多治見市議会 > 2022-06-16 >
06月16日-03号

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  1. 多治見市議会 2022-06-16
    06月16日-03号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 4年  6月 定例会(第3回)議事日程 令和4年6月16日(木曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 市政一般質問     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(20名)         1番    山田 徹君         2番    片山竜美君         3番    玉置真一君         4番    城處裕二君         5番    奥村孝宏君         6番    吉田企貴君         7番    佐藤信行君         8番    渡部 昇君         9番    寺島芳枝君        10番    古庄修一君        11番    柴田雅也君        13番    若尾敏之君        14番    三輪寿子君        15番    若林正人君        16番    林 美行君        17番    加藤元司君        18番    仙石三喜男君        19番    井上あけみ君        20番    石田浩司君        21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名        市長         古川雅典君        副市長        佐藤喜好君        教育長        渡辺哲郎君        副教育長       高橋光弘君        企画部長       柚木崎 宏君        総務部長       仙石浩之君        福祉部長       加藤泰治君        市民健康部長     澤田誠代君        経済部長       長江信行君        環境文化部長     伊藤徳朗君        都市計画部長     知原賢治君        建設部長       村瀬正一君        水道部長       木村信孝君        消防長        加藤 繁君        会計管理者      伊藤香代君        監査委員事務局長        併選挙管理委員会書記長                   金子 淳君     -------------------------職務のため出席した事務局職員        事務局長       河地孝彦        書記         臼武徹也        書記         虎澤智子        書記         山内祥子        書記         阪野広紀     -------------------------市政一般質問  1.仙石三喜男    森林環境税及び森林環境譲与税と林業で移住!三郷地区の魅力について  2.城處裕二     公共施設の適正配置とまちづくり  3.玉置真一     共につくる『移住犬住(いじゅう・けんじゅう)編』  4.吉田企貴     人口のダムとしての多治見~多治見市を地政学的な観点から捉え直す~  5.林 美行     急がれるのは、新しいフロンティアをみつけることではないか             本庁舎問題について  6.山田 徹     多治見市の秘めた力をもっと活用するために  7.渡部 昇     高齢者を対象とした支援の充実について  8.古庄修一     ふるさと納税について  9.奥村孝宏     多治見市がめざす消防の広域化について             AEDの整備について 10.井上あけみ    空き家・空き地を適切に管理する条例の必要性について             区長会主催の2回の意見交換会を、市はどのように受け止めたか? 11.柴田雅也     コロナ禍で得た施策と新たな施策のためのDX推進について 12.寺島芳枝     ヤングケアラー支援について             市民目線にたつコロナ禍における原油価格・物価高騰対応について 13.三輪寿子     安心して住む事ができる教育・子育て支援の拡充を! 14.片山竜美     「TNR 地域猫活動」の推進で、地域が協力して助かる命を救う街、多治見市に!             障害者割引ができる市の公共施設で、スマートフォンアプリ「ミライロID」の活用を!             多治見市出身の世界的メゾソプラノ歌手の招へいを! △開議    午前10時00分開議 ○議長(石田浩司君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(石田浩司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、1番 山田 徹君、2番 片山竜美君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 市政一般質問 ○議長(石田浩司君) それでは、日程第2、市政一般質問を行います。 質問者は登壇の上、質問されますとともに、できるだけ簡単明瞭に質問されますようお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡単明瞭に、的確なる御答弁をお願いいたします。答弁において反問するときは、反問する旨を明らかにして、議長に許可を得てください。反問を終わるときは、反問を終わる旨を発言してください。 それでは、最初に、18番 仙石三喜男君に発言を許可いたします。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕(拍手) ◆18番(仙石三喜男君) 市民の会の仙石三喜男でございます。通告に従いまして市政一般質問をさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症が少し落ち着きましたので、今議会の市政一般質問は執行部の皆様も、我々議員も久しぶりに全員参加のコロナ禍以前の体制で二日間やらせていただきます。 さて、今回の私の質問は、広報たじみ6月号の発行のタイミングを捉えまして、森林環境税及び森林環境譲与税と林業で移住!三郷地区の魅力についてと題して質問を進めさせていただきます。 今回、広報たじみ6月号に紹介されました新卒の6名の若者が、本市に林業で移住、廿原町の株式会社山田林業に入社をされました。記事は、私自身もすごく感動しましたし、3月定例会の中では、古川市長からもそのお話をお聞きしたところでございます。今、若い方が林業、本当にそうかなさえとも私は思った次第であります。 令和3年度3名、令和4年度でも3名の、女性4名、男性2名の計6名のばりばりの皆さんであります。 そして、来年度も新卒の3名の方を予定されていると、過日社長さんをお伺いしたときにもお話を聞いてまいりました。まさにこれからの多治見市のまちづくりに新しい力となり、三郷地区の地域を支える力になることと私は期待をするところでございます。 いや、きっと地域の戦力になられると私は捉えております。 そこで、今回の質問は森林環境税とは及びそれにまつわる森林環境譲与税の使途などについてと、池田校区三郷地区、この三郷地区とは、廿原町、三の倉町、諏訪町の3つのエリアのことを三郷地区と申しておりますけども、この地区に位置し、多治見市の魅力の一つである市有施設の三の倉市民の里地球村についての質問を進めさせていただきます。 なお、令和4年度当初予算では、既に審議をした内容ではございますが、森林環境譲与税を用いて森林経営管理制度の推進及び林業の人材育成を支援する内容で、森林整備促進事業費として 1,645万 4,000円の予算が可決されております。 その中の施策の一つに、市内に移住していただき、林業に就労する方への支援金として交付する林業就業移住支援事業補助金、1人60万円で3人程度が含まれておると冒頭少し参考に申し伝えておきます。 それでは、1つ目の大きな質問は、森林環境税及び森林環境譲与税についてでございます。 今回この質問については、私もなかなか山林についてはなじみのない中で、一度勉強させていただこうかなということで、この森林について問題に取り組んでみましたので、理解ができないところがあるかもしれませんが、この機会にお互いに周知できればいいかなと思って質問しますので、御理解をお願いいたします。 1つ目の1、森林環境税と森林環境譲与税は、平成31年3月、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律として創設がされ、既に4年目となります。令和6年度からは、本譲与税の原資となる税として森林環境税を年間1人 1,000円を国民の皆さんから市が賦課徴収することが既に決まっています。 森林環境税創設の趣旨は、森林の有する公益的機能は、地球温暖化防止のみならず、国土の保全や水源の涵養等、国民に広く恩恵を与えるもので、適切な森林の整備等を進めていくことは、我が国の国土や国民の生命を守ることにつながるものであります。 一方で、所有者や山の境界が分からない森林の増加や担い手の不足などが大きな課題となっており、森林整備のための森林環境税がここに創設をされたところでございます。 この趣旨に沿い、森林整備に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、森林環境譲与税が設立されました。令和元年度より、各自治体に交付されておりまして、本市としても既にこの3年間で 3,855万 6,000円を交付していただいており、令和4年度についても、交付予定額は 1,974万円となっていますが、国より交付されました森林環境譲与税は、森林環境税創設の趣旨からどのような政策に活用されてきましたでしょうか。 また、今後森林整備を推進するための本譲与税の活用に向けた基本方針の作成は予定されているのか、どのようかお尋ねをいたします。 1つ目の2、森林の所在者や境界が分からない森林の増加、あるいは担い手の不足、森林の育成と災害防止となる間伐整備等に課題があると、この前、社長からも聞いてきたところでございます。そこで、具体的に質問をします。 県からも本譲与税を活用した私有林の整備が求められているとのことでございますが、本市の私有林は 3,157ヘクタールありまして、これの間伐整備及び森林伐採はどのような状況にありますか、お尋ねをします。 また、本市の市有林も 881ヘクタールございますけども、これについても災害防止の観点からも、現状整備計画等はどのようになっているのか、この機会にお尋ねをさせていただきます。 それから、先ほど申しました林業就業移住支援事業補助金、移住を条件にして1人60万円は、林業の人材育成、担い手対策支援として、岐阜県の補助対象事業として実施されており、本市としても令和3年度より推進されていますが、令和5年度以降も継続として実施される予定かどうか、確認をさせていただきます。 それから、某自治体では森林環境譲与税を活用いたしまして、地域森林計画の対象森林または現況地目が山林もしくは保安林となっている筆内に存在する危険木の伐採、あるいは市財源と県補助事業を活用して、県道沿いの民有地に植生する支障木を伐採、この支障木については、補助範囲としては市道あるいは県道の道路から10メートル以内の伐採を指すとのことでございますが、その補助事業が某自治体でもなされておるようでございます。 また、本市においては、市民の方からの樹木の剪定、伐採に関する市への要望については、昨年度より区で取りまとめ対応するルールが確立されていることは私自身も認識をしておるところでございます。 そこでお伺いをいたしますが、個人宅内、事業所等で大きくなり過ぎ、周囲に迷惑をかけ困っている樹木の伐採の処理費用に、補助が出る制度がないかどうか、ここでお尋ねをさせていただきます。 以上のケース等に本譲与税等を活用して対応が可能となる補助事業を、本市として設置をされる御意向があるかどうか、お尋ねをさせていただきます。 昨今、核家族化や高齢者御夫婦世帯、空き家等が多く存在しており、こういった現状と今後の将来を見通し、国から交付されました森林環境譲与税の有効活用の一つの策として、この活用はいかがなものでしょうか、御検討をしていただければありがたいと思っています。よろしくお願いいたします。 以上、大きな1つ目の質問とさせていただきます。 次に、大きな2つ目の質問は、市の魅力の場所、施設であり、三郷地区の地域にとっても魅力となり得る三の倉市民の里地球村についてお尋ねをいたします。 令和元年9月定例会の市政一般質問で私自身質問をさせていただいた経過を踏まえ、三の倉市民の里地球村の今後の施設管理について、改めて現時点ではございますが、方針をお伺いさせていただきます。 広報たじみ6月号のとおり、林業で若い方が本市に移住され、今後地域を支える新しい力になられますことを私も期待するとともに、この広報紙の発行を捉えまして、少し質問をさせていただきます。 2つ目の1、三の倉市民の里地球村の施設管理は、令和2年度の指定管理者選定で、多治見市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例施行規則第2条第3項第5号により、指定管理者による管理状況が極めて良好との判定に基づき、非公募により選定され、その後令和3年度より令和7年度までの5年間は、指定管理者として、公益財団法人多治見文化振興事業団が受託されております。 本施設は、市公共施設適正配置計画では、令和7年度までの目標で当面は現状のまま維持しますが、将来的には民間等への譲渡を検討しますと方向性が明確に示されておると認識をしております。現時点での検討と方向性にどのような御見解をお持ちか、お尋ねをさせていただきます。 2つ目の2、本施設の指定管理者の選定は、令和6年度の9月定例会になると私は想定していますが、本施設は次回は非公募対象外となり、公募扱いになると捉えております。その場合、どのような方針で対応されていく御予定か、お尋ねをさせていただきたいと思います。 2つ目の3、最後に本施設の現況についてお伺いをいたします。 本施設は、平成元年5月に建設され、既に築34年となります。設置目的は、人と自然とのふれあいの中で、青少年の健全育成を図るとともに、広く市民の生涯学習を推進するための宿泊研修施設となっております。 しかし、宿泊研修施設としての一つの施設の場である風呂場が、ここ1年以上使用不可能になっているように、私が現場に行ったときに見ておりますが、この風呂場の修繕予定はどのように今対応されているのか。 また、築34年となり、今後ログハウス等の木造建築物の大規模修繕の必要性があるのか、またどう予測されているのか等々についても、教えていただければと思うところでございます。 以上、1回目の質問とします。御答弁よろしくお願いします。(拍手) ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 三の倉市民の里地球村の今後の在り方について答弁を申し上げます。 御案内のように、古虎渓駅から歩いて上がっていきます。諏訪町、三の倉町、廿原町、この3つの地域を三郷といいます。この地元の皆さんは、非常に地元をしっかり愛していこうという機運が高い地域です。加えて、ここに入っている企業、株式会社フィルテック王春工業株式会社株式会社河地鉄工、こういった皆さんとお金も出す、汗もかく、こういうような地元の機運でございます。 公共施設の適正管理を行った時点では、民間譲渡というような記載をしておりますが、今後民間譲渡の道、こういうようなことも含めて施設の在り方を検討してまいります。 事実、地元から「この地球村を担いたい、もっと新しいアイデアを持っている、人材もあるし、お金についても工面をしよう」、こんな具体的なお話を頂いております。ぜひとも現在指定管理で動いております公益財団法人多治見文化振興事業団、こういったところとも協議をしながら、地元の意向、さらに新しいアイデア、こういうようなことをしっかり検討してまいります。 議会事務局長は、まさにここの地元中の地元でございます。加えて、株式会社山田林業の社長とは、小学校、中学校、高等学校が一緒でございます。人材が非常に強いっていうか、場所としては多治見の中心から非常に離れた場所ですので、教育にお金をかける、あるいは他との交流を積極的に行う、現在春日井市との境に弥勒山という大きな山があります。春日井市から上って下りてくると、ちょうどこの三郷の地域になります。 イチゴ狩り、あるいはcafe montana、こういうようなものが予想以上に爆発的に動いているというような地元の機運、これをしっかり尊重しながら、今後の地球村の在り方、これについては検討してまいります。 ○議長(石田浩司君) 副市長 佐藤喜好君。   〔副市長 佐藤喜好君登壇〕 ◎副市長(佐藤喜好君) 私からは、森林環境譲与税の活用実績と市民周知についてお答えいたします。 まず、ハード的には令和元年度と令和2年度で潮見の森の林道舗装整備を行い、さらに令和2年度では潮見の森の間伐や笠原地区の林地台帳整備を行っています。 また、令和3年度では諏訪町、廿原町、三の倉町の林地台帳整備や、笠原町の一部で森林経営管理意向調査を実施いたしました。 さらに、令和3年度は県の補助制度である林業就業移住支援金を、市の負担は4分の1ですが、交付いたしました。 今年度は、引き続き富士見町、月見町、美山町での林地台帳整備と林業就業移住支援金の交付を行うとともに、市内の樹種調査を行い、森林経営管理意向調査の実施計画を定める予定でございます。 なお、森林環境譲与税の使途については、市のホームページで公表しております。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。   〔経済部長 長江信行君登壇〕 ◎経済部長(長江信行君) 私からは森林環境譲与税における私有林と多治見市有林の整備条件について、今後の林業就業移住支援事業について、個人宅、事業所の危険木伐採費用の補助について3点、それぞれお答えをします。 私有林の整備状況については、まずは林地台帳を整備して所有者の確認など、基本的な状況を把握し、森林整備を進めてまいります。 多治見市有林については、令和2年度に官行造林を買い戻した箇所の間伐を行いました。 災害防止の観点では、関係担当課で森林も含め災害危険箇所調査を毎年実施しております。 次に、昨年度からスタートしました林業就業移住支援事業については、当面の間、継続して実施をしていきます。 次に、個人宅、事業所の危険木の伐採費用への補助については、森林環境譲与税の対象外となりますので、補助をすることはできません。 ○議長(石田浩司君) 建設部長 村瀬正一君。   〔建設部長 村瀬正一君登壇〕 ◎建設部長(村瀬正一君) 私のほうからは、道路沿いの支障木の伐採の補助創設についてお答えいたします。 道路沿いの民有地からの支障木伐採に対する補助制度の創設については、予定しておりません。 ○議長(石田浩司君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。   〔環境文化部長 伊藤徳朗君登壇〕 ◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 私からは、三の倉市民の里地球村につきまして、市長答弁以外のことについて御答弁いたします。 まず、1点目の三の倉市民の里地球村の指定管理者の選定について、どのように考えるかという御質問でございます。 先ほど市長から申し上げましたとおり、次期選定についてはまだ未定でございますけれども、仮に現在の指定管理期間終了後も指定管理を継続する場合につきましては、公募が原則になります。 その際には、三郷地区の地域資源であるとか、人材を最大限に活用して、さらなる活性化に寄与する施設として運営がなされる提案を求めてまいります。 2点目、風呂場の修繕予定であるとか、大規模修繕の必要性云々等についてという御質問でございます。 風呂場につきましては、令和元年度から部品交換などの修繕を繰り返しながら使用してまいりました。ただ、昨年の令和3年4月から入浴の利用を停止してございます。 今年10月までを目途として、原因の調査と修繕に向けた設計に着手をしております。 なお、本館やログハウス等の大規模修繕につきましては、全庁的な優先順位に基づいて実施してまいります。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) それでは、再質問をさせていただきます。 今回の質問は、日頃私にとってもなじみの少ない林業について捉えさせていただきました。もう一つは、広報たじみの発行を機会に多治見市の魅力をこの三郷地区にスポットを当ててみたいなということの思いでやらせていただきましたが、意外と私自身にとってもこの質問をするに当たりまして、山林についてなじみがなかったものですから、いい勉強をする機会になりましたことで、少し質問を進めさせていただきます。 まず、今御答弁の中で、これから森林経営管理制度の仕組みにのっとって意向調査をしながら、森林については進めていく、それについては譲与金も使いながら使っていくということでございますが、この辺の意向調査っていうのは、山林の持ち主の方は多くみえるように私は認識しているんですが、どんな日程で、どのようなやり方で意向調査を進められる御予定なのか、もし分かれば御参考に少し簡単で結構ですので、お聞きしたいなと思っているところでございます。
    ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) まず意向調査をするためには、林地台帳を整備して所有者等の確認をすることが必要になります。その林地台帳をベースに、森林所有者にアンケート用紙を送って、所有の森林の現況がどうですとか、今後の管理の意向について確認をしていくという調査でございます。 スケジュールにつきましては、先ほど副市長からの答弁もありましたように、今年度樹種調査を実施します。その樹種調査を実施して、本当に経営管理に適した森林がどこにあるのかを調査した上で、意向調査を実施したいというふうに考えております。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 樹種調査ということが今出てきましたけれども、私たちはヒノキや杉という言葉ぐらい程度しかあまりなじみがないんですけれども、例えば多治見市の森林の中はどんな状況なのか。樹種調査の前、多治見市はどのような木があって、それに対してどのような調査が行われるのか。現状が分かれば教えてください。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 樹種は見た目でしか分かりませんので、今回市内の森林の樹木の種類が一体何なのか、森林経営に適しているヒノキとか杉などの針葉樹であるのか、もしくはそうでない広葉樹であるのか、そういったものを判別する調査をして、今後意向調査を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) そうすると、その樹種調査に併せて意向調査をされて、その調査結果に基づいた結果は、またこれは市として受け止められて、森林経営管理制度の仕組みを読みますと、また改めて林業経営者のほうにこれを委ねていくというのが、この制度設計だということでよろしいわけでしょうか。 今回この質問をする上で、こういうことをやられる業者というのは、株式会社山田林業しか思い浮かばなかったし、分かりませんでしたが、多治見市内では、ほかにもそういうことを含めて行う業者というのはあるのでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 私が把握しているのは、株式会社山田林業だけかなというふうに思います。 そもそもこの森林経営管理制度というのは、森林の適切な管理をするために森林所有者に意向調査をして、所有者がどう経営管理をしていくか、支援をする制度でございますので、そのためにまず市内の樹種調査をしまして、意向調査をして、実際に森林の所有者の今後をどうしていくかということに対して支援をしていくということでございます。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 分かりました。そうすると、そういう樹種調査をし、そして意向調査をして台帳管理をしっかりしていくことは、これからの大きな課題であって、それをすることによって林業経営者のほうにまたフィードバックをされて、新たな仕事を生み出すという視点を考えるんですが、そうした場合に、今名前が出ています株式会社山田林業にお願いするというようなことでよろしいと思うんですが、そうすると、今回先ほども冒頭申し上げましたように、若い方たちが移住して林業に就業していただいていますけども、その人たちの仕事にもなるという、循環していくことになるということの捉え方を明確にしてよろしいでしょうかね。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 議員がおっしゃるとおりです。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) ありがとうございます。そういうふうに多治見の林業がどの程度なのか、なかなか理解し難い面もありますが、そういうことをすることによって循環をしていくんだなということを確認させていただきました。 そういう中で、森林環境譲与税については、令和元年度から交付されていまして、既にさっき申し上げましたように、 3,800万円ぐらいの金額が3年間で交付されていまして、本年度も 1,974万円ということで、非常に大きな譲与税が本市にも交付されているわけでございますが、その中で令和3年度に森林環境譲与税基金が設置されていまして、 700万円余が基金として残っていますが、今後森林環境譲与税の額も増してくる、そして森林環境譲与税基金も増えてくるとなると、積極的にこの財源を使って、今議論したことを改めて使われると思いますが、実効性を高める工夫をというようなことで、某市の補助事業にも書いてありましたが、その辺についてこれから使い道等々について、どのような御見解をお持ちか、ありましたらお尋ねをいたします。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今後の森林環境譲与税の活用方法につきましては、某市の事例もありますけども、多治見市にとってどんな活用がふさわしいのか、それから優先順位などをどうするかという視点で、今年度しっかり研究をしてまいります。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) ぜひしっかり広報していただきたいなと思います。 少しちょっと税について触れますと、森林環境税については、令和6年度から国民1人当たり 1,000円を市が賦課徴収するということで、先ほど冒頭申し上げましたが、岐阜県においては、清流の国ぎふ森林・環境税というのは同様に 1,000円賦課されているのは、私も承知しているところです。 この 1,000円についても、年間1人当たり 1,000円で、平成24年から令和3年度まで私たちの住民税の内訳に載っていましたけれども、改めて今年度延長がどうも決まったようで、令和8年度までこの 1,000円についても、岐阜県のほうについても年間でございますが、1人 1,000円を徴収する仕組みになっていることで認識をしておりますが、ある意味では二重課税という評価もありますが、そういうことも含めてしっかり市民の皆様にも、こういう税の仕組みについても御説明していく、周知していくことも大事かなと思いますが、その辺のところについての配慮とか、御見解がありましたら教えてください。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 例えば、県の森林環境譲与税の活用策でございますけれども、これ毎年環境課のほうでたじみエコカレッジの事業で活用していますし、広報たじみ等でその税を使って活用しているというふうで周知をしてございます。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 私も議員になって仕事をさせていただいていますが、なかなか県のそういう実態は伝わってこなくて、改めてこの質問をすることによって、延長されたんだなというのを知ったし、住民税の案内が先週届き、そう記されていましたので、改めて認知しました。 年間 1,000円ということでございますけれども、市民の皆様の御負担をいただきながらこれから森林が整備をされていくんだということを、お互いに理解していくことも大事かなと思いますので、また周知徹底をお願いしたいなと思います。 次に、林業就業移住支援事業についてお尋ねをいたします。 この事業については、要項を頂きまして要項を読みましたが、5年以内に転出した人は駄目だよ、あるいは3年以内に林業以外の職種に転職またはお辞めになった場合は、この補助メニューからは駄目ですよ、返還が求められますよというような要項になっていると思いますが、この辺の内容と、1つお尋ねしたいのは、今回株式会社山田林業のほうには、女性の方が去年、今年と2名ずつ働いています。結婚のことは触れてありましたけども、出産等があった場合はどのようになるのか、この機会に少し確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 先ほどから話題に上っています株式会社山田林業に、去年、今年に新たに入社した6名の方、私も直接その6名からお話を聞いていますが、本当にこの多治見の地で頑張って林業をやっていこうと、すごい強い気持ち、熱い気持ちを持った方々だなというふうに思いました。 そういった方々ですので、いろいろな事情があるにしろ、すぐに退職される可能性は低いかなというふうには思っております。 ただ、例えば結婚とか出産になった場合、例えば株式会社山田林業にも産前産後休業、育児休業の制度がございますので、それを使っていただければ大丈夫かなというふうに思いますし、市としてもそういったアドバイスをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 今御答弁で、株式会社山田林業のほうにも育児休業制度がしっかりあるから、大丈夫だよということであれば分かりました。そういう制度があれば、担保されるかなということで受け止めましたし、またこういう機会を通してぜひ本市のそういう政策についても、しっかり一般の会社のほうも含めて育児休業を取られるような環境をつくっていくことも、働く皆さんの視点からも大事かと思いますので、そういう御指導、環境もぜひまたお願いをするところでございますので、よろしくお願いします。 それから、次に先ほど御答弁頂きまして、ちょっと御要望を出させていただきました個人宅内や事業所等への伐採の処理の支援はいかがでしょうかということに対しては、補助はないという明快な返事を頂きましたけれども、私も当初思っていたように、個人宅内ということは、やはりハードルが高いということは、私自身も認識したところでございますが、冒頭申し上げましたように、昨今核家族や高齢者世帯、あるいは空き家等々のそういう環境の変化も若干ありますので、こういうことに対応も可能かなと思ったところでございますが、某自治体というのは、この危険木、特に伐採については、瑞浪市の事例をちょっと教えてもらって出したところでございます。 また、6月9日の土岐市議会でも、同じような質問が偶然出ていました。私も某市を見て、同じ質問なんだなということを聞いて、土岐市の答弁の御意向も新聞の中には評価されていたということで認識していますが、その辺踏まえまして、個人宅内に対してはちょっとハードルが高いとは私も認識をするところでございますが、危険木の伐採等については、改めて御検討のほうはいかがでしょうか、お伺いをします。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 私有林の危険木につきましては、基本的には所有者が危険木を除去するものというふうに考えております。 ただし、近隣で瑞浪市、それから私も新聞で拝見しましたが、来年度から土岐市もこの森林環境譲与税を使って、そういった私有林から出る危険木については、補助されるということでございますので、そういったことも含めて多治見市にとってそれが優先的なものなのか、活用が多いのか、そういういろいろなことも踏まえて、今年度しっかり研究をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 近隣市でも状況によって森林に対する見方は若干違いはあるなということは、私も理解をしますので、来年度に向けてもし多治見市にとっても有益な補助メニューであったり、施策であれば、それはそれで時間が少しありますので、御検討していただければありがたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 そういうことを含めまして、森林の整備がいかに大事かということを認識しました。 建設部長にお伺いしますが、多治見市の市有林も含めて、管理状況については問題ないということでございましたが、改めてその辺のとこで御見解を教えてください。 ○議長(石田浩司君) 建設部長 村瀬正一君。 ◎建設部長(村瀬正一君) 市の道路沿いの支障木につきましては、もし危険なものがありましたら、土地の所有者のほうに連絡をしております。郵送等で送っております。危険なので倒していただくようお願いしておりますし、あと週に1回市の職員のほうで市道沿いの支障木だとか、パトロールに回っております。そこで危険なものがあれば、また郵送で所有者のほうに連絡して、撤去してもらうということは行っております。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 私も多治見市においては、過去にそういう事例が虎渓山の近くの市道であったときもしっかり御答弁頂いていますし、その対策については、日頃のパトロールの中でやっていただいていると認識しています。 また、冒頭申し上げましたように、地域の課題についてはまた区を通して、地域を通して申し伝えてやっていただけたと思いますが、そのことを含めまして、ちょっとこの機会にお尋ねいたしますが、建設部長、令和3年度よりそういう地域のお願い、陳情について区なり町内会でまとめて出してくださいよということのようですけども、どんなふうで初年度は実行されたのか、この機会に少しお尋ねをいたします。 ○議長(石田浩司君) 建設部長 村瀬正一君。 ◎建設部長(村瀬正一君) 昨年度はそういった依頼ですね、危険木があるという依頼につきましては、人家で76件ほどありました。そのうち郵送で危険木のお知らせとか、撤去のお願いをいたしまして、大体3割ぐらいの方は対応してもらったというところであります。 あと緊急性のあるもの、どうしても今倒れかけておるとか、危険なものにつきましては、最小限ではありますが、市の職員で撤去したという事例もあります。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 分かりました。大きな1つ目の質問については、この程度で終えておきたいと思いますが、これから林業とか森林の整備について、税の負担も国民に出てきますので、一緒になって考えていくことがこれからの課題だな、またSDGsの視点からも、ぜひまたよろしくお願いいたします。 それでは、2つ目の三の倉市民の里地球村について少しお尋ねをします。 冒頭市長より御答弁頂きまして、地元からも御要望がある、また人材もある、そして我々の身近な議会事務局長もそこの出身だということでお話を承ったところで、しっかり検討をしていくということで、令和元年度のやり取りしたときの議事録も、もう一度この機会に読みましたけども、同じような見解を頂きましたことは、これはこれで私も評価をいたしますが、私はこの間見ていて、次回は公募になるような感じになるのかなと思いますが、やはり次の選定のときは、公募ということは妥当な線でしょうかね。その辺のところについて御見解をお尋ねします。 ○議長(石田浩司君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 先ほど御答弁いたしましたとおり、多治見市の指定管理者制度につきましては、原則公募になっておりますので、この三の倉市民の里につきましても、指定管理者の制度でということになれば公募をしてまいりたいと思っております。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 何でここで先のことをお尋ねしたかというと、私も三の倉市民の里地球村をお尋ねして、館長と話をしていますけども、そこはそこで非常に頑張ってくれていまして、自分で手作りして物をつくったり、またいろんな整備もここ数年しっかりやってくれていまして、指定管理者の評価のとおり極めて良好だっていうのが、私の評価としても認めておるし、年々本当に頑張っておるところで、指定管理者として受託されている側としての思いも、私もしっかり承りましたので、その辺で何か一番いい方法でまた数年先でございますけども、進めばいいかな。 また、あるいは地元の方へのお声も市長からありましたように、強い御要望であれば、その辺のところの話し合いとかがなされるものかどうか、少しこれ改めてちょっとくどいかもしれませんが、お尋ねしますが、そういうことは可能かどうかお尋ねをします。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 当然のことながら、原則公募というのは今の時点でお話ができることです。ただ、長期の計画の中では、民間譲渡ということは明確に書いてありますが、34年たった、雨漏りがする、お風呂が使えない、そういうようなものを丸投げで民間にあげたって、そんなのは機能しないっていうのは分かっています。 最終的に文化振興事業団対三郷連合群、この決勝戦でどういう提案をして、どういう形でより市民が幸せになるのか、これがそのときの判断というようなことですので、今こっちの人にしますよ、今こっちの人にしますよっていうことは言えません。 ただし、地域からそれだけの声が上がってくる、地域にそれだけの人材がある、もう一つは地域にそれだけお金を集めようとする努力がある、こういうようなこと対文化振興事業団のプロフェッサーとしてどういう提案をするのか。こういうふうなことについては、しっかり土俵の上で戦うのかお互いに話し合って、共同して運営をしていくのか。まだ時間がありますが、いずれにしても地元からあの地球村を私たちの手で担っていきたい。これは公式な声が上がっています。 株式会社山田林業の社長は、多治見ライオンズクラブに入っています。ここでのいろいろな指導というのは、嶋内議員がいろいろな形の役所の中のシステム、あるいは方法、どこにどういうふうにルールに基づいて意見を言うのか、こういうふうなことはしっかりコーチングをされています。 いずれにしても、みんな今まで知らなかったでしょう。諏訪町、廿原町、三の倉町、どこなんだっていうようなところから、春日井市から弥勒山を通ってどんどん人が下りてくる。イチゴ狩りに行こうと思ったって、多治見市の人は予約取れないですよね。 それぐらい彼らはいろいろな補助金を当てにしたり、そういうふうなことではなくて、自分たちの地域を自分たちで活性化をする、自分の子どもたちも都会にいた人間が帰ってきている、こういうようなことについては、しっかり目を大きく開いて私自身はすばらしい地域だなと思いながら、次期地球村をどうしていくのか、それまでには公益財団法人多治見文化振興事業団とも協議も必要になってきます。 ただ、今環境文化部長が言っているように、原則は公募でいく。今の時点でこっちが勝ち、こっちが勝ち、館長がどれだけ一生懸命頑張っているかっていうのは、僕も見ています。これは非常にいいことですよね。今まで片方しか、もう安心してゆったり、ゆったり施設を運営していくことよりも、2つの団体の競争のステージになっている、こういうような状況でございます。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 私も、最後市長がおっしゃいましたように、指定管理者制度として要は公から民へということの中で、そういういい意味で競争し合う、戦い合うということは、私は本当にいいことだなと思っています。 その結果として、残りのこれからもこの施設はよりよいものになっていくんじゃないかなと思いますし、また今の議論を多くの皆さんが聞いていただいていると思いますので、そういうことを捉えながら、また今後御検討のほどをよろしくお願いします。 