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08月22日-01号

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  1. 多治見市議会 2022-08-22
    08月22日-01号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 4年  9月 定例会(第4回)議事日程 令和4年8月22日(月曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 報第16号 専決処分の報告について 第4 報第17号 専決処分の報告について 第5 認第1号 令和3年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について 第6 認第2号 令和3年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認第3号 令和3年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認第4号 令和3年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第9 認第5号 令和3年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について 第10 認第6号 令和3年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認第7号 令和3年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第12 認第8号 令和3年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 第13 報第18号 令和3年度多治見市基金の運用状況に関する調書の提出について 第14 報第19号 令和3年度多治見市継続費精算報告書の提出について 第15 報第20号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率の報告について 第16 報第21号 令和3年度多治見市財政向上指針の実施状況の報告について 第17 認第9号 令和3年度多治見市水道事業会計決算の認定について 第18 議第80号 令和3年度多治見市水道事業会計利益の処分について 第19 認第10号 令和3年度多治見市下水道事業会計決算の認定について 第20 議第81号 令和3年度多治見市下水道事業会計利益の処分について 第21 認第11号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計決算の認定について 第22 議第82号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計利益の処分について 第23 報第22号 令和3年度多治見市水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第24 報第23号 令和3年度多治見市下水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第25 報第24号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第26 認第12号 令和3年度多治見市病院事業会計決算の認定について 第27 報第25号 令和3年度多治見市病院事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第28 議第83号 多治見市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するについて 第29 議第84号 令和4年度多治見市一般会計補正予算(第3号) 第30 議第85号 令和4年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号) 第31 議第86号 令和4年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 第32 議第87号 令和4年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 第33 議第88号 令和4年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第34 議第89号 令和4年度多治見市水道事業会計補正予算(第1号) 第35 議第90号 令和4年度多治見市下水道事業会計補正予算(第1号) 第36 議第91号 工事請負契約の変更について 第37 議第92号 権利の放棄について 第38 議第93号 指定管理者の指定について 第39 議第94号 指定管理者の指定について 第40 議第95号 指定管理者の指定について 第41 議第96号 多治見市教育委員会委員の任命について 第42 議第97号 多治見市公平委員会委員の選任について 第43 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見について 第44 休会期間の決定    (第3から第40まで 提案説明、第41及び第42 提案説明~質疑~委員会付託省略)~討論~表決、第43 提案説明~質疑~委員会付託省略)~討論~表決)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(20名)          1番    山田 徹君          2番    片山竜美君          3番    玉置真一君          4番    城處裕二君          5番    奥村孝宏君          6番    吉田企貴君          7番    佐藤信行君          8番    渡部 昇君          9番    寺島芳枝君         10番    古庄修一君         11番    柴田雅也君         13番    若尾敏之君         14番    三輪寿子君         15番    若林正人君         16番    林 美行君         17番    加藤元司君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       高橋光弘君         企画部長       柚木崎 宏君         総務部長       仙石浩之君         福祉部長       加藤泰治君         市民健康部長     澤田誠代君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     伊藤徳朗君         都市計画部長     知原賢治君         建設部長       村瀬正一君         水道部長       木村信孝君         会計管理者      伊藤香代君         監査委員事務局長         併選挙管理委員会書記長                    金子 淳君         消防総務課長     青嶋 修君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       河地孝彦         書記         臼武徹也         書記         虎澤智子         書記         山内祥子         書記         阪野広紀     ------------------------- △開会    午前10時00分開会 ○議長(石田浩司君) ただいまから、令和4年第4回多治見市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。     ------------------------- △諸般の報告 ○議長(石田浩司君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告については、お手元に配付いたしましたので御了承願います。 以上で、諸般の報告を終わります。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(石田浩司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、7番 佐藤信行君、8番 渡部 昇君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 会期の決定 ○議長(石田浩司君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から9月29日までの39日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、今定例会の会期は、本日から9月29日までの39日間とすることに決しました。     ------------------------- △第3 報第16号から第40 議第95号まで ○議長(石田浩司君) この際、日程第3、報第16号から日程第40、議第95号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 令和4年第4回多治見市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様には御参集を賜りました。 さきの定例会から本日までの報告を行います。 初めに、新型コロナウイルス関係でございます。 7月以降、多治見市においても新型コロナウイルス感染症が急拡大をしています。医療機関では、医療従事者の感染拡大により新規入院患者の制限や救急外来の受入れ停止など、医療体制の維持が難しい状況になりました。 また、東濃地域保健所の業務が逼迫しています。7月28日から本市職員1名を交代しながら応援派遣を行っています。 市役所内においても、新型コロナウイルス関連、感染者、濃厚接触者で出勤できない職員が複数おり、残った職員が市民サービスを維持するために奮闘をしています。 今後、さらなる職員減となった場合には、BCP、業務継続計画を発動させ、市民生活への影響が最小限となるよう事前に準備をしています。 市民の皆さんには、引き続き一人一人の感染防止対策の徹底をお願いいたします。併せて、感染防止対策の効果としてのワクチン接種への御協力をお願いしています。 次に、イベント等について御報告を申し上げます。 第7波の感染拡大の中でしたが、真夏の陶器まつり、そして花火大会、みんなでてりゃあ夏まつりなどのイベントが開催されました。各地域の夏祭りや盆踊り大会についても開催されました。 どの会場においても市民の皆さんの笑顔があふれており、イベントの開催が待ち望まれていたと実感をしました。新型コロナウイルス感染症と暑さに負けないイベントを成功させた関係者の皆さんに感謝を申し上げます。 次に、物価高騰対策について説明をいたします。 市民生活を直撃している燃料の高騰、物価の高騰による負担を軽減するため、多治見市では次の3点のセットで今議会に御提案を申し上げます。 1点目、水道料金の基本料金無料化です。これは4か月間、大半の世帯の場合には、1世帯 4,400円の効果がございます。 2点目、指定ごみ袋の全世帯配付、金額にすると 1,040円です。 3点目、市立の幼稚園、保育園、小学校、中学校の給食材料費の値上げの負担について支援を行います。大人2人、小・中学生2人の標準的世帯の場合、合計金額は 8,740円となります。 今回の3点セットで一番に議論をしたのは、申請制度ではないプッシュ型で行う、もう1つは、現金ではなくて現物を直接市民の皆さんに支援を行う、こういうようなことで、今、申し上げました3つのセットで今議会に提案をさせていただきます。 次に、ふるさと納税の強化、本気度をしっかり今回は金額として表します。 多治見市へのふるさと納税寄附額は、令和2年度約 4,200万円、令和3年度約 6,200万円でした。令和4年度は目標額2億円を掲げます。必ず結果を出すという強い意志を持って市役所と市内業者が一丸となって取り組んでまいります。 ふるさと納税を強化する目的は、寄附額の増加のみではありません。ふるさと納税を通じて多治見市の魅力を全国に発信する、このことによって多治見ファンを増やし、製品の販売の拡充、観光誘客につなげてまいります。 去る7月4日、ふるさと納税で大きな実績を上げている大阪府泉佐野市を市長として訪問いたしました。同市の千代松市長と意見交換を行いました。また、ふるさと納税に特化している担当の理事ともいろいろな具体的な意見交換をさせていただきました。 今回、パートナーシップを結ぼうとしている株式会社スチームシップ、この会社についても大変高い評価を泉佐野市からいただいております。 今回、しっかりとした金額2億円を掲げるというようなことで、総務部、経済部、一丸となって本気度をしっかり前へ押し出していく、こういったことを行ってまいります。 それでは、議案について説明をさせていただきます。 本定例会においては、決算23件、条例1件、補正予算7件、指定管理者の指定3件、人事、諮問を含め3件、その他で合計41件を提案いたします。 初めに、決算認定について説明をいたします。 認第1号 令和3年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、認第8号 令和3年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてまでは、一般会計特別会計の8会計の令和3年度決算の認定です。 一般会計決算剰余金は、過去最大の51億円余となりました。この要因は、コロナ不況による大幅な収入減を心配していましたが、幸いなことに経済回復により予算を大きく上回る歳入増となりました。 決算剰余金は、補正予算の財源として積極的に活用をいたします。物価高騰対応施設改良事業など、目に見える形で市民生活に還元をいたします。 歳出額については、 451億円余、うち新型コロナウイルス対応事業費分が41億円余でございます。新型コロナウイルス対応事業費以外の歳出額 409億円余については過去最大となりました。駅南市街地開発事業34.6億円、食育センター完成、そして供用開始17.2億円、若松町交差点改良事業 2.4億円など、令和3年度も事業を着実に、実行、実現を行ってきました。 財政判断指数は、全ての指標が改善し目標値を達成しました。令和4年度以後、積極的な財政運営を実施するための地盤が強固になってきたと認識しています。 次に、条例関係です。 育児休業等に関する条例の一部改正については、職員の育児休業について、国家公務員の取扱いに準じ所要の改正を行います。育児休業の取得要件を緩和し、男女ともに仕事と育児を両立しやすくなる、こういった環境を整えます。 次に、補正予算について説明をいたします。 一般会計補正予算の総額は、令和3年度決算剰余金新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し17億 1,000万円余と大型の補正を計上いたします。 一般会計の主な内容については、1、物価高騰対応、冒頭に説明をしましたように市民の皆様に対する支援のほか、三の倉センターハイブリッドコークスの値上げ分、公共施設の光熱水費など、行政運営に不可欠なエネルギー価格の高騰に対応をします。 2、市役所本庁舎建設準備事業、新本庁舎の建設に向け、令和4年度から令和6年度まで3年間の継続事業 3.7億円として、土壌調査、埋蔵文化財調査、基本計画、基本設計の策定を行います。 