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  1. 岐阜市議会 1981-07-01
    昭和56年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日:1981-07-01


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2020-01-21
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット)  開  議   午前九時十五分 開  議 ◯議長(神山 栄君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第一 会議録署名議員の指名 ◯議長(神山 栄君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において十番堀田信夫君、十二番園部正夫君の両君を指名いたします。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第二 第四十九号議案から第十九 第六十七号議案まで及び第二十 一般質問 ◯議長(神山 栄君) 日程第二、第四十九号議案から日程第十九、第六十七号議案まで、十八件を一括して議題といたします。            ─────────────────              〔議 案 掲 載 省 略〕            ───────────────── ◯議長(神山 栄君) 昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第二十、一般質問を行います。順次発言を許します。十五番、大野栄吉君。    〔大野栄吉君登壇〕(拍手) ◯十五番(大野栄吉君) 発言通告に基づき三項目の質問のうち、まず第一点として、学校群制度の見直しについて、今日までの経過をたどりながら教育長に所信をお伺いするものであります。  戦後、岐阜県における高校教育に対する学区制の変遷は、昭和三十二年に大学区制を導入し、県下を衆議院の選挙区と同じ二つの地区に分けた二大学区制として十六年の長きにわたって行政がなされたことは御承知のとおりであります。当時高校への進学率は県下で四〇%であったのが、時代の推移とともに加速的な変貌を来し、昭和四十八年には実に九〇%の進学率を見るまでに至りました。このことは、高度経済成長による所得の急増、物価の安定等、経済大国として世界の嘱目を集めた急成長の背景があり、衣、食足りた国民が必然的に教育に対する関心度を深め、高校、大学と高水準指向を目指したことは言をまたないのであります。そして、この変移は教育行政の至るところでひずみを露呈し、学歴偏重に拍車をかけ、さらに大学志向者が特定の高校に集中する傾向もきわめて顕著となり、高校間の格差の拡大は、受験地獄と形容されるまでに至り、当然のこととして中学教育に重大な悪影響を及ぼすまでに至ったのであります。県及び本市の為政者もこの現状を憂慮し、中学、高校における本来の教育をより積極的に推進するには、学校選択の自由にある程度のブレーキをかけざるを得ないとの観点に立ち、昭和四十九年、それまでの二大学区を現在の六学区、すなわち県下教育事務所単位に改変し、さらに学校格差是正を目標に、岐阜・大垣両市に学校群制度を導入して、一括した選抜方式を採用して今日に至っているのであります。ちなみに、またこの改変による一面には、昭和四十七年度岐阜地区進学状況を見るとき、岐阜地区高校への他地区よりの流入生徒数、実に五百七十一名の多きを数え、このことは、ひいては本市における進学生への圧迫となっていたのも見逃せない事実の一因であったのであります。自来八年、県当局の積極的な努力を仰ぎ、昭和五十一年、岐陽高校、続いて五十四年、岐阜藍川高校の新設、さらに五十三年四月には隣接する柳津地区に羽島北高の開校を見るまでに至り、積年にわたる進学率の急増も解消され、いまや九四・六%にも上り、進学率に対処し得るまでに至ったのであります。また、前述の他地区からの流入生徒数も、本年は二十六名という激減は、学校配置の適正化に伴い進学希望者の受け入れ体制の努力のたまものとして、まさに特筆すべきことの一つであります。改めて県当局の積極的な御努力に対し深甚の謝意を表するものであります。しかしながら、高校教育の推移はこのことによって事足れりとせず、新たな問題を惹起し、特に学校群制度に対する論議が浮上してまいりました。すなわち、群制度に対する見直すべき要点の一つとして、この制度に対して学校選択の自由がないことであります。現行制度においては、生活圏、通学圏を中心にある程度予想される学校を選ぶことはできるが、選択の自由がないため、具体的な進路選択に際して種々の問題が生じていること、また機械的に配分されるため、合格者の中には不本意ながらも遠い方の学校への通学を余儀なくされる者があること。第二には、群間や校内などで学力の格差が顕現化していること。すなわち、ねらいとした著しい学校間格差の是正については当初はその成果が見られたものの、その後数年の間に新たな群間や校内で学力の格差が顕現化していること。また、特定学校への入学希望者の集中化は一見緩和されているが、群の学校に進学した者と周辺の学校に進学した者との間に、好ましくない優越感、劣等感などが惹起していること。第三の問題点として、学校経営の立場から見て、群間の各学校間では客観的に見て格差があるにもかかわらず、当初の目的から見れば同一歩調をとらなければならない不合理さがあらわれ、文部省の強調する特色ある学校づくりが積極的に行いにくいことであります。卑近な例として、A高校の伝統の体育、B高校の理数科等、せっかく築き上げた特色が現実に色あせかけていることは残念至極と言わざるを得ないのであります。また、その他入学時における学校に対する愛着、愛校心といったものが欠如し、学校運営、学校経営における学習指導、生徒指導の困難性、さらに学校群を編成する二校において、特活などが必ずしも同等でないため希望するクラブ活動ができない場合があること等々、学校群制度によるひずみがすでに看過し得ない状況にまで至っているのであります。この現状を踏まえて、本議会でもさきの三月議会において市議第四号の見直しに関する意見書が採択され、県教育委員長あてに提出されたことは御案内のとおりであります。また、六月二十二日、県教委において岐阜県高等学校問題研究懇談会が設置され、制度見直しに対する積極的な検討を開始されたことは、新聞等で詳細に報道され、すでに御承知のはずであります。顧みて、教育は一国の命運をかけた最高の国是であり、また民族の進展と飽くなき平和を希望するあすへのかけ橋であります。普遍の理念を見失うことなく、いかに効果あらしめるかは、変移する時代の現状を的確に把握し、情熱を持って対処する姿勢こそ最善の方策であると思考するものであります。思うに、いまや進学率九四・六%定着の観ある現状の中に、前述の高校増設による受けざらは整備された現状を直視し、たがを外して選択の自由の中で伸び伸びと特色ある学校づくり、人づくりをすべき時期がまさに到来していると確信するものであります。付言して、六月十八日夜、投げかけられたNHKテレビの「どうする群制度」の放映中殺到した電話応対の中身は八〇%が廃止の声であったと聞いております。  以上、学校群制度における見直し及び廃止に対する現段階での取り組みと今後の基本的な考え方、さらにその展望に対して、教育委員長並びに教育長にお尋ねするものであります。  なお、群制度問題は、教育のあり方の本質を問う問題であり、慎重な検討の中にも勇断が必要と考えるものであります。一面、高校教育を受けたいと熱望する若人がみずからの希望する学校へ行けないというところに、教育の基本にかかわる問題の本質があることを、いま一度重ねて申し上げ、教育委員会の所信を問うものであります。
     次に、教育の正常化と対する非行防止の諸点について、教育長にお尋ねをいたします。  私は、五十三年三月議会において、社会教育行政についての質問の冒頭に、教育は、学校、社会、家庭の三本の柱が渾然一体にならなければその成果を期することは至難の旨の発言をいたし、諸種教育行政の積極策を訴えたものであります。あれから三年、教育の荒廃は校内暴力にまで発展し、さらにまさかと耳を疑いたくなるような小学校にまで波及の傾向にあると聞く現状を見るとき、ただいたずらに不安と批判のみを浴びせても解決の糸口すら望み得ないことは自明の理であります。一体教育の正常化はどうすれば建て直し得るのか、教育行政の当面する問題点をとらえ、私なりの提言を交えて、以下、順次お尋ねするものであります。  第一に、教師のモラルについてであります。  過日、教師像についてテレビ番組の中学生のインタビューをはしなくも聞くことができました。ほほえましい答え、合理的な現代っ子の考え方、さまざまなとらえ方の中に、一男子生徒の答えが、いまだに私の耳朶を離れないのであります。担任の先生を含めて、君の教師像はとの問いに、おくめんもなく、先生というのはしゃべる参考書だと答えたのであります。一部とは思いつつも教育は信頼と師弟愛の上に立つという鉄則がどのようにして希薄になったのだろうか、教師と生徒が互いに信頼感の上に立たなければ、真の学び、教えることは不可能であります。また、学校教育に求められるものは、決して知識の切り売りだけではないはずであります。いわんや、少年期という人間形成の基礎となるべき義務教育の場においては、知識教育とともに子供たちのそれぞれの個性を見出し、いかにして人として生きるかの真理の基本も当然教えてしかるべきであります。必然的に教えるべき一部教師のモラルの欠如を指摘せざるを得ないのであります。私は、教師を聖職者と位置づける一人であります。振り返って、戦前の教育を受けた私の脳裏には、ひどくほめられたこととしかられたことだけが、いまだに脈々と生き続けております。ほめられたうれしさに喜々として学んだ得意科目がいつの間にかみずからの人生を方向づけたり、しかられた体罰の痛みの中から悪いという反省の芽生えが必然的にはぐくまれて、過ぎてみれば強烈ななつかしさに変貌しております。このことは、何としてでもこの子の将来のためにという聖職者としての自覚の上に立つひたむきなまでの情熱と愛があるからにほかならないと確信するものであります。少なくも洋の東西、思想のいかんにかかわらず、がんぜないこの子供の教育には無限の信頼と愛のきずななくしてその効果を期することはでき得ないはずであります。また、卑近な例として、聖職者たり得べき一つのエピソードを紹介することにいたします。  昭和五十年春の統一地方選挙を最後に市議を引退された奥村保氏は、長年教壇に立たれて多くの子弟を教育された経歴の持ち主であります。その教え子の一人に、元大蔵大臣金子一平代議士の存在があります。功成って故郷に錦を飾った大臣を前に、金子、ようやった。おれはいま教育者冥利に尽きると、心から喜んでおる。体を大事にして国のために一生懸命励んでくれ。と言われたそうであります。一国の大臣を前に、一老教育者がだれはばかることなく金子呼ばわりをし、受けた大臣が、先生、おかげさまでありがとうございましたと答礼する。この光景は、少なくも聖職者としての誇りを持って情熱を傾けた一青年教師と教え子とのとうといまでの師弟愛の結晶のあかしにほかならないと思考するものであります。    〔私語する者あり〕 もし、奥村教師が労働者たり得ば、心温まる一エピソードの存在するはずはなく、いわんや、労働者としての立場を主張されれば、巷間父兄の間で耳にする選ぶ権利の欲求もけだしむべなるかなと共感するものであります。教育の荒廃が声を大にして叫ばれる今日、あり得べからざる義務教育課程校内暴力、さらに加えて、なお若年化移行の現状を憂えるとき、教師の聖職者たる位置づけの自覚とモラルの高揚こそ最大の肝要事と思考するものでありますが、教育長はどのような所見と高揚策をお考えなのか、お尋ねするものであります。  第二に、管理職の立場にある校長のモラルについて触れてみたいと思います。ささやかなPTA活動を通じて得た私の体験の視野に立って率直に申し上げる非礼をお許しいただくことにして、問題を提起するものであります。  私事で恐縮ですが、過去十六年にわたるPTA役員を通してみる校長の人柄とその言動は、単に学校教育のみにとどまらず、赴任地域における影響力も実に大きなウエートを占めているのであります。教育は人にありとも言われております。教育者としてみずからの哲学を持ち、最後まで全力投球する人、停年を見届けながら、絶えず事なかれ的に対応する人、謙虚な反省もなく、えこじなまでに我を通してはばからぬ人等、まさにさまざまであります。情熱を持って教育に当たる校長の赴任は、すべてに活気にあふれ、PTA、子供会の適切な指導、公民館活動のアドバイス、はたまた広報会活動、すなわち地域住民とのコミュニケーションづくり等多岐にわたり、校下全体が生き生きと躍動いたします。反面、意欲に欠けた事なかれ主義は、活動の消沈はもとより、絶えず波紋がつきまとい、問題を惹起いたします。社会教育活動の拠点である公民館活動も学校教育とは不離密接を必要とし、また活動推進に当たっては適切なアドバイザーがなくてはならないのであります。しかも、校内暴力等の非行化は学校教育のみで防ぎ得るものでなく、地域社会と家庭との確固たる連帯感の上に立ってこそ初めて成し得ることであり、識者の最たる者としての校長職の責務は、真に重かつ大と申し上げざるを得ないのであります。仄聞すれば、本市の小中学校においてもさまざまな問題が惹起しつつあるやに聞き及んでおります。また、最高の管理指導者であるべき校長の指導に平然と盾突く一部教師の存在も承知しております。非行化の起因は、ある日忽然として派生するものではなく、学校教育における指導体制の中にも深く根をおろしている現状を直視するとき、事の重大さを改めて認識するとともに、教育正常化の陣頭に立つべき校長職の研修がどのようにして行われているのか。人事管理体制の現状とあわせて、本年度導入された中学校生活指導員制度の率直な現況をもお尋ねするものであります。  第二点として、家庭教育行政についてお尋ねをいたします。  非行化の若年化は、家庭における環境と親の生活態度にすべて起因すると申し上げても過言ではないと確信をいたすものであります。生をうけてから小学校までの間はあくまで自我の時期であります。そして親は絶対的な偶像であり、親の考え方、生活態度がすべて心の糧として育ち得ることは言をまたないのであります。にもかかわらず、自我の時代に放置できない非行化はいかに病根の深さと対処のむずかしさを如実に物語るものであります。そして、家庭教育の重大さと子を持つ親の責務と自覚の強力な行政指導こそ今日をおいてないと極言するものであります。ために本市では、一昨年十月、家庭教育の手引きとして「子育てのために」と題する小冊子を発刊して、各界指導者及び小中学校に配付し、さらに、「家庭教育の見直し」と題して、実に事細かな家庭での実践活動を記載し、全市十二万世帯に配布され、精力的な啓蒙運動を展開いたしております。また、実践活動のまとめとして、過去十七年間にわたる家庭教育学級を集録し、参考資料として配布し、関係機関に対する一層の努力を促しております。私は、この種行政担当者の取り組むひたむきな情熱の努力を高く評価するものでありますが、問題はいかにして社会教育の場である公民館活動、PTA等、地域に根をおろす積極的な運動の展開策であります。特にPTA組織、とりわけ成人母親委員会を中心とする指導援助、地域ぐるみの啓蒙等、行政による積極果敢な対応案を望むものでありますが、教育長としてどのような構想をお持ちなのかお尋ねするものであります。  また、PTA活動に関連して、その理念と組織力がこの種活動に最も大切なことを考慮すれば、市連合会及び各単位PTAの組織分野の実践活動、研修大会の充実等、予算を増額し、さらに一大キャンペーン運動の展開も一策と思考するものでありますが、教育長の所信をお伺いするものであります。  第三点として、社会教育行政の積極的な推進のために、校下公民館に社会教育主事の常勤制度導入について市長に提言いたします。  生涯教育を目指す社会教育推進の拠点は、公民館活動にあることはるる申し上げてまいりましたが、本市の場合この設備は拠点公民館三、校下公民館四十八、さらに地域末端の活動拠点として部落公民館二百八十一カ所の多きを数え、全国一を誇り、本市社会教育にかける熱意を誇示しております。問題は多様化する時代の急変に対処した活動の充実策であります。さきに述べた学校教育と社会教育の連帯、家庭教育の推進、また、地域社会のコミュニティーづくり等々、その利用度は門前市をなすほどの活況を呈しております。さらに、アイ・ラブ・ギフの標語に象徴される郷土愛、地域愛の高揚という素朴な精神文化復興の核的存在でもあります。このような現況の中で最も望まれるのは適切な指導者の必要性であります。また、行政のキーステーション的な役割りをも包含する中で、いまやボランティア的な活動範囲の限界を超えているのであります。一例として、せっかく市長のアイデアで実現された公民館文庫も、取り扱いの苦慮で宝の持ちぐされ的様相を呈しているのであります。何とかしなければという識者の声も日を追って大きくなるのは当然のことでありましょう。教育の荒廃と非行化の拡大が憂慮され、いまや国民的な重大関心事として叫ばれる今日、地域における学校、社会、家庭と、総ぐるみの人づくりは必須的急務であります。また、付随して住みよい町づくりを目指す行政への理解と協力等、枚挙にいとまのない公民館の重要性を再認識する上に立てば、社会教育主事の常勤制度は避けて通れない緊急課題であると思考するものでありますが、提言に対する市長の見解をお尋ねするものであります。  総論として、教育行政全般について、私なりの所見を交えて教育長にお尋ねいたします。  本年四月末日来日された、世界の聖女としてあがめられる、インドのマザーテレサ女史が帰国に当たって、日本の現状を率直に語られた記事を覚えております。東洋の富めるすばらしい国として期待してきたが、現実は貧しい人の多いのに胸の痛む思いと直言したのであります。国富んで心貧しの表現を率直に認めざるを得ない者の一人であります。少なくも一国の安定と民族の進展は、物質文化とともに精神文化が渾然一体とならなければ望むべくもないことは、散々の世界の歴史が教えています。また、富めるがゆえに起因する世相の乱れは、骨肉相はむ惨状や道義の衰退となって、いまや国家的解決課題として俎上いたしております。教育の荒廃またしかりであります。知・徳・体を掲げる義務教育が、人として守り行うべき道徳教育を軽視しては成り立たないのであります。生涯教育を目指す社会教育にしても、常に相手の立場に立つ真の民主主義の心構えの定着が最大の課題として掘り起こされねばならないはずであります。教育を一貫して流れる精神教育の重要性と、その推進策を新教育長としてどのような所見と抱負をお持ちなのかお聞かせいただければ幸いであります。    〔私語する者あり〕  続いて、支所行政に見る行政効率と住民サービスの対応策として市長にお尋ねをいたします。  市長はこの接点を求めて熟慮を重ねながら地区サービスセンター構想を打ち出され、鋭意実現に努力されたことは周知の事実であります。私は質問に当たって、五十二年度から一年がかりで調査委員会が答申された報告書をいま一度精読いたしました。数次にわたる論議を積み重ね、きめ細かな構想のもとに行政構造を抜本的に見直し、市政の大計として位置づけられた英知の結集に多くの夢を託した一人であります。このことは地区サービスセンターのことであります。新しい時代に向けて対応せんとする行政の積極果敢な発想、そしてその中に包含する行政効率と住民サービスの接点を十二分に配慮した施策構想がいつの間にか総論賛成、各論反対の波にもまれて、実現を見ぬまま凍結の運命にさらされていることは、真に残念至極と思うものであります。一体各論反対の中にどのような明確な論拠があったのか。また、どうすれば理解、協力が得られる前進策への提言がなかったのか。足踏み論議だけのものだけで凍結されたとすれば納得ができないのであります。また、本議場においてもしばしば論議が尽くされたことは、議事録をひもといて承知するものでありますが、対する市長答弁の中身は、概して地域住民の理解と協力が得られなかったことが鮮明に浮上しております。かつて、昭和四十二年、当時の松尾市長が支所の全面廃止を打ち出し、地域住民の強烈な抵抗に遭って撤回せざるを得なかった経緯もまた承知しております。しかしながら、このことから十四年を経た今日、世相の急変は万人の認識するところであり、目をみはるほどの当時の経済成長期と現状の鈍足経済の中で、対応に苦慮する実態を直視するとき、行政効率の模索と実行は避けて通れない宿命的課題であります。しかも、現今の国情は膨大な赤字を抱え、その打開策は行政改革のあらしとなって眼前にまで迫っております。また、身近な市民生活にしても、国保料金の改定で昨年同期と対して一%の収納率の低下を来し、月額六百三十万円を上回る滞納額を記録しております。さらに、九月議会に上程予定と聞く上下水道、バス料金の改定等、徐々に市民生活の圧迫となりつつあることは既成の事実であります。このような観点の中で支所行政の実情を見るとき、支所数二十八カ所の設置は全国にその比を見ないのであります。ちなみに同格都市の調査では、新潟市の四十五万人口に対し四支所。尼崎五十一万、五支所。姫路四十五万、十八支所。金沢四十万、二支所。和歌山四十万、十五支所。岡山五十四万、十一支所。倉敷四十万、十二支所。長崎四十四万、十一支所となっております。本市支所の実態は、前述の支所数二十八、職員百二十九名、年間取扱件数五十一万七千八百二十三件、一人一日当たりの処理数、実働日、年二百九十日として十四件の平均となるのであります。また、最多取扱支所による同処理件数十八・五件、最小に至っては四件のアンバランスであります。次いで、これに要する人件費六億七十七万五千円、給与額は賞与を含めて一人月額平均三十九万二千円となります。すなわち、最小支所を例として、職員三名に対する給与は単純計算にして月額百二十万円弱の支出となり、住民サービスにおける限界の論議の根拠となるのは至極当然のことであります。また、本市の経済基盤を支える中小企業、零細企業経営にすりかえて比較すれば、三名の社員に対する月額給与百二十万円の支出に見込む利益率と労働率は一体どれだけの売上高と労働力を加算しなければならないかは推して知るべきものがあるのであります。さらに、視点を変えて住民サービスを重要指針とすれば、本庁隣接以外の校下にはすべて平等に支所を設置すべきであり、これに要する経費の膨大は果たして市民の納得し得る行政施策として受け入れられるものか、疑念を持たざるを得ないのであります。また、多様化する市民要望への履行も相まって、将来における財政展望と行財政の上からも重大な問題点として留意すべきは市長答弁によっても明白であります。  問題点の第二として、現支所の新制度移行による市民サービスの低下をおそれる根拠の理由に挙げる意見について答申書では、数々の代替措置を明確にいたしております。模写電送装置の導入により従来取扱業務の万全化、遠隔地域への移動サービスカー派遣制度、取次所の設置措置等、きめ細かな対応策を講じております。また、現行支所建物の活用方法として、地域住民の自由管理化、広報会活動の拠点的支所に対しては、従来の慣行を十二分に考慮して善処すべきともうたっているのであります。移行による市民サービス低下の憂慮は、これを見る限り凍結に至るまでの論拠の争点とはなり得ないと思考するものであります。  問題の第三として取り上げるものは、伝来の墳墓の地とする地域愛と歴史を積み重ねた村意識の愛着への壁であります。私の課題として調査した行政視察による支所行政の改革は、調査都市のすべてにおいて問題論議の核的要素となっております。強力な反対運動の洗礼を浴びて議会の空転を招いたり、地域住民と行政側との長年の対立等、岐阜市のみが例外ではないのであります。本市に見る支所推移は、昭和六年の本荘、日野両村を筆頭に、戦前の併合十二カ町村、戦後広域行政への国策のもとに合併した旧岩野田村を皮切りに十六村、合わせて二十八カ所の町村役場が今日の支所の位置づけになっているのは御承知のとおりであります。その後昭和三十年来に至って、モータリゼーションによる日常行動圏の拡大による地域構造の変化と、さらに三十五年を境として本庁人口の減少、支所人口の増加というドーナツ化的な拡散が進行し、人口分布の一大変化を来したことは周知の事柄であります。そして、戦前の加納東西の行政区分は論外として、近年における長良、島、芥見地区の三行政区分の分離、長森北、岩野田の二行政区分と拡大を余儀なくされるに至ったのであります。