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06月20日-05号

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  1. 高山市議会 2024-06-20
    06月20日-05号


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    令和6年第3回定例会令和6年第3回高山市議会定例会会議録(第5号)=======================◯議事日程 令和6年6月20日(木曜日)午前9時30分開議第1 会議録署名議員の指名第2 議第70号 高山税条例の一部を改正する条例について第3 議第75号 高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システム総合整備事業請負契約の締結について第4 議第77号 高山土地開発公社の解散について        (以上総務環境委員会報告)第5 議第69号 高山行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号利用に関する条例の一部を改正する条例について第6 議第71号 高山認可外保育施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について第7 議第72号 高山家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について第8 議第73号 高山指定介護予防支援等事業の人員及び運営等に関する基準を定める条例及び高山地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について第9 議第74号 東山中学校屋内運動場長寿命化改修工事(建築)請負契約の変更について第10 議第76号 岐阜県後期高齢者医療広域連合の処理する事務及び規約の変更について        (以上福祉文教委員会報告)第11 議第78号 令和6年度高山一般会計補正予算(第3号)第12 議第79号 令和6年度高山国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)第13 議第80号 令和6年度高山一般会計補正予算(第4号)        (以上予算決算特別委員会報告) ================◯本日の会議に付した事件 1 日程第1 会議録署名議員の指名 1 日程第2 議第70号及び   日程第3 議第75号 1 日程第4 議第77号    総務環境委員会報告 1 日程第 5 議第69号から   日程第10 議第76号まで    福祉文教委員会報告 1 日程第11 議第78号から   日程第13 議第80号まで    予算決算特別委員会報告  ================◯出席議員(24名)   1番              丸山純平君   2番              中村匠郎君   3番              戸田柳平君   4番              益田大輔君   5番              坂下美千代君   6番              平戸芳文君   7番              片野晶子君   8番              水野千惠子君   9番              石原正裕君  10番              西本泰輝君  11番              伊東寿充君  12番              西田 稔君  13番              沼津光夫君  14番              榎 隆司君  15番              山腰恵一君  16番              渡辺甚一君  17番              岩垣和彦君  18番              中筬博之君  19番              倉田博之君  20番              松山篤夫君  21番              上嶋希代子君  22番              車戸明良君  23番              水門義昭君  24番              小井戸真人君  ================◯欠席議員(なし)  ================◯説明のため出席した者の職氏名  市長               田中 明君  副市長              清水雅博君  副市長              上田和史君  市長公室長            北村幸治君  総合政策部長           平野善浩君  総務部長             荒城民男君  財務部長             平塚久則君  市民活動部長           西永勝己君  市民福祉部長           石腰洋平君  こども未来部長          瓜田清美君  医療保健部長           石原隆博君  森林・環境政策部長        小林一正君  農政部長             林 篤志君  商工労働部長           倉畑政之君  飛騨高山プロモーション戦略部長  川原幸彦君  建設部長             中垣内一君  都市政策部長           池之俣浩一君  水道部長             山腰勝也君  会計管理者            村田景子君  教育長              見山政克君  教育委員会事務局長        森下澄雄君  消防長              松山孝生君  ================◯事務局出席職員氏名  事務局長             橋本 宏君  次長               比良佳久君  自動車運転職員          櫻本明宏君  ――――――――◯――――――――     午前9時30分開議 ○議長渡辺甚一君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長渡辺甚一君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、石原正裕議員沼津光夫議員を指名します。  ================ △日程第2 議第70号 高山税条例の一部を改正する条例について △日程第3 議第75号 高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システム総合整備事業請負契約の締結について ○議長渡辺甚一君) 日程第2 議第70号 高山税条例の一部を改正する条例について及び日程第3 議第75号 高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システム総合整備事業請負契約の締結についての2件を一括議題とします。 総務環境委員長報告を求めます。 石原総務環境委員長。   〔9番石原正裕君登壇〕 ◆9番(石原正裕君) ただいま議題となりました条例案件1件、事件案件1件について、去る6月13日、総務環境委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第70号 高山税条例の一部を改正する条例については、地方税法改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、新たに公益信託制度が創設されることによる条例改正公益信託社会貢献に活用する狙いがあると捉えているが、これまでとの違いは何かとの質疑に対し、寄附金税額控除の対象が、これまでは金銭の寄附が対象であったが、土地等の財産の寄附も対象となる。また、受託者の対象が拡大されて、認定された特定公益信託に限らず、特定の公益信託も対象になり、垣根を越える改正と考えているとの答弁が、また、社会の課題解決のための公益信託活用促進の観点から、本条例改正に関連した周知の必要性についての考えはあるかとの質疑に対し、公益信託法改正により公益信託を行う者に対して寄附をすると税制の優遇が受けられることもあるので、市内の公益的活動を行う方の資金となるということも紹介しながら、税制改正と併せてホームページなどで周知していくとの答弁があり、また、給与支払報告書等提出義務が見直される中で、給与支払報告書等は書面提出できなくなるのかとの質疑に対し、改正前は市長の承認を受けた場合に光ディスク等給与支払報告書が提出できるものであったが、改正後は市長の承認が不要となり、光ディスク等でも書面でも提出できるようになる。市としては光ディスク等で提出を推奨するとの答弁が、また、提出に用いる光ディスク等の規格の定めはあるのかとの質疑に対し、光ディスク等の規格は定めていないとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第70号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第75号 高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システム総合整備事業請負契約の締結については、高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システム総合整備事業を行うため契約の締結をしようとするもので、審査においては、少しずつ更新していくようだが、年間に係る更新費用見込みはとの質疑に対し、五、六年など、機器の耐用年数に応じて部分的な更新を繰り返していくもので、その費用はおおむね10年で3億円と見込んでいるとの答弁が、また、システム導入に係る費用やランニングコストの削減が今般の高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システム総合整備事業の大きな目的の1つと聞いたが、どの程度、費用の削減ができたのかとの質疑に対し、現システムでは瑕疵担保期間を除いた9年間、年間保守料として5,700万円程度を支出している。今回、プロポーザルでは、年間保守料も含め、ランニングコストを抑える提案であった。10年たって全更新するのではなく、部分的に汎用性の高い部品に更新していくことによってランニングコストが今よりも下げられると考えており、今後、保守などについて、どの程度費用が削減できるかを詰めていく状況にあるとの答弁が、また、システムはどの程度の期間、使用できる想定かとの質疑に対し、プロポーザルにおいて、20年、30年後までしっかり使えるものを提案するよう求めた。20年、30年は、部分更新により使用できると捉えているとの答弁が、また、前回のシステム更新の際には、JVで地元企業も参入できていたと聞いているが、今回は地元企業が参入する余地はなく、全て域外の大企業で賄うしかなかったのかとの質疑に対し、プロポーザルにおいては、地元企業の活用についても提案があり、本議案の契約の中に地元企業による工事等の範囲を示しており、地元への貢献について評価しているとの答弁がありました。 以上のような審査結果、議第75号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 以上で議第70号及び議第75号について、総務環境委員会報告を終わります。 ○議長渡辺甚一君) 総務環境委員長報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第70号及び議第75号の2件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 異議なしと認めます。よって、議第70号及び議第75号の2件については、委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第4 議第77号 高山土地開発公社の解散について ○議長渡辺甚一君) 日程第4 議第77号 高山土地開発公社の解散についてを議題とします。 地方自治法第117条の規定により、益田議員坂下議員片野議員西本議員沼津議員榎議員、中筬議員倉田議員及び松山議員の退席を求めます。   〔除斥議員退席〕 ○議長渡辺甚一君) 総務環境委員長報告を求めます。 石原総務環境委員長。   