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06月17日-10号

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  1. 関市議会 2020-06-17
    06月17日-10号


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    令和2年第2回定例会会議録議事日程 令和2年6月17日(水曜日)午前10時 開  議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問(5番 浅野典之君)本日の会議に付した事件  1 議事日程第1から第2まで出席議員(23名)      1番   長 尾 一 郎 君        2番   池 村 真一郎 君      3番   林   裕 之 君        4番   武 藤 記 子 君      5番   浅 野 典 之 君        6番   田 中   巧 君      7番   後 藤 信 一 君        8番   渡 辺 英 人 君      9番   波多野 源 司 君        10番   鷲 見   勇 君      11番   村 山 景 一 君        12番   三 輪 正 善 君      13番   足 立 将 裕 君        14番   幅   永 典 君      15番   市 川 隆 也 君        16番   太 田 博 勝 君      17番   長 屋 和 伸 君        18番   栗 山   守 君      19番   土 屋 雅 義 君        20番   松 田 文 男 君      21番   小 森 敬 直 君        22番   猿 渡 直 樹 君      23番   石 原 教 雅 君欠席議員(なし)説明のため出席した者 市     長    尾 関 健 治 君    副  市  長    山 下 清 司 君 教  育  長    吉 田 康 雄 君    市 長 公 室 長    森 川 哲 也 君 財 務 部 長    平 川 恭 介 君    協働推進部長     西 部 成 敏 君 健康福祉部長     後 藤 達 也 君    市民環境部長     市 原 克 美 君 産業経済部長     武 藤 好 人 君    基盤整備部長     後 藤 浩 孝 君 基盤整備部参事    大 西   勉 君    会 計 管 理 者    村 瀬 富喜子 君 教育委員会事務局長  西 部   靖 君 出席した事務局職員 局     長    西 部 延 則      次     長    薮 下   彰 課 長 補 佐    林   良 広      主     査    渡 辺   淳     午前10時00分 開議 ○議長波多野源司君)   皆さん、おはようございます。  これより令和2年関市議会第2回定例会第4日目の会議を開きます。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第77条の規定により私から指名いたします。  15番 市川隆也君、16番 太田博勝君のお二人にお願いいたします。  日程第2、一般質問を行います。  発言は、一般質問順序表により許可いたします。  5番 浅野典之君、どうぞ。    (5番 浅野典之質問席に登壇) ◆5番(浅野典之君)   皆さん、おはようございます。  議長さんより許可をいただきましたので、通告させていただきました項目につきまして質問をさせていただきます。  本日の会議、私1人の質問のために開会ということで、大変申し訳なく思っておりますが、これも新型コロナウイルス対策ということで、御理解をいただきたいと思います。  それでは、質問をさせていただきます。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス対策について大勢の議員から質問が集中をしましたので、私が通告いたしました質問の多くが重複となりました。  したがいまして、皆さんが触れられなかった疑問点に絞って質問をさせていただきたいと思います。  まずは、学校再開後の課題と今後の対応についてでございます。  毎年夏休み後は、児童生徒栄養状態に問題がある子どもが増えると言われております。これは市長さんのブログでも、給食が再開されたときに心配をされた記事が、文章が載っておりました。  そして、昨日の武藤議員質問でも触れられましたけれども、子ども食堂の多くが中止をされておりますし、それと合わせたように、フードバンク利用者が非常に増えているという状況が紹介をされたわけでございます。  今回の長期の学校休業による栄養面での問題は起きていないのか。また、そのような状況をどのように確認をされているか、お伺いをしたいと思います。 ○議長波多野源司君)   当局の答弁をお願いいたします。  吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長吉田康雄君)   それでは、御質問の休業中の栄養面での問題、そして、それを学校としてどのように把握しているか、確認しているかということについてお答えをいたします。  休校中は、事情により、子どもたちだけで昼食を取るという家庭も少なくなかったのではないかと、このように思っております。これはまた、この問題は今、議員のほうからもご紹介がありましたが、毎年夏休みについても言えることでございます。  子どもだけで食べるとなりますと、どうしても食べ物の偏りが出てしまい、栄養面での偏りも懸念されるわけでございます。  5月末の試験登校、6月初めの分散登校、先週の11日からは一斉通常登校になっておりますが、この間の登校時における体調のチェック児童生徒から出されるチェックシート、そして授業中の様子、顔色とか体重の変化等でございますが、これらのチェックから判断する限りでは、栄養の偏り・不足等についての深刻な状況は、今のところ報告されておりません。  例年ですと、年度初めに内科検診というのが行われるわけですけれども、今回はコロナの関係で、9月以降に延期になっております。  先ほども少し触れさせていただきましたが、先週の11日から本格的な登校ということで、同時に本格的な給食を開始しております。児童生徒栄養状況のバランスにつきましても、徐々に改善されていくものと、このように思っております。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  そうした深刻な状況にある生徒は今のところいないということで、非常に安心したわけでございます。  