川内村議会 > 2022-11-11 >
12月08日-01号

  • "原油高騰"(/)
ツイート シェア
  1. 川内村議会 2022-11-11
    12月08日-01号


    取得元: 川内村議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 4年 12月 定例会(第4回)                              川内村告示第22号  令和4年第4回(12月)川内村議会定例会を次のとおり招集する。     令和4年11月11日                    川内村長  遠藤雄幸 1 期日  令和4年12月8日(木) 2 場所  川内村役場 議会議場          ◯応招・不応招議員応招議員(10名)   1番  佐久間武雄君  2番  高野政義君   3番  井出 茂君   4番  坪井利之君   5番  久保田裕樹君  6番  高野恒大君   7番  井出剛弘君   8番  松本勝夫君   9番  新妻幸子君  10番  渡邉一夫君不応招議員(0名)          令和4年第4回川内村議会定例会議事日程(第1号)                   令和4年12月8日(木曜日)午前9時開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 行政報告日程第5 双葉地方広域市町村圏組合議会報告日程第6 小野町地方綜合病院企業団議会報告日程第7 監査委員報告議案の一括上程(議案第62号~議案第82号)日程第8 議案第62号 専決処分の承認を求めることについて            (令和4年度川内村一般会計補正予算(第4号))日程第9 議案第63号 令和4年度川内村一般会計補正予算(第5号)日程第10 議案第64号 令和4年度川内村国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第2号)日程第11 議案第65号 令和4年度川内村国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算(第2号)日程第12 議案第66号 令和4年度川内村農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)日程第13 議案第67号 令和4年度川内村介護保険事業勘定特別会計補正予算(第3号)日程第14 議案第68号 令和4年度川内村後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第15 議案第69号 川内村税条例の一部を改正する条例について日程第16 議案第70号 地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正す条例について日程第17 議案第71号 川内村消防団消防屯所設置条例の一部を改正する条例について日程第18 議案第72号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について日程第19 議案第73号 川内村職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例について日程第20 議案第74号 職員の再任用に関する条例を廃止する条例について日程第21 議案第75号 単純な労務に雇用される職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について日程第22 議案第76号 川内村職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について日程第23 議案第77号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について日程第24 議案第78号 川内村人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例について日程第25 議案第79号 一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について日程第26 議案第80号 職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例について日程第27 議案第81号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例について日程第28 議案第82号 川内村公営企業の設置等に関する条例の制定について日程第29 一般質問(5人)出席議員(10名)   1番  佐久間武雄君  2番  高野政義君   3番  井出 茂君   4番  坪井利之君   5番  久保田裕樹君  6番  高野恒大君   7番  井出剛弘君   8番  松本勝夫君   9番  新妻幸子君  10番  渡邉一夫君欠席議員(0名)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       村長          遠藤雄幸君       副村長         遠藤清輝君       教育長         秋元 正君       総務課長        草野圭吾君       住民課長        三瓶守衛君       産業振興課長      秋元敏博君       建設課長        遠藤栄治君       保健福祉課長      猪狩健一君       教育課長        大山浩志君       代表監査委員      秋元則行君本会議に出席した事務局職員       議会事務局長      渡辺政美君 △開会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 開会に先立ちまして、私から挨拶を申し上げます。 初めに、コロナウイルス感染症ですが、現在、年末にかけ第8波が予測されております。国内ではようやく感染症に対する飲み薬も承認されましたが、まだ医療機関への配付も十分ではありません。 村内では、10月下旬から5回目のワクチン接種が始まり、第1行政区から順次接種が開始されておりますが、村民の皆様には、マスク着用など基本的な予防などを徹底した感染症対策に努めていただきたいと思います。 また、同時期に流行の兆しが見えるインフルエンザについても、村では予防注射の接種を行っております。ぜひ活用し、予防に努めていただきたいと思います。 それでは、ただいまから会議を開会します。                              (午前9時00分) △議事日程の報告 ○議長(渡邉一夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付した文書のとおりです。 △開議の宣告 ○議長(渡邉一夫君) ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年第4回川内村議会定例会を開会いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(渡邉一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、 8番 松本勝夫君 9番 新妻幸子君を指名いたします。 △会期の決定 ○議長(渡邉一夫君) 日程第2、会期の件を議題といたします。 お諮りいたします。本日の定例会は、12月8日から9日までの2日間としたいが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡邉一夫君) 異議なしと認めます。 よって、会期は本日12月8日から12月9日までの2日間と決定します。 △諸般の報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第3、諸般の報告を行います。 事務局長から報告させます。 議会事務局長、渡辺政美君。          〔事務局長 渡辺政美君登壇〕 ◎事務局長(渡辺政美君) それでは、諸般の報告をいたします。 令和4年第3回定例会以降、現在までの議会活動についてご報告いたします。 初めに、要望活動関係ですが、竹谷とし子復興副大臣と双葉地方町村議会議長会と意見交換会が富岡町で10月5日に開催され、議長が出席し、医療や生活環境整備について要望しております。 また、同復興副大臣が11月4日に本村を視察に訪問し、来庁の折、意見交換におきましては議長が出席しております。 次に、9月28日、太田房江経済産業副大臣が着任の挨拶で来庁された折、農林業支援や物価高騰対策など8項目について村長と連名で要望書を提出しております。 続きまして、9月25日に3年ぶりに開催されました第7回川内の郷かえるマラソンには議員全員が参加しております。 次に、9月28日に行いました議会行政調査には全議員が出席しております。 次に、10月2日に開催されました川内村消防団並びに婦人消防隊合同による秋季検閲式には議長と副議長が出席しております。 次に、10月7日の川内村戦没者追悼式及び慰霊祭、また10月19日に大熊町で開催されました双葉郡戦没者追悼式及び慰霊祭には議長が出席しております。 次に、福島駐屯地で10月8日に開催されました陸上自衛隊福島駐屯地創立69周年記念行事には議長が出席しております。 次に、10月24日郡山市で開催されました町村議会議員研修会には議員9名が出席しております。 次に、11月1日に行われましたかわうち鬼太郎山風力発電所建設工事安全祈願祭には議長が出席しております。 次に、11月2日に開催しました川内村表彰式並びにしあわせ金婚夫婦表彰式には全議員が出席しております。 次に、11月6日、晴天の下に開催されました第8回かわうち祭りには議員8名が参加しております。 次に、11月9日に東京都で開催されました町村議会議長全国大会には議長が出席しております。 次に、11月10日に天栄村で開催されました第11回地下水サミットには7名の議員が参加しております。 次に、11月16日から11月18日にかけて総務・産業建設両委員会合同視察を実施しました。詳細については、明日12月9日に各委員長より報告いたします。 次に、令和4年第4回双葉地方広域市町村圏組合議会定例会が11月25日に開催されました。議事内容につきましては、本定例会において坪井利之議員よりご報告いたします。 また、令和4年公立小野町地方綜合病院企業団議会第3回定例会が令和4年10月7日に開催されました。本定例会において新妻幸子議員よりご報告いたします。 最後に、本定例会へは、村長より別紙議案提出諸のとおり、議案21件が提出され、受理いたしました。 一般質問の通告は5名の議員で、お手元に配付の一般質問通告一覧表のとおりであります。 例月出納検査報告については、監査委員から報告があり、その写しを配付しております。 以上報告いたします。 ○議長(渡邉一夫君) これで諸般の報告を終わります。 △行政報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第4、行政報告を行います。 これを許します。 村長、遠藤雄幸君。          〔村長 遠藤雄幸君登壇〕 ◎村長(遠藤雄幸君) 皆様、おはようございます。 本日は、令和4年第4回川内村議会定例会を招集しましたところ、議員皆様には師走の何かとご多用の中、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。 それでは、行政報告としまして、9月定例会後の村の状況等を報告させていただきます。 初めに、新型コロナウイルス感染症防止対策にご協力いただいている皆様、村民の皆様に改めて敬意と感謝を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症につきましては、県内においても変異株による感染者数が増加しており、病床使用率も56%を超えている状況にあります。 これから全国的に人の流れが増加傾向となる時期を迎えることになりますが、これまでと同様に、ワクチン接種の検討をはじめ、手洗い、手指消毒、定期的な換気やマスクの着用などの基本的な感染防止対策の徹底により、医療提供体制社会経済活動を維持し、穏やかに新たな年を迎えることができますよう、そして一日も早く日常を取り戻すことができますよう、村民一丸となってこの困難、難局を乗り越えていけるよう、引き続き議員皆様のお力添えをお願いいたします。 次に、要望活動についてであります。 9月28日、経済産業省の太田房江副大臣兼原子力災害現地対策本部長が復興状況の視察のため本村を訪問されました。当日は、渡邉議長と共に川内村の現状の説明に併せて、第2期復興・創生期間が今年度を入れてあと3年となることから、今後、復興・創生に向けた支援につきグラディエーションが生じないこと、それぞれの声を聞いていただき、ニーズを踏まえ、地域に寄り添った支援の継続などを要望いたしました。 10月20日、復興庁の竹谷副大臣を表敬訪問し、川内村の現状や課題につき説明を行いました。その際、買物弱者対策の問題についても状況を説明し、支援を要望いたしました。 11月4日、復興庁の竹谷副大臣が本村を訪問されました。村内を視察いただいたほか、渡邉議長と共に直面している課題について説明、意見交換を行いました。特に、今後、地域力を維持していくためには、他地域に住む者からも選ばれる地域づくりが必要であり、そのため、積極的な地域の魅力発信に努めていく旨の説明を行い、ご理解をいただきました。 次に、各種事業についてであります。 川内村民にとって長年の悲願でありました国道399号十文字工区が去る令和4年9月17日に開通しました。開通式には、村からは私と川内小中学園から猪狩愛奈さんと遠藤結さんが参加し、それぞれテープカットとくす玉割りを行いました。 今回、十文字工区が開通したことで、いわき市からは、いわき七浜の潮騒とともに新鮮な海の幸が食卓に届くことが身近になり、また川内村からは、中山間地域の朝取れ新鮮野菜をいわき市民に提供できるなど、相互の交流が一層活性化していくことを多いに期待しております。 次に、第1回川内村ぶどう品評会が去る9月27日に開催されました。ハウスブドウは平成27年から栽培が始まり、現在は約40戸の生産者が取り組んでおります。当日は、「あづましずく」や「ピオーネ」、「シャインマスカット」など丹精込めた逸品が出展されました。審査会では、粒の大きさや食味など8項目で審査され、18品の中から川内村長賞に猪狩定一氏が出品されたシャインマスカットが受賞されました。また、双葉農業普及所長賞には佐久間きみ子氏のピオーネが選ばれ、その他の優秀作品については、特別賞がそれぞれ表彰されております。生食用ブドウ生産者が増加傾向にあることから、村の特産品として山地化を目指したいと考えており、この品評会が生産者の技術向上や生産意欲の向上につながるものと感じております。 次に、かわうち村まつり実行委員会主催による「第8回かわうち祭り-秋の陣-」が去る11月6日に田ノ入工業団地内公園を会場に開催されました。当日は天候にも恵まれ、紅葉も見頃のお祭り日和となりました。 9月に国道399号線バイパスが開通したこともあり、いわき市方面からの来場も多く、約1,800名の来場者でにぎわいました。 会場では、本村の「浦安の舞」、小川町の「子供じゃんがら」の伝統芸能のほか、フラダンスや民謡、渡辺俊美氏のコンサートなどが披露され、楽しまれておりました。 また、企業等による出店ブースでは、新ソバをはじめ、特産品の販売や体験イベントもあり、実りの秋を満喫されておりました。このイベントが人口、交流人口の拡大とともに地域経済活性化につながるものと感じております。 次に、双葉地方広域市町村圏組合一般財団法人福島電源地域振興財団及び双葉町主催による「ふたばワールド2022in双葉」が去る9月23日、双葉町産業交流センターの特設会場において開催されました。 これまで新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2年連続で中止となっておりましたが、感染対策等を徹底し、3年ぶりの開催となりました。約5,000名の方が来場され、来場者からは「再開を楽しみにしていた」、「楽しかった」との声も多く聞かれ、会場全体で「ふるさとふたば」を感じていた様子でした。 次に、令和4年度川内村表章式は、去る11月2日、コミュニティセンターで行われ、特別功労表彰として松本勝夫議員高野政義議員をはじめ、行政・農業振興や復興支援、消防団活動に貢献のあった8名の方に表彰状と記念品を贈り、感謝と御礼を申し上げたところであります。 式には議員の皆様にもご出席をいただきましたことを改めて御礼申し上げます。 次に、しあわせ金婚者夫婦表彰が川内村表彰式に引き続き行われました。それぞれのご夫婦は、50年にわたり共に喜びや苦労を分かち合い、いたわり合いながら、家庭円満と健康長寿に努められ、現在の村の繁栄の礎を築いてこられました。改めて敬意を表し、心より感謝申し上げます。 次に、10月7日、川内村戦没者追悼式川内葬祭センター「ふるさと」で行っております。さきの大戦で亡くなられました戦没者の御霊に対し哀悼の誠を捧げるため、議長及び戦没者のご遺族をお迎えし、戦没者の魂を慰めるとともに、失われた人々の命の尊さを後世に伝えていくことを確認したところであります。追悼式終了後、川内村遺族会主催による川内村戦没者慰霊祭が行われましたので、併せてご報告いたします。 次に、福島県、福島県企業誘致推進協議会主催の福島県企業立地セミナーが去る11月4日、東京の帝国ホテルで行われました。東京をはじめ、関東圏の企業約100社が参加し、セミナーでは私がプレゼンを行い、村のブースでは担当職員と一緒に田ノ入工業団地への誘致PRを行いました。 最後に、11月1日から11月24日にかけて開催しました行政懇談会についてであります。 今年度も、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者を世帯1名の参加に制限し、第1行政区を皮切りに8会場で実施しましたが、議会議員の皆様をはじめ、116名の村民の方の参加をいただきました。 この懇談会は、村の各種施策の取組状況等を情報提供し、各行政区での課題や行政に対する意見及び要望などを直接村民からお聞きして、次年度の予算編成に生かすためのもので、インフラ整備などのご意見、ご要望を受けたところであります。 以上で行政報告とさせていただきます。 教育関係については、教育長から報告させます。 ○議長(渡邉一夫君) 次に、教育長、秋元正君。          〔教育長 秋元 正君登壇〕