この現状を直視するとき、村意識の愛着性と町村合併時においての役場事務の存続条件のみに固執すれば、無支所地域における住民のサービス業務に対する不平等論が、現行支所行政に対し批判改善の起爆剤にもなりかねないのは、けだし当然の成り行きと見るべきであります。いま一度四十一万岐阜市への大局的郷土愛を訴え、総力を挙げて地域住民の理解と協力を仰ぎ、大計の初志貫徹に精魂を傾けるべきと思考するものでありますが、市長の決意のほどをお聞かせいただきたいのであります。  また、近年とみに支所の改築が推進されておりますが、地区サービスセンター構想との接点とあわせて、支所行政に対する基本構想と施策の一貫性をもお尋ねするものであります。  いま一点、今期事件議案として提案された東部コミュニティーセンターの建設に際し、さきの議会で玉田議員の地区サービスセンター構想との関連性の質問を受けて、市長は諮問の答申どおり、コミセンと行政サービス併用論を基礎主眼とされている旨の答弁をされたのでありますが、この際住民の理解を得て、隣接して行政センター建設の意思ありや、お伺いして、以上、質問を終わります。(拍手) ◯議長(神山 栄君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 ◯市長(蒔田 浩君) 大野栄吉議員の御質問に対しましてお答えを申し上げます。  社会教育行政に関連いたしまして、公民館活動の重要性をお述べになり、今後の公民館主事の常勤制等を進めよ、こういうお話でございます。私は市長に就任させていただいて以来、この社会教育、中でも人間の生涯学習というものを中心にいたしました、この公民館というものに対する重要性ということを常に深く認識いたしまして、公民館の新設、改築、あるいは部落公民館等の推進、さらに、さらにそれらの拠点となるべき地域のコミュニティーセンターというようなものを推進をしてきたわけでございます。幸い御質問のとおり、岐阜市の校下公民館全部でき上がりまして、さらに部落公民館、また今年はコミュニティーセンターというような形で、人間のこの生活の上におけるところの地域住民の人々の連帯意識と申しますか、そうしたものを活発化することによって、市民の皆さん方がその都市に対する深い愛情と愛着、また、市民の人々の主体性と、そういうもの、さらに人間が将来学習できることの喜びと、あるいはまた生命への喜び等々を感ずる、そういうようなことが私は社会教育の中における公民館活動の中心的あるいは役割りであり、また、その公民館の活動が活発化すればするほど、私は地域の社会が豊かになると同時に、人間のお互いの交流も激しくなり、生きがいというものを感ずると、こういうふうに思いまして今日まで進めておるわけであります。そういうことを御認識いただきました市民の皆さん方が、この公民館の活動というものがただいまおっしゃったように、門前市をなすと言うほど、私はときどき公民館を訪ねてその黒板を見るわけでありますが、びっしり書き込まれておるわけであります。したがいまして、その整理にも困るということを主事の方々からも聞いております。これこそ私はこの公民館活動、あるいは公民館の設置の意義というものが十分達せられると思って喜んでおると同時に、議員各位も同じことであろうと存ずるわけであります。したがいまして、そうすればそうするほど、いわゆるその公民館主事の方々の、あるいは館長さんの忙しさというものと、あるいはまあ主事の方々のカリキュラムといいますか、あるいは調整、あるいは指導と、こういったものが多忙になってくるということは私もよく承知いたしております。したがいまして、これを常勤化するのか、あるいはまた私は主事の方々によく聞くわけであります。大体主事の方々はそれを生業として、生活の糧としていらっしゃる方々はすけないわけであります。やはり一定の現場の第一線を引かれた方々、あるいはまたその他いろいろの自分の自主活動の中においての主事をやっていただいておる方々、さまざまあります。あるいはまたその朝から夜までの勤める形態も人々によってはある程度違っておりますが、まあもちろん非常勤という形にはこちらとしては一定をいたしておりまして、現在五万円の手当を出しておるわけであります。そういう面においてただいまの質問者がおっしゃるような内容について、主事さんにときどき聞くわけであります。やはりそれは全部同じ言葉には返ってくるとは思いませんけれども、おおむねの言葉として返ってくるのは、やはり主事としての任務は、自分の経験と、それから人間としての第一線を引いて、これから社会への貢献という面における公民館活動、あるいは公民館主事という仕事はまことに天職のような気がすると、これこそ私の生きがいですと、そういう言葉が異口同音に返ること、そのことが私は今日の公民館活動の岐阜市の主体性が強いものになっておるというふうに思い、感謝を申し上げておるわけであります。したがいまして、これを常勤にすることによってそういうことが薄くなるとか、そういうことではなくして、みずからがその公民館主事という職業、職務、あるいは地域社会に根をおろした自分の活動が、いかに地域の発展、人間の連帯、こういう郷土愛と、こういうようなものに結びついておるかという仕事からの生きがい、こういうものを強く感じていらっしゃる、こういうことを思うときに、それをまた常勤にしたがいいのか、あるいは給料をよくしたらいいのか、あるいはまたむしろ現在の非常勤の主事さんのもとにさらに補助的な職員をさらに置いて、これらの活発化する活動に対応して、地域の市民の皆さん方のサービス、生涯学習をうまく推進する、助長をする、指導をするということに向けていったがいいのか、いろいろ私も考えてはおるわけであります。一定の時期までにそれらのことにつきましてよく教育委員会、あるいは現場のそうした主事の方々の直接の竟見、こういうものを聞いて何らかの対応を考えることが必要であろうということでございます。余り私が聞いた上においては、その給与というような言葉は余り出ておりません。ただただなかなか一人でやるのは忙しいので、どうしてもその手が回らぬというような声は聞くわけであります。そういう面を考えまして今後の対応をしてまいりたいと存ずるわけであります。  それから二番目の、支所行政に見るところの行政効率と住民サービス、いわゆる先般打ち出しました地区サービスセンターというものが現在実施の方向へ進めてまいりましたが、いろいろの事情によって現在その実施がおくれておると、まあ凍結をしておるというような形であります。私も各市のこの支所行政といるものをときどきこの市長会等で他の市長さんに聞くわけでありますが、なかなかどこでも本市と同じような悩みのあることは事実であります。支所を全く廃止すると、そして本庁一本の行政にするといることは、まず一たんこの設置されたものを廃止するということは大変困難であるということは、まあどこの市長さんもおっしゃるわけであります。したがって、そのとおりであろうと思うと同時に、また岐阜市ほど支所の多いところもまたないわけであります。したがいまして、これらの支所というものとサービスをどうするかということをどのように持っていくかといることが、最もいい方法として地区サービスセンターということを考えたわけであります。地区サービスセンターということは私だけが申し上げておるわけではなくして、いろいろな地域で行政と市民、市民と行政、この距離があってはいかぬということが基本であります。行政というものは市民のためのものであり、市民はサービスというものを受ける権利を持ち、そしてまた都市形成へのいろいろのまた義務もあるわけであります。その中でも行政というものは市民のためのものであるとするならば、最も行政の多くのもの、市民に直接、間接的でもですが、関係のある行政はできるだけ市民の近い場所にある、そのことが私は行政への信頼と、そして行政と住民との一体性を持つ都市建設、こういうことになっていくことであろうと思います。そういうものがきわめて十分な練られたものの中に、都市への活力、生きがい、そしてまた都市への深い郷土愛、愛情ということに一層つながっていくということであろうと存ずるわけであります。したがいまして、このサービスセンターというものをつくりたいということに対する情熱はいまも変わりはないわけであります。ただただそれは、あくまでサービスセンターは一般の行政とやや違って、住民の皆さん方、市民の皆さん方の利益、不利益あるいはそれを利用する利用しない不便、利便、こういう関係のものがきわめて強いものであるので、特に市民の皆さん方の理解と協力が得られることを強く望んだということであります。それがまあ、いわば昔の村意識というものもあるかもしれません。あるいはまた、人間の行動の流れというようなものもあろうと思います。そういうことが一つの生活文化とでも言い得ることができるかもしれませんが、そういうことにおいて、どうも地区サービスセンターというものの理解と、支所というものの機能が全くなくなってしまうというような観念的なものがあったかもしれません。これは私たちの住民への理解と協力に対する説得力がまずかったという点があるかもしれません。いろいろの理由があるかもしれませんが、今日までの経過とそれがあって今日まだ設置されていないということであります。したがいまして、私は現在ある二十八の支所の事務機構あるいは事務の内容、こういうものの改善ということを検討すると同時に、地区サービスセンターへの設置と、そして現行の支所の改善後の設置する、まあ支所ではなくても出張所と申しますか連絡所といいますか、そういうものをより一層市民の皆さん方に理解をしていただくことによって、サービスセンターの設置とコミュニティーセンターの設置とを同じような位置的な関係、そしてまた、行政と生涯教育の場の接点、こういうものを進めてまいりたいというのが私の年来の念願であると同時に、それへの実施に向けてさらに進めてまいりたい、かようにいま思っておるわけでございます。いろいろ現在の支所の機能が少なくなることによって、市民の皆さん方の利便不便というものは、今日の時代ではいろいろな方策があると思うわけであります。先ほど御質問の中にありましたような電送写真もあるでしょうしサービスカーもあるでしょうし、その他工夫すればそんなに不便だというようなことではなくして、よりサービスセンターをつくることによって、行政が市民の皆さん方の間近におる方が、より一層サービスがよくなり市民生活が豊かになってくるという方向の方が、利益が高まり、また、その方が効率的だというふうに思っておるわけであります。そういう点を十分御理解を得つつ、また、議会の皆さん方の十分御賛同を賜る方向で、これからもそちらの方向への努力を積み重ねて、そしてその実現に向けて推進していきたいと、かように思っておる次第であります。 ◯議長(神山 栄君) 教育委員会委員長、太田武夫君。    〔太田武夫君登壇〕 ◯教育委員会委員長(太田武夫君) 大野議員さんの御質問中、学校群について御答弁いたします。  現在行われております学校群制度は発足以来八年を迎えまして、お説のようにいろいろなひずみが出、いろいろな非難が出ております。そこで、県の教育委員会は学校群の見直しを目途としまして、岐阜県高等学校制度問題懇談会ですか、そういう会を設けました。そうして早速去る六月の二十二日ですか、第一回の会が持たれまして、会長には岐大の学長さん、副会長には高等学校長協会の会長であられる岐高の校長さんが互選されまして、第一回としましては、いま行われております学校群制度の功罪につきまして洗いざらい各委員から意見が述べられました。そうして今後の会の運営の資料とそれがなっていくことだと思います。そこで、今後の会の運営として小委員会が設けられまして、小委員会は今度七月、そうしてさらにそれをもとにして全体会議が八月、こういったぐあいに五十六年度中に数回会が持たれまして、予定としましては五十六年度中に成案を得て、五十七年度は準備期間で五十八年度から新しい制度で進みたいというのが県教委の考えのようであります。しかし、会の進みぐあいによってはあるいは五十七年度から改正される線も残されている由でございます。改善される方向としましていろいろな意見が出ております。全廃してしまった方がいいと、学校群は廃止せよと、あるいはいまの二校を三校の組み合わせにしたらどうだろうか、あるいは小学区制にした方がいいと、あるいは固定しないで学校群を二、三年で順番にこう組み合わせを変えていったらどうだろうかと、あるいはそれらの方法を組み合わしたような方法、制度、そういったぐあいにいろいろな意見が出ておりまして、それぞれ一長一短がありまして、これが最善だという制度についてはなかなか困難で、伝家の宝刀的な制度はむずかしいのでございます。これは御承知のとおりだと思います。私も正直に申しまして、いまどのような方法が一番いいのか、これが最善だという考えをまだ研究中でございます。したがいまして、さきの市の議会でいろいろ御審議をいただきました意見書の趣旨に基づきまして、今後各市民の層からの声も伺いまして、廃止を含めていろいろな方法をさらに研究をいたしまして、私は会の一員として今後会に臨んで県教委に要望していきたいと思っております。以上でございます。 ◯議長(神山 栄君) 教育長、橋詰俊郎君。    〔橋詰俊郎君登壇〕 ◯教育長(橋詰俊郎君) お答えを申し上げます。  まず最初に、学校群制度の問題でございますが、高邁な御意見を感銘深く拝聴いたしました。その中で、教育は一国の命運をかけた最高の国是であり、民族の進展と飽くなき平和を希求するあすへのかけ橋である。普遍の理念を見失うことなく、いかに効果あらしめるかは、時代の現状を的確に把握し情熱を持って対処する姿勢が大事だと、全く私どももそれと同じ考えでこの問題に対処してまいりたい。また、伸び伸びと特色のある学校づくり、人づくりを高等学校で行うべきだと、こういうお考え方につきましても、全くそのとおりだと思います。今後どういう方向で検討されていくかということにつきまして、ただいま委員長の方からお話がございました。昨日の答弁におきましても、懇談会で出されましたところの三つの問題点につきまして私、お話しをさせていただきましたが、学校選択の自由がない、学校群間の格差の問題あるいは校内の格差の問題、特色ある学校づくりができないというようなことでございますが、たとえばこの、もう少しお話し申し上げますと、群間格差をなくそうと努力すれば校内格差というようなことが問題になってくる。校内格差を是正しようと思いますと群間格差というような問題が生じてくるといったような、格差の問題でも一つの矛盾が出てくる。学校選択の自由につきましても、中学校、高校において本来の教育が一層積極的に進めるために、ある程度の選択の自由にブレーキをかけなければならないという考えでこの学校群制度が発足したわけでございますが、御指摘のようなひずみが出ているわけであります。で、どの制度をとりましても一長一短があるわけでございます。こういう問題についても過日の懇談会においてお話し合いがなされたと聞いております。そういうことでございますので、いまどういう方向でという結論はまだ早いと思いますが、昨日も申し上げましたように市民各層の御意見、御要望をお聞きいたしまして、私も懇談会の一員でございます。学校群の問題は、これはいわば岐阜市と大垣市の問題だというふうに言っても過言ではないと思います。そういう意味で、私どもこそ本当にこの問題に積極的に取り組んでいかなければならないというふうに考えております。そういうことで、県教委と一体となりましてこの問題に取り組んでまいりたい、こういうふうに思っておりますので御理解を賜りたいと思います。  次に、第二番目に御質問をいただきました教育の正常化と非行の問題でございます。  その中で、第一にお伺いいたしました教師のモラルの高揚をどのように考えるかというような御質問でございますが、昨日私は、教育は人なりということを申し上げました。教師に人を得なければ教育の効果は決して期待ができないということが私の変わらざる考え方でございます。また、ほかの言葉で言いますれば、教育は人格の触れ合いである、というような言葉でも申すことができるというふうに考えております。お説のとおり、教師と子供の間には深い愛情のきずなによって結ばれた師弟の間の信頼感があってこそ本当に教育の効果が上がるもんだと思います。昨日私は、この幼い魂に、はつらつたる生命力というものを吹き込んで、人生を生き抜くところの力や勇気を与えていく、未来に伸びる可能性を引き伸ばす教師、専門職という言葉で申し上げたんですけれども、これはその使命というものは非常に大きいものがあろうと思います。そういう意味で私は、現在の教師像として次の三つのことをいつも強調しております。  一つは、教育に対する使命感を深く自覚する教師。教育に対する使命感をとにかく持ってもらわぬと困ります。  それから第二番目には、人間性豊かな、教育愛一筋の教師である。教育愛、人間性ということを強調してまいりたいということを思っております。  それから三番目に、実力と信念を持った権威の教師である。力のない教師は子供からの信頼を失います。親さんからの信頼も失います。  そういう意味で、いろいろ教師の理想像に対する言い方はありましょうが、そういう形で私は岐阜市の全先生方に教育に取り組んでいただきたいということを、あらゆる場を通してお願いしていきたいと思っております。  次に、校長のモラルの問題でございますが、学校長は教育現場の最高責任者として、その責任はまことに重大なものがございます。お説のとおり、教育者としてみずからの哲学を持ち、情熱を持って全力投球する人、まさにそのとおりだと思います。豊かな識見と信念、聡明な判断力「たくましい指導力とか旺盛な念願とか、その人柄からにじみ出る魅力とか、そういうものが管理職の理想像だと申されておりますが、そうした観点から必ずしも、これは理想でございまして、岐阜市の校長さんが皆そうだと、りっぱな人だと断言はよういたしませんけれども、六十八校の校長先生方がそれぞれの学校で多難な問題を抱えながら教育経営に取り組んでおられる姿に私は感謝をいたしております。職員の相互信頼に支えられながら、さらに一層一丸となって学校教育に取り組んでいっていただきたいと思っております。今日ほど長たる者に、これはいずれの社会でも同じでございますけれども、リーダーシップを要請される時代はないと思います。望ましい管理職のあり方というものはいかにあるべきかというようなことで、校長会も校長会独自の組織で、あるいは市教育委員会や県の教育委員会の要請する研修会の中で、一生懸命に研修に努めておられるのが実態でございます。  それから、そういうりっぱな管理職が要請されるわけでございますので、人事管理はどうなっているかということでございましたが、たとえば管理職の登用につきましても県の実施いたします厳しい採用試験がございまして、この関門を皆通過した方々が校長職として御就任をなさっておられるわけでございます。  それから、非行防止のために中学校の生徒指導委員はどうなっているのかという御質疑でございますが、これは今年度初めて採択されたのでございますが、この教員は県の方から特別に六名の方をいただきまして、特に問題の多い岐阜市に配置させていただいたわけでございます。問題児の対症的な療法はもちろんのこと、先生方、それから校長先生方、御父兄の方々あるいは児童相談所との連絡、警察との連絡等に日夜東奔西走いたしている現状でございます。各学校には生徒主事というものがございますので、それの総まとめとして地域ごとで相談指導に当たっておいでになるのがこの指導員制度でございます。  次に、家庭教育の充実の問題でございますが、昨日申し上げましたとおり、今日急激な社会変化の中で、とかく家庭のあり方というものが反省され論議されます。家庭教育に対する憂慮が深まってきておりますことは御承知のとおりでございます。そうした意味から、教育委員会が発行いたしましたところの家庭教育の手引き、手直しというのが、いろんな機会を通し、学校でPTAで御活用いただいて大変御好評をいただいておりますことはうれしく存じておりますが、家庭教育の充実策は大きな大会を持つということも、あるいはスローガン教育をしていくということも意義あることでございますが、むしろ単位PTAとかあるいは小中学校、幼稚園等の家庭教育学級でなるべく多くの親さんたちが集まっていただきまして、その中で親のあり方、子供の育て方を勉強していただくということが一番効果的ではないかということを考えまして、今年度も予算的にもそちらの方向に傾注をさせていただいているような現状でございます。  最後に、精神教育の問題でございますが、今日、日本は経済の高度成長によりまして、日本人全体の生活が余りにも物質的に流れ、豊かになり過ぎ、一時は消費の美徳というような言葉まで使われましたんでございますが、物質万能の生活から生まれてまいりましたこのひずみというものが、精神生活といいますか、精神文化といいますか、そちらの方向にあらわれてきていると現代っ子のあり方が批判されておりますのも、大きな要因になっているのではないかと思います。現在の子供の非行問題もここに根があるということで憂慮をされております。お説のとおり今日、日本の社会は心の問題を見直す時期に来ていると私も思います。心の豊かさということは、高邁な精神文化を求めるということよりも、まず身近な生活の中から、子供も親も教師も社会も、みんな日本人の持つよいこの精神文化の伝統というものをしっかりと見直して、健全な教育を立て直すことだと思います。全市の先生方とともに、また、PTAの皆様方とともに、そうした観点から道徳教育のあり方、特別活動のあり方、学校における、あるいは学校教育の持ち方、家庭教育学級の中でそうした問題を取り上げて精神教育の重視に努めてまいりたい、こういうふうに考えております。以上でございます。    〔「議長、十五番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(神山 栄君) 十五番、大野栄吉君。    〔大野栄吉君登壇〕 ◯十五番(大野栄吉君) 若干の再質問を行います。  学校群及び教育正常化、さらに家庭教育あるいは学校教育の分野にかけての質問をいたしましたが、教育者らしく御答弁をいただきました。これをしたら絶対によくなる、これをすれば大変効果が求められる、教育はそれほど簡単なものではないと思います。二回目の登壇に当たりまして、一代を教育一筋にささげられた新教育長でございますので、精いっぱい、人としてどうあるべきかということを信念にして励んでいただきますように御要望して、教育委員長、教育長の答弁を了といたします。  次に、支所行政、すなわち行政効率と住民サービスという接点を支所行政に焦点を合わせて質問をさしていただきます。  私の調査範囲では四日市、富山というようなことになりますと、校下公民館に社会教育主事、これを一人常勤しながら、やはりミニ行政センター的なことで、公民館活動と、いわゆる出張所的なミニ行政的なもので、ほとんど各校下でおやりになってみえるというような、きめ細かな方法がとられているようでございます。特に富山市の場合では模写電送装置をそういう地域にすでに二十六カ所も設けて、きめ細かい住民サービスをおやりになっているということを調査範囲でわかりましたが、一年、二年がかりで富山の方へ調査に行ってまいりたいと思います。問題はそういうような行き方をおとりになるのか、そうすると膨大な経費というものが、岐阜市民の要望ということと同時にでき得るのか、納得し得るのかという形式的な面もあります。もしそうでないとすれば、地区サービスセンターを何としてでも住民の協力を根強く訴えながらそういう行政をすべきで、中途半端なことは許されないというのが私の市長への質問なんですね、もう一度市長に。私としては地区サービスセンターを一年かかってしたんだ、いまの支所は廃止じゃありませんよと、建物は残しておきましょう、地域、校下の自主管理にどうぞ使ってください、いままでの業務内容、役場的ないままでの支所の業務内容というのは、あらゆる手を尽くして御心配ないように細かにこういう計画を立てておりますよと、ちゃんと報告書にはうたってあるんです。それが理解がされないということになりますと、行政の方の説得の努力が足りなかったんじゃないだろうかと言わざるを得ないんですねえ。さらに答申ではですねえ、業務内容を逐一細かく、実にありとあらゆる研究を通じながら、まとめ上げられた問題は、どう支所のある地域にそしゃくしてもらうか、そしゃくしてもらうべく努力をするかということでなかったら、一時凍結が永久凍結になり得る危険があるということを私は申し上げたいのであります。簡単でよろしいので、もう一度市長の支所行政における答弁をお願いしたい。以上です。 ◯議長(神山 栄君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 ◯市長(蒔田 浩君) 再質問にお答え申し上げます。支所行政と地区サービスセンター、今後の推進について大いに努力をせよと、こういうことでございます。  