中津川市議会 > 2013-12-10 >
12月10日-03号

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  1. 中津川市議会 2013-12-10
    12月10日-03号


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    平成25年 12月 定例会(第5回)平成25年第5回中津川市議会定例会会議録(第3号)========================= 平成25年12月10日(火)午前10時開議◯議事日程第 1       会議録署名議員の指名第 2       市政一般に関する質問 ――――――――――――――――――――――◯本日の会議に付した案件日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 市政一般に関する質問質問 順序質問事項質問者発言所 要時間71.旧坂下町と合併した際の中津川への引継ぎ事項のうち、まだ実施されていない[坂下駅自由通路]と[坂下中学体育館建設事業]について 2.中津川市政の[リニア新幹線]への対応は、建設され敷設されることについて、市民は誰1人として[犠牲を強いられたり][不本意を強要されたり]することがないようにすることを、[至上の第1義]とするべきについて原 昌男40分81.スポーツ振興と施設の活用について佐藤光司30分91.雑誌スポンサー制度の導入について 2.データヘルス計画の推進について鈴木清貴30分101.学校規模適正化について 2.中学生とwebサイトについて 3.地域農業振興計画と農務担当者の役割について 4.まちづくり組織の育成について 5.マスタープランと地域のまちづくり理念について粥川茂和40分111.市役所業務の成果、評価、結果に対する「責任」について 2.中心市街地の空き地について 3.広域道路網、南北軸(濃飛横断自動車道・国道257号)の計画について深谷明宏40分 ――――――――――――――――――――――出席議員 23名   1番        牛田敬一君   2番        吉村浩平君   3番        岡崎隆彦君   4番        柘植達樹君   5番        勝  彰君   6番        田口文数君   7番        櫛松直子さん   8番        吉村卓己君   9番        大堀寿延君  10番        原 昌男君  11番        深谷明宏君  12番        三浦八郎君  13番        粥川茂和君  14番        吉村俊廣君  15番        深谷 勲君  16番        鈴木雅彦君  17番        鈴木清貴君  18番        松浦高春君  19番        鷹見憲三君  20番        伊佐治由行君  21番        吉村久資君  22番        片桐光朗君  23番        佐藤光司君 ――――――――――――――――――――――欠席議員 1名  24番        楯 公夫君 ――――――――――――――――――――――法第121条により出席した者  市長         青山節児君  副市長        大井久司君  教育長        大井文高君  理事         丸山裕章君  総務部長       田立三博君  企画部長       島崎保人君  定住推進部長     渡邊好夫君  健康福祉部長     早川和子さん  生活環境部長     曽我和幸君  農林部長       鈴木治佐久君  商工観光部長     成瀬博明君  文化スポーツ部長   原 益彦君  基盤整備部長     渡邊弘孝君  水道部長       安彦直之君  病院事業部長     加藤文明君  坂下総合事務所長   氷室 茂君  福岡総合事務所長   内木良治君  消防長        杉本高雄君  教育委員会事務局長  山内鐐司君  行政管理課長     伊藤和通君 ――――――――――――――――――――――◯議会事務局職員出席者  事務局長       勝 宏児君  書記         廣瀬公二君  書記         安田充孝君  書記         嶋崎雅浩君  書記         西尾隆秀君 ――――――――――――――――――――――  平成25年12月10日(火曜日)  午前10時00分 開議 ―――――――――――――――――――――― ○議長(鷹見憲三君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――― △諸般の報告 ○議長(鷹見憲三君) 日程に入るに先立ち、事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎議会事務局長(勝宏児君) 報告いたします。 地方自治法第121条の規定により、議長から説明のため出席を求めた説明員、並びにその委任、または嘱託により出席する旨の報告のありました者は、市長事務部局におきましては市長以下17名、教育委員会事務部局におきましては教育長以下2名、消防本部におきましては消防長であります。 本日の会議に欠席の旨通知のありました議員は、24番・楯 公夫議員であります。以上でございます。 ―――――――――――――――――――――― △日程第1  会議録署名議員の指名 ○議長(鷹見憲三君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、議長において   22番・片桐光朗君   23番・佐藤光司君を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――― △日程第2  市政一般に関する質問 ○議長(鷹見憲三君) 日程第2、市政一般に関する質問を行います。 順次発言を許します。10番・原 昌男君。  〔10番・原 昌男君質問席に着く〕 ◆10番(原昌男君) 皆さん、おはようございます。 通告に基づきまして、市政一般についての質問をいたします。 私のこのたび取り上げますテーマは、1つは、旧坂下町と合併した際の引継事項についてでございまして、これは前回もやりましたんですが、その後、情報開示を求めまして、また新しい事実も出てきまして、そういう点でもう一回、今回取り上げるということが1つでございます。 それから、もう1つはリニアの問題でございますが、きのうからいろいろ皆さんも質問しておられまして、私はリニアの問題については、これを中津川の活性化の起爆剤にするという観点よりも、むしろこのリニアが来ることで市民がいろんな犠牲をこうむったり、それから迷惑をこうむったりというようなことが絶対にないようにしなきゃいけない。そのことが市政として基本であるべきだと、こういう観点に立って質問を展開したいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 第1番目に、旧坂下町と中津川が合併をいたしまして、そのときに当時の大山市長と坂下町の山下町長が事務引継書の引継事項を署名しておりました。その中に数項目あるのでございますが、1つは、坂下駅の自由通路の着工について。これは執行部に提示をしております質問書に原文を載せておりますが、全くこのとおりでありまして、いささかも僕は手を加えてない、そのとおり書いてあるということでございます。 これによりますと、非常に自由通路についても具体的でありますので、その観点との関係でこれからまず質問をしたいというふうに思います。中学の問題についても非常に具体的でありまして、それがどうして今日まで両方ともできないでいるのかということについて、いろいろお伺いをしてみたいと思います。 両方ともできてないわけでありまして、非常に市民は何たることだと。合併すれば、2つともすぐやってもらえることだというふうに思っていたというのが市民の偽ざる気持ちでありまして、だまされたということですね。それから、もし合併していなければ、2つとも準備の進行上、もうとうにできていたに違いない。合併したゆえに2つともできなくて、そして坂下の過疎化が一段と進んだ。こういうふうな思いがあるわけでございまして、そういう点で引継事項の実施について質問していきたいと思います。 まず最初に自由通路の着工でありますが、この引継書には、JR東海と協議を進め、設計業務を実施していますというところまで明確に書いてあります。具体的ですね。その他の記録によれば、記録といいますのは、坂下町は当時から議会だよりというものを発行しておりまして、その中に詳細に報告して、ここに全部持っておりますから提示はできるんでありますけれども、そこでも再三にわたってこのことが報告されておりまして、中にはどういうふうな自由通路ができるかというような、ファサードの絵図まで載っているんです。 これは16年4月の671という広報「さかした」です。山下町長の写真と、それからファサードの絵まで載っている。ここにどういう記事が書いてあるかというと、懸案のJR坂下駅の自由通路建設事業につきましては、JR東海よりようやく計画協議の基本合意が得られたということが載っている。詳細設計を行う中で、何とか工事協定までこぎつけたいというふうに山下町長は広報「さかした」16年4月号671で言っているんですね。 同時に他の議会だよりによれば、実施設計の1,800万という予算まで通っておりまして、これは決算が1,800万までいったかどうかについてまでは確認できておりませんけれども、1,800万ということであれば、詳細な実施設計図ができているだろうというふうに思うんです。私は協定書までの開示は求めて持っていますが、設計図までの開示はちょっと求めていませんでしたので、しかし、これは多分、坂下総合事務所にはあるというふうに思います。これがどういうことだったのかということを、実施設計までできて1,800万の費用まで使われている。ファサードまでこうやって提示されている。にもかかわらず今日までできていないのはどういうことなのかということを、まず最初に1点、お伺いしたいと思います。 それから、答弁を私は市長としか指摘をしておりませんが、これは各般にわたると思いますので、ちょっとどこへわたるかわかならかったから、とりあえず市長という名前にしておきました。市長からご答弁を直接いただかなくても、関係部署で同じだと思っておりますから。
    ○議長(鷹見憲三君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 坂下駅の自由通路は、計画の再検討を含め、JR東海との協議を行ってまいりましたが、困難をきわめている状況であります。 旧坂下町の計画は、当時坂下駅は無人化ではなかったため、利用者の利便性に配慮した計画になっていませんでした。事業費が約5億円と非常に高額である割には利用度が低く、JR関係事業では優先度が低い状況であります。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) まず1つ、今の答弁で気になることは、利用度が低いといって、つくりもしないのに利用度が低いというのはどういうことですか、まずその点。 ○議長(鷹見憲三君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 駅の利用者についての記録があるわけですが、平成14年のころですけれども、駅の全体的な利用者につきましては1日635人程度と。そのうちの切符を購入して乗られる方が216人という状況でありました。 平成23年度ですけれども、総利用者につきましては508人と若干減っておる程度でございますが、切符の利用者につきましては117人ということで約半減をしておるというような状況になっております。全般的にほかの駅と比べまして利用される方は少ないということであります。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そういう状態でありながら、なぜ16年、あるいは17年の2月ですよね、引継書が協定されたのは。そういう中にこれほどはっきり載っているのかということは、やっぱり解明されていないですね。それはいいです。次の質問で関連させていただくけど、一問一答ですから。 この12月に、まちづくり協議会と区長会との連盟で、このことは平成17年から8年たったことしになって、なお引き続き要望があるということについて、そのことをこの間聞きましたけれども、どういうことなんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 旧坂下町時代からの長年の要望事項でありますことを認識しております。の事業といたしましては、先ほどお答えしましたとおり、優先度が低いということで考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) それじゃあ関連しますけど、がそういうふうにお考えになるんでしたら、ことしも、この12月になお7回目か8回目の要望が出てくるなんていう事務のやり方はないんじゃないですか。できないよということをはっきり説得して、もう再びこのことは、まちづくりの流れだから出てくるということはまずいでしょうよ。ですから、これはもう諦めてくれということをはっきり申し渡したらどうですか。にもかかわらず、それをやらないでいつまで続けていくつもりですか。このまま放っておいたら、これから先10年も同じ状況が出てくるということになりかねませんよ。なぜ今日までけりがついていないんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 先ほどご説明させていただいたとおり、としての優先度が低いということの中で、今まで実施ができていないということであります。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 優先度が低いなら低いでいいですよ。それだったらそういうふうにまちづくり協議会から、区長会から出ているわけでしょうよ、この12月になってから。それに対して、もうそんなのは出さないでくれという説得を今から何年か前にしてやらなきゃいけないじゃないですか。それが放ってあるから、相変わらず、例えば僕のところへそういう苦情は来るし、僕はしばしば坂下病院のガーデニングのボランティアをやっていますが、あの辺の人が来て、原さん、どうなっていますかなんていうことを言うんですよ。ですから、そういうことからしたら、もっと3年も4年も前に、これは優先度が低いからできませんよというふうになぜやらないんですか。どうしてそういうだらだらしただらしのない事務を続けるんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 理事・丸山裕章君。 ◎理事(丸山裕章君) 私のほうからお答えさせていただきます。 実はこの事業は、何年か前にお答えした経過がございまして、その中で、今、中津川JR関係工事が3つありますというお答えを私のほうでさせていただきました。1つは松源寺橋のかけかえ、それから落合のかやの木線のJRアンダー、それから坂下駅の自由通路というお話の中で、3番目の順位をつけさせていただいている状況でございます。 今、松源寺橋がどんな状況かと申しますと、まだJR協議で本工事に入っていない状況です。ですから、当時から比べるとお金がないということよりも、いろんな諸般の事情で年が追われてきて、自由通路も今の段階ではまだおくれている状況であります。 先ほど総合事務所長がお答えしたとおり、将来的に坂下も活性化を図って人が多く使われる。それから市民病院へのお客さんもふえてくるという中では可能性はあるものですから、我々もこの事業をやらないということは一言も言っていなくて、できればやったほうがいいだろうという観点の中で、今引きずっておる状況でございますので、もしこんな状況を続けても仕方がない、地元のほうへはっきり中止を宣言したほうがいいんじゃないかというお話でしたらそのようにお話ししますけれども、今のところはそういう考えがない状況でございますので、こういうお答えになっているところです。よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 市民の側から引き下げてくれなんて言いませんから、坂下地区民に言っておきます。この問題は引きずられているんだと、引き続きということでね。だから、先ほどの所長の答弁とはちょっとニュアンスが違いますけれども、そういう報告をしておきますから、大いに希望を持って期待していきましょうということを報告することにいたします。この問題はこうして置いておきます。 次に学校の体育館の問題ですが、これもこの前ちょっと中途半端になりまして、この議事録によれば、18年12月には中学の総合体育館についてはやらないことを決めたと、こういう議事録が載っていますね。87ページの中段でございます。ということは、お伺いしますけど、がこういう引き継ぎがあるにもかかわらず、そういう機関に相談なしに勝手に決めちゃったのかということを一つお伺いしたいですが、その点いかがですか。 ○議長(鷹見憲三君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 平成18年10月、まちづくり協議会から要望をいただき、まちづくり協議会と区長会の各代表の方と市長とが意見交換をした上で、の財政状況が厳しく、交流センターの建設は困難と12月に回答をしております。 意見交換では、中津川全体における施設、予算の地域バランス、財政的な面から優先順位をつけて対応していくことを説明しております。回答書では、の財政状況が大変厳しい状況にあり、新たな施設建設は困難なことから、総合体育館や坂下公民館ホールの活用をお願いしております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そうしますと、今の答弁からお伺いしますが、そういうことを今まちづくり協議会がどうも対象になっているみたいだけど、総合体育館をリニューアルすることで供用していくということを了承したと理解していいのですか。 ○議長(鷹見憲三君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 地域からの要望書につきましては、坂下中学校体育館の機能を備えた交流センターという名前になっております。坂下地区のまちづくり協議会からの要望書に基づき、まちづくり協議会の代表者への財政状況が厳しく、交流センターの建設が困難であることをご理解いただくように回答しております。 坂下まちづくり協議会総合体育館リニューアル検討グループでも、内容について協議が行われ、その要望を組み入れましてリニューアルを実施しており、ご理解をいただいておるというふうに考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) そういたしますと、まちづくり協議会の中に自由通路と、それから体育館の検討グループがありますよね。これは広報に載っています。この検討グループが結局了承したということなんですか。体育館については断念しようというふうに了承したと報告していいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 坂下総合事務所長・氷室 茂君。 ◎坂下総合事務所長(氷室茂君) 了承しましたという返事はいただいてはおりませんが、先ほど申しましたように、以後の要望等につきましては、リニューアルをお願いしたいという要望書になっております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) まちづくり協議会が了承したというわけではないとするならば、それは、が一方的に中学の体育館についてはやらないということを決めたということですからね。いやしくも、坂下町の町長が、当時の中津川市長と署名をして確認した事項ですよ。それを坂下の誰もが了承しないままに一方的にやらないというようなことがあっていいのか。そういうことがあると、市民は、いわゆる地方政治、自治体に対する信頼というものを、ああ、その程度のものかということになるんじゃないですか。だとするならば、ある一定の期間に、当時地域審議会というやつがあったかもしれないし、区長会があったかもしれない。まちづくり協議会というのはフォーマルな組織ではないかもしれんけれども、誰かの了承を得ておくということでなければ、この立派な引継書に対して、の事務としてまずいんじゃないですか。そう思いますが、理事、いかがですか。 ○議長(鷹見憲三君) 理事・丸山裕章君。 ◎理事(丸山裕章君) 私のほうからお答えしていい案件かどうかわかりませんけれども、実はもう少し詳細に申し上げますと、私、先週まち協の総会に出てまいりまして要望書をいただいてまいりました。その中で、今回の学校については要望書の中に項目がなかった状況でして、それなりにご理解をいただいたという認識で私のほうはおるところでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 時間がありませんので、この問題はここまでにしておきます。どうやらのほうは一方的に無視したというふうに理解せざるを得ないということを私は報告しますから、しようがないですね。それで自由通路は引きずっていいということですから、大いに期待をしていきましょうということにせざるを得ません。大中津川がこういう事務の執行をやるんだということを坂下地区民は忘れないでおこうというふうに訴えていこうかと思います。どういう表現をするか、また別です。 次に、これも中途半端になっちゃいましたが、2番目のリニアの問題を質問していきたいと思います。 リニアについてはきのうから、あるいは中津川の一般世論として、雰囲気として、これを中津川の地区の活性化ということでしきりに論議されておりますして、私もそういうふうに考えおります。 ちょうど今から明治の末期になりますか、大正になりますか、中津川へJR中央線が来たときのような大きなテーマだというふうに思います。それがなかったら中津川も坂下もなかったわけでありまして、そういう点でそういうふうに思うけれども、一方では、このリニアの事業について、非常にリスキーじゃないかということを考える点もあるわけなんですね。そういうことで、私はむしろリスキーじゃないのかというふうな感じでとってはおりました。 それよりも何よりも、問題は、このリニアが坂本に駅がつくられる、あるいは巨大なトンネルを掘ってやってくるということについて、迷惑というか、犠牲をこうむる市民がたくさんいるんじゃないかということを非常に心配するんですよ。どんなことがあっても、1人といえども市民に迷惑をかけたり、それから負担をかけたり、犠牲を強いたりするようなことは断じてあってはならんと私は思うんですね。 したがって、市政は、この市役所の推進本部を見ると推進課と対策課と2つに分かれていますから、両方あわせて進めていこうということですけど、対策に重点が置かれるべきだというふうに私は思いますよ。そう思ってこの一般質問を出し、かつオンブズマン新聞にその趣旨を出したと。きのう早速電話がかかってきました。 実は、笛吹の市長が実験線が通っているそうでございますけれども、の職員に、私が言っているような趣旨で絶対犠牲を出すなよということでやっているんだそうです。原さんの言っていることは正しいよと夕べ電話がかかってきました。けさ、大山市長の9月何日かの新聞のコメントを読んでいますと、率直に言っていささか甘いという感じが市民の観点からいたしました。大山市長じゃない、ごめんなさい。青山市長の観点からするといささか甘いという感じがするから、そういう観点で申し上げたい。 通告に申し上げておりますように、坂本地区においては、後で質問しますが、恐らく数十世帯、少なくとも住宅の立ち退きを駅と関連して要求されるじゃないかというふうに思うし、それから基地予定地は六十何ヘクタールということですけど、あそこへこの間行って見てきました。僕の古い感覚ですけれども、恐らく満州民から帰ってきて、あそこの丘陵地帯へ入植して、営々として開発してきて、やっとという人たちじゃないかという感じがしますね。その人たちが何世帯になるかわからないけど、あそこを出ていかなきゃいけないということはどんな思いがするでしょうね。 それからもう1つは、南木曽町から山口の高土幾山へ地下でやってきていまして、高土幾山から下へおりてきて木曽川を渡って瀬戸へ渡るわけですね。巨大なトンネルが掘られるわけですね。山口の場合も瀬戸の場合も、あるいは山の田の場合も、あるいは千旦林の場合も、地下水に当然影響するというふうに1つは思うし、それからもう1つは、JRはそんなことはしない、あったら対策を打つということを言っていますから信用したいことはしたいけれども、そういうことがあると思うし、それから地下に巨大なトンネルを掘られたら、その地上権は、地価は絶対に価値が下がると思うんですよ。亜炭炭鉱の廃坑の上に家を建てる人はいませんからね。亜炭炭鉱の廃坑とリニアのトンネルは大分違うとは思うけれども、だから地価は当然下がる。千旦林なんかはこれからまだまだ宅地として発展する可能性もありますから、高土幾山に家を建てる人はいないでしょうけどね。そういうことからしても、こういう補償はどうなるのということで大問題があるというふうに思うんですね。 それから中津川に3カ所の排土口がつくられるということですが、非常口という名称で、膨大な量だと思うんですね。これを簡単にどこかへ受け入れて埋め立てて宅地にしようなんていったって、今は住宅もそうたくさん建つ時代ではありませんから、簡単に受けたらいけませんよということを申し上げておきたいですね。の費用で建てるなんていうことはだめですよということを申し上げたい。 それから日照権の問題だとか、電磁波と書いてありますけど、これは電磁界の間違いですから訂正しておきます。この問題は、二、三日前の読売新聞が書いていましたが、問題ないというテスト結果が出ているようでありまして、余り心配せんでもいいかなと思いますけれどもね。それから振動とか衝撃音、こういう問題がどうなるかということでありまして、こういうことがいろいろたくさんあるから、こういうことで市民が迷惑をこうむったり、犠牲をこうむったりなんていうことは絶対に避けないかんというふうに思うから、そういう観点で質問をしていきます。 まず1番目に、具体質問でありますが、駅関係と車両基地、並びに地上走行路線、これは岐阜駅といいますか、坂本駅から恵那の中間が地上走行になりますから、ここで何世帯立ち退かなきゃいかんというふうに今見ておられるのか、発表していただきたい。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 環境影響評価準備書におきまして、駅、車両基地の詳細な形やレイアウトまで、そこの段階では示されていません。ということから、正確な賠償対象件数が現在は不明な状態です。ただ、数十軒規模に上がるのではないかというふうには想定をしております。 また、JR東海は、事業実施計画認可後に中央線の測量などの各測量に伴う用地説明を行うというふうにしておりますので、その段階で明らかになってくるというふうに見ております。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 駅周辺につきましては、郵便局の裏手あたりだろうというふうに想像がつきましたらわかるんですが、車両基地は広くて点在していますよね。これについてちょっと見当がつきかねるんですが、大体でもいいですから見当がつきませんか。農家だと思うんですけど、車両基地のあたり。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 車両基地も、今の準備書に示された図面の中では四角で囲ってありますけれど、そこの中ですと120ヘクタールぐらいの面積になります。