川内村議会 > 2020-11-07 >
12月10日-01号

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  1. 川内村議会 2020-11-07
    12月10日-01号


    取得元: 川内村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    令和 2年 12月 定例会(第4回)                              川内村告示第35号  令和2年第4回(12月)川内村議会定例会を次のとおり招集する。     令和2年11月7日                    川内村長  遠藤雄幸 1 期日    令和2年12月10日(木) 2 場所    川内村役場 議会議場          ◯応招・不応招議員応招議員(9名)   2番  高野政義君   3番  井出 茂君   4番  坪井利之君   5番  久保田裕樹君   6番  高野恒大君   7番  井出剛弘君   8番  新妻幸子君   9番  松本勝夫君  10番  渡邉一夫君不応招議員(1名)   1番  佐久間武雄君          令和2年第4回川内村議会定例会議事日程(第1号)               令和2年12月10日(木曜日)午前9時10分開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 行政報告日程第5 双葉地方広域市町村圏組合議会報告日程第6 公立小野町地方綜合病院企業団議会報告日程第7 監査委員報告議案の一括上程(議案第87号~議案第109号)日程第8 議案第87号 令和2年度川内村一般会計補正予算(第5号)日程第9 議案第88号 令和2年度川内村国民健康保険事業勘定特別会計補正予算(第2号)日程第10 議案第89号 令和2年度川内村国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算(第2号)日程第11 議案第90号 令和2年度川内村農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)日程第12 議案第91号 令和2年度川内村介護保険事業勘定特別会計補正予算(第2号)日程第13 議案第92号 川内村国民健康保険税条例の一部を改正する条例について日程第14 議案第93号 川内村後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について日程第15 議案第94号 川内村放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について日程第16 議案第95号 川内村再生賃貸住宅設置及び管理条例の制定について日程第17 議案第96号 川内村立川内小中学園施設の開放に関する条例の制定について日程第18 議案第97号 工事請負変更契約の締結について             (第39号 町分地区宅地造成工事)日程第19 議案第98号 工事請負契約の締結について             (第63号 災害復旧工事 宇津川1号)日程第20 議案第99号 工事請負契約の締結について             (第64号 災害復旧工事 宇津川2号)日程第21 議案第100号 工事請負契約の締結について              (第68号 災害復旧工事 小四太郎川)日程第22 議案第101号 工事請負契約の締結について              (第69号 災害復旧工事 長網川2号)日程第23 議案第102号 工事請負契約の締結について              (第70号 災害復旧工事 東小猿合川3号)日程第24 議案第103号 工事請負契約の締結について              (第74号 農地等災害復旧工事 東山1号)日程第25 議案第104号 物品購入契約の締結について              (第19号 電子黒板等購入)日程第26 議案第105号 物品購入契約の締結について              (第23号 タブレット等購入)日程第27 議案第106号 物品購入契約の締結について              (第24号 義務教育学校備品等購入)日程第28 議案第107号 川内村監査委員の選任につき同意を求めることについて日程第29 議案第108号 川内村固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて日程第30 議案第109号 川内村教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて日程第31 一般質問(5人)出席議員(9名)   2番  高野政義君   3番  井出 茂君   4番  坪井利之君   5番  久保田裕樹君   6番  高野恒大君   7番  井出剛弘君   8番  松本勝夫君   9番  新妻幸子君  10番  渡邉一夫君欠席議員(1名)   1番  佐久間武雄地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       村長          遠藤雄幸君       副村長         猪狩 貢君       教育長         秋元 正君       総務課長        遠藤清輝君       住民課長        秋元敏博君       建設課長        横田正義君       保健福祉課長      猪狩健一君       産業振興課農政係長   遠藤一美君       産業振興課商工観光係長 箭内 浩君       教育課長        三瓶守衛君本会議に出席した事務局職員       議会事務局長      三瓶敏彦君 △開会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 皆さん、おはようございます。 本定例会において、1番、佐久間武雄君から欠席する旨の届出があり、また産業振興課長については、副村長が事務取扱いとなっておりますが、本会へ産業振興課農政係長、遠藤一美君、商工観光係長、箭内浩君が出席しておりますので、報告します。 それでは、会議を開会します。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付した文書のとおりです。 ただいまの出席議員は9名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年第4回川内村議会定例会を開会いたします。                              (午前9時10分) △会議録署名議員の指名 ○議長(渡邉一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、 3番 井出 茂君 4番 坪井利之君 を指名いたします。 △会期の決定 ○議長(渡邉一夫君) 日程第2、会期の件を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会は、12月10日から11日までの2日間としたいが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡邉一夫君) 異議なしと認めます。 よって、会期は、本日12月10日から12月11日までの2日間と決定します。 △諸般の報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長から報告させます。 議会事務局長、三瓶敏彦君。事務局長。          〔事務局長 三瓶敏彦君登壇〕 ◎事務局長(三瓶敏彦君) それでは、令和2年第3回定例議会以降、現在までの議会活動についてご報告いたします。 第2回議会定例会において採択可決いたしました「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書」につきましては、9月17日付で内閣総理大臣ほか9関係大臣等へ送付いたしました。 次に、要望活動関係ですが、10月7日、平沢復興大臣、亀岡復興副大臣が来村された折に、国の責務として復興・創生支援の継続についてなど5項目について、村長と連名で要望活動を行っております。また、10月23日には、双葉郡町村議会議長会と横山復興副大臣との意見交換会が福島市で行われ、川内村議会議長として、再生加速化交付金事業手続の簡素化、高速道路無料化及び医療費免除の継続、里山除染などを要望しております。 11月24日には、福島県町村議会議長会会長として、平沢復興大臣本県関係国会議員に対し、令和3年税制改正に関する要請並びにふくしまの復興・再生に関する要請書を提出要望し、自由民主党へは、防災・減災対策について、東日本大震災からの復興についてなどの要望をしております。 また、11月25日には、町村議会議長会全国大会東京NHKホールにて開催され、渡邉議長が福島県町村議会議長会長として、「東日本大震災等の大規模自然災害からの復興及び災害対策に関する特別決議」を提案、決議を受けております。 次に、10月8日、郡山市において開催されました福島県町村議会議員研修へ議員9名が参加しております。 次に、本定例会へは、村長より別紙議案提出書のとおり、議案23件が提出され、受理いたしました。 一般質問の通告は5名の議員で、お手元に配付の一般質問通告一覧表のとおりであります。 例月出納検査報告について監査委員から報告があり、その写しを配付しております。 以上、報告します。 ○議長(渡邉一夫君) これで諸般の報告を終わります。 △行政報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第4、行政報告を行います。 これを許します。 村長、遠藤雄幸君。          〔村長 遠藤雄幸君登壇〕 ◎村長(遠藤雄幸君) 皆さん、おはようございます。 本日は、令和2年第4回川内村議会定例会を招集しましたところ、議員皆様には師走の何かとご多用の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。 それでは、行政報告としまして9月定例議会後の村の状況等を報告させていただきます。 初めに、要望活動についてでありますが、10月7日、平沢勝栄復興大臣と亀岡偉民復興副大臣が本県の復興などの視察のため、本村をご訪問いただきました。 その際、渡邉議長にも同席をいただき、川内村の現状についての説明に併せて、復興・創生に向けた各種支援の継続や移住定住のための施策の拡充、情報通信インフラ整備に向けた支援など5項目について要望をいたしました。 10月16日は、原子力災害現地対策本部長江島潔経済産業副大臣が本県の復興などの視察のため本村をご訪問いただき、渡邉議長とともに川内村の現状の説明に併せて、原発事故に伴う各種特例措置の継続や情報通信インフラ整備に向けた支援など6項目について要望を行いました。 10月21日には、東京出張に併せて、自由民主党東日本大震災復興加速化副本部長の吉野正芳衆議院議員に対し、原発事故に伴う各種特例措置の継続について要望いたしました。 次に、各種事業についてであります。 初めに、去る9月12日、川内村村民体育センターにおいて、敬老者613名、7組の金婚夫婦をご招待し、敬老会・しあわせ金婚表彰式を開催いたしました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、アトラクションなどの余興は行わず、敬老者や来賓についても出席者を制限した中で開催し、これまで川内村を築き上げていただいた功績に感謝を申し上げ、併せて慶事のお祝いを述べさせていただきました。敬老者の皆様には、いつまでもご壮健でお過ごしいただければと思っております。 次に、10月22日、双葉郡並びに川内村戦没者追悼式川内葬祭センター「ふるさと」で行っております。 さきの大戦で亡くなられました戦没者の御霊に対し、哀悼の誠をささげるため、相双保健福祉事務所長をはじめ、郡内の町村長、議長及び戦没者のご遺族を迎え、戦没者の魂を慰めるとともに、失われた人々の命の重さを考え、後世に伝えていくことを確認したところであります。追悼式終了後、川内村遺族会主催による双葉郡並びに川内村戦没者慰霊祭が行われましたので、併せてご報告いたします。 次に、11月24日に企業立地セミナーが東京で開催されました。セミナーでは、株式会社リセラの宮本社長による基調講演のほか、12市町村からPR、プレゼンがあり、今回、私も出席し、田ノ入工業団地の紹介のほか、村のPRをしてまいりました。企業立地が進み、働く場が創設されることを期待しております。 次に、11月4日から11月18日にかけて開催しました行政懇談会についてであります。 