また、学校登校が始まりまして、朝食を食べずに登校する子も非常に多いということを伺っておるわけでございますけれども、次の質問にも関連しますけれども、やはり朝食をしっかり食べてきていただくということが、熱中症対策にもなりますので、学校のほうも、このあたりもしっかりご指導賜れればというふうに思っております。  そこで、もう1点、今お話ししましたように、学校が再開されて私が最も心配するのが、マスク着用による熱中症の問題でございます。  人間の体温調整機能というのは、いわゆる皆さん御承知だと思いますけれども、汗をかくことによって水分を蒸発させる、気化熱によって体温を下げる機能と、そして、息を吐くときに熱を発散させる機能、この2つが人間の体温調整機能の大きなものだということを言われておるわけでございますけれども、マスクをしていると、呼吸による熱発散、放熱が非常に下がるということで、体温が下がりにくくなるという、このことが熱中症の原因にもなってくるわけでございます。  現在、新型コロナウイルスによる死亡者、昨日現在で951人、岐阜県においても7人の尊い命が亡くなっているわけでございます。  一方、これは平成30年の資料なんですけれども、熱中症死亡者数は1,581人、岐阜県でも50人の方がお亡くなりになっているわけでございます。  新型コロナウイルスも本当に怖い感染症でございますけれども、熱中症も同時に怖いわけでございます。  蒸し暑くなってまいりまして、救急搬送も先々週非常に増えてまいりまして、1週間で1,194人の方が救急搬送になったということで、大変危険な時期になってまいったわけでございます。  しかし、熱中症対策をしっかり講じれば、予防できるものであります。  そこで、去年まではなかったマスク着用時の学校での熱中症対策についてお伺いをいたします。 ○議長波多野源司君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長吉田康雄君)   それでは、マスク着用時の熱中症対策ということでお答えをいたします。  この熱中症対策につきましては、毎年大変神経を使っているわけでございますが、これまで行ってきております水分補給、水筒・ウォータークーラー等の活用、そして熱中症計の活用、こういうことに加えまして、今年度はもう既に始まっている、暑い日も続いておりますので、登下校の帽子の着用、体操服の着用、これは中学生に限られますが、また、冷却グッズネッククーラー日傘等の利用も例年以上に奨励していきたいと、こんなふうに思っております。  しかし、何といっても、炎天下マスクをかけての体育の授業登下校は危険な状況になると思っております。そのために、炎天下での登下校、体育の授業では、3密を避けた上で、マスクを外すことも指導してまいりたいと、このように思っております。  これについては、既に全国的に多くの学校で実施をされていることでございます。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  国の2次補正におきましても、学校再開に伴う感染症対策学習保障等に関わる支援経費が、非常に大きなお金が盛り込まれたわけでございまして、そして今、ネット上でも、いろんなニュースでもありますけれども、いろんな企業が夏用のマスクの開発を進めているわけでございます。  今日も市長さんのマスクが非常に涼しそうで、羨ましいなと思うわけでございますけれども、ぜひ子どもたちに、夏用のマスクを市で購入して配付していただきたいなということを要望させていただきたいと思います。  一つ、再質問でございますけれども、学校ではいろんな工夫がなされて、いわゆる3密状態をできるだけ避けた状態で授業が行われるわけでございますけれども、いろんな対策よりも、やっぱり一番効果的なのはマスク装着解除、この時間を設けることが一番の対策じゃないかなということを思うわけでございます。  既に、登下校時や体育の授業、そして給食も、シールドを置いて、マスクを外して食べていただいておるということでございますけれども、通常の授業中に、たとえ少しの時間であっても、マスクを外す時間というものが設けられないだろうかということを私は思うわけでございますけれども、その点お聞かせいただきたいと思います。 ○議長波多野源司君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長吉田康雄君)   先ほどからお話にも出ておりますが、コロナ対策は大変重要でありますし、コロナ自体は大変怖いものでございますけれども、その対策のために児童生徒授業中、学校にいるとき、家庭でもそうですけれども、息苦しくなったり、不快になったり、または熱中症のおそれが高まったりすることは避けねばならないということでございます。  教室内はエアコンが効いておりますので、暑さということについては大丈夫かと思いますが、それでも息苦しいと感じる児童生徒には、いっとき外すことも必要になってくるのではないかと、このように思っております。  また、私、思いますに、休み時間には校舎外マスクを外し、ゆっくり呼吸をするということも必要かと思います。  そこで、授業中に交代でマスクを外す、そういう時間を設定してはという御提案でございますが、コロナ対策熱中症対策の一つの方法であると、このように思っております。  この件につきましては、今後も臨機応変に対応していきたいと思っておりますので、検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございます。  臨機応変というのが本当に一番大切なことだなということを思うわけでございます。  私、先日テレビ番組で、マスク着用時の熱中症対策として、精製水100ミリリットルにハッカ油二、三滴入れたものをマスクの外側から顎の部分に吹きかけるといいというようなテレビの番組があったわけでございまして、私も早速、ハッカ水の入った携帯スプレーを買って試してみたところでございますけれども、本当になかなか気持ちがいいものでございまして、こんなものも、そんなにお金は高くないので、学校に配置していただくとか、こういった工夫もいいのかなということを思いますし、以前から、熱中症には塩あめがいいですとか、経口補水液、ちょっと熱中症状況のある方には、すぐ経口補水液を飲ませるといいようなことも、私も経験をしたわけでございますけれども、そういった備品を各学校、いろいろ工夫をしながら整えていただくこともいいのかなというふうに思うわけでございます。  ぜひ、マスク着用時の熱中症対策につきましては、教職員皆さんも知恵を絞っていただいて、子どもたち熱中症にかからないように御尽力を賜りたいということを思うわけでございます。  