多治見市議会 > 2020-06-05 >
06月05日-02号

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  1. 多治見市議会 2020-06-05
    06月05日-02号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 2年  6月 定例会(第3回)議事日程 令和2年6月5日(金曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議第76号 多治見市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正するについて 第3 議第77号 多治見市たじっこクラブの実施に関する条例の一部を改正するについて 第4 議第78号 多治見市介護保険条例及び多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて 第5 議第63号 市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例を制定するについて 第6 議第64号 多治見市是正請求手続条例及び多治見市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正するについて 第7 議第65号 多治見市共栄地区住民福祉事業基金条例の一部を改正するについて 第8 議第66号 多治見市税条例の一部を改正するについて 第9 議第67号 多治見市税条例の一部を改正するについて 第10 議第68号 多治見市都市計画税条例の一部を改正するについて 第11 議第69号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第12 議第70号 多治見市総合福祉センターの設置及び管理に関する条例等の一部を改正するについて 第13 議第71号 多治見市介護保険条例の一部を改正するについて 第14 議第72号 多治見市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正するについて 第15 議第73号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正するについて 第16 議第74号 令和2年度多治見一般会計補正予算(第3号) 第17 報第7号 令和元年度多治見一般会計継続費繰越計算書の報告について 第18 報第8号 令和元年度多治見一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 第19 報第9号 令和元年度多治見市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について 第20 報第10号 令和元年度多治見介護保険事業特別会計継続費繰越計算書の報告について 第21 報第11号 令和元年度多治見水道事業会計継続費繰越計算書の報告について 第22 報第12号 令和元年度多治見下水道事業会計予算繰越計算書の報告について 第23 議第76号 多治見市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正するについて 第24 議第77号 多治見市たじっこクラブの実施に関する条例の一部を改正するについて 第25 議第78号 多治見市介護保険条例及び多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて 第26 請第1号 新型コロナウイルス感染症にかかる雇用調整助成金特例措置の期間延長に関する意見書提出に関する請願 第27 休会期間の決定    (第2から第4まで 提案説明、第5から第16まで 質疑~委員会付託、第17から第22まで 質疑、第23から第25まで 質疑~委員会付託、第26 委員会付託)     -------------------------出席議員(21名)          1番    山田 徹君          2番    片山竜美君          3番    玉置真一君          4番    城處裕二君          5番    奥村孝宏君          6番    吉田企貴君          7番    佐藤信行君          8番    渡部 昇君          9番    寺島芳枝君         10番    古庄修一君         11番    柴田雅也君         12番    松浦利実君         13番    若尾敏之君         14番    三輪寿子君         15番    若林正人君         16番    林 美行君         17番    加藤元司君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       河本英樹君         企画部長       仙石浩之君         総務部長       富田明憲君         福祉部長       鈴木良平君         市民健康部長     澤田誠代君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     若尾浩好君         都市計画部長     細野道仲君         建設部長       知原賢治君         水道部長       村瀬正一君         消防長        加地 哲君         会計管理者      藤井 憲君                    加藤泰治君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       柚木崎 宏         書記         皆元健一         書記         虎澤智子         書記         宮地久子     ------------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(嶋内九一君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嶋内九一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、16番 林 美行君、17番 加藤元司君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 議第76号から第4 議第78号まで ○議長(嶋内九一君) この際、日程第2、議第76号から、日程第4、議第78号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 追加議案3件の説明をいたします。 お手元の議案集4号冊1ページをお開きください。 条例が3件でございます。3件全て新型コロナウイルス感染症対策に係るものでございます。 詳細については、総務部長が説明をいたします。 ○議長(嶋内九一君) 引き続き、総務部長に議案の詳細について、説明を求めます。 総務部長 富田明憲君。   〔総務部長 富田明憲君登壇〕 ◎総務部長(富田明憲君) 追加議案の詳細を説明させていただきます。 議案集4号冊1ページと5号冊議案説明資料1ページをお願いいたします。 議第76号 多治見市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正するについてでございます。 国において、新型コロナウイルス感染症から国民の生命及び健康を保護するために緊急に行われた措置に係る作業に従事した場合に、職員に特殊勤務手当防疫等作業手当)を支給することとされました。これを踏まえて、本市においても、特殊勤務手当の一つである防疫手当の特例を定めるものです。現在、1日単位で 200円のところを、1日 4,000円以内といたします。条例では、附則で本作業に係る防疫手当の上限額を定め、規則において、患者との接触度合に応じて額を定めることといたします。具体的には、消防職員が患者を病院間搬送する場合等への適用を想定しております。 施行日は公布の日で、令和2年2月1日からの遡及適用です。 次に、2ページをお願いします。 議第77号 多治見市たじっこクラブの実施に関する条例の一部を改正するについてでございます。 8月は学校が夏休みでたじっこクラブの実施時間が長いことから、利用負担金の額を通常月の2倍に設定しています。本年度は夏休みの期間を大幅に短縮する予定であり、通常月の2倍の利用負担金を求めることは適当ではないとの判断から、令和2年度に限り、8月分の利用負担金の額を通常月と同額にするものです。基本利用の場合で、月額 7,000円が 3,500円に、延長利用の場合で、月額1万 4,000円が 7,000円になります。 施行日は、公布の日です。 次に、3ページをお願いします。 議第78号 多治見市介護保険条例及び多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについてでございます。 新型コロナウイルス感染症の影響により、一定程度収入が減少した被保険者の介護保険料及び国民健康保険料を減免するもので、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に納期限等が設定されている保険料が対象です。減免割合は、主たる生計維持者が死亡または重篤な傷病の場合は10割、事業収入等の減少割合が30%以上かつ事業収入等以外の前年の所得が 400万円以下などの要件を満たす場合は、介護保険は前年の合計所得金額が 200万円以下で10割、 200万円超で8割、国民健康保険では2割ごとの刻みで、 300万円以下で10割、 400万円以下で8割、 550万円以下で6割、 750万円以下で4割、 1,000万円以下で2割といたします。これらはそれぞれの要綱で定めるため、条例では、納期限7日前までなどとしている減免の申請期限について、附則で特例を設け、市長が定める期限とするものです。 施行日は公布の日で、適用の規定を設けます。 説明は以上でございます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。     ------------------------- △第5 議第63号から第25 議第78号まで ○議長(嶋内九一君) この際、日程第5、議第63号から、日程第25、議第78号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより質疑を行います。 最初に、議第63号 市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例を制定するについて質疑はありませんか。 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 簡単に2点だけ確認させていただきたいと思います。 まず、3号冊の政策の背景及び提案までの経緯の中に、条例を定めないうちは、市長等の市に対する損害賠償責任は、議会の議決により権利が放棄されない限り、市長等が全額を負担することになるとあります。ということは、条例制定後は、議会は、この住民監査請求があった後に、当該請求に関する損害賠償請求等の放棄に関する議決はできなくなるのかというのを確認したいです。 平成29年6月の総務大臣通知地方自治法等の一部を改正する法律の公布及び施行についてを拝見して、できるような解釈をさせていただいたんですけども、この辺りを確認させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) この条例が施行されましても、議会において、権利の放棄の議案を議決していただくことは可能であると考えます。ただし、これまでこの制度ができるまでの過程において、国においていろんな裁判等ございまして、その経緯も踏まえまして、当然ですけども、議会も慎重に御判断をいただく必要があるということでございます。あくまでも、権利の放棄をすることの適否の判断については、議会の裁量権であるということでございますが、ただし、その裁量権の逸脱、乱用に当たると裁判所が判断した場合は、遡って放棄が無効となるというような考え方も示されておるところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 理解しました。 それと、総務大臣の通知の中に、「「職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない」とは、一般的には、普通地方公共団体の長等が違法な職務行為によって、当該普通地方公共団体に損害を及ぼすことを認識しておらず、かつ、認識しなかったことについて著しい不注意がない場合を指すものであること」というふうにあるんですけども、最後にこの認識の有無というのは誰が判断するんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。
    ◎総務部長(富田明憲君) 認識の有無の判断は誰かということでございますが、一義的にはこれ市が行うというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 8番 渡部 昇君。 ◆8番(渡部昇君) 市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例を制定するということで、具体的にはどういった事例が出てくるのか、教えてください。 それから、過去に多治見市でこのような準用されるようなことがあったのかどうか。 また、この判定については、誰がどのような形式で判定されるのか。 この3点よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 先ほども少し答弁で申し上げましたけども、この制度ができるまでに全国で幾つかの裁判等ございました。特に代表として考えられておりますのは、神戸市におきまして、市の外郭団体に対して支出した補助金が違法であるということで、住民の方が神戸市長を相手に裁判を起こされたと。途中で金額は変動しておりますけども、一番多いときで55億円の損害賠償を求めるというような高裁の判決が出たようなこともございまして、こういった制度ができたということですが、本市において、この制度を適用するに当たっては、住民監査請求がありまして、そこで住民の方が不服があり納得されない場合は住民訴訟へとつながっていくわけでございますけども、本市においても、そのような事例が今の段階で何があったかということは、私はちょっと把握してございません。 また、誰が損害賠償の放棄の判断をするかは、市で行うということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この条例は、平成29年法律第54号、地方自治法等の一部を改正する法律の公布及び施行についてによるということなんですが、平成29年法律第54号というやつは、第31次地方制度調査会人口減少社会に的確に対応する地方行政体制及びガバナンスのあり方に関する答申というものを背景にしているんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 御指摘のとおりでございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この平成29年法律第54号の地方自治法等の一部改正の内容が求めるものは、都市経営全体のガバナンスの見直しによって、不適正な事務処理の抑制効果を高めることによって、長や職員の損害賠償責任について、長や職員への萎縮効果を低減させるために、軽過失の場合においては、損害賠償責任の長や職員個人への追及を見直すことが必要とされたと。 そこで伺うんですが、長に内部統制体制を整備及び運用する権限と責任があることを制度的に明確化した上で具体的な手続、内部統制体制の整備及び運用に関する基本的な方針の作成、公表、その評価についての監査や議会への報告、公表等が必要になりますけど、多治見はそのような視点を持っているのでしょうか。この法律のこの部分だけという形か、第31次地方制度調査会の大きな方向、人口減少していく中で、合意をとった都市経営ができるようにするための体制として整備するものというところは、多治見市として持っていて、これ以外のそういう内部統制に関してのちゃんとした体制があるかどうかという質問です。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 今回の条例の制定につきましては、地方自治法等の一部を改正する法律に基づいて条例を提案させていただいておりますけども、地方自治法の改正の中でも幾つかの骨子がございまして、今の内部統制の件もそうですし、例えば、監査制度の充実なども言われております。それら幾つかある中で、今回の市長等の損害賠償責任の見直しに関しての条例提案でございます。内部統制のことに関しましては、また別のとこでの議論になろうかと存じます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 責任を軽減できるという話だけではなくて、全体として、人口が減ってなかなか合意がとれない、こういう日本の国になっていく、そういうところで、どうやって住民合意をとれるようにしていくか。