川内村議会 > 2018-09-13 >
09月13日-02号

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  1. 川内村議会 2018-09-13
    09月13日-02号


    取得元: 川内村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    平成30年  9月 定例会(第3回)          平成30年第3回川内村議会定例会議事日程(第2号)               平成30年9月13日(木曜日)午前9時00分開会日程第1 一般質問(7人)出席議員(10名)   1番  松本勝夫君   2番  坪井利之君   3番  高野政義君   4番  新妻幸子君   5番  井出 茂君   6番  井出剛弘君   7番  佐久間武雄君  8番  久保田裕樹君   9番  志田 篤君  10番  渡邉一夫欠席議員(0名)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       村長          遠藤雄幸君       副村長         猪狩 貢君       教育長         秋元 正君       総務課長        遠藤清輝君       住民課長        秋元敏博君       産業振興課長      小松正方君       建設課長        横田正義君       保健福祉課長      猪狩恵子君       教育課長        猪狩健一君説明のために出席した事務局職員       議会事務局長      三瓶敏彦君 △開会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 皆さんおはようございます。暑い方は上着を脱いで会議に臨まれても結構ですので、よろしくお願いします。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しております。                              (午前9時00分) △開議の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 直ちに本日の会議を開きます。 △議事日程の報告 ○議長(渡邉一夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付した文書のとおりです。 △一般質問 ○議長(渡邉一夫君) 日程第1、これより一般質問を行います。 本定例会の一般質問は一問一答により行います。質問者の持ち時間は60分といたします。 では、順番に発言を許します。 4番、新妻幸子さん。          〔4番 新妻幸子君登壇〕 ◆4番(新妻幸子君) 4番、新妻、通告どおり一般質問を行います。 川内村国保診療所の現状について。 川内村は、帰村80%と言われておりますが、老人世帯が多く国保診療所の役割は重要であります。老人が診療所で診察をしたとき、以前の病院で使用していた薬がないため、再度前の病院に行かざるを得ないという方もいると聞いております。村としてこのような状況の中で対策を考えているのかどうか、村長に伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、4番、新妻幸子議員のご質問にお答えいたします。 川内村国保診療所では、議員ご承知のとおり院内処方を行っておりますので、他の医療機関を受診されていた方が、国保診療所を受診され、服薬中の同じ薬の取り扱いがない場合は、一日、二日の時間は要しますが、薬を取り寄せることができますので、医師にご相談をいただきたいと思います。 なお、事前に紹介状をいただきますと来院されたときに処方できますので、他の医療機関から来院された場合は、早めに紹介状を持参していただくか、医療機関から直接紹介状を郵送していただくよう、医療機関とも連携してまいりたいと思います。 以上で、新妻幸子議員からのご質問に対する答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、新妻幸子さん。 ◆4番(新妻幸子君) ただいま村長から答弁がありまして、一般の方がそういうような大変なことをしているという話も聞きましたので安心しましたけれども、そういうことを速やかに何か広報でも何でも報告をしていただかないと、村民はこう言っております、「どうせ診療所に行っても薬は前の病院の薬はもらえないだろうから非常に心配だ、そして家には、家族には運転する人もいないし非常に困っている」そんな声が随分聞かれるんです。だから、そういうことをとにかく早目に今村長が言われたような内容をお知らせしてほしいと思いますが、いかがですか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 今回の件に関するだけではなくて、情報提供は非常に重要だと思います。それもタイムリーに情報を提供していく、それから的確に情報を伝えていく、あるいは受取側がどういう年齢層なのか、あるいはどういう立場の人なのか、そういったところも十分検討しながら情報発信は必要だと思っております。町内においての情報発信は、まず使命だと思っています。 それから、今回の件に関してですけれども、確かに患者様はいろんな面で不安だと思います。自分の体調のこと、それから先ほど指摘をしていただきましたいざというときに運転ができない、あるいは運転してもらえる人たちが家族にいないという状況も十分想定されます。そういう不安の中で、医師の診療を受ける、薬をもらうという行為は多分患者様にとっても治癒していく、あるいは安心感を得る上でも必要なことだと十分認識しております。 情報発信とあわせて今後社会的弱者の人たちをどうサポートしていくかということは、震災後特に重要なファクターになっていると認識しております。特に移動する手段がない、外出する手段がないというご指摘でありますけど、ぜひここは社会福祉協議会外出支援サービスもやっております。それから、今村内も無料でマイクロバスが運行しております。ぜひそういうところに乗降していただければ十分対応できるという課題なのかなと思っていますので、ぜひそういう方にはお話をしていただければなと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、新妻幸子さん。 ◆4番(新妻幸子君) 安心しましたけれども、内容的には十分分かりまして、その件につきましては承知いたしました。今後よろしくお願いしたいと思います。 それから、次に関連してなんですけれども、これから診療所に行った際、ようやく大変な思いをして診療したいということでお伺いしたときに、受付の時間の問題がございます。それは、受付が11時までなんですけれども、11時10分ぐらいになってしまってやっと着いたのに受付をしてもらえなかった、そういうことはどこの病院でも多少の臨機応変にできる限りのことはしている、そういう話を聞きます、そういう苦情も随分あります。そういう中で、受付がそういう時間帯が大変だという状況は、医師不足に関係していると思います。それから、スタッフの不足もあると思います。そういうことについて、村民の声ですから状況を村長に伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 今、ご指摘の問題はただ単に受付時間の柔軟な対応というだけではなくて、ひょっとしたらば意図とするところは診療所に対する不平・不満があるのかなと感じました。 1点目の受付の時間については、現状を十分今は持ち合わせておりませんので、保健福祉課長がそういう状況をもし、知っている状況であるならば後で答弁させます。私から言わせれば、11時に受付が終わって11時10分に来たけど受け付けてもらえなかったというのは、余りセンスのいいやり方でないなと思います。そこは、患者様の立場に立ってその目線で判断していくということが必要なのかもしれません。 それから、診療所のスタッフ医師不足、それからスタッフ不足というご指摘でありますけれども、震災前は内科と歯科の2人の常勤医師でした。震災後は、整形外科、眼科、心療内科、それから消化器内科ということで専門診療もできるような環境になりました。実際、他の自治体、あるいは今の医療環境が置かれている状況からすると、かなり川内村の診療・医療体制は充実してきたのではないかなと思っております。常勤でないというデメリットはありますけれども、それでも村の中で週1回、あるいは2週間に一遍受診ができる、これは震災前からかなり環境改善につながってきたと自負しております。 ただ、意図している中には患者様への対応、接遇、それから待ち時間への専門職の対応、こういったところへの不満・不平があるのかなと感じておりますので、十分ここは保健福祉課長もいますから、そこは診療所と連携を図りながら改善すべきところは改善していきたいと思っております。
    ○議長(渡邉一夫君) 4番、新妻幸子さん。 ◆4番(新妻幸子君) 対応につきましては理解できる状況でありますが、村民の声としてあのぐらいなら受け付けしてもらったほうがいいのではないかなと、周りの方も一緒に言っておられます。そういう状況ですから、対応について保健福祉課長にも十分皆さんを指導していただくように、状況が難しいですけれどもそういうことでお願いしたいと思います。 それから、近ごろの国の状況ですけれども、これから地元の処方箋がなければほかの病院に行っても受け付けないという報道がありました。そういう中で、診療所というのが非常に重要な、これから大変な状況になると思います。そういう状況ですので、いろいろな検討を十分していただいてやっていただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 保健福祉課長の答弁求めますか。 ◆4番(新妻幸子君) はい、お願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長猪狩恵子君) 受付時間に関しましては、多少の時間については柔軟に対応させていただいたつもりなんですが、戻りまして現状をもう一度確認いたします。現状を確認した上で是正していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 地元の処方箋がないと他の病院で診療できないというのは、どういう中身なのか今確認できませんが、恐らく一次診療で受けて、さらに二次診療が完結できるような病院、あるいは二次から三次にいくような場合に、いきなり三次病院に行って診察してねということが今なかなか難しくなってきています。それは、それぞれのテリトリーをしっかり守って役割を果たしていこうという今の医療環境の考えもあるんだと思います。 それから、国保なんかの医療費がかなり高騰しているということもあって、それぞれの地域にある病院、診療所、こういった役割をきちんと果たしていこうと。まずは、そこで総合的な診療をしてもらう、でも二次医療が必要だねという場合には紹介状を書いていただいて二次医療にも診てもらう。そして、さらにどうしても脳疾患とかそういったことで高度な医療が必要だという場合には、さらに三次医療というようなシステムになっていると思うんです。 ですから、新妻議員がおっしゃるように、何かあればかかりつけの医師は地元といいますか、診療所の役割は非常に大きいと思いますので、いろんなことあればまず診療所に相談してもらう、そこでカルテが存在していますので、当然家族・家庭という役割も果たしていかなければいけないのが診療所の医師ですので、十分そこは啓蒙していきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 4番、新妻幸子さん。 ◆4番(新妻幸子君) ただいまの答弁で理解はできましたけれども、とにかくそういう新聞が二、三日前に出ておりました。そういうことで、とにかくこれからは地元の病院にまずはかかって、それから処方箋をいただいてそれからでないと受け付けできないような状況になるという記事でした。だから、これは大変な地元の病院がもう少し充実して、それから医師とかそういう不足が重要だなという感じがしましたので、今後そういうことについても検討いただきたいと思います。 以上、一般質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) 続きまして、8番、久保田裕樹君。          〔8番 久保田裕樹君登壇〕 ◆8番(久保田裕樹君) それでは、私8番、久保田裕樹でございます。通告のとおり質問をさせていただきます。 阿武隈民芸館運用状況についてであります。 質問の要旨でございますが、阿武隈民芸館利用状況及び今後の運用方針を伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 教育長、秋元正君。 ◎教育長(秋元正君) 8番、久保田裕樹議員の質問にお答えをいたします。 阿武隈民芸館につきましては、村民の暮らしに関わる資料館として昭和55年4月に開館したものですが、平成22年4月からは天山文庫とともに「かわうら草野心平記念館」の施設として、心平先生関連資料の展示を中心に再スタートしております。 ご質問の利用状況については、入館者数は平成22年度当時、震災前でございますけれども1,646名、平成23年度は原子力災害によって閉館しております。平成24年8月に再開して420名、平成25年度は529名、その後徐々に増加して昨年度は810名でございました。この間、平成27年度には第50回天山祭りを記念して特別企画展を実施し、現在は心平先生天山文庫への関心と理解を深めるために関連書籍、リーフレット、しおり、単行本等の頒布も行っております。 今後の運用方針についてでございますが、民芸館のここに至るまでの経緯を踏まえるとともに、かわうち草野心平記念館条例第1条による「文化の保護・活用を図り、村民の教育学術及び文化の発展に寄与することを目的」として、社会教育法第5条第4項による社会教育施設として設置されておりますので、貴重な資料も多数収蔵されていることから、天山文庫と一体となって村民の社会教育と村の文化の発信拠点として、また、子供たちのふるさと学習の場としても活用してまいりたいと考えております。 以上で、久保田議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) 教育長の今のお話ありがとうございました。 私が今回この質問の中で一番言いたいということは、阿武隈民芸館の展示品を見ますと、ほとんどが民芸館からかけ離れた展示品でございまして、100%心平先生のものが展示されていると見れます。名称が変わって草野心平記念館という名のもとになってはおるわけでございますが、いまだに阿武隈民芸館というかけ札とそういう部分から載っておりまして、一般の人がそこに行ったときに民芸館なのか、心平記念館なのかという部分で戸惑うのではないかという部分でございます。名称を変えるのか、それともそのまま存続してまた民芸館という部分を目指すのか、そこら辺の方針という部分もぜひともお聞かせ願いたいんですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 教育長、秋元正君。 ◎教育長(秋元正君) 確かにご指摘のとおり、中の収蔵品の展示につきましては、心平先生関連のものがほとんどでございます。それは、先ほど申し上げましたとおり平成22年度にあそこの天山文庫とそれから民芸館を総称させて、それらをあわせて草野心平記念館ということで再スタートしておりますので、天山文庫とあわせて心平先生の展示に切りかえていったということは聞いております。ですから、多分にそこに切りかえるまでの、昭和56年にあそこを発足していると思うんです。そこからずっと時間が経過して、民族資料館としての展示に限界も感じてきたのではないかと思うんです。そこでの切りかえで平成22年度からそのような形で再スタートしている。 ですから、今後民芸館のものと、それから現在のままいくのかという方針をどうなんだという質問でございますが、そのことにつきましては心平先生のものを中心としてその中に今民芸館として例えば現在収蔵をして、展示はしていないですけど収蔵物もありますので、そういったことで心平先生の展示がより際立つようなものが工夫できないかということも検討しておりまして、その辺はあわせて弾力的に運営してまいりたいと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) 今の教育長のお話重々分かる話でございますが、しかしながら阿武隈民芸館という看板を立てているからには、民芸という名前を変えていくのか、もしくは心平記念館と名前を変えていくのかにしたほうが、ほかから来た人の印象はよいのではないかと思います。と申しますのは、川内村のホームページを見ておりまして、天山文庫をクリックいたしますと、阿武隈民芸館のことが少し載っているんです。そこには川内村に伝わっております民芸品を展示してございますとうたっているわけでございます。ですから、そこら辺も削除していただくとともに、草野心平記念館という部分で一本化するような形のほうが、はなから村民は重々知っているのかもしれませんが、ほかからいらっしゃった観光客、川内村を通過する人々、そういう部分には受け入れやすいのかなと思うわけであります。 今はやりのインターネットの部分を見てみますと、ほとんどが阿武隈民芸館という部分も載ってございますし、そこには古い部分でございまして平成25年あたりで観光協会でユーチューブに流している阿武隈民芸館見ますと、その当時の民芸品、あとは工芸品そういう部分がたくさんございますよとうたっているわけです。しかしながら今現況を見ますと、心平先生のものがほとんどでございますし、来た方にちょっとがっかりさせてしまうのかなという部分でございます。 