今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者を世帯1名の参加に制限し、第1行政区を皮切りに8会場で実施しましたが、議会議員の皆様をはじめ、98名の村民の方の参加をいただきました。 この懇談会は、村の各種施策の取組状況等を情報提供し、各行政区での課題や行政に対する意見及び要望などを直接村民からお聞きして、次年度の予算編成に生かすためのものであります。台風19号による道路などのインフラ復旧や農地の早期復旧などのご意見、ご要望を受けたところであります。 最後に、新型コロナウイルス感染検査についてであります。 空気が乾燥するこれからの時期には、インフルエンザの流行の時期でもあります。インフルエンザコロナウイルスともに症状では発熱が伴い、問診だけでは判断が難しいため、村の診療所では、医師判断による行政検査として新型コロナウイルスの抗原性検査を行えるようにいたしました。また、自己希望による感染検査については、10月から平田中央病院と行区提携によりPCR自費検査をできるようにしたところであります。 年末年始を迎え、何かと人との接触が増える季節になります。新型コロナウイルス感染防止のため、一人一人が新しい生活様式に心がけ、外出時には3密を避け、飛沫による感染防止に努めていただきたいと思っております。 以上で行政報告とさせていただきます。 教育関係については、教育長から報告させます。 ○議長(渡邉一夫君) 次に、教育長、秋元正君。          〔教育長 秋元 正君登壇〕 ◎教育長(秋元正君) 引き続き、前回以降の教育関係の行政報告をいたします。 まず、11月11日に開催された第32回市町村対抗福島縦断駅伝競走大会には、今年も希望ふくしまチームの一員として参加し、チームは2時間57分55秒で総合31位の成績でした。今年は、コロナ禍の影響で郡山市開成山陸上競技場から福島県庁まで94.8キロメートル、9区間に短縮し、選手及びスタッフの事前健康チェックを徹底するとともに、無観客でのスタート、沿道での応援自粛等、細部にわたる感染防止を徹底しながらの大会になりました。 当村からの選手は最終区に選考されておりましたが、直前に負傷するアクシデントに見舞われ、急遽サポーターとして代替選手を支援することになりました。当人は、次回の再起を誓っておりますので、引き続き支援してまいりたいと思っております。 次に、教育環境整備事業の進捗であります。 工事関係については、担当課の情報では、11月度出来高は義務教育学校新増築棟が90%、既存改修が62%、認定こども園が95%で、ほぼ計画どおりの進捗と聞いております。 制服については、最終デザインを決定するとともに、購入取扱いについて協議しております。また、コミュニティ・スクール導入に向けて、昨年度から学校運営協議会を試行するとともに、11月20日には横浜市のNPO法人まちと学校のみらい理事長の竹原和泉氏を招請して研修会を開催し、協議会員、教職員、教育委員等関係者の理解を深めたところであります。開校に合わせて、本格的に始動してまいります。 各種備品等については、入札が執行され、本定例会に物品購入契約締結議案として提案されておりますので、ご審議賜りますようお願いをいたします。 最後に、現川内小学校及び中学校の閉校式、新設する川内小中学園の開校式及び認定こども園の開園式については、現下の状況ではコロナ禍中での開催が予測されることから、感染防止を徹底して、安全かつコンパクトに、さらに子供たちの主体的な関わりを表現できるよう検討しているところでございます。 以上で教育関係の行政報告といたします。 ○議長(渡邉一夫君) これで行政報告並びに教育行政報告を終わります。 △双葉地方広域市町村圏組合議会報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第5、双葉地方広域市町村圏組合議会報告を行います。 本報告は、11月6日に開催された議会臨時会と11月27日に開催された議会定例会の報告であるため、本議会に出席した坪井利之議員に報告を願います。 これを許します。 4番、坪井利之君。          〔4番 坪井利之君登壇〕
    ◆4番(坪井利之君) それでは、双葉地方広域市町村圏組合議会2件について報告をいたします。 1件目は、令和2年11月6日に行われました令和2年第4回臨時会について報告をいたします。会期を1日と決定し、議案第19号、議案第20号ともに工事請負契約の締結についての2議案が提出されました。 本議案は、東日本大震災及び原子力災害により現在まで休止となっている斎場(聖香苑)の令和3年度下半期の再開に向けて昨年度に実施した施設調査点検結果及び火葬炉調査点検結果に基づき、交換修繕が必要とみなされた箇所について、厚労省の保健衛生施設設備災害復旧費国庫補助金をもって施設復旧工事火葬炉復旧工事を行うもので、慎重審議の結果、全員起立で原案どおり可決されました。 2件目は、令和2年11月27日に行われました令和2年第5回定例会について報告いたします。今回の会議は、葛尾村村長選挙後の会議であることから、再選されました篠木弘村長の挨拶がありました。 次に、会期を1日と決定し、管理者の行政報告並びに監査報告がありました。 管理者の行政報告の主な内容は、総務関係として、ふたばワールド2020inJヴィレッジについて、新型コロナウイルス感染拡大の影響から本年度の開催は中止、現在、テレビの放映料など準備に要した経費などを含む精算事務を行っており、次年度以降の開催においては、社会情勢の変化などを注視し、慎重に検討しながら早めの状況報告などを適宜対応していくとのことでした。 保健衛生関係として、去る11月22日に公立双葉准看護師学院戴帽式が挙行され、1年生8名が戴帽を許可されました。次に、斎場聖香苑低減化対策及び外構復旧工事予定どおり工事が進捗しておるとのことでした。 次に、ごみ処理事業について、各施設の更新や機能回復及び整備工場や解体についての現在の状況の説明がありました。 次に、消防関係として、富岡消防署旧庁舎の解体を令和3年3月15日までの工期で実施、消防活動においては、7月から9月まで火災が3件発生、救急が293件の出動で救急が52件、交通事故、労働災害、一般負傷が80件で、昨年同期と比べて19件の減少とのことでした。 また、本年度も大規模災害を想定した対応訓練を実施し、住民の皆様の安全安心のため、広域消防の役割が大変重要と認識しておりますので、ご理解とご協力をお願いしますとの報告がありました。 次に、監査報告があり、監査結果は適当及び良好との報告でした。 次に、2名の議員から「双葉郡復興について」と「広域圏組合負担金について・フタバワールド2020について」の一般質問が行われました。 次に、議案の審議に入り、議案第21号 職員の給与に関する条例の改正について、議案第22号 令和2年度双葉地方広域市町村圏組合一般会計補正予算(第3号)について慎重審議の結果、2議案とも全員起立で原案のとおり可決されました。 最後に、委員会の継続調査の申出があり、異議なしと認められ、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。 以上で双葉地方広域市町村圏組合の議会報告を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで双葉地方広域市町村圏組合議会報告を終わります。 △公立小野町地方綜合病院企業団議会報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第6、公立小野町地方綜合病院企業団議会報告を行います。 本報告は、10月15日に開催されました議会報告であるため、本議会に出席しました新妻幸子さんに報告を願います。 これを許します。 9番、新妻幸子さん。          〔9番 新妻幸子君登壇〕 ◆9番(新妻幸子君) 報告いたします。 令和2年10月15日、第3回小野地方病院企業団定例会に出席いたしましたので、ご報告いたします。 最初に、令和元年度病院事業決算報告がありました。 病院企業収益18億2,775万2,421円、事業費用19億1,586万8,364円、差引赤字額414万294円となりました。収益的収支、資本的収入7,436万1,154円、資本的支出1億197万1,825円、差引不足額2,761万671円でした。不足分につきましては、過年度分損益勘定留保資金2,293万111円、当年度資本的支出調整額477万560円で補填をいたしました。以上、令和元年度決算の報告です。 次に、令和2年度事業会計補正予算の専決処分の承認を求める件について審議されました。 病院事業収益20億8,093万1,000円、補正額1,663万394円、合計20億9,756万434円。事業費用20億1,519万円、補正1,663万3,000円、合計20億3,182万3,000円。差引686万7,734円は、留保資金で補填をする。資本的収入1億6,310万円、補正795万円、合計1億7,166万円。資本的支出1億7,057万7,000円、補正425万2,000円、合計1億7,482万9,000円。差引不足額316万9,000円は、当年度の損益勘定留保資金で補填いたします。以上、専決処分について承認をされました。 次に、月例出納監査の結果について報告がございまして、異常ないという報告でございました。 以上、報告申し上げます。 ○議長(渡邉一夫君) これで公立小野町地方綜合病院企業団議会報告を終わります。 △監査委員報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第7、監査委員報告を行います。 監査委員、高野政義君。          〔監査委員 高野政義君登壇〕 ◆監査委員(高野政義君) 監査報告を申し上げます。 2川監査第35号、令和2年11月25日、川内村長、遠藤雄幸様。川内村議会議長、渡邉一夫様。川内村監査委員、高野政義。 例月出納検査報告書。 令和2年度8月、9月及び10月分の例月出納検査を実施したので、地方自治法第235条の2第3項等の規定により報告いたします。 記。1、検査の対象 令和2年度8月、9月及び10月分の川内村一般会計ほか6特別会計並びに基金に属する現金の出納。 2、検査の時期 令和2年9月24日、令和元年10月23日……すみません、令和2年10月23日です。及び令和2年11月25日。 3、場所    川内村役場議長室。 4、検査の結果 (1)支出関係帳簿及び整備の状況、適当であると認めた。         (2)違法または不適切と認めて指示した事項、なし。         (3)現金保管方法の適否、適当であると認めた。         (4)物品保管、出納管理状況、良好であると認めた。         (5)検査時における現金及び予算執行状況は別紙のとおりでありますので、よろしくお願いします。 以上で監査報告を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで監査委員報告を終わります。 △議案の一括上程、説明 ○議長(渡邉一夫君) 日程第8、議案第87号 令和2年度川内村一般会計補正予算(第5号)から日程第30、議案第109号 川内村教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてまでの23議案を一括上程します。 なお、この23件の議案につきましては、本日提案理由の説明を受け、11日に質疑、討論、採決を行いますので、ご了承願います。 次に、提出者から提案理由の説明を求めます。 村長、遠藤雄幸君。          〔村長 遠藤雄幸君登壇〕 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは議案第87号 令和2年度川内村一般会計補正予算から、議案第109号 川内村教育委員会委員の任命につき同意を求めることについての23議案について、一括して提案理由を申し上げます。 初めに、議案第87号 令和2年度川内村一般会計補正予算についてでありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ7,574万円を増額し、予算の総額を111億2,431万8,000円とするものであります。 補正の主な内容としましては、第1表、歳入の主なものでは、国庫支出金1,257万8,000円、県支出金で130万円、寄附金115万5,000円、繰入金1,250万7,000円、諸収入3,135万円、村債1,700万円をそれぞれ増額計上いたします。 次に、歳出の主なものでは、総務費で光ファイバー移設委託、戸籍システム改修委託を増額し、福島大学、長崎大学への寄附金をコロナ禍での活動が困難なため400万円の減額を含む2,620万3,000円、民生費で国民健康保険事業勘定特別会計操出金や障害者介護給付費等542万3,000円、衛生費で71万3,000円、農林水産業費でイノシシ捕獲報奨等810万円、消防費で小野富岡線改良工事に伴う防火水槽設置工事費等1,594万6,000円、教育費で小中学校移転業務委託や業務……失礼、義務教育学校備品購入、文化財保護事業補助金等1,521万5,000円、災害復旧費で林道維持補修委託費等448万円をそれぞれ増額計上するものであります。 