大垣市議会 1996-06-17
平成8年第2回定例会(第2日) 本文 1996-06-17
第1点目の問題は、地方債の繰り上げ償還、高金利債権を低利に借りかえ、利払いによる財政負担の軽減について質問いたします。
私は、3月議会におきまして地方債の繰り上げ償還、また高金利の債権を低利のものに借りかえて市財政の金利負担を軽減すべきであると取り上げました。そのときに、千葉県浦安市、新潟市、柏崎市が実施し、縁故債の金利負担を軽くすることにより、市の財政を有効に運用していることを示しました。また、大垣共立銀行に対しても交渉すべきであるし、実際に進めてきたのか質問いたしました。これに対して市長は、大垣共立銀行との交渉は、怠慢と言われれば怠慢かもしれないが、交渉はしてないということ、また他の町が実際に軽減しているということについても研究してみたいと答弁されました。そこで質問いたしますが、その後、市債の金利引き下げについて研究されましたか。また、大垣共立銀行と交渉あるいは話し合いされましたかどうか質問いたします。
第2点目の問題は、公営住宅法改悪と市の今後の対応について質問いたします。
先月、国会では政府・与党の自民、社民、さきがけ、それに野党の新進党も一緒になって、国民への住宅供給を一層民間任せにし、家賃の決め方も民間の家賃の算定の考え方を導入するというもので、本来、市営住宅などは住宅に困っている収入の低い市民に対して安い家賃で貸し出すという制度の大もとを変えようとするもので、市営住宅に入ろうとしている市民、入っている市民にとっても、また民間の借家にいる市民にとっても重大な問題と言えます。それは第1に、公営住宅に入る基準を極端に収入の少ない人に限るということです。すると最低居住水準以下の世帯、つまり4人家族で50平方メートル、約15坪以下の小さな家に住んでいて、切実にそれよりもましな公営住宅を望んでいる家族や年収 400万程度の家族、もうそれくらいの共働きの若い夫婦は入れなくなる仕組みです。住宅政策を、極端に収入が少ない、しかも高齢者、独居老人だけしか入れない、そういうお年寄りばかりの住宅、町にしてしまう。住宅問題をそういう水準に引き下げる。恩恵を受ける人を制限することになるわけであります。第2に、逆に勤労者の平均収入にははるかに及ばない年収 450万円、しかも家族全部の収入なのです。これを超えると収入超過者ということで明け渡し努力が課せられてきます。 740万円で高額所得者とされ、事実上明け渡しとなるのです。第3に、応能、応益家賃制度ということで、収入の低い人には家賃の補助で低く抑えるのはいいのですが、収入超過者には民間の家賃を基準にして家賃を決める。立地条件も取り入れる。つまり民間と同じやり方なのです。すると毎年のように家賃が上がる心配があります。民間の家賃もまた上がるという追いかけごっこになるという予測がされます。第4に、民間住宅を買い上げ、また借り上げして公営住宅にする制度が導入され、結局自治体が公営住宅を新たに建設することを渋るようなことになるのも予測されているのです。以上のように、いろいろな問題点があるわけです。そこで質問いたしますが、一つはこういう政府のやり方に対して核家族化、共働きの今日、市民が安心して、しかも計画的に家族生活が続けられるように市としてどう対応しようとしているのか。住みやすい大垣市にするにはもっともっと良質の住宅が不足しているし、自治体から供給させるべきだと考えますが、どうでしょうか。地方自治の原則、地方分権という考えからも、市民の住宅という問題は地方自治体がもっと権限を持って独自に進めるべきで、このような政府のやり方は納得できないわけですが、どのように受けとめておられますか質問いたします。
第3点目に、国民健康保険料の値上げの反対について私は質問いたします。
今議会に提案されました国民健康保険条例の一部改正案については、保険料の賦課限度額の引き上げですが、反対する立場から質問いたします。健康保険は皆保険制度であり、すべての住民が加入しなければならない制度になっております。とりわけ国民健康保険は、中小零細企業や会社を定年退職後に加入する保険ですので、年齢の高い人たちの加入者で組織されていると思います。したがって、病気がちの人が多く、医療費がかさむのは当然のことです。前回質問したように、いかに予防対策を進めるかは課題として、不況が続く今日、もともと国民健康保険料の支払いが困難な人たちにとって、今また値上げすることは、ますます支払いが困難になるばかりです。それは目に見えるわけです。市民にとって膨大なお金を使って武道館が建設される。これが大きく目に映るわけです。これは当然のことです。どうして身近な市民の健康を守るという、もっと地方自治体の根本の仕事ができないで、こういうことになるのかという思いです。私はやはり一般会計からさらに繰り入れすべきだと思うのです。これ以上多いとかいうことではなく、最小限の市民の健康を守る。安心して医者にかかれる。この市民としての憲法第25条にある生存権を守る立場で、あえてそうしたと言うならば、市に対しても議会に対しても市民は納得してくれると思うのです。どのように考え説明されるのか質問いたします。もう1点は、昨年の7月、精神保健法の改悪があり、国保会計に大きな負担が課せられました。これまでは公費、国が50%だったものが25%と半分になってしまったこと。これまで国保は35%でよかったものが何と倍の70%を負担することになったのです。したがって、自己負担は15%から5%に下げられるわけですが、こうした国保会計に対する国からのしわ寄せは本当に許せないわけですが、これに対してどう対応しているのか質問いたします。
4点目の質問は、24時間ホームヘルプサービス事業の充実について質問いたします。高齢者が住みなれた自分の家で生活を続けていけるように、在宅での介護体制、24時間対応の巡回型ホームヘルプサービス事業が昨年7月からスタートしましてから11ヵ月、寝たきりのおばあちゃんが3年ぶりに入浴したとか、自分でスプーンを持って食事ができるようになったとか、さらには歩けるようになったとか、数多くの心温まる明るいニュースを耳にします。本当によかったと思う次第です。去る6月8日に開かれました高齢社会をよくする女性の会岐阜の発足1周年記念行事の催しで、このサービスを受けている家族の方から
発言があったわけですが、この家族では、そのおばあちゃんの笑顔がプロとしてのヘルパーさんのお力で戻ってきました。そして、何よりも私が助けられましたと、涙ながらにこのサービス事業に感謝されていました。そこで、このように在宅で、しかも住みなれた地域の中で必要な時間にサービスを受けられるこの事業の今後の問題について、三つの点について質問させていただきます。その第1は、事業を一日も早く全市を対象に実施するようにという願いが大きいわけですが、どのように考えておられますか。第2は、給食サービスについてでございます。生きていくためにも、病気にならないようにするためにも、お年寄りの食事がバランスのとれたものでなければなりません。また、24時間在宅福祉を一層充実させるためにも、給食サービス事業が早急に必要だと考えますが、どのように考えておられますか。第3に、高齢者のための住宅改善事業については、今どのような制度があり、それはどのように利用されているのかお聞きしたいと思います。
第5点目の問題は、国際化のもとでの英語教育副読本についての提言でございます。
岐阜県の八百津町出身の外交官 杉原千畝氏が、第2次世界大戦中、ドイツのナチスの虐殺から 6,000人のユダヤ人の命を救った大変な勇気のある、しかも人間愛にあふれる行為であり、国際化の中で岐阜県民として本当に誇るべきことです。全部を語るわけにはいきませんが、第2次世界大戦でドイツのナチスはユダヤ人を劣等民族として皆殺ししました。当時逃げ惑う難民としてのユダヤ人を、日本経由でナチスの手から逃れさせるために、そのためのビザを発行することは、当時ドイツと結んでいた日本政府の国策に反することでした。現地、今日のリトアニアから何回も電話をかけても政府は当然認めない。そこで、自分の責任で1ヵ月間もかかって 6,000人のビザを必死で書き続けるわけです。戦後昭和22年、1947年に帰国し外務省に出向くと、命令違反をした、外務省をやめてくれと言われ、その後大変苦労されるわけです。杉原千畝氏は、人間としては当たり前のことをやっただけだということで、こうした事実がわかってきたのが、戦後生き残ったユダヤ人の人たちがイスラエル政府をつくり、必死で杉原氏を捜し、日本政府にも問い合わせるのですが、政府はわからないという返事なのです。そうしてやっと昭和45年、1970年ごろに明るみに出て、県民の多くがマスコミなどで知るようになったのはやっと10年ほど前からのことです。こうした誇るべき行為を、国際化と言われるもとで、子供たちの英語教育の教材にしようと県内の心ある先生が努力され、今日では「The Story of Chiune Sugihara-6000人の命のビザ」ということで、このような本が発行され、岐阜県を初め今全国の高校の副読本になっております。
〔副読本を提示〕
5: ◯第25番(
杉原幸子君)
最近、これを中学校でも活用できないかと苦労され、「6000人の命のビザ SEMPO SUGIHARA」として、こうした立派なものができました。これが近日にできた本です。
〔副読本を提示〕
6: ◯第25番(
杉原幸子君)
編著者である大垣市在住の安藤富雄先生はこの中で、数年前から、杉原氏の教材を中、高校生向きの読みやすいテキストにしてほしいという先生方や生徒の皆さんの御要望があり、それにおこたえするものとして、このたびリーディングノートという形で小冊子がつくられました。このテキストは、単語を初め重要な文法事項を学習しながら英文の内容を深く読み取れるように配慮したと述べています。私はこうした杉原千畝氏の勇気と人間愛の物語、また先生方の熱意にこたえて、ぜひ副読本として活用されるよう提案するものですが、どのようにお考えかお聞きしたいと思います。
第6点目の問題は、揖斐・本巣粗大廃棄物処理場問題について質問いたします。
去る3月議会で、私は揖斐・本巣粗大ごみ処理場建設計画について取り上げ、計画地は山崩れの危険があるので砂防指定地となっており、重金属類、地下に浸透しやすい有機物質などによる揖斐川下流域の河川の汚染、地下水汚染の危険について指摘し、下流にある大垣市としてどう対処していくのか質問いたしました。その際、高橋環境部長は、「国及び県の指導を得て万全の対策がとられるものと思っております。今後、構成町村で建設地の選定、事業規模などが協議されるものと思われますので、推移を見守りたいと存じております」と答弁されております。答弁は極めて一般的なもので、平たくいえば国や県を信用しろということでありますし、また逆に政治的に見れば、国や県は何をし出すかわからないと答弁されているかのようにも思えます。ところで、事態は極めて政治的に、しかも大垣市民、下流住民にとっては県の態度には大変な疑問を持つものであります。可児郡御嵩町の産業廃棄物処理場建設問題で、木曽川下流域の 500万人の飲み水が危険にさらされるということで、愛知県から岐阜県庁に抗議に来る。御嵩町では昨年の町長選挙で予想外の結果が出て、現町長になって最近の中日新聞に報道されているような問題が暴露されてきたわけです。ちょっと切り抜きを持ってきましたが、その見出しを読み上げますと、6月6日付の新聞では、「国定公園内の産廃処分場禁止通達 岐阜県、御嵩町に伝えず 「国と協議中」と1年近く」という見出しでした。また、引き続き6月7日付では、「揖斐・本巣郡廃棄物処理組合建設地未定で許可申請 国定公園内 通達逃れ」、環境庁の禁止の通達のことですが、「駆け込み」、このような見出しでした。また、6月14日付では、「国定公園内の産廃処分場禁止通達 なぜ1年も止めておいた 御嵩町長県の姿勢を強く批判」、このように、中日新聞の見出しだけを読みましたが、この重大な国定公園内に産業廃棄物処理場を建設してはならないという環境庁の通達を、岐阜県は1年7ヵ月後になって初めて御嵩町に連絡している。握りつぶしていたのです。御承知のように、久瀬村の予定地は、揖斐関ケ原養老国定公園内であります。そこで質問いたしますが、6月15日の記事でいろいろ県当局は握りつぶした理由を述べてますが、例えば同じ環境庁の通達が、愛知県では2ヵ月後に各市町村に直ちに徹底されている。本来住民の立場からそんな危険なものを建設してはならないと通達しているわけです。市町村にとっては喜んでいいことなのに、岐阜県は隠していたとしか思えないのです。こういう県に対して、万全を期してやってくれるだろうと見ているのか、それとも市民の安全を守る立場から県にも働きかけるかどうか、どういう態度で今後臨んでいくのか質問いたします。また、久瀬村は建設そのものに合意しているのかどうか質問いたします。
第7点目の問題は、シティバス構想について質問いたします。
この問題も私は前回の議会で取り上げましたが、再度シティバスを走らせる構想について提言したいと思います。これは、多くの婦人や高齢者、子供を抱えている家庭の方も要望されている事柄であります。ところが、前回高橋環境部長は答弁で、車社会の進展により、利用度の減少等で非常に難しいということでした。しかし、ソフトピアジャパンがオープンしたことにより、町の様子も大きく変わろうとしていますし、またそれに関連した県や市のこれまでの答弁からいっても、大きく変わろうとしているのではないかと思います。市民がもっともっと見学に来る。さらに、情報社会というものをそれなりに体験してつかんでもらう。テレビゲームなどで家の中でひとりで遊ぶということでなく、子供のうちからいろんな体験を通して21世紀を生きていけるように考えるべきでないかと思うわけです。ですから、単に足の確保のためにバスを走らせるという狭い意味で考えてはならないと思うわけであります。といって、このソフトピアジャパンだけに限る必要もないし、また県や路線バスとの関連もあるでしょうから、やるからにはそれに関連して国際情報アカデミーや経済大学、大垣女子短大、生涯学習センターとしてのスイトピアセンターや各種の福祉施設、市民病院、さらには大垣市民会館から夏は市民プール、こうした施設を結びつけていくものが必要ではないかと思うわけです。ぜひ御検討の上実現していただくように提言するものであります。
以上をもちまして、第1回目の質問とさせていただきます。
7:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
8:
◯市長(
小倉 満君)
ただいまは、市債の金利についてを初め7項目の御質問、御提言がございました。国際化のもとでの英語教育副読本、これについての御提案ですが、この書籍は私も承知をいたしております。後ほど教育長より答弁申し上げます。私は、24時間ホームヘルプ事業充実についてお答えをいたします。その他の項目は担当部長より申し上げます。
まず初めに、市内全域での実施についてということでございますが、24時間ホームヘルプサービス事業、当然私どもとしても充実していきたい、そんな願いを持って現在実行しているわけでございます。24時間ホームヘルプサービスは、御案内のとおり、国のモデル事業として実施いたしておりまして、2年目に入ったところでございます。寝たきりや痴呆性高齢者を抱えておいでになります御家族の介護負担の軽減等、この事業の効果は確かな手ごたえを感じております。現在、このサービスを利用されておりますのは30世帯、そのうち夜10時以降の深夜帯は8世帯でございます。利用されております御家族から大変喜ばれておりまして、派遣世帯は増加していくものと存じます。対象範囲については、国のモデル事業として認可を受けた地域に限定されておりますことは、現5地区でございますけれども、現時点での拡大は難しい状況にございます。ただ、その代替策としまして、滞在型での時間延長によってこれに準じたサービスを実施していこうということで、社会福祉協議会と一体となって事業を進めているところでございます。この5地区以外の地域の皆さんにも何とかこの恩恵を活用していただくべく努力をしてまいります。
2点目の給食サービスについてでございますが、本格的な高齢社会を迎えました今、寝たきりや痴呆性の要援護者並びにひとり暮らしや高齢者夫婦世帯が増加してきておりますことは御案内のとおりでございます。在宅福祉を展開するには福祉サービスメニューの有効な活用が不可欠でありまして、とりわけ栄養のバランスのとれた給食サービスの提供は身体機能を可能な限り維持することになります。また、訪問時の会話等による孤独感、孤立感の解消、さらには身体的異常の早期発見等の副次的効果もあり、こうした要援護者の在宅生活を維持する上で極めて重要であると認識いたしております。幸い本市には、地区社会福祉協議会がそれぞれ特色を出しながら食事サービスを実施されておりまして、利用されている多くの方々に大変喜ばれているところでございます。御提言の趣旨をしっかり受けとめまして、今後とも市社会福祉協議会及び地区社会福祉協議会と連携を密にしまして、さらには民間福祉サービス関係者との相互理解を深めながら多角的に検討してまいりたいと存じます。
3点目の住宅の改善についてでございますが、住宅改善の支援といたしましては、県の高齢者いきいき住宅改善助成事業に従いまして、平成6年10月に市の高齢者等住宅改善促進助成規則を制定して、限度額50万円で実施いたしているところでございます。この事業は、階段の手すりの取りつけ、あるいはふろ、トイレの改造等の費用に大いに活用されておりまして、支援策として大きな効果をもたらしております。しかしながら、所得税課税年額によって補助金が異なり、課税年額が14万円以上の方は補助の対象となりませんので、すべての方々が恩恵が受けられるとは限りません。また、住宅改造資金の貸付事業もございまして、 300万円を限度にお年寄りと同居、あるいは同居しようとする世帯に対し、住宅改造や新築に対し老人居室整備資金の貸し付けを制度化いたしておりますが、利用申し込みが少ないのが実情でございます。今後とも、この制度が効果的な活用が図られますよう機会あるごとにPRしてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願いをいたします。
9:
◯議長(
渡辺雄次君)
教育長。
10:
◯教育長(山本次能君)
それでは、五つ目の国際化のもとでの英語教育副読本についてお答えを申し上げます。
副読本の選定につきましては、内容が正確で中立であること、学習の進度に即応していること、表現が正確であること等の要件が満たされていることのほか、保護者の経済的負担を考慮しながら、各学校ごとに採用をし、教育委員会へ届け出るという仕組みになっております。ただいま御提言をいただきました「SEMPO SUGIHARA」の副読本は、中学生の英語力を高めるとともに、国際化及び人道主義という今日的課題に沿ったものであると考えますので、活用に当たっては各学校の理解が図られるよう検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
11:
◯議長(
渡辺雄次君)
総務部長。
12:
◯総務部長(
安田 弘君)
高金利の市債についてお答えいたします。
御質問の過去に借り入れました高金利の市債の借りかえ及び繰り上げ償還につきましては、御承知のとおり、大蔵省資金運用部資金等政府資金の借りかえは事実上認められておりません。また、縁故債の借りかえにつきましては、借入先と交渉を行いましたが、資金計画、資金調達時期の問題もあり、現実には不可能な状況にあります。一方、財政調整基金及び減債基金を取り崩しての繰り上げ償還につきましては、ここ数年の景気低迷からこれら基金が漸減しており、またこれらの基金を取り崩すことは市財政としての弾力性を失うこととなり、次年度以降の予算編成等に支障を来すおそれがあります。さらに、災害時の非常時の備えとして最低限の基金を確保していく必要があり、現下の財政状況にありましては、これら基金を取り崩しての繰り上げ償還は大変難しいものと考えております。今後は御指摘いただいたような点に十分配慮し、より効率的な運営を図り、健全財政の堅持に努めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。
13:
◯議長(
渡辺雄次君)
計画部長。
14:
◯計画部長(古坂 滋君)
公営住宅法の改正についてお答えをいたします。
公営住宅法の改正につきましては、今年5月24日に成立をいたしましたが、この夏ごろには建設省令も公布され、詳細が明らかになるものと思っております。これについての正式
文書はまだ国、県からいただいておりませんが、公営住宅法の一部を改正する法律案につきましては、研修会等を通じて知り得ておりますのは次のような内容でございます。この改正の趣旨は、住宅に困っている低所得者に住宅を供給するという公営住宅法の本来の役割を果たせるよう収入に応じた家賃体系を導入する一方、長寿社会に対応した弾力的な運営ができるような仕組みを整えるのが柱となっております。具体的には、一つ目といたしまして、入居者資格の的確化でございます。二つ目には、入居者の収入等に対応した家賃決定方式の導入でございます。三つ目には、公営住宅に係る補助制度の合理化及び供給方式の多様化。四つ目には、公営住宅建てかえ事業の施行要件の緩和等についてでございます。五つ目には、公営住宅を社会福祉事業や特定優良賃貸事業としての活用ができる旨の規定がございますし、その他制度移行に伴う一定の経過措置、過疎地域等における特別規定、不正入居者等に対する措置や条例改正、家賃改正等における建設大臣への報告義務の廃止等が盛り込まれた法律と承知いたしております。いずれにいたしましても、本市といたしましては、早期に改正内容を把握し、十分研究の上、家賃改正等に適切に対応してまいりたいと存じますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
15:
◯議長(
渡辺雄次君)
民生部長。
16:
◯民生部長(
岡田武久君)
国民健康保険条例の一部改正についてお答えいたします。
今回の改正は2点でございます。1点目は、保険料の賦課限度額を50万円から52万円に引き上げをお願いするものでございます。国民健康保険法施行令では既に52万円に改正されております。医療費が年々増高の傾向にあり、国の基準額に合わせ改正をお願いするものでございます。2点目は、保険料の4割軽減対象の所得基準額を23万 5,000円から24万円に引き上げをお願いするものでございます。低所得者層の負担を少なくするための改正でございますので、御理解を賜りますようお願いいたします。次に、御指摘の地方における財政負担についてでございますが、国民健康保険事業は、就業構造の変化及び人口の高齢化により、国保加入者の負担能力等が低下したことと相まって、職域健康保険からの拠出など数次にわたる制度改正が行われてまいりましたが、なお深刻な状況でございます。このような状況下において、国保としての機能を十分に発揮するために財政安定化対策を踏まえた抜本的な改革を、去る6月5日の全国市長会において取り上げられ、国へ要望をしているところでございます。御理解を賜りますようお願いいたします。
17:
◯議長(
渡辺雄次君)
環境部長。
18:
◯環境部長(
高橋邦夫君)
揖斐・本巣粗大廃棄物処理組合の廃棄物処理施設についてお答えいたします。
3月議会で御質問をいただきましたが、その後候補地であります土地は、揖斐郡久瀬村の日坂地区で、揖斐川上流の日坂川沿いで、揖斐関ケ原養老国定公園内に中間処理施設及び管理型の最終処分場が建設計画されております。このため自然公園法に基づく届出書が3月21日に久瀬村を経由して揖斐県事務所へ提出され、3月27日に受理されたものと聞いております。現在、揖斐・本巣粗大廃棄物処理組合において環境アセスメントが行われており、その結果を踏まえ構成自治体であります9町6村において、国、県の指導により慎重に協議されるものと推察をいたしております。御理解を賜りたいと存じます。
次に、シティバスにつきましてお答えを申し上げます。
ソフトピアジャパンの関連につきましては、バス会社による新路線を設け、オープンと同時に乗り入れ運行されているところでございますが、さらに利用者の利便を図るため、ソフトピアジャパンとJR岐阜羽島駅間の路線バスの新設を考慮しながら、JR大垣駅とソフトピアジャパンとの既設の路線の増発について、現在検討を加えているところでございます。また、イベントの内容によっては臨時バスの運行等を行うなど、当面ソフトピアジャパンに対する足の確保に努めてまいりたいと存じます。なお、シティバスの運行につきましては、長期的展望に立って検討してまいりたいと存じますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
19:
◯議長(
渡辺雄次君)
25番。
〔第25番
杉原幸子君 登壇〕
20: ◯第25番(
杉原幸子君)
今それぞれ答弁をいただきましたが、私は再質問をさせていただきたいと思います。
第1点目の金利の引き下げの問題ですが、財政調整基金等底をついてしまったので取り崩すことはできないということでした。政府のお金の借り入れの問題についてはわかります。けれども、借り入れ先と交渉したが難しいという答弁をいただきましたが、本当に共立銀行と、共立銀行は大垣が多いわけですが、真剣に交渉したのかどうか、私はもう1回御答弁をいただきたいと思います。私たち、東海4県のブロックにおきまして、日本共産党中央委員会の佐々木憲昭経済政策委員長を先頭に、各自治体で地方議員の努力や調査で、その後市段階でも明らかになった点を私は幾つか御紹介したいと思います。もちろん借り入れもありますが、借りかえによる利子軽減としては、三重県の尾鷲市では1億 1,500万円、愛知県尾西市では 1,695万円、静岡県三島市の2億 7,400万円が挙げられております。また、繰り上げ償還による軽減分としては、愛知県稲沢市の1億 9,000万円など七つの市、静岡では静岡市など四つの市で実績があり、三重県では伊勢市の約5億 5,000万円、久居市では 2,500万円の軽減がされております。いずれも地元の銀行との交渉によるものです。岐阜県ではどうかといいますと、これはすぐ近くの各務原市が約6億円を繰り上げ償還して、約1億 4,200万円を軽減しております。市長さんは非常に喜んでいるということです。御承知のように、もともと地方債を起こす場合には、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を予算の一部として提出し、議会の議決を経て実施されているものであります。その際、議会に提出された議案の償還の方法には、市財政の都合により繰り上げ償還または借りかえをすることができると明記されており、これはどこの自治体でも同様です。このような規定から、この間に町村段階も含めると東海4県だけでも何十という市や町村で軽減策が講じられた実績があるのに、どうして大垣ができないのか、私はまだ疑問でございます。例えば、我が党が申し入れてきた各務原市では、約5億 8,000万円の繰り上げ償還に応じ、今年の3月大垣共立銀行から借りているもの7件、約 8,900万円の利息軽減になっています。また、北方町でも西濃信用金庫、大垣共立、農協が応じております。どこでも初めは共産党の申し入れに、難しい、それはできないという答弁をしながらも、銀行と交渉を重ねる中で実績を上げているのが実態でございます。政府の低金利政策で膨大な利益を上げているのは銀行であり、例えば十六銀行はこの3月期の業務純益 219億円余、住専の不良債権分 125億を全額償却しております。また、大垣共立銀行はどうかといいますと、やはり業務純益 148億円上げておりますし、市民の預金から政府の低利政策により目減りをした分もうけているわけです。住専で焦げついた分55億も償却しています。つまり、これは私が言うというのではなくて、銀行の社会的責任としてめちゃくちゃな不動産投機をやって損する。そして母体行責任を貫かず国民の税金を出させる。一方で、膨大なもうけを上げていながら金利引き下げに応じないというのは、市民生活に責任を負わないもうけ主義ではないかと思うのです。市民の声も大きいと思います。こうした点について、もっと市民の気持ちを酌んで堂々と、私は粘り強く交渉していただきたいと思いますが、この点については再度御答弁をお願いしたいと思います。財政調整基金ももう底をついて取り崩すことができない。このぎりぎりになってしまった大垣市の財政も非常に心配ですが、ほかの分についていろいろ工夫しながら本当にできないものかどうか、私は先ほど幾つか提案いたしましたが、すべてお金のかかる問題でございます。特に財政が厳しい折、今本当に銀行と交渉して市財政を豊かにするのが、私は大切な時期だと思いますし、各市町村でこのように幾つか実績を上げておりますので、その実績等も参考にしながら、私は粘り強く交渉を重ねていただきたいと思います。そのつもりがあるかどうかお聞きいたします。それと同時に、大垣は共立銀行からの借り入れが非常に多いわけです。ですから、共立銀行との交渉が重要だと思いますし、他の町にも共立銀行は応じておりますので、私はこの件については再度御答弁をお願いしたいと思います。
第2点目の公営住宅の、私たちは改悪です。この問題についてですが、国会の中では十分な審議もされずに法律が改正されました。地方分権と言いながらも、国で決まった法律が通達1枚で各地方自治体を動かしていきます。この住宅問題の改悪について、本当に住民、また市営住宅に入っている人たちの不安は大きいわけです。私は今後、やはりよく研究していただき、法律の中身もあると思いますので、市民が安心して入居できるような市営住宅にするとともに、国にもやはり問題点ははっきりと指摘し、要望していただきたいことを強く要望いたします。
