多治見市議会 > 2019-12-20 >
12月20日-05号

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  1. 多治見市議会 2019-12-20
    12月20日-05号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 元年 12月 定例会(第5回)議事日程 令和元年12月20日(金曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議第140号 多治見市部設置条例の一部を改正するについて 第3 議第141号 多治見市ドメスティック・バイオレンスの被害者等の支援に係る住民票の写しの交付等の制限に関する条例及び多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第4 議第142号 多治見市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正するについて 第5 議第143号 多治見市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正するについて 第6 議第144号 多治見市職員の給与に関する条例等の一部を改正するについて 第7 議第145号 多治見市債権管理条例の一部を改正するについて 第8 議第146号 法定利率に係る民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するについて 第9 議第147号 多治見市税条例の一部を改正するについて 第10 議第148号 多治見都市計画特別工業地区建築条例の一部を改正するについて 第11 議第149号 多治見市原動機付自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて 第12 議第150号 多治見市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正するについて 第13 議第151号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについて 第14 議第152号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号) 第15 議第153号 令和元年度多治見国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 第16 議第154号 令和元年度多治見北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号) 第17 議第155号 令和元年度多治見介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 第18 議第156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて 第19 議第157号 指定管理者の指定について 第20 議第158号 指定管理者の指定について 第21 議第159号 指定管理者の指定について 第22 請第1号 国民健康保険料引き下げ等抜本的改善を求める請願 第23 発議第8号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書の提出について    (第2から第22まで 委員長報告~討論~表決、第23 提案説明~質疑~委員会付託省略)~討論~表決)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(21名)          1番    山田 徹君          2番    片山竜美君          3番    玉置真一君          4番    城處裕二君          5番    奥村孝宏君          6番    吉田企貴君          7番    佐藤信行君          8番    渡部 昇君          9番    寺島芳枝君         10番    古庄修一君         11番    柴田雅也君         12番    松浦利実君         13番    若尾敏之君         14番    三輪寿子君         15番    若林正人君         16番    林 美行君         17番    加藤元司君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       鈴木稔朗君         企画部長       鈴木良平君         総務部長       打田浩之君         福祉部長       富田明憲君         市民健康部長     柳生芳憲君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     若尾浩好君         都市計画部長     細野道仲君         建設部長       久野重徳君         水道部長       藤井 憲君         消防長        加地 哲君         会計管理者      松田真由美君         監査委員事務局長         併選挙管理委員会書記長                    澤田誠代君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       仙石浩之         書記         皆元健一         書記         虎澤智子         書記         宮地久子         嘱託員        水野靖子     ------------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(嶋内九一君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嶋内九一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、15番 若林正人君、16番 林 美行君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 議第 140号から第22 請第1号まで ○議長(嶋内九一君) この際、日程第2、議第 140号から日程第22、請第1号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     -------------------------      第7次総合計画後期計画策定特別委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                 記事件番号件名審査結果議第156号第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて原案可決 なお、本委員会は、議第 156号に対し、次のとおり附帯決議を付すこととしました。また、本委員会において否決となった修正案は別紙のとおりです。          附帯決議 1、公共施設適正配置計画に基づき、施設の統合・複合化、転用、廃止等を進める時は、地域の意向を十分配慮すること。 2、地域力向上をはかるため、人づくりと合わせ拠点づくりは重要な役割を果たす事から、既存施設の有効活用や人的資源の配慮など十分に検討すること。 以上2項目を附帯決議とし、SDGsの「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて、持続可能な市政運営を継続することを強く求めます。令和元年12月2日多治見市議会議長 嶋内九一様              第7次総合計画後期計画策定特別委員長 仙石三喜男 別紙  第7次総合計画後期計画策定特別委員会において否決となった修正案1、 第7次多治見市総合計画(後期計画)基本計画(案)、政策の柱 市民が互いに助け合い学び合うまちづくり、施策2 市民活動支援基本計画事業に、「地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みと併せ、福祉、防災、生涯学習活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」を加える。2、 第7次多治見市総合計画(後期計画)基本計画(案)、政策の柱 政策を実行・実現する行財政運営、施策3 計画的な施策管理の基本計画事業中、「公共施設適正配置計画に基づき、施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めます」を「公共施設適正配置計画に基づき、地域の意向を十分配慮して施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めます」に修正する。     -------------------------           総務常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                 記事件番号件名審査結果議第140号多治見市部設置条例の一部を改正するについて原案可決議第142号多治見市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第143号多治見市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第144号多治見市職員の給与に関する条例等の一部を改正するについて原案可決議第145号多治見市債権管理条例の一部を改正するについて原案可決議第146号法定利率に係る民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するについて原案可決議第147号多治見市税条例の一部を改正するについて原案可決議第152号令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)(所管部分)原案可決令和元年12月3日多治見市議会議長 嶋内九一様                         総務常任委員長寺島芳枝     -------------------------          経済建設常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                 記事件番号件名審査結果議第148号多治見都市計画特別工業地区建築条例の一部を改正するについて原案可決議第149号多治見市原動機付自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第151号多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについて原案可決議第152号令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)(所管部分)原案可決議第154号令和元年度多治見北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)原案可決令和元年12月4日多治見市議会議長 嶋内九一様                       経済建設常任委員長 吉田企貴     -------------------------          厚生環境教育常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。                 記事件番号件名審査結果議第141号多治見市ドメスティック・バイオレンスの被害者等の支援に係る住民票の写しの交付等の制限に関する条例及び多治見市手数料条例の一部を改正するについて原案可決議第150号多治見市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第152号令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)(所管部分)原案可決議第153号令和元年度多治見国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)原案可決議第155号令和元年度多治見介護保険事業特別会計補正予算(第3号)原案可決議第157号指定管理者の指定について原案可決議第158号指定管理者の指定について原案可決議第159号指定管理者の指定について原案可決請第号国民健康保険料引き下げ等抜本的改善を求める請願不採択とすべきもの令和元年12月6日多治見市議会議長 嶋内九一様                     厚生環境教育常任委員長 佐藤信行     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより委員長の報告を求めます。 