多治見市議会 > 2020-02-21 >
02月21日-01号

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  1. 多治見市議会 2020-02-21
    02月21日-01号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 2年  3月 定例会(第1回)議事日程 令和2年2月21日(金曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 報第1号 専決処分の報告について 第4 報第2号 専決処分の報告について 第5 報第3号 専決処分の報告について 第6 報第4号 専決処分の報告について 第7 議第1号 多治見市ふるさと農村活性化対策基金条例を廃止するについて 第8 議第2号 多治見都市計画事業多治見北土地区画整理事業施行条例を廃止するについて 第9 議第3号 多治見市避難行動支援者名簿に関する条例を制定するについて 第10 議第4号 多治見市役所の位置を定める条例の一部を改正するについて 第11 議第5号 多治見市印鑑条例の一部を改正するについて 第12 議第6号 多治見市子どもの権利に関する条例の一部を改正するについて 第13 議第7号 多治見市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正するについて 第14 議第8号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第15 議第9号 多治見市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正するについて 第16 議第10号 多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについて 第17 議第11号 多治見市農業委員会の委員の定数に関する条例の一部を改正するについて 第18 議第12号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについて 第19 議第13号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第4号) 第20 議第14号 令和元年度多治見南姫財産事業特別会計補正予算(第1号) 第21 議第15号 令和元年度多治見土地取得事業特別会計補正予算(第1号) 第22 議第16号 令和元年度多治見駐車場事業特別会計補正予算(第2号) 第23 議第17号 令和元年度多治見国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) 第24 議第18号 令和元年度多治見北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 第25 議第19号 令和元年度多治見介護保険事業特別会計補正予算(第4号) 第26 議第20号 令和元年度多治見後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 第27 議第21号 令和元年度多治見下水道事業会計補正予算(第2号) 第28 議第22号 令和元年度多治見病院事業会計補正予算(第2号) 第29 議第23号 令和2年度多治見一般会計予算 第30 議第24号 令和2年度多治見南姫財産事業特別会計予算 第31 議第25号 令和2年度多治見土地取得事業特別会計予算 第32 議第26号 令和2年度多治見駐車場事業特別会計予算 第33 議第27号 令和2年度多治見市営住宅敷金等特別会計予算 第34 議第28号 令和2年度多治見国民健康保険事業特別会計予算 第35 議第29号 令和2年度多治見介護保険事業特別会計予算 第36 議第30号 令和2年度多治見後期高齢者医療特別会計予算 第37 議第31号 令和2年度多治見水道事業会計予算 第38 議第32号 令和2年度多治見下水道事業会計予算 第39 議第33号 令和2年度多治見農業集落排水事業会計予算 第40 議第34号 令和2年度多治見病院事業会計予算 第41 議第35号 工事請負契約の締結について 第42 議第36号 工事請負契約の締結について 第43 議第37号 工事請負契約の締結について 第44 議第38号 物品供給契約の締結について 第45 議第39号 工事請負契約の締結について 第46 議第40号 権利の放棄について 第47 議第41号 権利の放棄について 第48 議第42号 権利の放棄について 第49 議第43号 訴えの提起について 第50 議第44号 多治見市と中津川市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第51 議第45号 多治見市と瑞浪市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第52 議第46号 多治見市と恵那市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第53 議第47号 多治見市と土岐市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について 第54 議第48号 土岐川防災ダム一部事務組合規約の変更について 第55 議第50号 市道路線の廃止及び認定について 第56 議第51号 市道路線の廃止及び認定について 第57 議第52号 市道路線の認定について 第58 議第53号 市道路線の認定について 第59 議第54号 市道路線の認定について 第60 議第55号 市道路線の認定について 第61 議第49号 多治見市南姫財産管理委員の選任について 第62 発議第1号 多治見市民病院を含む再編統合を必要とする公立・公的医療機関の公表撤回を求める意見書の提出について 第63 休会期間の決定    (第3から第60まで 提案説明、第61 提案説明~質疑~委員会付託省略)~討論~表決、第62 提案説明~質疑~委員会付託省略)~討論~表決)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(21名)          1番    山田 徹君          2番    片山竜美君          3番    玉置真一君          4番    城處裕二君          5番    奥村孝宏君          6番    吉田企貴君          7番    佐藤信行君          8番    渡部 昇君          9番    寺島芳枝君         10番    古庄修一君         11番    柴田雅也君         12番    松浦利実君         13番    若尾敏之君         14番    三輪寿子君         15番    若林正人君         16番    林 美行君         17番    加藤元司君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       鈴木稔朗君         企画部長       鈴木良平君         総務部長       打田浩之君         福祉部長       富田明憲君         市民健康部長     柳生芳憲君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     若尾浩好君         都市計画部長     細野道仲君         建設部長       久野重徳君         水道部長       藤井 憲君         消防長        加地 哲君         会計管理者      松田真由美君         監査委員事務局長         併選挙管理委員会書記長                    澤田誠代君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       仙石浩之         書記         皆元健一         書記         虎澤智子         書記         宮地久子     ------------------------- △開会    午前10時00分開会 ○議長(嶋内九一君) ただいまから、令和2年第1回多治見市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。     ------------------------- △諸般の報告 ○議長(嶋内九一君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告についてはお手元に配付いたしましたので、御了承願います。 以上で、諸般の報告を終わります。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嶋内九一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、17番 加藤元司君、18番 仙石三喜男君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 会期の決定 ○議長(嶋内九一君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から3月23日までの32日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、今定例会の会期は、本日から3月23日までの32日間とすることに決しました。     ------------------------- △第3 報第1号から第60 議第55号まで ○議長(嶋内九一君) この際、日程第3、報第1号から日程第60、議第55号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 令和2年第1回多治見市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様には御参集を賜りました。 最初に令和2年度の予算概要について説明をいたします。 令和2年度は、第7次総合計画後期計画の始まりの年となります。(仮称)食育センター小泉小学校の建設、駅南市街地開発事業などシビルミニマムとして、近未来への積極的な投資を行います。 また、本年は市制80周年の記念の年です。8月1日に開催をされる記念式典には、姉妹都市のテラホート市から市長御夫妻も御臨席をされる予定です。 市制80周年記念事業としては、11月14日、15日に多治見市営球場において「ドリーム・ベースボール」を開催いたします。往年のプロ野球選手が参加し、野球教室や親善試合などを行います。12月17日木曜日には、日本人の心に深く残る名曲を紹介をするNHK公開放送「新・BS日本のうた」を開催いたします。その他にも市制80周年にふさわしいさまざまな事業を行うように、現在最終の詰めを行っています。 次に、予算編成についてです。 特筆すべきは、本年度の一般会計予算総額は市制施行以来初めて 400億円を超えましたが、令和2年度はさらにこれを上回る約 417億円の予算規模となります。主な事業として、現在多治見市の公共施設等に 254台の防犯カメラを設置をしています。犯罪抑止には、これでは不十分と考え児童館や多治見駅北口に、新たに10台の設置を行います。また、自治組織へは設置費用の2分の1を補助をする制度を始めます。5団体の予算を計上し、あわせて防犯カメラを設置運用する上でのガイドラインを作成し、プライバシー保護にも十分配慮をいたします。これらは全て、犯罪の抑止効果を目的とするものです。 また、防災行政無線の難聴対策及び防災情報伝達の手段の多様化・多重化への対応を実施いたします。当初は防災ラジオの導入を検討してまいりましたが、提供する情報が限定的であること及び費用対効果の面から、スマートフォン等を活用する防災情報アプリケーション防災行政無線戸別受信機を導入いたします。戸別受信機は1台当たり約6万円です。導入にあたり国の無償貸与制度を活用します。令和2年度には区長、消防団分団長、こういった関係に約 110台を無償貸与をします。令和3年度には、一般の市民に対しても一部自己負担をいただき配備を進めてまいります。 次に、災害時の避難行動要支援者への対応の見直しについてです。 これまで要支援者は、要支援者名簿に掲載を希望された方が対象でした。しかし、名簿掲載を拡大するため、平常時提供名簿に掲載することに対して、「不同意」の意思を表示した方以外の要支援者を名簿に掲載する方法、いわゆる「逆手挙げ方式」を導入いたします。このため令和2年度において、避難行動支援者台帳システムを改修するとともに、対象者全員に調査を実施いたします。これらは区長会からの強い要望によるものでございます。 次に、懸案となっておりました駅北の主要道路2路線のうちの選択でございます。 (都)音羽小田線と(仮称)白山豊岡線との現時点での優先度を比較検討してまいりました。結論は、次期整備路線を(都)音羽小田線と決定いたしました。 次に、建てかえを進めております小泉小学校についてです。 総事業費は約37億 4,000万円、うち令和2年度予算は約21億 9,000万円となっています。プールは令和2年の夏に供用開始の予定です。校舎及び体育館は令和3年3月の竣工を目指します。 次に、(仮称)食育センターの進捗についてです。 総事業費は約26億 8,000万円、うち継続費の令和2年度分として建築工事、電気工事、設備工事、厨房備品など約13億 3,000万円を計上しています。現場は現在造成工事に着手しており、令和3年8月の稼働を目指してまいります。 次に、第7次総合計画の目玉事業である、多治見駅南地区市街地開発事業についてです。 昨年8月から工事を進めておりました約 500台の暫定駐輪場は、11月末に完成し、12月10日から供用開始しています。駅前交番は1月末に完成し、2月10日に竣工式を行い運用開始をされております。駅前交番は、地産地消の取り組みとして外壁に多治見産のタイルを使用し、色彩等は駅舎と調和のとれた建物となっています。また、既存建築物の解体工事も順調に進んでおり、4月から29階建ての住宅棟をはじめとする建築工事に着手する計画です。 今後も令和4(2022)年の秋の完成を目指し、多治見駅南地区市街地再開発組合へさらなる支援を進めてまいります。 次に、本庁舎建てかえに向けた条例改正についてです。 現在の庁舎は昭和49年に建築され、築45年を経過し、建てかえが必要となっています。今般、新庁舎建設の最終候補地駅北庁舎隣接地として選定いたしました。今議会に提案いたします。選定にあたり市内14カ所の候補地から駅北庁舎隣接地と現本庁舎敷地の2カ所に絞り込みを行いました。1、利便性、2、防災拠点、3、経済性、3つの側面から評価し、比較検討をいたしました。結果、3つの側面とも駅北庁舎隣接地が優位と判断し選定をしたものです。 本議案について審議をよろしくお願いをいたします。 最後に、東京2020オリンピック聖火リレーミニセレブレーション事業についてです。 本年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックの年です。聖火リレーが多治見市にやってまいります。4月4日土曜日、午前中に虎渓公園を出発し、駅北虎渓用水広場までの間を聖火ランナーが走ります。ゴール地点虎渓用水広場ではミニセレブレーションを行います。ダンスパフォーマンスなど、大いに市民全体で盛り上げてまいります。 それでは、議案の説明に入ります。 本定例会には、条例12件、補正予算10件、当初予算12件のほか、計59件を提案しております。 専決処分について、報第1号は生活保護費徴収金の権利放棄、報第2号は通行権に係る訴訟の提起、報第3号は道路の管理瑕疵による損害賠償、報第4号は交通事故による損害賠償に係る専決処分の報告です。 次に、条例についてです。 議第1号 多治見市ふるさと農村活性化対策基金条例を廃止するについては、基金を廃止し、農業振興の財源として有効活用を図るものです。 議第2号 多治見都市計画事業多治見北土地区画整理事業施行条例を廃止するについては、駅北土地区画整理事業の完了に伴い、条例を廃止するものです。 議第3号 多治見市避難行動支援者名簿に関する条例を制定するについては、逆手上げ方式による避難行動支援者名簿に取り組むものです。 議第4号 多治見市役所の位置を定める条例の一部を改正するについては、本庁舎の建てかえに向け、市役所の位置を改めるものです。 議第5号 多治見市印鑑条例の一部を改正するについては、国の事務処理要領の一部改正に伴うものです。 議第6号 多治見市子どもの権利に関する条例の一部を改正するについては、子どもの権利に関し、命が最も大切である。こういった強調をするものです。 議第7号 多治見市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正するについては、会計年度任用職員について、育児休業制度を整備するものです。 