岐阜市議会 2010-03-06
平成22年第1回(3月)定例会(第6日目) 本文
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ウィンドウで開きます) 平成22年第1回(3月)定例会(第6日目) 本文 2010-03-18 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ
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発言者一覧 選択 1 : ◯議長(林 政安君) 509頁 選択 2 : ◯議長(林 政安君) 509頁 選択 3 : ◯議長(林 政安君) 509頁 選択 4 : ◯議長(林 政安君) 509頁 選択 5 : ◯3番(
和田直也君) 509頁 選択 6 : ◯議長(林 政安君) 515頁 選択 7 : ◯市長(細江茂光君) 516頁 選択 8 : ◯議長(林 政安君) 517頁 選択 9 :
◯農林部長(蒔田一雄君) 517頁 選択 10 : ◯議長(林 政安君) 518頁 選択 11 :
◯教育長(安藤征治君) 518頁 選択 12 : ◯議長(林 政安君) 519頁 選択 13 :
◯行政部長(
大見富美雄君) 519頁 選択 14 : ◯議長(林 政安君) 520頁 選択 15 :
◯市民参画部長(渡邉貴正君) 520頁 選択 16 : ◯議長(林 政安君) 520頁 選択 17 :
◯市民生活部長(橋本直樹君) 521頁 選択 18 : ◯議長(林 政安君) 521頁 選択 19 : ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 521頁 選択 20 : ◯議長(林 政安君) 522頁 選択 21 : ◯3番(
和田直也君) 522頁 選択 22 : ◯議長(林 政安君) 523頁 選択 23 : ◯2番(高橋和江君) 523頁 選択 24 : ◯議長(林 政安君) 530頁 選択 25 : ◯市長(細江茂光君) 530頁 選択 26 : ◯議長(林 政安君) 531頁 選択 27 : ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 531頁 選択 28 : ◯議長(林 政安君) 532頁 選択 29 : ◯福祉部長(箕浦準二君) 532頁 選択 30 : ◯議長(林 政安君) 533頁 選択 31 : ◯商工観光部長(田中康雄君) 533頁 選択 32 : ◯議長(林 政安君) 534頁 選択 33 : ◯基盤整備部長(村山三紀夫君) 534頁 選択 34 : ◯議長(林 政安君) 534頁 選択 35 : ◯都市防災部長兼消防長(鬼頭正司君) 534頁 選択 36 : ◯議長(林 政安君) 536頁 選択 37 : ◯環境事業部長(片桐 猛君) 536頁 選択 38 : ◯議長(林 政安君) 537頁 選択 39 :
◯教育長(安藤征治君) 537頁 選択 40 : ◯議長(林 政安君) 538頁 選択 41 : ◯2番(高橋和江君) 538頁 選択 42 : ◯議長(林 政安君) 542頁 選択 43 : ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 542頁 選択 44 : ◯議長(林 政安君) 542頁 選択 45 : ◯都市防災部長兼消防長(鬼頭正司君) 542頁 選択 46 : ◯議長(林 政安君) 542頁 選択 47 : ◯環境事業部長(片桐 猛君) 542頁 選択 48 : ◯議長(林 政安君) 543頁 選択 49 : ◯ぎふ清流国体推進部長(井奈波 清君) 543頁 選択 50 : ◯議長(林 政安君) 543頁 選択 51 : ◯都市建設部長(河島和博君) 543頁 選択 52 : ◯議長(林 政安君) 543頁 選択 53 : ◯副議長(中尾年春君) 543頁 選択 54 : ◯14番(松原徳和君) 543頁 選択 55 : ◯副議長(中尾年春君) 546頁 選択 56 :
◯教育長(安藤征治君) 546頁 選択 57 : ◯副議長(中尾年春君) 547頁 選択 58 :
◯行政部長(
大見富美雄君) 547頁 選択 59 : ◯副議長(中尾年春君) 548頁 選択 60 : ◯上下水道事業部長(後藤幸造君) 548頁 選択 61 : ◯副議長(中尾年春君) 550頁 選択 62 : ◯14番(松原徳和君) 550頁 選択 63 : ◯副議長(中尾年春君) 553頁 選択 64 :
◯教育長(安藤征治君) 553頁 選択 65 : ◯副議長(中尾年春君) 554頁 選択 66 : ◯14番(松原徳和君) 554頁 選択 67 : ◯副議長(中尾年春君) 555頁 選択 68 : ◯市長(細江茂光君) 555頁 選択 69 : ◯副議長(中尾年春君) 556頁 選択 70 :
◯教育長(安藤征治君) 556頁 選択 71 : ◯副議長(中尾年春君) 557頁 選択 72 : ◯9番(西垣信康君) 557頁 選択 73 : ◯副議長(中尾年春君) 561頁 選択 74 : ◯基盤整備部長(村山三紀夫君) 561頁 選択 75 : ◯副議長(中尾年春君) 562頁 選択 76 : ◯都市防災部長兼消防長(鬼頭正司君) 562頁 選択 77 : ◯副議長(中尾年春君) 563頁 選択 78 :
◯教育長(安藤征治君) 563頁 選択 79 : ◯副議長(中尾年春君) 565頁 選択 80 :
◯行政部長(
大見富美雄君) 565頁 選択 81 : ◯副議長(中尾年春君) 565頁 選択 82 : ◯9番(西垣信康君) 566頁 選択 83 : ◯副議長(中尾年春君) 567頁 選択 84 :
◯教育長(安藤征治君) 567頁 選択 85 : ◯副議長(中尾年春君) 568頁 選択 86 : ◯11番(中川裕子君) 568頁 選択 87 : ◯副議長(中尾年春君) 571頁 選択 88 : ◯議長(林 政安君) 571頁 選択 89 : ◯商工観光部長(田中康雄君) 571頁 選択 90 : ◯議長(林 政安君) 572頁 選択 91 : ◯自然共生部長(伊藤房吉君) 572頁 選択 92 : ◯議長(林 政安君) 573頁 選択 93 : ◯環境事業部長(片桐 猛君) 573頁 選択 94 : ◯議長(林 政安君) 573頁 選択 95 : ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 573頁 選択 96 : ◯議長(林 政安君) 575頁 選択 97 :
◯市民参画部長(渡邉貴正君) 575頁 選択 98 : ◯議長(林 政安君) 575頁 選択 99 : ◯財政部長(土井治美君) 575頁 選択 100 : ◯議長(林 政安君) 576頁 選択 101 : ◯11番(中川裕子君) 576頁 選択 102 : ◯議長(林 政安君) 579頁 選択 103 : ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 579頁 選択 104 : ◯議長(林 政安君) 579頁 選択 105 : ◯11番(中川裕子君) 579頁 選択 106 : ◯議長(林 政安君) 580頁 選択 107 : ◯議長(林 政安君) 580頁 選択 108 : ◯議長(林 政安君) 584頁 選択 109 : ◯議長(林 政安君) 584頁 選択 110 : ◯市長(細江茂光君) 584頁 選択 111 : ◯議長(林 政安君) 585頁 選択 112 : ◯議長(林 政安君) 585頁 選択 113 : ◯議長(林 政安君) 585頁 選択 114 : ◯議長(林 政安君) 585頁 選択 115 : ◯議長(林 政安君) 586頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 開 議
午前10時2分 開 議
◯議長(林 政安君) これより本日の会議を開きます。
本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1 会議録署名議員の指名
2: ◯議長(林 政安君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において26番渡辺 要君、27番浅井武司君の両君を指名します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
第2 第1号議案から第47 第47号議案まで
3: ◯議長(林 政安君) 日程第2、第1号議案から日程第47、第47号議案まで、以上46件を一括して議題とします。
─────────────────
〔議 案 掲 載 省 略〕
─────────────────
4: ◯議長(林 政安君) 昨日に引き続き、質疑を行います。
順次発言を許します。3番、
和田直也君。
〔私語する者多し〕
〔
和田直也君登壇〕(拍手)
〔私語する者多し〕(笑声)
5: ◯3番(
和田直也君) おはようございます。
〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕
朝のさわやかな時間に
〔私語する者あり〕
市政の課題にすかっと切り込みながら、そして、新しいまちづくりにお役に立てる質問となるよう心がけながら、順次始めたいと思います。よろしくお願いします。
〔私語する者多し〕
初めに、シティセールスによる都市戦略について市長にお尋ねをします。
〔私語する者あり〕
市長は日ごろから、これからの厳しい財政状況の中で、どの分野にその限られた予算を選択、集中し、より強固な政策を打ち出していくか、それを内外ともに明示する都市ビジョンとして、教育立市、医療立市、産業立市を打ち出し、他市にないまちづくりをしたいと意気込んでおられます。とりわけ教育立市の分野では、今回の予算項目でも教育環境の充実策としまして、校舎の耐震化、校庭の芝生化、英語教育の充実、キャリア教育の充実、そして、コミュニティ・スクールの実践などを示しています。
〔私語する者あり〕
また、医療立市の分野では、市民病院西病棟の新築などを打ち出し、東海地方ベッド数ナンバーワンを誇るなど、各地でその先駆け的な成果をPRしておられます。
こうした都市の特色、すなわちPRすべき都市ブランドは、近年どの都市も磨きをかけ始め、シティセールスという形で内外にPRし始めています。私はそのシティセールスという分野に注目をしたいと思います。
シティセールスは、人、物、金、情報を引き寄せる都市戦略として、現在、仙台市、戸田市、千葉市、横浜市、厚木市、静岡市など、複数の都市で打ち出されており、その取り組みへの関心が集まっています。特に仙台市や埼玉県の戸田市などにおいては、自分たちが売りにしたい、あるいは強みとしている都市ブランドを項目別に分類、その骨格を立てて数値目標も明示、各部局が連携して総合的なPR活動に努めています。注目したいのは、観光客を呼び寄せるといった一過性のものだけではなく、そこに暮らし生活を営む、あるいはビジネスを展開してもらうなど、継続性のある都市戦略として打ち出して位置づけられているところです。
市長は日ごろから、岐阜といえば教育、教育といえば岐阜と言われるようなまちを目指したい。日本政策投資銀行が指摘するように、教育分野に力を入れることで、若い世代、子育て世代の多くの皆さんに岐阜に住んでもらえるようなまちにしたいと口にされております。その意味でも、現実的に置かれた名古屋大都市圏の中で都市間競争が繰り広げられる中で、3期目に入った細江市政として、教育立市、医療立市、産業立市などの都市ブランドを武器に、今後、定住人口の増加に向けてどのように若い世代を呼び込むのか、あるいは企業を呼び込むのか、シティセールスという考え方を都市戦略として打ち出していくために、関連する部局間で政策立案の場を設けるなどの必要があるように考えますが、市長のお考えをお尋ねします。
次に、地産地消立市の具体策について農林部長にお尋ねします。
今年度当初予算、「未来へ繋ぐ多彩な産業の創出」の項目の中に地産地消の分野が記載されております。市長は、さきの市長選挙の折にも地産地消立市を新たな都市ブランドとして打ち出しておられます。私は今後の厳しい財政状況が見込まれる中で、選択と集中という考え方のもと、限られた予算を有効に活用し、都市ブランドを確立していく上での立市という考え方には着実な都市経営として期待をしております。
ただ、最近はちょっと立市に手を広げ過ぎているのではないかと、少し心配する
〔私語する者あり〕
部分もあります。今後、何でも立市と言われないよう、
〔私語する者あり〕
できれば現在打ち出している立市に磨きをかけていくことに期待をしております。
〔私語する者あり〕
ただ、既に地産地消を新たな立市として位置づけられていくことを視野に動き出している以上、その肉づけのお手伝いをしていくことも大切ではないかと考えます。そこで、岐阜市でどんなことができそうか、いろいろ考えてみますと、例えば、私もモーニングめぐりなど好きな方ですが、けさも行かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、岐阜市を初め、この東海地方はモーニング文化がとても盛んです。総務省の家計調査では、岐阜市の喫茶店・モーニングにかける金額は、その全国平均が5,275円であるのに対して、岐阜市は1万6,845円と、全国平均の3倍で、既に全国1位の座を連続キープしています。これは物すごい特徴だと思います。
〔私語する者あり〕
既に岐阜市ではJAなどとも連携して朝市の利用促進に努めるなどしていますが、
〔私語する者あり〕
例えば、そういった取り組みとリンクをして、岐阜の産品を使ったモーニングサービスを促してみる、奨励してみることも一案かと思います。
また、食育の分野では、食生活改善推進委員さんの協力をいただきながら、健康部を中心に庁内の横断的な議論を進めておりますし、その食育と地産地消をリンクした形で学校給食にも応用されています。今後、市長の言う地産地消立市を目指していく上で、どんなことが政策として打ち出せるのか、期待をしていますけれども、主に担当される農林部長としてのお考えをお尋ねします。
次に、木之本小学校・徹明小学校の統合について教育長にお尋ねをします。
岐阜市は教育立市の具体策として、今年度の当初予算にも学校規模の適正化を掲げています。さきの9月議会でも質問をしましたけれども、木之本・徹明の両小学校は、既に長年にわたり統合に向けた課題を抱えながら、児童数の減少に歯どめがかからない、まあ状況となっております。
手づくりフリップ、──これは以前も示したフリップですけれども、徹明小学校につきましては、今度の新年度・平成22年度の入学生は10名と予測されておりまして、まあ辛うじて2けたを維持していますけれども、今後も減少傾向は続きそうです。一方、木之本小学校につきましても来年度は45名と、2クラスを辛うじて維持できそうですけれども、長期的な減少傾向は目に見えています。今後こうした傾向に歯どめがかかるように、都心居住であるとか、コンパクトシティーといった政策に花が開くことを期待をしております。
ところで、岐阜市が掲げるこの学校規模の適正化というのは、クラスがえのできる学校のことを意味していると理解をしております。そういう意味では、以前もお尋ねをしましたけれども、両校の統合に向けた議論を一刻も早く進める必要があると思います。PTA、保護者の皆様、自治会の皆様など、該当する住民の皆様のニーズを洗い出すタウンミーティングをいつ開催されるのか、その具体的な時期と今後の進め方について教育長のお考えをお尋ねします。
続いて、新しい図書館構想について、あわせて教育長にお尋ねをします。
現在、岐阜大学病院等跡地の計画の第1期として、新しい市立図書館の構想が打ち出されています。
〔私語する者あり〕
既に5年にわたり市民の皆様の積み重ねの御意見をいただいた結果とのことで、教育立市を打ち出す岐阜市にとって、また、市民の時代をつかさどる司の町構想としても、来年度から設計段階に入るその具体的な内容に期待を持っています。
今日では、図書館の運営に民間がかかわる指定管理者制度の導入や、出版業界が運営する図書館などの例も見られます。カフェなど、軽食コーナーの併設やサラリーマン向けにセカンドオフィス、書斎スペースを提供する図書館なども話題を呼んでいる中、今回打ち出された岐阜市の行財政改革プランでは、市立図書館の指定管理者化も議題に上がっています。
一方、書籍そのものにつきましても、先般アップル社が発表したiPadなど、インターネットを駆使した電子書籍という新たな空間が生まれています。日本で普及するかはともかくといたしまして、長期的に眺めれば、紙媒体を中心とした今日の図書館の本の貸し出しにも、近い将来、大きな変化が出てくるかもしれません。
〔私語する者あり〕
ところで、今度の図書館構想には自習室の充実が1つ大きなコンセプトに含まれております。岐阜市では多くの高校生や大学生の皆さんがファストフードのお店の片隅で勉強に励む様子がよく見受けられます。教育立市を都市ブランドとする岐阜市としましては、こうした学生の皆さんに伸び伸びと自主学習に励んでいただけるような学習スペースも求められると思います。同時に、今後はWi-Fiなど、無線LAN接続可能なネット環境、情報検索網がいかに充実してるかも問われてくるかと思います。
こうした時代の大きな変化の中で、教育立市の名に恥じぬ中央図書館となるよう期待をしたいと思いますが、今日の電子書籍の登場なども踏まえて、新しい図書館構想における情報検索網整備の考え方、そして、行財政改革プランで示しております指定管理者化について、どのようにお考えか、教育長のお考えをお尋ねをします。
次に、市職員のブログ等の利活用について行政部長にお尋ねをします。
さきの新しい図書館構想にも少し関連をしますけれども、さまざまな情報がブログ、ネット環境に満ちあふれる中、岐阜市では昨年5月からブログなどの閲覧に制限をかけているということを耳にしました。原因はウイルス感染による実際の被害に基づいた上での処置であるとのことです。
しかし、総理大臣がツイッターを始めて、国民向けに「つぶやき」の情報を発信しているほか、SNSの登場によって、岐阜市内でも観光、まちづくり、市政に至るまで、本当に多くの市民の皆様がさまざまな情報を発信しています。中には地域の担い手となるような方もブログなどを通じて岐阜の情報を発信しています。
こうした方々との密接な情報のやりとりは、むしろ今後より重要視されていく中、岐阜市役所としては職員の情報収集力の強化を目指しているなど、よりスピーディーな業務が求められることもあるかと思います。
行政部では、既に業務に必要な情報がある場合、担当部局の申し出に基づいて閲覧を可能にする処置を施しているとのことです。まあセキュリティーという点からは一元的な情報管理には理解をしてるつもりですけれども、しかし、情報によっては分刻みで更新されるなど、多様化する今日の情報社会に岐阜市役所が乗りおくれないように、まあ担当部局からの申し出があった場合には、スピーディーかつ臨機応変に対応できる体制構築がますます大切になってくると考えます。行政部長のお考えをお尋ねをします。
次に、パブリックコメントのさらなる活用について市民参画部長にお尋ねをします。
パブリックコメントは、平成17年1月から住民自治基本条例第12条及び岐阜市の手続実施要綱に基づきまして、条例、計画、指針など、市政の重要課題について、あらかじめ市民の皆様に政策案を公表し、意見を求め、政策決定に反映することを目的に実施されております。これまで5年間、計45件の構想や計画につきまして719件の御意見をいただいたところです。しかしながら、物によってはその御意見が1件、2件と少々さみしい結果に終わっているものも多く見受けられます。特にゼロ件で終わったものも見受けられることは、制度の趣旨をもう少し広く知っていただけるような工夫の余地もあるように思います。例えば、食育に関するものならば、食生活改善推進委員に広報したり、次世代育成に関するものであれば子ども会やPTAなどに広報したり、まあ関連する各種団体だけでも多く存在するように思います。
既に現状、課題として、より多くの意見が寄せられるよう工夫していきたいとしている以上、制度開始から5年を経過した今、市のホームページや広報ぎふのみならず、関係諸団体への広報を初め、改善策を施していく必要があるように思いますが、市民参画部長のお考えをお尋ねをします。
次に、転入・転出時における岐阜市のPRについて市民生活部長にお尋ねをします。
春は別れと出会いの季節です。新年度も間近に迫り、進学や転勤などを理由に、市役所では岐阜市に転入、転出される方の手続も忙しくなってることと思います。
岐阜市では、転入される方には──このような「くらしのガイド」を渡しております。中を見ますと、ごみ出しのルールであるとか、病院、法律相談、まあ実に多岐にわたって岐阜市での生活に必要な情報が掲載されています。
一方で、こちら──山口県下関市の「暮らしのサービスガイド」です。中をめくりますと、岐阜市と同じように、ごみ出しのルールや子育てに必要な情報であるとか、病院、法律相談など、まあ本当に多くの情報が掲載されておりますけれども、ちょっと注目したいのは、例えば、病院の部分ですと、──このように市内に立地する診療所の広告が掲載されています。ごみ出しのルールのページにも同じようにごみ収集業者の広告が、そして、子育てに関するページには保育園に関する広告が掲載されております。
以前、有志の議員と視察に訪れました茨城県水戸市でも、──このような市民ガイドブックというものを目にすることができました。水戸市の市民ガイドブックに至りましては、医療のページを開きますと、それぞれの地域に根づいた、まあ市内を4つのエリアに分けて、地域の診療所の位置まで丁寧に掲載されております。さらに、一番最初のページには市内の観光PRに関する情報が掲載をされておりまして、これから暮らすこのまちでの生活が楽しみになるようないろいろな工夫が施されております。
こうした情報は広告収入で賄われて印刷されることから、意外と低コストで印刷できると、作成できるとのお話も伺っています。実際、水戸市においては市の発行物をこちらに統合することによりまして、約1,900万円の負担軽減が図れたとのことです。この春、岐阜市に引っ越してこられる方には岐阜市が力を入れている、例えば、金華山、
〔私語する者あり〕
また、岐阜公園などの信長の歴史観光、川原町周辺の観光PRや柳ケ瀬、
〔私語する者あり〕
玉宮町など、駅周辺のグルメガイドなど、フリーペーパーの会社とも連携をしながら、岐阜市の「くらしのガイド」にも工夫の余地が大いにあるように思います。
一方、転出される方には、岐阜市に住んでいただいてありがとうございましたと、その感謝の気持ちとともに、今後ともよろしくお願いしますという願いを込めて、例えば、ふるさと納税の啓発をしてはいかがかと思います。
ふるさと納税は、岐阜市では市民参画部の元気なぎふ応援基金がその受け皿となっております。
〔私語する者あり〕
制度開始から2年が経過をしていますけれども、昨年度は東京から3件、三重、千葉からそれぞれ1件の計5件。今年度は東京、埼玉、愛知からそれぞれ1件ずつの計3件と、ちょっぴりさみしい結果となっております。
〔私語する者あり〕
このことに関連しまして、以前の質問では、岐阜市出身の著名人に岐阜市へのふるさと納税に貢献していただくことで象徴的にPRしていただきたいと市長にも要望しましたけれども、いまだ実現をしておりません。せっかくの制度を大いに活用していただくためにも、ほかにも工夫の余地がありそうです。
〔私語する者あり〕
そこで、この春転出される方など、今後さまざまな理由で岐阜市を離れる方には、引き続き岐阜市をよろしくお願いしますという気持ちをあらわす意味で、ふるさと納税の趣旨を御説明したり、パンフレットを手渡したりするなど、制度の啓発に努めてはいかがかと思います。転入時におけるふるさとガイドの工夫──ごめんなさい、「くらしのガイド」の工夫、転出時におけるふるさと納税の啓発、岐阜市のPRの機会に位置づけていただきたいと考えますが、市民生活部長のお考えをお尋ねします。
最後に、BRT導入に関する公共交通政策について理事兼企画部長にお尋ねをします。
岐阜市では路面電車廃止以降、公共交通に対する市民のイメージは、車を基本としたまちづくりで魅力が低いなど、消極的なイメージがほぼ定着をしております。岐阜市では、これまでオムニバスタウンの計画にも沿って、コミュニティバスの導入を初め、幹線・支線、循環線といった形で、まあ、そのすみ分けと乗り継ぎのサービス向上に努めてきました。
そんな中で今回の予算案に連節バス導入に関する項目が含まれています。既に複数の議員が質問に立たれていますけれども、私もこの連節バスについては、ちょうど議員になりたての平成19年に初めて審議会や協議会などで議題に上がった3年前から大変興味を持っておりまして、過去何度かこの協議会の様子も傍聴させていただきました。
〔私語する者あり〕
また、こうした経緯を踏まえて、昨年は神奈川県藤沢市で導入されております連節バス・ツインライナーに、運行する会社の担当者にお願いをしまして、実際に乗せていただきました。
焦点の安全面という点では、交差点の停止線を数メートル引き下げるセットバックを採用するなど、工夫を施すことで、交差点の右左折もほかの交通機関に影響なく、特段問題のないこと、内輪差の心配もほとんどなく、狭い進入路やカーブもスムーズに運行できることなど、実際に体感した次第です。また、神奈川県警はもとより、国からも安全性に問題はないということで、担当者から運行に至るまでの経緯を伺ってきた次第です。
また、ベンツ製の車両については、日本の道路事情に合わせて右ハンドルであり、国の排ガス基準も満たしているとのこと。修理体制も日本の販売代理店が部品をストックしているなど、さまざまな補助メニューについても充実しているようでした。そして、肝心の利用者からは、毎朝駅前にできるバス待ちの長蛇の列も解消したし、車内も広くて快適との声が寄せられておりました。
さて、今回、岐阜市で導入が計画されている岐阜大学・大学病院路線につきましても、同じように朝のラッシュ時においてはJR岐阜駅の北口に長蛇の列ができます。私も駅北口には朝の街頭演説で立つことが多いのですが、長い間バスを待たれる市民の皆様の姿をよく目にします。──これはちょっと前の写真ですけれども、このように本当に多くの皆さんが長い間バスを待たれます。これはですねえ、長いときには150メートルぐらいにもなります。これが何か百貨店のオープンの初日のようなイメージをさせますけれども、その日だけじゃなくて、毎日こういう光景が見られます。
岐阜大学や大学病院に加えて、今後、岐阜薬科大学のさまざまな機能が岐阜大学の横に移転をしますけれども、そうすれば、さらに、需要が見込まれることと思います。こうした需要にも対応できる連節バス導入に、市民の皆様を初め、かつて路面電車の存続を訴えていました岐阜市の公共交通のあり方を考える市民団体からも、「久しぶりに岐阜市の公共交通にとって新しい風だ。」と、「もし予算が通ったら、みんなに愛されるように試乗会などを催してみたいけれども、そんなことはできますか。」などと、期待の声が寄せられております。
〔私語する者あり〕
今後、連節バスの導入を起爆剤に、市民の皆様の公共交通に対する意識が少しでも変わっていけば、近い将来、例えば、名古屋市で実施されております中央分離帯側のバス専用レーンの設置によって、より路面電車方式に近い本格的なBRTのあり方も検討できるかもしれません。まあ、そうしたさまざまな可能性を突き合わせながら、岐阜市の公共交通政策に期待を持っていきたいと思います。
〔私語する者あり〕
企画部長には、今度のBRT導入によって近未来の、この岐阜市の公共交通をどうしていきたいか、そのお考えをお尋ねします。
〔私語する者あり〕
以上、新年度予算を議論するに当たり、今検討すべきもの、今のうちに検討しておいた方がよいと考えた中から8項目、最初の質問とします。(拍手)
6: ◯議長(林 政安君) 市長、細江茂光君。
〔細江茂光君登壇〕
7: ◯市長(細江茂光君) どうもおはようございます。
〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕
ただいまの御質問にお答えをしたいと思います。
申し上げるまでもなく、大変、今は地方都市を取り巻く環境は厳しくなってきております。とりわけ少子・高齢化、長引く経済不況、さらには、若年層が大都会へ流出していくというなどなど、多くの課題が地方都市にはあるわけであります。
まあ、そういう中で、これから魅力ある都市とはどういうものかということを考えてみますと、1つのキーワードは「自立」ということだろうと、こういうふうに思います。それぞれのまちづくりに対して財源が自立していること、つまり自分たちのお金は自分たちで調達できるというあくまでも健全財政を保つこと。また、さらには、さまざまな政策を自分たちの頭で考えてつくっていくと。つまり経済的にも、また、政策的にも自立してるということが大変重要な切り口だろうと思います。
