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  1. 大垣市議会 2001-06-11
    平成13年第2回定例会(第2日) 本文 2001-06-11


    取得元: 大垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成13年第2回定例会(第2日) 本文 2001-06-11 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 126 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 2 : ◯第29番(堀 一雄君) 選択 3 : ◯第29番(堀 一雄君) 選択 4 : ◯第29番(堀 一雄君) 選択 5 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 6 : ◯市長(小川 敏君) 選択 7 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 8 : ◯生活環境部長岡田征彦君) 選択 9 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 10 : ◯福祉部長五島定和君) 選択 11 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 12 : ◯第29番(堀 一雄君) 選択 13 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 14 : ◯福祉部長五島定和君) 選択 15 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 16 : ◯第29番(堀 一雄君) 選択 17 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 18 : ◯第18番(岡田昭三君) 選択 19 : ◯第18番(岡田昭三君) 選択 20 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 21 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 22 : ◯市長(小川 敏君) 選択 23 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 24 : ◯教育部長(牧野義貞君) 選択 25 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 26 : ◯企画部長(土屋三千男君) 選択 27 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 28 : ◯総務部長(棚橋倶実君) 選択 29 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 30 : ◯生活環境部長岡田征彦君) 選択 31 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 32 : ◯福祉部長五島定和君) 選択 33 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 34 : ◯経済部長(説田泰朗君) 選択 35 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 36 : ◯建設水道部長(石原好之君) 選択 37 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 38 : ◯都市計画部長(清水義彦君) 選択 39 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 40 : ◯文化部長(飯沼順彦君) 選択 41 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 42 : ◯第18番(岡田昭三君) 選択 43 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 44 : ◯市長(小川 敏君) 選択 45 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 46 : ◯企画部長(土屋三千男君) 選択 47 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 48 : ◯総務部長(棚橋倶実君) 選択 49 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 50 : ◯福祉部長五島定和君) 選択 51 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 52 : ◯建設水道部長(石原好之君) 選択 53 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 54 : ◯教育部長(牧野義貞君) 選択 55 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 56 : ◯第18番(岡田昭三君) 選択 57 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 58 : ◯市長(小川 敏君) 選択 59 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 60 : ◯企画部長(土屋三千男君) 選択 61 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 62 : ◯総務部長(棚橋倶実君) 選択 63 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 64 : ◯建設水道部長(石原好之君) 選択 65 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 66 : ◯第7番(丸山新吾君) 選択 67 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 68 : ◯市長(小川 敏君) 選択 69 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 70 : ◯福祉部長五島定和君) 選択 71 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 72 : ◯第7番(丸山新吾君) 選択 73 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 74 : ◯第17番(横山幸司君) 選択 75 : ◯第17番(横山幸司君) 選択 76 : ◯第17番(横山幸司君) 選択 77 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 78 : ◯市長(小川 敏君) 選択 79 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 80 : ◯建設水道部長(石原好之君) 選択 81 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 82 : ◯総務部長(棚橋倶実君) 選択 83 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 84 : ◯第17番(横山幸司君) 選択 85 : ◯第17番(横山幸司君) 選択 86 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 87 : ◯第10番(木村文彦君) 選択 88 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 89 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 90 : ◯市長(小川 敏君) 選択 91 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 92 : ◯教育長(子安一徳君) 選択 93 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 94 : ◯第11番(岡田正昭君) 選択 95 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 96 : ◯市長(小川 敏君) 選択 97 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 98 : ◯教育長(子安一徳君) 選択 99 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 100 : ◯第11番(岡田正昭君) 選択 101 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 102 : ◯市長(小川 敏君) 選択 103 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 104 : ◯教育長(子安一徳君) 選択 105 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 106 : ◯第11番(岡田正昭君) 選択 107 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 108 : ◯第24番(長澤忠男君) 選択 109 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 110 : ◯市長(小川 敏君) 選択 111 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 112 : ◯第24番(長澤忠男君) 選択 113 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 114 : ◯第15番(中沢清子君) 選択 115 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 116 : ◯市長(小川 敏君) 選択 117 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 118 : ◯福祉部長五島定和君) 選択 119 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 120 : ◯生活環境部長岡田征彦君) 選択 121 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 122 : ◯文化部長(飯沼順彦君) 選択 123 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 124 : ◯第15番(中沢清子君) 選択 125 : ◯議長(山岸昭次君) 選択 126 : ◯議長(山岸昭次君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:              午前10時      開 議 ◯議長(山岸昭次君)  ただいまから、本日の会議を開きます。  これより日程に入ります。  本日の会議録署名者には、13番 高橋 滋君、14番 増田 勉君の御両君を指名いたします。  一般質問を行います。  順次、質問を許します。  29番 堀 一雄君。            〔第29番 堀 一雄君 登壇〕 2: ◯第29番(堀 一雄君)  議場の皆さん、きょうは小川市長さんが初めての一般質問で、私がトップで質問させていただくことを感謝し、小川市政幸あれと願いつつ、質問に入らせていただきます。  通告いたしました揖斐川右岸堤高水護岸工事を。  大垣市側の右岸12kmが完全であってこそ、生命と財産を守ることができます。堀が揖斐川右岸堤をまた言っとると思われるかもしれません。しかしながら、生命と財産を守るにはやむを得ません。いつまでもいつまでもこの声を叫びます。完成するまで叫びます。いつ来るかわからぬあの秋雨前線ですね。去年の豪雨、9月12日、愛知県新川で思わぬ大きな被害がありました。その被害は7,000億円以上だったと聞いております。これは人ごとではありません。もしあの秋雨前線が西北に30kmか25km、雲行きが以西の方に来ていたら大変なことだったと思います。揖斐川の高水護岸工事は平成9年まで13年間やってなかったんです。平成9年に万石地内に110m、今福地内で100m、10年には万石地内で100m、今福地内で200m、11年度は今福地内で300mやっていただき、また万石地内では256m、12年度も万石地内で200m、高水護岸を合わせて1,266mやっていただきました。これも、今は亡き小倉市長さんを初めとして、知事さん、市、県の関係者の方々のそれぞれの御理解のもとにできたと思います。感謝いたします。           〔市長、議長に写真を渡す〕 3: ◯第29番(堀 一雄君)  皆さんも覚えておられると思いますが、50年8月23日の豪雨は、万石地点においては毎秒4,300tの水が流れ、堤防の上から手が洗える状態であった。堤防を警備していた消防団員の人が杭を打ったら、普通ならかんかんというのに、そのときはぽそっぽそっといった、気持ちが悪かったと団員の方は言っておられました。よほど堤防が弱っていたんですね。いつも申し上げておりますが、昭和50年8月には、あの豪雨は揖斐川にかかっている新幹線の橋げたまで水が1m15cmまで来て、それで新幹線が8時間とまりました。昭和51年9月12日、称して9・12ですね、大垣も被害に遭いましたね。安八町大森で長良川決壊、皆様御存じでありましょうが、安八町の豪雨災害誌の中に、「9月12日午前10時28分安八町大森地先において長良川右岸堤決壊、濁流奔馬の如く輪中に乱流」。想像してください。どんなであったでしょうか。これは人ごとではありませんね。揖斐川は天井川です。大垣の中心部の2階が揖斐川の川底であります。もし決壊したならば、毎秒4,300tの水が流れ、大垣市内に向かって濁流奔馬のごとく大きな川となって流れ込み、避難する時間もないと思います。皆さん、このことを、もしも切れたらどうなるんだと。安八町の長良川と木曽川の間は平面ですね。ところが、今申し上げたとおり、揖斐川はこの2階が長良川の底ですね。流れが強いんですね。御存じと思いますが、一般市民の方の側溝は1mに1cm勾配があれば流れていきます。そういうことを想像してください。もしそうなった場合は、犠牲は阪神の大震災よりも多いのではないかと思います。なぜかと申しますと、阪神の災害はここまで、いやこちらは壊れてない、避難できますね。水は一遍に来てしまいます。車も走れません。揖斐川右岸堤を守ることは、大垣市の生命線を守ると申し上げてもよいし、いつもくどいことを申しますが、決壊してからでは遅いのです、決壊してからじゃ。堤防はいつ切れるかわかりません。平成8年に、横山ダムに土砂がたまりダムの貯水量が半減しておるということを聞きました。それから、特にこの揖斐川右岸堤に高水護岸をお願いしてまいりました。50年8月豪雨とか9・12のときは、横山ダムに土砂がたまってなかった。それはなぜかといいますと、昭和39年に横山ダムはできたばっかりです。だから土砂がたまってなかったんですね。だから揖斐川は助かったんです。51年の9・12、また昨年のような秋雨前線がいつ来るかわかりません。来たときにどうしますか。まず右岸堤をがっちりしておくことです。この1月11日に大垣の梶原選挙事務所で県知事さんが、大垣市民は揖斐川右岸堤工事が完成するまで枕を高くして寝られないと、皆さんの前で言っていただきました。そのとおりなんです。私はそれを感謝して聞いておりました。大垣市民、我々の揖斐川右岸は生命線、財産です。何回も言いますね。守るんだという気持ちに、市民がそうならないとだめなんです。行政が幾ら頑張っても、やはり市民の声が大事なんです。行政だけじゃないですね。命がかかっておるんです。切れたらしまいなんです。これは揖斐川の問題とは違いますが、新幹線、こだまがとまる三河安城駅ってありますね。あの駅をあの付近で取り合いしておったんです。ところが、安城の住民は、竹を割って、竹を切って竹筒をつくって、それに新幹線の費用という形で募金をしたんです。その金わずかですよ、金はね。わずかだけども、その気持ち、気持ちで国とか県は動いたんですね。だから三河安城駅ができたんです。やはり、やろう、やらないかぬという気持ちを常にみんなが出さないけないんです、守れないんです。これは私要望させていただきます。揖斐川右岸堤工事も完成まで年月が多少かかると思いますが、もしも昨年のように、秋雨前線とか豪雨がいつ来るかわかりませんが、洪水が起きたときに、事前に想定した備えが必要じゃないでしょうか。被害を少なくするためにも、危険区域はどこだ、水に対して近くの高いところに避難する建物をどのように利用するか、洪水対策を考えるべきではないでしょうか。これを特にお考えいただきたいと思います。さあ来た、どこへ逃げるのかというときに、2階以上に水が来ると思わなあきません。車も走れません。さあどこへ避難するかということをですね、これもこの場合は必要じゃないかと思います。揖斐川高水護岸は平成13年はどのくらいお願いできますか、お答えいただきたいと思います。それから、市民の生命と財産を守るために、市民運動として皆さんが先頭で、今以上に国、県に働きかけをしていただきたい、要望いたします。くどいようですが、切れてはいけませんが、何かあったときの洪水の避難、そう考えていただきまして、特にお願いいたします。どうか市長さん、担当部長さん、よろしくお願いします。  次に、美しいまちづくり条例について、ポイ捨て罰金条例を制定してはどうか。  御承知のとおり、大垣市も平成11年3月に条例が通り、10月1日から施行しておりますが、せっかくの条例があっても無関心で、国際都市大垣市が恥ずかしいと思いますが、住民の皆さんどうでございますか。いかにもごみが多いですね。日本一の富士山、世界の富士山でも、ごみで環境破壊になっておりますね。ボランティアの一人が自分で経費を使って奉仕をしているがとてもじゃない。目の前でごみをほうっている。今の日本人は守れないのか、どうするんだ。罰金を科すよりほかはない。富士山を守るのだ。これは、平成12年8月26日のNHKで聞いたことを覚えています。6月2日、スイトピアセンターの音楽堂で大垣市少年の主張大会がありました。その中で2人の方がごみ問題を取り上げ、少年もごみの問題には深い関心があります。我々大人は、もっともっとポイ捨てがないように考える必要があるんじゃないでしょうか。また、きょうも朝、NHKのラジオで、石川県で山火事がありましたが、これは3分の1がたばこのポイ捨てだという。ここ2ヵ月間、60日間で20件あった。どうでしょうか。ちょっと燃えたところが1mぐらいある。まだほかにもある。一面に燃えたところが300ぐらい。また大きなのが、この前も燃えていますね、何日か前に。合わせて20件だそうです。ちょっとしたポイ捨てですね。いつも揖斐川とか川の堤防が、たばこのポイ捨てで火事があるんですね、ちょいちょいね。大きくなっておりませんが。大人ももっともっとポイ捨てに目を光らせることが必要だと思います、大垣市の環境を守るために。           〔市長、議長に資料を渡す〕 4: ◯第29番(堀 一雄君)
     ポイ捨て罰金条例は、平成11年10月1日現在でも東広島市、呉市ほか7町、これは広島県内だけではありません。政令指定都市では千葉市、川崎市、横浜市、名古屋市、京都市、神戸市、北九州市、福岡市、それぞれ罰金の金額は違いますが、私いつも申し上げておりますが、川崎市では、私たちが出しております後援会の看板ですね、連絡所ありますね。あのような大きさの看板で、ポイ捨ては2万円罰金と書いてあります。繁華街でも、私は30分か40分ほど遠くのところで見ておりましたが、たばこを吸っとる。吸っとってもやはりそれがきいておるのか、吸ったのを自分が持っている携帯のところに入れますね、吸殻をですね。やはりこれは市民のマナーですね。罰金を出さなやめられないと。やっぱり罰金という気持ちがですね、いや、見ておるという気持ち。私は、それが決して条例を施行していただいても、罰金が目当てではないということは議場の皆さんもわかっていただけると思いますが、ここでよく市長さんお考えいただき、大垣市内のどんなことあんなことと申し上げる時間もありませんが、よく皆さん御存じですから申し上げませんが、皆さんとともに市民こぞって大垣市を、美しいまちづくりをしようではありませんか。市長さんの御決意を承ります。  次に、敬老祝金を昨年どおりに、見送ってはどうですかということで質問させていただきます。  市民の声をよく聞いて、市が出しておられる改正案を再検討され、14年度から市民の納得できるような案を出されてはどうか。今まで昭和の激動を支えてこられた老人の方々の気持ちを考えて改正すべきではないでしょうか。現在の75歳以上の方々は、何らかのことで国に頑張っていただいております。その方々のおかげで現在があると申し上げても言い過ぎではないと思います。御存じのとおり、小泉さんは公に靖国神社参拝、それは戦争中で犠牲になった方々に、これからは平和になりますよ、戦争はやりませんよという意味でお参りになるのに、何かほかのことやいろいろのことが言われておりますけれども、どうでしょうか。戦前、一生懸命に、いろいろそれぞれ違いますけど、やっておられた方々が今の75歳以上ですね。私は戦争中のことを申し上げて、何だ、手前は古いなと言われるかもしれません。しかしながら、皆さん、今御家庭をお持ちですが、子供は2人おる。1人だけかもしれぬ。おやじさんが1人かもしれぬ。そのときに召集令状が来ました。おめでとうございます、召集令状ですと、役場から。○○は何月何日までに○○隊に入隊すべしという紙1枚であります。例えば皆さん、1ヵ月海外へ行っても、送り出すのは寂しいでしょう。ところが、いつ帰るかわからない。死んで帰るか、生きて帰るかわからない。そのときに送り出す気持ちになってください。どうですか。口に言えますか。そういう方が今の敬老会なんです。わかってもらえますか。あの思い、私も横で見ていました。涙を出しました。そして、行かれるとワーッと泣いておられる。この改札口で、抱き合って泣いておる。お父さんどこ行くの。その思い、いかがですか。そういう方にどれだけ敬老祝金の今度は見直しをするんですか。私は、敬老祝金の改正案、今までは75歳から79歳までが3,000円、80歳から89歳までが6,000円、90歳から99歳までが2万円、100歳以上が12万円、金婚式は1万円ですね。今度の改正案は、77歳の方が5,000円、77歳だけですよ、これは。80歳が1万円、88歳が1万5,000円、90歳が2万円、91歳以上の方は全部ですけども1万円、90歳以上も2万円がみごと1万円ですね。99歳までは1回だけですね。これで3,043人の方が該当されるんです。全部では、去年までは1万774人敬老祝金をもらえました。今の改正案でいきますと、3,043人だけしかもらえない、どうでしょう。金額はどれだけ違うかといいますと、1万774人から3,043人引くと7,731人、この方に去年のようにやるとすれば、3,282万6,000円余分に要るだけですね。その金額で7,731人の人が敬老祝金もらえるんですね。どうでしょうか。このことは、もうあと1年見送って検討していただきたいと思います。これは私の案であります。去年、80歳から89歳までは6,000円だったんですが、この改正案でもそうでしょう。80歳と88歳しかもらえませんね。合わせてもわずかでしょう、2万5,000円ですね。80歳代でですね。6,000円を例えば5,000円にします。5,000円にしますと、それだけで467万8,000円、1,000円ずつ削りますと、数字が出ますね。それを引きますと、2,814万8,000円で7,731人の人がもらえることになるんですね。私、80歳から89歳までは6,000円を5,000円にしようということだけども、改正すると2万5,000円しかもらえぬが、そのままでいくとすればどうですか、5万円ですよ、違うんですよ。4万5,000円って、もう5万円ですね。だから、これはやはりよく考える必要があるわけですね。ちょっと説明不足かもしれませんけども。兵隊に関係なくとも、今の敬老祝金をもらってみえる人は、男女問わず若い人は挺身隊とか軍需工場で働かされて、そのほか本当に苦労しておられます。その人たちのために、昨年のとおり1万774人、7,731人の方も敬老祝金をもらえますように、市長さん、どうかお願いいたします。これを今までどおりにしていただければ、本当に敬老の気持ちで私どもも助かります。と同時に、助かるというよりも、市からの敬老祝金を持っていきますと、お年寄りの人は、いなだいて、ありがとう、お上の金をもらえます。ありがたい、市からですよと。ありがとう言ってね。どうですか、この気持ち。この気持ちをよくお考えいただきまして、よろしく御審議、また御決断をいただきたいと思います。終わります。 5: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 6: ◯市長(小川 敏君)  最初に、堀議員より激励の言葉、ありがとうございました。  それでは、揖斐川右岸堤水防重点箇所の早期護岸工事について御答弁申し上げます。  揖斐川の治水につきましては、本市の最重要課題であり、今日まで市議会の皆様を初め沿川自治会の方々とともに、関係機関に対し強く要望してきたところでございます。揖斐川は上流域で多雨地帯を抱え、木曽三川の中でも年間降水量は最も多い上、河川延長が短く、河床の縦断勾配が急なことから洪水が発生しやすい状況であるため、徳山ダムの建設並びに横山ダムの堆積土砂の掘削が進められております。揖斐川の護岸工事につきましては、平成12年度に約160mが施行され、本年度は約620mが施行中であります。さらに、流下能力確保のため河道掘削、樹木の伐採が昨年度に引き続き施行されると聞いております。市民が安心して暮らせるよう、今後とも徳山ダムの早期完成、横山ダムの機能回復とあわせて揖斐川右岸堤防の護岸工事、河道掘削、雑木伐採を関係機関へ強力に要望してまいります。