〔9番石原正裕君登壇〕 ◆9番(石原正裕君) ただいま議題となりました事件案件1件について、去る6月13日、総務環境委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第77号 高山土地開発公社の解散については、社会情勢変化等により、団体の設立、出資目的が希薄化しているため解散しようとするもので、審査においては、令和6年2月の総務環境委員会において報告があり、市が高山土地開発公社借入金代位弁済をし、公社所有土地の譲渡を受けた後、公社が解散されることにより市が債権放棄する金額は1億4,000万円程度と聞いたが、6月現在の債権放棄額見込みはとの質疑に対し、債権放棄の金額は、2月に報告したものと変わらず、代位弁済する借入金が約5億7,000万円で、譲り受ける土地の価格が約4億3,000万円と調査中であり、債権放棄するのは概算で1億4,000万円と見込んでいるとの答弁が、また、公社の解散について方向性が見いだされたのはいつ頃のことかといった質疑に対し、昨年度、公社がなくなっても土地開発基金を用いるなどして市が直接国道事業に協力できることが分かったので、昨年度の夏頃に検討して方向性を定め、秋頃に解散する内部決定をしたとの答弁が、また、これまで公社市庁舎周辺土地取得を行うなど、役目は大きかったが、著大事業を控える中、土地先行取得など、市として公社必要性はないと確認したのかとの質疑に対し、公有地の拡大ということで、旧花岡駐車場野球場の辺りの先行取得をしていたこともある。当時は、公有地や施設を拡大していく中での先行取得という部分が多かったが、これからは、多機能化であったり複合化をして、今ある施設用地の中で有効的に行っていくことを考えている。道路事業については、国の要請等に合わせて、土地開発基金を活用していくことのめどが立った。著大事業が控えているが、新たな用地が必要となればそのときに検討するが、基本的には、土地開発公社を使っての公有地拡大の役目は終えたと考えているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第77号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 以上で総務環境委員会報告を終わります。 ○議長渡辺甚一君) 総務環境委員長報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第77号について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 異議なしと認めます。よって、議第77号については、委員長報告のとおり決しました。  ―――――――――――――――― ○議長渡辺甚一君) 休憩します。     午前9時42分休憩   〔除斥議員着席〕  ――――――――○――――――――     午前9時43分再開 ○議長渡辺甚一君) 休憩を解いて、会議を続行します。  ================
    日程第5 議第69号 高山行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号利用に関する条例の一部を改正する条例についてから  日程第10 議第76号 岐阜県後期高齢者医療広域連合の処理する事務及び規約の変更についてまで ○議長渡辺甚一君) 日程第5 議第69号 高山行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号利用に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第10 議第76号 岐阜県後期高齢者医療広域連合の処理する事務及び規約の変更についてまでの6件を一括議題とします。 福祉文教委員長報告を求めます。 榎福祉文教委員長。   〔14番榎隆司君登壇〕 ◆14番(榎隆司君) ただいま議題となりました条例案件4件、事件案件2件について、去る6月14日、福祉文教委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第69号 高山行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号利用に関する条例の一部を改正する条例については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、生活困窮する外国人の現状はどのように把握しているのかとの質疑に対し、生活保護受給世帯数は、令和6年3月末現在で4世帯8人が生活保護を受給している。また、把握方法については、市庁舎1階に開設している生活困窮窓口での相談による形を取っているとの答弁が、また、進学就職準備給付金就職準備の詳しい概要はどういうことを想定しているのかとの質疑に対し、これまで生活保護世帯子ども高校卒業後、進学する場合、給付していた一時給付金に加えて、貧困の連鎖を防止する観点から、高校卒業後、就職した場合にも、新生活の立ち上げのときの支援として一時給付金として給付していくものとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第69号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第71号 高山認可外保育施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、子ども子育て支援法施行規則改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、現在の送迎の状況はとの質疑に対し、条例の対象である認可外保育施設は8施設あり、そのうち、1施設が通園バスを送迎に使用しているとの答弁が、また、認可外保育施設を含め置き去り防止装置設置義務化だけではなく、目視を含めた業務マニュアルの作成が必要と考えるが、点検や指導など、どのように行っているのかとの質疑に対し、バスの運行マニュアルを設けており、乗務前の園長などによる運転手健康チェックアルコール検査の実施、また、保育士などが添乗することとしており、マニュアルに基づく安全な運行の確保に努めているとの答弁がありました。 