3、施設改良事業について、過去最大となりました決算剰余金を活用し、市民の里地球村、多治見市陶磁器意匠研究所などの大規模な施設の改良を行います。 4、オリベストリート民家リノベーション事業について、たじみDMOが実施をする古民家リノベーション事業を支援いたします。オリベストリートの築 145年の古民家を、店舗、事務所、レンタルルーム等に整備をいたします。今年度、たじみDMOが新設する、まちづくり基金を活用する最初の事業となります。 5、かわまちづくり事業について、土岐川右岸の記念橋から虎渓大橋の区間について、散策路、多目的空間の整備に向けた詳細設計を行います。国土交通省に対して事業申請をしておりましたが、正式に採択されることになりました。 6、有限責任事業組合キメラ事業終了に伴う補助金返還について、有限責任事業組合キメラ事業終了に伴い、国から多治見市を経由し有限責任事業組合キメラに支給されていた補助金の一部に返還義務が発生いたしました。 多治見市から国に対し補助金の一部を返還いたしますが、有限責任事業組合キメラからは返還を求めない方針です。市が補助した目的は、中心市街地の活性化、新たな雇用の創出であり、十分達成されていると判断いたしました。 また、コロナ禍において多額の負債を抱え解散をした同団体に対し負担を求めることは困難です。国は、事業期間が短いことを理由に機械的に返還を決定いたしましたが、多治見市はこれらを総合的に判断し権利放棄の議案を提案いたします。 それでは、人事案件以外につきましては、詳細を総務部長から説明いたします。 ○議長(石田浩司君) 引き続き、報第16号及び報第17号の議案の詳細について、総務部長の説明を求めます。 総務部長 仙石浩之君。   〔総務部長 仙石浩之君登壇〕 ◎総務部長仙石浩之君) それでは、本定例会提出議案について説明させていただきます。 1号冊の1ページ、それから12号冊、議案説明資料の1ページをお願いします。12号冊を中心に御説明いたします。 報第16号 専決処分の報告についてです。 令和4年5月10日、公用車が旭ケ丘10丁目交差点付近コンビニ駐車場から出ようとする際、道路側の車列が動き出したため、一旦バックしようとして後続の止まっている車両に接触してしまったもので、損害賠償額は16万 8,996円、過失割合は市側 100%でございます。 続いて、報第17号 専決処分の報告についてです。 令和3年12月23日、富士見町1丁目地内を走行中のパッカー車が道路中央を超えてきた対向車と衝突したもので、損害賠償額2万 6,942円、過失割合は、市側20%、相手方80%でございます。 ここで、一旦、私からの説明を区切らせていただきます。 ○議長(石田浩司君) 引き続き、認第1号から報第21号までの議案の詳細について、会計管理者の説明を求めます。 会計管理者 伊藤香代君。   〔会計管理者 伊藤香代君登壇〕 ◎会計管理者(伊藤香代君) それでは、認第1号から認第8号までの決算認定及び報第18号から報第21号までの決算報告について一括して説明申し上げます。 なお、この決算は、8月3日から5日までの3日間、監査委員による審査を受けたものでございます。 最初に、決算の概要について御説明申し上げます。 4号冊 177ページ、令和3年度会計別決算額総括表をお願いいたします。 表中央の決算額(B)欄を御覧ください。 一般会計特別会計の総額は表の一番下の合計欄でございます。 歳入が 735億 5,438万 8,752円、歳出が 675億 2,638万 5,553円、差引額60億 2,800万 3,199円です。その右側、前年度決算額との比較では、歳入が56億 2,249万 6,706円の減、歳出が62億 972万 6,950円の減、差引額では5億 8,723万 244円の増加となりました。 歳入、歳出ともに前年を下回っているのは、令和2年度の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策特別定額給付金、一人一律10万円の給付があった影響でございます。 一般会計の決算規模は決算額(B)の最上段でございます。 歳入総額は 506億円余、歳出総額は 451億円余、差引額は55億円余、このうち翌年度繰越しが4億円余で、実質収支額は過去最大の51億円余となりました。 続いて、財政に関する指標について御説明申し上げます。 同じく4号冊、 200ページの市町村台帳を御覧ください。 この表は、一般会計特別会計の一部を合算した普通会計ベースで作成したものでございます。 一番右の列、中段の太枠の財政指標について説明をいたします。 指数算定分数式の分子となる、一番上の基準財政収入額は減、一方、分母となる、その下の基準財政需要額地方交付税再算定により増となりました。その結果、上から5番目の財政力指数、令和元年度から令和3年度の3年間の平均は0.71%で、前年度より0.02ポイント悪化となっております。その2つ下の公債費負担比率は11.3%で、前年より 0.1ポイント改善いたしました。 次に、 201ページをお願いします。 性質別歳出の状況の主なものですが、一番上、義務的経費のうち人件費は68億 1,629万 9,000円で、前年度より1億 6,947万 7,000円増加いたしました。 次に、中ほどの普通建設事業費は86億 1,088万 9,000円でございます。多治見駅南市街地再整備事業と食育センター建設事業などにより3億 3,775万 3,000円の増額となっております。 次に、表の一番右の列の中段、太枠の真ん中でございます。 経常収支比率は85.8%で、 2.1ポイントの改善でございます。 経常的な事業は増加しておりますが、地方交付税等経常一般財源がそれ以上に増え財政の柔軟性が高まりました。 以上が決算の概要でございます。 続いて、会計ごとの決算内容を御説明いたします。 最初に、認第1号 令和3年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 歳入から説明いたします。 4号冊 178ページ、一般会計歳入決算状況に関する調べをお願いいたします。 左から3つ目の収入済額Cについて、主なものを説明いたします。表の右から2つ目の欄の対前年度増減額も一緒に御覧ください。 1款市税 149億 398万 900円は、新型コロナウイルス感染症の影響による個人市民税及び固定資産税等の減により 1.9億円の減額です。 7款地方消費税交付金25億 5,551万 6,000円は、景気回復による県内消費の拡大に伴い2億円の増です。 12款地方交付税68億 351万 4,000円は、国の補正予算に伴う交付額増により10.9億円の増額でございます。 16款国庫支出金 100億 2,857万 9,143円は、食育センター、多治見駅南再開発の大型建設事業及び子育て世帯への臨時特別給付金事業等の増があったものの、前年度の1人10万円特別定額給付金事業等の減により、全体で83億円余の減額となっております。 23款市債40億 2,610万円は、大型建設事業に係る増があったものの、臨時財政対策債の減及び小泉小学校建設事業の完了に伴う皆減等により、全体で 2.5億円の減となっております。 以上、合計は、収入済額が 506億 1,061万 4,244円、不納欠損額 3,933万 6,506円、収入未済額42億 7,842万 5,653円となりました。 次に、歳出です。 同じく4号冊の 187ページ、一般会計歳出決算状況に関する調べをお願いいたします。 左から2つ目の支出済額Bの欄と、右から2つ目の対前年度増減額をお願いいたします。 2款総務費45億 6,405万 518円は、特別定額給付金事業の皆減等により 101億円の減です。 3款民生費 162億 6,027万 9,525円は、住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業子育て世帯生活支援特別給付金事業の皆増等により24.3億円の増額でございます。 4款衛生費42億 1,507万 8,626円は、新型コロナワクチン接種事業費等により 4.5億円の増です。 