川内村議会 > 2019-05-20 >
06月11日-01号

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  1. 川内村議会 2019-05-20
    06月11日-01号


    取得元: 川内村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    令和 1年  6月 定例会(第2回)                              川内村告示第16号  令和元年第2回(6月)川内村議会定例会を次のとおり招集する。     令和元年5月20日                    川内村長  遠藤雄幸 1 期日    令和元年6月11日(火) 2 場所    川内村役場 議会議場          ◯応招・不応招議員応招議員(10名)   1番  松本勝夫君   2番  坪井利之君   3番  高野政義君   4番  新妻幸子君   5番  井出 茂君   6番  井出剛弘君   7番  佐久間武雄君  8番  久保田裕樹君   9番  志田 篤君  10番  渡邉一夫君不応招議員(0名)          令和元年第2回川内村議会定例会議事日程(第1号)                令和元年6月11日(火曜日)午前9時00分開会日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 行政報告日程第5 双葉地方広域市町村圏組合議会報告日程第6 小野町地方綜合病院企業団議会報告日程第7 監査委員報告日程第8 請願等の委員会付託日程第9 報告第3号 平成30年度川内村一般会計予算繰越明許費繰越報告について議案の一括上程(議案第45号~議案第53号)日程第10 議案第45号 令和元年度川内村一般会計補正予算(第2号)日程第11 議案第46号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について日程第12 議案第47号 川内村税条例の一部を改正する条例について日程第13 議案第48号 川内村国民健康保険税条例の一部を改正する条例について日程第14 議案第49号 川内村介護保険条例の一部を改正する条例について日程第15 議案第50号 たかやま倶楽部の指定管理者の指定について日程第16 議案第51号 工事請負変更契約の締結について             (かわうちの湯源泉整備工事)日程第17 議案第52号 物品購入契約の締結について             (スクールバス購入)日程第18 議案第53号 川内村固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて日程第19 一般質問(5人)出席議員(10名)   1番  松本勝夫君   2番  坪井利之君   3番  高野政義君   4番  新妻幸子君   5番  井出 茂君   6番  井出剛弘君   7番  佐久間武雄君  8番  久保田裕樹君   9番  志田 篤君  10番  渡邉一夫君欠席議員(0名)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       村長          遠藤雄幸君       副村長         猪狩 貢君       教育長         秋元 正君       総務課長        遠藤清輝君       住民課長        秋元敏博君       産業振興課長      小松正方君       建設課長        横田正義君       保健福祉課長      猪狩恵子君       教育課長        猪狩健一君       代表監査委員      遠藤時博君説明のために出席した事務局職員       議会事務局長      三瓶敏彦君 △開会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 皆さん、おはようございます。先月から服装はクールビズとなっております。暑い方は上着を脱いで会議に臨まれても結構ですので、よろしくお願いいたします。 開会に先立ちまして、今月3日に開催されました福島県町村議会議長会定例会総会におきまして、私が福島県町村議会議長会の会長職に就任させていただくことになりましたので、報告させていただきます。村長をはじめ皆様には、今まで以上のご支援、ご協力をお願いいたします。 それでは、本会議に入ります。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより令和元年第2回川内村議会定例会を開会いたします。                              (午前9時00分) △議事日程の報告 ○議長(渡邉一夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付した文書のとおりです。 △会議録署名議員の指名 ○議長(渡邉一夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、 1番 松本勝夫君 2番 坪井利之君 を指名いたします。 △会期の決定 ○議長(渡邉一夫君) 日程第2、会期の件を議題といたします。 お諮りいたします。今回の定例会は、本日6月11日から6月12日までの2日間としたいと思います。ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(渡邉一夫君) 異議なしと認めます。 よって、会期は本日6月11日から6月12日までの2日間と決定します。 △諸般の報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長から報告させます。 議会事務局長、三瓶敏彦君。          〔事務局長 三瓶敏彦君登壇〕 ◎事務局長(三瓶敏彦君) 平成31年第1回定例議会以降、現在までの議会活動についてご報告いたします。 初めに、千葉県にあります、川内村へ企業進出します株式会社農の工場、日本語学校等を3月19日に議員9名参加のもと視察研修を行っております。 4月9日、双葉地方町村議会議長会の会議が開催され、会長等の役員改選が行われ議長が会長となりました。任期は5月1日からとなっております。また、当日、浜田復興副大臣との双葉地方の復興等に向けた意見交換会が開催され、議長が出席しております。 先ほど議長からもありました今月6月3日には、福島県町村議会議長会の定期総会が開催され、議長が出席し、会長の役員改選等が行われ、議長が会長に就任しました。任期は6月3日からとなります。 次に、本定例会へ村長より別紙議案提出書のとおり報告1件、議案9件が提出され、受理いたしました。 また、本定例会までに受理した請願・陳情は、3件であります。 一般質問の通告は5名の議員で、お手許に配布の一般質問通告一覧表のとおりであります。 例月出納検査及び工事監査等の結果について代表監査委員から報告があり、その写しを配布しております。 以上報告します。 ○議長(渡邉一夫君) これで、諸般の報告を終わります。 △行政報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第4、行政報告を行います。 これを許します。 川内村長、遠藤雄幸君。          〔村長 遠藤雄幸君登壇〕 ◎村長(遠藤雄幸君) 皆様おはようございます。 本日、令和元年6月定例議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、何かとお忙しいなかご出席をいただき、誠にありがとうございます。 村内では、田植えも終わり、水田の緑がすがすがしい季節となりました。 まず初めに、渡邉一夫議長におかれましては、この度、双葉地方町村議会議長会会長にご就任され、更に、福島県町村議会議長会会長へのご就任は、本村議会において初めてのことでもあり、村にとっても大変喜ばしく、心よりお祝いを申し上げます。渡邉議長におかれましては、ますますご多忙になることかと思いますので、くれぐれもご健康を気遣われご活躍されますようご祈念申し上げます。 さて、本年5月、改元により令和となりましたが、令和には厳しい冬の寒さに耐え、やっと春を迎えることができたという、思いが込められていると伺っております。 村では、これまで生活環境の回復やインフラ整備等、様々な施策を実施してまいりました。 その結果、現在、約8割の方々が戻って村で生活を再開している一方、子育て世代は約6割に留まっており、急激な人口減少と少子高齢化の課題に直面しております。「第5次川内村総合計画」のキャッチフレーズに、「今を乗り越え、その先へ」とあるように、8年前の震災原発事故による被害者意識から脱却し、愛おしい日常を取り戻しながら、村民一人ひとりが希望を持って暮らし、多くの人々を惹きつけるような魅力あるムラづくりに努力してまいりたいと考えております。引き続き、議員の皆様並びに村民の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。 それでは、行政報告として3月の定例議会後の村の状況等を報告させていただきます。 村は、これまで官民協働による地域づくりに取り組むため、村づくり会社の設立準備を進めてきており、去る5月7日「一般社団法人かわうちラボ」が設立されました。「かわうちラボ」では、川内村の持続可能な成長をめざし、復興から新たな村づくりの段階に入っている中で、村内のあらゆる資源を生かし、村内外の組織との連携や協働、人や財の交流を促進することにより、川内村の新たな魅力を創出し、新たな村づくりを進めてまいります。 また、5月27日、法人の社員総会、理事会が開催され、猪狩貢副村長が代表理事に選任され、役員体制や今年度の事業計画が決定されたところであります。 次に、4月30日に開催されましたかわうちの郷かえるマラソンなど教育関係の行政報告につきましては、教育長より報告させます。 ○議長(渡邉一夫君) 教育長、秋元正君。          〔教育長 秋元 正君登壇〕 ◎教育長(秋元正君) 前回以降の教育に関する行政報告をいたします。 今年度の村の保育園、小学校、中学校への就園、就学状況については、35名、39名、26名の計100名、前年同期比1名増でスタートしております。 次に、4月30日に開催した第4回かわうちの郷かえるマラソン大会は、エントリー数1,871件、1,979名中、1,568名の参加があり盛会裏に終始できました。あいにくの天候にもかかわらず、ご協力を賜りました議会をはじめとする関係機関・団体、村民の皆様方に心から感謝を申し上げます。 続いて、村の教育環境整備事業についてであります。3年目の今年度は、義務教育学校校舎認定こども園の建築を予定しており、関連交付金の交付決定と担当課における入札に係る一連の手続きが済み次第、契約案件として議会に上程する予定でおります。 ソフト面の整備については、昨年度末に義務教育学校教育基本計画を策定し、4月には小・中合同の学校運営協議会を発足させ、2年間の試行後開校とともにコミュニティスクールとして本格運用の予定でおります。 また、9年間の教育課程編成については、教育課程編成部会に新たに4つのワーキンググループを設置して、特色ある教育活動、前・後期課程の授業連携、学力と体力向上、学校行事や日課表等の細部について検討してまいります。 引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、教育に関する行政報告といたします。 ○議長(渡邉一夫君) これで行政報告並びに教育行政報告を終わります。
    双葉地方広域市町村圏組合議会報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第5、双葉地方広域市町村圏組合議会報告を行います。 これを許します。 8番、久保田裕樹君。          〔8番 久保田裕樹君登壇〕 ◆8番(久保田裕樹君) 議長よりご指名をいただきましたので双葉地方広域市町村圏組合議会報告をいたします。 令和元年第2回定例会が5月31日午前10時より開催され、管理者による行政報告及び日程内容について報告いたします。 まず、会期を1日間と定め、冒頭、松本楢葉町長の任期満了に伴い、平成31年4月1日より管理者となった伊澤双葉町長より「平成」から「令和」へと、新時代の幕開けを迎え、被災地に希望の光を届ける時代となることを願うとの挨拶に始まり、所信の一端と事業の経過などについて行政報告がありました。 内容につきましては、初めに総務関係の『ふたばワールド』について説明があり、開催日を10月5日土曜日と決定し、会場は、Jビレッジにおいて開催するとのことでありました。開催内容は双葉地方の特色を生かし、住民の皆様に楽しんでいただけるような企画となるよう検討するとのことでありました。 次に、衛生関係についてですが、まず、双葉准看護学院について、去る3月5日に卒業式が挙行され、再開後初の19名が、医療人として卒業したところであり、また、4月12日には、入学式が挙行され、定員30名に対し、16名が入学との報告でございました。 次に、斎場整備について説明があり、広野町折木候補地について、広野町と協議を重ね、引き続き、地域住民合意形成を図るとの報告でございました。 また、既存施設の聖香苑は、前回の除染後更なる空間線量率の低減化のため追加除染を実施しましたが、更なる空間線量率の低減化の必要があるため環境省をはじめ関係機関と協議するとの話でございました。 次に、双葉郡立診療所についてでありますが、平成30年度の診療患者数は、医科歯科合わせまして、好間診療所2,308名、勿来診療所は1,115名となり、利用状況について順調に推移しているとの説明でございました。 次に、ごみ処理についてですが、まず、南部衛生センターごみ焼却施設の更新についてですが、本施設は環境省の循環型社会形成推進交付金事業で実施するため、双葉地域循環型社会推進地域計画を策定し環境大臣宛て提出し、本年度事業については、平成31年4月1日付で、内示があったそうであります。 次に、し尿処理についてですが、被災家屋解体に伴う収集運搬量については、インフラ整備に伴い、収集運搬量が増加しているそうであります。し尿処理に支障を来さぬよう、計画的に対応していくとのことでありました。 次に、消防関係ですが、まず、浪江消防署葛尾出張所旧庁舎の解体についてですが、環境省の被災家屋等の解体事業により、平成30年12月19日に工事着工、平成31年4月22日完了との報告であります。今後も火災予防に努めると共に、防火対象物を含む簡易宿泊施設等立ち入り調査や大規模火災対策を最重要課題として、体制強化を図るとのことでありました。 今後も火災予防に努め、警戒態勢・消火体制の強化に務めるとの話でございます。現状に即した活動もあわせて実施するとの報告でございました。 次に、消防救急体制についてでありますが、新年度から配置人員を見直し、震災以前の体制に戻すと共に、増加傾向にある高速道路上の交通事故対応に備え、各インターチェンジを管轄する、富岡・浪江両消防署並びに楢葉分署から、同時に3隊の出動が可能となる体制の構築を図ったとの報告でございました。 ここで、参考までに平成31年1月から令和元年5月末日までの郡内での火災発生状況でありますが、建物火災0件、林野火災3件、うち川内村1件、車両火災3件、うち川内村1件、その他火災3件、合計9件であります。 次に、監査委員報告があり、監査結果は適当及び良好との報告がありました。 次に、議案の審議に入り、議案第9号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の改正について、議案第10号 双葉地方広域市町村圏組合火災予防条例の改正について、以上2件、慎重審議の結果、両議案とも原案どおり可決されました。 最後に、委員会の継続調査の申出があり、異議なしと認められ、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。 