多治見市議会 > 2020-02-28 >
02月28日-02号

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  1. 多治見市議会 2020-02-28
    02月28日-02号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 2年  3月 定例会(第1回)議事日程 令和2年2月28日(金曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 報第1号 専決処分の報告について 第3 報第2号 専決処分の報告について 第4 報第3号 専決処分の報告について 第5 報第4号 専決処分の報告について 第6 議第1号 多治見市ふるさと農村活性化対策基金条例を廃止するについて 第7 議第2号 多治見都市計画事業多治見北土地区画整理事業施行条例を廃止するについて 第8 議第3号 多治見市避難行動要支援者名簿に関する条例を制定するについて 第9 議第4号 多治見市役所の位置を定める条例の一部を改正するについて 第10 議第5号 多治見市印鑑条例の一部を改正するについて 第11 議第6号 多治見市子どもの権利に関する条例の一部を改正するについて 第12 議第7号 多治見市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正するについて 第13 議第8号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第14 議第9号 多治見市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正するについて 第15 議第10号 多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて 第16 議第11号 多治見市農業委員会の委員の定数に関する条例の一部を改正するについて 第17 議第12号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについて 第18 議第13号 令和元年度多治見市一般会計補正予算(第4号) 第19 議第14号 令和元年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号) 第20 議第15号 令和元年度多治見市土地取得事業特別会計補正予算(第1号) 第21 議第16号 令和元年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第2号) 第22 議第17号 令和元年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 第23 議第18号 令和元年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 第24 議第19号 令和元年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第4号) 第25 議第20号 令和元年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 第26 議第21号 令和元年度多治見市下水道事業会計補正予算(第2号) 第27 議第22号 令和元年度多治見市病院事業会計補正予算(第2号) 第28 議第23号 令和2年度多治見市一般会計予算 第29 議第24号 令和2年度多治見市南姫財産区事業特別会計予算 第30 議第25号 令和2年度多治見市土地取得事業特別会計予算 第31 議第26号 令和2年度多治見市駐車場事業特別会計予算 第32 議第27号 令和2年度多治見市営住宅敷金等特別会計予算 第33 議第28号 令和2年度多治見市国民健康保険事業特別会計予算 第34 議第29号 令和2年度多治見市介護保険事業特別会計予算 第35 議第30号 令和2年度多治見市後期高齢者医療特別会計予算 第36 議第31号 令和2年度多治見市水道事業会計予算 第37 議第32号 令和2年度多治見市下水道事業会計予算 第38 議第33号 令和2年度多治見市農業集落排水事業会計予算 第39 議第34号 令和2年度多治見市病院事業会計予算 第40 議第35号 工事請負契約の締結について 第41 議第36号 工事請負契約の締結について 第42 議第37号 工事請負契約の締結について 第43 議第38号 物品供給契約の締結について 第44 議第39号 工事請負契約の締結について 第45 議第40号 権利の放棄について 第46 議第41号 権利の放棄について 第47 議第42号 権利の放棄について 第48 議第43号 訴えの提起について 第49 議第44号 多治見市と中津川市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第50 議第45号 多治見市と瑞浪市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第51 議第46号 多治見市と恵那市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第52 議第47号 多治見市と土岐市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第53 議第48号 土岐川防災ダム一部事務組合規約の変更について 第54 議第50号 市道路線の廃止及び認定について 第55 議第51号 市道路線の廃止及び認定について 第56 議第52号 市道路線の認定について 第57 議第53号 市道路線の認定について 第58 議第54号 市道路線の認定について 第59 議第55号 市道路線の認定について 第60 休会期間の決定    (第2から第5まで 質疑、第6から第59まで 質疑~委員会付託)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(21名)          1番    山田 徹君          2番    片山竜美君          3番    玉置真一君          4番    城處裕二君          5番    奥村孝宏君          6番    吉田企貴君          7番    佐藤信行君          8番    渡部 昇君          9番    寺島芳枝君         10番    古庄修一君         11番    柴田雅也君         12番    松浦利実君         13番    若尾敏之君         14番    三輪寿子君         15番    若林正人君         16番    林 美行君         17番    加藤元司君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         企画部長       鈴木良平君         総務部長       打田浩之君         福祉部長       富田明憲君         市民健康部長     柳生芳憲君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     若尾浩好君         都市計画部長     細野道仲君         建設部長       久野重徳君         水道部長       藤井 憲君         消防長        加地 哲君         会計管理者      松田真由美君         監査委員事務局長         併選挙管理委員会書記長                    澤田誠代君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       仙石浩之         書記         皆元健一         書記         虎澤智子         書記         宮地久子     ------------------------- △開議    午前10時17分開議 ○議長(嶋内九一君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嶋内九一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、19番 井上あけみ君、20番 石田浩司君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 報第1号から第59 議第55号まで ○議長(嶋内九一君) この際、日程第2、報第1号から日程第59、議第55号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより質疑を行います。 なお、執行部におかれましては、答弁において反問するときは、反問する旨を明らかにして、議長に許可を得てください。反問を終わるときは、反問を終わる旨を発言してください。 最初に、報第1号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 今回、こちら生活保護費の未収ということですが、まず、どうしてこのような不正受給が発生したのか。そして、これがどのようにして発覚したのか、ほかにこのような事例はないのかについて質問いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 富田明憲君。 ◎福祉部長(富田明憲君) どうして不正受給が発生したかということでございますが、お勤めであった就労収入があったにもかかわらず申告をされなかったということで、これが後々にわかったということで、その分をお返しいただくということでございます。 ほかにこのような事例がないかということでございますが、ほかにも皆無ではございませんで、申告をされないというケースはまれにございます。 生活保護の担当者の調査等によるものでございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第2号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 今回、裁判ということになったわけですけれども、裁判には一つ和解という道筋があるんですけど、その和解の方向性はあるのかないのかをお聞きします。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 現在、裁判を起こしておりますが、途中でそういう和解の方向も考えていきたいとは思っています。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 今回、多治見市東町1丁目9番63、本件土地なんですけども、こちらは公道に接している土地であるのかないのかというのをまず確認したいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 接している土地でございます。
    ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) わかりました。仮に接してなければ、囲繞地通行権というのは相手側が主張されるのかなというふうに思ったんですけども、その可能性がないという土地で認識をすればよろしいでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今回、被告側の土地には公道は接しておりません。反対側の土地は公道に接しておるということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この問題というのは、一般に袋地になる問題なので、本来、話し合って決めることができるんじゃないかと。いわゆる民民じゃなくて、相手が公なので、そこのところは民間同士の話し合いより簡単に片づく問題だと思うんですけど、どうして訴訟になったかと。多分相手が慣行による権利を主張してみえるせいかとは思うんですけど、裁判に至ったときの最大の論点というのは何になりますか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 経緯から説明させていただきますと、フロンティアリサーチパークのD区画、先日、中野倉庫運輸株式会社が進出した土地になりますけども、隣接する土地の所有者、今回は稲垣鉱業株式会社になりますが、そこから、その市の土地の一部を無償で通行したい旨の主張がありました。 進出企業からは、通行権の問題が解決した後、その土地を購入したいということで、その問題のある部分を分筆して進出企業に売却をしております。 その土地につきましては、問題の解決に向けて何度も交渉をしてきましたけども、無償で通行したい旨の主張がありまして、合意することが難しいということで、今回、この土地について被告に通行権がないことを確認するため、訴えを提起することになったわけでございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) そうしますと、多治見市が行った行為によって、言ってみれば袋地になってしまった。その土地は中野倉庫運輸株式会社のほうに売却することになるという話だと、もう一方の稲垣鉱業株式会社のほうにとって大変不利益な問題が起きると思うんですけど。 この辺のところを解決しないと、長年、陶磁器産業に携わって税金を納めてきた、その会社に対して、その土地が売却できなくなる、安い価格でしか使えない土地になる、そういうことになってしまうので、その辺のところ、多治見市が入れているうちに折り合いをつけて、稲垣鉱業株式会社の土地が使えるような形で解決するのが、多治見市全体としてプラスになる話だと思うんですけど。 そういう点は、権利があるないだけでなくて、裁判をして、なかったら、そのままそういうことですよという話になってしまう、そういうふうにしてはいけないと思うんです、いかがですか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 今回、市が売ったから袋地になったわけではなくて、その前から袋地の状態です。それ全部売ってしまうと、先ほど言いましたように公道に接しないということになりますので、今回はそれをはっきりさせるため。そして、双方に迷惑にならないように、わざわざ切って進出企業に分譲をしております。 これ以上の内容については、裁判の内容になりますので、ここまでにさせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 全体として、多治見市にとってプラスになる答えが出ないと本当はいけないだろうと。多治見市の土地が使えるという形で考えていたこと、これは、誰も何も言わずにそうなっていたのかどうか。 一方が、工業組合があったとこだと思うんですけど、そういう何か調整をしたような経過がまずなかったかどうか。仮になかったとしたら、現実はそういう形なんですけど、行政が間に入れるうちに、何とか稲垣鉱業株式会社の土地でも有効に使えるような形で解決するのが、多治見市にとって税収をふやす、いい形になる結論だと思うんですけど。そこのところを、よくよく双方の、多治見市と民間の事業者の稲垣鉱業株式会社の利益とよく整理をした上で、その話し合いを続けるきっかけを持ってほしいと思うんですけど、いかがでしょうかね。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 民民にならないように、私どもと今回の被告と話をしてまいりましたけども、まとまらないので、今回訴訟に至ったということでございます。 全体として、多治見市にプラスがあるということで、今回、訴えを提起しております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第3号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 3番 玉置真一君。 ◆3番(玉置真一君) この西山町の現場、私は10月30日に現場を確認し、道路河川課に確認しましたら、早急に改修予定だということでした。それで、11月1日、現場改修を確認しました。10月30日、私が行った時点では、10月25日の事故の後なんですけども、段差ありという看板が両方についていました。簡易的な舗装の整備をしてありました。この現場なんですけども、もう以前に本格改修の予定があって、事故の後に看板を掲示されたのか、その以前からされたのか、その辺をお聞かせください。お願いします。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。 ◎建設部長(久野重徳君) 今回の事故は10月25日に起きており、10月29日に申し出がありました。実は前日に既に通報があって把握はしておりましたが、まだ手当てができない状況で事故が起きたということで、その事故も踏まえて、そういった手当てをさせていただいたということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 3番 玉置真一君。 ◆3番(玉置真一君) 今回、車両部品の破損のみということで幸いでした。いつも本当に迅速に道路の対応をしてくれて、まことに感謝しております。今後もよろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 今回、純正エアロパーツについてなんですけども、例えばこれが純正でない、車検が通らないような車両が同じような事故で、こういったものに損害を与えた際には、そういったこともしっかり調査して、損害賠償の割合、過失割合を決めるんでしょうか。それだけ確認したいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。 ◎建設部長(久野重徳君) 今回、破損したフロントバンパー、リップスポイラーというのは車検を通るものでございますので、それを踏まえて、市が8割、相手が2割という判断をいたしました。あとは、その事案によって、そういった判断はさせていただくことになります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、報第4号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) 1月6日の昼ごろ、音羽町で自転車事故が起きたということで、私もちょうど通りがかっておりまして、大変なことになったなというふうに思っていたんですけど、この中で、事故に遭われた方がどのような方かというのもわかりませんし、例えば中学生なのか、大人なのか、女性なのか、こういった点とか、けがはなかったのか。自転車がこれだけの額の費用弁償になっていますので、けがはなかったか、こういった点をちょっとお聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 被害者の方につきましては、けがはございません。年齢は70歳でございます。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) けがはなかったということで、大変ありがたかったなと思います。これは、あくまでも自転車のみの事故扱いということかと思いますが、その後、その自転車の処理と、それから、この方はどうやっておうちのほうへ行かれたのか、こういった点もちょっと心配だったもんですから、お聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 今回は、停止中の自転車にタイヤが踏みつけたような運転でした。それで、事故後、話をして、私たちの車でおうちのほうへお送りいたしました。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第1号 多治見市ふるさと農村活性化対策基金条例を廃止するについて質疑はありませんか。 3番 玉置真一君。 ◆3番(玉置真一君) この基金ですけども、過去にどのような活用実績があったか。また、近年、運用実績がどのくらいあったかというのは教えていただけますか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 過去、利息がよかったときは、青空市とか、農業祭等の事業のPR、もしくは農業普及活動ですとか、講習会への助成に使用しております。今年度に関しましては、6次産業商品PRのチラシ作成等に使用しております。 ○議長(嶋内九一君) 3番 玉置真一君。 ◆3番(玉置真一君) この中に、老朽化が著しいライスセンターとございますが、このライスセンターの実際の現状はどんなものか。それからまた、更新にはどのくらいの予算が必要なのか。試算が出ていたら教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 現在、ライスセンター、稼働を始めて20年以上が経過してございます。5基、機械がございますが、そのうちの2基が故障中です。機械が古いもんですから、交換する部品がない状況で、その3基もいつ故障して使えなくなるかわからない状況ということで、新年度、これを更新したいということでございます。更新費用ですが、今、大体の見積もり約 4,000万円程度ということで聞いております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 地元の方たちからの強い要望もあって、かつ老朽化したライスセンター、昔から課題でしたので、この改修をするという話はよく理解できる。そのためにお金を使いたいというのもわかるんですが、この基金というのは農業全般の振興に充てるもので、こういうそのときのだけのことで食べてしまうような性格のものじゃないというふうで。そうしますと、廃止するかわりに、ちゃんとした農業振興ができることというのは、何か担保、考え方として、こう思っているとか、何かあるんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 現在、このライスセンターを利用されている方は50人ほどいらっしゃいます。実際、そういう方が、もしこのライスセンターが使えなくなると、もう農業をやめてしまう、そういった方もいらっしゃいますので、多治見市の農業を推進していくためには必要な設備更新だというふうに考えております。 今回、基金を廃止するに当たって、全額ライスセンターに充当するわけではなくて、ライスセンターの更新と、あと廿原地区の水路整備等に活用する予定でございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 専業農家は少ないんですけど、兼業農家としておやりになっているというところも理解ができるんですが、基本的に、生活ができない形の農業の今形になっていると。そういうところ、多治見の農業振興地域というのは、政策の方向を変えなきゃいけないんじゃないかと。 国が農業振興地域をつけて、農業振興地域があるから農業だというふうな考え方じゃなくて、その農業振興地域というのをどうやったら解除できるかとか、そういうことをしながら、多治見らしい農業の姿というのをイメージする、若い人たちが入って生活ができる、その農業地域がちゃんと持続していくというような、そういう視点を持った大きい政策が要ると思うんですけど。そういうことをしていくためにも、この基金を使って努力をすべきじゃないかと思うんですけど、その辺いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 先ほど申し上げましたように、この基金はライスセンターの設備更新等に使わせていただく予定です。それ以外の市全体の農業施策については、多治見市、県、それから農業協同組合、地域の方と協議をしながら、今後、多治見らしい都市型農業を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 多治見らしい農業のあり方という具体的な形というのは、どういうようなものをイメージしてみえるんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 例えば現在で言えば、廿原地区が行っているような、そういった地区地区で特徴のある農業ということで考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 今、農業の振興をしているエリアというのはJR太多線もあって、とても利便のあるところで、例えば赤坂町のあたりにしても、本来なら普通の住宅が建つエリアに変えていくようなふうにして、そういうとこと農業がうまく連携するような形でいかないと私はいけないと。JR太多線も複線化が難しいにしても、JR太多線を拡張することでもっと利便を向上させなきゃいけないと。 そういうのが多治見にとって必要な方向で、そのときに、農業振興地域がかかっているというのがなかなか難しい課題になっているわけですけど。現実に合わせて、国、県に対して働きかけをしていくというのも必要だと思うんですが、そういう多治見らしい農業というものの方向性を、もう少し明らかにすべきじゃないかと私は考えるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 新年度予算にも上げさせていただいておりますけども、多治見農業振興地域整備計画、今回変更します。そういった中で、地域の方、農業者の方の意見等聞きながら、多治見農業振興地域整備計画を策定していきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 15番 若林正人君。 ◆15番(若林正人君) 今の議論を聞いていたんですけども、要はこの基金は目的があったわけですけど、低金利だから、もうその運用益では維持できない。当初の目的は達成できたのか、当初の目的はほかで担保するのかということが大事だと思うんですよ。この政策、農業の活性化はずっと続けていくわけでしょう、多治見としても。そしたら、この基金をやめたら、ほかですることと、低金利が理由ではおかしいと思うんです。その辺を明らかにしていただきたいという思いがあるんですけど、そこだけもう一度お願いします。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) もともとこれは、この基金の果実、利子ですね、それを使って、いろいろ農業普及をしていくという目的でつくられた基金ですが、先ほどからもあるように、金利が本当に低い。実際に果実で運用できないということで、今回は、農業のライスセンターの設備更新と廿原の水路整備ということに使わせていただきますので、目的どおりの活用の方法になっているというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第2号 多治見都市計画事業多治見北土地区画整理事業施行条例を廃止するについて質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 長きにわたりました区画整理が一区切りがつくということで、担当者におかれてはひとしおなんではないかなというふうには思いますが、その上であえて伺いますが、特別会計は廃止になったわけですけども、土地の高度利用等、やるべきことはまだまだ山積しているということは現状の認識だろうと思います。 それにおきまして、今後、改めてこの駅北の高度利用等の活性化はどの部署が担い、また、どういった方向性を目指していくのかということを確認させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 区画整理事業は一段落しました。