このためには、マネジメントを強化する、事務の適正化の確保をする。一連のことがある中で、長等に対する責任も軽くしていくという流れになっているので、そこのところの一番大事な市民の方が納得していただける、仕方がないと思っていただけるような形を整備するということも求められているわけです。 多治見を見ますと、例えば、調理場の問題でも17億円だったのが26億円必要になったと。これは議会で議論されたのでいいんですけど、主要事業たる本庁舎の問題でも、最大の都市計画事業であるにもかかわらず、駐車場用地もないというレベルで、内部統制が十分であるというふうには考えられないんです、私は。そういう点について、そういうことはこの法律は求めていないというふうに解釈をしてみえるんですか。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 同じ答弁になりますが、今回の議案とはまた別のところの議論をしていただくことになろうかと思います。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 今回の条例制定の背景には、長、監査委員、議会、住民が連携して、地方公共団体の事務の適正化を確保する体制を強化するという全体としての方向がある。こういう合意形成を進めていくという中での位置づけになっているということを強く指摘をしまして、ただただ免責の話ではないというふうに理解して体制をとっていただきたいということを要望して質問を終わります。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) この条例は奥が深いと思うんですけども、一般的にこういった行政訴訟というものは、監査請求が行われて、監査結果が出て、裁判になる。この条例読んでいくと、裁判で、先ほど言われたように、例えば、5億円だとか10億円という賠償責任というものが決定されたときに、その職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない場合は、総務省が決めたとおりの範囲に収めるというふうにあるんですけども、例えば、その善意でなくかつ重大な過失があった場合は、その判例のとおりになるという解釈でいいのかということと、それから、その判断に、善意でかつ重大な過失がないという判断は市が行うというふうにおっしゃられましたけど、市のどこがそういうことを決定するのかということをお聞きしたいと思います。 それと、これと同時に、職員個人が被告となって、損害賠償請求訴訟がされたときに、職員個人への損害賠償請求訴訟に対する支援制度についてパブリック・コメントが出ていたんですけども、この条例とセットになっているのかなというふうに私は感じたんですけども、そのときに職員個人が被告になるというのは、市長などの3役も含まれるのか、もし答えていただければありがたいんですけども。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) まず1点目の御質問の過失があるなどの場合はということでございますが、これはもうこの条例の適用外となりますので、免責がないということになると思います。 それから、市が判断を行うということですけども、どこがということですが、これ多治見市としてですので、当然最終的な責任者は市長になるかと思いますけども、市としての意思決定ということでございます。 それから、職員の支援の関係については、直接この条例とセットで考えたというわけではございませんので、そういった市職員に関してはいろんな面でリスクはあるということで、職員を支援する制度を整えてきたというところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) まず、1つ目に、監査責任を負う方々たちが提示をされておりますが、市長とか教育長、職員は賠償責任を負うというような感じで考えるんですけども、教育委員会委員だとか選挙管理委員会委員公平委員会委員の方たちが、賠償責任を負うという事例はあるのかないのかというのを一つ教えていただきたいと思います。 2つ目に、賠償責任の限度額を設定されておりますけども、給与として市長とか職員は分かりますが、ほかの委員の皆さんは、報酬になると思うんですけども、そういった認識で4年分とか6年分というような、そういう解釈でいいのかどうなのかを教えていただきたい。 3つ目は、議論にもなっておりましたけども、説明資料の政策の背景及び提案までの経緯に、条例を定めないうちは、損害賠償責任は、議会の議決により権利が放棄されない限り、市長が全額負担するとされておりますが、議会が権利を放棄するときには、監査委員からの意見を求めなければならないというふうになっております。先ほど林議員も言ってみえたんですけども、この改正というのが、監査制度の充実というようなところもあって、そういった権利を議会として放棄しちゃうこともできるということで、監査委員に専門監査委員を置いたりだとか、議選の監査委員の緩和というのもちょっと上げられておるんですけども、議選の監査委員の緩和は、議会側のほうだと思うんですけども、監査委員の位置づけというのは、今回のものの、例えば専門監査を入れるだとか、こういった議論が先に進んでいくものなのかどうなのか確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 1点目、2点目は私のほうから答弁させていただきます。 まず、教育委員会委員等がこういった対象になった事例があるかということでございますが、全てを把握しておるわけではございませんが、全国でそういった事態に発展した事例としての多くは、市長ですとか知事とかということで、教育委員会委員等を対象にというのは、私の手元にある限りでは把握してございません。 それから、2点目の報酬の額については、こういった損害賠償等のことも含めての額の決定かということでございますが、そういうことではなく、通常の決め方で額は決定しておるものと承知しております。 ○議長(嶋内九一君) 監査委員事務局長 加藤泰治君。 ◎監査委員事務局長(加藤泰治君) 3つ目の御質問に対してですが、この地方自治法の改正に伴いまして、監査委員の強化というものも当然ありまして、これは、監査基準を設けて強化していくと。その中で、先ほど申されました議選監査委員のこともありますが、これについては、先ほど議員がおっしゃるとおり、議会側のほうで判断をしていただくというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) 2つ目の質問なんですけども、役職に対する報酬の4年分という認識でいいわけですか。例えば、議選の監査委員だと、年間幾らという報酬があるんですけど、それの4年分というような認識でいいのかというのをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 大変失礼しました。報酬、基準給与年額という概念がございまして、そこは、その業務に関して生ずる給与等ということでございますので、監査委員であれば、監査委員報酬がベースになるというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) 分かりました。特に、監査委員のところが、今回の改正によって、住民監査請求をして、こういう賠償責任が決まったとしても、議会としてはそれは無効ですよということまで言える状況になっているというので、非常に監査委員の意見というのは大きいかなと思うもんですから、その辺りは、専門監査委員、さっき話したんですけど、そういったことは、市としては考えていかれるものなのかどうなのか、それだけ最後にお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 現在は、識見者1名、議選1名、2名体制でございます。これにさらに専門、専門というのは一体何を指すのか。公認会計士か税理士が専門なのかというふうなことになりますが、幸いにも、今、私どもは、弁護士が識見者としての監査委員で動いていただいております。 さっき言われましたが、議選監査委員は議会が決めることだということなんですが、全体的な大きな議論の中では、議選監査委員を減員して専門家を入れることによって、総量の報酬は変わらないというような強化の仕方というのも、全国市長会の中では議論をされています。ただ、ある意味、近代の監査委員というのは、行政監査が主眼でございます。お金の縦計、横計が合っているかどうかということよりも、その政策が市民にとって幸せかどうかというようなことがありますので、私自身は、議会から出ていただいている議選の監査委員を減員をして新たに専門家を入れる、そういった方向は正しいとは認識しておりません。議選監査委員としての必要性は十分認めております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) ただいまの議論を聞いていて、1点だけ確認をさせてください。 今回、この内容については、地方自治法の施行令に定める参酌基準のとおり、今回本市の条例もこの区分分けをしているわけでございますが、その参酌基準の考え方に基づいて本市の説明があったときに、この参酌基準のあり方について十分に考慮すること、あるいは参酌基準から外れる場合については、明確な理由を沿えてその判断をしていくという説明があったように認識しておりますが、今市長の答弁もありましたけども、この辺のところについては、十二分な考慮をするというのは、市がまずして、そして、監査にかけてやるということという捉え方をすればいいのでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 最初に、市長としての参酌基準に、市長として大きく疑問を持ちました。市長の任期は4年です。大きな過失があったときに、4年分の市長の報酬、給料を丸々はき出すという議論は分かりますが、何で6年分なのか。任期よりも多いところをはき出すというのは、どうしてそういうことを国が考えたんですか。相当総務部は何だかんだといって頭を悩まして探しましたが、会社法で代表取締役または代表執行役が6年、ここから出てきているそうでございます。 したがって、この参酌基準どおりにいくというのが、多治見市行政の大前提ですが、なぜ市長任期が4年なのに、6年分の報酬を丸々出さなきゃいけないかという国の方針については、市長として大きな疑問を持ちました。 ただ、みんなの中の議論の中では、やっぱり多治見市だけ4年というわけにはいかないでしょうということで、うれしくて出している条例ではございません。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 市長の御答弁がありましたように、各参酌基準だけ捉えても、立ち位置によって御意見等々があるようにも見受けられるところがありますけども、今回この内容で、6年、4年、2年、1年の基準で額が決まっていくとなると、この中に入っている方のメンバーを見ますと、温度差があるような気がしますけども、その辺のところについて、例えば、今後実際にもし出てきた場合に、超えることはないと思いますが、今後、進める中でこういう対象の方について確認しながら進めていかれるものなのか、もう条例で決まったからこれだよということで、決まれば決まったとおりだと思いますけども、その辺の説明のあり方について何か御見解がありましたら、教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 条例でこのように年数を定めることに対しては、当然それは尊重すべきものだというふうに考えております。 そもそもこの年数の考え方は、例えば、副市長や教育長等におきましては、解職制度の対象になるかどうかとか、あと公平委員会委員、農業委員会委員等についても、執行権というようなことにも着目して、会社法を参考につけられた年数でございますので、十分にそれを尊重して運用していくべきものだというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第64号 多治見市是正請求手続条例及び多治見市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第65号 多治見市共栄地区住民福祉事業基金条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第66号 多治見市税条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第67号 多治見市税条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) 3号冊3ページ、2の主な改正内容(1)多治見市税条例の一部改正(第1条)アの部分について、経済建設的な部分があるかと思います。「生産性革命の実現に向けた中小企業の設備投資に係る固定資産税の課税標準の特例措置について」という部分ですが、これは、わがまち特例に関する部分の拡大と解釈しておりますが、いま一度この制度の内容と、今回の改正内容、また、過去において、この特例措置を受けた実例があるかどうかということについて御質問させていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 現在、中小企業が労働生産性の向上を図るために先端設備を導入する計画を作って、市の認定を受けた場合、その中小企業が導入します機械装置、工具、器具、備品、建物附属設備を対象に3年間分の固定資産税をゼロにしています。今回の改正は、その先端設備の対象に、家屋と構築物を追加して、固定資産税をゼロにするというものでございます。 今までの認定ですけども、59社認定をしてございます。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) 新型コロナウイルス等の関係で大変厳しい状況の中で、設備投資は大変難しいかと思いますけれども、今回の特例措置拡大というのも、としては重要なことだと思いますので、大変苦しい中ではございますけれども、ぜひ周知していただいて利用いただくようにお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第68号 多治見市都市計画税条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 議第68号は、令和2年法律第26号の地方税法の一部改正に伴う条例の改正でございますが、こちら固定資産税並びに都市計画税の減免措置を、一定の条件の下、事業者が受けられる改正だというふうに承知しています。これに伴いまして、市内においてこの措置を受けるであろう事業所数、もしくはそれに伴う減収を今の段階でもし見込めているようであれば教えていただきたい。これは、なかなか現状では答えにくい、難しいということであれば結構です。 また、これらの措置に伴う減収につきましては、新たに国のほうで創設いたします新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金(仮称)により、全額補填されることとなっておりますが、この辺りはきちんと補填されるのかどうかということを、当局としてはどのように認識されているか、この2点を伺います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 固定資産税、都市計画税の軽減の見込みでございますけども、現段階でどれほどあるかということについては、ちょっと把握は困難だというふうに考えております。 それから、補填については、国が完全に補填していただけるものというふうに理解しております。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) さすがにこれからのことはまだ分からないかなと思いますが、ぜひせっかく国から補填されるということであれば、地元の方にはその優遇制度を活用していただきたいと思います。 減免措置を受ける場合には幾つかの条件があるわけでございますが、これに関しまして、事業所は実際にその減免措置を受けようと思ったら申告をしなければならないということでよろしいか、申告制をとられるということでよろしいですか。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 申請の手続でございますけども、令和3年1月31日までに認定経営革新等支援機関というものなどの認定を受けて、それから申請という手続でございます。税理士等、公認会計士等が関わっておる機関ということでございまして、会計帳簿等で売上の状況等を確認してということになろうかと思います。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) その認定の仕組みの単語につきましては、私聞き取れませんでしたので、後で議事録を確認しておきますが、ややもするとこの制度の減免措置を受けられるということを知らない事業所等々があるといけないということの懸念を、今の御回答を受けて思いました。