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09月27日-05号

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  1. 高山市議会 2021-09-27
    09月27日-05号


    取得元: 高山市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和3年第5回定例会令和3年第5回高山市議会定例会会議録(第5号)=======================◯議事日程 令和3年9月27日(月曜日)午前9時30分開議第1 会議録署名議員の指名第2 議第66号 過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴う高山市固定資産税の特例に関する条例について第3 議第67号 高山市誰にもやさしいまちづくり条例の一部を改正する条例について第4 議第70号 高山市過疎地域持続的発展計画について        (以上総務環境委員会報告)第5 議第68号 江名子小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結について第6 議第69号 三枝小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結について        (以上福祉文教委員会報告)第7 議第57号 高山市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第8 議第58号 高山市自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第9 請願第1号 新型コロナウイルス感染症の影響から中小業者の営業を守る最大限の支援・対策を講じるための請願書        (以上産業建設委員会報告)第10 認第 1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算について第11 認第 2号 令和2年度高山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について第12 認第 3号 令和2年度高山市地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算について第13 認第 4号 令和2年度高山市学校給食費特別会計歳入歳出決算について第14 認第 5号 令和2年度高山市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について第15 認第 6号 令和2年度高山市観光施設事業特別会計歳入歳出決算について第16 認第 7号 令和2年度高山市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算について第17 認第 8号 令和2年度高山市水道事業会計利益の処分及び決算について第18 認第 9号 令和2年度高山市下水道事業会計決算について第19 議第71号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第8号)第20 議第72号 令和3年度高山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)第21 議第73号 令和3年度高山市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)        (以上予算決算特別委員会報告)第22 議第77号 高山市芸術文化顕彰について第23 議第78号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第9号)第24 議第74号 教育長の任命について第25 議第75号 教育委員会委員の任命について第26 議第76号 人権擁護委員候補者の推薦について第27 発議第4号 高山市議会会議規則の一部を改正する規則について  ================◯本日の会議に付した事件 1 日程第1 会議録署名議員の指名 1 日程第2 議第66号から   日程第4 議第70号まで    総務環境委員会報告 1 日程第5 議第68号及び   日程第6 議第69号    福祉文教委員会報告 1 日程第7 議第57号から   日程第9 請願第1号まで    産業建設委員会報告 1 日程第10 認第1号から   日程第21 議第73号まで    予算決算特別委員会報告 1 日程第22 議第77号 1 日程第23 議第78号 1 日程第24 議第74号 1 日程第25 議第75号 1 日程第26 議第76号 1 日程第27 発議第4号  ================◯出席議員(22名)   1番             石原正裕君   2番             笠原 等君   3番             西本泰輝君   4番             松林 彰君   5番             中谷省悟君   6番             伊東寿充君   7番             谷村昭次君   8番             西田 稔君   9番             沼津光夫君  10番             榎 隆司君  11番             山腰恵一君  12番             渡辺甚一君  13番             岩垣和彦君  14番             中筬博之君  15番             倉田博之君  16番             松山篤夫君  17番             上嶋希代子君  18番             車戸明良君  19番             水門義昭君  20番             橋本正彦君  21番             中田清介君  22番             小井戸真人君  ================◯欠席議員(なし)  ================◯欠員(2名)  23番  24番  ================◯説明のため出席した者の職氏名  市長              國島芳明君  副市長             西倉良介君  企画部長            田谷孝幸君  総務部長            平野善浩君  財務部長            上田和史君  市民活動部長          西永勝己君  福祉部長            荒城民男君  市民保健部長          橋本 宏君  環境政策部長          小林一正君  農政部長            林 篤志君  林政部長            東野敏朗君  商工労働部長          倉畑政之君  飛騨高山プロモーション戦略部長 清水雅博君  建設部長            村田久之君  都市政策部長          北村幸治君  水道部長            中垣内一君  会計管理者           北村 鋭君  教育長             中野谷康司君  教育委員会事務局長       田中 裕君  消防長             松山孝生君  ================◯事務局出席職員氏名  事務局長            川田秀文君  次長              二村伸一君  自動車運転職員         櫻本明宏君  ――――――――○――――――――     午前9時30分開議 ○議長(中筬博之君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中筬博之君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、谷村昭次議員上嶋希代子議員を指名します。  ================ △日程第2 議第66号 過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴う高山市固定資産税の特例に関する条例についてから  日程第4 議第70号 高山市過疎地域持続的発展計画についてまで ○議長(中筬博之君) 日程第2 議第66号 過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴う高山市固定資産税の特例に関する条例についてから日程第4 議第70号 高山市過疎地域持続的発展計画についてまでの3件を一括議題とします。 総務環境委員長の報告を求めます。 渡辺総務環境委員長。   