○
議長(
渡邉一夫君)
起立全員。 よって、
本件は
原案のとおり可決することに決定しました。
△総務・
産業建設常任委員会合同
視察調査報告
○
議長(
渡邉一夫君)
日程第23、総務・
産業建設常任委員会合同
視察調査報告について議題といたします。 初めに、総務常任委員長、3番、井出茂君。 〔総務常任委員長 井出 茂君登壇〕
◆総務常任委員長(井出茂君) それでは、視察の報告をいたしたいと思います。
令和4年12月9日。
川内村議会
議長、
渡邉一夫様。総務常任委員長、井出茂。 総務常任委員会視察合同調査報告。 以下のとおり行政視察を実施したので、報告いたします。 視察日、
令和4年11月16日から11月18日。 視察先、宮崎県高鍋町、エイエムネクスト事業所。 参加者、議員8名。 視察内容、これから読み上げたいと思います。
川内村議会議員8名と
議会事務局長1名は、11月16日、17日、18日、移動のための16日泊を含め2日3日の
日程で、宮崎県高鍋町、同じく都農町、株式会社都濃ワインの視察研修を実施いたしました。 総務常任委員会としては、高鍋町のIT/IoTプラットフォーム、internet of thingsと言うそうですね。「遠く離れたものは現場で行っていること」を利活用して、人口減少、高齢化が進む中にあっても財政の健全化を目指しながら、よい安全、安心、便利、健康な市民生活(防災、ホームセキュリティー、自動見守り、高齢者・独居老人見守り、健康増進、コミュニティバス最適化など)より効率、高品質(高付加価値)な民間事業の推進(農業IoT、施設管理、配達管理など)の実現を目指すことを目的として取り組まれている、その取組現場とこれからの可能性について視察をしました。 高鍋町のIT/IoTプラットフォームの特徴は、LPWA、ローパワーワイドエリア、0Gの活用にある。5Gに比べてはるかに安価であること、電源レスでも対応できることにある。従来だと、電源の問題でIoT設置場所に関して制約があった。 それでは、高鍋町は実際どのようなことを実施しているかというと、コロナの換気不足によるクラスター発生を防ぐために、室内のCO2濃度の「見える化」を実現をしている。また、熱中症アラートを高鍋町小中学校全校に導入することにより、事前に熱中症を防ぐことをできるシステムを構築をしている。 また、農業IoTを導入することによって、ハウス内の環境モニタリングしコントロール、水田の水位モニタリング、制御することにより、栽培条件を最適かでき、結果、収量増加につながり、売上げ増となっているなどのユーザーニーズに合わせてプラットフォーム上に新しい機能を容易に追加でき、住民サービスの多様化に柔軟に対応できる可能性を感じた。 また、行政は、地域IoT事業課推進補助金を創設して、企業の事業改善の支援も行っている。 最後になりますが、高鍋町が進めているIoTの特徴は、今後市町村で必要になるアプリを網羅していること、地域の抱える問題は全国共通であること、さらにこのシステムは財政負担が少ないこと、利用料金を大幅に削減することができるということ、EBPMとお読みするんでしょうかね、これはエビデンス・ベースト。ポリシー・メイキングの実現とデータの活用できるということ、域内でのDX推進が可能になりIT人材確保及び育成の環境ができること、スモールスタートから始まり必要に応じて順次拡大できることにあると感じました。 しかし、それぞれの自治体がそれぞれの地域の問題や課題を抱えて、その問題や課題をどう解決したいかと明確にしないことには、IT/IoT技術があっても使いこなせない現実。まずは地域の問題や課題を解決して、どのような地域にしたいのか明確にすることが先決だと強く感じました。 最後になりましたが、今回の研修に終日お付き合いいただきました高鍋町役場の日高様、野中様、エイエムネクスト株式会社の清様、さらにコムテック顧問、北村秀哉様にこの場をお借りして感謝を申し上げます。ありがとうございました。 以上です。
○
議長(
渡邉一夫君) 続いて、産業建設常任委員長、7番、
井出剛弘君。 〔産業建設常任委員長
井出剛弘君登壇〕
◆産業建設常任委員長(
井出剛弘君)
川内村議会
議長、
渡邉一夫様。産業建設常任委員長、
井出剛弘。 産業建設常任委員会視察合同調査報告。 視察日、
令和4年11月16日から11月18日。 視察先、宮崎県都濃町、都濃ワイナリー。 参加者、議員8名。 視察内容はただいまよりご報告を申し上げます。 総務・産業建設両委員会合同
視察調査報告。 産業建設常任委員会
視察調査報告。
令和4年11月16日から18日、宮崎県高鍋町及び都農町において視察研修を行いました。都農町においては、株式会社都濃ワインの状況について、産業建設常任委員会と総務常任委員会による行政
視察調査研修を行いましたので、報告します。 都農町は、先陣の永友百二氏が「田に木を植えるばかがおる」と言われながらもブドウ栽培を続け、一帯に広め、今では宮崎県でも有数なワイン産地の一つであります。 ブドウは、温暖な気候を利用して栽培出荷していたが、8月を過ぎると価格が急落したことから、付加価値をつけることでワインが誕生した。 都濃ワインは、平成6年に町と農協と企業などが出資し、第三セクター方式で設立され、創業当時から2人の技術者、小畑社長、赤尾工場長で行い、醸造免許を取得し、平成8年から醸造を開始した。2人は「いいブドウからいいワインを造る」信念から、世界に通じるワインを造りたいと、高い志と熱い情熱により実現し、英国のワイン専門誌と生産者からの百選に入選された。原料ブドウは全て地元産と自社栽培と生産者からの買上げであり、都濃ワインのために農業生産組合が設立された。 