最初に、総務常任委員長 寺島芳枝君。   〔総務常任委員長 寺島芳枝君登壇〕(拍手) ◆総務常任委員長(寺島芳枝君) それでは、総務常任委員会の審査報告をいたします。 去る11月28日の本会議におきまして、本委員会に付託されました8議案を審査するため、12月3日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、議第 142号、議第 143号、議第 152号については起立多数で、この3議案以外の5議案は全員一致で可決するものと決しました。 それでは、審査の過程における主な内容につきまして簡単に御報告いたします。 初めに、議第 140号 多治見市部設置条例の一部を改正するについては、市有施設と公共施設の違いについて、また、公共施設等の「等」についての質疑があり、市有施設と公共施設とは、ほぼ同義であり、今回、文言統一をしたいというものである。 公共施設等というのは、いわゆる箱物からインフラを含めた市が有する施設を全て含んだものであるとの答弁がありました。 また、総務部と企画部の事務分掌についての質疑があり、企画部が担うのはあくまでも財産の総括であり、実際の施設の統合、廃止、建設については、所管している部署が行うもの、本庁舎については総務部が所管している事務なので、総務部が中心になって行われる。多治見市全体の公共施設等の総量的なもの、今後の方針、ファシリティマネジメントについては企画部で事務を担っていくことを明確にしたものであるとの答弁がありました。 次に、議第 142号 多治見市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正するについては、質疑はありませんでした。 次に、議第 143号 多治見市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正するについては、質疑はありませんでした。 次に、議第 144号 多治見市職員の給与に関する条例等の一部を改正するについては、正規職員との格差是正、働く意識を上げるためにもさらなる充実を求めていきたいと思うがとの質疑に対し、今回の改定については人事院勧告どおりである。会計年度任用職員にしたことにより給料表の適用をするようになったので、人事院勧告のアップがあれば上がる、下がれば下がり、正規職員と連動するとの答弁がありました。 次に、議第 145号 多治見市債権管理条例の一部を改正するについては、不納欠損見込額、専決処分見込額滞納処分強制執行、この3点が外れてしまうことによるいい面、悪い面は何かとの質疑があり、この条例を制定した当時は、回収見込みのない市債権の整理が課題になっていた。年度当初に不納欠損の見込み、専決処分の見込み等を記載することによって未回収分を減らし、整理していくこととした。 過去には、市民病院の診療費や水道料金の徴収困難なものが多かったため、監査委員の指摘もあり実施してきたが、仕組みも充実し、年度当初に見込む必要性は債権が整理されてきた現在では必要がなく削除したいと提案しているものであるとの答弁がありました。 次に、議第 146号 法定利率に係る民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するについては、法定利率の変更ということで理解しているが、今回の民法改正が他の条例に大きく影響がないかとの質疑に対し、民法のこの部分の改正は、ほぼ 120年ぶりである。しかも民法というのは非常に一般的な法律で、生活の中に完全に根づいているので非常に幅広い範囲で影響が出る。しかし、そのほとんどが今まで判例で構築されてきたものである。 一番大きく自治行政の中で影響が出るのは保証債務で、身元保証人に若干影響が出るところと、非常に大きな問題になるのが市営住宅の連帯保証とか保証人、敷金の問題が現実に行政の中で影響が出てくる。保証人については、規則改正で方針を定めている。市営住宅の敷金など、改正項目があるが、それについては3月議会に提案させてもらう予定で検討を進めているとの答弁がありました。 次に、議第 147号 多治見市税条例の一部を改正するについては、質疑はありませんでした。 次に、議第 152号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)(所管部分)については、市制80周年記念事業関係費の横断幕はどこにどのように設置されるのかとの質疑があり、横断幕については歩道橋に両方向から見えるよう4枚、設置箇所では2カ所、国道 248号線のネッツトヨタ岐阜株式会社多治見店の前の歩道橋と明和町6丁目交差点の歩道橋につけたいとの答弁がありました。 次に、ふるさと寄附金の入りの 2,600万円について、当初予算からふえた部分なのかとの質疑があり、今回補正をした背景は、令和元年6月1日の地方税法の改正により、昨年度、多額の寄附金を集めていた疑わしい団体の寄附金控除が停止になった。そのため、他市町村へ寄附が流れるであろうということと、かなりの勢いでふるさと納税全体の規模が大きくなっていることから、今回それを踏まえて補正をさせてもらうものである。 特に、寄附金の場合、こちらで予定をして集められるものではないが、ふるさと納税の歳入が入ってくると、その分、返礼品費や事務費で出が出てくる。その出の部分の予算を確保して、そのための事務費の分をある程度確保するということからも入りの金額を見積もって積算をしているとの答弁がありました。 次に、賦課徴収事務費個人情報漏えいなどの管理面の不安はきちっと解消されるか、また期間はとの質疑に対し、人材派遣業務を契約委託する際に守秘義務についてはきちっと明記をする。これは会社との契約である。そういった情報漏えいがないよう措置をとっていきたいと思っている。 期間は、確定申告が終わる3月15日以降から4月中旬以降までの期間と考えているとの答弁がありました。 以上が、質疑においての主な内容でした。 なお、自由討議はありませんでした。 なお、議第 142号、議第 143号、議第 152号については、反対討論がありました。 以上で、総務常任委員会の審査報告といたします。よろしくお願いをいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、経済建設常任委員長 吉田企貴君。   〔経済建設常任委員長 吉田企貴君登壇〕(拍手) ◆経済建設常任委員長吉田企貴君) それでは、経済建設常任委員会の審査報告をいたします。 去る11月28日の本会議におきまして、本委員会に付託されました5議案を審査するために12月4日に本委員会を開催いたしました。 審査結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、5議案とも全員一致で原案のとおり可決するものと決しました。 それでは、審査の過程において質疑のありました主な内容について簡単に御報告いたします。 最初に、議第 148号 多治見都市計画特別工業地区建築条例の一部を改正するについては、質疑がございませんでした。 次に、議第 149号 多治見市原動機付自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについては、今回の改正によって利用台数は増加すると見込んでいるのかという質疑に対して、現在、原動機付自転車については2つの駐車場があり、駅東原動機付自転車駐車場については、駐車枠29台の全てが埋まっている状況である。豊岡原動機付自転車駐車場については、原動機付自転車の駐車枠が32台に対して、現在18台で56%となっているので、こちらの利用率を上げていきたいと考えているとの答弁がございました。 また、実際に現場を確認してきた委員からは、平成27年7月24日より新たに1カ月に加えて6カ月、12カ月の定期利用もできるという表示がされていたとの指摘があり、実態がルールにのっとった運用になっていないのではないかという質疑がございました。これに対して現場を確認するとの答弁がありました。 次に、議第 151号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについては、市の更新の基準、業者の選定の基準といったものはあるのかとの質疑があり、市の基準は規約に定められており、会社の実態があるか、水道工事指定店としての道具を持っているか、資格を有する人がいるかといったことで判断をしているとの答弁がありました。 また、国の通知に準じて、今回 170社に対して更新の手続を行うということだが、更新のメリット・デメリットには、どのようなものが考えられるかという質疑に対しては、市のメリットとしては、更新によって業者の事業実態がきちんとあるかということを把握することができる。また、今回の更新の申請に伴い、業者の営業時間、研修実績や過去の工事の実績等を報告することになっており、この報告内容をホームページ上で公表できることになっている。 市民のメリットとしては、業者にきちんとした実績があるかどうかということは、多治見市のホームページ上で確認できるということである。また、業者にとっても、きちんと研修を受けていますよ、実績がありますよというアピールの場にもなる。 デメリットについては、業者側のデメリットとしては、今までは1回の登録で済んでいたものが5年に1回の更新なので、この申請の手間であったり、 5,000円の費用がかかるということが考えられるが、市民や市に対してのデメリットは特にないとの答弁がありました。 次に、議第 152号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)(所管部分)については、災害復旧費の件で、喜多緑地の土砂崩れの工事の件であるが、喜多緑地は山を切り開いた部分と盛り土の部分があると思うが、今回の土砂崩れの部分はどちらの部分だったか。また、そこののり面は、どのような工法で施工されていたのかという質疑がありました。 これに対して、土砂崩れが起きた場所は、国道19号線がある南側から喜多緑地に入っていく手前にある転回広場の上ののり面である。切土で施工されているが、現地調査に行ったところ、土質が2層になっており、表面の少し緩い表土に水が浸透して表面が崩れたということである。のり面の下は、もたれ擁壁で施工されており、表面が崩れただけで済んだということであるとの答弁がありました。 議第 154号 令和元年度多治見北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑はありませんでした。 以上が、質疑における主な内容です。 なお、自由討議、討論はございませんでした。 以上で、経済建設常任委員会の審査報告とさせていただきます。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、厚生環境教育常任委員長 佐藤信行君。   〔厚生環境教育常任委員長 佐藤信行君登壇〕(拍手) ◆厚生環境教育常任委員長(佐藤信行君) それでは、厚生環境教育常任委員会の審査報告をいたします。 去る11月28日の本会議におきまして、本委員会に付託されました8議案を審査するため12月5日、請第1号を12月6日に本委員会を開催いたしました。 審査結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、8議案が全員一致で原案どおり可決、請第1号は反対討論があり、その後、賛成の起立がなく、不採択となりました。 それでは、審査の過程において質疑のありました主な内容について簡単に御報告いたします。 初めに、議第 141号 多治見市ドメスティック・バイオレンスの被害者等の支援に係る住民票の写しの交付等の制限に関する条例及び多治見市手数料条例の一部を改正するについて、「同一世帯に属するもの」を「同一の住所を有するもの」に改めることによって、どのような影響が出るのかとの質疑があり、住民基本台帳事務処理要領にあわせたものであり、特に影響はないとの答弁がありました。 次に、議第 150号 多治見市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正するについて、災害弔慰金等支給審査委員会委員の報酬額の根拠と委員会設置に至った経緯について質疑があり、この審議は非常に専門的な知識が必要であり、他の類似委員会にあわせ1万 6,000円とした。