最後となりますけども、少し理屈を申し上げまして、この三の倉市民の里地球村の施設が青少年の健全育成という場であるということで、風呂場が少し残念なことになっていることで、市の執行調書を見ていましたら、直すような計画が入っているんだなということを偶然発見しましたけれども、例えば先ほどの御答弁で、なかなか原因がつかみづらくて、手がつけられなかったというような雰囲気の御答弁でしたが、令和4年10月をめどというような先ほど御答弁だったようにメモさせていただきましたが、もう少しこれがスピードアップして、今年の夏休みに間に合うとか、その辺の例えばコロナ禍でなかなかそういうことが、今合宿するとか、それからあそこの天文台を使って星空探訪するとか、非常にいろいろな魅力なことがあると思いますので、早く青少年にも使っていただきたく機会を与えてあげたいなと個人的に思うところでございますが、少しピッチを上げて調査から修繕までかかるかなと思いますが、お金の問題もあるかと思いますが、その辺部長、何か方向としては御見解ありますでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 先ほど申し上げましたのは、10月をめどに原因の調査とかも含めてやるということでございますけれども、せめてシャワーだけでも使えないかとか、そういったことについては、並行して進めてまいりますので、我々としても本当に宿泊者の方も増えてまいりましたので、何とか早くそういったことを緊急的な対応でもいいので、できないかということで今検討、調査をしておるところでございます。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。   〔18番 仙石三喜男君登壇〕 ◆18番(仙石三喜男君) 分かりました。シャワーだけでも何か使えるような手だてはあるような気がしますので、少しそんな知恵を出していただいて、皆さんが宿泊施設として改めて認識をしていただいて、この三の倉市民の里地球村が、また多治見の魅力の一つの場所として、より一層皆さんに周知されますことを祈念いたします。 最後となりますが、今回、以前の三の倉の資料を読んでみたら、改めて三郷地区は魅力がいっぱいある場所だなということを、私自身も認識したところでございますので、これから新しい展開が出てくると思いますが、ぜひ風呂場についても早く対応していただきながら、子どもたちに楽しんでいただける、愛知県の方に来ていただくことも大事ですけども、できる限り地域の市民の方たちに多くの利用が今年の夏以降見られますよう期待申し上げまして、質問とします。終わります。(拍手) ○議長(石田浩司君) 次に、4番 城處裕二君に発言を許可いたします。   〔4番 城處裕二君登壇〕(拍手) ◆4番(城處裕二君) 4番議員、自民クラブの城處裕二でございます。議長より一般質問におきまして発言の許可を頂きましたので、通告に従いまして市政一般質問をさせていただきます。 多治見市の公共施設適正配置計画によりますと、本市の公共施設を取り巻く状況は、1、全国平均より2割多い公共施設(床面積)、2、約半分の施設が築30年以上、3、進む人口減少と増え続ける社会保障費等により、今後全ての公共施設を維持更新することは不可能である。これらのことは紛れもない事実であり、難しくても乗り越えていかなければならない課題であると十分理解しています。 一方で、公共施設は地域性やまちづくりと密接に関わっており、一様に処理していける性格の案件ではないと考えます。そこで、今回は公共施設の適正配置とまちづくりと題し、その考え方について議論できたらと考えます。 平成31年2月に、多治見市公共施設適正配置計画が策定されました。本年度予算の総務費、市有施設整備調査研究費の説明の中に、「令和4・5年度の2か年をかけて、公共施設適正配置計画の改定を行うとともに、次に行う総合計画を作成します」とあります。 1つ目の質問として、今回行われる公共施設適正配置計画の見直しのポイントについて教えてください。 2つ目の質問として、このたびの地区懇談会でも、多治見市の中心市街地から離れる地域の市民の方から、人口減少、高齢化による将来への不安の声を伺ったと認識しておりますが、ネットワーク型コンパクトシティのずっと暮らし続けられる地域を支える拠点づくりの計画と公共施設についてお考えはありますか。 3つ目の質問です。笠原において小中一貫教育校の計画が進んでいるわけですが、この取組を他地域にも広げていくお考えはありますか。 4つ目の質問です。本庁舎も公共施設であり、民間の社屋の建て替えとは意味合いが違うと考えています。本庁舎建て替えの位置を駅北庁舎隣接地とするまちづくりの観点での理由、将来像、夢などあればお聞かせください。 また、地区懇談会での市長の御説明の中で、「駅北庁舎建設と今度の計画は2段ロケットである」との発言があったと記憶しております。また、隣接地が期限付で貸し出されていたことから察するに、当初からこの計画は案とはいえ、選択肢の一つとして存在していたと推察いたします。 今さらですが、虎渓用水広場を合わせた敷地であれば、より選択肢は広がったのにと考えますが、どのように思われるでしょうか。 以上、1回目の質問といたします。御答弁よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 公共施設の適正配置について答弁を申し上げます。 公共施設適正配置計画は、床面積は圧縮をする。しかし、機能を圧縮しない、これが原則で動いてきました。 また、その地域に根差した施設、その校区に根差した施設については、その校区の中に残していく。したがって、質問の中にありますように、小学校、公民館、こういったものを統合する、こういうような考え方は持っておりません。 従来から持っていますコンパクトシティ、こういうようなことについては、しっかりこれまでどおりの方針を堅持してまいります。 ○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。   〔教育長 渡辺哲郎君登壇〕 ◎教育長(渡辺哲郎君) 私からは、笠原町での小中一貫教育の取組を、他の地域に広げることについてお答えをいたします。 笠原校区につきましては、地域のこれまでの伝統でもあります幼保小中一貫教育のさらなる推進のために、令和8年4月の笠原小中一貫教育校の開校に向けて取り組んでいるところです。 笠原校区以外の地区は、小学校区と中学校区の区域が異なりますが、より質の高い教育の実現を目指し、小中一貫教育の研究を進めているところでございます。 今年度中に多治見型の小中一貫教育の基本方針を策定する予定であります。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。   〔企画部長 柚木崎宏君登壇〕 ◎企画部長(柚木崎宏君) 私からは、公共施設適正配置計画の見直しのポイントについてお答えさせていただきます。 公共施設適正配置計画につきましては、公共施設の数や規模を将来の人口や財政規模に見合ったものにするため、計画期間は40年でございます。総床面積で35%を圧縮することを目指しております。 見直すポイントとしましては、実際これまで統廃合を行った経験値も生かしながら、施設の運営費や工事済み箇所などの基礎データをまず最新に更新した上で、統廃合案を個別に図面上等で再度検証していく予定にしてございます。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。   〔総務部長 仙石浩之君登壇〕 ◎総務部長(仙石浩之君) 本庁舎問題と虎渓用水広場関連の部分についてお答え申し上げます。 多治見市のまちの顔である多治見駅周辺での機能集積、これによるにぎわいの形成は、市内外に向けて多治見市の魅力を発信していくということにつながると考えております。 少し具体的に申し上げます。駅の北側では区画整理事業があり、虎渓用水広場もできました。駅の南側では、市街地再開発が進んでいます。それを南北自由通路がつなげており、ここに庁舎移転が加わることで機能集積が一層進むことになります。 交通の結節点である多治見駅周辺を、南北一体としてにぎわいの拠点としてまいります。 このうち、虎渓用水広場について特に御質問がございました。御質問にもあったように、虎渓用水広場の整備時点からこの駅北庁舎の隣接地は、本庁舎の移転の候補地でございました。本庁舎を移転した場合にあっては、移転後の庁舎とこの虎渓用水広場、これが相乗効果を生み出すような、そうした運用ができるような整備、これを進めることによって、にぎわいの形成に資することになっていくというふうに考えております。 ○議長(石田浩司君) 4番 城處裕二君。   〔4番 城處裕二君登壇〕 ◆4番(城處裕二君) 具体的なお答えはなかったように思うんですけど、2つ目に質問したネットワーク型コンパクトシティのずっと暮らし続けられる地域を支える拠点づくりという点で、今あるものを堅持する、校区に残すということがお答えだったかと思うんですけど、このことについて今回一連の地区懇談会の中でも、市長は市民の不安に対してネットワーク型コンパクトシティにおける交通手段について主に御答弁されていたように思うんですけど、具体的に市民の不安はそれだけではなくて、このまま人口減少や高齢化が進んでいったら、自分の住んでいる地域はどうなってしまうのかが心配だとおっしゃっていると私は理解しました。 現在、地域交通の切り札とも言えそうな地域あいのりタクシーですが、このまま放置すれば利用需要は増え続け、支える地域母体は先細り、制度の維持すら困難になりそうな気がします。 人口減少の抑制について、多治見市全体だけではなく、衛星として存在する各地域ごとにも考えていく必要があると認識しておりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) まず、ネットワーク型コンパクトシティですけども、中心市街地をしっかりと機能を集積していきながら、その地域ごとの拠点についてもまた整備していくということでございます。 そこをつなぐ交通として、地域あいのりタクシー等のものを運用しておりますけども、そもそもネットワーク型コンパクトシティというのは、中心部と郊外地がそれぞれに栄えるといいますか、そういったものを目指してございますので、地域のほうでもしっかりと活性化をするような方策をしていきながら、中心部と郊外を結ぶということで、どこに住んでいても暮らしやすいまちを目指すということでございますので、ネットワーク型コンパクトシティを目指すということが、多治見市の進むべき道だというふうに考えてございます。 ○議長(石田浩司君) 4番 城處裕二君。   〔4番 城處裕二君登壇〕 ◆4番(城處裕二君) 最終的には、今の件についても関わってくるんですけれども、小中一貫教育校の件について、揚げ足を取るつもりはありませんが、これもまた今回の地区懇談会の中で同様の質問があったときに、市長から校舎が隣接する小泉小学校、小泉中学校、北栄小学校、北陵中学校を例に挙げられましたが、自分から見ると地域、それも現在本市において青少年まちづくり市民会議、地域福祉協議会、地域力、児童館の設置維持等、全てあらゆる面で小学校区にこだわっておられると考えていました。 例に挙げられた2つの中学校は、小学校区が複数にまたがっており、流れからいってももし中小一貫教育校を勘案するなら、小学校をベースに考えるのではと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 全く議論がちょっとかみ合わないんですけれど、笠原小中一貫教育校は子どものためになりますか、こういうようなことが笠原校区から出ました。市役所の都合、あるいは教育委員会の都合、よそのまちのように人口が減っていくから、子どもの数が減っていくから、役所の都合で小中一貫教育校をつくるわけではないです。 これはもう笠原でずっと水野豊元校長先生を中心として議論して、やっぱりやろうねというような機運です。地区懇議会で出たのはこうです。「それでとめちゃいますか」って聞くんですよね、市長に。 だったら、物理的にできるところは、この2つですよって、校区がまたぐとか、そういうようなことじゃなくして、金網1枚で小学校と中学校がくっついているところだったら、今回やろうとしている笠原小学校、笠原中学校以外で、すぐできるというようなことで僕は答えています。 二択しかないんですよね。全く笠原小中一貫教育校でこれ以降は考えていませんって答えるのか、いやいや、具体的にこの2つならすぐやろうと思ったらできますよ。ただ、言われるように笠原のように、校区が一町で一つではない。複雑になっている。そういうようなことも議論をしながら、やる可能性があるとしたら、この2か所だ、こういうふうに答えています。 ○議長(石田浩司君) 4番 城處裕二君。   〔4番 城處裕二君登壇〕 ◆4番(城處裕二君) まとめさせていただきますが、ちょっと回りくどい質問を繰り返してきましたが、私が訴えたいのは、公共施設はまちづくりと一体であり、最終的にその地域のためにならないといけないということです。 先ほども触れましたが、本市はまちづくりの視点において小学校区に強いこだわりを持っておられると感じています。いつも手前みそで恐縮ですけれども、養正校区では、現存していた養正校区青少年まちづくり市民会議に並走するように、6年前に養正地域福祉協議会が設立されました。 6年目を迎えて養正地域の全体のまちづくりを考えるための養正地域会議というのが、この春にようやく体制を整えました。まだまだ中身はこれからなんですけれど、そういった活動をこれからするといったときに、やはり今度必要になってくるのが活動拠点であったり、事務経費であったり、要は人とお金の問題、ボランティアだけではやり切れない現実がそこで来るわけです。 それっていうのは、やっぱりまちづくりっていうのは、手間も暇も時間も、最終的にはお金もかかってくる中で、結局私が本当にここで言いたいのは、公共施設をいくら整備しても、それを使うべき市民がへたっていたり、利用しにくいものになっては元も子もありません。公共施設がまちづくりをするのではなくて、まちづくりにおいて公共施設というのは利用されるものであると考えています。 そういう意味の中で、やっぱり先ほど企画部長がおっしゃられたように、私はおかげさまで中心市街地に近いところに住んでいるので、人も、いろいろな方法論もあるんですけど、周辺部についても並行してやっていっていただくということをおっしゃっていただいたので、先ほど申し上げましたとおり、まちづくりって本当に手間暇がかかるので、並走しないと拠点との整合性が取れないから、最終的な選択肢が増えるように何とか進めていただきたいと、そういう考えを持って本日は質問をさせていただいております。 ぜひともそうした目線を大切にしていただきたいということを強く要望させていただいて、本日の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(石田浩司君) 次に、3番 玉置真一君に発言を許可いたします。   〔3番 玉置真一君登壇〕(拍手) ◆3番(玉置真一君) 自民クラブの玉置真一です。議長より一般質問におきまして発言の許可を頂きましたので、通告に従い共につくる移住犬住、以前は移住ワン住と読んでしまいましたが、移住犬住をテーマとして質問させていただきます。 新型コロナウイルス感染症の終息の兆しが見えつつありますが、まだまだ目に見えないウイルスとの戦いは続いており、内容を濃く・短く・簡潔にを心がけて質問させていただきます。 お手元の配付資料は細かく、モノクロで大変見づらいと思いますが、スクリーンと併用させていただきます。よろしくお願いします。 以前私は、ペット同行避難についての一般質問をいたしました。その際、愛犬家、保護団体、いろいろな方の話を聞く過程で、資料に写真があります保護犬の里親になりました。 愛犬との散歩は、体の健康増進、触れ合う癒やしのひとときは心の健康増進を感じます。そして、子どもが巣立った今、夫婦間のかすがいとなっております。 さて、12月議会において市長より、「多治見は犬と暮らすにはとてもいい環境であり、愛犬家を他市から呼び込む移住犬住に向けて、市役所内でも議論していきたい」との答弁を頂きました。 大切なのは、タイトルにある「共につくる」でございます。愛犬家とそうではない方との隔たりをいかに少なくするか、お互い理解することが大切であると考える。そこに行政がどのように関わっていくか、課題は多くあると思います。 資料の中段を見てください。令和3年度末、市内の犬登録実績は約 6,500頭との事です。昨今、犬と一緒に住みやすいまちをつくるを目指す自治体も少なくありません。 しかし、犬が暮らしやすいまちにすると、当然多くの愛犬家たちが集まり、いろいろそこで起こる問題もあります。その一つが、公園や道に放置された、ウンチです。これは多くの自治体の住民の悩みであり、私も愛犬との散歩で見かけることがあります。 多治見市は、ごみの散らばっていないきれいなまちづくりを総合的に、しかも計画的に推進するために、市、市民等、事業者、犬の飼い主、土地所有者等と自主活動団体が一緒になって環境の美化を図り、市民の生活環境を向上させることを目的とし、多治見市をごみの散らばっていないきれいなまちづくりにする条例を平成16年に施行しました。 愛犬のウンチを拾って処理することは、他の住民の方や自然環境への敬意と尊重です。環境課が、これまで取り組まれたマナー啓発等については高く評価します。今後もよろしくお願いします。そして、我々ペットを飼っている仲間同士、さらなるマナーの向上に努めます。 さて、本題の移住犬住について次の質問をします。 環境文化部に改めてお伺いします。 美化推進等環境や動物愛護に対して、これまでどのように取り組んでこられたか。また、今後さらなる取組はあるか。 企画部にお伺いします。 移住犬住に対して、これまでどのように取り組んでこられたか、また先日アンケート調査を実施されたが、調査の目的は、また調査の概要は。 以上、1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いします。(拍手) ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 犬のアンケートについて答弁を申し上げます。 これまず第一弾ですので、市内の愛犬家の皆さんにアンケートを行いました。 最終的には春日井市、名古屋市、こういった都市部からどういうふうにワンちゃんと一緒にこの多治見市に移住をしていただくのか、このための第一弾のアンケートです。 移住犬住の検討に当たり、市内の在住の愛犬家の実態や潜在的ニーズなどを掘り起こす、こういった調査を行いました。 ペットと暮らしやすいまちづくりに向けた各種施策の基礎資料として、市政運営の参考としています。 また、ドッグランの新設についての可能性、これについては副市長を中心として、先進地の視察を行っております。 将来的にはNPO法人でKIMIMOという団体があります。このKIMIMOの皆さんはワンちゃんと一緒に虎渓用水広場で過去3回、大きなイベントを行いました。 ここの中でもっともっとペットと一緒に多治見市に移住をする、職業はそのまま名古屋市で勤務をする、こういうような具体的な提案がございましたので、そこに向かっての今市内の愛犬家の皆さんの基礎的なアンケートを行っています。 ○議長(石田浩司君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。   〔環境文化部長 伊藤徳朗君登壇〕 ◎環境文化部長(伊藤徳朗君) それでは、私から環境文化部での取組、特に美化推進であるとか、動物愛護に関する取組についてお答えいたします。 犬と暮らしやすいことにとって、やっぱりマナーをよくするっていうことは、市外からの移住犬住にも資するということから、マナー向上に関していろいろな取組をしております。 主なものとしましては、犬の登録時に環境課の窓口でパンフレットを配布しております。 多治見まち美化推進協議会主催の犬のしつけ方教室を開催しておりますし、協議会のほうでは犬ふんのパトロールも兼ねて、土岐川の周辺を清掃活動等もしてございます。 広報たじみでもちろん周知をしてまいります。 今市長からもお話がありましたわんワンダーフェスにつきましても、環境課として参加をしまして、狂犬病の予防注射接種とか、飼い方やマナーについても周知をしているところでございます。 2点目の動物愛護の観点からですけれども、こちらのほうは市だけじゃなくて、保健所と協力いたしまして、飼育状況に問題がある飼い主への指導についても行ってございます。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。   〔企画部長 柚木崎宏君登壇〕 ◎企画部長(柚木崎宏君) 私からは、これまでの移住犬住に対しての取組について回答させていただきます。 まず、平成30年から企画防災課内に移住定住推進室を設置しております。