多治見市議会 > 2024-06-07 >
06月07日-02号

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  1. 多治見市議会 2024-06-07
    06月07日-02号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-08
    令和 6年  6月 定例会(第3回)議事日程 令和6年6月7日(金曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議第55号 多治見市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正するについて 第3 議第56号 多治見市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正するについて 第4 議第57号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正するについて 第5 議第58号 多治見市空家等審議会設置条例の一部を改正するについて 第6 議第59号 多治見市下水道条例の一部を改正するについて 第7 議第60号 令和6年度多治見市一般会計補正予算(第2号) 第8 報第8号 令和5年度多治見市一般会計継続費繰越計算書の報告について 第9 報第9号 令和5年度多治見市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 第10 報第10号 令和5年度多治見市水道事業会計予算繰越計算書の報告について 第11 報第11号 令和5年度多治見市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について 第12 議第62号 工事請負契約の締結について 第13 議第63号 工事請負契約の締結について 第14 議第64号 工事請負契約の締結について 第15 議第65号 工事請負契約の締結について 第16 議第66号 工事請負契約の締結について 第17 議第67号 工事請負契約の締結について 第18 議第68号 工事請負契約の締結について 第19 議第69号 物品供給契約の締結について 第20 議第70号 土地の処分について 第21 議第71号 岐阜県後期高齢者医療広域連合規約の変更について 第22 休会期間の決定    (第2から第7まで 質疑~委員会付託、第8から第11まで 質疑、第12から第21まで 質疑~委員会付託)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(21名)          1番    獅子野真人君          2番    亀井芳樹君          3番    葉狩拓也君          4番    工藤将和君          5番    黒川昭治君          6番    成田康弘君          7番    加藤智章君          8番    片山竜美君          9番    玉置真一君         10番    城處裕二君         11番    奥村孝宏君         12番    吉田企貴君         13番    寺島芳枝君         14番    柴田雅也君         15番    若尾敏之君         16番    三輪寿子君         17番    林 美行君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         高木貴行君         副市長        鈴木良平君         教育長        仙石浩之君         副教育長       熊崎健一君         企画部長       桜井康久君         総務部長       柚木崎 宏君         福祉部長       加藤洋子君         市民健康部長     伊藤香代君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     伊藤徳朗君         都市計画部長     河地孝彦君         建設部長       佐藤秀樹君         水道部長       木村信孝君         消防長        加藤 繁君         会計管理者      金子 淳君         監査委員事務局長         併選挙管理委員会書記長                    村瀬正一君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       知原賢治         書記         臼武徹也         書記         武井かぐみ         書記         山内祥子         書記         酒井 佑     ------------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(柴田雅也君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(柴田雅也君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、19番 井上あけみ君、20番 石田浩司君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 議第55号から第21 議第71号まで ○議長(柴田雅也君) この際、日程第2、議第55号から日程第21、議第71号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) これより質疑を行います。 最初に、議第55号 多治見市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正するについては、通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、8番 片山竜美君。 ◆8番(片山竜美君) この条例ですが、いわゆるマイナンバーカード健康保険証が廃止されることによって利用者の拡大というふうに捉えていますが、この改正というのは、多治見市独自で裁量で行った改正でしょうか。 さらに、独自で行ったものとすれば、さらに積極的な拡大というのをお考えでしょうか、お願いします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 独自かどうかという点では、独自の実施というふうにお答えさせていただきます。ただ、全国的に各自治体が同様な対応を順次行っております。 また、拡大につきましては、国の動向を確認しながら、必要に応じて対応してまいります。 ○議長(柴田雅也君) 次に、16番 三輪寿子君。 ◆16番(三輪寿子君) 質問の要旨としては、福祉医療の助成について、受給資格確認のために所得情報の確認のための健康保険証マイナンバーカードのひもづけ、これが必要なのかということと、マイナンバーカードを持っていない人には、どのように対応するのか。これが質問の要旨です。 1項目め、当市の現在マイナ保険証の切替えはどれくらいか。利用率はどれくらいか。現行、紙の健康保険証の人は資格確認書を発行していくと思うが、この方法について。また、医療機関への対応は遅れはないのか、大丈夫か。 2項目め、全国的にマイナ保険証のトラブルが1万 6,000件以上起きていて、マイナンバーカードに別人の情報が登録されるなど、個人情報漏えいなどが懸念されている。利用率が低いのは、こうした不安の現れではないのかと考えるが、どうか。 当市も国の方針どおりに、12月1日までに、現行の紙の健康保険証を全廃していくのか。 3項目め、会計検査院が調査した11県とその全市町村に、医療福祉分野において地方自治体の行政手続マイナンバー情報照会実施、これがゼロというのが4割あったと報道されているが、自治体がそのシステムを使わない理由は、書類を提出してもらったほうが効率的であったというのが意見です。当市はどうなのか。 この3点について伺います。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 御質問について順次お答え申し上げます。 まず、要旨のところで、マイナンバーカードのひもづけが必要かということにつきましては、市が情報を確認するもので、市民が自発的にひもづけするといったものではございません。 マイナンバーカードを持っていない人の今後の手続につきましては、これまでと同様、本人の同意に基づき、必要な事項を確認してまいります。 続いて、切替え率等でございます。マイナ保険証の切替えは、国民健康保険で令和6年4月66%、後期高齢者医療制度では令和6年3月で 61.32%という数字になっております。 利用率につきましては、いずれも令和6年3月でございますが、国民健康保険が9.28%、後期高齢者医療制度が5.48%、国のパーセンテージが5.47%ですので、当市が上回っているということが分かります。 続いて、紙の健康保険証の方についてでございますが、資格確認書を交付していきます。医療機関への対応は、5月に医療機関で説明会をしております。 続きまして、利用率が低いのは不安の現れではないかということですが、一般的には、現健康保険証が使えること、またマイナンバーカードを常時所持していないことなどが要因と報道されております。 続いて、12月1日までに健康保険証を全廃するのかという御質問ですが、国の改正により、12月2日以降は新しい健康保険証は発行できません。ただし、現健康保険証は、令和7年12月1日まで有効となっております。 最後に、システムを使わないのは書類のほうが効率的であるということであるが、当市はどうかということですが、当市におきましても、マイナンバー情報照会において事務の効率は図られていると認識しております。 ○議長(柴田雅也君) 16番 三輪寿子君。 ◆16番(三輪寿子君) 質問の要旨に対して、このひもづけについては、市が情報を確認するもので、市民の側ではない。 もう一つ、マイナンバーカードを持っていない人、これまで同様の必要事項を確認できるということです。 1項目めの現在の切替え、これが当市は66%、国民健康保険については。後期高齢者医療制度は61.3%ですね。 現行の健康保険証の人は資格確認書を発行するのかということについて、これは利用率が9.28%。それから、国民健康保険が5.48%と国より上回っているということですが、全体的にあんまり利用率は上がっていないというふうに思われます。 あと医療機関、5月に説明会を実施したので遅れは大丈夫かということについては大丈夫そうな答弁でしたが、実際は、この医師会の説明会を行って、どうであったのかということをさらにお聞きしたいと思います。 それから、トラブルがこれだけ起きているけれども、別人の情報漏えい、そうした問題については、こうしたことはマイナンバーカードを紛失したりとか、そういった問題があるためだというふうにおっしゃったと思いますが、やっぱり今、こうしたマイナンバーカードを利用した詐欺というのも横行して増えています。そうした中で利用率が低いのではないかと私は考えます。 それから、紙の健康保険証、これは令和7年12月1日まで有効だということですが、それ以降は資格確認書というのを発行されていくということですよね。 最後、会計検査院が調査したマイナンバー情報照会、これが実質ゼロというところが、主に福祉医療に関してですが、4割とかなり大きな数字が出ています。当市はそういうことはないので、このシステムを利用していくということで効率的であるということですが、本当にそうなのかということをちょっと思います。 情報提供ネットワークシステムで、必要な個人情報行政機関同士でやり取りできるというふうになっていますが、こういったことも含めて大丈夫だと。当市では、そういう問題は起きないだろうというふうに考えてみえるのか、再度お尋ねします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) まず、1点目の医療機関への説明の反応についてでございますが、これは市からの説明だけではなくて、国のほうや様々な機関から直接的に医師会とか医療機関、薬剤師とか薬剤師会とか様々な方法で周知されておりますので、皆さん、御理解いただいているというふうに認識をしております。 それから、マイナンバーカードの情報について、以前より大変御心配いただいておりますけれども、パスワード、要するに鍵、御本人が持っていらっしゃる鍵をちゃんと持っていますので、それで開けなければ情報は基本的には漏れないということですので、必要以上に御心配することはないかと思います。 それから、ひもづけの情報についてでございますが、これは自治体、国との関係におきましても、権限のある正規の手続で確認をしているものですので、それ以上の御心配はないかと認識いたします。 ○議長(柴田雅也君) 次に、19番 井上あけみ君。
