多治見市議会 > 2021-03-02 >
03月02日-02号

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  1. 多治見市議会 2021-03-02
    03月02日-02号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 3年  3月 定例会(第1回)議事日程 令和3年3月2日(火曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 報第1号 専決処分の報告について 第3 報第2号 専決処分の報告について 第4 報第3号 専決処分の報告について 第5 報第4号 専決処分の報告について 第6 報第5号 専決処分の報告について 第7 報第6号 専決処分の報告について 第8 報第7号 専決処分の報告について 第9 承第1号 専決処分の承認を求めるについて 第10 議第1号 多治見駅北送迎バス停車場の設置及び管理に関する条例を制定するについて 第11 議第2号 多治見市ふるさと応援基金条例の一部を改正するについて 第12 議第3号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第13 議第4号 多治見市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正するについて 第14 議第5号 多治見市介護保険条例の一部を改正するについて 第15 議第6号 指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例等の一部を改正するについて 第16 議第7号 多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて 第17 議第8号 多治見市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正するについて 第18 議第9号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについて 第19 議第10号 多治見市学校給食共同調理場設置条例の一部を改正するについて 第20 議第11号 令和2年度多治見市一般会計補正予算(第8号) 第21 議第12号 令和2年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号) 第22 議第13号 令和2年度多治見市土地取得事業特別会計補正予算(第2号) 第23 議第14号 令和2年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第2号) 第24 議第15号 令和2年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) 第25 議第16号 令和2年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 第26 議第17号 令和2年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 第27 議第18号 令和2年度多治見市下水道事業会計補正予算(第2号) 第28 議第19号 令和2年度多治見市病院事業会計補正予算(第2号) 第29 議第20号 令和3年度多治見市一般会計予算 第30 議第21号 令和3年度多治見市南姫財産区事業特別会計予算 第31 議第22号 令和3年度多治見市土地取得事業特別会計予算 第32 議第23号 令和3年度多治見市駐車場事業特別会計予算 第33 議第24号 令和3年度多治見市営住宅敷金等特別会計予算 第34 議第25号 令和3年度多治見市国民健康保険事業特別会計予算 第35 議第26号 令和3年度多治見市介護保険事業特別会計予算 第36 議第27号 令和3年度多治見市後期高齢者医療特別会計予算 第37 議第28号 令和3年度多治見市水道事業会計予算 第38 議第29号 令和3年度多治見市下水道事業会計予算 第39 議第30号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計予算 第40 議第31号 令和3年度多治見市病院事業会計予算 第41 議第32号 物品供給契約の締結について 第42 議第33号 第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについて 第43 議第34号 多治見市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について 第44 議第35号 東濃西部広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及びこれに伴う規約の変更について 第45 議第37号 市道路線の廃止及び認定について 第46 議第38号 市道路線の認定について 第47 議第39号 市道路線の認定について 第48 議第40号 市道路線の認定について 第49 議第41号 市道路線の認定について 第50 議第42号 市道路線の認定について 第51 議第43号 市道路線の認定について 第52 議第44号 市道路線の認定について 第53 議第45号 多治見市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正するについて 第54 議第46号 令和2年度多治見市一般会計補正予算(第9号) 第55 議第47号 令和2年度多治見市病院事業会計補正予算(第3号) 第56 休会期間の決定    (第2から第8まで 質疑、第9から第55まで 質疑~委員会付託)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(21名)          1番    山田 徹君          2番    片山竜美君          3番    玉置真一君          4番    城處裕二君          5番    奥村孝宏君          6番    吉田企貴君          7番    佐藤信行君          8番    渡部 昇君          9番    寺島芳枝君         10番    古庄修一君         11番    柴田雅也君         12番    松浦利実君         13番    若尾敏之君         14番    三輪寿子君         15番    若林正人君         16番    林 美行君         17番    加藤元司君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       河本英樹君         企画部長       仙石浩之君         総務部長       富田明憲君         福祉部長       鈴木良平君         市民健康部長     澤田誠代君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     若尾浩好君         都市計画部長     細野道仲君         建設部長       知原賢治君         水道部長       村瀬正一君         消防長        加地 哲君         会計管理者      藤井 憲君                    加藤泰治君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       柚木崎 宏         書記         皆元健一         書記         虎澤智子         書記         宮地久子         書記         阪野広紀     ------------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(嶋内九一君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嶋内九一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、3番 玉置真一君、4番 城處裕二君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 報第1号から第47 議第42号まで ○議長(嶋内九一君) この際、日程第2、報第1号から日程第55、議第47号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより質疑を行います。 最初に、報第1号 専決処分の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第2号 専決処分の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第3号 専決処分の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第4号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) これは、多治見市民病院の第2駐車場かと思いますが、当時の事故の様子といいますか、どういう形で事故が起きたのか。また、過去に同様の事故はなかったのか。市民の方が広く御利用になられるわけですので、事故再発の防止の対策は打たれたのか。以上3点についてお伺いします。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) この事故につきましては、当部所属の職員に係る事故でございます。 職員が車を運転中に携帯電話に着信が入ったということで、多治見市民病院の第2駐車場に入って、電話が終わりまして、駐車場から旭ケ丘の市営住宅のほうに向かうというところで右折をして道路に出ようとしたといったところでございます。 現場が、第2駐車場の前でございますので、西へ向かう車線と東へ向かった右折レーンと、東へ直進するレーンの3レーンがありますけれども、西へ向かう車が来ていなかったものですから職員がちょっと前へ出ました。そうしたところ、右折レーンの車が、少し間を空けてくれて、行ってもいいよというような形で譲っていただいたということで、職員が2車線またいで前へスッと出たところに、東へ向かう車、軽自動車のちょうど運転席のドアのところに職員の乗る車の前の左側のバンパーが当たったというような事故になります。 同様な事故でございますけれども、聞き取り調査をしましたけれども、こういった事故はこの現場では起こっていないというところでございました。 再発防止の策でございますけれども、直ちに右折注意の看板をこの駐車場の出口付近につけさせていただいて注意喚起をしているといったところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 損害賠償額92万 5,227円とあり、そのうち66万 8,257円が運転者及び所有者とあるわけですけども、ここの表記の仕方が、対人も対物もここに入っていると理解すればいいんですか。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) この運転者、それから所有者につきましては、対人の部分と車の部分ということで2つ入ってございます。ちなみに、治療も行われてみえまして、この66万 8,000円のうち20万 5,000円ほどがその治療等に係る費用、それから車両の修理代と代車につきまして46万 2,000円ほどという内訳でございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第5号 専決処分の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     -------------------------
    ○議長(嶋内九一君) 次に、報第6号 専決処分の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第7号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 事故を起こすことは誰にでも起き得ることだと思いますので、特にそれに対して何ら責めるつもりはございませんが、この件に関しては、たしか当該職員が報告しなかった案件だったのかなというふうに思うんですけども、執行部として、どうしてそのようなことが起きたのか、どのように思われているのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) この事故は、総務課所属の職員の事故でございます。駐車場で後退して相手方の車に接触したということでございますが、本人は、その時に何に当たったかというところは、なかなかはっきり分からなかったということでございました。一旦車を停止した後、自分の車の傷の具合は確認をしたということですけども、トラ柵か何かに当たったのかなという程度でございまして、そこまでの認識は当時なかったということでございます。 公用車につきましては、簡単なペイントというか塗装で修理が終わりましたので、その時点では特に報告をしなかったということでございますが、今となってみれば、当然、降りて、相手方というか、その接触したものについても、しっかり確認すべきであったというふうには思っております。 ○議長(嶋内九一君) 8番 渡部 昇君。 ◆8番(渡部昇君) 感謝と挑戦のTYK体育館の駐車場で車をとめようとしたときにバンパーに当たったということで、51万 6,455円とあるが、そういうバックしてゆっくり走っているのに何でそれだけかかるかなというふうな、ちょっと疑問がありまして、もう少し詳しく説明していただきたい。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 損害賠償額でございますが、51万円のうち15万円ほどは代車、レンタカー代でございまして、残りの36万円ほどが修理代ということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 8番 渡部 昇君。 ◆8番(渡部昇君) その公用車には、バックモニターというのは、ついていたのでしょうか。もしついていなかったら、今後、バックモニターが必要なようなところは、ぜひともつけていただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 公用車にはバックモニターがついている車両とそうでない車両がございます。更新のたびに、必要に応じて設置をしておるところでございますが、ドライブレコーダーも含めて、今後、必要な分だけはつけていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、承第1号 専決処分の承認を求めるについて質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 新型コロナウイルスワクチン接種については、なかなか遅れたりして、計画も大変なところだと思いますが、2点について質問させていただきたいと思います。 今回、新型コロナウイルスワクチン接種に関しては、集団接種と個別接種、2つを両輪でやるということはお聞きしましたが、集団接種会場については何か所ぐらいで、どういった規模で行われるのか。また、シミュレーション的なことは行われるのかどうか。 それから2つ目ですが、前回、市長のほうから医師会との協議をやっているというふうなお話を伺いましたが、どういう体制で取り組んでいるのか。具体的に言うと、何人の体制で医師会と話し合って、それをどういう率、例えば、週1回やっているとかそういうことをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) まず、集団接種の会場でございますが、現在、何か所でということまでは決まっておりません。市内の施設等、安全に感染予防も配慮して、密を避け、多くの方への接種ができるように調整をしているところでございます。 また、駐車場の確保等も必要になりますので、今後、随時行っていきます。 また、模擬訓練の実施予定ですが、詳細については決めておりませんが、集団接種開始前にはスタッフ間でシミュレーションを行う予定でおります。 医師会との協議でございますが、医師会には、もう依頼をいたしまして、今のところ42医療機関が個別接種をしていただけるということで、受付体制等も整えていただくように調整済みでございます。新型コロナウイルスワクチンが、どのように入ってくるかによりまして、そのスケジュールについても徐々に決まっていくと思っておりますし、医師会のほうとは随時、調整をさせていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 医師会との随時調整というのは、臨機応変だと思うが、職員側は何人で、医師会は何人いてとか、どういう形で行われるわけですか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) 先日、ワクチン接種推進本部を立ち上げさせていただきましたので、そちらには企画部の職員も入っております。また、教育施設を使うことになったら、協力をいただくということで、教育委員会の職員も入っておりまして、今常に調整をしているのは6人程度ですけれども、今後やはり調整機関が増えれば増えるほど必要になってくると思います。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 今、個別接種については、理解しましたけど、個別接種で42か所と聞きまして、特にそういう場合に、1回目の新型コロナウイルスワクチンの接種者が着実に2回目も接種していただくということが大事かと思いますけど、そのことについて、どのように把握して、接種情報を管理していくか、どこがどのように管理するかということを、現段階で決まっているようなことがありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) 保健センターのほうで全ての予防接種につきましては、この方がどの予防接種を打ったかという入力作業を行っておりますので、そういったシステム改修を行いまして、全市民の方が1回目を打った、2回目を打ったというのは、医療機関から新型コロナウイルスワクチン接種の番号とかが入ったものが来ますので、それを入力しようというふうに当初、考えておりましたが、現在、国のほうでどうも新型コロナウイルスワクチン接種をしたものの写真を撮るようなことをして、そのままシステムに入力できるというようなシステムを開発中という話を伺っております。 まだ具体的に、どのようにどんなスケジュールでそのシステムが出来上がってくるのかということまでは分かっておりませんので、そういったものができてくれば、わざわざ多治見市独自の入力作業というものはなくなるかというふうに考えておりますが、現在、まだ進行中ということなので、国の情報が出次第、それも明らかになってくると考えております。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 私から何点かお聞きしたいんですけども、先ほどワクチン接種推進本部を立ち上げたということだが、もう一月以上たっているわけですよね。その間に国のほうが二転、三転しているんで自治体の責任だと全く思いませんが、本定例会の冒頭に市長が練馬区モデルの先を行くと言われたが、私は仮称多治見市モデルと呼んでいるんですけども、そういうことにして市民の安心、安全を確保するんだという発言をされております。 それについて、個別接種の病院でできる仕組み等も、解凍したらどうやって運ぶのかとか、いろいろな課題はあると思うんですね。そういうことについて、ざっくりでいいので、もう少し説明していただきたいというのがまず1点です。 それから、5号冊4ページに示されております集団接種では、1会場 400人、 125日で5万人を接種したいという案が出ています。これは、国からの1回目は9週間でしたっけ、2回目を3か月以内で何とかしてほしいと、これは何か通知よりも、もうちょっと重たいような意見が出されたように記憶していたんですけども、その辺との整合性と併せて、なぜこのような判断をしたのか、まず2点教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 新型コロナウイルスワクチンの問題に入る前に、一番重要なことは、多治見市に何月何日に何本新型コロナウイルスワクチンが来るんですか、これが確定しないと今からの議論というのは全くできないです。 5日ほど前に岐阜県庁で重大会議があるということで一生懸命出ましたけれど、最終的に聞きました。多治見市にいつ、何本来るんですか。全く答えることができないです。加えて、情報発信が田村厚生労働大臣、よくしゃべる河野内閣府特命担当大臣、つらっとしている加藤官房長官、大変な状況になっている内閣総理大臣、てんでバラバラで、てんでバラバラのことを言います。今新型コロナウイルスワクチンの関係については、医師会長の加納先生と瞬時にトップダウンで動く体制をとっています。多治見市の中の知見は、多治見市民病院の今井院長に聞いています。早くやりたいというようなことを言っていますが、岐阜県庁は競争じゃないからダッシュでやるなと言っています。 もう一つ、65歳以上の人たちの新型コロナウイルスワクチンは、 100人に1人しか新型コロナウイルスワクチン液は多分送ってこないです。それに一気にクーポン券を配ったらパニックが起きますよ、大混乱が起きますよ、こういう個別の指導を頂いております。じゃあ65歳以上、誰からどういうふうに打つんですか。河野内閣府特命担当大臣はこうやって言っていますよね、「自治体ごとで決めてください」。川南と川北から打つのか、90代、80代、70代から順番に打つのか、そんな議論に入る前に、新型コロナウイルスワクチンの液が入るか入らないか、これが明らかに厚生労働省は言ってくれないと、この議論というのは全部、今回一般質問でもされますよね、一番当惑しているのは多治見市役所、全国の自治体は、本当に困惑をしている状況です。 一番には、新型コロナウイルスワクチンがどれだけ国に入って、それをどういうふうに都道府県に分配し、都道府県の分配にしても全く素人が聞いてもおかしくないですか。緊急事態宣言が出ているところと全く誰も出ていないところと同じ量を送る、こういうような中で、やっぱり全国市長会を通じて、知事会の意見というのは新型コロナウイルスワクチンの本部に届いていますけれど、実は所管をする基礎自治体の意見というのは出ていません。立谷全国市長会長がそのテーブルの中につくというようなところで、とにかく1番には新型コロナウイルスワクチンがどれだけ、いつ入るのか、それをどういうふうに打っていくのか、こういうようなことの一丁目一番地が分からない限りは、もうとにかく動き様がない。フリーズの状況になっています。ただ、フリーズのまま耐えているということでいけませんので、個別接種を最優先する、そのためには医師会が全面協力をする。 もう一つ、集団接種についても、妙に大きな多治見市の感謝と挑戦のTYK体育館とかを使うという考えは持っていません。今のところは本庁舎、駅北庁舎、多治見市民病院、こういうようなところを使って、個別接種から漏れた人たちの集団接種をどうしていくのか、そのときに、どういうタイミングで溶かしてどういうふうに運ぶのか、マイナス75度じゃなきゃいけないと言っていたのが、マイナス15度でもいいって、今度、変わってきましたよね。 こういうようなことも含めて、医師会、多治見市民病院長の知見をしっかり聞いて、すぐに動ける体制を澤田市民健康部長、そして総合的なコントロール、保健師に多大な負担をかけてはいけない。会場のセット、設営、後片付け、それは一般行政職が行う、こういうようなことについては仙石企画部長が総合的なコントロールを行う、こういうようなことでしっかり対応しておりますが、1番には、その新型コロナウイルスワクチン液がいつ入るか、これが一番大きな問題です。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 分かりました。市長が言われる総論的な、まずがちっとした部分は、そのとおりだと思います。ただし、それが決まったからできていないでは済みませんので、申し訳ないですが、ちょっと続けて聞かさせてもらいます。 私、最初に1月21日、全員協議会で頂いた資料に、集団接種5万人と書いていたのを、はっきり言って、高齢者リストから多治見市の人口を計算したときに、これは65歳以上の高齢者が全員集団接種なんだなと勝手に思い込んでいたんです。その後、何か違いますね、今受けているのは。まず、そこに誤解があったんで、本当は私もちょっと違うなと。ただ6万 3,000人の方をあのときは個別接種の方法でやりたいと書いてあり、なかなかこれは想定できない数だったですね、私には。 最初に、一番最初始める65歳以上の高齢者を、集団接種という一つの形の中にパッケージにして、1回やってみてどうかということだと勝手に思っていたんです、実はね。ただ、中で、これで国の最初に出た、その1月の当時に出たのと、今3月のこの時点では、全く違いますので、自治体に責任は全くないと思いますが、最終的な実施主体は市なんですね、責任が誰だと言われるのは市が言われちゃう。国が悪いにしてもですよ。ですから、ある程度のことはしておかないと。先ほど柴田議員が言われたことにしても管理にしても、いろいろなシステムを国がつくってくれると言っていますが、間に合わなかったらどうするかが問題なんですね。昔の紙ベースのもので間に合うのかとかある中で、じゃあ逆に言えば、民間システムが出ていますが、それを活用して準備をしておくだけでもしておくのですかとかあるわけですよ、こちらの気持ちとして。まずそれをお聞きすることと、結局は、今市長言われたように、65歳以上、僕も市長もそのカテゴリーに入りますが、今の段階では、場所も決まってないです。集団接種の場所も入る量は決まらないわけです。日時決まらないです。すると、クーポン券を出すときには日程表は入っていないのかどうかも気になるわけですよね。予約できないですよね、いつだと。あなたは個別接種で受けてもいいし、集団接種ならどこどこでやっています、この日はここにこれだけありますから予約してくださいというのがあって、それが一覧表にないと、僕たち予約できないですね。それは、本来ですと3月中旬以降発送ですよ。それはどうなっていますか。そこだけ2つ教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 新型コロナウイルスワクチンの入荷が見込めない状況の中では、クーポン券を発送するということについては行わないような形で今計画を立てています。それはパニックが起きます。 100人のうち1人しか打てなくて99人が打てない人がどうするかということの電話が殺到する。こういうようなことの知見については多治見市民病院の今井院長からしっかり僕たちは状況を聞いています。 国がやらないから僕たちはできないということではないです。最終的には保健センターが持っているシステムを使って個別のほうでもやっていくというような段取りは、しっかり立てています。 もっと言えば、65歳以上の非生産的な、いわゆる生産労働の人たちを優先して打つべきだというのが市長としての考え方ですよ。30代、40代、50代で、働いて働いて、この地域で、何で65歳以上なんですかって、それも今度、輪切りで切れって言ったら、90代、80代って打っていくのが、本当にそれ正しいんですかというのは、僕は市長としてすごく思いますよ。 もう一つは、この場でも言っているように、一般の部の中の最優先を幼稚園、保育園、小学校、中学校の教員を最優先させる、これは県庁のほうのオーケーをもらいました。 そういうような形で、主体は多治見市ですから、全部、多治見市長が責任を負うというのは分かっていますが、あまりにも何も見えてこないのと、見えないままずっと同じならいいけれど日替わりのように変わるでしょう、変わったことに対してでも、現行のシステムを使って、多治見市の保健センターのシステムを使ってやっていく、こういうような準備については、最悪の時にもパニックを起こさないというようなことについては、しっかり準備をしております。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 御質問の中に、会場の準備ということがありましたので、その点だけは、今企画部のほうでやっていますので私のほうからお答えします。先ほど市長から、多治見市民病院、あるいは本庁舎、駅北庁舎というような固有名詞が出ましたけれども、それ以外も含めて、既に仮の予約はきちんとやっています。最大限抑えられるようなことはやっていますが、先ほどからお答えしているように、何月にどのくらいの量が来るかというのが分からない限り、スケジュールは立てられません。ですから、いつどれだけ来ても対応できるような場所の確保についての準備は、もう進めておりますので、その点は御安心をいただきたい。 運搬についても、これはもう実は民間ベースで請け負う業者がいろいろな工夫で、どうなっても対応できるような準備を進めているところが複数あります。そういうところと意見交換をやっていますので、いつどのぐらいの量が来るかというのを確定した段階で、すぐに委託に出せるような準備をしていますが、ただ、公にいつ頃どの会場でというのは、これは数字が固まってからしか御報告できない、そういう仕組みでございます。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 私は、市長を責めているわけでは一切ありません。今度の一般質問でも、国の対応に対してちょっと言わせてもらいたいことがあって、市には応援団のつもりで質問しますので、それだけは誤解のないように。 それで、先ほど市長は、やっぱり知事のレベルの話で、緊急事態宣言が出ている県と、言っては何ですけど、非常に抑えられている地域と同じ、同じではないですけど、人口の何かのベースが一緒というのはおかしいじゃないかという発言をされました。 そうしたときに、多治見市、今回、3月に国から届く配分量、県としての枠は出されましたね、3月の1回分。全く足らない数字ですね、1万何千人分、分母が6万五、六千人分医療従事者がいるという中で、1万ちょっと分しか入ってこない、それは県の中で判断して分配するというふうになっていますが、その会議があったと思うんですよ。そのときに、例えば、みんな同じじゃないです、ひどいところも集中的にしなくてはいけない拠点の地域もある。当然、多治見市だって岐阜県の中の入り口の拠点のまちですよ。いろいろある中で、県ではそういう意見はビシビシ市長が言っていける立場なんでしょうか。どうなんでしょう。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 言える雰囲気はありません。それは、決定をして通達をするという物の言い方です。それがまかり通るのであれば、例えば、ほとんど出ていない県のところの新型コロナウイルスワクチンを岐阜県に持ってくるべきじゃないか、緊急事態宣言が起きているから持ってくるべきじゃないかというようなことは言えますが、県レベルで言えば、岐阜県の北部の飛騨地域は、感染率低いですよね。岐阜県の南の愛知県境というのは圧倒的に多いですよね。じゃあ、そういうようなところにたくさん投入できるかどうか、意見としてはお聞きをしますというところでとどまりますね。それは逆に言うと、岐阜県の北部の飛騨地域の首長は、感染者が出ていないにしたって新型コロナウイルスワクチンをそんな後回しにするというのは、市民の代表としての市長として承服できないということは言ってきます。 したがって、潤沢に新型コロナウイルスワクチンの供給量があるかどうか、国にどれだけ入ってくるかどうか、ここを見極めないといけない。それを見極めるまで何もやらないということではなくて、仙石企画部長、澤田市民健康部長が言っているように、準備万端に整えていて、ケースは既に、ここで何本入ったらどうするかというような瞬時に動くような体制は整えております。 もう1点、教育委員会と今詳細に詰めております。これから暑い状況になっていく中で、体育館を使っての集団接種というのは絶対に得策ではない。これは多治見市民病院長からのアドバイスです。万が一、小学校、中学校を使わなくてはならないというような状況になった場合には、普通教室、あるいは空調が効いている特別教室、これを全面的に教育委員会は開放する、こういった役所内の横の連携、誰がどこで何をいつどうするかという準備は万端整えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第1号 多治見駅北送迎場所停車場の設置及び管理に関する条例を制定するについて質疑はありませんか。 8番 渡部 昇君。 ◆8番(渡部昇君) 管理がきちっと書かれて非常に分かりやすくなっている。この条例の第6条に、バス停駐車場を使用する車両についてうたってあります。乗車定員が30人以上の大型自動車と乗車定員が11人以上29人以下の中型自動車ということで、この車両が、もし用意できれば、送迎に関わる事業であれば、個人でも誰でも使用できると思ってよろしいんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 現在もそうですけれども、ただ、今は、そういう条例がありませんので、今回こういったちゃんとしたルールをつくっていくということなんですが、個人でも大型バス、あるいは小型マイクロバス、こういった11人以上29人以下、あるいは30人以上のバスであれば、自由に使用していただける、送迎の目的であればということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この条例を見ますと、バスの停留所を行政財産として位置づけていくという内容に見えるんですけど、この土地というのは、基本的には(仮称)白山豊岡線の用地ということで、今までは明確にしないけれど空いているうちは使うというふうに理解をしていました。今回、使い勝手のいい内容になるという点では、そうだと思うところですけれど、その基本的な考え方としては、第一の(仮称)白山豊岡線に使う道路用地としての行政財産であるというふうに理解をすればいいんですかね。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) この土地は、おっしゃるとおり(仮称)白山豊岡線の建設予定地ということには変わりありません。