お答えを申し上げましたように、私の構想の中には、行政というものは市民のものである。したがって、身近なところで行政をやることによって、行政と市民の信頼性が常に高まり、そして有機的に結ばれることによって都市というものは活力があり住みがいがある、そういう地域というものができていくと、それが一つの方向である。そのためにはどのようなやり方をするかという中に、岐阜市としては地区サービスセンターといつものをつくって、そして、支所の現在持っておる機能をも含めて、現在本庁でやっておる仕事をできるだけ住民の権利義務、その他関係のあるものは、そこでそしゃく、消化をするような方向の機能をつくりたいと、こういうことであります。なぜできなかったということでございます。これも先ほど私は反省の意味を込めまして、行政の説得力の不足にもあったと言います。こういうことを申し上げたわけであります。さらに、新たにコミュニティーセンターというものを本年からまたこれをつくるように計画をしたわけであります。したがいまして、このコミュニティーセンターと行政センターとは当初の計画は一体的の位置に置くと、それは市民が気楽に使えるところの市民主体の生涯教育の場所ということと、それと行政のセンターが一体にあることによって、そこに一層の深さを感ずると、そういうことで同じような内容の、近くにつくったらどうかと、こういうことであるわけです。支所という現在の業務は、よその都市とは若干うちとは違うかもしれませんけれども、相当の件数のあることは事実であると同時に、そしてこの支所の持つ機能は、かなり機械化とかあるいはその他の方法で行えるような内容も持っておる、そういうことを考えますれば、やはり先ほど申し上げましたように、支所は一応の現在の支所の職員配置あるいは機能あるいは事務内容は変えて、そして出張所というのか連絡所というのか、そういうことによって市民の直接の不便は感じさせない方向というものが、この前の答申にもあるわけであります。そういうことを実行すればいいということになれば、あと何かということになりますと、それに対する市民の皆さん方の理解とわれわれの理解を得るための行動、説得力というものに重点をかけていくことによって、それはできていくというふうに思っておるわけであります。さらに努力をいたしたいと存じます。 ◯議長(神山 栄君) 八番、大野 寛君。    〔大野 寛君登壇〕(拍手) ◯八番(大野 寛君) 自民党で二人目の大野でございますが、よろしくお願いいたします。最初に、通告の中でその他がありますけれども、これは街路事業、都市計画法に基づく街路事業について都市計画部長にお尋ねするつもりでおります。  そこで、最初に緑化プランということでございます。  これは、県が全県公園化にするという大きな理想を持っております。また、それに対して実現の方向に動いております。岐阜市においては、蒔田市政二次総の基本構想の中に「緑豊かな住みよい町」ということでグリーンマスターという大きなプランが立てられ、また昨年ごろからは花いっぱい運動というような新しい事態も出てきております。そういう中で、ちなみに最近五年間の、特に公園を中心にした緑化予算というものが岐阜市を南と中と北、北は川北という、いわゆる長良川以北、そして中は、長良川から東海道、高山線の真ん中、それからそれ以南を南と、こういう形で予算配分というものを過去五年間をトータルして考えてみますと、五十一年から昨年五十五年まで、北部においては約十七億二千万円、中部においては十九億五千万円、南部においては六億四千万円と、この数字を見ても明らかなように、南部が極端に少ないという状態であります。もちろん、これはそれぞれ面積的な大小というものがありますから、一概にこの数字だけを見てその配分の把握をするというのには多少の間違いがあるにしても、南部地域がいかに予算的に配分が少ないかということがよくわかるわけです。そこで、こういった状態の中で都市計画部長にお尋ねをするんですが、今後この緑化政策の中で少ない南部地域に対してどういう考えを持っておるのか、それをまず第一点、お伺いするものであります。  それから次に、市長さんと同じく都市計画部長にお尋ねするんですが、この緑いっぱいあるいは花いっぱい運動と、こういう中で私どもいつも議会の控え室で東の方を見ますと、あそこには通称水道山というのがあるわけで、この水道山にひとつ桜はどうだろうかというようなお話は、過去の議会に山田桂議員がちょっと触れられたことを記憶しております。そしてこの桜いっぱいとなれば、いま四月ともなりますと、ちょいちょい桜もあるんですが、聞くところによると約一万本くらいがすでに植えられているというように聞いております。しかし、その反面、もう少しじっくり見ますと、屋上には、頂上にはプラネタリウムがあります。それから、あそこに回転式の空中ブランコというんですか、あれが備えつけられております。それから、山の中腹にはロマンスリフトですか、あれが設置されております。そして、あの下の方にはかって隆盛を誇りましたボウリング場の、いまは廃墟にひとしいような全く人の出入りのないようなボウリング場があるということで、いつも気をつけて見てみますと、あれが動いていたためしがないということになりますと、岐阜プラネタリウム株式会社というのはどうなってるのだろうかということにおいて、水道山を何とかしなければならない、しかも近くに柳ケ瀬、新岐阜という大きな人の集まる場所を持ちながら、その間近に最も市民が親しみやすいような、あの水道山というものがそういった無用の長物化しているんではないかというようなものがいまあるということは、あれを市民の本当の憩いの、手ごろな場所として今後開発していくには一つの邪魔物になっているというような感じを私自身持つものであります。あの水道山というのは、いま一つのハイキングコースといいますか、あるいは体力増進のために、わが党の横山議員なんかは毎朝あそこへ登ることによって一日が始まるというくらい、市民に親しまれております。そういうことを、ひとつ、市長さんよく御理解いただいて、この水道山あるいはあの下にあるところの風致公園としての粕森神社、こういったものをもっと市民に親しみの持てるような、こういう場所に仕立て上げていただくということはどうだろうかということで、まず市長さんにお伺いするわけでございます。私、四年ほど前に岐阜市の友好都市でありますフィレンツェへ行ったことがあります。あそこにはミケランジェロ広場という、そこでやっぱり水道山と同じような高さの山がありまして、そこへ行きますと、ミケランジェロの彫刻が中央にあり、そして、ずっと一望しますとあのフィレンツェの市内がドオーモを中心にしてアルノ川ですか、あるいはベッキオ橋というようなことで、一望に見られて非常にいい名所になっているということを、私、実感としていまだに記憶に新しいわけですけれども、そういうことを考えますと、岐阜市を一望できる、それでは場所というのはどこにあるだろうかと──もちろん、金華山へ行けば見えますけれどもちょっと高過ぎる。したがって、手ごろということになりますと、水道山の頂上というのは、その意味でもかっこうの場所ではないかというふうに考えるわけで、ひとつ、市長さん、この水道山というものをいま私が提案を申し上げながら、いろいろお話ししましたけれども、そんなことをひとつ加味していただいて、構想というものをもしお持ちでしたら、市長さんにお願いしたいと。また、都市計画上、やはり風致公園でもあります。しかも、水道山は保安林ということになっておりますから、保安林というものは、その面積の三分の一以内は手が加えられますけれども、それ以上はできないという、たしか制約がありますから、そんなような専門的な立場から都市計画部長に、こういったひとつ案はどうだろうということでお伺いしたいのであります。  そこで、そもそもこの岐阜プラネタリウム、これはここにおられる市長さんが岐阜プラネタリウム株式会社の会長になっておられます。これは、どういうことかというと、私もあの会社の沿革というものを調べてみますと、前市長の松尾吾策氏が、昭和三十二年当時、教育施設としてまずプラネタリウムをドイツから輸入する、そして水道山山頂にプラネタリウムをつくり、あわせて同所一帯を観光の一つの名所として開発するというようなことで、それにはひとつ、ロマンスリフトもというようなことで、そういった発想であの会社が設立された。そして、当時ボウリングという一つのブームがありましたから、その下にボウリング場を経営したというのがその生い立ちであります。そこで、岐阜市は出資持ち株三千五百株、一株五百円ですけれども、金額にして千七百五十万円、これだけの出資をしております。この会社の資本金は一億七千五百万ですから、ちょうど十分の一の出資をしているというようなことで、前市長がそういったことであれば現市長はおのずからそういった出資をしているということで、会長にいやでもならなければならないという形になっているんではないかと、これはあくまで私個人の想像ですけれども、そういうことになりますと、市長さん、やっぱり余り積極的に組むと、人はいわゆるこの会社のために骨折っているんじゃないかというような、うがった考えをされる人も中にあるかもしれない、どうしてそういうことを言うかというと、たとえばことしの総会の中身を見てみますと、来期、いわゆるこの五十六年度への欠損見込みとして二億二千万が赤字経営とされております。ということになりますと、よけいにそういう憂いも当然市長さん持たれる、これはよくわかるんですが、それでは、このプラネタリウムというこの会社が、今後どういうふうに開発して、どれだけの可能性があるかといえば、恐らくこの累積赤字はどんどんふえることはあっても減ることはないと思います。そして、何十年か何年か先に、だれかまた市長さんになられますと、またここの会長になる。そうすると、また手がつかないというようなことで、これでは水道山というのが、あの場所的にもあるいは形からあるいは山の高さからしてもかっこうの場所であるのに、それがそのためにいつまでたっても市民のなじみの深い場所になっていかないということは、はなはだ残念な状態に置かれているんではないかというふうに思うわけです。ひとつそういうことも考え合わせて、決して市長さん、これは遠慮されることはありませんから、岐阜市四十一万市民が唯一の憩いの場所として、柳ケ瀬があり、柳ケ瀬はファッション、アパレル産業あるいは鉄道高架で駅前の再開発、いろんな意味であの水道山はその価値感をふやしてくることは間違いない事実であります。そういうことも考えて、積極的なもし発想がありましたら、そんなことを御披露願えたら、岐阜市は非常に観光的にもその名所として大きくクローズアップされてくるんではないかというふうに考えております。市長さんと都市計画部長にお願いしたいと思います。  それから次に、岐阜市営バスについてでございます。  この市営バスについて、交通部長にお尋ねしますけれども、いま岐阜市の市営バスの駐車場に標識灯があります。数、はっきりわかりませんが、大体百六十一近くあると思います。この標識灯には、もちろんサーモスタットがつきまして、そして日暮れとともに電気がつき、真夜中になると節電のために当然消えるというふうで、この駐車場がわかるための標識灯が立っております。    〔私語する者あり〕 したがって、この標識灯について、最近私はあるところから、実はこれは交通部にとって一つのお荷物になっておると、そのお荷物というのは、維持管理面でかなりの費用がかかるということで、実はこれの取りつけの由来というものをいろいろ調べてまいりますと、当初はある業者がこれは交通部へ持ってまいりました。こうこうしかじかでこういう形のものをつくると。そして、これは防犯灯の役目もするというようなことで、もちろんそこには道路交通法あるいは建設省の道路管理法、いろんなものを全部適法な状態で持ってこられたわけです。交通部は非常にいいことである。従来、企業として芳しくない業績の中でそこへ持ってきて年間幾ら幾らの広告料も差し出しましょうというようなことで、交通部としてはほんとに持ってこいの話であるわけで、当然すぐその話に乗ったわけであります。あいにくその業者が倒産状態になってしまったということになれば、本来維持管理から電気代からいろんなことまで全部その業者に一括責任持たすという契約の内容が一度に壊れてしまったという事態があります。しかるにこのいわゆる停車場の標識灯というものは、これに当然必要でもありますし、運輸省からその明示方は当然通達が来ております。これ、やっていかなければならないのですが、ちなみに、現在、この百六十近くある維持費というものがどのくらいかかるかといいますと、五十五年度で約二百五十万、費用、いわゆる人件費を抜いた工事費とかあるいは消耗品、電気代、道路占用料というようなことを考えると二百五十万かかっております。したがって、この二百五十万というものが標識灯のために絶えず費やされるわけです。まだ、五十三年当時のものですから、痛みはそんなに進んではいないですから、これからどんどん進むとなれば、この二百五十万というものは、どんどんもっともっとかかっていくということになります。  もう一つ、この標識灯に関して、あれはいわゆる屋外広告というような一つの法律があるわけです。したがって、それに対して一つの規制が設けられております。たとえば広告は進行車両の非対向面、となると裏側ということですね、及び歩道面、この二面にだけは広告を入れることは許可してあげますと、それ以外は許可ならぬというのが、実は県条例で決められております。これに関して、たとえばこのとおりにやっているところが一体どこにあるかと、あるいはそうでなくて結構車道面でもあるいは対向面でも広告を入れているところがあるかということを考えてみますと、隣の名古屋市あたりはもういっぱいに広告を入れております。入れておれば当然そこに一つのメリットがありますから、この広告ということを考えても採算ベースというものが考えられるわけです。たとえば岐阜市は、いま、あるK広告社と交通部と契約を結んでおります。昨年、ちょうどあの標識灯の下部六十センチ、幅四十五センチ、こういうスペースのもとに百九十枠をもって契約をして、年間百九十二万円の収入があるようにその広告店と契約を結んでいるわけです。ところがことしになって、道路規制の問題で枠数が減りました。そして、当然そこに金額も少なくなるわけで、百九十二万円あったのが今年は年額八十四万円というふうで、約半分以下になったわけですけども、それはあくまで車道面と対向面は入れてはいけないという形で行われておるわけで、もし、名古屋市が取り扱っておるように、全部入れられるということになりますと、ここに収入がプラスになるわけです。ということを考えると、交通部長、ひとつこれを県の方へ働きかけをされて、そして、ぜひとも広告面がフルに活用できるようなそういう措置がもしできたら、二百五十万かかるところの維持費、そして、収入として考えるところの八十四万円がもっとプラスになるんではないかと、交通部のいわゆる企業としての苦しい財政に一つの助けになるんじゃないかということを思うわけですが、ひとつ、交通部長、これをどう考えておられるか、これをお尋ねするものであります。  それから三番目に、街路事業に関してですけれども、この街路事業というのは、もちろん国の補助があって進められていくわけですけれども、近年、たとえば五十五年度と五十六年度の街路事業というものの国の予算考えてみる場合、ほとんどこれ、ゼロ%の伸び率であります。実質マイナスにつながるかもしれませんが、現在、岐阜市が都市計画路線として都計審なんかでも決めております、延長路線約二百キロ残されております。二百キロあるわけです。そして、そこで達成しておるのが約三〇%と言いますから、六十キロということです。残り百四十キロが現時点で路線でまだ手つかずの状態であるというのが、都市計画法に基づく街路事業の岐阜市分であります。そして、国がゼロ%であります。したがって、伸びがゼロで大体県単位で年間どのくらい来るかというと、せいぜい二本程度というのが過去の実績であり、今後も続くであろうということになっております。たった二本となりますと、広い岐阜県のことですから、果たして岐阜市にどれだけの採択があるかという、これはなかなかむずかしいことで、したがって、まあ、この計画路線というものをいかに進めていくかというところに、一つの質問の要点が生まれてくるわけです。ということは、計画決定すれば、当然告示なりあるいはその関係の住民にいろいろ説明が加えられます。聞いた住民というものは、街路事実で、その計画にかかれば、これから先、たとえば田畑を維持するにもあるいは家を建て直すとか、いろいろ計画があるわけですが、そういったことをいろいろ心配をしなければならない。ところが、まあ、なかなか実施の段階に入っていかない、絶えず心配の種であるということで関係の住民を不安に陥れることは実際にある問題であります。何となれば、私どもいろいろこの路線に該当するところの人から、いつかかるんだ、どうなってんだと言われても、なかなか返答できないというのが、この計画路線の該当住民に対するわれわれの答えであるわけですが、そういうことで現在まあ、いわゆる財源の中で都市計画税というのがあるわけです。この都市計画税の中で、果たしてこれは、当然目的税ですから、街路事業というものは都市計画においては当然目的の事業になってきます。おのずからそこにどれだけの予算が費やされているかということを調べてみますと、たとえば五十一年でしたら、都市計画税としての収入が約十億七千万、そこで街路事業、いわゆる街路の舗装とか道路の改良、これに費やされた金額というのがたったの七百五十万、五十一年で、五十二年、五十三年、これは全然ありません。五十四年になりますと、都市計画税、岐阜市は二十一億四千万円の約収入があります。ところが、これに費やされた費用は七千百万です。約三・三%、五十五年、これは見込みでございますけれども、二十三億一千万の都市計画税の中で目的税でありますから、果たしてどれだけ街路事業使われたかというと、約七千万円、約これは三%であります。となれば、二百キロあって、完成しているのが三〇%の六十キロ、あと百四十キロが国がゼロ%であり、県の採択は非常に少ないという確率になれば、少なくとも市単でもって進めていくということが不安に陥っている住民の感情解決するという一つの手だてにもなってくるわけで、そういうことを考えますと、都市計画部長、こういった予算の枠内でもちろんそれなりに部局とのかかわり合い、関係がありますけれども、今後どういう見通しを持ってこの街路事業に対して取り組んでいかれるか、その所信のほどをお伺いしたいと思います。  以上、三点の質問を終わります。(拍手) ◯議長(神山 栄君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 ◯市長(蒔田 浩君) 大野議員の御質問に対しまして、お答えを申し上げます。  都市緑化の推進に当たりまして、特にこの水道山と言って市民に大変親しまれておりますところの粕森公園一帯の整備を推進せよと、そして岐阜市の観光名所を新たにつくり出せと、こういう話でございます。私も前からこの水道山というのを、私たちの少年時代にもよく登った覚えがありますし、それから、桜もたくさんあって、豊かなこの山として親しんだことを覚えておるわけであります。また、先般イタリアのフィレンツェとの姉妹都市提携をいたしまして、あのミケランジェロの広場というものも、あそこに立ってフィレンツェのアルノ川を越えた町並み、町一帯をながめた、もちろん議会の方々も御経験があるかと思いますが、そうしたことによる一つの人間の豊かな都市に対する愛着と申しますか、そういうものもふえたことがあるわけでございます。それと、この水道山というのは、非常にフィレンツェの関係に同じような形あるいは広地を持つ公園として、より一層現在からある程度きちっとした計画に基づいたプランによる開発整備をしたいという気持ちを強く持っておるわけであります。現在あの広場、ロマンスリフトに乗る人も、あるいは自動車で行く人も歩んでいく人もありますけれども、大体現在年間五十万人の人が上へ行くわけであります。そうしますと、ただいま岐阜城が大体二十三万人、入場者、ロープウエーが大体三十万から三十五万人、鵜飼の船に乗る人が二十七、八万人、あるいはまたドライブウエーを通るのは自動車で二十万台、こういうような数字を見ますと、やはり金華山あるいは金華山系のこの粕森公園一帯というものは大変市民の皆さん方に利用をされると同時に深く愛情を持っていらっしゃるわけであります。したがいまして、この整備というのは岐阜市民にとりましてもあるいは岐阜市の都市としても大変大切なことであると思うわけであります。もちろん、従来の関係から、プラネタリウムあるいはまたロマンスリフトあるいはまた上の遊戯施設、ボウリング場と、こういうものが会社だとかあるいは上のユースホステルというような公営のものとか、いろいろな手によってできてきておるわけでありますけれども、いずれもきちっとした総合的な整備計画に基づいたものばかりではないということになれば、いまおっしゃいましたように、この一望できる位置に対する開発計画と、それが市民の皆さん方に大変望まれておるということ、さらに今日の植樹あるいは緑化あるいは花、こういうようなことを考えますと、桜の名所、いまある程度の桜は市民の御寄付によってできたものが多いわけでありますが、これにきちっとした整備計画をつくるということは私は大切なことであると同時に、ぜひそういう方向に向けていきたいというものを持っておるわけであります。どのようにこれをするかということは、相当のやはり知識者の方々、あるいはまた専門家の御意見も聞き、そしてまたせっかくの山でありますから、その山の下に人家もありますから、危険でないようなことも考えると同時に、その開発によってせっかくの山景あるいは山容を壊すというようなことは、もちろん戒めなければならないということでございます。いままああの下のボウリング場は現在一部、ほんの一部を使っておりますが、まあ三階の建物はほとんど開店休業のようなことで、若干のボウリング場があるのと事務所に貸しておる程度でございます。それから駐車場の経営を会社がしておると、それからロマンスリフトは一年間に三万五千から四万までぐらいの現在は利用者ということで、これも年々減っておるわけであります。それからプラネタリウムの上のあのドームに入る人はこれも大体現在一万五千から二万人ぐらいのことで、これも年々やや減ると、それから上に幾つかの遊戯施設がございますが、これが四万五千から五万人ぐらいの利用と、これもやや減っておると、それから催しの館が、お化け屋敷とか、それから何か汽車とかいろいろなものがありますけれども、そういうものも一万五千から二万人ぐらいの利用、それから駐車場がございますが、これが四万五千から五万台の利用ということで駐車場が一番まだ利用されておるということは、やはり山へ行く人が多いということでございます。そういうことを考えまして、これらの会社あるいは会社が経営しておる施設、そういうもの、さらにこれからの二十一世帯を展望をいたしまして、岐阜市の真の市民の広場として、あるいは市民の親しまれる粕森公園、金華山一帯の整備というものをあわせまして整備計画をつくりたいというふうに考えておるわけであります。公園の方で考えておりますのは、現在の粕森公園は三十ヘクタールでございますが、整備をするとすれば金華山を含めまして六百ヘクタールぐらいに考えたらどうかという、そういう公園化プランというのを、まあ将来ずっともちろん相当の多年の整備計画を立てるわけでありますけれども、そのようなふうの考え方も現在徐々にでございますが、進めつつあるわけであります。もちろん、現在の会社施設がありますから、そういうもの、さらに下の整備、あるいは瑞竜寺の山の部分、いろいろ関係がございますが、きちっとした専門家による整備計画を立てて、将来に禍根を残さないような計画をして、そしてまた木を植えていくと、桜を植えていくと、先般あるライオンズクラブにそのことを、少しそういうようなことも、とりあえず桜の木なんか植えて名所の一端にもしていきたいということを申し上げましたら、ぜひわれわれのクラブがそれは引き受けましょうというようなすでに申し出もあるぐらいでありまして、多くの市民の皆さん方はそれを強く望んでいらっしゃるという、そうした証左もあるということでございます。一層綿密なプランを立てまして、そして将来の岐阜の名所となるような推進をしていきたいという強い意識を持っておるということをお答えにさせていただきます。 ◯議長(神山 栄君) 都市計画部長、近藤直彦君。    〔近藤直彦君登壇〕 ◯都市計画部長(近藤直彦君) 御質問にお答えを申し上げたいと思うわけでございます。  特に公園整備に関しまして、南部地域に公園の新設の要望をされたわけでございます。