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06月02日-02号

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  1. 多治見市議会 2022-06-02
    06月02日-02号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 4年  6月 定例会(第3回)議事日程 令和4年6月2日(木曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議第66号 多治見市役所の位置を定める条例の一部を改正するについて 第3 議第67号 多治見市職員による公益通報に関する条例の一部を改正するについて 第4 議第68号 多治見市税条例等の一部を改正するについて 第5 議第69号 多治見市行政財産の目的外使用に関する使用料徴収条例の一部を改正するについて 第6 議第70号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第7 議第71号 多治見市介護保険条例及び多治見市国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部を改正するについて 第8 議第72号 多治見市たじっこクラブの実施に関する条例の一部を改正するについて 第9 議第73号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正するについて 第10 議第74号 多治見市文化会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて 第11 議第76号 令和4年度多治見市一般会計補正予算(第2号) 第12 議第77号 令和4年度多治見市土地取得事業特別会計補正予算(第1号) 第13 議第78号 令和4年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第14 報第8号 令和3年度多治見市一般会計継続費繰越計算書の報告について 第15 報第9号 令和3年度多治見市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 第16 報第10号 令和3年度多治見市国民健康保険事業特別会計継続費繰越計算書の報告について 第17 報第11号 令和3年度多治見市水道事業会計継続費繰越計算書の報告について 第18 報第12号 令和3年度多治見市水道事業会計予算繰越計算書の報告について 第19 報第13号 令和3年度多治見市下水道事業会計継続費繰越計算書の報告について 第20 報第14号 令和3年度多治見市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について 第21 報第15号 令和3年度多治見市病院事業会計予算繰越計算書の報告について 第22 議第79号 町の区域の変更について 第23 休会期間の決定    (第2から第13まで 質疑~委員会付託、第14から第21まで 質疑、第22 質疑~委員会付託)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(20名)         1番    山田 徹君         2番    片山竜美君         3番    玉置真一君         4番    城處裕二君         5番    奥村孝宏君         6番    吉田企貴君         7番    佐藤信行君         8番    渡部 昇君         9番    寺島芳枝君        10番    古庄修一君        11番    柴田雅也君        13番    若尾敏之君        14番    三輪寿子君        15番    若林正人君        16番    林 美行君        17番    加藤元司君        18番    仙石三喜男君        19番    井上あけみ君        20番    石田浩司君        21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名        市長         古川雅典君        副市長        佐藤喜好君        教育長        渡辺哲郎君        副教育長       高橋光弘君        企画部長       柚木崎 宏君        総務部長       仙石浩之君        福祉部長       加藤泰治君        市民健康部長     澤田誠代君        経済部長       長江信行君        環境文化部長     伊藤徳朗君        都市計画部長     知原賢治君        建設部長       村瀬正一君        水道部長       木村信孝君        消防長        加藤 繁君        会計管理者      伊藤香代君        監査委員事務局長        併選挙管理委員会書記長                   金子 淳君     -------------------------職務のため出席した事務局職員        事務局長       河地孝彦        書記         臼武徹也        書記         虎澤智子        書記         山内祥子        書記         阪野広紀     ------------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(石田浩司君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(石田浩司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、19番 井上あけみ君、21番 嶋内九一君の両君を指名をいたします。     ------------------------- △第2 議第66号から第22 議第79号まで ○議長(石田浩司君) この際、日程第2、議第66号から日程第22、議第79号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) これより質疑を行います。 最初に、議第66号 多治見市役所の位置を定める条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 私はこれまで、本庁舎建設に関する特別委員会の第3代の委員長として、本議案提出に備え、本庁舎建設に向けての論点の整理にこれまで努めてまいりました。 本庁舎建設に関する特別委員会の運営におきましては、可能な限り自由な議論がなされるように心がけ、特定の意見が突出したり、また抑圧されることがないよう気を配ってきたつもりであります。一方で、議論が堂々巡りする事態につきましては、厳にこれを戒め、一歩一歩、しかし確実に、着実に議論を前に進めてまいりました。 本日は、本会議での質疑でございますので、私も審議に向けての質問を投げかける機会を得るわけではございますが、委員長としての立場もございますので、本庁舎建設に関する特別委員会において最後まで懸案となっておりましたテーマについて、私から総括的な観点からのみお伺いし、微に入り細をうがつような質問は避け、ここでの議論は本庁舎建設に関する特別委員会での議論に譲りたいと思いますので、どうぞ御理解ください。 また、私の質問は、自民クラブ、公明党、令和クラブの3会派を代表する質問であることも御了解いただければと思います。 本庁舎建設に関する特別委員会において今後なされる議論を明確にするため、以下の4点について御所見を伺います。 まず第一に、駐車場の件についてお伺いいたします。 駐車場については、当初の説明では、駅北隣接地に民間の所有地を借り上げて立体駐車場を建設する方向が有力であるかのごとく、伺っておりました。しかしながら、地区懇談会での説明でもありましたように、現時点では、既存の駅北立体駐車場と駅北庁舎の地下駐車場、並びに駅南再開発における駐車場等を併用することで対応が可能であるという、そういった方向性が変わってきたように伺っております。この辺りの方向転換における経緯と、現時点での駐車場案で十分であると判断された理由を、改めてお伺いいたします。 次に、本庁舎の位置とまちづくりの在り方についてお伺いいたします。 本庁舎の建て替えそのものにつきましては、本庁舎建設に関する特別委員会においても、建て替えが必要であるとの前提条件の下、議論を進めてまいりました。よって、本庁舎建設に関する特別委員会における議論の争点となりましたのは、建て替える位置の妥当性についてであります。 その中で、特に委員の中で議論がなされたのは、駅北に移転した場合、多治見市はどう変わっていくのかという問題意識でございました。駅北への移転によって、駅周辺のにぎわいにどういった影響を与えるのか。庁舎がなくなったとき、日ノ出町周辺は衰退してしまわないのか。そして、庁舎に代わる、にぎわいの核となり得る政策は用意されているのか。そういった期待と不安が解消されていない、そういった思いが、委員や市民の中にはまだまだあるようにも感じます。本庁舎を駅北に移転することは、多治見市のまちづくりにとって、十分に価値のある政策である、と言えるだけの御説明をいただければと願います。 3つ目に、費用の件についてお伺いいたします。 これは、総工費が幾らであるのかという観点とともに、駅北での一体誘導によってどういったメリットが生まれるのかという観点からも、改めて伺います。 また、説明でもいただいております補助金の復活というお話がございますが、これについて鋭意、御要望を市長のほうからもいただいていると承知しております。これは確認でございますが、くだんの補助金は、耐震補強工事をした建物に関しては対象外であると聞いておりますが、仮に、新たに補助制度を設ける要望があるとすれば、そういった点もカバーできるように御要望をいただいているかどうかを確認いたします。 最後に、市民とともにつくる、という観点から伺います。 本庁舎とは、単に職員の皆様が勤務する事務所という位置づけにとどまりません。市民にとっての憩いの場であり、困ったときに頼りになる拠点であり、何より、まちのシンボルとして、市民の誇りでもあると思います。だからこそ、これほどまでに多くの時間と議論が費やされてきたのだと私は考えます。 こうした本庁舎を建設するに当たっては、どういった機能が求められるのか、どうすれば市民から親しまれる庁舎となれるのか、どうすれば誰からも愛されるシンボルとなれるのか、私たちは考えていかねばなりません。そして、それと同時に、コンセプトの段階から、市民とともにつくり上げていくという取組が必要不可欠であると考えます。位置が決定したならば、具体的な建設に向けての作業が進んでいくものとも思います。ぜひとも、市民とともにつくる本庁舎という姿勢を大切にしていただきたいと思いますが、御所見をお伺いいたします。 以上、4点についてお願いします。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) たくさんの質問を頂きまして、メモを取り切れているかどうか、ちょっと不安です。 まず1番、駐車場問題。 これ、方向転換ではありません。駐車場については、7つの原案をつくった中で、絞り込みを行ってきました。特に、新庁舎検討市民委員会を中心として、民間の土地を延々と借り続ける借地代の無駄、そういうようなことの指摘を頂きました。役所内で7つの駐車場の案の中から再度議論をした中では、新たに民間の土地を借りない。新たに、新本庁舎用の駐車場を建設しない。 駐車場は、あります。現在の駅北庁舎の地下駐車場50台、それから多治見市営駅北立体駐車場、これ総務部長が歩いてどれぐらいかかるか調べましたが、最大で4分から5分、まあ普通で歩けば3分ぐらいじゃないか、というようなことで、駐車場がないわけではないと。そういうようなことから、7つの案の中から最終的に絞り込みを行って、新本庁舎のための新たな土地は借りない、新たな駐車場を造らない、というような絞り込みを行いました。 これの最終決定が、直前の政策会議ですので5月23日、月曜日と記憶をしております。この間、約1か月以上をかけて部長級と議論をしてきて、市役所の政策決定というのはこの部長級が全部出席する政策会議の中で決定をするというようなことで、駐車場問題については、こういった経緯でございます。 2点目、まちづくりでどう変わるのか。 これまで行ってきた、JR多治見駅を中心としたコンパクトシティ、これを最終完結に近づけていく。そして、郊外と公共交通あるいは地域あいのりタクシーで結んでいく、こういうような考え方でございます。 現在、11月1日の竣工を迎えようとしています駅南の再開発、JR多治見駅と2階部分をペデストリアンデッキで直結してきます。これを渡って、駅の南北自由通路に入ってきます。北に進んで、そこから、現在提案をしようとしている駅北の本庁舎、そこの2階に入ってこれる、そのまま駅北庁舎に行けるというようなことで、南北一体感としての、コンパクトシティの拠点、JR多治見駅を中心としたにぎわいを創生する。こういうような考え方でございます。 現在の日ノ出町の本庁舎、これについては、養正校区、昭和校区の皆さんの意見を最優先する。どういう建物を造るかというようなことではなくて、どのように使っていくのか。もっと言えば、市役所があるからというようなにぎわいではなくて、オリベストリート、この周辺に配置をされる小学校、中学校、高等学校、加えてスポーツ施設、多治見市陶磁器意匠研究所、文化、伝統、こういうような拠点として、さらににぎわい。加えて、観光協会、3団体が統一をした中で、本町オリベストリートをさらに強化をしていく、こういうことで市長としての私案は思っております。 ただ、この川南地域のまちづくりをさらに活性化をしよう、川南まちづくりプロジェクトの安藤代表が言われた言葉はもう議論から実行・実践に移していくべきだ、こういうような地元の積極的な御意見もございますので、養正校区、昭和校区の意見を最優先して、進めていく計画でございます。 次に、3番目の建設の費用です。 総事業費52億円、そこに付加する駐車場として 4.5億円を概算として出しております。この 4.5億円分については、駐車場を地下駐車場と駅北立体駐車場にするというようなことですので、この部分については削減をするというような一般論ですが、この物価高騰の状況の中、完全に 4.5億円を削除してしまっていいのかどうか。 あるいは、当然のことながら、位置を定める条例を定めていただいた後、1個1個の議論、詳細部分については、当然、市議会の皆さんとの議論です。既に建っている駅北庁舎についても、エスカレーターをどうするのか、相当激しい議論になりました。教育委員会も全部、子どもフロアーを一体にしたらどうかというような詳細の1個1個については、議会の皆さん、区長会、市民の皆さんと議論をしながら、しっかり決めていく、こういうような計画でございます。 次に、市役所の庁舎を造る有利な起債、これ実は2017年にスタートし、2020年度廃止、僅か4年で終わってしまいました。 これをさらに復活をしようというようなことで昨日まで全国市長会を行っておりましたが、北海道選出で全国市長会の副会長になりました北海道の江別市長が非常に積極的にこの問題に動いています。加えて、静岡県静岡市田辺市長、この方は東海市長会で非常に懇意にしています。国土強靭化、減災・防災、学校潰れませんか、病院潰れませんか。警察署、消防署、大丈夫ですか。その前に、最も重要なのが、役所機能です。これは熊本市長も声を大にしていますし、再選されました立谷全国市長会長、相馬市長もです。自分のところも大きな被害に遭っています。これの復活と同時に、多治見市の場合には、Is値を 0.3程度から0.63までにして、仮で10年間もたせようということで、筋交いを入れて補強しました。この部分についても、同じような応援、国の補助、こういうようなことが受けられるような形で議論を昨日までしっかり進めてきましたし、今日以降についてもしっかり対応をする、こういうようなことに賛同する県内、愛知県、多くの自治体がございます。 4点目、市民とともに造ってもらわないといけませんよ、これもう当然です。 具体例が湧かないからというようなことで、市職員がポンチ絵をつくって、例えば虎渓用水広場と新本庁舎の1階、これを市議会の本会議場にしてはどうだろうか、これ全くの一つの提案ですよね。そういうようなことについて、階数あるいは内容、どういうような形で市役所の新本庁舎を建設していくのか。当然のことながら、新庁舎検討市民委員会も継続いたします。市議会から個別の意見は当然お聞きします。加えて区長会等の意見を聞きながら、しっかりと、今回の目的は、大きな地震があったときに、市民を守る防災の拠点、本拠地としての必要性、これを全国市長会でも相当、声を大に言ってきました。国土強靭化の一丁目一番地は市役所の庁舎だ、これは全て被災をした首長は思っています。 