7款商工費12億 7,008万 8,689円は、緊急経済対策関係費国際陶磁器フェスティバル関連費の減等により1億円の減額となっております。 8款土木費64億 995万 5,425円は、多治見駅南再開発事業、若松町交差点改良事業(ラウンドアバウト)等により22.4億円の増でございます。 10款教育費70億 5,460万 3,160円は、小泉小学校建設事業GIGAスクール構想に係る事業などが一段落したことにより、全体で17.2億円の減でございます。 以上、合計は支出済額 451億 615万 5,756円、翌年度繰越額42億 6,513万 740円、不用額は32億 2,966万 6,451円となりました。 次に、3号冊の99ページをお願いいたします。 一般会計の実質収支に関する調書でございます。 3の歳入歳出差引額は55億 445万円 8,000円、ここから4の翌年度へ繰り越すべき財源4億23万 3,000円を差引いた51億 422万 5,000円が5の実質収支額となりました。 6、財政調整基金への繰入額は26億円で、残額25億 422万 5,000円を令和4年度へ繰越しいたしました。 次に、特別会計について御説明を申し上げます。 4号冊の 177ページをお願いいたします。会計別決算額総括表を御覧ください。決算額(B)欄で説明いたします。 認第2号 令和3年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 歳入合計は 1,729万 7,884円、歳出合計は 1,422万 4,374円で、差額の 307万 3,510円の決算剰余金は全額を基金に積立ていたしました。 次に、認第3号 令和3年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 歳入合計は1億 5,985万 7,616円、歳出合計は1億 5,830万 2,172円、差引額は 155万 5,444円でございます。 次に、認第4号 令和3年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定についてです。 歳入合計 8,491万 4,723円、歳出合計 7,249万 1,859円で、差引額 1,242万 2,864円となりました。 次に、認第5号 令和3年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定についてでございます。 歳入、歳出額はともに 176万 4,500円で差引額はゼロ円です。旭ケ丘第2団地集会所の改修工事が終了したため、前年度から大幅の減となりました。 次に、認第6号 令和3年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてです。 歳入合計は 111億 687万 7,679円、歳出合計は 110億 323万 9,727円で、差引額は1億 363万 7,952円でございます。新型コロナウイルス感染症の影響で受診控えがあった前年度に比べ増額となっております。 次に、認第7号 令和3年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてです。 歳入合計は99億 5,897万 7,379円、歳出合計は95億 9,442万 5,638円で、差引額は3億 6,455万 1,741円でございます。 次に、認第8号 令和3年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてです。 歳入合計は16億 1,408万 4,727円、歳出合計は15億 7,578万 1,527円、差引額 3,830万 3,200円でございます。 以上が、令和3年度の一般会計特別会計の決算の説明でございます。 詳細については、3号冊令和3年度多治見市歳入歳出決算書、4号冊令和3年度決算に係る主要な施策の成果報告書及び付属資料等の御参照をお願いいたします。 次に、報第18号 令和3年度多治見市基金の運用状況に関する調書の提出についてでございます。 3号冊の 183ページをお願いいたします。 最上段、土地開発基金、土地の処分が 7,950万 6,000円、取得が 7,693万 3,000円、年度末の現金は21億 385万円となりました。 次に、国民健康保険高額療養費貸付基金及び介護保険高額介護サービス費等貸付基金は、令和3年度の貸付け、返還はございませんでした。 最下段の一般旅券収入印紙等購買基金は、年度末の現金と証紙の合計額が 600万円となっております。 最後に、1号冊の12ページをお願いいたします。 報第19号 令和3年度多治見市継続費精算報告書の提出についてでございます。 継続費精算については、次の13ページの一般会計の2つの事業になっております。規定により御報告をいたします。 次に、14ページをお願いします。 報第20号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率の報告についてでございます。 実質赤字比率及び連結実質赤字比率については、実質収支が黒字であることから、将来負担比率についても充当可能な財源が将来負担総額を上回るため算出はされておりません。実質公債費比率はマイナス 4.0%となりました。 次に、15ページをお願いします。 報第21号 令和3年度多治見市財政向上指針の実施状況の報告についてでございます。 詳細は、16ページを御覧ください。 1の収入の増加及び支出の抑制についてでございます。収納率は高い水準を維持しています。経常経費は、扶助費等8億円の増加です。 2の市債残高の上限では、一般会計で負担すべき市債残高は増、市債の実残高は減でございます。 3の基金の適正な管理では、目標値について(1)から(5)の基金全て達成をしております。主な基金残高では、財政調整基金が8億円、庁舎建設基金が1億円の増額となっております。 説明は以上です。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(石田浩司君) 引き続き、認第9号から報第24号までの議案の詳細について、水道部長の説明を求めます。 水道部長 木村信孝君。   〔水道部長 木村信孝君登壇〕 ◎水道部長(木村信孝君) 私からは、認第9号から報第24号までの、水道事業、下水道事業、農業集落排水事業の決算に関することについて、一括して説明させていただきます。 最初に、認第9号 令和3年度多治見市水道事業会計決算の認定についてです。 6号冊の18ページ、上の表を御覧ください。 最初に、令和3年度の業務概要でございます。 給水人口は10万 7,389人、前年度比マイナス 1,485人、給水件数は4万 2,913件、前年度比プラス 135件となりました。 年間配水量は 1,297万 3,575立米で、前年度より10万 2,498立米減となり、年間給水量は 1,151万 801立米で、前年度より19万 3,640立米減という結果となりました。 有収率は 88.72%で、前年度より0.79ポイント落とす結果となりました。 では、1ページに戻っていただき、上の表、収益的収入及び支出の収入の部を御覧ください。 第1款水道事業収益の決算額は25億 6,600万 4,110円となり、前年度比 4,585万円ほどの減収となりました。 次に、下の表の支出の部、第1款水道事業費用の決算額は23億 7,999万 1,628円となり、前年度と比べ 2,301万円ほどの増収となりました。 次に、2ページの資本的収入及び支出を御覧ください。 上の表の収入の部、第1款資本的収入の決算額は2億 8,652万 7,342円で、前年度に比べ1億 186万円ほど増収となりました。 下の表の支出の部、第1款資本的支出の決算額は8億 5,818万 8,622円で、前年度に比べ 3,151万円ほど増額しております。 差引き不足する額5億 7,166万 1,280円につきましては、過年度損益勘定留保資金等にて補填させていただきました。 続きまして、3ページ、水道事業損益計算書です。 