南部地域に公園が少ないと、こういうようなことは過去の議会においてもたびたび議題にされておるわけでございまして、この南部地域に公園の新設と、こういうものについては鋭意努力をしてきておるわけでございます。特に人口別あるいは地域の面積割り、こういうものから考えましても、東海道線から以北の地域と、それから南部、その以南の南部の地域の公園の数、こういうものは約南部については二〇%しかないと、こういうようなことでございます。しかも、その二〇%の公園と、こういうものがすでに区画整理が完了しました三里地区に集中してあると、こういうような一つの地域的なアンバランスがあるわけでございます。したがいまして、毎年南部地区に対しまする公園整備といたしまして、いろんな方策を考えてはおるわけでございますが、やはり地域によっては非常に用地費が高くつくと、こういうような問題とか、あるいは特に区画整理事業じゃなくて土地改良事業が実施されておって、なかなか用地の無償貸与とか、あるいは提供の御希望が少ないと、こういうようなことがございまして、なかなか思うようにいっておりません。ただ南部地域の公園整備計画と、こういうものについては五十六年度から第五次の公園整備五カ年計画と、こういうものを現在策定中でございます。この中に鋭意南部地区に公園の新設と、こういうものを取り込んだ内容のものにしていきたいと、こういうふうに考えておるわけでございます。いずれにしましても児童公園一カ所をつくるにいたしましても、やはり平均面積として七百五十坪、単価二十万といたしましても用地費だけでも約一億五千万と、こういうような多額の経費を要するわけでございまして、特にこの用地の取得と、あるいは用地の提供に対する御協力と、こういうものがなければなかなか公園整備が思うように進まないのは現実の問題でございます。今後の御協力を特にお願いを申し上げたいと思うわけでございます。  それから、水道山を含む一帯の粕森公園の整備と、こういうことについての御提言があったわけでございます。概略につきまして市長さんの方から御説明があったわけでございますが、その中で特に水道山に桜を植えると、こういうことの中で特にその山に、水道山自体が保安林にほとんど指定がされておると、こういうことでございます。それに対しまして自然の景観を損なわないで、しかも、市民の憩いの場をどのように設置をしていくかと、こういうのがこれからの問題であろうと、こういうふうに考えておるわけでございます。保安林と、こういうものにつきましてはやはりその面積の三〇%しかこの樹木の伐採が認められないと、こういうような制限があるわけでございまして、したがって、これらの一つの法律の規制と、こういうものを考えまして、どのような形でその開発を進めていくかと、こういうのがこれからのポイントであろうと、こういうふうに思っております。これらはさらによくこの現地を調査いたしまして、将来に悔いのないような、あるいは景観を害さないような計画を練っていきたいと思っておるわけでございます。  それから、桜という問題で、市長さんからあるライオンズクラブからというようないわゆるお話があったわけでございますが、これにつきましては五十七年から三カ年と、こういうような予定をいたしまして、とりあえず遊歩道を中心とした形で桜を二千本入れていくような現在計画を立案をしておるわけでございます。それとともに、さらにこの柏森公園を拡張いたした金華山塊を含めたいわゆるその面積につきましては、約六百ヘクタールの区域につきましては緑のマスタープランの中におきましてはこれを地区公園と、こういうような形の中で整備を進めるような計画を持っておるわけでございますが、そういうような中で個々の特に水道山と、こういうものを取り上げました形の中で、この水道山付近の整備をするためにはどのような構想を持つべきかと、こういうようなこともすでにコンサルタントに委託をいたしまして、現在構想を作成中でございます。いずれにしましてもいろんな御提案、こういうものを受けまして、市民に親しみのある、身近で親しみのあるような公園整備と、こういうものについては今後も鋭意努力、検討をしてまいりたいと、こういうふうに思っておるわけでございます。  それから、街路事業につきましてのお尋ねでございます。  御指摘のとおり、街路事業の予算というものは公共事業の抑制と、こういうものに絡みまして、非常に新規事業あるいは予算の枠づけと、こういうものが固定的なものになってきておるわけでございまして、その整備につきましてはその進捗と、こういうものがなかなか思うようにいかないのが現実でございます。したがって、こういうような事態を受けまして、建設省におきましては昭和五十四年度から重要路線指定と、こういうようなことで岐阜市の環状線というものがこの路線指定に入っておるわけでございますが、こういうような路線を指定することによりまして、そこに重点的に予算を配分して、他には予算を配分せないと、こういうような方針に変わってきておるわけでございます。したがいまして、現在岐阜市で行われております街路事業の主体となしますのは、やはり環状線整備事業と、こういうものに集中をしておりまして、他の路線に対する予算配分としてはきわめて少ないわけでございます。ちなみに昭和五十六年度におきます街路事業費の枠と、そういうものは県と、岐阜市内で行われます県と市の事業、これを両方合算をいたしますと約二十五億でございます。そういうようなことでございまして、この中で先ほど申し上げましたとおり、主体となりますのは環状線の整備、それから、五十六年度から新しく入ってまいりました鉄道高架事業費でございます。そういうことでございまして、したがいまして、これらの事業費と、こういうものを考えますときには、五十五年度に対比いたしまして五%の増というようなことになっておりますが、市の関係の街路事業といたしましては約一五%減と、こういうようなことになっておりまして、したがって、ますます各都市の幹線道路と、こういうものの整備がされましても、これに接続を必要とします補助的な幹線道路の整備は地域に非常に強い要望があるにもかかわらず、事業採択にはなかなか困難な事情があるわけでございます。従来より街路改良事業費として、市の予算としましては用地買収、あるいは補償費の伴わない路線の改良、あるいは舗装工事と、こういうものは実施をしてきたわけでございますが、さらに都市幹線道路の機能を高めるためには、昭和五十年度より本格的に単独事業として街路新設を図ることにしたわけでございます。これは特に本町─打越線の整備に関連して、大平町─黒野線の整備に着手をしたわけでございますが、五十五年度からさらに河渡橋の開通に伴いまして、合渡─下奈良線の整備事業を追加をしたわけでございます。したがいまして、五十六年度の単独事業費は約一億三千五百万となりまして、対前年度比といたしましては二〇〇%というようなことになりまして、大幅なる増額を見ていただきまして、これら路線の整備を早急に促進すると、こういうようなことの施策を図ったわけでございます。今後の方針といたしましては、やはりこれら路線の補助対象事業としての採択が得られるように努力をいたすことは当然でございますが、さらに、緊急性の高い路線から計画的に単独事業による整備の促進が図れるよう財政当局とも協議をいたしまして、実施に移したいと、こういうふうな所存でございます。なお、県におかれましてもやはりこの街路整備事業費が少ないと、こういうようなことから県単事業としての整備が図られるようになっておりまして、現在左兵衛新田─米野線が着手中でございます。が、事業費はこれもわずかでございます。したがいまして、県に対しましても今後これらの単独費の増額、あるいは現在着手中の路線の早期完成と、こういうものをあわせて要望をいたしていきたいと、こういうふうに考えておるわけでございます。以上でございます。 ◯議長(神山 栄君) 交通部長、鬼頭成行君。    〔鬼頭成行君登壇〕 ◯交通部長(鬼頭成行君) お答えいたします。バス停の照明式標識につきましては、昭和五十三年から昭和五十四年にかけまして、ただいまお話のありました経緯を経まして設置をされたわけでございます。この設置目的は、明瞭な駅名、時刻表、路線図の表示によりまして乗客に対するサービスの向上を図るとともに、遠方からでも停留所の確認が容易で、夜間の安全運転と事故防止等のためにつくったわけでございます。この標識には、これが維持費に充当するために広告を掲示することができるとされておりまするけれども、建設省の通達あるいは県の許可基準による規制がありまして、進行車両の非対向面及び歩道面の二面に限られ、かつまた、各表示面の三分の一しか広告ができないということでございます。御指摘の規制の改善につきましては、他都市におきます実情を調査し、関係方面に強く改善を要望いたしまして、広告料収入の増大を図ってまいりたいと存じます。また、維持管理面につきましても利用者へのサービス、あるいは美観の上からも一層意を用いてまいりたいと存じます。    〔「議長、八番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(神山 栄君) 八番、大野 寛君。    〔大野 寛君登壇〕 ◯八番(大野 寛君) 二回目の質問よりも、一応提案をしておきたいと思います。  緑化プランに関してはライオンズからのアプローチがあるとか、いろいろまあ積極的なことで、しかも、来年から三カ年計画で二千本の桜を植樹するというような話、市民の広場としての親しみやすい公園化のための努力をするというようなことで、その中で要望として岐阜市は鵜飼が一つの名物になっております。ところが、この鵜飼というものを考えた場合に、岐阜駅をおり、そしてどの道を通るにせよ長良まで到達する間、少なくとも岐阜市はなるほど鵜飼が有名であるというような印象づけるような何物もないということ、これはよく考えてみますとほんとにそのとおりであります。したがって、せいぜいあるのは岐阜駅をおりますと、あの駅前広場にちょっと鵜飼を、鵜を形どったアーチみたいなものがあるだけで、あとあれもほんとまあ安物くさくて、いかにも見劣りすることを考えた場合に、岐阜市が口では宣伝効果をねらって大きく言いますけれども、形の上ではこんな程度かということで、ちょっと安物くさい、そんな感じをするわけですが、そういうことを考えると、せっかくまあこうした粕森公園あるいは水道山ということの計画があるならば、その中に鵜を、あるいは鵜飼を何かもじったところのモニュメント式の、先ほど私ちょっとミケランジェロ広場で、その広場にはミケランジェロの彫刻が建っておるということを言いましたけど、鵜を何か想像づけるようなモニュメントというようなことがもしできたらというようなことをまあこれ提案をしておきます。これはまあ一種の発想でありますけども、そんなこともあったということをひとつ記憶にとどめておいてほしいと思います。  それから、南部地域に対する投資額、まあ緑化等の中に少ないということで、特にまあ用地買収とか、いろんなものでアンバランスになっておるというお話ですが、きょうは公園ということで指摘を申し上げましたが、たとえば、学校にひとつ緑を、あるいは花をということも一つの計画としてはこれ考えられるわけで、何も公園だけに緑化あるわけではないと思います。そんなようなこともひとつお考えいただいて、学校の設置計画の中でもそういった方法があるということをひとつ頭に入れておいてほしいと思います。  それから、まあ最後の街路事業に関して、これは前年比二〇〇%増ということでそれなりに前向きなんですが、本来まあこの街路事業に関しては、わが自民党も当初の予算要望の中で、党として県単事業をふやすように働きかけをするようにというような要望も入っております。そんなこともかみ合わせて、市における二〇〇%の増っていうものはそれなりに評価ができるわけですが、なおかつ、ひとつ県への働きかけというものも大いにひとつ積極的にやってほしいと思います。  なお、いま答弁の中で、太平町─黒野線というようなお話も出ましたけども、この地域はちょうど本町─打趣線、あれが供用開始になりまして、そしてそれを横断し、西へ七十メートルぐらいのところまではいっておりますけども、あと先が全く見当もついていないと、あの辺の住民にしては田あり畑あり、うちありというようなことで、すぐ近くまで来ているけども、どうなるんだろうということで、たとえば、ことしあたりでも果たして田植えをしていいものかどうかというような、そんなような迷いもあるというようなことで、まあ計画路線に乗ったとはいえ、その先行きに一つの具体的な方針がないために、住民をいろいろな意味で迷わしている、不安に陥れているということがあるわけなんです。こういうところにもやっぱり今後都市計画路線を進める上で、住民の考え方っていうものをいろいろ考える必要があるんではないか。その一家にすれば、たとえば、うち一軒建てるにしたって一生の問題ですから、それが路線の計画のためになかなか決断がつかないとなれば、そこを配慮するのは本当の行政のサービスであり姿勢ではないかというふうに考えます。今後そういう考えにおいてひとつ地域説明なり、あるいは路線の進捗に関しては努力をお願いしたいというようなことを御提言申し上げて終わりたいと思います。 ◯議長(神山 栄君) この際、暫時休憩いたします。   午前十一時三十分 休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午後一時四分   開  議 ◯副議長(小野金策君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
     質疑並びに一般質問を続行いたします。三十六番、山田 桂君。    〔山田 桂君登壇〕(拍手) ◯二十六番(山田 桂君) それでは数点お尋ねをしたいと思います。  第一は、水道料金の問題でございます。  この六月十三日に、公営企業経営審議会に市長から料金値上げの諮問がございました。値上げの歴史は五十年の六八・九九%、五十三年の二一・五七%に次いで今回となったのでありますが、当局の説明では、このままでは赤字の予想額が五十六年度末に三億九千百万円、五十七年度では七億八千万円に達するとして放置できないというのが御説明であります。さらに岐阜市の水道料金は現在超過料金でトン当たり七十二円で決して高くはない。むしろ県下でも最低であって、今回の値上げの計画が世間並みへの到達レベルでしかないというような御説明がありました。すでに赤字が発生をしており、決して世間並みよりも高い水準ではないということになれば、今回の値上げが持つ実質的な意味、背景というのはさほど深刻なものではないというふうに受け取られるわけですが、果たしてそうなのかどうかお互いに討論をしてみたいと思います。  現在、岐阜市の水道の原水費はトン当たり十二円であります。で、原水価格というのは水をつかまえる価格ですから、井戸を掘ってポンプを入れて吸い上げる、つまり配水に入る直前の状態、あるいはダムをつくってそれを導水管で持ってきて、これから都市配水に入ろうとする、あるいは浄化装置まで、そのレベルまでの作業段階が原水経費であります。その原水経費がトン当たり十二円であります。ちなみに県営の東濃水道あるいはそのほかにも県営水道が二、三あるんですけれども、この東濃水道の原水価格を昭和五十五年度の決算で見てみますと百五十八円九十銭であります。岐阜市はわずかに十二円、こんなに恵まれた条件で、けた外れに安い原水が取水できるという条件で岐阜市の上水道が経営をされておりますのに、岐阜市の水道料金がまあ世間並み、それから、いまはらんでおります大幅な赤字を予想させるということになると、どこにそういう問題点があるのかと、一層問題をしぼって調べてみる必要が出てくると思います。よその市では、たとえば東濃の各市では、その原水価格百五十八円九十銭が余りにも高いもんですから、県の企業体に対していろいろ折衝いたしまして、今年度は九十八円で分けてもらっているのであります。その水を買って、それから配水施設を各市町村がつくっていて、そしてトン当たり八十円とかですねえ、百円で売っているわけであります。さて、もう一つの特質に岐阜市の水道の給水原価構成に相当特徴的なものがあると思うんです。それは人件費が三二%、物件費が一六%、動力費が一〇%で、何と資本費が四二%を占めているのであります。資本費と言いますのは借入金の元本に当たります減価償却費及び利息の負担であります。これを四二%。岐阜市では先ほど申し上げたように最も有利な条件で水が取水できる。ダムなんかつくる必要は全然ありません。したがって、投下資本は比較的小さいはずなんですけれども、それでも資本関連費用が四二%に達しているのであります。それから最近いただきました資料では、昭和五十五年から六十年までの五年間に減価償却費で五三・四八%費用が増加いたします。利息で四五・六%、わずかに五年間でこんなに経費が上がっていくのであります。こういう異常な原価構成を岐阜市の水道が持っていること、それはなぜなのか。一つは歴史の古い岐阜市の水道でこんな状態を呈しておりますのは、戦後の二十数年間、昭和四十四年に第六期拡張計画が開始をされましたが、それ以前の二十数年間、ほとんど見るべき資本投下が行われていませんでした。したがって、大きな設備集約型の産業であります水道事業のような場合には、投資は平準的にずっと維持されていきませんと、あるとき一挙に巨額の投資をいたしまして資本はね返りを料金が非常に大きく受けてしまう。そういう問題点がそのまま現在の岐阜市の水道にかぶさってきていること、これが一つあると思います。で、もう一つは、投下された設備投資に対して水上げが少ないという問題点があるわけであります。つまり資本効率が極端に少ないわけであります。配水管などがどんどん布設をされなければなりません水道企業としての義務が水道法上あるわけでありますが、管は入れても水が使われない、地下水が豊富な岐阜市における一つの特徴点だと、この二つが、いま申し上げたような資本費高騰の背景であろうと思います。したがって、普通水道料金は総費用、総原価を販売数量で割りますと普通の価格として出てくるんですけれども、岐阜市の場合ではそういう簡単な計算ができないという特徴があると思います。そこで、実態を少し見てみたいんですが、まず七十五ミリとか百ミリというような本来本管に当たるもの、太い管ですねえ。これを一つの企業や一つの建物でもって、おれんどこに専用に連結してくれという申し込みを企業が出してまいります。たとえば県立の岐阜病院が現在七十五ミリ管を結合いたしておりますが、ここの年間使用水量はゼロであります。設備投資だけさせられております。あるいは鴬谷女子高校は年間使用水量がわずかに一トンであります。ここには四十ミリが結合してございます。名鉄新岐阜駅は七十五ミリ管がありまして、使用水量は年間ゼロであります。さらに長良川ホテルは何と百ミリ本管が結合してございますが、年間十三トンの使用量であります。ホテルすぎ山は四十ミリ管で年間十二トンの使用料しか払っていないのであります。つまり水源から配水管など膨大な投資は、これらの施設における水の使用にたえ得るように要求をされ設計をされて布設をされ資本が投下をされているんですが、その資本費の償還のために必要な収入というのは水道料金を通じて入ってくるシステムでございますが、その料金の支払いを一切拒否している。つまり、資本費負担は自分ではしない、万一の場合に備えて管の結合だけさせていく、こういう使用実態がありまして、これを続けていたのではですねえ、とうてい岐阜市の水道が安定をした市民のための水道として維持されていくことは不可能であります。さて、これを口径別の契約で使用実態をもう少し見てみたいと思うんです。まず、普通の家庭で使いますのは十三ミリ管か二十ミリ管でございますが、この使用水量が全体の七〇%、契約口数が九五%であります。あと二十五ミリ以上百ミリ程度の企業性の大口の使用者、件数は少ないんですが、水道の常識からいきますと、ここでの使用水量が一般庶民の使用水量ととんとんあるいはそれを上回るというのが普通の水道の体系でなければならないと思うんです。ところが、ここで使用される水量はわずかに二七%でありまして、こういうところに岐阜市の水道企業が持っている苦しみや、あるいは岐阜市民が水道料金の問題に直面するときに不公平感というものを十分味わされる、そういう問題点がひそんでいるわけであります。極端に言いますと、水道のような極端な高額な設備投資、それを集約している産業に対して、それを支えていくのは十三ミリ管という、こんなに細いこの旨で水を飲んでいる一般庶民なんです。それを大工場の設備投資の分まで負担をさせられていかざるを得ない。ここにほんとに深刻な負担分任拒否と言いますかね、資本だけは投下させながら、その費用の分任を拒否している、社会資本への不参加と言いますかねえ、こういう問題点をもっともっと私はその該当者の皆さんにも、意味する真髄のところを理解してもらわなくてはいけないんじゃないか。企業ですから有利な方へ採算していくという立場は基本的には認めますが、そうだったら、岐阜市の水道をどうするかという結論に対してはどう対処していくのか、やがて、もっともっと資本費が高騰していく深刻な事態が予想されますので、こういう問題を真正面からぶつけていかなければいけないと思うんです。  さて、そこで具体的にお尋ねするんですが、まず市長に対しまして、これらのいわば空設備を要求して実際には水を買わず、負担分任をしていないという方々に対して、どう公共性や社会資本を維持していくための分任義務というものをですねえ、真正面から働きかけるのか、その辺市長の意思をまず伺いたいと思います。  二つ目に、部長に伺いますが、こういうことでは水道は維持できません。やがて将来、もっともっと深刻な時代を迎えます。したがいまして、言葉で言うならば、設備料金だとかあるいは準備料金だとか、または基本料金の適正な見直しなどによりまして、少なくともその投下資本に対応するような負担をですねえ、具体的にしてもらうべき制度に変えないといけない。で、本来ならばトン当たりの水価でもって資本を回収すればいいんだけれども、岐阜市の場合にはそれが実態からいって拒否されているわけだから、制度的にその分任に対応してもらえるようなものをつくらないといけない。このことについて具体的に所見を伺いたいと思います。  それから三つ目に、これも部長に。少なくとも下水道が今日のように発達をしてまいりますと、そこに使用される水量というのは相当に大きいわけであります。しかも下水道というのは水源が常時安定して保障されていなければ機能できないわけでありますので、したがって、少なくとも岐阜市の下水道を利用する水源についてはですねえ、これは公的水道によるという施設、そういうシステムをつくらないといけないんじゃないか。自分で井戸を掘ってそれで下水を使うということは非常に安定性がないわけですから、たとえば停電でもってずどんととまってしまうわけですから、そういうことではなしに、上下水道は水準を完全に公的に保障して下水道には上水道を使っていただく、あるいは簡易水道を使っていただくというようなかっこうで規律をつくる、この規定のつくり方あるいは法的な問題、これなどを私は企業委員会などでもってずっと提案をしてきたんですが、正直言いまして、いまのところ結論は出てまいりません。この際突っ込んだ検討をすることによって、上水道の使用量の一定保障に役立てるべきだと思うのであります。これは社会資本を守っていくお互いの分任制から言って私は正しいと確信をして提案しているのでありますが、所見を伺います。  それから最後に、市長に伺います。最近岐阜市民病院が経営上の理由で地下水に切りかえるという計画を出しました。現在岐阜市民病院は岐阜市上水道の使用量のトップを占めるお客様でありまして、年間十八万トンに及ぶ水量が使用されております。これをですねえ、給食にかかわるもの、飲み水に関するものだけを残してですねえ、あとは全部地下水に切りかえるという計画であります。もしこれを岐阜市民病院がやり、それからすでに岐阜市の本庁舎がそういう方針をとっているんですねえ。お勝手へ入れているやつは、炊事場へ入れているやつは上水道ですが、便所の方へ入れているやつは地下水というパイプの分流システムをこの本庁舎が使っているんですねえ。で、そういうことをどんどんやるんならね、きのうも野村議員の質問に対して市長は積極的に水道を使っていただくとか、地下水を私視しないように対策をとっていかなくちゃいかぬとか正面から答えておられるんですが、実際にはそうではないんですねえ。地下水は私的なものだという考え方がこういうところではとられている。そうすると、それに続く第二の大口使用者は岐阜グランドホテルであります。そのお隣の長良川ホテルはですねえ、先ほど申しましたように使用水量ゼロなんですね。そうすると岐阜グランドホテルだけがですねえ、この支払いを続けてくださるとは私は思えないんですよ。で、市民病院とグランドが落ちますと年間三十五万トンが落ちてしまいます。