ただ、暫定的に、まだ道路が都市計画決定されないので、有効活用するということで、現在もバスの停車場として使っておりますが、その財産の管理の位置づけについて、ちょっと疑義が生じたということで、今回、普通財産として、行政財産に準ずる普通財産という位置づけで無償で使用していただいておりましたけれども、自治法上、あるいは多治見市財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例上、普通財産を無償で使用させた場合には、公共団体、地方公共団体、あるいはその他の公共団体、公共的団体に限定されておりますので、それではちょっとまずいぞということで疑義が生じたということである。 ただ、バスの停留所としての行政目的は、暫定的ではありますけれども、今都市政策課のほうで持っておりますので、今回、きちっと条例化して、そういったルールに基づいた財産管理をしていこうということですが、冒頭申しましたように、あくまでも(仮称)白山豊岡線の今、建設予定地でありますので、そこは将来、都市計画決定されて、いざ工事ということになれば、この条例は廃止するということになるというふうに考えています。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 去年の3月にこの事業が完了したと、昭和62年からスタートして、ようやくここまで皆さんの力で来られたということは、とても期待ができることだったと思います。こうやって行政財産を別途の目的で使える条例制定を行うという形になると、利便性を増すために、道路を造るという所期の目的が少し時間とともに消えていく可能性があるという心配を持っています。 といいますのは、本当は駅周辺の区画整理事業の第2期として、上野町周辺からの事業があったものが、今はなしで、直営の道路事業として行われるような変更があったりしていまして、先行きを考えると、この事業の一番肝になる南北の交通の問題、経済的な循環の問題、含めて、これが大事だとしてスタートした事業目的が、だんだん薄れていかないかと心配をしているところなんですが、そういうことは基本的にないというのですかね。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) (仮称)白山豊岡線については、駅の南北のスムーズな移動に大変効果があるという位置づけで考えておりまして、こういった違う目的の条例を制定すると、そういった御心配があろうかと思いますけれども、今現時点で(仮称)白山豊岡線を諦めたとか断念したとか、そういうことではなくて、あくまでも今の使用状況が例規上よろしくないということで整理したということでございますので、(仮称)白山豊岡線については、今の段階でそういった断念とか、そういったことではありません。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 今、手元に昭和62年のときの、どんな事業計画にするかということを多治見市で検討したときの資料を頂いたものがありますので、それを見ますと、やはり南北の道路の問題というのが一番大きな話になって、それを中心にする形で沿線市街地の都市整備を行うという形になっていますもので、この昭和62年から去年まで続いてきた事業の本旨に沿って進めていくということをお話いただいたので安心はしておりますが。できるだけその既得権が発生しないように、また、(仮称)白山豊岡線の早いスタートが切れるような、一丁目一番地として指定された話でしたので、着実に進行していただけるふうに願うものです。都市計画マスタープランの中にも消えていないので、この事業はあるというふうには理解をしますが、ウエートは小さくなっているので少し心配していますが、そういうことはないと、もう一回だけ確認して終わります。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 先ほど申しましたように、そういった御心配は今のところございません。多治見市都市計画道路網構想でも、短期路線ということになっていますので、現時点でそういう意図があって条例を制定するものではございません。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今回、この場所については、平成27年6月から無償でずっと使われてきたということで、パブリック・コメントを行ったときの資料が出ております。この間、約5年か6年の間、無償で来たわけでございますが、今回、この条例をつくるに当たりまして、説明の中では、公有財産としての位置づけに疑義が生じたということで御説明が書いてあります。 公有財産について、改めて私もどういう財産なのかということを調べてみましたら、行政財産と普通財産に分かれるということでございましたが、まず質問は、現状、今までは、公有財産としての位置づけの中で、まず普通財産であったのかなということを、今の質問で感じておるわけでございますが、もう少しその疑義が生じた理由と、この数年間の間、現状のままで使ってこられて、あえてこの段階で条例制定をする背景になった、何か指摘がどこからかあったのか、庁内的な議論なのか、それとも、監査の方からの御意見があったのか、その辺のところを、どういう御意見があって今回条例制定に至ったのか、分かる範囲で教えていただきたいなと思います。 次に、行政財産となりますと、これも私もにわか知識でございますが、どこかの所管課が発生するわけでございますが、今回行政財産にすることによって、この財産項目について、どこがこれから責任を持って管理運営されていく予定なのか、お伺いをいたします。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) まず、今回の条例制定に至った経緯です。もともと先ほど議員がおっしゃったように、平成27年6月に現在のバス停車場として供用開始しました。それは、実は駅北口の西側のロータリー状の市道、駅北庁舎の地下駐車場へ入るところを駐車場に入らずに、そのままずっとロータリー状にぐるりと回れる道路があります。あそこが平成24年7月に供用開始しました。一般の車両が送迎のために御利用になられていましたが、バスも送迎のために、どんどん利用されるようになって、特に身体障がい者の方の乗り降りというのは、あそこは駅に近いものですから便利というところで、バスと一般のお客様の乗用車が、要は混在するようになりまして、非常に危ないと、あるいは非常に混雑しているという苦情が大変ありましたので、こういった経緯がございました。 それで、(仮称)白山豊岡線の予定地でありますが、まだ道路としての行政目的は、都市計画決定がありませんので、都市政策課が行政財産に準ずる普通財産という、規則上、そういう行政財産、普通財産、行政財産に準ずる普通財産という3つの区分けがございます。 普通財産なんですが、ある行政目的を持って貸し出す場合は、そういった行政財産に準ずる普通財産で、普通財産というのは、通常、総務課が管理するんですが、そういった行政目的がある場合は所管課が管理するということで、都市政策課の管理の下でそういった行政財産に準ずる普通財産ということで、バスの停車場として無償で使用を続けてきました。 ところが、昨年の夏頃に、市民から、バス停車場につきまして料金は取っているのかという問い合わせがありまして、いや無償ですよというお答えをしました。その際に、それがきっかけになりまして、改めて、その財産管理について、もう一度よく整理をしてみたところ、地方自治法では、財産を無償、あるいは低額で貸し付ける場合は、条例か、あるいは議決が必要だという規定がございます。多治見市は、多治見市財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例という条例を持っています。その条例には、行政財産は公益上必要なときは無償で貸し付けることができるというのがあります。2つ目に、普通財産を無償、または減額貸付けする場合は、先ほど申しましたように、相手方が地方公共団体か、その他公共団体、あるいは公共的団体に限定されるという規定がございました。 それで、普通財産を無償で貸し付ける、これ、こういった団体じゃなくてバスの事業者であったり一般のお客様であったりが相手ですので、ここで普通財産として無償でというのは、ちょっと例規上おかしいという疑義が生じて、じゃあ普通財産として有償に切り替えるのか、行政財産、もともと行政目的を持っていましたので、行政財産に位置付けて無償の貸付けを継続するかという2択ということで、今までどおりの無償で使用していただくという行政目的にありますので、今回、そういう条例の制定が必要であると判断して、設置管理条例を制定することになりました。 この条例が行政財産として制定されますと、所管課は都市政策課になります。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今後は行政財産として無償で貸し付けるんだよということの方向を、条例をつくることによってお示しをされたということの御説明であったと思います。そうなりますと、これから都市政策課のほうで、改めてこの場所の有効活用、使っていかれることとなると思いますが、その中でちょっと質問ですが、第4条の中に、これから今後、待合場所とかバスの乗降場、バスの待機場等を置くことが明確に書いてありますけども、そういう附帯する状況、場所についての設備についても、これは都市政策課のほうで改めて、もしこれから今後、おやりになる予定があるのかなということを、まず一つ、ちょっと確認をしておきたいと思います。 それともう1点、先ほどちょっと出ましたけども、(仮称)白山豊岡線については、少し認識が間違っているかもしれませんが、現状のこの場所と、もう一つは、多治見まちづくり株式会社が今平地で駐車場にお使いになっておられることを認識していますが、その辺のところの関係がこれでどうなるのか、先ほどの御説明では、役割が終われば、また条例を廃止してということでございますが、昨年の2月にお決めになりました2路線の方針について、(仮称)白山豊岡線のほうについては、少し予定が先になるようなことの決定をされた中で、その辺の関係はどうなるのかを少しお伺いしていきたい。 もう一つ、先ほど出たように普通財産として有償という視点もあったんではないかという御答弁いただきましたが、市民の方のお声の中で、その辺の視点の議論は、結果的に無償にする方向を示されましたけども、有償化して、使用する方もある程度限られているかと思いますが、その辺の御議論がいかがだったか教えていただければありがたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 最後の有償、無償について、私からお答えをいたします。 当該の地域は、企業誘致の関係のバスの発着、あるいは、福祉施設のバスの発着、加えて観光バス、一泊、あるいは日帰りの観光バスの発着の拠点となっています。こういうようなことを総合的に見た中で、都市の発展、あるいは経済の寄与というようなことから、無償として使用させる、このように決定をいたしました。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 今、現場は既に白線できちっと区分けがしてありまして、バスの乗降場と、あと待機できる待機場ということでレーンが3本あります。1本はバスが走行する通路という形になっていまして、現状は何ら変わることもなく、今の形でそのまま、今も行政財産に準ずる普通財産という認識で、都市政策課の管轄なんですが、条例制定後もしっかりと都市政策課が管理してまいります。 それから、(仮称)白山豊岡線の予定地で、多治見まちづくり株式会社の駐車場として今お貸ししているところについても、当然、暫定的な利用ですので、(仮称)白山豊岡線が都市計画決定されるときには、当然返却をしていただく形になるということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今御答弁いただきましたけど、第4条については、都市政策課がこれからしっかりやってくれるということですが、そういう白線を引いて、乗り降りの管理はすごくされているなということを思いますが、ただ、あそこ待機場としての屋根とかそういう設備はなかったような記憶がしていますけれども、その辺のところをどういうふうにお考えかということが、まず1点。 2点目といたしまして、例えば、今多治見市まちづくり株式会社が使われている駐車場に、例えば新たな駐車場を、今後、(仮称)白山豊岡線については予定がまだ見込めない、そういう状況下の中で、ある程度条例をつくって、そこに駐車場を造る、今のような平地のああいう使い方じゃなくて、もう少しちょっとグレードを上げた駐車場にして、その場所を有効活用していく、将来に向かっては分かりませんけども、そういう方向で考えていくという選択肢があるかどうか、最後にお尋ねして終わります。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) まず、待機場というのは、バスの待機場の意味で、人の待合所ということではありませんので、30分程度発車時刻に余裕、事前に来たときに待機していただくスペースという意味で待機場が設けてあるということです。 それから2つ目の御質問で、今後、また別の条例というような話につきましては、これはあくまでも今の段階では、(仮称)白山豊岡線の予定地ということで、暫定利用ですので、恒久的な建物とかそういったことについては、大変慎重に議論していく必要性があるかなというふうに考えています。なので、今の段階で、それが可能かどうかということは明言、ちょっと難しいですけども、暫定利用ということで有効であるという判断かどうかというのが判断材料になるかと思います。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第2号 多治見市ふるさと応援基金条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第3号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) この条例の改正に当たっての政治的な背景というものがあるように思うんですけど。例えば、住宅については、脱炭素化というか省エネというか、そういう動きもあるやに聞いておりますけれども、そういうものと、その動きと関連があるのかどうなのか。 それから、この改正が、新しく建築するようなところでどういうような影響が出てくるのか教えていただきたいんですけど。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 今回の手数料条例の改正は、基本的には建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が原則です。ただ、おっしゃるように、低炭素とか、あるいは長期優良住宅とかそういうのも、この手数料条例、建築に関する条例ということで一つのセットになっています。 大変、今回たくさんの改正に見えますけれども、一つは、これ同じような条例を岐阜県が持っていまして、岐阜県の金額の表示方法と多治見市が持っている条例、内容は同じなんですが、表示方法がちょっと違っていますので非常に分かりづらいということで、岐阜県の表示方法に今回、この際全部合わせようということで、このような大変大掛かりな手数料条例の改正になっていますが、基本的には建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正があったからということと、国の手数料算定の料金の改定が、低炭素に関わる部分もありますので、こういったところの改正もあったので今回改正するということです。 ただ、今回の多治見市が算定することになった手数料につきましては、数年に1件あるかないかで、しかも非住宅の 300平米以上 500平米以下という限定的な建物が対象になります。ですので、一般の市民の方には、ほとんど影響のない改正ということでございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第4号 多治見市福祉医療費の助成に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) この改正趣旨の説明のときに、電子資格確認の運用が開始されると、これは即ちマイナンバーカードと健康保険証の一体化という、こういうことだと思いますけれども、例えば、これを運用していく場合に、多治見市民病院、民間病院、個人病院、こうした設備対応をしていく必要もあるし、協力が必要だと思いますが、こういうものがかなわなかった場合に、実用性、実効性、利便性、これは高くなるとは思えません。 もう一つは、プライバシーへの不安、この辺について、どう考えるかお尋ねします。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) 多治見市民病院につきましては、カードリーダーが3月中に参る予定でございますので、4月からは運用開始できる予定だと聞いております。 ただし、個人病院につきましては、まだまだ普及が進んでおりませんので様子見というふうに聞いているところでございます。 あとプライバシーにつきましては、国のほうの課題の整備になりますので、信頼できるものになることを期待しております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今、多治見市民病院は4月から開始できると。個人病院は様子見であると。普及がなかなか進んでいない。プライバシーについては、国の課題であるというふうに答弁されましたけれども、特別定額給付金のときも手作業で、岐阜県第1位ということで、本当に市民に対して第一でやっていただいたということがあります。 そうしたことからしますと、健康保険証にこういうものを一体化させるとか、利用者は事務効率化ということを言われますけれども、なお、この個人情報漏えいの心配と、今後ほかの分野にも運転免許証との一体化など広げていくというような方向ですけれども、実質的なカード取得への任意という下の強制ではないかと。このまま、やっぱり国の言うまま進めていっていいのかどうか、この点について行政サービスの抑制につながっていくんではないかというふうに、ちょっと心配しますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 行政サービスの抑制になっていくという考えは、全く持っておりません。ただ、一方でマイナンバーカードは魔法のカードごとくPRをする、これについては大きな疑問を感じます。 前段で議論にありました新型コロナウイルスワクチンの接種に対してマイナンバーを利用する。大きく打ち上げましたが、全く今のところはとどまったままでございます。踏み切った以上は、このマイナンバー制度を、さらに利便性を高くしていく。 私自身は、運転免許証とのひもづけ、これを行うことによって各段に利便性は上がっていくであろう。ただ、特別定額給付金一律10万円給付のときに問題になった銀行口座とのひもづけ、これについては、各国民は大きな抵抗感を持つ。一方で、それを行わないと、いろいろな形の国から、あるいは多治見市からお金をお出しするというときに、プッシュ型のところは行うことができない。 日本共産党は、もともと党是としてマイナンバーについては否定的ですし、必ず新年度予算の中で、マイナンバーが入っているから私は反対をする、こういった意見を述べられます。これ以上については、見解の相違、平行線になっていきますが、いずれにしても、前あったような形の住基カードとは違うようなシステムをしっかり構築をしていく、そこの中でセキュリティをしっかり強化していく、こういうようなことについては、国に対してしっかり進言をしてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今、市長が新型コロナウイルスワクチン接種についてもマイナンバーを持っていないと接種ができないという状況の中で今とどまっているとおっしゃいましたけれども、やっぱり市民の今一番関心事というのは、新型コロナウイルス感染をどう乗り越えていくかということで、新型コロナウイルスワクチンに対するいろいろな期待や不安があるわけですよね。その上に、さらにこういうものが入ってくるということになりますと、実質さらに市民の不安が増大していくのではないかというふうに考えますので、ぜひこの点については、しっかり国に声を上げていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 新型コロナウイルスワクチン接種のところで、三輪議員、ちょっと誤解のないように。マイナンバーカードは任意で取りにいきますよね。マイナンバーという番号は、もう全員に付与されているんですよね。マイナンバーカードを取ろうと取るまいと番号は持っているんです。その番号を使って新型コロナウイルスワクチンを接種したかしないかというようなことをやろう、河野太郎内閣府特命担当大臣が、最初にドンと打ち上げましたよね。全く今の状況では難しいです。だから、この議論をするときには、マイナンバーとマイナンバーカードとは、ちょっと分けて議論をお願いをいたします。その意見については、私自身もしっかり、魔法のカードのようなことを言ってはいけないということと、マイナポイントとして 5,000円分あげたときに、それ国がやることですかって僕自身はすごく疑問に思いました。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第5号 多治見市介護保険条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 今回の改正なんですが、令和3年度から令和5年度まで介護保険料が現行据え置きというふうになっておりますが、過去、前回のときから2年間の間で、実際要介護者に関わる人がどれくらい増えているのか。また、今後、令和3年から令和5年までの間にどれくらい増えるという見込みがあるのでしょうか、教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 要介護認定者ということでお話をさせていただきますが、要介護認定者数は今後も増えていくというふうに想定をしております。それで、今回の第8期介護保険事業計画で要介護者数が、令和2年度では 5,119人です。これが、令和3年度には 5,303人、最終年度の令和5年度には 5,676人というふうに増えていくように見込んでおります。 ○議長(嶋内九一君) 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 今後、グループホームの増設とかいろいろ体制を強化していく中で、基準額7万 1,400円の据え置きというのが、どれくらいまでこの状態が続けられるというふうにお考えでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 今の申し上げた認定者数をベースに、今後3年間の給付費が、サービス料が幾つになるのかという推計をしております。基本的には、過去3年間の決算ベースの伸び率を見ておりますし、今回、計画の中で、グループホームを新たにつくるといったようなことを盛り込みまして費用を算定しました。 そうしましたら純粋な金額では、介護保険料は 130円アップするというふうに出ております。この 130円をこのまま上げるのかどうかということを議論いたしまして、今回は基金を使うことによってその分は抑えようということで、この3年間はこの金額で当然行くということでございます。 さらにその3年後の第9期介護保険事業計画は、2025年を迎えまして、さらに介護需要が増えるだろうということを見込んでおりますので、そのときに、まだ据え置きができるかどうかというのは、非常に楽観はできないのかな、厳しい状態なのかなというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。
    ◆18番(仙石三喜男君) 厚生環境教育常任委員会の委員ですので詳細は委員会で聞きますが、少しお尋ねをさせていただきます。 1つは、今回、介護保険制度が2000年にできて約20年が経過してまいりました。そういう中で、1月20日の全員協議会でも、多治見市高齢者保健福祉計画2021の説明もいただきました。その中で、新たな介護の事業に対しての視点が本市の中でこれからスタートするのかなということ期待をしております。 今回の介護保険料の見直しについては、第7期介護保険事業計画の現状、月 5,950円、年額7万 1,400円を据え置くという内容でございます。今まで、この20年間の間に、全国的にも介護保険料は約2倍前後、給付費については3倍強ということで、大きく飛躍をしてきた伸び率の介護の状況でございますが、こういう中で今回は据え置くということで、私は本当にありがたいなと思っています。 この背景として、御説明の中では、基金を一部投入することによって、 100円程度のアップの見込みに対して現状を維持したということでございますが、基金の状況については、多分介護保険給付準備基金からその辺を投入されると思いますが、どんな状況を今予測されているのか、少し御説明いただきたいのが1点。 2点目といたしまして、先ほど申しましたように、新たに多治見市高齢者保健福祉計画2021及び第8期介護保険事業計画がスタートするに当たりまして、本市の高齢者に対する介護保険事業について、どこに一番これから重点を置いて、今後計画を推進しようとされているのか、大まかで結構ですので、お示しいただければありがたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) まず基金のお話ですけども、介護保険給付準備基金というのを持っておりますが、令和2年度末の残高見込みが11億円ほどになっております。そのうち、今後3年間、第8期介護保険事業計画の中で約1億 6,000万円ぐらいを充てれば現状維持ができるという試算になっておりますので、そういった予定で進むということでございます。 2点目の、この3年間の重点事業なんですけれども、やはり予防に重点を置くということと、もう一つは地域における介護サービスの充実ということで、予防、特に認知症対策も含めて対応していきますし、住民型主体のサービスというものを来年度4月から実施をしていきますが、そういったものに力を入れていくと、地域における助け合いも含めた介護サービスの充実ということを考えております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今までの厚生環境教育常任委員会の議論の中で、基金を取り崩して少しでも介護保険料を下げていただきたいという意見が各委員から出されていることを何回も聞いてまいりましたが、今回、今の見込みで令和2年度末で基金が11.2億円相当になるということで、答弁がありましたけれども、令和元年度の 8.4億円から大きく増えておりますけども、それはどういう理由でこんなに増えたのか、教えていただきたい。それと、 100円相当が 1.6億円に相当するから、今回介護保険給付準備基金から充当するという答弁でしたが、これは今回だけのお考えなのか。それとも、今後も高齢化が進む中で、支払う側にとって値段が上がらなくてもいいようにするためにも、そういう考え方をこれからもお示しされていくのか、それについて御見解があれば、お尋ねをいたします。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) まず介護保険給付準備基金ですが、第7期介護保険事業計画の3年間で、第6期介護保険事業計画からの値上げ率というのが約15%ぐらいで、かなり大幅な値上げをさせていただいたという背景がありますが、これは、この3年間でやはり高齢者が増えてまいりまして、相当需要が増えるんじゃないかという見込みで計画を立てたわけです。 しかし、実際、決算を見ますと、それほどに伸びなかったという実績が出ておりまして、これは介護予防に順々に力を入れてきた結果が出てきたというようなことも考えております。そういったことで、計画値、予算等よりも実績が減ってきた部分で介護保険給付準備基金の残高が増えてきたという背景がございます。 その中で、今回約 1.6億円を使えば現状維持ができるということでの決断ということでございますが、先ほどもちょっと触れましたが、第9期介護保険事業計画におきましては、またさらに、2025年問題等で需要が増えるというようなことも言われておりますので、また3年後に推計をした結果で、介護保険給付準備基金をどうするかということも含めて介護保険料額の決定をするということになろうかと思います。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) しっかりやっていただいて、介護保険給付準備基金を充当しなくても、また介護保険料を上げなくてもやっていただければ、高齢者の一員としてもありがたいなと思うところでございます。 私も、70歳を過ぎ、高齢者の域に入っていますけども、やはりそういう状況になってくると、これからいかにお金を使わないで皆さんが元気でおられるかということが、私はこの介護保険料制度の維持になっていくなということを身をもって感じるところでございますが、先ほどの答弁の中で、予防、あるいは地域の中の住民に対しての支援をしていくという考えを示されましたが、その辺のところは、これからの計画の中で、具体的にそういう視点が入った施策が反映されていくということで期待をしてよろしいでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まさに、その議論をしっかり予算編成前に行いました。扶助費の伸びが全体的な行政を相当圧迫をしているというようなことです。介護保険を使う前に、元気な高齢者をさらに元気にする。各地域にお茶を飲むサロンというのがありますが、そのサロンに元気な高齢者の人に来てもらって、病気にならないようないろいろな話し合い、お茶を飲んだり会話をしたりというようなことで、1サロンを開催するごとに 1,000円の補助を入れていこう、こういうようなことで、今までとは違う形を考えました。ある意味、お年寄りになってしまう、あるいは病気になってしまう、老けてしまう、予防を保健センターの保健師自身がやっていましたが、元気な高齢者が弱った人たちを助ける、あるいは弱らないようにしていく、こういうような形で、今回ちょっと考え方を大きく変えて、元気な人たちのサロン活動に対して応援をする、こういうようなことを行って、ちょっと視点を変えていこうというようなことで令和3年度はスタートをしております。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 5号冊11ページ、2、主な改正内容の(2)、介護保険法施行令改正関係のアに、介護保険料決定の基礎となる合計所得金額の計算について、低未利用土地等の譲渡に関しての記載がしてあります。議第7号でも同じだと思うが、譲渡所得の限度額というのはあるのかどうか。 100万円というようなことを、全員協議会で説明があったと思いますが、もう一度確認をさせてください。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 今回、これ税のほうの改正から来ておりますけども、もともと譲渡所得に関しては、いろいろな特別控除の規定があります。今回のこの低未利用土地というのが新たに加わって、 100万円を所得から控除できるという制度ですので、介護保険の算定をする場合にも、その 100万円の控除は認めてあげますよということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君)  100万円の控除ということで、特に所得段階の低い被保険者に対しての一時的な介護保険料の上昇を抑えるというような意味があるかなというふうに理解しましたけど、それでいいかどうかを確認をさせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) これは税法上で、特に低所得者ということでなくて、低未利用地の譲渡を促進するという趣旨ですよね。いわゆる使っていない土地をもっと有効活用しようという、それが国の施策でこの 100万円控除というのが出ておりますので、介護保険の低所得者の減免等については、また別の枠組みでやっております。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 今福祉部長が言われたように、その部分もあるかと思いましたけど、ちょっと二面性があって、特にこの所得、低未利用地の譲渡をしたことによって一時的に保険料が上昇してしまうという、今年土地を売っちゃったから介護保険料が上がっちゃったとか、そういうようなことを、ある程度結果的に抑えられるということも意味があるかなというふうにちょっと感じて、今質問させていただきました。そういうような意味もあるかどうかだけ確認させてください。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 結果として、そういうことになりますが、今回のこの低未利用地以外にも、元から、例えば土地収用の 5,000万円控除とか 3,000万円控除とか、税法上いろいろな控除があるんですよね。それは、全て今までも控除するということで、一時的な所得に対して、特にこの土地の譲渡ですね、所得が増えると介護保険料が上がってしまうということを抑えるという意味は、もともとあります。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 皆さん、第8期介護保険事業計画で、介護保険料が実質軽減されるということで大変評価をされています。私もそのうちの一人です。ただし、第8期介護保険事業計画に向けて介護報酬が 0.7%上がるということで、今現在、コロナ禍の影響で、この事業運営というのが大変困難であるというふうに想定をします。今朝の新聞でも人材不足、基本的な報酬の引上げが必要ということが載っておりましたけれども、本当に介護事業所は大変であるということを思います。 ここで一つ、介護報酬が上がって利用者に負担を転嫁することのないように、もちろん据え置きということですが、国の基本的な介護保険、これの体系が上がっていくと思いますので、その点を抑えていただきたいというのと、要支援1、要支援2、元気な高齢者をつくって認知症予防の見守りをしっかりしていくというお話がありましたけれども、要支援1、要支援2というのを、今まで介護保険制度で給付されていましたけれども、それを外に外して、言葉は悪いですけども、より安上がり、新たな事業、総合事業に移行してきているわけですよね。そこで介護予防、生活支援サービス、この展開をしていくそのときに、地域が主体で、地域のボランティア主体ということで、非常に期待がされているとは思いますけれども、この助け合い、これは一面、必要だというふうに私も思っています。