8:
◯委員(
岡田まさあき君)
母子家庭高等技能訓練は、恐らく問題になった母子加算を減らす分を就労支援という形にかえていくということだと思うんですけれども、このあたりをできるだけ丁寧に告知、情報提供されて、現実的に介護職や看護職の資格を取っていくというのは大変なことなので、市独自で何か特別応援体制があるのか、金銭だけではなしに。実際にこの制度を生かして自立していただくということはとてもいいことなんだけれども、では、そのときの子供たちの保育とか、そういったようなことも含めて制度を徹底しないと、ただ、こういう補助金がありますよと、資格が取れますよというのを大垣市の広報で出すだけでは、本来のこの補助金の意味がなくなると思うんですが、そのあたりの制度を十分に徹底させるためにどんなふうにお考えなのかが1点と、それからもう少し、子育て応援特別手当、今も御質問がありましたけれども、4,800人、今後の見通しはどうなのか。子育て日本一ですから市独自でお考えなのか。この2点について教えてください。
9:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
今の高等技能訓練促進費の関係でございますが、これにつきましては、大垣市の場合、正看、准看の学校に行かれる方が多いものですから、そのあたりの相談を受けるというような対応から始まって、この補助金の活用を今お話しさせていただいておるというところでございます。それから、その子供についてどう対応するか。このあたりにつきましては、この方々が就労期間中は保育園に入ることは可能でございますので、そのあたりの御相談にも対応をしていくというところでございます。
それから、子育て応援特別手当の後のことにつきましては、今の段階では具体的なことは考えておりませんが、今後、国、県の動きを見ながら検討していきたいと考えております。以上でございます。
10:
◯委員(
岡田まさあき君)
この制度ですけれども、技能訓練促進の周知徹底、広報のほうはどうなんですか。
11:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
具体的には、広報に数回出しております。広報よりも先ほどお話ししましたように、看護師になられる方が多いものですから、大垣の学校関係、そこへ具体的な情報を提供して利用されるよう促進を図っております。今回も、利用件数が11人ほどふえるのではないかと学校側とは話をさせていただいております。
12:
◯委員(
岡田まさあき君)
もう少し詳しくなるんですけれども、これは、看護職と介護職以外の資格取得は利用できないのか、もう少し詳しく。
13:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
このあたりは、そのほか例えば保育士であるとか、免許が要る高等技能に関して利用ができます。具体的にどこまでの範囲かというのは御相談に応じるという考え方を持っております。
14:
◯委員(
岡田まさあき君)
だから、周知徹底してくださいということは、相談に応じるというと、やっぱりパンフレットなりチラシを見て、この資格を取りたいなと思っていたときに、名前が書いてあると応募しやすいんですけど、一件一件市の窓口に取れるんですかと聞かないと、なかなか敷居が高いと思うんですよね。せっかくこの制度をうまく利用するということは、何も介護職、看護職だけではないと思うので、そのあたりをもうちょっと調べていただいて、そういったチラシとか広報紙のところに具体的な職種というんですか、資格を取れるように書いて、丁寧にしてくださいという要望ですので、その点だけ御答弁お願いします。
15:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
そのほか、実は現在想定しておりますのは、理学療法士さんであるとか作業療法士さん等に関して検討をさせていただいております。今、委員御指摘のPR等に努めたいと思っております。
16:
◯委員・副
議長(
中沢清子君)
今、この母子家庭高等技能訓練促進事業補助金、大体、人数はどれぐらい想定されていますか。
17:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
先ほどお話ししましたように、今後11人ふえるであろうと想定はしております。現在までに2人の申請がございます。2人については今執行中ということでございます。
18:
◯委員(
津汲 仁君)
今、子育て支援特別手当というのは、これは所得制限とか何もなく、全員もらえるんかな。
19:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