なお、第2表につきましては、地方債の借入限度額を緊急自然災害防止対策事業債1,200万円、災害復旧事業債4億9,880万円として計上するものであります。 次に、議案第88号 令和2年度川内村国民健康保険事業勘定特別会計補正予算についてでありますが、既定の歳入歳出の予算にそれぞれ1,017万円を増額し、予算の総額を4億8,167万7,000円とするものであります。 補正の主な内容としましては、歳出では、今後不足が見込まれることから保険給付費の療養諸費に1,000万円、葬祭諸費に10万円を増額計上いたしました。 歳入につきましては、県補助金に保険給付費等交付金980万円を増額し、一般会計繰入金に国保LINEシステム改修費70万円を増額計上するものであります。 次に、議案第89号 令和2年度川内村国民健康保険直営診療施設勘定特別会計補正予算についてでありますが、既定の予算内での補正であります。 補正の主な内容としましては、診療所内の新型コロナウイルス感染防止対策のための顔認証発熱測定器等購入費28万5,000円、歯科用備品購入費40万円を計上し、それぞれの事業費を減額計上するものであります。 次に、議案第90号 令和2年度川内村農業集落排水事業特別会計補正予算についてでありますが、既定の歳入歳出予算にそれぞれ560万円を増額し、予算の総額を1億4,656万8,000円とするものであります。 補正の主な内容としましては、歳入では、県道小野富岡線改良工事に伴う農業集落排水施設等改修のための測量設計費500万円を増額計上し、歳入につきましては、雑入に補償費として同額計上するものであります。 次に、議案第91号 令和2年度川内村介護保険事業勘定特別会計補正予算についてでありますが、歳入歳出に1,091万7,000円を増額し、予算の総額を5億8,101万5,000円とするものであります。 補正の主な内容としましては、歳出で総務費に新型コロナウイルス感染防止対策業務に係る人件費55万円、操出金に介護認定審査会返納金50万7,000円、介護給付費として986万円を増額計上し、歳入では、返納金に50万7,000円を増額し、介護保険制度で定められた基準割合に基づき、国・県の負担金及び一般会計からの繰入金をそれぞれ補正計上するものであります。 次に、議案第92号 川内村国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでありますが、国保税は個人の所得額により課税され、低所得者に該当する場合には軽減世帯の判定となり、税金が軽減されることとなっておりますが、地方税法施行令の改正により、軽減世帯となる所得額の判定基準額が見直されたことから、基準額を33万以下から43万円以下に引上げを行うための条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第93号 川内村後期高齢者医療に係る条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方税法等の一部を改正する法律の改正により、主に条例該当箇所の文言を修正するため、条例の一部を改正するものであります。 次に、議案第94号 川内村放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてでありますが、令和3年4月の義務教育学校開校に伴い、関係する条項及び文言の改正を行うものであります。 改正の主な内容としましては、条例中に記載のある「小学校」を「義務教育学校の小学生に類する前期課程及び特別支援学校の小学部」に改正するものであります。 次に、議案第95号 川内村再生賃貸住宅設置及び管理条例の制定についてであります。 上川内町分地区に整備を進めてまいりました再生賃貸住宅建築工事棟は、天候の影響もなく、順調に工事が進み、来年3月の完成を目指して工事を進めております。この住宅は、帰還環境整備事業により、木造平屋建て7戸、木造2階建て3戸を整備するもので、今後は村営住宅として管理し、併せて来月から入居募集等の事務手続を行うため、地方自治法第244条の2第1項の規定に基づき、条例を制定するものであります。 次に、議案第96号 川内村立川内小中学園施設の開放に関する条例の制定についてでありますが、川内村立義務教育学校設置条例を踏まえ、現行の川内村立小中学校施設の開放に関する条例を廃止し、令和3年4月から開校する川内小中学園の施設を広く村民等に開放するため、条例を制定するものであります。 次に、議案第97号 工事請負変更契約の締結についてでありますが、この工事につきましては、令和2年3月13日、第1回定例会において、ご決議を賜り、丸川建設株式会社、代表取締役、西山武志氏と請負変更契約を締結しました。 町分地区宅地造成工事であります。工事請負額1億6,855万4,100円で変更契約を締結しましたが、その後の工事実施に伴い、工事内容の一部に変更が生じたため、工事費用541万9,700円を増額し、変更後の契約金額を1億7,397万3,800円とするものであります。 変更の主な内容は、当初計画していた残土処分場が受入れ可能量を超えたため、残土運搬距離の変更が生じたことや、緑地帯の面積が確定したことにより、張芝面積を増工し、造成地の北西側に位置する箇所に法定外道路があり、造成工事に伴い落差が生じるため、歩行者の安全を確保するため防護柵の設置が必要となったものであります。 以上を踏まえて、去る11月27日付で工事請負変更仮契約を締結いたしましたので、地方自治法96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案98号から議案第103号までの6議案につきましては、昨年の台風19号により被災した公共土木施設及び農地、農業施設の復旧に係る工事請負契約の締結でありますので、一括してご説明申し上げます。 議案第98号 災害復旧工事 宇津川1号につきましては、河川復旧延長が187.9メートル、大型積みブロック779.8平方メートルを施工し、復旧するもので、大和田建設株式会社、代表取締役、大和田利則氏が7,645万円で落札。 議案第99号 災害復旧工事 宇津川2号につきましては、河川復旧延長が223.7メートル、大型積みブロック932.9平方メートルを施工し、復旧するもので、大和田建設株式会社、代表取締役、大和田利則氏が8,470万円で落札。 議案第100号の災害復旧工事 小四太郎川につきましては、河川復旧延長が159.2メートル、大型積みブロック479.4平方メートルを施工し、復旧するもので、大和田建設株式会社、代表取締役、大和田利則氏が4,840万円で落札。 議案第101号 災害復旧工事 長網川2号につきましては、河川復旧延長が358.2メートル、大型積みブロック781.2平方メートルを施工し、復旧するもので、株式会社渡辺重建、代表取締役、渡邉仁氏が8,646万円で落札。 議案第102号の災害復旧工事 東小猿川3号につきましては、河川復旧延長が242メートル、大型積みブロック524.2平方メートルを施工し、復旧するもので、有限会社三瓶組、代表取締役、三瓶二郎氏が5,500万円で落札。 議案103号の農地等災害復旧工事(東山1号)につきましては、農地復旧面積7.2ヘクタール、堆積土砂1万537立方メートルを撤去し、復旧するもので、有限会社佐久間工務店、代表取締役、佐久間正行氏が5,027万円で落札したものであります。 以上6契約につきましては、11月26日、指名競争入札を執行したところ、予定価格の範囲内で落札し、同日付で工事請負仮契約を締結いたしましたので、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案104号から議案第105号までの2議案につきましては、新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を活用して、文部科学省が推進するGIGAスクール構想により児童生徒1人1台のタブレット等を配置し、併せて学習指導要領に基づき、教育現場においてデジタル教科書を用いた際に活用するための電子黒板等の購入に係る物品購入契約の締結でありますので、一括してご説明申し上げます。 議案104号の電子黒板等購入につきましては、収納ボックス6台やパソコン付電子黒板15台を購入するもので、株式会社夢デザイン総合研究所、代表取締役、木村裕文氏が1,450万円で落札。 議案第105号のタブレット等購入につきましては、授業支援ソフトを含むタブレットPC100台を購入するもので、株式会社FSK、代表取締役、鬼澤浩正氏が1,593万9,000円で落札したものであります。 以上2契約につきましては、11月26日、一般競争入札を執行したところ、予定価格の範囲内で落札し、同日付で物品購入仮契約を締結いたしましたので、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の所得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第106号 物品購入契約の締結についてでありますが、令和3年4月より開校する義務教育学校において使用する生徒用学習机や教員用机等ほか、新設される校舎内に整備する各種備品を購入するものであります。 本案は、11月26日に執行された一般競争入札において不落札となり、その後、最低価格事業者と不落随意契約に移行し、見積書の提出を求めたところ、予定価格の範囲内で株式会社双葉事務器、代表取締役、志賀祐広氏が落札し、11月30日に1,173万7,000円で物品購入の仮契約を締結いたしましたので、地方自治法第96条第1項第8号及び議会に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第107号 川内村監査委員の選任につき同意を求めることについてであります。 新たな監査委員として選任したい方は、川内村大字上川内字町分240番地、秋元則行氏、68歳であります。 秋元氏は、昭和45年4月、富岡営林署上川内担当区として着任され、7年間の勤務、その後、県内、会津、2度目の川内勤務を経て、林野庁林業講習所、林野庁勤務、関東森林管理局総務部長を経て、北海道森林管理局北見事務所長にて退職。その後、公益社団法人国土緑化機構募金企画部長に就任され、緑の募金を通じて緑化の推進に精励され、本村で行われました平成27年、29年の植樹祭の開催に尽力をいただいたところであります。令和23年3月、同機構を退任され、現在は村内の自宅に居住され、グリーン工業株式会社にて森林資源調査などに関わっております。 人格は極めて高潔で、長く林野庁や国土緑化機構に勤務され、管理職も経験されたことで優れた識見を有することから、監査委員として適任であり、本村の振興、発展のためご尽力いただけるものと思っておりますので、選任のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 次に、議案第108号 川内村固定資産評価審査委員会委員の任命につき同意を求めることについてでありますが、固定資産評価審査委員会の委員は、地方税法第423条に基づき、その定数は3名でありますが、そのうち1名について、本年12月19日に任期満了となることから選任するものであります。 選任する方は、人格、識見ともに優れ、村民の人望も厚く、平成26年12月から固定資産評価審査委員会の委員を務めていただいております。川内村大字下川内字糠塚66番地の2、秋元通氏、66歳を再任したいと思いますので、選任のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 次に、議案第109号 川内村教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてであります。 令和2年12月19日をもって任期満了となる川内村教育委員会委員を選任するものであります。 選任する方は、本村小学校や中学校においてPTA会長を歴任され、人格高潔にして良識を有します。川内村大字上川内字続ヶ滝518番地の14、遠藤拓宏氏の42歳を選任したいと思いますので、選任の同意を賜りますようお願い申し上げます。 以上23議案につきましてご審議の上、ご決議賜りますようお願い申し上げ、提案理由とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) これで提案理由の説明を終わります。 ここで休息のため暫時休憩といたします。再開を10時15分といたします。                             (午前10時01分)                             (午前10時15分) ○議長(渡邉一夫君) 休息前に引き続き会議を開きます。 △一般質問 ○議長(渡邉一夫君) 日程第31、これより一般質問を行います。 本定例会の一般質問は一問一答により行います。質問者の持ち時間を60分といたします。 初めに、5番、久保田裕樹議員の発言を許します。 5番、久保田裕樹議員。          〔5番 久保田裕樹君登壇〕 ◆5番(久保田裕樹君) それでは、議長よりご指名をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 質問の事項でございますが、川内小学校校舎建設時における不適切工事について。 質問の要旨でございます。義務教育学校川内小中学園建設中に発覚した現川内小学校校舎の不適切工事について、経過及び対策の報告を求めます。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、5番、久保田裕樹議員のご質問にお答えいたします。 川内村義務教育学校整備工事は、昨年7月19日招集の第4回臨時会でご決議を賜り、株式会社奥村組東北支店が新増築及び認定こども園の工事を進めておりましたが、今年5月下旬に小学校の改修工事を進めていく中で、柱数本に不適切な施工箇所が確認されたとの報告を受け、小学校建設当時の工事請負業者と設計監理業者に対して、現場調査及び補修、第三者機関、株式会社ERIソリューションによる安全性の検証を行うことを指示いたしました。 両業者による調査及び復旧工法の検討を行った結果につきましては、去る9月10日と10月13日の議会全員協議会においてご説明させていただいたとおりであります。 その後、不都合箇所の補修工事が進められ、第三者機関による施工確認も終了し、9月23日付による確認検査を行い、補修が完了したところであります。 以上で久保田裕樹議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) 7月10日の臨時議会のほうで、全員協議会において川内義務教育学園の整備工事の進捗状況という部分の中で、この不適切な事案が発覚したという第1報をいただいたわけでありますが、その後、訴訟も検討するような話もあったのかなというふうに私は思っておったわけでありますが、村長ご答弁のように、9月11日の第3回定例議会の全協におきまして、2回目の報告を受け、その中で村長おっしゃっていた第三者機関、ERIソリューションの検証結果の可否をという話でございました。ただ、このERIソリューションという部分の検証結果という部分については、合格だったのか、それとも不合格だったのかを教えていただければと思うんですが。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 検査結果については、合格というような判断をいたしました。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) 当初このご説明をいただいたときに、東京スカイツリーまで造られて、世界に冠たるこの株式会社大林組さん、また久米設計さんがこういうことをするのかなというふうに大変驚いておったわけでございますが、実際、当初第1回目の報告のときは4、5か所だった報告が不適合、不適切という部分で私、書いてしまいましたが、品質管理上で言えば不適合という話になってしまって、大変重い話なのかなと私は思っております。 それと、実際9月11日の2回目の報告の折、この不適切な、不適合な箇所が66か所あったと、大変もう驚愕していたと、驚いておったというのは私だけではないというふうに思っております。二、三か所ぐらいだったら補修すればというような安易な考えもしておったわけでございますが、この箇所、66か所という箇所を聞いたときには、大変驚いて、これは少し故意的な部分もあったのではないかなというふうに思わざるを得ないようなところが感じております。 報告を受けて、大変驚くというよりも憤りを感じて私はおりましたので、そう感じたのは、ほかの先生方もたくさんいらっしゃるというふうに思っております。今回、この一般質問に至ったわけでございますが、ぜひともこの大林さんと、また久米設計さんですか、いまだに謝罪もないわけでございますから、謝罪して当然というふうに私は思っておりますが、この件についてお伺いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) ご指摘の、ちなみに66か所の不適切な箇所ですけれども、監督のほうから53か所というふうに報告を受けております。確かに今回の不適切な工事につきましては、議員がおっしゃるとおり、我々も憤りといいますか、を感じておりました。ですから、報告を受けたときに、当該会社のほうが村に謝罪に参りました。それは東北支店、それからその業者のほうと、設計業者のほうと一緒に私のところに来て、経過の報告と、そして至らなかったというようなところで謝罪に来られてまいりました。 そのとき私は、1つは、来年4月の開校に間に合わないときには損害賠償で、それは訴訟に発展しますよというようなことを伝えております。議員がおっしゃるとおり、憤りを感じなかったのかということの質問でありますが、当然、私どもについても同じような思いをしたところであります。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) 村長のところには謝罪しに行ったと。我々の議会のほうには、まだご報告もないわけでございまして、やはりこれだけのことをして、村民にもやっぱり説明責任という部分も、これは必要なのかなというふうに私は思っております。 と申し上げますのは、今回、我々議員の中でも、忖度と言ったら大変申し訳ない話になりますが、しばらくケイカンしていたわけです。この次のERIソリューションがどういうふうに判断をするのかという部分で期待しておったんですが、なかなかこの説明、この間の2回目の説明のときに指名停止というお話もいただいておりまして、私は、指名停止なんかではとてもじゃないけれども足りないんじゃないかなというふうに思っているわけでありまして、大林組さんのほうはそういう部分のことをお考えなんでしょうが、久米設計さんはどういうふうなお考えなのかなというふうに思うわけで、久米設計さんのほうはどういう対策を取られるのかお示しをいただければと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それは設計監理をされた会社でありますんで、もうまさにそれは大林さんと同じように、今回の不適切な箇所が発生されたと、見つけられたということについては、とても反省をされていました。 議会への報告において、建設課長から随時、3回ほど事の次第は報告されているかと思います。改修が終わって、今、工事を進めているという段階でありまして、実はこの次の定例議会、今回の12月の定例会において、協議会の中で許されれば謝罪と報告をしたいというような報告を私は受けておりますんで、ぜひ、謝罪や報告がなかったという、そういう気持ちがなかったというわけではなくて、事の順序を進めていく中で、きちんとした形で皆さんに謝罪したいというようなことは伺っております。多分、この議会が終わって、協議会の中でそういうことが行われるのかなというふうには思っております。 久米さん自身も、そこは自分の仕事の範疇の中で、しっかりした監理ができなかったというようなことで謝罪に来ておることは、まず報告させていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) 全協の中で報告があるという話でございますので、どういう話になるかは、そのときにならないとちょっと分からない、謝罪の内容が分からないという部分がありますが、ただ、大林組さんも、第2回目のこの資料を頂いたときに、休みなく夜通しやったと、補修も終わったというような話もいただいております。しかしながら、直せばいいというお話では私はないと思うんです。やはり直して当たり前というふうに思っております。泥棒して捕まって、じゃ、返すからいいだろうと言っているような私は話なのかなというふうに思っております。やはり罪は償っていただかないといけないのかなと。 しかしながら、経過年数も20年近く経過しているのかと思っておりますが、その当時やられた、例えば監督をした大林さんとか、ほとんどの方がいらっしゃらないのかなとは思っております。また、それをチェックする執行側の官僚の方々も、もう退職なさっているような方もいらっしゃるのかと。この怒りはどこにぶつけていいのかなというふうに今、私は思っておりますが、やはり細かい部分を皆さんに、村民に知らしめていくということが私は大変必要なのかなというふうに思っております。 ちょっと残念だったのが、やはり行政懇談会等でそういうこともやはり申し上げていって、村民の理解をいただくと。やはり村民から理解をいただくには、それなりの誠意というものがないと、これは得られないのかなというふうに私は思っておりますので、11日、全協の中で謝罪があるというお話でございますので、その中でどういうふうな謝罪の仕方、また誠意を見せていただけるのか期待しております。 ただ、この件について、村長にご答弁をいただいたわけでございますが、その当時の村長ではございませんし、また、新たなこの義務教育学校ができるに当たって、この件を含めて、教育長はどういうふうなお考えかお聞かせ願えれば。 ○議長(渡邉一夫君) 教育長、秋元正君。 ◎教育長(秋元正君) 私も当初お話を伺ったときに、大変驚きましたし、そのような事実とともに、それからここをどんなふうに改善して、そして来年4月の開校ということにつきましては、村民に対しても約束していますし、それから補助金を受けている国・県への約束もございますので、この開校が遅れるということに対しては、非常に懸念をしておりました。 もろもろ担当課のほうで業者と詰めて、そして開校には何とか間に合わせるような工程の中で修繕をしていきたいというようなお話を伺って、その推移を見てまいりました。結果として、今、修繕に関しましては、9月23日で引渡しを受けて、そして開校には間に合うような工程の変更もしてもらった上で現在進めて、進まってきておりますので、そのことにつきましての業者を云々というよりは、私は、教育の立場としては、開校に間に合わせていきたい、それに合わせて今までの進めてきた準備も急いでまいりたいと、そんなふうな思いでいるところでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) ご答弁ありがとうございます。 まず、やはり、まずと言ったらおかしいですけれども、川内村の宝物が生活の3分の1をそこでするところなんです。そこがもう一種の不適合だったというのは、もうちょっと公共事業の中ではあり得ない話なのかなと思っております。一番の弱者であり、また避難する場所でもあったというふうに思っておりますし、たまたま3.11の東日本大震災のときに、幸か不幸か、幸にも欠落というか壊れたところがなかったと、これはラッキーだったかなというふうに思っております。万が一のときだったらどうしたのかなというふうに思うと、もう背中からこう冷や汗がすうっと流れるような気持ちでいっぱいでございます。 過去の話を振り返って、今、ぐずぐずここで騒いでみても、犬の遠吠えみたいで何か情けなくなってくるんですが、今の大林組さんなんか見ますと、大変川内マラソン、またゲートボール、グラウンドゴルフ等々にも参加していただいて、大変いい関係協力を築いていただいております。その当時のことは知らなかったというふうに思えば腹も立たないんですが、何かこう過去の話をすると、どうも私の性格上、こう頭に血が上ってしまいますので、村民を代表して今日は言っているつもりでございますが、ぜひとも今後のよい関係をつくって、また過去のこの清算する部分において、よい誠意を見せていただければなというふうに思っております。 最後に、村長、この件について総括していただければ、こちらから総括していただければというのは大変おかしな話ですけれども、この件について、ぜひともお気持ちをお聞かせ願えればと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 言外にこのままでいいのかということだろうというふうに思います。それから、議員がおっしゃったとおり、学校は、ただ単に子どもたちが学んだり遊んだりするだけじゃなくて、コミュニティーのやっぱり中心的な存在なんです。災害があれば、そこが避難所であったり、あるいは村民の人たちが時々学校を訪れていろんな行事に参加して、その地域のアイデンティティーなんかを確認し合う、そういう場所でもあったんです。そういったところが今回のことで不安に思われたというのは、それは議員にとっては当然だというふうに思います。 