多治見市議会 > 2017-09-27 >
09月27日-06号

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  1. 多治見市議会 2017-09-27
    09月27日-06号


    取得元: 多治見市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    平成29年  9月 定例会(第4回)議事日程 平成29年9月27日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 承第3号 専決処分の承認を求めるについて 第3 認第1号 平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について 第4 認第2号 平成28年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第5 認第3号 平成28年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第6 認第4号 平成28年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認第5号 平成28年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認第6号 平成28年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について 第9 認第7号 平成28年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第10 認第8号 平成28年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認第9号 平成28年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第12 認第10号 平成28年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第13 認第11号 平成28年度多治見市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第14 認第12号 平成28年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 第15 認第13号 平成28年度多治見市水道事業会計決算の認定について 第16 議第64号 平成28年度多治見市水道事業会計利益の処分について 第17 認第14号 平成28年度多治見市病院事業会計決算の認定について 第18 議第65号 多治見市監査委員条例等の一部を改正するについて 第19 報第66号 多治見市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正するについて 第20 議第67号 多治見市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するについて 第21 議第68号 多治見市職員退職手当に関する条例の一部を改正するについて 第22 議第69号 多治見市地域振興基金条例の一部を改正するについて 第23 議第70号 多治見市風致地区条例の一部を改正するについて 第24 議第71号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについて 第25 議第72号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号) 第26 議第73号 平成29年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第27 議第74号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第28 議第75号 平成29年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 第29 議第76号 平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 第30 議第77号 工事請負契約の締結について 第31 議第78号 権利の放棄について 第32 議第79号 指定管理者の指定について 第33 議第80号 指定管理者の指定について 第34 議第86号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第4号) 第35 請第1号 森の家存続に関する請願 第36 発議第6号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書の提出について 第37 閉会中の継続調査の申し出について    (第2から第35まで 委員長報告~討論~表決、第36 提案説明~質疑~委員会付託省略)~討論~表決、第37 表決)     -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり     -------------------------出席議員(24名)          1番    吉田企貴君          2番    佐藤信行君          3番    渡部 昇君          4番    渡辺泰三君          5番    山口真由美君          6番    森  厚君          7番    寺島芳枝君          8番    古庄修一君          9番    柴田雅也君         10番    松浦利実君         11番    山中勝正君         12番    若尾敏之君         13番    三輪寿子君         14番    若林正人君         15番    林 美行君         16番    加藤元司君         17番    若尾円三郎君         18番    安藤英利君         19番    仙石三喜男君         20番    加納洋一君         21番    井上あけみ君         22番    石田浩司君         23番    嶋内九一君         24番    若尾靖男君     -------------------------説明のため出席した者の職氏名         市長         古川雅典君         副市長        佐藤喜好君         教育長        渡辺哲郎君         副教育長       鈴木稔朗君         企画部長       鈴木良平君         総務部長       打田浩之君         福祉部長       纐纈昭司君         市民健康部長     水野義弘君         経済部長       細野道仲君         環境文化部長     樋口正光君         都市計画部長     日比野昌雄君         建設部長       中筬信彦君         水道部長       久野重徳君         消防長        加藤法夫君         会計管理者      柳生芳憲君         監査委員事務局長                    奥村 清君         併選挙管理委員会書記長     -------------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       富田明憲         書記         加藤直美         書記         皆元健一         書記         山田直子     ------------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(加納洋一君) これより本日の会議を開きます。     ------------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(加納洋一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において、13番 三輪寿子君、14番 若林正人君の両君を指名いたします。     ------------------------- △第2 承第3号から第35 請第1号まで ○議長(加納洋一君) この際、日程第2、承第3号から日程第35、請第1号までを一括議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     -------------------------          決算特別委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。               記事件番号件名審査結果認第1号平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第2号平成28年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第3号平成28年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第4号平成28年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第5号平成28年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第6号平成28年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第7号平成28年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第8号平成28年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第9号平成28年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第10号平成28年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第11号平成28年度多治見市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第12号平成28年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について認定すべきもの認第13号平成28年度多治見市水道事業会計決算の認定について認定すべきもの議第64号平成28年度多治見市水道事業会計利益の処分について原案可決認第14号平成28年度多治見市病院事業会計決算の認定について認定すべきもの平成29年9月7日多治見市議会議長 加納洋一様                           決算特別委員長 森  厚     -------------------------          総務常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。               記事件番号件名審査結果議第65号多治見市監査委員条例等の一部を改正するについて原案可決議第66号多治見市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第67号多治見市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第68号多治見市職員退職手当に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第69号多治見市地域振興基金条例の一部を改正するについて原案可決議第72号平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)原案可決議第86号平成29年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分)原案可決平成29年9月22日多治見市議会議長 加納洋一様                           総務常任委員長 若尾敏之     -------------------------          経済建設常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。               記事件番号件名審査結果承第3号専決処分の承認を求めるについて承認すべきもの議第70号多治見市風致地区条例の一部を改正するについて原案可決議第71号多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについて原案可決議第72号平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)原案可決議第73号平成29年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第78号権利の放棄について原案可決議第79号指定管理者の指定について原案可決議第80号指定管理者の指定について原案可決議第86号平成29年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分)原案可決平成29年9月22日多治見市議会議長 加納洋一様                         経済建設常任委員長 松浦利実     -------------------------          厚生環境教育常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果次のとおり決定しましたので、多治見市議会会議規則(昭和51年議会規則第1号)第 109条の規定により報告します。               記事件番号件名審査結果議第72号平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)原案可決議第74号平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第75号平成29年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第76号平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)原案可決議第77号工事請負契約の締結について原案可決平成29年9月13日多治見市議会議長 加納洋一様                      厚生環境教育常任委員長 山口真由美     ------------------------- ○議長(加納洋一君) これより委員長の報告を求めます。 