは変わっておりません。 トップの理由は、山梨県と長野県は首都圏から交通のアクセスがよい点に加え、地方移住に関する情報発信にも力を入れている。特に山梨県は、移住の相談だけでなく就職の相談にも対応する「やまなし暮らし支援センター」を2013年6月に開設して以降、人気が増したということであります。 中津川市はリニア開通となれば、東京、名古屋の首都圏からのアクセスが一番のアピールポイントになります。中津川市も山梨県のように、暮らし支援センターをワーカーサポートセンターとコラボして行ってみてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 現在、私どもに移住の相談を寄せられている主な内容としましては、空き家などの住まい情報と仕事の相談ということでございます。この、まち・ひと・しごとのしごと部分でもしっかり取り組んでいく必要があるというふうに考えておりますが、移住希望者のニーズも本当にさまざまでございまして、現在、市のホームページにワーカーサポートセンターのリンクも張ってございますが、今、田口議員ご指摘のとおり、このワーカーサポートセンターとの連携、コラボという形が今後とても大切になってくると思います。 移住者目線で対応できるように、ご提案のコラボの形、いろんな形があると思いますので、その辺も研究させていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 前向きな答弁をいただきましたので、ぜひこれを進めていただきたいと思います。 現状、例えば相談窓口という形ではない現状だと思います。各地域の事務所等に相談等、また市に直接電話等があると思いますが、やはりこういうしっかりとした窓口が私は必要だというふうに思いますので、その中で全て、中津川市で定住していただける中、就職まで紹介していただけるというこの仕組みは必要だというふうに私思いますので、ぜひ取り組みをお願いしたいと思います。 ちなみに、この相談、いろいろ今までにあったというふうにお聞きしておりますが、どれぐらい、大体でいいですが、件数的なものというのは、ごめんなさい、数字はちょっと通告に入れていないですが、件数的なものはどれぐらいでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 相談の全体の話ということでございますけれども、直接私どもへ電話とか、お越しいただいた部分でいきますと、ここ数年ですと年間100件ぐらい。ただ、26年度は上半期だけでも200件近く来ておりますので、ちょっと最近非常に多くなっている状況はございます。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) ありがとうございます。 これだけの、26年度で200件ということでありますので、やはりしっかりとした窓口が私は必要だと思いますので、しっかりとした取り組みを今後お願いしたいというふうに思います。 7番目の質問に移ります。 ごめんなさい、7番に移る前に、今県のほうで1位、2位、3位がこういう状況だという話をさせていただきましたが、ちょっと私もあるサイトで、ちょっと調査会社は言いませんが、経済、社会、環境という部分で市町村のランキングが出ておりました。全国で中津川市のランキングの総合評価として、267位という数字が出ておりました。この267位という数字は、私、決して悪いとは言えないのかなあと。逆に今後この順位というものは、しっかり取り組めば、この地方創生という部分で取り組んでいく中でやっていただければ、私はこの順位はどんどん上がっていくというふうに思いますので、ぜひこの地方創生という部分はまたお願いしたいと思います。 あともう1つ、中津川市と同じような市、これはどれだけの市になるかわからないんですが、そこの総合評価では23位という高い評価が出ておりました。類似した人口形態とか、そういう部分ではかなりいい順位に上がっていると思いますので、しっかりとまたこの順位が上がっていただけるように取り組みもしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 7番目の質問です。 子育て層が自然豊かな環境を求める一方で、課題となるのは仕事であります。住宅や土地は都市部より低額で抑えることができますし、新鮮な食材が安価で入手できるだろうが、生活を維持できる安定した収入は必要であります。仕事については、これまでの仕事を田舎暮らしでも続けるか、新たに住む場所で就職するか、そこで仕事を起業するかであります。 中津川市に住んでもらうには、多くの就職先がなければなりません。今後、大事になるのが企業誘致であります。現在の状況や今後の見通しがあれば、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 企業誘致の現状でございますが、当市への立地相談は年々増加傾向にあり、昨年12月には茄子川地域振興財団との協定を締結し、働く場所、住む場所の創出のための候補地について協議を進めております。企業に対しましても、企業訪問などによる市外企業への情報収集とのつながりづくりや、市内企業の流出の抑制のための対応を行っております。 以上のことから、企業誘致を進める上で、製造業にとどまらず働く場の選択肢の拡充を目指すためには、衣料や研究開発などこれまで当市になかった分野の企業を誘致することが重要になりますが、中核工業団地のような大規模な開発ではなく、企業ニーズに沿った開発と地域や既存企業との共存共栄が図られる企業の誘致を進めたいと考えております。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 企業誘致に向けて、ほかの部分でもしっかりと取り組んでいきたいという部分、今おっしゃっていただきました。 立地相談があるということですが、具体的に数字を聞いてもよろしいでしょうか。どれぐらいの立地相談がございますでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 軽微な相談も含めて、市内外で今17件ほど来てございます。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 17件あるということでありますので、今後やはり企業誘致という部分で力を入れていく中で、もう1つ以前ほかの議員さんも言われておりました。企業誘致するためにすぐ土地の整備も必要だということが重要になってくると思いますので、決してこの17件の相談だけで終わることなく、しっかり中津川市で企業を起こしていただけるような形を進めていただきたいというふうに思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 8番目の質問に移ります。 地方版総合戦略に観光事業を外すわけにいきません。今後、海外から旅行者が増加すると言われております。観光地である馬籠、苗木城跡や特産として栗きんとんや五平餅など、中津川市にはたくさんのブランドがあります。 今後、いかに日本中、そして世界中に売り出していくかであります。今後の観光に戦略があればお伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 日本中、とりわけ世界に売り出すには、豊かな自然や歴史、文化、地歌舞伎、文楽など、伝統芸能といった当市ならではのツアー商品をつくることがまず第一で、市単独で売り込みを行うより、県や他市との連携を行うほうが知名度や他市の持つ観光資源を活用できるといった点で有効だと考えております。費用面でも効果的であると考えております。 国内では、下呂市、木曽地域、東濃5市で連携して売り込みを行っております。 海外では、県と連携し、根の上高原保勝会が行う自転車ガイドツアーの商品化を恵那市と一緒になって、イギリス、香港、インドネシア、台湾に売り込みを行っております。今後も現在の取り組みを一層推進していきたいと考えております。 また、中長期的には、リニア駅、車両基地をいかに観光に結びつけ、国内外から多くの観光客に来てもらえるようにするかが重要な課題と認識しております。 県や他の自治体とも連携し、しっかり取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) 海外の方たち、根の上を使って自転車ということでお話がありました。これも何とか成功するためには、ネット上で宣伝していくとか、いろんな形をとる仕組みをもっともっと充実していただきたいというふうに思います。 以前、私、テレビを見ている中で、約8,000人ぐらいしかいない町のところで、海産物なんですけど、海産物を加工してそれを中国に送っているというところの場面を見ました。たった8,000人しかいない町なんですが、もう世界を相手に取引をしているということであります。 中津川市としても、先ほど特産物に関しては県と連携をとってという形でありました。中津川市がもっと世界に売れるものをたくさん見つけて、しっかり売り込みをしていっていただければ、この中津川市も大きく変わるというふうに思いますので、ぜひこの部分もお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) まさに特産品については、やっぱり活性化という意味では非常に大事だと思っています。特にリニアという切り口で、今、特産品なんかも地元の事業所の皆さん、あるいは農産物をつくってみえる皆さん、あるいは菓子のメーカーの皆さんなんかとも相談をしながら、今、やっておりますので、特産品についても大変重要だと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 ぜひ、取り組みを強化していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 最後の9番目の質問になります。 観光について、他市との連携はどうされておりますか。何か具体的に決まったこと等はございますか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 岐阜県では、今年度岐阜県リニア中央新幹線活用戦略に基づき、県、市町、観光協会をメンバーとした南北観光軸では、東美濃ふるさと街道協議会、東西観光軸では、いにしえ街道協議会を設置し、下呂、飛騨高山方面、東濃や木曽方面の観光誘客の取り組みを進めております。 当市も現在、下呂市、南木曽町から塩尻市までの木曽地域、東濃5市で連携をしており、今年度の取り組みとして、東京でのトップセールス、JR東海とのタイアップしたバスツアー、首都圏、中京圏でのPR活動を行いました。このほかにも、伊勢市、飯田市、東山道富士見台関係で阿智村など、それから姫路城、西の心柱の関係で、姫路市、市川市とも連携を進めております。また、ことし、南木曽町との協定を締結し、外国人観光客向けの無料Wi-Fiサービス提供をするとともに、一層の外国人観光客の誘客に取り組んでおりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) わかりました。 この他市との連携という部分は、やはり今後重要になってくると思います。中津川市単独で物を売ろうという形、観光で目玉を打とうと思っても、やはり他市との連携が一番重要になってくるというふうに思います。この観光の件に関しても、やはり市長であるトップがしっかりとした戦略を立てていただいて、もう既に他市との連携はしているということでございますが、今後やはりこの観光の部分について、市長の何か、これは絶対やらなくちゃいけないというようなお考えがあればお聞きしたいと思いますが。よろしくお願いします。 ○議長(深谷勲君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 観光については、まずやはりこの中津川市というまちをしっかりと知っていただくこと。それから、中津川市の魅力は何であるか、また中津川市だけではなくて、とりわけリニアを踏まえた中では、中津川市岐阜県駅におり立ったときに、ここを最短距離としてどこへ向かうのか、そうしたつくりが大事になってくるわけでございます。したがいまして、これも過日パネルディスカッションがありましたときに、須田相談役が以前より言われておりました。三角形をつくることだということを言われました。1辺が2時間から3時間。したがいまして、中津川市は幸いにして、東西南北どの方向に向かってもしっかりとした魅力のある三角形がつくれる地域というふうに思っております。その三角形の中心になるべく中津川市がやはりさらに他市よりも魅力がなければ、この三角形をつくることはできませんので、そうした思いの中では、きょう出ております各地域はもちろんでございますけれども、やはり中津川市の持つ環境、このことも十分に取り入れた中で魅力づくりを図っていく、そんな思いでございます。 ○議長(深谷勲君) 6番・田口文数君。 ◆6番(田口文数君) ありがとうございます。 今、市長のほうも言っていただけました。須田相談役のほうも、あのときにはダイアモンドクロッシングという形のお話をさせていただきました。他市との連携が今後やはり中津川市を中心に動いていけるという部分になると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 まとめといたしまして、ちょっと今回、地域創生の戦略についてという部分で質問させていただきましたが、今後この5年間はいろんな事業を起こす中で、ちょっと交付金等のほうがどういう形になるかわかりませんが、しっかりとした政策を立てたところには必ずお金を出すというふうに言われておりますので、この5年間、中津川市にとって大変重要な5年間になると思いますので、そして私がもう一つお願いしたいのは、この5年間でしっかりとした点を押していただいて、そこから線を引くと。そこから自立した形で行けるような政策として打ち出していっていただきたいというふうに思いますので、この5年間、しっかりこの地方創生の形をいかに利用して、中津川市をまちづくりから人づくり、全て行っていただきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(深谷勲君) これにて、6番・田口文数君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時まで休憩をいたします。  午前11時51分休憩  ――――――――――――――――――――――  午後 1時00分再開 ○議長(深谷勲君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、18番・松浦高春君。  〔18番・松浦高春君質問席に着く〕 ◆18番(松浦高春君) それでは一般質問に入る前に、3・11東日本大震災から間もなく4年を迎えます。昨日、日曜日には各地で追悼の催しが行われました。改めて心より哀悼の念を申し上げたいと思います。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 平成27年4月から、中津川市総合計画基本構想で定める将来都市像が、「輝く人々、安らげる自然、活気あふれる中津川」の実現に向けた総合計画12年のまちづくり計画がスタートします。その将来都市像を推進するには、厳しい財政状況の中、限られた予算、限られた人員で、市民の力をかりながら効率的かつ効果的な選択と集中により計画を実現しなければなりません。それには中津川市の将来を担う人、すなわち人材なくしては推し進めることはできません。大幅な人口減少が予想される中、中津川市の少子・高齢化対策と人材育成の2点に絞り、質問させていただきます。 それでは、1点目の中津川市の少子・高齢化対策について。 本年4月から、中津川市市民病院に民間活力を取り入れた産婦人科が本格的に稼働します。里帰り出産を含む産婦人科の充実により、少しでも出産に対する不安が解消されることと思います。また、今後、中津川市の大幅な人口減少が予想されますので、さまざまな少子化対策について質問をいたします。 まず第1点、平成17年の合併から3年ごとの人口、死亡数、出生数、転出数、転入者の推移を伺います。本年、平成26年については、直近の数字を伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) まずこの人口等の数値につきましては、県の人口動態調査、前年10月1日から9月末ということを1年ということですので、そこから持ってまいりますが、平成17年は、人口8万4,080人、死亡数801人、出生者数は739人でございます。転出者数は2,626人、転入者数は2,484人でございます。3年後の平成20年、人口は8万2,776人、死亡数913人、出生数668人、転出者数は2,499人、転入者数は2,353人です。その3年後、平成23年は、人口8万480人、死亡数988人、出生数663人、転出者数は2,152人、転入者数は2,047人でございます。平成26年は、人口7万8,812人、死亡数984人、出生数609人でございます。転出者数は2,229人、転入者数は1,978人でございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) それでは、合併からこの3月で10年を迎えたわけですけれども、ちょっと伺いますが、この10年間で合併当時8万4,080人が直近の26年では7万8,812人ということでいきますと約5,000人強人口が減ってきておるという形になりますね。そうしますと、年でいきますと、やはり500人強の減りという形になってきておると思います。それの内容的には、転出・転入はそのときの状況にもよると思いますけれども、これを見ますと、死亡者数も合併当時801人の死者に対して984、やはり200名弱の死亡者数に対して、出生者が739名の出生者に対して直近では609人の出生ですので、約130ですね、これを見ますと。ちょうど減っていますので、やはりこの死亡者数のプラスと、それから出生数のマイナスでいきますと約200人以上の自然の減少になっています。やはり亡くなる方は当然僕たちの団塊の世代がすぐ目の前で待っていますので、この数は908名が1,200人にも1,300人にも恐らく年間になってくるんじゃないかということを思いますけど、やはり生まれる数がたくさん見えないと、ますます人口が減るんかなあということを思います。 それでは、2番目に入ります。 国はいろいろな少子化対策の事業施策を行っていますが、抜本的な対策はなく、今日に至っています。中津川市合併10年間の少子化重点対策は何を行ってきたか伺います。あわせて効果があれば、どのような効果があったかも伺います。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 今、議員ご指摘のように少子化対策というのは大変幅広く、捉えどころのない難しい問題もありますけれども、私どもは少子化対策の重点としまして、結婚から子育て、雇用の場の確保、あるいは教育、医療など総合的な施策として関係部署などと連携して進めてまいりました。その効果というのはなかなか捉えにくい部分はございますけれども、具体の中では、例えば平成23年7月から始めた結婚活動の支援で、私ども6名の相談員を配置しまして、延べ304件の相談実績、その結果12組、24人の成婚がございました。直接把握できた部分だけでございます。そのほか市内で高齢化、少子化の進んでいる6地区に平成20年度からUIターン住宅を整備しましたものですから、その地域において子ども54人を含む138人が居住しました。 妊娠・出産の対応としまして、特定不妊治療費助成や妊婦教室、あるいは赤ちゃんの家庭を訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」、子育てでは、市民安全ネットワーク子育てマイページの立ち上げ、学童保育など、きめ細やかな施策を実施してきました。そして中学生までの子どもの医療費無料化を初めとする各種支援策によって、結果としてはでございますけれども、合計特殊出生率が合併前より上昇していると、あるいは県内市ではかなり上位のところに来ているというところがございます。 また、直接的な少子化対策というところでは言えないかもしれませんけれども、域学連携事業に取り組んで17大学との交流をきっかけにさらに広がりを持つというところでは、各地域によっては子どもたちと若い学生の交流、取り組みによってその地域のよさを知るとか、ふるさとの誇り、ふるさと意識の醸成につながっているということも、私どもとしては、幅広い意味での少子化対策というふうに考えております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 婚活活動の支援をやっていただいて、本当に今の話で12組の成婚ができたというのはすごくよかったなあということを思います。 僕も以前、ぜひ紹介してくれということで、一回そういうことを試みました。そのときは男性4、女性4で中津川市内の居酒屋でやらせていただきましたけれども、なかなか一人の力では後のケアがとてもとても無理で、どちらかというと、恋愛になったというより幹事会になっちゃうような感じで、だから、やはりこういう行政の力を幅広くやっていただくことを今後ともお願いしますし、やはりぜひお願いしたいなあということをあわせてここでお願いしておきます。 ちょっと時間で最後まで質問をしたいと思いますので、ここはちょっと飛んでいきますんで、それでは3番目に平成27年から5年間隔で、5年先、10年先、15年先、20年先の予想される人口、そしてここは難しいかと思いますけれども、死亡数とか出生、転出・転入なんかの予想があれば、お伺いをいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 人口の想定につきましては、総合計画におきまして平成22年の国勢調査を基礎に平成42年までの記述をしてございます。これは国立社会保障・人口問題研究所の数値等を参考に出させていただいているわけですけれども、平成27年は7万7,600人、平成32年は7万4,102人、平成37年は7万285人でございます。そして15年後の平成42年には6万6,395人としております。また、今お話の20年先となる平成47年につきましては、これは人口問題研究所が25年3月推計ということで出した中に、中津川市は、2035年(平成47年)は6万2,501人という数字がございましたので、ご報告申し上げます。 