名称の変更という部分、もしくは戻すのかという、なかなか元には戻らないとは思いますが、これはぜひとも名称を変えて新たなスタートをするかと考えたほうが私はよろしいのではないかなと思うんですが、教育長のご意見を伺いたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 教育長、秋元正君。 ◎教育長(秋元正君) ご提案ありがとうございます。 私も改めてホームページの観光から見てみますとご指摘のとおりでございまして、多分に平成22年度に再スタートするときにそこのところの切りかえがなされずに現在まで至ってしまったということにつきましては、私からお詫びを申し上げたいと思いますし、それから民芸館に改めて元に戻すかということを考えますと、先ほど申し上げましたとおり発足したときから民芸館として運営をしてきて、多分にそこで観客というか、入館者数の数とかいろんなことを考えていって天山文庫と、それから天山文庫で草野心平先生に関する展示はとても貴重なものがありますけれども、そこをさらにいろんな展示品を、収蔵品を展示して、そしてあわせて草野心平記念館として発足しているものでございますので、そこの趣旨は大事にしてまいりたいと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) ありがとうございます。 民芸館の中を拝見させていただくと、確かに棟方志功先生が彫った阿武隈民芸館というタイトルもございまして、阿武隈民芸館という部分は大事にしなくてはいけないんだなという部分は重々承知しておるわけであります。そこら辺も踏まえて、例えば統一性のあるような表示の仕方、先ほどちょっと申し上げたんですが、インターネットでも出ているように過去の部分がいまだに掲示されている、また川内村で行われています川内村観光振興指針という部分の中見ましても、天山文庫の活用という部分で教育委員会でこれをうたっていらっしゃるわけでございます。そういうところも草野心平記念館という部分であわせて出されたほうがかえってそういう部分も適合するのかなと思っております。 弁当箱の隅つつくような話で大変恐縮ではございますが、ほかからいらっしゃった方に分かりやすい、また立派なホームページでございますし、見ていただいてクリックすればスパッとすぐそれが出てくるというなかなかすばらしいホームページでもございますし、実際そこに行ってみたら違っていたという部分では大変でございますので、周知の徹底のほどしていただいて、またよりよい活用をしていただければと思います。 ただ、ここで私ごとで恐縮なんですが、民芸館というロケーションは大変すばらしいロケーションでございまして、思い切ってあそこの壁側を南面をぶち抜いてガラス面にすれば大変よい施設ができるのかなという部分もありますし、地下の部分は雨が降ってもぬれませんので、ちょっとした人が集まるようなところができるのかなと思いますし、あの近辺を景観を変えていくことによってまだまだ新しい人々が集まれるようなところが私は可能なのかなと思います。なかなかこの川内村の平野部を見通せるところというのは川内村にはございませんので、役場も小学校もそういうところも見れるという部分のロケーションは大変すばらしいロケーションだなと思っております。 今後、あそこを活用することによってまだまだ観光的な部分、またはいらっしゃった方をおもてなしすると、そういう部分につなげられるのかなと思っております。どうかそこら辺もお考えいただいて、よりよい観光業界、観光の目玉にしていただければなと思ってご提案申し上げます。 ○議長(渡邉一夫君) 教育長。 ◎教育長(秋元正君) ご提案ありがとうございました。 ホームページの是正につきましては、早速私のほうでもやりたいと思っておりますし、それから南側を窓ガラスにしてということのご提案でございます。確かにあそこのロケーションはすばらしいものでございますし、一時あそこの下の田んぼに稲でアートを描いてくれた方々もいらっしゃいまして、大変いいところだと私もつくづく思いますが、あそこをガラス張りにするということにつきましては、多分収蔵館としての気密性とか、温度管理とかそういったことがあって今の建物になっているような気がいたします。 それと、地下活用につきましては、従来あそこはあの形の中で駐車場もかねてピロティとして利用していたものなんです。多分に平成22年当時再スタートするに際して、従来の展示していたものをあそこに囲って収蔵してきたというところもありまして、そこが建物的に言いますと壁でつくってしまっているものですから、消防法に抵触するところがありまして、そこを撤去をして収蔵品をさらに精選をして収蔵し直したという経緯もございます。ですから、その辺を含めて今後そういったことに対して、まずはあの民芸館をどのように活用していくのかということが発端になってくると思いますので、その辺のところを含めて検討させていただければと思います。 さらに、あそこの施設につきましては、先ほど申し上げましたとおり社会教育法第5条第4項に定める社会教育施設としての目的として設置しているものなんです。ですから、それが観光という面と二つ今あわせ持っているような状況でございまして、そこを両方のところをどこまでが社会教育施設でどこまでが観光なのかという線引きは非常に難しいとは思いますが、観光スポットとしての位置づけになっていることも事実でございますので、その辺のところは関係課と協議をしながら進めてまいりたいと思っておりまして、今後の検討課題にさせていただければと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 8番、久保田裕樹君。 ◆8番(久保田裕樹君) 仰せのとおり観光と教育委員会の部分でございますので、できれば柔軟に考えていただきましてよりよい天山文庫の活性化という部分につながるのかなと思っておりますので、ぜひともあのままではなくて新たな民芸館になるようにお願いして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 次に、6番、井出剛弘君。          〔6番 井出剛弘君登壇〕 ◆6番(井出剛弘君) 6番、通告どおり一般質問をします。 村づくりについて。 東日本震災から7年5カ月が過ぎようとしている今日、8割の村民の方が戻って生活再開され復興に向け力強く歩んでおります。そのような中で、本村がことし3月策定した第5次総合計画の基本目標である「生きがいや誇りを持てる村づくり」実現のため、村民が一丸となり進んでいる中、議会全員協議会の中で村長から職員による道路交通法違反で摘発された報告がありました。陳謝されました。残念でなりません。これから住民・村民に向け信用回復の実現と村づくりについて、村長の考えをお伺いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、6番、井出剛弘議員のご質問にお答えいたします。 職員の不祥事につきましては、村民の村政に対する信頼を大きく損ない、復興・再生の推進にも大きな支障が生じかねない、極めて深刻な事態であると認識しております。改めて、深くお詫び申し上げます。 今回の不祥事を受け、管理職に対し訓示を行い、8月31日全職員に対し「服務規律の確保及び綱紀の粛正について」を通達を行い、さらに9月3日には職員会議において、改めて綱紀粛正の徹底を図ったところであります。 村づくりにおいて、住民と行政の信頼関係が大切であることから、今後はコンプライアンス意識と危機管理に繰り返し意識づけを行うとともに、風通しのよい職場づくりを進め、職員一丸となって不祥事の根絶と信頼回復に取り組んでまいりたいと考えております。 以上で、議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 6番、井出剛弘君。 ◆6番(井出剛弘君) 今、村長から答弁がございました。震災後に川内村の復興・再生のために各方部から支援を受けながら職員はふえております。そんな中でちょっとした気の緩みからこういう問題が発生してしまったということは、本当に残念でなりません。今、村長からありましたように今後こういう一つの問題が発生しないように、よろしくお願いしたいと思います。 この件につきまして、今現在支援活動応援のために村の職員として現在何名ほどおるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 確かに、背景には個々の気の緩みということもあるんでしょうけれども、組織的な危機管理がそこの点において、我々も組織としての危機管理そういった危機感も緩んでいたのかなと思います。役場にはさまざまな危機管理ありますが、一番重要なのは職員の不祥事だと思っております。それは、「民信なくば立たず」という言葉があるように住民と行政の信頼関係がなければ、これは行政運営や住民の幸せを構築していくということはもう成り立ちません。そういう意味では、住民の信頼関係をどう確保していくか、維持していくかということは重要でありまして、今回のこのような事件は言語道断であります。ですから、もうそういう意味では返す言葉がありません。 先ほどのご指摘でありますけれども、今、復興支援員あるいは地域おこし協力隊ということで川内村に来られている職員は10名でございます。 ○議長(渡邉一夫君) 6番、井出剛弘君。 ◆6番(井出剛弘君) 今、川内村の復興・再生は、道半ばでこれからがまだ大変なことがあろうと思われます。10名の方が今申し上げたとおり本当に川内村を思って職務に専念しておるということでございます。この10名が、また川内村発展のためになくてはならない人材だと思ってもおります。この継続が、平成32年なのかいつまで続くのかそこら辺の見通しも、村長お伺いしたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 復興創生期間は平成33年3月でとりあえず一つの区切りをつけることになります。恐らく復興庁の後継組織がどのような組織体制を組んでいくのか、あるいは今あるスキーム制度をどう維持していくか、あるいは新たな制度がどうなっていくかというのは、実はまだ明確に示されておりません。しかし、聞きおよぼすところによりますと、平成32年度が一つの区切りなのかなとは思っております。 現在、復興も進行形でありまして、従来の職員はルーチンをこなしながら震災対応を行ってきたということもあります。まして、みずからも被災をしているという状況の中でここ7年半やってきました。ですから、足りない部分は外部からのエネルギーを入れていくということは間違いないと思っていますし、現に今国関係、経産省や復興庁、さらには環境省からも職員が派遣されておりますし、福島県からも職員が来ていただいております。そのほかに民間の方々で川内村を支援したい、あるいは他の自治体で採用して他の自治体から川内村に派遣されているという民間出身者も現在おりますので、こういう人たちがそれぞれ専門分野、専門的な知識を有している人たちでもありますから、しっかりとこれからもサポートしてほしいなと。また、その人材への人員の確保についても強力に要望していきたいなと思っております。今後、いつ終わるのかということについては明確に今答えを持ち合わせておりません。 ○議長(渡邉一夫君) 6番、井出剛弘君。 ◆6番(井出剛弘君) ありがとうございました。 次に、村づくりということも私質問の中に通しておきましたので、二、三点お伺いしてよろしいでしょうか、議長。 ○議長(渡邉一夫君) はい。 ◆6番(井出剛弘君) 村は、震災前は相当な農業というのはあくまでも川内村の基幹産業は農業だよというようにすごかった、震災前はそういうふうに見受けられます。ただ、震災後も農家の皆様が立ち上がりまして、ハウスぶどう組合なんかも立ち上げられまして、本年度あたりから出荷できるような体制づくりもできているのかなと、本当にうれしい限りでもございます。 また、野菜勉強会という会も立ち上がりまして、お話に聞くと今回の士別市に行って交流を深めてまいったということで、いろんな問題でこれから農業も前に進んでいくのかなと、このように感じられるところでもあります。 また、今年度も水稲の作付も順調に、震災前というまでにはいかないと思いますけれども、面積も徐々に確保されまして、ことしは「やや良」ということで去年よりは若干川内村のお米も豊作になるのかなと、今ご期待しておるところでもございます。 それで、今後、後継者・担い不足、高齢者の時代ということで、震災後に山村地域復興基盤整備事業というのが12市町村の中で出ました。その中で、村も申請をしたところ、認定を受けた場所があるということで、村も今真剣に取り組んでおるという状況の中でもございます。その中で今の状況をお伺いしたいなと、このように思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 今、村づくりに対して、特に農業に対するご質問だと思います。「農立たずして国立たず」という言葉があるとおり、農業あるいは畜産、林業こういったところの主産業を再生していく、あるいはさらなる推進していくということが中山間地域で存在している川内村にとってはとても重要であって、復興を進めていく上ではキーワードだと思っております。 特に、震災後7年半過ぎますが、実際ご指摘のとおり水稲も7割以上の作付が再開しております。それから、大変な状況の中にもやる気ポジティブな人たちが法人を立ち上げたり、あるいは野菜勉強会のような野菜づくりを始めたり、あるいはリンドウとか新たな花卉の栽培、販売を始めたりという人たちも今存在していることも事実であります。 先ほど担い手の不足、あるいは後継者不足という話ありましたけれども、考えてみれば今回の震災を契機にある面では淘汰すべき部分が淘汰されつつあるのかなと思います。担い手が不足していくということは、特化していけば一人当たりの経営基盤が広がると、大きくなると理解していいのではないでしょうか。それだけ前向きに農業を捉えていくということが必要なんだと思っています。当然集約をしたり、あるいは面積を広げたり、あるいは法人化をして組織として農業を会社法人として立ち上げていく、当然法人になれば社会的な責任が生じます。そういう面では十分銀行からの融資というか、ファイナンスも十分有利な条件が出てくる可能性も十分ありますよね、そういった面では集約化して法人化していく、あるいは団体として存在していくということは必要だと思います。 今のご指摘の振興策でありますけど、今手元の中には情報がありません。もし課長があるならば、課長から答弁させます。 ○議長(渡邉一夫君) 産業振興課長、小松正方君。 ◎産業振興課長(小松正方君) 今、ただいまの井出議員からありました山村地域農業政策整備基盤事業ですか、これは中山間地域農業基盤経営総合整備事業でございまして、これにつきましては現在後谷地地区を含めまして7地区で計画策定の業務を発注しているというところでございます。あくまでもこれは県営事業でございますので、情報としては来週に埋蔵文化財の調査の説明会が入って、その後再度住民説明会を開催していくという状況でございます。 ○議長(渡邉一夫君) 6番、井出剛弘君。 ◆6番(井出剛弘君) ありがとうございました。 この間、村内の農業後継者の花嫁結婚祝いが4組あったと、このように聞いて私もよかったなとうれしく本当に感じられました。今、こういういろんな問題のある中で、そういう祝い金が支給できる結婚者があったということに対しまして、本当に私はこんなにうれしいことはないと、このように思っております。 また、農業、畜産関係もいろいろと補助事業をいただいておる中で、戸数は少ないけれども頭数はかなりふえておるという話も聞いております。本当にこれもこのような時代になりまして、震災後になりまして、こういう明るい話も出てくるということは、農家の方が自立して立ち上がって先祖から受け継いだ土地並びに財産を守っていって、それもそれがあるからこそ川内村の発展にもつながるんだと核心をしております。本当に農業の再生がなかったらば川内村の再生はあり得ないと、このように思われます。 今後もいろいろなそういう関係上できる得る限りの、ただ農家の方もそれに甘んじてばかりはいられませんけれども、この支援事業があるうちは規模拡大、いろんな拡大にもつながって、やる気も十分に起きるという結果にもつながるということでございますので、村当局もこの件につきましては、ご指導とかいろんな面でご配慮をお願いしたいと、このように思っております。 これも先ほど村長から答弁にありましたように、いつまでもという分にはいきません。多分平成32年ころなのかなというような私の考えも持っておりますが、この間に本当に先ほども申し上げましたように、うるおいがあって農家の方も本当にやる気があるというような川内村の農業にしたいと私も考えておりますので、村当局もこの辺についてはよろしくご協力のほどお願いを申し上げたいと思います。 あと1点ですが、震災後に川内村には雇用の場所いろんな面で、かなりの面積を確保しながら工業団地という本当にすばらしい工業団地が完成しました。これにつきまして、以前説明会の中で課長からはちょっとした見通しは、話は聞いたんですが、改めて今後の工業団地の状況をここで課長さんからお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 農業支援について今ご意見をいただきましたけれども、それはもう当然だなと思っております。今、目の前に課題があってその課題を解決するために努力しなかったらこれはもう背任行為です。では、今目の前の課題って何かといえば、私は人口減少と急激な少子高齢化社会、それから復興の反動減だと思っております。 その中で新たな産業を立ち上げていく、当然若い人たちが選択肢の多い環境の中で仕事を選んでいくという環境もそうですし、特に企業立地についてはご指摘のとおりであります。しかし、リスクも存在しているということを忘れてはいけないと思います。置かれている環境、経済環境が悪くなれば撤退という選択肢もあるわけです。十分そこら辺も我々も考えながら、雇用の場の確保に努めていかなければいけないと思っていますし、あえて中山間地域である我々が得意分野である農業や林業や畜産こういったものに新たな産業として生まれるものを支援していくということも必要性を感じております。