最初に、決算特別委員長 森  厚君。   〔決算特別委員長 森  厚君登壇〕(拍手) ◆決算特別委員長(森厚君) それでは、決算特別委員会の審査報告をいたします。 去る8月31日の本会議におきまして、本委員会に付託されました15議案を審査するために、9月5日、6日、7日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、認第1号 平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について及び認第7号 平成28年度多治見市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定においては賛成多数で、及び認第2号から認第6号まで、認第8号から認第14号までは、全員一致で認定するものと決しました。 また、議第64号に関しましても、全員一致で可決されました。 それでは、審査の過程における主な質疑について報告いたします。 最初に、認第1号 平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定については、歳入全般と歳出に分けて報告させていただきます。 まず初めに、歳入については、市税全般、滞納の徴収、財産収入全般、諸収入(ネーミングライツ)について質疑があり、市民(個人・法人)税、固定資産税がふえているのは、企業誘致による影響とマンション建設による影響が大きいと考えている。今後、長瀬テクノパーク等企業誘致を考えており、さらなるアップを期待している。 滞納の徴収については、滞納者と面談し、お互いが歩み寄れるところを探し出し、丁寧に対応している。本当に支払い能力がない場合は、不納欠損としている。 財産収入については、未利用地を含め、売却できる土地はできる限り売却していく。今後は、移住定住について企画防災課と協力していく。 また、基金の運用については、地方自治法にも確実かつ有効な方策で運用するとあるので、現在は確実な方法として定期預金や債券の購入を行っている。 ネーミングライツについては、今後も継続していき市の収入をふやせるよう、他市の事例も踏まえながら研究していくとの答弁がありました。 次に、歳出については、各課所管分の主だった質疑について報告いたします。 初めに、総務課所管分については、ふるさと納税と庁舎管理について質疑があり、ふるさと納税額がふえたのは、魅力ある返礼品の種類をふやし、返礼割合を3割から4割へと引き上げ、市民にも同じ返礼品を出した結果である。庁舎の管理については、2庁舎体制になった当初はデメリットが多く出ていたが、おさまってきた。現在は、教育総務課と連携をとって、経費削減に取り組んでいるとの答弁がありました。 次に、財政課所管分については、財政調整基金と新公会計制度についての質疑があり、財政調整基金の中には災害対策及び事業リスク引当分も含んでおり、今後の大規模事業にも充当する必要があるので、現在の規模を維持したい。新公会計制度については、一般会計とは基準が変わるので、より専門的な知識も必要となり、職員も勉強しているが、助言等ももらないながら作業しているとの答弁がありました。 次に、監査委員事務局については、指定管理者制度のあり方について質疑があり、全体的な指定管理者制度のあり方について、中心となるマニュアルをつくり、全課が関係となるところについては統一すべきとの要望を出したとの答弁がありました。 次に、人事課所管分については、職員人件費、残業について質疑があり、年間の平均残業時間は 103時間であり、行政需要の増加や制度改正による事務量の増加などさまざまな要因があるが、残業時間はふえてきているとの答弁がありました。 次に、秘書広報課所管分については、ホームページについて質疑があり、ホームページについてはCMS方式を採用しているので、機能の中での配置等が決まっており、スライドショーとかのデザイン性を追求するには難しいシステムである。予算上、現在のシステムで対応しているとの答弁がありました。 次に、企画防災課所管分については、女性活躍会議について質疑があり、第7次総合計画を策定するときに、女性の視点を重要視するために女性活躍会議を立ち上げ、女性の活躍にフォーカスを当てた事業を計画したが、今後は男女共同参画推進審議会に女性活躍会議の中身をそのまま生かしながら、さらに女性が活躍できる社会の充実に向けて、男女共同参画推進審議会で協議をしていくとの答弁がありました。 次に、公共施設管理室所管分については、公共施設管理のあり方について質疑があり、今のところは機能統合など横断的にさまざまな話し合いをするときであると思うが、今後の考え方については、行政改革も踏まえて検討していく必要があるとの答弁がありました。 次に、企画防災課の中の危機管理監所管分については、地域防災力向上セミナーについて質疑があり、自主防災組織が地域に根づくことが必要なので、地域で主体的に活躍している方々に参加していただき、災害時の図上訓練や地域で防災に取り組む課題などの研修を受講することで、地域の防災のリーダー的な役割を担っていただくためのセミナーと考えているとの答弁がありました。 次に、福祉課所管分については、障害者外出助成事業費について質疑があり、障がい者外出助成として福祉タクシーチケットを利用しているが、地域のあいのりタクシー事業ではチケットが使用できない。今後の両事業の検証作業の中で、もっと充実した施策をとっていけないか検討していくとの答弁がありました。 次に、高齢福祉課所管分については、シルバー人材センターについて質疑があり、新しい総合支援事業の住民型サービスの事業化を推進し、先進事例の情報を入れ、多治見市に合った事業を検討し、シルバー人材センターと連携をとりながら支援していくとの答弁がありました。 次に、子ども支援課所管分については、保育士の確保について質疑があり、保育士の確保については、多治見市だけではなく、他自治体、民間も含め、非常に苦労している。官民の園が、環境整備や人的整備も含めて改善していけるようリードしていきたいとの答弁がありました。 次に、保健センター所管分については、子どもの歯科衛生及び30代健診について質疑があり、子どもの歯科衛生については、保育園、幼稚園への巡回指導を行うと、虫歯がひどく、治療も行っていないお子さんも多くはないがいる。もし、そういった場合は、園の先生と相談し、家庭環境も踏まえ検討し、ネグレクト、虐待として、子ども支援課へつなげることもある。30代健診については、受診率の算出方法が国の方針で平成28年度から変わったので、受診率が25.6%から 6.7%と下がったとの答弁がありました。 次に、企業誘致課所管分については、企業誘致のあり方について質疑があり、税収増や雇用の創出が図れるような誘致活動をしていき、さまざまな波及効果や経済効果が出るようにしていきたいとの答弁がありました。 次に、産業観光課所管分については、モザイクタイルミュージアムについて質疑があり、タイルの魅力もあり、ワークショップも好評であり、入場者が多くあった。また、2階の産業振興フロアでも、タイル等の販売が66件、カタログの販売が11件あり、産業振興の成果も上がっているとの答弁がありました。 次に、環境課所管分については、火葬場の式場についての質疑があり、式場については地元の要望で設けたものであり、全面使用が3件で、部分使用が18件あった。部分使用については、家族葬がメーンであったとの答弁がありました。 次に、文化スポーツ課所管分については、選抜高等学校野球大会出場応援費について質疑があり、応援バスに対する経費補助やパブリックビューイングも開催し、多治見市民と感動を共有できる一日とすることができたとの答弁がありました。 次に、都市政策課所管分については、路線バスの昼間上限運賃低減事業業務委託費について質疑があり、交通弱者の方の買い物とか移動手段のために現在行っているが、利用者がふえないのが現状である。全日この制度を導入するという案もあるが、現在は午前10時から午後4時、 200円バスを軌道に乗せるためにPRしているとの答弁がありました。 次に、開発指導課所管分については、耐震診断促進事業費について質疑があり、耐震診断はしたが、耐震工事をされたのはその中の1割程度にとどまっているのが現状である。今後も、耐震化に対するPRに力を入れていくとの答弁がありました。 次に、市街地整備課所管分については、駅南市街地再整備事業費について質疑があり、関西圏や近隣の先進事例を視察に行き、行政側としてどのように再開発にかかわるのかを研究したり、再開発研究所の方にアドバイスをしていただきながら、再開発に取り組んでいるとの答弁がありました。 次に、道路河川課所管分については、橋りょう長寿命化事業費について質疑があり、平成28年度当初の予定は5橋であったが、実際にできたのは4橋であった。今後も、年間4橋から5橋の工事を予定している。現在は、46橋のうち26橋が終了した。また、メンテナンスができる技術職員の育成にも取り組んでいるとの答弁がありました。 次に、緑化公園課所管分については、児童遊園の廃止について質疑があり、児童遊園を廃止する場合にどういった形で地元への調整を行うかなど、マニュアルをつくって対応したいと考えており、現在検討中で、平成30年度までにまとめたいとの答弁がありました。 次に、建築住宅課所管分については、民間空き住宅活用家賃補助事業費について質疑があり、この事業は市営住宅の集約化を補完する事業で、市営住宅に入居したい方や取り壊す市営住宅に住んでいる方々との話し合いの中で利用している。PRについては、不動産業者及びホームページにて行っている。また、この事業は、全国でも先進的な事例として頑張っていると自負しているとの答弁がありました。 次に、予防警防課所管分については、救命率について質疑があり、救命率については上昇傾向にあり、一概には言えないが、救急時の口頭指導やAED講習などの救命講習にも取り組んでおり、日ごろの努力の成果が実を結んでいると考えているとの答弁がありました。 次に、消防総務課所管分については、救急救命士養成費について質疑があり、多治見市の救急救命士は26名いるが、女性の救急救命士2名が産前・産後休暇で休んでおり、実働は24名である。研修を受けることにより処置できる救命措置がふえるので、研修を受けさせたいが、資格優先ではなく市民優先で考えており、できる範囲で頑張っている。また、新規採用でも救急救命士を募集しており、もう少し増員の計画であるとの答弁がありました。 次に、教育研究所所管分については、得意セミナーと土曜学習について質疑があり、どちらも人気の事業であるが、参加人数に限りがあるので、参加者が多くなれば抽せんせざるを得なく、参加者の偏りが出ないわけではないので、何かいい方法がないか検討していきたいとの答弁がありました。 次に、教育委員会事務局所管分については、スクールソーシャルワーカーについて質疑があり、平成28年度1年間の相談児童生徒数は延べ 673人で、1人複数回も含め関与した件数が 1,708件であった。とても頼りになり、大きな役割を果たしているとの答弁がありました。 次に、教育推進課所管分については、30人程度学級について質疑があり、中学校においては全学年が30人程度学級となり、教職員からは一人一人きめ細やかな指導ができるようになりよかった。また、生徒からも、1人の役割がきちっとふえ、活躍できるようになってよかったという意見が多くあったとの答弁がありました。 最後に、総括質疑として、第7次総合計画スタートの年の決算として、順調な滑り出しであったかの質疑があり、総合計画は8年間の計画であり、前期4年で見直し計画を遂行していく予定ではあるが、年度ごとに評価していくので、ファシリティ・マネジメントの影響で多少出おくれた感はあるが、事業としてはおおむね達成できたと感じており、これからの3年間で前期分は達成できるようにしていくとの答弁がありました。 また、合併特例債の期間が終了し、歳入に対する不安感はぬぐえないが、企業誘致での収入増に期待が持てる1年であった。今後の歳入に対してどう考えているのかの質疑があり、企業誘致からの収入増に対しては期待できると感じているので、企業誘致の可能性のある場所は誘致を進めていき、人口減に対しても企業誘致を含めた移住定住策で対応していきたいと考えているが、平成31年度、平成32年度が本当に厳しい時期となるので、それに備えて基金を活用しながら対応していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、認第2号 平成28年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定については、財産区管理会の協議内容、財産管理、運営や財産区基金についての質疑があり、主な協議内容は、借地に関して名義変更や解約などである。財産管理や基金の運用については、基金を取り崩して大きな事業を計画するとか、土地を売り払って現金収入を上げるのではなく、借地収入によって事業を継続していく。 また、土地の処分や基金の取り崩しは、地方自治法第 296条の5の1項に、財産区はその財産または公の施設の管理及び処分または廃止については、その住民の福祉を増進するとともに、財産区のある市町村または特別区の一体性を損なわないよう努めなければならないとあるので、それに基づく範囲で処分となるとの答弁がありました。 認第3号 平成28年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定については、土地の取得方法について質疑があり、土地取得会計では先行取得なので、ある程度広い範囲で購入して、事業が確定した部分で買い戻してもらうというような仕組みになっているとの答弁がありました。 次に、認第4号 平成28年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、路の整備についての質疑があり、姫地区においては下水道区域のほぼ全域に路を布設することができ、多治見市全域を網羅した形となった。また、既設の維持管理については、長寿命対策と耐震対策の2本立てで進めているが、市単独では資金が足りないので、国の補助金が頼りになる。補助金のつきぐあいで進捗状況が変わるが、順次進めている。 なお、大雨などの不明水に対しても、市之倉の団地、ホワイトタウンなどで調査を行い、対処しているとの答弁がありました。 認第5号 平成28年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定については、駅北立体駐車場の運営と管理状況について質疑があり、駅北立体駐車場については、管理者の努力もあり、収益が上がってきており、建設費の返還に係る駐車場施設整備基金の取り崩し額を減らすことができ、今後、収益が上がるようであれば、基金の取り崩しについても検討していく。さらに、得られた利益を利用して、駅周辺のにぎわいづくりに対する事業を企画できるようになってきた。