課題は、ブドウ農家が減少していることから、ブドウ農家の集約化と自社農園の確保が必要であり、都濃ワインは県内の愛好者には知られているが、全国的には知名度が低いことから、首都圏などへの県外進出を図る必要がある。 ワイナリーの強みは観光資源として利用できることから、会社から見る風景はすばらしいので、魅力向上させ、来場者のワイナリーでの滞留時間を延ばし、飲食やワイン販売などの売上げを増加することも課題であることから、打破するため、町主導から民間主導に移り、経営の自由度による企画力と営業力を高めることを目的に、組織改善を平成28度に行った。 今は、都濃ワインに合う最高のパンと、ワインを飲めない子供たちもワイナリーへ来ることを楽しめる思いで、小麦を耕作して、ベーカリー事業を実践している。 ワインの製造数量、平成8年度3万5,000本、平成9年度9万本、平成12年度20万本、現在、24万本。 以上、報告申し上げます。
○
議長(
渡邉一夫君) 以上で総務・
産業建設常任委員会合同
視察調査報告を終わります。
△閉会中の
継続調査の申し出
○
議長(
渡邉一夫君)
日程第24、閉会中の
継続調査の申出の件を議題とします。 総務・産業建設両常任委員長から、総務、産業経済等について、議会運営委員長から、次期議会の会期
日程等について、会議規則第75条の規定により閉会中も継続して調査したい旨の申出がありました。 お諮りいたします。 3委員長からの申出のとおり、
継続調査についてご異議ありませんか。 〔「異議
なし」と言う人あり〕
○
議長(
渡邉一夫君) 異議
なしと認めます。 よって、3委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続調査とすることに決しました。 以上で本
定例会の
議事日程は全て終了しました。
△村長の挨拶
○
議長(
渡邉一夫君) ここで村長から発言の申出がありますので、これを許します。 村長、
遠藤雄幸君。 〔村長
遠藤雄幸君登壇〕
◎村長(
遠藤雄幸君) 昨日と今日と2日にわたりましてご審議を賜りました。私どもの提案させていただいた20
議案全てにおいて、
原案どおり承認、可決決定していただきましたこと、心より感謝申し上げたいと思います。 この時期、来年度予算編成に向けた準備がスタートしております。先日も
職員に向けて新年度の方針などを話をさせていただきました。その中で、幾つかあるんですけれども、2つほどお話をさせていただきます。 1つは、しっかり優先順位を見ながら、優先順位の高い事業に重点的な投資をしていくということを話をさせていただきました。 なかなか立場上、公平性のわなから抜け出られないというのが現状であります。機会均等は公平であっても、結果として重点的な投資をしていくと、そのことによって結果が得られて、村民の人たちが幸せになれる、そういうテクニックを使ってくださいということを話をしました。 2つ目は、よりコストパフォーマンスを高めてほしいということです。 固定費、特にもうご承知のとおり、電気料、水道、光熱費がかなりアップをするということであります。ただ単にそのアップ率を計上するんではなくて、いかに削減していくか、具体的なことを明示するということも話をさせていただきました。それは、水道、光熱費だけではなく、人件費においてもコスト意識を高めてほしいということを
職員の人たちにも話をさせていただきました。恐らく新年度予算は、超緊縮型の予算編成になるのかなというふうに考えております。 予算編成は、予算については、新年度3月の定例議会において皆さん方にお諮りし、ご審議をいただくということになっております。 それから、昨日、協議会において
建設課長のほうからお話があったかと思いますが、県道の富岡線の一部が今月の23日14時に開通するということで情報をいただいております。5キロのうちの約1キロちょっとでしょうかね、が開通するということであります。少しずつ小野富岡線が整備をされて、今後、五枚沢工区のトンネル、さらには開通したところから北側が順次整備されるというところです。 399号線の十文字トンネルの開通に併せて、横軸も整備が進んでいるというところでありますんで、その拠点になるのが、まさに私どもの
川内村ではないかなというふうに思います。人流、あるいは物流においても、かなりポテンシャルの高い道路になっていくというふうに期待をしているところであります。 道路を造って、それでハッピーエンドというわけにはいかないというふうに考えておりますし、その道路をツールとして、どう我々が地域振興や経済活動に利用していくかということがこれから我々に与えられたミッションだというふうに思っております。 いろいろなものが少しずつ変わっていくのは、希望もありますし、ある面では喜びもそこに感じられるというところでございます。 これから、今月、いよいよ寒さも厳しくなります。そして、年の瀬、年の初めを迎えられるというところでありますんで、どうか議員の皆様方におかれましても、ご自愛をいただいて、新しい年をお迎えになれますよう心からご祈念申し上げまして、締めの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
△閉会の宣告
○
議長(
渡邉一夫君) これをもって
令和4年第4回
川内村議会
定例会を閉会します。 大変お疲れさまでした。 (午前10時38分)上記会議の
顛末を記載し、相違のないことを証するためここに署名する。
令和 年 月 日
川内村議会
議長 渡邉一夫 署名議員
松本勝夫 署名議員
新妻幸子...