現在のところ所得制限は考えておりません。
20:
◯委員(
津汲 仁君)
全員もらえると。
21:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
はい。
22:
◯議長(
野村 弘君)
子育て応援特別手当は平成20年度もされたわけですけども、たしか記憶では事務費を入れて1億3,200万円ぐらいだったと思いますけれども、執行率というか、対象者に対して何人請求されたのかというのと、一番気になるのは、例えば95%ぐらい手続されて、5%残りますよね、そのお金はどこに行っちゃったのかなということをちょっと教えてください。
23:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
20年度につきましては、定額給付金室、委員会で言いますと企画総務委員会の管轄になっておりますが、うちで情報を得ましたところによれば、申請件数で98.88%、これは9月14日現在でございますけれども、調べてみますとそれだけの申請件数があります。支給件数でございますが、これは98.28%ということで、95%は超えておるかなということでございます。以上でございます。
24:
◯議長(
野村 弘君)
その残りのお金はどこに行っちゃったんですか。
25:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
この辺は最終確認をしておりませんが、支給する件数分だけの申請を行う事になると思います。ですから、仮に今もらっている金額があれば、確定後返還するということになるかと思います。
26:
◯委員外議員(粥川加奈子君)
母子家庭高等技能訓練の助成金のほうですが、たしか2年以上っておっしゃったと思うんですが、2年未満の方には全然ゼロということですか。
27:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
対象といたしまして、2年以上修学ということですので、こういう高等技能を取得する場合、今の学校というか専門機関では2年以上がどうも基準になっているようです。ということで、2年以上という定めをいたしております。
28:
◯委員外議員(粥川加奈子君)
准看護学校なんか2年という場合もあるんではないですか。
29:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
2年以上でございますので、2年は該当するということでございます。
30:
◯委員外議員(粥川加奈子君)
できればですけれども、2年以上、3年修学する場合ということにはなると思うんですが、2年でも、私は母子家庭の場合、1年だからなし、2年だからなし、3年ならいいというというのは、何かおかしいような気はするんですけど。それは国の方針だと思うんですが、大垣として、もしできれば、2年未満であってもそういう予算を組む予定はないですか。
31:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
委員御指摘の点につきましては、現在のところはございません。
32:
◯委員長(
川上孝浩君)
ほかに御意見はありませんか。─── 御意見も出尽くしたようですので、採決に移ります。
議第80号 平成21年度大垣市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会関係分については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
(異議なし)
33:
◯委員長(
川上孝浩君)
御異議ありませんので、本案は原案のとおり承認することに決しました。
以上で、本会議から付託されました議案の審査は終了いたしました。
続いて、報告事項に移ります。
報告事項が1件ありますので、報告を願います。
34:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
指定管理者の評価結果について、子育て支援課から御報告を申し上げます。子育て支援部の資料No.1をごらんいただきたいと存じます。
まず、1番目の評価目的でございますが、指定管理者による管理運営が施設の設置目的を達成するとともにサービス向上が図られているか確認、評価を行い、その結果を施設の管理運営に反映させるものでございます。また、指定管理者の再指定に向けた参考資料とするものでもございます。
2の対象施設につきましては、子育て支援課が所管しますさつき寮、ひまわり学園、そして、子育て交流プラザの3施設でございます。
3の評価の対象年度でございますが、これにつきましては平成18年度、指定したときから、昨年度、20年度の3ヵ年でございます。