しかし、ここはその後の対応を見てみますと、1つは、きちんと来年の4月に間に合わせるような工程を進めて、何とか4月には間に合うというような確認をとれたことが1つです。 2つ目は、この工事を推し進めるには何があったのかと思いますと、やはりゼネコンのプライドです。2か月ちょっとで、そして延べ1,200人、それから休日も1日だけ、24時間体制、そして膨大なお金も当然かかっています。これを推し進める最大の要因は、やはり会社としてのプライドだったんじゃないかなというふうに思います。 それから、3つ目は、既に指名委員会で行政のペナルティーを課しているということもあります。 それから、実際、子どもたちがそういう環境の中で精神的なダメージを持ちながら学んできたかというと、そうではないんです。それは発覚して初めて知り得ることなわけですから、こういった怠ることをひょっとしたら、万が一訴訟に発展した場合に、その怠る部分をどう証明するかというのはかなりのエネルギーが必要だというふうに思います。 私は、今回の問題については、当該会社の人たちのプライドと、そしてきちんと仕事をして、仕事といいますか、修復してくれたというような思いで、司直に委ねる考えは毛頭ありません。しっかりとそこは、私は、評価したいなというふうに思っております。 ただ、議員にとっても、村民から選ばれておりますんで、そういう代表として村民からどうなのと聞かれれば、適切な反論もしなくちゃいけない。そういう面では、きちんと、9月の定例会中は、まだ改修工事をやられたときでもあって、次の定例会にはきちんとした報告と謝罪をしたいというようなことを伺っておりますんで、ぜひそのときに、いろいろと議員なりの意見を言っていただければなというふうに思います。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 5番、久保田裕樹君。 ◆5番(久保田裕樹君) 確かに村長のご答弁のとおり、大変な労力がかかってやってきたというのは、第2回目の資料の中にもうたわれて、誠意は、誠意というのかな、これはやられて当たり前なのかなと私は思っているんですが、何か全協にてそういう謝罪の話があるということでございますので、その席上、私どもも大林さんと久米設計さんに対して、ご要望または誠意の話をしていきたいというふうに思っております。 長々と恐縮でございました。これにて5番、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(渡邉一夫君) 久保田裕樹君、そこで着席のままいてください。 この件につきまして、7月10日の議会のときに議員の皆様からお話が出て、この件につきましては、議長、総務課長が大林さんと折衝して責任説明をしてくださいということで、議長と総務課長が連絡係ということで、今回、工事が終了、工事中には説明できなかったもんですから、終了した時点で大林さんが誠意を持って説明をするということで、今回の11日の全員協議会で説明をしていただくというようなことを、行政と議会のほうでそちらのほうを進めておりますので、報告させていただきます。よろしくお願いします。 これで、5番、久保田裕樹議員の一般質問を終わります。 次に、4番、坪井利之議員の発言を許します。 4番、坪井利之君。          〔4番 坪井利之君登壇〕 ◆4番(坪井利之君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 川内ワイン株式会社に対する今後の川内村のサポート体制について。 川内ワイン株式会社は、来年の3月にはワインの醸造施設が完成し、本格的に川内ワインの製造が始められますが、まだまだ川内村からのサポートは必要な状態が続くと思われます。 そこで、次の点について伺います。 1、今後も村の補助金等の形でのサポートを考えているのか、それとも違った形、体制でのサポートになるのか、また、それらをいつまで続けるのか伺います。 2、現在、村自体が主体となってワイナリーの事業などを進めていますが、いつまで村主体で行っていくのか伺います。 3、現在、ワインブドウの栽培管理は、地域おこし協力隊の皆さんの主導の下、第1行政区の皆さんのご支援とご協力をいただいて栽培の適切な管理運営をしていくとのことでしたが、今後、何名の地域おこし協力隊の方を採用し、いつまで地域おこし協力隊の事業が見込まれるのか伺います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、4番、坪井利之議員のご質問にお答えいたします。 1点目の、今後も村の補助金等の形でのサポートを考えているのか、いつまで続けるのかについてでありますが、本村のワイン事業は、震災復興、新たな産業の創出及び交流人口の拡大とにぎわいづくりのため、平成27年から取り組んでおります。 事業主体のかわうちワイン株式会社は、平成29年8月に設立され、以来、ブドウの栽培管理等、ワイン事業の運営を行ってきており、ワイン事業の主体は、あくまでかわうちワイン株式会社でありますが、会社では、現時点ではワインの販売をしていないため、まだ収入がない状態であります。 一方、これまでワイン事業には補助金を投入して事業を進めてまいりました。村としては、ワイン事業に対し責任があると考えておりますので、ある程度の経営が安定するまでは、引き続き村がサポートする必要があると考えております。 2点目の村自体が主体となってワイナリーの事業などを進めているが、いつまで村主体でいくのかでありますが、ワイン事業には、これまで補助金を投入して事業を進めてきております。ワイン事業が軌道に乗るまでは、ワイナリー運営を含め、村が責任を持ってワイン事業を支えていきたいと考えております。 3点目のワインブドウ栽培管理に係る地域おこし協力隊事業の見込みについてでありますが、制度の概要から申し上げたいと思います。地域おこし協力隊は、都市部の若者等が過疎地域等に生活の拠点を移し、おおむね1年以上3年以下の期間、地方公共団体が地域おこし協力隊として委嘱や臨時職員として任用するなどとし、農林水産業への従事、地域ブランドや地場産品の開発、販売、PR等の地域協力活動を行いながら、地域への定住、定着を図る制度であり、その経費は特別交付税で措置されております。 本村には、平成28年から総数8名の方に支援をいただいたところであります。平成30年及び令和元年に委嘱した協力隊の皆様には、ワインブドウ栽培管理に従事していただいておりましたが、残念ながら11月末で依願退職されました。これまでの活動に対し、感謝をしているところであります。今回、新たに3名の募集を行っておりますが、3名の応募があり、既に2名については採用を決定し、残りの1名は今月中に採用試験を予定しております。 採用した地域おこし協力隊の方には、ブドウ栽培、醸造、販売等の業務に就いていただき、ワイン事業の振興に取り組んでいただきたいと期待しているところであります。 以上で坪井利之議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) それでは、再質問させていただきます。 村はサポートをしていく、ここまでワイン事業を進めていったということで、経営が安定するまでサポートをしていくということですが、経営が安定するということは、ワインを売ってワイン株式会社が黒字経営に、採算性をとれるまでということでよろしいでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 一つの判断基準です。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 一つの判断基準ということですが、それ以外にも判断基準があるということだと思いますので、その判断基準をお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 黒字になったからいいんじゃなくて、初期の目的、先ほど答弁したように、例えばワインの事業を通してにぎわいが創出されているのか、あるいは雇用がどうなのか、こういったところも一つの判断基準、ただ単に経営だけが成り立っていくというだけではないというふうに思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) ということは、黒字経営してもう採算もとれるようになってからも、そのほかの判断、村民の方の採用状況とかそういったものを見て、それ以降もサポートは続ける可能性はあるということでよろしいでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) その状況において判断させてもらいます。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 現在、サポート事業ということで補助金を3年間という形で、今年度は最後になると思いますが、今、1,000万、3つの補助金がありますが、今後、多分、これからも補助金等は必要になってくると思いますが、その辺で金額など大体概算しているのかなと思います。現在は、栽培だけでかかっている費用で1,000万、今後は、醸造のほうにもやはり経費はかかってくるんじゃないかなと思うんです。その中で、補助金をどのくらいの金額を考えているのか、また、醸造施設を造ったことによって、やはり経費は余計にかかってくると思うので、その醸造にどのくらいの経費がかかるのか、採算上げているのかちょっとお聞かせください。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢。 ◎副村長(猪狩貢君) 第5期、来年度を想定した中で、例えば見込みを申し上げますと、来年、醸造免許を取得すれば、最低6トンのワインは造らなきゃならないというところです。それがクリアしなきゃならないと、醸造免許がとれなくなるというか、そういうことでいきますと、例えば今、1万本のブドウ、大体ブドウの木というのは、5年製、6年製から安定収穫期に入るのかなというところで言われておりますけれども、今、来年のもう12月からブドウの剪定作業が始まっていまして、じゃ、来年度はどれくらいの収穫をするかによっての剪定から始まると、大体木の1本から、そんなに多めに見込まないで、1キロというふうに見ますと、大体1万本ですと10トンなんですが、ちょっとそこは難しいところはありまして、それの7掛けとかして、最低でもまず来年は6トンを造りたいといいますと、750ミリのボトルですと約8,000本ということになります。 大体平均の売上げ単価が1本1,700円にしますと、直売すると1,700円で売れるんですが、卸しますと東京辺りだと約30%分、それから県内ですと80%……東京ですと大体70%、この辺ですと80%ぐらいの卸ということになります。そうしますと、売上げが全体で1,100万程度になります。例えば来年は、仕込んで3月の、決算期3月なんで、その1,100万は来年度中にはさばけませんので、そうしますと約3割は、4分の1はさばきたいなと、それを3月期、2月、3月に、そうしますと、売上げというのは約270万、300万弱ぐらいなんですよ。 そして、来年はワイナリーができます。そうすると、栽培経費と、それから醸造経費、施設の管理もろもろにしますと、約1,500万くらいのところはやっぱり経費として必要になります。これは、そうしますと大体270万くらいの売上げがありますと、大体1,300万くらいの赤字になるのかなということを考えておりますと、全然キャッシュがないというところも困りますので、約1,500万くらいの不足は生じるのかなと、そういうふうに考えています。 通常ですと、1本から、ブドウの木1本から1.8キロくらい、1.4と言われていますけれども、もう今年もちょっと、去年も栽培があのような状況になっていますので、来年は低く見てそういうふうに考えております。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) ということで、やはり資金のないところで、売上げのほうも100%を見ないで、このくらいのあれだというところでいってもやはり赤字になってしまう。それをやはり現金のないところですので、それを補助金で賄っていくのかなと思いますけれども、前回までは3年縛りで1,000万というような形でいましたが、今の話だと1,000万じゃ、ちょっと足りないのかなというふうに感じております。 となると、今回からの補助金に対して、村のサポートとしては取りあえず1年ごと、1年ごとなのか。収入が入ってくれば、どのくらいの収入になるという感覚ができてくれば、幾ら、幾ら、これ補助金は鶏が先か卵が先かの話になってしまって、先に出すのか、後に出すのかというところもちょっと難しいところは出てくるとは思うんですが、年度、年度で補助金の金額は決めていくというような形になるんでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 毎年、予算を担当課のほうで積算する前段として、会社と協議をして、そして来年の収支見込み、今年はどれくらいの繰越しかというところを見て予算計上して、査定をしていただくということになっております。