第8条の重要な資産の取得及び処分でございますが、平成29年度に取得する資産の器械備品としまして、磁気共鳴断層撮影装置1台、内視鏡情報管理システム一式、ガンマカメラ撮影装置1台、手術用顕微鏡システム一式、電子内視鏡装置1台、超音波診断装置1台、人工呼吸器6台、過酸化水素低音プラズマ滅菌装置1台を予定しております。続きまして、恐れ入りますが、別紙資料1-2、
市民病院に関する
委員会に属する平成29年度主要事業概要をごらんいただきたいと存じます。1ページをごらんください。
収益的収入でございますが、主なものを御説明申し上げます。
初めに、病院事業収益でございますが、総額が332億5,300万円で、病院医業収益は総額で327億1,400万円、内訳といたしまして、入院収益が187億6,900万円で、実績に合わせて延べ患者数を23万9,100人で見込み、診療収益が183億1,800万円、給食収益を4億5,100万円で見込んでおります。外来収益は133億3,000万円で、延べ患者数53万3,200人で見込み、外来診療収益が131億8,200万円、健康管理センターの収益を1億4,800万円で見込んでおります。続きまして、その他医業収益の総額が6億1,500万円で、内訳といたしまして他会計負担金が8,700万円で、共済組合負担金の追加費用分等及び医師等の研究研修経費分を一般会計からの繰入金として計上しております。室料収益としましては、特別室の使用料4億100万円を見込んでおります。医療相談収益が320万円、公衆衛生活動収益が1,220万円、受託検査施設利用収益は10万円、次のページに参りまして、
文書料などその他医業収益が1億1,150万円を見込んでおります。
続きまして、病院医業外収益でございます。総額が5億3,800万円、主な内訳としまして、受取利息及び配当金が3,080万円で、預金利息と貸付金利息及び有価証券利息でございます。次に、補助金は1億2,520万円で、医師及び歯科医師の臨床研修病院としての国庫補助金や病院内保育所運営事業補助金等の県補助金でございます。次に、他会計負担金でございます。6,950万円で、3病棟などの増改築を行った際に借り入れた企業債償還利息分に係る一般会計からの繰入金でございます。次に、患者外給食収益が520万円で、職員給食の収入でございます。次のページに参りまして、保育所収益が1,320万円で、これは院内保育所の保育料でございます。次に、長期前受金戻入が6,110万円で、寄附金のほか、固定資産取得時に収入した国庫補助金や県補助金を減価償却にあわせて随時収益化するものなどでございます。次に、その他医業外収益といたしまして、総額2億3,300万円で、不用品の売却収益のほか、治験受託料や有料駐車場の使用料などを計上いたしております。4ページをごらんください。
次に特別利益でございますが、固定資産売却益及び過年度損益修正益として100万円を計上いたしています。
5ページ目からは収益的支出になります。病院事業費用は332億4,300万円で、主なものでございますが、1の病院医業費用が325億8,810万円で、給与費の総額が134億9,250万円でございます。内訳としまして、医師給ほかで、これは医師214人、看護師809人等の病院職員、合計1,482人分の給料と手当でございます。6ページをごらんください。賞与引当金繰入額が7億7,100万円でございます。平成30年6月に支給する期末勤勉手当及び法定福利費のうち、平成30年12月から平成30年3月の4ヵ月分を計上したものでございます。賃金が5億9,580万円で、非常勤の医師やパート看護師等の臨時職員の賃金でございます。退職給付費でございますが6,000万円で、これは退職給付引当金繰入額を新会計基準等に伴い計上したものでございます。こちらにつきましては、平成25年度末の必要額57億円、引当金残額48億円、引当不足分9億円を15年間の分割で計上するものでございます。法定福利費につきましては19億8,310万円で、職員共済組合負担金などでございます。続きまして、材料費でございます。総額が130億6,380万円でございます。内訳といたしまして、薬品費は87億6,350万円、診療材料費が40億7,950万円、給食材料費が2億400万円などでございます。7ページをごらんください。経費でございますが、総額が42億4,710万円で、主な内訳といたしましては厚生福利費が2,680万円で、職員定期健康診断料や市共済会負担金などでございます。職員被服費が2,060万円、消耗品費は1億6,280万円でございます。消耗備品費は3,420万円、光熱水費が3億9,650万円で、電気料、ガス料などでございます。燃料費は1億6,710万円で、A重油等の燃料でございます。印刷製本費が2,300万円、修繕費が3億3,650万円で、医療器械修繕費が1億7,420万円、建物関係の修繕費といたしまして1億5,230万円でございます。保険料が3,870万円、賃借料が6億290万円で、駐車場の用地借り上げなど施設関係の賃借料が1億20万円、医療関係等の賃借料が5億270万円でございます。8ページの委託料のところをごらんください。次に、委託料の総額につきましては23億900万円で、清掃業務など施設維持管理委託料が5億5,590万円、医事業務委託料が8億400万円、医療器械保守業務委託料が4億8,640万円などでございます。次に、通信運搬費が2,260万円、手数料が5,160万円でございます。10ページをごらんください。貸倒引当金繰入額が1,600万円などでございます。貸倒引当金繰入額でございますが、これは平成29年度の新たな未収金に対して、回収が困難と見込まれる額を計上したものでございます。次に、減価償却費でございますが、総額が16億2,840万円で、建物減価償却費が7億4,800万円でございます。構築物減価償却費が120万円、器械備品減価償却費が8億6,050万円、車両減価償却費が250万円、リース資産減価償却費は1,620万円等でございます。次に、資産減耗費が2,510万円で固定資産除却費等でございます。研究研修費の総額は1億3,120万円で、図書費が3,220万円、学会等の旅費が5,300万円、研究雑費が4,330万円でございます。
次に、2の病院医業外費用でございますが、総額は2億8,990万円で、主な内訳といたしましては、まず、支払利息及び企業債取扱諸費でございますが、企業債利息として1億1,000万円で、これは現在借り入れ中の3病棟などの増改築に係る企業債の償還利息でございます。患者外給食材料費は560万円で、保育所費は7,230万円、院内保育所運営業務委託料などでございます。次に、11ページをごらんください。雑損失は1,500万円で、治験協力費などでございます。長期前払消費税勘定償却が300万円、消費税及び地方消費税は3,900万円でございます。次に、治験研究費でございますが、治験に係る消耗品などの費用で3,000万円を見込んでおります。初期臨床研修費でございますが、初期臨床研修に係る経費として1,500万円でございます。
次に、3の特別損失でございますが、総額は3億5,500万円で、まず、過年度損益修正損といたしまして2億3,380万円で、これは過年度の診療報酬の調定減額分と個人未収金調定減額分でございます。次に、12ページをごらんください。その他特別損失としまして1億2,120万円を計上しております。内訳は、看護師の奨学金の免除額として6,900万円を計上し、寄附講座として5,000万円を計上するものでございます。
