御
異議なしと認めます。よって、今
定例会の
会期は16日間と
決定いたしました。
お諮りいたします。
この際、
日程の順序を変更し、議第44号
大垣市
功労章を授与することについてから議第47号
人権擁護委員候補者の
推薦についてに至る4
議案を先議いたしたいと思います。これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う者あり〕
3:
◯議長(
日比野芳幸君)
御
異議なしと認めます。よって、4
議案は先議することに
決定いたしました。
まず、議第44号
大垣市
功労章を授与することについてを
議題といたします。
市長に
提案理由の
説明を求めます。
市長。
〔
市長 小川 敏君
登壇〕
4:
◯市長(
小川 敏君)
皆さん、おはようございます。
ただいま御
上程になりました議第44号
大垣市
功労章を授与することにつきましては、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 江森滿壽子さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 加藤賢治さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 杉野宗良さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 三宅 治さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 出崎恭子さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 栗田茂康さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 清水豊太郎さんにそれぞれ
功労章を授与いたしたいと存じますので、よろしく御
審議を賜りますようお願い申し上げます。
5:
◯議長(
日比野芳幸君)
これより
採決に入ります。
お諮りいたします。
本案は
原案のとおり決するに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う者あり〕
6:
◯議長(
日比野芳幸君)
御
異議なしと認めます。よって、
本案は
原案のとおり可決されました。
次に、議第45号
大垣地域公平委員会委員の
選任についてから議第47号
人権擁護委員候補者の
推薦についてに至る3
議案を
一括議題といたします。
市長に
提案理由の
説明を求めます。
市長。
〔
市長 小川 敏君
登壇〕
7:
◯市長(
小川 敏君)
ただいま御
上程になりました議第45号
大垣地域公平委員会委員の
選任につきましては、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 伊藤桃子さんを
選任いたしたいと存じます。
次に、議第46号
大垣市
固定資産評価審査委員会委員の
選任につきましては、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 高橋淳子さんを
選任いたしたいと存じます。
続きまして、議第47号
人権擁護委員候補者の
推薦につきましては、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 出崎恭子さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 水野奈穗子さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 水野のぶ子さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 武藤貞昭さん、
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 安田敏明さんをそれぞれ
推薦いたしたいと存じますので、よろしく御
審議を賜りますようお願い申し上げます。
8:
◯議長(
日比野芳幸君)
これより
採決に入ります。
議第45号
大垣地域公平委員会委員の
選任についてから議第47号
人権擁護委員候補者の
推薦についてに至る3
議案を一括
採決いたします。
お諮りいたします。
3
議案それぞれ同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と言う者あり〕