今後、おっしゃるとおり、高度利用が大変多治見市としては課題であると認識しておりまして、今後につきまして、都市政策課が第7次総合計画の後期計画の中でも、駅周辺の高度利用ということで引き継いでやっていくということで、例えば法人に対しては高度利用のお願いを根気強く依頼をしていきます。 ただ、個人に対しては、資金の問題とかいろいろありますので、都市政策課としては、あの周辺でできるだけ企業なりが進出していただけるような、何か建築の、何かそういった緩和であるとか、そういった研究をしながら、どういった政策が有効的であるかということを早急に検討に入りたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) わかりました。開発をしていく上で、規制誘導というのは都市政策の分野において大事だと思います。その上で、過去の議論の中でもございますが、にぎわいづくりに関しては、経済部との協力が非常に重要になってこようかと思います。釈迦に説法かもしれませんが、担当を越えたつながりというものに関しては、今後どのように取り組まれていくのか確認させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) これまでもそうですし、今後ももちろん、駅周辺に限らず、まちのにぎわいということに関しましては、都市計画部と経済部で連携して、頑張っていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 構想からほぼ40年、事業がスタートしてほぼ20年。大変御苦労さまという、大変な事業でございました。とても努力をされたと思ってはいます。 実は、土地区画整理事業というのは、都市基盤整備のためのとても有効な手法と考えて、多治見市再生のため、鉄道を高架にして、商業集積を図るという目的で進めた事業でしたが、途中で何回も変更があって、道路と公園と小さい公共施設という話になって、今は大きい公共施設が追加されているという話なんですが。 この土地区画整理事業というのは、どんな効果がある手法なのかという総括をされているか。多治見市にとって役に立った手法であったか、あるいはとても使い勝手が悪くて、二度とそういうことはせずに、直営で売買して買い上げていく方式にしていくというふうか、どういうふうに考えてみえるかだけ教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 土地区画整理事業につきましては、各地権者の減歩によりまして、いわゆる公共施設、道路であるとか、公園であるとか、そういったものを整備する。そして、宅地も整備して、住みよいまちの基盤整備、インフラ整備というのが大原則で、そういった効果があるというふうに認識しております。 今回は、安全性、快適性、利便性が格段に向上しておりまして、そういう狙いのもと、特に今回につきましては、駅北エリアに市有地が約 2.4ヘクタールあったということで、全体のかなりの部分を占めておりました。5分の1ぐらいですかね。4分の1、5分の1を持っておりましたので、ある意味、市施行の区画整理事業として事業を進めやすいという利点があったというふうに認識しております。 そういう意味で、区画整理事業は、面として、ある一定程度の面積を基盤整備するには非常に有効な手段であるというふうには認識しております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 確かに土地区画整理事業というのは、道路の骨格が悪い、都市基盤として整備がされていないところに有効な方法で、多治見は特に道路の体系が決していいわけじゃないですので、その土地区画整理事業を使うことによって、皆さんの了解をもらって、市民の皆さんとともに、その皆さんの負担をいただきながらまちを変えていくということができる。この駅周辺で培ってきた経験を生かして、多治見のそういう課題に取り組んでいくことが私は必要だと思っています。 最近見ていますと、宅地造成のために土地区画整理事業を使う感があるわけですけど、もう少し中心市街地を再生整備するとかに、その手法を使うべきだと考えるんですが。その辺について、確かに個々の土地の所有者たちの土地の大きさは小さいし、なかなか難しいものがあるかもしれないんですけど、一番行政として負担が少なくなる有効な方法、国や県のお金を、あるいは住民の皆さんからいただけるお金もあるので、一番早く事業を進めていくことができる手法なんですが、ここは、そういう経験を生かして前向きに取り組むべきと私は考えるんですが、そういうことはいかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 事業の内容、規模、形態、いろいろ総合的に勘案して、どの事業にはどういう手法がふさわしいかというのは、慎重に検討する必要があると考えています。 今回、確かに区画整理事業で非常に効果がありましたが、多治見駅の西にかなり市有地があったという背景がございます。全てこういった手法が当てはまるかというと、それはケース・バイ・ケースだというふうに認識しておりますので、その事業その事業でふさわしい手法を、繰り返しになりますが、慎重に検討していく必要があるというふうに認識しております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 例えば川南、神楽町の周辺とか、上山平和線のかかわるところあたりは、今、実に内環状として整備するいいタイミングで、その事業のやり方としては、住民の皆さんの御協力をいただくという意味で、土地区画整理型が一番有効じゃないかと思うとこなんですが。 特段、多治見市としては、この事業がやっと一息ついたと、次は買収方式でいくというようなところで、土地区画整理事業の可能性というのは当分考えないということでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 全く考えないということを申し上げておりませんで、そういった、例えば地域のそういう機運が高まる、あるいは民間でそういう区画整理事業の機運が高まれば、市としても支援していきたいと考えております。状況、事情、それぞれ総合的に勘案して、区画整理手法も視野に入れながら、具体的な事業手法を検討するということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 先ほど都市計画部長のほうから、これからは第7次総合計画の後期計画の中で、都市政策課でしっかり高度利用を進めていくという御答弁いただきました。ぜひ期待をいたしたいと思います。 その中で、ホームページの中から少し御質問させていただきますと、私も、平成12年からスタートしたうち、平成15年からは、この事業について関心を持ってきましたが、当初の目的として、この駅北土地区画整理事業については、ホームページでも書かれてありますとおり、商業地域として商業・業務機能や駅前の利便性を生かした土地利用を図る地区であるということでスタートされているかなと認識していますが、この辺のところについて、改めて、終わってみて、御感想、御所見がありましたらお伺いをしたいということが1点。 2つ目といたしまして、ここにも書かれておりますが、しかしながら現状は、幹線道路から駅へのアクセスの利便性に欠ける点や地区内生活道路への通過交通の流入、土地利用の混在等が見られますということで、若干渋滞のことについて触れられたところが書かれておりますが、その中で、先日、重要2路線の整備優先順位を今年度中に決めることについて、(都)音羽小田線をこれからやっていくことについて御決定されたわけでございますが、その辺を含めまして、ここに書かれていること、これからのまちづくり、渋滞等も含めて、この決定についての御所見があればお伺いしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 駅北地区の区画整理事業が完了しまして、基盤の整備は整いました。ただ、おっしゃるとおり、商業地域でございますので、にぎわいの創出というのがこれからの課題というふうに認識しております。 ただ、今既に民間の建物、ビルが2棟、あるいは銀行等々、徐々にではありますが、高度利用化が進んでおります。これをに、平場の駐車場につきましては、需要と供給のバランスもありますけれども、できるだけ高度利用に転換していただけるような方針で捉えております。非常に基盤は整備されましたので、大変魅力も上がっております。これからどんどんにぎわいの創出につなげていけるんじゃないかという、可能性を高く感じておるところでございます。 ただ、問題点といたしまして、市内の渋滞ということございました。(都)音羽小田線を区画整理事業で途中まで今できておりますので、その先、旧保健センターの先まで、信号の先まで整備することによって、より快適な移動ができるというふうに考えております。それをできるだけ早期に実現することによって、駅周辺の移動が速やかになれば、またそこでにぎわいの創出のきっかけづくりになるというふうに認識しております。今後は、この道路整備についても、これは地権者の御理解と御協力が絶対必要ですので、丁寧に説明しながら、できる限り早急に実現できるように全力で頑張っていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) ぜひしっかり現状を見きわめてやっていただきたいなと思います。 そういう中で、今、駅北のにぎわいは少し出てきたのかなということを認識していますが、今1つの事例としまして、三菱UFJ銀行が駅北につくられたことによって、駅北庁舎との間の駐車場に入るところの道が非常に渋滞をしているのを散見しているところでございます。また、コンビニエンスストアがありまして、これから高度利用がまた検討されていくわけでございますが、今までの本庁舎建設に関する特別委員会の中でも、駅北庁舎周辺は余り混まないよという、総務課長からのお話はあったように認識しています。これからますますまちづくりが進んでいきますと、この駅北周辺についても、庁舎周辺についても混雑が想定されるんじゃないかと思っているところでございますが、その辺のところ、これからの高度利用の中で、御見解がありましたらお示しをください。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 先ほど申しました、(都)音羽小田線を整備することによって、かなり駅周辺の移動がスムーズになるというふうに考えております。今のところ、時間的、時期的に多少混むこともあると思いますけれども、(都)音羽小田線を最優先道路に決定しましたので、それによって緩和していくというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第3号 多治見市避難行動要支援者名簿に関する条例を制定するについて質疑はありませんか。 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) 市長の説明の冒頭で、区長会からの強い要望があったということでしたが、どのような経緯があったのかということを一つお聞かせいただきたい。 あと、災害対策基本法の第49条の11第3項において、「市町村長は、災害が発生し、又は発生のおそれがある場合において、避難行動要支援者の生命又は身体を災害から保護するために特に必要があると認めるときは、避難支援等の実施に必要な限度で、避難支援等関係者その他の者に対し、名簿情報を提供することができる。この場合においては、名簿情報を提供することについて本人の同意を得ることを要しない。」と定めています。 そういう中で、本市は一歩踏み込んで逆手挙げ方式で、避難行動要支援者をより限定して、同意を得たものとして、平時より名簿を生かしていこうということであると理解をします。 であれば、区によって温度差がかなりあると思う中で、どのように意識を醸成していくのか、生きた避難行動要支援者名簿にしていくのかということをお聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 災害があったときに、私はひとり住まいです、足が痛いです、1人で逃げることができませんから、どうか助けてくださいということが書いてあるにもかかわらず、助けてくださいというふうに丸を打ってくれる人というのは極めて少ない人数でした。それは、役所の文章ですから、どうしてもわかりづらい。もう一つは、答えもしない。そうすると、その助けてほしいという避難行動要支援者名簿には登載をされない。避難行動要支援者名簿に登載される比率が余りにも低過ぎる。これが区長会の中で、ここ二、三年議論となりました。 地域はみんなで支え合うんだ。平常時から、そういうような人たちがどこにいるのかというようなことについて、しっかり相互扶助を行っていこう、これが区長会から出た意見でございます。後段はそのように書いてあります。別に避難行動要支援者名簿に書かなくたって、じゃあ丸打たなかった人はほっとくのか。そういうことではありません。 区長会の中で、市長としてずっとお願いをしてきたのは、町籍簿をつくってください。つくってくださいというのは、あくまでお願いでございます。町籍簿というのは、昔、みんな持っていました。向こう三軒両隣だけじゃなくして、自分の町内会に誰が住んでいて、どういうふうで、年齢はいくつで、もっと言えば勤務地、血液型まで書いてあったというのを、僕覚えています。それは、誰かが交通事故にあったときに、輸血をみんなでしよう。それが個人情報保護法の関係から皆無になりました。 一方で、町籍簿をつくろうということと、大変なときに助けてくださいということを、もっとわかりやすく、多くの人たちに丸を打ってもらう。でも、丸を打ってもらうことについては極めて困難ですから、私は結構です、そっとしておいてくださいという人たちが逆に手を挙げて、それ以外の人たちはみんな助けるんだよ。こういうふうなことをやっていこうという、先進自治体の事例を市長として紹介をしたときに、区長会が、非常にいいことだ、もっともっと慎重に研究をしながらということで、約2年間研究をして、今回の条例の提出に至りました。これが経緯でございます。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。
    ◎企画部長(鈴木良平君) 市長答弁以外についてですが、先ほど議員がおっしゃった、災害対策基本法第49条の11第3項と言われた部分は、これは災害が起きたときに渡す名簿です。これは本人の同意は要らないんですけども、そのときに急に渡しても、これ対応できないだろうというそもそもの考え方があります。 災害対策基本法第49条の11第2項が平常時の名簿のことで、これは通常手挙げ方式でやりますよ。ただし、条例で規定すれば例外もできますよ。これが今回の逆手挙げ方式です。 今市長が言われたような、区長会での要望、それから国からも昨年の11月に、この例外規定を積極的に検討してくださいという要請も来ております。そういった流れの中で、平常時から地区で把握をしていただいて、地域防災力の向上につなげていただくという、こういう効果も大きいと思っております。 区長会で配付するときに、こういうふうに使ってくださいよ、地域の把握に努めてくださいね、また避難行動要支援者名簿からもし漏れている方があれば、お知らせくださいねというようなことをやりながら、各町内の課題も個々に相談に乗りながら、今後、活用に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) よくわかります。言われることもよくわかりますし、応援をしたいと思っています。そういった中で、今、もちろん市長が言われた提案を区長の皆さんが承知をした。私たちは現場にいるわけです。町内会長会議にも出て、それ12月議会で私も言わせていただきました。3月議会でこの条例が提案をされるまでに、私が支援させていただいた町内会等への積極的なアプローチとかアウトリーチだとか、また映画等による啓発とか、そういった具体的なものをどのように進めていくのかということを考えているのかとお聞きしたわけです。 おっしゃることもよくわかりますし、ただ、今のままの、2年前に出たような渡し方では、とても現場では生きた避難行動要支援者名簿にはなっていかないよという現状があるので、いかがですかということをお聞きしているので、お願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 条例を提出して可決決定していただいた後に、さらに親切丁寧に地域については説明をしてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) 今、市長からきちんと答弁いただきましたので、期待をしております。そういう熱い思いがないことには、これは絶対に現場としては動いていかないというのが現状ですので、その思いをしっかりと、やっぱり職員の皆様総出でやっていただきたいということを要望して、終わります。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) この逆手挙げ方式の避難行動要支援者名簿が成立していくまでの過程について、ちょっとお伺いします。まず、調査票が発送されるということなんですが、その調査票というのはどのような状態で発送されるんでしょうか。普通郵便ですか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 普通郵便かどうかということですが、前回、手挙げ方式のときもやっておりますが、通常の郵便で対象者に発送しております。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) そうしますと、前回は、名簿に丸を打つ作業もありますけれども、見る見ないということもあるというようなことで名簿に載る人が少ないというようなことがあったかと思うんですが、今回は見る見ないにかかわらず、返答がなければ名簿に記載するという理解でよろしいですか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 明確に文書で、私は要りませんといった方以外は全て載るということになります。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) 一部懸念するところですが、こういういろいろな事情を持った方というのは、避難行動要支援者名簿には載っていても実際、その場所にみえずに、いろんな施設に入られているような、そういう事例もたくさんあります。あと、そういうのが全部、結局は見たか、見ないかかかわらず避難行動要支援者名簿に載ってくるということです。それを自治会が受け取っていろんなアクションを起こしていく中で、まずもって今の避難行動要支援者名簿の取り扱いからいくと、自治体加入未加入かかわらず避難行動要支援者名簿を作成することになるんですけど、その未加入でも避難行動要支援者名簿に載っていたときに、自治会としてとまどうようなことはないのかというようなことと、もう一つは自治会が積極的に動いたときに、要は見ず知らずの方が避難行動要支援者名簿に記載されていて、そこでトラブルが起きるようなことはないのか。その2点について、お伺いします。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 避難行動要支援者名簿を区長にお渡しして、平常時に確認をしてくださいというようなお願いをしてまいります。その中で、本人が聞いてないよと言ったと、これは当然あり得ることだとは思っております。個々の話については、また市役所の企画防災課のほうで相談に乗らせていただきますので、御相談をいただきたいと思っておりますが、原則的には区長、町内会長を通じてこういうことをやるということの周知を、先ほどちゃんと周知をしていくということですので、やっていく中で対応していくということです。当然、避難行動要支援者名簿に載っていない方がいらっしゃるということもありますし、私は本来助けがいらなかったというようなことを言われる方もあるかもしれませんが、そういった事実を確認する手だてに逆になるんですね、これをやることによって。出向いて、接触をしていただければ、いろいろな情報がわかりますから、それをさらに更新、更新をしていって、しっかりした避難行動要支援者名簿にしていくという効果もあるというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) これやることに疑義を持っているわけではなくて、ぜひやって、進めていかなければいけないということを認識しております。ただ、現状の手挙げ方式の避難行動要支援者名簿についても、先ほど寺島議員が言われたとおり、受けとめ方が地域によってかなりの温度差があることも事実であると認識しております。ぜひ生きた避難行動要支援者名簿にしていくために、行政からの自治会への積極的なアプローチをお願いして、質問を終わります。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) この避難行動要支援者名簿のことなんですけども、条例案の第3条に範囲が掲げてあるんですけども、多治見市が今持っている、この該当する、全員がもし賛同した場合の分母というのは幾つになるんですか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 今回、条例改正後の対象者の数ということでお答えしますと、おおむね1万人でございます。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) その1万人に対して、先ほどの企画防災課が中心となって文書により皆さんの同意を得るということだと思いますけども、実際、国がやっていて、確かに多治見市も地域防災計画の中には、今は手挙げ方式になっていますけども、第5条の最後の段に本人の同意を得ているものとして取り扱うという、ここで特例として扱われると思いますが、この後のメンテナンス、1回目、これを出しますよね。先ほどの城處議員からの質問があって、郵送出しました。返信が来るも来ないもあわせてとりあえず避難行動要支援者名簿ができました。次に、第4条第3項のところに、市長は正確かつ最新のものとするように努めなければならないということで文案はあるんですけども、1回やって、この後のこの名簿のメンテナンスはどのように考えていらっしゃるでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 基本的には、年1回更新をする予定としております。当然、亡くなられる方も出てきますし、新しく対象となる方も出てきますので、そういった新しい方には毎年、その年に文書を発送して、再度確認をする。亡くなられた方等は外していく。こういう作業で、毎年更新をしたものをお配りしていくということになります。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) もともとこの第3条で上げている対象が、私からするとどちらかというと福祉系かなと思うもんですから、むしろ避難行動要支援者名簿をつくるのはそちらの部署が適任かと思いますが、市の構造の中で防災から見るということで、企画防災課になっていると思います。 それで、1点気になるのが、第2条第3号の避難支援等関係者に、多治見市の消防機関云々かんぬんと書いてあって、最後のほうにその他の避難支援等の実施に携わる関係者をいう、とあるので、携わるということで大きく捉えていると思うんです、ここで。それを踏まえて、第6条の最後の2行のところに、避難支援等関係者その他の者に対し、名簿情報を提供することができると書いてあるんですけども、もともと第2条のところで避難支援等関係者を大きく捉えておきながら、第6条で、さらにそれにプラスその他の者ということが掲げてあるんですけども、この範囲をそれぞれ、第2条の携わる関係者はどういうもので、第6条の避難支援等関係者の後のその他の者というのは、また誰を指しているのかを教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 条例では、今御指摘のとおりの記載になっておりますが、実際に今、避難行動要支援者名簿を渡しておりますのは区長、民生委員、あと警察というようなことになっておりますので、現時点でそれ以外に名簿提供について広げようという考えは持っておりません。 ○議長(嶋内九一君) 5番 奥村孝宏君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。5番 奥村孝宏君。 ◆5番(奥村孝宏君) 当然、条例をこれからつくっていくわけですから、今はやっていないというのが当然でしょうけども、膨らませ過ぎてしまうと、この避難行動要支援者名簿の情報がどんどん広がっていってしまう可能性がありますので、条例が一番もとになると思いますから、範囲が今のところはっきりわかりませんというような条文でつくっていくのはいかがかと思います。いずれにしましても、逆手挙げ方式にして、一歩進もうとしてらっしゃるということはよいことだと思いますし、千葉市のように既にやってらっしゃる市も他市にはありますので、そういったところの情報をしっかりと捉えていただいて、今後適正な対応をしていただきますようお願いして、質問を終わります。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 2点、伺います。1つ目は確認です。先ほどの御答弁でもございましたが、災害対策基本法の中で例外規定を設けられていると、それに基づいているんだと思いますけども、この例外規定というのはここでいう逆手挙げ方式のことを指していっているのかどうかということ。こういう運用が、国が想定しているかどうかということを確認を申し上げたい。 2つ目ですが、これは先ほど城處議員の質問と関連するんですけども、要は提供する情報は氏名、生年月日、性別、住所または居所、電話番号、避難支援等必要とする理由ということで、かなりセンシティブな個人情報だろうと思います。ただ、災害が発生したときに備えるためには、緊急時以外にもこれを提供しなければならない。この趣旨はわかるんですが、非常にもろ刃の剣のところはあるだろうということは思います。その上で、今回は条例ですと第5条第2項に名簿情報の提供については本人の同意を得た上で行わなければならないと明記がある。ただし、第3条第1号から第3号までに定める避難行動要支援者については、避難支援等関係者への名簿情報の提供について本人に確認を求めた場合において、不同意の意思を示さなかったときは本人の同意を得ているものとして取り扱うものとすると書いて、運用するという条例だと思います。 ここで肝になるのは、本人に確認したときに嫌ですと言わなければ、それはいいと言っているとみなすということだと思うんですが、このときに慎重を期すべきは確認の方法なんじゃないのかなということを、一般的な感覚として思います。普通郵便だと、郵便が届いたときに受け取ったか見たかもわかりませんけど、せめて書留にしないとだめなんじゃないかなというふうに感じますが、ちょっと費用のこともありますので何とも言えませんが。一般的な感覚からして、郵便送っといたから、あなただめって言わなかったでしょうと言われると、ちょっと怒る人も出てくるんじゃないかなという感じがしますけど、どうなんでしょう。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 後段の質問ですが、費用対効果でございます。全て書留にするということは、非現実的。例えば選挙の投票券を全て書留で送っていますか。あなたはちゃんとつきましたか、そういうようなことはやりません。そういうようなことから、本当に嫌だ。本当にまずい、そういう人たちだけをきちんとピックアップをしよう。見ていないのに名簿に載っているじゃないかというような、例えば何らかの疑義があれば、その人に対しては直ちに名簿を取り消す。