4の総合評価結果の概要でございますが、5段階評価で3施設とも5の評価でございます。また、事業計画書及び協定書に基づき適切な管理運営がされておりますことを御報告させていただきます。サービス向上につきましては、さつき寮では、入所者との意思疎通が円滑に行われるように、母の会、それからクリスマス会等を実施するなど入所者のサービス向上に努めております。ひまわり学園は、保健センター、それから保育園、幼保園、幼稚園、学校、医療機関等との連携を密にいたしまして、対象児の早期発見と早期療育を図っておりますし、毎月保護者との行事を設けて、親との信頼関係を深めております。また、子育て交流プラザにおきましては、利用者の声を反映し、ママたちのおしゃべり会や孫育てサロンの開催など、情報交換や交流の場の設定をいたしております。なお、各施設の評価結果につきましては、後ろについていると思いますが、別紙の18年度から20年度指定管理者総括評価結果一覧表をごらんいただきたいと存じます。表の左から、施設の名称、所管課名、指定管理者名、評価項目の評価点数、合計点数、総合評価となっております。また、表の一番右側の評価意見の欄につきましては、指定管理予定候補者選定委員会による意見でございます。詳細についてはお目通しをいただきたいと存じます。
戻っていただきまして、5の評価方法につきましては、指定管理者が提出をしてまいります毎月の実績報告書の確認結果や、それから四半期ごとに行われます総括書のチェック結果及び年間の事業報告書に基づきまして子育て支援課長が評価を行い、部長が確認をいたしております。その評価結果をもとに指定管理予定候補者選定委員会において総合評価を行ったものでございます。委員会は、外部委員2人、それと内部委員3人ということで構成しておりまして、委員長は外部委員が就任をされております。
続きまして、資料の裏面をごらんいただきたいと存じます。上の(1)の表が評価項目及び配点表、下の(2)の表が総合評価の基準でございます。
なお、今後の手続といたしましては、6月議会の委員会で御報告いたしましたとおり、10月から指定管理者の募集選定に入りまして、12月議会で指定管理者の指定議案を提出させていただく予定でございます。指定管理者の募集でございますが、さつき寮とひまわり学園につきましては、利用者に対しまして継続的なサービスの提供を考える必要があるということで、現在の指定管理者を引き続き選定してまいりたいと存じます。また、子育て交流プラザについては公募をする予定でございます。
今後、指定管理者の指定に向けまして手続を進めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。以上でございます。
35:
◯委員長(
川上孝浩君)
以上、報告を受けましたが、委員の質問を受けます。
36:
◯委員(
岡田まさあき君)
一般質問でも申し上げたのですが、指定管理者の評価を出されるということで、いいことではあるんですけれども、その評価の評価項目も含めてもう少し、今回全体でも申し上げることなんですけども、やっぱりじっくり評価項目を見ていただきたいのと、特に1点、利用者アンケートをきちんととられて、それを評価資料として担当課で評価をされて、それから評価委員会にそのアンケートも提出されたのか。よく福祉の第三者評価という部分では必ず利用者のアンケートというのは必須条件になっているわけです。だから、まして指定管理者というのは市民の声をきちんと届ける、それから今まで官ができなかったようなことを創造的にやっていくという点でのアンケートがあり、苦情相談の部分と、それから創造的なところの2点があると思うんですが、そのあたりのことをきちんとやられたのかという点が1点と、それから2点目の施設固有の評価項目、今申し上げたことと重複するんですが、この欄がひまわり学園と大垣市子育て交流プラザの両方とも20点満点なんですが、私はちょっと20点というのはあり得ないと思うんですが、どうしてこういう基準で、もちろん企画書があったと思いますし、中長期の計画もあったと思うんですが、その実施状況を見られたと思うんですが、そのあたり満点をつけられた、ほかのところでも満点が多いんですけども、こんなにすごい点数を出されると、一般の入札の場合、なかなか応募されてこないとは思うんですけども、そういった意味ではむしろ厳しくつけて、そうあることが普通でないかということで、これは全体に申し上げることなんですけど、物差しの標準化ができていないからこういう形になるのかなということを思うんですが、そのあたり。