    ◎教育長(秋元正君) 引き続き、前回以降の教育委員会の行政報告をいたします。 最初に、第7回川内の郷かえるマラソン大会の開催についてであります。 本大会については、過去2回は新型コロナウイルス感染防止の観点から中止になっておりましたが、今年度は感染状況が小康状態になるとともに、疫学的知見に国民の理解が深まってきたこともあって、感染防止対策を徹底して、9月25日に一般社団法人川内ラボが中心になって開催しました。全国から1,228名のエントリーがあり、当日は915名が実走したもので、川内優輝選手吉田香織選手ゲストランナーに迎えるとともに、村内外の多くのボランティアに支えられて盛会裏に終了しました。議員各位には、大会役員としてご尽力賜ったことに感謝を申し上げます。 2点目は、福島県教育庁相双教育事務所長への要望活動についてであります。 双葉地区教育長会として、県の来年度の人事、予算編成を見据えて、10月24日に「教職員の復興推進加配及びスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールロイヤー等の配置」、「特別支援学級設置基準の弾力的運用」、「部活動地域移行の柔軟な対応」等について要望したものであります。 3点目は、第34回市町村対抗福島縦断駅伝競走大会への出場についてであります。 同大会は、52チームが出場して11月20日に開催されたもので、当村は希望ふくしまチームの一員として2名の選手が出場しました。チームは5時間49分44秒で総合35位、前回比2分短縮するとともに、順位も2位向上しました。コロナ感染もあって、直前に選手差し替えやチーム特有の広域、遠距離のハンディを克服しての成績でありました。また、本チームの実行委員会事務局を葛尾村と2年間担当し、今年度で満了することになりました。 4点目は、川内村人権教育研究発表会の開催についてであります。 福島県教育委員会から、今年度から2年間、「人権教育開発事業」の研究委託を受け、学校教育における人権教育推進計画を策定して、義務教育学校川内小中学園で実践教育を行い、初年度の取組状況について、11月25日に発表会を開催し、福島県人権教育推進協議会の方々に検証・評価を受けたものであります。 本村は、さきの原子力災害によって少人数教育環境になり、児童生徒数は少しずつ回復しているものの、4割強は被災後に転入した児童生徒が占めるなど、教育現場は少人数でありながらも、多様な生活環境と学習環境が混在しております。加えて、今後のSociety5.0社会やグローバル社会を生きるためにも、自他の違いを認め合い、多様な意見を尊重しつつ共通の目的に向かって共同し、新しい価値や社会を創造していく資質能力を育成する機会として実践してまいりました。 これまでの取組と課題等について、公開授業と授業分科会等を通して関係者の指導助言を受けるとともに、さらなる資質向上を図るために、國學院大学人間開発部初等教育学科の杉田洋教授の講演を受講したものであります。 今年度は、感染防止のため、参加人数を制限しつつ、ウェブ配信でのハイブリッド開催になりましたが、来年度は地域の方々をはじめ多くの参加をいただけるよう、感染が沈静化することを切に願っております。 以上で教育委員会の行政報告といたします。 ○議長(渡邉一夫君) これで行政報告並びに教育行政報告を終わります。 △双葉地方広域市町村圏組合議会報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第5、双葉地方広域市町村圏組合議会報告を行います。 本報告は、11月25日に開催された議会定例会の報告であるため、本議会に出席した坪井利之議員に報告を願います。 これを許します。 4番、坪井利之君。          〔4番 坪井利之君登壇〕 ◆4番(坪井利之君) 双葉地方広域市町村圏組合議会について報告をいたします。 令和4年第4回双葉地方広域市町村圏組合議会定例会が11月25日、午前10時より開催されました。 初めに、浪江町議会選出議員の移動に伴い、双葉地方広域市町村圏組合議員に選任された渡邊泰彦議員の議席の指定が行われました。 次に、会期を1日間と決定し、管理者の行政報告並びに監査報告がありました。 行政報告。 総務関係では、「ふたばワールド2022in双葉」について、去る9月23日に双葉町の産業交流センター及び東日本大震災・原子力災害伝承館エリアにおいて、万全の新型コロナウイルス感染防止対策を講じて3年ぶりに開催され、県内外から5,000人の来場があり、所期の目的である双葉地方の皆様が交流することで、「ふるさとふたば」の復興と「一緒に創ろう・・・ふたばの明日!」について、意識の高揚が図られたと思うとの報告がありました。 次に、衛生関係でありますが、公立双葉准看護学院について、去る10月13日、公立双葉准看護学院戴帽式が挙行され、1年生15名が病院実習に挑む前に戴帽が許可され、また令和5年度学生募集について、相双地方各市町村広報紙学生募集要項の掲載を依頼したとのことでした。 次に、ごみ処理について。 南部衛生センター焼却施設整備工事について、令和4年10月31日現在、予定工程同様の進捗率で進んでおり、今後も工事が遅延しないように適切な工事監理に努め、工期内完成を目指すとのことでした。また、施設整備に伴うごみ処理については、南部・北部の両衛生センターにて支障を来たさぬように努力しているとのことでした。 次に、し尿処理について。 し尿等の収集は、許可業者3社で帰還困難区域内の特定復興再生拠点地域の除染やインフラ整備並びに浄化槽の清掃なども含めて実施しており、引き続き施設の適正な運転管理に努めていくとのことでした。 次に、消防関係。 本年度の避難指示区域内における大規模火災を想定した対応訓練を帰還困難区域となっていた地域のうち双葉町において10月14日に実施し、県外からの緊急消防援助隊県内消防本部並びに各関係機関が参加し、活動体制の連携確認等を行ったとのことでした。 消防活動状況について、7月から9月までの双葉郡における火災発生と救急出動及び救助活動状況は、火災発生4件、種別ごとには、建物火災2件、車両火災が2件、昨年同時期と比べて3件の増加。救急出動件数は354件で、主な種別な、急病が219件、一般負傷42件、転院搬送が39件、救助活動は5件で、3人を救助し、主に交通事故や機械による事故となっており、特に救急搬送において、外傷系の事故は早期治療が重要なことから、双葉医療センター附属病院をはじめ、関係機関とのさらなる連携を図り、傷病者の重症化予防、救助率の向上に努めていき、また今年も火災の起こりやすい時期を迎え、火災予防の強化を最優先とし、循環、警戒活動を行っていくとの行政報告がありました。 次に、監査委員報告があり、監査結果は適当及び良好との報告でした。 次に、議案の審議に入り、議案第13号 双葉地方広域市町村圏組合公告式条例の改正について、議案第14号 職員の育児休業等に関する条例の改正について、議案第15号 令和4年度双葉地方広域市町村圏組合一般会計補正予算(第2号)について、以上3件、慎重審議の結果、3議案とも原案どおりに可決されました。 最後に、委員会の閉会中の継続調査の申出があり、異議なく認められ、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。 以上で双葉地方広域市町村圏組合の議会報告を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで双葉地方広域市町村圏組合議会報告を終わります。 △公立小野町地方綜合病院企業団議会報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第6、公立小野町地方綜合病院企業団議会報告を行います。 本報告は、10月7日に開催されました議会報告であるため、本議会に出席しました新妻幸子議員に報告を願います。 これを許します。 9番、新妻幸子さん。          〔9番 新妻幸子君登壇〕 ◆9番(新妻幸子君) 10月7日、小野地方病院企業団第3回定例議会に出席いたしましたので、報告いたします。 初めに、全員協議会で諸般の報告がありました。 令和4年度病院運営状況についての報告は、令和4年4月から8月までの実績でございます。入院患者数、4月3,125人、外来患者数3,496人、5月、入院3,316人、外来3,256人、6月、入院3,303人、外来3,662人、7月、入院2,918人、外来が3,436人、8月、入院が3,383人、外来3,036人、以上です。 次に、市町村別患者数。入院、小野町6,230人、外来9,067人、田村市、入院5,523人、外来2,623人、入院、平田村658人、外来1,132人、いわき市、入院492人、外来899人、川内村、入院2,470人、外来672人でございます。 次に、収益的収入及び支出について、令和4年4月1日から8月31日までの実績報告です。 病院事業収益、本年度の予定額は20億5,918万2,000円、次に入院の実績は7億5,208万円、病院費用、本年度の予定額は20億5,918万2,000円ですが、支出済額が6億9,066万5,000円となりました。 次に、新型コロナウイルス病院感染についての報告がありました。 令和4年8月3日、1人陽性者が発生してから、院内感染となりまして、8月29日現在、1か月間に陽性患者が44名、職員感染が31名となり、入院を制限してまいりましたが、8月29日、収束いたしましたので、現在は通常どおり病院を営業しております。 院内感染が発生し、各方面に対し多大なご迷惑をおかけしましたが、8月29日より通常の診療及び再開をしておりますので、今後、感染対策に注意しながら、制限して、現在は通常どおり行っております。 次に、令和3年度決算報告がございました。 令和3年4月から令和4年3月31日までの医業収益、入院17億4,601万1,006円で、医業費用18億5,122万1,028円、医業外収益3億3,581万1,042円、医業外費用7,059万7,717円、訪問介護収益3,799万6,880円、訪問介護事業費用3,829万7,470円、以上、差引経常利益が1億5,275万2,713円となりました。 以上、原案のとおり報告いたします。 令和4年9月15日、監査委員より決算は適正に処理されているとの報告がございました。 以上、報告いたします。 ○議長(渡邉一夫君) これで公立小野町地方綜合病院企業団議会の報告を終わります。 △監査委員報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第7、監査委員報告を行います。 代表監査委員、秋元則行君。          〔代表監査委員 秋元則行君登壇〕 ◎代表監査委員(秋元則行君) それでは、報告させていただきます。 川内村長、遠藤雄幸様。川内村議会議長、渡邉一夫様。川内村代表監査委員、秋元則行。同監査委員、高野政義。 例月出納検査報告書。 令和4年度8月、9月及び10月分の例月出納検査を実施したので、地方自治法第235条の2第3項等の規定により報告いたします。 1、検査の対象、令和4年度8月、9月及び10月分の川内村一般会計ほか5特別会計並びに基金に属する現金の出納。 2、検査の時期、令和4年9月26日、令和4年10月25日及び令和4年11月25日。 3、場所、川内村役場議長室。 4、検査の結果。 (1)収支出納関係諸帳簿及び整備の状況、適当であると認めた。 (2)違法または不適当と認めて指示した事項、なし。 (3)現金保管方法の適否、適当であると認めた。 (4)物品保管、出納官吏状況、良好であると認めた。 (5)検査時における現金及び予算執行状況、別紙添付している資料のとおりでございまして、各月とも相違、結果ないということで、それぞれ代表監査委員、監査委員で署名していとおりでございます。よく見ていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) これで監査結果報告を終わります。 △議案の一括上程、説明 ○議長(渡邉一夫君) これより議案の上程を行います。 日程第8、議案第62号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度川内村一般会計補正予算(第4号))から日程第28、議案第82号 川内村公営企業の設置等に関する条例の制定についてまでの21議案を一括上程します。 なお、この21件の議案につきましては、本日提案理由の説明を受け、9日に質疑、討論、採決を行いますので、ご了承願います。 次に、提出者から提案理由の説明を求めます。 村長、遠藤雄幸君。          〔村長 遠藤雄幸君登壇〕 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、議案第62号 専決処分の承認を求めることについてから議案第82号 川内村公営企業の設置等に関する条例の制定についてまでの21議案について、一括して提案理由を申し上げます。 議案第62号 専決処分の承認を求めることについては、令和4年度一般会計に係る補正予算で、既定の歳入歳出予算額にそれぞれ2,747万1,000円を増額し、総額を82億8,194万7,000円とするものであります。 主な補正理由は、電気・ガス・食料品等価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得世帯や予期せず家計が急変したことで収入が減少した世帯等に対し、1世帯当たり5万円を給付するための扶助費と事務に係る経費を補正計上し、全額が国庫負担金で充当されるものであります。 次に、議案第63号 令和4年度川内村一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1億8,192万9,000円を増額し、予算の総額を84億6,387万6,000円とするものであります。 補正の主な内容としましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金及び避難地域復興拠点推進交付金、寄附金の増額により補正計上とするものであります。また、歳出の各項目に計上されております人件費の増額につきましては、福島県人事委員会の給与等に関する報告、勧告が示され、改正するものであります。 補正の主な内容としましては、第1表で、歳入の主なもので、国庫支出金2,199万4,000円、財産収入で111万7,000円、繰入金で1億481万4,000円、諸収入で4,869万5,000円、村債で1,010万円をそれぞれ増額し、県支出金706万7,000円を減額計上するものであります。 次に、歳出の主なものでは、総務費で、第7区集会所敷地造成工事、公共施設建設及び維持管理基金積立金を増額など6,285万8,000円、民生費で、複合施設ゆふね光熱水費の増額など338万9,000円、衛生費で、コロナワクチン接種委託料など604万6,000円、農林水産業費で、避難地域復興拠点推進交付金積立金、農道維持補修工事等8,132万8,000円、土木費では、村道維持補修工事や河川補修工事等2,653万円、教育費で、村民プール施設指定管理委託料、小中学園修繕費等632万円をそれぞれ増額し、商工費で517万9,000円を減額計上するものであります。 なお、第2表につきましては、地方債の借入限度額を過疎対策事業債1億2,050万円、緊急自然災害防止対策事業債4,700万円とするものであります。 次に、議案第64号 令和4年度川内村国民健康保険事業勘定特別会計補正予算についてであります。 既定の歳入歳出予算にそれぞれ2,302万7,000円を増額し、予算総額を5億3,658万8,000円とするものであります。 補正の主な内容ですが、歳入につきましては、災害臨時特例補助金135万6,000円、保険給付費交付金事業に伴う普通及び特別交付金として2,140万8,000円などを増額し、歳出では、総務費に国民健康保険事業システム改修による委託料16万4,000円、保険給付費に一般被保険者療養給付費2,260万円、諸支出金に業務実績の確定による交付金償還金5万5,000円を計上するものであります。 次に、議案第65号 川内村国民健康保険直営診療所施設勘定特別会計補正予算についてでありますが、歳入歳出それぞれ31万9,000円を増額し、予算の総額を1億7,293万円とするものであります。 補正内容では、専門外来である整形外科診療を4月から再開したことによる診療委託費や診療所看護師による訪問看護事業を始めたことによる事業費、在宅酸素療法患者の増加による事業費と福島県人事委員会の給与等に関する報告、勧告が示され、職員の給与改正するものであります。 次に、議案第66号 令和4年度川内村農業集落排水事業特別会計補正予算についてであります。 既定の歳入歳出予算にそれぞれ2,310万5,000円を増額し、予算の総額を1億5,690万4,000円とするものであります。 補正予算の主な内容は、歳出では、上川内処理場に一時保管している汚泥入りフレコンバックを運搬処分するための費用を増額するものであります。歳入では、原子力損害賠償金2,100万5,000円を受け入れ、予備費で調整するものであります。 次に、議案第67号 令和4年度川内村介護保険事業勘定特別会計補正予算についてでありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ6万5,000円を増額し、予算の総額を4億7,308万8,000円とするものであります。 補正の主な内容としましては、職員給与の改正に伴い、職員手当等を増額計上するものであります。 次に、議案第68号 令和4年度川内村後期高齢者医療特別会計補正予算についてでありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ4万3,000円を増額し、予算の総額を7,262万9,000円とするものであります。 補正の主な内容としましては、歳入では、保険者インセンティブ交付金事業に伴う国庫補助金として1万2,000円を増額し、歳出では、職員給与の改正に伴い、職員手当等を増額計上するものであります。 次に、議案第69号 川内村税条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方税法の改正に伴い、関連する村税条例の条文を改正するものであります。 主な改正点としては、個人住民税の課税に関する判定要件の明確化などが示されたことにより改正するものであります。 次に、議案第70号 地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは福島県の指定を受け、本社機能を東京23区から村内に移転した事業者の固定資産税の不均一課税の適用期間を令和5年度まで延長することに伴い改正するものであります。 次に、議案第71号 川内村消防団消防屯所設置条例の一部を改正する条例についてでありますが、これは令和4年3月16日に発生した福島県沖地震により第2分団第1班屯所が被害を受け、専門事業者による調査の結果、屯所機能を果たすことが難しく、屋根材の落下等の意見な状況から、早急に取り壊す必要が認められたことにより、第2分団第1班屯所を廃止するため改正するものであります。 