しかし、JRが必要としているのは65ヘクタールということでJRは公表していますので、その65ヘクタールが120ヘクタールの中にどういうふうに入り込んでくるのかという部分については、のほうでは全然わかりませんし、まだこれからJRもその辺は詳細に詰めていくだろうというふうに思っていますので、今の段階では、全て路線も踏めて50戸は上回るだろうというふうに見ておりますけど、詳細についてはわからないという状況でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 質問の1番はしようがないですね。わかりました。 質問の2番ですが、駅及び地上走行路線と、もう1つは、車両基地で各何ヘクタールが見込まれますかと、使用されるのがね。今の話で車両基地は六十数ヘクタールということでわかりましたが、その限りですか。それから車両基地用地、走行路線は岐阜駅から恵那境までですかね、地上を走るのは、在来線と並行してね。田んぼが潰れる程度だとは思いますが、この点について何か、現在までの今の答弁以上に具体答弁ができますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 申しわけございません。今以上に詳細な答弁ができませんで申しわけないんですが、駅につきましては約6ヘクタールというふうに見ております。それと車両基地につきましては、先ほど言いましたように65ヘクタールということでございます。あと、川にかかっている橋梁、それから駅の長さ、それを除く距離というのがおよそ800メーターというふうに見ております。そこに路線幅が22メーターということでございますので、約2ヘクタールぐらいなのかというぐらいの程度でございまして、詳細の分については、今わかっていないということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) やむを得ないですね。いいです。 3番目の質問で、特に気になるのは駅舎ですな。駅舎は、しかも普通の駅舎とは違って、屋上を車両基地へ入る線路が敷かれているということで3階建てということでしょうか、4階建てということでしょうかね。そうすると、普通の町なかのビルの駅舎の高さというのは8階建てぐらいのビルの高さになるんじゃないかという感じするんですよ。そうすると、かなり日照権の問題が駅舎の周辺で出てくるんじゃないか気がするんですが、それはいかがですか。電磁界の問題についてはとりあえずいいとして、駅舎が非常に高いということからすると、日照権が何戸ぐらい影響を受けるかというふうに見ていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) まず駅舎については30メーター前後。ただ、高さについてはまだ正確なところは出ておりません。高架橋につきましても20メーター前後ということなんですけれど、その点についても場所によってかなり変わってきますし、高さがどれだけになるのかという部分も今不明な状況です。ということで、日照権というのは高さによってかなり違ってきます。そういう状況から、現時点では影響を受ける住宅戸数がどれだけあるかというのは不明な状況でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 仕方がないですね。 次は質問の4番目に移ります。 南木曽町から山口の高土幾山へ地下で入ってきて、それからずうっとおりてきて木曽川を渡って瀬戸へ渡ってという状態ですが、そして有料橋というか、あの橋の下手で今度は千旦林へ移るわけですね。千旦林になるんですか、駒場になるんですか、地下をまた岐阜駅まで行くわけですが、その間、実に大きな驚くべきトンネルですよね。 そうすると、これはほとんど全て民間の土地といいますか、個人の土地の地下を通るというふうに思わなきゃいけないわけですよ。それは個人の恐らく何百とか何千という数になるんじゃないかと思うんですが、それのどういう見当をつけていますか。ということは、大深度といいますか、50メートルですか、30メートルですか、ちょっとはっきりしないけど、それ以下にトンネルが掘られるんだったら、地上権とは何の影響もなしに勝手に掘っていってもいいようですが、しかし、50メートルとか、あるいは30メートルというのはそんなに深いトンネルは少ないと思うんですよ。亜炭炭鉱ほどの薄っぺらじゃないにしても、地上権に影響するようなトンネルが掘られると見なきゃなりませんが、一体全体何人の地上権に影響し、かつそれは何ヘクタールに及ぶのかということについて答弁してください。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) JRが今考えているのは、トンネルの一番上、それから地上まで5メーター、それを切ったところは買収をするという想定をしているみたいです。それと5メーター以上30メーターまで、これは先ほど原議員が言われました区分地上権を設定するということで、30メーター以上深いところは地上権は何も設定しないという状況でございまして、どこまでが30メーターで、どこからが5メーターで、どこからが30メーター以上というところが今、従来につきましても詳細はわかりませんし、幅につきましても、まだ中心線もわからない状況ですので、今の段階ではどれだけの土地がかかるのか、どれだけの地権者の方がかかるのか、一切不明な状況でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。 しかし、高土幾山から坂本の駅といいますか、岐阜県駅まで相当距離が長いわけですよね。恐らく何百では済まないかもしれん。何千になるかもしれないですね、地主は。それが30メートル以下でトンネルが行くんだったら無視してやってもいいようですけれども、5メートル以内ということはないでしょうね。恐らく5メートルから30メートルの間だと思うんだけれども、それはやっぱり地主の了解を得ないかんわけです。そうすると、JR東海は地主の判こをもらわなきゃなりませんからね。何百人の地主、何千人の地主に判こをもらわなきゃならんことになるというふうに思っておられますか。見ておられますか、答弁してください。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 大変申しわけございませんが、その点については全然まだ不明という状況でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。仕方がないですね。 今、数がわからないのは仕方がないとして、6番目の質問です。 いよいよ計画が確定して着工するということになると、事業者がJR東海でありますが、各戸に例えば駅周辺の住宅買収、あるいは土地買収、ないしは今言うように区分地上権による了解を得るというやつについて、何百人になるか、何千人になるかわからないけれども、それはJR東海が個別の一人一人に折衝をしていくんですか。それしかないと思うんですけどね。それで了解をもらって判こをもらっていくと。あるいは買収については了承と、そういうふうにやっていくと理解をしていいのかどうか。 それから、それとは別に何か集団的な方法でJR東海との折衝に応じていくのか。この辺はどういう見当をつけていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) その点につきましては、具体的な協議がJRのほうからまだされてない状況でございまして、JRがどういう手法で用地買収にかかるのか。例えば県を介してかかるのか、その辺もいまだ表明されておりませんので、お答えすることができません。申しわけございません。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) この7番と関連して8番ですが、JRが例えば個人個人に、何百人であろうと何千人であろうと話し合ってスムーズに全部解決すれば全く問題ないんですよね。うんとお金を出して、JR東海が。ところがJR東海は銭がないですよ。この駅の姿でも見てごらんなさいよ。駅の設備なんか何もつくらんと言っているんですよ。ですから、買収にそんなたっぷりなお金やなんか出すはずない。そうすると、何百人になるか何千人になるかわからないけど、一人一人の所有者と争いになって、これは国家事業で認められているから強制収用を発動するなんて、それでもやっぱり裁判手続が要るわけでしょうよ。 僕がさっき言ったように、例えば車両基地の地主なんか冗談じゃないと。せっかく営々としてここまで築いてきたのに、そう簡単に譲られてたまるか。この土地は俺の汗と油の結晶だということだってあり得ます。かつて千葉県の成田空港ができるときに、僕はあのときにざんごうに立てこもりに行きましたからね。まだ若かったから、今はあれだけどね。 断固として譲らない農家が二、三戸あって、つい最近ですよ、やっと解決したのは。だから、滑走路が曲がっているんですね。ついに千葉の三里塚の国際空港は、国際ハブ空港に成り損ねた。仁川にとられちゃったですね。ないしは羽田にとられちゃった。そういうことだってあるわけで、土地を持っている農民の思いというのは、そういうことだってあり得るといういうふうに思わなきゃいけないし、それから住宅地に住んでいる人だって、老人世帯だって結構あると思うんですね。かつ古びた築後30年、40年の家だってたくさんあるんです。それに対してJR東海は、今、東京電力が放射能で汚染されていなくなる人たちに対する補償でも、その人たちがどこかへ行って新しい家を建てるようなお金を出していないじゃないですか。3分の1か4分の1ぐらいの補償金しか払おうとしない。だから、今でも何十万という人がどうしようもなくて困っちゃっているわけです。僕はJR東海だって同じだと思いますよ。 そうなると、ますますそういうふうには出てくると思いますが、そういう裁判関係がたくさん起こるということも予想せざるを得ないと思いますが、その点、どう見ていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 一般論といたしまして、交渉事にはさまざまな事態が生じるというふうに思っておりますので、強制収用、係争に発展するという可能性はあるかというふうに思っておりますけれど、そのようなことが起こらないように市民の皆さんに丁寧に説明をしていただくよう、JR東海にのほうからもしっかり要望していきたいというふうに思っております。今の段階でできることは、JR東海にしっかりお願いをしていくということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 今の答弁に関連して、しっかりお願いするじゃだめですよ。銭を出せと、十分納得するような。家をどこかへ引っ越さなきゃいかん人は、新しい家が買えるような銭を出せということを言ってもらわないとあきませんからね。お願いするだけじゃだめですよ。その点、ちょっとつけ加えておきますわ。ということをちゃんと腹へ入れておいてください。 それから部長、係争関係を十分予想するとおっしゃっておられるけど、JR東海なんていうのはこんなことをいっぱいやってきて、弁護士もたくさん抱えているでしょうし、今までたくさんの経験がある。だから、個人はそんな裁判なんかやったことないですよ。そうなると、JR東海と係争関係になるといったって、弁護士を雇うといったってすぐ着手金の二、三十万要るわけでしょう。そうすると、個人が対抗しきれないということになると思いますがね。これはどうするんですか。が何らかの手を打ってやらなきゃいけないというふうに僕は思うんですがね。 例えば、実はこの問題が起こってきてから山口地区のある1人の人が僕のところに相談に来て、高土幾山からトンネルを掘られたら俺のところの水源は絶対枯れると。この構造改善した3反ほどの田んぼがだめになる、ここに住んでおられなくなる。どうしたものだろうということを言うから、僕はどうアドバイスしたかといったら、わかった、しようがないよ。今さらJRにここにトンネルを掘るなといっても掘るからね。だから、JRへ早速手紙を出しましょう。ここにはトンネルを掘らないでくれと。俺のところの水源が枯れたらここに住めなくなるから、百姓をやめなきゃならん。それは、万が一、それでもあなた方がトンネルを掘って水がかれたときには損害賠償請求をするぞと手紙を出しておいてくれと。本当は内容証明が要るけど、内容証明は大変だから普通の書留郵便だけでもよろしい、出しておいてくれと。それで万一そんなことになって、JRが誠意をもって損害賠償請求に来なかったら裁判をやりましょう。僕が手伝ってあげます。本人訴訟でよろしい。弁護士なんか要らない。僕は本人訴訟を随分たくさんやっていますから、訴状の書き方とか準備書類の書き方なんか簡単ですよ。僕は岐阜地裁へその人を案内していって、僕は報酬さえ受け取らなきゃ弁護士法違反になりませんから、その人については、僕はそういう対応をする腹づもりを固めて、その写真も全部撮ってあるです、現在の水量の状況をね。 今、僕が山口の一番被害を受けそうな人と話し合っていることを、僕はがやらんとしようがないというふうに思うんですよ。そうしないと、泣き寝入りをする人とか損害をこうむる人がたくさん出てくるからね。そういう覚悟はありますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) 先ほど予想しているというふうには私は言っていなくて、可能性があるということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、JR東海はリニア中央新幹線の説明会を何度もやっておりますけれど、その中で地元の皆様に丁寧な説明をしながら事業推進をしていくというふうに繰り返して表明をしております。といたしましても、市民の皆様の不安等を解消いたしながら安心していただけるよう、心配事や悩み事等に丁寧に対応していくというふうで考えておりますので、お願いをいたしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 9番の質問に対する答弁はまあそういうことで、そんな甘いことじゃ済みませんぜと。本当に市民一人一人に不満がないように、損をしないようにやっていくためにそんな甘いことじゃ済みませんよというふうに意見を申し上げておきますわ、9番についてはね。 10番については、これもが、例えば瀬戸地区は、私の理解では木曽川の水を吸い上げて田んぼをやっているわけじゃないんです。高峰山から流れてくる水を使っていると思うし、山ノ田もそうだと思う。そういうときに、全体の問題としてが絶対あかんよと。JR東海よと。もう一遍どこから水源を引っ張ってきて、この川の水を流せというような交渉は、がやってもらわないとしようがないというふうに思いますから、これは覚悟をしておいてくださいよ。 それからもう1つは、坂本にできているような地区協議会をつくってその力で当たるか。そういうことをしないと一人一人の住民でJR東海なんか対抗できませんからと思う。だからこの点、特に9、10を通じてお願いをしておきます。十分そういうことを考えて、そういう点からしたら、市役所は対策本部にもっと大勢の強力な人間を用意して対応していかないとできないんじゃないかと感じがします。 それから11番目の質問ですが、JR東海というのは、一体全体何を考えているのかというふうにつくづく思っちゃう。彼らがやりたいことは、要は品川から名古屋まで一直線に走らせたいと。途中でとめたいなんて思ってないんですね、もともと。けど、神奈川県がうるさいし、山梨県がうるさいし、長野県がうるさいし、岐阜県がうるさいから、やむを得ず停車駅をつくってやると、こういう感じですな、早く言えば。したがって、駅舎でもあのとおりです。何のそっけもない。本当はとめたくないんですよね、彼らは。そうすると、リニアの目的というのはもっと別なところに僕はあるんじゃないかと思うんですね。 結局、日本輸出産業がエレクトロニクスとか車について限界がある。物づくりで見え出したからね。インフラをいっその切片にしようと。同時に大電力で原子力発電をそこへ使っていこう。同時にそれはアメリカの世界的な核戦略と関連しているという感じさえするんです。 けれども、そういうことですから、中間駅についてはどうも整備なんていうことは全然考えない。列車に運転士さえいないということですからね。そこで、がそれにかわって中学校の体育館さえつくってやれないが、子どもの教育施設さえつくっていやれないが、うんとお金を使って駅前広場をつくるんですか。そういう質問をまずしたいと思います。どうぞ、市長、お願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 原議員の迫力に押されまして、違う名前を呼ばれても私、思わず「はい」とうなずいてしまいました。大変な迫力に押されています。また、一点突破といいますか、非常に集中して質問されますので、ただ、私の観点からしますと、若干推測的なものも随分交っているなと。したがって、そのあたりがこの問題のややこしいといいますか、難しい部分であるかと思います。 お金をかけるということでございますけれども、これは、実はリニアだけではなくて、きのうからも出ております濃飛横断自動車道、駅周辺のことを考えるならば、濃飛の横断道があそこに入ってくる。それがやはり土盛りで高くなる。そうしますと、駅だけではなくて全体が窮屈に感じるというのも実は頭の中に入れて、現在、地域の方たちにどういう対応をしていくかということを考えておるところでございます。 このことについては、やはり中津川だけではなくて、道路については県が中心となってやっておりますので、駅前の周辺整備のことにつきましては、今、原議員が心配されることは十分承知をしておりますし、大変甘い考えだというふうに言われましたけれども、その甘い考えを捨てるように、県、またJRにもしっかりと要望していくというスタンスで今取り組みをしておるところでございます。 また、お金につきましても、当然やはり大きなお金になります。これは県はもとより、国にもそういった話をさせていただきながら、ただし、どうしても中津川の利益の享受が大きいという、それも推測になってくるわけですけれども、ただ、私どもは中津川の県駅ができた場合には、中津川だけではなくて、県内各地域、また木曽の自治体にも及ぶような整備をしなければならないということでご理解を求めておるところでございます。 あわせて、くどいようでございますけれどもリニアの駅、先ほど磁界については、心配は払拭されたというふうに言っていただきました。このことにつきましても、私どもも読売新聞の記事、またJRの山田社長のコメントから、そのことでまずは安心をしておるところでございます。そして、今言いましたように濃飛の場所によっては住民の方、リニアだけではなくて1つの地域が2つに割れる。さまざまご意見もいただいております。十分配慮して進めてまいる所存でございますので、どうかよろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) わかりました。 市長のご決意がそういうことですからいいですけど、県や国の銭は大いに使ってください。はありませんからね。その点だけはひとつよろしくお願いします。それから濃飛横断道でさらにそういうことが出てきましたら、同じように扱っていただきますように、迷惑をかけることがないということでよろしくお願いをしたいと思います。 それから13番の、きのうからもちょっと論議になっていますが、岐阜県駅なんかやめておいたほうがいいですね、中津川駅にしましょう。岐阜県駅なんていうと、中津川を売り込まなきゃいかんのやからやめようやめよう。間違って長良川のウ飼いへ来る人が中津川駅でおりちゃったりするとかえって迷惑だから、岐阜県駅は諦めなさいというふうに岐阜県のほうに言うておいてください。僕はそれを心配する。ウ飼いを見に来た人が岐阜県駅だから中津川でおりちゃった。長良川はどこに流れているんですか、ずうっと向こうだということじゃまずいから、岐阜県駅じゃだめです。中津川駅ということで申し上げたいんですが、現中津川駅の繁華街と、新しくそういうことで岐阜県駅ができるわけですが、これとの関係。きのうの討論でもあんまりはっきりしない。それから執行部の皆さんだって全部が全部きわめ切れてないと思いますが、この辺の関係をどんなふうにお考えになりますか。 あと、実は先日、私のところへ中津の不動産業者の方が電話をかけてきまして、ある提案があるということを言ってきましたけど、それをきょうは申し上げませんけれども、その辺、どんなふうに関係を考えていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 企画部長・島崎保人君。 ◎企画部長(島崎保人君) この点につきましては、リニアのまちづくりビジョンの中でも示させていただいておりまして、現中津川駅及び中心市街地につきましては、引き続き通勤や通学などの市内周辺地域への交通結節の拠点としての役割、そして暮らしやにぎわいの拠点としての役割を担うというものでございまして、リニア駅及びその周辺につきましては、本市や周辺地域と全国各地域を結ぶ広域の交通拠点としての役割を担うということで、2通りの役割をしっかり区分しながら考えていきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 10番・原 昌男君。 ◆10番(原昌男君) 14番の積立金、の基金の問題についてはもういいです。省略しておきます。これは、これから先、今言う答弁を踏まえていろいろ考えていかれることだと思いますから、時間もありませんからやめておきます。 それから15番の質問でありますが、これもさっきから聞いておりますと、これからまださんざん意見を言ってきたということでありますから、意見を言うだけじゃあ、JR東海は僕が見るところ、僕は馬籠の説明会へ行ってびっくりしました。ここにリニアを通させてくれというお客様への態度じゃないですね。国でこれは決まったらここを通るんだよと。つべこべ言うなという態度です、早く言えば。そういう点では、僕は東電と非常に似ているなという気がいたしましたね。ですから、懸念を大いに表明してください。たくさん表明してください。将来、裁判が起こったときに、その懸念が表明されたことが、そのとおりやれてないということで有力な証拠になっていきますから、大いに懸念を表明しておいていただくということでお願いをして私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(鷹見憲三君) これにて10番・原 昌男君の一般質問を終結いたします。 続いて、23番・佐藤光司君。  〔23番・佐藤光司君質問席に着く〕 ◆23番(佐藤光司君) それでは、一般質問を行わせていただきます。 今回、私は1点のみの質問です。題目としましては、スポーツ振興と施設の活用について。新たな施設を望むということじゃあございませんけれども、現在あるものをいかに活用するのか、そしてまたスポーツ振興をどのように進めていくのか、こういった点で質問をさせていただきます。 質問の背景といたしましては、3つ理由がございます。 1つ目には、ある市民から、高校野球夏の予選大会を夜明け前スタジアムでなぜ開催しないのかと問われ、高校野球連盟の都合だろうと答えてきましたが、どんな野球大会が開催されているか余り知りませんでした。夜明け前スタジアムは立派に整備され、各種大会も当然開催されるものと理解していましたが、プロ野球での2軍選手の大会も開催されましたが、いまいちぴんときません。 2つ目に、先日、これは陸上競技場ですけれども、孫の陸上大会を見てきました。中津川、恵那や南木曽町、また木曽福島のほうまであったのかなというぐあいに思いますけれども、まで含んだ小学生・中学生、また一般までを含めた中心とした成年の参加もある大会でした。春と秋に開催されていますが、専門の方から指導を受けたチームもあれば、学校単位での参加、学校でのクラブ活動での参加など、参加形態はさまざまでしたが、中津川運動公園、陸上競技場での競技はすばらしいものでした。 それから3つ目としましては、自分自身の経験からスポーツを考えたときに、スケートに取り組む選手は川上地区に多くいたと思われました。私が高校生のころは、川上のスケートリンクでスピードスケートの練習に励んでいたことを見てきました。国体への参加経験も多くの方がなされたと思います。現在は恵那クリスタルパークでスケート大会が開催されますが、恵那の選手が多く参加し、東濃大会では恵那がいつも優勝しています。 スポーツ施設が充実すれば、必ず成績も向上するとは限りませんが、スポーツに対する構えが変わるのではないかと思われます。こうした観点から見てみますと、いろんな資料もありまして、先日の中津川広報では、12月号で全国障がい者スポーツ大会、早川 光さん、これは付知の出身の方ですが、50メートル走で優勝された。そしてまた、つい先日ですと恵那農高の安済さんですか。これは6日の日のクリスタルスケートリンクで、これは1年生ですね。男子1万メートルで大会新記録で初優勝した。それとか、これは市長も一緒に写っていますけれども、日体大会の軟式野球が参加されたと。こういうこともありまして、中津も一生懸命頑張っておるというぐあいに思いますけれども、こうした観点から、におけるスポーツ振興と施設の活用の両面からさまざまな質問を行いたいというぐあいに思います。 まずは、一般的な話になるのかもしれませんけれども、一般論と、それから小・中学校におけるスポーツ活動、それから最後にはスポーツ振興について、全般的なことを質問させていただきます。 まず初めに、野球場及びスポーツ施設の使用についてということで、夜明け前球場の活用はどんな状況でしょうか。これは少し細かいですけれども、小学生・中学生関係、それから高校関係、大学関係、そしてまた一般と、こういうことで分けていただいて、どのような状況かをお知らせ願います。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 夜明け前球場の平成24年度の利用実績につきましては、年間142日で1万4,759名がご利用いただいて、稼働率は56.3%でございます。内訳としまして、小・中学生が5,870人、高校生が4,497人、大学生が3,160人、一般1,232人が利用しております。特に休日の利用状況は85日中79日使用されており、稼働率は96.3%と高い状況にあります。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、今、休日についての稼働率はかなり高いわけですけれども、そのほかの平日の利用というのは、ちょっと具体的に何かありましたか、お願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平日におきましては、高校等の練習が行われております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 そういった話もちょっと後ほど入れてありますので、よろしくお願いします。 それでは、今は夜明け前球場でしたけれども、苗木球場やサンライフのグラウンドの使用状況はどんなものでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平成24年度の苗木球場の利用は年間205日、1万2,817人が利用され、稼働率は59.8%でございます。市民グラウンドは187日で、1万1,319人の利用で、稼働率は54.5%でございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 今の話は、それこそ休日の利用というのはどんなふうですかね。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 手元資料には、この球場についての休日の使用はございませんですが、夜明け前球場と同じく土・日等の利用率は高まっておると思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 そうしますと、今まで述べました夜明け前球場、それから苗木球場、サンライフ、これは市民球場になるのかもしれませんが、それ以外のグラウンド、椛の湖とか山口、川上などがあると思いますが、その近所、私が把握する以外の球場もありましたらお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 椛の湖、山口、川上などのグラウンドの利用状況でございますけれども、平成24年度の椛の湖総合グラウンドにつきましては、年間97日の使用で4,958人が利用でございます。また、山口にあります馬籠総合グラウンドでは、年間91日の利用で5,150人が利用されております。また、川上運動公園では137日の使用で5,024人が利用されております。以上でございます。
    ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) これも休日使用については、やはり利用率は高いということで解釈してよろしいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 細かな資料が手元にございませんですが、土・日の利用はやはり高いと認識をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、おおむね全体的には、休日が夜明け前スタジアムについては96.3%ということでかなり高いわけですけれども、それ以外については高校野球等の練習に、後ほどもう少し細かな話は聞くわけですけれども、そうしますと、それ以外というのは、かなり手入れの時間というのを要しておるのか、申し込みが全くないということで解釈していいのか、どちらでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 休日の利用がない場合につきましては、維持管理をしっかりしていくという形をとっておりますし、市民の方の利用があれば開場をしていくということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ごめんなさい。ちょっと質問がまずかったようです。 休日は恐らく相当な利用率はあるだろうと。それ以外の平日について、どのぐらいの申し込みがあるのかなというぐあいに思いましたけれども、それほどないということで解釈をしてよろしいですか、平日。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 市内のグラウンドにつきましては29施設ございます。いろんな地域で利用していただくということでございますので、試合等がまたありましたら、夜明け前球場等を利用していただく機会がふえておるのかなあと思っておるところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、これからちょっと具体的な質問に入りますけれども、4番目の質問で、高校野球の開催予定というのが、これは会場は夜明け前スタジアムに限定をしないわけですけれども、硬式・軟式含めて、わかれば開催予定をお知らせ願います。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平成26年度には、全国高等学校軟式野球選手権大会東海大会や、秋の県大会などが予定をされております。夜明け前球場の開設以来、高校野球の利用でいいますと、市内の3校の利用や岐阜県東濃高校野球連盟主催の大会も行われております。また、主な大会といたしましては、県下選抜大会、東濃高校春季、春・秋の地区大会などを開催しております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、春・秋ということを言われましたけれども、俗に言われます硬式の高校野球の大会といいますか、これは近いところの私の記憶でいきますと、土岐の総合グラウンドじゃないかというぐあいに思いますが、中津川での開催予定というのは入りませんか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 夏の甲子園予選大会につきましては、今現在、平成27年度に中津川で開催できるよう交渉中でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) これはどこへ申し込みといいますか、私が先ほど述べましたように高校野球連盟か、そういう話かなというぐあいに思いましたが、決定権というのはどこですか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) これにつきましては、高野連が主催の試合になりますけれども、岐阜県の高野連のところで決定をしていただくということになります。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 軟式野球は、東海大会の会場は、俗に言うと持ってくることができて、硬式野球は持ってこられないという、何かそこらの理由はありますか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 硬式における大会につきましては、予選会につきましては、各地域でそれぞれ開催をしていた実績がございます。今回、新たに中津川に実施してほしいということになりますと、各会場といいますか、球場等の日程調整、また会場の利用についてなくなる場合もございます。その点についての調整が必要だろうと考えておるところでございます。そういう観点から、今まで中津川では開催できなかったわけですけれども、平成27年度以降、何とか中津川で開催をしていただくよう、今、交渉中ということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 今、言葉尻を捉えて悪いですけれども、平成27年度に開催をするという話と、交渉中というのは、軟式の関係の交渉中なのか、それとも平成27年度の硬式の関係の交渉中なのか、どちらですか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 硬式野球でございます。27年度から中津川で予選会を開いていただくよう今交渉中ということでございます。まだ決定はしておりませんので、その点、確定したお答えはちょっと今できかねるということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、先ほど率直な疑問ですけれども、私の見る目ですけれども、あれだけの設備がありながら、なぜ高校野球の関係で、いつから何か開催をするように要請はされていましたか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 夜明け前球場は岐阜県でもトップレベルの球場と考えております。開設以来、夏の甲子園野球の予選会ができないかということにつきましては、県のほうに打診をしてまいった経緯がございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうすると、先ほど平成20年ですか、できてから5年がたったわけですけれども、やはり何らかの支障はあったわけですか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 夏の甲子園の予選会につきましては、岐阜県下各地の野球場で開催をしておりました。その経緯もございまして、新たに中津川で開催してほしいということについて、会場等の調整ができてなかったということでございますし、中津川のこの球場はいい球場でございますので、県としても今後も使っていきたいという話の中で、平成27年度以降の利用交渉をしておるというところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 高校野球についてはもう最後にしますけれども、使っていただきたいという話がされたかどうかというのを私はちょっと聞いておるんですが、その点はどうですか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 夜明け前球場ができて以降、夏の甲子園大会についての誘致を中津川としてしてきたということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 そういうことだったけれども、結果的に今までの開催の経緯も含めて時間がかかって、平成27年からはできるように交渉をしておると、そういう解釈でよろしいわけですね。そのように私は解釈しますので、よろしくお願いします。 そうしますと、今度は大学野球の開催ですけれども、これも大学野球の開催の予定は、会場の限定はしませんけれども、ありますか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) はい。平成26年度では、今年度に引き続き夜明け前球場でございますけれども、東海地区野球連盟主催の岐阜県リーグの春・秋のリーグ戦の開催が予定をされております。また、中京学院大学の硬式チームの練習や対外試合などが実施予定をされております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ありがとうございました。 そうしますと、6番目の質問に入りますけれども、高校、大学での練習場としての活用ということで、先ほど一部出てきました、平日なんかでの高校の申し込みがあれば活用はしておるという話ですが、そういう解釈で、今も出てきました中京学院大学、高校、大学での練習場としての活用は、夜明け前スタジアムが中心で使っておるという解釈でよろしいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 市内のグラウンドを3つの市内の高校を初め、大学等で活用されております。夜明け前球場では、平成24年度の実績でございますけれども、35回練習等で使われておるということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ありがとうございました。 それでは夜明け前スタジアムなり、野球の関係はちょっと一旦離れまして、野球以外でのスポーツ施設ということで、これは私が勝手に見た限りですけれども、市民グラウンドのところに併設してあります弓道場の活用は、私が見る限りでは、一般の人が使ってみえるかなというぐあいに思いますけれども、弓道場の活用はどんなふうになっていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 市内6カ所の弓道場では、各地域の愛好者やスポーツ少年団、高校の弓道部の皆さんが練習や大会などで使用されております。その6カ所の利用者と稼働率につきましては、中津川弓道場では6,774人、稼働率は86.7%、坂下の弓道場では206人、稼働率は38.5%、川上の弓道場では1,571人、稼働率は87.1%、付知の弓道場では1,172人、稼働率は60.2%、加子母の弓道場では4,203人で稼働率は65.1%、福岡の弓道場は638人で稼働率17%でございます。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 私の予想したよりは相当な人数が見えるわけですけれども、先ほど言われたスポーツ少年団とか、高校での弓道部というのが、私は中津高校にあるというぐあいに理解はしておるんですけれども、高校の弓道部というのは、自分のところで会場を持ってみえるというのはどこかわかりますか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 各高校は弓道場を持っておるということはまだ調査しておりません。私のほうの資料ではちょっとないということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、恐らくはの施設で弓道場は活用しておるのかなというぐあいに思うわけですけれども、私の認識不足でごめんなさい。高校は一定程度持ってみえるのかなというのは私の認識でしたので。 それからもう1つ、スケート競技に対しての取り組みは、中津川はどのように考えてみえますか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 体育協会加盟のスケート協会を中心に競技力向上と普及に努めていただいております。 小学校では付知南小学校、田瀬小学校、中津スポーツ少年団などのスポーツ少年団でもスケート教室を開催しております。また、9月に行われるスポーツフェスティバルでも、インラインスケートの体験会が開催され、64名が参加をされております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) それこそスケート協会の関係、私も顧問をやっていますからわかりますけれども、体育協会の関係に、俗に言いますとお任せになっておるんじゃないかなあという気がするんですが、スポーツ少年団、ちょっと私もそこまでは承知はしていませんのでわかりませんけれども、後ほどスポーツ振興の関係では言いますけれども、スケートに対しての川上のスケートリンクがなくなっちゃったわけですけれども、そのことについて、スケートに対しての思いというものは、中津川はどのように考えられていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) スケートにとどまらず、各競技力の向上を目指して推進してまいりたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 全般につきましては、一番最後、ちょっと質問をさせていただきます。 今度は学校教育におけるスポーツ活動について質問させていただきます。 小学校における陸上競技や野球などへの教師のかかわりはどうですかということで、先ほども質問をした背景の一つの中に、たまたま陸上競技大会に参加したのを見てきたんですけれども、学校とのかかわりで、昨年のときには、たしか教頭さんが取りまとめなんかをやっていただいて参加をしてきたと。しかし、ことしの場合は、簡単に言うとそういう大会があること自体もなかなか知らなくて、たまたま知っておる人から聞いて直接大会の実行委員会のほうに申し込みをしていったという経緯があったものですから、学校が陸上競技や野球大会に対してのかかわり方というのは、一体どういうふうになっておるのかも含めてちょっと質問ですが、これは①の質問です。よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 学校の教育課程の中で小学校の教諭が陸上競技や野球などを指導する場面は大きく2つございます。1つ目は体育の授業です。体育の授業では、学習指導要領に応じて子どもの発達段階に応じた系統的な指導を行っております。2つ目はクラブ活動です。クラブ活動では、各学校の児童の希望に応じて陸上や野球などの活動内容を決定し、望ましい人間関係の形成を目的に行っております。 それから、後でご質問のございました募集等にかかわってですが、中津川のスポーツ少年団等の募集案内や大会案内については、生涯学習スポーツ課と連携しながら各学校の児童に配付し、紹介をしております。ただし、ご案内がない場合は紹介のしようがございませんので、案内があった場合はそのように協力をさせていただいているという状況でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 ただ、1つには、たまたまかどうかはわかりませんけれども、一番最後に言われたスポーツ少年団からの募集のほうが来なかった場合には、学校としての対応のしようがありませんという話は、それはそれでわかりますので、今回どうだったのかなということはわかりませんけれども、そういうことがあった。こういうことだけは記憶にとどめておいていただきたいというぐあいに思いますので、たまたま子どもが2番目ですね。 子どもの希望でクラブ活動に参加した場合には、先ほどありましたようなスポーツ少年団経由で、こういう大会があるからあなたは出てみたらどうですかということの指導というのがあるわけですけれども、そういうのに加盟をしていない子どもについては、たまたまクラスで一緒、もしくは学校で走っておったときに、後ほど出ます運動会でたまたま選手リレー、そういうときに参加をしたそのメンバーが、そっくりそのままじゃあ大会に出てみようかと、そんなようなことになったときのことを私は想定をするわけですけれども、そういったときに子どもの特技を生かすというか、そういうことが私は大事じゃないかなというぐあいに思いますが、ちょっとそのところだけ、答弁があればお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 確かにそういうすぐれた資質を持っているお子さんもおありなわけで、そういう場合に、いろんなところで教師が見る場合もありますし、地域の方々の指導者等が見てピックアップされる場合もございます。それで実際に昨年などは小学生で非常にすぐれた能力を持つというようなことからピックアップされて、全国の大会でも優勝するような子どもたちも出てきておりますので、そういったところは目を向けていきたいということを思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) ありがたい言葉ですけれども、子どもにもやはり特に1つのチャンスというか、人間の励みといいますか、子どもの励み。1つの賞をとることによって、一つ一つじゃあ頑張ってみようというのが出てくるんじゃないかなというぐあいに思います。 たしか私の見る目も、昨年は100メートル走で走ったときに、人のコースまで入っていって走っていっちゃったんだけれども、ことしの場合はそういうルールはしっかり守って、そういうぐあいに大会に参加をした。ましてリレーのほうでしたけれども、スポーツ少年団以外で学校参加としてリレーで5年生、6年生の組みで2位になったと。そういうことは一つの励みになっていますし、たまたまそのときの学校の単位でやったという仲間の結束といいますか、そういうのもできてきたんじゃないかなあというぐあいに思っていますので、学校の先生なんかでも積極的にかかわりを持てるようになればいいなというぐあいに思いますので、よろしくお願いいたします。 あとはちょっと一般論になるかもしれませんけれども、中学になれば部活動における問題も出てくるわけですけれども、中学の部活動における施設の問題点、これは私が個々の学校のどうのこうのということはありませんけれども、何かこういう問題点というのはあるかどうか教えてください。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 施設面での問題点については、現時点で報告がないということから、特に大きな問題はないというふうには判断をしております。各中学校では、限られた施設環境の中で場所の確保や安全面への配慮を考えながら、工夫して部活動に取り組んでいるところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) おおむねさほどの問題はないということで解釈をしておきたいというぐあいに思います。 その次の質問ですけれども、中学での部活動におけるかかわりを持たれます先生との問題ですけれども、どうなもんでしょう。何かありますか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 学校によっては専門的な知識が乏しかったり、経験歴が少なかったりする教員がその部活動の顧問になることがあります。教員数等の限界からやむを得ないことですが、経験の浅い教師も指導法を学んだり、研修をしたりして頑張って取り組んでおります。また、できる限り専門的な知識や技能を持った教諭が部活動の顧問として指導できるように、教諭の配置についての人事上の配慮も県教育委員会にお願いしながら調整をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) そうしますと、人間の特性ですから、なかなかつかみ切れない問題もあるかもしれませんけれども、例えば履歴書や何かのときに、趣味といったときに、例えば野球とかスケートとか、そういうものというのは重要視されますか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 各学校で特色のある部活動、例えば加子母の剣道とか、第二中学校の柔道とか、そういったいろいろなものがございますが、そういう場合に職員の特技があるというものについて注目することはございます。ただ、それだけで人事異動というのはできないものですから、総合的に判断をさせていただいております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 最近は、勉強はできるけれども、なかなかスポーツの関係がちょっと欠けておるんじゃないかという先生も見受けられるかなあなんていうことも言われますので、自分の趣味においてやっぱりルールとかを知っておるか知らないか、そのことによって相当子どもに対しての接し方も違うんじゃないかなというぐあいに思いますので、その点も含めてよろしくお願いをします。 それから4番目の質問です。 これはいろいろ小学校へ運動会の案内が来ましてよく見させていただくんですけれども、運動会でのリレーにおいて、バトンの受け渡しの指導や訓練はどうですかということで、見ておりますとさまざまなバトンの受け渡しが見られると。それは俗に言いますと低学年なら仕方がないなというぐあいに思うんですけれども、やはり5年生、6年生になると、今の中でもバトンの受け渡しゾーンというのが決めてあって、その中でやるということについては子どもさんたちも一生懸命やってみえるんだけれども、バトンの受け渡しとなると両手で受け取ったり、後ろ向きになって受け取ったりするというのが結構あるもんですから、そういうことについての指導というのはどんなもんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) リレーにつきましては、高学年の児童には、リレーゾーン内で減速の少ないバトンパスをすることと指導要領の解説には例示をされております。学校ではそういう技能が身につくように体育の時間で指導を行っております。その成果が運動会での姿としてごらんいただけたのではないかと思います。 学校では学習指導要領に従って指導しております。体育の授業においても発達段階に応じて低・中・高学年にそれぞれの目標が設定されており、そういった指導をしておるところでございます。ただし、それぞれ個人個人の定着の度合いというのは、これは通常の学習と同様に個人差はございますので、その点はご理解をいただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 私も決して最後の結末について、勝った負けたということでの判断じゃなしに、やはり一生懸命やる姿というものが大事じゃないかな。それと子どもたちが一つの基本というものを覚えたら、それをいかに応用するかというようなことが、適応といいますか、それが大事じゃないかということを見ているたびに思うものですから、最近見ておると、先ほど言いましたバトンの受け渡しゾーンでは何とかなってはきておるけれども、手の方向というか、これは私が教えてもらった方法が全て正しいかどうかわかりませんけれども、右手でもらって左手で渡すというのが基本じゃないかなというぐあいに思うものですから、そのことを高学年の生徒には適応できるんじゃないか。とりわけ、さっきも言った選手リレーなんかに出てくる人については、そういうものをちゃんとしっかり教えてもらう。そのことが一つの見本となって全生徒にもちゃんと知らされていく。そんなふうになればいいかなあというぐあいに思いますので、私の考えがそれでいいのかどうなのか答えてください。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) お考えを否定するわけでも肯定するわけでもございませんが、例えばバトンの受け渡し一つについてもいろんな方式がございまして、かつて私どももバトンを持ちかえるというようなことをやってきたわけですが、持ちかえないというやり方もございますし、そういったところは指導する側で、子どもの実態に合ってどのようにするのが一番よいかというような方法で考えて取り組んでいくというふうにやっておりますので、この点はお願いをいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) わかりました。 私が教えてもらった方法、唯一が正しいというぐあいに思っていましたけれども、やはりいろいろなパターンがあるなということがわかりましたので、子どもに対してどの方法が一番いいのか。落とさない方法が一番まずは大事じゃないかなというぐあいに思いますので、それも学習指導要領に沿ってあるということでしたので、よろしくお願いをいたします。 最後にまとめになるわけですけれども、今後の中津川としてのスポーツ振興について質問させていただきます。 大学や一般でも全国大会や海外での大会の参加もありますが、各種のスポーツ団体との連絡はどうですか。それからスポーツ振興策というものを一体どのような考え方を持っておるのか。1つの項目で2つ入れてありますけれども、お答え願いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 各種スポーツ団体との連絡、またスポーツ振興策についてでございますけれども、まずは昨年の清流国体の開催に際しまして、体育協会を初めとする多くの団体の皆様に積極的にご協力をいただき、盛大に開催できましたことにお礼を申し上げます。 団体との連絡につきましては、体育協会、スポーツ少年団などの各種スポーツ団体や総合型スポーツクラブなどと連絡を密にし、本物を見る機会の実施やスポーツ教室、指導者育成事業などを推進しております。 スポーツ振興策としましては、市民一人一人が健康で心豊かな生活実現のために、それぞれのライフスタイルに応じたスポーツに親しめるよう、平成26年度にスポーツ振興計画を策定する計画でございます。市民ニーズを捉えるため、今年度平成25年度では、スポーツ振興に関するアンケートを実施し、現在分析中でございます。よろしくお願いいたします。
    ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 今答弁いただきましたけれども、一般的な話でいうとそれでいいなというぐあいに思いますけれども、こんな言い方をすると悪いですけれども、この種目に限って中津川がちょっと力を入れていこうという、何がということは言いませんけれども、そういう考え方はありませんか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) として、今現在特徴のある種目について、これを中心的に行うというという方針はございません。全てのスポーツに対して競技力の向上、またそれぞれのスポーツ活動を推進していくと考えておるところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) これはということでは言いませんけれども、言葉にするとそういうことじゃないかなあというぐあいに思うわけです。一般的に言うと、私ども西校下ある中でもですけれども、軽スポーツということで、自分自身ができる自分の範囲でということで、それぞれの軽スポーツというような形でやっておるわけですけれども、これからやはり青少年を育てていくという立場で、この種目について何とかちょっと力を注ぎたいなと。俗に言いますと国体なんかであります強化ですね。そういうことについて、何かできるような特色ある中津川みたいな形で力を入れる。そういうような考え方を持つか持たんかがちょっとお聞きをしたいわけですけれども、全くありませんか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 今、子どもたちの競技力が向上いたしまして、ことし陸上のほうで全国大会に出て優勝したということがございます。このような活動も今後とも広めて、これからの競技力の子どもたちのトップアスリートを目指す育成を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) かえってスポーツの種目を決めてしまうとなかなか語弊が出るので、そういうことなのかもしれませんけれども、今言われたトップアスリート。先日も西小学校のところへバレーボールの女子のトップアスリートが来たりして、そういう交流もされていますので、これからもどんどん進めていただきたいというぐあいには思いますが、たまには戦力といいますか、俗に言いますと鉛筆の芯を研いでいくということも一つには必要かなというぐあいに思います。 それを見る目というのは、難しいと言えば難しいかもしれませんけれども、指導する立場も含めて力を入れていく、こういうことが大事じゃないかなというぐあいに思います。 それから最後に、学校におけるスポーツ振興策はどんなもんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) 小・中学校のスポーツ振興の中核は体育の授業です。心と体を一体として捉え、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てるとともに、健康の保持・増進を図り、楽しく豊かな生活を営む態度を育てることを目標に取り組んでおります。教科の体育以外に中学校では部活動、小学校ではクラブ活動の中でスポーツに取り組んでおります。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) やはり子どもの体力づくりというのが基本であることは重々承知しています。子どもの能力をいかに引き出すかというのが大事じゃないかなというぐあいに思うわけです。黙ってほかっておいても、先ほど言われたスポーツ少年団に参加をされる。それは恐らくは親の方が、自分の子どもはこういうところにどうも特徴があるからということでスポーツ少年団に紹介して本人も納得してやられる、そういうのが多いのかなというぐあいには思うわけですけれども、先生の見る目で、あなたにはこういう特徴があるからこういうことをしたらどうですかという、そんなようなアドバイス的なことは学校の先生たちはどんなふうに考えられていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) これも教師個々に当然個人差はございますが、子どもたちのそれぞれの特色、これはスポーツ面でも文化面でも特技、わざはあるわけでございまして、そういったところを大事に伸ばしていくということ、それで自信を持たせるというようなところは配慮をしておるところでございますし、これからも配慮していきたいというふうに思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 23番・佐藤光司君。 ◆23番(佐藤光司君) 最後になりますけれども、娘がソフトテニスをやっておったときに、大垣の興文という学校がソフトテニスにかなり力を入れていまして、中津のそれこそ運動公園で、あのときの会場の中でかなり力を入れておるんだなというぐあいに私は見てきました。それでも今でも恐らくやそういう体質は変わっていないんじゃないかというぐあいには思っています。 そういう学校の流れというか、このことについてはどこの学校にも負けなぞという、そんなようなところがあるのかなあというぐあいに思うものですから、確かに全体的に子どもを育てるということも大事ですけれども、1つには、やはり特色ある学校といいますか、先ほど言われた加子母なら剣道は強いよ。強いというのか、剣道に力を入れておると。それから二中なら柔道に力を入れておる。そういうところというのがもっと色が出てきてもいいんじゃないかなというふうにも、私の一つの考えですので、これがあっておるか間違っておるかわかりませんけれども、そういうのも一つの教育のあり方としてあってもいいんじゃないかと。 それから先ほど言いましたスポーツの中でも、中津川にこのスポーツありと、そういうことが言われるようなまちになるのも、特色的なまちづくりにもなるんじゃないかなと思うということを述べさせていただきまして、一般質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(鷹見憲三君) これにて23番・佐藤光司君の一般質問を終結いたします。 ただいまから13時まで休憩をいたします。  午前11時49分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後 1時00分再開 ○議長(鷹見憲三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、17番・鈴木清貴君。  〔17番・鈴木清貴君質問席に着く〕 ◆17番(鈴木清貴君) 議長のお許しをいただきましたので、午後一番、市政一般に関する質問を行いたいと思います。 今回は、大きく2つの質問をしたいと思っております。 最初に、雑誌スポンサー制度の導入と。タイトルだけ聞きますと何のこっちゃという話になりますけれども、主に図書館の蔵書を今寄附に頼ってというのか、おかしいですけれども、多くの篤志家からたくさんの寄附金をいただいて、図書を図書館だけでなく学校等に送っておるわけですけれども、スポンサーを募って、特に図書館に対する図書購入に充てたらどうかという提案でございますので、新しい取り組みでありますので、何のこっちゃと思わないように冷静に聞いていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、国民の活字離れが進んでいると言われて久しいわけですが、最近、多くの人に来館してもらおうと工夫を凝らしてしいる図書館が少なくないという状況であります。例えばコンビニエンスストアと提携して24時間いつでも図書の受け取り、あるいは返却ができるサービスを実施したり、運営自体を大手のレンタル業者に委託し、年中無休でCD、あるいはDVDのレンタルや新刊書販売のコーナーを設け、併設されたカフェでコーヒーを飲みながら本を読むこともできるようにするなど、独自のアイデアで図書館の魅力を増す取り組みを実施している自治体が多くふえておるということでございます。 そのアイデアの一つに、近年、企業・団体または個人が、図書館が所蔵する雑誌の購入代金の全部または一部を負担し、その見返りとしてスポンサー名の掲示や広告の掲載を行う雑誌スポンサー制度があるそうです。導入する自治体が全国にも広がっておるという記事を見つけましたので、ぜひとも当市でも、一度企業の皆さんに働きかけてやってみたらどうかということで提案する次第であります。 具体的には、雑誌の購入費をスポンサーに負担してもらって、かわりに雑誌最新号のカバー表面にそのスポンサー名、裏面に広告を載せたりする仕組みが一般的だそうです。図書購入費の新たな財源の確保をしつつ、地元企業などのPRや市民サービスの向上にもつながる有効な施策の一つとして現在注目されている。こういう記事を目にしたもんですから、提案をする次第であります。 それでは質問に入りたいと思います。 例年、当市へは図書購入に充当のための寄附金等が個人・法人、団体から多く寄せられ大変ありがたく感謝する次第でありますが、週刊誌、あるいは月刊誌については、更新の都度、当然に費用が発生をいたします。当市における図書館関係の毎週、あるいは毎月、毎年、定期的に購入している雑誌類、これにはタウン誌も含まれるかと思いますけれども、こういう雑誌類というのは何誌あるかを、平成24年度のみで結構ですでございますので、わかったら教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平成24年度の中央図書館での定期購入雑誌は118種類でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 118種類雑誌があるということですけれども、その費用はいかほどになるか。これも24年度のみで結構ですでございますので、教えていただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 平成24年度の雑誌購入費でございますが、85万6,051円でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) このように118種類、85万6,000円という費用が毎年かかる、あるいは多少増減があるかもしれませんけれども、こういう定期的な週刊誌、あるいは月刊誌、あるいは年1回の雑誌があるかどうかわかりませんけれども、こういう費用は恒久的にずうっと続くわけですね。特にここら辺の雑誌類について、スポンサー制度をぜひとも取り上げて、こういう費用に充当するべきだと考えて、今回提案をする次第であります。 ここら辺の雑誌のことについて、図書館のみ、あるいは各地域の公民館等を含めての総数なのか、そこら辺をちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 先ほどの118種類は中央公民館でございまして、あと済美図書館では11種類、公民館図書室6カ所では20種類の雑誌を定期購入しております。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 中央図書館以外では三十数冊という雑誌をとっているということですので、150冊ぐらい、いわゆる図書館と言われる施設に雑誌類が置いてあるということでありますが、ここら辺の週刊誌とか、角度を変えてお尋ねをしますけれども、特に中央図書館の棚に雑誌類が多くありますけれども、ここら辺の要は雑誌の選定というか、どういう基準で特に週刊誌は購入されているか。今までの経緯等を教えていただければありがたいと思いますけれども。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 雑誌につきましては、市民の幅広い要望に応えまして、芸術関係、また天文学、AERA等、さまざまな分野のバランスを考えて購入をしております。今、図書館では情報提供ということが一番大切な業務になってきております。それらのことに答えるためにも、雑誌等を購入して皆さんに見ていただくということに取り組んでおります。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 私もたまに中央図書館へ足を運びますけれども、雑誌、特に週刊誌を見ますと、週刊誌の名前はこの場では言いませんけれども、同じ週刊誌がずうっといつ行っても置いてあるんですけど、2種類ぐらい。どうしてこの週刊誌なのかと。たくさん週刊誌がある中で、本当にこの週刊誌でいいのかなというような週刊誌が置いてありますので、そこら辺はどういう選定基準を設けて置いているのか。ちょっと前から不思議に感ずるところがありましたので、あえて質問するわけでございますけれども、そこら辺は臨機応変に要望があれば変えられるものなのか、そこら辺をちょっとお聞きしたいと思うんですけれども。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 定期購入の雑誌につきましては、従来、また進めてまいりたいと思っておりますが、市民の方の要望がございましたら、その雑誌について利用状況、また皆さんのそういうような希望がありましたら、購入を勧めてまいりたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 一般的に誰が見ても公平・公正な雑誌と言われるものはいいと思いますけれども、ちょっといかがなものかというような雑誌も中にはあるようでございますので、またそこら辺をちょっとただせるものはただして、市民の要望を聞きながら置きかえられるものは置きかえていただきたいと。 要は誰でも目にすぐできるものですから、やはりの中央図書館というところでございますので、前からずうっとあるからいいんだというんじゃなくて、週刊誌もたくさんございますので、そこら辺、選定をする場合において、慎重に取り扱っていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。 それでは次の質問ですけれども、国会図書館調べによると、岐阜県下においては、岐阜県初め、岐南町、各務原、土岐がこの雑誌スポンサー制度を導入しておるということでございます。ちなみに県下で一番早く2008年に導入した岐南町では、一般に販売されている雑誌の中で、岐南町図書館の選書方針に合うものを選択して、8センチ四方以内で企業団体名の掲載をしておるそうであります。2010年現在では17誌と契約をして、金額にしますと約14万円相当になるとのことでございます。 また、各務原ではこの制度を2010年から導入して、図書館の指定する44誌から雑誌を選んで2013年現在、32誌と契約中だそうであります。こういう県下においても取り組みをしている状況なんですけれども、冒頭申したとおり、中津川においてもこういう制度を取り入れて、図書購入費の財源確保の観点からも、ぜひ検討して見るべきだと考えるわけですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 文化スポーツ部長・原 益彦君。 ◎文化スポーツ部長(原益彦君) 議員ご提案のとおり、雑誌スポンサー制度の導入を進め、市民サービスの充実を図ってまいります。雑誌スポンサー制度の要綱を策定し、周知を図りながら、平成26年度から実施したいと存じます。スポンサーの方に雑誌を選んでいただき、雑誌の年間購入代金を負担していただくかわりに、雑誌を広告媒体として会社等のPRや、また各種団体の情報発信の場に利用していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 昨日も吉村浩平議員のほうからネーミングライツということで、資金をいろんな分野でネーミングによって募ったらどうかというような提案がありました。 私も前からいろんな部分で取り上げたらどうかということで、きのうも出していただきましたけれども、封書に企業のPRを載せたらどうかということも何回も取り上げさせていただきましたし、ホームページのバナー広告も吉村久資議員も多く取り上げさせていただいて、そういうことで実現してきたものがたくさん現在までにあるわけですけれども、今回は図書館に絞ってスポンサー制度の導入ということを取り上げましたけれども、やはりこういうことは、本来は、厳しいかもしれませんけれども、執行部のほうで、他の状況等つぶさに調査をしながら提案をしてくるべきものだと、私たちにね。議員が初めて取り上げて提案するなんていうことは、本当はあっちゃいけないんじゃないかなというふうに思う次第でありまして、大変言葉は厳しいですけれども、今後、そういう部分でいろんな先進的な取り組みというのは全国にあります。私たちも全国に視察に行くのは、そういう先進的な取り組みをつぶさに見て、当市で導入できないかということで視察を行っているわけですけれども、今便利なインターネットというのがありますので、いろいろな部分でアンテナを張りながら、そういう取り組みを当市で導入できないかということを、このことだけじゃなくて、いろんな部分で取り組みをしていただきたいと、こういうちょっと手厳しいご指摘をさせていただいて、この問題は終わることにいたします。 それでは、2番目の質問に入りたいと思います。 2番目、データヘルス計画の推進について質問をさせていただきます。 ことしの6月に閣議決定された日本再興戦略において、国民の健康寿命の延伸というテーマの中で、予防、健康管理の推進に関する新たな仕組みづくりとして、データヘルス計画の策定が盛り込まれたところであります。まずは全ての健康保険組合がデータヘルス計画を策定し、27年度から実施することを目標に、今年度中に健康保険法に基づく保険事業の実施等に関する指針を改正することとしているそうであります。それとともに、市町村国保が同様の取り組みを行うことを推進しているそうであります。 データヘルスとは、医療保険者によるデータ分析に基づく保健事業のことでありますが、レセプト、いわゆる診療報酬明細ですね。あるいは健康診断情報等を活用し、意識づけ、保健事業、受診勧奨などの保健事業を効果的に実施していくために作成するのが、いわゆるデータヘルス計画であるそうであります。 厚生労働省は、来年度予算概算要求、いわゆるシーリングにおいて、健康保険組合等におけるデータヘルス計画の作成や事業の立ち上げを支援し、また市町村国保等が同様の取り組みを行うことを推進するための予算として97億円を計上いたしました。平成25年度当初予算が2.9億円なので、力の入れぐあいがわかるというものであります。データヘルスは今後の重点分野の一つであると言えます。 既にデータヘルスに取り組んでいる健保組合と協会けんぽ支部等の28事例をまとめた事例集が9月12日、厚生労働省より公布されております。これから取り組む健保組合等の参考にしてもらおうというものであります。一方、自治体においても積極的にデータヘルスを導入することによって、医療費の適正化に効果を発揮すれば、国保財政にとってメリットとなります。その先進的な事例が、広島呉でレセプトの活用によって医療費適正化に成功している呉方式として注目を集めております。 ここに、通告では広島の呉の事例を載せておりますけど、読むとちょっと時間がありませんので、この場においては読みませんけれども、こういう事例があるということであります。 そこで質問に入りたいと思います。 当市において、現在、国保の加入者へのジェネリック医薬品、いわゆる後発品の利用促進の啓蒙活動状況はどのように行っているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 健康福祉部長・早川和子さん。 ◎健康福祉部長(早川和子さん) 国保におきましては、国保加入世帯の方に毎年8月に保険料通知を行っております。その折に国保のしおりという冊子を配付しておりまして、その中でジェネリック医薬品の利用促進の啓発を行っております。そちらにはジェネリック医薬品を希望する際に、医師や薬剤師に提示するジェネリック医薬品希望カードを添付しております。 また、ことしからジェネリック医薬品を使った場合と使わなかった場合の自己負担額差額通知というものを送付しており、普及促進を行っております。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 私も市民病院へ行ったときに、ことしちょっと行く機会がありましたので、処方箋をいただいて、ふっとお薬手帳の裏側を見たら、今部長が答弁したしおりが入っておりまして、薬局でしおりを出したところ、ジェネリック医薬品もあるということで安い料金で薬をもらってくることができた次第でありまして、私も全然知りませんでした。 そういうことで、そういう取り組みを、しおりを国保のカードを発行したときに出しているということでありますので、今後もほかでも啓蒙方法がいろいろあるかと思いますけれども、市民の皆さんは当然知っておるかと思いますけれども、私みたいにたまに病院へ行く人間は、薬をもらうことは少ないものですから全然知らなかったんですけれども、たまたましおりが入ってそれを知ったというようなことですので、今後もいろんな場面を通しながら、啓蒙を進めていただきたいと要望しておきます。 それでは、次の質問ですが、当市の病院、診療所でのジェネリック医薬品の取扱状況は、外来診療については院外処方率が90%以上になっており、収益、費用には余り影響がないとのことでありますが、院外薬局でのジェネリック医薬品の利用は患者自身に委ねられておりますけれども、院外薬局への行政からの働きかけはしていますか。もししていなければ、ぜひ働きかけをしていただけるように院外薬局へ依頼すべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 健康福祉部長・早川和子さん。 ◎健康福祉部長(早川和子さん) 院外薬局についての働きかけは、国や県が薬剤師会を通じてジェネリック医薬品についての周知徹底と指導を今行っております。その結果、薬局におきましては、ポスターの掲示、チラシの配布、問診票等によりジェネリック医薬品への変更希望の確認が行われております。ジェネリック医薬品は利用者には費用が安くなり、薬局には報酬が加算されるということで、薬局のほうも積極的に取り組んでおると思います。としましても、医療費の削減にもつながるということから、機会があるごとに啓発を進めてまいります。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 先ほども申し上げたように、院外薬局によって、向こうからわざわざジェネリック医薬品にしたらどうですかというところも実はありました、私自身も。いつも行くところではなかなか薬局から働きかけはなかったんですけど、たまたま違う薬局へ行くことがありまして、そこで処方してもらったところ、向こうからわざわざジェネリックにしたらどうですかと、費用も安くなりますから、こういうふうに提案をしていただけた薬局もありますので、ポスター等が掲示されているということでありますけれども、なかなか私みたいにしょっちゅう薬をもらうような人間じゃない人は、本当に初めて行くような人はよくわからないと思いますので、ポスターの掲示だけじゃなくて、そういうふうに薬局のほうから恵那医師会を通してかどうか知りませんけれども、市民の皆様に丁寧に働きかけていただくと、本当に親切かなと思いますので、その辺の取り組みをお願いしたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 市民病院、坂下病院でのジェネリック医薬品の採用割合が、それぞれ10.6%、5.5%と大変低い状況ですが、DPC病院――これは包括請求病院ということですけれども――である市民病院は、先発品でも後発品でも収益に差はありませんが、購入費用として後発品のほうが安いので費用削減につながるメリットがあり、ジェネリック医薬品化を進めておるという話でありました。 一方、出来高請求の病院では、先発品のほうが薬価差益、いわゆる病院のもうけが大きいため、DPC病院よりジェネリック医薬品採用割合が低い傾向にあるとのことでありますけれども、そこでお伺いするわけですけれども、後発品の採用によりメリットがあるにもかかわらず、DPC病院である市民病院の後発品採用割合が1,223品目中130品目と非常に低い理由はどうしてか、お聞かせを願いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) 後発品の採用品目数は少ない状況でございますが、使用率は高く、費用の削減にはつながっております。 後発品の採用に当たりましては、各診療科の代表医師など22名で組織いたします薬事委員会におきまして、後発医薬品採用選定基準に従い、使用する量や安全性などの観点から慎重に検討をしております。使用する量が少ないものや金額の低い薬剤を多く採用いたしましても、費用の削減効果が低いということで、使用する量が多く、金額の高い薬剤を中心に採用を検討しております。 ちなみに平成24年度の全国自治体病院、DPC病院ですが、ここの分析調べを行っておりますが、包括医療請求における後発品の使用率、これは金額ベースでございますが、調査に回答した219医療機関の中で、この全体の平均使用率が13.6%に対しまして、市民病院は21.9%ということで19番というような結果が出ております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 市民病院は19番ということで大変利用率が高いということをおっしゃいたいと思いますけれども、まだまだ取り組む改善の余地があるんじゃないかと思いますけれども、そこら辺、今後どういうふうにする予定があれば、教えていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 病院事業部長・加藤文明君。 ◎病院事業部長(加藤文明君) 厚労省では、平成25年4月に後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップを策定いたしまして、平成30年3月末までに後発医薬品の数量シェアを60%以上にするというような新たな目標を掲げております。後発医薬品の普及は患者負担の軽減とか、医療保険財政の改善に資するということで、現在は22.8%というような低いシェアになっておるわけですが、これがなかなか進まない理由も1つありまして、後発医薬品の品質とか、それの情報提供、あるいは安定供給に不安があるといったようなことが払拭されていないという現状がございますが、市民病院、DPC病院でございますが、院内の選定基準に基づきまして、今後さらなる使用料の増、あるいは品目の増も検討をしていかなければならないと考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 坂下病院についてはDPC病院じゃないということで、数値も先ほど申したように1,670品目中92品目ということで5.5%だという話を、これは予算決算委員会での話の資料なんですけれども、そういう話でありましたので、坂下病院についてはいいかなと思うんですけれども、市民病院のほうは、やはりジェネリックを採用したほうが、これは当然入院患者の話だと思いますけれども、費用も少なくなるということでございますので、まだ二十数%と全国的には19番目ということで高い順位でありますけれども、やはりパーセントからいうとまだまだ低いということでありますので、ぜひとももっと取り組むべきだと、かように思う次第でありますけれども、その辺、先ほど答弁がありましたので、再度お聞きしないわけですけれども、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に移ります。 先ほど冒頭、呉での事例を紹介させていただきましたけれども、この事例にもあるとおり、保健師や看護師による訪問指導により過度の受診を抑制することができたとのことでございますけれども、それには行政と地元医師会との協力関係が鍵になるそうですけれども、そのあたりはどのように考えているか、ご意見をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 健康福祉部長・早川和子さん。 ◎健康福祉部長(早川和子さん) 訪問指導につきましては、事例のとおり地元医師会にご理解、ご協力いただくことが大変重要であると考えております。 現在中津川では、過度の受診抑制のための訪問指導というのは行っておりませんが、受診の適正化に向けて有効であると考えておりますので、医師会にご理解、ご協力をお願いしながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) なかなか医師会との関係というのは、難しいところがあるというのは重々承知をしておるところでございますけれども、そこら辺、ぜひとも過度の受診というのはないということだと思いますけれども、協力関係を密にしていくためには、今後、医師会との連携というのは当然必要だと考えますので、丁寧に説明をしていただいて、恵那医師会さんとの連携を良好なものに今後していただいて、協力関係をより強固に結んでいただきたいと、こういうご努力を要望しておきます。 それでは最後の質問になります。 さきにも述べたとおり、データヘルスとは、医療保険者によるデータ分析に基づく保健事業のことで、レセプト、健康診断情報等を活用し、意識づけや保健事業、受診勧奨などの保健事業を効果的に実施していくためには、このデータヘルス計画は必要なものと思う次第であります。当市においても国保財政が大変厳しいという状況の中、一助になるこのデータヘルス計画をぜひ導入してみてはどうかと考えるところでありますけれども、当局の考え方をお聞かせいただきたいと存じます。 ○議長(鷹見憲三君) 健康福祉部長・早川和子さん。 ◎健康福祉部長(早川和子さん) 国保におきましては、平成26年4月から新しい国保データベースシステムが稼働する予定でございます。このシステムでは、データヘルス計画と同様にデータベースを活用していくことができます。国でもこのシステムを活用していくように進めております。