また、バス降車後確認もマニュアルに含まれているのかとの質疑に対し、バス乗降時の名簿を使ったチェックに加えて、保育支援システムにより、登園予定の園児が所定時間に登園にならない場合など、アラートが表示されるとともに、保護者へ自動でメールが送信されるようになっており、二重三重に安全を確保しているとの答弁がありました。 以上の審査の結果、議第71号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第72号 高山家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、配置基準見直しによりどう変わっていくのか。子どもたちは、皆、同じでない中、現場の感覚と乖離があるのではないか。現場からの声などは把握しているのかとの質疑に対し、今回の見直しは全国的なものであり、現場から長く続いている負担が重いといった声や待機児童問題、不適切保育などが背景となっているとの答弁が、また、今回の見直しによって保育士が不足することはないということだが、今後の保育士人材不足が心配される。保育士人材確保に向け市はどのように取り組んでいるのかとの質疑に対し、保育士処遇改善を進めるほか、保育支援システムの活用など、働き方の改革、中高生向けバスツアー保育現場見学会の開催などにより、将来の担い手の確保に努めているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第72号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第73号 高山指定介護予防支援等事業の人員及び運営等に関する基準を定める条例及び高山地域包括支援センターの人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、指定介護予防支援等事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準及び介護保険法施行規則改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、柔軟な人材配置ということで、非常勤を常勤換算するということに関して現場の声はどう伝わっているのかとの質疑に対し、当市の場合、地域包括支援センター社会福祉協議会に委託しており、現在、全て常勤職員を雇っている。現在のところ、常勤職員が不足しているという話は確認していないとの答弁が、また、人材確保が困難なことによる人員配置基準柔軟化ということだが、人手不足の解消にそれがつながっていくのかとの質疑に対し、地域包括支援センターには、専門職3名、社会福祉士保健師主任ケアマネジャーの3職種を配置することになっている。社会福祉協議会では、計画的に専門職育成、確保に努めており、現在のところ、3職種とも人手不足という話は確認していないとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第73号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第74号 東山中学校屋内運動場長寿命化改修工事(建築)請負契約の変更については、東山中学校屋内運動場長寿命化改修工事(建築)請負契約の変更について議決を求めるもので、審査においては、いつ頃、どういった経緯で契約内容の変更が必要と分かったのかとの質疑に対し、躯体の劣化については、当初設計時、外部足場などがない状態で地上などから目視調査を行っており、高所などについては十分に見きれなかった部分があった。また、設計時の段階では、外壁仕上げ材内装仕上げ材が残ったままの調査だったが、工事着手後は、外壁塗膜の除去、内装撤去を行い、不良部分の確認を行った結果、補修箇所が増加し、早いもので令和5年6月7日の段階で判明したとの答弁が、また、コンクリート自体が経年劣化している話があったが、そうであれば、躯体の表面のみではなく、内部も劣化の可能性が非常に高いと思われるが、これを問題ないと判断した根拠は。内部の劣化状況の確認はしたのかとの質疑に対し、改修前に建物の耐力度調査を行っており、コンクリート劣化状況の確認として、コンクリート内部を抜き出し、状態を確認するコア抜きを実施した。その結果、耐力度が十分であるということを確認し、長寿命化改修に入ったとの答弁がありました。 また、補修は、実際、どのような形で行われたのかとの質疑に対し、公共建築工事標準仕様書に基づき、ポリマーセメントモルタルという樹脂を含む付着力の強いモルタルを塗布し、適切な方法で補修を行ったとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第74号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第76号 岐阜県後期高齢者医療広域連合の処理する事務及び規約の変更については、高齢者の医療の確保に関する法律の改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、12月2日の施行であるが、市民の理解が得られるかなど、課題があると考える。混乱も想定されるが、どのような対応を考えているのかとの質疑に対し、後期高齢者保険証は、現在、今年度の更新に向けて、7月に、8月1日から翌年7月31日までの1年間有効期限のある保険証マイナンバー保険証についてのチラシを同封して配付する準備を進めている。また、12月2日以降は保険証が廃止されるが、現在の保険証については、有効期限が最大1年間あるため、混乱はないと捉えている。なお、ヒッツFM、広報たかやまなど、様々な機会を捉えて周知を図るとの答弁が、また、マイナ保険証利用状況医療機関等の対応はとの質疑に対し、3月の利用率は2.96%で、国からは、今年度の11月までに50%に引き上げることを目標とするよう通知が出されている。利用率を上げるために、医療機関においてマイナ保険証利用していただくことが一番効果的であると捉えており、厚生労働省から医療機関に対し、周知を進めるよう通知がされているとの答弁がありました。 