議第8号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて、議第9号 多治見市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正するについて、議第10号 多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについては、国の法令の改正に伴うものです。 議第11号 多治見市農業委員会の委員の定数に関する条例の一部を改正するについては、農業委員会の委員の定数を1人削減し、17人とするものです。 議第12号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについては、市営住宅に関し、民法の一部改正に伴う所要の改正を行うほか、用途廃止を行います。 次に、補正予算について説明いたします。 議第13号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第4号)は、8億 1,000万円程の増額補正を行うものです。 歳出の増額の主な内容は、国の補正予算に伴う事業や基金への積み立てです。減額としては、予算の執行状況を踏まえ減額するもの、契約差金の整理等です。継続費の変更は、令和2年度年割額の増額等による整理です。繰越明許費は、事業の進捗等により翌年度に繰り越すものです。 議第14号から議第22号までは、特別会計企業会計補正予算です。各会計の予算の過不足を整理するものです。 次に、新年度予算について説明いたします。 議第23号 令和2年度多治見一般会計予算は、冒頭の予算基本方針で説明をしましたとおり、予算総額は 416億円余で前年度よりも11億円ほどの増額となっています。 歳入予算では、市税を企業誘致の効果が見込まれることから、前年度より1億 5,000万円増の 146億円余と見込んでいます。地方交付税は国の動向、実績を鑑み、前年度よりも2億 5,400万円増の54億円ほど。また、大規模事業の本格実施や扶助費等義務的経費の増加に対応するため、財政調整基金からは災害対策経費に充てる額を除き、前年度よりも1億 4,470万円増の16億 8,500万円を繰り入れます。臨時財政対策債は、発行可能額の減少が見込まれるものの、財源不足を補うため、11億 5,000万円とし、繰越金は前年度より 5,000万円増の7億 5,000万円としました。 歳出予算につきましては、先ほど説明申し上げましたとおりに、総務費は職員退職手当金の減少などにより減額をしています。民生費は、介護保険事業特別会計の給付費や介護保険料公費負担に係る繰出金の増加があるものの、プレミアム付商品券発行事業の終了により減額をしています。商工費は、企業誘致による奨励金等の増加に伴い増額しています。土木費は、駅北土地区画整理事業特別会計の廃止に伴う繰出金の減少により減額しています。教育費は、小泉小学校の建てかえや(仮称)食育センターの建設費の増加などにより増額をしています。公債費は、駅北土地区画整理事業特別会計の廃止により、一般会計で償還することから増額となっています。 特別会計企業会計について説明をいたします。 議第24号から議第34号までです。 国民健康保険事業特別会計は、前年度の実績に基づき減額をしています。多治見駅北土地区画整理事業特別会計は、令和元年度に会計を廃止いたします。介護保険事業特別会計は、介護サービスの実績などにより予算を計上しています。水道事業会計は、滝呂台配水池更新事業や老朽管の耐震化を進めます。下水道事業会計は、管渠や池田下水処理長寿命化工事を進めます。病院事業会計は、産科開設に向けた施設改修及び医療機器の購入費を計上しています。 次に、議第35号 工事請負契約の締結についてから議第38号 物品供給契約の締結についてまでは、(仮称)食育センターの建設に係る契約です。 次に、議第39号 工事請負契約の締結については、昭和小学校校舎の外壁改修に係る契約です。 権利の放棄について、議第40号は生活保護費返還金、議第41号は市営住宅の家賃等、議第42号は病院事業会計の未収金、これらについてそれぞれ権利の放棄をするものです。 次に、訴えの提起です。 議第43号は土地の貸付料の滞納について、訴えを提起するものです。 議第44号から議第47号までは、国の法改正に伴うものです。 議第48号 土岐川防災ダム一部事務組合規約の変更については、一部事務組合の監査委員について、任期を改めるものです。 議第50号から議第55号までは、市道路線の認定及び廃止です。 以上が、今議会に提出をいたします議案の主な概要でございます。 詳細については、総務部長から説明をいたします。 ○議長(嶋内九一君) 引き続き、総務部長に議案の詳細について説明を求めます。 総務部長 打田浩之君。   〔総務部長 打田浩之君登壇〕 ◎総務部長打田浩之君) 議案の詳細につきまして説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、議案集の1号冊の1ページと、あわせまして4号冊の議案説明資料につきましても1ページをお願いします。 まず初めに、報第1号 専決処分の報告について、専第14号 権利の放棄についてでございます。 生活保護費の不正受給にかかります徴収金の未収金1万 7,320円につきまして、債務者本人が死亡し、相続する者がいないため権利を放棄するものでございます。地方自治法第 180条第1項の規定により、令和元年12月11日専決処分いたしましたので、御報告するものでございます。 次に、2ページをお願いします。 報第2号 専決処分の報告について、専第15号 訴えの提起についてでございます。 こちらは企業誘致のため民間会社に売却予定でありました、フロンティアリサーチパークD区画の土地の一部について、稲垣鉱業株式会社から通行権を主張され、その後調整を行ったものの折り合いがつかず、結局この部分は分筆して売却を留保いたしました。今回、その土地の通行権がないことを明確にするため、稲垣鉱業株式会社を相手方として、訴訟を提起することとしたものでございます。地方自治法第 180条第1項の規定により、令和元年12月23日専決処分いたしましたので、御報告するものでございます。 次に、4ページをお願いします。 報第3号 専決処分の報告について、専第1号 損害賠償の額を定めるについてでございます。 令和元年10月25日午後9時ごろ、西山町2丁目地内において農免道路を北進中の普通自動車が、道路の地盤沈下部分にはまり、車両の前面下部を破損させ、損害を与えました。これに対する損害賠償額を令和2年2月5日に15万 1,923円と定め専決処分いたしましたので、御報告するものでございます。過失割合は市側が80%、相手側20%となっております。 次に、5ページをお願いします。 報第4号 専決処分の報告について、専第2号 損害賠償の額を定めるについてでございます。 令和2年1月6日午後0時5分ごろ、本市職員が運転します公用車が、音羽町4丁目の野中橋東詰めの信号のない交差点の北側から左折して、JAとうと本店近くの国道 248号線との交差点に向かおうと交差点に進入した際に、西に行くつもりで橋のたもとに停止していました自転車に接触しまして、その前輪等を破損させ、損害を与えました。これに対する損害賠償額を令和2年2月12日に9万 2,708円と定め専決処分いたしましたので、御報告するものでございます。過失割合は市側が 100%となっております。 6ページをお願いします。4号冊は2ページとなります。 議第1号 多治見市ふるさと農村活性化対策基金条例を廃止するについてでございます。 この基金は、平成5年に国が農業の推進及び普及活動等の原資として、その運用益を活用するために全都道府県及び市町村に 1,000万円ずつ交付し、市がそれに上乗せして創設したものでございます。運用利子を事業に充当してきました。しかし、近年の超低金利から運用益をもって目的に沿った事業を実施することが困難な状況にありますので、令和2年4月1日をもちまして基金を廃止し、農業振興の財源として活用を図るものでございます。 次に、7ページをお願いします。 議第2号 多治見都市計画事業多治見北土地区画整理事業施行条例を廃止するについてでございます。 平成12年度から開始されました多治見駅北土地区画整理事業は、今年度に清算金の交付、徴収、また地区内の工事も全て完了したことから、当条例を廃止するとともに、「多治見市特別会計条例」から「多治見駅北土地区画整理事業特別会計」を削る改正を行うものでございます。施行日は令和2年4月1日となっています。 8ページをお願いします。