また、全市民に堤防の大切さを知ってもらうため、市民参加による河川一斉清掃や小学生参加による水防工法体験など実施しているところでございます。今後とも、水防に対する意識の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 7: ◯議長(山岸昭次君)  生活環境部長。 8: ◯生活環境部長岡田征彦君)  大垣市美しいまちづくり条例にポイ捨て罰金の制定をについて御答弁申し上げます。  現在、県内の空き缶等ポイ捨て防止条例の制定状況は、72市町村で制定され、うち26市町村が罰金つきの条例となっています。一方、本市と同じように罰金がなく、氏名公表を規定しているのは38市町村でございますが、いずれも市民の環境美化意識の向上を目的としたモラル条例の意味合いが強く、違反者に対する強い啓発を促すことを目的としております。条例制定後2年を経過しましたが、御指摘のように、ポイ捨てのない美しい町と自慢できる状況には至っておりません。しかし、最近、市民団体や事業所ぐるみでの清掃ボランティアの活動が活発に行われるようになってきました。また、現在、水門川沿い45自治会の皆様方に集まっていただき、ポイ捨て防止を含めた美しいまちづくりの手法を検討していただいております。市といたしましても、この活動をモデルとして、全市に広げるべく協働して作業を進めているところでございます。いずれにいたしましても、市民の皆さんや事業者の御協力を得て、美しいまちづくりの実現に努めてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 9: ◯議長(山岸昭次君)  福祉部長。 10: ◯福祉部長五島定和君)  敬老祝金の改正について御答弁申し上げます。  敬老祝金等の支給事業は、昭和46年に制定された事業でございます。当時の平均寿命は、男69.31歳、女74.66歳でございましたが、平成11年には、男77.10歳、女83.99歳となり、75歳以上で長寿を祝うという意義が薄れつつあるとともに、高齢化により対象者が年々増加し、財政的にも大きな負担となってまいりました。そうした状況を踏まえて、大垣市行政改革推進審議会の答申を受け、大垣市行政改革推進本部会議で見直しを決定し、節目支給に改正する案を3月議会で御報告させていただきましたが、もう少し再考されたいとの御意見を賜り、今回、高齢で間隔のあく91歳から98歳までの方も支給対象に加え、節目支給を原則とする案に改正を行おうとするものでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 11: ◯議長(山岸昭次君)  29番。           〔第29番 堀 一雄君 登壇〕 12: ◯第29番(堀 一雄君)  御答弁いただきました揖斐川右岸堤につきましては、ことしは大村町地内で約六百何十mやっていただけます。来年の1月までにやっていただけるということになっておるようでございますので、感謝しています。  それから、敬老祝金のことでございますが、私が先ほど申し上げましたとおり、やり方によっては、2,814万8,000円で7,731人の方がもらえるんですね、去年のとおり。中には、何じゃ3,000円ぐらいと言う方もあるかもしれません。ところが、金額じゃないんですね。お上からいただいた。また、老齢福祉年金をもらっている人は、2万円か2万5,000円になります。3,000円だったらどうですか。申し上げることわかりますね。今お願いしたいことは、どうも御答弁では、今の改正案のとおりにやるというような福祉部長さんのお答えと思います。もう一度考えてください。7,731人の方がやり方によりましては、私がさっき申しましたね、80歳から89歳までの人を6,000円を5,000円にして、その分が出ますね。467万8,000円出ますね。それを引きますと、2,814万8,000円で7,731人の人がもらえるんですよ。これがどうして見直しができないんですか。もっともっと戦前に難儀した人を考えてください。ちょっと声を大きくしてごめんなさい。私は、戦前の方々の苦労されたことを思い出して申し上げているし、どうかよろしくお願いします。 13: ◯議長(山岸昭次君)  福祉部長。 14: ◯福祉部長五島定和君)  今日の我が国の発展は、戦前戦後頑張ってこられた高齢者の方々のおかげであることは十分に認識いたしております。しかし、県内他都市の状況や限られた財源の有効活用といった観点から見直しを行おうとするものでございますので、御理解賜りますようお願いいたします。 15: ◯議長(山岸昭次君)  29番。           〔第29番 堀 一雄君 登壇〕 16: ◯第29番(堀 一雄君)  この前、敬老祝金は大垣だけだというお話がございました。岐阜もやってないんだと。岐阜は、70歳以上の方に4,800円分のバス券を渡しているんです。全員ですよ。70歳以上、4,800円、バス券を渡しております。やっていることはちゃんとやっとるんです、形は変わっても。再考をお願いします。 17: ◯議長(山岸昭次君)  次に移ります。  18番 岡田昭三君。           〔第18番 岡田昭三君 登壇〕 18: ◯第18番(岡田昭三君)  通告いたしております件についてお尋ねをいたしたいと思っています。今までは、市長さんから、トップから話をしていったんですが、今回は市長さんかわられたばっかりですから、一番最後に市長さんに一遍話をしたいと、こう思っております。それで、簡単なことからですね、18項目出しておりますから。小倉いう言葉を使うと、なかなかその名前を使うと、また懲罰委員会にかけられますのでね。小倉というのは使いませんが、まあ事務方ということかな、田中外相の話を聞くと。事務方にお尋ねをします。  14番の溝さらえについてということですけど、私、青柳のところへ、青柳言うたらね、青柳の人が、岡田さん、どぶさらえで金をもらっとるところがあると。岡田さん、知っとるかと、こう言わっせるんですね。そんなどぶさらえに金が出とるかな。私も何年やっておっても不勉強で申しわけないんだけど、うちの町内では、どぶさらえは年に1回やっておりますけども、強制はしませんけど、出てってもらう人に町内回覧板を回して、毎月何か20日か、何かチラシがようけ回ってくるけどね。1年に1回、一応有志というわけではないんですけど、町内にどぶ掃除を、まあどぶ掃除というか溝さらえと言うんですかね、それはやっておるんですけども、各町内では何かジュースが出るとか、そういうことは出てますけど、うちの町内は藤江町7丁目ですけど、出してないんですよ。午前中で終わりますけども、一応皆さんに協力してやっていただいておるんですが。そこで、私は青柳の人が、岡田さん、また重複しますけども、一遍調べてくれと、こう言われるんですよ。私がまた青柳から次に次にと聞きに行ったら、もらっとると言わっせるもんでね。ほんで、この前答弁の打ち合わせのときに聞いたら、何か5万円を79ヵ所に払っておるという話だけど、そういうことになると、まあ不平等性というのかね、それはどういうふうでそうなっていったのかわからぬのやけど、私も何年かやっておってそんなこと知らなんで、そんなことはないやろうと。どぶさらえにそんな補助金が出るはずがないということを言うておったんだけど、現実に出とるということですが、その経過について、いつごろからそういうのはやっておられるか。金額等についても5万円とかいうことを、この前この打ち合わせのときに聞いたと思いますが、お尋ねをしたいと、こう思っております。  その次、下水道整備事業ですけど、下水道は、今は揖斐川の下の万石、波須あたりをやっておると。そうすると、揖斐川の西側の堤防をずっと南までやってもらえるのかなという話でしたけど、それは調整区域はまだやってもらえぬのやないかなということは私言うておったんですが、万石、波須は市街化区域に編入されておるかどうかわかりませんけども、結局どうしてもつけてもらえな自分で浄化槽を買うということになるわけですから、できたら見通しいうのか、工程表をある程度公開してもらったらどうかということをお尋ねしたいと思っております。  それから、私のところへ一番市民の皆さんからお願いに見えるというのか、何とかしてほしいと言われる点は2点あります。1点は、もう金が何ともならぬと。ねえ、岡田さん、市を経由して金を借りてってまえへんかと、こういうことなんですよ。やはり頼まれりゃ、鼻かんだことも言えぬものですから、ほんで市役所の方へ話をしたり、また商工課とか商工会議所。ほんで、商工会議所は国民金融公庫の窓口やね、どうも考えてみると。そして、大垣市役所の商工観光課は、保証協会の窓口といいますかね。ほんで、私思うんですけども、ようけ委託金いうのか、預託金とかいうものを、それをようけ出しておられるんですけども、結局私のところへ見える人は、もうにっちもさっちもならぬものですから、もう金を借りるだけ借りてござるんですよ。もう金を借りて、その上に私のところへ何とかならぬか。私は金を貸すわけにいかぬでね、そうもいかぬと。それで、市の窓口が調子のええことを言うてもらっては困るということを私は思うんですよね。市は一生懸命やっております、中小企業のために預託したり何かしていますと言うんだけど、実質金は貸してないんやから、その紹介をしておるので、保証協会に預託金を積むいうても、保証協会はあれは国家管理ですから、最近、保証協会ももう余り代払えをかけると、要するに手数料をもらえるんかね。要するに、保証協会でかけると年どれだけというもらえるので、そのもらえる分よりももう弁償する、要するに銀行に保証していますから、保証協会は。保証しとる方をもう今はとめられておるんじゃないかと思うんですよ。私は保証協会の人に会いましたけど、なるだけその土地なり担保に入れたものを銀行へ話をして売って、そう銀行に代払えをかけるわけにいかぬと、上の方からとめられておるということですから。新聞によると、経営ができぬで、日本では3万人くらい自殺されていると。まあ自殺される気持ちもわからぬわけではないけども、それで余り市役所の窓口でそんな調子のええことを言うてまっては困ると私は思うんですよ。そんなもの全然ここは金融機関ではないので、お世話をするというだけで、もうお世話をしても、もうこれだけ景気が悪いですから、もうみんないっぱい借りていますから、それ以上に借りてくれと言われてもね。私は保証協会へ電話したら、十六銀行へ行ってと、十六銀行の窓口へその人のかわりに行ったんだけども、パーンとそんなもの相手になってくれぬ。もうこれ以上はその家へ貸せぬと、こういうことですから、もう貸せぬというようなことなら、私ら市会議員のところへ言うてきてもらっても困るわけやね。私は、とても私の力ではできぬので、どなたか間に合う人に、まあ県会議員でも衆議院の先生でもだれでもいいからね、まあほかの市会議員の先生でもいいですよ、どこかへ行ってくださいと。私は金貸すことはできぬと。票は欲しいけども、金まで出してわしはできぬと、こういうて言うておるんですが、市に聞くとやね、小口貸し付けは何か利用されとる人があるということで絶対必要と言われるんだけど、それは預託金を出して、もう出したやつはまあ仕方ないですけど、それは有効に動いてないのやないかと。それは有効に動かすというても、保証協会もそんなものどんどこどんどこやられたら切りがないものですから、今度は自分ところがいかれてまうというようなこと、これはもう社会情勢が悪いですからやむを得ぬので、中小企業の貸し付けとかどうとかということは、もう余りPRをしてもらわぬ方がいいと私は思うわけでございます。  それから、それに続いて、これは新聞は読売か何かの新聞でちょっと私読んだんですけど、靴のマルトミというところが負債が、超過が140億円で、ことしの4月1日から改正民事再生法というものができたらしいんや。私もしっかり知らなんだけどね、新聞やテレビで見ておると。それで、えらなったら弁護士に頼んで半年延ばしてもらうとね。弁護士が手紙を出して、そしてやると、幾らサラ金でも何でもみんなとまってまうと。それから、6ヵ月たってから裁判所へ申請すると、そうすると、また6ヵ月たってから、6ヵ月の再生計画を出すと。マルトミは6ヵ月たったのかな、6ヵ月たっても、もう1月延ばしてくれと言うて出したというような、新聞は出したんだけど、こんな便利な法律ができたら、金が借り得でいいと思うんですよ、私はね。借りからかしてやね、そしてこうやって引っ張っていってもらえやね、こんな調子のええことやったら、そういうことを市役所の商工課は指導してもらわな困ると思う。私、商工課へ聞いたら、いや、それは市民カレンダーに書いていますけども。要するに、国が国の費用で、私行ってないんですけども、ソフトピアジャパンの中にあるそうですから、そんなところで相談をしてほしいということですが、もっと市の商工課の人はね。市民カレンダーに中小企業の経営相談というものがありますが、私はここへ全然行ってないでわからぬのですけども。要するに、商工課の窓口は頭を切りかえてもらって、とにかくもう自殺が3万人も出とるいうことやから、その指導方法を、ただ預託金がしてあるからそれで金を借りてってくれと言うても、そんなことはもうできる問題じゃないので、こういう再生法のことをもうちょっと勉強してもらって、これは1年も2年も延ばせるだけこれは得ですから、そういうような指導をしてもらいたい。それで、中小企業経営相談というものは、これは国家機関の出先でやっておられるということで、市は関係ない。ただ、このカレンダーにPRはしてみえるんですけどね、そういうことです。それで、法律・税務相談は、13日に10時から12時、13時から15時、大垣郵便局、郵便局でこういうことが。ほんで、ある人が、普通の弁護士に頼みに行くと金を取られるので、それで何とか市役所の方でもっと税務相談をふやしてもらえぬかということだけど、これは予約制で、今予約しても8月から9月やと。それから、月に1回か2回かね。市民カレンダーの裏を見ると、行政相談はちょっと余分には書いてあるんですが、これも本物やと思うんですけども。要するに、大垣市が弁護士さんに出す金が少ないと。少ないから弁護士さんをあんまり頼まぬということですが、まあ弁護士さんという人も、あんなもの相場あってなしでね。この前も220万円かね、要するに1審で50万円、2審で50万円、3審は25万円、ほんで勝ったら100万円の報償金、そんなもの大体弁護士が高過ぎると私は思うけど、一般市民のために、もう少しそういう中小企業を助けるという弁護士さんを雇ってもらうような方法を検討してほしいということを中小企業者の立場としてね。まあ私の方へそんな話を持ち込まれても、これはとても私たちでは太刀打ちができませんので、お願いをしておきたいと思っております。  それから、西濃環境整備組合の負担金については、大野の焼却場に大垣市が出資していますから、そこの横に温水プールがあるということで、大垣の人は大体1回200円とか300円で入れるので、車に5人ばかり乗って行くんだと。非常に腰とかそういうとこが治るので、大垣市もぜひひとつ温水プールをつくってほしいと。これは、接骨院とか外科の先生も奨励をしてみえますからぜひひとつ。あれは、武道館と焼却場との間に温水プールをつくるということは聞いておったんですが、その後どうなったかわかりませんが、その点について容量は、大垣の焼却場の温水プールを動かすだけの容量があるのかどうかその点をお尋ねし、温水プールを、これは最終は市長さんの問題のところへ行くと思うんですけど、ひとまずそれだけの容量がなけりゃ、これはもう無理かもしれませんけど、大野の焼却場はできるんですから。それは、大垣には北スイミングスクールとか上面とかいろいろありますけども、大体入会金を6,000円も出して、そしてやるということはちょっとえらいと、こういうことを言われるものですから、ぜひひとつ。これは、温水プールということは昔からそういう話を聞いておったことですから、あとに市長さんにその点は申すつもりですけど、それが西濃環境整備組合の負担金、これは負担金をようけ出していますから、それは大垣市の人はいいんですけど、大野まで行くいうことはちょっとかわいそうですから、武道館の近くにつくってもらえば非常にいいということから、この負担金という問題に絡ませて、私は温水プールの問題に入ってきたわけでございます。  それから、15番の駅前広場かね、私が予算書をずっとたしか見ておったと思うんですよ。そしたら、駅前広場の予算が出てましたから、ほんで一遍これは聞かないかぬなと。あんな駅前広場いうても、タクシーやバスがとまったりね、全然もう何ともかんともならぬので、あれは国からの設計によってああいう設計ができたか知りませんけども、非常に混雑し、車に乗っていくことはできませんが。それで、駅前広場管理費という予算科目になっておるものでね、ほんでこれは質問を一遍しないかぬなと。どういうふうに広場を直すんかなということで私は聞いたら、実は駅前の交番の隣に何か六十何坪とかいうのがあると。市の方で手に入れておるんかね。そこに何をやるんですかと、こう聞いたら、まあスイトピアセンターには機関車が置いてあるわね、機関車を置いて見せてあるんだけど。そこの六十何坪には今度は車掌、昔のJRの車掌車というのが、私はちょっと記憶がないんだけど、まあ、つばめの展望車はよく見ておったでわかるけどね、子供時分に。車掌車が何かついとるらしいんやね、JRの昔の車にね。それを陳列すると、こういうことを言わっせるんですけども。そんな駅前の一等地の一番高いところに、JRの昔の国鉄の車掌車を展示して地域の活性化になるかどうかって、そんな高いところね。駅前の一番高い土地やと思うね。そんなところへそんなものを並べていたって地域の活性化になるかね。私の考えが間違っているかどうか知りませんけど、これはもう多数決でやっていってしまうということであれば仕方ないけども、ちょっと考えるべき問題やないかと私は思っております。  それから、先に国際交流に行きます。  国際交流は、非常に時代の流れとしてやってはおられると思うんですけども、国際交流について半分補助金が出るのかね、半分を自分持ちで、半分は市から補助が出て、それで行くということですけども、その選定方法もいろいろ厳しくしてあるんですが、それは行くことは行っても、今度は逆に向こうから4人も5人もホームステイが来るので、それを引き受けなならぬというようなことで、非常に困ったということではないんでしょうが、好きでやってござるんやから、それはいいとは思うんですけども。このフレンドリーシティというのは、この資料で見ると、どことどことということで、これは国と国との問題で決まっておるとは思うんですけど、話を決めておられると思うんだけど、ひとつその明細をここで出してほしいね。そういう国際交流をやっておるところの都市を出してほしい。それで、要するに自分が行ったら、責任を持って今度は向こうの人をこちらへ入れなならぬということで、その問題について、今後国際交流というものは進めていかれると思いますけども、この運営についてお尋ねをしたいと、こう思っております。私のところへ言うてきた人は、4日間面倒を見て往生したと。えらい手間がかかったんだけど、それはボランティアといえばボランティアかもしれぬけども、やっぱりボランティアでということであれば、そんな補助金も出してね、そしてボランティアならボランティア一本に絞ってやっていったらどうかということの意見ですから、お尋ねをしたいと思っております。これは国際交流問題ですね。  それから、その次に、今度は市民病院が建設をされるんですが、大きな金額で67億円とかいうことですけども、その入札の指名を決める人は7人、助役、総務部長、建設水道部長、都市計画部長、経済部長、財務課長、工事検査官はどこから出るのかな、これはわからぬけど、7名ですけど、市長は入ってないんやね。長が助役で、これはまあ身内同士やないかね。これはもうメンバーを見たってやね、助役、総務部長、建設水道部長、都市計画部長、財務課長、そんなもの一番上、トップがこうしようと言うたら、ああそうです、そうです言わな。それは、要するに私が思うのは、一番上の人がこうや言うたらやね、下から反対したら飛ばされてまう。こんな八百長的な、まあ八百長とは言わぬわね、こういうシステムをつくってござるんだけども、だれか民間人のど強い人を1人入れなあかぬですよ、これは。そんなものは、土屋組か岐建木村は当然わしは入ると思うね。土屋も最近何か国土交通省から指名停止を、あれはこの前聞いたら、何か重機を積んでいて国鉄か何かのところへ当たったので、ほんで指名停止を食ったとかいうことで軽いことやから、当然軽いからね。ほんで、大体市民病院は土屋がね、あれ一番最初から、できてからずっとあの店は入っておるんですよ。たまにかわってもいいんやないかということを私思うんだけど、この選定する役者が、この7人の中のメンバーを見たって、これはもうみんなツーツーばっかりやで。一番上が言うたら、下までずっとツーツーやと私は思うんやね。そうでないと言われりゃ言われるかもしれませんけども、もうど強い部外者を1人入れてもらって、そして、もしも入札が談合であるということであれば、そういうのが新聞に出たり何かしたら、そのとおりで出たらね、それはその人がもう、今は談合で新聞に出ても、またそのまま通しとると、投書するならしよと、勝手にしよと、わしんたはわしんたでやるんやというような考えやね。要するに、私が思うには、この市役所というものはね、これは何十年来の、それは助役さんたは何年勤めてみえるか知らぬけども、もうしみついてまっとるでね。ずっとこの道の畑にしみついとるで、これはこういう流れやということで、流れに乗ってやっていかれるということで思うんだけど、今の市民の考えは違いますよ。あの小泉さんがあれだけ人気がええいうのは、今までのやり方が悪いからやね、私は変えますと言うからいいだけで、私は後から市長さんに言うけども、そんなもの今度は市長さんかわったんやから、すぱっと変えてまうぐらいの度胸がなけりゃあかぬと私は思うんですね。これは入札問題についてね。  それから、IT講習というのは大垣広報に載っとったかね。今度はただ教えてもらえると。1,600人か何かただ教えてもらえる。まあ、国も次から次といろんなことを、金を使われるんだけど、私やったら2時間6,000円出して教えてもらったんですよ。2時間で6,000円ずつ。今でもそうやと思うが、ただのものを、国がやらっせるんやでいいと思うんだけど、私は弊害ができるんじゃないかと思うね。12時間やって2万7,000円業者がもらうということになると1万2,000円、ただほど安いものなら、どんどんどんどんと来過ぎて困るんじゃないかと思うね。先日も東小学校で運動会があったんやわね。そしたら、大根とタマネギとニンジンをもらえるいうたら三百七、八十人、奥さんが寄ってってたわ。ただならどれだけでも寄ってござるんやから。これはもうパソコンもやね、ただならそんなもの1時間3,000円も出して行かぬでも、わんさと押し寄せると、こう思うんですが、これは1年に1回になるのかどうなのか知らぬですけど、この見通しについて、国からどんなような指示が来てこういうふうになっていったか、私はお尋ねをしておきたいと思っております。できたら私もやりたいなあと。こんなただで、お客さんはただやったら、こんなものどれだけでも来る。そして、金は国から市役所を経由してもらえると、こんな商売ならええなと思うんですけど、いつまでもそれが続くのか続かぬのかわからぬところに商売の難しさがあると思うんですけど、その点をひとつお尋ねをしたいと。まあ見通しやね、見通しについて。何か平成13年度については1,800人とか何とかというようなことですが、それについてお尋ねしたいと思っております。  それから、その次に、私はフレンドリーシティ友好議員連盟の補助金についてお尋ねをするんですが、これはこの前も言ったんだけど、大垣市は中学生を行き来させておるわけですが、この事業主体が青年クラブで、青年クラブの費用で同じ補助金くらいやと思ったね。議員に出す補助金と青年クラブに出す補助金と同じようなことですが、青年クラブは、正確にある程度あれはやられておると私は思うんですが、この議員連盟いうのはでたらめやないかなと思うんだな。でたらめと言うと、また懲罰委員会にかけると言わっせるかもしれぬけども、私は脱退したんや。こんなもう議員連盟は脱退しますと、私は500円ぐらいなら出してもいいんですよ。出してもいいんだけど、そんなものいつもかもね。私は2回は行きましたけど、鹿児島へ2回行きましたけども、この前も言いましたように、おはら踊りを向こうの先生に教えてもらって、そしてその晩一杯飲んで、そしてその明くる日、ちょっと列へ入って踊ってね。それはそれでいいんだけど、青年クラブのようなやり方に切りかえてほしい。それは、理事者側いうのかな、事務方は議会に言いにくいやろうね。もしも議案を通してもらえぬと困るからね。そうでないかと私は思うんだけど。そこで、私が言いたいのは、向こうから来るんやね。向こうから来る人は、何で関西空港まで迎えに行かなあかぬのやと、バスでね。青年クラブは、観光バスをチャーターして使っとると。議員は、議員の特権でやね、おい、公用車を出せというようなことやないかなと、こう思うんですよ。それから、途中で京都のお寺さんとか、それから宇治の料理屋さんに寄って、そして来て、そしてその晩はチサンホテルで一杯飲んだと。一杯飲んだんだけど、結局そこにコンパニオンが入っておるんですね。今はコンパニオンというものは非常に問題になっておる。最近、岐阜県でも土地改良かね、揖斐の方でコンパニオンを入れたということで、昔はまあそら芸妓さんを入れぬことには座が持てなんだいうのかな。だけども、もう時代が変わったので、それ自体もおかしいし、それから明くる日、四鳥で弁当食べたんですよ、食事をですね、それが7,000円で、市役所からようけ事務局長を初め事務員も全部行っとるし、何人かは知らぬけどもですね。それから、その前の晩のチサンホテルの請求書をとってみたら、市の職員が3人と書いてあるんだけどね。事務局の職員以外に3人と書いてあるんやで、3人はだれとだれとだれということを私は教えてもらいたいと、こう思うんだけども、その点も。できたらこんな交流協会、まあそれはね、韓国へ行くと。私も行ってきたんだけど、そこの議員は一銭も歳費をもらってないんですよ。国から歳費をもらってない。選挙も自分の費用でやり、歳費ももらわず、本当のボランティア議員でやっておりますよ。私はそれを見てきて、こんなこと変わったところやなと、こう思ったんだけど、もう全然そういうようなことは、恐らく向こうの議員もこっちへ来てないんじゃないかと思うんだけど、こちらからは向こうへ行くと。行ったら、私は普通の水泳プール場を見せてもらっただけで、別に向こうの議長室でそういう話、私んたは一銭ももらっとらぬという話だけ聞いただけで、それは目的が違うんやないかと。仮に中国にしましても、邯鄲市へ行くいうても、邯鄲市の議員はこっちへ来たかね。私は恐らく来とらぬと思うんだわ。こちら側だけが押しかけていくと。