なお、委員長と委員の報酬は同額である。 今回の国の改正で委員会を置くよう努めなさいということであったため、多治見市としても委員会を置く規定を設けたものであるとの答弁がありました。 また、災害弔慰金の対象と支給時期についての質疑があり、明らかに災害によるということがわかっていれば、あえて委員会を設置することはない。ただ、災害関連死など、判断が分かれるときにこの委員会で審議することになる。被害に遭われた方の御遺族、関係者の方のお気持ちもあるため、支給はある程度期間を置くという配慮も必要と考えている。コンタクトはできるだけ早くとり、ふさわしい時期に支給できるような体制にしたいとの答弁がありました。 次に、議第 152号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)(所管部分)について。まず初めに、外国籍等児童生徒支援事業関係費について、支援員の人数についての質疑があり、特に基準はないが、支援が必要な児童生徒の人数に応じて支援員はふやす必要があると考えているとの答弁がありました。 (仮称)食育センター建設事業費について、一般競争入札の予定価格と落札価格に対し、落札者はこれまでの実績、どうしてこのような差が生じたのかとの質疑があり、落札者は羽島市の大規模調理場の建設設計の実績がある。厨房備品について、これまでは設計工事の一環として工事を受託する業者が厨房機器を調達した上で、備えつけまでを一貫工事として行うやり方で発注してきたが、今回、非常に大規模な調理場であることから、購入する厨房機器も非常に多種多様で金額も高額である。工事とあわせて発注すると、工事に伴う管理費が契約の中で発生する。厨房機器を備品として個別に発注し、備えつけを別に行えば、工事としての諸費用、管理費等が発生しないため、節約のためにもこの手法をとることにしたとの答弁がありました。 建設単価に対する積算に対しての質疑もあり、一般的にこうした建設事業の所要額を見積もる際には、本市や近隣自治体での事例を参考にするが、今回の(仮称)食育センターについて、同種の事例は県内でも少ない。過去の事例等も参考にしつつ積算したところだが、建築単価の増を読み切れなかったのが正直なところであるとの答弁がありました。 次に、議第 153号 令和元年度多治見国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、質疑はありませんでした。 次に、議第 155号 令和元年度多治見介護保険事業特別会計補正予算(第3号)については、特に御報告すべきものはありませんでした。 次に、議第 157号 指定管理者の指定について、今回公募して一者しか応募がなかったことについて、どう捉え、今後どのような対応をするのかとの質疑があり、説明会には2者の参加があった。多治見市社会福祉協議会が申請しなかったことの主な要因として、児童厚生員等の人員確保の問題が課題になっていると捉えている。市としても、多治見市社会福祉協議会が強みとする事業と考えており、今後も働きかけていきたいとの答弁がありました。 次に、議第 158号 指定管理者の指定については、質疑はありませんでした。 次に、議第 159号 指定管理者の指定については、特に御報告すべきものはありませんでした。 以上が、12月5日の本委員会においての主な質疑の内容でございます。 また、議第 152号 多治見市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)について、(仮称)食育センターの建設事業費について、補正予算の額が大きいことに対して自由討議が行われ、ほかの委員からも、もう少し精度の高い積算を行っていただきたいとの意見がありました。 なお、討論はありませんでした。 次に、12月6日に行いました請第1号 国民健康保険料引き下げ等抜本的改善を求める請願について、御報告させていただきます。 まず初めに、今請願に至った理由についての質疑があり、年金者組合で要求アンケートを実施した結果、国民健康保険の負担がきついという内容が一番強かったため、議会への請願になったとの答弁がありました。 請願趣旨の本市への要望についての根拠については、執行部への現状の確認が行われ、その後、意見陳述人からは、行政の説明を聞き、滞納者への対応について丁寧に行っていることがわかった。市議会の意見は拝聴したし、一定の感触は持ったため、一緒に請願をしてきた仲間たちと改めて議論していこうと思うとの発言がありました。 以上が、主な内容です。 自由討議はありませんでした。 なお、2名の委員から反対討論があり、その後、採決が行われ、賛成の起立がなく、本請願は不採択とするべきものとすることに決しました。 以上で、厚生環境教育常任委員会の審査報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、第7次総合計画後期計画策定特別委員長 仙石三喜男君。   〔第7次総合計画後期計画策定特別委員長 仙石三喜男君登壇〕(拍手) ◆第7次総合計画後期計画策定特別委員長(仙石三喜男君) それでは、第7次総合計画後期計画策定特別委員会の審査報告をさせていただきます。 去る11月28日、本会議において本委員会に付託されました1議案 議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについてを審査するため、12月2日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、賛成多数で原案を可決いたしました。 また、その後、附帯決議を付する動議があり、賛成多数で附帯決議を付することを決しました。これは、お手元の資料のとおりの内容でございます。 なお、基本計画事業について修正動議が2件提出され、2件とも賛成者9名の起立少数で否決となりました。 それでは、最初に、後期計画策定におけるこれまでの過程について御報告をさせていただきます。 議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについては、市の最高位の計画である総合計画の前期4年間の計画を見直し、後期4年間の計画を策定する議案でございます。後期計画においても4年前の前期計画と同様に21名の議員全員による協議を約半年間重ねてまいりました。 去る6月17日より協議を開始し、基本構想素案については2日間、6月17日と7月19日に協議をし、その後、議員間討議をいたしました。 7月23日からは6日間をかけ、3常任委員会を3分科会に分け、基本計画事業 180事業の中から審査対象となる基本計画事業をおおむね1分科会30計画ほど抽出をし、協議を進めてまいりました。 その審査結果を各分科会より8月9日に報告を受け、その後、議員間討議に3回ほど十二分な時間をかけ実施をし、議員間討議に基づき8項目を議会の総意として議決をし、8月21日と23日の2回に分け市長宛て議会要望事項として提出をさせていただいたところでございます。 その回答は、修正・拡充として実施5件、変更なし2件、追加なし1件の内容でありました。その後、1次回答について再協議の結果、9月30日づけで再度変更なしの総合計画コード603010「公共施設適正配置計画に基づき、地域の意向を十分配慮して施設統合・複合化・転用、廃止等を進めます」と新規事業であります「地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みとあわせ、福祉、防災、生涯学習活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」の2事業については、改めて議会の総意として市長へ再要望をすることとし、再要望書を提出させていただきました。 その回答は、1次回答と同様に既に実行済みであるため変更はしない、既存の基本計画事業で実施していくために新規には追加しないとの回答でありました。 以上が、6月17日から9月24日まで、後期策定特別委員会で計7回、そして、3分科会計6回を21名全議員による協議をしてきた過程でございます。 それでは次に、12月2日の審査内容について御報告をさせていただきます。 審査は、基本構想と基本計画、全体を通してと3つに分けて行い、最初に、第7次総合計画基本構想についての質疑では、人口の見通しについて、自然動態の目標ということで、国の希望出生率 1.8人を目標としているが、この 1.8人が確保されなくても実現できる計画になっているかとの問いに対して、自然動態の目標 1.8人が達成されたことを前提とする人口目標となっている。 次に、合計特殊出生率を 1.8人に引き上げるということかとの質疑に対して、危機意識から設定した目標であり、実現できそうな目標を設定するという考え方ではなく、希望出生率である 1.8人を実現するために、それを阻害している要因を解消していこうというのが国の今の姿勢である。そのために保育の無償化や不妊治療などを進めている。多治見市レベルでは、子育て支援などを取り組むという考えになっている。 次に、第7次多治見市総合計画基本計画についての質疑では、本会議での質疑において、市長の答弁について、企画防災課で調査をされたのかとの質疑に対して、瑞浪市については、一部の小中学校において会議室を時間外に地域へ貸し出しをされている。多治見市と同じように体育館やグラウンドについても学校開放がされており、特別教室の一部が学校開放されているところもある。以前は、学校をほかの目的に使う場合、補助金の関係などにより難しかったが、今は文部科学省も含めて国も柔軟になってきており、施設を地域に開放していくような流れにあり、瑞浪市は小中学校の統合も進められているという背景があり、施設の有効活用として進めてみえると理解している。 次に、現実的な問題として、昭和小学校や滝呂小学校は、建てかえないと開放できないかということではないかとの質疑に対して、最低限の改築は必要であり、セキュリティーの問題はどうしても避けて通れないと思う。 次に、合計特殊出生率1.33人を 1.8人にするには、幼稚園・保育園は2人目、3人目を産む上では大事な選択肢となる。また、公立園も含めた認定こども園も今2園あるが、まだ少ないように思うが、認定こども園については今後どのような方針かの質疑に対して、保育園の整備計画を10月からの保育の無償化の影響を鑑みながら、今後検討をし、この4年間で策定していくことになっている。 次に、計画的な施設管理「新本庁舎について、建設を決定し、建設します」について、最短で令和5年、いろんな条件で令和8年というような話も出ており、この計画の中でずれが生じることとなると思うが、どう理解したらいいのかとの質疑に対して、場所や状況によって時期について差があるかもしれないが、財政推計上は最短でできた場合を想定をしている。今後の状況によっては、時期についておくれていくことがあると思っている。 次に、基本計画事業は、前期から変更があったのかとの質疑に対して、前期では「本庁舎の建設場所、規模などを検討しています」としていた。今の予定では、今年度中にある程度建設候補地の方向を決めると聞いていたため、そういった変更をしている。今年度末を目標に場所を検討していきたいという意味で、この計画をつくっていたと記憶をしている。 次に、新規事業として要望した、「地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みとあわせ、福祉、防災、生涯学習活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」への執行部の回答について質疑があり、基本的には新たな施設はつくらないということも含め、公共施設の適正配置に基づいてというところと、実際には生涯学習コーディネーター事業に含まれるため、議会から提案のあった内容については、それぞれの基本計画で実際にやっていく事業と重複するのではないかということで、新規事業としては追加しないと回答したものである。 また、複合施設であれば、新たな施設をつくることは可能であると理解していいのかとの質疑に対して、基本的には既存施設を有効活用するということが原則であり、既存施設が老朽化した場合には、複数の機能を持った施設を新しくつくることもある。 次に、既存の施設を有効活用するということについては、議会としても別に問題はないと思っている。ただ、既存の施設が、本当に住民の要望にあった施設として、使いやすくて、地域の拠点としての機能を果たせるような整備は必要だということは、市長の答弁でもあったように思う。それに向けて、執行部がどれだけの努力をしてくれるのかということが、まだ私たちには伝わって来ない。