公認会計士や税理士を使っていらっしゃる事業所は、恐らくその制度は周知されているでしょうから、恐らくその制度を受けるようにアドバイスをいただけるんだろうと思いますが、ただ、通常の自ら税申告等をしていらっしゃるような事業所は市内に数多くございますので、こういうところに対してこの制度を周知させるということも改めて何か必要になってくると思いますが、この辺りは市が担うのか、多治見商工会議所等が担うのか、税務署が確定申告時に周知していただくのか分かりませんけれども、この制度の周知に関して、何か腹案等があるようであれば、御教示いただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 多治見商工会議所等を通じて、こういった情報についてはお知らせしたいと思いますし、これから有効な周知の方法については検討してまいりたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第69号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第70号 多治見市総合福祉センターの設置及び管理に関する条例等の一部を改正するについて質疑はありませんか。 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 現場で人手不足があったというふうなお話も聞いてはいるのですが、今回のデイサービスセンターの廃止に至る政治的背景は、行政改革としての観点から行うものなのか、それとも、事業の継続が困難になった側面からデイサービスセンターは廃止されるのでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) デイサービスセンターの廃止ということでございます。経緯を御説明いたしますと、このデイサービスセンターは、総合福祉センターが昭和63年にできておりまして、そのときからの公の施設としての設置でございます。その後、ふれあいセンター姫内とサンホーム滝呂内に、平成8年、平成9年併せて作っております。 そのときのデイサービス事業というのは、市の事業として実施をしておりましたが、平成12年に介護保険制度ができまして、多くのデイサービスは、介護保険事業に移りました。一部介護保険では該当しない方のために、生きがいデイという言い方をしておりましたが、市の事業が少し残っておりました。 平成18年に介護予防も入ってきまして、この生きがいデイの対象者もいなくなったので、実態として、このデイサービスセンターで行う事業というのがなくなっております。もうそれから10年以上たっておりますが、この名前だけは条例の中に残しておいたということでございますが、今回、公共施設適正配置計画の中でも、これは名前だけになっているので、もう廃止したらどうだという方向を打ち出しまして、今回メインは、母子・父子福祉センターの廃止があるわけですが、それと併せて今回この3つのデイサービスセンターについては廃止をさせていただいたということで、市のデイサービスについての実情は全く何も変わるものではないということでございます。ただし、介護保険のデイサービス、総合福祉センターの中で介護保険事業として多治見市社会福祉協議会がデイサービスをやっておりますが、多治見市社会福祉協議会の判断で、令和元年度、令和2年3月をもって廃止されたというふうに聞いております。 ○議長(嶋内九一君) 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 今のお話からすると、今後、多治見市南姫在宅老人デイサービスセンターとか多治見市滝呂在宅老人デイサービスセンターのほうは、社会福祉協議会さんの管理の下、続けていくということで、それに関しても今後は社会福祉協議会さんの判断によるという考えでよろしいでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) おっしゃるとおりでございまして、介護保険事業者としての多治見市社会福祉協議会が今後どうされるのかという判断はありますが、当面、多治見市滝呂在宅老人デイサービスセンターと多治見市南姫在宅老人デイサービスセンター、多治見市笠原在宅老人デイサービスセンターもやっておりますけども、その介護保険のデイサービスは引き続いてやっていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 私は多治見市母子・父子福祉センターの廃止についてお尋ねしたいと思うんですけども、これまでさまざまな事業を行ってきたと思います。交流事業ですとか、ひとり親支援事業ですとか、相談業務等いろいろやってきたと思うんですけども、これをどのように評価されているのか、また、この廃止による影響はどのようなものになるのかというのをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 多治見市母子・父子福祉センターとしての事業として、今御指摘のあったような交流事業、ひとり親事業、相談事業等をやってきております。参加者は一応あるということでございますが、中身を事業仕分けといいますか、ちょっと見直しをした結果、ほかでもやっているような事業が結構あるということで、これを別々にやるのは非効率だというような観点の中から、今回検討した結果、ほとんどの事業は代替事業があるということで、そちらのほうに移っていただけるんではないかと。もう一つ、特に交流事業の中の社会見学とか冬季交流事業、これについては事業としては残しましょうという判断をいたしました。 ただ、この多治見市母子・父子福祉センターという、いわゆる箱物といいますか、施設としては、今後必要ではないんじゃないかと。ソフトとしての事業は続けていく、今言ったように代替事業がありますので、その中で続けていくということができるので、今回このセンターとしての廃止をさせていただいたというものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) パブリック・コメントの資料でも、交流事業、特に社会見学、そして、冬季交流事業だけが、備考の欄を見ているとほかでは対応しないといったところであると思うんですけども、また、そのニーズの高い事業については、指定管理とは別に業務委託によって継続するという判断をされていると思うんですけども、廃止から、スムーズにその事業を継続していくことができるのかどうかというところを確認したいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 指定管理とは別の委託事業につきましては、現在、調整中でございますが、今までは多治見市社会福祉協議会にお願いをしておりましたので、そういった方向も見据えながら、今後協議をして、スムーズにやっていけるものということで、今準備を進めているところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 特に社会見学ですとか、冬季交流事業、スキーやスノーボードといった事業になると思うんですけども、ほかでは対応できないといったところで、今後この交流事業を、例えばより積極的に多くの人に参加してもらえるように展開をしていく方針なのか、一応見てみますと、これまで実施回数は2回以上だったり1回以上、これを1回に統合というふうになるんですけども、規模を縮小していく方針なのか、なるべくその業務委託によって、利用者減にならないように望むところなんですけど、どのようにお考えか、最後に聞かせていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 母子福祉事業でございますので、対象者はひとり親の家庭ということで、その中で、いかに使っていただけるかということなんですが、規模が極端に大きくなるということはないだろうと思っておりまして、現状程度で今後、この事業については続けていくと。 もともと、その利用者の要望といいますか、ニーズが多い事業ということで、今回これについて続けようというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第71号 多治見市介護保険条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第72号 多治見市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第73号 多治見市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この事業というのは、リニア中央新幹線が来ること等を考えて、この地域に本社機能、あるいは研究機能を移転させるという背景があったものかと考えています。 東濃クロスエリア特定業務施設整備事業計画というのがあって、この事業が進んいると思うんですけど、多治見市は、これがスタートしてからの間、どんな取組をしてきたのか、説明をいただきたいです。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今、議員おっしゃったとおり、東濃5市と可児市、御嵩町で、地域再生計画、東濃クロスエリア特定業務施設整備事業計画を策定して、面的に6市1町が協力して本社機能誘致を取り組んでいます。 その6市町の行政と商工会議所、商工会、それから金融機関、それから岐阜県を含めた東濃クロスエリアの会議を開催して、情報共有をするとともに、先進地視察でのヒアリングですとか、県と連携した大都市圏での企業訪問で、この地域の位置環境をPRしているところで、ございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) それはリニア中央新幹線の駅ができるあたりには、多分効果があるかと、そういう機能が来たという話も聞いてはおりますが、会議をしているだけでは来ていただくきっかけをつくれない。具体的に、ここはどうだろうというふうに見繕って話をし、この地域の特徴、名古屋市に近く、高速道路網がある、そういうことを含めて具体的な取組がいると思う。 特に地震に強いということで、トヨタ自動車株式会社等、いろんな企業が移ってはいるんですけど、これからは情報化が徹底してくる。以前多治見でも双方の機能という形でやったりしたわけですけど、そういう新しい時代の展開に合わせた、日本の中心の位置にあるこのエリアで、そういう具体的な取組が、私はいると思うんです。 これは、若い人たちの雇用の問題も含めて、2人で生活して四、五百万円というお金があるような地場産業を新しく創っていくとか、そういう見通しを持つためには、この視点というのはとても大事だろうと、しっかり取り組まなきゃいけないと思うんですが、例えば東京の県人会がある、あるいは様々なネットワークを通して、この地域だったら来ていただけそうだという、そういう会社もきっとあると、そういうところに対して働きかけというのを具体的に実施しなきゃいけないと思うんですが、通常、東京へ行って、その話をするということは、具体的にされているかどうか、これから延長される2年の間にどんな取組をされていくかだけ、簡単に。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。
    ◎経済部長(長江信行君) 県人会等、今は新型コロナウイルスの影響で行けませんが、今までは積極的に東京、もしくは関西地方に出向いて、この地のPR、市長が先頭に立って営業をしております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 以前、黒川紀章さんと梶原拓前岐阜県知事がいろいろ相談をされて、岐阜県というのは生活に関する地場産業というのがある。高山市の木工、美濃市の和紙、岐阜市の傘やお菓子を作ること、中津川市のお菓子、多治見市周辺の地場産業陶磁器と、生活に関する産業のこれからを考えていく、そういうものを大事にして、世界とつながっていく、そういう取組が要るということで、各地にいろんな施設が造られて、多治見市にも国際陶磁器フェスティバルに併せてセラミックパークMINOができた。どんなまちにしていきたいかということがあれば、そういうデザイン系、情報系の会社と交渉していくということも可能になると思うんですが、積極的な捉え方というのは、そこまでは行かないでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 現在も、これからも積極的に誘致活動を展開してまいります。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) せっかくこれを延長するということになって、しかも時代が新型コロナウイルスということをに、情報化が進むと、もともとここは日本の中心にあって、道路網もいいという特徴もあるので、時代の空気もいい、環境もいい、あとは気力だけあれば、働きかけることができる。 以前、映画館の問題で、どれだけ多治見が映画館と交渉したかということを、監査のときに、数字を見せてもらったんですが、そういうことに使った旅費等が余りしっかりしたものでなかったということを考えますと、お金もつけて、考え方もつくっていくしかないと思うんですけど、その辺もう少しせっかく延ばすんだから、力をつけていただきたいと思うんですが、今までどおりでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) これまでもそうですが、これからも今まで以上に積極的に展開してまいります。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今、経済部長から今まで以上に取り組んでまいりますとの御答弁いただきまして、しっかりやっていただきたいなと、また思うところですが、この条例については、2年間の延長ということで、期限もそんなに長くないということで受け止めております。 そういう中で、テレビで見る機会が非常に多いんですけども、今までは首都圏機能の移転ということで、ハード面で、固定資産税を減免するよというような考え方があったような気がしますけども、今、新型コロナウイルスのことをはじめとして、環境が少し変わってきたのかなというような昨今の状況だと、私も受け止めております。 そういう中で、私は、これから多治見市のいい面をもっと全国に投げかけて、そしてハードもさることながら、ソフト面の有能なすばらしい人材を、この多治見に来ていただけるような、そういう視点に、このリミットもありますので、切り替えていくような方針は、部長あるかどうか、その辺の見解もしあればお聞かせをください。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) これまでのハード面の工場、研究施設等の誘致も進めながら、新しい形の誘致も行ってまいります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第74号 令和2年度多治見一般会計補正予算(第3号)について質疑はありませんか。 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 10款教育費のうち、2項小学校費と3項中学校費の両方にかかるICT整備事業費とGIGAスクール構想推進事業費、それと8項学校給食費についてお尋ねします。 初めに、今議会に提出されています補正予算12億 8,000万円のうち、このICT整備事業費とGIGAスクール構想推進事業費で約10億 8,000万円と、大変大きな事業だと思いますが、GIGAスクール構想について3点お尋ねします。 1つ目、これだけの事業を進めるに当たり、教育委員会からプロジェクトチームをつくって取り組むという話がありましたけども、何人で編成して、差し支えなければ、どこの学校の先生がこのプロジェクトに参加しているのか教えてください。 2つ目、そのプロジェクトチームの役割は具体的に何で、いつまでに、どこまでやろうとしているのか、そのゴールはどこにあるのかを教えてください。 3つ目、今回の臨時休校中に、各家庭の通信環境を調査されたと聞いておりますけども、インターネットの環境はどのくらいだったか、わかれば教えていただきたいと思います。 次に、8項学校給食費についてですけれども、これについては1点、この学校給食管理運営費の事業のうち、夏季休業期間中の特別給食提供に伴う負担金の追加、 6,900万円が計上されておりますが、そもそも夏休みの期間を、早々に8月8日から8月16日までの9日間に決めた。なぜ、こういった日程になったのか、その根拠、また保護者などからの意見があったのか、確認したいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) プロジェクトチームの役割については、私のほうから答弁を申し上げます。 まず、機械を買っただけでは、全く動かない。超高級のスマートフォンを買っても全く使いこなせないというのは、みんなが経験をしています。 したがって、10億 8,000万円のお金をかけてハードを整備をするんですが、それを使ってどういう授業展開をしていくのか。教員の全てのスキルが単一ではなく、すごくトップを走っている人と、扱うことにすごく弱い人がいらっしゃいます。これを統一化をして、トップを走っている人たちが、その機械を使ってどういう授業展開ができるのか。もっというと、それを使った教材をしっかり教育委員会の中でつくるというようなことを目的としています。 まず、第1段階としては、来年の3月末までに、その方針あるいは到達点をしっかり定めるというようなことで、そのプロジェクトをつくりました。 機械を買っても、それを使いこなしていける、その環境をしっかり整えてほしいというのは、市長として教育委員会に対するリクエストです。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 河本英樹君。 ◎副教育長(河本英樹君) まず、プロジェクトチームの人数は6名でございます。