また、商店街や他者が企画するイベントとの連携をすることで、利用効率向上につながるよう検討するとの答弁がありました。 認第7号 平成28年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、被保険者数、保険給付費、医療費及び余剰金についての質疑があり、被保険者数は減少傾向にあり、逆に保険給付費に関しては上昇傾向にある。また、特定健診の呼びかけやジェネリック薬品の推進、また不必要な薬の抑制などにより医療費削減に取り組んでおり、さらに啓発活動を充実させていくことで、医療費の抑制に取り組んでいく。余剰金については、冬場の医療費が例年より低く済んだので余剰金が出たが、例年程度であれば余剰金は余り出てこない。この余剰金は基金に繰り入れ、今後の事業の安定化に利用していくとの答弁がありました。 認第10号 平成28年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、保険料の滞納、不納欠損及び介護事業について質疑があり、公平性の観点から収納は不可欠だが、滞納になった場合は、地域包括支援センターなどと相談しながら、サービス内容や納付方法等を検討している。また、不納欠損となった場合でも、滞納状態で対応し、随時きめ細やかに相談している。予防介護事業などは、一般会計で事業費を捻出し行っているとの答弁がありました。 認第11号 平成28年度多治見市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認定については、特別会計を廃止するとのことだが、今後のこの事業のあり方について質疑があり、廃棄物発電事業自体は続くので、売電分は基金に積み立てる。環境施策推進基金は、環境基本計画を実現するための事業に充てるということになっているので、そういった費用に使っていくとの答弁がありました。 認第13号 平成28年度多治見市水道事業会計決算の認定については、営業外収益について質疑があり、現在は、虎渓山配水池の太陽光発電と小水力発電で売電、水道部管理の土地を賃貸することで収益を得ている。今後については、未利用地の売却や、小水力発電の設置などの検討をしていくとの答弁がありました。 認第14号 平成28年度多治見市病院事業会計決算の認定については、市民病院としての医療のあり方について質疑があり、高額医療機器については、ドクターが転出したら使用できないということだけは避け、他の医療で使用できるよう配慮している。また、透析装置においては、救急の方で透析患者にも対応できるように、救急医療の充実を図っている。政策的医療については、重症心身障がいの方のデイサービスを初め、小児医療、その他の医療についても利用状況も順調なので、引き続き実施する。 正直なところ、苦情も多く把握しているが、院長がかわって、「愛と希望」というテーマで患者に寄り添った医療を目指しているので、期待してほしいとの答弁がありました。 認第6号 平成28年度多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について、認第8号 平成28年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認第9号 平成28年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認第12号 平成28年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議第64号 平成28年度多治見市水道事業会計利益の処分については、質疑はございませんでした。 なお、自由討議はありませんでした。 認第1号 平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について及び認第7号 平成28年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、反対討論がございました。 以上で、決算特別委員会の審査報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、総務常任委員長 若尾敏之君。   〔総務常任委員長 若尾敏之君登壇〕(拍手) ◆総務常任委員長(若尾敏之君) それでは、総務常任委員会の審査報告をいたします。 去る8月31日の本会議におきまして、本委員会に付託されました6議案を審査するために9月11日に、また9月22日に本委員会に付託されました1議案を審査するために9月22日に、本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、全議案とも全員一致で可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程における主な内容について、簡単に御報告いたします。 初めに、議第65号 多治見市監査委員条例等の一部を改正するについては、今回の地方自治法の一部改正に伴う今後のスケジュールについて質疑があり、今のところまだ何も国のほうから提示されていないので、今後、提示された段階で協議をしていきたいとの答弁がありました。 次に、議第66号 多治見市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正するについては、職員への周知方法について質疑があり、子育て、あるいは介護をする職員に向けて、職員子育て介護応援ガイドブックが用意されており、このガイドブックの中に、子育て、あるいは介護に関してさまざまな制度が紹介されている。職員は誰でも見られるようになっているので、この中から自分に適した制度を選んで申請をすることになるとの答弁がありました。 次に、議第67号 多治見市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するについては、この条例が民間に及ぼす影響について質疑があり、現在、民間と公務員と育休の期間などは同一ではないので、必ずしも民間と行政が足並みをそろえて、同じような制度で運用しているということではない。しかし、民間への波及も期待されるとの答弁がありました。 次に、議第68号 多治見市職員退職手当に関する条例の一部を改正するについては、該当する対象者について質疑があり、対象となり得る市役所の在職期間は、おおむね2年から3年、長くても4年程度で退職する者が対象である。1年未満は、もともと失業保険の対象外である。5年以上勤めれば、退職給付の額のほうが多くなるので対象とならない。若くして短い期間で退職される方が対象になるとの答弁がありました。 次に、議第69号 多治見市地域振興基金条例の一部を改正するについては、具体的な運用について質疑があり、全部取り崩して行うということではなく、毎年1億円を上限に運用していくことが市の方針であり、将来、1億円以上を使用することになった場合、指針の見直しも含めて議論するとの答弁がありました。 該当事業については、地域の課題を解決するような新しい事業、また、今の事業を拡充していくような事業を、各課で第7次総合計画の中で有効な事業から順次充当していくことになるとの答弁がありました。 11年間で1億 5,000万円の利息となったこの基金の主な使途について質疑があり、今まで充当してきた事業は、夏祭り等の笠原のお祭り、市制70周年事業、地域の緑化などである。その年の利息の状況に応じて充ててきたものであるとの答弁がありました。 次に、議第72号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)について、まず初めに(仮称)大原児童館建設事業に係る大原区への交付金について、完成後に多治見市の行政財産となることから、今後の維持コストについて質疑があり、今後の土地購入、造成、設計、建築など、基本的な費用は大原区の基金から捻出することになっているが、備品等については今後協議していくことになっている。建物自体は市の所有になるが、その中に地域の施設も入ってくるので、諸費用については当然案分して負担することになるはずであるので、今後、協議していく予定であるとの答弁がありました。 今後の地域の新たな施設のあり方として、半公共的な団体のものと複合化していく形を提案しないと、市の方針として新たな建設を認めないような前提になるのではないかとの質疑があり、今回は地域の要望等もあり、基金を使うことになった。公共施設の公民連携として、地域がお金を出し、公共の運営で支出する形になる。今後、このような形になるかどうかは別として、1つの例にはなるとの答弁がありました。 この児童館が、大原財産区の方だけの利用ではなくて、市民の誰もが利用できることから、基金だけで建設することに問題はないのかとの質疑があり、今回の建設は地域からの要望があって進んできており、地元の基金を使ってほしいとの要望で実現したものであり、地域の皆さんへの説明もしっかり行われているとの答弁がありました。 今後の運営について質疑があり、建設費は財産区の費用であるが、他の児童館同様、指定管理者制度で運営される。しかし、指定管理者制度での運営は公の施設部分だけなので児童センター部分のみとなり、地元の施設については及ばないので、どのようにできるかを十分検討し、議論して運営する必要があるとの答弁がありました。 次に、消防施設整備費で、笠原町上原公民館敷地内の消防団招集サイレン設備の撤去について質疑があり、上原地区は高台で、消防団の招集サイレンが非常に聞きにくいので、上原公民館に簡易的な招集サイレンを設置した。現在は、市の防災行政無線で発生校区のサイレンを鳴らしており、また消防団員には火災発生のお知らせや出動の指示をメールで配信しているので、撤去しても招集には問題ないとの答弁がありました。 最後に、議第86号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分)について、東美濃ナンバー導入関係費について、住民意向に関する質疑があり、市民意識調査を 2,000人程度で実施しているので、これに準じて同程度の無作為アンケートを考えている。回収率50%前後を想定しており、その中で賛同者が半数以上いることが先に進むための1つの目安になる。今回は、多治見市だけでなく、東濃5市と可児市を含めた全体の意向が、協議会の中で本申請するか決定する材料になるとの答弁がありました。 国土交通省が懸案している10万台を超えるという条件はクリアできるのかとの質疑があり、平成29年3月末現在、5市と可児市で総台数が20万 9,083台であるとの答弁がありました。 図柄入りナンバーの構想について質疑があり、図柄については、来年度、協議していくことになる。白黒とカラーがあり、カラーのみ寄附金を上乗せし、その寄附金が国から地域に入り、いろいろな振興に使うと聞いているとの答弁がありました。 協議会での行政関係者のかかわりについて質疑があり、基本的には商工会議所がベースとなり、諸事務や周知活動、協議には各市が協議会の後押し役として入り、商工会議所と行政が一体となってやっていくことになる。協議会のメンバーには市長が入るとの答弁がありました。 今後、想定される市費の投入について質疑があり、今、考えているものは、手配りで渡すグッズ、公共施設の垂れ幕、のぼり旗などの小物であり、どこを歩いても東美濃ナンバーという言葉がある雰囲気を出していきたい。さらに、大きくメディアを使う場合は、現在の予算では足らなくなるので、さらなる費用負担が必要となるとの答弁がありました。 志野、織部、美濃焼など、地元にふさわしいナンバー名称案について質疑があり、名称については国土交通省の基準で、行政区域、旧国名など、地理的名称でなければいけないという条件があり、東美濃ナンバーについては6市協議会の中で議論したものであるとの答弁がありました。 今回の東美濃ナンバーの協議会の意気込みについて質疑があり、御当地ナンバーは過去2回の募集があり、全国で30近い団体が使用している。今回は東京オリンピックに向けて3回目の募集となり、4回目があるかわからない状況である。今回、6市の商工会議所が足並みをそろえて機運が高まっており、短い期間ではあるが、今を逃したら次はないとの思いから、6市の首長も事務局も絶対にやるという気合で実現させたいと思っているとの答弁がありました。 以上が、主な内容でした。 なお、自由討議と討論はありませんでした。 以上で、総務常任委員会の審査報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕(拍手) ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) それでは、経済建設常任委員会の審査報告をいたします。 去る8月31日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案のうち、請願を除く8議案を審査するために、9月12日に本委員会を開催いたしました。請願に関しては、9月14日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、承第3号、議第70号、議第72号、議第73号、議第78号、議第79号、議第80号の7議案は、原案どおり可決すべきものと全員一致で決しました。 議第71号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについては、反対討論がありましたが、起立多数で可決すべきものと決しました。 請第1号 森の家存続に関する請願については、お手元の閉会中の継続審査の申し出のとおり、閉会中の継続審査の申し出をすることに決しました。 それでは、審査の過程において質疑のありました主な内容について、簡単に御報告いたします。 最初に、承第3号 専決処分の承認を求めるについて、まずは一般財源で充当し、災害復旧が認められたら補助金に変更するという説明だが、それは緊急性ということかとの質疑があり、緊急性もある。起債の種類によって金額が確定できなかったため、専決の段階では一般財源として繰越金を充当したとの答弁がありました。 また、富士見林道が崩落して、復旧するエリアの復旧後の所有者は多治見市になるのか、それとも池田町屋公民館のままかとの質疑に対して、道路災害復旧を行うためには、道路の管理地として池田町屋公民館の土地も寄附を願い、その後は市で管理することになる。市の所有になるよう、池田町屋公民館と協議を行う予定であるとの答弁がありました。 土砂撤去の平和霊園ののり面補修だが、のり面の状況は把握されているのかとの質疑に対して、雨が降った後には必ず霊園内の見回りを行う。見回った後、崩れたところを発見したので、すぐにブルーシートで覆い、崩れてこないよう対応しているところである。毎回、そのような対応をしているとの答弁がありました。 次に、議第70号 多治見市風致地区条例の一部を改正するについては、水防法の改正によって条ずれや改正をしなければならない部分は、この風致地区条例しかなかったのかとの質疑に対して、今回の法改正に伴うものでは、この風致地区条例が引用しているということで改正をするものであるとの答弁がありました。 