もう一つは、それぞれのまちが個性的であること、これも大変重要な切り口であろうと、こういうふうに思います。
まあ自立と個性、こういうものをしっかりと持った魅力あるまちをつくると、こういうことによって、若い人たちも含めて、この居住地として選択をしていただけるまちになっていくだろうと、こういうふうに思います。そういう意味で、そういうすばらしいまちをつくった上で、そのまちを外に向かって発信をしていくというシティセールスというのは大変重要だろうと、こういうふうに思います。
中国の論語の中に、「近き者説び、遠き者来る」という言葉があります。これは「近き者説ぶ」というのは、まさにこの岐阜市に住んでる地元の人、市民が喜んでいただく政策をすれば、それを聞いたほかのまちの人たちが、また、そこに来ると。「近き者説び、遠き者来る」という、まあ大変うんちくに飛んだ言葉だと、こういうふうに思います。
まあ要は、私たちがいかにすばらしいまちづくりをし、市民の皆さんがいかにそこで幸せを感じ、喜んでいるかということがまず大事でありまして、それが実現されれば、それを伝え聞いた遠くの人たちも来ていただける、いわゆるそこにも来て住んでみたいということにもなるんだろうと、こういうふうに思います。そういう意味では、まず中身をしっかりとつくっていくことが肝心だと、こういうふうに思いながら、まあ市政に当たってまいりたいと、こういうふうに思っています。
平成17年度に岐阜市の都市ブランド創出会議というものをつくりました。結果としまして提言をいただきましたが、岐阜市を教育のまちとして発信をしていくべきだと、まあ、こういう御提言をいただきました。これを受けまして、教育立市というものを旗印と掲げ、その後、一貫して教育というものを岐阜市の重要な政策として掲げてまいりました。その結果としまして子育てしやすい都市、東海地方1番という御評価もいただいているわけであります。すぐれた教育環境、子育て環境というものは大変これからも重要でありますから、これからも岐阜市が教育によって選ばれるまちとなるべく、さらなる努力をしてまいりたいと思います。
また、当然のことですが、
〔私語する者あり〕
今の高齢化が進んでまいりますと、医療や健康っていうのは大変重要な分野になってまいります。(笑声)そういう意味では、医療環境充実度ナンバーワンと評価されていますが、今後も市民病院の充実などを図って、皆さんがいろんな病気からしっかりと守っていただけるまちになっていかなければいけないと思っています。さらには、子ども医療費の無料化なども拡充しまして、まあ、こういうことによって岐阜市の魅力を高めていくということも大変重要だと思っています。
ほかにも織田信長公や落語など、歴史的な資源もあります。さらには、金華山や長良川などの自然環境もあります。多くの地域資源にも恵まれている本市であります。
私は、平成14年に「聴く」というキーワードを発表しまして、平成15年は「描く」、16年は「築く」などなど、まあ毎年その年にキーワードを発表しております。そういう中で現在この4つの立市ということで、教育立市、医療・健康立市、産業・雇用立市、地産地消立市と、まあ、それぞれ、それぞれが大変重要な政策であります。しかし、その中で岐阜市が何を特に目指していくかということをこの立市として申し上げているわけであります。
現在、世の中はパラダイムシフトと言われるように、大きな変革を、かなりの速いスピードで変革を遂げている時代であります。私たちはこの時代の変化に合わせて常に柔軟に対応しながら、新しい立市をどんどん加えながら、また、この岐阜市をすばらしいまちにつくり上げていくことが大切だと、こういうふうに思っています。それぞれ立市に対しまして言いっ放しではいけませんので、それぞれの立市推進協議会というものを立ち上げるということを考えておりますので、その中で具体的な企画や立案を考えてまいりたいと思っています。
こうして岐阜市の魅力を高め、それを発信することが大変重要でありますので、これまでもテレビやラジオなど、まあ、メディアを使ってまいりましたし、フリーペーパーや地域情報誌なども使ってまいりました。これからも中京圏、関東圏、日本じゅう、世界にも岐阜市の市政の情報を発信していきたいと、こういうふうに思っています。もちろん私自身もトップセールスをしてまいりますが、現在、設置を目指しております東京事務所なども活用するということが大変重要だろうと、こういうふうに思います。
ことしは全国豊かな海づくり大会が6月に予定をされています。また、秋にはAPECの中小企業担当大臣会合も予定されていますし、平成24年にはぎふ清流国体・ぎふ清流大会も予定されています。私たちの魅力を発信する重要な絶好の機会であると、こういうふうに思っています。私とともに全職員がシティセールスマンとして、ふるさと岐阜を一層アピールしていくように努力をしてまいりたいと思います。
8: ◯議長(林 政安君) 農林部長、蒔田一雄君。
〔蒔田一雄君登壇〕
9:
◯農林部長(蒔田一雄君) 地産地消立市に向けた具体策についての御質問にお答えいたします。
食料の多くを海外に依存する我が国にとりまして、世界の食料需給の逼迫が懸念される中、食料の安定確保のため、食料自給率の向上は極めて重要な課題となっております。また、昨今の厳しい経済状況における雇用環境の悪化に対応するため、農業の活性化による雇用の創出が着目され、期待されているところでもございます。
このような現状におきまして、本市が地産地消立市を標榜し、重点政策として各種施策を推進していくことは絶好のタイミングであり、消費地に近接し、優良農地を多く有する本市においては、さまざまな可能性を持った重要な政策と考えております。
議員から御紹介のありましたモーニングサービス文化につきましては、本市の名所、名物などの魅力を一冊にまとめた「ええとこ たんと!!」のコラム欄にも、『岐阜市民は「喫茶店好き」日本一!』との見出しで、年間喫茶店代支出ランキング第1位の統計値やサービス内容の豪華さなどが記述されており、結びでは『まさに「モーニング」は岐阜市をめぐる楽しみ方のひとつといえます。』とまで記載されております。このような本市の特性を生かした地産地消の推進や食育との連携など、議員の御提案はこの政策を進めていく上において大切な視点であると思います。
本市におきましては、これまでも地産地消の推進として、小中学校の米飯給食に使用する地元産の米、野菜などの購入に対する助成を初め、地産地消の拠点となる大型直販施設の設置や、夜市、朝市などへの支援、さらには、農作業体験や料理教室など、家庭、地域、学校等を通じた食農教育等、各種施策に取り組んでまいりました。
今後におきましては、農業のみならず、地域経済の活性化に寄与するため、米粉を活用したパンやめんなどの商品開発や、特産の枝豆加工品の商品化などに見られるような付加価値の高い農業の確立や、本市の農業事情にマッチした農業用機械設備の開発など、商工業と連携した新たな地域ビジネスの創出を目指した地産地消立市を実現していくことが重要であると考えております。そのため農業者と商工業者、相互の若い世代の交流を促進することを第1ステップとして、農・工・商が一体となった新たなビジネスチャンスの創出支援などに努めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、地産地消立市の目指す姿は多種多様であり、その内容を深め、広げていくなどの創意工夫が求められます。そのため教育立市や産業・雇用立市など、他の重要政策との連携も必要となることから、地産地消立市推進協議会を庁内に立ち上げ、その実現に向け各種施策の企画立案に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
10: ◯議長(林 政安君) 教育長、安藤征治君。
〔安藤征治君登壇〕
11:
◯教育長(安藤征治君) 最初に、木之本小学校と徹明小学校の統合に向けた取り組みについてお答えをいたします。
さきの9月議会でもお答えをしておりますけれども、旧市内の居住人口の減少ですとか、出生率の低下に伴い、児童数の減少傾向が続いております。徹明小学校の平成22年度の新入生は、先ほど御紹介いただいたように、10名でございまして、中心部にある小学校の中では最も少人数でございます。
〔私語する者あり〕
全校でも6学級113人というふうに予定をしております。
一方、木之本小学校の新年度の新入生は45人でございまして、全校では9学級252人の規模でございます。10年後の平成31年度には木之本小学校も6学級191人まで減少するというふうに見込んでおります。
徹明小学校・木之本小学校の両校ともが1年生から6年生までクラスがえのない状況となるわけでございまして、子どもたちにとって決して好ましい教育環境ではないというふうに思っております。
再編に向けての取り組みにつきましては、平成22年度のできるだけ早い時期に統合準備委員会を立ち上げまして、月1回程度の定期的な開催をお願いし、精力的に検討をしてまいりたいというふうに思っております。
議員御提案のタウンミーティングなども必要に応じて開催をするとともに、統合準備委員会では、児童数の推移、両校の施設規模、通学距離等のさまざまな資料を提供いたしまして、統合に向けての時期や方法などについて検討をしていただくようにお願いをしてまいりたいと思っております。
続きまして、新しい図書館の構想についてお答えをいたします。
岐阜大学医学部等跡地整備の開発コンセプトであります『新しい時代の「司の町」づくり』のもとに、岐阜市のにぎわいと人づくり、まちづくりの拠点施設として新しい図書館の計画を進めているところでございます。『市民が集う「知」と「文化」の森』を基本理念と掲げ、市民に親しまれ、市民の読書活動と生活に役立つ拠点をその構想の柱と考えております。活字文化へのこだわりと同時に、岐阜市の文化の掘り起こし、また、子どもを初め、あらゆる世代の読書活動の普及と推進の拠点といった図書館本来の役割を十分果たせる施設として位置づけるとともに、市民の皆さんが求めておられる新しい機能の充実をも図ってまいりたいというふうに考えております。
議員御指摘のとおり、近年、新しい技術を駆使した便利な製品が次々と紹介され、普及をしてきております。中高生や若い世代がインターネットなどの新しいメディアを日常的に情報収集手段として活用しており、こういった時代のニーズにこたえていくこともこれからの図書館構想の中で必要であるというふうに考えております。
けさの新聞にも、インターネットによる多くの図書館同士の検索システムの開発に関するニュースが報道されておりました。今後、新しい図書館の計画に当たりまして、若い世代からの要望も酌み入れ、ネットワーク環境の整備ですとか、電子書籍の導入など、その可能性を考えながら計画に盛り込んでいきたいというふうに思っております。
12: ◯議長(林 政安君) 行政部長、
大見富美雄君。
〔
大見富美雄君登壇〕
13:
◯行政部長(
大見富美雄君) 市職員のブログ等の利活用についてお答えします。
現在、日本のインターネット利用者数は9,000万人を超えて、人口普及率でも75%を超えていると言われております。さまざまな情報が発信されております。国や県、他都市などの行政機関においても政策や会議資料を発信しておりまして、職員が業務に必要な情報を効率的に取得する手段として、今やインターネットは必要不可欠なものとなっております。しかしながら、インターネット上にはさまざまな情報がはんらんしております。不適切なサイトの閲覧を防止するためや情報漏えい、コンピューターウイルス感染など、未然に防ぐため、業務上必要なサイトしか閲覧しないよう全職員に周知徹底を図るなど、人的なセキュリティー対策を行っておりますが、その上に有害なサイトや業務上不要なサイトはフィルタリングソフトによって閲覧を制限することや、ウイルス対策ソフト、スパイウエア対策ソフトを導入するなどの技術的なセキュリティー対策も講じているところであります。このフィルタリングソフトによりまして、現在、情報セキュリティーの観点から、また、不要な情報に接しないよう、ギャンブルサイトやブログサイトなどは職員が閲覧できないように制限しているところであります。
しかし、地域情報を入手できるブログなど、業務上必要と思われるものについては、担当課の申請に基づいて情報政策課が内容や安全を確認した上で個別使用を許可しております。既にまちづくりや食品安全情報に関するブログサイトなどの許可を行っております。
職員のブログ等の利活用につきましては、コンピューターウイルス感染などを防ぐため、今後もセキュリティー対策を講じてまいりますが、行政執行をする上で有益な情報をスピーディーに取得できるよう閲覧制限の解除申請手続を再度全庁に周知徹底いたします。そして、申請内容の審査から制限解除までを迅速に行い、インターネットを利用した効果的、効率的な情報収集の推進に努めてまいります。
〔私語する者多し〕
14: ◯議長(林 政安君) 市民参画部長、渡邉貴正君。
〔渡邉貴正君登壇〕
15:
◯市民参画部長(渡邉貴正君) パブリックコメントのさらなる活用についてお答えいたします。
パブリックコメント手続制度の目的等につきましては、議員御指摘のとおりでございまして、岐阜市パブリックコメント手続実施要綱に基づき、平成17年1月から実施しております。また、平成19年に制定いたしました住民自治基本条例に規定するとともに、そのアクションプランであります協働型市政運営行動計画の重点推進施策の1つにも位置づけてございます。その行動計画におきまして、事案によっては寄せられる意見が少ないことから、より積極的な制度運用を図る必要があるとしております。より多くの市民の皆様からの意見が寄せられますよう、また、よりわかりやすい情報を提供するため十分な意見募集期間の確保や、説明会、意見交換会の開催など、それぞれの案件ごとに適切な創意工夫がなされますよう各部担当者への研修を拡充し、周知を図ってまいりたいと考えております。
また、コミュニティセンターなどで広く市民の皆様にもお知らせするとともに、関係団体への周知も図るなど、情報提供や意見を述べやすい環境づくりに努め、積極的な運用を図ってまいります。
16: ◯議長(林 政安君) 市民生活部長、橋本直樹君。
〔橋本直樹君登壇〕
17:
◯市民生活部長(橋本直樹君) 本市に転入してこられます方、あるいは転出されます方々への情報提供に関する御質問にお答えをいたします。
本市の転入・転出者の数は、平成20年度の統計では、転入される方がおよそ9,600件、人数にいたしまして約1万3,000人。一方、転出される方がおよそ9,800件、約1万4,000人となっており、これを合わせますと約1万9,400件、2万7,000人で、これは人口の約6.5%に相当をいたします。この割合は、ほぼ例年同様の傾向を示しておりまして、毎年かなりの人口移動が生じているところでございます。
このようなことから、転入届の受付窓口となります市民課や各事務所では、先ほど御指摘のありましたように、生活に密着した情報をお伝えする「くらしのガイド」や、ごみの出し方などを現在、関係担当部署と連携をいたしまして配布をしているところでございます。
そこで、転入者の方に本市の観光スポットや歴史などについても知っていただけるような啓発物を配布してはどうかとの御提案でございますが、新しく市民となられる方々に本市のすばらしい魅力をお伝えをし、また、まちづくりへの関心を持っていただけるような情報を発信をいたしますことは、生活空間を広げていただき、潤いのある暮らしを実感していただくためにも有意義なことと思われますし、このことは、また、まち自体に活力を生み出すためにも大変意義のあることと考えております。
そこで、本市の歴史、自然、観光等についてワンポイントで御紹介できるよう、先ほど申しました「くらしのガイド」の活用も含め、広報広聴課とも連携をいたしまして取り組んでまいりたいと存じます。
また、転出者の方にはふるさと納税をPRしてはどうかとの御質問でございますが、岐阜のまちを心に深くとどめ、再び訪れていただけるよう、例えば、鵜飼を初めとする各種の祭りやイベントの日程、あるいは、まちづくりの取り組みなどをお示しする中で、ふるさと納税──まあ本市では元気なぎふ応援基金でございますが、これについても御案内することは、本制度の趣旨に即したものと考えます。
末永く本市のまちづくりのサポーターとなっていただけるよう市民参画政策課などの関係部署とともに連携して取り組んでまいりたいと存じます。市民となられる方を温かくお迎えし、あるいは新しい社会へと旅立つ方々に感謝の気持ちを込めて送り出させていただく窓口といたしまして、ぬくもりのあるメッセージがお渡しできるよう協議に付してまいりたいと存じます。
18: ◯議長(林 政安君) 理事兼
企画部長、
藤沢滋人君。
〔
藤沢滋人君登壇〕
19: ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 公共交通の目指す姿はというお尋ねでございました。
平成18年3月に策定をいたしました岐阜市総合交通政策におきまして、幹線・支線バスとコミュニティバスが連携した公共交通ネットワークの確立を目指すことといたしておりまして、幹線バス路線につきましては、定時性、速達性を確保し、信頼性を高めることにより、バス路線再編の推進を図ることといたしております。
また、その実施計画といたしまして、平成21年3月に策定をいたしました岐阜市総合交通戦略の中で、まちづくりの方針と連携した総合交通の推進により、市民にとって便利で使いやすいバスを中心とした交通体系を確立し、市民の皆さんのどなたもがどこへでも出かけることができる交通ユビキタス社会の実現を目指すことといたしております。特にバス路線の再編を推進するため、わかりやすい基幹交通軸の実現、基幹公共交通軸である幹線バス路線での速達性、定時性の向上による岐阜駅から10キロ圏を30分で到達、また、バス相互の円滑な乗り継ぎなどの目標を達成し、幹線機能の強化を図るため、幹線バス路線のBRT化を検討することといたしております。
本市におけるBRT化に向け、今後さまざまな走行環境の整備に着実に取り組むことが必要と考えておりますけれども、まず、普通の大型のノンステップバスの2倍の輸送力を持つ連節バスの大量輸送能力を活用し、富山市のLRTのようなインパクトのある交通システムとして導入し、魅力ある公共交通軸の形成を目指すとともに、公共交通再生の起爆剤としてまいりたい、こんなふうに考えているところでございます。
〔「議長、3番」と呼ぶ者あり〕
20: ◯議長(林 政安君) 3番、
和田直也君。
〔
和田直也君登壇〕
21: ◯3番(
和田直也君) それぞれ御答弁どうもありがとうございました。
幾つか要望をします。
まず、シティセールスについてです。
よく新しい分譲マンションの広告には、駅が近いとか、学校やスーパーが近いとか、公園があって環境がよいとか、周辺の都市環境について記されております。例えば、こういうところに岐阜市の都市ブランドを売り込むといったぐあいに、岐阜市の都市開発にかかわる住宅メーカーやマンション業界との連携を図ることも一案かと思います。
〔私語する者あり〕
御答弁にもありましたけれども、今後、立市推進協議会を立ち上げるとのことですので、ぜひとも全庁的な連携で居住地として選ばれるような、まあ定住人口の増加に向けた都市ブランドの発信、広報力の強化を図り、都市間競争に向けて成果を上げるため、シティセールスといった都市戦略、まあ総合的な広報戦略をぜひ打ち出していただきたいと思います。
次に、農林部長、さきの地産地消立市については、まだ構想が打ち出されたばかりで、その具体策はこれからという状況はよくわかりました。今後、立市という看板が立派に輝くように、岐阜市内のいろんな取り組みをよく調査しながら、さきにも提案しましたモーニングなど、岐阜市の特性にも配慮をしながら、斬新なアイデアで具体化されるよう期待をしております。まあ地産地消立市推進協議会というものを立ち上げるということですので、今後に期待をしております。よろしくお願いします。
それから、木之本・徹明の両小学校の統合についてです。
統合準備委員会の開催、設置時期を平成22年度と、ほぼ明確にしていただいた教育長の御答弁、どうもありがとうございました。この問題につきましては、まあ本当に多くの皆様が心配をしながら、数年前から話題に上がっては暗礁に乗り上げるなど、さまざまな課題を抱えております。まあ慎重かつ配慮ある対応が必要で、本当に御心労をおかけしますけれども、よろしくお願いします。
〔私語する者あり〕
ぜひともよろしくお願いします。
最後に、この「くらしのガイド」ですけれども、市民生活部長の前向きな御答弁はどうもありがとうございました。岐阜市の「くらしのガイド」そのものは、広報広聴課で作成されておられるということですので、ぜひとも市長公室におかれましては、他市の事例もよく研究しながら、新しい「くらしのガイド」の作成に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
それから、昨年も申し上げましたけれども、今回の議会を最後に御卒業される部長さんにおかれましては、まあ若輩者の私が申し上げることではないかもしれませんけれども、長い間、長年にわたり岐阜市のためにお力いただき、本当にありがとうございました。
〔私語する者あり〕
以上、終わります。
〔私語する者多し〕
22: ◯議長(林 政安君) 2番、高橋和江君。
〔高橋和江君登壇〕(拍手)
〔私語する者多し〕
23: ◯2番(高橋和江君) では、質問の項目に沿って、順次質問させていただきます。
まず、ユニバーサルデザイン推進政策についてお伺いします。
〔私語する者あり〕
このユニバーサルデザインっていうのは、バリアフリーをもう少し広くとらえて、まち全体をどういう市民の人でも、そして、外から来た方でもバリアがない感じで使えるようにという大変大きな視野に立ったユニバーサルデザインということで、このユニバーサルデザインを推進していくという岐阜市の方針について大変期待しております。そういった意味で、お答えをいただけるものと期待しております。
まず、市長にお伺いします。
『~「認めあい、思いあい、支えあう 誰もが暮らしやすく過ごしやすいまち・ぎふ」を目指して~』と、この指針に副タイトルがつけられておりますけれども、岐阜市ユニバーサルデザイン推進指針が出され、新年度・来年度からこの指針に沿って施策が進められるということです。ただ、新年度予算を見てみますと、この指針に沿った取り組みは50万円の企業の表彰事業だけとしか読み取れなかったんですけれども、ハード面の取り組みはこれ以外に今後どんなことが企画されているのか、お伺いしたいと思います。
そして、これは1年、2年でやれることではないと思います。何年計画で、どういったまちづくりをしていくのか、お伺いしたいと思います。まあ限られた時間ですので、市長の熱い思いはきっと長く、時間かけて伺わないといけないんでしょうけれども、今まで行われてきましたJR西岐阜駅周辺のバリアフリー化やユニバーサルデザインの指針の内容は伺っていますので、今後のハード面の政策のみ、お聞かせいただきたいと思います。
次に、理事兼企画部長にお尋ねします。
車内に段差がなく、車いすの乗りおりが楽なノンステップバスの今後の整備など、交通業者への働きかけはどうされているんでしょうか。2年後にはぎふ清流国体、あわせて全国障害者スポーツ大会・ぎふ大会も岐阜市で開かれます。そういったことも踏まえて、きっとこの国体に合わせたノンステップバスの整備、具体的に進んでいると思いますので、お答えいただきたいと思います。
次に、福祉部長にお尋ねしたいと思います。
その福祉部長にお尋ねする前に、ちょっと御紹介したいんですが、まあ総合交通政策では、だれもが自由に移動できる交通環境社会の実現というふうに銘打って総合交通政策を進めてらっしゃるんですが、それにあわせてですね、移動困難者、重度の障がいを持ってる方とか、知的障がいの方たちのグループの方たちがですね、移動困難者の移動の確保に対する研究会というのを立ち上げられまして、平成20年度、21年度の継続事業、先ほどもありましたけれども、元気なぎふ応援プログラム、これは岐阜市が市民の皆様からいただいた寄附金をもとに、この市民活動を支援していこうという事業ですけれども、この事業、19の事業が今年度推薦されて補助金を得ております。その中の1つがこの研究会なんですが、この研究会は2年にわたって継続事業を受けております。それで、貴重な機会なのでということで、アンケートをとられたり、それから、実際に車いすで市内を移動するということをされた、その結果が出てますので、福祉部長の質問の前に、ちょっと御紹介したいと思います。
このアンケートは、重複障がい53%、知的障がい20%、448人の方が答えてくださいました。その調査のまとめによりますと、現状の障がい者の皆さんの外出は、親や家族の方によって支えられている実態の一端を知ることにもなりました。親が支えられなくなったらということも含めて、移動支援のサービスとかドア・ツー・ドアも一歩家のドアを出て、次の目的地のドアまでの移送サービスの必要性が事細かく皆さんの困っている状態という形で出されておりました。
で、ヒアリングの結果、すべての障がい者に共通した声として、現在の移送サービスはおおむねタクシー料金の半額程度に値段が設定されているけれども、──あ、これはですね、福祉有償運送という制度が、これ岐阜市の方でとられておりまして、それに対することなんですが、この福祉有償運送というのは、他人の介助によらずに移動することが困難、そして、単独でタクシーなどを利用することが困難な方のために、まあ福祉輸送という形で許可を得てるんですねえ。タクシー事業者などによっては十分に提供されない場合に認められるNPO法人などによるボランティア有償運送です。法制度上、有償で他人を車で輸送する場合には、まあ緑ナンバーであるタクシーやバスの事業者としての許可が必要ですが、まあ、そうでないと白タク行為になってしまいます。そういったことで、こういう制度がつくられております。
ただ、タクシーなどを補完する制度ということもありまして、運転者は必ずしも二種免許を持っていなくてもいいということです。そして、指定の講習を受ければいいということになってまして、旅客はですね、会員に限る、登録した人しか使えないんですね。それから、まあ費用なんですけれども、おおむねタクシーの上限運賃の2分の1程度の実費範囲内というふうになっています。
まあ、そういったことを含めてですが、タクシー利用への助成の増加も含めてですね、この移送サービスはもっともっと必要だということ。で、半額程度に値段が設定されていますけれども、それでもなお料金が高いという、そういった声が聞かれました。
そういったことも含めまして、それからですね、ドア・ツー・ドアと、先ほどお話ししたんですが、ですから、障がいを持ってる重度の方は特にですね、家を出るまで、例えば、ベッドから出てパジャマを着がえて、そして、持っていくものを準備したり、いろんなことをするのもですね、1人でなかなかできないわけですね。そして、バス停まで行って、そして、雨が降ってれば傘もさせれないとか、まあ、いろんな条件があって、なかなかその移動が困難だということで、まあタクシーの場合もですね、1割引という形で福祉タクシー券が、これ年に48枚、岐阜市の場合は配られておりますけれども、まあ1割ですから、遠い所に住んでらっしゃる方は、幾ら1割引でも大変な金額になるということで、なかなか移動については課題が多いというアンケート結果が出ております。
そういったことも含めまして福祉部長さんに質問をさせていただきたいと思います。
〔私語する者あり〕
ごめんなさいね、
〔私語する者あり〕
広く市民に伝えることも必要ということも含めまして、3つの質問をさせていただきます。
この障がい者タクシー利用料金助成制度について、対象者や支給枚数の拡大や、福祉有償運送にも使用拡大できないかといった要望がありますが、いかがでしょうか。
それから、アンケートでは移動困難者へのこういった行政の支援内容を知らなかった方たちも多くいました。福祉援護の手引きも発行されておりますけれども、広報ぎふなどでわかりやすく伝えていただくことができないでしょうか。その広報ぎふで伝えてほしいというのは、当事者だけじゃなくて、やはりそういう大変多くの人の手が必要だということ、そしてまた、車いす対応のバスに乗ろうとしてもですね、大変時間がかかるわけですから、そういったことへの市民の皆さんの理解とか、ソフト面のことも含めて、広く市民の皆さんに伝えていく広報のあり方が必要じゃないのかということも含めて質問させていただきます。
それから、ハード面の支援だけでは移動は困難です。サポーターの養成の取り組みについても伺いたいと思います。よろしくお願いします。
次に、質問させていただきます。商工観光部長に伺います。
