多治見市議会 > 2019-06-21 >
06月21日-04号

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  1. 多治見市議会 2019-06-21
    06月21日-04号


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    令和 元年  6月 定例会(第3回)議事日程 令和元年6月21日(金曜日)午前9時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議第96号 多治見市手数料条例の一部を改正するについて 第3 市政一般質問 第4 休会期間の決定    (第2 提案説明~質疑~委員会付託)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(21名)          1番    山田 徹君          2番    片山竜美君          3番    玉置真一君          4番    城處裕二君          5番    奥村孝宏君          6番    吉田企貴君          7番    佐藤信行君          8番    渡部 昇君          9番    寺島芳枝君         10番    古庄修一君         11番    柴田雅也君         12番    松浦利実君         13番    若尾敏之君         14番    三輪寿子君         15番    若林正人君         16番    林 美行君         17番    加藤元司君         18番    仙石三喜男君         19番    井上あけみ君         20番    石田浩司君         21番    嶋内九一君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       鈴木稔朗君         企画部長       鈴木良平君         総務部長       打田浩之君         福祉部長       富田明憲君         市民健康部長     柳生芳憲君         経済部長       長江信行君         環境文化部長     若尾浩好君         都市計画部長     細野道仲君         建設部長       久野重徳君         水道部長       藤井 憲君         消防長        加地 哲君         会計管理者      松田真由美君         監査委員事務局長         併選挙管理委員会書記長                    澤田誠代君     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       仙石浩之         書記         皆元健一         書記         虎澤智子         書記         宮地久子         書記         岡田嵩英     ------------------------- △開議    午前9時00分開議 ○議長(嶋内九一君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(嶋内九一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、11番 柴田雅也君、12番 松浦利実君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 議第96号 ○議長(嶋内九一君) この際、日程第2、議第96号 多治見市手数料条例の一部を改正するについてを議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 追加議案1件の説明をさせていただきます。議案集第4号冊1ページをごらんください。 議第96号 多治見市手数料条例の一部改正については、国の法令の一部改正に伴い所要の改正を行うものです。 用語を改めるほか新たな事務につき手数料を定めます。 ○議長(嶋内九一君) 引き続き、総務部長に議案の詳細について説明を求めます。 総務部長 打田浩之君。   〔総務部長 打田浩之君登壇〕 ◎総務部長(打田浩之君) 追加議案についてご説明します。 4号冊1ページと5号冊の説明資料につきましても1ページをお願いします。 議第96号 多治見市手数料条例の一部を改正するについてでございます。 改正内容は大きく分けて二つございまして、まず一つ目につきましては、手数料を定めるものでございます。建築基準法施行令の一部改正によりまして、既存不適格建築物につきまして用途変更に伴います工事を行う場合は、今までは一度の工事で法に適合した建築物とする必要がございましたが、改正によりまして二つ以上の工事の全体計画が一定の基準に適合すると特定行政庁、これは多治見市になりますが、認定した場合は最後の工事に着手するまでは適用除外とすることとされたことから、その全体計画の認定審査手数料を1件2万 7,000円とするもの。 また、用途変更して一時的に他の用途の建築物として使用する場合についても、適用除外を認めることとされたことから、一時的に興行等として使用するための許可申請手数料を1件12万円とするものでございます。 もう一つは、工業標準化法の一部改正に伴う文言修正でございまして、条例で引用しております「日本工業規格」を「日本産業規格」に変更する改正でございます。 施行につきましては、手数料の設定については公布の日から、文言改正は令和元年7月1日からです。 私からの説明は以上でございます。 御審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) これより質疑を行います。 本案について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) これをもって質疑を終結いたします。     ------------------------- ○議長(嶋内九一君) ただいま議題となっております議第96号は、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり経済建設常任委員会へ付託いたします。     ------------------------- △第3 市政一般質問 ○議長(嶋内九一君) それでは、日程第3、市政一般質問を行います。 質問者は登壇の上、質問されますとともに、できるだけ簡単、明瞭に質問されますようお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡単明瞭にして的確なるご答弁をお願いいたします。答弁において反問するときは、反問する旨を明らかにして、議長に許可を得てください。反問を終わるときは、反問を終わる旨を発言してください。 最初に、14番 三輪寿子君に発言を許可いたします。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 皆さん、おはようございます。日本共産党三輪寿子でございます。 今回は、2つ、初めに高齢者運転支援子どもたちの通学路の安全策について3点質問をいたします。 高齢者運転による事故が相次ぎ、尊い命、幼い子どもたちの未来が一瞬のうちに奪われました。警視庁によれば、昨年死亡事故を起こした75歳以上の運転手の約半数が認知機能は正常とされています。運転時技能実車テストによる判断が必要であると。75歳以上の運転者死亡事故で当事者となった割合は75歳未満の 2.4倍、80歳以上では 3.3倍という報告です。 事故原因は、身体機能と認知機能の低下によるアクセルとブレーキの踏み間違い、車線逸脱です。政府も高齢ドライバーの事故多発で、子どもたちが犠牲となる痛ましい事故をなくすために高齢者運転の新免許制度、75歳以上で年内に検討するとしております。これは、自動ブレーキなどの安全機能がついた自動車のみ運転できる制度を想定し、緊急安全対策を3つ検討しています。 1、高齢運転者支援として自動ブレーキ等安全装置の導入補助、新車への搭載義務、高齢者向けの急加速防止機能を持つ安全運転サポート車のみ運転できる限定免許制度の創設。2、免許を返納した際の日常生活を支援する。3、子どもたちの移動するスクールゾーンに準ずる保育園施設周辺、キッズゾーンへの防護柵を設置、右折矢印信号の設置、これらを国の予算補助で自治体が取り組みやすくすることが必須です。 5月下旬に運転免許を返納されたAさん。ちょっと見にくいかもしれませんが、A3用紙の裏に運転経歴証明書、このコピーが載せてありますが、これがもらえたが、実際今までのように買い物や通院、外出ができなくなった。他市のように、移動確保の支援、タクシーチケットの割引、コミュニティバス割引などしていただけたらいいと切実に語っておられます。 また、議長の知り合いのBさんは、運転免許返納の際、車で運転してこられて、帰りに車で帰ろうとされたという笑うに笑えないお話を伺っております。郊外からまちなかへ移動するのに車が手放せないということを物語っているのではないでしょうか。 岐阜県各自治体の運転支援策は先ほどのこの資料1です。ちっちゃいですけれども、42市町村中28、これは16市、12市町村で運転経歴証明書と引きかえにさまざまな支援策がとられております。これらの支援が運転免許返納後、公共交通へ切りかえることをきっかけにすることが必要ではないでしょうか。 それぞれの地域のニーズに沿った移動、足の確保、これが求められております。同時に子どもたちに通学路の安全策が急務です。防犯対策も含めて行政でできること、警察、学校、地域の連携が急がれております。 それでは、第1回目の質問をいたします。 1つ目、内閣府の調査では、自主返納をためらう理由の一番多いのが生活が不便になる、仕事を失う、年齢や身体的な支障があっても買い物や通院など、外出手段として運転は継続すると答えた高齢者は11%、80%が運転をやめようと思うと答えております。 それでも、75歳以上は45.7%、80歳以上は26%が自分で運転をしております。こうした中、自主返納を決断するのに、大変な葛藤があるのではないでしょうか。 昨日、2人の議員が交通対策問題を取り上げてみえましたので、私で3人目となりますが、仙石議員の関連質問の答弁で市長が高齢運転者に対する支援策は検討に値する。費用負担効果について議論の時期に来ていると本来必要な予算であれば、補正予算を組んででもやっていく。東京都の事例を出しながら、またエアコンの事例を出しながら答弁をされております。大変明るい兆しが見えてまいりましたが、運転免許を返納した場合の行政支援、資料は先ほどの1に県内の約半数の支援策がありますが、当市はどのように考えているのか。 2つ目、運転免許返納後、継続的な移動支援をどのようにしていくのか。 3つ目、子どもたちの通学路の安全対策、防犯対策はどのようか。ガードレール、右折、矢印信号の設置、防護柵、通学時間帯の交通規制、防犯カメラなどについて答弁をよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。   〔都市計画部長 細野道仲君登壇〕 ◎都市計画部長細野道仲君) 私からは運転免許証返納をした際の支援策について考え方をお答えいたします。 運転免許を自主的に返納した場合の個別の支援策については現在考えておりません。交通弱者の移動手段を確保することが肝要であると認識しております。 次に、移動手段の支援策についてですが、交通施策として既に実施しております中心市街地におけるききょうバス、郊外も含めた 200円バス、地域内交通としてのあいのりタクシーを継続的に実施することで利用者を支援していきたいというふうに考えております。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。   〔建設部長 久野重徳君登壇〕
    ◎建設部長(久野重徳君) 私からは子どもたちの通学路の安全対策について答弁申し上げます。 通学路、交通安全プログラムで抽出した危険個所につきまして平成30年度は、多治見市が管理する道路における33事業に対し、22事業が完了いたしました。 今後も区や町内からの通学路の改善要望も含め、優先順位をつけて整備を進めてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。   〔副教育長 鈴木稔朗君登壇〕 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 私からは通学路の安全及び防犯対策の現状と今後について、お答えします。 平成24年度から毎年5月、6月にかけて各学校がPTAや地域の方とともに通学路を点検し、安全対策の必要な箇所を把握しております。 各学校の要望を受け、7月に国、県、市の道路管理者教育委員会警察関係者、学校、PTAによる合同点検を実施し、8月末には関係機関の連携による通学路安全推進協議会を行い、危険箇所も対応策を講じており、今後も継続してまいります。 防犯対策につきましては、スクールガードリーダーによる登下校時のパトロール活動や各校区のボランティアによる見守り活動などが行われております。 今後も関係機関と連携した取り組みをさらに推進してまいります。 直近では、小学生の集団登校における各分団の集合場所、市内 544カ所を情報提供し、見守り強化を依頼するなど、警察との連携を一層強化しております。 なお、防犯カメラにつきましては、市内全小中学校に74台設置済みでございます。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 非常にあっさりとした答弁でがっかりしております、想像はしていましたが。 岐阜県の42市町村のうち約半数が免許返納後、何らかの支援をしております。なんとなく冷たいものを感じるんですが、一過性といえども、これを公共交通に継続させていく、つないでいくということがまちづくりの基本だというふうに考えております。 長い間、運転御苦労さま、運転卒業おめでとうございます、こういうあったかな福祉の心、優しさにあふれるまち、こういうことを前都市計画では目標に掲げておみえになったと思いますが、現在は「ともにつくるまち」と変更しておりますけれども、ともにつくっていくためにも、こうした福祉の心、本当に必要だと思います。ちょっと残念だなと。検討していっていただきたいと思います。 もう一つは、免許を返納されない高齢者の運転支援、これで東京都、大都市ですから当然でしょうが、自動ブレーキ等安全装置の導入補助、こういうことについてどう議論がされているのか、どのような政策を考えてみえるのか、市長、お聞きしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) きのう答弁申し上げたとおりでございます。自動ブレーキ等の後づけ設置については、東京都が突如9割補助ということを小池百合子東京都知事が発言しました。その後づけ安全装置の効果、あるいはその費用負担について、議論のスタートラインにつくということをきのう答弁させていただきました。まさに議論のスタートラインにつくというようなところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) これは議論のスタートラインということですので、ゴールを目指してぜひ具体化していってほしいと思います。 2つ目です。あいのりタクシーに今多治見市は非常に力を入れて予算も財源も倍化をされておりますけれども、私は、公共交通の土台、動脈となるのはやはり東濃鉄道株式会社の 200円バス、これの時間帯、曜日の拡大、延長、このことを強く求めたいと思います。 利用者がふえれば赤字も解消していくという相乗効果を生んでいくと思いますが、この利用拡大でまちの活性化を図っていくという本気度が試されていると思いますが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長細野道仲君) これはたしか3月議会のときにもお答えしたと思いますけれども、現状の利用率では当然土・日曜日あるいは時間の延長、大変厳しい、何千万単位での支出が見込まれております。 現状では、午前10時から午後4時までの 200円バス、この乗車率がぐっと上がってくれば、今おっしゃったような拡大の余地が見えてくるかなと思いますので、ぜひともまずは午前10時から午後4時の 200円バスの御利用を市民の皆さんにお願いしたいと考えております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) この 200円バスの路線についてなんですが、行政懇談会地区懇談会の中でも、市之倉地域だったんですけれども、路線の廃止予定がある。現在、学生や市民、交通弱者の移動手段としてこれをなくさないでほしいという切実な声が上がっておりましたが、当市の負担が大きいから存続は難しいのか、その点について伺います。 ○議長(嶋内九一君) 都市計画部長 細野道仲君。 ◎都市計画部長細野道仲君) 路線バスの廃止につきましては、市の考えというよりはむしろ事業者の収支の問題で、どうしても赤字の路線については周知期間を設けて廃止していく。ただ、それには公共交通の会議がございまして、そこでしっかり代替策であるとか、本当に廃止がやむを得ないのか、しっかり議論をした上での廃止ということになっておりますので、市のこういう補助とか負担が大きいからという原因ではございません。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 東濃鉄道株式会社に対して 200円バスを存続するために、現在でも市長の答弁の中では 7,000万円ほど投入していると。これが廃止路線の 200円バスを存続していくということになるとさらに東濃鉄道株式会社に対して存続を求めるという、行政の立場として交渉はできないものでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 交渉のテーブルにつくことはできますが、そのお金を2倍にしてください、3倍にしてくださいと当然言われます。 今、バス路線が全くないところは、池田、小泉、根本、姫、バスは昔走っていましたが、全面的に廃止になりました。 廃止にしたいというのは東濃鉄道株式会社が必ず切り出します。なぜか。収支が全く合いません。乗ってもらえればこのバスは存続しますよと必ず言われます。私たちはその存続のために市単独のお金を投入していますが、本気で廃止するといったらそれは全く空っぽでも1人でもいいから走ってでも間に合うようなバスの車両代、運転手の費用、ガソリン代、全部市が出してもらえれば廃止しませんよと。民間事業者はその赤字を全部役所が補填をしてくれれば存続はできますということを言います。 廃線を役所自体が望んでいるわけではないんです。一時期は根本からバスを走らせました。