例えば、生食用のブドウとか、さらにはワインづくりもやっておりますし、それから先ほど言いました法人化とか、それから団体を組んで集約していく、米でいえば耕作面積を広げていくというような、そういうポジティブな人たちには実はしっかりと支援をしていきたいと思います。 行政運営の中で公正の罠という部分をいつも私は感じていました。なぜかというと、いろんな補助メニューを考え、あるいは補助金を交付するとき、何人にもと、全ての人にという大原則があります。ところが、これって本当にコストパフォーマンスから考えれば大丈夫なんですかという意見あるではないですか。やる気のある人、あるいはどうでもいい人、同じくその制度を利用できる、こういうある面では公平性の罠にかかって行き詰ってしまうということも十分考えてきました。 特に震災後一歩を踏み出す人にはしっかりと背中を押していこうと、そこは状況において補助金の多寡を決めていく、あるいはその制度を利用できるかどうかという判断も、そこに基準を置いていくということが必要だと思います。そういう人たちがしっかりと生活をしていくがゆえに結果として村民全体がうるおっていくということが、これからの行政運営には必要だと思います。 特に農業分野においては、こういう不公平感を我々は感じながらも、あえてそういうような手立てをしていくということが必要だと感じております。 工業団地の経緯については、課長から答弁させます。 ○議長(渡邉一夫君) 産業振興課長、小松正方君。 ◎産業振興課長(小松正方君) 工業団地への進出の状況でございますが、これにつきましては、昨日の協議会の中でもご説明申し上げましたけど、7区画のうち現時点で仮申込みを受けているのが5区画でございます。そして1区画につきましては、昨年12月に操業しておりまして、あと一番大きい区画が残っているんですけど、ここにつきましては現在3社ほどで調整中でございます。 ○議長(渡邉一夫君) 6番、井出剛弘君。 ◆6番(井出剛弘君) ありがとうございました。 最後に、村もこれからというところでございます。これを再生させなければ、川内村はこれからかなりの問題点が出てくるという中で、村政、議会もともに前に進むという目的で本当に携わっていくということでございますので、村長はじめ職員の皆様が一番は体が健康でなければ仕事できませんので、健康にはご自愛くださいまして、川内村発展のために今後ともご活躍をお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) 次、2番、坪井利之君。          〔2番 坪井利之君登壇〕 ◆2番(坪井利之君) それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。 原子力被災12市町村農業者支援事業について。 平成28年11月に創設された原子力被災12市町村農業者支援事業により現在まで多くの農業に従事する方が営農再開や規模拡大のために支援を受けておりますが、川内村では震災後2年間の除染を経て平成26年度から作付が開始された田畑にいち早く営農を再開するために震災後、新しい農業用機械や農業設備をこの支援事業創設前に自費で購入した方たちは事業適用外になり支援を受けられないでいます。これまで、このような方たちにも適用できるように村、議会、農業委員会等で国や県に再三要望してまいりましたが現在の支援事業制度では、難しい状況にあります。 帰村する村民が少ない中、先頭を切って営農を再開した方たちが支援を受けられないでいるこのような状況に対して村の対応を伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、2番、坪井議員のご質問にお答えいたします。 原子力被災12市町村農業者支援事業についてでありますが、当村では、平成24年度に農地の除染を実施し、平成25年度から米の本格的作付を再開したところであります。 この事業は、原子力被災12市町村において、平成23年度以降農産物生産の中止を余儀なくされた農地のうち、平成32年度までに6割の営農再開を図ることを目標として、営農の組織化ができない個別農家を支援する事業として、平成28年11月に創設された事業であります。 事業実施当初から、国や県に遡及することで検討してほしい旨の要望を出し、農水省との意見交換の折にも、再三にわたって要望を繰り返してまいりましたが、事業の制度上、実施要綱に規定するとおり、事業申請や承認等の前に購入したものについては、対象外とするとの回答があり、遡及はできないということであります。 平成32年度まで継続されるこの事業につきましては、今後も事業計画の作成や申請、完了・実績報告などの事務手続きの支援をしていきたいと考えております。 さらに、平成32年度以降においても、事業の継続と柔軟な対応を要望してまいりたいと考えております。 以上で、議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 先ほど村長が申しましたように遡及できないかということで、なかなかできないということで、この支援を受けられないでいる方たちがたくさんいると思うんですが、それに対して柔軟な補助制度をやっていただきたいということで、このまま継続して申請をしていくということですが、帰村する村民が少ない中、先頭を切って営農を再開した方たちが支援を受けられないでいるというこの状況に対して、村長はどのように思われているかお聞かせください。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 再開するときには、多くのリスクも背負って判断されて戻って農業再開をされたのだと思います。当然、そういう人たちが今の現状を築いてきたという認識は持っております。もともと農家の人たちというのは、いろんな耕して作付をして、それから刈り取りをして、そして販売していくということには、いろんな補助メニューがあるということも多分これまでの経験の中であったと思います。補助メニューがあるということは、イニシャルコストを安価にするという意味では非常に意味合いがありますけれども、いつまでもそれが続くかというと多分そうではないというのも十分認識されていたんだと思います。そういう感覚の中で農業をやられてきた方が多かったんではないでしょうか。 ですから、今回の制度についてもある面では不満を持ちながらも、では次にトライしていこうという感覚でいる農家の人たちもいるのではないでしょうか。今回は遡及されないけれども、この制度は平成32年度まで続きますよね。平成24年、平成25年で農機具を買った人たちがちょうど平成31年、平成32年のころに買いかえとかそういうタイミングになってきたときに、では使いましょうという戦略を持っている人たちもいるのではないでしょうか。そういう面では、次の期待も別に閉ざしてある制度ではありませんので、十分そういうときに対応、この制度を利用してもらえばいいなとは思っていますけどね。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) そういうことで、多分この制度そのものの要綱でいろいろな面積の条件であったり、いろんな条件があって、その条件をほぼクリアしているんですけれども、農業機械設備を買うのが再開された平成25年、平成26年そのころに買ったものに対しては算定にならなかったということで、先ほど村長が言われましたとおり耐用年数が過ぎれば、10年過ぎたら次に買いかえるというところで、次の機械にこの補助制度を使おうということで相談もしてみたということでありましたけれども、平成27年くらいにかえましてこれが平成32年度に終わってしまうということで、ちょうど間がすっぽり抜けてしまうんですね。耐用年数がなくなったころ、この補助制度がなくなってしまうのではないかということで、結局これを初めに始めた方たちがこの支援制度にちょうどはまらないで終わってしまう、そういう計画を立てられないという状態にあると思うんですけれども、これが平成32年度以降も続くということであれば大丈夫だとは思うんですけれども、平成32年度以降もこの補助制度は続くような方向になっているのでしょうか。お願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 明確には示されておりません。ですから、その答えも持ち合わせておりません。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) ということなので、基本的に平成32年度においてさまざまな復興に対する補助とかそういったものは徐々になくなっていくという説明も受けておりますので、基本的には平成32年度には終わってしまうのではないかなと思っております。そうすると、ちょうど帰村する方が少ない中、作付を頑張ろう、そして自分のとこだけでなくて戻れなくて困っている方たちの田畑そういったものもかわりにやってくださいということで、それをやるのには農業機械古くなってしまって面積もふえるので大きいの買わなければいけないということで頑張って農業機械を買って始まった方が、個人の補助が受けられるときに申請した場合にだめになってしまったということで、何ともいえない複雑な心境に今なっているところであります。皆さんなかなか農業を始められない中、田畑荒らさないようにということで頼まれて私頑張ってやるからということできた方たち、そういった方たちがなかなかこういった制度、補助を受けられないで今複雑な気持ちでいるということで、これは本当に村も議会も農業委員会もやっていてだめということは、この支援制度には対応できないということですので、それに対して先ほどから村長、農業をやる気のある人に対してはそれなりのそういったものに対しての補助整備とかそういったものをやっていきたいというお話でしたので、それをやるのにもどのようなあれになっているのかということで、今回このような状況でこの支援制度をほかの支援の要件は満たしているんですが支援前に農業機械を買ってこの支援制度に対応できなかったという人が何人いるのか、把握できる状態でいいんですけれども、もし把握できていれば人数をお聞かせ願いたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 28名です。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 28名ということで、これは農業機械、農業設備をちょうどこの支援制度が始まる間になった人数ということで、そういう方たちに関しまして国・県の支援、平成32年度以降もこの制度が続くのであれば先ほど村長が言ったように次の更新時期にこの制度を使って更新をするということも考えられるのですが、それは今のところ明確には示されていないということですので、こういうやる気のある方たちに村で何か支援を考えていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 4分の3事業の今まで事業を受けて受益した人たちの金額って3億円を超えているような事業です、3億5、6,000万円。これをあの当時その制度を利用できなかった人にやるには、川内村の今の財政能力からすれば範ちゅうを超えているのではないかなと思います。トラクター1台だって数百万円くらいかかるものがあるでしょう、それから農業資産だってそうですよね、こういったものを同等レベルで補助できるかといったら今の村の状況からすればそれは無理だと思います。 それから、補助金がもらえない、この制度がもらえないからやらないかという農家の人たちはいないと思います。この制度が使えないならば、だったらば別なこういう目的のためのパイプハウスをつくろうと、そのための4分の3をつくろうというような切りかえをもう既にここ3年、4年でやっています。そういう人たちはそういう新たな展開を模索して、そういう制度を利用して新たな施設や新たな条件整備をやっているんです。だから、もう制度そのものをできないならばどこかで折り合いをつけて新たな一歩を踏み出していく、こういう人たちが正解ではないですかね。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) そういうことで、担当課でもできるだけこの事業に対応できるようにということで、いろいろ考えてもらって、いろいろやってもらってそれでもだめで、その中でいろいろなビニールハウスやそういったほうに切りかえてやっている方たちもいるのは聞いております。そうやって皆さん頑張っているんです。でも、頑張っている中でもどうしても複雑なものが払えない。早く帰ってきてしまったからこの制度もらえない、何か頑張って本当になかなか戻れないで百姓できないでいる中で、いち早く戻った人たちがそういう思いをしているということに関してもう少し村でもそういう感情が起きないようにということで、今までも復興券やら何やらということで格差があった場合には村でもいろいろな事業を行っています。 4分の3全額を対応にならなかった人たちに村でみろというのは、これは不可能だと思います。でも、村でもそういったものに対して少しでも1割でも2割でもちょっとした金額を補助してもらえることによって、そういう村でも私たちのこと見ているんだなということで、農業やっている人たちも本当に全額とは言いません、本当にそういったものに関しての支援ということで、これからやる気のあって、頑張ってやろうとしている方にはかさ上げをして積極的に支援をしていくという村長の言葉がありましたので、そういった方たちに対して全額ではなくてもこういう差を少しでも埋めてもらえるような支援をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 多分平成28年度を境にして割と比較するんです。隣の農家はこの制度を受けられたねって、自分は早く帰って来たから受けられないねって、そういう比較で多分住民の人たちはある面でジェラシーを覚えたりしていくんです。住民感情ってそういうものだと思っています。しかし、こういったことを是正するがために、復興当時先ほど議員がおっしゃったような事業をさまざまやってきました。地域振興券とか、それから帰還を促進するためのさまざまな手当て、条件整備もやってきました。しかし、それをやれるもう財力はありません。それをやったからとして一定の線引きが行われるでしょう、そうするとその線引きによってまた住民感情や制度そのものがゆがめられていくんです。こういったことを私はもう7年半経験してきたんです。 農業への支援というのは、お金だけではありません。例えば六次化を進めていくためにいろんな六次化のための戦略をどうしていくのか、あるいは安心で安全な野菜をつくるためにどうしたらいいのか、県の普及所の人に来ていただいて新たな野菜づくりを提案して、その中で本当に目新しい野菜をつくって生産する、それから非常に農家の人たちにとって得手でない部分です、販路、売る先ですよね、こういったところのマーケティングなんかをどうしていくか、こういったことを支援していくのもお金以上に実は大切なことなんです。 補助金はきっかけでしかありません。多分この制度を受けられなかった人たちは、よし別なもので頑張っていこうともう既に3年も4年も前のことですから考えています。それから、平成32年度でこの制度が終わるならば、買いかえのときにこの制度を利用しようと考えるそういう人たちもいるんだと思います。新たな制度をして1割なり2割を補助したところで、農家の人たちのモチベーションが上がるかといったら、そうではないような気がします。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) 確かに村長は、そういった形でいろいろな補助メニューそういったものをやりながらいろいろな思いにかられているとは思います。 ただ、確かにこの補助制度ができない、もう対応にならないからということで、なんなんだもうやりたくないという方は本当にいないと思います。もう国、県、担当課といろいろ相談しながらやってそれでもだめだった、もう私はあきらめたからということで先に進むよというお話もありました。そうやって頑張っていってもらえるような方たちに対して少しでも村で国・県が見れないところを少しでも支援できてやってもらえたらいいかなと思いまして、今回このような提案をしているところでございますが、村長が先ほど言いましたように財政的にも難しいものがあるということでございますので、先ほど村長も言っていますように平成32年以降もこういった補助制度とは違うものがあってこの機械が更新されるようになれば、新しい補助制度を使えるような状況をぜひつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それは、先ほど最初に答弁したとおりでありまして、復興創生期間は平成33年3月で終わりますけれども、その後復興庁の組織がなくなるかというとそうではないと思います。しっかりと後継組織があって、存在するからにはいろんなスキームも多分見直していくんだろうと思います。そういう中にこの4分の3の事業が継続してもらえるよう、しっかりと当然議員の皆さんと一緒に要望していきたいなと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 2番、坪井利之君。 ◆2番(坪井利之君) ということで、議会も一緒にこういったものを少しでも払拭できるようにやっていきたいと思います。ただ、やる気のある頑張ってやろうとしている人たちがこういったものでやる気をそがれてしまうということがないように、これから十分そういった方たちに対して対応していっていただきたいと思いますので、その辺をお願いしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) ここで休息のため暫時休議といたします。再開を10時40分といたします。                             (午前10時24分)                             (午前10時40分) ○議長(渡邉一夫君) 再開いたします。 