小学校、中学校の校長が1名ずつ、それから教諭が4名でございます。 養正小学校、根本小学校、陶都中学校、笠原中学校の教員で構成をしております。 2つ目の御質問については、市長が答弁しましたので、割愛させていただきます。 3つ目の通信環境が整っていない子の家庭については、およそ6%でございました。通信環境が整っていると答えた方の中でも、子どもだけでインターネットを使わせることには抵抗があるというようなお答えも、数字とはまた別にいただいています。 また、各学校が質問した質問の仕方が各々でしたので、今回の導入に当たっては、改めて統一した質問で、その数字を確認していきたいというふうに思っております。 それから、夏休みについては、8月8日から16日までとしております。重視しましたのは、やはり授業の確保を第一に考えました。 これまで、3月、4月、5月の3か月間、授業がございませんでしたので、この授業を取り戻すために、この日数を夏休みとすることで、年度内に授業の遅れを戻すことができると考えている。例えば、7時間目の授業を行うですとか、あるいは土曜日の授業を行うですとか、そういった方法もあろうかと思うんですが、そういった形ではなく、多治見市はふだんの授業の中で、少しでも子どもたちがゆとりを持ちながら学習ができるという選択をし、このことについては、東濃地区の教育長会とも協議をしながら、多治見市の教育委員会事務局で判断をさせていただきました。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 早々に夏休みの日程を決めて、発表されていることは非常にいいということで、前、5月臨時会でも私が話ししましたけれども、特に、中学校3年生の保護者のお母さん方にとっては、高校受験ということがあって、この夏休みの日程を早々に発表されたことは大変喜んで、安心されておりました。 来週から正式に学校が始まっていきますので、通常のカリキュラムの中で、夏休みの日程も含めて、今後の予定を周知されることをお願いしておきます。 それから、通信環境が今の話だと6%ということで、意外と少ないな、使えないところが6%、逆に94%が使えるということになってしまうんですけども、ただ、今言われたようなことで再調査されるのならば、教育委員会が中心となって、市内統一で条件を同じにして調査されて、それを基にプロジェクトチームで検討していただきたいと思います。 プロジェクトチームを否定するわけでもないし、私はむしろプロジェクトチームが必要だと思いますけども、6人の先生は大変な任務を任されたことになりますが、小学校、中学校で21ある学校の中の4校ということですので、他の17校との調整だとか、意見の連絡だとかいうことは、どのようにこの後行っていかれるのか。 またこういったプロジェクトチームにも、会議の開催案内を出したり、資料を作ったり、議事録を作成したりという、いわゆる庶務担当、もしくは予算を執行する経理担当のような部門が要ると思いますが、6人の先生にそれを任せるのは大変なことだと思いますので、そういった庶務担当的なところは、どこが行うのでしょうか。 さらに、5月臨時会で、ICT教育に関して、PTAも参加できないか、PTAとの協議も十分必要じゃないですかということを話させてもらいましたが、保護者の代表、PTAの代表に対して、今声かけがされているのか、これからどうされるつもりがあるのかを教えてください。 それから、学校給食費についてですけれども、無料ということで、保護者の方は大変喜ばれると思います。 反対の声は上がらないと思いますけども、議会という予算のチェックをする立場から考えますと、今回計上されています 6,900万円の根拠が3号冊の11ページにある。算定基準に現給食代、小学生1日 270円、中学生1日 310円、小中学校に1日約 9,000食提供と書いてありましたけれども、ここでいう現給食という、「現」とはいつのことを言っていらっしゃるのか。 また、20%上乗せされていますけれども、この20%の根拠、例えば10%では駄目だったのか、50%だったらどうなのか、パーセントはいろいろあると思うんですが、なぜ20%なのか、その根拠についてもあわせてお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) GIGAスクールの関係ですが、冒頭からPTAの参画というのは、ちょっとレベル的に難しい部分があるだろうというようなことがあって、おおむね今のプロジェクトがアウトラインをつくっていく、こういうような中で、多治見市としては、機械も10.8億円で買いますが、こうした教材でこういう今まで以上の授業ができますよという、その時点の中で、今の予定ではPTA連合会の会長に来ていただいて、ある意味、不安の払拭をしたいと思っている。全くペーパーベースとか、板書をやらない授業に変わるものではないというようなことで、終盤の中でPTA連合会の会長に来ていただく、こういった計画でございます。 夏休みの給食でございます。本当だったら、普通に夏休みで家にいるときに、多治見市は副教育長が言いましたように、学習の遅れを、この10か月で戻すんだ。それもだらだら土曜日に出てくるとか、7時間目やるということになれば、先生も疲弊するし、子どもも頭に入らない。こういうようなことから、ぐっと夏休みの期間を短くしました。 市長として、私自身は初めてだと認識をしております。ただはいけない、無料はいけないというようなことですが、ここには大きなメッセージがあります。この暑い夏だから出てきて、頑張って遅れた勉強を取り戻そうね、そこの中では、従来の給食よりも、よりよいもの、より楽しみになるもの、こういったものがあるとすれば、少しお金を増して、暑いときに、また今日も学校に行くのかといったときに、従来の給食よりも、こういったものが出てくるんだというようなことを、今、栄養士が一生懸命頭を絞っています。 そこの中で、約2割アップというようなことであれば、目に見えた、ある意味ゴージャスさ、あるいは目に見えた楽しみ、こういうのが出てくるだろうというようなことの、大きな政治的な判断と現場との意見交換というようなことで、こうした政策を今回掲げております。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 河本英樹君。 ◎副教育長(河本英樹君) 一番初めの御質問の4校の教員がということで、残りの17校に対して、どのように周知をされるかという御質問だったかと思いますけども、このことにつきましては、校長会、それから教頭会、あるいは教務主任という役職の教員がおります。それから情報主任という立場の者もいます。こういった立場の者にこの内容を周知し、あるいはこれは定まったから、それでおしまいでなくて、安定した運用ができるまで、いわゆるワーキンググループのようなものをつくって、そこで続けていきたいというふうに考えています。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 現給食代でございますが、これは現在の学校給食費のことで、平成21年以降変わっておりません。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 河本英樹君。 ◎副教育長(河本英樹君) プロジェクトチームの事務等につきましては、教育研究所とそれから教育総務課のほうで行っております。 主に教育研究所のほうがソフトについて、それから教育総務課のほうがハード面についてということで、役割分担しながら行ってまいります。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) プロジェクトチームと各学校とは、校長会、教頭会、いろんな機会で情報交換しながら進めていかれるということで、また庶務担当が教育研究所と、教育総務課で担当していただけるということで、できるだけプロジェクトの先生の負荷を減らしてあげて、先生方も現場に戻れば、その先に何十、何百という子どもがいますので、教育委員会挙げて応援してあげてほしいと思います。 また、PTA代表に、先ほど市長からオブザーバーとして、この先依頼をする予定があるということでしたが、私も今までの経験の中で、PTAの中にはいろんな方がいらっしゃって、それぞれ得意な分野もあったり、いろんな協力をいただける方が多くいらっしゃると思います。 現に、私が見てきた、4月、5月の休校中の各学校の様子の中で、特にITの部分では小泉中学校がちょっと前に出ていたかなというふうに思います。 パスワードがあって、なかなか各学校の中には入れないので、全部を見ているわけではないんですけども、この小泉中学校に対して、私も何度か話を聞いたりしました。それから6月3日には、登校していない生徒の半分を対象に、オンライン授業のオリエンテーションを、教頭先生たちが中心になって、実際にやっていらっしゃいました。これは多分よその学校ではまだやってないことだと思いますけども、そういった先進のところが、さっきプロジェクトチームを組んだ中には、笠原中学校だとか、陶都中学校をはじめ、そういった先生も入っていらっしゃると思いますけども、この後、声もかけていかれるということですので、ぜひPTAの代表の方にも声かけいただきながら、保護者の意見もしっかり聞いてもらって、市長が言われた安心を与えるような取組をお願いしたいと思います。 そこで、質問ですけども、この補正予算が認められますと、端末が 5,465台という、すごく多い端末が導入されるわけです。今日の新聞に岐阜市のことがちょっと載っていて、岐阜市は岐阜市のやり方があると思いますが、多治見市として、この後、タブレットに対するセキュリティーだとか、Wi-Fi環境の設定だとか、それから細かい話ですけど、タブレットのカバーをかけて、子どもが落としても大丈夫のようにするだとか、いろいろなことが、この後かかってくると思います。この後のことについて、どのように対応を考えていらっしゃるのか。 導入後のサポート体制について、去年の12月に市井の会で行政視察に行った先進自治体の高森町では、自治体で技術の嘱託職員を雇って、その方が学校を巡回しながら、学校におけるトラブルの対応をしているということでした。先ほど市長が答弁していただいたように、機械を入れるだけではなくて、その後の取扱い、学校教材のあり方ということも、このプロジェクトチームの中で当然検討されていくんでしょうが、その先のトラブルだとか、先生方が現場で困らないような対応についても、ぜひ考えていってほしいと思いますが、そういった取組についても、今後どう考えていらっしゃるのか、教えてください。 それと、給食費のことですけども、先ほどより楽しみなものということで、全国で給食ナンバーワンになった多治見市の管理栄養士の方たちが考えていらっしゃる。それが20%かどうかはっきり分からないんですけど、そういった部分でやっていかれるということは分かりました。 ただ、ここで、私がもう一個聞きたいのは、現というのは、現在のということを教育長が言われましたが、そうすると、今の子どもたちは約 8,000人だと思いますが、この予算では約 9,000人という数字が上げられています。3号冊の中にありました、1日当たり幾らということから計算すると、 1,000人違ってくると23日間の夏休みで 700万円金額が違ってくる。見積もり上、 6,900万円が 6,200万円でよいんじゃないかというような計算になると、私は思ったんですけども、そこの仕組み、 6,900万円の根拠についてもあわせてお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 河本英樹君。 ◎副教育長(河本英樹君) セキュリティー体制、それからサポート体制、やはり導入すると非常に大事なことになってくるかと思いますが、児童生徒が使う以上、安心安全な状態で使用ができるように、今後検討を進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君)  9,000人は、通常、給食を提供している数です。これは、子どもの数と教員の数が入っています。ただ教員については、負担をしていただいています。 この予算の中で、最大限の中で精算して、学校給食会計のほうへ負担をいただきたいというものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可いたします。5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) ICT整備事業とGIGAスクール構想推進事業につきましては、PTAとも協力しながら、よりよいもの、子どもたちのためによろしくお願いいたします。 それから、今の給食費のことが、私はどうしても腑に落ちないんですけれども、4回目なんで、これ以上質問はできないんですけども、給食費の算定で今の 1,000人分は、教員等の先生や子どもたち以外の 1,000人分ということですが、それを後で徴収されると言われました。 今回、予算に上げているのは、先生たちの分も予算に上げていて、それを予算として上げた上で、これを執行する。先生たちから後で、そのお金をもらうということは、それは市として戻入をするのか、もともと給食会計というのは、一般会計とは違って、特別で、保護者と給食事業者との間のやりとりだというふうに思っていたんですけども、これ以上質問ができないもんですから、 1,000人分の予算のことが気になるので、ほかで確認したいと思います。 いろいろ聞きましたけれども、市のホームページに市長からの緊急メッセージとして「元気に学習 310作戦」というコメントで呼びかけがされていたのを見て、これはいいネーミングだと思った。誰が考えたのか分かりませんけれども、私が、前にPTA連合会にいたときに、そういうネーミングをつくったら、子どもたちが結構喜んで取りかかっていた。そういうことを考えると、このネーミングはよかったなと思います。 教育は、岐阜県下ナンバーワンの多治見市です。新型コロナウイルスの第2波、第3波があってもいいように取り組んでいただきたい。古川市長なら逆に一歩攻めて、 409作戦でもいいと思いました。この「元気に学習 310作戦」をスローガンに設けて、学校、家庭、地域、市全体で進んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 補正予算でございますが、今定例会における補正予算の目玉は何といいましても、新型コロナウイルス対策の関連経費であることは承知しております。 さきの提案説明におかれまして、新型コロナウイルス対策は大きく分けて、暮らしの支援、経済対策、感染症対策の3つに的を絞って計上されたものと伺いました。 これに対して、総括的な視点から質問いたしたいと思います。個別の資金使途につきましては、各委員会での議論に任せたいかなと思います。 今回の新型コロナウイルス関連支出を合計すると、13事業費、1億 9,446万 1,000円となります。事前に、財政部局に確認いたしましたところ、その内訳は、暮らしの支援に対する支出として 9,717万 2,000円で、全体の50%。経済対策に対して 7,710万 4,000円で、39.7%。感染症対策に対して 2,018万 5,000円、10.4%の支出となっております。 また、款別で見ますと、民生費に 5.2%、衛生費に 1.6%、商工費に39.7%、消防費に 3.4%、教育費に50.2%の割合となっております。 今回の新型コロナウイルス対策の関連経費は約2億円に上る大きな予算となっておりますが、ここで私が伺いたいのは、この分配はどういった観点から行われたのかという点でございます。 また、暮らしの支援に対する支出のうち、学校給食管理運営費が大部分を占めております。今の奥村議員からの質疑で、これが市長の思いが大変詰まった政策であるということも理解できましたし、夏休みの返上で勉学に励んでもらう子どもたちに安心して給食を食べてもらうという意味においては、必要欠くべからず投資だと、どうしても必要なものであったと、私は高く評価しております。 この点を考慮しますと、今回は経済対策への投資が際立つ予算編成であったんじゃないかなというふうに考えますが、ここに対する考え方についてもお答えいただければと思います。 最後に、やや本論から外れた質問になり恐縮ではございますが、さきの臨時会における予算編成と、国における2次補正予算を見込んだ今後の各種対策メニューの中で、今回の政策はどのような位置づけになるのか、全体論としてお伺いします。 経済をはじめとして、今後も継続的な対策が求められてくることは間違いないかと思いますが、この観点から御質問いたします。以上、3点よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、新型コロナウイルス対策の政策の比率です。暮らしの支援50%、経済対策40%、感染症対策10%、5対4対1、大体こんな分配で行っています。 結論は、緊急性です。もう一つ、市民が何を今求めていらっしゃるのか、これを十分リサーチをしました。その求めていらっしゃるところに強くというようなことで、感染症第2波については、もう少し落ち着いてでも、あるべき財源は後ろに倒してでもいいだろうというようなことを行います。 特に、暮らしの中では、第1次の補正というのは、満遍約11万人全てに暮らしへ影響があるような形ですが、第2弾の今回の補正については、弱い人、困っている人、ひとり親の子どもたちに、新型コロナウイルスに負けないというような形の図書券、あるいは、このままいったら生活保護を受けることになってしまうんだけれど、一生懸命福祉部で支援をしていろいろやることによって、1回目5万円、2回目5万円、合わせて10万円の給付をしていく、こういうような形で、市役所というのは市民に近いところにいますので、何を求めていらっしゃるのか、どういう制度だったら簡単にできるのか、こういうような観点で今回の補正予算をしっかり編成いたしました。 