押しかけていって、万里の長城を見たり、いろんなところを歩いて歩いて、漓江下りか、そういうところやって、今度はどうも見とると、そこは行かずにほか行っとるというようなことですけど、まあそろそろね。要するに、そういうことであったら、一遍今度は政務調査費というのは月10万円か、120万円出るから、それで個々に行ってこや私はいいと思うな、その金を使って行ってもらえばね。別にそんなフレンドリーシティという名前のもとに、美名のもとにね、そんな金を使う必要はないというふうに思っております。  それで、学生のことについてお尋ねしたいのは選定方法やね。学生がだれしも行きたいと思うんやね。やってもらえるのならいいけど、だれがそれを決めると。やっぱり生徒会の会長であるのかどういうことかいうことは、やっぱり同じような方法はとれぬかもしれぬわね。人数がとれぬかもしれぬけれども、余り変わったことをやると、もう頭へ来てまって、人殺しが出る問題もできてくるかもしれぬで、余りそういうようなことは平等性に持っていった方がいいんじゃないかと。あれは頭がええから、会長やからどこかへ行かせるというような考えもちょっと考えないと、もう世の中はそういうことにひがみを起こして人を殺すいうような時代ですから、そういう問題もできたらやめた方がいいと私は思いますね。それは全員が行けばええですよ。全員が行けれぬのに、そういうことはおかしいと。おかしいことではないんやけどね、やめた方がいいんじゃないかなと、こう私は思うんですよ。だけど、教育上そういうものが必要やということであれば、私は教育者ではないのでわかりませんが、これだけ人殺しの問題が出る中で、もうひがみやね。あれは頭のええ学校やから、あれだけ殺したら自分も死刑になるとかいう、ちょっと変わっておるけどもやね。そういうひがみ的な問題が、あれは鹿児島へ行けると、ほんなら会長にならなあかぬということになると、会長は1人憎まれるというのかね、ひとつ殺したろうかいうことにもならへんかな。  その次に、私は人事問題について述べたいと思うんですが、要するに大垣市、市やね。市長部局いうたら、この辺は市長部局とは言わぬのかな、企画部言うのかね。そこが人事を全部仕切るということはおかしいと私は思うね。要するに、教育委員会は、ここに教育長というのがござるんやから、教育関係と市の関係は全然区別してなければいかぬのに、なぜこの教育委員会の人事をこちらでやるかということを、私はこの前の総務委員会で教育長に言うたけど、教育長しっかりした返答をもらえんかった。岐阜県もそうとかああとかこうとかだけど、やっぱりこの人事権というものはきちっと区別しておくべきやと私は思うんですね。今、田中さんが一生懸命、田中外相は、あの人はよそ回りだけしとりゃええんやと。事務次官が何もかも、金の段取りから人事もやるというたって、ほんなら一番上の長というものはおかしなもんじゃないかなと私は思うんだけど、そういうような大体国の流れがおかしいので、結局市の流れもそういうふうになっているんじゃないかと私は思うんですが、教育委員会は教育委員会と、教育の場だけですから、こちらのものと、すかっと教育長が人事権を握るべきやと私は思うんです。もう一つ、4階に市の食堂があるわけや。あの食堂を民間に渡したらどうかということを私のところへ連絡があったんですよ。そうかな、それで一遍調べてみたら、その職員組合か何とか組合かがあって、その長は助役さんなんやね。助役さんは助役という一つの仕事があるんやから、そんな福利厚生施設という、福利厚生をやらなければならないという法律があるということを言うてござるんだけども、福利厚生というものについては、私らは従業員を医者に診断をさせるとかそういうことは、旅行なら旅行に行ってもらって自己負担するということはやりますけども、食堂経営まで、また物品販売までをやられることはいいんだけど、人事課長が職員の採用もすると。まあ、助役さんはそんな職員の採用の面接までしとれぬだろうと思うので、人事課長に任せとると。それから、一番長は助役さんやで、これはもう絶対切り離さないかぬと。職員組合でやっとるのか、何の組合でやっとるのか、そっちはそちらでやってもらって、市が補助金をどれだけならどれだけ出すか、何か2,300万円出してあると。食堂だけに出しとるんやないと。まあ、何に出してござるのか中身はまだしっかり私も聞かなんだけども。要するに、私は人事権という問題はすかっとしていくべきやと。どうもどんぶり勘定やと。人事課長が全部握っておるというようなことはこれはおかしいと私は思うんです。ほんで、そいつはひとつ検討していってもらうか、それはすかっとしてもらう、まあ昔からのこれは流れですから、国でも県でも市でもそういうふうになっとるかもしれぬけど、今、東京で問題になっておりますから、もう大垣市も市長さんかわったんやから、この際、こういう人事の問題とか金銭問題とか、すかっとしていった方がいいと思うんですよ。そんなもやもやというような金の出し方をせず、大体決算書を見ても、こんなものしっかりわからへんのですよ、今これからやりますけども。  要するに、図書館はもう独立やで、2億6,000万円かかるんだけど、図書館だけはすかっとしておるんだけど、あとは全然わからぬのですよ、全然わからぬ。文化事業団というものがあって、収入と出るのが5億円、出過ぎとるんですよ。私らで商売で言うと、5億円赤字やということ。ここでは、地方公共団体は公共サービスのために5億円使う。それから、体育の体育連盟にも2億円損しておる。私らは損しておると言うんやけど、損しとらへんと、体育の公共サービス。それから大垣市情報工房も2億円、ほんで要するに9億円というものが赤字になるわけね。9億円、私らは赤字やけども、あんた方は赤字やないんやと、公共サービスと言われるんだけど。それはあの文化会館のすぐ横の、あれは何町や知らぬ人がね、私は一遍も行ったことがないんやけど、そんなすぐ隣に一遍も行ったことがないと。それは利用する人と利用せぬという人は全然考え方が違うんですが。それはまあそろそろ、市長さん今度は会社経営者から来てみえるので、こういう流れをすかっとした方がいいんじゃないかと思うんですよね。それは採算が合わなどうとかこうとかいう問題で何遍質問しても言われるんだけど、9億円から赤字が出るということは、これはもうど素人の経営しか私らは考えられぬわけや。そんなに私は文化活動やら、それは文化会館は借りますけども、そんな文化のとか体育とか情報工房は、私は普通の先生に6,000円出して教えてもらっとるというようなことで、何も恩典は受けてないんだけど。結局私たちの税金で、固定資産税だけではない、国からも来るので、国からの来る問題がそれは左右するかもしれませんけども、その辺は一遍改革をしてもらうという必要があるんじゃないかと、こう思っております。  それで、9億円であれば、そこへ来るのが私の福祉行政の問題だけど。この特別養護老人ホームは、くすのき苑と友和苑と大東何とかいうところがあるんだけど、もう3年待たな入れぬのですよね、3年。10月から6,000円ずつこれは死ぬまで取られる、死ぬまで。金だけ取ってまってやね、入れてくれ言うたら満員で入れぬというのは、ちょっと筋が通らぬことないかと思うんですよ、私。これは国がやっておるんやでしゃあないと、市は仕方ないと言われるならそれでもいいんだけど、こういうような文化とか体育関係にお金を使っとるならね、14億円でできるんやから、その金を少しずつ減らかしてでも。それはやることは、まあ後に共立銀行の問題で借入金の問題に入りますけども、こんなもの共立銀行、大垣市なら金貸してくれるので。それでひとつ市長さん、「大垣市政特集」という、この岐阜新聞にあるので、その中で読んでみたら、「高齢者福祉は高齢者の閉じこもり、寝たきり予防のために、生きがい活動支援通所事業を推進。施設整備は民間活力を導入し、拡充を図る」、何でこれを民間活力にするんかということなんですが、そんなもの民間にそんないつまでも依存しておらぬと、それは今死んでいく人間はまあどうでもええんやと、早う死んでもらった方がええという考えかもしれぬけども、もうこれは私んたいつも困ってまうんですよ。何とか入れてくれと言うたって、270番で3年待っとってもらわないかぬというようなことでは、私んた本当に困るんだけども、もう何とか、300人入れぬらしいですから、これはやりくりをやってもらうということが必要じゃないかと私は思うんですけど。これは市長さんに一番最初に聞く問題が先出ていったものですからね。福祉の問題について、要するに特別養護老人ホーム、それから老健施設は県の関係かもしれませんけども、とにかく国を当てにしとっては、そんなんいつのことやらわからへんので、ひとつ市でこれは対策を講じてもらわぬことには、何遍福祉課長のところへ行ったって、同じような話ばっかりでね。何とかひとつ経費の節減か、また借入金の問題、後から言いますけど、やりくりできぬことはないと私は思うんですけども、その点はどうかということでございます。それで、この福祉問題はそんなようなことですが、それで先ほど言いましたように、文化事業団のもとは、これは市長さんが文化事業団の、これは理事長かな、今度はだれにかわるのだったかそれを教えてもらいたいし、これは5億円も赤字を出しておるというようなことは、いろんな芝居の役者を連れてきたり何かするために金が要るんだと思うんだけど、これはもうそんな役者を見たかったら、岐阜でもやっとるし、名古屋の御園座もまあ赤字でお客さんが入らぬで困っておると言うておるぐらいで、そちらへ見に行ってもらったら私はいいんじゃないかと、こう思うんですけども、これも文化事業の一つやと言えばそうですが。  それから、体育連盟の組織構成図を見たんだけど、市から取り寄せて見たんですが、市から課長が行っとるわけやね。教育委員会から課長が行っとる。これが財団法人大垣市体育連盟組織図、一番上が財団と書いて大垣市体育連盟か。それから、その次にこれは頭ですね。その次に会長、その次に副会長、その次に理事会、それから総務委員会、それで総務委員会の横線に事務局事業課、それから事務局管理課、これが教育委員会から行っておると。それだけ、要するに、体育関係にどえらい補助金を出しておるので、それは、事務局の課長は会長の上へ行かなあかぬのじゃないかな、これは。会長の下に使われとるということの人事管理はおかしいことないかと私は思うんですけれども、これはやっぱり会長、副会長、理事会があったら、それに従うのは、教育委員会から出向しとっても、課長ということで行っとっても、こんなの今、山中さんかだれか知らぬけど、ほんならその人に意見具申をしても通過できぬのやないかと思うので、これはこの人事の方法を検討してもらうということはできないかと私は思うんですがね。その系統を見ると、こちらはようけ補助金を出しとってやね、そして赤字も2億円も出しとってやね、そんな管理の人を会長に据えておくこと自体が私はおかしいと思うんですけども、もうちょっとこの会長の上へ課長が行くと。こっちから出向しとるんで、監督に行っとるんですから、そういうふうにされるべきやないかと思うんですね。それは、体育連盟から、要するに借金いうのか、赤字になってくる原因はそういうところにある。至って文化事業団といったら5億円、そんなもの教育長の上に市長がおるということやないかね。教育委員会があれを管理してやるのならいいけども、市長がもとですけども、市長が要するに理事長かね、それやったら教育長、理事長に言えぬのじゃないかな。これも人事の構成がおかしいというふうに思っていますから、御意見を伺いたいんですけど、まあ県もやっとるし、こういうのが流れだと言うんだけど、国が今頭から切りかえようとしておるんだから、今一番いい時期やないかと思うんですよ。改革するには一番いい時期で、国がそうしておるから市もそうしますという筋道が通るんだけども、またずるずるずると同じような、まあ私のところは経営的な考えで言っていますけど、この際バーンと、要するに平成維新というくらいの覚悟でね。そんなもの景気は絶対よくならぬと私は思うね。景気をそんなよくすると言うとる自体がおかしい、私はそう思うんですよ。今、IT産業にしましても、台湾もやっとるし、タイもやっとる、インドもやっとる、どこもかも世界的にやっておることで、日本だけがそんなよくなるというふうには、私は個人的な見解ですけども持たないということでございます。  それから、私はこの前、広報の委託の問題について大分論をしたんだけど、要するに自治会に補助金を出すと。それはいいということだけど、あなたの方のこの規則は、補助金をもらうには補助金の申請書を出して、それで決裁をもってやるという。今までは、つかみ金で出すというようなやり方は私はおかしいんじゃないかということを言うて、できたら町内へ入れたらどうかということだけど、自治会長に渡すということで、まあ最終の決まりはそれでいいんだけども。それで、西濃運輸に運搬させる、それから折り込みは中日とあれとにやらせると。それから、自治会長のところへ808円かね、808円のその基礎はどこから出したのか、それをお尋ねしたいんやね。808円でも、そういうふうに決めたと言うんだけど、808円の出し方の基礎はどこから出したのかということを私はお尋ねしたいんですよ。金の流れはまあいいとしても、そんないいとは思わぬけど、そういうふうに多数決で決まるしかないんですけども、それをお尋ねをしたい。広報配布についてね。  その次は、守屋多々志美術館について。  実は、私は総務委員会に籍を置いておるんですが、流れとしては、私の考えと全然違っとったわけやね。要するに、マルイ百貨店の跡に守屋多々志の絵をかけると。それは承知しとったんですよ。そこへ3,000万円でかけるような工事をすると。これも3,000万円かかるかなと、こう思っとったんだけども、その美術館の準備室長というものがぱっと浮き上がってきたんですよ。そうすると、今度は美術館という条例が上がっていったんですが。そこで私、登記簿謄本をとってみたら、あれは共立銀行の土地、建物であるので、なぜ3,000万円を、補助金で改造させて、そしてそれを美術館として入場料を取るというような条例なんだけど、大体共立銀行は金融屋さんやでね、あれは社会福祉法人でも何でもない株式会社やから、あそこはあんな損するようなことはやらっせぬのでね。現に金をどんどんどんどん貸したくって、ヤナゲンはどうも乗り取られたいうのかな。私ら、乗り取られたという言葉を使うんだけど、それは金を借りた方が悪いかもしれぬけど、株券までとるという必要はないと思うのでね。会社更生法か何かにかけてすかっとしてやりゃええけど、全部自分たちのというようなやり方は、銀行はこれもう何でもやると。スーパーもやる、百貨店もやる、旅行もやる、あれもやる。それでいて、もしも引っかかったら、国から補助金で金をもらって赤字の分を埋めると、そんな不平等性なことはないので、私は土屋さんは絵が好きやいうことは聞いておるので、土屋さんに言うてまわな絵は何か買えぬとかいう話やよ、これは話ですけどね。土屋さんが展示場までつくらせておいて、5年間は家賃はただでいいですよということやけど、5年以後になったら、それを市に売りつけるということはないのかな。その点は、私はそんなようなことを思うんだけど、それともそれはあくまで、財政で聞きたいんだけど、要するに共立銀行は大垣市が今幾ら借金をしているんだと利息は幾らぐらいだと。利息はどんどんもらえるから、まあ5年間くらいはただ貸してあげましょうということだけど、ほんなら3,000万円の改造費は何で共立銀行に持たせなんだんかなと私は思うんだけども、思えば高くついたねというふうに思うんですが、その点はお尋ねしたいんですよ。あれは、あんな場所はもう何やってもあかぬところやから、建て直さなならぬと。建て直すには金がかかるから、ひとまず市に美術館をということで、展示場ということにしていて、まあ5年たったらひとつ市の方で買い取ってもらえぬやろうかと。はや美術館という名前もついて、郭町何丁目何番地ということも書いてあるので、そういうことはないかどうか、またその点はお尋ねをして、土屋さんに念を押していかぬといかぬということを私は思うんですけどね。  それから、財政の問題に入りますけども、結局今、大垣市は、借金というのはおかしいけど、市債は大体共立銀行が主だと思うんだけど、共立銀行の借入額はどれだけか。その金利はどれだけか。そうすると1ヵ月、共立銀行はどれだけ大垣市でもうけるかと。それを私はお尋ねを、それは財政かどこかでするということになろうと思うんですけども、それをお願いをしたいと思っております。  それと、あとは平成13年度の歳出、これで終わりになるんですが。市長さんは今度はかわられたので、この予算は今見える事務方がつくらしたと私は思うんやね。小倉さんのことを言うと問題が起きるで言いませんけどね。岐阜で何か市長は猿よりも劣る言うたら、懲罰委員会をきょうやるとかいう話やけどね。下手なことを言うとすぐ5人か6人で懲罰委員会で、ほんで死んだ人の悪いことは一切言うていませんからね、私は絶対言うていませんよ。事務方ということを、事務屋さんがそれは権限があったかどうかそれは知らぬけど、事務方に聞くんだけども、平成13年度はこの予算書でいいですよ。だけど、あれだけ小泉さんが言うておるんやから、まあわからぬですよ、小泉さんが転覆するかどうかはわからぬけども、これは絶対地方交付税は減らかしてくると思うね。国からの流れ、もう大体国がパンクしかけとる状況なんやから、そんなもの市の方まで手が回らぬと私は思うんですよ。もう今は切りですから。だけども、それは野中さんやら何かが反対派がおるでね。ほんで、反対派にやられるか、あのまま押し通すかどちらかやけども、これだけ景気がよくなるよくなる言うて、借金をしたって景気はよくならぬと私は思うんやね。そんなものどぶへ捨てるようなものやということで、結局は金融業者なり、今度はゼネコンが出てくると思うんだけど、ゼネコンをやるということですが、平成13年度のこの予算書は非常にね、市長さん一遍よく読んでもらったらわかると思いますが、本当に複雑怪奇やわね。あっちも金入れたる、こっちも金入れたるで、私は調べるのに往生してしまうんよ、どれだけどうやと。もっとすかっとしてもらうようにね。あっちも補助金、こっちも事業資金、こっちも交付金か何か。もう本当に会社の経営者の方やったらよくわかるわね。これは、一つの損益計算でいくべき問題なんやね。国から来る金をどうそいつを配分するというやり方やもんですから、予算は行ったり来たり組んでしまわないかぬということに私はなると思うので、私は市長さんに一遍、何か市長さんの一番最後のどこかで見たんだけど、やっぱり市長になってみたらということは新聞記者発表してないんかね。やっぱり思うようにならぬというようなことがね、民間におったときのようなつもりでいたんだけど、財源の問題もあるし、思うようにできないというようなことが、どこかに私、新聞を持ってきたんだけどね、新聞記者発表してみえると思うんですけれども。それは中へ入られると、なかなかこれを打ち破るということは非常に難しいと思いますけども、今、市長さんが打ち破ってもらわな、またこれがずっと永久に続いていくものですから、私もいつまででも議員やっとれるわけじゃないので、それをひとつ市長さんにお願いしていきたいと思うんですがね。           〔「いいことおっしゃる」と言う者あり〕 19: ◯第18番(岡田昭三君)  それで、最後になりましたが、共立銀行の最終の負債額は幾らあるかですね。それと、また昼からのこれは答弁やと思いますから、2回、3回ありますから、市長さんが本音をしゃべられたのがあると思うんですよ。「大垣市の小川敏市長が29日、就任1カ月の会見を開いた」。写真が載っていますね。「民間会社経営者からの転身で当選した小川市長は、市長となった感想について」、ここからですよ、「市政には多様な課題がある。一市民ならば言えたことでも」、私の言うようなことやね。一市民なら何でも言える。「一市民ならば言えたことでも、何かにつけて歯切れが悪くなった」と。要するに、一市民の言うようなことは言うておれぬと。歯切れが悪くなったということやないかね。歯切れが悪くなったいうのはちょっとおかしいけども、一市民ならば言えたことでも、何かにつけて言えなくなったということの文章が本当やないかな。「「歯切れが悪くなった」と述べ、民間時代との立場の違いを実感している気持ちを率直に語った。行政運営については「限られた事業費のなかで住民の多様な課題にこたえ、投資効果を出すには、施策を選択していく必要がある。やらないと決めたことは市民に説明するのが行政の責任」と話した。小川市長は、あいさつや行事出席、各部局の実情報告を受けるのに追われてきたという。初めてのさい配を振るうのは、6月4日開会の6月定例議会からになりそうだ」と書いてあるが、市長さん、ここでひとつこの姿勢を切りかえてほしい。それは私の願いですけど、市長さんもやっぱり一民間人のようなことを言うとれぬなということは、事務方に押されているのじゃないかな。事務方は、それは30年も40年もやっとったらやね、それはプロに決まっとるんでね。やけども、その人の頭を切りかえさせるということも非常に難しいとは、まあ焼かな直らぬかもしれぬけども、非常に難しいけども、これを何とかね。ええがね、小泉さんにかずけてやりゃあね。小泉さんどおりにぼっていけば。でも、小泉さんもわからぬですよ、あれはまだこれからの人やから、そういうふうにならぬのかもしれませんけど、そんなようなふうに私は思っております。まあ市長さん初めてですから、市長さんを余り責めておるわけやないのでね。事務方を責めとるんやから、ひとつお願いして、事務方の方の親切明快な答弁をお願いして、第1回目の質問を終わります。           〔「よかった、岡田さん、頑張って」と言う者あり 拍手〕 20: ◯議長(山岸昭次君)  質問者18番議員に対する答弁は、午後再開後に受けることとし、この際、暫時休憩いたします。              午前11時56分   休 憩            ──────────────────              午後 1時      再 開 21: ◯議長(山岸昭次君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  18番議員に対する答弁を願います。  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 22: ◯市長(小川 敏君)  平成13年度歳入歳出についてと大垣市守屋多々志美術館について御答弁申し上げます。  まず、平成13年度歳入歳出について御答弁申し上げます。  平成13年度当初予算につきましては、小倉市長の引退表明を受け、一般会計は骨格予算で編成され、今回の補正予算におきまして、懸案事項を中心に予算を編成し、今議会に提出させていただいたところでございます。これにより、補正後の一般会計予算額は477億4,520万円で、特別会計、企業会計を合わせた予算総額は1,277億2,710万円となっております。小泉内閣が誕生し、経済財政諮問会議において、先ごろ基本方針、骨太の方針原案が示されました。この中で、国と地方の役割分担にも触れ、地方自治体の自立を促しております。その具体策として、地方交付税制度の見直し、削減にも言及していますが、一方で地方の自主財源拡充や地域住民が受益と負担への意識を高めるための時間をかけた議論が必要との考えを示しており、今後の成り行きを注意深く見守っていきたいと思っております。こうした状況において、市の財政運営につきましては、財政が健全に運営されていなければ、複雑かつ多様な住民の要請にこたえ、適切に機能を果たすことはできないとの観点に立ち、財政健全化に努めてまいります。そのため、自治体バランスシートの研究を初めさらなる効率的運営と経費の削減、安定した雇用による税収の確保のほか、地方債借入額を20億円程度に抑制するなど、地方分権の時代の中で自立した真の地方自治の確立を目指してまいりたいと存じます。なお、平成12年度末の市債現在高は、一般会計で約529億400万円、特別会計で約350億6,500万円、企業会計で約86億9,600万円となっております。うち、株式会社大垣共立銀行の現在高は、一般会計で約171億円、特別会計、駐車場事業会計で9,350万円でございます。これに伴います平成13年度の償還利息は、合わせて約6億1,000万円となります。もとより、長期にわたる景気低迷の中で厳しい財政状況ではございますが、財源の確保とともに、事業の選択、予算の適正な執行に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、大垣市守屋多々志美術館について御答弁申し上げます。  大垣市守屋多々志美術館につきましては、これまでにも平成12年12月議会、平成13年3月議会の総務委員会におきまして、美術館の整備について御説明をさせていただいております。御案内のとおり、この美術館は、守屋多々志画伯からの作品の寄託、寄贈の申し出があり、中心市街地で美術館を早期に整備することによって、市民を初め多くの方々に作品をごらんいただけることや、中心市街地へ多くの集客が期待できることから、所在地、規模等の諸条件を検討してまいりました。こうした中、株式会社大垣共立銀行から地元への社会貢献として、大垣共立銀行郭町ビルを美術館としてふさわしいように改装していただき、その後、市が5年ほど無償で使用させていただく暫定的な美術館でございます。御理解賜りますようお願い申し上げます。 23: ◯議長(山岸昭次君)  教育部長。 24: ◯教育部長(牧野義貞君)  教育委員会の人事についての御質問でございますが、地方公務員法第6条及び地方教育行政の組織に関する法律第23条におきまして、教育委員会が任命権者としての権限を有する旨規定いたしております。したがいまして、人事に関する任命権者は大垣市教育委員会となりますが、市長部局と調整の上、人事に関する発令等を行っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。  次に、中学生鹿児島市交流事業における大垣市中学生の人選についてでございますが、この事業は、鹿児島市と大垣市の生徒会活動についての交流を主たる目的としております。そのため各学校においては、生徒会役員を中心に希望者を募り、その中から適任と思われる生徒を校長が推薦するという形をとっております。  続きまして、体育団体助成事業及び補助金について御答弁申し上げます。  体育連盟には、管理運営委託費として2億6,900万円余、市民総合体育大会等各種事業委託費として500万円余の委託料や、体育連盟及び各加盟団体への補助金として2,200万円余を計上いたしております。体育連盟に対する補助金は、岐阜県体育大会派遣費や各種目競技団体の強化活動を支援するものであり、競技力向上を目的としております。また、連合体育振興会やスポーツ少年団等への補助金につきましても、生涯スポーツの振興や青少年の健全育成を図るための補助で、団体を統括する体育連盟を通して支出するものでございます。体育施設管理委託事業及び体育団体助成事業につきましては、平成12年度から事務事業の見直しにより経費削減を図っているところでございます。本市のスポーツ振興施策につきましては、少年スポーツを初め各種競技の中で大きな成果を上げております。また、市民スポーツにおきましても、年々その種類も多くなり、参加者も増大しているところでございます。このように成果が上がっていることは、本市の体育団体助成の効果と認識いたしております。御理解賜りますようお願いいたします。 25: ◯議長(山岸昭次君)  企画部長。 26: ◯企画部長(土屋三千男君)  まず初めに、市職員の人事についてのうち、職員等共済会について御答弁申し上げます。  職員食堂につきましては、地方公務員法第42条において規定されている福利厚生制度の一環として職員等共済会を設置し、運営しているものでございます。共済会の事務につきましては、職員の福利厚生を所掌しております人事課で行うのが適切かと思っております。  続きまして、民間事業者委託IT講習についてでございますが、国、県の施策に基づき実施しておりますIT講習のうち、民間事業者への委託分につきましては、平成13年3月1日の広報おおがきの紙面と市のホームページで受託希望調査を実施いたしましたところ、7事業者から受託希望の申し出がございました。受託希望事業者に対し、講習内容、方法等の事前説明をするとともに、市の入札参加資格申請をしていただいた時点で審査を行い、受託希望のありました7事業者すべてに委託することといたしました。講習内容につきましては、IT基礎技能を習得するもので、具体的にはパソコン基礎講習、文書の作成、インターネットの利用や電子メールの送受信に係る技能であり、県から標準的なテキストが配布され、それに準拠して進めることになっております。いずれにいたしましても、県の補助金交付要綱等に基づき適正に実施してまいります。  続きまして、広報配布委託料についてでございますが、平成12年度は折り込み梱包委託料として1,571万2,698円、また自治会長さん宅等までの配送委託料として661万4,475円、合計で2,232万7,173円を支出いたしております。  続きまして、国際交流についてでございますが、平成13年度の財団法人大垣国際交流協会予算は4,954万3,000円、そのうち市補助金は3,386万8,000円を予算計上いたしております。平成13年度の協会事業の派遣、受け入れは、両事業ともフレンドリーシティ3都市との交流が計画されております。また、平成12年度の協会事業の派遣、受け入れは、邯鄲市ほか2都市へ訪問団が派遣され、グレンアイラ市ほか6団体の受け入れが行われたと報告を受けております。なお、ホームステイ受け入れボランティアへの補助でございますが、ボランティア精神に基づき、従来から無報酬で受け入れられていると伺っております。今後も、ボランティアの皆様の積極的な御協力のもと進めていかれるものと存じます。  以上、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 27: ◯議長(山岸昭次君)