〔12番渡辺甚一君登壇〕 ◆12番(渡辺甚一君) ただいま議題となりました条例案件2件及び事件案件1件について、去る9月15日、総務環境委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第70号 高山市過疎地域持続的発展計画については、過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴い定めるもので、審査においては、過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法施行期間はとの質疑に対し、令和3年4月1日から令和13年3月31日までの10年間であるとの答弁が、また、法の施行期間である10年間を見据えた中での財政的な考えはとの質疑に対し、この計画自体は5年間の計画であるが、10年後も意識したものとなっている。財政的な考え方としては、第八次総合計画に関連づけ、5年間の財政計画や30年後の財政の見込みを示しているが、新型コロナウイルスの影響などで見直しを行った場合は、その時点でその先何十年を見据えた形で財政計画を立てていくといった考えであるとの答弁がありました。 また、高山市移住戦略との連動や移住促進の見込みはとの質疑に対し、市内における移住者の状況としては、過疎地域以外の地域に集中しているという傾向が見て取れる。過疎地域への移住促進を図るためには、環境整備を進めた上でUIJターンの促進など移住戦略に掲げている事業を行っていく必要があるとの答弁がありました。 また、過疎地域における関係人口についての考えはとの質疑に対し、これまでもふるさと納税を頂いた方々に対し、礼状とともに高山市の情報を送ったり、ファンクラブ等を通じ、今後のつながりを築いている。移住定住はハードルが高いため、大上段に構えずに、しっかりとつながりが持てるような関係をつくっていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第70号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第66号 過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴う高山市固定資産税の特例に関する条例については、過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴い、市内の過疎地域における固定資産税の特例を定めるため制定するもので、審査においては、これまでの過疎地域自立特別措置法による減免の実績はとの質疑に対し、令和2年度の減免実績は3件の事業者に対して750万円弱であったとの答弁が、また、条例制定により期待する効果はとの質疑に対し、特例措置対象業種として情報サービス業等も加わったことや、設備の取得価格要件が2,700万円以上から500万円以上に引き下げられたことから、個人の方や小規模事業者にとって利用しやすくなると考えているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第66号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第67号 高山市誰にもやさしいまちづくり条例の一部を改正する条例については、高齢者、障がい者の移動等の円滑化の促進に関する法律等の改正に伴い改正するもので、審査においては、バリアフリー法で言う特定建築物特別特定建築物の施設はどのように分かれているのかとの質疑に対し、特定建築物というのは一般の学校など多数の者が使用する施設という位置づけであり、その上で、特別特定建築物は使用する者が、多数だけではなく不特定であったり、主に高齢者や障がい者が利用する施設で移動の円滑化に配慮の必要な施設というような整理になっているとの答弁が、また、現在、エレベーターを始め各種のバリアフリー対策が取られていない学校に対して、どういった手順で進めていくのかとの質疑に対し、学校施設長寿命化計画を立てて改修等を行っており、その中で計画的にバリアフリー化にも取り組んでいくとの答弁が、また、誰にもやさしいまちづくりの今後のさらなる取組や展望はとの質疑に対し、この条例自体が平成17年にスタートし、いろいろ課題も出てきたため見直しを行い、さらに誰にもやさしいまちづくりを進めていくこと、心のバリアフリーの取組やハードに関することの充実を図っていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第67号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で総務環境委員会の報告を終わります。 ○議長(中筬博之君) 総務環境委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第66号から議第70号までの3件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、議第66号から議第70号までの3件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第5 議第68号 江名子小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結について △日程第6 議第69号 三枝小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結について ○議長(中筬博之君) 日程第5 議第68号 江名子小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結について及び日程第6 議第69号 三枝小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結についての2件を一括議題とします。 福祉文教委員長の報告を求めます。 小井戸福祉文教委員長。   〔22番小井戸真人君登壇〕 ◆22番(小井戸真人君) ただいま議題となりました事件案件2件について、去る9月16日、福祉文教委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第68号 江名子小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結について、審査においては、入札の状況及び工期はとの質疑に対し、建築工事の応札は3社、電気工事の応札は2社、機械工事の応札は7社で、いずれも令和5年3月28日までの工期であるといった答弁がありました。 また、改修工事の内容はとの質疑に対し、建物の老朽化対策として、建屋の柱、はり、床などの構造体の補修や、壁、天井など内装の全面的な更新。照明器具等電気設備やトイレ、手洗い等の衛生設備の全面更新。施設のバリアフリー化として、エレベーターや出入口へのスロープの設置。環境対策として、内装の木質化やペレットストーブの導入、建物の断熱化、照明のLED化節水トイレの導入などの省エネ対策。また、コロナ対策として、換気設備の増強や手洗い場の増設、自動水洗化といった学校全体を見渡した改修工事となるといった答弁がありました。 また、学校の奥には江名子保育園があるが、安全対策はとの質疑に対し、工事中の通勤車両は小学校のグラウンドに駐車することとし、保育園につながる細い道は基本的には通行しないようにする。ただし、資材の運搬車やクレーン車といった重機の進入時には通行する必要があるので、登校・登園時間は工事を制限するほか、通行時には誘導員を配置するといった対策を取り、事故が起きないよう安全管理を行うといった答弁がありました。 また、昨年度実施された調査において、指摘された問題点はなかったのかとの質疑に対し、昨年度に実施した定期点検の中で、校舎の基礎部分のクラックについて指摘があった。こういった指摘については設計会社に伝え、設計の中に反映させているといった答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第68号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第69号 三枝小学校校舎長寿命化改修工事(建築)請負契約の締結について、審査においては、入札の状況及び工期はとの質疑に対し、建築工事の応札は4社、電気工事の応札は4社、機械工事の応札は8社で、いずれも令和5年3月28日までの工期であるといった答弁がありました。 また、改修工事の内容はとの質疑に対し、江名子小学校と同様に、建物の老朽化対策、施設のバリアフリー化環境対策コロナ対策といった面からの改修工事となる。