国は、前原国土交通相を本部長に全省庁の副大臣で構成する観光立国推進本部を設置し、海外からの訪日旅行者の増加、総合的な観光振興を図ろうとしています。この訪日旅行者数を将来的には3,000万人とする目標を立てています。岐阜の目標はどうなっているんでしょうか。そして、それに対する対策はどんなふうに今考えられているんでしょうか。ユニバーサルの視点での取り組みを中心に伺いたいと思います。
そして、行政だけではもちろんこういう観光開発はできないと思います。民間との連携どうなっているのか、こういった国の大きな戦略に対する岐阜市の取り組みを伺いたいと思います。
続いて、洪水・土砂災害対策について伺いたいと思います。
山の保水力の低下など、自然を取り巻く環境の変化もあって、局地的豪雨による浸水や土砂災害の被害も各地で発生しています。長良川や中小河川に囲まれた岐阜市の洪水・土砂災害対策についてお尋ねします。
雨が集中的に降った場合の排水なんですけれども、岐阜市の場合は時間雨量56ミリの雨が降った場合に排水がスムーズにできるようにと目標を定めています。今回、私がこの質問をしようと思いましたのは、名古屋市の場合、この時間雨量を、まあ部分的ですけれども、60ミリという設定のもと、今整備が進んでいるということですので、岐阜市はどうなのかという思いで質問を考えました。
この56ミリの、まあ排水に向かって、沿って、今、岐阜市は進んでいるんですけれども、来年度も幹線水路新設改良、準用河川改修、都市基盤河川改修、そして、上下水道事業部の予算になるんですが、下水道の雨水排水改修など、合わせて9億4,000万円余りが計上されていますが、岐阜市で管理する河川、水路の整備率、今、何%ぐらいなんでしょうか。
〔私語する者あり〕
次に、目標のこの56ミリ排水の実現は何年後と見てらっしゃるんでしょうか。
3番目です。
土石流危険渓流・急傾斜地崩壊危険箇所対策の現状はどうなんでしょうか、伺いたいと思います。
次に、都市防災部長兼消防長にお伺いします。
こういった土石流危険渓流・急傾斜地崩壊危険箇所が示されているハザードマップが各戸に配られています。平成17年から、まあ柳津の場合は19年ということで、大変大きなマップです。皆さんのおたくにあるんでしょうか。どういう状態で保管されているんでしょうか、活用されているんでしょうか。──こんな大きな感じです。まあ裏側にはきめ細かくいろいろ注意事項が出ております。これ一冊あれば何でもわかるということで、大変力の込められたハザードマップなんですが、──ごめんなさい、後にします。(笑声)
〔私語する者多し〕
済いません、不器用なので。
こんなふうに私一人がですね、こう広げるのも大変。家の中に張ろうと思っても、我が家は大変狭いですので、ピアノの下に寝るような状態ですので、こんな大きなものは張れないわけなんですが、
〔私語する者あり〕
もっと小さな、例えば、冷蔵庫の壁に張るような実用的なハザードマップがないと困るなあって思いました。
それで、いろいろちょっと調べてみましたら、
〔私語する者多し〕
福岡県の前原市で土砂災害を表示するハザードマップをですね、市内9校区ごとに作成して、市内全世帯に配布しているということで、これが去年の末、12月27日の新聞に出ておりました。で、土砂災害警戒区域はがけ崩れなどのおそれがある急傾斜と、大雨などで発生する土石流の2種類に分けて表示しているということで、まあ豪雨が7月にあったので、それに冠水した道路、小中学校や公民館といった避難所などを記してる、大変リアルな今の状態のハザードマップです。その大きさはどうかといいますと、A2サイズというのでA3を倍にしたこの大きさなんですね。これなら何とか家のどっか片隅でも張れると思います。
〔私語する者あり〕
これはですねえ、地図の情報システムの職員の手づくりで、データは福岡県浸水想定区域、GISっていう、まあインターネットの強い方はよく御存じだと思いますが、地図情報システムを活用して市の職員がつくられています。で、リアルタイムです。こういうものを岐阜市でも、これは、ハザードマップは大変大事ですから、これはこれとして、もっと何ていうんでしょうかね、概略版というんでしょうか、そういうのをつくってもらえないのか、これはぜひ検討していただきたいということで質問させていただきます。
それから、地震・洪水・土砂災害対策アクションプログラムというのが平成20年3月につくられまして、私たちも、議員もいただきましたけれども、これがつくられてから2年たっています。ここに掲げられている項目、たくさん点検項目があるんですが、近々の項目でちょっと少しだけお伺いします。
廃棄物の処理計画の策定、平成20年度までに実施となってますが、どうなっていますか。
医療救護計画の策定、これは今年度・平成21年度までに実施となっていますが、どうなっていますでしょうか。
それから、福祉避難所という言葉がありますが、まあ先ほどから障がい者の問題もちょっとお話しさせてもらってますが、こういう弱者と言われる障がい者、高齢者、そして、妊産婦、お腹に赤ちゃんを抱えてらっしゃる方たちは、いざ避難するといっても、普通の避難所ではなかなか対応が難しいということも含めてですね、福祉に大変まあ詳しいというのか、実際に活動している避難所としてもやってもらえるところと覚書を結ぶという、このヘルパー派遣事業所とか福祉施設、それから、グループホームなどが入ると思いますが、その覚書の締結はどうなってるんでしょうか。資料を見ましたら、平成15年でストップしちゃってるんですね。新しい情報が入っておりませんので、ちょっとお尋ねしたいと思います。
それからですね、災害はいつ、どんなときに起こるかわからないわけです。大変行政の方たちが力を入れて、ふだんから防災計画に沿っていろいろやってらっしゃるのはわかるんですが、じゃあ実際にどうかといいますと、ほとんど、災害時の行政の稼働率は10%にも満たないという結果があります。そういったことで、やはり地域で自分たちの命を守る、自分たちの地域を守るということが大事ということで、先回の議会でも岐阜盲学校の運動場を利用して、視覚障害者生活情報センターぎふが主催して、そういった実際に何かあったときの防災を含んだ、まあ、そういった項目を含んだ防災運動会のお話をさせていただきました。あの後行われましたので、私もちょっと参加しましたので、ちょっと写真を見ていただこうと思います。──お願いしたいと思います。──はい、これが土のう、「水だ~土のうだ~ 一緒に積上げ競争」という競争です。見てください、子どももおじいちゃまも、いろんな方が、もうね、一生懸命皆さん土のうを運んでます。──じゃあ、次、お願いします。──この土のう、実際に水防団の方に伺ったら、本当は30キロぐらいだそうですが、これは10キロぐらい。それでも結構重かったです。私も、これは大変だなって、本当に実感しました。──じゃあ、次、お願いします。──まあ目の不自由な方ですので、盲導犬もちゃんと御主人がやってるのをしっかり見てるという風景でほほ笑ましい感じでしたけれども、──ありがとうございました。
こんなふうにですねえ、楽しみながら、運動会をしながら、本当にその土のうの重さとかですね、協力することの大切さ、そして、ここの主催の方がおっしゃってたのは、盲学校の人たちは割と若い学生が多いので、動くことは大丈夫だけれども、目が不自由な方が多いので、地域のお年寄りの方は逆に余り活動はできないけれども、地域のことをよく知っているので、組んでやって防災をしていこうということです。まあ、そういった「スイミー」の童話っていうか、児童本もありますが、僕が目になろうとかね、ああいうふうにありましたが、本当に協力して何か大きなことをやっていこうということで、こういう運動会があるということで、これはもっともっとこの精神をですね、いろんなところに広げていかないといけないなあって参加しながら思いました。
で、そんな思いでこの間中学校の卒業式に参加しましたら、本当に、まあ中学生っていうのは地域の子どもたちで、入学式も参加させていただいたんですが、本当にもう落ちつきがない、小学校のもう楽しくてしようがないという生命力があふれる小学生がですね、3年生の卒業式になると、本当にもう立派な大人という感じでぴりっとしてて、本当見直してしまいました。この中学生っていう多感な時期にですね、こういう防災の中に主力になって入ってもらうっていうことは、中学生にとっても地域の役に立ってるという自信につながっていくと思います。そして、地域の方たちと協力するという力にもなってもらえると思うんですね。まあ、どんなときに災害が起きるかわかりませんけれども、中学生は地域にいてくれるわけです、高校と違います。地域のことをよく知ってます。地域のいろんな方とつながりがあります。そういった中学生にもっともっと主力になってもらえる訓練のあり方、それをこれからの防災訓練の中に力を入れていっていただけないかと思いますが、地域の防災訓練に多くの中学生が参加できる企画、そして、今までにやっているところも含めて、少し御紹介をいただきたいと思います。
〔私語する者あり〕
次に、岐阜市北部地区産業廃棄物不法投棄事案について環境事業部長と教育長にお尋ねします。
このお二方には先回質問したことについての、まあ御回答をいただきたいということで、あえて本当に同じ質問をさせていただくんです。ですから、趣旨はもうおわかりいただいていると思いますけれども、まず環境事業部長にはですね、不法投棄された現場の所から、今その廃棄物を持ってきて選別するという作業がありますけれども、その廃棄物のあるすぐそばの地面から近い所で大気の状態がどうなっているのか、大気監視テレメーターシステム、今、中央と南部、
〔私語する者あり〕
北部と、3カ所で今、これは国のやらないといけないという基準に沿って、有害大気汚染物質の測定をしています。これは機械を置くだけなんですよね。その機械をですね、置くっていう、1カ所ふやすことはできないかということを質問させていただきました。情報公開が一番こういう問題では大事ですので、できるだけ市民にわかる形での情報公開をするためにも、こういうことは必要じゃないかと思って先回も質問させていただきました。御回答いただきたいと思います。まあ協議をするということでしたので。
〔私語する者あり〕
それからですね、続いて、写真をお願いしたいと思います。先日、私ども議員にも声かけていただけまして、これ今月から始まっています産廃の選別の様子を見させていただきました。──これが、まあ産廃の状況ですね、はい。じゃあ、本当にちょっとよく見ていただくとわかる、いろんなものが入ってます。よく建物の、何か廃棄物だけで安全だとか、有害物質はないとか、それらしい、それに近い発言されますが、何があるかわからない状態です。一つ一つが本当に、いろんなものが入り込んでます。それを前提に伺いたいんですが、そして、その選別がこういう大きなドームの中で行われています。ずっとこう、まあ空気、汚染されてると思われる空気をこうパイプで集めていくわけですね、はい。──次、お願いします。──で、天井を見ますと、本当、パイプがいっぱい、これはきのう、うちの会派の田中議員が質問しましたが、こういうふうに作業してらっしゃる方、マスクだけで大丈夫なのかという、この後ろ姿ですが、はい。──この天井の方を見ますと、こういうパイプがもうあちこち、こうずうっと天井の中に張られています。ここが出口ですけれども、田中議員も質問しましたが、この部分でどういうふうに、フィルターでちゃんとやってるから大丈夫という環境事業部長のお話でしたが、その一言で終わってしまいましたので、もうちょっと詳しく伺いたいと思います。どのようなシステムで、フィルターはどういうもので、それはどういうふうにその後検査されて、内容についての発表はどういう形でしているのか、お願いしたいと思います。それについての市民への公開はされているのか、お尋ねしたいと思います。
以上です。──ありがとうございます。
そして、教育長にもやはり同じ趣旨でお尋ねしますので、余り細かいことは言いませんが、現場近くの化学物質過敏症の小学生の子がいるというお話もしました。そういったことも含めて、大変弱い子どもたち、まあ、ちょっと話がそれるかもしれませんが、ことしの秋に名古屋でCOP10・生物多様性会議が開かれますが、この会議の目的っていうのは、もうどんどんといろんな種が急スピードでなくなってるんですね。そのなくなっている原因っていうのが、私たちが便利だと思って使ってる化学物質が大変原因しているという、そこに危機感を持ったこういった会議が開かれるわけですが、野生動物からまずこういう影響が出てきて、その次に、人間でいうと、子ども、ちっちゃな子ども、赤ちゃん、そして、胎児に影響が出て、そして、私たち大人にということなんです。ですから、そういった意味で、特に小学生、幼児へのやはり影響がないかどうか、しっかりと、それこそ未来への責任、私たち大人がしっかりと考えていかないといけない大きな課題だと思います。
先日、2月にですね、名古屋市で、変わってきたなと思うんですが、名古屋市で、市が行政のですね、化学物質セミナーというのを開かれました。中で参加されました講師の方もちょっとお話の中で言われましたけれども、政権がかわるっていうことはこういうことなんですねってというふうに、いい意味でおっしゃってました。今までいろんな意味で行政が表立って動かなかったことがこういう形で変わっていくんだということに、すごくうれしい気持ちできょうは参加しましたということを、まあ講師の方が講義の中でおっしゃってましたけれども、その中で「化学物質の影響・・・ヒトを中心に」ということで、千葉大学環境生命医学研究室の森 千里さんが、環境、健康、未来世代のために予防医学が大事だというお話をされました。胎児や子どもなどの弱者を基準とした、そういった健康診断が大事だということを言われました。森 千里さんは、この御自分が設けられました場所で2005年からこの健康診断をしてらっしゃいます。そういったことも含めましてですね、健診をすれば大変よくわかるということもおっしゃってました。
そういった意味で、教育長にお答えもいただきたいと思いますが、その前にもう一つつけ加えさせていただきますと、さっき国が変わりつつあるということをお伝えしましたが、環境省が新年度から子どもの健康と環境に関する全国調査、いわゆるエコチル調査というのを始めます。水銀、カドミウムなどの有害重金属類も調査項目に加わっています。かつては水俣病など、公害の原因となり、今でも身の回りにある重金属類もこの調査の項目の中に入っています。この調査をするのは、ぜんそく患者数がこの四半世紀でおよそ3倍、小学生ではおよそ8倍に増加している、環境省のエコチル調査は子どもたちの健康と化学物質の関係を把握するのがねらいということで、母親になる全国の10万人に協力を要請するということです。
さっき、少し重金属のことも言いましたが、カドミウム、砒素、水銀、鉛、こういったものも入っているということで、まあ基準以下とは言いながらもですね、岐阜市の廃棄物の中にはこういうものが入ってるわけですねえ。そういったこととか、複合汚染の問題、先回も話させてもらいましたが、1つずつは基準以下でも、それが重なった場合に大丈夫なのかということは、これは世界でもだれもまだわかっていないわけですので、そういった予防も含めて、子どもの健康管理、そして、今実態がどうなのか、それを把握するのは行政の義務じゃないかと思います。教育長にぜひ御回答いただきたいと思います。
以上、済いません。たくさんの項目にわたって質問させていただきました。それぞれよろしくお願いいたします。(拍手)
24: ◯議長(林 政安君) 市長、細江茂光君。
〔細江茂光君登壇〕
25: ◯市長(細江茂光君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
これまでもさまざまな形でバリアフリーなまちづくりを推進してまいりました。しかし、最近になりまして、まあ高齢化の進展、国際化の進展等々、いわゆる国籍や年齢あるいは障がいの有無等によっての差がない、すべての人にとって暮らしやすいまちをつくっていこうという時代になってまいりました。そういう意味で、ユニバーサルデザインということが言われるようになりました。
そのため、今年度、岐阜市ではユニバーサルデザイン推進指針というものを策定したわけであります。これまでもバリアフリーの観点のみならず、ユニバーサルデザインの意識も入れながら、JR西駅あるいは岐阜駅の北口広場整備、あるいは長良公園の公園整備などを行ってきたわけでありますが、その長良公園の大型複合遊具につきましては、平成20年度に全日本建設技術協会から全建賞と、いわゆる特別な、特出した成果が得られた事業として表彰を受けたわけであります。
〔私語する者あり〕
まあ今後につきましても、先ほどお話があったように、その50万円、表彰のお金50万円しか今回予算計上されていないと言っておられましたが、そういう意味ではなくて、例えば、道路の整備あるいは公園の整備、さらには、市民病院の改築整備などにおいても、このユニバーサルデザインという考え方をしっかりと取り入れた整備を行っていくということになるわけであります。まあ道路などは無電柱化や段差の整備などなどありますが、これは後ほど担当部長から御説明をすることになるかと、こういうふうに思っています。
先ほど御質問の中で、今後のハード面の政策のみについて述べてほしいというお話でありましたが、ユニバーサルデザインによるまちづくりというのは、ハード面の整備はもちろんでありますが、これを使う人への思いやりや譲り合いといった心のユニバーサルデザインこそが極めて大切でありまして、人間主義都市を来年度目指そうと言ってるのは、まあ、そういうことも含めて言っているわけであります。
今後につきましては、市民の皆様方や民間企業の皆さんにも御理解と御協力を得るために、ハード面の整備とともに、普及啓発活動を重点的に行っていこうと、こういうふうに考えているところであります。
26: ◯議長(林 政安君) 理事兼
企画部長、
藤沢滋人君。
〔
藤沢滋人君登壇〕
27: ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) ユニバーサルデザインに関連する公共交通についての御質問でございました。
本市におきましては、平成14年度からノンステップバスやワンステップバスの導入により、バスのバリアフリー化を推進してきております。岐阜バスによりますと、バリアフリー車両は平成21年度現在で198台、さらに、平成22年度には20台の導入が予定されておりまして計218台と、こういうことになります。率にいたしますと、全体車両の64%がバリアフリー化されますので、全国平均の約41%を上回る早さでバリアフリー化に取り組んでおられると、まあ、こんな状況でございます。
今後も車両の100%バリアフリー化に向けて一層の努力をしていくとのことでございますけれども、本市といたしましても低床車両の一層の導入を促進するため、バス事業者に対して働きかけをしてまいりたいと考えております。
続きまして、だれもが使いやすい公共交通の施設整備についてでございますけれども、交通結節点の利便性向上を図るためのJR岐阜駅や名鉄岐阜駅のバスターミナル整備を初めといたしまして、人にやさしいバス車両として低床バスの導入、利用者にとって便利でわかりやすいバス交通を目指すために、バスの行き先や運行状況をお示しするバス案内板の設置、バスロケーションシステム整備など、さまざまな取り組みをしてまいりました。さらに、今年度からはバス停の上屋整備も進めておりまして、今後一層バス利用環境の改善を図ってまいります。
また、平成18年から運行いたしておりますコミュニティバスにつきましては、車いすで乗車できることを運行車両の条件としており、高齢者や障がい者の皆様方の移動手段の確保に努めているところでございます。
今後も本市が目指します市民のだれもが自由に移動できる交通環境社会の実現に向け、バス事業者の協力も得ながら積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
28: ◯議長(林 政安君) 福祉部長、箕浦準二君。
〔私語する者あり〕
〔箕浦準二君登壇〕
29: ◯福祉部長(箕浦準二君) ユニバーサルデザインに関連をいたしまして、移動困難者への支援についての御質問にお答えをいたします。
まず、障がい者タクシー利用料金助成制度についてでございます。
この事業は、視覚障がいや下肢・体幹移動機能障害の身体障害者手帳1・2級の方、そして、心臓や呼吸器などの内部障がいの1級の方など、移動困難な方の社会参加促進を目的として実施をしております。該当する方には1枚540円のタクシー券を年間48枚交付しておりまして、以前には26枚であったものを48枚へと拡大をしてきたものでございます。支給枚数につきましては、県内では最も多い枚数となっておりまして、中核市の中にあっても高い水準にございます。また、対象者の範囲につきましても大半の県内他都市や中核市と同様となっております。したがいまして、枚数拡大、対象拡大につきましては現在のところ考えておりません。
次に、このタクシー券を福祉有償運送でも利用できないかとのお尋ねでございます。
議員の御提案は、移動困難者の社会参加の促進につながる方策の1つと考えられますので、今後、利用者ニーズや福祉有償運送事業者の受け入れ能力等を調査しながら検討してまいりたいと存じます。
次に、制度の周知についてでございます。
障がい者の移動を支援する諸制度につきましては、福祉援護の手引き「障がい者の明日のために」への掲載や、障がい者団体、障がい者相談員などなどを通じての周知に努めてまいります。
また、移動困難者の現状に関する市民啓発につきましては、広報ぎふ等を活用いたしまして、移動する際に支障となる事柄や介助方法等を具体的に紹介することなどにより、市民の皆さん方の理解や協力を得られるように努めてまいります。
次に、サポーター養成の取り組みについてでございます。
岐阜市社会福祉協議会で実施をしております車いすの方や視覚障がい者に対する介助技術等の講習会などを活用いたしまして、支援が必要な方々を幅広く支える人材養成を図ってまいりたいと存じます。
以上でございます。
30: ◯議長(林 政安君) 商工観光部長、田中康雄君。
〔田中康雄君登壇〕
31: ◯商工観光部長(田中康雄君) ユニバーサルデザイン推進政策について、観光に関する御質問にお答えいたします。
〔私語する者あり〕
昨年末、「輝きのある日本へ」と題した国の新しい基本方針の中で、観光立国・地域活性化戦略が戦略分野の1つに選定され、平成21年に約700万人である訪日外国人を10年後には2,500万人、将来的には3,000万人とすることが目標として掲げられました。
岐阜県観光レクリエーション動態調査によりますと、岐阜市の平成21年の外国人宿泊者数は、世界的な不況や円高の影響を受け、平成20年の約3万人から1万人ほど減少し、2万人程度にとどまるものと推計がされております。
このような状況の中、国は今後10年間で約3.5倍の増加を目標として掲げており、これをもとに岐阜市としましても、5年後の平成27年初めまでに平成21年の2倍である4万人を目標として誘客活動を行っております。
その一環として、昨年9月に国の臨時交付金を活用し、中国の旅行業者やメディアの招聘事業を行いました。その結果、上海において岐阜の鵜飼や岐阜城など、観光地、見どころを新聞や旅行雑誌、観光雑誌など、6誌に掲載されるほか、インターネットにも取り上げられるなど、よい感触を得ております。今後も観光関連事業者などと連携し、海外での旅行博への出展や商談会の開催など、積極的に誘客を図ってまいりたいと考えております。
しかしながら、観光客の誘致につきましては、PRだけではなく、議員御指摘のように、ユニバーサルデザインを視野に入れた受け入れ体制の整備も必要となってまいります。これまでに観光パンフレットやホームページで4カ国語対応を行っておりますが、今後は今年度策定予定の岐阜市多文化共生推進等基本計画の基本目標にございますニーズに応じた多言語化に努めてまいりたいとも考えております。
また、鵜飼観覧船待合所の車いす対応や多目的トイレの設置などのバリアフリーの対応も行っておりますが、まだ対応が十分でない施設もあり、宿泊施設も含め、さらなる整備が必要なものと考えております。
また、ユニバーサルデザインの考え方は、観光客を初め、すべての人が岐阜市滞在中に気持ちよく過ごしていただけるための重要な指針になるものであると認識しておりますので、そこで、今回、岐阜市ユニバーサルデザイン推進指針が示されましたのを契機に、外国人に限らず多くの観光客を迎え入れるために、市民や観光業界関係者等の理解、協力を得ながら、ハード整備も含め、ユニバーサルデザインのまちづくりを推進してまいりたいと考えております。
32: ◯議長(林 政安君) 基盤整備部長、村山三紀夫君。
〔村山三紀夫君登壇〕
33: ◯基盤整備部長(村山三紀夫君) 洪水・土砂災害対策に関する3点の御質問にお答えいたします。
1点目の、市が管理します河川、水路の整備状況についてでございますが、約22キロメートルを指定しております準用河川は約70%の整備率となっております。また、排水路の断面等を定めました排水基本計画に位置づけられております約337キロメートルの幹線排水路は約44%の整備率となっております。
2点目の、整備完了時期についてでございますが、整備目標としましては、おおむね6年から7年に一度程度発生します1時間当たり56ミリメートルの降雨が安全に流下しますよう整備を行っているところでございます。しかしながら、約200キロメートルの準用河川及び幹線排水路が未整備となっており、これらをすべて整備しますには、なお、多くの費用とかなりの年数を要する状況でございます。
今後も整備に当たりましては、浸水実績や市街化状況、そして、合流します1級河川の整備状況などを総合的に判断し、また、国の交付金等の活用を図り、治水安全度のさらなる向上に努めてまいりたいと考えております。
3点目の、土石流危険渓流・急傾斜地崩壊危険箇所対策の現状についてでございますが、県、市により整備しております191カ所の急傾斜地崩壊危険箇所につきましては、約32%の整備率となっております。
一方、急傾斜地の崩壊、土石流、地すべり等の土砂災害のおそれのある区域について、警戒避難体制の整備等のソフト対策の推進を目的とした「土砂災害警戒地域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」、いわゆる土砂災害防止法が平成13年に施行されました。これに基づき、土砂災害警戒区域指定等のため、平成20年度から県が地形、地質、土地利用状況等について調査を行っております。
市といたしましては、この調査の前に県と連携し、自治会を通じて対象地区の皆様に土砂災害防止法のリーフレット及び調査位置の情報提供を行うことにより、土砂災害の危険性について周知を図っているところでございます。これまでも降雨時には市民の皆様の安全を図るため急傾斜地のパトロールを実施し、急傾斜地周辺状況の把握に努めているところでございます。引き続き災害から生命や財産を守るため、一層関係部署との連携を図り、災害に強いまちづくりに努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
34: ◯議長(林 政安君) 都市防災部長兼消防長、鬼頭正司君。
〔鬼頭正司君登壇〕
35: ◯都市防災部長兼消防長(鬼頭正司君) 洪水・土砂災害対策に関する3点の御質問にお答えをいたします。
まず1点目の、洪水ハザードマップの実用的な大きさで発行できないかということでございますが、ハザードマップの作成に当たりましては、安全に避難ができるよう河川のはんらんによる浸水が想定される区域や、土石流の危険がある区域、そして、急傾斜地崩壊危険箇所や避難所などに関する情報について、記載方法や高齢者の方にもできるだけわかりやすいように、文字の大きさなどを配慮する必要がございました。特に本市は長良川という全国でも屈指の大河がまちの中央部を流れております。洪水が極めて広い範囲に及びますことも予想されます。このため洪水の全体的な状況を一目で御理解をいただくことが大切であると考えております。
そこで、これらの課題を学識経験者を初め、防災関係者や市民の代表者などを委員とする検討委員会を開催し、御検討していただいた結果をもとに、長良川の右岸と左岸を区分して、A0版により配布をすることとなったものでございます。また、これらの資料につきましては市のホームページにも掲載をいたしております。したがいまして、現在、配布しております洪水ハザードマップをぜひとも御活用していただきたいと考えております。
2点目の、地震・洪水・土砂災害対策アクションプログラムの進行状況についてでございますが、本市では平成19年度に基盤整備部、福祉部を初めとする関係16部により総合的な防災対策を進めるため、行政が取り組むべき行動として、地震・洪水・土砂災害対策アクションプログラムを策定いたしております。それぞれのアクションプログラムには、防災協働社会の実現、防災まちづくりの推進、災害対策活動への備えといった3つの目標で構成されております。