ただ、あまりに地方自治体の地域のほうにこれを重点化してしまいますと、本来の保険給付から外すというところが問題だと思います。 ひいては、公的なサービス、これが減っていくんではないかなというふうに危惧しますが、その点に関してはどう考えるかお尋ねします。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) まず最初の介護報酬の引上げですが、これは基本的に3年に1回見直しがあって引上げ等がされております。今回、 0.7%ですが、その分は給付費の中に今回含めて計算をしておりますので、それでもともとの介護保険の費用分担がありますよね、国が何%とか、その中の保険料で何%という枠組みの中で計算した数字ですので、ルールどおりに反映はされておるということでございます。 それから、要支援1、要支援2の相互支援の話ですけども、今回、住民主体のサービスを提供したいということで、一つの目玉として考えております。これは全てそちらに移るということではなくて、やはり役割分担として、今までの要支援1、要支援2の事業所による介護サービスと、住民主体のボランティア等によるサービスというのは、やはり使い分けをしていきたいなというふうに考えております。当然、身体介護等が必要な方が住民型というのは、なかなか難しい点がありますので、その辺りはケアプランをつくってやることになっておりますので、しっかりケアマネジャーがそういうところを見ながら活用していくということで、給付から外すというお話もありましたが、住民主体型も給付の一部ということで、しっかりと対応していく予定になっております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第6号 指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例等の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第7号 多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第8号 多治見市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第9号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 3番 玉置真一君。 ◆3番(玉置真一君) 前にもお話しさせていただいたと思いますが、実は、今回、用途廃止される松坂町の市営住宅に幼少期住んでいましたので、市営住宅に関する質問をさせていただきます。 今回の予算の中でも、ちょっと話が外れますが、旭ケ丘の中層住宅の例えばお風呂の改修だとか、高根町の中層住宅の駐輪場その他バリアフリーなどの改修工事を行うという予定が入っていますので、ありがたいことだと思います。 今回、この今回に限らず、市営住宅の様々な課題が、市にとっても住民の方にもあると思います。非常に住民の方は不安な部分もございますが、移住に関するお話だとか今後のことに関するお話は、住民の方々と密にされておるとは思いますが、あえてここでどのような形でお話しされているか確認したいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) 市営住宅につきましては、建設が昭和の三十数年ということで、古い住宅もありますし、耐震性のない住宅もあるというところで、中には1棟で1戸だけというようなところもございます。そういったところにつきましては、以前に集約化住宅も建てまして、そちらに移っていただいているところもございますけれども、まだまだそういったところでお入りになってみえる方がございますので、個別に訪問しながら、移転等のお話をさせていただいているところです。 ○議長(嶋内九一君) 3番 玉置真一君。 ◆3番(玉置真一君) 実は先日、市営住宅の屋根が壊れて、もう誰も住んでいないところにブルーシートが覆ってありますが、そのブルーシートが飛散しているので住民で片づけをしているけど何とかならないかというお話がございましたので、私も行ってきました。私が幼少期に住んでいたということは、ほぼほぼ高齢の方です。向かいの人にも聞いてみるよと言ったら、「あそこのおばさんね、まだ荷物あるけど施設に入っちゃったよ」というようなお話もありました。このブルーシートのところは、もう壊してしまう予定だから、それまで我慢してくださいというお話もしてまいりました。 そうすると、やはり御高齢ということは、非常に不安があります。例えば、前の市営住宅等を壊したら空き地になり、風当りが強くなるから、心配だわというようなお話もありました。今は、お話しされたように、市営住宅の住民の方への説明もそうですが、できれば、部署は違いますが、心のケアも含めて、今後も密に住民との対話を、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 5号冊13ページの改正趣旨の中に、市営住宅を取巻く環境の変化に対応するために今回の改正があったということがあるんですけど、要は、具体的にどんな変化が、この改正であるのかを教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) こちらにつきましては、市営住宅の駐車場の利用ということで、現在は、入居者御本人か同居の家族の乗る車に限定をしてお貸しをしている状況でございます。 現状、高齢になられて介護が必要になったという方もみえますし、親族の方が違う所に住んでみえるので、介護のために通われたいというところで、車を置きたいという御相談もあります。中には、介護事業者に訪問介護をお願いしているというような方もございますので、そういった方々からの要望も踏まえて、今回そういった方々も利用ができるような形での改正を考えております。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) そうすると、この改正の中で、ちょっと大きめな車は入れないような感じがあるんですけど、大体どういう車を想定されていて、入っちゃいけないよというのはありますか。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) 車のスペースにつきましては、現状の駐車の区画ですね、長さが5メーター、幅が 2.5メーターという区画になってございます。以前も5メーター以上の車は駄目ですといった形になっておりましたけど、今回は、幅について 1.9メートル以上の車は、やっぱりドアを開けるときに支障になってしまいますので、そういったものを追加をさせていただくというような改正でございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第10号 多治見市学校給食共同調理場設置条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第11号 令和2年度多治見市一般会計補正予算(第8号)について質疑はありませんか。 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 新型コロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金の活用についてお尋ねさせていただきたいんですけど。国の3次補正で約 4.2億円の内示があったということなんですけども、まず初めに、この事業の選定に当たりまして、どのような議論があってどのように調整されたのかというのをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 御質問の趣旨はよく分かるんですけれども、この今第3次補正で当てがわれた部分については、この補正には、ほとんど反映されておりませんので、この議案とは別に、どういう事業に充てるべきかというのは、今議員がおっしゃるようにきちんと議論はしてきていますけれども、改めて、また御提示をするという形になります。ですから、今回のこの補正予算、これには直接はほとんど反映しておりません。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) すいません。認識がちょっと異なっていたようで。このTAJIMEALGOスイーツ+(プラス)に関して、この令和2年度の補正予算(第8号)に含まれているのかなと思ったので質問させていただいたんですけど、続けてもよろしいでしょうか。 前回も大変好評であったことで、今回また復活されるということなんですけども、実際に、前回と変わって、例えば飲食店の営業時間短縮の協力要請に伴う岐阜県新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金とかもあって、今回、飲食店に対する支援に、また重きを置かれたのか。それとも、今後リバウンド対策、飲食店の例えば備品ですとか感染症対策に対する支援というのも、今後検討されていくのか。それとも、例えばこれから収入が激減したパートやアルバイトの方もいらっしゃると思うんですけども、そういった支援に対しては、こちらの中で検討されていらっしゃらなかったのかどうかというのをお聞きしたいです。 例えば、今回、この医療従事者、福祉施設従事者の方に対して、約 8,000人に 2,500円分の食事券を配布されたということですよね。そうすると大体 2,000万円活用されたと思うんですけども、例えば、もっとその金額を多く、医療従事者、福祉施設で働いている人たちに対して、 2,500円分ではなくて、もっと 3,000円分ですとか 5,000円分とか配布したとしても、この 5,000万円の中で全然足りると思うんですよね。この中を見ていると、医療従事ありがとう食事券に対しては大体 2,000万円、TAJIMEALGOスイーツ+(プラス)に対しては 3,000万円の割り振りになってくるのかなというふうに思うんですけども、その辺りはどのような議論があったのか。せっかくすごいいい取組ですし、そういった方に対して、その金額、どうして 2,500円分にされたのか、そうした根拠等を教えていただきたいなというふうに思っております。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今回のTAJIMEALGO、議員がおっしゃるように3本あります。ありがとうキャンペーンということで、医療従事者、福祉関係者に 2,500円分の食事券を送る、それから、以前やらせていただきましたTAJIMEALGO、それからTAJIMEALGOスイーツ+(プラス)の3本です。 まず、今回考えたときに、今一番困っているのは誰だろうということで、GoToキャンペーンのときも、そして今もなかなか旅行等も行けずに頑張っておられる、市内の事業所で頑張っておられる医療者、医療関係者、それから福祉の関係者に、やはり食事券をプレゼントしようということになりました。金額については、今回急遽、緊急的にやるということで、予算をかき集めてやったもんですから、当初は 2,000円分を考えておりましたけども、もう少しということで 2,500円分にさせていただきました。そういう経緯でございます。 同時に、TAJIMEALGO、そしてTAJIMEALGOスイーツ+(プラス)もやろうというのは、支援金をもらっている店舗だけではなくて、今回、TAJIMEALGOに参加しているお店の中には、実際には、午後8時までしか営業していなくて国からの支援金をもらえないところもたくさん入っています。そういったところも応援する必要があるんじゃないかと。そういったところを応援すれば、そこの納入業者、もしくは働いている方にもプラスになるということで、今回、このTAJIMEALGO第3弾を考案させていただいたということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 5号冊17ページ、13番の市制記念関連事業助成費の花火大会に関する減額の点について伺いますが、この減額は当然やむを得ない減額だと思うんですが、来年度にも同じように事業があるのかと思うんですが。来年度予算で聞けという話かもしれませんが、あえてここで聞かせていただきますが、来年度もコロナ禍が継続されるであろう中で、今回と同じように減額の可能性があるわけです。しかしながら、それでもなお、何とか花火を打ち上げようと、今、実行委員会の方々が現場で頑張っていらっしゃるということを聞き及んでおります。 そこでちょっと小耳に挟んだんですけども、来年の花火を、もし引き続き、本年度のやらなくなったものが来年度もあるとしたときに、時期がどうなるのとかということが結構問題になっているというのを聞きました。 具体的には、この市制記念という関連事業で今回ついておりましたんで、どうしてもあの時期、夏の時期に上げたいということになるわけですが、このコロナ禍の不安を吹き飛ばして多治見市の新しい市をつくっていくんだというそういう決意、そういう観点から言えば、必ずしもこの市制記念日に合わせていく必要はないのかもしれないというふうに私は今思っていますが、現状でこの花火大会の在り方というのは、当局として、日程的な問題ですね、どう考えてらっしゃるのかということが分かればお願いしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 伝統的に8月1日の市制記念日を中心として行ってきましたので、その時期に行いたいというのは市としての考え方です。ただ、そのときに新型コロナウイルスの状況がどうなっているのか、東京オリンピックが行われるかどうか、全く予断を許すことはできません。昨年は、「いっそ真冬の花火大会、これ非常にいいよね」、副市長が相当強く押しましたが、準備するほうは、「ちょっと勘弁してほしいな。見に行くほうは相当辛いぞ」、こういうようなこともありました。 前段の佐藤議員のTAJIMEALGOの関係、あるいは、ありがとうキャンペーンの関係、何をやっても10対0にはなりません。それはいいねと言う人と、そんなふうに変えちゃうのというようなことがありますが、今のところ8月1日を中心として行いたい、ただし予断は全く許すことができない、こういうような状況でございます。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 承知しました。市制記念日に打ち上げるということの意義は大変大きいとは思います。その上で、私も実は長らく花火大会にはボランティアとして関わらせていただいておりますが、実際問題として、この準備をするのには、半年、資金集めを考えるとかなりの時間を要しまして、できれば市制記念日に上げたいけど状況によっては臨機応変にという前提ですと準備が進まないという問題が実はありますので、今の市長の思いは、私にもひしひしと伝わってきましたが、できるだけ早い段階で実行ができるためには、日程にこだわるのかこだわらないのかということを、市長としても実行委員会のほうにお伝えいただけると事がスムーズに進んでいくとは思いますので、思いはよく承知しましたが、その辺も御斟酌いただければというふうにお願いを申し上げます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今の吉田議員の質問と関連しますけども、補正予算(第8号)の中で、花火大会等イベントの中止で9事業ほかを合わせて約 5,945万円、コロナ禍の中で中止になって整理予算に入ったということでございますが、同僚議員がおっしゃられた視点もありますし、またこういうふうに地域の催事、それから行事等々がコロナ禍の中で中止になっていくと、1年程度は中止になったとしても、2年、3年続くと、非常に今の地域の市民自治の力からいって、役員が交代してしまう、そしていろいろな継続とかそういうものが途絶えてしまって難しくなってしまうということが既に予測されるわけでございますが、そういうことに対して、行政として何か考え方、新しい生活様式の中で方向を示していかなきゃいけないことがあるような気がするんですけども、市長、何かこの辺について御見解があれば少しお伺いしたいんですが、いかがでございますでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、令和3年度の新年度予算で掲げてございますように、それぞれの自治区の区長に対しての活動費として月1万円、年額12万円の50人分、年間 600万円の予算を、この後、提案をさせていただいております。加えて、仙石議員の在住地の滝呂台においては、滝呂ブラブラまつり、これは春日井市での一つの事例を参考にして、いろいろな大きな施設がないにしても、それぞれ地域の物を活用して、しっかり住民自治、あるいは自分たちの団地の中のすばらしいところを再発見しよう、自分が持っている技術、あるいは趣味を披露していこう、こういうようなことを行っております。こういった事業についても、くらし人権課の職員が、滝呂ブラブラまつりの成功に向けてしっかりサポートをしているというようなことでございます。 また、区長会の在り方について、これまで定年退職で辞めた方が区長になってくるというのが一般的な考えですが、実は、現職の自衛官の幹部が新区長になる、あるいは、現職の働いている人が区長になるというようなことで、土曜日の午前中に区長会を開催する、これに対して、当然、くらし人権課、議長、市長もしっかり参加をする、こういうような形で、時代の変化に合わせて区長会の在り方、あるいは自治会からの応援の仕方、先ほど申し上げましたように、元気な高齢者が行うお茶のサロンに対して応援をしてほしい、もう動けなくなってからでは困るというようなことを、くらし人権課を中心として地域の声をしっかり吸い寄せながら新年度予算の中にしっかり取り入れる、こういうような対応を行っております。 ただ、議員が言われるように、これと同じ状況下が2年、3年、4年続いたら、国は破綻するでしょうね。これだけ国の予算だからいいってもらって、臨時交付金だって喜んで動いていますけれど、どうなるんでしょうかというような議論は、国の中では全くしないですよね。自由民主党もそうですし野党もそうですけれど、こういう緊急下だから、とにかくお札どんどんどんどん刷ってでもいいから経済活性化をしようというような議論です。 今回、これだけの緊急事態宣言があって、これだけの岐阜県の中で大きな効果がありました。実は、ここ10日間ぐらい多治見市の中では新型コロナウイルスの感染者はゼロでずっと落ち着いている。こういうような日本の国民性というのがありますので、ぜひともこれが2年、3年いくというようなことではなく、一番期待感は新型コロナウイルスワクチンです。新型コロナウイルスワクチンでトンネルから抜け出る、その新型コロナウイルスワクチンについても、新しい常温で置けるような新型コロナウイルスワクチンの開発、もう一方は、これを国の中で国産の新型コロナウイルスワクチンというのがしっかり動きが始まってきました。こういうようなことを注視しながら、この新型コロナウイルスが2年も3年も続いてもらっては困る。それに対する対応を、しっかり地方から全国市長会を通じて進言をしてまいります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第12号 令和2年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第13号 令和2年度多治見市土地取得事業特別会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第14号 令和2年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第15号 令和2年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第16号 令和2年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第17号 令和2年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第18号 令和2年度多治見市下水道事業会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第19号 令和2年度多治見市病院事業会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第20号 令和3年度多治見市一般会計予算について質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) まず1点目ですが、先日の議案の説明のときに、総務部長から、本予算は積極型予算であるというような言葉がございました。この積極型予算に対する市長のお考えについて、1点だけ伺いたいと思います。 同じく、説明の中で市長が、令和3年度の方針を、職員とともに議論し、臨機応変に対応すると、そのようにおっしゃっております。まさに職員とともに議論していただく、これは非常によろしいことだと思いますし、臨機応変ということも、この時代には求められることだと思います。その上で、この臨機応変に対応するという意味合いについて、少々確認をしておきたいと思います。 特に、予算措置の観点から伺いたいんですが、臨機応変というふうに伺いますと、一つの考え方として、今後の多治見市の状況の変化に応じて、例えば基金を崩してでも積極的な予算出動をする、新たな債権を発行してでも積極的な財政出動をするという考え方が一方である。もう一つは、そういったところに手をつけるわけじゃなくて、あくまで国からの交付金、補助金に関しては、今までの計画に固執することなく臨機応変に対応するという、そのどちらの意味でおっしゃっているのか。即ち、この予算の出動に関する市長の考え方に関して、基本的な点を確認させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、臨機応変ということは、行政に対する心構えです。これまでの行政体というのは、一旦決めたら1年も2年も変えないというのが是とされていました。今日前半の議論でありましたように、新型コロナウイルスワクチンがいつ来るんですかというのが分からない、突然来たときに慌てふためかない、そういうようなことをもって臨機応変と言っています。 具体的には、昨日の夕方に決めたことが、今日の朝来たら国と県の方針でゴロっと変えられた。だから、朝の9時からの会議で、昨日の夕方決めたことは完全にリセットをして新しい局面に対応していく、これをもって臨機応変と言っています。 次に、予算編成の考え方です。マラソンでいくと、折り返し地点を過ぎたような事業を、そこでリタイアするわけにはいかない。スローダウンするわけにいかない、ゴールまで突き進む、ただし、マラソンで言うと、「位置に着いて」と言う前の段階については、位置に着かないというようなことが、去年の秋に市長として発表しました。大型事業については無理にスタートしてはいけない、そういうようなことで、役所全体の予算編成の中に緊張感を持つことができました。 一方で、多治見市は健全な財政に関する条例、財政4指標というのを持っています。これに対して、基準値を変えてでもいいから行くべきではないか、これは選挙で選ばれた人間はそういうことを言いたくなるもんです。ただ、役所の中で議論をするときに、後世に多大な負担をかけるということはよろしくない。そこの中のぎりぎりの関係で行こうというような形になりました。 したがって、市長としてやるべきことは、国からのお金、県からのお金、実は、駅南再開発の国のお金が、令和4年度分を前倒しして令和3年に入ってくるというのが緊急に電話で入りました。そうすると、それに対する県の裏負担がついてこれるかどうか、今週の金曜日に、私と山本岐阜県議会議員、高木岐阜県議会議員が直談判に行きます。国が金をつけてくれることになったんだから県のお金を前倒ししてつけてくれるという約束をしてください、こういうようなことをしっかり対応していきます。 ある基金を全部崩してでも行くから積極型予算がつくれるかどうか、これは、多治見市役所の中の一つのルールとして、それは部長級の中の全員の議論の中で物事を決めていくというルールです。したがって、基金を一気に崩す、あるいは借金をこれ以上一気にしてしまう、こういうような中で、やっていいぎりぎりの線はどこか、今回のキーワードは、意外とぎりぎりという話です。貯金、どこまで崩していいの、ぎりぎり、借金どこまでやっていいの、ぎりぎり、こういうような中で、 407億円、やりかかった事業については、やっぱり完結をさせるんだ、こういうような感覚で動いております。 岐阜県庁が庁舎建設基金を崩して事業に充てているというのは、あれ一時借入金なんですよね。県の庁舎を造るのを2年、3年先延ばししてでもやる、こういうような状況ではありません。 したがって、これまで健全な財政をしっかり守ってきた、財政調整基金をしっかり用意してきた、その結果、2年前に小学校、中学校のエアコン設置を一気にやることができる、今回のような新型コロナウイルスになったとしても、そのお金を使ってしっかり行っていくことができる、こういうようなところです。 一方で、道路照明灯、公園照明灯を1年間で全部LEDに替えちゃうなんて、そんなことよくやるよね、こういうような議論です。総額 1.7億円、でも、今ここでお金をドンと打てば、8年間で元が取れる、9年目、10年目からはそれがプラスになってくる、こういうようなことを建設部長がしっかりプレゼンをする。小さなことに関しても、しっかり予算編成、事業に対して精査をしますが、大きなこと、例えば、脱炭素社会で水銀灯はなくなるよ、LEDに替えなきゃいけないよ、そういうようなことになると、1年間で一気に行く、すごく爪に火をともすような議論をしながら、ここというところは大胆に一気にドンと行く、こういうような財政運営の総合コントロールについては、佐藤副市長が、しっかりギュッと締めながら、行くべきところは行こう、こういうような議論をして、役所全体の中で議論をして予算をつくり上げていく。これは当然のことながらそうですが、一般質問、本会議質疑を通じて、議会の皆さんからいろいろな意見を頂いています。区長会からもいろいろな意見を頂いています。そうやって全部頭の中に入れておいて、これとこれの宿題があったよね、これはやらなきゃいけないよね、それを総合的に勘案をして予算編成をして、 407億円という、総務部長は積極型というようなことを言いましたが、ぎりぎりの積極型、こういうふうにお願いをいたします。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 大変丁寧な御回答をありがとうございました。よく分かりましたし、思いも伝わってきました。私もそれに対して高く評価をしたいというふうに思います。 実際、予算書を見ますと、総務部長は積極型と言われましたが、実際には、義務的に支出しなければいけない予算の中で非常によく組んだ予算だというふうに思っております。一方で、自然収入が減少する中で本当にやりくりをされている、その中で財政判断指数を守りながらという大変厳しい、まさに選択と集中と積極果敢を併せ持たなければいけない予算編成だったろうというふうに想像しております。さすが、市長は全国トップクラスのスポーツマンであったという経験を生かされて、まさに現場の対応はすばらしいなと改めて思うわけですが、引き続き、その上で財政判断指数に関しては、厳しく、ある程度、積極的に求めなければならないときだからこそ、厳しい目で守っていっていただきたいというふうに私個人としては思います。 質問を続けさせていただきますが、2点だけ聞かせていただきます。 1つ目が、国際陶磁器フェスティバル関連費に関してでございます。 こちらは、御承知のとおり、本来であれば、2020年度に開催予定でありました国際陶磁器フェスティバル美濃が1年延期して、今年の秋に開催されるということで、多くの市民が期待していると思います。これに関しまして、延期してでも開催するというこの市長の思い入れに関して、いま一度お伺いしたい。やはり集客、チケットの収入を心配する声が、私のところにも少々届いております。これに対して、もしお考えがあれば伺わせていただきたいというのが質問でございます。 2つ目、駅南市街地再整備事業費に関しましてですが、こちら、先日の全員協議会でも伺わせていただきましたが、あえて本会議のほうでも質問させていただきます。本件は、この中にあります商業業務棟運営会社に関する出資の件に関しての質問です。 この出資の目的というのは、恐らくにぎわいを駅南につくり出すということが目的だろうというふうに理解しております。そのために必要なのは何かというと、駅南再開発事業の完成後の商業的な成功であろうというふうに考えています。当然ながら、この商業的成功をさせるのは、多治見市ではなく、この商業業務棟運営会社を中心とする民間にあるというふうに理解しておりますが、これに対して、先日の全員協議会のほうで、この多治見市が出資する予定であろう商業業務棟運営会社は配当を行わない予定であるというふうに聞きました。これに関して質問したい点が2つです。 1点目、出資に関しまして、まず本来、民間であれば、出資を募る場合は、事業計画であるとか収支予測というものが、まず用意されて、これに対して投資をしてほしいという提案があってしかるべきですが、現状、まだそういうものがないというふうに伺いましたが、いつ、事業計画、収支予測が出るのか。 2点目、商業的な駅南の成功を喫するには、やはり配当は必要であるというふうに考えています。これは、多治見市は何も投資で儲けようと言っているわけじゃなくて、利益を上げることによって、むしろその魅力的な駅南の市街地整備を会社として行うことで配当が行われる。ということは、配当が行えるような前向きな建設でなければ、本来はいけない。特に、株式会社という体裁をとるのであれば、そうであるというふうに考えます。 大きく2項目について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) この際、暫時休憩をいたします。   午前11時57分休憩     -------------------------   午後1時00分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 国際陶磁器フェスティバルについて、私から答弁を申し上げます。 まず、入場券の売りさばきについては、過去の国際陶磁器フェスティバルと比べると相当厳しい状況が予想されます。ですが、買える人は買ってください、難しい人は結構ですよ、こういう生ぬるい対応では、国際陶磁器フェスティバルの成功にはつながらないというようなことで、特に民間のメーカー、あるいは商社との状況をしっかり勘案をしながら、しっかり入場券の売りさばきについては対応をしてまいります。 一方で、そのことよりも、本当に秋に開催できるかどうか、これはひとえに新型コロナウイルスの感染の状況、もう一つは、東京オリンピックができないのに、国際陶磁器フェスティバルできますか。こういうぎりぎりの今議論を行っております。 近々に多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市の市長が集まって、新型コロナウイルスの対応についてしっかり意見交換を行う、そこに岐阜県知事を含めて秋への対応をしっかり協議してまいります。 審査会については、海外の審査員が来れない状況があった場合についても、国内の審査員の中で定足数をしっかり定めて、国内の審査員で行うかというようなことについても協議を行っております。 一方で、明るい話題はセラミックバレーに対する取組です。40代、50代の若い経営者を中心として、過去、これまでの国際陶磁器フェスティバルは役所主導というような関係で、それに対する犠牲的な精神がある、どうしてそんな券買わなきゃいけないんだ、こういうような議論をされたというのが直前の国際陶磁器フェスティバルでございました。 今回は、会場の中の広い場所を使ってセラミックバレーに関わる展示をどういうふうにしっかり見せるのか、こういうような具体的な取組を既に行おうとしております。 このことについても、民間を主導しております株式会社井澤コーポレーションの井澤氏、あるいは株式会社エクシィズの笠井氏、林企画の林氏を中心として、しっかりとした対応を行っていく、こういうような形で近々に理事会に提案をしてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 商業業務棟運営会社についてでございます。 まず、事業計画書につきましては、商業業務棟運営会社設立までの今後のスケジュールについて多治見駅南地区市街地再開発組合から聞いております。また、近々テナント募集説明会を開催するということです。 そうしますと、その数か月後にはテナントの出店状況、あるいは賃料等、入居条件等固まります。その段階で事業計画の素案ができるということで、おおむね、これは遅くとも8月ごろまでにはそういった流れでいきたい。ただ、新型コロナウイルスの影響で、その説明会自体がちょっと不透明なところがありますけれども、いずれにしましても、12月には商業業務棟運営会社を設立するという目標で動いています。 といいますのも、やはり、オープンまでにおおむね1年ぐらいは準備期間が必要であろうということなので、それを目指しますので、新型コロナウイルスの影響も考慮しながらですが、おおむね8月頃にはそういった事業計画の素案ができてくるというふうに聞いております。 次に、配当についての御質問でしたが、全員協議会のときには、商業業務棟運営会社の役割って非常に重要であるという認識、やっぱり、あの商業ビルが成功するのは、できてからの運営が非常に重要であるということで、そういう意味では、役割の重要性というのは非常に強く認識をしております。 したがいまして、運営が軌道に乗るまでは、一定程度内部留保も必要だろうしというようなこともありまして、配当というのは当面厳しいんじゃないかという趣旨で、そういうお答えをしました。 当然、株式会社であるということで、テナントの売行きが非常に上がって、ビルが活性化して、床の所有者にも定期的にきちんと賃料が入る、そして、商業業務棟運営会社も利益を上げるというのがやっぱり目指す方向性ですので、そういったことで言うと、余剰金がしっかりと増えた段階では株主への配当というのも視野に入れて、そうできるようにしっかり頑張っていくというように多治見駅南地区市街地再開発組合と打ち合わせして話を聞いたところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) まず、市長からお答えいただきました国際陶磁器フェスティバルに関しては、市長の御指摘のとおり、開催ができるか否かというのが非常に重要ではあると思います。私も業界関係者の方々からいろいろ話を聞いていますが、これに対する期待は強うございますので、引き続き強力に推進していただければとお願いを申し上げます。 