次に、ICTを活用した授業についてですが、こちらも渡辺議員市川議員からの質問に対して、GIGAスクール構想前倒しをされ、年度内整備を目指すという御答弁がありました。  機材を購入していただくということは分かったんですけれども、今全国で、GIGAスクール構想を同様に進めようという議論が進んでおるわけでございますけれども、今本当にどこの電気屋さんへ行っても、パソコン関係のものは本当に売り切れてしまって、ないわけでございまして、やはり早期に機材を調達するというのが、今難しい状況であるというふうに私は思うわけでございます。  そうした中、仮に機材が調達できる前に第2波、第3波が来てしまった場合、そして学校が休校になった場合、今回3月から非常に長期にお休みがあったものですから、先生方も動画を作ったりとか、いろんな準備を結構頑張ってやられたわけでございますけれども、学校が再開されておって、またいきなりぽんと休校になった場合ですと、そんな準備もできないわけでございまして、その中で先生たちにそういうものを求めるということになると、教員の大きな負担になるわけでございますけれども、そういった場合どういった対応されるのか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長波多野源司君)   吉田教育長、どうぞ。 ◎教育長吉田康雄君)   それでは、お答えをいたします。  これまでも申し上げましたが、GIGAスクール構想が整備されますと、学校においても、自宅に子どもたちが帰ってからも、子どもたちライブオンライン授業、また学年ごとの、時には学級ごとのミーティングにオンラインで参加できるようになります。  さらに、教員タブレット画面で自宅にいる子どもたち一人ひとりの学習の様子を把握したり、また、時には児童生徒と1対1で指導したり、または面談したりすることが可能となってまいります。  また、病気やけがで入院や欠席している児童生徒や不登校の児童生徒授業に参加できるようになります。こうした教育の幅を大きく広げるGIGAスクール構想は、確かに夢のある大きな可能性を持ったプロジェクトであると、このように思っております。  しかしながら、先ほども御指摘がありましたが、今回の休校中に配信した動画作りは時間もかかり、どの教員もやれるというわけにはいかない状況でございました。  多くの教員にとって、オンライン授業は、その仕方、そのための教材作りについて、今後学んでいかなければならないことが非常に多くあるということも確かでございます。コロナウイルス感染の第2波が早期に来た場合は、前回と同じようにプリントと動画の配信ということになります。  GIGAスクール構想が整備された後になれば、ライブオンライン授業実施ということになるわけでございます。  どちらにしても、教員の負担は大きいわけですが、少しでも負担を軽くしたいということで、今、国のほうでは第2次補正予算が組まれております。その中に、学習指導教員等の配置、教員の業務を手助けするスクールサポートスタッフの配置等がございますので、これらについて予算要求も同時に行っていきたいと、こんなふうに思っております。  これまで教職員は、平成24年度からの外国語活動の開始、令和2年度、今年度でございますが、小学校5・6年での教科英語の必修など、新たな分野についての指導内容指導法の理解・習得に取り組んでまいりました。今回のオンライン授業につきましても、各学校情報主任を中心に研修を重ね、子どもたちのために教師自身の資質の向上を図ってまいりたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  今回のGIGAスクール構想の議員の質問の答弁の中に、教育委員会事務局長から、年度内にこれを整備したいというような御答弁を何度もお聞きしたんですけれども、私は今年度の予算に、そういったGIGAスクール構想を完備するという予算というのは計上されていないというふうに理解をしておったんですけれども、当然予算措置をしなければ、今年度内にできないわけでございますけれども、いつその予算計上されるのかお伺いしたいと思います。 ○議長波多野源司君)   西部教育委員会事務局長、どうぞ。
    教育委員会事務局長西部靖君)   それでは、お答えいたします。  今回、国はGIGAスクール構想前倒しとして、令和5年度を目標としておりました児童生徒1人1台端末の整備を、令和元年度の補正予算と令和2年度の補正予算にて計上されました。これを受けて、全国の各自治体で積極的に取り組む動きが目立っています。  関市におきましても、同様に早期に整備できるよう準備を進めているというふうに私も回答したわけでございますが、現在、校内の環境整備学校内ですね、校舎内の環境整備につきましては、令和元年度の補正予算にて計上しまして、これを今年度に繰り越して、今実施をしておるところです。  ただし、タブレット型の端末のほうはまだでございまして、現在タブレット型端末の機器の選定、それから価格の調査、こういったものを終えまして、次回9月の補正予算に計上できるように準備をしている状況です。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  先ほども申しましたように、全国でこの事業前倒しをされようとしているわけでございまして、既にこの6月議会で、他の市町村では補正予算を組まれた自治体もあるというふうに聞いておるわけでございますけれども、私は、先般議案を取り下げられましたよね。その積算も、そんなに時間がかかるわけがない、早く積算ができるというふうに思いますし、国の第2次補正に対する補正予算も上げられるというふうに思うわけでございまして、9月補正予算を待たずに、例えば今回の議会の最終日に間に合うなら間に合わせてほしいし、臨時議会ということも視野に入れながら、早く準備をして、早く発注する方向でお願いをしたいというふうに思うわけでございます。  次に、通告をさせていただきました部活動各種大会中止に伴う代替事業につきましては、栗山議員田中議員質問に対して詳細な御答弁をいただきましたので、先ほど議長さんの許可もいただきましたので、取下げをさせていただきたいと思います。  次に、医療の最前線や幼児・高齢者・障がい者等、大変な思いをされ、御尽力をいただいております医療・介護・福祉事業者への支援については、今度の2次補正で、やっと多くの支援策が盛り込まれているわけでございます。  今まで余り支援が届いていないんじゃないかというような声も関係者からお聞きするわけでございますけれども、まず、関市の支援の現状についてお伺いいたします。 ○議長波多野源司君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長後藤達也君)   それでは、浅野議員からの御質問、医療・介護・福祉事業者への支援の現状について、お答えをさせていただきます。  市は、備蓄しておりましたマスク3万9,000枚と寄附としていただきましたマスクを合わせまして5万2,000枚を、医療・介護・福祉事業所に配付をしております。  また、保育園・障がい福祉サービス事業所につきましては、国の補助事業を活用していただきまして、感染予防対策に係る費用の一部について助成を受けている状況でございます。  また、市職員による地域密着型介護サービス事業所34事業所訪問実施をし、施設職員入所者状況感染防止対策を確認しております。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   マスク等、速やかに配布をしていただきましてありがとうございます。  まだまだこれから、国の2次補正も踏まえてということであると思いますけれども、そこで、今後の支援につきまして、私も幾つかの事業所を回りまして、声を伺いました。  まず、特別養護老人ホームですとかグループホームにつきましては、家族と入所者が直接面会できない状況にあるわけでございまして、入所者も家族も大変寂しい思いをされたわけでございます。  そういった環境の中で、関市内においても幾つかの事業が既に実施をされておりますけれども、家族とのオンライン面会、こういうことが今回行われたわけでございますけれども、家族も入所者も大変喜んでいらっしゃいました。  特に、遠方に住んでいらっしゃる子どもさんたちは、今後もこういった面会の仕方を望んでいらっしゃるわけでございますけれども、今後、関市内どこの事業所でも、こういったことを実施されると思いますけれども、市として、こういった事業に対して助成ができないかなということを思うわけでございますけれども、お考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長波多野源司君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長後藤達也君)   それでは、お答えをさせていただきます。  市といたしましては、ICT導入における労働環境の改善や生産性の向上を推進しますが、今現在、オンライン面会のためにタブレット端末等を購入するという目的だけの備品等購入補助金につきましては、今のところ考えておりません。  よろしくお願いいたします。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   先般の補正予算で、産業経済部のほうで、関市のIoT導入補助事業を今年度拡充するというような補正予算が出たわけでございまして、私、その要綱を見ますと、対象が市内企業のみというようなことでございましたが、やっぱり社会福祉法人IoTICT、積極的に導入する必要があるし、効果もあるわけでございますけれども、今年度、社会福法人等に対してIoT支援、どんなようなものがあるか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長波多野源司君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長後藤達也君)   それでは、お答えをさせていただきます。  社会福祉法人等IoTの推進につきましては、厚生労働省国庫補助に基づき、県が実施いたしますICT導入支援事業費補助金などを活用いたしまして、事業効率化に取り組んでいただきたいと考えております。  この補助事業は、県が6月議会に提出する予定でございまして、議決されますと、7月から申請が可能となります。  介護事業所向け補助金といたしましては、対象経費の2分の1以内で、事業所規模などにより、上限は50万円から130万円の予定でございます。  障がい福祉サービス事業所向け補助金は、1事業所当たり上限100万円で、補助率100%の予定でございます。  次に、保育所については、従来、ICT化推進事業補助金がございまして、システム導入、通訳や翻訳のための機器導入、それから、認可外保育施設における機器購入などがございまして、上限額は100万円で、私立保育所補助率100%となっております。  福祉関係のICT補助事業の内容は、大変充実してきていると考えております。  ICT導入労働環境を改善し、生産性の向上を図るということでは、人材不足の改善にもつながる重要な事業となりますので、市といたしましては、積極的に福祉事業所等に情報提供を行い、活用につながるよう助言をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   福祉関係、本当に充実してきたなということは理解をしたわけでございますけれども、今、最後にお話をされたように、やはりこういった事業所への情報提供をしっかりお願いをしたいというふうに思うわけでございます。  次に、先ほど学校における熱中症対策について御質問させていただきましたけれども、保育園の熱中症対策、これは小学校、中学校や高校よりも、幼児がマスクをしているということは、各段に熱中症のリスクが高いわけでございまして、先日もある保育所でお話を聞きましたら、園児にマスクではなくて、取り外しができるフェイスシールドを着用したらどうかということを今検討しておるというようなお話がございまして、ぜひ御支援がいただけるものならというようなことも伺ったわけでございますけれども、支援できるような制度はあるのかどうか、お尋ねをいたします。 ○議長波多野源司君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長後藤達也君)   それでは、お答えをさせていただきます。  幼児のフェイスシールド購入補助につきましては、令和元年度に引き続きまして、国の保育対策総合支援事業補助金が活用できますので、この事業補助金を活用し、使用できる年齢や効果を保育園と検討いたしまして、対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございます。十分現場の声を聞いていただいて、進めていただければというふうに思うわけでございます。  そのほか、国の2次補正予算及び市独自で支援を考えられているものがありましたら、お聞かせをいただきたいと思います。 ○議長波多野源司君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長後藤達也君)   それでは、今後の支援についてお答えをさせていただきます。  