     総務部長。 28: ◯総務部長(棚橋倶実君)  建設関係の入札について御答弁申し上げます。  市民病院の第3病棟増改築工事につきましては、今年度末に入札を予定いたしております工事であり、工事規模、内容、施行能力などを考慮いたしまして、最も適切な方法を検討し、大垣市業者指名審査委員会で十分に審議を重ね、指名業者を選定してまいりたいと考えております。  次に、大垣市業者指名審査委員会に外部の委員を入れてはどうかとの御提言でございますが、委員会が中立的な立場での一貫した審議を要すること、その内容につきましても守秘義務が生ずることなどから、委員会の運営上慎重な対応が必要であると思われます。今後も、公正な委員会運営を図ってまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、フレンドリーシティ友好議員連盟補助金についてでございますが、鹿児島市とは、古くから薩摩義士によります宝暦治水の縁で両市は固く結ばれております。特に、国内唯一のフレンドリーシティとして、鹿児島市友好大垣市議会議員連盟の皆様を初め小中学生、青年団体など幅広い交流が進められ、市民相互の理解と友情が年々深まり、引き続き交流をしていくことはまことに意義深いものと存じます。鹿児島市友好大垣市議会議員連盟の鹿児島市との交流活動は、今後も両市のよりよいまちづくり、発展に寄与するものと確信しておりますし、補助金につきましても、フレンドリーシティとして交流を進める上で必要な補助金と考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 29: ◯議長(山岸昭次君)  生活環境部長。 30: ◯生活環境部長岡田征彦君)  西濃環境整備組合負担金について御答弁申し上げます。  大野町にございます西濃環境整備組合の温水プール「ゆ~みんぐ」は、大垣市ほか19町村の負担金によって運営されていますが、昨年度、平成12年度でございますが、利用者は12万6,000人余りで、1日平均430人ほどでございます。クリーンセンターの余熱蒸気は、今後ごみカロリーが大きく低下しない限り、「ゆ~みんぐ」程度の規模の温水プールには供給できると考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 31: ◯議長(山岸昭次君)  福祉部長。 32: ◯福祉部長五島定和君)  老人福祉について御答弁申し上げます。  特別養護老人ホームの入所につきましては、介護保険制度導入後、要介護1以上の方はだれでも入所申し込みができることになり、制度導入前と比べ大幅に待機者がふえている現状でございます。特別養護老人ホームの建設につきましては、県の生涯安心計画により西濃圏域での平成16年度までの建設枠が定められており、大垣市分といたしましては、160床の認可がされる予定でございます。それ以上の建設を希望しても、国、県の補助対象事業になりませんので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 33: ◯議長(山岸昭次君)  経済部長。 34: ◯経済部長(説田泰朗君)  中小企業振興資金融資預託金及び原資貸付金につきまして御答弁申し上げます。  本市では、中小企業者の経営基盤の強化や経営の安定化を図るため、中小企業振興資金及び中小企業小口資金の二つの融資制度を設け、中小企業者の皆様に広く御利用いただいております。平成12年度の融資実績は、中小企業融資制度の預託金及び原資貸付金は17億4,700万円に対して319件、21億9,820万円となっております。また、平成13年度の中小企業融資制度の預託金及び原資貸付金の予算額は15億2,800万円となっております。  次に、民事再生法につきまして御答弁申し上げます。  長引く不況の中、中小企業者を取り巻く経営状況は大変厳しく、国におきましては、個人再生手続の創設などを主な改正点とする改正民事再生法が本年4月1日に施行されました。これは、個人の債務者のうち、将来において継続的に、または反復して収入を得る見込みがあり、かつ再生債権の総額が3,000万円を超えないものについて、原則として3年間一定額の支払いを続ければ、残りの債務が免除される手続でございます。こうした中、大垣商工会議所では、昨年4月から大垣市情報工房の2階に西濃地域中小企業支援センターを設置し、中小企業診断士や税理士等による無料の経営相談を行うとともに、より専門的な相談には弁護士等の専門家を派遣しており、昨年度は407件の経営相談、55件の専門家派遣を行っております。本市といたしましては、民事再生法を活用される個人事業主等の中小企業者に対しまして、西濃地域中小企業支援センターにおける経営相談や専門家派遣等の制度を積極的に活用いただけるようPR等に努めてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 35: ◯議長(山岸昭次君)  建設水道部長。 36: ◯建設水道部長(石原好之君)  下水道整備について御答弁申し上げます。  平成13年度の下水管布設費は30億4,410万円でございます。平成13年度整備を予定しております主な地域は、赤坂、荒尾、中川、長松、十六、上面、三本木、小泉、外渕地区でございます。整備面積といたしましては、市街化区域約89.3haを予定しております。今後とも、整備促進に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。  次に、排水路の溝さらえについて御答弁申し上げます。  排水路のしゅんせつは、地域の環境、衛生面の向上及び雨水や雑排水を円滑に流下させるために堆積した土砂などを取り除く作業で、各町内の皆様に御協力を願っております。そのうち、複数の町内から流れてくるような幹線的な排水路につきましては、費用の一部を支払っております。支払い件数は、平成12年度で78町内でございます。いずれにいたしましても、各自治会において行われるしゅんせつ作業は、居住環境の保全と排水路の損傷箇所の早期発見、並びに地域住民の連帯感を強める意味合いから始められたものであります。よろしく御理解賜りますようお願いいたします。 37: ◯議長(山岸昭次君)  都市計画部長。 38: ◯都市計画部長(清水義彦君)  駅前広場管理費について御答弁申し上げます。  旧国鉄貨物駅跡整備事業につきましては、旧国鉄の貨物駅を顕彰するため、貨物用車掌車2両を大垣駅南口広場に隣接した再開発事業予定地に設置して整備するものでございます。なお、この車両につきましては、中心市街地の活性化に寄与するため、地元自治会から寄附を受けるものでございます。この用地につきましては、旧国鉄清算事業団から大垣市土地開発公社が再開発事業用地として先行取得した土地で、再開発事業が立ち上がるまで暫定利用するものでございます。御理解を賜りますようお願い申し上げます。 39: ◯議長(山岸昭次君)  文化部長。 40: ◯文化部長(飯沼順彦君)  文化事業団事業及び補助金、運営委託料について御答弁申し上げます。  文化事業団には、平成13年度施設管理及び事業委託費として2億5,500万円余、また自主事業補助金及び事務局補助金として9,150万円余を計上いたしております。施設管理委託料は、スイトピアセンター、これは学習館と文化会館でございますが、また市民会館、大垣城などの文化施設11館の管理費となっております。また、運営委託料は、大垣音楽祭、高崎タワー美術館所蔵名品展など、美術、音楽、演劇関係で15事業のほか、結婚式事業の委託費でございます。補助金につきましては、事業団プロパー職員及び嘱託職員等事務局運営補助金を初め事業団の自主事業補助金を支出いたしております。スイトピアセンターを初めとした文化施設は、広く市民のために芸術文化活動の支援、社会教育活動の促進を図る施設として、住民のニーズにこたえながら設置され、目的に沿った事業が展開できるよう、施設の特性を生かした活用を考えていく必要がございます。いずれにいたしましても、市民の心を豊かにする文化事業は、市民のレベルを示すものであり、長い期間の中で養成していく必要があると考えます。今後とも、よい文化を提供しながら、施設維持管理費、事業委託費などの経費削減に努めるとともに、文化事業団を中心に大垣市の文化芸術の振興を図ってまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 41: ◯議長(山岸昭次君)  18番。           〔第18番 岡田昭三君 登壇〕 42: ◯第18番(岡田昭三君)  第2回の質問をいたします。答弁をいただきましたので、それについて全部とは言いませんけども、お尋ねしていきたいと思っております。  共立銀行の171億円、私は171億円の問題はともかくとして、6億1,000万円の利息はちょっと高過ぎると思うんですが、美術館にサービスしてもらうくらいやったら、6億1,000万円はまけてもらわないかぬ、私はそういうふうに思うんですが、いかがですか。  それから、守屋多々志美術館は暫定と今言われましたが、この現在地を美術館にするつもりはないのかどうかということだけをはっきり、別に土地を求めて美術館をつくるという計画であるのか。あれを共立銀行から買えばそのまま我が中心地の市街化とかいうようなことを言うてみえますが、活性化ということですけども、そんな美術館を建てぬでも、スイトピアセンターでいつも絵の展示会をやってみえることやから、そう別に無理してこんなことを、この景気が悪いときにする必要はないという私は考えですが、暫定とはどういうことなのか、この言葉の解釈について質問をいたしたいと思います。  それから、広報地域配布委託料は、西濃運輸折り込み料と、それから運搬費と。それで、自治会に来る1世帯808円らしいんですが、この808円はどういうところからたたき台が出たのか。私、質問で言わなんだかね、打ち合わせのときに。これを、何から808円は算出したかいうことを聞いたんですが、その答弁が抜けております。  それから、入札問題について。なぜ民間の人を1人くらい入れることができぬのか、これは総務部長にお尋ねしたいと思う。これは、身内ばっかりでこんなことをやっとったら、そんなもの推して知るべしで、下からたたき上げでなられた部長さんでしょうけれども、私はこの際一遍頭を切りかえてもらうためにも民間から1人送り込んでほしいと、役所だけで決めてしまわずに。そういうことを思って再質問をします。  それから、老人福祉について。あくまでも、これは何遍でもええですよ、何遍でも同じことを言うとってもらえばいいんだけど、民間にやらせるということですが、なぜ市はそれに取り組まないのか。その財源は、私が言うた9億円という財源が減らかせていけばできるというふうに思っております。あくまでも民間型ということについては反対でございます。  それから、溝さらえについては、金額を幾ら払って、5万円と聞いておるんだけど、何町内に払っとるか、これは言うてください。できたら何町内は後から資料で請求しますけども、一応何町内、76ということを聞いておるんですけど、76に5万円ずつ払っておると。これは不平等性があると思っております。  この駅前の暫定的というのは、そんな暫定的というような、汽車の昔の古くさい車掌車を駅前へ並べたって、そんなものどうしてそれが地域の活性化になるのかね。そんな高い土地をもうちょっとほかに地域活性化に利用できる。町内がそんな汽車の複製を寄附してくれたいうたって、ああそうですかと聞く必要は私はない。絶対反対ですが、一遍市民の声を聞いてみたいと思っております。  それから、あくまでも鹿児島に私はこだわりますけども、先ほど言いましたように、議員のことはともかくとして、中学生とか学生を選定をするということは、もう私はやめた方がいいと、こういうふうに思うんですよ。それはいい事業ではあるんだけども、この行く人だけがええことして、全然行けぬ者はかっとくる。殺してまおうかという問題が私は出てくると思うね。何であれだけが行くんだと。何で、わしら委員長にならなんだで行けぬと。それやったらもういっそのことやめた方がね、今後事件が出てきて、学校を全部囲むと。そして、守衛も置いて番もする。それくらいのことはやらないかぬが、それはもう莫大な予算が恐らくかかるんやないか、全部の学校をやるにはね。かかると思うんだけども、そういう人がおるいうことは事実やから、それを一つでも減らかす方法として、そういうような全員が行けぬようなことはやめた方がいい、私はそういうふうに思っております。  それから、文化事業団に莫大な金額を使っておるんだけども、これは市民運動の意見を一遍私は聞いてみたいと思う。私も文化会館は年に1回は借りますけど、そんな文化活動に、何も私は勉強を教えてもらったことないし何もないのに、そんな5億円も金をかける必要はないというふうに思っております。  以上でございますが、あと1回質問はありますけども、お願いします。終わります。 43: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 44: ◯市長(小川 敏君)  市債につきましてですが、市債は、財政運営上有効な財源として重要な役割を果たしております。今後も、財政の健全化に配慮しつつ、事業を厳選した中で適債事業に充当してまいりたいと存じます。なお、縁故債は、地方債資金の中でも重要な資金であり、借り入れ条件等を十分考慮し、引き続き活用してまいりたいと思います。御理解賜りますようお願いいたします。  守屋多々志美術館につきましては、あくまでも約5年間の暫定的な美術館でございます。それ以降につきましては、皆様方と御相談しながら検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 45: ◯議長(山岸昭次君)  企画部長。 46: ◯企画部長(土屋三千男君)  筆墨購入費補助金、現在の名称は自治会長活動交付金、これに関する御質問につきましては、現在司法で係争中の案件でございますので、答弁を差し控えさせていただきます。 47: ◯議長(山岸昭次君)  総務部長。 48: ◯総務部長(棚橋倶実君)  第三者の委員を入れてはどうかという御質問でございますが、委員会が中立的な立場の一貫した審議を要し、また守秘義務が生ずるなどから、これにつきましても、御提言につきまして研究してまいりたいと、このように思います。よろしくお願いいたします。 49: ◯議長(山岸昭次君)  福祉部長。 50: ◯福祉部長五島定和君)  特別養護老人ホームでございますが、県の生涯安心計画における西濃圏域の枠を超えた特別養護老人ホームの建設は、御答弁申し上げましたとおり、国、県の補助を受けることができません。全額市費での建設は困難であるかと存じますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 51: ◯議長(山岸昭次君)  建設水道部長。 52: ◯建設水道部長(石原好之君)  先ほど御答弁申し上げましたように、複数の町内から流れてくるような幹線的な排水路につきましては、費用の一部を支払っております。しゅんせつ費用は、平成12年度で414万円でございます。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 53: ◯議長(山岸昭次君)  教育部長。 54: ◯教育部長(牧野義貞君)  鹿児島市と大垣市におきましては、宝暦治水の御縁で長年にわたりまして交流が続いているわけでございますが、歴史的な事業と認識いたしますとともに、顕彰をする意味、また偉業に対しての報恩感謝という意味で、今後ともこの事業を続けてまいりたいと存じますので、御理解賜りたいと思います。 55: ◯議長(山岸昭次君)  18番。           〔第18番 岡田昭三君 登壇〕 56: ◯第18番(岡田昭三君)  3回目で終わりですから。  共立銀行の6億1,000万円は高い。利息は、もう時代が変わって、安くしてもらわな困るということです。そういう交渉はできませんか、お尋ねします。  それから、守屋多々志美術館は、あくまでも暫定、5年たったら検討する。検討するいうても、せっかくこういうふうに改良したんやから、この家を買ってくれと言われても、どうなんですかね。そういうふうになるような私は勘がするんだけど、絶対違いますか、お尋ねします。  それから、808円のたたき台は何から出たのかということは、係争中でできぬ、そういう答弁ですが、これはもう年々、昔から、昭和40年ごろから出とるんかね。調べてみりゃできるが、話できなできぬでよろしいが、再答弁を求めます。  それから、建設関係の入札についてですけども、もう時代が時代ですから、この市役所の部長級だけで決めずに、第三者を入れてください。これは要求やね。どうしてもいかぬのなら、守秘義務が漏れる、ほんならこの中で6人の人は絶対守秘義務が漏れぬ人ばっかりかね。それだけやったら、談合が一人で幾らとかどうとか、そういうようなことができぬのじゃないかな。この金額というものがある程度統一されてくるというようなことは、どんな世の中でも、また外国の話するんだけど、それは外務大臣が話しすりゃ通訳がおる。通訳はおるし、外務省の関係者がいる。そこでしゃべったらやね、通訳入れなそんなもの話しできぬから、守秘義務が守れぬ守れるということで、この守秘義務というものは当然問題になりますけども、そんなこと信用しとらんなら、こんな大きな金額をこんな6人か7人で役所の部長級で決めるということは私は反対ですから、もう一遍守秘義務の漏れる、どういうところで漏れていくのか。守秘義務はね、言わなしまいだということだけど、わからぬと言うか、守秘義務を探求する方法はないんじゃないかと私は思うんですけども、よっぽど証拠があれば別ですが、それはどうしても第三者をひとつ入れてほしい。この人がもうばらすというような、守秘義務を守らぬということはあり得ぬと私は思っております。  それから、老人福祉問題は、いつも同じような答弁ですから、同じように私は質問していきますから、ええかげんに頭を切りかえてもらわな困る。  それから、どぶ掃除の問題だけど、2河川にそろったということだが、まあそんなことはどうでもいいんや、私はどうでもいいが、よその町内がもらっとるのに、青柳はもらっとらぬが、調べてもらえぬか言うたから調べるんやから。あんたとこの打ち合わせのときに、76という数字は言っとるのに、部長が何で数字を言えぬのやね。そんなぼかしてもらったら困るわ、答弁にね。何ヵ所ですか、幾ら払っておりますかと聞くだけのことで、いいとも悪いとも私は言うておるわけじゃないので、そういうことを議会で聞いてくれと、本当かうそか聞いてくれと。そんなもの出しとらぬやろうということを私は言うたんだけど、調べていってみたら出ておるものですから、何ヵ所出ておる。どこの町内とは言いませんけども、何ヵ所と、金額で四百何万とか言われたので、それをこの5万円で割るのか、10万円で割るのか、それだけ答弁してもらいたいと思っております。  それから、事業団とか、体育連盟とか、そういういろんな問題については、いつも同じことですから、私もいつも同じように質問をしますから、そのうちに一遍市民運動にかけますから、今問題で市民の投票がですね、議会が反対するから、まあ理事者側とか議会は反対するでしょうけども、これからは政治は市民、国民に移る時代ですから、もう今までは役所が管理しようというとおりに動くというふうに思っとったら、国の方から頭が切りかわってきますから、大垣市も切りかえるということをもう頭に置かな私は絶対いかぬというふうに思っております。  以上、3回目の答弁お願いしてやめます。 57: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 58: ◯市長(小川 敏君)  株式会社大垣共立銀行の平成12年度借り入れ前の平均利率は3.68%でございまして、これは政府資金であります財政融資資金の平均利率とほぼ同利率となっておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  それから、守屋多々志美術館につきましてですが、この暫定的な美術館を市が購入する予定はございません。