すごい運動があって、バスの存続のために3カ月か4カ月かは意図的に乗りましたが、その後、乗る人がいなくなったからバスは廃線とならざるを得ない。そのテーブルについて切り出しは必ず東濃鉄道株式会社が廃線をしたい。多治見市は何とかなりませんかと。何とかなりませんかじゃなくて、幾ら金出すんですかと。最終的にはその議論なんですよね。 満額補填を市役所が市民の税金で賄えば廃線はないしぐるぐるぐるぐる走ってもらえます。 今、唯一、バス路線で一定の黒字というか、収支とんとんというのは、もうホワイトタウン線しかないというようなことを言われます。郊外でも同じようなことがありますので、もっと郊外に行けば役所、まちのすごい税金の全部公共交通につぎ込むというようなことをやっています。 したがって、そのぎりぎりのことをやって全部血税をつぎ込んで、バスを空っぽで走らすよりも、私たちは今考えているのはあいのりタクシーのほうがDoor To Door目的地まで玄関に横づけできる。バスのお金をタクシーのお金に振りかえようということを行っています。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 空っぽでも走れとは言っておりません。この収支がとんとんという状況の中で、一番最初に再質問しましたけれども、この 200円バスを本当に利用者をふやすためにどうしていくのかという、そこをもっと私は行政が本気度を持って取り組んでいただきたいということを申し上げているんです。 例えば、通学される方、この人があいのりタクシーに乗って学校に通学できるでしょうか。そういう問題、矛盾も出てきます。あいのりタクシーの場合は、行政も本当に外から視察が来られるほど、もうこの問題というのは、どこの自治体も大変な困難を抱えていると思いますけれども、多治見市もあの手この手ときめ細かな政策を打っておみえになります。 ただし、このバスというのは、本当にまちをつくっていく動脈だと思います。だから、この動脈をいかに安定的に運営、存続、利用者を拡大していくかという、このことを私はしっかりと求めていきたいと思います。 これ、時間をとってしまいますと3番目が質問できませんので、3番目です。 大津市の事故現場では、防護柵が設置されたと伺っております。きのう、岐阜県議会でもこの安全策についての質問がかなりたくさん出ておりました。岐阜県も県を挙げてこういうところを重点的に施策を打っていかれると思いますけれども、先ほど建設部長からそういうことはちゃんとやっていると教育委員会のほうも33カ所中22カ所、もう既に済んでいるということで、これは順に整備をされていくということですけれども、今回、国が緊急対策として求めているわけですので、優先順位とか順番とかあると思いますけれども、特に危険だと思われる場所、こういう場所については優先的に整備をしていっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 国は点検をしろって言うだけですよ。早くやれっていうだけですよ。 じゃあその部分を国は国費として一気に緊急安全対策費として何兆円というお金、何にも出さないんですよ。必ずこういうやり方なんです。 だから、通達1枚。通達1枚で「国が言ってる」っていっても、国は一銭も出しやしない。言うだけ。 それを一気に動くっていうのは私たち基礎自治体です。それは今までもいろんなブロック塀の関係もそうだし、いろんなことがあったときに、本市の教育委員会文部科学省から通達が来る前に動くんです。それはもう僕は再三言っている。言われる前にやってよと。わかっています。 それを一気に校長先生やPTAや警察と一緒に見ています。その点検箇所について優先順位を早める。一気にスピード感を早めていこう。 きのうの議論もありましたけれど、それでもしもお金がなくなったら副市長が言ったように、役所全体の中で議論をして補正をかけてでもやっていこうという手続をもうきのうの議論からやってるんです。そういうことについては、スピード感を持ってやっています。 ただし、多治見市中のことは安全ですかと言われたときにはそれは 100%無理ですよ。あり得ないような事故があったり、あり得ないようなスピードで突っ込んできたり、それを未然に防ぐにはどうしたらいいかといったら、今までのような安っぽいガードのネットじゃなくして、ガードパイプじゃなきゃいけない。パイプになったら高い。でも、それをどういうふうにやっていくかということについては、危険度の高いところから必ずそれをチェック、点検をして、建設部に回す、建設部はそれを発注して工事を行う。こういうようなことについては、しっかり教育委員会が第一歩をスタートを切る。こういうことはしっかり行っております。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 国、県にしっかり予算をつけていただくように、声を大にして言っていただくとともに、今、市長がおっしゃいましたように、補正を組んででも、危険箇所については優先的にスピード感を持ってやっていくと。この立場でブロック塀も行っていただきましたので、私は大変期待をしております。 運転免許の自主返納されている方がふえておりますけれども、予算より命だということを前のエアコンのときに市長はおっしゃいました、ですから、今度も事故で尊い命をなくす前に本当に子どもたちの未来を守っていく、絶対にこの立場でやっていかなければならないと、整備は。そう思っております。 それで、高齢者運転者に対する支援ですけれども、返納前と返納後について、スタートラインについたと言うことですので、買い物、通院、お出かけ、積極的な自治体の支援策、これの具体化を急いでいただきたいということを申し上げて、1回目の質問を終わります。 それでは、次に、高校生まで医療費助成拡大をについて、3項目、質問します。 岐阜県では、義務教育終了まで医療費無料化は全市町村が実施しており、当市は平成26年度4月に実施をされ、岐阜県内最後の取り組み自治体となりました。長年の市民の願いが実現した喜びは一言では言い尽くせません。世代を超えての草の根運動が実った瞬間でした。 当初は医療費のむだはなかったのか、コンビニ診療がなかったのかなど、大変厳しい批判がありましたが、医療費の伸びも急増していない、安易な診療はなかった、と評価をされました。 お金の心配をすることなく、早目の診療で予防していく。経済的理由から歯科診療など我慢をして虫歯を悪化するなど生育に少なからず影響が出ております。 若い子育て世帯が本当にお金の心配をすることなく、安心して早目にお医者さんにかかることができること、子どもたちの心身の発達を保証することは自治体の役割と責任です。 子どもたちが豊かに育つまちは未来に希望が持てます。まさしく子どもへの投資は多治見市への未来への投資です。議会主催の高校生お届けセミナーでは、「僕たち高校生はスポーツでけがが絶えない、親に医療費の心配をかけたくない、若い人に住んでほしいと言われるなら、僕たちが将来結婚して家族を持ったとき、医療費拡大で子育て支援を進めてほしい」と大変しっかりとした意見を寄せてくれました。 今、岐阜県下では、資料の2にありますが、こちらはさっきより見やすいと思います。 42市町村中15市町村、6市9町村が何らかの高校卒業までの医療費無料化助成を行っています。当市も若い子育て世代の移住・定住促進を進めるためにも子育て支援策として実施を考えていただきたいと思います。 1つ目の質問です。義務教育終了まで医療費無料化実施、5年間の評価はどのようか。 2つ目、高校生までの医療費無料化助成をした場合の予算見積もりはどれほどと想定されるか。 3つ目、若い世代の定住促進策として高校生までの医療費無料化助成を子育て支援としてどのように位置づけているのか。 以上、3点、答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 医療費の高校生までの拡大について答弁を申し上げます。 現在、中学校3年生までの公費負担、医療費の総額は1年間で約 2.3億円の支出をしております。これを、仮に高校3年生まで拡大とすれば、あと1億円のプラス、総額 3.3億円が必要と試算をいたしました。 子どもの医療費は、本来、国が責任を持って行うべき対応だという考え方はいまだに私は変わりません。したがって、高校生まで拡充する予定はございません。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。   〔市民健康部長 柳生芳憲君登壇〕 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 私からは市長答弁以外について答弁申し上げます。 初めにこれまでの子ども医療の助成状況についてです。 平成26年度から医療費助成の範囲を小学6年生から中学3年生までに拡大いたしました。助成額につきましては、年間2億 1,000万円から2億 3,000万円の範囲で微増の傾向でございますが、極端な上昇は見られない状況でございます。また、医療費の抑制に当たりましては、平成28年から毎年7月夏休みに入る前に市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校に通う児童の保護者宛てに適正な診療受診についての啓発チラシを配布しておりまして、過度な医療費増大の抑制に努めているところでございます。 次に、高校生までの医療費助成の拡大は、子育て支援策として定住促進の大きなアピールポイントになるのではないかということについてです。 子育て支援に関する定住促進策といたしましては、駅北庁舎の子育てに関するワンストップサービス、少人数学級、児童館、たじっこクラブ、その他さまざまな施策を既に行っており、医療費助成だけではない多治見市の子育て支援の魅力を大きくアピールしているところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 冒頭、市長のほうから高校生までの医療費助成拡大は国がやるものだということで、地方自治体としては考えていないと。本当に結論だけ述べていただきました。 中学校3年生まで医療費を無料化拡大をして、その結果が今市民健康部長のほうから答弁がありましたように、微増傾向で、医療費は抑制されていると。大変よかったなと思っております、むだ遣いはなかったという。それで、子どもたちの命が予防できて救われるなら、私はこれは地方自治体が本当に市民に寄り添って、命を守るという、地方自治としての役割、使命だと考えております。 それで、2つ目の、引き続き高校生まで拡大した場合、およそ約1億円ふえるということですが、実際にはそれほど多くかかるのかという、こういうことも一方で思います。 先ほども言いましたけれども、市長はこれは国がやるものだから、地方としては考えない。少子化対策として移住・定住策、そういうことにもつながっていくとは思いますけれども、そういうことではなくて、トータルで子育て支援、これをしっかりとアピールをしていくということでした。ただし、私はこの本当に多治見市はよく子育て支援策をトータルにやってきていると思います。学童保育にしても。医療費の無料化については、私はこれは命を守るという点で必然だと思います。若い人が本当に来てよかったなと思えるような、そういう施策として私は位置づけていただきたいと申し上げます。 ちょっとくどいかもしれませんけれども、子育て支援策として移住・定住策として、この高校生までの医療費無料化拡大助成を位置づけていかないのかどうか。今すぐではなく、今後です。その点について再度お聞きしたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 私が申し上げたのは、高校1年から高校3年が国がやるべきだとは言っておりません。小学校1年生から中学校3年生まで義務教育の医療費無料化は国が国策として行うべきだ、それにさらに拡大をするんだったらそれも国が行うべきだ。 合計特殊出生率が全然上がってこないじゃないかと。こういうことについても何を国はやっているんだということは僕は声を大にして言います。 国がやらないから基礎自治体がやると、全国の47都道府県を見ていただくとわかりますが、岐阜県の中に21の市と21の町村があります。中学3年生まで全部無料化をやってるなんて岐阜県ぐらいなもんです。よそなんてなかなかないんです。 今度、それをやればやるほど豊かな地域だとなって国のお金を減額調整をするという、ばかなことをするんですよね。 今回、幼児教育無償化と言っておいて、そのお金、誰が出すかといったら、結局は私たちは地方交付税を受けているから、交付税をもらうところについては交付税の算定の中でカウントすることになってくれました。 いろんな政策を国がどんどん言いますけれど、最終的に金って誰が出すんだと。言った人が出すのが本来でしょうということを言っても国は平気で逃げてしまいます。 したがって、合計特殊出生率を上げる。国の人口がこれだけ激減している中で、何をやるかといったらいろんなお金をあげることよりも、国があまねく日本中の子どもたちを少なくとも中学3年生までは医療費無料化をする。これはお金をあげることよりも現物の支給として重要なことです。 したがって、僕は、もう一回、三輪議員に申し上げますが、高1から高3までは国がやるなんて言ってない。そういう子どものことに関しての健康を守るというのは国策としてやるべきだ。これが私の持論でございます。 ○議長(嶋内九一君) 14番 三輪寿子君。   〔14番 三輪寿子君登壇〕 ◆14番(三輪寿子君) 私も同感であります。国がやるべきだと、そういう立場です。ただし、地方自治体は国がやらないからといって手をこまねいているわけにはいかないと思います。 それで、これは最後になりますけれども、今、出生率の話が出ました。2018年人口動態、出生率1.42、3年連続で1人の女性が生涯産む子どもの人数が低下と公表されました。 当市は1.33、2025年には1.82を目標にしています。本当に安心して子育てできる環境が求められていると思います。子育てをするなら多治見がいいと言われるようなきめ細かな子育て支援、高校生までの医療費助成拡大、提案をして質問を終わります。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 次に、2番 片山竜美君に発言を許可します。   〔2番 片山竜美君登壇〕(拍手) ◆2番(片山竜美君) 皆さん、おはようございます。私は本年4月、 2,392名の負託を受け、初当選させていただきました公明党片山竜美でございます。 平和、教育、福祉の党の一員として精いっぱい務めさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 私は、昨年12月まで30年間にわたり小中学校の教員をしておりました。まさかこのような場に立とうとは夢にも思いませんでした。議員となって改めて多治見市の職員の皆様に支えられてきたことを実感します。 そこで、初当選なので、この場をおかりして、少しお礼を述べさせていただきます。 まずは、古川市長におかれましては、これまで30人程度学級の導入やキキョウスタッフ、ほほえみ相談員、スクールソーシャルワーカーの配置など、どこの自治体にも子どもたち、そして、教職員にとってよりよい教育環境の実現に具体的な政策をいただき感謝しております。本当にありがとうございます。 また、古川市長は私が教育現場で最もお見かけした市長であります。常に現場に足を運び判断する、その姿勢を私も見習いたいと思います。 そして、地区懇談会では昭和地区には片山議員がいるぞと言っていただけるよう、精いっぱい努力していく決意でございます。 また、渡辺教育長を初め教育委員会の皆さんには大変にお世話になりました。教員の働き方改革、子どもたちが安心安全に暮らせる学校を目指し、さまざまな手を打ってくださり、本当に感謝しております。 私が勤務していたある中学校で一人の教員が市の職員に依頼をしました。このことをすぐに実行してくださったことがありました。お金もかかることでしたが、その迅速な対応に心から感謝したことを覚えています。本当にありがとうございました。 さらに、議員になって間もないですが、これまでに30件ほどの市民相談を受け、その中の幾つかを市の職員の皆様に相談したところ、丁寧に対応してくださいました。本当にありがとうございます。 まだ、未対応のものもいろいろあります。これから何かとお世話になりますが、よろしくお願いいたします。 このように、市長を初め市職員の皆様のおかげで他市にない教育環境ができていますが、それでもなお、学校の教育現場は大変です。まだまださらなる改革が必要です。 そこで私が30年間教育現場で実践を積んできた経験からさらなる改革、改善を求めて、通告に従い、嘱託員の人財確保と教育環境の整備で教師の働き方改革の推進と題し、5つの質問をさせていただきます。 1つ目は、30人程度学級、市費非常勤講師についてです。 この30人程度学級は他市にない自慢できる、すばらしい制度であります。これくらいの人数が教師にとって子どもたちにしっかり目が届く人数であり、係活動や合唱などクラスで取り組みをするにはちょうどよい人数だと私は思います。 しかしながら、この制度で授業のこま数がふえたり、担任の必要人数がふえたりすることで、学校全体には負担が大きくなってしまっているのも事実であります。したがって、市費の講師の先生方は学校にとって大変重要な戦力であります。 その戦力として生きるようなしくみをしっかり整えていくことが学校教育現場の負担軽減につながり、子どもたちにとってもよりよい教育環境につながっていきます。 現在、講師の先生方には担任を持たない、部活顧問は持たないというように、業務を制限して、勤務時間を7時間40分として勤務していただいていますが、しかしながら、担任なし、部活動なし、顧問なしでも勤務時間が7時間40分はなかなか難しいのが現状であります。 私が学年主任のときに同じ学年を担当した講師の先生は、本来なら教材研究していたい空き時間に悩み多き生徒に寄り添い、話を聴くなど、一生懸命やってくださいました。したがって、教材研究の時間がとられ、結局、それは放課後に行うことになります。 また、共通理解をする上で学年会というのは欠かせませんが、これを始めるのが部活動終了後など、どうしても今の中学校の体制では遅くなってしまいます。 私は、その先生に配慮し、「学年会に出席しなくてもいいよ。帰ってください」ということを伝えますが、本人の意向で参加していただきました。それは、学年会で学年の動きや生徒の様子を聞いて指導に役立てたい、また、先生方に自分から伝えたいこと、知ってほしいこともあって自主的に参加していただいております。つまり、教材研究も放課後、学年会も放課後、そうするとかなりの超過勤務になります。その分をどこかで休んでいただきたいのですが、なかなかそう思うようには取れません。 私が、以前勤務していた中学校がこの現状です。昨年度も月10時間の時間外勤務手当を予算化していただきました。しかし、恐らくこの状態でいくと1週間で消化してしまうのが現状であります。 そんな中、健気に子どもたちのために働いている大切な戦力である講師の先生方を何とか救っていただけませんでしょうか。 そんな非常勤講師について3つの質問をさせていただきます。 