そういうようなことですので、一般的な役所からの文書発信の普通郵便で行います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) まずは、例外規定は逆手挙げのことかということですが、基本的にはそのように考えておりますが、法律は条例に特別な定めがある場合を除いて、本人の同意が得られない場合は提供してはだめだといっています。この条例というのは、今回のこの条例であるわけで、その内容の定め方をどこまで個人情報と考えるかというのは、ちょっとハンドリングの余地はあると思います。今回、多治見市では明確に意思を表示した人以外は全て載せようという方向で、今回、議会にお諮りをしているということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 私の1点目の質問に関しては理解できました。 2点目の通知の方法に関して、少し確認させていただきますが、いみじくも市長が言われたように、選挙なんかでも同じような取り扱いをしているということです。それはやはり、選挙の場合は選挙についての周知を十分にしているということは大きいかと思います。同じようにしろというわけではございませんが、先ほども言ったように、非常に重要な個人情報だろうと思います。変な言い方ですけど、これをお金に変えようとする人が出てきたら変えられちゃうような内容だと思います。ですが、それをなお置いても、地域の安心・安全を守るために必要な条例だというふうに今回望まれていると思います。 だからこそ、どのように今回の避難行動要支援者名簿の登録をするのかということを周知徹底していくのかということが重要になるかと思います。だから、広報でこういう避難行動要支援者名簿を載せますよとか、区長会も当然通して、町内に案内するでしょうし。例えば、これをし過ぎて、特に初回ですね。これが当たり前になっていけば問題ないと思うんですけども、最初はトラブルがかなり起きてもおかしくない案件だと思いますので、十分な周知徹底が必要かと思います。そのあたりはどのような対策をとられて、実際に運用されていく御予定なのか、お聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 基本的には、やはり区長会を通じて区長、町内会長にしっかり御理解いただいて、広げていきたいということです。その他広報、ホームページ等で当然周知していくということで考えております。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 今、企画部長の話で、区長会を通して周知ということですが、例えば区に入っていない町内、また個人、それぞれいろいろあると思います。そういう中で、避難行動要支援者名簿の対象者は、多治見市の中で 100%網羅できているのかどうか、その辺を確認します。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 町内会に属さない人も避難行動要支援者名簿に載るかどうかということですよね。基本的に全て載せるという方向で、今考えております。 ○議長(嶋内九一君)  11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) そうした場合は、情報提供者の相手先というのは、この部分も全て区、または区に入っていない町内、町内は存在しているんだけど、区に入っていないという町内もあると思います。そういう場合は、例えばその町内におろすとか、その辺はその条件にあわせて情報提供するということでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 先ほどの個々の対応の中で、当然想定し得る課題かなと思っております。できれば区長、町内会長、その地域にお願いできればということもあるんですが、当然ちょっと難しいというような場合もあると思いますので、そこはちょっと個々の相談で対応をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) マンション丸ごと区に属していないというところも中にはあるかと思います。そういうところもこのケース・バイ・ケースでこれから今後、検討する問題だと思います。情報提供、自治組織で区長に届くと思うんですが、その区長一人でそれを抱えられる問題ではなくて、例えば副区長として判断して、その例えば副区長とその辺で共有するとか、そういうようなことも起きてくると思います。そうしたときに、第8条で提供を受けた名簿情報の漏えい防止のための必要かつ適切な措置を講ずるというようなことの、要は個人情報の管理の問題ですが、きちんと区長がその下へ、どこまでおろしていいか。またはその辺に対しておろした場合は、どのようにきちんとその辺は、その区長が自治会の中でそれに対して徹底するかということをきちんとしないと、後からいろんな問題が起きるかと思いますが、その辺は今後どのような指針を持っておろしていくでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) これは現在の避難行動要支援者名簿でも既にやっておりますけども、まず避難行動要支援者名簿原本を区長にお渡しをします。複写をしてもよいことになっておりますが、その複写をできる範囲が副区長、町内会長、自主防災隊の隊長、そこまでにとどめてくださいというお願をしております。閲覧のできる方は、その関係者ということで、自主防災隊で必要な方は閲覧まではできるというようなことで運用してくださいというお願をしております。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 今、自主防災隊と聞きましたが、今、区によって、町内によっては防災委員会とか、独自に行動できるような組織というのをつくっている町内も、区もあります。逆に言うと、それは自主防災隊に準ずるものと理解して、その中でこういうところまで名簿をおろしますよということを市のほうに報告しながら、その辺は短絡的に考えていけばどうか、確認します。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) そのとおりに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 2点、お伺いをいたします。まず1点目は、先ほどの企画部長の御答弁でも避難行動要支援者名簿掲載者数は1万人ということの御答弁ありました。このことに鑑みまして、第3条第2号の対象について、まず質問させていただきます。この第3条第2号については、65歳以上の高齢者のみの世帯で、かつ要支援1、要支援2、または要介護1、要介護2の方だということでうたわれていると思いますが、その対象者が先ほどの1万人のうち、以前いただいた資料では 3,000人ということで逆手挙げ対象の一番の大きな部分を占める人数であるかと思います。 その中で、今回、私の住む滝呂台グリーンビレッジ自治会の 500世帯の名簿をちょっと見させていただきました。そうしたら 500世帯のうちこの要支援者がどういう人が登録されているのかということを、手挙げ方式の名簿でございますけども、ちょっと気づいたことは、65歳以上かどうかはわかりませんけども、高齢者の方で独居の方が要支援として求められているというのがこの名簿の中でちょっと散見されました。独居といえども、年齢が65歳以上なのか、それとも男性なのか女性なのか、それからまたその人の体力、能力等の差異はあるかと思いますが、私がお尋ねすることは、今申しあげました 65歳以上の高齢者のみ世帯で、かつ要支援1、要支援2または要介護1、要介護2にあわせて、独居のことについての視点はなかったのかどうかを、まず1点お尋ねをさせていただきます。いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 今回、この条例を制定するに当たりまして、対象者の見直しもさせていただいております。全員協議会でも表をお示しして説明させていただきましたが、今までは65歳以上の高齢者のみの世帯が対象で、これは対象者数が約1万 9,000人ということで、その中で手挙げ方式での対象が約 1,400人ということでした。高齢者のみの世帯、独居も含めて御健康で御自分で避難できる方は今回、対象から外してもいいだろうというようなことの検討の中で、今回、65歳以上の高齢者のみ世帯かつ要支援1、要支援2または要介護1、要介護2というふうに定めさせていただいたということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今、企画部長がおっしゃられましたように、確かに65歳以上でも2万人弱おみえでございますので、その中から独居等々を拾おうと思うと大変な作業にはなりますし、メーンが拡大されてしまうので、少し大変なことかなとは思いつつ質問をさせていただきました。現実として手挙げ方式でやった名簿の一例として、そういう独居の方が非常に御心配をされていて、要支援として手を挙げておられるということの現実があることを、まずお伝えしたかったのが1点でございましたので、お伝えさせていただきました。 それとあわせまして、2番目の質問としまして、この約1万人の方が、手挙げ方式、または逆手挙げ方式等々で名簿化されてくることによって、今まで以上に避難行動要支援者名簿の登載数がふえてくるわけでございます。そうした場合に、避難行動要支援者名簿に対応するためには、地域力というものが非常に問われてくると思いますが、その辺、地域力と避難行動要支援者名簿との関連性についての御見解がありましたら、お示しをください。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) まず前段のお話で、今まで対象の方が外れちゃうよということなんですが、今回の規定の中でも手を挙げていただければ載せられるという規定がありますので、これは例えば区長とか町内会長とのやり取りの中でそういう希望があれば、言っていただければ登載しますし、直接言っていただいても登載はできるということになっております。基本的に、今回の対象者同等程度の方であればオーケーというようなことにしております。 もう一つは、地域力との関係ですが、これは名簿だけの話ではなくて、やはり地域防災力、ひいては地域力の向上につなげていきたいということを考えております。特に防災のほうでは、自主防災組織の支援補助もやっております。いろんな活動の支援をしていくと。その中の一環としてこういったこともやっていただいて、防災力、自主防災組織の力も高めていただいて、全体的に自助、共助の多治見市の防災の力が上がっていければというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 1万人が避難行動要支援者名簿に該当するということだったんですけども、その方たちは不同意であっても載る可能性があるというふうなのか、不同意でも、避難行動要支援者名簿に自分の名前などの情報が載っているということは承知をしていると理解していいのかどうなのかということを、まずお伺いをしたいと思います。 それから、安否確認とか救出することもあるかと思うんですけども、安否確認をした、あるいは救出をした後の対応をどうするのかっていう、そのマニュアルというのはできているのか、お伺いをします。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 不同意の方が名簿に載るかどうかというようなことなんですが、基本的に名簿っていうのは、一番最初、寺島議員のときに少しお話ししましたが、平常時の名簿と災害時の名簿と2種類ございまして、災害時に出す名簿というは、これは本人の同意なくですので、全員載ります。当然、不同意の方も把握はしておりますが、平常時の名簿には載らないということになります。 安否確認以後の対応ですが、これは先ほどから申しておりますが、自主防災活動の一環として、区、町内においてどういった活動をつなげていくのか、防災訓練をやったりいろいろあるかと思いますが、そういったことにつなげていきたい。先ほどの補助金の話もしましたが、そういったものを活用していただいた中で、市としては支援をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) マニュアルはまだこれからつくるということですか。ということと、あといろいろな該当する人をこの資料で見ているわけですけども、外見的に要支援とか、そういうのはあるんですけども、病気の方もいらっしゃるということで、病気とか精神的なものも含めてという形で理解しているんですけども、そういう、どこまでのことを把握しなきゃいけない、載せなきゃいけないというか、その辺のことはしっかりと基準ができているんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) まずマニュアルということでしたが、避難行動要支援者名簿を区長にお配りするときに、こういうような活用の仕方をしてください、その後、こういうふうに展開していってくださいというようなことはまとめて説明をしたいというふうに考えております。 それから、今の病気等どこまで書くかというようなことですが、基本的に様式には特記事項を書く欄がございまして、要は避難等の場合に知っておいていただくといいというところは本人に書いていただくというような内容になっておりますので、一応、本人の申告によってそういったところを書いていただくというような形になっております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 3点ほど、お伺いをしたいと思います。こうやって避難行動要支援者名簿の整備がされる。緊急時は当然のことながら、事前に避難できる、そういう体制づくりをしていくことにも避難行動要支援者名簿が使われていく。そのきっかけができるということは、とてもいいことなんですが、先ほどから城處議員や奥村議員のほうから話があったように、地元でどんな使われ方をするかです。私は市議会議員として、二つの区ともう一つの区にいつも町内会長会議、それからその福祉の皆さんとの連絡をする会議に出ていて、実際に思うところなんですが、民生委員は法務省から委嘱をもらって対応ができる。そういうところにあると思うんですけど、区長は自治会に入っていない人たちの問題までかかわるというのは難しい問題です。 もう一つ、町内会長といっても、町内会に入っていない人たちもあって、まち全体の形っていうふうにうまく考え方が整理されていないと思うんですけど、まずそのことはいかがでしょうか。例えば、地図をつくるという話で、民生委員の方たちはお持ちになっているんだろうと。それをもとに基本情報の中から、この人たちは対応しなきゃいけませんよという形の、もう一つの名簿に変えて、それを区長と町内会長たちで議論をしていくとか。あるいは自主防災隊の隊長にその辞令を渡す形で、ちゃんとした職務として市との協力関係をとっていくみたいにするとか。何かやらないと、もう知られたくないと思う情報をほとんど同意したという名目で出されてしまう。こういうことは心配だと思うんですけど、その辺はどんなふうに具体的にその避難行動要支援者名簿を使っていくことを考えてみえるか、教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) もともと避難行動要支援者名簿の作成については、災害対策基本法の中で義務づけられておるということでやっておりますが、その活用方法までは規定がしていないんです。そこはやはり各地域で実情に応じて考えましょうということだと認識しております。ぎちぎちにこちらから縛って、公務だからやってくれというようなことではなくて、やはりこれは各地域の共助の一環として、みんなでやっていきましょうということの機運は盛り上げていくことが大事だというふうに考えております。その中で、先ほど来出ております市としてのマニュアルといいますか、基準といいますか、考え方は示してまいりたいというふうに思っております。 今回、条例をつくっておりますが、詳細について施行規則もあわせて今つくっておりますので、その中である程度の基準は出ておりますので、またそれは皆さんにも見ていただけるようになりますので、そういったことを見ていただいて、また議員も各区長、町内会長のほうに橋渡しと言いますか、つなげていただければありがたいと思っております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) どこの町内会でも交代制で、基本的にある情報はみんなが共有してしまうということになるものなので、その辺のところをどういう形で上手にプライバシーを守りながらいけるかというところは、よくよく考えないといけないことだと実感をしていますので、それをお考えいただきたいと思います。 それから、仙石議員や寺島議員が言われたように、一番大事なのはそういう地域の中でみんなで支え合っていこうという思いがしっかりしていくことだろうと。以前、自主防災隊をつくったときは、実はコミュニティー政策を大事にせにゃいかんと。小学校区の公民館をつくって、それに対応していこうとした流れがあったんですが、途中でコミュニティーのことも小学校区の公民館もなくなって、自主防災隊もほとんど機能しない形になって、ずっときたわけです。今から思うと、上からがさがさってやっただけでは動かないので、住民の皆さんの気持ちがそうだと思われる、みんなで支え合っていこうというふうになる、そういう地域コミュニティーをどうやって考えていくかという話だろうと。 例えば、阪神・淡路大震災があったときに、日ごろからおつき合いのある人は助けてもらえたと。そのとき、神戸の婦人会を中心に、やっぱり社会教育は必要だ、コミュニティーが必要だと。小さいミニ集会が必要だといって、地域活動を起こしてきたんですが、そういう地域からの盛り上がり、そういうものがあるような形でないと、これはなかなかつくっただけで終わって、使い勝手が悪いんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 防災はやっぱり自助、共助、公助の中で、共助が一番大切だということで、そこは皆さん御理解いただいておると思っております。公の限界ということの中でどこまでできるのかということです。共通的な、基本的な考え方はこちらのほうで示して、お願いをしていくということですが、やはりこの地域の活動全てに市が、防災の職員が地域、地域全てにかかわるのはかなり厳しい、困難だと思っております。ですから、一つの考え方として、例えば議員の方にそういったつながりをやっていただくとか、橋渡しの役というのはぜひぜひお願いしたいなと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) いわゆる共助をするというところは一番大事なところで、これは市民の皆さんの意識がそこに固まっていかなきゃいけない。そういう気持ちになれるような対策、政策、そういうまちづくりの方向を示すことが必要じゃないかと。そういうことができる仕組みを、今の区長会、あるいは町内会の仕組みの自治組織とそれから民生委員の方たち、どんな形で役割分担をして世論をつくり上げていくか。 今は逆に、町内会から個人が抜ける。そういう事例がふえていて、もう少し根本的な対応を変えない限り、いわゆる阪神・淡路大震災の後、東日本大震災の後、そういう危機に瀕して、みんながそうだねって思えるようなことが伝わるような仕組みをやりながらでないと、なかなか難しいと思うんですけど、そういうところの空気を醸成していくことをあわせてやっていく気があるかどうかということを一つ。 それからもう一つ。これは1万人が対象で、リアルタイムで情報を把握していかなきゃいかんと。福祉課と市民課の異動情報、それから施設に入っている人たちを含めた、さまざまなことを作業していくというのはとても大変なことで、さっき奥村議員が話していましたけど、企画部局がやる、考えなきゃいけないところは、ルーティンワークをやっちゃいかんので、それは役割分担して、そういう形で企画部局から外すような管理が必要だと思うんですけど、その二つどうですか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 地域の意識の高まりについて支援するというのは、当然していかなければいけないというふうに考えております。その一環として今やっているのは、例えば地域力、地域防災力向上セミナーから始まり、おとどけセミナーもそうなんですが、大きなものはやっぱり補助金です、活動支援補助金。こういったことで支援をしていこう。これをきっかけとして使っていただいて、やっていただきたい。それから、防災モデル地区というのも以前から指定しておりまして、活動の活発なところをほかに紹介してやっていただくと。そもそも組織がなかなかできないというお話も聞いておりますが、これは根本的な課題ですので、なかなかすぐに解決は難しいんですが、現状の体制の中でそういった形で各地域、地域で自主的な考えのもとに進めていく。それを市役所は支援していくということでやっていきたいというふうに考えております。 それから部署については御意見いただきましたので、また庁内での検討課題とさせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) いわゆる住民の皆さんにその気になってもらえるような仕掛けが要ると。というか、そういう思いが要るということで、それをどうやってつくりだしていくか。それは市民の方が日常生活をしながら、本当にいろんな環境で暮らしておみえになるという、その市民の皆さんの気持ちのところに行政、それを進める側が補っていかないといけないんじゃないかというのが一つ。 それから、一つだけ提案なんですが、自主防災隊長をある程度、例えば3年とか、町内に頼んで、区長に頼んで、そういうふうにして、その方たちにちゃんとした辞令を渡して対応してもらうと。そのことによって、個人情報の分散を防いで、民生委員と自主防災隊長でしっかり話し合っていけるようにする。こんなふうな仕組みをつくって、そこの人の周りに支えてもらえる人が集まるように、きっかけをつくらにゃいかんと思うんですけど、そういうことをかなりしっかりやっていただかないと、つくったけどそれで終わってしまう。あるいはつくるのが大変手間で、もう10年もたったらくたびれちゃったということになりかねないですので、その辺、どういうふうに考えていかれるかわからないんですが、私が言いました2点というのはどうしても考えなきゃいけないことだと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 形式的に組織だけで唱えても、それはやっぱりちょっと違うのかなということは考えております。 それで、自主防災組織の補助制度の中で、今ちょっと考えておるのは、来年度以降、これは一般質問でもありましたが、地域での防災士の役割というのは大きいということで、そういった方の支援も含めて考えていく。区や町内でそういった方を出していただいて、資格をとっていただいて、その地域の活動の指導役になっていただくというようなことも一つの案だろうと思っておりますので、これは現在、ちょっと検討中でございますが、そういったことでの広がりを、今期待をしておるところです。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) この条文は、全国的に見ても、岐阜県の中でも多治見市は先進地という形をとるかなというふうに思うんですが、非常に皆さんの意見も本当に前向きな意見でありますので、いいかなと思いますけど、この本文の文言全体を拝読しますと、条文全体が、個人情報保護法に触れる項目があるわけですが、取り扱いは慎重に安全な管理という形もあるかと思います。今、区長会に委ねるという部分がありましたが、その区長会の中で、こういった本文を通して説明なさるのか、本文そのまま皆さんに理解していただくのか。こういったところを教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 個人保護法に抵触するとおっしゃいましたが、そのようには考えておりません。この条例の本文を見ていただいても、なかなか御理解が進まないと思いますので、当然、もっとわかりやすいものをつくって説明をしていくということを考えております。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) この中身を利用する目的。例えば質問とか疑問とかたくさん生じてくると思うんですが、どこが窓口でどのように相談をするのか、教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。