次に、議案第72号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、第1条関係については、福島県人事委員会より給与等に関する報告、勧告が示され、これに準じて職員の期末勤勉手当の年金支給月数を0.1月分引き上げるとともに、若年層に重点を置いて給与月額を平均0.23%引き上げるための条例を改正するものであります。 次に、議案第72号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第2条についてから議案第81号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例についてまでの10議案は、関連がありますので、一括して提案理由を申し上げます。 本案は、地方公務員の定年引上げに関するもので、地方公務員法第28条の2において、地方公務員の定年は国の職員につき定められている定年を基準として条例で定めるものとされていることから、今回改正するものであります。 定年引上げの目的は、複雑高度化する行政課題への的確な対応などの観点から、能力と意欲のある高齢期の職員を最大限活用し、次の世代にその知識、技術、経験を継承していく必要があるためであり、令和5年4月1日適用されるため改正するものであります。 主な内容でありますが、1つ目として、令和5年4月から2年に1歳ずつ定年を引き上げ、令和13年4月に65歳となること。2つ目として、60歳に達した管理監督職の職員は、管理職監督職以外の職に降任等をする管理監督職勤務上限年齢制、いわゆる役職定年制が導入されること。3つ目として、定年前の60歳以降の職員が一旦退職した上で短時間勤務に移行する定年前再任用短時間勤務制度等が導入されること。4つ目として、60歳超職員の給与水準が、当分の間、60歳時点の7割水準となること。5つ目として、60歳以降定年前に退職する場合であっても、定年退職と同様に退職手当を算定する等の改正を行うものであります。 また、川内村職員の定年等に関する条例の改正に伴い、関連する条例について、文言等を改正するものであります。 次に、議案第82号 川内村公営企業の設置等に関する条例の制定についてでありますが、これまで川内村では、多くの自治体と同様に官庁会計方式(特別会計)により運用してきましたが、平成31年1月に総務省より「公営企業会計の適用の更なる推進」に関するロードマップにおいて、人口3万人未満の自治体においても企業会計とするように要請されていることから、本村においても、令和5年度から一部適用の公営企業とするため、条例を制定するものであります。 以上、議案第62号から議案第82号までの21議案についてご提案させていただきました。ご審議の上、御決議賜りますようお願い申し上げ、提案理由とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) これで提案理由の説明を終わります。 ここで休息のため暫時休議といたします。再開を10時10分といたします。よろしくお願いします。                              (午前9時55分)                             (午前10時10分) ○議長(渡邉一夫君) 休息前に引き続き会議を開きます。 △一般質問 ○議長(渡邉一夫君) 日程第29、これより一般質問を行います。 本定例会の一般質問は、一問一答により行ないます。質問者の持ち時間を60分とします。 初めに、7番、井出剛弘議員の発言を許します。 7番、井出剛弘議員。          〔7番 井出剛弘君登壇〕 ◆7番(井出剛弘君) ただいまより通告どおり一般質問をさせていただきます。 後継者対策について。 東日本震災と原発事故から11年が経過する中、村内生活者の現在人口は約1,900名とお聞きしています。この10年で約600名が減少し、震災前全人口に占める65歳以上の高齢者の割合が震災前の34%から現在は50%と上昇しているとお聞きしております。 村として、交流人口拡大と移住定住、ひとり親対策、様々な事業に取り組んでおります。今後は、現在住んでいる農村後継者となる世代へのてこ入れと生活活性化につながる何かが必要と思われます。 後継者の婚活活動も含め、今後の政策を村長にお伺いします。 2番、農家経営対策について。 日本経済の円安、資源高騰を背景に、依然として物価高の傾向が続き、現在、村内にもそのあおりを受けております。 畜産、稲作、野菜、タラノメ、果樹農家に欠かせない肥料等がこれまでにない価格が上昇しているのが現状で、生産販売価格がほぼ横ばいという、農家経営も決して楽ではない現状です。 村は、肥料価格高等に対する対応すると期待をしております。 今後、村の第一基幹産業である農業に対する何らかの支援策の考えがあるのか、村長にお伺いをします。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、7番、井出剛弘議員のご質問にお答えいたします。 1点目の後継者対策についてであります。 本村を取り巻く社会的環境は、震災前から厳しさを増しておりましたが、後継者・担い手不足等、震災によってさらに拍車がかかっている状況であります。 農村後継者の確保及び結婚活動の支援は、持続的な村政を運営する上で重要な課題と認識しております。このことから、本村の結婚難の解消に取り組むため、これまで「来い・恋かわうち交流大作戦」の開催、かわうちラボによる婚活イベントを業務委託し、婚活イベントを開催してまいりました。 今後の婚活活動については、現代のスマートフォンの保有率とインターネットの利用率が年々上昇しており、婚活イベントの参加率が9%に対し、オンライン型の紹介システムの利用率は21.8%というデータがあります。このことからも、直接的なイベントの参加からインターネットを利用した婚活に変化する時代背景があることから、公益財団法人福島県青少年育成・男女共生推進機構内のふくしま結婚・子育て応援センターが運営するオンライン方の紹介システムなどを広報していくことが農村後継者の婚活活動の一助になると考えております。 あわせて、結婚祝い金や今年度創設した結婚により新生活をスターとする際の家財購入や家賃などの経費を30万円上限で支給する結婚新生活支援補助金などをPRしてまいります。 2点目の農家経営対策についてでありますが、肥料価格高騰対策につきましては、ウクライナ情勢などの影響により、外国から輸入されていた化学肥料の原料が大幅に値上がりし、肥料価格が高騰していることから、県では令和4年度春肥に係る高騰分の補助金として、10アール当たり水稲には500円、畑作物については1,500円を支援することになっております。 村独自の対策としましては、肥料高騰のほか、家畜肥料及び燃油の高騰など総合的な支援として、水稲、畑作物及び畜産農家の採草地などを対象に、10アール当たり2,000円を交付してまいりたいと考えております。本議会に上程しました補正予算において、620万円を計上しているところであります。 なお、本年度の秋肥及び令和5年度の春肥の高騰分については、国の予算において、高騰分の7割が支援金として交付される予定であります。 以上で井出議員からのご質問に対する答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 7番、井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございました。 私は後継者問題という質問をさせていただいたのは、ずっと目をつぶって考えてみますと、やっぱり現在の人口から、当時、私の出身地である第1区行政区辺りなんかも、やっぱりお嫁さん、結婚しない、お嫁さんがいないという家族、またはいろいろな形であるですが、近い将来は、私の思っている限りでは、やっぱりこの50%、50軒や60軒は近い将来は、例えば6代、4代続いた井出家とすれば、そういう家庭が崩壊してなくなってしまうという危険性が十分あるわけなんです。私は1回一般質問させていただいた中で、そんな中の考えから一般質問させていただいたんですが、今回もやっぱりそういう1つの根念されること、近い将来は川内村は、あと約10年や15年、20年近くには1,200人になるのじゃないかというような予測もされるというような話もお聞きしております。私はこれが一番懸念されるところの大事な問題であると、こういうことから、やっぱりこれは村の重大な問題であるというような認識をしておりますので、質問させていただいたわけでございます。 以前は、村でも農業委員会とか何かを通しまして、各行政ごとに結婚相談員というような方を任命されまして、活動されておったわけでございます。震災後にはそれがなくなりまして、先ほど村長の答弁にあったように、ラボに移行されまして、二、三回は催しを行ったというような話を聞いております。その中の2名は、婦人会長さんとかいろいろな方の2名様も推薦なされまして、行ってきたというような話もお伺いはしております。 例えば、農業委員会あたりは、各行政区に村長によって各1名くらいの農業委員様がおるわけでございます。以前のように、やっぱり地元に溶け込んだような、そういう農業委員のあたりの方が地元を一番知っておるわけですので、そういう1つのものを解決するには、やっぱり何といっても地元の方が一番理解をしておるというようなことから、そういうことに対して、村長はいかがなように考えておるのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長。 ◎村長(遠藤雄幸君) 確かに議員がおっしゃるとおり、結婚して、そして子供を育てるというのは、崇高な仕事というか、営みだというふうに理解しております。 危惧されているように、そういうことが脈々と受け継がれた社会が、今、途絶えようとしている。まして、代々伝わってつないできた家系やその家においても、ひょっとしたら消滅するんじゃないかという心配、それは議員と同じように私自身も共有しているところでもあります。こういう基本的な営みができない社会は、やっぱりどこかおかしいんじゃないかなというふうな感じを受けています。 いろいろな結婚観や人生観、あるいは子育て観があって、いろいろな多様性が認められている社会でもあります。ある面では、ひょっとしたら、そういう女性の社会進出などが1つの理由として、なかなか結婚に至らないというような、そういう価値観を持たれている人たちもいることも認識しております。 しかし、地域が、あるいはその家庭が持続的に継続していくということは、やはり未来永劫においても、地域を存続する上でも必要だというふうに思っています。 そういうことで、やはり若い人たちが結婚をして、子育てをする。そういう環境をつくっていくということは、やはり行政においても重要な仕事の1つだというふうに認識しております。 これまでも様々な手だてをしながら出会いの場を設けたりして、それぞれマッチングを繰り返してきたんですが、ななかな結果、実績に至っていないというところであります。 お話のとおり、農業委員会の人たち、地元を知られている農業委員会の人たちも、これまでも多分そういう認識はあったと思いますが、しかし、議員がおっしゃるとおり、もう一度、農業だけじゃなくて、村の若い人たちの後継、全体の後継者として、そういうような情報を提供したり、あるいはお節介役をやっていただくということは、ひょっとしたら有効かもしれません。ここは、農業委員会の方々とも協議をしながら、もうちょっと深掘りしながら、話をしていければなというふうに思います。 ラボのほうにも、お節介焼き屋さん、かつての仲人屋さんという方は2人ほどお願いをしておりますが、これもまだ実績はございません。 こういったことも含めて、それから最初答弁で申し上げましたけれども、今までは直接出会いをしながら、それぞれお互いの感触、感じ方を得られていたんでしょうけれども、今はマッチングアプリのようなアプリもあります。こういったサイトに登録していくという方法も、現実的にそういう利用度が、もう先ほど言いましたように3割近くになっていますので、こういったところもやはり情報発信していきたいなというふうに思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 7番、井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございます。 それから、お聞きしたいんですが、現在、村内で独身者、男女合わせて何名くらいの人数がおられるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長。 ◎住民課長(三瓶守衛君) ただいまの井出議員のご質問でございますが、村の住基人口を登録されている方々で、20歳から49歳までの独身の方ということで、村では約251名の方が独身であろうと思われます。 ○議長(渡邉一夫君) 井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございました。 今の説明では、かなりの数がおられるというように認識をさせていただきました。これも本当に今後の課題の1つに入る大事な問題でございますので、先ほど村長が答弁されたように、やっぱり身近な農業委員会とか農業委員に、そこら辺は時間をかけて、今後の川内村人口を維持するために、また農家の後継者とか、農業ばっかりでない後継者も含めて、今後ご検討をなされてくださるようにお願いを申し上げたいと思います。 次に、震災後の結婚お祝い金に該当された組は何組ほどおられるのかお訪ねしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長。 ◎住民課長(三瓶守衛君) 結婚祝い金の支給状況でございますが、村では川内村若者定住化促進条例及び施行規則に基づきまして交付させていただいている方々でございますけれども、令和元年度から令和4年の現在まででございますが、新規の対象者となる婚姻者組数ですけれども、8組となっております。 ○議長(渡邉一夫君) 7番、井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございました。 それから、村内において国際結婚をなされておるお方は何家族ほどあるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長、三瓶君。 ◎住民課長(三瓶守衛君) 先ほど申し上げさせていただきました新規の組の中には、国際結婚の方はいらっしゃいません。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、遠藤君。 ◎副村長(遠藤清輝君) 今、剛弘議員のほうから追加で質問ありました国際結婚の状況につきましては、現在、手持ちの資料ありませんので、後ほど回答させていただくということでお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 7番、井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) 私、坪井議員と同じく、第1区の出ですね。大体第1区の場合は、5組ほど国際結婚をなされております。ただ、今、二、三人は避難されておりますが、やっぱりこれからの、先ほど年齢をお聞きしたのも、50歳だったらば、国際結婚の場合だったら、なかなか日本人同士だと、年齢が増すと、なかなか相手が見つからないというのが現状でございますので、恐らく国際結婚という形だったらば、50歳だったら可能、20歳になれば70歳というような年頃になりますので、最低限度でも50歳前後くらいまでが結婚の目安の年齢になるのかなというような考えで質問させていただきました。 今、副村長からありましたように、後日で結構ですので、村内に何十組ほどあるのか、後でお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 また、今後、この問題について、例えば今申し上げたように、国際結婚をなされる場合、村としてそれなりの支援対策があるのか、村長にちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 国際結婚に限らず、こういう後継者といいますか、出会いのマッチングというのは、単発的な事業だけではなかなか難しいと考えています。まして国際結婚もそうですけれどもね。 かつて民間のそういう業者がいられて、登録されて、結婚に至ったというようなことはお聞きしておりますし、現在、井出議員が住まわれている第1行政区の中にも、そういう方もいらっしゃるということであります。何らそういうことを否定するわけではありません。そういうような機会や機関があれば、積極的に利用していきたいというふうに思います。 それから、総合的にバランスよく、やはり若い人たちが結婚して生活できるような様々な環境づくりも必要かというふうに思っております。 当然、出会いの場を設けるというようなことも1つですし、それから、結婚するために必要な経済的な支援、あるいは子育てや教育に関するようなこと、それから医療とか、生活全般でしょうか。それから、女性の働く場所の環境づくり、こういったところをやはり総合的にバランスよく行政が支援をしていく、あるいは確立していくということが必要なのかなというふうに思っております。 井出議員がおっしゃるとおり、何らそれを否定するつもりもありませんし、そういうような機関やタイミング合えば、我々も積極的に利用していきたいなというふうに思っております。 課長のほうで何か付け加えることがあれば。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長、三瓶君。 ◎住民課長(三瓶守衛君) 先ほど申し上げました条例、施行規則の中におきましては、国際結婚をされた方につきましては、30万円の結婚祝い金を交付させていただいております。日本人同士の方々ですと20万円ということになっておりますので、国際結婚をされる方につきましては、総額的ですが、10万円ほど多く交付させていただいている状況になっています。 ○議長(渡邉一夫君) 7番、井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございました。 この件につきましては終わりたいと思います。 今後とも、人口を減少を食い止めるためにも、やっぱり若者同士とか何かが結婚なされまして、やっぱり人口増加のためにですね、これから減少することが目に見えておりますので、しっかりと対応して、お願いしたいと思います。ありがとうございました。 続きまして、農家経営対策についてでございますが、先ほど村長から説明があったように、今、なかなか農家も楽じゃないというようなお話を聞いております。 それと、先月の6日ですか、12月。