それと、もう1点、担当課内での議論の仕方ですね。よく評価というものは下からボトムアップされると思うんですが、そのあたりできちんと担当課の担当職員も含めて、課長さんも含めて議論されたと思うんですが、そういう評価の過程、そのあたりはどうであったのか。最後には部長が承認されたということですけども、子育て支援部長も今回初めてなられたばかりですし、林課長も前は情報関係の課で、そちらのほうがむしろ私はエキスパートだと思っていたので、そういった意味でのきちんとした積み上げをやられたのか、ちょっと不安な点もありますので、子育て支援課はこれから伸びる課だとは思うんですけれども、そういう意味で評価する力量という点でちょっと心配な点があったんですけど、どうなのかという3点ぐらいに絞ってお答えいただきたいと思います。
37:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
まず、第1点目の、各施設でアンケートを行ったかということでございますが、例えばさつき寮につきましては、毎日管理者と一緒に生活をしておりますので、なかなかアンケートという格好はとりにくいということで、実は意見箱というものを設置させていただいております。この意見箱につきましては、実のところ1件もないというのが実情でございます。ですから、何か苦情等、それから指導するようなことがあれば、それに関しましては日々行われる、要するに同じ家庭の中で生活しているというような感覚でございますので、そのあたりのアンケートについてはとっていないというのが実情でございます。
あと、ひまわり学園につきましても、これは先ほどもお話ししましたように、毎月親との話し合いを持っております。そういうところでの吸い上げをお願いしておりまして、何かあればアンケート形式でとりますが、毎月、これも我々との話し合いの中で、要するにどういう要望があったかとか、そういうことについての協議を重ねております。
それから、交流プラザにつきましては、その都度、事業がやられるたびにアンケート等はとられております。その辺はいただいておるというのが実情でございます。
それから、ひまわり学園と子育て交流プラザ、施設固有の項目について満点であるという御指摘でございますが、ひまわり学園につきましては、ひまわり学園の中で養育、これをやるのは当然のことでございまして、実はそれ以外に、先ほどもお話ししました幼稚園、保育園、それから小中学校との連携を図るというような付加価値までつけて実施をしております。ですから、このあたりも含めまして満点といいますか、20点、今後の期待も含めてしたところでございます。
それから、子育て交流プラザにつきましては、虐待の防止、情報提供、そのあたり、子育てに関するすべての面で協力をいただいております。それがプラザを拠点とする仕事内容に付加されているというようなことで、このあたり満点という評価をさせていただいております。
それから、担当課内での協議でございますが、これは毎月月報が報告されますので、各施設と協議、お話をする段階で担当と係長、私も入って、一緒になって報告を受け、それに対応しているというところでございます。以上でございます。
38:
◯委員(
岡田まさあき君)
アンケートに対する考え方ですが、例えば、今おっしゃったさつき寮の場合は、意見箱を置いていると。1件もないという現実を見ればわかるように、毎日お世話をしていただいている管理人さんに対して苦情を申し立てるということは、ましてやその意見箱を開くのはその管理者ですよね。その点もお答えいただけたらと思うんですが、それと担当する人たちに意見を言っていても、例えば虐待があったり、福祉サービスの向上を願うときに、その当事者の人に苦情は言いにくいですよね。それであれば、第三者評価なんかは、その評価機関に対して、場合によっては無記名で、きちんとアンケートが戻るようにするということであれば、子育て支援課が直接アンケートを受けるということをして、生の声、本当の声を、虐待なんていうのは担当課からは絶対出てきませんよね、今まで虐待とかいろんな問題が起きたときに。それをどうきちんと酌んで、あるいはそれを見つけたりするのが担当課の仕事だと思いますので、今後の課題ですけども、やっぱり全数調査のアンケートをやって、それで実際全部は戻ってこないと思いますので、そういった意味でのアンケートもきちんととり、これはひまわり学園でも同じことも言えますし、子育て交流プラザでもやっていらっしゃるということですけれども、やはり直接管理者には届かない形でアンケートが来るというのが、本音でいろんな虐待を発見する材料にもなりますので、そういった点をきちんとやっていただきたいと思います。