     以上、よろしくお願いいたします。 59: ◯議長(山岸昭次君)  企画部長。 60: ◯企画部長(土屋三千男君)  先ほども御答弁申し上げたとおり、現在司法で係争中の案件でございますので、答弁を差し控えさせていただきます。 61: ◯議長(山岸昭次君)  総務部長。 62: ◯総務部長(棚橋倶実君)  先ほど御答弁申しましたとおり、御提言につきましては研究してまいりたいと、このように思っております。よろしくお願いしたいと思います。 63: ◯議長(山岸昭次君)  建設水道部長。 64: ◯建設水道部長(石原好之君)  先ほども申し上げましたように、支払い件数は、平成12年度で78町内でございます。平均約5万円でございます。よろしくお願いいたします。 65: ◯議長(山岸昭次君)  次に移ります。  7番 丸山新吾君。           〔第7番 丸山新吾君 登壇〕 66: ◯第7番(丸山新吾君)  小川市長におかれましては、さきの市長選挙において激しい選挙戦を勝ち抜き、第13代の市長に見事就任されましたこと、心よりお祝い申し上げますとともに、今後の御活躍を御期待いたします。  そんな意味を込めまして、第1件目、小川市長の基本姿勢についてお尋ねいたします。  今回の大垣市長選を振り返りますと、各候補者の政策の違いが争点にまで発展しないまま投票日を迎えたような気がいたします。このような選挙の場合、どの候補者に投票するかの判断材料になるのは、これまでの実績や経歴、本人の人柄、知人からの依頼や、時には顔の好みで選択する場合もあるようですが、もう一つ、候補者の支持母体が何であるかも大きな判断材料になります。今回の選挙では、実態は別として、この支持母体の違いが、ある意味では争点であり大きな判断材料だったのではないでしょうか。当時、小川 敏候補は、私ども労働団体を含め数多くの業界、団体から支援を受けましたが、このことに対して多くの有権者から疑問視する声を私自身耳にいたしました。つまり、多くの団体から支援を受けることで、支援を受けた業界、政党など団体の意見を重視した偏った市政運営がなされるのではないかというものであります。全市民的立場でなされるべき市政運営が一部の利益のために、または一部の意見だけを重視した市政運営になってしまうのではないかという市民の声に対して、小川市長の見解をお聞かせいただきたいと思います。  次に、障害者の雇用について提言をさせていただきたいと思います。  完全失業者数が350万人にも達する厳しい雇用状況の中、障害者の就労状況も同じく厳しいものがあります。大垣公共職業安定所管内において、障害者の法定雇用率を達成している事業所の数はまだ半数程度であり、各事業所においては、これまで以上に障害者雇用に理解を深めていただく必要があります。しかしながら、一向に回復の気配さえない厳しい経済状況の中、事業所における雇用のみに頼ることもできず、障害者の社会的自立や社会参加の必要性を考えれば、公的な労働の場としての授産施設をより充実する必要があります。岐阜県の障害者プランによりますと、西濃圏域において、平成9年度から16年度までに授産施設の定員を284人から440人へ156人増加することを目標としていますが、ちょうど中間の12年度末においては61人増加しており、若干進捗が遅いようで、今後もさらに定員をふやす必要があります。  そこで提案いたしますのが、授産施設として本市に温室を建設し、そこで農業の技術支援を受けて、花卉や野菜、果物などを栽培することであります。温室は天候に左右されにくく室内温度が調整できるため、付加価値の高い農作物が栽培できます。そして、熱源としてクリーンセンターの余熱を利用すれば、生産コストはかなり縮小できます。運営主体に関しては、市の社協によりかわなみ作業所の農園として運営することが望ましいと考えますが、社会福祉法人で運営していただけるところがあればお願いもできると思います。農業分野においては、重労働かつ作業の複雑性の問題がこれまで障害者の進出を阻害してきましたが、近年の技術革新により、これらの問題は大部分が解消されてきております。また、農作業は、特に知的障害者の機能訓練、リハビリに有効とされ、最近では各地で知的障害者の就労の場として導入が進んでいます。先日、関市にある県立知的障害者総合援護施設、ひまわりの丘へ行ってまいりましたが、小規模ではありますが、最近温室を建設し、その中では数種類の花の苗を栽培しており、土に触れる喜びが豊かな感情表現を生むとの説明を受けました。しかし、本市で温室を建設するにも財源が必要となるわけで、逼迫した財政状況の中、新たな支出はできるだけ避けるべきであり、最も有効な方法は、市の事業の見直しを行い、必要のない事業は中止し、より必要な事業へ転換することであります。  そこで提案いたしますのは、必要性の薄い温水プールの建設を中止し、その建設予定地に温室を建設するものであります。先ほどは、岡田(昭)議員の方から早く温水プールを建設すべきだという御意見ございましたが、私は全くその反対でありまして、この厳しい時代に温水プールは建設を中止すべきだという提案をさせていただきます。この温水プールは、三次総からの積み残しで、四次総にも掲げてあり、武道館の南隣に建設予定地も確保してあります。しかしながら、地域の温水プール事情を見てみると、私の知る限り市内には民間の温水プールが4ヵ所もあり、公共の温水プールでは社会保険庁の「ペアーレ大垣」、そして市の周辺には養老町、海津町、そして大野町には、先ほども話が出ていました、これはいまだに大垣市も建設費の償還を続けておりますが、「ゆ~みんぐ」もございます。このように、既に飽和状態と思われる温水プールを今後さらに建設することは、民間プールの経営を圧迫することにもつながり、広域行政の必要性を考慮しても、既にある温水プールを有効活用し、新たな温水プールは建設を中止することが今の財政状況の中では必要と考えます。  もう1点提案したいことがございます。先ほど温室建設の提案の中で、クリーンセンターの余熱を利用すると申し上げましたが、温室には安定した余熱を送る必要があります。しかしながら、現在クリーンセンターの焼却炉は毎週1回運転を停止しており、安定した余熱を送るには連続稼働させる必要があります。連続稼働することにより今以上に効率のよい焼却炉の運転ができ、さらにはダイオキシンの発生を抑制することにもつながります。また、稼働時間が長くなりますから、より多くのごみを焼却することができます。そうなれば、現在西濃環境へ搬入しているごみを可能な限り引き上げ、大垣市で処分する必要が出てくるでありましょう。よって、クリーンセンターの連続稼働と西濃環境からのごみの引き上げを提案いたします。  以上、ここでは3点の提案をいたしました。障害者の就労の場として温室の建設、そして温水プールの建設を中止する。クリーンセンターにおいては連続稼働をすべき、そして西濃環境からごみを可能な限り引き上げるべきである。この三つの提案は、今回かかわりを持たせて質問をさせていただきましたが、本来なら個別の課題としてぜひ実行していただきたい内容でもありまして、この3点について前向きな御答弁をお願い申し上げます。 67: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 68: ◯市長(小川 敏君)  ただいまは、市政運営に対しての基本姿勢ということで御意見をいただきました。  私は、選挙期間中からも小倉市政を継承して、これまでの市政運営を継続しながらも、小さな改革を積み上げていくというふうに申し上げてまいりました。また、議員各位を初め市民の皆様方からの御支援により市長に当選させていただきましたが、私のモットーであります誠実、公平を前面に出し、先般、所信の一端でも申し述べさせていただきましたが、人にやさしい文化の薫り高い都市を目指し、市民の英知の結集と協働によって大垣の改革を行い、夢のある生活都市、さわやかな大垣の創造に取り組み、市政の一層の発展と、そして15万市民の幸せのために全力を尽くしてまいりたいと思っております。御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 69: ◯議長(山岸昭次君)  福祉部長。 70: ◯福祉部長五島定和君)  障害者の雇用について御答弁申し上げます。  障害者の就労の現況でございますが、一般就労が困難な障害者に対しましては、市が設置しております知的障害者授産施設としてかわなみ作業所があり、所生の障害の程度に合わせ農作業を行い、花の苗、ナス、キュウリ、タマネギ等を生産しております。心身障害者小規模授産施設のもといま小規模授産所では、パンの製造等を行っております。また、社会福祉法人格の取得を目指して授産施設を運営されている団体に対しましては、運営費の一部を助成するなどの支援をしております。一般の障害者に対する雇用の確保につきましては、大垣職業安定所や西濃地域障害者雇用連絡会議に加盟している関係機関と連携をとりながら、障害者雇用キャンペーンの実施や障害者集団面接会を開催して、障害者の雇用に対する理解と協力を呼びかけているところでございます。  御提言を賜りました温水プールの建設をとりやめ、米野町地内に大規模な温室を建設することについてでございますが、温水プールの建設は、市民の要望にこたえ、市民の自主的な体力、健康づくりの拠点施設として第三次総合計画に位置づけられたところであり、本年度から実施予定の第四次総合計画においても重要施策として認識しているところでございます。高齢社会が到来した今こそ生涯スポーツを考え、いつでもだれでもが年間を通して健康の保持、増進を図っていかなければならないと存じます。この場所は、武道館トレーニングセンターと連携した絶好のスポーツメニューが提供できるという立地条件もよく、単にスポーツにおける健全育成ばかりでなくコミュニティスポーツの場として、今後期待されている施設でございます。したがいまして、障害者の授産施設のための温室の建設に変更することは難しいかと存じます。障害者の雇用促進につきましては、市では障害者福祉計画において障害者の福祉的就労の充実を重点施策に掲げ、各種施策の推進に取り組んでまいります。  なお、クリーンセンターの余熱利用についてでございますが、クリーンセンターの焼却炉の運転パターンは、現在、基本的に週5日間は24時間の連続運転で、2日間は休んでおります。御指摘のように、焼却炉は長期に連続運転した方が炉のためにも、環境への負荷低減の面からもよりよいものと存じます。また、稼働率を上げて処理量をふやせば西濃環境整備組合への搬入量が減少し、負担金の軽減につながりますので、これまでも稼働率の向上に向けて努めてまいりましたが、今後はさらに長期の連続運転に向けて検討させていただきますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 71: ◯議長(山岸昭次君)  7番。           〔第7番 丸山新吾君 登壇〕 72: ◯第7番(丸山新吾君)  まず第1点目ですけども、今、市長の方から、小倉市政を引き継ぎ、小さな改革を積み重ねて、誠実、公正に市政を運営されるという姿勢を承りました。もちろん、私が言いたかったのは、別に多くの団体から支持されること自体に問題があると言っているのではなく、むしろその中からさまざまな意見を聞き、市政に反映することは大切なことだと考えております。しかし、それらの意見が本当に全市民的立場に立ったものなのか、ただ単に一部への利益誘導を目的にしたものなのか判断を見誤ると、市政を預かる最高責任者としては失格となってしまいます。小川市長の行政手腕は未知数なだけに、市民が新市長へ向ける期待は大きいものがありますが、同じように大きな不安感を抱いている市民も多いことを御理解いただきたく存じます。小川市長みずからが、業者のための公共事業ではいけないと新聞紙上で言われているように、全市民的立場で市政のかじ取りをしていただくことをお願いし、そして今後の御活躍に御期待をいたします。  続きまして、温室の件ですけども、これは難しいというお話ありました。かわりに福祉的就労の場としての充実を考えるとか、事業所に対して就労の啓発活動を行うとかいうお話ございましたけども、私が特に心配しておりますのは、年金の少ない知的障害者の方などが、将来親御さんが見えなくなったりして面倒が見てもらえなくなった場合に、自立した生活が本当に送れるのかどうかというようなことを本当に心配しているわけであります。そして、また知的障害者の中には、働く意欲が低いというデータもございますけども、実際は働く機会が少ないためにあきらめているのが現状のようであります。その意味でも、農業という新たな分野で就労の機会をふやすことは、これまで以上に社会参加を促すきっかけになると私は考えておりますので、こういう農業による授産施設の建設に向けて、私はこれからも提言していきたいと思っております。実際にいろいろな話を聞きますと、今でもかわなみ作業所の方では、工場からお仕事をもらって作業をしておみえになるようですけども、比較的そういう作業というのは全くの単純作業でありまして、何か作業をしても、それが結果的に何になるのかというのが本人たちにはなかなか理解がしにくいと。しかし、この農業という分野においては、例えば種から、そして苗から日に日に成長して、最後には実をつけると。そして、それが出荷される。口に入るという過程がよくわかるわけであります。その意味で、農業におけるリハビリ、そして作業療法というのは大変効果があると言われておりますので、無理だ、無理だと言うことなく、また私もいろいろと研究したいと思っておりますので、理事者におかれましても、今後も研究していただきたいと思っております。  そして、温水プールの件ですけども、これも必要であるという御答弁いただきましたけども、本来行政がみずからの責任でやるべきことと、そして民間へ任せるべきことをきちんと区別する必要があると思っております。しかし、現状を見てみると、みずからの責任でやるべきことを民間委託であるとか、アウトソーシングであるとかいって責任を放棄して、そして逆に民間に任せるべきことを行政が税金を使ってやろうとしている。それがこの温水プールであると私は理解しております。これも確かに四次総の中にも組み込まれておりますので、すぐに結論を出すのは難しいと思いますけども、市長自身、小さな改革はしていくということを言っておられます。これが小さいか大きいかは別といたしまして、新たな時代も迎えましたので、時代に合った行政運営という意味でも、ここの部分については改革をぜひ望みたいと思います。  それから、クリーンセンターの連続運転に向けては、長期の連続運転に向けて検討されるという御答弁いただきました。本当にずっと24時間、365日運転できるかというと、なかなか難しい面もあるかもしれませんけども、今以上に稼働率を上げることをお願いしたいと思います。ごみ問題、そしてリサイクル問題というのは必ず金がかかることでありまして、これからもその部分の負担というのは必ずふえてくるものだと思っております。その意味でも、少しでも効率のいい運転をしていただかなければならないと思っておりますので、この部分についてもさらに前向きに検討いただき、本当の連続稼働に向けて努力をしていただきますことをお願いいたしまして、これで質問を終わらせていただきます。 73: ◯議長(山岸昭次君)  次に移ります。  17番 横山幸司君。           〔第17番 横山幸司君 登壇〕 74: ◯第17番(横山幸司君)  きのうは、スイトピアセンターの文化ホールで午後2時からフロイデンコールの第20回の定期演奏会がございました。これが最後の演奏会となりました。私も最後の演奏会ということもありまして、すばらしい演奏を聞かせていただきたいと思い、何とか駆けつけたわけですけども、図らずも小川市長さん、それから教育長さんも来ておいでになりました。大勢の方がもう満場で、すばらしい演奏に聞き入っていたわけでございます。そうした団体が、またこうして一つ消えるということは残念でありました。ともあれ、そうしたことも含めながら、今後ともまた新しい形の団体ができていけばというふうに願っております。  まず、市長さんにはこのたびの御就任まことにおめでとうございます。後ほど我が党の幹事長である中沢幹事長からお祝いの言葉等々があろうかと思いますが、いろんな形で市長さんにこれからの大垣のまちづくりを望みながら、ともどもに一緒になってつくり上げていきたいと、こんな思いでいっぱいであります。どうか、今後ともよろしくお願い申し上げます。  それでは、まず通告に従いまして、3点の質問や提言をいたします。  文化事業につきまして、第1点であります。  文化芸術は、人間生活の土壌に豊かな養分を与え、心に安らぎや愛情の心、思いやりなどをもたらす人間形成の大切な要素であると言われております。現代のように急速に都市化が進んだ社会では、ともすると人と人の結びつきが薄れ、人間が孤立しがちになってしまいます。そうした中で、文化芸術は、一人一人の心をやわらかなきずなで結ぶ役割を果たし、青少年を健全にはぐくむ大きな力として働きかけてくれるものであります。さて、公明党は、去る5月2日に「文化芸術立国・日本をめざして」との提言を発表いたしました。その内容は、文化芸術立国への基本理念を定めた芸術文化振興基本法、これは仮称でありますが、その制定や、文化芸術団体への寄附に対する税優遇制度の拡充、新進・若手芸術家の育成などの具体策が盛り込まれております。それがこの資料であります。           〔資料を提示〕 75: ◯第17番(横山幸司君)  政策は、大きく分けて五つの柱で構成されております。その第1は、芸術文化振興基本法の制定で、国や地方自治体が文化芸術政策を立案、実行していくための法的根拠となっていくものであります。第2は、文化芸術団体への税優遇制度の拡充で、寄附金税制の見直しを求めるものであります。第3は、新進・若手芸術家の育成支援として、文化芸術奨学金制度の新設や優秀な指導者による研修が受けられる制度の創設であります。第4は、子供たちが本物の芸術に触れる教育の提供で、全小中高校で最低年1回以上、身近に舞台芸術に触れる機会を設けたり、歌舞伎やオーケストラなどを低料金で鑑賞できるようにするなどであります。そして、第5の柱は、舞台芸術の公演などの経費を支援している芸術創造推進施策であるアーツプラン21に美術工芸等の分野の追加や予算規模拡大と、以上の5項目にわたって提唱しております。この政策提言をもとに、去る5月14日の衆議院予算委員会で斉藤鉄夫議員は、政府が文化芸術の振興に力を入れていくよう提言し、国による幅広い支援の拡充や芸術文化振興基本法の制定などを提唱したところであります。これに対して小泉首相は、日本も世界の先進文化諸国に遜色のないような文化予算のきっかけをつくってみたいという意欲がわいてきたと述べ、さらに基本法の制定にも趣旨について私も賛同すると、積極的に取り組む姿勢が報じられておりました。そこで、提出いたしました参考資料を見ていただきますと、上が企業メセナ協議会と現行のプロ芸術団体だけへの助成、寄附金の流れであります。お手元に配っていただきましたこれがそうであります。           〔資料を提示 市長に資料を渡す〕 76: ◯第17番(横山幸司君)  そして、下の図は寄附金制度の各国比較でありますが、アメリカ、イギリス、ここには出ておりませんが、フランスなど欧米ではチャリティー制度が充実しており、寄附金額や寄附金優遇税制や文化芸術予算の比率が10倍以上となっているのであります。また、認定団体数も、アメリカで約70万団体に対し日本では約900、そのうち芸術文化団体は、まあプロに限定しておりますが、56団体にすぎないというありさまであります。日本の文化芸術関連予算は、国家予算のわずか0.1%、そしてフランスの10分の1程度であり、民間からの寄附金による援助については、アメリカの何と60分の1にも満たない現状であります。そこで、寄附金優遇税制の問題、プロの団体だけではなく、地域の芸術家や小さな音楽教室まで含めて対象を広げた助成の問題を克服し、振興につなげていくかを検討する段階に入ってきたところであります。  さて、県内第1の産業都市であり、伝統の教育文化都市である大垣市として、そのトップリーダーとしてはつらつと躍り出られました小川市長は、このたびの所信表明の中で「私に課せられた最大の課題は、大垣の町に活力を取り戻すことであるとの認識のもと、市民が誇り得る大垣の創出に情熱を傾けてまいりたいと存じます。このため、古くから幾多の先人たちによって築き上げてこられた大垣の歴史、伝統を受け継いで、人に優しい文化の薫り高い都市を目指し、市民の英知の結集と協働によって大垣の改革を行い、夢のある生活都市、さわやかな大垣の創造に取り組んでまいる所存でございます」と述べられ、その実現のために五つの柱を示され、市政運営の決意を表明されました。まさに、文化の薫り高く、さわやかな大垣市を目指し、第四次総合計画を基本として、基幹産業である商工業はもとより、情報関連産業、福祉、環境、教育、そして行政と市民活動すべてを包括、推進しながらの市政運営ではないかと拝察いたします。そこで、政策提言「文化芸術立国・日本をめざして」につきまして、本市の第四次総合計画との関連におきまして、市長の御認識、御見解についてお伺いいたすものであります。  次に、文化事業団の今後の活発な活動につきまして提言するものであります。新年度予算のうち、芸術文化活動の支援として3億6,659万4,000円が計上されております。その主な事業は、スイトピア子どもクラブ、市所蔵美術品整備、大垣音楽祭、奥の細道大垣全国俳句大会補助金、市民創作ミュージカル「不思議の国のアリス」補助金、親子体験教室、高崎タワー美術館所蔵「日本画にみる四季の美展」等々であります。そこで、例えば第7回大垣音楽祭について私の考えを申し述べたいと思います。日本の一流音楽家が大垣に集まり、すばらしい演奏を聞かせてくれる大垣音楽祭。ピアニストの弘中 孝氏、バイオリニストの久保陽子夫妻を初め二十数人のアーティストたちが奏でる音楽や、地元の小学生も参加する公開レッスンなどがゴールデンウイークに公演されたところであります。一流の演奏家による引っ越し公演ですから、入り切れないほどの大盛況でありたいものですが、残念ながらそうもいきません。5月5日のこどもの日の文化ホールでの演奏会は、約半分強の入場者しかありませんでした。こどもの日らしく、プーランクの小象ババールのお話で、花穂まりあさんの上手なお話を交えての室内楽に小中学生がほとんどいなかったことは大変残念でありました。どうせ入場者が少ないのなら、市内全小中学校に各10枚ずつでも招待券を配るなどすればよかったのではないかと残念でなりません。そうすれば、子供たちの親御さん方がチケットを購入して喜んで入場し、大満足の演奏会が行われたのではないでしょうか。もうことしで7回も数える大垣音楽祭が、満席にならないのはどういう理由なのかをよく分析していただき、チケット販売への努力をしていただきたいと思います。以前は、市職員の方々に強制割り当て販売もされていたようですが、中止され、その分大垣市音楽協会への委託などもされているようですが、強制的ではないにしろ、余り好ましくないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。もっと市民のニーズをよく把握されて、知恵を絞って努力していただきたいと思います。過去にも有名なソリスト、例えばソプラノの佐藤しのぶさんとか、テノールの錦織 健さんとか、あるいはピアニストの中村紘子さんとか、またイ・ムジチ合奏団などが来垣したときは、市民会館大ホールでも超満員でありましたことは皆さん御存じのところであります。どうか文化事業団職員の旺盛な好奇心でいつもアンテナを張り、2年後にはこういう人を呼ぼう、3年後にはだれに演奏してもらおうというような中長期的にわたる演目、演奏団体、あるいは有名な美術家の絵、あるいはソリスト、アーチストにどんどんとアタックしていただきたいと思います。文化事業団の皆様には、文化芸術の営業マンとしてさらなる御努力、御奮闘を御期待申し上げ、文化事業についての提言といたします。  2点目、歩道の段差解消について。  障害者や高齢者を初めすべての人々が不自由なく日常生活を過ごすことができ、平等に社会参画できるように、駅や建築物の段差解消やスロープの設置、エレベーターやエスカレーターの設置などがここ一、二年で大きく推進されてきました。また、段差がなく、だれでもが安心して通行できる歩道や、初めて訪れた人にもわかりやすい道路標識、施設案内などの整備や、外国人が地域で不自由なく暮らすことができるようにと、本市でもさまざまな施策が取り入れられ、サポートされてきたことは喜ばしい限りであります。とりわけ、大垣駅やその周辺、総合福祉会館、市役所を初め公共施設の周辺、また新しく施行された高屋桧線の新しい歩道など、段差を少なくして、だれにも優しい歩道が順次改良されていく姿には目をみはるものがあり、建設水道部、とりわけ道路課の皆さんの御努力に敬意を表するものであります。さて、私が今回通告いたしました歩道の段差解消につきましてお願いするところは、一宮線市民病院より東の歩道、総合庁舎東の通りでジャスコまでと、ジャスコから国道258号までの歩道であり、段差が散見しますので、早急に手をつけていただきたいと思います。そして、とりわけはなみずき通り、万石地内からバイパス信号までの間は特に段差がひどく、中には約4cmにも及ぶものもあり、住民からの要望が多いところであります。ぜひ改良していただきたいものであります。具体的な市民の声でありますが、小野のAさんや波須のBさんは、自宅近くのはなみずき通りでは車道と歩道の間が縁石で仕切られていて、そこにかなりの段差が生じ、大変困っています。例えば、アミカまで毎日買い物に出かけるとき、ベビーカーで通る場合、車輪を持ち上げなければならないし、4歳の子供が補助輪つき自転車で通り、段差にハンドルをとられて転倒してしまったことがありましたとのことでありました。また、東町のCさんは70歳のおじいさんですが、入院中の奥さんの世話をするため、自転車で市民病院まで通っておられます。はなみずき通りを通るとき、歩道の段差のため、自転車の前かごに入れた荷物が飛び出してしまったことが何度かあったそうです。Cさんのように自転車などで歩道走行する場合、入り込んでくる車道により100m、150mごとに歩道が切断されており、切れ目ごとに車道におりたり、歩道に上がったりして走らなければなりません。三、四cmの段差がある縁石二つ分を、これぐらいでしょうかね、取り外していただいて、アスファルトでそこを傾斜にしていただいて、改善していただくだけのことであり、大した費用もかからないと思います。バリアフリーとか優しいまちづくりなどという言葉を聞きますが、まず生活に密着した足元から改善してほしいとCさんは訴えておられます。さらに、体の御不自由な方々にとっては、車いすやバッテリーカー等での外出は、段差の多い歩道では大変な障害であろうかと思います。職員の方々を初め郵便局や自治会、婦人会などの御協力をいただき、市内の歩道の段差解消のための総点検をしていただき、年次計画で改善されてはいかがでしょうか。小川新市長さんには、今後ともに市民生活密着型の予算、とりわけ道路、歩道、側溝、フェンス、カーブミラー、街灯などの設置、補修予算は多く見ていただき、快適で住みやすいまちづくりをお願いし、2点目の歩道の段差解消についての提言といたします。  3点目、不在者投票所の増設について。今回の質問は、去る3月議会の工藤議員の御質問に重なるようで恐縮ですが、私も日ごろから考えていたことでもあり、市民の方々の要望の声でもありますので、ここに提言するものであります。  さて、御承知のとおり、昨今の選挙における投票率につきましては、50ないし60%台で推移しており、特に若年層の投票率の低迷はだれもが危惧しているところであります。選挙管理委員会は、そのたびごとに宣伝カーを仕立てたり、石けんなどの啓発グッズを配ったり、毎年成人式会場で啓発活動をされるなど、御努力のかいもなく、投票率は低下の一途をたどっているのが現状と言えましょう。ところが、不在者投票に関してだけは、幸いにして1997年の公職選挙法改正により、不在者投票の要件緩和などが実施されたことにより全国的に不在者投票人口が増加しており、本市においても六、七千人台へと増加してきたことは、さきの3月議会の御答弁にあったとおりであります。このように、低投票率の中でありながら不在者投票意欲のある方が倍増する現状を考えるとき、不在者投票所がふえれば、どのような宣伝活動よりも投票率向上においては効果があるのではないかと考えます。そこで、有権者により投票しやすい環境をつくるため、JR大垣駅の案内所や市内各支所において不在者投票ができるように増設していただけないか申し上げるとともに、全国の先進事例を紹介させていただきながら、要望いたします。神奈川県横須賀市、東京都世田谷区、埼玉県所沢市などでは、不在者投票制度を市民のために、もっと手軽に、しかし確実にを合い言葉に、また投票率向上をも目指していく中で、不在者投票所をふやす施策がとられております。横須賀市は、昨年の衆議院選挙から有権者が市内に9ヵ所あるどの行政センターでも不在者投票ができるようにされております。この結果、約9,000人だった不在者投票は、98年参議院選挙では一挙に約1万9,000人にと倍増し、さらに昨年の衆議院選挙では約3倍の2万6,000人に上ったそうであります。その理由として、市民が気軽に不在者投票ができるように、本庁はもちろんのこと、大垣市でいいますと各支所に当たると思いますが、どの行政センターでも不在者投票ができるようにしたものであります。これにより、有権者は市内9ヵ所の行政センターと本庁の合計10ヵ所の中から最も便利なところを選んで、不在者投票ができるようになったそうであります。これにより、市民の声として、遠い市役所まで行くことなく、近くのセンターでできるようになり、大変便利になったとか、仕事帰りや買い物のついでに気軽に不在者投票ができるなどと好評を得ているそうであります。有権者が自分の住所地以外の行政センターで不在者投票をする場合、センターは市選管に電話で住所、氏名、生年月日や、既に他のセンターで不在者投票していないかなどを問い合わせ、問題がなければ投票用紙を交付されるようで、二重投票の防止にも万全を期しているそうであります。また、東京都世田谷区では、85年から区役所とすべての出張所に不在者投票所が置かれ、合計29ヵ所において不在者投票を実施されたと伺いました。一方、所沢市では、西武鉄道所沢駅前のロータリー脇の市有地にプレハブを建てて臨時の不在者投票所が設置され、市民から好評を得ているとのことであります。