1、非常勤講師の今の募集状況、そして採用枠について、大幅に超えているかどうかということ。 2、講師の皆様の年齢構成や教師経験の有無。 3、勤務時間延長を含め、報酬アップや担任を持たせることなど、これからの見通しを教えていただきたいと思います。 2つ目の質問です。ほほえみ相談員、キキョウスタッフについてです。私が勤務していた中学校でもほほえみ相談員、キキョウスタッフは大活躍でした。例えば、ほほえみ相談員は教室に入ることもできない生徒への対応、不安定な生徒への声かけなど、本当に助かりました。 また、キキョウスタッフには学習支援を中心に教師の補助をしていただき、どれほど助かりましたか、本当に感謝しております。 現在、多治見市では、インクルーシブ教育の推進による教育環境の充実を掲げております。障がいの有無にかかわらず、誰もが望めば自分に合った配慮を受けながら普通学級で学べることを妨げない、つまり多様な学びへの対応、学校へ来たくても来ることができない子どもたちへの対応のため、このようなほほえみ相談員やキキョウスタッフが配置されていると私は考えております。 現在の教育現場は、さまざまな悩みや障がいを抱えている子どもたちがたくさんおり、統計では8人に1人は何らかの障がいを抱えているとも言われております。インクルーシブ教育の推進は喫緊の課題であり、市として、ますますこういったキキョウスタッフやほほえみ相談員の役割は重要性を増してくるのではないでしょうか。そうなると、学校現場としては一人でも欲しいというのが本音ではないでしょうか。 そこで、これから先の増員の予定はあるかどうか。そして、なりたいと希望される方は現在のニーズを超えて、それ以上たくさんいるかどうかを質問したいと思います。 3つ目です。全教室での大型モニターの設置であります。私は社会科の教師でありました。資料提示は資料が見やすくわかりやすくするためにできる限り映像で映し出すようにしていました。ところが、モニターがフロアに1台しかなく、学年のフロアに1台しかないんです。ほかの先生と取り合いになりました。結局、どちらかが妥協することになります。せっかくつくった教材も台無しです。また主体的な学びが主張されるようになり、プログラミング教育の導入など、子どもたちが考えたことを交流する場がこれからもっと多くなってきます。その際にモニターがあれば、どれほど便利か。子どもの考えを交流する際に言葉だけではなく、その思考活動を映し出す、また、ほかの教科でも映像資料は大変子どもたちにとってわかりやすく、興味を引くものとなります。 あれば使う、これが教師です。現在はないから使わない。したがって、いくら買っていただいたiPadもあまり活用されずに終わってしまうところがあります。モニターがあれば、子どもがiPadで調べた資料で簡単に交流できます。ぜひ早急に大型モニターの導入はできないでしょうか。 4つ目です。スクールロイヤーの設置についてです。昨今、多様化する学校におけるトラブルについて、法律がわかる弁護士の存在は大きいです。何より存在だけで心強いと思います。先生方にとって弁護士はどうしても敷居が高く相談するにも費用がかかる。あるいは、時間的な余裕がなくしたくてもできません。ほんのささいなことから放っておいたことが重大な事件になってしまう場合があるかもしれません。そこで、身近に気軽に相談できる法律家がいたら、どれだけ助かるでしょうか。 現在、導入を決めている自治体もふえてきております。この設置について、多治見市としての考えをお聞かせください。 5つ目です。教員の働き方改革にとって一番の近道はやはり教員の増員です。また、その人財確保のための都道府県の中で大変下位に位置する報酬の見直しであります。 特にこの報酬の低さから岐阜県の教員が県外に出たり、採用試験でも他県を受けたりするのではないでしょうか。 ぜひ古田岐阜県知事や国会議員にも積極的に要望していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 以上で、質問を終わります。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) まだまだ教員として学校現場で働いていただく時間と体力、気力が十分ある中で公明党の市議会議員として出ていただきました。僕もびっくりしました。本当は60歳まで教員をやりたかったのかなと。まあ余計なことは言わないほうがいいでしょう。 日本の教職員の働き方がいかに劣悪かというのは、2日前の新聞に大きく出ました。OECDの中で最悪最長の勤務時間です。これを何とかしなきゃいけないというのは市長としてずっと思っていました。このことは国に叫んでも県に叫んでも遅々として進みませんでした。 したがって、多治見市からやっていこうということで、中学校3年生の30人程度学級、そのためには、講師の皆さんをふやして、もっときめ細やかな教育をやっていこうということを行いました。 また、現年度、令和元年度の一番の教育委員会のミッションはタブレット、いろんなところでもって学校の中で上手に使って授業をやっている現場を僕は見ました。その教材をそれぞれがそれぞれ工夫してつくるんですよね。それを統一してできるような教材センター、それを教育委員会の中で一度議論をしてください。したがって、ある一定のところまでは教材のセンターを教育委員会の中でつくってそれをそれぞれの先生たちが使う。何が一番長いかといったらテストの採点よりもあしたの授業の仕込み、あるいは、土曜、日曜日もお仕事をやっているというのは、週明けからどういう授業をやろうかという先生の努力、それを統一化しようということを多治見市の教育委員会は既に取り組もうとしています。 また、夏休みやお正月休みに電話当番だけで誰かいなきゃいけないということはもうやめたほうがいいよと。そういうことで、電話の大きなもとじめを変えて、そういうことを電話サービスができる。こういうことをしながら、国や県がなかなかやってくれないけれど、多治見市の教員の働き方改革は教育長を中心として積極的に取り組んでいこう。これは楽して給料もらいたいということではなくして、もっともっと生徒児童に寄り添いたい。これが校長先生の一番の目的でした。 僕は、来週も校長会といろんな意見交換会、夜は夕食会をやります。それから、PTA連合会、きのうの奥村議員からもありましたように、PTA連合会の声を聴く、校長会の声を聴く。本当にそうなのかといって学校現場に出向いてみる。 新年度になってから、陶都中学校でタブレット教育がどういうふうに行われているのか、そのために何と何が足りないのか。それはいろんな組織を通じて上がってくることよりもみずからの目で見るというのが一番早いというようなことです。 4点目の質問と5点目の質問について答弁を申し上げます。 まず、スクールロイヤーの設置でございます。学校専属弁護士、これは既に本市はもう私が市長に就任をして十数年前からこうした弁護士をしっかり活用しております。学校間のトラブル、特に親さんの強い要望、これに対して、教員は疲弊をしてしまいます。こういうことについて弁護士としっかり対応ができるような形にする。こういうような取り組みを行っております。 さらに、平成30年度から教育委員会の中の予算についても弁護士費用を計上し、学校の困り事ということについては、どんどんどんどん悩んでしまって、教員が疲弊をしてしまう。もう教員をやめたい、こんなところまで追い込まれたというのを僕は現実に見ています。 そういう中で、弁護士として、相手の要望が過剰なのか、法的にどうなのか、どういう対応をすればいいのかというようなことについてはしっかり対応しております。 加えて、多治見市の場合は教育委員会だけにトラブル解消を任せません。バックアップ体制は必ず市長部局もとる。というようなことで、大きなトラブル発生のときには市長部局と教育委員会がしっかり両輪のように動いていく。こういったチームワークはしっかり発揮をしております。 5点目です。47の都道府県の中で岐阜県の教員の給料は何番目か。子ども議会でもやっていただきました。 結論を申し上げます。教職員の定数、給料、これは県議会の中で決定をされる事項でございます。公明党には優秀な2人の県議会議員がいらっしゃいます。ぜひとも県議会の中で議論してください。 ただし、私は国との、全国市長会との意見交換、あるいは県知事との意見交換、こういう中で機械をいろいろ入れていくということも重要なんだけれど、教育の原点は人なんだ、教職員なんだと。だから、教職員の数と質をどういうふうにしっかり確保しているのか。岐阜県はそこをしっかり見極めてほしい。それをやっておけば10年後、20年後の岐阜県というのは安泰。それをなかなか動いていただけない部分は市単独で動く。こういうような対応をしております。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。   〔副教育長 鈴木稔朗君登壇〕 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 私からは、市長答弁以外の所管部分についてお答えいたします。 初めに、市費非常勤講師の応募状況と年齢構成についてです。現状、採用枠を大きく超える要望があるという状況ではありません。毎年、教員を志す大学卒業生や教員OBへ勧誘を行い、教員の確保をしているところでございます。 年齢構成につきましては、若い方からベテランまで幅広いものがあります。教員を志す大学卒業生以外は基本的に教員経験を持つ方であります。令和元年度は12名の方に入っていただいておりますが、うち経験者が11名、20代が2名、30代が1名、40代が2名、50代が2名、60代が5名ということで御活躍いただいております。 次に、ほほえみ相談員、キキョウスタッフの配置についてでございます。 ほほえみ相談員、キキョウスタッフとも困り感のある児童生徒に最適な支援を提供するために配置しております。ほほえみ相談員については各校に1名ずつ配置済み。キキョウスタッフの増員については、これも順次進めているところでございます。それぞれ採用枠を満たす応募を毎回いただいております。 次に、大型モニターの設置についてでございます。文部科学省のICT環境整備の目標水準が昨年変更になりましたことを受け、具体的な整備方針、内容について、国の示した水準を参考に第7次多治見市総合計画後期計画に位置づけ、整備に向け、検討していく予定でございます。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。   〔企画部長 鈴木良平君登壇〕 ◎企画部長(鈴木良平君) 私からは非常勤講師の報酬についてお答えさせていただきます。 本市の非常勤講師の報酬につきましては、県費の講師の額を参考に職務相当額を決定し、支給をさせていただいております。 また、平成28年度からは時間外勤務手当相当額を支給できるよう改善をいたしております。 非常勤職員、講師だけではなく全般でございますが、人財確保という点で近隣自治体の勤務条件等を参考にしながら必要に応じて報酬額の改善をいたしております。 今般は、法律の改正によりまして、令和2年4月から非常勤職員の任用勤務状況に関して、新たに会計年度任用職員制度というものが施行されます。これを機に非常勤職員全体の報酬額のアップ、期末手当の支給、昇給制度の導入といった内容の給与改善を図り、非常勤職員の働く意欲をより高めるよう、現在制度設計をしているところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) 大変わかりやすく、本当に丁寧な答弁をありがとうございます。 では、順番に追って質問させていただきたいと思います。 まず、非常勤講師について、非常にこれから改善されるということで大変うれしい報告をいただき、本当にありがとうございます。まだ、どういうふうにしていくかということは具体的になっていないでしょうか。そこだけお聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 基本的には現状をベースにして改善を図るということで、現在作成中でございまして、まだ公表する状況には至っておりませんが、少なくとも現状よりアップをするという方向で今検討をしておるところでございます。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) そうすると、今、担任を持たないということになるんですけれども、担任を持つこともあり得るということでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 30人程度の学級の講師はまず非常勤職員でございまして、今、担任を持たないことや勤務時間が短いことが一方で特色にもなっております。ですので、現状では市費非常勤講師に担任を持たせるということは考えておりません。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) 担任を持たないというのも一つ特色で、担任を持たないからこそ講師ができるということも聞いておりますので、それについては幅を持たせるということですが、例えば、若い先生が担任を希望したときに、今の形の中で報酬を少し変えながら、じゃあ担任をやってもいいよということはお考えではありませんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 担任を持つということは、必然的に常勤である必要があります。ですので、どうしても担任を持ちたいという方は恐らく県費の常勤講師のほうへ、臨時的任用のほうへ希望されると思います。担任の手配はやはりこれは県費で行うものでございますので、市費で担任を持たせるということについては、これは結構県との協議の中で仮に運用状況が広がりましても慎重で段階的な協議が必要になってくると思います。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) それでは、報酬も随時上がっているということで、大変これからまた応募すればやってくれるというふうに期待をしておりますので、ぜひまたよろしくお願いいたします。 では、2つ目、先ほど答弁の中で、キキョウスタッフの増員を進めているという答弁があったんですけども、どういう形で増員を進めているか、教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 第7次総合計画の中では、各小学校に3人、各中学校に1人というのを最終的な目標にしております。 ただ、これも昨今いろいろな教育環境に係る課題が出てきておりますので、それらのバランスはもとより市全体のバランスをとりながら、順次進めていくということでございます。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) そのバランスというのをちょっと具体的に教えていただけますか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 財政上のさまざまなバランスということでございます。ICTも必要です。いろいろな意味での手当も必要ですし、福祉も大変お金のかかるものでございますので、そういう意味でのバランスというふうに御承知おきください。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) そのバランスの中で、なかなか大変だなと思うんですけれども、実はほほえみ相談員が自発的に家庭訪問をしていただいて、その結果、学校に来られるようになったという話も聞いています。そうなると、やはり当然ほほえみ相談員には、外に出ていくための旅費的なものは出ないと思うんですけれども、何とか少しでも旅費でも、ほんのささいですけれども、出すという考え方はないでしょうか。お聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 議員御案内のように、ほほえみ相談員は学校での支援を目的にして制度設計をしておりますので、本来、家庭訪問という業務は想定しておりません。しかしながら、おっしゃったような現状もありますので、実態を把握しまして、効果を検証しまして、それによって見直す方向の検討に着手することは考えております。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) 大変うれしいお言葉をいただき、ありがとうございます。 ほほえみ相談員、あるいは、キキョウスタッフの皆さんにとっては非常にうれしい言葉だと思いますので、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。 3つ目の大型モニターです。文部科学省から、国のほうから設置基準があるというふうにお聞きしたんですけれども、具体的に言うと、どれぐらいの年月をかけて設置していくかとか、あるいは、そういう具体的な設計プランはありますでしょうか。お聞かせください。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 現在、そのプランを作成中でございますので、まだ明確にお答えできる段階にございません。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) お金も大変にかかることですので、なかなかすぐにというわけには多分いかないというふうには僕もわかるんですけど、やはりモニターというのは非常に重要で、例えて言うと、全然話は違うんですけど、この議場にもしモニターがあれば資料提示して皆さんにわかりやすく、多分伝えられるであろうし、頭の悪い僕もこうやって見ればわかるということもあると思うので、視覚的にみれば。 ぜひ早急に進めていただき、まだできていないということなので、何とかできるだけ早く全教室に、特別教室にも配置していただきたいと思うんです。プランについて、特別教室も入っていますか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) そのことも含めまして検討しております。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) ひょっとしたら来年オリンピックを見せたいという形になるかもしれませんので、できる限り速やかにつけていただけたらなと思いますので、これは検討中ということで要望しかありませんので、要望させていただきたいと思います。 4つ目のスクールロイヤーです。先ほどの市長のほうから30年というところで弁護士を設置していただいているという話があるんですけど、それについて、今まではどういう活動をしてきたか。活用件数というか、それを教えていただけますか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 弁護士の皆さんには報償費のほうでお支払いをして、援助をお願いしております。平成28年度には6件、平成29年度には3件、昨年度はありませんで、本年度はスタートで1件、今のところ助けていただいております。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) 実は、12月まで学校現場におったんですけど、そういうことを知らなかったんです。