国民健康保険の値上げの問題についてです。賦課限度額の値上げということで、現在最高50万が52万になるということですが、なかなか市民にはわかりにくいことです。一体全体何%値上げされるのか、私はそのパーセントも知らせていただきたいと思います。また、この賦課限度額を国の言うとおりにしないとペナルティーがあるかどうかもお聞きしたいと思います。私は以前農業問題を取り上げました。減反の問題を取り上げたのですが、私たち日本人が日本の米を食べたい。この西濃地域でもお米をつくってほしい。このような質問をしたときに、国からのペナルティーがあるから減反はやむを得ない、このような答弁をこの本会議場でも受けました。国保に対しても、私はそのようなペナルティーが国からあるのかどうかお聞きしたいと思います。このことについては、御答弁をお願いしたいと思います。
在宅の24時間のホームヘルプサービス事業のことについては、市長さんから御答弁をいただきました。多くの方が非常に喜んでおりますが、半面、これは今国のモデル事業でございます。ですから、あと1年後にこのモデル事業を国がどのようにやっていくのか、非常にこれも国政との関係で心配がありますし、私も非常に心配しているところです。けれども、本当に今、この在宅の24時間ホームヘルプサービス事業が市民の中に浸透しつつあり、また大垣市は国との関係で、今のこの24時間はできないから滞在型で準じていくという前向きな御答弁をいただきました。非常にうれしく思っております。全市でやはりこれが適用できるようにしていただきたいと思います。私はこの問題についても取り上げました。24時間の在宅ホームヘルプサービス事業は地域が見える事業でございます。高齢化社会、またこれからの社会の中では地域の中で生きていく、地域を大事にしながらということをよく言われますが、施設に入ってしまえばなかなか地域の中が見えません。けれども、この在宅24時間ホームヘルプサービス事業は、地域の中でお年寄りが生きていく、また将来私たちも生きていく大切な事業だと思いますので、ぜひこの滞在型に準じて全市で行っていただきますことも、重ねてお願いしたいと思います。また、給食サービスのことについては、現在社協とか、また民生委員の方のお力で行っていると思います。けれども、これは月1回でないかと思いますし、本当に給食サービスにはなっていないのではないかというふうに思います。生きていくためには、また在宅の24時間ホームヘルプサービス事業を充実させるためには、給食サービスはなくてはならない事業です。岐阜市では2食ですか、やっておりますが、1日最初から2食ということでなくて、1日の1食を充実した中身のある給食にしていけば、十分お年寄りの皆さんの、また体力的にも対応できていくというふうにも聞いておりますので、前向きで今後、また早急にこれは考えていただきたいことを強く要望したいと思います。住宅問題については、50万円の限度額がありまして、所得の制限がございますが、手すりとかおふろとかトイレとか、早急に直せる費用が低所得者にはあるわけです。けれども、これがなかなか浸透してないということ、わからないということと、それからもう一つは非常に書類が難しいという難問題があります。高齢になったときに、なかなか文章が書けなく、また書類上も非常に理解できない点が多いと思いますので、再度書類の書き方の指導や、また援助をしていただきたいと思います。この50万円の限度額があります住宅改善資金については、もっとPRをしていただきたく要望いたします。と同時に、改造資金の 300万円については、これは県の資金でございますが、保証人が2人要るということで、なかなか利用しないというよりも利用できないのが現実でないかと思いますので、これは県との交渉の中で最低限借りやすいようにしていただきたいと思います。ですから、在宅の24時間、そこへ給食サービスと住宅改善ができれば、大垣は私は住みやすい町になるのでないかと思って、また誇りある町に進みつつあるというふうに自信を持っておりますので、この2点のおくれている分を早急にやはり解決していただきますようお願いいたします。それと同時に、この7月1日からですか、今度は社協を中心にいたしまして、訪問看護ステーションがオープンいたします。本当にすばらしいことです。ヘルパーさんだけでなくて、今度看護婦さんも家庭に行っていただける。開業医と手を組んで、医師そして看護婦、ヘルパーさんと手を組み、この在宅のモデル事業を充実させ、モデルで終わらせることなく、やはり全国の先端を行ってほしい、このようにも要望いたしますので、給食サービス、住宅問題については今後もぜひ前向きで考えていただきますことを強く要望いたします。
それから、国際化のもとでの英語教育副読本につきましては、教育長から前向きの御答弁をいただきました。もちろん先生たちとも相談しながら進めていかなきゃならない大きな問題だとは思いますし、また財政も絡む問題です。けれども、この副読本、センポ・スギハラさんのやってきた行動につきましては、今の国際化の中で非常に重要だと思います。ただ、国際協力で行き来するのではなくて、この中には人間はみんな平等であるという精神が流れていると思いますので、中学生の中でこの本を副読本に使用していただきますことを強く要望したいと思います。
それから、揖斐と本巣の粗大ごみの問題につきましては、非常に県に対して怒りがあります。愛知県は即、国定公園内での廃棄物の処理場は建設はだめだという通達を出しながら、岐阜県では非常におくれていたことが現実でございます。「西濃はひとつ」ということで、市長さんは非常に今までも多くの西濃地域の皆さんに語ってきたと思いますし、私たちもその立場で絶えず行動をしているわけですけども、やはりこの久瀬村の粗大ごみ廃棄物処理場は久瀬村だけの問題、またここに加盟している町村だけの問題でなくて、その下流にある大垣市にとっても大きな問題でございます。ですから、やはり安全な地下水を保つためにも、やはり大垣市としても、また市長さんとしてもはっきりと物を言っていただきたいなというふうに思います。実は、3月9日の本巣町役場で開かれましたここの委員会で、久瀬村の村長さんは反対を表明したというふうにもお聞きしております。村長さんみずから反対の表明をしたことに関して、やはり大垣市も「西濃はひとつ」の立場から応援し、やはり安全、この廃棄物処理場をどこにつくるかということは、つくらないわけにはいかないと思いますので、つくる場所に関しても一緒になって考えていただきたいというふうに思いますので、他の市町村の問題であるという立場でなく、やはり私たち大垣の問題であるという立場で、私は今後かかわっていただきたいということも強く要望いたします。
シティバスの問題につきましては、近鉄バスをソフトピアジャパン、また羽島駅に当面は走らせていく対策、また大きな行事があるときには臨時バスをということをお聞きいたしました。当面はこれで対応していかなくてはならないと思いますし、長期的には考えていきたいというふうに御答弁もいただきましたが、私は非常に残念なんです。もっと早くこれに気がついていたら、ソフトピアジャパンがオープンしたときにシティバスが走っていたらすばらしい町だなということと、多くの市外、県外、また外国からのお客様も含めて、本当に先見の明があったのではないかというふうにもとられるのではないかと思っておりますけども、気がついたのが遅くて、今提言という形になりました。けれども、県が建てましたソフトピアジャパンのセンタービルは、私たちの大切な県民税で 380億、そしてその周辺の下水道、また公園、緑地等は、大垣市の私たちの市民の税金から多分70億、80億のお金が使われております。そして、21世紀は情報化社会という中で、多くの市民が情報化社会とはどういうことか、またソフトピアジャパンというものはどういうことかということで、6月1日以来多くの方が足を運んでおりますが、反面また非常に行きにくい、情報化がわかりにくいということも耳にいたします。ソフトピアジャパンに多くの市民がやはり足を運んでいただき、21世紀の情報化社会をやはり体で感じていただきながら、もちろんそこは産業の拠点地域になりますけども、大垣の町が大きく変わっていく姿が、やはりシティバスでできるような、このように私は、長期的といいましてもできるだけ早い時期にシティバスをお願いしたいと思います。このシティバスは、結局今のバスは有料ですからなかなか利用できなくて、車社会ですから車で行く人が多いと思いますけど、シティバスといいますとやはり無料になりますので、多くの市民や子供たち、ましてや大垣には三つの大学がございます。この大学生をもソフトピアジャパンに足を運んでもらう、このような構想でぜひ前向きに考えていただきたいと思います。長期的に検討したいという御答弁をいただきましたが、その長期的をできるだけ早く実現できるようにお願いしたいと思います。この問題もお金が要ることでございますので、財政が厳しい大垣市の今の財政の中で、ぜひ私は共立銀行との交渉の中でたとえ少しでも浮かせて、一つ一つ提言しましたことを実現していただきたい。このような願いもありまして、この大垣市の財政問題については前回の議会からお願いしているところです。
財政の問題、国保の問題についての御答弁をお願いいたします。
21:
◯議長(
渡辺雄次君)
総務部長。
22:
◯総務部長(
安田 弘君)
ただいまは、他市の状況を踏まえてお話しをいただきましたが、借入先の資金計画もあり、借りかえについては現状では非常に難しいものと、私どももそれなりに理解をいたしておるわけでありますが、さらに今仰せの御意見もございますので、交渉はしてまいりますが、非常に難しい問題であるということを御認識いただきますよう御理解を賜りたいと存じます。
23:
◯議長(
渡辺雄次君)
民生部長。
24:
◯民生部長(
岡田武久君)
国保の保険料についてでございますが、何パーセント値上げをするのかというようなことでございますけども、国保の保険料といいますのは国保事業を行っていく中の第一の財源でございます。医療費に対します財源としましては保険料、それから国の負担金で賄っております。医療費につきましては、近年増高しているということでございます。7%、8%は常時医療費が伸びておるという状況でございます。そういう状況でございます。その中にありまして、できるだけ保険料につきましては、圧縮できる方法を考慮しながら行ってまいりたいと存じております。それから国の法律等によります規定についての不実行の場合はペナルティーがあるのかということでございますが、これはペナルティーはございません。やはり皆保険という一つの中で、法律はその国民全体がどこの都市に行っても同じ保険料で医療が受けられるというのが基本理念でございます。そういった中でいろいろと法改正もございます。そういった値上げ等も含めた中で、いろいろ検討されてまいっております。そういう状況でございます。御理解をいただきますようお願いいたします。
25:
◯議長(
渡辺雄次君)
25番。
26: ◯第25番(
杉原幸子君)
自席から最後のお願いをいたします。
総務部長の御答弁に、非常に難しいということでしたが、私は大垣の財政について再度研究させていただきます。と同時に、やはりこの近辺、他の市町村が、これだけ多くの実績を上げている中で、どうして大垣はできないかということが非常にまだ疑問でございます。それと同時に、やはり今この財政が非常に厳しい大垣市の財政です。ことしの予算の中でも建設関係の予算が30%も削られました。そして、私が今提案したこともすべて全部財政に絡むことでございますし、お金が必要なんです。たとえ 1,000万でも 2,000万円でも浮かせれば、それは市民に返ってくるお金でございますので、ぜひ市当局も研究していただきたいと思いますし、私もこれから勉強し、また再度議会の中でも提言していきたい、このように思います。
それから、国との関連でたくさんあるわけですね。今地方分権と言いながら、地方自治体を中心にと言いつつ、国は一つ一つ法律を改悪して地方自治体にそれをかぶせてきているのが実態でございます。先ほど言いましたように、国民健康保険の中の精神保健法もその一番いい例だと思います。国民健康保険の財政が大変だ、どこの市町村も赤字だという中で、国は国の限度額を少なくして、国保に対して倍以上の負担を通達1枚で出してきております。数がございません特別養護老人ホームの入所の問題もそうです。扶養義務負担も国会の中で決めて、いち早く紙1枚で通達を地方自治体に落としてくる。地方自治体に回してくる。このようにして今度は住宅の問題がそれでないかというふうに思います。国、県との関連で地方自治が行われているわけですが、やはり国にもはっきりとだめなところはだめだと、今地方分権が騒がれている中で、どうしてこのように地方自治体に転嫁させてくるのかということも、はっきりと私は物を言っていただきたいというふうに思います。
それから、国保についてですが、ペナルティーはないということを言われました。けれども国保財政は、非常に私は難しいですし、大変だということもよくわかります。今回の平均の値上げは4.68%ぐらいだと思います。また、国保の国からの補助金が何年前でしたか、ちょっと記憶にないんですけども、43%から38.5%ですか削られて、国保会計が非常に難しく、また赤字を抱えているところが多くなってまいりました。そして先ほど言いましたように、退職した人の国保の加入ですから病気がちも多いという、この国保の現実がどこの市町村もあります。大垣市も非常に国保会計の中で努力してくださっているのはよくわかります。いろいろと補助制度があって、大垣市の努力によって1億 5,000万円ぐらいですか、国から入っているということもよくわかりますけども、この中の一つにこの限度額が私はあるのではないかと思います。この限度額を守らないと、やはり国からの補助金は出しませんよというのが国の方針なんですね。ですから、国に沿って限度額を上げていく、これが地方自治体の弱みだと思います。補助金を受けるがためには、このようにして限度額を上げて市民負担をふやしていく。このような問題についても、国との関連でございますが、私は非常に怒りを持つと同時に国保の問題、国保料が払えないという多くの市民の皆さん、また窓口での応対もしてくださっておりますけども、保険証がなくて、大垣市民の中から病院に行けなかった。また、そのことによって死亡したというようなことが絶対にないように強く要望して、質問を終わらせていただきます。
あと細かい問題については、各委員会で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。以上で終わらせていただきます。
27:
◯議長(
渡辺雄次君)
次に移ります。
7番 中沢清子君。
〔第7番 中沢清子君 登壇〕
28: ◯第7番(中沢清子君)
おはようございます。
市民病院について、一言申し上げたいと思います。市民病院の各科には、病院長の名前で、職員への心づけは遠慮する。決して受け取らないとの
文書が張ってあります。それにもかかわらず、新聞にあのような報道がなされましたことは本当に残念でなりません。市民病院では、 800人を超える入院患者、1日 2,800人にも及ぶ外来患者が訪れております。皆さんに安心して市民病院を利用していただけるようにすべきであります。今後二度とこのようなことがないよう究明をしていただきたいということをお願いいたしまして、通告いたしました3点について質問をさせていただきます。
第1点目はリサイクルについてであります。
現在日本の家庭から出るごみの量は年間約 5,070万tと言われており、容積的には東京ドームの 136杯分と言われております。国民1人が毎日 1,140gのごみを出している計算になります。これは、世界各国の中でも最も多く、人口の増加や産業の発展、生活レベルの向上などを反映し増加しているのが現状であろうと思われます。そこで、地球環境に配慮したライフスタイルの転換が官民を問わず強く求められております。中でも、省エネ、ごみ減量、リサイクル等を実際に推進する自治体は、限られた財源の中で住民や企業の協力を得ながら効果の上がる対策を真剣に考えております。本市におきましても、昭和60年代に入り経済の急成長に伴ってごみの排出量も急増いたしました。そこで、平成元年から地域の廃品回収に対して奨励金を交付するなど、ごみの減量化を積極的に進めてまいりました。また、市民の皆様の御協力をいただき、平成6年7月より実施いたしましたシール制の導入により、その結果可燃ごみが大幅に減少したとの報告を受けております。昭和50年10月から不燃ごみの収集日に空き瓶の収集を開始し、平成5年4月からは月1回資源ごみ収集日を設けて瓶の3色分別収集と空き缶の収集を開始し、なお平成4年6月からは牛乳パックの回収窓口を設けるなど、積極的にごみ減量やリサイクルに努力をされております。さらに、各家庭から出る生ごみを処理するため、生ごみ処理容器、いわゆるコンポストの購入費に補助金を出すなど、さまざまな取り組みをされているところであります。さて、軽い、割れない、透明で中身が見えるといった便利さが受け、清涼飲料水などの容器として需要が年々伸びておりますペットボトルでありますが、使い捨て容器の代表とも言われるこのペットボトルや食品トレーや発泡スチロール等の廃棄物のほとんどは、今可燃ごみとして回収し燃やされているのが現状であります。しかし、大気汚染を引き起こす有害な煙を出し、また高熱を発生し焼却炉の寿命を縮める要因となっているのではないでしょうか。食品トレーなどは、家庭で何枚か集まるとスーパーなどへ持っていく人もありますが、市民の皆様の中には、有害と知りつつも限られたごみシールの範囲内でおさめようと家庭で焼却したり、可燃ごみとして出していらっしゃるのが実態であります。食品トレーや発泡スチロールなどは、県内においても関市などでは分別回収されております。廃棄物対策を目的に設置をされましたペットボトル協議会によりますと、平成6年のボトル用ペット樹脂の需要は約18万t、その中でも清涼飲料用ボトルに使われるのが最も多く全体の72%、しょうゆなどの調味料や酒類にも利用され、洗剤やシャンプーなどの非食品用は全体の9%となっております。ペットボトルが清涼飲料用容器として使用が認められてから14年しか経過しておりませんが、すぐれた材料特性と利便性とが日本の使い捨て文化にもマッチし、急激に普及していったようであります。その需要は年々増大しており、平成7年には20万tにも及んでおります。このように、大量に出回るようになったペットボトルでありますが、先ほども申し上げましたが、燃やすと高熱を発し焼却炉を傷める、埋め立てるとかさばるということから回収、リサイクルに乗り出す自治体がふえてまいりました。春日井市がペットボトルの回収に踏み切ったのは、平成6年夏の異常渇水と猛暑で飲料水確保に多量に利用されたボトルの処理を迫られたためと聞いております。あと三、四年の寿命しかない最終処分場の延命を考えると、ごみ減量が不可欠という背景があったからであります。同市は、この年の10月から小中学校52校、翌11月からは総合福祉センターなど公共施設12ヵ所を拠点に、ペットボトルの回収を始めたそうであります。学校では、環境教育に効果があるからと協力が得られ、児童会活動として牛乳パックやアルミ缶を集めているので、一緒に家庭からボトルを持ってくる子もいるそうです。来年度には容器包装リサイクル法が施行されることになり、資源ごみとして各自治体で回収作業が任されることになっております。早急に分別回収の準備を始めなければなりません。本市におきましても、ペットボトル、食品トレー、発泡スチロール等を分別回収し、可燃ごみの減量と資源ごみのリサイクル率を高めていく必要があろうかと思いますがいかがでありましょうかお伺いをいたします。
第2点目は、福祉問題についてお尋ねをいたします。
21世紀の初めには4人に1人が65歳以上になるという高齢社会の到来を目前に控え、高齢者や障害者を初めすべての人が快適に生活することのできる福祉のまちづくりを進めることが重要な課題となっております。生活する上でハード、ソフト両面でのバリアを取り除き、すべての人が暮らしやすい社会をつくろうというのがバリアフリーの考え方であります。具体的には、すべての建物をだれもが利用できるようにし、そこで必要なサービスが得られること、さらにだれでもが行きたいところへ自由に行けるというモビリティー、すなわち可動性の確保などであります。福祉のまちづくりが日本で話題になって15年以上にもなりますが、なかなか進まないのが現状であります。それは、いまだに特別な人のニーズに基づく特別なことという考え方から抜け出していないからではないでしょうか。高齢社会はすぐそこまで来ているのです。さらに、障害者だけでなくけがをしたり病気のとき、妊婦や子供を連れての外出など、だれもがハンディキャップを持つ可能性があるわけです。決して特別ではないのです。だれもがかかわる問題としてとらえていくべきであろうと思います。市民のだれもが安心して快適に暮らせるまちづくりを、だれもが自由に外出し社会参加ができるまちづくりを進めていくことが重要であります。一人の人間として、地域社会の一員として、ひとしく社会参加の機会を得て、健康で生きがいのある生活を営んでいくことのできる社会づくりを目指していかなければなりません。平成6年にハートビル法が施行されて以来、身障者や高齢者の方々に配慮するため岐阜県として昨年度、福祉のまちづくり指針を作成し、それに基づいた公共施設改善のモデル事業で、各市町村にも積極的な取り組みをするよう指示されております。県は昨年6月、ハンディキャップを持つ人たちが公共の建築物や交通機関、道路、公園などを快適に利用できる社会を目指し、この指針を策定されたそうであります。本市におきましては、これまでも身障者やお年寄りのためにと、エレベーターやスロープ、自動ドア、トイレなどを設置され、道路の歩車道の段差をなくすなど、整備を行っていらっしゃることは大変評価するところでございます。ソフト面におきましても、特に感心しておりますのは、声の広報として広報「おおがき」をテープに録音し、視覚障害者の方に届けているということです。障害者であっても健常者であっても大変便利でありますし、たとえ点字が読めない人にでも利用していただけるのではないでしょうか。また、昨年度には、総合福祉会館には難聴者用赤外線補聴システムを設置され、大変好評のようであります。
さて、ここで4点について要望も含め質問させていただきたいと思います。第1点目は、公共施設に点字案内をすべきではないかということであります。現在総合福祉会館、市役所の前と大垣駅前などに点字案内板が設置されておりますが、視覚障害の人たちの行動範囲を広げていただきたく、今後ぜひとも点字案内板の増設をお願いしたいと思いますが、いかがでありましょうか。エレベーターや公衆電話などでは点字表示をよく見かけますが、目の不自由な人たちにとっては、スロープの手すりの端に現在位置を点字で表示することによって不安が解消されるのではないかと思います。また、トイレなども男女別表示を点字で位置表示をするなどの工夫が必要であろうと思います。今後建設される公共の建築物はもちろんのこと、既存の建物にもどうか見直しをしていただき、点字表示を取りつけていただきたく要望をするものであります。第2点目は、音声誘導装置の導入についてであります。現在大垣市においては、市役所、総合福祉会館、中川ふれあいセンターの玄関入り口に設置されておりますが、音声で知らせる方法であれば、点字が読めない人たちにとっても大変喜ばれるのではないかと思います。図書館を初めさらなる充実をお願いいたします。第3点目は、歩行訓練指導員の充実についてであります。県の中途失明者緊急生活訓練事業の一つとして、県視覚障害者福祉協会が主催して行われております歩行訓練事業は、目が不自由だと家に閉じこもりがちになりますので、白杖の使い方を習い歩いてみたいとの意見を尊重し、実施されているものと思います。本市には 210名の1級、2級の視覚障害者の方がいらっしゃいますが、それに対して、その方々の歩行訓練をする歩行訓練士が大垣市に1名お見えになるだけであります。このような少ない人数で市内の視覚障害者の皆様方の御要望にこたえることができるでありましょうか。早急に検討していただき、歩行訓練士の増員が図られますようお願いするものであります。最後に、視覚障害者の人に公
文書を点字でについてであります。各家庭に郵送されます納税通知書などの公
文書は、今までは健常者のみを対象に行われてきたのが実情であろうと思います。しかし、目の不自由な人たちにとって一体何が書いてあるのかわからず、自分のもとに届いた郵便物が自分で読めないのであります。ですから、他人に代読してもらったり、家族に頼らざるを得ないわけであります。長崎県大村市では、今年度から目の不自由な人に郵送される公
文書が点字化されたとのことであります。これは、視覚障害者の知る権利やプライバシーの保護を目的としており、この点字化は、専用プリンターとパソコンを接続し、片仮名の文字の上に自動的に点字を施すシステムであります。対象は、納税通知書や上下水道料金の納付書、選挙の入場券などで、点字
文書の希望を一人一人に聞いたところ、ぜひそうしてほしいという意見が多かったため点字化されたそうであります。郵便物の表には発送課名や
文書の種類を点字で表記し、公
文書自体とその内容を点字化した
文書も同封されます。本人に直接情報を伝えるものですから、皆さん大変喜んでいらっしゃるとお聞きいたしました。本市におきましても、ぜひ公
文書の点字化を要望するものであります。
第3点目は、地方分権についてであります。
我が日本国は、明治政府以来近代国家の建設を目指してきたわけでありますが、中央集権体制の徹底化を図ることによって先進国に追いつき、すばらしい高度経済成長をもたらし、私たちの暮らしは確かに豊かにはしてくれました。しかし、時代が進み、年号が平成に変わった今日においては、さまざまな問題点が生じてまいりました。今までのような中央中心の政策では地域住民のニーズに対応できなくなってきております。今までの中央集権型社会システムから地方分権型社会システムへと転換し、一人一人がゆとりある生活を送れるよう、国と地方自治体の役割分担をしながら規制緩和を進めていくことが大事なことではないでしょうか。本年3月29日、地方分権推進委員会が中間報告をまとめ橋本首相に提出をいたしました。これまでにない意欲的な内容であると評価をされているようであります。さて、私たち公明は、昨年党内に設置いたしました地域からの改革推進委員会が中心となって、自治体の貴重な声を生かし政策提言させていただくために、全国の都道府県及び市区町村を対象に、地方分権、規制緩和に関する重点項目調査を実施いたしました。県内においても70市町村から回答をいただき、その内訳は、14市のうち14市で 100%の回答率、55町のうち38町の69%、30村のうち18村で60%でありました。本市にもアンケートに御協力をいただきましたこと、この場をおかりして深くお礼申し上げます。調査は、地方分権、規制緩和が進まなくて困っている具体的事例を順番に五つ記入していただき、これを集計いたしました。結果を見てみますと、市区町村の望む権限移譲のトップは都市計画関係、2位は農地の転用、3位は地方財源の強化、次いで公営住宅関係、福祉関係、教育関係という順番でありました。要望の多くは法律に基づかない細部にわたる関与の早期是正を求めております。また、地方財源の強化の要望は、やはり分権の根本課題として、地方における財政自主権がなければ実質的な分権を推進することはできないということです。住民のきめ細かい要望を一つ一つ聞き、実情に合ったサービスが可能なのは、やはり自治体であります。これからの行政の主役は地方自治体なのです。そのためには、自治体に国の下請の役割をさせてきた国の機関委任事務、許認可権などを撤廃、またはできる限り減少させていくことが必要ではないでしょうか。地方分権につきましては、今まで何回も質問されてきておりますが、ここで再度市の考え方についてお聞かせをいただきたいと思います。
以上3点について、市長並びに関係部長の前向きなる答弁を期待し、質問とさせていただきます。
29:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
30:
◯市長(
小倉 満君)
ただいまは、3点の御質問、御提言がございました。リサイクルにつきましては環境部長より、福祉問題につきましては福祉部長より、地方分権につきましては私から御答弁申し上げます。
地方分権の推進につきましては、ただいまお話しをいただきましたとおり、本年3月29日に地方分権推進委員会が中間報告をまとめまして、橋本首相に提出いたしました。仰せのとおりであります。地域における行政の自主性、自立性を高め、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現を図るためにも、国と地方との関係の改革が求められております。今や地方分権の推進は21世紀に向けての国民的な課題であると考えております。これまでに、市長会、市議会議長会等地方6団体を初めとしまして、さまざまな団体や機関から積極的な提言がなされてまいりました。私も全国市長会の特別委員会の委員としまして、幾つかの問題点を検討しまして、その委員会で
発言をした次第であります。また、岐阜県におきましては、このたび地方分権推進本部を設置されました。市町村と連携して国に働きかけていくとともに、今回の県の立場で、全国10県で(仮称)地方分権で生活を変える自治体連合を結成をされまして、住民の視点に立った地方分権のあり方や分権内容を研究して国に提言していこうということでございます。ごらんいただいたと思いますが、これはその新聞の一部の記事でございます。
〔新聞記事を提示〕
31:
◯市長(
小倉 満君)
住民に身近な行政は、住民に一番身近な地方公共団体で処理することが基本であります。県との密接な連携を図りながら、地方分権推進に取り組んでまいりたいと考えております。今後ともいろいろ御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
32:
◯議長(
渡辺雄次君)
環境部長。
33:
◯環境部長(
高橋邦夫君)
