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03月19日-05号

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  1. 高山市議会 2020-03-19
    03月19日-05号


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    最終取得日: 2022-12-26
    令和2年第1回定例会令和2年第1回高山市議会定例会会議録(第5号)=======================◯議事日程 令和2年3月19日(木曜日)午前9時30分開議第1 会議録署名議員の指名第2 議第 1号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例について第3 議第 2号 高山市行政改革推進委員会設置条例の一部を改正する条例について第4 議第 4号 高山市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例について第5 議第 8号 高山市分担金徴収条例の一部を改正する条例について第6 議第16号 高山市消防団条例の一部を改正する条例について        (以上総務環境委員会報告)第7 議第 3号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例について第8 議第 6号 高山市国民健康保険条例の一部を改正する条例について第9 議第14号 高山市公民館設置条例の一部を改正する条例について第10 議第15号 高山市体育施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第11 議第21号 松ヶ丘公園斎場の使用に係る事務の委託に関する規約の変更について        (以上福祉文教委員会報告)第12 議第 5号 高山市手数料条例の一部を改正する条例について第13 議第 7号 高山市家畜診療所設置条例について第14 議第 9号 高山市産業振興基本条例の一部を改正する条例について第15 議第10号 高山市公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例について第16 議第11号 高山市観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第17 議第12号 高山市営住宅条例等の一部を改正する条例について第18 議第13号 高山都市計画事業高山周辺土地区画整理事業施行条例を廃止する条例について第19 議第17号 高山市水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例について第20 議第19号 損害賠償の額の決定について(奥飛騨温泉郷平湯)第21 議第20号 損害賠償の額の決定について(千島町)        (以上産業建設委員会報告)第22 議第18号 高山市第八次総合計画基本計画の変更について        (以上総合計画に関する特別委員会報告)第23 議第22号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第4号)第24 議第23号 平成31年度高山市下水道事業特別会計補正予算(第3号)第25 議第24号 平成31年度高山市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)第26 議第25号 平成31年度高山市水道事業会計補正予算(第2号)第27 議第26号 令和2年度高山市一般会計予算第28 議第27号 令和2年度高山市国民健康保険事業特別会計予算第29 議第28号 令和2年度高山市地方卸売市場事業特別会計予算第30 議第29号 令和2年度高山市学校給食費特別会計予算第31 議第30号 令和2年度高山市介護保険事業特別会計予算第32 議第31号 令和2年度高山市観光施設事業特別会計予算第33 議第32号 令和2年度高山市後期高齢者医療事業特別会計予算第34 議第33号 令和2年度高山市水道事業会計予算第35 議第34号 令和2年度高山市下水道事業会計予算第36 議第36号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第5号)        (以上予算決算特別委員会報告)第37 発議第1号 新型コロナウイルス感染症に関わる対策についての決議第38 陳情第3号 六厩産業廃棄物最終処分場設置計画に反対する要望書第39 陳情第4号 新型コロナウイルス感染症報道に対する緊急予算措置等の対応を求める要望書  ================◯本日の会議に付した事件 1 日程第1 会議録署名議員の指名 1 日程第2 議第1号から   日程第6 議第16号まで    総務環境委員会報告 1 日程第7 議第3号から   日程第11 議第21号まで    福祉文教委員会報告 1 日程第12 議第5号から   日程第21 議第20号まで    産業建設委員会報告 1 日程第22 議第18号    総合計画に関する特別委員会報告 1 日程第23 議第22号から   日程第36 議第36号まで    予算決算特別委員会報告 1 日程第37 発議第1号 1 追加日程 総合計画に関する特別委員会の廃止 1 日程第38 陳情第3号及び   日程第39 陳情第4号  ================◯出席議員(24名)   1番       石原正裕君   2番       笠原 等君   3番       西本泰輝君   4番       松林 彰君   5番       中谷省悟君   6番       伊東寿充君   7番       谷村昭次君   8番       西田 稔君   9番       沼津光夫君  10番       榎 隆司君  11番       山腰恵一君  12番       渡辺甚一君  13番       岩垣和彦君  14番       中筬博之君  15番       倉田博之君  16番       松山篤夫君  17番       上嶋希代子君  18番       車戸明良君  19番       水門義昭君  20番       橋本正彦君  21番       中田清介君  22番       小井戸真人君  23番       谷澤政司君  24番       牛丸尋幸君  ================◯欠席議員(なし)  ================◯説明のため出席した者の職氏名  市長        國島芳明君  副市長       西倉良介君  理事        亀山裕康君  企画部長      田谷孝幸君  総務部長      清水孝司君  財務部長      上田和史君  市民活動部長    川田秀文君  福祉部長      荒城民男君  市民保健部長    矢嶋弘治君  環境政策部長    田中 裕君  農政部長      林 篤志君  林政部長      細野達也君  商工観光部長    東野敏朗君  海外戦略部長    田中 明君  建設部長      野中偉伸君  都市政策部長    西永勝己君  水道部長      村田久之君  会計管理者     井口智人君  教育長       中野谷康司君  教育委員会事務局長 北村泰気君  消防長       中川宏規君  ================◯事務局出席職員氏名  事務局長      森下 斉君  次長        下屋 仁君  自動車運転職員   櫻本明宏君  ――――――――◯――――――――     午前9時30分開議 ○議長(橋本正彦君) これより本日の会議を開きます。  ================ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(橋本正彦君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、石原正裕議員、牛丸尋幸議員を指名します。  ================ △日程第2 議第1号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例についてから  日程第6 議第16号 高山市消防団条例の一部を改正する条例についてまで ○議長(橋本正彦君) 日程第2 議第1号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例についてから日程第6 議第16号 高山市消防団条例の一部を改正する条例についてまでの5件を一括議題とします。 総務環境委員長の報告を求めます。 水門総務環境委員長。   〔19番水門義昭君登壇〕 ◆19番(水門義昭君) ただいま議題となりました条例案件5件について、去る3月11日、総務環境委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第1号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例については、地方自治法の改正に伴う条例改正で、審査においては、地方自治法改正の背景といった論点からの質疑に対し、改正内容には内部統制に関する方針や監査制度の充実強化などがあるが、その中で、職員や長の損害賠償責任については、一定程度の賠償限度額を設定することで、萎縮せずに仕事ができるようにという趣旨があるとの答弁がありました。 また、一定の賠償限度額は条例に定めているのかとの質疑に対し、政令で定めている限度が妥当かどうか、また、どういったものを重大な過失がないときとするのかというような議論がまだ足りないことから、当市も含め、全国的にも条例制定に至っていない自治体が多いとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第1号については全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第2号 高山市行政改革推進委員会設置条例の一部を改正する条例については、将来にわたって持続可能で安定的な行政経営を行うため改正するもので、審査においては、これまでの行政改革の成果はとの質疑に対し、市町村合併等も含め、職員数や市債残高の削減など、着実な効果が出てきたと捉えており、行政改革を着実に進めてきたと認識しているとの答弁がありました。 また、行政改革推進委員会での議論と今後についてといった論点からの質疑に対し、先月、委員会から受けた答申は、方針の内容や計画の名称変更は適当である。これからは長期的に行政を経営していく視点が必要であるといった意見であった。 今後は、市が有している人、物、金や地域のつながりも含めた様々な経営資源をもっと積極的に活用しながら、市民サービスの向上を図り、新たな取組に関しても委員会から意見をいただいていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第2号については全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第4号 高山市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例については、会計年度任用職員制度の導入に伴う条例改正で、審査においては、対象となる会計年度任用職員の考え方といった論点からの質疑に対し、令和2年度当初のフルタイム及びパートタイム会計年度任用職員は、合わせて901人の予定である。このうち、フルタイムは123人であるが、職種によっては労働災害保険の対象になり、本条例の対象にならないため、実際に対象になるのは37人となる。なお、パートタイムは、報酬を支給する非常勤の職員になるため、労働災害対象外の場合は、現行の条例が適用され、公務災害の対象となっているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第4号については全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第8号 高山市分担金徴収条例の一部を改正する条例については、岐阜県ライフライン保全対策事業費補助金交付要綱の制定に伴う条例改正で、審査においては、対象となる道路はとの質疑に対し、国道、県道、市道、農道など、全ての道路が対象となる。なお、どの道路を実施するかについては、県や市、電力会社などの関係機関から成るライフライン保全対策会議で決定するとの答弁がありました。 また、事業に期限はあるのかとの質疑に対し、県の要綱では平成31年度から3年ということで期限が決まっている。市においては、令和2年度及び3年度の2年で16路線程度を実施する予定であるが、これで全て終わるということではなく、それ以降も検討は進めていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第8号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第16号 高山市消防団条例の一部を改正する条例については、消防団員の処遇を改善するため、特別報酬と出動手当の支給額等を改正するもので、審査においては、特別報酬の支給の考え方といった論点からの質疑に対し、災害対応など、例えば1つの活動において8時間以内を目途に出動班を交代することを考えているが、さらなる活動を余儀なくされることもあるので、8時間を超えるような長時間にわたる活動の場合に支給するという考え方である。なお、支給額は7,000円以内だが、その都度、状況により額を定めるとの答弁がありました。 また、出動手当の支給の考え方といった論点からの質疑に対し、消防団活動を災害に伴う出動、災害に備えた訓練や警戒活動、出初め式などの消防団としての行事、日頃の各種点検といった4つに区分し、それぞれの状況により額を定めるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第16号については全員一致で可決すべきものと決しました。 以上で総務環境委員会の報告を終わります。 ○議長(橋本正彦君) 総務環境委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第1号から議第16号までの5件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、議第1号から議第16号までの5件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第7 議第3号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例についてから  日程第11 議第21号 松ヶ丘公園斎場の使用に係る事務の委託に関する規約の変更についてまで ○議長(橋本正彦君) 日程第7 議第3号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例についてから日程第11 議第21号 松ヶ丘公園斎場の使用に係る事務の委託に関する規約の変更についてまでの5件を一括議題といたします。 福祉文教委員長の報告を求めます。 車戸福祉文教委員長。   〔18番車戸明良君登壇〕 ◆18番(車戸明良君) それでは、ただいま議題となりました条例案件4件、事件案件1件につきまして、去る3月12日、福祉文教委員会を開催し、審査をいたしました。その経過と結果について御報告を申し上げます。 