9:
◯議長(
日比野芳幸君)
御
異議なしと認めます。よって、3
議案それぞれ同意することに
決定いたしました。
議第1号
令和2年度
大垣市
一般会計予算から議第43号
損害賠償の額の
決定についてに至る43
議案及び報第1号から報第3号の
専決処分の報告についてに至る3
議案の合わせて46
議案を
一括議題といたします。
市長に
提出議案並びに
市政一般について
説明を求めます。
市長。
〔
市長 小川 敏君
登壇〕
10:
◯市長(
小川 敏君)
新たな
議場におきまして、このように
提案説明ができますことを大変光栄に存じるところでございます。
説明に先立ちまして、
新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた
方々の御
冥福をお祈り申し上げますとともに、
感染された
皆様方の一日も早い御
回復を祈念いたします。
本市におきましても、去る2月24日に
対策本部を設置したところでございますが、
県内初の
感染が確認されるなど予断を許さない状況にあり、
市民の健康を第一に考え、
皆さんの協力を得て、全力で
感染拡大の防止に努めてまいりたいと存じます。
それでは、本日ここに、
令和2年第1回
市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました
令和2年度の
予算及び条例、その他の
議案につきまして御
審議を賜るものでございます。
初めに、私の市政運営に対する所信の一端を述べさせていただきたいと思います。
本日、この新市庁舎におきまして、本市の新たな歴史の始まりとなる最初の
市議会定例会を開催できますことを大変うれしく思いますとともに、これまで多大なる御支援と御協力を賜りました議員各位をはじめ、
市民の
皆様に心から感謝申し上げます。
この庁舎は、防災拠点の中枢として免震構造を採用するなど、地震や水害などの災害においても機能を維持し続け、
市民の
皆様の安全・安心を守る自立型の庁舎でございます。また、豊富な地下水や太陽光などの地域資源や自然エネルギーを最大限に生かした環境に優しい庁舎であるとともに、ロボットやAI、ICTなどの最先端技術を活用した電子市役所でございます。今後とも、子供からお年寄りまで多くの
皆さんが集い、多様なニーズに応えることができる楽しい市役所を目指してまいりたいと思います。
さて私は、今年の漢字1字に「生(うむ、せい)」の字を掲げさせていただきました。昨年の我が国の出生数は、明治32年の統計開始以来初めて90万人を割り込み、少子化と人口減少がより深刻化している状況が明らかとなりました。本市におきましても、同様に出生数の減少傾向が続いており、これまで進めてまいりました子育て日本一の取組をより一層推進し、多くの子供が生まれ、楽しく子育てができるまちづくりに全力を注いでまいります。また、「生(うむ、せい)」の字には、産業や文化、スポーツなど、あらゆるものを生み育てる意味も込められており、産業の分野では新たな企業の誘致に取り組むほか、
大垣ビジネスサポートセンターを中核とした起業、創業の支援を推進するなど、地域産業の振興、発展に努めてまいります。文化、スポーツの分野におきましては、今年は、上石津町にゆかりのある明智光秀が主役のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放映がスタートするとともに、
大垣城が西軍、石田三成の本拠地となった関ケ原合戦から420年を迎える記念の年でもあり、豊かな歴史、文化を持つ本市の魅力を広く
情報発信し、さらなる誘客促進につなげてまいります。また、いよいよ7月には東京オリンピックが開幕いたします。この世界的なスポーツの祭典を盛り上げるため、聖火リレー関連イベントを開催するとともに、本市ゆかりの選手を
市民の
皆様とともに応援することで、スポーツの振興と地域の活性化に取り組んでまいります。今年の干支ねずみは、多産であることから子孫繁栄の象徴とされております。本市の未来を担う子供たちが主役となる次世代を見据えながら、活力ある持続可能なまちづくりを積極的に進めてまいります。
今後とも、
大垣市未来ビジョンの未来都市像「みんなで創る 希望あふれる産業文化都市」の実現に向け、みんなが住みやすく、安心して暮らせる、元気があるまちづくりに取り組んでまいりますので、議員各位をはじめ、
市民の