それから、確かに月報とかを見られると、それはどうしても数字だけで、具体的な評価、数で何人利用したとか、どうであったとかいう数値的なところでは確かに見られると思うんですけれども、本当の福祉サービスというのは中身の問題だと思いますので、そのあたりではむしろもっとお話をしたり、自己評価というのをやっていますよね、保育園なんか自己評価、よく課長さんが言われて、自己評価を必ずやってもらいますということで、自己評価をやって文章化されたものをしっかり読んで評価されたのかという点を2点目にお聞かせ願いたいと思います。評価の物差しとか積み上げ方法は、これは全体で申し上げることですけども、もっと最後の総合の評価をする委員会のメンバーも、この間も、ほかの大学の先生でほかの市の指定管理者をやっている方のお話を聞いて、大垣市は79施設、5人の委員で全部やるんですと言ったら、びっくりされていましてね。そんなの、実際、担当課から出してくる評価をそのまま鵜呑みにせざるを得ないのやないかなと。79もしっかり議論しているのかなということで、実際自分でやっていらっしゃるから、弁護士さんとか税理士さんも入れて、いろんな複数の総合の評価をする委員会をつくって、だから、福祉なら福祉、子育てとか保育なら保育の専門家も入れてやるべきではないかなということでしたので、これはまた企画総務委員会のほうで申し上げますけれども、そういった意味で、担当課がきちんとした担当課評価を上げていただかないと、こういったものが生きてこないと思うんですが、その2点についてだけお答えいただきたいと思います。
39:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
アンケートのとり方等につきましては、これは行革推進室とも協議をいたしまして、全体の中で、うちだけではないものですから、そのあたりの詰め、今後検討していきたいと考えております。
それから、文章等でやっているかということでございますが、実は今まで文章にはこだわらないというようなことを各施設にはお話しをしておりました。ですから、今後そのあたりも検討していきたいと考えております。
40:
◯委員外議員(笹田トヨ子君)
今の指定管理者の評価のことについてですけど、今の御意見の続きになるんですが、例えばさつき寮の件ですけれど、さつき寮を出られてというのか、そこを自立された形で、その後の追跡調査をするとか、そういうことをやられているのかどうかお聞きしたいです。
41:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
実は、さつき寮を自立して出られた後、要するに追跡調査までとはいきませんが、その中の数人はやっぱりかかわりを持たれますので、その中での対応をいたしていますが、最終的にどこへ行ってどういう生活をというところまでのフォローはしていないのが実情でございます。
42:
◯委員外議員(笹田トヨ子君)
業務の達成状況というのが19になっていて、全体的に評価が高いという感じも私も思いますけれど、いろいろと間接的な話で聞こえてくるのは、とてもこういう形の評価になるとは思えないところがいっぱいあるわけなんですね。そこの生活の規則とか時間の問題とか、その中で利用している方が、いわゆるそれがストレスになっていることとか。また、あそこを自立された方が再度問題をまた抱え込んでいるとか、そういうことなんかについても、ほかの機関のほうからもそういう話は聞こえてきたりしておりますので、本来のさつき寮のあり方と、それの内容については、ほかの自治体などの事例なんかも見ますと、とても20点満点とか、5段階評価の5になるというふうにはちょっと実感としても受け取れないところがあります。そういうことも考えると、今後についてはその評価が、ある意味では今の事業でいいんだなということになってしまいますので、もう少しそういう点であるべきその役割を果たすという点からいきますと、評価が仮に悪いというのか、今よりも落ちたとしても、それはある意味では今後の課題として事業者としてやっていかなければいけないところでもありますので、その辺のことを考えて今後評価していただきたいと思います。
それと関連しまして、例えばさつき寮ですと、児童相談センターなど密接に関係する部署もありますので、そういうところからも、要は意見とか、そういうものも反映させるような形で評価をされたらどうかなというふうに思いますので、それは意見として述べておきます。
43:
◯委員(
岡田まさあき君)
済みません、1点言い忘れたので、簡単に言います。