    ◎企画部長(鈴木良平君) 市役所の窓口は、企画防災課の防災グループになります。 ○議長(嶋内九一君) 8番 渡部 昇君。 ◆8番(渡部昇君) 避難行動要支援者名簿の提供先なんですけども、区長のところに来て、区長がコピーして町内会長に渡され、そこまでだと思うんですが、災害時は必ずその要支援者の御近所の方が御支援するしかないんです。要支援者の班単位、要支援者がみえるところの班ですね、町内会の班。私の班ですと、16世帯ぐらいあるんですけども、その班長にそのコピーを渡すことはできるでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) コピーを渡す範囲は、先ほど言ったように、町内会長と自主防災隊長までにしておりますが、閲覧は必要に応じ関係者に認めているという状況です。 ○議長(嶋内九一君) 8番 渡部 昇君。 ◆8番(渡部昇君) 例えば町内会長が、要支援者がいる班の班長に、その人がいますから1年間対応してくださいということは、口頭では言えますか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) どのような体制でその町内で自主防災をやっていただくかということ、まさにその話になりますので、ある程度柔軟な対応はしたいと思っております。ただ、個人情報の絡みもありますので、その辺をにらみながら活動しやすい方法で考えていっていただければというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第4号 多治見市役所の位置を定める条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) 4号冊のほうから質問をさせていただきたいと思います。 5ページのほうですけども、建設費用について52億円を見込んでいますという説明文がございますが、この建設するに当たっては、基金をためておりますので、基金を充当してということですけど、残りの部分につきましては、どのようなもの、ちょっと話を聞いたところによりますと、公共施設等適正管理推進事業債というようなものを使って、少しでも財政措置を受けれるようなことを考えているというようなことをお聞きしたわけですけれども、この辺の将来的な枠が結構きつくなっているというか、事業自体も早く進めないとこれにのれないのではないかというような文言が、これ見て読みとれるわけですけども、こういったものを積極的に使っていこうというそういう、今認識があるのか、これはもうちょっと外して、もう少しゆっくり考えていこうというふうに考えているのか、どちらのほうなんですか。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 今言われたものにつきましては、確かに期限がございまして、今のままでは私どもの建てる時期では間に合いません。ただ、それはこちらのほうとしては延長を願っているもので、どうしてもこういうものがなければ、起債を借りることはできますので、ただこれは交付税のつかない起債となりますので、できる限り国の財源等がいただけるような財源でやっていきたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。 ◆20番(石田浩司君) 今のこの事業のものでは難しいという話になるのか、具体的にまだ余地があって、これまだ使えるよというふうになっているのか、そこはちょっともう一度確認したいところですけども、頑張ればとれるものなのか、もう全然だめなのか、もっと早く決められればこの事業についてこの予算がつくのか財政措置されるのかというとこだけは、ちょっと確認させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 今の国の制度ではということで答えさせていただきましたが、それについては、私どもは期限の延長とかそういうものを要求しているところでございまして、できる限り頑張って市の財源を使わないような形でやりたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) 候補地の優劣というか、点数的なことではなくて、ちょっと本筋から外れるかもしれませんが、住民に理解を得ていくためには、決まってからしかいろんなことができないというような答弁、今までいただいているんですけれども、やはり多治見市の将来イメージの中で、新本庁舎がどういった基本構成で建てられるのか、また跡地利用についてどういった構想を持っているのかということをやっぱり明らかにしていかないと、なかなかスムーズに住民の理解を得られないと思っているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) ごく一部の市民の中に、初めて聞いたという人は市長の耳にも届きます。ただ、議会の皆さんには、5年も6年も前から庁舎問題については十数カ所から順番、順番に絞り込んできた。最終的に2カ所に絞り込んで点数数値化をしている。こういうようなことは、ここにいる議場の皆さんは、十分御認識をいただけるというふうに思っています。 よくこういうようなとこで議論になるわけですが、市民への周知とか今までの経過というのを、全て市側でやるんですかということです。それは市議会議員の皆さんに大きな責務があるんでしょということです。それは、城處議員は1年生議員だけれど、前にいらっしゃった議員にもそういう責任はあるんでしょということです。そういうふうなことをしっかりやって、ここの中の議論をしているし、既に特別委員会を設置して全員参加で議論をしています。 ただ1点申し上げます。跡地利用については、区長会でも質問がありました。完全に絵を描き切るというのはよろしくない。跡地利用まで全部決めうちかというと、もうはなから決めていたじゃないかということを言われます。跡地利用のことを言ったときに、駅北に行った場合の日ノ出町の跡地利用、日ノ出町に来たときの駅北の跡地利用、それをわざわざ全部つくり切るということではなくて、おおむね口で言えといえば、今でも言えます。ただそれを詳細な絵まで、パース図までつくってやるということがよろしいかどうかというのは、市長として大きな疑問を思います。 議会の中で位置を決定する。位置を決定するということは、跡地ができたほうの中の跡地利用をしっかり協議をする。その協議の中では地域の皆さん、特に市全体の議論もあるんでしょうが、地域からの意見というのは多く聞く必要があるというふうに捉えております。それを今言えといえば、口頭では言えますが、それを全部言うのが正しいとは市長としては捉えておりません。 ○議長(嶋内九一君) この際、暫時休憩します。   午前11時54分休憩     -------------------------   午後1時03分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) 市長が午前中におっしゃられましたが、私1年生議員として、新本庁舎の問題は存じ上げておりましたが、これほど性急にことが進んでくるということは、私は予想だにしておりませんでした。 そういう中でも、夏以降、総務課長の御協力を得まして、養正校区にある各区の町内会長会議で説明会を開くなど、いろんな努力をさせていただいております。私自身は、この新本庁舎の問題というのは、にぎわいをなくしつつあるこの校区にとって、ピンチでもあるがチャンスであるというふうに捉えて、市議会議員にならせていただいております。 そういった中で、そういった議論をしようにも、今の性急な中で、お前はどっちなんやと、そういうことを聞かれてしまって、その先のことが言えないような状況があるということは御理解ください。 そんな中で、建設的にまちの声を拾い、前向きな議論を進めていくためにも、市長のお考えがもしあるのであれば、可能な範囲でお聞かせいただければとを思います。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 区長会で、第1区の区長から同様の質問がございました。跡地利用については、十分な時間あるいは十分な回数、地域の皆さんの声をしっかり得るというようなことで、いわゆる地域参加、オール市民参加の関係で跡地利用の計画、これについてはしっかり計画をつくっていく、こういったお約束をさせていただきました。本議場についても、こういった跡地利用については、しっかり時間をかけて市民参加というような形で、何が必要なのか、何を求めていらっしゃるのか、そういうようなことをしっかり捉えて跡地利用計画はつくってまいります。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 市民説明会が、11月23日、24日ありました。そのときに、パワーポイントで資料が配られて説明をされたわけなんですけれども、その中で、建設費用について52億円という数字が出ているんですけども、その中に土地代が入っていないということがどういうことなのかということです。 それで、立体駐車場 250台について、維持運営費で 1,400万円として資料に明記して説明されているわけですけども、立体駐車場の維持管理運営費というのの概要というものはどのようなものなのか、教えていただきたいということが1点。 それから、今回の議案の中でこの場所の決定については、一定の市民合意を得てからとなるというふうに書いてあります。その一定の市民合意ということに関して、もちろん市長が議会ということを言われると思うんですけども、一般の市民がどの程度含まれているのかということをお伺いします。 それから、忘れていたことが1件、建設費としては52億円ということなんですけども、多治見市はその前に、駅北庁舎を建設しております。その駅北庁舎の建設費と合わせると、庁舎建設に関して何億円になるのか確認をしたいと思います。この3点です、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 市民の皆さんの合意、最も重要なのは、議会の特別議決です。庁舎の位置というのは非常に重要ですので、3分の2の可決がないと本庁舎の位置を決定することができません。 これまで、昨年の夏の地区懇談会あるいは各種、各層の団体、これは多治見市は26の団体に対して意見をお伺いをいたしました。加えて、市民の代表でございます50の区の区長、こういった皆さんにも区長会ごとに説明をさせていただいております。直近の区長会の中では、今回こういった議案を提出するというようなことで、区長の皆さんに説明をさせていただきました。大きな異論、大きな質問はございませんでした。ただ第1区の区長から、「跡地利用については十分な時間、十分な機会をしっかり補償してください」こういった要望が出されました。これに対して、市長としてしっかりその意見については、責任を持って履行させていただく、こういうふうなことをお伝えをいたしました。こういう経過を経ております。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 駐車場の維持管理費ということでございますが、これは駐車場のゲートですとかそういうのを管理するものと、あとは借地料となります。 それから、駅北庁舎をつくったときが、確か記憶で21億円ほどだったと思いますので、52億円と足して73億円となります。違っていたら、また後で訂正させていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 答弁が聞き取りづらいので、もう一度答弁をお願いします。 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) マスクを外して答弁します。 駐車場につきましては 1,400万円ほどが借地料として見込んでおりまして、運用経費、要は機械等を設置しまして出入りを管理するという形になりますので、それが約 950万円ほどと見込んでおります。 それから、駅北庁舎につきましては、21億円ほどと記憶しておりますので、いまの52億円と足して73億円とお答えいたしました。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) そうしますと、多治見市は庁舎の関係で、73億円ということをしっかりと資料に明記してもらいたいというふうに思います。 よその市が庁舎にどれだけお金かけたかというところで、多治見市の場合はこの前の駅北庁舎の分が抜けていて52億円というふうな明記しかされていなかったので、きちんと庁舎に関しては73億円かけるというふうにはっきりさせていただきたいということがあります。 それと、借地料の 1,400万円というふうにおっしゃいましたけど、市民説明会では、維持運営費というふうに駐車場のそういうふうに明記されていますので、ちゃんと借地料ということを、しっかりと市民にも説明していただきたいというふうに思います。 それから、跡地利用の話がちょっと出てきているんですけれども、議会が主催した公共施設管理室による議員研修会で質問したわけですけども、職員の回答では、新たな施設などは、もうあそこにはつくれないというような答弁があったんですけども、今後検討するという中では、施設をつくらないという条件の中で、そういう中で検討されるということですか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) この前の議員研修会でお話ししたことは、今の公共施設適正配置計画がありますよね、あの中で、庁舎について複合化とかそういったものの案にはなっていないんです。現時点の計画の中で、この本庁舎を複合化するという計画はないわけです。それを踏まえて考えているということと、新規に建て直すということは、やはり原則的に考えていないということですが、ただ庁舎の今後の検討の中で、一つの可能性として、そういうことも内部で検討したということは、確かお答えしたというふうに思っていますが、ここはまだ選択肢の一つというふうなことで、まだ今後の検討の中の話だと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) この話は、市長は本庁舎建設に関する特別委員会には出ていらっしゃらないし、当然私どもの議員研修会にも出ていらっしゃらないので、ここの場である程度はっきりさせておきたいと思うんですけども、あのときは、本庁舎が駅北に決まった場合の跡地の利用として、例えばこれは一般質問でもやるんですけども、「坂上児童館と中央児童館を合体させて、ちょっとレベルの高いものをつくって、あともう一つの情報センターのようなところもこちらに持ってくるとは、考えたことありませんか」というふうに申し上げたら、「我々も考えたけれども、もうあそこには新たな施設は跡地にはつくらないというふうに考えている」という、そういう答弁だったように思うんですけども、私の勘違いなんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 今回の議決をいただいた後の跡地利用、いわゆるこの日ノ出町の跡地をどういうふうにするのか。今ここではっきり申し上げますが、一切公共の施設をつくらないということは、発言をしていないはずでございます。ここに何が必要なのかということをしっかり議論をしましょう、そういうようなことはしっかりお約束をさせていただきました。 形容詞だけで申し上げます。この地域は、高等学校を中心として多くの文教の地域です。この地域は、オリベストリートを中心として観光の地域でもあります。一方、大変な状況になっているのは、高齢化が訪れています。こういった今の3つのような要素を考えた複合的な施設があるべきではないかという意見は、地域の有識者からいただいております。それを市役所は回数を重ねて時間もかけて、そういったものが必要であるというようなことが決定したときには、その決定の過程、プロセスを大切にしながら、それに向かって何を市全体で集約をするのがここに1個新しいものをつくるということは、何かを集約をする、何かをスクラップをしなきゃいけない、そうなるとこの日ノ出地域、養正校区だけの話ではなくて、役所全体のファシリティマネジメント的な観点が必要です。こういうようなことをしっかりきょうお約束をさせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 委員会がありますので、簡単な質問をさせていただきます。 先ほどお話がありました、平成23年7月に市庁舎将来構想のところにある内容、建設費の財源確保が見通しができた、かつ一定の市民合意を得てからとある話で、26の団体に説明をした、区長に区長会で何回もと言われるんですが、いつごろから団体説明をしたか、区長にはこういう考え方だというのは、いつから説明されたかをお伺いをしたいと。といいますのは、この位置の問題が特別議決という形でその意味がとても大きいものです。これからの何十年にわたるまちの将来の姿、市民の皆さんの生活の形、そういうものが大きく変わる可能性がある、そういう大事なものだから、特別議決になっている話で、場所だけどうこうという話ではないんです。だから、住民の方に、もっと丁寧に説明をしてしっかり議論をした後に、こんなまちになりますよと、だからこういうふうで考えましょうというふうに要約していくのが、正しい選択じゃないかと思うんですけど、その辺いかがですか。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 当然、団体への聞き取りにつきましては、こちらが方針を固めてからですので、前年の12月24日以降で行っております。また、区長会につきましては、ちょっとこちらはタイミングが合いませんでしたので、2月の区長会において説明させていただきました。 区長会につきましては、それ以前から途中経過的なものは出しております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 今のお話にもありますように、基本的にはこの話が出そうになった去年の12月以降の話で、区長会でこういうまとまった形でお話がされたのが2月、これはいかにも段取りが悪いといいますか、いわゆる市民の方の合意ができてからという点からは、大分ずれているんじゃないかと思うわけです。そのずれていると思うことを補強する内容としては、2カ所の説明会がありました。2つの説明会の翌日が、実はパブリック・コメントの最終日だったんです。まずは、その説明会で回答がなされなかったことについては、対応しないというお話でした。 多治見市の将来に、大きな影響がある内容ですので、その辺のところを本当は丁寧にしなきゃいけないのに、なぜか本当にこの数カ月に固まっていると、こんなことで本当に大事なことを決めていいかと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 市民の代表である市議会議員の皆さんには、7年も8年も前から14カ所から絞り込んでくる経緯というのは、しっかり説明がしてあります。最終的に議案として駅北庁舎隣接地に持っていく、その内容を決めない限りは市民説明会というのは行うことができません。「駅北がいいですか、日ノ出町がいいですか、皆さんどう思いますか」こんな説明会を市役所がやるはずがありません。したがって、これが余りにも拙速というような意見については付議することはできません。それは市議会議員の皆さんが地域の声をしっかり聞いてくる、こういった期間の中で、十分時間があったはずでございます。 こういうようなことから、各種各団体、あるいは区長、特に区長は区長会があるたびに、今の議論の経過、経緯、こういったことをお話をしております。こういうような中から、直近の区長会の中では第1区の区長から跡地利用についての十分な時間あるいは協議を行う、こういった要望をいただいたというようなことでございます。したがって、私どもが隠したり、急いだり、大急ぎをする、こういったことは一切しておりません。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 4号冊の5ページにあります利便性等のこちらに判断するという理由を決定するに至った内容なんですが、ここにある利便性というのは、実際現在は車社会なので、渋滞があったり、駐車場についての無理がある、一方では無料の駐車場があるということを踏まえていないんじゃないかと。 それから、防災拠点といいますけど、実は言ってみれば、どちらも水がつくところで、駅北のほうがハザードマップでは水がつく量が多いという話で、もうこの問題を言うんだったら、もっと別の場所に考えるという形が必要なぐらいで、これで差異をつけることはおかしいんじゃないかと。 もう一つ経済性の問題でも、基本的に地価の高いところにつくって税金も払ってもらえないような施設、そういうものができるわけです。民間であれば税金払ってもらえます。それに行政がやる場合には、土日夜間が使えない、これ駅北庁舎のときも言ったんですが、市役所をつくっても経済的な価値が高まらないだろうと。どっちに経済的な可能性があるかということは、そんなに簡単に決められることじゃないと思うんです。多治見市がどういう形で選定基準をつくったか、それからその選定基準をいつからつくりにかかっていつでき上がったかと、議会から出した意見は排除されたものもあれば排除されなかったと。誰が評価をしたか、3回しか言えないのでこれ聞きますが、答えてください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 選定基準については、詳細には 100点満点の点数化というのは、昨年の秋ぐらいから着手をいたしました。この点数表について恣意的ではないのか、あるいは間違っているのではないか、こういったことが林議員から、本庁舎建設に関する特別委員会で指摘をされたというのは、市長として報告を得ております。最終的に執行部が出した点数表が間違っている、恣意的であれば、正しいと思われる対案を提出してください。これは総務課長がしっかりお答えをしておりますが、あなたからは、その対抗する点数表すら出てこないということです。これ以降については、委員会の中でしっかり御議論をしてください。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) まず、秋口から決めてきたと、そのときにつくったのは市の職員であろうかと、そういう経済的合理性とか利便性とか防災関係のそういうことの客観的なものをつくることができる民間の方たちもあるわけで、有識者の方たちに、まずお話をしていくというのが、私は筋だと思っています。2つ目は、評価するときも、やはり同じような形でつくった人が評価するんじゃなくて、そういう形でできるだけ広い範囲で確認をしていかないといけないんじゃないかと。 将来にわたっての大きな影響を与えるもので、駅北に庁舎があるから、2つでどうしようもないから一緒にしたいという意思はわかるんですけど、そういう話じゃなくって、経済的合理性、まちづくりの上での合理性をどう見るのかというのは、このような数値で評価をされても、なかなか理解をすることができないと思います。大事なことは、そういうことを丁寧にやることで、どういうまちになるのかと、あそうなんだという形になるべきだと思います。 その中で、初めてこのまちはこういう形、このまちはこういう形っていう都市マスタープランの地域プランみたいなものができあがってくる、そのことによって、まち全体がみんなで動き出してくるこういうものだと思うんですけど、何か大事な特別議決を得なきゃいけないようなものが、実にお手軽といっちゃいけないんですが、そういうふうに短期間で、行政の中だけでできていくと思う。説明会、あるいはパブリック・コメントが合理的かというとそうなっていない。これは基本的に瑕疵があると思っていますので、本会議でもしっかり議論させていただきますが、何か意見がありましたら。 ○議長(嶋内九一君) この議案につきましては、付託される委員会が開かれますので、そこで執行部も出られますので、しっかりと議論していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。特に発言があれば、市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) お手軽とか急いでいるとか、もうまこと失礼な発言でございます。委員会の中でしっかりと、こことここが不合理だと、もっといえば林案という採点表を出してください。 もう一つ、今、多治見市は、コンサルタントにお願いをして位置決定をするほど低いレベルではございません。市の職員がしっかりと科学的分析、データに基づいて 100点満点の数値化を行っています。北消防署の位置、(都)音羽小田線を決定する際の決定の方法、今回についても、全て総合計画から内容の計画までコンサルタントに丸投げという自治体がありますが、私どもは総務課長を中心として、オール多治見市役所で、誰に言われても恣意的だというようなことがないように、プラス各部長もそれに対して、それぞれの意見を言っています。もう一度申し上げます。委員会で林案の正しいと言われるペーパーを出してください。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第5号 多治見市印鑑条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第6号 多治見市子どもの権利に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) 冒頭から、野田市の事件などを鑑みて、命を守ることを最優先にとの思いはとてもよく理解はします。また、子ども会議で子どもたちからも、この命を守るということに不安を感じて、その応える意味からも、この一部改正がされるという説明に対しては理解をするものでございます。 また、虐待という中に体罰も入るわけですが、体罰という言葉を中に入れるということも理解をするものでございますが、多治見市の権利に関する条例の特徴でもある子どもの権利擁護委員会を設置して、子どもの権利擁護委員は行政からの独立性と尊重された公的第三者機関である、こういったいろんな自治体ありますけれども、子どもの権利相談室を持った自治体、先進自治体というのは、多治見市は本当に先進自治体だというふうに私は認識をしておりますが、そうではないんでしょうかということが一つ。 それから、子どもの権利擁護委員の職務に、あえて中立的な立場で客観的に判断しなければならないというふうに加えるということでございますが、そのことと命を守ることにつながっていくとは思えない、ここを加えることが命を守っていくということに、今回の改正趣旨につながっていくというふうには思えないんですが、どういう意図があって、ここの部分を加えようとしているのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) まず独立性のところを中立性に変えました。やはりわかりやすくしたというのが、まず一つでございます。独立性と言われましても、なかなか一般の人にはわかりづらいです。特に子どもにもわかりづらいです。でも中立と言われれば、どちらにもつかない中立だなというのは、やはりぴんとわかるものです。そういったところで、まずわかりやすくする、それが大事かなと思っております。 なぜわかりやすくするかというと、独立性、独立だという話から、市側の支援もどういった形で支援するのか、じゃあ子どもの権利擁護委員の方がどういった形で動くのか、その辺が曖昧になってきている、そういう現状がございます。 やはりこれ子どもの命が大事であるということとともに、子どもを守る条例にしっかりしていきたいという思いがございます。やはり、中立な意見を尊重しまして、何かあったら関係機関と調整して、それでもって解決にもっていく、それが一番重要なんです。子どもの命が大事だというところの次に、それを守る、子どもをしっかり守る条例にしたい、そういう思いから、こういう改正をさせていただきたいというものでございます。 あと、中立と中立の客観性をもってということでございますが、これにつきましては、よりわかりやすく入れさせていただいたということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) パブリック・コメントの御意見の回答にもそのような、わかりやすくというような回答がしてありましたけれども、もともと中立性と独立性というのが、全然違うものだというふうに私は思いますので、独立性をわかりやすくしたら中立性になるというふうには、ちょっと思えないわけでございます。 それで、第17条第1項の独立性を中立性に変えますというふうになっていますが、そのことが子どもの命を守るということとどうつながっていくのか、中立性というふうに単純に考えますと、いろんな機関があって、その機関の真ん中をとる、そのようなふうにとれてしまいます。 子どもの権利相談室のような相談機関を持っている自治体が、少ないですけどもほかにもございます、豊田市、宝塚市、宗像市、川西市の条例を見ますと、どこにも中立性というのをうたっているところはございません。独立した第三者機関としてということがうたわれているわけです。そういった中で、ここで多治見市がこの文言を外していくということは、この子どもの権利に関する条例の本当の大事なところが失われてしまう、そのように私は思います。 国連子どもの権利委員会の審議においても、「擁護機関に必要な公的第三者機関でなければならない」としています。さらに「擁護委員の本旨は、子どもの最善の利益のみに関心を持って、そのためだけに働くというものであります。そのために実効性を確保する上で、一般行政権から独立性が不可欠である、利害対立する当事者間にあって、同じような距離を保つというような中立性を指すのではない、それら当事者の外部にあって、子どもの最善の利益のみに関心を持つ」というふうに述べられています。そういったことも、日本への警鐘を国連のほうが鳴らしているものでございます。 そういったことも鑑みますと、子どもの命を守るというその思いはもちろんわかりますけれども、この独立性を中立性に変えるということは、ちょっと理解がしがたいんですが、もう一度お伺いします。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 独立第三者機関とか独立機関とかおっしゃっていますけど、独立機関って別にないです。市の附属機関ですので、独立機関でも何でもないです、実は。市の附属機関として子どもの権利擁護委員というのを置いていますので、独立しているわけじゃなくて、やっぱり市の関係機関なんです。当然担当課である子ども支援課が関係調整しながら、事案が起きたときには、やはり市を上げて解決しなきゃいけない、そういう形なんです。ですので、子どもが困っている、どうしたらいいか悩んでいる、そうした子を救っていくためには、子どもの権利擁護委員だけじゃなくて、いろんなところの関係機関が協力して動いていかなきゃいけない。それはおわかりいただけるかと思います。そういった形にしっかりしていきたい、実際に動けるような形にしていきたいというのが、この改正の趣旨でございます。 あと、子どもの権利条約の日本に対する意見についてなんですけど、それは日本国について、言っておるものでございます。