皆様の一層の御指導と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
それでは、
令和2年度の
予算編成の基本的な考え方につきまして申し上げたいと存じます。
国の
令和2年度の
一般会計予算は、消費税増収分を活用した社会保障の充実、経済対策の着実な実行、歳出改革の取組の継続により、経済再生と財政健全化を両立する
予算編成となっております。一方、地方の
予算編成の指針となります地方財政計画におきましては、地方法人課税の偏在是正措置による財源を活用した地域社会再生事業費が歳出に計上されるなど、通常収支分の総額は前年度比1.3%の増となっております。
本市の財政状況は、歳入につきましては、根幹となる市税において法人税割の税率引下げによる法人
市民税の減収が見込まれますが、固定資産税は家屋の新増築や設備投資の増加により増収が見込まれ、市税全体では0.5%の増となっております。そのほか、税率引上げによる地方消費税交付金の大幅な増収を見込んでおります一方、財政調整基金繰入金の抑制に努め、一般財源の総額は0.6%の増となっております。一方、歳出につきましては、新庁舎建設事業費の減少により一般会計全体では前年度比6.4%の減となりましたが、公共下水道事業等の公営企業化など時代の変化に的確に対応しながら、
大垣市未来ビジョン第1期基本計画に掲げた安心できるまちづくり、元気があるまちづくり、楽しく子育てができるまちづくりの三つの未来創造戦略を構成する事業に積極的に取り組む
予算編成となっております。今回の
予算編成は、希望と笑顔があふれるまちづくりを推進する「新生
大垣 まちづくり
予算」といたしました。
それでは、
令和2年度
予算で取り組んでまいります主な事業の概要につきまして、三つの未来創造戦略に沿って御
説明申し上げます。
一つ目の戦略、安心できるまちづくりでは、災害に強いまちづくりを推進するとともに、防犯、交通安全など暮らしの安全を確保するほか、健康長寿のまちづくりに向け医療体制の充実に努めてまいります。災害に強いまちづくりでは、洪水ハザードマップのほか、地震や土砂災害に関する対策をまとめた防災ガイドブックを最新の知見を踏まえた内容に改訂し、防災知識の普及啓発に取り組んでまいります。暮らしの安全では、安定した給水体制と災害時の応急給水体制の充実を図るため、引き続き北部水源地の整備を進めてまいります。また、児童生徒の登下校中の安全を確保するため、通学路におけるブロック塀等の撤去費用や防犯カメラの設置費用を助成するとともに、通学路にある地下道へ防犯カメラを設置してまいります。さらに
市民病院では、東海3県で初となる新型の放射線治療装置を購入し、西濃医療圏域の中核病院として、がん治療のさらなる充実を図ってまいります。
次に、二つ目の戦略、元気があるまちづくりでは、産業の振興に取り組むとともに、歴史、スポーツ、芸術文化など幅広い分野で活力とにぎわいを創出してまいります。産業の振興では、公設地方卸売市場の西エリアを産業用地として活用し、企業立地を促進するため、事前調査を実施してまいります。観光交流の促進では、戦国
大垣3城再発見事業として、
大垣城、墨俣一夜城、上石津多羅城と、それぞれゆかりの戦国武将、石田三成、豊臣秀吉、明智光秀に焦点を当てた事業を展開するほか、本市と同様、十万石の城下町として発展してきた自治体と連携し十万石サミットを開催するなど、本市の観光資源を生かした地域の活性化に努めてまいります。スポーツの振興では、東京オリンピック・パラリンピックと連携した式典等を実施し、
市民の
皆様と一緒に大会を盛り上げてまいります。
最後に、三つ目の戦略、楽しく子育てができるまちづくりでは、子育て家庭への支援に積極的に取り組むとともに、学校や地域での教育環境の充実に努め、未来の
大垣を担う子供たちの成長を支援してまいります。子育て家庭への支援では、親子等でバスに乗車する際に運賃を無料にする親子お出かけバスチケットの対象児童を小学校2年生以下から小学校6年生以下に拡大するほか、新たに1歳の誕生日を迎えるまでの多胎児を養育する保護者を対象に、外出時のタクシー乗車料金の一部を助成してまいります。また、本市の子育て施策を一目で分かりやすく紹介するパンフレットを作成し、移住促進PRに活用してまいります。さらに、LINEアプリを活用して、保護者から学校に欠席などの連絡や、ウエブを介して保護者へのアンケートの送受信などができるシステムを導入し、保護者の利便性の向上を図ってまいります。教育環境の充実では、中学校の技術・家庭の授業において、ロボットを活用したプログラミング教育を行うほか、