なお、死亡数、出生数、転出・転入者数につきましての推計はしてございませんけれども、今までの流れの中で死亡者数が出生数を上回る自然減少というのは、たしか平成13年以降でしたか拡大して自然減が続いておりますし、転出超過も続いておりますので、ちょっと具体的な数字ではございませんが、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 今、平成27年で7万7,600人の予想、そしてリニア開通の10年後に7万と、20年後には6万6,000という形で、やはり相当急激な人口減が間違いなく予想されますし、本当に現実な数字が出てくるんじゃないかなあと思います。さきがたもちょっと言われたように、やはり私たち団塊の世代はここへ来ますとほとんど全滅状態ですので、そこにいかにお子さんがお生まれになって、この中津川市に育って、このまちをやっていただくには、やはり元気なお子さんたちが生まれてやっていかなければ、本当にまちが衰退していくばかりじゃないかなあと思います。その間にリニアの問題もありますけれども、それはそれとして考えて、やはり一番大事なのは、いかにこの地域の人たちにお子さんの出生がふえるかということになるかと思いますので、ひとつよろしく。 それで、その4番目の合併10年、当市の少子化対策の反省から、平成27年から始まる総合計画にどのような少子化対策が盛られているのか、伺いをいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 総合計画におきましては、少子化対策と子育てという形で載せさせていただいておりますけれども、少子化対策としましては、結婚、出産、子育て、教育、就職のそれぞれの施策間の連携強化ということがございます。また、先ほどお答えした幾つかの対策のほかに、特に子育て支援ということが大事になってくるということで、中津川市子ども・子育て支援事業計画を策定中でございますので、その推進、放課後児童クラブの運営支援、子育て支援センターの機能強化、母子保健事業などの推進を盛り込んでございます。 また、少子化対策としまして若年層の生活安定とか、安心して子どもが産めて再就職ができるような、いろんな形の事業も大切と考えておりますので、その部分も入ってございますが、今後もそれらにしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 今の4番の問題と、次の5番はちょっと同じことになってくると思いますので、先に5番のほうで質問させていただきます。 この少子化対策案に対して、具体的にどういうことなのかをちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 今申し上げた総合計画に基づきまして、平成27年度の予算の主要事業としまして、子どもをふやすための事業、これは主に少子化に係るさまざまな情報、事業をまとめたパンフレットを作成するような部分でございますけれども、子育て支援事業、学力向上支援事業、放課後児童クラブ支援事業、そして乳幼児医療費助成事業などを掲げております。そして、その他としましては、医療・産科体制の充実、それから特定不妊治療費の助成、乳幼児の健康診査、多子世帯、子どもが多い世帯への保育料の軽減措置、子育てママの再就職支援セミナーなども少子化対策事業として位置づけております。 この総合的な取り組みで進めることが大切でございますので、今後、地方版の総合戦略の中でも、さらに多岐な形で具体策を盛り込みながらしっかりと取り組んでまいりたいと思いますし、また先ほど申し上げた具体の事業の中では、特に教育委員会の子育て部門、これは子育て安心ガイド、大変情報の多い部分でございますが、それと働くとかという部分を一緒にセットするようなこととかと連携をとってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 部長が今言ったように、総合的な取り組みが大事だということは重々承知しております。やはりお子様を育てる方々に、本当にかゆいところに手が届くような、ただ、ただ、空論だけじゃなしに、やはり本当に背中がかゆければ背中に手が届く、それから頭がかゆければ頭に手が届く、そういう具体的な取り組みをぜひしていただきたいと思います。 その中で、今、学力向上支援事業というのがありますが、これは2番目の人材育成でしっかりと教育委員会のほうからお伺いしたいと思いますので、これは後に回しまして、子どもをふやすための事業、やはりここが僕は一番メーンかなと思います。この中津川市の中で子どもがいかにふえていただけるかなあということを、きょうもちょっといろいろ親御さんのニーズなんかをいろいろ調べましたけれども、やはり兄弟1人の方が46.7%、2人の人が40.5、これだけで87.2%ですね。3人見える人が7.8、4人の人が0.5、5人以上が0.6、3人以上が8.9%、やはり1人の人、2人の人、せめて1人の人にもう1人、ぜひ環境をよくしていただいて、出産してもいいというような環境社会を築くのが、僕は行政の役割かなあということを思いますので、その辺について、子どもをふやす、いろいろあるかと思いますけど、特に部長が考えている事業、何か名案があれば、恐らくいろいろできたと思いますけど、ここについてぜひ、ひとつお伺いしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 国も子どもをふやす出生率につきましては、希望出生というような形で最重点に上げているストップ・ザ・少子化ということがございます。私どもとして、子どもを何とかふやしていきたいというのは、いろんなアプローチがあると思います。これは当然子どもが生まれて育つというのも大事ですし、それから出ていかないというか、出ても戻ってくるとか、結果的に子どもがふえていくというのも大事だと思いますけれども、今申し上げた事業の中では、先ほどの子育て安心ガイドのものと、働くというような部分をセットにしたパンフレットの作成とか情報発信もございますが、やはり若年層の生活安定と安心して子どもが産めるというところには企業誘致を、いろんな形の職種、多様な働き方ができるというのが、高い有効求人倍率のさらにそのほかに要るのかなあと、ニーズが大変多うございますので。 そしてまた、安心して子どもが産めるというところにつきましては、産科医療の問題もございますが、あとは今ご指摘いただいたような女性の気持ちというか、あるいは男女共同参画も実はございまして、そこもしっかり取り組んでまいりますけれども、女性の再就職支援、これは今ワーカーサポート等でも商工観光がしっかり取り組んでいただいていますけれども、ここの部分、先ほどワーカーサポートとの連携もございましたので、いろんな再就職に向けての制度の情報もございますので、それらと一緒につなげていくというところを総合的な情報発信の中で取り組みたいと思っております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 今、具体的な対策について、6番目のここにも絡んできますので、先に6番目の質問をさせていって、総体的に質問させていただきます。 6番目、子育て支援に関するニーズ調査から、子どもを産み育てるための少子化対策のヒントが多くあったと思いますが、調査結果から保護者のニーズは何であったかを伺います。そして具体的に保護者のニーズのいろいろな点についてをお答えいただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 子育てに関するニーズ調査では、子育て支援策に期待することは何かを聞いたところ、安心して産み育てることのできる医療体制の充実、安全・安心に過ごせる居場所の充実、幼稚園・保育園の充実などの順となっております。その具体策といたしまして、医療体制の充実では、平成27年より里帰り出産制限や分娩予約制限が解除されます。今後も市民病院と地域の医療機関との連携の中で医療体制の充実を図ってまいります。 居場所の充実では、学校の空き教室や公共施設の活用を進め、学童保育の施設整備を行います。 幼稚園・保育園の充実では、延長保育は24の全保育園で、一時保育は5つの保育園で実施していますが、母親の就労状況などから高いニーズとなっておりますので、今後も引き続き実施してまいります。 未満児保育につきましては、24の保育園のうち17園で取り組んでおります。こちらも母親の就労状況等によりニーズが高くなっておりますことから、引き続き実施するとともに民間との協働で充実を図ってまいります。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 私も2つのグループのお母さんたちにちょっと調査をさせていただきました。1つのグループは、第2子を産む場合の一時預かり、この1点に絞ったという話で、やはり第1子を預かっていただく施設がないと。それから近くに親がいても働いているため、余り親を当てにすることはできない。例によると親が会社を2週間も休んで、出産・産後のお手伝いをしてくれたと。それから、現在一時預かりを出産のために行っても、やはり定員が満杯で預かっていただけないという話で、その中で出たのが、市民病院の院内保育所があるけれども、そこに一時預かりをしていただけると、同じ市民病院で出産するのに非常に助かるし、安心して出産ができるんじゃないかというようなことを言われました。 そしてもう1つのグループは、本来なら子どもを産んで小学校に上がるぐらいまでは一緒にいたい。でも、現実は働かないと生活ができないというような話が出ましたし、このグループの方、あとの仕事の関係の人が物すごく出ています。小学校就学に伴い職を見つけたと。学童保育にお願いをしたら、ことしは一人も入れませんよと。働くことを諦めたという方も見えます。それから、復職できる仕事でも、年度途中での入園はほぼ不可能。民間の保育施設に入れると、月5万円程度、2人で10万、何のために働くかなあという意見が本当にたくさん出されました。 私も本当にいろいろなことを思いますけど、やはり一番最初から第1子を未満児でも預かっていただいている方は、出産に対してもそれほど大きな負担にはならないと思いますけど、このニーズの調査で見ますと、やはり3歳までは子育てをしたいというパーセンテージが結構多くいました。それを見ますと、子どもを育てながら出産をするときには、第1子の子どもを一時預かりでせめて2週間は預かってほしいと。そういうところがございませんので、片桐議員も以前、市民病院での一時預かり、院内保育について質問されておりましたが、病院事業部長にお伺いいたしますけれども、市民病院の院内保育所の実態とか、それからそういう民間の人が預けられないような、多分いろいろあるかと思いますけど、それについて詳しく教えてください。 ○議長(深谷勲君) 病院事業部長・市岡 清君。 ◎病院事業部長(市岡清君) 市民病院におけます院内保育所というのは、基本的に市民病院に勤務する医師、看護師、医療技術職等の医療従事者のための施設であります。実際のところ3歳児未満の乳幼児を預かっております。定員も24名で、現在のところは保育士5名で13名の乳幼児をお預かりしております。また、この院内保育所につきましては、県のほうから看護師確保対策のための補助金もいただいていますので、性格は一般市民の方ではなくあくまでも事業所の保育所という側面を持っておりますことから、現状のままでは、一般の方のお預かりというのは無理かと考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 一応今定員24で13名という形ですけれども、やはり一般の方たちが見れば、せっかく病院内に院内保育所があって、そこでちょっと預かっていただければ、やはり第2子、第3子を産もうという決断の環境が整うんじゃないかなということを常々思うんです。一般の方を預かることは、全く不可能かどうか。何かそういういろんなことがあって、条件をつければできる可能性はあるか、その辺を1点だけお伺いします。 ○議長(深谷勲君) 病院事業部長・市岡 清君。 ◎病院事業部長(市岡清君) 済みません。あくまでも現在、市民病院にあるのは院内保育所という従業員のための施設ですので、まずそこのところのあり方のところを市立なりの公的な保育所なりに変えないと少し難しいかなあと思います。というのは、利用者の負担額というのが通常の保育料と違っております。そういったことの公平性の問題ということも出てくるかと思います。 それからもう1つは、お産ができる施設が中津川市民病院だけでなく民間の医療機関もございますので、そことの公平性も考えると市民病院のほうでそれを準備するというのは少し難しいかなと。ですので、今後教育委員会と相談をしながら、市としての施策としてできるかどうかというのは、検討の余地はあるかとは思います。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 平成24年6月20日に粥川議員が坂下病院の託児施設の稼働について伺っております。そのとき当時の部長さんが、諸般の事情から稼働していないと。過去に運営したことはあるが、お預かりする子どもさんが非常に少なく、運営が困難であったと。要望がどの程度あるか、採算面はどうか検討するという話。すると、その中で粥川議員のほうから、坂下の保育園にも預けに行ったけど余裕がなかったと、空席が一つもなかったということでした。そのときに粥川議員が病院事業部だけでの問題ではないと、市を挙げて検討してくださいということで締めくくっております。今の同じことです。その当時、ちゃんと市を挙げて検討したかどうか、お伺いします。 ○議長(深谷勲君) 病院事業部長・市岡 清君。 ◎病院事業部長(市岡清君) 今、お話がありましたように坂下病院のほうにも以前、院内保育所というものを直接持っておりましたが、需要と経費の問題から、しばらく閉鎖をしております。27年度から開園に向けて現在あります保育所の改修費、それからそこの運営に係る経費、それから職員に対しまして希望がどのぐらいあるのかという調査をさせてもらいました。 現在、入所希望を持ってみえる看護師さんは、実は2名しかいないという状況でございます。2名の状況が今後ふえる可能性があればいいんですが、今の状況ではふえる減るはちょっとわからない状況なんですけど、改修の見込みが500万円ほどかかるということ。それから直接雇用ではなく民間の保育所のほうへ院内保育所を委託していく場合に委託料が見積もりで約2,000万円かかるということを鑑みして、2名の園児を預かるのにそれだけの経費をかけるのは、少し経費がかかり過ぎだろうということで、引き続き各看護師さんの地元の保育園へお願いしたいというふうに考えております。 現在、坂下保育園のほうでは、4月以降待機される方はいないというふうに聞いております。希望の方、全員入れるというふうに聞いております。基本的に未満児の方の保育希望というのは、看護師の場合、ほとんどございませんので、現在生まれている方についても、坂下については入れるだろうと。ただ、それ以外の地域でお住まいの状況というのはちょっとつかんでいない状況で、病院で開けば2名は入れたいという希望があるという結果でございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 中津川市で多くの女性の方にお子様を1人でも2人でも育てていただくためには、やはり環境整備が欠かせません。これは何よりも大事だと思います。中津川に住んでみえる女性の方は働くことも大事ですけれども、やはり出産に対する環境整備は今後とも大事なことだと思いますので、今まで未満児保育と一時保育の園の数はふえてきていますけれども、やはりまだまだ市民のニーズに十分には応えていないのが現状だと思いますので、ぜひこれは行政を挙げて、今の事業部とか一つの部だけではなしに、中津川市全体で中津川市の子どもを産み育てる事業をぜひやっていただきたいと思います。 時間がないので1つだけ。 この恵峰ホームニュースが出ました。洞田先生、駒場の市民病院のすぐそばですけれども、ここにこの土地、これも僕、この10年間に2回、同じ土地で福祉施設の相談を受けたところです。ここに一応8億円で、きょうもちょっと洞田先生と電話でお話させてもらったんですけど、共生村、「幼、老、共生」、それで「愛・コミューン・空」と言うこれなんですけど、やはりショートステイ、高齢者向けのシェアハウス、そこに総合こども園が入ります。だから、2年かかって本当にご苦労して、何とか8億円のあれですけれども、本当にこういう方も今見えますので、ぜひこういうところとも緊密に連絡をしながら、市民病院の近いところですので、やはりそういうところでも預かっていただけるような策をぜひしていただきたいと思います。 時間がないので2番に行きます。 中津川市の人材育成について。 中津川市の将来は「人」人材にかかっています。本年4月から始動します総合計画を推進させるのも人であります。地域、行政、経済も全ての事業に取り組んでいくのも人なくしては進めることができません。中津川市の将来都市像、輝く人々、安らげる自然、活気あふれる中津川の実現に向けた行動、また中津川市民が住んでよかった、これからも住み続けたいという思いのまちづくりは人材なくしては成り立ちません。 隣の国、中国には10年先を思う者は木を植える、100年先を思う者は人を植えるということわざがあります。中津川市の将来もまさに「人」人材に係るところ大なりです。中国のことわざに学び、100年先を思い、人を植える人材育成についてお伺いします。 1番、平成17年から総合計画の10年間に取り組んできた人材育成の理念、目標、方針、重点をお伺いします。 ○議長(深谷勲君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 教育委員会としましては、子どもは未来の中津川のまちづくり人の理念に基づき、子どものよりよいひとり立ちを目標とし、生活、学習における基礎・基本の習得と、たくましい子の育成を方針として取り組んできました。重点施策としましては、教育内容の充実、教育環境の整備、健全育成の推進、子育て支援の充実の4点を掲げ進めてきたところです。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 時間ばっかぼってきちゃいますけれども、とんでいきますけど、本当にこの10年間、一つの例でいいますと学校の図書、質の充実、これは本当に目に見えて、今までは僕も知らなかったですけど、やはり生徒何人にどれだけの図書が必要だという充足率ですか。あれがあったんですけど、それが中津の小・中学校にはほとんど100%満たされていなかったと。これが本当にこの10年間、合併で100%に達したと思いますけど、その辺は間違いないでしょうか、お伺いします。 ○議長(深谷勲君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 2点目でお答えしようかなと思っておったんですけれども、特に図書の充実といいますか、私は読書活動が一番ポイントになるという考えのもとに進めてまいりましたので、例えば読書の貸出冊数等を含めても、小学校などでいけば、年間1人は80冊に迫るとか、中学校でも数冊であったものが15冊ぐらいになるというようなふうに利用数自体もふえてきておりますし、東濃地区で学校図書館教育賞というコンクールがございますが、その中で総合優秀賞とか優秀賞を毎年複数の学校が受賞するというような状況にあります。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 2番目の合併10年間でよかったと思われる人材育成、またその結果についてお伺いします。同じでしたら教育長、お願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 特に学習内容の充実にかかわって、先ほどの図書館のこともございますが、学力アッププログラムというものを全ての幼稚園・保育園、小学校・中学校で実施をし、家庭での生活習慣が定着してきたこと。また、読書活動が充実して読書量が増加してきたこと。さらに幼稚園と保育園と小学校における指導の連携が進んできたことなどが上げられます。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 質問の中でいろいろダブる点がありますので、とりあえず質問を先にさせていただきます。 3番、合併10年を顧みて、不足していた点や、やり残した人材育成があればお伺いしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 教育内容については、今申し上げましたが、学習習慣は身につきつつあるものの、みずから進んで学ぼうとする意欲や態度、頑張り続ける持久力、粘り強さという部分について、まだまだ課題があるということです。また、教育環境の整備にかかわって少子化により子どもが減ってきていることへの対応です。仲間づくりや集団での学びを高めるためには、学校や園の統合等も含めた適正化を急ぐ必要があると考えております。
    ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 私も学校の授業参観、研修会で数回寄らせていただきましたけど、本当に先生も一生懸命努力して勉強していますし、それから子どもたちの姿を見ていても、本当にこのまま育っていってほしいなということを本当に思った次第でございます。本当に今後ともぜひ研究会を進めていただきながら、やはり将来の中津、将来の日本を背負う子どもたちをぜひ育ててもらいたいと思います。 それじゃあ4番目を伺います。 本議会初日、青山市長は平成27年度予算提案説明の中で、種をまき、水をやり、収穫をするというステップで施策を組み立て積極的に事業を推進しますと言われました。合併10年間の実績をもとに、100年先を思い、人を植えるためには、種をまき、水をやり、人を育てる展望を描き実践していくためには、総合計画基本構想から人が輝くまち、中津川、将来を担う人材が育つという全体の中津川市の子育て理念の目標、方針、重点施策について、1番目に幼児教育についてお伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 幼児教育のお話をする前に、まず全体のところをお話しします。少々長くなりますが、お願いいたします。 まず、中津川市の子育て理念等の全体像ですが、新総合計画の基本構想を上位構想として、現在策定を進めている教育振興基本計画において、学び生かす市民を目指す市民像として掲げ、よく学び、じっくり考え判断し、行動する市民づくりを目指しています。 この理念のもと学校教育、幼児教育期においては、基礎・基本の習得とたくましい子の育成を方針として掲げ、子どもたちのよりよいひとり立ちを目指すこととしております。重点施策は、安全・安心、安定して学び、生活できる教育環境の整備・充実、2点目が学力向上、特に読み取る力、粘り強さを身につけることを主眼に置いた教育内容の充実、3点目は、地域が一体となって学びかつ社会をつくる体制整備、この3つの視点で展開することとしております。 それで、この中で特に幼児教育では、教育環境の整備・充実として、子育てに係る体制の整備及び教育環境の整備、適正配置の推進などを進めてまいります。また、教育内容の充実として、睡眠、食事、排せつ、挨拶、話を聞く姿勢づくりなどの生活の基礎・基本を身につけること。生き抜く力の基礎となる心情、意欲、態度などを親子読書や読み聞かせ活動などを軸に育むこととしております。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) それでは、あわせて2番目の学校教育についてもお伺いします。 ○議長(深谷勲君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 先ほど申しました全体的な考え方に基づきながら、学校教育の施策については、教育環境の整備・充実として、学校規模の適正化の推進、学校給食調理場の再整備などを進めます。また、教育内容の充実として、絆プランの推進、これは読書活動の充実を図る取り組みです。それから学校の授業と家庭学習とがつながる学力アッププログラムの推進、各学校で推進すべきテーマを設定し、授業の工夫改善を進める研究指定校制度の質の向上、指導助手などの学校への効果的な人材配置などを行い、学力向上を目指します。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) それでは具体的な実施事業が、1番目として、子どもの自立支援についてお伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 増加傾向にあります不登校児童・生徒の学校復帰を目指すため、適応指導教室に教育相談員を配置したり、登校できても教室に入れない児童・生徒の教室復帰や不登校の未然防止のために学校に個別相談アシスタントを配置したりするなどの支援を行います。また、個々の状況に合わせてスクールカウンセラーやレンタルフレンドの派遣を行い、支援を行ってまいります。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) それじゃあ一通り事業をお伺います。 2番目の学力向上支援についても伺います。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 子どもの学力の向上のため、大きく3つの事業を行います。 第1に、学力を高める研究実践です。主な事業内容といたしまして、1つには、小学校2年、小学校4年、中学校1年を対象にした学力検査の実施と分析、2つ目に、毎年4校から5校による2年間の研究実践発表の実施、3つ目に、教科ごとの教員研修会の実施を行います。 第2に、児童・生徒の状況に応じた人材適正配置です。各学校の状況を鑑みながら、指導助手38人、介護員16人、特別支援アシスタント28人、学校図書館司書9人を適正に配置します。 第3に、家庭での学習習慣、生活習慣の向上です。主な授業内容としまして、学力アッププログラムシートの作成と家庭への配付、2つ目に、幼保小の緊密な連携が挙げられます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 一通りお伺いします。 3番目、未来を担う人材育成についても伺います。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 未来を担う人材育成として、中心となる取り組みを述べさせていただきます。 1つに、サマーサイエンススクールでは、全国の中学生を対象に3泊4日で著名な科学者を招いて講義や選択実習などを行います。生徒会サミットでは、生徒会代表が各中学校の生徒会活動の交流やテーマ別ディスカッションを行います。市内で留学では、小学校間の交流活動を行います。命の教育では、市内の小・中学校の児童・生徒が教員や保健師、獣医から命のとうとさについて学ぶ授業を行います。心のプロジェクト事業では、市内小学校5年生を対象にトップアスリートを講師として夢教室を実施いたします。以上のような授業を展開いたします。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) いろいろダブる点があったけど、ここだけ1点、お伺いします。 今、生徒会サミット、これは2013年、中津川市のライオンズクラブの50周年記念事業という形で2年間ほど行われました。僕も2回とも参加させてもらいましたけれども、やはりこれをずうっと見ますと黙道掃除とか、それからボランティア活動、そして今、坂本中学校と二中では、災害に遭われた地域へ援助とあわせて交流をやっている。各中学校では本当にいろいろなことを幅広く、挨拶とかいろいろやってずうっと見ていますけど、やはりこれは非常に大事なことだと思います。ぜひこういうことを進めていきながら、もう1つ、これは提案でお答えできるかどうか知らんですけど、やはり中学生の本会議場を使った、こういう形の会議を僕は必要かと思いますけれども、教育委員会としては考えがあるかどうかを伺います。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 今、議員ご指摘の子ども議会というような試みかと思いますけれども、これは本当に西小学校の子どもたちがここで議会の研修をしたこともありますけれども、子どもたちがこの議場に入って、議場の議会の雰囲気というのを味わって、とてもよかったと思っていますけれども、そういったことを生徒会サミットの中で行えば、やっぱり中学校のリーダーたちがお座りの議長、議席に座っていろいろ質問するということは大変いい経験になって、リーダーとしての自覚を持てるというふうに思っておりますので、もしそれがかなうことならば、できればいいのかなあというふうには思っております。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 本当に子どもたちにもこういう興味を持っていただくということと、やはり子どもたちの目線でいろいろなことが恐らく出てくると思いますので、この子どもたちの目線を僕は大事にすべきだと思います。これは日本に関する三択でいろいろあるんですけれども、ちょっとここは当てはまるかどうかわからんですけど、この人の言葉を信用しますかという形で、教師の教え60%、評論家の解説38%、政治家の公約1%、こういうような三択も出ていますので、やはりいろいろなことについてもぜひご検討願えればありがたいなと思います。 それでは4番目の実施事業、戦略事業には見当たらないんですが、人にとっては幼児における人格形成が一番大切だと思いますが、幼児教育の必要性を具体的にお知らせください。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 幼児期は、生きる力のもととなる豊かな心情、意欲、態度などが培われる時期であり、この時期に生活や遊びを通した幼児教育は、心身の発達が著しい幼児の刺激となり、生涯にわたる人格形成に大きな影響を与えるものとして非常に重要なものと認識をしております。具体的には、安全・安心な環境の中で、さまざまな欲求を満たしていくことで情緒の安定が図られること。人と人とのかかわりの中で、他人への思いやりや協調の態度が身につくこと、命や自然に興味を持つことで豊かな心情や思考力が芽生えること、さまざまな体験を通して豊かな感性や表現力が身につくことなどが上げられます。 今後も一人一人の発達の状況を踏まえた幼児教育に取り組み、将来の中津川市を担う人材育成に努めてまいります。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) ありがとうございます。 僕も昔から言われるように「三つ子の魂百まで」と、本当にそのとおりだなあということを思います。 やはりここにも三択で出ています。子どもにとって一番の教育は、母の愛61%、父の背中36%、教師の指導3%、やはり毎日の常日ごろの家庭のお母さんであり、お父さんであり、ここが大事だということは本当に言われるまでもなく大事なことだと思います。 それじゃあ6番目に行きます。 人材育成に関する先進事例が日本には多くあります。特に教育県として秋田県、福井県がクローズアップされています。この両県から学び、中津川市の人材育成に参考になる事例、取り入れる事例などがありましたらお伺いします。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 両県に共通した参考となる事例が幾つかございます。幼稚園から高校までの学校間の連携、小学校・中学校で合同で行う研究会、また小学校同士、中学校同士が合同で行う研究会、県独自に予算を確保して行う少人数学級や少人数指導、県独自のテスト、大学なども連携した学校内外の職員研修、家庭学習の習慣化などです。 取り入れる事例としては、次のようなことが挙げられます。 1つには、教員がよりよい授業を求めて効果が上がるまで徹底的に実践をしていること。これについては、各学校での一点突破の指導改善を推進し、よりよい授業を求め続ける教員集団を目指します。 2つ目に、テストを活用し、授業改善に生かしていることがあります。これは全国学力・学習状況調査や岐阜県学習状況調査、中津川市到達度テストの結果を分析し、学力向上のための指導改善に活用してまいります。 3点目に、職員研修の成果の共有化をしていることでございます。これは実施している研修の成果を伝達研修などで職員全員が共有し、活用できるよう支援していきたいと思っております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 私もNHKのニュースだけしかわからなかったんですけれども、秋田県なんかでは、やはり県下統一テストによって子ども一人一人の弱点、学校の弱点を早くわかって勉強するとか、言われておるのは家庭学習ノート、これが家庭での学習時間を非常に大切にすると。先生が赤ペンで指導し、楽しい学習に徹しているということを言われますし、福井県の中学校につきましては、仮に数学は、恐らくこの辺ですと横1学年だけを教えるじゃなしに、福井県では1、2、3、縦の、だから、生徒はどこでつまずいているかをいち早くわかるというようなこともやっております。それと小・中連携で指導力を高めるとか、それからここも毎日が宿題の山と、小学生から。福井県につきましては、共働きの率が日本全国1位だそうです。ですから、近くのおじいさん、おばあさんが子どもたちの宿題も見ているというようなことをやっていますし、ちょっと中津でもやっていますけど、無言掃除、黙って黙々と30分、トイレの雑巾かけ、体育館の雑巾がけなどもやっておるようです。 それでは最後の7番目、豊後高田市は13年前から市長さんが塾頭、教育長さんが副塾頭として総責任となり、他市にない先進的な教育のまちづくりを進めています。各地域の公民館及び集会場等を利用して、子どもたちの生活指導、宿題指導、基礎学力の向上、スポーツ、文化・芸能と幅広い活動の場を提供し、子どもたちの確かな学力、豊かな心、健やかな体を養うことを目指しています。それが学びの21世紀塾として行っています。 それではお伺いします。 中津川市も参考になる点が多くあると思いますが、人材育成のための研究をしていますかどうか、お伺いします。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 豊後高田市の学びの21世紀塾とは、平成14年度に完全学校週5日制が始まることを契機に設立した市営の塾で、子どもたちの確かな学力、豊かな心、健やかな体を培うことを目的に、子どもたちの土曜日の居場所として、また充実した学習機会と活動の場を提供しています。 中津川市では、放課後子ども教室として4カ所で地域の人たちが地域の子どもを見守りながら伝統文化を教え、スポーツ活動に取り組んでおり、平成27年度からは山口地区でも始まります。特に土曜日を利用した活動では、蛭川地区のなんでも塾、やさか地区のわくわく体験くらぶが地域の大人たちがかかわりながら行われております。このような事業を推進するため、土曜日などを利用して学習機会と活動の場を提供している豊後高田市の取り組みについては研究していきたいと考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 本当に土曜日が休みになって子どもたちの居場所がなくなったり、いろいろな点で見習うべき部分がたくさんあると思います。やはりやさかだけじゃないしに、中津川市全体に広げる予定はあるかどうか、お伺いします。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 子ども放課後教室につきましては、学童という居場所づくりのこともございます。また、地域の方の要望も聞きながら、子ども放課後教室につきまして実施することをまた検討していきたいと考えております。 ○議長(深谷勲君) 松浦議員、残り1分です。 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) 2番目の中津川市内には、長年にわたり教育指導を研究された教師の先輩方が多く見えます。子どもたちの将来のため、中津川市の教育充実のために活動していただく方法がないか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 退職されました先生方につきましては、社会教育分野でも博物館や科学館の業務やイベントに力をかしていただいておりますし、公民館の講座の講師や子ども会の役員としても活躍をしていただいております。文化・スポーツ、まちづくりに係る部署や地域と連携し、新たな取り組みを探ってまいります。 また、退職されました先生につきましては、引き続き学校現場で新規採用教員の指導や非常勤講師として子どもたちの指導に当たっていただいたりもしております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) やはり本当に教育のプロの人たちが多く見えますので、ぜひ人材を生かしていただいて、お互いにやりがいがある方法にしていただければありがたいなと思います。その中で一番僕も気がついたのが学習意欲の低下ですね。余りの低さ、つまりやる気の薄さということが挙げられます。それについて、教育長、何かいい考えがあったらお伺いしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 先ほども達成できなかったところということでお話をしましたが、ここの部分が一番大きな問題だなあということを思っております。これは学習内容をいかに工夫していくかというところが大きいかなあということを思っております。興味、関心を引くような学習の展開ということもあるでしょうし、それからもっと図書館等もうまく利用しながら調べるというようなところ、こんな力もつけていってやりたいなあということを思っております。いずれにしても粘り強さをつけてやることがまず第一かなあということを思っております。 ○議長(深谷勲君) 18番・松浦高春君。 ◆18番(松浦高春君) それでは締めさせていただきます。 やはり教育も本当に基本だと思います。やはり「早寝早起き朝ご飯」、そして家庭、そして意欲、やっぱりこれだと思います。以上、終わります。 ○議長(深谷勲君) これにて、18番・松浦高春君の一般質問を終結いたします。 続いて、14番・吉村俊廣君。  〔14番・吉村俊廣君質問席に着く〕 ◆14番(吉村俊廣君) それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 平成17年2月、合併による増員選挙でこの中津川市議会にお世話になりまして、以降10年間、執行部の皆さんには本当に長いことお世話になってまいりましたが、この4月29日の任期満了をもちまして引退をさせていただきたいと思います。したがいまして、5月からは今までお世話になりました地元の皆さんに対して、観光協会であるとか、伝統ある花馬保存会を通じてお返しをしていきたいと思っております。そんなことから、今回の地方創生についての質問は、国が進めております地方創生はもとより、特に中津川市版の地方創生について。 住んでおります坂下は、明治の終わりから急速に発展をしました小さな町ですが、それなりに歴史や伝統文化があります。そういったことを今回紹介しながら質問をさせていただきたいと思います。 まず地方創生から少しお聞きをしたいと思いますが、この法案の目的を見ますと、今後の少子・高齢化の進展に対応して人口減少に歯どめをかけるとともに、東京圏への過度の人口集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保し、将来にわたって日本社会を維持していくために云々とありますが、いろいろ勉強はしてきましたが、なかなかよくこのことはわからず、文章ではなかなかわかりにくい部分もありますが、そんな中で少しわかってきたところでは、きょうは執行部の皆さんがおられますが、皆さんが担当する全ての事業に関係をし、またそれに予算をつけることができる、そういったことがありました。そのためには、市町村がやるべき内容について、執行部にお聞きをしたいと思います。 最初の質問ですが、今回の地方創生法では、国は都道府県と市町村に地域の特性を踏まえた地方版の人口ビジョンと総合戦略の策定をお願いするとありますが、中津川市はどのように策定をするかをお聞きします。 ○議長(深谷勲君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) それでは、地方創生に係ります中津川市の取り組みについてお答えをさせていただきますが、冒頭、吉村市議からこの4月をもってというふうにお話がございました。3期10年余の、大変ご苦労さまでございました。私から市長になりましたときにちょうど議長をやってみえるときで、いろんな場所でも同行させていただくことも多くございました。大変ありがとうございました。 それでは、ただいまのご質問についてお答えをさせていただきます。 まず、この地方創生でございますけれども、昨年より話がどんどんと煮詰まってきているのが現状でございます。そして皆さんもご存じかと思いますけれども、今回の地方創生に係ります国の心意気といいますか、石破担当大臣の直接の挨拶がDVDとして配付をされておりました。そのDVDの中身につきましては、要約をさせていただきますと、この日本がここ近年の中で大きく前進化した中では、昭和45年から50年代にかけて成長したというくだりがございます。そして現在でも雇用の8割、また経済規模においては7割が地方経済が担っている。こうした歴史を踏まえた中で、今、日本が大きく抱えております人口減少、これが国全体が人口減少に陥ってしまう。これは国の力の低下であり、また地域の産業の低下にもなる。したがって、人口問題をしっかりと解決しよう。そのために各地域の創生に取り組みをしたいというのが国の意向でございます。この中で着目させていただきましたのは、地方が元気な時代であった昭和45年から50年でございますけれども、こういう言い方をされております。 例えば農業であり、漁業であり、林業であり、観光であり、またそれぞれの産業が潜在力を十分に伸ばさなくても何とかなる時代でありましたという言い方をされております。そしてそのものの潜在力を最大限に引き出す努力を今までしてこなかった。これも原因だというふうに言っておられます。したがいまして、この潜在能力をいかに引き出すかというのが、それぞれの全国の自治体の取り組みになっておるわけでございますけれども、中津川市の1市7カ町村の合併によりまして、潜在力、また持てる力は十分あるというふうに認識をしておるところでございます。あわせまして、今議員のほうから言っていただきました総合的な施策、これをやはり中心に掲げておるところでございます。そして今回の場合は、行政だけがやるのではだめだ。どうやって民間の方々と産官学金労、これが参加した形にし、ともに一緒にやっていくか。これもまた徹底的にチェックをしていく。こういった仕組みになっております。このことをまずしっかりと押さえた上での計画になります。 あわせまして、当面は5年という計画が出されておるわけでございますけれども、この5年間の中で一つの計画を5年間継続してやっていく中では、1年目よりも2年目、2年目よりも3年目、3年目よりも5年目と、同じ政策であっても、進化をしていかなければならないということを内閣府のほうからは聞いております。そうしたことを全て踏まえた中で、本市の人口ビジョンの総合戦略についても、総合計画の理念を踏まえて取り組んでまいる所存でございます。また、詳細につきましては、部長のほうから説明をさせていただきますので、お願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) ただいま市長から総合戦略の全体的な考え方の答弁がございましたが、具体的な総合戦略の策定方法につきまして、私から答弁させていただきます。 国や県の総合戦略を踏まえて総合計画や前期事業実施計画の組み立てをもとに、市民を初め議会の皆様、経済界、学識経験者など、各方面から幅広くご意見を伺いながら策定していく予定でございます。既に総合計画、前期事業実施計画につきましては、まち・ひと・しごと創生法の基本理念を踏まえて策定しており、戦略事業につきましても整合をとって組み立てております。 本市の一番の売りでありますリニアを前面に出し、定住推進とリニアを見据えた備えの2つに重点を置いて、さらにはリニア駅を有する本市の広域的役割も踏まえた広域連携にも視野を置いたものにしたいと思っております。 人口ビジョンは2060年までを基本に現状を分析した上で、自然減対策と社会減対策を組み合わせて策定してまいります。また、地方版総合戦略につきましては、安定した雇用により地方への人の流れをつくり、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるものにするとともに、広域なまちづくりの必要性も視野に入れて取り組んでまいります。なお、策定後につきましては、毎年達成度を検証し、より効果が上がる方法に見直しをかけてまいりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) ありがとうございました。 