第2回定例会議案及び日程資料・平成30年消防年報は、議場入口に掲示してありますので、ご覧ください。 以上で、双葉地方広域市町村圏組合の議会報告を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで、双葉地方広域市町村圏組合議会報告を終わります。 △小野町地方綜合病院企業団議会報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第6、小野町地方綜合病院企業団議会報告を行います。 これを許します。 4番、新妻幸子さん。          〔4番 新妻幸子君登壇〕 ◆4番(新妻幸子君) 報告いたします。平成31年3月28日招集、公立小野町地方綜合病院企業団第1回定例会に出席をいたしました。 議案第1号 平成31年度小野地方綜合病院会計予算についての説明がございました。 初めに、業務予定量について。業務予定量、病床数119床、年間予定患者数4万260人、外来予定患者数4万4,968人、1日平均入院110人、外来154人でございます。主な建設改良費及び資産購入費5,508万4,000円。 次に、収益的収入及び支出の予定額は、病院事業収益21億1,254万4,000円、病院事業費用20億6,395万4,000円。 資本的収入及び支出予定額は、資本的収入7,847万6,000円、資本的支出1億659万2,000円となります。 次に、平成30年度病院企業団の運営状況の報告がございました。延べ入院患者数3万5,452人、外来述べ患者数4万570人の状況です。これは、2月までの報告です。 次に、企業構成市町村別患者数を申し上げます。平成30年4月から平成31年2月まで、小野新町入院1万3,981人、外来2万3,304人、田村市入院1万1,535人、外来6,452人、平田村入院2,018人、外来3,160人、いわき市入院3,066人、外来4,151人、川内村入院1,776人、外来2,037人、以上田村市と川内村は患者数が増えております。 以上、報告終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで、公立小野町地方綜合病院企業団議会報告を終わります。 △監査委員報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第7、監査委員報告を行います。 これを許します。 川内村代表監査委員、遠藤時博君。          〔監査委員 遠藤時博君登壇〕 ◎監査委員(遠藤時博君) それでは、ご報告申し上げます 令和元年5月24日、川内村長、遠藤雄幸様。川内村議会議長、渡邉一夫様。川内村代表監査委員、遠藤時博。川内村監査委員、高野政義。 例月出納検査報告書。平成30年度2月分、3月分、4月分及び平成31年度4月分の例月出納検査を実施したので、地方自治法第235条の2第3項等の規定により報告いたします。 1、検査の対象 平成30年度2月分、3月分、4月分及び平成31年度4月分の川内村一般会計ほか6特別会計並びに基金に属する現金の出納。 2、検査の時期 平成31年3月26日、平成31年4月25日、令和元年5月23日。 3、場所    川内村役場議長室。 4、検査の結果 (1)収支出納関係諸帳簿及び整備の状況、適当であると認めた。         (2)違法または不適当と認めて指示した事項、なし。         (3)現金保管方法の適否、適当であると認めた。         (4)物品保管、出納管理状況、良好であると認めた。         (5)検査時における現金及び予算執行状況は、別紙のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(渡邉一夫君) これで、監査委員報告を終わります。 △請願等の委員会付託 ○議長(渡邉一夫君) 日程第8、請願等の委員会付託について。 先月末までに受理した請願・陳情等はお手元に配付した資料のとおり、請願が2件、陳情が1件でございます。会議規則第92条の規定に基づき、受理番号4の請願は産業建設常任委員会に、受理番号5及び受理番号6については総務常任委員会に付託いたしましたので、ご報告いたします。 △報告第3号の報告 ○議長(渡邉一夫君) 日程第9、報告第3号 平成30年度川内村一般会計予算繰越明許費繰越報告について行います。 これを許します。 川内村長、遠藤雄幸君。          〔村長 遠藤雄幸君登壇〕 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、報告第3号 平成30年度川内村一般会計予算繰越明許費繰越報告について申し上げます。 本報告は、平成30年度予算におきまして、繰越明許費の承認をいただいた各事業について、平成30年度から令和元年度予算へ繰り越す額が、確定いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越額並びに財源内訳等につきまして議会に報告するものであります。 内容につきましては、定住促進住宅建設補助事業、ふくしま森林再生事業林業専用道整備事業など、計6事業7件、総額5億2,586万円となっております。 目的別では、総務費846万2,000円、農林水産業費3億3,739万8,000円、商工費1億8,000万円となっております。 以上で、平成30年度川内村一般会計予算繰越明許費繰越報告を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで、報告第3号 平成30年度川内村一般会計予算繰越明許費繰越報告について終わります。 △議案の一括上程、説明 ○議長(渡邉一夫君) これより、議案の上程を行います。 日程第10、議案第45号 令和元年度川内村一般会計補正予算(第2号)から日程第18、議案第53号 川内村固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてまでの9議案を一括上程いたします。 なお、この9議案につきましては、本日提案理由の説明を受け、明日12日に質疑、討論、採決を行いますので、ご了承願います。 提出者から提案理由の説明を求めます。 村長、遠藤雄幸君。          〔村長 遠藤雄幸君登壇〕 ◎村長(遠藤雄幸君) 議案第45号 令和元年度川内村一般会計補正予算(第2号)から議案第53号 川内村固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてまでの9議案について一括して提案理由を申し上げます。 初めに、議案第45号 令和元年度川内村一般会計補正予算でありますが、改元に伴いまして、平成31年度川内村一般会計予算を令和元年度川内村一般会計予算と「令和」に統一するとともに、歳入歳出それぞれ3,724万円を増額し、補正後の予算を83億3,424万円とするものであります。 歳入の主な補正内容でありますが、消費税率の引き上げに伴い、低所得者や子育て世帯の消費に与える影響緩和と地域の消費を喚起し、下支えすることを目的に実施される、プレミアム付商品券事業に係る国庫補助金1,425万7,000円及び同商品券売払い金2,000万円を増額し、財源の不足分として財政調整基金繰入金200万円を増額するものであります。 次に、歳出の主な補正内容でありますが、宮下集会所敷地内に計画していた防火水槽建設は、付近に消防水利があり地域住民の意見を確認し、取り止めとなったことから消防施設費工事請負費1,496万円を減額し、敷地の舗装のみ実施するため、財産管理費工事請負費に同額を計上するとともに、地方税共通納税システム稼働に伴う基幹システムを連携させるための委託料90万5,000円、障害者支援法制度改正に伴うシステム改修委託料122万9,000円、消費税率引き上げに伴うプレミアム付商品券事業に係る経費3,425万7,000円を増額計上するものであります。 次に、議案第46号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、昨年10月の福島県人事委員会の給与等に関する報告、勧告において職員の期末手当の支給割合の平準化を図ることが示されていることから、期末手当の年間支給割合100分の255を6月及び12月にそれぞれ100分の127.5の割合で支給するため、条例を改正するものであります。 次に、議案第47号 川内村税条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方税法の改正により関係する条項及び文言の一部改正を行うものであります。 主な内容ですが、軽自動車税では環境への負荷の少ない軽自動車を対象とした特定措置等の見直し行い、また、寄付金にかかる個人住民税寄付金税額控除における指定制度の導入を行うなど、税負担軽減措置の整理合理化を行うため、一部改正を行うものであります。 次に、議案第48号 川内村国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでありますが、国民健康保険法施行令の改正により、国民健康保険税の課税限度額を引上げるため、一部改正を行うものであります。 次に、議案第49号 川内村介護保険条例の一部を改正する条例でありますが、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備に関する法律の施行による介護法の一部改正により、低所得者に対する保険料の軽減が拡充されたことに伴い、一部改正を行うものであります。 次に、議案第50号 たかやま倶楽部の指定管理者の指定についてでありますが、たかやま倶楽部設置条例の規定に基づき、交流施設指定管理者選定審議会から、指定管理者の指定について答申を得たことから、令和元年7月1日から令和4年3月31日までの間、一般社団法人かわうちラボ代表理事 猪狩貢氏を指定管理者として指定し、管理運営を行うため地方自治法第244条の2第6号の規定により提案するものであります。 次に、議案第51号 工事請負変更契約の締結についてでありますが、この工事は昨年6月の第2回川内村議会定例会においてご決議を賜り、東京技営株式会社 代表取締役 荒井宏康氏と請負契約を締結しました、かわうちの湯源泉整備工事でございます。 この工事は、かわうちの湯の源泉湯量が減少の一途を辿っていたことから、湯量及び湯温の確保を図ることを目的に実施してきた工事であります。掘削深度を2,000メートルまで延長する指示を出したことにより、スライムやゴミなどが詰まる目詰まりが原因と考えられる湯量の低下が発生しました。そのためエアリフト洗浄を施し、揚湯試験に切り替えるためポンプを設置のうえ、3月17日に運転を開始した結果、水位が回復し、毎分45リットル以上の確保が見込まれましたが、目詰まりした部分のスライムやゴミなどがポンプユニットに入り破損したことによる、修繕費用と時間がかかることと、ポンプユニットの故障防止のため坑内洗浄の徹底が必要となったことから、今年3月29日招集の第2回議会臨時会において、工事完成期日を平成31年6月28日まで延期する変更契約の議決を賜り、事業を実施してまいりました。去る5月17日開催の第3回議会臨時会におきまして、工期の延長に伴う人件費の増加や産業廃棄物等の増加による、工事請負変更契約の締結についてのご審議を踏まえ、変更部分の工事内容を精査のうえ再算定し、工事請負額で2,999万4,840円を増額とする変更契約でございます。 去る6月4日に工事請負変更仮契約を締結したので、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第52号 物品購入契約の締結についてでありますが、購入する物品は、被災地通学用バス購入補助事業の採択を受け、経年劣化によるスクールバス2台を更新するためマイクロバス2台を購入するものであります。 去る5月28日に一般競争入札を執行し、予定価格の範囲内で、有限会社遠藤モーター商会 代表取締役 遠藤清二氏が1,928万4,143円で落札し、同日、物品購入仮契約を締結いたしましたので、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第53号 川内村固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてであります。固定資産評価審査委員会の委員は、地方税法第423条第2項及び川内村固定資産評価審査委員会条例第2条に基づき、その定数は3名でありますが、その内1名について本年6月20日で任期満了となることから、選任の同意を提案するものであります。 今回、選任する方は、人格・識見ともに優れ、村民の信望も厚く、平成28年6月から固定資産評価審査委員会の委員を務めていただいております、川内村大字上川内字舘屋38番地 三瓶博史氏、63歳を再任したいと思っておりますので、ご同意を賜りますようお願い申し上げます。 以上、9議案について、ご審議の上、議決賜りますようお願い申し上げ、提案理由とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) これで提案理由の説明を終わります。 ここで休息のため暫時休議といたします。再開を9時50分といたします。                              (午前9時38分)                              (午前9時50分) ○議長(渡邉一夫君) 休息前に引き続き、会議を開きます。 △一般質問 ○議長(渡邉一夫君) 日程第19、これより一般質問を行います。 一般質問は、一問一答により行います。質問者の持ち時間は60分以内といたします。 初めに、8番、久保田裕樹議員の発言を許します。 8番、久保田裕樹議員。          〔8番 久保田裕樹君登壇〕 ◆8番(久保田裕樹君) それでは、通告どおり一般質問をさせていただきます。 根古屋橋の交通規制期間及び竣工についてであります。 根古屋橋の架け替え工事が住民から遅延しているのではないかという心配する声があり、工事完成期日等の情報が錯そうしている状況であると考えられます。また、この道路を利用する人で特に行政第6区及び第7区の住民は、迂回路を通ることを余儀なくされ、生活に大変支障をきたしていると推察いたします。一日でも早い開通を望みますが、先の行政懇談会等で説明の通り本年8月で開通するのか経過の説明と今後の予定を伺います。 いま1点、かわうちワインの進捗状況について。 東京オリンピックも来年に控え、かわうちワインの進捗状況を伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、8番、久保田裕樹議員のご質問にお答えいたします。 まず、1点目の根古屋橋の交通規制期間及び竣工についてでありますが、この工事は、「ふくしま復興再生道路」に位置づけられ、幅員狭小や道路の屈曲を解消し、安全で円滑な交通を確保するため、福島県が国道399号線に架かる根古屋橋の橋梁整備を行っているものであります。 工事は、下部工と上部工に分けられ、下部工は、平成29年3月から平成31年3月まで、上部工は、平成31年1月から令和元年8月までの工程で工事が進められております。 工事を進めていく中で、既設橋台の形状が想定より深かったため、仮設構造や橋台工の施工方法に変更が必要となったことや幹線光ケーブルの移転に不測の日数を要したことから、下部工の完成時期が遅れ、上部工桁製作着手に期間を要し、下部工工事は、令和元年6月まで工程を延長し、上部工は、かわうら広報4月号でもお知らせしましたように、令和元年8月までの工程でありましたが、現在、通行止め解除時期は、不透明な状況との報告を受けております。 また、県の架け替え工事が完了し、通行止めが解除された後も、農業集落排水管の新根古屋橋への添架工事を村が発注する計画であり、その工事に伴い、再度約2週間程度の通行規制が生じるため、この工事も含め、一連の通行規制の中での工事実施を含め協議する予定であります。 