今の笹田委員とも関係するんですが、本来その施設の持つ、ここに書いてある固有の項目の中に、例えばさつき寮であれば、大垣市の場合、DVのシェルター的役割もありますよね。その辺の理念とか学習会をやったという記録とか、その辺はきちんとチェックされたのかというふうに考えていくと、今と同じ意見なんですけど、ここが本当に満点に近いものが、さっきのアンケートもとらずにできているのかということもありますので、実際にそういった専門分野の学習会をやっているのか、あるいは県なんかのそういう学習会に出て、それを職員の職場の会議で生かした経緯もきちんと追跡調査されるとか、そういうことをやられたらどうかということと、それから先ほど期待を含めてということでこの点数をつけたということですけども、僕は一般質問で申し上げたように、期待を含めて逆に厳しく点数をつけて、96点とかこんな点数で、あとちょっとどこを努力するのということだと思うんですよ。この間申し上げたように、60点の都市施設課の公園ですか、60点で、1点低ければCランク以下になって特定指定にひっかからないけども60点で、この次頑張ってくださいということなんですけども、ここに関しては逆に後の努力がされないということがありますので、そのあたりも含めてお願いしたいので、目的のところ、学習のところ、理念のあたりを、学習会をされたか、その資料を見られたか、そこだけお答えください。
44:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
職員の資質にもかかわるところでございますけれども、実際のところ、県、それから西濃振興局等が行います研修に参加をされまして、その後、施設内で研究会を行っていると聞いております。それについて、例えばいつというところまでの把握はしておりません。
45:
◯委員(
岡田まさあき君)
今後の課題で、そういった資料を見て確認して点数をつける、評価するのが本来で、聞いておりますでは、やっていたかやっていないか、1行で書いてあったのか、実際は、普通、勉強会の資料を添付して、何月何日にどこの勉強会へ行って、それを何月何日に職場会議をやって、その中で議題に上げて勉強会をしましたという資料を見て、初めてやったということだと思いますので、そういう点も今後お願いします。以上です。
46:
◯委員長(
川上孝浩君)
ほかにありませんか。─── ないようですので、報告事項を終了いたします。
次に、その他御
発言はありませんか。
47:
◯委員(
津汲 仁君)
ちょっと僕、これは蛇足になるというか、よく法律的に意味がわからないのであれなんですけど、子育て応援特別手当が3万6,000円、これは大いに結構なことでいいことなんですけど、そしてまた、政権がかわりまして新しい児童手当ですか、子育て支援のためのお金が支給されると、これは考え方としては非常にいいことなんだろうと思うんですけど。私自身、これからどんどん子育てのためにお金を配るということは、子育てのために一つの方法としては当然のことなんだと思うんですけど、これと裏腹な話で、要は、自分の義務を果たさない、例えば、幼稚園も保育園も保育料を払わない子がいると、学校でいえば給食費を納めないと。これとの連動の中で、現実的にできるかどうかわからないんですけど、例えばさっぴいてしまって渡すとかね。作業としては、例えば3万6,000円といったら、給食費がこれだけ払っておらぬでさっぴいて出すとかね、こういう作業って、行政体としては一つの義務というんですか、払うのが義務ですからね。食べたものを払わぬとか、例えば保育園や幼稚園へずっと通っておって保育料、それは当たり前の顔を現場ではしておるわけでしょう、その方。ですから、これだけ厚くいろんな手当で、やはり子育てのために頑張ってよと行政サイドがやってくる中で、義務を確実に果たさせるためには、そういうもの、現金というものは徴収して渡せる方法があるのかどうか。現状では、僕いろいろ考えてみたんだけど、なかなか難しいような気がするんやわ。しかしながら、自治体としては非常に困っているわけだから、これは何とかなるのかどうか、一回検討の余地はあるような気がしたんですけど。現実的に、例えば4月から配られるという話なんだけど、2万6,000円でしょう。相当の金額が子育てのために配られると。そうすると、これはまだ非現実的な話ではございませんが、4月からに備えて、例えばそういう方が滞納をしているよと。そうしたら当然のこと差し引いて渡したら、やはり当然義務も果たされるわけで、多分払えない人は、横着な方もあるんですけど、どうしても払えない家庭状況の人もあるんだろうと思うんですよね。そうすると、差し引いて出したらちょうど差額で、おまえさんはいいよと、こういう話にならぬものかどうかという話を1点だけお伺いしたいんですけど。
48:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
実は我々もその点は苦慮いたしておりまして、大垣市の制度の中に出産祝い金支給事業がございます。それは、3人目が生まれたら10万円を支給するという制度でございますが、実はこの制度を活用していただくためには、税、それから保育料も含め料に未納があれば対象にしないというように、規則の中に項目を持っておるということでございます。