都市計画部長からお答えいただきました商業業務棟運営会社の出資についてですが、まさに後段お答えいただいた部分、すなわち、配当のお金が幾らもうかるとかではなくて、何年後までにこの収支が安定してきて、何年後にはどのような運営形態、どのような収支バランスになっていて、それが持続可能的にあの駅南の再開発を中心としたエリアににぎわいをもたらすのかという全体の戦略がないと、そもそも投資の話にならないだろう、出資の話にならないのだろうというのが一般論だというふうに思います。 今の御説明の中で、そうはいっても組合施行ということで、運営会社がないとそもそも船が出航できない。ですから、スケジュールに基づいて、どうしても12月までに設立するということそのものは理解を示すところではありますが、やはり、本来は、順序として、設立される運営会社がどのような戦略に基づいて、いつまでにどのような形でにぎわいを創出するという計画なのかということはお示しいただくということが前提ではないかと思います。 その前提がない中で、ただ、この 3,000数百万円を上限として出資を認めてほしいというのは、少々丁寧さに欠けるのではないかというふうに思います。 確かに都市計画部長のおっしゃった行間を読みますと、商業業務棟運営会社はもちろん利益を目的とするのではなくて、内部留保をためて、それをさらなるまちのにぎわいの創出として再投資をしていくという、そういう性格のものであるということは私も重々承知はしておりますが、株式会社として設立する以上は、そういった前提条件に関しては十分満たしていただきたいと思います。それがあれば逆に、我々も市民も大いに応援ができるものと思いますので、そのあたりは丁寧な説明をいただきたいと思いますし、今後も、どのような収支計画になるかわからないけど、とりあえず出発するということではいけませんので、まだ時間はございますので、十分にそのあたりはお答えをいただきたいと思います。 私は経済建設常任委員会委員ではないのでできませんけども、詳細な質問は恐らく経済建設常任委員会のほうであると思いますので、この程度にとどめますが、ぜひとも丁寧な運用をお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 言葉を返しますけれど、全く違いますよ。戦略、あるいは、こういった方向で商業棟を進めたいというのは、今から都市計画部長が答弁します。そういうのが全くないのに、商業業務棟運営会社だけ設立して、お金出しますから公金出資してください、そんなことは全くありません。 説明が不足しているのかどうなのか、どういう商業棟を今造ろうとしているのか、どこまで来ているのか、こういうようなことについては、都市計画部はしっかり今の状況については持ち合わせています。誤解を招くといけませんので、都市計画部長から説明をさせます。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) まだ具体的にテナントの情報というのは、これから募集をかけますので、先ほど申しましたように、テナントの出店状況を把握して賃料等、そういうものがないと収支バランスというものもわかりませんので、そういった段階で、数字的にということであれば、事業計画というものは夏頃までにはということで申し上げております。 ただ、商業業務棟運営会社は、ビル全体のリーシング、サブリース、これは絶対に必要なそういう、それは吉田議員もさっきおっしゃったということです。 それにやっぱり重要なのは、専門的な知識が非常に重要ですので、それを今、スーパー支配人みたいな方を誘致をするということを当然目的に探しますけれども、まずは、前の駅前プラザ・テラの支配人が今、多治見駅南地区市街地再開発組合にも入りまして、テナント誘致活動に参加して、その方を中心に会社組織も立ち上げますが、当然次の人材も育てていかなければなりません。 そういう意味で、商業業務棟運営会社が軌道に乗るには、数年はやっぱり必要だろうということを多治見駅南地区市街地再開発組合も考えていまして、この会社が、あのビル、ひいては中心市街地の活性化、駅の顔づくりにとっては非常に重要であるということです。これを立ち上げるためには、市もやっぱり出資という形で関わって、総体でしっかりとまちづくりの観点を反映させていただきたいということで、上限という形で予算を計上させていただいておりますが、予算を執行する前には、必ず議会の皆様方に、こういった具体的な事業計画で出資割合がこうでということをしっかりと詳細に説明申し上げまして、予算を執行させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可いたします。6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 私も、言い方として、戦略がないという言い方は少々酷だったかもしれません。それを踏まえて聞いてください。 このまちづくりに対するビジョンなんかはきっとおありだということは、今までの全員協議会での説明でわかります。 私が今回言っている戦略というのは、もう少し実務的な話です。すなわち、数字です。具体的に幾らぐらいの売上げを目途にして、それが何年目ぐらいに収支バランスが取れるのかと、それは何年目以降まちへの再投資へつながるような計画になっているのかという、ごくごく基本的な事業計画が必要だろうと。 なぜかと言うと、全員協議会の説明で、年間の運転資金が約 1,000万円程度ということであった。あらあらでしたけど、 1,000万円ということは、これは人員が2人ぐらいだろうと思います。何人かわかりませんけども、二、三人です。この中に、テナントの営業の人員は入っているのかとか、入っていないのかとか、どういう会社組織になるかということが今のところ示せないというふうに聞いています。 本来であると、やはり、どのような会社組織であって、どういった取組をしていくかという実務的に最低限必要な部分は示していただきたい。これが会社としての、経営としての戦略として要るだろうという意味です。 市長が言われたように、まちづくりのビジョン、戦略というものは、恐らくもっと高い次元でお話しされていると思いますけども、公金を支出する、投資として俎上に上げるのならば、その点はやはり必要だろうというのが常識的な見解ではないかという意味ですが、そのあたり、改めて、きちんとした数字を伴ったものが出てくるかどうかということを部長に確認したいです。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) あくまでペーパープランとして出せというようなことであれば、私どもは当然用意することができます。 一番、市民も議員の皆さんも心配しているのは、ああいった大型の再開発をやって、テナントが全然いない、すかすか、がらがら、結局最終的に役所が全部責任を取っている。他の都市を見て、自分自身も勉強をして十分わかっています。 相当、都市計画部長の歯切れが悪いのはこうなんです。具体的なことを今この場で言えないんです。企業誘致の関係でもそうじゃないですか。「どこが来るんですか、どういう業種ですか」、言えません。「本当に来るの、こういうような状況で」、実は、それぞれの床に対して、それぞれのテナントについてはほぼ煮詰まっている状況です。 あとは、どういう業態をどこに持ち込んでくるのか、そういうようなことと同時に、あくまで会社の計画書というようなものについては、これは間違いなく作って出します。出しますが、相当綱渡りというか、ぎりぎりの状況のところで、今回「ぎりぎり」多いですね。やっていますが、結構うまくいっています。 結構あらがいっぱいになっちゃうなどというふうに、それを楽しもうという人も一部にいらっしゃるというのは聞いておりますが、残念ながら、私たちの目標とする部分のスーパーマーケット、あるいは衣料モール、こういうようことについても具体的に一歩一歩着実に動いております。 丸裸の計画で予算だけ認めろなどというような感覚は毛頭ありませんので、そのときまでにはしっかりとした計画書を出すというようなことについては、市長としてお約束を申し上げます。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) 令和3年度の予算案がここに開示されました。いよいよ次年度の予算編成がなされたわけでありますが、細かい部分は、後で皆さんが質問をされるかと思いますので、私は、市長のマニフェストに対する整合性といった点について伺いたいと思います。 3年連続 407億円の予算が立てられ、この市長の場合は「大型事業の予算は減としたが、将来に向けては予算計上ができているもの」と申されました。こうした中で市長は「新型コロナウイルスの影響で軒並み悪化」とも申されました。こうしたことを踏まえまして、さらに、最近の言葉では「背水の陣で立ち向かう」ともおっしゃっておられます。 コロナ禍で幾つものこうした事業が延期とか先行き不透明な事業も、言わば古川市長のマニフェストなんです。市長の目指す言わば命ともとれる政策と私は理解をいたしています。 ここに来て、予定してきた事業が先延ばし等になっているのはあります。市長の言葉に力強さ、市長の言動、心配するのは私一人でしょうか。新庁舎問題ではゼロベースで民意をとても大事にされる気がしてなりません。これは、世論を大事にするという点だろうと思います。 また、養正校区の坂上児童館と養正公民館との統合においては「役所の都合で強引に物事を進めることはない」と、時間をかけ議論をしていくことを約束されました。 昨年度の予算の北野保育園と小泉保育園との統合は、令和2年から令和5年の間に行うとしていたものが延期になりました。期待をしていた方も多かったのではないかと思うんです。 古川市長がグランプリを受賞されたマニフェスト大賞から見て、市長も痛恨の極みではないかと私は思います。古川市長の違う形でさらなる手腕を発揮される大事な時を今迎えているのではないかと思います。 そこで伺います。事前打ち合わせをしておりませんので、どのようなお答えがいただけるかわかりませんが、第7次総合計画との歯車、しっかりとこの母体に基づいた発言と受け止めますが、計画の整合性とのそのずれ、どのような判断をしておられるのかお聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 一言で言えば事業選択です。何をしっかり優先をさせて行って、何については我慢をするのか。我慢っていうのは、2年も3年も我慢ではなくて、少なくとも1年、事業の先送りをする。ローリングっていう言葉をちょっと役所の中で使うのをよそうと、市民にはわかりにくいというようなことで。 大型事業で今回我慢をせざるを得ないというのは、星ケ台陸上競技場、テニスコートも入れ替えて大改修を行うということについては我慢をしよう、それから、(仮称)平和太平線については我慢をしよう、大型の予算を伴う部分については、そういうような部分と、いろいろな目的別の基金を持っていますが、基金にお金を積んでいく、貯金の積み増しっていうのは今やっている場合じゃないでしょというようなことを行いました。 したがって、マニフェストの部分については、全部できるかということになると、事業選択をして、1年遅れであったとしても必ずスタートをしていこう、ただ、この途中で財政状況がどこまで落ち込むのか、これはしっかり見なくてはなりません。そういうようなことを行って、しっかり予算編成を行いました。 市役所の本庁舎問題については、「こんなコロナ禍のときにそんな贅沢なものを造るんですか」という全く間違ったメッセージが伝わっています。大きな災害、地震があったときに、この本庁舎が必要な役割というのは、誰が言ったって過言ではないと思います。一方で、耐震係数Is値を0.63で十分だというふうに力説をする議員もいらっしゃいます。それが真実かどうかということです。 もっと調べていくと、「国の施設というのは、高い耐震係数が必要なんだけれど、市の施設は不要だ」、そんな意見も聞こえます。その意見にどうしても私は酌みすることができないです。だって、大きな災害が起きたときに誰がコントロールするんですか。新岐阜県庁は高い耐震係数で設計するけれど、ここは大丈夫なんだ、そんな数値はないんだという全くの誤解に基づいたような意見が通っています。 そういうようなことについても、やっぱり一つ一つ誤解を解いていく、しっかりお話をしていく、こういうようなことを行います。 坂上児童館と養正公民館の統合、この前、利用者の皆さんから声を聞きました。必ずそういった声があります。過去にそういった声がありますが、そういうようなところについては、しっかり丁寧に説明をしながら行っていく。 したがって、もう1回戻りますが、予想以上にこれだけ落ち込むとは思っていませんでした。総務部長を中心として、本当にあるべき貯金についてはそこから下ろしてもらう。できる借金については、ぎりぎり借金をしてもらう。それが大きく後世に負担を生じないのかどうなのか、こういうようなことがあって 407億円ができましたが、自分が掲げた総合計画の後期計画が 100点満点で動くとは思っていません。 それが85点なのかというようなことですが、まさに事業選択というようなことで、今議会の一番の目玉は、その事業選択が正しいのか正しくないのか、それを市議会の中で議論をしていただいて議決をいただく。これが今の3月議会でございます。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。
    ◆10番(古庄修一君) 断腸の思いで、今、市長の心境を語っていただいたわけですが、私も、この3月の一般質問の中に、新庁舎と、そしてまた本庁舎、この庁舎について質問しようと思っていたんですけど、市長は、ゼロベースからということでしたので、方向を変えてみました。 非常に厳しい折柄でございますので、ただ、こうしているときに市民の人たちが目標を失ってしまうことがないようにしていただきたいなということを思います。 では、もう1点伺いますが、この令和3年度のこの予算の中に、丸印の目玉事業というのがたくさん掲載されておりますが、特に取り上げるとしたら、本市の場合はどの事業かなという部分をお尋ねしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 今議会から一般会計の主要内容として、5号冊の62ページ以降の表でございますが、ここの一番左の欄に最重点という欄をつけさせていただきまして、各部で主要事業の中でも特に目玉事業、最重点事業であるものを選んで抽出をしております。その中でもどれがということはなかなかこれは申し上げにくくて、強いて言えば全部でございます。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) みんなが全て目玉事業だと、力を入れているということかというふうに理解をさせていただきます。 瑞浪市の場合は、今度、新しい予算の中に釜戸駅の前に瑞恵バイパスというのができるようになっていて、そこの中に道の駅というのを構想として出されておりますが、やはり、多治見市も、今は厳しい中でありますが、5年先、10年先、市長の任期は4年ですので非常にわかりづらい部分があるかと思います。 やっぱり、将来の方向性、瑞恵バイパスだっていつできるかわからないですけど、一応打ち出しております。 船で言えば、市長が船頭さんですから、市民は船員の皆さん、露頭に迷うことなくしっかりと目標設定、羅針盤のとおりに進めてくだされば大変迷いもなく、こういうふうに多治見のまちは将来があるんだという形で進んでいくのではないのかなと、私個人的には思います。 もう1点だけ伺います。毎年12月になりますと10大ニュースというのが発表されます。市長から発表されるんですが、ここでこのたくさんの事業の中、もちろん先が見えない1年間になると思うんですが、やはり、ここの10大ニュースになるようなのは何でしょうか。「やくならマグカップも」でしょうか、お聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 総務部長が名言を申し上げましたが、全てが最重点課題ということで、黒いポツが打ってあるのが、各部が最重点として取り組む課題です。その年の10大ニュースというのが、大体11月の上旬ぐらいから役所内で議論をして、11月の下旬ぐらいにほぼ腹固めもします。 それは、役人としての10大ニュースだと思うんですが、市長として言っているのは、市民がきっと思う10大ニュース、もっと言えば、目に見える幸せ感、それは一体何だったんだろうか。 それについては、今回ここにエントリーをしておりますので、議決をいただいて4月からいよいよスタートしていく、そして、10月下旬ぐらいまでに全速力でそれぞれの部長が走った結果が10大ニュースの1番に上がっている。こういうように捉えております。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 5号冊の62ページ、7番の広報関係費なんですけども、これまで何度か広報たじみについていろいろお尋ねさせていただいたんですけども、結構毎回キャッチーな表紙であったりですとか、読みやすい中身のレイアウトになっていて、議会だよりを担当する僕としては、本当にすごくいい刺激材料というふうになっております。 実際に市民の方からどのような反応があったのかというのを教えていただきたい。また、今回、最重点とされているんですけども、具体的にこの広報関係、その新たなステージへ持っていく、どういったことを計画されていらっしゃるのかというのをお聞きしたい。 次に、64ページ、21番の自治組織関係費についての月1万円、年間12万円の金額の根拠です。区によって世帯数が結構違ったりするんですけど、そのあたりはどういった議論があったのか。今回提案されるに当たって、実際にそういった声があったことから提案に至ったのかどうか教えていただきたいと思います。 次に、69ページ、61番のロケツーリズム推進事業費なんですけども、私は、このロケツーリズムに関してすごく高い可能性を秘めているというふうに思っております。そのためにも、ぜひともその他部署間での連携も密に積極的にもっと行っていただきたいなというふうに思うんですけども、今後どのように展開をされるのかお聞かせいただきたいと思います。 最後に、71ページ、78番の老朽空き家対策関係費についてなんですけども、提案説明の中で、所管換えされるということでした。 これまでも一般質問させていただきまして、空き家対策は企画部ではなくて、例えば都市計画部がメインとなって推し進めたらどうかといったこともやらさせていただいたんですけども、当時は、「企画部が担当することで、全庁的なそういった対応が図れることから、現行の体制を維持していきたい」ですとか、あとは、「空き家を総合的に都市計画部に移管すると各段に空き家対策が推進されるといった議論はまだない」といった御答弁があった。 今回、企画部から移管されることによって、どのような議論があって、どのような調整があったのかお聞かせいただきたいと思います。 また、どういった効果を期待されていらっしゃるのか、実際に企画部から離れることで、そういった全庁的な対応が図られなくなるという面はどのようにカバーをされていかれるのか、まず1回目の質問とさせていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 広報について、私のほうから答弁をいたします。 紙ベースの広報たじみについては、去年1年間で相当な進化です。議会だよりも広報たじみと全く同じ「やくならマグカップも」の表紙を使っていただきまして感謝を申し上げます。見間違えました。加えて、広報たじみは、全国市町村の広報の全国大会の岐阜県代表になりました。 一方で、電子的な媒体が非常に弱い。吉田議員から稚拙という言葉を言われたのは、僕はいまだに忘れませんので、どうやってお返ししようかと思って予算を立てました。 加えて、市民満足度アンケート、こういうものも全部今、紙ベースでやっています。もっとクイックで電子媒体を使って早く市民のニーズを得ることはできないのか、もう一つは、ホームページのバージョンアップ、それから、SNSを使った情報発信をもっと強くしたい、これが今回、広報の大きな目玉です。 情報誌の「おりべ」を出している中広という会社があります。株式会社中広と多治見市が広報の関係で協定を結ぶというようなことと同時に、既に多治見市の広報の職員は、株式会社中広に行っていろいろなアドバイスをいただいております。 7月の上旬には、株式会社中広の後藤会長を招聘をして、電子媒体の重要性、何をどういうふうに頭のチャンネルを変えればいいのか。実は、その会社というのは、20代、30代がほぼ中心として動いている、こういうような会社です。 議会からは随分言われました。「市民なんか何も知らないよ」、「何でもっと広報しないの」、いや、広報するのはあなたたちも責任があるんじゃないですか、ここで止まっていたって全然前に進まないというのがよく分かりました。したがって、今回は、SNS、ホームページ、電子的な市民のアンケート、これをどういうふうに取っていくのか、これを徹底的に行います。 もう一つは、株式会社中広は名古屋市だけではなくして、静岡県、あるいは三重県にああいった同じようなペーパーベースでフリーペーパーを出しています。したがって、多治見市で陶器まつりをやりますよ、花火大会をやりますよ、国際陶磁器フェスティバルをやりますよ、そういうようなPRを行ってもらうことができる。 こういうような中で、今までの従来の役人としての視点から、新しくSNS、ホームページ、こういうのも使って市民にさらにいいことをやっているんです。よく見てくださいというようなことを行います。二度と稚拙と言われないように今、めらめらと僕たちは力をつけております。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 私からは、区長活動謝礼金について答弁させていただきます。 まず、どこからか声があって設けたのかということですけど、特にそうではございません。昨今、区長の皆様には、大変、市のパイプ役として、調整役ということで、非常に多忙に活動をしていただいております。 町内や区からの意見の取りまとめとか、取りまとめた意見を各課と調整する。例えば、防災、防犯、環境などについての市担当課との調整、市の行事への出席等々、たくさんの本当に多忙な業務をやっていただいております。それに対する、僅かですが、月1万円という形で謝礼金という形で支払おうということで決定したものでございます。 金額の根拠でございますが、大体謝礼金、委員会などに、一般の方が出席されますと、1回 5,000円という支払いをしております。当然、区によって多い少ないはあるんですけど、大体月2回ぐらいは市と調整していただいておったり、市のものに出席していただいたりとかされているということから、月1万円ということで決めさせていただきました。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 私からは、「やくならマグカップも」について答弁させていただきます。 「やくならマグカップも」につきましては、山田議員のほうからも一般質問の通告書をいただいておりますので、簡単に答弁をさせていただきますけども、他部署との連携というお話がありました。当然、庁内の連携はもとより、協力していただける民間事業者、それから、多治見まちづくり株式会社、多治見市観光協会、多治見商工会議所等々と連携をしながら、今しっかり準備を進めているとこです。 4月からいよいよテレビ放映が始まりますけども、今準備は着々と進んでおります。今後の新しいタイプの観光客の誘客に向けて進めてまいりたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 老朽空き家の所管換えについて御質問をいただきました。 今までは、全体の中で動きやすくというような御指摘がありましたけども、どちらかというと、今までは、危険になってしまった空き家を防災上の観点で対応するということで、企画防災課のほうで対応をしておりました。 ただ、空き家対策は、そういう危険になってしまう前の対策が一番重要であって、まちづくりの中で、空き家にしないような対策、あるいは空き家になっても、それを有効活用するような対策、こういったことを徹底することによって危険な空き家を減らしていく、これが基本的にあります。 そこは、今も都市政策課でやっておりましたので、一本化したほうがより有効な対策を打ち出せるだろうということで今回、所管換えに至ったということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) まず、広報関係費についてなんですけども、いろいろチャレンジされるということで、非常に応援したいというふうに思っております。また、協力できるようなところがあれば、ないかもしれないですけど、そういった情報交換とかもしあれば協力させていただきたいなというふうに思います。 議会だよりのほうなんですけども、決して思っていただきたくないのは、あれはパクったわけではなくて、せっかく「やくならマグカップも」がこれからアニメ化決定したということで、議会も同じような表紙にすれば、より応援のイメージで、手に取った市民が、この表紙で2回届いているというのもありますし、より多くの人に再認識していただくためにやりましたので、そういうふうに御理解いただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 自治組織関係費についてなんですけども、大体月2回ぐらいで1回 5,000円ということで1万円にされたということなんですけども、御存じのように、区長会の役職によって会議に参加される回数ですとか地域行事への出席等差があるというふうに思うんですけども、そういった方に対しての追加的な謝礼というのは検討されたのか、それとも今後されていくのか。 このことが、区長の成り手不足に対して一石を投じるという、そういった思いもあるのかっていったところを確認させていただきたいと思います。 また、ロケツーリズムに関してなんですけども、広報関係費でもありますように、SNS、今御答弁いただいたように、幅広い年代層にアプローチをされていくということなので、職員一人一人では限界があるのかなというふうに思うので、いろいろリサーチとか実際に行かれているというところでは、物すごく勉強熱心だと思う。 今後、インフルエンサー、そういった方々を利用した魅力の発信にも積極的にチャレンジしていただきたいなというふうに思うんですけども、そのようなお考えはありますでしょうか。2点よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 先ほども申しましたように、区によっていろいろな役割もあってやり方もある、世帯数は当然違いますので、違いがあるのは存じております。 ただし、今回は最初ということもありますし、区長としてやっぱり調整したりするというのは、やはり同じことだろうと考えておりますので、現在のところは、この月1万円、年間12万円という形の均一で進めていきたいと思っております。 あと、成り手不足の一石を投じているかということですけど、これをもって本当に区長の成り手不足というのが解消されるとは思っておりません。様々なことをやっていく上で、区の力になっていきたいと考えておりますが、少しでもこういったことが区長になることの後押しになればいいかなと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 「やくならマグカップも」のSNSを屈指したPR方法ということで、今後、ユーチューバーを使ったPRを考えております。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 知り合いのユーチューバーもおりますので、紹介できるときは紹介させていただきます。 また、最近、インスタグラム、結構、執行部の方ですとか議員の方でもフェイスブックを利用されている方は多いと思うんですけども、実際にフェイスブックを利用されている方の年代層というのは高いです。 若い人は大体インスタグラムですとかツイッター、もしくは今、クラブハウスが大々的に普及しておりまして、各市長ですとか首長ですとか、本当に、学識経験者ですとか、あと、先日、クラブハウス内でお話しさせていただいた方は、実際に再犯防止計画を横浜市で担当された教授の人といろいろ意見交換もさせていただく場で、結構使えるツールなので、そういったところもぜひ活用していただきたいなというふうに思います。 先日、明治安田生命保険相互会社と本市が連携をして、インスタグラムを活用して魅力ある写真を投稿して、移住につなげるといった取組が始まったというふうに新聞で見たんですけど、実際に市の公式アカウント多治見オフィシャルでは、そういった方々をフォローしたりですとか、例えば、そういった方々をPR大使に任命したりですとか、公式アカウントでそういった方々を紹介したりするのはいかがかなというふうに思ったんです。 費用は決してかかりませんし、そういうふうに積極的に取り組んでいただける方を市の公式アカウントで紹介することによって、実際にその人たちのフォロワーも増えていきます。 結果的に、その人たちはフォロワーが増えれば増えるほど、その人たちが撮った写真は多くのフォロワーの皆さんに表示をされますので、より多くの人に多治見市の魅力的な写真が届くのかなというふうに思いますので、ぜひともそういったところもチャレンジしていただきたいなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今、議員から御提案があったようないろいろなツールも使って、今後広く周知、PRをしてまいりたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 4点ばかり質問をさせていただきます。 内容は、歳入歳出予算の事項別明細書からの質問と、それから、自治組織関係、今の区長会への区長へのお金の支給の件、それから、病院事業会計の補助金のこと、それから、商業業務棟運営会社への出資金、この4つについて質問をさせていただきます。 まず最初に、4号冊13ページ、歳入歳出予算事項別明細書からでございます。ここにあります新年度歳入について、市税で約8億円のマイナス、地方交付税で約 2.7億円のマイナスとあります。先日全員協議会で頂いた中期財政計画を見ますと、令和3年度はこういう減り方をするけれど、令和4年度、令和5年度、令和6年度については急回復するという内容でした。新本庁舎問題で10億円ぐらい少なくなるっていう話から事がスタートして、歳入にそういう考え方を入れた形で、実は、コロナ禍でも現在のところ4月から9月までの内容が、10月から12月までの四半期で約9割マイナスを回復したというような形の内容から簡単に回復するんじゃないかと思って、その予算をつくったんではないかと心配をするものです。予算を今回減にした根拠について、一つお伺いをしたいです。 2つ目は、4号冊62ページ、5号冊64ページの21番自治組織関係費でございます。区長への活動謝礼金ということで、支給要綱を見ますと、区長の地域における役割の増大、重要性の高まり、市の計画を進めていくために市と市民をつなぐ区長は不可欠な存在である。もう一つ、地域力強化のリーダーとしての期待、全体を活性化するために地域の力を強化するには、自治会などの力が要る。そういうときに、区長の役割があるということを前提にした内容で、活動謝礼金として年12万円の金額がついているんですが、これは先ほど説明もありましたが、費用弁償という考えではなくて、謝礼という考え方なのでしょうか。 3つ目は、4号冊91ページ、5号冊68ページの52番病院事業会計補助金の中で、今年も1億 7,000万円の補助金がつけてある。これは協定書で変更することはないという話でございましたが、今後いつまで1億 7,000万円の補助を続けるのか。3億 5,000万円に加えてということになりますので、何でその協定に反する内容があって、市が受けなきゃいけないのかということも含めた形でのことですけれど、いつまでこの補助金を出すのか、それから、協定書の変更をいつまでしないのか。今回、多治見市民病院がコロナ禍で赤字になると想定をするんですが、この赤字っていうのは、そういう埋め方ではなくて、国に要望するなりした別の取組が要ると思うんですけど、その辺についてお伺いをします。 4つ目は、5号冊71ページの76番駅南市街地再整備事業費のうち、商業業務棟運営会社の件でございます。この前頂いた商業業務棟運営会社への出資という中の内容を見ますと、商業業務棟運営会社は何をするか、商業棟の権利床や保留床を一括賃借を受けて又貸しをする。それから、総務業務の委託を受けて仕事をしていく、このお金が要るということなんですが、これは資本金だけ食べていって事業が成り立つわけじゃないので、そういう資本金だけでない、そういう商業業務棟運営会社に入ってくるお金、どこまでの仕事をして、どんなお金が入ってくるということを、もう一度改めて伺いたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 副市長 佐藤喜好君。 ◎副市長(佐藤喜好君) まず、多治見市民病院への補助金についてお答えいたします。 1億 7,000万円、一昨年から出している部分をいつまで続けるのかと。当時の議論があったとおり、将来的に結構経営状況が、これから医療機器とか、いろいろな経費がどんどんかかってくる。そういう中でどこまで追加部分が必要か、こういう点と、あと、特に相手側からの要請では、過年度の赤字、累積損失がたくさんあると、こういうような部分もあります。本来でいいますと、協定の部分も含めて、今年度、来年度ぐらいで十分協議を進めていく時期ではありましたが、今回は新型コロナウイルスの関係でその時間は持てませんでした。どちらにいたしましても、将来的な部分と、むしろ前回までこの1億 7,000万円で妥結した上で、ちょうどこのコロナ禍の状況になって、お互いに双方信頼関係が高まった段階でこういう形になったと。こういう点は、逆に非常によかったというふうに思っております。この良好な関係をさらに維持するには、当分の間この方向で進めていきたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 市税の見込みについて御答弁を申し上げます。 まず1点、中期財政計画のことについて触れていただきましたけども、全員協議会で説明をさせていただきました内容、ちょっと誤解があるといけませんので、まずそこを訂正させていただきますけども、林議員、令和4年度から市税が急回復をするというような御発言をされましたけども、全員協議会での説明は、新型コロナウイルスの影響は令和4年度ぐらいまで残り、令和5年度ぐらいから徐々に回復していく見込みだというふうで御説明した記憶でございますので、そこはよろしくお願いします。 まず、令和3年度の税収でございますけども、市税の大きな柱は市民税と固定資産税でございます。市民税につきましては、個人、法人とも景気の動向に大きく左右をされます。