国の2次補正予算で、感染症緊急包括支援交付金として、医療機関及び介護サービス、障がい福祉サービスを提供する事業所感染症対策に要する物品購入等を行う場合の支援を行うことや、医療の最前線で感染リスクと背中合わせで従事している医療従事者やサービス継続のために業務に従事した介護職員に対して慰労金を支給することなどが決まりました。  今後は、国の新たな支援対策を確認し、対象から外れる支援などがあれば、市独自の支援を積極的に行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ぜひ、そういった漏れたところについては、市で補完をしてあげていただきたいというふうに思うわけでございまして、次の質問に移らせていただきます。  今回の新型コロナウイルス感染によって、一時は店頭からマスクが全く消えてしまったり、消毒液も本当になくなってしまいました。  特にマスクにつきましては、コロナ感染症が出る前、日本の流通量の7割近くを支えていた中国、この中国で感染症が発生したということで、日本の状況が非常に大きく左右されたという、そういった反省も踏まえて、国内でのそういったものの生産を復活させる企業も増えてきたわけでございます。  市内でも、私、聞きますと、新たにマスクのラインを作る計画があるということも聞いたわけでございまして、私も国内生産体制を強化するということは、力を入れるべきだということも思うわけでございますし、今回の国の2次補正につきましても、サプライチェーン対策ということで大きな予算措置が講じられたわけでございます。  そこで、市として、市内でマスクですとか消毒液ですとかフェイスシールド等の生産事業者、そういったものがあるのかどうか、把握していらっしゃったら、ちょっとお聞かせいただきたいというふうに思います。  そして、既存事業所での生産を拡大するとか、今お話ししましたように、新たに市内で、そういったマスクですとか消毒液ですとかフェイスシールドとか、そういったものを生産したいというような企業があったら、積極的に御支援を願いたいわけでございますけれども、そういった支援制度はあるのかどうか、お伺いをいたしたいと思います。 ○議長波多野源司君)   武藤産業経済部長、どうぞ。 ◎産業経済部長(武藤好人君)   現在、本市がつかんでいる情報では、マスクを製造している事業者は、共同製作している事業者を1つにカウントした場合、3事業者になります。  次に、フェイスシールドを製造している事業者は、これも共同製作している事業者を1つにカウントすると、3事業者になります。  一方、アルコール系の消毒液を製造している事業者につきましては、全国的には、アルコールを扱うことのできる酒造メーカーなどが参入した事例もありますが、本市においては確認できておりません。  これら国内におけるマスク、アルコール消毒液、フェイスシールドなどの不足に対応するため、経済産業省では、これらを増産するための設備投資に対する補助制度を設けております。  この補助制度につきましては、製造に必要な機械装置、備品、工具などの購入や、これらを製作するための費用などに充てることができ、生産ラインごとに補助率4分の3、上限3,000万円となっています。  また、新規に製造工程の全てがオートメーション化されるなどの先端設備を導入する場合は、補助額が3,000万円までは補助率4分の3、3,000万円を超えた部分については4分の1で、合わせて2億円を上限としています。  ただし、現在発表されているのはフェイスシールドとアルコール消毒液のみであり、マスクについては、同様の内容を見込んでおりますが、詳細につきましては未発表のままになっております。  このほかにも、新型コロナ禍に対応するための補助メニューは多岐にわたりますので、事業者の皆さんが必要な制度を御利用いただけるように支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  市内にもこういった企業があるということをお聞きしまして、大変心強く思ったわけでございますし、そういった市内企業の御支援もお願いをいたしたいと思います。  そして、そういった企業に対しての支援の一つの方法として、価格の問題がありますので、無条件にというわけにいきませんけれども、市の備蓄備品等については、できるだけ優先をして購入をしていただきたいというふうに思いますし、市に優先購入、調達できるような仕組みをつくるということも大事だというふうに思うわけでございまして、日頃からの連携も含めた連携協定を、そういった企業と結ぶといいと思いますけれども、お考えをお聞かせください。 ○議長波多野源司君)   森川市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長(森川哲也君)   それでは、備蓄品に関する協定についてお答えします。  市内の事業所と協定を結び、優先的に関市が備蓄品を調達できることは大変有益というふうに考えます。また、市内企業支援にもつながりますので、御提案のような協定を進めていきたいというふうに考えます。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ぜひ、よろしくお願いをいたしたいと思います。  それでは、次に、新型コロナウイルスに11人の職員が感染しまして、市役所でクラスターが発生したということで、滋賀県の大津市の本庁舎が全面閉鎖をしたというニュース、私も本当にびっくりしたわけでございまして、大津市においては、市内36か所ある支所で通常業務が続けられたわけでございますけれども、そこで、関市がそういった状況になった場合、どのように市の業務を継続するかということでございますけれども、市役所には市役所の業務を継続するためのビジネスコンティニュープランというものがあるわけでございまして、それに沿って対応していくんだろうなということを思うわけでございますけれども、私も現役時代に、それが本当に感染症対策も入っているのかな、どうかなということが不安になりまして、実は関市のBCP計画を読み直したんですけれども、やはり感染症対策に関しての項目もございませんし、初めてのことですので、やっぱりそこまで気がついていなかった部分があるんですけれども、やはり関市の業務継続計画をしっかり見直すべきだというふうに思うわけでございますけれども、市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長波多野源司君)   山下副市長、どうぞ。 ◎副市長(山下清司君)   それでは、業務継続計画の見直しにつきまして、お答えをさせていただきます。  