4号冊は3ページとなります。 議第3号 多治見市避難行動支援者名簿に関する条例を制定するについてでございます。 平常時の避難行動要支援者の名簿提供には要支援者本人の同意が必要であり、個別に同意確認をしておりますが、進んでいない状況であることから、災害時の円滑かつ迅速な避難支援等実施のため、条例を制定し、9ページの第3条、上から4行目ほどになりますが、第3条の避難行動要支援者の範囲のうち、(1)の要介護3から5の方、(2)の65歳以上世帯で要介護1、2の方もしくは要支援認定を受けている方、(3)に該当します身体障害者手帳を受けている方については、要支援者本人から情報提供に対し不同意の意思表示がない限り、同意を得たものとして取り扱えるようにするものでございます。 12ページの附則にございますように施行日は令和3年4月1日で、施行のための準備行為はその施行日前においても行うことができるとしております。 次に、13ページをお願いします。4号冊は5ページとなります。 議第4号 多治見市役所の位置を定める条例の一部を改正するについてでございます。 本庁舎の建てかえにあたり、多治見市役所の位置を現在の「日ノ出町2丁目15番地」から「音羽町1丁目 233番地」に変更する改正でございます。施行日は規則で定める日となっております。 次に、14ページをお願いします。4号冊は10ページになります。 議第5号 多治見市印鑑条例の一部を改正するについてでございます。 印鑑登録証明事務処理要領の一部が改正され、成年被後見人のうち意思能力のある人は印鑑登録が可能になったことから、当該条例を改正するものでございます。施行日は公布の日からとなっております。 15ページをお願いします。 議第6号 多治見市子どもの権利に関する条例の一部を改正するについてでございます。 平成15年の条例制定から16年を経過し、子どもを取り巻く現在の状況に対応するため改正を行うものでございまして、主に子どもの命を守ることを意識するよう前文等を改正いたしまして、家庭内の虐待に対応するために、子どもの権利侵害を禁止する対象に子どもと同居する大人を加え、子どもの権利擁護委員の中立性を明確化した改正となります。施行日は令和2年4月1日でございます。 17ページをお願いします。4号冊は12ページとなります。 議第7号 多治見市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正するについてでございます。 会計年度任用職員の導入にあわせ、会計年度任用職員等の育児休業制度の整備等を行うため4つの条例を改正いたします。 まず、第1条の「多治見市職員の育児休業等に関する条例」については、勤務日数等一定の条件を満たす会計年度任用職員等が育児休業を取得できるよう所要の改正を行うものでございます。 それから、21ページの下のほうになりますが、第2条の「職員の服務の宣誓に関する条例」につきましては、継続して任用される場合は、最初の一度の宣誓で後年度の宣誓をしたものとみなすなどの改正を行います。 次に、22ページの上から4行目のところです。第3条「議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例」につきましては、給料を支給される職員の公務災害による補償基礎額の規定が新設されまして、地方公務員災害補償法に規定する平均給与額の例により、実施機関が市長と協議して定める額とするものでございます。 第4条の「多治見市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例」につきましては、さきに「多治見市職員の給与に関する条例」を改正したため、当条例におけるこの給与条例の引用箇所を改めるものでございます。施行日は令和2年4月1日となっております。 次に、23ページをお願いします。 議第8号 多治見市手数料条例の一部を改正するについてでございます。 建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部を改正する省令が施行されまして、住宅に係る省エネ性能の評価について、簡易な評価方法が追加されました。簡易な評価方法による認定申請手数料を定めるため改正するものでございます。施行日は公布の日からとなっております。 次に、25ページをお願いします。4号冊は13ページとなります。 議第9号 多治見市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正するについてでございます。 昨年10月の幼保無償化に伴います一連の法改正の中で、特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準が一部改正されたことから、市の条例においても内閣府令にあわせて文言の修正を行うものでございます。具体的な内容としましては、当該事業を行います事業者は、良質かつ適切な内容及び水準の特定教育・保育または特定地域型保育の提供を行うこととされている部分の「適切な内容」のところを「適切であり、かつ、子どもの保護者の経済的負担の軽減について適切に配慮された内容」に変更するものでございます。施行日は令和2年4月1日となっております。 次に、26ページをお願いします。 議第10号 多治見市国民健康保険条例の一部を改正するについてでございます。 令和2年度の税制改正大綱に基づきまして、国民健康保険法施行令の一部改正が行われ、保険料負担の公平性の確保のため賦課限度額が引き上げられ、経済動向を踏まえ保険料軽減の判定基準が引き上げられることから、当該条例を改正するものでございます。改正内容といたしましては、1つ目は基礎賦課額限度額を61万円から63万円に2万円引き上げ、介護納付金賦課額限度額についても16万円から17万円に引き上げる改正でございます。2つ目としまして軽減判定所得につきましても5割軽減判定基準において、被保険者数に乗ずべき金額を28万円から28万 5,000円に引き上げ、2割軽減判定基準につきましても51万円から52万円に引き上げる改正となっております。施行日は令和2年4月1日でございます。 次に、27ページをお願いします。 議第11号 多治見市農業委員会の委員の定数に関する条例の一部を改正するについてでございます。 平成28年度から農業委員の選出方法が選挙制から市の任命制に変更された時点におきまして、その定数を18人としておりましたが、農地面積、業務量等を考慮して見直した結果、1人減員し17人とするものでございます。施行日は現委員の任期を考慮いたしまして、令和2年7月20日としております。 28ページをお願いします。4号冊は14ページとなります。 議第12号 多治見市営住宅管理条例の一部を改正するについてでございます。 改正内容は、民法の改正に伴うものと用途廃止でございます。まず民法の改正に伴うものとしましては、入居者が家賃を支払わないときは、敷金をその弁済に充てることを明記するものです。2つ目に、入居者に修繕の費用負担を求める場合の当該費用の内容を定める規定を設けるものです。3つ目に、不正行為により入居した者への明け渡し請求に係る損害賠償金の計算に用いる利率につきまして、現在「年5分の割合」としているところを「法定利率」に変更するものでございます。用途廃止につきましては、高田の4棟4戸・高根の7棟26戸・南姫の1棟4戸の合計12棟34戸の廃止となっております。施行日は民法改正に伴います部分が令和2年4月1日、用途廃止につきましては公布の日からとなっております。 次に、補正予算について御説明申し上げますので、2号冊の1ページをお願いします。4号冊は16ページからとなります。 議第13号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第4号)でございます。 第1条は、歳入歳出予算にそれぞれ8億 1,010万 4,000円を追加し、歳入歳出予算総額をそれぞれ 434億 6,656万 3,000円とするものでございます。 第2条の継続費の変更は、4ページの第2表継続費補正をお願いします。 (仮称)食育センター建設事業では、総額と令和2年度の事業費を 130万 5,000円増額する変更でございます。 第3条の繰越明許費につきましては、5ページ、6ページの一覧表にございますように、今回補正に計上しております畜産振興事務費、それから駅南市街地再整備事業費、小中学校の管理関係室の空調機更新工事、それからGIGAスクール構想推進事業費といった、国の補正予算に伴う前倒し事業を含めまして、全部で24事業を繰り越すものでございます。 第4条の地方債の補正につきましては、7ページの表にございますように、10事業と臨時財政対策債について変更を行うものでございます。 