    ◆19番(井上あけみ君) 大変詳しく前の議員が聞いていただいたので、私は簡単にお聞きしたいと思います。 この改正によって、事務の効率化が図られるということでしたけれども、この議案に追加する、子どもさんとか重度心身障がい者並びに母子家庭等の母及び児童等に関するということなんですけど、具体的には、これまで行政の中で担当課以外の方の情報がなかなか得られなかった部分が、内部の連携ということで、様々な情報を手に入れることができて対応してきたと思うんですけど、それがこの条例が変わることによって、もっと簡単になるということかなと思ったんですけど、その考え方でいいのかどうなのかということです。 それから、また、今回改正の理由というのは何かということをお尋ねします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) まず、1点目の具体的にどう変わるかということについてでございますが、便利になるというのが、そのとおりですということです。 少し具体的に申し上げますと、健康保険証の内容の変更の手続が不要になる場合があったり、転入者の方で税情報がない方が、今までは、前住所地の納税証明書をお持ちいただかなくてはいけなかったんですが、それが不要になるといったようなことが例として挙げられます。 それから、もう一点、今回の改正の理由でございますが、令和8年度から全国的に運用することになっております、公費の負担医療制度のオンラインの資格確認について対応していくものでございます。 ○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) ということは、この条例の改正によって、市の執行部担当課だけではなく、市民にとっても便利になるということの理解でよろしいかということと、それから、令和8年から全国的に、要は様々な給付金があったりすると思うんですけども、そうした際に給付などが簡単にできるようになるとか、そういう理解をしてもよろしいでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 便利になるかという御質問については、便利になります。 もう一点は、今後もこれをうまく運用していけば、市民の皆様も私たち行政のほうも大変便利になっていくというふうに考えております。 給付金等についても、市民の皆様も行政側も事務が軽減されていくというふうに考えております。 ○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) ということは早く、例えば、政府が物価高騰対策とか様々な要因によって、その方たちに対して給付をするような場合についても便利になるという、早くなるということでしょうか。これは医療の件なので、それとは関係ないということで理解すればいいですか。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 今回は医療の関係の情報の連携になりますが、ほかの分野におきましても、そういった効果が見込まれるので、それがマイナンバーカードマイナンバーのメリットでもあると考えております。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第56号 多治見市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正するについては、通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、6番 成田康弘君。 ◆6番(成田康弘君) この改正では、今まで65歳以上の特例心身障がい者全ての方が医療費助成を受けていたというものに、新たに所得制限を設けたものと読み解きますが、その理解でよかったでしょうか。 また、その概要がもし分かれば教えてください。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 今の御理解で正しいです。 また、概要につきましては、福祉医療費助成事業特例心身障がい者65歳以上の区分に、所得制限の限度額を適用するものでございます。これは、第9次行政改革大綱の案件の一つです。社会保障制度の原点で検討をしたものでございます。 ○議長(柴田雅也君) 6番 成田康弘君。 ◆6番(成田康弘君) 今回の改正により、該当する方はどれぐらいを想定されているのでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) おおむね該当は10名程度というふうに把握しております。 ○議長(柴田雅也君) 6番 成田康弘君。 ◆6番(成田康弘君) 10名程度が該当するということですが、その方たちにどのような形で周知をされるのか。 また、これにより予算削減、将来にわたる福祉医療費助成制度の持続可能を確保するという、目指すところと考えますが、どれぐらいの算定をされていますか。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 周知につきましては、制度としては、広報紙やホームページ等でしていくことになりますが、今回、対象の人数が大変少ないので、個別にお手紙などで御案内をさせていただく予定でおります。 また、削減額につきましては、トータルで 360万円程度を見込んでおります。 ○議長(柴田雅也君) 次に、8番 片山竜美君。 ◆8番(片山竜美君) 先ほど成田議員のほうからも質問があり、第9次行政改革云々とお答えがあったんですけど、これが改訂された背景というか、なぜこういうふうになったのかということをお聞きしたいということと、それから、今、所得制限を設けたということがありましたが、要は何が言いたいかというと、設けたことによって、じゃあ、それにこぼれた人はいないのかというところが心配なんですが、その懸念について、2点お願いします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) まず、1点目の背景ですが、行政改革の中で社会保障費の医療費に係る財政上の観点から検討したところ、対象者の見直しを行ったものでございます。 2つ目の御質問、こぼれた人というのがちょっと理解が難しかったんですが、規定に基づいて該当する方が、ごく僅かですが、10名程度であったということでございます。 ○議長(柴田雅也君) 8番 片山竜美君。 ◆8番(片山竜美君) 最初の質問の財政上の見直しということなんですが、これは、要は財政支出をもう少し狭めるためというか、少なくするための見直しなのか、そうでないのかという点と、言い方が悪かったのかもしれませんが、要は所得制限設けたということは、それ以上の人ということがいないのかというところの観点ですけど、分かりますか。 所得制限を設けると、当然その所得を上回る人もいるじゃないですか。そういう方たちはいないのかということなんですけど、よろしくお願いします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) まず、財政の削減の観点につきましては、行政改革の中で財政、これにかかわらず、どういったところが縮減できていくのかという検討の中で、1つこれが浮かび上がってきたということでございます。 所得の再分配機能ということで、ちょっと言葉が難しいですが、裕福というか、まだ余裕のある方に補助をしなくても、皆さん平等に考えることができないかということで、この見直しを図ったものです。 それで、ここから上の人は皆さん該当しますので、それ以上の上の人というのはなくて、余裕のある方には御協力いただくというような、そういった考えかと思います。 ○議長(柴田雅也君) 8番 片山竜美君。 ◆8番(片山竜美君) 大変分かりやすく、ありがとうございました。 要は、そういう裕福な方が、今回、多治見市に該当がいて、その人が該当から外れちゃったということはないか、それだけお願いします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 外れた人が10人ということです。 ○議長(柴田雅也君) 次に、16番 三輪寿子君。 ◆16番(三輪寿子君) 大体の内容は分かりました。 第9次行政改革大綱で、社会保障改革の一つとして予算を削減していくと。そのために、この身体障害者手帳4級の65歳以上、今まで全ての人が対象であったのに、それを10名削減したということですね。 そうなりますと、先ほど手紙で理解を求めていくということでしたが、本当に納得されているのかどうか。やっぱり全体的に見ると、削減ということは、第9次行政改革大綱によってさらに厳しくなったという、そういう捉え方になりますよね。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 御理解につきましては、時間をかけて丁寧に御説明とか理解をいただくような努力をしてまいりました。 具体的には、令和3年に岐阜県身体障害者福祉協会多治見支部長に御意見を伺いました。その後に、当初はもう少し人数が多く計画しておりましたが、やはりちょっとそれは影響が大きいということで、その人数を少なくなるように、皆さんにあまり御負担をかけないような段階的な考え方に変更いたしまして、令和5年12月に身体障害者福祉協会の理事会で、所得制限の新設について御説明申し上げ、了解を得ました。そういった経緯でございます。 ○議長(柴田雅也君) 16番 三輪寿子君。 ◆16番(三輪寿子君) 身体障害者手帳4級の65歳以上の方々は、今までは全て対象になっていたわけですよね。それを10名減らしたという、そういうことですよね。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) この条例が議決されたときに、そうなるということでございます。 ○議長(柴田雅也君) 16番 三輪寿子君。 ◆16番(三輪寿子君) そうなりますと、多治見市としては、今までは結構そういった障がいの方々に対する規制というのが、かなりちゃんと保障されていたのではないかと思いますが、それを今度は対象者を10名減らすということは、それだけ厳しい中身に変更していくということでありますよね。そういうことですよね。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 厳しいと言われると、なかなかちょっと難しいところでございますが、当初はもう少し対象者を多く検討しておりましたので、その比較からいくと、厳しくはなく、優しくなったというふうに認識しております。 ○議長(柴田雅也君) 16番 三輪寿子君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。 16番 三輪寿子君。 ◆16番(三輪寿子君) 所得制限の額はどれぐらいでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 基準が、特別児童扶養手当と同様の所得制限限度額というふうに定めております。これは扶養の人数とかによっても、人それぞれ異なりますので、一概に申し上げることはできませんが、日本人の平均給与所得に近いものであるというふうにしたものであります。 ○議長(柴田雅也君) 次に、19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 私はもうお伺いすることはありません。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第57号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正するについては、通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、5番 黒川昭治君。 ◆5番(黒川昭治君) 今回の改正、制度の適用期間が2年の延長ということで、これは、まず、この制度が導入されて何年たつかというのと、それから、当市において、この制度の適用実績はどうなのかということを教えてください。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今回延長する令和8年3月31日で10年になります。 それから、多治見市においての適用実績でございますけども、残念ながらございません。 ○議長(柴田雅也君) 5番 黒川昭治君。 ◆5番(黒川昭治君) この10年、今回の2年の延長というのは、過去にもあったということをちょっと伺っているんですけども、あとは、今回この制度が延長されて、ある意味、ちょっとチャンスなのかなというふうに思いますが、ただ、ニーズに多治見市が合うかどうかというのも非常に難しいところですので、なかなか頑張ったから成果が出るというものではないかとは思いますが、この機会を当市はどう捉えていくかということで、何かしら生かしていけるような方策とか、プランとかというのがあれば教えてください。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) これまでも実施してきましたけども、企業展示会への出展でのPRですとか、それから積極的な営業活動、それから進出企業からの紹介などを通じて、これからも積極的な本社機能誘致を含めた企業誘致活動を行ってまいります。 ○議長(柴田雅也君) 次に、17番 林 美行君。 ◆17番(林美行君) 今、お話がありまして、理解した点もあるんですけれど、多治見市のこれからを考えると、本社機能の移転というのはとても大事な視点だと考えるので質問をいたします。 この制度は、地方への新たな人の流れを生み出すことを目的として、企業等が東京23区にある本社機能の地方移転や、あるいは地方にある本社機能の拡充を行う場合に、課税の特例の優遇措置が受けられる制度と。 この元になる地域再生法は、地域経済の活性化、地域における雇用機会の創出など、地域の活力の再生を総合的・効果的に推進するための法律で、平成17年に制定。 この地方再生は、地方公共団体の自主的・自立的な取組によって行うものとされていて、その基本になる地方創生は、仕事の創出、人の流れの創出、結婚・出産・育児の希望の実現、時代に合った地域づくりと多岐にわたっています。 地域再生制度は、それらを実現する具体的な取組を支援するためのメニューとして取りそろえられたものとなっています。 多治見市は、特に若い人たちの人口減少にも悩んでいて、うまく活用すべきものと考えていまして、質問をするわけです。 そこで、この条例の適用を2年延長することの効果、また、どのような取組を行うのか。昨日まで、今日から、そして、その効果は、という質問でございましたが、昨日までのことは分かりました。今日からどんな取組をしていくか、その効果はというとこでお伺いをいたします。どんな活用を積極的にされていくのかといった点についてお伺いいたします。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 東京23区から本社機能が誘致できた場合には、雇用の創出、税収増、それから地域経済の波及効果とか、または社員の多治見市の転入など、大きな効果が期待できるというふうに思います。 この制度を持っていることによって、誘致活動においても、多治見市の地盤の強さ、アクセスのよさなどに加えて、大きなアピールポイント、強みになるというふうに考えております。 それから、取組については、先ほども申し上げましたように、様々な機会を捉えて営業活動を行ってまいりました。これからも引き続き、積極的な営業や情報収集、それから、今年から岐阜県東京事務所に派遣をしております職員と連携、情報共有をして、東京23区からの誘致活動に努めてまいります。 ○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。 ◆17番(林美行君) 今おっしゃられましたように、多治見市は地震に強い。本当に平安時代以降、大きな地震で揺れたことがないという場所ですし、交通の要衝にあるという点も間違いがないと。基本的には、水資源に対しては弱いけれど、人材はとても豊富であると。 こういう地域の潜在的な力を上手に活用すべきだと思うんですが、そのためにやっぱり企業誘致課だけの力ではなくって、多治見市としてどんなまちづくりをするか。その中で、本社機能とか研究開発機能とかをどんな形で誘致ができてくるのか。どんなまちの将来の姿を描くのかというのを、そういう総合計画の骨格的なビジョンとつながるものにした上で、もう少し大きな力を込めて、誘致に対して働きかけをすべきじゃないかと。 努力を重ねて実績が上がっている企業誘致課を頂点にした上で、全庁的な体制をもう一回引き直す戦略的な総合行政の仕組みがやっぱり必要じゃないかと思うんですが、今回の延長が、そういう多治見市再生の起爆力になるような背景づくり、こういうものが本当は喫緊の課題として求められているんじゃないかと思うんですけれど、その辺、延長する、しかし、10年やってきたけど、なかなか難しかった。努力もした。だけど、これからさらに延長する。リニアも来ることになっている。 そういうことを含めて、もう少し考えたら本社機能など誘致ができるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうかね。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) これからも企業誘致課が中心となって全庁的な体制で、本社機能の移転を含めた積極的な誘致活動に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。 ◆17番(林美行君) 経済部の人員も増えたわけですので、待っているだけじゃなくって、できるだけ出向いていく。相手の気持ちに沿うような形で説得をかけれるような、また話を聞いてきた内容をもって、多治見市のまちづくりの考え方も修正していくというような、少しダイナミックな形というのがこれからは必要になると思いますので、積極的にそういう体制づくりを、今の状態からも、あるいは、さらに充実させていくということも含めて努力をしていただきたいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) これからもそうですけども、今後もダイナミックな、積極的な前へ前へ行く営業活動を行ってまいります。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第58号 多治見市空家等審議会設置条例の一部を改正するについては、通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、3番 葉狩拓也君。 ◆3番(葉狩拓也君) 日本全国で進む空き家の問題は、ベッドタウンとして急激に人口増加してきた当市においても重大な問題であると思います。 そこで、そんな中で今回の議案は、昨年施行された空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律の中で、新たに追加された管理不全空き家についての対応についての条例の一部改正だと思いますが、その中で幾つか確認させていただきたいです。 まず、項目1は、空き家の現状についてです。 1、最新の空き家の総数と近年の推移はどれぐらいか。 2、特定空家の認定数の推移や除却等の状況は。 3、現在、廃屋というのに該当するような空き家の数はどれくらいあるのか。 次に、項目2は、多治見市空家等審議会のスケジュールを確認させていただきたいです。 管理不全空き家等の基準や対応策等、今後開かれる多治見市空家等審議会の中で決定していくと思うが、スケジュールはどのようか。 以上、お願いします。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) それでは、順次お答えをさせていただきます。 まず、最新の空き家総数等についてございます。 市内全体の正確な数や状態は、把握できておりません。 しかし、2018年の住宅・土地統計調査によりますと、住宅数は約3万 3,000戸。2020年の国勢調査の資料から、空き家数は約 3,200戸と推計をしております。住宅・土地統計調査によりますと、空き家率は増加傾向にございます。 続きまして、特定空家等の認定数でございます。 これまでの特定空家等の認定数は7件です。平成29年度に3件、平成30年が1件、令和2年1件、令和3年1件、令和4年1件でございます。7件のうち6件は除却済みでございます。 続きまして、廃屋に該当する空き家の数でございますが、具体的な数は現在はつかんでおりません。市民から相談がありました約 300件のうち、今回の改正に係る管理不全空き家相当の空き家は12件程度と見込んでおります。今年度に実態調査を実施し、全体を把握する予定でございます。 続きまして、今後のスケジュールです。 夏頃に多治見市空家等審議会を開催いたしまして、管理不全空き家等の基準等に御意見をいただきます。その後、秋頃にもう一度開催しまして諮問いたしまして、年内には基準を決定し、年明け、令和7年1月から運用を開始したいと思っております。 実態調査で把握しました空き家を危険度別に分類を行いまして、優先順位をつけて対応する予定でございます。 ○議長(柴田雅也君) 3番 葉狩拓也君。 ◆3番(葉狩拓也君) 当市の空き家の状況等は大体把握できました。 その中で、先ほど現在、廃屋等に報告されていて、今後、管理不全空き家になる予想は12件程度というお答えをいただいたんですけれども、そうすると、今後、多治見市空家等審議会の中で、これを特定空家に加えて、さらに管理不全空き家に対しても方策も練っていかなければいけないと思うんですけれども、そう見ますと、これから多治見市空家等審議会の事務作業だったり、行政指導の対象等が増えると思うんですけれども、その中でその体制をこのまま維持していくのか、今後再編したりとか、拡大したりしていく予定はございますか。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) 多治見市空家等審議会については、開催回数は当然増えるかと思いますが、体制については、現状のまま今後も行く予定としております。 ○議長(柴田雅也君) 3番 葉狩拓也君。 ◆3番(葉狩拓也君) ちょっと先の話になるかもしれないんですけれども、今後また管理不全空き家に指定されていく中で、今の特定空家と同様、今後、市民や空き家の持ち主に対して、どのような形で周知をしていきますか。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) 先ほど、今年度実態調査を行うと申し上げましたが、居住誘導区域内で、今年度調査を実施する予定でございます。 その調査を使いまして、空き家を、まず、活用できる空き家と、対応しなければならない空き家にしっかり分類して、活用できる空き家については、所有者等に活用を促すような文書送付とかを行います。 また、対応についても、今までは市民から相談があったものに対して対応するという、待ちの姿勢だったんですが、これからは把握をした物件について、プッシュ型の対応を予定しております。 ○議長(柴田雅也君) 次に、11番 奥村孝宏君。 ◆11番(奥村孝宏君) 特定空家化することを未然に防ぐ目的で、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部の改正により、管理不全空き家の制度ができたことはよいことですけども、本市としてどのように取り組んでいくのかという点で、1点お尋ねします。 通告の項目1は、今、葉狩議員の質問で出ましたので、割愛させていただきます。 項目2、今後、多治見市空家等審議会において、管理不全空き家について審議していただくことになりますが、実態を把握し、審議会の事務局を行うのは都市政策課の、前に説明ありました交通・空家グループでよいでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) おっしゃるとおりで、交通・空家グループで対応いたします。 ○議長(柴田雅也君) 11番 奥村孝宏君。 ◆11番(奥村孝宏君) 先ほど葉狩議員の質疑で、空き家の実数を含め、推定が 3,200戸ということでしたが、事務局が都市政策課の交通・空家グループで行うということですが、改正の特別措置法では、管理不全空き家に対し、市長は勧告することができると明記されています。 行政指導の範疇、勧告なので行政指導の範疇ですけども、管理不全空き家など空き家対策に対して、都市政策課を中心にどのようなメンバー、具体的に何人で対応していく予定か教えてください。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) 都市政策課の交通・空家グループでは、正規職員4名と、会計年度任用職員1名の計5名のグループとなっております。 また、現在の特定空家の認定調査につきましては、開発指導課の建築士を同行して、認定等の作業を行っている状況でございます。 ○議長(柴田雅也君) 11番 奥村孝宏君。 ◆11番(奥村孝宏君) 都市政策課だけの5人にプラス、建築のほうからということですが、これちょっと私の経験の話をさせてもらいますと、10年ほど前、名古屋市の東消防署というところで予防課長をやっていましたが、そのとき空き家対策というのは、あくまでやっぱり今言われた建築部分、建物のとこで建築、周辺道路、異臭、枯れ草、防犯、こういったことから当時は区役所が事務局となって、土木、環境事業所、多治見市でいうと環境課、それから保健所、消防署、警察などで構成されたメンバーが月1回集まって、そこで情報交換をしていました。 それで、場合によっては現場へ行って、それぞれの機関が持っている法令、条例、そういったものを出し合って行政として対応していました。 今回の管理不全空き家は、従来の空き家よりも間違いなく数は、先ほどの数が増えるということですので、これから市民の安心安全のためにも、また行政が不作為を問われないためにも、都市政策課に加えて、先ほど言いました建築住宅課、道路河川課、保健センター、環境課、消防の予防課、警察署など可能な範囲で横串を刺した、できるだけ全庁的な広域的な取組が必要だと思います。 空き家対策に対する今後の組織の体制についてのお考えをお聞きし、質問を終わります。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) 現在、空き家に関する総合窓口は都市政策課になっております。 ただ、状況に応じて、環境課、開発指導課、道路河川課、消防と連携して、今も事務を行っております。 今後も、庁内の協力体制を維持して取り組んでいく所存でございます。
    ○議長(柴田雅也君) 次に、18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) この案件については、12月定例会の市政一般質問でも取り上げさせていただきまして、その後、3月19日には早速、シルバー人材センターとの協定を結んでいただいて、空き家政策について、市長以下、非常に関心のあるところを示していただきまして、まずは感謝を申し上げていきたいと思います。 それでは、質問でございますが、管理不全空き家等及び特定空家等の基準及び多治見市空家等審議会の所掌事務について少しお尋ねをさせていただきます。 1つ目、本市として、今後、管理不全空き家等の基準は、これから明確にされていくということで、今、御答弁の中に、今年度中に実態を調査して、そして年内に基準を明確にされるということでございますが、非常に管理不全空き家というのは多岐にわたり、幅広い視点での基準が求められると思いますが、その辺のところをどこまで許容をしながら基準を決めていかれるのか、予測も含めて、その辺の御見解を聞きたいのと、あわせて、多治見市空家等対策計画については5年計画になっていまして、今の計画は令和6年度で終わりますので、令和7年度からの計画を立案中と思いますが、この計画はどのような予定になっているかを確認します。 2つ目、特定空家の基準に関すること、これも多治見市空家等審議会に関係しますのでお尋ねをいたしますが、特定空家等の基準については、空家等対策の推進に関する特別措置法第2条第2項で、4つの状態にあると認められる空き家について、特定空家ということで決められております。 ちなみに、4つの状態というのは、今、市が対象としております、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態、つまり危険空き家、この状態と併せて、あと3つは、著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態を指すわけでございますが、今申し上げました、後半の3点については、今後多治見市空家等審議会でどのような基準を明確にされていく御予定か、併せて確認をさせてください。 3つ目、多治見市空家等審議会の構成メンバーは、先ほどの御答弁で現状を維持するということでございますが、6人以内ということで、今の計画の中では明確にされておりますが、冒頭申し上げましたように、今後調査が進むことによって、相当対象が膨れ上がってくると私は想定しておりますと、多忙が極まりない状態の審議会になると予想しておりますが、その辺のところの御見解と、構成メンバーの男女の比率等々についてどのような御見解があるか、お聞かせください。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) それでは、初めに、管理不全空き家の基準等ということと、計画の改定の予定でございます。 管理不全空き家は、適切な管理がなされていないことにより、そのまま放置すれば、特定空家に該当することとなるおそれがある状態の空き家になりますので、現在、特定空家の一歩前の状態の基準としてなるように検討をしております。 年内には、多治見市空家等審議会の委員から御意見をいただいて決定をしたいと思っております。 空家等対策計画につきましては、この管理不全空き家等の対応を踏まえて、今年度中に改定を予定しております。 続きまして、特定空家等の4つの状態のどこまで運用しているのかということでございますが、現在、多治見市では、この4つの状態について、それぞれ基準を設けて運用をしております。 続きまして、多治見市空家等審議会の委員等の数でございます。確かに多治見市空家等審議会の開催数が今後増えることは予想されますが、当面は現状の委員構成でやっていきたいと思っております。 現在、委員は、警察、あるいは設計士、建設業、弁護士などから構成されておりまして、当面はこの運用で行っております。今後の多治見市空家等審議会の開催状況を見ながら、増えるようなことであれば、その時点で検討したいと思っております。 ○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 多治見市空家等審議会のメンバー6人でございますけども、今、御答弁にありました方々が入っていますけども、その辺のところは女性とか男性という視点で見た場合、その辺とか地域の代表とかいう視点はどの程度あるのかということを少し確認を、まず1点させてください。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) 6名の委員中、女性はお一人でございます。公募市民の方も1名入ってございます。 ○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 私も、奥村議員がおっしゃいましたように、極めてこの政策は大変であり、本市としても重要施策だと思いますので、委員の内容についてもできれば状況を見ながら、また状況に応じた対応をしていただきたいなということと、それと、職員の方について、体制についても非常に大変な状況が予測されますので、しっかり御対応していただいて、多治見市をごみの散らばっていないきれいなまちにする条例に基づくような、まちづくりのベースになりますので、しっかりやっていただきたいと思いますが、その辺の御見解がありましたら、最後にお聞きして終わります。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) 空き家は、多分どの地区でも非常に問題、これからは大きな問題になってくると思いますので、職員一丸となって対応してまいりたいと考えております。 ○議長(柴田雅也君) 次に、19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 私の前に様々な方が質問されているわけですけれども、この問題について調べていくと、よそがどういうふうに管理不全空き家を把握しているかを見ていくと、点数表みたいな形で、どこがどういうふうに壊れているかとか、窓がどうだとか、軒がどうだとか、瓦がどうだとか、そんなような形でチェックをしていって、そして点数化して認定していくという、そういうふうになっているのを見ると、本当に大変だなというふうに思いました。 