4の予備費といたしましては1,000万円を見込んでおります。次に、13ページをごらんください。
資本的収入でございますが、まず、1の資本的収入の総額は3億2,200万円で、主なものでございますが、出資金の他会計出資金といたしまして、一般会計から企業債の償還元金分等で2億1,100万円を計上いたしております。補助金としまして、国庫補助金、県補助金で20万円を計上させていただいております。貸付金返還金といたしまして、奨学金貸付者の中途退職に伴う返還金及び一般会計貸付金返還金の長期貸付金返還金が1億1,000万円、寄附金として80万円を計上いたしております。14ページをお願いします。資本的支出でございます。資本的支出の総額は27億4,900万円で、主なものでございますが、病院改良費の工事請負費が1億4,450万円で、3病棟ナースコール設備更新工事、南玄関前ほか駐車場整備工事などでございます。次に、固定資産購入費が6億7,640万円で、器械備品費といたしまして6億400万円、磁気共鳴断層撮影装置、内視鏡情報管理システムなどの購入費でございます。土地購入費は7,600万円計上させていただき、大垣
市民病院南玄関前等の私有地を購入する費用でございます。15ページをごらんください。リース資産購入費は、新会計基準の見直しに伴い、ファイナンスリース取引による賃貸契約の物件で、7基の駐車場の管理機の1,800万円でございます。続きまして、企業債償還金でございますが、2億9,700万円を企業債償還元金として見込んでおります。次に、貸付金といたしまして、看護学校の生徒などに奨学金の貸し付けとして178人分、1億680万円を見込むほか、市の一般会計に5億円を貸し付け、長期貸付金として6億680万円を見込んでおります。次に、投資といたしまして、有価証券購入費といたしまして10億500万円を計上し、補助金返還金といたしましては30万円を計上いたしております。
以上、議第21号 平成29年度大垣市病院事業会計予算につきまして御説明させていただきました。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。
5:
◯委員長(粥川
加奈子君)
以上で説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
議員の質問を受けます。
6:
◯委員(
岡田まさあき君)
まず、医業外収益が1,000万円ほど収入減で出ていて、医業外費用が1,620万円減っているんですけれども、前年度に比べて、その辺の内訳を教えていただけませんか。
7:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
医業外収益の部分で減った分でございますけれども、その他医業収益ということで、3ページのほうをごらんいただければと思うんですけれども、この概要のほうでございます。こちらのほうのその他医業外収益で昨年度2億2,900万円、ことし2億3,300万円ということで、その部分も若干ふえているかと思っております。それと、医業外費用につきまして減少したというお話でございまして、その中につきましてはいろんな部分がございまして、例えば減価償却につきましても、昨年度17億7,000万円、今年度16億2,000万円、前年度と比較しまして1億6,200万円ほど減ったというところでございます。以上でございます。
8:
◯委員(
岡田まさあき君)
そうすると、減価償却費分が多いと、全部ではないにしても、かなりの部分を占めていると考えればよろしいですね。
9:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
減価償却が多く占めていると思っております。
10:
◯委員(
岡田まさあき君)
引き続き、退職給与の引当金なんですけれども、もう少し具体的に教えていただけますか。どれぐらい今年度は退職引当金を見ていますか。ページ数も言っていただけるとありがたい。
11:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
主要事業概要のほうになりますが、6ページのほうになります。それの真ん中辺に退職給与費とあるんですが、6,000万円計上させていただいております。こちらにつきましては、平成25年度なんですが、新会計基準が伴ったときに必要額が57億円必要ですが、当時の引当金残額が48億円で不足分が9億円発生しましたので、それから15年間分割して6,000万円ずつ、毎年計上させていただいておるものでございます。
12:
◯委員(
岡田まさあき君)
そうしますと、例えば今後、条例改正もされて看護師さんの人数もふやされていくと思うんですが、25年のときに57億円ということになれば、職員数もふえてくるとなると手当金もふやさないとだめではないんですか。25年当時ので均等割で6,000万円ということであれば、定員もどんどん、今年度定員はふえるんですよね。そうすると、引当金もふやす必要はあると思うんですが、どうですか。
13:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
とりあえず、まず15年間で6,000万円ずつ毎年計上させていただいて、その都度また計算してやっていくという方法をとろうと思っております。
14:
◯委員(
岡田まさあき君)
定員をふやされるのであれば、そのあたりを連携されながら、担当者の方とよく相談されて、今回は別にいいですけれども、ふやされるのが本来だというふうに考えますので、ぜひふやしていかないと、あと、いざというときに、さっき、平成25年の新会計基準だけではなしに、やっぱり
市民病院が健全だったからこそ、この引当金を計上されてやってきたという進んだ点で評価はしているわけですけれども、決して財政状況は悪くないので、ぜひ引当金をふやされるようにお願いをしたいというのが1点と、それからもう1点、引当金のところで市の職員、皆さんのように事務職が病院事務に入ってくると、国なんかの病院なんかでも、お医者さんが大垣
市民病院と名大病院であれば、名大病院で退職された場合は、名大病院で
市民病院の分まで払っていただけるんだと思うんですけれども、それは国家公務員とかの兼ね合いでできていると思うんですけど、市の職員さんの場合は、ほとんど戻られた場合は市の本会計で退職金は払われると思うんですが、本来企業会計であれば、健全性を保つ上では、その分ちゃんと積算をして退職金の引当金として上げていかないと、本来の企業会計の
市民病院の健全性がきちんと担保されているかというと大変疑問な点があるんです。結局、一般会計のほうで、
市民病院が将来、今は内容がいいのかもしれませんが、将来赤字になったときに、赤字とは言われませんが、中身が悪くなったときに、意外と
市民病院の企業会計の健全性が見えないという原因にもなると思うんですよね。だから、やっぱり職員さんが、例えば10年いらっしゃる、事務局長なんかは長くいらっしゃると思うんですけれども、通算すると、そうすると、やっぱり
市民病院の中で、企業会計の中で退職金を引当金として積み上げていくのが本来の筋だと思うんですが、そのあたりはどうでしょう。
15:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