御指摘のペットボトル、トレーなどのプラスチック製品の分別回収につきましては、昨年6月に公布されました、いわゆる容器包装リサイクル法におきまして、製造、利用事業者に再商品化が義務化されたところでございます。トレーにつきましては、現在一部を除きまして、スーパーマーケットなど事業者による自主回収ルートが整備されておりますことは御案内のとおりでございます。ペットボトルにつきましては、資源処理施設が全国にも数ヵ所しかない現状であります。そのため、今回制定されました容器包装リサイクル法により、ペットボトルの資源処理施設の整備が急がれている状況下にあります。本市におきましても、既に行っています5分別に新たに1品目が加わるということから、収集方法及び収集後のストックヤードの確保のほか、圧縮等を行う中間処理施設が必要となります。したがいまして、ペットボトルなどの分別回収につきましては、法の施行に伴う他市町村の動向なども勘案し、検討を進めてまいりたいというところでございますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
34:
◯議長(
渡辺雄次君)
福祉部長。
35: ◯福祉部長(一柳瑞賢君)
福祉問題について、四つの御質問をいただきました。
初めの公共施設に点字案内につきましては、福祉の拠点であります総合福祉会館に点字案内板を設置しておりますし、サインシステムの一環として市役所前と大垣駅前にも点字案内板を設置しており、今後大垣駅北口などにも設置する予定でございます。2点目の音声誘導装置の導入につきましては、市役所、総合福祉会館、中川ふれあいセンターの玄関入り口に設置しておりますが、現在設置数が限られておりますので、視覚障害者の皆様の利便性を考慮し充実を図ってまいりたいと存じます。3点目の歩行訓練指導員の充実につきましては、市内に歩行訓練士の有資格者もおり、障害者団体では社会参加を促進するため外出を兼ねた教室を開いております。また、社団法人県視覚障害者福祉協会では、歩行訓練士が視覚障害者の御希望により、自宅を訪問して歩行訓練や日常生活訓練などの指導も行っておりますので、同協会と連携を図りながら御要望にこたえるよう努めてまいりたいと存じます。次に、公
文書を点字でについてでございますが、従来から広報「おおがき」と県政だより「くらしと県政」は録音版と点字版により、「社協だより」は録音版にてそれぞれ発行しておりますが、各種行政
文書につきましては、週2回から3回、ホームヘルパーが訪問して代読をしているのが現状でございます。ただ、個人的なプライバシー保護の観点から、
文書によっては点字化が必要な場合も考えられますので、視覚障害者の皆様の御意見をいただきながら検討してまいりたいと存じますので、よろしくお願いしたいと思います。
36:
◯議長(
渡辺雄次君)
7番。
37: ◯第7番(中沢清子君)
自席で失礼します。
各分野において丁寧に御答弁いただきました。1点目のペットボトルにつきましては、平成9年度から12町で、平成10年度からは57市町村で分別回収することとなります。ぜひとも早急に分別していただきたく、よろしくお願いいたします。
福祉問題につきましては、点字案内板を大垣駅北口などに設置される予定であると今伺いました。どうかよろしくお願いいたします。音声誘導装置、歩行訓練指導員の充実につきましては、さらなる充実をよろしくお願いいたします。視覚障害者の人に公
文書を点字でにつきましては、検討してくださるとのことでございますので、ぜひよろしくお願いいたします。
なお、地方分権につきましては、北欧では福祉の例を見てみても地方自治体に権利があり、地域の実情に合った行政が住民参加のもとに展開されているとのことであります。どうか市民の側に立った地方分権の推進に取り組んでいただきますよう要望をし、質問を終わります。
38:
◯議長(
渡辺雄次君)
次に移ります。
13番 岡田昭三君。
〔第13番 岡田昭三君 登壇 市長に写真を渡す〕
39: ◯第13番(岡田昭三君)
通告に従いまして質問をいたします。
最初に、市長さんにお願いします。平成8年度予算編成についてでございますけれども、私は歳入について質問をしたいと思っております。平成8年度の予算から歳入を拾ってみますと、一番多くは市税が 244億、合計が 514億ですから、市税が約半分くらいを占めておると思っております。次に、国庫支出金、国から来る金が31億 4,000万円。県からは21億 8,000万円。諸収入、いろいろ競輪場の売り上げ等も入っておると思うんですが81億。そこで市債が、借金といいますか、先ほど同僚議員から話が出てましたが、58億円の明細でございますが、前回財政課長が私のところへお見えになったときに、この市債についての明細ですね、明細。先ほどは利率が、はっきり同僚議員のときも出てましたけど、私は数字的に一遍話をしたいと思うんですが、利率は幾らで借りておられるか。その金額等は、金融機関、また国、いろいろあると思うんですけども、明細に財政課長に頼んでございましたから、市長さんの手元に報告行っておると思っておりますので、お願いをひとつしておきたいと思っております。1番の質問ですけども。その関連ですが、ことしは 514億。もう今後、財政課長の話によると、これは大垣工房も完全にでき上がっての予算であるというふうに説明を受けたわけですけども、大垣工房については53億、国から14億、県から7億 4,000万、市債が十何億、ちょっとこの辺不明瞭ですけども、要は53億の中に完了しておるとすれば、今年度の事業計画はこれだけの予算で大体完了される予定でございますか、それともふえてくるか。行き当たりばったりと言われればそうでしょうけれども、この不況の時代ですからその点を、補正の組み方についてお尋ねをしたいと思っております。
次に、これに関連して私は申し上げたいんですが、一般市民の方がソフトピアジャパンって何をやるところやということを私に聞かれるんですよ。それで、皆さんに話をしておるのは、大垣は何といっても1次産業は農業であると、農業が大垣市の外野を全部農家で取り巻いておるので、私は第1次産業は農業であると。第2次が今までは紡績であると。ただし、紡績の工場が全部売り物に出ているという話ですが、もう紡績産業はだめであると。それで、もう女工さんも来ないので第一女子高等学校ももう要らぬようになったので、県にアカデミーという教育機関に貸されたんだと。それで、その紡績事業というのか、繊維産業にかわる事業として情報産業を大垣市は計画の方進んでおられるんだと。まあ10年か、15年後には、これは当たる当たらぬは別として、世界の流れから見て、そういう産業が必要であるからやってみえるんですよということを話しておるんですよ。そこで、私は6月1日にオープンでしたから見学に、その前の内示会は部屋だけでしたからオープンに行ったんですが、3階までは一般人に公開して、3階以上は一種のテナントビル方式であるなと、こういうふうに私は思ったんですけれども、各会社が借りておるわけですから、優良企業が借りておるわけですから。一番最上階は大垣市を眺めるといいますか、西濃地域を眺めるところで一番最上階は行けれますが、1階にはフォーラムホテルの食堂が、レストランがございます。まあ一般市民の人は先ほども出てましたけども、ソフトピア、ソフトピア言うても、これは一遍は行ってもいいけどももう二度と行かぬのやないかと私は思うんです。それと外は、大垣市が金をかけたんですから、非常に立派な公園のような方法ですけども、ベンチか何かそういうようなものでも置いて、公園へ遊びに行ったつもりでレストランで食事でもして帰ってくるというようなことじゃないかと私は思っております。なぜならば、私もパソコンを、これは情報化産業だからパソコンを勉強しないかぬということで、その3階に、一つは子供相手のロボットの部屋がございました。その部屋は非常に子供で満員で、もう一つの部屋で、この図書館の中のようなふうにソフトが置いてあって、係の人が3人くらいいましたかね。どういうソフトでも入れますよと。ただし、今ちょっと満員ですから1時間ばかりたったら来てもらえぬかと、こういうことでしたんですよ。私は別に行くところないので、ここで見ておりますわと言って順番が来たんですが、ソフトを持ってパソコンに入れる。入れてぱっぱっぱっぱっとやって、私たちではとてもそんなものはできない。専門家が出してくれたんですけども、どんな扱い方をしていいのかわからないんですよ。大垣市民の方が行ったって、そんな田舎の人が行ったって、何にもそんなものは相手にもなってくれないと思うんですよ。私がその係に、どうやってこれやるんですかと言うたら、あんた学校行ってきなさいと。こんなところ来てもらってもただ機械を見に来るだけで、何も市民に関係ありませんよというようなことを説明しておるんですよ。それで、私はそれでもいいんだけれども、これからはパソコンの時代になってくると思うんですが、大垣市が、今のは県ですから県のやられることはやむを得ぬとしましても、大垣工房の中には、そういう一般市民に対するそのパソコン教育的なものが設計されておるかどうかお尋ねをしたいし、ただ機械を並べていくだけでは、今大体パソコンを習おうとすると、高いところで30分1万円、大体2時間が1万円の相場なんですよ、大垣の業界ですよ。それで、私は二、三ヵ所習いに行きましたけど、さあっとひとしきりやってこれで2万 9,000円、終わりですと、1週間行ってですよ。次もまた2万 9,000円持ってきてくださいと。そんなようなことで、そんなちょっとやそっとで、今業者は、教育関係の業者は、岐阜にパソコン救急隊というような、新聞で宣伝しておるんですよ。そこへ電話したら30分1万円で、出張旅費が 2,000円で、さっと教えに来てくれますけどね、わからぬ場合は。そんなことですから、そんな簡単なものではないんですが、せっかく53億もかけて市民のためにやられるというのなら、そのソフト会社といいますか、優良会社のためだけでなしに一般市民が、高齢者の人は無理にしてもせめて若い人に、まあ学校は学校で教えてもらうでいいでしょうけれども、中間的な人が習えるような、教えてもらえるような、ひとつ部屋をつくってほしいと。それを今から意見としてまたお伺いをしたいと、こう思っております。これが、予算の編成と兼ねて、その中の大垣工房、今建設される来年度の問題で、中身のことは私たちはわかりませんが、財政課長はこれで全部できるんだというような御意見ですから、補正を組んでやられるということはないと思いますけども、お尋ねをしたいと思っております。これが1番です。
次に2番ですけれども、公害問題について私はこの前質問しておるんですよ。それは環境部長に質問しておる。環境部長の答えは、ちょっと読みますから聞いておってください。「御指摘の臭気の件につきましては、焼却時及び水処理の過程で発生も考えられますことから、焼却については排ガス洗浄装置の設置、水処理につきましては薬品注入により防止するように強力に指導してまいりました。その結果、現在では平常な状態を保っており、昨年末から現在に至るまで、地域住民から直接苦情の申し立てはありません。しかし、さらに臭気源であります汚泥焼却の前処理施設を設置するとともに、環境対策の一環として外観を整える工事を進めており、今月中には完了するものと」、今月中ですよ、今月中だから3月やね、「今月中には完了するものと思っております。また、近い将来において植樹等で環境美化を図るよう指導しているところでございます。今後とも大垣保健所と連携を密にし、立入調査を行うなど、従前にも増して地域住民に御迷惑のかからないように指導してまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと思います」。こんなような答弁をいただいたので、私はもう3月の末にはこの問題は解決はできておると思っておったんですが、あの地域の住民の方から、ミニ集会のようなことで、一遍何とかならぬかというようなことですから、そうですか、私はもういつかできておると思っておったんですがということで返事をしておいて、一遍現地を見に行ったんですが、今市長さんに写真を見せましたように、現地へ行ったらとてもじゃないが、その環境部長の言われるような、これは私たちはソフトピアとか南のクリーンセンターを見てますからね、そんな頭が入っておるかもしれませんけども。産業廃棄物の処理については、非常に今問題になっておる時期ですが、あの地域にだんだんだんだんともうむちゃくちゃ、市道もひっちゃくれも自分のものともうごちゃまぜのような経営をやってみえるんですが、何とか手を打たないと、手を打つというのはおかしいかもしれませんが、対策を練っていただく必要があると思っております。これは、県が許可をしておりますから、市長さんに直接どうということは言えないと私は思うんですけども、一応市長さんに御意見を聞いて、私なりの考えをまた進めていきたいと思っております。また、次にこれは赤坂新田のハヤモクという、これはいす工場じゃないかと思うが、早崎さんのやっておる工場だと思うんですけども、これは平成5年か何かに聞いたんですが、これも何とかするというような答弁だったと思うんですけども、これはシンナーを吐き出すと言うんですが、昼間は全然出さずに夜出すということでございます。その点もひとつ含んでいただいて検討をし、御回答をいただきたいと思っております。
それから、市民病院について。私の市民病院の質問は、3月のたしか23日に私のところへ見えて、実は3病棟におばあさんとおじいさんとが入院しておると。おじいさんは付き添いですよ、付き添いですが。おばあさんが心臓の中へ何か電池を入れておると、まあどういう病気か知りませんけども。それで入院しておったら、隣へ警察官の人が2人、本人を連れて入って行ったと。これはえらい人が隣へ入ってござったなと、そう思ったと言うんですよ。その警察官の人は2時間置きに見に来ると、2時間置きにね。夜は来ないと。夜になると、それはどういう人か、警察の関係の人ですから、私は警察へは聞いてませんけれども、夜になると出て行ってしまうと。それで、おじいさんは10万円を自分の財布へ入れて、おばあさんはゼロにしてあったと。おじいさんが用事があって家へ帰ったときにおばあさんが廊下に行ったら、今度はおばあさんの財布の中を見て、空だったからとってなくて下に捨ててあったと、こういうことですが。犯罪者というのか、何か病院の事務局長さんは、まだ犯罪にはなっておらぬ人だというようなことを言うてみえましたけども、警察関係の犯罪者は、これは命にかかわる問題は、市民病院を利用されてもいいんだけれども、私は警察病院か何かあるんじゃないかと思うんですが、救急を要する病人についてはそうですけども、そういう人を入れる、入れるならまだ個室ならまた別ですけども、一般の人と一緒に入れるということは、私はちょっと問題があると思うんですけども、警察との連携の問題もあるでしょうが、もうそういう犯罪者を入れてもらわぬように、市長さんからひとつ警察の方に言っていただいたらどうかと、かように思うものでございますがどうですか。
それから、今のこれは通告しておらぬと思うんですけども、同僚議員が言ってみえますから言いますが、今のお医者さんに謝礼を出すということですけどね。私のところへ昔から、岡田さん、がんでどうも助からぬかもしれぬけども、何とかひとつ助けてもらいたいと思うんやけど、外科のお医者さんに幾ら持っていったらいいやろと、こう言われるんですよ。そうやなあ、そんなものがんで助からへんので持っていってもだめですよと言うても、わらをもつかむ気持ちで持っていかれたらしいんですよ。まあどれだけくらい、大分ようけ持っていったとは言うてござったけどね。ですけども、案の定死なしたんですよ。そしたら、岡田さん、ちょっと返してもらうように言ってもらえぬかと言われるんですよ。そんなことは私が、家へ持っていかれたらしいんですよ。今度の話は病院で、あれはお医者さんの方が一杯引っかかったと思うんですけども。病院で金を受け渡しは私はないと思うんですよ。みんな家へ持っていかれると思うんですよ。私のところへに聞きにござるでね、まあ10万円くらいがいいか、8万円くらいがいいか、それがまあ常識化されておると私は思うんですよ。なかなか持ってごさるものを突き返すということもできぬし、至ってがんで、あんたの命がないということも言えないし、まあ置いてって走っていってしまわれるものは、ぼって行くことはできませんが。これは食いとめることは、今の日本の情勢において、お世話になる人には礼儀やというような意向でしょうけれども、私はなかなか返しにくいが、これは宅配便で、現金やったら宅配便ではいかぬと思うんですけども、市民病院に予算を組んで、もらったら送り返すというような方法を講じないと、ただ注意とかどうとかということでは、この世の中は、何か病院でお見舞いの人にでも持っていくと返されると。返されても持って帰るわけにいかぬでそこへほかっていく。それは積んであると、やっぱり積んであると持っていかないかぬのかなというてお客が思うと言うんですよ。それで、即座にその予算化されて、そんな大したことないと思うんですが、もう返されたらどうかなあと、こういうふうに私は、私の考えですよ、私の考えは、そういうふうに思います。これは、市民病院の問題でございます。
次に、助役さんですけど、助役さんといつも談合の問題で、談合というのか入札の問題でやりとりするんですが、これも今の病院と一緒で、昔からこういうくせがついておって、私がひとりいつもかもがあがあ言っておってもこれはいかぬかなと思うんだけども、私も言い出したことを、とうとう岡田はもう黙り込んでまったと言われても困るので、それで言いますが、議会に出ておるうちは言わなあかぬようになってしまうんですよ。もうこの前は市長さんに、私は自治会長に建築確認は要らぬのやと、何遍やっても平行線やで、私がもういいかげんに負けてしまったわけやね。だけども今度はちょっと助役さん、負けるわけにはいかぬので、一遍何とかひとついい方法を講じてもらいたいと。一般の市民の人は、岡田さん、幾らそんなものたたいたって、たたくいう言葉はいかぬけど、言ってみたって、そういうしきたりになっておるので、大垣は土屋か岐建木村の言うことを聞いておらな、一番最初入会させてもらってもね、3年間は入札の願いか何か出したらあかぬのやと、そういうふうになっておると業者が言うてますから、そんなふうになっておるのかなと言うておるんだけど。まあそういうことでございますが、私が5月17日の毎日に、くじ引きで入札を実施したら談合の指名した業者が外れたという、ここに新聞があるんですよ。ああなるほどなと、こう思ってこれを読んだんですが、要するに愛知県では豊橋とか刈谷とか、それから三重県もあったんですね。そしたら、要するにくじで負けてしまって、負けたいうのか当たらなんで、談合の指名になっておった人が外れるという、ここに大きな「くじ引き入札実施」と書いてあるが、これも一つの方法ではないかと。まあいかれっぱなしというようなことやなしに。それで、私は、これはまあその1点として、あくまでも指名ではなしに一般競争入札をやってもらいたいということを言っておるんですよ。まあ一般競争入札で落ちればその人が安く落ち、それでいいと思うんですが、余りちょっと絞り過ぎてはいないかということを私は思うんです。ことしの1月22日に建通新聞という新聞が出てますよ。これは業界の方が読むものですけども、それをずうっと読んでおったら、何かないかなあと思って見ておったら、大垣市というところに23日の入札で、三塚町いうと、私の生まれの三塚町ですが、三塚排水機場整備土木、入札の指名が3社しかないんですよ。岐建木村、土屋、木村建設、これは木村建設は私はちょっと知りませんけど、まあ岐建、土屋といったら、先ほど言いましたように、そんな指名に3社くらいはちょっと少な過ぎるんじゃないですか。この点について私、お尋ねをしたいと思うのでございます。要は、私は指名よりも一般競争入札にしてほしいんだと。業界においてどんな裏取引される、それはまあ警察にもわからぬことですから、この世の中はわからぬならそれでしまいだと言えばそれはそうですけど、いつかは何かばれてくるんじゃないかなと私は思うんですが、それまで粘るつもりでおります。
その次に、収入役さんに。収入役さんは、市の預金等は管理してみえると思うんですが、この前この質問書を出したら課長さんが見えたんだが、今預金は40億か何とか定期預金は持っておると。それは利息は幾らですかと。借り入れはどれで、またその預金の利息はどうですかということをきょうは答えていただけると思うんですが、ひとつ銀行別に出してください。私は利率をお聞きしたいんですよ。幾らの利率であるかということと金額を教えてもらえればよろしいんです。それから第2番目の質問のときにその点に触れたいと思いますから、ひとつお願いしたいと思っております。詳しく説明してください。
それから、納税貯蓄組合の補助金について3月やりましたが、地方自治法の 232条の4に、「出納長又は収入役は、普通地方公共団体の長の命令がなければ」、市長の命令がなければ「支出をすることができない」、当然のことですね。市長さんの決裁がなければできないと。今度は2項に、「出納長又は収入役は、前項の命令を受けた場合においても」、払えという命令を受けた場合においても、「当該支出負担行為が、法令又は予算に違反していないこと及び当該支出負担行為に係る債務が確定していることを確認」、要するに、法令に適合しておるかしてないかと。「したうえでなければ、支出をすることができない」ということが書いてあるんですよ。それで、私はこれは法令に違反しておると思うんですが、収入役さんは決裁をしてみえるわけですから、決裁したものを私もらいましたから、してみえるんですが、あなたは、収入役は、この大垣市の貯蓄組合は違法でないということの説明を求めたいと私は思うのであります。収入役さんはそんなことです。
その次、もうあとは簡単ですから。
40:
◯議長(
渡辺雄次君)
岡田議員、お待ちください。
質問者13番議員の質問の途中ではありますが、残余の質問につきましては、午後再開後に行っていただくこととし、この際、暫時休憩いたします。
午後 0時10分 休 憩
──────────────────
午後 1時 1分 再 開
41:
◯議長(
渡辺雄次君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
13番議員の一般質問を再開願います。
13番。
〔第13番 岡田昭三君 登壇〕
42: ◯第13番(岡田昭三君)
引き続いて質問いたします。
消火栓についてですけれども、これは消防関係ですが、総務部長さんでいいと思うんですけどもお願いします。
消火栓が、今大垣市に何ヵ所くらいあるかお尋ねしたいと思っております。そこで、前回高屋で火事があったときに、消火栓の前後ろに車が置いてあって、非常に被害が大きくなったというような市民の声が私のとこへ来たわけですけども、消火栓のところへ車を置くということは違法であると私は思うんですけれども、もう消火栓の色がはげておってわからぬ点があるやに聞いております。一遍再点検をされたらいかがでございますか、お尋ねをいたします。
次に、市長室長さんでよろしいんですか、広報「おおがき」についての編集についてですけれども、非常に細かく親切丁寧ではよろしいんですけれども、もう少し要点に絞ってほしいという意見が出ておりますことをお尋ねいたしたいと思っております。
次に、環境部長さんにお尋ねしますが、私のところに高齢者の方から、郵便局の配達する人のオートバイが歩道を走って非常に危険を生じるということです。オートバイは歩道を走ってもいいのかどうかという質問でしたけれども、一遍市の方へ、これはなかなか難しい問題かもしれませんけど、法的にはオートバイはできないと思うんですけれども、だけども、郵便局の立場になれば、早く配りたいという意向もわかりますけれども、高齢者にとっては非常にスピードが出て危ないということを言っておりますが、いかがでございますか。
次に、民生部長さんにお尋ねしますけれども、人間ドックに、ここに資料を持っておりますけれども、人間ドックの健診料を助成します。支払い金額の半額で、上限は2万円、要するに2万円まで、これまでは1万円であったんですが2万円いただける。これはいいことだと思うんですが、そこで対象者に、満年齢30歳から70歳未満の方と書いてあるんですよ、健診時。それで私に質問のある高齢者の方は70歳以上でございます、なぜ70歳以上の方には2万円の助成金はもらえないのか聞いてほしいということです。70歳になったら、まあ死んでまった方がいいと。もう幾ら診たってどうせ死んでいくもんだから、そこまでして、ドックまで行ってまわぬでもいいという気持ちなのか。そういうことを言われるんですよ。率直に言われるので、なるほどそうかなと思って、私もそうかなと思って質問するわけです。どこかの費用を節税というのか欠いていただいて、何人見えるかもしれませんけれども、70歳以上でドックへ入るというようなことは、長生きをしたいから入りたいと思われるんでしょうけれども、その辺を法的にはどうなっておるか。私も勉強してませんけれども、まあ2万円のことですから、何人もないと思うんですが助成をしたらいかがでございますか。
その次に、福祉部長さんにお尋ねいたしますけれども、大垣老人福祉センター、世安にある福祉センターですけども、先日は建物を建てかえてもらったらどうかという高齢者の意見ですけれども、まだ早いというようなことですが、その場内の備品設備について、もう少し充実をしてやったらどうかと、かように思っております。今は非常にサービス時代のときです。高齢者の方も、サービスということは念頭にあるわけですが、管理者の方はまあ天下りといいますか、まあ定年になった後2年くらいは勤務されると思うんですが、やっぱしお客さんではないかもしれませんけれども、お客さんのような扱いをしてやったらいかがと思っております。ああこれもだめ、あれもだめ、何かふろ場のかごも取り上げる、おけも取り上げる、カラオケもまともなカラオケではないということを言ってくるんですが、もう少し設備の充実に力を入れてほしいと思っております。直接所長さんに言うていくといいんですけども、所長さんは世安町の自治会長ですから、また選挙に当たりが来ても困るので、私もよう言うてかぬのですよ、本当の話がね。まあ、やっぱし福祉部長さんの方から言うてまわぬと、私たちが直接現地の所長さんに言うことはできませんので、お尋ねをしたいと思います。
それから、教育長さんにお尋ねしたい点ですけども、青墓のトンネルが開通というのか完了したそうですけども、青墓のトンネルの土で青少年自然の家の土地の整地が終わったら作業にかかるということは、私はいつかの一般質問で聞いております。しかし、課長さんの話を聞くと、道路の設置が決まらなくては作業に入らないということですが、その道路のことでしょっちゅう地元の人から聞かれるわけですけども、非常に赤坂新田で事故が多発しておりますので、高架ででも持ってってもらえればいいけども、またああいう道路をつくられたら村の中で事故が起きるということで、なかなか道路が決まらないんじゃないかと私思いますけれども、それでは道路が決まらなければこの作業は進んでいかぬのかどうか、その見通しについてお尋ねをしたいと思っております。
次に、計画部長さんにお尋ねいたしますが、一つは電波障害についてですけども、先日も部長さんにお話ししましたが、共立ビルが建ったために、これは丸の内ですけども、電波障害が起きておると。そこで、ケーブルテレビを入れてもらうことはいいんだけども、3万 6,000円の個人負担が来ておるということでございます。つけるだけつけてもらって払わぬとおくと言ってもいいだろうかというようなことですが、まあ話は話として、やっぱしこの建物については市も一口かんでおるわけですから、3万 6,000円くらいは共立ビルから出すようにしたってほしい、いかがですか。
次に、公園の問題ですけど、赤坂スポーツ公園についてですけども、この赤坂スポーツ公園をつくっていただいて非常に喜んでみえるというのか、いいと思うんですが、あの近くの人は土地を提供しておるわけだね。まあ提供ではない売っておるわけですが。公園はできても全然中へ入れないということですが、私は、公園を全部さくで囲わずに一部分ベンチでも置くような公園設備を置いて、これはスポーツ関係のところは入ってもらったら困るでしょうけれども、そういうようなとこをつくることも必要ではなかろうかと。なるほど地元の言われることもよくわかるなあというふうに私は思って、今度質問するわけでございます。ついでに、田舎の人ですから、あそこの公園の中に大きな時計を、遠くから見えるような時計をつけていただいたらありがたいというようなことでございます。次に、また浴場設備というような要望でしたけど、シャワーくらいは、ゲートボールか何かのときにそういう設備はできておると思うんですけれども、要望がありますのでお尋ねをいたします。
次に、公園関係全般についてですけども、どこの地域へ行っても、なかなか市役所へ言っても剪定に来てもらえぬと。木はだんだんと大きくなって枝葉は出るので、仕方がないので町内で庭師さんを頼んで手を打っておるが、最近庭師さんもどえらい日当も高いので、補助金を出してもらうようにという意見でございます。
以上で第1回目の質問を終わります。
43:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
44:
◯市長(
小倉 満君)
ただいまは、十数項目につきまして御質問、御提言がございました。私からは、3点について御答弁申し上げます。
