平田村議会 > 2022-09-07 >
09月07日-01号

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  1. 平田村議会 2022-09-07
    09月07日-01号


    取得元: 平田村議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-18
    令和 4年  9月 定例会(第3回)          令和4年第3回平田村議会定例会会議録(第1日目)◯議事日程(第1号)                     令和4年9月7日(水)午前10時開会     開会宣告日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告日程第4 村長の行政報告日程第5 一般質問並びに答弁日程第6 報告第2号 令和3年度平田村健全化判断比率について日程第7 報告第3号 令和3年度平田村資金不足比率について日程第8 報告第4号 令和3年度平田村出資法人の経営状況報告について日程第9 報告第5号 債権放棄の報告について日程第10 認定第1号 令和3年度平田村一般会計歳入歳出決算の認定について日程第11 認定第2号 令和3年度平田村国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第12 認定第3号 令和3年度平田村簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第13 認定第4号 令和3年度平田村農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第14 認定第5号 令和3年度平田村後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について日程第15 認定第6号 令和3年度平田村介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第16 議案第42号 平田村公共施設等総合管理基金条例の制定について日程第17 議案第43号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について日程第18 議案第44号 令和4年度平田村一般会計補正予算(第5号)日程第19 議案第45号 令和4年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第20 議案第46号 令和4年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)日程第21 議案第47号 令和4年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)日程第22 議案第48号 令和4年度平田村後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)日程第23 議案第49号 令和3年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第2号)日程第24 同意案第4号 平田村教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについて---------------------------------------◯本日の会議に付した事件  議事日程に同じ---------------------------------------◯出席議員(12名)     1番  太田清実君      2番  永瀬成元君     3番  水野一彦君      4番  上遠野廣一君     5番  高橋七重君      6番  佐藤孝雄君     7番  上遠野健之助君    8番  阿部 清君     9番  荒川英義君     10番  遠藤正彦君    11番  三本松和美君    12番  吉田好之君◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のため出席した者  村長         澤村和明君   副村長        上遠野今朝光君  教育長        有賀真道君   代表監査委員     関根 猛君  会計管理者兼出納室長 渡邉敏男君   総務課長       三本松利政君  企画商工課長     瀬谷貴之君   税務課長       吉田盛義君  住民課長       阿部喜彦君   健康福祉課長     鈴木保子君  産業建設課長兼農業委員会事務局長   教育課長       木村 伸君             大方憲一君---------------------------------------◯事務局職員出席者  議会事務局長     眞弓裕人    書記         吉田恵美子 △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(吉田好之君) ただいまの出席議員は、事務局長から報告のとおり12人全員であります。 定足数に達していますので、令和4年第3回平田村議会定例会を開催いたします。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(吉田好之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長から指名いたします。  8番 阿部 清議員  9番 荒川英義議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(吉田好之君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 8月29日に議会運営委員会を開催しておりますので、協議の結果を議会運営委員長から報告を求めます。 