今御指摘いただいた点につきましては、人事課のほうと相談して考えてみたいと思います。
16:
◯委員(
岡田まさあき君)
市民病院の健全性を保つ上で、ぜひお願いをしたいと思います。これは要望です。
続きまして、この機器備品の購入予定、今年度取得する資産といただいているんですが、ここに書いてある費用、大体教えていただけますか。この表にあるだけでも大体幾らぐらいするのか。
17:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
資料のほうに、1-2なんですが、14ページに記載してありますので、そちらのほうをごらんください。
18:
◯委員(
岡田まさあき君)
ありがとうございます。ごめんなさい。
それで、これは入札もやられると思うんですけれども、何社ぐらいなのか、指名競争入札なのか一般競争入札なのかということもあわせて教えていただけますか。それから、大体耐用年数というのはどれぐらい、機種によって違うと思うんですが。
19:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
装置のほうにつきましては、特殊重機器の
委員会が病院でありましたので、そちらのほうで機種選定等をやるんですけど、大概は指名競争入札でやる予定をしております。耐用年数はばらばらで、大体おおむね10年から20年ぐらいは使えるとは思うんですが、ガンマカメラとかですと、今回19年使って、もういよいよ壊れかけですので更新ということになりますし、この一番上の磁気共鳴断層装置につきましても、10年ぐらい使っているMRIですが、マグネットのほうは壊れておりませんので、そのマグネットを残して外側だけ最新のに変えるというふうでありますので、比較的長い間使えると思っております。
20:
◯病院長(
金岡祐次君)
正確な耐用年数はここでお答えできませんけど、院長としての把握している分について言わせていただければ、最大限長く使うというのが当院の方針ですので、早目早目に交換するということはありません。本当に壊れて補修ができないというぎりぎりのところまで使っております。
21:
◯委員(
岡田まさあき君)
私は、時代の必要性もあるので、必ずしもいっぱいいっぱいという考えではないんですけれども、もちろん節約していただくにこしたことはないんですけれども、やっぱりある程度新しい最新鋭の機器なんかを入れることによって、医師なんかの確保にもつながったりもしますので、よくそういった機械があるといいということでお見えになる方もあると聞いているんですけれども、ぜひよく検討されながらお願いしたいんですけれども、先ほどおっしゃったように病院内で検討
委員会をされるんですけれども、公平性はもちろん担保されていると思うんですが、よく前も、七、八年前に、終わってから同じ機器が、ほかの公立病院とか民間病院ですと金額が半分ぐらい違ったときもありましたので、こんなことを言うと大変失礼ですけれども、公立病院価格というのがあるとかというふうなことも聞いていますので、同じ機械が民間に行ったら半額みたいなことがないようにお願いしたいのと、ほかの病院と連携しながら購入するという手もあるというふうに聞いたので、そういったこともいろんな方法論とか、あるいはいろんなネットワークで情報をとりながらきちんとやっていただくよう要望しておきます。以上です。
22:
◯委員(林
新太郎君)
南玄関の入り口の土地、これ、12月に
委員会へ報告があったんやけれども、7,600万円、これ、南玄関の入り口の農地のことかな。3筆か何かあったように、西のほうと東のほうにあった気がするんやけど。7,600万円、これは南玄関の南の田んぼのことだな。
23:
◯病院施設課長(
伊藤要一君)
この7,600万円ですけれども、南玄関の正面の部分と、それから東側で、それと、第10駐車場に、今の駐車場になっておる分ですね、その分と一部あります。三つ分となっております。
24:
◯委員(林
新太郎君)
わかりました。
それからもう一つ。医療廃棄物の処理ですけど、1億600万円ぐらい予算が組んであるんやけれども、もちろんこれも入札だと思うんやけれども、これだけの金額ですので、指名競争か一般競争か、もちろんこれは特殊な業務やもんで指名やと思うんやけれども、これもどういうふうにやられているのかお尋ねします。
25:
◯病院施設課長(
伊藤要一君)
指名の競争入札でやっております。
26:
◯委員(林
新太郎君)
大体業者の人は大垣市内が多いのか、市外、県外もおるか、どういうふうにこれは業者は、どういう傾向なのか、お尋ねしたい。
27:
◯病院施設課長(
伊藤要一君)
県内が多いです。
28:
◯委員(林
新太郎君)
県内というと、市外も県内。
29:
◯病院施設課長(
伊藤要一君)
市外です。市外が多いです。
30:
◯委員(林
新太郎君)
それからもう一つ。看護師さんが、これ、7対1になるのかな。今度そういう方向に向かっておるんやけれども、今、大垣女子短大の看護学科もできて、あれ、卒業が来年かな、ことしかな、ことし卒業されるのかな。
市民病院への就職はどんなものか、それもお尋ねしたい。割合というか。
31: ◯看護部長(兒門美也子君)
昨年の3月卒業で、ことし1年たちました。約半数ぐらいかと思います。大体40名とか、年度によって多少違いますが、40名前後というところで経緯しております。ことしの4月もそれぐらいになります。以上です。
32:
◯委員(林
新太郎君)
そのことですけれども、何か3ヵ月ぐらいは
市民病院におみえになるけど、3ヵ月過ぎるとやめられる方が多いとかという話も聞いておるんやけれども、そうじゃない、ぐっと我慢して
市民病院に勤めてもらうということがいいことやと思うんやけれども、その辺はどんなものですか。
33: ◯看護部長(兒門美也子君)
今、林委員がおっしゃった3ヵ月という、そこのところは余りわからないんですけれども、昨年度は新人の離職者はゼロでした。ことしは2名ほど、ちょっと病気、疾患を患いまして、退職した者が12月ぐらいに2人ありましたけど、できるだけ支援しています。研修期間が終わって現場のほうへ行って夜勤を少しやり始めたぐらいに、やはり疲れたりとか、自分は向かないかなということを思ったりとかということで、2名ほどことしは退職した者がおります。
34:
◯委員(林
新太郎君)
その程度ですか。よかった。以上です。
35:
◯委員(
岡田まさあき君)
前も廃棄物の業者のことを申し上げたんですけれども、高いのではないかという論点もありますので、県外でということもあるかもしれませんが、これほどの病院ですから、県外も含めて考えることももう少し、費用的なことを考えると高いのではないかという御意見もあるので、その辺の検討や研究はされているのか教えていただけますか。
36:
◯病院施設課長(
伊藤要一君)
前の入札で入札の業者数をふやしまして、県内ほかの病院と同程度ということになっておりますので、今の方法で続けていきたいというふうに考えております。以上です。
37:
◯委員(
岡田まさあき君)
できれば私は県外も含めて、こういう医療機器ですので、できれば外の県の状況なんかも調べながら、かなりの差があるというようなことも聞いているので、調べながらぜひ検討していただくように。これは要望しておきます。以上です。
38:
◯委員長(粥川