いずれも投票所開設期間は後期1週間で、公示期間の半分程度、時間限定で行われているようでありますが、気軽に自由に不在者投票ができることに市民からは好評とのことであります。市民意識と投票率向上につながる不在者投票について、本市におきましても、こうした先進都市の実情を参考にして、JR大垣駅や各支所等で不在者投票ができますよう提言いたすものであります。  以上、小川市長及び関係部長の前向きな御答弁を期待し、第1回目の質問といたします。 77: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 78: ◯市長(小川 敏君)  まず、文化事業について御答弁申し上げます。  文化は、人々の創造性をはぐくみ、社会や経済に活力を生み出す源泉となるものであり、また21世紀は、経済的豊かさから心の豊かさへの変革の時代と言われております。文化芸術は、豊かな心をはぐくむ上で大切な役割を果たすものの一つとして述べられておりまして、意義深いものと存じます。私は、所信表明の中でも申し上げましたが、心の豊かさを満たし、夢ある文化の薫り高い都市の創造を目指したいと考えております。その観点に立ち、本市の芸術文化の推進につきましては、多様化する市民の文化的欲求に対応するため、今年度からスタートします第四次総合計画の中で、各種の芸術文化団体の育成支援、芸術文化活動の奨励、顕彰制度の充実や、文化施設の整備等、幅広い主要施策を位置づけ、充実した文化振興の推進に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、文化事業団のあり方についてでございますが、平成6年に設立いたしました大垣市文化事業団では、設立の趣旨を尊重しながら、効率的な文化施設の運営と多様で質の高い文化事業を提供して、多くの市民の方に参加をいただいているところでございます。平成12年度には、大垣音楽祭、京都の日本画展など20事業を開催し、芸術文化への参加機会づくりに努めてまいりました。今後とも、文化事業の推進には市民ニーズを把握して、多様化、情報化、個性化が求められる今日、見る、触れる、つくるの3要素を前提に、文化事業の向上に一層努める所存でございます。 79: ◯議長(山岸昭次君)  建設水道部長。 80: ◯建設水道部長(石原好之君)  歩道の段差解消について御答弁申し上げます。  御指摘のはなみずき通り、主要地方道大垣一宮線の大垣市民病院付近、また総合庁舎東の通りに段差が見られます。この段差は、道路構造令に基づき、歩車道分離や排水対策上設けているものでございますが、最近バリアフリーの観点から歩車道の段差を平たん化すべく指針等が追加され、歩道整備を行うときには、高齢者や車いす利用者などの安全かつ円滑な通行を確保するよう努めております。平成12年11月には、安心して移動できる社会を目指した交通バリアフリー法が施行されましたので、今後も引き続き、高齢者や車いす利用者などの通行に支障を来さないよう改善に努めてまいります。また、国道、県道につきましては、関係機関に要望してまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 81: ◯議長(山岸昭次君)  総務部長。 82: ◯総務部長(棚橋倶実君)  不在者投票所の増設について御答弁申し上げます。  不在者投票制度につきましては、御案内のとおり、平成9年の公職選挙法の改正により、不在者投票の事由緩和や投票時間の延長など、投票環境の向上が図られたところでございます。この改正につきましては、不在者投票者数が約2倍となるなど、投票率の低下傾向に一応の歯どめがかけられたものと認識いたしております。しかしながら、投票率はまだまだ低く、若年層を対象としたさまざまな啓発に努めているところでございます。こうした中、不在者投票所の増設につきましては、投票環境及び投票率の向上を図る方法の一つとして認識をいたしております。しかしながら、不在者投票が公正かつ適正に行われるためには、二重投票の防止、不在者投票所としての施設の確保、投票事務に従事する職員の確保などが課題となっております。したがいまして、不在者投票所の増設につきましては、これらの課題を踏まえ検討してまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 83: ◯議長(山岸昭次君)  17番。           〔第17番 横山幸司君 登壇〕 84: ◯第17番(横山幸司君)  ただいまは、市長さん及び関係部長さんにそれぞれ御答弁をいただきました。  文化事業につきましては、市長さんおっしゃられましたように、第四次総合計画の中で文化芸術団体への支援とか、あるいは顕彰とか奨励とか、そうしたものを主体的に位置づけて推進されるということでございましたので、今後ともよろしくお願いしたいと思いますし、効率的な文化施設の運営ということで、内容等も職員の方々が一生懸命研究されておられますことは承知しております。さらに御努力をいただきたいなというふうに思います。やはり、我々そういう施設へ行って演奏会を聞いたりしておりましても、歯抜けになっていると、どうもやっぱり盛り上がらないといいますか、アーチストが一生懸命やっている反面、もったいないなという感じがするんですね。本当にもったいないなという思いがします。ですから、先ほど申し上げたような、市内の各小中学生の方々に配布してもいいのではないかなと思うんですね。そうすれば、親御さんもついてくるし、またみんなが感動を分かち合うことができるということじゃないかなと思います。どうかいろいろ検討をいただきたいなというふうに思います。  それから、歩道につきましては、確実に現場を見ていただいておりますので、特にはなみずき通りは高いですね。本当に高いなと思います。ここにちょっと写真を撮ってきましたので、見ていただくとわかると思うんですね。ゴトンゴトンと音が出るというふうになっております。            〔市長に写真を渡す〕 85: ◯第17番(横山幸司君)  ですから、やはり4cmというと、ちょっとオーバーかなというふうにも聞こえますけれども、私ちゃんとはかりましたし、どうしてもドレーンといいますか、雨水を落としていくところがずっとそのように丸くなっています。真っすぐ道路があって、ちょっと落ちて、そこに歩道があるということで、やはりそこをドーンと上がるというのは、先ほど言いましたように、荷物も飛び出すとか、スピードを出して走っていけばそうなるわけですから。この周辺ですね、大垣市役所の周辺はレンガで舗装されているところはあれですが、そうでないところありますね。そういうところは、アスファルトのままで斜めになでつけてあるわけですから。そういう形でもいいんじゃないかなと私は簡単に考えているんですが、そういうふうに総点検をしていただきたいなというふうに思っております。特に、市民病院の周辺はなおさら重要じゃないかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  不在者投票につきましては、今御答弁いただいたとおりで、なかなか難しいとは思いますけれども、先進地はやっております。どうか、そうしたこともいろいろ勉強していただきまして、やれるところからやっていっていただきたいなというふうに思います。そういうことで、これからも私たちの大垣市のまちづくり、全力で私たちも市民の皆様のお声を聞いて頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。 86: ◯議長(山岸昭次君)
     次に移ります。  10番 木村文彦君。           〔第10番 木村文彦君 登壇〕 87: ◯第10番(木村文彦君)  まず、一般質問に入ります前に、先週、大阪府池田市の国立大阪教育大学附属池田小学校で悲惨な事件が起こりました。とうとい8名の命が落とされたわけですけれども、哀悼の意を送り、謹んで御冥福をお祈り申し上げたいと思います。政府の方の見解等を聞きますと、昨年度既に学校に対する危機管理の徹底を図られているということでございました。今回も素早く国の方におきましては、対策本部等を設けられましたけれども、当市におきましても、こうした問題がいつ発生するかわからないというような現在の状況の中にあって、今後慎重に問題に取り組んでいただきたいということを、まずもってお願いする次第でございます。  では、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  平成14年4月度からの完全学校週5日制実施予定の取り組みについてお尋ねをいたします。  平成14年4月度から完全学校週5日制が実施予定されています。学校週5日制の問題については、今からさかのぼること15年前の昭和61年4月の臨時教育審議会の第二次答申で、学校外の学習の場の整備を進めるなど、家庭や地域の教育力の回復と活性化を図り、教育の機能が全体として低下しないよう十分留意しながら、週5日制に向かう社会の趨勢を考慮しつつ、子供の立場を中心に、家庭、学校、地域の役割を改めて見直す視点から、学校の負担の軽減や学校週5日制への移行について答申があり、検討が始められました。以後、毎年何回となく審議、検討を繰り返し、学校の週5日制の実施段階に入ったのは、平成4年9月から、まず月1回の学校週5日制が実施されました。このとき、教育委員会初め学校の方々の積極的な取り組みによって順調に実施され、平成7年4月度から毎月第2土曜日と第4土曜日の月2回の学校週5日制の実施に当たっては、教育委員会及び各学校において一層の工夫改善を必要として進められてきました。その間、社会情勢の変化の一つとして、社会一般における週休2日制が普及、拡大され、定着する傾向に進んでまいりました。このような社会情勢を踏まえ、平成14年4月度から完全学校週5日制が実施される予定ですが、今日までの実施課程の中での教育委員会及び各学校としての問題点をどう改革していくかが注目されているのではないでしょうか。本来、学校週5日制の目的は、昨今の情報化、国際化、価値観の多様化、核家族化、少子高齢化などの社会が著しく進んでおり、今後ますます拡大し加速することが予想されます。このような背景から、これらの時代に生きる子供たちの望ましい人間形成を図ることを基本的なねらいとし、学校、教育委員会、家庭、地域社会が一体となってそれぞれの教育機能を発揮する中で、子供たちがみずから考え、主体的に判断し、行動できる資質や能力を身につけることが目的であると言われています。今日までの教育カリキュラムを振り返ってみますと、明治以降、欧米先進国の教育に追いつけ、追い越せを目指して近代化を進めてまいりました。その結果、学校教育では、どちらかといえば西欧文化を中心として体系化された知識や技能を身につけることを重視する教育が行われ、さまざまな分野で欧米先進諸国と肩を並べるまでに成長いたしました。反面、いわゆる詰め込み主義とも言われた教育方針により、子供たちの自然体験や社会体験の減少、学校教育への過度の依存など、学校、家庭及び地域社会の教育をめぐる種々の課題が山積し、このような課題を解決し、21世紀にふさわしい子供たちを育成するための完全学校週5日制にならなければなりません。今、国民のそれぞれが問題としてとらえているのは、これからの学校教育に何が求められているかではないでしょうか。それは、子供たちがみずから学ぶ意欲を持ち、社会変化に主体的に対応し、みずから考え、判断し、行動するために必要な資質や能力の伸長を重視する考え方に立って教育を行っていくことが大切であり、資質や能力は家庭や地域社会の生活の中において生きて働く力として用いられ、学校のみならず家庭や地域社会についても教育の場としてとらえ、思考力、判断力、表現力などの豊かな感性や社会性を身につける大切さから、完全学校週5日制が実施予定されているわけです。そこで、教育委員会にお尋ねをいたします。あと11ヵ月もしますと完全学校週5日制が導入される予定にあって、今日まで月2回の土曜日の授業時数、すなわち1土曜日3時限として2回で6時限、年間にいたしますと72時限の授業時数を、今後どのようにして週間授業時数の中へ補完されようとしておられるのか。また、学校裁量の時間の活用のあり方についても、今後もこの時間を確保できるのか。学校行事との関連をどのような方向づけをされ、指導徹底されようとしておられるのか。反面、限られた週間授業時数にあって、児童生徒に、いわゆる詰め込み主義の教育にならないようどう指導されようとしておられるのかについてお尋ねをいたします。  第2点に、完全学校週5日制導入の最大のねらいは、学校のみならず家庭や地域社会についても教育の場としてとらえていますが、来年4月実施予定に向け、各校区での協力体制の確立をどのように立ち上げ、円滑に地域社会に受け皿として稼働する体制をどのように教育委員会として考え、実践指導を考えておられるのかお聞かせをいただきたい。幸いに本市においては、平成4年9月度からの月1回の週5日制導入時に、文部省より社会の変化に対応した学校運営等に関する調査研究協力校として、小学校では江東小学校、中学校では江並中学校が選ばれています。両校においては、いろいろな角度から予想されるであろうもろもろの問題点について試行錯誤され、研究成果や実績等々を教育委員会に報告されていると考えられます。そのような報告をもとに、お尋ねをいたしました2点の問題等も踏まえ、教育委員会としてどのように受けとめ、来年度からの完全学校週5日制実施予定の中へ諸課題を有効に活用されようとしておられるのか、小学校、中学校においての問題事例を交えて説明を求めるものであります。既に、児童生徒を持つ一部の保護者の方から、来年4月度からの完全学校週5日制実施予定に対して期待と不安が交差し、どのように我が子を教育指導すればよいのかわからないと漏らしておられました。また、学校での学習不足分あるいは皆についていけない場合を考えると、民間の塾へも通わせ、学習を補わなければならず、教育費も膨らみ家計も大変になると話しておられました。児童生徒にとっては、塾通いの時間がふえ重荷となり、本来の実施要綱の目的とは大きくかけ離れていくように感じられてなりません。現今の第2、第4土曜日の実態を見てみましても、大半の児童生徒たちは野外で伸び伸びと体を鍛えている姿を見ることもなく、ごく一部のスポーツ少年団に参加している児童生徒が、校庭や公園で練習に励んでいる光景を見ることがあります。特に、問題として考えられるのは、幼稚園児や小学校低学年にあってはスポーツ少年団に参加することができず、これらの対象者は親にとっては深刻な問題と言わざるを得ません。このような実情にあって、完全学校週5日制が児童生徒にとって、また親御さん方にとってもプラス志向になるための最善策を構築する以外にないと推察する次第です。それには、今後さらなる学校開放の充実や教育委員会所管の行政施設の開放、校区自治会の協力、地域ボランティアの積極的な協力等々、解決しなければならない多くの問題が山積していると考えられます。他面、男女雇用均等法及び男女共同参画の観点から、完全学校週5日制を考えるに当たって最重要となるのが、児童生徒の保護者でもあります両親が仕事を持ち、必ずしも子供と休みが同じにならない家庭の児童生徒にとっては深刻な問題であり、特に幼稚園児及び小学校低学年において対策が急務と考えられます。国を支える企業の6割は中小企業であり、特に大垣市を中心とした西濃圏域にあっても例外ではなく、我が国では通常一般社会にあって完全週休2日制が現状と認識されています。けれども、西濃圏域においては、労働生産性から見た場合、週休2日制はいまだほど遠く感じられて、夫婦共稼ぎの家庭では、今後毎週となると、子供たちをどの機関にお願いすればよいのか悩みの種と承っております。教育委員会として、こうした問題を教育方針としてどう打ち立てようとしておられるのかお教えをいただきたい。現在実施されている留守家庭児童健全育成教育についても整合せず、今後弾力的活用ができるよう見直しの時期に来ているのではないでしょうか。現実として直面する幼稚園児及び小学校低学年のかぎっ子の問題こそが重要課題であり、教育委員会のみの問題ではなく、学校の職員も地域との連携の重要性を再認識し、学校と地域の垣根を開放し、開かれた親子の触れ合いや、地域活動への児童の積極的な参加を推進する方策が望まれていると考えられます。  最後に、完全学校週5日制実施予定に伴い、学校の取り組みとして考えられるのは、授業時数の削減により詰め込み主義にならないよう、編成に当たっての指導、小手先だけの教育を容認することなく、学校運営全体の視野に立ち、実のある完全学校週5日制にしていただくことを強く要望する次第です。以上、種々の問題について前向きの回答を求めるものであります。  次に、薬物乱用防止保護者向け小冊子についてお尋ねをいたします。  現代における社会の変化に伴って健康問題にも変化が生じ、集団を対象とした感染症予防の重視から、一人一人が適切な生活を送ることによって健康増進することが重視されるようになってまいりました。薬物乱用についても個々人の問題であり、我が国では、第二次世界大戦の終結までは薬物問題はほとんど見られず、薬物の乱用が社会問題化したのは戦後であると言われています。特に、1965年、昭和40年ごろからシンナーが大きな社会問題となり、1972年以降、シンナー乱用による毒物及び劇物取締法の検挙者が急増、近年の特徴は大麻の検挙者が増加の一途をたどり、覚醒剤の10%近くになり、またコカインやヘロイン乱用者が増加しており、覚醒剤以外に多様な薬物が乱用されているのが現在の状態です。世界的にも薬物乱用の問題が大きな社会問題となっております。近年、日本においても、社会に対しても恐ろしい脅威を与える覚醒剤の押収量も年々増加を続けており、例えば1t押収することによって、1人当たりの使用量に換算すると、何と3,000万人分に匹敵する膨大な量となり、どれほど国内に大量に出回っているか考えるだけでほうってはおけません。特に、最近では、国民の模範とならなければならない第一線の公務員にまで乱用の魔の手が伸び、薬物乱用社会の恐ろしさは、モラルや社会秩序を内側から崩し、ごく普通の健全な人々の人間性を破壊し、頻発する凶悪犯罪の呼び水にもなっていることです。昨今、大変にゆゆしきことは、薬物乱用者が低年齢化し、増加の傾向にあり、子供たちの多くがやせられるとか、頭がすっきりするなどと興味半分のささやかなきっかけから手を染めるケースがほとんどと承っております。今こそ私たち大人が未来を担う青少年に対し、覚醒剤は体と心を台なしにしてしまう、一度覚えてしまうと二度とやめられなくなる、覚醒剤は絶対だめと勇気を持って言える大人を一人でも多くふやす以外決め手となる方策はありません。我が公明党は、平成8年、千葉県松戸市で小学生が覚醒剤を使っていた事件が起こったときに、事態の深刻さを痛感し、真剣に対策に取り組みました。当時は野党でしたが、政府も公明党の真剣な訴えを受け入れ、親子で話し合ってもらおうと、保護者向けの薬物乱用防止啓蒙のための小冊子を学校を通し全国950万世帯の家庭へ配布いたしました。平成11年度当時、厚生省が小冊子を学校を通し配布したのは異例のことでしたが、大好評であったと承っております。私も薬物乱用防止について前回一般質問をさせていただき、学校ごとにドラッグ見本を設置していただいたり、本市からは絶対に出さない旨の教育委員会からの回答を賜りました。今年も新学期が始まった4月中に厚生労働省から、全国すべての小学5、6年生、中学1、2年生の590万世帯の家庭に、学校から保護者向け小冊子が配布されました。念のため現場の小中学校にお尋ねしますと、4月23日付、財団法人麻薬覚醒剤乱用防止センターから通達書とともに届いており、生徒を通し保護者に届くよう配布した旨承りました。全国の学校の先生方からのアンケート回答を見ますと、事例が多くわかりやすく子供たちのために大変よかったとか、大人たちが子供たちをしっかり見詰める大切さを知りました、授業でもしっかり教えたい、等々の生の声が寄せられたそうです。そこで、教育委員会にお尋ねをいたします。今回で2回目となる薬物乱用防止小冊子について、今日まで学校あるいは保護者に対してどのような指導徹底を実施され、成果を出されたのか。前回一般質問の後、小中学校を見て回らせていただきました。結果はポスターの張ってあった学校は1校しか目にとまらず、このような現場の受けとめ方では、今回の小冊子配布もどこまで徹底され、保護者の手に渡ったのか、疑問すら思えてなりません。そこで、教育委員会として周知徹底をどのようにされたかについて詳しく報告をいただきたい。国に対するアンケートにもあるように、現場教職員が真剣に薬物乱用について取り組んでいるところでは最大限に活用されており、事務的に処理されたところについては反応はいま一つと承っております。県教育委員会においても、薬物乱用防止についての種々アンケートをされていると承っており、本市として、学校教育課では今回の小冊子配布をどのように位置づけをし、保護者の反応を吸収されたかについてお尋ねをいたします。  最後に、小中学校の児童生徒に薬物の恐ろしさを知ってもらう意味からも、本市としても薬物防止キャラバンカーの誘致を実現していただく旨強く要望するとともに、子供たちを覚醒剤など社会の害悪から守るとともに、麻薬等により大事な家庭生活が破壊されないようしっかり対策を講じ、安心して暮らせる大垣市づくりに立ち上がらなければなりません。  いずれにせよ、家庭、学校、地域、保護者が一体となって防止に努め、これらの行為を行った者に対して、法律に抵触するとの観点からの指導も必要であるが、健康の保持増進の観点から、一人一人が薬物乱用と健康とのかかわりについて早い時期から認識し、このような行為をしないという態度を身につけるためにも、小冊子の有効活用の大切さを考えなければなりません。教育委員会の真剣な取り組みについて期待を持てる回答を求め、質問を終わります。 88: ◯議長(山岸昭次君)  質問者10番議員に対する答弁は、再開後に受けることとし、この際、暫時休憩いたします。              午後 3時      休 憩            ──────────────────              午後 3時25分   再 開 89: ◯議長(山岸昭次君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  10番議員に対する答弁を願います。  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 90: ◯市長(小川 敏君)  ただいまは、平成14年度からの完全学校週5日制実施への取り組みについて、幾つかの御質問をいただきました。私からは、完全学校週5日制について総括的にお答えし、個々につきましては、教育長が御答弁申し上げます。  今、述べられましたように、平成14年度から毎週土曜日を休みとする完全学校週5日制が一斉に実施されるところでございます。これは、子供たちにゆとりを確保する中で、学校、家庭、地域での教育や生活全体を通して、子供たちが自然体験や社会体験などを行う場や機会をふやし、豊かな心やたくましさをはぐくもうとするものであり、子供を家庭に帰し、父母との会話の中で家庭教育の復活を願ったものであります。完全学校週5日制を円滑に実施するためには、地域が中心となり進めていく必要があります。地域の施設を使って活動したり、スポーツ活動をすることは、土日における青少年育成にとっては大切なことです。この指導者として、PTAや自治会、各種青少年団体などのボランティア活動が期待されるところです。また、本市では、毎月第3日曜日を家庭の日として定めております。この日に本来の家庭のあり方を考えていただきながら、家庭や地域で清掃活動や地域活動等を実践していただくよう、この運動をさらに広く推進してまいりたいと存じます。 91: ◯議長(山岸昭次君)  教育長。 92: ◯教育長(子安一徳君)  平成14年度からの完全学校週5日制実施予定の取り組みについて御答弁申し上げます。  完全学校週5日制は、教育改革の一つとして行われるものであります。これに関する内容については、大垣市の新しい教育が実施できるよう積極的に取り組んでまいりたいと思います。まず、1ヵ月、土曜日2日分の授業につきましては、6時間の減少になりますが、指導内容が3割削減されることによって、その時間に対応するものであります。これからは、基礎基本の内容を確実に身につけさせることに重点を置いて授業を改革するよう、現在各学校に強く指導しているところであります。御案内のように、平成4、5年度の2ヵ年にわたり、今の文部科学省より、大垣市では江東小学校、江並中学校が社会の変化に対応した新しい学校運営等に関する調査研究協力校の指定を受け、第2、第4土曜日を休業日とする学校週5日制への取り組みが進められました。この成果には、家族のお手伝いをする子がふえたなどが、また課題としては、より多くの子が地域活動に参加できるような体制づくりの必要性などが報告されました。これらの成果や課題を受けて、さまざまな取り組みを各学校、家庭、地域に働きかけてまいりましたが、来年度からは本格実施となりますので、より一層その準備に努力してまいりたいと考えております。また、2日間の休みの過ごし方については、子供自身が生活時間を決めたり、親とともに生活させたりしたいのですが、自分で決められない子供やいろいろな家庭環境の子供がいることも考慮して、現在ある教育施設や空き教室での活動を考えて準備しているところでございます。しかし、一方、先日発生しました小学生殺害事件から、安易に開放できません。今後、この種の事件からの安全管理も考え、住民の方のお力をかりながら慎重に進めてまいりたいと思います。  次に、夫婦共稼ぎの対象児童生徒につきましては、地区センターや空き教室など教育施設での多くの活動の中からみずから選択させ、子供たちに豊かな体験をさせていきたいと考えております。なお、留守家庭児童教室の弾力的な運営につきましては、今後の課題としてまいりたいと思いますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、薬物乱用防止について御答弁申し上げます。  市内においても、有職、無職少年を中心にその被害が出ていることは事実であります。本市といたしましても、低年齢化を危機に感じ、喫緊の課題として取り組んでおります。とりわけ他市町村に先駆け、平成10年度には教育委員会が中心となり、薬物乱用防止のための冊子、いわゆる「ストップ ザ 薬物乱用」を作成し、各校に配布すると同時に、薬物乱用防止の授業を行っております。御指摘の冊子とアンケートについてですが、この冊子とアンケートは、教育委員会を経由することなく各校に直接送付されたものであります。内容がわかりやすく、保護者などの啓発には適切なものであり、実態を把握するのに有効なものと考えています。これらを含め各種の資料を積極的に活用し、薬物乱用防止に活用したいと思います。