なお、事前に保護者や児童を対象にしたアンケートを行い、校舎内が全体に暗い、山が近くて虫が入ってくる、トイレを改善してほしい、内装を木質化してほしいなどの伺った意見を設計に反映させているといった答弁がありました。 また、長寿命化改修における今後の方向性といった論点からの質疑に対し、学校施設教育活動の場であると同時に、地域コミュニティーの拠点であると考えている。昨年の4月からコミュニティ・スクールが始まったところであり、子どもたちにとって安全・安心に学ぶことができる場、地域住民にとっても訪れやすく利用しやすい施設、将来にわたって利用していただける施設といったことを目指している。こうした点から、学校関係者の要望もお聞きしながら、教育環境の質的向上やバリアフリー化、省エネルギーの推進、防災機能の強化といった点を重視し、市の第3期教育振興基本計画にある、時代の変化に対応した教育環境の整備を目指して取り組んでいく。また、学校の在り方というものは、通学区域の課題とも相まってくると考えており、小中一貫教育の推進という部分も見据えながら検討していきたいといった答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第69号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で福祉文教委員会の報告を終わります。 ○議長(中筬博之君) 福祉文教委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第68号及び議第69号の2件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、議第68号及び議第69号の2件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第7 議第57号 高山市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてから  日程第9 請願第1号 新型コロナウイルス感染症の影響から中小業者の営業を守る最大限の支援・対策を講じるための請願書まで ○議長(中筬博之君) 日程第7 議第57号 高山市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第9 請願第1号 新型コロナウイルス感染症の影響から中小業者の営業を守る最大限の支援・対策を講じるための請願書までの3件を一括議題とします。 産業建設委員長の報告を求めます。 谷村産業建設委員長。   〔7番谷村昭次君登壇〕 ◆7番(谷村昭次君) ただいま議題となりました条例案件2件及び請願1件について、去る9月17日、産業建設委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 まず、初めに去る6月22日の本会議において継続審査となりました条例案件2件について御報告申し上げます。 議第57号 高山市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について及び議第58号 高山市自転車駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についての2件については、高山市の玄関口である高山駅東西の公共空間公共施設を、民間事業者のノウハウを活用した指定管理者制度により管理運営しようとするものであり、これまで数次の総合計画などに位置づけて取り組んできた極めて重要な事業に関わるものであることから、理事者に対し、これまでの駅周辺整備の経過と整合の取れた説明を求めるなど、委員会としてより深い審査を行うべきであるとの理由から、6月定例会において継続審査となったものであります。 9月17日の審査に至るまでは、6回にわたり産業建設委員会を開催し、広い視点から調査を行ってまいりました。指定管理者目線から施設の使い勝手を確認する必要があるのではないかといった点からの駅周辺施設の現地視察、また、参考人招致における公共交通事業者からの意見聴取では、指定管理者の裁量による施設の使用許可イベント開催時の利用者への影響等について大きな不安感が述べられました。また、理事者に対し、調査として駅西地区におけるまちづくりの取組状況や指定管理者募集要領、仕様書の骨子についての資料提供及び説明を求め、報告を受けました。9月7日の産業建設委員会では、これまでの経過を踏まえ、審査に向けた委員会としての一定の方向性について議論を行いました。 9月17日の審査においては、次の主な3つの事項にわたり質疑をしました。 まず、1番目であります。 指定管理について、交通事業者に対し説明を行い、意見聴取をした上で議案提出をすべきでなかったのかといった質疑に対し、駅前広場の乗降場や待機場など交通事業者が使用されている部分については、設置目的の達成のため、現在と同様の運用を指定管理者にも行っていただくよう考えていた。許可申請の提出先や日常的な連絡先など一定の変更はあるが、不便をおかけするようなことは想定していなかったため、事前協議は行っていなかったとの答弁が。 次に、2番目であります。 第4条の使用許可については、バスやタクシーの乗降場や待機場の使用許可を市長から指定管理者に変更すると指定管理業務に大きな利権が絡み、公平な業務遂行に疑問が生じる。ひいては、円滑な公共交通の確保に支障を来すのではないかといった質疑に対し、指定管理者の業務となっても現在と同様の運用をしていただくことが必要と考えている。他の施設同様、公平性を確保しながら、これまでの経緯や現在の使用者に配慮しながら行っていただくことは大前提であると考えているとの答弁が。 3つ目であります。 理事者は、駅周辺整備交通拠点人的交流拠点の整備であり、総合的な観点から整備を進めると言っている以上、本件も含め、そういった視点で今後も物事を進めていかなければならないが、その辺りの見解はといった質疑に対し、駅周辺は大変重要なところであり、総合的な観点から高山市第八次総合計画に掲げるまちづくり戦略実施計画重点事業都市基本計画など、今後のまちづくりの方向性を踏まえながら、イベント開催などによる高山駅周辺施設の有効活用を図るとともに、魅力を発信し、にぎわいと活力の創出につなげていく必要があるといった考えを持って、しっかり進めていくことが重要であると認識しているとの答弁がありました。 主な意見については、公共交通事業者が不安を抱え、条例改正への理解が得られない状況の中で、どれだけ仕様書や協定書に駅前広場や駐車場の交通処理機能が阻害されないよう利用状況等を考慮し、使用許可を行うといったことを記載しても、トラブルが発生した際、条例では担保されず、公平公正な指定管理業務や市民が安心できる公共交通が維持されないのではないかとの意見。 公共交通事業者等が使用している東西駅前広場における乗降場、待機場等使用許可は大変大きな権限であり、利権につながる。使用許可は従来どおり市が行うことで、公平で公正かつ透明性のある判断を担保すべきであるとの意見。 条例改正駅西地区まちづくり構想が策定された後でもよいのではないか。最終的に市民の皆さんに喜んでいただけるような広場、地域にするには、もう少し時間をかけてもよいのではないかとの意見。 駅周辺整備の全体像を捉えながら、駅周辺施設の総合的な管理と方向性を打ち出し、それにより指定管理の方向性を出すべきであるといった意見が出されました。 以上のような審査の結果、議第57号、高山市駅前広場等の管理を指定管理者に移行できるようにする条例改正については、起立採決により全員一致で否決すべきものと決しました。 また、議第58号、高山駅東西の自転車駐車場の管理を指定管理者に移行できるようにする条例改正については、これまでの委員会の議論において、公共交通事業者事業経営や今後のまちづくりへの影響が大きくないものと判断し、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、請願第1号 新型コロナウイルス感染症の影響から中小業者の営業を守る最大限の支援・対策を講じるための請願書については、審査に先立ち、9月7日、請願者から請願の趣旨や内容について説明をいただきました。 その主な内容として、これまでの様々な施策において、50の会員のほぼ半数の業者が何の支援策も受けられていない。 次に、支援が受けられている対象業種にばらつきがあり、会員内でも全く申請できない業種もあり、市内においても同じような傾向があるのではないか。 次に、どのような業種でも少なからずコロナの影響により売上げが落ち、先行きの見通しが立たないというのが現状ではないか。 次に、本市は財政調整基金などが豊かであると聞いている。そういったものを活用し、先行きが見えない事業者が少しでも希望を持てるような施策をお願いしたい。 次に、中小業者の感染防止対策のため、積極的なPCR検査、抗原検査を受けられるような助成を考えてほしいといった説明がありました。 