加奈子君)
ほかに御意見はありませんか。─── 御意見も出尽くしたようですので、以上で質疑を終了いたします。
これより採決に移ります。
議第21号 平成29年度大垣市病院事業会計予算は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
(異議なし)
39:
◯委員長(粥川
加奈子君)
御異議ありませんので、本案は原案のとおり承認することに決しました。
以上で、本会議から付託されました議案の審査は終了いたしました。
続いて、報告事項に移ります。
報告事項が2件ありますので、受けたいと思います。
40:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
報告事項が2件ありますので、御説明を申し上げます。
まず、大垣
市民病院改革プランについて御説明申し上げます。お手元のほうに資料がございますので、説明させていただきます。
まず初めに、趣旨について説明させていただきます。西濃地域の基幹病院として、安全で質の高い医療のサービスの提供、地域医療機関との連携強化とともに、安定した病院経営を図るため大垣
市民病院中期計画を策定し、健全な病院運営に取り組んでまいりました。そうした中、平成27年3月に総務省のほうから示された新公立病院改革ガイドラインに基づき、岐阜県が策定した地域医療構想の観点を踏まえ、現行の計画を継承し新たに改革プランを策定いたします。新改革プランの内容につきましては、新ガイドラインにおきまして、1、地域医療構想を踏まえた役割の明確化が新たに追加となりました。2、経営の効率化、3、再編・ネットワーク化、4、経営形態の見直しは旧ガイドラインからの継承された事項となります。計画の対象期間といたしましては、新ガイドラインを踏まえて平成29年度から平成32年度までの4年間といたします。点検や評価、公表等につきましては、外部
委員会により構成される大垣
市民病院改革プラン評価
委員会において毎年度事業終了後に行い、結果については大垣市議会にて報告するとともに、病院ホームページに掲載いたしたいと思います。それでは、大垣
市民病院の改革プランの内容につきまして、重要な点を中心とし御説明させていただきます。別紙資料2-2、大垣
市民病院改革プランをお開きください。表紙のほうを開いていただきますと目次が記載されております。本改革プランは全部で8章から成る構成となっております。それでは、1ページ目をごらんください。
第1章につきましては、当院の現状と、先ほど御説明いたしました新改革プランの策定の経緯や、計画対象期間や位置づけについての記載してございます。続きまして、2ページをごらんください。
第2章では、当院の施設、事業の概要が記載されております。続きまして、3ページをお開きください。
第3章では、病院経営を取り巻く現況について、人口推計や西濃医療圏域における医療機関数、病床数について記載しております。(2)年齢構成別人口推計をごらんください。西濃医療圏域における人口は、今から9年後の2025年には約2万人減少し、約35万人になると示されております。続きまして、5ページをお開きください。西濃医療圏域の主な病院における入院患者数を示しています。平成26年度中のDPC対象症例患者のうち、約7割弱が大垣
市民病院で入院されていたことになります。続く6ページ以降につきましては、大垣
市民病院の業務概況について記載しております。患者数の推移につきまして、平均在院日数の適正化により延べ入院患者数は減少傾向ですが、新入院患者数は増加傾向となっております。また、外来患者数は、平成27年度までは横ばいにて推移しております。7ページと8ページにつきましては、各診療科別の患者数を記載しております。続きまして、9ページをごらんください。この表は、主要診断群別ごとに月当たりの症例数と平均在院日数の分布を示したものでございます。表の中の消化器系疾患や肝臓、胆道、膵臓の疾患が最も多くなっており、その平均在院日数は約12日間程度となっております。続きまして、10ページから11ページになりますが、救命救急センター患者数の推移、職種別職員数の推移、病院医業収支状況、総収支状況の推移を記載してございます。次に、12ページのほうをお開きください。
第4章、地域医療構想を踏まえた役割の明確化について御説明させていただきます。1、地域医療構想を踏まえた大垣
市民病院の果たすべき役割では、岐阜県のほうが策定いたしました地域医療構想に示されたとおり、大垣
市民病院は西濃医療圏域において中核病院としての役割が求められております。特に、救命救急、がん、周産期、小児救急、災害医療等については、圏域における拠点病院として中心的な役割を果たしてまいります。次に、2、地域包括ケアシステムの構築に向けて果たすべき役割では、地域医療支援病院として地域の医療機関との連携を推進し、機能分化促進を図るとともに、病院、診療所と患者情報を共有できるシステムを推進するなどして在宅医療提供体制の充実を役割として上げております。次に、3、一般会計負担の考え方では、総務省の基準で定められた経費の一部を一般会計から繰り入れする負担金について記載しております。次に、4、医療機能等指標に係る数値目標において、医療の質、機能の向上を推進するため、13ページから15ページにて具体的な数値目標を定めております。なお、各項目につきまして、基準値は平成27年度実績、目標達成年度は平成32年としております。1、医療機能・医療品質に係るものとしまして、病院職員数につきましては1,560名、入院手術件数につきましては1万2,800件、分娩件数につきましては650件、転倒、転落レベル2以上の発生率につきましては0.02%、手術、処置等の合併症発生率につきましては0.2%とさせていただいております。その他といたしまして、患者満足度につきましては、入院、外来共に93%、認定・専門看護師資格取得者数につきましては40人、紹介率、逆紹介率につきましては、紹介率が60%、逆紹介率が110%、地域連携クリニカルパスの登録者数につきましては5,260人、地域医療連携ネットワークシステム利用登録医数につきましては170人がそれぞれの目標と設定しております。これらの目標達成に向けた取り組みとして、病院の理念「患者中心の医療・良質な医療の提供」に基づき、医療水準や患者サービスの一層の向上を図ります。医師、看護師等の医療従事者の確保については、教育、研修体制の充実を図るとともに、働きやすい環境づくりを推進し職員の満足度向上に努めます。次に、安心で安全な医療の提供体制の充実を図るため、医療安全対策や感染防止対策については最重要課題として院内全体で取り組んでまいります。そのため、病院職員を対象とした講演会や研修会を計画的に開催し、周知徹底に努めてまいります。また、住民の健康と福祉の増進を図るため、病院広報紙、ホームページや市民公開講座等で情報発信を行い、医療や健康に対する意識啓発に努めてまいります。続きまして、16ページをごらんください。