福島県の本宮ですね、子牛の繁殖農家の子牛の競りがあったというふうにお聞きしておりますが、飼育農家が飼料が高価なされまして、高くなりまして、1キロ当たりが、飼料が1キロから70円から、現在大体120円くらいに高価しちゃったというようなことで、飼育農家がなかなかそういう物価高で、なかなか買手がないということで、1キロ当たり約2,000円で売買されたというようなお話を聞いております。 例えば、2,000円というと、300キロならば60万円というような値段以上したんですが、この傾向が続きまして、かなり以前からすると安くなっちまったというようなお話はお聞きしております。 あと、酪農家、今言った和牛の繁殖農家というものは、8戸しか川内村にはございませんので、8戸ですね。今、農協さんのほうで、和牛農家のほうには力を入れて、大分指導とかいろいろな面でご協力いただいておるというようなお話はお聞きしております。 また、酪農家は、川内村でも1軒しかなくなってしまったよというような状況でございます。 それでもって、県内の酪農家、現在やっている酪農家は、組合が2つぐらいあるんですが、白河とかいろいろな方面の若い中堅者の酪農家の方が、将来を見越して、子供たちにこれからあまりにも負債を残したら大変なことになっちまうというような気持ちの訴えの中で、かなりの数の何軒かが酪農を離農されて、廃業されてしまったというようなお話はお聞きしております。 それでもって、現在、国産の飼料、牧草、ルーサンとか、それは若干トレーラーで輸入されたものを買い上げておったんですが、それが約200万円程度だったとお聞きしておりますが、それが約300万円に跳ね上がってしまったというような中で、大変な問題であるというようなお話もお聞きしております。 また、電気代も、40何万円くらいだったやつが、合計で50万円近くにかかってしまったというような、酪農家が1軒でございますが、その方がそんなようなお話をお聞きしております。 これにつきまして、田んぼ、水稲とかのやつも、かなり値上がりしてしまいまして、例えば化成肥料のオール14、チッソ・カリ・リン酸、それがオール14というような肥料なんですが、これはやっぱり農地関係の牧草関係の追肥とか、水稲にも一部利用されておったというようなお話も聞いておりますが、これも安い時期だと980円から約1,200円前後で購入されておったんですが、現在は2,800円から3,000円くらいに値上がりしちまいましたよというようなお話も聞いております。 また、JAさんの農協さんのほうにお聞きしましたところ、物によっては、倍近く跳ね上がりましたよと。物によっては、そんなくらいになってしまったような肥料もありますよと。平均にして20%、約40%近く上昇して高くなってしまったというような現状でございます。 それで、現在の和牛の繁殖農家7戸、酪農農家1戸に対して、現在、村ではどのような、先ほど村長からもありましたが、どのような支援対策が行われておるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 議員がおっしゃるとおり、農家の人たちが今回の様々な物価の高騰によって苦しんでいるということは、もう十分認識しております。そういうことで生産意欲が減退していくのは、とても我々としても心配しているところであります。 具体的に、じゃどういう支援かというところでありますが、先ほどの答弁にもありましたように、福島県でも高騰分への補助を考えております。水稲に対して1,500円、畑に対して500円。 そして、併せて村としても、特に心配された畜産農家に関しては、やっぱり採草地があるわけですから、その採草地に10アール、1反当たり2,000円の補助メニューを考えていると。先ほど答弁したとおりでありまして、それだけやはりかさ上げといいますか、村独自の施策もその中に織り込んでいるということで、そういうことから、危機に対する認識、我々もしっかりと持っているということをご理解いただければなというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 7番、井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございました。 そのほか、例えば稲作農家、これに対しては、個人のみの農家というのは56戸ほどしかないと。あとは法人化なされているような会社は別にして、私みたいな個人の農家が56戸しかないということで、今年度は食料米が30キロで2,169俵ですか、袋ね。30キロ袋で。飼料米は1万2,469と聞いております。法人化は別にしてですね。その法人化を含めた現在の村としての支援対策はどうなっているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 産業振興課長、秋元君。 ◎産業振興課長(秋元敏博君) 9月の定例議会において、粗飼料高騰に対する補正はいたしたところでございますが、9月定例議会終了後に県が、まず牧草の件から申し上げますと、県が輸入飼料に対して1トン当たり約5,000円の支援をするということになりましたんで、村としては、この財源が新型コロナウイルス感染対応地方創生臨時交付金、同じ交付金で対応するもんですから、県のほうで支給することになりました。 現在、水稲に対する支援策でございますが、まず4月の春肥に対しては、県のほうで水稲に対して10アール当たり500円、畑作に対して1,500円の助成をしております。 それで、今回答弁したとおり、村独自の支援策として、水稲、畑作、飼料作物について、肥料高騰と燃料及び機材の高騰の総合的な支援策として、10アール当たり2,000円の支援をする予定でございます。これは、財源は先ほど申したとおり、地方臨時交付金を充てる予定でございます。 ○議長(渡邉一夫君) 7番、井出剛弘君。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございました。 それと、繁殖農家とか酪農家に聞きますと、現在は全然何の形の支援もないんだよというようなお話も耳にしておりますので、今後はやっぱり基幹産業である農業を守っていくには、今後とも村の支援も必要であるというように私は考えておりますので、今後ともよろしくその辺のことをご検討なされまして、川内村の基幹産業である農業を守っていただきたいと、このように思っております。 あとですね、以上でございまして、まだもう一点ですね、ちょっと質問終わりたいと思いますが、あと我らの場合の稲作とか、果樹農家とか、ブドウ農家とか、そういう関係の人たちは、いろいろな友達とか、いろいろな催しがございますが、畜産農家とか酪農家は、直接村の職員とこうやって話ができるという機会があまりないんだよと。そして、やっぱり今考えますと、8軒の中の繁殖農家も、私らの同年配くらいの方と、やっぱり私くらいの上の先輩、80歳になったような方が現在、稼働されておるもんですから、時間があった場合は、ちょっと役場の方が、今忙しいんだけれども、たまにはちょっと回っていただいて、ちょっとそういうお話とか何かを、情報をお聞きしたいなというような意見も聞かれますので、今後、その辺も、いろいろ多忙な時間を割いていただいて、たった8戸か9戸ですから、やっぱりたまに行って、どうしたというくらいの声をかけていただきたいなというような話も聞いておりますので、1つお願いしたいと思います。 また、私も、今、村長さんから答弁ありましたように、新年度の当初予算か補正予算で、今、先ほど申されたように、農業を守っていただくためには、そういうお願いをしたいと思ったんですが、村長さんからの答弁があったように、村民も農家の方も安堵されておって、新年度の5年も、これを励みとして頑張れると、このように確信をいたしましたので、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(渡邉一夫君) 答弁は要らないんですか。 ◆7番(井出剛弘君) 答弁はいいです。話を十分聞きました。ありがとうございました。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 現場に足を運んでほしいという切実なる議員の要望でもありますね。そういう面では、現場にこそ課題があって、答えもあるんだというふうに思っております。 それから、いろいろな制度がつくられても、なかなかそれぞれの受益者の方々がつかみ取られていない、あるいは感じることができないというのも、我々のひょっとしたら情報発信の仕方が下手くそなのかなというふうに思いますんで、そこはやはり和牛農家が8軒、乳牛農家1軒の合計9軒ですので、特に畜産農家は。こういったところは、やはり直接職員が行って説明するということも十分大切だなというふうに今、議員の要望を聞いて感じたところであります。 農立たずして国立たずですよ。やはり基幹的な産業は農業、林業、畜産でもありますから、特に川内村の主産業はと聞かれると、まさに農業、林業、畜産ですので、しっかりとそこは我々もサポートしていきたいなというふうに思っています。 今、圃場整備をしたり、様々な環境整備をしているところです。省力化していく、あるいは生産性の高い圃場を実現していく、こういったことも農家への支援の1つだというふうに、ただ単に制度化して、お金をというだけではなくて、そういうインフラ整備も併せて進めていくことが農家の人たちへの要望に応えることなのかなというふうに思っていますので、ありがとうございました。 ◆7番(井出剛弘君) 議長、7番。 ○議長(渡邉一夫君) 終わりじゃなかったんですか。 ◆7番(井出剛弘君) ありがとうございました。終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで7番、井出剛弘議員の一般質問を終了いたします。 次に、4番、坪井利之議員の発言を許します。 4番、坪井利之議員。          〔4番 坪井利之君登壇〕 ◆4番(坪井利之君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 原油高騰及び電気・ガス等価格高騰による住民一律の定額給付事業について。 現在、原油高騰や円安の影響により、燃料・電気・ガス等の価格が高騰しており、住民生活にかなり影響が出ております。 これに伴い、国は電気・ガス料金の軽減策を予定しておりますが、川内村としても、昨年度に行った原油高騰に対する生活費の一部を助成する住民一律の定額給付事業の実施が必要と考えますが、今年度の村の対応を伺います。 電気・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金について。 電気・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の推奨事業メニューに、省エネ家電等への買換え促進による生活者支援で、家庭におけるエネルギー費用負担を軽減するため、省エネ性能の高いエアコン、給湯器等への買換えなどの支援を推奨しておりますが、村の対応を伺います。 川内村の各種イベントを開催する会場の整備について。 新型コロナウイルスの感染予防を徹底することで、川内の郷かえるマラソン大会や盆ダンスなどの各種イベントが開催されるようになりました。それに伴い、開催会場の整備について、次の点を伺います。 1、今年度の川内の郷かえるマラソン大会は、当日晴れていたのですが、前日の雨で会場の川内ヘリポート内の水はけが悪く、靴が泥だらけになってしまった方が多く見受けられました。今後、マラソン大会や盆ダンス等のイベントを行っていく上で、排水環境を改善することが必要と考えますが、村の対応を伺います。 2、各種イベントを開催する上で、トイレの確保は重要な課題だと思います。会場付近への公衆トイレの増設は必要不可欠と考えるが、村の対応を伺います。 3、各種イベントを開催することで、会場付近の公共施設のトイレを利用する方が増えています。各施設のトイレの老朽化に伴う更新、また和式用トイレから洋式トイレの仕様変更も必要と考えますが、村の対応を伺います。 以上3点、よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、4番、坪井利之議員のご質問にお答えいたします。 電気・ガス・食料品等価格高騰による住民生活の支援のための一律定額給付の実施についてでありますが、国の令和4年度第2次補正予算では、世界的物価高騰による総合経済対策として、電気料金の引下げ、子ども・子育て対策、国内投資促進と地方の活性化のため29兆6,332億円の補正が計上され、このうち直接支援として、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援のため6,000億円が交付金制度として予算化され、この交付金制度により生活者と事業者の支援を行うこととされております。 生活者支援には、低所得世帯に対する支援や学校給食の無償化など子ども・子育て支援、プレミアム商品券、地域内のマイナポイント発行による地域振興、省エネ家電買換え補助等が対象とされており、村といたしましては、専決補正予算で計上させていただき、電気・ガス・食料品等価格高騰緊急支援事業として、住民税非課税世帯へ5万円の支給支援を行う予定であります。 昨年度に行いました一律定額給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症対応型地方創生臨時交付金など他方制があり、財産負担のない交付金を活用して支援を行ったところであります。 今後、国では、電力・ガス料金の負担軽減の支援、県では、家計支援としてプレミアム付電子商品券の追加販売などが準備されておりますので、村としましては、国や県の支援動向を注視してまいりたいと考えております。 次に、電気・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金についてでありますが、省エネ家電への買換えにつきましては、福島県が省エネ家電購入応援事業として、当該交付金により来年1月の事業開始を計画しております。 事業の内容としましては、光熱費の高騰の影響を受け、家計への負担が大きくなってきていることから、生活者支援事業として、県民に対し、購入品目に応じたポイントの還元を行うことで省エネ家電への更新を促し、光熱費の削減による生活者の支援を行うとともに、電力消費量削減による民生家電部門でのCO2削減を推進することとしております。 同じ目的の補助金について、村としてかさ上げすることはできないため、県の事業を利用していただきますようお願いいたします。 次に、1点目のへリポートの排水環境の改善につきまして、川内村の各種イベントを開催する会場の整備についてでありますが、ヘリポートはマラソン大会や盆ダンスの会場として使用させてきました。村内外の方にも川内村のイベント場所として認知されていると理解しております。 ヘリポートには芝生があり、イベント実施の場所として、景観的にもマッチしていると思いますが、議員ご指摘のとおり、水はけはよくないことから、今後排水環境について調査をし、費用対効果も鑑みながら対応してまいりたいと思います。 2点目のイベントを開催する上でのトイレの確保につきましては、今後も仮設トイレを設置することで対応していきたいと考えております。 3点目の各施設のトイレの老朽化に伴う更新についてでありますが、村民体育センターについては、洋式トイレに全て改修済みとなっており、コミュニティセンターについては、昭和49年9月竣工で、一部改修を行っているものの、洋式トイレの設置割合が少なく、今後の利用状況等を確認しながら改修してまいります。 その他の施設については、洋式トイレの設置割合は高くなっておりますが、利用状況を確認しながら、順次検討させていただきたいと思います。 以上で坪井議員からのご質問に対する答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) マイク調整のため一時休議しますので。 局長、村長自分の席に戻ったから、答弁席は大丈夫だから、再開しますので。 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 原油高騰について、去年のような一律的な定額給付の実施はないということで、それに代わるということで、低所得世帯や予期せぬ家計が急変したという方たちに5万円の支給というような形になるのかなと思いますが、今回、低所得者に支給する世帯の数と、今、川内村にいる人口の中で何%が支給を受けられるのかお聞かせください。 ○議長(渡邉一夫君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(猪狩健一君) 国の予算で低所得者に対する救済ということで、住民税非課税世帯でありますが、こちらに関しましては、村内で376名の方が今現在、該当になっておりますが、今後、収入の急変があった場合に救済する措置もございますので、人数のほうは若干変動がございます。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 376名ということで、これは現在の村民の中の何%に当たるのかお聞かせください。          〔「1,400で割って」と言う人あり〕 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 今、村長のほうから割ってということで、やはり数的には支給にならない方のほうがかなり多いのかなというふうに思っております。 この電気代、ガス代、最近本当に上がって、高止まりしております。それに対して国のほうの補助金ということで、これを対応するというお話で、1世帯4万5,000円とかという試算も出ておりますが、これは今、電気代の燃料高騰分で、各電力会社がもうマックスになって、それ以上上げますよという価格に対して国のほうが補助をしていくという形なんで、今、高くなっている状態の金額が安くなるわけではなくて、国のほうは、それを何とか高止まりしているところで止めるということで、低所得者の方も大変なんですが、一般の方も、もうこの燃料高騰と電気代の高騰、それでガスのほうも、都市ガスのほうはちょっと補助が入りますけれども、LPガスは入らないようなお話も聞いております。 そういうことに関して、やはりそういう一般の方たちにも、やはり前回あったような商品券みたいなのがあればいいなと思っての質問だったんですが、今回はないということで、それであれば、今回の5万円の対象にならない方たちにも、何か村独自の給付があってもよろしいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 置かれている状況は、もうご認識されている状況というふうに思いますね。 国の制度や、国・県の制度を使うというのは当然のテクニックだというふうに思います。足りない分を今後どうしていくかというのは、これから村としても検討していきたいなというふうに思います。 これまでも、臨時交付金などにおいて、商品券1万5,000円、あるいは3万円というようなことを、直接現金でありませんけれども、商品券という形で住民の人たちに助成をしてきたと。