情報工房の交流サロンをIAMASやベンチャー企業等との連携協力のもと、デジタルパークとしてリニューアルし、子供たちがICTに触れ、遊び、学ぶことができる場を提供してまいります。
以上、
令和2年度
予算の基本的な考え方の一端を申し述べさせていただきました。
令和最初の
予算編成として、未来創造戦略に掲げた諸事業に着実に取り組んでまいりたいと存じますので、議員各位をはじめ、
市民の
皆様の御理解を賜りますようお願い申し上げます。
本日提案いたしまして御
審議を願う案件は、
予算関係26件、条例関係14件、その他6件でございます。
それでは、当初
予算関係
議案の詳細につきまして御
説明申し上げます。
令和2年度の
予算規模は、一般会計603億6,000万円、特別会計474億4,780万円、企業会計506億9,520万円、総計1,585億300万円でございます。これを前年度当初
予算と比較いたしますと、一般会計につきましては41億1,000万円、6.4%の減となっております。
次に、主要な事業につきまして、未来ビジョンに掲げる六つの未来のピースごとに御
説明申し上げます。
一つ目は、みんなが住みやすいまちでございます。
建築物の安全対策では、緊急輸送道路沿いの建築物について、耐震改修計画の策定や耐震改修工事を支援し、大規模地震が発生した際の通行の確保に努めてまいります。空き家対策の推進では、立地適正化計画における居住誘導区域内で倒壊のおそれがある危険な空き家等について除却費用への補助を拡充し、快適で安心に暮らせるまちづくりを推進してまいります。公園・緑地の整備では、外渕東公園、綾野北公園などの整備を実施するほか、都市計画
決定された公園について、その後の社会情勢の変化などを踏まえ見直しを進めてまいります。緑化の推進では、
大垣駅南口において、関ケ原合戦420年を記念した花飾りを設置してまいります。上下水道の整備におきましては、簡易水道事業、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業の4会計に地方公営企業法を適用し、企業会計に移行いたします。道路安全対策の推進では、源氏大橋の長寿命化・耐震補強工事を引き続き行うほか、大島町地内ほかの通学路の安全対策を実施し、安心して通行できる道路の整備を進めてまいります。
二つ目は、みんなが元気なまちでございます。
産業活性化の推進では、地域経済牽引事業計画に基づき、設備投資を行う企業を支援し生産性向上による経営力強化と雇用の安定を促進し、地域経済の活性化を図ってまいります。中心市街地の活性化では、新たなランニングイベントとして注目されているFREE10を中心市街地において東京オリンピックに合わせて開催し、地域資源の魅力再発見につなげてまいります。生産基盤の確保では、西美濃農業協同組合のライスセンター建設事業に対して助成し、効率的な施設利用と運営コストの低減を支援してまいります。また、新たに防災重点ため池に指定されたため池について、決壊した場合の想定被害範囲を示すハザードマップを作成してまいります。担い手の確保・育成では、ロボットやICTなどの先端技術を活用し、農業の生産性や品質を向上させるスマート農業への参入を支援してまいります。森林の整備では、森林経営管理制度に基づき森林の整備を行うため、所有者に対する意向調査などを行い、林業の成長産業化と森林の適正な管理の両立を進めてまいります。観光の振興では、本市が舞台となったアニメや映画を活用した観光プロモーションを実施し、さらなる誘客を図ってまいります。就労支援の推進では、従業員の奨学金の返還を支援する企業に対して助成し、地元中小企業の人手不足解消や
大垣地域での定住を促進してまいります。
三つ目は、みんなが安心するまちでございます。
水害対策の推進では、引き続き、南頬ポンプ場の改築を進めるとともに、藤江排水機場と鶴見排水機場の設備更新、水路改修を実施するなど、内水排除の強化を図ってまいります。防災力の向上では、大規模自然災害等から
市民の生命や財産を守り、被害の最小化と迅速な復旧、復興ができるよう、国土強靱化地域計画を策定してまいります。また、来年9月の新庁舎全面オープンに向けて、旧庁舎解体工事と駐車場整備を行ってまいりますとともに、災害による大規模停電が発生した際に、新庁舎の自家発電設備を利用して
市民の