議員が現役の頃でいらっしゃると思いますが、本市におきましても、災害に被災した場合に、ヒト・モノ・情報の制約の下でも、きちんと市民の皆さんに業務を提供できるようにということで、平成24年、ちょうど東日本大震災の翌年になりますが、関市業務継続計画を策定しております。  この計画では、今申しました市民の皆さんに重要な支援、これを業務として選定をいたしまして、それを支援できるための体制とか手順、こういったものをタイムラインとして示しております。  また、議員も御指摘のように、その24年というのは、まさに大きな地震、自然災害に対する業務継続という視点でしかございませんでしたので、現時点では、この感染症に対する視点での内容になっておりません。  私も、4月20日過ぎだったと思いますが、大津市の事例を報道で知りまして、県庁所在地の市役所が閉鎖になると、これは非常に大きなことで、関市にとってもよそごとではないなということを当時思った覚えがあります。  議員もおっしゃいましたように、私どもも支所がございますので、自治体クラウド型のそういうシステムを持っておりますので、そういった本庁がもし閉鎖になるような事態になれば、支所を使うとか、あるいは職員も定期異動しておりますので、いろいろ部署を経験した者が、ほかのところで今は働いているということになりますので、そういった勤務の経歴をリストアップしながら対応できる、そんなことを視点にしながら、感染症に対しても対応できる関市の業務継続計画を改訂をする必要があるというふうに考えておりますので、それを進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  もう1点、先般、地域防災計画の改訂版が、私どもも配付をされまして、見せていただいたんだけれども、やはり今回、自然災害と感染症という複合災害が起きる可能性が非常に高くなってきておるわけでございますけれども、そこで、避難所の運営マニュアルについては、もう既に改訂をされたということで、速やかな対応だというふうに思うんですけれども、その大本となる一番重要な地域防災計画も、やはりそれに合わせた見直しは当然必要だというふうに思うんですけれども、早速改訂をしていただきたいというふうに思うんですけれども、お考えをお聞かせください。 ○議長波多野源司君)   森川市長公室長、どうぞ。 ◎市長公室長(森川哲也君)   地域防災計画でございますけれども、本市にとって最も基本的な災害対策の計画でございます。この中には、災害の種類に応じて、幅広い対応が盛り込まれているということでございます。  そのため、新型コロナウイルスも新たに生じた災害というふうに捉えまして、見直しを検討していきたいと、県や近隣市の地域防災計画も参考にしながら見直しをしたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ぜひ、災害が起こりやすいシーズンにもなっておりますので、早急に取りかかっていただきたいなというふうに思うわけでございます。  続きまして、新型コロナウイルス感染症対策における財政運営についてお尋ねをいたしたいと思います。  関市におきましては、市長さんの強いリーダーシップと職員の皆さんの御努力によって、スピード感を持って多くの対策が実施をされているわけでございますし、今後も行われるわけでございまして、これに対して、市民も本当に安心をされているというふうに思っておりますし、市外の方と会いますと、関市はいいねというような言葉も聞くわけでございまして、大変羨ましく思っていらっしゃる市外の方もいらっしゃるわけでございます。  その一方、非常に感染症対策、大きなお金でございますので、関市の財政大丈夫なのかというようなことも同時に聞くわけでございまして、そこで、私は総額というよりも、関市の一般財源がどれだけ投入されるかということを視点においてお聞きしたいというふうに思っておりまして、現時点での新型コロナウイルス対策予算の総額と、その事業費の一般財源、これが幾らかということをお聞きをしたいというふうに思います。  そして、渡辺議員をはじめ5名の議員さんが質問されておりますけれども、9月まで市主催のイベントは中止になったということでございまして、予算額5,400万ということでございますけれども、そのうちの一般財源は幾らなのか。そして、特定財源として、第1次の国の予算でも地方創生臨時交付金が交付されます。  そして、1次補正の積み増しもあるというような御説明も、先般の答弁であったわけでございますけれども、その積み増しの額も含めて、現在分かる範囲でのお答えをいただきたいというふうに思います。 ○議長波多野源司君)   平川財務部長、どうぞ。 ◎財務部長(平川恭介君)   今年度、これまで編成した新型コロナウイルス対策関連補正予算の総額は約106億800万円でございまして、そのうち、国・県補助金、諸収入などの特定財源は約99億4,400万円で、残りの約6億6,400万円は一般財源であり、財政調整基金で対応しております。  9月までの中止したイベントに係る一般財源は、約5,000万円でございます。  地方創生臨時交付金につきましては、第1次分として約3億1,000万円の内示がございましたが、今後追加交付がある分につきましては、今後示されるということでございます。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   今ちょっと計算をしますと、第1次補正までですと、今6億6,000万円の一般財源と、そのうちに特定財源が3億1,000万円ぐらいあるし、プラス積み増しも、内示がないので金額は分からないんだけれども、そこそこも期待ができると。加えて、イベントの一般財源が5,000万円ということになりますと、約3億6,000万プラスアルファが見込まれるわけでございます。  そうしますと、現時点では、6億6,400万円から3億7,000万円を引きますと、現状では総額100億を超える予算規模ですけれども、3億円を切ってくるような一般財源の投入で済むというようなことが確認をできたわけでございます。  そして、今回、国の2次補正は、第1次補正は1兆円でございましたけれども、国、今回は2兆円と、金額を倍に増やして予算を組まれたわけでございます。  そうしますと、第2次におきましても地方創生臨時交付金が見込まれるということも十分あるわけでございまして、そうすると、もっともっと一般財源の投入が少なくなるというふうに考えられるわけでございますけれども、そうしますと、関市におけるコロナウイルス対策事業費の対応については、これからどうなるか分かりません、現時点では財政運営に困るということはないというふうに、私は計算をしたわけでございますけれども、市当局の御見解をお尋ねいたします。 ○議長波多野源司君)   平川財務部長、どうぞ。 ◎財務部長(平川恭介君)   新型コロナウイルス感染症緊急対策事業費につきましては、地方創生臨時交付金、国・県補助金等により、一般財源分は少なくはなりますが、交付金等で全てを補うことはできませんので、中止したイベント、事業の見直しなどによる一般財源と財政調整基金で対応しております。  また、地方創生臨時交付金につきましては、国の第2次補正予算もあり、当初予想しておりました額より多く交付されることと思われますが、新型コロナウイルス感染症の影響による景気の低迷により、市税等の減少が懸念されるところでもございます。  新型コロナウイルス感染症につきましては、第2波、第3波も予想され、まだ先が見えない状況でございます。当市では、その状況に応じ、さらに対策事業を行ってまいりますが、その一般財源としまして財政調整基金、今年度の一部事業の見直しによる一般財源を充当することになりますが、既決予算につきまして、市民サービスを後退させることがないよう、適正に執行してまいります。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  今、財務部長からもお話がありましたけれども、財政運営上、今後一番心配されるのが税収の落ち込みということでございまして、本当にこれは、どれだけ落ちるんだろうということを私も心配するわけでございますし、貴重なお預かりしている財源でございますので、十分な検討も必要でございますけれども、やはり公共事業の執行ということは、今回、経済対策もいっぱい打たれたわけでございますけれども、経済対策ですとか経済循環にも大変有効なことでございます。  私の地元の例で恐縮でございますけれども、昨年来要望してまいりました国道418号の道路と歩道との間に草がぶわっと生えて、非常に市民の皆さんから、何とかならんのかというような要望もいただいておったんですけれども、市当局の本当にお骨折りもいただきまして、美濃土木事務所が先週から工事を始めていただいたわけでございまして、本当にきれいになりまして、私たちが運転して通行するのにも気持ちがいいですし、小学生、中学生、高校生、歩道を自転車で走る方もいますけれども、本当に安心して通れるようになったという喜びの声も聞こえてくるようになったわけでございまして、やはりまちがきれいになるということは、コロナで心も沈んでいる市民の方々も、やはり今、私がお話ししましたように、本当にすかっと晴れやかになる効果にもつながってまいるわけでございます。  今、平川部長がお話しされましたように、できるだけ、いろんな事業制約も致し方ない部分もありますけれども、やはり市民サービス、そして市民の期待が持たれておる事業につきましては、できるだけ既決予算、適正に執行していただきたいなということを願うわけでございます。  次に、15日の渡辺議員の代表質問で提案されました新型コロナウイルス感染症対策思いやり基金と同様に、私も基金を設置したらという質問でございますけれども、当然基金を設置するには、条例も必要ということでございますけれども、私は渡辺議員の設置目的に加えて、少し別の角度から提案をさせていただきたいというふうに思うわけでございます。  それは、今回の新型コロナウイルス感染症対策におきましては、先ほど来お話をいたしておりますように、やはり市町村の財政力ですとか市町村長のリーダーシップのあるなしによって、対策に大きな違いが出ておるということは、皆さんも感じられているというふうに思うわけでございまして、大変ありがたいことに、関市においては財政力も、市長さんはじめ職員の積極的な取組によって、非常に有益な支援が実施されて、今後も実施されるわけでございますけれども、このことは、繰り返しますけれども、市民の皆さんも喜んでおられますし、市外の皆さんも羨ましく思っていらっしゃるわけでございます。  同時に、財政の問題を心配される方もあるということは、先ほども述べたとおりでございますけれども、これは、先ほど財政運営のところでもお聞きし、お答えをいただいた、市民の皆さんは、総額100億円の予算であっても、こういった特定財源がどれだけあって、一般財源をどれだけ持ち出さなければならない、こういった細かなところまで分からないものですから、総額100億とかというお金を聞きますと、本当に大丈夫かなというようなことを素朴な疑問として思われるわけでございます。  現在、関市におきましては、6月補正後、財政調整基金は約76億円あるわけでございまして、この基金を取り崩してコロナウイルス対応をしていらっしゃるということでございますけれども、市民の皆さん、そういった基金があっても、いろんなものに使う基金でございますので、果たしてこういった感染症対策に、こういった基金からどのくらいのお金が使えるのかなということは本当に分からないわけでございまして、私はこのような有事に対して、市民が安心して暮らせる、いわゆる心の安心基金、そういう気持ちの基金でございますけれども、感染症対策には、こういった基金を設置したらというふうに考えるわけで、そこで市のお考えを聞かせていただきたいと思いますけれども、この御答弁につきましては、一昨日、コロナ対策に当たっては、市長も、朝令暮改もコロナ対策ではあったというような御答弁をされておりました。  ですから、財務部長の財調を活用するので基金はつくらないという答弁は横に置いておいていただいて、今私が御質問をさせていただいた観点からも含めて、改めて私の質問に向き合ってお答えをいただきたいと思います。 ○議長波多野源司君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長後藤達也君)   それでは、議員御質問感染症対策に関する基金の設置についてお答えをさせていただきます。  大変積極的な御提案をありがとうございます。  議員御提案のとおり、市民が安心して暮らせる心の安心基金を設置することで、関市が感染症対策等に取り組むまちであるという安心感を市民の方々に持っていただける点につきましては、大変意義のある施策の一つであるということは認識しております。  感染症対策につきまして、今回、経済対策や生活支援対策に大きな予算を組みまして、迅速な対応を心がけてまいりました。  財源といたしまして、不足分は財政調整基金を取り崩して対応しているところでございますが、財政調整基金は御承知のとおり、財源調整や大規模災害など不測の事態が発生した際に活用するなど、使い道は様々であるために、市民にとっては分かりづらいものでありますが、現在ある基金で、これからも対応できればと考えております。  今回の基金制定につきましては、改めて考えておりません。