もう一つは、本市の特徴であります美濃焼及び美濃焼タイル、このあたりも非常に疲弊をしているというようなところですので、TAJIMEALGOの次は美濃焼GO、これを使って40%の還元をしていこう。これについても国のような難しい書類を書いたり、どうのこうのやらなくてもいい。 最近特に経済界の議論をしていると、美濃焼をつくっている窯焼屋さん、売っている陶器商さんだけでは少ないというようなことですので、今回、TAJIMEALGOでこれだけのレストランが有名になりました。そこに美濃焼を置いてもらっても結構です。そういうようなことをぜひともやりたい。こういうような形で、第1波の政策と第2波、こういうような形がジョイントをしていくというようなことで、とにかくお認めをいただいたら、名簿は作ってありますので次の日からすぐ動けるような体制のスピード感を持っている。こういった第2次の新型コロナウイルスの補正予算を編成いたします。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 大変明瞭な御回答ありがとうございました。 今の分配も合理性にかなったものであるというふうに私も理解をしましたので、まずは、我々議員も含めてですが、この政策をぜひとも実現していくために、広報等にも力を入れていただきながら、十全な期待を持ちまして、期待させていただきたいと、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今回の12億 8,000万円の補正予算のうち、GIGAスクール構想推進事業費に10億 8,000万円ということで、かなりウエートを占めています。 新型コロナウイルス対策という点では、後で申し上げますけれども、この配分について、ちょっと私はもう少し新型コロナウイルス対策のほうに寄せていただきたかったっていうのを含めて、次の質問をします。 今おっしゃいました新型コロナウイルス対策の重点施策の民生費、生活困窮者自立支援事業費 1,000万円ですけれども、現在、名簿を作成中というふうにお聞きをいたしましたけども、対象者が 100人想定をされています。自立支援を現在利用している人が平均どれくらいみえて、直接新型コロナウイルスの影響で、例えば派遣切りに遭って仕事を失った人たちだとか、経済的に非常に困窮していて支援を必要とする人がどれくらいみえるのか、そこら辺のところをお聞きしたいなということです。まずこれお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 今回のこの事業ですが、生活困窮者自立支援法という法律に基づき、既に従前からやっておる事業の対象者に、市独自で給付をするということでございます。この対象者は就労支援事業と5月補正でもやらせていただいた住居確保給付金事業、合わせまして、現在、26人が既に該当になっておられるということでございます。 最近の相談件数ですが、4月の1か月でおおむね住居確保が17件、緊急小口の貸付けで、ちょっと困っているからという相談に来られる方が45件、それから、5月になりますと、住居確保が33件、貸付け相談が38件というような状況でございまして、明確に新型コロナウイルスの影響で何人というふうには出しておりませんが、おおむね新型コロナウイルス関係で困っている方が相談に来ておられるというふうに確認をしております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 想定が 100人ということで予算が組んであるわけですけども、これは就労支援、あるいは住居確保、こういうことも含めて全部受け入れた場合、 100人を越えますかね。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) あくまで見込みでございまして、特に、根拠がなかなか難しいものですから、足りるかどうかというのは、やってみないと分かりませんが、先ほどの話で、現時点で二十数名です。この方は確定ですので、予算の議決をいただいたらすぐにお支払いをすることになる。今後新規でどれだけの方が対象となってこられるのかということで、この法律に基づく事業に該当した場合に、合わせてこれをやるということで、ただ単に相談にこられただけではお渡しできないということなので、当面 100人分あればいけるんじゃないかというふうには見ております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 26人が確定して、今後どれだけ基準の対象になるかということで、検討されていくということですけれども、せっかく国から出ている交付金ですので、これを返還することがないように、しっかり使い切っていただきたいと思います。 それと、100人よりも上回って不足する場合、それで基準に該当する場合がもし出てきた場合には、追加予算をするというようなことも検討していっていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 先ほど言いましたように、これは法律に基づく事業がベースになっておりまして、全ての方を、誰でもいいから来てくださいというものでもないものですから、そこは一応基準が、線があるということですが、新型コロナウイルスに関しては幅広く対応してくださいという国からの通知もありますので、そういった視点で対応させていただきます。 補正については、交付金の対象になるのであれば、考えたいと思っております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可をします。14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 給食関係の財源のほうの話ですけれども、先ほどほかの議員が私とは違った視点で質問されておられましたけれども、私はぜひ夏休みに体力をつけなきゃいけないときなので、こういうボリュームアップをした給食を無償で提供するというのを、非常に評価しております。本当に、子どもたちも暑い中頑張っていくと思いますので、これを延長していただくと、さらにいいのかなと思いますが、これは一般質問でやります。 それで、現在の給食センターの整備状況なんですが、特に夏ということもあって、新型コロナウイルス対策プラス食中毒の、こうした対策も必要かと思います。現在は作ったものを一旦冷蔵して冷やしてから出すというふうに聞いておりますけれども、その冷蔵機能が非常に古いと聞いた。調理員に対する具体的なものが書いてありましたけれども、そういうことも含めて、もう少し充当していただけないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 夏は、本当に、調理員の方に頑張ってもらうことになります。 例えば、今回の補正予算で、アイスベストという冷却剤を入れたものとか、半袖の作業服も入れました。そしてスポットクーラーも考えております。 食中毒に関しましては、国が出しております学校環境衛生基準をしっかり守って取り組んでいきますので、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 3号冊7ページ、3番の総務費の交通安全啓発費でお尋ねしたいと思います。 後付け急発進等抑制装置設置にかかる補助金なんですけども、こちら対象者数が 284名と想定されております。対象者の車両の保有率を基に県が試算とあるんですけれども、そこでちょっと確認したいんですけども、所有者と使用者が異なる場合がございます。 こちらは車検証でも確認できることになっておりますけれども、例えばお子様が所有者で、対象者が使用者である場合なんですけども、そういった方も対象となるんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) 県が試算したというところでございますけれども、県の試算によりますと、75歳以上の免許の保有者が、ベースになっております。 ただし、これにつきましては、その中の保有率でありますとか、もう新車で既についているものというところもございますので、そういったものを差し引いた人数の約10%というような形になっております。 ただし、これは先ほどおっしゃったように使用者、所有者が違うという部分がございますので、しっかり確認をしながら進めていくということで、もしこの数がオーバーするようなことがあれば、次の補正等で対応していきたいと思っております。財源につきましては県の財源が2分の1入っておりますので、県につきましても、その方向で進めていきたいというふうに考えております。 対象の方につきましては、75歳以上の方という形になってございますので、あくまでもその75歳以上の方の人数というところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) その使用者といったところで75歳以上の方が使用されているということが分かれば、ぜひとも対象としていっていただきたいなというふうに思います。 また、購入したところで設置する場合がほとんどだというふうに思うんですけれども、その機器材が3万円から大体17万円程度、設置費用が大体1万円程度といったところで、こちらはまた購入補助というのは別途であると思います。 今回この購入の補助と設置の補助の申請というのは、そんなに難しくないようなものになっているんでしょうか。また、これをどのように周知をされていくのか、お聞きかせいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 知原賢治君。 ◎建設部長(知原賢治君) これにつきましては、設置と購入はセットになっておりますので、これを合わせた補助金という形になってございます。 それから、先ほどの質問でございますけれど、使用者の方につきましても75歳以上の方が対象になりますので、そういった形で運用していくというところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) ぜひとも、そういった対象になる方々には周知できるような方法を取っていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、3号冊9ページ、11番の消防費の災害対策用資機材等関係費なんですけれども、新型コロナウイルス感染症対策としての避難所用プライベートテント等の配備とあるんですけれども、この避難所等における新型コロナウイルスの対策として、まず第1弾というふうに捉えておけばよいのか。岐阜県では、避難所運営ガイドラインの新型コロナウイルス感染症対策編が示されておりますけれども、住民への広報ですとか資機材の備蓄、教室等の活用、避難所のレイアウトの作成等、新型コロナウイルス対策用の避難所運営マニュアルの作成というのもこれから必要になってくると思うんですけれども、その辺りはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 第1弾と捉えていただいて結構です。これ以降、第2弾、第3弾を考えてまいります。 ただ、例えば大きな災害が発災したときに、感謝と挑戦のTYK体育館が本部になります。その本部のところに、新型コロナウイルスか分からないという人を連れていって、段ボールで囲ったところの横にそっと置いといたって絶対それは対策にはなりません。 今のところは、感謝と挑戦のTYK体育館であれば、そういう熱のある人、疑わしい人については、柔道場などの別のところにしっかり置くというようなことを考えていかないと、にわかにマニュアルを作れというふうに国のほうからは指示が出ていますが、どう読んでも余り現実には即しません。したがって、今回は当座の対応を行いますが、今後はコロナ等について本当に実効性のあるものについては部屋を分ける、こういうことも含めてマニュアル等の整備は行ってまいります。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 少し補足をさせていただきます。 当座のマニュアルですけれども、原案はもう既にできております。これは走りながら考えないといけないものですが、間もなく梅雨時です。ですから、なるべく早く6月中に区長等を通して一定の徹底を図ること、それから7月1日号の広報の折り込み等で情報を提供すること、そういったことを今検討しています。秋に向けて、さらに精度の整ったものは順番に作っていくことになるが、まず第1弾として、徹底できる部分については早急に徹底をしていきたいというふうに準備を進めております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) それでは、何点か質問をさせていただきます。 まず最初に、2号冊の11ページ、12ページのGIGAスクール構想推進事業費の件で、私が伺いたいのは、数年前にICT対応をするプランを作るという話で進んできて、昨年国の方針が変わり、今年になって、新型コロナウイルスということで対応が変わっている。また、4月には人事異動で関係者がほとんど代わっている。 こういう中で基本構想というか、骨格になる考え方、今、企画部長が走りながら考えていきたいと言っていたんだけれど、走りながら考えるについてはちょっと課題が大きく、本来なら、数年前からどうするかということになっていなきゃいけないんですけれど、こういうふうに時間とともに変わってきたことにどんなふうに追いついているか。そこで出来上がった基本構想みたいなものの骨格、家庭でどんな形の教育、生徒たちの間でどんなことになるかとか、そういうことの大きい見通しがあれば伺いたい。これが一つです。 2つ目は、同じく2号冊の13ページの学校給食管理運営費です。夏季休業期間中に、臨時休校の3か月分を10か月で取り戻すという話だったんですが、今朝のニュースにもありますが、暑い時期の通学でマスクをかけてどんなことになるか。あるいは教室でエアコンをつけるが、窓は時間単位で開放しなきゃいかんということ、それから特別教室にはエアコンが入っていない、体育館も入っていない。そういうことを含めて、暑い多治見市で子どもたちが学校に通って勉強をするということは、少し課題があるような気がする。土曜日に開いたほうがいいんじゃないかという思いもあるわけですが、それはどういう対策を立てているのか。通学の問題、教室のエアコン、児童、生徒の距離をどのように置くのか、どんなふうにしていくのかということを教えてください。 3つ目は、2号冊の10ページ、商工費の緊急経済対策関係費のうち、美濃焼販売促進を目的とした市内小売店での美濃焼等購入費支援「美濃焼GO」及び通販サイト構築等に伴う委託料として 2,485万円の予算は、方向として観光でみえる方たちに陶器を売るのか分かりませんけれど、言ってみれば多治見で小売をやってみえる方たちを支援するという枠がついていると思えるんですが、多治見は全国を対象に商売をしているので、陶商の人たちを支援する仕組みに基本的にはなっていない。しるしものが止まっちゃった、それから大きいデパートとかが一時期止まっていた。人がなかなか動かないので流通がない。陶磁器などの川下産業の場合は、後で影響が出てくる。 だけれど、多治見は長期的に地場産業も衰退をしていて、これを機会に撤退するという人が出てきては実は困るわけですので、この短期間だけは何とか救済をする、何とか支援をしていくということが必要で、そのときに陶磁器産業はどんな構造で、どこが一番弱い、何をしなきゃいけないかという背景データをちゃんと持って、その対策を立ててこられたかどうかをまずは教えていただきたい。 4つ目は、先ほど三輪議員のほうからも質問ありました、2号冊9ページ、生活困窮者自立支援事業費について、対象になる人は、学校が臨時休校になって仕事を辞めなきゃいけないひとり親世帯とか、いろんな現在進行形で課題が出ているが、特に、有効求人倍率が多治見市は高かったんですけれど、非正規職員あるいはパート、そんな形の職員が多かったわけですので、そういうことを考えるともっと影響が出てくるのではないか。そのときに基準がこういうふうにあってという話を福祉部長は言われましたけれど、困ってみえる方を支援するというのは自治体の当然の仕事で、そのためにしっかり取り組んでいくというのがないといけない。 先ほど市長が困ってみえる方たちのために積極的に努力をするという話だったが、現実は国と同じようにいろんな仕掛けがあって、すぐ必要としてみえる方のところへお金が届かないような形になるんじゃないかという心配を持っている。1人10万円で、 100人分だけで対応ができるかどうか心配をしていますので、これは数が増えた場合にはすぐ予算の補正をして対応できるようになっているかどうか、伺いたい。 5つ目は、歳入の件になりますけれど、歳入として予定されているものは基本的に国のお金、支援金が大半で多治見市として上乗せして出している部分が余り見つからない。その辺、多治見の場合は陶磁器産業でも特殊な形、全国でも特殊、それから非正規職員、パートの方の比率が高い、それから名古屋市へ通勤してみえる方の数も多い、それから年金者も多い。こういう多治見の特徴があるので、その特徴に合わせた対策を本当は打っていただきたいと思うところですが、これは国のお金に頼らずとも多治見でやるべきだと思うんですが、それはいかがかと。 