下から4行目、当年度純利益は、前年度より 7,150万円ほど減益ですが、1億 1,987万 6,579円の黒字となりました。 続きまして、6ページから7ページは貸借対照表を掲載しておりますので御確認ください。 総括といたしましては、決算は19年連続の黒字となりましたが、令和3年度はコロナ禍での行動変化によりまして巣籠り需要が減り、総給水量、給水収益も前年度から減り、有収率も少し降下しましたが黒字を確保することはできました。 しかし、給水人口が減少していくと今後の増収は難しくなってまいります。計画的に管路を更新し、低下した有収率を令和5年度末までに91%以上に向上させることや計画的な施設改修を進め、効率的で健全な事業運営に努めてまいります。 以上で、令和3年度多治見市水道事業会計の決算の説明とさせていただきます。 次に、議第80号 令和3年度多治見市水道事業会計利益の処分についてです。 1号冊18ページ、6号冊5ページを御覧ください。6号冊にて御説明させていただきます。 多治見市水道事業剰余金処分計算書(案)のとおり、令和3年度の未処分利益剰余金1億 4,822万 6,732円につきましては、 2,835万 153円を資本金へ、1億 1,987万 6,579円を建設改良積立金へ積立てさせていただきたいので、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき御議決をお願いいたしたいと思います。 次に、認第10号 令和3年度多治見市下水道事業会計決算の認定について説明させていただきます。 7号冊の18ページを御覧ください。 令和3年度の業務概要でございます。 整備区域内人口は10万 2,806人、水洗化人口は9万 6,440人で、整備区域内水洗化率は93.8%と、昨年度より 0.1ポイント上昇しました。 年間汚水処理水量は 2,144万 3,825立米、年間有収水量は 1,041万 7,505立米でございました。前年度と比較し、年間有収水量は13万 8,770立米、 1.3%の減少となりました。 では、1ページに戻っていただき、上の表、収益的収入及び支出の収入を御覧ください。 第1款下水道事業収益の決算額は34億 9,756万 1,114円となり、前年度より 3,900万円ほどの減収となりました。 次に、下の表、支出、第1款下水道事業費用の決算額は31億 9,972万 7,672円となり、前年度より 7,100万円ほど減額となりました。 続いて、2ページの上の表、資本的収入及び支出の収入の部、第1款資本的収入の決算額は9億 8,449万 940円となりました。 次に、下の表、支出の部、第1款資本的支出の決算額は20億 3,683万 4,310円となりました。不足する額10億 5,234万 3,370円は、損益勘定留保資金等で補填をいたしました。 続きまして、3ページが損益計算書となります。 下から4行目、当年度純利益は2億 4,654万 6,223円となり黒字決算となりました。 続きまして、6ページから7ページには貸借対照表を載せていますので御確認ください。 総括といたしまして、今年度は、コロナ禍での行動変化によりまして水道の給水量が減少し事業収益も減少傾向でしたが、経営努力によりまして前年度に引き続き事業収支は黒字となりました。 今後は、下水道を利用する人口の減少に併せ料金収入も減少してまいりますし、施設も老朽化が進み更新費用が増加し経営を圧迫していきますが、市民の衛生的な生活を守るために計画的に事業を推進し、長寿命化、耐震化を進め健全経営が維持できるよう努めてまいります。 以上で、令和3年度多治見市下水道事業会計の決算の説明とさせていただきます。 次に、議第81号 令和3年度多治見市下水道事業会計利益の処分についてです。 1号冊20ページ、7号冊5ページを御覧ください。7号冊にて御説明させていただきます。 多治見市下水道事業会計剰余金処分計算書(案)のとおり、令和3年度の未処分利益剰余金2億 4,654万 6,223円につきましては、全額を減債積立金へ積立てさせていただきたいので、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき御議決お願いいたします。 次に、認第11号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計決算の認定について説明させていただきます。 8号冊の11ページを御覧ください。 最初に、令和3年度の業務概要でございます。 整備区域内人口は 127人、水洗化人口 126人、整備区域内水洗化率99.2%、年間汚水処理水量は1万 3,414立米となり前年度から大きな変動はございません。 では、1ページに戻っていただき、収益的収入及び支出の上の表、収入の部を御覧ください。 第1款農業集落排水事業収益の決算額は 1,178万 2,457円、下の表、支出の部、第1款農業集落排水事業費用の決算額は 1,138万 7,203円となりました。 次に、2ページの資本的収入及び支出の上の表、収入の部を御覧ください。 第1款資本的収入の決算額は 446万 8,000円で、下の表、支出の部、第1款資本的支出の決算額は 783万 8,687円となりました。不足する額 337万 687円は損益勘定留保資金及び繰越利益剰余金で補填しました。 続きまして、3ページが損益計算書です。 下から4行目、当年度純利益は39万 5,254円の黒字決算となりました。 次に、6ページから7ページには貸借対照表を載せていますので御確認ください。 総括としましては、一般会計からの繰入金を精査したため純利益が40万円ほどとなりましたが、今後の努力により健全経営に努めてまいります。 また、廿原地区は市街化調整区域であり、今後、水洗化人口の増加は見込めません。施設についても供用開始から20年が過ぎておりますが、日常点検を行い、施設の延命化に努め、持続的で安定した農業集落排水サービスの提供に取り組んでまいります。 以上で、令和3年度多治見市農業集落排水事業会計決算の説明とさせていただきます。 次に、議第82号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計利益の処分についてです。 1号冊22ページ、8号冊5ページを御覧ください。8号冊にて説明させていただきます。 多治見市農業集落排水事業剰余金処分計算書(案)のとおり、令和3年度の未処分利益剰余金の 220万 7,002円につきましては減債積立金へ積立てさせていただきたいので、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき御議決をお願いいたします。 次に、1号冊の24ページから26ページを御覧ください。 24ページ、報第22号 令和3年度多治見市水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について、25ページ、報第23号 令和3年度多治見市下水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について、26ページ、報第24号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計決算に基づく資金不足比率の報告については、3事業とも地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により計算したところ、資金不足はないという結果となりましたので、資金不足比率の欄は、バーを記載して報告するものでございます。 なお、3事業とも監査委員の審査意見につきましては、10号冊、多治見市公営企業会計決算審査意見書に記載されておりますので御参照下さい。 水道部からの説明は以上となります。御審議賜り、御認定及び御議決いただきますよう、よろしくお願いいたします。