ではどういうふうに周知しているか、職員にこんな活用できるよ、弁護士がいるよということを周知しているか。教えていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) このことにつきましては、教育委員会へ予算化する機会を捉えまして、校長会、教頭会で、再三、丁寧に何度も周知をしております。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) 知らなかった僕がいけないんでしょうけれども、僕は聞いた覚えはないです。ですので、ぜひ校長会、教頭会だけではなく、ほかのところ、教務主任会やそういった主事会というところにも広げながら広報をしていただけませんでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 教育長訪問におきまして教育委員会職員が全先生方を前にお話をさせていただくという形に昨年度から変えましたが、昨年度はその場で教育長のほうから明確に全小中学校においてそのことはお伝えしてあると思います。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) 申しわけございません。多分、それでは僕は聞き逃したんですね。大変申しわけございませんでした。 さらにスクールロイヤーについてですけれども、本当に制度をつくっていただいて、本当に感謝しております。 ただ、周知しない僕も悪いんですけれど、今、相談窓口、どこに相談をしたらいいかというのを直接校長先生に言うのか、それとも、直接、教育委員会へ言うのか、ちょっと済みません。知らなかったもんで聞けませんでしたけど、教えてください。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 学校におけるトラブル対応は議員御案内のように組織でやっていただいていると思います。昨年も半年前まで片山議員は学年主任さんでしたので、恐らく担任さんがそういった困り事を抱えれば、先生に御相談があり、そういう意味では先生が窓口です。主任なりが窓口となって、案件に当たり、これはどうも手に余る法的な対応が必要となれば、教頭に相談し、校長まで話が上がり、校長から市教委へ相談があると。その上で市教委が一緒に考えて対応できるものは対応します。 先ほど申し上げた件数はこれは非常に少のうございますが、実はこの倍以上は市教委がともに考えて、市教委もそれなりにアドバイスをさせていただいて、解決しておるからこの件数ですというところだと思います。 ですので、第一義的な窓口は担任さんであれば学年主任さんに相談すればいいんだよというふうに、これも今後周知もしていきたいと思いますし、また議員のソースからも周知いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) ということは、例えば校長先生が、ちょっとやめとけやとそんなのとこの場でとめられるということも。本当は相談したいんだけど、とめられることもあり得るということですか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) とめられるというと非常に恣意的に何か意地悪をしとるように聞こえてしまいますけれども、それは学校として組織としてそういう対応でなく、学校の力で対応していくことが妥当であるというふうに校長が判断されたということですので、それは尊重してまいります。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕 ◆2番(片山竜美君) つまり、例えば学年主任のほうから直接教育委員会に相談するというのはできないでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 学校は組織で対応するということが一番学校の一人一人の職員の持つ戦力を最大化して、それが結局子どもたち、保護者に誠実に当たるということだと思いますので、担任が直接教育委員会へ電話するとか、学年主任が校長、教頭と相談せずに何かを教育委員会へ相談するということは、これは必ずしも子どもや担任の幸せにはつながらないと思います。 ○議長(嶋内九一君) 2番 片山竜美君。   〔2番 片山竜美君登壇〕
    ◆2番(片山竜美君) 何でこの質問をしたかというと、個人的にですけど、この人、相談しないほうがという感じもあったので、要は、管理職の方で、ちょっと僕自身が信用おけない方も実は見えたので、かなり昔ですけど。 そういうことがあるとちょっとあれかなという思いがあったり、なかなか相談しづらいところがあるんです。なので、僕が言いたいのは、要するに顔が見えている、この弁護士だよと。例えば、学校に時々来てもらって、話ができるよというところがあるともっと相談しやすいのではないかなというところで提案させていただきました。 ひとまずそうやって教育委員会のほうで弁護士を1人抱えているということで、まずそこはそれを活用しながら、周知しながら、しっかりと先生方や子どもたちのために動いてくださるということで期待をしながら、この質問は終わります。 最後です。市長が一生懸命本当に国や県に訴えていただいて本当にありがたいと思っています。これだけの施策を一生懸命やっていただいているので、そういうことについてはもう十分やっているという思いでこの質問をさせていただきました。 県のほうに公明党の議員もいますので、要望させていただきました。本当に先生方は苦しんでいるので、一人でも多く採用していただけるというか、定員をふやしていただくということ、さらには報酬アップというところでもやはりモチベーションが違ってくるのではないかなと思いますので、お互いに協力をし合いながら、ぜひ教育改革、働き方改革を進めてまいりたいと思います。 最後になりますが、冒頭でも述べましたが、本当に僕は多治見市の教育政策というのは大変すばらしいなと思います。本当にありがたく思っています。 それに感謝しつつ、さらに教員の働き方改革を全県を挙げて取り組んでいきたい。そして、よりよい教育環境の実現を目指して私自身も頑張って全力で取り組んでまいりたいと思いますので、またこれからも皆さんお世話になりますが、よろしくお願いします。 これで、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 次に、3番 玉置真一君に発言を許可いたします。   〔3番 玉置真一君登壇〕(拍手) ◆3番(玉置真一君) 改めまして、こんにちは。自民クラブ、玉置真一、新人でございます。 残念ながら私は他の新人と違いまして、PTA、もしくは教員の経験はございません。新人でございますので、お手柔らかにお願いいたします。 議長より一般質問におきまして発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして土岐川護岸整備についてと題しまして市政一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。(拍手) 多治見のシンボルである土岐川に特化して質問をさせていただきます。私たちの愛する多治見市は盆地の平地部分の中心に土岐川が流れ、川を囲む地域に市街地が広がる風景の土岐川は多治見のシンボルであります。 私の子どものころは土岐川の水は白いのが当たり前、某高等学校の校歌にも土岐川は青磁の色に流れたりとあります。 白ければ白いほど地場産業の陶磁器業界が多忙とのことで、白いのは景気がいいよと先輩からの教えでございました。 現在は、土岐川はもちろん流れ込むほとんどの河川に水質基準点が設定され、環境基準を下回り、多種多様な動植物が生育し、土岐川観察館を筆頭に、野外学習、環境学習、自然観察の場として、大人はもちろん子どもたちが自然と触れ合い、自然を身近に接し、環境保全の意識を高め、次世代にこのすばらしい多治見の自然環境を引き継ぐ大切な川だと思います。また、堤防の一段下に歩行者専用の遊歩道が整備され、ウオーキングや犬の散歩、散策など、憩いの場として人々に親しまれております。また、河川整備計画により、治水安定度も大きく向上はしているが、今度も自然環境保全を重視しながら、河川改修が必要な部分を整備し、一層安定度を増すことが望ましいと思っております。 近い将来、整備計画により新しい多治見の顔となります多治見駅周辺からながせ商店街、焼物の多治見文化として発信しているオリベストリート、銀座広小路への人の流れの動線として、私は土岐川を軸に考えております。 そこで、護岸に芝桜を植えて、開花時のすばらしい景観に地域の住民はもちろん全国から観光客が訪れて、にぎわいを増進したという市町村がございます。ちょうど開花の時期が陶器まつりのころだと思います、ぜひ取り組んではいかがかなと思います。 それでは、3点ほど質問をさせていただきます。 1つ、土岐川はうるおいのあるまちの骨格として護岸環境美化や景観に対して進めてきた事業及び今後の計画方針について教えてください。 2つ、護岸整備、護岸緑化には市民の積極的な取り組みが必要でございます。川に愛着を持ち、さらに美しくしていく、市民団体、ボランティア活動、支援について、わかる範囲で教えてください。 3つ、土岐川護岸整備において、今後さらに護岸緑化等を行う場合、管轄であり、国もしくは県との調和が必要だと思います。土岐川の管轄について、いま一度確認したく思います。 以上、1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 土岐川の整備について答弁を申し上げます。 議員発言の中にありましたように、まちのど真ん中をああした川が流れているという景観は全国の中でも非常に珍しいです。それをずばり申し上げると、前言っていたのは、京都の町なかを流れている鴨川と京都市民との関係、ああいった関係を多治見市としては構築をしたいということで、国土交通省とずっと議論をしてきました。大原川の合流点、多治見市民病院の前、それからずっと上流部に向かって上がってきていただくと記念橋のたもとまで、いわゆるかわまちづくりというのが整備されています。 ただ、この整備事業は途中で中断をしました。これは6年前に平和町を中心として大水害がありました。かわまちづくりを行うよりもあのあたり一帯を安全な場所にしようというようなことで、総事業費75億円、国費40億円、これを注入して一気にあの平和町、あるいは対岸の整備を行いました。ここであの事業が一旦完成をしましたので、いよいよまた記念橋の下からかわまちづくりを上流部に上っていこうと。上山邸の本宅、それから丸治コンクリートの作業場、目標としては虎渓山永保寺のあたりまで行きたいというのが役所及び市長の考え方でございます。 当面、丸治コンクリートまで上流に上がっていこうという計画については具体的な計画案を持って今行っております。 もう一つは、11万人の都市の中で土岐川一斉清掃という名前をかりて、土岐川周辺の皆さんは草刈り、ごみの回収、プラス、今、市内全域に広がりました市内一斉清掃ということをやっていただいております。 国土交通省、庄内川河川事務所は非常に高く評価をしています。今度、夏には土岐川でボートを浮かべて、中でいろんなお野菜を食べたり、子どもガサガサ探検隊をやりますので、ぜひ来てください。 芝桜、これ、残念ながら外来種なんですよね。この芝桜を植えていいか悪いかというのは地元の土岐川観察館を所管するリバーサイドヒーローズ、あるいは、県、国との協議を行います。 昔、僕は岐阜県議会議員当時に岐阜県庁まで行くときの木曽川の堤防道路、オウキンケイギクというすごいきれいな花が咲いて、風に揺れて、すごいゆらゆらゆらゆら。あれは前の梶原拓岐阜県知事が大好きだったんですよね。全部真っ黄色に堤防をやって、結局、あれが特定外来種で、在来種を大きく傷めつける。一気に刈り取ったんだけれど、あの黄色い菊はいまだに元気ということがあります。 芝桜の樹種の選定については、よそでそれを使って三河でやっているところもあれば、北海道でやっているというところもわかりますが、これを土岐川の堤防に植えていいものかどうか。芝桜の選定についてはしっかり関係機関と協議をさせていただきます。特に地元の大原川をきれいに大切に、それが流れていって土岐川に入りますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。   〔建設部長 久野重徳君登壇〕 ◎建設部長(久野重徳君) 私からは、市長答弁以外について御答弁申し上げます。 最初に愛護団体、ボランティア等についてです。陶都大橋から昭和橋にかけまして、土岐川両岸にある花壇については、市民団体の皆さんによるボランティア活動により、年2回、春と秋に花飾りをしていただいております。この6月16日の日曜日にも春のグリーンフラワー大作戦としまして、栄町側についてはひまわりクラブの皆さん、昭和町側につきましては、緑を愛する会の皆様方に花飾りをしていただきました。市としましては、花の苗や堆肥の提供等を行っております。 次に、土岐川の管理についてですけれども、多治見市内の土岐川は国土交通省庄内川河川事務所の管轄でありまして、独占的に使用する場合には、協議が必要になます。 ○議長(嶋内九一君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君) 御答弁ありがとうございました。市長がおっしゃったように、芝桜は外来種でございます。植物に限らず外来生物は既存の生物に多大なる影響を及ぼす恐れがございます。土岐川周辺は絶滅危惧種の生息環境でもありますので、こういうことは慎重に進めていかなくてはいけないと思います。 また、子どもガサガサ探検隊に、ぜひ参加させていただき、土岐川に住む川の生き物を見たいと思います。この前、実は土岐川観察館に行って見てきました。そういったものの生物に会ってみたいなと思います。それと、大原川をきれいに使うようにいたします。 答弁の中で幾つかの市民団体によるボランティア活動があるとお聞きしましたが、その団体に加盟されている人数だとか、具体的な支援の内容とかはまた後日担当部署に質問に行きますので、そのときに教えてください。よろしくお願いします。 1点だけ、河川を独占的に使用する場合というお答えをいただきましたが、独占的にとは具体的には実際どのようなことでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。 ◎建設部長(久野重徳君) 例えば、土岐川で散歩したりする場合に許可は要りませんけれども、そこで何かイベントを開くとかというときにはやはり管理者である庄内川河川事務所に相談をしていただく。多治見市の場合には、陶都大橋のたもとに土岐川出張所というのがございますので、そちらで相談をしていただくということになると思います。 それから、先ほど質問で後でということでしたけども、ひまわりクラブは12名、緑を愛する会は11名の方で組織されております。 ○議長(嶋内九一君) 3番 玉置真一君。   〔3番 玉置真一君登壇〕 ◆3番(玉置真一君) 早速の御答弁ありがとうございました。やはり市民が積極的に参加していただく団体、もしくはそういった川をきれいにして、ますます川がきれいになっていけばいいなと思います。 今、多治見市内の商店街では、にぎわい増進のためにいろいろな取り組みをされております。もっと市民が訪れる土岐川にしたいと思います。川と触れ合い、茶わん文化に触れて、商店街で買い物をして食事をして、またこれから新しい駅地区を過ごして、一杯やってともに過ごすまち、土岐川は多治見らしさの象徴でございます。 今後も護岸環境整備、自然環境の保全について行政と市民がともに考え、共有し、国や県に対し、ぜひ前向きに積極的にお願いしていただき、土岐川が流れる私たちのさらにすばらしい、さらに住みやすいまち、多治見を夢見て、私の質問は終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(嶋内九一君) この際、暫時休憩します。   午前10時37分休憩     -------------------------   午前10時50分再開 ○副議長(若尾敏之君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、15番 若林正人君に発言を許可いたします。   〔15番 若林正人君登壇〕(拍手) ◆15番(若林正人君) 市井の会の若林であります。今回は、いつも以上に熟考の末に通告をさせていただきましたとおり、検索しました「実ほど頭を垂れる稲穂かな!」と題しての市政一般質問をさせていただきます。 当初は、改選後初めての一般質問ということですので、4期目を迎える古川市政へのエールでもと考えておりました。これはまた不思議なもので、議場に入りますと、なかなかこれが思うような感情にならず、なかなか優しい自分というのは見いだせないものと、改めて感じました。したがって、これまでどおりの若林は若林らしくということで、よろしくお願いいたします。 さて、実るほど頭を垂れる稲穂かな、簡単に申せばこれ検索したんですけど、人格者ほど謙虚であるということであります。この言葉は、引退された先輩議員から、市長に惜別の言葉としていただいた言葉ですが、意外と気に入っているように私は感じております。市長の御機嫌がいいときと申しますか、心が素直なときに、よくこの言葉が発せられるのを私は感じております。 しかしながら、この格言を検索しますと、稲が実を熟すほど稲が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になるとなるもので、ここからなんです、小人物ほど尊大にふるまうものと、それを指しているんです。私はそうは思ってないんですけど、市長がそういうふうに市民から揶揄されないように、今後も市政の運営をお願いしたいと心から思っております。(「わかりました」と呼ぶ者あり) ことしの1期生は元気がよろしくて、本当にすごいです。声がすばらしい。まずは、それに驚いております。私も実は、選挙後、タバコをやめました。肺活量が倍になっておりますので、大きい声が出ると思います。よろしくお願いします。 さて、市長は4期目の市長選挙の立候補に当たりまして、昨年の12月定例会において同様に、先の3月定例会におきましても、今後のまちづくり、令和の時代のまちづくりについては、選挙戦の中でしっかりと市民に説明していくと述べられています。御記憶のとおりでございます。 しかしながら、たった1日の選挙戦では残念なことに私の耳にまでは届いてまいりませんでした。市長からは常日頃、情報は自らとりに来い、とりに行けと言われていますので、何とかして、やっとのことで、市長マニフェストの、共につくる「元気都市・たじみ」と題された選挙チラシを手にすることができました。一応政治の世界に身を置く私でさえ、市長の思いを知るのにこれほど苦労したわけでありまして、11万人の多治見市民の多くの方々の手元に市長の思いが正確に届いているのか、なかなか疑問でなりません。 改めまして、この改選後、最初の定例会ということもありますので、市長のこの選挙チラシと申しますか、市長の思い、「コンパクトで理想的な多治見市をつくるため、市民の皆さん、団体の皆さんとともに、元気都市・たじみを実現します」この言葉に凝縮されました今後の市政運営について、市長の提唱するわかりやすい言葉で、わかりやすい市政の進め方について、説明を冒頭の質問としてさせていただきます。