次に、議第71号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについては、今まで無料で事業者のサービスとして行ってきたものを、受益者負担の公平性という観点から、平均 3,000円プラス消費税という形で提案されているが、無料であったものを有料化する、この点についてどのように考えているかとの質疑に対して、現在、再開閉栓は業者に委託している。この委託料については、今、水道を利用されている方々にそれぞれ負担をしてもらっているが、今回は受益者、要は実際閉栓したり再開栓したりする方に払ってもらう、新たに負担してもらおうと考えている。また、新たな財源確保という点もあるが、基本的には受益を受ける方に負担をしてもらおうという考え方であるとの答弁がありました。 他市でもこれは負担しているということだが、21市中14市で無料でそのまま継続している自治体もあるので、やはりこれは再考すべきと考えるが、いかがかとの質疑に対しては、水道の経営の健全性を考えると、新たな収入というものもこれから考えていかなければならない。少しでも新たに受益を受ける方には、きちんと負担してもらおうという考え方であるとの答弁がありました。 今回、開栓閉栓で 3,000円が手数料となり、来年の4月1日からということで、市民にその周知をどのように予定するかとの質疑があり、この周知については市の広報を使った周知を2度ほど予定している。11月と2月ごろに広報として出したいと思っており、ほかにホームページやFMピピ、または窓口にビラ等を設置して、周知していきたいと思っている。また、宅地建物取引業協会等にも行って、きちんと説明をしていきたいと思っているとの答弁がありました。 次に、議第72号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)について、道路橋りょう維持費の滝呂町9丁目照明灯の修繕工事費は 300万円ぐらいと相当高い、修繕の内容はとの質疑に対して、この団地内の道路照明灯というのは、水銀灯で三つまたに分かれた3つの照明灯がついている形で、今回は、そのカバーが老朽化し落下する特に危険な14カ所について、電球をLEDに変え、3灯から1灯にする修繕を行うものであるとの答弁がありました。 次に、地域内交通運行支援事業のあいのりタクシー参入について、14団体が検討しているということだが、現在どのような状況かとの質疑に対して、3つの地区ではアンケート調査が既に実施され、かなり進むような形である。また、10月以降、導入されるような地区もある。一方、今の段階で制度の内容を調査研究中という地区は、来年度以降に導入されることもある。地区によっては多少の違いはあるが、今、必要と感じている地区については順次進めているという状況であるという答弁がございました。 次に、議第73号 平成29年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、下水道対策事業費の音羽緑地の雨水貯留槽は、補助金の対象にならないので減額をされた。音羽緑地の雨水貯留槽は浸水対策の計画の1つであるから、多治見市としてはどこかで工事を行わなければいけないのではとの質疑に対して、この貯留槽については補助金がつかないということで、効果と費用等を考え、付近の排水路の整備とか、代替になるものを今検討をしているとの答弁がありました。 次に、議第78号 権利の放棄について、今後、長期にわたる問題が起きないよう対策を考えたのかとの質疑に対して、現在の指定管理者を交えて対策を検討して、放置自動車の対応マニュアルを作成している。それに基づいて、今後、対応していくとの答弁がありました。 次に、議第79号 指定管理者の指定について、この施設の管理・運営についてという点で、配点が35点、得点が32点というこの数字があるが、当該施設ならばもう少し利用人数が出せると思うがとの質疑に対して、各講座等の参加者などが新たなサークル等をつくり、自主活動がふえてきたという状況もあり、利用者の伸びになったと思う。今後もそういった活動を継続することによって、利用者の増加が見込まれると考えているとの答弁がありました。 次に、議第80号 指定管理者の指定について、中心市街地活性化や街のにぎわいづくりに資する事業提案がなされているかの評価に、配点40点に対して7割ぐらいの29点である。どのような事業が提案されたのかとの質疑に対して、事業提案の内容は、例えば周辺のグルメ情報の提供、川沿いウオーキングの促進、あるいは花火大会、多治見まつり、陶器まつりなどの事業に対する協力体制などが提案されたとの答弁がありました。 次に、請第1号 森の家存続に関する請願について、議長に対して閉会中の継続審査の申し出を行うことに至った経緯を報告させていただきます。 3時間に及ぶ審査の後、議員間討議が行われました。 議員間討議の主な意見として、今後も多治見市として市費を投入しない前提であれば、みずからの努力による新たな提案があった場合には、施設の存続について検討したいという結論が出ている。あらゆる方向で、どういったバックアップができるのかということも多治見市には考えていただきたいと思うとの意見。 行政が市費を一切投入しないということが前提で存続という形の方向に行くのであれば、双方の歩み寄りということが必要になってくる。ここの議論が、今後、必要と考えるとの意見。 この施設は、非常に自由度の高い、使いやすい施設だと思う。やはりみずからがいろいろな方策を練りながら検討して、市有施設としてではなく、存続をすることの方策を練っていくことが大事だと思うとの意見。 人口が急激に減っているこの多治見市の町が再生するためには、その一番最先端を行っているのがこけいざん森の家だと思う。こけいざん森の家の活動を、冷静に時間をかけて評価できればと思うとの意見がありました。 議員間討議終結後、さらに検討を重ね、慎重に審査する必要がある旨の動議が提出されました。 きょうの審議で十二分に審議は尽くされた、そういうふうに理解しているが、発議者はまだ審議が足らないという解釈をされたのかという質疑があり、もう一度、慎重に審議をして進めていきたいと思うとの意見がありました。 その後、起立表決で起立多数により、本請願については議長に対して閉会中の継続審査の申し出を行うことに決しました。 続いて、去る9月22日の本会議におきまして、本委員会に付託されました1議案を審査するために、本会議終了後に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、原案どおり可決すべきものと全員一致で決しました。 それでは、審査の過程において質疑のありました主な内容について、簡単に御報告いたします。 議第86号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分)について、東谷林道は、当初は当分の間復旧できないかもしれないと聞いていたが、変更が生じたのは何か新たなメニューができたためかとの質疑があり、崩れた範囲が非常に大きく、山の部分、林道ののり面の部分とかあった。どのような復旧をしたらより効率的かを、岐阜県といろいろと協議をした。結果、林道のみ災害復旧を受けるということが決定したため、災害復旧の査定を受け、早急に復旧できる見込みとなったとの答弁がありました。 11款2項の公共土木施設災害復旧費、小泉町地内の道路路肩の崩落に係る災害復旧であるが、陥没した箇所は以前にコンクリートでふさいだが、そこも全部改修するのかとの質疑に対して、河川のブロックの積み直し、根固めブロック、その上のブロック積みまで復旧する予定であるとの答弁がありました。 以上が、質疑においての主な内容でした。 なお、自由討議はありませんでした。 以上で、経済建設常任委員会の全ての審査報告とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) 傍聴人に申し上げます。この議場内は携帯電話の持ち込みは禁止になっておりますので、その辺、御配慮のほうをよろしくお願いいたします。 ただいまの報告について、質疑はありませんか。1番 吉田企貴君。 ◆1番(吉田企貴君) 請願の審議の過程について御質問いたします。 議論が尽くされていない、もしくはより慎重な審議が必要であるという考えのもと、経済建設常任委員会のほうでは継続審査の申し出に至ったというふうに今説明があったと思いますが、私は傍聴しておりましたが、傍聴の方では活発な議論がなされていたとは思います。 しかしながら、活発に発言する委員がいる中で、特段質問をしていないような議員も見受けられたように思います。はたから見たときに、白熱していなかったわけじゃないと思いますが、もう十分に議論が尽くされていなかったようにはお見受けしかねたところもあったかと思いますが、それでもなお十分な審議が尽くされていないと、まだ慎重な審議が要るというふうな結論に至った理由が、なお一層の説明があればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) 審議がしっかりなされていないのではないかというような質問だったと思いますが、実際、1点目といたしまして、多治見市宛ての請願の回答が8月4日付で出されています。その中で、平成30年3月31日の施設の閉鎖について、今後、利用者団体から施設の使用・運営について、平成30年度以降、市費を一切投入しないことを前提とした、みずからの努力による新たな提案があった場合には、施設の存続について検討いたしますとの回答はなされています。しかし、多治見市議会への請願の受理は7月31日であり、上記内容が反映をされていません。 また、2点目、現在、多治見市簡易裁判所宛てに、こけいざん森の家利用者代表 美和勇夫弁護士を申立人として、調停申立書の提出が考えられておられるようです。 3点目、また多治見市の請願回答を受け、自主運営を模索する動きがあるとも聞いております。 4点目、この短期間の間に、 100近い利用者団体に、市、市議会における報告、今後の運営のありようを周知徹底されるには、相当の時間を要するものと判断をしております。 また、5点目、議会内において、議会運営委員会におきまして、一部採択、趣旨採択等、請願の審査結果の拡大が協議されている最中であります。 それら5点を考慮しつつ、慎重にいま一度審議をする必要性を感じています。 御理解のほどよろしくお願いをいたします。 ○議長(加納洋一君) 1番 吉田企貴君。
    ◆1番(吉田企貴君) 今、るる御説明をいただきました。説明の一つ一つについて理解ができないわけではございませんが、確かに状況が提出時と変わらないし、ほかの動きがあるということも私も承知するところではあります。 しかしながら、議会の請願に対する役割というのは、あくまで請願に対して採択か不採択かの二択を決定するという点があると思います。その結果が採択であろうが不採択であろうが、それを踏まえてアドバイスなり助言なりをするということもまた議会の役割だろうと思います。 それをあえていたずらに結論を出さず遅延させるということは、果たしていかがなものかとの疑念は残るわけですが、そういった議論は延長に対しての申し出があったところで出なかったのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) ただいまの質問ですが、採択、不採択というところまでの結論に至っておらない状況での動議の提出で、継続審査ということになりましたので、そこの採択、不採択ということはないです。 ○議長(加納洋一君) 6番 森  厚君。 ◆6番(森厚君) 今の説明で、8月4日に市の回答が出ました。議会は8月31日から始まりました。その間に、請願者の方々がどのような動きをされたのかをお聞かせください。 それと、14日に経済建設常任委員会を開催されて、今まで期間がございましたが、この間、各団体の方にどのような働きかけをされたのかを把握してみえるか、教えてください。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) まず、1点目でございますが、8月4日の多治見市側の請願の回答が出て、その後、どのようなことが起きたかということでございますが、8月22日に一応調停申し立ての申請、訂正申立書が出ておりますが、その以前におきましては、請願の内容等に関して、いわゆる調停申立書の訂正申立書の文章、そしてこけいざん森の家代表者を選任した名簿等が事務局へ提出されたのみで、多治見市の請願の回答についての新たな請願内容は出ておりません。 また、あくまでも利用者団体、あるいは申請者、陳述人等の交渉は、紹介議員であります林 美行議員が担当といいますか、担っておりますので、経済建設常任委員会として、こけいざん森の家と接触したことはございませんし、どのような働きかけ等もございません。 ○議長(加納洋一君) 森議員に申し上げます。経済建設常任委員長報告に対する質疑ですので、今少しはみ出たかなと、こんな思いがしますので、その辺、御注意ください。6番 森  厚君。 ◆6番(森厚君) 少しはみ出たかもわかりませんが、あともう一つ、経済建設常任委員会が終わってから、ここまでに1週間、2週間ほどありましたが、経済建設常任委員会として何か動きをされたのかというのは大丈夫ですか。 それなら、最後、継続審査というのは、いつまでに結論を出すというふうに考えてみえるのか、教えてください。 ○議長(加納洋一君) 少しはみ出ておりますので、最初の質問は答える必要はありません。経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) 今後の流れについて質問かと思いますが、当委員会としては継続審査の申し出を議長に申し出を行ったという状況でございますので、その後の状況は議長並びに本会議並びに議会運営委員会の方々に委ねたという形だというふうに認識し、理解をしております。 ○議長(加納洋一君) 23番 嶋内九一君。 ◆23番(嶋内九一君) 経済建設常任委員長に対する質疑ということですが、この案件は大変な重要な案件です。なぜならば、請願を出されて、今までこういう形で恐らく議論したことは私は余り記憶がないわけですので、議長、取り計らいで、当日出席された議員の方にお聞きしたいんですが、それはどうですか。 ○議長(加納洋一君) 議員といいますと、経済建設常任委員ですか。原則、経済建設常任委員長が答えるんですが、経済建設常任委員長では答えられないということですね。 ◆23番(嶋内九一君) なぜならば、経済建設常任委員長に対して質疑することは、ある点、酷なところもあるんですよ。委員長は公正・中立で進めていかなきゃならない。そして、皆さんの意見を聞くということで、最終的な形を持っていくわけですので、その場のところに出ておった議員ならば、いかにかみ合っていなかったかということがわかるわけですので、その辺のことは余りにも委員長に聞くのは酷である。 ○議長(加納洋一君) 傍聴人に申し上げます。先ほど注意させていただきましたけど、守られないようですので、退場してください。こういう重要なときに水を差されるような行為が出ましたので、また初めからやり出さなくてはならないということですので、その辺、傍聴の方、しっかり心得てください。 