一般世帯の何百戸あるいは千戸、平均使用水量からいったら千六百戸ぐらいに当たるんですかね、そのくらい急にばたっと落ちるわけですねえ。この二口でそうです。そのほかにずっと見てまいりますと、国の施設だとかあるいは県の施設だとか市の施設が並んで大口ランクがあります。こういうところがみんな落ちていったら民間企業がですねえ当然に脱落するのはあたりまえであります。こういう状況を残していて岐阜市の上水道、これは閉鎖するわけにいきませんので、維持してくださいというあて先はですねえ全部十三ミリの一般市民。しかも投資だけはどんどんどんどん百ミリ管、こんなものをですねえ、そういう企業に結合してあげなければいけない。その費用は全部十三ミリ管が支払っている。これほど虚構に満ちたいかにも苦しい、こんな水道やっていけるんでしょうか。やはり本質的な問題としてありますので、まず市長に、市民病院がそういう切りかえをなさること、病院会計の側から見るならば、それはそれとして成立するかもしれませんが、基本的に岐阜市の上水道を破壊することにつながるわけですので、ほんとにそれをされるのかどうか所見を伺いたい。これはずいぶん以前に直接お話しをして検討を依頼してございますので、ここでお尋ねをしてもいいと思います。  二番目に、広報会のあり方と行政とのかかわりの問題について、一つの事件を申し上げながら所見を土木部長や市長室長に伺いたいと思うんです。  ちょっと不愉快な事件が紹介されるわけなんですけれども、何だ、そんな小さな事件かとおっしゃらずに物事の本質というものを御理解いただきたいと思うんです。市内の合渡寺田におきまして市の道路建設課が側溝をつくることを昨年度から該当者にお約束をいたしました。その現場は長良川の引き堤事業で寺田部落の人たちが移転をいたしました、自分のたんぼを埋めて五軒がずっと並びましたので、その前にありました水路が、たんぼがなくなったわけですから、一筆もなくなったわけですから、不用であるということで埋め立てになりまして、土地改良道路が四メーターが六メーターに広がったという現場であります。二メーターの水路があったやつがゼロになったわけですから当然放置できませんので、水がだばだばしていまして、道路建設課では当然側溝が必要であるということで、五十六年当初にこれを建設することの約束ができました。で、いざそれを施工しようといたしましたら、私も責任を持って申し上げるために説明を申し上げますが、合渡広報会連合会長の国井佐六氏ともう一名地元の方がやってまいりまして、その家の、その計画の設置する一軒のあるじが、あれは岐阜市に対する非協力的な男である。したがって、そんな家の前に側溝をつくることはない。この工事は見合わせるべきだと申し入れをしたというのであります。まあばかばかしいような話で、こんなことを本会議へ持ち出すのもいけないことかと普通なら思うんですが、何とそのためにその工事が見合わせになってしまいまして今日施工されておりません。着工地点の判断は地元にもあるでしょうし市にもあると思うんですが、そこが土木行政的な意味で着工に適格かどうかという問題点ではないわけです。非協力者の家の前だからするなという申し入れが広報連合会長によって行われたとあるなるば大変な事態ですねえ。で、広報会というのは一体そういうふうな権力の組織なのか、あるいは市の行政はそれになじんで、あるいは追随をして行政の規律を乱っていいのか、こういう問題として私はこれを紹介するのであります。しかも、この国井佐六氏というのは岐阜市が登録している指名業者の一人であります。おのずと守るべき秩序というものをお互いに持っていると思いますし、行政庁も仮にそれが事実として発言されたとしても、穏やかにそれを諭すべき立場にいるだろうと思うんです。実際にその工事をやめてしまった。で、私がそれを知りましてから、ここでは御紹介申し上げませんが、まあ言うならば解決策をソフトパッスルとして四つの提案をいたしました。しかし、実際にはその一つずつが地元の調整がむずかしいということで見逃しになりまして今日申し上げた実態にありますので、これはまあ非常にいけないことで、私は関係者に心底反省をしてほしいと思います。  さて、もう一つの問題を御紹介いたしますと、寺田で長良川の引き堤がありまして新堤防が築造されたんですが、この新堤防が、ちょっと雨が降るとですねえ、物すごい勢いで漏水をしてくる。どんどん堤防の内側へですねえ噴き出してくるわけですねえ。私も現場を見ましたが、それはもう物すごいものでした。そういう事件が発見されまして、建設省は住民大会で話し合いをいたしまして、私もほんとに敬意を表したんですが、こういう実態に安全を確保するのはわれわれの責務であるということで、問題個所をボーリング調査なんかをいたしまして、問題個所二カ所をですねえ、せっかく築いた堤防を撤去いたしました。いま現場は掘り割っていますからごらんになった方は多いと思うんですが、そういう堤防漏水事件がありました。これはもう、ほんとに全国にもまれに見る建設省の技術者にしてみれば大きな譲歩だったと思う行政事件があったんですけれども、その住民大会がありましたときに、合渡の皆さんにとっては、生命、財産にかかわる最大な問題なのに、この合渡の広報連合会ではこれに参加しないことを慫慂する言動が行われたわけであります。一体なぜなのか、これが広報連合会の果たす使命なのか、こういう意味で私は一連問題を指摘し、警鐘を乱打するのであります。そこで、具体的に先ほど御指名申し上げたお二人から、行政の秩序としてこの事件をどう見るか、所見を伺いたいと思います。  二つ目には、広報会組織の権力化、ゆがみがこうして存在をしているとするならば、広報会は住民の任意組織でございますという答えをするだけでは、私、事が済まないような気がするんですけれども、その辺もう少し行政とのかかわりにおいて起こしている、お話しいたしました二件の問題というのは、行政とのかかわりにおいて引き起こしている事態でございますので、行政側からする見解も承っておきたいと思います。  三つ目に、納涼台の緑の問題について、技術助役に伺いたいと思います。  ここは、岐阜市内一番の風致でございますし、市民のプロムナードでございます。四季を通じて、冬はそうでもないかもしれませんが、四季を通じて散策する市民も多いんですが、大変残念なことに、桜だとか大木が植わっておりまして、通行量は相当多いんですけれども、車線もございませんし、歩道もございません。車は常に渋滞をし、人車のすれ違いによる危険がいっぱいでございます。ここを実は、ずらり木を切り倒さなくても、ほんの数本、特に問題な株を切りますと二重線の道路ができるわけでありますし、あるいは忠節用水の取り入れ口がございまして、向こう側に堤防がございますので、これを一方通行の車線にするなどの工夫も可能な現場でございます。もちろん県道のようでございますので、やるやらないの問題は県にかかわっていますが、やっぱり岐阜市の側から実態をどう見るか、解決策をどう見るかということも必要だと思うんです。私は、精読などを通じまして何回もこの問題を申し上げたんですが、実際には何の所見も提起されません。つまり、緑を保護したいんです。じゃあ、緑というのは何のために保護するのか、人間の生活のために自然を保護していく、これが価値観であるわけですが、実はあの数本の木が伐採できないことによってあそこでは大変な交通渋滞が生じ、交通事故の危険が生じ、いろいろ問題点が発生しています。もし、そういう緑優先ということならば、納涼台で道路工事が東の方一・五キロくらい、鉄筋の張り出した橋みたいに道路が築造されていまして、これは金華山の緑がそれこそ数百本、数千本と切り倒されましたね。あれは一体どういう価値観で行われたのか、それはやっぱり調和のある思想が必要ですし、その検討の末、人間環境として道路も緑も両立できるような策が実行されて、今日大変な利便を与え、みんなから評価をされていると思います。こちらの方の桜や大木になると、なぜそれが突然に緑優先だけに覆ってしまうのか私はわかりません。積極的にあそこに車線をつくらなければなりませんし、事故の危険を除かなければならないと思います。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、私は、緑だけが尊重されるのではなしに、人間のために緑が尊重されるという調和のある思想をこの際取り入れてくださるように所見を伺うのであります。  これも、ちょっと言い過ぎですが申し上げます。徳川五代将軍綱吉は、生き物哀れみの令を出しました。犬公方と言われました。犬をいじめた人間は死罪になったのであります。納涼台の緑と人間のかかわりにつきまして、余りに極端な緑尊重は、この際考え直してほしいと思うのであります。(笑声)  四番目に、先ほども大野議員から提起されておりました桜の問題に関連をいたしまして、ちょっとお尋ねをしたい。これは市長からお願いします。  さきの本会議で私、観光資源を意欲的につくり出していくという意味で、桜の、日本一の桜の名所やSL機関車の連行やいろいろ申し上げたんですが、その後自分でも勉強したいと思いまして、吉野山へ行きましたり、伊那の高遠のコヒガンザクラの日本一と言われる古木の名所へ参りましたり、彦根城へ行きましたり、いろいろ調べてきました。確かに吉野山というのは、私どもが物の本で教わりましたように、日本一の名所です。そこには山岳宗教が古来から発達をしていた、そういう歴史の背景と相まって、何十種類という山桜がほんとに全山えも言われぬ風景をなしているんですが、この桜をいま維持しているのは町民の参加のようですね。吉野の山というのは、気象が大台ケ原や高野山一帯の日本一の多雨地帯につながっていますので、桜の寿命が非常に短いんだそうですね。したがって、一年に千本くらいずつ植え込みをしていかないと山が維持できない。それに対して、市民がほんとに積極的に苗木を買うなど協力をして、吉野町民によって吉野の桜が維持されている。大キャンペーンというのが行われているわけですね。最近も新聞で拝見いたしますと、高山市がヤマザクラを市民ぐるみで植えようという運動にとりかかったと報道されております。私は、先ほどもライオンズクラブかなんかのお話が出ましたが、私は、全市民の参加によって岐阜市にほんとに教科書を書きかえるようなスケールの大きな桜の山はできないかというのが夢なんですけども、市内の立地を見てみますと、ずいぶんたくさん名所になるべき位置があると思うんですね。たとえば、藍川橋からその下流を見ましたその両岸の山の重なりぐあいというのは、実にすばらしい風景ですね。これは、長良川の清流と桜の名所とを組み合わせる一つの立地であります。あるいは三田洞の弘法から団地の上のところを通りまして、岩井のかさ神様の方へ参道があるんですけれども、ここにはすでにソメイヨシノなどが相当植えられているんですけれども、その山の姿というのは実に深山の姿まで呈して、私も二、三回歩いてみましたけれども、実にすばらしい山なりを見せています。あるいは網代の雛倉、あそこには小さな山が幾つも重なって連山をなしている、あるいは畜産センター周辺の山並み、こういうところに岐阜市が十年、二十年、ずうっと市民キャンペーンを並行させながら植樹をして、管理をしていくならば、吉野山六万本の桜を上回る、ほんとにすばらしい桜団地がつくれると思うんです。吉野というのは、私、ソメイヨシノが咲いているのかと思ったんですが、ソメイヨシノというのは一本もないんです。何十種類という種類に分かれてはいますが、すべて山桜なんですね。また、すばらしい色の調和をなしているわけであります。私たちは山桜の団地、ヒガンザクラの団地あるいはソメイの団地あるいはそれらを交えた混植というように、これは専門の方々が御検討いただけると思うんですが、すばらしい、そして大きなスケールの、しかも財政的にはそんなに岐阜市が犠牲を払わなくてもいい観光資源を、市民の誇りとしてつくり上げていくような、そんなことを願ってもう一度市長の積極的な所見を伺いたいと思います。午前中出ました水道山、瑞竜寺山あたりの活用の問題、これはまあ市内にほんとに突出している山ですから、それはそれとしての価値は当然ございますが、金華山というのは一面で日本一、二を競うシイの木の原生圏でもあるわけですから、そういうものとのあんばいも考慮されて、それはそれとして大野議員御提案のような、あるいは市長御答弁のような構想が発展することを願うものですが、私、別の観点からいまのようなお尋ねもしておきたいと思うんです。  最後に、学校建築の問題でございますが、私明徳小学校が新築されましたときに、ああ、これはすばらしいと思いました。それはなぜかと言うと、それまで私たちの常識では、学校の建物はすべて灰色と決まっていました。私たちというのはちょっと言い過ぎですが、私や私の周辺の岐阜市民という意味なんですけれども、全国的に見ますと、バス旅行などいたしますと、すばらしいデザインですばらしい色彩効果の学校建築が山合いからふっと出てくるというふうに、ああ、いい学校だな、いい教育環境だな、すばらしい教育行政があるなというような風景をたくさん見るんですが、岐阜市は新築、学校の新築需要が多かったということもあるんでしょうね。学校はグレーだと、並び方は四角い窓が一列に並んでいるだけ、造形はない、そういう長い歴史があったんですよね。これは、いい悪いはあんまり財政の問題もありますから別といたしまして残念なことであったと思います。それが明徳小学校ができましたときに、御存じのように、赤いレンガの色、ぱっと鮮やかになりました。それから、外形的なデザインにも従来よりも大きく進歩したものがあって、子供たちも情操豊かな環境ができたなというふうに私思いましたが、その後あちこちで学校の新築が行われていますけれども、それほど色彩効果や個性ある設計というものが行われていない。この点、もう少し教育財政を少し伸ばせばそういう願望が達成ができるのではないかというふうに考えます。さらに、私、自分の小学校、母校を考えますと、思い出の中に何が浮かんでくるかな──当時の鷺山小学校はほんとに、校庭に桜が並びまして、すばらしくきれいに咲いていました。学校の周辺にはたんぼはシラサギがいっぱいいました。それから、鷺山の古城があったわけですね。そういう学校の環境やたたずまいというのが私の脳裏に戻ってくるわけですね。そういう植樹だとか花壇だとかあるいは造形だとか色彩管理だとか、そういうものは私たちが子供たちにつくってあげたいものの最たるものの一つだと思うんですよ。で、もう少し教育財政やこの種の問題での意欲を強く主張してくださって、市長も聞いておってくださるんですが、ひとつ、まず教育長から所見をお聞きいたしまして、議論を進めたいと思います。  以上でございます。(拍手) ◯副議長(小野金策君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 ◯市長(蒔田 浩君) 山田議員の御質問にお答えを申し上げます。  最初に、水道料金の改定問題に絡みまして、いろいろの御質問でございます。御承知のとおりでございまして、岐阜は非常にこの水源に恵まれ、さらにしたがいまして、配水もきわめて容易にあるいは費用がかからずに行われておるという特殊な地域であるわけであります。恵まれておるわけであります。長崎市等は逆に水源がなくて、全く遠いところから導水管で引いておるというような面、そういう両市を比べると、その恵まれた環境というものには感謝をしなければならないということでございます。そういうまた恵まれたものが今度はそれを費用として、給水をすることになりますと、これが反対になってしまって、恵まれておるがゆえに水を水道に頼らないようになっていくということで、もちろん原水に金がかからないからそれでも比較的低い料金で経営はできておることは事実でございます。が、経済がだんだん高度から安定してまいりまして、どこの工場、企業も、水利用ということに対しましての節減、節約から、どうしても水源が容易であるとなると水道に頼ったものが地下水に頼るようになった傾向というのが、これは特に顕著にあると同時に、実際には水道をゼロというようなことになってきまして、このことが水道経営においての採算が合わなくなってきたというのが今日の状況であります。したがいまして、私も質問者と同じように、私は意識として、自分も水道経営をやってきた人間でありますから、最近とそして以前との食い違いの中に、八十数%の人に、一つの企業なりあるいは事業所が上水道を使わなく地下水に頼るとなりますと、その量といい、あるいはまた件数と、それを一般の件数に直します、あるいは二十ミリに、十三ミリに切りかえた場合に大きなものが一般のいわゆる普通の家庭の負担となると、ここら辺につきましては、私も同じように考えるわけであります。したがいまして、そうした水道というのは、どれだけ使用水量が、供給するときの計算の中に、何割とかあるいはどれだけ準備したらいいかということで、よって配水管のミリをつくるわけであります。したがいまして、ここでは大体月何トン使うということによって、五十ミリとか四十ミリとか七十ミリとかいうことをいけていくわけであります。それがまた、配水本管に計算をされていくわけでありますから、相当な投資がそのために行っておるということであります。したがって、そういう投下した資本を料金として回収するなら、そのところも使ってもらって回収できる計算になっておるわけでありますから、それができないなればどうするかということになってしまっておるのが現状であります。それを弱い十三ミリにかけてしまうのは矛盾ではないかとおっしゃることは、私も同じように考える次第であります。そうかといって、ふんならそれは矛盾であるがどういう方法をとるかということになった一つの御提言の中に、そういうから施設ならから施設として供給の準備体制料金を、準備料と言いますか、準備負担金と言いますか、あるいはまた使うという予定をしておったものが使わないようになって、その管が投資されておるから、投資の回収をある程度の負担として、どの程度か検討すべきにしても、考えたらどうか、これは、私も前に水道をやっておったときにそういうことも自分にも考えたことがあるわけでありますが、当時と今日の深刻さは今日の方がずっと深刻になっておることは事実でありますから、一遍検討させまして、法律上の問題あるいはぼくはこういうものは本省にもよく尋ねないと、また社会問題になってもぐあいが悪いと思いますが、とにかく一遍そういうことはある程度投下をしたことは事実でありますから、そしてそれが使われておらないということになれば、使うという計画のもとにあるいは使われるという予想のもとに、そういうものを大きな管を入れておるということに対する、企業側と言いますか、事務所側と言いますか、そういうところにも何かの体系と言いますか、料金の体系と言いますか、負担と言いますか、そういうようなものを考えていただくべき検討をしたいと思うわけであります。おっしゃったように、そのゼロというところ、まるっきり使わぬというところから、ほんのまあ申しわけ程度にしか使ってないというところがこの表にも出ておりますので、きわめてこれはぐあいが悪いということでございます。それをあながち十三ミリの一般家庭だけに負担をさせるというところに問題がある。しからば、いま言ったような負担金の問題のほかに、そんなら一般会計で持ったらどうやということにも、これもまた一つの問題も、水を使わぬ人が水を使う人だけの負担をしなければという、また市民側のそういうこともまた考えないかぬということでありますので、いろいろな面からこれからのやはり水道料金のみならず、いろいろなこの負担ということに対しては各方面からの検討も要して、そうしてベストではないけれどもベターの方法というものを考えなければならないだろうと思うわけであります。そういう中に、市民病院が地下水に変えて、役所の公共機関がそういうことをすれば、みんなんがまねするではないかということをおっしゃると、これまたどうも私も、病院の方も一つの市役所でありますから、病院に切りかえるじゃないとも、これも公営企業であります。切りかえずに市の水道を絶対使わないかぬと、そのために病院がえらてもしょうがないなというふうにもいかぬところがありまして、一人でこの両方を見がてら悩んでおるわけでありますが、とりあえずは地下水に切りかえるという予算もできておりますので、質問者からお話しがあったことも聞いておりますし、市民病院からもそのことを言ってきております。したがいまして、そうこう両方を考えつつ、いま病院にもうやめろということもなりませんので、そのから施設に対する負担とそういう面の中でこれは行政側として同じ役所の中としてどのように対応していくかという問題は、一つの研究課題として研究さしていただきたいと存ずるわけであります。  なお、こういう問題につきましては、ただいま審議会も開かれておりますので、総合的にこの市だけの考え方、検討ということのみならず、審議会でもやはり審議をしてもらって、そして、これはただ単に一年、二年の先のことではないわけであります。永久にあることでありますから、制度として御審議をいただくようにお願いを申し上げたいと存ずるわけであります。市は市として検討をし、研究をすることをいたします。  緑の問題で先ほどお話しがありまして、御提案がありました。まことにありがたく存ずるわけであります。私は、いつもこの場でも出ますけれども、岐阜市にはどうしても市街地の緑が少ないということは、やはりここには金華山という山があって、それに頼っておるということではないんです。ないんですが、やはり緑をつくろうとすれば、学校とか街路とか民間とか、いろんなことありましても、大きな緑の場所をつくるというようなことはなかなかできない。そうすると、どうしても公園という必要性になりまして、本荘公園というのを二十数億でつくったわけであります。かなりの都市というのは、ほとんど各藩が置かれまして、そして武家屋敷もあり、大名屋敷もあり、お城もあって、そういうところが国有地あるいは県有地となって、今日いろいろの栄えておるわけであります。そういうところには公用地として緑も豊かにあるわけであります。したがって、岐阜はもともと商人の町であったわけでありますから、きわめて土地というものに対する商業上の利用というものが強く、そうした空閑地的なあるいは武家屋敷的なそういう広いものは持っていなかったというところに、町の中に広場もないし、そういうことであります。したがって、それはそれとして逐次進めるといたしましても結局はこの山を利用して緑をふやすと、その緑の中に一層私たちの日本の一つの国花としてある桜と、こういうものを大いに植えて、名所とするところに特にいろいろな花を、日本人でも外国人でもありますけれども花を好むわけでありますけれども、特に桜という花に対しましては、強く郷愁を持つわけでありますけれども、その桜の名所、おっしゃったように、私は、この本当は全市民に呼びかけて、桜一本植樹運動とか、桜一本献納運動とか、そういうようなことをして、そして、みずからもその植樹という中において自分がどういうことをやった、どういう役割りをしたと、一本桜を出したと、そういうところに私はつながりも深くなり、そして、また年々大きくなる桜を見て、自分の、市民の方々が一層桜に対するあるいはこの岐阜の町を名所にしていこうという意欲もつながっていくことであろうと存ずるわけでございます。そういう場所もたくさん岐阜にはあるわけであります。したがいまして、市としては先般、先般というのかおととしですが、長良川堤、これはまあ昔から有名な桜堤でありますが、あれを回復をして桜を三百本ですか、四百本ですか、そのくらい植えて、年々いま大きくなりつつあり、一つの、まだミニでありますけれども、やや名所としてのあれをつくり出しつつあるわけであります。今後一層そういうことにも意を用い、先ほど申し上げました、大野議員にもお話し申し上げましたようなことを復活しつつ、それをまた大いにPRをして、各所に一つの桜の名所をつくっていくような市民全体でやれるようなこと、あるいはまた行政、あるいはまた言いましたようないろいろなクラブ、そういうところにも呼びかけまして、そうした名所をつくっていくように努力をいたします。  以上であります。 ◯副議長(小野金策君) 水道部長、中村善一郎君。    〔中村善一郎君登壇〕 ◯水道部長(中村善一郎君) お答え申し上げます。  上水道事業につきましての御質問でございます。これにつきましては、ただいま市長よりるる御答弁があったとおりでございます。その中におきまして、私に対する御質問でございますが、大口利用者が非常に、管だけ引いて使用料金がない、そういうものに対する基本料金の適正な見直しということでございます。