49:
◯委員(
津汲 仁君)
今、僕がお話ししていることは、即結論が出ることではございませんし、県と国の問題もあるのだろうと思いますので、例えばスタートする段階までにそれを十分状況を感知しようというんですけど、飢えといったら怒られますが、そのことを相談して、果たして可能かどうか。特に学校の給食費なんていうのは、そう大したお金じゃございませんので、ためればためるほどようけになっていってしまうだけのことであって、月々でいえばそう大したお金でもないと思うんです。ですから、そういう面でその辺の連携ができぬものか、ぜひ一回御検討いただきたいというふうに思います。早急な結論はできないかもしれませんが、スタート段階でやっていかないとまたうまくいかないですから、ぜひ一回御検討いただきたいというふうに思います。
50:
◯委員・副
議長(
中沢清子君)
今の児童虐待の現状をちょっと教えていただけますか。
51:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
これは、児童虐待をどのようにとらえるかによって違うんですが、大垣市としては42件ほどのケースを抱えております。
52:
◯委員・副
議長(
中沢清子君)
それはここ最近ですね。以前と比べてどうなのか。
53:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
増加傾向にあると思います。ですから、うちの職員、対策官を含めまして係長と、それから相談員、3人体制で取り組んでおりますけれども、手いっぱいというのが現状でございます。先ほど出ました子ども相談センターとの連携の中で進めておりますが、件数につきましてはふえているというところでございます。
54:
◯委員(
岡田まさあき君)
6月議会で質問したことなんですけども、父子家庭とか母子家庭という言葉があると思うんですが、最近はひとり親家庭というんだそうですけども、大垣市の場合、今回、政権がかわったので母子加算もふえるとか、いろんなことがまた変わってくると思うんですけども、実際今大垣市が行っている制度サービスの中で、父子家庭と母子家庭とのサービスの差というのはないのか。聞くところによると、先進自治体は父子家庭の部分をフォローしているというようなことも聞くんですが、そういう点、大垣市の場合は制度的にどうなのかということが1点。
それから、2点目に、病児のタイムケアサービスということを前回質問したと思うんですが、全国的にはないということですけども、市町村で、自治体がやっているのはないということですけども、民間委託したり、民間がやっているという事実はあるのか、そのあたりはどうなのかという点が2点。
それから、3点目に、病後児保育は大垣市の場合は病院に委託という形でやっていらっしゃると思うんですが、現況をお知らせください。この3点、お願いします。
55:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
今、ひとり親家庭等と呼んでおりますけれども、その中で、母子、父子のサービス内容がかわるかということでございますが、やはり一番大きなところは、児童扶養手当、これが父子の場合は、一部該当はするのですが、これは障がいをお持ちの方だということで該当はしますが、健常の父親の場合には該当しておりません。あと、違うところといいますと、先ほどの高等技能訓練促進事業、これにつきましても母子を対象にしております。これもやはり国の関係がございますので、このあたり今の段階では差がついておるというところです。あと、一番大きなのは、先ほどのさつき寮ですけれども、これは母子だけしか入れませんので、このあたりは大きな違いかと思っております。
それから、病後児につきましては、21年度8月末までで43件でございます。4月から8月まで、御利用されたのが、延べでございますけれども、43件ということでございます。ちなみに20年度は145人の利用がございました。病後児施設につきましては、今、児玉レディースクリニックさんにお願いをしているということでございます。
56:
◯委員(
岡田まさあき君)
まず1点は、大垣市は病児保育はやっていませんよね。全国の例で、自治体でもないのではないかということですが、民間も含めてそういうのを、ぜひなければ一遍調べていただきたいということで要望しておきます。
それから、現況、病後児に関しての件数、これは評価ですけども、この数字というのは妥当な数字なのか、他の自治体と比べて順調に進んでいるのか、あるいは一応形はやっているけども少ないよということなのか、その辺の判断が二つ目でいただけたらと思います。