23番 嶋内九一君、水を差して申しわけございませんが、もう一度、よろしくお願いいたします。 ◆23番(嶋内九一君) 先ほど申し上げましたように、これは大変なことです、重要なことですよ、議会にとって。我々が決めたことに対することの審議をされたということですが、実は私のうちにも投げ込みがありました。そして、電話もありました。来られました。その方々は、本当に素直な気持ち、森の家を存続したいからということで来られました。それはそれで大変よろしいかと思います。 逆の立場なら、私が署名してくれないかと言われれば、署名をすると思います。署名された方々には、何ら私は意見を言うつもりはありません。素直に存続したいから、何とかしてほしいから出すということですので、その方たちには何ら意見を言うつもりはありませんが、ただ、議会で議会人としてならば、条例を廃止したならば、その後の行動に対して議会としても責任を私は持たなきゃならないかと思っております。 投げ込みと来られた方の御意見というのは、大丈夫か、多治見市議会、しっかりしろよ、議員さん方よと、また決めたのに、決められない議会だと。衆議院の解散もあるみたいですので、一緒に解散してやったらどうかと、そんなことまで言われました。 そこの中には、やはり賛否両論の方がございまして、実は議会でこういうふうになりましたよと、だったらこういう形でされると、全く私はよろしいかと思いますがといって申し上げましたら、そうか、そういうことがあったのかと、そして納得をされて帰られたわけでございます。 なので、経済建設常任委員長に申し上げますが、これはさっき言ったように酷かもしれません。なぜ、松浦経済建設常任委員長が引き受けたのか。この案件というのは、条例であそこを廃止したから、その後の5年間は猶予を与えて、あとは考えてください、あとは協力しますと、こういうことでございました。それを議会の皆さんは 100%承知、なおかつ平成23年で当選された方、条例廃止のときには平成27年で当選された方は出ておられないから、わからないわけです。 しかし、このことは、会派があるなら、会派の方に聞けばよろしいわけです。なぜ、会派があるのか、その辺を議会の議員の資質を疑うものです。 委員長、大変に酷ですが、引き受けられた理由というのは。なぜかというと、議会運営委員会とか、こういう案件は特別委員会であっても私はしかるべきだと思うんですよ。その辺のことはどうですか。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) なぜ、経済建設常任委員会として引き受けたのかということは、議会運営委員会の決定に基づいて、経済建設常任委員会の付託という形になっておりますので、私の経済建設常任委員会が決めたわけではございませんので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(加納洋一君) 23番 嶋内九一君。 ◆23番(嶋内九一君) そういう形ならそれでよろしいわけです。 先ほど申し上げましたように、これは大事な案件ですね。くどいように申し上げますが、署名された方々に何ら意見を言うつもりはありません。素直に出された方、それは当然のことだと私は思います。ただ、存続したいから。ただ、議会として、その後、なぜアクションを起こさなかったのか、なぜされなかったのか、それが私は残念でならないと、こういうことでございます。 議論が不十分ということで動議を出されたわけですが、動議を出されたことで、先ほど少し答弁もありましたが、ならば発言もされなかった議員もおられた。それも少しは先ほど述べられました。一度紹介議員になって、紹介議員をおりられた。なおかつ、意見も言われなかった。その辺のことは、経済建設常任委員長としてどういうふうに思われますか。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) 個人の思いで心の中まではわかりませんが、発言もされなかったということに関しては、その当日、私自身も非常に懸念をいたしましたが、しかし言わないのも1つの抵抗手段ではないかというような解釈の仕方をすれば、無言の抵抗であったのかなというような気はいたします。 ただ、これはあくまでも私の感情的なものでありますので、本人に聞いていただかなければ真意はわかりません。ですから、私自身では答えられない部分は、経済建設常任委員の方でも結構ですので、御指名していただければ、経済建設常任委員が答えることは議場においても可能ですので、それは議長の許可を得てお認めをいただければよろしいかというふうに思います。 ○議長(加納洋一君) 23番 嶋内九一君。 ◆23番(嶋内九一君) 何遍もくどいように申し上げますが、やっぱり経済建設常任委員長に聞くのは酷ですよ。経済建設常任委員長は大変御苦労であったと、私は思うんですね。ですので、簡単にこうだと言ってくだされば、私は結構かと思いますので、条例で廃止されたということは先ほど申しました。議員の方なら知っておられる。 なおかつ、このことに対して、議会選出の監査委員がおられるわけですね。監査委員というのは、会計監査だけじゃない、業務監査もある。会計監査だけなら、プロ中のプロ、公認会計士とか、そういう方たちにやっていただければ結構です。 しかし、議会選出の監査委員というのは、業務監査もされるわけです。ことしの監査委員は石田議員、昨年は若尾敏之議員、そして安藤議員、議長、井上あけみ議員、当時の監査委員、監査でもこれを認められたと思うんです。それが議会選出の監査委員だからということですので、その辺のことも議会としては重みを持たなきゃ、くどいように申し上げます。署名された方に何ら意見を言うつもりはありません。素直に存続で出してくれと、そういうことで出されたわけですから、ただ今回の項目、私はこれはある意味陳情とか要望のような形で、近接の議員、そして利用されている議員の方々に対して、何とかならないかという相談も私はしかるべきであったかなと、私はそういうふうに思うわけでございます。 そこで、先ほど紹介議員が2人から1人に減ったと言われましたけれども、それまでは言いませんが、推して知るべしで知っていただきたいと思いますが、経済建設常任委員会として、経済建設常任委員長、これ大事なことですので、現地調査はされましたか、どうですか。 請願の審査の途中においては、現地調査ということも必要なんです。ただ、出されただけではいけないということもあるわけですよ。それだけ大事な案件ということです。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) お答えを申し上げます。 経済建設常任委員会として、現地調査は行っておりません。ただ、個人的に皆様方がこけいざん森の家を見学、あるいは御意見をお伺いをしに行っていることは承知をしております。 ○議長(加納洋一君) 23番 嶋内九一君。 ◆23番(嶋内九一君) 経済建設常任委員会を傍聴された方も恐らく感じられたと思うんですよね、なかなかかみ合わなかった。12時過ぎて休憩して、早く再開したと、そういう中で暫時休憩したならば、出席された委員の方々と何らかの継続とかどうするかという、そういうふうな協議とか話的なことも最終的にされましたか。なしで、動議発議をされて、そういう方向に持っていかれたのか、その辺のことをお話しください。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) 私自身は、動議を出された委員の方とお話をした上で、動議を提出してくださいということは一切行っておりませんので、本人の自主的な提案としての動議でございましたし、あとその間におきまして、経済建設常任委員会並びに個人として、休憩時間1時間の間で話し合いをした、あるいは皆さん、こけいざん森の家の方々と接触をして御意見を聞いたということはございません。 ○議長(加納洋一君) 24番 若尾靖男君。 ◆24番(若尾靖男君) 経済建設常任委員長に伺いますが、慎重審議をする必要がある、あの経済建設常任委員会の状況を判断して、経済建設常任委員長としてさらなる審議、議論が必要だと、そういうふうに判断をされておられますか、どうですか。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) 先ほど冒頭にも述べさせていただいたように、5点について、さらなる慎重審議が必要ではないか、それらを踏まえて、考慮した上での慎重審議が必要ではないかという判断のもとに、継続審査の申し出をさせていただいております。 ○議長(加納洋一君) 24番 若尾靖男君。 ◆24番(若尾靖男君) 5項目の中には、私が思うに、経済建設常任委員会で審査をする必要がないと思われる項目も入っております。その辺は、議会運営委員会なり何かでまた議論をしていただく必要があるかと思いますけども、ある委員が当日の経済建設常任委員会の半分近くの時間を使われた。 先ほど来、いろいろ意見が出ておりますけども、確かに個人の思いがあるから、発言を控える議員も当然おられます。しかし、全く発言をせずに、審議が足らんから継続審査にするべきと、そこで賛成をするというのはまさに議員としての本分を捨て去った行為だと、私は判断をしております。個人の判断ですから、それ以上は申しませんが、いずれにしてもさらなる審査が必要であるという必要性は、私は疑問に思っております。 それと、継続審査にされた手法でございます。通常、請願を審議する委員会は、審査が大体佳境に入った、そして結論を出す前には暫時休憩をとって、全委員が集まって取り扱いの相談をしたという、多治見市議会の伝統がございました。それが市民の皆さんの不信を買うという理由で、今回はどうしようという話もありましたけども、不信を買う、それは議会が自信を持っていないということです。 別に、議会がインチキをやっているわけではございません。それを動議でもって継続審査に持ち込まれたその手法、何となく恣意的な動きを感じざるを得ない。その辺について、いま一度、経済建設常任委員長の所見をお伺いします。 ○議長(加納洋一君) 経済建設常任委員長 松浦利実君。   〔経済建設常任委員長 松浦利実君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(松浦利実君) お答えさせていただきます。 ただいま恣意的なというような御発言でございましたけれども、まず最初に、9月12日の経済建設常任委員会終了後に、皆様に勉強会と称して、請願のあり方等々について議論をしていただきました。 その中におきまして、先ほども御指摘がありました、いわゆる暫時休憩という名の秘密会等々は、会議規則等々いろいろなもので認められてはおりますが、先ほども御指摘のあったように、市民の皆様が不信感を抱く、今までの請願の中においても多々あったということを踏まえ、暫時休憩はしないということを皆さんに確認したつもりでございます。それが徹底されていなかったという点もあろうかと思いますが、私自身としては秘密会をしないということを委員の皆様に明言したつもりであります。 次に、動議が作為的、あるいは恣意的に行われたのではないかというような御指摘でございましたけれども、私自身の委員長としての立場、そして動議を出された人とは、動議に関して、あなた出してくださいよということは一切しておりません。あくまでも議員本人の自発的な思い、あるいはこけいざん森の家存続、あるいはこけいざん森の家の方々に対する市民の思いを伝えたいという思いでやられた行為でありまして、私からの指示は一切ございません。 ○議長(加納洋一君) 24番 若尾靖男君。 ◆24番(若尾靖男君) 余談でございますけども、私の女房も署名活動に協力をさせていただいております。別に、私は、こけいざん森の家の皆様方の行動に反対を、異を唱えるものではございません。ただ、条例廃止をして、ああいう方法をとってきた、それに携わった議会の一員として、その件に関しては議会人としての信念を通していく、それだけでございます。 ほかの方法は、行政側も提示をされておるやに聞いております。別に、けんか腰でやる問題ではございません。私はそう思っております。ですから、経済建設常任委員長が事前に関係者とお会いになったか、話を一方的に聞くだけであったということでございますけども、それもよいでしょう。 しかし、私も多治見市議会議員の一員でございますから、信念は通させていただきました。 以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加納洋一君) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、厚生環境教育常任委員長 山口真由美君。   〔厚生環境教育常任委員長 山口真由美君登壇〕(拍手) ◆厚生環境教育常任委員長(山口真由美君) それでは、厚生環境教育常任委員会の審査報告をいたします。 去る8月31日の本会議におきまして、本委員会に付託されました5議案を審査するため、9月13日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、全員一致で原案どおり可決するものと決しました。 主な質疑について、要点をまとめて報告いたします。 議第72号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)について、さまざまな質疑がありました。 その内容は、寄附金の使われ方、バロー文化ホールの空調機器整備の内容と今後の全体の修繕予定、TYK総合体育館に駐車場を新たにつくることの経緯、マイナンバーに旧姓をつけることに関しての理由とシステム変更について、焼却施設のコークス燃料の金額上昇について、さわらび学級のグラウンドに砕石を入れる理由と使われ方、小中学校の耐震補強工事の内容、学校給食運営委員会の追加開催、障害者自立支援還付金についての質疑がございました。 それでは、質疑が集中した内容を報告いたします。 バロー文化ホールの空調機器整備の内容と今後の予定はとの質疑に対し、バロー文化ホールの空調機は全部で10台あり、現在1台を工事中である。今回の補正予算は5台を修繕するものである。今後のバロー文化ホール全体の修繕予定は、まだ残る空調機で約3億円、電気設備の修繕で約1億 6,000万円、排水関係で約 1,000万円、防災関係で約 1,400万円、昇降機、エレベーター制御盤などで約1億 5,000万円を予定しているとの答弁がありました。 コークスの価格上昇理由についてと当初予算、見込みは甘くなかったかとの質疑に対して、オーストラリアの炭鉱の事故、自然災害、中国の鉄鋼に関する施策の変更等があり、調達できないという状況が続いている。当初予算は1億 5,900万円程度であり、今回の追加は 1,600万円である。コークスの補正は、近年ではなかった。今回は、昨年来、コークスの原料となる石炭が急騰しているというような影響があって、本年の当初予算編成においてもそれを見込んで計上したが、その見込みを上回ってしまったとの答弁がありました。 議第74号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について。