これの見込みにつきましては、地方財政計画ですとか、そういったものを参考にするわけでございますけども、時期的にそこが最終的に発表される前に予算をおおむねつくってございますので、民間のシンクタンクのデータやGDPの落ち込み等を参考に、所得等の推計をしてつくってございます。 個人市民税でおおむね3億円ほど、法人市民税は2億 5,000万円ほどの減という内容になってございます。 固定資産税は、都市計画税と合わせて両方で3億円ほどの減ということでございますが、3年に1回の評価替えの年ということで、評価替えの年は土地の価格が下がることもありまして、税収は下がるようになっております。 さらに、今年度は新型コロナウイルスの影響によりまして、特に事業用の償却資産ですとか、事業用家屋についての課税標準の特例というのがございまして、コロナ禍で売上が落ち込んだ事業者に対しては、売上の落ち込み割合に応じて固定資産税を2分の1とかゼロにするというような特例がございますので、その分が1億円ぐらいあるという見込みですので、それを含んだ数字ということで出してございます。結果的に市税全体では 5.4%の減ということでございますが、くしくも地方財政計画全体で市税の伸びがマイナス 5.4%ということでしたので、そんなに外れた見込みではなかったなというふうに思ってございます。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 区長謝礼金とした理由でございます。 謝礼金にした理由ですけど、区長が各地域からの意見や要望を取りまとめたり、それを市役所の各課と調整、協議していただくというもの、あと、市の施策等を広く区や町内会にしっかりと伝達していただくという、そういう役割、そういった活動について支給するものでありますので、いわゆる費用弁償ではなく、活動謝礼金という形にさせていただきました。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 商業業務棟運営会社の基本的な収入につきましては、床を一括で借り受ける賃料と、それを個々のテナントに貸し出す賃料、ここに差額があります。これが利益になりまして、これが商業業務棟運営会社の基本的な運営費に充てられます。 また、さらに収益を上げるためには、ビルの共同スペースなどを民間に貸し出して、その賃料などを得て収入にしていくというようなことで利益を上げてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) それでは、多治見市民病院から再質問を行います。 今のお話で、こういう形で信頼関係ができてやっていけるということで、協定書の見直しの話には行かないという話だったんですけれど、やはり基本的な約束が変わる、どうしたら黒字の運営ができるかという一番大事なところに戻った議論をするためには、協定書まで一旦は立ち返る時期が要るだろうというのが一つ。それから、この1億 7,000万円でコロナ禍の減収を解決して、そんなに赤字がひどくなかったという話になってもいけなくって、やはり新型コロナウイルスの影響で多治見市民病院に来られる受診者が少なくなって、あるいは、手術ができなくなって収入が減ったというようなことがあるなら、それはそれに見合う対策をして、お金を取りにいかなければいけないと思うとこです。そういうふうにしなければいけないと思うんですが、いかがでしょうか。 2つ目に、歳入歳出の予算の問題で、中期財政計画もそんな形で見てきたと。大体5%ちょっとというので適正な見通しだったと言われるんですが、GDPが9月までの数字でマイナスになった分を、10月からの期で約9割埋めたっていうのは何が原因かっていうと、国がお金を入れている。いわゆる支援金があり、特別定額給付金として10万円のお金があり、GoToキャンペーンがありで、国のお金を入れたので戻っている。それを頭の中に入れて、じゃあ、令和3年度から令和4年度にかけて収まってきて、民間の自立する経済で、必要な歳入がカバーできるかどうかっていう点は、まだまだ答えが出せる状態じゃないと今総務部長が言われるように、そのとおりに見通しが立たないだろうと。そうした場合に、多治見の財政としては、できるだけ将来の稼ぎになるような投資はするけれど、とりあえず経費だけ食ってってしまうような上物をつくることとかについては大きく止めて、数年かかる落ち着いた先のその後を、また言うんですけど、中国の経済も心配で、世界の株高の流れも心配、実体経済に対する影響も心配な状態が何とか乗り越えられたときに、思い切って前へ進まなければいけない、そういうふうに思うんですが、ちょっとその見通しが、厳しい見通しが少し足りないんじゃないかと思うんですけど、これで歳入欠陥にならずやっていけるというふうに考えてみえるんでしょうか。 3つ目に、区長への報酬の件なんですが、基本的に、言ってみれば、自主的な団体で、区長も町内会も基本的には自治組織である。公の支配を受けるべき団体ではない。法律の中にも、そういう自治組織っていうのをきちんと見ていくという形になっているわけですが、そのところに制定の目的にあるような区長の役割が重くなった、地域力強化に区長にもっと働いてもらわないといけないから、報酬をつけるっていうのは、言ってみれば、自治組織を行政の下部機関に位置づけるみたいな流れにつながるんじゃないかと心配を持っているんです。そういうことがない、そういうお金を出すことで、さらに自治組織と市役所がうまく連携していけると思われるなら、その根拠をもう一回聞きたいと思います。 4つ目に、商業業務棟運営会社の件ですが、結局、床をうまく貸出すことができなければ、赤字になるだろうと見てます。いろいろな事例があるんですけど、青森県の場合、結局、運営会社を構成する人たちがみんなやめて、仕方がないから、市のOBが運営会社の面倒を見る。こんな暗い話をしたいわけじゃないですが、ちゃんとした見通しを持ってやらないと、今の時期、商業機能っていうのはなかなか難しいので、その辺のところをしっかり考えて、先ほど吉田議員もお話をされましたが、本来なら事業計画があって、こんなふうですよと。基本的に監査委員が請求する、あるいは、市長が請求した場合に、経理まで公開できるという内容になってますし、そういう公金を入れるわけですので、公金を入れるに足りるだけの心意気じゃなくって、こうなりますよっていうものが本当はないといけないだろうと。特に駅南のビルの件については、何度収支のことを確認しても、結局は民間のことだから、行政としては、入れてる補助金等のことしかできないという話が、最後になって、言ってみれば、第三セクターのような取扱い、言ってみれば、第三セクターですかね、をつくるという話になってきています。こういう計画的でない、最初から第三セクターでやってくという計画できてて、なかなか答えを出していただけなかったかもしれないですけど、多治見も第三セクターっていうのをずっと整理をしてきて、ちゃんとした経営ができるようにしていくという方向で来たわけですよ。第三セクターにしても経営が成り立つという点に市民の皆さんも不安を感じてますし、私も大変心配をしています。赤字が出たら、多治見市が丸抱えということになるんじゃないかと心配してるんですが、赤字が出ても、市が丸抱えせずに、お金を出していけば言いたいことも通っていくというふうな形なんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 副市長 佐藤喜好君。 ◎副市長(佐藤喜好君) まず、協定書の関係でございます。これは1億 7,000万円、最初に協議したときにも、協定書の案件については、双方で話題になったことであります。どちらにしましても、この協定書に関しましては、今後も双方で確認していくことが重要であるというふうに考えております。ただ、今のコロナ禍で時期についてはちょっとまだ確認はできませんけれど、そういうふうに思っております。 それから、コロナ禍での収入減への対応につきましては、特に医療機関へは、国の補助制度が確立されておりますので、今回の3次補正に関しても、市としては、手術室の一部備品の部分での対応というような、これはもちろん双方で協議しておりますので、この程度で今済ましているというような状況でございます。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 市税が歳入欠陥になる心配はないかというようなことですが、まず、個人市民税につきましては、御承知のように、前年度所得に対する課税でございますので、GDPの発表は、2月に内閣府が発表した数字は対前年比マイナス 4.8%ということでございましたので、私ども個人市民税で見ておりますマイナス 5.4%とそんなに遜色ないということで、おおむねこの率でよろしいのではないかと思います。 それから、法人につきましては、先ほど私、マイナス2億 5,000万円と申し上げましたが、これは現年課税分でそれぐらいを見ておりまして、もう一方の滞納繰越分につきましては、今年度、徴収猶予をかけた分がございます。それが来年度入ってくる見込みであるということから、滞納繰越分も合わせますと2億円ぐらいの減ということでございます。法人については、あくまでも申告納付という制度でございますので、実際に令和3年度、法人市民税が幾ら入ってくるかというのは、なかなか正直言って不安な面もございますけども、ほかの税目も合わせて、市税全体では予算額を確保できるものというふうに見込んでございます。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 林議員が言われるように、下部組織に位置づけるといった考えは全くございません。今までも市と区とは一緒に手を取り、寄り添いながらやってきましたし、今後もそういう体制は変わりません。この活動謝礼金によって何か画期的に課題解決するわけではございませんが、区長の皆さんの活動に対して、少しでも役に立てればと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 商業業務棟運営会社についてですけれども、さっきも申しましたように、元駅前プラザ・テラの支配人が事業管理の経験者であります。彼が今、多治見駅南地区市街地再開発組合のほうに一緒に入って、テナント誘致に関わっております。その方を中心に商業業務棟運営会社を設立していくことになると思います。 それで、赤字になったらどうするのかというような御心配もあるかと思います。ただ、そうならないように、しっかりとした商業業務棟運営会社を立ち上げる。先ほども申しましたように、この商業業務棟は、まちづくりが成功するかどうか否か、これは商業業務棟運営会社によるところが非常に大きいというふうに認識をしております。ですので、しっかりとした運営ができるように、行政がそこに人的に関わるということは一切ないが、出資として関わって、株主総会でしっかりとまちづくりの観点を反映させていただくというふうに意見はしていくということです。 ただ、赤字になった場合の責任はどうなるかということにつきましては、基本的にそういう赤字の想定はないんですけれども、もし仮にあるとするならば、床の所有者への賃料の分配を削らざるを得ないということで、全体的にそういうリスクを負うことになりますが、多治見市だけがそれを被るということではありません。また、倒産したり何かしたときにも、出資金までは責任、リスクを負いますが、それ以上の債務を負担するということは一切ありませんので、くれぐれもそういうことは絶対ならないよう、商業業務棟運営会社がいかに重要かということは、もう多治見駅南地区市街地再開発組合も我々も十分承知しておりますので、そこはしっかりとした運営できる会社を立ち上げていきたいと、そこに全力を尽くしたいというふうに今考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 歳入の問題からなんですが、令和4年度ぐらいには回復基調に向かって、あとはという総務部長の話だったんですが、それに前年の12月までの所得で積算をして課税をするのでということだったんですが、そのことによって歳入欠陥にはならないという話だったんですが、確かに確定した金額がある、そのことによって歳入欠陥にならないということは考えることはできるんですけれど、令和4年度、令和5年度、令和6年度となる中期財政計画の中で、市民税も回復し、交付税も回復してる、この見通しを持つっていうのは、交付税に関しては、ちょっと過小見積もりをした結果がその構造になっている、そういうことかと思うんですけれど、確かに交付税については、そんなに減額ということにならずに、市民税、法人市民税、固定資産税の減額が大きくなっていくというふうに見ているわけです。特に勤労者の給料も、それから年金者の収入も、まあ年金者の収入は年ごとに減っていって、勤労者の給料はなかなか回復をしないだろうと見るのがきっと正しいと思うので、そういうことを身構えて、第7次総合計画の後期計画の最初の年に当たる今年から先への見通しはもうちょっと慎重にすべきだろうと思うんですが、基本的にそれは大丈夫というふうに総務部長は説明していると解釈すればいいんでしょうか。 それから、もう一つ。いわゆる区長への報酬の件なんですが、パブリック・コメントで6名の方から意見があって、区長はあくまで代表者にすぎず、実務は町内会長、班長が担っていると。今後の税収減が懸念される中、もっと優先的に使う総合計画があるんじゃないかとか、あるいは、市から委託される仕事量は膨大であるため、区長一人では処理できず、担当役員が手分けしている。以上から、区長個人ではなく、区の役員全体に支給すべきではないかと。それから、活動謝礼金の支給により区長が特別扱いされるという形となって、区の役員等からの反発を買って、組織がぎくしゃくするんじゃないかという率直な声も上がっているんですが、私も前の一般質問でお話したんですが、自立した活動ができるお金を区なり区の連合体に出して、そのことによって自治活動が進んでいくっていうことを目指す中で、区長のお金も区のほうからみんなで出し合っていくというふうがいいんじゃないかって話をしたんですけれど、その辺のとこ、あえてこの年にそういうふうな対応をしなきゃいけないと考える根拠を、改めて伺いたいと思います。 それから、質問の最後になりますが、商業業務棟運営会社の件ですが、努力するっていうのは分かるんですけれど、床からお金が入らなかったら、床の持ち主にそういう契約なので我慢してくださいよと。それで赤字が出たら、その赤字についても分担してくださいというような取り決めになっているのでしょうか。 いわゆる維持管理費、いろいろな仕事をするお金を負担していただける、赤字になっても負担していただける、あるいは、自分んとこの床でお金が入ってこなくなっても、それでいいですよっていう契約になってるかどうかということです。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 税の4年間の見通しは大丈夫かということでございますが、先ほど私、大丈夫と申し上げました。令和3年度で今、予算案を審議していただいておりますので、令和3年度に限ってのお話をしております。令和4年度以降は、あくまでも中期財政計画でこれぐらいで行くだろうという見通しでございますので、4年間確実にこの額が入ってくるということは、現段階ではちょっと申し上げることはできません。そのため、毎年中期財政計画については見直しを行っていくということでございまして、今後の景気動向によっても変わってくる場合もあるということでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 昨今、区長の役割というのは非常に多くなっておりまして、重要になっております。そういうのが高まっているということ。あと、総合計画をはじめとした市の施策を進めていくためには、やっぱり区長の力、知恵を地域と調整してもらうことが必要でございまして、この時期にこういった謝礼金を設けようということにしたということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 現段階では、そこまでの詳細な内容についてはまだ確定しておりませんので、また、今後詳細決まり次第、先ほどのペーパーベースで皆さんにお示ししたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) まず、区長会の報酬の件ですが、区を大きくして、区が自立できるようにしていくとか、財源をつけるとか、自治活動が自主的に起きるよう、そういうもともとの環境をつくるほうが優先だろうと。市の仕事が増えていく分はどんどん削っていく。こういうふうな形で、市と区がいい形で連携できるようにしていく取組のほうが、私は優先だろうと。たかだか1万円でどうこうという話より、もっと本質的な話をすべきだと思うんですが、そういう気はあるんでしょうか。 それから、商業棟の件ですが、そもそもがなかなか商業棟は難しい。商業棟はちゃんとやっていけますかっていう議論を重ねてきたんですが、大丈夫だ、アドバイザーがついているとかいろいろな話があって、十分な検証や検討、議論ができてない形で、突然行政が出資して第三セクターで行きますよと。過半数に近い数字は持つけど、筆頭にはならない、それから、そこに人は出さないという、ちょっと摩訶不思議な、資本主義の社会では考えられない議論が進んでいる。これが、行政がそういう民間の活動の中に入るときに、どうしても自分のとこの持ってる体質として民間とは相容れないので、その結果、第三セクターは難しいというふうなことが、ここずっと日本では話をされてきて、またここで第三セクターという話ですので、ちょっとそれはあまりにも議論が不足してるんじゃないかと思うんです。その議論、予算を執行する11月ぐらいまでにははっきり議論をするというお話でしたけれど、ここまで、いろいろなことがずるずる来て決まっていく、決まっていく。結局期日が積み重ねられてくので、仕方がないとするような、そういう議会と執行部の在り方では本当はいけないので、そういうことが起きないような対応を今からでも考えていただきたい。この2つです。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 区長会に1万円の報酬をお支払すると行政の下請けになる、こういった意見は、区長会、私自身は誰一人聞いたことございません。もう一つ。今の50に細分化をされた自治区を統合して大きな区にして、自治的な運営ができるようにしていく。理想論です。特にこの地域の市役所周辺の1桁台の区っていうのは、構成メンバーが非常に少なかった、高齢化をしている。統合したらどうですかという議論は、3年ほど前に行いました。また、旧笠原町においても、5つの自治区があるのを統合することができないか。言うは易し、実際に実現は非常に不可能というようなことで、昨年一年間、区長会、総務会と議論をいたしました。自分の時間を随分費やす、あるいは、地域のいろいろな意見を聞くときに自家用車で動く。そのガソリン代も全部自分持ち。ある大きな地域では、区長の活動費を区が支出しているところもあります。こういうようなところから、市長が言ったわけではなくて、区長会のほうから何らかの応援、あるいは気持ち、そういうようなことができないのかっていうのは、あうんの呼吸で議論をして、今回のことになりました。 昨年の秋から区長会、総務会、あるいは、区長会でも実際にこういう方針で予算計上をしようとしているというようなことを、区長全員50人の皆さんの中で私自身は発表をしました。異議あり、おかしい、行政の下請け機関になる、誰一人言われませんでした。そういうふうに思っているのは林議員だけかなと思って聞きました。 次に、駅南再開発の床運営の管理会社をつくる。これ、多治見市だけの特別なやり方を一切しておりません。全国の中の、いわゆる組合施行で、市役所がそこの中に入った中での管理運営をどういうふうにしていくのか。こういうような中で、全国的な規格、スタンダードです。ただ、その発表の中で、午前中の議論の吉田議員のほうにありましたように、お金のことはよく分かったんだけれど、計画、あるいは将来の予算収支の計画書、こういったものをしっかり出さないと、丸投げで議決をすることはできませんよ、そのことについては、しっかり私どもはお出しをする、こういうようなお約束をいたしました。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今回の予算は、非常に土木費が突出している。その中の一つの駅南再開発事業のお話がございました。今市長が最後にお約束をしていただきましたので、市民から見たら、にぎわいを本当に求めているんだけれども、この事業が成功するかどうか、ここのところが一番懸念されるところで、リスクを市が負うのかどうかというところも、非常に議会のほうとしても心配していると思います。私もその一人です。 ということを申し上げながら、先ほどの病院の 1.7億円の資金援助の話もそうですが、きちっと協定書、そこへ立ち戻って、しっかり信頼関係の下に詰めていっていただきたいと。損失補填については、やっぱり国にその補填の補償というのをしっかり求めていただきたいと思います。 もう一つは、9月定例会の決算特別委員会で、議会からの要望として3つ提出しましたそのうちの一つで、奨学金制度の一般財源をもっと増やしていただきたいという要望に対して、今回の予算でどれだけ増えたかなと思って見てみました。経済的な理由によって困難な高校生、高校生向けですよね。令和8年度まで新規給付人数を2人ずつ増員する。次が、高校入学準備金給付事業ですよね。定員20人。3番目が大学生向け。これは成績優秀、スポーツ、文化活動に卓越した成果を上げた者ということで、30万円、定員4人。非常にハードルが高いなと思って見てみましたけれども、今回コロナ禍で、ニーズっていうのがこんなに少なかったんでしょうかというのと、手続が難しいのか、あるいは、こうした給付制度があるということの周知が徹底されていたのか、それともう一点。経済的困難な理由で、進学意欲があっても、本当にこの制度がセーフティーネットとしての役割を十分果たしているのかどうか、この点について伺いたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 奨学金の議会からの要望につきましては、来年度、令和4年度から大学生を1人増やすことになっております。 今言われました奨学金のニーズなんですけども、現実、私たちが思ってるほど増えてはおりません。周知も今年度、早めに各高校のほうへ周知をして手続を取っております。また、これまでは前期と後期で支給をしていたが、1期まとめて5月に支給するというようなこともやってまいりました。 それから、経済的困難な方ですけども、さっき言いましたように、数は思ったほど増えておりません。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) ニーズがそれほど高くなかったということなんですけれども、対象者に対する壁といいますか、ハードルがちょっと高過ぎるのではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 高校生につきましては、やっぱり成績、そして経済状況を見ております。多治見市以外にも西濃運輸株式会社の田口育英金は、ひとり親家庭に対して優先されています。それから、公益財団法人東濃信用金庫育英会の学資金の援助も活用されている。そして、市も10人分を見ております。大学生は4人の予算を見ておりまして、これも経済的な困難ということで、成績そしてスポーツ等を頑張ったかどうかってことで見ておりまして、決してハードルが高いと思っておりません。国の学生支援機構とほぼ同様でございますので、ハードルは高くありません。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) そうしますと、この支援を申請された方、要望をされた方については、ほぼ満たされたという解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 大学生は、今年度も4人中4人入っております。高校生は、所得が多い方については外れてますけども、ほとんどの方が何らかの形で対象となっております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 3点御質問をさせていただきます。 まず、5号冊45ページの地方交付税の交付状況調について、お尋ねをさせていただきます。 本市においては、笠原町と合併しまして、この合併後10年間は合併算定替えの約7億円が増額され、その後5年間においても、増額分の7億円については徐々に軽減されてきて、令和2年度をもって、この合併算定替えの地方交付税も終了になったということで認識をしております。その中で、令和3年度については、今申し上げました合併算定替えが一切含まれない交付税の内訳になるかと思いますが、その辺のことを含めまして、まず今回この表でいきますと、令和3年度の交付税見込みは51億 8,500万円で、今朝からの議論も踏まえてお伺いしますと、前年度の55億 9,400万円に対して約4億円少ない。また、令和2年度の当初予算に対しても約2億 7,000万円地方交付税が少ない額になっていますけども、この算定替え等々を含めて、この数字について内容を確認させてください。 また、本市においては企業誘致による増収約7億円が伸びてきていますが、この地方交付税の中でどのように反映してこの額が示されてきているのかお尋ねします。 2つ目は、5号冊63ページ、12番新本庁舎建設事業費の26万 4,000円についてお尋ねをさせていただきます。 去る2月2日には、多治見市役所新庁舎検討市民委員会の第1回が開催されまして、私も傍聴をさせていただきまして、非常にしっかりした議論がなされたなということで認識をしております。この新本庁舎建設事業費の26万 4,000円については、委員の方の報償費だと思いますけども、今後、この予算の中で、何回開催される予定なのか。 また、5月、6月にコロナ禍の中ではありますが、地区懇談会も予定しているような記載もされておったことを認識しております。私も昨年の9月定例会で、ぜひ地区懇談会をしていただきたいと要望しております。そういう中で、今後の予定はどうなのか、お尋ねします。 また、第1回目の多治見市役所新庁舎検討市民委員会後に、委員の皆さんが、地下の電気室等の本庁舎の現状について視察をされたということが新聞に報道されていました。我々議員も以前見させていただいていますが、そのときの各委員の反応はどのようであったのか、少し報告をしていただければありがたいなと思うところでございます。 3つ目は、5号冊65ページ、24番地域公共交通対策関係費、小泉、根本地域における、AI(あい)よぶくるバスについてお尋ねします。 このAI(あい)よぶくるバスについては、新聞報道の内容によりますと、予約制バス実証実験で、 450万円の全体予算の中の内訳だということで認識をしております。 決算特別委員会で、ネットワーク型コンパクトシティの公共交通政策について要望を出している。その中で、今回この事業については、恥ずかしいんですが全然知らなくて、この予算書の説明の中で初めて知った事業でございます。これは、これからの秘策なのか、あるいは目玉としてこの機会で発表されたのか、確認をしたいということを含めまして、少し内容についてお尋ねをしますが、この実証実験、AI(あい)よぶくるバスについては、いつ頃から検討され、地域の皆さんからの要望かなと思いますけども、どのような御要望があってこの経過に至ったのかお尋ねをします。 また、根本おでかけバスがスタートしたときには、現場でスタートを見させていただきましたが、それから六、七年が経過して、今回、新たな施策としてAI(あい)よぶくるバスということで、今回の発表に至ったと思いますが、ぜひ私も期待しているところでございます。今回の発表、実証実験について、この場で御説明いただければありがたいなと思います。 以上で、1回目の質問でございます。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) まず、交付税の関係でございます。 議員御指摘のように、合併算定替えが5年間で段階的に縮小ということで、令和2年度末をもって合併算定替えが終わりますので、その分については、令和3年度予算では減額になるというふうに試算をしてございます。 あと、企業誘致の関係でございますけども、固定資産税については、仮計算の段階ですが、おおむね企業誘致関係分で、前年度より 5,000万円ほど増えてくるだろうなというふうに見てございますけれども、法人市民税については、新型コロナウイルスの影響でなかなか見通しも立ちづらいこともございまして、企業誘致分で幾らかというのは、なかなかちょっと計算が難しい、試算が難しいところでございます。ただ、制度的に、御承知のように、税収の75%が基準財政収入額で差し引かれますので、実際の増収分としては25%相当ということになるということでございます。 それから、2点目の多治見市役所本庁舎検討市民委員会のスケジュール等でございますけども、今回の26万 4,000円の予算では、委員の報酬、謝礼金として4回の開催を予定した予算を計上してございます。年間4回が多いか少ないかというところございますけども、新しく決まった委員長の方針では、ちょっと前倒しで議論を進めていきたいということも伺っておりますので、仮に4回の予算で不足するようなことがあれば、補正予算をさせていただいて、さらに議論を深めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 本庁舎の検討の御質問の中で、今度の地区懇談会、どのようかという御質問を頂きました。 地区懇談会については、本庁舎問題を主要テーマとしてしっかりと行っていくという計画で、今準備を進めております。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) AIを活用した、通称、小泉・根本AI(あい)よぶくるバスと呼んでおりますけども、これにつきましては、まず都市政策課のほうでAIを活用したこういう実証実験に対して、県の補助金があるという情報を入手しました。 一方、市之倉トライアングルバスをやっています株式会社コミュニティタクシーから、このAIを活用した実証実験をぜひ多治見市内でやりたいという御提案がございました。また、日頃から小泉、根本地域につきましては、路線バスがないということ等があり、お年寄りの数も比較的多い地域ということで、事業者のほうから、この小泉、根本地域で実証実験を行いたいというようなことがございまして、多治見市としましても、新たな実証実験を実施することで、新たな地域内交通として位置づけて、何とかやっていただければ、非常に地元にとってもいいことかなということで、今回、県の補助金を頂けるという前提で、株式会社コミュニティタクシーに委託をするという形になりました。 補助金の性質上、事業主体が多治見市ということがありますので、多治見市が事業主体になって補助金を頂くわけですけども、運行自体は民間の事業者にお願いするという形です。予約制で、9人乗りぐらいのジャンボタクシー2台がそれぞれの地域を動きます。複数の予約が入りますと、AIが瞬時に最適なルートを割り出しまして、それをドライバーに指示するというようなことで、とても効率的な運行で時間短縮にもなるということで、それをどれだけの効果があるかということを実験するということです。 この実験そのものが成功するかどうかも、当然、どれだけの方が乗っていただけるかにかかっています。また、その実証実験1年と限定されていますので、その後、本格運行につきましては、その民間事業者が、採算が合うかどうかということで、当然判断していただくわけです。 いずれにしましても、乗っていただくということが大変大事なポイントになってきますので、我々としましても、予算の御議決後、速やかに地元のほうへ説明会に入りまして、しっかりPRして、ぜひとも活用していただきたいというふうに思っております。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 多治見市役所本庁舎検討市民委員会の委員に庁舎を見学していただいたときの感想について答弁漏れがありましたので、お答えさせていただきます。 議員の皆さんにも御覧いただきましたように、本庁舎の地下にございます電気設備、空調設備等を案内させていただいて、御見学をいただいたところでございます。おおむねの委員については、庁舎の設備の老朽化ですね、大きな設備更新なくして、長期間の使用はなかなか耐え難いということの御理解を頂けたというふうに捉えてございます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) まず、地方交付税についてでございますが、企業誘致による増税は約 5,000万円増えるかなという予定で、これは、いつも聞いてるんですけども、総務部長からも御答弁あったように、75%が基準財政収入額として入ってしまうものですから、交付税としてどれぐらいメリットがあるかが、なかなか分かりづらいというのがいつもありますので、また、その辺のところ、分かるような資料をお示ししていただければいいかなと思います。 それで、5号冊45ページの表でございますけども、令和2年度までは、多治見市と笠原町が2段書きされていますけども、令和3年度は、一本書きになっていますが、算定替えがなくなったからなのか、どういう理由なのか。 それと、令和2年度の笠原町の13億 4,500万円という数字も、今までは、これこれこうやっていたからその金額になっていたと思うんですが、先ほども申し上げましたように、合併の算定替えによる交付税は7億円が減額後、5年間で低減されていった数字でございますので、実際は、どれぐらいの影響度が、令和3年度以降あるのかということを、もし分かれば、その辺、金額を少しお示ししていただければありがたいなと思います。 なぜここで質問したかというと、今朝ほどからの質疑の市長答弁の中で、ぎりぎりの中で第7次総合計画の後期計画をこれからやっていきたいということで、そのためにも、我々も市民税ほか、そういう一般財源と別に、地方交付税についてもしっかり認識をしていかないといけないのかなということで、改めてその辺のところをお尋ねさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 次に、本庁舎の件でございますが、地区懇談会については行っていくということの御答弁頂きましたので、コロナ禍の中で大変かと思いますが、いいタイミングで、できれば皆様の議論と含めて、ぜひ早めにやっていただきたいなと思います。 私も個人的な見解ですが、2月13日に発生した福島県沖地震で最大震度6強を観測したが、ふっとそのときに思ったのが、こんな地震が来るとどうなっちゃうんだろうなということを一瞬思ったところでございます。 私の家は、耐震をしましてある程度は安心しているんですが、いつどうなるのか心配でございます。