太田議会運営委員長、登壇。     〔議会運営委員長 太田清実君登壇〕 ◆議会運営委員長(太田清実君) それでは、議会運営委員会からの報告を申し上げます。 令和4年第3回平田村議会定例会に当たり、去る8月29日に開催いたしました議会運営委員会の協議の結果をご報告申し上げます。 本定例会には、一般質問通告者4人、質問事項13項目、また審議案件として、村長から決算に係る報告4件、令和3年度各種会計決算認定6件、条例の制定及び一部改正2件、令和4年度各種会計補正予算6件、同意案1件、合計で19議案等が提出されております。 これらを検討いたしまして、会期は本日から9月13日までの7日間とすることで本委員会としての意見の一致を得ました。 会期日程については、本日の本会議で諸般の報告、村長の行政報告、一般質問並びに答弁を進め、続いて村長提出の報告4件、認定6件、議案8件、同意案1件について一括議題とし、これに伴う提案理由の説明を行います。 会期中、8日、9日、12日を各常任委員会の開催日程とし、その中で議案の内容の説明を受け、調査、審査をお願いいたします。 会期中の10日、11日は休会とし、13日に本会議を再開して議案等の審議、採決を行います。 一般質問につきましては、議事の円滑な運営上、簡潔明瞭な質問で、単に事務的なものや係数など細かい内容については各常任委員会の席上で各課長等から説明を求めるようにお願いいたします。 また、諸般の報告及び行政報告については、議会運営基準のとおりといたします。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(吉田好之君) 太田議会運営委員長からの報告を終わります。 お諮りいたします。本定例会の会期は、議会運営委員長からの報告のとおり、本日から13日までの7日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、会期は本日から13日までの7日間に決定いたしました。 会期の日程についてお諮りいたします。本日の会議は、諸般の報告、村長の行政報告、一般質問並びに答弁、さらに各議案等を議題とし、提案理由の説明までを行いたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 会期中の8日、9日、12日を各委員会等開催日程とし、本会議を13日に再開したいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 したがいまして、ただいま申し上げました会期日程に決定いたしました。--------------------------------------- △日程第3 諸般の報告 ○議長(吉田好之君) 日程第3、諸般の報告を行います。 令和4年第2回議会定例会以降の諸般の報告をいたします。 本定例会には審議案件として村長から報告4件、認定6件、議案8件、同意案1件が提出されております。それぞれの案件については、お手元の議事日程に記載されているとおりでありますので、ご報告いたします。 次に、監査・検査の報告であります。 6月20日、7月11日、8月17日に実施されました例月出納検査、6月20日、21日に実施されました定期監査、7月11日から15日に実施されました決算審査の結果は、お手元の資料1ページから2ページに記載されているとおりであります。 次に、一部事務組合議会等の報告であります。 7月7日に公立小野町地方綜合病院企業団議会第2回定例会、7月11日に第1回須賀川地域消防組合議会臨時会が開催されております。その概要については、お手元の資料2ページに記載されているとおりであります。 次に、系統議長会関係の報告であります。 6月24日、8月5日に石川地方町村議会議長会、6月30日、福島県町村議会広報研修会、6月30日から7月2日、石川地方町村議長会視察研修、8月23日、令和4年度町村議会正副議長事務局長研修会が開催されました。 会議等の内容については、資料3ページに記載されているとおりであります。 次に、その他の会議の研修の報告であります。 6月23日、7月4日、7月14日、7月22日に広報特別委員会、6月29日に平田村議会議員視察研修、7月22日に新型コロナウイルス感染対策特別委員会を開催しております。その内容については、資料3ページから4ページに記載されております。 また、本定例会に説明員として出席いたしました者の職氏名はお手元の資料4ページに記載されているとおりでありますので、ご了解願います。 以上で諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △日程第4 村長の行政報告 ○議長(吉田好之君) 日程第4、村長の行政報告を行います。 村長、登壇。     〔村長 澤村和明君登壇〕 ◎村長(澤村和明君) 令和4年第3回議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には公私共に何かとご多用のところご出席を賜り、誠にありがとうございます。 初めに、新型コロナウイルス感染症予防のために、医師や看護師など医療関係の皆様、そして感染症対策に携わる保健所など、最前線で懸命に努力いただいている関係の皆様に、深く敬意と感謝の意を表します。 また、感染症防止のために、不要不急の外出の自粛、事業活動の自粛など、様々なご協力をいただいております村民の皆様に厚く御礼を申し上げます。 国内では、オミクロン株の亜種BA.5が猛威を振るい、強い感染力によりクラスターが多発し、1日当たりの感染者は30万人に迫るなど、感染拡大に歯止めがかからない危機的な状況であります。 福島県でも、医療現場への負荷が限界に近づき、感染拡大警報の強化版として、BA.5対策強化宣言が8月12日に発出されました。