療養給付費国庫負担金還付金の前年度比較についての質疑があり、平成28年度の決算の段階では 2,300万円ほどであり、療養給付費の申請は、前年度の途中で申請をする必要がある。12月までの療養給付費で申請をするが、実際の執行額は年度末に確定する。それによって返還したり、追加されたりすることになる。平成28年度の場合は多くもらい過ぎていたため、それをお返しするということになる、との答弁がありました。 保険料と県への運営移管についての質疑があり、来年の保険料がどうなるのかについては、これまで3回ほど国が試算している。第3回目の試算が8月末に報告された。いろいろなパターンを想定し、16パターンほどで試算をしている。その結果、納付金がどうなるかということであるが、岐阜県が医療費の伸びをどう見るのかとか、急激に保険料が上がる自治体についてどういう措置をするのかというのを、その結果を見て検討することとなっている。その岐阜県の結果を見てから多治見市としての考え方を検討しなければならないと考えている、との答弁がありました。 議第75号 平成29年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について。補正後の準備基金積立金の額と、これから第7期の保険料の予測は、との質疑に対し、平成28年度の精算前で2億 4,626万 7,639円。今回、平成28年度決算後になると2億 2,986万 3,000円になる。国の保険料の試算のシステムがまた変わって、まだ全容がわからないような状況で、試算をしているところである、との答弁がありました。 議第76号 平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についての質疑はありませんでした。 議第77号 工事請負契約の締結について。当初金額よりも安くなった理由についての質疑があり、溶融炉設備のシール弁更新を部分補修に変更して 5,000万円程度。当初4年だった期間を3年に変更したことにより、監督員、ハウスなど、現場の事務所、そういった建設費の削減、その中には値引きなどが含まれていて 4,000万円程度。あと、電気機器も交渉を重ね 1,300万円程度の減額ができたところである、との答弁がありました。 長寿命化の計画は今後どうなっていくのか、との質疑に対し、今回、平成29年、平成30年、平成31年と第2期の基幹改良工事の前期部分が終了する。あと、平成32年度にもう一度設備等を点検する年と決めている。その時点で後期4年間を、どこをどう直して、どこを更新していくのかというようなところを委託会社と協議を重ねていくところである。この第2期基幹改良工事が終われば、あと平成44年までは、このような大規模な工事等については予定していない、との答弁がありました。 以上が、主な内容でした。 なお、自由討議、討論はありませんでした。 以上で、厚生環境教育常任委員会の審査報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) これより討論を行います。討論の通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、1番 吉田企貴君。   〔1番 吉田企貴君登壇〕 ◆1番(吉田企貴君) 1番議員、自民クラブの吉田でございます。通告に従いまして、認第1号 平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場にて討論させていただきます。 平成28年度決算は、歳入歳出ともに 378億 5,472万 6,089円となり、当初予算に比するところ16億 9,609万 7,000円余りの増加となります。実質収支は24億 4,121万 4,723円となり、その半数は将来に向けた基金への繰り入れに回すことができました。 目を歳入に転ずれば、市債発行額の大幅な減少を高く評価しなければなりません。当初予算において歳入における市債、借金の割合は約 4.6%でありました。この数字は、新市建設計画終了の翌年ということもあり、もとより十分に抑制のきいた予算組であったものと承知しております。 ところが、本決算を審査するに当たり市債の割合は 3.9%に低下し、これによって歳入の自主財源比率は 58.87%、6.90%の向上を見ました。この成果は主に市税収入の増加によるところが大きいものと承知しております。なかんずく経済部を中心に鋭意努力を重ねて来られた企業誘致が、徐々にではありますが、しかし確実に、その成果を発揮しつつあることは疑いようのない事実だろうと思います。 また、市税増収分を天祐と捉え、いたずらに浪費することは戒め、歳出抑制に努めたことも市債割合の増長を防ぐことに大いに寄与したものと考えます。これもひとえに財政当局の努力のたまものであり、高く評価したいと思います。 歳出におきましては、適宜適正に執行されたことが委員会における質疑にて明らかになりました。また、災害等不測の事態におけるやむを得ない支出に際しましては、迅速果断なる処置が見られたほか、その財源についても交付措置の見込める事業債を充当するなど、財政負担の軽減に精一杯努められたことが大いに理解できるものでした。 以上のように、合併特例債という極めて有利かつ特殊な財源が見込めなくなり、財政運営が一層厳しくなっていく中で、倹約に努めながらも必要な投資については十分に配慮された決算であったものと考えます。 これらを踏まえまして、2点、申し上げておきたいことがございます。 1点目に、今回の決算に関しましては、大変すばらしいものがあったと思います。実質収支の数字も悪くない。しかしながら、既に言われておりますように、将来的に多治見市の財政の推計は必ずしも明るいものではございません。今がいいからと言って、それに甘んじて浪費をするのではなく、今、状況がいいときだからこそ、将来に向けた歳出抑制と基金の積み増しを十分に配慮しなければならないのではないだろうかということ。 もう1点、多治見市は財政の負担を減らすために、交付税措置のある起債を充当すると配慮を重ねていらっしゃるとは思います。しかしながら、国がいずれにしては返してくれるという約束があるとはいえど、借金は借金でございます。国のことをいたずらに疑う必要はございませんが、必ずしも今のこの交付税措置が継続されるとは信用し切れない部分もございますので、できるだけ自主財源、また現金の勘定の中で財政の組み立てをしていただけることを大いに期待したいと思います。 いずれにしても、再編に配慮なされました決算並びにその執行だったと思いますので、大いに高く評価いたしまして、賛成の討論とさせていただきたいと思います。(拍手) ○議長(加納洋一君) 次に、13番 三輪寿子君。   〔13番 三輪寿子君登壇〕(拍手) ◆13番(三輪寿子君) 認第1号、認第7号、議第71号、議第72号、以上4議案について、日本共産党を代表して反対討論を行います。 認第1号 平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定については、健全財政に努力されていることについては評価をするものですが、指標至上主義にならないようにすることが必要ではないか。財政向上目標に使用料・手数料の見直しによる受益者負担増、収納率向上のための厳しい差し押さえ措置、行革による定員適正化計画による職員の削減などを行われ、本来の住民福祉サービスへの抑制が懸念されます。基金現在高 207億円は、地方交付税 228億円近くまで増加をしている。総務省の言う地方の基金残高がふえていることが、地方財政に余裕があるから効率運用をという地方交付税削減の動きについては、当然、反対であります。 しかし、自治体の仕事は住民福祉の増進である。住民の切実な要求が後回しにならないよう、基金の活用、一般財源の教育・福祉予算のあり方について、優先的に取り組む事業、これを見直していただきたい。 子どもの貧困問題への施策の具体化、多治見市でも地域ボランティアによる学習支援や子ども食堂への財政支援、準要保護就学援助費の入学前準備金支給の早期実施、教育環境整備、特に小中学校へのエアコン設置については、新聞報道にもあったが、授業時間確保のため夏休みを短縮する傾向の中、冷房の必要性は高く、自治体は児童生徒や教員に対する安全保護義務がある。冷房の優先度は高くあるべきと指摘をされている。早期に着手をしていただきたい。子どものいじめ・不登校問題解決のため、家庭と学校をつなぐスクールソーシャルワーカーの増員の早期実施、子どもの教育への投資は多治見のまちづくり、未来への投資である。 また、国費とはいえ、マイナンバーシステム改修費の増額、改修のたびに費用がかさむ、カード普及も全体の1割で必要性を感じている市民も少ない。民間事業者へ手間暇をかけて、情報漏れの危険性が広がるのではないかと懸念をされる。これから進められる駅南再開発事業については、推進計画変更で、総事業費18億円削減で 210億円、市の独自予算は 4,000万円削減とのことだが、特定業務代行者を決めないと保留床も埋まらない。想定した費用が膨らまないよう、際限のない市の負担にならないようにしていただきたい。 以上、提案し、反対といたします。 次に、議第7号 平成28年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、調定額が当初、見積もり予算より1億 8,400万円多く賦課されて30億 1,873万円高すぎる保険料となり、未済額が2億 7,000万円にもなっている。結果、賦課金の1億 8,400万円も徴収できていない。歳出合計は 130億 9,200万円で、残高が4億 3,752万円という黒字決算になっている。 一方で、滞納繰り越しは増加傾向である。保険者にとって安定的な予算運営だが、被保険者にとっては高すぎる保険料により、払い切れなくなっている。加入者の平均所得は全国平均2015年 140万円、所得に占める保険料負担率は1割と、暮らしへの負担が大変深刻である。全国の事例では、制裁措置の資格証・短期証発行のために重篤化や死亡するケースが出ております。 監査委員の指摘に来年度から運営主体が都道府県に移行することで、保険料がいきなり高くならないよう、保険料について慎重にされたいとあるが、厚生労働省は第3回試算について、平成30年度の公費拡充分 1,700億円のうち 1,200億円や法定外繰り入れを含めるなど、激変緩和も行われると聞いている。納付金・保険料率が決まっていないが、早急に実際の1人当たり・世帯当たりの保険料の比較を公表していただきたい。現在の高すぎる保険料の引き下げのために、法定外繰り入れ基金活用について見直すと同時に、また、制度移行時値上げにならないよう、安心して医療にかかれるように支払い能力に見合った保険料にするため、応能・応益負担割合、これを減らすなど提案し、反対といたします。 次に、議第71号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについては、本来、事業主サービスの一環として当然やるべきこととして、利用者に無料にして来たのに、使う側に給水装置の開け閉め手数料を課すのは 180度の転換であり、受益者負担増です。県内でも無料で計測しているところもある。ライフラインの確保と新たな財源の確保のために、行革目標で市民サービスを抑制することには反対である。 最後、議第72号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)については、地域公共交通対策やあいのりタクシーで交通の利便性・移動の確保や浸水対策などは、住民の命と財産を守るための必要な補正であるが、総務費のマイナンバーシステム改修費は国費といえどもかさむ。事務量がふえ、国は市町村の事務の効率化と言うが、情報が共有化されることでリスクは高まる。以上の理由から、反対といたします。 以上、御賛同をどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(加納洋一君) 次に、21番 井上あけみ君。   〔21番 井上あけみ君登壇〕(拍手) ◆21番(井上あけみ君) 市民ネットワークとしまして、認第1号 平成28年度多治見市一般会計予算の認定について、賛成の討論をさせていただきます。 今回の決算審査は、事前に第7次総合計画の進捗状況の検証が各担当常任委員会で行われ、一部を除き大方計画どおりという評価がございました。この点については、次年度に給食調理場の整備計画が突然変更されるなど、問題点はあるものの、平成28年度に限ってはその努力を評価すべきものと感じているところでございます。 また、同年、地元の熱意と工夫でさまざまな試練を超えてオープンしたモザイクタイルミュージアムについては、多くの来場者を得、お金の稼げる施設の可能性を示していただいたことは、関係者の努力に敬意を表するものでございます。 また、福祉基金の活用の開始や、災害浸水対策として土岐川右岸・左岸のポンプ場の建設工事、あるいは脇之島の改修工事の進展など、評価をいたします。 一方、多治見市はいわゆる財政健全化条例のもとに、企業誘致など歳入増の努力は無論、歳出と公債費の増については強力な抑制を行ってきました。国民健康保険事業特別会計、一般会計ではありませんけども、他の多数の自治体が想定外の繰出金を投入、国民健康保険料の高騰を抑え込んでいるのに対し、多治見市は全く行ってきませんでした。 また、昨年も大きな議論になったごみ袋代については、ごみ処理費に係る全ての経費の3分の1を徴収するとして、当時としては断トツ高いごみ袋代を徴収してきたのです。追加を申し上げれば、私は現在のごみ袋の算定式にごみ処理費以外も含まれていると考えておりますが、また、いずれにしても合併特例債の償還金の積み立てなど、公債費や多数退職者に備えて退職基金もしっかり積み立てを行い、健全な財政運営に努力されてきたということでございます。 ただ、財政健全化については誰も否定することではなく、一定の評価をするものですが、実質公債費比率が県下で唯一マイナスで、基金をため込み過ぎて、市民サービスがおろそかになっているのではないかという疑問な点も多々あります。ここに来て、市民の間に閉塞感が漂ってきているのを感じるのは私だけでしょうか。次年度の予算編成については、市民の幸せ感の向上のために、しっかりと考慮をしていただきたいと存じます。 また、転入者に比べ転出者が多いこと、とりわけ一昨年の第7次総合計画を策定する際に、20代から30代の若者の転出が異常に多いということがわかったのは衝撃的でございました。移住定住政策については知恵と工夫をしっかりとしていただきたいと望んでおります。 そして、企画・福祉から経済・建設・都市計画・教育まで、さまざまな部・課がある中で、これらの仕事に従事している職員のモチベーションについてはかなり回復してきたものの、中堅職員のモチベーションについて依然低い状況との報告もありました。なぜなのか。私は各部における、部下における政策担当がないことに起因しているのではないかという思いもあります。市長は、頭は要らない、担当課のみんなで考えればいいこと、というような発言がありましたが、結果、頭がいないことによる情報収集の不足、国の動きや他市の動きを見る、政策研究等の遅れ等があると感じております。