こういうようなことについて、今後しっかり、2020年で打ち切られたものの復活、こういうことを運動として動いておりますし、今日も個別として静岡市長と電話会談を行う、こういうような予定で進んでまいります。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 1点、補足をさせていただきます。 緊急防災の起債の有利なメニューについて、先ほど質問の中で御指摘がありました。多治見市役所の場合、まあ非常に最低限の防災措置、耐震措置をしているので、対象にならないんではないかという御心配の点も含まれておりましたけれども、当然これ、復活要求の中で、最低限の部分だけであるということを鑑みれば、当然、対象にしてほしいということを併せて要求していくという形でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(石田浩司君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 私からも簡単に、数点だけ、お聞かせいただきたいなというふうに思います。 今、議論でございました、市町村役場機能緊急保全事業と同等の有利な起債をこれから求めていくと。実際にそういった動きもされていくということで、ぜひとも、これからも積極的にそれが取れるような動きをしていただきたいなと思います。 と同時にですね、ほかの機関との複合化ですとか、そういったもの、水面下で取り組まれていると思うんですけども、そちらもぜひ積極的に進めていただきたいなと思います。一緒にすることによって、さらに有利な、別の制度を利用することができるのかなというふうに思いますので、これからもアンテナを張っていただきたいなと思います。 駐車場については、そのように御判断されたということで、例えば、ながせ商店街にも駐車場がございます。そこは今2時間無料で使えるんですけども、実際に、ながせ商店街の活性化にもつながっていくのかなというふうに思いますので、そういった運用についても、これからも御検討、さらにしていただきたいなと思います。 質問としましては、その市町村役場機能緊急保全事業と同等の有利な起債、これを求められていくということなんですけども、実際にこれが復活するまで、建設は待つ御予定なのか、そこら辺はどのように考えていらっしゃるのかというのをお聞かせいただければと思います。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、3番目の、この制度の復活、これはもう走りながら同時にその運動を進めていくというようなことで、かなりスピード感を持って行おうと今、全国レベルで動いています。総務省については乗り気、やっぱり一番大きなブレーキは財務省がかけているというような状況でございます。 最初の、他機関との連携。これは個別の団体名は申し上げることができませんが、ある意味の役所関係が一緒に入ってもいいんじゃないかというようなお話もございます。 もう一つ、役所単体で6階建て、もったいないんじゃないのと。上に商業を積めませんか。上に住宅、積めませんか。もう一度、そういったパートナーがいるかどうか、こういうようなことも民間のラインを使いながら、動いております。 2点目、駐車場の問題ですが、ながせ商店街の関係。今回は明確にしています駅南の立体駐車場、ここと連携をする。ここに置いて、南北自由通路でお仕事をする。途中、ショッピングもしたらどうでしょうか。こういうようなことについて、市単独の立体駐車場ではなくて、新設にできます、駅南の再開発で建設をする駐車場と連携をする、こういうようなことについては検討を既にもうスタートしております。 ○議長(石田浩司君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) もちろん、新設される駅南再開発の駐車場の利用も、ぜひとも御活用していただきたいというふうに思うんですけども、実際に、ながせ商店街の駐車場もございますので、そこら辺とももし連携取れて、あそこの活性化ができるのであれば、そういったことも御検討をして対応していただきたいなというふうに思います。 もう一点、これまでは例えば水害ですとか地震というのはかなり話題になっていたと思うんですけども、今回のこのロシアによるウクライナ侵略でですね、新たな脅威が生まれたということで、それに備えなければならないといったところで、例えば今後の流れによって、先ほどの国の市町村役場機能緊急保全事業と同等のそういった有利な起債の中で、地下施設の建設についても、そういった有利な制度が設けられた際に、実際にこの駅北ではそういった市民を守るためのそういう地下施設ということが建設できる土地になっているのかどうかだけ、最後にお聞かせいただければと思います。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。
    ◎市長(古川雅典君) 地下シェルターの建設については全く情報を得ておりません。また、今回建設をされようとする岐阜県庁についてはもう、全くなしで、出来上がっていきますね。 こういうようなことが、ウクライナの問題があったからということで、国の機関、国会議事堂の機関、中央省庁の機関にないものを、あえて、地方自治体、多治見市役所の施設に付加するかどうか、これについては極めて僕は疑問に思っています。 ただ、それを必修として、必須として付加することによって、さらに有利な起債が行われる、逆に言えば市単独でつくるよりもずっと有利なというようなことになれば、その時点では、建設、こういうようなことについては判断をしてもいい。 いずれにしても、1個1個のステップは全部、計画も、予算も、議会にお示しをして、議論をして、それをやっていいか悪いか、それ無駄だからやめろ、こういうようなスタートの位置に立とうというのが今日ですので、私自身についての地下のシェルターについては、急に市役所にそれをね、必修としてつけるかどうかということについては、極めて、疑問と、今の時点では捉えております。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 何点か、お伺いをいたします。 まず、駐車場の問題が一番大きな問題になるかと思っておりますので、駐車場の問題から質問をさせていただきます。 まず、楽しみながら市役所に行って、ゆったりというようなサービスを提供するところが、行政ではない。住民票が欲しい、税務証明が欲しい、緊急の相談がある。急いで行って急いで帰って対応をする、行政サービスというのは、まあ、言ってみれば緊急のもので。そういうサービスを提供する場所というのは、隣接した駐車場が必ず必要ではないかと思うわけです。隣接した駐車場がない市役所って、誠に不便の極みであると。一番のサービス業である行政が、殿様商売みたいに、市民の皆さんに、時間かけて来てくださいよと言っているということは、少し違和感があります。 公共交通の利用ができる場所という話でしたが、各地域地域で、バス路線があっても、バス停があるとこっていうのは限られていまして、多治見市内のほとんどのところには、バス停がなく、歩いて行かなければならないと。それが現実なので、やはり多治見市はどこまでいっても車社会を脱することができないと考えています。 ですので、例えば、現在の公用車は、歩いて1分のところにたくさんあるわけですが、これが片道四、五分の場所へ移るわけです。1日 100台が動くとして、往復で約10分。午前と午後、車を2回使うとして、1人で行くわけではなく2人として計算すると、 100台掛ける午前と午後の2回掛ける2人で計算すると、大体1日 4,000分。1年 230日として、1万 5,000時間。平均時給をちょっと高いかもしれんですけど 2,000円で計算してみて、大体 3,000万円ぐらい必要になるだろうと。10年で3億円ぐらいの無駄遣いになるんじゃないかと。 市民のことも考えてみると、仮に1日 400人来られる、往復10分、最低賃金 1,000円で計算すると、毎日7万円。1年 230日で計算すると 1,700万円程度。駐車料金を税金で補填することを加えると、仮に 200円を負担として、 400台で1日8万円。合わせれば1日15万円、 230日で 3,450万円。職員のロスと合わせると、1日大体30万円程度になるんじゃないかと。 230日だと 6,000万円を超える無駄遣いが発生する、そういう計画だと考えます。 こういうプランであれば、そういう使い方をしていいかどうか市民の皆さんに、きちんと話し合って、説明をしなきゃいけないと思うんですが、その辺のとこ、いかがでしょうかね。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 質問の中に、新本庁舎には隣接する駐車場がない。その発言は間違いです。 地区懇談会でも言われたんですけれど、隣接する駐車場があるって説明しているんです。新本庁舎のすぐ、脇には駅北庁舎、そこの地下駐車場50台があります。そこは、思いやり駐車場として、お年寄り、障がいを持った人、妊婦さん、そういった人に使ってもらいます。歩いて四、五分のところに多治見市営の駅北立体駐車場がある。 この2つを見ないで、今度の計画には隣接した駐車場がない、これは全く間違いです。隣接する駐車場があるから、それを有効利用をする、こういうふうに説明しておりますので、しっかり聞いてください。 次。日ノ出町の本庁舎の周辺は、歩いて1分のところに全部駐車場ないですよ。   〔「大半、あります」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(古川雅典君) それを、1分のところに駐車場を造れと言われているのか。言われる意味が分かりません。例えば土木の作業車というのは、青木町の旧消防署まで歩いて15分かけて動いています。だから、大半を今回移転のお願いで出している駅北立体駐車場の周りに、それだけのお金を借りて、駐車場を借りるんですか。 もう一個、地区懇談会で出ましたけれど、せっかくだから新駅北本庁舎の地下駐車場を造ったらどうか。これ試算すると、40台で約6億円です。6億円かけてでもいいから地下駐車場を造れと言われるのか。 少し、4分か5分、歩こうよ。その分、みんなでお金を節約しようよ。その分、みんなでまちを見ようよ。虎渓用水広場、あるじゃないですか。そういう意味で、私自身は、提案をしております。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 市長の説明は十分理解をしていますが、思いやり駐車場という形になった場合に、じゃあ、誰がどんなふうに使えるか。まあ、その思いやられる方と思われている皆さんが、それぞれ主張して使われることになるだろうと。それは、基本的に、空いていても、健常者の方、それから遠くまで歩いてもいいという方は使われないので、もう、その地下駐車場があることは、この考え方では抜いて考えるべきだろうと。 とりあえず、行政が日常に使う車がどのぐらいのロスを発生させるか。人件費で計算して、どのくらいのものか。それから、市民の皆さんが歩くということは、その人件費を使う、それぞれが最低賃金 1,000円という金額で計算しても、それなりの金額を使うということで、それが、言ってみれば1日30万円弱になると。こういうことをあえてしなきゃいけない、その考え方、いわゆる駅北庁舎が1日30万円の無駄が出てもやる価値があると市民の皆さんが考えないといけないだろうと。 ところが、説明が、駐車場があるのかないのか分からず、5月23日に決めた。だけど、決めたときにはもう、条例の案は出されている。こういう話では、本当はいけない。市民の皆さんと話し合って、これでも造るべきかどうかという議論をしていただかなきゃいけないだろうと。 おおむね理解を得たという市長の発言だったんですが、パブリック・コメント令和4年の1月は21人から77件、令和4年の3月、37人から 106件、これほとんど反対の意見です。また、議会が行った市民と議会との対話集会の意見箱でも、 157件の 100%とは言いませんけれど、ほぼ反対の意見でございました。 今、市民の皆さんとお話をすると、市民の皆さんは、もう決まっているんでしょ、駅北でしょと、まず言われます。だけど、まだこれから決まるんですよ、まだ決まってませんよと言いますと、そこで、駅前の一等地に何で市役所なのかと。また、新型コロナウイルスやウクライナの問題がある今の時期じゃないでしょう、という声がたくさん出てくるんですよ。私が日常、まちで市民の方に会って話を聞くと、そうなんです。 市長が、その「おおむね理解を得た」ということを感じられたというのは、どういう根拠でなのか改めてお伺いしたいんですが、いかがでしょうかね。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 政策決定の最高責任者の首長というのは、全体の意見を聞きます。全体の意見は、 100対ゼロになった経験なんて1回もないです。そこの中で、静かなる多数派が、どこにどういらっしゃって、どういう意見を、教えていただくのか。どういう意見を聞くのか。当然のことながら地区懇談会では絶対反対、聞いてない、おかしい、こういうような意見がありますが、それが大多数かどうかという、冷静な判断をして、今回、6月議会に提案をさせていただいております。 これは、区長会、市議会の意見の中で、いつ条例出すんですかというような意見。あるいは、各種団体がいろんなところで会合をされます。そのときに、なぜこの時期に、本庁舎の建て替えをしなきゃいけないのか。大きな災害が起きたときに市民の皆さんを守る防災の拠点ですよというようなお話をさせていただいて、「ああ、なるほどね」。「多治見だけやっているんですか」。いやいや、岐阜県庁、岐阜市役所、大垣市役所、羽島市役所、各務原市役所、土岐市役所、こういう状況になって、転ばぬ先の杖でやっています。熊本も行きました。東日本も行きました。今回、全国市長会の中で国土強靭化、最も重要なのは、役所機能の本庁舎が総合コントロール機能ですよと言うと、「ああ、そうですか」というふうに分かっていただける人が、たくさんいます。 地区懇談会を終わって靴履くときに、「大変やね、あんたも。でも、もう、2年間議論してきたんだから、この辺りで決めてもらわんといかんわね」、こういうような静かなる多数派は、手を挙げて大きな声では発言をされません。それをしっかり聞いていくということと、市長としては、新庁舎検討市民委員会を設置をして新庁舎検討市民委員会からの意見も頂きました。市議会は市議会で2年間、本庁舎建設に関する特別委員会小委員会、本庁舎建設に関する特別委員会全体委員会で議論をして、建て替えは必要である、これ全会一致で決定をした、こういうような報告を吉田本庁舎建設に関する特別委員長から頂いています。 でも、殊、この域に来て、こんなときだから無駄な公共事業をしないでいい、こういうようなことを言っている一部の方がいらっしゃるというのも、分かっています。 そういうような全体的な意見と、地区懇談会で「はい」と言って手を挙げられる方と、「実はね、こうこうこうだよね」、あるいは普通の会合の中ではそういう声が出ませんが、もうやっぱりこの辺りで、どこかで決める。あとは、詳細の部分。詳細の部分については、当然、市役所の丸投げではない。議会あるいは区長会、いろんなところで関与をしながら、しっかりつくっていく。こういうのをお話をして、私自身は、おおむねの理解を得られた、こういう判断をして今議会に提案をしています。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 私の元へは、多治見市は、広報活動は大分行き届いて広報をされるけれど、広聴活動という点では、残念ながら十分ではないと。 例えば、パブリック・コメントは2回で58人、 183件。様々な意見がきっとあったんでしょうが、その中の意見に対して、それをそれなりに評価をして考えなきゃいけないといった対応がされたかというと、もう、市で決めたことが答えですというふうになって、その1月についても3月についても、そういう結果になっているんじゃないかと思います。 それで、一番大事なのは、どっちが便利かという話なんですね、場所の問題でいくと。駅北の場合、便利かどうかというのはその駐車場の問題含めてどうかというふうに、やっと具体的に見るものが出てきたと。その結果、大分粗っぽく数字を見たんで分かりませんけど、1日、市民の方のロスと職員の方のロス、30万円ぐらい出るという計画が、本当に市民の皆様のためになるのか。まあ、そのぐらいお金出しても、駐車場がない、そういう駐車場がない。 ◎市長(古川雅典君) 駐車場は、あるって。違っているって。そこが。 ○議長(石田浩司君) 市長、発言を控えてください。 ◆16番(林美行君) まあ、市長はそういう意見ですけど、駅北庁舎用の駐車場はあると。だけど、本庁舎を入れた場合の駐車場は、想定されていない。 また、駅北立体駐車場は、商業、業務、にぎわいを生む場所としての駅周辺事業の中の事業計画の中に位置づけして、これだけの台数が必要だというふうにプランニングして、造られたものなんですよ。それを、見通しが甘かったから、使う人の数が少ないから、じゃあ庁舎でいいやというふうに決めるというのは、なかなか、1人の市長の判断で決めるべきものではなくって、もっと世論に確認をする必要がある内容だろうと。 駅北の計画が失敗だったと、駅北立体駐車場に車が入らないと。