    ○議長(石田浩司君) 引き続き、認第12号及び報第25号の議案の詳細について、市民健康部長の説明を求めます。 市民健康部長 澤田誠代君。   〔市民健康部長 澤田誠代君登壇〕 ◎市民健康部長(澤田誠代君) それでは、最初に、認第12号 令和3年度多治見市病院事業会計決算の認定についてを9号冊の多治見市病院事業会計決算書により説明いたします。 初めに、8ページを御覧ください。 多治見市民病院の事業概要につきまして説明します。 多治見市民病院は、社会医療法人厚生会による指定管理者制度に移行して12年、また現在の新しい病院での診療を開始してから9年半が経過いたしました。令和3年度も、引き続き、愛知医科大学病院と連携して医師の確保を行い、医療体制の充実を図りました。全体の稼働病床数は 248床となっております。 新型コロナウイルス感染症の対応として、岐阜県指定の診療・検査医療機関として発熱外来を開設し診療等を行い、コロナ専用病床を確保し、患者の受入れを行いました。 患者数につきましては、10ページ、患者取扱状況のとおり、令和2年度にはコロナ禍による受診控えから外来は減少しておりましたが、令和3年度は回復いたしました。入院につきましても令和2年度より増加しております。 それでは、ページを戻っていただきまして、1ページ、令和3年度多治見市病院事業決算報告書を御覧ください。 (1)の収益的収入及び支出の収入で、病院事業収益の決算額は6億 3,658万 7,328円となりました。 その内訳として、病院医業収益 9,135万 2,490円は、政策的医療のうち救急医療、保健衛生事業に係る一般会計負担金が主な内容です。医業外収益5億 4,523万 4,838円は、政策的医療のうち小児医療、リハビリテーション医療と企業債償還の利子分に係る一般会計負担金が主な内容です。 次に、支出の病院事業費用の決算額は6億 5,813万 8,513円となりました。 その内訳として、病院医業費用5億 9,177万 7,351円は、政策的医療負担金と減価償却費が主な内容です。医業外費用 6,636万 1,162円は、企業債償還に係る利子分が主な内容です。 次に、2ページを御覧ください。 (2)の資本的収入及び支出です。 まず、収入の資本的収入の決算額は3億92万 6,104円となりました。 その内訳として、企業債 5,330万円は、外科用モバイルCアームシステム一式、小児科用超音波診断装置一式、回診用X線撮影装置一式3点の医療機器購入に当たり企業債の借入れを行ったものです。 負担金1億 2,381万 3,052円は、主に企業債の元金償還に係る一般会計の負担金です。その他の1億 2,381万 3,052円は、企業債の元金償還に係る指定管理者の負担金です。 次に、支出の資本的支出の決算額は2億 9,092万 7,104円となりました。 その内訳として、建設改良費 4,334万円は、外科用モバイルCアームシステム一式等、企業債対象の医療機器の購入費です。 企業債償還金2億 4,758万 7,104円は、企業債元金分の償還金です。 3ページ以降に、損益計算書、貸借対照表、付属書類を添付させていただいております。また、10号冊68ページ以降に監査委員による決算審査意見書も添付させていただいておりますので、併せて御確認をお願いいたします。 最後に、一般会計からの繰入金について、改めて、9号冊16ページの病院事業収益費用明細書で説明いたします。また、配付させていただいております資料の病院事業会計の決算に係る参考資料も併せて御覧ください。 初めに、病院事業収益の病院医業収益、一般会計負担金 7,958万 4,000円は、政策的医療の救急医療と保健衛生事業分になります。 次に、その下、医業外収益の一般会計補助金2億 2,234万 5,250円は、経営支援補助金1億 7,000万円とオーダリングシステム改修補助金などです。 一般会計負担金1億 2,603万 1,297円の内訳は、企業債償還に係る利息分が 2,260万円と残りの1億円余りが政策的医療の小児医療とリハビリテーション医療分になります。したがって、令和3年度の政策的医療の合計としては1億 8,301万円となりました。 次に、18ページの資本的収入の負担金について、一般会計負担金1億 2,381万 3,052円のうち1億 2,379万円余りが企業債償還金の元金分です。 以上が令和3年度の一般会計からの繰入金で、合計しますと5億 5,077万円余りとなりました。 以上をもちまして、令和3年度多治見市病院事業会計決算の提案説明とさせていただきます。 続きまして、報第25号 令和3年度多治見市病院事業会計決算に基づく資金不足比率の報告についてを説明いたします。 1号冊の27ページを御覧ください。 病院事業会計に資金不足はなく、令和3年度多治見市病院事業会計決算に基づく資金不足比率をバーで報告するものです。 御審議賜り、御認定いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(石田浩司君) 引き続き、議第83号から議第95号までの議案の詳細について、総務部長の説明を求めます。 総務部長 仙石浩之君。   〔総務部長 仙石浩之君登壇〕 ◎総務部長仙石浩之君) それでは、残りの議案について御説明をさせていただきます。 1号冊では28ページになります。12号冊では5ページです。12号冊に沿って説明をさせていただきます。 議第83号 多治見市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するについてです。 令和3年の人事院勧告の報告に基づく国家公務員の育児休業制度改正に併せ所要の改正を行います。 改正内容として、(1)は地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正で、育児休業の取得回数が2回までとなったことへの対応です。 (2)は、非常勤職員の子の出生後8週間以内の育児休業取得要件の緩和、(3)は、同じく非常勤職員の子の1歳以降の取得の柔軟化です。 全体として言いますと、雇用契約期間の短さ等から制限が多かった非常勤職員の育児休業取得条件が改善されるという内容のものでございます。 施行日は令和4年10月1日です。 続いて、補正予算の説明です。 今回は2号冊も使わせていただきます。12号冊は5ページの下段からとなります。まず、12号冊に沿って説明いたします。6ページをお願いいたします。 6ページは、今回の補正予算の会計別総括表です。 議第84号 令和4年度多治見市一般会計補正予算(第3号)のほか、南姫財産区事業特別会計、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、水道事業会計、下水道事業会計の合計7会計で、総額21億 7,575万円の補正予算を提案させていただきます。 このうち、一番上の一般会計、補正第3号から説明いたします。 ここで、2号冊の1ページをお願いします。 第1条にあるように、歳入歳出それぞれ17億 1,947万 6,000円を追加するというものです。 2号冊の2ページをお願いいたします。 財源として、16款国庫支出金4億円。19款寄付金 1.2億円、これはふるさと納税です。そして、21款繰越金を11.3億円投入するという積極的なものとなっております。 再度、12号冊をお願いします。 7ページからになりますけれども、一般会計補正予算、歳出の主要内容が記載してあります。30ページまで 136項目という非常に多くのものが記してありますけれども、特徴的な部分が離れ離れになってしまっていますので、個別の説明に入る前に、一旦、この資料から離れ、今回の補正予算で特筆すべき事項3点について触れます。冒頭の市長の説明でも触れている点です。 まず1点目は、市民の家計を直撃している物価高騰に対して3つの家計支援策を提起します。 ①水道料金の基本料金を4か月間無料化。②家庭ごみ袋大1セット、中1セットを各世帯に無料配付。③食材が高騰する中、学校や保育園の給食の質を落とさないようにするため、今年度後半について1食当たり15円を一般会計から支援するというものです。水道、給食、ごみ袋、この3点セットで総額8億円を計上いたしました。 