指令するだけの頭ではもちろんいけませんが、そのようにしない仕組みをつくればよいと考えます。 また、新しいことをして批判されるよりも、従前の仕事をこなして過ごせればいいという消極姿勢が目立つようにも感じております。全てではありませんが、これは職員削減のマイナス効果というものでしょうか。残業の時間も多く、改善が必要と考えます。 さらに、指定管理や業務委託によって、さまざまな施設や事業を民間に委託するようになり、そのこと自体はプラスの面が多々あることは承知をしておりますが、現場から離れる、市民から離れることによる現場への無理解などが生じております。これらの改善策が必要であること、そして効率的公共施設管理、いわゆるファシリティ・マネジメントなどにより、市民の目線ではなく、行政にとっての都合のよい目線で、子どもたちや市民を犠牲にすることのないよう強く求めた上で、賛成の討論といたします。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) 次に、18番 安藤英利君。   〔18番 安藤英利君登壇〕(拍手) ◆18番(安藤英利君) 私は、18番議員の安藤英利でございます。請願審査についての反対討論をさせていただきます。 経済建設常任委員会の請願の審査を傍聴させていただきました。委員の皆さんが継続審査について誤解をされているような気がしたもんですから、この討論の場をお借りしまして、ひな壇の最上段に座らせていただいている者として、老婆心ながら私の考えを述べさせていただきます。 今回の請願の内容は、旧青少年ホームの存続、そして行政目的が終了した施設を市費で耐震工事をすること。こけいざん森の家の活動補助金として、今までどおり 200万円を相続させていただきたい。この3つだと思います。 熱心な議論の中で、同様の請願が7月11日に執行部にも出されていて、さらには8月4日に執行部から回答が出てることがわかりました。回答の内容は、みずからの努力による新たな提案があった場合は、解体ではなくて、施設の存続について検討する旨の回答です。そして、時間切れでもなく、課題が残ったわけでもなく、質疑が終結しました。そして、自由討議に入りました。先ほどの委員長報告のとおり、多くの議員が施設の存続のために議論を重ねて、新しい方向性を模索すべきとの意見が多数を占めていました。しかし、結論は継続審査です。継続審査の申し出の動議を出された委員はその理由として、今後、こけいざん森の家と新しい請願書などをつくって、もう一度、慎重に審議を進めていきたいと思う、と述べています。継続審査にしたら、少なくとも12月議会終了までは新しい提案などを検討することはできません。つまり、新しい存続の提案は早くても平成30年度の予算、その中にはこけいざん森の家の解体費が予算計上される3月議会です。 市民の代表である議員として、この種の審査をできれば避けて通りたいという気持ちはわかります。くどいようですが、今回の請願は旧青少年ホームの今までどおり存続してほしい、そして行政目的が終了した施設に対して市費で耐震工事をしてほしい。そして今までどおり 200万円の市費を補助金として投入してほしいの3点です。この3点に対しての審査であって、こけいざん森の家の利用者やこけいざん森の家の活動に対してイエス・ノーを求めているわけではありません。 きのうかおとといに、請願人からお手紙をいただきました。その中にも 200万円の補助金について新たな財源を模索されていることが見て取れます。しかし、動議を出された委員のように、新しい請願書をつくるということは、継続審査中はできません。審査を継続することで、自由討議で多くの委員が述べられたような新しい提案を模索することは不可能になってしまいます。この請願の3点を不採用にしないと、新しい道は開けません。この審査をむやみに継続することによって、かえってこけいざん森の家の存続にとっては不利になってしまいます。真にこけいざん森の家のことを思ったら、継続審査はすべきではありません。 なお、紹介議員と紹介議員になり損ねた委員は、請願が採択されることを求めるべきであり、請願継続審査に賛成することは請願人に背を向ける行為だと言わざるを得ません。(「そうだ」と呼ぶ者あり) 以上で、閉会中の継続審査に対する反対討論といたします。御賛同のほどよろしくお願いします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ほかに討論はありませんか。7番 寺島芳枝君。   〔7番 寺島芳枝君登壇〕 ◆7番(寺島芳枝君) 請第1号 森の家存続に関する請願継続審査に賛成の立場から公明党代表して討論をいたします。 こけいざん森の家は勤労青少年ホームとして昭和43年に開館をし、多くの若者の憩いの場となり、多治見市の活力の一端を担う青年の育成に重要な役割を果たしてまいりましたが、その役割を終えたとして、平成24年12月議会において全会一致で条例廃止を可決をいたしました。 その間、平成16年第5次行政改革にて平成18年度以後の機能廃止を予定するも、利用者団体との意見交換・説明会を受け、施設の管理方針に行政改革の視点、合理的な管理と機能の見直しに、新たに市民との協働が加えられ、当分の間施設運営を継続することを決定をし、平成20年度よりNPO精華コミュニティーへの業務委託による運営が開始をされました。 その後、平成23年3月に平成25年3月末日で施設を廃止することを政策会議で決定をし、利用者説明会を開催。施設の老朽化及び耐震性の問題及び施設の役割の終焉を理由に、平成25年3月末日をもって廃止をし、建物の取り壊しを説明するも、理解が得られず、説明会での意見を受けて貸与の方向で施設利用を検討することとし、精華コミュニティーと自主運営について協議を開始、年が明け平成24年、今回の請願者である美和利用者団体代表により嘆願書が提出をされました。 市長からは、従来どおりの運営は困難であり、利用者にも相応の努力をとの回答。しかしながら、精華コミュニティーと協議の結果、自主運営を断念との回答が寄せられたため、利用者団体に自主運営の可能性を探るためにアンケートを実施、結果として、1つ、施設運営の協力は難しいが、清掃・管理は協力できる旨の回答が多くありました。2つ、施設使用料の値上げには応じる旨の回答が大半を受け、代表者に取りまとめの依頼をするが困難との回答があったとし、利用者25人参加の運営に関する打ち合わせを開催をし、利用者団体による運営モデル事業として運営を市側が提案をし、その後の運営に関する打ち合わせを何度か開催、名称をこけいざん森の家として精華コミュニティーほか代表利用者8団体が運営委員会となり、施設使用貸借契約書を締結をし、市は年間 200万円の施設運営事業費を支出をし、使用期間を平成30年3月31日までとするとして、利用者団体の自主運営となり、現在に至っていると理解をしております。 平成24年当初、自主運営を断念するとの精華コミュニティーの回答があったにもかかわらず、担当課は、利用者団体の存続を望む声や嘆願書の意を汲み、存続する仕組みを掲示をし、契約にまで至ったものであり、今回の請願者の期限をほとんどの利用者が知らなかったとする主張は、精華コミュニティーを中心とする内部の事情であり、それぞれが契約書を保有している以上、請願書の請願理由6にある、契約書は無効であるとの主張は、理解しがたいものであります。 また、担当課が作成をし提出をさせた、やらせの文書であるとの主張も、数度にわたる運営に関する打ち合わせにおいて、前年度決算をもとにお金の出入りを解説をし、自主運営の方向にと努力をし、取り組んできたものと評価をするものです。 当初は、自主運営を断念をしていた精華コミュニティーも、利用者の皆さんの期待に応えるために、もう一度との決断をしてくださったと感謝するものでございます。 しかし、代表者であった請願書が契約書について知らなかったとする旨は、とても理解がしがたく、双方の最大の落ち度ではなかったでしょうか。 この請願を審議するに当たり、大変に悩んだものが、高度経済成長期やバブル期に整備をされた公共施設は今後、一挙に老朽化をし、建てかえなどの更新時期が迫ってきます。地震等の自然災害も避けては通れません。公共施設で市民を犠牲にするわけにはいきません。総務省が全国自治体に対して策定を要請している公共施設等総合管理計画を、多治見市も平成27年度に策定をし、全ての公共施設の現状把握をする多治見市施設白書も昨年12月に完成、白書で明らかになった現状や他市の事例を参考に、公共施設適正配置基本方針案が本年7月に示されたところであり、本市の公共施設の保有状況は全国平均よりも2割多く、約半分の施設が築30年以上、40年以上経過しているものが全体の20%以上あることがわかり、今後、全ての公共施設の維持更新することが不可能な現実が示されました。 今、ある公共施設を維持更新しようとすると、1年当たり約44億円が必要となることがわかってきました。もちろん、生活の基盤であるインフラを優先的に維持管理・更新していかなければなりません。平成32年までに個別施設計画を策定することが国からも求められています。複合化・集約化や転用などは避けては通れない現実があります。苦しい、厳しい選択を市民の皆さんとともに今後、していかなければなりません。私たち議員も次期改選により定数削減を決めたところであります。 しかしながら、こけいざん森の家事務員の方は請願者の言われるとおり、決して高いとは言えない人件費で、利用される子どもや若者たちへの目配りも献身的にされ、利用者の皆さんは施設の床等一部改修費用を出し合い、大切に使われている様子や、若者同士の出会いの場となり、異年齢の交流も盛んに行われ、自然に抱かれたすばらしい施設との思いも強くしました。 さきの経済建設常任委員会の審議でも、質疑がありました。当然ながら、請願提出後、8月4日に市より出された回答による提案に検討の余地があるとの請願者の発言や、その後、送付をいただいた各種補助金等を活用する資料等を鑑みますと、継続審査とし、2万人近い利用者の方々の健康維持と利用者のコミュニティーの場として、代表者を中心に平成24年の二の舞にならぬよう、再検討されることを強く望んで、賛成討論とさせていただきます。 終わりに、紹介議員に一言申し上げます。請願者が思いの強さのゆえ、または職業柄かもしれませんが、請願書並びにその他の書類、ファクス等において、議員に対して行き過ぎた文言が見受けられるものに対し、紹介議員としてこの請願を理解し、協力を促す姿勢がなかったことを非常に残念に思うことを申し添えて、終わらせていただきます。御賛同のほどよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ほかに討論はありませんか。 15番 林 美行君。   〔15番 林 美行君登壇〕 ◆15番(林美行君) 議長の許可をいただきましたので、請第1号に対する賛成討論をさせていただきます。 こけいざん森の家に対する多治見市の事業の進め方については、そもそも本来、耐震強度がなく、老朽化したので取り壊すという話を進める場合の基本であるべき耐震調査について、ようやくことし行われました。耐震調査の結果は、耐震補強工事に係る工事費において 300万円程度と推計されております。 このように、建物の寿命という点では、取り壊しの方針が揺らぐものと考えます。国の補助事業である60年という数値から見れば今後10年、コンクリートの性質を考えると30年程度活用できるという見通しもあります。また、市民団体の自主運営による公共施設の運営の可能性を検証するため、廃止される多治見市勤労青少年ホームの施設の残存耐用年数を活用し、施設の自主運営を行うものに対して行う補助金の交付という、とても先進的な補助制度である多治見市市民活力創出モデル施設運営事業補助金交付要綱に対しても、十分な検証がなされていないのではないかと考えられます。使われない施設ならともかく、現実には当時の3倍を超える利用者というように、利用者は増加しているのです。しかも、こけいざん森の家関係者の血のにじむような努力により、利用者1人当たりの市が負担する金額は 100円と、勤労者センターの 400円と比較してもはるかに低額でございます。 このように、こけいざん森の家に対する多治見市の事業の進め方を支える視点、1つは利用がなく役割を終えた。2つは耐震が不足し、老朽化して危険なので取り壊すという2点について、しっかりと見直す必要が生じていると考えます。 そもそもこけいざん森の家の現在は、年間2万名を超える利用者の協力により、独自の廃品回収や自主的な施設管理を行う等、コスト削減を行いながらサービスの低下を抑え、さらに、従来の形での市民利用に加え、市と市民が協働するソーシャルサポートセンターとしての機能まで生み出そうとしています。 多治見市のこれからを考えると、市民に御協力をいただくことで、行政の守備範囲を上手に縮減できるという大切な視点を、その先駆けとして実現し始めていると考えるべきだと思います。 また、こけいざん森の家に集う人たちの力により、こけいざん森の家の個性、持っている財産が改めて明らかにされ始めました。それは、多治見の歴史や文化とのつながり、貴重な自然と隣接、公園にあり、まさに観光拠点である等の立地のよさ、多治見市に2カ所しかない防音室ということを含めて、音に関する聖地ということ。精華コミュニティーを含め、こけいざん森の家にかかわる皆さんの努力・企画により、町全体を支える人材のネットワークが現に拡大を続けています、ということでございます。 多治見市は当初、目標としたように、市民団体の自主運営による公共施設の運営の可能性が証明されたと考えるべきではないでしょうか。そして、今、新しいレベルの挑戦が始まっていると考えるべきではないでしょうか。それは、こけいざん森の家は、市民と行政が協力することで公共施設の新しい運営を行い、充実した多治見らしさをつくり出していく、そのような活動を行う市民のコミュニティーの維持に貢献できる。そのことにより、多治見市の可能性を最大にできる。まさに市民の皆様の力で、これからの時代の新しい行政の行革の1丁目1番地を率先する、そのような可能性を見せ始めていると考えます。 それゆえ、今回の請願については、施設が壊さなければならないものかどうか。また、行政財産から一般財産に移った施設を利用する者への補助金に対する考え方。施設の利用の実情についてなど、十分な調査が必要であると考えますので、継続審査を行うことが必要であると考えます。 現実の上に立つ政治、市民の皆様にできる限り寄り添える議会を実現するためにも、皆様方の賛同をお願いするものであります。 また、先ほど寺島議員のほうから申されたように、紹介議員として少し申しわけがないことをしたということは反省をしておりまして、今後、皆様とともに新しい道をつくり上げていきたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(加納洋一君) ほかに討論はありませんか。 12番 若尾敏之君。   〔12番 若尾敏之君登壇〕 ◆12番(若尾敏之君) 12番、市井の会、若尾敏之でございます。請第1号について意見を述べさせていただきます。 