それに併せまして今度、国の補正で2兆円の追加のお金が出るわけですが、これというのは1回目と違って取りに行かなくてもいいお金、いわゆる一定の金額、9億円ぐらいが多治見市に交付されて、多治見でそれを使うことができるかどうか、そのお金はどんなことに使おうとしているか。 以上、5点について説明をお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 1点だけお答えを申し上げます。 国の政策のほぼコピーだというようなことがございましたが、最も違うのはスピード感でございます。スピード感と同時に、もう既に名簿は用意をしてある。議会に議決をいただいたら、困っている人に直ちに発送をすることができる。申請制度は極力やめる。プッシュ型、困っている人が、もうここにこういうふうにいらっしゃる。 そういうようなことですので、例えば図書カードについても、こちらから早急にお送りをする。TAJIMEALGOについても、既にもう名簿を把握しているというようなことで、国がやっている申請の難しさ、まどろっこしさ、もう一つは、お金が入るまでに異常なほどの時間がかかる。こういうようなことだけは多治見市役所はやらないと、こういう基本方針で新型コロナウイルス対策の第2弾の予算編成を行っております。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) GIGAスクール構想についてお答えします。 多治見市は、このGIGAスクール構想の前は、国のICTの5年間の計画がありました。平成30年から令和4年までの計画でした。これは例えば、パソコンは3クラスに一つ、大型提示装置、そして校内LANというのがありました。それが昨年の末にGIGAスクール構想が来まして、そして学校の校内LAN、そして1人1台端末というふうになりました。それにつきましては、多治見市が持っていた構想をGIGAスクールに合わせて行うものでございます。 多治見市は、独自にインクルーシブ教育に関して、特別に新教育では1人1台パソコンをやってきまして非常に有効だったということで、このGIGAスクール構想は本当にありがたいなというふうには思っております。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 河本英樹君。 ◎副教育長(河本英樹君) 熱中症、暑さ対策についてお答えをします。 まず、環境省によります熱中症環境保健マニュアルに準じて行っていきたいと思います。 具体的には、例えば体育の授業を体育館で行うのは暑いんではないかというようなお話もあるかと思いますが、例えば朝の涼しい時間帯に体育館を使うですとか、あるいは子どもたちに塩分タブレットを配布する予定もございますし、また登下校につきましては、子どもたちの距離をある程度保ちながらマスクを外してもよいということを申しております。また、日傘ですとか帽子をかぶること、こういったことの推奨もしてまいりたいと思っております。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 美濃焼産業についてお答えをします。 今回の美濃焼GOにつきましては、市内の陶磁器関連業界の経営者の方、数名に現場の声を聞いて考えたものでございます。そのため、実際の店舗で売る美濃焼GOだけではなくて、今回はECサイトを使って売るウェブサイトの構築も含めてございます。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 今回の生活困窮者自立支援事業費の対象者ですが、最初に市長が申し上げたように、実際に生活に本当に困っている方にいかに早く支援を届けるのか、この視点でどういう方策があるかというのを考えました。いろんな方がいらっしゃるわけですが、既に多治見市社会福祉協議会に委託して実施をしております、この生活困窮者自立支援法に基づく相談支援事業を受ける方、この人たちに対して行うのが一番いいんじゃないかということで決定いたしました。 こういった対象者の方たちは、生活費に困っていらっしゃるとか、仕事がなくなってしまった、仕事が見つからない、家賃が払えないということで相談にいらっしゃる方です。そういった方が今後就職をする、また生活を成り立たせるための支援をしていくという方でございますので、今回、適当ではないかということと、もう既に対象者がはっきりと把握できるわけでございますので、支給もすぐにできるということで決めさせていただきました。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) 今回の補正予算の財源についてお答え申し上げます。 国からいただける交付金については、これを最大限有効に活用していくということはもう当然のことだと考えております。 市の財源の投入が少ないのではないかという御指摘でございますが、今回の予算ではGIGAスクール構想の関係で財政調整基金を 6.1億円繰り入れております。これは相当思い切った繰り入れというふうに考えておりますので、決して市として予算、腹を痛めていないというわけではございません。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 新型コロナウイルス対応の地方創生臨時交付金2兆円の件について御質問をいただきました。 この2兆円については、まだ配分の具体的な詳細が分かっておりませんので、軽々に幾らぐらい当てにしているとか、そういったことは申し上げられませんが、国のほうで示されているのは、この2兆円は1兆円ずつに分けて、1兆円は家賃補助などの事業継続や雇用維持、残りの1兆円については、新しい生活様式に対応した施策を打つために使うという形の枠組みが示されております。ですから、多治見市に幾ら来るか分かりませんけれども、その2つの方向性に沿った形の事業というものを検討しながら進めていきたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 平成30年からスタートして令和4年までというICTの5年間というのが急遽、変更変更で来たが、1人1台パソコンというところでよい結果につながっているという話だったんですが、今度の予算で継続費として結構高額なお金が出ている、残っているわけで、それは今までに平成30年度から進めてきた事業の中で、先行投資をした部分で不具合を起こす可能性があって全体の基本構想を作った上で、どんなふうにするかというのをもう一回考え直さなきゃいけない時間が必要だったんだろうと思う。担当者もほとんど交代しちゃったので、そこのところがうまく体制が整えられているか、ちゃんとしたビジョンがあるかという点がちょっと心配です。 先ほど奥村議員のほうからも高森町の話があったんですが、どんな形でこういう情報化対応の教育をやればいいかという一番大きなところをつかまえて、それに合う形で政策の体系を見ていくというのがやっぱり必要だろうと。 まずは皆さんにちゃんとした方向、ビジョンを示せるようなものを持ってたくさんの人に関わってもらうという、そのステップを踏まないと、また途中でやり直し、途中で修正ということに成りかねない。時期が時期ですので仕方がないけれど、こういうやり方が行き当たりばったりになる可能性を持つものですので、そういう点を考えるときはしっかり上手に考えていくということが要ると思う。これがGIGAスクール対応で御注意いただきたいことだと思っております。 それから、夏休みのことはそういう配慮をされていくのでということですが、やはり子どもの健康、ちゃんとした環境が整えられるかというのは誰もがまだよく分からないことですので、慎重にかつ的確に判断して進めていっていただきたいと思います。これはどちらの判断がよかったか、夏休みを使う場合がよかったか、土曜日の学習がよかったかというのはまだ分からないところがありますが、最善の方法を取っていただきたいという、これは意見だけにします。 それから、経済の問題なんですが、現場の声を聞いた、それから陶磁器産業のこれからを考えてという話だったんですが、観光に重点を置いてインバウンドで来てもらうという計画は余り見通しがうまくいっていなかった。 それから、今回の件で当面は無理と。だから、そこで小売のところでどうこうという点、これも持続してもらうためには大変大切なんですが、必要なところはどこが一番困っているかというところ、窯業問題から始まって、美濃焼のブランドをという検討を進めてきている中ですので、どこが弱点なのかと、どこを支援すれば何とか持ちこたえることができるかというところをやっぱりもう少し徹底的にやらないかんやないかと。お金はあるわけですので、そういうお金を使って努力をしていただきたい。これは今、真剣にやらないと、駄目な会社が増えていけば増えるだけ急速に地場産業というのは後退してしまう。そういう危機にあるという認識を私は持っているんですが、経済部としては何とかなるものと思ってみえるんでしょうか、それを伺いたいと思います。 あとは、国の新しい2兆円、そのいわゆる新しい生活、それからもう一つ補助がありましたよね。この2つでいくということだったんですが、その方向が出ているんなら今すぐにでも対応できるんじゃないかと思うんです。そのお金を使って先に対応していく。だから、考えに考えて市のお金をつけて、国のお金を待つというぐらいの前のめりの姿勢が必要だと思うんですけれど、その辺が微妙に不足している、これはずうっと最初から不足していたような気がしますので。困っている人は本当に明日の生活ができないというところまで追い込まれている人たちもあるわけですので、できるだけ何が起きているのか、どこにどういう対処をしなきゃいけないのかというのを国の施策を待たずに市町村で考えるべきだと思うので、企画部はそういう点はどのように考えられるかを伺いたい。 ○議長(嶋内九一君) この際、暫時休憩します。   午前11時56分休憩     -------------------------   午後0時59分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 午前中のGIGAスクール構想について、もう一つは予算編成全体について答弁を申し上げます。 ズバリ申し上げると、多治見市教育委員会は文部科学省の方針に翻弄されています。今回突然というような形で出てきたGIGAスクールを教育長及び副教育長が、役所の政策会議の中で披露した際には、これまでの議論は一体何だったのか、ここから始まります。 このGIGAスクール構想をしっかり議論をして前に進むべきだというような御意見でございますが、後ろの期限が完全に限られております。校内のLAN体制をいついつまでに定めろ、そうしないと国の補助金は出さない。 このGIGAスクールが未来永劫続くかということになると、これだけ私どもは二転、三転をされたIT教育については、さらに変化はあるというふうに覚悟を決めてやっております。しかし、後ろの期限が定められている以上、企画部長が申し上げましたように、走りながら考えざるを得ない。しっかりとした構想を作ってしっかりとしたというようなことを、どう考えても国は示してくれません。 次に、夏休みの対応についてです。副教育長は、直前が精華小学校の校長でございました。当然のことながら校長先生たちの意見の集約をしっかりしております。 本日、名古屋市教育委員会がマスクを外していいというニュースが大々的に流れましたが、既に本市は校長会を通じて、その時々あるいは登校の時、クラス内においても場所あるいは状況を踏まえて、暑さ対策プラス学習というようなことを総合的にしっかり対応してございますので、心配は御無用でございます。 次に、2次補正、国の指示待ちを全く考えておりません。企画部長に言っているのは、予知能力を磨けというようなことが市長としての全部長に対する発信でございます。待っていたってなにも出てこやしないぞ、恐らくこうなるであろうということを先手、先取りをして政策を掲げる。あるいは予算編成をする。こういうふうなことをしっかり指示をしております。 その他の質問については、質問内容が不明瞭でございますので答弁をすることはできません。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 午前中、避難所の件では走りながら考えることの危うさを御指摘いただきました。2兆円のほうではもっと走りながら考えろという叱咤激励をいただきまして、ありがとうございます。 2兆円の補正予算でけれども、今御指摘のように、国は2兆円単独で補正予算を組むわけではありません。その何倍ものパッケージで補正予算が組まれます。ですから、市役所のいろんな部署に関係してくる補助金とか交付金が、いろんな形で組み合わさって出てきます。それを見極めて、今、多治見市が課題としていることを組んでいかないと、全く無駄な補正予算になってしまいます。 ですから、この6月の補正で御提示するというのは無理ですが、ただ、我々はいろんな、今、市長の答弁にありましたように、課題認識を持って政策を考えておりますので、適時・的確なときに御提示をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 先ほどからありますように、なかなか急速に事が動いている最中で、難しいところはあるわけですけど、その中でも基本的なところを、例えばGIGAスクールの問題でいくと、家庭であるいは子どもたち同士で、学校教育の中で新しい分野が生まれてくる可能性がある。そういうところまで広げたこれからの時代を作っていくような教育にできるかどうかというのが、私は一番大きい課題かと思っていますので、その辺のところは子どもたちにとって、将来成長したときにどんなふうな人材が育つかということをしっかり考えながら対策をしていっていただきたいと思います。 確かに国に対しては、本当は多治見市のほうからこういう事業をやりたいよと、これ補助をお願いしますよというふうに持っていくのが一番いいやり方なんですが、ついたお金を持ってくるというのは、あんまり使い勝手がいいものではないけれど、こういう緊急事態では仕方がないないかと。 この緊急事態を乗り切った後は多治見らしさを作っていく、これからの時代に人口も減らせない、それなりに生産力もある、所得も高いという魅力的なまちを創っていくために、どこのお金をどうやって取ってくるかということから動いていくと、巻き込まれずに済むと思うところがいつも考えている多治見の課題かなと思っておりますので、それを新型コロナウイルスが落ち着いてから考えていただければと思います。 ただし、今度の新型コロナウイルスは遺伝子の形が違っていて、HIV、SARS、MERSも、まだちゃんとしたワクチンできていませんので、簡単にワクチンができるという想定はなかなか難しいだろうと。また、うつりやすいものですし、世界中に存在する病原体になっているので、第2波、第3波というのがどっかで起きてくるだろう。そのときどうするか、そういうことを踏まえながらその対策をしていく必要がある。 そのためには、取りあえず今は国のお金を当てにしてためておく。だけど、どのみち足らなくなって国もやっていけない。東京都も 9,000億円を使って積み立てがないという状態、財政収入も見通しが悪くなっているという話でしたけれども、多治見市も同じようなことになるけれど、取りあえずその次は、多治見市が積立てたお金、その次に来るのは議員報酬とか市の職員の給与でカバーをして、困って見える市民の方を助けていくという姿勢になっていく流れかと思っていますので、とにかく困って見える方たちをどんな形で助けていけるか。そのことによって多治見市が次の可能性をどうやって豊かにつくり上げていけるかというとこに目を当てながら、考えていっていただければと。 2回目の質問に対する答えで、基本的な多治見市の姿勢というのはよくわかりましたので、3度目の質問はせずにこういうふうに今後の可能性について心配しているところだけをお話をさせていただいて、質問を終わらせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。