9番、志田篤君。          〔9番 志田 篤君登壇〕 ◆9番(志田篤君) 通告どおり一般質問を行います。 村職員の懲戒処分について。 平成30年8月15日、議会を初め報道機関に川内村職員2名を平成30年8月10日付で、主な理由は、飲酒運転及び飲酒運転車両同乗による懲戒処分がなされたとの公表がありました。川内村の信頼の失墜はもとより村民の不安、不満、動揺は隠し得ません。このような不祥事の対応策は、情報開示を迅速にしっかり行うべきと考え下記の件について伺います。 1.平成30年7月27日、午前0時35分ごろ、不祥事が起きたとされますが、平成30年8月15日、公表まで19日間要しています。迅速には程遠いと私は思いますが、時間を要した理由について村長の所見を伺います。 2.任期付職員、男性参事1名の処分理由が地方公務員法29条の規定による懲戒処分となっておりますが、お酒は飲んでいなかったと言うことでしょうか。村長の所見を伺います。 3.遠藤村長は村民との対話を重視されます。綱紀粛正が求められる今日の社会にあって、今回の不祥事は痛恨の極みと考えます。情報開示の視点に立って村民に直接、オフトークを使って、説明責任を果たすべきと考えますが、村長の所見を伺います。 4.平成30年8月10日付で、村職員の懲戒処分をしております。処分内容の妥当性について、また、懲罰委員会を初めどのような審議を得た結果なのか村長の所見を伺います。 5.村職員を初め公務に関わる者の綱紀粛正について、村長として今日までどのような指導されてきたのか、また、今回の不祥事を受けその対策、指導をどのようにされるのか、村長の所見を伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、9番、志田議員のご質問にお答えいたします。 まず、1点目についてでありますが、このたびの職員の不祥事につきましては、8月15日の議会全員協議会で報告をさせていただいたところでありますが、違反行為のあったのが7月27日午前0時35分、酒気帯び運転及び同乗により、呼気検査を受け、事情聴取のため任意同行を受けたものであります。同日所属課長から臨時の課長会議で報告され、川内村職員の懲戒処分に関する基準に基づき、7月30日、両名から交通違反等報告書の提出を受け、8月1日、川内村職員処分審査委員会を開催し、翌2日、村職員処分審査委員会委員長から審議結果の報告があり、総務課において各種法令等を照合し、8月10日に処分を行い、同月15日議会全員協議会において報告をさせていただき、その後報道機関へ発表を行ったところであります。 他の例を見ますと、今回のように現行犯逮捕でない場合、行政処分等の確定に1カ月程度かかるようで、その後に処分を行っている例が多いようでありますので、今回の事案については、速やかに行われたものと考えております。 次に、2点目についてでありますが、同じく飲酒しており、検問で検査を受けております。1リットル当たり0.15ミリグラム未満のアルコールが検出されております。 次に、3点目についてでありますが、人事院の「懲戒処分の公表指針」に準じて報道機関へ発表を行ったところであり、加えて本定例会において、村長としての責任について明らかにするため、特別職の給与減額条例を提案しているところであります。 次に、4点目についてでありますが、川内村職員処分審査委員会において審議された結果を尊重し、「川内村職員の懲戒処分に関する基準」に基づき、地方公務員法第29条において、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった場合は懲戒処分をすることができるとされており、また、川内村非常勤嘱託員等任用管理規定第15条において職務に必要な適格性を欠く場合職を解くことができることに該当することから、適正に処分を行ったものであります。 次に、5点目についてでありますが、平成18年に「川内村職員の懲戒処分に関する基準」をより厳しく改め、全体の奉仕者として、公私を問わず規範意識や倫理観を持って行動するよう指導してまいりましたが、このたびの不祥事の発生を受け、管理職に対し訓示を行い、8月31日全職員に対して「服務規律の確保及び綱紀の粛正について」を通達を行い、さらに9月3日の職員会議において、改めて綱紀粛正の徹底を図ったところであります。 6番、井出剛弘議員の答弁と重複しますが、今後は、コンプライアンス意識と危機管理について、繰り返し意識づけを行うとともに、風通しのよい職場づくりを進め、職員一丸となって不祥事の根絶と信頼回復に取り組んでまいたいと考えております。 以上で、志田議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 議長に質問させていただきます。質問に入る前に大変申し訳ないんですけれども、前回はこの質問から時計が動いたような気がするんですけど、いかがでしょうか。違う、これも入っているの。 ○議長(渡邉一夫君) 村長の答弁が入って1時間ということでございますので。 ◆9番(志田篤君) 分かりました。大変失礼しました。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) それでは、質問させていただきます。 まずは、村長の現場復帰おめでとうございます。多少なりとも心配いたしましたので、きょう元気な顔を見て安心して質問できるかと思います。 今回の不祥事、飲酒運転反社会的な行為、刑事事件であります。しかも公務員として村民の模範となるべきものが2名という村にとって例のない不祥事であります。川内村民一人一人の声が世論となり、村社会の道徳概念、倫理観、モラルをつくっていくとするならば、きょうはこの世論の声によって質問させていただきますので、答弁も倫理観に基づいた基本その辺において答弁をいただければと思います。 まず、一つ伺いますが、1番目の19日間を要したということについて、村長に伺います。村長は、27日臨時庁議でその報告を受けたとされていますが、村長としてこの不祥事を一番最初に知らせるべきものは誰なのか伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 27日、実は私東京で399号線の要望などがありまして、東京でこの情報を、行く途中でしたね、伺っております。当然、まずことの次第についてどうなのか、その職員が誰なのか、あるいは任意同行でありますので警察の取り調べ、その受け答えなのかどうなのか、まずそういう事実確認をしっかり確認しなければいけないなということで、27日金曜日です、28日・29日土日で休みでした、30日に私は東京から戻ってきて、月曜日に双葉警察署に着いてこの事情を聞いたところです。ですから、まず知らせるというよりも事実確認をしっかりしなくてはいけないんだということを感じました。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。
    ◆9番(志田篤君) 大変申し訳ありません。事実確認した後誰に知らせるべきかということで、質問の仕方がまずかったかと思いますが、今、村長も言われたとおり公務に係わるものの義務最大基本は、村民に全体に奉仕しなさいということですよね。だから、当然不祥事が起きたとすれば一番最初に知らせなければいけないのは、村民ではありませんか。それを19日間要したということは、一般的に考えるならば世論の声とすれば何かあるのかなと不審を持つのは当然ではありませんか。27日に事件が起きて、10日にそれだけの処分をして、そして15日に我々議会も、それからマスコミに公表するということになると、村民が知るのは夕方のテレビ、もしくは翌朝ではありませんか。公務員たるものの基本を少し外れた今回の対応ではなかったのかなと思いますが、その辺もう一度質問をし直したということでもう一度答弁いただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 19日間をどう判断するかというのは、それはもう議員のそれぞれの個々の判断だと思います。ただ、他の事例を見ますと、19日間という公表までの時間に至る経過はもう全然遅くないです。 それから、公表ということでありますが、当然それは住民に知らせる、こういうことの不祥事が起きたよということは当然メディアを通して知らせていくということも一つのツールだと、判断の選択肢の一つだと思っております。 まず、しっかりと事実確認をし、また本人からの意見も聞いて判断をしていく、それが30日、それから8月1日です。この時間については速やかに対応したと思っていますし、それから処分委員会の対応も速やかに結果を出してきたと思っております。 誰に知らせるかというよりもまずは事実確認をした上で、きちんとした形でまず議会に説明をする。それから、メディアを通して村民の人たちに知らせていくということは、通常のステップではないかなと思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 認識の違いというか、早いというかもしれませんけれども、一般的に不祥事、あるいは法令遵守、コンプライアンスの視点からいくと、ここに自治体のコンプライアンスの不祥事に対する対応策ということで文献がありますから読み上げますけれども、自治体におけるコンプライアンスというのはまずは住民のために、それから結論として組織として一体となってとうたってあるわけです。細目にわたっては、まず法令違反を犯さないこと、住民のためになることを行動原理とすること、それからしっかりと説明責任を果たすこと、公平毅然とした対応と、そして事実の隠蔽をしないこと、住民の信頼を損なわないこととなっているわけです。 きょうは、世論の声を聞いてきましたので、その声を直接お話しますので、今みたいに村長からしっかりと否定するような答弁をいただければと思います。 福島県なんかの不祥事を見ていると、不祥事が起きたら少なくとも三、四日、今村長が言われたように事実を確認して、まず事実を三、四日で公表するではないですか、マスコミを使ってでも。そして、その後の処分については厳粛に対応いたしますということで、処分はその後にやられますよね。なんでこういう対応を取らなかったのか、その点もう一度伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それは、事案が違うからです。例えば、飲酒をして事故が起きた、これはもう当然即逮捕です。ですから、そこは司直というか警察のほうで番記者に公表していくんでしょう。今回の場合は、任意同行です。こういったところの事案の違いがあるんだろうと思います。 それから、福島県の情報発信のシステムですけれども、行政処分を受けてから速やかにということであります。ですから、今回の事案は実は行政処分も受けていないその以前にきちんと対応してきたということで、時間的にいえばもう全然遅くないなとは思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 一般的な川内村の世論の声からすると非常にかけ離れているなと、19日間も村民が知らないところで、そういう庁舎内で議論されているということになると、村民の知る権利も含めてもう少し対応策があってしかるべきかなとは思うんです。 もう一つ伺いたいのは、15日の懲戒処分も含めてというスケジュールです。いわゆる27日に現状を確認して、それで30日に村長が帰って来られて、それで10日に処分をして、15日にこういう公表をしようというスケジュール日程、これは誰が考えたんですか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 誰が考えたというよりも、職員の不祥事についての審査委員会は速やかに開催するということです。ですから、それはルールにのっとって粛々と進めた結果であります。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) その委員会のメンバーはどなたなんですか、その辺教えていただけますか、顔が見えませんね。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 職員の処分委員会のメンバーは、私が委員長であとは各課長、教育長も含めて、管理職です。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) ありがとうございます。 委員会で対応されたということであるならば、それはそれでよろしいんですけど、世論の声として私から見ても、この日程とこの公表の組み方、村民の顔が見えないんです。村民の顔が見えないということは、これを段取ったのは行政の責任のないものではないのかと。世論の声からいうと、遠藤村長のスタッフ、あるいはブレーンがこれを考えてこのような対応をしたのではないのかという世論の声があるわけです。 私も19日間は早いと言うけれど、後で懲戒の妥当性や処分の妥当性についてのところでもお伺いしますけれども、これは本当に副村長以下この委員会で日程とスケジュールを組まれたんですか。もう一度確認の意味で伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) まず、この事件が発生したのは27日ですよね。そしてその後、こういう違反事項を起こした場合は、当人から報告書が提出されることになっています。その報告書が出てきたのが7月30日です。そこは両名から一緒に、別々なんですが同日に両名から報告書が出されました。その報告書を受理をして、そして即職員の処分委員会を開催するということになって、8月1日に処分委員会を開催させていただいたということでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 今、副村長以下そのような審議を経て進めてきたということですけれども、世論の声からすると大分かけ離れているなという感じはしますけれども、村民の声ですからもう一度そのままぶつけますので、今みたいな形で答弁いただければとは思いますが、私もとても村長を初め副村長の、あるいは担当課長の皆さんがこれを考えたとは到底思いつかないんです。 先ほど申し上げたように、公務員としての一番最初におかなければいけないのは村民でありますから、村民の顔が見えない、あるいは行政執行者としてのこの対応は、何か責任のない方がつくられたような気がして私はならないんです。世論の声もそういった意味で今までのいきさつもありますので、何かそういった意味で第三者、村長のスタッフ、あるいはブレーンの声を聞いて、このようなことをつくり上げたのではないのかという声がありますけれども、もう一度確認の意味で村長に伺います。そのようなことはありませんでしたか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 結論から言えば、ありません。議員のそれは深堀りのし過ぎです。 それから、住民と言いながらも、住民てはアジテーションに弱い部分があるではないですか、どういう立場で物事を聞いたのか、どういうような条件のもとで聞いたのか、あるいはどういう年齢層が聞いたのかって。ですから、そういったものをつまびらかに全てに知らせるというのはなかなか難しいと思います。 情報の伝達ですけれども、私は一番マスコミが中立的な立場で物事を判断して、文字にしています。こういったものを見て、住民の人がどう考えるのか、感じるのかということは必要だと思います。それからもう一つは、議員の皆さんがこういう不祥事が村で起こったんだよというような情報の発信の仕方もその中の一つだとは思っております。 タイムリーに判断していくと、あるいは情報発信するというのは我々行政を預かっているものにとってはとても重要だと思っていますし、だからただ単にこういう事件を隠蔽しようとか、誰かの手に委ねようなんては全然考えておりません。当然、我々組織の長としての責任も痛感しながら今回の処置を行ったというところです。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 村長がそこまで言われるのであれば、この1番についてはそういう形で対応されたということでよろしいかと思います。 2番目に移りますけれども、この任期付職員2名なんですけれども、どちらも中途採用かなという感じはしていて、報道を見ればそういうふうな書き方されていますけれども、まずこの嘱託職員の男性の60代、在職期間は何年くらいありますか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 総務課長遠藤清輝君。 ◎総務課長遠藤清輝君) 3年でございます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) ありがとうございます。 どのような仕事をされていましたか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 横浜で日産自動車株式会社のエンジニアとは伺っております。あるいは、エンジニアだけではなくて、企画管理もやられていたとは伺っております。日産自動車を退職して、川内村の支援にという志で川内村の任期付職員になられた方です。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 大変失礼しました。 村での仕事はどのような仕事をされていたか、伺いたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 産業振興課に机がございます。企業誘致、それから工業団地の中の企業誘致、あるいは進出するための企業の調査、それから交渉、それから条件整備こういったものをやっていただきました。 それから、川内村が主催ではありませんけれども、田村市が主催している人材塾なんかのコーディネーターと、あるいはメンターですか、そういう仕事もやられていました。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 同じようにもう一人の職員、任期付職員でありますけれども、参事の村での仕事、それから在職期間あわせてお願いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) もう一人は、地域おこし協力隊です。