今年も、もう1月から予算編成作業に入りますので、会社側から資料を頂いて、そして見積りの段階に入ったときに精査をして、予算の要求を総務課に上げるというような手続でまいっていきます。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 経営するときに、例えば1年単年だけの収支決算だけじゃなくて、やっぱり長期的な部分も必要ですよね。そこは経営戦略をどうマネジメントしていくかということだろうというふうに思います。とすると、補助金1年で2年目どうなるか分からないという上での経営だったら、これは不安ですよ。とすると、やっぱりしっかりサポートしていくとなれば、ある程度複数年、3年とか5年、こういう長期ビジョンを経営する会社のほうに示していくことが、それは経営はやりやすいんじゃないかなというふうに思いますね。 ですから、これもここでそうしましょうというわけにはいきません。今年度予算編成、これから入りますし、さっき副村長が答弁した金額の、そこががちがちかというと、そうではないと思います。ある程度の計算、今、積み上げていますから、どのくらいの金額になるかはこれからだと思いますが、ただ、その金額と併せて、じゃ、3年なのか5年なのか、こういったところも予算編成で議会のほうに説明するときには、その時間軸も示したいなというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) ワイン株式会社のほうは、本当に売らないと収入がないというような会社ですので、収入がないところをしっかり村はサポートしていくという考えで、今の村長のお話でもありますように、3年とかその辺の金額は多分出てくるのかなとは思います。 この事業は、やはりできるだけ早く経営を安定してもらって、村のサポートに関して、そういう補助金等がかからないで独り立ちしてもらうというのが当初の目的にもあるのかなと思います。いつまでもいつまでもというわけにはいかないと思いますので、そんな中で、やはり今のブドウのつくっている面積では、多分、黒字化させるのにはかなり厳しいのかなと思っております。 平成29年12月の定例会で産業建設常任委員会のほうの視察報告というのがありまして、これ岩手県の紫波町のワインブドウ栽培とワイン製造を研修していたときの報告書なんです。平成17年に醸造工場が完成して、それから黒字経営にするまでに平成23年までかかっています。それで、黒字にするまでに何本のワインが必要だったのかなというと、7万本のワインを出荷してやっと赤字から脱出したというような話で、やはりワインのブドウの面積を増やさなきゃいけない。 ちょっとお話を聞いたところによりますと、1万本を醸造するのには1ヘクタールのブドウ畑が必要ということで、7万本つくるのには7ヘクタールという形で、やはり今後、経営を安定させるのには、ブドウ栽培をしている面積を増やしていくのはもう必須なのかなと思うのですが、その辺に関してどのように考えているかお聞かせください。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢。 ◎副村長(猪狩貢君) 坪井議員が今、お話しされたとおりでございまして、今、1万本、上のほうに700本くらいあります。約1万1,000本あるんですが、まだそこは若いんです。やはりこれから3,000本程度の植栽は考えなきゃならないかなというふうに思っております。合わせますと、例えば1本当たり1.4キロを収穫するというようなところでありますと、大体ボトルにして1万5,000本くらいのボトルができると。そうしますと、約2,000万の売上げ、例えば平均1,700円の1本と、もっといい、レベルの高いワインだともっと上がります。 そんなところを考えているところ、ただ、あそこも標高700メーターくらいのところでして、ちょっと気象的にも霧がかかったりという条件悪いんで、もしかすると下のほうに降ろして、圃場を整備してリスクをちょっと分散させたいなと。ただ、そんなに離しても作業員の人の作業効率が、行ったり来たりしますので悪いんで、そこはちょっと現状、これから調べて、その場所を選定していきたいなと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) ゆくゆくはというお話ですが、やはりこれワイン、ブドウを植えてからワインになるまでやっぱり4、5年かかってしまうということですので、それを考えていくと、これから頑張って来年植えても、物になるのは5年後ということになってきますと、経営安定させていくのにはかなり時間がかかってしまうのかなというような心配もあります。 先日、高田島のほうでふるさと支え合いプロジェクトのワークショップというのを開きまして、福島大学の教授にワインブドウに関してちょっと質問をしたときに、ワイン販売だけで採算とるのはかなり難しいですというのを即答されてしまいました。確かにブドウ販売だけでは、よほど質のいいものを高く世界的に、理想はそこにいっているとは思うんですが、すぐそうなるわけでもないと思います。 その福島大学の教授の言ったのは、ワインを使って高田島のヴィンヤードに関しては、あれほどのきれいな景色、そういったものがあるので、そこを利用してバーベキューをやるようなところとか、その周りを花で囲ってちょっと観光地にして、お客さんを集めて、それで即売所とかそういったものを加味してやっていくように進めていかないとなかなか大変ですよということでしたんですよ。 そういったような計画、当初はレストランをつくったりとか、そういったものもありますけれども、村長の答弁にも、そういうものがつくれるようになるようなワインができればいいなということでしたが、そんなに大ざっぱなものでもなくて、基本はワインを売らなきゃならないとは思うんですけれども、それに対してやはりできるだけ健全、安定した経営ができるような、そういうふうな考えというか、そういうような計画なんかは立てていらっしゃるでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢。 ◎副村長(猪狩貢君) 実は今、ヴィンヤードの中、地下にワイナリー、醸造施設、そこが来年から拠点になるのかなというふうに思っています。本当に景観がすばらしい、自然のパノラマの中に圃場があって、そして醸造所があるというところはすばらしいところかなと思います。ここは観光客、交流人口拡大を図るためにも、またほかの産業とも相乗効果を高めるためにも、ぜひそこではいろんなイベントをやりたいなと思って、実は今、会社でワインに合うおつまみとか、それを今、新開発というか開発で取り組んでおります。来年の2月、3月には3品ほどちょっと試食できるかなというような思いをしております。 そういうところも発展して、そのほかに川内の産業の皆さんにもいろいろと、農家の皆さんにもお手伝いをいただきながら、そういうものを、6次産業にも努めていきたい。それも収入の確保というところは大切なことだと思いますし、それから、これまでもヴィンヤードの中で郡山のホテルのシェフの方に来ていただいて、キッチンカート、2回ほどイベントやっていますし、都会のほうからとか県内からおいでいただいています。そういうところで客寄せは考えていかなきゃなんないかなと思って、ここは会社だけではできませんので、村、それからほかの団体の皆さんと連携、協力をしていただきながら進めていきたいと思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) やはりそういったふうにワインを起点に、前回の一般質問の折に、村長も取りあえずしっかりしたワインを造ることが大事ということですけれども、それを造るのも大事ですけれども、その先を見ていただかないと、ちょっとこの事業は温泉とかプールに関しての補助金を出しているのとちょっと意味合いが変わってきますので、なかなか村民の理解を得るのが難しい事業だと思うんです。 温泉とかプールなんかは、もう村民の健康のためにということで、多少赤字でも村民のみんなのためにということがあります。ワイン会社に対してはそういった、川内村のためだということを理解していただければいいんですけれども、なかなかそれを理解してもらうというのも難しいところですので、できるだけ早く安定した経営ができるようにしていっていただきたいなと思いますので、早め早めという形ですかね、広めるにしてもやっぱり収穫まで5年、6年かかってしまうということですと、本当にこうしていくとやっぱり10年くらいは安定したところにいくのにはかかっちゃうのかな。そこまで村のサポート、そうやってサポートをしていくということに対して、村民の皆さんに理解を得られるようにしていかないとかなり難しい事業だと思いますので、よろしくお願いします。 ちょっと前回の質問をしたときに、醸造免許をとるのには、醸造所が完成しないとできないということで、3月にはできます。その中で、それから3か月から6か月かかるというようなお話だったんですけれども、その中で誰が造るかという醸造家も見つけなければいけないというお話もあったと思うんですが、造る人、醸造家の目安は立ったのかと、あと、3月には完成するとは思うんですが、ただ、あそこ、大平は気候が悪いので、仮にちょっと完成が遅れて、それからワインを醸造するのに間に合わないなんていうことはないとは思うんですが、醸造するのは11月くらいだと思うので、間はあると思うんですが、その辺はしっかり早くやっているとは思うんですが、その辺のちょっと経過をお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 1点目の醸造家ですけれども、今回の地域おこし協力隊の中に、実は8年ほど栽培と醸造を経験した方が手を挙げていただきまして、採用決定しております。もう既に今月始めからヴィンヤードで作業を行っているという状況です。 2つ目の醸造免許ですけれども、申請して約半年くらいかかりますので、来年の3月をめどに、今のタイムスケジュールですけれども、税務署のほうの事前確認をしながら進めていきたいと。そして、その後、恐らく来年の醸造に間に合うタイミングで醸造免許が下りてくるのかなと。そこはちょっとスケジュール、がちっと決まったものではありませんが、来年の3月にはそういう申請をしたいなというふうに思います。 それから、誰がということですけれども、まさに今回採用した方が醸造免許の主体といいますか、になっていくというふうに思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 前回の一般質問の中ではまだ決まっていないということでしたので、お聞きしました。前回の一般質問の中でも、そのほかに酒造販売をどのような形でというか、ちょっと勉強中というような答弁があったんですが、酒造販売のほうも問題なくとれる予定だとは思いますが、お聞きします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) いろいろ手を挙げていただいております。県内にある酒造会社が、酒造というか販売会社が先日、副村長のほうに来ていただいて、販売については協力したいというようなことで手を挙げていただいております。そのほかにも、醸造所から何とかブドウそのものを分けてくれないかというようなオファーもありますし、実際は、販路をどうするかというのはかなりエネルギーが必要なんですけれども、そういう面では、いろいろと明るい情報を今、いただいているというところです。ただ、どこがという限定して、今、ここで名前出すわけにはいきませんので、そういう期待感は十分、私自身は持っております。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) もう着々と1つずつ問題というか、そういったものを進めているということですので、ぜひ来年、川内村で醸造したワインができることを期待しております。 3点目の再質問に移らせていただきたいと思います。 地域おこし協力隊3名が今回退職してしまうということで、非常に残念なことだなと思っております。第1行政区の行政懇談会の中で、今回地域おこし協力隊の募集があるというような質問があったときに、そのとき、醸造する方と事務関係の方ですよというようなお話でした。それを聞いたときに、まだそのとき、私、3名の方が辞任されるというのは分からなかったので、ああ、じゃ、栽培、3人のほかにまた3人雇い入れるのかなと思っていましたので、それでここに質問したのは何名にするのかなというようなことで質問させていただきました。 栽培関係の3人プラス6人だと思ったんですが、今回は醸造と栽培する人で、その3人でやっていくということなんですが、これかなり厳しいんじゃないかなと思っています。