次に、歳入につきましては、8ページをお願いします。 表の3の利子割交付金、4の配当割交付金、7のゴルフ利用税交付金につきましては、交付実績等により整理したものでございます。それから、11の地方交付税につきましては、普通交付税の確定によりまして4億 4,237万 2,000円を増額するものでございます。20の繰越金につきましては、 3,421万 8,000円を増額いたしまして、今年度の繰越金全額を予算計上したこととなります。それから、22の市債につきましては、事業費の確定等によりまして全体で 2,670万円の増額となりますが、特に臨時財政対策債につきましては2億 5,000万円減額しておりまして、トータルとしましては10億円の借り入れに減らしております。 以上が主な一般財源等の内訳となります。 次に、歳出でございますが、今回の補正予算は例年同様、主に事業費の確定などによる予算整理によるものと、国の補正予算に伴います事業の前倒しがございます。 予算整理以外の主なものについて、4号冊の議案説明資料によりまして説明させていただきます。 4号冊17ページの6番、財政調整基金積立金は、財政調整基金に4億 2,274万 9,000円積戻しを行うもので、うち約2億 5,000万円は災害対策分に積戻すことによりまして、その残高は9億円まで戻ることになります。7番の市債償還対策基金積立金と9番の庁舎建設基金積立金にも1億円積み増すものでございます。 次に、18ページをお願いします。 21番、国民健康保険事業会計繰出金(保険基盤安定分)と、22番、国民健康保険事業会計特別繰出金につきましては、保険基盤安定負担金等の確定に伴います国民健康保険事業特別会計への繰出金の増額です。23番、国民健康保険事業会計繰出金(事務費分)につきましては、国のスケジュールのおくれによりシステム改修業務の不執行等による国民健康保険事業特別会計への繰出金の、減額となります。 次に、19ページをお願いします。 27番と28番のプレミアム付商品券発行事務費は、プレミアム付商品券の発行枚数の確定に伴います、事務費と補助金の2億 1,270万円の減額補正でございます。 次に、20ページをお願いします。 47番の病院事業会計負担金、48番の病院事業会計補助金、49番の病院事業会計臨時負担金につきましては、稼働病床数が当初見込みの 250床から 238床になったこと、それから事業債の利率見直しを行ったこと、それから産科開設延期に伴います建設改良費の減によりまして、合計 4,034万 5,000円の減額補正を行うものでございます。 次に、21ページをお願いします。 56番、畜産振興事務費につきましては、国の補正予算に伴う前倒し事業で、北山養鶏の卵からブロイラーへの業務転換に係る補助金3億 6,910万 5,000円の増額でございます。財源は全て県補助金となっております。 次に、22ページをお願いします。 62番、駅南市街地再整備事業費については、国の補正予算に伴う前倒し事業でございまして、1億 5,570万 3,000円の増額となっております。 67番、市営住宅施設整備費は、用途廃止した市営住宅のうち高田団地の4棟4戸の解体工事費 1,373万 3,000円の増額でございます。 71番、小学校空調機整備事業費から74番、中学校GIGAスクール構想推進事業費までの4事業は、こちらも国の補正予算に伴います前倒し事業で、小中学校の校長室・職員室等の空調機更新事業と校内通信ネットワーク整備事業で、総額で4億 9,646万 4,000円の増額となっております。 次に、特別会計となりますので、2号冊の39ページをお願いいたします。 議第14号 令和元年度多治見南姫財産事業特別会計補正予算(第1号)でございます。 歳入歳出予算の総額に、それぞれ 128万 5,000円を追加いたしまして、歳入歳出総額をそれぞれ 1,912万 1,000円とするもので、こちらは内容としましては高圧線下の地役権設定と県営ため池の工事に伴います立木補償によります諸収入 188万円を基金に積み立てるものと、人件費の減額に伴い一般会計への繰出金を59万 5,000円減額する補正でございます。 次に、45ページをお願いします。 議第15号 令和元年度多治見土地取得事業特別会計補正予算(第1号)でございます。 歳入歳出予算の総額に、それぞれ 536万 5,000円を追加いたしまして、歳入歳出総額をそれぞれ6億 4,086万 2,000円とするもので、先行取得土地の一般会計への買戻し分を土地開発基金に積み立てるものでございます。 次に、51ページをお願いします。 議第16号 令和元年度多治見駐車場事業特別会計補正予算(第2号)でございます。 歳入歳出予算の総額に、それぞれ 2,417万 9,000円を追加し、歳入歳出総額をそれぞれ 8,801万 9,000円とするもので、主に駐車場利用収入が 1,268万 2,000円の増額、それと駅南の再開発事業に伴います通損補償の収入で 2,580万円の増額に伴います積立金の増額になります。 次に、57ページをお願いします。 議第17号 令和元年度多治見国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)でございます。 歳入歳出予算の総額から、それぞれ2億 7,840万 4,000円を減額し、歳入歳出総額をそれぞれ 113億 9,098万 9,000円とするもので、給付費等の確定による整理となっております。 次に、69ページをお願いします。 議第18号 令和元年度多治見北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)でございます。 歳入歳出予算の総額から、それぞれ 510万 7,000円を減額し、歳入歳出総額をそれぞれ3億 2,137万円とするもので、清算金の平成30年度末の未収金額が減額となったことから、一般会計への繰出金を減額するものでございます。 次に、75ページをお願いします。 議第19号 令和元年度多治見介護保険事業特別会計補正予算(第4号)でございます。 歳入歳出予算の総額から、それぞれ 293万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ99億 2,768万 1,000円とするもので、旧基幹系システムの廃止に伴います 308万円の減額及び基金利息の積み立てと国庫補助金の確定による財源変更でございます。 次に、83ページをお願いします。 議第20号 令和元年度多治見後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)でございます。 歳入歳出予算の総額に、それぞれ 103万 5,000円を追加いたしまして、歳入歳出総額をそれぞれ14億 1,570万 8,000円とする補正でございます。内容は、保険基盤安定負担金の確定によるものでございます。 次に、89ページをお願いします。 議第21号 令和元年度多治見下水道事業会計補正予算(第2号)でございます。 こちらは事業確定によりまして、 4,387万 1,000円の減額補正となっております。 次に、97ページをお願いします。 議第22号 令和元年度多治見病院事業会計補正予算(第2号)でございます。 こちらは、稼働病床数の確定及び病院事業債の利率見直しと産科開設延期に伴います工事費、医療機器購入等による1億 3,162万 2,000円の減額補正となっております。 次に、 106ページの財政判断指数をお願いします。 財政判断指数につきましては、償還可能年数、経費硬直率、財政調整基金充足率、経常収支比率、4指標とも、基準値及び目標値を上回っている状況にあります。 補正予算の説明は以上でございます。 次に、令和2年度当初予算につきまして御説明申し上げます。 まずは、総括的な説明をさせていただきたいと思いますので、4号冊の34ページをお願いします。 予算総括集計表の歳出のところと、比較欄をごらんいただきたいと思いますが、まず、令和2年度予算につきましては、市長の冒頭説明にもありましたように、第7次総合計画後期計画の初年度に当たる予算として、計画に定められました事業を予算化するとともに、市制80周年事業の上乗せ分を含め、予算を編成いたしました。 初めに、一般会計でございますが、総額 416億 7,300万円で、前年度と比較いたしますと11億 7,400万円、約 2.9%の増額となりました。この要因としましては、継続事業であります小泉小学校の建てかえですとか、(仮称)食育センター建設の本格化に伴います事業費増加によるものでございます。 