それぞれのこれからの質問、ちょっと関連をしてまいりますが、お願いしたいと思いますが、2つ目の質問です。 この政策は単なる金のばらまきではなく、ばらまきのような感覚もありますが、地方自治体がどれだけ主体性を発揮するかにかかっていると言われておりますが、中津川市としては、具体的にどのように考えておられるかをお聞きします。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) まち・ひと・しごと創生長期ビジョンでは、みずからの地域資源を活用した多様な地域社会の形成を目指すべきとの方針が示されており、リニアという本市ならではの強みを前面に出して、豊かな自然や独自の歴史文化に磨きをかけるとともに、商工業から農林業など幅広い産業にリニアの波及効果を絡めて市の活力を高め、それらを相乗して雇用を確保してまいりたいと思います。 こうした取り組みを進めて市民に住み続けていただくとともに、外から人を呼び込んでいけるようなまちにしてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) それでは3つ目に入りますが、まち・ひと・しごと創生法では、人口減少に歯どめをかけ、東京圏への人の過度の集中を是正するとありますが、中津川市としては、都会への人口流出をどのように防いでいくかをお聞きします。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) 東京一極集中の是正は国全体で捉えた課題でありまして、岐阜県人口ビジョン概要版によりますと、職業上の理由で愛知県への転出が全体の3分の1を占めており、進学者のうち約半数が愛知県に進学する一方、東京への転出はわずか6%という結果が出ております。このことから、リニア開業までの当面の間は、むしろ名古屋都市圏方面への人口流出を意識すべきであると考えております。 リニア開業以降は首都圏と直結をしていきますので、人口流出のリスクは高まりますが、一方で、首都圏における市の認知度や行き来する頻度が高まると考えられることから、人や企業を引き込みやすい環境になってまいります。 人口減少対策への取り組みの視点は2つあると考えております。 1つは、人口減少を抑制する取り組みが必要であること。リニアを見据えた備えとしまして、市内企業が外に出ていってしまわないよう支援を行うとともに、情報通信、ソフトウエア開発など、若者のニーズにマッチした雇用の場を安定的に市内に確保し、若者の市外流出を抑制していくことが必要と考えております。 2つ目には、将来の人口減少を意識した取り組みが必要であること。各県や市が人口の奪い合いをしましても全国1億2,000万人のパイは変わらず、今後も首都圏への人の流れは続いていくと思われます。総合計画では、12年後の中津川市の将来人口を7万2,000人と見込んでおりますが、これから30年、40年先を見据えて、人口が大きく減少し、高齢化率も高くなったときに発生する新たな行政課題は何か、経常経費で削減できるものは何かなど、今から徹底して洗い出す必要があると考えております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 今3番、4番、まとまった答弁か、ちょっとそこを。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) 今は人口減少に歯どめをかけ、東京圏への人の過度の集中を是正するとありますが、この辺の考え方を述べたものでございまして、3番の答えになります。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) わかりました。 ちょっと似ておったんで、ちょっと質問も似ておりますので、今人口流出、今度は人口減少ですが、質問の4番目、これは人の創生に係る質問かと思いますが、近年、少子・高齢化に伴う人口減少は、東京都以外は全国的に大変深刻な社会問題でありまして、この中津川市内においても例外ではなく、特に坂下においては減少率が大変高く、平成2年の国勢調査では6,080人の人口がありましたが、現在では4,900を割りました。そして実に1,200人以上が減少したわけなんですが、再度お聞きしますが、中津川市としては、今後の人口減少防止策としてどのような施策を持っておられますか。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 今、企画部長がお答えした部分がかなり重なる部分がございますので、ちょっと切り口が変わるかもしれませんが、人口減少の対策としましては、子どもの出生数をふやすということと、もう1つは健康寿命をふやすということ、そして転出を抑え転入をふやすというような、まず単純に考えれば普通の形があるかと存じます。 出生数をふやす等につきましては、やはり結婚から出産等もずうっと子育て支援政策も随分推進していくということ。そして健康寿命を延ばして活動人口をふやすということも大切ですので、さきの健康づくり条例とか、健康宣言に基づく取り組みというのは、今後の年間の中で大切なことだと思います。 そして、これは各地域ごとの状況につきましては、昨年暮れに岐阜県の人口問題研究所が中間報告で、合併した各旧市町の状況も増減が出ておりましたけれども、そういう地域別のことはいろいろございますが、やはりそれぞれ安定した、かつ多種多様な雇用の創出、あるいはこれからリニアの岐阜県駅の優位性を生かした企業誘致の推進、また暮らしやすさ、公共交通などの利便性を高めるなど、働く場所があってその地域に住み続けられるまちを目指すということがございます。 また、後ほどお話もあるかもしれませんが、まちづくり協議会等、地域力を高めながらシティプロモーション活動の推進によって中津川の魅力を発信して、そこに住みたいとか、住み続けることが誇りだというような形で人口減少の対策をとっていくというようなことで定住推進というふうに考えております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) ありがとうございました。 次に、今の紹介のようなことになりますが、質問の5つ目、人の創生、地方への移住、定着についてですが、まず、やさか観光協会の会員は、商店や企業などで商工会員とほぼ同じメンバーなんですが、今以上に人口減少が進みますと商売は立ち行かなくなり、企業の求人もままならぬ状況ともう現在でもなっております。また、患者の減少で坂下病院の経営も厳しくなってまいります。そして学校の適正規模にも影響を与えます。 そこで、観光協会では昨年から取り組みを始めまして、区長会、まち協の協力をいただきながら移住・定住推進事業を始めました。市内各地区においてそれぞれいろんな特色があると思いますが、やさか地区の特色としては、午前中にも出ておりましたがコンパクトタウンを特色として進めております。やさか地区の中心にはJR坂下駅があり、リニアが開業すると東京―品川を約1時間で行くことができます。その坂下駅を中心に半径500メートル以内、徒歩で行ける範囲ですが、ここに総合事務所、銀行、郵便局、農協、それからショッピングセンター、そして保育園から小学校・中学校、高校、そして総合病院からデイサービスまで、生活に必要な施設が全てそろっており、それらの一部を巡回バスが結んでおり、子育て中の若い家族から高齢者まで大変住みやすい環境の整ったコンパクトタウンであります。それを囲むように自然豊かな山口、上野、川上地区があります。こうした生活環境を目玉に、今誘致に力を入れておりますのが、都会で定年退職を迎え、退職金と年金を手にした方に移住をしていただきたい。そしてこの地を気に入っていただき、子どもや孫を呼び寄せていただけるような取り組みを現在進めております。 そして都会からではなくて、年が明けてからも大変雪が降って、豪雪がありましたが、そういった過疎地の方にもこういった生活しやすいところに来ていただこうということで、今取り組みをしておるわけなんですが、そこでこの取り組みの中の質問なんですけれども、ホームページを見ますと、全国でこういったことをもう既にずうっと前からそれぞれ取り組みを進めております。 実際に移住したい方がその地に見えて、簡単にその地が自分に実際になじんで溶け込めて生活できるかどうかわからない。そういったために体験住宅を建てて、そこでしばらく住んでいただく、こういった市町村も今あるようなんですが、中津川市としては、先日一部補正でも出ておりましたが、そうじゃなくて市営住宅がたくさんあいているところがありますので、市営住宅の各地区に1室でも結構ですので、条例改正をしてあいているときには短期でも入所できる。そういったことにすれば費用も余りかからずに済むし、昨年から定住推進部ほかにそういったことができないか相談をしておりますが、また今議会でも条例改正が上程されておりませんが、これはそんなに難しいことなのかどうかをお聞きします。 ○議長(深谷勲君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 公営住宅法に基づき建設されました市営住宅は、住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または転貸することにより国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的としておりますので、1週間程度の短期での入居のための条例改正は、法の目的と、制度上不可能と考えております。 国・県の補助を受けないで建築した市単独住宅については、公営住宅法に基づかないため、これらの活用が考えられますが、老朽化しているため再整備が必要になり、財政的に大変厳しいです。取り壊した後の敷地を定住者用として活用するよう検討していますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) はい、わかりました。 今、紹介しました事業の目的というのは、当然移住を促すことでやっておるわけなんですが、こういったことで、例えば私が言うには、やさか地域のいいところをアピールしておるわけなんですが、こういったことを地元の方にもわかっていただいて外へ出ることを少しでも抑えることはできないか。そういったこともあって現在取り組みをしておるわけですが、先ほど言いましたが、約1年経過するわけなんですが、少しずつ動きが始まりまして、もう既に住宅を依頼されて探しておりますし、この春になるとわかりますが、坂下小学校で転入者等を見ていただきますと、動きがこうして始まってきました。これについては、本当に多くの人の協力をいただきながら進めておるわけなんですが、特にこれは当たり前のことですが、坂下総合事務所、所長以下職員の皆さんが本当に一生懸命協力をしていただいて進めてまいりました。今、答弁もいただきましたけれども、こういった住宅のことについても行政の協力なしではできませんので、またこういったことを今後とも協力をお願いしたいと思います。 それでは質問の6番目、仕事の創生になるかと思いますが、きょう午前中も出ましたが、企業誘致、これは中津川市にとって大変重要な事業でありますが、都会から人材を受け入れる前に企業誘致をしてしまうと、誘致した企業は恐らく都会の企業ということで給料も多分いいと思います。そうすると、現在地元にある中小企業からそちらに人材が流れて、今までこの地を支えてくれた地元企業が破綻してしまう。これは実際にテレビでも他市で起こった事例ですが、こういったことがあるわけなんですが、そういったことに対して何か取り組みを考えておられるか、お聞きします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 若者の地元定着を促進するためには、地元の優秀な人材を確保していくことが重要であり、その手法の一つとして働く場の選択肢を広げるための企業誘致が有効であると考えています。中核工業団地開設の折にも同様の心配が危惧され、地元企業への影響もあったと聞いておりますが、20年以上経過して市内企業として認識をいただいております。 企業の誘致と誘致による人材の流出とは相反する面があり、難しい課題であると捉えておりますが、本社機能移転などの企業誘致施策とあわせ、地元企業に対し勤労者福祉対策による雇用環境の充実と企業の設備投資に対する支援など、地元企業の活力向上のために支援策を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 現在も坂下に従業員140人程度の製造業がありますが、ここでもなかなか従業員が集まらずに派遣会社から外国人が20名ほど今来ておられます。とりあえずは仕事ができるんですが、ネットワークを持ってみえて、どこかで時給50円でもいいところがあると、次の日に移っちゃう。あしたの仕事を予定しておるのに、いきなり移っちゃうとか、派遣会社にもよると思いますが、人材派遣からの外国人の方も当てにならない部分があると、そんなふうに聞いておりますので、答弁はそのとおりだと思いますが、しっかりこれからもお願いします。 7番目、これはまちの創生になりますが、中津川市は合併して満10周年が経過しました。合併をしたとはいえ旧町村においては、本当に長い間、独自の伝統や文化を守り続けております。そんな中で、坂下にも先ほど紹介がありましたが、ことしで831回目を迎える岐阜県重要無形文化財、花馬まつりがありますが、これは木曽義仲、これは頼朝のいとこなんですが、木曽の宮ノ越に預けられて少年期を送っておりましたが、馬に乗ってよく坂下の神社に参拝をしておりました。そんなことから、後に挙兵をしまして平家追討を果たした義仲は、壽永3年、今から831年前ですが、みかどより征東大将軍という位を賜りました。この知らせが坂下に届くと、村人は歓喜してこれを祝い、馬のくらにぬさをつけた矢を差して音曲を奏でながら村人総出で坂下神社に報告をしたと、これが花馬まつりの始まりと言われております。現在でも、旧坂下町全戸が毎月100円ずつ保存会費を拠出しながら守り続けております。 こうした昔からの伝統というものは各地にあるかと思いますが、今回は補助金のことは一切言いませんけれども、これから市として、こういった伝統文化でどういうかかわりを持っていただけるのか聞きます。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 伝統文化を継承していくためには、毎年、伝統行事や公演会を開催していくことが大切だと考えています。そのために市では補助金などの活動支援、指導者と担い手の育成を支援してまいります。具体的には、文化庁などの補助事業を活用して子どもを対象とした伝承教室の開催や、道具の整備を進めていくこと、また子どもたちが地域の伝統芸能に触れ、参加していく機会を設けていくことです。各保存会が抱える課題につきまして、市も一緒になって研究、相談、解決してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) 今後ともよろしくお願いします。 続いて質問の8つ目、こじつけでまちの創生になるかと思いますが、一つ紹介をしたいと思います。 市有林高峰山ですが、明治4年の廃藩置県のときに苗木藩から払い下げられることになりましたが、村にはその資金もなく受け入れることができませんでした。ほかの村の人手に渡ることを危惧した当時の戸長、曽我五郎十郎という方ですが、私財を投じて68両で払い下げを受け、8年間、植林等の山の手入れを行い坂下村に寄附をされました。この木が昭和になり、高峰山から産出される良質な木材は、坂下町の公共事業の財源として大きく貢献をしてきました。 主な事業を報告しますと、昭和22年、学校教育法が制定されると、義務教育が9年になり中学校ができることになりました。早速、山から木を切り出して町民総出で中学校を、場所は三菱電機が疎開をしていた現在の場所ですが、この工場跡地に中学校を建設しました。これはなぜ言ったかというと、このころほかの市町村ではよく小学校を間借りしてしばらく中学校をやっていたといったことを聞きましたが、この木のおかげで坂下は総ヒノキの中学校を建てることができて、私もその学校でしっかり勉強してきました。 それから、当時の町長さんは大変先を見る方で、戦後、高度成長期を見据えて、現在の坂下高校の前身でありますが、町立坂下実業高校夜間部というものをつくりまして、これも高峰山の木で建てることができました。そして町の中に立地をして手狭になった坂下病院、これは昭和29年に現在の総合事務所の場所に病床40床で新築移転をし、昭和30年代には早くも胃カメラが導入され、胃がんの手術も行っておりました。同じ年に近隣町村に先駆けて簡易水道にも既に着手をしておりました。 こうした事業に使えたということで高峰山に感謝をしまして、平成9年までは、春になると町民緑の祭りと称して高峰山に感謝し、小学生を初め、町民がこぞって植林、肥料やり、山の手入れに行っておりました。9年以降は植える木もなくなって中止になったそうですが、つい最近までこういったことも行われておりました。 長くなりましたが、質問ですが、現在、この高峰山には作業道が入れられまして利用間伐が行われております。平成25年の9月から26年の1月まで、ちょっと資料をいただいておりますが、この期間に間伐された木、2,441立米が販売をされたわけなんですが、売り上げが3,740万、運賃を含む事業が、これは伐採費とか事業費3,499万円、差し引き手取りが240万円。これは補助金が入っておりませんので、実費の金額ですが、千何百万の補助金はおりております、別には。事業費のうちに運賃が640万円かかっております。これは高峰山から恵那の市場まで運んだ運賃であると聞いておりますが、坂下の住民としては、今まで大事に手入れしてきた山、少しでも中津川市のためになればと祈っておるわけなんですが、こうして坂下の木を坂下に市場があるのに恵那までこれだけの運賃をかけて運ぶ、こういったことがどうして今行われているのか。恐らく理由があるとは思いますが、答弁をお願いします。 ○議長(深谷勲君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 利用間伐しました木材は、どこの市場へ出荷しても受け入れは可能となっております。坂下にあります市場へは、主に樹齢80年生以上の高齢級、高齢級と申しますのは、直径が大きな大径木とも言っておりますけど、そういった大きな木材を出荷しております。 恵那の市場へは、主に樹齢50年生以下の木材を出荷しております。出荷する際には、木材の樹齢などに合わせて高値で取引される市場を選定して出荷しておりますので、よろしくお願いをします。以上です。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) わかりました。 今議会の初日にも補正で作業道の開設が載っておりましたが、この利用間伐の事業というのは、どのくらいあと続くか、わかったらお願いします。 ○議長(深谷勲君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) ことし3月に補正をお願いいたしました高峰山林道でございますけれども、延長が500メートル、これは山頂のほうから施工する予定にしております。今回補正をいたしましたものにつきましては、来年の2月までが工期、それから28年度、29年度3カ年で専用道を整備し、利用間伐を進めていくという計画にしておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) ありがとうございました。 次に行きます。 質問の9番目、まちの創生になるかと思いますが、明治43年に中央線の東京―名古屋間が開通すると、坂下駅は人、物資ともに飛騨地方への玄関口になりました。それまで飛騨から冬の野麦峠を越えて諏訪の製糸工場に行っていた女工さんたちも坂下駅まで出て汽車で諏訪へ行くようになりました。こうした坂下駅を利用する人のために、坂下駅前周辺は旅館、食堂、土産物屋で現在の町並みが形成をされました。明治の初めまでの坂下の住宅戸数は420戸でしたが、ピーク時には住宅戸数1,750、人口6,400人まで発展をしてきました。 こうした歴史ある坂下駅についての質問ですが、この坂下駅は3年前に無人化をされましたが、中津川市が切符販売員をまちづくり協議会に委託しており、平成25年度の経費は切符販売手数料128万円を差し引き170万円を市に負担をしていただいておりますが、駅舎の無人化を防げたために学生や子どもたちのたまり場になることもなく、高齢者、また坂下病院を利用する患者様にも対面販売ができておりますので、発着時間の相談にも乗っていただけると大変現在喜ばれております。 また、この坂下駅を利用する人は坂下の住民だけではなく、今言いましたような多くの方が利用しているために、費用負担を坂下のまち協ではなくて中津川市に負担をしていただいておりますが、今後、一層高齢化が進む中、こうした事業こそ公的支援事業であると考えますが、どう考えておられますか。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 今お話しいただいたように、地域の皆さんが暮らす、そして学ぶために公的支援を受けながらJRの駅業務の維持という課題解決に取り組まれているということについては、大変意義があって大切な事業というふうに考えております。 まちづくり協議会等におかれましては、駅でいろんな販売促進のチラシとか、住民、そして中学校、高校へもいろんな形でPR、あるいはやさかにも広げられているということはお聞きしております。ただ、利用実績としては厳しい状況が続いております。そういう中ではありますけれども、公的なという部分もいろんな意味がありますので、平成27年度も引き続き支援してまいりたいというふうに考えて、予算計上もしておるところでございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) それじゃあ当面続くということで勝手に解釈をしておきますので、よろしくお願いします。 質問の10番目、まちの創生、安心して暮らせるまちづくりになるかと思いますが、昭和44年、椛の湖では野外フェスティバル、フォークジャンボリーが世界で初めて開催をされまして、フォークジャンボリー発祥地として知られております。昭和45年に椛の湖観光開発が始まり、役場から観光部門を移すかのように坂下町観光協会が設立され、初代会長には当時の坂下町長が就任をされました。 その椛の湖観光開発で湖畔に食堂、売店などが誘致され、桜の時期には多くの人でにぎわいましたが、現在ではその建物が全て住宅となってしまいまして、湖畔の絶壁の上に立っておりますが、この場所は住宅地ではなく24時間生活するのには大変危険な状態となっておりますが、どう考えておられますか、聞きたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 椛の湖でございますが、現在、県営かんがい排水事業の管理用道路の工事を行っておりまして、岐阜県が護岸工事を行っております。今月の20日には工事が完了する予定でございますので、危険な状況は解消されると思っております。しかし、この土地につきましては、議員がおっしゃいますように当初は商店として利用するという契約でございましたが、現在は建物等の敷地として賃貸借契約となっております。当時の目的と変わっておりますので、今後、立ち退きにつきましても粘り強く交渉をしてまいりたいと考えております。以上です。
    ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) そんなふうでお願いします。 それでは11番目、リニアについて少しお聞きをしたいと思いますが、12年後に開業するリニア中央新幹線についてでありますが、岐阜県駅が開業するわけですが、主に都会から来てこの駅でおりる乗客は、どんな目的で来られる方が多いと思われますか、お聞きします。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) リニア岐阜県駅は広域の交通拠点であることから、周辺地域の活性化に役立つよう観光やビジネスを目的とした多くの方に利用していただくことを考えております。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) わかりやすい説明、ありがとうございました。 12番目に行きます、人の創生。 もし今の観光客が全くなかったとしたら、それ以外の方が利用するのは、本当にわずかではないかと思うわけです。観光客を誘致するためにリニアが開業する前に今ある観光地に磨きをかけたり、全国に発信をする必要があるのではないかと思います。 また、リニアで来られた観光客は、まずは乗り継ぎに便利なJRの在来線を利用することが多いのではないかと思います。我々も行政視察に出たときには、新幹線をおりますと、なければバスですが、まずは乗り継いで目的地まで行きます。そういったことで、このリニアも同じではないかと思いますが、そこで岐阜県駅から乗り継ぎで来ることができるJRの坂下駅のあるやさか観光協会、それから南木曽駅と田立駅のある南木曽町観光協会、そして妻籠観光協会の代表者が、先々月、ことしの1月ですが集まりまして、人口減少やらいろんなことを協議しました。そして協議の結果、今後観光連携をしてリニア開業に向け、観光客の誘致や移住推進、そして都会への人口流出を防ぐことができないか、こういったことを今後やっていこうということでまとまったわけですが、こうした県をまたいでの活動ということは初めての試みになりますが、こういったことに関して、行政は何らか協力はしていただけるのか、かかわっていただけるのか、その辺がありましたらお聞きをします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) リニア開業に向けて広域連携の重要性が高まる中で、今回の観光協会同士の連携は大変心強く思っております。行政においても、現在、木曽観光連盟という形で木曽地域の自治体と連携をしております。 今月、南木曽町とは外国人観光客誘客のため、妻籠―馬籠間の無料Wi-Fiサービス提供に向け、協定を締結する予定でございます。また、神坂スマートインターが整備されれば、当地域への観光客の増加が見込まれます。このほか道の駅賤母が全国49カ所の重点道の駅候補の一つに選ばれました。中山道木曽路の玄関口として地域観光の総合案内所、特産品のブランド化及び6次産業化、広域の防災拠点として取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 将来的には、行政、観光協会も一緒になって連携できれば一層観光客誘客も図れるので、今後は南木曽町、各観光協会との意見交換を大切に観光ルート構築など積極的に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 14番・吉村俊廣君。 ◆14番(吉村俊廣君) この件につきましても、やっぱり先ほどと一緒で、行政の協力がないとなかなかできませんので、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。 今いろんな市民の方と話ししていますと、いまだに合併したらもっとよくなると、そう今でも言われる方もあるわけなんですが、合併して10年が経過した中津川市、合併による特例が徐々になくなる中においても、まだ先送りをされた大きな事業も残っております。いよいよリニアに向けたまちづくりも始まってくるかと思いますが、今後大変厳しい財源での市政運営となるわけなんですが、今回質問で取り上げたような地域で守り継がれている伝統、文化、そして変わることのない歴史というものは、本当に特に地域住民の心のよりどころでもあると思います。地域が元気にならないと中津川市は元気になれない、以前からよく言われておりますが、私もそのとおりであると思います。これがこれから始まろうとしている中津川市の地方創生ではないかと、そのように思っているわけであります。 私も5月から先ほど言いましたように一市民として、微力ではありますが、できることは一生懸命協力をさせていただきます。先ほど総合事務所の協力があってと申し上げましたが、この広い中津川市で職員が直接やろうとしても限度があると思います。また、職員だけではやり切れるものではないと思いますので、市民が自分たちができることは自分たちでやれるように、その環境を整えるのが市役所の仕事ではないかと、そんなふうに思っております。執行部の皆さんも、今後とも一致団結をして市民のために働いていただくことをお願い申し上げまして、人生最後の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(深谷勲君) これにて、14番・吉村俊廣君の一般質問を終結いたします。 ただいまから15時10分まで休憩をいたします。  午後2時56分休憩  ――――――――――――――――――――――  午後3時10分再開 ○議長(深谷勲君) 休憩前に続いて会議を開きます。 一般質問を続けます。 続いて、2番・吉村浩平君。  〔2番・吉村浩平君質問席に着く〕 ◆2番(吉村浩平君) それでは、発言通告書に基づき一般質問をさせていただきます。 冒頭に2月11日に行われた中津川市合併10周年記念式典では、中津川市民の意識が一つになるきっかけを得られたと感じまして大変よかったと思います。また、その際、表彰を受けられた方々の喜びの声というものも耳にしております。そんな中で、中津川市がリニア開業を見据えたまちづくりの時代に向けての現状把握と、その将来像を見据えた計画を官民一体となって実行していくことが重要だと考えております。 幾つかの具体的な例を挙げ、今回は質問として2つの項目を上げさせていただいております。 それでは、最初の項目でございます。シティプロモーションの今後についてということであります。 リニア開業を見据えたまちづくりの中でも、シティプロモーションは大切な要素であり、市民の方がこの地域の自慢を外へ発信することで中津川に住んでもらい、人口をふやすことだと認識をしておりますが、具体的な取り組みを市民がどのように行ったらいいのか、また何が中津川市の顔になるかを考えていただくことで、市民意識の向上にも寄与するものと考えております。1年ほど前、初めてこの言葉を耳にして以来、一歩一歩ではありますが、確実に浸透してきているように感じております。この状況を踏まえ、今後どのように推進していくかを質問いたします。 平成27年度の予算概要の8ページに定住推進の表がありますが、市民が住み続けていく中に3項目、外から人を呼び込む項目に13項目が上げられております。その中でも、どの部分が自慢できて、どの部分を特に外に発信していくかということについてお伺いしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) 予算概要の8ページの定住推進とリニアを見据えた備えの両面から捉えた主要事業の位置づけの表でございますけれども、少しわかりにくい表でしたので、少し説明をさせていただきます。 この表に挙がっております全ての事業が定住推進につながる事業でございまして、それぞれを明確に区分することはできませんが、あえて分類すればということで位置づけてございます。したがいまして、リニアを見据えた備えの市民に住み続けていただく3事業も、外から人を呼び込む13事業も、市民に住み続けていただくことになり、外から人を呼び込むことにもなる定住推進に向けた取り組みであり、整理するとしたらここに当たるのではないかという位置づけですので、よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 今、前段の企画部長からお答えした主要事業について、定住推進のほうでもお答えさせていただきたいと思います。 この場合に定住推進とリニアを見据えたという、その両面から捉えていることが、私どもはポイントというふうに考えております。そして住み続けていただく、外から人を呼び込むために市民の暮らしを支える、この市民の暮らしを支えることがしっかりしていないといけないということですので、ここは非常に大切なところです。 今後、リニアを見据えた備え、それも含めていずれも市民が自慢できるということで、しっかり取り組んでいかなければならないというふうに考えておりますので、さまざまな地域資源、人材育成の取り組みなど、いろんなことが自慢できるというふうに思っております。外への発信もしてまいりたいというふうに考えております。 先ほどの議員のお話もありましたように、多くの市民による発信、そこが大切だというふうにお話がございましたように、私ども市が行う移住・定住相談会やホームページ等だけでなく、さまざまな機会とか方法、そこをしっかり取り組んでいきたい。また、取り組んでいただけるように地域支援等も行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) そのような中、想定の話でございますが、人口減少の話が先ほどから出ております。これらをしっかりと行っていくことにより、中津川市の人口減少をどれほど食いとめられる効果があるというふうに想定をしておられるか、お伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 総合計画におきましては、移住・定住推進施策、転出を抑えて転入をふやすということで1,000人の人口、あるいはリニア関連で1,500人という効果を想定しておりますけれども、今回のここにお示ししたような平成27年度の予算事業での短期的なところでは、人口減少を食いとめるという直接的、即効的なことは少し難しいというふうに考えておりますので、具体的には見込んでいないところでございます。 ただ、シティプロモーションという観点では、少し長期的になりますけれども、中津川市を誇りに思う出身者のUターン、あるいは中津川市を魅力に感じる方のIターンを期待しているところでございます。以上でございます。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 少し長期的なということであろうかと思いますが、そんな中、中津川を離れる方、また来られる方ということで、離れる方のほうの理由についてですけれども、どのような理由で中津川を離れるのかといったことを調査、あるいはまた想定をしておられるかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 平成25年度の県の人口動態調査、これは県の統計課でも各市町村の状況を出しておりますけれども、転出者、中津川市2,203名中1,046人、約半数が職業上の理由で転出していらっしゃいます。その他の理由としましては、結婚、離婚とか生活環境と続いてまいりますが、それぞれの理由をいろんな形で押さえていかなきゃいけないということで、昨年26年12月から転出届を出された方に窓口での簡単なアンケートも実施しているところでございます。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) その辺が大変大事なところでありまして、数を追うだけじゃなしに、理由とか、アンケートをとるとか、そういうことが大変重要かと思いますので、しっかりとやっていただきたいということと、それから逆に、今と同じことなんですけれども、中津川市に他市から移住していただいた方、その人数ですとか、そういった理由がわかれば、どのように分析しているかをお尋ねいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 転出と同じく平成25年度の県の人口動態調査でございますが、中津川への転入者が2,037人ございましたが、そのうちの915人が職業を理由に転入しておみえになります。その他は結婚、離婚だとか住宅事情、先ほども住宅としての中高年等の転入超過がありますけれども、そういう理由がございます。また、先ほど申し上げた理由の追跡の中で、転入届を出された方にもアンケートを実施しているところでございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) そのアンケートを参考にしていただくと、今後そういうことになろうかと思いますけれども、そうしましたら、定住推進部としては、市民が中津川市に住み続けていただくための強みとか弱みというものがあろうかと思いますが、その点について、現在どのように考えておるかをお伺いいたします。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 特にまだ明確な分析データに基づくということはございませんけれども、中津川市の強みとしましては、歴史文化や交通の要衝であること、多様な地域資源、恵まれた自然環境というふうに考えております。 また、住み続けていただくためのそこにおける弱みという意味でございましたら、総合計画にまちづくりに関する市民アンケート、そこに重要施策というのがございます。これが重要かつさらに力を入れてやってほしいという重点改善分野でございますので、そこがまさに、ある意味住み続けていくための弱みとして捉えてもいいのではないかと、そういう意味でここをしっかり取り組んでいく必要があるというふうにも考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 今のご答弁で、まだできていないところがあるので、そこが弱点ということで理解させていただきます。 それでは、シティプロモーションでは、市街地を訪れた方に、例えば公衆トイレなんか今非常に大事になってきておると思いますし、あるいはインフォメーションというようなことの環境面、それから案内標識や駐車場というような交通の利便性の面、あるいはおもてなしの心をハード・ソフト両面においてあらわさなきゃいかんというふうに私も考えておりますが、これをどのような形で端的にあらわしていこうと考えておられますか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) おもてなしの心を端的にというのは、まだ非常に難しいなというふうに捉えながらでありますけれども、まず私どもの認識としましては、外から中津川へ訪れた方へのおもてなしでは、このまちの魅力や、先ほどございましたが目的地への行き方などわかりやすく、相手の立場や思いを想像して丁寧に対応することが大切だと考えております。 ハード部分の中では、ユニバーサルデザインの取り入れ、そして馬籠等にも今取り組んでおりますWi-Fiサービスなどグローバルの通信環境の整備、そしてあと、またシティプロモーションにもつながりますが、中津川市に来たという統一的なイメージを持てるような、わかりやすい表示をするなどの取り組みも進めていくことが大切かなというふうに考えております。 ソフト部分につきましては、現在行われておりますパンフレット等での多言語対応、相談窓口の充実はもちろんのことでございますけれども、情報発信の強化を推進していく必要があるというふうに考えていますし、一つの端的な言い方では、ここに住む私たちが合併して広くなった中津川をまず旅をして、そこで魅力を感じ発信していく、それがおもてなしの心にもつながっていくんではないかというふうに考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) ありがとうございます。まさにそういうことだというふうに思いますので、ひとつ今後ともよろしくお願いしたいと思います。 それではもう1点、現在空き地となっております新町の土地の利用について、各部署さまざまな検討もされておると思いますけれども、その活用の基本調査をするということが上がっております。その具体的な基本調査ということの内容をお伺いしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 新町ビル跡地については、中心市街地の核となる複合的施設で、効果の高い魅力ある機能の集積と、にぎわいプラザ、中山道資料館、青邨記念館など既存施設の統合なども含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 私も何度も一般質問の中でご答弁いただいておりますので、本当に魅力のある施設がここにできるとありがたいと、非常にいいなと思っております。また、市長には何度もご答弁いただいて恐縮ですけれども、ようやく予算化されたここまでの経緯、それから進捗などを捉えられまして、その活用の道筋に対するお考えがあればお聞きをしたいと思います。お願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 先ほどの田口議員の質問にもお答えをさせていただきました。リニアを迎えるまちとしての、また中心市街地としての広い意味での中心市街地の重要性、このことがしっかりと表に出せるような、したがいまして、先ほど申し上げましたように面的な広がりを含めた中で、ただ、相当広い面積を考えておりますので、このことにつきましては、1次、2次、3次という形の中で計画を進めていきたい、現在そんな思いでおるところでございます。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 何度も済みません。ありがとうございました。 では、次の質問に参ります。 先般、2月7日に総合型地域スポーツクラブViva!中津川、設立総会と記念式典が行われました。中津川市においては、この総合型地域スポーツクラブが先行して行われている地域がある中で、ようやく東・南・西小学校エリアにおいて設立をされました。今後のスポーツ振興に寄与するという期待が高まるところでもあります。その設立に当たりスポーツ振興くじ助成事業、通称totoの助成を受けておりますが、今の新町ビル跡地の活用へこの助成を使うということが検討に入っておりますか、お尋ねをいたします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 整備の中身についてはまだ未定でございます。財源確保のためのメニューを検討してまいりますが、この制度が有利であれば検討していきたいと思いますけれども、まだ内容については未定でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) これから複合施設ということですので、いろんなものが考えられるという中で、このtotoにつきましては、1つの建物の中でもスポーツに関するエリアには助成が出るということを伺っていますので、またご検討の中に入れていただければありがたいと思います。 次に、市内の公衆トイレについて伺いたいと思います。 先ほどからおもてなしの観点ということで話を出しておりますが、この公衆トイレはユニバーサルデザインに統一をして、外から来られる方にも使いやすいものにしたほうがいいということを思っております。今現状はなかなかそういう形になっておりませんが、今後、それを意識した整備をしていかれるか、お尋ねをいたします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 外国人を含めさまざまな方が訪れるため、今後、整備する公衆トイレについてはユニバーサルデザインを取り入れていきたいと考えておりますが、スペースなどの問題もございますので、いろいろな形で検討させていただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) それでは次のご質問です。 中津川市の顔となるべく中心市街地を見据えまして、新町の往来亭や市営の立体駐車場のトイレなどが喫緊の課題だと思っておりますが、今後そのトイレをどのように改修していくか、またお尋ねをしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 現在のところ、往来亭や市営駐車場のトイレの改修計画はございません。しかし、今後必要となる事業と考えており、改修の際にはユニバーサルデザインを配慮した計画にしてまいります。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 次に、市営駐車場の件ですが、ここの階段が非常に古く狭いということで、現状、車椅子の方が車の通るスロープを上がって市営駐車場を使用しておるということもお聞きをしておりますが、ここにできればエレベーターをつけたいということを考えますが、見解をお伺いします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) この市営駐車場につきましても、まだ改修計画に至っておりません。ただ、こういったエレベーターの必要性も含めて、将来計画も含めた中心市街地活性化まちづくり計画の中で、必要、必要ないも含めて検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) これからということですけれども、私としてはぜひ入れていただきたいと思いますので、また検討をお願いしたいと思います。 