そのほかにも、これまで事業所を対象に電気料の助成も行ってきました。ですから、タイミング遅くなくそういう支援をしてきましたし、一方で、今回このような状況の中で、臨時交付金などを活用できる可能性があるならば、そこはこれからのちょっと議論になりますけれども、中で少し議論をして、可能であればというようなことは考えております。 しかし、今この時点で、まず国や県のそういう補助メニューをしっかりと使って、住民の人たちがどうなのか、こういったところも精査しながらというような1つの条件をつけているところであります。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) ということで、村のほうもいろいろなものを使って考えてはいますが、取りあえず今のところ国・県のほうの状況を見ながら考えていくというようなことですが、今、プレミアム商品券が12月で終わってしまいますので、これから1月から3月まで、寒くなって灯油、エアコン使ったりして電気代、電気料というのはすごい高騰していって、一般の方たち、もう全ての方たちが負担を強いられております。 その中で、この交付金の対応策が4月に出て、9月に出てということで、いろいろな条件があります。 先日来ていただきました経済産業副大臣の太田房江副大臣のほうにも、こういったものに対して、村のほうで使える交付金のほうを準備しているので、その辺を十分検討して、交付金を使用してくださいということだったので、村のほうでもかなり考えていらっしゃるのかなとは思うんですが、今までのこの交付状況を見ますと、企業の方とか、農業の方とか、それで生活困窮している方とか、そういった方たちに取りあえず緊急でやらなきゃいけない。でも、それに対応してなくても、一般の方たちも、もう本当にもう家計は大変なところに来ていますので、それに対して地方交付金をうまく使ってくださいというふうなことを副大臣はおっしゃられていたのかなと思っています。 この交付金の創出ということですね。活用が可能な事業ということで、生活者支援ですね。生活困窮者や低所得者に対する給付金の支給で、その次に生活者に対する電気・ガス料金を含む公共料金の負担軽減という形で、一般の生活者にもこれは対応できますよというようなことなのかなと思っています。 これに対して、村のほうで去年やったようなものを使って、多分去年はやったと思うんですが、今年もそれをやるのは可能じゃないのかなというふうに思っているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 国の、県の制度設計の効果はどうなのか、そういったところを注視しながら、今、可能性があるんじゃないかということですけれども、そこも含めて検討していきたいというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 検討していただけるということですが、1月、3月はすぐ来ますので、このスケジュール的にも、何かいろいろ計画出しながら、計画変更ができますよというスケジュールが、必要に応じて実施計画の変更もできるということですので、これが12月、必要に応じてということでスケジュールを出してくださいというふうになっていますので、これ、できるだけ早く検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) もう既にそういうことも含めて検討しているというところです。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) そういうことで検討していただけているということですが、これが申請をして、駄目だった場合ですよね。そうすると、どうにもならないということになると思います。 できるだけこういったものを使ってやってはいただきたいんですが、これがどうしても駄目といった場合は、やはり一般の方たちにも村の財源を使ってでも何か支援というものを考えていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 当然そういう補助メニューがあれば、まず優先的にそのメニューに該当するような条件を検討して、補助金を取りに行くということは、当然我々の、行政側の仕事ですので、そこを今、検討しているということですので、ご理解ください。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) それに伴いまして、検討していただいているということですので、私の私見的には、生活困窮者の方にも5万円という金額も出てますようなので、それ以外の方たちにも、それ相応の金額の支援ですね。こういったものを使えれば一番いいんですけれども、どうしてもというときは、村の独自財政を使ってでも、そういったことに関しても検討いただけるということですので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、電気・ガス・食料品等価格高騰のほうですが、これ、私、これを、この一般質問を出した後に、県のほうからちょっとこういったメニューが出るということで、重複はできないということですが、でもやはりこれだけ電気代が上がる。もう今までの2割から3割近く上がるんじゃないかと言われています。やはり買い換えようにも、やはり経済的にもかなり難しいものがある。やはりLEDライトに換えたり、昔の10年前の冷蔵庫からしたらば、今の冷蔵庫は10年前の半分くらいの電気料で済みますよというような、そういったものも買換えの促進するためのもので、ここに推奨しますよということ、出ているんですが、先ほど重複しているから、そっちのほうの対応をということですが、これは地方交付金を県がやっているから、村はやっちゃいけないということだと思うんですが、この臨時交付金に対しては、自治体独自でそういったものを出して、計画を出してくださいというようなあれもあって、運送会社なんかは、県のほうの補助が入っても、各自治体のほうでも出せるというようなもの、こっちから出したというようなお話も聞いたことはあるのですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、遠藤君。 ◎副村長(遠藤清輝君) ご質問、どうもありがとうございます。 今、坪井議員のほうからご質問のありました件につきましては、11月22日に県知事が記者会見の中で発表したものでございます。23日の新聞等でお知らせ、私どもも知ったところでございまして、現在、県議会の開催中ということもありまして、詳細については、まだ知らされておりませんので、その新聞発表の中での限られた情報となりますが、エアコンと冷蔵庫につきましては最大で4万ポイント、1ポイント1円ということですので、4万円の支援があると。あとは、エコキュートですね、これについては最大8万ポイントの支援と。あとは照明器具につきましては5,000ポイントを還元するということになっているようでございます。 また、地域の中小規模の商店で購入した場合については、2倍のポイントを予定しているという報道でございます。これにつきましては、国が今回補正を組みました6,000億円の予算を使ってやるようになります。 村も、当然これに、なかなかこれに村単でやるということになりますと、かなりの経費も必要となる関係上、財源をこの交付金を使っていきたいと考えておりましたが、県でこのような事業をやるということになりまして、これについては県と同じ交付金で同じ事業をかさ上げという形はできないというふうなことで、今回、答弁の中でご報告をさせていただいたところでございますので、その辺についてはご理解をいただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) この価格高騰支援地方交付金に関しては、やはり一緒にできないということで理解をさせていただきました。 その中でも、やはり川内村に来ていただきたいとか、そういったものを挙げていらっしゃいますので、これからゼロカーボンとか、そういったものを生かしての補助とか、そういったものの補助メニューというものがあると、やっぱりそういった交流人口を増やすためにも必要な施策になってくるのかなと思います。それで、村独自でもこういったものを考える必要はあるのかなと思うんですが、いかがでしょうか。 村独自で、この補助はあれなので、村のほうで独自で違ったような、ポイントとかそういったものでなくても、できないかなということで、ちょっとお伺いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) もう既に再生化エネルギー問題、それから省エネについては、ご承知のとおりでありまして、それぞれ補助メニューを出して、例えば屋根の上にパネルを上げるときのキロワットに対する補助とか、そういったものはもう既にお使いいただいているという状況です。 移住促進のために必要じゃないかということでありますけれども、そういうことも含めて、今回、皆様方に4月のとき予算編成で示したあの内容について、かなり他の自治体から比べると厚い補助メニューじゃないでしょうかね。そういうことも含めて判断してもらうということが必要だというふうに思いますね。 震災後ですけれども、特に感じるのは、住民の行政依存度がかなり高まったというのは感じています。それはもうあの震災を経験してきてからですね。自分たちでいろいろな物事を判断して解決してきた、あるいはその地域で解決してきたものが、何か数多く「行政はどうするんですか」という聞かれ方をしてきました。それは住民懇談会なんかにおいてもそうなんですけれどもね。ですから、もう一度住民と住民、あるいは住民と行政の関係性をもう一度考え直さなくちゃいけないタイミングじゃないかなというふうに思いますね。 潤沢に財源があれば、議員がおっしゃるとおり、一番簡単のは、単費で財源確保しながらやっていくというのが一番簡単ですよ。国や県の補助金を取りに行くという作業をしなければいいわけですからね。 でも、それがなかなかできない状況であるというのは、もうご理解のとおりでありまして、最大限そういう補助メニューをしっかり取りに行って、そして足りない分は村でというような、ここは我々の大切な仕事なのかなというふうに思います。 一方で、やはり住民の人たちも、今まで利益の配分じゃなくて、どこかで我慢をするというか、痛みを分かち合う、こういったことがこれから求められていくんじゃないかなというふうに思いますね。 ぜひ議員の皆さん方にもいろいろと要望やお願いされると思います。そのときに、一言そういうことも付け加えていただければというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。
    ◆4番(坪井利之君) 村長のおっしゃっていることも理解はしております。 これに関して、この省エネ家電荷関しては、電力の高騰とか燃料の高騰で、村民の方々も、今まで10年、何年使っているものも我慢して使っていたけれども、電気料がとても上がってしまって、そこに関して買い換えたい。でも、経費があるので、かかっているので、買うのが大変なそういった中で、こういった補助事業が、県であればそれを使う。その中で、村のほうでそういったものも考えていますよというふうなことがあれば、村が太陽光発電とか、そういったものに補助事業はあるというのは重々分かっておりますが、それにプラスこういうエコエネルギー家電に対してもあってもいいのかなというような形で質問させていただいています。 いろいろそういったことも、中でも、この中で地方交付税で何とかならないかということもまた考えていただけるのかと思っていますので、少しでもこういった交付金をですね、副大臣のほうも、いろいろ各自治体で支給されているものを勉強しながら、かなり頑張って今、検討中ということですので、ぜひいろいろな、できるだけやっていくようにしていただきたいと思います。 続きまして、各種イベントを開催する会場の整備ということで、ヘリポート、芝生かなり敷いてあるんですけれども、あの水はけの悪さなんですが、あれは何かいつだか、何か整備したということですが、あの水はけの悪さが、何が原因とか、そういったものというのは把握されているんでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) もともとへリポートです。結局事業目的が違うわけですよね。ですから、水はけがいいとか悪いとかであの施設を造ったわけじゃなくて、緊急対応のためのヘリポートだというふうに理解していただきたいというふうに思います。 空いている時間、空いている空間はイベントをやっているということですので、あそこに芝生があるということの環境への配慮ということも含めて、ご理解ください。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 基本的には、ヘリポートという緊急時のものなので、そういった排水とかそういったものに関してはあれだということですが、今後も川内マラソンは会場はあそこを考えていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 教育長、秋元正君。 ◎教育長(秋元正君) マラソンの場合のコース設定のこともありますので、当分、今後継続するとすれば、あそこ、会場がメインになってくると思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) ということで、会場はそこになっていくということで、緊急時の対応される場で、そこを利用しているということですけれども、マラソン大会、915名の方が走られて、その方に一緒に同行している方の人数を考えると、かなりの数の方があそこにいらっしゃってもらっていると思います。 今回、かわうち祭りは工業団地だったんですけれども、前回ヘリポートでやったときも、やはりかなり水はけが悪くて、これから村のほうでもここを利用していくということであれば、やはりマラソンを走るのに、それこそしっかりしたマラソンシューズが、もう走る前にちょっと泥だらけで駄目になったとか、そういったものを考えますと、やはり早急な整備が必要じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 最初の答弁で申し上げたとおりでありますね。費用対効果、それからあの施設の稼働率や利用率を考えて、それ、例えば暗渠をやるべきか、あるいは舗装にすべきか、こういったところは検討しますよという答弁したとおりであります。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 検討していただけるということで、検討していただけるのをできるだけ早く実行に移していただけるような検討をしていただきたいと思います。 その次になりますけれども、やはりこれだけの人数がそろって、これからもヘリポート、盆ダンスなんかも多分ヘリポートを使うのかなと思うんですけれども、かなりの方がいらっしゃっている中で、やはり話を聞くと、トイレの問題が出てきます。 仮設トイレで対応するということなんですけれども、やはりどこへ行ってでも、トイレ環境というのは、よそから来た方、私もよそに行って、トイレがきれいなところというのは、次も来たいなとか、そういったふうに思います。 やはりある程度の、前に川内小学校にあったような、表にあったトイレ、5つか6つくらい並んでいるというような、ああいったものがそこに1か所あれば、かなりそこで、ヘリポート、緊急時のものなのであれなんですけれども、そこでイベントをやっていくということであれば、あの近くにそういったトイレがあることで、しっかり整備されているマラソン大会になるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 常設のトイレというのは、施設の中には当然必要ですよね。しかし、イベントなんていうのは、ある面では臨時的な事業でもありますんで、こういったところを常設、それを見込んで常設するというのは、あんまりセンスのいい判断ではないんじゃないかなというふうに思いますね。 しっかり仮設で対応していく。費用対効果等を考えると、十分そっちのほうが理解されるんじゃないかなというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 費用対効果とかそういったものを考える、仮設トイレで理解してもらえるというような村長の意見ですけれども、私は仮設トイレに満足して参加している方はいないと思っております。 その中でも、費用対効果は、それに対応して造るというのはどうかということですけれども、それに対して造るということ、イベントで川内マラソンが本当に全国的に広がっているその中で、こういったものをしっかり造っていますよということは大事なことなんじゃないかなとも思っています。 村長が今言われたようなことでもありますが、私はできれば、そういったもの、一番いいのは、イベントをしっかりできる場所が川内村にあればいいのかなというのも、今回、かわうち祭りで工業団地を使われましたけれども、そういったところ、しっかりしたもうイベント専用の会場みたいなところ、そこにしっかりした水はけのよい芝生なんかを植えて、そこで普通はグラウンドゴルフとか、そういったものをできるような広場、そういったものも造るような構想なんかは、あればお聞かせください。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 仮設トイレにどれだけ期待感を持つかといったら、それぞれだと思いますね。多分、参加されている人たちは、いろいろなマラソンだけじゃなくてイベントに参加するときに、仮設トイレの存在があるというのは、もう十分認識しています。そのトイレに対して、どういう期待を持つかというのは、それぞれだと思いますが、1日、あるいは2日のイベントで、仮設トイレは仕方がないねというのが多分大半の思いじゃないでしょうかね。 そういう思いをある一方で、今、議員がおっしゃるとおり、常設のトイレをということ、常設のトイレがあれば、あの900人や1,000人、あるいはそれ以上の人たちのトイレ事情を賄えるようなトイレがあれば、それにこしたことないんでしょうけれども、しかし、それをやるとすれば、なかなか多分、議会でも多分理解していただけるというのは難しいんじゃないでしょうかね。 しっかりそのイベントについてはいろいろな情報を発信しながら、ましてトイレも、十分ではないですけれども、そういう環境も整っているというのは、ある面では、参加する人たちは納得されて参加するんじゃないでしょうかね。 それから、常設するトイレがあって、それから芝生があって、そういう広場を表現したらいいんじゃないのということですけれども、そういうことも含めて、これからの村づくりの中の1つの考えなくちゃいけない部分なのかなというふうに思いますよね。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 今、村長言われましたように、常設、そういったイベントとか、グラウンドゴルフをやるような場所というものを造っていただきたい。