第5章、経営の効率化として、経営指標に関する数値目標を定めております。なお、前章の数値目標と同様、基準値は平成27年度実績、目標達成年度は平成32年度となっております。1、収支改善に係るものといたしまして、経常収支比率につきましては101.1%、医業収支比率につきましては104.3%でございます。経費削減に係るものとしまして、医業収益に対する材料費の割合につきましては35.6%、医業収益に対する委託料の割合につきましては5.5%でございます。次に、17ページをお開きください。3、収入確保に係るものといたしまして、1日当たりの入院患者数につきましては670人、1日当り外来患者数につきましては2,110人、新入院患者数につきましては2万人、平均在院日数につきましては12日でございます。4、経営の安定性に係るものといたしまして、医師数につきましては210人、自己資本構成比率につきましては75.0%、流動比率につきましては800%をそれぞれ目標として設定しております。次に、18ページをお開きください。2、経常収支比率に係る目標設定の考え方でございますが、まず、病院医業収益につきましては、平成29年度より7対1看護体制の導入を予定しており、入院収益の増加が見込まれます。7対1入院基本料の算定基準といたしまして、重症度、医療・看護必要度で評価される重症患者が入院患者の一定割合を満たすことが定められておりますので、容体が落ちつき、高度な治療を要しない入院患者様につきましては、早期退院の促進など、効率的な病床運営が求められております。また、平成28年度の診療報酬改定に基づき、紹介状を持たない患者さんが特定機能病院や500床以上の大病院での外来受診時に負担する特別初診料を平成28年4月に改正した影響により、外来患者数が減少しているため、外来収益については今後減少傾向が続くものと予測しております。病院医業費用につきましては、7対1看護体制導入による看護師数の増員で給与費は増額する一方、外来患者数の減少によって投薬など薬品費については減少する見込みでございます。また、医療情報総合システムは平成31年度からの更新を予定しており、システム整備に要した費用により減価償却費の増加が見込まれております。その他、各数値目標については、本改革プランに継承された大垣
市民病院中期計画に基づいて、一部の指標は継続とし、必要に応じて新規指標の追加を行いました。次に、3、目標達成に向けた具体的な取り組みでございますが、(1)民間的な経営手法の導入につきましては必要に応じて取り入れるものとし、より効率的な病院経営に努めてまいります。(2)事業規模・事業形態の見直しにつきましては、地域住民に求められる医療機能を維持するため、現況の体制維持に努めます。なお、国の政策の動向や医療を取り巻く環境の変化が著しい場合には、病院機能転換等についても検討するものといたします。また、事業形態の見直しについては、当院は開設以来、良好な病院経営を維持しており、地方独立行政法人化や地方公営企業法の全部適用等による事業形態の変更は現在のところ必要はないと考えております。ただし、将来的に安定した病院経営の継続が困難となる事態が予測される場合は、新たな経営形態のあり方について検討をしてまいります。(3)経費削減・抑制対策につきましては、材料費の適正価格での購入、及び院内在庫の使用、管理の効率化に努めてまいります。また、安全性の確認された後発医薬品については、積極的な活用を推進してまいります。院外処方につきましては、現在患者さんの自主
選択制になっており、引き続きポスター掲示や院外処方カード配付等、環境整備を行ってまいります。また、高度医療機械の導入については、費用対効果を見きわめながら、老朽化した機器の更新と先端医療機器の新規導入を計画的に推進いたします。そのほかに、外部委託業務の見直しや施設内の照明をLED器具に切りかえることによって省エネルギー対策を推進するなど、経費削減に努めてまいります。収入増加、確保対策では、DPC/PDPS制度を正しく理解、運用することで診療報酬請求に努め、収入増加・確保を図るとともに、未収金対策強化に取り組みます。また、新規入院患者の増加を推進するとともに、平均在院日数の適正化を図り、効率的な医療の提供に努めます。(5)その他の取り組みといたしまして、医師、看護師、医療技術員等、病院職員の勤務負担の軽減を図りつつ、適正人員の確保に努め、病院の施設、設備の計画的な整備を行い医療体制の充実を図ります。また、病院施設、設備の計画的な整備を行うことで、高度で専門的な医療体制の充実を図ります。特に脳血管疾患患者への治療を行う脳卒中集中治療室・SCUの設置や、ハイリスク妊娠や新生児に対する周産期医療を提供する総合周産期母子医療センターの体制づくりの推進については、重点的に取り組んでまいります。以上のことを踏まえまして、20ページから21ページで収支計画を作成してございます。平成32年度までの計画ですが、黒字を維持する計画になっております。次に、22ページのほうをお開きください。
第6章、再編・ネットワーク化について御説明させていただきます。1、大垣
市民病院の状況としましては、平成29年度からの7対1看護体制の導入と平成31年度には医療情報総合システムの更新を予定しております。2、二次医療圏域内の病院配置等の状況では、岐阜県地域医療構想によると、西濃医療圏域には病院が17施設、診療所は260施設あり、大垣
市民病院はその中心となって広く圏域内に医療を提供してまいります。西濃医療圏域内の各医療機関の申告状況は、平成27年7月現在で3,036床の病床のうち、高度急性期病床が304床、急性期病床1,664床、回復期病床が337床、慢性期病床が667床、休床中や無回答が64床となっております。このうち、大垣
市民病院は高度急性期病床が289床、急性期病床が568床で申告してございます。当院の高度急性期病床の内訳は、集中治療室や救命救急病棟、新生児集中治療室など特定入院料を算定する病床のほか、外科や循環器内科等の特に診療密度の高い病床を対象といたしております。3、大垣
市民病院に係る再編・ネットワーク化計画の概要につきましては、西濃医療圏域における急性期医療の基幹病院として、地域の医療機関との相互連携、情報共有のネットワーク体制の充実、強化を図り、地域完結型医療の構築に努めてまいります。
続きまして、第7章、経営形態について御説明させていただきます。1、経営形態の現況については、大垣市の病院事業は地方公営企業法の財務規定等の一部適用となっております。2、経営形態の見直しの方向性についてですが、本改革プランの計画期間におきましては現在の経営形態を継続し、効率的な病院経営に努めてまいりたいと思います。ただし、今後、大きな環境変化など、安定した病院経営の継続が困難となる事態が予測される場合は、経営形態の見直しについて検討してまいります。
最後に、第8章、点検、評価、公表等につきましては、冒頭で御説明させていただいたとおり、医療関係者及び市民、有識者等の第三者委員によって大垣
市民病院改革プラン評価
委員会を構成し、点検、評価を行ってまいります。
以上で、大垣
市民病院改革プランについて御報告させていただきました。
続きまして、資料No.3、大垣
市民病院職員の定数の見直しについて御説明申し上げます。定数の見直しにつきましては企画総務
委員会にて審議されますが、大垣
市民病院の定数の見直しでございますので、報告事項とさせていただいております。まず初めに、趣旨について説明させていただきます。
安全・安心で質の高い医療の提供と7対1看護体制の充実が求められています。そのため計画的に職員を確保し、地域住民の医療ニーズに的確に対応するとともに、地方公営企業としての適正な運営を図るため、大垣