議第3号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例については、成年被後見人に係る規定等を見直すために改正するもので、審査においては、本議案の提出が今定例会となった理由はとの質疑に対し、昨年11月19日付で、国から印鑑登録証明事務処理要領の一部改正の通知があり、自治事務としても公的な証明であることを踏まえ、県内の他自治体の対応や法律に詳しい方への見解など、確認を行うのに時間を要したため、今回の提出に至ったとの答弁が、また、成年被後見人から印鑑登録申請があった場合の取扱いはとの質疑に対し、法定代理人が同行しており、かつ当該成年被後見人本人による申請がある場合は、意思能力を有する者として申請を受け付けることとして差し支えないという国の通知を踏まえ、対応する予定であるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第3号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第6号 高山市国民健康保険条例の一部を改正する条例については、国民健康法施行令の改正に伴い改正するもので、審査においては、賦課限度額の見直しにより影響のある世帯数及び影響額はとの質疑に対し、10月現在で、基礎賦課分については271世帯、介護納付金分については176世帯であり、合わせて約690万円の増額を見込んでいるとの答弁が、また、後期高齢者支援金分のみ賦課限度額が据え置きとなっている理由はとの質疑に対し、被用者保険とのバランスを考慮しながら、当面は限度額の超過世帯の割合が加入世帯の1.5%に近づくように段階的に引き上げている。限度額を超えている世帯の割合が基礎賦課分や介護納付金分と比較し、少ないため据え置きとなっているとの答弁が、また、制度改正の周知といった論点からの質疑に対し、本算定を行う中で該当者には周知を図る文書とともに、国民健康保険の仕組みが分かるガイドブックを送付させていただく。また、広報や市のホームページを通じてもお知らせするとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第6号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、議第14号 高山市公民館設置条例の一部を改正する条例については、奥飛騨栃尾生涯学習館を廃止するため改正するもので、審査においては、施設の利用状況はとの質疑に対し、平成27年が351人、平成28年が312人、平成29年が479人、平成30年が693人であり、いずれも柔道団体の利用であるとの答弁が、また、収蔵してある民俗資料の今後の取扱いはとの質疑に対し、各支所地域でも同様な案件があるため、来年度に向けて収蔵管理体制について見直しを行っていくとの答弁が、また、跡地の活用方針はとの質疑に対し、公共施設等総合管理計画では短期の間に解体の予定としているが、跡地の活用については決定はしていないとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第14号につきましては全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第15号 高山市体育館施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、一之宮ゲートボール場及び久々野総合運動公園老人運動広場を廃止するため改正するもので、審査においては、利用団体の意見はとの質疑に対し、一之宮ゲートボール場については、まち協、長寿会、町内会に、久々野総合運動公園老人運動広場については、それらの団体に加えて指定管理者へも説明を行い、了解を得ているとの答弁が、また、跡地の活用方針はとの質疑に対し、跡地の活用については決定はしていないが、久々野総合運動公園老人運動広場については、管理棟の解体に係る費用を令和2年度の予算で計上しているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第15号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第21号 松ヶ丘公園斎場の使用に係る事務の委託に関する規約の変更については、上宝町及び奥飛騨温泉郷の住民が広域的に利用する飛騨市火葬場に光明苑を追加するため変更するもので、審査においては、上宝町及び奥飛騨温泉郷の住民の光明苑の利用状況と自己負担額はという質疑に対し、年間平均で二、三件の利用があり、飛騨市火葬場条例に基づき、12歳以上の場合は1件当たり5万円、12歳未満の場合は1件当たり3万円という負担をしていただいているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第21号につきましては全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で福祉文教委員会の報告を終わります。 ○議長(橋本正彦君) 福祉文教委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、採決を行います。 議第3号から議第21号までの5件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、議第3号から議第21号までの5件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第12 議第5号 高山市手数料条例の一部を改正する条例についてから  日程第21 議第20号 損害賠償の額の決定について(千島町)まで ○議長(橋本正彦君) 日程第12 議第5号 高山市手数料条例の一部を改正する条例についてから日程第21 議第20号 損害賠償の額の決定について(千島町)までの10件を一括議題とします。 産業建設委員長の報告を求めます。 中筬産業建設委員長。   〔14番中筬博之君登壇〕 ◆14番(中筬博之君) ただいま議題となりました条例案件8件、事件案件2件について、去る3月13日、産業建設委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第5号 高山市手数料条例の一部を改正する条例については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の改正に伴い改正するもので、審査においては、法改正の背景といった論点からの質疑に対し、省エネ性能に優れた住宅を増やしていきたいという国の考えから、現行法の評価方法に簡易な方法が加えられたとの答弁が、また、専門的知識の必要性といった論点からの質疑に対し、法改正に伴い、国や建築士の関係団体等で様々な講習会が開催され、参考資料も出されている。そういったもので、建築士の皆さんに技術的なことなどを習得いただくとともに、市職員においてもスキルアップを図っているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第5号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第7号 高山市家畜診療所設置条例については、飛騨農業共済事務組合の解散に伴い高山市家畜診療所を設置するため制定するもので、審査においては、家畜診療所の体制といった論点からの質疑に対し、獣医師4名の職員体制となるとの答弁が、また、飼養形態の多頭化と高能力化が進む中、防疫強化や飼養管理指導の充実を図る必要があると考えるが、その対応はといった質疑に対し、家畜診療所を設置することで、これまで以上に畜産農家への防疫指導や病気にかからないための予防指導にも力を入れていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第7号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第9号 高山市産業振興基本条例の一部を改正する条例については、産業振興の取組をより一層推進するため改正するもので、審査においては、事業者の役割として域外資本企業に努力義務を求めているが、今後どのようにアプローチするのかとの質疑に対し、本条例の趣旨を分かりやすい形で書面にし、市民や事業者の方々と共有するとともに、まずは顔と顔を見合わせて御協力をお願いする、そういった地道な取組から進めていく。