また、審査当日は紹介議員に対し主に3つの事項にわたり、質疑を行いました。 審査においては、国、県、市の対応も含め、多岐にわたる助成が提示されている。国の助成から漏れるところを県が手当てを行い、そこから漏れるところを市が手当てを行っている。その経過は理解いただけているのかといった質疑に対し、国、県、市からの支援金については、盛りだくさんであることは承知しているとの答弁が。 2番目に、財政調整基金のみならず、一般財源を使ってでも今やるべきことをやってほしいというのが議会の要望であるといった質疑に対し、財政調整基金については、県下でもトップのほうであるということを調査により確認しており、使っていただければ今の事態をクリアできるのではないかといった思いがあったとの答弁が。 3つ目に、本市の応援給付金については、現在6,000万円程度の執行額であると報告を受けている。まだまだ周知が足りないと思うが、理事者は周知徹底し、利用促進を図ると言っている。それに期待し、時間の経過を見てはどうかといった質疑に対し、申請手続において十分に理解できていない方がおみえになったため、窓口で聞いた際に自分がどうすべきなのかを判断できるようにしていただきたいといった答弁がありました。 また、新型コロナウイルス感染症を抑え込むためにも必要な措置を講じ、中小業者が従業員に対し実施するPCR検査等の費用への助成を行うことに関し、福祉文教委員会から次の意見が出され、審査の参考としました。 これまでの議会における議論からも、PCR検査に対する助成は困難であると考える。 PCR検査の費用を助成した場合、中小業者の経営に対し、どのようなメリットがあるのか分かりづらい面がある。 PCR検査で陰性が確認されても、検査時点での状態であり、安心を確保するためには定期的に検査しなければならないが、費用対効果の面などからも、公的な支援は困難であると考える。 中小業者の営業を守るための支援策とされているが、支援とはならないと判断している。 中小業者に限定しないのであれば考慮できるが、PCR検査にこだわらない方法で感染防止対策を支援したほうがよいと考える。 以上のような審査における主な質疑などの後、請願第1号については、全員一致で不採択にすべきものと決しました。 以上で産業建設委員会の報告を終わります。
    ○議長(中筬博之君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、請願第1号について討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、上嶋議員。   〔17番上嶋希代子君登壇〕 ◆17番(上嶋希代子君) 通告に基づきまして、請願第1号 新型コロナウイルス感染症の影響から中小業者の営業を守る最大限の支援・対策を講じるための請願書について、委員長報告に対しての反対の討論をさせていただきます。 今回の表題の請願になったいきさつは、市内でも営業をし、暮らしを立てている中小業者の団体、飛騨民主商工会、中小業者の方からの請願でした。消費税が10%になったことによる営業が難しい。その上に、コロナ感染症による影響でさらに営業が難しくなり、先行きが不安、何とか行政からの支援をとの願いに、議会からの支援として、請願に対して出されたことに対する不採択になったことに対してはとても残念と思います。 今回の請願に当たっては、産業建設委員会や、そしてコロナ感染症としてのPCR検査の助成要求もあり、福祉文教委員会でも丁寧に一つ一つ議論して審査をしていただきましたことには大変感謝しております。審査に当たって具体的な指摘がありました部分については、御指導いただきありがとうございます。改めて勉強の機会も得ることができました。 今回、不採択となりましたが、中小業者が年末年始、そして来年の税金の申告等、営業に当たっては悩みが続くことと考えます。今後、中小業者の皆さんが頑張ろうと決意ができる支援を求めて、紹介議員としての反対討論とさせていただきます。 以上です。 ○議長(中筬博之君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、請願第1号についての討論を終結します。 それでは、請願第1号について御異議がありますので、起立により採決を行います。 請願第1号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(中筬博之君) 起立多数であります。よって、請願第1号は委員長報告のとおり決しました。 次に、ただいま委員長報告のありました議第57号及び議第58号の2件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、議第57号及び議第58号の2件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第10 認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算についてから  日程第21 議第73号 令和3年度高山市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)まで ○議長(中筬博之君) 日程第10 認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算についてから日程第21 議第73号 令和3年度高山市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)までの12件を一括議題とします。 予算決算特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので、御了承を願います。 ただいま議題となりました認第1号から認第9号までの決算9件並びに議第71号から議第73号までの予算3件については、去る9月21日、22日及び24日の3日間、全員をもって構成する予算決算特別委員会を開催し、審査いたしました。 最初に、認第1号から認第9号までの決算9件についてであります。 令和2年度の決算の概要は、一般会計については、歳入決算額635億1,000万円、歳出決算額604億6,000万円、歳入歳出差引額30億4,900万円で、繰越明許費繰越額など翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は15億7,400万円となっております。 なお、地方自治法第233条の2の規定により、実質収支額のうち8億円が財政調整基金に繰り入れられております。 また、国民健康保険事業特別会計から後期高齢者医療事業特別会計までの特別会計7会計については、各会計とも黒字、水道事業会計については、純利益1億4,900万円、下水道事業会計については、純利益ゼロ円となっております。 本委員会におきましては、こうした決算の状況を踏まえ、第八次総合計画に基づく各種施策について、予算が適切かつ効率的に執行されているのか、どんな成果があったのか、決算を次年度の事業執行や予算編成にどう生かしていくのかなど、予算と決算の連動性という観点から、決算書はもとより、主要施策実績報告書、事業シート、監査委員の決算及び基金の運用状況等に係る審査意見書等を参考にしながら、幅広い見地から慎重に審査を行ったところであります。 認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算の審査においては、新型コロナウイルス感染症により通常の事業実施が困難となる中、多額の不用額が発生することとなったが、そうした中でどのように事業の目的達成に向けた取組が進められたか、現在進められている事業見直しも含め、予算策定に向けてどのように課題を捉え、反映させようとしているのかといった視点を中心に審査がなされました。 委員からは、新型コロナウイルスの関連として、総合窓口における対応、職員のオンライン研修の状況、総合防災訓練の成果や課題などについて、また、財源の確保、基金の運用状況、AEDの管理・運用体制、東京事務所の活動状況、大学連携の成果、防災ラジオの普及、家庭教育の充実、障がい者の就労支援、介護人材等の確保、ワクチン接種の状況、自然エネルギーの普及促進、新規就農者支援、鳥獣害防止対策、伝統工芸の継承、地域経済懇談会による成果、移住・定住の状況、通学路における安全確保、不登校児童生徒への対応、小中学校におけるICT環境の整備など、多くの質疑がなされたところであります。 また、一般会計の歳入歳出決算の総括質疑の中では、監査委員による審査意見書で指摘のあった森林環境譲与税、飛騨山脈ジオパーク推進協議会の負担金、協働のまちづくり支援金の在り方について、市民に対し、しっかりと説明責任が果たせるよう、真摯な対応を求める意見が出されました。 