平成8年度の予算編成につきましては、御案内のとおり一般会計では総額 514億円の予算を編成いたしましたが、そのうち市債は58億円余となり、情報工房は4億 1,800万円となっております。御質問の市債の残高につきましては、平成7年度末で 506億円余となり、本年度の元金償還額は22億円余、本年度末の市債残高見込額は 541億円余となります。また、平成7年度末の市債残高の借入先内訳は、政府資金 280億円余、公庫資金19億円余、銀行等縁故資金 181億円余、その他24億円余となっております。これら市債の借入利率につきましては、借入年度によりまして差異はございますけれども、平成7年度につきましては、政府資金 3.4%、公庫資金 3.5%、銀行等縁故資金は 3.3%となっております。一方、これら借入金 506億円の平成8年度以降完済までに支払う利息の合計額は 170億円余となり、その主な内訳は、政府資金 103億円弱、公庫資金9億円弱、銀行等縁故資金55億円余等となります。これら市債を活用しながら、クリーンセンター初めスイトピアセンター等の建設により、市債の残高も漸増いたしましたが、今後は市財政の硬直化に十分配慮しながら諸事業を進めてまいりたいと存じます。こうした中で、(仮称)大垣市情報工房及び岐阜県マルチメディア共同研究センターは、県との合築によりまして平成8年2月に着工し、本年度事業として現在情報システムやそれに伴う機器整備の詳細設計を行っております。このため、先般の情報化委員会でも御報告申し上げましたとおり、詳細設計に基づくシステム等開発費予算は、平成9年度で計上する予定でおります。この情報工房は、平成9年8月に完成予定でございます。現在まだ仮称というふうにつけておりますが、鋭意建設が進められております。こうした中で、詳細設計内容につきましては、システムの開発期間、使用機器整備を考慮しますと、一部平成8年度予算での対応も必要になる部分も生じるかと思われますが、その額等につきましては、詳細設計の完了によりましてお願いしてまいりたいと存じます。大垣市情報工房につきましては、3年度にわたっての事業でございます。平成7年度、8年度、9年度ということでございます。なお、情報工房を含めました情報化の推進につきましては、市民が親しみやすく興味を持って参加していただけるような方法を一層検討してまいりたいと存じます。もっとPRをするようにということでございますが、現在、パソコン教室というお話、パソコン講座についての御指摘がございましたが、これ等、スイトピアセンターとか大垣女子短期大学とか、あるいは国際情報科学芸術アカデミー等々でいろんな講座を設けております。マルチメディアあるいはこれに関連した、特にインターネットに対する状況等、講座の機会を一つでも多く持って、市民の皆さんに御理解を求めていきたいと、このように存じております。平成8年度予算につきまして、市債あるいは大垣市情報工房についての御答弁を申し上げました。先ほど申し上げましたように、約48億円という、これは土地代を含めてでございますが、建設事業費、土地代、そして県からの共同研究センター建設事業費等々でございますが、今後もう何も要らないのかということでございますが、システム開発費が必要かと思います。平成8年度、情報システムの詳細設計は、先ほどちょっと触れましたように 2,500万円ほど要るのではないかと。あるいは9年度に詳細設計に基づきますシステム等開発予算、これが若干必要になってくると思います。いずれにしても、そうしたソフトの部分でございますので、今後いろいろな形で、そうした面の開発をしていかなければならないと、このように存じております。
次に、公害等についての中で臭気等御指摘がございました。シンナーの臭気、これは家具の塗装、これは家の中でやっているわけですけども、建屋内で家具の塗装を実施している会社がございます。その臭気を屋上のダクトから放出していたことが原因でございます。そうした、御指摘のようにいっときシンナーの臭気があったということは事実でございまして、ダクトから放出していたことに起因しているのではないかということでございます。そうしたことから、その後指導をいたしまして施設改善を行いました結果、正常に運転されているものと思っております。なお、現在では付近の皆さんから直接の苦情は出ておりません。改善をしていただけたその成果ではないかというふうに思います。
次に、前からいろいろ御指摘いただいております件でございますが、草道島地内の臭気、これは今日までも再三指導をいたしてまいりました。先般も改善対策報告書が提出されまして、焼却については、排ガス洗浄装置の洗浄液をより効果のあるものに変更した結果、排ガス中の臭気濃度が以前より大幅に減少いたしたというふうに伺っております。また、水処理の必要な廃棄物の受け入れを、従前の開放式から密閉式に変更することによりまして、臭気の放出を抑制するように指導いたした次第でございます。その結果、大垣保健所と市の合同で行いました調査によりましても、基準以下の臭気と判断いたしております。なお、先ほども前回御答弁申し上げましたお話をいただきましたが、今後とも大垣保健所と連携を密にしまして監視をしていこう、指導を重ねていこうということで、さらに公害防止に努めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いをいたします。
次に、市民病院に関してでございます。
けさほども、今後調査をいたしまして、適切な対応をしていきたいというふうに申し上げましたが、例えばそうした贈答品があった場合は、返送料を予算化してでも考えろという御指導をいただきました。基本的には各自の責任において対応すべきものだと思いますが、今後いろいろ検討してまいりたいと存じます。
病室において、一般の方と刑事被告人とを同室させた件についてでございますが、刑務所や拘置所等の収容者で入院治療を必要とする収容者につきましては、国が設置しております医療刑務所病院で入院治療するのが原則でございますが、緊急を要する疾病の場合は一般病院での入院治療を行うこともございます。御質問の患者さんは、市内の医療機関からの紹介で来院されまして、緊急入院治療が必要と診断をいたしました。救命救急センターに入院をしていただきまして、その後一般病室へ転室となりました。当時は個室がなかったものですから、2人部屋にお入りいただいたということでございます。来院時は身柄拘束を解かれた状態でございまして、一般の患者さんと同様の治療を行っておりましたが、同室の患者さんや病棟のスタッフに不安を与えないよう、大垣警察署に巡視を依頼するとともにガードマンを配置しまして、病棟における秩序の維持に努力した次第でございます。このことは、1人部屋、個室ということに配慮すべきであったわけですが、当時の事情がそれを許しませんでしたので、やむなくこうしたことに至ったわけであります。今後も、警察等の要請に対しましては、人道上の見地から対応するとともに、入院患者さんが安心して治療に専念できる療養環境を確保してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、入札については助役、預金及び借入金並びに納税貯蓄組合補助金につきましては収入役、その他幾つかの御質問、御提言がございましたが、それぞれ担当部長から御答弁申し上げます。
45:
◯議長(
渡辺雄次君)
助役。
46: ◯助役(安村準一君)
入札について答弁をいたします。
初めに、談合名指しについてでございますけれども、御案内のとおり質問にも御指摘がございましたが、一部の地方公共団体では、談合情報が寄せられました場合に、その対応として、くじ引きで入札参加者の数を絞り込む、いわゆるくじ引き制度を導入いたしております。この制度は、談合抑止のための一案とは存じますけれども、入札方法の改善を進めております建設省は、まじめな業者の入札の機会が逆に制限されたり、あるいは悪用されるおそれがあるなどとして、くじ引き制度の導入には消極的な見解を示しております。したがいまして、本市におきましても、こうした建設省の意向を踏まえまして、今後とも透明性、公平性を重視いたしました厳正な入札の実施に努めてまいりたいと存じておりますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。
次に、御質問の一般競争入札につきましては、無制限に入札に参加できるという印象がございますけれども、その工事に合った条件を付して参加できる業者の制限をするという、そういう条件付一般競争入札が広く認知をされております。これは毎回申しておりますけれども、本市では昨年、武道館建築主体工事におきまして試行をさせていただきました。一応の成果を得たと存じておりますが、今後も一般競争入札につきましては、当該工事ごとに大垣市入札手続改善検討委員会に諮りながら、工事の規模、内容、施工能力などを十分に検討いたしまして、よりよい方法で実施してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。また、1月22日付の建通という紙面での三塚排水機場の整備、これは土木工事でございますけれども、指名業者が3社だけということで御指摘をいただきましたが、この工事は御承知のように施行場所はJR東海道線の軌道敷地に接するところでございまして、これはJRとの協議によりまして、この安全運行という最大のこうしたことを優先をするという意味におきまして、JRの指定業者でなければこうした隣接地の工事はできないことになっております。今御指摘されました3業者が、大垣市内でのこうしたことが指定をされております業者でございまして、その三つの業者に限ってこうした指名をさせていただいたということで、工事場所等の特殊な中での指名工事でございます。御理解を賜りたいと存じます。
47:
◯議長(
渡辺雄次君)
収入役。
48: ◯収入役(加藤 智君)
預金及び借入金についてお答えをいたします。私の管理いたします歳計現金は、歳入と歳出のずれから発生するものでございます。あくまでも歳出に充てられる支払い準備金であります。そういった制約の中での運用ということになります。歳計現金の預金高は、平成8年5月末で53億 4,500万円ございます。預金先は銀行、信用金庫、信用組合など17金融機関でございます。その中で、指定金融機関など5金融機関とは45億 6,000万円の
当座借越契約を結んでおります。
当座借越契約といいますのは、一定の限度額を決めその範囲内で一時借り入れをするものであり、本市の場合、預金額を限度額として預金の金利と借入金利とが同率となっております。預金期間は3ヵ月から6ヵ月、利率は日々変動いたしておりますが、預金した時点によって若干差がございます。現在預金しておりますものはおおむね 0.7%から0.85%の利率でございます。5月末現在、
当座借越契約に基づく借入金は19億円でございます。借入利率は、先ほど申し上げましたように、先ほどの預金利率と同率の0.85%でございます。次に、各金融機関ごとの金利についてでございますが、先ほども申し上げましたように日々変動しておりますし、金利自由化の時代でございますので、預金者と金融機関の交渉によって決まってまいります。複数の金融機関に金利を提示してもらい、相対交渉によって金利を決めておりますが、ほとんどの場合、結果として金利の高い方と同じにしてもらっているのが現状であります。先ほども申し上げましたように、5月初旬預金分は0.85%、5月下旬預金分は0.65%から 0.7%でございます。金融機関ごとの金利につきましては、今後の金利交渉に差しさわりもございますので、公表は差し控えさせていただきたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。
次に、納税貯蓄組合補助金についてでございますが、先ほどもお話がございましたように、地方自治法第 170条第2項に収入役の職務が例示してあり、その中に支出負担行為の確認という項目がございます。さらに、大垣市会計規則第35条に支出命令の審査として会計、所属年度、歳出科目、金額及び債権者が適正であるか。配当予算の範囲内であるか。支払方法が正当であるか。支払時期が到来しているか。その他法令、条例、規則に違反していないかと掲げられております。これに基づく審査の結果、正当なものとして判断して支出をしたものでございます。以上でございます。
49:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長室長。
50:
◯市長室長(小橋宏司君)
広報「おおがき」について御答弁いたします。
編成方法といたしましては、市政情報の提供及び市民の皆さんに親しまれる地域の身近な話題を提供するとともに、写真、イラストなどをできるだけ多く取り入れ、明るい紙面づくりに心がけております。活字の大きさにつきましては、平成2年4月15日号から従来より1ポイント大きくするなど、読みやすい紙面づくりに努めております。今後ともきめ細かな情報提供を行い、常に編集内容に対する検討を重ね、読みやすくわかりやすい紙面づくりに努めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
51:
◯議長(
渡辺雄次君)
総務部長。
52:
◯総務部長(
安田 弘君)
消火栓について御答弁申し上げます。
現在、市内には上水道消火栓、井戸式消火栓、防火水槽、プールなどの消防水利が全部で 2,698基設置されており、その管理につきましては、消防職員及び各分団の消防団員が定期的に水利点検を行うなど、万全を期しておるところでございます。また、消防水利の位置につきましても十分把握いたしております。御指摘の消火栓の位置を明示する件につきましては、法的には標識等の設置義務は定めておりませんが、しかし今後広く一般にもその位置が明確にできないか検討をしてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願いいたします。
53:
◯議長(
渡辺雄次君)
環境部長。
54:
◯環境部長(
高橋邦夫君)
郵便局の郵便配達につきまして、御質問の歩道の通行区分につきましては、道路交通法第17条の規定に基づきバイク等の乗り入れは禁止されております。その旨、郵便局に申し入れましたところでございます。御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
55:
◯議長(
渡辺雄次君)
計画部長。
56:
◯計画部長(古坂 滋君)
電波障害についてお答えいたします。御指摘の丸の内2丁目地区の電波障害につきましては、地域住民の方より共立中央ビルに対し障害が出ている旨の申し出がございまして、地元自治会長及び関係者と協議を重ねた結果、大垣ケーブルテレビに接続し、工事費全額と維持管理費の一部を共立中央ビルの負担とすることで話し合いがつきまして、現在接続工事を進めているところと聞いております。市といたしましては、今後もこうした障害等につきましては、事業主体に対し十分調査の上適切に対処するよう指導してまいりたいと思いますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。
次に、赤坂スポーツ公園についてお答えをいたします。
この公園につきましては、市民のスポーツ及び憩いの場として多数の方々に御利用をいただいているところでございます。御質問の公園の出入りを自由にできるようにということでございますが、ゲートボール場、テニスコート、多目的広場につきましては、使用許可を求めていますが、その他の施設につきましては、自由に御利用を願っております。なお、多目的広場につきましても、団体利用がない場合には自由に御利用できるように開放いたしております。時計塔につきましては、既に児童遊園地内にかなり高いところ、5mほどでございますが、その位置に設置をいたしております。シャワー室の設置につきましては、今後実態を調査し検討をいたしたいと存じますので、御理解賜りますようお願いいたします。
57:
◯議長(
渡辺雄次君)
民生部長。
58:
◯民生部長(
岡田武久君)
人間ドックの健診料の助成についてお答えいたします。
大垣市国民健康保険では、保健事業の一つとして人間ドック健診料の一部を助成いたしております。御指摘の70歳以上の方は、老人保健法に基づき各保険者の拠出金と国、県、市町村の負担金によって、医療費の無料化及び人間ドックと同程度の基本健康診査のほか、胃がん検診など五つのがん検診を保健センターにおいて無料で実施しておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。
59:
◯議長(
渡辺雄次君)
福祉部長。
60: ◯福祉部長(一柳瑞賢君)
大垣市老人福祉センターについて御答弁申し上げます。老人福祉センターにつきましては、利用されるお年寄りのニーズに対応すべく、設備機器を初めとする備品等を備えてまいりましたところでございます。今後とも御要望につきましては、一部利用者の意見ではなくセンター運営委員会に諮り可能な限り充実させ、利用者に愛されるセンターの環境づくりを進めてまいりたいと存じます。
続きまして、公園の樹木剪定についてでございますが、自治会及び個人等が有する私設児童遊園地の管理につきましては、自治会等の設置者がその責任において運営管理し、環境の浄化及び安全性の確保に努めていただいております。そうした中で、私設児童遊園地奨励助成規則に基づき、滑り台、ブランコ、フェンス等の修繕が行われた場合は、その経費の一部を助成いたしております。しかし、樹木の剪定に対しましては、設置者である自治会等に御負担をお願いしているところでございますが、今後は剪定についても検討をしてまいりたいと存じますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
61:
◯議長(
渡辺雄次君)
文化部長。
62: ◯文化部長(小林正司君)
青少年自然の家についてお答えいたします。
御質問の自然の家の建設につきましては、大垣市第三次総合計画の後期基本計画によって進めているところでございますが、来年度に基本設計を行い、引き続き早い時期に実施設計、着工を図ってまいりたいと思っています。なお、県道大垣池田線のルートにつきましては、私どもも関心を持っているところでございますが、現在大垣土木事務所と地元との間で協議中と伺っておりますので、ルートの決定を待って基本設計の準備に入りたいと考えております。御理解賜りますようお願いいたします。
63:
◯議長(
渡辺雄次君)
13番。
〔第13番 岡田昭三君 登壇〕
64: ◯第13番(岡田昭三君)
第2回の質問になるわけですが、収入役さんにお願いをしたいと思うんですが、ちょっと聞き漏らしたか知りませんけども、共立に、この市の金融機関に定期預金はございませんか、お尋ねをしたいと思っております。たしかこの前会計課長さん来たときに、40億ほどあるというようなことを聞いたんですが、それだけあるなら両建てということではないかなと、私思ったんですけども、今聞いておりますと、そんなような言葉が出なんだようですが、再度お尋ねをします。
その次に、納税貯蓄組合についてですけども、適法であるというようなことを今お聞きしたわけですけども、どの点が適法になっておるのか、私の考え方と相反しますので、詳しく御説明を願いたいと思います。
次に、人間ドックの健診料の助成についてですね、何かわかりにくい答弁でしたが、要は、70歳以上の人に2万円補助をしてもらえるかもらえないかはっきりしてください。
その次が、大垣市老人福祉センターに運営委員会というものがあるということを私初めて知ったんですけど、これは大体もう福祉部で管理してみえるんじゃないかなと思ったんですが、運営委員会の役員の氏名を出してください。
それから計画部長です。わかったようなわからぬような話で、3万 6,000円を共立ビルが出すか出さないかを私はお尋ねしたんです。何かもやもやとして持つような持たぬような話ですが、当然3万 6,000円の金額は持ってもらうべきであると私は思っております。ケーブルテレビのことは、あそこも株式会社ですから、それは商売ですから引きたいのは当然でしょうけれども、電波障害というものは建てた者によって生じた害ですから、共立ビルが幾ら1万円でも3万 6,000円でも負担するのが当然であろうと思いますけれども、これは共立銀行の関係だと、ビルの関係だと言って逃げられやあれですけども、これは市がですね、率先してやられた事業であるので、責任はないとは言えません。
以上でございます。第2回目を終わります。
65:
◯議長(
渡辺雄次君)
収入役。
66: ◯収入役(加藤 智君)
お答えをいたします。
私の先ほど申し上げました金額は、いずれも定期預金でございます。大体3ヵ月から6ヵ月という期間で運用をいたしております。それから、40億という金額でございますが、どの時点でのお話か存じませんが、私の申し上げましたのは、5月末現在でこれだけあるということを申し上げたわけでございます。
それから、次の納税貯蓄組合のことでございますが、補助金のことについてでございますが、現在の規則による補助金の交付は、納税貯蓄組合法第10条の規定に基づくものではなく、地方自治法第 232条の2の規定に基づき、公益上必要があると認めて交付しているものでございます。本市の組合に対する補助金につきましては、市において正確に納付率を把握することができるために、申請書の提出を求めない例外措置をとっております。同補助金は、一応そのようなことでございますので、同補助金は地方自治法の支出を根拠といたしまして、大垣市納税貯蓄組合補助金交付規則の定める手続によって適法に支出をしたものでございまして、行政行為としての肯定力を持ち、法令に違反するものでないというふうに考えております。以上でございます。
67:
◯議長(
渡辺雄次君)
民生部長。
68:
◯民生部長(
岡田武久君)
人間ドックの国保の助成につきましてでございますが、老後の健康保持と医療費も含めましてでございますが、これは老人保健法に基づきまして保険者、国保もそうなんでございますが、医療費等につきまして拠出をいたしております。大垣市の国保が拠出いたしておりますのは、保険料の約54%相当を老人保健法に基づく拠出をいたしております。そういったこと等あわせまして、老人保健法の中ではその他保健事業といたしまして、疾病の予防とか機能訓練等いろいろ保健事業を行っておるわけです。その保健事業につきましては、保健センターで行っているということでございますので、あくまで老人、老後といいますか、そういった健康保持といいますと、老人保健法によるものでございます。国保といたしましては、助成を行っておりませんし行いません。
以上でございます。よろしく御理解いただきますようお願いいたします。
69:
◯議長(
渡辺雄次君)
福祉部長。
70: ◯福祉部長(一柳瑞賢君)
大垣市老人福祉センターの運営委員会のメンバーということでございますが、この4月に利用者、例えば老人クラブ代表とか、趣味の教室の代表、同好会の代表の方が自主的につくられて、センターが愛されるものになるようにということでつくられたわけでございますので、その役員の名簿につきましては、私手元に持っておりませんので、後ほど議員の方へお渡ししたいと思います。
71:
◯議長(
渡辺雄次君)
計画部長。
72:
◯計画部長(古坂 滋君)
この電波障害につきましては、大垣ケーブルテレビに接続するという手法でもって、両者、地元の方と事業者との間に合意ができてしまっております。また、この経費の負担につきましても、工事費全額が共立中央ビルの負担でございまして、その維持管理費、これの一部について共立中央ビルが負担いたしまして、残りの、先ほどおっしゃいました3万 6,000円、これについては個人の負担ということでルールができまして、お進めになっております。そんなことで、事業者にはこういった約束事を適正に進めていくかどうか十分見守ってまいりたいと思っております。
73:
◯議長(
渡辺雄次君)
13番。
〔第13番 岡田昭三君 登壇〕
74: ◯第13番(岡田昭三君)
3回目の質問ですから、いつも申し上げておりますように、答弁はどういうふうでもやむを得ませんが、私は収入役の納税貯蓄組合の補助金については違法であると思っております。あくまでも平行線ですからまた次の議会でやります。
それから、人間ドックも、これも2万円を何とかするというようなことを聞けませんが、市会議員が海外旅行に行くときに、2万円のせんべつを市長は出しておるんですよ。2万円くらいというてもおかしいやないかと、私は返したんですけども、そういういろんなものを積み重ねたら、恐らくそんな70歳以上の人に2万円くらいのものは出せぬことないと思うんですよ。まだ、私はきょうは歳入について責めましたけども、歳出でものすごく倹約するところはたくさんあると私は思うんですよ。私は、その70歳以上にはもう死んでしまうから、もうそんなもったいないというような考え方は当然捨てるべきであると、こう思っております。答えは自由にしてください。9月にまた続けてやります。
それから3万 6,000円の問題ですけども、それは同意ができたといっても、どこの町内会でも賛成の諸君のということになってぱっぱっと手を打つ。反対、反対言っとっても、それが了解であると言っても、それは私は納得できない。私は、この3万 6,000円を出したくないということではないでしょうけれども、町内会長が勝手に向こうと話をして、そして賛成の諸君の同意を求めるという、拍手によって決められたことに戦っていきます。その質問については、次回また継続しますから御返事をください。終わります。
75:
◯議長(
渡辺雄次君)
次に移ります。
3番 岩井哲二君。
〔第3番 岩井哲二君 登壇〕
76: ◯第3番(岩井哲二君)
午後からの登壇は初めてでございますので、ちょっと眠気がありますので、大きな声でやらさせていただきます。
今回は、生活環境整備について2点、通告に従って質問させていただきます。
まず、水辺の環境整備でありますが、本市は今さら言うまでもなく水の都であり、豊富な地下水と多くの河川に囲まれ、豊かな産業と高度な文化をはぐくんできました。しかし、その河川がときにははんらんし、多くのとうとい命を奪い、また貴重な財産をも流し去ってしまう水害という悪魔のような顔を見せることもあります。この水害と闘うため、私たちの祖先は輪中に代表されるように幾多の苦労を重ねてきました。また、現代の私たちも同様に、徳山ダムの建設や1級河川の整備など多くの治水事業を行い、この大垣を水の被害から守ろうとしています。そして、治水事業とともに排水対策も進められてきました。水門川を初めとし大小さまざまな河川や排水路の整備が行われ、今私たちの前には整然と整った水の流れがあります。今回取り上げさせていただいた曽根川も1級河川である新規川の源をなし、本市の北部、特に中川地区の排水路として非常に重要な河川であります。しかし、長い年月の間にその川底には多くの土砂が堆積し、堤に至っては雑草が生い茂り、ところどころ崩れかけています。このような状態であれば、台風でなくとも少しでもまとまった雨が降ればすぐにはんらんしてしまうのは目に見えています。実際何度もはんらんし、多くの被害をもたらしてきました。そのようなたび重なる災害のため、やっと当局も重い腰を上げて、昭和55年より河川の改修工事に着手され始めました。しかし、もう既に16年もたつのに、完了したのは国道21号線までであり、全体の半分ほどであります。そこで、まず初めにお聞きしたいのは、現在の工事や用地買収がどこまで行われているか、その進捗状況であります。その次に申し上げたいのは、既に完了した工事を見ての要望であります。かつては治水、セキュリティーは環境、アメニティーに優先すると言われてきました。確かに治水の面から見れば、河川の水辺はむだな遊休空間です。もう既に完了した国道21号線から東海道本線まではきれいに工事が行われています。川幅も広げられ、護岸はコンクリートで覆われています。また、水の事故を防ぐために周りはフェンスでしっかり覆われています。しかし、川とは本来こういうものでしょうか。都市の中の自然空間を形づくる中で、川ほど魅力的なものはないのではないでしょうか。私の小さいころはこの曽根川でよく遊びました。川の中へはだしで入り、ザリガニやタニシをとり、フナやカメを捕まえてきました。捕まえてきたカメの背中に名前を書き、覚えてみえる方もあると思いますが、その当時駅前にあったカメの池まで持って行ったこともあります。その池には市内の子供たちがいろいろな河原でとってきたカメでいっぱいでした。また、夏の暑い日には、水辺に座り足を川の中へ入れて、みんなでアイスクリームを食べたこともきのうのように思い出します。今の子供たちはどうでしょうか。フェンス越しに魚を釣るか、大人の目を盗んで川に入り、コンクリートの壁に囲まれた川の中で小魚を捕まえるのが精いっぱいです。そんなことでどうして自然と触れ合うことができましょう。私たちは自然と触れ合うことにより、子供たちの豊かな感性を育ててやらなければならないのではないのでしょうか。自然に触れようとか自然と遊ぼうとか言って、わざわざ遠くの山や川まで出かけて行くのは余りにも寂しいと思われませんか。ほんの少しの工夫と努力で幾らでも自然は呼び戻せると思います。また、景観の面でも同じではないでしょうか。定規で線を引き、コンパスで円を描いたようなコンクリートで固められた川が果たして美しいでしょうか。やはり、川は緩くカーブを描き、周りは木々に覆われ、水の中には大小の石がある。そして、ところどころによどみをつくり、さまざまな魚が泳いでいるのが自然ではないでしょうか。そんな魅力ある川ができれば、潤いや安らぎといった精神的な豊かさが生まれてきます。さらに、水辺の環境にとって生態系への配慮も重要なものです。植物や魚、そして昆虫などが生息できる環境を整えてやり、自然の力を呼び戻してやる。そのような多自然工法に取り組んでいる自治体も数多くあります。豊田市の矢作川では、水制工により昆虫がふえ、鳥が数多く集まってくるようになりました。また、東京の杉並区では、善福寺公園の水路でホタルの繁殖が試みられています。この曽根川においてもホタルの繁殖は夢ではないと思います。私の家は曽根川の近くにありますが、昨年のちょうど今ごろ、たった1匹ではありますが、ホタルが部屋の中に舞い込んで来ました。その夜はうれしくて、部屋の電気を消して飽きるまで見ていました。どこから来たのかわかりませんが、近くにホタルが生息しているものと思われます。近年、魚巣ブロックやホタルブロックなどさまざまな工法が開発されていると聞きます。本市においても、水門川や大谷川などでそれらの工法が用いられているとのことですが、それらを十分に活用され、環境に配慮した川づくりが行われることを要望します。また、水辺の事故防止にも十分配慮していただきたいと思います。もう四、五年前になりますが、当時北小の児童が水門川で水死するという痛ましい事故がありました。そのような事故があって、あわててフェンスがつくられたのですが、そのようなことが決してないようお願いいたします。そして、2年ほど前より第2期工事が楽田町地内で行われているようですが、今後の工事予定をお聞きし、大垣に曽根川ありと言われるほどの安全で環境に配慮した川が早期に完成するよう強く要望いたします。
生活環境整備の2点目として、居住環境の整備について質問させていただきます。