市営駐車場に限らず、当然指定管理者がお見えになるわけですけれども、そういったところの情報提供もしっかりしていただいて、それを聞いていただいて、利用者の方がまた来たくなるようなきれいな駐車場ですとか、そういうようなことの積極的な施設の改修、あるいは見直しをするという必要を今後感じておりますが、そちらについてはいかがでしょうか、お尋ねします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 今後、リニア開業を見据えた中心市街地活性化まちづくり計画を推進していく中で、国内外を問わず中津川市を訪れる方のおもてなしの心を持って迎えられるようなまちづくりや施設整備の改修を検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) よろしくお願いしたいということですけれども、駅前を訪れる観光客の方、こちらが現状、日本人、外国人、どのような方がお見えになるか。あるいはどの方が多い少ないというような分析のほうはどのように把握されていますか、お尋ねします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 日本人、外国人ともに駅前にある中津川観光センターにおいて、観光案内の対応をした状況での把握でございますので、よろしくお願いいたします。 外国人観光客については、センターに立ち寄った方を欧米系、アジア系に大きく分けて数を把握しています。また、全員の方にではありませんが、時間に余裕のある外国人観光客の方には簡単なアンケートにより、出身国、情報の入手方法、中津川を旅行先に選んだ理由、旅行形態、宿泊先、市内で行ってみたい場所などを把握してございます。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) そういった旅行者のおもてなしをするためには、駅前の今のビルの前ですね。そこに例えばカメラをつけまして、モニターで旅行者の動きを把握する、それからにぎわい特産館に入られて、そういったアンケートに答えられた方のみの対象ということじゃなくて、その前の段階でどのような方が見えているかというのを先に認識してご案内ができるような体制づくりというものが必要になってくるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) カメラによるモニターなどで旅行者の方の動向を把握することについては、プライバシーの問題もありますので、違う方法によって対応がとれないかと考えております。例えばにぎわい特産館内にある中津川市観光センターの職員の方に外に出て対応することを業務にお願いすることや、観光客の多い季節、電車の到着時刻に合わせるなど、季節の時間帯を考慮しながら効果的に実施できるよう、観光協会と相談しながら検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) よくテレビで、他市なんかでちょっとしたキャラクターが、お客さんが来ると案内したりとか、そういうようなことがありますが、そういうキャラクターとは言わないですけれども、案内係のようなものを常時置くというか、そういったことも検討をしておられるますでしょうか、お尋ねします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 今申し上げましたように、観光協会に業務を委託しておりますので、内容につきましては相談もしながらということで、具体的にやるやらんということは、今のところちょっと具体的にご返事ができませんので、よろしくお願いします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) それでは、現状、観光協会に委託をしながらということでありますが、その観光協会との委託の費用のほうがどうなっているか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 観光協会の業務委託を観光協会に委託しております。その費用につきましては、年額で450万をお支払いしてやっていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 今、お伺いして450万ということですけれども、いろいろご相談の上だとは思いますが、その費用の中で、あるいはまた少し費用をかけてでも、やはり私としては、定期的に観光客が来るような時間帯に中で、待つだけじゃなくして外へ出てPRするというのが、先ほど申しましたけれども、効果的だというふうに考えておりますが、そういった外でのPRというのは、検討したことはございますでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 今は定期的に外へ出てPRはしておりませんが、観光案内につきましては、効果的な方法も考え、積極的な観光案内に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) ぜひ積極的に前向きに考えていただきたいと思います。 次の質問でございます。 商工会議所が季節的に行っているようですけれども、市内観光の、いわゆるはとバス的なものを市として何か走らせるようなことは検討しておりますでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 現在、中心市街地活性化の一環として、商工会議所、岐阜県合同で市内外の方を対象にまるごと中津川体験ツアーとして昨年も3コース実施をいたしました。今後、この事業の検証や採算性を含めたマーケティング調査を行い、中津川市に合った事業に検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 検討ということでございますが、その際、集客のターゲットというのをどの辺に置いておられるか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 総合計画の政策の柱に、市外との交流が盛んで訪れたくなるまちと掲げており、市外の方、特に中京圏、さらには首都圏の方をと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) そのための予算も100万円ということであったかと思いますが、その100万円の具体的な使用方法をお尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 磨き上げを行っている観光資源を回るツアーを旅行会社に商品化してもらい、総客実績に応じてインセンティブを支払うことなどを考えております。モニターツアーのような形で観光客や旅行業者の反応を見据えて、今後の観光推進に生かしてまいりたいと思っております。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 次に、にぎわい特産館における外国人旅行者はカードを使いたいというような希望があるということをお聞きしておりますが、この外国人旅行者の方のクレジットカードの利用がスムーズに行われておるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。
    ◎商工観光部長(成瀬博明君) にぎわい特産館を訪れる外国人観光客は、中山道の宿場町、特に馬籠から妻籠をハイクする方がほとんどで、極力荷物をふやさないようにしているのが現状でございます。買い物をすることが少なく、カードの利用もまれでございますが、今のところスムーズに行われております。利用できるカードはVISA、マスターカードなど国産ブランドのクレジットカードのほか、中国系の銀聯のカードも使用可能となっております。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) カードはおおむね使用できるということでありますので、少し安心をしております。 次に、中津川をふるさととしてまた思っていただくという中に、ふるさと納税というものがございますが、ふるさと納税の実態についての質問であります。 中津川市では、ふるさと納税の浸透度合いが比較的私は少ないように感じますが、平成26年度は、ふるさと納税は何件で幾らになっているかを示していただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) 平成26年度につきましては、2月24日現在でございますけれども、31件360万3,000円でございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) ありがとうございます。 ふるさと納税の中津川市と、近隣でよろしいですけれども、他市の状況もわかる範囲で説明していただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) 平成26年度において、現在把握しております近隣他市の状況につきましては、多治見市197件、376万3,860円、土岐市10件、34万5,000円、瑞浪市12件、47万5,000円、恵那市42件、433万2,820円という状況でございます。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 東濃では多治見市が突出しておるというような状況だと思います。 それでは、このふるさと納税の寄附ですね。この使い道の内訳がどのようになっているかをお示しいただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) 使い道につきましては、寄附者の意向に沿って各種事業や基金に充当させていただいております。26年度の寄附総額は、先ほど申し上げました360万3,000円ございまして、このうち277万5,000円を26年度事業に充当し、28万をリニア中央新幹線まちづくり基金に積み立てをいたしました。残り34万3,000円をふるさとづくり応援基金に積み立て、残った20万5,000円につきましては、2月以降にご寄附をいただいておりますため、27年度の補正予算で対応する予定でございます。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) ありがとうございます。 まだまだふるさと納税がふえるといいなあというふうに思っておりますけれども、また今後、そのPR方法、あるいは市としての方向性といいますか、もちろんふやしていくということですけれども、何かそういうことがございましたら、お示しいただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 企画部長・西尾謙二君。 ◎企画部長(西尾謙二君) 27年1月、ことしの1月からでございますけれども、これまで5万円以上の寄附者に限って特産品を進呈するというふうにしておりましたが、これを1万円以上の寄附者に変更拡充いたしました。シティプロモーションの事業と連携、それから市のホームページ、ふるさと応援隊への呼びかけなどによるPRに努めまして、多くの皆さんにふるさと納税をしていただけるよう取り組んでまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) さまざまな方法で、また極力ふやしていただければありがたいというふうに思います。 それでは、次の質問でございます。 先般、2月1日に中津川市中心市街地活性化協議会により、商店街安全・安心施設「まちぴあYOTECO」がオープンいたしました。こちらに利用しました補助金の名称、それから目的等をお尋ねしたいと思います。お願いします。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 経済産業省が平成25年度補正予算で予算措置いたしました商店街まちづくり補助金を申請しております。補助金の目的は、商店街等において実施する当該地区の行政機関等の要請に基づく地域住民の安心・安全な生活環境の維持のための施設設備の整備を支援するものでございます。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) そのような目的の補助金ということでございますが、今のまちぴあYOTECOに関する総額の予算と、それに対する補助金の割合はいかほどか、お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 総事業費としましては、約1,800万円でございます。補助率は3分の2でございます。ただし、補助金の精算をする必要がありますので、確定をしたものではございません。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 総事業費1,800万円ということでございますが、補助率が3分の2といえどもやはり市の資金も入っているわけで、そのような資金を投入してこの施設をつくっておるということですけれども、これを活用しなればなかなかその資金が生きないということでありますが、その活用方法の周知徹底をすることが重要であろうと考えますが、その方策についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(深谷勲君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 商店街の買い物客や子ども連れのお母さんたち、高齢者の方などが気楽に立ち寄り、トイレや体調が悪くなったとき、急な天候の変化、近年の猛暑や急な豪雨、冬の寒さや降雪時に避難できる休憩施設として、また観光客や地域住民、子育て世代間などの情報交換や情報発信の場として活用してまいります。 まちぴあYOTECOの管理については、中心市街地の軸としてまちおこしの拠点となって、まちづくりを担う組織、タウンマネジメント中津川が行うため、周知については、そのタウンマネジメント中津川よりインターネットや瓦版等の発行により順次行ってまいります。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 先般、タウンマネジメント中津川の件もお示しいただいておりましたが、本当に中心市街地を今後しっかりと活用していくという意味においては、非常に大切な事業だと思っております。この施設のすぐ横には、ご存じの新町の空き地がございます。現在あるくいを利用した上での市民の誰もが納得するようなすぐれたプランというものを期待するとともに、それぞれの部門で中津川市の人的な財産、文化資産、自然の資産を活用して民間の協力も模索しながら、またこちらの中心市街地のほうの活性化を推進することをご期待いたしたいと思います。よろしくお願いします。 それでは続きまして、大項目の2に移りたいと思います。 空き家対策の今後の課題についてであります。 中津川市内では、空き家対策を大きな課題として取り組んでいることは認識していますが、先般の12月議会での一般質問に引き続きまして、空き家対策の今後の課題についてご質問したいと思います。 国会での空き家対策の推進に関する特別措置法が11月27日に公布されましたが、この法律の目的は、国による基本指針の策定、市町村による空き家対策計画の作成、その他の空き家等に関する施策を推進するために必要な事項を定めることにより、空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって公共の福祉の増進と地域の復興に寄与することを目的とするとあります。 また、2月27日の読売新聞の1面には、空き家基本指針の骨子として若干紹介させていただきますが、空き家の目安は、1年間を通じて使用されていないこと、空き家のうち倒壊の危険など著しく迷惑をかけるおそれがあるものを特定空き家という、具体的基準は5月の全面施行までに国が別途定める。所有者の責任で維持・管理することが前提、経済的事情などで難しい場合は市区町村が対応するというふうにこちらの新聞には出ておりました。では、この法律の公布後の、まず県の動きをお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 平成27年1月8日に第3回岐阜県空き家等対策協議会が開催され、空き家等対策に係る対応指針及び危険家屋等対応マニュアルが策定されました。 今後、特別措置法施行に伴う修正が行われる予定があるということを確認しております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 1月8日にそういったものが策定ということですけれども、今後、それが修正することもあり得るというご答弁でしたが、それにつきまして、例えば修正はいつごろの予定で、どんなような内容ということは決まっておりますでしょうか。決まっていましたらご答弁いただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 国のガイドライン等が示される5月26日以降に修正されると思われます。県のマニュアルでは危険度の判定基準値等を定めておりますが、判断基準や手続の進め方に係るガイドラインを国土交通省が策定する予定でありますので、ガイドライン等を踏まえた修正が行われるということを聞いております。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) そうしましたら、修正もあり得るということでございますが、それを受けまして、今度は中津川市としての動きをお示しいただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 県の対応指針及び県空き家等対応マニュアルのほか、国の基本方針や今後示される特別措置法の運用基準、特定空き家等の判定基準、手続の進め方などに係るガイドラインに基づきまして、中津川市空き家等対策計画を策定して推進してまいります。 また、政令及び指針に即した市の規則を制定し施行をいたします。中津川市空き家等対策計画策定につきましては、空き家等対策協議会を設置して協議してまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 協議会という言葉が出てきましたが、協議会をつくるとなると、なかなかスケジュール的にもタイトな中で行わなきゃいかんということを考えるわけですけれども、その協議会等に関して、また全体のスケジュールの中で具体的なスケジュールをお示しいただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 特別措置法は、先ほど申し上げました平成27年5月26日に完全施行される予定でございます。実施体制につきましては、関係部局の連携体系、協議会設置、総合相談窓口設置の基準を行い、空き家等対策計画を策定してまいります。また、緊急性のある特定空き家等への措置は並行して行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) 今の空き家等の対策の対応指針マニュアルというものが出されるということをお聞きしておりますが、具体的にもう少し踏み込んで、その対応指針マニュアルの内容をお示しいただけるところがあれば、お示しいただきたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 県の対応指針では、空き家等対策に対する市町村、民間事業者と県のそれぞれの役割が示され、危険空き家等対応マニュアルでは、市町村が個別法所管部局と連携し、適切な対応をとることができる仕組みが示されております。今後、特別措置法施行に伴う修正が行われる予定があるということを確認はしております。先ほどの答弁です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) ありがとうございます。 私の認識では、今の特別措置法では、一番重い方法でいきますと代執行というのがあるわけですけれども、代執行とは、市町村が行う措置について定められておると思います。その一番重いところまで行く前の段階的な措置があると思いますけれども、その流れはどのような流れで行われるか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 特定空き家等の所有者などに対し、除却、修繕などの必要な措置をとるよう助言または指導を行ってまいります。改善がなされない場合は、相当の猶予期間をつけて勧告を行い、勧告に係る措置がとられなかった場合は、また相当の猶予期間をつけて命令を行います。また、命令を行った者に対しては、意見及び自己に有利な証拠を提出する機会を与え、それでも措置を行わない場合につきましては、行政代執行を行うことになります。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) それでは、今そこに行く前の判定ですとか、そういうことが行われるということですけれども、先ほど申しました倒壊の危険など、著しく迷惑をかけるおそれのあるものを特定空き家ということになっております。この空き家の危険性を判定する際の基準ですとか、あるいは調査方法などがお示しできればお願いしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 県のマニュアルでは、危険度の判定は2段階で行うことといたしまして、第1次判定として、基本的な情報によりまして、第2次判定の対象とするかを評価し、第2次判定では、老朽化、破損の程度について評価を行い、危険度を判定するとされておりますが、5月26日に国のガイドラインが示されるため、内容の修正が行われるというふうに聞いております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) その部分ですね、ちょっと再質問という形でさせていただきます。 これは職員がそこの場に入って、まず立ち入りができるものか。それと第1次判定の際の基本的な判断材料というか、基本的情報というものはどのようなものかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 職員が現地のほうへ出向きまして、建物自体に老朽化または損傷が見られるかどうかという基本的な情報となってまいります。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) それでは、今まで中津川市でもいろいろこういった空き家の問題があったと思いますが、今まで中津川市で特にそういった問題になった例と、今のことと照らし合わせていただいて、これらがどのように解消されるか、また改善されるか、見込んでおられるかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 今までは空き家等の所有者に対しまして適正管理依頼しかできませんでしたが、法に基づいた行政指導を行うことが可能になり、空き家等の所有者の意識が変わってくるものと考えております。