それで、先ほどお二人の方が言われたように、この体制、基準づくりと、それをチェックして、それに対応していくという、そういう取組方がやっぱり全庁的に行われるべきだというふうに私も考えておりますので、その人数の対応とか、具体的なチームというか、そういうものをきちっと決めていただきたいなというふうに考えますが、いかがでしょうかということが、前の議員の質問から1つあります。 それから、管理不全空き家というのが、特定空家の一歩手前ということの規定がありましたけれども、この問題をやっていくときに、管理不全空き家になる前のそういう、そもそも空き家そのものを減らしていくという、そういう考えが必要だと思うんですけども、それで全国的にそういう方針に従って、国が補助金を出しております。 それで、多治見市も解体等の補助金を出しておりますけれども、その活用状況とか個別の相談とか、あるいはその中で、あまりひどい場合は住居として認めないと、そういう場合には、固定資産税が今まで6分の1という特典があったわけですけれども、その税の軽減の免除が何件あったのかということもお伺いしたいと思います。 それから、多治見市空家等審議会の中で基準がはっきりするということですけども、それを踏まえて、具体的なマニュアルみたいなものは、きちっとつくられるかなというふうには思ったんですけども、その点についてもお伺いをします。 ○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 河地孝彦君。 ◎都市計画部長(河地孝彦君) まず、管理不全空き家の基準等については、先ほど仙石議員の質問で答弁しましたので省略をさせていただきます。 あと体制についても、奥村議員から御質問いただいたように、関係課連携して全庁で体制を取り組んでいくことについては、今後も継続してまいります。 まず、除却工事の補助金の活用状況でございます。 令和5年については、35件の申請がございまして、夏には予算の上限に達し、募集を締め切った状態でございます。 次に、個別相談につきましては、電話や窓口で随時対応しております。 また、令和5年度から専門家による空き家の無料相談会を開催いたしまして、14組の相談を受けました。 固定資産税の軽減等でございますが、空き家を除却した場合の固定資産税に係る負担軽減措置については、多治見市では実施をしておりません。 固定資産税の住宅用地の特例の解除については、特定空家に認定し、勧告に至りました1件のみでございます。 あと、マニュアル等については、今後、基準等をつくりまして、その後、自治体の職員のマニュアルについては、その中で併せて検討してまいります。 ○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 空き家問題については、何人の方も質問されておりましたし、私もかつていろいろ質問させていただきました。 それで、補助金については、結構活用されているなというふうに印象を受けているわけですけれども、それと、都市政策課のこのグループが、いろいろなチラシなども作成して、まずは現地に出向いて声かけなどをしているということも知っております。 それで、先ほどの答弁にもありましたけども、空き家を解体して、そうすると更地になりますね。更地になる段階で、固定資産税の減免措置がなくなってしまうんですけど、これをもっと進めるために、例えば税の問題なので難しいというふうに、前に答弁がありましたけども、例えば2年間とか3年間は、それを免除するというふうなことも提案したことがあるんですけど、それはまだやっていないということですけども、今後もその姿勢というのは変わらないということなんでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。 ◎総務部長(柚木崎宏君) 固定資産税の減免ですけども、空き家等の除却を促すために、家屋除却後の更地について固定産税を軽減することについては、ほかの更地とのバランスもあります。 ですので、除却の関係で言うと、やっぱり一番大きなものは、多分除却費用がかなり大きな額だと思います。それにつれて固定資産税が上がるとかという問題もあると思いますが、現段階では全国の事例を見ても、まだそれをやっている自治体は少ないです。 ですので、固定資産税の公平性の観点から言っても、これが全国的な制度に広がれば、多治見市では考えてもいいと思っておりますが、今はやっぱり補助金とかそういった形で進めるのが適切だというふうに考えております。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第59号 多治見市下水道条例の一部を改正するについては、通告がありますので、発言を許可します。 4番 工藤将和君。 ◆4番(工藤将和君) 2点質疑をさせていただきます。 まず、1点目、今回改正に至った背景について教えていただけますでしょうか。 2点目、第17号第1項第11号中の「大腸菌群数」から「大腸菌数」に改めたことにより、どう変わるのか。そして、これによって市内の事業者にどのように影響するのかを、以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(柴田雅也君) 水道部長 木村信孝君。 ◎水道部長(木村信孝君) ただいまの質問についてお答えさせていただきます。 改正に至った背景となりますけれども、今回、人手不足とか、そういったものを解決するとか、デジタル化の推進のために、下水道の責任技術者については、事業所ごとに専属させる制度を緩和いたしまして、県内の事業所の兼務を認めるものでございます。 また、関連法令と下水道法施行令の一部改正によりまして、公共下水道の放流水からの排水基準の見直しがされたことによります改正となります。 あわせて、大腸菌群数から大腸菌数に改めたことということと、市内の事業者にはどのような影響かということでございますけれども、大腸菌群には、本来、指標に必要な大腸菌だけでなく、類似する菌も含まれておりまして、今般、大腸菌群数よりも正確な大腸菌数を測定できるようになりましたことにより、関係法令も大腸菌数に基準を変えたため、改定するものでございます。 これによりまして、正確な水質の検査ができるというふうに考えております。 また、先ほど説明したことにより、基準を変更するものですけれども、市内事業所の公共下水道への排出基準の項目には、この大腸菌群数は含まれておりませんので、影響はないというものでございます。 ○議長(柴田雅也君) 4番 工藤将和君。 ◆4番(工藤将和君) 2点目の、一応影響はないということで、精度は上がるということで、ちょっとこれは私の認識なんですけども、厳しくなるという認識ではないということでしょうか。それとも、何か精度がより厳密になったことで、厳しくなるということでしょうか。この辺をちょっと教えていただきますよう。 ○議長(柴田雅也君) 水道部長 木村信孝君。 ◎水道部長(木村信孝君) 大腸菌群数というものは、本来これがなぜあるかと言いますと、もともとは、この大腸菌というのが、ふん便菌と言いまして、俗に言う大便、これが含まれているかどうかということで調べるというものでありまして、今までは、それ単体を調べることができなかったんですね。 ただ、新たに技術革新によって、こういうふうな状況になりましたので、よりほかのものがもし入っていて、実は大腸菌が入っていなかったとしても、今までは大腸菌群数ということであれば数字が出てしまうんですけれども、これからは本来必要である大腸菌の数だけが分かるようになりますので、大腸菌が入っていなくて、ほかの菌が入っていた場合は、数値としては上がらないということになりますので、問題がなくなったということと、あと市内の方々、これは市内の事業所から出されるところにおいては、この項目は含まれていないものですから、もうちょっと簡便なものになっておりますので、この数字が変わったとしても全く影響がないというものです。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第60号 令和6年度多治見市一般会計補正予算(第2号)については、通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、2番 亀井芳樹君。 ◆2番(亀井芳樹君) 2号冊9ページ、衛生費 001番の予防接種費について、3つございます。 1つ目は、特例臨時接種ということで、制度が変わった上での定期接種ということですが、国からの補助対象者と年齢について教えてください。 2つ目は、毎年秋冬に1回、年1回ということですが、実施期間について教えてください。 3つ目は、本市でも2名死亡者が出ており、新型コロナワクチン被害者の対応が重要であるが、制度が変わった上で、リスク周知などはどのような方法で行うのかというのをお聞かせください。前回、郵送物の中に情報が入っているということでした。今回いかがでしょうか。 よろしくお願いいたします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 3点についてお答え申し上げます。 まず、対象者と年齢ですが、65歳以上と、60歳から64歳で内部疾患の障がいのある方としております。 2点目、実施期間につきましては、令和6年10月1日から令和7年1月31日までの予定です。 新型コロナワクチンの被害のリスクの周知についてでございますが、今回は予診票を送るという予定はございませんので、これまでと同様、国・県・市のホームページや広報紙で引き続き周知をしてまいります。 あわせて、接種されるときに、医療機関でも御案内されるということになります。 ○議長(柴田雅也君) 2番 亀井芳樹君。 ◆2番(亀井芳樹君) 先日、厚生労働省が人口動態統計の中で、初めて新型コロナワクチンの死亡者を発表されました。非公表が多い中での公開だったので、評価すべきことだとは思うんですが、やはりワクチンなので、どんなワクチンでもリスクはあるとは思うんですが、定期接種ということで、今後も継続の予定でしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 新型コロナのワクチンの御質問というふうに解釈いたしましたが、これは国のほうの方針に基づいて、それに従って接種をしていくというふうになります。 ○議長(柴田雅也君) 次に、1番 獅子野真人君。 ◆1番(獅子野真人君) 2点質問させていただきます。 まず、2号冊8ページ、 092番の庁内情報化施策推進費になりますが、こちら生成AI利用に伴う増額とお聞きしました。 第5次多治見市情報化計画の中で、生成AIの活用については、AI利活用を禁止するのではなく、活用に向けて危険性を考慮しながら検討していく必要がありますとあります。 こちらについて、まず検討の結果はどのようか。今回増額となった生成AIの用途は何か。3番として、利活用により、もたらされる結果は何かをお伺いいたします。 次に、2号冊9ページ、 030番のロケツーリズム推進事業費についてですが、こちら、「やくならマグカップも」で多治見市はまちおこしをしていっているというところの観点からお聞きいたします。 「やくならマグカップも」の全国及び市内それぞれの認知度はどのようか。 500万円の内訳はどのようか。今回の映画について、ロケツーリズムの見込み効果はどのようかをお伺いいたします。 ○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。 ◎企画部長(桜井康久君) 生成AIチャットサービスにつきまして、今年の2月に1か月間、職員30人を対象としまして、そのときは無料のサービスが利用できましたので、無料トライアルを実施しました。トライアル結果の評価を踏まえ、今年7月以降、有料での利用を開始するということで、その使用料を今般計上したということでございます。 トライアルの職員アンケートの主な結果としましては、利用者の約9割が業務効率化や付加価値向上に役に立ち、引き続き利用したいと回答しております。 トライアルを行う上で、他市のマニュアルを参考にしまして、アウトプットされた内容の正確性の確認等をいかにするか、こうした点を本市マニュアルに反映するよう検討したところであります。 利用用途としましては、文書の作成や要約、企画内容のアイデア出しといった業務支援が中心となります。こうした利用によりまして、ゼロから文書を作成するということではなく、ある程度できたものを添削するようなことでありますとか、これまでインターネット検索で時間をかけてやっていたものが時間短縮になるというようなことで、業務改善や効率化が図られるというような回答があり、今後もそういった利用効果が見込まれるということであります。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 「やくならマグカップも」について、3点御質問いただきました。 まず、認知度でございますけども、「やくならマグカップも」の認知度を集計したものはありませんけども、3年連続で全国で訪れてみたい日本のアニメ聖地88に、3年連続で選ばれておりますので、全国のアニメファンにはある程度の認知度があるのではないかというふうに認識をしております。 それから、多治見市内においては、テレビ放送は終了しているものの、ラッピングバスですとか、テレビの人気情報番組での紹介、それから、3月から実施しております「グルメでやくもコレクトラリー」などで、市内での認知度は上がってきているというふうに認識をしております。 それから、予算 500万円の内訳でございますが、制作費に 400万円、上映費に 100万円を予定してございます。 効果につきましては、アニメファンの市内への誘客、それから市民の盛り上がりを期待しております。 ○議長(柴田雅也君) 1番 獅子野真人君。 ◆1番(獅子野真人君) まず、庁内情報化についてですけど、アウトプットの確認はされるというお話でしたが、もちろん画像とか文章とか著作権に当たるようなものが多い、まだそういう課題が出ているという中で導入されるということですので、そのあたりをしっかり確認していただきたいと思っております。 「やくならマグカップも」の認知度を聞いた背景としては、やっぱり「やくならマグカップも」で盛り上げるためには、市内の方々がまず知っていなきゃいけない。 さらに、今回上映、たしかバロー文化ホールでやられるとお伺いしていますけど、例えば東京の人たちとか、市内じゃない人たちにどのように周知するのかとか、そこら辺の見解をちょっとお聞きしたいなと思います。 ○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。 ◎企画部長(桜井康久君) 御指摘されたところは、私どもも思っておりまして、まず、生成AIのチャットサービスを使ったものについては、その旨を文書等に明らかにして、上司等の確認をしっかりすると。 その確認をするというポイントにつきましては、先ほどの正確性の確認ですとか、著作権は大丈夫だとか、個人情報の利用のこと、こうしたことをしっかり確認するようにと。 マニュアルでもそういったものを明示しますし、職員の研修でもやることにしておりますので、そうした機会を捉え、しっかりとその辺は留意点を周知してまいることになります。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今回、劇場版を3月中旬に、バロー文化ホールで上映をいたします。