一言に居住環境といってもさまざまな環境があります。住宅の問題もあれば公害の問題もあります。また、ごみの問題も大変重要なことの一つです。しかし、今回は6月ということで、梅雨でもありますので水にテーマを絞り、下水道の問題を取り上げさせていただきます。下水道は言うまでもなく、清潔で快適な生活環境を確保する上で欠かせないものであります。また、水質の保全を図る施設としても、都市として早期に整備されなければならない課題と考えます。本市においても、昭和30年より着手され、今現在も着々とその整備区域が広がりつつあるのは、市民に周知のことであります。昨年度は、私の地元である中川地区においても、中川町や楽田町を初めとし多くの町内で工事が行われました。そして、ことしの4月から供用が開始され、多くの方が利用され始めたと聞いております。また、今年度も幾つかの町内で工事が実施されるとのことですが、先日も私どもの町内でも、下水道工事の説明会が行われるのでぜひ御参加くださいという回覧板が回ったばかりです。ここで私が言いたいのは、地元の人たちはもっと早く工事予定を知りたいのではないでしょうか。さあことし工事を行いますから皆さん集まってくださいと言われても、ほとんどの市民の人にとっては寝耳に水だと思うわけです。予算の関係もあると思いますので、5年や10年も先のことは無理かもしれませんが、せめて二、三年先の予定や計画のあらましだけでもお知らせする必要があるのではないでしょうか。2年ほど前に、私ども中川のある方が家を新築されたそうです。その際、大変なお金をつぎ込まれて浄化槽を設置されたのですが、1年もしないうちに、もうすぐ下水道が引かれるらしいと聞かされ、びっくりされたということです。確かに浄化槽を設置して、すぐにまた下水道を使いなさいと言われては、右のほおをたたかれてまた左のほおをたたかれるようなものです。建築確認のときにそれなりの説明があるようですが、やはり広く正確にお知らせすべきではないでしょうか。そこで、第1点目ですが、今年度の工事予定地域と今後の予定地域、そしてその工事計画をお尋ねします。次に、第2点目としてお尋ねしたいのは、調整区域における下水道工事であります。公共下水道事業には事業認可が必要で、市街化区域からその整備が行われているようでありますが、この大垣市には大変広い調整区域があり、多くの方が住まわれています。都市を形づくっていく上で調整区域は必要でしょうし、調整区域ゆえに受ける恩恵や束縛はいたし方ないと思います。しかし、調整区域においてもでき得る限り早期に工事が行われることを要望いたしますと同時に、幹線ルート沿いだけでも供用ができないものでしょうか、お尋ねします。これも中川地区の話で申しわけないのですが、二、三年前に林町や貝曽根町の調整区域において下水道工事が行われました。その工事期間中、道路の通行どめや足元の悪さなど、地元の人は大変な苦労を強いられたわけです。しかし、下水道が通るからと我慢してみえたのですが、いざできてみると、それは本管の工事だけで地元は使用できないではありませんか。目の前に下水道が通っているのに、使えるのは何年も先ということです。これは駅で電車を待っていて、電車が着いたら、みんなと一緒に乗ろうとしたら、あなたは次の電車でと言われたようなものです。せっかく待っていたんですから一緒に乗ってもいいではないですか。そのあたり定規で物をはかったように四角四面に判断されず、柔軟な姿勢で臨んでいただけたらと思います。本市において下水道の普及率が毎年3%ずつふえ、その工事実績が上がる中、平成7年度には53%を超えたと聞いております。しかし、政府の第8次五箇年計画によれば、平成12年度末には全国の普及率をおおむね70%を目標にしているとのことです。岐阜市においては、もう既に平成3年度に70%の普及率を達成しています。県下第2の都市大垣も、その名に恥じないよう、早期に70%の普及率が実現しますよう強く要望して、第1回目の質問を終わらせていただきます。
77:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
78:
◯市長(
小倉 満君)
2点御質問をいただいたわけでありますが、曽根川河川工事について、私から御答弁申し上げます。下水道工事につきましては水道部長より申し上げます。
曽根川につきましては、県の河川改修事業として東海道本線下流部新規川が完了しましたが、上流林町、楽田町地内等につきましては、河川断面が狭小のため少々の降雨でも溢水することがたびたびございました。したがいまして、昭和55年度に準用河川改修事業として採択され、東海道本線から上流の国道21号まで、延長 1,580mを第1期工事として着手し、平成4年度に完了いたしました。さらに、引き続き平成5年度から第2期工事として楽田町から赤花までの延長 1,420mのうち、国道21号から上流の工事に着手いたしております。この区間につきましては桜並木があり、河川改修事業とともに、市民が自然に親しむことができる憩いの場としても整備する計画でございます。現在までの整備状況でございますが、平成5年度から用地買収に入り、関係地域の皆様方の御協力によりまして、平成7年度末で73%が買収済みとなっております。そのうち、国道21号から上流へ延長 122mの間の改修が完了いたしました。今後とも用地買収につきまして、地権者の御理解を得られますよう努力してまいります。
次に、環境に配慮した川づくりということでございますが、自然との共生を図るよう魚やホタルなどの生物の自然生態系を考慮した魚巣ブロックやホタルブロックを使用した護岸工事を施行し、人と川との親水性を図るための階段工や休憩施設等を設置する多自然型川づくりに心がけております。これは本省の補助事業の中でもいろいろ、最近自然との共生という中で、いろいろな面が改善されてきております。コンクリートで塗り固めるという過去の助成事業とはかなり変化がございまして、多自然型川づくりということで、この曽根川は対応できるということでございます。今後の工事予定につきましては、当事業は準用河川としての国の補助事業であります。現在、国の財政事情も非常に厳しい折から多くを望めない状況でございますが、何とか早期完成を図るよう今後も要望してまいります。第9次治水五箇年計画の中で準用河川改修事業、この増額を国、県に強く要望していきたい。今日までもやってまいりましたけれども、この9次五計という中で、さらに予算獲得に努力してまいりたいと存じます。御理解、そして御支援賜りますようお願いいたします。
79:
◯議長(
渡辺雄次君)
水道部長。
80: ◯水道部長(森 富男君)
下水道工事についてお答えいたします。
下水道事業は、生活環境の改善と河川など公共用水域の水質保全を目的として整備促進に努めているところでございます。昨年6月に、市街化区域の約9割に当たります 2,986haに区域拡大する変更事業認可を得て整備を進めております。平成7年度末までの整備済み面積は 1,779.4haで、人口普及率にいたしますと53.5%になりました。本年度の工事といたしましては、汚水幹線工事が3路線、面整備につきましては、西之川町、領家町、楽田町など中川地区を初め熊野町、野口、本今の約 125ha、管渠延長では約2万 1,800mを布設する計画で、普及率は約55%となる見込みでございます。本年度施行いたします区域につきましては、今月の20日から地元説明会を開催するよう関係の皆様へ御通知申し上げております。今後の工事計画といたしましては、事業認可の区域の中で、整備済みの区域に隣接した地区を順次整備する予定であり、中川地区につきましては、北方町、坂下町の一部を二、三年の間に整備をしたいと思っております。また、市全体といたしましては、和合地区、万石、東町などの地域から流入します汚水10号、11号幹線。赤坂、昼飯、荒尾町などの地域から流入します汚水27号、30号、33号幹線。長松、十六町などの地域から流入します汚水35号、38号幹線。外渕、浅草などの地域から流入します汚水41号幹線の整備を図り、合わせて約 500haの面整備の施行を計画しております。調整区域の工事計画につきましては、現在、市街化区域内の整備済み面積が54.5%という状況であり、調整区域内の整備にはしばらくの年月を要するものと思われます。しかし、幹線などの工事は長期にわたり沿線住民の方々に御迷惑をおかけすることから、市街化調整区域を通過する幹線沿いの一宅地につきましては、条件つきで使用していただくことにしております。国では、21世紀初頭に人口普及率おおむね70%を目標として、今国会で下水道整備緊急措置法の改正が成立し、今年度を初年度とする第8次下水道整備五箇年計画、平成8年度から平成12年度でございますが、23兆 7,000億円の投資額が決定されております。いずれにいたしましても、下水道の早期整備は強く望まれておりますが、下水道事業は多額の費用を要し、本市の場合、普及率70%を目指すためには総事業費 381億円が必要であり、国、県に五箇年計画の完全実施を強く要望してまいりたいと存じます。よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
81:
◯議長(
渡辺雄次君)
3番。
〔第3番 岩井哲二君 登壇〕
82: ◯第3番(岩井哲二君)
下水道のことで今御答弁いただいたんですけども、調整区域内において条件つきで使用も認めるという御返事をいただいたんですけども、その条件というものを詳しくお聞かせ願えますでしょうか。
83:
◯議長(
渡辺雄次君)
水道部長。
84: ◯水道部長(森 富男君)
市街化調整区域の幹線ルートの扱いに関します条件でございますが、まず1点目でございます。区域外流入でありますので、特別使用許可の対象となります。2番目でございますが、幹線が通過します道路に面した土地であることでございます。3番目でございますが、幹線の推進管の上部に取りつけ管を接続する汚水管を布設するため、沿線の大半の方の同意と使用申し込みがあることということでございます。4番目でございます。受益者負担金相当額が納付されること。次に、調整区域は都市計画税が賦課されていないため、取りつけ管の費用を全額負担願うなどが条件となっておりますので、よろしくお願いします。
85:
◯議長(
渡辺雄次君)
3番。
〔第3番 岩井哲二君 登壇〕
86: ◯第3番(岩井哲二君)
曽根川河川工事、そして下水道について、大変前向きで熱意ある御答弁ありがとうございました。
曽根川につきましては、早期に完成するよう再度お願いさせていただき、私自身も地元のことですので、これからも地元の皆さんと一緒に一生懸命やらさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。また、下水道につきましては、下水道は文化のバロメーターと言われておりますので、文化都市大垣の名に恥じないよう早期に70%の普及率が達成されますよう再度お願いいたします。
87:
◯議長(
渡辺雄次君)
次に移ります。
1番 丸山新吾君。
〔第1番 丸山新吾君 登壇〕
88: ◯第1番(丸山新吾君)
通告に従い、情報発信都市大垣の将来像について御質問いたします。
近年、マルチメディア、インターネット等ニューメディア関連の言葉を耳にしない日はないくらい、コンピュータや情報通信に関する技術革新は日に日に加速度を増しており、この速さは18世紀にイギリスで起きた産業革命にも例えられるくらいです。本屋さんへ行けばパソコン関連の雑誌や手引書などが数十種類積まれており、またパソコンの売れ行きもここ数年増加していて、みんなの関心の強さは日を増すごとに強くなっております。日本にマルチメディアブームの火をつけたのは、1993年にアメリカのゴア副大統領によって、米国社会の発展を支える土台として提唱された情報スーパーハイウエー構想だと言われております。この構想をアメリカの情報通信政策として位置づけ、全米に光ファイバーを張りめぐらし、政府、大学、研究所、企業そして各家庭のパソコンなどの端末を通信ネットワークで接続しようと積極的に取り組んでおります。我が国においては1994年、郵政大臣の諮問機関である電気通信審議会が、21世紀の知的社会への改革に向けてという答申の中で、2010年までに光ファイバー網を全国的に整備することを提言しており、この日本版情報ハイウエー構想によって、日本のマルチメディアブームが過熱していったと言われています。さて、県においても岐阜県第五次総合計画の中で、高度情報化への対応を重点課題と位置づけ、先日オープンしたソフトピアジャパンを高度情報基地ぎふの戦略拠点として、さらには各務原市においては、VRテクノセンター、VRテクノジャパンの整備に力を注いでいるところであります。そのソフトピアジャパンですが、先日センタービルがオープンし、オープニングセレモニーも盛大に行われ、あとはその機能を十二分に発揮することが期待されるところであります。これを起爆剤として、大垣市が新たな時代の先進都市として飛躍することを私自身も期待しております。ところで、その期待されている機能とは何なのでしょうか。市民の皆さんが本当に理解しているとは到底信じられません。先ほど先輩議員もおっしゃいましたが、何だか大きなビルが建ったがどんなものなのかよくわからないとか、情報関係のビルらしいが、自分には関係ないという声をよく耳にします。広報「おおがき」にその内容を紹介してはありますが、予備知識がある人には理解できても、そうでない人にはその機能は十分理解できないように感じられます。市民の皆さんに、大垣が何を目指しどんな方向性でいるのかを理解してもらうためにも、だれにでもよくわかるソフトピアジャパンのPRの仕方が必要だと思いますが、いかがでしょうか。また、この施設は大垣市が事業主体だと思っている人がかなり多いように見受けられます。しかし、それは大きな問題ではなく、大垣市がいかに積極的にかかわっていくかが大きな問題となるのではないでしょうか。しかしながら、私もこのセンタービルのさまざまな機能の説明は受けましたが、どこにも本市とのかかわりが明示されておりません。本市において、市民に対する情報提供サービスを行うことや教育の高度化を図ることもできると思いますが、今後いかにかかわっていくのかをお尋ねいたします。
次に、高度情報化時代の先端都市を目指している本市において、インターネットにホームページを開設することを提言いたします。自治省の調査では、ことし1月現在で99の地方自治体がホームページを開設しており、今年度中には新たに 254自治体が開設を予定しているとのことですが、実際にはさらにふえるのではないでしょうか。本市では、昨年5月から薬草サミット等の紹介を、日本総研などの呼びかけでホームページに試験的に載せているとのことですが、あくまで試験的であり、その内容を見せていただきましたが、かなり限られた内容しか載せておりません。したがって、行政、産業、観光の情報を紹介したホームページを開設して、全国さらには全世界へ向けて情報発信してはどうでしょうか。三次総の中でも、みずから情報を創造し発信し得る都市となることを掲げており、インターネット人口が 100万人と言われている中、ホームぺージを開設することは、その手段としてかなり有効であると思われます。事実、この試験的に開設している大垣市のホームページには、昨年5月から8月までの3ヵ月間に 3,000件のアクセスがあったとのことで、かなり多くの人が大垣のホームページを見たようです。実は、私も最近パソコンを購入いたしまして、これからインターネットでさまざまな情報を収集しようと張り切っております。情報の受発信都市を目指している本市において、内容の充実した、そして価値のあるホームページの開設を強く希望いたしまして、第1回目の質問を終わらせていただきます。
89:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
90:
◯市長(
小倉 満君)
ただいまは情報発信都市大垣の将来像ということで、幾つかの御提言がございました。ソフトピアジャパンとのかかわりでございますけれども、6月1日にオープンを迎えましたソフトピアジャパンセンターでは、6月3日から9日までオープニング記念行事が開催されました。デジタル大航海フェアというような名前をつけたわけですけれども、おかげさまで延べ約4万人の市民の方々が来場していただきました。最後の日はあいにくの雨でございましたけれども、それでも1万 3,500人という数でございました。今後も、ソフトピアジャパンセンターを広く市民の方々に御理解いただけるよう、県とも連携を図りながらいろいろな行事を催してまいりたいと存じます。現在、大きな催し物としましては、日本文化デザイン会議'96ぎふというのが、今その仕事にとりかかっておりますし、GIFU&KEIO情報都市シンポジウムなど、こうした情報化関連シンポジウム、さらに施設めぐりやイベント等々、そうした機会を活用しましていろいろな、市といたしましても独自の催し等も考えておりまして、何とか市民に御理解をいただきたいというふうに存じております。最近、できる限り広報「おおがき」、あるいはケーブルテレビ等で積極的にPRしておりますが、特にビデオテックスの広報番組、こうしたことに心がけております。本市が活力に満ちた高度情報化時代の先端都市を目指していくためには、今後とも地元産業界、いろいろ御理解をいただきまして、ソフトピアジャパンとの連携による産業活動の活性化も図っていかなきゃならないというふうに存じます。先ほどの議員さんの質問の中に、紡績産業、繊維産業、紡績工場の後の産業というふうに御指摘いただきましたが、そうした空洞化を避けるべく、当然のことながら情報産業という面におきましても、今後活性化を図ってまいります。また、現在建設中の(仮称)大垣市情報工房、これも先ほどの議員さんの御質問の中にいろいろ活用の方法、その御指導があったわけですけれども、こうした大垣市情報工房、そして学校関係、そして市内の公共施設、こうした機関を高速通信網で結んでいこうということでございます。現在、光ファイバーにつきましても、下水道管の利用方法を一つのモデル都市として、今御指導を受けておりますけれども、こうしたことも加えて、教育とか行政とか福祉など、市民生活に密着したシステムづくりを進めていかなければならないと考えております。こうしたソフトピアジャパンを核としました高度情報化を推進することで、市民生活の向上や産業の振興などを図ることによりまして、大垣市のさらなる発展を目指してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いをいたします。
インターネットのホームページ常時開設ということで御提言があったわけですけども、この御提案のインターネットホームページ、これは御指摘のとおり平成7年度に実験的に参画しましたコミュニティネット研究会、これへのアクセスが約 3,000件でございます。そして、地方都市インターネットエキスポでは約2万件、世界二十余ヵ国からもアクセスがあったと伺っております。世界に情報発信するメディアとしましてのインターネットは大変有効でありまして、今後は大垣市を紹介するホームページを常時開設して、世界へ情報発信できるよう積極的に取り組んでまいりたいと考えております。本年度からその準備を進めてまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
91:
◯議長(
渡辺雄次君)
1番。
〔第1番 丸山新吾君 登壇〕
92: ◯第1番(丸山新吾君)
ただいま市長よりかなり前向きな答弁をいただきまして、ありがとうございます。
ソフトピアジャパンとの関連でも、日本文化デザイン会議'96ぎふ等々、そのほかにも市独自でもさまざまな市民が接することができるイベント等を考えているとのことで、どんどん進めていただきたいと思います。
また、そのホームページに関しても、本年度から実行に向けて行動を起こされるということを答弁としていただきましたので、これも早いうちに、また内容のあるものをやっていただきたいと思います。さらにつけ加えさせていただきますと、マルチメディア、パソコン通信、インターネットというと、年齢が高くなるにつれて拒否反応を示す人も多いのではないでしょうか。これらは一体どんな技術で、どのように社会を変え、文化をつくっていくのか余り語られることなく、言葉と技術だけが先へ進んでいるように感じられます。今目標としているマルチメディア社会が確立するには、現在パソコンを学習している小中学生が社会に巣立つまでは不可能なのかもしれません。また、パソコンを積極的に活用するタイプの人とそうでないタイプの人の二極化は時間とともに拡大し、それに伴いハイテク環境への不適応症候であるテクノストレスを訴える人も今後さらにふえることが予想されます。ハードが先行し供給側の発想で技術が進んでいくと、このような症状を訴える人はさらにふえ続けていくでしょう。しかし、これからは利用者の立場に立った、あるいは使いやすさを第一に考えた開発を、本市においてもぜひお願いして、これで質問を終わらせていただきます。
93:
◯議長(
渡辺雄次君)
次に移ります。
29番 堀 一雄君。
〔第29番 堀 一雄君 登壇〕
94: ◯第29番(堀 一雄君)
横山ダムの土砂についてお伺いいたします。
横山ダムは昭和39年に完成し、その後大雨などで約 1,000万tの土砂がダムに流れ込み、貯水容量の 3,300万tのうち約12%に当たる 400万tがダムに埋まっておると聞いております。また、 500万tあるかもしれないと聞いておりますが、このために、治水能力を回復させるためにも 400万t分の土砂を取り除き、さらに50万t分を掘削して上水道として開発するということでございます。横山ダム開発事業を決められて、1990年度からこの事業に入る予定で、1998年度までに完成するはずであったと聞いておりますが、ダムの土砂の仮置き場とか農業用水の時期の見直しなどの要請で基本計画がおくれたそうです。この案がまとまったのが平成7年の夏、また今度は建設省の提唱で導入された大規模ダム工事事業等評価システムの対象に、このダムがなったわけです。その結果、審議委員会で審議されないと基本計画を決められなくなったそうでございます。私たち横山ダム下流に住む大垣市民として、もし20年前に起きた9・12豪雨のような大雨が降った場合、今言われている 400万tとか 500万tの土砂が、20年前はそれだけの量の土砂はなかったと思います。洪水調節もでき、その治水効果は大きいと思います。せっかく国も、横山ダム開発事業に8年度に2億 5,000万円の予算がついたと聞いております。建設省、市町村、また関係者の方々のおかげでこの2億 5,000万円の予算が決められたんですから、どうしてもこれは土砂を取ってもらわなきゃいけません。災害はいつやって来るかわかりません。大垣市民も市長さんも皆さんも、大垣市民全部が一つになって、まず治水でございます。治水のために一日も早く土砂を取り除いていただきますようお願いいたします。市長さんの御決意をお願いいたします。
次に、揖斐川右岸堤の護岸工事についてお伺いいたします。
今から20年前の9・12豪雨のため、安八町大森の長良川右岸堤の決壊は皆様御存じのとおり、豪雨災害誌の中にどう書いてありますかと申しますと、「51年9月12日午前10時28分安八町大森地先において長良川右岸堤決壊濁流奔馬の如く輪中に乱流し」と書いてございます。皆さん、目をつぶって想像してください。もし揖斐川万石の付近から西、大垣を見てください。どうですか、すり鉢になっていますね。そこに揖斐川が切れたらどうなるでしょうか。よく皆さんお考えください。これほど大事なことはございません。それこそ揖斐川は大垣の町の上に流れている天井川です。揖斐川の底が皆さん住んでおられる1階の天井なんです。安八町の水害誌に書いてあるように、濁流奔馬のごとくじゃないんです。安八町は水平ですね、揖斐川から長良川まで。大垣はそうじゃないんです。これなんです。言葉でも筆でも言うことができない惨状となりかねません。とうとい人命までが失われる。天井川ですから逆落としは濁流です。流れ込めば避難する時間もありません。皆さん考えてください。どんな惨状になるでしょうか。それを守るには、まず揖斐川の右岸堤をコンクリート護岸とか長時間の洪水とか地震対策なども考えて工事をして、強い堤防にしていただくことが大事だと思います。9・12豪雨のときでも消防団の方が言っておられましたが、揖斐川の堤防で杭をぽんぽんと打ったと。打ったらぽつぽつと言ったと。打っている者がさみしかった、どうなるだろうかと思ったと、怖かったと言っております。事実そうなんです。普通杭はぼんぼんと打ちますね、ぷすぷすと、どうですか。これ、気持ちが悪いはずです。その言葉でわかるでしょう皆さん。いかに揖斐川の堤防が決壊の危険があったかということです。ここで、市民の皆さんと私どもも、あの9・12豪雨のときに揖斐川のぽつぽつという堤防を守っていただいた地元の皆さん方や消防団関係の方々に、ここで厚くお礼を申し上げる次第であります。災害は忘れたころにやって来ます。どうか皆さん、市民のために一日も右岸堤の補強を、どのような洪水が来てもびくともしない堤防を、市長さんを初めとして市民が一丸となって国、県、関係方面にお願いし、我々市民の命を守って、絶対決壊は許されません。揖斐川右岸堤は大垣の市民の生命線です。もう1回言います。大垣市民の生命線です。市民の皆さんどうかこの旨を、一丸となって揖斐川を守っていきたいと思います。市長さんの御決意をお伺いします。
95:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
96:
◯市長(
小倉 満君)
ただいまは、大垣市を水害から守るという、そうしたテーマでの二つの質問、御提言がございました。揖斐川右岸堤のコンクリート護岸工事につきましては、建設部長が御答弁申し上げますが、横山ダムのしゅんせつの件につきまして、私からその進捗状況を御説明申し上げます。
横山ダムの土砂の除去ということでございますが、今お話しいただきましたように、横山ダムにつきましては、昭和39年に洪水調節、そして利水、そして発電、これを目的としました多目的ダムとしてつくられました。以来、昭和50年の台風6号を初め幾多の豪雨等による被害を最小限に食いとめてまいりました。しかしながら、御指摘のように長い年月がたちまして、予想を大きく上回る土砂の堆積によりまして、ダムの機能が低下してまいりました。ダムの機能低下が生じてきたわけであります。周囲の山から大量の土砂が流れ込みまして、 100年間で 1,000万立方メートルの堆積見込みのところ、現在既に 1,030万立方メートルの土砂が堆積しておりまして、洪水調節やかんがいなどダム本来の機能に支障を来している現状でございます。このため建設省におきましては、平成2年4月に横山ダム再開発事業といたしまして、堆積している土砂 430万立方メートルを取り除き、さらに周辺の土砂が流れ込まないように、砂防ダムを設置しようと計画が立てられました。横山ダム再開発事業が施行されますと、ダム本来の洪水調節機能が回復し、昭和35年8月の洪水程度にも十分耐えられるようになると伺っております。今日までもこの横山ダム再開発事業につきましては、建設省そして水資源開発公団等と何回も要望をしてきたところでございます。また、利水につきましても、西濃用水等の農業用水確保ができるものと思います。ここのところ渇水の年が続きまして、西濃用水も不本意な形で節水を余儀なくされたわけですけれども、おかげさまで何とか支障がなくて進んでまいりました。横山ダム再開発と、今日までいろいろ御支援賜ってまいりました徳山ダムの建設、この横山ダムの再開発と徳山ダムの建設とが相まって、揖斐川の水位の安定と堤防の安全性の向上につながるものということでございます。横山ダムの再開発と徳山ダムの建設、これが実現しますれば、大垣市の水害防除も大きく進展するものと存じます。大垣市のみならず、その西濃地域の人々の生命と財産を守るためにも、この徳山ダムの建設促進並びに今御提言ございました横山ダムの再開発、これを一日も早く完成させるよう国、県に増額を強く要望してまいりたいと存じます。第9次治水事業五箇年計画というのがございます。この計画に乗りまして、何としてでも強力に事業を、9次五計に乗って、何としてでもこれを強力に進めてまいりたいと存じますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
97:
◯議長(
渡辺雄次君)
建設部長。
98: ◯建設部長(井崎詩朗君)
揖斐川右岸堤のコンクリート護岸工事についてお答えいたします。
揖斐川の右岸堤は市内全域延長約12kmで、国の直轄河川として管理されております。この右岸堤は15万の大垣市民にとって、生命と財産を守る重要な堤防であり、そのため安全確保には全力を挙げてまいらねばなりません。現在までに高水護岸は約 2,900m、低水護岸は約 3,000m工事が施行されておりますが、全線の完成までには相当年月を要するものと考えます。しかし、昭和50年8月の洪水の際には、万石地点で毎秒約 4,300tの水が流れ、堤防の天端近くまで水位が上昇いたしました。また、昭和51年の洪水の際には、長良川の安八町地内での堤防の決壊による大水害となり、多くの住民の方々が被害をこうむっております。これらの現状を見ますと、堤防の強化が極めて重要であることは申すまでもありません。このため、揖斐川右岸堤の護岸工事を、木曽三川改修同盟並びに岐阜県河川協会とともに、第9次治水五箇年計画に組み込んでいただくよう国、県等に一層強く要望してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
99:
◯議長(
渡辺雄次君)
29番。
〔第29番 堀 一雄君 登壇〕
100: ◯第29番(堀 一雄君)
先ほどは、ダムのことにつきまして、市長さんからよくわかりやすいように御答弁いただきまして、ありがとうございました。