この料金体系につきましては、岐阜市の場合は用途別の従量料金制をとっているわけでございまして、こういう問題につきましても、この前五十三年ですか、料金改定のときにも検討がなされたわけでございますが、いまおっしゃいますようなことにつきましては、われわれとしても非常にそういう点についてはその実態について把握いたしておるわけでございまして、こうした中口径とかあるいは大口径の引き込みに対する責任水量をある程度加味すると、こういうことにつきましては、今回もいま市長も御答弁なっておりますように、公営企業経営審議会の審議が始まっていると、そういう中でございますので、この審議の中におきまして十分検討をお願いしつつ、こうした結果によりまして、ある程度責任水量制のようなものを出していきたいと、われわれこのように思っておりますが、しかし、これが余り強くなりますと、かえってまた追いやってしまうという形も出るのではないかと、かようなことを心配をいたしているようなわけでございます。  第二点目でございます。この下水道利用者に対しまして、上水道の使用の義務づけを、条例を制定をするという方向に向かって進めよと、こういう問題でございます。これにつきましては、三月の議会の企業委員長報告の中にもこうした水道事業に対するいろんな問題点の御指摘の中にも入っているわけでございます。われわれとしましても、こういうことにつきましては、いわゆるその水道部としては、このような状態が最も望ましい状態であるということは、われわれも思うわけでございますが、現在日本はいわゆる法治国でございまして、司法的な問題というものが出てくるというようなことも心配いたすわけでございますが、何にいたしましてもいわゆるおっしゃいますような御意思に沿えるようなふうに前向きで十分検討して、これに対処できるということであれば対処いたしてまいりたいと、かように思っております。以上でございます。 ◯副議長(小野金策君) 土木部長、坂井 博君。    〔坂井 博君登壇〕 ◯土木部長(坂井 博君) お答え申し上げます。御指摘の道路事業につきましては、国の激特事業の引き堤にかかる人たちがここへ移られて、その環境整備ということで工事を行政的にも実施しなければいけないということで、この道路の事業をしようということで考えておったわけでございます。が、質問者もおっしゃいましたように、この道路はたまたま土地改良区の道路でございますので、土地改良区の了解を得なければならないということで、了解を得ておる間に若干地元でまずいこともありまして、着工がおくれたのでございますが、行政といたしましては周囲の環境を十分把握して、行政的に判断をして、住民の意向を配慮しながら実施いたしておりますので、よろしく御了解をお願いしたいと思います。 ◯副議長(小野金策君) 市長室長、横山武司君。    〔横山武司君登壇〕 ◯市長室長(横山武司君) お答えを申し上げます。広報会と行政とのかかわり合いにつきましては、あくまで広報会サイドの自主的判断でボランティア活動として御協力をいただいております。毎月一回連絡協議会が持たれ、行政からの協力依頼事項について定例的なもの、臨時的なものをその都度御審議をいただき、御意見を承りながら御協力をお願いしているのが実情であります。御指摘のありましたような工事ストップなどはあってはならないことであると考えております。 ◯副議長(小野金策君) 助役、西田 創君。    〔私語する者多し〕    〔西田 創君登壇〕 ◯助役(西田 創君) お答えします。納涼台の緑についての御発言でございますが、これを承りながら、私いままでのもやもやしておりましたそのことを言っていただいたと、そんなような実は感じがあったわけでございます。それで、この現状からの交通対策というようなことで、いままでもたとえば土木部長、都市計画部長あるいはそういう関係者、また、市長さんにもこのことについては御相談しておるという、そういう経緯の中で、また県とも従来いろいろ話をしておる中で、この長良川の景観というのは非常に大事なものでありますから、これを守らなくちゃならぬという、そういうことを念頭に置きながら出てくる答えはやはり一つであるというようなふうにいままでも思っておるわけでございます。自然と緑を守るということと、現状の交通対策の調和ということがやはり結論ということで、これは御指摘のとおりだというふうに考えております。それで、従来とも県といろいろ相談しておったわけでございますけれども、六月の八日にこの五十六年度の県でやっていただく公共事業との協議の折に、土木の所長から沿道修景ということで専門家の意見もひとつ聞くような、コンサルタントに出して意見を聞くというようなことの中での考え方のことも言っていただいておりますので、そういうようなふうなものを早くまとめていただいて、これを対処していきたいと、このように考えます。 ◯副議長(小野金策君) 教育長、橋詰俊郎君。    〔私語する者あり〕    〔橋詰俊郎君登壇〕 ◯教育長(橋詰俊郎君) お答え申し上げます。学校の建物、校庭、形容を含めて、もっと潤いのあるものにアイデアを生かしたらどうだと、御発言に大変うれしく、ありがたく聞かせていただきました。(笑声)明徳小学校の例をお聞かせいただきましたんでございますけれども、樹木で申しますと、たとえば、岐阜市ではお説の中にありました、鷺山小学校の桜、長良小学校のフジ、茜部小学校のシュロ、且格小学校の松というようなのが特色ある校庭の樹木であり、子供たちに非常に教育上潤いを与えているというふうに聞いております。そのほかにもあると思いますが、校舎の壁の色を考えるとか、最近は県の方の指導もありまして、ただ教室は四間五間の四角じゃなくて、オープンシステムという方法を採用しなさいと、多目的な広い場所を校舎の中にとりなさいと、その壁の色も子供たちに親しめれるものにしたらどうだというような御指導もいただいております。地域によりましては学年別の校舎の配列、その学年別の校庭づくりなどというようなことに手がけているところもあります。そういうことで昔は学校は子供が勉強する場所として提供されたにすぎなかった。だんだん学校教育が発達してまいりまして、教育を十全に果たすための機能を果たす建物でなければいけないということに変わってまいりました。これからの学校は学校というよりも学園ですか、学びの園でありたいと、こういうふうに私も考えます。そういうことで西欧では文化のための一%システムとかいうことで、建物などにもそういう配慮をする運動が展開されているそうでございますが、これからの建築につきましてはそういう考え方で進みたいというふうに私も念願をいたしております。ただこのことは非常に予算を要することでございます。なかなか一挙にはむずかしいこともございます。財政並びに建築の方と十分に御相談を申し上げながら、少しずつでも前進する方向で努力をさしていただきたいと思います。以上です。    〔私語する者あり〕    〔「議長、二十六番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(神山 栄君) 二十六番、山田 桂君。    〔山田 桂君登壇〕 ◯二十六番(山田 桂君) 御答弁をいただきまして、要望を含めて再度申し上げたいと思います。  まず、水道の問題でございますけれども、認識は大体一致できたと思うんです。問題は現行法制、あるいは従来の経験則、こういうものに対してですねえ、何か新しい制度を切り出していかなければいけない、そういう創意っていうものを私どもは要求されていると思うんですねえ。その創意が市民のどの生活感覚から見ても、それはお互いに分任の義務っていうものを持ち合うべきではないかという点でですねえ、統一項になれるような、そういうものを提案をしていかなければいけないわけですねえ。何としてでも水道は守らなければなりませんので、その意味では本当に真剣に対処していきたい。具体的な制度について検討してみたいという市長の御答弁、あるいは市側でも検討もしたいし、研究もしたいし、公企審あたりでも話題を突っ込んでほしいというような御答弁、大変私も好感を持って迎えました。まあ失礼な言い分ですが、(笑声)よろしくお願いしたいと思うんです。  それから、一緒に水道部長の答弁についても触れておきますが、いわゆる口径別責任水量制のごときもの、言ってみれば基本料金の一変形みたいなものですねえ、こういう制度をつくることによって、何とか最低保証を枠づけておきたいという発想はぼくは正しいと思うんですよ。たとえば、県営水道はあれはいわゆる原水販売制度でして、一般末端家庭に給水する事業ではないわけですねえ、ダムをつくり、導水管でもって各市町村まで原水を持っていき、そこで市の浄水場なり配水機なりへですねえ、ぼんと入れるまでの県営水道事業であります。で、使用量の積算が原価になっているわけですねえ。で、当然に市町村に対して責任水量制っていうのを要求しているんですよ。で、もし、その責任水量が末端で拒否されますとねえ、市町村によって拒否されたら県は投下資本をもう回収できないわけですから、したがって、責任水量制がどこの県の県営水道でも全部行われています。で、この理念というのは、私はこういう巨大な設備産業、しかも抜き差しならない、転売のきかないこの種事業では必要なことだというふうに思うんですねえ。したがって、いま水道部長答弁の口径別責任水量制などについてはほんとに激励的な発言をしておきたい、そんなふうに思いますし、それから司法的なかかわりもあるとおっしゃれば否定もいたしません。社会資本を守っていくためにぜひあらゆる分野で積極的に切り込んだですねえ、対策をですねえ、やってほしい。ことしの三月議会の企業委員会は、私も企業委員なんですが、そういう要望をつけました。しかし、この話題はすでに数年、ずっと以前からですねえ、同国も話されながら実は具体的には何も進展しなかったという状況の上で、公的その要望書をつけているわけですもんで、積極的に取り扱ってくださるようにお願いをしておきます。    〔私語する者あり〕  その次に、市長の桜の問題でございますが、市民キャンペーンを大きくやってくださるように再度お願いをしておきたいと思います。私は、午前中からもお話がございましたように、水道山に二千本程度を植樹をしていきたいとかですねえ、桜を植えたいとか、あるいは長良川堤に三百本植えた、こういう日本の春というのはどこにもある風景だと思うんですねえ、問題はやっぱり私たちがほんとにその誇りにできるようなボリュームのある吉野山みたいな桜の名所、こういうものをつくれるかつくれないか、それはやっぱりつくれない場合もあると思うんですねえ。で、私はそれはそんなに無理をしなくても、財政的にも立地的にもですねえ、可能だというふうに思いますし、岐阜市がその適地をたくさん持っていると先ほど申し上げました。そういう岐阜市のそれこそ市域公園化の構想の一環としてでもですねえ、積極的なキャンペーンをひとつ張っていただきたい。私、地元鷺山で、鷺山を桜の山にするっていうのはどうだろうねえ、皆さん参加してくれますか、一本ずつ苗木買ってくれますかというような話をすると、まず百人が百人ですねえ、すばらしいことだと、みんなでやろうではないかという話になりますねえ、これはまあオーバーではなしにそれは事実です。あるいは三田洞団地あたりでですねえ、あの団地の上の山、ずっと向こうのかさ神様の方へ桜を植えていったらどうだろうねえという話をしますと、ほれはすばらしいと、そんな反応が返ってくるんですよ。やっぱり市民もそういうねえ、    〔私語する者あり〕 楽しい夢っちゅうものを持ちたがっていると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、土木部長の例の広報会側溝云々という非協力者問題なんですけれども、まあ要するに申し上げたことはわかっていただいたと思うんですよ。この話は当然に本会議が始まる前にもあなたとの会話の中に乗っています。私はここでどうして実名まで入れてこんな事件をしゃべったのか。それはやっぱりねえ、お互いに警鐘を鳴らすときにはきちんと警鐘を鳴らしておかなければいかぬと思うんですねえ。こういう事実を引き起こしたことは事実だし、それは広報会の組織の方にも、それを受けた行政庁の側にも犯した間違いが明らかにあったわけです。ですから、ここで警鐘を鳴らす意義があると考えての発言でございますので、言葉の一つ一つにひっかからないで、市長室長の発言についてもですねえ、これを評価をいたして終わりたいと思います。  一言だけ誤解を避けるために申し上げておきますが、それが土地改良にかかわっている道路であったので、その調整をやっている間におくれて云々というようなことはですねえ、これはまあ実はその話題から外れたことでございまして、そんな経過ではありませんので、きちんとして指摘だけしておきたいと思います。  それから、技術助役さん、その納涼台の問題で自然と人間との調和、これを希求していきたい、早く結論を出したいというふうにお答えいただいたので、ぜひお願いしたいと思うんですけども、先ほど申し上げた徳川のその綱吉っていうのはですねえ、人名辞典によりますとねえ、この男何でも極端な性格であったと、生き物哀れみ令を出したそのことはですねえ、善政の一つだったけども、そのために過ちを犯してですねえ、人々に苦しみを与えたと書いてある、先ほど議会事務局で人名辞典写してもらったら、そう書いてあったんですよ。で、私はあの納涼台を通るときの実感というのはほんとにあの苦痛があると思うんですよ。で、一方で緑をぼくも守っていきたい、あるいは夜なんか鵜飼の背景になっているあの土地柄ですからねえ、どんどんどんどん車がそんなに通らない方がいいなあということも一面で思ったりしますよ。しかし、それはやっぱり全体の調和の中で人間がスムーズに通行できて、いらいらしたり、あるいはむだな燃費を、あるいはガスを排出しないように、そういうことにも十分積極的な評価をしながら……    〔私語する者あり〕 結論を出してほしい、そんなふうに思うわけであります。  教育長さんについては大変積極的な御答弁ありがとうございました。  以上で要望申し上げて発言を終わります。ありがとうございました。(拍手)    〔私語する者あり〕 ◯副議長(小野金策君) 三十五番、武藤房数君。    〔武藤房数君登壇〕(拍手) ◯三十五番(武藤房数君) 発言のお許しを得ましたので、発言通告に基づいて順次質問をいたします。  最初に、競輪事業の電算化導入についてでありますが、きのうから何人かの方が電算機導入について質問されております。どうも釈然としない部分がありますので、その点を質問いたしたいと思います。この答弁は機械化導入委員会の委員長であられる助役の宮浦助役に答弁していただきたいと思います。  総額十一億五千九百万、で、機器本体、まあ端末器まで含めて約十億と、こういう話を聞いておりますが、精読の期間いろいろお聞きしましても、この何を基礎に、あるいはどういう形で計算されたのか、きのうも若干お話がありましたが、この部分を明確に教えていただきたいと思うわけであります。十億からの買い物をするわけですから、当然それなりの資料あるいは計算基礎というものが明確になっておることと思いますが、この点だけ明確に明らかにしていただきたいと思うわけであります。  次に、北部老人福祉センターの建設見通しについてでありますが、老人福祉センターが現在市内に四カ所、未設置の北部住民の方々から早く実現してほしいと強い要望が出されております。三月定例会において市長は北部地域において場所を選定中であることを明らかにされたのでありますが、その後建設予定地は決定したのでありましょうか。市長よりお答えしていただきたいと思うのであります。  次に、ファッション大学創設についてお尋ねいたします。  五十六年三月岐阜市企画部が発行いたしました、岐阜市における国際的アパレル関係産業教育機関の成立条件調査報告書を見てみますと、第一章から第六章に分類されてあらゆる角度から調査がなされております。その結論として、岐阜市のアパレル産業が飛躍的に発展し、地域経済の安定的な発展に寄与し、単に国内需要に応ずるのみならず、世界のファッション、アパレルの中心地の一つとなることが期待されるとともに、わが国が果たすべき国際的役割りを担っていくことになる、こうした将来像が現実化したとき、岐阜市はアパレル産業による小さな世界都市となるのである、岐阜市においてファッション大学成立、可能性がきわめて高いことを明示しているのであります。ファッション大学創設に向かってこうした調査研究も重要な課題であります。一方、国土庁、文部省などの中央への強力的な折衝も当然なことながらなされていると思いますが、中央への折衝はどのようになされているのでありましょうか。  第二点は、またその結果、国土庁、文部省などの方針は現在どのような意向なのでありましょうか。  第三点目は、ファッション大学創設について、最近になって繊維メーカーでつくっている日本繊維産業連盟が、繊維業界の人材育成機関として、ファッション大学の創設に向かって動き出しているのであります。具体的な青写真づくりは、五十五年十月日本繊維産業連盟の下部機構として設立されたファッション大学設立準備小委員会が当たることになっています。一応繊維業界全体を取り込んだ形で大学づくりに乗り出したことで構想は大きく前進すると見られているのであります。また、これとは別に繊維の町大阪では大阪通産局が中心となって、京都市、神戸市と共同でファッション大学を関西に設立するプランを数年前から練っているのであります。また、このほかにも衣服メーカーでつくっている日本アパレル産業協議会でも教育機関構想を持っているようであります。このようにファッション大学創設に向かって、繊維産業界、京都・神戸両市共同で関西に設立したいという動き、また、日本アパレル産業界でもと、業界で二つ、二都市で共同で一つ、大学設立に向かって動き出しているのであります。こうした動きはどこまで把産しておられるのか。また、どう対応されておられるのか、この点について市長より答弁をしていただきたいと言うのであります。  次に、電話料金問題についてでありますが、三月定例会において提言したのでありますが、現代生活では不可欠とも言える電話はあらゆる分野で欠かすことのできないところまで定着してきているのであります。この電話使用の料金について、岐阜市内でかなり多くの方々が疑問を持っているのであります。二、三の例を申し上げたところはすでに皆様方も御存じだと思います。その後国会においても問題となり、総理府は本年の六月七日まで全国三千人を対象に、電話利用に関する世論調査をしたのであります。その調査結果を見てみますと、電話料金に疑いを持ったことがある、二一%、電話局に疑問を申した人、二六%、電話局の説明に対し釈然としない、納得できないとする人が六四%、また、こうした疑問の解消するため電話料金明細書を発行と、その際記載希望項目は、通話時間を明確にしてほしいというのが六二%、通話年月日を明確にしてほしいというのが五七%、相手の電話番号を明確にしてほしいというのが三九%、さらに明細書ができた場合、料金請求書と一緒に送られてくることを希望するかどうかという質問に対し、希望するとした人が六六%と、過半数を占めているのであります。今回、総理府が行った世論調査の結集は、ほぼ岐阜市の電話利用者の方々の要望として見てもよいではないかと思われます。さきにも述べましたように、三月議会において岐阜市民の多くの方々からの不満の声を一刻も早く解消するため、電話料金の使用明細書を利用者に通知し、利用者が納得してから納金するシステムにできるよう市長より岐阜電話局に申し入れるべきではないかと提案したのでありますが、市長は申し入れを確約されました。その後岐阜電話局よりどのような回答がなされてきているのでありましょうか、詳細について明らかに知らしていただきたいのであります。  なお、三月以降も多くの市民の方より申し入れの結果はどのようになったかとの問い合わせが数多く来ていることを申し添えておきます。これ、市長より答弁をしていただきたいと思うのであります。  次に、岐阜市の広報紙等、文書配布中における事故等に対する災害見舞い金制度の発足についてお尋ねいたします。  岐阜市においては現在町内会に文書配布を委託し、わずかではありますが、手数料一世帯当たり年百六十五円を確かに支払っているところであります。文書配布中に災害に遭った場合、市はどのように補償責任をとるのでありましょうか、残念ながら何の補償制度もないのであります。何らかの補償制度を市としても考える必要があるのではないかと指摘する市民の方もおられるのであります。和歌山県田辺市では、こうした制度をすでに発足しているのであります。広報等文書配布中における災害見舞い金制度として、目的、「各単位町内会において会員の方が市からの委託文書配布中等業務従事中において交通事故その他災害を受けた場合、その会員に市が災害見舞い金を支給する。」としているのであります。見舞い金の内訳を見てみますと、死亡した場合が五十万円、六カ月以上治療した場合が十万円、三カ月以上六カ月未満の治療の場合は五万円、一カ月以上三カ月未満の場合は三万円、一週間以上一カ月未満の場合は一万円となっております。なお、見舞い金の支給は、町内会長からの事故の報告に基づき審査委員会において審査し決定するが、審査委員会の構成は市側が二名、町内会代表委員三名、合計五名で組織され、市側委員は市長が任命することになっているようであります。このような制度を一日も早く実施すべきであると思うのでありますが、市長の所見を伺いたいのであります。  最後に、保育行政についてお尋ねいたします。  一校下一保育所の方針で保育行政が進められているところでありますが、当面必要と思われる城西校下、長良校下と長良東校下において一日も早く保育所を設置してほしいと強い住民からの要望があるのであります。これらの計画と見通しについて福祉部長よりお答えしていただきたいのであります。以上、質問を終わります。(拍手) ◯副議長(小野金策君) 市長。蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 ◯市長(蒔田 浩君) 武藤議員の御質問に対しましてお答えを申し上げます。  北部老人福祉センターの建設推進に当たりまして、前にもお聞きになりましたが、その後どのような進展をしておるかということでございます。いろいろこの位置あるいはその面積あるいは土地の大体の価格等々、いろいろな角度からずっと選定をいたしておるわけでありますが、ようやく最近になりまして、ある程度の目標の用地は見出しておるというところでございます。もちろん、まだはっきり相手方に何をどうという具体的なことは考えておりませんが、いま一つは老人専門の福祉センターをつくるというようなことではなくして、やはり東部につくるようなコミュニティーセンターという性格の中に、老人も子供もみんなが使えるようなという意味であります。まあそういうものも含めましていま進めておるわけでありますが、いろいろこう順位もありますので、もちろん、そういうある程度の位置というものは見出していかないと、何と言いましても用地が問題でありますから、そういう面においては進めておることは事実であります。まだ決定ということにはならぬわけでありますが、遠くない時期に決定できるような交渉をまた進めてまいりたいと存じます。  それから、電話料金の問題がこの前出されましたが、私は三月二十四日付岐阜市第二百四十一号ということで、電話局の局長さんに対しまして公文書によって要請をしたわけであります。「平素は電話事業の円滑な推進を通じ、経済、社会の利便と市民生活の向上に貢献をいただいておりますことを厚く御礼申し上げます。さて、電話料金の口座振替による支払いが増加するに伴い、電話料金明細書の事前請求に対する市民の要望が強まっております。今般開会の岐阜市議会においても、この問題について市が利用者の立場になって電話局に要望するよう意見がありました。つきましては、こうした電話料金明細書事前請求の市民要望ができる限り早い機会に実現いたしますよう格段の御配慮を賜りたく要望します。」というのが、ことしの三月二十四日に出した文書であります。それに対しまして一カ月後、ちょうど四月の二十三日に局長より市長あてによりまして、「御要望に対する回答について電信電話事業につきましては平素から格別の御高配を賜り厚く御礼を申し上げます。さて、岐阜市第三百四十一号、五十六年三月二十八日をもちまして御要望のありました電話料金明細書の事前請求について回答いたします。電話料金を口座振替によりお支払いをいただいているお客様に対する振替額の事前のお知らせにつきましては実施に向けて諸準備を進めているところでございます。また、ダイヤル通話料金の明細記録につきましては、現在当公社において技術面、制度面の検討をいたしているところでありますが、その実施には相当の期間を要するものと考えております。公社といたしましても、できる限り早く実現のできるよう努めていく考えでございますので、今後とも御理解、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。」こういうことでございまして回答が来たわけでございます。したがいまして、この実施時期につきましては五十六年度第四・四半期からの予定とすでに聞いております。