2点目の特徴は、多治見市陶磁器意匠研究所や市民の里地球村といった老朽化した施設の修繕や備品の更新に取り組むということです。市道や中小河川、ため池の改修費用も積極的に計上しました。多額の決算剰余金が背景にあります。施設、道路、河川、ため池で総額3億円の計上となっております。 3点目の特徴は、ふるさと納税の目標額を年間 8,000万円から2億円に拡大するということです。私、所管部長ですけれども、まさに清水の舞台から飛び降りる思いで予算化をさせていただきました。 それでは、12号冊に戻り、具体的な内容説明に入ります。ただ、このうち燃料費の高騰に伴う個別の対応であるとか、事業費確定に伴う国への返還等については省略します。特徴的な事業に絞って説明をいたします。 7ページ、2番のふるさと寄附金事務費と3番のふるさと応援基金積立金は、先ほど申し上げました、いわゆるふるさと納税の目標金額を2億円まで引上げることに対応したものです。 次に、8ページ、10番の新本庁舎建設事業費は、6月議会で御議決をいただいた新本庁舎建設に関する調査費用等を 424万円余計上しました。後ほど継続費のところでも触れさせていただきます。 9ページ、16番の市民の里施設整備費は、市民の里浴室給湯設備、屋根、外壁等の補修に 7,200万円余でございます。 19番の地域介護・福祉空間整備等施設整備事業費は、高齢者施設に災害にも対応できる非常用自家発電設備を設置することに対し国庫補助を活用して支援するもので 1,050万円余。 次に、13ページ、40番の保育所管理費ですけれども、②として食材費高騰対策で1食当たり15円の支援ということで 250万円余の計上です。 15ページ、55番の過年度返還金(新型コロナワクチン接種事業費)は、コロナワクチン接種事業で1億 1,400万円余という多額の返還になります。これは決して接種が停滞したということではなく、もともと国からはスピード優先でまず概算の額がくるという状況があったことによるものです。ちなみに、この分も含めて各種事業の精算に基づいて国等への返還をしていくというものが今回の補正予算では 3.5億円に及んでおります。裏を返すと、先ほど言いました決算の剰余金が大きなものになった一因となっております。 16ページ、60番の水道事業会計補助金は、水道料金のうち基本料金を4か月間無料化することに対応したもので、財源の多くを新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金物価高騰対応分を充当します。 17ページ、62番の地域環境美化及びリサイクル推進基金積立金は、指定ごみ袋の無料配付に伴う収入減に対応して、地域環境美化リサイクル推進基金の積立ての財源をごみ袋の売りさばき収入から一般財源に振り替えるというものです。 18ページ、69番のごみ収集袋関係費は、①として指定ごみ袋無料配付に伴う作成費用や郵送料として 2,500万円余、水道料金の場合と同じく臨時交付金を充当して予算化するものです。 続く70番の焼却施設等運営費では、①として三の倉センターで使用するハイブリッドコークス価格の急騰に対応するため3億円余を計上いたしました。うち1億円は先ほど来の臨時交付金を活用いたします。残りは一般財源を充当いたします。 ③は、指定ごみ袋の無料配付によってごみ処理手数料収入に穴が空くことになりますので 3,700万円余について一般財源に振り替えるというものでございます。 19ページ、74番の勤労者センター整備費は、勤労者センターについて、たじっこクラブとして活用されていた部屋を一般に貸出しするようにするということで、これを機に必要な改修等を行うものでございます。 20ページ、78番のため池等整備事業費は、東栄町秋葉平のため池整備について、緊急浚渫推進事業債を活用して実施するものです。 82番の中心市街地活性化事業費の①は、新生たじみDMOが行う古民家リノベーション事業に対し、国庫補助を活用して 3,150万円を補助するものです。 22ページ、89番の人財育成事業費の②では、多治見市陶磁器意匠研究所の実習生用ガス窯、電気窯を更新します。 90番の意匠研究所施設整備費では、同じく多治見市陶磁器意匠研究所施設内のネットワーク環境の強化や屋根防水工事費用を計上しました。今、多治見市陶磁器意匠研究所は、職員が一体となって研究生の内外からの獲得、教育、研究レベルのさらなる向上に努めており、その環境を整えていこうというものでございます。 23ページ、96番のかわまちづくり事業費は、かわまちづくり事業の本格化に向け、詳細設計費用を増額するものでございます。 97番の河川維持費、98番の河川改良事業費については、有利な起債を活用して、大原川、市之倉川の土砂浚渫や中原川の整備工事を行うものです。 24ページ、99番の市街地整備総務事務費は、多治見駅北にあった有限責任事業組合キメラ閉店に伴い、一部の備品費用について国の補助対象期間に達する前に事業を終了したものがあり、これに該当する 149万 5,364円を国に返還するものです。  102番の公園施設整備費の② 4,500万円は、土岐川から虎渓用水を取水するゲートが破損したため改修工事を行うものでございます。 27ページ、 120番の国民文化祭関係費は、令和6年に開催される「清流の国ぎふ」文化祭2024に向けた市の実行委員会を立ち上げるものでございます。 28ページ、 123番の笠原中央公民館管理費の①の50万円は笠原アザレアホール解体前のさよならイベントを開催するためのものです。  124番の笠原中央公民館施設整備費は、笠原中央公民館改修整備工事の事業内容精査に伴い、継続費も含めた増額を行うというものでございます。 29ページ、 132番の学校給食管理運営費は、幼稚園、小・中学校の給食食材費用に対して1食当たり15円の支援を行うものです。 最後に、30ページ、合計欄を御覧ください。 補正額合計17億 1,947万 6,000円、財源として国県支出金4億 515万 3,000円、このうち3億 6,000万円余を物価高騰対応分を含む新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が占めています。 地方債 5,760万円は、河川やため池改修等の有利な起債分となっています。 その他1億 2,496万 6,000円、このうち1億 2,000万円はふるさと納税の目標額大幅引上げに伴うものです。 一番右の一般財源11億 3,175万 7,000円、これについては、次の31ページを御覧ください。 31ページは、一般財源の内訳でございます。 11.3億円全て前年度からの繰越金を充当するということでございます。令和3年度の決算で51億円の決算剰余金が生じ、26億円を財政調整基金に積立てます。残り25億円を補正財源としたわけですけれども、実は今年度は当初予算と6月補正で既に 7.9億円を充当しています。今回、また積極予算を組んだということで11.3億円を投入しましたので、合計19.2億円を既に充当済みでございます。ですから、残りは5億円余という程度の状況になっているということでございます。 次に、32ページの継続費の補正です。 新本庁舎建設準備事業は、令和4年度から令和6年度にかけて継続費として予算化いたしました。 その下、笠原中央公民館改修整備事業については継続費の増額変更となっております。 次に、繰越明許費です。 一部原材料等の調達難があり、年度末までの完了が見通せない4事業を挙げさせていただきました。 次に、33ページ、特別会計の補正です。 南姫財産区事業特別会計は、南姫財産区基金を活用して南姫財産区事務所敷地を購入するための 1,501万円、国民健康保険事業特別会計は、全て補助金等の精算に伴うもので、総額 5,566万円余の増額補正。 34ページ、介護保険事業特別会計は、決算剰余金等を基金に積み立てるものと過年度返還金で総額3億 1,900万円の増額補正となっております。 後期高齢者医療特別会計は、決算による財源更正です。 次に、35ページ、企業会計の補正です。 