    ◆18番(仙石三喜男君) 午前中は同僚議員からも学校給食の件について質問が出たと思います。昨日、少し古い広報たじみを見ていましたら、平成31年3月の広報たじみの中に、学校が楽しい、幸せですということで学校給食のことが載っておりました。 来週6月8日からは、ようやく子どもたちにも多治見市のおいしい学校給食が食べられる日がやってくるわけでございますが、子どもたちに向けての給食の対策等々については、午前中の議論の中で質疑がなされましたが、そこの中で、少し現場の働く方の声を少し聞いてまいりましたので、少しお尋ねをします。 今回、夏休みの中で働く調理員の方は、暑い中仕事をしなきゃいけないという厳しい環境の中で頑張っていただかなければなりません。それに対してスポットクーラー、アイスベストなどの対策をしていただいておりますが、現場の声を十分に聞いていただいたと思いますけども、改めてどのような現場の声があったのか教えてください。 また、現場では長い間お休みの方もあったと思いますが、その間、特に委託でみえた方については、長い間の休業を余儀なくされておられた方もあったと思いますが、そういう方たちの休業補償がどのようにこの間なされたのかわかりませんので、少しこの辺のところの情報についてお伺いをしたいと思います。 2点目は、6月1日に発行されました、たじみ議会だよりに、新型コロナウイルス感染症対策に関する議会提案を市長へ提出しましたという内容が掲載されています。4月30日に嶋内議長から古川市長へ提出されたわけでございますが、これについては、この6月議会の補正の中でもろもろ入っているなということで、私も46項目全部チェックさせていただきましたが、一部なかったものがありましたけども、大半がこの46項目が多治見市議会の提案の中に入っていたという事実だけは、私も自分で確認をした限りではチェックをさせていただきましたけども、この辺のところについて市長の御見解等がありましたら、この場をお借りして少し確認をさせてください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 今回の新型コロナウイルス対策の補正について、議会の要望書をいただきました。 ただ、時間がなかったということもあると思いますが、ある意味、議会全体がグッと絞り込んで、このことを重点としてしっかり政策として生かせ、こういった形態ではございませんでした。それぞれの会派、それぞれの議員が思っていることをずっと羅列してあります。必ず僕がずっと言い続けているのは、財源なき政策は、政策ではないということです。これ全部やってどこにどういうふうにお金をつけるのかと、そういうようなことがあれば、ある意味絞り込んだ政策とここにこういった財源を重点的に投入すべきだというようなことは、今後、しっかり行っていただくようにお願いを申し上げます。 今回の新型コロナウイルスの補正予算については、各課のヒアリングを行いました。ずばり、重点として何回も申し上げますように、困っている人、弱い人、こういうふうな人に対して「早く即効的にお金が回るような」これだけのことしか言っていません。各課からいろんな形の政策が上がってきました。それを総合的に勘案をするというようなことと同時に、議会からいただいた要望書についてもオーバーライトをしました、おおむね。ただ、 100%全部それを達成するということになると、何かの政策を減額してそれをやる。そうすると総花的になってしまうというようなことから、今回の新型コロナウイルスの第2次の補正の予算編成をいたしました。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 本当に夏の給食現場は過酷でございます。現場のほうからは、暑さ対策ということを言われました。本来であればエアコンでいいんですけども、やっぱり時間的に間に合わないということで、スポットクーラーとか、先ほど言いましたように半袖の白衣とか、アイスベストといった希望を聞いて、今回の補正予算に反映しました。 また、休暇の件ですけども、調理員の方はやはり年間何日というふうに決めている方が多いです、やっぱり扶養の関係で。だから休業中に休暇を取っていただいて、調整をしていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 休業補償という言葉が出ましたので、もしかしたら質問の御趣旨と違うかもしれませんが、お答えさせていただきます。 多治見市職員の特別休暇の運用上、子どもさんがいらっしゃる調理員、子どもさんが学校を休むことによって家にいないといけないという状況があったときには、特別休暇を取れるという形で、今回運用してまいりましたので、補償という形ではありません、休暇の範囲内です。 また、民間委託をしている給食調理場があります。そこの民間委託の会社については、当然、民間企業ですので、これは国の制度の中で休暇を取った場合の補償等がありますので、そちらを活用していただくという形になっております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 給食の件について部長からも御答弁ありましたように、直営でやっているところ、また委託でやっているところによっては、休暇の取り方についても違うということは、当然、私もそう思っています。その中で、御心配されている方もみえるので、よく対象の方を含めて認識を深めておいていただければありがたいなと思います。 それは、私の思うところでは、またこれから(仮称)食育センターができたときに、今、働いていない方たちが、またそこで従事してもらうということもあり得るかなと思いますので、しっかりとその人たちが多治見市の給食に関わっていただけるような環境を、ぜひ作っていくことが大事かなと思うところでございますので、その辺は要望ということでよろしくお願いいたします。 それから、先ほど市長から御答弁で、我々の出した46提案については財源等の兼ね合いもあるし、絞り込みはされてないということで御指摘がありました。これはこれで受け止めさせていただいて、先ほどから議論となっています2次補正を含めて、ぜひ今後の第三弾については、これからの新たな展開、新たな対象の方が困っている人、また、助けを求める人として出てくるのではないかと思いますので、企画部長も言われましたので、意見交換をしながら地に着いた政策ができるように、私たちも一緒になって考えてまいりたいと思いますが、その辺について御所見がありましたら、お聞きしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 今回も真摯にお答えをさせていただいたと思っています、要望に対して。今後もいろんな御意見を頂ければ一つ一つ検討し、お答えをさせていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 3号冊8ページの9番、商工費の緊急経済対策関係費でお伺いをします。 10万食のテイクアウトの 200円の補助ということで、お店の方の声を伺ってきたところ、このおかげで閉店をしなくて済みましたという声をいただいてきました。本当に私もよかったなと思っております。 それで、この件に関しては、寄附を頂いた方の分もこちらに上乗せして10万食から増やすということをしているんですけども、多治見市は新型コロナウイルス対策の寄附ということで、ふるさと納税の中のふるさとチョイスで受けているというふうにホームページを見たんですけども、その成果というのは、これは特定の方の寄附金ということで、こちらに載っている25万円は伺っていますけども、そちらのふるさと納税の返戻金はないんですけれども、そちらに寄附していただいた方についても、そういう特定のものっていうふうに指定すれば、それぞれの 200円のお得な券というか、そういうのに使うことができるというふうに書いてあるんですけど、そういう寄附金はどの程度積み重なってきたのか。また、この10万食プラスアルファ分は、今どの程度消化されて、残りが何食ぐらいになっているのかというのを教えていただきたいということが一つです。 それから同じような趣旨で、美濃焼の販売に対して美濃焼GOを行うことが、ここにも書かれていて期待をするわけですけども、 1,000円当たり 400円というのは結構割安だと思うんですけども、食事とは違って、毎回、食器を買うわけのにはいかない、多治見市民は。そうすると、このお得な美濃焼GOを、どうやって多治見市民以外に知らせていくか、県境をまたがないということを知事が言っていたんですけども、じゃ、県内の住民の方にどうやってこのお知らせをして、多治見市に来て陶器を買ってくださいというふうにやるのかという、その案がありましたら教えていただきたいということです。 先ほどサイトが云々というふうに言われましたけども、そのインターネット通販みたいな意味ですか。陶器は重いので、送料のことがいろいろ問題になってくると思うんですけど、どういうふうにクリアしていくのかなということも教えていただきたいと思います。 それから、3号冊10ページの21番、教育費の図書館施設整備費で、図書館等に紫外線で本を殺菌する消毒を配置するということになっております。これどういうふうに回転させていくのかなと思うんですけれども、先日、小泉交流センターに伺ったときに、本棚が全く空っぽでした。たくさん本があるにもかかわらず空っぽでした。それはなぜかと言うと、新型コロナウイルスの対策ということで空っぽだったんですけど、全てのそういう児童館の施設とか、あるいは公民館とか、学校の図書室そういうところに全てこの機械を配置するのか。それとも違う手段、例えば新型コロナウイルスのウイルスが生きている期間が例えば3日だったとか言うんだったら、その3日ごとに例えば段ボールなら段ボールに入れて、この日はこの本、3日たってまた回転さしていくような、そういうふうにして図書を皆さんに行き渡るようにしていただきたいと思うんですけども、そのことに関してのお考えを、お伺いをしたいと思います。 それと、先ほど来、夏休みの学校給食、少しでも大変な時期に学校に通って子どもは本当に多治見の給食が大好きなので、何が楽しいといったって給食が一番って言っていると聞いてもおります。そういう中で、歓迎はするんですけども、この夏休みの決め方としては、土曜日はやめて夏休みに集中するということだったんですけども、私の娘が東京にいるんですけども「あんたんとこは何日から何日まで」って聞いたら、「うちは8月1日から8月23日までだよ」ということでした。 そうすると、私のほうもどういうふうな計画を立てようかとかとなるんですけど、この夏休みが1週間そこそこですと、本当に家族との夏休みの思い出づくりというのは、結構厳しいかなというふうに思うんですけども、そういう配慮はなかったのかどうなのかということを、もうちょっとお聞きしたい。 それから、普通教室においてはエアコンが整備されているんですけれども、特別教室についてはありません。体育館でやるときは朝の早い時間にやるよっていうことだったんですけども、特別教室で行うべき授業とかは、どういうふうに工夫して展開されていくのかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、夏休みの議論でございますが、当然のことながら、学校現場、校長を中心として親御さんとの意見交換というようなことも行いましたが、一番には、遅れた授業を取り戻してほしい。これが圧倒的に親御さんの意見、市長としてもいろいろ議論した中では、そういった意見がたくさんあります。 授業も取戻ししたいし、夏休みも3週間欲しい、これ無理ですよね、無理です。文部科学省は2年かかっても3年かかってもいいからゆっくり取り戻せというようなことを言っていますが、どう考えても現場の教員も保護者も声は出しませんが、やっぱり中学校2年生、中学校3年生の受験を控えた感覚からすれば、ここ今回の夏については、僅か1週間の我慢だけど乗り越えようと、その結果、「元気に学習 310作戦」遅れた3か月を10か月で取りもどすには、家族の思い出作りとか、海にも行きたい、山へも行きたいということをグッと耐えるというようなところに、教育委員会としては到達をいたしました。 この問題については、相当それぞれの考え方というようなことですが、市長としての考え方としては、遅れた学習を2年も3年もかかって延ばしていくとか、ましてや当面の目標をごまかすような9月入学に議論を展開をしたり、全くその間は機能をしていなかったです。したがって、本市は多治見市教育委員会が現場の中心となってしっかり議論をする。PTA連合会の意見も聞くというようなことになって、今年の夏については我慢をする。こういうような結論になりました。 もう一点、今、多治見市役所の政策会議の中で議論をしているのは、「県境をまたぐな」、この言葉は使う必要がないと市長からはっきり言っています。岐阜県多治見市が県境をまたがないでどうやって通勤できるんですか。どうやって生活圏があるんですか。あれはNHKのランキング表に出ますよね、都道府県ごとに感染者が何名出てきた。その統計上都道府県をまたぐな、こういうナンセンスなことを言っています。 当然、美濃焼GOについては、春日井市、名古屋市、こういったところからインターネット、あるいはいろんな形のSNSを使って、多治見市に来てください。特に、カフェ文化というのは非常に進んでいますので、カフェから発信をしてもらう。カフェに器が置いてある、その器が40%引きですよと、最大 3,000円だったら 1,200円バックになりますよ。こういうようなことをやって、名古屋市から来てもらって内需を拡大する。 疲弊をした美濃焼及び多治見市モザイクタイルミュージアム、こういったところにしっかり発信をしていく。こういったことで全て県境をまたぐなというようなことについては、使う必要がない。こういうような形で政策を進めています。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 河本英樹君。 ◎副教育長(河本英樹君) 特別教室の使用についてお答えをさせていただきます。 特別教室を美術で使ったりですとか、それから音楽で使ったりですとか、あるいは理科で使ったりですとかございます。特別教室を使わないでできる形、通常ならば美術室を使っていても、教室でもこれは可能でございますので、そういった形を一つ取って行きたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) ふるさと納税の実績についてお答えいたします。 使途別にふるさと納税をお願いをしておりまして、個別事業として、市内飲食店へのテイクアウト 200円補助などの新型コロナウイルス感染症対策の事業をひとつのメニューとして出しておりまして、この項目に対して寄附を頂いた件数が、本年度に入って昨日までで53件の 127万円という実績でございます。全体で 600万円ほど頂いておりますので、20%余りをこの件に関して頂いたということで、大変ありがたく思っております。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) まず、テイクアウト 200円OFF大作戦ですけれども、6月3日現在になりますが、約9万 8,000食分出てございます。残り約2万 5,000食分ということです。 それから、インターネット通販につきましては、まずはウェブサイトの構築を市が行います。参加する店舗を募集して、ウェブ陶器市を行いたいと考えておりまして、その中でネット決済に係る発送料等は参加事業者に負担をしていただく予定です。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 書籍消毒の使い方なんですけど、4台購入しまして、図書館本館はフロアーが2つありますので1台ずつ、あと子ども情報センターと笠原分館のほうに1台ずつ置く予定にしております。設置型で電子レンジのような形をしておりまして、借りた本人がそこに本を6冊ほど、ちょっと開くような形で入れるということで、閉めて30秒ぐらい紫外線を当てて、さらに風が来て消臭効果もあるというものでございます。 本を1日借りられる方というのは、本当に平均 2,000冊ぐらいありまして、それを全て消毒をするわけでございませんけど、借りた人がやられるという形で考えております。よその施設の本をここに持ってきてまでというのは、ちょっと現実的には難しいかなあと思います。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 県境をまたぐなということを使わないことは、すっきりしました。それぞれ地域性があるので、それを全部統一して言うのは無理ではないかなと思っておりましたが、はっきり市長がそう言っていただければ、堂々とやったらいいと思います。 それから、今言われた本ですけども、答弁漏れとしては、その図書館だけではなくて、私が言った小泉交流センターのほか、どこもそうですけど、本を本棚に出しちゃいけないというふうに言っているんです。当然、プラスチックのおもちゃはともかく、ほかのおもちゃもやっぱり使っちゃいけないということで、積み木なんかも触れないから出さないというふうな状態になっているんですけど、特に、本については新しい小泉交流センターの場合は、本当に50万円寄附してくださって新しい本を楽しみにしていらっしゃると思うんですけど、それも出すことができないと。 だから、例えば蔵書を3つのグループぐらいに分けて、まず、1日目はこのグループの本を置いておいて、その後、またそれを撤去して段ボールに入れて、2日目は違うグループの本を置いておくとか、そういうふうにしていただかないと、本当に寂しい児童館になってしまうと思いますので、その点についての答弁が漏れておりましたのでお願いします。 夏休みについては、我慢という「耐える」、耐えるというのは私一番苦手なんですけども、土曜日もやったらよかったんじゃないかなあというふうには思うんですけども、夏の暑い盛りにというふうに思うんですけども、一応、決めた以上はできるだけ楽しい授業にしていただいて、詰込みにならないように配慮していただきたい。塾の先生たちも言っていたんですけど、今、一番心配なのはずっと休みが続いて生活がもとに戻らない、朝起きられない子がたくさんいて、その子たちが学校の生活に慣れていくのかどうなのかというのを心配して、不登校が増えているんじゃないかという、そういう心配もされているんですけども、そんなような状況については、まだ顕著には表れていないかもしれないんですけど、そのような状況についてはどうでしょうか。 あと、ふるさと納税で53件、 127万円という寄附があったということで、何か私もうれしいなと思いました。それで息子にも、こういうふうで多治見市もやっているからどうっていうふうには言おうと思っております。このふるさと納税でほかの施策について、新型コロナウイルス対策で何件あったか。テイクアウト 200円補助の分だけじゃなくて、新型コロナウイルス対策としての部分が何件あって、何万円になったかわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 図書の件なんですけど、根本交流センターのほうは承知しておりますので、それに対して答弁させていただきます。 