このような状況を踏まえ、村としましても、平成30年1月から、すでに1年5カ月になる通行止めは、議員ご推察のとおり、村民生活に多大なご不便をおかけしているところですので、その規制期間が一日でも早く解除されるよう要望するとともに、迂回路として使用されている村道の維持管理を徹底し、迂回路機能の確保を図ってまいります。 今後、完成時期等が確定しだい、早い段階で村民にお知らせしていきたいと考えております。 次に、2点目の川内ワインの進捗状況についてでありますが、この件については平成30年第2回定例議会におきまして、答弁させていただきましたが、改めて村の考え方についてお答えいたします。ワイン事業につきましては、地元の施設において地元産のブドウからワインを作るという事業は、地方創生そのものであり、新たな産業の育成、震災・原発からの復興と住民帰還、地域振興に寄与するものと考えております。また、施設の整備等については、今年度予算にも計上しておりますが、福島再生加速化交付金を活用して整備するため、現在、福島県及び東北農政局と協議を進めている最中であります。 今後、交付金を活用して事業を行うことから村主導で、かわうちワイン株式会社とも連携しながら、施設等の整備を進めてまいります。 また、今年の秋にはブドウの収穫が見込まれることが、かわうちワイン株式会社から情報として入っておりますので、委託醸造や原料としての販売などについても、会社と協議をしながら進めてまいりたいと考えております。 以上で、久保田裕樹議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) まず、根古屋橋なのですが、根古屋橋は当初村長のご答弁のとおり広報4月に載ってこういうふうな遅れているという情報は村民に提供を受けておったわけでございますが、実は近くの工事中の看板を見ますと、令和2年3月31日という期日で載っておったわけでございます。これも私の近隣の住民から8月で終わるのではないのかという話でおったのに、令和2年3月31日ではおかしいのではないかという情報提供がありまして、私も看板を見ましたところそのとおりになっておったと。文書の書き方が悪かったのかとは思っておるんですが、やはりこれは住民に対しての不安をあおるような要素がここで出てきたのかという部分を考えまして、今回この一般質問に至ったわけでございますが、なかなか難工事だという部分は聞いておりますが、ただ若干村長からも不透明な部分も出てくるのかなというお話でございますが、一日も早い部分で開通と、看板には8月末日をもって完成という日にちも載ってございますので、ぜひともその線でやっていただければなという部分で思っております。 県の行う行事に対して、私ども村会議員がどうこう言う部分でもないのかなとは思うのですが、住民からの不安要素を撤廃するという部分からも今回この質問に至ったわけでございますが、これ本当に8月あたりで完了するのか。最悪の場合という部分を考えますと、その最悪の部分というのはあるのか、ないのかだけ教えていただければ、幸いでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 県がどういう意向で完成期間を延長したかということは、先ほど最初に答弁したとおりでありまして、多分令和2年3月31日、ひょっとしたらば議員がご質問のように、推測ですが、最悪な状況も踏まえての完成期間の判断なのかなと思います。 ただ、根古屋橋の完成に関しては、冒頭に話したとおり、当面8月末というようなことは伺っております。看板の記載の令和2年3月31日については、あそこの坂シ内地区399号線、今工事やりますが、その全体の完成というようなことも伺っています。ただ、後ほど課長からあそこの細部については答弁させますが、十分議員が推測される最悪の状況、あるいは最長の状況を想定した中での期間をお決めになられたのかと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 建設課長。 ◎建設課長(横田正義君) 今回の根古屋橋の橋梁整備について、道路工事看板、そして通行止めの表示板等について、工事内容、そして期間、誤解を招くような内容であったことを相双建設に求めた結果、現在はその内容が是正され、あくまでも通行止めの期間ということで、令和元年8月31日という表示に変わっております。令和2年3月31日という表示されていた期間につきましては、あくまでも根古屋橋の護岸工事、それから西ノ内工区の農道の取り付け工事全体の工事契約の期間ということで、誤って表示をされていたということでございますので、その辺は是正がされていることを、今回確認しております。 この工事の実際の竣工時期というものでございますが、事業主体が福島県ということでございますので、現段階で完成がいつということは、控えさせていただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) 最悪という部分はないものと考えて、今課長からお話いただいたように、看板はもう8月31日という部分で直っておりましたし、素早い対応だなと思っております。ただ、これを村に対してどうこうということを申し上げるという部分ではない筋近いの話を私はしているのかもしれませんが、県なり土木事務所なりが、そういうところも見ていただいて、訂正させるところは住民の不安をあおらないような部分でやっていただければなと思っております。 県の行う部分でございますから、村の当局でどうすることもできない部分もあるでしょうが、今課長からのご説明西ノ内工区も含めてすべてで令和2年3月31日というような部分は、これで住民も納得されるのかと思っております。ちょっとした文章の書き方で村民の感情も変わってしまうわけでございますから、ぜひとも県の建設事務所にも直していただいたわけでございますが、今後なきようお願いしてこの質問は終わらせていただきたいと思います。 続きまして、かわうちワインに移らせていただきたいのですが、当初かわうちワインというのは、東京オリンピックにあわせてというお話が大前提だったかと思っております。これに対しまして、ぜひとも間に合うのかどうなのかという部分も興味がございますので、村民も期待している事業でございますので、ぜひともお聞かせ願えればと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) そういう一つの目標を示しながらこの事業を進めてきたところであるのは事実であります。ただ、いろいろな様々な状況でそれが許されるかというと、やはり柔軟に考えなければいけないのかと思っています。今年4年目、もう3年を過ぎたブドウの苗木も存在していますし、去年の秋から少しずつ実をつけている状況であります。当然今年の秋もそれを期待できるのだろうと思います。 今後、実をどうするのかという問題とも直面しますが、実は先ほどお答えしたとおり、委託醸造というようなことも選択肢の一つだと考えております。この委託醸造が実施されれば、議員がご指摘の東京オリンピックまでのテイスティングということは十分可能になるのかと思っております。赤と白、ロゼも含めると3種類ありますが、いろんな醸造の仕方もあるのでしょうが、単純に言うと赤のほうが早めに飲めるかテイスティングできる可能性はあるのかと思っております。 ただ、確約できるのかというところは、今の状況からすると柔軟に考えていただければなと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) 委託醸造すればなんとかというお話を今村長から聞いたわけですが、実際かわうちワインのことを村長にお尋ねするという部分、確かに筆頭の株主でございますから大変大事な話なのかと思いますが、ただ会社の中に取締役の副村長もございますので、ぜひとも副村長からも中に入っていて現場を確認なさっている方でございますので、お尋ねしたい件がございます。 申し上げるのは、今年度5億3,000円という大変大きな金額が予算化されたわけでございますが、今後これについてどういう方がこの金額を管理運営していくのかと、金庫番的な鍵を握るのかなという部分で、教えていただければ幸いでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) ただいま久保田議員からご質問ありましたが、取締役というようなことでお答えはできませんので、私も取締役になっておりますのでその辺をご了解願いたいなと思います。 今、大平地区に3ヘクタールの圃場の中に1万本植わっています。平成28年に約2,000本、平成29年に8,000本というところが植わっておりまして、今遠藤取締役を栽培部門を主体となって地元の皆さん、それから地域協力隊の皆さんが優良な、良質なブドウを栽培すると決して今、日夜努力していただいているところでございます。 今、お話ありました5億3,000万円と予算化をされておりますが、これについては醸造所、貯蔵所と、それから敷地造成というところで、ここは村が加速化交付金事業を使わせていただいて建設するという計画で予算をとりましたが、今東北農政局、福島県と申請に基づいて協議、ヒアリングを受けておるところでございますが、まだちょっとその辺の認可が下りないというところで、ハードルの高いところもありまして、今そのような現状になっております。ここは、ぜひかわうちワイン株式会社が立ち上げておりますので、今後例えば体制づくりとしては、もちろん代表取締役が主体となりまして、栽培部門、経営部門、それから醸造部門という3つの部門に分けて、管理運営をしていきたいという構想を練っております。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) 大変高額な予算でございますし、慎重に行っていただいて、前にも一般質問で申し上げたんですが、村民も大変注目しているのかと思ってございますので、村民のその答えに応えるべく一丸となって頑張っていただければいいのかと思っております。 私からは、この質問で終わらせていただきますが、同じような質問をされる先生方があと2名ほどいるんですが、ワインの注目度という部分を考えますと、先生も私と同じような話されるのかなと思いますが、ぜひとも成功するような形で進んでいただければと思って、私の質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) これで8番、久保田裕樹議員の一般質問を終了しました。 次に、4番、新妻幸子議員の発言を許します。 4番、新妻幸子さん。          〔4番 新妻幸子君登壇〕 ◆4番(新妻幸子君) 通告に従い一般質問を行います。 かわうちの湯源泉整備工事について。 源泉湯量減少のため、湯量及び湯温の確保を図る目的で実施してきた工事でありましたが、掘削深度を当初の契約どおり掘削深度を2,000メートルまで延長するよう平成31年3月29日臨時議会において、令和元年6月29日まで延期する変更契約とする議決がありました。その件につき令和元年5月1日臨時議会において議案第44号 工事請負変更契約の締結についての説明がございました。工期延長に伴う人件費の増加、産業廃棄物等の増加により、工事請負額3,888万円を増額とする変更契約に関する件につき議会の議決を求められましたが否決されました。 この件につき、村としてその後の経過について、村長の説明を求めます。 ○議長(渡邉一夫君) 先ほど新妻議員の臨時議会が5月1日が17日でございますので、訂正させていただきたいと思います。 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、4番、新妻幸子議員のご質問にお答えいたします。 かわうちの湯源泉整備工事についてでありますが、令和元年5月17日開催の第3回議会臨時会におきまして、議案第44号 工事請負変更契約の締結について、提出させていただき、ご審議賜りましたが、工事費算定にあたり、ご理解が得られなかったものであります。その結果を真摯に受け止めさせていただき、変更部分の工事内容を再精査し、算定しなおしましたので、今回の定例会に再度ご提案をさせていただいたところであります。 以上で、新妻幸子議員の答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、新妻幸子さん。 ◆4番(新妻幸子君) 提案理由の説明がございましたが、その説明について、1,000万円弱の修正が行われましたようですが、その内容について、村民に対して分かりやすいどのようなことで変更されたのか、お聞きしたいのです。 それから、かわうちの湯は、村民にはなくてはならないいこいの場であります。現在、湯質の関係で1回入浴代金から100円のバックをしております。温泉の運営にも影響がありますので、1日も早い引き渡しが望まれます。いつ実行できるのかお伺いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) この工事の議案については、明日実は金額も含めて議会の皆さんにご提案しようと、協議していただこうということで議案として提案をさせていただいております。細部にわたっては、そのときも含めて後ほど課長からも答弁をさせていただきたいと思います。 今までの流れについては、もう議員もおわかりのとおりでありまして、契約の中には仕様書というものを作成しております。その仕様書の条件を実はクリアしたのが1月の末だということはおわかりのとおりでありまして、その条件を付して2月には議会に報告をさせていただいたという経緯があります。その中で、1,930メートル、そして湯量も45リットルをクリアしている、まして湯温についてもあの当時40度程度の温度も確保されているということで、あの当時で仕様書は全てクリアをしていたというところはご理解をいただけているのではないかと思います。ただ、1,930メートルと、当面2,000メートルまで掘ったらというような提案もありましたので、そこは村の判断として、私の判断として2,000メートルまでというようなことで工事の指令を出したというところです。そのことによっていろんな不都合が生じてきたというところでありまして、当然業者も最善を尽くしたというようなことでありますが、いかんせん地中の中2,000メートル付近のことでありますので、なかなか判断するのに苦慮したというのが今回のいろいろな金額の減額になってきたと思っております。 3月に臨時会を開いていただいて、繰越明許の補正を皆さんでお決めいただいて、それに従って6月までは工事完了、そしてお湯の提供ができるという段階まできているということであります。 今回の工事に関しましては、村民の皆さんに一日も早くしっかり湯量を確保しながら、そして審査結果を見ますと、かなりアルカリ等も現在の湯量に負けないくらいのPHを維持していますし、それから湯質についても乳白色でかなり透明性からすると少し温泉らしいような湯質だということも伺っていますので、一日も早く村民の皆さん、そして利用していただいている方々に供給していきたいなと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 先ほど新妻議員から減額になった精査した内容を知りたいということですので、お話をさせていただきたいと思います。 先ほど、議案第51号議案で村長から提案させていただきましたが、今回2,999万4,840円、5月17日に提案されました金額よりは、888万5,160円減額になっております。その減額になった主な理由としましては、5月17日ご審議、ご指摘をいただいた内容も含めて全体的に精査をさせていただきまして、例えば消耗品費、それからレンタル費、産廃費、そして車両費、動力費、その辺を再精査させていただいた結果、全体に888万5,160円の減額となったしだいであります。 ○議長(渡邉一夫君) 産業振興課長、小松正方君。 ◎産業振興課長(小松正方君) 温泉の利用開始の日についてなんですが、6月6日に県の動力の審査会が開催されました。それによって、6月21日に県の立ち合い検査がございますので、6月21日からポンプの設置を始めると。