よろしく、御答弁お願いいたします。(拍手) ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 議場外でお会いをするときには、相当具体的な政策議論ができる若林議員でございます。議場に入ると虎になると、ファイターというのがもともと同期当選ということですので、また今期もよろしくお願いをいたします。 実ほど頭を垂れる稲穂かな、若尾靖男さんからお別れの言葉、はなむけでいただきました。やはり、これがいかに重要なことか。後段のお話です、人格者ほどそういうことをするんだけど、そうでないものについてはますます調子に乗る、助長する、こういうようなことだけはないように、そうなりそうになったときには早めに戒めをお願いをいたします。私にそういうきついことを言える数少ない議員でございますので、素面のときになるべくよろしくお願いをいたします。 これが、私が公式でつくったマニフェストでございます。表面が3期12年間の自分が市の職員と、あるいは議会の皆さんの同意をいただいてでき上がった、事実の成果を表記しています。 裏面は新規、ここの中のキーワードは、今地区懇談会でもお話をしていますように、共につくる、最初のうちは自分1人で頑張ったらできるような気になってきましたが、やはり人口減少の状況、市の職員と携えたとしても非常に厳しい状況。 もう一つは、11万人都市の中で約3割公共施設が多い、この現状をしっかり見ていただくというようなことで、持続可能な発展、今よく言われますが、SDGs、このままいって全ての公共施設を公共施設として持ち続けられるのか、メリとハリをしっかりつけというようなことを言っています。そのためには、市民一人一人が共につくるということが必要だということを前段で言っています。 あとは、この1期、4期目の中ですが4年間、何を実行実現をするのか、具体的に事業名及び完成の目標年度、それにかかる予算、こういったものを具体的に明記をしています。 最も、4期目の市長として実現をしなければならないのが駅南の再開発でございます。これは1週間ごと状況がどんどん変化する、こういった今まで経験をしたことがない大型事業でございます。加えて約 190億円というお金と多くの皆さんとの協力がないとできない。ここの中で多治見市の陶磁器、タイル、音楽、あるいは絵画、文化、こういったものをしっかり出していこうというようなことを、一番中心的に出させていただいております。 本来であれば、このマニフェストのチラシを使ってそれ以降についても説明をしたい。例えば地区懇談会でこのチラシを使いたい、あるいはきょうの議場に配付したいというような考えを持ちました。過去の選挙管理委員会書記長の中で最も厳しいと言われる澤田選挙管理委員会書記長に相談したら、いけないものはいけないと。なぜいけないのかということは、この後、澤田選挙管理委員会書記長が具体的に公職選挙法のどこに抵触するから、これを使ってはいけないかということを説明をいたします。 マニフェストの主な事業内容については、お手元にお持ちなんですが、ざくっと申し上げます。 1、駅南再開発における確実な完成、あるいはあいのりタクシー制度、郊外との足をしっかり確保する。 2、幼稚園、保育園、小学校、中学校のエアコンの整備、そして食育センターの地元に十分な説明を行って、食の教育を完成をさせること。 3、高田テクノパークの整備、これは地元の高田焼きの粘土、これをしっかり確保すること、と同時に新たな企業誘致を確実化すること。実はJR東海はある一定の期間だけの間借りでございます。JR東海が完成した後どの企業にするのか、これについてもしっかり着手をしていきます。 4、地域の支え合いの基礎となる、地域組織の立ち上げ、これは今、自治会の加入率が非常に低下をしている。これをある意味、こういう方法で成功したんだというような市内の各自治会の事例をまとめて、1冊にしてお困りの50人の区長にしっかりとお伝えをする、こういうようなことを行います。 5、受動喫煙防止条例の制定、屋外施設、星ケ台、こういったところについても、ある意味、国際級の禁煙条例をつくる。よかったです、タバコやめていただいておりますので、この動きにはあまり大きな反対をされないと思います。 6、本庁舎完成に向けた候補地の選定及び公共施設の適正配置。本庁舎の位置については、いよいよ具体的な 100点満点かの点数化をしてお示しをする。こういったステージにきているというようなことでございます。 以上、現在策定しようとしております、第7次総合計画後期計画にしっかり盛り込み、議会の皆さんとの議論、市民の皆さんとの議論、団体の皆さんとの議論、こういったことをしっかり終えた後、計画を計画で終わらせない、いつもどおりのことです。そこに予算をしっかり絡める。薄っぺらい第7次総合計画でいい、それをつくりあげる、実行実現をしていく、こういったところにしっかり傾注をしてまいります。 ○副議長(若尾敏之君) 選挙管理委員会書記長 澤田誠代さん。   〔選挙管理委員会書記長 澤田誠代君登壇〕 ◎選挙管理委員会書記長(澤田誠代君) それでは、公職選挙法の解釈について御説明いたします。 公職選挙法第 129条では、選挙運動の期間として立候補届出があったときから選挙期日の前日までと規定しております。 この選挙運動は、特定の選挙につき、特定の候補者を当選させる目的をもってされる行為であります。選挙人に直接または間接に必要かつ有利なものを言います。 したがって、無投票により「当選を目的としてされる行為」が存在しなくなったときは、選挙運動を行う必要性がなくなったと判断され、その後の行為は選挙運動とは言えなくなるため、選挙運動はできないというのが選挙管理委員会の見解でございます。 なお、ポスター掲示場の選挙運動用ポスターは、選挙運動期間の初日に通常掲示されるものであり、期間中の撤去は公職選挙法第 225条第2号の文書図画の毀棄、文書図画を破ったり、いたずらをするというようなことと混同しないように、無投票でも掲示されたまま残置されることとなります。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 今、マニフェストのチラシが手元にあります。これだけの課題があるということは事実なんで、一緒に一生懸命、第7次総合計画も含めてやっていかなければいけない。あえて順位がどうのこうのは、私自身が付けるものではありませんのでしませんが、要はこの裏面にありますように、市長のこの3期12年間の実績、ハード事業やソフト事業に対しても本当にすばらしい、この八面六臂とか何面六臂でもいいんですけど、すごい大活躍。事実、私も承知しています。 ただ、私たちの権限である議決の重みを感じているように、市長だけではなく私たちは議決したという実績もあるということ、議会にもあるので、ともにというのはその部分もあるんで、御承知おきください。 ところで、いろいろ見ますと、財源はともかくとして、いろんなことに多くのお金をお使いになりましたことは事実です。これだけの12年間にインプットしたコストがあるわけです。それで、このまちはどのような形で効果が出ているか、ちょっと簡単に。よくわかるようなことがありましたら、お願いします。 ○副議長(若尾敏之君) 副市長 佐藤喜好君。 ◎副市長(佐藤喜好君) 当市に対する成果についてですけれど、大きく5点挙げられると考えております。 1点目は、まず企業誘致の成功ということで、積極的に取り組んだ結果、6億 5,000万円の税収増につながっているということがございます。 2点目は、特に懸案であったいろんなハード的な事業が進められて、市民の利便性が上がったということです。内容につきましては、例えば多治見インターからピアゴ多治見店間の道路の4車線化、あるいは星ケ台保育園、これもまだあの当時は場所も決まっておりませんでしたが、非常に使いやすい保育園ができたということ。 そして、駅北庁舎や、火葬場など、いわゆる市民生活になくてはならないようなもの、そういった部分が精力的に整備できたということでございます。 3点目につきましては、今、出ましたけれど、駅北の土地区画整理事業の完成とか、あるいは駅舎南北自由通路、そして虎渓用水広場といった、特に中心部のにぎわい創出ができた、結果としてより大勢の方があの地区に集まってきていただけるようになっているということでございます。 4点目につきましては、多治見市民病院の公設民営化、これによりまして当時、直営では医師不足と、医師の確保ができないというような中で、医師、看護師の確保がされ、現在順調に運営がされ、患者さんもふえてきているということです。 そして5点目では、中学校の30人程度学級とか、脳活、体トレ、あるいは学校エアコン、そして学校ICTの推進、これは、さらにこれからの投資に対する今後の成果ということにもつながりますけど、そういう積極的なことをしていると。 こういったことで、特に何もしなければ、恐らくもっと人口減少になっていただろうというふうに思いますが、その成果で現状にとどまっているということだと判断しております。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 要は多治見市がこの12年間で非常に一生懸命なものをしました。我々も一生懸命したと思っています。それでその結果、いつもいわれる金太郎あめのようなまちになっていないのは非常にありがたいことだと思います。ただ、これだけやってきて、昨日の林議員じゃないんですけど、日本全体がこういう時代なんで、多治見だけが突出して人口ふえるというようなことはあり得ないんで、それはいいんです。 しかしながら、なかなか市長が元気に走り続けてきた元気さが見えてこないのが残念なんです。それは一番元気という現れ方が市の勢いという感じでいえば人口当然ありますし、収入も含めてそれもある。税構造は何かを変えると言われたことは、固定資産税を含めて、法人関係が増えている。これは歴然と結果出ているわけです。 ここまで、先ほどから言っているようにインプットして、今、副市長も言われたけど、効果はまだなかなか出てきていないけど、今後、今まで種をまいたものが、やっとこれから多治見市で効果が出てくるのか。それともこの12年間、やはり市長は方向をちょっと間違って走っちゃったのか。それだから、議会の中でも答えがなかなか出ないのはなぜかという質問が出るのか、その辺について、どのように思っているのか、教えていただけますか。 ○副議長(若尾敏之君) 企画部長 鈴木良平君。 ◎企画部長(鈴木良平君) 方向が間違っているかどうかということでございますが、方向については間違っていないというふうに考えておりまして、その考えのもとに今回、後期計画を見直しますが、前期を踏襲していくと。その上で新しい課題について対応していくということでございまして、今期4期目に当たりまして、共につくるというのをさらに加えまして、より進めていく、人口減少対策についても、消滅可能性都市を脱したということで、効果は出てきておるというふうに思っておりますが、まだこれも引き続き進める必要性があるということで、新しい視点としてはSDGsですとか、Society 5.0、こういったことも含めて、さらに取り組んでいくということでございます。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) まさに今の、企画部長、市長、副市長も言われること、これはまさに第7次総合計画で今から真剣に議論していくテーマです。 ただ、この本会議でやっている議論は、多くの市民が見ていただいていると思ってやっています。やっぱり夢がないとまずいわけです、これからのまち。市長は、新しいメンバーでこのまちをどうやっていくんだ。この4年間、第7次総合計画でやるからそこで議論をしましょうじゃなくて、ここでやはり、このまちを4年間で、新たなメンバーでどういうふうに変えていくんだと、私は議会としても、執行部としても、ある程度示していただきたい。なかなか元気というのは抽象的で、どれが元気だと。自分が元気がいいのか、まちが元気なのか、家族が元気であるか、どのテリトリーが元気であるか、なかなか判断難しい。多くの皆さんが体感として、ああ多治見市は元気だな、何となく生きていて、なんとなく元気なんだよなという実感ができるようなまちにしなくちゃいけないと思っているんです。 それは病気ではないのが元気なのか、家族が円満なのが元気なのか、それぞれあります。ですから、いずれの形にしても、多治見市の全ての市民の方が実感できるようなまちにしたいと思っています。それはもう否定する方はいらっしゃらないと思います。 そこで、市長は今期について、先ほどの表面に、実現します、これから取り組む施策として6つ挙げられているんですけど、特に地域交通、道路整備です。 市長のこのマニフェストでは、僕あまり道路行政詳しくないんですけど、(仮称)平和太平線、(仮称)白山豊岡線、(仮称)音羽小田線というのが並列表記されているじゃないですか。私たちが議員になる前から語られている線もありますし、最近の(仮称)平和太平線というのもあるわけですけど、最近の私の地域の地区懇談会で聞くと、(仮称)平和太平線がちょっと棚上げで、2つだけがメーンになって、(仮称)平和太平線はちょっと横に置かれたじゃないですか。この経過と、この3路線のうち1つでも達成すれば多治見市の渋滞は緩和できるのか。それとも3路線全てが達成すると懸念がなくなるのか、あまりわからない。そうするとどれくらいまでは、いろんなところに渋滞があるのを抱えなければいけないのか。この中で1番に決めたものがまずできれば、おおよその渋滞が解消するのかだけ、教えてください。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) まず、(仮称)平和太平線をこのマニフェストの表記から削除したこと、これはずばり申し上げます。県事業をあたかも首長がやれるとかやるとかっていうことを言ってはいけない。例えば(仮称)平和太平線に関する質問があったときに、都市計画部長が答弁をする。それは越権だ、だから県は県としてしっかり協議をして、岐阜県議会議員を中心として(仮称)平和太平を建設していくんだ、こういうことは去年の年末ぐらいに相当強く私自身は言われました。 ただ、総事業費、今の試算でいくと約 100億円といわれるうちの約1割10億円を多治見市は単独で基金として積み上げる。したがって、それだけのお金を多治見市が用意をしたから(仮称)平和太平線をお願いをしたい、これがストーリーでございます。 ただ、それすらも県が事業主体としてやっていくのに、あまり外に向かってしゃべるものではない。それはしゃべっていいのは岐阜県議会議員、山本県議会議員、高木県議会議員はしゃべっていい。自治体の首長が県事業に対して具体的、こういった意見を言うべからず、ここまで言われました。 こういうような状況の中で、それ待ってたらいつになるのということをやって、ばちばちやるよりも、今回3つの路線のうち(仮称)平和太平線のルーツは今言ったとおりです。多治見市の場合は駅北から本土神社まで行く道と、駅北から大踏切を太鼓橋で飛び越す道、これは市単独の事業でございます。市単独の事業ですので、当然のことながら補助金はとりにいきますよ、県補助、国補助をとりにいきますけれど、市道改良は首長としての権限で言える、だからこの2つについて今回しっかり議論をし、どっちをとるか、こういうようなことを書きました。 どれが最優先かというと、3つできるのが一番いいです、3つできるのが一番いい。でも僕たちは市の単独事業を2つのうち1つに絞る。それは半分できた、半分できたっていう食べさしばっかしが残っても効果がないというのは、僕の政治上の経験です。だからどれか1本に絞り込む。まさに、多治見インターチェンジを降りて左に向かって北市場霊園から、ずっとピアゴ多治見店の前までくる、あの路線というのはあっという間につくりましたよね。多治見市があっという間につくると、県はくっついてあっという間につくる。 したがって、市道の2路線について今回はしっかり協議をする。ただし諦めたわけではなくて、(仮称)平和太平線については引き続き、山本県議会議員、高木県議会議員にお願いをしながら、県要望についてはもう絞り込んでいるんだ、こういうような戦略で県土木の所長としっかり議論をさせていただいております。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 何かと目立つんで、市長まあ静かにしてりゃということですね。(「そういうこと」と呼ぶ者あり) でも、前によく気付いたねと言われたように、多治見市の(仮称)平和太平線、お金を積み立てている、1億円ずつためている、事業費が積立金だったのはなんでと言ったことありますよね。何かそういったトーンが嫌いなんです、僕。お金をためてやろうとしたのが突然、事業が積み立てと名前に変わっちゃったり、今回表から消えちゃって。それは市長の頑張りを言っちゃいけないからといって、消えちゃうと、ほかの事業のところにいっちゃうんじゃないかと心配しちゃいますよ。 それで、例えば(仮称)平和太平線の基金を、例えばほかの(仮称)音羽小田線や、(仮称)白山豊岡線のお金に転用するということは、ないのか。そのときは決まったお金があるのか。その2つのうち決めました、じゃあすぐやろうだったら、お金をためていないけど大丈夫なの。 ○副議長(若尾敏之君) 副市長 佐藤喜好君。 ◎副市長(佐藤喜好君) 多治見市の都市計画道路につきましては、財源も含めて、路線の具体化も含めて、これからの議論ということになっております。全体のバランスの中で検討してまいります。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 副市長が言われると重みがあるんで、どこか隠しているわけじゃないと思うんだけど、重みがあるんでよろしくお願いします。 それと、道路渋滞ですが市長、1つ苦言がある。これね、市長どう思っておられるかわからないですけど、昔も聞いて、もう3回くらい聞いたような気がするんですけど、道路渋滞の説明のとき、このまちのインフラが6万 5,000人でつくっているんで、これだけ人口がふえてきて、まちが12万人ぐらいまで住民がふえたら無理ですわと言われます、よく。そのふえたときに住んでる人間です、僕ら。何か迷惑かけてるなと思っているわけです。 だけど、いいですか、きのうもありましたけど。古川雅典氏が昭和62年に多治見市議会議員に初当選されて2番議員になって、34年ですよねもう。平成の時代ずっと政治家。多治見市議会議員から岐阜県議会議員、市長と、多治見をとりまく政治の世界に唯一おられた方です、この中で。その方が、このまちは6万 5,000人から十何万人になったから道路混むのは困るんですよねなんて言われたら、それ以外、私たち言うことないんです。そのど真ん中にいたの。 じゃあ、それだったら、このまちの人口が減って6万 5,000人なら落ち着くから、6万 5,000人になるまで待ちましょうかというお気持ちがあるのか。