市民の皆様には、市が感染症対策として、どれだけの予算をどんな財源で、基金で取り組んできたかを決算時の機会に明示して、安心して暮らしていただけるようお知らせをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。  答弁の最初は、もしかしたら朝令暮改が起きるのかなと少し期待をしたんですけれども、最後は財務部長と同じ回答になって、少し残念に思うわけでございますけれども、次の質問でも、私の気持ちを後藤部長に伝えたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思いますけれども。  それでは、最後に、感染症対策条例の制定について御質問させていただきたいと思います。  今回のコロナウイルス感染症におきましては、岐阜県、クラスターが幾つも発生をいたしまして、岐阜県が特定警戒都道府県に指定されたわけでございますけれども、これに対して、県内自治体はじめ、医療、経済、教育など広範囲にわたる関係者とともに、オール岐阜の体制で、スピード感を持って徹底した対策を講じられた。そのおかげで、非常に早くクラスターが収束したという成果が上がってきたということであるわけでございますけれども、そうした中、古田知事は6月末、6月23日開会とお聞きしておりますけれども、県議会に(仮称)岐阜県感染症対策基本条例案を提出するための条例の骨子案を発表されまして、現在パブリックコメントが行われております。  新聞報道によりますと、新型コロナ対策に特化した条例は、東京都で制定例がありますけれども、幅広い感染例を対象にした基本条例というものは全国初だということでございます。  条例案では、専門家会議の常設化ですとか行政・医療機関・県民・事業者などが一体となった、いわゆるオール岐阜体制で対策を行う基本理念が明記をされております。  県民や事業者に対しては、感染を理由とした差別をしないなど、そういった条項も設けられておりまして、オール岐阜体制で条例をということでございまして、私は、県下で最も早くこうした条例を制定しまして、感染症対策の積極的な意気込みを見せるということも非常に意義があるというふうに思いますけれども御見解をお願いいたします。 ○議長波多野源司君)   後藤健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長後藤達也君)   それでは、感染症対策条例の制定についてお答えをさせていただきます。  県は現在、岐阜県感染症対策基本条例の案を6月末の県議会に提出予定でございまして、骨子案がパブリックコメント中となっております。  この条例は、県がこれまでに実施した新型コロナウイルス対策を整理し、感染症対策の枠組みを定めるもので、感染症対策を地域の実情に応じて効果的に実施するため、県が市町村と緊密な連携を図ることが明記される予定です。  医療の確保や感染症を防止するための休業などの協力要請等は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、県の権限で行われるものであり、市の感染症対策は県との連携が欠かせないものとなっております。  県の条例の詳細が明らかになりましたら、内容等を確認いたしまして、関市の条例制定につきまして検討をしてまいります。  以上でございます。 ○議長波多野源司君)   5番 浅野典之君、どうぞ。 ◆5番(浅野典之君)   ありがとうございました。ぜひ積極的な御検討をお願いしたいと思います。  今回、私が基金の設置条例と感染症対策条例を同一項目で御質問をさせていただいたのは、当然基金の設置をされるなら、感染症対策条例の中に組み込んでいただいて、より厚みのある、全国どこにもないような市の条例にしてほしかったから、並列にしたわけでございます。  今後、新型コロナウイルス感染症によって、私たちの働き方も随分変わっていきます。私たち新和会も、会派の会議、そして新人議員5人の勉強会も、Zoomによるオンライン会議を実施をしたわけでございまして、本当に便利になったなということを感じるわけでございます。  そして、市内の企業においては、毎週東京に出張しておった企業、どこでも結構あるんですけれども、でも、やはり東京とオンライン会議で済ませることが本当にできるようになったと、これでいいんじゃないかということを言われる企業もございます。  そして、私の知っている企業では、東京営業所、結構持っていらっしゃるところが多いんですけれども、その東京営業所の規模をぐっと縮めることができたと。こういった、意義といいますか、そういった働き方が変わってくる、まさしく変わってくる時代になるわけでございまして、まさに、どこにいても仕事ができる時代になってきたわけでございます。  人口減少社会におきましては、競って移住・定住政策が推進されまして、シティプロモーションにも、どこの自治体も力を入れておるわけでございまして、関市は今年度、シティプロモーションに4,300万円というお金をつけて予算組んであるわけでございまして、これからの時代、移住・定住を考える人の一つの選択肢としては、災害や感染症にしっかり対応できる自治体、そういったところに住みたいという考えが、これから非常に強くなってくると私は思うわけでございます。  そういった意味からも、どうか市民の皆さんが安心して住める、そして、よそからも来たいというような意味合いからも含めて、感染症対策基金条例、感染症対策に関する条例を制定していただきたいというふうに思います。  これは、ゼロ予算でできるシティプロモーションだというふうに私は思います。  私も市職員時代、市長から、バットを振らなきゃ当たらんと、そして、政策の実行はスピード、スピードと、幾度となく御指導をいただきました。後藤部長も、定年まであと9か月になったわけでございますけれども、しっかりバットを振っていただいて、県下初の条例制定をしていただきたく思います。  そんな意味からも、後藤部長に、フレー、フレー、後藤とエールを送らせていただきまして、私の一般質問を終わります。    (降  壇) ○議長波多野源司君)   これにて5番 浅野典之君の一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、来る25日の午前10時から開きます。  本日は大変御苦労さまでございました。  これにて散会いたします。     午前11時01分 散会上会議の顛末を記録し、相違ないことを証するために署名する。          関市議会議長       波 多 野   源   司          関市議会議員       市   川   隆   也          関市議会議員       太   田   博   勝...