私ども心配しておりますのは、ダム審議委員会というものが開かれて、横山ダム工事が、開かれて承認されぬことにはできないんだというようなことを聞いておりますが、それは事実でございますか。もし、委員会が承知してもらえないと、了承してもらえないというようなことでありましたら、私は昨年12月県議会において、もしも許可を委員会が取り上げない場合は、ダム審議会によって事業がおくれていくことがあってはならないということですね。それで、治水のためには一刻も早く土砂を取ってまわなかなわぬと。知事さんも、ダム審議会によって事業がおくれることがあってはならないと述べられておられるんです。建設省が地元の要請にこたえられない場合は、大臣権限である河川管理権の移譲を求めていくというようなことを言っておられます。そのお言葉を私たちは大事に受けとめております。そのこともございまして、どうかよろしく横山ダムにつきましてはお願いいたします。
揖斐川の件でございますが、皆様御承知のとおり、9・12豪雨によって安八町が決壊いたしました。どうですか、決壊した後の頑丈なあの長良川の堤防、もしあれが9・12豪雨の前に今のような堤防があったら、あのような悲惨な目に遭いませんね。と思いますと、大垣はどうしても早くやってもらわななりません。その点、皆さん一つになってお願いしようじゃありませんか。市長さん、お願いいたします。私は、この問題は笑って過ごすことではないと思います。もしものこと、あってはならないもしものことです。皆さんどうかできれば、私は一つの笑い話かもしれませんが、事は違います。安城市が新幹線の駅をつくるときに、他の市と競り合ったときに、安城市は竹を割ってお金を入れるようにして竹筒募金、そのようなことをしてまでも安城市に新幹線の駅を持ってこられたと。これは、市民の意気込みですね。私は安城市の駅よりも、私たちは生命と財産ですから、竹筒募金をやってもこの意思を、市民の意思を建設省に持っていくべきだと思います。そうすれば県の方も県民こぞって、あの9・12豪雨の安八町を見ればわかってもらえると思います。どうか皆さん、建設省の皆さん、県知事、大垣を助けてくださいと申し上げて終わります。
101:
◯議長(
渡辺雄次君)
この際、暫時休憩いたします。
午後 2時56分 休 憩
──────────────────
午後 3時16分 再 開
102:
◯議長(
渡辺雄次君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行いたします。
20番 富田せいじ君。
〔第20番 富田せいじ君 登壇〕
103: ◯第20番(富田せいじ君)
通告に従い御質問いたします。ごみ問題について、4点について取り上げさせていただきます。
最初に、大気汚染につながる焼却が行われている点。
私たちがよく目にする光景にごみの野焼き、また焼却炉は使用されているのですが、とんでもないものまで焼却され、黒煙をもくもくと上げて大気汚染著しく、健康に悪影響を及ぼします行為を、知ってか知らずしてか行われております。その都度、私は環境部の方へ指導をお願いするのですが、どうもきちんと徹底しておらず、イタチごっこのように思われます。市民の方によく知ってもらうように指導をお願いしたいと思います。今日まで、何回となく議会で取り上げておりますが、市の担当部の取り組みが甘く、余りよくなっておりません。徹底した指導をお願いしたく思います。先般も、「「ごみゼロ」私たちも一役」というような記事があったわけでありますが、大々的に取り上げてあったわけでありますが、ごみゼロということで、このようなPRにはなったと思いますが、ごみはごみの日だけではなく毎日のことであります。とても手のつけようがない実情かと思います。そこで、お尋ねいたします。市長はごみ減量はうまくいっておられるとお考えでしょうが、実は何事にも落とし穴があるものです。確かに、形の上では減量効果は出ておりましょうが、一度車を降りて市内を歩いてみてください。ごみや空き缶の落ちていることの多さ、びっくりです。国道のあるところなどは、これは三重県でありますが、中央分離帯に固まって空き缶が捨てられております。 100個ぐらいはありましょうか。現在も、ちょうど一月ぐらい前でしたので、今も恐らくそのままになっておると思いますが、それをだれも拾おうともせずに、実に汚らしい現状であります。要するに、結構放置されているのです。あるサークルKのお店など、布団まで駐車場に放置され、恐らく無断で置いていったものでありましょう。実態はこのような状況でありますので、空喜びばかりしておられません。減量、減量と余り厳しく言っても逆効果となり、河川などに相当捨てられていることも知っていてほしいものであります。ある市民の方からこんな申し入れがありました。ここに市のPRチラシがあります。「無料シールは有効期限があります」と書いてあるわけですが、この奥様はこのことに、私にどうしてかというような単純な問いをされたわけであります。また、「無料シールが残ったときは」という項目に、私は一生懸命減量に努力し、やってきたので、町内に金が入るというのか戻るというのは理解できないとのこと。1年を経ても、また使用したいときまで片づけておきたいとのこと。また、「無料シールを使ってしまった方やない方は」というこの文字に対して、1枚 150円で求めるものか、高いもので 150円出して買う人ばかりではないですよとおっしゃっておられました。世の中いろいろな考えの人がおられます。考えてあげていただきたいと思います。
次に、街角と公共施設全体にごみくずかごを設置していただきたいということであります。
末娘が今春京都の大学へ入学しましたのでよく京都へ行くようになり、衣笠の決まったコーヒー店、ホリディハウスへ入りますが、いつも出入り口に大きな、ここに一応写真を撮ってきたわけでありますが、大きなかごが置いてあり、店内はもちろんのこと、外の駐車場もきれいに保たれております。昨年、議会からオセアニアに行かせていただきましたときのことでありますが、カメラにそのときの風景もおさめてきたわけですが、ニュージーランドなど、ごみなど落ちていませんでした。その後メルボルンの方へ渡ったわけでありますが、このときごみかごについては特に気づきませんでしたが、次の訪問地シドニーの街角にはところどころにかごが置かれ、ごみなど散乱していませんでした。このように見てみますと、日本は仕事が忙しくて毎日の生活に追われているのか、日本人全体にストレスがたまり、ポイ捨てになるのかなと思いながら当時日本へ帰ってきた次第であります。どうか、今後当市におきましても、シドニーのようにごみかご設置を再度実施願いたく思います。
次に、瓶の収集についてであります。
午前中、多くの奥様方がおいでになったわけでありますが、3時の休憩ですべてお帰りになりましたので、ああしまったなと思っておるわけですが、ちょうど午前の同僚議員もペットボトルを取り上げておられたわけでありますが、私はそういうことですので、ペットボトルのこの再資源化の義務づけの中に、読み間違えたらいけませんので、要するに、前の方がおっしゃったものであれですが、ペットボトルの回収に対して、各自治体が苦慮しておられることがちょうど新聞に載っておったわけですが、その中でつまんで申し上げるなら、やはり業者の方も相当その金額、またそれに対する協力は当然ながらしなきゃならぬというようなことも書いてあるわけで、読むのは控えたいと思いますが、そのようなことと、それからちょうど先般見ておりましたら、平成2年4月当初の環境部で配布された空き瓶リサイクルのことについて、月1回ガラスそれから瓶類の収集を行い、市内のカレットメーカーへ搬入し、会社で再利用している。収益金は1t当たり 3,000円、当時のものでありますが、大垣市リサイクリング運動運営委員会の事業費に充てられる。昭和63年度収益金決算額 319万 7,100円という資料が、先日探しておりましたら出てきたわけでありますが、担当課の日比さんの持参された公的な資料を見てみますと、このようになっております。第2条の3でありますが、「国民は、廃棄物の排出を抑制し、再生品の使用等により廃棄物の再生利用を図り、廃棄物を分別して排出し、その生じた廃棄物をなるべく自ら処分すること等により、廃棄物の減量その他その適正な処理に関し国及び地方公共団体の施策に協力しなければならない」というふうになっております。それで、このことはそれでいいと思うんでありますが、ここに当市が作成された、非常に市民に負担を強いると言ってはちょっと言い過ぎかもわかりませんが、チラシがあります。私が感ずるんですが、何か企業のために作成されたような感じを受けるわけであります。ここまで町内に協力要請をされるのかなと思い、されるのならば、当然自治会にはその瓶の売却代金、日比さんからお聞きしておるのでは、売却代金は町内には戻しておらぬということであったわけでありますので、そうだと思うんですが、売却代金を配分されるべきと考えますが、いかがでありましょうか。大変な作業をしてきているのは、大垣市リサイクリング運動運営委員会ではなく町内の人々であります。次に、この7年度の場合 333万 8,185円の金額、私は安過ぎると考えます。と申しますのは、「まるしょう」と読んでいいんですか、丸硝株式会社さんの方がこれだけの瓶を、例えば社員に選別させて洗浄させたり、またふたを外したり、ラベル取りをさせた場合の人件費は膨大になると考えられます。よって、検討されるべきと思うわけであります。事実市民の間で、市は、まあ市長さん、耳をちょっとふさいでおってほしいんですが、うまいこと業者の言いなりでやっている、市民の方がおっしゃっているわけです。私はそんな言ってませんが、言いなりでやっていると。その小間使を私たちはやらされてはかなわぬなあとはっきりおっしゃる奥様方がふえております。批判的でありました。一度金額について等の見直しをされるのと、その収益金を町内に配分されるとよいと思うわけでありますが、どうでありましょうか。
次に、公共施設及び大垣インターチェンジの除草とごみの散乱対応について。
大垣市の南の玄関口であります大垣インターチェンジの草の生い茂り方、ごみの散乱、ひどいものであります。道路公団へ早々にきれいにするように申し入れをお願いいたします。聞くところによりますと、市長は非常にそういうところまで気を配られて、担当の部の方がおっしゃってましたんですが、市長さんはやっておられますんですよということを聞きまして、私はうれしく思ったわけでありますが、また当市の、今のこれはちょっとアドリブで入れてしまったんですが、書いてありませんのでちょっとつながるかな、また当市の各施設についても同様、再チェックされるべきと思います。以上です。
次に、国道 258号線の安全対策。
現在横曽根地内の4車線化、 258号線全体の中央分離帯設置工事が進められ、地元として非常にありがたいと受けとめております。昨今事故が多発しており、その点から次に要望など含め質問をしていきたいと思います。去る6月13日、国道工事事務所大垣維持出張所の目加田所長さんに、地元の人2人とともにお願い事がありましたので陳情に参りましたところ、所長さんが申されるのには、当所としては国道への取りつけ市道等の幅員を確保していただければ、歩道橋とか信号機とともに横断歩道とか幾らでも取りつけたく考えておりますが、残念ながら市が取りつけ道の確保にそれほど力を注いでいただいてないような言葉もありました。どうかこの点前向きに取り組みを願いたいと思います。 258号線で一番危険な箇所の一つがインターチェンジの乗り入れ箇所であります。信号機の統廃合も含め、安全な形態にするように各機関に強く申し入れを願いたく思います。八兵衛橋から大垣インターの区間は、中央分離帯工事はこれからであります。現況で安全対策を考えたとき、これから申し上げることは地元の連合自治会の会議の場でもそれを
文書化され、時の森建設部長さんのときにそういう形の中、陳情も出ておると思いますが、以下の2点が考えられますので述べてみたいと思います。その区間で1ヵ所、場所は杉野コーポ南側の市道、幅員は狭いので改良が必要であろうかと思いますが、このところへ歩道橋または押しボタン式でも結構でありますが、信号機の設置と横断歩道等の設置の必要性と要望をしていきたく思います。また、島里3号函渠の2車線化、この国道の 258号線の下に地下道があるわけであります。ただ、この地下道は車1台しか通れない狭いところでありますので、今後一つのインターのような役目になると思いますので、2車線で車が2台同時にすれ違えるような函渠にしていただきたいと思うわけであります。この必要性を強く各機関に申し入れをお願いいたしたいと思います。
次に、洲本支所交差点のブロック塀についてでありますが、飯田島里線を西から参りまして 258号線へ入ろうとするとき、北側の市農協のブロック塀があります。非常に見にくく住民は迷惑をしております。3月議会後、環境部長に
文書にて申し入れてありますが報告もありません。どのようになっているのかお尋ねいたします。次に、ことしの豪雪のときもそうでありましたが、日常におきましても 258号本線上インターチェンジを通り越してしまったりした車両が方向転換をするところがないために、危険承知でUターンをしている車を見受けます。この点も道路公団へ車両の転換スペース、広場を設けるよう強く申し入れをお願いをいたします。次のことは交通安全の面からでありますが、中部電力の電柱が交差点に立ててあったり、直線道路であっても通行上非常に危険で、交通妨害になっている電柱も多く見受けられます。市内全体一度チェックされることをお願いいたします。この機会ですので、特に私が気になっているところ一、二ヵ所指摘しておきたいと思います。二村化学南側の東西道路上にあります電柱、また俗にダンプ道路と申しますか、木呂の踏切の南 100mのところにあります中学生がよく通学する歩道の真ん中に立っております電柱など、急ぎ対応をされるように申し入れをお願いいたします。この点につきましては、4年か5年前、建設委員会でも御指摘させていただいておるわけですが、依然としてそのままでありますので、今回ここで取り上げをさせていただいた次第であります。
次に3番目といたしまして、行政一般について。
まず、3月議会で質問いたしました件について報告すら来ていないところもあり、山本教育長、高橋環境部長、古坂計画部長等からも御報告を含め経過と取り組みについて説明をいただきたく思います。
次に、自治会に対してどのように考え、どのように扱っておられるのかお尋ねいたします。
去る6月8日5時15分ごろ、私が自宅におりましたら、町内の配り物係の人が白ビニール袋を持参されました。中を見てみますと、実にいろいろなものが入っておりました。ここにございます広報につきましては、一つの方法として市民の方々に1日、15日にお手伝いをしていただく中、配布する方法がとられております。今回、このように期間途中で、1日と15日は一つの形として、私は 100%それが一番いいとは認めないまでにいたしましても、一つの方法としては、現在行われておる形であります。とするなら、1日、15日に、まあ簡単に申し上げますと、どうしてそういうような、緊急なものであろうと思いますが、これは年計画でここにありますけども、そういうようなものを私ども市民全体に、相当の方がそれを配るためにうろうろうろうろ市内をされるわけでありますので、要するに簡単に申し上げますと、1日、15日にやはりまとめていただきたいということをお願いしたいわけであります。ちょうどここにあるわけですが、5月31日付のプリントでありますが、自治会長、衛生部長、班長様あてに、大垣市環境部長名で、実は蚊やハエの幼虫駆除薬剤の配布についてという
文書が実は来たわけであります。私がたまたま前自治会長やっておりましたので、そのときから余り取り上げはしませんでしたけれども、どうしてこういう不親切な形をとられるのかなとは思っておりまして、女房に、今回すぐそばにおりましてたまたま見ておりまして、このことを云々ということを担当部局の方とあれしておりましたら、「もうあんたほっときいな、もうこんなものもうあかぬのやから」というふうに言っておりましたけども、だけど私も議員やらしてもらってますから、やっぱりちょっとでも改善すべきところは改善、もうこんなもの簡単なことだと僕は思うんです。これなんか6月3日から6月12日の配布日です。それを6月8日の日なんですね。6月16日の第3日曜日の家庭の日に、薬をまいてくれというので、皆さんのところにも行っておったと思うんですが、こういうようなことは簡単な、全く私も議員にならせていただく前に一つの、例えば事業なら事業をやらせていただいておる場合、個人なら個人の経営であった場合、そんな形の中で経営なんていうのはできないと思うんです。だから、どういうふうに市のトップの方が考えておられるのかなと実は思いながら、トップというのは幹部の方がどういうとらえ方でやっておられるのかなと、実は思いながら質問をさせていただいておる次第であります。このようなことで、市民は大変な労苦を強いられておるわけであります。迷惑であろうと思います。環境部は毎年この問題はあるわけですので、どうか改善をお願いしたいと思います。それから、自治会は配布物を配ったり、瓶などの廃品回収をさせる組織ではないと思うんです。そうでは私はないと思っておりますが、一度何もかもこういうふうに来ておりますので、ここで室長に改めてどんなような考えでやっておられるのか御答弁いただきたいと思います。お考えをいただきたいと思います。
それから、市内の公園についてでありますが、見てみますと、中心部にあるところでもそうでありますが、除草がされてないところとか、特にトイレの汚れがひどいようであります。四季の広場の東の方にあります小公園のトイレなどは時折使用いたすわけでありますが、問題かと思います。設営された以上きれいに管理すべきではないでしょうか。隣接市できれいなところは、一宮市なんかは本当にきれいにされていると思います。それから、公園トイレが民家の玄関先に設置されているところも見受けられます。これもその住民の方のことを考えますれば、私は見てきたんですけども、もうちょっと考えて、そんな玄関先にならぬところに設置してあげたらなというふうに思ったわけでありますが、現在はそういう意味では後の祭りかもわかりませんが、今後の、もう少し考えた行政という中、やっていただきたいと思います。
それから別の件でありますが、少し触れておきたいと思います。
新設公園でのことでありますが、非常に樹木としてよくない選別、検査等されて植栽されたのかな、どうかなと思われるような樹木が植えられておるところもあります。市の予算でありましょうが、少しでもよい樹木を植栽しようとの精神を忘れないでほしいと思いました。また、公園に鎖が引いてあって、同僚議員もそのような、近いようなことをおっしゃっておりましたが、私は別のところでありますが、鎖が引いてあって子供たちが入りにくいというのか、子供が遊んでいる姿のない公園もあります。一度点検をしてみていただきたいと思います。
最後になりますが、市の施設の中に、夜間とか休日、管理がなされているのかどうかわかりませんが、駐車場がわりに使用されている市の大きな施設もあります。火災、盗難等の用心もよくないと思われます。一度総チェックを、総点検をされることをお願いいたしまして、第1回目の質問を終わりたいと思います。
104:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
105:
◯市長(
小倉 満君)
ただいまは、ごみ問題についてと国道 258号線の安全対策、その他行政についての不備な点を御指摘等々ございました。ごみ問題につきましては、環境部長が御答弁申し上げます。行政についてもろもろのことは、それぞれの担当部長が御答弁を申し上げます。私からは、国道 258号線の安全対策ということで申し上げたいと存じます。
国道 258号の中央分離帯、これはこの国道が大垣市の中でも交通事故が非常に多く発生する道路であると言われております。国道 258号線、平成4年度から交通事故多発箇所であります安井地区から順次洲本地区にも施行される予定となっております。この中央分離帯、地元には不人気ですけれども、強力な指導によりまして設けることといたしております。この中央分離帯が設置される場合に、各市道の取りつけ等につきましては、地元の皆様と逐次協議をさせていただいております。当然のことながら、その都度用地問題が生じてまいります。何とか早い時期に地元と協議をして対応できる、実現方を図りたいと、このように存じております。同様に、地下道とか歩道橋の設置につきましても用地買収が必要でございます。その地元、その直接関係される地域の御協力が得られますれば、同様に建設省に要望してまいりたいと存じます。どうしてもこうした問題、総論賛成各論反対という例が非常に多いわけでございまして、トータルとしてのメリットを追求していかなければならないと、このように考えております。インターチェンジ、これの表示につきましては、非常にわかりにくいという、いろいろインターチェンジの様式、トランペット方式とかクローバー方式とかあるわけでございますが、非常に見にくいという指摘がございます。これは今日までも道路公団等にいろいろ問題提起をしておりますし、当然のことながら建設省にもこうした問題を持ち上げております。きょうは特に安全対策ということでございますが、このインターチェンジ付近の安全対策につきましては、やっぱり中央分離帯が施行されるときに地元と協議をしていきたいと、このように思っております。そして、それに沿って国に要望してまいりたいと、このように存じます。
それから電柱設置箇所、具体的な例を今御指摘をいただきました。これの全市的に見直し等するようにということでございますが、車や歩行者に支障のあるものにつきましては、当然のことながら電柱設置者と協議をしてまいります。今日までもそうした対応を図っているわけでございますけれども、今御指摘のところ、ちょっと今頭に浮かびませんのでよく調査をしまして順次施行してまいりたいと、このように存じております。よろしくお願いをいたします。
なお、ブロック塀があるために非常に見通しが悪いという箇所の御指摘がございました。国道 258号線の島里交差点、現在この件につきましては、地権者に対しまして協力依頼をしております。調整している段階でございますので、よろしくお願いをいたします。
106:
◯議長(
渡辺雄次君)
環境部長。
107:
◯環境部長(
高橋邦夫君)
御指摘の野焼きの件につきましては、岐阜県公害防止条例で、住居が集合している地域においては禁止をされております。現在定期的に市内をパトロールするとともに、苦情等に対しましても、その都度指導しております。また、家庭での焼却はやめていただきますよう、極力分別をして紙類など資源となるものは地域の廃品回収に出していただきますようお願いをいたしたいというふうに思っております。よろしく御協力を賜りたいと思います。
次に、ポイ捨てなどにおきましても、市民のモラルということも問題であります。そのため啓発活動をあらゆる機会を通じて行っておりますが、このポイ捨てにつきましても、ポイ捨てがされないような環境の実現を図るためパトロール班を編成して指導をしているところでございます。
資源ごみの収集に関しましては、自治会あるいは婦人会の皆様に大変熱心に御協力いただくおかげで、資源として価値ある瓶、缶を収集しております。資源として付加価値を一層高めるため、できる限り水洗いをしていただくとともに、口金、ふた等をとっていただくようにお願いしております。なお、シールにつきましては非常に困難でございますので、シールをはがしてくれという私どものパンフレットはございますけれども、これにつきましては非常に困難であるということから、できればということでお願いをしているわけでございますので、御理解を賜りたいと思います。なお、そのように市民の皆様には大変お手数をかけておりますが、この理解の上に立って御協力を願っているところでございます。おかげで、瓶、缶類の収集も軌道に乗り定着をしてまいりました。また、地域での廃品回収によります新聞紙、雑誌、古紙類については、前年を上回る結果となり、市民皆さんの御協力にこれまた厚くお礼を申し上げるものでございます。
次に、回収された瓶の売却代金等につきましてでございますが、7年度は約 1,500t、先ほど議員が御指摘のとおり 333万 8,000円余ということでございます。これらは連合婦人会等で構成されております大垣市リサイクリング運動運営委員会を通じて、各連合婦人会単位の助成とか、それから瓶の回収容器、缶回収容器、または外国人向けの啓発チラシ、小学生の副読本等を作成して還元をしているところでございます。今後とも、資源の有効な活用のために御協力を賜りますようお願いいたします。
次に、公衆トイレが汚いのではないかということでございますが、環境衛生課で一括私ども清掃事業を担当しているわけでございます。現在公園等のトイレは86ヵ所ございますが、大きな公園につきましてはほぼ毎日、その他についても週二、三回は実施しております。しかし、利用者の使い方によっては清掃直後でも汚れたり、持ち込んだ紙類が散乱するような状況にもなりますので、利用者のモラルの啓発に努めてまいりたいと存じます。
次に、街路にごみ箱を設置というようなことでございます。街路のごみ箱設置につきましては、大垣駅前等主要なところは設置し、適切な管理に努めておりますが、ごみがごみを呼ぶといった現象もあり、設置後の管理体制など難しい面もございます。また、都市景観の上からも全国的な傾向といたしまして、ごみの持ち帰り運動が推進されていることから、本市におきましても市民の皆様に御協力をいただきながら、ごみ持ち帰りによる清潔で明るいまちづくりを進めたいと存じております。御協力を賜りたいと思います。
また、インターチェンジ等の除草等につきましては、それぞれ管理者の方にお願いをしてまいりたいというふうに思っております。
また、無料シールにつきまして、翌年に使えないかということでございますけれども、これはシール化にするときに御説明しましたとおり、各年ごとに、単位でするということによって金券化をなくすると、金券化しないようにということでございます。その辺のところも十分御理解をいただきまして、御協力を賜りたいというふうに思っております。
次に、3月議会のことにつきまして御答弁申し上げます。
信号機の設置及び管理につきましては、公安委員会が行っているところでありますが、設置に当たりましては、道路管理者であります国、県、市と協議が行われております。市民会館のT字路の交差点に信号機がなく、新規川沿いにあるがということでございますが、東西線を走るこの道路は交通量が多く、児童を交通事故から守るために設置され、場所も坂道の頂点に設け、ドライバーから見通しが一番よいところに設置してあるわけでございます。市民会館前の道路の交通量は、行事があるとき以外は少なく、公安委員会が定めている設置基準に合わないことと同時に、既設の信号機までの間隔が狭く、設置は困難であるというふうに回答をいただいております。また、主要地方道大垣一宮線の揖斐川右岸堤の信号交差点におきましては、本線である東西線に平成4年及び7年に矢印が設置されております。なお、南北線につきましては、再三にわたって公安委員会の方に要望しておりますが、いましばらく御辛抱賜りたいというふうに思っております。道路反射鏡につきましては、現在市内に 2,693基が設置してございます。昨年度は老朽化したもの54基、鏡の古くなったものが 159基及び鏡の角度調整を 120基、それぞれ補修いたしております。今年度は現在調査を行うなどして、現在までに50基ほどの修理をしておるわけでございますが、この辺あたりも私どもといたしまして、監視をしながら、悪いところから修理をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。このほか管理がそぐわないものがございました場合にも、現状にそぐわない道路反射鏡につきましては、具体的に場所等をお示しを願ったり、また現場を調査してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしく御協力を賜りたいと思います。
108:
◯議長(
渡辺雄次君)
計画部長。
109:
◯計画部長(古坂 滋君)
屋外看板についてお答えをいたします。
屋外広告物の設置につきましては、岐阜県屋外広告物条例に基づきまして、一定の規制のもとに許可され、設置がされております。御指摘の島里町地内に建設されておりますホテルの屋外看板は、国道 258号、県道飯田島里線上に突き出した状態で立てられております。この件につきましては、関係いたします国道大垣維持出張所、県土木事務所に幾度となく早期解決を図られるよう要請をするとともに、直接市からも事業者に対し改善するようお願いいたしておるところでございます。県道飯田島里線上に突き出して立てられております看板につきましては、県土木事務所から近く改善されると連絡をいただいております。国道 258号上に突き出して立てられている看板につきましても、県土木事務所から早急に改善するよう直接設置者に通告するとともに、国道大垣維持出張所からは
文書にて通告をしていることを確認いたしております。いずれにいたしましても、関係いたします国、県に改善されるよう今後も強く要請を続けてまいりたいと思いますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
また、公園につきまして、樹木の種類、また公園の利用、管理等についてのお話がございましたが、よりよい状況で御使用いただけるよう今後も十分配慮してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
110:
◯議長(
渡辺雄次君)
教育部長。
111: ◯教育部長(
小倉武彦君)
3月議会の質問に対し御報告をいたします。
一つ目に通学路についてでございます。
リッチ西側の通学路につきましては、車の出入り口があり危険である旨御指摘を受け、早速、学校、PTAで安全な通学路の見直しを行っていただき、ことし4月から変更いたしましたので、御理解を賜りますようお願いいたします。
次に、教育現場でのけがについて御報告いたします。
3月議会で御答弁申し上げましたとおり、何かよい解決策はないかと、昨年9月からことし3月まで13回にわたって、双方の親さんと校長を交え話し合いを重ねてまいりましたが、双方の親さんの考え方の相違は大きく平行線で、解決の糸口も見つからないまま今日に至っております。なお、後遺症の問題につきましては、当時診療に当たった医師の話では、後遺症は出ないと母親に話をされていたと聞いております。また、中学生となった双方の生徒たちは、お互いに仲よく勉強、部活動等、わだかまりのない生活を送っていると聞いておりますので、御報告申し上げますとともに御理解を賜りますようお願いをいたします。
112:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長室長。
113:
◯市長室長(小橋宏司君)
自治会のあり方についての御質問でございますが、自治会は、区域内の市民相互の連絡や環境整備など、良好な地域社会を築く目的で組織された団体で、行政に対する要望を含め、市が行う事業に深くかかわりを持っていただいており、市民と行政とのつながりの中で重要な役割を果たしていただいております。そういった深いかかわりの中で、現在市政情報の伝達方法として、自治会の皆さんには配布等にも多大な御協力をいただいております。自治会を通じての配布物でございますが、現在月2回配布していただいております広報「おおがき」以外の配布物は、広報「おおがき」と一緒に配布できるよう関係機関及び関係諸団体にお願い申し上げ、自治会役員さんの御負担を少しでも軽減できるように努めてまいりますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。
114:
◯議長(
渡辺雄次君)
20番。
〔第20番 富田せいじ君 登壇〕
115: ◯第20番(富田せいじ君)
国道 258号線の安全対策につきましては、市長には前向きに御答弁をいただきまして、ありがとうございます。
それで、一つだけ市長さんに御理解いただきたい点があるんですが、島里3号の函渠といいますのは、多分私の見る限りでは土地買収等は伴わない工事になろうかと思います。ただ、逆に申し上げますと、ある意味では片方だけ、例えば掘り返すような形をとる、今の時代だからそうでなしにできるのかもわかりませんが、片方、要するに一方通行にしてやらなきゃならないという現実と、もう一つは工事費がある程度かかるということになろうかと思います。その点におきましては、市長の政治力で、どうか中央分離帯のできるときに、インターにいたしましても改善というのはその時期であろうかと思っております。函渠にいたしましてもそうだと思うんですが、例えば来年度予算がつくというような時点で市長に動いていただいても遅くなる、手おくれということもあろうかと思いますので、先般目加田所長さんにいろいろお話を小1時間お伺いする中、実際いいことであることはわかっても予算がちょっとかかるからと。ですけど、市長さんに、お時間大変ないと思いますけども、通られたらちょっと見ていただくと、そこだけで、それがもし2車線になりますと、江並中の先生方がよくそこは通られるところであるそうなんですが、インターチェンジのような、小さな意味のインターチェンジのような役割で、信号機をつけなくてもそのあたりの住民の方の恐らく何世帯だか、 500戸なり 600なり、 1,000はならないですか、 500前後の方の非常にコミュニティ的なものの位置づけであろうかと思いますけども、しかし非常にそれがうまくスムーズにいくということは国道 258号線、本線を通られる方に、通行に支障を来すことなしに、スムーズに通行ができるという現実もあるわけでありますので、どうかその点市長さんのお力をもって実現できるようにお願いしたいと思います。また、そう感じました。よろしくお願いしたいと思います。
環境部長にお尋ねするんですが、昨年のお答えの、3月の議会のお答えのことでありますが、先こちらからやっていきます。焼却炉に関して、野焼きとか云々というのは私もおっしゃるとおりだと思います。理屈もそうであり法的にもそうであろうと思うんですが、であるとするならばどうして、聞いていただいたら環境部でわかると思うんですが、私このごろちょっともう嫌になりましたので、半年か1年もう電話せぬことにしておるんですけども、ここ2年ぐらい前までは目につきますと環境部の方にお願いし、非常に環境部には、部下の方の中に優秀な方がおいでになりまして、即その企業なり個人の方へ行ってくださいまして、説明しておいてくださる。そして、大体やはり市から言っていただきますと効果が十分ありまして、まあ当分はよくなっておるというのか、まあたまには先ほどの前議員がおっしゃったように、夜中、夜にやられる方もありますけども、その方はまたそういう方ということで手の打ちようのない方もあるかとは思いますけども、先ほど部長が淡々と、こういう法律があって規則があってこういうふうにやっているから間違いないんだということは私はちょっといかがなものかな、現況というものを本当に知っていてくださるのかなというふうに不安を持つわけであります。だから、このことについてパトロールとか云々ということならことでも結構ですけども、再度私が9月なり12月なり1年後でも、こういう場で述べなくてもいいように、環境部長、言葉だけに終わらぬようによろしくお願いをしたいと思います。
それから、ごみかごの設置のことでありますけども、今の何ですか、ごみがごみを呼ぶというようなお言葉をいただきましたが、ここに、たまたまここに、これは鼻紙であります。ごみじゃありません。使うために入れてあるんですが、ごみがごみを呼ぶというのは言葉のあやだと思いますけれども、必要以上にごみがごみを生むというようなことはないと私は思うんです。それは、たまたま河川へ捨てるやつをそこへ入れてあるごみかもわかりません、環境部長。先ほどの袋の問題をそれで取り上げさせていただいて、まあ市長さんを苦しめるつもりで私は質問しておるわけではありませんので、よろしくお願いしたいわけですが、袋をやっぱり、あるそのおっしゃった方はちょっとした飲み屋さんみたいなものをやっておられるものですから、袋がどうしても足らぬというのが本音のところであります。だから、しかしそれは私、きょうおいでになりませんから申し上げるなら、おっしゃるのもわかるけど、市のやっておられるのも僕は理解しておりますので、意見としては、それで最後に世間いろいろ、いろんな方、いろんな考えがあるんですということで私は述べさせていただいたんですが、環境部のトップであられます環境部長さん、ごみがごみを呼ぶというのはそういう意味でおっしゃったんではないと思いますけども、私はやはり、そうしたら私はかごならかごを必要なところに置いてくださるということでありますのでよろしいですけども、結構かと思いますけども、そんな必要以上にごみというのはならないと思うんです。例えば、私なら私が、要らなくなった書物とか、例えば読んでしまった新聞というのは、廃品回収というスタイルを今この辺でとっておられるなら廃品回収に出すわけですから、それをわざわざ自分の車へ積んで駅前のところに捨てる人はなかろうと思うんです。だから、そういうふうにおっしゃったんではないと思いますけど、やはり私は、それならなぜごみがこんなに散らばっているか。ごみは比較的、この鼻紙私今使うやつですけどごみとして捨てます。まあ3日もいたしますと、踏んでしまったり、雨降ったら消えるような形になりますけど、一番形として残ります缶を見ていただいたらそのとおりなんです。私は、1日、15日、交通安全をさせていただいておりましてですね、環境部長さん、このくらいの小さい子供さんは、小学校3年、4年生のころというのはものすごく無邪気で、素直であられるんですね。何で18なり20歳になられたら、中にはどうにもこうにもならぬような子ができてしまうのかなと思いながら、12年ほど1日、15日、立たせていただいておるんですけども、今の缶なら缶ですよ、私は1回も捨てたことないかと言われるとひょっと問題があるといけませんのであれですが、しかし例えば自分がこちらのスーパーで買ったやつをたまたまこちらのサークルKならサークルKのごみ置き場のところへ捨てたということはあります、環境部長さん。しかし、事実缶は残っておるわけですね、溶けないものですから。だからそれは言葉だけじゃなしに、やっぱり現実に、なかなか本当の、そういうどうにもならぬ現実があるわけですから、そういう意味で、私はごみかごを、例えばたまたまシドニーに行きましたら、写真持っておりますけども、本当にもう目で届くところまでずっと置いてありましてね、落ちておりませんでしたので、シドニーはほかの議員さん方も行っておられますので見ていただいておると思いますが、そういうような意味でごみのくずかごのことをお願いしたつもりですので、考えがあられましたら少しでも。まあただそれを置かれますと、環境部の予算というのか市の予算で焼却的な予算はかかるとは思います。だから、どちらをとるかということであろうかと思います。その空き缶につきましたら、くうかん鳥ですか、何ですか、この缶を入れるとお金が入る、それも一つの施策で、ある都市においてはやっておられるわけでありますので、それはやっぱり一つの方法として取り上げるお気持ちがあられるかどうかだと思いますので、今後に期待したいと思います。
それから自治会に対しての瓶の収集でありますが、やはり何も運営委員会がどうこう、その指揮を全部しているというふうに申し上げておるわけでなしに、そこまでは言っておるわけではないわけです。ですけど、いろいろな形の中で、ラベルはそこまで取るように要求はしてないんだ、書いてはあるけどとおっしゃってましたけど、でも実際、ちょうど3年ぐらい前綾野に行きまして、旧村です。旧集落でありますが、そこでもう検査係の方が、奥さんがおいでになってやっておられるんですよね。その姿見て、これもまあ大事なことだと思いますけど、行政って強い力を持っているんだなと私は思いました。だからその、そういう労力を考えたときに、丸硝さんなら丸硝さんとの金額もやはり私はできるだけ、どれだけというのは僕は廃品回収業者ではないのでわかりませんけれども、できるだけ大きい金額、大きいというのか妥当な金額というのかな、それで買っていただくように私は交渉していただきたいと思いますし、仮にその今の収益金の仮に3分の1でも、やはり町内に配分していただくという方法をとっていただきたいと思いますが、その御答弁はなかったので再度お尋ね、お願いをしたいと思います。それから道路公団に対しての申し入れ、ごみとか草刈りはしていただくということでありますが、これは市長さんのお力をおかりせな無理かもわからぬと思うんですが、ずうっと国道、実は 258号線に限らぬわけです。例えば、大型の8t、10t以上になりますと、全然曲がるところってないんです、現実に。今の道路の状況なんです、状態なんです。だから、先般の1月、2月の雪のときでも 258号線、数珠つなぎにとまりまして、非常に迷惑をこうむっておるのが地域住民であるわけでありますので、せめて例えばあいておるある程度のスペースがあるとするなら、大型だけでもUターンするスペースはよそのインターチェンジになかったとしても、大垣だけでも私は要望していただけぬかというふうに思ったわけであります。これは、市長さんのお力をおかりせぬことにはできぬのではないかと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。
それから環境部長。トイレが汚れ、毎日だとか二、三日パトロールしてやっているということでありますが、私は先ほど申し上げましたように、市長さんは職員の方からそんな上の方の方でない方から、市長は一生懸命目配りしてみえるんですよと聞きまして、非常にうれしく思ったわけですけども、しかし、四季の広場の東なんかメーン中のメーンだと思うんですよ。だから2年ぐらい前にも当時の施設課長さんだったか、個人的にちょっと汚いと思いますよと申し上げたことがあるわけで、できるだけお願いしたいと思います。
それから室長さん。1日、15日は、私は一つのスタイルとしては現実としてあると思っておりますので、しかしここで見逃してはならぬのは、室長さんの同僚であられる環境部長さんの
文書が5月31日ですので、そこのところを私はお願いしておるわけですので。それも年にただ一度のことですので、ずっと前から計画はわかっておると思いますので、できるだけそういうふうに要望するとか自治会にさせるとかというんじゃなしにしてもらうとかじゃなしに、悪いですけど内部のことですので、よろしくそこのところ、まあわかっていただいておると思いますので、その程度で結構ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。
それから古坂計画部長さんからは、先日うちの事務の者が受けた
文書があるんです。御報告いただいておりますので、5月23日の4時ごろに部長からいただいた
文書があるんです。それで、私はこれはこれでいいと思うんですが、ただちょっとここ問題かなと思うんですが、ホテルリッチの件ですが、国道事務所より注意書を送った。このことは議会のとき答弁しており、私も御存じでしょうというようなことをおっしゃって、その後接触するが対応しないと、相手がね、会えないと。国に道路占用の許可権があり、利用占用として取り組んでいると。県は屋外広告物条例違反として対応し、議会後に別に注意書を送っているが応答しないと。私の方としては国と県にお願いするしかなく、一度国と県と寄ってもらってお願いする場をつくろうかと考えている。そこへ警察が入るかどうかは未定、現在の状況ですということでいただいて、私はありがたいと思っておりますが、部長さん、法治国家ですので、やはり幾ら呼ぼっても応答はないということであれば、もうここらあたりで警察を入れて、私はやはり会議を持っていただかぬことには早々の解決はしないのではないかと思いますので、その点もう少し強い腰で取り組んでいただきたいと思います。
最後になりますが、私は教育長から御答弁いただくようにお願いしたはずでありますが、何か今3月の議会でここでお願いいたしまして、それは教育長は悪いときにおれは教育長やっておるなというふうにお思いかどうかわかりませんが、やはり私は教育長さんに頼って、以前も本人の親を連れて御自宅までお願いに、その本人の気持ちを直接伝えないかぬなあと思って、私がお酒入っておった場でありましたけれども、この間申し上げましたようにお願いしたわけです。それから私の方から御連絡申し上げて、教育長さんが、私の方の事務の者が控えておりますに、5月6日まで夜もずっと予定があり、5月になってから先生と相談して調整させていただきたく思いますとのことで、お言葉は4月22日にいただいておるんですけども、残念ながら今日まで何のあれもいただいておりませんし、まして進展もしておりません。時の親なり、時の子供は中学に上がった、こういう変化であります。教育長は現在も教育長として現在であります。ところが、時の校長さんはもう教育委員会ですか、そちらの方へ移られたということで、どうしてこんなふうに時間をかけられるのかなと思っております。それで、とにかくどんなふうにこれから対応をしていただく、だんだんだんだん置いていかれて済むものでもないと私は思っております。ただ、今教育部長さん、嫌な役回りになってしまったと思いますが、残念ながらちょっと違っておりますので申し上げますが、子供同士ですからどんな会話を交わしておるのか知りませんが、きょうここに立たしていただく前に、昨日親さんとお会いいたしまして、今おっしゃるように仲よくやっておるというような御答弁でありましたけれども、その中のその問題においては解決というものには至っておりませんので、少し僕は違う答弁、違う全く予期せぬ御答弁であったと思いますので、その辺一遍教育長さんに、私は御答弁願いたいと思うんですが、後遺症、後遺症というのも、僕は医師でございませんのでわかりませんが、後遺症というのは、例えばどこかならどこかで交通事故でも何でもこつっと打ったときに、1年なり2年なり、例えば10年なりそこら辺がどうも調子が悪いというのが、それも後遺症であろうと思うんですけど、傷が残ったのは後遺症でないんでしょうか。だから私は、二つばかり残念に思うのは、何というのか、ほかっておかれる教育長さんなりの姿勢に私は疑問を感じております。一遍教育長からのお考えを現在の、私は言いたいこと全部、言いたいことというよりも、教育長さん答弁ありませんでしたので、先日のおっしゃった言葉のメモ程度でありますけども、一度教育長さんのお考え等をお聞きしたいと思います。2回目の質問を終わりたいと思います。
116:
◯議長(
渡辺雄次君)
環境部長。
117:
◯環境部長(
高橋邦夫君)
ガラスのカレットの件についてお答え申し上げます。
先ほどのとき、お答えが十分でなかったかと思いますが、年間で約 1,500tほどのガラスがあるわけでございます。たまたま大垣の場合は地の利があるということでお金をいただいておりますが、他の都市においては逆にお金を払っているというような状態。それから持っていってもらえないために埋立地へ埋め立てをしているというようなこともあります。そういう点からいいますと、私どもは 1,500tの埋立地が助かったということになれば、非常に有効に使えたのではないかと、さらにお金を 330万ほどいただいておるわけでございますが、大体平均しますとトン 2,200円ほどでいただいておるわけでございます。その点につきまして、その使い方等につきましては、いろいろお世話になっている自治会とか婦人会の方と御相談をしながら、またごみの減量化等に使えるようにということで、先ほど御説明しましたように、パンフレットとか副読本とか、それから容器等に使わさせていただきまして、それをこの収益金でできたものであるということを啓発しながらいっておるわけでございますので、御理解を賜りたいというふうに思っております。また、ごみかごの設置でございますけれども、これにつきましても、一部の自治体で試験的でございますが、公園から撤去をしたら非常にきれいになったと、むしろそのあたりにごみがなくなったということになっておるということ、これは私も鹿児島の方へ行かさせていただきまして、鹿児島の大きな公園の中にごみ箱が1個もないわけでございます。そして、私もお尋ねをしまして、何人ほどでここの中は整備してきれいにしておられますかとお尋ねをしましたところ、一人もそういう職員はおりませんと。じゃあごみはどうするんですかと言ったら、持ち帰って皆さんに御協力を賜っておるという御返事をいただいております。これも一つの方法ではないかなということでやっておりますが、近県、大垣市の近郊でもそういうことが始まったようでございますので、その辺のところも十分研究をしながら、また市民の皆様にごみのポイ捨て、缶の投げ捨て、これは本当にモラルの第一歩だというふうに思っております。私どももそういうことに非常に苦慮をしておりますが、その辺のところもまた皆さん方にお願いをしながら、本当にみんなで住みよいまちづくり、きれいなまちづくりを進めていきたいなというふうに思っております。議員の皆様方におかれましても、ぜひともこの辺のところ御理解いただきまして、御協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
118:
◯議長(
渡辺雄次君)
教育長。
119:
◯教育長(山本次能君)
先ほどの平成元年9月21日に起きました幼稚園でのけがの問題でございますけれども、ただいま教育部長が説明申し上げましたように、何とかいい解決の糸口が見つかればということで、学校長に中へ入ってもらいまして、双方の親で話し合いを続けてまいりましたけれども、解決に至っておりません。教育委員会としても、どう対応するかその方策が見つからなくて苦慮をしているところでございます。これは後遺症の問題ですけれども、子供がけがをして3年以内に後遺症があるというふうに申し出た場合は、この話し合いが成立をするというふうに言われております。もうこの問題は3年以上経過しておりますので、その場合は後遺症があるという医師の診断をとれた場合に話し合いの場につくと、こういうようなことに法的にはなっております。この法的な解決以外には温かい心で対応していくというような解決の方法が市としてはとれませんので、今大変苦慮をしておりまして、いつもちょっと煮え切らない御答弁を申し上げておりますが、その辺の苦衷を察していただいて、何とかお許しをいただきたいと思っております。
120:
◯議長(
渡辺雄次君)
20番。
121: ◯第20番(富田せいじ君)
自席で御無礼いたします。
教育長に申し上げますけども、先般3月のときの御答弁の中で、それなりの努力をしていただけるということであったと思いますが、親さんに聞きますと、何の、その何と言うんですか、話し合いの場も何もなかったというのがきのうの状態でありますので、いかがなっておるのかなと。もう少し実は法的なことを含むのであれば、ドクターなり何と言うんですか、私聞いてみますけども、申しわけないですけども、そういう現実であります。ほったらかしのむしろ現実でありますので、法で見ていただく、見ていただかないは結構でありますけども、今私の事務所の者が控えたとおりお忙しいと思いますけども、それからも何もそんな話もございませんでした。例えば、今のソフトピアジャパンの開所式にそんな話をいたしましても、おかしくなるかと思いまして、不安はありましたけども、そんな話も私はしなかったということで、私はそういう結果的なことは別といたしまして、そういう経過的なことについては、山本教育長に私は期待をいたしておりましたので、若干残念だなという気持ちであります。
それから市長、特に申しわけないですが、答えていただくなら答えていただきたいと思います。環境部長さんに具申いたしてもらちが明きませんので。今ほかの都市はほかの都市のことであると。その要するに、瓶はほかの都市ならまだ有料でとってもらわなあかぬと。そんなことは、答弁として私は不服であります。それは、あくまでよその都市のことであると、それで、もしもらってあかぬものならね、助役さん。御指名させていただいて何ですけど、もらってあかぬものなら 330万もらっては私はいかぬと思います。そうじゃないですか。それが何かの、今度の市民病院の問題じゃありませんが、貸し借りになっちゃいかぬのではないですか、助役さん。あんな答弁は僕は不満であります。そんなごみは捨てるな、何を富田議員ぼけたこと話しておると。捨てる場所がまだ助かっておるんですというような、それならそのように、私は当時の委員会に出ておりましたけれど、そんな御説明はなかった。私はそれなりのこととか、他都市においてはあるかもわからぬと思いますよ。あるかもわからぬと思いますが、そんなこととはまた別ではないでしょうか。そしたら何がために、今の丸硝さんが三百何十万を委託に、寄附の意味を持っておられるのか何かの考えの裏があって出しておられるとしたら大変な問題になるし、僕は正当な物の位置づけだと思っておりますので、そのような答え方というのは気に入りませんので、市長よろしく。私はその三百三十何万のことについて、僕は約束を破ってしまうと。それは僕も思うんだけども、僕は廃品回収業者でないでわかりませんが、しかしそのことと、やはり町内に配分してほしいということを思うわけですけども、きちっとお金の、当然ながらみんな御苦労さんでやってるのは町内の人ですから、思うわけですけども、ただ、今環境部長がおっしゃったように、まだ捨て場が助かっておるというようなことについてはちょっと僕は納得できませんので、市長さんちょっとつけ加えていただけることがありましたらフォローしてあげていただきたく思います。それから、持ち帰り運動に私は反対しておるわけではありません。しかし、現実というのは、現実としてありますので、やはりそういうごみなんかは私は知っておりますよ。輪之内なんかも全部公園にあった、ちょっとした駐車場あたりも全部撤去しておるんです。ですけど、どういう状態になっておるか、環境部長、眼鏡をつけてかとってか知らぬけど見てくださいよ。全部置いてありますから道路沿いに、現実に。だから、私はそれはそれなりのかごならかごを、こういうふうに撤去したらそれはそれなりのプラスもあったと思いますけども、現実は現実だから、そういうふうな形で私は見ていただきたいと思っております。全く何というか、私の納得できる答弁でなけりゃ納得できぬという意味で言っておるんではないですよ。ちょっと何と言うのかな、すれ違うというのか、私はその持ち帰り運動は持ち帰り運動でいいんじゃないですか。ですけど、持ち帰るように見せかけて河原にぽんと捨てられていく現実もあるやに私は思いますので、私は質問しておるわけでございますので、市長さん、もし具体的に、フォロー的に答えていただけることありましたらお願いしたいと思うんですけれども。
122:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
123:
◯市長(
小倉 満君)
ごみ問題につきましては、非常に奥行きの深いテーマでございます。大垣市におきましては、先進都市の例をいろいろ勉強いたしまして、シール制に踏み切ったわけでございます。現実に瓶のレッテル、我々子供のころからレッテルと言っているんですけれども、メーカーの表示等の、あれは本当にはぐのが大変でございます。キャップなんかを外すことは容易でございますけれども、あのレッテル、自分も分別収集のときに家から出す場合にやっておるわけですけれども、あれは本当にのりづけが簡単に取れない瓶もたくさんあります。実際そういう状態ですので、今後どこまでお願いをしていくのが妥当なのか、そうした面も検討してまいります。それから、ごみのリサイクルの中での対応ですけれども、これは今日まで市民の皆さんの御理解を得て、一長一短がある部分はございますけれども、最大公約数的な対応をしてきております。御指摘の幾つかの点については、もう一度反省をしてみたいと思いますが、特にごみ箱の設置につきましては、たまたまきょうの新聞に、岐阜市の美江寺公園のごみかごが撤去してから公園がきれいになったという、これはそれぞれの見方がありますけれども、そうした記事を読みました。ですから、ごみの持ち帰り運動というのが今大きな流れになってきております。当然のことながらモラルということですので、私どもとしましては、大垣市民のモラル向上ということ、これが今までの施策としては生涯学習という中で取り上げてきておりますけれども、こうしたお願いをしながらレベルアップを図ってまいりたい。今御指摘の件につきましては、ケースによって、例えばごみかごを必要とする場合もございましょうし、駅前通りだけではないんだということも今後さらに検討してまいります。よろしく御理解賜りますようお願いいたします。
124:
◯議長(
渡辺雄次君)
次に移ります。
4番 木村文彦君。
〔第4番 木村文彦君 登壇〕
125: ◯第4番(木村文彦君)
通告に従いまして、2題について御質問申し上げます。
それに入ります前に、もう行政としても掌握されていると思われますけれども、今月25日には、市内大手大理石会社より 250名に及ぶ退職者が出るということを承っております。市といたしましても、退職者に対する再就職の支援を積極的にお願いいたしますとともに、そこにまつわる中小の取引業者に対しても深刻な状態が出ているというのが現状でございます。そういった点につきましても、よろしくお願い申し上げます。
では、通告に従いまして、最初に西部研修センター敷地内におけるゲートボール場改善についてお伺いいたします。
戦後50年が過ぎた日本の人口構成を見ますと、核家族の進行により、高齢者の方々に大きな影響を及ぼしているのが現状でございます。とりわけ、高齢者と子供の同居率は低下の一途をたどり、高齢者の4割はひとり暮らしか夫婦暮らしであるというのが現実でございます。これらの最大の要因は、戦後の著しい経済成長により、国民の生活水準は向上し、衛生水準の向上や医学、医療技術の進歩も相まって、今や我が国の平均寿命は著しく伸長しているというのが現状です。戦後間もない1947年、昭和22年には、男子が 50.06歳、女子が 53.96歳であった平均寿命が、1994年、平成6年には、それぞれ男女とも、男子 76.57歳、女子が 82.98歳にまで伸長し、戦後50年間で男子が 26.51歳、女子が 29.02歳寿命が延びたことになり、これを諸外国と比較いたしましても、我が国の平均寿命は世界一の水準にあり、文字どおり世界の最長寿国となっております。21世紀には国民の4人に1人が65歳以上の高齢化社会となると見込まれ、一層深刻化するものと考えられます。当市の平成2年の国勢調査でも、65歳以上の老年人口は1万 6,699名で、総人口の11.3%を占めておるのが現状です。こうした傾向にあって、国、県、市町村においては、老後に対する最大の不安要因でもあります病気や介護に対する問題、すなわち地域社会福祉の向上に努め、一歩一歩充実の方向に進んでいることは喜ばしい限りであります。今後ますますふえ続ける高齢化社会にあって、ひとり暮らしの方、あるいは夫婦の方の健康な高齢者の方々が、健康で老後のゆとりある生活は体力の維持ではないでしょうか。ちなみに、体力維持の方法はヘルシーウォーク、体操、ゲートボール等が挙げられますが、昨今の梅雨どきなどは三、四日雨が降り続きますと健康な人でも体がおかしくなり困ることがあります。まして高齢になりますと、一層体の管理が難しいと考えられます。そんな折、今年1月、西部研修センター敷地内のゲートボール場で、ゲートボールを健康第一として楽しんでおられます高齢者の方々から、雨降りなど体を動かす場を雨でとられて、ましてやひとり暮らしとか夫婦の方などめいって病気になってしまうので、雨の日でも楽しく体力維持のできる全天候型の施設に、最小限の予算で雨露がしのげるゲートボール場に改善してほしいとの要望をいただきました。現在地区センターの施設は年々充実しておりますが、ゲートボール場は市内にかなりの施設がありますが、全天候型施設となりますと、市内には赤坂スポーツ公園内と国道 258号線の林町の陸橋下の2ヵ所ではなかったかと思われます。当市の平成6年の利用状況を見ましても、赤坂スポーツ公園屋内ゲートボール場は 6,489名、西部研修センターゲートボール場は 2,307名と、利用度においても 2.5倍と利用度が高く、将来的には各地域に1会場は必要視されてくるのではないかと感じられます。今回の要望に対して、窓口でもあります産業部農政課に高齢者の切々な気持ちを伝えさせていただきました。昭和61年に建設されました西部研修センター本体部の一部改築工事をしなければならない時期に来ているとの話を承り、今日まで多くの会議等で利用され、使用上問題のある部分について改築を計画されていることと推察いたします。そうした状況にあるならば、一体工事としてぜひゲートボール場の改善もお願いいたしたく、老人医療施設と同様、平成9年度予算編成に当たって御検討を賜りますよう期待する次第です。