今、なかなか政治の力、県とも含めて国とかあって、お金がかかるんでなかなかできない、いろんな事情があるから、みんなで一生懸命やっている、頑張りましょうならわかるけど、何か6万 5,000人でインフラで、今のままだと混んでるのはという話を聞くたびに、私はちょっと市長らしくないと思うんです、この発言。こんなにネガティブな発言しちゃだめ。市長には期待してたんです、若い人に、同世代として。ですから、このまちやっぱりリーダーとして無投票でこれだけ選ばれているということは、あなたにかかっていることのある中で、ああいう発言だけは、やっぱりこれから謹んでいただきたいと思います。答弁いりません、これはお願いいたします。(「慎みます」と呼ぶ者あり)これが題目の検索した意味ですから、皆さんよろしくお願いします。 続きまして本庁舎の建てかえ問題についてちょっとお尋ねします。これも相当ランキングの高い話なんです。 先月末、第5回の議会との意見交換会がありまして、その中で早ければ2019年度中に建設地を決定したいという話があり、3月定例会にも提案したい旨の説明がある。スケジュールで令和1年ということです。ことしの最後ごろには候補地を決定したいとあるんです。私はびっくりしました。なんとさらっと言うのかなと。 私、本庁舎の候補地の決定というのは、この問題中のまず前面の虎だと思うんです。非常に大きな問題と思ったんだけど、あれだけあっさりと言われると、これってひょっとしたら議決いらいないのかなと思ったんです。いつも言う特別議決です。3分の2以上が決めないと本店移転にはならないという、それほど大きなことなんです。 それで、総合計画コード603030に、本庁舎の建設場所、規模などを検討します。とあるわけですけれども、これは、確かにこれから変えていくんで、今生きてる実行計画だと私は思うんですけども、これに明確に、まず今年中は各界の意見聞くだけなんです。決定は来年なんでしょう。実行計画は、僕らまだこれも今から議論して、そのテーマも出てきますけど、執行部側から今年中にも候補地を決めたいなんてことをできたら、したいなんて話があんなにさらっと出ちゃうと、私ちょっと非常に驚いております。 それともう一つ、この本庁舎を10年ぐらい使えるように耐震化しようという議論で耐震化しました。できたのが、多分まだちょっと前ですよね、済んだのは。まだ10年使える先ってまだあるはずなんですけど、この実行計画で建物ができても、まだ1年やそこら余裕あると思ってたんです。これをなんでこれを前倒しにして、今年中にも場所を決定して早く建てよう。別に市長の任期中にこれ建てなくてもいいし。私たちが新しい議場でやりたいから早くやってくれなんて言ったことない。なぜこれを前倒しにしてしているのか、これ明確にしてください。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 異常なほど前倒しは一切していません。当初の計画どおり、2019年の3月末までに場所の位置については決定をしようというようなことは、再三議会にも発言をさせていただいております。 万が一、僕が任期中にその場所をつくって、そこの庁舎をつくって、そこに新しい市長室に入りたいなんていう感覚は毛頭ありません。だから、来年の3月までに原案を提示をし、当然のことですよ、3分の2の特別議決なんていうのは、そんな簡単なものではない。 もう一つ、本庁舎問題に触れると、現職の市長はほぼ落選をする。そんなことは僕は百も承知です。百も承知だけれど、今こういう時期の中でその議論というのは逃げていいんですかということです。俺の任期のうちは決めてくれるなというふうに問題を後ろに送っていいんですか。だから全て全員がそういうふうに言われんだったら、僕たちはそのまま放っておきます。 ただ、まち全体の関係と同時に本庁舎をどうするかっていうのは、2019年度末までに、位置の決定については明示をするということは、もともと僕たちは言いきっている話です。それを突然言ったわけもないです。そこしっかり注意してください。なぜ突如言うんだ、もともとのタイムスケジュールです。それを 100点満点としてどこにするのか。(発言する者あり)その分というのは半年は前に倒しています。半年前に倒すなということであれば、これ議会全体のお声であれば、半年間もっと議論を延長するということは、全く僕はやぶさかではないです。 もう一つ、候補地についてはもう2つに絞られています。日ノ出町でいくのか駅北でいくのか、あるいはつくらない。これはもうほぼ、前回の議会の中の意見としては聞こえなかった。2択の中でどちらにするのか。半年前に倒しているということが早いということであれば、ぜんぜんやぶさかじゃないです。なんでそんなに突っ走るんだということ言われて、それがもう一回僕は言います。若林議員一個人なのか、議会全体の声ということであれば、僕は半年後にずらすということがなんらやぶさかでも何でもない。 ただ、俺の任期のうちは決めたくないとかさ、議会で決めたくないから住民投票へいこうとかっていう、そういうやり方は若林議員らしくない。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 釘刺されたら、そこちょっと抜くわね。 ただし、私ずっと総務常任委員会に長年いて、全部知っているわけじゃないけど、庁舎問題、やはり半年で2019年度に決めちゃおうなんていう議論は今回初めてきいた。それだったら、もちろん議長にお願いして、それに対する委員会なりを全議員所属でつくらないといけないので、こっちもタイミングがある。 各界の意見をことし中聞いて、案が出て、来年ぐらいやるなら、私も本庁舎問題についての特別委員会は、9月ごろぐらいでどうだろうななんて勝手に思っていた。こうなると、もう議論が出てくるわけです。執行部のほうが先行しているから、議会としても対応するためにはどうすればいいとかいう議論。またそこ大事なことなので、ぜひ、共有すべきは共有してほしいと思っています。(「はい」と呼ぶ者あり) それから、住民投票云々、やはりこれは住民投票がいい悪いじゃない、コストかかるんだったら、同時選挙だけなので、任期もあと1年ちょっとだから、ここでやってもいいんだけど、ただ、今回の市長選とか何かにテーマにならなかったら、これ議論する場がなかったことを、市民の民意を示す場が残念ながらなかったということが事実なんで、これはもう僕ら議員が地域に帰って、一生懸命やるのも大事だし、行政として市民の声をしっかりと把握する、何かそういうのがないと、我々の、誰が嫌いだからどうのこうので決めれる問題じゃない。多治見の将来のランドマーク決めるものなんで、ぜひ、そこは共有して真摯に市民の声に寄り添ったもので議論を進めていきたいと思っています。それだけです、私が言いたいのは。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 前期の末までのその議論の中では、スピード感を持ってやるべきだという多くの議員の方もいらっしゃいました。もう一回言いますが、今の意見が議会全体の意見ということであれば、別に僕は半年前に倒そうと、もともとの半年後ろであろうと、なんらやぶさかではないです。それはもう議長にお預けしますので、しっかり議論をしましょう。どっちでもいいです。 もう一つは、3分の2の特別議決とは何かということです。市議会議員とは何かということです。21人というのは何かということです。本来であれば、11万人が全部大きなパルテノン宮殿に集まって議論をする、これが直接性民主主義です。ギリシャはこうやってやってたんです。 でも、そんなことはできないから、市民の代表21人を選んでやっているのが議会制民主主義なんです。だから、議員自ら住民投票がいいということは、議会制民主主義を自らの手で否定すること。僕は、自分自身の政治信念としてそう思っています。議会がやろうとしたことに対して住民が違うと、直接投票させろというのが一般的なルール。ただ、それでも皆さんがそういうふうがいいということであれば。 ただ、それは3分の2の特別議決ということと同時に、市議会議員とは何か、最も重要なのは原案を出すのは市長です、議決するのは皆さんです。決めたことをまた振り返ってやるのは僕らなの。その議決権の行使をすごくそういう意見が出てくるというのは、僕は若林議員らしくないと、僕は思います。 ただ、庁舎問題は本当に政治生命をかけなきゃいけない問題。だから、そんなに急ぐ必要がないということであれば、どんどんおくらせても結構です。それでいいんですかということ。問題をどんどん先送りをしていいんですか。こういうようなことはしっかりと今、公共施設の適正配置のお話も全体的で行っているというようなことですので、しっかり議論をしていただいて、全会で決めていただければ結構でございます。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) ごもっともな話です。私は、力のあるリーダーだからこそ言える議会でありたいと思っているんです。へなちょこの市長がおるところなんか、議会の力あったほうがいいけど。でもこれくらい力の差が歴然としていると、だから向かっているわけです。 私たちなんか頭を垂れるほどの何もしていない、あなただけですよ、それだけ言われるのは。それだけ今は議会が力関係に差があることは事実なんで、我々としても踏ん張るところは踏ん張らないといけないと思っているわけです。 それからちょっと変わります。総務部長、地方財政には会計年度独自の原則というのがあるというのは当然のことなんですけど、昨今の国の予算の出し方も含めて、例外がある繰り越しとか繰越明許とか継続費とかいっぱいありますよね。そのことは、補正予算が国から出るから、それで十何カ月予算ってなっちゃう、これ仕方ない。 その中で、今回もちょっと質問でありました、消費税のことがありまして、絡みであるんですけども、今回の定例会の議会に消費税が上がることももちろんですけど、工事請負契約が3つぐらい出ています。例えばあれ、皆さん御存じだと思いますが、消費税は10%になるんです。それは10月以降まで工事がかかることと、契約が3月31日までに済んでないということが含まれ、10%になっているんです。 ところが、これは上がるということで、基準日の10月1日から半年前、4月1日の3月31日前に契約を済ませれば、8%で10月を超えても8%の税率でいいですよという特例があります。これは、民間だけのことじゃなくて公でも一緒なんです。 ですから、多治見市の中の昨今の契約を見ました。文化会館の何とか室に今度エアコンできましたね。あれが3月30日より前に契約ができて、10月を超えるんですが、あそこまでが8%になる。 それによって、多治見市は 134万 6,000円の税金が浮いているんです、実は。だから、中学校のエアコンは全部10%になっちゃいました。先行して私たちが早くやりましたけど。まあそれも契約とかいろいろ条件があるから難しいことは事実ですけど、そういう努力をしたけどできなかったのか。そういうことは関係なく、4月以降でいいやで10%になっちゃったのか、その辺の努力をされたのか説明してください。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 今、若林議員が言われるように、そうしたものは当然意識しておりまして、経過措置につきましては予算説明会等で、全庁的に周知しております。特に平成30年度につきましても、補正予算、それから繰越明許費も多かったです。 そういうこともありまして、9月、12月、3月にとにかく単独事業でございましたら、前倒しで事業をするように予算を付けてきたところでございます。 また、令和元年度の予算執行に当たりましても、可能な限り9月末までの物品の購入ですとか、工事の完了などを促しているところでございます。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) これは、しょっちゅうあることじゃないですよ、消費税が8%から10%になる。もちろん前の5%から8%になるときも同じなんですけど、今改めて言うことじゃないんですけど、こういうことでもある程度努力すればできる。例えばあと何年すると消費税が10%になっちゃうから、計画の中でここまでに相当のコストがかかる、インプットしなくちゃいけないものがあるなら、消費税が8%のうちにやっとけばいいという事業も当然あると思うんです。そういうことも含めて議論していかないと、1つの工事で 100万円だからといって、1つ家直すだけじゃないですよ。いっぱいの工事を抱えている中で、今回のこの2%の金額が努力すればもっとやったかもしれないです、実は。 そういうことまで細かくやっていかないと、本当に必要なお金のときにお金がなくなるんで。自分はなかなかできない、人には言えるんだけど、僕は。だけどこういう気持ちはやっぱり行政は持たないといけないと、非常に思うんです。これは一番金庫番の副市長、その気持ちだけをちょっとお願いいたします。 ○副議長(若尾敏之君) 副市長 佐藤喜好君。 ◎副市長(佐藤喜好君) 総務部長が申し上げたとおり、私も金庫番として常にこの8%、10%の関連については、査定の中で指示してまいりました。 ただ、国の最終決定が常に流動的でしたので、補正とか前回いろいろ付けて前倒しをしましたけれど、その辺のちょっと不安がよぎったのも事実であります。でも、この方針についてはしっかり指示してきました。 例えば、今回のエアコンも中学校は10月を越してしまうんじゃないかということですけれど、これもできるだけ早く9月中に終われば8%になるということですので、そういう努力もさらにしていただくよう指示をしております。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 総務部長、契約だけでも9月までに終われば、8%になるのか。契約が4月過ぎてたらだめでしょう。ちょっと確認しておきます。 ○副議長(若尾敏之君) 総務部長 打田浩之君。 ◎総務部長(打田浩之君) 完了検査が終わり、完了すれば8%です。9月末までに完了検査が終わりまして、当然変更契約を期日変えますので、そうすれば8%のままになる。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) またそれはじっくりと見させていただきます。よろしくお願いいたします。 それから最後、市長が今回、共につくると言われている。私は、第7次総合計画のところでも言っているんですけど、もともと議論の中で、市長が協働ちゅうのあまり得意じゃないなと言われたのわかるんです。ただ、共につくるとなると、討議課題集の中でぽつぽつと協働という言葉が出てくるんです。協働と言うものの原点は、上下関係ないんです、対等で市民団体と一緒に行政がやるから、どっちが上でもない、一緒にやるから協働だとしているんで、一緒にやるのと、行政が皆さんに協力を求めているのと協働は若干違うんです。協働じゃいけないんでしょうか、ぜひ、協働でいいじゃないか。全国市長会でも協働でしたよね、今回。ですからもう協働の必要性なんていうのは議論じゃないと思うんで、いかにそれを多治見市にあわせた協働の形をつくっていくかというところにきていると思うんで、市長、そこの違い、協働でいいかどうか。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 言葉、国語の問題でございます。ただ、僕はずっとわかりやすい言葉でわかりやすい政治を、小学校の5年生くらいの子が聞いても大体わかるような平易な言葉を使おうというようなことで動いてきました。そういうようなことですから、若林議員が言われる協働と何が違うんだと。変わらないです。だから共につくる、最後に丸がつくでしょ、あの丸って何なんだと、またみんなが議論しました。 協働との協というのは協力の協とか、協同組合の協とか動くとか同じとか、いろんな協働というのがあるものですから、共につくるというのは、当然のことながら市議会の議決と市長側の原案、提案とそれを実行する力と、やっぱり市民一人一人が問題意識として持っていただく。 特に今回の公共施設の適正配置の問題については、ああそういうことなのかというようなことを思っていただくということが重要ですので、やっぱりあの共につくるは、市民一人一人が第7次総合計画に注目してくださいね、決定したらその痛みもみんなで分かち合いましょうね。駅の周辺が豊かになって、こういうようなまちができるっていうことも、みんなで喜びましょうね。こういうような関係と同時に、郊外からの足については、いろんな 200円バス、路線バス、あるいはあいのりタクシー、地域とのネットワークもしっかり含めるという意味で、協働イコール共につくる、それはニアリーイコールじゃなくて本当のイコールでいいと思います。 ただ、その言葉の使い方を漢字二文字として表わしたときに、どっちの「きょう」の表示なんだ、「どう」はどっちの「どう」なんだというのは、それ以上に今、造語の「きょうどう」っていっぱいありますよね。そういうようなことからすれば、原点に戻って「共につくる。」というのが一番わかりやすいという意味で使っております。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 言葉が先行していいわけじゃないんですよね、気持ちが伝わればいいんで、共につくる、と言われているので、議会とも協働でやること当然ありますので、よろしくお願いします。 最後の質問とさせていただきます。 実は、お叱りうけたんです、市民の方から。私の政治選挙に対することのお叱りも含めてだったんだけど、朝一番電話いただいて、録音してたんです僕、クレーマーと思って。 当日の選挙開票がおりべネットワークで中継されてました。あれみんなで見てたこともあるんですけども、同時に、土岐市と多治見市の開票状況が並列的にこう流れていました。これを見られた脇之島の住民の方なんですけれども、多治見市の職員はアルバイトなのかと言われたわけです。僕たちから見ると土岐市の職員がネクタイしているほうが違和感があったんだけど、顔見りゃわかる人とかいっぱいいますから。だからそんなことはないですよと。なんで土岐市の職員はネクタイしてるのに、多治見市の職員はみんな遊びの延長でしているのかという感じで、言われたわけです。 お前たちは、なめられてるんだよって怒られるわけです。私としても、恐らく土岐市のネクタイしている人がアルバイトなわけないと思うから、土岐市のことはわからないんで、一応そのとおり聞きますけど、正式な場で聞いてこいと言われたので、私自身では答えようがありませんので。そのことだけ最後に教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(若尾敏之君) 選挙管理委員会書記長 澤田誠代さん。 ◎選挙管理委員会書記長(澤田誠代君) 御指摘のとおり、多治見市の職員はネクタイをしないようにということは、かつて投票場の雰囲気の緩和を目的としてそういう指示が出ました。これは、投票場に行かれたときに、中に座っている職員がネクタイ全員着用でびしっとしていると、とっても入りにくい雰囲気があるというお話がありまして、そのときからネクタイは着用しない、できるだけ柔らかな雰囲気を醸し出すようにということで、いろんな投票場によって違いますけれども、職員がデッキも持って行って、職員の趣味でBGMを流したりとかっていうことをやるようになっております。