アクションプログラムの進捗状況につきましては、毎年、都市防災部から見直しなどの修正箇所を問い合わせをして確認をいたしております。地震・洪水・土砂災害の対策が371項目あり、おおむね5年以内、平成23年度までに実施するとしている98項目のうち、現在までに55項目については着手または完了しているところでございます。
議員御質問の災害により被災した家屋からの大量の瓦れきや生活ごみを処理するための廃棄物の処理計画につきましては、現在、環境事業部において廃棄物の仮置き場や処理の方法などに関する事項の検討を行い、素案の策定が完了しております。来年度早々の完了に向けて現在作業を進められている状況でございます。
また、災害時の医療機関への対応、救急搬送体制の活動により緊密に実施するための医療救護計画につきましては、所管する健康部において昨年の11月に策定が完了しているところでございます。
いずれにいたしましても、災害発生時に災害時要援護者の方々が避難生活を余儀なくされる場合もあり、これらの方々は避難所での生活が困難となる場合も考えられますので、介護老人福祉施設や介護老人保健施設などへの避難が必要となります。そのため緊急的な一時受け入れ施設の利用について、平成15年度に34施設と17年度に3施設、合わせて37の施設と個別に覚書を締結したところでございます。その後、新たに3施設ができておりますので、早急に施設管理者との間で覚書の締結に向けて協議を進めてまいります。
今後も市民の安全、安心に万全を期すため、アクションプランを着実に実施していくことが必要だと考えておりますので、関係部と連携をさらに密にして、進捗状況の把握にも努めてまいりたいと考えております。
3点目の、中学生の防災訓練への参加についてでございますが、地震を初めとする自然災害による被害を軽減するためには、市民一人一人の防災意識の向上が必要でございます。そのためには学校教育の段階から防災に関する取り組みに接することが必要であり、地域防災訓練などに参加することは、防災教育の一環として重要であると考えております。そして、この子どもたちが、将来、地域の防災の担い手となっていただくことが期待されるところでございます。
議員御質問の中学生の地域の防災訓練への参加状況についてでございますが、今年度は8地域の防災訓練において中学生約480名が、また、水防連合演習には三輪中学校の生徒が約50名参加されております。参加した訓練の内容は、バケツリレーによる消火訓練や心肺蘇生法、AEDによる応急救護訓練、そして、積み土のう工法などによる水防訓練など、多くの訓練を体験されております。
今後もより多くの中学生が地域防災訓練に参加できるよう自主防災隊長にもお話をして、お願いをしていきたいと考えております。
以上でございます。
〔私語する者あり〕
36: ◯議長(林 政安君) 環境事業部長、片桐 猛君。
〔私語する者多し〕
〔片桐 猛君登壇〕
〔私語する者多し〕
37: ◯環境事業部長(片桐 猛君) 岐阜市北部地区産業廃棄物不法投棄事案に関する御質問にお答えいたします。
まず、大気汚染物質の調査についての御質問ですが、産業廃棄物の不法投棄現場では、周辺環境の安全を確保するために、当初から必要な緊急調査や詳細調査などを行ってまいりました。これらの調査結果をもとに専門家等による検討を行い、モニタリングの項目や調査結果など決定してまいりました。平成20年度からの支障除去等の事業の着手に当たりましては、改めてモニタリングの項目とか調査地点を精査したものであります。さらに、平成21年度からの消火対策工事の実施に当たりましても、その計画段階から助言を受け、着手時にも現場で状況を確認の上、留意点等について助言をいただいたところであります。
平成22年度におきましても専門家の方々には掘削、選別の現場の状況を見ていただき、助言をお願いすることとしております。その際には、モニタリング結果につきましても、あわせて議論していただくとともに、現在はもちろん、今後の作業内容も踏まえまして、モニタリングの内容や項目について適切に対応してまいりたいと考えております。
それから、集じん機の性能についてでありますが、現場で使用しております集じん機はごみ焼却炉の解体工事用の集じん機でありまして、選別施設内で発生している粉じんをダクトから吸引し、特殊フィルターで吸着して取り除くというものであります。その能力としては、環境基準の対象物質に微小粒子状物質というものがございますが、その粒子の大きさは1万分の25ミリ──2.5マイクロメートルでありますが、この集じん機では、それ以下の1万分の1ミリメートル──0.1マイクロメートルの小さな粉じんも吸着することが可能とされております。これによりまして、場外へ排気される空気からは粉じんが除去されるということになります。
また、この調査方法でありますが、昨日、田中議員にもお答えしたところでありますが、選別施設内での作業環境測定につきまして、月に1回、アスベストとダイオキシン類を測定しております。また、ダイオキシン類が粉じんに付着して移動しますので、粉じん量をはかることによりダイオキシン類の濃度を推定できるということから、毎日、粉じん計により粉じん量を測定しております。
公開についてでありますが、これらの調査は作業員の作業環境の安全を守るということを目的に行っておりまして、周辺環境の安全を確認するために行っておりますモニタリングとは少し異なっております。このため作業環境と周辺環境は別々に議論すべきものじゃないかと考えております。しかしながら、事案解決には積極的な情報公開ということで進めておりますので、インターネットでの公表につきましては、今後とも研究してまいりたいと考えております。
38: ◯議長(林 政安君) 教育長、安藤征治君。
〔安藤征治君登壇〕
〔私語する者あり〕
39:
◯教育長(安藤征治君) 11月議会に引き続いて、岐阜市北部における産業廃棄物の不法投棄にかかわり、子どもを対象とした健康診断の必要性について御質問をいただきました。
成長過程にあり、未来に生きる児童生徒の健康にかかわることでございますので、私も議員同様、大変気になるところであり、今後も最新の留意をしていく必要があるというふうには考えております。
その上で大気や水の環境測定、その結果と人体の影響等の科学的知見に基づき、適切に対応していくことが過剰な不安を引き起こさないためにも重要であるのではないかというふうにも思っております。現在、御案内のように、環境事業部の公表しております環境検査の結果では、基準がクリアされているというふうに聞いております。
また、本市では定期健康診断において、内科、眼科、耳鼻科、歯科の専門医による検診のほかに、尿検査、心電図検査、さらには、小学校5年生を対象に生活習慣病予防のための血液検査を実施をしているところでございますけれども、関係します周辺の小中学校の校長先生あるいは校医さんにお尋ねをいたしたところでございますが、特に特異的な患者の傾向は見られないということでございます。
また、薬科大学の専門の先生にもお聞きをいたしたところでございますが、検査をするとすれば、問診、レントゲン、ピークフローメーターなどがあるという中で、問診は毎年やる、レントゲンは必要に応じて実施をするということが大事ではないかということでございまして、定期健康診断にかかわる問診を丁寧にやっていきたいというふうに思っております。
アレルギーについては、化学物質の種類、発症の程度など、さまざまでございまして、今申しましたレントゲンや血液検査など、さまざまな検査が考えられますけれども、その検査には子どもたちのリスクもあるわけでございまして、慎重に対応すると同時に、症状等に応じて個別に専門医へかかることが求められているのではないかというふうに思っております。
最後に、産業廃棄物現場の近辺だけではなくてですね、すべての子どもたちの問題を、今、御提起いただいたというふうに思っております。全国的に子どものアレルギーの問題が大きく取り上げられていることは承知をいたしておりまして、岐阜市におきましても、現在、各学校でどのような状況であるかというものを調査をいたしております。アレルギー、まあ気管支ぜんそくですとかアトピー性皮膚炎、あるいは鼻炎、あるいは結膜炎、あるいは食物アレルギー、あるいはシックハウス症候群等々の児童生徒の数、そして、特に配慮を要する児童生徒の数を調査をいたしておりまして、まあ今後におきまして、医師会、薬剤師会等、内部では保健所の御指導をいただきながら、このふえつつある子どものアレルギーの問題に適切に対応していきたいというふうに考えております。
〔「議長、2番」と呼ぶ者あり〕
40: ◯議長(林 政安君) 2番、高橋和江君。
〔高橋和江君登壇〕
41: ◯2番(高橋和江君) それぞれ御答弁ありがとうございました。
いろいろ思うことはあるんですが、ともかく今後、どんなお気持ちでそれぞれ担当の部長がリーダーシップを発揮してやっていただけるのか期待しながら、現在の段階では要望、そして、質問の段階にとまらせていただきたいと思います。順番がごちゃごちゃになるかもしれませんが、お許しください。
新年度からエコチル調査が始まるということで、さっきお伝えしましたが、これは国は人件費、調査費など、31億円の予算を組んでいます。教育長の答弁にもありましたけれども、やはり先ほど市長も言われましたけれども、予算がなければ動けないっていうのを、ちょっと雰囲気で感じます。ですから、やっぱり何を大事にしてやはり予算を組んでいくのか、見える形でそれを示していただくということも来年度予算に向けて私も期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。補正もあるわけですから、まあ、そういったことも含めて、それぞれいろいろ情報も集めたり、そして、どこに視点を置くのかということで、ぜひ行政側からも逆に提案する形で新しい方向を示していただきたいと期待をしていきたいと思います。
それで、質問の方を先にさせていただきます。
皆さん、答弁がちょっと長いので、私の時間はまだ10分ぐらいありますので、御答弁の時間を
〔私語する者あり〕
皆さんお考えながら、よろしくお願いしたいと思います。私も貴重な時間なので、質問させていただきたいので、よろしくお願いします。
再質は3人の方、理事兼企画部長にまずお願いします。
コミバスの話、先ほどいろいろ、まあ和田議員の質問のときも出てきましたけれども、充実しているのはわかっています。それぞれ、まあ、──こういういろいろコミバスの地図もできておりますけれども、それがそれぞれで独立してしまって、じゃあ全体にどうなってるのかっていうのがわからないということもありますので、そこら辺の取り組みはどうするのか。ほかのコミバスを使いたいんだけど、どうなってるのかわからないということですので、そこら辺の取り組みを再質で伺いたいと思います。
これは北方町の方が、画家の方が手づくりでつくられたんですけれども、岐阜西部地区公共交通を考える会って、手づくりのマップなんです。JR岐阜駅から北方まで行く路線、ちゃあんと岐阜のバスの説明もあります。わかりやすくて、そして、ぬくもりのある、まあ案内ですね。でも、これ1枚でできるんですね。何かその、先ほどからマップの話もしましたけれども、利用される形、やってることはわかってても、それが市民に届かなければ何もならないわけですので、そのコミバスとの連携はどのように考えていらっしゃるのか、伺いたいと思います。
それから、都市防災部長兼消防長、まあマップはできないという、そのお話をるる説明されたんだと思いますが、繰り返しになりますが、地図情報システム、この福岡県の場合は職員がですね、手づくりでつくっているんです。で、さっき言いましたように、インターネットのシステムを使えばできるんです。そして、情報は新しいんです。で、ハザードマップは岐阜市内の、私の住む所は平成17年のものなんですよね。で、新しい情報が入っていない。で、そういうことも含めて、情報は新しく、そして、使ってもらえるものじゃないといけないので、何か質問の趣旨と違う形でお答えいただいたようです。
これが、ハザードマップが悪いということではないんですが、よくありますよね、ガイド版ということで行政のつくる場合も、本当は分厚いんだけれども、概略版というのを出しますけれども、そういう形で、フォローする形で、職員の方の能力アップというのも今回、項目の中、新年度の中に入っていますので、新しく挑戦するという形で、今すぐということではないんですが、これからの方向でできないのか、御回答いただきたいと思います。
それから、環境事業部長、いろいろ御説明いただきましたが、私どもも見させていただきましたが、市民の皆さんへの公開は余りないようですし、それから、私が前行きました豊島の場合ですと、水槽がありまして、すごく特殊な金魚が入ってて、その水が安全かどうかっていうのは、魚を見ればわかるわけですね。そういうような形で、情報が本当に市民にわかる形で伝えていただけないのか、今後の広報のあり方も含めて、もう一度御回答いただきたいと思います。
それから、これは申しわけないんですが、きょう追加させていただきましたが、新聞を見てみましたら、バンクーバーで今パラリンピックが行われておりますが、宿舎が段差があってバルコニーに出られないということで大変論議を呼んでおります。岐阜市の場合もぎふ清流国体──2年後ですけれども、ここのぎふ清流国体と全国障害者スポーツ大会の受け入れ体制、ユニバーサルデザインの取り組みはどうなっているのか、お答えいただきたいと思います。
それから、
〔私語する者あり〕
まあ大事なトイレなんですけれども、
〔私語する者あり〕
公園内のトイレのユニバーサルデザインへの取り組みを伺いたいと思います。
トイレの総数、そのうち車いす対応の多目的トイレの数、また、内臓の病気のため、人工肛門で余儀なく生活してらっしゃる方たちに対するオストメイトトイレはどれぐらいあるのか、
〔私語する者あり〕
今後の取り組みもあわせて都市建設部長に伺いたいと思います。
〔私語する者あり〕
そして、あと要望なんですが、
〔私語する者多し〕
あ、済いません。写真お願いします。──私は答弁者の方に答弁の時間が限られてるってことを何回も繰り返しお願いしました。
〔私語する者多し〕
これは駅、
〔私語する者あり〕
JRの岐阜駅の1階なんですが、
〔私語する者多し〕
これは点字で案内がわかるという状態です。
〔私語する者多し〕
──次、めくっていただけますか。──で、それがどこにあるかといいますと、自動販売機の隣です。大変死角になっててわかりづらい、皆さんがすぐ通り過ぎてしまいます。
〔私語する者あり〕
で、これを使ってみましたら、2階にも案内板がありますということで、2階へ行ってみました。
〔私語する者多し〕
──お願いします。──
〔私語する者多し〕
2階へ行きますと、総合案内所がありますね、これは新しくできましたけれども、ここへ行くのに
〔私語する者多し〕
岐阜市の観光案内所で聞きましたら、まあ、たまたまそこの職員の方がたまたま御存じなかったのか、はっきりわかっていらっしゃらなかったですね。で、デッキに、きのうから話がありますコンシェルジェの人がいらっしゃるかなあと思ったんですが、
〔私語する者多し〕
わかりませんでした。ティッシュペーパーを配ってる人がいたので、
〔私語する者多し〕
「岐阜市の方ですか。」って聞きましたら、違うということでしたけれども、
〔私語する者多し〕
きのうの山口議員のお話じゃないですけれども、やっぱりもう少しわかりやすいものを着ていただくと、まあ初めて観光地を訪れた方にもわかりやすいんじゃないかと思います。
──はい、で、このシステムは点字でわかるというところですが、
〔私語する者あり〕
これ高山の駅前です。
〔私語する者あり〕
で、観光案内所が駅からすぐ、真っすぐの所にありまして、
〔私語する者あり〕
ここに隠れていますが、隣をちょっと見ていただきましょう。
〔私語する者多し〕
ここのところを今からアップしますので、見ていただきたいと思います。──これが観光情報コーナーです。これは車いすの方でもワンタッチで情報を得ることができます。で、点字も、それから、音声でもいろいろと観光案内をしていただけます。で、あとですね、パソコン、外国の人向けにパソコンが使えるコーナーもありました。──ありがとうございます。その次、お願いします。
〔私語する者あり〕
──これはですね、高山市役所へ行きました。市役所の1階に、まあ岐阜市ですとコミバスですが、高山では福祉バスと言ってますが、その福祉バスが全部網羅されてます。そして、ここに地図があります。大変わかりやすい。1階のホールにしっかりと書かれていました。
〔私語する者あり〕
それで、──次、お願いします。──これは高山市のグリーンホテルです。グリーンホテルは高山市の補助金を得て何度もこの改修に取り組んでいます。そして、これは一般の方が泊まるところの、まあ障がい者の方が入った場合に使いやすいように、お風呂にきちっと補助具が入っています。まあ御家庭でも介護を受けてらっしゃる方はいろいろ工夫してらっしゃいますが、宿泊する方に合わせて改良します。
〔私語する者あり〕
──で、これはですね、目の不自由な方のために電話の数字が大変大きい字で書かれています。きめの細かいサービスがされてます。
〔私語する者多し〕
というところで、まあ大変いろんなことがされているんですが、
〔私語する者多し〕
それはなぜできるのかというと、高山市の助成金があるわけですね。そういったことも含めて、市長は、まあ、いろんな課がやっているってことでしたが、まずはやはりトップに立つ方がどういう思いで市のまちづくりをしていくのか、そこがやっぱり問われていって、このユニバーサルデザインへの取り組みも、
〔私語する者あり〕
まあ、いろいろ見える形になってくるんじゃないかと思います。
〔私語する者あり〕
岐阜市はまだスタートするばっかりなんですけれども、ぜひ来年度以降充実できるように、もっともっときめの細かいことをされるよう、よろしくお願いしたいと思います。
以上、よろしくお願いいたします。
〔私語する者多し〕
42: ◯議長(林 政安君) 理事者の皆さんには簡潔な答弁をお願いします。理事兼
企画部長、
藤沢滋人君。
〔私語する者多し〕
〔
藤沢滋人君登壇〕
〔私語する者多し〕(笑声)
43: ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 平成20年度からコミュニティバスへのICカードシステムの搭載により、
〔私語する者あり〕
路線バスとの乗り継ぎやコミュニティバス相互の乗り継ぎ、利便性を高めるなど、路線バスとコミュニティバスのネットワーク化に取り組んでるところでございまして、今後一層利便性の高い公共交通の確立を目指します。
44: ◯議長(林 政安君) 都市防災部長兼消防長、鬼頭正司君。
〔鬼頭正司君登壇〕
45: ◯都市防災部長兼消防長(鬼頭正司君) 再質問にお答えいたしますが、その前に先ほどの答弁の中で、医療救護計画の策定のところでございますが、医療救護計画については昨年の11月に策定が完了しているという答弁を申し上げましたが、昨年ではなく、平成20年度に完了しているものでございます。訂正をさせていただきます。
再質問の洪水ハザードマップ、実用的な大きさで発行できないかという質問でございます。
当然このハザードマップにつきましては、わかりやすく作成をするというのが第一でございます。そんな中でいろんな意見があるということで、市民の皆さんを初め、先ほども申し上げましたとおり、学識経験者等から組織されました検討委員会で検討していただいた状況が配布をいたしましたハザードマップでございます。できましたら議員にも御理解をいただいて、市民の皆様にも議員の方からお伝えしていただければ幸いに存じます。御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〔私語する者多し〕
46: ◯議長(林 政安君) 環境事業部長、片桐 猛君。
〔私語する者多し〕
〔片桐 猛君登壇〕
〔私語する者多し〕
47: ◯環境事業部長(片桐 猛君) 産業廃棄物不法投棄事案について、今後の広報のあり方についてお答えいたします。
現在、広報ぎふとかインターネット、あるいはチラシなどによりまして情報をお知らせしておりますが、他都市の状況も参考にしまして、写真、グラフ等、いろんなわかりやすい方法について、今後検討してまいりたいと思います。
48: ◯議長(林 政安君) ぎふ清流国体推進部長、井奈波 清君。簡潔に。
〔井奈波 清君登壇〕
〔私語する者多し〕
49: ◯ぎふ清流国体推進部長(井奈波 清君) ぎふ清流国体・ぎふ清流大会での旅館、ホテル等でのバリアフリー、ユニバーサルデザインへの取り組みにつきましては、本年度、県におかれまして宿泊施設への調査を行っておられますので、この結果を踏まえ検討いたしまして、宿泊施設等に働きかけてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〔私語する者多し〕
50: ◯議長(林 政安君) 都市建設部長、河島和博君。
〔私語する者多し〕
〔河島和博君登壇〕
〔私語する者多し〕
51: ◯都市建設部長(河島和博君) 岐阜市には244の公園にトイレが設置されております。そのうち車いす対応も可能な多目的トイレが45の公園に、また、その中でも36のトイレはオストメイト対応となっております。
今後もトイレ以外の園路、サイン、遊具なども含め、ユニバーサルデザインに配慮したさわやか公園の整備を順次進めてまいります。
52: ◯議長(林 政安君) この際、しばらく休憩します。
午後0時8分 休 憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後1時2分 開 議
53: ◯副議長(中尾年春君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行します。14番、松原徳和君。
〔私語する者多し〕
〔松原徳和君登壇〕(拍手)
〔私語する者多し〕(笑声)
54: ◯14番(松原徳和君) ありがとうございます。なるべく簡単にやります。(笑声)
〔私語する者多し〕
まず、大きく3点でございます。学童保育と公契約、それから、下水道の関係ですね、3つ質問させていただきます。
まず1点目ですが、学童保育でございます。
市長の提案説明資料──これですが、5ページに「人間主義都市を目指して―経済力から人間力へ―」の言葉があります。7ページには重点政策の方針としまして、「人への投資―授かり磨く、地域の宝を―」の見出しがあり、以下、こう述べられています。「これまで教育立市を旗印とし、教育なら岐阜市と言われるよう一貫して教育を最重要政策に位置づけて取り組んでまいりました。すぐれた教育環境、あるいは子どもを安心して産み育てられる環境の構築は、都市の魅力を高めるばかりではなく、若い世代を引きつけ、本市への居住を促すことにもつながり、高齢社会を支えるかなめの政策ともなるものであります。」との記載でございます。9ページには、「子育てしやすい都市として東海地方で1番の評価をいただいております」とあり、22ページ(2)には、少子化対策には「少子化対策は、社会全体の課題として取り組んでいく必要があります。」と記載されております。社会全体の課題としての取り組みの必要性には私も同感するものであります。
さらに、23ページには留守家庭児童会の拡充の記載となります。私も機会ありますごとに、定員拡大、開催時間延長、土曜日開設、そして、昨年質問の4年生への対象年齢拡大など、質問をさせていただきました。新年度に4年生への対象年齢拡大が始まることは大いに評価するものです。私が以前から質問しておりますように、学童保育は市長提案説明資料の47ページの見出し、「就業環境の充実」の記載にある雇用情勢の改善と密接な関係があります。また、49ページの見出し、「男女共同参画社会の実現」とも大きくかかわり合いを持っています。
先日、高齢・少子化社会対策特別委員会が開かれましたとき、話題になりましたことがあります。学童保育に関することで、事あるごとに問題になることは、小学校に上がる前は保育所で保育の対応が親切に行われているが、学校に行った途端、対応にばらつきが発生、混乱が生まれる。具体の問題といたしましては、新設の岐阜小学校内にある学童保育の部屋がないとの市民の声について質問が出ました。学童保育対象の保護者は、新しい学校であり、当然新校舎内に学童保育の部屋が配置されると思っておられました。しかし、教育委員会の説明もないまま、風のうわさで学童保育の部屋が金華公民館の元図書室の部屋を利用することになるらしいと聞いて、教育委員会に2月、現場説明を求められました。開設場所は保護者の新設学校への期待とはかけ離れた環境でした。また、その場の保護者から、子どもが窓際から落ちたらけがをするから手すりをつけてほしいとの要望が出されましたが、その場での回答は、とても言葉として適切なものではありませんでした。
2月22日、私も現場を視察いたしました。本棚の合板が雨にぬれて剥離をしており、子どもがけがをすると指摘をしました。保育室となる部屋の手洗いの蛇口が1つだけであるという保護者の指摘のとおりでした。
〔私語する者あり〕
トイレは公民館のトイレを利用することになるとの説明で、当然ながら大人用でございます。
3月4日からの議案精読の際に、「4月、新学期が始まろうとしているときに、新設校でなぜこのような混乱が生じているのか。」と質問しましたが、納得のいく説明となりませんでした。その際、「蛇口の改善はする。」との回答が教育委員会から出ましたが、まちづくり推進部が新学期を心配し、この工事の要請がないかと教育委員会に確認できましたのは3月の10日であります。工事は教育委員会が独自で行われることになる模様です。
岐阜小学校建設の学校基本計画部会は平成18年2月にスタートをしています。平成18年は月1回近いペースで会議が開催されています。平成19年9月の契約締結以降も会議が重ねられていますが、
〔私語する者あり〕
この間、学童保育の話題は出なかったのでしょうか。不思議です。
市民にとっては担当が文科省でも厚労省でも教育委員会でも福祉部でもよく、子どもさんの保育を確実、安全に行ってもらえればよいと思っているとの声もありますが、行政の連携対応はできているでしょうか。教育と福祉で学童保育についてもっと話し合うプロジェクトチームをつくってはと、特別委員会で問題提起をしたところでございますが、いかがでしょう。小学校へ入学する児童の学童保育の要望、必要実態など、事前調整、協議を重ねれば、多くの混乱は避けられるのではと考えます。
さらに、思うことは、留守家庭児童会の名には特別なサービスとの意識が岐阜市にあるのではないかとの思いが市民の声にあります。近年、働きたいのに保育所がないので働けないとの報道も多く、保育所の拡充は全国的課題ですが、当然ながらその子どもさんが小学校へ通学すれば学童保育拡大が共通課題となるわけです。格差社会の言葉が日常用語となった現在、夫の賃金だけで一家の生活を支えることはできない現実もあります。また、女性の労働の権利、共同参画の生活条件としての保育所整備、その延長としての学童保育は絶対条件となりつつあります。留守がちな家庭のためにする特別サービスではなく、当たり前の社会システムとして学童保育を考えるとき、留守家庭児童会のネーミングが時代錯誤を起こしているとの市民の指摘は外れているでしょうか。
言うまでもなく、教育は教室の中だけでなく、児童生活のすべての面でその条件を確保されなければなりません。教育委員会も教員も生活全般に関心を示されているとは思うのですが、以下、教育長に伺います。
1点目、岐阜小学校学童保育の部屋が新築の校舎内に開設されないのはなぜですか。
2点目、岐阜小学校の学童保育施設の改善を開設時期までに最善を尽くされますでしょうか。
3点目、岐阜市学童保育の市民ニーズの傾向は今後拡大傾向と分析されているでしょうか。
4点目、留守家庭児童会の呼び名を学童保育に変えてはどうでしょうか。
2点目です。公契約と法令遵守です。
不況を反映して、岐阜市の市民相談室の雇用労働関係の相談は、最も多いのは会社との不和、つまりトラブル。2番目は解雇について。3番目は雇用保険と続きます。この間、公契約に関する指導のあり方については質問を重ねてまいりました。
公共事業に従事する労働者の適正な賃金や労働条件を確保する公契約法については、民主党内で公共工事報酬確保法として法制化の動きがあります。2月26日の報道によれば、前原国土交通相は、当面はダンピング防止対策や、元請・下請関係の適切化といった既存の取り組みで労働条件の安定を図っていく方針を示したとされています。また、大臣は、公契約法の目的である労働条件の安定化や公共事業の質の確保について、重要なテーマだと認識しているとも発言していますと報道されています。
公契約法を展望しつつも、まずは現行法の活用かと思われます。岐阜市の公契約において、契約先の不正または不誠実な行為に係る過去の処分例には、労働基準法違反、労働安全衛生法違反があり、ともに2カ月の資格停止を受けています。不況下での労働者いじめともとられる現象が起きてはならないと考え、以下、行政部長と上下水道事業部長に伺います。
1点目、公共事業の委託先企業における法令遵守に関する指導はどのように確保されていますか。