移住定住フェア等での移住相談等、PR活動を推進してきております。 令和2年度、令和3年度に、先ほど言いましたNPO法人が主催いたします犬をテーマにしたイベントブースに出展したことをきっかけとしまして、移住犬住の検討を開始し始めたということでございます。 もう一つ。アンケート調査の概要でございますけれども、狂犬病予防の地域巡回注射がございました。この機会に市内在住の愛犬家を主な対象としまして、令和4年5月9日から31日まで、紙を渡しましてインターネットによる調査を実施しております。 年齢とか在住校区などの基本的な設問のほか、日常の散歩範囲であるとか利用施設、ペットを飼う上での困り事などを調査させていただきました。 ○議長(石田浩司君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君) 御答弁ありがとうございました。資料の表を御覧ください。登録数等は環境課からいただいた数字です。 愛犬も登録はもちろん、毎年の予防接種、ワクチン、それと蚊が出てくる時期はフィラリアの薬等を飲ませております。 先ほど、保健所とともに現場を訪問し飼育状況を確認されたとのこと、犬の保護団体も本当悲惨な飼育状況を目の当たりにして、改善、保護を働きかけるが、飼い主との話がなかなか進まないのが現状と聞いています。 また、多くの保護団体は寄付に頼っております。救える小さな命も救えない場合があると聞いております、ぜひこれまで以上に目を向けてください。 市内、また近辺にもいろんな保護団体があると思いますが、本日のピンバッジはピンクゴールドリボン運動といって、一般財団法人日本動物保護センターによる運動のバッジです。ちなみに、名誉会長はデヴィ夫人です。 資料の右上にあります「飼う前に考えて!」というパンフレットですね。これは、環境課のホームページで見られるんですが、「ペットを飼う本当の楽しさは、責任と努力の向こう側にあります」と締めくくられております。まさにそのとおりだと思います。 環境課のホームページにありますので、これからペットを飼おうと思う人、また今飼っておられる方、ぜひ一読ください。 では、次に資料の左下にいきます。 先ほど話に出ましたまち美化推進協議会による愛犬のしつけ教室ですね、これはまちピカ通信第62号です。これもホームページで見ることができます。機会があれば参加させていただきたいと思っております。 もう一つ、資料の右下、少し細かいですが、これが先ほど企画部長から答弁がありましたアンケートの内容です。年齢層、ペットはどこから迎え入れましたか、散歩はどこですか。うちの子は保護犬なんでね、保護施設から里親になったんですけど、このような状況が細かく書いてあります。 そのアンケートについて質問させていただきます。 実際このアンケート、回答は何件ぐらいございましたか。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) インターネットで回答いただきましたが、 139件の回答が寄せられております。 ○議長(石田浩司君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君)  139件ですか。 私ももちろん回答しましたが、犬の友達並びにその方々には拡散させていただきました。 次に、話は変わりますが、現在移住定住促進動画「え~~たじみぃ~~」で始まる「ちょうどいいまちたじみ」仕事・遊び・子育て編が公開中です。移住犬住に向けた動画も制作されると聞いたが、その動画のコンセプトとかテーマがもし今現在で分かるようなことがあったら教えてください。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) 今、「ちょうどいいまちたじみ」ということで、仕事編だったり遊び編、あと子育て編と3つ流しております。これのシリーズ的なものとして、「ちょうどいいまちたじみ」移住犬住編として本市で愛犬と暮らすイメージが提供できるような、そういうような内容を今考えている最中でございます。 ○議長(石田浩司君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君) ありがとうございます。先ほど写真がありました我が愛犬、血統書なしの雑種ですが、オファーがあればノーギャラでお受けします。出来上がりが楽しみですね。 総合的な質問になりますが、移住犬住の今後の展望についてどのように考えておられるか、お願いします。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) 今回行いましたアンケート調査の結果を基礎資料としまして、具体的な施策展開を検討していきます。 併せて、市内のペット関連企業へのヒアリングであるとか、ペット関連イベントの出展等、情報提供やPR活動を継続して実施していこうというふうに考えております。 ○議長(石田浩司君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君) ペット関連企業とのヒアリングをされると先ほどお話がありました。今後されていくと思うんですけども、そのヒアリングの中で6月議会冒頭に市長が話をされましたペットライン株式会社、これ根本校区から近くなんで私もお伺いしたことがあります。 会社のパンフレットに、まさに社名ペットライン、~人とペットの想いをつなぐ~と記されております。まさに移住犬住に向けてのパートナーの一社だと思います。 また、ペットの関連企業の出展、保護団体、飼い主さんへの現場の生の声を今後聞くということで、人にも住みやすい共につくる多治見施策展開をよろしくお願いいたします。 さて、ちょっと話題は変わりますが、先日6月1日からのマイクロチップの件です。これまでも装着されていたショップ、ブリーダー、保護団体もおみえになりますが、今お話ししたように、6月1日からは犬や猫にマイクロチップの装着が義務づけられ、それには名前、性別、品種、毛の色等、データベースに登録することが義務づけられました。これについてどのように考えておられるか、また周知、啓発は行われておられますか。 ○議長(石田浩司君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。 ◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 今御指摘がありましたとおり、犬等につきましてはペットショップ等でマイクロチップの装着が義務化されております。これは動物愛護法で規定されておりますので、そのように我々としてもやっていっていただくということになるかと思っております。 周知につきましては、義務化される前から犬の登録の際には、パンフレット等でお知らせをしておりますので、引き続きそういう周知をしてまいります。 ○議長(石田浩司君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君) 登録することにより、家族に迎える責任、それと迷子になったとき、また有事の際、心の安心につながると思いますので、普及することを願います。 先ほど市長のほうから、ドッグランについて進めつつある、研究しつつあるという言葉がありました。今回、いろいろな愛犬家から前にも一般質問の中で、ドッグランという言葉を出させていただきましたが、表にドッグランを出すことは、ちょっとまだ時期尚早と思いましたので話もしなかったのですが、今後そういったドッグランに向けての御議論等よろしくお願いします。 さて、最後に再度お伺いします。 災害時にペットを同行して避難する方への取組はいかがでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) まず、令和2年度の市の総合防災訓練から、ペット同行避難のブースを設けております。専門講師によります同行避難時の基本的事項や注意点、訓練参加者の皆さんに情報提供等を実施してございます。 また、地域防災力向上セミナーにおきましても、ペット防災についての講習を実施予定でございます。 今後も飼い主の皆さんに適正な情報提供を行うとともに、避難所におけるペットの管理体制、一緒に連れてきても受入れどうかというのがありますので、そういったものについての整備についても、努めてまいりたいと思っております。
    ○議長(石田浩司君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君) 本当に通常時も有事の際も、「避難所に何でペットを持ってくるんや」というようなお話もあるようです。最初の話に戻りますが、共にということが一番大切だと思います。 平時も有事も犬が家族と思われている方と、そうでない方がおられます。そこに行政がどのように関わっていくか、共につくる移住犬住まるごと元気、僕もそこ欲しいとは言いません。共に目指して進めてまいりましょう。 以上で質問終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(石田浩司君) 次に、6番 吉田企貴君に発言を許可いたします。   〔6番 吉田企貴君登壇〕(拍手) ◆6番(吉田企貴君) 自民クラブ、6番議員の吉田でございます。中身濃く進めさせていただきたいと思います。 まず、本日のタイトルでございますが、人口のダムとしての多治見~多治見市を地政学的な観点から捉え直す~という、ちょっと小難しいタイトルを選ばせていただきました。 冒頭に申し上げておきますが、本日は具体的な政策提案があるわけではございません。どちらかといいますと抽象的な、ちょっとふわっとした質問をさせていただきますが、たまにはこういう質問もお許しいただけたらなというふうに考えております。 具体的に、なぜこの質問に思いが至ったのかということですね。このきっかけは、予算の審議だったか決算の審議だったか忘れましたが、多治見市の移住定住施策について御説明を受けた中で、現在の移住定住施策というのは、地域のニーズに即しているかどうかなっていうことを今回考えてみました。 移住定住、もしくは観光といった分野は、当然ながらその移住して来る方、もしくは観光に訪れる方といった相手があります。すなわちマーケット、市場ですね、マーケットのニーズがあって、それを的確につかんでいるかどうかということが結構重要になってくる、そういった分野であるというふうに考えています。 これらのニーズ、特に移住定住、観光といったニーズはその自治体が持っている地理的な条件に強く制約される。これがすなわち地政学的な観点というふうに捉えていますが、そういった観点で今回は質問しようということで出してございます。 繰り返しになりますが、この質問は個別の政策の是非を問うというものでなくて、政策立案における言わば大枠の考え方について本日議論ができればなというふうに考えています。 例えば、先ほどの同僚議員である玉置議員がやられたような、移住犬住といった個別のとても魅力的な御提案だったと思いますが、そういった個別の言わばミクロ的な政策ではなくて、マクロでちょっと捉えてみようという、そういうことを踏まえてちょっと聞いていただきたいですが、質問のポイントとしては資料②の3つです。 1点目、現在、多治見市における移住定住、転入転出ですね、県内からの流入は続いているということ。 2点目、逆に、県外へは流出が加速しているということ、これは御承知のとおりと思います。 3点目、それを踏まえてこの地政学的な観点で政策立案をしてはどうだろうかというような提案でございます。 次に、資料③です。少し分かりづらい地図ですけども、一つに多治見市は岐阜県における人口のダムとしての機能を果たすべきではないのかというような考え方です。 岐阜県全体の人口社会増を促すための政策というのは、愛知県で生まれて愛知県で育った人が、あふれてくる人口をベッドタウンとして吸収しようという、そういった考え方で今まできました。多治見市も当然そうですね。増え続ける愛知県の人口、名古屋市の人口を受け止める形で、多治見市はベッドタウンとして発展してきたわけですが、これは言えば40年ほど前のビジネスモデルです。 かくいう私も、実は両親は愛知県名古屋市の生まれでございます。そして、私はこのまちで子どもの頃から育ってきたという、そういった世代が非常に多いまちですけども、現在はそのビジネスモデルそのものは、やっぱりもう転換せざるを得なくなってきていて、人口動態を見ると明らかに中心へ、中心へ、つまり岐阜県から愛知県へ、もっと言うと東海地方から東京都へという中心へ、中心へ、人口が吸収されていっているというスキームに移行しているということは、これは間違いがないというような格好ですね。 どちらかと言うと今の岐阜県の政策全体は、それを少しでも押しとどめるために、かつてのように名古屋市から人を引っ張ってこよう、人口を少しでも引っ張ってこようということが強く表れている。多治見市もそういった政策を取り入れているところもあるかと思います。 それは、もちろん十分にやっていただく必要があるんですけれども、大きな流れとしては、実は名古屋市から人をもってくることよりも、多治見市で岐阜県から流出する人口をとどめる、言わば人口のダムとしての機能をどう発揮していくのかということを考えたほうがいいのではないかなというふうに考えています。 これを個別の政策に落とし込んでいくと、例えば動画であるとか、チラシとかというのも、愛知県に住んでいる人、愛知県生まれの人に打つよりも、これから名古屋市等に引っ越そうかなと思っている方たちに、いやいや、そこまで行かなくても、名古屋市と御自分の地元の中間の多治見市だといいですよ、こういった政策を打っていくほうが、効果が高いんじゃないですかという、そういう視点も両方いるんですが、そういった視点も大切にしてはどうかと。そのときのキーワードが、多治見市は岐阜県における人口のダムだというふうに私は考えております。 次に、資料④を見てください。これは令和2年度内の人口の移動ですが、微増ですけど、県内の移動に関しては岐阜県から多治見市に、多治見市から岐阜県内に移動は増えています。 逆に、愛知県からはやはり出ています。この差が人口社会減につながっているわけですけど、この愛知県に出ていく、愛知県から入ってくる差を減らそうとする努力をする一方で、もう少し県内から移動してくる人を増やそうというところに着目するということが、今多治見市が取れる移住定住、人口社会増政策においては、今あまり力を入れていない分野ですので、ここにはもう少しやれるといいのかなと。 これは、12月定例会のときに私が一般質問でさせていただいた、例えばその借家ですね、いわゆる賃貸マンション・アパートがストック的に不足している。賃貸マンション・アパートと人口の増加に緩やかに相関関係があるから、近隣都市との人口の移動については、賃貸物件ですね、こういったストックを増やしていく必要があるというのと同じことの証左であります。 こういったことで、数字上もやはり県内での移住定住の部分を、もう少し力を入れていくということが重要ではないかなというふうに考えています。 次に、資料⑤です。今日はどちらかというと人口移動に関してがメインではあったんですけども、併せて雇用の観点から見たときに、多治見市とそのほかのまちはどういった関係にあるのかというのを、一度整理をする必要があるんじゃないかと。 これは、先ほどの移住定住もそうなんですけど、多治見市にとって名古屋市というのは何なのか、多治見市にとって豊田市とは何なのか、こういった観点で言いますと、例えば名古屋市というのは、先ほどの人口移動だけ見ますと、人口を吸収されているという側面もある一方で、多治見市に対して労働環境を提供してくれているという、当然なところがあるわけですね。 それをどうしようというわけではなく、一旦整理をする。一覧表にまとめるとか、定義づけをするとかという、そういった作業をすることで、恐らく職員の現場の皆さんはそれを分かってやっていらっしゃるんですけど、我々議員とか市民の皆様がその議論に参加しようと思うと、それをペーパーベースに落として整理していただくということが、議論の活性化につながるという観点があると思いますので、ぜひ御一考いただきたいなということで、今回質問しています。 次に、資料⑥です。これはもう一つ観光ですね。これも先ほどと同じです。多治見市にとってメインターゲットはどこなのか。例えば、愛知県の豊田市や名古屋市の人たちが豊かな自然を求めてくるとすると、ぶっちゃけた話中津川市まで足を延ばしちゃうと思うんですね。そうではなくて、多治見市にとって名古屋市や豊田市はどういうターゲット層がいるのか。逆に、中津川市や岐阜市や美濃加茂市はどういうターゲット層がいるのか。 反対に、多治見市民にとってどういった観光という、要はサービスを提供してくれる場所があるのか。これも今日ここで具体的にどういう政策をしようという話じゃなくて、各都市と多治見市の関係を整理する、一覧にしてまとめて整理していくということが、今実は大切なんじゃないかなと。 整理していくことで、どういった政策を打っていくのかというのが見えるかと思うんですけど、現状私の知る限りではこういった整理、こういった観点での一覧というものを見たことがなかったもんですから、ぜひともこの機会にひとつ質問をさせていただこうと思って、今回の項目に加えさせていただきました。 質問の概要としては、こういった考えに基づいています。 じゃあ、具体的にどういった質問を投げかけているかといいますと、まず1点目、社会増を促すためのメインターゲットはどのような人々か。年齢層、家族構成、居住地域、通勤エリア等に基づきお答えください。 2点目、交流人口の増大を促すためのメインターゲットはどのような人々か。居住地域、来訪目的、来訪形態等に基づきお答えください。 3点目、多治見市にとって以下の都市及び地域はどういった位置づけで捉えているか。それぞれ観点別で伺いたい。 名古屋市、春日井市、瀬戸市、可児市、土岐市と瑞浪市、恵那市と中津川市、岐阜市、郡上市と下呂市、それぞれ観点としては移住定住、観光、広域行政といった観点でお答えください。 4点目、多治見市が岐阜県、特に東濃地域の中で果たすべき役割、位置づけとはどういったものと考えているのか。願わくば、先ほどの地理的な、地政学的な観点でお答えいただければ幸いです。 以上、4項目について質問いたします。御答弁よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 社会増を促進するメインターゲット、これは従来から申し上げていますように、名古屋市、豊田市、年代としては20代、30代、40代、働き盛り、こういうような人たちをこのまちに呼び込もうというようなことで、人口対策を取っています。 一方で、人口のダム、岐阜県から出て行く人たちを春日井市、名古屋市の一歩手前でここでとめる、これ僕否定しません。だから、二択のうちどっちだっていうような議論ではなくて、ある意味東京一極集中の打破、たくさんいるところから、住みにくそうなところからここに来てもらう、勤務地はそのままで結構です。より多くの自然があります。土曜日、日曜日には豊かな暮らしができます。これが多治見市の戦略です。 吉田議員の資料⑥を見てください。 概念としては、僕このとおりだと思いますが、これをデータ的に何かで分析をしたとか、数値を取ったとかっていうことではなくて、イメージとしてこんな感じですよね。多分吉田議員もそうですけど、何かで全部分析をしたとか、どこかの研究所がやったわけじゃないですよね。 この後、それぞれの都市とどういう関係を持っていくのかっていうようなことについては、ある意味ふわっとしたお答えしかできない。ただ、ここのところ多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市が行っているのは、1市だけで人口問題、あるいは1市だけで自治体経営を語るっていうのは、もう無理だっていうことが明らかです。 一例を申し上げれば、消防の通信指令業務、これを5市共同で行おう。ごみの焼却については、10年後をめどに多治見市、土岐市、瑞浪市で行おう。病院の経営については、土岐市、瑞浪市が共同運用をしていく。加えてこれと非常によく似ているんですけど、観光ですよね。観光については、東濃5市に可児市、御嵩町も加わり、東美濃歴史街道協議会、こういうようなことも含めて、イメージとしては1市だけの議論とか、1市だけで太刀打ちしても絶対無理、そういうような中で、ある意味多治見市はどういう立ち位置になるかっていうと、自分から手を上げるわけではないです。 やっぱり人口が多くて財政規模があって、職員のレベルが高い、そういうようなことになると、通信指令業務についても会長市を加藤消防長が受ける。東美濃歴史街道協議会、こういうようなことについても、多治見市が中心的に案をつくって名古屋市に売り込む。 したがって、今回の提案については全く否定するものではないです。