また、市のまちづくりの考え方、歴史文化などを理解いただくことが大変重要であり、行政だけではなく、事業者や産業振興団体とも連携して取り組んでいくことが大事であると考えているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第9号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第10号 高山市公設地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例については、卸売市場法の改正に伴い改正するもので、審査においては、法改正による影響といった論点からの質疑に対し、規制緩和が図れる法改正となっているが、卸業者、買受人、生産者による取引委員会において合意が取れた場合に緩和してもよいという規定である。今回は必要最低限の条例改正としており、特に大きな影響は出ないと考えているが、現在、市場の在り方を検討しており、取扱量が増えるような規制緩和については、今後検討していきたいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第10号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第11号 高山市観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、特選館あじかを民間による運営とするため改正するもので、審査においては、地権者との交渉の状況はとの質疑に対し、地権者から市と契約したいという意向があり、市が借りてあじかファミリー会に貸与する形とし、地代については、地権者とあじかファミリー会の意向を踏まえて、市が間に入って調整し交渉がまとまったとの答弁が、また、今後の市のサポート体制といった論点からの質疑に対し、情報発信や様々な運営に関する相談に応えていきながら、あじかを国府地域の魅力の1つとしてサポートしていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第11号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第12号 高山市営住宅条例等の一部を改正する条例については、市営住宅等の連帯保証人の見直し等を行うため改正するもので、審査においては、国は、連帯保証人を入居の前提から転換するよう通知しているが、県内他市の動向はとの質疑に対し、公営住宅を設置している県を含む34自治体のうち、3月1日現在で、連帯保証人を不要としているのは1自治体のみで、ほかは連帯保証人を継続することとしているとの答弁が、また、本来、公営住宅の入居条件は、全国一律であるべきと考えるがとの質疑に対し、地域によって課題に違いが出てくると考える。当市の場合は、非常に広い市域にどのように配置していくか、高齢者の割合や生活所得など様々な課題があるため、地域の実情に合わせた対応が必要と考えるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第12号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第13号 高山都市計画事業高山周辺土地区画整理事業施行条例を廃止する条例については、当該事業が完了するため廃止するもので、審査においては、事業完了に当たり、長期間を要した駅周辺土地区画整理事業の内容について、市民に分かりやすく周知することは考えているのかとの質疑に対し、事業が終わったから完成ということではなく、そこからまちづくりを進めていくということであるため、どういう目的で、どういう取組をしてきたのかというところも含めて、しっかり周知を図っていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第13号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第17号 高山市水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例については、高山市下水道事業特別会計及び高山市農業集落排水事業特別会計に地方公営企業法を全部適用することに伴い改正するもので、審査においては、地方公営企業法適用による議会との関わりといった論点からの質疑に対し、地方自治法で規定する議決事件の一部を適用除外することとなり、1億5,000万円以上の工事または製造の請負については、今後契約の議決がなくなる。この点については、これまでどおり契約審査会の審査や財務部における手続において、公平性透明性の確保に努めていきたい。そのほか、財産の取得、不動産の信託、寄附に関すること、賠償額の決定については適用除外とされているが、条例に規定し、引き続き議会に諮るとの答弁がありました。 また、企業会計化に伴う財政運営の考え方といった論点からの質疑に対し、経営戦略の策定や財政シミュレーションなどを行っているが、現時点でも数億円の財源不足が生じており、一般会計からの繰入れで補填している。今後は、企業会計の受益者負担の原則に基づき、経費削減や使用量の確保等に努めていく。また、財務諸表の導入により、経営状況を見える化し、将来を見据えた経営戦略も可能となるため、広報等を通じて周知し、使用料の値上げについても御理解いただけるよう努めていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第17号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第19号 損害賠償の額の決定については、奥飛騨温泉郷平湯地内において発生した漏水事故による損害に対し、賠償金を支払うことについて議決を求めるもので、審査においては、損害賠償金の支払いの時期といった論点からの質疑に対し、相手方に御迷惑をおかけしている中、前金払いや市が工事発注できないかといった検討をしたが、損害賠償という枠の中では、相手方からの請求額が決定してからの流れが基本であり、議案となることも踏まえ、事前に相手方や施工業者に説明し、議決後の支払いとなることで了解いただいたとの答弁が、また、本事案と同様の融雪機能のある道路における配水管の敷設状況はとの質疑に対し、上水道管が埋設されている場所は市内に21か所あり、そのうち、耐用年数が来ているのは、今回漏水事故のあった平湯の市道を含め2か所ある。平湯については、現在老朽管の更新計画路線としており、今後、計画の中で、布設替えを行うという予定であり、他の1か所については次の計画で更新を検討していくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第19号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第20号 損害賠償の額の決定については、千島町地内での配水管布設替工事において発生した濁水による損害に関し、賠償金を支払うことについて議決を求めるもので、審査においては、事故原因と今後の対応といった論点からの質疑に対し、断水範囲を極力小さくするため、配水区域の切替えを行った際、発生した濁水で取り切れないものがあった。これまで同様な対応で断水件数を減らした実績も踏まえ対応したが、平常時と圧力の異なる水を送ったこと、受水槽の動作との関連など難しいケースであり、濁りの発生を予見できなかった。