2点目、違反が確認された場合の指導のあり方、罰則等はどのようなものがありますか。
この2点については行政部長に伺います。
3点目、基本的に水道事業においても法令遵守についての考え方は同一と考えますが、公正、円滑に事業を行うために指導はされているでしょうか、上下水道事業部長に伺います。
下水道拡張と健全経営について伺います。
2月25日に第146回岐阜市都市計画審議会が開催され、3件の報告がされました。そのうちの1件が岐阜市公共下水道の計画区域見直しについてというものでした。参加委員から質問が出ましたのは、今日までの審議会の考え方のコンパクトシティーとの整合性。財政面からも旧来の施設の布設がえも必要になるが、調整区域への拡張が下水道事業への負担を重くしないかなどの御心配の中身でございました。また、市街化区域と市街化調整区域の理解、市民感覚の負担の公平感と事業の採算性などの質問も出たところでございます。
岐阜市における路線価最高地点は吉野町5丁目17番地付近ですが、平米39万5,000円、ここに1,500平米の土地があるとして試算──試みの計算をしていただきましたら、都市計画税は124万4,250円になるとのことです。これは最高地点の試算ですから、全体の市民感覚とは異なるとは思いますが、納税者の感覚を意識しないわけにはいきません。同時に下水道事業の健全経営は
〔私語する者あり〕
下水道だけにとどまらず、岐阜市政を通じて42万人の市民全体の生活に深くかかわる課題でもあります。
以下、3点につき上下水道事業部長に伺います。
1点目、市街化区域と調整区域との明確区分から、調整区域内の不透明な区分に踏み込むことになるが、事業決定のプロセスの透明性をどのように確保されますか。
2点目、下水道事業全体の健全経営の確保をどのように図られますか。
3点目、都市計画税の納税者への説明責任をどのように実行されますか。
以上、3点を上下水道事業部長に伺います。
以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
55: ◯副議長(中尾年春君) 教育長、安藤征治君。
〔安藤征治君登壇〕
〔私語する者あり〕
56:
◯教育長(安藤征治君) 学童保育の御質問にお答えいたします。
1つ目の御質問でございますけれども、岐阜小学校の建設を行う際は、地域の方々や学校関係者によって構成されます学校基本計画部会において、新校舎のあり方についての話し合いをしていただきました。図書室とパソコン室を融合したメディアセンターを新築する校舎につくり、旧金華小学校の図書室を留守家庭児童会室として活用することをその際、話し合っていただき、そのように進めてきたものでございます。
2つ目の、学童保育施設の改修時期に関する御質問でございます。
旧金華小学校の図書室を留守家庭児童会として活用するためには、議員が御指摘されましたように、手洗い場の改善ですとか、手すり、本棚などの改修が必要となります。これらの一部については改修を済ませておりますけれども、手洗い場などの施設改善につきましては、現在着工いたしておりまして、3月中には完成する予定でございます。
なお、トイレにつきましては、留守家庭児童会の部屋から2メートルほど離れた所に公民館のトイレがございますので、それを共用でお使いいただくようにお願いをしているところです。
〔私語する者あり〕
今後につきましても実態に応じてできる範囲の環境整備に努めていきたいというふうに思っています。
3つ目の、学童保育のニーズの傾向でございますが、平成22年度の入会予定者は全市で1,667人、前年度に比べて163人増となっております。少子・高齢化、核家族化などの進展に加え、景気の低迷が長く続いておりまして、共働き家庭の増加など、放課後も保護者がいない、家にいない家庭は今後もふえてくるのではないかというふうに思われます。こうした状況から、放課後の子どもの安全な居場所づくりに対するニーズはますます高まっていくのではないかと認識をいたしております。
〔私語する者あり〕
4つ目の、留守家庭児童会の名称に関する御質問でございます。
岐阜市では、御案内のように、家庭や地域での子育て機能も低下している状況を踏まえまして、放課後に児童が安心して活動できる居場所づくりのために、留守家庭児童会、放課後子ども教室、放課後学びの部屋の3事業を放課後チャイルドコミュニティ事業として推進をいたしております。
留守家庭児童会は、児童福祉法において放課後児童健全育成事業というふうに位置づけられておりまして、広く一般に学童保育という言い方がなされてることは承知をいたしております。岐阜市におきましては、多くの留守家庭児童会で、例えば、どんぐりクラブ、あるいは、ひまわり児童会、なかよし学級などの愛称をつけて活動されているところが多くございます。このように愛称をつけながら、地域の方々に親しまれる留守家庭児童会として活動されることを期待をいたしております。
57: ◯副議長(中尾年春君) 行政部長、
大見富美雄君。
〔
大見富美雄君登壇〕
58:
◯行政部長(
大見富美雄君) 公契約と法令遵守についての御質問にお答えいたします。
まず、最初の委託先企業への法令遵守の指導につきましては、委託契約の仕様書に労働基準法を初め、労働関係法令の遵守を明記し、業者に対して適正な賃金や労働条件の確保について周知徹底に努めております。特に入札金額が一定の金額を下回り、低入札価格調査制度の対象となった場合には、最低賃金法等違反が懸念されますので、適正な履行の確保、健全な雇用の確保の観点から、業者に低入札価格の理由書や積算内訳書と関係書類を提出させまして聞き取り調査を行い、法令違反のないことなど、確認した上で契約をしております。
続きまして、法令違反が確認された場合の指導のあり方、罰則等についてお答えします。
本市では、市発注の業務等の契約の相手方となる業者に対しましては、労働関係法令、建設業法などの法令違反や契約違反等、不誠実な行為があった場合に再発防止の指導を行うとともに、ペナルティーとして岐阜市競争入札参加資格停止措置要領を制定し、運用しているところであります。その内容としましては、法令違反などがあった場合には、その業者を資格停止とし、市の発注業務の入札に参加させないこととしています。
また、入札における業者の選定を適切に行うため、岐阜市競争入札参加者選定要綱の運用基準を制定しております。この中では、指名を行わないこととなる不適格基準として、市発注の業務で一括下請などが判明した場合や、法令違反などで社会的信用を著しく失墜した場合には、一定期間指名をしないこととしています。さらには、法令違反の内容によりましては契約を解除することもございます。
長引く経済不況の中、ダンピング受注などによる従業員に対する低賃金などの労働条件の悪化が懸念されます。対応策といたしまして、庁内事務担当課職員に対しましては、契約事務説明会を開催して経費の積算に当たり、最低賃金など、再度確認するよう指導するとともに、業者に対しては、特に労働関係法令等遵守に関する特記仕様書を作成し、周知、指導に努めてまいります。
59: ◯副議長(中尾年春君) 上下水道事業部長、後藤幸造君。
〔後藤幸造君登壇〕
60: ◯上下水道事業部長(後藤幸造君) 公契約と法令遵守についてお答えします。
上下水道事業部発注の業務等の契約の相手方となる業者につきましては、当然のことながら関係法令を遵守していただくことが必要であります。このため契約書面において、法令を遵守し、契約を履行しなければならない旨を定め、法令違反が確認された場合には、法令に基づいた契約の履行を求めてまいります。また、法令遵守の求めに応じない場合は、法令違反の内容等によっては契約の定めに従い契約の解除を行うことも可能であります。
いずれにいたしましても、今後とも契約の相手方となる業者に対して、法令遵守について周知及び指導に努めてまいります。
続きまして、下水道拡張計画と健全経営に関する3つの御質問にお答えいたします。
本市の下水道事業は、現在、市街化区域の整備を優先的に進めておりますが、その整備も今後数年でおおむね完了する予定でございます。
一方、市街化調整区域においても、良好な水環境の保全という環境対策及び公衆衛生の向上などの面から、生活雑排水などの汚水を適正に処理する必要があります。汚水を適正に処理する方法としては、個別処理である合併浄化槽と下水道や集落排水などの集合処理があります。
合併浄化槽は、一般的に個人が設置するもので、建設期間が短く、家屋が散在してる地区においては下水道等と比較して効率的ですが、一方で、下水道に比べると耐用年数は短く、建設時の補助や汚泥の処理を市が負担する必要があります。
これに対して下水道のような集合処理は、建設期間は長くなりますが、比較的家屋が密集している地区において合併浄化槽と比較して効率的です。また、合併浄化槽に比べ耐用年数が長く、施設は公共により維持管理されます。
こうした特徴を踏まえ、市街化調整区域においては、下水道と合併浄化槽等の適切な役割分担を検討し、下水道で処理すべき区域について下水道の計画区域に設定することが必要と考えております。
1点目の、事業決定のプロセスの透明性の確保についてですが、市街化調整区域における下水道の計画区域の設定に当たりましては、下水道を整備した場合と合併浄化槽で整備した場合のそれぞれの建設費と維持管理費の年間の総費用について、国土交通省、農林水産省、環境省の3省で合意されたマニュアル等に基づいて比較検討を行います。この比較検討により、下水道で整備した方が合併浄化槽や集落排水で整備するよりも、経済的となる区域を下水道計画区域に設定することを基本としたいと考えております。現在この基本方針案についてパブリックコメントを実施しているところであります。
市街化調整区域における下水道の計画区域の設定に関する基本方針が決定された後は、この方針に基づき具体的な計画区域の案を作成し、説明会の開催や計画案の縦覧、岐阜市都市計画審議会における審議など、都市計画の変更手続を経て、下水道の計画区域を定める予定であります。
なお、将来、社会経済情勢や土地利用状況などが大きく変わった場合には、健全経営を前提に計画区域を見直すことも必要と考えております。
2点目の、下水道事業の健全経営の確保ですが、下水道事業は公営企業会計で実施していることから、健全経営の確保は経営の基本であり、欠かすことのできないものと考えております。市街化調整区域における下水道事業の実施に当たっては、当面、市街化調整区域における計画区域の中で大規模団地や幹線管渠に近接する地区などで、採算性がよく、事業投資効果の高い地区について、地域からの下水道整備に対する要望の状況などを考慮しながら適切に進めていく予定であります。あわせて市街化区域の接続率の向上にも取り組んでまいります。
その他の地区につきましては、健全な下水道事業運営が可能な区域を対象として下水道の整備を進めてまいりたいと考えております。また、経営状況につきましては、広報紙やホームページで公表しており、岐阜市公営企業経営審議会に毎年御報告するとともに、同審議会の御意見をいただきながら健全経営の確保に努めているところであります。
3点目の、都市計画税納税者への説明責任ですが、下水道は居住環境の改善や公衆衛生の向上のほか、良好な水環境の保全という環境対策の役割も担っております。このため市街化調整区域における下水道の整備は、市域全域における水環境の保全という観点からも重要であり、市街化区域の住民にも利点があるものと考えております。
一方で、市街化区域には都市計画税の賦課といった負担があることから、市街化調整区域における下水道整備に対しては、下水道の普及を図るという目的の妨げとならない範囲で一定程度利用者負担に差を設けることにより、市民の皆様の御理解を得たいと考えております。
また、利用者に負担していただく費用は、整備費の一部を構成することから、先ほど申し上げましたように、将来、社会経済情勢が大きく変化した場合には、こうした方針のもと、負担の程度について検証することも必要であると考えております。こうした方針は、今年度、岐阜市公営企業経営審議会におきまして御審議いただいたところであり、その内容はホームページでも公開しております。
いずれにしましても、市民の皆様には下水道事業の必要性や効果について御理解を深めていただけるよう広報に努めてまいりたいと考えております。
〔「議長、14番」と呼ぶ者あり〕
61: ◯副議長(中尾年春君) 14番、松原徳和君。
〔松原徳和君登壇〕
62: ◯14番(松原徳和君) 順番は逆ですが、下水道の拡張の関係ですね。
先ほど御質問しました一番のポイントかと思いますけど、都市計画税の問題ですね、簡単に言いますと。まあ多額に払われてる方がですね、納得できる事業をしていただかなければ困りますよということです。まあ最後の方で部長お答えのとおりです。社会経済情勢が大きく変化した場合については、負担の程度についても検証をしてですね、見直しをする必要があろうかと思ってます。これは見直しをするということはですね、下げるという意味ではございませんですね。実際のところ、なかなか大変かというふうに思うわけですが、先ほど言いましたとおり、今までは都市計画税の部分ではっきりわかっていたと。ところが、そうではなくなるわけでありますから、一体どこで線を引くんだということがですね、書類を見てすぐわかるような状況ではなくなるわけですから、ぜひその辺、健全経営の確保を前提としてですね、企業運営を行っていただきたいということです。とりわけ3点目に御質問しましたとおり、納税者への説明がですね、できる事業を行っていただきたいということを、強くこのことは要望をしておきたいと思っております。
それから、公契約と法令の関係です。
契約先がですね、労働者を雇うと。その労働者がですね、そこで働くについてはいろんな条件を課されるわけでございますけど、例えば、その労働組合がそこにあったとしてですね、その労働組合に加入をしていると契約を解除しますというふうに言われると、そこの労働者がですね、それはやめないと働くことができませんので、雇用主の言うことを聞くような場合が出てきます。先ほどは労働基準法だとか労働安全衛生法というようなことで事例がありましたが、ぜひですね、不況になりますと、そのような話が出てくる可能性も十分ありますんで、そういった点への目配りも、ぜひ行政部長、お願いしたいというふうに思いますし、上下水道事業部長にもよろしくお願いしたいと思っております。市長も市全体のですね、労働環境をですね、監視し、確保するという立場から、ぜひそういった面もよろしくお願いしたいと、これは要望しておきます。
〔私語する者あり〕
あと、学童保育の関係です。
私、大変、教育長は尊敬しておりまして、なかなか質問しづらいんですが、教育問題になりますと、教育長を素通りして質問するわけにいきませんので、質問をさせていただきました。再質問をしたいというふうに思います。
〔私語する者あり〕
まあ正直申しまして、4月1日スタートする小学校のですね、2月といいますと、選挙の真ん中のころかと思いますけど、初めて学童保育の部屋がどこにあるのかですね、その保護者が知ることになったということです。大変混乱を生じているということですが、教育委員会としてですね、保護者に対する説明責任というか、あるいは、こういう混乱した状況に今至ってるということに対するですね、謝罪の姿勢がですね、あんまり感じられないというのは正直言ったところです。これは別に教育長が悪いというふうに言っとるわけではないのでですね、あえて言っときますけど。
まあ予算の精読のときに、例えば、教育委員会の担当者というかですね、──の中から説明を求めましたときにですね、当初の設計でその図書館をつくりましたと。「たまたま図書館をつくりましたので、従来ありましたところがあきましたので、そこを学童保育のところにいたします。」というような言葉があったわけで、その「たまたま」に私も引っかかったんですが、これ本当にその平成18年とか平成19年とかいうときに、計画的に移動させるんですよと、こういう答弁なんですけど、そういうことなら、そのときの説明のときにですね、「たまたまつくりましたので、ここがたまたまあいたので、学童保育の部屋にしました。」と。こういう話は、「今たまたまとおっしゃいましたね。」と私が聞いたわけで、「いや、言い間違えました。」と、こういう話なんですが、人間は正直で、やはりそういうふうに思ってるので、そういう言葉が出たとしか思えませんでした。正直言って、私、御指摘申し上げましたが、それからいくとですね、先ほど言いましたとおり、この計画どおりその部屋が確保されとったというふうにはとても理解できないという状況です。
したがって、私も2月に現場を見ましたときに、もう蛇口が1つですと。お母さん方から、「松原さん、一遍ちょっと見てもらえんかね。」と、余りにもひどいという話やったんです。で、聞きました。聞きましたら、例えば、保育所でいいますと、網代保育所はですねえ、子どもさん17人で、水道の蛇口は24個です。
〔私語する者多し〕
京町保育所はですねえ、219人おみえですが、水道の蛇口は78個。この岐阜小学校における学童保育の部屋はですね、34人予定されておるそうですけど、蛇口は1個です。
〔私語する者あり〕
その予算説明を受けました後に、お聞きしまして、しばらくたってですね、いやあ、先ほど申しましたとおり、教育委員会改修するという話になり、「幾つになりました。」「2個になります。」と。まあ2倍ですからね、それは2倍なんですが、200%。1個が2個になると、こういう話なんですねえ。まあ別に2個が3個になっても、ふえる数はですね、それほど多くはないんですが、問題はやっぱりそのことが指摘された後に工事されてるということですし、それは従来の最初の計画どおりにそこにいくんですよということでしたら、新築の校舎が既にもう完成しようとしているときに、岐阜市の中で教育委員会がわざわざですね、なれない水道工事の発注をすることなく、本校舎建設のときに同時に着工していれば済むことでございます。当然ながら、学童保育はですね、夏休みなどもですね、受け入れるわけですから、夏休みになって工事をするというふうにはならないわけで、子どもさんが見える中で大変やりにくい工事をさらに拡張しようと思うとしなければいけないと。そうなると、当然ながら3月中にですね、やらなければならないということで、先ほど言いましたように、3月の10日の時点で建築の方が確認して、自分ところが責任を持って工事をやらなんのは大変だからというふうで確認をしたら、「いや、いいですよ。」という話ですから、それからのスタートですから、きょうは何日でしょうか。で、4月の1日までにそれが進むということですが、それこそたまたま工事が終わるだけだということかと思います。
つまり、そういったその状況はなぜ生まれるかということでございますけど、要は、福祉部が行っていた保育の環境と学校の保育の環境が違い過ぎるのは、特別委員会で私も問題提起をいたしましたが、福祉部との連携をとれるという状況に今ないと。そのとき、御質問しましたときに、道家議員が賛成の質問をしていただきましたが、やはりそのプロジェクトチームみたいなものをつくってですね、やっていくときに来てるんではないかなということです。ある日突然小学校1年生になった途端に、教育委員会がそれを受けて、今までの経過を知らないまま担当者がやっていくということではいけないのではないかということです。
計画段階で当時のですね、図書室を学童保育とすることが決定されていたなら、保育室の改善について、保護者あるいは私のような者から指摘を受けて初めて工事開始となった無計画性をどのように説明されるのか。本校舎と工事進行が同時着工完成で準備されているとは言いがたい経過でありまして、とりわけ大事なお子さんを、保育をお願いするというふうに言っておられるお母さん方、お父さん方への保護者への対応は不十分でありました。正直申しまして、「いや、実は忘れとったんです。」と、こういうふうに説明された方が経過としては理解しやすい。許されることではないとは言いつつも、そういうことかと思います。
それから、名称ですが、名前のことでそれほどこだわるのかということですが、実際そういった名称における留守家庭児童会という言い方の中で、教育とは違う余分なものだという意識が、そこに、教育現場にあらわれてしまっとるいうのが私の感覚です。実際そのことを思います。学童保育なり、そういった全国的に使われている用語を適用された方がいい。岐阜市だけ留守家庭児童会と、こういうことではと思います。
先ほど教育長言われまして、一番最後の答弁の方にあるんですが、「地域の方々に親しまれる留守家庭児童会として活動されるよう期待いたします。」と、こうなるわけです。「期待いたします。」というのではですねえ、推進とか支援とかではなくですね、他人事に聞こえるわけで、教育委員会の姿勢が言葉の端にどうしても出てしまうんではないかなということです。これは当然ながら、その答弁書は教育長が目を通しておられるとは思いますが、必ずしもその最初の原稿はですね、担当者がお書きかというふうに正直言って思います。ぜひその辺の姿勢をどういうふうに改善するかということは、名称にこだわるわけですけど、それだけではないということです。
それから、1,667人にも増加してるということで、午前中の御質問にありましたとおりですね、200を切る学校が小学校として幾つも存在してくるという状況の中で、1,667人にも増加した学童保育の事業というのは、1課とか、1課の内部あるいは1係員が担当できるような業務ではもうなくなりつつあると。そんな片手間にやれるような中身ではもうなくなってきたということだと思います。
まあ問題提起というか、質問をするんですが、そういった経過の中から言えば、課の新設を考えるときに来ておるんではないかと、正直思います。今の課がですね、ほかの業務とあわせて一緒にやっているということも含めてですね、時間の中で忘れるということ、あるいは市民要望を酌み上げにくいという状況があるわけで、もう1,700人に近くなってるような、そういった事業をそういった手狭なところでやっているような状況では恐らくなくなったんではないかと。そこの改善をしないと、毎年毎年具体の事例は変わりますが、同じような調整不可能というような状況で、4月1日に市民がそのことについて苦労をするという実態を変えることができないというふうに思います。
幾つか分けてお話しした方がよろしかったと思いますが、以上のようなことを申しまして、御指摘申し上げまして、再質問、教育長についてはですね、ぜひそこの部分、1課内部、1係が担当できるような業務ではなくなっとるのだが、課の新設についてどのようにお考えになるのかどうか、お伺いしたいというのが2回目の質問でございます。
63: ◯副議長(中尾年春君) 教育長、安藤征治君。
〔私語する者多し〕
〔安藤征治君登壇〕
64:
◯教育長(安藤征治君) 再質問にお答えをいたします。
説明の中で不適切な言葉遣いがあったことについては、配慮不足でございましたし、おわびを申し上げたいと思います。また、御指摘のように、保護者に対しまして、連絡、説明がおくれましたこと、また、開設までの施設整備がおくれておりますことについては、そのため大変御心配をおかけしているということで、おわびを申し上げたいというふうに思います。
今、議員御指摘のように、留守家庭児童会、いわゆる学童保育でございますけれども、この社会的な価値というものは随分変わってきておるというふうに私も思っています。まあ家族の構成、それから、親の就労形態、さまざま変化しておりまして、その留守家庭児童会の価値も多様な見方がございますし、また、ニーズも多様であるというふうに思っているところでございます。まあ、こうした多様性にどう対応していくのかというのが、留守家庭児童会だけではございませんけれども、時代の課題かなあというふうに思っております。
具体的に、いつもいつも話題になりますけども、この留守家庭児童会の場所の問題ですとか、あるいは指導員の確保の問題も含めまして、正直言いまして、教育委員会の制約とか限界というのがございます。しかしながら、今申しましたように、そうした価値を考えますときに、御指摘のように、市全体の課題として、教育委員会、福祉あるいは商工観光も含めた形での総合的な検討が必要になってくるのかなあというふうにも思っております。管理の仕方も現在は行政の直営という形でやっておりますけれども、これもまた民間への委託ですとか、あるいは市民との協働ですとか、あるいは企業の協力をいただくとか、さまざまな形でその多様なニーズに対応していくということも一方必要になってくるというふうに認識をいたしております。
〔「議長、14番」と呼ぶ者あり〕
65: ◯副議長(中尾年春君) 14番、松原徳和君。
〔松原徳和君登壇〕
66: ◯14番(松原徳和君) ありがとうございます。
ぜひですね、言いましたとおり、課の増設を、新設をしていただきたいと。その部分について、もう一遍答えていただかなあかんと思うんですけどねえ、どうでしょうか。教育委員会としてはつくってほしいというふうに言っていただければ結構で、で、つくるのはこちらですけどね。(笑声)
〔私語する者多し〕
で、その教育委員会言わなつくらへん。まあ、ぜひもう一遍再確認です。
〔私語する者あり〕
それとですね、今そのことで再々質問なんですけど、今言いましたとおり、市長、ねえ、先ほど何ページに何があるってしつこく言いましたが、少子化対策で、まあ、それが一番教育立市の中でですね、やってくんだよということがこう各ページに書いてあります。その就労の関係も含めてですし、男女共同参画も含めてですが、すべてのページに関係があります。したがってですね、教育委員会から要請があったらですね、大変厳しい財政事情ですけど、まあ1,700人の子どもさんについてやっていく事業で、そろそろ1つの課ぐらいあってもですね、いいのではないかと。
私、厚生委員会で出張いたしましたときにですねえ、少子化対策の部をつくりましたという市に行きました。さすがにその少子化対策の専門の部といって部長を置くというのは大変だなあと思って聞いたんですけど、せめてですねえ、まあ、すべてのところの少子化対策の課をつくるというのは難しいと思いますが、1つの話題になってるところについてつくられてもですね、市民の理解は得られるというふうに私は思います。その点についてですね、市長の御意見をお聞きしたいということです。
〔私語する者あり〕
それから、もう一点ですが、これも市長です。実は今、話題になっとります岐阜小学校、文教の方でですね、現場を見ていただくということで文教委員会行かれるということをお聞きしております。ぜひ見ていただきたいと。そのときに、まあ、ぜひ今言いましたとおり、学童保育もですね、この部屋かと確認していただいてですね、もう少し何とかなったんやないかということも含めてですね、後で感想をお聞かせ願いたいというふうに文教委員の皆さんにはお願いしたいと思っております。
それで関連なんですが、実は岐阜小学校のですねえ、新校舎の竣工式が4月の7日にあります。3月15日付でですね、岐阜小学校の校長先生、奥田さんという方からですね、文書が出ております。
〔「奥村や」と呼ぶ者あり〕
文書が出ておりました。
〔「奥田やない」と呼ぶ者あり〕
あ、奥村さんか、ああ、よう知ってみえる。
〔私語する者あり〕
奥村さん。
〔私語する者あり〕
──地元の市会議員の方です。──よく御存じです。奥村正彦さん。
聞くところによりますと、文教委員会は当然ながら現場を見ていただきますし、議案が出とりますから、教育委員会の中でですね、そのことについては審議をされるわけですが、その文教委員関係の議員の方にですね、4月の7日の竣工式の御案内が来ていないと(笑声)いうことですねえ。この間も皆さん合併で一番最初にできる立派な小学校で、各議員の方全員にですね、見ていただくということがあってもよろしいかなというふうに思うわけですが、全員に来ても、別にそれぞれの皆さんの都合があって、その竣工式に全員が行けるわけではございませんが、関心をお持ちかと思いますが、この本会議が終わった後、常任委員会としてですね、現場視察をされるその文教委員の方にですね、御招待状が来ていないというのをお聞き
〔私語する者あり〕
しましてびっくりいたしました。
〔私語する者多し〕
これはですねえ、「ご来賓の皆様」というあて先になっとりますんで、議会関係で議長や市長はもちろん行かれるとは思うんですが、文教委員の常任メンバーが御来賓に当たらないのかなということで、ちょっと私、疑問に思いました、正直申しまして。まあ、ぜひその点でですねえ、市長、何か知ってみえることがありましたら、お聞かせ(笑声)願いたいと思います。
〔私語する者多し〕
67: ◯副議長(中尾年春君) 市長、細江茂光君。
〔私語する者多し〕
〔細江茂光君登壇〕
〔私語する者多し〕
68: ◯市長(細江茂光君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
今まあ世の中は大きく変わりつつありまして、御指摘のように、社会はこれからはかなりの勢いで共稼ぎ、共働きの世帯がふえてまいると思います。そういう意味では、今回お取り上げになりました学童保育というのはですね、大変これからも重要な分野だと思います。これ以外にも、まださまざまな課題がこれからも出てまいります。