既に広域、こういうようなことで対応を具体的にスタートを切っております。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。   〔企画部長 柚木崎宏君登壇〕 ◎企画部長(柚木崎宏君) 私からは、交流人口の増大を促すためのメインターゲットはどういう人々かについて答弁します。 交流人口につきましては、通勤、通学や観光等で本市を訪れる方というふうに認識しております。また、日帰り観光等で訪れる方々が主なターゲットだというふうに考えてございます。 次に、多治見市として各市をどのような位置づけで捉えているかということでございます。 名古屋市、豊田市は雇用を多く創出する近隣都市です。鉄道網や高速道路網の整備充実により、本市からの通勤利便性が高い地域だというふうに認識しております。 仕事を続けながら充実した人生を送っていただける本市の強みを生かし、名古屋市、豊田市方面からの移住を引き続き促してまいります。 メインターゲットは名古屋市、豊田市でございますが、利便性のPRを進める上では、当然ほかの地域からもそういったものを見ていただいて、移住者も呼び込めるというふうに認識してございます。 次に、広域行政の観点でございます。 人口減少におきまして持続可能なまちづくりのために、広域行政による合理化は当然必要だというふうに考えております。 例えば、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市は東濃地方として医師確保や、先ほど市長が言っておりますごみ処理の共同化、通信指令の広域化等を共に進めていく地域だというふうに考えております。 また、春日井市、瀬戸市では、人事交流も含め都市間連携を共に進めていく地域だというふうに考えてございます。 最後に、地政学的にということでございます。 交通の要でございますし、人口規模においても東濃地域最大の都市として近隣都市を牽引しまして、地域の諸課題に取り組んでいく、そういうふうな位置づけで検討してまいります。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。   〔経済部長 長江信行君登壇〕 ◎経済部長(長江信行君) 私からは観光の観点で、多治見市にとっての各地域の位置づけについてお答えをいたします。 名古屋市、春日井市、豊田市、瀬戸市は、日帰り観光の大きなターゲットで、春日井市とは連携したイベントを実施しています。 土岐市、瑞浪市、可児市は、セラミックバレーとして国内外に広く情報発信し、この地へ誘客を促すパートナーです。 恵那市、中津川市は、東美濃6市1町で連携し、広域観光を実施するパートナーです。 岐阜市は、県内観光のターゲットとなり得る地域です。 郡上市、下呂市は、多治見市を経由した温泉宿泊ツアーを誘客できる地域です。 また、多治見市民にとっては、名古屋市などは映画とか野球観戦などで訪れる地域。恵那市や中津川市、下呂市などは、多治見市にはない中山道や自然体験、温泉旅行など、観光で訪れる地域と考えています。 ○議長(石田浩司君) 6番 吉田企貴君。   〔6番 吉田企貴君登壇〕 ◆6番(吉田企貴君) 大変明瞭な御答弁を頂きました。本当は今日時間のある限りもう少し議論を深めたいかなとも思いましたが、大変はっきりとお答えいただきましたので、恐らくこれ以上ここで議論するのは難しくて、どちらかといいますと、今企画部長と経済部長から頂きました細かいデータに関して、後でちょっと文字データでいただけますと、一度私のほうでもこれ持ち帰らせていただいて表にするとか、もうちょっとその分析的な手法をもって研究をさせていただきたいかなというふうに思いました。 そして、市長のほうからも御答弁がありましたが、多治見市の位置づけに関して、まさにそのとおりだなと思います。自ら名乗りを上げなくても中心になる、私は多治見市は東濃の雄途であるというふうに思っています。 やはりさすがは多治見市だと、やっぱり多治見市は違うなと、そうやって言われなければならない、そういう宿命を地政学的にどうしても負っている地域だと思いますので、そういった観点は、やはり行政の皆さんが持っていらっしゃることはよく伝わってまいりますので、引き続きそういう取組をしていただきたいなというふうに思います。 それで、せっかくの議場ですので、提案だけ少しして終わらせていただきたいと思いますが、例えばこの分析をしていく中で、今日は市長からもちょっと御指摘頂きましたけど、イメージに過ぎないので、もう少しこれを具体的にしようと思うと、統計局が出しているものや、RESASが出しているもの、以前私が出した人口動態を地図にGISで落とすような手法も多々ございます。 それから、県内と愛知県全体の地価を、例えば地価等高線に表してみて分析するといった、そういった手法もあって、特に市内には非常にそういった分析に優れた不動産鑑定士もいらっしゃいます。 言わずもがなだと思いますが、そういった方々のお力も借りて、今までもちろん行政の方もこういう視点を持っていらっしゃったのはよく分かるんですけども、これを市民や議会と共に議論していく上で可視化をしていくということが重要だと思いますので、ぜひともそういったことに取り組んでいただきたいと思います。 本日頂いた御回答に関しては、後刻それをもとに詳細な議論を進めていきたいと思いますので、御協力のほどお願いを申し上げまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○議長(石田浩司君) 次に、16番 林 美行君に発言を許可いたします。   〔16番 林 美行君登壇〕(拍手) ◆16番(林美行君) 16番議員、市井の会、林でございます。通告に従いまして、2つの質問をさせていただきます。 まず最初に、急がれるのは、新しいフロンティアをみつけることではないかについて質問をいたします。 先ほど様々な質問があって、やはり多治見はもう一つ考え方を深めて、新しい挑戦をしなければいけないんじゃないかというような雰囲気を感じたところでございますが、私もそのような視点でございます。 ただ、大きな方向を考えるべきという質問でございますので、その辺についてじゃあ具体的にどういうプランと言われると、なかなか具体的に答えられるものでもございませんが、質問をさせていただきます。 多治見市は、ネットワーク型コンパクトシティというけれど、人口減少が進む中では、一番根本的なところの公共交通の維持において将来に課題があります。 郊外の地区は、小泉を除いては人口が減少しており、かつ人口規模も大きくなく、各地域において自立した生活圏がつくれない規模でございます。この現状から、多治見市がネットワーク型コンパクトシティを目指すというけれど、目指した結果がいい結果になるとは言えないのではないでしょうか。 どちらかというと、東京一極主義の流れと同じ結果、東京だけ人口が増える、中心市街地の一部に人口が増えるが、地方の人口は減るという政策ではないかと考えます。郊外地域の人口が増える政策にはなっていないのではないかと考えるものであります。 少しずつ郊外地域などが持続可能性を高めていける選択を、多治見は求める時期に来ていると強く感じるものであります。 都市機能誘導地区においても、地場産業振興を図るという地点においても、地域の規模が小さ過ぎて、住み続けたい地域であるために、必要な人口の確保、今後の取組で生活者を増やすことができる基盤をつくれないのではないでしょうか。そういう意味で転換点を迎えていると考えます。 急がれるのは、このまちを支えることができる新しいフロンティアを見つけることではないでしょうか。 今、コンパクトシティをつないでネットワーク化をすればよいということで、ネットワーク型コンパクトシティということになっていますが、これだけではまちは再生できません。せっかくの駅周辺地区が、時間とともに味気ない住宅都市にある普通の駅前に変わっていくしかないと考えます。 まちの人口をできるだけ減らさないようにしなければ、まちも中心市街地も生き残れません。生き残るためには後背地の人口、ヒンターランドの人口を増加させることを考えておかなければ、まちはらせん状に衰退していきます。今衰退に向かっていて、後戻りできない分岐点にあると考えます。 歴史的に現在まで支えていただいた市之倉や旧滝呂、共栄、あるいは南姫、こういうまちがこのままスポンジ化していく、スポンジ化というのは、全部あったところが少しずつ抜けて、すかすかになっていくという意味でございますが、中がすかすかの状態になって将来が見通せない。そういう将来が見通せない中では、結果としてこの流れが続いていくというふうに考えます。 鉄道を高架にして、経済循環の構造を目指そうとした駅周辺整備事業が、普通のきれいな街区、さらには行政機能の集積場所になっていくということは、そういう流れの中にあるという現象かと考えます。 人口が増えているという小泉周辺は、骨格的道路網が末整備ですが、開発できる土地があるため当面は輝きます。が、将来は困難に直面すると考えます。これは以前語られたスプロール化の構造、都市計画がついていきにくいミニ開発の連続だからです。将来道路や公共交通など、巨額の行政経費が必要になり、まちを困らせると考えています。 小泉エリアは、以前多治見市の副都心として計画され、日本国有鉄道清算事業団から土地を買った小泉駅があります。可児市にある不二企業と小泉駅までのライトレールバスの可能性について交渉し、それがうまくいけば公共交通が不足する旭ケ丘、明和地区の改善につながり、この結果、桜ケ丘、皐ケ丘、桂ケ丘などの人口が、ヒンターランドとして機能することになると考えます。副都心となっていく小泉地区につながるものと考えます。 このまちを、らせん状にくるくると回りながら下がっていくイメージで衰退させないためには、やはり一番大切なことは財政力と人口の確保であります。財政力を確保し、人口を確保するためには、とにかく大きなビジョンを持って、共栄、養正、滝呂、笠原、南姫をスポンジ化させない取組の可能性を提案することが喫緊と考えます。 そのためには、それぞれのヒンターランドとされるエリア人口を増加させることが必要であり、そのためにはやはり新しいフロンティアが作り出せるビジョンが必要になっていると考えます。 現在の多治見市は、言葉は悪いんですが、ゆでガエルのように気持ちのよい湯加減と思ううちに、冷静になってみたらもう後がないという事態ではないのかと考えます。最新の年間 1,291人という人口減少は、そのことを象徴している現象ではないですか。とにかく、困っているだけではいけないのではないでしょうか。 やや具体的にですが、南姫地区のこれからは、犬山市からの名古屋鉄道導入を含む愛知県との連携。対応が難しい保安林はありますが、名古屋鉄道を生かすことに取り組むべきではありませんか。 また、JR太多線の駅を生かして、21世紀型の職住混在型、自然の中に工場も働く場所もある、生活する場所もあるようなプランも、多くの可能性を持っていると考えます。今後の最大のフロンティアになるものではないかと考えています。 また、共栄、養正、滝呂、笠原は、土岐市の土岐プレミアム・アウトレット、建設中の(仮称)イオンモール土岐を多治見市として生かせるよう、道路、住宅開発を考えて、多治見市としては重要度の高さを低く見ているとも思える東海環状自動車道を生かせるプランを考えることではないでしょうか。上手に、面的に整備ができるようにです。 さらに、笠原はタイルとジブリとモザイクタイルミュージアム、広域での道路の見通し、ジブリパークと連携できるような夢と、多治見駅までのライトレールバスなどの公共交通整備が行われないと、このままでは20年後には人口が30%減るということなのです。 さらに、もう一つの大きなフロンティアは、中心市街地、土岐川を生かし、江戸時代からの歴史と文化が現代とつながる生活工芸のまちというブランドヘ。土岐川沿いに、生活工芸のまちと公園の中のこれからの時代の商業機能を生み出すことができるようなまちにできるのではないでしょうか。まだ、その可能性は残っています。 コロナ禍と円安の中で耐え抜いて事業を継続される人材と資本をどのように支えられるかが、大きな課題です。 今までのような、直線で将来を見ていく、直線で推計していくというようなまちづくりではなく、大きな時代が変わる中で、これからにふさわしい輝きと可能性を持つビジョンを提案する時ではないでしょうか。 以上で1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(石田浩司君) この際、暫時休憩いたします。   午後0時02分休憩     -------------------------   午後1時00分再開 ○副議長(若尾敏之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 副市長 佐藤喜好君。   〔副市長 佐藤喜好君登壇〕 ◎副市長(佐藤喜好君) 人口問題につきましては、特に過去に人口急増都市として大きな人口増加を経験してきた本市にとって、人口減少は最重要課題と認識し、中心市街地と郊外地がともに活性化することを目指し、ネットワーク型コンパクトシティの形成を推進しております。 そして、第8次総合計画においても人口問題は大きな課題と捉え、持続可能な市政運営について、市民、議会とともに協議し、策定していく予定でございます。 ○副議長(若尾敏之君) 企画部長 柚木崎宏君。   〔企画部長 柚木崎宏君登壇〕 ◎企画部長(柚木崎宏君) 真に必要なインフラ整備は着実に進めてまいります。今年度開通いたしました土岐・多治見北部連絡道路は、スピード感を持って6年間で整備を行ってまいりました。今後のインフラ整備において新たな視点も加えながら、人口減少への活路を開いてまいります。 また、近隣自治体との相互連携につきましては、あらゆる分野で図られておりまして、常に情報を収集してまいります。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 副市長のほうから人口は最重要課題、第8次総合計画でもしっかり考えていくという話でございましたが、なぜ、その人口が減っているのか、対策として何をすればいいのかというのを早く分析して対応しなければいけないというのが一つですが、それはどうして、その作業がなかなか形にならないのかが一つ。そこから伺います。 ○副議長(若尾敏之君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) 人口減少問題につきましては、最近の傾向としましては減ってきております。それをどう考えるかということで、第7次総合計画の着実な推進であるとか、人口対策とかということで、あらゆる施策を行っております。 ただ、人口が前年より増えるとか、そういうことを実現することは、かなり、今、難しい状況になっておりますけれども、引き続き先ほど言ったとおり、ターゲットをしっかり絞って、移住定住を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) そうすると、多治見市事業評価委員会のときに配られた推計のデータ、いわゆる日本の総人口、それから多治見市の人口の2つのグラフを重ねると、圧倒的に多治見市のほうが早く人口を減らしていく。これは岐阜県を重ねても、岐阜県の人口減少より多治見市が多くなるという推計値になっているんですが、それを改善する目標で取り組むというふうなんですが、どういう根拠でそういう取組を行えると考えてみえるんでしょうか。 今のままの第7次総合計画の中の政策の体系を真っすぐ伸ばしていっても、多分、その構造は変わらない。だから、その構造を変えるためには、多治見市民にとっても夢が持てる、そういうビジョンをつくって、みんなが前向きにならないといけないと思うんですけど、そういうビジョンをそれぞれの地域の人に持ってもらえるようにする。そのためには、ネットワーク型コンパクトシティが持っている問題点というのを洗い出さないといけないですけど、そこを洗い出すということは、根本的な取組姿勢と今の動きを点検することになるんですが、そこまでやるつもりでしょうか。 ○副議長(若尾敏之君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) ネットワーク型コンパクトシティというのは、先ほどから申し上げておるとおり、中心部と郊外部、これがどちらも活性化していって、そこを公共交通で結びつけて、多治見市全体を活性化していくという基に施策を進めております。 人口が減少しておるところに関しましては、先ほど言いましたように移住定住という観点からいろいろなアプローチをしていきますけれども、今、まさに第7次総合計画、最後の年になっておりますけれども、第8次総合計画につながる形で、改めて課題を検証していって、今の時代に合ったような形での移住定住のターゲットを、もうちょっとしっかりと確認していきながら、PRをしていくということで進めていきたいと思っています。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 令和元年第1回多治見市事業評価委員会のデータでいくと、努力をされている内容というのはここにあるように、空き家・空き地バンクから住宅診断制度、様々なものがあるんですが、効果を上げているのは、多分、不妊治療と小中学校の医療費の無料化程度だろうと考えます。 大事なことは、どうしたら具体的に対策が取れるかという話になると思います。そういう点について、平成19年4月から令和4年6月までで、人口は1万 166人の減少なんです。地域で循環するお金が、可処分所得で計算すると 200億円少なくなった。これは全国の減少率の約4倍のスピードで、対策はいろいろ取られたんですが、とまっていないんです。出生率も低い形だと。 そういうことに対して根本的な対策を立てないと、大変難しいだろうと思うんですけど、それは、第8次総合計画のときにそこまで含んで取り組むということでしょうか。 ○副議長(若尾敏之君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) 総合計画の大きな主眼は人口対策です。ですので、まずは現行の総合計画をしっかりと着実に進めていって、そういった一つ一つの施策が最終的な人口対策になるというふうに考えて推進しております。 また、第8次総合計画においても、引き続きそういった人口対策というのは主眼に置いてやるということでございますので、そのときそのときに合った政策を、しっかりと皆様と考えながら進めていって、人口対策につなげていきたい、そういうふうに考えます。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) この質問の最後になりますが、まちに夢が生まれるように、一人一人の市民が取り残された感を持たれないようにするためには、やはりネットワーク型コンパクトシティという、いわゆる縮退していく、順番に小さくなっていくという前提だけのものではない、何か精神的なことも含める大きな、きっとビジョンが要るだろうと思います。 それで、多治見市の駅周辺での行政の役割は、もう終えて、あとは民間に任せて、まち全体の活力が生まれるような大きな構想をつくっていく、ビジョンをつくっていくときだと私は考えます。 時代が大きく変わっているときに、昨日から今日というような直線での考え方では、本当はいけないのではないかと思います。これは、第8次総合計画に向けての強い要望として1つ目の質問を終わります。 次に、大きな2つ目の質問、本庁舎問題について、11項目の質問をさせていただきます。 1点目、パブリック・コメントに対する対応、市民参加の多治見市において、あり得ない対応ではないのか。パブリック・コメントの回答後に自分たちの判断を変える、いかにもうまくない事業展開ではないのか。 2点目、広報はあっても公聴がない。多治見市からの考え方は何度も出されているが、こういうものをつくりたいというイメージでの広報であり、聞くという姿勢が不足したためではないか。私がお話しをする市民の方の多くは、「市は造るんでしょう。もう決まっているんでしょう。」と最初に言われます。そこで、「いや、これからの議論です。」というと、「にぎわいの場になんで市役所なのか。」という声が、本当にたくさんありました。 市民の皆さんの声が本当に聞き取れているのか。また、市民と議会との対話集会に出された市民の皆さんの声についても、見届けられたのかと質問いたします。 3点目、一部重なりますが、隣接する駐車場は造らない。隣接する駐車場がない市役所がいかに不便なものか想像されたことがありますか。駐車場は市役所本庁舎にとっては主要な機能ではないのですか。駅北立体駐車場は何のために造ったのでしょう。駅周辺整備構想が失敗したということでよろしいのでしょうか。 