市民病院職員の定数の見直しを行うものです。定数の改正としまして、現状は1,440人、改正後は1,520人の80人増を予定しております。職員数の予定といたしましては、平成32年に医師192名、看護師865名、医療技術員258名、その他205名の計1,520名を予定しております。
以上、大垣
市民病院職員の定数の見直しについて御報告させていただきました。よろしくお願いいたします。
41:
◯委員長(粥川
加奈子君)
以上、報告を受けましたが、委員の質問を受けます。
42:
◯委員(
岡田まさあき君)
今いただいた改革プランの9ページのMDCの2分類の主要診断群別ということで、平均日数が12日間程度ということなんですが、このあたりの大垣
市民病院の現状というのか、適切なのかということとか、今後どんなふうにされるのか。むしろ院長先生のほうが詳しいのではないかと思うんですが、どうでしょうか。
43:
◯病院長(
金岡祐次君)
昨年4月から、診療報酬改定に伴って当院の進むべき道が大きく変わりまして、従来言っているように、在院日数の短縮を第一に掲げて今取り組んでいるところです。現状は12日の後半であったり13日の前半であったりということで、まだまだ目標の12日には達していない現状ですけれども、何とかこの1年の間に目標の12日に到達できることを今計画しています。実際、当院のような急性期病院、日本の今の現状を見てみますと、正確ではありませんが、私の把握する範囲では11日前後が平均ではないかというふうに考えております。ただ、だからといって、当院が11日を目指すかと言われればそうはしません。この地域の特殊性を考えて、12日前後が適当だろうと今は考えております。以上です。
44:
◯委員(
岡田まさあき君)
今、最後におっしゃった、地域の現状を考えながらということだと思うんですが、医療会計が大分、厚生労働省がきつく、割と急ピッチで行われているので、努力していただくように要望だけしておきます。それから、今後、医療圏として37万人が35万人いうことで2万人ほど減ってきますし、それから、特に外来患者の数なんかが大幅に減ってくるんですが、経営的にも今後厳しくなる中で、医師や看護師の定員もふやされるわけですけれども、そういった意味での、ここの書いてある経営の努力を十分にされるとは思いますけれども、特に重点的にお考えの点を再度教えていただけたらと思います。
45:
◯病院長(
金岡祐次君)
私、2年前に院長になって、その2年間の間に行ってきた改革としては、ICU、集中治療室を1ランク上にする、それから、いろいろな加算に関しても見直しを行って、それなりの実績を上げてきたと思うんですが、まだ大垣
市民病院、今話があったように、日本全国の急性期病院と比較して、加算の分野でとれていない部分が数多く見られます。その辺を一つ一つ潰していくというのが、私、今特に早い段階で行いたいと思っています。中長期的な展望といたしましては、まだまだ当院が急性期病院となるためには、やはり周りの病院の協力なしには達成できません。100から300床の病院が当院を取り巻くように七、八つありますので、それらの病院が急性期の疾患をまだ抱えておるわけですが、恐らく数年後にはその急性期の疾患を我々がカバーする率が上がっていくと思いますので、正確な数字はわかりませんが、具体的な項目としては手術件数の増加というのを確実に達成していきたいと思っております。そういう意味では、集中治療室の充実を図っていますが、さらにICUだけではなくてHCUとか、そういった看護の必要度の高い部屋というのを今後つくっていかなければいけないというふうに思っております。以上です。
46:
◯委員(
岡田まさあき君)
院長先生のお話で大変よくわかり、かつ、方針もしっかりしていらっしゃるんだなということで感心しているわけですけれども、参考までに、5年に1回の病院機能評価というのをやられると思うんですけど、これは満足度と技術、両方あると思うんですが、今回のこの改革プランの中で病院機能評価のどんな点を採用されたのか、改善されていこうとされているのか、わかるのであれば教えていただけたら。これは医療技術だけではなしに病院経営と、それから患者の満足度、もちろん理念、方針に始まって、理念、方針が病院の職員さんまできちんと徹底されているか、あるいは病院の病室のちゃんと勘定区分けができているかとか、そういう細かいところまでの機能評価を受けていらっしゃると思うんですが、そんな結果も踏まえて、それから、実際どれぐらいの機能評価であったのか、直近のを教えていただけますか。
47:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
機能評価につきましては、来年度受審する予定なのでございますが、バージョンのほうが大幅に変わっておりまして、現在勉強中でございます。それに向けて、来年度まとめてやっていく予定でございます。前回のバージョンにつきましては指摘されていた点が多少ありまして、放射線部門のドクターが不足しているというところはひっかかっていましたが、今は3人、当時は1人しかいなかったのですが、徐々にふやして何とか評価を受けています。
48:
◯委員(
岡田まさあき君)
来年度受けられるということだそうですので、ぜひ期待したいと思うんですが、機能評価のところは、上のトップか事務方はよく知っていらっしゃるんだけれども、下のほうの職員さん、下という言い方は失礼ですが、看護師さんとか、あるいはいろんな現場の職員さんに至るまで、病院の理念や方針や今後のやり方についてまで、やはりよく勉強していただくというか、先ほどおっしゃったように、バージョンアップされた機能評価であれば、機能評価表自体をよく勉強するだけで、7割、8割、受審する前に前進するということだというふうによく聞いておりますので、早い時期から勉強していただければ、当日、本番を受ける前にある程度改善されてしまうこともたくさんあると思うんですが、そういった意味で、病院全体で病院機能評価をうまく利用するということがとても大切だと思うんですが、できればその病院機能評価の予算もあわせて教えていただけたらと思うんですが、そのあたりの見解を教えていただけますか。病院機能評価の使い方に関しては院長先生で、金額みたいなところは事務方でお願いしたいんですけれども。
49:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
病院機能評価の受審につきましては、まだ金額のほうは来年度ということですので、ただ、院内の中で既に職員に周知するということで、庶務課に担当職員を置きまして、全職員でキックオフというような形で今取り組み始めたところでございます。
50:
◯病院長(
金岡祐次君)
機能評価についても、バージョン3Gを今回取ろうと思っているわけですけれども、これについても、残念ながらまだ当院は、周囲というか、高度急性期病院の中においては少し立ちおくれている部分があって大変恥ずかしい思いをしているので、この辺、病院全体を挙げて取り組んでいきたいと思っております。
51:
◯委員(
岡田まさあき君)
参考までに、前回は幾らぐらいの機能評価の決算ですか、教えていただくのが1点と、それから、医療総合システムを31年度に更新予定ということですが、そのあたりの予算とか方針を、もう少し具体的に教えていただけますか。
52:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