次に、特別会計の合計ですが、 233億 6,775万 4,000円で、介護保険事業特別会計、それから後期高齢者医療特別会計につきましては増加しているものの、多治見駅北土地区画整理事業特別会計の廃止がございまして、あと、国民健康保険事業特別会計の減により、全体といたしましては、約2億 3,000万円の減少となっております。 企業会計につきましては、全体で 103億 6,986万 7,000円となりまして、水道事業会計下水道事業会計の増加によりまして、前年度比較、約4億 9,000万円の増加となっております。 次に、3号冊、令和2年度多治見市予算書の1ページをお願いいたします。 議第23号 令和2年度多治見一般会計予算でございます。 第1条、歳入歳出予算の総額を、それぞれ 416億 7,300万円と定めております。 第2条は継続費でございまして、5ページをお願いしたいと思います。 第2表、継続費でございますが、新たな継続費は1事業でございまして、農業振興地域整備計画更新業務でございます。こちらは、総額 391万 9,000円で、令和2年度、令和3年度の2年にわたる事業となっております。 次の6ページから11ページでは、第3条の債務負担行為でございます。合計87の事項につきまして、債務負担行為を設定しております。令和3年度に指定管理の更新を迎える施設が多くあるため、対象事業が昨年度よりは増加しておるところでございます。 次に、12ページでは、第4条の地方債となりますが、17の事業債等について、限度額を定めておるところでございます。 次に、第5条、一時借入金は、例年どおり、最高額を20億円と定めております。 次に、一般会計の概要について御説明申し上げますので、4号冊の35ページをお願いします。 一般会計予算歳入集計表一番上の市税でございます。こちらは法人市民税の税率が、税制改正により下がるため、法人市民税を約1億 5,000万円の減少で見込んでおりますが、個人市民税、固定資産税の増額によりまして、市税全体では、逆に1億 5,000万円ほどの増加を見込んでおります。 次に、12番の地方交付税につきましては、今年度実績及び地財計画を勘案しまして、約2億 5,000万円の増加を見込んでおります。 14番の分担金及び負担金の減につきましては、幼保無償化に伴います保育所運営費の減額が大きな要因です。 15番の使用料及び手数料の増は、逆に、幼保無償化に伴います公立保育所使用料の増額です。 16番の国庫支出金、17番の県支出金は、小泉小学校及び(仮称)食育センター等の事業増により増加しているところでございます。 20番の繰入金は、財政調整基金令和元年度より1億 8,000万円ふやしておりますが、小泉交流センター建設に係ります大原区の基金繰入金が約3億円減少したため、全体としましては、約1億 9,000万円の減少となっております。 21番の繰越金につきましては、令和元年度も例年より3億円ふやし、7億円を当初予算に見込んでおりましたが、さらに 5,000万円ふやしまして、7億 5,000万円を見込んでおります。 22番の諸収入の減少につきましては、プレミアム付商品券の販売収入が約3億 7,000万円ございましたので、その分が減少したものでございます。 23番の市債につきましては、臨時財政対策債令和元年度より1億 5,000万円へらしましたが、事業費の増加によりまして、全体としては、約7億円増加しているところでございます。 次に、歳出となりますので、4号冊42ページをお願いします。 款別の予算額の主な増減理由です。こちら、市長の提案説明のところにもございましたが、改めて説明させていただきます。 2番の総務費の減少は、先ほど来ありましたように、退職手当及び選挙費の減少によるものでございます。 3番の民生費の減少は、プレミアム付商品券の事業分の減少となっております。 7番の商工費の増加は、企業誘致に係る奨励金等の増加でございます。 8番の土木費の減少は、駅北土地区画整理事業特別会計への繰出金の減少によるものでございます。 10番の教育費の増加については、小中学校の施設改良事業費、小泉小学校の建てかえ及び(仮称)食育センターの建設事業費の増加によるものでございます。 12番の公債費の増加は、駅北土地区画整理事業特別会計の起債分が合算となったためでございます。 次に、事業について説明させていただきますが、4号冊の66ページの令和2年度予算最重点施策をお願いします。 4番でございますが、まず、公共施設適正配置計画に基づきまして、公共施設の統合を進めてまいります。 935万 7,000円でございます。 7番の地域内交通運行支援事業 494万円では、地域あいのりタクシーの補助率の拡充を行い、導入団体の拡充を図ります。 12番の国勢調査費 4,449万円は、10年ごとの大規模調査に対応するものでございます。 次に、67ページ、14番の健康づくり推進事業費 771万 6,000円の中で、受動喫煙防止対策を進めてまいります。 15番の合葬式墓地建設 6,629万 9,000円は、北市場霊園内に合葬式墓地を建設するものでございます。 16番の市民病院経営支援補助金1億 8,945万円は、医師確保、産科開設準備等の補助でございます。 19番の国際陶磁器フェスティバル関連事業は、国際陶磁器フェスティバル美濃2020の開催で、 5,523万 8,000円を計上しております。 22番の駅南市街地再整備事業18億 6,821万円は、多治見駅南地区市街地再開発組合に対する負担金補助金でございます。 25番の消防拠点施設整備事業 283万 5,000円は、北消防署移転に係る用地の測量・鑑定を行うものでございます。 26番の防災情報伝達手段の拡充事業 1,648万 5,000円は、防災行政無線の個別受信機の区長等への配布とスマートフォン等を活用した防災情報アプリを導入する予算でございます。 次に、68ページ、27番の小中一貫教育校の調査研究で、 441万 1,000円を計上しております。笠原地区での小中一貫教育校設置に向けた調査研究費でございます。 29番の第33回全国健康福祉祭ぎふ大会(ねんりんピック岐阜2020)の開催は、ねんりんピック岐阜2020の開催負担金で、 655万 2,000円でございます。多治見では、パドルテニスを開催するものでございます。 30番の(仮称)食育センターの建設は、13億 2,818万 1,000円でございまして、令和3年夏を目途に建設を進めてまいります。継続費総額としましては、26億 8,000万円となっております。 それでは、70ページ以降で、最重点施策以外の主だった事業を御説明申し上げます。 71ページ、15番の第9次行政改革大綱策定費は、令和3年度から令和6年度までの第9次行政行革大綱の策定を行うものでございます。 次に、72ページをお願いします。 32番の母子保健事業推進費 9,731万 1,000円の中で、新規に産後ケア事業及び利用者支援事業の母子保健型を設置するものでございます。 次に、75ページをお願いします。 63番の避難行動支援者台帳システム関係費 561万 3,000円は、先ほどから出ておりますが、逆手挙げ方式によります避難行動支援者名簿の策定とシステムの改修経費でございます。 66番の小泉小学校建替事業費は、継続費総額30億 7,000万円のうち、令和2年度分は21億 8,782万円の事業費で年度末の竣工を見込んでおります。 次に、76ページ、71番の東京2020オリンピック・パラリンピック関係費 244万 1,000円につきましては、聖火リレーのイベント等に関する経費でございます。 72番の防犯カメラ整備事業は、安心安全なまちづくりのため、多治見駅北口、児童館・児童センターに防犯カメラを計10台設置するものでございます。 一般会計予算の主な内容については以上でございます。 次に、特別会計となりますので、3号冊の 157ページをお願いします。 議第24号 令和2年度多治見南姫財産事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 1,744万 9,000円と定めるもので、前年度と比べますと、38万 7,000円の減少となっております。これは主に、一般会計への人件費繰出金の減少でございます。 次に、 167ページをお願いします。 議第25号 令和2年度多治見土地取得事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6億 3,584万 3,000円と定めるもので、前年度と比べると、34万 6,000円の増加となっておりますが、こちらは一般会計の土地の買い戻し見込みの増加によるものでございます。 次に、 173ページをお願いします。 