そういったものを抱き合わせた中で、公衆トイレなんかもしっかり整備して、もう各イベントをつつがなくできるような場所、そういったものも検討していっていただきたいなと思います。 公共施設のトイレは、大体更新はできているということですが、コミュニティセンターなんかもまだ和式のトイレ。いわなの郷なんかも、ふって行くと、男子トイレのほうですけれども、洋式が1つ、和式が2つみたいな形で、昔は和式じゃないと駄目だよというような方もいらっしゃったんですが、今の時代になれば、やはりもう洋式のほうに変更していっていただくということを考えていっていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) コミセンの事情は、もう我々も認識しています。一方で、今後の庁舎建設と併せて、その方向性をどうするか。ですから、無駄な今、あまりお金をかけたくないなというふうに考えています。 あのコミュニティセンターも、2階のほうはまだちょっと使えないような状況でもありますんで、そういうところを必要があれば改修はしますけれども、改修して、即解体というようなことをしたくないなというふうに思っていますんで、そこはもうちょっと状況を見ながら判断していきたいというふうに思います。 それから、体験交流館のトイレなんかも、もう問題提起されておりますし、順次、もう改修する予定であるというふうにご理解ください。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 体験交流館などは、トイレの変更を考えているということですので、ぜひ急いでやっていただきたいと思います。 あと、農協前の公衆トイレなんですが、ちょっと今回の質問するに当たって、ちょっと夜、行ってみたんですが、ちょっと電気をつけるのに、電気のスイッチの場所がよく分からないんですね、夜行くと。普通、スイッチのところって、ちょっと予備灯がついていたりなんかするんですが、それがなくて、ちょっと携帯のライトを使いながら、ああ、スイッチここだなと思ってつけたんですけれども、なかなか蛍光灯がちょっと古いのかなのか、なかなかつかないというような状況も今、ありますので、やっぱりそういったところは、できれば人感式のライトにしていただいたほうが、しかもLEDとかそういったものの更新も必要なのかなと思っていたんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長、三瓶君。 ◎住民課長(三瓶守衛君) ご指摘ありがとうございます。再度確認をさせていただいて、検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 真ん中の車椅子を使用してできるところは人感センサーついているんですが、トイレの中は普通の蛍光灯になっているみたいで、ちょっとスイッチなんか、本当に暗いと分からないところですので、ちょっと確認して、やっていっていただきたいと思います。 このトイレ関係というのは、やはりどこへ行っても、トイレへ行って、トイレがきれいなトイレがある、そういったところだと、また来たくなるという、交流人口を増やす中でもトイレの整備というのは大事なことだと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いして、私の一般質問を終わります。          〔「議長」と言う人あり〕 ○議長(渡邉一夫君) 久保田議員。 一般質問じゃないでしょう。 一般質問のほうは、1人の持ち時間が60分ということで、現在、残っている時間が20分ということでございますので、中途半端になると、延長しなければならないもんですから、一応午前中の分は以上で終了させていただきたいと思いますので。          〔「了解しました」と言う人あり〕 ○議長(渡邉一夫君) ご了解願います。 これで4番、坪井利之議員の一般質問を終了させていただきます。 それで、午後の再開は12時40分に再開しますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で午前中の会議を終了させていただきます。ご苦労さまでした。                             (午前11時37分)                             (午後12時40分) ○議長(渡邉一夫君) 休息前に引き続き会議を開きます。 一般質問を再開いたします。 久保田裕樹議員の発言を許します。 5番、久保田裕樹議員。          〔5番 久保田裕樹君登壇〕 ◆5番(久保田裕樹君) それでは、通告どおり一般質問をさせていただきます。 ラジオの受信感度改善や携帯電話の通話エリアの拡大についてでございます。 我が川内村は、標高が高い山間部のためか、ラジオの受診感度が甚だよくないと多くの村民から報告を受けています。 東日本震災後、重要性は言うまでもありませんが、電波を受信できないことには重要性が失われてしまいます。 同様に、携帯電話の通話域の拡大が望まれています。国道399号線十文字トンネル開通により交通利用が増えた現在、この主要道路付近における通話エリアの拡大が必須と考えますが、村の対応を伺います。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、5番、久保田裕樹議員のご質問にお答えいたします。 ラジオの受信感度改善や携帯電話の通話エリアの拡大についてでありますが、まずラジオ受信感度改善につきまして、ラジオ放送は国民生活に密着した情報提供の手段として、特に災害時の「第一情報提供者」として重要な伝達方法と考えております。 川内村内には、難視聴地域がありますが、本村だけではなく、周辺町村も同じような状況であることから、今後連携して関係機関に要請してまいります。 次に、携帯電話のエリア拡大についてでありますが、エリア拡大については、これまでも福島県を通じて東北総合通信局や大手キャリアに対し要望してきたところでもあります。その結果として、少しずつではありますが、不通話地域が解消されてきております。 国道399号線パイパスは、新たに整備された道路であり、交通量の増加もあることから、引き続き通話エリア拡大に向け、関係機関へ要望してまいります。 以上で久保田議員からのご質問に対する答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) ただいま村長のほうから拡大に向けて努力していくと。また、近隣市町村との連携という部分は大変大事なのかなというふうに思っております。そのことを踏まえて、今、村長のご答弁があったというふうに思っております。 しかしながら、川内村の地域の防災計画という部分が11月ですね、策定されまして、改定案が今、出ておるところでございます。その中の項目を見ても、実に6項目、ラジオという欄が入ってございます。そのラジオをいかに使っていくかということは、もう近々たるものがあるのかなと。緊急を要するのかなというふうに思っておるわけでありますが、なるべく早い時点で我々望んでおるんですが、どの時点でできるのかを教えていただければなというふうに思いますが。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) ラジオは、もうご承知のとおり、大切な情報伝達のツールの1つだというふうに認識しております。難視聴地域が存在しているということも、十分我々も分かっているところであります。 方法としては、1つは、ネット環境がある中で、radikoというようなアイコンを使いながら視聴できるということも可能であります。ただ、いろいろ条件があって、ネット環境がという1つの条件をクリアしていかなければなりません。 こういうことも、radikoの場合には、即時性というか、同時に聞けるということと、あとは1週間ほどですかね。それぞれのアイコンによって違いますけれども、ためていて1週間後に聞くということも可能であるというふうに思います。 1つは、そのradikoへのアクセスしてもらうというのが1つです。 それから、2つ目としては、ハード事業のあって、やはりイニシャルコスト、それからランニングコストもかかりますけれども、ギャップフィラーというような、光ケーブルを使いながら、難視聴地域にいろいろと受信、レシーバーを立てながら、解消していくという方法もございます。 しかし、福島県でも、ある団体などは、そのようなことで、約6か所ほどそのようなギャップフィラー方式で受信をしているというふうなことを聞いておりますし、イニシャルコストも2億円超かかるということで、補助金も2分の1から3分の2というようなことで、ある程度、そのイニシャルコストは補助金で抑えられるかもしれませんが、ランニングコストを考えると、かなり今後の財政負担の要因になってくるというふうには考えております。 ただ、正確な数字は今、つかめておりませんので、そういった方法があるということでもあります。 それから、ワイドFMと言うんですかね。短波で聞くという方法も、それは県内のラジオ局もそうですし、あとは国営のラジオ放送においても、そういう局がありますんで、実際、私なども、難視聴期へ入ると、やはりFMに切り替えるというような作業を車の中で移動中にしたりというようなことも行っています。 しかし、有事の場合に、いざというときに、その情報をどう伝わっていくかとすれば、一々移動しながらロケーションのいいところを探すという分けにいきませんので、そういったところも含めて、今後改善をしなければいけないというふうに思っております。 それから、1点目に答えた、最初答弁しましたように、川内村だけじゃなくて、この阿武隈山系の富岡、楢葉エリアは、あと広野の一部も含めて難視聴地域です。どうしても南相馬、いわき、それから郡山の受信がちょうど空くような空間なんですね。こういったところがほかの自治体にもありますんで、要望の中で、今後私のほうからも問題提起をして、要望の項目の中に入れてもらうというふうなことを考えているところであります。 時期はいつまでと聞かれても、なかなか明確に答えられないというのが、今、正直なところです。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) 他町村との連携という部分で、改善していくという大まかな話なのかなと思います。 ただ、インターネットを通じましたこのradikoとか、らじるらじるとかという部分になってきますと、やはりそれを聞く媒介が必要になってくるわけですね。携帯なのか、それともインターネットのパソコンで見るのかという話になりますので、やはりそこら辺はちょっと違うのかなと。電源喪失だ、またそういう具合になったときには、やはり乾電池で聞けるラジオの優位性という部分も大変あるのかなというふうに思っております。 それと、ワイドFMのお話が村長から出ましたので、ワイドFMも、やはりワイドFM受信機でないと聞けないという部分もございますので、お年寄りが持っている、例えば村に寄贈してある昔のラジオとか、そういうのも踏まえて、やっぱりラジオ、NHK第1とか、またFMふくしまとか、そこの福島の強い電波を拾うような、全ては多分難しいのかなというふうに思っておるんですが、地元のラジオ番組は何とか聞けるような体制がぜひとも構築していただければなと思います。 また、ちょっとご提案でございますが、今、村でやっています防災無線の部分で、ラジオ体操とか、そういう部分を流していますよね。そういう部分も、今後、そういうラジオ番組、NHKさんとか、そういうところと提携して、そういう部分、ニュースとか、そういう部分を流せるようなことも可能ではないのかなというふうに思うわけです。 ラジオ体操から波及して、今度はニュースと。ニュースからと。今度は「ひるのいこい」あたりを流してもらうと大変ありがたいなとか、またよく聞こえないところは、やっぱりそういう部分でも何らかの対応を取っていただければ、ラジオを購入しなくても、今の防災無線の部分でも何らかそれに流せるのかなと。やっぱりそれでそれにはやっぱり電波法という部分が関わってきますので、郵政の話がこれに関わってくるんじゃないのかなというふうに思いますので、そういうご検討もぜひともしていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 総務課長、草野君。 ◎総務課長(草野圭吾君) 今の質問でありますが、法的なこともありますので、確認をして、それから放送に向けていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) ご確認をいただけるということでございますので、ぜひともそういうものにつなげていただければなというふうに思っております。 電波をすぐ受信する方法というのも、なかなか難しいことなのかなとは思いますし、また先ほど村長仰せのように、行政に対する要望があまりにもこの頃多いんじゃないですかというご指摘もありましたが、私らもやはり住民からのそういうご指摘という部分も、やはり声に出して言っていかないと、我々の仕事でございますので、どうぞお聞き入れいただければというふうに思って、ご提案を申し上げたい思います。 その次に、携帯電話の話も、やはりかぶる話なのかなというふうに思うんですが、この携帯電話、特に十文字トンネル近辺へ出ますと、「川内村」と、トンネルの中で川内村の看板があるんですね。それ過ぎると、すぐというのはちょっと難しい。人もあまり住んでいませんから、仕方ないのかなと思っておりましたけれども、有事の際とか、また万が一の事故の際、そこからというふうな通報で、助かる命も助からなかったと言われるのも大変しゃくだなと思いまして、やはりこの幹線道路、特に国道でございますので、そういうところに携帯電話入らないところがあるんだよというのも、ちょっと今の時代、ご時世、ちょっと遅れておるのかなというふうに思っておりますし、また、特に399号線、私は頻繁に通るんですが、大変交通量も増えておりますよね。かえっていわきから逆にあの399号線のトンネル通ってみたいんだという意見が結構聞こえておりますね。「どこに行く」と言うと、「かわうちの湯に行ってみたいな」ということがいわき市の方が多く言っております。 ますます私は増えていくというふうに期待しておりますので、ぜひともここは、「何かここ、来ても、電波入らないんだよね」とか、例えば十文字トンネルの手前、いわき側はほとんど駄目ですよね。それはやはり村長おっしゃった、やっぱり連携という部分になってくるんでしょうから、これは国道でもございますし、大きな力を持って運んでいただければなというふうに思っております。 また、幹線道路だけでなくて、川内村、まだ入っていないところもたくさんあるわけでして、現に行政懇談会の中でも、席上で出たというふうに私は聞いておりますが、ちょっと私は出席できなかったもんですから、又聞きで申し上げるのも大変失礼な話なのかなと思いますが、そういう意見が上がっているというのは村でも把握しているというふうに思っておりますので、ぜひともこれを反映していただいて、村民ひとしくどこでも入るよと。100%と言いませんが、そういうところを構築していただければというふうに思っております。 また、NTTさん、auさんですか、KDDIというところにもちょっとご連絡して、話を聞かせてもらいましたが、今後イノベーションがあって、もうすごいレボリューション的な話になって、99.9%多分聞こえるようになりますよというふうに言われたんですが、まだ私は実感しておりません。 auさんのほうは99.9%を目指しておりますということを言っておりましたので、大変期待をしております。 ただ、NTTさんのほうは、その話はちょっと出なかったもんですから、会社によってこういうふうに違うのかなということは実感したわけでありますが、村長のお話に全て集約されておるわけですが、一刻も早い電波の受信の、受信感度を上げる方法と、またエリア外になる地域の人たちの携帯電話の受信度を上げていただきたいということを申し上げて、行政側のほうからは対応していただけるというお話でございますので、ぜひとも早い時期でやっていただければというふうに思っております。 強く要望いたしまして、これで私の質問を終わらせていただきたいと思いますが、何かございますでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 携帯電話の不通話地域が存在しているのは、我々も重々認識しているところです。特に、今回399号線が開通して、その利用頻度も高まって、川内村への観光への、観光人口というんですかね、そういう人たちが増えて、特に週末増えているということも情報として得ております。そういう環境の中で、インフラが進む中で、やはりまだ不通話地域があるということは、我々も大変懸念をしているところでもあります。 一方で、民間業者も、粛々とですけれども、解消に向けてインフラ整備を進めている業者もあるということも現実であります。 今後、いろいろな携帯電話会社がありますけれども、さらに地域への波及効果を訴えながら、解消に向けて要望していきたいというふうに思います。 ある会社が、もう99.9%不通話地域が解消できるよというようなことでありますけれども、恐らく技術革新が進んで、衛星からというような、そういうようなことも計画されているというふうなことも伺っておりますんで、そこは十分期待をしているところでもあります。 いずれにしても、不通話地域が存在すると、先ほど質問された不通話地域のラジオなんかのね、例えば光ファイバーを使った解消らにも支障が来ますし、一方で、有事の場合にも、それは情報が発出することができないというようなこともありますんで、そこは我々も議員と、おっしゃるとおりでありまして、しっかりと各事業所、あるいは管轄している省庁には要望していきたいなというふうに思います。 2点目、住民からの要望が多くてという話ですけれども、それは何ら我々がハンドオフしているわけでも何でもありません。議員の役割とすれば、当然住民の意見を集約しながら、村に要望なり意見をしていくというのは仕事でありますんで、遠慮なくおっしゃっていただければなというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) 重々承知いたしました。(マイク不良による)ふうに思っておりますので、よろしく、またご指導のほどよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 これで終わらせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) これで5番、久保田裕樹議員の一般質問を終了します。 次に、1番、佐久間武雄議員の発言を許します。 1番、佐久間武雄議員。          〔1番 佐久間武雄君登壇〕 ◆1番(佐久間武雄君) それでは、通告に従いまして質問をいたします。 