やはりブドウ栽培するのにはかなり大変だとは思うんですが、それ以外に募集するということは考えていらっしゃらないでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢。 ◎副村長(猪狩貢君) 先ほど村長から答弁させていただきましたけれども、地域おこし協力隊の3人が応募があって、2人は採用決定して、そして今、醸造と栽培を専門にした人、これまで経験積んだ人は12月から、今、ヴィンヤードに行って剪定作業をやっております。また、もう一人の方は、1月に川内に来る予定になっていまして、あとは、もう一人は、今月に面接をするということになって、どちらも3人ともヴィンヤードでのブドウの栽培は、そこはやっていただくと。 そして、例えば今、採用があった方で、もちろん醸造も、主体とする人は、主体の方がやって、あとは補助的なものは、そのほかの2人の方にもやっていただくと。そこは小さなこと、会社の体力がありませんので、小さな会社ですから、全員で全てやってもらいながら運営していくと。あと、醸造施設については、今も作業をやっていただいています地元の皆さんのご協力をいただきながら作業には従事していただいて、良質なブドウ栽培していくというところは、ここはこれまでと変わっておりません。 そんなところで、あとは、これから収穫作業とかいろいろな作業が出てきますが、そこについては、適宜、人員が必要であれば、そこはちょっと増員を皆さんにお願いしながら、村民の皆さんにお願いしながら対応していくと考えております。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 今回の地域おこし協力隊3名の募集は、現在、3人いた方が辞めるということで補充の3名の募集だったんでしょうか。私、辞めると知らなかったときの、知らなかったというのもあるんですが、ああ、6名の方でやっていくんだなと思っていたんですよ。そういったことも可能だったのかなと思っていたんですが、今のお話だとどっちなのかなと思いますので、すみません。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢。 ◎副村長(猪狩貢君) 実はこれまで、11月まで勤めていただいた3人の方、あらかじめ退職するというような申入れがありまして、その後、1か月経過後、11月で退職するということになりましたので、12月からそこは、空いてしまうと大変なんで、そこは早めに募集をさせていただいたというところです。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) ということは、やはり地域おこし協力隊は3人以上は雇えないというような形でよろしいんでしょうかね。何かこう、村がサポートしていくのはそこで、今、ゲンキンカはサポートしているというような状態ですので、醸造も始まって、栽培もあってと、その中でやるのはちょっと大変なのかなと思いましたので、今回の質問の中にも何名というのは、何名まで地域おこし協力隊は村として雇えるのかなというのがありましたので、ちょっとお聞かせください。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) まず、今までいろんなヴィンヤードで作業効率見てみると、大体1ヘクタール1名というようなことで運営されているというような情報をいただいております。現在、1万本、約3ヘクタールですよね。とすると、大体常時そこで関わっている人たちがやっぱり3名程度なのかなというふうに思いますね。 今後、先ほど答弁したように、徐々に増やしていきますよ。ですから、そういうヴィンヤードの状況を見て、さらに地域おこし隊を募集したりということは十分可能ですし、考えております。それ以上に、まず地元に、村の中にそういうような志があって関わりたいなというような人がいれは、それはもうベターですよ。そういう人たちにも実際は関わってもらいたいなというふうに思っていますし、やはり経験を積んでいくということが必要な作業でもありますから、そこは人材育成にも含めて、村の中でワイン事業なんかに興味があって関わりたいなという人がいれば手を挙げてもらいたいな。 ただ、村の中では、地域おこし協力隊というのは採用できませんので、そこはやっぱり会社の中での関わりになってしまいますから、何人というような設定はありません。必要なときには、しっかりと募集していきたいというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 必要なときはしっかりということなんですが、ただ、今回この栽培関係の3人の方が辞められるというのにはすごいショックを受けていまして、本当にワインブドウ、世界に通用するワインを造るんだというすごい思いを持った3人の方でして、第1行政区の中にも入っていただきまして、もうあらゆる行事やそういったものにも参加してもらって、第1行政区の方たちとも仲よくなって、近くのおばあさんと野菜づくりをしたり、いろいろして本当になじんで、もうワインブドウで川内に身を埋めるつもりでという形で来ていた3人ですので、なぜそんなふうになったのかな、なぜ辞めるようなお話なのかなということで、いろいろお話は聞かせていただきましたが、村のほうでは、この3人が辞めるようになってしまったというような理由は把握なさっているでしょうか。          〔「議長、質問の趣旨にそのようなことがありません。議事進行を      ます」と言う人あり〕 ◆4番(坪井利之君) 議長、4番。 ○議長(渡邉一夫君) はい。
    ◆4番(坪井利之君) 地域おこし協力隊のことに関しての質問だと思っています。全体的に……          〔「辞めた理由は入っていません」と言う人あり〕 ◆4番(坪井利之君) 辞めた理由は入っていません。じゃ、分かりました。 それでは、辞めた理由が入っていないということですので、地域おこし協力隊、この方たち、川内ワイン栽培をする中で、ブドウの圃場栽培は地域おこし協力隊3人の主導でということでやってもらっておりました。この3人がいなくなることに対して、かなり私は大変なことだと思っていますが、村のほうではどのように思っていらっしゃるでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 議員おっしゃるとおりですよ。大変ですよ。私も寝耳に水でしたからね。何で辞められるのか、その理由すら私は聞いていません。ただ、辞められるというのは本人の意思なのと言ったら、そうですということですので、その後の継続性を考えれば、至急にそういう人たちに代わって新たな人たちをというようなことで、新たな募集をしたところです。 地域に溶け込んでいて、そしてその地域の人たちとなれ親しんでいるということの話は聞いておりますが、ただ、それが辞める原因なのかどうか、何が原因なのかというのは、今、この時点で私は何ら知る、情報を得ておりません。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) その辺の情報は聞いていないということですのであれなんですが、私は、いろいろお話を聞かせていただきました。これからワインブドウをやっていく中でも、こういった大事なお話だと思うのでさせていただきますが、やはり村と現場との関わり合い、本当に一生懸命やって、もうブドウを一生懸命やっていくという中で、その中でどうしても村との意思疎通ができなかったというようなお話を聞かせていただきました。その中で、村との会議、そういったものをやっていただきたいというようなお話を再々していたようなのですが、村のそういった方たちに対して指導というか、そういったものはどのように行っていたんでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 例えば3か月に1度とか、村と、もちろん地域おこし協力隊の皆さんは、村長が委嘱をして村の職員としてやっていただいておりますので、3か月に1度くらい、私も産業振興課の担当も含めて話合いをして、そして要望とか改善点とかというところを話し合って進めてきたつもりでいます。 それから、村と現場との関わりの中で、私どものお話も聞いていただいたり、地域おこし協力隊の皆さんからのお話も聞いて進めてきたというところでありますので、その辺で、例えば今回お辞めになるというときには、その理由としては、ある2人の方は、丸2年経過したんで、丸2年で辞めたいというところがありましたんで、あともう一人の方は、一緒に3人でやってきたんで、2人の方が辞めるんであれば一緒に辞めたいというようなところの申入れがあったということで、それ以外のことは聞いておりません。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) 丸2年だから辞めたいということで辞めたということなんですが、私の聞いたところでは、そのようなお話ではなくて、できるだけやってはいきたかったのですがという、ただ、やっぱり村との意思の疎通がなかなかできなかった。3か月に1回というお話でしたが、1か月に1回とかそういったもので会議をさせていただきたいとか、そういったもの、いろいろやらせてとは、頑張ってやっていきたいというような思いでいらっしゃったんですが、この人たち、本当に大変な栽培作業を頑張ってやっていただきました。 やはり大平ヴィンヤードのブドウに関して、いろいろと失敗もして、全然、来た当初は草刈りも満足にできないような状態で来ていましたが、いろいろ研究して、自分たちで分からないとことは休日の日にボランティアでほかのワインブドウ畑に行ってやったり、また1人の方は、ワインエキスパートというとっても難しい試験の筆記試験をとったり、もうワインブドウをつくるために頑張っていた方たちなんです。 この方たちを主導にしてやっていただけるということで、栽培部門のほうは本当に安心していられるなと思っていたんですが、この3人が辞めて、次来る方たちで頑張っていただくということもあるんでしょうが、できればこの3人、村との意思疎通ができれば、もしかすると何とか戻っていただける可能性もあるんじゃないかなと思っています。そういったものに関して、もうちょっとお話をしていただけないでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 議員が辞める当事者からどんな話聞いているか私は分かりません。ただ、私に入っている情報はありません。何で辞めるのか、そして辞める一月くらい前でしょうかね、副村長から、さっき言った理由で、もう2年だからこの辺で区切りをつけたい、あるいは、また片や、一方は、2人が辞めるんなら私もみたいな、そういう理由ですよ。 そういう中で、あんたは延ばしてねと理由が分からない中で判断できないじゃないですか。まして副村長は、常日頃からヴィンヤードに行って彼らと話をしていますよ。意思疎通と言いますけれども、そういうタイミングで現場で話をして、問題が何なのか、そこの場で解決できるものはどうなのか、それから今後、何をしたいのか、もうまさに経営者である副村長にじかに話すことが必要なんですよ。それを改まって会議だとか懇親会だとかという、そこはそれで必要なんでしょうけれども、実際、私も本当に一月に一編くらいは行っています。圃場を見させていただいて、彼らが作業しているところに差し入れを持っていったり、暑いときには冷たいのを持っていったり、本当に何が残念かと、2年間のキャリアが台無しになってしまったんですよ。これは彼らもあれですけれども、期待していた私にとっては、もうまさにちょっと難しいなというふうに思いますけれどもね。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) そういうような理由しか聞いていないということですので、私の聞いている内容をここで言うようなことでもございません。ただ、その3人は、思いは続けたいという思いを持っています。大平のヴィンヤードをできるだけすばらしいものにしていきたいというようなことも考えていました。ただ、その3人を戻すというのはなかなか難しいことだとは思いますので、ただ、今回、全然新しい人が来て栽培に関わるというふうになりますと、やはりあそこのヴィンヤードの畑を長く見守っていた人が必要になってくるんじゃないかなと思うんです。 その中で、やはり今、取締役を退任した方たちも、ずっと栽培のほうを見守っていた方もおります。そういった方の協力をぜひ受けて、しっかりした今までの状況を今度の新しい人たちにも指導していただけるような体制をとっていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢。 ◎副村長(猪狩貢君) 今、坪井議員がおっしゃったとおり、ここは皆さんのご協力をいただかないと良質なブドウの栽培はできないと思っています。