また、電話料金の明細記録につきましては、技術面、制度面の検討がなされているところでございますが、実施につきましては相当の期間というふうに言っておりますが、電電公社では電話料金の苦情に対応できるよう五十七年度にシステムの信頼性を確認する技術試験を終え、五十八年度以降には東京、大阪、名古屋から各県庁所在地の順に進められていくことになるだろうと報道されております。こうしたことが、でき得る限り利用者の立場に立って進められ、今後も利用者の苦情処理への適確な対応がなされていくものと考えておりますが、新聞にそのように本省の局長さんの言葉で五十七年度中に試験を終え五十八年度からになろうと、こういうふうに言っていらっしゃるわけでございますので、そのように進むものと解釈しております。  それから、広報ぎふの関係における、和歌山県田辺市において契約を結んでおるということでございますが、岐阜市においてもそれを取り入れよということでございます。御提言になりました見舞い金制度につきましてはまことに結構なことと存じますが、広報会の御意向もありますから、一度その御意見等もお聞きした上で対応をしてまいりたいと存じます。  それから、ファッション工科大学でございますが、御承知のように五十四年度、五十五年度、それから今年度と、五十四年度には国際化と地域開発に関する調査、産業教育機関の報告書ということでこれも出ました。五十五年度も岐阜市におけるアパレル関係産業教育機関の成立条件調査報告、いずれも国土庁と共同でやってきたわけであります。その結果、まあ長くなりますから簡明に申し上げますけれども、いわゆる岐阜市の可能性の検討のアプローチといたしましては、アパレル産業の集積度がきわめて高い都市でなければならないだろうと、人材育成に対する業界ニーズがきわめて強い都市でなければならないだろうと、情報拠点性を有し得る都市であること、ある程度の都市的集積の都市であることと、まあそういう四つの成立条件というものが検討された結果、結論的にはいろいろそういうものを検討した、岐阜市がその位置づけ、総体的な位置づけとして、統計からもその他いろいろな類似都市の比較から見ても、アパレル関係産業教育機関設置の可能性は岐阜市が最も高い都市とされたということでございます。したがいまして、この結果に基づいては幾つかの都市約三十都市ぐらいを、もちろん、こういう既製産業のある、たくさんやっておるところも少ないところもあるにいたしましても、三十都市ぐらいを考えられたわけでございます。これは東京都、埼玉県、岐阜県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、東京二十三区、岐阜市、名古屋市、大阪市、倉敷市と、まあこの県の中におけるそれぞれの都市を、いま申し上げたようにアパレル産業の集積特化度、位置的優位度、情報拠点度、都市的集積度、それをランクABCに分けて岐阜市はいずれもがAになっているわけであります。したがって、最大の岐阜市はその位置から見ると五十五年度の報告書では岐阜市が最高の位置にあるということでございます。したがいまして、それらの結果を考えまして、ことしが岐阜ファッション工科大学の構想立案という題でいまこれが始められておるわけでございます。で、その内容は岐阜FITのねらい、岐阜FITの備えるべき機能、岐阜FITの組織及び施設、岐阜FITと地域との関係、五は事業計画の策定、まあそういうことになりまして、事業費四百五十万で岐阜市と国土庁とが共同でこの作業をして、来年の三月にはその結果がもらえるわけでありますが、岐阜市が最高のあれにあるということでございますが、こうしたモデルケースとしての調査は現在全国で四都市行われております。下関と……下関は港湾機能の国際化対応、長岡市は産業技術集積を生かした国際化対応。京都は国際交流センター設置による国際化対応、岐阜市は先ほど申し上げた産業教育大学の対応と、こういうふうの四つの都市で行われておるわけでございますが、今後そうしたことに対して中央はどのようなのかと。これはまあ中央の通産省も国土庁の役人も入っておられる委員会でやっておるわけでありますから、これは岐阜市が最高の位置あるいは条件整備ができておるということに対して、じゃあ国はどうするんだということは、みずからもその審議委員といいますか調査委員でありますから、みずからも考えられるということに対して、まだはっきりしたものは何も出ておりません。私も通産大臣の田中大臣にはお会いいたしました。お会いいたしましたが、岐阜市の熱意は十分わかったと、こういうところからちょっと先が進まぬわけでありますが、まあなかなかしかし、ちょっとした幼稚園や何かをつくるのと違うわけでありますから簡単にはいかないということと、先ほどおっしゃいましたように、幾つかの都市もそういうやはり地域産業というものを進展させるということから、ファッション大学を創設すると言って繊維産業連盟が乗り出しておるわけでありますが、これは旭化成の社長がこの委員長であります。この旭化成と東海女子短大はアメリカファッション工科大学の姉妹校に対していろいろあそこでやっておるわけであります。そういうこと、あるいはまた、大阪産業のビジョンの中の将来ビジョンに言われておりますが、そういう中に、岐阜市も国土庁とタイアップ、国立大学に似た本格的な教育機関の設立を検討中だというようなことが新聞に載っておるわけであります。したがいまして、これはただ単に私の力だけではとうていこういうものが実現化への早急な道は、条件整備はあっても現実にだれがつくるのかということになりますれば、国立なのか公立なのか私立なのか、あるいはまた、新しくいろいろな産業関係の方々の共同資本によってつくるのか、こういう一つのエネルギーをつくり出さぬことには、活字だけでなっておってもこれはいけないということであります。したがいまして、この熱意は大いに持っておりますが、議会の皆さんも大いに御熱意を持っていただきまして、他の都市に負けないような方策を今後とも打ち出していただけるように、そしてまた、実現がどの形でできるかということはいろいろ模索工夫をし創意をすることによってそれはまたできていくと同時に、きわめて岐阜市の産業関係、特にファッションの産業の方々は非常にこれに対する大きな期待を抱いていらっしゃるバックがあるわけであります。そういう点につきましても十分今後の対応が、他都市の大阪とか神戸とか京都とかいうところは、岐阜市から見れば都市も大きいし力もありまして経済も盛んでありますし産業も大いにある、そういうところが力を入れられることは私も前から知っておるわけであります。しかし、こういう条件反射をどのようにそういう競争の中で岐阜市が生かしていくかということは、議会あるいは市民の皆さん方のかける情熱ということにもあると同時に、国やあるいは産業界やあるいは他の、岐阜市のみならず岐阜市以外の繊維関係の産業界の皆さん方からの期待を受けられるような形でこれから進まなければ、なかなかできないということを私は思うわけであります。どうか将来に向けましても、私も通産省やその他にもできるだけの働きかけはしてまいります。そして通産省からも国土庁等からも何か後ろから押してもらうようなことも努力したいと思います。これらにつきましても、御努力も議会の皆さん方にもよろしくお願いを申し上げまして、現在わかっておる状況を申し上げ御答弁とさせていただきます。 ◯副議長(小野金策君) 助役、宮浦清美君。    〔宮浦清美君登壇〕 ◯助役(宮浦清美君) お答え申し上げます。岐阜競輪場における投票業務の機械化の導入に当たりまして、今回債務負担行為として十一億五千九百万円をお願いいたしております。その計算基礎につきましては、他の公営競技場で採用されておりますメーカー四社から参考に概算見積書を徴しまして、その平均額を基礎にして日本自転車普及協会のリース制度を利用することといたしまして、昭和六十二年度までの総額として十一億五千九百万円の限度額を予定いたしたのでございます。 ◯副議長(小野金策君) 福祉部長、高橋 寿君。    〔高橋 寿君登壇〕 ◯福祉部長(高橋 寿君) お答えいたします。  一校下一保育所並びに老朽保育所の改築整備を年次計画で進めておるわけでございますが、一方、出生率の減少と言いますか、それによって公私立の保育所において定員割れの保育所がかなり多く出てまいっておるわけでございます。特に公立の保育所でことしにおいては三カ所ほど入所率が五〇%を割るというような保育所が出ておるわけでございます。今後一校下一保育所の整備もさることながら、今後の要保育児童の状況を勘案しながら、整備に当たってはこの点考えていかなきゃならないという点もあるわけでございます。そういう中で、いま御指摘のありました長良、城西でございますが、長良地区におきましては、長く私立保育所でありますさくら保育園が定員、これは八十名でございますが、長年にわたって保育行政をやっていただいておりますが、去る五十一年の六月にですね、五十六年の三月をもって廃園したいという申し出があったわけでございます。この廃園の理由といたしましては園舎の老朽とそれから改築するにしても用地の狭隘ということで、五十六年三月をもって廃園したいということでございますが、その後私もお話し申し上げて一年さらに延長をしておっていただいておりますが、これにつきましては今度長良地区において、長良と長良東を含めた保育所の建設を考えていかなきゃならないというふうに思っておりますが、たまたま篤志家と言いますか、その方から法人で保育所をやりたいというお話も出ておりますので、これにつきましては、できれば五十七年度に法人による保育所を、長良と長良東を含めた校下の中で、その両校下にわたってあそこの地区に一カ所建設を進めたいということで、いまその法人の計画者とも協議を進めるとともに、県の方とも協議をしているわけでございます。なお、用地の確保につきましても選定についていろいろ準備を進めておるわけでございます。なお、城西校下につきましても、これも用地の確保をいろいろ進めておりますが、御承知のとおりあの地区においては現在区画整理の施工中でございまして、なかなか用地の確保等いろいろ問題もあり困難を来しておりますが、これも今後考えていかなきゃならないと思っておりますが、先ほど申し上げました公立保育所の中の定員割れの五〇%以下というのに、たまたま島保育所があるわけであります。この島保育所との関連性も考えながら、将来の城西校下の保育所については考えていかなきゃならない、位置と定員等も考えなきゃならないというふうに思っておるわけでございます。以上、お答えにかえさせていただきます。    〔「議長、三十五番」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(小野金策君) 三十五番、武藤房数君。    〔武藤房数君登壇〕 ◯三十五番(武藤房数君) 再質問を若干いたしたいと思います。
     電算機導入について委員会の委員長を行われる助役から、いまメーカー四社から見積書をとって平均の単価で出したという答弁がありましたが、もう少し細かく何が、たとえば端末器がどれだけで本体の集計する場所がどれだけでというような中身をもう少し聞かしてほしいと思います。それと、この電算機導入についてはいろいろな話が出ておりますが、近くでは一宮が導入を決定し、五十六年一億六千方、五十七年が四億三千万、計五億九千方で決定しているようでありますが、機種そのものの単価、どこまでが実際の価格なのかということがどうもはっきりしない。非常に短期間ですがいろいろ調査してみますと、たとえば一宮のいまの例でありますが、A社としておきましょう、A社、B社が見積もりを一宮市はとったわけですが、A社の場合は八億四千万、そしてB社の場合は五億九千万、したがって、五億九千万の方に一宮は決定したわけであります。そのときにいろいろな問題が起きたようであります。A社は直ちに見積もりを出した後、この五億九千万の話をどういう形で知られたのかわかりませんが、実は八億四千万で見積もりを出した。ところが五億九千方と同じ価格にいたします、値引きいたしますという話になったようですね。そのとき大分いろいろな問題が提起されたようであります。一挙にですねえ、それだけの価格を落とすことができるなんということは、ちょっと普通の商取引では考えれない問題が起きている。いずれにしても一宮の場合は五億九千万で決定したわけですけれども、いまの助役の説明ですと四メーカーからある程度の見積もりをとった、それで価格を出した。精読の期間ではですねえ、総務部長の話では絶対そういう接触はまだありません、資料もありません、こういう話です。で、十億からの買い物をするのにですねえ、何もなしに債務負担行為を起こすのかと、どうもおかしい、釈然としない。いまお聞きしますとメーカー四社から一応見積もりをとった、これは当然だと思います。したがって、その機械機種、まあ機種だけですとざっと十億、その十億の価格が一宮の例を見てもですねえ、それが妥当かどうか。したがって、もう少しですねえ、いま助役の答弁、もう少し突っ込んで、具体的にどこの部分に幾らでどこの部分に幾らかと、したがって、予定としては十億なんだ、こういうふうに説明をしてくださらないとですねえ、さっぱりわからぬわけですねえ。皆さんも釈然としておられないと思います。これが第一点です。  それから、北部老人福祉センターについては、市長が用地あるいは位置、面積、価格、最近になってようやく煮詰まるような段階のお話であります。近々決定するようでありますので、早く決定して来年度には着工できるような努力をしていただきたいことを要望申し上げておきます。  それから、ファッション大学については、いままでの統計、いろいろな角度からの調査から見ても、岐阜市がABCと分けてランクづけを見てもAのランク、岐阜市が最高の位置にあるという話であります。当然市長も中央へ絶えず行かれますので、中央への強い折衝、そして当然われわれも岐阜にこうした大学が設立されることに努力することは当然でありますが、さらに業界のみならず県民挙げての一つの運動ということも考えていかなければならないことは私たちも十分承知いたしております。どうかそうしたいままでの調査、こうした統計から見ても立地条件は最高であります。なおこのファッション大学設立に向かって努力していただきたいことを要望申し上げておきます。  それから、電話料金につきましてはですね、もう一度、この五十六年の四半期、四・四半期のうちにというお話しがありましたが、そうすると、一方の話では、本省では五十七年調査、五十八年度からどういう形になっていくのか、そういう料金明細書のような形で発行されていくようなお話しがありましたが、岐阜市においては、五十六年度四・四半期に実行できるような話でありましたので、もう一度ちょっと詳しくお答えしていただきたいと思います。  それから、市の広報紙、文書配布中における事故等に対する災害見舞い金制度の発足については、関係機関の意見を聞いた上で対応していきたいという市長の答弁でありましたので、これはぜひ実現に向かって努力をしていただきたいことを御要望申し上げておきます。  保育行政については、特に長良、いま福祉部長の答弁ですと、長良と長良東両校下で五十七年度から進めたいと、しかも法人で運用していきたいと、こういう話でありますので、どうかあの桜保育所がお願いして待っていただいている、廃園になるのを、したがって、いまお話しの答弁のありましたように、ぜひ五十七年度から実現できるようにしていただきたいことを要望申し上げておきます。城西校下においても同じような努力をしていただきたい、要望申し上げておきます。  以上、質問終わります。 ◯副議長(小野金策君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 ◯市長(蒔田 浩君) 電話料金のことにつきましての再質問でございますが、ちょっとお聞きにくかったかもしれませんが、ことしの四・四半期からやるということは、いまは振りかえを、口座振替やってそのままだから、後で見るとそんな電話料金使わへんのにべらぼうにあったとかどうとかというような苦情が多かったから、今後は振りかえる前に、振りかえる前に振りかえる額をお知らせすると、そういうことをことしの四・四半期からやるということであります。いま一つの五十八年度からやるということは、明細書をつくるということを五十八年度から、先般の国会で電電公社の局長が二十八日の、五月二十八日の国会でそういう答弁をしていらっしゃるわけでございます。これは、いろいろシステム化をしなければならないので、相当その導入に当たってのいろいろなコストとかあるいは機械とかあるいはまたここには通信の秘密確保、いろんなことを言っていらっしゃいますが、そういうことを五十七年度中に試験を終えて、五十八年度からやると、そういう答弁をしていらっしゃる。この二つになっておりますが、前のことのことは四・四半期からやると、こういう意味であります。 ◯副議長(小野金策君) 助役、宮浦清美君。    〔宮浦清美君登壇〕 ◯助役(宮浦清美君) お答え申し上ザます。債務負担行為の限度額を予定をする場合につきまして、基礎となる資料が参考でございますので、あくまでも参考といたしまして四社から見積もりを徴したわけでございます。それにつきましては、まず、岐阜市の競輪場の実態を把握いたしまして、車券の発売の最高予想額とか、入場者の最高予想人員、一日に対しまして、また車券購入の最高予想人員、さらには機械化する業務の範囲、発売とか集計、計算、記録、表示業務等、そういうものを指示いたしております。また、発売機の設置の窓口数さらには電算機の数、それから発売方式、シングルユニット方式でございますが、それから集計のセンターの設置場所はどこにするかということでございます。そのほか無電停電電源装置あるいは自家発電装置、表示装置等々を指示いたしまして、そしてあくまでも概算の見積もりでございます。この見積もりによりまして今回の債務負担行為の限度額を予定をいたしたわけでございますが、今後委員会におきまして慎重に検討いたしまして、機種の選定をする段階にございます。    〔「議長、三十五番」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(小野金策君) 三十五番、武藤房数君。    〔武藤房数君登壇〕 ◯三十五番(武藤房数君) いまの電算機導入について答弁がありましたが、あの委員会、機械化導入委員会のメンバーを見ましても、委員長が助役、副委員長が総務部長、委員が市長室長、企画開発部長、建築部長、総務部次長、開発事業局長、情報管理課長、建築課長、少年科学センター館長、事業課長、こういう、言ってみれば役所の内輪の方ばっかりの委員で構成されているわけであります。そのほかプロジェクトチーム構成メンバーを見ましても、十一人、これも役所の関係者ばかりであります。こうした委員会の構成、プロジェクトチームの構成見ましても大半が、全部が役所のメンバーで構成されております。いまお聞きしましたように、どうもその十億の買い物をするのに、概算十億という話だけ、で、たとえば値段の問題につきましても、先ほど一宮の例を話しました。実際どこまでが正当な価格なのかということもわからないのが実態みたいであります。だから、たとえば私は、あの、この機種導入するについても、委員会で十分検討されていくことでありましょう。一社随契になるのかあるいは何社かが競争入札になるのか、この方針もまだ決まってないようでありますが、最近のこの科学技術の力を持ってみても、そんなに大きな機種の変化というものはないと思われます。多少のばらつきはあったとしても、そう考えていけばやはり私は競争入札するのが一番いいんではないかと、このように思うわけであります。たとえば、掛洞プラント、あの建設のときに当初見積額が三十五億で皆さん方も御記憶に新しいところであります。で、随契にするという話も当時あったようでありますが、相当論議が重ねられて入札になったわけであります。その結果十七億四千方、実に半額になった。常識では考えれないこうした事例があったわけであります。どうかこの委員会の方針としてどういう形になっていくかわかりませんが、でき得れば慎重に検討されて、そして競争入札に付するのが一番いいんではないか、そういう方向に進んでいかれるのかどうか、その助役の意見を伺いたいと思うんです。以上、質問終わります。 ◯副議長(小野金策君) 助役、宮浦清美君。    〔宮浦清美君登壇〕 ◯助役(宮浦清美君) お答え申し上げます。機種の選定につきましては、各社ともそれぞれシステムが相違いたしておりますので、いま御提案がございましたように、機種の選定に当たりましては、委員会の中において慎重に検討、研究を重ねまして、競争入札にするか随契にするか、その委員会によって決定をさしていただきます。 ◯副議長(小野金策君) この際、暫時休憩いたします。   午後三時十一分  休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午後三時四十五分 開  議 ◯議長(神山 栄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行いたします。二番、服部勝弘君。    〔服部勝弘君登壇〕(拍手) ◯二番(服部勝弘君) 二点ほどにわたってお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に、清掃行政に関連いたしまして、新任の生活環境部長にお尋ねいたします。  最近、自治省の外郭団体である地方自治研究資料センターが、人口五万人以上の全国四百二十二都市のうち、二百十一都市を対象にごみの収集や老人家庭奉仕員派遣事業などの公共サービスの供給形態の効率度などについての初の調査研究報告書をまとめました。それによりますと、一つとして、ごみ収集事業の場合、直営は委託より二・二倍の総事業コストを要しているということであります。そしてまた、二つ目には、運営形態が注目されている保育所の運営事業等について、委託の方が直営の六割程度のコストで済み、しかもサービス水準は直営と余り変わらないなどの、総じて委託の方が直営より効率度が高いことが明らかであるという、注目すべき報告がなされております。この調査は、行政側がいわゆる公共サービスを提供するに当たって、直営、委託、また一部委託などの方式のうち、どの形態が最も望ましいかということを判断するときの指針にしてもらうというのが、ねらいにして実施されたわけでありますが、そこで、厳しい財政状況の中で増大する一方の公共サービスについて見直しが指摘されておりますが、このことを前提にいたしまして、本市における今後の対応とその基本姿勢についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず、岐阜市における最近三年間のごみと屎尿収集、これは処分の分も含みますが、この屎尿収集の当初予算額による総経費の動向を見てみますと、昭和五十四年度が歳出でごみの収集が十七億一千六百二十八万五千円、屎尿収集が八億四千八百四十九万一千円であります。合計いたしますと、二十五億六千四百七十七万六千円となりますが、このうち屎尿処理の手数料が歳入で二億百三万一千円ありますから、差し引きいたしますと二十三億六千三百七十四万五千円となります。さらに、昭和五十五年度、昨年でございますが、昭和五十五年度は、ごみの収集に二十億一千二百七十三万円ですね、屎尿収集が八億九千六百七十万三千円、合計いたしますと、二十九億九百四十三万三千円となりまして、そのうち先ほど言いました屎尿処理手数料が歳入で二億三千七百六十万七千円、差し引きいたしますと、二十六億七千百八十二万六千円であります。さらに、今年度、昭和五十六年度はごみ収集が二十一億八千八百三十八万四千円、屎尿収集が九億九千三百九十四万六千円で、合計いたしまして三十一億八千二百三十三万円となりまして、屎尿手数料が二億三千四十五万七千円入ってまいりますので、差し引きいたしまして二十九億五千百八十七万三千円となります。以上、見てみますと、年々大幅な歳出の増加となってきておるわけでございます。御承知のように、ごみは文明のバロメーターとも言われているように、バロメータと言われているように、将来においてもごみの量はふえることはあっても減少することはないと思うわけであります。当然それに伴いまして、処理に伴う経費もふえ続けることは間違いないことだと思います。したがいまして、どうしても市民サービスの向上と行政経費のバランスを十分に考えつつ、時代のニーズに沿った対応策を講じなければならないと思うわけであります。そこで、財政的な見地から、先ほど申しました地方財政研究資料センターの報告に見られるように、委託、直営の功罪は別としまして、委託にした方が総事業費が安くなると思われるわけですが、これらの業務について、仮に委託に切りかえた場合、どの程度の経費がかかるか、逆に言えばどの程度の経費で済むかということについてお伺いをいたしたいと思います。  