工業団地農について。 農の工業団地セントラルキッチンの建設については、前にも一般質問いたしましたが、今もって工事の着工が進まず、工業団地の7工区は、当初スタートし、工事を進めてきましたが、突然工事中断となり、現在もその当時のままの姿です。 この件については、農の社長が村に来たときに、議員に対し、今月末か来年早々に何とか進めていきたいと話がありましたが、その後、村と農との話合いが当然あったと思いますが、経過を村長に伺います。 次に、イチゴ生産について。 村が建設し、農に貸し、取り組んできた東山地区のイチゴ生産ですが、当初順調に進み、村民からも喜ばれ、また1つ観光地として産地化できると思いましたが、夏イチゴ生産で苦労され、今年は代表を含め4名にて生産を頑張ってきましたが、この10月に3名の従業員が突然辞めたことを耳にしまして、関係者が1人となり、頑張っております。 この件については、村としては承知のことと思いますが、また農との連絡等も取れていると思っていますが、今後、イチゴ生産の継続は可能かお伺いします。 それから、関連ですが、ベジテックが東山10-1に進出の際に、イチゴハウスそばにある農地所有者3名の土地を借り、白菜の生産に取り組み、去年は時期的な問題があったのか、出来はよくなく、また今年は生産に取り組んでなく、ベジテックについてはどうなっているのかお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、1番、佐久間武雄議員のご質問にお答えいたします。 1点目の工業団地農についてでありますが、株式会社農につきましては、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により事業経営が厳しくなり、田ノ入工業団地における工場建設を中止中であると伺っております。 農の社長とは機会あるごとに話をしており、社長は川内村での事業はぜひ成し遂げたいと、川内での事業への意欲を引き続き示されております。 また、社長からは、現在休止中の工場建設の再開に当たっては、関係事業者と連絡を取り合っていると聞いており、具体的な事業計画はまだ示されておりませんが、工業団地の現場にある基礎を利用した形で工場建設を考えていきたいと伺っております。 村は、工業団地を管理する立場として、工場建設の再開を期待しておりますが、農の社長も厳しい状況の中、資金調達や企業への協力依頼など懸命に取り組まれているようであり、引き続き進捗状況の報告を求めながら、工場が無事竣工されることを願い、見守っていきたいと考えております。 2点目のイチゴ生産についてでありますが、イチゴの施設は、川内村復興関連村有農業用施設等の貸付等に関する条例に基づき、令和2年9月15日付で株式会社農と公有財産使用貸借契約を締結し、貸付けしている施設であります。 議員ご指摘のとおり、イチゴ栽培に従事されていた従業員は、今年3月に退職され、現在は加工・販売を担っていたベジテック川内株式会社の代表が栽培管理をしていると聞いております。 施設貸付け相手である株式会社農に今後のイチゴ生産の運営について確認をしましたところ、置かれている状況から、今後は工業団地の工場建設再開に向け注力するため、イチゴ事業については、残念であるが、農として貸付けを受けている施設を返還したい意向を持っているとのことであります。 村としては、イチゴ事業が継続されることが第一であり、農から正式な施設返還届が提出され次第、手続に従い、イチゴ事業継続に向け、事業者選定をしていきたいと考えております。 次に、ベジテック川内が中間管理機構を経由し借りている農地についてでありますが、今年は会社の事情により農作物の作付はできなかったようであります。今後の生産活動については、会社役員や株主と相談して決定していきたいとのことであります。 以上で佐久間議員からの質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) ただいま村長のほうから現状についての説明をいただきました。 この事業については、村長のほうからも答弁がございましたが、当初は、コロナ感染拡大というふうな影響から、計画どおり進めることが大変厳しいというふうなことから、農においては、計画の見直しを行いまして、国等に手続をしていきたいというふうなことでございますが、村長からの答弁ですと、どうも事業取組、変更届等の問題が進んでないというふうに聞き取れましたが、そういうふうなことで、これ、先ほどイチゴ生産の部分もありましたが、今の話ですと、断念せざるを得ないような答弁になっているのかなと。再三にわたりまして、この部分については、村長のほうでも話をされてきたかというふうには私も思っております。 そういったことから、今度は村としても、あの工業団地7工区ですか、こんな形で行っていたんでは、あそこの処理についても、村管理というふうなことから、大きな問題にも発展しまうのかなというふうに私は取っておりますが、この件について、村長からもう一度今の部分について話をしていただきまして、本当に断念せざるを得ないような状況、いつまでもこのまま放っておけないという案件じゃないかというふうに思っていますんで、村長のほうから再度、その辺詳しく答弁いただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) いろいろと議員はじめ、皆様方にご心配をおかけしている案件だというふうに認識しております。 社長であるミヤさんとは、何度か村に来たとき、あるいは私が東京出張の折に直接お会いして、いろいろと今後のことについての話を伺ってきました。 答弁申し上げたとおり、その情熱は薄れていないというのは私自身も感じておりますし、社長自身も、今の基礎を何とか利用しながら事業展開をしていきたい。ただ、当初、セントラルキッチンというような方向性でありましたけれども、その事業内容を今後変更しながら、工場建設は進めていきたいということは伺っております。 一方で、工場を造っている業者もありますんで、そのところの折り合いはどうするのかということも尋ねてきました。そこは社長同士で話をされているというところで、施工業者のほうも、もう少し様子を見ながらというようなことで、今、話は進んでいるというところであります。 ただ、いずれにしても、そんなに時間は余裕はないんだろうというふうに思います。それは、やはり国への当初の計画の申請もありますんで、こういった国への変更届も必要になってくるだろうし、今後、その変更だけじゃなくて、立地補助金の撤回ということも視野に入れておかなければいけないというようなことを社長自身が話をされておりました。ですから、今後、工場を建設するためには、やはり自己資金、あるいは民間のファイナンスなどを頭の中に入れながら事業を進めていくのかなというふうには推測されます。 一方で、万が一の場合どうするのかということでありますけれども、やっぱりそこは契約上、原形に復してもらうということを村としては考えております。 ですから、現状のまま、そのままこれで終わりだねということにはならない。そういうことは、我々もただ単に見過ごすということにはいかないというふうに思っておりますし、きちんと始末をつけてもらうというふうな考えを持っているところであります。 ただ、農にとってはもう少し時間が必要なのかなというところは私も感じておりますんで、もうちょっと時間を猶予していただければなというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) ただいま村長のほうからの話、答弁をいただいたわけですが、確かに農の社長については、強い気持ちはあるというふうなことは、私も社長が来たときにも、そういった強い気持で話をしてくれたというふうなことは伺っておりまして、分かんないわけではありませんが、しかし、この事業が令和2年ですかね、始まったのが。令和4年も間もなく終わろうとしている中で、このまま、今の答弁でいきますと、まだまだやる考えはあるということなんですが、このままずるずる引っ張っていっていいのかと私は大変疑問に思っております。 この国への要請等について、変更届と工期の問題、そういったことが全然進んでいないということが、この工場建設始まって丸2年と半くらいになるんですかね。いつまでも村としてもこのことを進めないでおけないというふうに私は思っておりますが、この件について、イチゴ生産についても同じことが言えるというふうに思っていますんで、そこら辺、村長としては、まだ見守っていきたいという考えをしているんですか。お願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 現状はかなり厳しいというふうに認識しておりますが、しかし、今置かれている状態を、じゃ手を挙げて、じゃ撤退というわけにいかないというのは、ミヤ社長そのものも、もう十分認識していますんで、何らかの始末はつけなくちゃいけないというふうに考えています。それは、同じく共有しているところであります。 あれをもう一度解体して更地にするには、やはり膨大なお金もかかってきていますんで、その辺のお金の問題と、今後の工場のありようについて、今、いろいろと検討していると。あるいは、新たにセントラルキッチンではないような事業をというような提案もあります。ただ、ここで今、具体的には申し上げることはできませんが、今ある基礎を利用して建屋を建てる。そして、その中にセントラルキッチンとは違う計画のプラントをというようなことも計画されているというふうに伺っていますんで、私は施工業者との折り合いをつけれれば、もう少し様子を見ていいのかなというふうにはかんじています。 ただ、そんなに待てる余裕はないというのは、私もそうですけれども、多分企業立地補助金を申請した国なんかも、どうなっているのというふうなところもありますんで、多分その補助金の申請は取り下げるというような手続を進めているんではないかなというふうに思います。 あまりはっきりしたことは答えられないような案件でもあります。ただ、もう少し様子を、あるいは本人から、多分これからのことについて、事業計画について話される機会があるかと思いますんで、そのときにもう一度、そういう場面があれば、確認していただければなというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) 私もこの件については前にも質問等している経過がございますが、一番問題なのが、要は変更届関係、工事の変更、建物の変更、工期の変更、届けをしなければならない中で、この申請等はやっているのか、まだまだ見直ししないと申請できないのか、その辺が大変疑問に思っている部分です。 これは何回も村長のほうでも答弁いただいておりますので、その辺が大変、これから待っていても、同じことを繰り返すような形にならないように話をしていただければというふうに思いますが、どうですか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) ビジネスです。ですから補助金申請については、取り下げるというような話も伺っています。それは本人の口から直接私が伺っております。 その取り下げた後、その工場建設はどうするのかということでありますけれども、自己資金とファイナンス、あるいは本国、バングラデシュで今、同じようなプラントで事業をやっていますんで、そういった関連の事業を川内村で展開したいというふうなことを伺っております。 いずれにしても、その事業内容の計画が出されているかというと、まだ出されておりません。 そして、そのプラントそのものがどのようなものなのか、ざくっとした話は聞いておりませんが、ただ、今、不確実な情報を皆さんの前にお示しするというわけにはいきませんので、直接そこは本人のほうから話を聞いてほしい。そういうタイミングをぜひ村としてもつくっていきたいなというふうに思っております。 心配な案件の1つであるということは認識しております。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) そうすると、今、村長からの話ですと、この補助事業については取り下げるというふうなことで、今後新たな部分で進めていきたいというふうな考えでいるというふうなことで了解ですかね。 そういった形になりまして、さらに同じようなもう少し待ってくださいとか、そういうふうな話になったんでは、やはり村民等も周りを見ておりますんで、そういったことをきちっとした内容の計画をされてやるんであればいいんですが、また同じような繰り返しをされたんでは、やはり村としても大変困ってくるところではないかというふうに思います。 また、工業団地の事業所と進めてきて、中断されておりまして、話に聞きますと、その事業取り組んだ部分も支払いになってないというふうな話も聞いております。本当に複雑な状況になってきたわけです。 あそこについては、村の、先ほども言ったかもしれませんが、工業団地7工区については、村としても管理している立場から、このまま行きますと、村も大きな負担が出てくるのかなというふうに考えておりますんで、この件について、私もここで「はい、分かりました」というふうな形にいけないような今の現状でございますが、やはり農さんでそこまで言っている以上は、この期間というものは長く取らないで、やはり端的なところで村としても対応していかないと、また同じような話だけで終わってしまったんでは、本当に村民も含め、がっかりしてしまうというふうなことで、ぜひそういったことを含めて、次の計画が早いうちに出されるようにお願いを申し上げたいというふうに思います。 この件については質問のほうを終わり、次、イチゴ生産について質問をさせていただきたいというふうに思います。 イチゴ生産については、加速化交付金を利用しての建設であり、やはり農がやってきた事業でございます。 冒頭お話ししましたように、ここの施設については、現在、代表1人でやっているといったような状況で、この件についても、どうも先が見え見えのような現状でございますが、先ほど村長からもありましたが、この加速化交付金を利用しての建設というふうなことで、このまま進めていった場合、やっていけるのと、この問題も同じような心配がされているわけでございますが、この件について、村長のほうからも、村のほうでは内容等は把握しているというふうに思っておりますんで、再度この件についてお願いしたいというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 施設を管理している立場の村の、当然その管理責任はあるんだというふうに認識しております。 ご承知のとおりでありまして、今、経営そのものは株式会社農さんがやられております。先日も社長のミヤ氏と話をして、今後について、方向性を伺うことができました。 1つは、やはり工場建設、田ノ入工業団地の工場建設にやはりエネルギーを注力していきたいというようなことで、現在のイチゴ栽培については、施設そのものの契約を解除したいという話がされました。 現在、農の下でベジテック川内株式会社が今までは加工や販売などをやっておりましたけれども、現在、イチゴはもう既に定植されておりますんで、その今、管理を株式会社代表がやられているというような状況でございます。 今後ですけれども、3名の従業員が辞められて、そして農から離れて、もう実際は農の従業員は今の施設の中には関わっていないという状況が生まれております。ですから、株式会社ベジテックの代表が今、管理をされているという状況です。 今後のことでありますけれども、やはり農が今、賃貸契約を結んでいる契約を解除したいというような方向性でありますんで、今、その解除に向けた準備を進めていると。間もなく解除に向けた手続が終了するんではないかなというふうなところまで来ているというふうにご理解をいただければというふうに思います。 一方で、解除された後の今後の運営ですけれども、しかるべき手続をしながら、管理者を決定していきたいというふうに考えております。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) ただいま村長のほうから答弁をいただいたわけですが、農のほうでは、このイチゴ栽培については、契約の解除というふうなことで進めていると。 確かに現在の状況については、1人の人で生産、販売というふうなことで続けていらっしゃるというふうに思っておりますが、契約解除の話が出たんで、話については、そんなに突っ込んだ話はしない中で、ここの運営についてはベジテックというふうな話をされましたが、このベジテックについては、先ほど、当初質問の中でも入っていたように、野菜生産に取り組んだ経過がございます。生産した中で、初年度は、期間的な問題もあったと思うんですが、うまくいかなかったわけですが、今年については、作付もされていない現状で、農地については荒れ放題というふうな状況にございます。 そんな中で、あの農地については、県の管理機構を通しまして10年の契約をされているということで、実際言うと、私もこの地主の一人でもございます。こういった状況下で、中途半端な状況で、今言ったような契約解除というふうなことになっては、ちょっとまずいんじゃないかと。 この件については、秋元課長は十分承知かと思いますが、この辺について、課長のほうから、理解されているというふうに思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 産業振興課長、秋元君。 ◎産業振興課長(秋元敏博君) 東山地区の農地で野菜栽培をしたいというご相談が去年、令和3年の7月頃役場に相談がありました。それで、村としては、福島県中間管理機構を通した形で農地の所有者から借受けするのがいいんじゃないかということで、ご紹介したところでございます。 それで、県のほうが事務を執っているところでございますが、8月に県のほうから農用地利用集積等促進計画に係る意見書について求められて、農業委員会では異議なしということで回答して、県のほうから農用地利用計画集積の促進計画が8月25日に決定されたということで、3者による農地の貸付けが決まって、そこからベジテックさんは東山地区の約2反歩の農地を作付したという状況でございます。 今年は、事情があって農作物の作付ができなかった状況でございますが、先ほどの村長の答弁のとおり、来年以降については、株主と役員と相談して決定していきたいというふうなことでございますので、その判断で、今後継続するか、解約するかというふうなことになろうかと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) ただいま課長のほうからこの農地についての答弁をいただいたわけでございますが、この10年の契約の中で、今年は作付していないというふうなことでございますが、この野菜生産については、ベジテックとしては本当に川内で本当に5町歩も6町歩も借りてやっていきたいんだというふうな会社でもあったわけですよね。それが本当に1年で終わってしまい、さらには我々に10年の契約を取った中で、今の状況なわけですよね。 