また、資格確認書有効期限はとの質疑に対し、最大5年間となっているが、県の広域連合の想定では保険証と同じ1年更新で検討しているとの答弁がありました。 また、現在、資格証明書や短期被保険者証を持っている方がマイナンバーカードを取得していない場合はどうなるのかとの質疑に対し、短期保険証の方へも資格確認書を配付する準備を進めている。現在、高山市では資格証明書を持っている方はいないとの答弁がありました。 質疑後、原案のとおり可決すべきものと決してよいかを論点として委員間討議を行い、委員からは、マイナンバーカードにひもづいた保険証については、メリットもあるがトラブルもある。マイナ保険証を取得しにくい高齢者や障がい者は、医療を受ける権利が奪われることになりかねない不安があることから、市民が納得してから向かう必要があるとの意見があり、一方では、導入のメリットが大きいのであれば、何らかの施策を講じながら利用率を増やすことが行政としてよい方向と考えるといった意見、また、国が50%を目標としていることから、自治体に対し利用率を上げるよう要求してくることが想定される。今回の条例改正については、資格確認書を提供する内容であり、被保険者には特に不都合もないと考えることから、この方向で行くべきといった意見。 また、12月2日からの施行ということで、市もそれに合わせていく必要がある。市民の理解を得ることが必要である中で、マイナ保険証の普及に向けた取組が進められることも大事であると考えるといった意見が出されました。 以上のような審査の結果、議第76号については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で福祉文教委員会報告を終わります。 ○議長渡辺甚一君) 福祉文教委員長報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について、御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第76号 岐阜県後期高齢者医療広域連合の処理する事務及び規約の変更について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、坂下議員。   〔5番坂下美千代君登壇〕 ◆5番(坂下美千代君) 発言の許可をいただきましたので、これより発言させていただきます。 議第76号 岐阜県後期高齢者医療広域連合の処理する事務及び規約の変更について、日本共産党高山市議団を代表して、反対討論を行います。 今回の規約の一部改正は、市町村において行う事務の中で、今年12月2日で健康保険証が廃止されるに当たり、被保険者証資格証明書の文言を削除し、マイナ保険証による資格確認ができない人に配付される資格確認書等に改めるものです。2つの点から反対理由を述べます。 まず、1つは、14日の福祉文教委員会で、現在、市の後期高齢者医療被保険者のマイナ保険証利用率は、3月のレセプトの枚数から2.96%であり、国からは11月までに50%に引き上げるよう通知が出ていると伺いました。 国は、なぜ、そんなに慌てる必要があるのでしょうか。利用率を上げる前に、どうして進まないのかを立ち止まって検証するべきです。まだまだトラブルも起きています。国の通知どおり保険証をなくすがために申請推奨に膨大な労力を費やすことになれば、それこそ大混乱が生じます。 市民の方からは、保険証はなくさないでほしい、特に不便を感じていない、マイナ保険証を扱うのが不安、なくしたら大変等の意見を伺っています。 介護支援事業所や障がい者支援事業所の職員の方からは、マイナ保険証の管理は、暗証番号も含め無理であり、基本的には預からない。しかし、急な通院等もあり、せめて保険証のコピーは欲しい。今後、どうやっていくか不安だと伺いました。 答弁では、現在、国においては、政令や省令、事務の取扱いについて検討がされていて、本人の申請があれば、マイナ保険証を持っている方でも資格確認書が交付されるのではないかとのことでした。もしそうなるのであれば、現行の健康保険証の仕組みを残すことこそが最も確実で、かつ、簡素な対応と考えます。 2つ目は、頻繁に医療機関利用する高齢者、障がい者、難病患者への配慮に欠けていると考えます。 重い障がいを持つ方は、マイナ保険証を取得するためにカードを申請する段階から排除されている実態について、顔写真の背後に車椅子のヘッドレストが写っていたので却下された、全盲で病気のため黒目がない人でも、黒目が写っていないので撮り直しなどが報告されています。マイナ保険証を取得しにくい高齢者や障がい者は、医療を受ける権利が奪われることになりかねないこと。マイナ保険証のトラブルは命に関わる問題であることからも、マイナ保険証利用押しつけ、保険証廃止は、撤回すべきと考えます。 そして、また、健康保険証の廃止については、本来任意であるはずのマイナンバーカード取得を事実上強制することになりかねないと考えます。高山市が、今、やらなければならないのは、規約の変更ではなく、緊急に国や関係機関に紙の保険証を残せと強く働きかけることと考えます。 以上の理由で、議第76号 岐阜県後期高齢者医療広域連合の処理する事務及び規約の変更についての反対討論といたします。 ○議長渡辺甚一君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第76号の討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第76号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長渡辺甚一君) 起立多数であります。よって、議第76号については、委員長報告のとおり決しました。 それでは、ただいま議決されました議第76号を除く議第69号から議第74号までの5件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 異議なしと認めます。