5点目、不便な駐車場を持つ本庁舎が本当に求められているのかという質問です。公共交通を利用する市役所利用者はどの程度なのでしょう。数字を教えてください。 多治見市は、以前、車社会は間違いだとされた市長がいましたが、古川市長もそうなんですか。どうすれば車社会から脱出できるのでしょう。また職員の公共交通利用者は、本当に20%近いのでしょうか。バス路線が十分なまちではありませんし、職員は市外の方が多いのでしょうか。市民は市内にお住まいでも、バス停が近くにある場合はまれです。不便ですよ。やはり車社会なんです。車社会であれば、庁舎と隣接する駐車場が一番大事ではなないでしょうか。 思いやり駐車場はどのように機能するのでしょうか。入れない人は立体駐車場へ、大雨、嵐、猛暑、雪等の寒さ、何とかすべきではないでしょうか。もう少し検討すべきであります。 市民の皆さんの声をしっかり聞くべきこと、市役所を利用される市民の皆さんの声を十分に聞くことなくお決めになったのではないか。進め方が拙速ではないかということをお尋ねします。 6点目、本庁舎が移転してしまう川南が、どのような計画で、どのようなまちとして、どのような将来があるのか、何も明らかではありません。せめて市民の皆さんが参加し、納得できる地区計画に準ずるものが必要です。そうではありませんか。 だから、地区計画が作成されるまでは場所を移すことなどは無理と考えます。この時点での条例提出は、あまりうまくないのではないでしょうか。 また、小泉公民館で、川南まちづくり市民委員会が跡地利用を考えているとのことでしたが、そうなんですか。滝呂と養正を住所とする特定の会派の議員はいますが、川南で参加されていない議員も多いのと、議員は基本的に全市的な視点での取組が求められるものです。何か変ではないですか。 また、任意の団体がエリアの人たちを代表できるのか。また、この団体が任意の団体なのか、あるいは任意でなく、承認を受けた団体なのか。基本的には区長会の下に地元区長を核とした連絡会議をつくるのが普通ではありませんか。 7点目、どのようなものを幾らかけて造るのか。駐車場はどうなるのか。建物の維持管理費は幾らなのかということが、何も明らかじゃないのに場所だけ決めるということが、そもそもできるのでしょうか。 比較するものがない選択では、様々な想定しなかった問題が後から出てきて、費用を積み増します。どうしてこのような行き当たりばったりとも思えるやり方になるのでしょう。そうは思われませんか。 8点目、駅北庁舎の持つ防災機能、地震時はよいが水害時、どのように機能するのか。新しく造り、これからの市役所本庁舎として、多治見市の拠点施設の役割が増していくものなので、ハザードマップで大きな浸水が想定される場所は避ける必要があるのでは。温暖化に伴う降水量の増加は、最近の知見でございます。 また、地震時の液状化の可能性について、場所を決める前に調査をすべきものであります。防災を建て替えの根拠としているものであるから、最新の配慮が求められると考えますが、本当にこれでよいのでしょうか。 当該場所は多治見市でも数少ない扇状地形なのです。いわゆる、砂地がたくさんあります。以前は、また常時水がついていた低い場所であるところでございます。そして、液状化については、建物直下の地盤を強化しても、それだけでは何ともなりません。液状化は面的に発生します。そういうものが液状化です。 これから80年を超える防災拠点をつくるのに、現在の科学的知見を活用しない、誠にあり得ないことではないか。危険性が高い場所は避けるべきであると考えます。 9点目、駅北庁舎が便利という事であるが、どのように便利なのか。本当に便利なのか。また、本庁舎機能がにぎわいを生むということはどういうことなのか。 5月27日の中日新聞を見てびっくりしました。今後、客が少なくなる、駐車場が必要なくなる、この論理は破綻しているのではないですか。この論理では、本庁舎機能はにぎわいを生まないということですよね。 この土地区画整理事業の目的は、にぎやかさをつくり出すことを目的としており、商業、業務、市民の交流が課題でした。このため、立体駐車場の整備などが行われたのですが、何のための事業であったか分からなくなっているのではないでしょうか。まさか本庁舎のための駅周辺事業だったのですか。 10点目、最近のコロナ禍や円安、ウクライナでの戦争、これらがもたらす経済危機を目前にして、平時の事業である庁舎管理を考える時期ではなくなったと考えます。もっと市民生活に必要な事業、子育て支援、都市の再整備、まち全体の経済的活力の向上が喫緊であり、既に防災拠点として対策本部機能を持つ場所も含めて整備がなされています。新たな庁舎建設は喫緊の課題ではないのではないでしょうか。今の社会情勢が変わった点からすると、私はそう思います。また、ぜいたくともとれるような庁舎建設は、先送りが妥当ではありませんか。必要な改修だけにとどめておくべきです。 50億円のお金は、都市基盤、産業育成などの事業を行えば、 200億円程度の価値を生み出す可能性を持っています。今の多治見市には、最後の余裕のあるお金かもしれません。そもそも合併特例債を延長して使えるという当時の市議会議員からの話を受けず、その結果、どこまで行っても建物が2つになる選択をしてしまったのですから、ここで1つの庁舎が造れるようになるまで考え直すべきで、どこまで行っても2つの庁舎で無駄づかいが生まれることは、やはり避けるべきだと私は考えます。 11点目、オルタナティブ、いわゆるもう一つの選択ということです。 多治見市のこれからを考えるとき、駅だけに集中する都市計画では、このまちの人口減少はとめられません。1つ目の質問でしたわけですけど、やはり今の形では投資がされない場所からスポンジ化していきます。 特に、都市基盤について、26年前から整備がなされていない川南地区が衰退し、この結果、人口減少に歯止めがかからず、まちの持続可能性が急速に低下していくと考えます。 駅があり、土岐川という公共空間があり、川南に市役所があり、人の流れが生まれるという理想的な姿を生かさなければ、中心市街地が死に、活気のある美しい多治見のまちは消えていき、魅力のない普通の住宅都市に変わっていきます。人が楽しく住めなくなると考えます。 多治見市の将来にとって、道路網も整備されないままに進む駅周辺のまちづくり、これも問題ですが、商業、業務の民間事業者ではなく、お役所を集積する、普通では考えられません。そこに駐車場もありません。こういう本当に悪い手の連鎖はすっきりやめて、次の時代に向き合う取組を始めようではありませんか。 地震時の防災拠点は、既に駅北庁舎につくられていますし、消防本部があります。大雨のときは消防本部が機能します。日ノ出町の本庁舎は耐震補強されたのに天井が落ちるとか、耐震補強されていないという変な理屈も分かりませんが、時代が大きく変わり始めた今、いかがでしょう。補強して、もう少し活用するのが最適ではないでしょうか。 このままでは30年後、このまちを殺したのは、あの時代のこだわりと言われてしまうのではないでしょうか。私はそう考えています。 以上で2つ目の質問を終わります。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 2点目の質問について答弁を申し上げます。 パブリック・コメントや各種団体への説明、市民向けの説明会、広報誌に特集の掲載ほか地区懇談会において、市長自ら説明をし、多くの意見を聞いております。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 答弁の前に、1点だけ反問をさせていただきたいと思います。 ○副議長(若尾敏之君) 反問を許可いたします。 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 1点目の御質問ですけれども、パブリック・コメント回答後に自分たちの判断を変える、あり得ないのではないかということのみが御質問ありました。どんな内容なのかをお願いします。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) パブリック・コメントの回答では、新規に駐車場を整備する案のほか、市有地を活用する駅北立体駐車場の一部転用など、費用対効果や利便性を考えて、様々な方法を検討していきます。これが回答でございましたが、6月17日には、地区懇談会において新規に駐車場は造りませんという内容に変わりました。そのことを含めてというお話です。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 反問を終わります。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。   〔総務部長 仙石浩之君登壇〕 ◎総務部長(仙石浩之君) それでは御答弁申し上げます。 1問目の今の補足をしていただいた部分ですけれども、当然、パブリック・コメントの回答では、こういった選択肢の中で検討していくというふうで回答させていただいて、その検討を進めてきた結果、駅北立体駐車場と市有地の活用という形に方針を決定したというものでございます。 ですから、御指摘いただいたように判断を変えたわけではなくて、検討した結果を申し上げたというものでございます。 それから、3つ目以降の御質問で、事前に頂いていた資料から幾つかを、もうすっ飛ばされてしまったので、11問とおっしゃいましたけれども、11問になっていませんが、該当すると思われる部分についてお答えを申し上げます。 今の駐車場問題ですけれども、隣接する駐車場がないという御指摘に関する部分でした。当然、今、お答えしたように、建て替える場合に駐車場はあります。駅北庁舎の地下駐車場と駅北立体駐車場等でございます。 駅北立体駐車場は 417台のキャパシティーがございます。その一部を活用するというもので、議員がおっしゃるように、ほかの事業に壊滅的な影響を与えるような内容のものではございません。 次の御質問が、ちょっと、あらかじめ頂いていたものから飛んでしまっているんですけれども、職員の駐車場の問題がありました。 公共交通機関等を利用する職員ということで御質問いただいたんですけれども、まず、職員の公共交通機関の利用者は、本庁舎では15.4%、駅北庁舎では29.1%、それに、さらに加えて徒歩等、徒歩や自転車です。本庁舎が21.3%、駅北庁舎が18.4%、これらを足しますと、本庁舎で36.7%、駅北庁舎では47.5%の職員が、自動車以外の方法で通勤をしております。ですから、車社会、駅北庁舎で言えば約50%が車ですから、それで御判断をいただければと思います。 健康な方には、ぜひ駅北立体駐車場を御利用していただくということで、その辺りについてはマナーを信頼して考え出した方策でございます。 次に、川南の活性化等の問題です。 御質問では、川南まちづくり市民委員会が市民全体を代表していないのではないかという御指摘でした。それについては、当然、その委員会に限らず、多くの地域の皆さんの意見を聞きながら検討を進めてまいります。 次に、庁舎の中身が決まっていないのに、場所だけ決めるのはおかしいのではないかということですけれども、場所の決定がないと、機能の検討が行えないという判断に基づいて御提案をさせていただくものです。また、中身が全て決まった段階で否決となった場合に、それまでの検討は一体何だったのかという部分がありますので、今回御提案をさせていただいたというものです。 次に、地震のときはいいけれども水害のときにどうなのかということです。 最終的な検討で、これは全議員が共通の御認識だと思ったんですけれども、現庁舎のところに建て替えるのか、駅北に建て替えるのかという議論で進んでまいりました。この点について、ハザードマップ等で確認する限り、大きな差はない。むしろ駅北のほうは50センチメートルぐらい少し高いのではないかという結果になっております。 それから、液状化の話も出ました。液状化も岐阜県の調査等によれば、この現敷地と駅北で大きな、有意な差はないという判断でございます。 次に中日新聞という具体的な名前を出されて、将来駐車場は要らなくなるという新聞記事を見たとおっしゃいましたけれども、私がどれだけ読んでも駐車場は要らなくなるなどという表記はございませんでした。将来のニーズが不確定であるというような表現が取ってありました。ですから、御質問自体の意味が、全く分かりません。 次に、コロナ禍やウクライナの戦争がもたらす影響、そんなときに建てるのかという御質問でした。 新型コロナウイルス、あるいはこのウクライナの問題等が各方面に与えている影響、これは非常に大きいということは承知しております。ただ、本庁舎というのは、災害対応拠点として最も重要な役割を担うものと考えております。そのために、この計画はきちんと進めていくべきだと認識をしております。 それから、今の現有施設で災害対応は十分に可能だと。天井が落ちるという変な理屈をこねているけれどもという御指摘がございました。 そもそも駅周辺に一定の都市機能を集約するコンパクトシティの考え方、これに沿って進めてきているわけですけれども、このコンパクトシティというのは、駅周辺のためだけにやっているわけではなくて、周辺に暮らしている全ての人にとって、やはりいろいろな機能が1か所に集まっているというのは、非常に便利な形になる。今後の都市計画を考えた上で、それをやっぱり進めていくべきだということで進めているものでございます。 また、現本庁舎の施設の老朽化は実際に現場を見ていただいて分かっていらっしゃるとは思うんですけれども、前々から言っているように大地震が来て、全ての躯体が、がしゃっと壊れてしまうような状況を防ぐ最低限の耐震補強工事は行われました。しかし、中身の設備等々の老朽化については、これは極めて進んでいると、時代に合わなくなっているということでございます。修繕費用もかさみます。少々の補強で活用できるレベルにはないと認識しております。 耐震性能についても、Is値が十分な 0.9という形にはなっていないということも、また事実で、災害時には業務が継続できず、市民生活に影響を及ぼすおそれがあると考えております。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) それでは、一つずつ質問をしていきます。 まず、パブリック・コメントの問題でございますが、駐車場というものは、本当に本庁舎機能に付随するもので、近接したところに駐車場が当然なければならない。市民の皆さんもそういうもんだと、きっと考えてみえるんです。 大事なことは、多治見市の法制度の中には、駐車場という大事なものについて、こういう内容でいきますと、本当は考えていたけれど、考えている段階で、その事業をやりますということ自体が問題がある。 それは、当然のことながら、どんなふうなコストが要るのか、どんなふうになるのかということも市民合意が取れる一番大事なところが、やはり抜け落ちていた。 本庁舎、いわゆる日ノ出町と駅北で比べて、いろいろな比較をされたんですが、その中にコストという問題があって、コストにはどんなものでコストが必要になるのかという比較があるんですが、どうしても駐車場をつくらなきゃいけないという話になれば、その比較で、いわゆる駅北のほうがコストが高くなる可能性が高いという状態で、比較しろというほうが基本的に無理ではないかと思うんですが、そういうことを前提に事を進めること自体に問題があると思うんですけど、それはいかがですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 2年前に廃案になりましたけれども、最初にこの議案を出させていただいたときに、議員もよく御存じだと思うんですけれども、駅北庁舎隣接地に建てる場合と、それから、今の日ノ出町に建てる場合の比較表というのを、資料として御提出をさせていただきました。その中で、コストの比較を出させていただいております。 特に建設コストに関して言えば、今、議員がおっしゃられているとおり、駅北に本庁舎を造る場合は隣接地に立体駐車場を新たに設ける可能性があるので、新たに隣接地に立体駐車場を設けるという前提でのコストが示してあります。そのコストが、今、話題になっている約52億円という数字でございます。 それに対して、現状のこの日ノ出町に建てる場合は、建てる段階で仮設の駐車場をどこか別に持つか、あるいは仮設の庁舎を建てるか、どちらかの選択肢が必ず必要になってきます。それらも含めて56億円という数字を出させていただいております。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) (仮称)白山豊岡線の整備をする予定地に公用車の駐車場を造るという話に対して、市有地で整備ができるがデメリットとしては移転が必要と。その(仮称)白山豊岡線の整備が必要になって、移転が必要になったときに、その時点で別の駐車場を確保することが必要になるが、土地の確保はさらに困難と想定されるとあると。先、どれだけお金が要るのかという見通しが立たない状態で進んでいる。そういうものを判断を求めるというのは、なかなか無理があるんじゃないかと。 それから、もう一つ、駅北立体駐車場の問題ですが、これって、コロナ禍前の人出に戻ったときに、来庁者駐車場があふれる可能性があるということが、令和3年6月14日の第4回新庁舎検討市民委員会の資料として出されています。 確かに今は、収入金額は半分ぐらいの数字なので、そういう利用だろうと思うんですが、これから戻っていったときに、じゃあ、どうなるのかということが、まだ正確なことは分かりません。そうした場合に、やっぱり駐車場を造らないかんという話になれば、そのお金、どこで用意するかという話になるんですが、そういうことを詰められていないというのが大きな問題と考えるがいかがでしょう。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) まず、(仮称)白山豊岡線の敷地、将来造る段階になったときにというお話がありましたけれども、優先順位として(都)音羽小田線を優先するということで、今、動いております。そうなると、例えば3年とか4年、そういう短期のうちに、すぐにあそこを使い出すということは、ちょっと想定されません。ですから一定程度、やはりあそこの使い道というのはあるだろうという前提でお話ししていますが、あえて言うならば、公用車駐車場、今の駅北庁舎が持っている公用車の駐車場が三十数台分ありますし、その隣接地等の駐車場等の状況を見ますと、一定程度は確保可能だというふうに考えております。緊急の場合はです。 それから、今の駅北立体駐車場、これは議員の皆様も御存じだと思うんですけれども、いろんな経過をたどってきました。できたすぐのときは、なかなか赤字といいますか、経営が大変だということで、頑張って定期貸しを増やしてきた。でも、その後、利用者が増えてきたので定期貸しを減らしていった。そこへ新型コロナウイルスが来たので、また大変になって、定期貸しを、今、少し増やした状況、そういうふうで定期貸しをコントロールする中で、最大限の経営効率を上げていくような努力をされてきております。 その中身を一番知っているのは、あそこを管理している現在のたじみDMOだろうと思います。そのたじみDMOと綿密に、今、意見交換をしていて、最大でも、平均的に70台ぐらいですか。昼間の時間帯でです。というのは十分に吸収できる台数ではないかという意見交換を、今、行っているところでございます。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 第2回庁舎将来構想研究会資料ですが、平成28年12月21日、その駅北庁舎における問題点というのを、皆さんが意見を出された内容で、特に駐車場に関するものが多い。来庁者駐車場の不足に関するものという、地下の駐車場台数が少ない、それから満車時に駐車場入り口の車の滞留が起きる等々、30項目を超えて問題があるという、現状でもそういう状態なんですが、本庁舎を造ったら、さらにその問題が起きる。しかも隣接していない、遠くまで行かないかんという話になるんですが、分かりきっていることを、どうしてこういうふうに考えられるかというのはどうなんですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 平成28年というのは、庁舎ができて間がない頃です。そんなに年月がたっていない頃です。 確かにその頃は、例えば直近の話で言いますと、確定申告の時期になると、相当な車が並んでしまうというような状況はありました。しかし今年の2月、ほとんど車は並んでおりませんでした。なぜかというと、税務課のほうで完全予約制の確定申告の制度を取り入れて、上手にコントロールをしているという部分がございます。 