参事職ではありません。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 仕事の内容ですけれども、地域おこし協力隊としてワインブドウの栽培に係わっていただいておりました。しかし、今年4月からは、デスクワークというところです。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) では、私逆に聞いたかね。書いてあるとおり今お伺いしたんですけど、任期付職員男性参事50代となっていましたので、その方の、順番に聞いたんですけど、この方は参事なんですね。参事はおられないんですか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) 任期付きの参事は、今村長言ったように産業振興課に勤務していたというとこです。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 大変失礼しました。 参事という役職なんですけれど、これになるために昇級試験とかそういうのはありますか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 総務課長遠藤清輝君。 ◎総務課長遠藤清輝君) 今回、任期付職員につきましては、任期付職員に係る採用の規定等がございまして、その区分の中で特殊な資格等を取得しているものについては参事職という形での採用ということになってございます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 特殊な職歴、あるいは才能ということで参事にされたと思いますけれども、一般的な職員からすれば長年勤め上げてそこへ登りつめていくものかなと感じます。昇級試験はなくて、採用のときの条件でそういう対応をされたということなので、その辺はよく分かりました。 一番残念なのは、この参事がついていて不祥事が起きたということが村民からすれば非常に痛恨極まりないということなんだろうと思いますけれども、この件に関しては次の4番でもう一度お伺いしたいと思います。 続きまして、3番に入りますけれども、不祥事をマスコミを通じて村長は村民に通知を行うということでありますけれども、もちろん私もこれ書くときは少し差し出がましいかなと思いましたけれども、私どもが15日に、説明少し長くなるかもしれませんけれども、これを村長から説明受けたときは少し違和感はありましたけれども、世論がこれで落ち着くのであれば火に油を注ぐようなことはやらなくてもいいのかなと。ただ、少し違和感はありました、あまりにも手際がいいというか。後で懲罰のところでも伺いますけれども、私は行政職経験ありませんから何とも言えませんけれども、一般的にそういう逮捕された、あるいは罪を犯したということにあってそれを責任を問えるのは裁判所ですよね。裁判所の決定が出るまではそこの責任の量刑、あるいは度合いは分からないわけですから、そこまでは普通の職員の扱いをすべきではないのかと、いわゆる人権をしっかりと守るべきではないのかなと、その辺は私も調べてはおりませんけれども、そう考えるところがある。 15日受けたときに私もこれで世論が何事もなければいいと思ったんですけど、あれから15日、村民は飲食店を初めどなたが飲み会に参加してということが全て分かってきているわけです。そうなると、これはしっかりと疑問に対して、あるいは不満に対して答えていかないと、先ほど村長が冒頭言われたように政治の信頼、世論の支持なくして行政は行えないと思いますので、これから世論の声に従って質問させていただきますので、しっかりと打ち消すなり、答弁で事実を告げていただきたいと思います。 まず、一番目立ったのがマスコミも報道もそうですけど、ワインが目立つんです。民報新聞もワインやビールを飲んで、ほかの新聞はワインを飲んでと、こう書いてあるわけです。別に飲み会をやること自体は何ら問題ないので、私はそこへ参加した人がどうだということは私も責任は問いませんけれども、このワインの飲み会、あるいはワイン愛好会、村長ご存知ですか。それと、一緒に飲んだことありますか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) そういう愛好者がいるというのは、聞いております。ただ、一緒に飲んだかどうかというのは定かではありません。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 飲み会そのものは私もどんどんやられたらいいと思います、村内にも飲食店ありますので。ただ、その中で一緒に飲んでいたのが逮捕された職員を初め病院関係者、公務の係わるもの、あるいはそれなりの川内村の名士と世論では聞いております。そういった意味で、この職員2名以外にこの飲み会に参加した職員はおりませんか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 3名です。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 3名というのは、逮捕された2名以外に3名ということですか。それとも含めて3名ですか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 以外にです。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) では、合わせて5名ということでよろしいですか。そういうことですか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) そうですね、2たす3は5です、5名です。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 飲み会そのものは何ら問題ないんですが、公務に係わるもの世論の声として11時過ぎてから飲食店での飲酒は道義的責任は私はあると思うんです。次の日きちんと仕事できますかね。これは、しっかりと民間の方とは違うわけだから、私驚きですよ、その中に3名もいたなんて。逮捕されたのが深夜の0時半でしょう、村内で飲食していたら車の移動どう考えたって5分、10分でしょう。そうしたら12時過ぎまで5名もの職員が飲酒して、その中に病院関係者もいるとなれば、私も考えたんだけど道義的責任あるのか、ないのかということになれば、私はあると思います。これについては、マスコミにもどこにも出ていないんですよね。だから、後出しじゃんけんすると後出しすると世論は次から次と疑っていく余地があるので、その辺の名前まで私も公表することはないと思うけれども、私もびっくりです。 今、もう一つ先に質問させていただくと、この19日間の公表時間を要したのは、要するにこの川内村の名士たちが飲んでいることをできれば伏せたかったのではないかという疑問の声があるわけです。その辺を含めて、もう一度村長から答弁いただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 職員が飲んでいたという事実は私も後から聞きました。そういうワインを楽しむ会があるということで、そういう中で職員が飲んでいた。それは、飲み方はいろいろあると思います。今言ったようにおいしくいっぱい飲む人もいるだろうし、あるいはお酒って人との関係を円滑にするための潤滑油の一つでもありますから、そういった楽しみながら飲むこともあると思います。時間は関係ないのではないでしょうか、それぞれがもう既に大人ですからそれぞれの判断だと思います。 しかし、その後がよろしくなかったという事実は、今ご指摘のとおりだと思います。そこは、当該の職員二人が、議員は逮捕と言っていますけど逮捕ではありません、任意同行ですので、事情を、そこは間違って、訂正していただきたいなと思いますが、こういう事情があってそれを隠蔽しようとか、情報のタイミングを遅らせようとか、そういう意図は全然ありません。しっかりと悪いものは悪い、しっかりと判断基準の中で対処しなければいけないと思っています。だからこそ、事案が生じて19日という短い間で結論を出したというところです。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 今、村長から飲んでいる時間は関係ありませんと言われたのには少し驚きました。明日が休みなら深夜まで飲んでもいいのかなと思いますけれども、大人だからそれも許せるということでありますけれども、少なからずともこれと一緒に飲んでいる民間の方は恐らく多少なりとも道義的責任を感じてしばらくの間は自粛していただけるものかなとは思いますけれども、公務に係わるものが、今後の対応のところでもお伺いしますけれども。 それで、もう一つ世論の言っていることをお伺いしなければいけませんけれども、隠蔽するつもりはないとおっしゃいましたね。しかし、結果として村民の受けとめ方としては19日間も要したと、村民が最後に知らされることになったということになれば、結果として隠蔽したような、隠蔽したとは言いませんけれども、情報開示が遅れたということに変わりはないのかなと。今後のことも後で聞きますけれども、もう一度真摯になって村民の声に耳を傾けるべきだと私は思いますけれども、オフトークを使って話そうが話さないはそれは村長の考え一つでありますけれども、世論からすればそういう声が多いということも含めると村民感情からすればその辺のところもしっかりと、結果としてそういう形になっている可能性もあるわけですから、村長の声としてもう一度答弁をしっかりいただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 情報発信、それからタイミング、それから有した時間、これについては何ら意図的なものをそこに恣意的な工作をしたという事実はございません。その事実が、住民の人たち、あるいは議員の皆さんにどう受けとめられるか、そこは真摯に受けとめていくと思います。 それから、志田議員が言うように今回の件をオフトークでということでありますが、そういう判断基準や感性は私は持ち合わせていません。もう既に二人はマスコミで報道されて社会的な批判、あるいは社会的な制裁を受けております。一人は解職、もう一人は6カ月の停職、そして自主的に職を辞しております。こういう二人に傷口に塩塗るようなことが行われれば、自分自身がやればそれは私自身のアイデンティティーが崩壊していくと考えています。こういうような情報発信の方法は、私は持ち合わせておりません。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 情報発信については、村長がそう言われるのであればそれはそれでよろしいかと思います、私もあえて。ただ、村民感情からすれば、飲食店が分かって、飲んでいる方が分かって、そして私も新たに公務員が3名で5名ということになると、しかも割と村長に親しい方がおられるということになると、世論の感情としてはそれを意図的に伏せるため、あるいは公平感から言うならば村長に親しい人、あるいはコネのある人を仲介すればそういう対応をしていただけるのかなという、そういう疑問の声もあることも事実だと思いますので、そういうことはないんだということをもう一度疑問の声に答えていただければと思います。伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 飲酒運転、あるいはそれに知っていて同乗する、もう社会悪です。こういう非常時の事案を私が隠蔽したり、遅らせたりということは、もう本当に考えたこともありませんし、職員に指示したこともありません。ましてや私自身にそういうことでアドバイスをすると、忖度してほしいというようなアドバイスも一切ございません。 それから、志田議員が言う世論の声ですけど、これって解釈の仕方として非常に難しいと思います。一人の声なのか、あるいは特定の団体の声なのか、あるいは本当に川内村の現在ここに来ている2,200人の声なのか、ここは住民の声と言いながらもその代表である議員がどう考えるか、実は私はそこが一番大切だと思います。それは、ある面では責任を持って質問したり、責任を持って答弁する、こういったところにその質問はというその質問の責任のとり方って世論が、あるいは大衆がという責任のとり方はないと思います。ですから、本当に世論の中身は何なのか、こういったところもしっかり明確にして質問する必要があるのではないでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 世論の声がどうのという社会的な信頼度、テレビ初め新聞もよく、国も初めそうですけど世論調査というのはやりますよね。社会にしっかりと認識されたものだと私は認識していますし、村長が今言われるとするならば世間話、あるいはデマという部分とは全く別だと思うし、それからそれを聞いてこうして質問する以上は私の質問だと思って私もやっていますので、その辺は誤解のないように。また、質問することによって村長の意思、あるいは行政の意思が伝わっていくことも確かだと思いますので、その辺はもう一度私も勉強をしながら進めていきたいと思います。 もう一度、ここの3番の締めくくりとして今村長が言われたように第三者の関与は全然なかったんだと、それから、この対応については期間はどちらかといえば短いほうだと、しっかりと対応したんだとそういう答弁をいただきましたけれども、私としては先ほど申し上げたように村民の受け方、あるいは私の受け方としては非常に19日間も伏せておく、それから公務公職のあるものの基本は住民であると、村民であるというところからすれば、少し長かったのかなとそういう感触は否めません。その辺も含めて、もう少しそういう情報開示というものを私としては迅速にやっていただきたいと考えますので、その辺を要望して4番目に移りたいと思います。 先ほど、在職期間、それから肩書を聞きましたけれど、懲罰委員会で今副村長が答弁されましたので、審議をされたと。この妥当性について私も専門ではありませんけれど、もう一度村民に分かるように説明していただけますか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) まず、処分委員会の審議する事案というのは、当人から報告書が上がって、そして我々も事実確認をして、そして委員会で審議をしていくんですが、その審議をする過程の中では職員の懲戒処分に関する基準というのがあるんです。その基準の中には飲酒運転をしたりというようなときには、免職または停職ということで酒気帯び運転というところですけど基準がされています。その基準に基づいて報告書を参考にしながら審議をしていくという過程を経ております。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) ここで伺いたいのは、参事の方の処分についてですけれども、それだけ肩書を持っていて、日本社会においてみなしという言葉あるんですよね、例えば法人であればみなし法人、あるいは司法の中でもこれをみなしましょうという。先ほど伺ったら酒を飲んでいたと、しかも免許を持って車に同乗したら運転したと一緒ではありませんか、このみなしということを借りるとね。日本の車はハンドル二つありませんから、実質的に運転はできませんけれども、参事という肩書を持って、そして飲酒をされていたという話を聞いたので、これで同乗したとすれば、日本社会においていろんなとこでみなしということで司法の判断でも認められることもありますので、懲罰委員会でどのような審議をされたか分かりませんけれども、これ運転したと一緒ではありませんか、とりあえず伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) まず、一人の方は酒を飲んで運転されたと、もう一人の方はその酒を飲んだ車に同乗したということです。これは、あくまでも道路交通法の酒気帯び運転の禁止の行為にも当たります。 そこの中で、まず志田議員がおっしゃっている内容なんですけど、参事職というところでそこに同乗であってもそこはもう運転したと同じではないかというようなことだと思いますけれども。 ○議長(渡邉一夫君) 志田君。 ◆9番(志田篤君) 私の勘違いかもしれません。この参事の方は先ほど聞いたらお酒飲んでいると私解釈したので、お酒飲んでいましたか、飲んでいませんか。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) どちらの方も酒飲んでいます。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 分かりました。 だから、お酒飲んで、いいですか、同乗したとするならば、日本の社会においてみなしという感じからいくと、運転したと同等の扱いを我々世論はするのではありませんかと。それが懲罰の中でしっかり審議されたかどうか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) まず、道路交通法の中でドライバーが酒を飲んでいると、あとその車に同乗したというところで罰則規定が違うんです。その辺も参考にさせていただきました。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 時間が差し迫っていますので、あともう一点だけ伺いますが、この懲罰に当たってそれなりに重い判断をされたと思いますが、村内外の理解を得るというのも大事だと思いますけれども、職場の中において職員から理解を得られるような判断なのか。要するに、先ほど申し上げたように職員として働いて、そして役職に上っていくわけですから、その辺のところで職員のやる気を失うということは村にとっても損失なので、その辺の理解は得られていると思いますか、伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) この委員会のメンバーには管理職各課長も入っておりまして、そこは各課の職員の空気は読んでこの委員会に臨んでいると、そういう意見を総体的に判断してこの処分をさせていただいたということです。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) それともう一点伺いたいことがあります。この職員の処分について、27日任意同行されてもう10日に処分されたと、こういうことですよね。遠藤村長も先ほどオフトークで公表することは、この2名にとって負担のこれ以上社会的制裁を加えることはないのではないかという捉え方をされましたけど、私は逆に10日、1週間ちょっとでこの処分をしたということ、むしろ逆に少なくともこの事故を起こす前は復興職員として村のために一生懸命やってきたとすれば、もう少し職を失うことによって次の職場、あるいはそういったことも考えなければいけないわけですから、先ほど言ったように事実の公表は先に行って、それからこういう処分についてはしっかりと裁判所の判例、あるいは責任の度合いを考えてやるのも一つの恩情なのかなと。10日に処分されたということを聞いて、私自身が感じたことは少し怖さも感じたかなと、その辺の妥当性についてもう一度お伺いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。