ただ、所在不明な所有者対応や財産放棄された空き家等の課題が残ることは危惧をしております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) いろいろ法律ができたにしても、まだいろんな問題もあるということであろうと思います。 それでは、今までも市民からの相談は当然あったかと思いますが、そういったことを今後市民の方に周知していくことが大切になるというふうに考えますが、その周知方法についてはどのように行うか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(深谷勲君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 関係部局間の連携、協議会等の組織体制、相談体制を整備いたしまして、市民の皆様に対しましては、広報紙やホームページなどで空き家対策の周知を行ってまいります。また、保安上、危険となっております建物の所有者へも今後特別措置法施行により、市が指導、勧告、命令、代執行などが行える旨の周知を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 2番・吉村浩平君。 ◆2番(吉村浩平君) しっかりした周知によってそこまで重いことにならない前に意識を持っていただくのが大事かと思いますので、しっかりとよろしくお願いしたいと思います。 中津川市の指針がまた出るわけですけれども、指針に沿って空き家の解消を積極的に推進していただいて、これもまた他市と比較するわけじゃないですけれども、この法律が用意ドンでできて進んでいくわけですので、他市に先駆けた先進的な事例として実践をしていただいて、それによってまた中津川市に住もうというような情報発信をしていくことも必要だと考えますので、よろしくお願いいたします。 また、そういったことも市の執行部の皆さんとともに市民、それから我々も含めて、中津川市として考えること全てに、とにかくスピード感を持って取り組んでいくことが我々も市政に携わる責任だと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で一般質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(深谷勲君) これにて2番・吉村浩平君の一般質問を終結いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 続いて、10番・原 昌男君。  〔10番・原 昌男君質問席に着く〕 ◆10番(原昌男君) きょう、しんがりになりましたが、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 私のテーマは、リニア新幹線及び濃飛横断自動車道についてと、もう1つは、中津川市の将来のための図書館事業のさらなる発展について、この2つのテーマで質問をさせていただきます。 まず1番目に、リニア新幹線及び濃飛横断自動車道についてでございますが、これは、現在、中津川市では世紀的事業だというふうに受けとめられておると思います。リニアの見える丘公園をつくるとか、あるいは鉄道博物館をつくるとかというような論議もあるようでございまして、世紀的事業ということでいいと思います。しかし、私は、この事業についてかなりリスキーな事業だというふうに思っております。そのことについては、今は触れませんが、ただ、けさもリニアの超電導走行というのは超電動でありまして、ヘリウムという元素を大量に使う。ところがこの元素は非常に希少な元素で、果たしてどうかというような議論が最近あるというような情報がもたらされました。 それはいいとしまして、私は、この事業の工事に伴って、市民個人個人がこうむる損害被害、このことが何よりも気がかりでありまして、濃飛横断道とリニアと両方で大体150戸ぐらいが立ち退かなきゃいけないということだと思うし、それから、恐らく山口の高土幾山から恵那市境までの間に数百の地権者の地下にトンネルが掘られるというようなことがありまして、そのことで市民の皆さんが非常に迷惑をこうむる、損害をこうむるという、このことが一番心配なんですね。我々市会議員の役割、あるいは市の役割というのは、そういう損害をこうむる人を絶対出しちゃいけないということで、市民の立場に立ってやっていかなきゃいけないということだと私は一貫して思います。 したがって、どうもJR東海だとか、あるいは岐阜県もそういう傾向が見えるけれども、何かJR東海は線路と駅舎だけをつくって、あとは駅前広場でも何でも全部自治体にやらせるというふうな気配が見えますけれども、重大な私は疑念を持ちますね。そんなことに我々は乗っかっちゃいかんというふうに思います。これから先、予算審議とかそういう状態の中で、市がそういう費用を負担しなきゃならんということになったら、私は来期、議員をやるかどうかもわかりませんけれども、絶対反対していこうというふうに思っております。 それから濃飛横断道については、国道41号、257号を使えば当面はいいんだから、明らかに二重投資で200億とか300億とかと言われるような二重投資は無駄も甚だしいと。2つのさらにインターチェンジをつくって、これはもう古田知事を相手に差しとめ訴訟を個人で、弁護士なんかを雇わんで自分で提起せんとしようがないなと思っていますがね。それはまた先のことですから、そういう観点でリニアについてはおります。 そこで、余り長々とそんなことをここで申し上げませんから、具体質問に入りますが、とりあえず次のリニアについての工程は中心線測量ですよね。中心線測量は、年末からこの春にかけて行われるということが予告されていますが、これはいつから始まるということが確定しましたでしょうか、1番目の質問です。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 山口、瀬戸、上地地区につきましては、2月下旬にJR東海が測量作業のお知らせを行っておりまして、地権者、地元等の了解が得られ次第、作業に入るものと考えております。これ以外の地区につきましても、準備ができ次第、順次作業に入るものと考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 恐れ入りますが、今、山口、瀬戸はわかりましたが、その後どこでしたですか、もう一遍ちょっと。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 済みません。上地地区と申しまして、苗木の中の一つの地区でございます。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 山口、瀬戸、上地地区は2月下旬から始まると。その他のところはまだはっきりしないと、こういうことでございますね。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) まず2月下旬にこの地域の皆様に測量作業に入らせてくださいというお知らせをJR東海のほうから行ったわけでございます。この後、それぞれ個人の土地へ入るわけですので、地権者さんの了解をこれからとりに伺って、それからようやく測量作業に入っていくというふうな流れになると考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) それでは、次に2番目の質問ですが、トンネル予定地につきまして、トンネルの深度というのは随分と違うと思うんですよね。高土幾山なんかは恐らく地下何百メートルということになるんじゃないかと思うし、千旦林の平原では10メートル、20メートルということもあるかもしれませんのでわかりませんが、深度にかかわりなく中心線測量は行われるというふうに理解してよろしいですか。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) JR東海は、昨年開催されました事業説明会の折に、土かぶりが30メートルから40メートルぐらいまでの区間は測量を行いますが、それ以上の区間は測量はしないというような方針を説明会の中で示しておりますので、そういったやりようになるというふうに理解をしております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 今、答弁者はというような説明ということでしたけど、それはどうなんですか。ちょっと問題があるんじゃないですか。30メートルよりも深ければ、あるいは40メートルよりも深ければしないということなのかね。やっぱり地権は土地の法律上は及ぶんだから、何百メートルであろうとも中心線測量はするということなのか。その辺をもうちょっとはっきりしてくれませんか。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 一応説明会においての話としましては、40メートル程度までは測量は行うと。それより深いところは測量は行わないというふうに説明会で事業主体が申しておりますので、そのように理解をしておるということでございます。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) JR東海の言っていることはわかりました。 しかし、それは土地の所有上の法律上の問題があるんじゃないですか。ということは、地上権があるということは、地下にもそれは及んでいるわけでありまして、ただ、東京、それから神奈川県、名古屋のように大都市には特別措置法といいますか、大深度地下法があって、それは40メートル以上は関与しないと。地権者の権利は及ばないということのようですから、その措置法はですね。そこはもう地権者の了解なしにトンネルを掘ってもいいわけなんだけれども、我が岐阜県なり長野県なり山梨県はそういう措置法の適用はないわけですから、仮に1,000メートルの地下を掘ろうとも、地権者の了解を得なければできないということに法律的になりませんか、その点どうですか。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) まずご質問の中心線測量が行われるかどうかにつきましては、深いところは測量は行われないということでございます。それからその権原につきましては、法的にどうなのかということにつきましては、国とか県等とまた協議しながら検討されていくことだというふうに考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。 そうしますと中心線測量については、40メートルより深ければそれはもう対象にしないと。けれども、地権者の了解なしにトンネルが掘れるかどうかについては法律的に未定なんであって、これから確認をしていくというわけですね。これはどう考えたって地権者の立場に立ってみたら、自分の土地の下にそれが何百メートルであれトンネルが掘られるということは、気持ちのいいことじゃないんですね。その上に家を建てるなんていう気には、なかなか普通はならないと思うんですよ。畑の耕作をするぐらいはどうっていうことはないにしても、この辺では落合の亜炭鉱の崩落なんかがありまして、あれはごく浅いですけどね。家を建てるなんていうことになると、地下にトンネルがあるなんていうことになると絶対に敬遠されますね。 そういうことからしたら、何百メートル底にトンネルが掘られようとも、当然地権者の了解を得らなきゃならないと、得られるべきだというふうに、また得ないということは法に違背するというふうに理解しなきゃいけないと思うんですが、その辺、答弁ができればしてください。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) これもJR東海によります事業説明会の受け売りになって恐縮でございますけれども、トンネルの上部が30メートル以上の区間につきましては、トンネルが地上の建築物等に与える影響がないというふうに判断しておると。したがいまして、こうしたことはリニア中央新幹線だけに限らず、他の整備新幹線とか高速道路等のトンネルでも同様に扱われているというようなことを説明会の中で、事業主体のほうから説明がされておりますので、そういった形での解釈をされてみえるというふうに理解をしております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。
    ◆10番(原昌男君) どうやらそういうふうにやられているということのようです。私は聞いたのは初めてですけどね。一遍確認しておいてくださいよ。どう考えたって地権者の権利というのは、東京、あるいは神奈川県、あるいは名古屋、大阪のような大都市以外は特別措置法の適用はないわけですから、どんなことがあっても補償があるかどうかもわからないけれども、了解を得なきゃならんということだったら補償が幾らかであろうとも伴うはずですね。その辺のところをもっと県を通じてはっきり聞いておいてくれませんか、いいですね。 じゃあ、その次の質問に移ります。 3番目の質問ですが、中心線測量の説明は個々人に対してやられるのか、あるいは地区ごとに行われることになりますか。この辺、この前の事業説明では地区ごとでしたですね。9つの場所でやられて、私は4つに出ましたですけど、今度は地権者一人一人に行われていくのか、それともこの前みたいに集まってやるのか、その辺をちょっと聞かせてください。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) JR東海より地権者の方に対しては個別に説明を行い、了承を得た上で測量に入るとの説明を受けております。また、周辺住民の方に対しましては、地元区長さん等のご協力をいただいて、回覧で周知を行っていくというふうに聞いております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。 そうしますと今度の中心線測量は、この前の事業説明のように部落単位といいますか、そういうことじゃないと、個々だということですね。それはわかりました。 次に4番目の質問ですが、この説明はこのたびの任期制職員によって行われるのですかという質問をしたいわけなんですね。例の今度の第1回議会への提案、条例と関連した任期制職員というのが置かれることになりまして、これについては、この後、議案審議の総務文教委員会、私は委員でありますが、そこで大いに論議をして、どういう役割を果たすのですかというのを私はいろいろ申し上げたいんですが、これについて思ったのは、いわば地権者たちをこういう専門家を擁して、早く言えば地上げ屋だ、品の悪い言葉で言えばね。地上げ屋に土地立ち退きだとか買収をやらせるということなんじゃないかなあと僕は思いましたよ。しかもJR東海は11億7,000万円、岐阜県へお金を渡しちゃったわけですからね。それで岐阜県からそのお金が我が中津川市へ来て、我が中津川市は任期制の職員を雇ってやらせると。それで例の会派との懇談会の中で、市長は弁護士を含むというお話をされましたからね。そういうことに強い弁護士を連れてきて、言うことを聞かないと強制収用になりますよなんておどかすんじゃないかという心配を実はしているんです、現在も。 ただ、きょう説明を聞いていますと、そういうことじゃないみたいで、国土交通省からのようですからあれですが、ちょっとは安心しましたが、これはこの後の総務文教委員会でまたいろいろ詳しいこと、うるさいことをお伺いしますから、用意しておいていただきたいんですが、そうすると、この説明はこのたびの任期制職員によって行われるのですかという質問ですが、この4番はね。今の答弁で、これはJR東海の職員によって行われると、こういうことでよろしいですね。 ○議長(深谷勲君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 地上げを行うつもりも一切ございませんし、中津川市で地上げを行う職員を雇うというつもりも一切ございません。今回はリニア、これは駅周辺だけではなく、中津川市の総合計画の中でも、やはり広く広く、そうした専門的な人材も必要になってくる、そういったことも含めた中で今回臨時職員の採用の規定を提出させていただきましたので、その部分だけは決してそうした土地問題、立ち退きだけの対応ということは考えておりませんので、考えておりませんどころかする、そういった組織ではございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 大変力強い明快な答弁をいただきまして、常任委員会でも先取りをしちゃったみたいな感じですが、ありがとうございました。そういうことで行きましょうね。いいと思います。 5番目の質問です。 住居の立ち退きについて、これまで土地つき一戸建てで居住していた人は、本人が希望する限り相応の場所、利便が同じような場所で一戸建て居住が取得できるような補償を得させるべきですが、どのように考えていますか。これは、僕はこういう疑問を持ったのは、例の3・11大震災で……。 ○議長(深谷勲君) 原議員、4番の答弁を受けられていないわけです。私も指名して申しわけないですけど、4番の答弁をさせますので。 リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 通告書の4つ目のお答えでございますけれども、中心線測量に関する業務につきましては、JR東海が実施するため県及び市の職員が主体的に関与することはないと考えております。お願いします。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。結構ですね。JRの職員によって行われる、結構ですね。 それから5番目の質問ですが、住居の立ち退きについて、これまで土地つき一戸建て住宅に居住していた人が、本人が希望する限り相応の場所、利便が同じような場所という意味です。一戸建て居住が取得できるような補償をさせるべきですが、どのように考えておられますか、お聞かせいただきたい。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 建物等の補償につきましては、できる限り地権者さんの意向に沿えるよう、JR東海と県が協力して適切に対応されるものと考えておりますが、市といたしましても、代替地のあっせん等の面で可能な限り協力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そういうご答弁でいいわけですが、かなり高齢者の世帯が150戸には二、三割はあるというふうには見なきゃいけないと思うんですね。この人たちは今まで土地つき一戸建てで住んできたということからいたしますと、これを例えばマンションだとかアパートというようなことになると、重大な変更になってくるし、例の3・11の東北災害のあれを見ましても、仮設住宅で高齢者たちがなじめなくて、今もって次々亡くなっていくというような状態がありますから、何としてでもこれは、市は頑張ってやるように努力をしていかなきゃならないと思いますから、私も大いにこれは市民の皆さんにそういうことですよということをPRしていきますけど、この点、ひとつよろしくお願いします。ぜひそのように図っていただきたい。 それから6番目、車両基地についてですが、現地性から農業を営んでいるケースが多いと思われるが、ふさわしい代替地が提供できると理解してよろしいですか。この辺、中にはこの機会に農業をやめようという人もあるやもしれませんけれども、そこには年寄りと工業団地へ勤めに行っているような若い人と一緒に住んでいる。だけど、年寄りは農業でお金を稼いでもうけるというほどではないけれども、土をいじることが生きがいだということになっているケースが多いと思うから、どうしてもそういう条件を満たしてやっていただかなきゃ本当に市民の立場で行動するということにならないと思うから、この辺、どんな検討が進んでいるのか、どういう状況か説明していただきたい。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) こちらにつきましても建物移転と同様となりますけれども、できる限り地権者さん等の意向に沿えるようJR東海、あるいは県が協力して適切に対応されるものと考えてございます。市といたしましても、こちらにつきましても、代替地等のあっせんの面で可能な限り協力をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。そういうふうに努力をしてください。僕は来期、議員をやるかどうかわかりませんけれども、やるとなればこういうことを毎回毎回聞いていかなきゃいけないというふうに思っていますから、よろしくお願いします。 それから7番の質問ですね。 リニアの地下トンネルについて、地表下5メートル未満はJR買い上げ、これは問題がない。5メートル超30メートルまでは区分地上権の設定、これは間違いありませんね。もう一遍確認しておきます。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) JR東海は事業説明会におきまして、トンネルの上部が5メートル未満の場合は土地を取得し、5メートル以上30メートル未満の場合は区分地上権を設定すると説明しておりますので、そのように理解してございます。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 7番の質問は了解いたしました。 それから8番の質問。それより深度のトンネルについては、JRの見解は表明していますかということですが、先ほどのお話では表明しているということですね。そうすると土地と法律との関係が一体全体どうなるのか。これは県を通じても確認しておいていただけませんとまずいですよ。これは確認するというさっきのご答弁ですから、そのように理解をしておきます。この次の議会とか、次の機会にまたお伺いすることになると思います。 9番の質問でありますけれども、トンネルの掘削排出土について、中津川市は排出口を3カ所で8月27日の朝日新聞によれば617万立方だということなんですよね。うち、市もしくは公共で受け入れるのは青木斧戸線ですね。それからもう1つは濃飛横断自動車道があると思う。それからもう1つは環境センター、この3つぐらいを聞いていますが、公共並びに市の受け入れというのは、この3カ所でという理解でよろしいか。