そういうことで、現在、今、教育委員会並びに福祉、あるいは、ほかの部も一緒になりまして研究をしていただいておりますが、仮称ではありますが、子ども・若者総合教育支援センターなるものをですね、何とかつくって、ゼロ歳児から18歳児までの子どもたち、若者たちのあらゆる課題に対応する、そんなものをつくっていこうではないかと。それは子どもだけではなくて、先生あるいは親御さんの課題にも対応していこうということで考えているわけであります。
その総合教育支援センターのもう一つのねらいは、今御指摘のありました教育と福祉というものを融合させようと、単に教育だけではなくて、あるいは福祉だけではなくて、対応していこうということでありますので、まあ、そういう中でこういう問題等もですね、総合的に考えていければいいんではないかと、こんなふうに思っています。
課の新設云々につきましては、ちょっと私もその仕事の量等については十分わかっておりませんので、また、いろいろと教育委員会の方にも聞いてみたいと、こういうふうに思います。
それから、4月の7日でしたかね、竣工式。まあ私は常識的には文教委員の皆様方もお出になるのが普通かなあとは思いますが、何か事情が、狭いとかですね、何か事情があるのかどうかは知りませんが、(笑声)
〔私語する者多し〕
そちらの方の主催をされる方がお決めになったことではないかと、こういうふうに思います。
〔私語する者多し〕
69: ◯副議長(中尾年春君) 教育長、安藤征治君。
〔私語する者多し〕
〔安藤征治君登壇〕
〔私語する者多し〕
70:
◯教育長(安藤征治君) 再質問にお答えをいたします。
〔私語する者あり〕
現在、教育委員会の青少年教育課で取り扱っておりますけれども、大変大きな事務量になってることは事実でございます。
〔私語する者あり〕
昨日からも話題になっておりますけれども、就学前教育の
〔私語する者あり〕
分野において、
〔私語する者あり〕
幼稚園、保育園との関係とか、
〔私語する者あり〕
あるいは就学前の特別支援の問題等々、教育と福祉の壁を越えて扱っていくことが望ましいということで、
〔私語する者あり〕
市町村によっては
〔私語する者多し〕
こども課ですとか、
〔私語する者多し〕
あるいは、こども部といった組織を
〔私語する者多し〕
教育と福祉と融合させてつくっておるところもございます。また、
〔私語する者あり〕
御案内のように、現在、教育委員会そのものの組織の見直し議論というのもございまして、岐阜市としても教育委員会
〔私語する者あり〕
のあり方、そして、また、今言いましたように、就学前の
〔私語する者あり〕
子どもたちに対する対応ということについて、行政部と協議をしていきたいというふうに思っております。
〔私語する者あり〕
それから、岐阜小学校の
〔私語する者あり〕
竣工式っていいますか、開校式の
〔私語する者あり〕
ことでございますが、これは私も正直言いまして、まことに申しわけございませんが、私が説明を受けておりますのは、4月の7日の日の始業式前に、まあ学校が主体となって、簡素だけれども、開校式をやりたい、時間も30分程度だというふうに聞いております。で、それが妥当かどうかということについての議論は十分でないというふうに思っておりますけれども、現在そういうことで学校長が御案内をされたというふうに伺っております。
〔私語する者多し〕(笑声)
71: ◯副議長(中尾年春君) 9番、西垣信康君。
〔西垣信康君登壇〕(拍手)
〔私語する者多し〕(笑声)
72: ◯9番(西垣信康君) では、順次質問をさせていただきます。
初めに、JR西岐阜駅自転車駐車場の整備事業についてお伺いをいたします。
西岐阜駅自転車駐車場については、既に何年も前から飽和状態であり、多くの自転車が駐車場以外の周辺歩道や車道へはみ出してとめられており、駅利用者の歩行の妨げになるなど、利便性、また、防犯上の観点から、さまざま問題があります。駅利用者やJR西岐阜駅近隣の住民から駐車場の拡張整備について多くの要望が寄せられており、私も過去に何度か議会で取り上げさせていただいたところであります。
こうした中、基盤整備部におかれましては、地元住民との調整を図りながら着実に計画を進められ、この新年度予算案にJR西岐阜駅自転車駐車場の拡張整備事業が盛り込まれ、具体的な駐車場の拡張場所や開始時期が明確になったことについて、
〔私語する者あり〕
その御努力を評価申し上げるところであります。
〔私語する者あり〕
今議会において、その事業内容を示す西岐阜駅自転車駐車場整備方針が新しく整備される自転車駐車場の位置図とともに配付をされました。まあ、こちらがそうなんですけれども、今回は、まあ新しく取得予定の駐車場の位置図もですね、一緒に配付をされたところであります。
まあ一方で、新しい自転車駐車場の位置が明確になったことで、新たに運用面、安全面で疑問がありますので、以下、御質問をさせていただきます。
今回、駐車場の拡張用地を確保していただき、既存の駐車場とあわせてJR西岐阜駅北側で2カ所、南側で2カ所の合計4カ所の駐車場ができます。
〔私語する者あり〕
管理人を常駐させつつ有料化とするわけですが、その運用面から見ますと、南北とも既存の高架下駐車場は道路を挟んで2つに分断されております。──まあ、ちょっと見にくいんですけれども、高架下に既存の駐車場が南北にあるんですけれども、実は南北とも東西に走る生活道路で分断をされているということであります。こうした点から運用面から見ると、管理する駐車場は新しく取得した2つの用地を含めて6カ所となります。まあ有料化によって、これら6カ所すべての駐車場の出入りを管理することになるわけですが、大変煩雑な運用になるのではと懸念しております。コストの面からも、実際の維持管理の面からも、効率的な運用方法を御検討いただきたいと考えますが、どのような運用方法になるとお考えでしょうか。
2点目、今回新しく取得予定の用地についてですが、現在の高架下の駐車場から離れていること、また、特に北側の用地は民家に囲まれて周りからの見通しが悪いことなどから、自転車の盗難やいたずら等の発生を危惧しております。こういった防犯の観点から、どのような対策を検討されているのでしょうか、お尋ねいたします。
3点目、さきに申し上げましたとおり、今回取得される用地が既存の駐車場と比べ駅から少し遠くなることから、駐車場全体を満遍なく利用していただくためにも、駅からの距離に準じて料金に格差をつける等の工夫が必要ではないかと思います。まあ利用者であれば、だれもがより近い駐車場にとめたくなるのが人情だと思いますが、とめる場所、駅からの距離の違いについては、利用者に対してどのように理解を求めていかれる予定なのか、周知方法とあわせてお伺いします。
以上、3点が西岐阜駅自転車駐車場整備事業についてお尋ねをいたします。
関連して、それぞれの駅自転車駐車場についてお尋ねをいたします。
毎年、年度がわりを迎えると、転勤や卒業といった契機で、使わなくなった自転車が駅駐車場に放置されているといった苦情が寄せられております。こうした放置自転車がふえると、より一層利用者の自転車駐車スペースが圧迫されてしまうことから、特に年度がわりの3月、4月は例月以上に放置自転車対策をしっかりしていただきたいと思いますが、放置自転車対策の取り組みについてお伺いいたします。
以上、4点を基盤整備部長にお尋ねいたします。
続いて、防災情報配信サービスについてお尋ねをいたします。
現在、本市では災害情報の伝達手段として、防災無線の整備や広報車による街宣、FM放送の割り込み、防災情報メール配信など、有事の場合に備えてさまざまな手段を確立し、的確な防災情報伝達のため御努力されているところであり、その取り組みについては評価をさせていただいているところであります。まあ、しかしながら、それでもなお仕事や観光で岐阜市を訪れる方々、定住市民ではない交流市民に対しての災害情報伝達については、十分な手段が確立されていない状況であると思っております。
こうした課題に少しでも対応するため、民間の携帯電話事業者が運用しているエリアメールサービスの導入を昨年の6月議会で提案させていただきました。エリアメールサービスとは、気象庁が配信する緊急地震速報や登録された自治体から提供される災害情報など、ふくそうの影響を受けずに即時に受信することができるサービスです。受信設定は必要ですが、自治体ごとに受信登録の必要はなく、その自治体の提供エリアに入るだけで自治体が提供する災害情報を受信することができます。
今回、都市防災部におかれましては、エリアメールサービスの導入を新年度予算に盛り込んでいただいたことにつきましては、率直に感謝を申し上げるところであります。
そこで、その内容についてお伺いしたいと思います。
現在このエリアメールサービスは、岐阜県内では関市を初め、全国で23の市区町村が自治体災害情報サービス伝達のために活用をされているところですが、その配信する情報の内容については、各自治体で違いもあると聞いております。本市では、このエリアメールサービスを活用して、どのような情報を配信される予定でしょうか、配信によって期待される効果とあわせてお伺いします。
また、エリアメールサービスの開始時期と、その周知方法をお尋ねいたします。
以上、都市防災部長兼消防長にお尋ねをいたします。
続いて、教職員に対する個人情報保護の徹底についてお伺いをいたします。
先日、市内の厚見中学校で3年生学年全体の生徒の特色科選抜受験校を記した一覧表をクラスの生徒に配付した事例が新聞各紙で個人情報の漏えいとして報道されました。報道によると、今回の件は、厚見中学校側が生徒からの苦情で進路情報の配付を把握したにもかかわらず、回収が必要とは判断せず、その後、PTAから再度指摘を受けて、ようやく回収を決めたと報道されております。まあ結果として先月の2月5日に岐阜市役所内において、教育委員会の事務局長と厚見中学校の校長が謝罪会見を行ったわけですが、まず初めに、この件に関し、その経緯についての御説明をお願いいたします。教育長にお願いします。特になぜ生徒からの指摘の際、速やかに配付資料の回収を行わなかったのか、この点についての説明を求めます。
この件に関しまして、私は教職員向けの個人情報保護方針を策定してなかったのかと疑問に思い、教育委員会事務局に問い合わせたところ、策定していないという回答でしたので、今回の質問で策定すべきとの質問をする予定でしたが、後ほど、策定してありましたとの回答があり、逆に不安を深めたわけであります。
まあ受け取った資料が──こういう資料であります。岐阜市教育情報ネットワークセキュリティポリシーという資料で、一見しますとですね、作成年月日も書いてありませんし、作成した所管部署も書いてないということで、この紙だけ見ると、どこに問い合わせていいかわからないみたいな、これが正式な文書かと思うような資料なんですね。ただ、お聞きするところによると、この岐阜市教育情報ネットワークというネットワークの中に保存されておりますので、そこを見れば問い合わせ先とかですね、作成年月日とか、施行年月日とか、まあ書いてあるようであります。
まあ、この資料なんですけれども、この表題を見ますと、岐阜市教育情報ネットワークセキュリティポリシーとなっておりまして、ポリシーの第1章の1項に、セキュリティポリシー策定の目的として、「岐阜市教育情報ネットワークの情報資産及び情報システムを、様々な脅威から防御すること──また、学校運営上取り扱う児童生徒及び保護者の個人情報について、パソコン本体や記憶媒体及びネットワーク等から漏洩しないことが重要」と、こういったふうに記されていることから、まあ、このセキュリティポリシーは岐阜市教育情報ネットワークを中心としたシステム、パソコン上の電子データに関するポリシーであって、まあ厳密に適用すれば手書きなどの紙媒体の個人情報はこの範疇に入らないと受けとめられるのですが、策定してありますということで受け取った資料でありますので、このセキュリティポリシーを広義の解釈で運用されておられると仮定しまして、以下、質問をさせていただきます。
1点目、このセキュリティポリシーはいつ作成されたのでしょうか。
2点目、毎年たくさんの新任の先生が市内の小中学校に配属されていると思いますが、そうした方への周知徹底はどのようにされているのでしょうか。
3点目、このセキュリティポリシーがしっかり守られているのか、ポリシーの運用管理はどのようにされているのでしょうか。
4点目、この岐阜市教育情報ネットワークセキュリティポリシーの中に、「個人情報の定義」として、──まあ「個人情報の定義」として四角に囲っていろいろ書いてあるんですけれども、「I 個人情報及びセキュリティ侵害が、児童生徒及び保護者の生命・財産等への重大な影響を及ぼす情報」と記されており、その具体例として、「児童生徒の指導要録や健康診断票のデータ」、また、「進学や就職等、進路に関わるデータ」云々と、まあ、ずっと記載されてるんですけれども、要は、今回問題になりました進学や就職等、進路にかかわるデータが個人情報の定義として明確に記載されております。にもかかわらず、なぜ今回のような事案が発生したのでしょうか。生徒からの指摘を受けても回収しなかったような状況がなぜ起きたのか、教育長の見解をお尋ねいたします。
5点目、重ねて確認しますが、この岐阜市教育情報ネットワークセキュリティポリシーが教職員の方に情報セキュリティポリシーとしてしっかりと認知、理解されているのかという点についてお尋ねをいたします。
特にセキュリティポリシーとかプライバシーポリシーというものは、それぞれの組織、団体における個人情報とは何かを定義し、それを外部に漏えいするものを防止するものであります。岐阜市教育情報ネットワークセキュリティポリシーもおおむねそうなっているわけでありますが、この外部への漏えい防止といった場合、学校においては本人以外の生徒及び保護者も外部として漏えい防止の対象と教員の方が認識されているのかどうか、生徒児童及び保護者は関係者として漏えい防止の対象と理解されていないのではないか、この点についてお尋ねをいたします。
6点目、これは行政部長にお尋ねをいたします。
過去の議会で取り上げさせていただきましたが、岐阜市では個人情報保護条例を制定するとともに、岐阜市職員向けに情報セキュリティポリシーを策定し、その運用管理を徹底されております。しかしながら、行政部の情報セキュリティポリシーは、市内の学校の教員まではその適用の範囲でないと伺っております。
そこで、行政部長にお尋ねいたします。
行政部の策定する情報セキュリティポリシーの適用範囲は、組織的に見てどこまでなのか。また、参考までに、岐阜市職員の方にポリシーを遵守していただくために、どのような周知徹底、運用管理をなされているのでしょうか、お尋ねいたします。
以上、4点を教育長、2点を行政部長にお尋ねいたします。
最後に、校庭の芝生化についてお尋ねをいたします。
校庭の芝生化については、私も過去二度にわたり芝生化推進の立場で質問をさせていただきました。今回、新年度より小学校2校及び保育園、幼稚園についても校庭の芝生化に踏み切っていただきましたことについては、率直に感謝申し上げます。
その内容については、外山議員の御質問にて御答弁いただいておりますので、重なる部分は省略させていただき、2点だけお伺いをいたします。
過去、校庭の芝生化について教育長の御答弁の中で、本市の小中学校の校庭は多様な利用がなされており、関係団体との調整が必要であるとのお話でしたが、今回、岐阜小学校と三輪北小学校において、そういった関係団体とどのように調整をなされたのでしょうか。
2点目、校庭の芝生化に当たり、多くの学校から希望する声が上がったともお聞きしておりますが、今後の拡大についてはどのようにお考えでしょうか。
以上、2点、教育長にお尋ねをいたしまして、1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手)
〔私語する者あり〕
73: ◯副議長(中尾年春君) 基盤整備部長、村山三紀夫君。
〔私語する者多し〕
〔村山三紀夫君登壇〕
74: ◯基盤整備部長(村山三紀夫君) JR西岐阜駅自転車駐車場に関する4点の御質問にお答えいたします。
1点目の、効率的な運用方法についてでございますが、来年度整備を予定しております西岐阜駅自転車駐車場の利用時間は、電車の運行時間に合わせ、午前5時から深夜1時までを考えております。管理につきましては、現在の跨線橋下の自転車駐車場は南北に長く、出入り口が複数となるため、日々の料金を扱う必要がない定期利用者を予定しており、朝のラッシュ時に管理人を常駐させ、それ以外の時間帯は巡回による管理を考えております。また、新設します自転車駐車場には、定期及び一時利用の受付を行うため、管理人の常駐を考えております。このような体制を基本としながら、それぞれの自転車駐車場へ管理人を機動的に配置できる効率的な運用を目指してまいりたいと考えております。
2点目の、防犯対策についてでございますが、自転車駐車場の開設時間内は管理人による場内整理や巡回を行い、また、深夜の時間帯や管理人の目が届かない所は夜間照明による抑止、防犯カメラによる監視などの防犯対策を講じてまいりたいと考えております。
3点目の、距離の違いへの理解と周知方法についてでございますが、駅から自転車駐車場までの距離は、専門機関の文献によりますと、200メートル以内の距離が望ましく、また、駅周辺の放置自転車を防止する上でも効果があるとされております。これを参考に、西岐阜駅から200メートル以内に自転車駐車場が設置できるよう場所を選定いたしました。
また、利用料金につきましては、岐阜駅周辺自転車駐車場の年間コストと利用料金収入、西岐阜駅自転車駐車場の想定年間コストと想定利用料金収入を試算し、両駅の負担割合が乖離しないよう総合的に判断したところでございます。
なお、中核市及び中核市を目指している48都市に調査を行いましたところ、この距離の範囲で料金の差を設けている都市はございませんでした。また、定期利用者の駐車位置を常に固定することなく、利用者が公平に自転車駐車場を利用できるよう適切な対策を講じてまいりたいと考えております。
利用者への周知につきましては、駅周辺に自転車の放置禁止区域や規制区域を設けることについての地元説明会の開催、広報ぎふや市のホームページによるお知らせ、駅周辺に看板等を設置するなど、御理解が得られるよう取り組んでまいりたいと考えております。
4点目の、放置自転車対策についてでございますが、現在、ハード対策として、それぞれの駅自転車駐車場内の放置自転車につきましては、職員による撤去整理を年2回から3回行っており、西岐阜駅自転車駐車場では年5回行っております。
また、ソフト対策として、MSリーダーズ活動、いわゆる高校生による正しい自転車の駐車方法や適正な利用の呼びかけ活動、各高校へ放置自転車防止に関するパンフレットによる指導、鉄道事業者との協力体制、広報ぎふによる啓発活動を実施しております。引き続きハード、ソフトの両面から積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
こうした取り組みにより、安全に安心して利用できる西岐阜駅自転車駐車場となるよう平成23年4月オープンを目指し進めてまいります。また、完成後はコスト縮減に努め、収支バランスが図られるよう効率的な運営に取り組んでまいります。
以上でございます。
75: ◯副議長(中尾年春君) 都市防災部長兼消防長、鬼頭正司君。
〔鬼頭正司君登壇〕
76: ◯都市防災部長兼消防長(鬼頭正司君) 防災情報配信サービスに関する2点の御質問にお答えをいたします。
まず1点目の、エリアメールサービスを活用して、どのような情報を配信する予定であるかという御質問につきましては、災害が発生し、または発生するおそれがある場合において、人の生命または財産を災害から保護し、そのほか災害の拡大を防止するために発表するもので、その情報としましては、避難準備、避難勧告、避難指示などの情報のほか、警戒区域設定の情報や指定河川洪水警報、そして、土砂災害警戒情報や東海地震予知情報、また、弾道ミサイルや大規模テロなど、国民保護にかかわる情報などを配信する予定でございます。これらの情報を配信することにより、防災行政無線や広報車、FM放送の割り込み、防災情報メールの登録者への配信など、従来の情報伝達手段を補完し、より充実させることができると期待をいたしております。
議員御発言のとおり、市内在住者のみだけでなく、市外から岐阜市内へ通勤される方や観光客の方にも携帯電話に直接岐阜市域の情報を伝えることができるため、こういった多くの方々への防災情報伝達として効果をもたらすものと期待をしているところでございます。
2点目の、エリアメールサービスの開始時期についてでございますが、できるだけ早く運用が開始できるよう、現在、事業者と調整を行っているところでございますが、予定といたしましては、新年度当初に事業者に対してサービスの申し込みを行い、一定の周知期間を経て、出水期を迎える6月までには運用を開始したいと考えております。運用開始までにこのサービスの周知につきましては、本市の広報紙や市のホームページへの掲載などにより努めてまいりたいと考えております。
また、事業者におきましては、新規利用者の登録や機種の変更の際に、店頭にて直接説明を行うことができるよう各販売店に通知をされるほか、報道発表も行われると伺っております。
本市といたしましては、議員から御提案をいただいておりましたエリアメールサービスの運用開始によって、災害時の情報をより多くの方に、より迅速に伝えることができるようになりますが、今後も情報伝達手段の充実強化に努めてまいります。
以上でございます。
77: ◯副議長(中尾年春君) 教育長、安藤征治君。
〔安藤征治君登壇〕
78:
◯教育長(安藤征治君) 市内中学校におきます情報の不適切な取り扱い事案の経過についてお答えをいたします。
今回の事案は、学級担任が高等学校の特色科選抜の出願書類を整理するに当たりまして、学年全員の受験先を記した一覧表を確認のために学級の生徒に配付したものでございます。しかも、ほかの学級の生徒から自分の受験校が知られているという苦情を受けたにもかかわらず、その回収がおくれました。このことは学級担任のみならず、学校全体の個人情報に対する意識の低さと情報管理体制の弱さが起因するものであり、極めて遺憾なことであるというふうに思っております。
同時に、私ども教育委員会としては、教職員に対して個人情報の適切な取り扱いに関する意識啓発がまだまだ不十分であったということを反省をいたしているところでございます。
〔私語する者あり〕
2点目の、セキュリティポリシーの策定時期でございますが、これは教育情報ネットワークを構築いたしました平成14年度に作成をされております。
また、この周知徹底についてでございますけれども、年度当初、情報主任者研修会を開きまして、
〔私語する者あり〕
このセキュリティポリシーについて理解を図り、情報主任から
〔私語する者あり〕
新任、転入者を含めた校内すべての教職員に対して、個人情報保護についての周知徹底を図ることといたしております。
また、この運用及び管理についてでございます。
すべての教職員は、御指摘のように、教職員専用のホームページ「学びの扉」からいつでもこのセキュリティポリシーを確認できる状態にはなっております。しかしながら、この情報セキュリティポリシーは教育情報ネットワークの構築にあわせて策定されたものでございまして、議員御指摘のとおり、ネットワークを前提に作成をされております。
次に、進路に関する情報が個人情報として明確に定義されているにもかかわらず、今回の事案が発生した理由ということでございます。
個人情報の適正な管理については、幾ら規則あるいはセキュリティポリシーを策定いたしましても、個人情報保護の重要性について十分な認識がなければ、それだけでは不十分であろうというふうに思っております。一口に進路情報、進路に関する情報といいましても、個人の成績ですとか、あるいは成績一覧表、あるいは内申書、あるいは今回のように進路先を記した名簿というふうに、等々、さまざまな情報、書類がございます。まあ、こうした情報の重要性に対する判断とか、その使用目的というものに対する認識が甘かったということかなあというふうに思っております。
その情報の漏えい防止の対象としての認識が今問われたわけでございますけれども、今回、学級、学年の希望校一覧表を配付した担任からはですね、学級の生徒として一緒に頑張ってほしいという願いもあったというコメントを聞いております。しかし、もしそうであるならば、それなりの指導の過程があり、該当の学級内にとどめる必要があります。
〔私語する者あり〕
まあ今回の名簿が広く一般に広がってしまうという可能性を考えるまでもなく、漏えい防止の対象についての認識が甘かったのではないかというふうに思っております。
続きまして、校庭の芝生化についてお答えをいたします。
御存じのとおり、校庭は学校以外の多様な団体にも利用されております。
〔私語する者あり〕
そこで、芝生化に当たっては利用している団体の御理解、御協力を得ることが不可欠となります。
〔私語する者あり〕
地域の方々に、また、水やりや芝刈り作業の維持管理についても積極的に御協力をいただくことが必要になってまいります。
まあ今回予定をしております岐阜小学校と三輪北小学校では、自治会連合会を初め、スポーツ少年団ですとか、校庭利用団体との調整を図り、十分に了解を得る必要があるというふうに考えておりまして、試行ということもございまして、グラウンドの全面芝生化ではございません、一部を芝生化し、その効果を見ようというものでございまして、その範囲においての影響というものも考えていく必要があるというふうに思っております。今後、関係団体との協議の中で、芝生化の範囲等の調整も行っていきたいというふうに思っております。
最後に、今後の芝生化の拡大についてでございますが、今申しましたように、来年度実施はモデル校の状況等を参考にしながら調査検討を行いまして、その成果を踏まえて今後の拡大の方針を決定していきたいというふうに思っております。
79: ◯副議長(中尾年春君) 行政部長、
大見富美雄君。
〔
大見富美雄君登壇〕
80:
◯行政部長(
大見富美雄君) まず、岐阜市情報セキュリティポリシーの適用範囲についてお答えします。
岐阜市情報セキュリティポリシーの適用範囲は、市長の補助機関、各行政委員会事務局、各地方公営企業及び議会事務局の情報資産並びに情報資産を取り扱うネットワーク及び情報システムとされております。したがいまして、組織としての適用範囲もそれらを扱う部局が当たります。任命権者、懲戒権者が岐阜県教育委員会である岐阜市立の小中学校の教員につきましては、このセキュリティポリシーの適用範囲とはなっておりません。
次に、岐阜市情報セキュリティポリシーの周知徹底、運用管理についてお答えします。
情報漏えい等のセキュリティー事故の多くは、個人のセキュリティー意識の甘さが原因となっているように思われます。1人のセキュリティポリシー違反により、岐阜市全体のセキュリティーレベルは低いと判断されてしまいます。職員に対するセキュリティー教育などの人的セキュリティー対策が最も重要であると考えております。具体的には、新規採用職員への研修のほか、管理職への集合研修、全職員を対象としたe-ラーニングなどの定期的な研修、また、自分自身のセキュリティー意識を確認する自己点検などによりまして、全職員が情報セキュリティーに関し共通の認識を持ち、適切な対応ができるよう周知徹底を図っております。
次に、情報セキュリティポリシーの運用管理につきましては、国家資格であるシステム監査技術者や情報セキュリティースペシャリストなどのセキュリティーの専門家を監査人とし、各システムにおける情報セキュリティポリシーの遵守状況や妥当性の監査を行っているところであります。今年度からは、過去の監査での指摘事項が適切に改善されているかどうかを確認するフォローアップ監査も実施しております。これらによりまして継続的な改善を行い、情報セキュリティーの確保、向上に努めてまいります。
〔「議長、9番」と呼ぶ者あり〕
81: ◯副議長(中尾年春君) 9番、西垣信康君。
〔西垣信康君登壇〕
82: ◯9番(西垣信康君) それぞれ御答弁ありがとうございました。
1点の再質問と要望を述べさせていただきます。
JR西岐阜駅自転車駐車場についてですけれども、定期利用者とのすみ分け等、まあ効率的な運営管理、防犯の面から詳細な御答弁、了解をいたしました。今後も運営開始に向けて、より具体的な検討を地域住民の理解を得ながら進めていただきますよう要望させていただきます。
防災情報配信サービスについては、6月からサービス開始されるとのことです。了解いたしました。
〔私語する者あり〕
気象庁からの大雨、洪水などの気象警報は、本年5月27日から全国374区域ごとの発表から、原則として市町村単位の1,780に細分化されて発表されると報道がなされております。まあ具体的には、岐阜西濃地方で洪水警報が発令されましたとの情報が、より細分化され、大垣市で洪水警報が発令されましたなど、より具体的にピンポイントで警報を出すように改善されるわけですが、これ以外にも、今後、気象庁からゲリラ豪雨予測のためのXバンドレーダーとかの導入も言われておりますけれども、まあ、こうした気象庁の改善について、岐阜市においても迅速に対応していただきますよう要望しておきます。