当然、ここには全国からたくさんアニメファンが来ていただくことと思いますし、上映後はウェブ配信を予定しております。 周知につきましては、私どもが持っているコネクションと、アニメファンのコネクション等も利用しながら周知をしてまいります。 当然、議員がおっしゃるとおり、まずは市民、市内の盛り上がりも大事だというふうに思いますんで、今回のグルメでやくもコレクトラリーなども今後実施しながら、認知度を高めていきたいというふうに考えております。 ○議長(柴田雅也君) 次に、6番 成田康弘君。 ◆6番(成田康弘君) 4号冊6ページ、18番の被災地応援派遣費について伺います。 1項目め、この予算は、大規模災害で被災地支援時に現地活動で使用する備品などの購入とのことですが、緊急消防援助隊の隊員が使用するものでしょうか。 また、この30万円で何を購入する予定でしょうか。 2項目め、この30万円は寄附採納ということで大変ありがたく感謝しております。今回予定している被災地支援における活動用備品を購入することは、寄附をしていただいた方の意向に沿っているのでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。 ◎企画部長(桜井康久君) 本年3月に、市之倉町の有限会社富士電気工事様から現金30万円の御寄附を頂き、御意向に沿って、一般職員が被災地支援で派遣された際に使用する備品を新たに購入するというもので予算を計上いたしました。 具体的には、簡易ベッド、寝袋、ポータブル電源、ランタン、それから、それらの収納ボックス、このセットを2セット購入を予定しております。 ○議長(柴田雅也君) 6番 成田康弘君。 ◆6番(成田康弘君) 簡易ベッドなど2セットを購入される予定とのことですが、被災地に入る支援職員の備品として、これで本当に十分なのかお伺いします。 少し私の話をしますと、通算 100日を超える災害派遣の任に当たっておりました。被災地では、大変不安の中、寒い、暗い、飲食料がない、こんなつらく長い時間を過ごします。そのために、野営とか災害派遣においては、ハードボックスにバーナーとかガスコンロ、カセットガス、懐中電灯、それから、ウオーターボックス、インスタント食品、鍋、コップなどを入れて、1班6名ぐらいで最低1セット、できれば個人が1セットずつ持っていくような準備をしておりました。 このようなものを、いざという派遣のときに車に積み込む、そんなような準備を備えておりました。できれば他の財源を使用してでも、いざというために充実した、そのような備えをしてはいかがでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。 ◎企画部長(桜井康久君) 一般職員が被災地に出向くということになれば、あらかじめ生活環境を確認をするわけです。 これまでの経験を踏まえますと、ある程度はそういった生活環境が整っているというようなことで、今、列挙されたようなものにつきましては、被災地でおおむね事足りるというようなものが列挙されているのかなと思います。 行く際には、不足するようなものについては、ホームセンター等でまた別途買い足して出向くということで、十分事足りるのかなと考えております。 ○議長(柴田雅也君) 次に、7番 加藤智章君。 ◆7番(加藤智章君) 4号冊5ページ、12番の東濃西部3市広域ごみ焼却施設建設関係費について2点伺います。 メリットがあるからやられるとは思いますが、広域で考えられるメリットをお教えください。そして、デメリットがあればお聞かせください。 それを踏まえた上で、多治見市としてのスタンスをお聞かせください。 ○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長伊藤徳朗君) まず、メリットについては3点あります。 1点目が、効率的にかつ安定的に廃棄物を処理できること。 2点目としましては、脱炭素社会に寄与する設備や廃棄物発電等によるエネルギー回収ができること。 3点目としては、各市の費用負担が圧縮、いわゆるコスト削減ができることです。 デメリットというよりも、協議の結果により見直す可能性がある主な点としましては、分別や収集方法、ごみの持ち込み方法の見直し、また焼却場建設場所によっては、収集体制の見直しが必要になるかというふうに考えております。 多治見市のスタンスでございますけども、広域化によるメリットが大きいことから、5月には、多治見市、瑞浪市、土岐市の市長によりまして、協定を締結しております。 今後、広域化に向けて積極的に協議を進めてまいります。 ○議長(柴田雅也君) 次に、5番 黒川昭治君。 ◆5番(黒川昭治君) 2号冊10ページ、 005番の消防団員等公務災害補償費について伺います。 300万円弱のかなり大きな金額が出ております。自分の生活の中で、けがをしてこれだけの大きな金額というのは、なかなかないんですけど、議案説明資料を見ると、4月17日の発生ということで、1日が限定されていますので、これはこの中で複数の人がけがをされたのかということと、それから、その状況、各補償があると思うんですけど、医療費や休業補償など、そういった種類を教えてください。 ○議長(柴田雅也君) 消防長 加藤 繁君。 ◎消防長(加藤繁君) まず、けがをされた消防団員、また、その御家族、所属分団の皆様に謹んでお見舞いを申し上げたいと思います。 また、このような再発防止に関しましては、消防団長と真摯に対応してまいりたいと思います。 御質問の内容ですけれども、高額な費用、何名かということですけれども、1名でございます。発災時の時刻が早朝であったもんですから、薄暗闇の中の消防活動上、必要な消防ホースにつまずいたということで、右足の足首を骨折されたという大けがを負ってみえます。 また、補償の種類ですけれども、議員がおっしゃられました、その2つのほかには、傷病補償年金、障害補償、介護保障、遺族補償、葬祭補償の計7種類がございます。 ○議長(柴田雅也君) 5番 黒川昭治君。 ◆5番(黒川昭治君) 今、1人で1つの事故でこれだけの金額ということで、非常にしっかりとした補償の体制が整っているということで、非常に安心できるかなと思います。 従事される消防団員の方、もしくはこれから消防団入団を検討されている方にとっても、安心できる補償かなというふうに思います。 適用された今回の条例なんですけど、多治見市消防団員等公務災害補償条例第7条第2項で、市は、その経営する医療機関若しくは薬局又は市長がその同意を得てあらかじめ指定する医療機関若しくは薬局において、療養を行うものをするというふうに定められています。 今回、金額が大きくなったのは、これに当てはまらないということはないでしょうかという確認。それから、市が経営する医療機関というのはどういうものでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 消防長 加藤 繁君。 ◎消防長(加藤繁君) 今回補正をお願いする補償費につきましては、当初予算が大きく上回ったものですから、計上するものでございます。 療養費につきましては、手術・入院・通院の各費用、これを受診されました医療機関に算出していただきまして、 225万円の計上。そして、休業補償費は保障基準額、これから算出しまして、過去の事例も参考に休業日数を算出して、63万 3,000円として計上しました。 また、市内の医療機関につきましては、厚生労働省が定める労災保険指定医療機関、これ多治見市内に40施設ほどございます。今回のこのような大きなけがを負った場合には、多治見市民病院、岐阜県立多治見病院、これが受診先となります。 市が経営する医療機関や市長が同意した病院という位置づけから、職員が負傷しても、団員が負傷しても、多治見市民病院にかかるようお願いをしてございます。 ○議長(柴田雅也君) 次に、8番 片山竜美君。 ◆8番(片山竜美君) 4項目にわたって質問させていただきます。 4号冊4ページ、1番の国際化促進事業費です。 今年度、テラホート市への学生派遣が久しぶりに行われるとありました。いま一度その目的を教えていただきたいです。 さらに、派遣される学生の条件と人数、さらに今回、補助金増額の理由について教えてください。 2つ目、4号冊4ページ、4番の庁内情報化設備整備費についてです。 ファイアウオール更改に係る委託料の増額ですが、今回これ当初予算に計上しなかった理由を教えてください。 3つ目、4号冊4ページ、5番の庁内情報化施策推進費です。 これも同じく当初予算に上げなかった理由と、チャットサービスのAI技能の、これ先ほど質問ありましたので、それに付随する質問で、利用しながら、さらに庁内以外、例えば幼稚園・保育園と、そういった機関にも広がりはあるのかどうかということをお尋ねします。 4つ目、4号冊6ページ、20番の学校給食管理運営費です。 これまで給食増額分というのは、国の臨時交付金等々で活用していますが、今回は市費で1人当たり20円を負担することになりました。 今回1年間の計上をしていますが、今回、市費でやることはかなりの決断があったと思いますが、今後、再び物価高騰による値上がりによって負担が増える可能性があった場合に、また市費で補正を組むのか、それとも給食費の値上げ等をせざるを得ないのか、現在のところのお考えを教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長伊藤徳朗君) 私からは、テラホートへの派遣についてお答えをいたします。 まず、目的でございますけれども、次世代を担う子どもたちがホームステイや外国人との交流を体験することにより、国際的な視野を養うとともに、両市の相互理解と友好親善の推進を目的としております。 それから、学生における人数でございますけれども、市内在住の中学2年生から高校2年生までとしておりまして、10名を派遣いたします。 補助金の関係につきましては、従来は渡航費の4分の1、限度額は10万円としておりましたけれども、円安等の影響によりまして渡航費の高騰による負担軽減のため、補助率を3分の1、上限を16万円としたものでございます。 ○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。 ◎企画部長(桜井康久君) 4号冊4ページ、4番の庁内情報化設備整備費、5番の庁内情報化施策推進費につきまして、庁内情報化の2事業を今回計上しておりますけど、このうちチャットサービス以外のものについては、全て現在、デジタル庁が主導する自治体システムの標準化に関係するもので、その標準化に合わせてアクセス回線である総合行政ネットワーク、LGWANと言いますが、LGWANを次世代モデルに変更するということで、それに伴う予算を計上しております。 このLGWANの次世代モデルの更新時期ですとか、費用の提示が今年5月ということで、それに伴いましてファイアウオールの更新費用ですとか、ガバメントクラウドの接続サービス料等を今回計上したということで、今申し上げた、先月提示されたということで、当初予算には計上することができなかったということであります。 それから、生成AIチャットサービスの補正のタイミング、これも先ほど獅子野議員の御質問にお答えしましたように、2月に無料トライアルで事前検証したというようなことでありますので、7月以降の有料での利用開始、これに伴って今回の補正予算計上ということであります。 それから、幼稚園・保育園の利用の拡大、これにつきましては、現在はその2園につきましては対象には入っておりません。 ただ、いわゆる本庁舎・駅北庁舎の職員の利用を見て、どういったところで拡大できるのか、どういった対象を広げていくのか、こういったことをまた検証して広げていくということになります。 ○議長(柴田雅也君) 教育長 仙石浩之君。 ◎教育長(仙石浩之君) 給食費の関係です。現時点においては、献立や食材の工夫等をやってまいりますので、年間を通して1食20円ということで対応が可能だというふうに判断しております。 給食費の不足分、今年度は公費負担ということで考えておりますけれども、これは、決して恒久的なものとは考えておりません。そのため、次年度以降の給食費については、今、検討します一部無償化の議論も含めて、これは値上げということも考えていかざるを得ないというふうに判断しております。 ○議長(柴田雅也君) 8番 片山竜美君。 ◆8番(片山竜美君) まず、テラホートの件ですが、実は、対象年齢だけではなしに、例えば、募集が多かった場合に面接をして、こういう人材を派遣するとか、英語がしゃべれるとかいうような要件はないかという問いですので、その辺をまたお答えいただきたいです。 ○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長伊藤徳朗君) 今回22名の応募がございまして、今回、選考になりました。当然、面接を行いまして、本人の熱意であるとか、それから、動機とかそういったこと、それから、どういうことを学びたいかと、そういうことを聞いております。 また、語学の試験をしたわけではなくて、その学年によって語学力が違いますから、ある程度そういったものは見ておりますけれども、大体応募される方は、やっぱりそれなりに、語学に自信のある子どもたちが多かったのかなというふうに思っています。 ○議長(柴田雅也君) 8番 片山竜美君。 ◆8番(片山竜美君) やはり、ある意味、高額な費用を使って行ってもらうし、大事な交流だと思います。だけに、逆に、今後、この子たちが多治見市にとってというところがあるといいなと思うんですけど、要は、行ってきた後、この子たちをどう育てるか、何か考えがありましたらお願いします。 ○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長伊藤徳朗君) 行った後は、行った本人が一番いろんな経験をして変わっていくということを期待しておりますけども、当然、帰った後には、報告会、そういったものをやっていただきますし、その子たちが行った体験をぜひ、同級生の子たちとか、学校でお話ししていただいて、少しでもそういった国際交流につなげていただくとか、本当にそういった体験を話していただくというのが、一番意味があるのかなと思っております。 ○議長(柴田雅也君) 次に、11番 奥村孝宏君。 ◆11番(奥村孝宏君) それでは、2号冊9ページ、4款衛生費の 001番の予防接種費について伺います。 新型コロナワクチン接種に向けた新たな取組ですが、2点お伺いします。 1つ目は、2億 3,340万円余の本補正の積算根拠についてです。 先月、総務部長から説明がありました接種費用1万 5,300円、自己負担額 2,500円、また、接種見込者数1万 8,000人について教えてください。 2つ目は、従来の新型コロナワクチン接種では、65歳未満であっても、基礎疾患がある市民には接種券が届き、65歳以上の方とともに接種していましたが、接種券を発行しない、今後はどのように周知されますか。 以上、2点についてお伺いします。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) まず、1点目でございます。 接種費用につきましては、ワクチン代、手技料を含んだ国の提示見込額となっております。 続いて、自己負担額につきましては、多治見市の高齢者のインフルエンザの予防接種の自己負担の率などを参考に算出をしております。 