次に、帰国子女の教育のあり方についてお尋ねいたします。
近年国内においては、国際化社会が進むにつれて、帰国子女に対する教育のあり方について問題視されているようになり、地方自治体においても種々研究をされているようです。この観点から、当市の教育委員会におかれましても例外ではなく、努力されていると思いますが、現状の国内の公立小中学校に就学している日本語教育を必要とする外国人児童は、平成5年の資料によりますと、小学校が 7,569名で、内訳的にはポルトガル語児童が40.3%、中国語児童が27.8%、あとスペイン語児童が13%、以下英語、韓国語、フィリピン語児童となっており、中学校では 2,881名で、中国語児童が37%、ポルトガル語児童が34.8%、スペイン語児童が12.6%、以下ベトナム語、韓国語、フィリピン語、英語児童などとなっております。この資料でも理解できますように、近年小中学校にポルトガル語、中国語児童の増加が著しく、日本語教育の必要性が重要課題になっているわけです。かつては児童たちの両親がブラジル、中国など異国の地で苦労して働かれ、帰国後は、子供には苦労させたくないと、精いっぱい子供の成長を夢見て働いておられると思います。このような経緯からも、日本語教育の充実を高めていただきたく考える次第です。当市におかれましても、平成8年度予算に帰国子女・外国人児童生徒日本語指導事業として年間 113万 5,000円が計上されており、赤坂中学校においては中国の児童を対象に、西小学校においてはポルトガル語、ペルー語の児童を対象に日本語教育を実施され、両校の担当教師の方々には大変御苦労をされていると思い、感謝申し上げる次第です。今日まで多くの児童が日本語を学び、成長していった姿を思い出されるときは感無量ではないかと思われます。両先生方の努力を報いるためにも、実務面でどのような教材等の充実に生かされているのか、予算執行科目について御説明をいただきたいと思います。当市の教育委員会の帰国外国人指導の内容には、1、日本語の能力を身につけるようにする、2、日常生活での適応指導や悩み等の相談に乗るとうたわれています。愛知県のある自治体では、既にふえ続けている帰国子女対策として、年間契約で両国語の理解できる人を臨時職員として配置し、大きな成果を挙げていると承っております。当市の実情を調べてみますと、週1回日本語教育に行くのは楽しいけれども、子供たちの思いは、必ずしも日本語を学ぶのが楽しいのではなく、思いきり母国語で会話ができるのが唯一の楽しみと漏らしていました。けれども、日本語の学習となりますと、基本語の勉強が主体で、自分の通っている学校と、その日の授業が学べずに、それが月4回ないし5回通うことによって、すべてが中途半端で過ぎていき、理解できない状態で困っていると申しておりました。ましてや補習授業など全くなく、特に中学3年の生徒には即受験にもつながり、成績にも影響することにもなります。けれども、日本語を一日も早く習得するためにも、日本語教育に行かなければなりませんが、気持ちとしては日本語を学ぶことよりも友達と母国語で楽しく会話ができる喜びで行くのが現状であると話してくれました。仮に、私どもが仕事の関係で海外で生活をしなければならなくなった場合、子供の教育が国内のような日本語教育の指導内容で満足されますでしょうか。実際、海外で日本の子供たちがどんな教育を受けているか調べてみましたところ、平成5年、その国で補習授業を放課後あるいは土曜日に受けている割合は、北米では2万 1,261名中74.2%、欧州では1万 2,853名中33.4%、以下中南米、大洋州、アジア、アフリカなど補習授業を積極的に実施し、成果を上げていると報告されています。昨年、長崎市へ視察に行く機会を得、長崎市教育委員会が帰国子女に対する補習授業を実施され、成果を上げておられることを聞いてまいりましたので、実情について説明をいただきました。すると、児童の両親は全く日本語を話せず、年齢的にも学ぼうとする意欲もなく、家庭で日本語を学習するのが難しいことから、受け入れ校の先生方の自発的指導により放課後対象児童を集めて補習授業を実施していると説明があり、まさに先生方の熱意により日本語の上達が著しい成長を見ていると説明がありました。現在毎朝帰国子女児童と接しておりますが、集団登校時、先生から指導があったにせよ、近所の友達が少しでも日本語を教えると、四つ切り画用紙に手づくりの五十音文字を書いて、集合場所等で教えている姿を見ますと、頭の下がる思いです。この質問を契機に、教育委員会におかれましても真剣に取り組んでいただきたいと望む次第でございます。
以上、第1回の質問を終わります。
126:
◯議長(
渡辺雄次君)
本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
127:
◯市長(
小倉 満君)
西部研修センター敷地内のゲートボール場の改善について御提言がございました。
現在、市内に専用ゲートボール場として、南公園と赤坂スポーツ公園の2ヵ所に設置されております。御案内のとおりでありまして、このうち赤坂スポーツ公園のゲートボール場は、全天候型の施設でございます。大会などの開催に主に利用されておりますが、これ以外に本市などが整備援助し、地域で運営しているゲートボール場が多数ございます。主として高齢者の交流の場として市民の皆様に御利用いただいているところでございます。御指摘の西部研修センターは、農林水産省の新農業構造改善事業として、昭和61年7月に完成した施設でございます。現在ゲートボールに活用していただいている場所は、将来計画の中の空地を暫定的に活用していただいているもので、承りますと、年間 2,561名の方々が御利用いただいているということでございます。このゲートボール場を全天候型にとの御提言でございますが、健康管理の必要性については十分認識いたしております。けれども、雨天の場合には室内でできる多種多様な趣味や活動を取り入れていただいて、スポーツと合わせた多彩な高齢化時代の生き方を模索していただくのも大切かと存じます。御案内のとおり、赤坂スポーツ公園のゲートボール場の全天候は、これはほとんど補助金で対応したものでございます。林町の道路の下のはいろいろな御意見をいただいて、あそこが雨の場合は、降り込みはありますけれども、狭いながらもあそこでやられる。あるいは、将来的には杭瀬川スポーツ公園の橋脚の下等もいろいろお話が出ておりますけれども、こうした活用は容易でございますが、今西部研修センター敷地内のゲートボール場の全天候型は無理がございます。今後、私どもとしましては、長寿社会における健康づくりにつきましては、当然のことながら、市としましてもできる限りの配慮をしてまいりたいと存じます。いろんな方法があろうかと思いますが、このところゲートボールが盛んでありますだけに、ただいまの御提言はもっともかと思いますけれども、そうした事情がございますので、御理解いただきますようお願いをいたします。
帰国子女の教育のあり方、特に日本語教室といいますか、日本語を学んでいただくということ、非常に重要な事項でございます。本市も真正面に取り組んでいるわけでございまして、教育長より答弁申し上げます。
128:
◯議長(
渡辺雄次君)
教育長。
129:
◯教育長(山本次能君)
帰国子女の教育のあり方について御答弁を申し上げます。
御承知のように、大垣市におきましても、近年、外国人児童生徒が増加しております。そこで、本市では一日も早く日本での生活になれるようにするために、西小学校と赤坂中学校において週1回、外国語に堪能な教員を配置し、日本語学級を開設いたしております。これは小学校はA、B、Cコースを設け、火、木、金の3回に分け指導をいたしております。中学校の方はA、Bコースを設け、月、金の2回に分けて、個別指導を中心に指導をいたしております。予算科目につきましては、日本語教室通訳謝礼、それから副教材、教材消耗品、テキスト印刷代及び送迎用の自動車借上料などで、平成8年度は 113万 5,000円を計上しております。今後、必要な教材があれば検討を重ねてまいりたいと存じます。次に、指導内容としましては、日本語指導が必要な外国人児童生徒向けに文部省が発行した「日本語を学ぼう」という副教材がございます。ここにあるのが副教材でございます。
〔副教材を提示〕
130:
◯教育長(山本次能君)
この副教材を初め国語の教科書等を使いまして、日本語の学習や生活について勉強をしております。指導方法は学年、受け入れ時間、一人一人の理解能力がそれぞれ違いますので、個別の学習が中心になっております。平成7年10月以降、中国帰国子女児童生徒を対象にした日本語学級では通訳1名を市で確保し、一人一人によりきめ細かい指導に努めております。在籍校での対応につきましては、学級担任を中心にしまして、休み時間や放課後等極力時間をとって、簡単な会話や学習指導及び相談に応じております。中には、少年の主張大会に出場するまでになった生徒も出ております。今後一層力を入れてまいりますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。
131:
◯議長(
渡辺雄次君)
4番。
〔第4番 木村文彦君 登壇〕
132: ◯第4番(木村文彦君)
ただいまは、市長さんより西部研修センター屋内ゲートボール場については、現状は厳しいというお答えでございました。しかしながら、健康づくりについては今後とも十分配慮していただけるというような御回答でございましたので、よろしくお願い申し上げます。
続きまして、帰国子女の問題につきまして、今教育長から御答弁があったわけですけれども、年間 113万 5,000円につきまして、通訳の謝礼、教材それから交通費というようなことで、今御説明があったわけなんですが、現実的にこれを12分の1の配分で見ますと、1ヵ月につきますと10万円にもならないわけです。そうした中で、本当にこういった教材、今もお見せいただいたわけですけれども、本当に充実した教育がなされているのかと、西小学校におかれましては、教師みずからが自費を投されまして、学習指導書を提供しておられるといったことも伺っております。こういった現状で本当にいい教育ができるのかと、それと教育白書を見ましても、こういったもろもろの問題について担当の先生の指導等も強硬に行っているというように教育白書にもうたわれております。それと教育白書の中の人権尊重の教育という定義の中に、児童の権利に関する条項におきましても、これは日本人だけじゃなくて、そういった海外で苦労された帰国子女に対しても適用されるものと考えられるわけでございます。この権利に対する条約につきましては、これは平成元年11月の国連総会で採択されており、こういった問題も、日本においてもこれは平成6年4月22日に批准され、平成6年5月22日から発効されているとうたわれております。こうした問題においても、やはり学校教育、社会教育というものに対して、なお一層一人一人のやはり人権の尊重、そういった問題を考えるならば、これは決して軽視してはいけないんじゃないかと思う次第です。今後とも、この問題に対しては、私は別に予算にこだわっているわけじゃございませんけれども、そういった先生が自費でもって教科書等をつくられているということに対しては、やはり我々行政としても、本当にこの予算執行に対しては御検討をいただきたいということをお願いしまして、私の質問を終わります。
133:
◯議長(
渡辺雄次君)
次に移ります。
10番 横山幸司君。
〔第10番 横山幸司君 登壇〕
134: ◯第10番(横山幸司君)
一般質問最後となりました。皆さん大変お疲れだと思います。皆さんのお疲れが吹き飛ぶように一生懸命頑張ってやらせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
通告に従い、第1に福祉行政について6点にわたって質問、提言、第2に観光ボランティアについて提言いたします。
昨年末、国において障害者施策の新長期計画となる障害者プランがまとまり、今年度から7年計画で実施されていくとのことであります。この障害者プランとは、別名ノーマライゼーション7か年戦略とも言われ、プランは障害者の社会的自立やバリアフリー化を進めるための総合施策が網羅されており、社会復帰施設やホームヘルパーなどの確保への具体的な目標数値が掲げられているのであります。このプランは、障害者基本法の制定と同様に、1993年を前後して策定された障害者対策に関する新長期計画の実施計画として位置づけられております。最終目標は2002年でありますが、全国の具体的な目標数値としては、例えば障害者向けのホームヘルパー数が4万 5,000人を増員するほか、障害者が助け合いながら共同生活をするグループホームとか福祉ホームを現在の4倍の2万人にふやすなど、11項目ほど策定されているところであります。そして、今後7年の計画期間にこの障害者プラン関連経費として、国と地方を合わせて約1兆円が投入される予定となっているとのことであります。障害者プランが策定されたことによって、高齢者のための新ゴールドプラン、児童、少子対策のためのエンゼルプランとともに社会保障、福祉施策が整ったことになり、福祉行政が一歩前進の感があります。しかしながら、明確な目標数値が示されたのは3プランとも厚生、福祉行政部分だけであり、通産、建設、運輸行政といった部分が抜け落ちているとも言われており、残念に思う部分もあります。例えば、スロープやエレベーターなどの一般建築物や歩行空間や交通体系などの中での整備充実や、教育制度の改革などについては具体的目標が示されませんでした。全省庁を挙げた取り組みなくしては真のノーマライゼーションを確立することは不可能であり、明確な数値目標とともに、国に対しては今後特に雇用の面、住宅の面、教育の分野において強力な取り組みを期待するところであります。今後とも、私どもも国への陳情とか意見書等で整備、充実を訴えてまいりたいと思います。さて、本市における障害者プランへの取り組み方について、現在の確認も含めて市長及び福祉部長にお尋ねいたします。まず第1に、住まいについてでありますが、今後建てかえられる市営住宅でのスロープ、段差なしのふろ、トイレ、玄関などの配慮について、また全国各地で成果が上がっていると聞いておりますグループホームについて、また障害を持った方の働く場の確保の拡大についてお尋ねいたします。同じく、障害者の地域療育体制の整備についてもお尋ねいたします。第3に、ホームヘルパー、ショートステイなど時代の急速な流れと高齢化の進展を勘案して、在宅福祉サービスの充実について、第4に、第1番目に関連しますが、障害者雇用の促進についてお尋ねいたします。第5に、生活空間での改善、特に道路の段差の解消やJR大垣駅のホームへ降りるためのエレベーター設置、またはステッピングカーや階段昇降装置の設置ができないものか提言いたします。第6に、市庁舎や各支所または市民病院などにおいて窓口で順番を待っておられる聴覚障害者の方やお年寄りに対して、無線振動呼び出し器の貸し出しについて提言をいたします。これであります。
〔無線振動呼び出し器を提示〕
135: ◯第10番(横山幸司君)
可児市では、本年1月5日から市役所の市民課などの窓口に順番待ちをする聴覚障害者や耳の遠くなったお年寄りが、職員の呼び出しなどを振動でキャッチできる無線振動呼び出し器を設置して、耳の不自由な人への心優しいサービス向上に努めているとのことを知り、先日お借りしてきたものが、今お見せいたしましたこれでございます。これは合図くんIIという、東京のメーカーが開発したものであります。
〔無線振動呼び出し器を市長に渡す〕
136: ◯第10番(横山幸司君)
この呼び出し器は手のひらサイズの送信機と受信機がセットになっていまして、送信機から無線で約50mの範囲内にある受信機を振動させて合図を送るシステムであります。聴覚障害者など、耳の不自由な人が病院や銀行、役所などの順番待ちで呼び出されても気づかず、後回しにされることがあると聞いております。こうした生活上の不便を解消しようと、聴覚障害者のための共生品を開発、製造している東京の企業が、昨年開発、発売したものであり、1セット2個で1万 1,000円とのことであります。可児市では、6セット購入して、市民課、保険年金課、税務課、福祉課、高齢福祉課などに配備し、聴覚障害者などの耳の不自由な人や所用でちょっと窓口を離れる人などに一時的に貸与されております。また、福祉課からの依頼により、可児市内に支店を設けている銀行や大手の私立病院に対しても窓口に設置され、市民の皆様に喜ばれているとのことでありました。大垣市においても各課の窓口、市民病院、銀行など設置されてはどうか提言いたします。
次に、観光ボランティアガイドについて提言いたします。
人生80年、長寿社会を迎え、ボランティア活動で社会貢献を目指す高齢者がおられます。全国で多くの自治体の取り組みの中で、高齢者の豊かな経験と知恵を活用し、文化活動と社会参加を通して生きがいを高めることを目的とした活動の場がつくられております。さて、大垣市には、大垣城を初めとして郷土館、奥の細道むすびの地記念館、歴史民俗資料館、輪中館など歴史施設のほか、スイトピアセンター、ソフトピアジャパンなどの学習産業研究施設、また美濃国分寺跡、5月にはボタンの花、大輪咲くお茶屋屋敷、曽根城公園と今が盛りのショウブ園などの旧跡地など、数多くの名勝旧跡地が点在しております。これらの名勝に訪れる人々は、大垣市民はもとより、県内外を問わずふえ続けているように思われます。歴史的背景を含めて説明しないと、大垣のよさは観光客にはなかなか伝わるものではありません。他の町から大垣へ来られた方に大垣のよさを知っていただき、また長年住んでいても大垣のよさを再確認する場合もあり、また一方において、ボランティアでガイドを買って出ようと言われる方も数名おられることを聞いております。こうしたことから、観光ボランティアガイドを産業部、文化部が協力し合って、ぜひとも形あるものにしていただきたく提言するものであります。例えば、長浜市では1983年4月に長浜城歴史博物館が開館し、それに相呼応するように市民からの盛り上がりがあり、長浜観光ボランタリーガイド協会が設立され、会員数35名で運営されております。活動内容は、原則として10人以上のグループによる旅行者の代表が協会に1週間前までに申し込みを行い、その後協会において旅行グループの希望を尊重しながらコースが設定されます。観光施設の入場料や乗り物に要する費用は旅行グループの負担となるものの、ガイドに対する心づけは一切不要と明記されております。ガイド就業のために要する往復交通費 1,000円と食事時間にかかる場合のみその経費は旅行グループの負担となるとのことでありました。長浜市では、ガイド募集と長浜文化塾がセットとなっており、半年間のガイド研修、長浜文化塾を終了した人が正会員となりガイドが始まります。会員も初めは失敗の連続とか、初めて案内したときは上がってしまって何を話したのか全く覚えていませんとか、専門的なことを聞かれ答えられませんでしたなどと、会員のほとんどにこんな経験があるそうです。しかし、今ではガイドになって本当によかった、60歳を超えて生きがいを見つけましたとか、中には私たちのモットーは真心を込めて案内することであり、ガイドの依頼があれば事前にお客さんの住んでおられる町を勉強し、案内のときに話題にしますと、ガイド術もベテランの域に達する人もあり、お礼状だけでなく、もう一度あのガイドさんにお願いしますといった御指名もしばしばあるそうであります。年間にすると 6,000名以上のお客さんを案内するまでになり、昨年度の実績は、延べで 289人のガイドが観光客 7,185人の方々を案内されたそうであります。また、会の予算は、会員1人 1,000円掛ける35人の3万 5,000円と市からの活動補助金20万円と受託補助金25万円、その他6万 5,000円、合計年間約55万円とのことでありました。同じように、南国土佐の高知市でも市民大学講座として土佐観光大学を定期的に開く中、郷土の深い認識を通じて、真心観光に寄与する意欲と体力と時間があり、修了後は土佐観光ボランティアガイドとして活躍できる方として募集し、活動をしておられます。また、同様に、松阪市では、あいの会ボランタリーガイド、北海道登別市では、観光ホスピタリティ推進協議会においてガイドユニホームをつくり研修を行うなどして、46名が活動しておられるそうであります。本市におきましても、観光ボランティアガイドの芽を大きく育てていただきたく提言するものであります。市長及び関係部長の前向きな御答弁を期待いたすところであります。
137:
◯議長(
渡辺雄次君)
市長。
〔市長
小倉 満君 登壇〕
138:
◯市長(
小倉 満君)
ただいまは、福祉行政について六つの提言をいただきました。
本市におきましては、昭和54年に障害者福祉都市宣言をいたしまして以来、障害者に対する諸施策の展開を図っております。平成5年12月には、心身障害者対策基本法が障害者基本法として改正されまして、県、市町村の障害者に対する取り組みの一層の強化が求められております。まず、御提言の一つ、市営住宅につきましては、障害者に配慮した住宅の整備を進めてまいりました。これは建設省等の指導があるわけでございますけれども、現在までに9戸を整備し入居いただいているところでございます。今後、建てかえ計画もございますので、障害者用住宅の需要を把握いたしまして、整備に努めてまいりたいと存じます。また、就労されております障害者が地域の中で共同生活を営むグループホーム、これは社会福祉法人あゆみの家が母体施設となりまして、市内で1ヵ所運営されております。障害者が地域での自立生活の助長を図るのに大変効果を上げております。今後とも支援を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。働く場の確保につきましては、本年4月、御案内のとおり、もといま小規模授産所・パン工房ドリームを設置をいたしました。ちょうど4ヵ所となります。今後とも障害者の要望を把握いたしまして、充実に努めてまいりたいと存じます。働く場所の確保、さらに現在は4ヵ所ということでございますけれども、さらにふやしてまいりたいと、このように存じます。
次に、障害者の地域療育体制の整備並びに在宅福祉サービスにつきましては、県の施設整備計画によりまして、西濃地域に県立の身体障害者療護施設の設置が予定されております。完成後には、入所、短期入所の利用につきまして、さらに充実が図られるものと存じます。在宅福祉の三本柱でありますホームヘルプサービス、ショートステイ、デイサービスにつきましては、障害者や高齢者のニーズに対応するため、ヘルパーの増員を図るなど一層の充実に努めてまいりたいと存じます。障害者の雇用促進につきましては、大変厳しいものがございます。法定雇用率も民間企業は 1.6%、国、地方公共団体では現業 1.9%、非現業2%でございます。市関係におきましては、雇用率を達成しておりますが、市内には達成されていない企業もありますので、ハローワーク大垣、大垣公共職業安定所でございますが、これ等の関係機関と連携を図りまして、雇用促進に努めてまいりたいと存じます。障害者に優しい施設並びに道路整備につきましては、岐阜県福祉のまちづくり指針に従いまして、段差の解消、スロープの設置等に努めているところでございますが、JR東海の大垣駅のエレベーターにつきましては、駅改築時から要望しているところでございますが、現在までに実現いたしておりません。これは、その後も再三この陳情はしてきましたが、乗降客の多寡とか、いろんな材料があるそうでありまして、我々は一度ステッピングカーで試験的にあの階段を上げたことを記憶しております。こういうように、JRとしましては、将来的にはそうしたことも考えていただけると思いますけれども、現時点では人力で対応したいと、そういう回答でございます。これからもその陳情は繰り返してまいりたいと存じます。ステッピングカーでございますけれども、1台保有しておりまして、利用の申し出があれば、市で対応することにいたしております。昇降機の設置につきましては、今後のテーマということでございまして、協議してまいりたいと存じます。聴覚障害者の方に対する無線振動呼び出し器の設置につきましては、導入市を参考に調査研究を進めてまいりまして、前向きに対処してまいりたいと存じます。可児市の例を今お教えいただいたわけですけれども、この件はその他、先進都市と言いますか、広島県の呉市などが非常にうまくいっているということでございます。可児市の庁内の窓口とか、あるいは民間医療機関とか、郵便局とかいろんな面で、現在可児市はお話しのとおり15セットが設置されているようでございますが、本市としましても、ぜひともこうしたことを採択してまいりたいと、このように存じます。
それから、観光ボランティアガイドにつきましては、今具体的に長浜観光ボランティアガイド協会のお話をいただきました。先日私どもも部長会で幾つか勉強する一つのテーマで黒壁館に立ち寄ったわけですけれども、この折には、やはりこの観光ボランティアのガイドの方にいろいろ遭遇しまして、熱心に御活躍いただいておりました。黒壁スクエアーといいますか、あのかいわいずっと、こうした現実の姿を見てまいりました。これは産業部長から今後のあり方を御答弁申し上げます。
139:
◯議長(
渡辺雄次君)
産業部長。
140: ◯産業部長(早野正雄君)
大垣市を訪れる観光客に、本市の自然風土や歴史、文化、産業を知ってもらい、幅広く大垣の観光案内をする観光ボランティアガイドの育成をしてはどうかとの御提言をいただきました。御趣旨のとおり、現在全国的にも観光ボランティア活動への関心が高まっており、観光地を持つ多くの自治体や団体では、その育成が図られているところであります。本市におきましても、奥の細道むすびの地、大垣城、美濃国分寺跡、お茶屋屋敷跡等貴重な文化財、史跡が数多くあり、多数の市民や観光客が訪れています。そうした人へ観光案内を初め自然風土をわかりやすく理解していただくとともに、さらに大垣のよさを印象づけるような観光ボランティアガイドの育成は大切なことと考えております。こうした中で、市民にふるさと大垣の代表的な観光資源を理解してもらうとともに、大垣市を訪れる人々を温かくガイドできる一助にと、平成7年度に大垣地域シルバー人材センターの協力を得て、ふるさと大垣観光講座を開催いたしました。本年度につきましても、引き続き観光講座を開催するとともに、さらに受講者の対象を広げ、観光ボランティアガイドの育成に努めてまいりたいと存じますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
141:
◯議長(
渡辺雄次君)
10番。
〔第10番 横山幸司君 登壇〕
142: ◯第10番(横山幸司君)
ただいまは、2点にわたりまして大変御丁寧な御答弁をいただきまして、ありがとうございます。
観光ボランティアガイドについては、前向きに御検討いただけるということでございますので了といたします。
また、福祉行政につきましては、6点にわたって前向きな御答弁をいただきました。また、呼び出し器についても採用の方向で検討していただけるということで、ありがたく思います。今回の国が示した数値目標値に対して、地方自治体が現在進めている障害者福祉計画との整合性をいかに図っていくかということが大変問題点も多くあろうかと思いますけれども、その推進方をよろしくお願いいたします。1993年に制定した障害者基本法は、自治体に対して障害者の福祉計画を策定する規定を盛り込みました。基本法が努力義務規定にとどまっているために、現在計画を実際に進めている自治体は全国で10%程度に過ぎないということであります。しかし、今後自治体の計画が積み上げられたときに、今回示された目標が妥当なものなのかどうなのかと再検討が必要にもなってまいります。このほか所得補償とか施設体系の見直し、制度対象外の小規模施設に対する支援など、今回のプランには具体的に明示されなかった課題はたくさんあるようにも聞いております。本市におきましても、皆さんでまた知恵を出し合って多くの課題を克服する中、住みよいまちづくりをしていただきたいと、このように思うわけでございます。何とぞよろしくお願いいたします。
143:
◯議長(
渡辺雄次君)
以上をもって、通告者の一般質問は終わりました。
この際、ほかに御
発言はありませんか。
〔「なし」と言う者あり〕
144:
◯議長(
渡辺雄次君)
御
発言もないようでございますので、これをもって、一般質問を終了いたします。
お諮りいたします。
ただいま上程中の各議案につきましては、それぞれ担当委員会に付託して御審査願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
145:
◯議長(
渡辺雄次君)
御異議なしと認めます。よって、さよう付託することに決定いたしました。
お諮りいたします。
本日はこの程度をもって散会し、以降の日程については、別紙日程表のとおり各委員会で御審査を願い、21日午前10時から本会議を再開して、各付託議案の委員長報告を願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う者あり〕
146:
◯議長(
渡辺雄次君)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
なお、別紙日程表をもって、それぞれの招集通知にかえますので、さよう御了承願います。
本日は、これをもって散会いたします。
午後 5時23分 散 会
──────────────────
以上、会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。
平成8年 6月17日
議 長 渡 辺 雄 次
議 員 横 山 幸 司
議 員 鈴 木 陸 平
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