さらに、令和4年度の予算の策定に当たっては、将来を見据えた持続可能な財政運営について留意しつつ、事業における政策評価をしっかり行うことや、職員が現場に出向き、市民に寄り添い意見を聞くことを重視してほしいといった意見、ポストコロナに備えた経済対策については、これまで行ってきた事業の振り返りを重視し、継続や拡大など前例踏襲ばかりではなく、方向性をしっかりと定め、事業の見直しを行ってほしいといった意見が出され、これらの意見を踏まえた対応を理事者に求め、総括としたところであります。 次に、認第2号 令和2年度高山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてから認第9号 令和2年度高山市下水道事業会計決算についてまでの特別会計及び企業会計決算については、主に国保や介護保険事業の運営状況、学校給食における地産地消の状況、介護保険事業における新型コロナウイルス感染症の影響、監査委員による審査意見書で指摘のあった水道事業における営業費用の縮減や有収率の向上、下水道事業における財源不足への対応や固定資産の計上漏れについてなどを論点に審査をいたしました。 こうした審査の結果、認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算については起立多数で、認第2号 令和2年度高山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてから認第9号 令和2年度高山市下水道事業会計決算についてまでの8件については、全員一致で原案のとおり認定すべきものと決しました。 次に、予算3件であります。 議第71号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第8号)については、新型コロナウイルス感染症による影響への対応として、感染防止のためのワクチン接種経費や経済対策のための各種住宅関係補助制度の増額、令和3年5月及び7月の豪雨災害に伴う災害復旧費など18億7,200万円余りを追加しようとするもので、主に各種住宅関係補助制度運用へのウッドショックへの影響やSDGsの推進体制、重度障がい者の非常用電源装置の購入制度の概要などを論点に審査した結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第72号 令和3年度高山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)については、保険給付費等交付費等の返還に3,300万円余りを追加しようとするもので、委員からは特段の質疑もなく、原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第73号 令和3年度高山市地方卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)については、寄附による公設地方卸売市場基金への積立てとして40万円を追加しようとするもので、委員からは特段の質疑もなく、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、予算決算特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。 予算決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、上嶋議員。   〔17番上嶋希代子君登壇〕 ◆17番(上嶋希代子君) 通告に基づきまして、令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算審査結果報告に対する反対の討論を行います。 令和2年度は誰もが想像もしていなかった新型コロナウイルスの発生により、世界中が大惨事となりました。国内でも、昨日までに169万4,708人、市内でも340人、7人の死亡が確認されています。何よりも命が大切、何としてもコロナ感染拡大防止にと対策が望まれた1年でした。 高山市においても感染者対応に追われた1年となったところですが、早々に新型コロナウイルス感染症対策本部が設置されました。また、クラスターの発生、日々増えるコロナ感染患者、市民への感染防止への呼びかけ等々、多忙な1年間となったと思います。 また、一方では、7月の思わぬ大災害、大雨による広範囲で起きた災害に、市民の間では不安、不便な年を過ごすことになりました。いまだに心に残る不安や悩みは解決に至っていません。 令和2年度一般会計歳入歳出決算の結果、収入約635億円、そして、支出は604億円になっております。そして、その中で調整基金としては194億円というふうになっていますが、市の財政は市民の税金で成り立っています。この税金を市民の暮らし、そして、営業をしっかり守る安全・安心につなげていくことが最大限に求められています。新型コロナ感染拡大の対応、災害の対策、十分だったでしょうか。補正予算も組まれ、かつてない決算額となっております。市民の暮らしは前年度、消費税10%の痛みは消えない上に、コロナ感染による影響が市民を深く不安と生活困難に陥れているのが現状です。 市民の中でも子どもたちへの多方面からのしわ寄せは大きくなっていると考えます。人間関係をつくる土台の時期を、人と人とのつながりだと考えた日々、体を養う時期、学校は休校、部活も自粛、心も体も大きな影響を受けていると考えています。それは、不登校の生徒が夏休みが終わってから多くなったと発表されていることでも理解できるのではないでしょうか。 高山市の消費、経済も大きく落ち込み、いまだに取り戻せていません。 こうした結果から、令和2年は市民の健康や暮らし応援に最大限に力を入れるべきだったと考えます。 まず、命を大切にを主眼にしたコロナ対策としては、市民誰もがコロナ感染を恐れました。感染防止対策の一番の決め手だと、専門の方が提起されているPCR検査、抗原検査、抗体検査には、市は国や県の対応に任せて、市独自の対応は具体的にはありませんでした。小中高校生、若者の感染も広がってきました。無症状の方を早く発見して、治療をすることによって感染を防ぐことが科学的な見地に立った治療方法だったのに、できなかったことは、市政運営としては認められないと考えます。 また、高山市の経済を支えている中小業者の飲食店、民宿等、そしてお医者さん方への負担は大きな年でした。コロナ感染による自粛で人流が悪くなり、お店を開けられない、人は来ない、職員の待機、これは経済を止めてしまい、市民の活力を失うことになりました。コロナ禍で1人10万円の思い切った市の支援策は市民の感動を呼びました。このときの市の対応、職員の方々が夜を徹して仕事に向かわれたこと、職員への感謝は大変大きなものがありました。 営業への支援策については、支援を受けられた人、受けられなかった業者の方々、申請の仕方に戸惑った人などもあって不協和音が起きました。これは市民の間でも、みんな困っているんだから一斉に補助が出ればいいのにとの声も出ました。飲食店営業については、県も市も厳しいチェック、点検がありました。いつ終わるか分からないコロナ感染と同時の経済不安定に負けない市民への温かい支援は、いまだ改めて必要に迫られているのが現状ではないでしょうか。困った人に優しい政治、これがキャッチフレーズになるように、市民の方々が望んでいるところです。 改めて、市民の誰もが元気の出る高山市になるには市政がどれだけ市民に寄り添う行政を行うかだと考えます。税金を市民の暮らし、営業を守ることにちゅうちょなく投資する、そして市民と共有の立場で市政運営の実現を求めます。私はその一員として、今、頑張っていきたいというふうに考えます。 以上、述べましたことによって、令和2年度の決算に対する反対の討論といたします。 以上です。 ○議長(中筬博之君) 次に、水門議員。   〔19番水門義昭君登壇〕 ◆19番(水門義昭君) 高山市議会斐翔・自民クラブを代表し、認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論いたします。 令和2年度は第八次総合計画の後期計画の初年度に当たります。その年度で、令和元年度末から全世界的に感染が始まった新型コロナウイルス感染症や7月を始めとする大雨による豪雨災害により、当初予算としていた事業を計画どおりに実施すべきかの判断等、苦慮された年度でありました。 そんな中でも、総合計画での目指す都市像に向けて、各部署の担当職員においては様々な施策を効率的、効果的で、献身的に実施されたことを、心から敬意を表するものであります。 その結果の決算として、主要事業を精査した上で、歳入決算総額635億1,012万円、歳出決算総額604億6,086万円で、歳入歳出差引残額は30億4,926万円を結ぶことになりました。