だから、別の公共施設をつくって、そこを使ってもいいという話なら、そう説明をせないかんですし、その辺のところが、やはり十分ではないと思います。 それと併せる形で、公用車駐車場を(仮称)白山豊岡線道路予定地の場所にというお話なんですが、この道路予定地の、高架の下になる、将来道路ができても公用車の駐車場になることができる面積というのは、どの程度と見ておられるか。民間で言うと、車1台で7坪の土地が要ると。それで計算してみて、 170台程度の公用車を埋めるスペースが本当にあるか。 1,190坪の面積が取れるかというやつが1つと、それから市長車、議長車の車をやめるのか。市長車、議長車をちゃんとした駐車場でみるのか。それから、青木町にある土木の倉庫というか駐車場を、じゃあどういうふうに、もうそのままにしておくのか、あるいは新たに駅北に造るかとかいうことも含めて、少し、公用車駐車場についてもお話を伺いたいです。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) もう一回言いますけれど、その間違った情報を市民に言わないでくださいよ。 ◆16番(林美行君) どこが間違っているのか。 ◎市長(古川雅典君) 駐車場は、あるって。 ◆16番(林美行君) あるのは、駅北庁舎の駐車場です。 ◎市長(古川雅典君) だから、違うって。 ◆16番(林美行君) 本庁舎を想定していない。 ◎市長(古川雅典君) 違うって。それはもうみんなあきれているわ。 ○議長(石田浩司君) 議長の許可なく発言しないでください。 ◎市長(古川雅典君) だから、違うって。 だから、現在あるものを一緒に使うということは何がいけないの。だから、あれは駅北庁舎で、新本庁舎用じゃないというのは、それ間違っている。 それから、もう一つ。市営の駅北立体駐車場が、商業用だけだからスカスカに空いている、それも間違っています。間違っている。 でね、あるものを共用したほうがいいでしょ、新庁舎検討市民委員会でもそうだし、市民に聞いてもそうだし、多くの市議会議員はそう思っているじゃないですか。これ、ここに至って、市長車やめるのか、議会の議長車やめるのか。いや、そんな議論は、位置を定める条例という大局のところ以降についての詳細設計、詳細の部分の中で議論をしていく。 もう一つは、全く、1つの議論をすっ飛ばしてしゃべっているのは、駅北庁舎と本庁舎が分離していることによって、年間 2,600万円のロスがある。このことについても明確に言っているじゃないですか。 だから、どうすればいいのということ。出てくることに対して、一つ一つ、何か、駐車場がないないって言うけど、あるんですよ。あるものを有効に使ったほうが、いいに決まっている。お金が潤沢にあるんだったら、地下駐車場6億円、造りますか、40台ですよ、議案を出しますよ。 だから、そういうようなことまで、全部含めて、条例を出すということは、決め口になるじゃないですか。私たちは私たちの2年間、しっかり市民の声を聞きなさいというようなことで、最大限の努力をしてきました。広聴活動についても、私たちの限度として、やるだけやった中で、今回、6月の市議会に提案をさせていただいております。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 市長答弁以外で補足ですけれども、今御質問の中で、(仮称)白山豊岡線の予定地、公用車、台数の御発言がございました。 我々、今、そこに置ける台数というのは、平面利用の形で大体 100台というふうに試算をしております。 100台あれば、今持っている公用車、十分対応可能な台数だろうと。それは、今、駅北庁舎の公用車分を借りている駐車場ももちろん既にありますので、その駐車場等々も含めて考えますと、十分な台数があるというふうに考えております。 また、これは市長発言を、訂正する意味じゃないですよ。先ほど市長の発言の中で、私が実際、何度も歩いて、時計で計りました。今の駅北立体駐車場から今度予定されている本庁舎の建物のところまでは、極めてゆっくり歩いてですね、大体2分です。2分ちょうどです。今ある駅北庁舎を利用される方もいらっしゃいますので、駅北庁舎の玄関までが3分です。 4分とか5分というのは、庁舎の中に入って、さらに目的のところへ行くというのも加味すれば、4分とか5分なんですけれども、外で歩く分については、予定されている本庁舎のところまでは大体2分、駅北庁舎の玄関までは3分という前提で御議論いただければと思います。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 私は、昨年の6月議会の市政一般質問でも本庁舎の問題を最後の質問ということでしておりますので、そのときの質問を再度読み返しまして、意識をしながら、質問を少しさせていただきます。 まず1つ目といたしまして、私もそのときに応対しました本庁舎については、第7次総合計画後期計画を決定後、少し拙速に本庁舎建て替えの位置を決める動きがあって、私も少し拙速過ぎるんじゃないのかなという意見を持っておりました。 そういう中、2回の継続審査後、9月定例会で審議未了廃案となったわけですが、私たちも、今、市長の御答弁ではないですが、市民参加をしてくださいね。しっかりやってくださいねということを訴えさせていただきました結果、地区懇談会も、昨年、今年と2回やっていただきました。また、新庁舎検討市民委員会については、私は全て傍聴させていただきましたが、本当に充実した御意見が市民の方たちから意見があったということで、私は受け止めております。また、パブリック・コメントについても、再々条例を出す前についてやられたということで、市民参加についてはやられてきたのではないかなと、私は受け止めておりますが、私の受け止め方はそういうことですが、今回、地区懇談会をやられた結果を見まして、市民の方、どのように受け止めておられるのかなということで、今、御答弁ありましたが、改めて、その辺のところについて少しお尋ねをします。これは第1点目。 第2点目については、駐車場の問題です。 私もこの間ずっと傍聴したり、意見をしてきましたが、やはり大きな課題として、駐車場の問題については大きな論点だということで認識をしておりました。 昨年の6月議会の市政一般質問の中では、駐車場については、副市長よりは、当初の基本構想どおり土地を借りて、新しい立体駐車場を建てるという御答弁をいただいておりましたが、この間いろいろな議論がなされたと思います。 5月13日の新庁舎検討市民委員会の中では、いろんな議論が私もその機会に聞くことができまして、今回、先ほど市長御答弁ありました23日の政策会議に、私は、その日の流れが流れたのではないかと認識をしております。質問でございますが、私も民間を経験したものとしては、当初、本当はすぐ近いところに駐車場があるのが一番いいのかなとは思っていましたが、こういう御時世も踏まえると、民間の方の発想として、あまりお金を使わないで、そして、先のことは先でまた判断する機会があるから、そこは、今ある資産、ある駐車場を使っていこうではないかという方向が、急にかじを切られたわけでございますが、その辺について、私は基本的には今賛成の立ち位置で意見を持っております。 ここまで急激な短いスパンの中で、駐車場問題について大きくかじを切られた大きな要因はどこにあったのか、改めてお聞かせいただければ有り難いなと思うところでございます。 3点目としまして、特にインフラ、耐震の問題でございますが、現庁舎の問題ですが、耐震については申すべくもなく、0.63から 0.9を目指して建て替えるということで、私はぜひ早くやっていただきたいなと思うところでございますが、特に現本庁舎、この建物のインフラについては、私はこの間、市からの写真等々の説明、それから現場等、それから地下の電気室等々見てまいりましたが、極めて細かく聞く中で、現状のままでは大きな災害、地震等が来たときには、これはもう現状復帰は無理なような状況を私も感じましたし、現実に雨漏り、電気関係の部品の対応ができない、あるいは令和9年3月31日をもって最後となるPCBの電気室の高圧関係の機器の処理の問題等々を鑑みると、このインフラ問題については、はかなく職員の方たち、また市民の拠点となるためにも、これはもうやらざるを得ないのかなと、私のサラリーマン時代の経験からも思うところがありますが、改めて、これについても市長、このインフラについてはもう限界なのか、まだ耐えうるところがあるのかどうか、もう一度改めてお伺いをさせてください。 そして、次に、今後の大日程でございますが、今後、これから決まっていった場合に、現本庁舎あるいは駅北になったとしても、パブリック・コメントでは、工期が32か月となっております。 その前にも七ツ塚遺跡が一昨年の基本構想の中にも出ていましたが、七ツ塚遺跡がどういうふうになるか、もし駅北となった場合、これから現状調査が始まるわけでございますが、その場合、一昨年の資料を見ますと、2年ぐらい若干工期について延びてしまうということが推測されるデータが示されていましたけども、そういうことを踏まえますと、今こういう議論をしておりながら、いつ頃完成するのか、いずれの場所にしてもなるのか、もう一度改めて、その辺の日程的な問題も踏まえて、考えていく必要があるかなと思いますので、御見解をお求めいたします。 それでは最後となりますが、少し確認をさせていただきますが、私も5期目となりまして、今年で20年目でございます。この本庁舎の問題については、最初からしっかり議論を市議会としても、皆さんやってきたと私は認識しておるわけでございますが、そこで、御質問と確認は、駅北の場所となる17街区については、当初の議論の中で、ここはJR東海から市の用地買収ということで、公共性が担保されている建物では税の免除もできない等々の理由があって、いろいろな候補があったんだけれども、最終的には庁舎がベターということで、駅北庁舎を造ったようなことも記憶がございますけれども、その辺の認識は正しいのか、この辺の見解が今なお生きているものかどうか、最後にお尋ねして終わります。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 5点質問いただきました。 1点目、地区懇談会。 各会場でずっとそこに来て発言をされる方がいます。それはやっぱり反対意見です。でも、どこに行っても違う人が俺は反対だという大声を聞く。こういうような経験はございません。あとは静かなる多数派。先ほどお話をしたように、2年間、議会からの提案、もっとしっかり市民の声を聞け。やるべきことをちゃんとやりなさい。ここまでやってきたんだね。言葉の頭につくのは、多治見市全体のことを考えれば、やっぱりもう本庁舎は駅北庁舎の横だよね。全く偶然だけれど平地になったね。駅南再開発、できないと思ったけどできているよね。あれを南北で2階で一気につなぐ。これは国土交通省の幹部も言うコンパクトシティ、ここまでやり切れている10万人都市というのは、全国でもありません。こういうようなことを総合的に判断をし、今議会に提案をしています。 2点目、駐車場。 冒頭言いましたように方針転換ではありません。複数の案の中から、最終的に絞り込んで行くときに、新庁舎検討市民委員会からの声、各種団体からの声、一番は、ずっと未来永劫、民間の土地借りるんですか、借り続けるんですか。建物だけでも 4.5億円かけて駐車場を造るんですか。こういうような中から、今ある、今、現在所有をしている駐車場を有効的に使う。こういうようなことから、複数の選択肢から、今回の新しく借りない、新しく造らない、こういった選択肢に絞り込みを行いました。 3点目、地震があったってIs値が0.63あるから建っているから大丈夫だ、無駄な公共事業、あと10年使えばいい、無責任に言う人がいます。でも、倒壊しないにしても、今言われる電気、空調、排水、天井板落ちる、業務継続はできません。 今、多治見市役所の庁舎管理をお願いしている人にスーパースターがいます。この人が自分の子どものようにかわいがって、この庁舎を大事にしてくれています。 とんでもない雨漏りがある、トイレの排水が詰まって市長の部屋の真下、東濃西部広域行政事務組合のところが水浸しになる。こういうようなことが日常的に起きるような状況の中では業務継続は不可能。加えて、大きな災害があったときの建設部、水道部、都市計画部、ここにいる中で総合コントロールはできません。 4点目、日程については議会の議決をいただいた後、4年後の完成を目指す。ただし、この間、土壌の問題、あるいは土質汚染の問題、もう一つは議論をする中で、もう少しここは落ち着いて、お金増してでもいいからここをグレードアップしようよ。いや、逆の意見もあるでしょうね。もっと簡素化をしようよ。こういうようなことも含めて、1回いただいた御議決は執行部丸投げ、こんなふうには私たちは思っていませんし、前の駅北庁舎を造ったときでも、一つ一つを全部議会の皆さんにお示しをして、これで進んでいいかどうか、こういうようなことについてはお約束をしっかりさせていただきます。 5点目、土地。これまでの経緯のとおりです。 あの場所に何を造るのか、役所機能単体、あるいは役所機能プラス商業、複合、こういうようなことも提案をしてきておりますので、仙石議員、御理解のとおりで結構でございます。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 最後の5点目のJR等との関係の中で、何らかの条件が付されているのかどうかという御趣旨も含まれていたと思いますので、その件で言いますと、確かに17街区、今の駅北庁舎がある部分については、公共性のある建物という条件、これがあったものというふうに理解しておりますけれども、今のこの本庁舎の移転の最終候補となっている部分については、むしろあそこは商業機能を充実していこうというような方針も示されておりまして、特に、公共性のあるものに限定したという形での条件は付されていないという状況になっております。 ○議長(石田浩司君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 5項目についてしっかり御答弁いただきまして、ありがとうございました。 私もしっかりメモを取りましたので、またこれからの議論の中で、この内容に基づいて、意見をまた言っていきたいなと思います。 最後に1点だけ、私もいろんな市民参加の場に、極力、ちょっと年もいってしまいましたが、体力が続く限り出向いて御意見を承っていましたが、その中で、一つだけ最後に要望と意見ですけれども、多治見市の立地適正化計画、これは20年にわたっての計画でございますが、長いスパンの計画になっています。なかなか市民の方に、この計画を理解してもらうのは難しい計画だと私も認識しておりますが、今までの議論の中で、本庁舎の議論の中で、駅周辺としたところについては、市長もおっしゃるようにネットワーク型コンパクトシティの考え方の中で、多治見市は本当に、私よく順調にまちづくりが進められていると思います。そういう中で、ぜひこの機会に訴えさせていただきたいことは、ここに載っております5つの居住区並びにその他の地域についても、市民の声をしっかり聞いていただいて、中心市街地と合わせて、まち全体が住みよいまちになることを要望させていただきますが、御見解があればお聞きして終わります。 ○議長(石田浩司君) 都市計画部長 知原賢治君。 ◎都市計画部長(知原賢治君) 今、仙石議員言われたように、立地適正化計画に基づきまして、私ども、中心市街地活性化も含めて、周辺部の地域もネットワークでつなぐと、公共交通でつないでいくという方針に変わりございませんので、それらにつきましても、市民の方の御協力をいただきながら進めていきたいと思ってございます。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 市長、本当に御苦労さまだと思っています。 吉田議員の言葉を借りますと、私は初代委員長としての立場もありますので、議論に参加するのは今回初めてなんで、ちょっとお聞きしたいことがあります。 市民の声が拾えていないといたしまして、より一層の広報広聴活動を求めまして、一昨年の9月定例会において、審議未了廃案とした議会判断から早いもので、今回の再提案まで1年9か月以上の時間を費やされて、その間の努力には敬意を向けます。 その中で、市長が今回マスコミ向けの会見で、廃案になって以来、議会のアドバイスを忠実にやってきた。おおむね再度議案を提出し、議決していただくタイミングに来ていると判断したと述べられていると、新聞記事を私は目にいたしました。 そこで、重複するかもしれませんが、ここで言う議会のアドバイスとは具体的にどのようなもので、どのように参考にされ守られて、今日に至ったのかということ。それから、議決していただくタイミングについては、先ほど答弁あったかと思いますが、その中でも具体的にこれはと思うような事象がありましたら、ぜひとも紹介をいただけたらと思いますので、お願いいたします。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 1点目です。 地区懇談会をやりなさい。広報たじみにもっと情報を載せなさい。各種委員会でもっともっとあなたの口から説明をしなさい。市民委員会をつくりなさい。具体的に言われたことについては、あれができていないということであれば、後ろの指を指してください。