独立した、そういう監視機関はなければならないということをおっしゃってみえるのを私は思っておりますけど、国に対して、日本国に対して、そういうことを言っております。それを、どこまで多治見市が反映するかというのもありますけど、やはり多治見市としては、子どもの権利に関する条例が、子どもを守るような形の実効あるものにしていきたいという思いから、こういう改正が必要だと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) なかなか理解に苦しむわけですけれども、第16条に、「擁護委員は、子どもの権利侵害について、その子どもの救済や回復のために関係機関や関係者と連携を図ります」というものがあります。今回、第17条の「独立性を尊重し、その活動を支援し」を「中立性を尊重するとともに関係機関との調整を図り」というように文言をかえるようになっております。これ、ちょっと第16条と第17条の整合性もないんじゃないかなというふうに思います。 第17条は、市の子どもの権利擁護委員に対する支援の協力のことがうたってあるわけです。そのところに、市が子どもの権利擁護委員の中立性を尊重するという書き方というのは、ちょっとその子どもの権利擁護委員に対する支援と協力ではないというふうに思います。これは聞いても同じ繰り返しかなというふうに思いますので終わりますけれども、少し捉え方というか、公的機関が第三者機関をつくるということは、これ別におかしいことではないので、多治見市という公立の機関が独立性をうたって第三の機関をつくるということは、何もおかしなことではないということだけ伝えまして終わります。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 子どもの権利擁護委員は、この連携というのは、どこの立場にも立たず中立でやっていくということをうたっております。第17条の「市は」というところなんですけど、市はどういう動きをするのか、市がどう協力して支援していくかという部分です。それを、中立性を尊重して、関係機関と調整して解決を図っていくと、そういう実践的な動きにしたいということでございますので、御理解よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) 「市は」って、権利の相談を直に受けるのは市の職員ですか。受けているのは子どもの権利相談員だと思うので、市の職員が直接相談を受けているわけではないので、今のちょっと部長の言い方は、少し違うのではないかなというふうに思います。市が調節をして中立性を保って、市がやっていくことではなく、子どもの権利擁護相談室にお任せをしている。それで、その中で独立性を尊重して活動を支援していくよということが第17条にうたわれているというふうに理解をしておりますが、違いますか。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 基本的には、子どもの権利相談室がありますので、そちらに子どもの権利擁護委員、相談員がおりますので、そちらのほうで相談を受けて、自主的にやっております。ただ何かあったとき、市が関係機関と調整を行って解決を図っていく、そこにかかわっていくというのが重要なことかと思います。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 今、寺島議員がいろいろ質疑をされましたが、環境文化部長から子どもの権利擁護委員は独立機関ではない、市の附属機関だということは、これまで、独立という言葉は条例の中でうたっていましたが、それによって問題があったのか。条例自身にその辺が不備であったか、どのようなことで考えていますか。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 条例の中で、独立性を尊重するとあります。独立したと書いてありませんので、そこは問題ないと思います。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) それでは、子どもの権利擁護委員の独立性については、どうお考えでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 当然、子どもの権利擁護委員一人一人を尊重していっております。現在でも、この先でもずっとそうです。ですので、中立でしっかり立っていただいた方々ですので、そこの意見はしっかり尊重して、今はやっておりますし、今後もそのようにやっていきます。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) ならば、やはりこの独立性という文言を残すということは重要なことだと思います。中立性が必要なのは、逆に調整するのは、市の関係機関ではないかと僕は思うんですが、それについて御意見を、御見解を願いたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 聞き取りづらかったので、もう一度お願いします。 ◆11番(柴田雅也君) それならば、独立性という文言を入れるということに何ら問題がないと思います。中立性が必要なのは、やはりその関係機関ではないかと僕は思いますけど、それについて、いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 独立性を尊重するというところがあることによって、市が協力を支援をする、独立性を尊重して協力を支援するんですね。では、どこまで、独立性を尊重するのか、どこまでやるのか。やっぱり市が、子どもの権利擁護委員を支援していくことが必要なんです。だから、そこのところがわかりにくいということから中立性にかえたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 相当、見解の違いで、かえってわかりにくいと思います。子どもの権利擁護委員制度の仕組みというのでは、子どもの権利擁護委員と関係機関が連携協力という部分があると思うんです。だから、独立性をもって、子どもの権利擁護委員は活動し、そして、連携をしていく、協力をしていくということで、どこで、市が支援していくかということについては、ちょっとその辺は、ちょっと理解ができないと思います。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今までおっしゃっていたことの確認になりますけれども、やはりこの子どもの権利擁護委員の資格、職務の明確化という中で、中立性というふうに変更されたわけですが、独立しているからこそ、子どもの最大限の権利保障というのが、最善の権利を守るということができると思います。ですから、逆にこれ、本当に中立性という言葉が曖昧に聞こえます。ですから、市や学校から独立することが、私は必要だと思います。連携は必要だと思います。 もう一つは、先ほど「市の附属機関」というふうにおっしゃいましたけれども、やっぱりこれは独立した機関というふうに捉えるのが正しいと思います。動ける機関にしたいということでしたけれども、ここまで16年たって改正される中で、何か中立することに、今まで支障というのか、独立ということから中立にかえるというふうにされた経緯で何か事例があったのかどうか、その辺についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 市がつくっている子どもの権利相談室であったり子どもの権利擁護委員でありますので、当然いろいろ確認します。でも、例えば、市の職員は立ち入るなとか、これに対して触れるなとか、これは相談内容とかそんなことには全然触れませんよ、当然。当然、子どもの権利擁護委員の意見とかそういうの尊重しますけど、何も触れるな、逆に言うと、もう入るなぐらいのことを言われたことがあります。そういう実態がございまして、独立、独立って言うが余りにこういう状態になっていることを、私たちは改善したいと思っています。ですので、中立性を尊重して、関係などをしっかり調整して市が協力するんだ、市もかかわっていくんだ、そういう形にしていきたい。もう16年たって、こういうことが、やっとわかってきたということです。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 中立性という言葉は非常に曖昧だということで、私も独立という言葉にこだわってはいけないですけど、独立性ということを尊重するということは基本的なことではないかというふうに考えております。一体、子どもの権利擁護委員の中立性とは何か、右と左があって、その真ん中が中立、右の意見を受けて、左の意見を聞いてということは、もちろん独立性を持っていても、そういうことはされると思います。 一番私が思うのは、子どもの問題というのは、さまざまありますけど、教育機関の中で起こることが多い、あるかなと思います。校則の問題も、今いろいろ言われている中で、じゃあ子どもの権利とは何かとか、そういう議論もいっぱい出てくるかと思います。そういう中で、子どもの立場に立って、独立性を持ちつつ関係機関と調整をしていくというのが、一番あるべき姿ではないかというふうに思います。 そうしますと、その子どもの権利擁護委員の人選にもかかわってくるかと思うんですね。教育委員会と関係の深い人の中から選ばれるというのは、その独立性、あるいは中立性ということからも、ちょっと外れてくるかなというふうにも考えます。 だから、今さまざまな議論があったように、この中立性という曖昧な言葉ではなく、子どもの立場に添うという、そういう意味の独立性という言葉は非常に大切なものだと、今、皆さんの議論を聞きながら考えたわけなんですけども、どうでしょうか。我々は、市としては条例として出してきたので、これは我々がまた議会の中で議論をして、本当にこれで、この言葉でいいのかどうなのかということを考えていかなきゃいけないんですけども、子どもの権利擁護委員の人選についての中立性、あるいは独立性については、どういうふうにお考えですか。 ○議長(嶋内九一君) 副市長 佐藤喜好君。
    ◎副市長(佐藤喜好君) 中立性に関してですけど、子どもの権利擁護委員の活動については、外部機関からさまざまな圧力を受けることなく中立的な対応で臨むと、そういうことで問題解決が図られると、こういう意図で、もともと想定しております。 ただ、この平成15年のちょっと資料を見ましたら、条例制定時の解説の中にも、「擁護委員の活動を効果的かつ信頼され得るものとしていくためにも、その独立性が尊重されなければなりません」、要は子どもの権利擁護委員の活動に対しての、そういう期待感が、この独立性とか。私どもとしましては、そういった、結果的には独立性というのは、いろいろ誤解も生ずると。先ほど環境文化部長が申し上げましたように、組織的な身分的な独立性というような、そういう根本的なものじゃなくて、私どもあくまでも子どもの権利擁護委員のさまざまな活動の独立性、そういう部分をよりわかりやすくするために、中立性のほうがわかりやすいんじゃないかと、こういうような意味合いで、今回改正、提案をさせていただいたものです。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 子どもの権利擁護委員なんですけど、学校との関係ということなんですけど、子どもの権利擁護委員の方は、学校の職場を退いて5年たたないとなれないという、そういう決まりもございますので御心配な点は問題ないと思います。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) ということは、教育委員会の職を退いても5年はたたなければいけないというふうに考えてよろしいですか。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) これ規則にあるんですけど、学校の教職員、または子どもを直接指導する立場の職業でありますので、現在の教職員を退いてからということになると思います。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) やっぱり現実的に考えたときに、さまざまな学校の現場でいろんなことが起きますし、不登校の子どももふえてくる中で、子どもたちにとって、学校のあるべき姿というのを、もう少し私たちも検証していかなければいけないかと思う中で、学校側とか教育委員会とかと違う意見というか、対立面も出てくることもあるかと思うんですね。そのときに、市の附属機関だからとかいうことではなく、子どもの立場に立って、独立性を持ってやるというところが、この条例と、それから子どもの権利擁護委員に対する、活動に対する信頼が生まれると思うんです。だから、中立性という言葉は非常に誤解を招きやすいということですね。 それで、あと学校の現場の教職員をやめてから5年じゃなくて、教育委員会についても5年なら5年という規定を設けるべきだと思いますけども、どうですか。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 井上議員がおっしゃりたい学校との問題の解決ですね、それは、よりよい方向に解決していく、その子のためにどうあったらいいのかということを考えながらしっかり解決する、そういうところに向いているのというは、私たちも同じでございます。そのために、今回こういう表現にしたほうが、より実効的でいいという判断で、このようにさせていただきました。 教育委員会を退いてからという件については、意見として承ります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第7号 多治見市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第8号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第9号 多治見市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第10号 多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今回の改正は、基礎賦課額の限度額を3万円と1万円に上げるということなんですが、この対象人数と財源、それから軽減対象拡大、この財源がどれほどになるか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 今回の改正につきましては、限度額と軽減世帯の判定所得の改正でございますが、本年度の本算定時のデータで試算したところ、限度額については、世帯数が 144世帯から 134世帯と10世帯減少し、保険料としましては、大体約 380万円ほど増加いたしました。 また一方、軽減判定所得の改正については、5割軽減の対象となる世帯は 2,139世帯から 2,179世帯と40世帯増加し、保険料としましては、約 155万円ほどの減額となります。また、2割軽減の対象となる世帯につきましては、 1,810世帯から 1,848世帯と38世帯増加いたしまして、保険料といたしましては、約65万円ほど減額となり、両方合わせまして、約 220万円ほど保険料が減額となります。 限度額の増加とあわせまして、結果的には、この改正をすることによって、今年度の本算定時のデータを使えば、約 160万円ほど保険料が増加するということになります。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) ちょっと今、最後聞こえにくかったんですが。トータルで 160万円ほど差し引き増ということですよね。これが当初予算ということですが、この先、令和2年度の予算に入っていくと思うんですが、こういう状況の中で、保険料の算定の見通しというのは、どんな感じになってきますでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) この改正だけで保険料が決まるわけではございませんが、今後、令和2年度の予算の中で見ていただければわかると思いますが、保険料につきましては、保険料給付額や県に納める納付金の額を勘案しながら、保険料を算定するわけです。新年度予算の話になりますが、今の予算上では値上げをしなくてもいいのではないかというふうに考えております。最終的には、来年度の6月ごろの本算定の時点で正式に決定していきたいというふうに考えています。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) ぜひ軽減の方向で、値上げすることのないようにしていただきたいということを伝えて、質問を終わります。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第11号 多治見市農業委員会の委員の定数に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第12号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第13号 令和元年度多治見市一般会計補正予算(第4号)について質疑はありませんか。 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 4号冊の19ページ、28番民生費から質問させていただきたいと思います。 今回、プレミアム付商品券発行事業費ということで、恐らくこの減額、かなり大幅な減額ということで、見込んでいた数よりも受け取らなかったということが、この数字から予想されますが、まず1つは、どうしてこれだけ少なかったのか、こんなに減額になったのかという分析をどういうふうにされているかということと、あとこれは、実は子育て世帯の方が買わなかったのか、それとも非課税世帯の方が買わなかったのかという把握ができているか、この2つを質問します。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 富田明憲君。 ◎福祉部長(富田明憲君) プレミアム付商品券につきましても大幅な減額となってございますが、住民税非課税世帯の方については、申請をいただいて引きかえ券を発行するということでございまして、その申請率が、対象者に対して、おおむね43%ぐらいということでございました。ただ、これ県平均が、大体39%ぐらいですので、県平均よりは高いですが、それでも大きく下回ったということから減額幅は大きくなってございます。 一方、子育て世帯につきましては、全員対象がわかっておりますので、全員の方に引きかえ券を送っておるという状況でございます。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) 県平均よりも高かったということであるが、やっぱりそれなりに受け取れなかった方もみえるわけですけど、これについては、どういうふうに分析されていますか。例えば、周知の仕方がちょっと足らなかったとか、あるいは、やっぱり要らないよと、そこまで要らないわということだったのか、わかる範囲で教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) この制度設計は、国において公明党が積極的に提案をされて実現した政策でございます。 ただ、全国市長会の中では、さまざまな議論がなされました。 5,000円をお配りするために事務費 3,000円ぐらいかけなきゃいけない。もう一つは、 5,000円もらうのに、自分のもとのお金を出さないと、生の 5,000円くっついてきません。したがって、そういうような手間だったら、本当に困った人たちに 5,000円ずつ、ざっとまいちゃったほうが早くないですかというようなことは、僕、全国市長会でも申し上げました。 こういった制度政策については、行うに当たって地方の声をもっともっと聞いて、やっていただきたい。国会議員の皆さんは、こういうようなことをすると、すごく弱い人たちの味方、現場主義という公明党の理念なんですが、実際にふたをあけてみると、県で39%、多治見市で43%、半分の人が受け取らないというのは、手間と暇がかかるということと、もとのお金を足さないとプレミアム分が出てこないですよね。もとのお金を出す余裕がない人たちは 5,000円のプレミアム分がもらえない。だったら、 5,000円だけ出せばいいじゃないかというような意見を言うんですけれど、なかなかそれは声が届きません。片山議員から、一回そういう声をしっかり届けてください。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。 ◆2番(片山竜美君) そういうお声もいただけると思いましてこの質問をさせていただきましたので、僕に言えるかどうかあれですけど、頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 2号冊の33ページ、教育費ですが、小学校と中学校についているGIGAスクール構想推進事業費の件です。これ昨年の末ぐらいから、国が、もう急速に作業していて、その結果、多治見市も対応することになったんだと思う。 多治見市は、以前からICT事業ということで大きく取り組んできていると。この関連で、うまく調整ができているのかどうか、どんな影響を今進めている事業に対して与える可能性があるかということを、まずお伺いします。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) GIGAスクールにつきましては、昨年の末に文部科学省と、それから総務省と経済産業省の合同で 2,318億円を用意して、全小中学校に校内無線LAN、そして1人1台パソコンを令和5年度までにつくるということを言いました。補助率もすごくいいわけです。 これまで文部科学省が平成30年から5カ年の計画を立てていました。例えば、パソコンで言いますと、3クラスに1教室分とか。多治見市は、それに準じて、1学校に40台から80台くらいを目指してきました。しかし、こういうふうな有利なものができた以上、多治見市もそれに乗りたいということで、一度持っておった計画を少し修正を今しつつありますけども、このGIGAスクールに乗っかって、1人1台パソコンを、国が言っています令和5年度までに導入しなさいと、それに乗っかっておるということです。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 多治見市が今まで進めてきたことで、一部、調整をしなきゃいけないことがあると思うんですけど、教育委員会が持っているICT推進事業の計画か何かがこれによって変更される形か、このGIGAスクールの考え方を活用して、1人1台をできるだけ早くやっていけるのか、その辺の教育委員会の対応としては、どんな形が現状なんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 現在、多治見市は、ざっと計算しまして、 1,800台のパソコンがあります。それは、大体5人に1人の割合です。さっき言いましたように、多治見市は、1学校に40台、80台と言っておりましたけども、国が1人1台パソコンを目指す以上、多治見市もそれに乗っかって令和5年度を目指していきます。 ただ、国のこの補助金は、3分の1は、これまでの地方財政措置で対応しておるということで、3分の2を補助対象とするということを言っています。すなわち、今多治見市の子どもが 8,000人とすると、 5,333名がその対象になるということでございます。あくまでも、庁内LANと1人1台パソコンは、これはセットだということで国は言っていますので、それに多治見市もおくれないようにということで計上しました。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 情報関連というのは、どんどん進んでいるもので、できるだけ早く対応していかないといけないものだろうと。多治見市の今までやってきたことも、この中に含み込んで対応できるというんなら、その対応をしていただきたいと思うが、大きな矛盾はない、何とか対応はできていくというふうに理解をしておけばいいんですか。電子黒板じゃないけど、そういうのを含めたちゃんとした対応というのが、それぞれの計画の中でされていくんでしょうか。両方あわせた形で新しい多治見市の計画という形に上がるものか、事務的に対応するものか、そこだけ最後に。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 従来、多治見市が持っておった学校ICT環境整備計画に、GIGAスクールを加えるということで、今、修正を考えております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) ただいまのGIGAスクール構想推進事業費が、一般会計の約6割を占めているわけですけれども、この効果的学習のメリットというのは、どういうことがあるんでしょうか。子どもたちへ、本当にこの1人1台パソコンを入れて、行き届いた教育が期待できるのかどうか、この点について伺います。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 国は、令和時代のスタンダードな学校として、1人1台パソコンということを言っております。具体的に、今度改正されます学習指導要領の教科書は、QRコードとかURLも入っております。それから、国は、庁内LANと1人1台端末プラスクラウドということを言っております。すなわち、今後、ソフトで、電子教科書なんかもクラウドで出てくるということで、これまでの一斉学習とか個別学習とかそういった学習をパソコンを使ってやっていこうということで考えております。 ただ、もっと具体的には、今後、国も手引きをつくって、どんどん教員にも研修をしていくということを言っております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 新しい情報機器に長けた先生たちにとっては、非常に活躍する舞台が多くなってくると思いますけれども、やっぱりこれを使いこなしていくためには、先生の負担というのも、かなりふえていくんじゃないかと予想しますが、そういった懸念はないでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) このパソコンが普及されていきますと、先生方がそれぞれ紙でつくっていらっしゃいます教材などが、こういうパソコンを使えば、教材がセンター的に集約できますし、各先生が使えます。そして、どこの学校へ異動しても、それは使えるというふうになってきますので、負担にはならないと思うんです。必ず、全部の授業をパソコンを使ってやれというのは言っておりません。例えば、1日1コマ、2コマを使ってということから始まりますので、教員にとっては楽になるんじゃないかなということを考えております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 4号冊で質問させていただきます。 まず1つ目は、20ページの46番、地球温暖化対策地域推進計画関係費について、二酸化炭素排出抑制対策事業の不採択による委託料の減額でマイナス 990万円、これどういう内容だったのか、少し教えてください。 次に、47番、病院事業会計負担金で、 250床の予定に対してマイナス12床の 238床で終わったということで説明がありました。第2次多治見市民病院改革プランの中では、この12床については、HCUで2床、あるいは空床10床ということで、その12床が予定されていたということで認識していましたが、その辺のところ、その結果なのか、それとも今後どうなのかということを、少しベッド数について教えてください。 次に、48番、病院事業会計補助金のマイナス 1,741万 9,000円については、これは経営支援の 1.7億円に対しての精算なのかどうか、そこも少し御説明していただきたいと思います。 