中津川でもシステムを活用し、データ分析に基づく効果的な事業を行うよう取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 17番・鈴木清貴君。 ◆17番(鈴木清貴君) 呉のような事例は、この壇上では申し上げませんでしたけれども、大変医療費が厳しい状況になった呉が、特にレセプトのデータベース化を行うことによって非常に医療費を削減できたと。こういう呉方式というのが全国的に脚光を浴びておるということでありますので、中津川も取り組んでおるとは思いますけれども、より一層の取り組みをお願いして、私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(鷹見憲三君) これにて17番・鈴木清貴君の一般質問を終結いたします。 続いて、13番・粥川茂和君。  〔13番・粥川茂和君質問席に着く〕 ◆13番(粥川茂和君) それでは一般質問をさせていただきます。 今回は特に執行部の皆さん方、簡潔・明瞭、しかも論点爽やかな答弁が目立ちまして、私はきょうは1時からの予定をしておりまして、応援団も50名ぐらい1時には駆けつける予定ですけれども、早過ぎます。しかし、かくなる上は相変わらずの簡潔な答弁をいただきたいと思います。 今回は市有財産マスタープランの達成の道筋について、各項目に分けて行いたいと存じます。 本計画の実行による行政コストの低減は、来たるべく緊縮財政時代に備えまして、当市が安定して継続するために重要であるというふうに考える次第でございますが、各地域の理解と協力は不可欠であると思うわけであります。 この計画の達成までには避けて通れない問題が幾つか考えられるわけでございますが、学校規模適正化計画もその一つでございます。規模が大きくなれば、当市が考える教育環境は整いまして、将来を担う子どもたちの競争力も豊かになるとされておるわけでございますけれども、地域には小規模校ならではのよさが失われるという意見もございまして、今後十分な話し合いが必要だと感じておる次第です。 また、行政コストを低減して地域自治組織にまちづくりを委ねることにつきましては異論はございませんが、市内にあまねくその組織の育成が必要であります。 このように行政コスト低減は、当市の将来に必要ではありますが、その方策、方法によりましてデメリットが発生する場合もあります。そういう意味で、かつて総合事務所の農務担当者を集約したということは問題であったというふうに思っておりまして、青山市政になりまして、兼務の形で復活はいたしておりますが、国の農業政策が目まぐるしく変わっておる現状におきまして、地域農業振興の戦略としての役割でありますとか、地域の農業者の皆さんの相談に応える余裕があるかというと、その実効性において疑問が発生しておるところでございます。 私は、地域の声を市政に届けるという役割を果たすために地域のまちづくりに奮闘していらっしゃる方々や、さきの市民と議会の対話集会で出されました意見などを、以下の質問として執行部の所見をお伺いしたいと存じます。 まず最初に、大きな1番の学校規模適正化についてでございます。まず、当市全体における現在の進行状況についてお伺いをいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 学校規模の適正化の現状ですが、平成24年度に各地区にて学校規模適正化基本計画について、市議会全員協議会で説明していただいた後、各地域で説明会を開催しております。そういう中で、適正化の現状としましては、小・中学校では福岡地区の4小学校の統合について、福岡まちづくり協議会、教育文化部会の学校適正化検討委員会にて、教育委員会事務局も一緒になって参加しながら検討をしております。本年の11月18日には、福岡地区の4小学校の統合を早期に進めていただけるよう、市長宛てに要望書が出ております。 また、幼稚園・保育園につきましては、市立小鳩保育園について、今年度法人の選定を行い、平成28年4月から民営化を進めておる状況でございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) ある意味、簡潔ではありませんでしたが、福岡地域においては早く統合してほしいという要望書が出たということは、統合に向けて動き出しておると。地域合意がされておるということでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 計画は着々と進んで、まず福岡からということであると思います。 過日、京丹後の小学校統合について視察をさせていただきました。かの地ではおおむね計画どおりに進んでおるという感想を持っておるわけでございますけれども、当市のやさか地域のように、旧行政区をまたいだ統合というのは行っていないようでございました。 当市は、学校規模適正化の説明会で、子どもたちのために1学年で最低2クラスの編成が可能な規模ということを言っておりますね。ということになりますと、現在の状況から、やさか地域は1校に統合するという流れが浮かび上がるわけでございます。 そこで2番目の質問をしたいと思います。 国内における旧自治体をまたいだ統合の事例というのは、承知をしていらっしゃるでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 平成の合併後の旧自治体ということでお答えさせていただきたいと思います。 岐阜県内では、高山の朝日小学校、それから飛騨の古川中学校、郡上の郡上東中学校が統合しております。それから県外では、全国的にはちょっと資料がなくて申しわけありませんが、長野県の阿智村で阿智中学校が統合しておるという状況でございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 思いのほかたくさん事例があって、当市としては先進地といいますか、統合の流れをつくるとすれば、高山、飛騨、郡上に学べということであると思います。しかし、既に当市では平成17年の合併のときに、ご案内のように、中学校がやさか地域は統合しておりますね。学校を統合する場合、校歌もしくは校名の新設といいますか、これはセオリーではないかと。ずうっと一般的な実例を見まして、高校なんかでもそうですし、セオリーではないかというふうに考えるわけでございますし、また校歌・校名の新設の要望といいますか、話もあったやに聞いておりますけれども、あえてそうしなかった、そうならなかったというのが今の現状です。その理由についてはどういうことだったか、お伺いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 統合に向けましては、平成16年に坂下町、川上村、山口村の各教育長さん、それから担当課長さん、中学校長さん、教頭さん、PTAの会長さん、保護者代表さん、それから中津川の教育長さんを初め、次長、課長が出席して坂下山口川上中学校統合協議会というのを設立しております。その中で統合についての話し合いがされております。 校名、校歌、校章について、現行の坂下中学校のとおりとし、必要な場合は統合後に見直しをするものというふうに合意がなされております。このために、今、坂下中学校の校名・校歌ということになっております。 協議会の中では、どうしても新しい校歌が必要だというような意見はなかったということと聞いております。ただし、統合であるがそれまでの山口、川上中学校の校風も生かしながら、新しい坂下中学校をつくっていこうという気持ちで協議がされたということを伺いました。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 統合の経過の中といいますか、合併の経過の中で、確かに今のような協議をする組織はあったようでございますけれども、実際、事務レベルの協議というのが行われておりまして、参加町村の教育長さんと、それから学校長さんの6名が事務レベルで協議をして協議会にまた提案をしていくというような流れもあったやに聞いております。 その中で、今お話のように当面は坂下中学校のものを使うけれども、しかる後に変更するという話を私は聞いております。必要な場合はという話は私は承知していないわけですけれども、それは旧参加町村の教育長さん、ご存命なのはお二方でありまして、そのご存命の当時の教育長さんにお伺いをしたところそういう話でしたけれども、必要な場合に新設するという、その必要な場合というのはどういうふうに認識をしていらっしゃいますか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 今、議員が言われたように中学校統合幹事会というのがございまして、これは先ほどの協議会の中のメンバーで構成されたものでございます。そこで幹事会の中でいろんな話し合いをされて、それで協議会で決めておるというような手法をとっております。今言われた統合後に見直すものとする部分としましては、統合後に問題があればというふうに私は受け取りをしておりますが、特に統合後についてのそういう話は今まではなかったように思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 問題があればとか、必要な場合とか、どうも教育次長の私見も入っておるような答弁でありますので、この問題は私もそんなに大きな問題であるというふうには今のところ承知はしておりませんので、質問のための質問といいますか、どういう経過があったというのを確認したまでなんですけれども、これから問題があるとすれば、さきの言う市有財産マスタープランの達成のためには、少なくともやさかというグルーピングはしてありますので、やさか地域での一体感の醸成というのは必要なわけですね、絶対。ある市有施設を仮にやさかで一つにするというような議論が出た場合、やさかの一体感が醸成されておればいいでしょうというような議論になるわけですよ。 そのために、やさか中学校というような名前にして、やさかの里に何とやらというような校歌をつくれば、そういった地域の一体感が今以上に醸成されるような気がしますが、これについては定住推進部長と教育委員会の見解を伺いたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 後ほどご質問等もあろうかと思いますけれども、やさか地域ということの姿の中には説がございますし、また地域組織、受け皿としての皆さんの活動もありますので、これから教育委員会とも、あるいはほかの総務等も連携をしながら議論をしていかなきゃいけないと。これは基本的には地域の皆さんとの会話ということになりますので、またまちづくり組織ともやらせていただきたいと思っております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 教育長・大井文高君。 ◎教育長(大井文高君) ある意味、学校を核としたような地域の一体感づくりというのは大切なことだなあということを思っております。このやさか地域では、教育会議というような形で、年に2回は全体で集まって発表会なり、そういう形のものをやったり、そういう取り組みをしておっていただきます。そういったところを核にならないかなということを私どもは願っているところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 既に山口、それから川上地域においては、規模適正化の説明会を行われまして、両地域とも適正化問題について、真剣に話し合うというつもりがあるようでございまして、研修会やなんかもやっておる状況であります。 が、今この規模適正化を提案するということは、いち早く子どもたちのために適正な規模にしたいという思いがあると思います。ほかっておけば、ひょっとして少子化がどんどん進んでいって、川上と山口と坂下の小学生一学年全部合わせて15人程度になってしまったと。そうなればもう統合しかないわけですから、そういう時期には絶対統合という議論になると思いますけど、今あえて規模適正化をうたうということは、地域に向かってそういう議論をしましょうよというパフォーマンスのわけであると思います。 そういうことになると、どういう結論を出そうとも、地域ではあのときにこういう議論があって、こういう勉強会をして、こういう結論を出したという歴史を後世に伝える必要があるというふうに私は思うわけですけれども、今の子どもたちのためにといっても、その子どもは総じて地域のまちづくりを担うわけになるわけですね。ですから、そのときに何やということのないような活動が必要だと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 議員ご指摘のとおり、議論の内容、それから議論の検討の経過など、広く市民に理解していただくためにも、統合までの経緯をしっかりと残す必要があるというふうに考えております。学校の統廃合は子どもたちのことを第一に考えて進めることが重要でございますが、地域が主体となって十分に討議を行っていうことが必要だというふうに感じておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。
    ◆13番(粥川茂和君) 教育委員会としてもそういう用意があると。地域で十分な話し合い、議論ができる環境づくりをする用意があるということでしょうか、確認をしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 地域の中に一緒に教育委員会も入りまして、今の課題とか、そういうものを検討しながら協議をして、話し合いができていけばありがたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) そういう用意がおありということであるとすれば、具体的に、今後教育委員会としてどう進めていくかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 適正化の推進につきましては、地域の皆さんの理解を得ながら進めるもので、無理に進めるものではございませんということは、もともと規約の中にうたっております。そのとおりだと思います。 それから地域の協議会が主体となって進めていただきたいという中に、中津川教育委員会も一緒になって、保護者、地域の皆さんと一緒になって取り組んでいきたいというふうに考えております。過小規模の小・中学校につきまして、地域の皆さんと教育委員会と話し合う場を設けていただければありがたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) そういう場をつくっていただければありがたいという話なんですけど、これは極めて受動的な姿勢に見えますが、教育委員会のほうから積極的に地域へ出向いていくということはないんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 教育委員会から積極的に出ていきたいというふうに考えております。ただ、全ての地区に同日に出ていくということはなかなか教育委員会としても困難でございますので、総合事務所とか地域事務所に意見をお聞きしながら、地域の方と話をさせていただけるようなところがあれば行きたいなというふうに思いますし、できるだけそういう活動をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 教育委員会としても、その担当が十分に人数が足りているわけじゃないと。しかも今福岡で要望書が上がっている状況だと。あと福岡の状況に類似した地域も容易に想像できるわけで、そこやあそこやなんかを順番に対応して、いずれやさかも一生懸命対応すると、そういうようなつもりがあるんですか、そういう順序があるんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) やさかにつきましても、毎回毎回出ていくということはなかなか困難かなと思いますが、教育委員会とのけんか腰になってはいけませんので、意思疎通ができるような方向で年に何回が出ていければありがたいというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) じゃあ福岡の次はどこへという、そういうことはまだ決まっていないわけですね。決まっていないというか、教育委員会として優先順位といいますか、交渉順位といいますか、協議順位といいますか、そういうものはまるで決まっていない。決まっていないけれども、要望があれば行く、そういうことでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 適正規模の中に地域の了解を得ながらという部分がございますので、地域の了解を得なければなかなか地元にも進めていけないというふうに思っています。地域のほうへ声をかけさせていただきながらお話をさせていただいたり、勉強会をさせていただけるところについては出ていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) わかりました。 十分に対応する用意はあるということですので、恐らく地域の方々もテレビでこの中継はごらんだと思いますから、いずれ話があると思います。実直に対応をしていただきたいと思います。 では、2番目の質問に行きたいと思います。中学生とウエブサイトについてでございます。 生徒がサイトで知り合った大人との間でトラブルに巻き込まれる例が報道されます。そのたびにウエブサイトの正しい知識と賢明な活用方法を、保護者も子どもも教育現場や警察などの関係組織と大いに認識した上で啓発活動を行う必要を感じるわけでございます。 そこで3つの質問を行います。 最初に、教育現場ではスマートフォン等の携帯用通信機器、自宅でのパソコンの所持及び使用の状況を把握していらっしゃるかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) 市内中学校の91.8%の生徒が自由にインターネットに接続できる機器が家にあるということを把握しております。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) パソコン同様の機能を持つとされるスマートフォン等は、今どうでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) スマートフォンにつきましては、中津川としては全体の調査をしておりませんが、10月の広報にも全国的なものが載っていました。中学生では25.3%持っています。ただ、中津川はもう少し少ないというふうに思っております。それ以上にインターネットへつながるゲームとかパソコンとか、そういうものを持っておって自由に使えるというふうに承知しております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) パソコンの状況等は、実際に調査用紙か何かで調査をされておるけれども、スマートフォンについてはやっていないということですか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) スマートフォンにつきましては、全学校の調査はしておりません。ただ、今問題になっているソーシャルネットワーキングシステムという部分の使える機器としての調査をしております。それが今申し上げましたインターネットに接続できる機種ということで、3DSのゲーム機器やiPod touch等のものを指しておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) しからば、そういう状況下にありまして、子どもや保護者に対する注意喚起や指導の状況はいかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 教育委員会事務局長・山内鐐司君。 ◎教育委員会事務局長(山内鐐司君) の教育委員会から各学校に注意喚起の啓発文書の配付をし、指導をしております。また、本年度中に全小・中学校で情報モラル教育を実施します。現在までに児童・生徒対象に20校が今行っております。保護者対象に13校が実施しております。それから情報モラル教育とは、学習指導要領では情報社会で適正な活動を行うためのもととなる考え方と態度を情報モラルと定めて、各教科の指導の中で身につけさせることとしております。以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) それだけで報道されるような不幸なトラブルに巻き込まれることはないことはないと思いますけれども、中学生、小学生の所持率といいますか、使用率は極めて低いだろうというふうにおっしゃいましたけれども、高校生となるとそうもいかないだろうというふうに思います。高校生については教育委員会のエリアから外されたところもあると思いますが、警察との連携で市内高校生も含めたトラブル防止の状況はどうなっているか、生活環境部長、わかりましたらご答弁をお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 中津川警察署のほうで、生活環境課の課長さんにも中津川の青少年健全育成推進市民会議の部会のほうにも入っていただきまして、こういった問題等につきましては、お互いの情報共有をしまして情報交換などもやっておりますので、連携はできておるというふうに認識しております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) この問題は、市民と議会の対話集会の中で教育現場の方から出た質問であります。現場の方も随分心配をしていらっしゃいますので、どうか全市一体となって一丸となって、こんな田舎では大丈夫だろうというようなことを思わないような対応をお願いしたいと思います。 次へ行きます。 3番目の大きな質問でございます。地域農業振興計画と農務担当者の役割についてでございます。 さきの農業ビジョンを受けまして、各地域では農業振興計画書が提出をされておるところでございます。このことについてるる質問をしたいと思います。 まず最初に、この地域農業振興計画、これは正式名称ではありませんけれども、各地域がつくった農業振興計画の目的をまた改めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 地域農業振興計画は、中津川農業振興ビジョンの具体的な取り組みを基本として、それぞれの地域の実態に合った農業振興を図ることを目的としております。これは市町村合併により当市が広域な面積となり、それぞれの地域が抱えている現状や課題なども異なっているため、画一的な事業展開ではその課題解決につながらないことから、地域農業振興計画を策定するものでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 画一的な計画ではだめだということでございます。そうはいっても、当市は中山間地域にあって、ほとんどが山と田んぼで農業は主に水田農業を中心としておりますね。水田を使った農業を推進しておるわけであります。 しかしながら、その地域性といえば転作で特色づけられるかなあという感じがするわけですけれども、この計画を出してもらって、今いろいろ対応策をおやりになっていると思いますけれども、各地域から出た計画をどういうふうにするつもりなのか。何をするつもりなのか、出してもらったやつをね。そういうことをお伺いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 地域から提案されました計画のうち、平成26年度に事業を実施するものにつきましては、当然平成26年度の予算に反映してまいります。また、地域間バランスですとか事業費等を精査しまして、平成26年度以降の年度別全体計画を年度末に策定する予定でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 私は各地域から出ました計画書を拝見しておりませんので、内容については後から伺うわけでございますけれども、その地域の特色に合ったもので、計画がすべからく出尽くしておる状況ならいいんですけれども、計画のないところもバランスを考慮して対応するということなんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 地域から提出されました地域農業振興計画でございますけど、昨年実施をしていただきましたが、時間的な制約ですとか、統一した様式が確立されておりませんでしたので、地域によりましてはその取り組み状況が異なっておると。要するに提案された内容につきましても、かなり温度差があるという状況でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) じゃあそれをどうするかという問題は後からお伺いすることにしまして、じゃあ全部出ておると。出ておるものを今どういうようなところで、事務的にはどのような事務処理をしておるかという、今の事務の進捗状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 地域から提案されました要望ですとか、意見を反映するため、詳細な内容につきまして、農林担当者などから聞き取り調査を行い、その事業内容を精査し、緊急性、必要性、費用対効果、地元理解と協力体制の4つの指標によりまして優先順位づけを行っているところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 26年度計画は、もう既に着々と進んでヒアリングも終わっておるというふうに思いますけれども、この計画に基づいてそういう状況であるとすれば、26年度の予算づけ、予算に反映するものはあるやなしやというところをお伺いします。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 26年度予算につきましては、地域特性ですとか地域バランスを考慮しまして、また継続的な事業ですとか、新たに取り組む事業の精査を行い、26年度予算に反映をいたしました。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 先ほど、地域の農林担当者から内容について聞き取り調査を行って、欠けておるといいますか、バランスの悪いところは補正をする、補完をするというようなお話でしたが、今おっしゃる地域間バランスというのはそういうことじゃなくて、金額的なバランスなのか、政策的なバランスなのか。すべからくどこの地域もこの事業は地域間バランスを考えて、例えば鳥獣害防止の補助金であれば、各地域につけるということなのか、それとも地域にのってきたところだけつけて、あとは27年度に回すということなのか、どういうことでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) この検討をしていただきましたのが、中津川で13地区でございます。それぞれの地域からは農業、林業、それのソフト事業、ハード事業、そういった部分で取り組みが提案されております。その中で地域間バランスと申しますのが、この13地区のバランスのことでございますし、各地域から優先順位もつけていただいておりますので、それを評価した段階で各地域の要望に合った、実態に合った取り組みの部分で緊急性、必要性の上位のものを26年度予算に反映させているという状況でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) はい、わかりました。ありがとうございました。 じゃあお伺いします。そういうことで地域間バランスも、計画の内容においてアンバランスもあると思いますが、その内容について特色的なものがあったかどうか。例えば今、水田農業で問題になっておるのがご案内の鳥獣被害防止、それから草刈りです。それから転作作物等々ありますが、内容はいかがなものでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 計画の内容でございますが、営農組合の設立など、地域独自の計画と鳥獣被害防止策など、各地域に共通した計画が提出されております。