今後はこれを経験値とし、マニュアル等を作成し、リスクの大小を判断する中、リスクが大きい場合は、基本の断水方法を選択することで再発防止に取り組んでいくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第20号については全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で産業建設委員会の報告を終わります。 ○議長(橋本正彦君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(橋本正彦君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第5号から議第20号までの10件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、議第5号から議第20号までの10件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第22 議第18号 高山市第八次総合計画基本計画の変更について ○議長(橋本正彦君) 日程第22 議第18号 高山市第八次総合計画基本計画の変更についてを議題とします。 総合計画に関する特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので、御了承を願います。 ただいま議題となりました議第18号 高山市第八次総合計画基本計画の変更については、去る3月18日、総合計画に関する特別委員会を開催し、審査いたしました。 本議案は第八次総合計画の策定から5年を経過することに伴い、市を取り巻く環境の変化を踏まえ、変更しようとするものです。 この基本計画の見直しに当たりましては、これまで4回にわたって特別委員会を開催し、市と協議を行ってきたところであります。 昨年7月には見直しの考え方と計画の構成について、9月には3つのまちづくりの方向性と15のまちづくり戦略の体系、まちひとしごと創生総合戦略との統合について、10月には地域ごとのまちづくりについて、12月にはそれまでの特別委員会での議論、市民との意見交換会等における市民意見を踏まえ、全ての構成の内容について、それぞれ協議され、様々な論点から議論を行ってきました。 本議案の審査に当たっては、第八次総合計画基本計画の変更が、これまでの議論などを踏まえた上で生涯学習の位置づけ、まちづくりの基本となる地域の捉え方、市民との情報共有、SDGsの推進などを論点に審査を行いました。 以上のような審査の結果、議第18号については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、総合計画に関する特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。 総合計画に関する特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました本案について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、本案については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第23 議第22号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第4号)から  日程第36 議第36号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第5号)まで ○議長(橋本正彦君) 日程第23 議第22号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第4号)から日程第36 議第36号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第5号)までの14件を一括議題とします。 予算決算特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので、御了承を願います。 ただいま議題となりました議第22号から議第34号まで及び議第36号の14件については、去る16日から18日までの3日間、全員をもって構成する予算決算特別委員会を開催し、審査いたしました。 最初に、平成31年度の補正予算案件5件についてであります。 議第22号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第4号)につきましては、市営スキー場の指定管理料の増額、小中学校へのタブレット端末の導入や小中学校の特別教室へのエアコン設置など、合わせて14億6,000万円余りを追加するもので、主に市営スキー場の利用状況、小中学校へのタブレット端末の活用方法などを論点に審査した結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第36号 平成31年度高山市一般会計補正予算(第5号)については、新型コロナウイルス感染症対策等に伴う金融機関等の融資に対し、利子補給を行うため債務負担行為を追加しようとするもので、主に今後の追加経済対策などを論点に審査した結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第23号 平成31年度高山市下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、国庫補助金の一部返還に伴い1,300万円余りを追加するもので、補助対象経費の内容などを論点に審査した結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第24号 平成31年度高山市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)については、介護予防サービス給付費に900万円を追加するもので、委員からは特段の質疑もなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第25号 平成31年度高山市水道事業会計補正予算(第2号)については、配水管布設替工事等に伴い発生した損害に対する補償金に500万円を追加するもので、委員からは特段の質疑もなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、令和2年度の予算案件9件についてです。 議第26号 令和2年度高山市一般会計予算については、予算規模462億円で、第八次総合計画の後半5年間の1年目として、これまでの取組を継続しつつ、新たな事業を加え、希望ある輝くまち高山の実現に向け、編成されたものであります。 委員からは、若者等活動事務所の活用、災害対策、高齢運転者の安全対策、GISの多目的利用、移住促進、海外戦略の取組、公共交通の利用促進、環境政策顧問の活用、障がい児通所支援、成年後見制度、スマート農業の取組、家畜防疫対策、林業担い手育成強化、伝統工芸品産業の振興、地域経済戦略の取組、事業承継支援、働き方改革、飛騨民俗村再整備の推進、除雪対策、耐震化の促進、空き家対策、消防団活動への支援、郷土教育の推進など、各種施策について、施策立案の背景や経緯、市民の皆様の思いや意見の反映、市民生活への影響、決算を踏まえた予算措置の妥当性といった論点から、数多くの質疑がなされたところであります。 議第27号 令和2年度高山市国民健康保険事業特別会計予算から、議第34号 令和2年度高山市下水道事業会計予算までの特別会計企業会計予算につきましては、予算規模の総額302億7,720万円で、主に特定健康診査受診率向上に向けた取組、認知症への支援、観光施設事業の在り方、GISの機能と活用、下水道使用料の今後の見通しなどを論点に審査をいたしました。 こうした審査の結果、議第26号 令和2年度高山市一般会計予算については起立多数で、議第27号 令和2年度高山市国民健康保険事業特別会計予算から議第34号 令和2年度高山市下水道事業会計予算までの8件については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、予算決算特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。 