あわせまして、49番、病院事業会計臨時負担金、これに対しては、当初、産科のための開業費 1.2億円が出たところの精算なのか、内訳を教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 私からは、二酸化炭素排出抑制対策事業の不採択について説明させていただきます。 この事業ですけど、国のほうへ採択してもらえるように申請したわけでございますが、残念ながら不採択でございました。国は、その理由は教えてくれませんが、分析としましては、なかなかこの事業の業績実績はないとか、割と補助金がなくても採算がとれるというものでございました。そういったことから不採択になったのではないかと分析しております。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) まず、47番の病院事業会計負担金の病床数についてですけど、予算上、 250床で当初予算を計上いたしますので、最終的に何床になったかということで、今回も12床はそのまま空床ということでしたので、 238床で精算して減額するというものでございます。 48番の病院事業会計補助金につきましては、産科開設に伴う病棟の改良工事費 3,500万円の予算のうち、2分の1の指定管理者への補助金でございまして、 1,750万円になりますが、このうち一部を設計業務委託で使いましたので、その分を差し引いたものを不執行ということで、今回マイナスの 1,741万 9,000円を予算計上させていただいております。 49番、病院事業会計臨時負担金につきましては、これも産科の延期に伴うものでございますが、同じく改良工事費の 3,500万円の2分の1の、これは病院会計事業への負担金の分でございまして、これも同様に一部執行した設計業務委託料の分を差し引いたものに加えまして、今回、企業債の利率の見直しを行いまして、それに伴いまして、今後の利率自体は減少いたしましたが、今年度払う元金分ですね、元利均等償還の関係上、元利分が増加いたしましたので、この差し引きでマイナスの 1,661万 5,000円を減額するという予算になっております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) まず、地球温暖化対策地域推進計画関係費でございますけども、今の御答弁の中で、国のほうに出したけども、事業内容に対して国のほうから却下されてしまったというような旨の御説明だったと思いますが、もう少しどういう内容で国のほうに申請されたのか、教えていただきたいと思います。 なぜそれを聞くかといいますと、昨年度の台風等とあわせて、地球温暖化が極めて問題になっていますし、本市においても、CO2削減の第3次多治見市環境基本計画が進められた最中での事業であったと思いますので、もう少し詳しく内容についてお示しをしていただければありがたいなと思います。 2つ目の、病院事業会計負担金については、当初 250床であったということで、結果的に 238床で、12床減ったから精算をしたよということでございますが、当初 250床のときには、その12床はどういう計画に基づいて 250床を計画された予算組みだったのか、その辺のところの説明が確認できませんでしたので、もう一度確認をさせていただきたいと思います。 そして、病院事業会計補助金、病院事業会計臨時負担金については、非常に難しいところでございますので、これから委員会等で議論されると思いますが、これは 1.2億円の産科開設のために出させていただいたところの枠組みの中で、病院事業会計補助金については病棟が 3,500万円の2分の1補助の分だよということで思うところでございますが、病院事業会計臨時負担金のほうは、元利償還金等々の御説明がありましたので、これは 1.2億円とは別の世界のところでの当初からの 3.5億円ルールでの抽出の中から、その元利償還金等々も含めて減額されたということなのか、それをちょっともう少し教えていただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 事業内容をちょっと説明させていただきます。 これ9月議会の補正予算でお願いしたものでございますが、これ実は、昨年度のたじみビジネスプランコンテストで特別賞をとられましたが、「たじみで働こCAR」というような、そういった事業でございます。 これ、一つの企業、ベンチャー企業がございまして、そちらのほうが、東濃5市エリアにしておりますけど、そちら事業所の空いている土地に太陽光発電を設置します。事業所で充電された電気自動車を貸し出しまして、事業者のほうとしては、その電気自動車は職員の通勤用でも使っていただこう、そこの発電した、昼間には余剰電力が発電しますので、それは売電して二酸化炭素の排出抑制に生かそうと、いろいろ複雑な企業なども絡んでくるものでございますが、ざっと説明しますと、そのような事業でございます。 こちらのほうでございますけど、実績を早く積んでいきたいということから、補助金がなくてもやっていこうというような考えでございます。 今回の補助金は、この事業に対して、実現性があるかどうかというようなものの調査費でございまして、それが採択されなかったということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) もう一度説明させていただきますが、病床につきましては、当初予算では、毎年ですけど、 250床で予算組みをしております。最終的に何床になったかということで精算させていただいておりますので、今年度の分につきましても、最終的に 238床だったので、その分で差し引きの分は減額させていただくというものでございます。 病院事業会計補助金につきましては、これも産科開設に伴う 3,500万円の2分の1で、これは指定管理者への補助金に係る分です。先ほども申し上げましたが、一部を設計委託料として使用しましたので、具体的に言いますと16万円ちょっとの設計委託料を使用しました。これも2分の1の分の8万円ほどを差し引いた 1,741万 9,000円が未執行になったものですから、その分を減額するという予算でございます。 病院事業会計臨時負担金につきましては、今度は市の分ということで、病院会計事業への負担金で、産科開設の延期に伴う病棟の材料工事費の 3,500万円の2分の1分、これは同じ額になりますが、それに加えまして企業債の関係で利率の見直しをした関係上、本年度分の元金分の返済が増加しましたので、その増加分、約80万円ほどありますが、それがプラスで、マイナスの 1,700万円ちょっとと合計いたしまして、 1,661万 5,000円が未執行になりますので、その分を減額させていただくというものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 地域温暖化対策地域推進計画関係費については、今の御説明で、若手の方の企業がたじみビジネスプランコンテストに出されたところを国のほうに申請されたんだなってことを伺うことができました。またぜひ若手の企業が頑張ってみえますので、支援していただければありがたいなと思うところでございます。 病院事業会計負担金については、当初から 250床という予算だということをおっしゃいましたけども、12床の予定があるから 250床立てたと思うんですよね。それが、僕何だろうかなと思って調べたら、第2次多治見市民病院改革プランの中の、さっき申しましたHCUで2床、それから空床が10床ということの中でのその10床が産婦人科等々の予定で組まれたのかなということを勝手に思ったもんですから、むしろ改めて御確認させてもらいましたけども、その辺の実態を知りたかったのが実態です。 病院事業会計補助金、病院事業会計臨時負担金については、御説明いただきましたが、非常に捉え方としては難しいなということを、私自身も恥ずかしいですが認識をしております。今回、また当初予算の中にも病院事業会計の補助金、負担金等々のメニューが出てきます。その中は、しっかりまた後ほど議論されると思いますが、非常にこの辺のところが我々議員にとっても、私も長いことやらさせていただいておりますが、理解が進まなく、非常に難しいところですので、しっかりまた委員会の中で議論をしていただきたいなと思うところでございますので、この程度でおさめておきます。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) 4号冊21ページの土木費、60番の大薮町交差点改良事業(ラウンドアバウト)費で、事業進捗状況による減額ということですが、こちら進捗がおくれているのであれば、何かおくれている原因があれば教えていただきたいです。お願いします。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。 ◎建設部長(久野重徳君) この大薮町のラウンドアバウトですけれども、4名の方の用地の取得が必要になります。そのうち3名の方は取得ができまして、1名の方は、まだ交渉中でございます。3名の方の取得した土地でできる工事は、今工事に取りかかっておりますので、不用な部分を今回、減額補正させていただくものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 1番 山田 徹君。 ◆1番(山田徹君) これ、渋滞緩和の目玉政策だったというような気がしますので、今後は早く進めていただけるようにお願いする形で終わらせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第14号 令和元年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第15号 令和元年度多治見市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第16号 令和元年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 2号冊52ページ、駐車場会計のところのことですが、とりあえず、市街地再開発事業からの補償という名目であるんですが、その金額は大体幾らぐらいになるのかと、いつからいつまでの期間のことかを、まずお尋ねをします。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) これは、駅西駐車場の工作物と立竹木の補償費でございます。駅西駐車場の工作物、アスファルトと、それからフェンスですね、これが 2,486万円、立木、立竹木が93万円、合わせて 2,580万円でございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) そうすると、駅西駐車場が使えなくなることの補償というやつが、この 2,400万円ちょっとというところに入っているという理解でいいでしょうか。 それで、そのこれからのことということになるんですが、毎年でいきますと、その収入が 7,000万円ぐらいであるものが、令和2年度でいくと、 4,600万円ぐらいになる、この 2,500万円ぐらい少なくなるというのは、駅西駐車場の収入がなくなるからというふうに理解していくものでしょうか。これは補正で上がったこの金額でもあるんですけど、駐車場を実際に使ったお金で入っているわけではないし、来年度以降、そのお金は入ってこなくなるので、そういう点で考えると、例年の大体 2,500万円ぐらいというのが今回の補償で打ち切りというふうでいいんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 多分、今、林議員がおっしゃったのは新年度予算のほうかと思いますけども、例えば、2号冊の55ページでいきますと、駐車場管理負担金、今回、プラスの補正予算 1,200万円程度上げさせていただいておりますけども、これは駅西駐車場が6月末で終わりましたが、駅北立体駐車場、豊岡駐車場の収入が多く入ったということで、プラス 1,200万円ほど増加になってございます。新年度予算のほうも、駅西駐車場分の負担金は減っても、ほかの駐車場のほうで何とかカバーできるんじゃないかなというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この駐車場整備のための基金というのは、ちゃんと運営できていくのか、それから駐車場事業会計というのは、ちゃんと運営できていくのかという点は、この補正の数字を見ると、なかなか難しいことになるんじゃないかと思うんですけど、その見通しはどのように立ててみえるんですか。 それでもう一つは、そうなったことを受けて、次にどんなふうに考えていくかという話になりますが、そういうこと、大体のイメージはできているんですか。 ○議長(嶋内九一君) 経済部長 長江信行君。 ◎経済部長(長江信行君) 基金のほうは、現在、残高が3億 2,000万円程度あります。今後もしっかり駅北立体駐車場、それから豊岡駐車場の収益でもって基金を積み上げていく予定でございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第17号 令和元年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第18号 令和元年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第19号 令和元年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第20号 令和元年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第21号 令和元年度多治見市下水道事業会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第22号 令和元年度多治見市病院事業会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     -------------------------
    ○議長(嶋内九一君) 次に、議第23号 令和2年度多治見市一般会計予算について質疑はありませんか。 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) 4号冊、66ページの9番、児童館複合化施設の運営についてお伺いをいたします。 内容のところで、複合施設として整備した小泉交流センター及び精華児童館をはじめとする児童館・児童センターとありますが、小泉交流センターと同列でいくと、精華児童館は精華交流センターのように思うんですけど、これは間違いないのか、これ何か意図があるのかということと、ここでは、総務費と民生費とあわせて出ているが、小泉交流センターについて、71ページの16番に、小泉交流センター地域交流スペース管理運営費というのが別だてで出ておるわけですけど、これについて、ちょっと内容を教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 富田明憲君。 ◎福祉部長(富田明憲君) 66ページの9番の児童館複合化施設の運営というところでございまして、ここは新年度から新たに小泉交流センターの運営が始まるということ、あわせて精華交流センターの中にも、精華児童館の部分を本土児童館から移転して運用が開始するということで、これあわせて、この名前で出させていただいておるということでございます。 総務費と民生費になっておりますのは、小泉交流センターは児童センターのほかに、地域交流スペースとしまして、地元の方にお使いいただける施設もあわせ持ってございますので、そこについては民生費ということではなくて、総務費の仕分けとしてございますので、科目はまたがっているということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) あくまでも確認ですが、今の御答弁ですと、小泉交流センターは特定非営利活動法人ワーカーズコープの指定管理かと思いますけれども、総務費、民生費足したものでやってもらうということの理解でよろしいですか。 それから、精華児童館ってあえて言われるということは、精華交流センターの公民館部分は、また別経費で出て、足したものが指定管理料になっているんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 富田明憲君。 ◎福祉部長(富田明憲君) 小泉交流センターにつきましては、12月議会で御議決いただきましたように、特定非営利活動法人ワーカーズコープが指定管理者ということでございますので、地域交流スペースの分とあわせて、小泉交流センター全体の指定管理をお願いしておるということでございます。 それから、精華児童館につきましては、精華交流センターの一部ということでございますが、ここについては、科目としては児童館費、民生費で盛っておりますけども、公益財団法人多治見市文化振興事業団の指定管理の中で運営するということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 4番 城處裕二君。 ◆4番(城處裕二君) もう一回確認しますが、そうすると、社会教育費で出てくる公民館管理運営費の中には、この精華児童館の部分というのはないということですね。 ○議長(嶋内九一君) 福祉部長 富田明憲君。 ◎福祉部長(富田明憲君) 御指摘のとおりでございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) まず1点目なんですけども、4号冊、66ページの8番、新庁舎建設事業費でちょっと確認させていただきたいんですけども。「新本庁舎の建設に向け、庁舎建設基金への積み立て、建設予定地における地歴調査を行います」というふうにあります。こちらも見てみますと、総務課のところで50万 2,000円という数字が出て、こちらが恐らく地歴調査のほうかなというふうに思うんですけども、あくまで言葉が「建設候補地」ではなくて、「予定地」というふうになっておりますので、ここで確認させていただきたいのは、こちらは17街区、駅北の土地だけを指しているものなのでしょうかというのを1点確認させていただきたい。 67ページ、18番の観光宣伝事業、19番の国際陶磁器フェスティバル関連事業など、それ以外にもさまざまな市制80周年を迎えるに当たって、イベントを開催する予定でおりますが、本日も午前中からあります新型コロナウイルスによる対応についてお聞かせいただきたいと思います。現状と同じような状況であれば、そういった行事等はどのようにお考えでしょうか。その2点についてをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) イベント等につきましては、令和2年の4月1日からの予算として、今回計上をさせていただいております。きょう冒頭にお話しをしましたように、本年の3月31日までについては、いろんなことについては自粛をしていこうというようなことですが、後半になってもこの勢いであったら、例えば4月4日に行われるオリンピックの聖火リレー、僕たちがやろうと思ってもできないです。東京オリンピックも、ものすごい厳しい状況になってきます。 したがって、今の状況で抑え込み、封じ込みをしようとしているんですが、万々が一失敗というようなことになれば、盛った予算については、ほぼ予定どおり執行できない、こういう見通しでございます。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 地歴調査につきましては、駅北に限定したことではなく、今回の議案で認めていただければ駅北になりますが、そうでなければ、今後の予定地のことで、どちらでも対応できるように計上したものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) この予定地における地歴調査についても、懸念事項としましては議第4号もありましたので、仮に議第4号が可決されなければ、この予算はどうなってしまうのかなと、不執行になってしまうのかなというふうに思ったので質問させていただきました。 次に、67ページの21番、若松町交差点改良事業(ラウンドアバウト)について、なかなか用地の取得が進んでいかないのかなというふうに思うんですけども、状況はいかがでしょうか。今後、取得困難が続いていくようであれば、この事業をどのように展開をされていく予定なのか。前回、市長がおっしゃいましたよね。丸ごとできないのであれば、一部を残して、その部分だけでもやっていく、そういった強い姿勢で市としてやっていくんだと。それが現実的に機能できるような、今土地の取得状況なのか、それが実際できるのかだけ、どこまでこれが進んでいくのか、いち早くあそこを安全な道路にしていただきたいなというふうに思いますので、その状況を確認させていただきたい。 次に、22番の駅南市街地再整備事業、「駅南地区再開発組合を中心として市街地再開発を推進します」とあるが、業務棟の一部を多治見市も活用されるというところなんですけども、市として、どのようにあそこを活用されていくおつもりなのか、どういった考えが、新たに今後、令和2年度、ございますでしょうか。また、テナント誘致の推進というんですけども、どういった状況なのかというのを確認させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。 ◎建設部長(久野重徳君) 若松町のラウンドアバウトです。昨年度、今のラウンドアバウトの隣接地を取得しております。今年度、スーパーマーケットバロー多治見店の駐車場になっている西南のところの2筆について取得ができました。現在、その斜め向かいの店舗の方、貸店舗、ございますが、そちらの方と鋭意交渉をしているところで、できれば、ここの新年度予算にもあります補償調査を実施させていただきたいということで、今交渉させていただいているところでございます。 先ほど申したとおり、スーパーマーケットバロー多治見店の駐車場が取得できましたので、今、現状見ていただくと、交差点から北側が広くて、交差点から南側、バローの駐車場側はちょっと道が狭いですので、暫定でも北側と同じ広さに広げられないかということも考えております。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 議長、反問をさせていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 済みません。質問が最後まで聞き取れなかったものですから、もう一度お願いできますでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 済いませんでした。22番の駅南市街地再整備事業のところなんですけども、その業務棟について、市として一部取得されるというふうにお聞きしておったんですけども、市としてどのような活用をされていくことを検討されているのか、また、そのテナント誘致の推進というふうにありますが、現状、どのような状況なのかというのをお聞かせいただきたいという質問です。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 議長、反問を終わります。 市が権利として取得する3階の部分です。おおむねビル全体の構想としましては、1階がスーパーマーケット、2階が店舗、3階はサービス機能というような、大まかなそういった構成で考えておりまして、例えば、医療関係であるとか、子育て支援の施設、そういったところを視野に入れながら、いろいろ全体的に、今、誘致活動しております。 誘致につきましては、商業コンサルタントがおりますので、そこと市街地整備課の職員も、それから多治見駅南地区市街地再開発組合も一緒になって、これから今後2年かけて本格的に誘致を進めていくということになります。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) ラウンドアバウト事業、結構進展しているなという印象を受けました。そのまま、今後とも頑張っていただきたいなというふうに思います。取得困難だとしても、現在の状況で、今あそこを形にしようと思えば、何とかラウンドアバウト的なものはつくれるような印象を持ったんですけども、それでもやっぱりその1筆がないと、あそこを通行させるのは本当に厳しいのかどうかというのを確認させていただきたい。あとテナントの誘致ですね。ここが成功していかないと、せっかくの駅南再開発のにぎわいにはつながっていかないと思いますので、一生懸命できる限り尽くしていただいていると思いますし、またできることは限られているかもしれませんが、ぜひともそこら辺はバックアップしていただきたいというふうに思います。 次に、70ページの1番、国際化促進事業費なんですけども、その中で(1)国際交流協会と連携をして、在住外国人への情報提供や交流というふうになっていると思います。確かにこの国際交流協会と連携をしながら物事を進めていくのは、非常に重要なことだと思うんですけども、市の考え、または国際交流協会との考え方としまして、どちらかというと多文化共生に方向が向いているのかなというふうに思いますが、昨今、市長もいろいろ出席されておりますし、出てくださいましたし、また、市のフェイスブックでも見るように、いろんな外国の方と接しておられる、そういった姿を見ておりますので、必ずしも、この国際交流協会と連携するだけではなくて、他団体ですとか、そういったところも積極的に連携をすることによって、積極的な国際交流、こういったものは今の多治見市には十分できているんじゃないかなというふうに思いますし、目の当たりにされていると思いますので、そういったところにも力を入れていただきたいなというふうに思います。この予算の中でも、そういったバックアップ、支援という費用は含まれているのかどうか、どのようにお考えなのかというのをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、国際交流に関する考え方。従来は、どちらかというとアメリカ、あるいは英語圏一辺倒でした。ここのところは、ロシアのゲレンジークとのバレエの交流、あるいは多治見まつりを見ていただいているとわかりますように、中国の多くの研修生が、ああいったお祭りに参加をしている。あるいは、ハンス・カールソンさんが、EUへ積極的に情報発信をしている、こういうようなことで、アメリカ一辺倒、国際交流協会おんぶにだっこから、相当、進化発展、横出しが今始まっています。その横出しに対しては、積極的に応援をしていこう、あるいはお願いをしていこう、こういうような考え方でございます。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 国際化促進事業費が、昨年に比べ 200万円ほど増額しておりますが、それについては、令和2年度にテラホートに10名の中学生、高校生を派遣するという補助金でありましたり、引率者の派遣の事業の費用でございます。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。 ◎建設部長(久野重徳君) ラウンドアバウトの件でございます。今回取得させていただいた土地の中で、円形の交差点をつくることはできません。しかしながら、先ほど答弁申し上げたとおり、少しでも交通安全の向上をということで、南側の道路を北側の道路と同じ広さに拡幅をすることによって、少しでも交通安全の向上をしたいと。まだまだラウンドアバウトの完成までには年月はかかりますので、そういった暫定的な工事等もしながら交通安全の向上を図りたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) 4号冊、66ページの7番、地域内交通通行支援事業ということで伺いたいと思います。 