その辺について、解除するにしても、あの荒れた農地をそのまま置いておくのか、その辺については、課長としてはどのように考えているか伺いたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 産業振興課長、秋元君。 ◎産業振興課長(秋元敏博君) 一般的にですと、借りた農地については、返還する場合には、耕作して返すのが一般的だと思っております。 一応、当時申込みされたのが前の代表の方でございまして、その計画で行かれるのかなと思ったんですが、途中で変更もあったと。代表の変更もあったということがありまして、去年は作付に至らなかったと。 3者による契約でございまして、ベジテックさんからは借地料を中間管理機構のほうに支払っておられますので、中間管理機構から所有者さんのほうには、まだ払ってなかった場合には、これから借地料の支払いがされると思います。 10年でございますが、諸般の事情で、万が一継続できないという場合については、借受者のほうから違約金として6,000円と聞いておりますが、その違約金が払えれば解約されるようなことも聞いております。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) 今、課長から答弁をいただいたわけでございますが、このイチゴ栽培というものが断念、契約を解除しなければならない状況だというふうな中で、我々の地主としましては、10年の契約をされた中で、荒れ放題の中、もう少し説明が、地主等にも説明があって、こういうふうな形で今後進めたいというふうな話があって当然かなというふうに思っております。 我々も、補助としては、管理だけの補助の中、利用してもらったというふうなことで、大変感謝はしておったわけですが、最後にこういうふうな状況になっちゃったこと自体が大変残念でなりません。 そういったことで、課長のほうでできる部分については説明もしながら、話をしていただきたいと。地主に対してですね。そんなことでお願いをしたいというふうに思います。 それから、また戻りますが、イチゴについては、契約を解除するんだというふうなことで、この事業については、加速化交付金利用しての事業でございます。現在、1人の職員が頑張ってやっているわけでございます。そういった中で、この農からの給与等については、全然出ていないんではないかと私も心配していた部分です。 当初、辞めた3名の方も、そういったことから、イチゴ栽培のほうをやめていったというふうに私は理解しておりますが、そういった中で、現在、1人で頑張っている代表については、生産、販売等を1人でやっているわけですね。そういった中で、この給与等については、どのようになっているかは理解、課長のほうでいいですかね。どのようになっているか伺いたいというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 足りない部分は課長のほうで補足させますけれども、辞められた理由ですけれども、それについては私のほうからコメントすることはできないというふうに思っております。それぞれいろいろ事情があったんではないかなということは推測されます。 それから、現状ですけれども、実はまだ農との契約の中で進んでおります。解除するのは、もうちょっと時間が必要かなと。今、間違いなく進んでいますんで、この間は農が経営者でもありますんで、当然労働の対価については、農のほうで責任を持って払われるというふうに理解しております。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) 契約解除というふうなことから、もう少し様子を見てやらなくちゃならない部分もやっていくというふうな話でいいのかなというふうに思います。 そういった中で、この施設についての今後の問題もあるかというふうに思います。今、代表という立場で1人の人が頑張っておりますが、この施設を、交付金利用しての施設でもございますが、これについては、後を継いでやってもらうためにも、そういった問題もあろうかと思いますが、その辺についてはどうなんでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 建設そのものは加速化交付金のほうで進めてまいりました。そういう問題からすれば、当然村がきちんと管理をしていく、事業を遂行していくということが建前になっていますんで、そういうような条件の中で、今後もイチゴ栽培については進めていきたいというふうに思っております。 ただ、今、現実的に今まで契約されていた農に関しては、契約解除を申し出ておりますんで、その手続がちょっと時間のタイムラグがあるんで、その間は、今、ベジテックの代表が栽培を継続しているというところです。 今後ですけれども、きちんと契約解除がされれば、新たに運営管理をしてくれる団体、組織を募集していきたいと。そういう中で、意欲的な組織や団体に栽培を担っていこうかなというふうに考えております。 ただ、今、実際にもう既にイチゴが実って、そしてもう販売されていると、こういう現実もありますんで、そこは我々も現実的な対応をしなくちゃいけないかなというふうには考えています。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、佐久間武雄君。 ◆1番(佐久間武雄君) 契約解除まではもう少しあるというふうな中で、この施設の継続については、慎重に今後進めたいというふうな考えでいいのかなというふうに思います。 以上、私のこの農に関する2件の質問をさせていただきましたが、まだまだこの工業団地しかり、イチゴ生産についても紆余曲折あるような状況でございますが、こういった事業を進めてきて、農に関する案件が2件というふうなことで、正直言ってがっかりしている部分もございます。 しかしながら、まだ可能性もあるというふうなことでございますので、どうか村のほうとしても頑張っていただきまして、工業団地、さらにはイチゴ生産については、今後頑張って、2つとも消えてしまったんでは、村は何をやっているんだというふうな話になってしまいますんで、どうか対応を頑張っていただきまして、何とか1つでも2つでも再開できるような形で頑張っていただきたいというふうに思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで1番、佐久間武雄議員の一般質問を終了します。 次に、9番、新妻幸子議員の発言を許します。 9番、新妻幸子議員。          〔9番 新妻幸子君登壇〕 ◆9番(新妻幸子君) 通告どおり3点について質問いたします。 初めに、世界的な厳しい状況が続いておりますが、村当局の献身的な対応に対し深く敬意を表します。 まず初めに、1番、コロナ対策について伺います。 コロナ第8波及びインフルエンザ同時流行の懸念がされているとの紙上報道がされております。県内では、累計28万3,203人、前日比、7日で3,094人の増となっております。このようなコロナ感染の中、川内村の現状と今後の対策について伺います。 次、2点目、いわなの郷キャンプ場についてお伺いします。 いわなの郷及びキャンプ場については、去る令和4年6月9日の一般質問について、村当局では、予算化して、十分検討するとの見解をいただきましたが、その後の進捗状況について伺います。 次、3点目、村当局の勤務状況について伺います。 村当局の職員の勤務状況について伺います。 各課における事業も多い中、職員の残業、日曜出勤等、職員の不足があるのではないかと心配しております。職員の勤務状況についての現状と今後の業務体系について、3点をお伺いします。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、9番、新妻幸子議員のご質問にお答えいたします。 1点目のコロナ対策についてでありますが、新型コロナウイルスは、3年前の2019年12月初旬に中国の武漢市で感染が発症し、数か月で世界的な流行となりました。 このウイルスは、人体への感染を繰り返しながら、感染のスピードや治療薬への免疫抵抗株へ変異するなど、新たに性質に変異を繰り返しており、現在も第7波から感染を広めているBA型が猛威を振るっております。 一方、治療では、国産の薬剤が承認され、流通されるとの報道についてもご承知かと思われます。 予防につきましては、これまで5回の接種を行っており、ワクチン接種によって集団的免疫効果を高めることができ、予防対策を行っております。 また、広報やホームページ、防災無線による感染防止対策の周知により、日常生活での基本的な感染防止への取組に協力を求めております。 特に、予防接種については、令和2年の4月より国からワクチンの配分を受け、優先順位等を考慮しながら、個別通知により集団接種を行ってきました。現在は、流行の主流となっているオミクロン株対応の2価ワクチン接種を進めており、1,300名の接種希望者を受け、条件の整った方から接種しており、11月末現在、423名接種を終えており、引き続き接種を進めてまいります。 また、国の承認の下、対象年齢の引下げが行われ、幼児や小児についても、個別通知を行い、保護者の同意の下、接種を進めてまいります。 一方、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時感染発症も報道されており、村でもインフルエンザ感染対策として予防接種を進めています。現在、3回の集団接種を行い、479名が接種し、かかりつけの病院でも、村外で31名が接種されていますので、500名程度、約2割の村民の方が接種しております。 インフルエンザ予防接種については、年内中まで接種する予定であり、新型コロナウイルス予防接種については、年度末まで対応していく予定でございます。 貴重なワクチン、無駄にせず、一人でも多くの方に受けていただきたいと思っております。どうぞ今後ともご理解とご協力をお願いいたします。 2点目のいわなの郷キャンプ場の整備計画についてでありますが、アウトドア志向によりキャンプ等がブームになっており、いわなの郷でのキャンプ利用者も増えていることから、令和5年度においては、林道沿いの駐車場エリアにキャンプサイトやバーベキューハウス、洗い場などの施設を整備する予定であり、設計が完了したところであります。 また、屋外トイレについては、平成7年に建設され、27年が経過して、老朽化が進んでおり、加えて利用者からは洋式トイレの数を増やしてほしいとの要望もあることから、令和6年度において、屋外トイレ等の改修工事を計画しております。 3点目の村当局の勤務状況等についてでありますが、勤務の状況については、通常業務のほか、復興に向けた業務など多岐にわたっております。 職員の残業については、令和元年度台風19号による激甚災害、令和4年3月の福島県沖地震など、単年度では処理が終わらない事務や、近年の気象状況の変化による警報待機、またコロナウイルス感染症対策に係る事務などの緊急対応に係る残業時間が増加しております。 日曜勤務等については、マラソン大会やかわうち祭りなど、イベントも職員の協力にて実施しております。年間を通しての土曜、日曜、祝祭日の勤務については、役場日直業務を職員が輪番制にて勤務しております。 職員の体調管理について、毎年の定期健診やがん検診はもちろんですが、人間ドックやストレスチェックも実施しており、村の産業医、臨床心理士による心と体のケアを行っております。 復興に向けての業務や職員の疲労も蓄積されておりますが、復興期間が終了する令和7年度を考慮しながら、当分は再任用職員や任期付職員などで補って、取り組んでいきたいと考えております。 なお、行政等において、著しい社会情勢変化が生じた場合には、改めて検討していきたいと考えております。 以上で新妻議員からのご質問に対する答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、新妻幸子さん。 ◆9番(新妻幸子君) それでは、コロナ対策について。 十分な検討をしているという村長の見解ですので、安心しましたが、ただ、川内村で今現在、どのような感染の状況が、現状は、今現在、川内村でどのぐらい感染者がいて、どんなような状況だかお聞きしたいんです。 ○議長(渡邉一夫君) 保健福祉課長、猪狩君。 ◎保健福祉課長(猪狩健一君) 9月26日までは全数把握ということで、各町村のほうに感染情報が来ておりました。その中での数字ですと、174名の報告があったわけなんですけれども、その後につきましては、医療体制の改善を図るということで、状態の悪い方、さらには65歳以上の方の数字のみ保健所のほうも把握しまして、軽症の方につきましては、病院等で判断して処理するということに変わってきておりまして、各自治体ともに全数把握することは控えるということになっております。 ただ、現状、やっぱり村の状況を見てみますと、やはり数名程度の感染は見受けられるし、村の診療所のほうでも何件かやはり検体採取しまして、陽性の判定をしております。推測で申し訳ありませんが、今現在ですと、200名はいるのかなというふうに思っております。 ただ、感染してからの感染者のケアにつきましては、従前同様に福島県のほうでも対応していますし、私ども川内村としましても、広報等を通じましてお知らせをしております。 引き続き個人での感染予防に努めていただきたいということで、回答に代えさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◆9番(新妻幸子君) ありがとうございます。 やはり川内村でも…… ○議長(渡邉一夫君) 新妻議員、指名を受けてから言ってください。 9番、新妻幸子さん。 ◆9番(新妻幸子君) ありがとうございました。 やはり川内村でも、これだけの感染者がいるわけですので、今後とも十分注意していただいて、やはり小野町の病院で起きたような集団感染が学校とかそういう関係団体で起きないような工夫を十分していただいて、よろしくお願いしたいと思います。 それで、次の2番、いわなの郷キャンプ場について。 村長からるる説明がございましたので、内容的に十分理解しましたが、私もここ、状況はどうなっているか、何回も行ってみたんですが、皆さんの声は非常に喜んでおりまして、それで先ほどありましたトイレの改革、あれはやっぱりちょっと改善していただきたいなという声もありました。それから、今後、川内村は十分こういういい施設があるので、やっぱりこれを十分検討していただいて、ますます発展するようにという希望もありますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 次、3点目、村の職員の勤務状況について。 その状況は、いろいろな話、村長の話を聞きまして、一応土曜、日曜、そういうときにイベントはあるわけですので、そういう中で日曜出勤等が発生するわけですね。そういう中から、やはりいろいろな苦情も発生するわけですので、十分検討していただいて、それからこれからアンケートがありましたように、村の改革もあるようですので、職員の十分な補充も必要な時期も来ると思いますので、人事権は村長にあるわけですから、そういう中で、十分検討していただいて、県と国でも働き方改革が非常に重要だという時代が来ておりますので、十分検討されていただいてやっていただきたいと思います。 その内容について、村長さん、いかがですか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) そのお答えする前に、その前にコロナ感染について、検討されているとおっしゃいましたけれども、十分今は対応しているというふうにご理解ください。 職員の業務については、かなり追い込まれていると。部署によって、その追い込まれているといいますか、ところと、ルーチンをこなしているところに分かれているのかなというふうには感じています。 土曜、日曜、祝祭日の出勤は、ほぼほぼイベントや、それから選挙とか、それから緊急時の対応ですね。例えば地震への対応、それから災害への対応ということで、ここ三、四年、かなり休日出勤、あるいは超勤が増えているというのも現実であります。 一方で、そういう職員に対しては、振替休日といいますか、そういうことの制度も利用してもらっているというところです。 しかし、ルーチンと併せて震災対応ですから、かなりボリュームも増えておりますし、多分自分自身が被災をしながら業務を進めているという立場からすると、疲労度も上がっているのかなというふうには感じています。 こういう状況をやはり緩和していくために、村でも産業医を置いたり、あるいは臨床心理士に来ていただいたりというようなことをやっております。健康管理、それからメンタル的なところ、両方併せながら、職員の健康維持、あるいはストレス解消に向けてというようなことで進めているというところですが、そういう中でも、やっぱりストレスを感じている職員がいらっしゃるということは、私も認識しているところであります。 私見になりますけれども、やはりこれはもう役場全体の問題だなというふうに考えております。いろいろなものが業務の中でどこかで達成感を感じたり、あるいは喜びを感じられると、そういうストレスもある面では抑えられる部分があるんですけれども、そういう組織自体がそういうことがなかなかなされていないんじゃないかなというふうに考えます。 ただ人員を増加すれば解決する問題じゃなくて、組織の仕事のありよう、こういったものを全体的にちょっと見直していかないと、人数の増員だけでは問題の解決に至らないのかなというふうに考えております。 これは、その職員の資質、あるいはその上司や若い職員との人間関係、こういう環境も影響を及ぼしているというふうに思っています。 議員がご指摘のとおり、我々も村のこれからの事業を推し進めるのには、やっぱり職員のそういうエネルギーが不可欠でありますんで、それも健康的であるべきだというふうに思っていますんで、十分注意をしながら、期待に応えていきたいというふうに思います。
    ○議長(渡邉一夫君) 9番、新妻幸子さん。 ◆9番(新妻幸子君) 村長の意見では、職員の皆さんの健康状態、その他十分検討しているという話ですので、安心しましたが、十分これから事業も相当の量が増えてくると思いますから、やはり十分な検討をしていただいて、一番大事な村職員の皆さんですので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 じゃ、以上で私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) これで9番、新妻幸子議員の一般質問を終了しました。 △散会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 本日の議事日程は全て終了しました。 これで散会いたしますが、議員控室において全員協議会を開催しますので、よろしくお願いしたいと思います。 お疲れさまでした。                              (午後2時05分)...