委員の皆様が地下の設備を見られて、いろいろな評価があったと思いますが、それを踏まえまして、市民の安心、安全のためにも、スピード感のある議論をしていただきたいなと思うところでございますので、よろしくお願いします。 それから、AI(あい)よぶくるバスでございますが、これは今初めて内容について聞かさせていただきまして、株式会社コミュニティタクシーからの御要望等々もあったのかなということで承りましたが、1つ確認をさせていただきたいんですが、これが成功するのは、業者の力もさることながら、地域の自治力、地域の応援する体制がどうであるかということも、成功の鍵だと思いますが、その辺のところはどうなっているのか、少しお示しをくださればありがたいです。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 交付税の合併算定替えのところでございますけども、10年間プラス5年間を段階的に縮小ということで、もともと合併した多治見市と笠原町合わせて1本で計算した額よりも、個々に算定した額のほうが大きいということで、その差額の分を合併算定替えとして頂いておったものがなくなってきたということでございまして、令和3年度の今回予算で不足をした46億円出してございますが、今後は、これをベースに推移をしていくだろうというふうに考えてございます。 合併算定替えのほかに、合併特例債の償還分につきましても交付税措置をされてございますので、これは残高はどんどん順番減っていきますので、その分については、交付税は減る要因になるということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 地域の体制ということですけれども、今後、まずは区長、それから町内会長へ丁寧に説明して、その後、地域の住民の皆様方を対象にした説明会を開きます。ぜひとも御活用いただくようにPRして、それが将来的にちゃんと、継続的に運行が成り立つような利用をしていただきたいということをPRしていきたいというふうに考えています。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) このAI(あい)よぶくるバスの実証実験がもしうまく行った場合は、今の本市は、地域あいのりタクシーがメインの政策でございますが、私は公共交通を使ったそういう政策も非常にいい事業かなと思うところがございますが、もしうまく行けば、この辺のところを本市全体の中で、事業経費等々の絡みがまだあるかもしれませんが、実施していこうという思いの事業なのか、それとも、株式会社コミュニティタクシーが実施してくれるからちょっと様子見ようかという範疇なのか、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 公共交通は住民の要です。したがって、今回の話というのは、違って取られると嫌なんですけれど、株式会社コミュニティタクシーがやりたいから多治見市が乗っかっているというものではありません。もともと小泉、根本地域というのは、人口の重心に近づいてきました。小泉小学校というのは、もう異常なほど児童が増えている中で、東濃鉄道株式会社のバスが全て撤退をしていきました。こういうような中で、七、八年前に根本おでかけバスのオープニングに行って、市長として話をした記憶があります。みんなが頑張って乗れば、2年目も3年目もこれは続けられますよ。乗らなかったら1年で終わりですよ。結果、1年で終わりになりました。 今回の人工知能AIを使って、いろいろな人がいろいろなタイミングで来てくださいということを言ったときに、どういうふうにバスが巡回するのか、これを一発で人工知能が最短の距離を割り出していく。この今回のAI(あい)よぶくるバスの方式については、全圏域に広げていきたい、これが都市計画部の思いです。そのための第1波としての実証実験を行う。それも、人がたくさんいる、お年寄りがいる、路線バスは全くゼロ、こういうようなところで行います。 これがきっかけとなって、より一層人工知能を使ったこういった公共交通の整備、これはネットワーク型コンパクトシティの中のネットワークの中の最も重要なところと捉えておりますので、今後については、ぜひ、今回の成功を事例として拡大をしていきたい。これが、市としての基本的な方針です。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 午前中からの議論を聞いていまして、来年度予算の骨格というものが大分分かってきたつもりでいるんですけども、やはり、これだけ限られた厳しい財政の中では、現在の新型コロナウイルスの対策をしっかり実施していただくということ、それと、やっぱりSDGsじゃありませんが、サステーナブルできちっと、多治見市が持続可能であるための事業、将来の我々のモチベーションにもつながるような、将来の世代に対しての投資的なもの、そういうめり張りがしっかりと効いた、厳しい中でもしていただいているとは思うんですけども、大体、今の議論を聞いて分かりましたが、その思いは当然市長も同様と思うんですが、改めてそこのところを、もう1回明確に教えていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) お金がないからできない、コロナ禍だからできない、これ、言うのは簡単ですけれど、これを早めに去年の秋に、市長自ら宣言をしました。したがって、それ以降については、副市長を中心として各課からの予算要望をしっかり上げてきました。そこの中でしっかり、めりと張り、何を優先させるのかというようなことを行いました。 教育関係については、しっかりと新しい形のGIGAスクールの構想、あるいは、今回もう少し議論していただけると思いましたが、笠原の小学校、中学校の教育、これも消極的な小中一貫教育ではなくて、積極的な小中一貫教育を行う、こういうようなことを行います。 それから、これもまだ皆さん、全然食いついていただきませんけれど、水銀灯を全部やめて、1年でですよ、1年で全ての道路照明灯と公園の照明灯をLEDに換える、これは、知原建設部長が相当熱っぽく語ってきました。 こういうような中で、めりと張りをしっかりつけるというようなこと、加えて、やりたいことはみんなやりたいというふうに出してきますけれど、そこにお金がどれだけあるのか。財政調整基金を、ここまでだったら崩せるというぎりぎりの線まで調整を副市長と総務部長が行いました。 臨時財政対策債についても、従来の半分というようなことではなくして、ぎりぎりまで借りよう。あるいは、減収補てん債、こういうようなものも借りて、やりたい事業を全部書き上げる。お金が足りない、お金が足りなかったら、やりたい事業を削るのか、足りない部分のお金を工面するのか、これを双方で調整をした中で、 407億円の予算編成をすることができました。 ただ、経常収支比率については、基準値のぎりぎりまで近づいている。一方で、それでもいいからやれという議員の皆さんの意見と、数値についてはあくまでこだわれと、吉田議員、言うでしょ。片方でこだわっておいて、片方でみんなの要望聞いてやれよ、この辺りの葛藤ですよね。だから、その辺りをしっかり内部の中の調整をして、崩せる貯金については崩した、借りられる借金については借金をした、ただそれをやることによって、後世にとんでもない負担が起きてはいけない、それを財政4指標の中で必ずチェックをしていく、こういうようなことをやって今回の予算編成を行いました。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 食いつけということだけど、それは所管の常任委員会でしっかりやっていただきます。 私も、この持続可能性を維持するために、LED化ですとか、先ほど言った小泉、根本地域のAI(あい)よぶくるバスの実証実験等も含めて、多治見市が持続可能なためにそういう予算をつけているので、そこのことはありがたいです。当初予算ですかね、ここからの補正でどれだけ肉づけができてくるか、今後の議論なんですけども。本当に今回、歳入歳出を合わせることの苦労があって、いろいろなものを駆使されているなとは思っています。御努力感心しております。 次に、商業業務棟運営会社への出資金について伺う。やはりこれだけあるときに、未確定のものに、特に出資金の金額も決まっていないのに、3割でも5割でもそれは別な議論ですけども、出資比率の。決まっていないものに無理に予算をつける必要はない。12月までに決めればいい話だったら、ビジョンとしての戦略はもちろんおありでしょうが、数字をしっかりと出していく中でどれだけ必要かという議論があってからでも、出資額を含めてでも、いろいろな議論を聞いていますけど、十分だと思うんです。今出す必要はない。必要なものは必要だと市長言われたのに、それが、今出す必要。公金の出し方云々とかいうことはまた別なんですけども、今必要かどうか、1回、考えてくださいと思っています。 それからもう一つ、駅南の事業は、5号冊56ページの補助金の内訳を見ると、市街地再開発事業補助金が26億 8,600万円で、これは全体の36億円多治見市で補助金を出す中の8割なんですよね。それだけすごい事業なので、しっかりできなきゃ困るんです。 ですから、やってもらわなきゃいけないことはしっかりやっていただいて結構。ただ、今、出資金の予算が必要なのかどうか。それが曖昧なところで、出資金の上限のここまで出しておいてくださいという曖昧さがあっては、全体がずるずるに見えてしまう、それはいけない。 それから、駅南市街地再整備事業費の中に、商業・業務棟3階広場に設置する銅像製作の委託が含まれているが、分かりません。これ、1回説明してもらわないと、この時代に何のために必要なのか。モニュメントで、まさか誰かの上半身の銅像じゃないと思いますけど、しっかり説明していただきたい。 私も含めて、コロナ禍で、ほとんど外出できないので、筋力低下によるフレイルについて予算化されましたね。今、フレイルが非常に心配されていますよ。ぐだぐだしていたら、歩けなくなっちゃいますよと皆さんに言われるわけですよ。コロナ禍によって、巣籠もり状態になっている高齢者をぜひ外に出すために、健康マイレージ事業というものが必要になってくると思う。午前中に市長が言われた介護事業に対して、サロンに対して 1,000円を補助することでぜひ高齢者の方に体を動かしてほしい。これをしないと、コロナ禍が収まっても福祉課や介護の予算がすごくかかってくる時代になりますよ。 今、これに移行してしっかりやっていく。私は勝手に、健康マイレージ事業にフレイルの進行予防が入っていると思っているんですけど、この辺りについて説明してください。 ○議長(嶋内九一君) この際、暫時休憩いたします。   午後2時57分休憩     -------------------------   午後3時16分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) まず、商業業務棟運営会社への出資金は、補正予算でもいいのではないかということでしたが、当然、補正予算ということも検討しました。ただ、今後、テナント誘致が本格化する中で、多治見市が当初予算で、この出資の意思を表明するということで、少なからずや、信頼性とか、そういうことから公表するんだろうという判断、対外的にPR効果が大きいんじゃないかということと、あと、他の出資者の出資の動機につながるのではないか、そういった効果があるんじゃないかということで、あえて、当初予算でお願いした。金額はともかく、そういうことでの判断です。 それから、もう1点、銅像につきましては、今回の再開発事業というのは、多治見市にとって、本当に一世一代の大事業であるということで、事業の完成を記念しまして、この事業の成果を後世へしっかりと残すということと、たくさんの人が集まっていただける3階の広場に安らぎと親しみを持っていただきたいということから、銅像を設置するということでございます。どういった銅像かといいますと、これは、多治見市の将来を担う子どもたちの輝かしい未来をテーマとしまして、子どもの未来、夢、将来をイメージして、ただ見るだけではなくて、実際に触れていただける銅像を考えています。 財源につきましては、半分以上の 1,400万円ほどは寄附金を集めたいと思っているので、4月からふるさと納税の個別メニューを上げさせていただいて、一般財源をできるだけ少なくなるようにしたいと考えている。市長のトップセールスとして、寄附金のセールスに回っていただくということも含めて考えております。そういった趣旨の銅像でございます。
    ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) 健康マイレージ事業についてお答えさせていただきます。 今まで、健康ポイント事業というものを県が実施しておりましたので、そちらに参加しておりましたが、それに加えまして、今年4月からは、健康づくりメニューと特定健診やがん検診などの参加メニューで、ポイントを獲得して、そのポイントが30ポイント以上になったら、商品の応募ができるという事業でございます。 ただ、フレイル予防の効果もございますが、フレイル予防の効果としましては、各保健師が地域に出向いて、地域保健師活動事業として、サロンであったりとか、PTAの場ですとか、町内会の場ですとか、あと、健康づくり推進員によりますウオーキング事業ですとか、筋力アップ、貯筋体操というらくらく筋力アップ体操を各サロンとかでやっていただいていますけど、そちらについても、フレイル予防という、できるだけ近くのところで参加できるというような形で行っておりますので、フレイル予防には効果があると思います。また、コロナ禍で、なかなかサロンとかが開催できないということもありましたので、9月定例会の補正予算で提案し、お認めいただきまして、らくらく筋力アップ体操のイスを使って行うイスバージョンと、床に座ったり寝転んで行う床バージョンの2種類のDVDを作りまして、それを無料で、公民館等で配布しております。そういったものを活用していただきながら、フレイル予防に取り組んでいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) フレイルという言葉は、私も最近知ったんですけど、コロナ禍で巣籠もり状態が続き、気がついたら出られなくなって介護が必要となっては困りますので、しっかり進めていただければと思っています。 それから、銅像について、分かりますけども、やはり、約 2,620万円の予算が、モニュメントの相場観というものがあまり分からないわけですよ。普通の私たちの生活で 2,600万円って相当な額になる。この時期に、大層なものを造る必要があるのかという懸念は当然あります。しっかりとした説明を行い、理解が増えれば寄附金が集まるわけですから、その辺はしっかりやっていただきたいと思います。 次に、2月21日栃木県足利市の両崖山一帯で発生した山火事についてですが、両崖山は標高 251メートルの山です。多治見市で言うと高根山ぐらい、低い里山なんですよ。そこで、これだけの火災が起きてしまった。飛び火もいろいろ含めて。多治見市で発生したら、そこにちゃんと水は行くのか。多治見市はそういう予算をつけているのかどうか。その辺を、教えてほしい。 それから、副市長にもう1点お聞きしたい。 先ほど林議員の質疑で、 1.7億円について、社会医療法人厚生会とはいい関係があって、協定書の見直しはまだという話がありましたけど、私が懸念しているのは、いい関係というのは、両者とも、ある程度満足しているときですよ。ですけども、木沢記念病院で新型コロナウイルス感染症の大型クラスターが発生してしまい、社会医療法人厚生会の本体のほうに影響があることによって、そのバランスが微妙に崩れて、財源的措置を多治見市に求めることがあるんじゃないかって懸念が若干起きるわけです。その辺についてだけ、明確な御答弁をいただきたい。 ○議長(嶋内九一君) 消防長 加地 哲君。 ◎消防長(加地哲君) 山林火災に対してですけど、多治見市消防本部としましては、それぞれの山林に対して、山林火災に対する防御計画を立てております。ただ、今、御心配いただきましたとおり、山林の中には十分な消防水源はございません。したがって、山林火災の一報が入れば、その一報と同時に、まず、県の防災ヘリコプターへの要請を行います。これで、空からの消火をまず早めに対応したいと。規模によりまして、当然、消防団の招集を早めにかけて、人海戦術ということになろうかと思います。 毎年毎年というわけにはいきませんけど、定期的に山林火災に対する訓練を消防団と常備消防ともども行いまして、その連携を密にするようなことで、今のところは対策を整えております。 ○議長(嶋内九一君) 副市長 佐藤喜好君。 ◎副市長(佐藤喜好君) 木沢記念病院の新型コロナウイルス感染症のクラスター問題に関しましてですが、この件につきましては、市長がしっかり情報収集をして、お互いに意見交換をさせていただいておりますので、その点は御安心ください。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 補正予算の議案においても、いろいろなイベントが中止になって、減額補正したということがありました。また、吉田議員から国際陶磁器フェスティバルについての質疑もありましたが、コロナ禍にもよるんですけど、今年はいろいろな市の主催のイベントをはじめとして、しっかり開催できることを願っております。新型コロナウイルスによることで、このような当初予算が計上されていると思いますが、新型コロナウイルスの収束状態によって、しっかり開催できるとなれば、多治見市の元気ということで、どの事業においても、大切で、重要だと思います。経済の面においても重要だと思います。その辺において、新型コロナウイルスの状況をにらみながら、しっかり判断していただかなければいけませんが、令和3年度は、イベントも例年の思い入れと違う部分があると思いますので、その辺についての市長の御見解、思いをお願いしたいと思います。 また、仙石議員からは、地域においてのいろいろなお祭りがなくなってしまって、これが何年も続くと、だんだん衰退してしまうのではないかという質疑がありました。区長に対しての謝礼金というものは理解しておりますし、区長も大変だということは分かりますが、地域の敬老会や夏祭り、その他いろいろな祭りが中止になっていくということは、地域自身の活性化というのは、本当に市の事業と違い、落ち込みが起きてきます。やらなくてもいいのではないかというような感じのモチベーションになります。当初予算において、違う意味での支援をしていかなければいけないといった議論があったかどうか。また、今後について、どのような考えなのかをお答え願いたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、イベントに対する思いでございますが、本年は市制80周年であったため、様々なイベントをしっかり仕込んできました。コロナ禍でできなかった部分を、令和3年度、しっかり取り戻そう。特に経済部を中心として、それぞれの担当課は相当力を入れております。一方で、国を通して、県から要請という言葉が来ます。これ実は要請ではないんですよね。命令。やるな。それに近い要請というのが来ますが、例えば、去年、多治見市は、市の公園、こういったものの駐車場の閉鎖をしませんでした。それから、農業祭はやらないようにという要請ですが、やってしまおうというようなことでやりました。経済部長を中心として、令和2年度、悔しかった部分は、令和3年度、しっかり仕込んでイベントを開催しようというようなことで、しっかりチームを固めています。 一方で、地域への支援ですが、今年の区長、町内会長は、楽でよかったねと言う人がいます。盆踊り大会もできなかった。いろいろなイベントもできなかった。夏祭りもできなかった。そういうようなことに対して、今回、区長の皆さんに1万円の活動の報酬金をお支払いする。これを含めて地域でのいろいろな活動については、文化スポーツ課、あるいは、くらし人権課が現地の中に入り込んで、いろいろな活動の応援をしていく。こういうようなことで、しっかり、令和3年度は、大変だった、悔しかった部分の令和2年度を挽回、巻き返すために動いてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 市のいろいろなイベント事業については、そういう思いを持って、また、新型コロナウイルスの終息をにらみながら、新型コロナウイルスワクチンの接種、いろいろな状況を見ながら、よろしくお願いしたいと思います。 地域のイベントや事業というのは、やらないと、そのまま、やるのが面倒くさくなるという言い方はすごい語弊があるかもしれませんが、もろくもそれがなくなってしまいます。これまで一所懸命積み上げてきたいろいろな地域の事業、特色も、本当に簡単にそれがなくなってしまうということを、実際、僕も感じています。自分の地元では、一所懸命、それをやれるように動きますけど、やはり、多治見市全体で各地域がいろいろな特色のある事業を地域が自ら考えてやることによって、多治見市全体が元気が出てきます。ということを、やはり、行政として、背中を後押ししていただきたいという思いを持っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 17番 加藤元司君。 ◆17番(加藤元司君) 先ほど、市長が道路照明灯と公園照明灯を1年で全てLED化にするという意気込みをお示しになられました。平成28年度、平成29年度に、区や町内会が維持管理している既存防犯灯をLED化するため、補助金を出す事業があった。かなり大々的にやりましたよね。しかし、まだ地域にLED化されていない防犯灯が残っているところがあるという話がありまして、もう1回、ああいう事業ができないのかということを、担当課である環境文化部長と話をしておりました。それで、令和3年度にその辺の実情調査をして、令和4年度の予算で何とかしたいんだということを、環境文化部長から意向をいただいております。まだまだ来年の話なんですが、そういう方向性をもって、実は環境文化部でもやってくれておりますので、ちょっとフライングかもしれませんが、そういう話もあるんだよということを少し披露して、多治見市はそういうことに積極的に取り組んでいるんだよということを紹介しておきたいと思います。 財政判断指数について伺います。これにつきましては、今から8年ぐらい前ですか。いわゆる経済指標を市政の基本に置くんだという、財政判断指数というものを市政の中心に置いたときに、各市議会が、多治見市へ視察にみえました。どんなことを考えて、どういうふうに扱っていくんだという話を、我々議会としてもやった覚えがあります。こんなもの、よく作ったなというのが、他市議会の皆さんの反応でした。でも、これがあるから、我々は大きく間違ったことをしなくて済むんですよという話を随分させてもらった覚えがあります。そういった中で、七、八年前になりますが、一遍、この財政指標の数字を多治見市は構ったことがあります。このときに、この制度を指導いただいた小西教授に、私すぐにかみついた覚えがあります。「土俵を構ってどうする気だ」というふうに言いました。でも、この時点で、やはり修正をかけるのなら、今やっておかないとというのが、小西教授の当時のお話でした。本当の意味で固定化するのではなくて、制度が発足して、ある程度落ち着いたときにしっかり将来を見直して、決めていくんだよと、そういう説明をされたことをしっかり覚えております。 それがいよいよ、特に経費の硬直率ですとか、経常収支比率が厳しいところに来ているということは、補正予算や来年度の予算の財政指標を見ますと、七、八年たった今、また検討しなければいけないところへ来ているんだろうなという思いは漠然と思うわけですが、でも、あのときに私が小西教授とやり合った、土俵は構うべきじゃないぞということを強く最近思います。できることなら、やっぱり、徹底的な議論をして、そういうことをやるんなら、我々も入れていただいて、活発な議論をやって、今後の将来をどう見直すのかということを考えるべきだと思いますし、安易な議論の中で、ここまで来たら、もう構うよりないよねというような結論を出さないように、ぜひともお願いしたいと思いますが、その点についての市長の覚悟だけお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、前段の町内会の防犯灯のLED化、環境文化部長がそんな話を加藤元司議員としているとは、今日初めて知りました。ただし、あのときに1回年限切ったんですよね。そこまでにやってください。ただ、区長会の中で、もう1回そういったことを地元から提案していただいて、再度、補助金を復活してほしい、こういうような中で、区長会全体が、それはいいことだろうというふうに認めていただければ、私自身は、令和4年度予算の中に入れていく。こういうようなことについては、やぶさかではございません。 次に、財政4指標、この際、少し緩和をしたらどうかという議論を私自身は役所全体の中にボールを投げましたが、これは無理でした。なぜかというと、新型コロナウイルスなんですよね。こんな経験、誰もしたことないじゃないですか。こんなコロナ禍のときだから、財政4指標については、緩和の方向で議論をしたらどうかと言ったときに、本当に部長級全部で考えて、総務部長が、貯金どれだけ下ろせるのか、借金どれだけやるのかというようなことで、今、議論をしている新年度予算が出来上がりました。 したがって、変えるべきではないという人と、こんなときだから、一旦緩和をしてでもやらざるを得ないじゃないか。国なんか、そんな議論何もしてないですよ。もう、だーだかだーのじゃぶじゃぶ。めちゃくちゃやりますよね。 今回、多治見市自体が第15回マニフェスト大賞のグランプリをもらうことができました。こういう議論がしっかりできているというようなことと同時に、よくぞ、こんなの市長として、議会提案しましたよねと言われます。1つは、健全な財政に関する条例、手かせ足かせですよね。もう一つ、議員提案で出てきたのは、総合計画の基本計画まで議決案件です。一個一個。だから、この2つの手かせ足かせの中でも、町を発展させなきゃいけない。本当の本音は、最初は僕嫌でした。何で、そこまでコントロールされるんですか。何でですかというようなことを言いましたが、それは今になって、議会、職員、市民、みんなで取ったマニフェスト大賞のグランプリ。こういうようなことがあります。今、財政4指標は触るべきではない。今の多治見市の状況の中では、部長級は触るべきではないというような中で、ぎりぎりの線で出しております。当然のことながら、その指標を緩和するときには活発な議論です。活発な議論。活発な議論は、私自身は避ける気は毛頭ありません。ただ、こんなコロナ禍のときですよということ。こんな、コロナ禍のときですよと言うんだけれど、触らないで、今回は新年度予算の提案をさせていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 17番 加藤元司君。 ◆17番(加藤元司君) ただいまの市長の決意を聞き、また、部長の方々の御意見というのがそうであったという覚悟のほどを耳にしましたので、安心して、我々も、その皆さんの努力に報いるような議決をしていきたい。このように考えます。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 私も、このぎりぎりの 407億円というところと、全員協議会でいただきました中期財政計画の表、それから、5号冊の43ページを見ていく中で、かなり厳しいというか、臨時財政対策債の借受けが非常に大きく16億円になっています。それから、令和4年度、令和5年度、令和6年度についても、17億円、16億円、16億円と、それから財政調整基金を取崩す中で、結局、経常収支比率の基準を守れない。これをやらないと経常収支比率がこの財政判断指数が守れないという状況であったんだなというふうに思いました。 でも、この臨時財政対策債を多く取って、その他の、これ減収補てん債も入っているんですけども、その他の市債が減らしてあって、財政調整基金をかなり大きく取り崩しているということは、例えば、決算カードなんかを見ますと、大きく、先ほど加藤元司議員が判断指数について、経常収支比率を、臨時財政対策債を除いた場合とそうでない場合とを分けて書いてあるわけですけども、それを分けることによって、現在、その基準を下回るということがあったわけですけど、この臨時財政対策債を多く借りることとか、財政調整基金を取崩すことによって、経常収支比率をいかに抑えるかという、そういう苦労をされたんだなというふうに思いました。 令和4年度の経常収支比率は、91.0%になっておりますし、それから、財政調整基金充足率については、目標値をかなり下回って、令和6年度には 5.4%で、基準値が 5.0というふうに記載がありました。こういう厳しい状況の中で、この中期財政計画、今、令和3年度の予算について、審議をしているわけですけども、この令和4年度、令和5年度、令和6年度の状況を見ても大変厳しいものだと思うわけですけれども、そういう中で、市長は、今回本庁舎の基本設計と実施設計を見送ったんですけども、令和4年度、令和5年度、令和6年度の数字の中には、そういうものがもう入っているのかなというふうに思いながら、この資料を拝見したんですけれども、その点どうであるのかというのをお伺いします。 次に、5号冊64ページ、18番の市有施設整備調査研究費について、養正公民館と坂上児童館の機能統合とあるが、具体的に何が入って、幾らなのかというのをお伺いします。 次に、5号冊67ページ、41番の心身障害児通園事業費について、発達支援センターなかよしとひまわりの統合推進とありますが、発達支援センターなかよし、ひまわりについては、ずっと総合計画の中に上がってきているんですけども、全く具体性が今までなかったんですけれども、具体性があるのかないのか、どういうふうになっているのか、教えてください。 次に、同じく67ページ、47番の生活保護扶助費について、生活保護法に基づく被保護世帯の生活費等に要する経費が令和2年度よりも令和3年度は減少しているんですけれども、こういう状況で、大変生活が厳しくなっている中で、減るということはどういうことなのか、どういう事情なのかなということをお伺いします。 次に、5号冊75ページ、 107番の星ケ台競技場第2種公認継続改修事業費について、これまで第2種公認で競技されたものを具体的に、例えば、令和2年度だったら、どの程度開催されているかについてお伺いをします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、予算編成の基本方針、冒頭について答弁を申し上げます。 経常収支比率は、もう基準値ぎりぎりに入りました。財政調整基金については充足率ぎりぎりです。ただし、これ、よく考えてください。人間がここの中で議論をした数値なんですよね。この91.0%って、金科玉条のものじゃないんですよね。それを時々に応じて、これを緩和してでもいいから、政策を打とうとするのか。加藤元司議員のように、絶対触っちゃいけないと言われるのか、吉田議員のように、重視しながらでもいいから、ぎりぎり行けというのか、みんな、それぞればらばらです。ただし、先ほど申し上げたように、今の今年の段階、あるいは、来年の段階の中で、この財政4指標の数値を変更する。もっと言えば、緩和をするということについては、庁内の合意は得られません。市長1人が言っているだけ。みんなは完全にガードを固める。あとは市民がそれでいいんですかというようなことの代表の意見を議会の中から聞いていきます。どうも雰囲気としては、緩和をしてでもいいから、さらに積極的な政策を打てという声は、今日のところは全く聞こえてきません。したがって、今の状況で言えば、来年についても、この財政4指標をしっかり大切にする。ただし、臨時財政対策債借りるなって、好きですよね、その言葉。でも、私たちは、この政策を全部やらなきゃいけないということになれば、臨時財政対策債も借りなきゃいけない。減収補てん債も初めて手をつける。それで、貯金を取崩す。でも、皆さんが言った幸せ感の実現のためには、こういった 407億円の予算編成をした。この数値を変えるんだったら、しっかり議会との議論もしますし、市民の皆さんともしっかり議論をする。これについては、お約束をさせていただきます。 次に、本庁舎の問題。こんなときだから、無理してやらなくてもいいんじゃないと言ったときに、地震が来ないという保証ありますかって感じ。議場の配信用カメラが壊れて、 4,000万円かかるといったのを、議会事務局長が値切って、22万円で済む新たな方法を考え、何とかすり抜けましたよね。ほかにも雨漏り入ってきますよね。空調パンクしますよね。でも、これでいいんだという議論なのか、どうなのか。それが一丁目一番地から議論してくれというのは、そのことなんです。ぜいたく品ですかということです。大きな災害があったときの庁舎機能というのは、一丁目一番地なんですよね。国の国土交通省とか、岐阜県庁よりも、もっと重要なのは市の庁舎じゃないですか。ここから、多治見市役所新庁舎検討市民委員会の委員の皆さんと議論をしてもらっている。もっと言えば、本庁舎の建設基金が20億円たまっているんだから、それ崩してでもいいから、何か幸せ感のやつやれよといったときに、新本庁舎の建設がさらに先に遠のく。そのときに大きな地震があったときに、誰がどう責任を取るんですか。その議論を今回しっかり多治見市役所新庁舎検討市民委員会の中でもしていただく。加えて、市議会の本庁舎建設に関する特別委員会は、委員長と副委員長が辞任され、新委員長と新副委員長が、議場の1番上段に座っていらっしゃいますよね。その間に、そういった議論もしていただきたい。それがぜいたく品なのかどうなのか。国の指標にないから、0.63のIs値で 100%安全なのか。こういうようなことをしっかりしていただく。 今回のキーワードは、やっぱり、ぎりぎりということを言っていますけれど、皆さんから、いろいろな要望をいただきます。それから、目の前に迫った駅南の再開発の完成時期。必死になって国の予算を取りにいきます。取って取って取って、来年、令和4年度分まで取ろうというようなことで内示をもらう。それは、やりかかった事業というのは、完成をさせなきゃいけない。でも、スタートラインについてないものについては、しっかり腰を落ち着けて行うというような基本方針で、今回、新年度予算の提案をさせていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 市有施設整備調査研究費について、養正公民館と坂上児童館の機能統合という表現があって、この予算のうちのどれだけがこれに該当するのかという御趣旨で御質問いただいたと思うんですけども、この予算はあくまでも調査研究費で、個別の事業にどれだけ充てるという、建設事業とかの予算ではない。ですから、来年度については、公共施設管理課が行う、主要施設全般の躯体の劣化状況調査です。養正公民館とか、坂上児童館ということではなくて、そういった調査研究の費用がここに計上されています。 