校庭の芝生化についても御答弁ありがとうございました。私も既に校庭の芝生化を行っている関市の学校を見学してきました。まあ維持が簡単とはいえ、きれいに芝生を生えさせるにはいろんなコツがあるようでありますので、ぜひ、こうした既に芝生化を実施している学校を参考にしていただきながら、きれいに芝生が生えてですねえ、実証実験が成功されますようお願いをいたします。
で、教職員に対する個人情報保護の徹底についてなんですけれども、ちょっと御答弁からはですねえ、再発防止策の回答がいただけなかったと思うんですけれども、まあ今回の件は大変遺憾であると、答弁で教育長さんおっしゃられながらもですね、原因は学校全体の危機管理意識の低さであるとし、で、再発防止策はまあ述べられなかったんですけれども、今のままでいいのかという点ですね。平成14年からこのセキュリティポリシーの運用が開始されているにもかかわらず、今回のような事件が起きたということは、教育委員会のセキュリティポリシー遵守徹底のために、運用に問題があるのではないかと考えます。
まあ教育長も御承知かと思いますけれども、受験を控えた中学生を持つ御家庭では、どこで受験生がいることを調べるのか、塾や家庭教師、さまざまな学習教材の販売会社から、毎日のようにセールスのダイレクトメールや電話がかかってきております。まあ保護者の方から、どこから情報が漏れているのかと私も何度も相談を受けました。私自身、中学3年生の子どもを持つ親で体験をしておりますが、昨年の夏から暮れにかけてはほとんど毎日のように、遅いときは夜9時過ぎまでこうしたしつこい電話がかかってきていました。どこから漏れているかですけれども、まあ、これ小学校のころからですねえ、頻繁に電話がかかってくるんですね。頻繁に電話をかけてきて、お父さん、お母さんがいないときに子どもが電話に出ると、言葉巧みに「同級生の電話番号を教えて」とかですねえ、「冷蔵庫に緊急連絡簿を張ってあるでしょう。」とかって言って聞き出すんですね。
子どもも、これ個人情報漏えいの危機にさらされているというふうに私は思うんです。で、決して学校からですねえ、個人情報が漏えいしているとは私も思っていないんですけれども、まあ、こうした悪質な勧誘を防止するための法整備は進んでおらず、保護者の方は電話の発信番号表示サービスを契約したり、常時留守番電話にするなどの自己防衛をする対策しかありません。こうした中でこのような問題が起きると、学校の個人情報の管理は本当に大丈夫かと、保護者の方から不安を持った問い合わせを私も今回受けました。
また、一方ですけれども、教育長が最も御存じのことであり、私から申し上げるのは大変恐縮なんですけれども、まあ現場の先生はですね、どうすることが生徒のためになるか、その場その場を一瞬の判断で考えなければならず、一生懸命頑張っておられます。教育長の御答弁にもありましたとおり、今回の件も担任の先生は生徒のためによかれと思ってやったのではと伺っております。だからこそ、その行動指針の1つともなるセキュリティポリシーは明確で、教員に周知徹底が図られなければならないと考えます。まあ周知徹底、管理徹底を図ることが生徒、保護者の皆さんに無用な心配を与えないというだけでなく、何よりも現場の先生を守ることになるというふうに私は思っております。
行政部長から御答弁いただきましたとおり、岐阜市職員向けのですね、情報セキュリティポリシーの周知徹底は厳格に厳しくやっておられますけれども、この行政部と同様の内部監査、外部監査を含めたですね、周知徹底をしっかりしていくべきだと思いますが、これについて再度教育長のお考えをお尋ねいたしまして、私の2回目の質問を終わらせていただきます。
83: ◯副議長(中尾年春君) 教育長、安藤征治君。
〔安藤征治君登壇〕
84:
◯教育長(安藤征治君) 再質問にお答えします。
今回の問題がですね、学校の担任、あるいは学校の意識の低さということに起因してるということを先ほどちょっと申し上げましたけれども、このことは、ひいては私ども教育委員会が職員、学校に対してこうした啓発が十分に行われていなかったというふうに反省をいたしておるところでございまして、その意味から今後の対応としては、そうした周知徹底を図っていく必要があるということを強く感じているところでございます。
まあ学校には、さまざま運営上個人情報を取り扱っております。中でも指導要録ですとか健康診断簿、あるいは集金に利用する保護者の銀行口座番号など、個人情報として明らかに完全な管理が必要なものがあるわけでございます。こうしたものについては、厳密にセキュリティポリシーにのっとり、内部監査、あるいは私どもが訪問したときにもきちっと監査をいたしまして、厳しく運用管理をしていかなければいけないというふうに思っております。
一方、学校の教育活動においては、なかなか難しいところもございます。あるいは学級活動とか、あるいは学級通信、あるいは学校の子どもたちの活動紹介といったような中では、さまざまにその個人情報が出てくることがございまして、こうしたものをどこまで管理するのかという問題は極めて難しいというところもございます。
そこで、先ほど申しましたように、要は、こうした個人情報の保護というものがどういう意義のあるものなのか、あるいは、その情報が、果たしてその該当する児童生徒に対してどういう影響を及ぼすものなのかということに対する認識をきちっと持ってく必要があるというふうに思っております。まあ、そういう意味では、教職員の、何ていいますか、判断といいますか、認識というものを適正にしていく力を持たなければいけないというふうに思っておりまして、そのあたりの啓発というのは大変難しいわけですけれども、私たちには課せられているというふうに思っております。
85: ◯副議長(中尾年春君) 11番、中川裕子君。
〔私語する者多し〕
〔中川裕子君登壇〕(拍手)
86: ◯11番(中川裕子君) 発言通告と順序が異なりますが、質問させていただきます。
最初に、仮称・長良川うかい広場施設整備事業についてです。
そばを流れる長良川、そして、金華山、岐阜城を一望することができる仮称・長良川うかい広場の敷地は、観光客はもとより、市内各地から訪れる市民や
〔私語する者あり〕
地元住民が何度も来てみたい、今度は違う季節に来たいと思えるような
〔私語する者あり〕
地域で愛される施設づくりが望まれます。
この仮称・長良川うかい広場内に
〔私語する者あり〕
来年度建設が予定されるうかいミュージアムは、スクリーンによる映像と音響で長良川の鵜飼を再現するというものです。建設予定地は、
〔私語する者あり〕
景色や町並みを十分楽しめる場所です。個人的な思いですが、建物の中で映像や音を流す施設よりも、鵜飼の時期もそれ以外の時期も、
〔私語する者あり〕
その時々の岐阜の四季や町並みを
〔私語する者あり〕
感じられる場所こそ、岐阜の魅力を十分発揮できるのではないでしょうか。
〔私語する者あり〕
どんなに工夫を凝らしても、やはり本物には劣ります。テレビでしか見たことのなかった鵜飼を生で見たときの感動は忘れられないものがあります。
まして厳しい不況の中、岐阜市の税収にも大きな影響が出ています。22年度当初予算では、昨日の森議員が質問されましたが、保育所への600万円の補助金まで削減されるといった状況です。事業費は今年度だけでも5億円以上、2カ年の整備で14億円にも上ります。市民の暮らしの厳しさを考えると、果たしてこの時期にどうしても取り組まなければならない事業なのか疑問です。
商工観光部長に2点質問いたします。
1点目、最低限の整備でも十分に岐阜の魅力が発揮できると思います。全体の事業を最小限にとどめておくとか、せめて今年度の事業規模を縮小するなど、考えられなかったのでしょうか。
2点目、24年度にオープンする予定のうかいミュージアムですが、現計画で建設される施設の年間の維持管理費は幾らでしょうか。
続いて、ごみ減量の取り組みについてお聞きします。
岐阜市の各家庭から出されている普通ごみの中で、分別回収可能な資源が占める割合を見ますと、紙類がおよそ30%、布類約5%、プラスチック類が約15%、生ごみは30%を占めています。合わせて80%、普通ごみの中にこんなにリサイクルできるものが多いと知り驚いています。このすべてを資源回収、
〔私語する者あり〕
生ごみであれば堆肥化ですけれども、することは不可能ですけれども、例えば、この半分でも分別回収できれば、単純計算で普通ごみを今より4割削減することが可能です。
そこで、今後のごみ減量の取り組みについて自然共生部長にお聞きします。
昨日の質疑の中で、「ごみ排出の有料化について、ごみ減量の1つの有効な手段として検討を始めている。」と答弁されましたが、岐阜市の現在のごみの資源化率、普通ごみの実態を見てみますと、有料化の検討以前にやることがあるのではと思います。最初に申し上げたように、普通ごみを減らす可能性はまだまだ十分にあります。部長の見解をお聞かせください。
ごみ減量の取り組みと関連して、仮称・大杉一般廃棄物最終処分場建設について環境事業部長にお聞きします。
本体工事費と水処理施設建設費の予算も計上されておりますが、本体工事のうち、焼却灰の埋め立て部分に敷く遮水シートについてお聞きします。
〔私語する者あり〕
これが破損すると、
〔私語する者あり〕
周辺住民の今後の生活や岐阜市の地下水へ大きな影響を与え得る施設のかなめにもなるものです。
〔私語する者あり〕
本体工事の請負業者が選定した遮水シートは、圧倒的に海外での使用例は多いのですが、日本国内の公共事業には余り実績がなく、その材質の遮水シート工事を施工する専門業者については、岐阜市ごみ処分場の工事が初めてという指摘もあります。
〔私語する者あり〕
当然仕様書に基づいた業者ではありますが、安全面は大丈夫なのでしょうか、一度確認をお願いします。
続いて、交通政策についてお聞きします。
今議会でも幾つか質問がされました連節バス導入についてです。
導入される岐阜大学線は、JR岐阜駅前や名鉄岐阜駅前から乗車するバス利用者が朝7時から8時台にかけて集中し、ピーク時には1,400人の利用者が集中する路線です。連節バスは、現在、日本には14台導入され、座席が48席、乗車定員は通常のバスより60人多い130人、車両の長さは18メートルというものだそうです。当然道路状況、運転、他の車両との関係において、通常のバスとは異なります。導入については、乗りおりに時間を要し、バス停付近での交通渋滞を招く、故障が多いなどといった事例も報告されているようです。また、走行する路線は、道路交通法の特別措置を受けた路線のみの運行となるため、迂回など、柔軟な運行が不可能だという問題点も昨日指摘をされていました。この連節バス導入について理事兼企画部長に3点お聞きします。
聞くところによりますと、岐阜バスが連節バス導入を決定したのはことし1月のことで、この議会の直前です。連節バス導入に当たっては、市議会の総合交通対策特別委員会でこの件について個別に論議されたことはありません。今議会では十分な検討を行ったと説明されておりましたが、私はその答弁を聞いておりまして、納得できるものではありませんでした。なぜ、ここまで急がなくてはならないのでしょうか。連節バスが本当に岐阜の道路になじむのか、これから十分な検討を行い、それを経た上での予算計上ではいけないのでしょうか。
2点目、連節バス導入の目的は、岐阜大学線における積み残しの解消です。積み残しの状況は、最大でJR岐阜駅が280人、名鉄岐阜駅が120人だそうですが、連節バスは1台で定員130人です。130人乗り込むにも通常のバスよりかなり時間を要します。その間、バス停の面積も大きく占めているわけです。通常のバスの本数を増加させることや、既に実施されているような通学のための快速バス、そして、通院のための快速バスなど、工夫ができると思いますし、非現実的かと思いますが、なぜ連節バスが必要なのでしょうか。
3点目、乗客のピークである朝7時台以外の時間帯の運行はどうするのでしょうか。
以上、3点お聞きいたします。
最後に、市民を主体とした政策立案についてお聞きします。
きょう私が質問しましたごみの減量や交通政策などは、一にも二にも市民の自主的な取り組み、市政に市民みずから参加しているという意識なしには解決の糸口が見つからない大変大きな課題だと思っています。パブリックコメント制度は、計画立案の段階から広く市民の声を反映させようとする制度です。市政への住民参加をより発展させるものとして、これからの充実を期待するものです。
平成17年4月から今年度の3月まで、岐阜市では45件のパブリックコメントが実施されています。そのうち8件は現在募集中または集計中ということですので、実際、実施済みなのは37件です。その37件のうち、どのくらい市民からの意見提出があったかというと、全体で719件、1つのパブリックコメントにつき約19、市民から意見が提出されたという計算になります。しかし、各パブリックコメントの実績を見てみますと、5つ以下の意見しか出されなかったものが37件のうち16あり、市民から多くの意見が寄せられるものと全く反応がないものと、大きな差が見られます。
そこで、2点、市民参画部長にお聞きします。
1点目、市民参加制度の観点から見たパブリックコメントの実施数、回数、回答数について、どういった認識を持っておられるでしょうか。また、市民の関心は大きくなっているのか、薄くなっているのか、浸透しているのかについてもお聞かせください。
2点目、パブリックコメントの実施は、各担当部署によって意見募集の期間や手法に違いがあると言われますが、改善点はないのでしょうか。
続いて、岐阜市の審議会、協議会のあり方について財政部長にお聞きします。
現在、市民が自由に委員になり、その審議に加わることのできる委員の公募枠を設けている審議会は141のうち24審議会です。
岐阜市審議会等の設置及び運営に関する要綱があります。これの第6条に、委員の公募の数について次のように述べられています。「公募による委員は、既存の委員の定数内で設けるものとし、その数は委員の定数の2割以上を占め、かつ、男女の比率が同数となるよう努めるものとする。」とあります。しかし、実際に審議会委員に占める公募委員の割合を見てみますと、例えば、岐阜市障害者施策推進協議会では7%、岐阜市子どもの権利推進委員会、保健医療審議会では13%、岐阜市人権擁護啓発推進協議会では9%、これは一部ですが、公募委員を設けている24の審議会、協議会でも定員の2割を占めるところは半分以下の10の審議会しかありません。政策立案の段階から市民の参加を進める観点に立ちますと、公募委員の定数が全体の2割以下の審議会について、公募の枠の拡大は実質可能なのでしょうか。また、公募枠を広げることについて見解を伺います。
以上で私の1回目の質問を終わります。(拍手)
87: ◯副議長(中尾年春君) この際、しばらく休憩します。
午後2時49分 休 憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後3時16分 開 議
88: ◯議長(林 政安君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〔私語する者あり〕
質疑を続行します。中川裕子君に対する答弁を求めます。商工観光部長、田中康雄君。
〔田中康雄君登壇〕
〔私語する者多し〕(笑声)
89: ◯商工観光部長(田中康雄君) 仮称・長良川うかい広場の施設整備事業について2点の御質問にお答えいたします。
1点目の、本事業を行う理由についてでございますが、仮称・うかいミュージアムの整備を計画いたしておりますうかい広場は、岐阜市が誇る代表的な観光資源である岐阜長良川の鵜飼をはぐくんだ長良川と金華山、岐阜城を一望できる全国に誇り得る風光明媚な場所でございます。
〔私語する者あり〕
この地に岐阜長良川の鵜飼に特化したミュージアムを整備することによって、鵜飼の魅力をより深く御理解いただけるとともに、鵜飼の通年観光化にも
〔私語する者あり〕
資するものと考えております。
また、対岸の長良川左岸地域では、川原町が修景整備等により大変趣のある場所となり、これまで以上に観光客の皆様が散策される姿を見かけるようになりました。岐阜公園につきましても「信長公」をキーワードに公園整備が進められ、昨年の12月には当公園の新しい顔となる総合案内所がオープンしたところでございます。
仮称・うかいミュージアムと長良川の左岸地域の各施設との相互連携、回遊性を図ることにより、これまで以上に岐阜市の魅力を向上させ、リピーターも含め、より多くのお客様を全国からお迎えすることができるものと考えております。
さらに、平成24年秋には国体が開催され、全国各地から大変多くの皆様が岐阜市を訪れます。これは岐阜市を全国にPRできる絶好の機会であり、このぎふ清流国体開催までに仮称・うかいミュージアムをオープンできるよう取り組んでいきたいと考えております。
また、施設の規模に関しましては、平成16年度に岐阜市長良川ホテル跡地等施設整備基本構想が策定されましたが、経済財政状況などが急激に変化したことを踏まえ、さきの基本構想などをもとに、平成19年度に改めて長良川ホテル跡地等基本計画を策定し、規模を圧縮した施設とするとともに、鵜飼に特化した施設を中心に整備することにしました。この基本計画に基づき、周囲の景観を損なうことのないよう和を基調としたなるべくコンパクトでありながら、魅力ある施設に整備していきたいと考えております。
次に、2点目の、施設開館後の運営経費についてお答えいたします。
平成20年度に策定いたしました長良川うかい広場整備計画の中の運営計画では、開館後の収支シミュレーションの検討を行っており、具体的な数字を申し上げますと、当該施設の運営に伴う年間経費は約1億円とされており、収支が均衡する年間入館者数は、利用料金を一般的な観光施設と同等の500円と想定した場合、17万5,000人以上のケースであるとの試算が示されております。
全国からお客様に訪れていただき、また、来たいと、本物の鵜飼を見たいと思っていただける施設となるよう運営に係る実施計画の策定を来年度着手してまいりたいと考えております。
90: ◯議長(林 政安君) 自然共生部長、伊藤房吉君。
〔私語する者多し〕
〔伊藤房吉君登壇〕
91: ◯自然共生部長(伊藤房吉君) ごみの減量についてお答えいたします。
有料化を導入する前にやるべきことがあるのではないかということでございますが、ごみ減量・資源化はどの市町村にとりましても重要な課題であります。岐阜市におきましては、昨年6月、庁内にごみ減量・資源化推進対策本部を設置し、専門部会、幹事会、ワーキング会議を開催し、検討を重ねてきているところでございます。
また、学識経験者や消費者団体の代表者等で構成される岐阜市ごみ減量対策推進協議会、議会のごみ問題・産業廃棄物不法投棄対策特別委員会や岐阜市環境審議会において、ごみ減量・資源化について資料を提供し、御意見をお伺いしているところであります。その中では、ごみ減量・資源化の主な具体的施策である資源分別回収、その他プラスチック製容器包装、生ごみ類、事業系ごみ、排出抑制等について検討をしているところであります。
環境負荷の低減、最終処分場の延命、効率的な行政運営等のため、何としてもごみ減量を進めなければなりません。そのためのいろいろな手段を考えましょうということでありまして、ごみ減量・資源化の具体的施策については、今後その具体的な内容を詰めていきたいと思っているところであり、その中で有料化導入も含めて、先ほど申しました、その他の施策についても相互に関連がありますので、総合的に検討してまいります。
以上でございます。
92: ◯議長(林 政安君) 環境事業部長、片桐 猛君。
〔私語する者あり〕
〔片桐 猛君登壇〕
93: ◯環境事業部長(片桐 猛君) ごみ減量について、仮称・岐阜市大杉一般廃棄物最終処分場の遮水シートについての御質問にお答えいたします。
遮水シートは、最終処分場からの浸出水が地下水や土壌へ影響を与えないようにする目的で設置されるものであり、その材質といたしましては、高密度ポリエチレンシート、低密度ポリエチレンシート、ゴムシートなど、数種類がございます。
〔私語する者あり〕
仮称・岐阜市大杉一般廃棄物最終処分場の遮水シートの材質の決定に当たりましては、衛生工学や分子化学工学などの専門家によります技術検討会議において、高密度ポリエチレンシートが物理的強度が強く、薬品に対する耐久性があり、
〔私語する者あり〕
天候の影響も受けにくいなど、長期の使用に耐え得る最もすぐれた材質であること、また、近年の使用実績も十分にあることなどを
〔私語する者あり〕
総合的に考慮いたしまして、高密度ポリエチレンシートが最もすぐれた材質であるという御提言をいただき、市として決定をしたところであります。このように現時点での最も信頼のおける材質を採用したと考えております。
〔私語する者あり〕
また、
〔私語する者あり〕
遮水工の施工実績につきましても全国での実績があり、最近5年間においても全国で2番目の実績を持った業者でありまして、技術と経験は十分にあると考えております。
いずれにいたしましても、仮称・岐阜市大杉一般廃棄物最終処分場の建設に当たりましては、周辺環境には十分配慮しながら、平成22年度末の完成を目指して、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。
〔私語する者あり〕
94: ◯議長(林 政安君) 理事兼
企画部長、
藤沢滋人君。
〔私語する者多し〕
〔
藤沢滋人君登壇〕
95: ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 総合交通政策についての御質問でありました。
最初に、来年度に連節バスを導入することについてでございます。
本市におきましては、平成18年3月に策定いたしました岐阜市総合交通政策や、その実施計画として平成21年3月に策定をいたしました岐阜市総合交通戦略の中で、まちづくりの方針と連携した総合交通政策の推進により、市民にとって便利で使いやすいバスを中心とした交通体系を確立し、市民の皆さんのだれもがどこへでも出かけることができる交通ユビキタス社会の実現を目指すことといたしております。特に幹線・支線バスとコミュニティバスが連携したバスネットワークの確立によりまして、その実現を目指すこととしており、この施策の柱であるバス路線の再編を推進する幹線機能の強化策として、幹線バス路線のBRT化を検討することといたしております。
平成20年2月21日に、国土交通省中部運輸局長、岐阜バス社長、岐阜市長の三者共同記者会見が行われました。その会見におきまして、市と岐阜バスが連携してバスネットワークの確立を目指していくことを確認するとともに、連節バスの導入を視野に入れることが表明されております。
その導入の候補路線である岐阜大学・病院線におきましては、JR岐阜駅や名鉄岐阜駅からの利用者が多く、5分間隔で運行され、さらに、臨時便も運行されているにもかかわらず、両駅を合計いたしますと、400名近い非常に多くの乗客の方の積み残しが発生していること、病院への通院者の方が座れないこと、途中のバス停から乗客が満車のために乗車できないことなど、深刻な状況が発生しており、その改善に早急に取り組む必要がございます。こうした中で連節バスの導入が基本的に可能であるとの報告に基づき、事業者からの導入の意思決定がなされたことから、本市といたしましても一日も早い実現に向け努力することといたしたものでございます。
次に、岐阜大学線の積み残しへの対応についてでございます。
連節バスは普通の大型ノンステップバスの約2倍の輸送能力を有しておりますので、導入により、さきに述べました乗客の積み残し等の状況の改善と同時に、過密ダイヤによる交通渋滞の解消にも一定の効果が期待できるものと考えております。
現在、岐阜大学・病院線では、岐阜駅から岐阜大学に向けて、朝のピーク時、7時から9時台に30本ものバスが運行されておりますけれども、そのうち13本、率にして44%のバスが快速と直行便で運行されており、効率的な運行の努力がされております。さらに、積み残しの状況に応じて臨時便を運行するなどの対応がとられておりますけれども、さらなる増便につきましては、だんご運行による交通渋滞を増大させる懸念があります。また、さらなる増便につきましては、バス事業者にとって運転手の増員などによる費用の負担など、負担が大きく、一方、連節バスにつきましては運転手や車両の維持コストの削減につながることから、導入を決断されたとお伺いをしているところであります。
最後に、ピーク時以外の運行についてであります。
連節バスは富山市のLRTのようにインパクトのある公共交通として、魅力ある公共交通軸の形成につながるとともに、観光や中心市街地活性化などへの波及効果も期待しているところであります。ピーク時以外の時間帯の運行につきましては、連節バスの特色を生かした運行形態について、バス事業者を初めとした関係者と十分協議を進めて検討してまいりたいと考えております。
96: ◯議長(林 政安君) 市民参画部長、渡邉貴正君。
〔私語する者多し〕
〔渡邉貴正君登壇〕
97:
◯市民参画部長(渡邉貴正君) 市民を主体とした政策立案に係るパブリックコメント手続制度についてお答えいたします。
パブリックコメント手続制度は、住民自治基本条例第12条に規定してございまして、その前の第11条、市民投票、その後の第13条、審議会等の委員の公募と並び市民の皆様が市政に関心を持ち、参画しやすくなる制度の1つであります。この制度は実施から5年余りが経過しており、徐々にではありますが、市民の皆様に浸透しつつあると認識しております。
〔私語する者あり〕
パブリックコメント手続制度における意見の募集期間は、
〔私語する者多し〕
実施要綱でおおむね30日としております。
〔私語する者あり〕
募集期間を定めるに当たっては、意思決定を行う前のスケジュールを勘案し、
〔私語する者多し〕
市民の皆様が意見を提出するための十分な期間が確保されるよう各部への周知を図ってまいります。
また、意見が寄せられなかった事案もありますことから、今後より多くの意見が寄せられますよう説明会や意見交換会の開催など、それぞれの案件ごとに各部で適切な創意工夫がなされますよう、あわせて周知と研修の拡充を図ってまいります。さらに、コミュニティセンターなどでのお知らせや関係団体への周知を図るなど、市民の皆様への情報提供と意見を述べやすい環境づくりに努め、積極的な運用を図ってまいります。
〔私語する者多し〕
98: ◯議長(林 政安君) 財政部長、土井治美君。
〔土井治美君登壇〕
99: ◯財政部長(土井治美君) 審議会等の公募委員についての御質問にお答えします。
審議会は市民の市政への参画を促進し、公正で透明な市政の推進に資するため、市民、関係団体、有識者の皆さん方から御意見を伺い、市政に反映させることを主な目的として設置されます附属機関やその他の合議制機関でございます。本市では、平成21年6月1日現在で、法律により設置が義務づけられている附属機関を初め、条例や規則などによるものを合わせて141の審議会等を設置しております。
〔私語する者あり〕
この委員の公募につきましては、岐阜市審議会等の設置及び運営に関する要綱におきまして、高度に専門的な事項について審議等を行うもの、特定の個人及び団体に関して審議等を行うものなど、その設置目的に照らして公募することが適当でないと認められるものを除き、委員定数の2割以上の選任に努めるものと規定しております。
この規定に基づき、審議会を担当する部署において、設置目的や有識者等の委員の人数などを勘案し、24の審議会において344委員のうち58人の委員、率で約17%の公募委員を選任しております。
今後につきましては、委員を公募している審議会について、委員定数の2割以上の選任に努めるよう、それぞれの審議会を担当する部署に対して指導を徹底してまいります。
以上であります。
〔私語する者あり〕
〔「議長、11番」と呼ぶ者あり〕
100: ◯議長(林 政安君) 11番、中川裕子君。
〔私語する者多し〕(笑声)
〔中川裕子君登壇〕
〔私語する者多し〕
101: ◯11番(中川裕子君) それぞれ御答弁いただきました。
〔私語する者あり〕
まず、うかいミュージアムですが、新年度の
〔私語する者あり〕
予算編成に当たっては、物から人へということで、人への投資に重きを置くという、そういった立場で編成をされるという、前回の議会で答弁がありました。
〔私語する者あり〕
うかいミュージアムの維持管理費は約、
〔私語する者あり〕
毎年1億円ということです。その1億円をペイするには
〔私語する者あり〕
17万5,000人の
〔私語する者あり〕
利用者がいないとできない。この17万5,000人という数ですが、どういう数字かといいますと、ちなみに歴史博物館、19年度の実績で6万2,000人。
〔私語する者あり〕
鵜飼の乗船客、約12万人。岐阜城の入場者数が19万6,363人。鵜飼の乗船客よりももっとたくさんの人に毎年来てもらわないと、維持管理費は賄えないというものです。