それ以外の時間帯も、私はかなり気にして駐車場がどのぐらいの混雑状況かというのを、ずっと見ております。ここ1年ぐらい、それほどたくさんの車が並ぶということは、ほとんど見かけなくなりました。ですから、状況が、やっぱり平成28年と現在ではかなり違うのではないかというのがあります。 ですから、今、おっしゃられたように平成28年のときに自由に物が言える会議ですから、その中で心配事として出されるのは当然あったと思います。しかし現在、検討する上では現状からスタートをして、駅北立体駐車場で十分対応できるのではないかというふうに考えております。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) それは市民の方が不便であることを分かって、こちらの本庁舎のほうに行って、早く事務を執る、こういうふうなこともあってと実際思いますし、この中の大事な問題は、背丈の高い車は入れない、どこにとめればいいんだという話が出ているんですが、どんな問題が起きるかというのをきちんと分析せないかんと思うんです。 例えば公用車の問題でも、分かりにくく不便、いわゆる、そういう言い方もされていますので、そういうことをちゃんと分析した上で、何とか便利な体制は、じゃあ、どういうふうなんだというふうに考えると、とても駅北立体駐車場で、あるいはおもいやり駐車場で大丈夫というふうには、私はならないと思うんですけど、じゃあ、背丈が高い大きい車は少ないから、どこかにとめてくれればいいということですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) そこまでの具体的な運用を、今、全て明らかにするというのはかなり難しいだろうと思います。 駅北立体駐車場と、それから、今の駅北庁舎地下駐車場、また、駅北庁舎の外に緊急用の駐車スペースが確保してありますから、どうしても大きい車をとめないといけないという特段の事情があった場合には、そういったものを活用してやっていくというのは、一つの手だろうと思うんですけれども、それ以外に幾つかの、これから皆さんのそういった意見を聞きながら対応できる部分というのは、工夫の余地はあるだろうと思っております。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 何か所も駐車場があるというのは、もう使われる方にとっては分からないですし、それが一本の道でつながっていればいいけれど、複雑な道ですので、普通で考えると便利とは思えないです。 この令和2年の多治見市役所新本庁舎南棟建設基本構想によると、より近いところに駐車場を造るという内容で記載されており、今回、こういう駐車場を造らないというのは急に出てきた考え方だと考えます。 しかも、全ての市民に影響が出るものなので、改めて議論が必要であると。駅北が便利であるかどうかを考える上でも基本的なものなので、多治見市パブリック・コメント手続条例第10条にありますように、実施機関はパブリック・コメント手続による修正が実質的かつ大幅なものである場合には、修正した対象事案の案について再度パブリック・コメント手続を実施するものとあります。 これは、その上位にある多治見市市民参加条例第2条に、パブリック・コメント手続、実施機関がその意思決定に当たり、事案の目的、案等を公表し、これに対して市民から提出された意見及び情報を考慮するとともに、提出された意見等の概要及びこれに対する実施機関の対応を公表する手続をいう。という形なんですが、このパブリック・コメントを改めてやらなくていいという理由、根拠はどこにあるんですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 全議員参加の本庁舎建設に関する特別委員会で、総務課長のほうからもお話をさせていただきましたし、現在開催中の地区懇談会でも市長のほうから説明をさせていただいているんですけれども、これ、市の方針として、今まで申し上げてきたような方向でいきたいというふうで、今、表明したものであって、このこと自体が、今回の議案、音羽町に本庁舎を移すということを完全に規定しているというか、制限している内容のものではありません。 これ、この後の議論の中で、例えば新しい駅北に造る建物の地下に駐車場を造るとか、1階部分に駐車場を造るとか、そういったものについては、また市議会の場でいろんな御意見を伺いながら検討の余地はあるというふうに御答弁をさせていただいておりますので、ですから、この議案を縛るものではないのですから、議案が変わったわけではないです。ですから、パブリック・コメントを実施する必要はないだろうというふうに判断しております。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) そうは言われるんですが、令和元年12月25日、本庁舎建設に関する特別委員会の資料で、本庁舎建替えに向けた建設予定地の選定について、比較した結果、こうだという数字なんですが、その中に利便性と経済性というのが、大きいポイントであるんです。この数字は、ほぼ逆転するんじゃないかと私は思うぐらいですので、いわゆる一番最初の根拠が変わってしまうようなことを一番最後にやって、それでも問題ないですという論の進め方は、正しくないと思うんですが、その辺、いかがですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 手元にその資料がございます。利便性とか経済性というふうな御指摘がありましたけれども、経済性についていうと、駐車場をもともとは、立体駐車場を新たに造るという前提で比較がされています。さらに、それを造らないで済むのであれば、さらにその差は広がると考えるのが普通であって、なぜ逆転するのか全く理解に苦しみます。 また、利便性については、駐車場までの距離という項目が、この中にはありません。その意味で、印象として、「ああ、ちょっと面倒くさいな」という印象を持たれるという部分については、確かに一部おっしゃるとおりかもしれませんけれども、ここでいう利便性というのは、市全体からのアクセス性等々が主な論点になっています。車で来庁する場合も、今、国勢調査や住民基本台帳の数字で見ますと、人口は、大体、川北が60%近くです。川南が40%近くです。決して、それは、僕は、どっちがいいとか、悪いとか、比較する意図は全くないですよ。ただ、より人口重心に近いところに行くという意味では、トータルで考えれば、行きやすさはアップするだろうし、まして、公共交通機関を使って来ようとされる方については、交通の結節点である多治見駅に隣接する場所というのは、利便性が高いと考えるのが普通であって、とても逆転するような代物ではないと考えております。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) まず、ランニングコストのところからも、いわゆる距離を歩かなきゃいけない。公用車の駐車場まで行く。行政コストがそれだけ余分にかかるということで、私が積算した数字では、市民の方が負担する時間、それから職員が負担する時間、それから駐車場、駅北立体駐車場に支払うお金というのを合わせて、年間 6,300万円ぐらいのお金がかかるというふうに出たんですが、そのお金を含んで計算していくと、じゃあ、どうなんだという話に実はなるわけで、だから、そういう点では、市民の方が納得されるような評価基準になるようにして、もう1回確認をしないと、この先、市民の中に分断が起こる、まちがまとまらなくなると思うんですけど、そういう心配はないですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 議員の言われる計算は、とても同意することはできません。といいますのは、これまでのいろいろな御意見を聞いていて、私が想定するに、例えば、駅北庁舎の職員が公用車の駐車場まで歩いていって、何も仕事しないで、そのまま帰ってくるということであれば、それは5分から10分のロスというのは分かります。しかし、我々は、公用車を使って、市内のどこか、市外かもしれませんけど、出かけていって、仕事をして帰ってくるわけです。出かけて、行き先というのは、さっきも言いましたけれども、人口重心により近づくわけですから、要は車に乗る時間というのは短縮されるという計算になります。ですから、断片的に駐車場までの歩く距離が数分余分にかかるから、その部分が年間で何千万円という計算はとても納得できませんし、市民の方もトータルで市役所に行くまでの時間が本当に長くなるのであれば、それは確かに手間がかかることになると思うんですけど、10万 6,000人の市民の方にとって、より中心部に近くなる、より交通の結節点に近くなるというのは、時間的にはロスではなくて、非常に利便性が高まると考えるのが一般的だろうと思います。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 基本的に車で利便が高いかどうかって、道路の渋滞問題になるんですけど、その問題で考えると、双方の比較で人口重心の多いところが利便性が高いという話、時間の無駄が出ないという話にはならないと考えますので、この職員の平均給与とか、時間とか、市民の方の最低賃金の金額とか、それで計算していくと、やはり、その数字になるので、冷静に見た上で、ランニングコストから見ても、建設コストからしても、それでいいというところまで行かないと、何やるか分からない。お金かかるかもしれないし、かからないかもしれないというのと比較しろということ自体が無理ですし、まずは、市民の皆さんはまちのオーナーなんですから、市民の皆さんがオーナーで市政運営をされるまち、そういうふうに多治見は規定されているので、それに見合うだけの仕事をしなきゃ、そういう考え方を持たなきゃいけないと私は考えています。 これは、また、数字で議論するとして、もう一つ、問題は、同じく平成28年12月21日第2回庁舎将来構想研究会の資料で、こういうふうに書いてあるんですよ。 (2)の⑤「分庁舎の建設地を駅北土地区画整理事業内16街区に選定した場合、商業・娯楽施設誘致を考えている17街区が想定される。しかし、これまで進めてきた土地区画整理事業の方針とは異なる方針となるため、本庁舎建て替え場所を近接地とすることをあまり明確にうたわないほうがよい」という内容がありました。 そもそも、ここに今回の問題があると。これって、市民の方から隠した行政の意思決定があるというふうに考えるんですが、こういう行政運営というのは、古川市長の考えか。市政基本条例を尊重しないということになると考えるんですが、そういうことだとしてよろしいですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 私もその会議に出ておりました。多分、私が言ったことではないかなというふうに、今、ふと、よみがえってきました。その発言の意図はこういうことです。やっぱり、その時点で、まだ商業機能云々ということを期待している部分もあると。だから、その両面で検討していくというような形に、その時点ではしていくべきではないかという趣旨で、私は言った記憶がございます。 さっきも言いましたけど、これは研究会です。あらゆる立場で、いろいろな意見を言い合って、どういう形にしていくのが1番いいのかということを自由に議論する場です。自由に議論する場の一つの意見をこの場で取り上げて、それがあたかも市の意見全部のような言い方でされても、そんなこと言ったら、研究会で自分の意見が言えなくなっちゃいます。これから、どういう案をつくっていくのか、どういう施策をつくっていくかというときには、職員はそれぞれの持ち分であるとか、自分の経験に基づいて自由に意見を言って、それに対して、意見をどう取りまとめていくかということをやっていく場ですから、その研究会の中の一発言を取り上げて、今の結果と違うんではないかというのは、こういう場で議論すべきことではないのではないかと思います。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 総務部長はそう言われるんですが、駅周辺の事業が完結する、いわゆる精算が行われるのは平成30年だというふうに考えています。この平成28年というときは、いわゆる国のお金をたくさん頂きながら事業をやっている。それは当然、商業、業務、そのにぎわいを創出するという形で、公共公益施設のところまでは位置づけられているんですが、とても近接地に庁舎なんていうことは事業計画にないと。その結果、今度の本庁舎を駅北へちゅうときに駐車場の土地がない。土地区画整理事業というのは、その土地をどんなふうに使いましょうということを決めるための計画ですので、ここに本庁舎を造るということであれば、じゃあ、ここに駐車場の土地を用意しましょうというふうに最初から整理できているんですけど、それを途中で、そういう計画があって、国から補助金もらっているけど、とりあえず、内々でいって、終わったら、こうしようというふうにしておやりになるので、ここに来て駐車場で混乱をする。よそでは、国の補助金をもらっているから事業は変えられないとかお話されるんですが、臨機応変にされることは分かることは分かるんですが、あまりにも重大な案件で、そのことを含めて、やはり、平成28年12月の庁舎将来構想研究会の中で、総務部長が言われたか、ほかの方が言われたか分かりませんけど、自由に言う話じゃなくて、そういう計画で行っている。だから、その計画をどうやっていくか。もし、変更するんだったら、土地利用をどうするかって、そこで考えないかんですね、本当は。それができていないことに対して、まず、どう思われるか。 このことというのは、普通行政って、こういう運営ってやりませんよね。いわゆる市民から隠した行政の意思決定がある。こんなことは普通ではあり得ないので、その辺はどうですか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 隠した意思決定などはしておりません。要は、意思決定というのは、公表することによって、それに対する反論があって、そのキャッチボールの中で、最終的に決まっていくものだというふうに理解しております。何の根拠もないまま、意見を出すほうがよほど無責任で、市役所の組織の中で、ああでもない、こうでもないといういろいろな意見を取りまとめていって、市の意思決定はこういうものです、ということで、お示しをし、それに対して、いろいろな御意見をいただいた上で、決定をしていく。これが本来の在り方であって、先ほど申し上げたのは、そういう意志を決定していく過程のうちの一部分だけを切り取って、結果と違うことを言っているのではないかとか、あるいは、今の話と違うんではないかということを申されても、そういう問題ではないということを申し上げたのでございます。 もう一つは、土地区画整理の制度上の問題云々ということで、そのときの議論が行われたというのは、ちょっと僕は違うというふうに記憶しています。むしろ、これは市民の方、あるいは周辺の方のいろんな期待感とか、そういう部分の話があったんだというふうに記憶しています。要は、駅北の駅を出たすぐのところには、例えば、デパートとまではいかないまでも、いろんなお店が集積するような商業施設ができるものというふうで、まだ、期待していらっしゃる方もあると。ただ、現実には、それをいろんな地権者等にも話しかけても、なかなか難しい現実がある。そういう意味で言えば、市役所でも、これは業務ですから。住宅ではありません。業務ですから、業務という意味で、それは 100点満点かどうかは別にしても、その使い方としては決して方向性は間違ってないのではないか。そういうような議論がある中で出た意見であって、決して、その制度云々ということに縛られた形での議論ではございませんでした。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) そう言われますが、バッティングする事業計画があった場合に、計画を変更する、あるいは、どうやって、それをきちんとした理屈が立つようにするかですけど、今の形の、平成30年までの事業計画がある中で、まだ事業完了していない、精算をできていない段階で、こういうふうにして、あまり明確に言わないほうがいいということは、もう本庁舎を隣に建てる前提で議論を進めていたと思えるんですけど、そういう職員の方の考え方というのは、法に反すると思うんですけど、そういう点はいかがでしょうか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 法律には反しないと考えております。何法に反するか、ちょっとお示しをいただければと、反問のようになってしまいますが、思います。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 基本的に、市政基本条例の中に、市民の皆さんにちゃんと公表して事業を進めて。   〔「条例ではなく何法に違反しているのか」と呼ぶ者あり〕 ◆16番(林美行君) だから、多治見市の法に反するということじゃないですか。職員が守らなきゃいけない、市民の方とお約束した一番の元の所をやはり大事にするのが本来ですけど、これは最初からそうじゃないやり方ですよね。市民の方から隠して決めていく。じっと時間を待ちましょうと言っているとしか思えないんですけど、こういうやり方というのは、そりゃ、悪い自治体ではあるんでしょうけど、多治見でこんなことがあるちゅうのは、まず信じられないですし、それと併せる形で、パブリック・コメントで、駐車場のことが大分変更になった、大事なことだから改めてというふうに、もう少し時間をかけないといけない。そういうものであると実際考えていますが、何で、その手続を踏まず、慌てるのかというのがよく分からないんですが、いかがでしょう。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 今日は、テレビ放送もされております。極めて印象操作と言わざるを得ません。   〔「いや、そんなことしていません」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(古川雅典君) いや、多治見市の職員が法に反する行為をしている。多治見市の職員が隠して物事を決めている。極めて遺憾です。 2年前に第1回の多治見市役所の位置を定める条例の一部改正を出しました。審議未了廃案。市民の声をもっと聞いていらっしゃい。こういう議会からアドバイスをいただきました。私どもは真剣に、広報あるいは各種会議、去年、コロナ禍でぎりぎりの地区懇談会、本年も地区懇談会の開催を行って、おおむねの理解が深まった。静かなる多数派の意見は、おおむねというような判断で、今回出させていただいております。 加えて、この間、林議員は本庁舎建設に関する特別委員会小委員会の委員でもあります。また、本庁舎建設に関する特別委員会の委員でもあります。いや、この場に及んで、職員が法に反した行為をしている。隠してものを決めている。これは極めて看過することができません。加えて、今の20人の議員は全会一致で本庁舎の建て替えは必要である。正式に、僕は、本庁舎建設に関する特別委員会の委員長、副委員長からいただきました。これを、この場に来て、急にお膳をひっくり返すようなお話というのは、極めて議員としていかがなもの、そう思います。 今の後段のことは、あえて僕は触れませんが、市の職員が法に触れている。あるいは、駅北庁舎の位置の問題。こういうようなことを隠して決めた。このことについては、到底承服することができませんし、謝罪と訂正をお願いいたします。 ○副議長(若尾敏之君) 16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 内輪の資料と言われますが、公開されている資料ですので、その中に、そういう記載があるという問題ですので。 ◎市長(古川雅典君) だから秘密じゃないじゃない。 ○副議長(若尾敏之君) お静かに願います。 ◆16番(林美行君) 秘密じゃないけれど、いわゆる駅周辺整備事業がある期間中に別のことを考えて、終わったら、こうしようという話が、意思決定をするところから市民の方に伝わっていない。ここにあるのは、明確にうたわないほうがよいという認識なので、それは市政基本条例に違反する取組だと思います。 大事なことというのは、この駅周辺事業がもともと何の目的でできているかというところから来る話で、庁舎を造るという目的で事業を起こしたということは、私当初から関係者、基本構想を立てるときからの関係者ですので、もう、ほとんど生き残った人はいませんけど、そういう、これからのことを考えた場合に、高架にはできなかったが、きれいな街区にはなったが、最後は造った土地をいわゆる役所の土地にして、役所が使うなんてことは普通あり得ないと思いますので、私は基本的にそういう大きな意思決定に市民の方が決めた内容を変えていくというやり方というのは、もっと丁寧にやらないかんと思いますので、丁寧にやるためには、再度、パブリック・コメントを行う、あるいは積算した根拠をちゃんとしたものにしていく。