今後の地域力向上ということをしっかりと踏まえた上で事業を進めていく思いがあるかとの質疑に対して、地域力向上のための拠点は必要だという思いは一緒だと思っている。公立の公民館がない地域は4地域あるが、我々は新規の施設ではなく、既存施設を活用して進めていこうという方向で、この4年間進めていきたいと考えている。 まず課題になっているのが、滝呂校区の問題であり、これは滝呂小学校を利用していきたいと考えている。おおむね人も配置し、ある程度事業に使えるよう、そのための整備も必要なものはしていきたいという流れの中で説明をしており、それを今後4年間の計画の中で実行計画に落とし込んで進めていくことを考えている。 次に、「地域の意向を十分配慮する」要望をした公共施設適正配置計画の施設管理について、市の姿勢が本当に一人一人の地域の実情、実態に合った気持ちというのを酌んでいるのかとの質疑に対して、地域の意向を十分配慮してとか、地域の意見を聞いてとかいうことについては、この事業に限ることではなく、全ての事業について我々はそういう考えで仕事をしてきたつもりである。そのために、この事業だけに文言を加えることは、ほかの事業にも全部入れていくことになるのではないかということもあり、この事業だけに特出しして文言を加えるのは、今まで十分配慮をしてきてやってきた。今後、これまでどおりやらせていただくことを前提に追加を見送ると回答したものである。 次に、議会からの要望事項については、説明資料の中には載らないのかとの質疑に対して、最終的に冊子を作成するが、その中には議会からどのような意見があったかということについては、掲載したいと思っている。 次に、第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画全般にわたる事項についての質疑では、人口問題について、市外へ転出される方にはどのような傾向があるのかとの質疑に対して、転出先として多いのは、近隣ですと春日井市や可児市だと把握をしている。 次に、子どもを産み育てていくとか、子育てが楽しいとか、そういうところが出生率等に起因しているのではないかと思うときがあるが、そういった考えはないかとの質疑に対して、出生率の問題、人口の問題、定住の問題は、何か一つだけ解決すれば解決できる問題ではないと思う。トータル的にやっていかなければいけないと思う等の答弁がございました。 次に、議員間討議では、以下の意見が出ましたことを申し伝えておきます。 議会要望とした、市民がお互いに助け合い学び合うまちづくり、市民活動支援について、新規事業、先ほども申しましたけれども、「地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みとあわせ、防災、生涯活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」と、施策を実行・実現する行財政運営、計画的な施設管理の「公共施設適正配置計画に基づき、施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めます」についての計画について2件が議員間討議され、以下ような意見が出ましたので御報告をしておきます。 市長への二度による要望書は、第7次総合計画後期計画策定特別委員会として議会として要望したほうがいいということで、たしか全員一致で要望をしたと認識をしている。議会としてその姿勢を示すためにも、またより一層、これまで以上に執行部にも配慮をしてもらいたい、努めてもらいたいという意味合いから検討していくべき必要性があると思う。 次に、地域の方の納得を得ていくことが多分地域力を一番高めていくことにつながり、丁寧な説明をさらにしていくという姿勢が必ず必要だと思う。行政計画ではなく総合計画のため、市民の皆さんが納得していただける可能性をできるだけ多く持つことが大事なことだと思う。 次に、議場で市長が、このことについてはしっかりやっている、これからもやるという答弁があった。そのために、あえて基本計画を修正する必要があるのか非常に疑問に思う。違う形で、例えば附帯決議を付するなどの提案ができるのなら、そちらのほうを進めていただきたいと思っている。 次に、住民の意見を聞くことは当然のことだと思う。要望書を出すことに反対はしていないが、議案として提出があった状況で、やはり客観的な視点が附帯決議などを付して、議会の意思を示していくということも一つのやり方ではないかと思う。 次に、議会はチェック機能とか監視機能として、どういった役割を果たさなければいけないという自覚を持ってやらなければいけないと思う。議会の動きとして、私たち21人で要望を2回もしている。その重みはどこにいってしまうのか、それを附帯決議という形に変える意味を理解できない。 次に、地域の集会場であればいいという話ではなく、コミュニティーとしての場がないことには、地域の課題を解決していく中で人が育っていき、自分たちで問題を解決していけるという場所がなくなってしまうと思う。それなりの場が必要である。その場が学校という話であるが、文部科学省の方針では出入り口を別に設ける必要があり、常駐の管理者が必要であり、議会提案のように新規事業として加え、そういう地域をつくっていくことができる可能性を残すべきだとも考えている。 次に、なおこのテーマは、偶然にも当事者が委員長、副委員長となった。それなりの発言をされた中で要望までに至った経緯はあるが、今回のことについて、委員長、副委員長は率直にどう思っているかとの質疑があり、委員長の私は、この第7次総合計画後期計画が、市民とともにつくる元気なまちづくりのために一生懸命この半年間取り組んできた思いです。それは副委員長である渡部副委員長も同じ思いでありまして、ここに至るまで正副委員長としてこれだけ議論をし、意見調整をしてきたとの思いを持っております。 議員の総意としての思いが表決され、二度の市長への要望となったものだと思って、この委員会の委員長もやってきたつもりでございます。 また、私といたしましても、多治見市としてもこれからも地域力の向上とあわせ、地域の拠点政策は必要との考えです。その思いは今も強く思っております。 渡部副委員長におかれましては、委員長が言われましたとおり、私も同じ思いできたが、きのう、会派でのこの議案について検討をした。その結果、会派としては附帯決議案を出して、これに対応していこうという決定をしたとのことでございました。 討論については、修正案については賛成で3名、反対で2名。原案においては、賛成1名、反対2名の討論がありました。 以上が、第7次総合計画後期計画策定特別委員会の審査報告です。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ただいまの報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これにて委員長報告を終結いたします。     -------------------------
    ○議長(嶋内九一君) この際、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについてを先議いたします。 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。     ------------------------- ◆7番(佐藤信行君) 議長、動議。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) 議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、会議規則第16条の規定に基づきまして修正案を提出させていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) ただいま7番 佐藤信行君から、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、修正の動議が提出されました。 動議に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 会議規則第16条の規定により、所定の起立がございましたので、本動議は成立いたしました。 本動議を直ちに議題として、修正案を配付いたします。   〔事務局 修正案配付〕 ○議長(嶋内九一君) それでは、提出者の説明を求めます。7番 佐藤信行君。   〔7番 佐藤信行君登壇〕 ◆7番(佐藤信行君) 文書を読み上げさせていただきまして、提案とさせていただきたいと思います。 議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについてに対する修正案でございます。 第7次多治見市総合計画(後期計画)基本計画事業(案)、施策の柱、政策を実行・実現する行財政運営中「公共施設適正配置計画に基づき、施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めます」を、「公共施設適正配置計画に基づき、地域の意向を十分配慮して施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めます」に修正する。 以上、提案させていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) ただいまの説明について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これにて質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより討論を行います。この修正案に対する討論はありませんか。6番 吉田企貴君。   〔6番 吉田企貴君登壇〕 ◆6番(吉田企貴君) 6番議員、吉田でございます。 ただいま出されました修正案に対しまして、反対の立場におきまして討論をさせていただきたいと思います。 ただいま提出がありました修正案の趣旨は、主にこの「地域の意向を十分に配慮して」という文言を入れるや否やというところだろうと思います。 その修正案の意図として、この施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めるに当たっては、地域の意向を十分に配慮してほしいという、その趣旨に関してを反対するものではございませんが、地域の意向に十分配慮するのは、総合計画全般における全ての事項であります。この箇所に関してだけ、この「地域の意向を十分に配慮して」という文言を入れるというのは、まず、少々整合性がとれないということ。 そして、やはり計画にこういった文言を加えるのは、必要のあることじゃなかろうかと思います。また、地域の意向を十分配慮してほしいということは、委員会における討議でも十分に執行部のほうから配慮するというお答えがあったというふうに記憶しておりますので、文章としてここに入れるということは、整合性を欠く修正であろうというふうに考えまして、反対の立場で討論とさせていただきます。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。17番 加藤元司君。   〔17番 加藤元司君登壇〕 ◆17番(加藤元司君) 市井の会の加藤でございます。 今回、修正動議に出されました修正案について、賛成の立場で討論をしたいと考えております。 まず、総合計画とは、市政の最上位の計画であるとされております。御承知のように、基本構想、基本計画、実行計画からなるものでございます。その中で基本構想と基本計画については、議決事項となっております。 過去においては、子ども医療費に対する考え方の相違で修正が行われたというような実績もございます。4年前、議員も計画段階から参加したらどうかという打診があり、現在の制度が発足したものと承知をしております。 地方自治の制度というのは、首長による独任制、これは即断を可能としております。その結果で提案権を首長に与えておる、こういうふうに承知をしております。 一方、議会は、合議制による時間をかけての結論を得るというのを趣旨としております。ただし、これに対して決定権を与えておる、こういうふうに承知しております。 この2つを組み合わせることで、チェック・アンド・バランスを働かせる仕組み、これが地方自治の仕組みであると、こういうふうに理解をしております。 議会は、この趣旨にのっとり、会議を開き、話し合い、妥協を図り、結果を得る、そういう場所でなくてはならないと考えております。 そこで、半年もかけて議論をし、その結果、全員一致で要望するということを決定した事項を執行部が否定し、認めないということであれば、以前のようにでき上がった案を執行部は提案し、我々はそれを審査すれば十分であると考えるが、いかがでしょうか。 