具体的なソフト事業では、主に集落営農組織の育成と基盤の強化、耕作放棄地の防止に係る事業、またハード事業では、鳥獣被害侵入防止施設や農産物直売施設の設置などの提案が出されております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 短期間にすごい計画書が出たもんで、やった成果があったというように今のところは評価ができるような答弁でございます。いずれ私どもの目に触れることになろうと思いますので、大いに期待をしたいところでございます。 次の質問をいたします。 4番目の質問は、今やりとりした中でおおむねわかりましたので飛ばします。 5番目ですね。こういった計画書に基づいて、各地域で農業振興が進められるということでありますが、冒頭申し上げましたように、その地域農業振興を少なくとも地域の農務担当者が何らかの役割を担わなければならないというふうに思いますが、現状、前述の問題があるというところであります。 そこで質問でございますけれども、農務担当者の役割をどう定義していらっしゃるかという質問でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 農林部長・鈴木治佐久君。 ◎農林部長(鈴木治佐久君) 総合事務所の農務担当者は、地域の農業全般の振興、相談、受付窓口としての役割を担っております。 また、本庁では主に新たな施策や改革を見据え、農業者の支援策のために関係機関等と連携し、取り組むべき事業の展開を行っております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) そうはおっしゃっても兼務ですから、しかも農林を担当しているわけですね。とても難しいと私は思うんですよね。もっともえらい有能な方で、能力の高い方ならば別かもわかりませんが、しかも昨今の農業政策においては、減反の廃止でありますとか、いろいろ出てきていますよ。そういう状況で地域の農務担当者の役割というのは、随分大きいものになってくるというふうに思いますけれども、今度どのような対応をしていくかということですが、これは総務部長にお伺いしたほうがいいですね。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 農林担当者の役割が十分果たせてないんじゃないかというところでご質問をいただいているわけですけれども、現在は兼ねて農林担当を命ずるという辞令になっております。辞令を出しておるのが係長、課長補佐クラスの職員でございます。 ご指摘をいただいて、これが十分な実効性が出ておるのかどうかわからないところがあるということでございますので、この位置づけにつきましては、農林部、それから総合事務所、双方の考え方を聞きながら、農林担当の役割を果たせるようにしていきたいと、そんなふうに考えます。これにつきましては、辞令の出し方も含めて考えていくということでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) まさにさっきも言ったように、国の農業政策というのは、農家を大型化して、農家を自立させる流れなんですね。ところが、農家の自立ということが農地の集約ですよ。農地の集約をする組織の育成。そこに農地を集めて競争力を高めるとか、そういう流れなんですね。もっとも中山間では全く難しい。難しいから農政担当者、農林担当者の荷物も重くなるということなんですね。 先ほど部長は、辞令の出し方も含めてというふうなおっしゃい方をしましたが、今どんな辞令が出ているんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 現在は総合事務所の職員、担当者ですけれども、農務担当者に兼ねて農林担当を命じると、こういう辞令でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) ということは、総合事務所長の配下にあるということですね。総合事務所長の指示・命令によって、きょうは農務を優先してこっちをやれ、あしたは農務を優先してこっちをやれ、そういう可能性も出てくるというわけですね。今の辞令の出し方を検討するということは、どういうことなんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) これから検討していくということでございますので、一概にどういう出し方ということは言えませんけれども、例えば農務担当を農林の直轄にするというのも一つの手法ですけれども、ただし、これについては、市役所の仕事というのはチームで仕事をするということがございます。離れた場所に一人だけ別の所管の職員がおるということは職員にとっても大きな負担になりますし、そういったところでございますので、先ほど申し上げたように農林部、総合事務所、そこの意見を聞きながら、農務担当者の役割が果たせるような着陸点というか、そういうものを見つけていきたいという考えでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) まさにチームは大切でありまして、総合事務所というチームも大切でありますが、農林を振興するという農林振興チームというのもまた大切であるということですので、どうか十分な検討をしていただいて、実効性の高い辞令の出し方をお願いしたいと思います。 次の質問に移ります。 4番目の質問、まちづくり組織の育成についてでございます。 これも過日、会派の行政視察を行わせていただきまして、先進地で地域自治推進のかなめとして、地域住民の意見を取り込みやすく工夫されたまちづくり組織を勉強させていただきました。 かの地では、地域自治を担う組織の統一がなされておりまして、うちは今そうでないわけですけれども、なされております。うちは、そうはいっても今区長会とまち協があるという状況でありまして、今その統一という取り組みが定住推進部のほうを中心に行われておるわけでございます。 そこで4点の質問をさせていただきます。 本年11月中旬に区長会の会長さんの研修会が実施をされたようですけれども、その目的をお伺いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 今お話がございました区長会につきましては、滋賀県の長浜へ視察研修に行ってまいりました。大きな目的は協働のまちづくりということでございますけれども、具体の中では区長業務の削減、あるいは先ほどお話にありました区長会とまちづくり協議会等の連携、そして自治体との関係でございます。 現在、統一という私どもは命題を持って動いているわけではございませんが、実際に長浜につきましては、特徴としまして各地域が幾つかのパターンを選択しているということと、その核として区長会が必ず入っていると。そのような中で、さらにはいろんな団体の参加を得て新しい自主組織をつくろうとしている、あるいはつくっていると。そんなようなことがございましたので、視察に行ってまいたところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 区長会はそういうぐあいにして勉強の機会があるわけですけれども、まち協組織もあるわけですね。まち協の会長の皆さんの研修はどうなったんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 各地域、中津の東、南、西を除いてまちづくり協議会等の名称で組織がございますが、中津3地区の会長さんたち、区長会長さんたちを交えて、平成22年度から皆さんの会長会議を年数回開催しております。そしてその中で情報交換とか市長との懇談をやっているわけでございますが、先ほど冒頭に申し上げました区長会の視察が11月でございますが、まちづくり協議会の会長さんたちに6月に同じ長浜へ行っていただきました。 主な内容としましては似たところもございますが、基本的に各地域のまちづくり協議会は、公民館等の指定管理を受けて、その公民館のいろんな施設を拠点にして地域づくりをやっていると、そういうところがポイントとして見てまいりました。そしてまた先月11月でございますけれども、皆さんが行ってきた結果を踏まえて、その振り返りの中から、今後の各地区の方向性とか、現在の状況等の意見交換を行ったところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 今聞いた限りでは、区長会もまち協会も長浜に研修を行ったということでございますが、これは長浜なりのいいところがあって、例えば公民館を拠点としたまちづくりであるということで、大いに定住推進部としては、中津の実態にいいだろうという判断のもとにやられたのか、いろんな選択肢があって長浜でも勉強する。ほかのところへもこれから勉強していくと、そういうことなのか、どういう方向なんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 実際に長浜は、結論から申し上げれば幾つかのこれからの方向性の中の1つというふうに捉えておりますけれども、私どもとしまして、やはり同じ土俵、長浜という一つのモデルを双方から見ていただいて一つの方向性をつくっていくというストーリー、それなりのたたき台のイメージは持っております。ですけど、こういう長浜の方向性というのも定住推進部、これからの皆さんの各地域の多様性の中でも、一つの新しい姿として参考になるんではないかというふうに考えておるところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 双方に同じ情報を提供して、双方なりに検討していただいて、当市のオリジナルをつくっていくということについては異論はございませんので、大いに勉強していただいて、協議もいただきたいと思います。 そこで、今、全体に地域自治推進の進行状況の一部をお伺いしたわけですけれども、研修会はそういうぐあいに長浜11月の区長会、6月のまち協会をおやりになりましたね。それを含めた全体の流れをつくる進行状況というのは、今現在12月に入りましたね。今現在どのような状況であるか、お伺いをいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 全体論の中では、実際に幾つかの分野といいますか、それは自治活動や市民活動の支援という部分だとか、あるいはそれぞれ市民の皆さん、あるいは我々職員の意識の醸成、そんなものもございます。ですから、その中で研修、交流とか、ある一方においては区長会アンケートとか、そして従来から取り組んでおります頑張る地域サポート事業、そして25年度から試行を始めました各地域の地域予算のあり方を順番に変えて試みていると。そして進行状況ということでございますので、来年に向けて、今出先の所長会等で議論をし、一つの方向のものとしては、皆さんのご要望が高かった事務局というか、地域組織の受け皿について支援していくと。 これは地域おこし協力隊もございますし、集落支援もございますが、そういうような形も含めて、あるいは臨時職員の方とか、それらを地域予算の中で、各地域の事情において、所長が皆さんと会話をしながら、うちは集落支援のスタイルでいくとか、あるいは事務局として別の人を形としてやるとか、そういうような要求をいただいて予算のものを出していただいているというところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。
    ◆13番(粥川茂和君) 当市が目指す地域自治組織のあり方というのは、定住推進部のほうでイメージをされておると思いますね、恐らく。それに向かった計画が進んで、今こういう進行状況にあるというようなご答弁をいただきましたが、あらかじめ計画をされた流れというものがあるというふうに思っていますし、かつて総務企画委員会の所管事務調査でもお伺いした経過がございます。その計画どおり進んでいるかということと、それから、あれからちょっと事情が変わって変更があるかもわかりませんので、お伺いしますが、4番目の質問です。 当市が目指す組織のあり方と、推進における今後の考え方、これを一まとめにしてお伺いしたいと思います。計画どおり進んでいますかというのが1点、それから今後の組織のあり方と推進における今後の考え方、この2点、一問一答じゃあなくなっちゃいますね。 済みません、じゃあごめんなさい。計画どおり進んでいるかどうか、まずお伺いします。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) 私どもは計画というような形でかちっとしたものはつくっておりませんし、ただ、今までの前回委員会等でお示ししたものは、方向性として一つの考え方を持っていると。それは現在のところ、それなりに進んできておると思いますが、まだまだ地域の皆さんとのやりとりが不足しているということでは、いろんな共通の土俵に立つだとか、先進地の事例を見るとか、そういう形で今、少しではありますけれども、進んでいるというふうに認識で思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) そうはいっても、一番最初、学校規模適正化計画のところでお話をしましたが、地域組織にある程度地域のまちづくりをお願いしているわけですよ。自治組織が発展をすれば、やさか地域みたいな旧自治行政区を超えた地域の一体感が早く生まれるわけですね。早く生まれればマスタープランの達成も早まるということなんですよ。だから、ぼつぼつ確実にも大変重要な要素ですけれども、急がないといけないような気がしますが、いかがでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) きちっとそういう方向性を持って今対応をしておりますし、今年度は緒についたような形は私どもは持っております。ただし、地域資源とか、いろんな地域の組織形態もございますし、先ほどのやさかということもございましたが、あるいは神坂と馬籠等の新しいつながり、それは従来のまちづくり協議会とか、我々の行政区長制度とか、そういう部分を少し超えた形もございますので、それらはまだまだもう少しお時間をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 具体的な達成期限は定めてないというお話でしたが、今後もそんなようなつもりで進められるお考えかどうかを確認したいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 定住推進部長・渡邊好夫君。 ◎定住推進部長(渡邊好夫君) きょうの大きなテーマでもございますこれからの地域組織とその施設のあり方ということがございまして、マスタープランの振興につきましては、地域への移譲という選択もございます。ですけど、ゆっくりしているというようなことは思っておりませんけれども、一生懸命進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) 一生懸命やってください。 次の質問に行きます。 一生懸命、定住推進部では地域組織の再編成に取り組んでいただけるということですけれども、マスタープランの実行はそれを待っているわけにはまいりませんよね。それで、果たしてマスタープランの実行につきましては、既にまちづくりの組織に取り組みのある地域、各地域ごとのまちづくり理念に基づく形で実行されるかどうかの確認なんですね。 例えばある地域では少子化対策に取り組んでおると。少子化対策に取り組んでおるのにもかかわらず、市営住宅の民間移譲という話が出てきておる。マスタープランは一応に可能性だけを捉えて計画の提案がされておるわけですね。例えば市営住宅が少子化対策を進めようとする地域の市営住宅が全部民間移譲になるとすれば、移譲された住宅の住民は、だんだん毎年年をとって高齢者住宅になるわけですね。うまいことサイクルが合って、そこに孫が生まれて子どもが定着すればいいですけれども、そうはなかなか行かないの実態でありまして、そういうところがそういう意味でまちづくり理念に合っていないわけですよ。 また、うちの地域はスポーツ振興をして町を活性化しようという地域があったとしますね。そのスポーツ施設を統合してしまうというような話になりますと、その理念に合ってないわけですね。ですから、愚問かもわかりませんが、そういった地域ごとのまちづくりの理念に基づいた形でマスタープランの実行がなされているかどうかを確認したいということでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 市有財産運用管理マスタープランにつきましては、多過ぎる公共施設を、将来残していく施設と統合していく施設として集約していくということで、残していくものと集約するものを区別する再編方針ということでございます。 したがいまして、全体の方向としては、今お示しをしておるマスタープランで集約をしていくということでございますけれども、これから個々の施設については、利用者だとか、地域の考え方、そういったものと議論をしながら進めていくということです。したがいまして、まちづくりの地域によって特化する理念があるということであれば、そのあたりもお聞きしながら、まちづくりに相反しない方向で進めていきたいということでございます。 ただ、あれもこれも残していくというようなことになりますと、このマスタープランも絵に描いた餅になりますので、その辺はしっかり線を引きながら考えていきたいと、以上でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 13番・粥川茂和君。 ◆13番(粥川茂和君) ありがとうございました。 そういう計画でないと地域自治組織にお願いする意味がないんですね。ですから、もちろん総務部長のおっしゃったように、あれもこれも理念に反するから、あれもだめ、これもだめなんていう議論は論外としましても、そういったしっかりした理念を持つ組織に育てていかんといかんということを私は申し上げたい、ここで。そういうことですよ、定住推進部長。ですから早くやりましょうね、なるべく。ということをお願いしまして、時間配分を間違えまして4分残してしまいましたが、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(鷹見憲三君) これにて13番・粥川茂和君の一般質問を終結いたします。 ただいまから14時55分まで休憩といたします。  午後2時42分休憩 ――――――――――――――――――――――  午後2時55分再開 ○議長(鷹見憲三君) 休憩前に引き続き一般質問を続けます。 続いて、11番・深谷明宏君。  〔11番・深谷明宏君質問席に着く〕 ◆11番(深谷明宏君) それでは、市政一般について質問をさせていただきます。今回の議会の最後ですので、よろしくお願いいたします。 私は今回、最近の市政に対する疑問とか、そのことについて3項目大きく絞って質問をさせていただきたいということで、趣旨については、簡単・明瞭に箇条書きで書きました。市民のための安全・安心を考えているのか。20年、30年と将来の展望を考えているのか。公(公務員)として公平性は保たれているのか。物事が多角的に多様に捉えられているのか。最善が尽くされているのか。こういう趣旨で3つの質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず初めに、市役所業務の成果、評価、結果に対する責任についてということで質問をさせていただきます。初めに確認をさせていただきたいというふうに思います。 青山市政が始まりまして、この定例会までに9月まで7回の定例会が行われております。その都度、青山市長から議会の最終日、最後の挨拶というものをいただいております。その挨拶を全部議事録で拾ってみました。そうしますと、同じ文言が毎回出てくる項目があります。これは「今期中にいただきましたご意見・ご提言につきましては、今後の市政運営に適切に生かしてまいります」というこのフレーズです。これは7回全ての議会に全て同じ言葉が出てきます。このことが達せられているのか、まずご確認をさせてください。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 議会の中でいただきましたご意見・ご提言につきましては、進捗管理ということでそれぞれどういったご意見があり、どういったふうにお答えしたかというものがございます。その中で管理をさせていただきておりますので、それはいただいた分が全部できておるということではありませんけれども、そこに向かって努力をしているということでございます。 きょうもご質問の中で議員の皆様方から話がありましたけれども、バナー広告だとか、それから封筒だとか、ネーミングライツだとか、そういったものもいただきながら、それをもとにして、ご意見をいただきながらそれを実行していくと、そんな取り組みをしております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 生かしていただいているというふうに解釈をさせていただきます。 もう1点、もう1カ所あります。挨拶の中の最後のほうに必ず出てくる言葉としまして、「施策を進める当たりましては、皆様の声をしっかりと受けとめた上で情報を公開し、議会での議論を重ねさせていただきます」というフレーズがあります。ここら辺についてはどうか、認識されているのでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 施策につきましては、それの政策会議というものもございますので、その政策会議は、市長、副市長、理事、企画部長、私、そして担当部長が入るわけですけれども、そういう政策会議の中で施策についてしっかり議論をしていくと。そしてある意味、政策の過程のものについては、しっかり情報を公開するということにいきませんけれども、そういった重要な施策を進めるに当たっては、議会の中で全員協議会を開催していただくなど、丁寧に説明をさせていただいておるところでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今答えていただいたことは、私の今回の趣旨である疑問の部分です。 そこで質問をさせていただきます。 職員(職務)、公務員として市役所組織としての業務の成果、評価、結果に対する責任についての認識を教えてください。例えば、よく言われる責任感だとか説明責任、そのような一般な見解で結構です。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 責任については、市民の皆様方にしっかり説明責任ができると。それから目標を部、あるいは課、係で立てておりますので、そこの中でしっかり目標を達成していくということが責任ということでございますけれども、そういった認識は、毎年、部の重点事業、これは目標を定めて、それを達成するために業績評価等を行っておりますし、それから、課員についても目標管理シートというものをつくって、上半期ごとに振り返りながらそれをどこまで進捗しているか確認をしておくと。部の重点事業につきましては、3カ月に1回、市長に進捗状況を報告するといったことで取り組んでおりますので、認識をしているというふうに思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今、ちなみに部とか課という単位が出てきましたが、係というその末端までの係という単位での検証、その辺についてはどうでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 部と課というふうにお話をしましたけれども管理監督職、管理監督職というのは、管理職は課長以上ということですけれども、監督職というのは課長補佐だとか係長がありますけれども、課の課長の目標管理シートに沿った形で課長補佐や係長も目標の管理シートを作成しております。したがって、それを部下に徹底をさせて係の目標作成といったことに取り組んでおります。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 1つ確認をさせてください。 先ほどもその成果と評価、議会でのご意見などをそういうのに生かしていくということで、今の組織の流れというものがそういうものも同じように生かされているというふうに解釈してよろしいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 同じように考えていただいて結構です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 職員の方には、若い方からここに見えるようなベテランの方まで多岐に見えるわけですが、そういう行政責任というものに対する、勉強したり、教育したりというか、研修会へ行ったり、そういうような機会というのは市役所の中にあるんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 職員の養成方針を作成しておりまして、市役所力を高めるために、人事評価においては上司が能力や業績を評価するとともに、オン・ザ・ジョブトレーニングと、仕事の中で教えていくと。職員の教育や指導を行っているところでございます。 これとはほかに職階別に研修を実施しております。それと業種別ですね。専門のところの個人の業務のスキルが上がるといった研修もしております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) よく行政と言わず一般にでも、その責任という中に、責任を今度はとるというような言葉がよく使われます。責任をとるというような言葉に関して、行政の場合どういう立場、どういう状況が起きるのか、その辺について何かご見解があれば。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 仕事に対して責任をとるということですけれども、それは達成すべく目的を最終的にしっかり達成していくということかと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) わかりやすいのは、我々のような選挙で選ばれた者、4年という任期があります。責任をとるとよく政治家なんかで使う立場でやめたりとかという、最終的には市民の評価を受けたりとか、そういうのがあるんですが、公務員の場合はそうはいきませんので、その中でしっかり組織として評価して、それは内部評価もあれば外部評価もあるでしょうけど、その中でしっかりそういう認識を持っていただきたいということですので、私が考える責任を持つという部分で、罰を科すだとか、そんなことではなくて、ここに(3)番目に書いたような、とにかくやはり仕事に対して最善を尽くす。その使命に最善を尽くすことを約束して受ける、それができたかできていないか。このことが一番大切じゃないかなというふうに私は思います。その辺についてのの認識ということで、それと行政職員としての自覚というものについてお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 最善を尽くして業務を遂行できたかどうか。これは人事評価の中で業務内容を評価し、振り返って検証することで職員が自覚し、常に向上心を持って業務に臨むことができると、そういうことが大切というふうに考えております。各部、各課等の組織目標をしっかり達成するため、職員一人一人が行政職員として自信を持って市民に説明ができる、そういったことが重要かと考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 私、ちょっと責任ということをネットで調べたり、いろいろさせてもらった中で、プロサッカー選手の三浦和良選手の言葉を引用したのがありました。やはりプロとして責任をとるということは、行政のプロとして簡単に謝るものではないということが書いてあります。それが本当に努力したかどうか。それを評価した上で意識をしっかり持って、自分がもっとやれたんじゃないかというような意識を持って臨む、それがプロ意識だというふうに思っています。