ポスターの掲示につきましては、数多く学校に寄せられるポスターの中から何が重要かを判断する中で、掲示と同時にその内容の指導をしたいと考えています。キャラバンカーにつきましては、県警が実施している事業で、既に市内3校が応募しております。その他に国の事業もありますので、各校に紹介し、積極的な活用がなされるよう啓発をしていきたいと考えております。いずれにしましても、低年齢化が現実のものとなり、憂うべき現状にあることから、本市としましても、今後も指導の強化に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 93: ◯議長(山岸昭次君)  次に移ります。  11番 岡田正昭君。           〔第11番 岡田正昭君 登壇〕 94: ◯第11番(岡田正昭君)  それでは、通告に従い、男女共同参画社会についての質問をさせていただきます。  女性も男性もすべての個人が互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合いつつ、性別にかかわりなくその個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現は、21世紀の我が国社会にとって最重要課題であると位置づけ、平成11年6月に男女共同参画社会基本法が成立しました。また、同年に岐阜県は、ぎふ男女共同参画プランを策定しました。本市においても、平成11年、市民公募の5名の委員を含む大垣市男女共同参画プラン懇話会や大垣市男女共同参画プラン策定委員会を設置し、平成12年3月に大垣市男女共同参画プランを策定しました。市民の意識や実態の把握に努め、策定委員会でもかんかんがくがくの議論が行われました。そして、プランの実施期間も、既に実施していて今後さらに充実していくものをA、平成12年度から平成16年度の実施を目指すものをB、平成17年度から平成21年度に実施を目指すものをCとするなど、プランの実施をチェックする画期的なプランが完成しています。その大垣市男女共同参画プランを基本に、6点の質問と提言をさせていただきます。  第1点目は、本市独自の男女共同参画条例の制定を提言いたします。地方分権が進み、これからは条例による政策形成の時代だと言われています。今までのような、国が定めたものを国の機関として自治体が実施するための、機関委任事務のための条例化ではなく、市民のための政策形成と政策実行のための理念を掲げた、本市独自の男女共同参画を目指す条例の制定を提言したいと思います。東京都や島根県の出雲市は、理念を掲げ条例化しています。  第2点目に、各種委員会、審議会への女性の参画を推進していただきたいと思います。男女共同参画社会基本法第5条は、「男女共同参画社会の形成は、男女が、社会の対等な構成員として、国若しくは地方公共団体における政策又は民間の団体における方針の立案及び決定に共同して参画する機会が確保されることを旨として、行われなければならない」と書いています。お手元に配付させていただきました各種委員会、審議会委員の女性の参画状況をごらんください。これは地方自治法に基づく行政委員会、審議会の平成11年6月現在の資料です。監査委員は議員が交代しましたので、平成13年6月1日現在では2名中0%、民生委員は逆にふえまして278名中174名です。それから、市美術展審査委員は、地方自治法に基づく委員ではありません。その下にお手元の資料をちょっと縦にしていただきますと、その他のまだほかにもあるかもしれませんが、秘書広報課で調べていただいた範囲で、その他の委員会、審議会を含めますと、平成13年6月1日現在、913名の委員のうち女性委員が293名で32.1%の参画状況です。しかし、本市の場合、今申し上げましたように、民生委員が278名中174名の62.6%と、体育指導員48名中21名の43.8%や、男女共同参画プラン評価委員10名中7名の70%のこの三つの委員会だけが際立って高く、底上げをしています。参画率0%の委員会は6委員会あります。また、30%以上の委員会、審議会は、32委員会中わずか5委員会で、実に15.6%と低い数字を示しています。また、本市の小学校の教員は女性が76.6%、中学校の女性の教員が44.2%の登用率があります。また、男女共同参画がまず推進されるのが教育の分野です。男女共同参画の理念を持ち、そして推進し、広く深く教育問題を検討をするはずのその教育委員会の参画率は、5名中0名です。女性の教育委員は、昭和23年10月5日から昭和27年10月4日まで務められました牧村つや子さんお一人で、その後、昭和27年から実に48年、半世紀にわたり女性の教育委員はありません。教育委員を推薦される関係者の見識を疑わざるを得ません。ぜひ積極的に女性の参画を進めていただきたいと思います。また、ただ女性の委員をふやせばいいというわけではありません。広く市民に、市政や諸問題に興味を持ち、学習していただくよう市民参加のまちづくりの観点、生涯学習の観点からも、人材育成、教育支援を行っていただきたいと思います。また、市民公募の委員会、審議会を積極的に進めていただきたいと思います。岐阜県は、委員会、審議会の県職員の委員のスリム化を図りながら、本年度中に女性参画率30%を達成するそうです。本市の女性の参画率の推進と、そのための人材育成、教育支援をいかがお考えでしょうか。早急に女性委員ゼロの審議会、委員会をなくし、実質30%の参画を実行してもらいたいものです。  第3点目に、女性職員の管理職登用の推進についてお尋ねをしたいと思います。お手元の資料の裏面を見ていただきたいと思います。本市の主幹以上、まあ課長以上と書いておりますけれども、主幹はふやさないということでございますけれども、主幹以上の女性の登用状況があります。今後、少子高齢化社会に突入しつつある現在、市民のさまざまなニーズにこたえ、活力ある市政を進めるためには、女性の知恵や能力を積極的に活用することが最も重要なことだと考えます。本市の登用状況は、全職員が2,636名で、そのうち女性が1,490名、全職員中女性が56.5%にもかかわらず、これは12年度現在でございますので、お手元の資料につけ加えていただきたいのですが、13年度の事務職の管理職は3名減っております。専門職は18名から16名、全体で19名ということで、全体計222名中19名のわずか8.6%、昨年度よりもむしろ女性の登用率は下がってしまったという現状があります。本当に寂しい限りでございます。ぜひ女性助役も含め積極的に登用なさってはどうでしょうか。また、せっかく女性を登用しようとしても断られた、管理職になるならやめたいという声を聞いたことがあります。公務員としての使命や市民に対する行政パーソンとして、積極的に管理職を受けることができる人材育成や環境づくりが急務だと考えます。例えば、本市の職員の介護休暇の取得状況は、毎年1人ぐらいで90日程度と低い数字を示しています。しかし、育児休業は年々増加の傾向にあり、若干前進しつつあります。しかし、男性職員の取得はずっとゼロです。例えば、女性が母乳で子育てをしたいから半年育児休業を取得し、半年は男性が子育てのために育児休業を取得してもいいわけです。本市の職員が育児休業を取得したら、変わったやつだと言われる環境があるのではないでしょうか。子育ては女性だけが行うものではありません。週休2日制やさまざまな労働環境の整備は官公庁から始まりました。いろいろな批判があるにしろ、結果として社会全体の環境改善の牽引車の役割を果たしているのも事実です。男女共同参画社会実現のためにも、女性を登用できる環境づくりをしてもらいたいものです。イギリスのブレア首相は、必要があれば1日数時間だけ仕事に充て、最重要案件だけを判断し、その他の案件処理は閣僚に任せ、奥さんの出産予定日の前後に出産休暇をとりました。男性の育児参加を言われる時代にあって、一国の首相が家庭と仕事の両立を目指す姿勢を示しています。  第4点目に、学校教育の中での男女共同参画の推進についてお尋ねをしたいと思います。先生に男女平等が大切なことを授業で教えてもらったが、同じ先生から休み時間中に、女の子は女の子らしくしなさいと言われたとか、PTAの仕事はほとんど女性がするのに、会長は男性がなることが多いとか、学校教育を取り巻く環境の中には、まだまだ隠れた差別や意識があります。学校の先生はスーパーレディーで、何もかもやれる能力がある。女性の多い職場で働き、子育てをし、家事を一人でこなしている。だから、女性の教員の方がかえってジェンダーの認識が甘いという声があります。ジェンダーという言葉は、男女共同参画についての資料や議論の中に必ず出てくるキーワードです。本市の男女共同参画プランのキーワードの欄では、ジェンダーとは、「女らしさ、男らしさといった社会的、文化的に形成された性別のこと。これに対して、生物学的、解剖学的性別をセックスという。ジェンダーにとらわれない自由な考え方や意思を「ジェンダーフリー」といい、男女共同参画社会実現には必要とされています」と記されています。本市の男女共同参画の担当課別施策の一覧表によりますと、学校教育課として、平成13年度は各学校に男女平等推進委員会の設置や、隠れたカリキュラムに関する研修会の実施をうたっていますが、進捗状況はいかがでしょうか。また、来年度から学校教育は完全週休2日制が行われます。また、それに伴い、ゆとりある教育あるいは総合学習の導入が進められていると思いますが、福祉や環境や国際交流などとあわせて男女共同参画社会の学習を導入されてはいかがでしょうか。また、御存じのように、男女混合名簿は、学校等で広く用いられている従来の男女別名簿に対して、性別で分けず、あいうえお順や生年月日順などによって男女一緒にした名簿を言います。男女平等教育を推進するため、隠れたカリキュラム問題の解消の一つの手段として取り組みが期待されています。本市の男女混合名簿の進捗状況は、本年6月現在、公立保育園17園では完全実施、公立幼稚園では17園中11園で実施、小学校は17学校中9校で実施、中学校では9学校中2校で実施しています。多治見市では、既にすべての公立幼稚園、小中学校で実施しています。学校教育課の施策予定表では、平成13年度、市内の幼稚園、小学校の完全実施、平成14年度、市内中学校の完全実施予定ですが、平成14年度にはすべての幼稚園、小中学校で完全実施されてはいかがでしょうか。  第5点目に、DV法、ストーカー法の対策についてお尋ねをしたいと思います。DV法は、暴力を振るう配偶者から被害者を守るドメスティック・バイオレンス法が成立し、10月施行されます。正式名は、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律です。夫婦ばかりでなく、事実婚状態にある人や、婚姻中に暴力を受け離婚後も継続するおそれのある元配偶者も救済の対象に含めました。DV防止と被害者保護を国や地方自治体に義務づけたのが特徴です。また、最近は、ストーカー法の適用のニュースが国民や市民の知るところになっています。家庭や夫婦という厚い壁の中に隠れてきた犯罪や、生活や生命を脅かす陰湿なストーカー犯罪は決して特殊な例ではなく、むしろ憂うべき潜在する社会の現象です。真に人権を守り、安心して市民生活を送るためにも、これらの法の周知徹底を図ってはどうでしょうか。広報おおがきで一度載せられたそうですが、もっとわかりやすく相談案内と一緒に市民にお知らせください。また、相談窓口を明確化し、市民相談を充実させてはどうでしょうか。本市の女性相談窓口は、月1回、男性弁護士が1人30分、6回で年72名を行っています。予約でいっぱいで断られることが多いそうです。家の中やプライベートの恥ずかしいことだからと、DVにしてもストーカーにしても、思い切って相談することを決断したときが大切です。月に1回の相談で、また予約でいっぱいでは、助けてもらいたいというタイミングを逸してしまいます。また、女性の微妙な心理や感情を理解し対応していただける女性弁護士の相談日の設置や、窓口をふやしていただきたいと思います。あわせて相談窓口の明確化と広報を徹底していただきたいと思います。ぜひ、ドメスティック・バイオレンスやストーカーやセクシャルハラスメントの無料電話相談なども含めてお考えをいただきたいと思います。また、DV法は、全国40ヵ所、民間シェルター、シェルターというのは避難所、そこに自治体側が財政援助をできることを定めました。岐阜市に設置されているそうですが、本市のシェルター、避難所のあり方について、本市の母子寮のさつき寮の改善も含めて検討してはいかがでしょうか。審議会や諮問機関を設けて広く意見を聞き、検討していただきたいものです。  第6点目に、夫婦同姓を規定している日本では、今でも夫の姓を選べば嫁にしてやった、妻の姓を選べば養子をとったと言われています。人々の意識は、まだ妻は夫の家に入ってその家の氏を名乗るという明治時代の家制度そのものです。最近、埼玉県の新座市や八潮市や東京の三鷹市や岐阜県の多治見市や通産省の工業技術員などが職員の通称使用を認めています。結婚しても、市役所内の職員の氏名はそのままを希望した場合は認める。要するに、本市でも通称名称の使用を認めてよいのではないかと考えますが、いかがお考えでしょうか。別姓も選べる時代が足音を立ててやってきています。ぜひ、市長の夫婦別姓に対する御意見をお伺いしたいと思います。  最後に、作家の落合恵子さんは、靴を踏んでいる人は靴を踏まれている人の痛みはわからないと言っています。自戒も含め、男女共同参画の推進は、あすの社会、市政にとって国の言う最重要課題と考えますが、いかがお考えでしょうか。市長は、所信表明の中で、市民参加による心ふれあうまちづくりの推進の中で、女性や若い人たちの意見も積極的に取り入れる。また、市民がお互いを尊重し合い、助け合うことができるよう、人権を尊重する教育や啓発の推進、女性と男性がともに役割と責任を分担することにより、社会に貢献していく男女共同参画社会の実現をうたっています。ぜひ、市長の所信表明にあらわれた御見解を、市長、教育長の御所見をお尋ねし、第1回目の質問とさせていただきます。 95: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 96: ◯市長(小川 敏君)  男女共同参画について、学校教育関係は教育長より申し上げまして、そのほかにつきまして私の方から御答弁申し上げます。  男女共同参画につきましては、市、市民及び事業者が一体として取り組み、社会のすべての領域でその推進をすることが重要であると認識しております。今後は、条例制定に向け取り組んでまいりたいと存じます。  次に、各種委員会、審議会への女性の参画の推進につきましては、女性の全くいない審議会、委員会があるのも御指摘のとおりでございます。このため、女性の人材育成を図るとともに、政策、方針決定の場へ積極的に女性の登用を進め、平成16年度までに30%とし、プラン最終年の平成21年度には50%を目標にして努力をしてまいりたいと思っております。  次に、女性職員の管理職への登用につきましては、男女共同参画社会実現の基盤をなす重要事項であると認識いたしております。このため、今後とも意欲と能力のある女性職員の登用につきましては、積極的に進めてまいりたいと思います。また、女性職員の育児休業取得は年々増加しておりますが、男性職員にも取得しやすい勤務環境の整備を図ってまいりたいと存じます。  それから、次にDV、ドメスティック・バイオレンス、ストーカー、つきまとい等対策につきましては、現在それぞれ、ストーカー相談110番、女性に対する暴力相談の窓口が警察に開設されております。本市におきましても、平成12年度から女性のための法律相談を月1回開設して対応しておりますが、これらの周知徹底を一層図ってまいります。シェルター、一時避難所につきましては、その実態を把握するとともに、女性団体の意見を参考に検討してまいりたいと存じます。  次に、男女共同参画プランのチェックでございますが、昨年、プランの実施状況評価委員会、委員10名を発足させ、今年度から実施状況をチェックしていただく予定になっております。さらに評価委員会の意見を踏まえ、男女共同参画社会の実現に向けて啓蒙、相談活動及び各種事業等、積極的に推進してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  最後に、夫婦別姓の問題でありますけども、これは民法の改正を伴います国の問題ではありますが、御指摘、御意見ありましたように、市役所での通称でのいわゆる夫婦別姓、この問題につきましては、今後の検討課題というふうにさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 97: ◯議長(山岸昭次君)  教育長。 98: ◯教育長(子安一徳君)  男女共同参画の学校教育の中での推進について御答弁申し上げます。  男女共同参画社会の実現につきましては、幼稚園、小学校、中学校の学校教育の中で、性による差別のない教育を推進していく上でとても重要と考えています。特に、学校の道徳の授業では、人権教育を推進する中で、男女差別をなくしていくことにより男女共同参画社会が実現できると考えています。その形の一つとして、御指摘の男女混合名簿の推進は意義あることと考えています。このことにつきましては、本年度中にはさらに小中学校に広がるよう指導していく所存です。また、現在各学校では資質向上委員会という会議がありまして、その中で男女共同参画について研修を深め、指導に生かしております。こうした中で、言語環境を整備するなど、隠れたカリキュラムにつきましても配慮してまいったところであります。今後、資質向上委員会を含めたいろいろな場において、男女共同参画の推進についての研修を進めてまいる所存です。  次に、総合的な学習の時間への導入についてであります。総合的な学習の時間においては、福祉、環境等の活動の中で、児童生徒は男女協力して男女共同参画の活動をしているのが実態でございます。より適切な資料につきましても検討を加えてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 99: ◯議長(山岸昭次君)  11番。           〔第11番 岡田正昭君 登壇〕 100: ◯第11番(岡田正昭君)  ただいまは御答弁ありがとうございます。  市長の所信表明にありました男女共同参画社会を、公平で積極的な市政運営の成果として、実際の政策としてぜひ実現をしていただきたいと思います。午前中、あるいはいろんな議員から新市長に対する要望とか政策があったと思いますけれども、市民の半分は女性でございます。女性が本当に女性政策に対する市長の見解というものを注視しておるわけでございますので、今申し上げた言葉だけではなく、実際的な数字で、例えば女性の管理職の登用というものも、先ほど数字としては何年までに何%というお答えをいただけませんでしたので、ぜひ女性助役も含めてお考えをいただきたい。これは、何も女性助役と助役が2人いてもいいわけでございますので、行財政改革の中でやるべきところはやって、女性の意見とか政策形成過程への導入ということは十分できるはずでございますし、何か問題があってから助役を女性にするというような都市ではないように、積極的に推進をしていただけたらと思いますし、また本年度は女性の登用率が下がっております。また、今まで女性の参画のプランをつくっていた職員が3名でしたけれども、プランをつくり終わったら2名に減って、予算も何か25万円ぐらいあったという話でしたが、いつの間にか8万円に減っていたというようなことで、本当に本市として男女共同参画社会の取り組みを真剣にチェックしているのかと疑問を呈したいと思います。そういった意味で、市長のもう一度、16年度までに30%の女性の参画率、あるいは50%ということではなしに、もう少し具体的に、平成13年ですからまだ3年あるわけですから、もっと積極的な数字が出てきていいのではないか。小泉首相のハンセン病裁判の判断に示されるような、新しい市長のもっと積極的な考え方が打ち出されてもいいのではないか。それほどお金がかかることではないはずです。先ほどからおっしゃっている、小さな改革を重ねる最も重要な課題です。国の男女共同参画社会基本法の中で、この男女共同参画社会の問題は国の最重要課題であると文章化しておるわけでございますので、そういった意味で、もう一度市長の積極的な登用のお考えをお聞かせを願いたいと思います。  もう1点、教育長にお願いをしたいのですが、13年度実施のはずの小学校の男女混合名簿が完成しておりません。14年度までに努力されるということですが、14年度までに完全実施ができるのかどうなのか、はっきりとお答えをいただきたいと思います。それともう1点、教育委員会の委員を推薦されてくるのは、教育委員会、特に教育長が中心になって推薦されると思うんですが、そういった意味でも、女性の教育委員は半世紀にわたってないわけですけども、本当に女性が半分以上いて子供たちの教育をやっていて、職場が女性がもう5割を超えている中で、教育委員が一人も女性がいないというのは異常ではないかと思いますけれども、教育委員の登用に関してぜひ御所見をもう一度お答えをいただきたいと思います。 101: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 102: ◯市長(小川 敏君)  21世紀は女性の時代と言われておりますが、いまだ不十分であることは私も承知いたしております。具体的な数値を申し上げて、ここではっきり申し上げることはできませんが、できる限り前倒しして実施できるよう努力していきたいというふうに思っております。また、女性助役の件につきましてでありますが、男性であれ、女性であれ、本当に助役としてふさわしい方であれば、女性も登用していきたいというふうに思っております。ただ、助役の2人体制につきましては、厳しい財政状況でもありまして、現在のところ考えておりませんので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 103: ◯議長(山岸昭次君)  教育長。 104: ◯教育長(子安一徳君)  男女混合名簿の実施につきましては、いまだ実施していない学校には強力に指導してまいりたいと思います。しかし、名簿をつくることもさることながら、実態的な活動の中で男女共同参画ができる、そういう活動を推進していこうということを思っております。ただ、女性の教育委員につきましては、広く人材を求めるという観点に立ちまして、今後の課題としてまいりたいと思います。 105: ◯議長(山岸昭次君)  11番。           〔第11番 岡田正昭君 登壇〕 106: ◯第11番(岡田正昭君)  ぜひ市長には積極的に、市民が、あるいは女性が見ているわけでございますので、ぜひ前倒しで頑張っていただきたいと思います。また、教育長におかれましては、例えば成人式の問題一つとりましても、教育長はそれなりの問題意識を持って取り組まれ、ことしの成人式を本当に前向きの形で前進された手腕もあるわけでございますので、小学校、中学校の校長先生もされ、あるいは地域に対する造詣も深いわけですから、ひとつ男女混合名簿というのは何も形式ではなしに、そこに隠されたカリキュラムも含めて考えていく大きな課題であると思います。ぜひ14年度完全実施をしていただきたいのと、それから教育委員に関しては、今申し上げた成人式のように改革はできるはずですから、教育長さんの時代にぜひ実現していただきますよう、切にお願い申し上げまして、質問を終わります。 107: ◯議長(山岸昭次君)  次に移ります。  24番 長澤忠男君。           〔第24番 長澤忠男君 登壇〕 108: ◯第24番(長澤忠男君)  通告に従いまして、高齢化社会での福祉政策について質問いたします。  私は、昨年の3月議会で福祉問題を取り上げ質問いたしましたが、そのときの内容について少し振り返ってみたいと思います。このときの質問は、高齢化が進む中で、これまで進めてきた福祉政策を見直す時期ではないかと発言しました。本当に困っている人や、弱い立場のお年寄りが急増している今日、従来のままの政策では対応し切れないのではないか。限られた財源を有効に活用するためには、65歳からの垣老の見直しや施設の充実を図るなど、抜本的な見直しをすべき時期と提言いたしました。そのときの小倉市長の答弁は、大幅な老人福祉の施策増の中で福祉政策の見直しは当然のこととしており、第三次行政改革の中で取り組みたい。今日までいろいろな議論を重ねてきておりながら、実際に踏み込むことができなくて遺憾に思っている。施策の遂行に当たっては、議員各位を初め市民各界各層の意見、要望を十分把握して、限られた財源の中で重点的、効率的な事業の選択を行う、こういうような内容でありました。特に、垣老の問題については、対象年齢や自己負担金の問題とか所得制限等について議論をしてきた。したがって、第三次行政改革の中でこれらの課題に取り組んでいきたいと、その考えも明らかにされたのであります。  そこで、今回の質問に入りたいと思います。年々ふえ続けていた本市の老人福祉費も、介護保険が導入された昨年から大幅に減少いたしました。平成3年の本市の老人福祉費は約16億円程度であったものが、平成11年度には33億円の2倍にも膨れ上がっていました。平成12年には20億円となりました。これは、特養老人ホーム、老健施設、デイサービス、ショートステイなどの費用が15億円ほど介護保険で賄われるようになり、在宅サービスについても大幅に減少しています。しかし、こうした中で大きな問題も起こっています。介護保険制度が導入されてから特養老人ホームへの入所希望者が増大し、今年5月31日現在で340人もの人が待機状態にあります。そのうち200人近い人が老健施設に入所しています。中間施設として制度化されている老健施設が、今では特養老人ホームの待機施設化になりつつあります。特に問題なのは、特養老人ホームは入所費用が月額5万円から6万円の負担なのに、在宅では介護できなくやむなく老健施設に入所している人は月額6万円から7万円必要で、そこにさらに人によってはプラス1万円近い費用が必要になります。特養老人ホームに入所できないために、月に2万円以上の高い費用を支払っているのであります。また、老健施設も本来なら入所希望者に十分足りているのに、特養老人ホーム入所の待機者で老健に入りたい人がすぐに入所できないのであります。今、最も求められているのは特養老人ホームではないでしょうか。一方、本市は、65歳以上の老人医療費の無料制度を30年前の昭和46年から実施しています。発足当時から今日まで、この制度は高齢者福祉の一つとして市民の皆様から多大な評価を受けてきました。しかし、30年が経過した今日では、大幅な高齢者の増加による財政の負担増や多様化してきた福祉環境を考えたとき、発足当時とはその環境がさま変わりしており、高齢者福祉全般について見直すときではないでしょうか。ただ見直すと言っても簡単ではありません。市民各界各層の意見を十分に把握することも大切なことですが、福祉は、一部後退することがあっても全体として前進させなければなりません。例えば、垣老の見直しをして一部後退させることがあっても、その費用を他の最も弱い立場の人々に全額充てるなどして充実させることを考えなければなりません。私は、これからの高齢者の福祉政策は時代の変化に常に合わせた施策を進め、常に最も弱い立場の人たちに手が届く諸施策を進めなければならないと思います。市長はどのように考えておられるか、御答弁をいただきたいと思います。なお、昨年介護保険制度が導入されてから1年以上になりますが、本市では高齢福祉を進めるに当たって、導入前と特に違うことがあるのか、どのように変わったのか、こういうものをお尋ねしたいと思います。小川市長は、4月に行われた市長選挙で、公約の一つとして、高齢化社会の中での老人福祉について、時代背景、すなわちそのときの社会環境に合わせた福祉政策を進めたいと市民に訴えられていました。私は、市長が進められようとしている福祉諸施策に大きな期待を寄せています。市長の市民を思う心をお聞きして、第1回目の質問を終わります。 109: ◯議長(山岸昭次君)  市長。           〔市長 小川 敏君 登壇〕 110: ◯市長(小川 敏君)