そんなところで、皆さんに働きかけながらご協力をいただくというところは私の思いでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、坪井利之君。 ◆4番(坪井利之君) そういうことで、これから新しい方たちに頑張っていってもらうということでやってもらいたいなと思います。ホームページなんか見たときに、2年、この3人の方が「よいブドウがなければよいワインはできないという言葉を理解して本気でブドウの栽培に協力してくださった皆様に心より感謝いたします」というような言葉を残されております。そういった方たちの気持ちを酌んで、すばらしいブドウ畑にしていただけるようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで、4番、坪井利之君の一般質問を終了します。 次に、9番、新妻幸子議員の発言を許します。 9番、新妻幸子議員。          〔9番 新妻幸子君登壇〕 ◆9番(新妻幸子君) それでは、通告どおり一般質問を行います。 ふるさと納税について伺います。 平成20年から開始されたふるさと納税は、川内村でも毎年、村当局の努力によりまして寄附額の成果が上がっております。このふるさと納税者への返礼品について、現在の返礼品に農産物なども使用すれば生産農家の意欲も高まり、効果があると考えられます。また、ある自治体では、宿泊券、旅行券などといった返礼品もあり、川内村でもこの件につき、現在の返礼品を見直すべきと考えられますが、村長の見解を求めます。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、9番、新妻幸子議員のご質問にお答えいたします。 ふるさと納税につきましては、地方間格差や過疎など税収の減収に悩む自治体に対し、格差の是正を図るため、平成20年に創設された制度であります。本村では、これまで村の復興・創生等の支援していただく応援型のふるさと納税が主でありました。返礼品につきましては、5万円以上が特別栽培米10キロ、3袋、5万円未満については、みそやイワナの加工品などの特産品を利用しております。 今後、地方税収等の大幅な増加は望めない中、自主財源を確保することは自治体にとってとても重要な課題となっており、ふるさと納税は財源確保の有効な手段の一つと考えております。ふるさと納税を推進していくに当たっては、地域に付加価値をもたらす事業や経済波及効果が期待できる事業の展開が必要と思っております。 返礼品については、地元産品を調達することによる経済波及効果は想定しておりましたが、近年は議員ご指摘のとおり、物だけではなく体験型サービスなどの返礼品も人気があるようなので、そのことが交流人口の拡大などにもつながると思っております。本村としましても、毎年寄附を頂く川内ファンを大切にするとともに、返礼品を目的とした返礼品期待型のふるさと納税にも取り組んでまいります。 具体的には、ふるさと納税に関する広告宣伝や事務手続、収納事務を代行しているポータルサイト等の利用や民間事業者などとも連携し、魅力的な返礼品の企画、開発を行ってまいりたいと考えております。 以上で新妻幸子議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、新妻幸子さん。 ◆9番(新妻幸子君) 返礼品につきましては、村長答弁のように、これから十分考えていきたいということでございますので、安心はしましたけれども、今までの実績はどのぐらいあったんでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 総務課長、遠藤清輝君。 ◎総務課長(遠藤清輝君) どうもご質問ありがとうございます。 ○議長(渡邉一夫君) 新妻議員、マイク切ってください。 ◎総務課長(遠藤清輝君) まず、ふるさと納税の件数と納税額でございますが、平成20年度から始まっておりまして、直近の、今年の11月25日現在になりますが、総数で677件になります。納税額につきましては、1億2,480万312円でございます。これまで特産品等につきまして返礼をさせていただいた実績でございますが、まずお米でございますが、これにつきましては216になります。あと、特産品のセットにつきましては403と、あとは、本村は、村長の答弁にもございましたけれども、川内ファンの方が複数回、リピーターという形で納税をしていただいている方が多い状況でございまして、返礼品は要りませんよという方がいらっしゃいます。それが42件ということでございます。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、新妻幸子さん。 ◆9番(新妻幸子君) 今までの実績は1億以上あるということでございますけれども、今現在でいろいろな、私も商工会関係でいっぱいいろいろな方に聞くんですけれども、とにかくやり方で相当の金額をプラスできる、それは頭を使って旅行券とか川内村にあるものを掘り起こして、そういうものをとにかく本気でやってもらうような、そういう形をとれば、ほかのほうで、磐梯町では、この前聞いたら2億、それから今現在、5億になっているということなんです。だから、そういうのを聞くと、やっぱりやり方で川内村も何かいいものがあるんでないかなということも考えられますので、そういうことを考えていただけるかどうかお伺いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 2つあります。1つは、やっぱりポータルサイトを有効に活用していきたいなというふうに思っております。例えばふるさとナビとかふるさとチョイスというようなサイトがありますので、こういった活用に掲載してもらうというふうに考えています。かなりアクセス数もありますし、さっき言われた、ある、磐梯町の例も、実はポータルサイトを利用しているんです。そのほかの双葉郡の自治体なんかでもそういう利用されているところがありますので、ここは今、ちょっとかわうちラボのほうで提案を受けています。そういったことも含めて、ちょっと今、考えています。 もう一つは、やはり特産品だけではなくて、体験型といいますか、そういったことも必要だなというふうに思います。例えば、川内村の1泊2日くらいのメニューで川内村の旅館やホテルを利用してもらって、川内村をちょっとこう見て歩いてもらうというようなこと、それからイベントなんかにも参加してもらうような招待券とか、例えば川内マラソンとか、それからBON・DANCEとか、あとは例年やっておりますふる里まつりですかね、こういったところにも招待をするような返礼品といいますか、そういったところも考えております。 それから、今、野菜勉強会のような団体もありますんで、適切なタイミングでそういう新鮮な野菜を送れるかどうか、こういったところも考えています。もうまさにこれからはそれぞれが知恵比べなんだろうというふうに思いますんで、極めて双葉郡の中なんかでは、私のところはトップクラスです。この1億2,400万というのはね。 しかし、ほかの自治体もかなり努力しているというところでありますので、そこは我々もしっかりと対応していきたいというふうに思いますし、それから、先ほど総務課長が答弁しましたけれども、返礼品は要らないよという、まさに川内村の復興や川内ファンの方もかなりの数がいます。こういった人たちに対しても、思いをしっかり受け止めて、2本立てでしっかりやっていきたいというふうに思います。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、新妻幸子さん。 ◆9番(新妻幸子君) 今、村長の答弁で安心しました。やはりとにかく頭を使って、そして行動に移してもらえば、川内村は、一応どこに行っても川内村は大したもんだなと言われておりますので、そこで実績を上げていただきたい、そういうような希望でおりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで、9番、新妻幸子議員の一般質問を終了します。 次に、2番、高野政義議員の発言を許します。 2番、高野政義議員。          〔2番 高野政義君登壇〕 ◆2番(高野政義君) 通告により一般質問を行います。 川内村防災行政無線の現状について。 川内村防災行政無線は、川内村地域防災計画に基づき、円滑な通信確保を図るため設置され、今年度に更新工事が実施されているが、受信できない地域もあると聞いています。村内全域で受信できない戸数が何戸あるのかお伺いいたします。また、受信可能とする対策をどのように考えているのかもお伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、2番、高野政義議員のご質問にお答えいたします。 現在の防災行政無線の同報系は、平成18年度に運用を開始し、災害時には地域住民に対する災害情報や避難勧告の伝達手段として活用し、平時においては、村からの重要なお知らせを提供しております。 無線電波の受信困難地域でございますが、村で把握している場所は、上川内古町地区及び下川内吉ノ田和地区など約10戸の住宅に設置した宅内装置において受信できないことを確認しております。原因といたしましては、無線施設を整備してから約15年が経過し、山林の立木が伸びるなどの環境変化が障害となり、電波受信に影響を及ぼしていると考えられます。 現在、電波法の改正により防災行政無線の改修工事を実施しているところでありますが、総務省東北総合通信局と協議しながら、受信困難になっているエリアの解消に向け、対応策を講じてまいりたいと考えております。 以上で高野政義議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、高野政義君。 ◆2番(高野政義君) 村内で受信できない戸数は約10戸と、そして今後、対応策を検討しているということでありますが、川内村防災行政無線は、防災行政だけでなくて、毎日、行政などを行っているわけでありますので、今回実施している防災行政無線更新工事で当初予算1億5,400万円計上され、現在進行契約を行い、1億2,464万4,300円で行っております。この残額約2,900万円が残っているわけでありますので、これを利用していち早く全戸が受信できるような対応をしていただきたく、再度お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) まさに防災無線は、村民にとって行政からの…… すみません。防災無線は情報ツールとして最も重要だというふうに思っています。そういうツールが効果的に発揮できない、使えない、受信できないということになれば、やはり不利益を生じる住民もいますんで、もう間違いなく是正していきたいというふうに思います。 具体的には2つのことを考えています。1つは、アンテナの新設です。しかし、これも総務省東北局の許可が必要です。1つは、普通受信できないようなところの近くにアンテナを新設するということです。2つ目は、やはり出力をアップするということなんですが、現在の防災無線の申請時には、実は10ワットの出力を申請したんですけれども、5ワットでの許可になってしまったという経緯があります。これは、その当時の環境だったんだというふうに思っています。現在、ここの出力アップについても、今、東北通信局の許可が必要なわけです。今、その許可をお願いしているところですが、ここの進捗状況については、ちょっと課長のほうから答弁させます。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長、秋元敏博君。 ◎住民課長(秋元敏博君) 実は12月7日の日、役場の担当と、あと専門の業者と東北総合通信局のほうに協議に行ってまいりました。それで、内容につきましては理解されまして、一応先ほど村長が言った形の再送信の局をつくる方向で進めたいなと思っております。取りあえず今後、メーカーの東芝と実際のところの調査を行って、それで可能かどうかの今後、検討をするところでございます。 以上です。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、高野政義君。 ◆2番(高野政義君) 検討、対応していただけるということでありますので、これで私の一般質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、高野政義君の一般質問を終了いたします。 本日、一般質問は5名の方の通告があったんですが、佐久間議員が欠席の旨、4名ということでございますので、ご了承願いたいと思います。 △散会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 本日の議事日程は全て終了しました。 これで散会いたします。 大変お疲れさまでした。                             (午前11時50分)...