諸君は、いかがと考えられますか。この仕組みは、皆さん、御承知のように、早稲田大学マニフェスト研究所共催の2016年第11回マニフェスト大賞で最優秀成果賞をいただき、全国の市議会の注目を集めた取り組みでございます。 今回、2回目の執行部との妥協に失敗したと、私はこう捉えております。この結果を踏まえ、今回、修正動議というものを出すということを決意いたした一人でございます。どうか皆さんのしっかりとした賢明なる判断をお願いいたしまして、賛成の討論といたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これにて討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより採決を行います。 ただいま議題となっております、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、本動議のとおり修正することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 起立10名であります。本会議の出席議員は、議長を除き20名です。賛成者10名は過半数に満たないため、地方自治法第 116条第1項の規定により議長による裁決をすることになりますが、起立をしなかった方の意思を明確にするため、再度、記名投票により採決を行うことといたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについての修正案について記名投票により採決を行います。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○議長(嶋内九一君) ただいまの出席議員は、議長を除き20名であります。 これより投票用紙を配付いたします。   〔投票用紙配付〕 ○議長(嶋内九一君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検いたします。   〔投票箱点検〕 ○議長(嶋内九一君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は記名投票であります。 投票用紙の氏名の欄に、投票者の氏名を記入してください。 次に、修正案に、賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記入してください。 繰り返します。投票は記名投票です。投票用紙の氏名の欄に、投票者の氏名を記入してください。修正案に、賛成の方は「賛成」と、反対の方は「反対」と記入してください。 記入が終わりましたら、議席順に順次投票をお願いいたします。   〔議席順に各議員投票〕 ○議長(嶋内九一君) 投票漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   〔議場開鎖〕 ○議長(嶋内九一君) これより開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、議長において、1番 山田 徹君、5番 奥村孝宏君を立会人に指名いたします。よって、両君の立ち会いをお願いいたします。   〔開票〕 ○議長(嶋内九一君) それでは、投票の結果を報告いたします。 投票総数20票。これは先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち、有効投票20票、無効投票ゼロ票。 有効投票中、1番 山田 徹君、反対、2番 片山竜美君、反対、3番 玉置真一君、反対、4番 城處裕二君、反対、5番 奥村孝宏君、賛成、6番 吉田企貴君、反対、7番 佐藤信行君、賛成、8番 渡部 昇君、反対、9番 寺島芳枝君、反対、10番 古庄修一君、賛成、11番 柴田雅也君、反対、12番 松浦利実君、賛成、13番 若尾敏之君、反対、14番 三輪寿子君、賛成、15番 若林正人君、賛成、16番 林 美行君、賛成、17番 加藤元司君、賛成、18番 仙石三喜男君、賛成、19番 井上あけみ君、賛成、20番 石田浩司君、反対。 以上のとおりであります。 よって、賛成者10名、反対者10名と可否同数となりましたので、地方自治法第 116条第1項の規定により、議長において本件に対する可否を裁決いたします。 議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについての修正案については、議長は否決と裁決いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより原案に対する討論を行います。     ------------------------- ◆7番(佐藤信行君) 議長、動議。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) ただいまの議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、会議規則第16条の規定に基づき修正案を再度提出したいというふうに思います。 ○議長(嶋内九一君) ただいま7番 佐藤信行君から議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて修正の動議が提出されました。会議規則第16条の規定により所定の発議者数があると認め、本動議は成立いたしました。 本動議を直ちに議題として修正案を配付いたします。   〔事務局 修正案配付〕 ○議長(嶋内九一君) それでは、提出者の説明を求めます。7番 佐藤信行君。   〔7番 佐藤信行君登壇〕 ◆7番(佐藤信行君) それでは、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについてに対する修正案でございます。 別紙をごらんいただければと思います。 1ページ目、第7次多治見市総合計画(後期計画)基本計画事業(案)中の、「市民が互いに助け合い学び合うまちづくり」の基本計画事業の数18を19に、そして、計の 180を 181に。また、施策の柱、「市民が互いに助け合い学び合うまちづくり中」の基本計画事業の数「18」を「19」に。 次に、市民活動支援の中で、1事業、「地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みと併せ、福祉、防災、生涯活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」を新規事業として追加する。 次に、基本計画事業も「6 地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みと併せ、福祉、防災、生涯学習活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」を新たに追加する。こちらに修正をする案でございます。 先ほどの修正案と同様、こちらは長きにわたって第7次総合計画後期計画策定特別委員会で議論をし、二度にわたって要望している内容でございます。その際に、特に反対意見はなかったというふうに私は記憶しております。皆さんのこちら総意として二度にわたって要望を出されたものであるので、私は今回こちらを提案をさせていただきたいというふうに思います。 また、先ほどの委員長報告の中にもございましたように、議員の総意として、その思いが表決され、二度の市長要望になったと思っている発言、また、副委員長の思い、こちらも私は同調いたしまして、提案をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) ただいまの説明について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これにて質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより討論を行います。ただいまの修正案に対する討論はありませんか。6番 吉田企貴君。   〔6番 吉田企貴君登壇〕 ◆6番(吉田企貴君) 自民クラブの吉田でございます。ただいまの修正案に対して反対の立場より討論をさせていただきたいと思います。 本件に関しましても、全員が参加いたします第7次総合計画後期計画策定特別委員会において、けんけんがくがくの議論をしたことを今でも鮮明に覚えてございます。 特に、この案件は、修正案が出されるまでに、もう二転三転をしまして、どこに入れるんだとか、文章がおかしいだとか何度も何度も繰り延べになって、一度受け入れられなかったものを、また再度出してきてという形で、最終的にもう出すことに関しては反対しないよと、出すだけ出してみたらどうですかと、そういうふうな流れで執行部に出されたというのを記憶しております。 確かに最初のほうに別の議論でもありましたが、議会と執行部の緊張感を持った関係ということは大切だとは思います。しかしながら、我々議員は、そして議会は、多治見市民にとってどういった計画が、どういった政策が大切であるのかという高所大所からに立った議論、そして、決断をせねばなりません。 今回出されました「地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みと併せ、福祉、防災、生涯学習活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」という文言ですが、そもそも今後の新規の公共施設に関する議論はさておき、これも第7次総合計画後期計画策定特別委員会での討論で申し上げましたが、地域力向上に関することも、福祉に関することも、防災に関することも、生涯学習に関することも、別の項目で総合計画は網羅してございます。 総合計画とは、多治見市における計画を総合的に過不足なく進めていく合理的な計画であるべきです。そこに対して、特定の案件を実現せしめんために、こういった文、条項を入れて総合計画に当て込もうというのは、計画の趣旨を棄損する、そういった提案であると断ぜざるを得ません。 私は、多治見市の発展を心から願う議員の一人として、高所大所に立った判断から、この修正案に対しては反対せざるを得ない、強く主張させていただきまして反対討論とさせていただきます。議員諸兄の私の反対に対する御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。16番 林 美行君。   〔16番 林 美行君登壇〕 ◆16番(林美行君) 16番議員、市井の会の林でございます。修正案へ賛成の立場での討論をさせていただきます。 この修正は、一番の基本におきまして、場をどういうふうにつくり上げていくかという本質にかかわる問題であります。このまちで一番大切にしなければならないものは、自治意識の醸成であります。人口減少、働く場の確保など、多くの課題を抱える多治見市において、最後の頼りは市民の皆さんの力、市民力です。 各小学校区の地域力から生まれる多治見らしい市民力、自分のこととしてまちづくりを考え、支え、実践し、多くの人々がともに暮らすことができる考え方を熟成させることが求められています。 自治の基盤は、コミュニティーでございます。向こう三軒両隣からスタートし、関東大震災時に町会として位置づけられ、以降、長い間、伝統的コミュニティーの中核を支え、町内会、自治会システムを構造的、機能的に支えてきました。 今、この国、このまちでは、世帯とその世帯同士の近隣関係というところに大きな問題が生じ、この中で新しいコミュニティーというガバナンスの仕組みをどのように再構築するかが課題となっています。 伝統的な町内会、自治会を中心としたコミュニティー組織等、ボランティアやNPOなどの新しい市民活動を加えた、これからの自治体のコミュニティー政策が求められているところであります。 このことに対応できる一番の基礎は、コミュニティーの範囲での拠点施設という場なのです。 名称は、コミセン、公民館、交流センターとか、さまざまですが、多治見市での各施設の内容はすばらしく、それぞれ全国表彰を受けるレベルであります。 地域力から生まれる多治見らしい市民意識が生まれるためには、多治見市全域という視点において不足し、地域住民から求められる地域での社会基盤としての場の整備が必要になると考えます。 多治見市再生を考えた場合、目先に流され、大きな方向を持たない、その場限りの行政運営に見えてしまうやり方では、決して乗り切れません。 このような大切な問題ですので、私はこの修正案、施策の柱、市民が互いに助け合い、学び合うまちづくりの中に1項を加える。