それと同時に、温泉の利用許可申請を保健所に提出しまして、その許可が下りしだい温泉の利用は可能になるというところでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、新妻幸子さん。 ◆4番(新妻幸子君) 十分な説明はあったようですので理解しましたが、先ほども申し上げましたように、とにかく一日も早い引き渡しを要望いたします。 内容が880万円、十分な精査をしたということでから、その辺はあと十分検討していただいての結果だと思いますので、私の質問はこれで終わります。 ○議長(渡邉一夫君) これで4番、新妻幸子議員の一般質問を終わります。 次に、2番、坪井利之議員の発言を許します。 2番、坪井利之君。          〔2番 坪井利之君登壇〕 ◆2番(坪井利之君) それでは、通告にしたがいまして一般質問を行います。 いわなの郷再開発基本計画について。 今年春の大型連休で川内村に帰郷または遊びに来ていた方々から、川内村にもっと子供を遊ばせる場所があると良いのにとの意見を数多くいただきました。いわなの郷再開発基本計画にあった遊具一体の複合型アスレチックは今後の魅力ある村づくりに必要なものだと考えますが、村の対応を伺います。 かわうちワイン推進事業について。 川内村は震災復興及び地方創生の取り組みとして、地域が一体となり、ワインプロジェクトを推進するためにかわうちワイン株式会社を設立しました。かわうちワイン株式会社の川内村で収穫したブドウを川内村で醸造し世界品質のワインを生産するとの理念に賛同した第1行政区の皆さんや、全国から来ていただいているボランティアの方たちの協力により醸造用のブドウが順調に生育しております。 しかし、かわうちワイン株式会社の理念と村の意向に隔たりができているように見られます。これまで、会社の理念に賛同してきた第1行政区の区民の方々やボランティアの方々のかわうちワイン株式会社の理念に賛同する思いに対して今後の村の対応を伺います。 以上、2点よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、2番、坪井利之議員のご質問にお答えいたします。 まず、1点目のいわなの郷再開発基本計画についてであります。 この事業は、地方創生加速化交付金を活用し、事業計画策定調査業務を委託実施しております。業務目的としましては、東日本大震災及び原子力発電所事故の影響から、人口が減少する危機的状況にあり、観光部門における交流人口の拡大を図ることが、今後の重要な課題であったことから、年間3万人の重要な資源である「いわなの郷」を、現在の体験型から、滞在型に移行する目的で計画を策定したものであります。計画には、幼児や子供が遊べるフィールドアスレチックゾーンの設置が盛り込まれております。この施設については、子ども元気復活活性化交付金の活用を念頭に進めているところでありますが、この事業の採択が厳しい状況であり、今後も補助事業などの財源確保を検討してまいりたいと思います。 次に、2点目のかわうちワイン推進事業についてであります。 会社の理念と村の考え方に隔たりができているように見られる、とのことでありますが、「世界に誇れるかわうちワインを目指す。」ことは一致しておりますので、会社と村も理念は同じであり、隔たりはないと考えております。村は、震災・原発事故の被災地から一日も早い脱却を図るため、新たな産業の育成の一つとしてワイン事業に取り組んできました。農業としてのワインづくりを地域に根付かせることによって、耕作放棄地や荒廃した農地を美しくよみがえらせ、田舎の原風景を活かした持続的なライフスタイルの実現を推進していきたいと考えております。 久保田議員からのご質問でも申し上げましたが、今後、具現化に向け交付金を活用して事業を行うことから村主導で、かわうちワイン株式会社とも連携しながら、施設等の整備を進めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上で、坪井利之議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 1点目、大型アスレチックということで、今年の大型連休かなり多かったです。いわなの郷に来る帰郷した方たちやいろんな子ども連れの方たちがいっぱい来ていて、いわなの郷でいわなを釣って、いわなを焼いている時間ちょっと時間を持て余したり何だり、これで子どもが遊べる場所があったらいいねという話をいただきまして、そういえばそういう計画があって、子どもも遊べる、また若い人たちも遊べるアスレチックの計画があったなということで、今どのようになっているのかということで質問したのですが、予算採択が難しいが今後そういったものをつくるということで、検討していくということでしたので、ぜひこれはいわなの郷にあの規模のアスレチックとか子どもの遊べるようなものでなくてもいいので、少しでもそういったものができるとかなりいわなの郷を中心として交流人口なども呼べると思いますので、ぜひ具現化に、そういったものをつくれるように頑張っていただきたいと思います。 その辺は検討しているということですので、いっそうそのままいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 2点目、かわうちワイン事業についてということで、再質問に移らさせていただきます。先ほどの答弁で、かわうちワインと村の意向の隔たりはないということでしたが、前回の臨時議会の折の議員全員協議会の中で、ワイン株式会社の状況の説明を村長から受けたときに、ワイン事業が行われた当初からそれに携わって、今取締役となっている------がブドウ栽培から手を引きたがっているというお話を伺いました。私はその話を聞いて、非常に驚きました。----第1行政区の行事そういったものがある中で、常に世界に通用するワインを2020年までにつくっていくんだという強い思いを話していた方が、身を引きたがっているというような話を聞きまして、そんなはずはないだろうなということで、後日----のお宅に伺って話を聞いてきました。その中で、----は望んで身を引きたがっているのではなくて、身を引かざるを得ない状態に今あると、そういうような話をしていました。それはなぜか、現在のワインブドウ順調に生育して収穫が見込める状態になっています。でもこの状態になるまでは、第1行政区の方たちの協力がなくてはこのような状態にはならなかったと思います。敷地造成など、あと本当に多大な協力を受けて現在のブドウ畑ができていて、それを協力してもらうために----はかわうちワイン株式会社の基本方針、このブドウの事業の基本方針で、川内村で収穫したブドウを川内村で醸造して2020年のオリンピックまで世界品質のかわうちワインと呼ばれるワインを製造して、地方創生に役立てるということで区の皆さんにその趣旨を理解してもらって、それでやっていた。でも、最近になって、村の意向が少し変わってきた。当面は川内村で、醸造所の予算が採択されないのですぐはできないということで、委託醸造という形に向かったとは思うのですが、その委託醸造という形になると、今度ワイン法が変わってしまったので、かわうちワインと呼ばれるワインをつくれなくなってしまう。また、品質についても世界品質でなくても、とりあえずできればいいとような形に村の意向が変化してきたということで、会社の趣旨に賛同して信じて応援してきていただいた方たちを裏切ることになってしまう、そういうことで----は何と説明をしていいか本当に、そういう思いでやってきたのに村の思惑が変わってきていることに対して申し訳なく思って身を引かざるを得ないということをおっしゃっていました。 先ほど進む道は変わっていないということでしたが、やはりその辺の方向性が、会社の方向性と村の方向性は変わっているように思うのですが、なぜそのようになってしまったのか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 理念というのは、一つの目標です。ちなみに、問題をはっきりさせるために、ここで反問させていただきますが、では川内村の理念と会社の理念どの部分がどういうふうに違うのですか。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 川内村の理念は、基本的には地方の醸造施設で地元のブドウからワインをつくるということ。かわうちワイン株式会社の理念は、川内村でつくったブドウで2020年まで世界品質のかわうちワインと呼ばれるワインを製造するということで、目標は一緒なんですが、それに向かっていく前段階、とりあえず委託醸造でやっていくという村の考え方と会社の考え方、委託醸造というものでは世界品質のかわうちワインと呼ばれるワインをつくることができないということで、そこに会社と川内村の理念の違いが大きな違いが今できているということです。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 目標は同じでしょう、ということは理念は同じなんです。違いますか。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 確かに理念は同じかもしれないです。ただ、理念は一緒と言われると、最終目標がそこにあるのであれば同じだとは思うのですが、会社のやろうとしていることと、村のやろうとしていることがちょっと違ってきているので、それに関して進む方向が今違っているということだと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 村の理念は会社と変わりません。世界に誇れるようなワインブランド、かわうちワインをつくっていくんです。さらに、つけ加えるならば、東日本大震災にあった被災地川内村です。しっかりと復興していく、それから住民帰還まだ2割ほどの人たちが村を離れているとこういう状況です。一日も早く住民帰還を目指していく。さらには、もう復興という被災地という不幸にいつまでも甘んじられないのが、この8年間という時間でしょう。一日も早く新たな村づくりの起爆剤、そして新たな産業の育成にこのワインを代表選手として我々は推進してきたんです。 そして、冒頭にも言いましたが、ワインをつくるって農業なんです。ここが非常にとても大切で、やはりこれだけ耕作放棄地が進んだり、あるいは原発で痛めつけられた自然環境、美しい田園風景、田舎の原風景を取り戻すために、そこで人の営みがあってワインをつくっていく、ぜひ想像してみてください。美しいあのロケーションの中で、ワインブドウがつくられる。それから、農業ですから食にかかわるわけです。新たな生活スタイル、ワインを飲みながら、あるいはワインとかかわりながら新たな生活スタイルを推進していく、ここが村の実は理念なんです、目標なんです。あなたが言う目標と会社の言う目標と何ら変わらないんです。変わっているのは、アプローチの仕方だと思います。どう具現化していくかだと思います。 そこでですが、例えば醸造について質問がありましたが、今村では加速化交付金、これはもうまさに自治体が対象とした交付金です。4分の3です。そして、4分の1は、特交措置します。10分の10補助金をもらって、そしてワイナリーをつくろうとしています。これは、まさに村の存在があるからこそできる事業なんです。ただ、時間がかかるんです。やはり今も加速化交付金でワイナリーをつくるというのは初めてなんです。つまり、お酒をつくるようなところを、今後復興を進める、あるいは帰還を促進する事業として、その事業が当てはまるのかどうか、初めての事業で今県や農政局といろいろとヒアリングをしながらやり取りをしているという段階です。こういうような初めての事業を取り組むのに、申請したからはい認めるというわけにはいかないでしょう。どういうものをどのくらいの規模でつくるのか、あるいはそれを醸造する人はどうなのか、それから今後の収支計画や販売計画はどうなのか、こういったところを今実は後ろの課長や職員が一生懸命やり取りをしているというところです。当然1年なり2年の時間はかかるわけです。その間できたブドウをどうするのかということです。先ほど地元でつくったブドウで地元で醸造する、これはもう間違いなく我々が目指すところです。しかし、この1年、2年、あるいはもうちょっと時間がかかるのかもしれませんが、この間新たにつくる前に新たに醸造所をつくってワインの醸造をやるのですかというときには、かなりハードルが高いと思います。一つは資金の問題です。資金も、多分保健所の課題、当然上水道の問題、それから醸造免許は6,000リットル以上でないと醸造免許が下りません。そのタンクを新たに購入すべく、またそのタンクを入れる施設はどうするんですかというような問題、それからつくったものを酒販として、お酒として販売する小売販売免許はどうするんですかという問題、とすると自分のところでつくったブドウで、そして自分のところで醸造するというのはとても我々も望むところですが、そこに1年、2年のブランクがあるわけです。でもブドウはできている、こういうブドウを二重投資になる醸造所をつくってつくるよりも、まずは既に醸造所があるところに委託してつくってもらうという選択肢もあっていいのではないかと考えたわけです。 ですから、議員がおっしゃっている目標、あるいは会社の目標と村の目標は同じです。ただ、そういうアプローチの仕方が少し違っているというところです。当然公金を補助金として流しています。村としては公金を流した会社に対してどんなふうに使うんですか、それからどういうふうに今後使っていく予定なんですか、使った結果どのような効果が表れているのですか、ブドウつくりの事業はこれは政策事業です。あくまでも政策的な事業の1つですので、その進捗状況を我々がチェックするというのは、当たり前ではないですか。それから、1,000万円という補助金を出しています、どう使われたんですか、領収書はあるんですか、きちんとしたお金の流れは示されるんですか、説明できるんですか、ということも当然村の責任でしょう、それは。 だから、目標を達成するのに、まだ3年です。ブドウの歴史って紀元前5,000年から8,000年前から脈々と受け継がれているものでしょう。日本だって明治になってからです、130年、140年の歴史です。それで、今でこそ甲州ワインという山梨の日本のワインが注目を浴びているんです。まだ3年です。いきなりそこでワイナリーつくって、やっぱりお金だって大切でしょう、民間が100%出資して自己資金のもとにワイナリー3億円、4億円の建物を建てるなら村は何も言いません。しかし、そこに税金が投下されて事業そのものが自治体だよという制約のある中で進めているんです、この事業。もうちょっと待つ余裕もあっていいのではないでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 今の話の中で、村の進んでいる最終目標、会社の最終目標が同じだということで、理解させていただきました。ただ、それを同じだと思えない状況が今発生している。なぜなのかという、いろいろ会社と行政とのコミュニケーションの不足、そういったものも考えられる、いろんな誤解やそういったものもできているのではないかと思うのですが。 それで、その中で----からいろいろなお話を伺ったんですが、さっき言った委託醸造という方法もあるということですが、委託醸造をしてもらうと今の時期になると醸造時期が一緒なのでなかなか日本では醸造できないということで、会社もいろいろ考えているということでした。 ここは、委託醸造という形でなくて、試験醸造をやっていきたいというお話を伺いました。それに対して二重投資になるとかそういったもののお話もありましたが、会社としてはかわうちワインというラベルをつけたものを出したいという思いでいろいろな、先ほど言った問題もありますが、それを何とかクリアできるように今まで頑張ってきて、いろいろな方法を考えているそうです。まずは、何とか簡易的にではありますが、地元でできるような方法、機材そういったものをレンタルやそういったものを何とかそろえてやっていく。