予算決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第26号について討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、上嶋議員。   〔17番上嶋希代子君登壇〕 ◆17番(上嶋希代子君) ただいま議題となりました議第26号 2020年度の高山市一般会計予算について、私は日本共産党市議団を代表して、反対の討論を行います。 皆さん、今、日本はもとより世界中が新型コロナウイルスの発生によって、暮らしがどうなるのか、暮らしを支えている経済がどうなっていくのかなど、心配な日々となっています。その中でも、安倍首相の身近な大臣にも相談もなしに行った小中学生に一律休校を発したことは、子どもたちを始め学校現場に大きな影響を与えています。 また、国際色豊かなお客さんを迎えていた高山市への外国の方も激減しています。もちろん、国内のお客さんも減っています。ある老舗の店の方は、40年前の高山市の風景だとも言っておられました。こうした新型コロナウイルスの問題は、まちの経済を押し潰しています。今年度予算に入っていませんので、改めて早急の特別の対策が求められています。 子どものこと、そして、高齢者で行く場所もなくなった人、早急な対策が求められています。 また、市民の暮らしでいえば、昨年の10月からの消費税の10%への引上げがされたことによって市民の暮らしや経済を大きく落ち込ませています。消費税でいえば、5%から8%に上がった後、中小零細企業の方は特に体力がもたなくなり、お店を辞める方も増え、まちは寂しくなってしまいました。そうした状況の上に10%の消費税の実施です。市民の暮らし、中小零細企業への大きな影響は計り知れません。高山市の景気動向調査にもはっきり表れています。ここを支援するのが国、県、市の財政の在り方だと考えます。 国は、国民の暮らし向きにはなかなか振り向きができず、相変わらずの大企業優先支援、軍事費の増大となっています。何よりも社会保障費の削減は、大きく国民の暮らしを困らせています。今こそ、弱者切捨ての政治をやめさせて、社会保障優先の政治に切り替えることを強く訴えるものです。 高山市の来年の予算はどうでしょうか。市民の暮らし応援になっているでしょうか。 一般会計462億円の使い方です。合併して、大きなまちになった高山市を支えていくには大変な苦労があります。少子化、人口減少、高齢化、若者定住の政策、老朽化した公共施設の維持など、課題はいっぱいです。これを支えていけるのは高山市の市民の皆さんです。高山市を支える市民の暮らし、一人一人に目を向けられ、安心でき、希望を語れる暮らしをどうするのか。これらの解決には市の財政運営が問われるのではないでしょうか。 中小零細企業の方の多い高山市です。支えられているでしょうか。高齢者、年金での生活を支えているでしょうか。安心となっている介護になっているでしょうか。介護保険や医療の心配、これはどうでしょうか。子育て安心でしょうか。労働者の賃金、暮らしを支えているでしょうか。 高山市の予算を見てみますと、例えば大型バスの導入だとか、宮川人道橋、聖火リレー、これも皆さんの要求があっての実現だとは思いますが、明日の生活に困っている人もたくさんおられます。この人たちへの手厚い予算も必要ではないでしょうか。 例えば、子育て支援として学校給食費の全額補助、高校生までの医療費の無料化、働く人への賃金は最低1,000円から1,500円になるような手だて、介護士、保育士への働きがいのある賃金や中小零細企業への支援策など、早急に必要になっているのではないでしょうか。高いと言われている国保料の引下げの実現、今こそ財政は住民の暮らし応援の政策にするべきだと考えます。その中でまず、国へは、消費税を少なくとも5%に戻すことを要求すること。また、5兆円を超える費用を費やす戦争への道はやめ、平和な希望のある日本へ転換、安心して医療を、老後を迎えていけるような医療が必要だと考えます。 市民の方も利用されています飛騨市民病院の廃止、これは医療構想によって、今、提案されています。この医療構想は見直すべきだと考え、充実した医療体制の実現などを求めていき、国の予算を地方へ回すことを求めます。 新型コロナウイルス対策としては、国、県へは要求を届け、市でできることは早急に手を打つべきだと考えます。 何でも使える財政調整基金は218億円あります。 飛騨市では、きめ細かな対応がされて市民の方が元気になっているという記事もありました。 市民の財政運営に今求められていることは、市民の多様な声や願いが真っすぐ通る、風通しのいい、気楽に語り合える市政が求められているのではないでしょうか。 ごみ焼却場、火葬場建設、課題解決にも市民の声が上がりやすくすることが必要だと考えます。 情報公開をし、誰もが参加しやすいまちづくり、これができれば町はもっと元気になれるのではないでしょうか。 若者、身近に語る場所や人を求めています。何をやるにも、財政が必要となってきます。市民が使いやすい財政の在り方が必要だと考えます。 2020年度予算に対する意見を述べて反対討論とします。 ○議長(橋本正彦君) 次に、榎議員。   〔10番榎隆司君登壇〕 ◆10番(榎隆司君) ただいま議題となっております議第26号 令和2年度高山市一般会計予算について、高山市政クラブを代表して賛成の討論を行います。 令和2年度は、高山市のあるべき姿とまちづくりの方向性を示す第八次総合計画の後半のスタートの年となります。 人口減少や少子高齢化などにより、様々な分野での課題が生まれている中、その課題を克服し、安心して暮らせる持続可能なまちづくりを進めるためには、第八次総合計画後期計画の着実な執行は、その根幹をなすものとして大変重要であります。 令和2年度の予算は、総合計画に定める目指す都市像の実現に向けた取組を継続するとともに、希望ある輝くまち高山の実現に向けて、現在、市が抱える課題へ対応する大切な予算であることから、予算決算特別委員会において、その重要性を踏まえ、その予算内容を慎重に審議いたしました。 一般会計においては、予算総額462億円となっています。全体を見ますと、歳入においては、市税はほぼ前年同額を確保され、地方交付税は合併特例期間の終了を踏まえ、国の計画に基づき2.5%の増加が見込まれています。 また、各種事業に当たっての国、県の補助金などを積極的に活用されるとともに、これまで積み立ててきた基金の活用や交付税の算入のある市債の発行などにより、施策の推進に必要な財源が確保されているところであります。 歳出においては、平成30年度決算審査のときの指摘事項などがしっかり取り入れられているとともに、持続可能なまちづくりに向けて、各分野にきめ細やかな予算配分がされた内容となっています。 具体的には、産業の振興に関する取組として、事業継承の支援やスマート農業の導入の支援、暮らしの安心安全としては、産後ケアや独り親の家庭、家族への支援や地域医療の確保、周産期医療に向けた取組、教育では、学校への電子黒板、デジタル教科書の配置などが予算化されています。まちの基盤の構築として、耐震補強の助成、無電柱化の促進、高齢運転者への交通安全対策、街路松之木千島線の整備など、多岐にわたって様々な事業が計画されています。 総括として、今回提出された令和2年度一般会計予算は、新たな時代への幕開けとしての予算として適切であると判断したところであります。 今回の補正予算に新型コロナウイルスに対する利子補給などの緊急支援が上程されましたが、いつ収束するか不安が続く中、今後も、市民、事業者の皆さんが安心して暮らせるまちづくり、そして活気あるまちづくりを思い切った対策とスピード感を持って取り組み、予算計上した計画内容を行政経営としての手腕を発揮するとともに、地域住民の意見をしっかり受け止め、丁寧な説明を果たし、確実に実行することを求め、高山市政クラブを代表しての賛成の討論といたします。 ○議長(橋本正彦君) 次に、伊東議員。   〔6番伊東寿充君登壇〕 ◆6番(伊東寿充君) それでは、ただいま議題となりました議第26号 令和2年度高山市一般会計予算につきまして、斐翔自民クラブを代表し、賛成の立場から討論いたします。 令和2年度は、高山市第八次総合計画前半5年間における課題の総点検を終え、変化著しい社会情勢にあって、後期5年間の着実な第1歩とする意味においても、非常に重要な年であると認識し、審査に当たらせていただきました。その際には、次々年度以降に控える著大事業に向けた現実的な計画年度となることも鑑み、予算に見えない部分での取組にも留意し、また期待を寄せ、これに当たったものであります。 令和2年度一般会計予算総額は、前年度比1.3%減の462億円の規模となり、著しい増減はないものの、社会保障費の経年に伴う増加に加え、八次総合計画、公共施設等総合管理計画などの着実な推進に対し、多額の財政需要が見込まれる中、より創意工夫を凝らし編成に当たられたものと推察いたします。 新規拡充事業としては、子育て環境の充実、地域医療の確保等、住民の生活を支える事業に加え、高度な教育環境の構築や防災、観光振興における施設整備等においても、市長公約である希望ある輝くまち高山の実現に向け、各分野において、時代と市民ニーズに配慮ある予算編成がされたものと評価するものであります。 性質別に見ると、義務的経費で、昨対1.3%の増、投資的経費で3.4%の減と、平成30年度決算でも指摘されました財政の硬直化に懸念が及ぶところではありますが、地方債残高の減少や利率見直しの効果として6.2%の公債費削減による公債費負担比率の引下げ、投資的経費の減は若者等活動拠点施設整備や観光特化型バス購入の終了に伴うものとして一定量の発注を維持しながらも、将来への種まきが芽吹く年であると期待を寄せる視点もあります。 また、一般行政経費については、下水道事業の公営企業法適用による影響等での区分の移行は見られますが、全体で3.2%の減となり、地方公共団体の普遍的な目的でもある社会福祉の増進といった観点からも、市民サービスを損なうことなく、計画的な流れの中で堅実な予算編成と適正化が図られたことを評価させていただくところであります。 一方で、新型コロナウイルス感染症による世界的な経済停滞は、高山市にも深刻な影を落としています。住民の生命と安全を最重要の視点とし、突発的な経済危機に対しても国、県と連携しながら、より柔軟かつ効果的な対策が求められると同時に、八次総後期計画初年度の位置づけとして、連続した計画における単年度での到達点をどの程度までシミュレーションし、中身が充実した予算執行となるのかといった点にも行政手腕が問われるところであります。 以上の点に御留意いただくことを求め、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(橋本正彦君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第26号についての討論を終結いたします。 それでは、採決を行います。 議第26号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(橋本正彦君) 起立多数であります。よって、議第26号については委員長報告のとおり決しました。 それでは、採決を行います。 ただいま議決されました議第26号を除く議第22号から議第25号及び議第27号から議第36号までの13件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、議第22号から議第25号及び議第27号から議第36号までの13件については委員長報告のとおり決しました。  ================ △日程第37 発議第1号 新型コロナウイルス感染症に関わる対策についての決議 ○議長(橋本正彦君) 日程第37 発議第1号 新型コロナウイルス感染症に関わる対策についての決議を議題とします。 提出者の説明を求めます。  ――――――――――――――――   (発議案は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(橋本正彦君) 中田議員。   〔21番中田清介君登壇〕 ◆21番(中田清介君) 皆様御承知のとおり、今回、世界的規模で蔓延する新型コロナウイルス感染症に対する世界の動揺、またそれから発生する経済的動揺に対して、大きな混乱を生もうとしております。 この時期に際しまして、議会の意思を改めて表明し、その対応方を行政に求めるものであります。 それでは、提案をさせていただきます。 ただいま議題となりました発議第1号 新型コロナウイルス感染症に関わる対策についての決議について提案説明をさせていただきます。 この発議は、高山市議会会議規則第14条の規定に基づき提出するものであります。 提出者は、高山市議会議員中田清介。賛成者は高山市議会議員牛丸尋幸、車戸明良、山腰恵一、沼津光夫、西田稔、伊東寿充の各議員であります。 裏面を御覧いただきます。 それでは、案文の朗読をもって説明に代えさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症に関わる対策についての決議。 昨年12月末に、新型コロナウイルス感染症が中国本土で発症し、世界中で感染が拡大している。 我が国においても、2月に国内初の感染者が確認され増加の一途にある。その後の経過を見れば、ヨーロッパでの感染者数が激増し、中国以外の感染者数が中国本土の感染者数を上回るなどパンデミックの様相を呈している。そのことは、世界全面株安を招くなど、世界経済並びに金融面での動揺を引き起こしている。しかし、この感染症の抑え込みが世界経済回復への道として先般のG7の緊急テレビ会議でその意思統一も図られたところである。 こうした中、矢継ぎ早に打ち出された国の感染拡大防止策もあり、我が国では爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度持ちこたえられているものの、その経済的影響への危惧は拡がるばかりである。 観光に依存する高山市においても、入り込み客数の激減により、市内経済は著しく低迷し、その回復の見込みが立っておらず、今後の市内経済の在り方やまちづくりの方向性にまで動揺が走っている。よって、市におかれては、下記の事項について早急にこれまで以上の対応をされるよう求める。 1つ、新型コロナウイルス感染症から市民の生命と健康を守るため、国、県、他自治体、事業者、医療機関と連携する中で万全の対応に全力を尽くすこと。 2つ、被雇用者の生活危機及び事業者の経営危機に対応するため、国の緊急つなぎ融資などと併せ、地元金融機関と連携する中であらゆる資源を投入し、きめ細かな対応を講じること。 以上、決議する。 令和2年3月19日、高山市議会。 以上で説明を終わらせていただきます。議員各位の御賛同を得て御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(橋本正彦君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。  ================ △追加日程 総合計画に関する特別委員会の廃止 ○議長(橋本正彦君) お諮りします。 先ほど、議第18号 高山市第八次総合計画基本計画の変更についてが議決されました。 この際、総合計画に関する特別委員会の廃止を日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、総合計画に関する特別委員会の廃止を日程に追加し、議題とすることに決しました。 それでは、総合計画に関する特別委員会の廃止を議題といたします。 