皆様が携帯電話などを充電できるよう必要な機器を整備し、防災体制の強化に取り組んでまいります。防犯対策の充実では、犯罪被害者等に対して国の犯罪被害給付制度より早い段階で見舞金を支給し、被害を受けた直後の経済的負担を軽減してまいります。交通安全対策の充実では、高齢者のアクセルの踏み間違い事故防止のため、自家用車に後づけの安全装置を取り付ける費用の一部を助成し、事故防止を推進してまいります。環境衛生の向上では、飼い主の不明な猫の不妊去勢手術等に係る費用の一部を助成し、生活環境の保全を図ってまいります。
四つ目は、みんながあったかいまちでございます。
感染症予防の促進では、風疹の抗体保有率が低い世代の男性を対象に、抗体検査及び予防接種を引き続き実施してまいります。社会参加の促進では、東京パラリンピックの開催に先立ち、障がい者スポーツの体験イベントを開催し、障がいに対する理解を促進してまいります。障がい児への支援では、老朽化の著しいひまわり学園の移転改築に向け、設計等を行ってまいります。生きがい・健康づくりの推進では、本年10月から11月にかけて岐阜県で開催される全国健康福祉祭ぎふ大会(ねんりんピック岐阜2020)において、市内で6種目の競技を実施するほか、大
会期間中に全国から本市を訪れる
皆様に対しておもてなしや健康づくり教室を開催するなど、大会を盛り上げ活力ある長寿社会の形成を目指してまいります。生活困窮者の自立への支援では、相談支援包括化推進員を配置し、高齢、障がい、生活困窮など複合的な生活課題を抱える相談者に対して総合的な支援を行うほか、就労準備支援や家計改善支援など生活困窮者の生活再生への支援を充実してまいります。
五つ目は、みんなが成長するまちでございます。
乳幼児期の保育・教育の充実では、来年3月の完成に向け、荒崎幼保園の改築を進めるとともに、民間こども園の移転改築事業を支援し、安心して子育てができる環境づくりを推進してまいります。また、保育園、幼保園、幼稚園に自家発電機を配置するとともに防犯カメラを更新、増設し、園内の防災・防犯体制を強化してまいります。多様なニーズに応じた教育の推進では、小中学校における相談体制の充実を図るため、児童生徒及び保護者からのいじめや不登校に関する相談に応じるほほえみ相談員を増員してまいります。また、日本語初期指導教室の指導員と通訳者を増員するほか、外国籍の児童生徒が多い小中学校に音声自動翻訳機を配備し、言語の多様化に対応してまいります。教育環境の整備では、小野小学校屋内運動場の改築に向けた準備など、学校施設の整備に努めてまいります。生涯学習の推進では、老朽化した学習館及びこどもサイエンスプラザの空調設備の更新に着手し、快適な施設環境の整備に努めてまいります。図書館の充実では、民間の読書記録サービスと連携し、パソコンやスマートフォンで読んだ本を簡単に記録できるサービスを提供し、読書に親しむ環境づくりに努めてまいります。スポーツ環境の充実では、劣化が著しい総合体育館の第3体育館の床と庭球場の人工芝を全面改修するほか、武道館では自家発電設備を更新し、安全、快適な利用環境の整備に努めてまいります。芸術文化の振興では、子供から高齢者まで
市民の
皆様が質の高い芸術文化に親しむことができるよう、著名なアーティストによるコンサートを開催いたします。また、体験型・参加型のコンサートやワークショップを開催し、次代を担う子供たちの豊かな想像力を育んでまいります。文化財の保護・活用では、上石津地域で発見された中世山城跡の現地測量を行うとともに、解説パンフレットを作成し文化財の調査、普及に努めてまいります。
最後に六つ目、みんなが主役のまちでございます。
開かれた行政の推進では、市のホームページをリニューアルし、
情報提供の充実を図ってまいります。行政資源の最適化及び効率化の推進では、AIやRPAなどの先端技術の導入に向け実証実験等を行うとともに、ビッグデータの活用を研究するなど
市民サービスの向上と業務の効率化に取り組んでまいります。また、新庁舎の完成開所を記念し、第1駐車場東側にシンボルモニュメントを設置するとともに、矢橋六郎氏のマーブルモザイク作品集の制作を進めてまいります。競輪事業では、競輪場をコンパクトで
市民に親しまれるサイクルパークとして整備してまいります。
以上が主要な事業を中心とする
令和2年度
予算の大要でございます。このうち、一般会計の財源といたしましては、市税270億7,000万円のほか、地方交付税37億4,000万円、国県支出金121億3,800万円余、財政調整基金等各種基金からの繰入金26億8,600万円余、地方交付税の代替財源であります臨時財政対策債16億5,000万円を含む市債42億5,100万円余などを計上いたしました。