議第26号 令和2年度多治見駐車場事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 4,785万 2,000円と定めるもので、前年度と比べますと 212万 8,000円の減少となっております。これは駅西駐車場の廃止に伴う減少となります。 次に、 181ページをお願いします。 議第27号 令和2年度多治見市営住宅敷金等特別会計予算については、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 807万 9,000円と定めるもので、前年度と比べますと、 416万 8,000円の増加となっております。これは、旭ケ丘第2団地の集会所の改修のため、一般会計への繰出金が 500万円増加したためでございます。 次に、 187ページをお願いします。 議第28号 令和2年度多治見国民健康保険事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 110億 4,692万 6,000円と定めるもので、これは、前年と比べますと5億 3,148万 6,000円の減少となっております。主に、保険者数の減少による療養給付費及び医療給付費の納付金の減少でございます。 次に、 215ページをお願いします。 議第29号 令和2年度多治見介護保険事業特別会計予算については、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 100億 720万 7,000円と定めるもので、前年度と比べますと4億 3,423万 3,000円の増加となっております。こちら、要介護認定者の増加に伴いまして、保険給付費が増加する見込みのためでございます。 次に、 245ページをお願いします。 議第30号 令和2年度多治見後期高齢者医療特別会計予算でございます。歳入歳出予算の総額をそれぞれ16億 439万 8,000円と定めるもので、前年度と比べますと1億 8,972万 5,000円の増加となっております。保険者数の増加に伴いまして、岐阜県後期高齢者医療広域連合への納付金が増加しているためでございます。 次に、 257ページをお願いします。ここからは企業会計となります。 議第31号 令和2年度多治見水道事業会計予算は、こちら 257ページと 258ページにございますが、収益的支出と資本的支出の合計で33億 8,670万 8,000円となりまして、前年度比1億 8,489万 4,000円の増加となりました。これは、老朽管布設替事業費及び受託工事の増加によるものでございます。また、滝呂台の配水池更新事業につきましては、令和2年度に完了となります。 次に、 283ページをお願いします。 議第32号 令和2年度多治見下水道事業会計予算は、次のページにあります資本的支出と、このページにあります収益的支出の合計で58億 4,223万 8,000円となります。これは、前年度と比べますと2億 3,113万 3,000円の増加となります。理由としましては、管渠の長寿命化工事及び地震対策工事の増加によるものでございます。  311ページをお願いします。 議第33号 令和2年度多治見農業集落排水事業会計予算は、収益的支出と資本的支出の合計で 2,025万 7,000円となります。こちらは、前年度比 637万 7,000円の減少となりますが、これは令和元年度で償却が終了したものが多く、減価償却費が減少したためでございます。 次に、 325ページをお願いします。 議第34号 令和2年度多治見病院事業会計予算は、収益的支出及び資本的支出の合計では11億 2,066万 4,000円となりまして、前年度と比べますと、 8,446万 6,000円の増加でございます。これは、令和元年度で補正計上いたしました経営支援補助金を当初予算に計上しているためでございます。 当初予算の最後になりますが、 345ページの財政判断指数をお願いします。 4指標のうち、経費硬直率が財政向上目標を超えておりますが、これは介護保険事業特別会計への繰り出し等の経常経費の増大によるものでございます。 以上で、令和2年度当初予算の説明を終了させていただきます。 続きまして、1号冊の30ページをお願いします。4号冊は86ページとなります。 議第35号 工事請負契約の締結については、(仮称)多治見市食育センター建設工事建築工事は、1月29日に一般競争入札を行いましたが、再入札の結果も不調となりまして、随意契約により、契約金額10億 1,200万円でTSUCHIYA・新興特定建設工事共同企業体を相手方として契約するものでございます。 次に、31ページをお願いします。 議第36号 工事請負契約の締結につきましても、(仮称)多治見市食育センター建設工事電気設備工事でございます。一般競争入札で6社応募の結果、契約金額1億 5,730万円で、小境・林特定建設工事共同企業体を相手方として契約するものでございます。 次に、32ページをお願いします。 議第37号 工事請負契約の締結については、(仮称)多治見市食育センター建設工事の機械設備工事でございます。一般競争入札で6社応募の結果、契約金額5億 9,950万円で、日野吉・東濃特定建設工事共同企業体を相手方として契約するものでございます。 次に、33ページをお願いします。 議第38号 物品供給契約の締結については、(仮称)多治見市食育センター建設事業の厨房備品でございます。これは9社によります指名競争入札の結果、契約金額4億 8,840万円で、岐阜アイホー調理機株式会社を相手方として契約するものでございます。 次に、34ページをお願いします。 議第39号 工事請負契約の締結については、昭和小学校校舎棟外壁等改修工事でございまして、こちらは12社による指名競争入札の結果、契約金額2億 5,520万円で、株式会社吉川組を相手方として契約するものでございます。 次に、35ページ、4号冊は88ページとなります。 議第40号 権利の放棄については、債務者本人が死亡し、その後も妻が返還しておりましたが、妻も昨年死亡いたしまして、夫婦とも外国人のため、相続人を確定できないことから、生活保護費返還金の未収金32万 8,175円について権利放棄するものでございます。 次に、36ページをお願いします。 議第41号 権利の放棄については、徴収停止措置をした後、1年経過してもなお、債務者が無資力、またはこれに近い状態にあり、資力回復が困難で、履行の見込みがないと認められるため、市営住宅の家賃及び駐車場使用料の未収金 133万 4,090円を権利放棄するものでございます。 次に、37ページをお願いします。 議第42号 権利の放棄については、債務者が、こちらも無資力またはこれに近い状態にあり、資力の回復が困難で、履行の見込みがないため、病院事業の未収金68万 6,570円を権利放棄するものでございます。 38ページをお願いします。4号冊は89ページとなります。 議第43号 訴えの提起については、長期間、土地の貸付料を滞納しております日善株式会社を相手方として、土地貸付料等支払い請求の訴えを起こすものでございます。 こちら、相手方は、平成23年12月8日に、不動産競売によりまして、当該土地の上にある建物を取得し、平成24年度に当市と土地賃貸借契約を締結いたしましたが、以降、滞納し続けているため、89万 9,893円の未払い貸付料について訴訟を提起するものでございます。 次に、40ページから43ページにかけまして、議第44号 多治見市と中津川市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について、議第45号 多治見市と瑞浪市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について、議第46号 多治見市と恵那市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更について、議第47号 多治見市と土岐市との間の証明書の交付等に係る事務委託の変更については、同じ理由による変更ですので、まとめて説明させていただきます。 この4つの議案につきましては、住民基本台帳法の一部改正に伴いまして、除票、戸籍の附表の除票が、住民基本台帳法に定義されたため、東濃5市によります証明書の相互交付等に係る事務委託規約について、当該部分を変更するものでございます。 これらの規約の施行は、令和2年4月1日からとなっております。 次に、44ページをお願いします。 議第48号 土岐川防災ダム一部事務組合規約の変更については、監査委員の任期につきまして、今までは「2年とする」としていましたところ、今回、「当該市の監査委員としての任期による」と変更するものでございます。 