水道事業会計では、電気料金 300万円のほか、先ほど来、説明しております基本料金を4か月間無料にするという措置に対応したものでございます。 下水道事業会計では、電気料金高騰に対応をいたしました。 38ページ、今回の補正段階での財政判断指数です。引き続き、経費硬直率と経常収支比率は目標値には達しておりませんが基準値はクリアしております。償還可能年数と財政調整基金充足率は、基準値、目標値ともクリアしており、さらに改善をしているという状況でございます。 実態収支のところで、マイナス30億円という表記がございます。これは、令和3年度決算の実質収支、決算剰余金ですが、51億円という数値との差引きという側面がありますので、今、市財政が資金不足とか赤字になっているということではございません。 補正予算の関係は以上でございます。 続いて、39ページ、議第91号 工事請負契約の変更についてでございます。 バロー文化ホール大規模改修のうち、機械設備工事に関し 1,104万円余の増額を行うものです。 議第92号 権利の放棄についてです。 多治見駅北にあった有限責任事業組合キメラの閉店に関するもので、開業に当たって市が交付した補助金について市の補助対象期間は満了していますが、補助金の財源となった国費について国の規定による補助期間満了前で終了をしたということです。 市として国費への返還が必要となりました。これに該当する 149万円余については補正予算で計上しておりますけれども、事業体に対する請求について権利放棄をしていくというものです。 放棄の理由は、この事業体が新型コロナウイルス感染症の影響で多額の累積赤字を抱えての解散であったこと、駅周辺のにぎわい創出という面で補助金の目的は達成されたと判断したことでございます。 議第93号 指定管理者の指定についてです。 多治見市駅北立体駐車場では、一般社団法人多治見市観光協会、たじみDMOを指定するものです。指定期間は3年間です。 40ページ、議第94号 指定管理者の指定については、多治見市駅北ロータリー駐車場、多治見市駅南ロータリー駐車場、多治見市駅東原動機付自転車駐車場の3駐車場でも同じくたじみDMOを指定するものです。指定期間は3年間です。 41ページ、議第95号 指定管理者の指定については、多治見市小泉交流センターで特定非営利活動法人ワーカーズコープを指定するものです。指定期間は3年間となっております。 以上で説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。     ------------------------- △第41 議第96号及び第42 議第97号 ○議長(石田浩司君) この際、日程第41、議第96号及び日程第42、議第97号を一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 続きまして、人事案件2件を提案させていただきます。 議案集1号冊37ページ及び38ページをお開きください。 初めに、議第96号 多治見市教育委員会委員の任命については、多治見市教育委員会委員 中澤香代さんが任期満了となるため、新たに鈴木亜紀子さんを任命するものでございます。 本市教育委員は4名が定数です。女性2名、男性2名といった構成をしてまいりました。今回、子育て真っ最中というような中の鈴木亜紀子さんの任命について御審議を賜るものでございます。 次に、議第97号 多治見市公平委員会委員の選任については、公平委員会委員 松岡正延さんが任期満了となるため、引き続き選任をお願いするものでございます。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) これより質疑を行います。 最初に、議第96号 多治見市教育委員会委員の任命について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第97号 多治見市公平委員会委員の選任について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議第96号及び議第97号は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、議第96号及び議第97号は、委員会付託を省略することに決しました。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) これより討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) それでは、これより採決を行います。 最初に、議第96号 多治見市教育委員会委員の任命については、原案に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案に同意することに決しました。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第97号 多治見市公平委員会委員の選任については、原案に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案に同意することに決しました。     ------------------------- △第43 諮第1号 ○議長(石田浩司君) この際、日程第43、諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見についてを議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 人権擁護委員については、市長から別紙甲号のとおり意見を求められましたので、別紙乙号のとおり答申するものであります。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) これより質疑を行います。 本案について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) お諮りいたします。ただいま議題となっております諮第1号は、会議規則第36条第3号の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、諮第1号は、委員会付託を省略することに決しました。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) これより討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(石田浩司君) それでは、これより採決を行います。 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦に関する意見については、原案どおり答申することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり答申することに決しました。     ------------------------- △第44 休会期間の決定 ○議長(石田浩司君) 日程第44、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から8月25日までの3日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、明日から8月25日までの3日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(石田浩司君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。   午前11時30分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和4年8月22日               多治見市議会議長   石田浩司               多治見市議会議員   佐藤信行               多治見市議会議員   渡部 昇...