以上、
令和2年度一般会計、特別会計、企業会計における
予算編成の概要と施策の基本方針につきまして御
説明申し上げました。
令和2年度の
予算は、
令和最初の
予算編成にふさわしく、未来に希望を持てる
予算として、
市民各界各層の御意見、御要望をできる限り取り入れて編成したものでございます。
次に、議第21号
令和元年度
大垣市一般会計補正
予算から議第26号
令和元年度
大垣市水道事業会計補正
予算までにつきまして、その概要を御
説明申し上げます。
初めに、一般会計でございますが、国の
令和元年度補正
予算に連動し、農業生産基盤の強化と安全・安心の確保に係る事業費を計上いたしました。
まず、農林水産業費の土地改良費では、県営たん水防除事業負担金1,900万円、県営かんがい排水事業負担金1,960万円、県営中山間地域総合整備事業負担金900万円、県営特定農業用管水路等特別対策事業負担金700万円をそれぞれ計上いたしました。
また、教育費の小学校費では、川並小学校の外壁改修事業費6,380万円、宇留生小学校及び江東小学校のグラウンド改修事業費1億7,110万円をそれぞれ計上いたしました。
なお、国の補正
予算に伴う事業費は、総額で2億8,950万円となりますが、事業の年度内の完了が見込めないため、土地改良費を除く2億3,490万円を翌年度に繰り越すものでございます。
次に、総務費の一般管理費では、随時退職者の退職手当9,090万円を計上いたしました。庁舎建設費では、事業費の確定に伴い、新庁舎建設事業費3,980万円、電子市役所構築事業費1,880万円をそれぞれ減額いたしております。企画費では、水の都
大垣ふるさと応援寄附金の増加に伴い、返礼品等に係る経費1億600万円を増額するとともに、2億900万円を基金に積み立ててまいります。諸費では、財政調整基金に6億円、減債基金に2億円を積み立て、将来の財政基盤を強化するとともに、公債費負担に適切に対応してまいります。戸籍住民基本台帳費では、
個人番号カード等交付事務に係る交付金630万円を増額いたしました。交通安全対策費では、養老鉄道株式会社の利益相当額を積み立てております養老線支援基金につきまして、積立金を6,100万円増額し、鉄道存続を支援する事業に活用してまいります。
民生費の社会福祉費では、障がい者の介護等給付事業に係る利用者数の増加等に伴い、生活介護給付費と施設入所支援給付費でそれぞれ1,000万円を増額いたしております。また、プレミアム付商品券発行事業4億円及びその事務費800万円につきましては、年度内の完了が見込めないため、翌年度に繰り越すものでございます。児童福祉費では、利用者数の増加に伴い、児童発達支援給付費で1,300万円を増額いたしております。なお、荒崎幼保園改築事業1億2,289万円につきましては、年度内の完了が見込めないため、翌年度に繰り越すものでございます。
農林水産業費の農業費では、県の交付金の増額に伴い、農業委員事業費75万円、農地利用最適化推進委員事業費45万円をそれぞれ増額いたしております。林業費では、国から配分された森林環境譲与税のうち、今年度事業に充当した残額500万円を新たに創設する森林環境譲与税基金に積み立ててまいります。
商工費では、事業費の確定に伴い、工場等設置奨励金4,000万円を減額いたします。
土木費の道路橋りょう費では、通学路安全対策事業2,362万円につきまして、年度内の完了が見込めないため、翌年度に繰越しいたします。河川水路費では、事業費の確定に伴い、排水機場改修事業費1,400万円、排水機場等維持管理適正化事業費1,000万円をそれぞれ減額いたしております。都市計画費の都市計画総務費では、補助件数等の確定に伴い、木造住宅耐震改修工事費補助金1,642万6,000円、要安全確認計画記載建築物耐震診断費補助金737万4,000円をそれぞれ減額するものでございます。また、公園新設改良費では、国庫補助金の減額等に伴い、綾野北公園整備事業費1,200万円、外渕公園整備事業費1,350万円をそれぞれ減額するものでございます。街路事業費では、県施行街路事業負担金3,200万円、街路整備関連事業費1,400万円を、事業費の確定に伴い、それぞれ減額するものでございます。住宅費では、事業費の確定に伴い、市営住宅長寿命化事業費740万円を減額いたしております。