    ◎村長(遠藤雄幸君) それはルールにのっとって、そのルールというのは懲罰委員会の結果を尊重して私自身が二人にご存知のような処分を科したというところです。もう既に社会的な制裁を受けておりますし、それから当職の職員に関しては、停職の職員に関しては自主的に退職をされているという状況です。 ちょっと矛盾も感じますよね。例えば、きちんと早く行政処分、志田議員が言うように早く情報を公開しろと、説明しろと言いながらも、行政処分の後に判断してもよかったのではないかというのは、それだけ時間がある、必要なんですよね。ですから、先ほどの質問と今の質問では矛盾も感じるなと思います。 ただ、行政処分がどういうものかというのは、まだ我々も情報はつかんでおりません。その前に判断したということは、お酒を飲んで運転する、あるいはそれに同乗するというのはどれだけ社会的な信頼を失ったか、危機管理の一つだと捉えています。ですから、行政処分云々というよりも社会に与えた、村民に与えた影響はもうはかり知れないと思っています。 今回の処分が、職員がどう受けとめたかはそれぞれだと思いますが、ある面ではもう一度しっかり危機管理、それから公務員としての職内、職外でのコンプライアンス、法令遵守ですね、こういったものの意識改革はそれぞれ持たれたのではないかなと思います。 それから、解職に当たった職員ですけれども、一月の猶予期間があります。ですから、その間にもう既に、辞令を交付してから実際退職するのは1カ月後ですけれども、既に新しい職場も見つけておりますし、自主的に退職された方は中小企業診断士の資格を有しております。ですから、その資格を有して自分で開業するという判断で川内村の役場を退職されました。それぞれ新たな道に進んでもらえると思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) ありがとうございます。 最後になりますけれども、5番の今後の対応、今までの対応は先ほどお伺いしましたけれども、結果としてこういう不祥事が起きたわけですから、何ら意味をなさなかったのかなという部分もあろうかとは思いますけれども、今後の対応について一点だけ要望出しておきたいと思いますけれども、先ほど申し上げたように今営業を主とする企業においては朝飲酒の残量の検査をする企業があります。そういった意味で、今村長が言われたように夜、夜中それは個人の自由だということもありますけれども、職員が酒のにおいしながら通勤するということは、これはあってはならないことだと思いますので、その辺も含めて対応策を伺います。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 二日酔いで職場にくるという職員は、今私この職になってもう12年ちょっとになりますけど、一度もおりません。今回、実はこういうような事案が生じたのは、私は今12、13年の間で初めてです。職員も飲酒運転がどういうことなのか十分分かってそれぞれ対応していると思います。 それから、さっき言ったように職場の内外において公務員って丘の上の町なんですよ。周りから注目されていて、そういう意識も必要だなというのを改めて感じました。これは宿命だと思います、それは公に奉仕していくわけですから。 それから、ただ単にコンプライアンス、法令遵守をしたからといってこういう不祥事が100%起こらないかというと、それは不可能だと思います。間違いなく起こると思います。それを抑止するのはどうしたらいいかというと、一つは職場の環境です、雰囲気です。それから、同僚や上司、あるいは管理職のいつも注目しているんだよという職場環境をどう築いていくかと、風通しのいい職場環境をどう築いていくかということが大切なのかなと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 最後の質問になりますけれども、今言われたようにしっかりと村民の模範となるような行動をしていただければなと思います。 一つだけ聞きもれたんですけど、処分の内容というか処分するにあたって、裁判所の判例が出ていないということになれば、懲罰委員会では服務規程、あるいは就業規則でやられたのか、その部分だけ端的にお伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) まず道路交通法の違反だというところです。それから、道路交通法違反の中で第65条に規定しています酒気帯び運転等の禁止というところです。ここは、運転者と同乗者というところが相入っております。 それから、地方公務員法関係の第33条の信用の失墜行為というところで、全体の奉仕者としてふさわしくないというところです。 ○議長(渡邉一夫君) これで最後の質問にさせてください。 ◆9番(志田篤君) 分かりました。 ○議長(渡邉一夫君) 9番、志田篤君。 ◆9番(志田篤君) 長々と大変すみません。 最後になりますけど、今村長が言われたのと村民が話されていることに少し私が伺ってきたのとかい離があるかなという感じがいたします。いずれにしてもこのまま、このままという言い方がどうかとは思いますけれども、襟を正してしっかりと行政の執行に当たっていただければなと。願わくば、後出しじゃんけんではありませんけれども、私もこれ以上の調査、あるいはこの件に関して調査、あるいはそれぞれ当事者にお話を伺うつもりはありませんので、後出しで新たな事実が出てこないことを願って、質問は終わりたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) ここで休憩のため休議といたします。再開を13時より行います。1時間の持ち時間がある中の一問一答の質問ですから、今20分では答弁と質問ができる状況でありませんので、ここで休憩のため休議といたしますので、ご了解いただきたいと思います。再開を1時から行いますので、よろしくお願いします。                             (午前11時39分)                              (午後1時00分) ○議長(渡邉一夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を再開いたします。 3番、高野政義君。          〔3番 高野政義君登壇〕 ◆3番(高野政義君) 通告により一般質問を行います。 1.家庭用防犯カメラ設置について。 村内において盗難が発生しており、また、ひとり暮らしや高齢者世帯が多くなり、防犯に対する抑止力を高めるために家庭用防犯カメラ設置費用に対する補助制度を考える必要があると思いますが、村長の考えをお伺いいたします。 2.川内村婦人消防隊について。 1つ、婦人消防隊は、川内村消防団に協力しながら、地域住民の安全確保のため積極的に火災予防などを行っていますが、設置条例などが設置されているのか、お伺いいたします。 また、設置されていない場合には整備する考えがあるのか、お伺いいたします。 2つ目、川内村婦人消防隊設置条例などを整備し、隊員も川内村表彰条例の対象者に該当させるべきと思いますが、村長の考えをお伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、3番、高野政義議員のご質問にお答えいたします。 まず、1点目についてでありますが、事故や犯罪のない地域は、安心・安全な生活を営む上では、とても重要であり不可欠な要件だと認識しております。 今年に入り、村内における窃盗事件が、5月から7月にかけて発生しており、まだ、解決に至っていないことから、今後も防犯対策が重要な課題となっております。防犯カメラ設置については、今年6月第2回定例会において、新妻議員からのご質問がありましたが、これらとの関連性もあることから、双葉郡内及び近隣自治体の状況を確認しながら、あわせて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 次に、2点目についてでありますが、婦人消防隊員の皆様には、予防消防や有事の際の後方支援などにご協力をいただき感謝しているところであります。 まず消防団は、消防組織法に基づき市町村が設置する消防機関であり、消防団は自治体の条例によって設置されております。しかし、婦人消防隊や婦人防火クラブなどの組織につきましては法的な設置基準がないため、本村の婦人消防隊の設置を定める条例等は整備されておりません。全国にも条例で定めている自治体はなく、近年は、規約や要綱等で規定している自治体や女性消防団員として組織する自治体も出てまいりました。 今後の状況を確認しながら、検討してまいりたいと考えております。 また、川内村表彰条例の対象者に該当すべきとのことでありますが、消防団員の特別表彰は勤続30年以上となっておりますが、婦人消防隊につきましては活動の状況及び功績が顕著であると認められれば、表彰に該当すると考えております。 以上で、高野議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 1点目の家庭用防犯カメラの設置については、郡内の状況を見ながら防犯カメラとあわせて検討するということでありますが、県警本部が防犯環境整備事業として原発事故の避難指示が昨年春に解除された地域で、帰還した高齢者世帯に防犯カメラなどを無料で貸し出す事業を実施されています。 また、家庭用防犯カメラの設置に対する補助事業は、他町村でも実施しているところであり、上限5万円が補助されていますので、本村も基金などを利用して安心・安全な村づくりをするために家庭用防犯カメラの設置に対する補助制度を実現すべきと思いますが、村長の考えを再度お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 被災地12市町村の無償貸付についての制度設計がなされていることは承知しております。しかし、残念ながら川内村はそこの範ちゅうに入らないということでありますので、その制度を利用するというわけにはいかないというところであります。 それから、他の自治体の状況を見ますと、自己防衛といいながらも行政で支援をしているという自治体もあると伺っておりますので、そういった条件内容ですかね、そういったところも精査をしながら前向きに検討していきたいなと思います。 確かに、犯罪のない、あるいは交通事故のない地域は我々が生活していく上で、必要最低限の条件でもあります。こういったところが脅かされていくという環境は憂いているところでありますので、何らかの防衛策を講じていかなければいけないと思っております。それぞれの防衛策でありますが、基本的には自己防衛を、抑止力を高めていくということが必要だと思いますし、あとは防犯カメラを例えば村内の効果的な地域に設置するということも検討していかなければいけないのかなと思います。例えばスクランブルがあるところ、あるいは村境そういったそれから人込みがあるようなところ、こういったところも対象になってくるのかなと思います。 いずれにしても今後、防犯カメラの有意性は十分認識しておりますので、検討していきたいと思っております。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 前向きに検討していただけるということでありますので、家庭用防犯カメラの設置については、質問を終わります。 2点目の川内村婦人消防隊の設置条例などの設置については、法的な基準がないということから設置されていないということでありますが、川内村婦人消防隊は公益財団法人日本消防協会の福祉共済に加入しています。福祉共済は、防災活動に従事中と従事中以外では共済金額に大きな差があることからも、婦人消防隊の目的及び事業内容を明確にし、安心して活動に当たれるような、早急に設置していただきたいと思いますが、村長の考えを再度お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 公的に防犯員、あるいは犯罪に対応、あるいは消火の対応をしていくという身分の人たちのセーフティーネットは重要だと認識しております。そういう意味では、議員がおっしゃっるような共済制度の加入、あるいは条例とまでいかなくても規定や要綱などで規定していくということが必要なのかもしれません。そういったことも含めて、今後婦人消防隊の身分の保持、あるいは明確化していくということの必要性は十分感じております。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 検討していただくことを確認しましたので、よろしくお願いしたいと思います。 2つ目の川内村婦人消防隊員の表彰については、消防団員の特別表彰と同じく考えているとの答弁にありますが、婦人消防隊員の人数と経歴などの台帳が整備されているのか、お伺いいたします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 実は、根拠になるそういったデータ収集されているか、整備されているかというと無であります。ですから、こういったところの整備も必要になってくるのかなと。それは、規定、要綱等できちんと決めた上で、今後婦人消防隊としての活動の記録、あるいは隊員の状況ですかね、勤続年数、勤務年数そういった情報をストックしておくということは必要だなと思います。 それから、例えば30年に満たないというような人たちも当然多くいらっしゃると思いますが、その中でも顕著な功績があった方、あるいは十分川内村の福祉に、あるいは村民の幸せに寄与したような方、そういったことは十分検討する材料に入ってくると認識しております。 ○議長(渡邉一夫君) 3番、高野政義君。 ◆3番(高野政義君) 婦人消防隊に火災予防などで協力していただいておりますので、別な方法でということで今村長からお話ありましたが、表彰できるように検討していただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(渡邉一夫君) 次に、1番、松本勝夫君。          〔1番 松本勝夫君登壇〕 ◆1番(松本勝夫君) 通告次第に基づきまして、一般質問をさせていただきます。松本勝夫でございます。 1.基本構想(第5次川内村総合計画)に係る実施計画書の策定について。 村では、本年第1回定例議会において基本構想(第5次川内村総合計画)の策定に基づく議決をへて各種事業を推進されておりますが、計画年次5カ年の年度別実施計画書の策定について村の考えをお伺いします。これは、策定していただけるかどうかということでございます。 2.村内における生鮮食品販売店の確保。 村内においては、「YO-TASHI」というコンビニが設置されているが、満足のいく生鮮食品等の品揃えがありません。特に、魚介類の販売とあわせて村内の小売業者の育成とこれから品揃えの充実を図っていく考えはないか、お伺いします。 1.職員の資質の向上について。 このことについては、過去にもお伺いしておりますが、今回の不祥事における再発防止とこれらに対する基本的な処分の在り方について、お伺いいたします。 4.村税等に係る不納欠損について。 このことについて法的根拠に基づいて合法的に処理されたのかどうか、お伺いいたします。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) それでは、1番、松本議員のご質問にお答えいたします。 1点目の基本構想(第5次川内村総合計画)に係る実施計画書の策定についてでありますが、第5次総合計画につきましては、今年3月の定例議会におきまして議決をいただき策定されたところであります。この計画は平成30年度から平成34年度までの5カ年の「村づくり」施策の大綱としてまとめたものであり、基本構想の中で基本施策の項目を示し、基本計画では意向調査を踏まえ、基本施策ごとの現況と課題から基本方針を立て、主要な取り組みを示したものであります。 村は、この基本計画に基づいて、毎年、事業費100万円以上の事業について、次年度以降の3年間の主要事業計画を策定しているところであります。 震災後の地域経済や本村を取り巻く環境がめまぐるしく変化する状況においては、3カ年の主要事業計画の策定で対応してまいりたいと考えております。 次に、2点目の村内における生鮮食品販売の確保についてでありますが、「YO-TASHI」においては、平成28年6月・9月・12月の一般質問でもお答えしているとおり、住民ニーズに沿った陳列について協議をしてきておりますが、肉類について現在陳列しているものの廃棄率が80%と高く、魚介類においては地元鮮魚店等に配慮することと、鮮魚の消費期限が1日と短く、廃棄率の増加が予想され、経営の悪化につながることを懸念し、取り扱いをしていないというところであります。 