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 公共事業関連の建設発生土活用候補地としまして、ご指摘の3カ所を県を通じましてJR東海に情報提供をしております。市内のトンネル非常口より排出されますトンネルの発生土は約280万立方メートルと、残りの337万立方メートルはトンネル以外からの建設発生土でございますが、そちらはそのほとんどが車両基地内の発生土でございまして、基地内で切り盛りによる造成工事で処理されるというふうに聞いておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。3カ所という理解。 それで民間については、これはちょっと二十何カ所というようなことを聞いていますが、いろいろ事業の関係がありますから、ここでこれ以上、お伺いすることはやめます。 それから10番の、その各量は確定していますかということですが、280万立方ということですから、きょうはその程度にしておきましょうかね。濃飛横断道は幾らでというようなことも聞きたいですけれども、周囲の住民のことがありますから、これはきょう段階ではまだ少し早いかもしれませんから、保留にしましょうね。各箇所の量は確定していますかという10番は取り消します。 それから11番、公有地、市有地にかかわらず排出土受け入れについては付近住民の了解を必要としませんか。これは住民の人たちは非常に気にしています。特に濃飛横断道の場合は立体交差ですから、濃飛横断道は当然盛り上げなきゃなりませんので。土で盛り上げるんですから、底辺はかなり広くなりますよね。そういうことで、どんなふうに農地が侵されていくだろうかということ。 それからもう1つは、相当高いですからね。立体交差ですから。土砂が飛散しやしないかと。環境が汚されないかということを非常に心配しています。したがって、ここでは何メートルぐらい積み上げますよということを付近の住民に当然あらかじめ了解を得ておく必要があると思うんですが、その辺を考えていますか、お伺いします。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 候補地の周辺地域及び地権者の方の了解を得ながら進めていく必要があるというふうに考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 大変結構な答弁をいただきまして、ぜひそうしていただきたい。それがリニア事業をスムーズに進めていくことになると思いますから、十分心しておいていただきたいと思います。 それから12番の質問です。 排出土搬送について、公共、市の受け入れが上記3カ所とすると、国道19号線、山口―落合間が非常にふくそうすることが考えられるんですね。ここは片側1車線で、いわゆる元起から山口のほうに向かってそうですが、特に見通しが悪いし、道がくねっていますね。そういうことになると、ここのところを非常にふくそうするという感じがするんですよ。 それからもう1つ、ここには書いていませんけど、心配するのは、例のリニアの第1鉄橋がございますね、山口から瀬戸へのね。これもトンネルが完成してからトンネルを通して資材が運ばれてくるとは思えないわけですな。国道19号、それから中央高速の中津川インターまで鉄材だとかセメントだとかが運ばれてきて、ある程度組み立てられたものが運ばれてきて、それから19号を第1鉄橋の現場へ運ぶということが考えられるんですね。 それから、トンネルから出てくる土と、こっちから運んでくる鉄材とか鉄橋材料、とても落合―山口間の19号は、あの通り曲がりくねっているし1車線だし、もう大変だと思うんです。だから、どうしてもJR東海にバイパスを山口―落合間にはつくらせないといけないというふうに思うんですが、その辺、考えたことがありますか。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) 建設発生土の活用候補地につきましては、現在JR東海によって実現性が検討されている段階で、運搬経路につきましてもまだ決定しておりませんが、今後地域住民の生活に支障が出るようなことが想定されれば、市からJR東海に対しまして、安全や環境等の面できちんとした対応・対策を行うよう働きかけていきたいというふうに考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そういう答弁で結構です。ぜひ心しておいてください。 何か一説によりますと、19号の旧国道が現在の国道の下にダムのふちにあるそうですよ。ほとんど使われてないけどね。そういうところをバイパス工事の手入れをすれば、土を運んでくるのと、こっちから第1鉄橋の資材を運ぶのと、割といいんじゃないかという説も山口の人たちから聞いたことがあります。そんなことも考慮に入れておいてください。 それから13番目に濃飛横断道について、最後にお伺いしますが、濃飛横断道は僕は二重投資で、こんなに人口が減って大変だ大変だというのに、日本の特殊出生率、自民党が言うみたいに1.8なんかになりませんよ、到底。まして横ばいの2.07なんていうことにはならない。そういう中で、インフラ投資をこれ以上やっていってどうするのということで、若い者が日本にいなくなりますよ。我々年寄りばかり国内におって、年金はもうないといって路頭に迷う、そういう時代が、僕はもう先に幕を引きますからいいですけれども、そういう時代が来るような気がする。 だから、濃飛横断道についてはそう思うけれども、例のオオタカが岩屋堂で発見されましたね、営巣が。それでこれは絶滅危惧種で県が調査することになっていましたが、その後、何かこのことについて情報がございましたか。 ○議長(深谷勲君) リニア都市政策部長・山本高志君。 ◎リニア都市政策部長(山本高志君) オオタカ営巣の報道を受けまして、岐阜県恵那土木事務所において現地調査を実施しているというふうに聞いております。ただし、猛禽類保護の観点から、現時点では詳細については公表はできないというふうに聞いております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。調査していればいいと思います。いずれ公表されるでしょうから。僕も巣を見てきましたからね。巣の下に鳥の骨なんかぱらぱら落ちていると、明らかに巣がありますね。結構です。 それでもって、じゃあ大項目の1番のリニア新幹線及び濃飛自動車道についての質問を終わります。議事録に残りますから、今後これでやっていきましょう。 次に、2番目に、中津川市の将来のための図書館事業のさらなる発展ということでご質問を申し上げたいというふうに思います。 私も大体活字人間でありまして、テレビをつくって売る会社におりましたが、テレビは大嫌いで活字派なんですがね。本も読むんですが、ただ、中央図書館へ行って本を借りて読むということは余りしない。カードは持っていますよ。だけど、本を読むと必ず鉛筆でサイドラインを入れたり、書き込みを入れたりして、もう一遍それを読むというようなことをしているもんですから、借りた本では使えないんですな。だから、いけませんけど、ただ、ここ数年、市立図書館が非常な進化を、行くたびに、のぞくたびに遂げてきておられる。図書館というのはもともと古臭い、カビ臭い、誰も手に取らないような蔵書が何万冊もあるというイメージでしたけど、行くたびに中津川の図書館は、特に小林館長が来られてからは変化してきて、本当にいいなあと思ってずうっと見てきました。 実は先週、あそこで人と待ち合わせの時間がありまして、ちょっと時間があったから僕が勝手にいろいろ見ていたら小林館長も当然おられて、さらに案内していただいて見ましたけど、本当に変わりましたね、よかった。もう最高だと言うとちょっと褒め過ぎですけど、思いましたね。 それは、まず今までのイメージと全然変わりました。古臭い、カビ臭い本がぎっしりというようなイメージとすっかり変わった。まず楽しい、そういうイメージができていまして、この間なんかは川上の文楽のでこが飾ってありましたし、島崎藤村のコーナーがちゃんとあったり、いいですね。それから、真ん中には中津川市をかたどった木のテーブルがボランティアによってつくられていて、本当にいい。 そういう点では、例の佐賀県の武雄市の図書館、TSUTAYAが指定管理になりまして随分変わって、中には物販もやっている、それでカフェもある。日本中に有名になりまして図書館が変わったということで、もっともあそこの市長は知事を落選しちゃいましたんでね、この間。そんなことで、我が中津川市の図書館もそういうふうに進化しつつある、すばらしいというふうに思いました。特にボランティアがいろいろ協力してくれて、今の言う書見のテーブルをつくったり椅子をつくったり、それから本当に感心しちゃったのは、どこかへ行って古びた椅子をもらってきて張りかえて、それで勉強部屋をつくって、自分たちでボランティアをやっているというような……。 ○議長(深谷勲君) 原議員、あと9項目残っております。質問……。 ◆10番(原昌男君) ああわかっています。大丈夫です。オーバーしたことはありませんから大丈夫です。 ○議長(深谷勲君) 質問通告が9問ありますから、その時間に合わせて質問をしていってください。 ◆10番(原昌男君) 簡単な質問ですから任せておいてくださいよ。 そんなことで大進化を遂げていると思うんですね。それには図書館長のリーダーシップがすばらしかったということと、それからボランティアの人たち、読書クラブだとかが三つ、四つあります。大工さんのクラブまであってね。この人たちが見事なマッチングをやってつくってくれているから本当にいいと思っている。 僕が行って感心しちゃったのは、僕は土曜日の午前中に行ったんですよ10時に、そうしたら子どもの部屋にキッズの広い図書があるんです。そこに若いお父さんが、保育園ぐらいの、あるいは小学生ぐらいの子どもを連れてきてやっておるんですね。子どもはあそこへ行くと大きな本がいっぱいあるから喜んで夢中になって見ている。お父さんはお父さんでこうやって新聞を読んでいる。ああいいなあと思ってね。お母さんはどこかへ働きに行っているんですよ、きっと。土曜日だから、お父さんは休みだからお父さんが子守しているんですね。いいじゃないですかということですごくいいなと思いました。 二、三日前の新聞に岐阜の図書館が今度できます、裁判所の近所に。ぎふメディアコスモスというところで、ここの名誉館長にノーベル賞の益川さんが今度、顧問館長の席に座る。益川さんは何と子どものころ図書館へ行って1冊の科学書を読み出して、そこが俺のスタートやったと言っていますね。そういうことが中津川市の図書館で始まっておるというふうに僕は思いまして、だから、あのキッズに僕は頼んだのは、どうか俺みたいな活字人間になってくれと。それで俺のレベルじゃああかんから乗り越えて、ノーベル賞は中津川からまだ日本国際賞の末松博士しか出ていませんからなってほしいし、それからああいうキッズが図書館で勉強して、学校の教育とは違う勉強をして、そして人をいっぱい雇うような中小企業でいいから中津川にいっぱいつくってもらいたい。そうすれば、そのときに初めて中津川は人口もふえていくんですよ。リニアに期待して、何ていったって大したことはありません、それはね。まさに中津川市づくりが、あの図書館が始まっているという感じで、私は評価しました。本当に小林館長には残ってもらってよかったという、僕は新図書館は反対しましたけど、反対したことは間違っていない。だが、館長が残ってくださったことは本当によかったというふうに思います。 そこで具体質問ですが、中央図書館の過去数年来の暦年ごとの入館者総数を発表してください。まず、第1問。ということは、たくさんふえてきたということを確認したいんです、お互いにね。この間、十何万人というような発表がありましたけど、ちょっと暦年、まとめて発表してくれませんか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平成25年度以前は入館者数を把握しておりません。過去2年間の入館者数となります。 平成25年度の入館者数は16万4,315人で1日平均527人です。平成26年度の入館者数は、平成27年2月26日現在16万1,420人で1日平均623人です。以上です。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 24年、23年の数字はないですか。 ない。過去数年、歴年という注文をしていたんですがね。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 先ほどお答えしましたが、平成25年度以前は入館者数を把握しておりません。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) それは把握されていないというのは、僕はここでぐんと伸びていると思って、やっぱり成果が出ているとここで言いたかったんだよな。だけど、23年とか24年の入館者数がないというのはどういうことなのか、ちょっとあれですが、なきゃしようがないですね。恐らく毎年毎年2割、3割ふえてきているというふうに思うから、それを確認したかったんです。それはいいです。 それじゃあ2番目の質問。 暦年ごとの貸出冊数も、したがって、じゃあ今言うようなレベルじゃあつかんでないですね。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 中央図書館の貸出冊数、また団体の貸出冊数については把握をしております。平成23年度は合計いたしまして21万9,980冊、平成24年度は24万6,835冊、平成25年度は23万9,850冊となっております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。23年に比べると24年は1割以上ふえているし、25年はちょっと落ちているけれども、それでも23年に比べれば貸出冊数もふえているということで結構ですね。 それから僕は図書館で気になるのは、前にも一般質問でやったと思うけれども、司書の身分といいますか、どうも正職員じゃなくて嘱託だとか、そういう立場に置かれているような気がするんです。司書というのは、今言うように非常に重要な役割を果たすので、人づくりの僕はまさに中心だと思うんですがね。それが正職員じゃないと、非正規職員だということについて、僕はずうっと不満なんですが、今、したがってそういう観点から司書のうち正職員は何人で非正規職員は何人か、まず発表してください。 ○議長(深谷勲君) 原議員、3番は飛ばされますか。3番はやられないですが4番へ行かれますかという確認です。 ◆10番(原昌男君) はい、じゃあ4番でいいです。もう言っちゃったから。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) それでは、司書のうち正規職員・非正規職員はそれぞれ何人かということでございますが、司書資格を有しておる職員17名のうち、正規職員は館長以下7名、非正規嘱託職員は10名です。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 例えば小林館長でも秋田県では司書としてやっておられたんですね。司書の資格があるからあんなふうに情熱を燃やして今日の図書館をつくってこられたというふうに思うんですよ。司書というのは、そういう点では、人づくりのナビゲーターだと僕は思うんですわ。そういう人を非正規職員で、この前、答弁を聞くと司書という資格に誇りを持っているから大丈夫だよというような答弁だったような気がするけど、それでは済まないと思うんですがね。正職員に全員すべきだというふうに思うんですが、いかがですが、これが今5番目の質問です。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 必ずしも全ての司書職員が正規職員でなければならないとは考えておりません。専門性の高い正規・嘱託職員を配置し、市民サービスに応えているところでございます。正規の司書職員は図書館業務のほか館運営とか企画立案を行っております。嘱託職員の中にはフルタイムでない働き方を希望している人もおり、専門性を生かしながら事情に応じた働き方をしていただいております。特に中央図書館の市の職員は全て司書の資格を持っております。これは他市では例がなく、今後とも専門性を維持していきたいと考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 今の答弁で正規職員と非正規職員では待遇にかなりの格差があるはずだと思うんですよ。ほとんど同じ仕事をしていて、しかも言わば高邁な使命感を持っていて、そんなふうに差別待遇があるということについて、本人たちはどう思うだろうかというふうに思いますね。それをちゃんと均一の待遇、差別のない待遇にしてやっていけばもっと燃えるんじゃないのか、もっとナビゲーターとしての役割を果たすんじゃないのかというふうに思うんですよ。それじゃあそれは意見にしておこうと、大体市役所は非正規職員が多過ぎるというふうに僕は思っていますけど、いずれまたこのことはやりますから、じゃあきょうは、この点はその辺にしておきましょうね。 その次に6番目の質問をします。 中央図書館はそういうことでうんと変わってくれましたし、いいですが、各地方公民館の図書館は余りかわりばえがしないという感じがするんですな。中央図書館が指導してくれているんだと思うんですが、かわりばえしない印象ですが、どのように考えていますか。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平成22年度に付知公民館の図書室を整備、平成24年度には、加子母公民館図書室をボランティアの方と協働で移転整備をしております。また、平成25年度には、山口公民館図書室のリニューアル、福岡公民館図書室は閲覧用テーブルなどの備品整備を行ったところでございます。坂本公民館と落合公民館に図書コーナーを整備しましたが、開設したばかりであり、今後利用PRを進めていく必要があります。いつでもどこでも誰でもが利用できるよう中央図書館からの支援、ボランティアの協力を得ながら、さらに図書資料、施設等の充実を進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 今の答弁を一応聞いておきます、時間がありませんので。 7番の質問でありますが、中央図書館と学校図書館の関係を説明してください。学校図書館も重要な役割を担っているとは思いますけれども、学校という特殊性である制約があるだろうとは思うんですけれどもね。この問いに対して、何か答えがあったらしてください。 ○議長(深谷勲君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 図書館や学校図書館はお互いに連携協力しまして、子どものために読書活動を推進しております。中津川市子ども読書活動推進計画に基づきまして、中央図書館では学校図書館への団体貸し出しや調べもの学習図書の充実を行っておるところです。以上です。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 8番目の質問であります。 学校図書館に専門司書は何校で何名いますか。これは私は少なくとも学年に1人ぐらいの司書は欲しいという感じがするんですけど、専門司書がね。そんなぐらいやらなかったら今日の教育の要請に応えられんはずだと、こう僕は思っているんですけどね、どうでしょうか。何校で何名、学校に専任司書がいますか。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 各学校への専門司書の配置はありませんけれども、市としましては、9名の学校司書を雇用して、それぞれ3校から4校を担当していただいております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) これじゃあもう全然足りませんな。足らんと思ってないみたいだけどね。まあそれはいい。 9番目の質問です。 これをさらに僕は学年に1人ぐらいの司書は本当は要ると思うんです、専任司書が要ると思うけれども、司書が9名ということですが、三、四校ですか。これを充員していくという考え方は持っていますか、持っていないですか。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 今の雇用しております9名の学校司書は意欲的に取り組んでいただいておりまして、各学校では学校図書業務が進められているところでございます。蔵書の充実や貸出冊数の増加、利用しやすい図書室の整備など充実が図られておりまして、現在の人員は適当であるというふうに考えております。 ○議長(深谷勲君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 学校図書館の司書は生徒一人一人の特性を見きわめて、彼の、例えば科学技術なら科学技術についての理解はこの段階だから、次にはこの本を読ませようとか、彼のある文学書についての深みはこういう段階だから、次はこういう本と、そんなふうに個別にやっていかなければいけないと思うんです。先生はトータルで30人とか40人とかの学級を指導していかなきゃいかんから、生徒一人一人というわけにはいかないでしょう。そう思うんですが、どうですか。 ○議長(深谷勲君) 教育委員会事務局長・勝 宏児君。 ◎教育委員会事務局長(勝宏児君) 今、生徒一人一人のという発言でございましたけれども、今、教育委員会のほうでは絆プランということで、幼・小・中のつながりを考えて図書教育に取り組んでいるところでございます。3校、4校という担当を持っていただいておりますけれども、例えば西幼稚園と西小学校ですとか、南幼稚園、南小学校、一中、二中と、そういったつながりで1人の司書が各学校を回っていただいておりますので、そういった意味から、1人の学校司書が幼・小・中と成長していく子どもを見ながら図書相談に乗っていくという利点もございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ◆10番(原昌男君) 終わります。 ○議長(深谷勲君) これにて10番・原 昌男君の一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでございました。  午後5時02分散会  ――――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   深谷 勲         署名議員 佐藤光司         同    楯 公夫...