いわき市議会 1989-03-09 03月09日-02号
私は、この問題点を整理してみる時、一つには、世界に類例を見ない事故だと言われながら、再循環ポンプが破損しても圧力容器内に金属破片が流入することはないとした東電側や通産省の事故に対する過小評価、国民の目からは、何事も覆い隠そうとする原子力行政、二つには、座金が発見されなくとも運転再開はあり得るとした東京電力の態度、三つには、これら暴言を許しておく行政の甘さにあると思うのであります。
私は、この問題点を整理してみる時、一つには、世界に類例を見ない事故だと言われながら、再循環ポンプが破損しても圧力容器内に金属破片が流入することはないとした東電側や通産省の事故に対する過小評価、国民の目からは、何事も覆い隠そうとする原子力行政、二つには、座金が発見されなくとも運転再開はあり得るとした東京電力の態度、三つには、これら暴言を許しておく行政の甘さにあると思うのであります。
東電の第1原発もさることながら、富岡、楢葉地区に建設予定といわれております東電第2原発は原子炉の安全審査会の認可が2月18日におり、現在、原子力委員会の審査を待っているといわれております。
よって、当委員会の意向としては、これら市長の考え方を基本理念とし、その考え方にいささかとももとることのなきよう、以後の作業過程に十分留意をいたしながら、地域住民を惑わすことのない技術面の検討方を強く要請されたところであり、自後の福島県と東電側との協定書取りかわし時点まで、その内容に当市の意向が十分反映されるような行政の努力方を再度本席より要望し、本問題の現時点までの報告にかえる次第であります。
第4点といたしまして、北茨城市に建設されようとしている東電の重油専焼火力発電所のことであります。この問題は、直接大和田市長の権限でないと言われるかも知れませんが、私は、そうは考えてもらいたくないのであります。五浦地区に、豊田北茨城市長は誘致をしたいと意思表明をしておるそうでありますが、五浦から勿来地区までは数キロメートルであります。県境はありますが、空と海に境はありません。
石油業者は石油サイドから0.1%下げるに要する費用70円を引き取り値より上げてほしいと東電に要求したようでありますが、これに対し、東電は50円の回答をしたとのことであります。これもまた工場排ガスによる公害問題と、企業側からみた経済性との関連の一面であろうと思うのであります。