重鎮の方のお言葉、ひな壇からのお言葉、十分に理解をさせていただいて、一段下におりますので、私なりに意見を述べさせていただきたいと思います。 私は、今回の請願につきまして、3つの大きな不備があるというふうに受けとめております。多分、お手元にはないと思いますので、少し紹介をしながら進めますが、7番目にあります項目で、多治見太鼓は多治見まつりを通じて多治見市とかかわりがあって、最後には多治見太鼓と多治見市は何らかのつながりがあるとしか考えられないという言葉が書いてございます。これが事実であるならば、多治見市にとっても大変ゆゆしき問題でありますし、これがもしも推測のレベルならば、こんなことを書いて署名をいただくとかっていうのは、決してあってはいけないことだと思います。この点がまず1点です。 そして、2点目、11番でありますけれども、こけいざん森の家を市内10番目の公民館として使ってほしいという要望が出ております。先ほどから出でおります3つの要望の中には、このことは出ておりません。不意に出てきております。これは、ある議員が質問しましたら、いや、我々は公民館としては望んでおりません。そんなふうになって指定管理者制度になったら困りますというような発言がございました。ということは、明らかにこれは本来、この請願の目的となっていないというふうに私は受け止めております。 そして、もう1つ、14番、今、寺島議員が言われましたように、ここの文言、皆さんも見られたと思いますけれども、今度は市民が選挙で、その市議会議員の考えに対し判断を下す。これは、確かに理論ではございます。ただ、これを口頭で述べたり、文書にするということは、明らかに脅しと取られてもやむを得ない部分がございます。 そういったところで、やはり我々はきちっとした請願をいただいて、それを真摯に審議するというのが本来の姿ではないかと思いますが、私自身、見ておりまして、これは本当に先ほど嶋内議員も言われましたけども、住民の皆さんの本当の意思でしょうかというところに、すごく疑問を感じております。 私としては、経済建設常任委員会で、そういったことについて聞いてほしかったんですが、7番の先ほどの多治見太鼓と多治見市のかかわりについては、紹介議員も説明もされませんでした。質問も一つも出ませんでした。最後の文言についても何も出ませんでした。 そういった意味では、私としては、この審議、今回、松浦委員長を初めとする経済建設常任委員会の皆さんが、この請願について審議するということで、まだまだ審議が足らない、私自身がそう思っておりますので、私としては賛成とさせていただいて、さらに慎重な審議をしていただくことを望んで、賛成討論とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(加納洋一君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) これをもって討論を終結いたします。 この際、暫時休憩をいたします。   午後0時22分休憩     -------------------------   午後1時15分再開 ○議長(加納洋一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 それでは、これより採決を行います。 最初に、承第3号 専決処分の承認を求めるについては、承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第1号 平成28年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定については、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第2号 平成28年度多治見市南姫財産区事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第3号 平成28年度多治見市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第4号 平成28年度多治見市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第5号 平成28年度多治見市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第6号 平成28年度多治見市営住宅資金等特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第7号 平成28年度多治見市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第8号 平成28年度多治見市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第9号 平成28年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第10号 平成28年度多治見市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第11号 平成28年度多治見市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第12号 平成28年度多治見市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第13号 平成28年度多治見市水道事業会計決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第64号 平成28年度多治見市水道事業会計利益の処分については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、認第14号 平成28年度多治見市病院事業会計決算の認定については、認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は認定することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第65号 多治見市監査委員条例等の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第66号 多治見市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第67号 多治見市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第68号 多治見市職員退職手当に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することにいたしました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第69号 多治見市地域振興基金条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第70号 多治見市風致地区条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第71号 多治見市水道事業給水条例の一部を改正するについては、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第72号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第3号)は、反対討論がありましたので、起立により採決を行います。本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第73号 平成29年度多治見市下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第74号 平成29年度多治見市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第75号 平成29年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第76号 平成29年度多治見市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第77号 工事請負契約の締結については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第78号 権利の放棄については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第79号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第80号 指定管理者の指定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、議第86号 平成29年度多治見市一般会計補正予算(第4号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することにいたしました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 次に、請第1号 森の家存続に関する請願については、閉会中の継続審査の申し出があり、これに対して反対討論がありましたので、起立により採決を行います。請第1号を委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(加納洋一君) 起立多数であります。よって、本案は継続審査に付することに決しました。     ------------------------- △第36 発議第6号 ○議長(加納洋一君) この際、日程第36、発議第6号を議題といたします。     -------------------------             〔議案掲載省略〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) 提出議案に対する発議議員の説明を求めます。 18番 安藤英利君。   〔18番 安藤英利君登壇〕 ◆18番(安藤英利君) 意見書の朗読をもって説明に変えさせていただきます。 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書。 道路は、地域の発展や活力ある経済・社会活動を支えるとともに、災害時には住民の安全安心に直結する最も重要な社会資本です。 しかしながら、岐阜県の国道・県道の開道率は69.2%で、全国平均の76.2%と比較すると大きく下回っています。本市においても国道・県道及び市道の整備は、まだまだ立ち遅れており、他都市とのネットワーク機能の強化や中心市街地等における円滑かつ安全な道路環境の確保に寄与する道路整備、さらには既存道路の老朽化対策など、多くの課題に直面しています。 このような状況において、「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の規定に基づく補助率等の嵩上げ措置が平成29年度で切れ、平成30年度から地方負担が増加することになれば、地方創生の実現はもとより、自治体運営にも大きな影響が、多大な影響が生じることになります。 よって、今後も地域における道路整備を着実に推進するため、下記の事項について強く要望します。               記 1、「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」に定める国の負担割合または補助割合の特例を平成30年度以降も継続・拡充すること。 2、地域が必要とする道路整備及び老朽化対策を進めために必要な予算を確保すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。平成29年9月27日。多治見市議会。内閣総理大臣宛て、総務大臣宛て、財務大臣宛て、国土交通大臣宛て。 以上、御賛同賜りますようよろしくお願いします。(拍手)     ------------------------- ○議長(加納洋一君) これより質疑を行います。 発議第6号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書の提出について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕     ------------------------- ○議長(加納洋一君) お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第6号は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、発議第6号は委員会の付託を省略することに決しました。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) これより討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) これをもって討論を終結いたします。     ------------------------- ○議長(加納洋一君) それでは、これより採決を行います。発議第6号 道路整備に係る補助率等の嵩上げ措置の継続を求める意見書の提出については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。     ------------------------- △第37 閉会中の継続調査の申し出について ○議長(加納洋一君) 次に、日程第37、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 お手元に配付いたしましたとおり、議会規則第 110条の規定により、総務常任委員長経済建設常任委員長厚生環境教育常任委員長から閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加納洋一君) 御異議なしと認めます。よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。     ------------------------- △閉会 ○議長(加納洋一君) 以上をもって、本定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。 本日の会議はこれをもって閉じ、平成29年第4回多治見市議会定例会を閉会いたします。   午後1時33分閉会     ------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  平成29年9月27日               多治見市議会議長   加納洋一               多治見市議会議員   三輪寿子               多治見市議会議員   若林正人...