翌年度に繰り越す財源14億7,547万円を差し引き、実質収支は15億7,379万円の黒字であります。これに前年度の黒字と財政調整基金積立てと取崩しを差し引いた実質単年度収支は43億6,361万円の赤字であり、財政計画にあるように年々財政的にも厳しい状況に進んでいることには間違いありませんが、大切な財源を効率的、効果的に実施されたことを認めるところであります。 数度にわたる補正予算を組んで、新型コロナウイルス感染症への感染対策や特別定額給付金給付事業、プレミアム付き商品券事業等の経済対策を十分に精査しながら進められました。飛騨民俗村再整備事業、小中学校電子黒板、デジタル教科書、1人1台タブレット端末配置事業、宮川人道橋整備事業などの大きな事業を実施されたこと、また、財政の健全化指標数値はいずれも国が示す基準内であり、健全な財政運営であったことにも大きく評価もいたすところでございます。 もろもろの決算審査、指摘事項につきましては、先週までの委員会での各委員からの質疑、発言、また、監査委員からの協働のまちづくり支援基金についてなど、幾つかの指摘がある事項を真摯に受け止め、早急の改善、改革を望むところであります。 今後も、人口減少、新型コロナウイルス感染症の影響による市税等の減収、高齢化による扶助費等、義務的経費の増加が見込まれ、あわせて地域経済の活性化を両立させるためには、安定した財政基盤の維持を望むところでもあります。 決算審査において、今後の事業執行に当たり、2つの要望をしておきます。 1点目は、新型コロナウイルス感染症の感染対策と経済対策について、状況を判断する上で必要である施策については、十分に時期を逸することなく対応すること。 2点目は、近年は毎年のように発生している豪雨災害であります。いつ災害が発生するか分からない状況が続いています。市民に寄り添った早期の災害復旧と被災箇所の原状復帰、危険な要望箇所の改善に努めていただくことを求めて、賛成の討論といたします。 ○議長(中筬博之君) 次に、沼津議員。   〔9番沼津光夫君登壇〕 ◆9番(沼津光夫君) ただいま議題となっております認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算について、高山市政クラブを代表して、賛成の討論を行います。 令和2年度は、高山市のあるべき姿とまちづくりの方向性を示す第八次総合計画後半スタートの年であり、令和2年度予算は人口減少や少子高齢化など様々な課題があり、安心して暮らせる持続可能なまちづくりを進めるため、産業の振興に関する取組として、事業継承の支援やスマート農業の導入の支援、暮らしの安心・安全としては、産後ケアや独り親家庭への支援や地域医療の確保、教育では、学校への電子黒板、デジタル教科書の配置など、まちの基盤の構築では、耐震補強の助成、無電柱化の促進、児童遊園地整備助成、街路松之木千島線の整備に加え、新型コロナウイルス感染症への様々な支援対策など、多岐にわたる積極的な予算が編成され、鋭意取り組まれてきました。 令和2年度の一般会計決算は、歳入総額が約635億円、歳出総額が約605億円で、収支としては約30億円の黒字であり、翌年度へ繰り越すべき財源約15億円を控除した実質収支では約15億円の黒字でありました。 単年度収支では、財政調整基金取崩し約49億円等を差し引き、単年度実質収支では約43億円の赤字となっております。 令和2年度は新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策や7月の甚大な被害があった豪雨災害による補正予算を含め、19回の補正もあり、年間を通じて多様な予算を着実に執行され、予算現額に対し、執行率は約84%となっております。 予算決算特別委員会においては、当初予算や補正予算で計画された多くの事業について、主要施策実績報告書や決算審査資料、そして、事業ごとに作成された事業シートや監査委員により提出された決算審査意見書などを基に、決算の内容を慎重に審議いたしました。 結果、各事業の実施により成果が現れており、また、財政分析においても、健全性が確認できたことから、令和2年度の高山市一般会計決算については、様々な課題に対して積極的に取り組まれ、財政的にも良好な決算であったと判断いたします。 一方で、予算時には期待された事業費の中には、結果として不用額として計上されたものも見受けられ、今回の実績を踏まえた今後の予算反映にも留意していただくことを期待するものです。 また、監査委員からの指摘があるように、協働のまちづくり支援金では、コロナ禍での事業推進が難しい状況もあった中での余剰金返納がなされず、当初の予算額を大きく超える備品購入が数多く見られたと報告がありました。予算に対しての決算であり、問題視もするが、方向性を協議していく答弁があり、今後の対応を検証していくこととしました。 なお、新型コロナウイルス感染症による影響について見通しがつかない中で、今後の市政運営においては、税収が減少すると考えられる中、義務的経費は増大し、新型コロナウイルス感染症による対策と対応、豪雨災害などによる早期復旧等支援など、市民の安心・安全の確保と産業経済の回復が重要な課題となってきます。 市政運営においては、新型コロナウイルス感染症に起因する様々な課題への対応や行財政への課題や市民ニーズに積極的に対応していただくとともに、引き続き第八次総合計画の着実な推進に努め、持続可能なまちづくりを推進していただくことをお願いし、高山市政クラブを代表して、賛成討論といたします。 ○議長(中筬博之君) 次に、岩垣議員。   〔13番岩垣和彦君登壇〕 ◆13番(岩垣和彦君) ただいま議題となっております認第1号 令和2年度高山市一般会計歳入歳出決算について、創政・改革クラブを代表し、賛成の立場で討論をいたします。 令和2年度は、第八次総合計画後期計画の初年度に当たり、協働、創造、自立を柱とする基本理念を基に、経済対策、環境対策、文化振興などの取組を進めるとするスタートとなりました。 しかし、年度当初から新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出により、感染対策の徹底はもとより観光客の大幅な減少で市内経済への影響が不安を増す中、7月の豪雨災害による影響がさらに加わり、かつて経験したことのないような厳しい1年となりました。 その中で19本、総額226億7,000万円に及ぶ補正予算を編成し、感染症対策や経済対策、災害復旧などの策を講じ、当初予算462億円を大幅に超える、一般会計総額688億7,945万円の予算を整えられました。コロナ禍による先が見えない中、手探りの状態で行政運営を進められ、難しい判断を余儀なくされるなど、1年間ででき得る策を講じていただいたものと捉えております。 一方、決算審査の中で課題となった1つが、監査委員からの指摘にもある協働のまちづくり事業支援金の取扱いについてです。この支援金は、まちづくり協議会が主体的に取り組む、地域を維持、改善、振興する事業や、まちづくり協議会の運営に係る費用として、市内20のまちづくり協議会に総額2億5,000万円が交付されているものです。 市側の説明では、コロナによって事業実施が困難となったため、代替事業に充当した。また、災害発生によって災害関連の備品等に充当したため、返還がなかったと説明をされました。しかし、高山市の協働のまちづくり支援金交付要綱の解釈では、事業の変更に当たっては、総会もしくはそれに準ずる機関で変更承認を受けた上で、その内容を市長に提出するものと捉えています。コロナ禍で臨時総会など開催ができない状況にあったとしても、ルールにのっとった対応は行政執行上の責務であり、そういった内容を指導、助言するのが、担当部署はもちろんのこと、まちづくり協議会担当職員の役割でもあります。 さらに加えれば、まちづくり協議会の事業予算には住民からの会費等の収入も加えられて予算が編成されています。コロナ禍で事業ができなかったことで他の事業に置き換えられましたが、その内容等については行政として厳しくチェックができたのか疑問が残ります。 コロナ禍で多くの市民や事業者も困窮し、先が見えない不安の中で日々を過ごしています。いま一度、公金の捉え方と忠実な執行の重要性を再認識していただくよう認識し、終わります。 ○議長(中筬博之君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、認第1号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 認第1号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(中筬博之君) 起立多数であります。よって、認第1号については委員長報告のとおり決しました。 