     高齢化社会での福祉政策について御答弁申し上げます。  高齢者福祉施策を進めていく中で、限られた予算をいかに有効に活用するかは非常に重要な課題でございまして、大垣市行政改革推進審議会や議会の皆様方の御意見をお伺いし、最大の効果が得られるよう努力をしている次第でございます。本市におきましても、時代の変化に合わせて、くすのき苑の増築、中川ふれあいデイサービスセンター、やすらぎデイサービスセンター、ケアハウスお勝山の設置、在宅支援センターの増設、各種サービス事業の開始等、弱者救済のための事業を行ってまいりました。また、介護保険制度導入後の違いといたしましては、特別養護老人ホームへの入所、ショートステイ、デイサービスの利用が措置から各施設との契約となったことにより、特に特別養護老人ホームでございますが、要介護1以上の方はだれでも申し込みができるようになったため、入所待機者が大幅にふえてきたことでございます。いずれにいたしましても、御提言を賜りました弱い立場の人たちに手が届く政策は、福祉施策の根幹をなすものでございますので、今後も議会の皆様方を初め幅広く関係の方々からの御意見をいただきながら、市民ニーズに合った福祉政策を積極的に取り組んでまいりたいと存じます。御理解賜りますようお願いいたします。 111: ◯議長(山岸昭次君)  24番。           〔第24番 長澤忠男君 登壇〕 112: ◯第24番(長澤忠男君)  御答弁いただきましたが、特に垣老、65歳から69歳までですね、69歳からは県が1年間無料をやっておりますけれども、昨年、私が提言したときは、この65歳からの意義というものよりも、今本当に福祉はだれを助けたらいいのか、必要はどこにあるのかということを申し上げたわけであります。今なお、私たちの身近なところでは、本当に困った人、家でもう見れない、そしてさらには各施設でも、特別のそういう特別養護老人ホームとかそういうところでしか面倒を見切れない、こういうところへぜひ入所させてほしいという人がたくさん見えるわけです。こういう人たちをすぐに手助けできる、そんな行政でありたい、私はこのように思っております。どうか小川市長には、こういった気持ちを酌んでいただきまして、どういう形に進めたらそういう人を救えるのか、真剣に考えていただきたいと思います。特に、何事も改革を進めようとするときには、プラス志向のときには大した問題は起きてきません。しかし、少しでも今あるものよりマイナスになるときは大きな抵抗もあります。しかし、そういったときには、その意義と、そういうものを十分理解していただける、そういう機会をつくって、そして賛同をいただいて進めていただきたい、こんなふうに思います。当然私たち議会、そしていろんな老人会や自治会、その他のいろんな諸団体の皆さんともこの福祉問題を十分検討しながら、本当に今の時代に合った福祉政策を構築していただきたい、こんなふうに思います。  ここで一つだけ、小川市長に提言して発言を終わりたいと思います。  先日、岐阜市にある赤十字病院が手狭になったとして、穂積町へ移転する方針を打ち出されました。もちろん岐阜市民は大反対で、穂積町は大歓迎で受け入れたい、こういうことが報道されておりますが、私は、今日の社会環境の中の福祉の諸施策は、医療機関も含めた福祉環境づくりが最も大切であると思っております。昨年、一般質問で、東邦レーヨン大垣工場跡地を高度医療機関の誘致を初め福祉ゾーンとして再開発したらどうかと提言をいたしました。当時、小倉市長は、私の提言も含めた再開発を進めたいと答弁されてきましたが、この東邦レーヨン大垣工場跡地は、民間都市再開発計画として10年間で進めることになっています。ことしで既に6年が経過しようとしています。これから真剣に取り組まなければなりません。小川市長には就任早々大変な大きな課題が目前にありますが、ぜひともこの再開発に着手され、期限内に目的が達成されますよう御努力していただきたいと思います。市民は、この事業の推移と完成を期待を持って見守っていますので、その期待にこたえていただきたいと念願するものであります。今言いましたこの答弁は必要ありませんので、しかし残された期間が余りにも少ない、こういうことを十分認識していただいて進めていただきたいと思います。これで発言を終わります。 113: ◯議長(山岸昭次君)  次に移ります。  15番 中沢清子君。           〔第15番 中沢清子君 登壇〕 114: ◯第15番(中沢清子君)  まず初めに、第13代大垣市長に就任されました小川市長に対し、ここに改めて心からお祝いを申し上げます。市政のさらなる発展と15万市民の幸せのため、私たち議員もともに力を合わせ、全力で頑張ってまいりたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。  私は、市議会公明党を代表して、小川市長の所信表明に対し、通告いたしました3点について質問をさせていただきます。  さて、市長は、大垣の町に活力を取り戻すことが最大の課題であるとおっしゃいました。そこで、「いにしえから幾多の先人たちによって築き上げてこられた大垣の歴史、伝統を受け継いで、人に優しい文化の薫り高い都市を目指し、市民の英知の結集と協働によって大垣の改革を行い、夢のある生活都市、さわやかな大垣の創造に取り組んでまいる」との決意を今定例会初日に述べられました。そして、その実現のために、一つ目に活力ある都市づくりの推進、二つ目は福祉と環境のまちづくりの推進、三つ目に青少年の健全育成と生涯学習の推進、四つ目に広域行政と行政改革の推進、五つ目には市民参加による心触れ合うまちづくりの推進と、この五つの取り組みを柱として市政運営に努められるとのことでございますが、一つ目の活力ある都市づくりの推進につきましては、ぜひとも大垣の町が活力を取り戻し、元気になりますよう経済の活性化、中心市街地の活性化に力を注いでいただきたいことを心から望みます。  それでは、二つ目の福祉と環境のまちづくりについてお伺いをいたします。  まずその中で、福祉の充実について3点にわたってお尋ねをしたいと思います。我が国の人口は、近年、生活水準の向上、医療技術の進歩や健康の保持増進等に伴い、平均寿命が昔と比べ随分伸びてまいりました。今や人生80年と言われておりますが、全国平均を見てみますと、男性77.1歳、女性83.99歳となっており、岐阜県では男性77.84歳、女性84.42歳となっており、全国平均よりもわずかですが長寿のようであります。長寿国日本は、20年後には国民の4人に1人が65歳以上になると予測されており、世界でも例のないスピードで超高齢化が進んでいるわけであります。本市におきまして、65歳以上の高齢者の占める割合を見てみますと、平成3年が1万7,314人で11.6%でありましたが、平成8年では2万1,498人で14.27%、本年13年には2万6,098人で16.92%と着実に増加をいたしております。また、高齢化社会の進展と核家族化によって、高齢者だけで暮らすお年寄りがだんだん増加してきております。ここで、ひとり暮らしの高齢者の数を見てみますと、平成3年に男性159人、女性856人、合計1,015人でありましたが、平成8年には男性242人、女性1,175人で、合わせて1,417人、ことしには男性324人、女性は1,416人で、合計1,740人となっております。今後、さらに急速に高齢化が進んでいくのではないでしょうか。  そこで第1点目は、配食サービスについてお尋ねをいたします。配食サービスを行うことによって、きっとひとり住まいの高齢者の皆様や障害者の方たちにとても喜んでいただけるのではないでしょうか。高齢になってまいりますと、だれもがだんだん目が見えにくくなってきたり、耳が遠くなったり、また足腰が弱り、あちらこちら徐々に不自由になってまいります。皆に迷惑をかけまいと、朝昼夜の三度の食事ぐらいは自分でつくるようにしていますとおっしゃる方もいらっしゃいますが、でも体の調子が悪いときなどにはだれかにつくってもらいたいと思うものです。それは若い人でも同じであります。熱があってぐあいが悪かったり、事故などで手足が自由にならないときなどとても大変です。また、ひとり住まいであったらどうでしょうか。自分で食事をつくって食べるようなことはなかなかできないものです。体が思うようにならないと、つい冷蔵庫の中に入っているもので適当に済ませてしまうのではないでしょうか。栄養のバランスどころではありません。まして高齢者の方々や、障害のある方々にとってはなおさらではないでしょうか。私があるひとり住まいの高齢者のお宅へ訪問をしたときのことです。そのMさんは、きょうは食事を届けていただける日なんですよ。1週間に一度ですが、いつもどんなお弁当なのかとても楽しみに待っているんですよと、うれしそうに話をされておりました。自分一人ではおっくうになってしまい、なかなか食事らしい食事もつくれないし、スーパーなどで買ってきても、量が多くて余ってしまうのです。もったいないからといって毎日同じものばかり食べるのも飽きてしまうし、腐らせてしまうこともあるんですよ。毎日お弁当を届けていただけたらとても助かりますと、このようにおっしゃっておりました。この方のように、待ち望んでいらっしゃる方も多いことと思います。岐阜市では、6年前より毎日配食サービスが行われております。利用者負担を少しでも安価で実施をしていただきたいものであります。また、配食をされてもそのままの状態であれば、家の中で倒れていたり、病気で寝込んでいらしたときなどすぐ対応ができます。安否確認ができるわけですから、一石二鳥ではないでしょうか。ここで配食サービスの対象者についてお伺いをいたします。どのような方を対象とされるのでしょうか、何人ぐらい予定されているのでしょうか、お伺いをいたします。さらに、どのような内容で行われるのか詳細に説明いただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  第2点目は、子育て支援についてお尋ねいたします。仕事と育児を両立している人から、駅前や駅の近くに保育所があったら便利なのにという声を聞いたことがございます。また、お買い物に出かけていったときや、お友達に会って食事をしたり、久しぶりに出会ったお友達とちょっとお茶を飲みに行こうとしたときなど、子供を一緒に連れていくのはどうしよう、困ったわというときなどに、交通の便のいいところに保育所があったらありがたいのではないでしょうか。また、中心市街地の空き店舗などを利用して、一時的に子供を預けられる託児所があったら助かると思うのですが、いかがでありましょうか。市当局はどのように考えていらっしゃるでしょうか、お伺いをいたします。  第3点目は、出産費貸付制度の実施についてお尋ねをいたします。この出産費貸付制度は、私ども公明党の主張を受けて実現した、出産に要する費用を24万円を限度に無利子で貸し付ける制度であります。政府管掌健康保険や船員保険、組合管掌健康保険、国民健康保険の各保険者が保健福祉事業として実施するものであります。この貸付制度は、各保険者が保健福祉事業として実施するため、最終的には実施時期を決めるのは各保険者の判断、すなわち各市町村で決められることとなっております。厚生労働省は、昨年12月、各都道府県に対し、それぞれの市町村が2001年4月1日からの出産費貸付制度スタートに積極的に取り組むよう要請をしております。この出産費貸付制度の手続は、原則として出産予定日まで1ヵ月以内の被保険者が申請を行い、退院時の支払いに間に合うよう貸し付けを行います。ただ、妊娠4ヶ月以上の人で、医療機関に一時的な支払いが必要になった被保険者の場合には、その必要額の範囲内で貸し付けが行われます。いずれも貸し付けの限度額は24万円となっております。なお、返済方法は、出産育児一時金の30万円と相殺する方式です。例えば、限度額の24万円を借りた場合は、出産育児一時金から貸付金を差し引いて、出産育児一時金30万円の残りの6万円が支給されることになるわけです。貸し付けを受ける側からすれば、返済する必要がなく、実質的には出産育児一時金の8割の24万円が前倒し支給となるのであります。若い子育て家庭の経済的負担が少しでも緩和されるように、一日も早く実施していただきたく思いますが、市当局の考えはいかがでありましょうか、お尋ねをいたします。  次に、廃棄物の減量化や資源の有効利用についてお伺いをいたします。さて、地域振興券につきましては、昨年春までに事業者への換金事務が終了し、1年間の保管期間を経て、今後各自治体において、この振興券をどのように処理するかが課題となっているようであります。自治体によっては、焼却処分を予定されているところもありますが、このたび使用済みの地域振興券がトイレットペーパーやコピー用紙などの古紙原料として再利用できることがわかりました。振興券は、偽造防止や耐水性が施されているなどの理由でリサイクルが難しいとされてきましたが、技術センター等での実験の結果、リサイクルが可能なことがわかりました。既にトイレットペーパーとして再利用するために、製紙会社に発注している自治体もあると伺っておりますが、使用済みの地域振興券は、本市としてはどうされるおつもりなのかお尋ねするものであります。  三つ目の青少年の健全育成と生涯学習の推進についてでありますが、市長は、「あすの大垣を担う子供たちの健全な育成は、未来に向けた最大の投資事業とも言えます」とおっしゃっておみえになります。21世紀は心の時代とも言われておりますが、今、子供たちに何が必要なのでしょうか。それは、心の教育に力を注いでいくことが最も大切なときだと考えます。そこで、青少年の健やかな成長のために、出産のお祝いや小学校の入学祝いなどに絵本や本のプレゼントをしてあげてはいかがでしょうか、ここに提案をいたします。今、子供たちはどんどん活字から遠のき、本離れが進んでおります。テレビ、ファミコン、ビデオなどの方に目が向き、子供たちを取り巻く環境の変化が本と接する機会を少なくしているように思います。一方、健全育成を阻害するような暴力的内容や性表現が目立つ子供向け漫画雑誌などの悪書のはんらんは目に余るものがあります。その意味からも、社会全体で子供たちが良書に接する機会をふやしていく環境をつくっていくことが必要であろうと思います。さて、最近のテレビや新聞などで報道される若者たちの起こした異様な犯罪事件には、そのショックが大きく、何と言ったらいいのでしょうか。余りにも簡単に人の大切な命を奪ってしまう。人を人とも思わぬ残忍さ、善悪の区別さえつかず、自分さえよければいいという自分勝手な生き方など、これらは一体どこから生じているのでしょうか。青少年の犯罪を防ぐためにも、子供のころから良書に親しむことが大切であると思います。そして、読書によって力強く生きる力、希望、勇気などをはぐくむことが大事ではないでしょうか。子供にとって、読書は想像力や考える習慣を身につけ、豊かな心、思いやりの心をはぐくむ上でも欠くことのできないものではないでしょうか。出産祝いや入学祝いとして、絵本や本のプレゼントをぜひとも考えていただきたいと思いますが、いかがでありましょうか。  四つ目は、広域行政と行政改革の推進についてであります。広域行政につきましては、大垣市が西濃圏域の中心都市として、西濃はひとつの基本理念のもと、地方分権時代に対応した広域行政都市構想の実現を目指し、御精進いただきたいと思います。行政改革におきましては、より効率的でスリムな行政を推進とのことでございますが、行政サービスの低下にならないよう、市民本位の行政改革であっていただきたく思いますが、具体的にどのように進められるのか質問いたします。  最後に五つ目は、市民参加による心ふれあうまちづくりの推進でありますが、先般、可児市へ視察に行ってまいりました。可児市文化創造センターが来年7月にオープンすることとなっております。平成9年6月に策定された建設基本構想では、文化センターの必要性について、市民が協働して文化を創造することが重要であり、市民がゆとりや潤いを楽しみながら多様で自由な活動を繰り広げることができる文化の拠点と位置づけております。さらに、設計や運営面へ市民の意見を取り入れるため、公募した市民46名から成る可児市文化創造センター市民活動研究会を平成10年4月に設置されました。市民ボランティアが加わりながら協議を重ね、市民と行政との健全なパートナーシップのもとに、双方が可児市の文化に対して責任を分かち合いながら、ともに文化振興の担い手となっていこうと進められてきたと伺いました。どうか15万市民の代表であります小川市長さん、大いに手腕を発揮され、だれもが大垣に住んでよかったと言える住みよい大垣市づくりに全力で頑張っていただきたいとエールを送り、第1回目の質問とさせていただきます。 115: ◯議長(山岸昭次君)  市長。            〔市長 小川 敏君 登壇〕 116: ◯市長(小川 敏君)  まず、私の方から広域行政と行政改革の推進について御答弁申し上げます。  広域行政につきましては、西濃1市5郡を一つの単位としてとらえて取り組んでいくことが大切であると存じます。今後とも、西濃はひとつの基本理念のもと、スインク西濃事業を初め各種の連携事業等で周辺町村と築いてきた関係を大事にして、西濃地域全体の活性化を図ってまいりたいと存じます。また、行政改革の推進につきましては、厳しい財政状況の中で、増大する行政ニーズにこたえていくため、一層効率的でスリムな行政運営が求められております。このため、各年度の取り組み内容を具体的に示した大垣市第三次行政改革前期実施計画に沿って、職員の削減や公債費比率の抑制など各項目にできる限り数値目標を設定するなど、実効性を重視した行政改革を着実に進めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 117: ◯議長(山岸昭次君)  福祉部長。 118: ◯福祉部長五島定和君)  福祉と環境のまちづくりの福祉の充実について御答弁申し上げます。  配食サービスについてでございますが、この事業は、食事の調理が困難な高齢者の方々に高齢者に適した栄養のバランスのとれた食事を提供し、また配食時に安否の確認をすることによって、健康の増進と自立生活の支援をしていくことを目的としております。対象者は、国の基準により、ひとり暮らしの方、高齢者のみの世帯及び昼間の多くの時間を一人で過ごされる方のうち、老衰、心身の障害等の理由により食材料の購入及び調理が困難な方で、約50人を見込んでおります。回数につきましては、利用者の申請により決定いたしますが、昼、夜の2回、元旦を除く毎日、自宅への宅配を計画しております。利用者の方の実費負担は、1食300円の予定でございます。老人食の献立、食事の自宅への配送、安否確認等につきましては、業者に委託して実施してまいりたいと存じます。  次に、子育て支援の駅前保育所についてでございますが、中心市街地の空き店舗等を利用して一時的に利用できる託児所を設置してはどうかという御提言をいただきましたが、現在市内では三つの保育園で一時保育を実施しております。この一時保育は、保護者等の傷病や冠婚葬祭など社会的にやむを得ない場合のほか、買い物や習い事などの際にも御利用いただけるものでございます。平成12年度では、1年間でおよそ5,000人の利用がございました。駅前保育所につきましては、中心市街地にそのような託児所があれば便利かと存じますが、どの程度の需要が見込まれるのか、経費的にはどの程度要するのか、あるいは実施に移す際の適切な方法は何かなど、御提言の趣旨を踏まえまして、今後の課題として研究してまいりたいと存じます。  次に、出産費貸付制度の実施についてでございますが、本制度は、国民健康保険法の規定による出産育児一時金の支給を受けるまでの間、出産に要する費用を支払うための資金を貸し付けることにより、被保険者の福祉の向上に寄与することを目的に創設されました。貸付対象は、被保険者が出産予定日まで1ヵ月以内であること、または妊娠4ヵ月以上で医療機関に一時的な支払いを求められたときのいずれかに該当する場合で、貸付限度額は、出産育児一時金30万円の8割でございます。現在、岐阜県国民健康保険団体連合会が実施主体となり、県内同一の手続で対応できるよう準備が進められております。これに伴う所要の手続を経まして実施してまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 119: ◯議長(山岸昭次君)  生活環境部長。 120: ◯生活環境部長岡田征彦君)  廃棄物の減量化や資源の有効利用、使用済み地域振興券のリサイクルについて御答弁申し上げます。  廃棄物の減量化、資源の有効利用につきましては、生ごみ処理容器への補助金制度の導入、市民及び事業所並びに回収業者へのリサイクル活動への支援、資源回収システムの確立などに努めておるところでございます。さらに、平成11年には環境基本計画を策定し、資源有効利用と減量化など循環型社会の形成を促進しています。御指摘の地域振興券は、利用された72万4,440枚、約750kgを保管しておりますが、平成16年度にリサイクルルートへ引き渡すよう計画しておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 121: ◯議長(山岸昭次君)  文化部長。 122: ◯文化部長(飯沼順彦君)  青少年の健全育成と生涯学習の推進について御答弁申し上げます。  あすの大垣を担う子供たちの健全な育成のために、出産祝いや入学祝いに絵本をプレゼントすることについてでございますが、青少年が健全に育つには、幼児期からの教育が大切だということはだれもが認識しているところであります。特に、乳幼児期の心の発達は、この時期によい本を与えることによって育つと言われており、生涯学習の基本でもあります。その重要性を認識し、いろいろ活動を行っているところであります。大垣市立図書館では、幼児を対象に読書サークルによる読み聞かせ活動を20年間もしていただいております。各地区センターでも多くの図書を設置するほか、子育てサロンを開設するなど、絵本に親しんでいただいております。また、学校におきましては、図書館の研究指定をして読書の習慣をつける指導を行ってきました。このように、特に幼少年に読書に親しむ活動をしておるところです。今後も、機会あるごとにこのような活動を進めてまいりたいと思いますので、御提案の出産祝いや入学祝いに絵本をプレゼントすることにつきましては、今後の課題とさせていただきたいと存じます。御理解賜りますようお願い申し上げます。 123: ◯議長(山岸昭次君)  15番。           〔第15番 中沢清子君 登壇〕 124: ◯第15番(中沢清子君)  それぞれの分野について御答弁をいただきました。  福祉と環境のまちづくりにつきましての福祉の充実についてでございますが、配食サービスにつきましては、老衰や心身の障害等の理由によって食材料の購入また調理が困難な方を対象に、元旦を除く毎日宅配をされるということでございます。今まで思うように自分で食事の用意もできずに困っておいでになる皆様にとっては、本当にどんなにありがたいことかというふうに思います。利用者の方の実費負担が1食300円という予定であるというふうに伺いました。できる限り安価で提供できるよう努力をお願いしたいと思います。  また、駅前保育所、託児所につきましては、今後の課題として研究をされるということでございます。よく研究をしていただきたく思います。さらに、出産費貸付制度の実施につきましては、今現在、県内同一の手続で対応できるように進められているというふうに御答弁をいただきましたけれども、どうか一日も早く実施されるようにここに要望しておきます。  使用済みの地域振興券72万4,440枚、750kgだそうですが、現在保管されているということでありますが、16年にすべてリサイクルに回されるということでございますので、了解であります。  青少年の健全育成と生涯学習の推進について、出産祝いや入学祝いに絵本や本のプレゼントをということで、これについてはぜひとも考えていただきたく思います。  また、行政改革の推進でございますが、職員の削減などにより行政サービスの低下にならぬように、またその部署、部署によっては、もう少し人の配置を考えていただく必要があろうかと思いますので、どうかよく御検討いただき、着実なる行政改革をお願いし、以上で質問を終わります。 125: ◯議長(山岸昭次君)  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明12日午前10時から本会議を再開し、一般質問を続行したいと思います。これに御異議ありませんか。           〔「異議なし」と言う者あり〕 126: ◯議長(山岸昭次君)  御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。  なお、この日程については改めて通知いたしませんので、さよう御了承願います。  本日は、これをもって散会いたします。              午後 4時46分   散 会            ──────────────────  以上、会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。   平成13年6月11日                  議   長    山  岸  昭  次  君                  議   員    高  橋     滋  君                  議   員    増  田     勉  君 発言が指定されていません。 Copyright © Ogaki City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...