私は、今回もこういう質問の中で、ぜひ行政、中津川の職員の方もそれぞれの分野のプロとして、そういう意識を持って貴職に当たっていただきたいというふうに思っております。 4番目に、行政の中の仕事というのは、先ほどもありましたけど、1年間を通じて単年度予算ですので、その中での成果であったりとかがあるわけですが、もっと5年、10年とか、20年、30年先を見据えてやる仕事もたくさんあります。そういう中での評価、それからその持続性、そういうのも必要だと思いますが、その辺のことについて、例えばそのときに判断した者がやめられていない。それから組織が移動していない、わからないとかという返事が出たりすることがあります。その辺のことについての行政としての責任、継続性、そういうことについて見解があればお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 長期的な事業等につきましては、計画に基づき継続して行われるものであり、その責任はその時々の担当や管理監督職及び市役所組織にあるというふうに考えております。したがいまして、年度の上半期、下半期、年度前の事業等の振り返りをしっかりやりまして、責任の所在により、今後の進め方を組織して組み立てていくということが大事だと思っております。 組織については、今人がかわったからわからないとか、そういうことではなくて、きょうもチームで仕事をするということでお答えをさせてもらったところがございますけれども、年度がかわればそのチームに何かプラスアルファできるような格好にしていかないと組織は持続していかないと、そういう考え方でおりますので、そういった方向ができるように努めてまいります。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) ありがとうございます。 ぜひそういう意識を持ってやっていただきたい。私はそういうことを今回、市役所全体、末端の職員までがこういうことを一度、やっぱり時々でも考えてほしいなあという思いでこういうものをちょっと提案させていただきました。 それで、最後に市長にお伺いしたいと思います。 やはり最終的に行政の仕事を決める、決断するというのが市長の役割だろうというふうに思っています。おのずと決めるということに対して責任というものが生ずると思います。その辺の市長の認識についてお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 私も深谷議員と同様、選挙で洗礼を受けております。 今の責任の取り方につきましては、きょうの質問にもございましたように、幅広い観点、公平性、そういった中で今何をすべきか。そしてただ、それをするにおいては、先々にある課題も当然見えてまいります。そうしたことを全て踏まえた中で、職員に一つの方向性を示させていただいております。その示した方向性にどれだけの期間で達成するかということを指示させていただくわけでございますけれども、職員の責任のとり方は、その期間の中でどれだけ着実に前に進めることができるかどうか。そしてそれが万一できなかった場合、それについて、それがまた大きく等に損害を与えた場合、また市民に大きな損害としてダメージを与えた場合、そうした場合には、やはり指示をした私の責任が最たるものである。そのように考えておるところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 当然、我々議員、議会にとっても責任というのはあるというふうに思っております。今、お聞きしたような見解の中でしっかり職務に当たっていただきたいなというふうにお願いして、次の質問に入らせていただきます。 次は、中心市街地の空き地についてという項目で上げさせていただいております。 まず、ちょっと全体を把握するためにが所有する特に目的のない空き地、これを面積だとか箇所数、わかる範囲内で結構ですが、お聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 目的のない市有地ということでございますけれども、原野で約430カ所、これは102ヘクタールほどになると。それから雑種地で約390カ所、約16ヘクタールになります。この中には、既に貸し付けをしているところもございます。市道が接していないとか、そういった土地も多く含まれております。 こういったものについては、現在、市有地については公有財産の管理システムというものを構築してきましたので、土地や建物の個別情報を把握できるように今してきております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今言われた中に原野と雑種地ということですので、いわゆる山林だとか、例えば山林が目的のあるような水源保全の保安林だとか砂防指定地、そういうものも含まれておるのかどうかということについてお願いします。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 山林については、この中では含まれておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) わかりました。 そうすれば、比較的山じゃないところにこのぐらいの箇所数が市有地としてあると。面積もこのぐらいの面積が、合わせて150ヘクタールほどの面積があるということです。 では、この土地の有効活用を今マスタープランで整備していくという話ですが、今までもこれはあったわけですから、これを有効に活用していこうというような施策、それから何か方向というものをお持ちでしたらお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 平成21年12月に市有財産利活用の基本的な考え方として市有財産利活用基本方針を作成しております。これについては、不要な財産は所有せずスリムにすると、あるいは財源確保を目指す。リニアの関係については活用していくと。それから借地については地権者へ返還していくといった基本的な方針を定めたものでございます。 しかし、具体的な施策を示したものは今ございません。ということで、平成25年6月に、ことしの6月でございますけれども、副市長を座長とする土地利用戦略会議を設置しまして、関係部長を委員として、リニアを見据えた企業誘致や定住対策のための利活用施策を現在検討しているところでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) そういうことは、特に合併というようなこともあって行政改革というのをやっていかないかんということが叫ばれている中で、21年にそういうような方針を掲げられたんやけど、実際には21年から24年の間というのは、その方針の中で多少なりとも処分できたりしたという状況はあるんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 土地の売却収入についてですが、平成16年から現在に至るまで1億7,927万ほど売却をしております。年々年度によって違いますけれども、多いときには3,600万ぐらい行ったと。少ないときには1,000万を切れているというところもありますけれども、そういった売却を進めてきております。 ただし、これについてはリニアの関係もございまして、中津の地区、坂本、苗木のあたり、リニアの関係もあって売却を凍結しておる土地もございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) これらの土地ですね。売却ということですが、実際として公募を、どういう土地があるかわかるように、これを市民の皆さんとか内外に買っていただくというような宣伝、広告、PR、そういうことはやられていたんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 基本的には売却できそうな土地は公募をしていくということで公募で売却をしておりますけれども、現在、先ほど申し上げましたように、土地と施設の情報を集積したシステムというのができ上がってなかったものですから、それを今年度までにしっかりつくるもんですから、それをつくった後に土地の利用をどうしていくかというような、土地のマスタープランみたいなものに着手をして区分けをしていきたいと、そういう考え方です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) こうしたことが、やはりお金がない、財政が厳しいという中津川の中で、最初の質問で言った最善の努力がなされてきたのかどうかという評価につながるんじゃないかなというふうに思います。 次の質問に行きます。 話題となって、一時は大騒ぎしました苗木の浄化センター上の土地ですが、昨年も整地等にお金を使って今も土地はあるわけですが、この土地は有効に活用されているのかどうか。そしてこれは今どこが管理して、どういう管理条例の中で運営されているのか、お聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 水道部長・安彦直之君。 ◎水道部長(安彦直之君) 苗木の浄化センター上の用地でありますが、下水道の用地として、中津川公有財産及び債権の管理に関する規則に基づきまして下水道課で管理をしております。 現状の利用状況につきましては、地元区より簡易な運動場として使用したいということの要望書が出されまして、地元区の軽運動や地域の行事に現在は利用していただいておる状況であります。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) まだ下水道用地というような名前であるということで、いささかちょっと疑問を感じるわけです。管理条例のことが今お答えがなかったようですし、利用状況というのが、どのぐらいの利用をされてみえるか。わかれば日数当たりを教えていただければありがたいですが。 ○議長(鷹見憲三君) 水道部長・安彦直之君。 ◎水道部長(安彦直之君) 管理条例といいますか、これは規則になりますけれども、中津川公有財産及び債権の管理に関する規則の中で動いております。さらに具体的な利用状況ということでありますが、4月、5月には球技大会、それから7月に花火大会、また防災訓練、それから10月には球技大会ということで地域の交流事業等で使っていただくということですが、具体的に何日使われたかというところまではちょっと把握しておりませんので、申しわけございません。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) せっかくの税金を使って整備をされた土地です。結構広い土地があるわけですから、これは他の地域から何かほかの目的で使いたいといった場合、使えないんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 水道部長・安彦直之君。 ◎水道部長(安彦直之君) 現在は苗木地区に使用を許可しておりますので、もし向こうで都合さえつけば、使っていただけることはできると思います。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) わかりました。 今の活用状況等をお聞きすると、やはりが管理を持っていて、どちらかというと有効に活用されているとは決して言えない土地じゃないかなというふうに思います。あれだけの広い土地があれば、この先のことを考えればいろんな目的に使えますでしょうし、民間でも活用したい方がたくさんあろうかというふうに思います。もし、あの土地を分けてほしいというようなお話がありましたら、売っていただけるのでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 水道部長・安彦直之君。 ◎水道部長(安彦直之君) 当土地の利用につきましてですけれども、現在のリニアに向けたまちづくりを考えていく中で、リニアとか濃飛横断という中での非常に条件のよい土地であるなあというふうに考えております。その中で、地元の理解を得ながら企業の誘致を考慮して総合的に検討していきたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 有効利用するんであったら早いうちに、リニアのことは言っていなくてもいいんで、いい話があったときに飛びついて、しっかり活用していただければというふうに思います。 続きまして、中心市街地のにぎわい広場の近くにある空き地ということで、これは図書館の建設用地であったところです。これについて、いまだに何も活用されていない。何もということはないかもしれませんが、活用されていないというふうに思っております。この活用の予定について再度お聞きします。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 中心市街地内の空き地は各所に点在をしておりますが、具体的な活用というのはまだ計画をされておりません。今後は次期の総合計画に基づいて、中心市街地活性化計画を策定してまいります。その中で有効は補助事業、例えば区画整理事業等がありましたら活用していきたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) この空き地の活用については、市街地活性化庁内検討委員会という中で、昨年の12月に新聞報道なんかでもされまして、5つの目的の案から考えていくというようなことが示されています。丸っと1年、このことについて、まことにスピード感のない話じゃないかなと思いますが、その辺の見解をお聞かせください。
    ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 実際、数回、庁内の検討委員会を行いまして、さきの企画部長のほうからも公共であるとか民間との複合、あるいは民間の施設等々の活用の案を出させていただいております。それは基本的にくいを活用しようということで、くいの荷重であるとか、スパンの部分であるとかということが具体的になってきますと、いろいろ研究・検討しなきゃならんところもあるもんですから、少し時間がかかっていることでございますけれども、いずれにいたしましてもリニアの問題、あるいは少しエリアを広げて中心市街地を考えていく中で、大型の商業施設なんかの動向を踏まえて、少しエリアを広げた中で検討をするということで時間がかかっておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今、数回やられたと言いますが、その数回と一体何回なのか、丸1年です。12カ月365日あったわけですけど、何回ほど検討されたのか、お聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) これは本部会議と課長クラスのワーキンググループとありますので、ワーキンググループについては5回程度というふうに認識をしております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 非常に中津川にとって重要案件であり、中心市街地にとって非常に大きな土地だと思います。それの検討、活用を丸1年ほったらかしのたった5回の検討で話が進むのかと。これも本当に最善を尽くしているのかどうかということを非常に疑問に思わざるを得ない状況じゃないかなというふうに思います。 今、くいを使ってというようなお言葉がありました。当然くいを使うということは上に建物を建てるということであって、これも設計がされているわけですから、上に乗るものの大きさなんていうのは、少し検討すればわかってくるはずじゃないかと思うんですが、その辺どうでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 当時の図書館であれば階数も3階だとか4階というふうに限定をしておったわけですけれども、それも民間であるとか、さっき申し上げましたようにスパンであるとかというようなものがかかわってまいりますので、一概に図書館の設計があるからすぐそれを使えるというものではございませんので、その辺はご理解いただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 次の質問とあわせて質問させていただきます。 当然そんなことは当たり前でして、我々は中止をする前に図面を生かしてというような、目的を変えてでもというようなことも提案させていただいた経緯もあります。それで今、ここに私、予定したものに43本と書きましたけど、広報等を調べると44本と書いてあるのもありまして、ちょっとその辺、間違えたのかどうかわかりませんが、くいを今見えない状態にして置いてあるわけですけど、だから、今活用をするということをお聞きしましたが、抜かないということでよろしいんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 今のところ、くいを抜くのに非常に費用もかかるということもありますので、できれば活用するという案を中心に考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 抜くのに今お金がかかるというお話でした。昨年、試算をしてお聞きしたところによると2億8,000万ほど抜くのにかかるというようなお話を聞いたところです。それ以前に5億ほどの金を既にあそこに使っている。何もできてない、残っていない、そういう状況があります。 この間の市民との対話集会の中でも、空き地をいつまでも放置していても何もいいことは生まない。利益は生まないというような市民からのご指摘を受けました。その辺についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 確かに時間がかかっておることは申しわけないところでございますけれども、地元からの要望を受けまして、少しあそこは今もやっておるわけですけれども、簡易舗装、防じん舗装をやらせていただきまして、イベントだとか、商店街の皆さんには使えるような工夫はしておるところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今、43本か44本か知りませんけれども、くいを見えないようにしている。これは何か臭いものにふたをしろといってやったようなことにも見えかねない。目につかないようにして、しばらくそのままにしておこうというようなお考えもどこかにあるんではないかというふうに思わざるを得ないわけですが、私はこの1年間も放置してある中で、これはやはりちょっと問題だなあというのは7番目に書かせていただいた質問です。 やはり必要のないものであれば産業廃棄物になるということは、私も今まで議会の一般質問でもやらせていただきました。もう2年近く放置してあるわけです。こういう状況が発生しているということ。これは監督している側の行政として、決して好ましいことではないというふうに私は思いますし、こういうことをがやっていると、このほかにこういう事案が出たときに指導ができないんじゃないかなという、担当部局は本当に困るんじゃないかということを思うんですが、その辺はどうですか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) この件につきましても、岐阜県の環境衛生部とも協議をさせていただいております。見解としては、構造物として活用する予定がある段階では、廃棄物として対処する必要はないというような見解をいただいております。新町ビル跡地の基礎ぐいについては、今後、構造物の活用が決定するまでの間は資産として適正に管理をするようにしていきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 県のほうが判断する予定があるという根拠というのは何かあるんですか。何かの計画書があるだとか、そういうものを確認して予定があるというふうに判断しているのか、どういうことで判断しているんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 書類等でということではなくて、中津川として将来そういったくいを活用するということであれば、日にちを区切ってということじゃないしに、適切に資産運用してくれ、管理をしてくれというようなことでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 余りにも曖昧なものではないかなあというふうに思います。産業廃棄物を取り締まる側のほうがそういうことで本当にいいんでしょうかね。それでは民間の人たちが予定がありますということで、そこの山に何かを放置したりしていることがそれで済んでいっちゃうことじゃないですか。ちゃんと事業計画なり、そういうものの中にうたってある何かをつくるんだというものがあって、初めて行政として予定があると言えるんじゃないんですか、どうですか。 ○議長(鷹見憲三君) 生活環境部長・曽我和幸君。 ◎生活環境部長(曽我和幸君) 今、成瀬部長がお答えしましたように、県のほうには確認をいたしました。確かに今議員がおっしゃるとおり、いつまでもそういう状態でいいのかということについては、よくはないと思います。ただ、そこを取った場合、先ほど言いました2億とか3億という費用がかかります。そういった中で構造物ということも考えられるという状態でありますので、その辺がまだはっきりしないというところで、くいの撤去というところについては、今の段階では考えていないということでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) まあこのぐらいにさせていただきます。 あと、私は土をかぶせたり、舗装したりして覆いかぶさなくてもいいから、やはりむき出しの状態にして半分ぐらい放り出して、置いておいたほうがいいんじゃないかと。そうしたらそこを何かに活用しなきゃいけないということが市民にもアピールできて、知恵もどんどん出てくるんじゃないんですか。隠しているからそのまま済んでいっちゃうという状況が起きているんじゃないかなということを私は思います。 あと、あれだけの立地条件のいい場所に土地がある、それがあいている。そうすると、何をするんやということで市民の方も非常に関心を持ってみえるわけです。あの土地ならほかのことに使えるんじゃないかと思う方もあるわけです。実際、今現在の土地というのは、が管理している中で、面積、それと今の市場価格でいうとどれぐらいの単価、総額になるのか、お聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 新町ビル跡地の面積は3,418平米でございます。仮に算定をした場合は、価格は約2億円程度というふうに想定をしております。新町ビル跡地の当時の鑑定評価は1平方メートル当たり6万9,000円でございまして、補償費も含めて約2億6,000万で購入をいたしました。現在その付近の土地については、取得した21年度から地価公示価格で約11%下落をしておりますので、よろしくお願いいたします。実際の補償、個別の条件によりまして異なりますので、また鑑定をする必要があると考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) やはり本当に大切な土地であり、町の中にあるということで、地価は下がっているもののいまだにこれだけの価値があるということです。いち早い決断が必要だろうというふうに思っています。 それではここの土地にはちゃんと売買をして、もしほかにここに商業施設だとかマンション等を建てたいという方があって建った場合、この土地代、プラスそこにまた税収が生まれるわけです。その税収というのは、例えば試算をしていただくとどのぐらいのの収入になろうかというふうに、わかりましたら教えてください。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) 売却につきましては、今申し上げました金額の前後かというふうに考えております。これはあくまでも仮定でございますけれども、税収で4,000平方メートルの仮にマンション、共同住宅などをつくった場合は、建物については税収が約350万、土地については45万ほどと想定をされます。同じ規模の事務所店舗をつくった場合につきましては、建物が400万円、土地の固定資産が150万円ということが想定されます。いずれにいたしましても、用途によって評価の規模、あるいは課税の仕方が異なりますので、具体的な情報があれば、もう少し正確な数字が出るというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 確認しておきます。今のは年額でよろしいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) そうです。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) わかりました。 そういうことで、やはりここの有効活用ということは早急に急ぐべきだろうというふうに思います。ここでも私は言いたい。やはりここに最善が尽くされているのかということ、それを言っておきます。 もし実際に、先ほど商工観光部長のほうから将来の計画予定というようなこともお話がありました。実際にここを買いたいという方があったら売るのか売らないのか、今そういう話があるのかないのか、お聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 商工観光部長・成瀬博明君。 ◎商工観光部長(成瀬博明君) にぎわい広場付近の空き地については、現在、民間の活用も含めて検討してございます。中心市街地の活性化のために有効な手だてであれば売却することも選択肢の一つとして考えております。現在のところ具体的なオファーはございません。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 再三言いますけど、やはり貴重な土地であり、の財政も厳しい中、有効な方法を一刻も早く考えていただきたいということをお願いしておきます。 ○議長(鷹見憲三君) 総務部長・田立三博君。 ◎総務部長(田立三博君) 先ほど市有地の売却の件で公募ということを申し上げましたけれども、基本的には公募でございますけれども、隣地へ払い下げをしておるのも多くございますので、答弁のほうを訂正させていただきます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) それでは、次の最後の大項目の質問をさせていただきます。 私が上げたのは広域道路網、南北軸、濃飛横断道国道257号線と書きましたが、同僚議員から指摘もございまして、これは線とは言わないのかなあという話もありました。これは訂正させていただきます。この計画についてということで質問させていただきます。 昨日、大堀議員からも少しお触れになりましたけど、私なりに一つずつちょっと確認をさせていただきたいというふうに思います。 まず、濃飛横断自動車道という計画、この計画についての今までのの取り組み、考え方についてお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 濃飛横断自動車道の取り組みにつきましては、関係自治体及び民間で組織しております濃飛横断自動車道事業促進期成同盟会により要望活動を実施してきました。その中で、下呂から中津川間をリニア中央新幹線の開通を視野に入れた整備をお願いしているところでございます。 岐阜県では、リニア中央新幹線活用戦略研究会がまとめたリニア活用戦略(一次案)において、リニア岐阜県駅周辺における道路アクセス整備の取り組み方針として、濃飛横断自動車により南北方向の広域的なアクセス軸を形成すると位置づけられております。美恵橋から国道19号、中央自動車道までの約5キロのリニア関連工区として、幅500メーターのルート帯を示しました。