ここで、総合計画に関する特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので、御了承を願います。 総合計画に関する特別委員会は、高山市議会の議決すべき事件を定める条例において、高山市総合計画における基本計画が議決事件とされていることから、総合計画の見直しに関する調査研究及び審査を行うことを目的として、令和元年6月に設置したものであります。 今議会に議案として上程されるまでの間、4回にわたって特別委員会を開催し、基本計画の見直しの考え方、まちづくりの方向性、地域ごとのまちづくりなど、様々な論点から議論を行ってきたところです。 こうした経過を踏まえ、今議会に第八次総合計画基本計画の変更についてが上程され、特別委員会での審査を経て、先ほど全員一致で可決したところであります。 本特別委員会のこれまでの活動内容を踏まえ、本特別委員会の在り方について協議いただいた結果、本会議において第八次総合計画基本計画の変更についてが議決された後、本特別委員会は廃止すべきと決定されたところであります。 今後の市政運営においては、人口減少や少子高齢化が急速に進展する中、経済環境の変化、財政状況の深刻化を始め、様々な課題が山積しております。 私ども市議会は、こうした課題と真摯に向き合う中で、第八次総合計画が着実に推進されるよう、また、この計画に込められている市民の皆様の思いが実現されるよう、二元代表制の一翼を担う議事機関としてこの計画の執行を監視、評価する責務と役割を果たしてまいります。 市におかれましても、第八次総合計画の着実な推進に向け、スピード感を持って取り組まれますようお願いを申し上げ、報告といたします。 以上で総合計画に関する特別委員長の報告を終わります。 それでは、ただいまの委員長報告のとおり総合計画に関する特別委員会を廃止することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(橋本正彦君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  ================ △日程第38 陳情第3号 六厩最終処分場設置計画に反対する要望書 △日程第39 陳情第4号 新型コロナウイルス感染症報道に対する緊急予算措置等の対応を求める要望書 ○議長(橋本正彦君) 陳情第3号 六厩産業廃棄物最終処分場設置計画に反対する要望書から、日程第39 陳情第4号 新型コロナウイルス感染症報道に対する緊急予算措置等の対応を求める要望書までの2件を一括議題とします。  ――――――――――――――――    (陳情文書は本号その2に掲載)  ―――――――――――――――― ○議長(橋本正彦君) ただいま議題となりました陳情2件につきましては、お手元に配付しております陳情文書表のとおりであります。 これを議長において、受理したことを報告いたします。 なお、陳情原本につきましては、事務局において保管しておりますので、随時御覧願いたいと思います。 以上で陳情第3号及び陳情第4号の陳情2件を終わります。  ================ ○議長(橋本正彦君) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。 國島市長。   〔市長國島芳明君登壇〕 ◎市長(國島芳明君) 発言のお許しをいただきましたので、令和2年第1回高山市議会定例会が閉会されるに当たり、御挨拶を申し上げます。 去る2月25日に開会されました本定例会におきまして、議員の皆様には連日にわたり本会議並びに各委員会を通じて御審議を賜り、令和2年度高山市一般会計予算及び高山市第八次総合計画基本計画の変更を始め、提案させていただきました全議案につきまして、それぞれ御決定をいただき、誠にありがとうございました。 議決いただきました事項につきましては、いただいた御意見等を踏まえて適正な実施に努めてまいります。 さて、新型コロナウイルス感染症については、一昨日、岐阜市において県内3例目となる感染者が確認されるなど、高山市においても予断を許さない状況が続いております。 世界に目を向けると、世界保健機関がパンデミックを宣言し、各国が出入国制限を強化して、各種経済指標も大幅な悪化を示すなど先行きが不透明になっております。 高山市では市民の健康、安全を守ることを最優先にして、国、県の動向を踏まえ、市民や事業者、各種団体など、多くの皆さんの御協力をいただき、感染防止に向けたあらゆる措置に取り組んでおります。幸い、本日まで市内における感染者は確認されていないところでありますが、気を緩めることなく、常に危機意識を持ちながら、一層の感染防止に努めてまいります。 一方で、感染防止のための取組が長引くことによって多方面に深刻な影響が出始めている現実がございます。 学校の臨時休業は引き続き春休みにつながり、休みが長期化していきます。子どもたちのストレスケアが重要となってきており、教育委員会を中心に、福祉、市民活動等の部局を中心にしながら、関係団体としっかり連携して、きめ細やかな対応に努めてまいります。 また、現在3月22日まで設定している不特定多数が参加するイベント等並びに一部施設の利用自粛につきましては、国、県の動向も見極めながら、延長も含めて適切に判断しなければなりませんけれども、旅行やイベント、多人数による会食などの自粛が長引くことにより、市内経済、中でも宿泊事業者、それから飲食事業者、もちろん、関連する幅広い業種に深刻な影響が出始めております。今議会において補正予算を可決いただいた利子補給、保証料補給によって、当面の資金調達を支援しつつ、新たな経済支援策を早急に取りまとめ、実施するとともに、国、県に対してさらに手厚い支援を講じられるよう要請をしてまいります。 また、ただいま議決されました新型コロナウイルス感染症に関わる対策についての決議を踏まえ、引き続き感染を防止することが最優先課題ではありますが、早期の経済再生のための措置を速やかに講じられるよう、全庁を挙げてその準備を進めてまいります。 さて、令和2年度は、第八次総合計画基本計画の後半5か年のスタートを切る重要な年でございます。 令和2年度当初予算においても、今後人口減少や少子高齢化の進展によって厳しい財政状況が予想されますが、10年、20年先を見据え、本市の将来を担う人材や地域へ投資することに重点を置いた未来志向型の予算を編成させていただき、議決をいただきました。 第八次総合計画基本計画に掲げますまちづくりの方向性とまちづくり戦略の着実な推進を目指し、スピード感を持って、職員一丸となって各種施策に取り組んでまいります。 結びに、会期中の議員各位の活動に対しまして、敬意と感謝を申し上げますとともに、引き続き御指導賜りますようお願いを申し上げ、今議会の閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(橋本正彦君) 以上で市長の発言を終わります。 ここで、議会を代表して一言、感謝とお礼の言葉を申し上げます。 今年度をもって退職されます職員の皆様におかれましては、高山市政発展のために長きにわたって御尽力をいただき、本当にありがとうございました。 今後とも健康に御留意いただき、ますます御活躍をされますことを御祈念申し上げますとともに、高山市の発展のために今後も変わらぬお力添えを賜りますことをお願い申し上げ、感謝とお礼の言葉とさせていただきます。 以上で発言を終わります。  ================ △閉議閉会 ○議長(橋本正彦君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全て終了しましたので、本日の会議を閉じ、令和2年第1回高山市議会定例会を閉会します。     午前10時48分閉会―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。         高山市議会 議長  橋本正彦               議員  石原正裕               議員  牛丸尋幸...