私たちは市民の暮らしと安全を守るために、本庁舎が倒壊しないにしても、震度6強があったときに業務継続できないんですよ。10年持つと言う人がいたら、堂々と声を出して、私が責任を取ると言ってくださいという気持ちで議会の声を聞きました。したがって、やるべき方策についてアドバイスです。これ、僕、苦言とは思っていないです。 それは、市民の暮らしと安全を守るためには、私は市の代表です。皆さんは市民の代表です。この意見を忠実に聞くということで、2年間行ってきました。 もう一つは、どのタイミングで議案を出すのか。絶対に否決を食らうと思って出す首長は世の中に1人もいません。 もう一つは、その後の市議会の中の委員会、小委員会つくって、全体会議をやって、建て替えは必要である、20分の20、全会一致でなりました。この報告を受けた中で、どこかで議決を賜らなくてはいけない。 遅いと何やっていると言われる。早いと焦り過ぎと言われる。やっぱりもうこのタイミングだろうなと、意図的に予算は計上しておりません。議案の単体です。 一般的にはここで調査費、あるいは遺跡発掘、こういうのも含めるんですが、お前、簡単に議決もらえると思って、こんな予算出しているのか、こういうようなことはまずいよというようなことで、私どもは慎重な上にも慎重、加えて、完全にイニシアチブは議決権を持っている、地方自治法第96条の決定権を持っている議会の皆さんが握っています。 したがって、出せと言われた資料については全て全部出して、もうこのあたりとして、議論についてはおおむねというようなことですが、この後の議決がどうなるかなんてということはなかなかそんな簡単に行かない。それは3分の2の特別多数議決、それがいかに重要なことか、こういうようなことも分かった上での、今回の6月議会への提出でございます。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) お預かりした球を議会としてはお返ししたのが、再度、議会に投げかけられたわけですから、間違いなく真剣に議論させていただきます。 そこで、2回目の質問としましては、現在、各地域で地区懇談会が開催されているわけですけども、その中で、お金は大丈夫だとさっきから出ている話ですね。総事業費52億円という数字が浮かんできて、先ほどの御答弁で、駐車場にあった 4.5億円も、この状況でははっきりとは分からない。 それで、今日の新聞でもありますように、全ての物価が上がる。将来的にもずっと建築資材を含めて、どれだけ上がるか分からない。しかも、いろんな契約事項で契約時間が守られるかどうかもあやふや。 そこで、まず、今予定しておる令和8年度に供用開始したいという部分。それはお気持ちとして4年後、それぐらいまでにはと私も思いますよ。ですが、その8年と言うには何か特別な意味があるのかどうかという点と、先ほどの起債の話、一生懸命努力していただいているという起債の話で、これは本当に一番心配だったのは、当時、委員長として、ここが耐震化をもう済ませているという施設であるという議論が一つにあって、適用期間の話とあの4年間の話と、もう既に耐震化工事が済んでいるから、あまり正式なものではないですけど、私と部長なり、課長との話の中に、対象施設ではない可能性とか、そういう議論もしていたわけですね。そうした場合、あのとき、例えば、その今回、一度でも耐震化工事をしたものが対象施設になるのかならないか別として、あのとき対象施設ではないと言われていた、10年程度の耐震化工事はそういうものに当てはまらないとしたら、あの適用の4年間というのに、コロナ禍の前ですよね、ちょうど。変更してでも、あの期間に無理やり、無理やりと言い方はおかしいですね、その期間に前倒しするような議論というのは、政策会議等であったのかどうかだけお尋ねしたいと思います。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、令和8年度に竣工させたいという意図は全くありません。 これ市民から聞かれました、地区懇談会で。議決したらどれだけでできるんですかというと、最短で4年です。こういうようなことをお答えをしております。 4年間の、臨時の庁舎の有利な起債のところに入り込みたい。こういう議論は市役所の中で行いましたが、今そういう状況ではない。財政的にそういう状況ではない。 もう一つ徹底的なのは、4年間でやったところって、みんな市役所が全権委任をもらっています。だが、市民参加とか議会へのいろんな議論って事後報告です。それで裁判になったところっていっぱいあります。設計やり直したところいっぱいあります。 財政的な部分と、多治見市役所は総合計画に掲げる、市民参加を徹底する、議会に全ての情報を公開する。こういった手続を踏まなきゃいけない多治見市という伝統からすれば、この4年間の中に滑り込んでいく、困難でございました。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 分かりました。理解しておきます。 最後に、一番議論となった駐車場問題についてなんですけども、これについてはいろいろな質問の中でお答えをいただいて、大体、自分の中にも整理はできているんですけども、要は、先ほど言われた7つのケースという資料をいただいたのが5月10日だったんですね。まさに6月議会に向けて、ある意味、それを一つ一つゆっくり見ようという、そのタイミングだったわけです。 それが、今定例会の初日でしたか、地区懇談会のどちらか、ちょっと今はあれですけども、大転換になったと。それなりの市長のそこまでに至る経緯というのはお聞きしましたが、市長は今答弁されている中で、全て隠さず議会にお示しして、議論して、その中から決定していくというお言葉、先ほども使われたんですけども、その7つのケースというのは、やっぱりただ資料としていただいただけなのかもしれないですけども、我々にとっては、庁舎の場所を決めるためには大きな課題として投げかけていたものが、僅か2週間足らずの間に大転換の報道を受けたわけです。議会で何の議論もしていないし、それについて意見交換も実はしていないんです。 それともう一つ、これも地区懇談会の中で市長が説明をされている。 昨年も地区懇談会をやられて、パブリック・コメントもあった、今年の4月された。また今回やられている中の一番に本庁舎問題と地区懇談会のテーマを出されているんですよ。 反対の方の大きな声もあります。いろんな方がいるでしょうけども、やはり市民の中では、まだ生きたテーマとして間違いなく存在しているんですね。今年最後の地区懇談会が終わるのは、旭ケ公民館の6月20日です。そこまで済んで、初めて地区懇談会が、私は終わったんじゃないかと思うんですね。 そうした中で、はっきり申しまして、再提案されたと、これが先ほど冒頭で聞きました再提出のタイミングとして本当にベストなのか。議会としてもちょっと軽視されていないかという思いもありますし、地権者である市民全部に説明がされていない中で、ここは本庁舎の場所を決めろというのは無関係の話なんでしょうか。その辺の認識だけ最後にお尋ねいたします。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 駐車場問題については冒頭から申し上げておりますように、7つの選択肢のうちの最終提案として、借りない、造らないという選択を行いました。 議会の提案って、7つありますけれど市会議員の皆さん、どれがいいですか、こんなふうに提案するものじゃないでしょう。 多治見市役所としては借りない、造らないという方向に政策決定をしました。いかがですかと。でもこれ、当然のことながら、言われるように、庁舎の位置を定める条例については超重要なファクターである。であれば、選択肢あるんですよ。違う。地下駐車場を6億円で造れという選択肢ありますよね。もう一つ、借りろ、建設費 4.5億円かけてでもいいから造れ、選択肢っていっぱいあるわけです。7つの選択肢としてどれがいいですかって、そういうふうに聞くというのは、議会制民主主義で執行部の提案とは違うんですよ。私たちとしてはいろいろな声を聞いてきたこの2年間。聞いた中において、他人の土地10年借りたって、20年借りたって、自分のものにならないよ、そんな土地借りるの。 もう一つ、歩いて5分以内だったら歩いてもらったらどう、丈夫な人は。という選択肢を持って、今回提案をしています。 もう一つ、最後の旭ケ丘公民館での地区懇談会が終わらないのに議案出しちゃおかしいじゃないか。僕たちは説明をしながら議会の皆さんにも説明をする。ある意味こういうようなやり方で、全部完結してからどうですか。こういうような方法ではなくて、きちんとそういう手続を取りながら行う。これが伝統だと思っていらっしゃるが、他市では、位置を条例で定めないで、土地どんどん買っちゃって、どんどん工事、検査やる。前、言われましたよね、古川やっていいよと。最後できてから、庁舎の位置を定めるでもいいよって。僕、県内で見ましたもん。だけど、それ途中まで行くとおかしな状況になってきている。ただ、多治見市としては総合計画に基づく計画行政、全ての資料は議会に出しなさい。議会に出していないということは市民参加ではない。市民参加をもっとやれというような状況で、今回提案をさせていただいております。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君の本件に対する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。 ◆15番(若林正人君) 僕は、市長が平成19年に市長になったときに、市長が市役所、シティホールと言った言葉をずっと覚えています。オフィスだって、硬いもの、お役所仕事だから変えようと言われた。 それで、今回、将来的にわたって市民が役所に用事がなくなるから、駐車場いらないようになる。文書を読んだんです、新聞で。しかし、市長が求めておるのはそうじゃないはずだと思ってたわけです。 そういう人たちが来ることがにぎわいであって、人流が増えて、駅前が華やかな中核的になるものだと私は思っている。そういう思いがある中で、現状で駅北立体駐車場と既存の思いやり駐車場で十分だと思って、あと元気な人は遠くからでも歩いて来てくれと、そういう思いなのか。心の中で市民は市役所に用がない人間は来るなというふうになっているのかどうか、それだけ最後に。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 全く違います。シティオフィスからシティホールにしたい。 現在の駅北庁舎を見ていただくと分かりますが、2階にピアノがあります。市役所は、硬い、威張る。だけど、ああいうところに来て、みんなが楽しむ。虎渓用水広場を造るときもすごい議論だったですよね。一銭もお金も生まないような、何であんなものを造るんだ。でも、非常に高い評価をいただいております。 今回、提案をしようとしている新本庁舎についても、今、春日井市役所に派遣で行っている職員が、建築の技術もないのに、自力であのポンチ絵を作りました。 365日のうち、市議会の本会議場は何日間動くでしょうか。それ以外、机を取っ払っちゃって、みんなで音楽やったり、子どもが遊び回ったり、そのようなものはどうですかという一つの提案。したがって、弱い人は絶対保護するけれど、足ぴんぴんの人、5分歩いてよ。歩くの嫌だったら金出してよと。 駐車場 4.5億円、地下駐車場6億円、そういう議論、僕たちは今回は5つのところからやっぱりその分のお金を後世に回そうよ。あるいはその分のお金をもっともっと公共交通の充実に回そうよ。玄関横づけで1分のところにいたいけど金払いたくない。無理ですもん。だから、僕はいまだにシティオフィスという考え持っていないです。シティホールです。 もう1個は、駅南から南北自由通路を使って本庁舎を通ってきて駅北庁舎に行ける。一体感ですよ。あれがまさにシティホールという感覚を持っています。 ぜひともそういうような気持ちでいろんなところを聞いた中の選択肢だけれど、位置を定めていただくという、今回、条例出しましたが、いろんな部分のオプション、あるいは詳細部分、それについては当然階段を一歩一歩上るように、議会に提案をしますし、そこの中で予算の議論もしていただく。 グレードアップしろ、もっと削れ、そういうようなことを聞きながら、一歩一歩前へ進んで行く。もう1回言いますけれど、地震、防災のときに、大変な状況になりますよ。ウクライナ、高い、状況が悪い。そのときにどこかでやっとかないと、後世に大きなツケが回ってきますよ。こういう意味で、今回、私は6月に提案をさせていただいております。 ○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 様々な議論をお聞きしておりました。 まず、審議未了廃案になってから、私は市民委員会をきちんとやっていただきたいということで提案をいたしまして、それをやっていただく中で、本当に貴重な御意見をいただいているなというふうに傍聴していて思いました。 特に市長が言われているように、駐車場の問題では、 1,400万円で民地を借りて、しかもその上に4億 5,000万円の立体駐車場を造ってしまったら、永遠にその立体駐車場がある限りは、その借地に 1,400万円払わなければいけない。そして、人口が減っていく中で、そういう車の需要が果たして見通しができるんだろうか、そういう疑問を持っておりましたので、今回の提案については非常に大きな決断であったというふうに評価をさせていただいております。 ただ、皆様が心配されているところも分からないわけではないですので、本当にフォローするべきところがあれば、それはもちろんその方針を基本としながら、小さなちょっとした工夫によって、駐車場で困る人がいたら、それをフォローできるような、そういう体制は多分できるんだろうというふうに私は考えておりますが、いかがでしょうかということです。 それと、物価が上がる中で、その 1,400万円と4億 5,000万円の費用が不必要になってしまうのかどうなのか。それはちょっと心配がありますけど、私としては、その節約したというか、不要になったお金で市民の移動手段の確保、いわゆるネットワーク型コンパクトシティがどのように成立するかといえば、市民の方が自由にというか、障害なく駅近辺に来て、そのにぎわいの中に参加していただけるような、そういう施策のためにぜひ使っていただきたい。どんなに皆さんが喜ばれるかということを感じております。 確かに車社会ではありますけれども、車に乗れない市民がだんだん増えてくる中で、簡単に市役所にも行けない人も増えてきます。駅やいろんなところに行けない人が増えてくるんですけど、そういう人たちの移動手段として、その節約したお金をしっかりと使っていただきたいというふうに考えますが、いかがでしょうか。 それから、費用の点で問題提起がありました。 私は、シティホールとしての機能は、今ある駅北庁舎が十分果たしていると考えておりますので、それはもうシンボルとして十分機能しているというふうに考えております。 それで、その費用ということを考えるならば、今回の本庁舎の性格づけというか、位置づけはあくまでもオフィスとして、できるだけシンプルなものにしていただきたい。見てくれがいいとか、そういうことはもう全然私は考えていないくて、機能重視というところを要望したいわけですけども、その点についてのお考えはいかがでしょうかということです。 それから、駅北庁舎ができたときに、私が市民の方からいただいた言葉は「なぜ一緒に駅北庁舎と本庁舎を一体化したものを最初から造らなかったのか」ということを伺いました。 私自身は、今、駅北と駅南という形で庁舎が分断されていることについて、極めてマイナス面があるというふうに考えております。 それは、市役所の中で、それぞれの職員の連携とか、そういうものがやっぱりしっかりと日常的に連携していける。一つの施策は、そこの担当課だけが担当するものではなく、様々な要因が絡んでくる中で、日常的なディスカッションができるようにするためには、やっぱり分庁舎であってはいけないだろうという考えがありますので、ぜひその点について、市長がどのようにお考えであるのかということです。 それから、市長、地震、地震というふうに言われますけども、私の知人の中で地質の専門の方がみえます。 最初ここを補強したときに、議会の中としては、駅北庁舎は耐震化するけれども、こちらはもう何もしないというふうな執行部のお考えを伺ったときに、私たちもですし、職員もそうですけども、死なない程度に補強はしてもらわなければ困るというのが議会側の多くの声でございました。その声を受けて、死なない程度かどうかというのはあるんですけど、補強してもらったという記憶がありますが、この本庁舎の中の様々な課題を担当の係の方に案内して説明していただいた中で、これはちょっと限界だなというのは私自身も強く感じております。その専門家の方は、ここ二、三年、かなり地震としては危ないだろうということを伺っておりますので、できるだけ早いほうがいいんだろうなというふうに思いますけれども、でも、それにはやはり工程というか、きちんと皆さんに納得していただけるような工程を踏んでいただかないといけないとは思いますが、そういう危機感を持って、私も、駅北の本庁舎の建設については考えを持っておりました。 以上、質問させていただきます。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず1点目の借地料と新立体駐車場のお金を公共交通の利便性の拡大に、御意見として十分承っておきます。