一昨年の場合は、予算が 280万円から2倍の 470万円に上がって、今回は、これが20万円だけアップしているということなんですけど、こういった流れの中で、団体数をふやすとか、また内容、質をよくするとかいうことがあるかと思うんですけど、前回の場合は、項目として事業の概要というか、項目として1カ所だけしかなかったんですが、今回は、地域あいのりタクシーに関して、4項目について具体的に内容が出されておりますが、1から4までお聞きすることはやめますけれど、今現在、一昨年の場合は、9団体から14団体にしたいということでありました。今回は、16団体にしたいということなんですけど、今この実態を、教えていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 地域あいのりタクシーにつきましては、現在、登録していただいている団体が12です。それで、この3月末に新たに登録いただけるのが3団体ございまして、令和2年度の4月当初の段階では、登録団体が15になります。ただし、そのうち1団体については、ちょっと状況を見ながら、実施するかどうかについては、今ちょっと休止というところもありますが、登録としては、そういう状況になります。 予算につきましては、前回の場合は、各団体への上限額を20万円から40万円に大幅にアップしましたので、そこで大きく予算がつきました。今回は、運転免許証の自主返納者に対して、地域あいのりタクシーも、額面1枚 100円のものを、10枚つづりとして、年間20枚を3年間ということで、その分の予算が少しふえたということで、昨年との違いは、そこにあります。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) 今、わずかな部分の変化がわかりましたが、本当にわずかなんですね。こんな状態で、本当に地域あいのりタクシーというのは、市長がしっかり地区懇談会でも訴えておみえになるので、もっと現場は、やっぱり市民の本当の声を聞いていただいているのかどうか、もっと積極的に、昨年じゃないですけど2倍に伸ばしたぐらい、そういう勢いというのが、何か余りにも数字を見る限りは見られないわけなんですが、どこか行き詰まりでもあるんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 予算的には、まだまだこの予算いっぱい、地域の団体が利用するまでに至っておりませんので、我々は予算で判断するのでなくて、やはり一歩踏み出していけない地域の皆様方に懇切丁寧に仕組みを説明しまして、かなり自由度の高い、地域の事情に合った運行が可能ですので、しかも、デマンド型、デマンド式ですので、必要なときに必要なだけ、バスじゃなくてタクシーという小さな車両を使うということで、経費的にもバスと比較すると大変費用対効果が高いということを各区の区長に説明することによって、徐々に参入していただける団体がふえておりますので、もっともっと地域の皆様方にも、区長を初め、こういった制度があって、段階的に地域の負担もできるだけ軽くなるようなことを一生懸命我々も考えておりますので、ぜひともそういったPRをしていただければありがたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 10番 古庄修一君。 ◆10番(古庄修一君) 非常に苦しい答弁のようにお見受けいたしました。現状は、本当おっしゃるとおりです。都市計画部長も苦しんでみえると思うんです。現場も同じなんです。我々もたくさんの意見を聴取するわけですので。しかし、その意見が少しでも、通っていくためには、やはり予算化されること、そして内容の充実が求められるわけでございますが、ひとついろんな面で、要望ですけど、苦しい中から新しいものを見出すということで頑張っていただければよろしいかと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) この際、暫時休憩します。   午後2時54分休憩     -------------------------   午後3時15分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に続き、会議を開きます。 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) 4号冊の66ページ、4番の公共施設適正配置計画の推進について、3つの事業が上がっておりまして、優先順位の決定、整備方針の検討でありますけども、この 935万 7,000円の内訳はどういうものなんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君)  935万 7,000円の内訳ですが、内容に書いてある1、2、3とは全く、実は関係のない予算でございますが、1つは、今年度もやりました施設のアスベストの調査費が約 700万円、もう一つは、この公共施設管理室の臨時職員の費用が主な内容でございます。 ○議長(嶋内九一君) 19番 井上あけみ君。 ◆19番(井上あけみ君) じゃあ、そういうふうに書いていただきたいんですけど。 この3つですけども、優先順位を決定する、さらに整備方針を検討するということですが、まだ白紙の状態なのか、ある程度、実現性として一歩か二歩進んでいるのかどうなのか確認したいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) (3)の小泉・北野保育園の統合と、発達支援センターなかよし・ひまわりの統合の2つについて、どちらをどうするかという議論です。これは第7次多治見市総合計画後期計画にどちらを入れるかという議論もしてきた中で、今回について、この4年間で建設までは、ちょっと両方とも難しいというようなことなんですが、候補地をどうするのか、新しく建てるのか、既存のものを使うのかといったようなことも、まだ決まっておりませんが、両方とも進めていくという方向の中で、この令和2年度で土地の選定作業、また内容をどうしていくのかというようなことを検討しまして、最終的にどちらを先にやっていくのかというところまで検討を進めたいというものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) 4号冊の66ページ、5番の市制80周年記念事業ということで、56事業ほどあるかと思うんですが、私もたじみビジネスプランコンテストの高校生の子たちの発表を聞かせていただいたんですが、とてもすばらしい発表がありまして、未来を担う中高生の子ども、未来の子どもたちの、何か市制80周年記念の事業として、そういった子たちの提案みたいなものが入っているかどうかということを一つお聞きしたい。 次に、72ページ、32番の母子保健推進事業、これ新規事業で産前産後サポート事業継続・産後ケア事業が入っているので、簡単でいいので、少し内容を教えていただきたい。 次に、33番の予防接種費、今は新型コロナウイルスで大変な状況ですけれども、やっぱり予防接種は大事かなというふうに思います。風疹の追加が来ていると思うんですが、そこら辺のところがわかりましたら教えていただきたいのと、ロタウイルスワクチンが定期接種化にやっとなったというころで、これの周知等もわかりましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 市制80周年記念事業については、既存の事業に上乗せをしてやるようなことも含めて、さまざまな事業を計画しておりますが、今言われた、例えば高校生の参加というようなことに関しては、8月1日に予定しております記念式典において、高校生の方に参加していただくような形で考えておりますが、この前、提案のあったような内容について、具体的に2年でやるというようなことまでは、ちょっと考えておりません。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 母子保健事業推進費の中ですが、産前産後サポート事業につきましては今年度も行っていまして、継続で行わさせていただきます。 産後ケア事業が新規事業になりまして、これにつきましては、産後の母子に対する心身のケアや育児のサポート等を行い、産後も安心して子育てができる支援体制をつくるというものでございまして、事業といたしましては、多治見市民病院に委託を行いまして、午前9時から午後4時までの通所型で、家族等から十分な家事、育児等の援助が受けられない産後4カ月未満の母子を対象にして行うものでございます。 料金といたしましては、一般利用料金といたしまして、1回1万 3,500円、そのうち1万 2,000円を市からの委託料で、 1,500円が利用者の負担ということで、今年度が初年度ということでございまして、20回分の予算を計上させていただいております。 次の、利用者支援事業母子保健型は新規事業ということで、来年度やらさせていただきますが、これにつきましては、子ども子育て支援法に基づく、子ども、またはその保護者の身近な場所で、教育・保育・保健その他の子育て支援の情報提供や、必要に応じて相談、助言等を行うとともに、関係機関との連絡調整等を実施する事業でございます。基本型・特定型・母子保健型がありますが、今回の場合は、母子保健型を実施することにしております。 具体的には、保健センターに保健師の資格を有する母子保健コーディネーターを新たに配置いたしまして、月曜日から木曜日の週4日間、妊娠から子育てにわたるまでの母子保健や、育児に関するさまざまな悩みに円滑に対応するため、相談支援を行っていくというものです。 なお、この事業につきましては、国県から補助を3分の1ずつ受けることができるという事業になっております。 あと、予防接種費でございますが、小児インフルエンザのワクチンの任意接種費用の一部助成につきましては継続的に行いまして、成人男性対象の風疹抗体検査、予防接種も継続実施ということで行わさせていただきます。 あと、ロタウイルスワクチンの接種につきましては、本年10月から定期接種化されますので、これに対する予算を計上させていただいています。 ○議長(嶋内九一君) 9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) ものすごく斬新な発想を若い人たちがしているので、何か思い出に残る市制80周年の事業として、何か形にできるようなものがあるのかなというふうに期待をしておりましたが、そんなに費用がかからなくても、アイデアを何か出していただけるといいなというふうに、ちょっと思ったので言わせていただきました。 それから、産後ケア事業はお泊まりじゃないということで、ちょっとしたお泊まりかなというふうに、ちょっと期待をしたんですが、まずは、午前9時から午後4時ということで、それでも 1,500円という安価な金額でやっていただけるということで、期待をしております。 あと、風疹の予防接種なんですが、年齢が少し幅が上がったというふうに、私は実は思っていたんですが、これは今の年齢のままなんでしょうか。上がらないんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 年齢のほうの変更は聞いていませんので、当初、国が示した年齢の範囲でということになります。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) 4号冊の67ページ、14番の健康づくり推進事業費、多治見市望まないタバコの被害から市民を守る条例は、令和元年9月に修正可決されてこうなりましたが、実際に、この飲食店組合とか、飲食店、事業所への周知は、もうずっと当然されていると思いますが、理解については、どのような感じで進んでいますでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 条例をつくる段階から、飲食店関係のほうにも説明等をしておりますので、周知のほうはできているかと思いますが、4月からのことでございまして、条例の周知の強化も4月から行っていきますので、徐々に周知強化を図っていきたいというふうに思っています。飲食店のほうも、組合を通じて、いろんなチラシ等をもらっているはずですので、その辺はこちらから、行うほうとしては、しっかりできているというふうに認識しております。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) いよいよ4月、もうあと1カ月ぐらいということで、この健康増進法の一部を改正する法律とともに、新たなことが、たばこについての被害ということについて進んでいくと思いますが、この中で、前も全員協議会で説明を受けましたが、屋内の全面の禁煙化の助成とか、こういうものが、これから新しい予算になれば、そういうことも助成されてきますが、そういうような相談は、現実に今でもあるんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) まだ4月からの制度でございますので、まだ事前の相談というのはないですが、これも広報等でPRしてまいりますので、今後、周知を強化し、制度の紹介もしていきたいなというふうに考えています。 ○議長(嶋内九一君) 11番 柴田雅也君。 ◆11番(柴田雅也君) わかりました。これから4月から、新たな禁煙という部分において出発しますので、周知のほうは、本当にしっかりとやっていただきたいと思います。 もう一つお伺いしたいんですが、4号冊の36ページ、法人市民税が 1.5億円、12.7%減少していることの要因は何かということと、39ページで、自主財源比率が昨年は52.4%で、令和2年度は49.9%で、50%を割りました。昨年が最高の予算で、さらにことしは最高という額ということになっておりますが、その中で自主財源額の比率が下がったということは、ちょっと気になるところなんですが。当然、本市も企業誘致の努力とか、税収増を一生懸命図っていることは認識しておりますが、自主財源比率がそのように下がっている要因について、いま一度御見解をお示しいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 法人市民税が下がっている要因につきましては、これは税率が消費税10%に上がった段階で、私どもの法人市民税12.1%が 8.4%に落ちるため、これは下がってきております。 それから、自主財源が減ってきているというのは、当然、普通建設事業等が多くなってきておりますので、その分の国庫補助ですとか起債等が多くなっております。その分で、比率的には落ちてきているというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) まず、3号冊65ページの地域内交通運行支援事業費、地域あいのりタクシーについて、先ほどいろいろ質問していただきましたので、私はタクシーの数、この経年で見て、タクシーの数が減っているんじゃないかと思っているんですが、その辺の動きとこの事業との関係について教えていただきたい。 それから、59ページの駅北庁舎管理費 9,090万円とあるんですが、順番にふえてきていると思うわけですが、何が原因なのかということ。 それから、89ページの霊園施設整備費について、合葬式墓地等で 6,000体という見通しなんですが、多治見市が行った平成25年3月の墓地の将来予測と比較すると、ちょっと数字が多き過ぎるんじゃないかと思うので、どういう視点でその数を予定したかという点を教えていただきたい。 次に、91ページの病院事業会計補助金について、市民病院の支援補助金1億 8,945万円の件ですが、協定書の変更をいつするのかと。しないんだったら、なぜできないのかという点。 それから、 116ページの北消防署移転整備事業費について、北消防署の移転で、その鑑定費用 283万 5,000円とあるんですが、宅地のみで購入するということなのかという点。 それから、 345ページの財務判断指標を見ての話ですが、新年度が 416億 7,300万円という形でいくと、実態収支が10億円とマイナスで、平成30年度の予算で見ると、 354億円のときにマイナス3億 7,000万円であると。こういう状態でいくと、予算額が50億円ぐらいふえても、実態収支の点以外については、基本的な数値に大きな負荷がないと。そういう点を考えると、まだ多治見には余力があるだろうと。大垣市や岐阜市の1人当たりの予算額という形で比較していくと、20億円とか30億円、多治見はまだ国の事業、県の事業というか、国、県の補助金をもらって事業を行えば、何とか対応できる。いわゆる都市基盤整備、都市基盤を再生していくという道路づくり等にもう一つ思い切れるんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがかということをお伺いしたい。 それから、質問の最後で、4号冊の84ページの表で見ますと、一般職が 670人、再任用が23人、短時間の再任用が13人、それから、会計年度任用職員が 632人、嘱託が4人、合計 1,342人という数字です。これに指定管理の分を合せると、ひょっとすると 2,000人程度まで、昔の考えでいくと職員数というのは行っているんじゃないかと。私たちのころは、市民 120人に1人ぐらいとかで、職員の数が 900人ぐらいでという、まだ全部直営のころにここまで行けりゃあいいっていう話をしたわけですけど、そういう点、実際の職員数というのは、いろいろ考えなきゃいけないと思うんですが、大体どの程度の数字になっていて、どう考えていくのかというのをお伺いしたい、これだけ1回目で。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) タクシーの数についてということで、具体的に数字はつかんでおりませんけれども、地域公共交通会議の中でもタクシー事業者がおりまして、やはり運転手不足ということがありまして、動いているタクシーの数というのは、やっぱり減少傾向にあるということはつかんでおります。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 私からは合葬式墓地についてお答えさせていただきます。 合葬式墓地は、個別納骨が 1,000体、一緒におさめる共同納骨 5,000体というので想定しております。 基準は、他市を参考にしながら考えました。大体年間25体ぐらいが個別納骨があるかなと、他市の例から推定しまして、大体40年ぐらいはいけるだろうということです。 個別納骨は、20年たった後に、共同の場所へ一緒に合祀しますので、そういったことから合祀部分についてはかなりの大きい余裕のあるものにしておるというものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 市民病院指定管理者との協定書の見直しについてお答えいたします。 昨年の経営支援 1.7億円の覚書を締結する際に、ことしの4月以降に見直しの作業をするということで、厚生会と協議をしているところです。 今後、見直し作業をする中で、結果として必要であれば、協定書の見直しを行う予定をしております。 ○議長(嶋内九一君) 消防長 加地 哲君。 ◎消防長(加地哲君) 北消防署移転整備事業につきましては、令和2年度は、用地取得のためにその前段としまして、不動産鑑定の委託、それと用地確定と登記業務委託を行う予定でございます。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 財政指標の実態収支から、余裕があるのじゃないかということですが、これ、実態収支がマイナスということは、基金を取り崩して予算をつくっているという形でございますので、前回、全員協議会のほうでお配りしました中期財政計画を見ていただいても、令和2年度、令和3年度は厳しい予算編成となりますし、それ以降も貯金が減ってきて、苦しい財政状況になると考えておりますので、とても余裕があるとは考えておりません。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 職員数についてお答えします。 林議員がおっしゃいました市民 120人に対して職員1人というのは、これ、私の記憶ですと平成10年よりももっと前のときの話でございまして、その後、行政改革等もありまして、市民 150人に対して職員1人というのを目指して進んできて、現在に至っておるわけですが、定員適正化計画でかなり職員を絞ってきた中で、今後は、これ以上減らすということはなかなか困難ではないかというふうに考えております。 もう一つ、非常勤職員と指定管理の分も含めてというふうにおっしゃいましたが、今お話しした市民 120人とか 150人というのは、あくまで正規職員の数での話でございます。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 駅北庁舎管理費の増の主な原因としましては、駅北庁舎が建設して6年目になります。建築基準法の第12条の定期報告の委託事務等が主な理由でございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) それでは、続けて質問をいたします。 地域あいのりタクシーの件ですが、運転手が減少という形で、この先どんなふうになっていくかという点、多治見の人口も減少していくし、経済力も落ちていく可能性があるので、地域あいのりタクシーを想定のように拡大していくことは、なかなか難しいんじゃないかと。政府のほうの方針でも、そういう白タクみたいな形のものでという話がまだまだ進んでいるようですので、その全体が公平だと思えるような形の事業展開ができるようなものを考えていくというのも一方で要ると思うんですが、いかがでしょうか。 それから、合葬式墓地については、まず、 1,000体のところを40年で、1年25体で、そこから移すものが 5,000体あるという、かなり過大な見通し、人口減少でしかも墓じまいもふえていく中でどうするかということを踏まえてみえるとしたら、そういう普通の墓地が要らなくなって、こういう合葬式墓地になるという分析かもしれないんですが、その辺、どんな形で計画的な検討をして、この方針だというふうに決めたかだけ教えてください。 次は、市民病院の支援補助の件ですが、4月以降見直すということで、わかりやすく一次医療を担当するところ、二次医療を担当するところ、それから、市民の皆さんにちゃんと説明ができるようにすべきだと思いますので、努力をいただきたいと。 もともとの3億 5,000万円と合せると、5億 3,000万円、人口11万人で計算すると、1人当たり 5,000円弱と、4人家族で2万円弱と。介護保険料より多分大きい負担だろうと、現在でも。そうすると、多治見としてどの程度までの負担、例えば、総額10億円ぐらいまで出すとかいうこと、いわゆる公的医療を残すためにということをある程度議論した上で、協定書を変更すべきじゃないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 それから、北消防署の移転の問題ですが、鑑定価格というのはあるんですが、これは、宅地として地目を変えて買うのか、農地で買うのか、あるいは寄附を受けるのか、その辺ちょっと教えていただきたいです。 それから、先ほど総務部長のほうから、基金を取り崩しているのでという話だったんですが、節約をしてお金を用意するのと、基金を活用しながら思い切って将来稼ぐことにつながるものに投資をする。今の、上物ばっかりつくって、追われて上物ばっかりつくっては、将来新しい可能性が出てこない、稼ぎにつながるものが生まれていない。できるだけ早く多治見は、都市基盤の再整備をしなきゃいけないと。そのためには、この数字の経過からすると、しばらくの間はそういうふうにしてお金を用意して、思い切った事業展開が実際できると思うんですが、その辺についてです。 それから、職員の、(「絞ってくれないかな」と呼ぶ者あり)ごめんなさい、これは3回しか質問できないので、そういうことです。ゆっくり聞いてください。 それで、職員の問題ですが、 150人に1人として、言ってみれば、正規職員の問題だけで見るということは、私たちの時代の感覚からすると、全て市民サービスに対応している部分の人数が何人で、そこにかかる経費が幾らでという視点が必要だと思うわけです。 第9次行政改革大綱をつくるという話ですので、こういう根本的な問題を見直すということが、私はとても大事だと思うんですが、そういうふうにつないでいく気はないのかという質問です。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) タクシーのことについてです。運転手不足をどう解消していくかということは、タクシーもそうですし、バスもそうですけども、非常に重要な課題であるという認識を持っていまして、バス事業者と県、市とともに何とか、移住・定住も兼ねながら、仕事もありますよというような形で、首都圏へPRに行きたいというふうに考えております。 ただ、おっしゃったような自家用有償運送の制度につきましては、現在、多治見市内において、いわゆる交通空白地と言われる地域はございませんので、これについては国の制度の改正等を注視していきたいというふうに考えております。 現在の地域あいのりタクシーにつきましては、前日までの予約を入れていただくということで、翌日の時間、場所については、予約が今取れている状況ですので、現状、そういったやはり予約制ということで、何とかこの制度は維持できているということですので、もう少し全体的な動きを見ながら、いろんな方策を検討していかなきゃいけないという問題意識を持ちながら、地域あいのりタクシーを推進していきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。