そして、一番重要な醸造家に対しましては、日本の醸造家は同じなのでやはり一流の醸造家は頼めないので、今南半球のオーストラリアそっちのほうだとちょうど季節が逆になるので、オーストラリアの一流の醸造家を呼んでお願いすることができる。それをお願いすることによって、できたもの、そういったものに対しましても自分で醸造したものは、自分のところに持って行って世界戦略とかそういったものもできていると、そういうような計画もかなり納得できるような計画も立たっていると思います。そういった話も村では聞いているとは思うのですが、そういったものができれば2020年に間に合わすことができるということですので、ここで提案したいなと思っているのですが、地域創生かわうちワインまちづくり事業委託ということで、今年1,750万円、これは多分委託醸造という形でとってある金額なのかとは思うのですが、この金額を使ってこれで試験醸造に回すことはできないのかと。会社でも何とか最小限の規模でこういった試験醸造をすることによって、こういったものができたという実績ができれば、先ほどの醸造の予算も取りやすくなると、そういったこともありますので、二重に投資になるのではないかという村長の話もありましたが、こういったものを使って何とか会社で委託醸造ではなくて自分のところでつくっていきたいという思いに対して、村でも対応していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) なかなか時間を待つというのがどれだけ大切かというのは理解されていないのだと思います。私も今実は去年一昨年から少し親父が残した畑があるものですから、自分で野菜をつくったりしています。初めてわかりました、農家の人たちの大変さ。種を撒いて、苗を植えて、そして食べるまでに本当に時間が必要なんです。植えて、育てて、どれだけ忍耐を持って待つかというのが農家の人たちはすごいなと思います。 今回の醸造も私はそんなに焦らなくていいのではないかと、まだ苗木は3年、4年です。というと、成木になるのはこれからではないですか。ワインの絶好調のタイミングは25年から30年の成木だと言われています。まだ、2年、3年のもありますよね、この間幼木として醸造してそれが高い評価を得られればいいのでしょうが、全てがそうではないと思います。とすれば、やはりそれにイニシャルコストを足して、先ほど1,000万円とかという話していましたが、実は試験醸造には600万円の予算をとっています。 それから、今までかわうちワインの補助金ってどのくらい使われたかご存知ですか。 9,800万円、約1億円です。そのうちの5,800万円、これ村で持ち出しています。もう既にこの3年で1億円近い補助金を出して、さらに試験醸造のために村がお金を出したり、あるいは外から集めたお金でしていくかといったら、もうちょっと2年、3年待てば4億円くらいの、あるいは3億5,000万円くらいの醸造所ができるんです。それでも遅くないのではないかなと、待つことの大切さも実は必要ではないかと思います。 委託醸造が、重なってあって、その先がないのではないかという話ですけど、今実は3カ所ほどいろいろと情報交換をしてやり取りをしております。その1カ所はもう既に村に来て話をしていますし、現場を見てもらっております。そのほか2カ所についてもこれから、今月から来月の初めには施設を見ながら判断をしていきたいと思います。約10トンのブドウがとれるということを伺っています。全て醸造するのかというのは、会社のこれからの方針もあるでしょうし、良質のものだけ凝縮してそれぞれに委託してもらうということも考えております。残りのブドウは原料としてさばくということも考えております。できたワインはどうするのかということですが、酒造販売がなければ売れません、これは。ですから、そういう今免許をどうしていくかというプロセスです。取得するための今勉強をしたりしています。ただ、できたワインは、今までいろいろな方にお世話になっていますので、テイスティングしてほしいなと思っています。当面は、そういうやはり全てのものをお金に換えるのではなくて、お世話になった方々にプレゼントしたいなとは考えております。 それから、醸造家の話されましたが、あえて外国から呼ぶ必要があるのかなと思います。醸造家ってやはり、今日本ワインが注目されてからいろんなところで引き合いがあるというのは伺っています。村として考えているのは、実はワインに興味があったり、ブドウをつくるのに興味があったり、醸造するのに興味がある人を公募しながら、そしてそういう人を育てていきたいなということも選択肢の一つだと考えています。 例えば、東御市のアルカンヴィーニュという研修センターがあります。ここでは、醸造からいろんな勉強をしながら年間を通して、そこで体験できるというようなアカデミーです。村で例えば募集をしながら、そこに1年くらい行ってもらって、ある程度ブドウの扱い、それから醸造のこと、こういったところを勉強してもらう。それから、現在今圃場には地域おこし協力隊という方が3人入っています。これは、村が委託して来ていただいている、国庫予算です。ですから、人件費は実は会社から出ていないんです。それは、全て村を経由して人件費が出ているんです。今、絶交のチャンスなんです。この3人の中で、醸造に興味があればその3人の中の1人でもいいですから、そういうアカデミーに行って1年間勉強してもらう、それも当然村の経費で委託してお願いするということも可能だと思います。ですから、あえて外国から醸造家を呼ぶほど日本が本当に醸造家に困っているのか、この辺もいろいろ情報を交換しながら進めていきたいと思います。 それから、先ほど-----の話をされましたが、まさにメーンは-----にかかっています。方向性が違うということで身を引くならば、それは今議員にお答えしたとおりでありまして、まさに目標とすることは一緒ですから、それに向かってしっかりと、いいブドウがいいワインになるためには、いいブドウをつくるということが8割だということをウスケボーイズの麻井宇介さんが言っています。もうまさにそのとおりだと思います。そのための今エネルギーを遠藤取締役はじめ地域おこし協力隊の人たちがあの圃場にかかわっている。これは、もう我々が認めている、村が認めているところです。何ら排除するなんてことは考えていませんし、私は引き続き彼らにはぜひかかわってほしいと思っているところなんです。そういうアプローチのところ、あるいは透明性やガバナンス、そして信頼性、こういったところで組織は成り立っていくのではないかと思うのです。 ○議長(渡邉一夫君) 産業振興課長、小松正方君。 ◎産業振興課長(小松正方君) 先ほど坪井議員から1,750万円を試験醸造に回せないのかというご質問ありましたが、これについては3年前から3年計画において実施しておりまして、当初採択されたものについては変更が認められませんし、あと備品の購入についても当然認められておりません。これについては、ワイン事業の広域連携の委託費であるとか、あとはブドウ栽培の技術向上なんかについて使用するという内容のものですので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) ということで、今までの村長のお話をじっくり聞かさせていただきまして、なるほどなと思うところもあります。なぜ方向性が一緒で、会社と村の目指すところが一緒で、なんでこんな今の状態に----が身を引かなければならないというような思いになっているのか。やはり方向性の違いと先ほど言いましたが、その方向性の違いがなぜ起きたのかということですよね、問題は。同じ方向を向いていて、話し合えばしっかりその方向について同じ方向を向いているのであれば、何の問題もなくこのような問題も起きなくてすんでいたのではないかと。結局、会社と行政の話し合いそういったものが足りていないからこういうようなことになってしまっているのではないかなと思います。確かに、本当に----ブドウ栽培から手を引かれたら本当に大変なことになると思います。村の思いはこう、会社の思いはこうということもありますので、ぜひしっかり話し合いをしていい方向に----たちが、今まで頑張ってきた人たちが身を引くなんていうようなことがないような方向性でやっていただきたいなと思っています。 それで、ワイン事業に対してなんですが、震災復興、地域再生、交流人口の拡大、地域産業の更新ということで、いろいろ頑張って進めてもらっております。その中で、このような状態にあるということは、本当にさみしいことだと思っておりますので、会社は委託醸造ではなくてこのようにしていきたい、先ほど言われました醸造家の問題に関してもいろいろな方向性、会社は会社で持っているようですので。          〔「議事進行、論点がわからない」と言う人あり〕 ◆2番(坪井利之君) はい、了解しました。 論点がわからないということですので、とにかく今言ったように会社と行政の方向性を一緒にしていただきたい。いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 5番議員、議長に承認を得てから言ってください。 5番。 ◆5番(井出茂君) 論点がわかりませんので、議事進行をかけさせていただきます。再度同じ答弁を行政はしております。 ○議長(渡邉一夫君) わかりました。 答弁、副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 今、村と会社は、今年度になってまだやっていないですが、3月までは月に一遍程度は村と懇談会を役場内で開催して、今村ではワイナリーを建設するための県、国に対する交付金事業の申請内容とか、そういうところを話し合っていました。 また、会社の方向性というところもお聞きしながら話をしてまいりました。今年度になってまだやっていませんが、先ほど坪井議員がご指摘のあったように村と会社は協議をしているというところであります。そこの中で、先ほど村長から答弁申し上げましたように、方向性は同じでも具現化するところというところが会社は試験醸造をしたいというところです。そして、どこかの施設を借りて試験醸造を川内村でしたい。ただ、今、加速化交付金事業を申請で協議中なので、村はここ1年、2年というところの間のブドウは委託醸造でして、二重の投資は避けたいというところで、そこが食い違っているというところです。この辺は、今後も引き続いて村の立場等もありますので、村と会社との協議は進めていきたいと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) そのように会社と行政で一緒に話し合いをしながらいい方向に進めていただくということで、お願いしたいなと思っております。 このワイン事業、本当に今第1行政区その中に入りましても、もう今本当に根付いております。この中の地域創生、交流人口の拡大という論点の中に入りますと、本当にかなり浸透していまして、先ほど言った---------の話を聞いたことがありましたが、聞いた中で、震災で原乳と乳牛全て処分するという苦しみを味わって、本当に生きがいをなくしていた中で、このワインブドウというものに携わることで新たな生きがいを見つけたと。そして、避難して地域の交流もそういったものが希薄になってきましたが、周りの人と一緒になってワインブドウに携わることで希薄になっていた人間関係そういったものも戻ってきて、それを生きがいとして頑張れるようになった。本当にこのワイン事業に対する地域創生というものが、もう今確実に行われています。そして、ボランティアに来ている方たちそういった方たちに対しても、--------たちがただワインブドウの栽培だけではということで、自分の畑を貸して野菜をつくってもらって楽しんでもらったり、そして自分の無償で餅やそういったものを食べていただいたり、近所の人たちがボランティアに来ている人たちに漬け物だ何だというもの、そういったものをたくさん集めてきて、それに対してボランティアに来た人たちも「素晴らしいところだ、最高だ。」ということで、またこれで交流人口がどんどん増えているということで、このワイン事業今第1行政区に関しましては、本当にそのとおりに進んでいると思っております。その中で、今回の問題で------やそういった方たちが手を引くというようなことになると、せっかくここまで根付いてきたものがなくなってしまう、ただそれだけを私は心配しております。 村長から先ほどぜひこのまま続けてやっていただきたいという言葉もありましたので、ぜひ話し合ってそんなことにならない方向でこの事業を進めていっていただきたい。それには、やはり会社と行政の思惑が一致しないといけないということですので、何とかまた相談して、先ほど副村長がやっているということではありますが、なおいっそう、決して手を引くとかそういったものがなくなり、今せっかくできているこのワイン事業の素晴らしいものをなくさないようにお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) もう3年、4年目のブドウもありますが、あの情景を見たら手を引くなんていうことは考えられません。まずは、あのブドウを守っていくということがとても大切です。ですから、今まで経験していた彼らにも、-----にもそこに十分かかわってほしいと思っています。 心配されているというのは、もう重々わかります。ただ、そこはここまでは許せるよというのがあると思います。例えば、村から公金を支出しています。公金の流れをきちんと整理して透明性を担保してねというのがあるではないですか。それから、いろんな株主総会での発言とか、報告においても誠意をもって報告するということが必要でしょう。それから、試験醸造をするがために、増資の話なんかも挙がっていますが、どういう増資方法でお金を集めていくのか、それからどういう人たち、どういう企業に増資を求めていくのか、こういったところもきちんと説明していく、そういう誠意というか、大切だと思います。そういったものが、実は取締役会の中にも報告されていないんです。増資には、一般公募の増資と、第三者割当とか株主割当とありますが、今66%の村は出資しています。75株のうち50株持っていますので、これが例えば計画どおり300株、3,000万円増資となったら分母も変わってくるではないですか。375分の50になったら、川内村の増資比率から村の持ち分にすれば13%です。今、ワイナリーを村が主体、自治体が主体でなければ事業を進められないんだよという話をした中で、村がその会社において影響力どのくらい持っているんですかといったら13%といったら、これ説得力欠けるではないですか。こういう丁寧な話も実はしてほしいなと思っています。やはり同じ方向を見るというのは、そこに信頼関係だと思います。そういう誠実さ、謙虚さ、そういったものが必要ではないかと思います。 あえて言いますが、この事業から手を引くなんてことは一回も、ひと時も考えたときありません。もう既に前に進んでいますので、どうこれを理想ある世界に通じるようなワインにするか、そのワクワク感しかないです、期待感しかないです。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) この事業から手を引くという、村が引くなんていうことは考えていない、ワクワク感しかない、それは私たちも一緒です。それに対応して、村も会社もいっていると思います。ただ、それに会社が増資とかそういったものを提案したということに関しても、それは2020年にかわうちワインというラベルを貼ったワインをつくりたいというその一心で、それを醸造所ができない、でも何とか川内村でつくりたいという会社の思いで試験醸造という形を考えて、それにはどうしても金が必要。金が必要であるということで、村にこれ以上負担はかけられないということで、そういった増資という形で提案が出たとは思いますが、それは決して村の筆頭株主である権利とかそういったものを考えていなくて、純粋に2020年にかわうちワインという村でつくったものをつくりたいという純粋な会社の思いだと思うんです。