そういうものをつくった上でおやりいただきたいと思います。 この質問は、駅周辺の70億円のお金をかけて事業を始めたときからの当然の思いで、庁舎を造るために70億円もかけてもらったとは全く思っていないので、申し訳がないという思いから質問をしております。 これで質問を終わります。 ○副議長(若尾敏之君) 次に、1番 山田 徹君に発言を許可いたします。   〔1番 山田 徹君登壇〕(拍手) ◆1番(山田徹君) 1番議員、自民クラブの山田 徹です。議長より許可を得ましたので、通告に従い、多治見市の秘めた力をもっと活用するためにと題して、市政一般質問を行います。 多治見市には、まだまだ表に出ていない秘められた力があると思います。その魅力を多くの方々に知らせるきっかけとなるものに、ふるさと納税の返礼品があると思います。 多治見市で生産されている様々な製品を、日本中の多くの方々に知らせることができるシステムでございます。 ふるさと納税のルールには、地方公共団体の区域内で生産されたものや提供されるサービスであるとあります。すなわち、多治見市内で生産されたものであれば、返礼品として提供することができます。多治見市内には、美濃焼はもちろん、ほかにも多くの優良企業があり、他の多くの自治体では複数のものをセットで提供していることもあります。 多治見市内は、先ほども申しましたように、美濃焼があります。美濃焼にはとても大きな懐があります。どんな製品と合わせてもセットが成り立ちます。例えば、多治見で作られたお米と御飯茶碗、ウナギやラーメンと丼、おいしい日本酒に酒器、クッキーやケーキとティーカップなど、多くの魅力的な組み合わせが考えられるのではないでしょうか。しかし、2020年度総務省の発表資料では、多治見市のふるさと納税額は約 5,000万円です。同じ年度に全国14位で約49億円のふるさと納税を得た関市の担当の方に連絡をし、お話を聞かせていただきました。私はもともと関市の出身で、刃物のまちのイメージが非常にあったので、やはり、包丁などがメインで出ているのかとお聞きしたところ、ふるさと納税が始まった当初は、やはり、包丁や刃物関係が多かったということでした。しかし、清水市との提携で、包丁と刺身のセットが話題になり、それが呼び水となって、ホームページでの閲覧が増え、市内で生産されているゴルフボールやキャンプ用品が人気となり、今では、それが増収へとつながったということでありました。 この話を聞いたときに、多治見市にも多くの魅力的な企業があり、多くの独自製品を作っている福祉施設もあります。これを生かしていけば、ふるさと納税での税収アップだけではなく、多治見市の魅力を多くの人々に知っていただけるきっかけになるのではないかと思いました。 そこで、以上のことを踏まえ、以下の質問をさせていただきます。 1つ目、今現在の多治見市のふるさと納税の返礼品の数はどれくらいあるのか。 2つ目、今後のふるさと納税に対する市の考え方、取組をどのように進めていくのか、教えてください。 3つ目、多治見らしいと思えるような新たな企画等はありますか。 以上の3点を質問させていただきます。 御答弁のほどよろしくお願いいたします。(拍手) ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 多治見らしいと思えるような企画について答弁を申し上げます。 ふるさと納税の推進体制を強化する中で、事業者への働きかけを中心に多様な企画を現在具体的に検討をしております。 ふるさと納税制度を積極的に活用している自治体を見ると、企画などのアイデアだけではなくて、返礼品の見せ方、寄附者へのお礼の仕方、こういったことが工夫をされています。多治見らしい返礼品の開拓をするとともに、こうした工夫を含めて多治見らしさをアピールしていきます。 具体的には、本年の年末、年末がふるさと納税の1番ピークになります。これに間に合うような形で、具体的な対応を副市長を中心として行っております。
    ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。   〔総務部長 仙石浩之君登壇〕 ◎総務部長(仙石浩之君) 誠心誠意お答えさせていただきます。 現在、返礼品の数は 264品です。これは、まだまだ足りないと、全く足りないと認識しております。ふるさと納税の制度自体には、確かに、これ、全国的に賛否両論あります。ありますが、多治見市のまちの魅力や市内事業者の商品を全国にアピールする手段としては、これは有効に活用していくべきだと、そういう必要があるだろうと考えております。 市としては、ふるさと納税の制度を市内事業者に積極的に活用していただいて、ビジネスのチャンスとして捉えてもらえるように、そんな体制整備を目指してまいります。 ○副議長(若尾敏之君) 1番 山田 徹君。   〔1番 山田 徹君登壇〕 ◆1番(山田徹君) 多様な企画を今していただいているそうで、年末に向けての企画が楽しみなんですけど、市長がそれを答えたときに、後ろで総務部長があたふたしたのが、ちょっと、何かすごい隠しダネがあるんだなということを逆に確信するに至りました。 では、再質問のほうですけど、まず1つ、本会議中に、市長から2つの大きな企業の名前が上げられましたが、そちらの企業について、ふるさと納税に対しての何かアプローチ、何かそのような話がありましたら、ぜひ、お聞かせください。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 具体的に申し上げます。多治見北高等学校の南のアダプトゲン製薬株式会社。これはアメリカの相当世界的な優秀な健康食品とタイアップをして、OEMで、多治見で生産をしています。このアダプトゲン製薬株式会社の商品をふるさと納税に乗っけよう。こういうようなことで、直接現地に出向いて了解をいただいております。もう一つは、大針町にありますペットライン株式会社。高級なドッグフード、キャットフード。この2社とも、私と副市長、両方とも工場のラインを見るというようなことで、美濃焼、いい器、それにアダプトゲン製薬株式会社の商品、あるいは、ペットライン株式会社の商品、これをくっつけて、外に売り出す。単体でアピールするよりも、よほど具体的だというようなことです。2社とも、ぜひともお願いをしたいというような積極的な回答をいただいております。 もう一つは、業界をもう1回全部集めようとしています。陶磁器、タイルのメーカー、あるいは商社。多治見市も、ほんとにほんとに本気になるぞと。だから、それを受ける側も出す側の会社も、ほんとにほんとに本気になってくれと。写真1枚撮るにしても、写真1枚の見せ方によって、寄附者の心が全く違う。こういうようなことを総務部、それから経済部、両方が一緒になって、今、スタートをしております。これ以上言うなと言われております。大分言っちゃいましたけど。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) アダプトゲン製薬株式会社については、実は昨日からサイトのほうにも8商品が載るという段階になりました。ペットライン株式会社は、今、働きかけ中で、今、やり取りをしていて、なるべく早い時期に返礼品化をしていきたいというふうに、考えております。 ○副議長(若尾敏之君) 1番 山田 徹君。   〔1番 山田 徹君登壇〕 ◆1番(山田徹君) 2社ともすごい会社です。私もしっかり調べていなかったので、載っていることを知らなかったです。ペットライン株式会社のペットフードなど、ワンちゃんや猫ちゃんの餌のお皿が美濃焼だと、また、結構おしゃれな感じだと思うんで、ぜひ、ぜひ、それをやっていただければ、私も速攻で買いたいと思いますが。 それと、もう一つなんですけど、多治見市内には魅力的な商品を作っている障がい者施設があります。と先ほど申しましたが、今は、先日確認したところですと、ふるさと納税の返礼品の扱いが1施設のみになっているんですが、ほかの施設等を入れたりというか、商品を返礼品に使うというような予定はないでしょうか。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 今、お話のあった点でいきますと、社会就労センターけやきの菓子の詰め合わせ。これについては、今年の4月から既に返礼品に上がっているということでございます。当然、障がい者の雇用政策という観点からいいましても、これは市の重要な施策だと考えておりますので、その一助になればということもあり、それ以外の事業者にも、今、積極的に声かけを行い始めているところです。ただ、やっぱり、一足飛びに、すぐ明日からとかというのは、なかなか難しい部分がありますので、ちょっと気の長い話になりますけれども、これから長期戦の中で少しでも増やしていけるような、そんな努力をしていきたいと考えております。 ○副議長(若尾敏之君) 1番 山田 徹君。   〔1番 山田 徹君登壇〕 ◆1番(山田徹君) ふるさと納税が本当に納税だけじゃないという部分もあると思いますので、その辺のことを今すごく真剣に考えていただいていて、これから、また、今後、ふるさと納税の品が増えていくことを望みます。それが先ほど言いました障がいのある方たちに対してのプラスになるように、また、この美濃焼とか、いろんな本当に多治見の魅力をどんどん発信していただけるよう、今後頑張っていただきたいということを要望させていただいて終わります。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(若尾敏之君) 次に、8番 渡部 昇君に発言を許可いたします。   〔8番 渡部 昇君登壇〕(拍手) ◆8番(渡部昇君) 8番 公明党の渡部 昇でございます。 議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、高齢者を対象とした支援の充実について質問をいたします。 多治見市の総人口は減少に転じていますが、高齢者数は今後も増加が見込まれます。今後、独り暮らし高齢者や高齢者夫婦のみの世帯、さらには、認知症高齢者の増加に伴い、介護サービス需要がさらに増加、多様化することが想定されます。 また、現役世代が減少傾向にある状況の中で、地域の高齢者介護を支える人的基盤の確保が必須となってきています。昨今、コロナ禍で孤立する高齢者を狙った特殊詐欺被害等の防止は喫緊の課題であると考えます。そこで、これからの官民連携、地域連携等による支援策やきめ細かな情報発信等、市の役割を伺っていきます。 まず、1つ目、高齢者の交通事故予防対策について伺います。 近年の発生状況と課題をまず伺います。課題を踏まえ、具体的な取組が早急に必要と考える今後の対策について見解を伺います。 2つ目、認知症高齢者の支援について伺います。 これも近年の発生状況と課題を伺います。課題を踏まえ、具体的な取組が早急に必要と考える今後の対策について見解を伺います。 3つ目、特殊詐欺予防対策について伺います。 これも近年の発生状況と課題を伺います。課題を踏まえ、具体的な取組が早急に必要と考える今後の対策や工夫について見解を伺います。 4つ目、市の役割について伺います。 高齢者への支援対策について、官民連携や自治会や地域住民との連携や協力が不可欠であり、市の役割をどのように捉えているのか、見解を伺います。対象の高齢者への各家庭まで届けるきめ細かな情報発信についての考え方はどのようか、伺います。 以上、4項目について御回答のほどよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 高齢者の支援策の多治見市の基本方針について答弁を申し上げます。 多治見市高齢者保健福祉計画2021では、「いつまでも元気で地域で支え合うまち」を基本理念としています。一方、スローガンについては、みんなで相当議論をしました。「助けられたり、助けたり。おたがいさま」。高齢者福祉は市役所の職員がお年寄りに一方的に応援というようなことだけではなくて、元気な高齢者が弱い高齢者を支える、助ける、こういうようなことで横展開をしていく。これが多治見市の特徴でございます。 ○副議長(若尾敏之君) 建設部長 村瀬正一君。   〔建設部長 村瀬正一君登壇〕 ◎建設部長(村瀬正一君) 私からは高齢者の事故の発生状況と課題、今後の対策についてお答えします。 本市における65歳以上の高齢者の交通事故死傷者数は、令和元年度は 266人中42人、令和2年度は 203人中28人、令和3年度は 247人中48人でありました。そのうち高齢者の死亡者数は令和元年度に1名発生しております。 県内では、令和3年度の交通事故による高齢者の死亡者数が全61人中37人となっており、全体の60.7%で、高齢者が占める割合が高いということが課題となっております。 予防対策としましては、高齢者サロンでの交通指導員による交通安全教室を開催。交通安全協会、多治見警察署と連携して、高齢者宅に訪問。啓発チラシや反射材等の啓発品の配布。また、東濃3市、多治見警察署による高齢者交通安全大学校を開催するなど、機会を捉え、高齢者に対する交通安全の意識の啓発活動を実施しております。 ○副議長(若尾敏之君) 福祉部長 加藤泰治君。   〔福祉部長 加藤泰治君登壇〕 ◎福祉部長(加藤泰治君) それでは、私のほうからは、福祉部所管の3点について答弁をさせていただきます。 最初に、認知症高齢者の発症状況と認知症対策についてでございます。 認知症高齢者の人数を把握することは、困難でございます。ただし、要介護認定の判定基準におけます日常生活自立度、これ5段階になっておりますが、この日常生活自立度がⅡ以上の人数については、平成28年度末で 3,041人、令和3年9月末現在で 3,472人となっておりまして、年々増加している現状でございます。 認知症対策としましては、本市におきましては、認知症の進行に応じて、いつ、どこで、どのような支援や介護サービスを受けられるかを示しました多治見市認知症ケアパス、これはパンフレットでございますが、これを作成しており、この中で、市や関係機関の取組や相談窓口などを分かりやすく一覧にまとめています。これを駅北庁舎の高齢福祉課、あるいは市内に6か所ございます地域包括支援センター、図書館や根本交流センターの認知症コーナー、こういったところに配置をしまして、必要な方に配布をしております。 次に、多治見警察署管内での特殊詐欺の発生件数とその対策についてでございます。 令和3年1月から12月の昨年1年間におけます多治見警察署管内の被害件数は30件、被害額は 1,340万円となっています。 対策としましては、地域包括支援センターで作成しております地域見守り情報便というものを年3回地域回覧をしています。また、民生児童委員による見守り対象の独居高齢者へのたじみ見守りかわら版、これを毎月配布をしております。こういったことで、高齢者に注意喚起を促すとともに、相談窓口の案内を周知しているところでございます。 次に、市が力を入れている高齢者支援と情報発信についてということでございます。 まず、官民連携や地域連携におけます市の役割につきましては、地域で行うサロン活動への支援や地域の元気な高齢者が困り事を抱える高齢者を支援する住民主体サービスへの補助、こういったことを地域の活動に対し支援することだというふうに考えております。 また、高齢者施策に関する情報発信については、支援の重要な情報源と捉えておりまして、広報たじみや、高齢者支援に関するチラシ、パンフレットなど、高齢者にも分かりやすい紙媒体を中心とした高齢者向けの情報提供を積極的に行っております。 ○副議長(若尾敏之君) 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) まず、1番目の高齢者の交通事故予防対策についてですが、いろいろな対応をしていただいております。大変にありがとうございます。しかし、高齢者の交通事故は大変多くなってきています。私ももうすぐ70歳で高齢者ですが、75歳以上の免許保有者数は全国で 590万人もみえます。私も議員になってから、地域の見守りを8年行っていますが、通勤の車が多くなり、横断歩道で渡るのを待っている人がいても、ほとんど止まってくれません。昨年、私が見守りしている箇所の横断歩道で中学生が軽トラックにはねられました。交通安全規則を守ることが1番大事ですが、守れるようにどうすればよいか。また、警察交通課に再度検討をお願いしたいと思っております。 いずれにしましても、高齢者の交通事故は大変多くなっています。私も若い頃に比べて本当に運転が未熟になりました。高齢者の交通事故、きめ細かく対応していただきたいと思っております。 それから、2番目の認知症高齢者の支援についてですが、今、福祉部長のほうから話がありましたように、私も一般質問の打合せのとき頂いたんですが、多治見市認知症ケアパスということで頂きました。これも話があったように、いつ、どこで、どのような支援や介護サービスが受けられるか、きちんと書かれております。こういう資料、いろいろなところに置いてあると思うんですけども、認知症になってから、これを読んでも、読み切れないものがありまして、できれば、70歳以上の方に配られたらいいかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○副議長(若尾敏之君) 福祉部長 加藤泰治君。 ◎福祉部長(加藤泰治君) 認知症ケアパスのことにつきましては、今、御意見いただきましたので、検討させていただきたいと思いますが、部数とかいろいろございますし、どういったところでということもございますので、ちょっと検討課題とさせてください。 ○副議長(若尾敏之君) 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) よろしくお願いいたします。 あと、高齢者のために、今後、多治見市に依頼する要望事項がございまして、それだけお話したいと思います。 今、高齢者もスマホを相当使われていますが、若い人と違って、なかなかスマホを取り扱いにくいという方が増えております。新聞に載っていますが、市によっては、高齢者専用のスマホ勉強会を開催しているところがございます。ぜひとも多治見市でも、高齢者のスマホの勉強会を開催していただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○副議長(若尾敏之君) 福祉部長 加藤泰治君。 ◎福祉部長(加藤泰治君) 地域のサロンとか、地域福祉協議会とか、いろいろなところで、いろいろな講座を開催しておりますが、その中で、スマホに特化した、そういった講座があるかどうかというところまでは、存じておりませんが、そういったことがあったということは、先ほどと同じように、検討課題とさせてください。 ○副議長(若尾敏之君) 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) あと、市として、交通安全教育を各区単位で開催できないかと思っております。本当に、高齢者に限らず、交通マナーが最近大変悪いです。本当に。何とか、区単位でもそういう勉強会をやられたらどうかと思いますが、その辺はいかがでしょう。 ○副議長(若尾敏之君) 建設部長 村瀬正一君。 ◎建設部長(村瀬正一君) 今の高齢者だけに限らず、交通安全は大事になると思います。そういったものにつきましては、交通安全協会と相談しながら、交通安全については進めていきたいと思います。 ○副議長(若尾敏之君) 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) いろいろ質問をさせていただきましたけども、いずれにしましても、高齢者というのは、だんだん判断がすぐにできないようになってきておりますので、ぜひとも、対応をよろしくお願いしたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。(拍手)     ------------------------- △散会 ○議長(石田浩司君) 本日の会議はこの程度にとどめ、本日はこれをもって散会いたします。   午後2時33分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和4年6月16日               多治見市議会議長   石田浩司               多治見市議会副議長  若尾敏之               多治見市議会議員   山田 徹               多治見市議会議員   片山竜美...