3つ目の想定の人数でございますが、これまでの65歳以上の高齢者のインフルエンザと新型コロナワクチンの接種者の人数を参考に算出をしております。 2つ目の御質問の基礎疾患者への周知についてでございますが、こちらは、今回の対象者について、広報紙やホームページ等で周知をしていく予定でございます。 ○議長(柴田雅也君) 11番 奥村孝宏君。 ◆11番(奥村孝宏君) 厚生労働省の資料を見ますと、あくまでも市町村長の権限で行うというふうにされていると思います。 そこで、5点、伺いたいんですけども、1つ目が、インフルエンザ同様に個人負担が市町村で異なることが想定されますが、いかがでしょうか。 2つ目、65歳未満の方、今ちょっと説明もありましたし、いろいろ調べますと、内部疾患、心臓、腎臓、呼吸器などのこういった身体障がいのある方が対象になっているようですが、従来の基礎疾患がある方で身体障がいまでいかないという方には接種補助がないということでよろしいでしょうか。 3つ目、その場合、従来の基礎疾患がある65歳未満の方に直接対応される、医療機関が直接その窓口でそういった方と対応されるわけですけども、こういった医療機関の方が困惑しないような対応はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 4つ目、個人の負担額、5つ目、従来の基礎疾患がある65歳未満の方々への対応、この2点について、特に県内、また近隣の市、新型コロナワクチン接種助成に対する現時点での取組状況、他都市の状況について情報がありましたらお答えください。 以上、5点でございます。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 5点についてお答えいたします。 まず、1点目の自己負担額が自治体によって異なるかということですが、御指摘のとおり、各自治体で設定をしておりますので、若干異なります。 2つ目の65歳未満での従来の基礎疾患者の関係でございますが、今回は60歳から64歳で心臓等、免疫等に障がいがある方を対象としております。今、議員が御心配になっていらっしゃる件につきましては、予防接種法施行令で定めているということですので、今、御指摘になった方は、今回は該当がないということになります。 3点目でございます。医療機関等への周知とか御案内ですが、ポスターの掲載をしたり、対象者の方には、広報紙やホームページ等で周知をしてまいります。 4点目、近隣市との個人負担の額の差はどうかということでございますが、近隣市等確認しておりますが、大きな違いはないと認識をしております。 最後5点目です。近隣市の従来の基礎疾患のある方への対応はどうかという御質問ですが、こちらのほうも近隣市と当市と同様の状況と把握をしてございます。 ○議長(柴田雅也君) 11番 奥村孝宏君。 ◆11番(奥村孝宏君) 今のところ、近隣市とそんな大きな差はないということでしたが、市町村で、本当に個人の負担が変わるのはあまりよろしくないと思いますけども、最後にそれを踏まえて、従来の基礎疾患のある方、65歳未満の方に対して、国の指針とは別枠で、例えば、多治見オリジナルとして助成するという考えはないかどうかをお尋ねして質問を終わります。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) 国の指針に基づいておりますので、別枠の助成については考えておりません。 ○議長(柴田雅也君) 次に、12番 吉田企貴君。 ◆12番(吉田企貴君) 4号冊4ページ、3番の本庁舎跡地等利用事業費について3点、伺います。 その趣旨としましては、駐車場事業調査の報告とその調査目的の確認であり、委員会における質疑に資するよう概要を尋ねるものでございます。 1、どういった調査方法を取るのか。 2、調査の目的は何か。 3、調査結果はどのように生かされるのか。 以上3点、お願いします。
    ○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。 ◎総務部長(柚木崎宏君) まず、調査方法です。 調査につきましては、7月を予定しておりますけど、平日と休日の各1日、午前9時から午後6時までを見ておりますが、1時間ごとの駐車台数を調査いたします。また、休日のみは利用者の属性調査も行おうと思っております。利用者にヒアリングによるアンケートを実施し、利用目的であるとか利用時間、居住地などを調査いたします。 対象につきましては、本庁舎の正面の駐車場と、あと多治見橋パーキング、陶都創造館の駐車場や澤千の西側のコインパーキングを考えてございます。 目的でございますが、現本庁舎の駐車場のほか、本庁舎周辺の駐車場の利用実態を調査することで、本庁舎跡地の利活用、検討の基礎資料等にするものでございます。 その利活用ということですが、今の繰り返しになりますけど、特に近年、休日は、本市の日帰り観光の代表的な拠点として、本町オリベストリートへの観光客が多く来訪する傾向があります。跡地の利活用が、川南エリア全体のまちづくりや、にぎわい創出等に大きく影響することが想定されますので、跡地利用の検討には、この調査結果が有効的に活用できるというふうに期待してございます。 ○議長(柴田雅也君) 12番 吉田企貴君。 ◆12番(吉田企貴君) 方法の詳細については、委員会でお尋ねいたします。 確認いたしたいのは2番目と3番目でございまして、今の御答弁で申し上げますと、つまり、今の本庁舎の駐車場が今後どうなっていくのかではなくて、本庁舎周辺の駐車場の需要調査をすることで、あの辺一帯の駐車ニーズを調べたいんでしょうか。それとも、人流の動きを確認して、駐車場の調査をすることで、あの辺一帯の活性化の方策の基礎データを取るんでしょうか、どちらでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。 ◎総務部長(柚木崎宏君) 根本的には、本庁舎の跡地利用の委員会ですので、本庁舎の跡地のことを考えていきたいということでございますが、今、議員御指摘のとおり、庁舎の駐車場がどのように使われておるかということと、周辺のにぎわいとか、そういったものについては、大きな関連性があるということですので、そういった部分を総合的に勘案して、跡地の利用については検討していく参考資料にしたいということでございます。 ○議長(柴田雅也君) 次に、13番 寺島芳枝君。 ◆13番(寺島芳枝君) 4号冊5ページ、13番のロケツーリズム推進事業費で、一点だけお伺いします。 劇場版のアニメ制作を行う、時期も含めて狙いはどこにあるのか。多治見市以外での今後の上映の予定はあるのか、お聞かせください。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 劇場版制作の狙いはということでございますけども、「やくならマグカップも」の第3弾の実現までには、まだ少し時間がかかりますので、今回、この劇場版を制作して市内で上映することで、やくも熱を高めて、市民の盛り上がりをつくって、そして、アニメファンにも多治見市に来てもらう、そういった様々な効果を期待して制作をする予定でございます。 ○議長(柴田雅也君) 13番 寺島芳枝君。 ◆13番(寺島芳枝君) ミュージアムときしろうが私の地域のほうにありますので、多くの方が歩いて行かれる姿をお見受けをすることもございます。どんどん多治見市以外の方も、バロー文化ホールに来ていただける、そういうことも楽しみにしております。その上で、市内の方は、「やくならマグカップも」のポスターもありますし、知ってはいるんですが、なかなかアニメ自体の内容を知らない方たちも、実はたくさんおみえになります。そういった面では、バロー文化ホールのみではなくて、各地、地域の公民館等も含めて、そういった上映の予定をしているかどうかということを、可能性も含めてお伺いいたします。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 設備など条件はありますけども、公民館等でも上映することは可能というふうに考えております。 ○議長(柴田雅也君) 次に、18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) それでは、4号冊5ページ、14番の(都)音羽小田線道路改良事業費(公共)について御質問をさせていただきます。 この点につきましては、去る5月27日の全員協議会で再検証について、担当部署から御説明をいただいたところです。 質問の1つ目、JR負担金 6,000万円の減額は、詳細設計の委託料、節として委託料でありましたけども、令和5年度予算まではそう捉えていましたが、令和6年度の当初予算では、今度この 6,000万円が節で、負担金補助及び交付金として、節の項目が変わっていまして、 6,000万円が今回減額をされたわけでございますが、その辺のところについて、この減額後の改良事業費の対応がどういう取扱いになるのか、少し疑問でしたので、確認をさせてください。 2つ目といたしまして、今回補正の 1,841万 4,000円の道路概略設計実施の予算は、来年3月の委託完了までに約1年間、今後4つの計画でございましたが、その結果に基づいて、総事業費、工期及び代替案等について、どう、これから答えが出てくるのか、現状時点でどう予測されているのか、少しお尋ねをさせていただきます。 3つ目といたしまして、道路概略設計実施後の本事業の方針決定は、今申し上げましたように、来年4月以降の計画の予定ということで、この前お聞きをいたしましたが、その結果によっては、本庁舎移転後に及ぼす影響の有無、方針決定に対する市民合意は、どのように考えておられるのか、非常に大きな事業の内容でございますので、少しお尋ねをさせていただきました。 ○議長(柴田雅也君) 建設部長 佐藤秀樹君。 ◎建設部長(佐藤秀樹君) 3点、御質問をいただいております。 1点目、予算科目の関係でございます。この事業につきましては、令和4年度当初予算で、立体交差部の設計検討業務をJR東海に依頼する費用としまして、委託料を計上しておるところですが、その後、JR東海との設計協定を締結いたしまして、負担金として取り扱うということで流用したという経緯がございます。 令和6年度当初予算については、令和5年度末に流用しました立体交差部の設計検討業務の成果に基づいて、改めて負担金として 6,000万円を計上したものを今回減額するということでございます。 続いて、この減額後の改良事業費ですが、次のステップに進むのは、今回の委託事業の結果を踏まえて精査をした後ということになりますので、令和7年度以降を見込んでおります。 2点目です。今回の委託事業をどう予想するかということですが、今回の概略設計によりまして、幾つかのパターンについて検討をし、そのパターンごとに事業費あるいは工期等を精査してまいります。現在は、この概略設計に全力で当たりたいというふうに考えております。 3点目です。都市計画道路と本庁舎ということですが、この(都)音羽小田線につきましては、本庁舎の建替えにかかわらず、交通の円滑化のために重要な課題と捉えて事業を進めておるところでございます。 ○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 御答弁ありましたように、(都)音羽小田線については、本庁舎の移転にかかわらず、多治見市としての道路政策上、非常に大事な道路であることは、今までも御説明があったと思いますが、まず、その辺の認識でいいかどうかということを、まず確認させていただきたいなということでございます。 それと、当初、令和4年、令和5年のときは、この 6,000万円が委託料として予算が計上されていましたが、令和6年度当初予算からこの 6,000万円が負担金ということで、節が12から18に変わって計上されております。その辺のところの本意はどこにあるのか、もう一度、併せて御説明いただきたいのと、今回の補正予算の 1,841万 4,000円については、委託料として計上されております、節12で計上されておりますので、そうすると、その委託料はJR東海に全部委ねるということの捉え方をすればいいのかどうか、少しその辺を確認をさせていただきたいと思います。 それから、この繰越明許については、3月定例会のときにもちょっとお尋ねした経緯がございますが、これから概略設計が進んでいって、いろんなことが想定されますけども、非常に大きな案件でございますが、その途中経過においても、市民周知も大事だよと。私も、駅南に住む住民の一人として、駅南から移転後の本庁舎に行くにも、この道路は欠かせないということで捉えておりまして、当初の選択肢は早くやっていただきたいなと思っていましたが、ここに来て、ますます非常に厳しい状況が伺えますが、その辺のところについて、市民の皆様への周知等について、どのような見解をお持ちか、お尋ねをさせていただきます。 ○議長(柴田雅也君) 建設部長 佐藤秀樹君。 ◎建設部長(佐藤秀樹君) 1点目、(都)音羽小田線の位置づけといいますか、認識ということですが、繰り返しになりますが、本市にとって非常に重要な路線というふうに捉えまして、事業を進めてまいりたいということでございます。 2点目の予算科目の話ですが、今年度、この補正予算で計上しております委託料につきましては、JR東海への委託料ということではなくて、これは、概略設計を、コンサルタント業務を民間にお願いするということにしておりまして、JR東海に次にお願いする負担金については、まだ別途予算を計上するということになろうかと思っております。 それから、今後の周知ということですが、まずは、この委託事業の中で、この(都)音羽小田線をどう進めていくかということを明らかにしませんと、なかなかその先の説明が難しいということでありますので、まずはこの方針決定に向かって全力で取り組んでまいりたいということでございます。 ○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 5月27日の全員協議会の資料を見ますと、JR東海の設計検討の中で実施調査結果など施工範囲が大幅に拡大することが判明したということの表記がされておりまして、この表記から、多治見市がお金をもう出して、その中でいろいろなこの設計をしていただいたが、しかし、こういう結果になったよという受け答えをしていたが、それ、ちょっと違うかなというような見解になるわけでしょうか。その辺を確認させていただきたいのと、今、御答弁にありました補正予算の 1,841万 4,000円については、JR東海にお願いするんではなくして、ほかの外部のコンサルタントにお願いをして、その結果をこの1年間かけて出していただくという方向が、今、この補正予算が決まると動き出すんだよという捉え方でよろしいわけでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(柴田雅也君) 建設部長 佐藤秀樹君。 ◎建設部長(佐藤秀樹君) 今回の負担金の減額ということですが、これまでの調査につきましては、全員協議会で御説明しましたように、JRの立体交差部を工事するに当たって、実際の工事をする工法ですとか、その影響範囲ですとか、そういったことをJR東海にお願いをして調べてきたということでございまして、その事業自体は令和5年度で終了して成果品を頂いておるということでございます。 その結果、非常に困難に直面をしておるということから、今回、委託料を新たにお願いをしまして、新たな事業として精査をやり直すということでございます。 ○議長(柴田雅也君) 仙石三喜男君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) これから、1年間をかけてしっかりやっていただくわけでございますけども、その答えがいかに出るかということによって、現状を見込まれている総事業費52億円、プラス市庁移転費等々が今後もどうなるか非常に危惧されるところでございますが、代替案が出てきて、また新たな検討がされておるわけでございますけども、財源の問題、あるいは、これからの工期の問題、それから、令和10年1月供用開始予定の本庁舎移転の問題等々について、また課題はあるかと思いますが、極力スピード感を上げて、これからもやっていくという御予定で、お願いできますでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 建設部長 佐藤秀樹君。 ◎建設部長(佐藤秀樹君) まずは、客観的なデータをそろえて判断をする、準備をするというのが一番大事だと思っております。時間は一定程度はかかってしまいますけれど、それに向けて取り組んでまいります。 ○議長(柴田雅也君) 次に、19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 私も、4号冊5ページ、14番の(都)音羽小田線道路改良事業費について伺います。 先日の全員協議会の説明では、この事業がかなり厳しくなってきて、仕切り直しをしなければいけない事態になるのかなというふうに思ったということと、その感想でよかったのかどうなのかということも含めてお伺いします。 具体的に、この 1,841万円の増額なんですけども、あくまでも当初の計画を追求するのではなく、別の形の設計をお願いする予算であるというふうに考えていますけれども、それでよかったのかどうかということです。 それで、先ほどの仙石議員に対する答弁の中で、様々なパターンを幾つか出して検討していくということだったんですけれども、そういう中で、全員協議会でお聞きしたものでは、JRの線路のガード下を拡張するというような、そういう案はもうないというふうに考えてよろしいかどうかということと、それから、そのときの説明の中で、ガード下のところについては、歩行者、これを上のところに道路を引っ張ってきて、歩行者専用の道路を造るとか様々あったんですけども、そういうふうな形で仕切り直しをして、代替案をこれから設計していくという考えでよかったのかどうなのか伺うということです。 それと、一つの案なんですけども、近くに一方通行の踏切があるんですけども、そこを上手に利用して、通行の利便性を図るというか、そういうことも検討することはできないのか伺います。 次に、4号冊5ページ、13番のロケツーリズム推進事業費なんですけども、制作委託料についての内容はもう伺いましたし、この劇場版をどのように活用するかについてももう伺いました。  500万円の費用対効果についてどうなのかということなんですけど、経済部の担当課では、「やくならマグカップも」について、今回の 500万円だけではなく、様々な多治見市の予算を積み重ねてきていて、これが大きな多治見市の観光の一つの目玉にしていこうという、そういう考えが伝わってくるんですけども、その費用対効果の点について伺いますし、これまでやってみえた、「やくならマグカップも」に対する長期的な予算の投入、それが、やっぱりどれほどの効果があったのか疑問に思いますので、説明をお願いします。 ○議長(柴田雅也君) この際、暫時休憩します。   午後0時02分休憩     -------------------------   午後1時00分再開 ○議長(柴田雅也君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 建設部長 佐藤秀樹君。 ◎建設部長(佐藤秀樹君) 午前中の井上議員の御質問にお答えいたします。 仕切り直しと感じるということでございましたが、今回の事業につきましては、立体交差部の課題について、対応案として何があり得るのかというのを精査する、そういう趣旨で行うものでございます。 また、これまでの計画を取りやめるということではなく、これまでの計画も比較対象として検討をするということにしております。 また、議員御指摘の踏切部分の改良についても、この事業の中で検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 費用対効果についてですけども、例えば、具体的に申し上げますと、先ほど、獅子野議員のときに答弁させていただきました、やくもグルメコレクトラリーでは、これ、事業費 280万円です。まだ終了していない今の段階で、これも推測でございます、台紙の出ている数とか、そういったものの推測ですけども、最低でも 200万円以上が既に各お店で消費されているというふうに認識をしております。 それから、お店の方からは、「やくならマグカップも」のファンの方が予想以上にお店に来ているという声も聞いています。それから、本町オリベストリートでは、「やくもさんぽ」を持って歩いてみえる観光客、結構増えていますので、皆さん、一度、気にして見てください。 「やくならマグカップも」というのは、単なるアニメではなくて、多治見市を舞台にした、そして、美濃焼をテーマにした、市にとっては本当にPRする重要な武器の一つとなっております。この劇場版ができた暁には、ぜひ井上議員、私と一緒に見ていただいて、見ていただければ必ず「やくならマグカップも」のファンになっていただけると信じております。 ○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) まず、建設部長の答弁なんですけども、仕切り直しという部分もあるかもしれないけれども、この最初の計画を全く断念したわけではないということの答弁だったと思いますけど、でも、その最初の計画をきちっと追求していくと、一体どのくらいの費用がかかるのか、まず教えていただきたいというふうに思います。 それから、経済部長、「やくならマグカップも」の補正予算とか本予算とか、今までずっと何回か出てきて、かなり予算を投入しているというふうに自覚しているんですけども、今までどのくらいというのは答えられますか。 ○議長(柴田雅也君) 建設部長 佐藤秀樹君。 ◎建設部長(佐藤秀樹君) 事業費でございますが、昨年度の段階で地下埋設物の支障が判明した時点で、総事業費については約52億円に加えて、支障を移転する費用がかかるというふうに見込んでおりまして、その後の調査の結果、施工エリアの拡大がさらに見込まれるということで、これを上回る事業費が今現在想定されております。 ○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今まで、過去何年間で幾ら使ったというのも計算してございません。また後日、計算して井上議員にお出しいたしますけども、この「やくならマグカップも」の事業、ほとんどがふるさと納税、もしくは、国からの交付金を使ってやっております。 今回の劇場版も協力していただける企業さん、もしくは、アニメファンからの寄附、ふるさと納税等で活用して、参加型の劇場版ということで、より「やくならマグカップも」のファンを増やすためには重要なコンテンツの一つになろうかなというふうに考えております。 ○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) まず、建設部長の答弁で、第8次総合計画の中でも議論したときに、52億円で、それにプラス、移設とかの費用が、もしかしたら十五、六億円増えるかもしれないというようなことは伺ってはいるんですけども、その程度というか、そんなような感じでよろしいかということですね。 でも、それと同時に別の案もしっかりと提案してくれるということなので、それに期待をして、知恵と工夫で、本当に発想の転換などもしていただいて、なるほどと思うような、そういう提案をお待ちしたいと思っております。よろしくお願いします。 次に、「やくならマグカップも」ですけども、寄附とかそういうものでということで、これが正念場になるのかなという感じもしますので、やはり、 500万円かけてつくったものをどういうふうに活用していくかについて、もっともっと広く広報していただきたいということを申し上げて、出来上がったら、二人で見せていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、報第8号 令和5年度多治見市一般会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、報第9号 令和5年度多治見市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告については、通告がありますので、発言を許可します。 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今回、この報告書の中には32事業、そして、総額として 9.4億円というかなりの件数、かなりの金額が繰り越しされております。先ほどの報第8号においては継続費でございましたけども、これについては、継続費と別の繰越明許の内容でございますが、これだけたくさんあるということを認識しながら、1点だけ、私の事例として質問させていただきますので、よろしくお願いします。 1号冊14ページ、体育施設整備費でございます。3月定例会でも御質問させていただきましたけども、私がいつも散歩するところの滝呂球場トイレ改修工事費 3,010万円の繰越明許についてでございます。改めて、工期について確認をさせていただきます。 現状、姿が見えていませんし、動きも私のほうにも情報が一切入ってきませんので、今までの御答弁では、本年秋頃までには完成予定との御答弁をいただいていますが、本当に秋には間に合うのか、なぜ、もっと早く進めていただけないのか、少し疑義を感じておりますので、この繰越明許について質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長伊藤徳朗君) 非常に期待が大きい事業だと思っておりまして、今年秋にトイレが使えるように進めているところでございますけれども、それがちょっと難しくなっておりまして、年内にはトイレが使用できるように今、鋭意努力しているところでございます。 この事業自体が増額をして繰り越したものでございまして、より使いやすいトイレとなるよう、トイレブースや手洗い場のレイアウト変更、水道管の延長工事に加えて、照明のLED化、雨どいの更新なども併せての工事実施を考えたことで時間を要しているためでございます。 冒頭に申し上げましたけれども、年内にはトイレが使用できるように努めてまいりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) なぜ、これをくどくどと質問するのかと思われると思いますが、やはり、ここは市営ということで、私たちの代表する球場でもあるわけです。今、硬式野球で試合ができるのは、多治見市営球場もそうですけども、なかなか硬式野球の試合ができなくて、ほとんどの硬式野球の試合はこの滝呂球場で行われております。 また、先だってのときも言いましたが、私が見ている限りでは、ほとんどの利用者が近隣市の瀬戸市であったり、春日井市であったり、尾張小牧、名古屋ナンバーの車がいっぱいで、本市の車がとまっているケースが非常に少ない中に、やはり使っていただいていて、多治見市を感じていただいているんですが、もっとこう、分かりますよ、理由は分かりますけども、せっかく野球を楽しんでいただける少年少女、多くの市民の方、近場散歩の方に思いをはせると、もう少し、年内と言わずに、この前の答弁では、八、九月頃に本格化する秋の大会等には間に合えるということでしたが、少し今のトーンでは、少し遅れたように気がしますけど、その辺いかが御見解でしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長伊藤徳朗君) 先ほど御説明したとおりでございまして、水道管が老朽化しておりまして、実際は漏水している状態でございまして、それをやることにかなり時間がかかって年を越すということになっておりまして、その後も、これに併せて、いろいろな工事を併せてやったほうがいいんじゃないかということで、照明のLED化とか雨どいの更新なども併せてやることで、ちょっと時間を要しているということでございます。 利用者の方というか、連盟のほうからも関心の高い事業でございますので、改めて、また説明等には参りたいと思っております。 ○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) ぜひ、よろしくお願いします。 そうしますと、補正予算で繰り越した差額は 3,010万円で変わっておりませんけども、今、御指摘になりましたように、LED化とか、それから、トイレ棟等のレイアウトも併せて検討されているとお聞きしておりますけども、そうしますと、現状の補正予算額では少し不足するんじゃないかなと予測されますし、下水道管を上から下に引っ張ってくるのも、私は大事業だと思いますが、その辺のところはどういう予測をされておられますでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長伊藤徳朗君) 工事費の費用の中でできることをやれることを全部やりたいということで、今、考えておりますので、そのお金の範囲内で全ての工事を済ませる予定でございます。 ○議長(柴田雅也君) 仙石三喜男君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 一つの繰越明許の事例でございますが、ぜひ市民の方も、最近、ここは多くの方が散歩をして健康維持のために使っていただいて、トイレも利用されていることを聞いております。いろんな事情があるかと思いますが、できる限り早くやっていただくことを最後にお願いして終わります。すみませんでした、ありがとうございました。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、報第10号 令和5年度多治見市水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、報第11号 令和5年度多治見市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第62号 工事請負契約の締結についてから、議第64号 工事請負契約の締結についてまでは関連がありますので、3議案を一括して質疑を行います。通告がありますので、発言を許可します。 7番 加藤智章君。 ◆7番(加藤智章君) 多治見市笠原こども園総合整備工事について、3つ質問させていただきます。 昨年、アザレアホールの改修工事と解体工事の中で、騒音等で途中で工事を止めて直されたということもありました。当時は、笠原中央公民館は休館でした。ただ、今回は、子どもたちが近くにいるところで工事をしますので、防音対策の契約とか、安全対策の契約はどのようになっているかということと、あとは、増築と、それと現園舎の大型改修工事もありますが、この建物は結構古いので、また、アスベスト等の有無があったりとか、その契約についていかがになっているのか伺いたいと思います。 ○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤洋子君。 ◎福祉部長(加藤洋子君) 3点につきまして御答弁させていただきます。 まず、1点目です。アザレアホールの解体の騒音等の関係ですが、本工事につきましては、アザレアホールの解体工事ほど大規模な解体工事をする計画ではございません。しかし、一部分の壁の取壊しや改修する際に騒音、粉塵が発生するということはありますので、防音対策を取るなどして工事を進めてまいります。 また、園児に対する安全対策についてでございます。こちらにつきましては、安全第一ということを心がけて工事計画をしております。工程や工区を区分けしまして、順番に工事を進めていくというふうにしてございます。 また、工事区域と園児の活動、保育の区域は、成形鋼板による仮囲いにてしっかり区分けをするという形を取るようにしてございます。 また、新規園舎の増築及び仮設園舎を設置した後に、既存の園舎の園児及び職員を移動させることによって、既存の園舎のほうは人をなしにした状況で改修を行う予定としてございます。 また、工事車両と園児の送り迎え、心配されるかと思いますが、その都度、園と相談しながら、時間を区分けしながら対応するということを考えてございます。 3点目のアスベストについてでございます。 アスベスト含有建材調査につきましては、設計に先立ちまして、昨年度調査をしてございます。その中で、職員室がある棟の内壁・外壁の塗装と、一部の天井材、床材に入っていることを確認してございます。このアスベストに関しましては、安全に除去するよう、仕様書等に記載して対応しておるところでございます。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第65号 工事請負契約の締結については、通告がありますので、発言を許可します。 9番 玉置真一君。 ◆9番(玉置真一君) 今回の随意契約の業者、中央電子光学株式会社が、消防通信指令システム設置や保守点検以外に、無線に限らず有線のほう、PBXとかIP電話とか、ビジネスフォンとか、その他、多様な部分に非常に技術を持ってみえる会社とは理解して、あえて質問させていただきます。 今後、ごみ焼却施設の広域化が計画されている中、このたびの随意契約について質問します。これは、あくまでも、せっかくであれば、多治見市に事業所がある会社と契約ができないかというようなことも込めて質問させていただきます。 東濃5市消防指令センターの設置予定地の瑞浪市による競争入札の結果に基づき随意契約とされたが、この高機能消防指令システム、または、同等のシステムを設置できる市内業者はなかったのか。 次に、設置業者がもし、市内に存在した場合、多治見市に選択余地はあったのか。 最後に、この計画は第8次総合計画の柱4、課題3の消防体制の適切な整備を掲げ、東濃5市消防通信指令業務共同運用に向かって進められているが、令和8年4月の運用開始に向けての準備は予定どおりか。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(柴田雅也君) 消防長 加藤 繁君。 ◎消防長(加藤繁君) 3点の御質問に対して順次お答えいたします。 まずは1つ目、市内に業者、存在しないかということでございますけれども、この指令システムの設置工事、これは、指令台と消防署の端末、車両動態管理装置などの設置工事のほかに、今、議員がおっしゃられたようなNTTの 119番回線、これと指令台との接続、既設の消防デジタル無線との接続工事などがあります。これらの工事を総合的に行える業者、これは、市内に設置できる業者は存在しておりません。 2つ目ですけれども、選択の余地のことにつきましては、多治見市に設置する業者、仮にあったとして、瑞浪市での共通個別の今回の入札に参加することは可能です。 今回の契約は、多治見市個別部分の随意契約であり、多治見市のみ工事を担うことについては、指令センターシステム工事との多治見市との接続の関係上、メーカーが違った場合に、やっぱり複雑化や個別発注することによってコスト高などが考えられますので、選択の余地に関しましては事実上ないということです。 令和8年運用、予定どおりかという御質問ですけれども、令和4年の12月定例会に、5市の市議会で、本市も含めてですけど、議決をいただきまして、東濃5市消防通信指令事務協議会を立ち上げまして、順次、準備作業を進めてまいりました。 落札業者との打合せにおいては、スケジュールどおり、令和8年4月に運用開始に向けて準備を進めていけると回答を得ております。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第66号 工事請負契約の締結についてから、議第68号 工事請負契約の締結についてまでは関連がありますので、3議案を一括して質疑を行います。通告がありますので、順次、発言を許可します。 最初に、7番 加藤智章君。 ◆7番(加藤智章君) 笠原小中学校建設工事契約についてです。 笠原小学校を出たところの道路から真っすぐ行きますと、道が急に狭くなります。そちらに先月、大型車両が通りまして、切り返しの中、民家に突っ込んだという事故がありました。それを踏まえまして、工事の搬入・搬出の車がこれからどんどん多くなると思いますが、車に対してのそういう契約等も含まれているかというのを一つ伺います。 それと、あっては困りますし、ないとは思いますが、工期がもし遅延した場合に、学校の開校はもう決まっておりますので、その場合の契約内容はどのように入っていますか、その2点を御質問いたします。 ○議長(柴田雅也君) 副教育長 熊崎健一君。 ◎副教育長(熊崎健一君) 2点、お答えいたします。 まず、工事車両の搬入・搬出の安全対策についてですけども、工事の契約には、搬入・搬出、それから、処分まで含まれております。したがいまして、施工業者は笠原町地内の運搬経路なども含めて、安全対策の義務を負うということになっております。 それから、その安全対策を具体的に担保していくために、随時、施工業者と打合せを重ねまして、万全を期すというように考えております。 それから、2点目、工事の遅延のことですけれども、まずもって、市と施工業者、それから工事管理者と定期的に会合を持ちまして、綿密に情報共有しながら、まずは遅延が発生しないと、そういう事態が生じないということに努めてまいります。 やむを得ない事由の場合は、施工業者のほうから市に工期の延長変更請求が可能な契約となっております。 ○議長(柴田雅也君) 7番 加藤智章君。 ◆7番(加藤智章君) あってはならないことですけど、もし、あった場合に、今、中学校に小学校の仮設校舎が建っておりますが、そちらの建物のほうも契約期間等は延長できますでしょうか。 ○議長(柴田雅也君) 副教育長 熊崎健一君。 ◎副教育長(熊崎健一君) 小学校の仮設校舎のリース契約については、今のところ期間延長の条項を含んでおりません。万が一、校舎建築に遅延が生じると、それはかなり前の段階で分かると思いますので、そのときに事前に協議をスタートするということになろうかと思います。 ○議長(柴田雅也君) 次に、19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 建築、機械設備、電気工事含めて約55億 4,000万円となりました。笠原小中学校については初めての小中一貫校となり、その成果について、公立のということですけども、期待をしております。 基本設計、実施設計の段階で、そういう小中一貫校ということの特徴について、設計における特徴については説明を受けた記憶はありませんが、その設計における特徴などが、この契約金額に反映されている部分もあるかと思いますが、どのような特徴がありますか。 それと、先ほど、工期の問題が提起されましたけれども、近年の物価高、あるいは、人材不足も含めて、どういう程度のこの価格についての影響があったかをお伺いします。 ○議長(柴田雅也君) 副教育長 熊崎健一君。 ◎副教育長(熊崎健一君) 2点、お答えをいたします。 まず、笠原小中学校の特徴ということなんですけれども、全体としましては、校舎と体育館、武道場、プール、これらをコンパクトにまとめて、大変シンプルで実用的な一体型の施設ということになっています。 また、床には木材を使用したり、校舎の内外に地元産のタイルを効果的に使用したりということも行っております。 さらに、防災拠点の観点から体育館・武道場に空調設備、それから、体育館の屋根に太陽光発電を設置するというようなことが主な特徴と言えます。 次に、近年の物価高騰の影響ということですけれども、令和4年12月の基本設計開始以降は、現在まで約20%程度の上昇というふうになっております。 ○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) コンパクトにしていただけるということと、床材の木材の使用ということと、タイルということなんですけども、このタイル、地域の本当に誇りとする特徴のあるものなんですけども、完成してみないと分からないんですけども、どういったところを工夫されているのか、分かれば教えてください。 それで、工期については、特に学校のことですので、やっぱり心配があるんですけど、この間、ラジオのニュースを聞いていましたら、名古屋市で、やっぱり入札が不調になったということがありまして、それで、どういうふうに対応するかというと、部分的に全体のものを分けて、それで、一つずつ、まずやっていくというような、そういう手法を取るなんていう話もありました。そういう点についても、事前にある程度そういう兆候が出てきたら協議するということだったんですけども、もう一度、お願いします。 ○議長(柴田雅也君) 副教育長 熊崎健一君。 ◎副教育長(熊崎健一君) 木材を使った温かみのある廊下、校舎です。それから、タイルにつきましては、特に壁面、今、他校でも改修を行ったトイレ等には、ふんだんにタイルを使っておるわけですけれども、外壁のところにも一部タイルを活用するというふうに予定をしています。 ○議長(柴田雅也君) 教育長 仙石浩之君。 ◎教育長(仙石浩之君) 先ほどの工期遅延の問題を含めての御質問だったと思うんですけども、入札自体が原因となって遅れるのとは違って、今回、入札は成立していますので、だから、契約はできます。 問題は何かというと、万一、遅延したときに、その責任がどこにあるかが一番重要で、要は、施工業者が何かサボって、あるいは、何か失敗しちゃって遅れたというのは、当然施工業者の責任ですから、これ、場合によっては損害賠償も含めての請求になりますけども、そうではなくて、社会全般として原材料費が全くなくなっちゃったとか、あるいは、極めて重い風水害があったとか、そういう施工業者の責めに帰さない部分での延長というのは、これは、やっぱり公の工事ですから、そういったものには、こちらも真摯にお話し合いを続けながら対応していくというような形になるだろうと、そういうことでございます。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第69号 物品供給契約の締結について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第70号 土地の処分について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(柴田雅也君) 次に、議第71号 岐阜県後期高齢者医療広域連合規約の変更については、通告がありますので、発言を許可します。 16番 三輪寿子君。 ◆16番(三輪寿子君) 後期高齢者医療制度、この規約変更ということで、これも国民健康保険同様、紙の保険証を廃止し、マイナンバーとのひもづけをしていくわけですね。それで、午前中、ひもづけが61.3%、利用が5.48%ということで、国を上回っているということでございましたが、現在でも、全国でこの後期高齢者医療について、滞納者が2万人と言われていますが、当市では滞納はどれぐらい、どの程度かということと、滞納者へのマイナ保険証に移行した場合の対応はどのようかと。被保険者の資格証明書の廃止ということがございますので、窓口の全額負担というような厳しい措置が取られるのかなと危惧しておりますが、その点について伺いたいと思います。 ○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。 ◎市民健康部長伊藤香代君) まず、1つ目の滞納者数でございますが、令和6年4月1日で 155名です。これは、令和5年、令和4年と比較して徐々に少なくなっております。 それから、2点目の保険証移行の滞納者への対応でございますが、マイナ保険証の導入に伴い、資格証明書や短期被保険者証は廃止になるというふうに聞いております。 ただ、その代替の措置といたしましては、7月の上旬から中旬に厚生労働省から示されるというふうに聞いておりますので、それに基づいて対応してまいります。 ○議長(柴田雅也君) 16番 三輪寿子君。
    ◆16番(三輪寿子君) ぜひ、その短期保険証、あるいは、今までの窓口全額負担、そういうふうにならないように、国の厚生労働省の指示があるということですけれども、国民健康保険同様、無資格にならないようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田雅也君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- △委員会付託 ○議長(柴田雅也君) ただいま議題となっております議第55号から議第59号まで、議第60号(所管部分)、議第62号から議第71号までは、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の常任委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第60号(所管部分)は、お手元に配付しました議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、議第60号(所管部分)は、議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託することに決しました。     ------------------------- △第22 休会期間の決定 ○議長(柴田雅也君) 日程第22、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から19日までの12日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、明日から19日までの12日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(柴田雅也君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。   午後1時35分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和6年6月7日               多治見市議会議長   柴田雅也               多治見市議会議員   井上あけみ               多治見市議会議員   石田浩司...