それで、いろいろな誤解を受けたり、そういった説明もなかったり、本当に会社にも責任はあると思いますが、ただ会社は川内村のために何とか当初希望して、目標としていたかわうちワインを2020年につくるというのをいかに具現化しようということで、一生懸命そっちに向けて考えている中、その説明が村との説明が足りなかった。また、そういったものの難しさ、そういったもののやるのも大変ですよというような説明、そういった話し合いが村でも足りなかったために、今現状このようなことになっていると思います。そういった会社頑張って、もう何もないです、----たちの思っていることは。川内村でつくったブドウで川内村で醸造して、世界に通用するワインをつくって、川内村の一大産業にして、地方創生をしていくんだって、その思いだけで突っ走っています。それに対して、ちょっとした誤解、またはある程度強引なところもあって、今いろんな誤解が生まれているのだと思いますので、その辺に関しましてはぜひ行政と、先ほども言いましたが、話し合ってそれでこの事業に携わっている人はたくさんいます。第1行政区の方、ボランティアの方、またそれに対応している方々、村の事業だけでなくて、本当にいろいろなこれを巻き込んで会社を中心にしてまとまっているところがあるので、その会社がこうこうこうだという思いを伝えているものに対して、皆さん賛同しておりますので、それに対して村のやっていくこと、そういったものもあるとは思いますが、ここはぜひこの事業を成功させるためには今すごい大事なところに立っていると思いますので、ぜひ話し合いをしっかりして、このワイン事業を進めていっていただきたいと思うのですが、これに関しましては副村長が取締役として入っておりますので、そういったものを精査していただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 先ほどご答弁申し上げましたように、これまでと同じように村と会社と協議をしながら、村としては委託醸造、会社としてはかわうちワイン、村で試験醸造所をつくって、そしてそこで村が建設するワイナリーが完成するまで試験醸造をするということなんです。そこが食い違っていると、私がそう感じておりますので、ここはしっかり村と会社と協議をしながら前に進めていきたいと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 坪井君、要点をまとめて聞きたいことを端的に聞いてください。 ◆2番(坪井利之君) ということで、聞きたいこと要点ということですので、要点としましては、今まで頑張って携わっている方たちが身を引くしかないような状況、そういったものだけは決してつくらないでほしい。ここまで頑張ってきた方たち、間に入っている人たち、そういった方たちの思いを常に尊重していただいて、このワイン事業を進めていただきたいということですので、よろしくお願いします。 今、いろいろお話を聞きながらやっていただけるということですので、皆さんがこのワイン事業の完成をみんなで喜ばれるような事業になるようにお願いしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) これで2番、坪井利之君の一般質問を終了します。 ここで休憩のため暫時休議といたします。再開を13時といたします。                             (午前11時20分)                              (午後1時00分) ○議長(渡邉一夫君) 休息前に引き続き会議を開きます。 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 先ほど午前中の一般質問のやり取りの中で、個人名を挙げて発言をしてしまいました。この個人名については削除をお願いします。大変申し訳ありませんでした。以後、発言には十分注意いたします。本当に申し訳ありませんでした。
    ○議長(渡邉一夫君) 引き続き一般質問を行います。 9番、志田篤議員の発言を許します。 9番、志田篤君。          〔9番 志田 篤君登壇〕 ◆9番(志田篤君) それでは、通告に従いまして一般質問を行わさせていただきます。 川内村ワイン株式会社について。 平成31年度、ワイン醸造に関する計画も予算化され、ワイン生産へ向けて村、内外の期待が高まるところであります。その川内村ワイン株式会社の下記の件について、村長の所見を伺います。 1、川内村ワイン株式会社の目的であるワイン生産への完成に向けて、事業計画が順調に実施されているのか、進捗状況について村長の所見を伺います。 2、ワイン醸造所の計画、予算化されましたが、財源は確保できたのでしょうか。また、建設計画についての進捗状況について村長の所見を伺います。 3、川内村ワイン株式会社の役員の変更はあるのか。村長の所見を伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、9番、志田篤議員のご質問にお答えいたします。 1点目のワイン事業の進捗状況でありますが、先ほど久保田議員のご質問でも答弁したとおりであります。震災復興と新たな産業の創出、そして地方創生の取り組みとしての交流・関係人口の増大などを図る目的のため、ワイン用ブドウ、主にシャルドネ、メルロー、カベルネ、ソーヴィニオンの栽培にエネルギーを費やしてきました。今年の秋には、ブドウが収穫される見込みであり、収穫されたブドウは醸造所が整備されるまで、委託醸造や原料としての販売について、会社と協議しながら進めてまいりたいと考えております。 2点目の醸造施設整備にかかる財源の確保についてでありますが、施設整備につきましては、福島再生加速化交付金を活用すべく東北農政局及び福島県との協議を進めているところであります。 ただ、加速化交付金での醸造施設の建設は、過去に例がないこともあり、協議の過程で国や県から指摘のあった課題について、現在整理を行っているところであります。早急に課題の整理を行い、加速化交付金の申請が認められるよう進めていきたいと考えております。 3点目の会社役員の変更についてでありますが、会社の役員の任期は2年であり、今年7月末に任期が満了いたします。村も株主として会社役員の選任につきましては、責任がございますが、会社役員の人事に関しましては、かわうちワイン株式会社内部の問題であると承知しておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上で、志田議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 今、村長から答弁いただきましたが、この事業計画の当初の計画はオリンピックにあわせてその前に何とかワインを完成させて、川内村のワインのアピールをしたいという話でございましが、それに間に合うのかな。まず、当初の計画からいくと、オリンピックまでにワインを商品化できるということだったんですが、先ほどの議員の答弁からみるとちょっと間に合わないのかという感じだったんですが、それはどうなんでしょうか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それは、もう来年はオリンピックですので、今年の秋にはブドウができます。ですから、委託醸造で醸造すればしっかりワインになっていきます。先ほど赤ワインとロゼと白のお話しましたが、赤はやはり熟成が必要ですので、その点を私は勘違いしていました。白のほうが早めに言いますか、できたての部分については白のほうが早いので、そのところはテイスティングできると思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 答弁いただきましたとおり、オリンピック当初の計画どおりいくということであれば、何ら問題ないのかと考えますので、ぜひ世界が注目しているときにできるだけ商品化してPRできたら最高だと思いますので、順次努力して頑張っていただきたいと思います。 続きまして、2番目のワイン醸造所の予算化について、今説明がありましたとおり、なかなか前例がないところでやるわけですから、大変かなとは思いますが、ぜひ努力して何とか自前の醸造所を計画するというのが、あそこ高田島の地域の発展と、それから川内村を国内外にPRするというのは、貴重な商品価値としてあると思いますので、またあそこのロケーションを見ても交流人口の増大につながることは、まず間違いないのだろうなと考えますので、何としても自前の醸造所をつくるということは、最低限必要かと思いますので、さらなる努力をして予算化獲得できるように頑張っていただきたいと思いますが、改めて今年のどの時点でどういう形で決着できるのか、もう少しもう一度説明をお願いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 申請行為の進捗状況ですが、今県を介して東北農政局とのヒアリングをしているという段階です。ご指摘のとおり醸造所、再生加速化交付金でのメニューの中にはワイナリーとか醸造設備というような項目はありません。ですから、それをどう突破していくかということが今の段階です。 我々としては、醸造所よりもその前の段階、つまり食品加工所というような含みの中で今ヒアリングをしているというところです。食品加工所については、いろんな食品の前例もありますので、その中に醸造所、ワイナリーをブドウの加工所というような名目で何とか認めてほしいということで、今ヒアリングをしているというところです。 見通しとして、何とか一日も早いタイミングで申請許可をしていただくということに今努めているところであります。いつまでということは今この段階では断定できませんが、早目の認可をいただいて、工事に着工したいなとは考えております。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 今、再度の説明で何とかものに具現化したいということでありますが、最後にものになるのか、ならないのか。やはり期待されている部分なので、村長としても最大限努力はされていると思いますが、私としては当事者ではないので、村民も具体的な内容まではわかっていないと思いますので、大変申し訳ないが、何とかものになるというような形でのもし発言が得られれば最高かと思いますが、もう一度伺います。何とかものにできそうですか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 今品種としては、先ほど坪井議員のときにも答弁しましたが、シャルドネ、カベルネ、ソーヴィニオン、メルローが、これはワインの世界三大種ですが、私はもうしっかりポテンシャルはあると思っております。というのは、昨年のブドウを山梨大学で実は試験醸造と言いますか、ごく量は微々たるものですが、つくっていただいて、そしてテイスティングをしました。それは、1月の末ですが山梨大学に行って、村でとれたものをというところで。私はシャルドネに関してはかなりポテンシャル高いと思っております。適度な酸味もありますし、しっかり糖度も確保されているというのを感じてきました。ただ、ワインはやはり嗜好品です。ですから、私がいいと言っても、志田議員がこれちょっとまずいねというような場面も当然考えられます。ですから、そこのところは、ものになるかどうかというのは、一つは経験を積んでいくしかないのだと思います、醸造に関しても、ワインのブドウの栽培に関しても。それから、膨大なヴィンヤードは、標高が大体700メートル前後です。あの高さの標高のところで植えています。しっかりと栽培に携わっている人たちは、育ててもらっています。育ててもらっているというのは、ただ単に植えっぱなしではなくて、せん定をやったり、今シングルせん定みたいなのをやっていただいておりますが、そういう中でしっかりしたブドウがつくれる可能性は十分あります。しかし、標高が高いゆえに、様々なリスクもあります。例えば防寒対策が必要だったり、それから周りが山に囲まれていますので、防除なんかの対策も今しっかりとやっていただいて、順調に生育しているのかと思っています。 それから、嗜好品ですので、ただ単にいいワインだよと我々が、生産者側が、売る側が言っても、なかなかそれを認めてもらえるかどうかというのは、やはり難しい部分もあるかと思います。そういう面では、ただ単につくるだけではなくて、ワイン文化をこの地に根付かせていくということが必要だと思います。かなりワインは、すそ野の広い産業だと思っております。食べ物とか、それから景観もそうでしょう、交流人口につながるような六次化になるようないろんなポテンシャルを持っている産業だと思っていますので、私はものになると思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 今、村長のワインに対して熱い思いをお話いただきました。 大変質問の仕方が悪かったのかもしれません。私がものになるのかは、醸造所の予算化がものになるか、伺いたかったので、その辺もう一度、何とか頑張ってものにはするのだろうと思いますが、先ほど申し上げたように、私は当事者ではありませんので、まして村民は当事者ではありませんので、村長から力強くものになりますくらいの発言をいただければありがたいかと、もう一度伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 今そのために準備をしております。ですから、当然我々の熱い思いを相手にどう伝えていくかということはとても重要です。それは、県であろうと、東北農政局、あるいは国であろうと、しっかり我々のこれからの計画、それから熱い思い、現状、こういったものをしっかりと訴えていきたいと。そして、課題が何なのかと、今明白です。例えば、一つは誰がつくるんですかという、その醸造家がまだはっきりしていません。それも一つの例ですが、こういったところをきちんと問題を塗りつぶしていけば、間違いなくゴーサインは出ると思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) そういった意味で、村民も含めて、また関係者も含めて、この醸造所の予算については、注目されていると思いますので、ぜひ頑張って努力していただきたいと思います。 続きまして、3番目の川内村ワイン株式会社の役員の変更についてということで、今答弁いただきましたが、そもそも会社法からいけば株式会社の役員は取締役会において決定するのが、会社法の規定かと思います。そういった意味で、私のかかわるところではありませんが、先般臨時議会の全員協議会で村長から役員についての説明がありましたので、たまたま質問事項として挙げさせていただきました。当然、川内村ワイン株式会社の出資比率から見れば、川内村が筆頭株主、あるいは全ての議決権を持っているということになれば、役員の人事についても株主総会で決定されると。しかも、株主総会においても発言は頭数ではありませんので、出資比率によって決定されますので、人事権と言えばもう極端に言えば村がすべからず持っているということになるのだろうと思います。 私から先ほど申し上げたように、それは取締役会において決める事柄なので、私のかかわるところではありませんが、今先ほどの議員の質問にもありましたように、ここまで4年間地元の人、あるいは地元のワイン研究会、あるいはボランティア団体を束ねていると言っては失礼ですが、管理運営されているグローイングとかいろんな方のご協力を得て今日まできていると思いますので、その方たちの意向もある程度は踏まえて株主総会で決定されていただければありがたいかと、要望として挙げておきたいと思います。 特に、川内村ワイン株式会社においては、今言ったように村が所有されているわけですから、突き詰めていくと今村の代表は村長ですから、村長が指示采配されていると思いますが、突き詰めていくと村民の共有財産かと、そう考えます。したがって、共有財産の村民がワイン事業から少し離れるようなそういう役員選考は、私としてはできれば避けていただきたいかとそんなこともありますので、ぜひその辺も考慮して役員の選考、株主総会にあたっては、ご配慮をいただきたいと思います。 