機能評価の予算につきましては今資料がございませんので、後ほどお知らせをするということでよろしくお願いしたいと思います。
それと、あと総合システムの関係でございますけれども、今まだこれから取り組むというところで、各所属の中から代表の方を選んで、その中で協議していくという段階でございますので、よろしくお願いいたします。
53:
◯委員(
岡田まさあき君)
前回、初めて電子カルテ等を入れたときに、やっぱり病院の事務方の技術力というのが、かなり勉強されないと、ごみの焼却場なんかでもよくあるんですが、取り込まれてしまって結局すごい高い運営費がかかるということがありますので、要望としては、大変難しい、中身的にもどんどん時代もスピードアップされているので、特に総合システムですので、なかなか市の職員さんの力量だけではすぐには追いつかない点もあるとは思いますけれども、ぜひ勉強されてお願いをしたいと思います。
それで、建設業と一緒でコンサルタントを入れたり、あるいは実際にどれぐらいの見積もり金額かというのを見る、要するに相撲で言うと行司役みたいな人も恐らく採用されると思うんですが、そのあたりもきちんと選んでいただいて、前回はたしか行司役が相撲を取り出したようなことがあって、管理する人が実際にまた設計のほうの会社に入ってしまったというようなこともあったと思うので、ぜひその辺をきちんと区別して今回は取り組んでいただいて、コストも技術力も高くしていただきたいと思うんですが、その辺どうでしょうか。
54:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
電子カルテの改修につきましては、先ほど申しましたように、各所属から代表の方を選んでいただいて、それぞれ専門の分野でお話をいただいて構築していくという形になっておりますし、現在、職員が他病院を見学させていただいて、どんな電子カルテを使っているかということを研究しているところでございますので、その辺を参考にしてよきものをつくっていければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
55:
◯委員(
岡田まさあき君)
ぜひ、前回は一応企画の職員なんかもトップで入ってやっていらっしゃったと思うので、平均的ではなしに、かなり特化して職員さんにそのあたりの技術力をつけていただいて、見きわめる力を強く要望しておきます。以上です。
56:
◯委員(林
新太郎君)
改革プランを今御報告いただいたんですけれども、今高度医療機器の新しい導入についてもお話があったんですけれども、もちろん費用対効果、あるいは経費節減ということを図りながら導入してもらいたいんですけれども、私もこの病院に、初めて委員になったときに、PETCTというのが
市民病院に入って、非常に私どもは感銘を受けて、やっぱり
市民病院はすごいなという、そういう最初印象でしたけれども、やはり私ども大垣市民の命と健康を守る大事な病院でありますので、大いに期待をし、先生方に敬意を表しておるわけですけれども、日進月歩、医療が発達して、特にがん治療なんか、放射線治療、陽子線治療とか、いろんな面で発達してくるんですけれども、そのことについて、治療にはもちろん、薬もそうですし医療機器もそうですけれども、そういうものをやはり私ども市民が安心できるような、そんな医療機器をぜひまた導入していただいて、ほかの病院にはない先進医療機器を導入していただいて、私ども市民に安心を与えていただきたいということをお願いすると同時に、もう一つは、最後に、この
委員会に医療ミスがあったということを報告してもらえないような、そんなふうにしてもらいたい、これからは。それを特に最後にお願いをして終わります。
57:
◯委員外議員(北野ひとし君)
改革プランを見せていただいて、まず、一番初めに書いてある基本方針の中身が、うまくつなげて見ることができないですね。基本方針というのは、この方針に沿った活動をしていくよということだと思うんです。私の見方が悪いのかもしれないですけど、どうも何かつながりがよく見えないなというのと、あと、改革プランなのに、例えば16ページを見ると、目標がベースラインよりも悪くなるよという表を初めから置いてあるような気がするんですね。本当にこれでこの先、経営がずっと安定してできるのかなということが気になります。目標達成に向けた具体的取り組みと書いてあるんですけれども、例えば一つ一つの目標があるわけですから、この目標に対してどういった具体的な取り組みをするのかということを書かれるほうが、実際にはその具体的取り組みの一つ一つの改善結果の積み上げが、この目標値の達成になるというふうにしないと、この目標自体がえいやあで決めたようになってしまいますので、何をやることによってこの目標を達成するのかというのをきちっと組み立てたほうが、立てられているんだと思うんですけれども、この資料からはつながりが見えにくいなというふうに思ったんですけれども、いかがでしょう。
58:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
今御質問がございました目標の関係でございますけど、この資料につきましては現状と最終年度、32年度の目標を書かせていただいておりますので、その中の途中経過といいますか、実施経過といいますか、それにつきましては今策定を進めているところでございますので、あくまでも改革プランの大きな部分の中で示させていただいたということですので、御理解いただければと思います。
59:
◯委員外議員(北野ひとし君)
ということは、今現在の目標値というのは、えいやあで置きましたということなんですか。
60:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
32年の状況を踏まえてというところもございまして、このときにはまだ27年度の基準値でございますけど、先ほど院長も申しましたように、7対1に取り組んでいたりというような状況もございますので、その辺も含めて、年度の細かい目標について今取り組んでいるというところでございますので、よろしくお願いいたします。
61:
◯委員外議員(北野ひとし君)
ぜひ具体的に。
62:
◯委員長(粥川
加奈子君)
ほかにありませんか。─── ないようですので、報告事項を終了いたします。
次に、お手元に1件100万円以上の予算流用の報告書が提出されておりますが、説明は省略し、報告にかえたいと思いますので、御了承願いたいと思います。
その他御
発言はありませんか。
63:
◯委員(
岡田まさあき君)
改革プランにはあるんですが、また最近では残業時間が国のほうで100時間未満ということなんですが、特に看護師さんはこれから、先ほどの御説明で今年度は新人の方、退職される方はなかったということで、改善が進んでいるとは思うんですけれども、実際の平均の残業時間とか、年次有給をとっていらっしゃる状況を教えていただけませんか。
64: ◯看護部長(兒門美也子君)
約10時間までですね。9時間から10時間ぐらいですね。残業時間、月で。
65:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
有給につきましては大体10日前後とっております。
66:
◯委員(
岡田まさあき君)
消化率は大体平均何%ぐらいですか。有給の消化率。人によって違いますよね。
67:
◯病院庶務課長(
冨田孝道君)
大体平均的に皆さんとられていますので、偏っているということはないんですが、有給自体が20日間ありますので、そのうちの10日前後とっているということは、50%ぐらいはとられているのかと思います。これ以外に夏季休暇とかありますので、そちらはほぼ98%ぐらいとられていますので、比較的とられているほうではないかと思います。
68:
◯委員(
岡田まさあき君)
残業のほうは10時間ということで十分クリアされているのかもしれませんが、やはり看護師さんなんかは夜間勤務が多いのできちんととってあげるということと、それから、有給の消化率はやっぱり上げていく努力をしないと、若い看護師さんたちは休みがないから病院をかわるみたいなことをよく言われるので、その辺に関しては病院の経営と、あるいは実際に7対1になってくればもっとそれが進むのかもしれませんが、そういったことも含めて、特にせっかく改革プランにも書いてありますので、有給のあたりをきちんと改善されるべきではないかなと思うんですが、このあたり、看護部長さんはどうですか、お考えは。
69: ◯看護部長(兒門美也子君)
看護職員が4月から80名余りの新採用がふえます。そういった中で、看護師の夜勤、夜間も体制を厚くするというところで、各部署1名ずつ増員しまして、昼夜問わず質の高い看護を目指して負担の軽減ということを図っていきます。そして、今も年休の消化の話もありましたけれども、特別休暇、あとは健康管理休暇、そして子育て支援、これについても大垣市の職員は大垣市のというところでの制度も十分利用させていただいていますので、退職にならないように、短時間で働いて正職員でという制度とかも十分みんなフルに活用していただいております。年に1回は職員満足度調査もいたしまして、どういった希望があるのかということを聞きながら、体制を少しずつ変えたりということはまたこれからも続けて努力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
70:
◯委員(
岡田まさあき君)
ぜひそういうふうにお願いして、取得率を、まず大垣の
市民病院から改善していただくことによってもっと大きな改善につながると思うので、お願いしたい。それから、今、子育て支援のことなんですが、昨年この
委員会で墨東病院に視察に行ったときに、病児保育とか病後児保育を院内で行政と連携しながらやっていらっしゃったんですけど、私、見ていてとてもいいなと思ったんですけれども、やはり看護師さんや病院の職員さんたちも使いやすいのと、なかなか病児保育や病後児保育を受けていただける民間の診療所が少ないので、そういった意味では今後の改革プランとあわせてそういったことも考えられると、もっと看護師さんの定着率も進むのではないかと思うんですが。実際、院長も看護部長も視察されたと思うんですが、そのあたりはどうお考えですか。
71: ◯看護部長(兒門美也子君)
昨年度、職員寮、住宅と、あとは保育所を新築いたしたときに、今までは夜間保育と病後児しか保育していなかったんですが、今は病児保育というところも職員も看護師も雇っていただいて、利用できるような体制をとっていただいておりますので、その点も、今岡田委員が言っていただいたように、安心して仕事を続けられるような体制を用意しております。
72:
◯委員(
岡田まさあき君)
だから、ぜひそれは進めていただくのと同時に、一般会計から病児保育や病後児保育に予算を繰り出していっていただけるような、市民も使えるような形を徐々に、実験しながらで結構ですので、やっていただくことによって、大垣市の子育て支援自体ももっと広がると思いますので、その辺を強く、これから場所も確保したりいろんな意味で大変だとは思いますけど、実際に墨東病院でやっていらっしゃるのを見てなるほどだなと思ったので、ぜひやっていただくように要望したいと思います。これは要望です。
最後に、医薬分業の達成状況が悪かったと思うんですが、本年度どんな状況であったのかと、来年度はどんなふうにお考えなのか。これは中期計画のプランで、この
委員会でも何回も質問しているので、本年度の達成状況と来年度に向けてどんなふうにお考えか教えてください。
73:
◯病院事務局長(
小林邦弘君)
岡田委員から御質問がございました院外処方の関係かと思うんですけれども、院外処方につきましては、2月の実績でいきますと4%程度かなと思っております。この改革プランにもございますように、薬の関係につきましては、当然申し出があれば処方するというような形で進めていければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
74:
◯委員(
岡田まさあき君)
先ほど
市民病院の院長先生もおっしゃったような、いろんなものをとっていくという、制度として加算されるものをとっていくという点では、前も御提案申し上げたように、むしろ院外処方に出して薬剤師さんはベッドに張りついたほうが加算もふえて、特に将来的なことを考えた場合、薬の量も減ってきますから、先ほどの御指摘にもあったように、薬自体が、患者が減るということは薬の利益も減ってくるわけですから、そういった点では先を見据えながら、また、特に皆さんおっしゃるのは、
市民病院の薬剤師は大変優秀な方がたくさん入っておるのにもったいないよという御意見も聞いていますので、調剤だけをやっているんじゃなしに、もっと、いろんな技術力もあるし、伸びるチャンスがあるのでやっていただきたいというような御意見もありますので、その辺、院長先生の御見解をいただきたいんですが。
75:
◯病院長(
金岡祐次君)
この問題も長年議論されているところであります。岡田委員も十分御承知のことだと思いますけれども、地域のやっぱり要望というものも応えながらやっていかないと、病院の姿というのは、もちろん国の方針にある程度沿ってやっていくのは当然ではありますが、先ほど来から言っているように、地域のニーズにも十分応えながらやっていくのも我々の使命だと考えております。その辺、大きな目標としては院外処方に向けて、しかし、その歩みというのは地域住民の声を聞きながらというところだと理解しております。
76:
◯委員(
岡田まさあき君)
地域住民の声の捉え方だと思うんですが、他の岐阜
市民病院とか大学病院等も同じことだと思うので、そちらが進んでいて
市民病院は地域の声でできないということではないと思いますし、岐阜の
市民病院にしろ、大学病院にしろ、地域の声を聞きながら進めていらっしゃるので、その点も強く要望しておきます。以上です。
77:
◯委員長(粥川
加奈子君)
その他よろしいでしょうか。─── 御
発言がありませんので、それでは、この3月をもって退職されます兒門看護部長、伊藤病院施設課長から挨拶の申し出がありますので、受けたいと思います。
(兒門看護部長、伊藤病院施設課長 挨拶)
(粥川委員長 挨拶)
78:
◯委員長(粥川
加奈子君)
以上で
市民病院に関する
委員会を閉会いたします。
午後 2時34分 閉 会
──────────────────
○傍聴議員8名 空 英明 北野ひとし 関谷和彦 長谷川つよし 中田ゆみこ 笹田
トヨ子 丸山新吾 横山幸司
発言が指定されていません。 Copyright © Ogaki City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...