ただ、東京を中心とした大都市のような形の交通ネットワークを多治見市で構築するというのは極めて困難です。 どこまでそれに近づくことが、今より利便性を高めていくのか、それプラス費用対効果をしっかり検証してまいります。 2点目、デラックスじゃなくていいよ、御意見として承っておきます。ただ、虎渓用水広場ありますよね、駅北庁舎ありますね、JR多治見駅ありますね。そこに何か無機質なトタン張りみたいなやつがぽこんとできて、ということがいかがか。 ただ、ちょっと井上議員、これ議会の議決がもう終わった後の話みたいな感じで、えらい、僕は答えるほうがちょっと苦しい思いをしながら答えていますので、議員の皆さんも、市長、調子乗ってんじゃないのというふうに思わないでくださいね。 次、3番目。 何で最初から一緒に一体感として造らなかったの。そのとおりだ。だけれど、選挙で選ばれる政治家と司として役人は多治見市全体の財政、今後のことを考えたときに、当時の幹部会の中の議論としては賛成者たった1名でございました。 こういうようなことから、2段ロケットで行こうというようなことで、土地はあのとおり期限までお貸しをした。そして、お返しをしていただいている。こういうような状況でございます。 4番目、地震の可能性は高まっている、これはどこの勉強会に行ってもそうです。 陰で言う人がいるんですよね。地震だ、地震だって市長脅すけれど、来なかったらどうするんだと。来たときに、この日ノ出町の本庁舎では業務継続は困難です。 そのときにそういう簡単なことを言う人は責任を取ってくれますか、取ってくれません。こういうようなことから、私自身はもうこのあたりが十分議論をしていただいたものですから、しっかり、今回は議論をしていただいて御議決をいただきたい。こういうような形で、6月議会に提案をさせていただきます。 ○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 公共交通については検討していただくということでした。 私どもの地元では、なかなか公共交通がないという状況の中で、AI(あい)よぶくるバスというものが走っております。 昨日も、たまたま外に出ていたときに、歩いて来た方がみえてて、そのAI(あい)よぶくるバスの話をしたときに、非常に便利で助かっているというお話でした。 公共交通についてもいろいろな形態があるかと思いますけれども、そんなに費用をかけなくても、AI(あい)よぶくるバスということの説明をちょっとしないといけないのかもしれないですけど、電話で予約しておくと、自宅まで来ていただいて、そして、目的地まで連れて行っていただくというようなことなんですけども、そういう中で、本当に市民の方から喜ばれているわけですけれども、公共交通、非常に力を入れていただきたい、そのことによって、その駅のにぎわいというものはつくられますし、また、市庁舎の便利さというのも有効に活用できるというふうに考えておりますが、その点についても、もう少し力強いというか、それはさっき苦しいと言われていましたけど、そういうものがあれば、その駅北に本庁舎を持ってくるということについて、多くの市民の方の賛同が得られるだろうという、そういうものがあれば、もっともっとこの案に市民の方も賛成していただけるんじゃないかという、その思いを込めて質問をしたわけですが、いかがでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 10万 8,000人のレベルの都市では、公共交通については相当お金も入れていますし、もう1個はアイデア。 全国から、どこでそういうアイデアを考えるのというぐらいのアイデアをいただいています。 AIですから、AI(あい)よぶくるバスというようなことを実証実験をやっています。 空気を乗せて走っているだけ、いろんなところで言うことを聞くんですけれど、ボディーを小さくする。あるいはダイヤを固定してしまう。人が乗ろうと乗ろまいとやたらめったら走っている。お金だけが出す。こういうことではまずいということで、都市政策課は積極的に動いていきます。 地域あいのりタクシーについても、さらに拡大をしていくというようなことで、しっかりここ物すごく関連の質問ですから、僕、気をつけて答えているんですよ。議会の議決がないのに、任せてくださいと言ったときに、お前、可決当然でものしゃべるなって、もう目つきで分かりますので。そのこととやっぱり人口減少とか、ネットワーク型コンパクトシティ、郊外の拠点とどう結ぶかというようなことについては、公共交通なしでは語ることができません。そのことについては、しっかり都市政策課を中心として、さらに動いていく。 もう一つ、グッドニュースは、これまで名古屋鉄道株式会社というのは、ほとんど東濃鉄道株式会社の親会社というものの言い方しかしませんでした。 名古屋鉄道株式会社が直接、多治見市の中に入り込んで、まちづくり、公共交通、もっと言えば、名古屋市からの観光客をJRの切符を使ってここに連れてくる。こういうようなことも名古屋鉄道株式会社自体が本気になって動き始めている。こういうようなことも含めて、しっかり中心部はにぎやかになってきらきらしているけど、郊外はつらいぞといったときに、どう結ぶかといったときのネットワーク、公共交通については、今後しっかり都市計画部を中心として、さらに充実と拡大を行ってまいります。 ○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 1点だけお聞きします。 先ほど市長が、静かなる多数派への意見、どういうふうに声を聞くのか、これが市民の大多数の同意を得られたというところまで持っていくための、市長としての基本的な考え方だということをおっしゃいました。 そこで、この議案4号冊6ページ、パブリック・コメントの(9)優先度について、9件出ております。意見の趣旨として、ア、コロナの影響で市民の暮らしが混沌としている中、庁舎の建て替えは優先的にやることではない。イ、本庁舎の建て替えより行政として、優先順位の高い施策があると思う。これに対して、先ほどからの市長の答弁と同じように、行政の回答が書かれております。 私も、もちろん本庁舎の現在の耐震性含めて、設備に対する老朽化、これはもう本当に待ったなしだと思っている。庁舎管理の方が、本当に懸命に汗をかいて、上へ行ったり下へ行ったり、もう大変な作業を毎日繰り返して、今、守ってもらっています。ですから、もう建て替えについては当然というふうに私も考えております。ただし、2年間延期してきた一番の盲点は市民の合意を得る。この1点だったと思います。 ◎市長(古川雅典君) 盲点ですか。 ◆14番(三輪寿子君) 盲点というか争点、この市民の合意を得る。そこの中で、下のほうに、これは市民の意見ですから、ちょっと代読しますね。 「本庁舎の移転及び場所の決定は、住民投票か次期市長選挙の争点にして、市民の意見を聞いてほしい」と、こういう意見を言う方もございます。 昨年でしたか、市民と議会との対話集会を開いたときに、川南の方々は非常にこうした意見が強かったです。むしろもうそこに立っている議員一人一人の態度はどうなんだというところまで追求されました。 私たちは、市民により安全な拠点、それを造るということを目指して今まで議論してきました。ただ、住民合意が本当に大多数得られているのかどうか、このことについて、もう少し、いつまでやっても切りがないという面はありますけれども、こんな意見が出ているということ自体、まだまだ少なくない方が反対をされているわけです。 そこで、こういう状況の中で、市長はこれを本当に大方の市民の合意を得られたというふうに判断されたのか、このことが1点。 地区懇談会で、私の地域の市民の方から、住んでいる団地から多治見駅に送迎などで行く場合に非常に渋滞すると、そのことに対して何か策はありますかという、そういう質問があったと思います。それに対しては、市長はまだ策を持っていないというふうに答弁されたと記憶しております。 その2点、どういうふうにしていくか、その点についてちょっと伺いたいと思います。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 途中で住民投票という言葉が出ましたけれども、本当に、これが常設的な住民投票の必要性があれば、市民の動きがあるはずです。徹底的に署名を集めて、議会制民主主義ではまずいと、直接市民の声を問え、こういうような動きがあるはずですが、ここ2年間そういった動きはございません。したがって、従来の議会制民主主義、市議会議員の皆さんの3分の2の議決を得るというような状況に、今日至っています。 おおむねの合意を得たか。あと2年間、もっと広報活動やって、もっとやっても、やっぱり出る意見というのは必ずそういった意見は出てくるというのが、僕の経験値です。皆さんも薄々分かっていらっしゃると思います。 もういいよ、もう言わないよというような人は、あの地区懇談会の中にもたくさんいらっしゃいます。そういうような人たちの全体のところを見てということと、もう一つは市議会の中でこの間2年間、本庁舎建設に関する特別委員会及び小委員会で議論をしていただいた中で、三輪議員が言われるように建て替えは必要である。これは全会一致で決定をした。こういうような報告をいただいた中で、議会制民主主義の最も重要な庁舎の位置を定める、これの単体の議案。 もう一つは、あえて予算を提出しないというようなこと。もう一つ今回の議論の中で明らかになっているのは、事ごと一つ一つの例えばシティホールかシティオフィスか、エレベーターがいるのかいらないのか、どういうようなことにするのかというようなことも含めて、一歩一歩全て議会の皆さんと予算と計画については議論をしていく。こういうような計画でございます。 ホワイトタウンから多治見市内に行く道路を何とかしてよ。最下流部の中の県の工事としての(仮称)平和太平線、これに私自身は全精力を傾けています。 総事業費 100億円と言われるのがさらに拡大をする。もう一つは、その分の10億円は基金としてもう貯めている。ただ、ここ1年間は(仮称)平和太平線については動きは全く見せていない。こういうような中で、同じ会場に岐阜県議会議員がいる中で、僕は相当発言を控えます。市単独の道路計画として、何か計画ないのといったときに、今は市単独としては持っていません。ただ、御案内のように、(仮称)平和太平線、あれがやっぱり多治見市全体の道路交通網の喉の骨を抜く、いかに重要か、いかに岐阜県がそこに集中的に精力を持ってもらうのか。 もう一つ、明るいニュースとして、都市間連絡道路の一部が、古屋圭司衆議院議員がすごく頑張っていただいて、重要物流拠点道路というようなことになりました。 県工事でやっていくとあと50年か60年かかるところが、予算が一気に15倍ほどつきました。したがって、東町から国道19号線の池田町までどういうふうに先線を延長するのか、これの絵を国土交通省と多治見市の都市計画部と岐阜県でつくりなさい。こういうようなことも言われています。ただ、こういう話って物すごく時間がかかるというのは経験値です。 この前、竣工式で来ていただいた、土岐・多治見北部連絡道路、交渉から6年で造りきりますよね。ああいうスピード感を持って行くというようなことが必要ですので、ホワイトタウンから多治見駅まで大渋滞するのに何の策もないのと言われると、あの時点では、私は、多治見市としてこうしますというようなことを発言することはできませんでした。 ○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今は、多治見市全体の渋滞問題、この解決にはなかなか中長期的な、そういった交渉だとか必要だと思うし、今、努力をしていただいているというふうに解釈しています。 その方が質問されたのは、立体駐車場を利用する際のことだと思います。駅北のほうに本庁舎機能を移転した場合に、駐車場として、駅南の民間の立体駐車場も使うという、そういうお話でしたよね。そうなると、そこを利用する人が非常に増えて、その路線が渋滞すると、それに対して何か策があるかというふうに解釈しましたけれども、いかがですか。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 朝と晩の通勤のときのやっぱり大変さはありますが、役所が開庁している午前8時30分から午後5時15分まで、新本庁舎にどんどん人が来て、駅前が大渋滞をする。こういうような予測は、多治見市としては持っておりません。 ○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 一日の時間帯からすれば、そういう渋滞で混んでいるときと混んでいないときというのがあると思いますけれども、ぜひそういった調査もしていただきながら、対策を考えてほしいと思います。 それで、さっきパブリック・コメントの意見の中で、コロナの影響で市民の暮らしが混沌としている中、優先的すべきは何かということで、こういう問題を私ずっと一貫して、この庁舎問題、建て替えるというときに、問題提起をしてきました。 市民が今一番困っているのは、やっぱり仕事がなくなった、事業が続かない、暮らしが大変だということだと思う。こういうところへの支援はもちろんやっていただいております。 さっきも公共交通にそういうのを使ったらどうだという提案がありましたけれども、これをやりながら建設をしていくんだという答弁をいただいておりました。ただ、それプラス、ウクライナ情勢、そういう中で、非常に私はこの当市の地元の事業者、大変な思いをされているというふうに想像できます、働くお母さんたちも。そういう中で、もっともっと支援の強化、そういうものを強調していってほしいですが、策を講じてほしいですが、その点についてはいかがですか。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 支援の強化、特に今、国のお金をしっかり取ってくる。こういうようなことについては、多治見市役所のやっぱり提言の能力、提案の能力、他の自治体と比べると全く違うだけのお金を持ってきているというような状況です。 もう一つは、それを使って何をどうするのか。こういうようなことについても経済部を中心として、まちに出る。困っている人がどこにいらっしゃるのか。どう困っているのか。 プレミアムクーポンだけつくって、支援するというやり方とは多治見市は違います。 特に、今回、夏に陶器まつりやろうというのは、陶器業界のほうから、美濃焼GOの新しいもの、あるいは今度はテイクアウトのお弁当じゃなくて、お店で食べるようなものについて応援できないのか。 具体的にそういうようなことは、経済部長がまちに出ろ、産業観光課長がまちに出て、いろんな声を聞いてきて、そういうようなことをやっていくというようなことと同時に、当然、県、国がつくっているメニュー、これを使って持続化交付金、こういうようなことについての広報、こういうようなことはしっかりやりながら、もう一個、地震があったらまずいよ。ここの中の状況を見たら、三輪議員も見られたように、よく庁舎管理の方が頑張ってやってくれているわと、あの人いなかったらどっかでぶすっと穴開いて終わりですよ。 では、両方を合わせてしっかり動いていく。庁舎のほうばかりやって、あとこっちのほう関係ないなという気は毛頭ない。ただ、どんな状況の中でもそれをやろうとしたときにコロナ禍だ、ウクライナだ、全部値上げだ。こんなときに、あんたらだけがのほほんと暮らせる庁舎だけよく立派にお造りになるわね。これ毎回出る議論ですけれど、こういった危機の状況の中であっても、市民の暮らしと安全をしっかり守っていく、その減災・防災、もう一個、国土強靭化の1丁目1番地が庁舎である。こういうようなことは、全国市長会、特に静岡県静岡市の田辺市長については、相当深い意見交換を行っておりますので、もう一度、総務省、財務省に対して働きかけを行って、再度、こういった有利な起債の復活、こういうようなことも含めて、総合して動いて参ります。 ○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第67号 多治見市職員による公益通報に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第68号 多治見市税条例等の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第69号 多治見市行政財産の目的外使用に関する使用料徴収条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 行政財産を目的外使用できるようにする内容について、合理的な判断ではあるので、それを今回改正するということも理由のあることなんですが、この金額を見てみますと、結構高額なんですよね。そのいわゆる1平方メートルあたり 600円を乗じて得た額という形になるので、建物はそう大きくないですが、土地についてはそんな大きな土地を借りるというような、行政の土地を貸すなんていうことは現実にあるんでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 金額の妥当性を図る上で、こういうふうにお考えいただきたいと思いますけれども、例えばシェアサイクル。今、まちなかにあちこちにあると思います、拠点が。