「地域力向上を図るため、地域の新たな枠組みと併せ、福祉、防災、生涯学習活動の場となる拠点整備(複合施設)を検討します」という内容を加えることが必要であると考えます。 このような方向の中でこそ、地域での自分たちのさまざまな課題にともに向き合う中で、多くの人々が、ともに暮らすことができる考え方を熟成させる市民性、お互いが支え合う市民性が日々醸成されていくことになるのですから。 市民の皆さんといつもともにあり、市民の皆さんの思いを共有されている議員各位の御理解を賜りたいと願っております。 よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これにて討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより採決を行います。 ただいま議題となっております、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、本動議のとおり修正することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 現在、議場におられる議員は私を除いて19名です。起立は9名でございます。起立少数であります。よって、本動議は否決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) それでは、これより原案に対する討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) それでは、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、反対討論を行います。 総合計画見直しの前提として、SDGs、誰一人取り残さない、こうした社会の実現に取り組む姿勢は、共感をいたします。しかしながら、Society 5.0、これは国の方針で、この構想、未来投資会議の主要メンバーは財界人であります。AIやロボット、公共サービス、産業化がねらいだと考えます。政策を実行、実現する行財政運営にもこの観点が貫かれております。 職員の生産性の向上、定員適正化計画、公共施設の適正管理計画、マイナンバーカードを活用したサービスの検討など、こうした視点が本当に市役所職員として市民サービスの向上を目指すことができるのか、大変疑問である。 市長は、議会答弁でも総務省のねらいは、公務員の人減らし、情報管理社会、大型公共事業であり、危険性をはらんでいる。機械は機械、市の職員が人としてのサービスをどうしていくのか。後期計画にこの2つを土台としていくと。Society 5.0については、的確な判断をされておりました。しかし、この相矛盾する2つを組み合わせてまちづくりを進めていくという点について大変疑問に思います。 また、ただいま修正案が出ました。地域の意向を十分に配慮して、この点については、私は賛成の立場です。すなわち、住民合意はまちづくりにおいて大前提と考えるのは当然であり、これを記述することで当市の姿勢をより明確に示すことになります。 2つ目の地域拠点の場として、拠点整備は私も必要と考えております。この半年間かけて議論し、2点の要望事項を提案しましたが、そこには、「共につくる。まるごと元気!多治見」、共感と歩み寄りの姿勢が伝わってきません。 地方自治の本旨は、住民福祉のサービス向上です。行政改革で、職員の適正化を目指すなら、住民サービスの低下につながる民間化、正規職員の削減ではなく、増員こそ求められるのではないでしょうか。 AIを活用して仕事の効率化を進めると言われますが、人と人の和をつくるのは、市民全体の奉仕者である行政の職員が希望を持って働ける職場環境の改善こそ求められるのではないでしょうか。 以上を提案として反対といたします。御賛同よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 次に、2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) それでは、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、公明党を代表して次の4つの観点から賛成討論をさせていただきます。 1つ目、国連で採択された持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの理念を踏まえ、多治見市がこうなりたいという明確なビジョンの上に立ち、その上での4年間の計画であるということ。 2つ目、今回の後期計画では、キーワードを「共につくる。まるごと元気!多治見」として、新NPO、ボランティア団体、企業、行政など、さまざまな主体が共同したまちづくりを進める方針が示されているということ。 3つ目、これからの人口減少を見据え、明確な財政判断指数を示し、無理のない計画を立て、その上で最少の経費で最大の効果が得られるような改善を示していること。 4つ目、市民やさまざまな団体からの意見、さらには議会からの文言の訂正や拡充への変更に対し真摯に受けとめ、市民とし、そして、議会が共同してつくり上げた、まさに共につくる計画であるということ。 この以上4つの観点を踏まえ、5つの政策の柱と政策を実行、実現する行財政運営において、積極的なアウトリーチ、すなわち直接市民と会い、これまで以上に信頼関係を築き、ともに実行、実現に向けて歩んでいくことを強く求めることを申し添えて、議第 156号の賛成討論とします。御賛同よろしくお願いします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 次に、20番 石田浩司君。   〔20番 石田浩司君登壇〕 ◆20番(石田浩司君) 私は、議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについての賛成討論をいたします。 多治見市市政基本条例の第20条において、総合計画を市の最上位の計画と位置づけ、市に策定義務を課し、基本構想、基本計画は議会の議決を要することとなっております。 第7次総合計画を作成するに当たっては、議会は第7次総合計画策定特別委員会を設置し、議員全員で取り組みを進め、後期計画についても同じように第7次総合計画後期計画策定特別委員会が設けられ策定に取り組んできました。 計画行政を進める多治見市にとって、総合計画にのらないものは基本的には行われないこととなっており、議員も後期計画でしっかりと取り組み議論を進めてまいりました。 また、執行部は、後期計画策定に当たって、市民委員会、審議会など、多様な市民の参加によりアイデアや提案が出され、策定がされております。 私は、後期基本計画の中で重要だと思っていることは、地域力の向上だと思っております。高齢化による移動手段の確保、価値観や生活様式が多様化する自治組織の加入率の低下など、地域社会を取り巻く環境が大きく変化をし、地域ニーズや課題の複雑化が進む中で、地域課題の解決には行政だけではなく地域の多様な主体の自発的な取り組みが必要であります。 地域住民やボランティア、NPOなどが連携して身近な課題を解決し、地域の価値を高める力である地域力の育成、向上に向けた取り組みを進めていくことは大変重要だと思っております。 今回の基本計画案でも、地域住民や各種団体と連携し、地域力の向上を図る活動を支援しますとの表現で事業に明確に位置づけがされております。 総合計画を着実に実行するには、行政だけではなく、議会はもとより、市民とともに進めていくことが求められております。「共につくる。まるごと元気!多治見」、大きなテーマである人口減少を食いとめるためにも一丸となって取り組みを進めることを求め、賛成といたします。よろしくお願いします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。19番 井上あけみ君。   〔19番 井上あけみ君登壇〕 ◆19番(井上あけみ君) 急遽、賛成の討論をさせていただきます。 議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて賛成の討論を追加して行います。 基本計画、基本構想には、「共につくる。まるごと元気!多治見」とあります。その5つの柱と政策の柱として、1、安心して子育て・子育ちするまちづくり、2、健康で元気に暮らせるまちづくり、3、にぎわいと活力のあるまちづくり、4、安全・安心で快適に暮らせるまちづくり、5、市民が互いに助け合い学び合うまちづくりとあります。 そして、この目標に向かって、議会はもちろん、市民の皆さんとともに共につくる、このことを目指していきたいと私も決意をしております。この総合計画の策定に議員の一人として参加をしたことは大変誇りに思うことでございます。 この1から5のテーマを実現していくためには、市民の力、NPOなどを含めた、地域の皆さんの地域力向上によって実現ができる。そして、すぐれた市の職員の政策、議会ととともにつくっていく政策によって実現すると考えております。全力を傾けていきたい、このように考えております。 そのためには、行政と市民と議会との信頼関係をしっかりと構築していかなければならない、その思いに立って、今回大きなテーマとなりました地域力向上、その公民館生涯学習づくりの件に関しまして、さまざま議論がありましたけれども、その中で私が疑問に思った点を一つ申し上げます。 地域におけるその複合施設につきまして、行政がA、B、Cと3つの案を示されました。この案については、これを地域の中で地域同士が1カ月でまとめるような、そのような要請であったということを伺っております。 これは、地域の方を結果として対立させるようなものとなってしまったことが残念でなりません。このような手法については、いま一度今後とるべきではないと強く申し上げたい、その思いで、この討論の場に立っております。 さらに、議会と行政、そして、議会と市民、そして、市民と行政のさらなる信頼関係を勝ち得るよう、議会はもちろんでございますが、行政もしっかりと肝に銘じて努力をしていただきたい、このように要望をいたしまして、私の賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 市井の会の若林でございます。「国破れて山河あり」、まさに現在の心境でございます。 では、改めまして市井の会を代表いたしまして、議第 156号 多治見市第7次総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、ノーサイドの精神から賛成の立場で討論を行います。この秋、日本中を熱狂させたラグビーワールドカップの精神であります。 ここまでの6カ月間、討議を重ねた末の判断につきましては、議会人として合議制自治機関の一員として尊重をしていきたいと考えております。 この後は、多治見市が掲げる命題克服のため、PDCAサイクルによる第7次多治見市総合計画後期計画の実直なる遂行を執行部、議会がまさにワンチームとなり、より強固な体制で推進する以外に、このまちの持続可能性を担保する道はありません。 私が考えます、そもそものPDCAサイクルとは、見直しを前提としたものであり、最初から完璧主義を望む、求める必要はないとの思いでいます。それよりも問題とすべきは、誰も気がつかないうちに、例えば、PPPP、頭でっかちの計画ばかりで現場は置き去りにされるようなシステム、サイクル。PDCC、チェック、チェックで文句ばかり言う議会、PDDD、誰も何も考えず、ただ動いているだけの計画。このようなことは決してあっては多治見市のためになりません。 責任ある進行管理及び事業評価を遂行することで、さらなる住民福祉向上に寄与する総合計画であることを心から望みます。 ワンチーム推進に期待を申し上げまして、賛成の討論とさせていただきます。御賛同のほどよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これにて討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより原案に対する採決を行います。議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについては、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。 ◆7番(佐藤信行君) 議長、動議。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。 ◆7番(佐藤信行君) ただいま可決されました、議第 156号 多治見市第7次総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて附帯決議を付したいと思います。 ○議長(嶋内九一君) ただいま7番 佐藤信行君から議第156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、附帯決議の動議を提出したいという発言がございました。この動議を議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) ただいま動議に対する2人以上の賛成者の起立がありましたので、会議規則第15条の規定により、本動議を議題とすることに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) それでは、提案者の説明を求めます。7番 佐藤信行君。   〔7番 佐藤信行君登壇〕 ◆7番(佐藤信行君) ただいま可決されました議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて附帯決議を提案させていただきます。 附帯決議案。 1、公共施設適正配置計画に基づき、施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めるときは、地域の意向を十分配慮し、性急な対応を行わないこと。 2、地域力の向上を図るため、人づくりとあわせ、拠点づくりは重要な役割を果たすことから、専従員の配置の検討や既存施設を有効的に活用するための改修・整備等については、地域の意向を十分に配慮して着実に進めること。 以上、2項目を附帯決議とし、「まるごと元気な多治見の実現」に向けて、持続可能な市政運営を継続することを強く求め附帯決議といたします。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ただいま7番 佐藤信行君から附帯決議案がありました。動議の言葉は出ましたが、言葉だけではわかりませんので、文書での提出を求めます。 この際、暫時休憩し、11時50分に再開します。   午前11時42分休憩     -------------------------   午前11時52分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 附帯決議案の提出が間に合いませんでした。この際、暫時休憩します。   午前11時53分休憩     -------------------------   午後1時00分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 7番 佐藤信行君に申し上げます。ただいま附帯決議案が配付されましたので、改めて御説明を願います。   〔7番 佐藤信行君登壇〕 ◆7番(佐藤信行君) 先ほどは口頭でございましたので、正式に文書として読み上げさせていただきたいと思います。 議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて。(附帯決議案) 1、公共施設適正配置計画に基づき、施設の統合・複合化、転用、廃止等を進めるときは、地域の意向を十分配慮し、性急な対応を行わないこと。 2、地域力の向上を図るため、人づくりとあわせ、拠点づくりは重要な役割を果たすことから、専従員の配置の検討や既存施設を有効的に活用するための改修・整備等については、地域の意向を十分に配慮して、着実に進めること。 以上、2項目を附帯決議とし、「まるごと元気な多治見の実現」に向けて、持続可能な市政運営を継続することを強く求め附帯決議とします。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 本動議について質疑はありませんか。9番 寺島芳枝君。 ◆9番(寺島芳枝君) 午前中に仙石第7次総合計画後期計画策定特別委員長が報告されたように、議事日程3ページの審査報告書のとおり、第7次総合計画後期計画策定特別委員会において附帯決議案を提出させていただきました。 副委員長の多治見市議会議員としての賢明な判断と、地域住民への誠実な思いを代弁した附帯決議案を提案させていただきました。 今回、提案者は、私の記憶ですと、その附帯決議案に反対をされたと記憶をしております。今回、提案された附帯決議案は、ほぼ第7次総合計画後期計画策定特別委員会で可決されたものを踏襲したものであります。第7次総合計画後期計画策定特別委員会で反対された理由をお聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 7番 佐藤信行君。   〔7番 佐藤信行君登壇〕 ◆7番(佐藤信行君) ただいま質疑いただきました内容についてお答えさせていただきます。 第7次総合計画後期計画策定特別委員会で、私が附帯決議案に反対させていただきました理由としましては、やはりこれまで議員の総意として二度にわたって要望させていただいていたことがございましたので、私としては、やはりその修正案を提出してから議会の姿勢を示したほうがいいのではないかという判断に至っておりました。 本日、私は第7次総合計画後期計画策定特別委員会と同様に修正案を二度提出させていただきました。ただ、そちらは、否決され、原案を可決することとなりました。私は、この6カ月以上にわたります第7次総合計画後期計画策定特別委員会に、委員として参加をさせていただいて、正副委員長の思いは十分聞いておりましたし、十分賛同する立場でございました。 そのときに、副委員長の思いとして出されました附帯決議案、こちらを今回可決されたことをもって、また再度見直すことに対して、やはりその気持ちも尊重しながら、私としての姿勢としてこのような附帯決議を提出させていただいた次第でございます。 ○議長(嶋内九一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これにて討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについて、本動議のとおり附帯決議を付することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 起立多数であります。よって、附帯決議を付することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより議第 156号 第7次多治見市総合計画基本構想及び基本計画を改定するについてを除いた議題について討論を行います。討論の通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 日本共産党を代表して、議第 142号、議第 143号、議第 152号の3議案に対して反対討論を、議第 144号、請第1号について賛成討論を行います。 初めに、議第 142号 多治見市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正するについては、市民生活は雇用、経済状況が低迷する中、消費税が10%へ引き上げられて、さらに厳しくなっています。 非正規雇用もふえています。こうした中、議員歳費は既に保証されているため、引き上げの必要はないので反対といたします。 次に、議第 143号 多治見市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正するについては、議第 142号同様、既に十分保証されているので反対といたします。 次に、議第 144号 多治見市職員の給与に関する条例等の一部を改正するについては、住民福祉の向上を目指す自治体職員の生活給の保障と、公務員に準じた団体職員への影響もあり、少なくとも人勧分だけでも上げるべきだと考えるので賛成といたします。 次に、議第 152号 令和元年度一般会計補正予算(第3号)については、多治見市常勤特別職の給与、議員報酬等が含まれていること。総務費の賦課徴収事務の効率化により、繁忙期のみ職員の業務軽減のためとのことであるが、安易な民間委託への人材派遣活用は研修を徹底すると言われますが、個人情報漏えい、管理面の不安につながります。 民間事業者の創意工夫を活用するとして、公共サービスの民間委託が広がっていますが、公金管理まで事業者に委ねることは問題だと考えます。 次に、戸籍住民台帳関係事務費、これは国家公務員、全省庁職員の家族までマイナンバーカードの取得の有無について申請しない理由を調査しているが、あくまで取得の有無は任意のはずです。 全国自治体公務員にも半強制的に導入されようとしていますが、2016年1月から交付がスタートし、 1,823万枚、人口比14.3%と普及率は低迷、利便性の低さと個人情報の不安のあらわれではないでしょうか。 市長は、総務省に全国市長会からも強く声を上げている。当市は調査はしない。任意と主張されているので、正職員に対しても任意という姿勢を貫いていただきたい。 企画部長は、国が 100%を目標にしているので市も計画を出しているとのことでありますが、一定の補助があるとはいえ、市費、単独、備品購入費が今後ふえていくのではないか。また、保険証機能と一体にマイナンバーカードを普及しようとしている点でも市民も個人病院など対応できていないところは、さらに大変になるのではないか。 以上、提案して反対といたします。 次に、請第1号 国民健康保険料引き下げ等抜本的改善を求める請願書に対する賛成討論を行います。 12月6日、厚生環境教育常任委員会では、否決をされましたが、審議過程では請願項目1の国民健康保険への国庫負担を1兆円ふやして、応益負担分の廃止を求める意見書案に対しては、根拠について、国民健康保険料が高くなっている最大の原因は、国庫負担が45%から30%程度まで下がったことを上げているが、なぜなのか。 また、当市では、相談者に寄り添った丁寧な対応がされているので、その趣旨は当てはまらないのではないか。国民健康保険料を応益負担分の廃止で協会けんぽ並みにというのは、国も少子高齢化で医療費増大により難しいのではないかなど、請願趣旨のハードルが高い。なぜ意見書ではなく、請願を出されたのかなどが反対理由でした。 国庫負担が45%から30%程度に下がった根拠は、1984年国民健康保険法改正の際、今まで医療費ベースで計算していたものを医療給付費ベースで計算するようになったためです。 これは、医療費は国民健康保険会計支出全額のことを意味しています。医療給付費は、医療費の7割、自己負担が3割ですから、高額医療があるために実質は38%程度になると言われています。 その結果、1兆円ほど削減がされました。2014年11月に全国知事会からも協会けんぽ並みの公費投入に言及した経緯があります。 均等割、平等割の応益負担分が、合計が約1兆 2,500億円、この応益分を廃止すれば、全国平均16万 4,302円、これは40代夫婦と子ども2人の場合のケースです。軽減されて協会けんぽ並みの保険料にすることができます。 全国の自治体では、岐阜県下呂市初め25の自治体に均等割、平等割、減免自治体が広がっています。国民健康保険加入世帯の8割が低所得世帯で、この負担が重過ぎるため滞納世帯がふえているんです。 全国では15%、多治見市では6.44%、全国に比べれば半分程度ですが、当市加入者は1万 4,469世帯に対して 963世帯、ほとんどが低所得世帯です。 ことしの国民健康保険料は、昨年に比べても 6,400円から1万 6,600円とふえています。資格証明書の発行19件、短期保険証 703件、差し押さえ等 116世帯と、払いたくても払えない実態があります。 直近では、短期保険証3カ月で分納中であるが、妻の入院で高額医療による限度額適用(標準負担額減額)認定証の申請に窓口に相談に行ったが、還付金は滞納に充てることを条件だということを言われたそうです。判断が非常に難しいケースではありますが、滞納者世帯が全てこのように本当に困っている状況があるということは、悪質とは言えないと思います。 滞納者に寄り添った窓口対応をしていただいていることは理解しております。納税、減税制度、緩和制度、国民健康保険法、地方税法に基づいた手続、これをしっかりとって、減税制度については、パンフレットを作成し、周知をすることで安心して医療にかかれるようにしていただきたいと思います。 国へ意見書を提出することとあわせて、当市でも独自に減免できるよう被保険者の貯金である基金9億 3,000万円の一部を取り崩し、また、法定外繰入で住民の暮らしと健康を守るために無理なく払える保険料にしていただきたい。 以上、提案し、東濃西・可児「国保料金を引き下げる会」 888人、当日、少しふえましたので 907人の請願署名に込められた切実な声を代表して、多治見市代表年金者組合多治見支部長の西尾澄子氏から提出された請願に対して賛成討論といたします。 御賛同のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 次に、19番 井上あけみ君。   