ですので、開票中にはそのまま投票場から開票に向かいますので、ネクタイは着用しないということが慣例となっております。動きやすい服装で行うことで開票作業も正確にスピードを求めて行うことができますので、今後もネクタイを着用するということは考えておりません。 ○副議長(若尾敏之君) 15番 若林正人君。   〔15番 若林正人君登壇〕 ◆15番(若林正人君) 今、市民の方もお聞きになっていると思います。そのことも含めて明るい選挙、選挙が身近で行きやすい環境、多治見市としてはこういう努力をしているんだというポジティブな発言が市民にしっかり伝わるような、それも含めて選挙に対する啓発だと思いますんで、よろしくお願いします。 以上で終わります。(拍手) ○副議長(若尾敏之君) 次に、8番 渡部 昇君に発言を許可いたします。   〔8番 渡部 昇君登壇〕(拍手) ◆8番(渡部昇君) 8番、公明党の渡部昇でございます。通告に従いまして、多治見市立学校の体育館へのエアコン設置について質問をさせていただきます。 避難所に指定されている学校体育館は、国の緊急防災・減災事業債、いわゆる緊防債が活用できるようになっており、御承知のとおり、この緊急防災・減災事業債は返済に当たり、その元利償還金の7割が普通交付税の算定の基礎となる基準財政需要額に算入されます。しかも、起債額は十分に確保され、自治体の自主的な負担は3割となる非常に有利な起債であり、国からの交付金とそれほど遜色がありません。こうしたことから、全国の各県において、緊急防災・減災事業債を活用して県立高校の体育館に空調設備を求める動きも活発化しております。 また、東京都では昨年末の補正予算の中で、公立小中学校体育館の空調設備を、国の補助に上乗せする形で補助を決め、ことしの夏までの設備稼働を目指すことを決定しております。 また、大阪の箕面市では緊急防災・減災事業債を活用して、全小中学校に空調を設置し、学校体育館の空調の維持管理コスト消減の観点から、エアコンに併設する形で独自に考案された送風機を設置され、小学校で普通教室の容積の30倍ある体育館を6教室分のエアコンで賄うなど、維持費抑制の工夫をされているほか、夜間の大人の方の利用向けにプリペイドカードを導入し、1時間幾らで受益者負担をお願いしているなど、設置後のランニングコスト削減についても工夫されながら、維持運用をされているとのことでございます。 また、箕面市の場合は、全体育館のエアコンに、多治見もそうですが、LPガス仕様のGHP、ガスヒートポンプと非常用発電機を導入。災害時、万が一避難所で停電が発生してもエアコンが自立稼働することができる体制も整備されております。この導入が完了したのが昨年の3月、その後6月の大阪北部地震や9月の台風が集中した際、13の体育館が避難所となり、停電時でも稼働するエアコンが非常に役立ったとのことでございました。 つい3日前、新潟県内で起きました震度6強の地震ですが、発生当時は避難者も相当多く避難されていました。大変だったと思います。今、日本は災害の国ということで、いつ何時、大きい地震が来るかわかりません。 そこで、質問させていただきます。全国的に検討の輪が広がる体育館のエアコン設置について、改めて本市でも前向きな検討をお願いしたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。(拍手) ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 学校体育館のエアコン設置について答弁を申し上げます。 避難の拠点の施設として、感謝と挑戦のTYK体育館にエアコンを設置したばかりでございます。当面は小学校、中学校の体育館にエアコンを設置をする、そういった優先順位は検討しておりません。今、教育委員会の中では和式のトイレの洋式化、これを国のお金が緊急的に付くというようなことで、これに一気に緊急的に対応をしようとしております。同じ公明党の片山議員からお話がありました大型モニターについては相当のスピード感を持たなければいけないというようなことを言っております。いずれにしても緊急防災・減災事業債については3割の一般財源を必要とする。 こういうようなことからして、体育館を冷やすほうが先か、トイレが早くきれいになったほうがいいのか、大型モニターを急いだほうがいいのか、これは現地現場の校長、あるいはPTA連合会と、しっかり協議をしております。当面は体育館の暑さ対策としてはスポットクーラーや扇風機、こういうものを使ってしっかり対応してまいります。 ○副議長(若尾敏之君) 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) 本年、多治見市は、6月までに小学校、10月までに中学校にエアコンが設置されます。その中で小中学校の体育館にエアコンの設置について検討をお願いできないかとのお話をさせていただきましたが、大変難しいのは重々わかっております。 災害対策の拠点となる公共施設体育館へのエアコン設置の緊急防災・減災事業債の活用は、令和2年、来年でこの活用は終わります。ぜひともあるときに何とか検討だけでもお願いできないかというふうな思いで、今回提案させていただきました。 毎年の日本の災害を見ても、いつ地震が起こるかわからない状態でございますので、再度、検討だけでもお願いできないかお伺いいたします。 ○副議長(若尾敏之君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 既に庁内の中で検討はしました。緊急防災・減災事業債の関係の期間限定が、若干後ろに延びるという情報も僕たちは得ています。ただ、学校現場の中で、何を優先させるかということになると、ここのところ、役所全体の中で教育費にかけなきゃいけないお金、事業というのは目白押しなんです。役所全体の協議の中で、他の部局は我慢しているのに教育委員会だけ次から次出してこれるのか、という厳しいお叱りを、副市長がときどき雷さんを落とすときがあります。 ただ、そこの中でも教育費の中の優先度というようなことになると、今、渡部議員御指摘の体育館にエアコンを設置することは、ほかのことが大体できてからそっちいこうよ、東京都のようにお金がたっぷりあるところはやろうよというようなことですので、優先順位の議論はもう既に行いました。そういうような結果から、先ほど冒頭に答弁を申し上げた、こういうような結論に至っております。 ○副議長(若尾敏之君) 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) 大変、厳しい状況はよくわかっておりますので、国の支援の緊急防災・減災事業債事業の延長も、公明党としても訴えて、延長をしていきたいと思います。小中学校体育館へのエアコン設置については、岐阜県では、岐阜市が多分、ことしやられます。岐阜県で一番暑いこの多治見市が、教室へのエアコン設置は東濃5市で一番早かったんですけれども、可児市なんかはもう2年か3年前に小中学校にエアコンが付きました。岐阜県下一番暑い多治見市で、防災に必要な体育館のエアコンについては、岐阜県で1番か2番のスピードでお願いしたいということを要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。 ○副議長(若尾敏之君) この際、暫時休憩します。   午前11時52分休憩     -------------------------   午後1時00分再開 ○議長(嶋内九一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) 午前中に引き続いて、2項目めの一般質問を行います。 多治見市立学校のエアコン運用指針について質問させていただきます。昨年度の各地の高温、また、豊田市での校外活動のあとに、小学生が熱中症で亡くなる事故も起き、学校にエアコンを求める声が広がり、多治見市においても本年6月までに小学校、10月までに中学校にエアコンが設置されます。 6月に、多治見市立学校空調設備運用指針が報告されました。本指針は各学校で空調設備を適切に運用していただくために、運用のためのガイドラインを示したものです。「夏季の稼働、原則として稼働期間は6月から9月までの室温28度C以上の日とする。稼働時間は、教室での稼働時間内とする。温度設定、設定は28度Cとする。換気、教室内の環境維持のため、適宜、窓や扉を開け、十分な換気に努める。扇風機の併用、空調の効率化のため扇風機を併用する。操作について、空調機の操作は必ず教職員が行う。職員室の集中リモコンを活用し、切り忘れを確認する。特記事項として、気象環境による急激な気温の上昇や低下、コバエ等の大量発生等により教室での学習環境の悪化が見込まれる場合は、稼働時間、稼働期間にかかわらず学校長の判断で柔軟に稼働させることができる。」と書かれています。 大変わかりやすい指針ですが、少し質問させていただきます。 まず、1つ目、温度28度Cの確認は、各教室で行われるのか、職員室の集中リモコンで一括でやられるのか。 2つ目、温度の設定とありますが、湿度の設定はされないのでしょうか。 3つ目、教室での稼働時間内とする、とありますが、体育の時間等で教室を空けた場合は、切られるとのことでしょうか。効率的には大丈夫でしょうか。 以上、3点を御質問させていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(嶋内九一君) 教育長 渡辺哲郎君。   〔教育長 渡辺哲郎君登壇〕 ◎教育長(渡辺哲郎君) 学校のエアコンの運用指針についてお答えします。 今回、策定しました学校エアコンの運用指針につきましては、エアコンを適切に使用してもらうためのガイドラインを示すものでございます。運用の前提として、今、議員が言われましたように、気象環境による急激な気温の変化やコバエの大量発生などにより、学習環境の悪化が見込める場合は、基準で定める稼働期間とか稼働時期にかかわらず、学校長の判断により柔軟に稼働させることができると明記しております。 まず、最初に御質問の気温の確認でございますが、各教室に設置してあります温度計にて行います。原則として、室温が28度C以上になった場合にエアコンを稼働することができます。なお、エアコンの操作は、職員室の集中リモコン、または各教室の個別リモコンの両方で行うことが可能です。温度設定28度Cは文部科学省が示す学校環境衛生基準及び近隣の自治体を参考としております。 次に、湿度の基準など運用指針にない項目についてでございます。この指針は、わかりやすい文章で必要最小限の基準のみの設定をしているために、湿度による基準は設けていません。しかしながら、たとえ室温が28度Cを下回っていても湿度が高い場合など、この指針に説明していないことについても学校長の判断により柔軟に稼働することができます。 最後に、体育の時間にエアコンを切ることについてでございます。例えば、1時間教室を空ける場合は燃料費の節約、省エネや環境教育の観点、地球環境の配慮からエアコンの電源を切ることを原則としています。しかしながら、これについても具体的な運用は学校長の判断で柔軟に対応をしていきます。 ○議長(嶋内九一君) 8番 渡部 昇君。   〔8番 渡部 昇君登壇〕 ◆8番(渡部昇君) やっとエアコンが設置されましたので、多治見の小中学生には、これからしっかりと勉強に励んでいただきたいと思います。今言われたように、柔軟に対応できるということで、非常に安心しております。 また、昨年ですけども、学校によって教室の設定温度を30度Cに設定していたところがございましたが、国のほうが指示をして28度Cに下げました。いろいろな環境があると思いますが、校長先生の判断でできるということで、大変ありがたく思っております。しっかりと指針に沿った運用をお願い申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 次に、20番 石田浩司君に発言を許可いたします。   〔20番 石田浩司君登壇〕(拍手) ◆20番(石田浩司君) 20番議員の立憲フォーラムたじみの石田浩司でございます。通告に従いまして外国人労働者の対応についてということで質問させていただきます。 本年4月より、日本で外国人の受け入れを拡大をする「改正出入国管理法」が施行されました。この改正法は新しい在留資格を創設した法律であります。 今までの外国人労働者は技能実習生とされ、専門的・技術的分野に限定をされており、日本の技術・技能・知識の移転を通じた国際貢献としての位置づけとされております。原則3年、最長で5年が在留期間として認められており、また、妻や子の家族の帯同など不可で単純労働不可、転職も不可となっております。 今回の改正出入国管理法では、国内の人材不足が叫ばれている業種で、即戦力として外国人の労働者を受け入れる制度です。1号特定技能、2号特定技能と分かれており、雇用される外国人はそれぞれの職種で、すぐに働ける技術、また経験と日本語のコミュニケーション能力が求められ、その能力を特定技能評価試験で判定をされ、同業種間であれば転職を認められます。1号特定技能は通算5年間、2号特定技能は家族の滞在も認められ、永住も可能とされております。 岐阜県の労働局の外国雇用状況の届出状況についての調査によると平成30年10月末時点で岐阜県内の外国人労働者は3万 1,279名で、前年の同月と比べると 3,568人、12.9%増加。5年連続で過去最高を更新しております。国籍別では中国が最も多く 7,788人、外国人全体の24.9%、次いでフィリピン 7,014人、22.4%、続いてベトナム 5,970人、19.1%の順であります。 在留資格別では、永住者や日本人を配偶者に持つなどの身分に基づく在留資格が、1万 4,887人で前年同月と比べると 1,186人、 8.7%の増加。また、技能実習は1万 1,641人で、前年と比べますと 1,094人、10.4%の増加をしております。 さらに、外国人労働者を雇用する事業所は 3,864カ所で、前年同月と比べますと 252カ所、7%の増加ということで4年間こちらのほうも過去連続で最高ということで更新をしております。 また、多治見署管内は、多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市、可児郡ですが、ここでの数値では平成27年、外国人の労働者は 4,190人であり、事業所が 367カ所でありましたが、平成30年では、外国人労働者は 7,759人、事業所は 556人と大きな伸びを示しております。 そこで質問をいたします。1つ目、本市における外国人労働者の人数の推移はどのようになっているでしょうか。 2つ目、外国人労働者がふえれば対応する窓口の業務も複雑になっていくことが予想されます。外国人労働者の対応の状況と問題点と、今後の対応について、どのようにお考えなのかお聞かせください。 3つ目、今回の法改正により特定技能2号は家族の滞在もできるとされており、外国人労働者の子どもたちもふえることが予想され、日本語教育への対応が求められていきます。教育委員会では、現在、外国人の日本語教育が必要な児童数はどのくらいになっているのか、また対応はどのようにされているのか、お聞きをいたします。 4つ目、今後もふえると予想される外国人労働者の子どもの対応についてもあわせてお聞きをいたします。 5つ目、データからも外国人労働者の数がふえることにより地域ではさまざまな問題が生じてまいります。ごみの出し方、交通ルールのマナー、地域の習慣など外国人労働者とうまく生活をしていくことが今後求められていくと考えます。外国人労働者と地域コミュニティとのかかわりについて、どのようにお考えなのかをお聞きをいたしまして1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 地域コミュニティとのかかわりについて答弁を申し上げます。 可児市あるいは美濃加茂市と比較すれば、まだまだ外国人の皆さんの数というのは少ないまちです。市が行っているものは、ごみの分別マニュアルの多言語化、ホームページの外国語の対応、施設案内板の多言語の標記、あるいは避難所看板の英語の標記、緊急メールあるいは警報発令時の英語併記、また後ほど詳細にお話をしますが、教育委員会は外国人労働者の子どもへの対応をしっかり行っております。 引き続き、各課、各窓口、こういったところでしっかりとした対応を、さらに充実をしてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 副市長 佐藤喜好君。   〔副市長 佐藤喜好君登壇〕 ◎副市長(佐藤喜好君) 私からは外国人の手続きの窓口についてお答えをいたします。 労働を目的とした外国人の転入手続きは、市民課で行っておりますが、ほとんどの場合、雇用する事業所や仲介者が本人に同行して行っています。このため、現状では市民課での事務手続き上の問題は起きておりません。 ○議長(嶋内九一君) 市民健康部長 柳生芳憲君。   〔市民健康部長 柳生芳憲君登壇〕 ◎市民健康部長(柳生芳憲君) 私からは、多治見市における外国人の人口推移について答弁申し上げます。 直近の3年間における外国人の人口は、年度当初で平成29年度は 1,590人、平成30年度は 1,705人、平成31年度は 1,888人であり、年々増加傾向にあります。また、このうち労働での在留資格を有している外国人の数は、平成29年度が 523人、平成30年度が 652人、平成31年度が 800人となっています。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。   〔副教育長 鈴木稔朗君登壇〕 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 私からは、本市における日本語の支援を要する外国籍児童生徒数と対応及び今後についてお答えいたします。 外国籍児童生徒のうち、支援が必要な児童生徒は、今年度当初で16名となっております。可児市国際交流協会に業務を委託しております1名の相談員が、5名の支援員をコーディネートし、学校に転入する際の面談から学校でのサポート、3者面談への立ち合い等、外国籍児童生徒が学校生活に適応できるよう、さまざまなサポートを実施しております。 今後は現在の取り組みが大変うまくいっておりますので、この方式を継続する予定でございます。ただし、特定地域への大量流入等、現状の体制で対応が困難となる状況が生じる場合は、可児市や美濃加茂市等、多くの外国籍児童生徒を受け入れている自治体の取り組みを参考に具体策を検討してまいります。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。   〔20番 石田浩司君登壇〕 ◆20番(石田浩司君) 市民課のほうでは問題ないですよということであります。でも、実際に今の数値を見ますと外国人の皆さんの人口もふえていますし、労働者の方もふえているということで、やはり今後、何らかの手立てをとらなくても、このままずっといけるのかどうかということなんですが、これを見た感じでは 200名ずつ毎年労働者がふえているというような状況でありますけども、これがどんどんどんどんふえていくことに対して、このままでずっと対応できるというふうに思って見えるのか、多分、ある程度のところにきたら、少し違う形を持っていかなければいけないのかということはどういうふうに考えて見えるのか聞かせてください。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。 ◎市長(古川雅典君) 教育委員会及び柳生市民健康部長が答弁したとおり、これ以上ふえる傾向にあれば、お隣にすぐモデルがあります。可児市の事例、あるいは美濃加茂市の事例、こういうようなことも含めて、事前に準備しておくよりも、かゆいところに手が届く点は重要なんですよね。 だから、人数がふえるという状況であれば可児市、美濃加茂市の事例を検討しながら、しっかり相手が何を欲しがっていらっしゃるのか、どういう対応をすればいいのか、こういうようなことについては近いということと緊急的に動ける、こういうような対応をしてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。   〔20番 石田浩司君登壇〕 ◆20番(石田浩司君) 可児市、美濃加茂市を見ていただくということで、先進でやってみるということでありますけども、実際に入ってくる皆さんと住んでみえる人の対応、今、教育委員会と市民課、ふえてきたらそういう対応をされるということでありますけども、一番最後に言ったコミュニティの話、地域の皆さんとのいざこざというか、実際に旭ケ丘の私の住んでいるところにも、空き家のところにそういった外国人の方が来て見えまして、ごみの出し方だとか、自転車でダッとスピードを上げて坂ですので下りて行かれる、こういったようなことが一緒に住んでもらわなければいけないので、事前にそういうのはあらかじめ例えば行政側のほうが、こういうふうにごみを出してくださいよとか、その母国ではこういうことは許されているけれども、日本ではこういうことはだめですよというような、そういったものを来ていただける方に、こと細かく説明をしていかなければいけない、こういった状況も私は来ると思うんですけども。 1月11日の新聞にも出ておりましたけども、県のほうが多文化共生推進本部会議を開いて、いろんなソフトだとか円滑に進めるというようなことが新聞の記事で書いてありましたので、ぜひとも多治見市のそういった外国人の労働者の皆さんが来て、地域でうまく生活できるような、そういった窓口というのも私はつくるべきだというふうに思うんですけども、人数がふえてから、隣のまちを見てからというのもわかるんですが、喫緊の課題として、これを進めていかなければいけない状況にあるんではないかというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。