よって、議第69号から議第74号までの5件については、委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第11 議第78号 令和6年度高山一般会計補正予算(第3号)から  日程第13 議第80号 令和6年度高山一般会計補正予算(第4号)まで ○議長渡辺甚一君) 日程第11 議第78号 令和6年度高山一般会計補正予算(第3号)から日程第13 議第80号 令和6年度高山一般会計補正予算(第4号)までの3件を一括議題とします。 予算決算特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので御了承願います。 ただいま議題となりました議第78号、議第79号及び議第80号の3件については、去る6月18日、全員をもって構成する予算決算特別委員会を開催し、審査いたしました。 議第78号 令和6年度高山一般会計補正予算(第3号)については、高山土地開発公社の解散に伴う借入金代位弁済や新型コロナワクチン定期接種のワクチン価格確定に伴う委託料等の増額、がん医療対策ネットワーク形成事業の実施、農業用施設災害対策事業補助金の増額、ローカル10,000プロジェクトによる地域活性化事業に対する助成、中学校のエレベーター改修などに9億5,300万円余りを追加するもので、主に土地開発公社に関する債権放棄額の確定や、がん医療対策ネットワークの構築による効果の見込み、農業用施設の雪害に対する支援の状況、ローカル10,000プロジェクト活用の考え方、学校におけるエレベーター設置の今後の方向性などを論点に質疑がなされたところであります。 以上のような審査の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第80号 令和6年度高山一般会計補正予算(第4号)については、去る5月28日に発生しました大雨により被災した農林業施設等の災害復旧工事に係る工事請負費など2億6,300万円を増額するもので、予備費の活用や次年度以降の予備費計上の考え方を論点に質疑がなされたところであります。 以上のような審査の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第79号 令和6年度高山国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、新型コロナワクチン定期接種のワクチン価格確定に伴う医薬材料費として1,400万円を増額するもので、一般会計から繰入れのルールなどを論点に質疑がなされたところであります。 以上のような審査の結果、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で予算決算特別委員会の報告を終わります。 予算決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま委員長報告のありました議第78号から議第80号までの3件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長渡辺甚一君) 異議なしと認めます。よって、議第78号から議第80号までの3件については、委員長報告のとおり決しました。  ================ ○議長渡辺甚一君) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。 田中市長。   〔市長田中明君登壇〕 ◎市長(田中明君) 発言のお許しをいただきましたので、令和6年第3回高山市議会定例会が閉会されるに当たり、御挨拶を申し上げます。 去る5月30日に開会されました本定例会におきまして、議員の皆様には、連日にわたり、本会議並びに各委員会を通じて御審議を賜り、高山税条例の一部を改正する条例を始め、がん医療対策ネットワーク形成事業の実施や災害復旧事業などに関する一般会計補正予算など、提案いたしました全案件につきましてそれぞれ御決定いただき、誠にありがとうございました。 御決議いただきました事項につきましては、適正な実施に努めてまいりますとともに、特に災害復旧事業につきましては、早急に対応させていただきます。 また、審議の過程で頂戴いたしました御意見などについては、それぞれ調査研究をいたしたいと存じます。 また、6月6日から10日にかけて行われました一般質問では、様々な分野における市民の皆様の声を届けていただくとともに、課題や問題点を御指摘いただきました。議員の皆様からいただきました御意見の一つ一つを真摯に受け止め、今後の市政運営に生かしてまいりますとともに、調査の結果など、議会に御報告させていただくと申し上げました事項につきましては、しっかりと対応させていただきます。 会期中の6月9日には、第12回飛騨高山ウルトラマラソン、6月16日は高山市消防フェスティバル2024を開催いたしました。おかげさまで、どちらも大きな事故やトラブルもなく、多くの皆様の参加を得て無事盛況のうちに開催することができました。市民の皆様やボランティアの皆様、また、参加されました議員の皆様、消防関係の皆様など、それぞれ温かいサポートをいただきましたことに対しまして、この場をお借りしまして、お礼申し上げます。ありがとうございました。 最後に、会期中の議員の皆様の活動に対しまして敬意と感謝を申し上げますとともに、引き続き、御指導を賜りますことをお願い申し上げまして、今議会の閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長渡辺甚一君) 以上で市長の発言を終わります。  ================ △閉議・閉会 ○議長渡辺甚一君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全て終了しましたので、本日の会議を閉じ、令和6年第3回高山市議会定例会を閉会します。     午前10時13分閉会==================================== 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         高山市議会 議長  渡辺甚一               議員  石原正裕               議員  沼津光夫...