次に、浄化槽の維持管理に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  岐阜市の、岐阜市内の各住宅団地は多くの屎尿浄化槽が設置されておりますが、これらの維持管理に対して非常にむずかしい問題もあり、それぞれ苦労されていると思います。とりわけ特に古くなりました施設では修理費などの維持管理費用が非常に重なりまして、住民の負担も年々増加をいたしております。そこで、その実態を一部見てみますと、たとえば一つの団地で私どもの住んでおります大洞緑団地でございますが、これは例にとりますと、管理代金が毎月三十万円、そして合併処理の代金が一立米当たり三千五百円ということになっております。これは岐阜市内の業者の場合でありますが、しかし、まあ、以前にも組合の方で見積もりをとられたことがあるわけでございますが、中には市外の業者でやりますと、これより二、三割程度安くできるという例もあるわけでございますが、残念ながらいわゆる許可業者でないというようなこともありまして、そういった業者に維持管理を任せることができないということで、高い料金を承知でそれぞれの団地において契約されておるというのが実態であります。そういったことで非常に矛盾も多いわけでありますが、さて、ここで私は次のことを指摘したいと思います。  すなわち、屎尿浄化槽の清掃料金等について、業者がいわゆる料金を協定しているのではないかということであります。ある資料によりますと、これは清掃部、清掃部の方からもらった資料でございますが、屎尿浄化槽標準清掃料金表というのがあります。これは、岐阜県環境整備事業協同組合から出されたものでありますが、これにいろいろな料金が表示してあります。もう一方の書類でございますが、屎尿浄化槽清掃及び収集運搬投入に関する──ここだけちょっと消して、後から書き加えてあるんですが、書き加えた字によりますと指導料金となっておるんですが、この指導というところが字が違っておるわけですが、これは本年の五十六年四月一日現在の、でありますが、たとえば一立米が料金七千九百円、ずうっと書いてありまして、五十立米が二十二万九千円、そして、五十一立米以上については立米当たり四千五百円とするというようなことで、いろいろ細かく書いてあるわけでございますが、そこでこのいわゆる表を見てみますと、指導料金、指導料金というようなことで書いてあるわけでございますが、どうもこの、いろいろ、各団地でそれぞれ浄化槽の維持管理あるいは後の清掃等で契約しておられる料金を見てみますと、横の連絡をとり合って料金を定めておられるような事態が非常に多いわけでございます。言うなれば、役所の立場でおっしゃいますと、指導した料金である、定めた料金であるということを言われるわけでございますが、どうもその協定料金ではないかということを思うわけでありますが、ひとつ、その辺の中身について、仮にこれらが協定された料金であるということでございますと、いろいろな問題も考えられるわけでございますが、そういった点について、ひとつ、忌憚のない御意見を賜りたいと思います。  次に二点目でございますが、観光行政に関連いたしましてお尋ねをしたいと思います。  御承知のように、岐阜市の観光はそのすべてを長良川の鵜飼に依存していると言っても過言ではないかと思います。しかしながら、近年はNHKの大河ドラマの国盗りブームの時点をピークにいたしまして、それ以来観光客数は減少ないしは横ばい状態にあるわけであります。わけても鵜飼観覧船のとま舟に対する観光客の不評は、岐阜市の名物鵜飼に大きなイメージダウンを与えていることは御承知のとおりだと思います。そこで、これらの問題に対して、長良川観光旅館営業担当者連絡協議会などからも、いろいろと要望書が提出されておることは御承知のとおりであると思います。その要望の内容を要約いたしますと、とま舟は観光客に非常に悪評を買っているので、できる限り屋形船をもって充当されるよう増船計画または鵜飼行事の二回制、まあ二部制と言いますか、二回制の実施をされたいというのが主なものであります。観光客というのは、御承知のように、週末、たとえば金曜日、土曜日と言った週末に集中することは言うまでもありません。そこで、岐阜市の長良川河畔の旅館の収容人員が約四千人程度ということであるそうでございますが、これに鵜飼観覧船の屋形船の乗船人員は、現在百三十四隻で収容人員約二千九百人程度であります。したがいまして、週末などのいわゆるシーズンで二千九百人を超えるような観光客を長良川河畔の旅館街が受け入れをされた場合、当然屋形船に乗れないお客さんが出てくるわけであります。したがいまして、やむを得ずあふれたお客さんをとま舟に乗せてカバーするという状態が生ずるわけでありますが、それで同じような旅館へ泊まられた方も、両方に分けて、たとえば分乗して乗るというようなことになって、非常にアンバランスが生ずるというか、そういう不公平が生ずるわけであります。これが特に天気のよい日はよろしいといたしましても、雨降りなどは途中で雨が降った場合、非常に大変な事態が生じまして、とても観光客がのんびり鵜飼を見物できるというような状態にはなりません。ずぶぬれになって帰ってくるというようなことで、そういうようなお客さんを乗せられました旅館側は、いわゆるお客さんとトラブルがあると、先日もある旅館の経営者の方とお話ししましたんですが、やはりとま舟に乗せますとそういうお客さんの苦情をいただいて、年に数回は船代がもらえないときもあると、非常に苦慮されているんじゃないかということを痛切に感じるわけでございますが、非常にまあそういうような状況でありまして、最近では、とま舟に乗せてお客さんから苦情をいただくより、最初から収容し切れないお客さんはお断りした方が気が楽だということで、みすみすお客さんに対してお断りする場合が非常に多いということをおっしゃっているようでございます。そういう旅館が多いということを聞いておるわけでございます。この例から見てみましても、旅館側がいかに苦慮されているかよくおわかりいただけるんじゃないかと思います。したがいまして、岐阜市の観光、鵜飼の将来を展望し、また非常に印象の悪い、イメージダウンをいたしました鵜飼に対するイメージアップを図る上におきましても、さらには旅館業者の苦しみを解消する意味からもおきましても、早急にこれらの問題に対して何らかの対応を講じていただきたいと思います。その一つの具体的な例といたしましては、いろいろ言われております、先ほど要望のありましたように、たとえば週末の、特にお客さんの多い時期に限ってでも鵜飼の二段制、二部制と言いますか、そういったことを手がけていただくというような方法とか、いろいろ方法はあろうかと思いますが、ぜひひとつ岐阜の看板であります鵜飼のイメージを全国的に上げていただく意味におきまして、真剣な取り組みをお願いしたいと思います。  以上、簡単でございますが、二点についてお尋ねをいたしたいと思います。(拍手) ◯議長(神山 栄君) 生活環境部長、白木文夫君。    〔白木文夫君登壇〕 ◯生活環境部長(白木文夫君) ただいまの服部議員に対します御質問に対しまして、お答えを申し上げていきたいと思っております。  ごみの収集、それから屎尿の収集、これらを含めまして、委託をした場合、その方がコストが安上がると、したがって、その移行の意思があるかどうかというような御質問だと、このように解釈をいたしております。それから、屎尿浄化槽の清掃料金のこの適正化の問題、この二点だと存じておりますが、まず、ごみの収集の方から御説明を申し上げてまいりたいと思っております、現在、岐阜市のごみの収集は、一般家庭におきましては、御承知のように一週間に二回市の直営で実施をしております。で、また、そのほか粗大ごみちゅうのがございますし、それから民間業者の自動車の借り上げ等に基づきましての事業系の一つの一般廃棄物、これにつきましては、許可を与えまして、許可の業者がこれに当たっておるわけでございます。当市のごみの収集の経営の状態と言いますのは、一部委託でございます。これは、ごみの性質あるいは形等々の内容によりまして、直営あるいは民間のそれぞれのメリットを集約いたしまして、実施をいたしておるわけでございます。で、これらのごみの量を比較いたしますと、直営が六六・五%でございます。それから、粗大ごみが三・七%、これは自動車の借り上げで業者がやります。それから、許可業者が一九・七%、それから、市民の方が直接施設の方へ持ってこられますのが九・五%と、こういうことになるわけでございます。まあ、細かい数字は別にいたしますと、直営が六七%、それから直営以外が三七%くらいの一つの比率になるわけでございます。御質問の費用の直営と民間との一つの、何といいますか、差でございますけれども、直営のごみといいますのは、先ほど申し上げましたように、一般家庭から出ますごみでございますけれども、この収集につきましてはちょっと前の時点で恐縮でございます。五十五年の三月の終わりでございますけれども、トン当たり約一万二千六百円というひとつの処理費がかかるわけでございます。で、この一万二千六百円の委託との費用比較ということになりますと、なかなかその都市形態、あるいはいろいろなそのごみの形とか量とか、いろいろなことで一概的には委託との費用比較というものはひとつは困難でございます。先ほど服部議員の方から国の方の資料を一つはもとにされまして御説明があったわけでございますが、私の方におきましても、これは地方自治の研究資料センターというものが発行をいたしておりますが、三十万人以上の人口につきましては直営が五三%、それから委託、それから一部委託とあるわけでございますが、これが四五%程度がそういう実態でございますけれども、それから比較をいたしまして考えますと、その一部委託した場合はさきの地方自治の研究資料によりますと、約一万六千六百円と、こういうようなことになるわけでございますが、この委託につきましてはその一万六千六百円と言いますのは、これは指導管理等の間接費がひとつは含まれておらないと、こういうふうに解釈をいたしております。ですから、実際にはもう少し高い数値にこれはあらわれるんではないだろうかと、こういうような一つの考え方を持っておるわけでございます。ですから、直営のごみ収集ということになりますと、服部議員の一つのお考え方も十分含めまして、さらに効率性あるいは安定性をさらにひとつに増進をさせて、そうしまして努めていく覚悟でございますので、ひとつ御理解をいただきたいと、このように思っておるわけでございます。  それから、屎尿の関係でございますが、現在の屎尿収集の体系は、ひとつはいま現在戸数でいきますと二万八千七百三十四戸でございます。そのうち直営分が一万一千百八十三戸、したがいまして、委託分は一万七千六百五十戸と、こういうことになるわけでございます。で、その比率は直営が三九%、それから委託が六一%と、そういうことになるわけでございます。ですから、この屎尿につきましてはこれは私の方の直営と民間はっきりわかりますので、直営部分を全部そんなら委託したらどれだけその差が出るんだろうという率直なお尋ねだと思っておりますが、率直に申し上げまして、民間あるいは直営それぞれのメリット、それからデメリットというのはこれはついてまいりますけれども、約一千八百万円ぐらいの一つの差が出るのではないだろうかと、このように考えておるわけでございます。  それから、委託業務の将来性というようなお話でございますが、この屎尿につきましては、これは先ほども申し上げました委託比率は、一つは当初五〇%から六一%と、一つは順次増加をいたしておるのが現状でございます。直営の経費の最大限の一つの節約もこれは図らなければいけないでしょう。ですけれども、やはり直営と民営との一つのバランスというのも、これはやはり考える必要もありますので、一つはその点につきましては両者の中で十分な一つの協議をしてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと、このように思っております。  それから、浄化槽の清掃の料金、これのお尋ねでございますが、確かに先ほどおっしゃいましたように、団地の合併埋設の浄化槽っていいますのは、その団地におきまして若干のまちまちのこのばらつきがあることは御案内のとおりでございます。で、その清掃の仕方といいますか、合併処理におきましてはその処理方式、あるいは使用状況等々によってその実態も異なるでございましょうし、また、したがいまして、清掃回数というのもこれは差が出てくるだろうと、このように思っておるわけでございますが、先ほどお話もありましたように、屎尿浄化槽の清掃といいますのは、やはり清掃業者が一つは試算をいたしましたコスト、料金というものが参考になりまして、岐阜環境整備事業協同組合ですか、そこらで一つは決められるわけでございますが、このコスト料金については県内のほとんどの市町村においてこの料金によって清掃が実施をされております。で、岐阜市におきましてはその浄化槽の設置者の一つの負担増というようなこともこれはやはり考える必要がございまして、コスト料金以下、大体三割引でございますけれども、業者が決めましたコスト料金をさらに三割引をお願いをいたしまして、指導料金として業者の方に一つは指導をしておると、こういうことでございます。で、この指導料金につきましてもこの五十四年二月に決めましたか、それから現在据え置きというようなことでございますが、今後につきましてもさらに業者、あるいは組合の方とも接触をいたしまして、市民の方のなるべく一つの負担が増にならないように一つはお話し合いをしていくつもりでございますけれども、やはり相手のあることでございますので、十分その点は考えながら将来に向かっていきたいと、このように思っております。以上でございます。 ◯議長(神山 栄君) 経済部長、高木 直君。    〔高木 直君登壇〕 ◯経済部長(高木 直君) 鵜飼の屋形船ととま舟につきましての御質問でございます。とま舟に対する苦情が非常に多いということでの御質問かと存じますが、実は鵜飼の観覧船が不足しているというのはそういったことで、木曽川などからラインとまの応援を求めているというのが、年間過去の実績から見て、年間百五十八日のショーのうち、六月、七月、八月、九月にかけての土曜日の十二回から十回、まあそういった程度であって、そのうちまあ中日新聞と日日新聞の花火大会、この二日間は、二回は別といたしましても約八回から十回程度だと、このように考えておりますが、現在屋形船全部で百三十四そう、定員が二千九百五人であります。市内における各宿泊の定員としては、定員との間には相当の開きがあるわけでございますが、特に観覧客が土曜日に集中するということから、これをできる限り受け入れようということで、やむなく苦情はありますけれども、ラインとまを借り上げているのが現状でございます。まあ単純にとま舟をやめて屋形船を増船するということも一つの方法ではございますけれども、現在数における年間の利用率、稼働率を平均してみますと、約六〇%台にすぎないわけでございまして、経費的にも問題があり、さらには長良川の川幅、水量、そういった自然環境の中でさらにこの増船をするということになりますと、かえって鵜飼のショーが見やすくないという欠陥ともなるわけでございます。こうした混雑の解消、それから自然への対応ということで、昭和三十九年には現在のような上流と下流に分けて、いわゆる上流に約四十隻、下流に九十四隻ということでの二段制を実施して、満足にショーが見ていただけるようにというようなことを考えてきたわけでございますが、御指摘の二回制につきましては、さきに万博だとか国盗り物語のブーム、そういったときの観光客で何とかできないかということで、年々そういったことについて二回制実施についていろいろ研究をしてきたわけでございますが、なかなか実施に踏み切れなかったのが実情でございます。しかし、昨年の九月の十四日でございますけども、いろいろ検討してきた結果を踏んまえまして、二回制を実施するには日没時間もちょうどころ合いではないかということで、鵜飼関係者の御協力を得まして試験的に実施してみたわけでございます。実施した結果におきましては日没時間はもとより、いわゆる終了時間、それから労働時間、あるいは経費、その他の問題点は残しておりますけれども、こういったことが今後これが二回制を採用していく上においては、やっぱり鵜匠さん、船頭さん、旅館、その他の各関係者がそれぞれの立場はあると思いますけども、お互いに相互理解をいたしまして協力を求め合い、さらには長良川の鵜飼の伝統を守り、継承するということの情熱が必要でございますし、加えてその二回制を実施する当日の観光客に事前に御理解を得なければならないというようなことも必要でございます。まあいずれにしましても実際面での体験したということは、私たち関係者にとって大きな収穫であったわけでございますが、それにつきましてはいろいろな賛否それぞれ意見もございます。まあ今後これらの体験によるその問題点を整理しながら、どうすれば観光客が喜ばれるか、観光客の増加につながるか、こういったことを関係者の理解と協力を求めながら、いろいろな方法を考えながら、長良川の鵜飼の振興発展のためにさらにお客さんに喜ばれるような努力をしていきたいと、このように考えておりますので、御理解を願いたいと思います。    〔「議長、二番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(神山 栄君) 二番、服部勝弘君。    〔服部勝弘君登壇〕 ◯二番(服部勝弘君) それぞれ御答弁をいただきましてなんですが、若干の問題について要望かたがた再質問をいたしたいと思います。  まず、いわゆるごみと屎尿の収集の問題についてでございますが、やっぱりいろいろな形態等ありまして、はっきりは出ない面もあるわけでございますが、全国的な趨勢といたしましても委託が直営よりも安く上がっておると、相当まあそれも金額的に開きがあるということは、いろんな角度から見ましても明らかではないかと思います。したがいまして、やはり先ほども申しましたように、ごみとか、そういったごみの量というのは年々ふえるばかりでございます。そういった将来的な展望に立ちまして、その方法のあり方と、いわゆるコストをいかに軽減するかということをやっぱり真剣に考えていただきたいと思います。まあいずれにいたしましても、直営、委託のこの問題というのは非常にむずかしい問題でございますが、少なくともコストを少しでも下げるというような努力を今後とも続けていただきたいと思うわけであります。  そして、浄化槽のこれ価格の問題でございますが、市としてもいろいろ指導はしていらっしゃるようでございますが、何といたしましても、たとえば先ほど申しましたように、よその業者でかなり安くやられるとこがあるにもかかわらず、いろいろの状況によってみすみす高いとこで契約をしなければならないというような現実の問題が派生しておるわけでございます。したがいまして、そういった場合何らかのなんですねえ、たとえば収集だけ、管理だけでも安くできるようなやっぱり行政指導ができないものかと。許可がないからだめだと、まあそら確かにそう言えばそんだけのことですが、少しでも住民としては負担を軽減していきたいというのはこれは当然のことでありますし、まあそれを運営される各浄化槽の組合も非常に苦慮していらっしゃるわけで、しかも膨大な金額になるわけですねえ、月々の維持費あるいは年間の管理費、それが年々ふえてくるわけでございますし、また、当然施設そのものも古くなっていくわけでございます。そういった施設に対する修理といった対応も考えねばならぬということで、やはり何らかのもうちょっと厳しい指導を願いたいと思います。たまたまことし四月から専門の課が新設されましたわけでございますが、ぜひ今後の指導をその専門スタッフの手腕に期待をいたしたいと思います。力強い御指導をお願いをいたしておきます。  それから、鵜飼の関連でございますが、いろいろいまむずかしい状況もおっしゃっていただいたわけでございますが、先日旅館街の組合の方ともいろいろお話しをする機会がございまして、忌憚のない意見をお伺いする機会がありましたので、そのときのお話をちょっとまとめておきましたんですが、いわゆるよそから非常にその初めて岐阜へ来られるお客さんは、鵜飼というものに期待感を持っておられる。簡単に言えば帰りにはその期待外れということで、もう鵜飼は二度と見ないという感想を持って帰られると、その印象を持ったお客さんがそれぞれの地方へ帰って鵜飼の印象を皆さんに話されるわけですねえ、これはもう非常に岐阜市の鵜飼としては大きなイメージダウンだと思う。幾らチラシを配って、あるいは金をかけてPRをしても、何よりも大きなのは見られたお客さんの印象PRというのが一番、そのお客さんの印象が悪かって悪い印象を皆さんにPRされたら、もうこれは幾ら宣伝をかけてもその印象はぬぐい去れないということだと思います。まあ岐阜市の顔が岐阜市長の蒔田市長さんであるならば、岐阜市の観光の看板は鵜飼である、これはもういまさら言うまでもございません。鵜飼の印象がすべて岐阜市の印象につながるわけですねえ、観光の印象が。たとえば、鵜飼で印象が悪かったといって、まあ後二次会で柳ケ瀬へ行かれたり、また、その後どっかいいとこへ行かれる人もあるかもわからぬですが、(笑声)そのいいことはさておきですねえ、    〔私語する者あり〕 鵜飼に対する印象の方がより悪い印象の方がお客さんが強いわけですねえ。で、岐阜へ行ってきてどうやったと、鵜飼はあんまりええことなかったということ、来られたお客さんがPRされると非常に困るということを旅館の方も言ってみえるんです。あの、    〔私語する者あり〕(笑声) あのですねえ、以前はですねえ、昭和三十五年ごろまでは鵜飼に来られたお客さんが、ああよかったと言って帰ってきて、また、二度目、三度目と来られたお客さんが多かったそうです。ところが、最近の傾向として鵜飼を二度見に来るというような人は少ないらしい。まあ岐阜市へは観光では来られても、二回目鵜飼を、いわゆる屋形船というか、鵜飼を見たいという、そういう希望の人が非常に少ないんだということを言っておられました。まあいろいろそういったことで受け入れの旅館側のそのフロントでも苦慮していられるようでございます。やはり鵜飼のお客さんが活気づけばそれのお客さんが当然鵜飼が終わった後は柳ケ瀬へ行ったり何かで非常に活気づいてきますので、自然と岐阜市の観光というものはイメージアップされますし、当然まあ大きな目で見れば岐阜市の財源にもつながるんじゃないかということを痛切に感じるわけであります。特に二回制にする云々ということは非常にむずかしいと思いますが、当面まあいろいろの意見を集約してみますと、旅館の方は二回制にすれば、たとえばそれをいままで断っておったお客さんでもある程度収容できる、そうすればそういう先ほど言いました悪いイメージをカバーできる部分も出てくるんじゃないかということを言っておられるようでございます。まあ市長さんおられるわけですが、市長さんどうですか、あのとま舟に乗られたことありますか。(笑声)まあ恐らく市長さんは屋形船で据えぜんでいつも(笑声)乗船されるのではないかと思います。(笑声)ほんとにやはりその印象というのは、たとえばそのとま舟に乗って雨にでもたたられてぬれた人でないとわからないと、それをつくづく思うわけでございますが、そういうお客さんっていうのはやっぱり一様に金を払って船に乗られる、しかもまあ遊びに来られるわけでございますが、どうかひとつ岐阜の鵜飼のイメージアップに全力を注いでいただいて、まあ鵜飼の運営については御承知のように鵜飼運営委員会というのがございますねえ、ぜひひとつ現場の意見もつぶさに聞いていただきまして、観光岐阜のイメージアップに最大限の御努力をいただきますよう心からお願いを申し上げまして、私の二回目の質問を終わります。どうもありがとうございました。    〔私語する者多し〕            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  延  会 ◯議長(神山 栄君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(神山 栄君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。本日はこれをもって延会いたします。   午後四時二十六分 延  会  岐阜市議会議長      神 山   栄  岐阜市議会副議長     小 野 金 策  岐阜市議会議員      堀 田 信 夫  岐阜市議会議員      園 部 正 夫 Copyright (c) Gifu City Assembly. 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