ただ、公共施設管理課として、年間を通しての調査研究の主なものが、この3つを上げてあるという意味ですので、この18番の欄で個別に箇所づけをして予算化してあるわけではございません。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 私から2点お答えいたします。 まず、発達支援センターなかよし、ひまわりの統合の件ですが、本年度、当初に、発達支援センターなかよし、ひまわりの統合については、具体的な議論を進めるということでスタートいたしまして、市役所の庁内職員でワーキンググループを立ち上げました。ソフト面、ハード面、両面での検討、それぞれ、ハードチーム、ソフトチームということでつくりました。その中で、統合について、どのような場所で、どのような形で行うのか。療育の内容をどうするのかといったような議論をしております。 これを令和3年度中には、整備基本計画という形で方針としてまとめまして、発表して、具体的な統合に向けて進めていきたいというふうに考えております。 もう一つ、生活保護についてですが、予算がちょっと減っているということでございます。令和2年度当初の予算は、前年度と比べて、まだまだ伸びがあるだろうということで計上した額でございますが、決算から予測をしますと、かなり少なく済みそうだということです。実際に保護世帯人数もほんの少しですが減っております。それは生活困窮者支援という、生活保護に入る前の対策に力を入れているということで、思うほど伸びてこない。逆に今減りつつあるというような状況が現状でございます。その中で、令和2年度の決算見込み額から試算をしたのが今回の令和3年度予算の額です。ただ、決算よりも、若干まだ増えるだろうということで、伸ばしておりますが、予算ベースで比較すると前年度より減ったと、こういう結果になったところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 私からは、星ケ台競技場第2種公認の件について答弁させていただきます。 これ第2種公認を取得しましたのが、平成8年度でございまして、公認の有効期限が5年ですので、5年ごとに更新しております。公認に係る工事としましては、平成18年度に初めてありまして、平成18年度が 2,600万円ほど、平成23年度が 330万円ほど、前回の平成28年度が1億 4,700万円ほどかかってございます。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 先ほど、質疑し忘れたことがあったんですけど、道路照明灯と公園照明灯を全てLEDに替えるということなんですけども、すごくいいことだと思うんですけど、例えば、国がやっている気候変動対策があり、いろいろな自治体が気候非常事態宣言をして、自治体としても、そういうことをやるんだという目標を立てて宣言しているんです。そういうのに合わせて、多治見市も省エネというか、そういう形で、多治見市の事業として、そういうものをやるというふうにしたほうが随分格好いいなと思うんですけど、どうでしょうか。 それと、市長の答弁でいろいろあったんですけど、確かにその限られた財政判断指数の中で精いっぱいやっていくんだと、その中で、新本庁舎の問題についても、今、言われた、本当にこのままで大丈夫なのかという、そういう議論は、私たち、議論、論点を明確にしていこうということで、本庁舎建設に関する特別委員会の事前ミーティングという形でやっておりますので、議論を深めていきます。 それから、発達支援センターなかよし、ひまわりの件で答弁がありました。今の福祉部長の答弁からしますと、今年度中には、場所とか、形とか、それから内容が明確にされるということでよろしいでしょうか。それで、今までみたいに、既にある施設を何とか使い回してやっていくということではなく、しっかりと今の療育のニーズに合わせたものが出来上がるというふうに期待をしていいのか、どうなのかを伺いたいと思います。 それと、生活保護に関してですけれども、今の答弁ですと、生活保護に至る前のところの生活困窮者支援というところの制度がうまく機能しているので、生活保護まではいたっていないという考え方でいいのか。それとも今生活保護の問題になっている実家だとか、親とか兄弟とかの扶養義務者に問い合わせるということがやっぱり多治見市でもしっかり行われていて、それを申請しにくい状況があるので、できないというふうに考えていいのか。ということを再度お伺いをします。 それと、先ほど環境文化部長からの答弁で、何年にいくら使ったということはお聞きしましたけど、この第2種の公認を維持していくための使用状況は本当に必要なのかどうなのか。第2種の公認で使われているのはどの程度の利用状況なのかをお伺いしたので、答弁をお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長、古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、道路照明灯、公園照明灯を全てLED化にする根底は、環境政策です。脱炭素、それから第7次総合計画の後期計画に掲げている持続可能な社会の継続、発展、SDGs。これが根底にあります。そうやって言ったほうがかっこいいよっていわれますけど、その通りなんです。ただ、説明の仕方がこれは言わずもがなかなと思って、私どもはそういうような根底を持って今回政策を掲げます。 発達支援センターなかよし、ひまわりについて、1点だけ。全て公共がやる必要があるのか。調査をするとお隣の春日井市は、発達支援センターなかよし、ひまわりの事業を民間の施設を大幅に使って行っています。こういうようなことも含めて、発達支援センターなかよし、ひまわりの統合。どうせ統合するんだったら、なんかお茶を濁すようなことはいけないよというような話ですけど、お茶を濁すような感覚は持っていません。民の力でどこまでできるのか、公共は何をやるのか、これも含めてしっかり検討します。 もう1点、星ケ台競技場第2種公認について。年間で中部実業団陸上競技選手権大会、これはすごい記録が出るすごい大会です。これを1つ招聘をしてトップレベルの選手を見せて、この地域のスポーツの底上げを行っています。 ただし、今回は第2種公認の延長をするけれども、次も第2種公認を取り続けるかどうか。これについては役所の中で相当ドラスチックな議論を行います。普通の競技場でいいんじゃないという議論が一方であります。一方で、トップレベルの中部実業団陸上競技選手権大会を招聘して、スポーツの底上げをする。こういったことがありますが、今後、先行き財政状況が相当きつくなる状況の中では、第2種公認を取り続けていくのか、途中で手放すのか。そこまで含めて、しっかりとした議論を行ってまいります。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) まず、発達支援センターなかよし、ひまわりの計画については、令和3年度中にお示しできるようにしたいというふうで今進めております。 それから、生活保護についてですが、減ってきているということは、全国的に見るとまだまだ減るというところまではいっておりません。微増というような状況にもなっておりますが、多治見市で減っているというのは、やはり相談や事前の生活困窮支援の効果が出ているというふうに把握をしております。 扶養調査につきましても、今話題にはなっておりますが、これはちなみに国のほうでは緩和の方向の方針が出るというふうなことは聞いております。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 自治体間で競争まではないんですけども、「ストップ気候危機!自治体議員による気候非常事態・共同宣言の会」というのに私も一員になっていて、それでどこかこういう政策を提言してこういうふうに実現したとか、どこそこの議会がそういう決議文を出したといった情報が出る。そういうことがあるので、せっかくやっていただくわけだから、派手にやっていただいていいかなと思います。 それと、発達支援センターなかよし、ひまわりについて、福祉部長の答弁がちょっとよく分かりにくかったんですけど、令和3年度にはある程度の方向性が出てくるっていう。場所とか内容とか形態とかっていう理解でいいんですね。 それで、生活保護に関しては、社会福祉協議会の方たちが本当に一生懸命頑張って、一緒に公共職業安定所まで行ったりとか、いろいろなことをしていただいていて、面接のときの服まで用意してあげているとか、そういうお話は聞いているので、本当に感謝をしております。これからも頑張っていただきたいというふうに思うんですけれども。国のほうが緩和の方向だっていうことは、多治見市としてはそういうのはまだ緩和していないけれども、多治見市としてはどうされるんでしょうかっていうことをお伺いをします。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 生活保護につきましては、御承知のようにこれ法定受託事務でございまして、国がやる仕事でございます。それを市が代わりにやっているということです。当然国の方針が出ればそれに従って市も運用をするということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) 国の地方財政計画の下に質問させていただきます。 総務部長の答弁で市民税のほうにつきましては、地方財政計画のマイナス 5.4%と一致したということです。5号冊43ページの令和3年度一般会計予算歳入集計表を見て質問しているんですけど、地方交付税、合併特例債の見直しがあり、国勢調査の人口が減るというような形で交付税措置が 5.5%減額になっているわけですけれども。国の地方財政計画を見ると、ここプラス 5.1%になって非常に大きな差が出てきております。この非常に財政不足の中で、国のほうは大きく地方交付税の増額をしているわけですけども、多治見市にとってはえらい差があるので、この辺りの差はこんなに起きるものなのかどうなのかというのを1つお聞かせください。 あと、1番下の臨時財政対策債も国の地方財政計画に基づきますと、74.5%の増というような形で増額を図っております。多治見市の場合は39.1%の増ということで16億円の予算額なんですが、実際に臨時財政対策債はこの間の説明の中で22億円借りられるというようなことを聞いたんですが。22億円は借りないで16億円にしたという認識でいいのか、そこを教えていただきたいと思います。 先ほど来、市長のほうから財政の指標を見直すべきではないかというようなお話もあったんですけど、執行部はとてもできないよと。将来の皆さんにということですが。この指標のもとになっているものについて、4年に1回見直しが入るんですけれども、ここに書かれているように、市税や普通交付税に大きな変化がなく、4年前と財政を取り巻く状況に変化がないため、前回は変更しませんでしたよというようなふうに書いてありますが、コロナ禍で、これだけこんなふうに変わっているのに、このままの目標指数を維持することが市民の皆さんにとっていいのか。行政は、サービスは指数がよければいいという判断なんですけど、やはりここは見直すべきときに来ているんではないかと私はそういうふうに思う。確かに、この数字を設定したので、それ以上、上げるわけにはいかないよというのは特によく分かるんですが、この辺りの視点っていうのももう少し指数を検討するときには私は持ってもらったほうがいいというふうに思うわけです。その辺りは、市長がそうやって答弁されたので、私は多分皆さんがそういうふうに思ってないですけども、私はそのような考えであるということはちょっと発言をさせていただきたいというふうに思いましたので、述べさせていただきました。今の交付税措置とあと臨時財政対策債の位置づけについて説明をしていただきたいということでございます。 次に、5号冊68ページ、52番の病院事業会計補助金で、経営支援として 1.7億円とある。これを入れることによって、産科の話をやっぱりしっかりとやっていただくっていうのが多分前回入れるときにもそういった議論をしたというふうに思います。今回そのことでまた予算がつくわけですけど、いつ産科が開かれる予定になっているのか。やっぱり多治見市内で1軒しか子どもを産むことができないなんていうことはやはり避けていただかなきゃいけないというふうに思うわけです。多治見市民病院の産科について、お金を入れられる以上はしっかりと時期がどのようになるのかということは明言をしていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、財政4指標の数値の問題です。人間が議論して人間が数値を作ったんだから、状況に応じて人間が議論をして変えていいというのは、市長としての考え方です。ただ、臨時財政対策債、上限いっぱい借りれば借りるほど後で自分の首を絞めることになる。こういうようなことを御存じで発言されていますかね。 もう1つ。どう考えたって、石田議員は少数派ですよ。選挙で選ばれた人間、特に首長、やってみたいんですよね。後ろはよく知らんけど、自分のときにばってやってみたい。そういう僕の性格だから、手かせ足かせの健全な財政に関する条例を作った。僕のような性格だと思って議会提案で総合計画の実施計画まで議決案件。全国どこ調べたってないですよ。そこの中で綱渡りでもいいからやっておかなきゃいけない。でも、これって慣れると首長として慣れると、そんなに重荷ではなくなってきました。いろいろな形でインタビューを受けますが、よくあんたやってますねって言われます。星飛雄馬の大リーグ養成ギブスをつけたままでも、ピッチングができるようになってきた、こういう状況です。 次に、産科の話は極めて失礼です。今のコロナ禍で、愛知医科大学に行くこともできない。相手が会ってくれることもできない。 1.7億円出しているんだから産科連れてこいよ。言うのは簡単ですよ。今回だって施設改善まで予算計上しています。今、医療の状況がどういう状況になっているのか、愛知医科大学はどういう状況になっているのか。そういうことを言ってもらわないと本当に言うだけは楽ですよ。市内に1軒しか産科がないことは分かっています。施設改善の3億円強のお金まで入れているのに何で呼んでこれない。今の状況では、電話連絡さえ取ってもらえない状況です。したがって今回も 1.7億円の増額プラス施設改修費で、またそれがうまくいかないと何やっていた、どうしていた。こういう今医療の状況の中と産科医がいかに少ないのか。アルバイトの医者の時間単価が1番高いのは産科医です。よそが 4,000万円とか 5,000万円のお金で医者を連れてきちゃうから全部相場観が上がってしまう。でもこういう状況の中だけれど、多治見市民病院の今井院長と連絡を取りながら、愛知医科大学に引き続き産科医の派遣、これについてはチームとして4名程度の医者がワングループでこないことには動くことはできない。こういうような状況の中で、今年度もしっかり対応してまいります。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 地方交付税と臨時財政対策債の予算の計上について御説明をいたします。 まず、地方交付税でございますが、今までの質疑でも答弁させていただきましたように、本市については合併算定替えが終了すること。これは全国の自治体では合併算定替えが既に終わっているというところもございますので、これは本市の事情で今回終了を迎えたということ。 それから、合併特例債の償還についても減ってくるということ。また、令和2年度の国勢調査人口を基に計算をした結果、ある程度予測はしているということでございます。 また、地方財政計画ができた後に県から通知はございまして、臨時財政対策債に振り替えられる額と交付税の実際にくる額とのそこに少し幅がございますので、若干地方交付税については厳しめにというか、安全圏を見ての予算計上ということでございます。 それから、臨時財政対策債でございますが、従来は発行可能額の50%程度ということでずっと説明してまいりましたが、近年財政が非常に厳しくなってくる、その率は若干上げてきております。50%を超えて、60%、70%になってきておりまして、令和2年度の発行可能額が12億 7,000万円ほどでございますので、仮にこれが地方財政計画でいいますと、74.5%、多治見市も仮に発行可能額が上がったとしますと、22億円余りになります。それに対して16億円の予算でございますので、72%ほどの率を占めることになります。引き続き、70%程度の発行可能額に対する割合ということで、従前より高い率で推移をしているというところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) 分かりました。臨時財政対策債の話は借金だっていうことはよく理解しているわけなんですけども。先ほど来、市長も言われましたように、国がそういう財政運営をしていくかどうかっていうところですね。多治見市、地方自治体は一生懸命努力をしながら、使わないように、使わないようにしているのに、上のほうはもうどんどん使ってくれってそういう言われ方というかそういう政策を取ってみえるというふうに思うわけですけど。なぜこの地方自治体だけが増やしていることに対して、うちはもうちょっと作らなきゃっていうそういう認識っていうのが、全国みんな一律、国も一律、そういった考えでやってみえるなら、それはその通りだと思うんですけど。多治見市だけがこの指数を超えちゃいけない、これ以上変えられないって言っていることが本当に正しいのかっていうのが私は非常に疑問は持つところなんですよ。それをなぜ指数を市長が言われたみたいにやっぱり見直しをしてでも、少し上げていくっていうようなことがやっぱりやっていかなきゃいけない時期にきているんじゃないですか。コロナ禍だからこそ。コロナ禍でなければこのままやればいいと思いますけど、コロナ禍で、やはり財政が厳しくなってくるところを少しでもそういったものを多く借りる。後世に負担は残るにしても、そこをやっていかないと、というふうに私は思うもんですから、この発言をさせていただいております。むやみやたらに臨時財政対策債をたくさん借りろっていうふうにとられちゃうかもしれないですけど、そういうことじゃあなくて、国も借りてもいいよと言っている部分もあるので、指数を超えちゃうので借りられないとかそういうことではなくて、そういった指数も見直しながら、行政運営を、コロナ禍だからやっていかなきゃいけないというふうに私は思うもんですから、発言をさせていただきましたが、その辺りの視点はどのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 僕もう何回も言っているでしょう。同じだって。同じだけれど、少数派だもん。 もう1つ、何で国は自分がめちゃくちゃなことやっていて、地方自治体に県の地方課を通じていちいちいちいちヒヤリングをして、締めあげるんですかってこと。いや、ここのところ国会議員がやっていることってめちゃくちゃじゃないですか。 7,000円でも接待を受けたことはない。7万円のステーキと海鮮なんか食べたこともないです。国がやっているんだから、僕たちだってやっていいじゃないかっていうその理論を、今は石田議員の会派は2人なので、多数派にしてこっちに押してきたらどうですか。でもどうみても1人きりですよ。僕もここの中で1人きり。強力なライバルが横にいらっしゃいます。でも議会からもらった意見、本会議での質疑、一般質問でもらったいろいろな意見は、僕たちは逐一書いて、やれるかやれないか検討します。区長会からの意見もちゃんと検討します。それで、 407億円の予算計上をしています。国がじゃぶじゃぶなことをやっているんだから、うちもやっていいじゃないかっていうその理論は通りません。通りません。じゃぶじゃぶやった後のつけは、夕張市のようになりますよっていうことです。それは北海道庁も国も一気に逃げますよね。 こういうようなことが起きる中で、キーワードはぎりぎりなんです。キーワードはぎりぎり。まあまあぎりぎりだけどよくやっているねっていう意見と、石田議員のように、人間が作った数値だから変えりゃあいいじゃない、国もじゃぶじゃぶやっているじゃない。ここの中で、僕は同じ言葉を使いませんけれども、少し変えてでもいいから、もう少し、もう少し人間が作った数値だから、目に見える幸せ感を提供したらどうですか。こういうようなことを言っても、行政の中では独りぼっちです。いや、でも応援はしてくれていますよ。応援はしてくれていますけど、お金はまずいというような形です。 概ねそういうような状況の中で、その後どうなるかっていうのは、市議会議員はあまり責任持たなくていいですよね。ほとんど持たなくていいですよね。言ってみる、言ってみた。だけど、執行部側っていうのは、その言ったことに対して責任を取らなきゃいけません。もう1つ最近つくづく思うのは、嫌なことでも目を背けたいことでもやらなきゃいけないんです、こちらは。12色のクレパス持っているんだったら、好きな色だけ5色使えばいいっていうのは、僕、そちら側にいた経験がありますから分かりますよ。でも、12色のクレパスは12色全部使って書いて、いろいろな人たちの幸せ感の政策を実現する。それが執行部側なんですよね。後世に対しての責任をどういうふうに負っていくか。そこまで考えているのが多治見市役所の財政運営。もう1個は総合計画に基づく計画行政。こんながんじがらめでやっているようだけれど、実は他の自治体から見ると、すばらしいことをやっていらっしゃるという評価をいただいております。 もう1回言います。多数派を形成をして、どんと。どんと言うと、こっちは聞かざるを得ないという、そんな簡単ではないですが、仕組みは今言ったとおりでございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第21号 令和3年度多治見市南姫財産区事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第22号 令和3年度多治見市土地取得事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第23号 令和3年度多治見市駐車場事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第24号 令和3年度多治見市営住宅敷金等特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第25号 令和3年度多治見市国民健康保険事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第26号 令和3年度多治見市介護保険事業特別会計予算について質疑はありませんか。 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 5号冊77ページの内容を見ると、本格的に地域包括支援制度が大きく動きだすように思われるのですが、そういった見解でよろしいでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 国が定めて平成29年から動いてきておりますが、いよいよ第8期で本格的に動き出せるような体制にしたという御理解でよろしいかと思います。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 5号冊77ページの生活支援体制基盤整備事業費に、第2層生活支援コーディネーターの配置というのがあり、2つの地域包括支援センター圏域に委託というのがあるんですけれども、その部分と、一般介護予防事業費の地域のネットワークづくりなどを支援しながら、介護予防に資する地域の自主的な活動を育成しますというのとは関連があるかなと思ったんですけれども、どういうふうでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 生活支援体制の整備ということですが、地域包括ケアシステムというところで、市全体の総合的な調整とあと各地域ですね。地域包括支援センター単位ぐらいで多治見市で考えると6地域ありますけど、その地域の中でのさらに詳細な調整、連携と2層で考えておるんですが、今回この第2層の生活支援コーディネーターを令和3年度からつけるということです。今まではちょっとまだ付けるところまではいっておりませんでしたので、今回生活支援コーディネーターを置いて、その地域でより詳細な議論、個別の案件に即した議論をして、各関係機関が連携して対応していくということでこの地域支援を進めていこうということですので、そういう意味では関連がある事業ということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) そうすると、その地域というのは、もう明確にされてスタートするばかりということでよろしいでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 第1層生活支援コーディネーター、市全体を見ていただく方というのは今社会福祉協議会のほうに委託をしてやっていただいております。第2層生活支援コーディネーターについても同じように社会福祉協議会でやっていただこうということで、今回の予算を上げております。社会福祉協議会とは、今どういうふうに進めるかっていうところを協議中で、4月から動いていただけるように準備をしているところでございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第27号 令和3年度多治見市後期高齢者医療特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第28号 令和3年度多治見市水道事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第29号 令和3年度多治見市下水道事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第30号 令和3年度多治見市農業集落排水事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第31号 令和3年度多治見市病院事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第32号 物品供給契約の締結について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第33号 第7次多治見市総合計画基本計画を変更するについて質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 市長のリクエストにお答えして質問するわけではありませんが、笠原校区の小中一貫教育のど真ん中でやってきた人間として大変意義深い、一歩前進、大前進の今回の改正ということで質問を2つさせていただきます。おそらく、市民の方も興味のある内容だと思いますので、ここで説明していただけるとありがたいです。 1つ目は、今回の小中一貫教育を進めるに当たって、多治見市の教育にとって、この一貫教育というのはどのような位置づけであるか。意義とか狙い、どういう位置づけになるのか。 2つ目は、多治見市のまちづくりにとって、どんな意義があるのか。 この2点についてお伺いします。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 多治見市はこれまで多治見型の幼保小中一貫教育を行ってきました。例えば、学習習慣向上で幼稚園、保育園でいきいき遊び、そして脳活学習、スキルアップ等を行ってきました。また、健康体力向上を通して、幼保小中一貫教育を進めてきました。いきいき運動遊びとかですね。各学校でテストを行ったりとかしてまいりました。そういう意味で、多治見市はこれまでも小中一貫教育を進めてきました。笠原は、特に合併前の平成14年度ぐらいですね、かなり進んできました。笠原の子どもは笠原で育てるという理念の下、教育ができて、NPO法人もできてきました。そういう意味で、この笠原小中一貫教育を起点として、多治見市全体に、さらなる一貫教育が拡大していくというふうに考えております。 まちづくりに関しましては、やはりこの新しい形態で、多治見市の教育がより進展するんじゃないかということを期待しています。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) これが1つモデルケースとなって、多治見市の教育、そして多治見市全体が活性化というか、大きくなっていけるよう、いい形になっていけるように、ぜひ着実に歩みを進めていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この変更前の計画に多治見市としては、多治見市全体としての小中一貫教育についての調査研究を進めるという本来一考が入るような進化をしなきゃいけないんじゃないか。いわゆる全体としてのビジョンの中で、どう進めていくかという1つ具体的な例として笠原がある。こういう話にならなければいけないんですけど、その辺どうなんですか。多治見市全体の教育の中に小中一貫というのはどんな位置づけになるんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 今回の笠原小中一貫教育校について、昨年、多治見市学校施設整備計画を立てました。その中で、小泉小学校の次はどうするかという議論をしました。老朽度、狭隘度、そして児童、生徒の推計がどうなるかということを総合的に審査をしまして、第1位が昭和40年にできた笠原小学校。そして、笠原中学校が8番でした。2位は精華小学校でした。この中で、笠原小学校を建て替えるに当たっては、笠原の小中一貫教育の伝統があるもんですから、それを踏まえて慎重に議論するということはうたってあります。そういうことを踏まえまして、市民がつくられた教育観を見ながら議論をしてきまして、地元のほうからもやはり義務教育学校は多治見市にとっても非常にメリットであるし、地区にとっても非常に有意義であるということを踏まえまして、これまでの調査研究から一歩踏み込んで、建設に向けた動きをするということになりました。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 小中一貫教育については多くの効果があるというふうに考えていますので、そういう取組があるということはとてもいい話ですが、各地域で特徴があり過ぎる多治見市っていうのはいろいろ課題がある。給食でも単独校調理場方式もあり、近接校対応調理場方式もあり、センター方式調理場もある。こんなふうなやり方、地域、地域で個性があり過ぎるやり方っていうのは先行きがとても心配である。小中一貫教育を行うというのなら、多治見市全体として小中一貫教育を進めていく。これは那覇市の例とかにあるように、中学校1校と小学校2校をつなぐとか、そういう校舎が別でも小中一貫教育の体制が取れる。そういうことを通して、学校区ごとに体制整備をしていくというのが本来先にこないといけない。その中に、学校を変えていく、ハードを作り替えなきゃいけないところはそういうふうにソフトがあるから作っていくというふうに総合計画っていうのは考えなければいけない。ハードが緊急だからソフトがなくても大丈夫というふうでは心配です。これはソフトがないって言っているわけじゃなくて、多治見市全体の教育をどうしていくかという視点を入れた大きいビジョンがないと、本当はこういうことに踏み込んじゃいけない。まずは、多治見のまち全体の子どもたちについてちゃんとした総合計画、ソフトの計画を持った上で笠原の施設の改良に合わせてという話にするべきではないかと思うんですけど、その辺いかがですか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 多治見市は、これまでも多治見型の幼保小中一貫教育というのを進めてきました。今言われましたように、一体型の義務教育学校もありますし、併設型の一貫教育小中学校というのもあります。そういうのを踏まえながら、今回は笠原をモデルにしながら、今後多治見市がどう進めていくかということを考えていきたいということであります。決して考えていなかったわけではありません。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) まち全体をどうしていくかという視点は具体的に担保をされている。だけど、そういうビジョンはどこにも見えてこないですし、総合計画にもこういう単発のものしか入ってこない。これでは総合計画の役にも立ちませんし、市民の皆さん大変困られるんじゃないかと。そういうところが、どうも多治見って変だなと。だから、市長の任期4年、8年で決めていく総合計画に問題があるのか。あるいは、教育委員会のそういう全体を考える視点に問題があるのか。どっちかに問題があると。将来、多治見市全体として考えていくということにつなげていくという担保はどこにあるんですか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 先ほど言いましたように、学校施設整備計画がもとでございます。それを踏まえまして、笠原は、幼保を含めまして小中一貫教育をずっと進めてきました。本当にすばらしい例をつくってきました。それを参考にしながら、多治見市全体に広げられないか。義務教育学校もそうですし、さっき言いましたように、学校が離れていても中学校を中心とした併設学校ができるかどうかっていうことを今検討しております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) ハードがあるからソフトを後に置いておいてという取組方、総合計画というのがあるのに個別のことしか出てこない、そういう形っていうのはおかしいんじゃないかと。だから、まち全体で考えて、離れていたらできないという総括をするんだったら、姫とか、あるいは笠原とかできるところはやっていくのかどうかとか。そういうステップを踏まないといけないというのが意見です。 それからもう1つ、5号冊83ページに、多治見市事業評価委員会の方からの主な意見として、小学生としての自立、リーダーシップ等の学習が心配だとあるんですが、パブリック・コメントでは1件もなかった。多治見市事業評価委員会の方たちの声っていうのがあって、それは当然総合計画の見直しについて意見を言われる方たちですので、この人たちの声を受けて、総合計画基本計画事業の変更をされたんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 笠原では、平成14年度から幼保小中一貫教育を地域で盛り上げてきました。その土台はしっかりあります。それで非常に作りやすいということは理解いただけると思います。多治見市事業評価委員会からの意見で、小学校の高学年の児童が、リーダーシップを発揮する場が少なくなるのではないかという話がありました。ただ、義務教育学校は6・3制の枠組みをモデルにしながら、学年を区切ることができるので、例えば、9年を4・3・2とか、5・4と、区切ることができるんです。そのやり方で、例えば4・3・2になったとしてもいろいろな行事によって、6年生のリーダーシップが取れるような方策というのは自由に考えられます。運用次第でどういうふうにもできるというふうに思っています。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 今の小中一貫教育校の話なんですけど、教育委員会ではかつて親育ち4・3・6・3という制度をもって、笠原がモデル地区、その後は南姫でモデル地区、その後またどこかにいって知らないうちに今は、親育ち4・3・6・3のことをあまり聞かなくなってしまって、施策としては立ち消えていると思います。 笠原では、教育長が言われるとおり、幼保小中で英語の教育もやってきたりっていうことで、非常に地域が固まっているから、今回の小中一貫教育ができると思うんです。先ほど言われましたけれども、これをモデルとしてこの後市内でどう展開していくかとか、どう進めていくかっていうことは、今のところないという考え方でよろしいですか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。