    ◎市長(古川雅典君) 冒頭の私の答弁で、1番から5番までいろんなことをやっているというのをメモを取りました。ごみの分別マニュアルとかホームページの多言語化、あるいは避難所の英語化、緊急メールの英語化、こういうようなことをやって、なおかつ転入の際には多治見市のごみの分別のルールについては、しっかり中国の方なら中国語、英語の方なら英語。 もう一個は、地域コミュニティは地域でやっぱり頑張りましょうよというようなことです。入口で、ようこそ多治見市へ、多治見市の中のルールはこうこうこうです、というようなことは当然、今、多治見市はやっています。あとは、やっぱり地元の区長さんなり町内会長さんなり近隣に住む人たちが、どういうふうに一緒になっていい地域をつくっていくのか、これは、僕はまさにダイバーシティだと思いますし、可児市や美濃加茂市を見ていたら、まさにそのとおりなんですよ。 いちいち何かそんな外国人対応の課をつくるとかなんとかということをしなくても、今、入ってきてこられる人たちは、例えば、中部フーズ株式会社だったら、ほぼ中国の方です。そこは、庄暁暉さんという人が連れてきます。一所懸命きちっと会話もします。実は、朝トレーニングをしているとそういう人たちにいっぱい会うんですよね。必ずこちらから声をかけてあげる。 地域コミュニティというのは、旭ケ丘の空き家でそういうことがあったんだったら、石田議員が動かなきゃ。何をそんなことこんなところで、ああだろう、こうだろうということよりも、よし、町内会長が、区長が言いにくかったら僕がやってあげると、僕がやってあげたんだけども、もっと広くやるんだったらということで、もう3段目のあそこですよ、あそこの人が地域コミュニティを云々、かんぬんて言ったら、新人の1年生の5人の人は、えっ、と僕は思われると思います。やるべきことについては、今、多治見市はそんなに多くの大変なことのことを聞いていません。あるいは、欧米から来られる人は高田町に住んでいるハンス・カールソンさん、こういう人たちが十分しっかりやっています。 それから、多治見市の国際交流協会の中で、いろんな困りごとの相談、こういうようなこともやっています。地域コミュニティの醸成は地域の人がちゃんとやっていく。そうじゃないと市役所お任せで、駅北庁舎が全てできる。こういうようなことはありませんし、これを僕は美濃加茂市と可児市を見ていれば十分わかります。ぜひともその空き家の人、自転車の人、ごみの人やってください。 ○議長(嶋内九一君) 20番 石田浩司君。   〔20番 石田浩司君登壇〕 ◆20番(石田浩司君) 市長が言われるように、地域の話もあれなんですけど、全体としての話として今受けとめていただくために、ちょっと事例を出したということなので、それをやっていただきたいという思いで、ここに立たさせていただいております。 私は、外国人の方、これ総合計画のところでも言ったんですけども、外国人の方が、今後、人口というところの捉え方をすると、やはりふえていくことは大変重要なところの方だというふうに思います。日本人の方をふやしていくというのも、一つの手だと思うんですけども、これだけ国が外国から人を呼ぼうとしている以上は、やはり多治見市の人口というようなところを考えたときには、やはり外国人の皆さんは非常に重要な位置をこれから占めていかれるというふうに思うもんですから、ぜひともそういったところに対応をしていただきたいという質問をさせていただきましたので、地域のことは地域でしっかり捉えてやらさせていただきますので、今後も外国人のことについては、しっかりと検討していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 次に、6番 吉田企貴君に発言を許可いたします。   〔6番 吉田企貴君登壇〕(拍手) ◆6番(吉田企貴君) 皆さん、こんにちは。6番議員自民クラブの吉田でございます。 まずをもちまして、ほかの皆さんもるる申し上げておりますが、さきの選挙におきまして、無事、改選をすることができました。これも、先輩諸兄並びに地域の皆様の期待のおかげだと思います。その期待にそぐわぬような活動をこれかも心がけるとともに、一層謙虚な気持ちで頑張ってまいりますので、御指導と御鞭撻のほど何とぞよろしくお願い申し上げます。 さて、本日は、通学路の安全確保についてと題しまして、大きく4項目の質問をさせていただきます。何分2期目とはいえ、最年少ということで若干緊張はしておりますので、お聞き苦しいところがあればお許しいただければなあというふうに思います。 しかも、予測はしておったんですが、やはりこの今回は通学路の安全確保についてという質問は、ほかの同僚議員からもかなりたくさん出ておりますし、既に議論において詳細が明らかになっているところもございます。それを予測しておったんですが、まさか、一番最後の登壇になるとは思わなかったものですから、随分、皆様の議論と重複するところがあろうかと思います。しかしながら、最初の一般質問を伴う定例会でございますので、非常に初歩的な部分かもしれませんが、丁寧な議論・質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 さて、今回、通学路に関する質問が皆様から集中したのは、言うまでもございません。5月8日滋賀県におきまして大変痛ましい事故がありました。その事故の原因、またその被害が拡大したことについては、諸々の原因があろうかと思います。 いみじくも、昨日、市長もおっしゃっておりましたが、ああいった痛ましい事故は、実を言いますとどれだけハード面を整備しようとも、ソフト面において皆様に意識を啓発しようとも、防ぎ切れるものではない。これは残念ながら事実でございます。ガードレールがあろうが、なかろうが、突っ込んでくるときは突っ込んでくるし、どれだけ集中していようが、していまいが、事故をするときは事故をする。だからこそ、それを防ぐための手立てを怠ってはならないという、逆説的な命題が常に横たわっておるわけでございます。 そして、恐らく同僚議員の皆様におかれましても同じかとは思いますが、こと通学路に関する地域からの要望というのは、非常に多いものがございます。私も議員として4年間取り組んできた中で、学校周辺の樹木の伐採であるとか、道路のでこぼこを直してほしいとか、子どもたちが安心して通えるような環境を整えてほしい。そういった要望は最も多いものであったと思います。 また、私のように子どもが現にいる人間からすれば、当然の願いかもしれませんが、こういった要望は子育てを終えて、場合によってはお仕事ももうリタイヤされたような、これから地域に貢献していこうといった、直接の利害関係者じゃない方こそ強く願われる課題であるというのを、私はひしひしと感じます。 それだけに、この子どもを取り巻く環境をよくしたいという思いは、市民に共通する非常に強い思いであるということが明確に見てとれるのではないでしょうか。だからこそ、通学路、または子どもたちを取り巻く環境に対しての要望が多いんだろうと思います。 そして、ごく物理的な話を申し上げますと、通学路というのは性質上、どうしても同じ時間、同じ場所で、朝なら朝、夕方なら夕方、あの場所、あの場所で子どもがたくさんいる。これは通学路ですから当然なわけですね。そして、どうしてもドライバーからすると、同じ道であっても、特に、危険性を感じたり不安に思うということが、市民の感覚からして見てとれるのではないでしょうか。 また、実際上の問題として、子どもたち、特にその低年齢児は子どもたちが歩くに際して不規則かつ危険な行動をとるということが、ドライバーにとっても非常にストレスの大きい問題であるというふうに感じます。縁石の上を歩いたりとか、いきなり道路に飛び出してきたりとか、そういうことは多々あるわけですね。だからこそ、特に道路の関する要望では、通学路の整備ということが上がってくるわけです。 以上のような観点から、市内のいろんなところから、先ほども繰り返しになりますが、通学路の安全確保について要望が上がってくるのは当然であって、多治見市としてもそれに鋭意整備に努めているということはよく承知しております。私自身も日々お願いをしたりして、相談させていただいて、それが実現していくことは多いわけですが、それでもやはり予算等の制約があり、整備が十分に行き届いていると言えるかというと、必ずしもそうではないというのが現状でございます。 そこで、冒頭に戻りますが、極めて初歩的な質問で恐縮ではあるわけですが、市民を取り巻く環境の中で最も関心が高いと思われる、この通学路の安全確保についての取り組み及び整備の状況等について、以下の4項目について御質問を申し上げます。 1つ目、危険箇所等の把握はどのようにしているのか。 2つ目、危険の除去に対する市民一般からの要望は、全体を見渡したときにどういったものがあるのか。 3つ目、具体的にはどのような対策を施しているのか。 4つ目、その整備状況はいかほどであるのか。極めて雑駁な質問ではございます。また、既に先輩議員、同僚議員の質問と重複するところもございますが、改めてこの4項目について問いたいと思います。これで、1回目の質問とさせていただきます。(拍手) ○議長(嶋内九一君) 市長 古川雅典君。   〔市長 古川雅典君登壇〕 ◎市長(古川雅典君) 通学路安全の具体的な方策について答弁を申し上げます。 主な実施対策は通学路にかかる樹木の伐採、あるいは草刈り、児童の転落防止を目的とした側溝のふたかけ、白線の引き直しあるいは重要なところにはガードパイプあるいはカーブミラー、こういったありとあらゆる多くの要望がきますが、最も有効なところから手をつけております。 具体的には、平成29年度には東山3丁目地内の通学路でガードパイプの設置を行いました。平成30年度は根本町8丁目・10丁目地内の通学路でカラー舗装の工事を実施をいたしました。 ○議長(嶋内九一君) 副教育長 鈴木稔朗君。   〔副教育長 鈴木稔朗君登壇〕 ◎副教育長(鈴木稔朗君) 私からは、市長答弁以外の所管部分についてお答えをいたします。 平成24年度から毎年五、六月にかけて各学校がPTAや地域の方とともに通学路を点検し、安全対策の必要な箇所を把握しております。各学校の要望を受け、7月に国・県・市の道路管理者教育委員会警察関係者、学校、PTAによる合同点検を実施し、8月末には関係機関の連携による通学路安全推進協議会を行い、危険箇所の対応策を講じております。これまで、通算 227カ所の危険箇所に対し対策を行ってまいりました。 次に、要望の内容についてです。道路の表示の塗装の塗り直し、側溝のふた、柵の設置、横断歩道の設置、表示看板の設置、歩道・歩道橋の修繕、ガードレールの設置、草刈り除去、ポストコーンの設置、信号・ミラーの設置等の要望をいただいております。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。   〔建設部長 久野重徳君登壇〕 ◎建設部長(久野重徳君) 私からは、4つ目の整備状況について御答弁を申し上げます。 通学路交通安全プログラムで抽出いたしました危険箇所につきまして、平成30年度は多治見市が管理する道路における33事業に対し、22事業が完了いたしました。今後も区や町内会からの別の通学路の改善要望も含め、優先順位をつけて整備を進めてまいります。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。   〔6番 吉田企貴君登壇〕 ◆6番(吉田企貴君) 今、御答弁いただきまして、鋭意努力をいただいているということは改めてわかったわけでございます。 しかしながら、多治見市は面積が広大とまでは言いませんけども、たくさんある中でやっていくというのは優先順位をつけていかなきゃなりませんし、いわゆる議員が扱う市民相談、どぶ板仕事と俗に言われたりしますが、そういったものも非常に機を逸する内容が、まさに学校周辺にも存在しているという、ごく当たり前な話なんだろうとは思います。 ちょっと話がそれますけれども、私が前回の4年間の中でいろんな先輩に、議員としての心構えを教えていただきましたが、その中でも非常に心に残っているものの一つが、議員の仕事は、どぶ板仕事ということを、ある先輩議員がおっしゃっておりました。これは非常に深い内容であると私は思っておりまして、単に、そのどぶの側溝のふたをしたりとか、木を切ったりとかをするという意味だけではなくて、どんなに大きなことであっても、どれだけテーマが壮大であっても、一つ一つは市民の要望を自分の足で回って受けとめて、それをかなえるための努力をしていくということは、仕事の大きさじゃないんだぞということを、お酒を飲みながら話していただいたのを今思いだしましたが、そういう意味で、今回この非常に基礎的な質問をさせていただいているわけでございます。 本当は、再質問はしないつもりだったんですが、1つだけ、せっかくですのでさせていただこうかなというふうに思います。 具体的に、今プログラムによって危険箇所の除去は進んでいるわけではございますが、平成30年度は33カ所のうち22カ所が完了しているということで聞いておりますが、具体的にこの完了した22カ所というのはどういったものがあって、逆に今できていないものっていうのは、どういう箇所があるのかっていうのを、確認の意味でさせていただきたいと思います。 ○議長(嶋内九一君) 建設部長 久野重徳君。 ◎建設部長(久野重徳君) 先ほども市長からの答弁もありましたとおり、カーブミラーをつけたり、白線を引いたりというので22カ所が完了しております。 完了してない11カ所でございますが、大きく分けますと2つあると思います。一つが、工事が長期にわたるものです。例を申し上げますと、養正小学校から市営球場までの一方通行の安全対策については、養正地区の交通安全協議会で、城處議員もメンバーで安全対策を検討していただいておるんですが、水道工事、それからガスの工事、終わった後の舗装がきれいになった後にカラー舗装をするということで、平成30年度には完了いたしませんでした。 もう一つは、本来、道路管理者ではなくて、個人の方がやるべきものというものです。どういうものかと言いますと、個人の所有土地からはみ出している樹木を伐採してほしいという要望がかなりございます。そういうものについては、やはり、本来は個人の方にやっていただくということで、文書を発送するなどして調整をした上で、伐採をさせていただいておる場合もあります。 ○議長(嶋内九一君) 6番 吉田企貴君。   〔6番 吉田企貴君登壇〕 ◆6番(吉田企貴君) 再質問の中で具体的によくわかりました。 また、今、後段に言われました個人がやらなければならないところというのは、場合によっては行政から言いにくいことは、我々議員が説得しに行かなければいけないところもあるのかなと思いますので、もしそういう事例があれば、ぜひ言っていただければなと、個人情報に差しさわりのない範囲でですがお願いします。 また、先ほどの御回答の中で、これからまさに5月、6月、7月、8月と学校の安全に関した取り組みが進んでいく時期だろうと思います。優先順位に関しては、やはり全市を見渡す中で、どこか特定の箇所だけを優遇しようということはできませんが、当初、最初からぜひとも鋭意進めていっていただきたいなとエールを込めまして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。(拍手)     ------------------------- △第4 休会期間の決定 ○議長(嶋内九一君) 日程第4 休憩期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から26日までの5日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋内九一君) 御異議なしと認めます。よって、明日から26日までの5日間は休会することに決しました。     ------------------------- △散会 ○議長(嶋内九一君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。   午後1時43分散会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  令和元年6月21日               多治見市議会議長   嶋内九一               多治見市議会副議長  若尾敏之               多治見市議会議員   柴田雅也               多治見市議会議員   松浦利実...