    環境文化部長(若尾浩好君) 合葬式墓地の規模の件なんですけど、個別納骨につきましては、他市、同程度の市の事例、実績からこの程度の規模として 1,000体ということにしました。 共同納骨の 5,000体につきましては、今現在でも多治見市の中で、 100件以上の墓じまいがございます。そういったものが共同納骨されるということもありますので、 5,000体という多少余裕のある規模とさせていただいたというところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 市民病院の基本的な役割は変わらないというふうに考えておりますが、協定書の見直しを結果として行うということになった場合は、改めて皆様にもしっかり説明させていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 消防長 加地 哲君。 ◎消防長(加地哲君) 土地の買収につきましては、現況の形で考えております。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 将来のため基金を都市基盤の再整備にということですが、それを決めているのはまさに総合計画だと思っております。将来のためどこに投資していくかというのを総合計画で決めた上で、それに対する予算措置を講じております。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 現在、定員適正化計画を新たに策定しておりますが、職員の定員管理につきましては、正規職員のみでなく、当然ながら非常勤職員も考慮して考えていく方向でございます。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 順番に行きますが、まず、地域内公共交通の支援事業、地域あいのりタクシーについては、国の制度の見直しを進めてもらうような働きかけ、あるいは多治見でモデルをつくってどうかと言っていく、いわゆる運輸会社と提携してそういうことをするぐらいの対応が、多治見は必要になっていると思うんですが、そのような取り組みというのは、今後考えていく気があるかどうか。 次は、合葬式墓地の件ですが、平成25年3月につくった墓地に関する将来予測の計画を継いだ計画に変更がしてあるかどうかで、ちゃんとした計画を持った形になっているかどうかというところの確認をしたいと思います。 それから、市民病院のことについては、とりあえずどのくらいまで赤字に耐えれるか、いわゆる市民の負担がどのくらいまでは行けるかということを含んで、ちょっと大きく考えなきゃいけないと思うんですけど、そういうことを協定書を取り決めるときに、医師会の皆さん、市民の皆さんとよく協議をしていただきたい。これは、要望です。 それから、北消防署の件は、現状でと言われたんですが、ちょっと現状はわかりませんけども、これもまた確認を行く行くさせていただきます。 それから、予算規模の問題で、体力、お金のある時期に思い切って都市基盤整備、いわゆる道路網の整備をやらないことには、稼げるものも稼げない。どんどんお金のかかるものだけでき上がっていくというふうでは先がないので、思い切るチャンスというのは、ここしばらくしかないと思っていますので、これもそういう覚悟を持って、ちょっとそういう危機的な段階の財政運営だと思って考えていただくように後任にお伝えください。 それから、次の人員の問題ですが、これ、本当に人件費というのは後々まで拘束するものですので、一旦緩めてしまうと後大変で、その辺のところを配慮した上で行政改革の中でよく議論をしていただくということが必要かと。 大事なのは、無償で市民の皆さんにいろんな活動をしていただけるということを含めていくと、そういう点で行政がくくらなきゃいけない仕事の整理もできる。いわゆるコミュニティーの振興というやつが、最終的に多治見が将来を持つことができる一番基礎になるんだと思うんですけど、そういう視点を持っていかれるかどうかだけ聞きます。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長(細野道仲君) 地域公共交通会議においては、事業者のみならず、国や県の職員の方もいらっしゃいます。その中では、現段階では、今おっしゃったような国に働きかけていくというような御意見は、今のところは特に出てございません。 ○議長(嶋内九一君) 環境文化部長 若尾浩好君。 ◎環境文化部長(若尾浩好君) 平成29年の墓地需要調査なんですけど、それにつきましては、主に墓石型墓地、従来型の墓地の調査で、それは十分足りているというようなことで結果を受けました。 合葬式墓地につきましては、昨今のニーズ等によりまして、非常に需要が高いということから、今回計画したものでございまして、第7次総合計画にも上げさせていただいて、建設していくというものでございます。 ○議長(嶋内九一君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 先ほどと同じような答えになりますが、そういう、どういうものに将来を見込んで投資していくかは、総合計画の問題となってまいります。これは、ずっと林議員といろいろ、いつもこういうやりとりになるんですが、その上での予算ですので、よろしくお願いします。こういうやりとりがあったことは、後任には伝えてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 市民との協働というようなお話ですが、当然、第7次総合計画でも出ておりますが、地域力の向上、先ほど来答えました防災力も含めて、こういったことをすることで進めていきたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君の本件に関する発言は、既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 合葬式墓地、墓地のことで、そのときそのときの思いがあって、そのときそのときやっていくと、結局どこかで行き詰まる。ちゃんとした見通しを持って、その上に立って現状を分析してどうしたらいいかと、そういう変更をしていく。そういう作業が必要になるんですが、そういう点、計画行政という点でやや心配なものがあるというふうに考えるんですが、そういうことは担当課に任せてもらえればいいという話でしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) そのときそのときの思いではなくて、将来を見越した、いわゆる墓石型墓地からお墓のマンション、こういうふうに移行していくというのは、全国調査をしっかり環境課を中心として行っております。 また、容量についても、過大的な大きさではなくて、入れ方あるいは納骨の仕方、相当研究をした結果、今回、予算を提案させていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 1点だけお聞きします。3号冊の 145ページから 154ページの債務負担行為について1点お尋ねをします。 ここの中で、本年9月議会で想定しております指定管理者の債務負担行為が上がってきております。また、今、2021年度の指定管理者の更新についてのパブリック・コメントが行われているさなかであるということで、少し質問をさせていただきます。 今回、パブリック・コメントの内容を見させていただきますと、非公募の数が17カ所ということです。非公募の数が、今までの10カ所前後から17カ所ということで、規則の第5号にかかわるところの非公募がふえておりますが、その辺のことを含めまして、これから9月議会に向けて、この評価委員会等々の議論がなされていくと思いますが、これからスタートするに当たりまして、本年度の5年を見越しての議論は、どのような方針で進められるのかお聞きをいたします。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 指定管理の更新で、御指摘のとおり、今回、非公募がふえておるのは第5号の適用です。これは、5年のうちの3年、成績優秀な場合は非公募にできるという規定です。前、一般質問でもありましたが、これをどう運用するかということを検討した上で、指定管理を受ける側の意向も踏まえて、諸状況を勘案して、今回、方向を出しております。 最終的には、来年度の選定委員会等を踏まえて正式に決定されて、議会へ提案していくということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 今回のパブリック・コメントを見ただけでは、今、私が確認させていただきました非公募のところが非常にふえてきたなということで、規則の第5号に関するところでの見解がふえたのかなというところは、認識したところでございますが、そのほか、これから議論をスタートするに当たりまして、従前の5年前に比べてこういうところについて改善をした、あるいはこういう方向を持って、これから評価委員会の方と含めて議論を進めていきたいというような御意向がありましたら、何か御発言をいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 特に大きな変更ということでありませんが、今までの経験も踏まえた中で、改善すべきところはして、一番大きなのは、第5号が今回初めての適用ということになりますので、そのあたりをしっかり議論していただいて進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第24号 令和2年度多治見市南姫財産区事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第25号 令和2年度多治見市土地取得事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第26号 令和2年度多治見市駐車場事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第27号 令和2年度多治見市営住宅敷金等特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第28号 令和2年度多治見市国民健康保険事業特別会計予算について質疑はありませんか。 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 3号冊 187ページ、歳入歳出それぞれ 110億 4,692万 6,000円、昨年比5億 3,148万 6,000円、 4.6%の減額予算になっていますが、この大きな要因は何か。 それから、 191ページ、1の国民健康保険料、昨年比2億 2,283万 9,000円減額、当初予算見込みになっていますが、昨年に比べて保険料の抑制、引き下げができるのか。 もう一つ、 203ページ、県への医療給付費納付金が、昨年比2億 3,778万円減額されていますが、納付率は何%か。 最後になりますが、繰越金 2,000万円、予備費 1,000万円と、全体的な当初予算としては順当だと思いますが、国民健康保険条例の改正で、午前中に低所得者、中間所得への軽減策が示されていますが、平均保険料はどれくらいの見込みなのか。昨年、値上げ幅を抑えられましたけれども、平成30年度に比べて 5,000円ほど昨年は上がっています。全体的に抑制、引き下げできる予算だと思いますが、担当課としてはどういう姿勢で臨まれるのかお尋ねします。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 予算のほうですけど、毎年、被保険者数が減ってきておりますので、それに伴い全体の予算が減少しているということでございます。 国民健康保険料につきましても、同じでございまして、被保険者数の減少により、総額については少なくなっているところです。要は、費用が決まって、入ってくる公費を除いた保険料がどうなるかということですので、全体の費用が少なくなれば保険料も少なくなっているということになります。 県の納付金につきましては、納付率という話でしたけど、県が示した金額については、市のほうからしっかり 100%支払うということになります。 繰越金につきましては、例年、市単独で運営していたときにつきましては、市で最後の支払いを完結しないといけないということで、最後に資金ショートをしていけないということもありましたので、入としては、余分にとらなければならないということがあって、最終的な決算では余剰金として3億円とか4億円とかいう決算残がありましたが、今は、県単位化になりましたので、そういった少し余分に見る分がなくなるということで、令和元年度の決算繰越金につきましては、今までのように何億円も残るという想定はしておりません。 それを見込んで来年度、国民健康保険料を決定することになりますが、費用も減ってきているということもあり、この予算を見ていただければわかりますが、予算上では国民健康保険料を上げる必要はないだろうというふうに思っていますが、先ほども説明したとおり、国民健康保険料の決定はことしの6月の令和元年度の決算が出るころに、実際の繰越金等を勘案しながら決定させていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。 ◆14番(三輪寿子君) 今、市民健康部長のほうから引き上げるということはないということでしたので、ぜひ、これ抑制する方向で、市としても本当払える国民健康保険料ということで、そこにしっかり視点を当てて運営していただきたいと思います。 1つだけですけど、県に納付率は 100%だと思いますけど、昨年に比べて給付率がどれだけ減ったのかという、そこを聞きたかったんです。後でも結構です。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 後ほど答弁します。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第29号 令和2年度多治見介護保険事業特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第30号 令和2年度多治見市後期高齢者医療特別会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第31号 令和2年度多治見市水道事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第32号 令和2年度多治見市下水道事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第33号 令和2年度多治見市農業集落排水事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第34号 令和2年度多治見市病院事業会計予算について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第35号 工事請負契約の締結について質疑はありませんか。 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 工事請負契約の締結で、こちらは入札が不調に終わって随意契約になった案件というふうに承知しております。もちろん、公正性であるとか、少しでも廉価にという観点からいうと、当然、入札のほうがいいのかなという気はしますが、まずもって契約に至ったことは、いいことだというふうに思います。 その上で、昨今非常にオリンピック等々の関係で、建設資材や単価が非常に高騰をしております。前々からそのうち入札の不調が出るんではないかなと心配しておりましたが、それが現実になったということで質問させていただきますが、ここ最近、非常に価格等の変動が大きい中で、今回のそもそもの金額設定に無理はなかったんでしょうか。見込みが正しかったかどうかという点について、御所見を伺いたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 不調を受けまして、再度設計の確認をしました。その結果、間違いないということで、再度入札して、それでもだめになったので随意契約になりました。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 金額の積算は、当然、職員の方がやっていらっしゃるんですね。そのときに、経済情勢なんかもきちんと勘案して積算されていたんですか。その辺も確認ですが、よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) それは、しっかり行っております。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。 ◆6番(吉田企貴君) 今回は、低く見積もったことによって不調に終わったというわけです。ある意味、高くても低くても適切ではないということだろうとは思いますので、なかなか経済全般の動きは読みづらいところはあろうかとは思いますけども、高過ぎることもなく、低過ぎることもなく、より市民の満足度が高まるような形で、契約等も進めていただきたいと思いますので、今回だけに限らず今後も起き得ることだと思いますので、十分に鋭意アンテナを張っていただければなと思いまして、質問を終えさせていただきます。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 先ほどの三輪議員の御質問に対してお答えいたします。 県の納付金でございますが、今年度、31億円ほどありましたが、次年度の県の納付金は28億 5,000万円ほどということで、マイナスの8%になります。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 1点だけ少し確認をさせてください。議第35号についての執行調書をパソコンで打ち出しまして、落札者なしで不調ということで随意契約に変わったということで、議案は上がってきていることは認識をしておりますが、少しお尋ねしたいのは、これについては、不調の場合は予定価格が幾らになっているか、我々にはわからないわけですけども、それは、例えば予定価格は幾ら変わったかということの確認をすることは、こういう場を通して質問してよろしいものなのか、もしわかるものなら教えていただければいいし、お答えできなければできないで結構ですけども、なかなかこういうケースがないものですから、少し疑問に思いましたのでお尋ねをさせていただきました。いかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 入札の不調のときは、 103.4%でございました。その後、随意契約を行いまして、 99.17%という数字になりました。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第36号 工事請負契約の締結について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第37号 工事請負契約の締結について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第38号 物品供給契約の締結について質疑はありませんか。 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) ただいま議案が上がりました議第35号から議第38号の4件は、(仮称)食育センターで入札がされたわけでこざいますけども、今、確認をさせていただきまして、4件とも本市の予定価格以内で最終的に決まったようだなということで、認識をしたところでございます。 まず、確認したいのは、この4つの入札額を足しますと、消費税込みで22億 5,720万円になりましたけども、既に建築設計、それから造成工事等々での計上もされていると思いますが、この結果に基づいて、継続費の総額が、今示されております26億 8,000万円の中でおさまる内容であるかということを確認させていただきたいのが1点です。 2点目といたしまして、この議第38号の中の厨房機器の備品については、厳しい建設事業費の中で、我々への説明の中で、厨房機器については発注方法の見直しをして、分離発注をしたということで、それによって1億 3,500万円をその段階では削減できたという報告をいただいておりますが、当然、この入札時には、この内容を加味した内容で入札がされておるということで、この議第38号を受けとめておりますが、そういう成果が出ているのか、そういう結果に基づいて出てきているのか、確認をまずさせてください。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) まず、全体の予算ですが、議員の言われるように26億 8,000万円の予算の中におさまっております。 それから、二つ目の厨房備品につきましては、これまでは機械工事と一緒にしておったんですけども、規模が大きいということで、外したことによって競争ができたということで、かなりコストダウンが行えました。 ○議長(嶋内九一君) 18番 仙石三喜男君。 ◆18番(仙石三喜男君) 厳しい建設事業費の中で、予定どおりの継続費の枠の中でおさまったということで認識をさせていただきます。 そういう中で、来年の8月の竣工予定で、これから現場が動いていくわけでございますが、オリンピック、あるいはただいまの現状の新型コロナウイルス等も含めて、来年8月に向けてこれから準備されますけども、そこで働く方たちの、就業者の見込み等々についてどうなのかなということとか、工期はこういう環境の中で大丈夫かなと思うんですが、何かこの辺について御所見があれば簡単で結構ですので。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) この新型コロナウイルスの関係がどこまで続いてどこで収束するのか、これが一番大きな焦点でございます。これさえなければ、当然のことながら、教育委員会は来年の8月の完成は、ある意味余裕を持って行けるというようなことですが、今後、この新型コロナウイルスの状況がおさまる、おさまらない、これは大変私どもとしては現時点では予測がつきません。しっかり落札者とも協議をしながら、工期にしっかり間に合うような形で動いてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 当委員会のことで大変恐縮なんですけども、ちょっと当委員会として確認をさせていただきたいなという部分がございましたので、質問をさせていただきます。 昨年度もこちら、厚生環境教育常任委員会で議論をさせていただいた際に、一番最初の予算と実際の金額が、物すごく差が大きいといったところがありました。その中での答弁の中に、これまでは一体として、この備品も全て入札をかける部分を大幅に価格が安くなるといったところで、それを分けて入札をかけたほうが得なんだという答弁があったというふうに記憶しております。 今、教育長もそのように答弁をされたんですけども、具体的に今回この方法をとることによって、どれだけ予算を安く済むことができたのか、当初と比べるとコストダウンにつながったのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 額は把握しておりませんけども、先ほど言いましたように、機械から外したことによりまして、かなりのコストダウンはできたと思っております。金額につきましては後刻、報告させていただきます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第39号 工事請負契約の締結について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第40号 権利の放棄について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第41号 権利の放棄について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第42号 権利の放棄について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第43号 訴えの提起について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第44号 多治見市と中津川市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について質疑はありませんか。 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) この制度というのは、地方自治法上に規定されていて、議決を求めれば事務委託が別の自治体でもできるという制度で、近々、戸籍の広域交付も可能になるというふうに聞いています。 それで東濃5市っていうやつは、本当に今から何十年も前にスタートした話ですけど、戸籍と住所が入り組んでいるのが可児市と春日井市と多治見市。それから、もう一つは勤めている人が多いところは名古屋市。それから集団就職で来られた方は、九州の特定の場所、それから北海道。こういうところの広域交付を行えば、それぞれの市の職員が本人確認をしますので、郵送で扱うよりはるかに確実なものだと。そういうことを考えると、そういう制度を拡充すべきと思うんですけど、この変更するときに、そういうふうには考えませんでしたか。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 今回の事務委託の変更につきましては、12月に行いました住民基本台帳の改正に伴う住民票の除票とか、戸籍の附票の除票についての提起をするもので、林議員が言われました戸籍の全国交付につきましては、また別件のものでして、それはそれとして順次、準備を進めているところです。 ○議長(嶋内九一君) 16番 林 美行君。 ◆16番(林美行君) 名古屋市のどこかと提携をする、春日井市、可児市と提携をする。あるいは集団就職で来られた九州、今、相続のこととかの年代になっているんですが、北海道の方と、そういう通信のやりとりできるようになれば、とても市民サービスが向上すると思うところで、法務局のほうも、そのことについては多分支持をしてくれるだろうと。これは、取り組むべき課題がここには入っていると。今後、そういうところまで考えていただけるとありがたいです。要望です。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第45号 多治見市と瑞浪市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第46号 多治見市と恵那市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第47号 多治見市と土岐市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第48号 土岐川防災ダム一部事務組合規約の変更について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第50号 市道路線の廃止及び認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第51号 市道路線の廃止及び認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     -------------------------
    ○議長(嶋内九一君) 次に、議第52号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第53号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第54号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第55号 市道路線の認定について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。 ◎教育長(渡辺哲郎君) 佐藤議員の御質問でございますけども、厨房につきましてでございますけども、 3,000万円の節約ができております。 ○議長(嶋内九一君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- △委員会付託 ○議長(嶋内九一君) ただいま議題となっております議第1号から議第33号まで、議第5号から議第22号まで、議第23号所管部分、議第24号から議第48号まで及び議第50号から議第55号までは、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第4号及び議第23号所管部分は、お手元に配付しました議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、議第4号及び議第23号所管部分は、議案付託表案のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託することに決しました。     ------------------------- △第60 休会期間の決定 ○議長(嶋内九一君) 次に、日程第60、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から3月15日までの16日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、明日から3月15日までの16日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(嶋内九一君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。   午後4時23分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和2年2月28日               多治見市議会議長   嶋内九一               多治見市議会議員   井上あけみ               多治見市議会議員   石田浩司...