あれ大体駐車場、車1台分ぐらいを占めているのではないかと思います。あそこが、今回のこの計算でいくと月額 5,800円ほどになります。 これは、よほど郊外の全く家もないところという意味で言えば高いのかもしれませんけれども、一定の人が集まるところ、まちなかでのいわゆる車の駐車場1台分として考えたときには、決してこれは法外な価格ではないだろうというふうに、適正な価格になっているんではないかなというふうに思います。 また、デリバリー事業の関係でロッカーが設置されていますね。市役所の庁舎の前と南北自由通路のところ、あのロッカーをこれで計算しますと、月当たり 2,600円程度という形になります。ですから、我々、値段どのあたりに置くかというのはいろいろ議論しましたけれども、決して間違った値段ではない、妥当な価格ではないかというふうで設定をさせていただきました。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 中に減免ができるという形があるので、その政策的な目標と、その実際の提案された内容を見て判断ができるということにはなるんでしょうけれど、政策的な提案というのを多治見市はどんな形で受ける体制が取れているんでしょうか。各民間の方から、これをこう使いたいという形で出てきたものをそこでぱたっと出くわしたような形で処理しているのか、政策的な方向づけをする形、例えば生活工芸のまちにしていくためにどうとか、あるいは先ほどの自転車じゃないですが、公共交通が足りないところをカバーするためにとか、あるいは美しいまちをつくるためにこうだとか、何か目的と合わせる形の取組というのはされているんでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 御質問の御趣旨のとおりでして、具体的なお話で言いますと、当然、環境課とか、あるいは産業観光課とか、その具体的な施策をつかさどっている部署が研究機関だとか、あるいは民間の事業者、そういうところとどういう協力関係ができるのか、そういった議論からスタートしています。そういった議論があった中で、市が考えている方向性をより進めていく、そういった事業のときに、担当課と財産を所管している総務課のほうが相談をして、今回の条例で定めるような方向でいくのかどうか、こういった議論をして決定をしている。そういう流れになっております。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 庁内的に、この案件があったらここに合議をするとかいう形で、全体を見るという仕組みというのはあるんですか。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 全体をということで言うと、実はこれ、先ほどの御質問の中にもあったんですけども、これチャレンジするのを応援していこうという側面がありますね。ですから、チャレンジするのを何とか後押しして、市が求めていく方向性と一致するものであれば、よりそれは末永くやっていただこうという形なものですから、最初の取っかかりのところでチャレンジしようというところに対して、何か総合的な何かフィルターをかけて、いい悪いとやっちゃうのも、ちょっとあまり行き過ぎると、せっかくの芽を摘んでしまう部分がありますから、スタート時点では、ある程度幅広く考えてということなんですけども、それが本当に軌道に乗って、何とかある程度長い期間やっていこうとしたときには、今回、ここでお示ししたような、お金をちゃんといただきますよと、ビジネスの上にちゃんと乗っかるような形にしてくださいよというふうにしていこうと、そういう内容のものでございます。 ○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第70号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第71号 多治見市介護保険条例及び多治見市国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第72号 多治見市たじっこクラブの実施に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) たじっこクラブの利用状況ですけども、現在は基本利用と午後7時までの延長利用の2つなんですが、それぞれどのぐらいの方が利用されているか教えてください。 ○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 昨日の6月1日現在で、全体で 1,037人が利用されております。 基本利用が 392人で38%、延長利用が 645人で62%の利用状況でございます。 ○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) この一部改正については、利用者からのアンケートや窓口での要望ということで承っております。 朝は1時間早くして、午後6時までの利用を新たに設けたことが、利用者のニーズに応えた大変よいことだと思いますし、定住促進にもつながると思います。 そこで、先ほどの利用者数ですが、これを一部改正して、来年度4月以降で新しい区分をつくると言われていますが、今の段階で、この基本の利用の午後5時、延長の午後6時、延長の午後7時、それぞれどのような数字を想定して、今回の改正に至っているのでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。
    ◎教育長(渡辺哲郎君) 業務契約を来年度更新します。それで、5年間の推計をしました。 来年度、令和5年度ですけども、全体で 1,065人と見込んでおります。そのうちの午後5時までが23%で 245人、午後6時までが40%で 426人、午後7時までが37%で 394人と見込んでおります。 ○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 今のお話からしますと、基本の午後5時までの方は、今現在 392人で、来年の4月からの想定は、 245人ということを言われたわけですけども、今まで基本料金で、これからも今まで同様に基本利用される方は、8月が 1,000円アップ、8月以外が 500円アップということで、その方にとっては何ら事情が変わらない、朝1時間早くなるのを使うか使わないかは別として、何ら事情が変わらなくても料金が上がるわけですけども、こういった利用料金が増えることに対して、これも利用者の方、窓口での話などから、何か利用者からの声はありますでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) パブリック・コメントでもございました。今回の基本利用が一部値上がりをしますけれども、それは市民サービスの向上もあります。午前7時半から学校がない日は利用できるということで、そういうメリットを考えて、私のほうはそういう苦情とか、そういう反対とかいう意見は一切聞いておりません。 ○議長(石田浩司君) この際、暫時休憩いたします。   午後0時00分休憩     -------------------------   午後1時00分再開 ○議長(石田浩司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 今回の制度改正に当たっては、どういった議論がまずなされていたのか。利用者の声はすごく反映されているかとは思うんですが、事業者の声は反映されていますか。 あともう1点、事業者の負担が今回増えるような感じもありますが、その分は委託料金として反映されますか。その場合の金額はどれほどになって財政負担への変動はあり得るのか、お願いします。 ○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) まず、議論でございますけれども、今年度で現在の業務委託の契約が終わります。つきましては、議会からの意見が出ましたし、市民のほうからのいろんなニーズも聞いておりました。そういうことを踏まえてアンケートも行いまして、時間の利用区分とか利用料金について検討しました。 事業者の声ですけれども、やはり事業者におきましても利用者から声を聴いた上でのこの結論でございます。 事業者の負担ですけれども、当然、新しく契約を結んでいきますので、そのときにしっかり説明して委託料もしっかり明記をしながら、行っていきたいと思います。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 本当にこの制度は、すばらしい制度だと常々思っていて、今回にしても利用者にとって非常に優しい制度にしてくれていると思っておるんですよ。もう圧倒的に他市に比べてよいアドバンスを持っておる制度だと私は思っているんですけれど、なぜ、定住促進のメインテーマにどーんとうたわれていないのか、多治見市は。流山市では、「母になるなら、流山市。」といったキャッチーな言葉でばんばんやっているのに、こんないいものがありながら私その部分ではあまり見たことがない、これが特化して出ているのは。よいものはもっとすべきだと思う、全く関連ですけれど。本当に真剣にやるなら、こんないいものは使わない手はないと思うんだけれど、所管の部長の意見だけちょっと聞きたいです。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) お褒めいただきましてありがとうございます。 多治見市は、子育て環境が県下ナンバー1、医療環境も県下ナンバー1、いろんなナンバー1を言っていますし、そういったところでしっかりと周知をして、今お褒めいただいたところについては移住定住につなげていきたいと思っております。 ○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第73号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) この条例によって本社機能を移転する、また期限が延びたということなので、改めて質問したいと思います。 これまでそういった誘致の実績はあるかどうか、これが1点目です。 2点目に、その誘致に関して積極的な誘致活動をしているかどうか。 3点目に、これからの展望として誘致の見込みがあるかどうか。この3点をお聞きします。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) この東京23区からの移転については、実績はありません。これは県内もありません。 それから、岐阜県では特にこの東濃エリア中心が一丸となって、東京23区から本社機能移転ということで、東濃クロスエリア特定業務施設整備事業計画を立てながら積極的な誘致をしているという状況でございます。 ○議長(石田浩司君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 2年延長したということで何か見込みがありそうだとか、そういうことはありませんか。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 積極的に活動しますが、今のところ見込みはありません。 ○議長(石田浩司君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 今のこの件で、多治見市も同じ企業立地促進条例の下で企業誘致をこれまで進めていただいて、それにおける税収もあります。 ただ、この国の政策を使うことによって、交付税措置においていろんなことでメリットがあるということは説明を受けておりました。ということは、やっぱりこれからはターゲットとして、東京23区のほうの企業に対しての誘致活動を強化していくということが大事と思いますが、その辺の心構えについてお聞かせください。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 精神論としてはすばらしいですが、東京23区に本社機能があるものが里帰りしてここに来るということは、ここに書いてありますけれど、極めて難しいですよね。例えば、石川県の小松市に大きな重機メーカーの株式会社小松製作所がありますよね。あれは世界的なブランドなんですけれど、小松市が発祥の地だから、そこに里帰りしてくる。あるいはファスナーのYKK株式会社、あれも富山県に里帰りをしてくる。 多治見市から出ていって一代で財を成して東証一部上場になった本社が、東京都のどこにあって、そこの社長に会って「お願いだから里帰りしてください」と言わないと、ここに書いたものは成就しないです。したがって、私自身がトップセールスをやりながらというようなことですが、それに適合するような「この企業」と指を指せるような企業は東京の一部上場にはございませんので、ある意味、国の制度が期間を延長して、この夢を持ち続けないといけないよというのがあめ玉の地方のあめ玉。 もう1個は、東京の一極集中を是正していますよというのが政権の考え方。この今回の条例の裏には、この2点があります。したがって、私自身が東京都へ行って一部上場の本社機能をここに呼び戻してくる、この具体的なターゲットというのは現在も持っておりません。 ○議長(石田浩司君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 理解できます。ただ、これからリニアの誘致、その他、一極集中による大災害のときの分散化とか、いろいろな視点があると思います。やはりいろいろな情報収集を大きくして、時には東京都にいる地元出身の市政アドバイザー、またいろいろなところで縁を作りながら意識を持っていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第74号 多治見市文化会館の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第76号 令和4年度多治見市一般会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) まず、補正予算の中で特に国からの臨時交付金が多くを占めておるわけですが、これは主に経済対策に使うことが示された上での資金使途とは思います。 今回のこの臨時交付金の配分がどういった考え方で基本的に行われていたのかというところを大きく改めて伺わせていただければと、どういう考えに基づいて配分されているのかをお伺いします。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) どういう意図でという部分は、国がどういう意図で地方に配分したかということではなくて、多治見市内でどういう配分をしたかということで答弁します。 基本的には私、歳入のほうの担当なものですから、そちらの面からいきますと、内示があったものに対して従来からやりたいと思っていた事業を実際に集めたというのが現実です。 現実ですが、その中で今回は見ていただいて分かるように、昨年度まではどちらかというと感染対策。目の前で困っている人をどうやってその災いから救っていくのかというような部分はかなりウエートがありましたが、今回の配分についてはどちらかというと経済対策。むしろ今後の新たな事業展開を後押ししていって、新たな時代のあるいは新たなビジネスの在り方、そういったものをきちんと模索していけるような、将来を見据えた部分により大きく配分していこうという形での査定を行いました。 ○議長(石田浩司君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 私の質問がざっくりし過ぎてちょっとお答えがしづらかったかなと思いますが、今の説明はよく分かりました。 その上でもう一度聞きますが、要は今回、例えば交通事業だとか美濃焼だとかお菓子だとか、今までも当然支援してきたところも入ってはいるんですけれども、今回ここに光を当てたということについて、むしろ経済部に伺いたいところでもあるんですけれども、経済部としてここに光を当てなければいけなかった理由というのが、今の総務部長が言われるようにどちらかというと前向きな意味だったとは思うんですけれど、この今回のお金の使い方から見て多治見市の経済状況を経済部はどういうふうに見ているのかと。そういう意味合いで聞かせていただいたので、いま一度お答えいただければと思います。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今までもこれからもそうですが、こういった経済対策をやるときには必ず現場の声を聞くようにしています。 今回もいろんな企業に聴き取りを行う、それから小売店等に聴き取りを行う。そういった中で例えば企業の中から、今まで救済的な措置の補助、これはもう国も県も多かったんだけれども、前向きな新しい事業をやることに対しての補助金がまだ少ないんじゃないかと。そういった意味では、緊急経済対策関係費の中にあります新事業突破支援事業ですとか、それから副業人材のマッチングサイトを使った事業、そんなようなものが含まれております。 それから、ここのところのまん延防止等重点措置で一番やはりダメージを受けているのが飲食店ということで、今までの実績、好評であったTAJIMEALGOを使って、これをまたまちの活性化につなげようと、次につなげる事業をやっていこうということで経済対策事業を今回企画させていただきました。