公民館の関係は、先週から開いておりますけど、図書については貸出しのみという形で取り扱っております。先日、根本交流センターに行った折も、その中で閲覧することはちょっと控えていただいていますので、借りられる方が多いですので、かなり蔵書的に棚がほぼ空いているような形になっていると聞いております。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 河本英樹君。 ◎副教育長(河本英樹君) まず、学校を再開しましてこれで2週間がたちます。この間に特段、子どもたちが休校が長かったことによって登校渋りが増えたとか、そういった報告は受けておりませんし、学校のほうでも子どもたち一人一人の様子については、分散の状態の中でケアをしていっておりますので、現段階のところではそういった傾向はございません。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 児童館の図書のお話で、小泉交流センターのお話も出ましたが、基本的に児童館に関して図書館で買うような消毒の機械を買うという予定は今のところありませんが、通常の表紙等の消毒をして対応をすると。特に、表紙がコーティングとかがしてあれば消毒は可能というふうに聞いておりますので、そういった中で消毒をしながらの使用をしていっていただくということを考えております。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) ふるさと納税の関係でございますが、先ほど申しました 127万円というのは、新型コロナウイルス対策全体に対するもので、テイクアウト 200円補助、あるいはマスクや消毒液の購入など、それぞれ個別に募っているわけではございませんので、そのように御理解いただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 環境文化部長の答弁ですと、交流センターとか児童館では、本の貸出しはされていると理解をすればいいですか。中で読むのはだめだけれども、本は貸出し、ほかのところでもやっているということでいいんですか。 それと、先ほど私が提案しましたやり方というのは、その場で読むのはだめなので、できないという理解をしたらいいですか。部屋で読むのはだめだからできない、そういう理解をすればいいでしょうか。 それと、ふるさと納税ですけども、あまり目立たないですよね。私はテイクアウト 200円補助の分だけで53件の 127万円あるのかなあと喜んだんですけども、そのふるさと納税で、誰もが簡単にやれる寄附という形でやられるということで、もう少しPRをされたほうがいいかと思うんですけども、いかがでしょうか。一律10万円をどういうふうに使うかということについては、やっぱり自分のふるさとに寄附したいなあと思っても、なかなかどういうふうにしようかって考えあぐねている方もいらっしゃると思うんですけど、もう少し宣伝、PRをするということについて提案したいんですけども、何らかの工夫をしていただきたいんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 本の貸出しの件です。交流センターも含めた公民館については、現在、本の貸出しのみを行っております。図書室と言っていますけど、そちらに長く滞在して本を読んだりとかは御遠慮いただいていると、当面そういう扱いをしているということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 鈴木良平君。 ◎福祉部長(鈴木良平君) 児童館のほうですが、児童館につきましては現在、貸出しはしていないというふうに聞いておりまして、先ほどの表紙がコーティングしてあるようなものは消毒ができるんですけど、そうでない図書については閲覧も控えているという状況でございます。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 富田明憲君。 ◎総務部長(富田明憲君) ふるさと納税のPRにつきましては、この新型コロナウイルスに限らずあらゆる機会を捉えて積極的に進めていきたいと思いますが、特に、今回の新型コロナウイルス関連で申しますと、メニューを選択していただく一覧表がございますが、その中の一番上に掲載して目立つような形で対応をさせていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 本を閲覧できないというのは大変寂しいなと思うんですけども、これってどういう状態になったら本がそこで読めるようになるっていうふうに基準が決まっているんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 完全な数値的な基準というのは持っておりません。ただ、岐阜県全体の動き、あるいは近隣の春日井市、瀬戸市、小牧市こういったところの動きを注視をしながら、その状況と合わせながら閲覧オーケー、こういうようなことを指示してまいります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第7号 令和元年度多治見一般会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第8号 令和元年度多治見一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第9号 令和元年度多治見市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第10号 令和元年度多治見介護保険事業特別会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第11号 令和元年度多治見水道事業会計継続費繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第12号 令和元年度多治見下水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第76号 多治見市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 説明では、消防職員が例として出ておりました。特殊勤務手当の場合、消防は出動1回につき幾らという手当てがつくというのが確認してわかりましたが、こちらも出動1回に当たり 4,000円と理解すればよいのか、確認させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 1日につき 4,000円でございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 先ほど消防職員が例として出ておったんですけども、その際には全部出動1回幾らという金額があったんですけど、これは別途、消防職員に対して1回患者を病院間搬送することを1日としてやるのか、それともその作業がある何回か繰り返している中でも含めて1日といった判断なんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 何回出動しても1日上限 4,000円という規定です。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) あと病院間の説明があったんですけども、例えば運んだ後に、その方が感染者であったということが後からわかった場合に、その時の対応というのはどのようにするのでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) これは基本的に病院間の移動、患者さんを運ぶのは本来は、この伝染病については県の仕事です。ですから、県が手が回らないということで依頼を受けて運ぶということを想定しています。 まだ 100%新型コロナウイルスの感染者ということがわからない場合もありますけれども、後で分かる、分からないに関わらず、依頼を受けて運んだ場合はこの対象になるという運用で行います。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 最後になんですけれども、今回 4,000円という金額なんですけれども、他市とか全国的にちょっと調べさせていただいたんですけれども、やはり出動して感染者を運んだ隊員ですとか、もちろん、御家族ですとか同居者がいらっしゃいますので、もう絶対にうつしたくないという思いから、外泊したりですとか、家に帰らないという部分もあると思います。そういった部分の支援をするための金額かなというふうに思うんですけれども、そのほかに、例えば、消防署内に宿泊することができたりですとか、そういったほかの支援というのも合わせて何か対策というのは講じていくんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 仙石浩之君。 ◎企画部長(仙石浩之君) 消防署内に宿泊というような表現を取られたと思うんですが、それはもう全く想定をしておりません。何度も言うように、この感染症の対策というのは、あくまでも主体は県です。県が病院から病院へ運ぶというのが主体です。ただ、手が回らなくて依頼を受けることがあって、その場合にこの対象になっていくということですので、現状で今おっしゃられたような消防署に宿泊とか、そういったことは全く想定がありません。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第77号 多治見市たじっこクラブの実施に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 夏休みの利用負担金を半分にするということは、当然といえば当然かなと思っているんですけれども、一番大変だったときの状況、突然、学校が休校になって、それを受け入れることになった。途中から、非常事態宣言が出されてからは、一部の看護師さんとか、そういう特殊な仕事にかかわっている人たちのみ受け入れるということで、大変変則的になったと思います。これは夏休みの対応なんですけれども、そういうときの対応、多治見市としてされたことと、それから金銭的な支援があったかなかったか、教えてほしいんですけど。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 本当にこの間、たじっこクラブの方には御無理を言ってきました。本当に国、県の動きによって、例えば、春休みは、急遽、1日保育を3月中からやってきました。ただ、利用者は70%ぐらいです。その後、春休みに入ってから1日保育をしましたけれども、80%の利用でした。そして、県が非常事態宣言を出して閉所したときには、一部の医療従事者等を除いての利用ですので、やはり七、八%でございました。 多治見市が行ってきたことは、まず3月中の委託料は、 700万円ぐらいアップをしました。そして、夏休みですけれども、こういうふうに短くしますので、全体的な委託料は変わっていないです。ただ、利用料は、確かにおっしゃるとおり、減ってきております。それについては、国の交付金の対応にもなるみたいですので、その辺りは、今後、詰めていきたいと思っております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第78号 多治見市介護保険条例及び多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) これも新型コロナウイルスによる感染症の緊急経済対策として行われるわけですけれども、後期高齢者医療のほうも同じような改正が行われるというふうに私は思っていたんですが、これは岐阜県後期高齢者医療広域連合のほうだというふうに解釈をすればよろしいかどうかということを教えてください。 また、後期高齢者医療保険料のほうも結構滞納されている方があるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、また、この新型コロナウイルスによって、一層、この支払いが厳しくなるんじゃないかなということを想像しますが、その辺の御見解もお聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) 後期高齢者医療のほうは岐阜県後期高齢者医療広域連合のほうで条例を定めておりますので市のほうの対応はございませんし、情報も今のところ下りてきておりませんので、また確認をさせていただきます。 滞納者については、今、後期高齢者医療保険料も国民健康保険料もどちらもですけれども、収入が下がっていらっしゃる方は当然いらっしゃいますので、丁寧にお話を聞かさせていただいて減免の対象になるかどうかということを確認させていただいているところでございます。後期高齢者医療のほうもそうだと思いますが、国民健康保険料のほうはこの該当に当たりますので確実にそうですけれども、後期高齢者医療のほうは、情報を一度確認させていただく。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) もちろん、条例を定めるところが違うので市でやれること、そうでないところありますけれども、納付をされる市民の方は多治見市の市民の方ですので、ぜひ情報を提供していただいて、しっかり対応をしていただきたい。国のほうとしてはするということになっておりますので、ぜひ周知等も含めてお願いをしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今回のこの国民健康保険の減免措置については、国のほうの通達の中で、非常にこれが実現できたということはね、ありがたいと思っております。当市でも民主連合会関係のね、そういう方々と市長との懇談も持たれたと思いますが、その中でもこういう要望が出ていたと思います。収入が基本的には3割減ということが対象になると思いますけれども、この通達を見てみますと、この基準を踏まえて、できるだけ早く保険料の減免にかかわらず、周知、申請受付を開始してくださいと。その際に、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の観点から、申請者が直接窓口に来なくても済むように、郵送、オンラインによる申請受付というようなことが書いてありますが、あくまでもこれは減収された方が認識していないとこういう手続をしていいのかどうかというのが分からないと思いますが、そういう点では、全員にこうした減免措置が取られますよということの情報は通知をされるのでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) 全員ということではございませんが、ある程度周知をしてまいるところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) やはりこうした新型コロナウイルス感染症、本当に重篤で一刻を争うと思うんですよね。ですから、本当に命と健康を守るという点でもスピードを持って対応していかないとそういったことが守れていかないと。積極的にそういう周知というのを行っていただきたいんですけれども、どういう形で周知をされていくのかということを、もう一度、答弁をお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 澤田誠代君。 ◎市民健康部長(澤田誠代君) これから本算定という国民健康保険料の通知を出す機会がございます。本算定の通知に合わせた形で全世帯に通知をさせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって、質疑を終結いたします。     ------------------------- △委員会付託 ○議長(嶋内九一君) ただいま議題となっております議第63号から議第74号まで、議第76号から議第78号までは、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の委員会へ付託いたします。     ------------------------- △第26 請第1号 ○議長(嶋内九一君) この際、日程第26、請第1号 新型コロナウイルス感染症にかかる雇用調整助成金特例措置の期間延長に関する意見書提出に関する請願を議題といたします。 ただいま議題となっております請第1号は、議案付託表のとおり、経済建設常任委員会に付託いたします。     ------------------------- △第27 休会期間の決定 ○議長(嶋内九一君) 次に、日程第27 休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から17日までの12日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、明日から17日までの12日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(嶋内九一君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。   午後1時56分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和2年6月5日               多治見市議会議長   嶋内九一               多治見市議会議員   林 美行               多治見市議会議員   加藤元司...