次に、認第2号から認第9号までの決算8件並びに議第71号から議第73号までの予算3件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、認第2号から認第9号までの決算8件並びに議第71号から議第73号までの予算3件については委員長報告のとおり決しました。  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 休憩します。     午前10時38分休憩   〔議案配付〕  ――――――――○――――――――     午前10時39分再開 ○議長(中筬博之君) 休憩を解いて会議を続行します。  ================ △日程第22 議第77号 高山市芸術文化顕彰について ○議長(中筬博之君) 日程第22 議第77号 高山市芸術文化顕彰についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 田谷企画部長。   〔企画部長田谷孝幸君登壇〕 ◎企画部長(田谷孝幸君) ただいま上程になりました議第77号につきまして御説明申し上げます。 議第77号につきましては、高山市芸術文化顕彰を受ける方の選定について、高山市芸術文化顕彰及び奨励に関する条例第3条の規定に基づき、御同意をお願いしようとするものでございます。 議案の7ページを御覧ください。 高山少年少女合唱団を、芸術文化顕彰を受ける団体として選定しようとするものであります。 高山少年少女合唱団は、昭和45年7月1日設立の団体であります。 8ページの資料を御覧ください。 高山少年少女合唱団は、多年にわたる音楽活動を通じて、地域の青少年の芸術性を高めるとともに、積極的に国内外の合唱団と文化交流を図るなど、市の芸術文化の振興、発展に貢献されておられます。また、その功績が認められ、平成26年度には岐阜県芸術文化奨励、平成29年度には岐阜県芸術文化顕彰の栄に浴されておられます。 以上で説明を終わらせていただきます。何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案については、原案のとおり同意することに決しました。  ================ △日程第23 議第78号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第9号) ○議長(中筬博之君) 日程第23 議第78号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第9号)を議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 上田財務部長。   〔財務部長上田和史君登壇〕 ◎財務部長(上田和史君) ただいま議題となりました議第78号 令和3年度高山市一般会計補正予算(第9号)について御説明申し上げます。 追加提出いたしました別冊の補正予算書を御覧ください。 この補正につきましては、新型コロナウイルス感染症に関し、岐阜県に緊急事態宣言が発令されたことを受け、感染防止の観点から市有施設を休業としたことに伴い、緊急事態措置期間における指定管理施設の収入減を補填するため、指定管理料を増額しようとするものであります。なお、緊急事態宣言の対象区域に岐阜県が追加されましたのが議案送付日と同日の8月25日であったこと、また、9月9日には期間の延長が発出されたことなどから、本日、追加で上程させていただいたものでございます。 それでは、1ページを御覧ください。 本文であります。 令和3年度高山市の一般会計の補正予算(第9号)は、次に定めるところによる。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,670万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ509億4,635万円とするものであります。 第2項は歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表、歳入歳出予算補正によるものであります。 3ページの第1表、歳入歳出予算補正につきましては、読み上げを省略させていただきます。 5ページを御覧ください。 事項別明細書の歳出であります。 第5款農林水産業費、第1項農業費、第3目農業振興費に、清見里人学校を始めとした農業体験施設5施設の指定管理委託料として130万円を、第6款商工費、第1項商工費、第1目商工振興費に、道の駅7施設、ウッドフォーラム飛騨などの商工振興施設3施設、計10施設の指定管理委託料として1,880万円を、第2項観光費、第2目観光施設費に、飛騨の里を始めとした観光施設15施設の指定管理委託料として6,660万円を、第3目自然公園費に、五色ヶ原の森1施設の指定管理委託料として150万円を、第9款教育費、第4項社会教育費、第2目文化会館費に、市民文化会館1施設の指定管理委託料として380万円を、6ページに移りまして、第5項保健体育費、第2目体育施設費に、飛騨高山ビッグアリーナを始めとした体育施設43施設の指定管理委託料として470万円をそれぞれ追加するものであります。 これらの財源につきましては、4ページの歳入のとおり、第19款繰入金、第1項基金繰入金、第1目財政調整基金繰入金において、財政調整基金から9,670万円を繰り入れることとしております。 以上で説明を終わらせていただきます。御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案について、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 休憩します。     午前10時47分休憩   〔教育長中野谷康司君退席〕  ――――――――○――――――――     午前10時47分再開 ○議長(中筬博之君) 休憩を解いて会議を続行します。  ================ △日程第24 議第74号 教育長の任命について ○議長(中筬博之君) 日程第24 議第74号 教育長の任命についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 國島市長。   〔市長國島芳明君登壇〕 ◎市長(國島芳明君) ただいま議題となりました議第74号 教育長の任命についてにつきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の定めるところにより御同意をお願いしようとするものでございます。 議案つづりの1ページを御覧ください。 現在教育長であります中野谷康司さんは、本年9月30日をもちましてその任期が満了いたしますので、引き続き教育長として任命しようとするものでございます。 中野谷康司さんは、昭和町1丁目にお住まいの64歳で、所属政党は無所属であります。主な経歴につきましては、2ページに資料を載せておりますので、御覧いただきますようお願いいたします。 人格が高潔で、識見も高く、教育行政に精通されており、教育長として適任と存じますので、任命につきまして御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 それでは、ただいま説明のありました本案について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案については、原案のとおり同意することに決しました。   〔教育長中野谷康司君着席〕  ================ △日程第25 議第75号 教育委員会委員の任命について ○議長(中筬博之君) 日程第25 議第75号 教育委員会委員の任命についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 國島市長。   〔市長國島芳明君登壇〕 ◎市長(國島芳明君) ただいま議題となりました議第75号 教育委員会委員の任命についてにつきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の定めるところにより、御同意をお願いしようとするものでございます。 議案つづりの3ページを御覧ください。 現在委員であります白田美樹さんは、本年9月30日をもちましてその任期が満了いたしますので、引き続き委員として任命しようとするものでございます。 白田美樹さんは、高山市久々野町柳島にお住まいの56歳で、所属政党は無所属であります。主な経歴等につきましては、4ページに資料を載せておりますので、御覧いただきますようお願いいたします。 人格が高潔で、識見も高く、教育委員会委員として適任と存じますので、任命につきまして御同意を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 それでは、ただいま説明のありました本案について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案については、原案のとおり同意することに決しました。  ================ △日程第26 議第76号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(中筬博之君) 日程第26 議第76号 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 國島市長。   〔市長國島芳明君登壇〕 ◎市長(國島芳明君) ただいま議題となりました議第76号 人権擁護委員候補者の推薦についてにつきましては、人権擁護委員法の定めるところによりまして、人権擁護委員の候補者を推薦することについて御意見を求めるものでございます。 議案つづりの5ページを御覧ください。 現在、委員であります加藤雅宏さんは、本年12月31日をもちまして、その任期が満了いたしますので、引き続き候補者として推薦しようとするものでございます。 加藤雅宏さんは、高山市上岡本町1丁目にお住まいの68歳であります。主な経歴等につきましては、6ページの資料を御覧いただきますようお願いいたします。 温厚にして人望も厚く、人権擁護委員として適任と存じますので、推薦方につきまして御意見を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 それでは、ただいま説明のありました本案について、御意見はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御意見がありませんので、本案についてはさよう決しました。  ================ △日程第27 発議第4号 高山市議会会議規則の一部を改正する規則について ○議長(中筬博之君) 日程第27 発議第4号 高山市議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題とします。 提出者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (発議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(中筬博之君) 岩垣議員。   〔13番岩垣和彦君登壇〕 ◆13番(岩垣和彦君) ただいま議題となりました発議第4号 高山市議会会議規則の一部を改正する規則について、提案説明をさせていただきます。 この規則改正は、高山市議会会議規則第14条の規定に基づき提出するものでございます。 提出者は、高山市議会議員岩垣和彦、賛成者は、高山市議会議員水門義昭、車戸明良、榎隆司、石原正裕の各議員であります。 提案の理由は、欠席の届出について変更するため改正しようとするものであります。 これは、令和3年6月16日に、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の一部を改正する法律が公布、施行されたことを受け、公選による公職等としての活動と、妊娠、出産、育児、介護等の家庭生活との円滑かつ継続的な両立を支援するための体制の整備、その他政治分野における男女共同参画の推進に関する取組を積極的に進めることのできる環境の整備を行うものであります。 裏面を御覧ください。 左側が改正前、右側が改正後で、下線部分が改正箇所であります。 第2条第1項中及び第83条第1項中、欠席の届出事由が事故とあるものを、公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助、その他のやむを得ない事由に改めるものであります。 また、新たに第2条第2項として、議員は、出産のため出席できないときは、出産予定日の6週間、多胎妊娠の場合にあっては、14週間前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして、あらかじめ議長に欠席届を提出することができること、第83条第2項として、委員は、出産のため出席できないときは、出産予定日の6週間、多胎妊娠の場合にあっては、14週間前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの範囲内において、その期間を明らかにして、あらかじめ委員長に欠席届を提出することができることを定めるものであります。 附則ですが、この規則は、公布の日から施行するものであります。 以上で説明を終わらせていただきます。議員各位の御賛同を得て、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中筬博之君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中筬博之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。  ================ ○議長(中筬博之君) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。 國島市長。   〔市長國島芳明君登壇〕 ◎市長(國島芳明君) 発言のお許しをいただきましたので、令和3年第5回高山市議会定例会が閉会されるに当たり、御挨拶を申し上げます。 去る9月1日に開会されました本定例会におきまして、議員の皆様には、連日にわたり本会議並びに各委員会を通じて御審議を賜り、ありがとうございました。 今議会に当初提案上程いたしました条例改正案件を始め、令和2年度一般会計、特別会計並びに企業会計の決算認定やコロナ対策並びに豪雨災害に伴う災害復旧費などを主な内容とする一般会計補正予算並びに特別会計補正予算、また、教育長の任命、教育委員会委員の任命などに加えて、追加上程をさせていただきました高山市芸術文化顕彰の選定や、コロナウイルス感染拡大の影響に伴う指定管理委託料を増額するなどの一般会計補正予算の議案につきまして、それぞれ御決定をいただき、誠にありがとうございました。 可決の決定いただきました事項につきましては、適切な実施に努めてまいりますとともに、また、決算審査における御指摘、御意見等につきましても、新年度の予算編成及び今後の市政運営において十分検討を加え、適切な計画、執行に努めてまいります。 なお、継続審査議案のうち、否決の決定となりました議第57号 高山市駅前広場等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてにつきましては、審議の過程においていただきました御意見につきまして整理を行い、対応してまいりたいと考えております。 さて、世界的に収束の見られない新型コロナウイルス感染症でございますが、岐阜県を含む19都道府県に発令されている緊急事態宣言は来る9月30日までが期限となっております。市内、県内を含め、全国的に新規感染者数や病床使用率などは減少の傾向にございますが、先行きは不透明であり、第6波の想定も必要との分析も伺っているところでございます。 今後ともこれまでと同様に気を緩めることなく、マスクの着用や手洗い、密の回避など、基本的な感染予防の徹底を図るとともに、引き続き商工、観光、農林事業者などへの支援を通じて、社会経済活動の回復に取り組んでまいります。 なお、ワクチン接種につきましては、9月24日現在で、1回目接種が終了した方が5万8,196名であり、これは対象となる方の74.7%になります。また、2回目まで完了された方が4万5,825名で、同じく58.8%の方が接種完了となっております。引き続き国や県に対し、安定的なワクチン供給を要望していくとともに、ワクチン接種を希望する全ての皆様に、できるだけ早期に接種できるよう努めてまいります。 結びに当たり、会期中の議員各位の活動に対しまして敬意と感謝を申し上げ、今議会の閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。 ○議長(中筬博之君) 以上で市長の発言を終わります。  ================ △閉議・閉会 ○議長(中筬博之君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全て終了しましたので、本日の会議を閉じ、令和3年第5回高山市議会定例会を閉会します。     午前11時02分閉会==================================== 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         高山市議会 議長  中筬博之               議員  谷村昭次               議員  上嶋希代子...