〔19番 井上あけみ君登壇〕 ◆19番(井上あけみ君) 市民ネットワークとしまして、議第 152号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)について、賛成の討論を申し上げます。 今回の補正予算の中で一番大きな金額、継続費と合わせて総額5億 4,000万円という補正内容の(仮称)食育センター建設事業費、増額、変更の額には、大変驚きました。単独校調理場方式、近接校対応調理場方式から転換する際に示された数字、建設工事費やランニングコストによって優位性があるとされた 5,000食の食育センター、しかも運搬業務も毎年 1,000万円の増額となります。 また、造成工事についても、当初 5,000万円の予算が倍の1億円になっております。本当に優位性があるのか疑問も湧いてまいりました。 また、取り壊された多治見地区電気工業協同組合の建物跡は、現在職員の駐車場となっており、給食調理場を期待していた近隣住民の不満の声が今も私の耳に届いております。 まだ、新しいあの白い建物が残れば、たじっこクラブの施設として使え、何も新たなプレハブや部屋改造などに多額の費用をかけずに済んだと考えます。 その上で、子どもたちに何が学校で一番楽しいかと問えば、「給食」という声が返ってくる中で 5,000食規模での共同調理場建設は、ある意味、特殊な機械工場に等しく、それでも熱意のある栄養士たちが調理の現場に入って、業務委託では栄養士は現場には入れないことになっております。熟練した調理員たちや臨時職員とともに、子どもたちのために手づくりの学校給食をつくろうと頑張ってくれる。そう考えて今回の補正予算には賛成をします。 いずれにしましても、最少の予算で最大の効果を、他の事業で厳しい節約を迫られる中で、特殊な機械工場と言われる共同調理場建設工事の入札のあり方についても、十分検討をされることを求めて賛成の討論といたします。 次に、請第1号 国民健康保険料引き下げ等抜本的改善を求める請願について、やむを得ずですが、反対討論となりますが、述べさせていただきます。 まず、請願の項目が3点ありました。 1点目は、国庫負担を1兆円増額し、応益分の廃止を求める、国に当てた意見書を出すように求めるもの。2点目は、多治見市の国民健康保険料を協会けんぽ並みに引き下げるよう多治見市に求めるもの。3点目は、多治見市に資格証明書の発行をやめ、短期保険証だけにし、滞納者に寄り添った相談、収納活動を行う制度に転換せよというものです。 これに 881名の方が賛同されたということで重く受けとめたいと思います。その上で、多治見市への2点目の要望については、多治見市単独ではどう考えても不可能であること。また、3点目についても、多治見市担当課は、その要望に沿った対応を現在行っていることから、多治見市議会としての請願の採択は無理ではないかと判断をいたしました。 1点目の国に対する国庫負担の増額を求める趣旨に沿った採択については、私自身は、多治見市議会の議会規則第 142号、請願については、1、採択すべきものと、2、不採択とすべきもの、3、一部採択すべきものとするのうちの一部採択が可能と判断をし、摂津市の国費投入により国民健康保険料の引き下げを求める意見書を参考に、意見書の案作成までしておりましたが、しかしながら、請願とともに提出された請願文書と少しでも違うものは認められないということで、今回、賛成ができない立場となりました。 国民健康保険料、国民健康保険制度の仕組みの問題は、議会としても真剣に考えなければならないことは言うまでもなく、国費投入により国民健康保険料の引き下げを求めることについては、全国知事会と同様、国に意見を申し上げることは必要と認識をしておりますことを申し上げた上で、この請願については反対という討論をさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) それでは、これより採決を行います。最初に、議第 140号 多治見市部設置条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 141号 多治見市ドメスティック・バイオレンスの被害者等の支援に係る住民票の写しの交付等の制限に関する条例及び多治見市手数料条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 142号 多治見市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正するについては、反対討論がありましたので起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 143号 多治見市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正するについては、反対討論がありましたので起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 144号 多治見市職員の給与に関する条例等の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 145号 多治見市債権管理条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 146号 法定利率に係る民法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 147号 多治見市税条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     -------------------------
    ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 148号 多治見市都市計画特別工業地区建築条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 149号 多治見市原動機付自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 150号 多治見市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 151号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 152号 令和元年度多治見一般会計補正予算(第3号)は、反対討論がありましたので起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 153号 令和元年度多治見国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 154号 令和元年度多治見北土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 155号 令和元年度多治見介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 157号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 158号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、議第 159号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 次に、請第1号 国民健康保険料引き下げ等抜本的改善を求める請願は、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋内九一君) 起立少数であります。よって、本案は不採択とすることに決しました。     ------------------------- △第23 発議第8号 ○議長(嶋内九一君) この際、日程第23、発議第8号を議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 提出議案に対する発議議員の説明を求めます。 11番 柴田雅也君。   〔11番 柴田雅也君登壇〕 ◆11番(柴田雅也君) それでは、発議第8号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書について、文案の朗読をもって提案とさせていただきます。 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書。 本年8月、茨城県内の常磐自動車道で、男性が執拗なあおり運転を受けて車を停止させられ、容疑者から顔を殴られるという事件が発生した。また、平成29年6月には、神奈川県内の東名高速道路で、あおり運転を受けて停止した車にトラックが追突し、夫婦が死亡している。 こうした事件・事故が相次ぐ中、あおり運転を初めとした極めて悪質・危険な運転に対しては、厳正な対処を望む国民の声が高まっている。 警察庁は、いわゆるあおり運転等の悪質・危険な運転に対する厳正な対処について、平成30年1月16日に通達を発出、道路交通法違反のみならず、危険運転致死傷罪や暴行罪等のあらゆる法令を駆使して、厳正な取り締まりに取り組んでいるが、あおり運転への規定がなく、防止策の決め手とはなっていない。今後は、あおり運転の厳罰化に向けた法改正の検討や、運転免許証更新時講習などにおける教育のさらなる推進及び広報啓発活動の強化が求められているところである。 よって、政府におかれては、今や社会問題化しているあおり運転の根絶に向け、安全・安心な交通社会を構築するため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。                 記 1 あおり運転への規定を新たに設け、厳罰化については、危険運転を行った場合のみでも道路交通法上、厳しく処罰される海外の事例なども参考としながら、実効性のある法改正となるよう早急に検討を進めること。 2 運転免許証更新時における講習については、これまでの交通教則による講習に加え、あおり運転等の危険性やその行為が禁止されていること及びその違反行為に対しては取り締まりが行われることについての講習も行うこと。また、運転免許証更新時講習に使用する教本や資料などに、これらの事項を記載すること。 3 広報啓発活動については、あおり運転等の行為が禁止されており、取り締まりの対象となることや、あおり運転を受けた場合の具体的な対処方法などについて、警察庁及び都道府県警察のホームページ、SNSや広報誌などを効果的に活用し、周知に努めること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 令和元年12月20日、多治見市議会。衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、国家公安委員会委員長宛て。 御賛同のほど、よろしくお願いいたします。(拍手)     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより質疑を行います。 発議第8号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) ただいま議題となっております発議第8号は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、発議第8号は、委員会の付託を省略することに決しました。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) これより討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) それでは、これより採決を行います。 発議第8号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- △閉会 ○議長(嶋内九一君) 以上で、本定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 本日の会議はこれをもって閉じ、令和元年第5回多治見市議会定例会を閉会いたします。   午後1時34分閉会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和元年12月20日               多治見市議会議長   嶋内九一               多治見市議会議員   若林正人               多治見市議会議員   林 美行...