規模は違いますが、岐阜県は今まで県内各地につくった箱物の建設、そして、その管理運営のための費用が大きくなって、現在、県の借金が1兆3,000万円、1人当たり66万円という財政状況に陥っています。今これだけ不況の中、そして、市民サービスも後退している中、一方で、大きな税金をかけて建設し、その維持管理費はこの先ずうっと続くわけです。今後も続くと見られる厳しい不況の中、税収の落ち込みや市民生活の厳しさを考えると、今この時期に市の財政へ新たな負担をつくるのはいかがなものでしょうか。
〔私語する者あり〕
加えて、施設の内容については、地元の住民に愛される、親しまれる施設づくりが求められています。地元の人が喜ぶことで、それを伝え聞いて遠くの人がやってくるという市長の言葉があって、私もそのとおりだと思いました。ぜひもう一度住民の声をよく聞いて、施設のあり方について考えてもらいたいと思います。
部長の御答弁は、このうかいミュージアムの役目は十分理解できたんですが、この時期に必要なのかというとこについては、私はちょっと理解ができませんでした。
以上、要望です。
続きまして、ごみの減量について自然共生部長にお答えをいただきました。
〔私語する者あり〕
このごみ減量対策推進協議会というところに提出された資料を見ましたが、まず有料化ありきの資料のように感じます。市民と行政が力を合わせて、本腰を入れてごみの減量に取り組んでいかなくてはならない中で、結論として、まず有料化の議論に入っていくのはどうなのでしょうか。安易なごみの有料化よりも、市民の意識が分別や回収をどう徹底していくかに向かうことが、ごみの減量の大きなかぎになると思います。まだまだ取り組みは最初の段階だと思います。ごみの減量の計画の見直しがされているそうですが、思い切った数値の見直し、そして、市民の人の意識をどう変えていくか、ここに大きな重点を置いて取り組みをお願いしたいと思います。要望をします。
3点目の、連節バスの導入についてです。
答弁の中で、ピーク時以外の運行については、バス会社と、そして、関係者の人と十分検討していくという御答弁だったのですが、要するに、ピーク時以外についてはどうやって使っていくか決まっていないということなんです。
〔私語する者多し〕
1億6,000万円、2台で。1億6,000万円のものです。このうち
〔私語する者多し〕
国、そして、市の税金が1億2,000万円。大きな税金を投入して行うものです。これから検討をしていくのではなくて、どうやって使うか、そして、本当に岐阜のまちになじむのかどうか、
〔私語する者あり〕
検討がまだまだ必要だと思います。
〔私語する者多し〕
この間、岐阜バスは採算のとれないバス路線を
〔私語する者あり〕
削減をしてきました。
〔私語する者多し〕
市民の足を確保できるかどうかの生活にかかる重要な問題です。
〔私語する者多し〕
現在、地域を走るコミュニティバスもいかに採算がとれるように運営するか、地域住民は頭を悩ませ、地域の人の足を守っています。
〔私語する者あり〕
岐阜市民の税金を投入するなら、こうした交通困難な
〔私語する者あり〕
地域へも光を当てるべきではないでしょうか。
理事兼企画部長に2点再質問いたします。
〔私語する者あり〕
仮に連節バスが導入されるとして、車に対する規制が全くない今の岐阜の交通事情の中では連節バスが自由に走ることは不可能です。前提として、まずバスの専用レーンの必要はないのでしょうか。
2点目、バスの交通ネットワークの最先端である浜松市は、昨年、神奈川中央バスから連節バスを借りて実証実験を行っています。道路管理者、警察もそのバスに同乗し、実際にまちを走ってみて検証を重ねたそうです。そして、バスの路線変更時、またはバスを通常の乗用車が追い抜くときなど、予想していなかった問題点や課題も明らかになったということを担当者から伺いました。金沢市、新潟市でも過去に本物の連節バスを使った実証実験が行われ、まだ導入には踏み切っておられません。
このように、本来、皆さん慎重に検討をされているわけです。同様の慎重な対応が必要ではないでしょうか。実証実験も行っていない、まして検討も十分に行っていない中で、2台の導入を決定するのは急ぎ過ぎではないでしょうか。実証実験が必要ではないかということについて、2点目の質問をいたします。
続きまして、パブリックコメント、審議会について市民参画部長と財政部長にお答えいただきました。パブリックコメントが浸透しつつあるというふうに部長おっしゃったんですが、私はそうは思いません。
〔私語する者あり〕
最初に導入されたときは、子どもの権利に関する条例の策定、これの意見提出が122人の方からあったそうです。このときは小学校の子どもさんも参加されたということです。それがですね、最近、21年度を見てみますと、地域福祉計画案、これが1件、総合交通戦略10件、緑の基本計画1件など、まあ大体1けた、ぎりぎり2けたといった状況です。認識として、私はまだまだ浸透をしていないのではないかと思います。これからさらに浸透するよう
〔私語する者あり〕
期待をしています。
それから、審議会の公募の委員についてですが、
〔私語する者あり〕
公募の枠が2人のところに10人の応募があったという話を聞きました。興味がある市民の方はたくさんみえます。そういった方がどんどん市政に参加してもらうことこそ、これからの市政を本当の市民のものにするチャンスだと思います。そういった方の声を大切にしていただき、公募枠の拡大、そして、公募のお知らせの仕方など、さらに、検討をしてもらいたいと思います。これは要望にします。
以上、私の再質問と要望でした。ありがとうございました。
〔私語する者あり〕
102: ◯議長(林 政安君) 理事兼
企画部長、
藤沢滋人君。
〔私語する者多し〕
〔
藤沢滋人君登壇〕
〔私語する者多し〕
103: ◯理事兼
企画部長(
藤沢滋人君) 再質問にお答えをいたします。
まず1点目の、バス専用レーンについての考え方についてであります。
BRTの効果を最大限に発揮するためには、私も議員と同じように専用レーンの設置が極めて望ましい、言ってみれば理想的な形ではないかと思っております。しかしながら、本市の道路事情を、あるいは交通事情を判断すると、それを実現することは甚だ困難であり、本市ではバス優先レーンの整備を中心に現在、対策を講じているところでございます。先ほど申しました岐阜大学線ではバス優先レーンを設置することとなっておりまして、他の路線につきましても、順次並行してバスレーンによる走行環境の整備をしていきたいと、こんなふうに考えているところでございます。
2点目であります。実験で走行できることを確認すべきではないかと、まあ、こんな御質問であったかと思います。
連節バスの導入に際しまして、事前に社会実験を行っているかどうかということで、先進都市を調査いたしましたところ、既に導入がなされております藤沢市、厚木市では、実験ではなくて、県警、道路管理者とは軌跡図に基づく協議により導入をされております。この連節バスの軌跡作成に当たっては、既に導入されている都市を検証したところ、その実績において大変有効であるということを確認した上で、私どももそれを使用しているわけでございまして、現在の導入都市での実績からも、その信頼性には問題はないものと考えております。
〔私語する者多し〕
〔「議長、11番」と呼ぶ者あり〕
104: ◯議長(林 政安君) 11番、中川裕子君。
〔私語する者多し〕
〔中川裕子君登壇〕
〔私語する者多し〕
105: ◯11番(中川裕子君)
企画部長の御答弁で、
〔私語する者多し〕
専用レーンは理想的ですが、岐阜市の現状を見ると、それは、困難だということでした。(笑声)
〔私語する者多し〕
専用レーンと優先レーンっていうのは全く違うと思います。これだけ長いバスが走るのに、専用レーンがつくれない岐阜のまちで、本当に
〔私語する者あり〕
連節バスがなじむのかどうか、私はちょっと疑問です。
そして、社会実験ですけれども、厚木市などは社会実験しないで導入しているので、大丈夫だというような御答弁だったと思いますが、厚木市と岐阜市では全く状況が違うと思います。
〔私語する者あり〕
厚木市は、まず2005年から導入検討のための予算をつけ、バスと警察との間で協議をされているそうです。で、2006年に補助金の制度をつくって、そして、2007年に道路の工事を行う。で、2008年にやっと運行開始です。導入の検討から少なくとも3年間は調整を行った上での導入なんですね。全く、この厚木ができたから岐阜ができるっていうところが私は納得がいかないという意見を述べて終わります。ありがとうございました。
〔私語する者多し〕
106: ◯議長(林 政安君) 以上で質疑を終結します。
〔私語する者多し〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔付 託 表 配 付〕
一 常任委員会付託
107: ◯議長(林 政安君) ただいま議題となっております第1号議案から第35号議案まで、第37号議案から第47号議案まで及び日程第48、請願第1号から日程第50、請願第3号まで、以上49件については、お手元に配付しました表のとおり常任委員会に付託します。
───────────────────
委 員 会 審 査 事 件 付 託 表
平成22年第1回(3月)岐阜市議会定例会
○総務委員会(第1委員会室)
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第1号議案 │平成22年度岐阜市一般会計予算 │
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │
│ │ 歳入 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第1款 議会費 │
│ │ 第2款 総務費 │
│ │ ただし、第6項 企画費については所管分 │
│ │ 第9款 消防費 │
│ │ 第11款 公債費 │
│ │ 第12款 諸支出金 │
│ │ 第13款 予備費 │
│ │ 第2条 債務負担行為 │
│ │ 納税通知書作成等業務委託費 │
│ │ 標準宅地鑑定評価及び路線価付設業務委託費 │
│ │ 南庁舎耐震補強工事費 │
│ │ 第3条 地方債 │
│ │ 第4条 一時借入金 │
│ │ 第5条 歳出予算の流用 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第2号議案 │平成22年度岐阜市競輪事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第16号議案 │岐阜市職員定数条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第17号議案 │岐阜市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び岐阜市職員の給与に関 │
│ │する条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第18号議案 │非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する │
│ │条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第30号議案 │包括外部監査契約の締結について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第37号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │
│ │ 歳入 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第2款 総務費 │
│ │ 第12款 諸支出金 │
│ │ 第3条 地方債の補正 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第38号議案 │平成21年度岐阜市競輪事業特別会計補正予算(第1号) │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│請願第1号 │永住外国人に対する地方参政権付与に慎重な対応を求める請願 │
└───────┴─────────────────────────────────┘
○産業委員会(第3委員会室)
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第1号議案 │平成22年度岐阜市一般会計予算 │
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第2款 総務費中 │
│ │ 第6項 企画費中所管分 │
│ │ 第5款 労働費 │
│ │ 第6款 農林水産業費 │
│ │ 第7款 商工費 │
│ │ 第2条 債務負担行為 │
│ │ 農業企業化資金利子補給 │
│ │ (仮称)長良川うかい広場観光施設建設工事費 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第9号議案 │平成22年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第10号議案 │平成22年度岐阜市観光事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第11号議案 │平成22年度岐阜市ものづくり産業集積地整備事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第33号議案 │平成22年度岐阜市中央卸売市場事業会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第37号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第6款 農林水産業費 │
│ │ 第7款 商工費 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第40号議案 │平成21年度岐阜市ものづくり産業集積地整備事業特別会計補正予算 │
│ │(第1号) │
└───────┴─────────────────────────────────┘
○厚生委員会(第2委員会室)
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第1号議案 │平成22年度岐阜市一般会計予算 │
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第2款 総務費中 │
│ │ 第6項 企画費中所管分 │
│ │ 第3款 民生費(第6項 市民参画費は除く) │
│ │ 第4款 衛生費 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第3号議案 │平成22年度岐阜市国民健康保険事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第4号議案 │平成22年度岐阜市老人保健医療給付事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第5号議案 │平成22年度岐阜市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第6号議案 │平成22年度岐阜市介護保険事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第7号議案 │平成22年度岐阜市後期高齢者医療事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第8号議案 │平成22年度岐阜市廃棄物発電事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第19号議案 │岐阜市手数料徴収条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第20号議案 │岐阜市休養ホーム条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第21号議案 │岐阜市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第22号議案 │岐阜市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第23号議案 │岐阜市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定に │
│ │ついて │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第25号議案 │岐阜市違法駐車等の防止に関する条例の一部を改正する条例制定につい │
│ │て │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第31号議案 │住居表示を実施すべき市街地の区域の変更及び当該区域内の住居表示の │
│ │方法について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第32号議案 │平成22年度岐阜市民病院事業会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第37号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第4款 衛生費 │
│ │ 第2条 繰越明許費の補正 │
│ │ 追加分中 │
│ │ 第3款 民生費 │
└───────┴─────────────────────────────────┘
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第39号議案 │平成21年度岐阜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第43号議案 │岐阜市基金条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第44号議案 │岐阜市グリーンニューディール基金条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│請願第3号 │保育制度改革に関する意見書提出を求める請願 │
└───────┴─────────────────────────────────┘
○建設委員会(第4委員会室)
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第1号議案 │平成22年度岐阜市一般会計予算 │
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第8款 土木費 │
│ │ 第2条 債務負担行為 │
│ │ 公共用地等の取得費 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第12号議案 │平成22年度岐阜市土地区画整理事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第13号議案 │平成22年度岐阜市駐車場事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第24号議案 │岐阜市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第26号議案 │岐阜市駐車場条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第34号議案 │平成22年度岐阜市水道事業会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第35号議案 │平成22年度岐阜市下水道事業会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第37号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第8款 土木費 │
│ │ 第2条 繰越明許費の補正 │
│ │ 追加分中 │
│ │ 第8款 土木費 │
│ │ 変更分中 │
│ │ 第8款 土木費 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第41号議案 │平成21年度岐阜市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第42号議案 │平成21年度岐阜市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第45号議案 │岐阜市地区計画区域内における建築物等の制限に関する条例の一部を改 │
│ │正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第46号議案 │市道路線の認定及び変更について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第47号議案 │岐阜都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例 │
│ │制定について │
└───────┴─────────────────────────────────┘
○文教委員会(第5委員会室)
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第1号議案 │平成22年度岐阜市一般会計予算 │
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第2款 総務費中 │
│ │ 第6項 企画費中所管分 │
│ │ 第3款 民生費中 │
│ │ 第6項 市民参画費 │
│ │ 第10款 教育費 │
│ │ 第2条 債務負担行為 │
│ │ (仮称)南中学校建設工事費 │
│ │ 京町公民館建設工事費 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第14号議案 │平成22年度岐阜市育英資金貸付事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第15号議案 │平成22年度岐阜市薬科大学附属薬局事業特別会計予算 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第27号議案 │岐阜市公民館条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第28号議案 │岐阜市体育館条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第29号議案 │岐阜薬科大学条例の一部を改正する条例制定について │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│第37号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │
│ │ 歳出中 │
│ │ 第3款 民生費 │
│ │ 第10款 教育費 │
│ │ 第2条 繰越明許費の補正 │
│ │ 追加分中 │
│ │ 第10款 教育費 │
│ │ 変更分中 │
│ │ 第10款 教育費 │
├───────┼─────────────────────────────────┤
│請願第2号 │選択的夫婦別姓導入に慎重な対応を求める請願 │
└───────┴─────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━
第51 第48号議案
108: ◯議長(林 政安君) 日程第51、第48号議案を議題とします。
─────────────────
〔議 案 掲 載 省 略〕
─────────────────
109: ◯議長(林 政安君) 本件に対する提出者の説明を求めます。市長、細江茂光君。
〔細江茂光君登壇〕
110: ◯市長(細江茂光君) ただいま上程になりました第48号議案、平成21年度一般会計補正予算につきまして御説明をいたします。
このたび、国の平成21年度第2次補正予算で措置されました緑の分権改革推進事業におきまして、本市提案事業が採択されました。これに伴い、クリーンエネルギー活用調査といたしまして、太陽光や地下水といった本市が恵まれているクリーンエネルギー資源の活用可能性を調査するため、環境保全費におきまして県支出金を財源に3,750万円を補正するものであります。
なお、完了が来年度となるため、繰越明許費の補正をあわせて措置するものであります。
また、金華橋及び互調橋橋梁整備事業につきましては、いずれもさきの2月末の降雨による河川の増水のため、工事の中断を余儀なくされ、その後の天候の状況などから、年度内の完成が見込めなくなったことにより、繰越明許費の補正をするものであります。よろしく御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
一 会議時間の延長
111: ◯議長(林 政安君) 本日の会議時間は、これを延長します。
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112: ◯議長(林 政安君) この際、しばらく休憩します。
午後3時51分 休 憩
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午後4時39分 開 議
113: ◯議長(林 政安君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
本件に対する質疑の通告はありません。
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〔付 託 表 配 付〕
一 常任委員会付託
114: ◯議長(林 政安君) ただいま議題となっております第48号議案については、お手元に配付しました表のとおり、常任委員会に付託します。
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委員会審査事件付託表(追加分)
平成22年第1回(3月)岐阜市議会定例会
○総務委員会(第1委員会室)
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│第48号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第8号) │
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │
│ │ 歳入 │
└───────┴─────────────────────────────────┘
○厚生委員会(第2委員会室)
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第48号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第8号) │
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │
│ │ 歳出 │
│ │ 第2条 繰越明許費の補正 │
│ │ 追加分中 │
│ │ 第4款 衛生費 │
└───────┴─────────────────────────────────┘
○建設委員会(第4委員会室)
┌───────┬─────────────────────────────────┐
│第48号議案 │平成21年度岐阜市一般会計補正予算(第8号) │
│ │ 第2条 繰越明許費の補正 │
│ │ 追加分中 │
│ │ 第8款 土木費 │
└───────┴─────────────────────────────────┘
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散 会
115: ◯議長(林 政安君) 以上で本日の日程は全部終了しました。本日はこれで散会します。
午後4時40分 散 会
岐阜市議会議長 林 政 安
岐阜市議会副議長 中 尾 年 春
岐阜市議会議員 渡 辺 要
岐阜市議会議員 浅 井 武 司
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