それから、3点目は、これは国の制度とも関係ありますけども、ちょっときょうは調べてきていないのであれですけれども、他の自治体によっては、できるだけ男女共同参画で、本当に父子家庭でも大変な御家庭が多くなってきているので、前もちらっと申し上げたんですけど、何かハローワークに行くのに母子家庭は交通費が出て、父子家庭の方は出ないとか、そのような制度もあると聞いたこともあるので、それは国の制度のことですけども、市町村ができることでやっぱり努力していただいて、その後を穴埋めできるという努力はされないのか、そのお気持ちをお聞かせ願いたい。
57:
◯子育て支援課長(林
幹雄君)
まず、第1点目の利用がどうか、そのサービスの利用状況の判断でございますが、利用したいという方が見えるということもありまして、幼稚園、保育園入園時、それから、進学時、新学期が始まる前にはそういうお話をさせていただいております。といいますのは、対象が幼稚園、保育園、要するに3歳児以上が、保育園に入っている方が中核となりますので、そのあたりのPRをさせていただいており、それから、広報では3ヵ月に1回ほど流させていただいておるというものでございます。
それから、市で独自のことをというお話でございますが、今後研究をしていきたいとは考えております。以上でございます。
58:
◯委員(
岡田まさあき君)
ぜひよろしくお願いします。
それで、最後に1点だけ違う件ですけども、6月議会でも申し上げましたが、タイムケア、障がい児の留守家庭児童の問題ですけども、県の施設の場合、支援学校なんかは県でやってもらえという
津汲委員さんからの御意見もわからないではないんですけれども、私は例えば大垣市が独自にいろいろな福祉施策を先取りしてきて、後で県とか国の制度が、例えば現在はいろんな議論もありますけれども、大垣市の高齢者に対する医療補助とか、そういった制度も他市に先駆けてやってきたと思うんです。実際、海津市なんかは、もう2年も3年も前からタイムケアサービスをやっていらっしゃるので、そういったあたりで、やっぱり今度、いよいよ予算のヒアリングに入っていくと思いますけれども、その中でぜひ検討課題に入れていただいて、すべて100%やれとは申し上げませんけども、やはり夏休みなんかで大変苦労したという御意見も聞いていますので、同じ大垣市民でありながら、やっぱりいろんな形でフォローしていただかないと、やっぱり障がい児を持つ親さんは大変ですので。ましてや学校がお休みのときとか放課後とか、少しでも応援できる体制を、やっぱり子育て日本一であれば、そういったところも、子育て日本一ということは他の市町村と同じことをやっているということではないと思いますので、そのあたりで先取りをして、方向性を少しでもつけていただくことが大切ではないかと思いますけれども、そのあたりの御見解を、何回も申し上げておりますので、粥川議員も質問されていましたので、あわせてお願いしたいと思います。
59: ◯社会教育スポーツ課長(丸井健二君)
ご承知のとおり、小学校4年生までと特別支援学級については、留守家庭児童教室に入室していただいております。特別支援学校へ通学されている方の放課後というお話でございますが、これにつきましては、前回もお話しさせていただきましたが、日中一時支援というようなところを御利用いただくことも含めて、福祉との連携をとって検討していきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
60:
◯委員長(
川上孝浩君)
ほかに意見もないようなので、ここで行政視察の打ち合わせを行いたいと思いますので、理事者の方には退席していただきたいと思います。
この際、暫時休憩をいたします。
午前10時52分 休 憩
──────────────────
午前10時56分 再 開
61:
◯委員長(
川上孝浩君)
再開いたします。
休憩中に御協議いただきました行政視察につきましては、日程は11月9日月曜から10日火曜、視察先は、福島県郡山市、東京都北区とし、行程は配付のとおりといたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で、
子育て支援日本一対策委員会を閉会いたします。
午前10時57分 閉 会
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○傍聴議員12名 田中孝典 三輪雅務 日比野芳幸 粥川加奈子 小川文康 笹田トヨ子
石田 仁 野田のりお 岡本敏美 丸山新吾 石川まさと 横山幸司
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