施行は、岐阜県知事の許可があった日からとなっております。 次に、46ページから51ページにかけての議第50号から議第55号につきましては、市道路線の廃止と認定でございます。こちらにつきましては、4号冊の92ページから位置図がございますので、そちらをもって説明させていただきたいと思います。 では、4号冊の92ページの図をお願いします。 議第50号 市道路線の廃止及び認定については、92ページの位置図のように、平井町4丁目の市道について、現況道路敷となっている30メートルについて、延長するための廃止と認定をするものでございます。 議第51号 市道路線の廃止及び認定については、93ページの位置図のとおり、明和町2丁目の民間開発に伴います道路の移管により、 242.6メートル分を延長するための廃止と認定でございます。 議第52号、議第53号 市道路線の認定については、94ページの位置図にありますように、土岐・多治見北部連絡道路の建設事業実施に伴いまして、その一部として、東山1丁目から高田町長湫までの 1,017メートルと東山町1丁目の 122メートルを認定するものでございます。 議第54号 市道路線の認定については、95ページの位置図にございますとおり、赤坂町9丁目地内の橋の老朽化に伴います市道のつけかえが必要となりまして、接道部分の7メートルを認定するものでございます。 議第55号 市道路線の認定については、96ページの位置図にありますように、平井町4丁目の民間開発に伴います新設道路の移管に伴います42メートルの道路の認定となります。 以上で、提案しました議案の説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。     ------------------------- △第61 議第49号 ○議長(嶋内九一君) 次に、日程第61、議第49号を議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) お手元の議案集の1号冊、45ページをお開きください。 議第49号 多治見市南姫財産管理委員の選任については、南姫財産管理委員の選任を、令和2年3月31日に任期満了となるため、選任するものでございます。 宮嶋秀樹氏については引き続き、新たに市原勝美氏、市原真二氏、奥村義人氏、坂崎喜志夫氏、林 博史氏、宮嶋正孝氏を新たに選任しようとするものでございます。
    ○議長(嶋内九一君) これより質疑を行います。 議第49号 多治見市南姫財産管理委員の選任について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって、質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議第49号は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、議第49号は委員会付託を省略することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) それでは、これより採決を行います。 議第49号 多治見市南姫財産管理委員の選任については、原案に同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案に同意することに決しました。     ------------------------- △第62 発議第1号 ○議長(嶋内九一君) この際、日程第62、発議第1号を議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 提出議案に対する発議議員の説明を求めます。 11番 柴田雅也君。   〔11番 柴田雅也君登壇〕 ◆11番(柴田雅也君) それでは、発議第1号 多治見市民病院を含む再編統合を必要とする公立・公的医療機関の公表撤回を求める意見書について、文案の朗読をもって提案とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 多治見市民病院を含む再編統合を必要とする公立・公的医療機関の公表撤回を求める意見書。 令和元年9月、厚生労働省は、地域医療構想調整会議において、効率的で不足のない医療体制を構築するため、再編・統合の検討を必要とする全国の公立・公的医療機関 424病院のリストを公表し、その中に、厚生会多治見市民病院が含まれていた。このことに対して、多くの市民が不安と戸惑いを感じているとともに、これまで病院経営を軌道に乗せるために鋭意努力を重ねてきた病院運営関係者も激しい憤りを持っている。 市民病院は、市民の健康と命を守るため、自治体としては2010年4月という早い段階から社会医療法人厚正会を指定管理者とし、2012年8月には病棟を新築の上、新・市民病院としてスタートした。また、今日に至るまで、岐阜県立多治見病院や市内の開業医とともに、医療にかかわるそれぞれの役割を担ってきた。 多治見市は、公立病院設置者として、経営改革や医師、看護師確保の取り組みに加え、財政支援等多くの対策を講じる経営努力をしてきた。また、市議会としても、それを認め応援をしてきており、直近の決算では、黒字化を達成したところである。 しかしながら、このたびの公表は、その取り組みや成果が評価されていない時期の全国一律の基準でなされたものである。さらに、市民待望の産科開設に向けての努力を重ねている矢先であり、今回の公表において、医師確保に向けての折衝が、また一段と困難となることを憂うものである。また、公的医療機関とは、採算だけでは解決できない政策的医療の大切な拠点でもあることを忘れてはならない。 地域医療を守っていくため、国において、地域の実情を十分に踏まえた議論が行われるよう、国に対し、下記の事項を強く求めるものである。                   記 1 多治見市民病院を含む 424病院のリストと「再検証」の公表撤回を求める。 2 地域医療を守るため、医師・看護師などの確保を進め、地域住民が医療を受ける権利を保障する施策を進めること。 3 「いつでも、どこでも、だれでも」、必要な医療が受けられる提供体制実現のための財政措置を初めとして支援を講ずること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 令和2年2月21日、多治見市議会。衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣宛て。 御賛同のほど、よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) これより質疑を行います。 発議第1号 多治見市民病院を含む再編統合を必要とする公立・公的医療機関の公表撤回を求める意見書の提出について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第1号は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、発議第1号は委員会の付託を省略することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより採決を行います。 発議第1号 多治見市民病院を含む再編統合を必要とする公立・公的医療機関の公表撤回を求める意見書の提出については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- △第63 休会期間の決定 ○議長(嶋内九一君) 次に、日程第63、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から2月27日までの6日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、明日から2月27日までの6日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(嶋内九一君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は、これをもって散会いたします。   午前11時24分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和2年2月21日               多治見市議会議長   嶋内九一               多治見市議会議員   加藤元司               多治見市議会議員   仙石三喜男...