議員ご質問の村内における生鮮食品販売店の確保につきましては、本村の立地条件からしても、隣接する他市町村からの購買流入を望むことが不可能な状態であることから、新規の参入は厳しいため、商工会と連携しながら既存商店の育成に努め、購買流出を防止し、村内商店での購買率のアップを図る施策として、プレミアム商品券などを実施しているところであり、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 次に、3点目の職員の資質向上についてでありますが、不祥事の再発防止とこれらに対する基本的な処分の在り方につきましては、6番、井出剛弘議員と9番、志田篤議員の答弁と重複しますが、処分につきましては、「川内村職員処分審査委員会」の結果を尊重し、「川内村職員の懲戒処分に関する基準」に基づき、地方公務員法第29条、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった場合は懲戒処分することができる。また、「川内村非常勤嘱託員等任用管理規定」第15条、職務に必要な適格性を欠く場合職を解くことができる。ことに該当することから、処分を行ったものであります。 また、このたびの不祥事の発生を受け、まず、管理職に対し訓示を行い、全職員に対して「服務規律の確保及び綱紀の粛正について」通達を行い、職員会議において、改めて綱紀粛正の徹底を図ったところであり、今後はコンプライアンス意識と危機管理について繰り返し意識づけを行うとともに、風通しのよい職場づくりを進め、職員一丸となって不祥事の根絶と信頼回復に取り組んでまいります。 次に、4点目の村税等に係る不納欠損についてでありますが、公正な税負担の観点から、不納欠損に至ったことに対し、深くお詫びを申し上げたいと思います。 このたびの不納欠損に至るまでの経過及び個別の事案については、平成30年第2回定例会の全員協議会でご説明したとおりでございます。個人滞納者については、滞納したまま村外に転出され行方不明になっている方や既に死亡されている方であり、法人等につきましては、倒産等により事業所の実体のない事業所です。租税債権の保全のため、催告書の送付や各種調査等を実施いたしましたが、滞納税金を徴収できないものについて不納欠損処理をしたものであります。 いずれも法的内期限から5年が経過したことから、地方税法第18条の規定する時効消滅により不納欠損処理したものであります。今後は、徴収体制を強化し、滞納者に対する法的措置を含めた滞納処分を講じ、租税債権の保全に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上で、議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) 第1点目の基本構想に基づく実施計画、この答弁によりますと年度別基本構想の年限が5カ年ということでございまして、それに伴う年度別実施計画については3年間の計画で出しておりますと、これ分かりました。本来ならば5カ年ですから、本当だと基本構想は5年では短いくらいなんだけど、普通だと10年から15年というのが計画年限なんだけれども、今回の場合はいろいろ震災だとか特殊な条件があったために、基本構想も5年になったんだなと理解しております。とりあえず3カ年の計画はできているということであれば、それでよろしいかなと。これ追っかけまた次のあれになれば3年、3年いくわけですから。 といいますのは、我々早く言うと議員の使命といいますか、行わなくてはならないというのはこれは執行部、これは村長ですね、我々の議会というのはいかに村長がやっている行財政そういった仕事のあれが適正に、しかも効率的に、公正・公平に実施されているかどうかというのを意見も交えて監視するというのが議会の仕事でございます。そのためには、基本構想、基本計画、それから実施計画という三者一体の総合的なものがあれば、そうすると基本構想と基本計画に基づく事業内容があってなくてはならないわけです。その辺のチェックをするためには、基本計画というのは我々になくてはならない一つの資料というか、いい村長に仕事をやっていただきたいと、それにはいろんな苦言も呈すし、協力もするということです。 だから、基本としては私の執行部とのスタンスというのは、一歩の間隔は離れますけれども二歩は離れないと、それで両輪を確保していくんだと、お互いに信頼関係を保って言いたいことは言って、言うべきことは言って、やってもらうことはやると。これが議会の使命でございますので、そういうことで執行部と協力しあってできないものはできない、そういうことで基本構想、基本計画、実施計画というのは必要なんだということでございます。 この1番については、村長答弁了解いたしました。 そういうことで要求したわけで、これらの配布ですか、実施計画の、これ議会では持っていないですよね、だからそれをほしいということです。そして、それに基づいてやること。 それからあともう一つは、これはないと思うんですが、たまたま我々が分からないでいて、落下傘で事業が飛んできてポタンと落ちてきたと、それを即採択してやるというのはとんでもないことだし、だからこの実施計画の中に、もしこういうのを新規でやりたいと執行部であれば、事業計画の中に、実施計画の中に新たに入れると。そのためには、議会にもこういう事業を取り入れたいと、それがもっと前に早めにやりたいということであっても、それは早めに今日的課題なのか、やる事業が、それは議会で十分判断して、それは実施計画の中に年度早めてやりたいというんではそこに入れて、議会も了解する、執行部も、執行部は当然提案するんだからあれなんだけど、議会も了解してこういう内容で事業内容はこうですよと、いろんな全てのものを報告してもらって、計画の中に入れてそしてやっていただきたい、こういうことです。そのために、この実施計画も必要なんだということを申し上げているわけであって、一々だめだとか何かということで言っているのではなくて、議会としての使命があるし、それを全うするためにはそれが必要なんですよと。これから新たにそういった事業が出てきた場合は議会とよく相談していただいて、そしてそれを事業計画の中に入れて、そして実施してもらうと。たまたま実施計画の中に入っていないで事業をやったというのはないでしょうけれども、そういうものも行使していただきたい、行使するのは議会の使命でございますから、そういうことでやっていただきたいということで、1番の問題については村長の答弁でよろしいかと思います。 これで1番については終わります。 次2番、今村長は、生鮮食品の導入なんだけど、これは私もそうなんです。例えば歩いても100メートルか50メートルくらいのところにそういう販売しているお店がないととても、自動車運転できる人はいいでしょうけれども、65歳以上いわゆる購入する弱者、これがこの間の新聞見ますと全国では大分おるんです。あと福島県、それから本村のこの間敬老会やって65歳以上だとか何かというのは分かりますけれども、本当にこれ容易でないんです、村長、これは私もその一員なんです。だから、ないわけですよね、今までは上川内には1軒、2軒くらいありましたね、今は高田島に1軒です。あとそれないともうほかに行かなくてはならない、こういうことなんです。 これは、私ばかりでなく女性の人、ぜひともこれは何とか村にお願いしてどうにか購入できるようなあれつくってくれないかと、これ今まで私YO-TASHI議員だなんて言われながらやってきたつもりなんだけれども。 ○議長(渡邉一夫君) 松本議員、先ほど村長が生鮮食品についても答弁していますから、答弁に沿った質問をしていただければ先に進むと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆1番(松本勝夫君) そうすると、先ほど今村長としては、商工会と連携をしてお願いして、そして地元にもおりますから地元業者の優先を図って、そしてそれも両立させていきたいということは分かるんですが、私から言わせれば競争、これ民主主義の資本主義社会ですから、とにかく自分が生きるためにはどんなことをしたって努力をするというのは、商売やる鉄則でしょうね。そして、いいものを品揃えしなかったらお客は来ないというのは分かっているはずですから、だからそのくらいの努力果たしてやれというのが、これは無理なのかな。だとするならば、商工会関係者もいると思いますが、商工会の力もいただいてできるだけそういったものができる、ほかから移入したって私は構わないのではないかなと思うんです。 というのは、村長やるだけやっているんです、震災のときに50万円、それから90万円、一生懸命やっていた人たちには報償的な奨励したり、あれは村ではやっているんですから。そして、もらった人がまた力を入れているんだか、入れていないんだか分からないということも見受けられるんです。だから、村としては村長十分やったと私は思っています。 だから、それはそれとして、とにかく努力もしないでいたのでは困ると思うんです。ところが、みんな今の消費者はいわき市、船引町、郡山市、買っているんです、大きいところで。そして、今村長が言う地元優先にしてその業者から買うにしたって、行ったってその商品価値が、そういうとこ買っているからそれ見て買いたくないというのは消費者の気持ちですよね。 だから、そういうものも先ほど地元優先にするということで育成していくんだということであれば、商工会を通じて地元の業者にそういったいい品物を品揃えしてやってくださいと、努力もしていただかないと。それで何とか生鮮食品の品揃え、展示を何とか村長ね、考えて創意工夫を凝らしてこれを確保してほしいなというのが、これは私もそうですし、村内の人みんなそう思っていると思います。 そういう買いたくても買うものがないと、そういうのが川内村の地元の商店ではないのかなと思います、これは全部が全部でないでしょうけれども。そんなものですから、まず村長の、村としての要望がいっぱいありますから、だからその辺再度お願いしていただきたいと、こういうことでございます。 ○議長(渡邉一夫君) この件について答弁はいらないんですか。 ◆1番(松本勝夫君) いや、それで今村長の。 ○議長(渡邉一夫君) 議事進行上あれですから、答弁と質問をちゃんとやってください。 ◆1番(松本勝夫君) 分かりました。 それに対する、村長、容易でないでしょうけれども、ひとつ答弁をいただきたい。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 私の体調までおもんぱかっていただきまして、ありがとうございます。 また、先ほどは一歩離れても二歩離れないと極めて的確な表現で議会、議員のありようまで示唆をしていただきました。重ねて御礼を申し上げたいと思います。そういう使命感を持たれているということも重々今認識をさせていただきました。 先ほど1点目の総合計画についてですけど、まさに今有事の場合であります。もともと震災前は10年の総合計画をやっていましたけれども、状況が状況でありますので、10年をひとくくりとして考えるというようなものではないと。5年という期間を区切って、きちんと5年間で実施できるものを羅列していこうと考えて5年間にしたという経緯があります。 総合計画は、ビジョンを示していくという理念と、それから目標と戦略が盛り込まれていなければ不十分だと思っております。では、基本構想そのものが一つは理念でありまして、例えばどういう村にしたいのか、5年後はどうしたいのかというのが一つ目標です、理念であります。その理念に時間を加えることによって目標に変わっていくと、それが基本計画です。それから、基本計画に具現化していくための施策を加えていくということが実施計画になっていくんだろうと。そういうような構成の中でつくられたのが今回の総合計画、以前もそうですけれども、そういったそういう意味では村の5年間の基本方針を示したと、あるいはやるべきことを示したということだとご理解をいただきたい思います。 当然5年間でやるべきことが決まっていきますが、突発性のものも十分あります。そのときに判断し、そのときに実施して、そのときに結果を出さなければいけないような事業も当然あるんだろうと思います。そういう意味では、そういうものが必要なときには今までのように議会、議員の皆さんにしっかりと説明しながら、計画にないものも含めて実施していくということもお願いせざるを得ないということもぜひお含みをいただければなと思います。 それから、買い物ですけれども、基本的にはYO-TASHIの目的というのは身近なところで、それも身近なところという範ちゅうはいろいろ考え方あるんでしょうけれども、村の中で買い物の移動範囲が余り遠くないところで買い物ができるようなものが、施設がほしいねと、そういう買い物ができるところがなければ戻らないというのが当初震災直後ありました。そういうニーズを聞きながら、YO-TASHIをつくってきたという経緯です。 ところが、生活してみますと、議員がおっしゃるとおり村の中に一つだけあればいいのかというとそうではないんです。移動手段がなかったり、高齢者がいたり、そういう社会的な弱者をどうフォローしていくかということでは、一つの商店ではそれはもうまかなうことができないというのは自明だと思っています。そのために実は商工会にお願いして、さまざまな施策を通して既存の商店の再生・復興をしていくということが、地域住民にとっては大切なことなんだなと思います。 ところが、これだけ人数が減ってきている、あるいは商店によっては後継者の存在がない、そういうような社会的な現象において、どうも利益を出すまでにはエネルギーが必要だということが考えられます。そのために実は規模を縮小したり、あるいは廃業してしまったというお店も見えるのも考えられるなと思います。 今後、既存のお店に力をつけていくためにどうしたらいいのか、今言ったようにただ単に補助金をばらまくだけではなくて、恒久的な営業活動、あるいは恒久的な経常利益を計上できるようなシステム、業務にしなくてはいけないんだろうと思います。 商工会の存在は、まさに弱者救済のところにあると思っていますので、十分今後もそういうような小さな商店の育成によりサポートできるようなことを連携しながら進めていかなければいけないのかなと思います。 生鮮食品というのは、非常に日持ちが短いです。恐らくYO-TASHIの中の陳列棚において廃棄率が80%ですから、そのほかのものを完売したからといって利益が出せるかというとなかなかそれは難しいです。私も経営者に聞きましたけれども、実際は1日過ぎると半値で実は販売すると。結局半値というのは原価を割っているわけですよね、ものによっては。それでも償却率が高いという現状でありますから、その中でも検討してもらっているというところでしょうか。 既存のお店屋さんに本来は頑張ってもらうというのが、一つ問題の解決になっていくのかなとは理解しています。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) ご答弁ありがとうございました。 一つとして、先ほどYO-TASHIに入る業者なんていうのは、当初は外部の何だかありましたね、スーパーがあったんです。そして、名前二、三挙がって公表された経緯が私の耳に残っているんです。ブイチェーンだな、あれなんかそういう当時これなんかも来て入ってみたいんだということは、私耳にしているんです。どうなんでしょうかね、先ほど地元の業者を面倒みるというか、それを育てていくんだと、育成していくんだという反面、そういう業者を入れるということのね、そこに何か矛盾があるような気もするし。ただ、今のような川内村の状態でそういった専門のスーパーとか何かが入って来てくれるかどうかって、これはその人のね、資本主義社会だから、行っても商売にならないとなればなかなか入って来てくれる業者はいないと思うんです。だから、そういうところがないかどうか、あるかどうか探していただけるようなことはできないのかなと思っています、私ね。 だから、その辺まで努力をして、何らかのよい方法を商工会と、あと村長を初め副村長、そして部下職員がいるわけですから、いい知恵を絞ったら何か出てくるのではないかなと思うんです。その辺努力をして、これをやっていただきたいなと。川内村で住みたいといっても、一番は自分の子供に何を食べさせようかとか、そういう食料の問題も一番これは親というのは考えているんです。だから、そういった絶対的な食生活というのは、これは一番健康上の問題ですから、今発育盛りの子供にいろんなものを食べさせてやりたい、親はそう思うんです、自分が食わなくても、そういうところなんです。食わせたくても買いに行けない、買うところがないということになれば、これは村長帰って来いといったって帰ってくるあれがないですよ、これはね。 だから、それで私もびくっとしたのは、これは統一した考え方を持たなくてはならないなと思ったのは、人口の問題です、人口。9月11日議会の初日ですが、朝NHKテレビで川内村の人口減少率ということで30%という、これ報道されています。私、出勤しようと思い服を着ながらテレビ見ていたらテレビに、人口の減少率30%という数字は何を基本にして、いつの時点で、川内村の総人口なんぼで、それの30%が減少しているという、これ見たときにあれと思っていやこれは大変だなと、村長の話を聞くといつも村長はあいさつの中でただいま川内村の帰村率というのは80%、この間のごあいさつでは85%という。 ○議長(渡邉一夫君) 松本議員、生鮮食品に本題を戻してやっていかないと永遠となりますので、そこ生鮮食品に切りかえて質問と答弁をお願いしたいと思います。 ◆1番(松本勝夫君) だから、こういう今一例をね、生鮮食品の確保そういうものをきちんとやって、これが私は一番ではないかなと思うんです、私がそう思うんだから。私も本当にそういう品物を買うところほしいなと、みんなそう思っています。そういうことで、後申し上げますけれども、そういうものが原因しているのではないのかなと思います。 だから、これに対しては村長本当に申し訳ありませんけれども一肌脱いで、容易でないでしょうけれども努力をしていただきたい。商工会にも大変優秀な人もございますから、商工会と一緒に連携をして、村長何とかこの辺の確保をするために努力をお願いしたいと思います。 