教育費の教育総務費では、随時退職者の退職手当4,410万円を計上するほか、今後の教育施設の整備に充てるため、公共施設整備基金に2億円を積み立ててまいります。小学校費では、光熱水費の減に伴い、小学校施設維持管理事業費2,110万円を減額いたします。幼稚園費では、対象園児数の増加等に伴い、幼稚園無償化給付費1,160万円を増額いたします。また、国の当初
予算に係る追加補助採択に伴い、小学校費では、荒崎小学校の外壁改修事業費9,530万円、日新小学校及び赤坂小学校のグラウンド改修事業費1億7,970万円、中学校費では、東中学校など5校のトイレ改修事業費2億4,300万円、北中学校及び星和中学校の外壁改修事業費2億9,480万円、幼稚園費では、荒崎幼保園の小学校併設園舎の外壁改修事業費3,180万円をそれぞれ計上し、教育環境の改善を図ってまいります。なお、これらの改修事業費につきましては、年度内の完了が見込めないため、翌年度に繰り越すものでございます。
次に、特別会計でございますが、公共下水道事業会計では、事業費の確定に伴い、下水管布設事業費で1億2,600万円を減額いたします。競輪事業会計では、競輪場施設再整備実施設計委託8,860万円につきまして、年度内の完了が見込めないため、翌年度に繰り越すものでございます。時財産区会計では、財産区が保有する土地に電力会社が地役権を設定する対価として財産収入1,670万円を計上し、全額を基金に積み立ててまいります。
次に、企業会計でございますが、病院事業会計では、
市民病院の医療事故に係る賠償金200万円を計上いたしております。水道事業会計では、下水道の整備に伴う給水管布設替工事費等の減により、仮設配管及び給水管布設替等事業費920万円、配水管布設替事業費2,680万円をそれぞれ減額するとともに、課税仕入控除額の減に伴い、消費税及び地方消費税3,300万円を増額いたしております。
以上、補正
予算関係につきまして御
説明申し上げましたが、今回の補正は、一般会計24億3,980万円の増、特別会計1億930万円の減、企業会計100万円の減、総額にして23億2,950万円の増となります。なお、一般会計の主な財源といたしましては、
個人市民税1億円、法人
市民税2億5,000万円、地方交付税3億1,540万円、国庫支出金2億5,210万円、寄附金3億9,300万円、繰越金8億8,310万円、市債6億8,760万円などを充当したほか、繰入金4億6,170万円を減額措置いたしました。
以上、一般会計、特別会計及び企業会計の補正
予算につきまして、概要を御
説明申し上げました。
続きまして、条例関係等につきまして御
説明申し上げます。
議第27号
大垣市犯罪被害者等支援条例の制定につきましては、犯罪被害者等の権利利益の保護を図るため、犯罪被害者等に対する市の施策の基本となる事項を規定するものでございます。
議第28号
大垣市森林環境譲与税基金条例の制定につきましては、森林の整備等に要する費用の財源として国から譲与される森林環境譲与税について、適正な管理を図るため、基金を設置するものでございます。
議第29号
大垣市産業活性化条例の制定につきましては、市の産業活性化施策を強力に推進するため、地域産業の育成強化、企業立地の促進、観光の振興等に必要な支援措置について規定するものでございます。
議第30号
大垣市職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、被災地への派遣等に伴い単身赴任する職員に対し単身赴任手当を支給するため、必要な規定を整備するものでございます。
議第31号
大垣市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正につきましては、地方公務員法の一部改正による会計年度任用職員制度の導入に伴い、非常勤職員の公務災害に係る補償基礎額の規定について、所要の改正を行うものでございます。
議第32号
大垣市手数料徴収条例の一部改正につきましては、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部改正に伴い、簡易な評価方法による消費性能の認定に係る手数料について規定するほか、所要の改正を行うものでございます。
議第33号
大垣市基金条例の一部改正につきましては、
大垣市地域振興基金を廃止することに伴い、所要の改正を行うものでございます。
議第34号
大垣市印鑑登録条例の一部改正につきましては、印鑑登録を受けることができる者の範囲を適正化するため、所要の改正を行うものでございます。