    ◎市長(古川雅典君) これで終わるというようなことはないようにということで、教育長と意見交換をしております。物理的に可能なところ、小泉小学校と小泉中学校、金網1枚です。北栄小学校と北陵中学校、金網1枚です。ここの中で先駆的に行ってみる。既に土壌ができているというようなことで、次に計画を立てるのは今の2つの地域。これができるかどうかについてはしっかり検証をして、次につなげてほしい。こういったお願いは教育委員会のほうにしております。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 小中一貫教育校については、かなり前から地域の中で検討がされてきて、今回にいたったのか。5号冊の83ページだけを見ると、最近の日にちしかないんですけど、多分ずっと長い間検討してこられた結果だと思いますが、いつごろからこれは笠原地区の中で、もしくは教育委員会の中でこの話を進めていらっしゃったのでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 教育委員会の中では、平成29年度ごろから先進地視察等をしてまいりました。令和2年9月に地元の皆さんに入ってもらって、多治見市笠原幼保小中一貫教育研究会を作って、これまでの皆さんの思いを聞いて、本当にその義務教育学校が必要なのかということも議論しながら、その中間報告を私にもらいました。 その中では、笠原にとっては義務教育学校はメリットであるし、もし新しく建てるならば義務教育学校にしてほしいというような要望を受けまして、今回のような経緯に至ったわけでございます。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 笠原地区のように、1小学校と1中学校っていう、まさにそのまま上がってくるところだと非常にやりやすいと思うんですが、北陵地区にしても、小泉地区にしても、そういう学校じゃないもんですから、その辺りはまた地域の方の声を十分聞きながら、笠原地区をモデルとして今後進めていっていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 笠原地域では、大分前から、協議会というものがありまして、研究を続けてきたということです。今回、小中一貫教育校というふうになっているんですけれども、幼保の位置づけがどうなっているのか伺いたいと思います。 それと、いろいろ視察をされたということなんですけれども、私があまりよく知らないということもあるかもしれないんですけども、小中一貫教育校は、割と私立が多かったのかなと思うんですけども、公立学校での小中一貫教育校などは視察をされたのかどうか。コロナ禍ですから、なかなか受け入れていただけることも難しいかなとも思うんですけども、その辺りの資料とか、そういうものは検討されたのでしょうか。 それから、パブリック・コメントでは意見はなしということですけれども、多治見市笠原幼保小中一貫教育研究会でのいろいろな意見を、ほかの保護者、当事者の方と共有するため、報告会や説明会があったのかどうなのか伺いたいと思います。 それから、ほかの小学校や中学校を新しく建て替えをする場合には、建設検討委員会というふうになるんですけども、この笠原小中一貫教育校の場合はどういうふうになるのかお伺いをいたします。 それから、この多治見市笠原幼保小中一貫教育研究会は9月から4回やられて、中間報告が12月に出されているんですけれども、この中で、給食調理場について説明があったかどうかお伺いをします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 幼稚園、保育園の今後について、私から答弁を申し上げます。 今回の笠原小中一貫教育校のところに、笠原幼稚園、笠原保育園を統合できないか、こういった宿題を出しました。結果として、今回、建設をしようとしている場所は、笠原小学校の敷地内です。そこにあります笠原幼稚園のところに、下段にある保育園が上がってくるということについては、面積的に足りません。 したがって、今回、幼稚園、保育園の統合については、分離をして議論をするというようなことになりました。 将来にわたっては、上段にあります笠原幼稚園が下段の笠原保育園のところに降りてくることによって、今、周辺の土地を買っておりますので、十分な対応ができるというような計画でございます。 加えて、現行あります笠原幼稚園の場所を潰して平地にすることによって、より余裕を持った笠原小学校、中学校の運営ができる、こういった計画でございます。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) まず、議員が言われました協議会は、笠原校区幼保小中一貫教育推進協議会で、平成14年から笠原地区で、幼保の保護者、教員がつくったものです。その中で、ずっとどうするかということを検討して、協議してきました。実行部隊です。年1回、小中一貫教育の日というのがありまして、全町民に対して、幼保小中全て見れるようになっております。そのような動きもあります。 現在、全国に 126の義務教育学校があり、今もどんどんできつつあります。岐阜県は3つあります。全て公立です。公立が多いです。 そして、住民等への共有ですが、今は多治見市笠原幼保小中一貫教育研究会のほうで議論をしておりますけども、まとまれば、今後、その状況等を説明したいと思っております。 それから、普通は建設検討委員会をつくりますけども、今、せっかく立ち上げた多治見市笠原幼保小中一貫教育研究会には、学校長、幼保の保護者、そして地元の方々が全て入っております。この中で、今年度、建設方針を立てて、それを踏まえまして、基本設計、実施設計というふうに入っていきたいと思っております。 調理場につきましては、調理場は造りませんよという説明をいたしました。 ○議長(嶋内九一君) 本日の会議は、議事の都合により、あらかじめこれを延長します。 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 給食調理場について説明しましたと答弁がありましたけど、その説明は、いつされましたか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 先月の第5回多治見市笠原幼保小中一貫教育研究会の中で、委員からも質問がありまして、考え方を説明しました。 今後の児童、生徒数の推移を見ていくと、残念ながら減っていきます。その減り具合が、かなり多くなって、現在ある調理場で十分賄えるということで、この義務教育学校については調理場を考えていないということを説明いたしました。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 中間報告が出されるまでの4回の議事録を読みましたけども、一切調理場のことがありませんでした。 給食のことを委員から指摘をされて、説明したと思いますけども、そうじゃないですか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 多治見市笠原幼保小中一貫教育研究会を5回開催してきましたけども、前半は、義務教育学校はどういうものかということをずっと説明してきました。それを踏まえて、笠原で実施したらどうかということを議論してきまして、細かなことについては質問はありませんでした。 そして、今、学校の基本方針とか、そういうのをどう考えようかということを皆さんで検討しております。その中で、さっき言いましたように、調理場はどうなりますかという話があって、その説明をしまして、特に意見はありませんでした。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみの発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) やっぱり最初からきちっと説明をするべきであって、いろいろ情報がほかから入って質問をされて、それに答えて、それで済んだというような、そういうのは不誠実ではないかというふうな印象を受けました。 詳しくは、一般質問で行いたいと思う。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) 先ほど市長のほうから説明がありました幼稚園と保育園の話です。 幼稚園を保育園へ持っていくという話ですけど、小中一貫教育校をつくるときに、同じように一緒にするという計画で進んでいるものなのでしょうか。これ、もう決定して進んでいる事業ですかということをちょっと聞きます。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) そのタイミングは、ずれがあります。一旦上段に、小学校、中学校を建設をし、当分の間は、笠原幼稚園はそこに存続します。それ以降について、笠原幼稚園が下に降りてくる、笠原保育園の場所に降りてくる、そこで更地にするというようなことですので、同時に進みません。 もう一つ、幼稚園、保育園の中で、幼稚園と保育園の統合、あるいはこども園化、これについては今年度1年間、相当活発な議論をしてまいりました。将来にわたっては、笠原保育園の場所の周辺の土地を買い増しをしてあります。 そういうようなことから、時期がずれて、笠原小学校、中学校ができて、何年か、何年かってそんなに長くは置きませんけれど、幼稚園が下の保育園の場所に降りてくる、こういった計画で進んでいます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第34号 多治見市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 地元の件でございますので、質問させていただきますが、実はこの話は、以前共栄事務所が、時間短縮等があるというお話があったときに、当時の担当課長とお話をさせていただいて、ここまでやっていただけたということで、個人的には大変思い入れのある事業でございます。 だからこそ、地域にとって親しまれて、喜ばれる事業であってほしいという思いを込めまして、大きく3点質問いたします。 1つ目、今回の郵便局への事務委託に伴うメリットについて、地域におけるメリットと、それから、行政側の行政改革としてのメリットという観点で教えていただきたい。 2つ目、やはり地域の方々が不安に思っている点について、簡単に聞いておきます。具体的には、今回の委託、共栄事務所がなくなるということに関して、誤解なきよう地域への周知はどのようにするのか。説明会があるということは承知していますけど、改めて伺います。 それから、不便になることはないのかという声が上がっております。 また、個人情報の管理というものが、外部へ委託することで大丈夫なのかということ。 また、郵便局の方たちが業務を受けるときに、スムーズに業務ができるように、行政としてどういうサポートをなさるのかという点を伺いたいです。 3つ目、今後についてですが、恐らくですけども、地域の方にとってこれはかなり便利になります。現在の共栄事務所の場所は、分かりづらいですし、狭い。これが県道沿いの、地域にとって非常に行きやすい場所に移転するということは、一部で確かに不便に思う方もいるでしょうけども、大勢としては喜ばれると、私は地元として思いますので、これがある意味で多治見市のモデルケースになっていく可能性があるのかという展望について伺いたいと思います。 以上3点、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) まず、委託による市民側のメリットでございますが、現在の利用時間から、午前9時から午後5時までの時間になるということは、大変市民サービスは向上するというふうに考えております。 それから、行政側のメリットといたしましては、委託することによって地区事務所の維持費、管理費、人件費等、経費の削減ができるということは、大変メリットになると思います。 市民の方の不安な点につきましては、周知といたしまして、10月にまずは区長に御説明を申し上げまして、11月には町内会長会議で説明をいたしました。また、12月には回覧板による周知を行いまして、2月に住民の地域説明会を予定しておりましたが、緊急事態宣言下ということで延期をさせていただきましたので、今度、3月6日に説明会を実施をさせていただく予定でおります。 反対意見というものはないんですけれども、やはり今まで共栄事務所に相談に行ったりとかしていたので、そういった市とのパイプ役を担ってもらえないのかというような不安があると思いますが、そこは郵便局の職員にもいろいろ丁寧に御説明を申し上げまして、引継ぎをしっかり行っていきたいと思います。必要であれば、こちら市民課の職員が、高田郵便局に出向くということも考えておりますので、御不便をおかけするようなことは極力ないように対応させていただきたいと思っております。 個人情報の管理につきましては、端末を置くわけではなく、郵便局で受付をされたものを市民課の窓口のほうに申請を送っていただきまして、それをまた送り返すというファクスでのやり取りになりますので、個人情報の漏えいという御心配はございません。 郵便局へのサポート体制につきましては、しっかりと引継ぎ体制を整えるために、6月からの委託ということにさせていただいております。年度当初からですと、引継ぎの時間が取れない場合もありますので、6月という時期にさせていただきまして、十分な引継ぎを考えております。委託の初日には必ず職員が立ち会うこととしておりますし、様子を見ながら郵便局のほうにお任せできる部分はしっかりとお任せしていきたいというふうに思っております。 今後のモデルケースになるかということですが、共栄事務所は一戸建てというか、ほかの建物が併設しておりませんところに、会計年度任用職員2人で受付をしておりますので、大変心配な部分がございましたけれども、それについては高田郵便局に委託をすることによって、そういった心配もございません。取りあえずこちらのケースを実施してみまして、今のところのほかは併設しているところがほとんどで、単独というところはございませんので、そういったケースを見ながら、ほかの状況も見ながら、順次やっていけたらいいかなというふうには考えているところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 行政改革のメリットとして安くなるというふうに伺いましたけど、具体的に年間でどれぐらい金額が安くなるのかということが一つ。 それから、地域への周知、丁寧にやっていただいているというふうに地域からも聞いています。私もそう思いますけども、例えば、オープニングの日なんかに、コロナ禍ということで人集めがしづらい御時世ではありますけど、多少何かイベントなり式典があったほうが、周知はしやすいと思いますので、ちょっと御一考いただきたいなという。ぜひ、市長にも来ていただきまして、よろしくお願いしたいと思います。 本当は、郵便局から記念品ということで、とっくりを作っていただけるという話があったんですが、本局のほうから、この御時世、物は配るなということで中止になった経緯がありまして、大変残念がって、私は思っておりますが、そういうことを捉えてぜひPRいただきたいと。 これ最後、お願いですけど、個人情報について確かに端末をいじるわけではないにせよ、やはり記入したものを受け取るということをしますね。そのときに、やはり目に触れるということがありますから、市民の方の感覚からすると、それが個人情報になります。情報が流出するとかではなくて、人づてに、例えば家族構成が分かったりとかっていうことがあるわけです。そういうことを気にされる方がみえますけど、大丈夫だと思いますが、重々その辺のことは対策をいただければなと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) 実際のところ、人件費が2名体制で 335万 9,000円、維持管理費が24万円で合計 359万 9,000円かかっているが、委託料が 156万 6,000円という金額になりますので、差額としては 203万 3,000円の削減になるという形でございます。 あと、先ほどの情報提供というか、開設のときにイベントをということですが、郵便局のほうからも、そのようなお話を頂いておりまして、郵便局としても、地方創生推進ということで事業を進めているところなので、こういった東海地区というか、岐阜県内でこれだけたくさんの業務を担うということが初ということになるので、大きく宣伝をしたいというふうに伺っておりますので、これから調整させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 平成13年に地方公共団体の特定の事務の郵便局における取扱いに関する法律ができてからスタートした話なんですけれど、20年たって 164市区町村から受託されているが、自治体としてはその1割ぐらいのものだと。こうやって全国で十分採用されていない理由というのは何だろうというところがまず一つ。 当時、私は市民課にいて、地区事務所の見直しを改善する委員会の取りまとめをしていたわけですが、多治見の地区事務所というのは、合併に合わせて町村の自治を支える視点で置かれてきた。今、情報化が進み、交通が利便ということもあって、地区事務所が不要という話もあるんですが、今、多治見が進めているコンパクトシティはちょっと古くて、実はネットワーク型コンパクトシティというのが今の形で、ネットワーク型コンパクトシティというのは、地域地域で持続可能な体制が取れるというふうなもので、そういうことを考えると、相談業務もできる、それから福祉の相談でも、電話回線を引けばできる、そういう地域の方たちの拠点としての地区事務所っていうのはやはり大切だろうと思う。 多治見市内には、地区事務所がずっとあるわけで、この共栄事務所の話が先に出て、ほかのところまで影響すると困ると思いますので、質問をするんですが、普及しなかった理由というのは、どういう理由だと思いますか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 現在の法律の制度の中で、地区事務所が担っている業務を全て郵便局に委託する、これは法律上できない。一部委託できない業務がある、これが今まで進展しなかったというふうに分析をしております。 ただ、長野県のある村では、全ての業務について郵便局にしっかり委託をしているというような実績がございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 結局取り扱える業務が、証明書の発行程度で終わってしまうと。福祉の相談とかややこしい印鑑登録の話とか、そういう点がなかなか難しいというのと、自治の拠点というずっと代々培ってきたものが失われていくというのは、やはりその地域にとって持続可能性を低めていく可能性がある。 コンパクトシティなんですね、全部中心に寄せていくと。そのためには、道路直して車か公共交通かということになるんですけど、ネットワーク型コンパクトシティの本旨というのは、地域地域が自立できる、その自立した特徴のあるそういうまちが中心とつながるという話ですので、真ん中にある市役所へ行けばいいだろうと。だけど、高齢者の方は、なかなか高いバス代を使って行けず、誰かに連れていってもらわないといけない。 そういう点、歩いて行ける場所にある拠点というのは、やはりみすぼらしいところであっても、それなりに価値がある。 私は思うんですけど、小名田公会堂を間借りして、地区事務所を存続させるといった選択、行く行く共栄地区に公民館ができれば、そこに共存するような形にしていくというのが、地域が個性を持って自立して生きていくためには、どうしても必要なものだと思うので、そういう点は地域の皆さんとよく話し合っていただいて、決めてから話し合って、決まったから、いろいろな意見あるけど、いろいろ聞いたけど、こういうふうですよっていうふうじゃなくて、本当に地域が持続可能な形になるように、ネットワーク型コンパクトシティを進めていくとしているわけですので、それに見合う地域、中央に直結させていくという、共栄地区は小さいし、どこかにくっつければいいだろうと考えてみえるなら、そのこともはっきり言ってもらわないといけないのですが、そういうステップを踏まないとうまく進んでいかないと思うんですけど、どうですか、後に憂いが残ると思うんですけど。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) そういった部分については十分議論をしてまいりました。ネットワーク型コンパクトシティも、都市計画部がはっきり言っていることで、公共交通、あるいはそういうことについてしっかり対応しております。 現行の共栄地区事務所が自治の拠点である。ええ。もう一つ、将来にわたって共栄地区に公民館に建設ができる。ええ。誰がどこでそういうような意見を言っているんですか。そういうような感覚は持っていない中で、今、電子証明が進化をしている。もっと言えば、コンビニ交付がこれだけ進化してくるから、コンビニ交付をやったらどうかっていうのは、議員の多くの皆さんが言いますよね。ただし、前回の議論の中で、顔と顔を大切にしていくんだっていうのは、企画部長が答弁しているとおりです。 多治見市より人口が3倍ある春日井市の地区事務所のほうが数が少なくて、多治見市のほうが地区事務所が多い。それを本当に心のよりどころにしていらっしゃるかどうか。議員言われるように、自治の拠点となり得ているのかどうか。あの分かりにくい場所で、2人しかいない女性の中で、というような状況の中で、言われることは、私自身は理解ができないです。 ただ、行政の中で、重要なことはやらなきゃいけない。ある意味、どこかにお願いをして、任せていくところについては任せていかざるを得ない。これが、今回いろいろ議論をした中の選択肢です。 もう一つ、郵便局っていうのは、顔対顔で地域の人たちの面識、特定郵便局っていう点で非常にいい形で担っているというようなことから、今回のような政策選択を行いました。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 平成18年以降、地区事務所にいわゆる館長を置いて、1日対応するというやり方から、1億円ちょっとかかる地区事務所の維持管理や合理化をしないといけないということで、館長をなくして、時間短縮をしてきた経過の中に実は問題があると思っています。 合併市町村の拠点だったところで、核になる。そこでいろいろな相談事もできるという体制をそうじゃない形にしたのは、平成12年、平成13年以降の多治見市の市政、いわゆる新自由主義の下に合理化を図っていく。そういう中で生まれたものだと思っていまして、それは、多治見としては大きな間違いで、これで26年同じような考え方で来ているので、今さら戻せないという話があるかもしれないですけど、本来はそういう骨格、地域地域の力がついていく、経費もかけないけれどという、そういう方向を多治見は目指さなきゃいけないかと思っていますので、行く行くそういう共栄地区に公民館ができると、そこに地区事務所も併設をしながら、地域のコミュニティーの核にしていくというようなことになったときに、今、それを阻害することにならない展開、いわゆる共栄地区だけこうなったけれど、池田地区もそうする、市之倉地区もそうする、脇之島地区もそうするというようなことになって、引き返しができないようなことになることだけは、できるだけよく皆さんと話し合っていただいて、止めておいていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 今後、共栄地区に公民館ができて、そこに地区事務所が復活する。今の公共施設管理計画の中を十分読んでいただければ、そういった実現不可能な約束をするわけにはいきません。 もう一つ、今回の 407億円の新年度予算の議論の中で、何と何は優先をして、何と何は我慢をしなきゃいけないのか。もう一つは、電子媒体が相当進化をしている。こういうような中で、今回の選択をいたしました。今回の選択は、大きな失敗がない限り、次の地域の中にもこういった提案をしていく、こういった計画で進んでまいります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第35号 東濃西部広域行政事務組合の共同処理する事務の変更及びこれに伴う規約の変更について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第37号 市道路線の廃止及び認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第38号 市道路線の認定について質疑はありませんか。 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) こちらの市道、県道から市道に移行ということになると思いますが、今、新しい道を整備していますが、こちらの道の開通はいつになるでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) 岐阜県が、市之倉バイパスを今整備をしておりまして、その開通につきましては、3月15日に開通式をされるというふうに聞いておりますし、県道の廃止につきましては3月31日で、この市道の告示につきましては4月1日というふうな予定にしてございます。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 補足をします。3月15日の開通式は、岐阜県はお金を出してくれません、何もやってくれません。地元の自治会が、自分たちの力で開通式、これまで長く我慢をしてきたというようなことで行います。 ○議長(嶋内九一君) 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 3月15日に開通ということで、市道になるのが4月1日からということでしたが、その間の15日間の管理は、3月31日まで県なのか、市なのか、どちらなんですか。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) 先ほどもお答えさせていただきましたけど、県道の廃止につきましては3月31日ということになってございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第39号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第40号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第41号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第42号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第43号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第44号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第45号 多治見市職員の特殊勤務手当に関する条例等の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第46号 令和2年度多治見市一般会計補正予算(第9号)について質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 5-2号冊の4ページ、14番の体育館管理費について、補助金の予算が計上されている。笠原体育館や感謝と挑戦のTYK体育館についてお伺いしたいんですけど、2月から緊急事態宣言に入ったんですけど、そのときの体育館の利用者は、日常に比べてどれだけ減ったかということと、その中に県外からの利用者が、どれぐらいいたかを教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 緊急事態宣言がありまして、利用時間が短縮になっている。また、新規予約ができませんでした。ですので、既に予約してあった方が使われているという状況でございますので、通常はちょっと分かりませんが、夜はちょっと寂しい感じになっています。 ただ、今まで2時間使用できていたところを1時間だけでも使われる方はみえますが、やはり新しい予約も入っていないこともありまして、通常よりはかなり減っている状況であると見ております。 あと、県外、県内の利用者を分けてございませんので、特に県内がどれだけ減った、県外がどれだけ減ってるということは把握してございません。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 県外からも来ているよというような話を少し耳にした。状況は分からないんですけど、緊急事態宣言が入って、県をまたいでの不要不急の外出はやめようという中で、県外も受け入れているというような話を聞いたことあるんですけど、そうやって受け入れている理由があれば教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 県境がすぐそこですよね。瀬戸市、春日井市との県境で、県境をまたいでの不要不急の移動はするなっていうのは、僕、理解できますけれど、ここから高山市まで行くほうが近いんですか、春日井市まで行くほうが近いんですかというようなことを言ったときに、施設の利用の中で、あなたは愛知県の人ですから、使ってもらっちゃ困るというようなことを言うのはいかがなものかというようなことで、現場は判断をしています。 逆に言えば、多治見市に温水プールないんですよね。小牧市や春日井市の市民プール、温水プール行くでしょう。向こうから来るなって言われたら、どういう思いがします。 こういうようなことからして、県内、県外を分ける、前回も議論がありましたけれど、瀬戸市からたくさん遊びにきているよと。でも、それ、瀬戸市の人来ちゃいけないっていうことがいかがなものか。これは、市長としての考えを、現場全体を共通している。 したがって、そこの中で、一々問いただして使ってもらうことを控えてくださいというようなことについては控えている、こういうような状況でございます。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 分かりました。 ただ、どうしても県外から来るということは、その施設を利用するときに、特に愛知県で新型コロナウイルス感染症が非常に多いということを考えると、ちょっとどうかなというふうに思ったもんですから、こういう質問をさせていただきました。 また第4波が来るか分からないんですけど、考えは変わらないということでよろしいでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 基本的な考え方を変えるということについては、議論をしておりません。 一方で、県内といったときに、可児市の合唱団でクラスターが出ましたよ、美濃加茂市の木沢記念病院でクラスターが出ていますよ、可児市の人はお断り、美濃加茂市の人もお断り、そういうようなことをやるべきではないのではないかというのは議論をしております。 したがって、一概に愛知県の方についての使用を控える。これ、実際にやろうとすると、大変ですよね、免許証の提示を求めるのかどうなのか、そういうようなことを考えたときには、一体として捉える。一体として捉える中で、時間制限があって、20時までで終わりなら20時で終わり、新規の予約については受け付けない、こういうようなことについては、しっかり今後は対応をこれまでと同様に行ってまいります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第47号 令和2年度多治見市病院事業会計補正予算(第3号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- △委員会付託 ○議長(嶋内九一君) ただいま議題となっております、承第1号、議第1号から議第19号まで、議第20号所管部分、議第21号から議第35号まで、及び議第37号から議第47号までは、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の常任委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第20号所管部分は、お手元に配付しました議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、議第20号所管部分は、議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託することに決しました。     ------------------------- △第56 休会期間の決定 ○議長(嶋内九一君) 日程第56、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から3月15日までの13日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、明日から3月15日までの13日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(嶋内九一君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。   午後5時28分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和3年3月2日               多治見市議会議長   嶋内九一               多治見市議会議員   玉置真一               多治見市議会議員   城處裕二...