答弁お願いします。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) この件に関しては、先ほどにもありましたように、以前から議員からは3回ほど同じような質問を受けております。その都度、実はYO-TASHIの経営者と意見を交換しているところです。十分ニーズについては認識していますし、その対応を今図っているところです。というのは、村内の鮮魚店に話を持っていって何とか卸してくれないかという算段もされております。しかし、今のところいい返事が返ってこないというところであります。 それから、ほかで例えばそういった生ものを販売するということがもし可能ならば、そういった選択肢も十分判断の基準にしてねということも話しております。しかし、そのことによって今あるお店への影響がどうなのか、こういったことも考慮していかなくてはいけないだろうと。というのは、YO-TASHIがそこに新たなものを加えることによって、ひょっとしたら他のお店のそういった営業にも、商売の状況にも影響してくるのではないかなという危惧をしております。ただ、ここはコントロールするべきことなのかなとは思っていますけれどもね。そういったことの努力を今進めております。 それから、ブイチェーンの参入に関しても実はここでもう既に肉とかはブイチェーンから卸してもらっているんです。ただ、廃棄率が高いという状況を見ても分かるように、なかなか積極的にそれも品数を多くという判断までは至っていないというところであります。これは、事業としてやっておりますので、利益を度外視してやってよというわけにはいかない、その難しさもあるということもお含みいただければなと思います。 それから、あえて言わせていただきますが、私はあいさつの中で現在帰村率が、帰還率が85%という数字を申し上げた記憶は一切ありません。表現としては約8割、約80%という、それから厳密に言えば81%ということで申しております。85%とは今初めて議員から伺ったところです。 それから、NHKの情報ですけれども、私はそこを見ておりません。何を基準に3割減なのか、そこら辺は多分手元に情報がありませんので答えようがないというところです。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) 生鮮食品の導入についてのご答弁分かりました。とにかく努力をしていただくことをさらに、さらにお願いして、その点については終わらせていただきます。 次に、3番目の職員の資質の向上についてでございますが、これについては先の議員の答弁にもありましたから細かいの分かりますけれども、年齢が大分いっている方ですよね、この処分を受けた、早く言えば不祥事を犯したというか、こういう人が小学校1年や2年なら話は分かりますけれども、既に酒飲み運転、あるいはそういったものについては自覚していなくてはならない方ですよね。それがこういうことを犯して、しかも村は一生懸命ほかから支援を受けて一生懸命復興に努力しているわけですよね。その中で職員がこういう不祥事を起こすということは、これはほかに対して顔向けできないでしょう。それを考えたらば、こういう行動は絶対あってはならないし、認識不足でないのかなと思うんです。 だから、こういうこのときに私この人たちを採用するときにどういう経歴の持ち主で、そういうことは当然認識されている方なんだなということを、これはなかなか難しいと思うんだけれども、早く言えばその人がいくら年をとったからといっても当然その人たちに対しては今こういうふうな川内村が置かれている現状はこうなんですと、みんなに支えられて、応援されて今ここまで回復はしてきたんですと、ぜひ皆さんにそういった不祥事とかそういうことに気をつけて仕事に励んでいただきたい、こういう注意は入るときにそれはやらなくてはならないんです、これは。これは何回も言うように、副村長は私らにもこれはやりますと、私の責任でやりますと答弁受けています。だから、そういうことを口酸っぱくなるほど、ましてや民間におった方だというのであっても、採用した時点でそれは公務員ですから、公務員というのは普通の一般の人だったら交通事故だったら道路交通法によって罰せられるけど、公務員というのはそちらの行政はそこで、こちらの二つ必要なんですよね、いわゆる自分たちの地方公務員法に基づく処罰と、それから二つ。だから、こういうことがあるよという認識もしていなかったのかなと、その辺の責任というのは任命権者である村長にも十分これはあると思いますし、副村長の猪狩副村長にもこれは任命権者の立場で、管理者としての責任はものすごく重要ではないのかなと思っています。だから、そういう人の身元、身元調査といったらおかしいかもしれないけれども、どういうことをやって、採用に当たってそういう基礎的な、基本的な調査を十分してそれから採用だとか、こういうのにちょっと欠けていたのかなとも思います。 そういう面で、これについての処分の方法を見ますと、副村長、村長もみずから処分、処分というかこれは誰も、審査するのは村の、委員長は副村長が委員長になって各課長が懲罰委員になるわけですよね。そうすると任命権者の村長とか、今度副村長の処分というのは早く言ったら自分たちで自分で決めて、自分で条例改正する、これは不自然ではないでしょうかなと思います。早く言えば、お手盛りと同じだよと、自分の処分は自分で決めるってそんな馬鹿な話はないのではないかと、こういうそしりは受けるでしょう。だとすんだったらば、もうちょっとそこで第三者委員会とか、学識経験だとかそういう人のね。 ○議長(渡邉一夫君) 松本議員、持論より松本議員が質問してこちらから答弁をもらう、一つ一つやって、この件についてはどうですか、この件についてはどうですかという形で進めていただきたいと思います。ずっと松本議員のやつは、そこを変えて質問してください。 ◆1番(松本勝夫君) それで、今言ったように自分たちの処分については、第三者委員会に諮問、任命をしてその人たちに懲罰委員になってもらって、審議をしてもらって答えを出すべきでなかったのではないのかなということをお聞きしたい。 ○議長(渡邉一夫君) 副村長、猪狩貢君。 ◎副村長(猪狩貢君) お答えいたします。 みずから法を犯したというときには、懲罰委員会という条例で制定されて、第三者委員会の中できちんと処分の方法を決定していただくことになっているんですが、村長も私もみずからなものでない、ただ管理監督不行き届きというところなので、ここは第三者委員会の立ち上げはできなくなっているんです。そういうことで、村長から今回の条例の中で給与の減額等をさせていただいたということでございます。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) 私もこれにはずっと職員で携わってきたから分かるんですが、私らもそういったあれをいただいたときもあるし、それから比較すると、量刑という言葉を使ったらいいのかどうだか分かりませんけれども、それが自分もそういう部下職員のあれがあって私もあるんだけど、そのときのあれというのは今は全然違うんですね、そこに何か段差があり過ぎると。だから、ここは実際にやった人、それからそれを管理する人、そういった人の在り方というのは、ちょっと私には理解いかないようなものだから今質問したわけです。 ましてやそういうときに、任命権者である村長、それからそれと同類の副村長この辺のあれが上程されていますけれども、給料が、それでいいのかなという疑問を持ったものですから。そういうものについては、何だかんだいったって村長の任命がなければ入ってこないわけで、入ることできないわけですから、だから一番の私は責任というのは、これは村長任命権者にあるのではないのかなと思うんですが、その辺の認識はどうでしょうか。 ○議長(渡邉一夫君) 村長、遠藤雄幸君。 ◎村長(遠藤雄幸君) 確かに今回のケースは復興支援、それから地域おこし協力隊というような方々でした。私の辞令行為ですから、当然職員という範ちゅうの中でいろんな行動、職務やそれから今回のような罰則規定も適用されていくんだろうと思います。 ただ、公務員という身分が今回抑止力にならなかったということが、非常に私はそういう面では残念だなと思っています。公務員になって1年とちょっとと、あと3年というところです。そういう時間の短さもあってひょっとしたら議会議員がご指摘のようなことまで認識されていたかというと、そうではなかったかもしれません。理解するまでに、あるいは公務員という身分がどういうものなのか、どういうことをしなくてはいけないのか、こういうことはやってはいけないのか、こういったところまで理解していたかというとちょっと疑問が残るような今回の二つの該当者だなと思います。 ただ、いずれにしても辞令行為をやっていますので、私の職員です。私が知ろうと、知らまいと最高責任者である私、それから職員の資質向上に寄与していく副村長の立場というのは責任を問われるのは、任命権者としての責任ですよね、これは当然だなと思っております。それは、ただ単に私や副村長が、村長や副村長が責任をとるということだけではなくて、今回のこういったことが、実は今いる職員たちの抑止力、あるいは今後危機管理をしっかりやっていかなくてはいけないという危機管理をジャッキするのに問題提起させてもらったらいいなと思っています。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) 分かりました。 これからもこういうことはあってはならないことなんだけれども、これは好きこのんでやるわけではないわけですよね、偶然なってしまうとか、自分がやらなくても相手からやられる場合もあるでしょうから、これはもう必ず車社会とかにはありますから、この辺については十分、これは村長ではなくて副村長が100%これらの指導については、これは職務規定に載っかっていますよね。こればかりではなくて仕事の面についても副村長のほうで絶えずことあるごとに毎回、庁議は月に1回やるんでしょうから、そういう中で絶えず職員に対する指導うまずたゆまずこれは言っていっていただきたいということをお願いして、この件については終わらせていただきます。 それから、最後になります。村税等に係る不納欠損について、これは先ほども議会の使命は言ったから言いませんけれども、そういうことで議会は合法的、適正にこれが処理されたかというのはこれは議会の仕事です、これね当然。この中には、監査委員もあるし、監査もやっているわけです。だから、議会はそれを適正にこれは処理されたのかどうかということは、これは追及しなかったらば我々村民の代表者として村民から何やっているんだ議会と、我々の代表でしょう、それを確認して見て指摘するのはあなたらの責任だと、こう言われるわけだから。それは、我々は先に自覚しておかなくてはならないということです。それに基づいてこれを出したわけでございます。 それで、これはちゃんとやっていますよという答弁なんですが、見ますとこれは毎年、これは平成29年度の不納欠損額なんですよね、全部で593万3,593円と言ったかな、これ資料もらったやつなんだけど、こっちとあわないような気もするんだけれども。だから、これは平成29年度、そうすると今度は平成30年度も恐らくどのくらい今度不納欠損だって必ず出てくるはずです。これないですか。平成29年度はこう出ましたね。 ○議長(渡邉一夫君) 1番議員、聞きたいときは一回やって答弁で課長に質問してください。ここで指名しないうちは、なんぼ聞かれても答弁できませんから。 ◆1番(松本勝夫君) 分かりました。 それで、これは延々とあるのかどうか、これは平成29年度、それから今度は平成30年度か、それが続いてあるのかどうか、この辺をお答えください。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長秋元敏博君。 ◎住民課長秋元敏博君) ただいまの質問でございますが、平成29年度中に地方税法第18条に伴う消滅時効は、対象年度が平成24年度の村税まで不納欠損処理をさせていただきました。 今後の不納欠損処理については、極力時効の停止を、租税債権の保全をしていきたいと考えておりますので、時効がストップできる部分については保全しながら、どうしても差し押さえる物件がないとか、そういう停止できない部分については今後も出てくる可能性があると思います。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) まず、時効関係の時効停止ですね、その前にまず滞納があるとその場合にはまず督促状を出すのが第一条件ですね、そして督促状を出して10日経過日に今度は差し押さえることができるという法律になっていますよね、税法上。そして、そうなって10日経過日から差し押さえが可能になってくるわけだから、今度財産の差し押さえ物件そういう財物調査できるもの、その人に、それからいろんな預貯金の調査から財産の調査、差し押さえ物件の調査、これやっているんですか。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長秋元敏博君。 ◎住民課長秋元敏博君) ただいまご説明のとおり、納期限後10日以内に督促状を発布して、その後催告書を出しております。財産調査につきましては、預金調査、あと不動産の登記簿謄本の調査等を行っております。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) 時効中断、例えば滞納額の一部を、例えば10万円あったとそこから5,000円もらったと、5,000円もらったその時点で時効中断だわね。そうすると、そこからまた5年ということになるでしょう。そういうことはなかったかどうかということ。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長秋元敏博君。 ◎住民課長秋元敏博君) 松本議員のおっしゃるとおり時効の中断事由に承認というのがございまして、税金の一部納付や分納誓約、これは納税者の承認に当たりまして時効中断のできるものとなっております。ですが、今回の不納欠損処理した部分につきましては、個人につきましては滞納したまま村外に転出され行方不明になった方とか、今回の原発事故で川内村で働いていた外国人の方が帰国された方、あと法人につきましては倒産や村内に事業の実態のない事業所をどうしても時効中断できなくて不納欠損した部分でございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) 今、川内村からどこかに行ってしまったと、その本籍は分かるわけだね、その場合に本籍の市町村の税務だか税務担当課に入ればそこの市長なり村長なりに徴収委託というのできることになっていますよね、そういうことは実施されているのかどうか。徴収やったときないかな。徴収委託です。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長秋元敏博君。 ◎住民課長秋元敏博君) 転出された方につきましては、転出先の住民課、市民課に戸籍の附票の照会をして、確認して、滞納の処分につきましては随時催告書を送付しているんですが、何の返答もなかったと。今、議員のおっしゃる徴収委託については、やっていなかったと思われます。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫君。 ◆1番(松本勝夫君) 特殊な、早く言えば滞納金額が残っているんだけれども、もう行方不明だと、なんぼ探してももうどうしようもないという特殊な徴収もどんなことしても、早く言えばそれを探してやったらば経費のほうが余計かかってしまう、そういうのはやってはならなくなっているわな、法律で。そういうのは別にしても善良な納税者がいるわけです、悪質で持っていても悪質だと、押さえる物件もあると、これは当然強制執行しなくてはならないんです。そうすると、徴収したときに徴収内容の記録簿というのはありますか、やっているんですか。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長秋元敏博君。 ◎住民課長秋元敏博君) 職員が徴収に従事した部分につきましては、個人ごとの徴収の記録を残しております。 ○議長(渡邉一夫君) 1番、松本勝夫議員。 この質問で時間がきますので、最後の質問にしていただきたいと思います。 ◆1番(松本勝夫君) 住民税、村県民税というやつですね、これには個人と法人があります。法人についてお聞きしたいんだけれども、例えば法人が解散してしまったり、倒産してしまったという場合に、それは不納欠損の対象になるのかどうか。もし、それがなるとするならば、その法律を例えば地方税法なのか、それとも村の税条例なのか、それ第何条にそういうこと書かっているのか、その辺をご提示願いたいと思います。 ○議長(渡邉一夫君) 住民課長秋元敏博君。 ◎住民課長秋元敏博君) 法人の倒産とか解散の部分につきましては地方税法ですが、その場合につきましては即時処分執行停止をするような文言が書いてあります。本来であれば、滞納の処分執行停止をしてから3年経過すると不納欠損になるわけでございますが、今回はその前に5年が経過したということで不納欠損処理した部分でございます。 ○議長(渡邉一夫君) 補足として総務課長から答弁いただきます。 総務課長遠藤清輝君。 ◎総務課長遠藤清輝君) ただいま住民課長からお答えした条項の部分について申し上げます。地方税法の第15条の7第5項によりまして、法人の解散等将来にわたって徴収することができないと明らかな場合については、執行停止後3年を待つことなく納税義務を消滅させることができる。いわゆる納税義務の即時消滅ということで処理をすることができることになってございます。 ○議長(渡邉一夫君) これで一般質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(渡邉一夫君) 本日の議事日程はすべて終了しました。 これで散会いたします。 お疲れ様でした。                              (午後2時16分)...