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 今の吉田議員の質問にもつながると感じるんですが、それはよく分かるんですけれども、これだけ偏りますと、本市では一般市民の生活の困窮に対する救済支援という視点のものは、もう現時点では不要だという判断をしていいのかどうか。これはもう十分だと、この補正予算(第2号)ではもういいのか。補正予算(第1号)は、子育ての部分で分かります。それ以外、子育て以外でもコロナ禍で生活が困窮している人はいっぱいいるわけで、ある意味新型コロナウイルスがある程度収まった後のアフター的なことは今、経済部長の説明で分かりますけれど、ウイズコロナで困窮している方はいないのかどうか。それをちょっと明確にしてください。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。 ◎企画部長(柚木崎宏君) 国の政策の中で非課税世帯への支給とか、真に困っていらっしゃる方については対応もしておりますので、この臨時交付金の使い方については今、経済部長が言いましたとおり、本当に困っている方々へのセーフティネットも国でやっている。 あと、市として、どういった形で市の中でこれからのコロナ対策として施策を打っていくかということについては、両方の視点で行っているということでございます。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 分かりました。その辺のところをこの経済面だけではなくて、きちっとやっておいていただければ、それはもう結構なことでこれ以上は申しません。 では、個別のことで、3号冊11ページ、小学校及び中学校の教育活動支援事業費についてお尋ねしたいです。 これは説明文のほうを読みますと、新型コロナウイルス感染症の影響により中止または延期となった修学旅行にかかるキャンセル料の発生に備えた各学校会計への補助の増額ということで、当初にはほとんど予算がないのでこれはこの財源で予算をつけたと思うんですけれども、新型コロナウイルス感染症は一昨年、昨年とあったわけで、これまでの実績というのはどういう財源を持ってこのような対応をされていたのか。 それともう既に現時点では中学校で修学旅行は済んでいる学校もあると思うんですけれど、この積算となった根拠、あくまでざっくりとして取りあえず計上したのか、そういうものは執行が済んでいる必要のないような学校についての分は減らして予算化しているのか、ちょっと併せて教えてください。 ○議長(石田浩司君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 修学旅行は現在、中学校では6校が5月中に実施をしました。これの割合なんですけれども、新型コロナウイルス感染症の関係でやっぱり宿泊業者のほうもかなり逼迫しておりまして、企画料を全部取るとか10%、20%、30%といろんな段階があります。それに備えて、この割合はコロナ禍の前の令和元年度の小学校が2万 5,000円、中学校は6万円という前提で、その10%を見ました。 それで、この人数のことですけれど、5月は無事に6校が行きましたけれども、その段階ではやはりコロナ禍でどうなるか分からないということです。去年は各学校が全て行きましたけれども、本当に日程を変更したりとか行き先を変えたりとか、いろいろありました。 去年で言いますと、金額的には29万円ほどで終わったんですけれども、これもコロナの臨時交付金を使わせていただきました。コロナ禍の前は、市のほうは一切補助をしておりませんでした。少しでも学校が本当に安心して企画ができるように修学旅行を支援したいということで校長会からも強い要望があり、予算を計上いたしたものでございます。 ○議長(石田浩司君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 私は別にこの事業に使われたことがどうのこうのではないんですけれども、仮に今でも6校の中学校がされておるというとこの未執行の部分の予算が出るわけですけれども、この交付金で一回予算化したものが未執行で終わったときには、これはこの交付金の扱いはその後どうなるかということを教えていただきたいです。 教育関係の事業として、このキャンセル料への助成というものが優先順位としてそれほど高いものかという位置づけです。昨今これもあくまでも報道等でしか分かりませんけれども、諸物価の高騰により市民生活や学校給食会計現場が大変だということをよく見受けます。 多治見市は、直接的には執行部の方からお聞きしたことはないわけですけれども、いろんな話を聞きますと、この交付金はその分野にも使えるという話も聞くわけです。仮に、その判断はいろんなところでしていただくんですけれども、修学旅行のキャンセル料の負担が教育の現場でそれほどに最優先事項としてここに上げなければいけないことなのか、それ以外に重要なものはなかったのか、その判断についてちょっと教えてください。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 当然のことながら教育長とは議論をしますし、校長会でも議論をします。他の学校がやっているのは学校給食、料金が上がっているから、その分の補填をする、あるいはデザートをつけてあげる、そういうようなことを優先するのか。教育長からいつも必ず出てくるのは、学びの場を保障したい、もう一つは、その最も重要な時期に体験、経験をすることを大切にしてあげたい。 したがって、学校現場はキャンセル料を怖がって、やらない方向あるいはめちゃくちゃ近いところでお茶を濁すような修学旅行はさせたくないというのが校長会の意見ですし、教育長の意見です。したがって、それをてんびんにかけるときに、学校給食を応援してあげたほうがもっと喜ばないかといったときに、多治見市の教育現場については、やっぱり学びの保障、体験・経験の保障、こういうようなことを行いました。 もう一つ、全体的な根底から流れているのは、市単独でたった1万円でもいいから配る、こういうようなことをやっているところはありますよね。水道料金を下げるということをやっているところもあります。 多治見市は伝統的にそういうやり方ではなくて、教育現場には校長先生は何を求めているのか、連合PTAは何を求めているのか、経済部は現場の飲食店がどう疲弊しているのか。例えば公共交通だったら、今まで僕たちはバスとタクシーしか気がつかなかったけれど、みんな使ったことがある代行運転事業者、こんな人たちが困っているぞという声を聞いてくる、こういうようなことがあって政策の決定順位をつける。 今回については、今疑問に思われることなんですが、やっぱりおどおどして修学旅行を、お茶を濁すとかやめちゃおうということよりも、こっちのほうがその成長期の子どもには重要だと、そういう政策判断をいたしました。 ○議長(石田浩司君) 総務部長 仙石浩之君。 ◎総務部長(仙石浩之君) 1つ目の御質問で、未執行になった場合のということで御質問がございました。 これはそもそも今回、補正予算で割り当てた国からのお金というのは、令和3年度の臨時交付金の枠なんです。令和3年度で多治見市に約 3.9億円の内示があったわけです。 そのうち、かなりはもう充当してきておりますけれども、今回さらに充当しなかった分を充当するような形で補正予算を組んだんです。それでも実は 3.6億円なんです、今のところ使い道が決まっているのは。残り 3,000万円は今後の様子を見ながら、より効率的・効果的な部分に割り振っていこうと思っていますが、未執行になった部分は当然その中で充当していく。今年度中に終わる事業に充当しないと、令和3年度の国からの補助というのは失効してしまいますので、それは必ずやっていきます。 あと1点、最後のところで、諸物価が高騰していることに対してもっと何かやるべきではないかということについては、基本的には市長からお答えさせていただいたとおりなんですが、実は国からの臨時交付金、今回この諸物価高騰に対応する形で、さっき言った令和3年度とは別に令和4年度の臨時交付金の内示がございます。これについては、具体的にどういうことをやっていくかというのは今後の検討に委ねられているという状況でございます。 ○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 3号冊8ページ、3款民生費の2項児童福祉費、12節委託料について、お尋ねします。 心身障害児通園事業費で 123万 4,000円という予算がついています。これは4号冊23ページ、5番でついているわけですけれども、この 123万 4,000円を発達支援センターなかよし・ひまわりの福祉・介護職員特例処遇改善として指定管理者委託料に充てるということが書いてあるわけですけれども、具体的にそこで働いていらっしゃる職員の給与に直接反映されるのか、どこにこの 123万 4,000円が持っていかれるのかを教えてください。 ○議長(石田浩司君) 福祉部長 加藤泰治君。 ◎福祉部長(加藤泰治君) 今回のこの処遇改善の交付条件の中に大きく3つございますが、そのうちの一つに交付金の全額を賃金改善に充てること、またその改善の合計額の3分の2以上をベースアップに充てるという要件がございますので、これにのっとって賃金に全て充てるということでございます。 ○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) それでは、この 123万 4,000円ですが、発達支援センターなかよし・ひまわりに職員が現在それぞれ何人いらっしゃって、そのうち今回の処遇改善に該当する職員の方はそれぞれ何人、また1人当たりどの程度の金額になるのかを教えてください。 ○議長(石田浩司君) 福祉部長 加藤泰治君。 ◎福祉部長(加藤泰治君) 職員の内訳でございますが、発達支援センターなかよしで12人、発達支援センターひまわりで11人の合計23人でございますが、その職員全てが今回の処遇改善の対象になるということでございます。単価につきましては、これは報酬額に国が定めたそのサービス区分に応じた交付率というのがございまして、この交付率を掛けた金額、これを1人の月単位に換算しますと 3,100円程度になるというふうに予定してございます。 ○議長(石田浩司君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 1人当たり月 3,100円程度賃金が上がるということで、大変それは働いていらっしゃる方にはよいことだと思います。 それで、もう一つ、4号冊に書いてあることで気になるのが、期間が令和4年2月から令和5年2月の実績分と書いてありますよね。令和4年2月ということは今年に遡っていただけるわけでそれはそれでよいとして、何か役所的には12か月間だとか今年度末の14か月というところがいわゆる仕切りとしてはいいような気がするんですけれど、この13か月、来年の2月にしている何か理由はあるんでしょうか。来年の3月の年度末までにはならないものなのでしょうか、教えてください。 ○議長(石田浩司君) 福祉部長 加藤泰治君。 ◎福祉部長(加藤泰治君) 今回の処遇改善の対象は、まずは令和4年度の支払分、予算分ということでございますので、この障がい者の関係につきましては国民健康保険団体連合会を通じまして賃金を請求するというシステム上、支払いが翌々月になるということでございます。令和4年度の出納閉鎖に間に合う2月分の賃金までということでございますので、今回は令和4年2月から令和5年2月まで13か月ということでございます。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の使い道について、多治見市はそろそろ考え方を少し変えなきゃいけないときではないのかというふうに質問をさせていただきます。 コロナ禍で自宅にいる割合が多い各家庭では、水道代も相変わらず大きな負担で、また電気代も上がっています。一般の市民のこういうところへの支援が必要な時期という考え方が、これから物価が上がっていく、年金生活者にとっても生活が大変な時期になるというときに、考え方を変えるべきではないかというような議論はなかったのでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 冒頭からそういった選択肢と今、多治見市がやっている、まちに出て困っている人たちの意見を聞いてやる、二択または併用です。 今回についても必ず全国の状況を見ながら、水道代を下げてあげるか、電気代を補填するか、それに係る財源及びその効果というのは非常に少額になります。 もう一つは、役所内の議論の中で、お金持ちの水道代も見るんですか、お金持ちの電気代も見るんですか。そういうようなことになると事務が非常に煩雑になるというようなことから、全体的な部分の水道代、電気代の軽減あるいはそこに補助をする。こういった議論はしましたが、選択肢として、それを選択することはしませんでした。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 新型コロナウイルス感染症がなかなか終息しないという現状からしますと、今その市民生活というのは大変疲弊をしてきていて、また様々な理由での物価上昇等がある、こういう中では多治見市も基本的な考え方を改めるべきだろうと。 まちの中でお金が回転する仕組みを作って、その回転するお金が物を作る人たち、物を売る人たちのところへ行くというやり方も必要である。市民の方全般に公平に渡るという姿勢で取り組んでいかないと、市民の間に協力するという姿勢がだんだん薄れていくような結果になるのではないかというふうに考えるんですが、そういう心配はないということでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 一方でそういう御意見があるというのは十分、耳はそばだてて聞いております。コロナ禍で疲弊をしているという状況から、今のステージは大分違うと思うんですよね。もう外国人のツアー客を呼び戻そうとしている、マスクを外してもいいって国の大臣が言い始めている。 こういうようなことからすれば、コロナ禍で経済界が疲弊している状況からかなり動きが始まっている、そこの中で限られた財源、特に国費をどういうふうに使っていくのか。こういうようなことを検討した結果、従来のように自分たちが手を挙げる、あるいはここに援助をしてほしい、そういったところに積極的に使っていく。 だから、水道料金を一月に 100円あるいは 300円下げるのか、電気代を補助するのか。そういったところよりも現行、多治見市が行っているこういった制度、そういうようなことについては多治見商工会議所を中心として経済界の声をしっかり聞く、あるいは今回、夏に行おうとしている夏の陶器まつり、初めてです。これは多治見陶磁器卸商業協同組合からの提言です。自分たちがこう動きたい、こう助けてほしいといったところに積極的にお金を注入していく、こういった選択を取っています。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 前に進もうとしているところにお金を入れていくという考え方には理解できるところはありますけれど、必要なことは、まち全体でお金が回転すること。 特に、多治見の産業の場合には川下産業と言われて、全体の景気が落ち着いてきて初めて物が売れていくという位置づけにあるので、その努力をして支援をして産業が続くような形にしなきゃいけないけれど、今はまち全体が、コロナ禍が終わってみんな外に出られるようになったという話ですけれど、実際にカラオケにも行かず、お酒を飲みにも行かずじっとしている人の数というのは多くて、その人たちは、水道代は特に上がらないかもしれないけれど、電気代が上がって大変だと。こういう時期にやはりそういうふうな人たちを支援する国のお金ですので、そういう使い方をするときに多治見はあるんじゃないかと。 将来、川下産業である陶磁器関係とか、多治見の大きな企業が持っている特徴からすると戻ってくるのは最終、最後になってしまうので、それまでの支援は必要なんですが、それよりも前に多治見市内の一般の商業とか、そういうものに問題が起きる、事業をやっていく人たちが一人ずつ減っていくとかということになるのが一番怖いので、そういう点では多治見市も考え方を改めて、地域振興券のような立てつけで全市民、全事業者が恩恵を受ける、そういう対策を取ることが私はもう喫緊の課題になっていると思うんですよ。ある程度、公平になるような形で。そういう点で、もう一回見直さないかんだろうと。 大垣市は、6月から10か月分の水道料金、基本料金を全面免除すると。岐阜県は、県立と私立の小中学校、高校の給食費の増額分を支援というふうで、一般の方たちを支援する取組も始めてきていると思うところですが、その辺について、くどいかもしれないですけれど、確認をさせてください。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 御意見としてはお伺いをいたしますし、例えば大垣市等の事例については、費用対効果についてはしっかり検証いたします。 ただ、それが限られた財源の中で、等しく多治見市民10万 7,000人にそのお金を交付したときにそれが喜んでいただける量の金額になるかどうか、それも含めて検討をいたします。 ○議長(石田浩司君) 16番 林 美行君の本件に対する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 多治見市は産業連関分析とか、そういう基本的なことができていない状態で、どんなふうな効果を見ていくかということが科学的にできる体制ではない、と私は思っています。ですので、そういう基本的なところを整備するということを行うことで、次のときに活用できるようないい形で考えていけるような、そういう地盤を作っておかなきゃいけないと思いますので、そういう取組をする気があるのかないのかだけ伺います。 ○議長(石田浩司君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 御意見としてお伺いをいたします。 ○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 昨日のラジオで、いろんなものが値上げされる中で、国民の負担が月額3万円から6万円ぐらいやっぱり増えているという、そういうお話のやり取りがありました。 そういう中で国民全体が疲弊して、もちろん多治見市民の状況もかなり疲弊していらっしゃる方がいるだろうというふうに考えますので、どういうふうにその負担をフォローしていくのかというのはこれから検討していただけるということだったので、よろしくお願いします。 私は、4号冊25ページ、13番の緊急経済対策関係費のところで確認をさせていただきます。 1番の飲食店及び菓子店に係る消費喚起事業ということなんですけれど、飲食店のまずは範囲というのを教えていただきたいということが一つ。 それから、6番の新しい事業かなと思うんですけれども、時間的余裕のある都心の優秀な人材と市内中小企業のマッチング支援に伴う補助金の増額ということで 300万円、上限が10万円で30社というふうにあるんですけれど、具体的なイメージが全然湧かないので、その辺りの説明をお願いしたいということ。 それから、7番のコロナ終息後を見据え、新分野進出や事業再構築を図る中小企業向け支援事業、新事業突破支援事業への補助金の増額 2,000万円ということなんですけれど、この増額ということは前にもこのような補助があったということで、その実績がどうであったのかということと、これが増額することによって具体的にどのくらいの何件の人たちがこの補助事業に該当するのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) まず、TAJIMEALGOGO食後のスイーツ+(プラス)の内容を少しお知らせいたします。 スタンプラリーの対象店舗、これは皆さんに御議決をいただいたら7月から募集をいたしますが、そのスタンプラリーの対象店舗は、多治見市内の店舗です。ここで 500円以上の飲食か、もしくはテークアウトをすると一つスタンプを押してもらえます。これを3店以上回っていただいて、3つスタンプを集めますと、これが 1,000円分のスイーツ券になるということで、それがTAJIMEALGOに登録されたスイーツ店で使えるという内容です。 それから、マッチングサイトについてですが、これは副業人材を受け入れて経営課題を解決したい市内の中小企業と、自らのスキルを地域に生かしたい副業人材のマッチング支援をするという内容で、企業のほうがマッチングサイトに登録をします。 今考えていますのは、東濃信用金庫と業務提携をしています、副業人材のマッチングサイトSkill Shiftというのがあります。これは 1,800人ぐらいですかね、登録があります。企業が新しい事業をやりたい、ただ、人を雇うまではいかないけれども、何とか新しい事業に、いろんな新規開発に考えを貸してほしいというような内容をそのマッチングサイトに登録をすると大体、平均1社に対して13人ぐらいの方がそれに受け答えると。そこへのマッチングサイトの登録掲載料と、それから副業人材とうまくマッチングしたときの委託料とか、そういった部分の一部を補助するというものでございます。 それから、もう1点、最後の新事業突破支援事業への補助金です。これは増額とありますが、新たな取組でございます。この主体は多治見商工会議所になります。このコロナ禍で経済状況が厳しい中、新事業とか業態転換して新たにチャレンジしていこうという事業者に対して、多治見商工会議所と市が連携して行う事業でございます。 具体的には、対象は新規事業や業務転換を行う多治見商工会議所、笠原町商工会で、伴走型でしっかり計画を立てて進めていこうとする中小企業、市内の中小企業が対象になります。 何件くらいかと言いますと、これはこの後、御議決いただければ募集が始まるわけですけれども、募集後に事業や出資計画等の書類審査、プレゼンテーションを行って、そこで選定された3者から5者に多治見商工会議所から補助を出すという制度でございます。 ○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 最初のスタンプラリーの件ですけれども、スタンプラリーについても、そのスタンプを押してくれる事業者が登録をされていて、そこに行って 500円以上買ったら3つスタンプを押してもらって、そして 1,000円分になったら、その 1,000円分のものをまた登録されているところで使うという、そういう理解ですかね。 それと、6番については、要するにコンサルタントみたいな、そういうイメージでよろしいんでしょうかということです。 それから、7番について、多治見商工会議所と連携するということなんですけれども、これは 2,000万円を3者から5者ということですと結構な金額になるかと思うんです。それは1者当たり結構な金額になるかと思うんですけれども、それを審査するのは多治見商工会議所が審査をされていくということで、多治見商工会議所も何らかの補助を出すのか、それとも補助金としては市が出して、それを上手に運用していただくのか、委託というか、それを主体としてやるのは多治見商工会議所で金銭的な補助ではなくて別なものというか、経営的な支援とか、そういうものというふうな理解をすればいいんでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) ちょっと説明が分かりにくかったと思いますけれども、最初のTAJIMEALGOGO食後のスイーツ+(プラス)は、登録された店舗で 500円以上、食べてもいいし、テークアウトでもいい、そうするとスタンプを1個押してもらえます。 今回違うのは、前にいろいろTAJIMEALGOでやったときに1店に集中してしまうというようなこともあったので、それを避けるために別々の3店舗に行っていただきます。なので、A店、B店、C店でそれぞれ 500円以上飲食もしくはテークアウトをすると、3つスタンプがたまります。そのカードが 1,000円分のスイーツ券になる、それは登録されたスイーツ店で使えるという仕組みになっております。 それから、この6番のマッチング支援ですけれど、これはコンサルタントではなくてマッチングサイト、今、大手で言えばSkill Shiftというマッチングサイトがあります。そこに副業人材が欲しい企業が登録します。そのマッチングサイトのSkill Shiftに既に登録されている都心の優秀な人材の方が今先ほど 1,800人ぐらいいると言いましたけれど、その企業がこういう人が欲しいというのをマッチングサイトに載せます。それを見たマッチングサイトに載っている副業人材の人が、これなら自分の力を生かせるということで申し込みをすると。そこでマッチングがうまくいけば、その優秀な人材が例えばもうこちらに来て、その企業の希望どおりの企業経営の指導をしてくれるとか、そういった内容になります。 それから、最後の新事業突破支援事業ですけれども、審査は多治見商工会議所の方も入りますが、外部の審査員をきちんと入れて公平な目で見ていただきます。多治見商工会議所には、その運営、人件費等を見てもらうという予定でございます。 それから、単にこれに応募してこれから新しい事業をやるのではなくて、これは伴走型、多治見商工会議所や笠原町商工会と一緒になって計画をしっかり立てて、5年はその事業をしっかり見ていくというのが審査の視点の一つというふうになっております。 ○議長(石田浩司君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 今の7番の件では外部の方がいらっしゃるということなんですけれども、そのことによって面白いというか、みんなが「すごいね」とか「あっ、期待ができるね」というふうなものができるのはとても大切かと思うんですけれども、予算を消化するためにというふうじゃなくて、きちっと例えば 2,000万円はあるけれども、またそれは結果として1件になってしまったとか2件になってしまったとか、そういうこともあるということで予算を消化するためにやるわけではないと思うんですけれど、そういうきちっとした厳しい審査をしていただけるということでよろしいでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) しっかり書類審査、プレゼンテーションを行って今後、本当にこの事業がその企業の活性化につながるというようなものに対して補助を出す予定です。 ○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 4号冊25ページ、13番の緊急経済対策関係費の3番です。岐阜県の休業要請に係る感染症拡大防止協力金、第9弾延長分及び第10弾分というふうにありますけれども、これは主に対象事業がどのような業種、特徴がある業種なのか、実際に何件の申請があったのか。 もう一つ、31日の新聞報道によると、中小企業向けの融資及び地場産業への一律10万円の支援金を盛り込んだと。これは6月定例会の補正予算案ということで提案すると書いてありますけれども、こういうことはもう多治見市に情報というか、そういうのは来ておりますか。 ○議長(石田浩司君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 3番は、今までずうっとおなじみの飲食店等の休業もしくは休業要請の協力金でございます。今まで何度も出ておると思いますが、実際にこれはどんな業種かというと、飲食店・小売店等で、飲食店が主になります。 いつもお聞きになりますので言いますけれども、この第9弾の早期申請は既に 100%支払済みです。それから、通常の申請は81%、第10弾については今32%支払いということで、岐阜県のほうも体制を組んで、なるべく早く飲食店等の手元にこの協力金が行くようにと聞いております。 それから、先ほどの中小企業向け融資等は県の補正予算のことかと思いますが、詳しい内容については、まだ私のところに届いておりません。 ○議長(石田浩司君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 分かりました。 それで、この報道のちょっと今の手前ですけれども、岐阜県は県立と私立の小中学校、高校、幼稚園などに給食費の増額分を支援すると。これは全て国の臨時交付金で賄うというふうにしておりますけれども、先ほど水道代だとか電気代などの光熱水費への支援はどうかというお話に対して、市長は検証して費用対効果を調査するということでしたが、こういう問題についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(石田浩司君) 企画部長 柚木崎宏君。
    ◎企画部長(柚木崎宏君) 今6月定例会に出しております臨時交付金の諸事業につきましては、先ほど来言っていますように地場産業で頑張る人たちの応援とか、そういったものにあてがっておりますけれども、国のほうはこれとは別に、コロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」ということで新たな臨時交付金ということの内示もありますので、そこの中ではそういったことも先ほど市長が言いましたように、費用対効果を考えて検討する俎上に上がるんであろうということで今検討中でございます。 ○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第77号 令和4年度多治見市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第78号 令和4年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第8号 令和3年度多治見市一般会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第9号 令和3年度多治見市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第10号 令和3年度多治見市国民健康保険事業特別会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第11号 令和3年度多治見市水道事業会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第12号 令和3年度多治見市水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑はありませんか。 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) この報第12号とその後に出てくる報第14号、報第15号も同じような形になっているんですけれども、予定していた工期内で事業が終わらない、その後も物が入ってこないので事業が完了できないというような事案がここに3つほど上がっていますが、入らないままではいかんと思いますけれども、この後の見通しはどうなっているのか。 それから、多治見市の水道計画の中の全体の事業に影響はないのか、この点についてお尋ねします。 ○議長(石田浩司君) 水道部長 木村信孝君。 ◎水道部長(木村信孝君) 繰越しの事業ですけれども、当初、材料到達が非常に難しいということで繰越しをさせていただきました。その後ですけれども、順調に材料のほうは入手できるようになりまして、今現在は終わっているものもございますし、大体おおむね工事につきましては9月いっぱいぐらいで完了を見込んでいる状況でございます。 あと委託業務のほうがここに入っておりますけれども、こちらのほうは令和3年、令和4年の継続というものになりますので、令和5年3月いっぱいというような計画になっております。 ○議長(石田浩司君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第13号 令和3年度多治見市下水道事業会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第14号 令和3年度多治見市下水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、報第15号 令和3年度多治見市病院事業会計予算繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(石田浩司君) 次に、議第79号 町の区域の変更について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- △委員会付託 ○議長(石田浩司君) ただいま議題となっております、議第67号から議第74号まで、議第76号から議第78号まで及び議第79号は、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の常任委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第66号は、お手元に配付いたしました議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、議第66号は議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託することに決しました。     ------------------------- △第23 休会期間の決定 ○議長(石田浩司君) 次に、日程第23、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から6月15日までの13日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田浩司君) 御異議なしと認めます。よって、明日から6月15日までの13日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(石田浩司君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。   午後1時53分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和4年6月2日               多治見市議会議長   石田浩司               多治見市議会議員   井上あけみ               多治見市議会議員   嶋内九一...