県は現在のところ、美恵橋から下呂間は現道改良という方針でございますが、としては、時間短縮の観点から自動車専用道路的な整備を要望していく考えでございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) ちなみに、この濃飛横断道の期成同盟会というのは、何年から活動が始まったのか教えていただけますか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成6年12月に地域高規格道路の計画路線と指定されておりますので、年度についてはちょっとあれですが、6年になっておりますが、そのころというふうに思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 昨日、大堀議員の中にも出てきました南北道ということでもう1本、三河東美濃という道路の話も、たしか期成同盟会のような話をお聞きしましたので、そちらのほうもいつごろから発足しているのか、ちょっとわかれば教えていただけますか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成7年に発足しております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) それでは、先ほどとしては下呂までを特にというような話もお聞きしました。これ、地域高規格道路という名前が出てきたんですけど、実際の計画概要、延長、それから道路規格というものについてご確認します。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 濃飛横断自動車は、郡上から中津川に至る約80キロメートルの地域高規格道路として平成6年に計画路線決定されております。地域高規格道路とは、おおむね60キロメーター、1時間当たりのサービス速度が確保された2車線以上の道路であり、必ずしも自動車専用道路型の整備とは限らず、サービス速度が確保されれば現道改良での整備も可能となっております。 現在、下呂-中津川間は計画路線に指定されております。八幡-和良間が調査区間、和良-下呂間が整備区間となっております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 事業主体は県だということは承知しておるわけですが、中津川として今まで運動してきておる中で、地域高規格道路という定義からいいますと、自動車専用道または60キロから80キロで走れる道というような定義があると思います。その中で、としてはどこを目指して今まで運動をしてきたのか、そこ辺をお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) としては、自動車専用的道路という形で要望を重ねてまいりました。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 先ほども、これからもそういう形で要望をしていくというようなお考えを今部長からお聞きしたわけですけど、その辺にはお変わりないという格好でよろしいですか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) としては、そのように要望していきたいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 理事・丸山裕章君。 ◎理事(丸山裕章君) この道路の性質を考えてみたときに、少し性質が地域高規格から変わってきたというような認識を持っていまして、もともと簡単に言えば、郡上・下呂・中津川を経由して、中央自動車道と東海北陸自動車道を結節するものなんですね。 それから、東海環状の外回り環状的な要素を持ちながら、従来は地域間の連携機能や交流機能を持たせるという意味合いでありましたけれども、実はこのときはリニアの駅は決まっていなかった状況です。今はリニアの中間駅が中津川に決まっているので、ということは、その広域拠点へ向かっていく道路ということになると、性質的には高規格道路の扱いだろうというような認識で、こういう形で要望していきたいということで考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 順次質問を進めていきますが、先ほども部長からあったように、今回、県が示されたルート、計画というのは美恵橋以北ですね。美恵橋は改修せずに現道の美恵橋にひっつけていくと。それ以降は現道を利用していくという計画ですよね。こういう計画に変わっていってしまっているんではないかなと。が思っている、は自動車専用道でいきたいという思いがあるのに、どうしてここに着陸していくのか、県がそういう方向へ持っていくのか、いつの時点でこうなってきたのか、その辺、もしわかれば教えてください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 岐阜県が今回、このルート案を計画する段階で、遺跡、史跡や天然記念物など配慮を望むものや新駅からの景観ですね。または地域の景観など配慮してほしい事柄を要望してきました。要望は関係自治体及び民間で組織している、先ほどの濃飛横断自動車道事業促進期成同盟会で行っております。 美恵橋から中央自動車へのルート案は、平成25年5月24日のリニア中央新幹線活用戦略研究会第6回の基盤整備部会で示されております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今、戦略研究会、基盤整備部会というお話が出ました。最近では12月に開かれていますね。新聞報道もありましたし、私もホームページで見させていただきました。この後、年度末には最終報告にまとめますよという会議が12月2日の日に行われたということで、新聞報道等、それから県のホームページを見ますと、やはりこれは地元だけではなく、東濃圏域からアクセス道路として考える必要があると。そして下呂へ行くのに、名古屋駅より岐阜県駅のほうが有利だという線をアピールしなきゃだめだという結論が出ていますよね。そういう言葉が出ています。新聞にもそう書いてあります。それと美恵橋にひっつけていくというのはどうも話が合わないという気がしますが、その辺についての考えはどうなっていますか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) としては、最低、国道257号まではつなげてほしいという、12月の会議でも私は発言をさせていただきましたし、今リニアの開業を視野に入れて、開業までに美恵橋の間5キロを集中的に改良するということを県は言っていますので、あわせてそれ以降もそれにつなげていきたいというふうに考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) もう少し後から全体の話をマスタープラン等で出させていただいておりますので、その辺で質問させていただくということにしまして、今の例えば美恵橋から以北の県道であったり、257号、この状況というのは私は本当に今でも交通量が多くて、年々交通量もふえています。行楽シーズンであり、朝夕の通勤ラッシュであり、危険な状態であるということを私はそばに住んでいて、地域に住んでいて、地域の声からもそういうふうに思っています。そこへそういうものをひっつけて持ってくる。その先のことを何も県は提案しない。そういう状況で本当にいいのかなということを思いながら質問をさせていただきますが、国道257の改良だとか改修要望、そういうものは地域からあるのか。それとが見て必要だと思えるところがあるのか、県に対して要望しているのか、現状をお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 平成25年度に地域からの改良要望箇所は2件、修繕要望箇所は9件、合計11件出ております。その11件の要望については、その都度、県へ要望しております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) やはり今の257号というのは、本当に先ほど言ったように交通量もふえていますし、危険な状態であるというふうに思っております。 それで私がお願いしたいのは、地域からといいましても、地元からといいましても、それはやっぱりプロが見た目で、地域の安全だとか安心を考えれば道路に精通した方。それは県が直接見て判断してくれればいいんですけれども、なかなかそうもいかないということであれば、市役所の道路担当の方がしっかり見て、ここは危険だというものはしっかり判断いただいて、そして要望を上げていってほしいということをお願いします。 それでは、こういうルートになってくると、先ほど言ったが本来望んでいる自動車専用道、それのスピードですね、早く行くという速達性というんですか、そういうものからいうと、非常に欠けた問題のある計画じゃないかなと思っていますが、これは先ほど出ました下呂あたりはどう反応しているのか。何か情報をお持ちでしたら、お聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 下呂についても、先ほど言いましたリニア中央新幹線活用戦略研究会に参画しております。ほとんど県内全市町村が加盟しておりますので、このルートについては認識しておりますし、その部会の中でもやっぱり下呂へ速達性の高いものを、向上したものをつくってほしいという要望も出ておりますので、あわせてお送りします。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) その中で、今後の事業をここでお聞きしたいのは見通し、例えば今こういう案が出された。この間、東美濃で説明会があったという中で、県がこれからどうやって進めていくのか。それの見通しというのはどうなっていますでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 県はリニア関連工区について、現在、地形調査、史跡、天然記念物等の基礎的調査を行っております。その結果をもとにルート検討を進めている状況でございます。ルート計画立案に当たり市民の意見を伺いたいとのことから、現在、11月27日のふれあいセンターで行われました説明会で意見募集を行っています。 今後、意見募集を行った後、ルート案が作成され、その後、都市計画の手続となる予定でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) わかりました。 時間が迫ってまいりますので次へ行きますが、今の国道257号の現道の状況についてお聞きしたいと思います。 257号の道路規格、車線の構成、幅員の構成、改良計画、歩道の設置状況、速度道路規制等、それから交通事故の発生状況等、まとめてお聞きします。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 岐阜県に確認をしました。 現在の道路規格は地方部その他道路の第3種第3級、普通道路で片側幅員3メーターでございます。現在この区間の改良計画はございません。歩道設置状況は中津川地内で94%設置済みでございます。現在この区間において道路規制はございません。 また、交通事故につきましては、人身事故のみで年間50件程度発生しております。この区間については、県は濃飛横断自動車道の現道活用区間と想定をしておりまして、今後、交差点改良などの部分的な整備は検討するとしております。中津川市内で、国道256号重複区間を含んで延長23.5キロございます。このうち歩道がない区間は1.4キロとなっています。平成16年から平成23年度までの人身事故の統計を調査してみますと、平均53.8件発生している状況でございます。
    ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今、3の3ということで片幅3メーターという形で改良されているということです。今、歩道の94%設置と言われましたが、これは片側歩道ですね。両側という意味じゃないですね。歩道につきましては、幅員はどれだけなんでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 歩道幅員はちょっと調べておりません。申しわけありません、後ほど。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) ここ数年、私が承知しているだけでも死亡事故が起きていますね、路肩に見えた方が。これはやはり片側にしか歩道がないんですよね。そこの路肩を歩いている。路肩が非常に草等が生えて白線の外側線まではみ出さないと歩けないという状況です。こういう状況の中にこうした道路の計画を持ち込んでくる。そして現道の257号の改良計画を何も示さないままで持ってくる。非常に私は無責任な計画案だというふうに感じております。 次に、中津川として今回こういうのが発表された中で、次に待っているのが都市計画マスタープラン、都市計画の交通スタープランということをやらなきゃならんわけですが、中津川としてこの辺の中で、まず対象区域というのはどこまで考えていらっしゃるんですか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 両プランとも対象区域は中津川全域を考えております。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) やはり中津川全域を考えたときに、マスタープランをつくり上げる段階で、私はが目指している自動車専用道、こういう考えを基軸にしてマスタープランをつくり上げてほしいというふうに思います。このことは、その後出てくる都市計画にも大きな影響を及ぼしてくるだろうということは考えられます。このマスタープラン等における南北軸と言われる道路について、位置づけはどのようにマスタープランの中でなっているのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 広域道路網の南北軸として濃飛横断自動車道、国道257号が位置づけられていると考えております。なお、濃飛横断自動車道などの北方面だけでなく、南方面の三河東美濃連絡道路まで含めた一体的な線が南北軸の位置づけと考えております。都市交通マスタープランは、現在策定の作業中でございまして、これから議論される段階ですが、県内各地や県境を越えた広い圏域からリニア駅にアクセスする広域道路網の南北軸には、濃飛横断自動車と国道256号、257号がその役割を担うと認識しております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) リニアのビジョンの中でも南北軸というものがしっかりうたい込んであります。これは明らかに19号中央道を十字に、あの道路を東西と考えると、やはり南北はそこに十字でかかっている。それが基本線だというふうに私は思いますが、その辺についてお考えをお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 議員の認識と同じでございます。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 私、ちょっと今回のこういうプロセスの中で、いろんな資料を見ている中で、1つ、県議会の中でのことについて少しご紹介をしたいんですが、これ、県議会3月なんですね。恵那の水野県議の質問の中で、県がこの道路に関して、中央自動車道への連結など調整が必要な事業について、地元を巻き込み議論をし、戦略的なまちづくりを図るという答弁を県はしておるわけです。この地元を巻き込んでするという中に、地元にどうやって中津川がかかわってきたのか、その辺の何かわかることがあったら教えてください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 先ほどの岐阜県の戦略会議等々もその1つだと思いますし、これから中心になります美乃坂本駅、岐阜県駅が中心になります恵那、中津川とも議論を重ねて岐阜県等へ要望していきたいというふうに思っておりますので。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 3月議会でこのような答弁を県議会でもされてみえる。我々が聞いていたのも、リニアの線が、位置が、駅が決まらないから濃飛横断道の位置も決まらないというような話できているわけですね。それが突然決まりました。何月でしたっけ、位置が駅の東側を通りますと美恵橋までですよというような県からの発表があった。その間に本当に地元におろして議論何てどこでされたんでしょうかというのが私の疑問です。地域の声というのはどうやって捉えられているのか、県が。それは中津川という自治体が、市民の代表としてやっているのか。議会が市民の代表としてやっているのか、そんな話はどこであったんですかということ。その辺、どうお考えでしょうか、地元として。 ○議長(鷹見憲三君) 理事・丸山裕章君。 ◎理事(丸山裕章君) そこの地元という議論は少し観点が違っているような気がします。地元自治体という表現で考えていいと思いますし、具体的な話になると地元住民という話になると思いますので、戦略的と今その中で言われているように、実は経済戦略だとかいろんな戦略がそこにあるわけです。ということは、やはり自治体の意見、特に恵那、中津川の地元の意見を聞いてという認識ならば、その意見としてはその中の議論はまとまるだろうと。ただし、詳細な設計に当たっての地元を巻き込んでという話は、そこの中では議論をされていないということでご理解をされたらどうでしょうかという提案なんですけれども。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 私も提案されても困るわけなんですけど、ただ、それならば、ならばでやはり自治体から市民である者に、そういう経過、経緯というのは、情報を公開していくという話は最初の質問のところでも、市長の毎回の話の中でもありました。なされているんでしょうか、本当に。 ○議長(鷹見憲三君) 理事・丸山裕章君。 ◎理事(丸山裕章君) 実はこの間の濃飛横断の説明会も地元の方は不満を述べていらっしゃいます。実はその500メーターのラインが云々という話もありますし、説明の仕方の問題もありました。 そういったところを考えると、地元にまずきちっと情報公開をしてないのも一つの問題でもありますし、それができてなかったとしてもうまく計画について説明をすべきであったという認識を私は持っておりまして、基盤整備のほうでもそれを察知いたしまして、県のほうへ進言を申し上げました。その過程ではいろんな議論もありましたけれども、今後地域を区切ってでも、小さな単位でもいいからしっかりとした説明をさせていただくということでございますので、その辺は、これからおくればせながらしっかりとした説明がなされるものということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 期待はします。しますが、本当に性根を据えて中津川が目指すもの、しっかり向かっていかないとそのままずるずるといってしまうんではないかなという気がします。 それで10番目の質問についていきますが、こうした地域高規格道路と言われるもの、高速ネットワーク、広域、これはのいろんな計画、リニアのビジョンを初め、いろんな道路の計画全て、その大きな計画エリアということで位置づけをされている道路です。 昨日も大堀議員の質問の中に駅圏域という言葉がありましたね、南北軸。これがしっかりしないと駅圏域なんていうのはないということです。つまり東京―名古屋間を1時間に5本、6本走るんです。そのうちの1時間に1本だけですよ中津川にとまるのは、各駅でそれも。それで東京の人がわざわざおりて行きたい下呂、高山へ使いますか、おりますか。そんなところでおさまってしまってもらっては困るんですよ。 今、5年先、10年先じゃないんです。20年、30年、もっと先まで、やっぱり後悔、悔いを残さない計画というものが絶対必要じゃないかなというふうに私は思うわけです。そういう中で、として今後どういう対応をされていくのか、その辺のところについてお考えをお聞かせください。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 中津川の拠点性を高めるには、下呂―中津川間の約55キロを早期に完成する必要があります。また、路線全体が自動車専用道路的な整備がされることが望ましいと考えております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) ぜひそういう取り組みでお願いしたいわけですが、あと、ご紹介しておきますと、国土強靱化担当大臣ですね。我が地元古屋大臣ですが、最初に就任されたときに、この地域圏内の3つの道路の促進に努めると。その中に濃飛横断道80キロ間のことが書いてあるんです。この力をやはり地元は活用すべきだろうというふうに思うわけです。 私はその中で大切なのは何かといいますと、中津川だけが絵を描いて、ああやこうや言っておったってだめじゃないかというふうに思います。南北軸の問題もあります。これはやはり恵那の恵南、南部のほうの影響、効果のほうが大きいでしょう。 私がお聞きしますのは、市長も当然、東美濃というようなお言葉にはずうっと勤務されていましたので、そのエリアの感触はわかると思いますが、やはりそのエリアで東美濃というエリア、恵那、中津川、これが一緒になって広域ネットワークだとか、そういうことは考えていかないと、一向に国を動かしたり、県を動かしたりすることはできないと思いますが、その辺は市長、どうお考えでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 私は恵那、中津川よりもっと広い範囲で考えております。これは下呂はもちろんでございますけれども、木曽の南部、そこも含んでの中での考えでおります。 それからもう1点ですけれども、この濃飛につきましては、昨年までは計画道路という形でした。これが駅位置、それから車両基地がはっきりとなったことによって、早急に、駅から今度は下呂へ向かうという形の中で県が整備を着手してくれたところでございます。 したがいまして、きょうずうっと一連のご質問の中で、当然これをしっかりと組み立て、進めていかなければならないということは十分理解をしておるところでございますけれども、これからの整備区間、または調査区間、そして整備区間に至るということにつきましては、若干まだ不透明なところもございますので、そしてもう1点がどうしても郡上、下呂、この間が優先されております。和良からの下呂、私も先月見てまいりました。各橋梁、また道路、随分整備をされています。また、新ささゆりトンネルも昨年完成をされたということで、下呂と郡上は随分近くなったなということはわかりますけれども、この中津川、下呂につきましては、まだまだ手が加えてございません。それを今度は中津川のほうから優先的に手を加えてという形でございますので、そこではしっかりとやはり、これからの20年、30年を見据えた中での各分野、方面が活用できる、また地域の活性化につながるという観点で要望をしながら進めてまいる所存でございます。以上です。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 恵那等ですけれども、東西の道路網計画について、事務レベルでございますけれども協議を始めておりますので、おいおい経済界、それから議会等々のお力もかりながら方向性を出していきたいと思っております。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 今回、こういう県が道路計画、濃飛横断の計画、リニア区間ということで落とした経緯、これが東側に入ってきたということ。このことは隣のである恵那あたりと本当にうまく連携をとって運動してきたのか、進めてきたのかということに、私はいささか疑問を持っています。東側に入ることによって恵那のメリットは非常に薄いんではないかなと。あと南北軸ということを基本に考えるならば、非常にその後の仕事がしにくい状況が発生しているんではないかと。どうしてこういう状況になってしまってしまうのか。このリニアの事業は千載一遇のチャンスと皆さん言っていたじゃないですか。100年に1度の事業だって。もっとやっぱり大きなスケールで長期的な展望を持って進まないとだめなんじゃないかなということをつくづく思っております。 もう1つ確認しておきます。 我々会派で中部整備局のほうへ行って広域道路網のことを少し勉強させてもらいました。私の資料でいいますと、平成16年の国交省の出している地図には、三河東美濃線のところが高規格ではありませんけど、黒い線で主要道路として入っております。ところが最近の中部整備局のほうにはそれが消されております。この辺はご存じでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 存じておりません。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) このこともリニアのビジョンの中にしっかり南北軸と書いてありますよね。そこに三河東美濃連絡道と書いてあるじゃないですか。だけど国のほうは全然相手にしない、そういう状況があるわけですよ。これはやはり首長もそうですけど、我々議会のほうもしっかりその辺はやっていかないかんのだろうというふうに私も考えております。 それで最後に市長にお聞きするわけです。 今、市長のお耳に入っているかどうかわかりませんが、この南北軸に対して、今議会はスマートインターと青木斧戸線について建設促進というようなことで議員連盟をつくっています。今後も私はこの質問を出した時点はまだ具体化されていませんでしたし、提案もされていませんでした。そういうものをつくって政治的にも動いていく必要があるだろうと。これは恵那との連携、三河東美濃連絡道を考えれば新城のあたりまで、濃飛横断道を考えれば下呂まで、郡上までを巻き込んで、そういう運動を推進する必要があるだろうということを考えるわけですけど、市長、その辺についてどうお考えでしょうか。 ○議長(鷹見憲三君) 市長・青山節児君。 ◎市長(青山節児君) 現在も濃飛横断自動車道の期成同盟会には、下呂だけではなくて、郡上、また東白川村を含めました31村の議会、経済界、または観光協会や地元の区長会等も参画をいただいております。今議員が言われましたように、さらなるバックアップをいただけるということであれば、私としては大変ありがたい、また心強く思う次第でございます。 ○議長(鷹見憲三君) 11番・深谷明宏君。 ◆11番(深谷明宏君) 私はこのことについても、やはり最善を尽くすということが執行部側でもあり、議会側の一番大切なことだろうというふうに認識をしております。そんなことで、何とかが描くいろんな計画にも影響してくるだろう道についてもしっかりやっていかなきゃならんという思いを改めてきょう思いまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(鷹見憲三君) 基盤整備部長・渡邊弘孝君。 ◎基盤整備部長(渡邊弘孝君) 済みません。 濃飛横断自動車道の設立年月日でございますが、まず行政側が平成元年6月に濃飛横断ハイウエー開設促進協議会というのを設立しています。民間で平成13年に濃飛横断自動車道下呂・中津川整備促進協議会というのを設立していまして、平成19年5月に現在の濃飛横断自動車道事業促進期成同盟会、これは官民一緒になって設立した経緯でございます。 それから歩道の幅員については、ちょっと調査していませんので、わかりませんので、申しわけありません。 ○議長(鷹見憲三君) これにて11番・深谷明宏君の一般質問を終結いたします。 以上で、本日予定いたしました市政一般に関する質問を終結いたします。 これをもって本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでした。  午後4時13分 散会 ――――――――――――――――――――――会議録署名議員 中津川市議会  議長   鷹見憲三         署名議員 片桐光朗         同    佐藤光司...