もう1つ、そこのところで、代表は村長ですので、役員選考についてのどういう方向で、方針で臨まれるのか、もしよかったら伺いたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 組織はとてもとても大事だと思っています。トップが何を見、何を考えていくのか、そして将来のビジョンは何なのか、しっかり組織をマネジメントする能力の必要性を感じております。しかし、それ以上に大切なのは、誠意、それから謙虚さ、それから透明性、ガバナンス、信頼性、こういったものではないかなと思っております。 議員がご指摘のとおり、役員構成については取締役会でそれは決定していくのだろうと思っています。しかし、取締役の選任については、株主総会で決められるというわけであります。先ほど、村民の共有財産という表現をされました。まさにそのとおりです。そこに、村は公金として税金を投下しております。先ほど坪井議員のところにも答弁しましたが、今まで約1億9,800万円の補助金を投下しております。その半分以上、6割は村からの支出です。とすると、やはり公金を投入している以上、どう使われていくのかそういった透明性は当然求めていくのは当たり前だと思うんです。それは、志田議員が言うように、共有財産ですよね、何に使ったのといったときに、答えられないようなことであっては私の立場はなくなってしまうと思うんです。しっかりそこは担保していきたいなと思っています。 それから、ワイン事業は、復興の一役、住民帰還の一役を担っていただくということも重要だと思っています。そのためには、新たな産業の創出ということで、政策的な事業でもあるわけです。こういう政策的な事業の進捗状況を確認してチェックするという作業も私に与えられた仕事の一つだと思っております。 ですから、今後こういったところをきちんと状況を鑑みながら、筆頭株主としての議決権が行使できるような場合には行使していきたいと思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) ご丁寧な答弁ありがとうございました。 先ほどから、議員の答弁、あるいは質問内容から見ると、どうも株主と会社との、現場との意見が少しあわないところがあるのかというところで、私も聞いておりました。株主会社には、株主の所有と経営分離という規定があります。それをどう捉えているのか、株式だから四六時中会社に1年中ものを言えるという建前ではなっておるわけです。だから、その辺のところをお互いが理解して、目的は一緒であっても運用方向によって、あるいはプロセスによって、意見が食い違っていくこともあるのだろうと思いますが、株主の役割というのは、大きな事案に関しては株主総会で決定されるのだろうなと思いますが、こと細かなことまで会社に注文をつけていくと、何のために有能な人材を代表取締役、あるいは役員に選任したのか意味がなされてこないのかとそうに感じるんです。 そこで、お伺いしたいのは、この株式会社における株主の所有と経営分離という規定について、村長はどう考えて運用されているのか伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 村が個別の案件にいちいち口を出すというわけにはいかないと思います。まして、いろんな事業を進めていくということは、当然取締役会の中で決められていくのだろうと思います。そういう自由度はしっかり担保しなければいけないと思います。しかし、それは例えば民間が100%出資するなら多分そういうことは当然なことに行われていると思います。しかし、67%の出資を税金を落として資本として出している、あるいは村の補助金として1,000万円を出しているというような村出資型の法人においては、やはり使われ方、透明性を担保してねというのは当たり前ではないですか。 それから、例えば志田議員も自分で会社をやられていたからわかると思いますが、資金の調達には2つあります。1つは、借り入れです。もう1つは、増資です。借り入れについては、返還義務があります、債権の発券もそうですが。2つ目の増資に関しては、返金する義務はないんです。ただし、配当とする形で還元していくということです。2つのうち、ではどっちを選びますかというときに、今回のように増資をというような計画があります。しかし、増資にもいろんな形があるではないですか、一般公募なのか、はたまた第三者割当なのか、それから株主割当なのか。普通は、こういう増資計画をするときには、取締役会できちんと議論されていくものだと思います。そういう面では、大きな事案に関しては株主という話をされましたが、まさにこの増資に関しては会社そのものの体質が大きく変わる可能性があります。それは、先ほど言いましたように、増資割合が変わるわけです。村が今持っている67%の増資割合が、一気に12%、13%になってしまうという状況が想定される中で、これは取締役会で決めていいんですかというと、そうではなくて大きな問題は株主総会で決めていくと、あるいは株主総会で説明をしてもらうということは当然だと思います。しかし、4月18日に行われた株主総会においては、そういう詳しい説明が一切ございませんでした。これに対して、やはり冒頭言いましたリーダーの資質の中に誠実性、あるいは謙虚さ、説明責任、透明性こういったものがきちんと担保されていくべきではないかなということは、感じてきました。そういう面では、増資に関しては会社にとっては大きな課題でありますので、株主総会できちんと説明してもらう、あるいはそのことにもし村としては納得できなければ議決権を行使していくということも選択肢だと思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 今、予期していない答弁が出てきましたんですが、私が一般的に株主総会で決めるというのは、まさに大きい事案だろうと思うんです。どちらかと言えば、そういうお金にかかわる部分は株主総会でやられてもよろしいんだろうと思いますが、技術面に関する部分ですね、会社がこういうふうにしたいとか、あるいは例えばワインの木の育成の方法とか、あるいは現場サイドでの、あるいは醸造に関する今委託でやむなくやるというけれども、いずれは自前でとか、そういう現場サイドの技術的な部分については、どちらかといえば現場の声を尊重してあげていただければよろしいのかと。今、村長が言われたように、数千万円、数億円、あるいは会社を左右されるような大きな事案に関しては、取締役会で決定される、そのすみ分けをもう少しお互いに連絡し、話し合っていくことによって、スムーズに運営されていくのだろうなと思いますので、今までのお話を伺いましたが、今までどのような会社との、株主との話し合いをもたれてきたのか。ちょっとでもいいので、伺えれば伺いたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 私からお答えさせていただきます。 これまで、平成29年8月1日に会社が設立いたしました。その後、1年間は会社の村として運営を見守っていたんですが、やはりどうしても醸造所、貯蔵所というところが必要なわけです、3年先、4年先にはブドウを収穫するという前提で、そして1年間は見守ってきたんですが、やはりそこの中でどうしても会社としての資金繰りというのが立たないところがあって、ここは1年後に村は会社と協議して、公設民営の加速化交付金を使わせていただいて、公設民営の施設をつくりたいということで協議を始めました。そして、そこは会社は了解していただきまして、そして現在に至っているんですが、大体2カ月、それか1カ月というような周期で村と会社は役場に来ていただいて協議を重ねてずっときておりました。醸造所の施設の規模そういうところも会社とは協議をしてきたというところですが、そこの中で今加速化交付金事業を申請の中でなかなかちょっと今足踏みしているという状況の中で、今年度は当然ブドウが収穫されてもかわうちワインはできない、川内村では醸造所がまだ完成していないのでできないと、そうしますともしかすると早くては来年か再来年かというところで村はその間、先ほど坪井議員にもお話しましたように、委託醸造しかないのかなと、それかはブドウをある醸造所に販売するしかないのかなというところで、会社としてはぜひ村の空いている倉庫とかをお借りして、そこで試験醸造、仮の醸造所をつくって、そしてかわうちワインをオリンピックには出したいという思い、そこがちょっと私たちと変わっているというところで今きていますので、ここは先ほどお話しましたように、村と会社はこれから話し合いをしながら相互理解のもとで前に進みたいなというのが、今の思いでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 再度伺って申し訳ありませんが、1年後くらいからは2カ月に1回会社と情報交換を行っているということで、今もそれは継続されているということでよろしいでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 先ほど坪井議員にもお話しましたように、3月まではやっていたんですが、4月、5月、今6月が始まったところなので、まだ今年度になってはやりませんが、近いうちにはここはやっていかなければならないという考えでおります。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 答弁ありがとうございました。 もう1つ伺っておきたいんですが、株主が考えていることと、それから現場サイド、いわゆる会社が考えていることが食い違うような事例が出たときに、例えば今苗木が1万本であると、これを会社としてみればできるだけ助成金を削減して、いずれ独り立ちできるだけさせなければならないとすれば、要するに事業を拡大しなければいけないという事案も出てくるのだろうと思います。そういったときに、先ほどの増資の話もありましたが、こういう問題が出たときに、株主、あるいは村当局としてそこまで関与していくという、公共という立場から関与せざるを得ないのでしょうが、お互いに意思疎通を図りながら進めていくとするならば、現場サイドの声をどう吸い上げて、そしていくのか、今後の方向性についてちょっとだけお伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 大きいか小さいかというのは、それぞれ感じるところはあると思います、事案に関しては。しかし、今まで栽培についてこういう栽培方法がいいねとか、防除の仕方はこうだよねというようなことは言ったことありません。なぜなら、我々それだけの技術や知識を持っていないからです。全て現場に任せております。現場サイドも、実はもう3年経過しましたから、栽培やっている人たちはある程度技術は身につけてきたと思います。そういう面では非常に頼もしく思っています。当初は、やはりいろんな技術者から聞くということから始まったんです。その聞くという対象は、県の普及所であったり、あるいは長野県から技術を身につけた人に来ていただいて、去年の春ですが、そういうせん定の方法を学んだりということをやってきました。それは、いろんな情報は集めながらもありますし、だからそういう面では素人は素人なりにいろんな苦労をして現場サイドではいろんな人たちから指導してもらったり、現場に来て教えてもらったりということをやってこられたんです。ただ、力強いことに、心強いのは、皆さん農業を経験しているんです。農業って相通じるものがあって、例えば葉の色とか、季節によって雨が降るとどうなるかとか、それから除草にしても、草を刈るにしてもいろんな斜面のところであったりするので、いろんな工夫をしながらこの3年間、会社を立ち上げてまだ2年ですが、その間いろいろやってきました。ですから、現場サイドについては、私ら何ら上から目線でこうしろよ、ああしろよということはこれからもそういうことはするつもりもありません。ただ、お金の問題に関しては譲れないところは譲れないと思っております。それは、村の共有財産なんです、原点はそこです。ですから、判断するときに、お金の流れがなかなかきちんと証明できないものがあって、それは了とするのかといったら、そうではないでしょう。 それから、当然株主総会においてもきちんとありのままに報告していくということも当然必要ですよね。それから、今後の増資の話、あるいは借入も含めてですが、こういった問題もきちんと株主に説明していくということは、当たり前だと思います。そういう信頼関係をきちんとかもし出していく、そういう経営者であってほしいなと思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) もう1つだけ、今村長の答弁に現場サイドの技術的な面については、口出しはしたことがないという話でしたので、技術面についてはできるだけ現場の声を吸い上げていっていただければありがたいかと思います。 もう一度お伺いしますが、株主、村当局ですね、それからかわうちワイン株式会社と親密に連絡がとれているということで、順調に推移していると考えてよろしいのでしょうか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 順調にと言いますか、そういうステップを踏みながら理解を深めていくということは大切だと思います。どういうステップかというと、きちんと議論をしていくということです。当初の目的である世界に通じるようなワインをつくっていく、そして村にしてみればそのことを通して復興や帰還促進を図っていく、それから新たな産業を育成していく、こういったところを迷ったときに原点に返る必要があると思います。私は結果を急ぐあまりいろんなものが今ごちゃまぜになって一気に走り出しているのではないかと思っています。どこかで整理することが必要だと思います。それは、早く市場の中で、消費者の中でかわうちワインを評価してもらいたいという気持ちは我々もありますが、それによって過大な設備投資、あるいは二重設備というようなものが、全てクリアできるかというと今そうではないんです。ワイナリーについても現在進行形です。まだつくれるよって結論が出ていません。それから、試験醸造についても、当初言っていたように、恐らく1,000万円や1,500万円ではクリアできないと思います。こういった二重投資の部分をどう解決していくのか、それを解決するために増資計画がある。どういう人が賛同して増資するのか、あるいはどういう企業が増資に加わっていただくのか、こういうきちんと丁寧な説明は私は当然ではないかなと思います。増資に関しては、何ら否定するつもりはありません。将来的に一本立ちして民間で100%運営するというような運営状況になれば、私はそれでもう十分いいなと思っています。しかし、今村の補助金、公金を支出している現状の中では、そこは全てが自由ではなくて、ある程度縛りの中で事業を展開してもらうというのは当たり前だと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 今、村長から増資の話がありましたが、私はあまりそこは関心がなかったので、私の知識が間違っていれば別ですが、増資に関しては筆頭株主の了解なしにはできないと私は認識していましたので、そんなに特に深くは考えていなかったというところがありまして、多分いずれそうなったときに、株主総会においてこれは必要だと認めれば増資の話になるのだろうと、現時点では川内村が筆頭株主ですから、増資の話はできないのかと考えています。 もう1つ、川内村ワイン株式会社も含めて、今後の方向性について1つだけお伺いしたいんですが、今回の震災において復興をかねて村の財産が非常に増えました。住宅も150戸を超え、それからモリタロウプール、それからKiMiDoRi、そして今度のワイン株式会社、そしてさらに今上川内に住宅を予定されていますが、私もそんなことで今住宅でお世話になって家賃を入れさせていただいていますが、1つだけお伺いしたいのは、この家賃収入は税収に当たるのでしょうか。担当課は建設課ですか、家賃収入は税収に当たりますか、そこだけ伺いたいので、すみません。 ○議長(渡邉一夫君) 総務課長、遠藤清輝君。 ◎総務課長(遠藤清輝君) 家賃収入については、税収とは別でございますので、当たらないということで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 私が何を申し上げたかったかというと、大変申し訳ありませんでした、調べてくればよかった話ですが、家賃収入は税収ではないということですよね。だけど、村の財源には入るわけです。考えてほしいのは、住宅をたくさんつくって家賃収入が入って、財源が少し豊かになるからいいなというのはそれは不動産屋の考えです。少なくとも、自治体が考えるとすれば、今総務課長が考えられたように、税収が増えなければいけない。税収といえば、固定資産税、あるいは所得税とかいろいろあるんだろうと思います、法人税とか。今、私が感じるところは、村を豊かにして、民貧しいでは困るわけです。だからしたがって、村民の所得、あるいは資産をどう増やしていくのか、与えられることができるのか考えていくのも一つ自治体の役割なのかと。今、申し上げたように、このワイン株式会社も含めて村の資産が増えている、それをどう独り立ちさせ、今村長もちょっと触れたように独り立ち、あるいはできるようにしていくためにどうするのかということがこれからの課題なのかなと考えます。 今、申し上げたように、村の増えた資産を、あるいはこの川内村ワイン株式会社も含めてどう独り立ちさせていくのか、その育成と方向性について伺います。          〔「質問内容がわからない。」と言う人あり〕 ○議長(渡邉一夫君) 今の質問は、ワインも関連してということでございますが、公有財産でプールとかKiMiDoRiとかというのは、この質問にはちょっとかけ離れているものですから、まとめた中での答弁を要求してください。 ◆9番(志田篤君) わかりました。質問がずれているみたいなので、このワイン株式会社についてお伺いいたします。大変失礼いたしました。 将来、今増資の話もありましたが、理想とするなら今言ったように村とすれば税収を上げていく方向性にもっていくのがよろしいわけで、村は公共施設となれば固定資産税は入らないでしょう。できればそういう一本立ちできる方向性で指導育成していくのが一番よろしいのかと。子供を育てるのと一緒で、ある程度よちよち歩きのときは、村の財政支援もあり得るのだろうと思いますが、ある程度成人されたら独り立ちして、その恩返しとして村に税収として貢献できる、あるいは地域の交流人口、あるいは地域の振興に役に立てば、これに越したことはないので、ぜひその方向性にもっていく考えがあるとするならば、その方向性について、村長にお伺いいたします。大変失礼しました。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 作家の井上靖は、端的にこう言っています、財政というのは集めた税金をどう使うかだと。まさに、シンプルでラジカルな答えだと思います。財政の役割って何かといったら、1つは資源の配分ですよね、例えば民間で利益が出るといような事業は当然民間が手を挙げます。しかし、民間でやっても所得が生まれない、維持できないというような事業もなければ、我々は生活できない部分っていっぱいあるではないですか。例えば、消防とか、防犯の警察とか、それからごみの処理とかそういった問題です。こういうのは、費用対効果では議論できない部分です。しかし、儲からないから、所得がないからやらないかといったら、我々生活できないですよね。ですから、1つはそういう資源の配分です。 それからもう1つは、所得の再分配です。利益ができたところから実は利益をとって、少ないところに再分配していく。それは、1つは代表的なのは社会保障ではないでしょうかね。 それからもう1つは、経済の安定です、財政の。先ほど言った、住民がどう豊かさを感じてというところですが、そういう中では資源の分配が必要だと思っています。それから、経済の安定です。こういういろんな事業というのは、ある面ではインセンティブだと思っています、動機付けです。例えば、最初からワイナリーをつくって、ワインを醸造して、ではワインでがっちり儲けるかといったら、それはできないでしょう。まず、条件としては資本どうするんですか、それからブドウを栽培して実になるまで時間3年とか5年とかかるではないですか、この間どうするんですか。しかし、こういう産業にトライしていくというのは、ある面ではインセンティブだと思います。新たな産業の育成につながっていくと思います、非常に裾野の広い。それは、将来において、ある面でリターンがあるのではないかなという予測のもとで事業が進められる。こういった事業をインセンティブとしてやっていくためには、やはり当面行政からの公金、交付金や補助金を投資していくという選択肢もあっていいのだと思います。そういう面では、経済の安定性と資源の分配になってくるのではないかなと思います。その中から、さらに内部留保するのではなくて、利益が出たら再投資する意欲を見い出していくということが必要だと思います。利益が出て自分のところに懐にいっぱい貯め込んだり、通帳に貯めているのではなくて、それを社会のために、地域のために再還元するための再投資、そういうことになっていけばいいと。 つまり、地元の中でお金が回っていく、それもただ単にゆっくり回るのではなくて、スピード感をもって回っていくといろんな付加価値がつきます。そこが、個々の豊かさにつながっていけばいいと感じています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 村長の答弁は、非常に細かく説明を受けるものですから、限定でこの川内村ワイン株式会社の今のお話は当面の間は財政支援して育てていくということは、十分私も理解しておりますし、先ほどからの村長の説明で時間の要することでありますので、まだ3年、4年目で結論を急ぐというのはどうかとは思いますが、ただ育てていく間にある程度成人したときにはこうなりますよくらいの認識をもって育てていくのと、ある日成人したから急に離すというのはまた別かと思いますので、その辺も含めて月に1回の業務の打ち合わせのときにでも話し合っていっていただければありがたいかと思います。 もう一度最後に伺いますが、非常に川内村ワイン株式会社、川内村を背負って立っているような産業になる非常に有望な事業だと私も思っております。そういった意味で、もう一度将来にわたって、すべからず助成金を手を引くということではなくて、将来に向かってその辺のところをどのような考えで株主として当たっていくのか、もう一度方向性も含めてワイン株式会社について説明を伺って、私の質問は終わりたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 今日は、志田議員まで含めて3人の人たちの議員から質問を受けました。もうその都度話をしております。理念は、もうまさに世界に通じるようなワインブランドかわうちワインをつくるんだよと。あわせて、私らとしては、地域振興や地方創生、あるいは農業という新たな産業を育成していくことによって、この傷つけられた川内村の田園風景、自然環境を一日も早く美しいものにしていくんだと。それから、ライフスタイルをワインが食卓にあって、ワインを通していろんなものを語れるような雰囲気と言いますか、そういうライフスタイルも提案していきたいと思っています。そのために、当然運営会社であるかわうちワイン株式会社とは、しっかりと協議をしていきます。しかし、最終的に譲れないものは譲れない、これだけは間違いなく我々の村としての姿勢を貫いていきたいと思っています。 ○議長(渡邉一夫君) これで志田篤君の一般質問を終了しました。 次に、3番、高野政義議員の発言を許します。 3番、高野政義君。          〔3番 高野政義君登壇〕 ◆3番(高野政義君) 通告により一般質問を行います。 防災訓練の実施について。 近年、全国各地で洪水などの災害が、頻発・激甚化していることや、東日本大震災と原発事故の教訓を踏まえ災害時における初動体制を高めるために、防災訓練を実施すべきと思うが、村長の考えをお伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、3番、高野政義議員のご質問にお答えいたします。 防災訓練の実施についてでありますが、これまで本村で行われた防災に関する訓練は、平成18年に「相双地方総合防災訓練」、平成26年には「原子力防災訓練」で住民避難訓練を実施しております。 また、今年2月には全職員を対象に、抜き打ち型の非常招集訓練を実施し、災害発生時における各担当部署の初動体制について再確認を行い、3月には複合施設ゆふねにおいて、災害時要援護者の避難先となる、福祉避難所の開設訓練を実施したところでもあります。 住民参加による防災訓練につきましては、災害時に適切に行動できるよう実践的な訓練を行っておくことが重要でありますので、今後、県と協議しながら実施に向け検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上で、高野政義議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 防災訓練については、村独自での実施は容易でないということでの県と合同で実施するということで理解いたしますが、何年も実施しないようなことがないようにお願いをいたします。 再質問を何点か行います。川内村原子力災害避難計画が平成26年10月に策定され、第1行政区から第6行政区がビックパレットふくしまに、第7行政区が安積中学校、そして第8行政区が安積公民館安積分室に指定されていますが、村民にどのような方法で何年に周知されているのか、お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長、秋元敏博君。 ◎住民課長(秋元敏博君) 福島県の原子力災害広域避難計画と川内村原子力災害避難計画によりまして、避難所が確定しております。これは、県と避難元の川内村、避難先の郡山市、三者で避難先を決めたこととなっております。それで、その際の住民周知でございますが、原子力災害対策ハンドブックというものを平成28年3月に作成し、全戸配布している状況でございます。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 安全で安心な村づくりと題しまして、川内村防災マップが平成31年3月に策定され、保存版として各家庭に配布されました。見ますと、大雨や強風対策と地震対策、そして火災対策について掲載されておりますが、原子力災害避難計画や北朝鮮からの弾道ミサイル落下時の行動について掲載されていませんでした。掲載しなかった理由などがあれば、お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 建設課長、横田正義君。 ◎建設課長(横田正義君) ただいま高野議員から防災マップ、こちら5月の広報と一緒に全戸配布しております。この内容については、平成27年1月18日に施行されました土砂災害警戒等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部改正が施行されたことによりまして、この災害箇所、警戒区域を県が基礎調査を行い、それを公表するということが義務付けられております。県からその公表の一部として村の広報等で周知できないかという問い合わせがあり、依頼がありまして、そこに平成30年に社会資本総合交付金事業というものがありまして、補助率が50%なんですが、この補助金を使いましてマップの作成をしたところでございます。このマップの更新については、12年ぶりの更新ということでございます。 内容的には、土砂災害の警戒区域、それから特別警戒区域の掲載を行っておりますが、この原子力災害に関するところについては7ページに、先ほど答弁にありましたとおり、原子力の避難対策の計画によるということになっておりますので、そちらによって避難をするということでございますので、今回は土砂災害の法律に基づいた掲載ということに留めております。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 理解いたしましたが、原子力災害避難計画については、平成26年に配布されたということでありますが、5年も経過しているということから、改めまして原子力災害避難計画や北朝鮮からの弾道ミサイル落下時の行動についても川内村防災マップと同じように印刷いたしまして、各家庭に配布すべきと思いますが、今後そのような配布ができるかどうか、お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 原子力事故を経験した被災地の1つでありますね、本村は。そういう中では、30キロメートル圏内全てUPZの範囲の中にあるというのは、もう認識しております。現在、廃炉に向けた作業が進行形でもありますし、さらには南には第二原子力発電所もあるということです。臨界に達するかどうかのような事故が起きるかどうかというのは、私自身もわかりませんが、8年前の事故を教訓にして学習して、万が一のための避難訓練は重要だと思っています。 それから、平成28年3月に全戸配布したということで答弁いたしましたが、配布してそれで終わりかというとそうではないと思います。議員のご指摘のとおり、安心・安全な地域をつくっていくということは、一人一人の安全性、命にかかわる問題でもありますので、そこは我々も一つの広報ツールだけで事を済ませようとは思いません。当然広報であったり、あるいは特別な資料といいますか、パンフレットを作成したり、あるいは一番効果的なのは、実際に事故を想定した訓練をしていくと、それに住民の人たちも参加してもらうということが必要だと思います。今回、問題提起をしていただいたと認識しております。もう一度平成26年10月の防災訓練のマニュアルを精査しながら、本当にあれからもう既に5年経っていますので、その当時のことが今どう変わってきているのか、こういったところももう一度精査しながら実際に訓練を実施していきたいなと思っております。 今度どうするのかというところでありますが、それは担当課長にもう一度答弁させます。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長、秋元敏博君。 ◎住民課長(秋元敏博君) 高野議員がおっしゃるとおり、近年全国的に集中豪雨によりまして土砂災害、河川の決壊などによる水災害が、大規模な災害が発生しております。その関係で、今年3月内閣府によりまして避難勧告等に関するガイドラインの改定がございました。これも村民に周知しなければならない部分でございますので、これとあわせて原子力災害の避難先等の周知をしていきたいと考えております。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 回答ありがとうございました。川内村防災マップは、各家庭に配布されましたが、今後は新たに村民等になられる方々の配布準備はされているのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 建設課長、横田正義君。 ◎建設課長(横田正義君) 5月の配布件数については、1,200部という配布をしておりますが、今後新たな住民が移住してきたという世帯につきましては、あと100部ほどありますので、それを利用して配布していきたいと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 準備されているということで、安心いたしました。今後も、安全・安心な村づくりに努めていただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君の一般質問を終わります。 これで一般質問は終わります。 △散会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 本日の議事日程はすべて終了いたしました。 本日は、これで散会します。 お疲れさまでした。                              (午後2時10分)...