あわせて、必要な医療が受けられなくなっている事態が迫っていることから、福島県医療非常事態宣言も発出され、集中対策を全県に拡大し、関係機関と連携しながら、県の総力を挙げて全県一丸となった感染対策を進めています。 村でも第7波が押し寄せ、感染者が急増いたしました。関係機関と連携しながら感染予防に全力で取り組んでいるところでございます。 今後はオミクロン株対応のワクチン接種を、希望する村民の皆様が可能な限り速やかに個別接種等ができるよう鋭意に進めてまいります。あわせて、1日も早い新型コロナウイルス感染症の収束と、地域経済の再生のために、引き続きBA.5対策強化宣言に則した行動をお願い申し上げます。 それでは、第2回議会定例会以降の行政の執行状況をご報告いたします。 初めに、令和3年度の決算について申し上げます。 令和3年度の一般会計支出額は50億1,002万円で、令和2年度決算額と比較して4億3,760万円の減額となっております。 主なものとしまして、民生費は、特別定額給付金支給事業及びこども園建設事業の減少に伴い、全体で9億7,638万円減、衛生費は、石川地方生活環境施設組合負担の減少に伴い1億8,791万円減、商工費は、ジュピアランド浄化槽設置工事及び地域活性化商品券発行事業の実施に伴い6,530万円増、教育費は、保健センター・公民館複合施設建設工事等に伴い2億8,742万円増、公債費は、平成29年度に借入れをした過疎対策事業債の元金償還開始に伴い全体で1億874万円増などが主なものとなっております。 実質収支は3億6,946万円の黒字で、令和2年度の実質収支額を差し引いた単年度収支は4,697万円の黒字となりました。 基金では、財政調整基金3億1,000万円の積立てを行い、令和3年度末基金全体の残額は19億3,884万円となり、令和2年度末より2億6,600万円増加となりました。 村債につきましては、令和3年度で4億7,710万円の借入れをしましたが、このうち8,000万円については臨時財政対策債であり、100%交付税措置されるものとなっております。 令和3年度中の償還額を差し引いた年度末の村債現在額は72億3,443万円となり、令和2年度より3億409万円減少となりました。 次に、財政健全化を判断する4つの指標について申し上げます。 まず、一般会計の赤字比率を示す実質赤字比率と、一般会計に簡易水道や農業集落排水等の特別会計を含めた赤字比率を示す連結実質赤字比率は、いずれも黒字決算であるため数値は生じておりません。 一般会計の元利償還金のほか、一般会計から公営企業会計への元利償還金に対する繰出金や、一部事務組合への公債費の負担金なども含めた公債費の財政規模に占める割合を示す実質公債費比率は、前年度より1.2ポイント増の12.7%となり、警戒ラインの18%を下回っております。 村債の現在高など、村が将来負担すべき実質的な負債の財政規模に占める割合を示す将来負担比率は、前年度より35.9ポイント減の41.8%となっており、早期健全化基準である350%を大きく下回っています。 これらの指標は、いずれも基準値を下回っており、健全な財政の範囲にあります。 令和3年度の決算を審査していただきました監査委員の皆様に、お礼と感謝を申し上げます。 この決算審査を通じまして、様々な角度からご意見、ご指導をいただいたところでありますが、いただきましたご意見、ご指導をしっかりと真摯に受け止め、これからも健全財政の堅持に努め、引き続き事務事業の適正かつ効果的な執行に努めてまいりますので、今後ともご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、防災関係について申し上げます。 時節柄、台風やゲリラ豪雨など自然災害が発生しやすい時期を迎えましたが、新型コロナウイルス感染症の現下の状況を踏まえ、災害発生時には感染症予防対策に万全を期し、住民の皆様が安心して避難できる避難所開設に取り組んでまいります。 また、災害発生時は、発生初期の段階で早めの避難行動を取ることが自らの命を守ることにつながりますので、今後、要支援者を災害から守るため、地域の様々な団体等と連携した助け合いの仕組みづくりや、みんなで支え合う体制づくりを支援し、地域力を結集した自助・共助の取組と地域防災力の向上を図ってまいります。 次に、税務関係について申し上げます。 令和3年度決算の村税収納率は、現年度課税分が98.91%で、前年対比0.24ポイント増、滞納繰越分が32.34%で前年対比1.56ポイント増となり、高い収納率となりました。住民の皆様の納税に対し深く感謝を申し上げますとともに、これからも地方自治体運営の貴重な財源であります税の適正な賦課徴収に努めてまいります。 また、令和4年第2回議会定例会において予算の議決をいただきました令和4年度住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金につきましては、申請要件を含めた対象135世帯のうち、8月30日時点で82世帯、総額820万円の支給を決定し、給付させていただきました。受付期限が9月30日までとなっておりますが、確認を含め、現在も給付事務を進めているところであります。 次に、生活環境関係について申し上げます。 本年度も、村民憲章推進協議会主催の花いっぱい運動コンクールが開催され、道路の部で東山行政区、花壇の部で小平行政区、学校の部では小平小学校が最優秀の成績となりました。梅雨や猛暑という過酷な気象条件において、花の管理に大変ご苦労されたことと思いますが、それぞれ真心を込めて手入れされており、美しい環境づくりと村民の皆様の郷土愛に厚く御礼を申し上げます。 次に、交通安全対策について申し上げます。 7月16日から25日まで、夏の交通事故防止県民総ぐるみ運動が展開され、本村でも交通安全協会蓬田・小平各分科会などが主体となり、交通安全街頭キャンペーンや広報車による村内巡視にご協力をいただきました。 また、7月2日には、交通安全関係団体の皆様の日頃の活動成果によりまして、交通事故死者ゼロ2,000日を達成いたしました。今後も村民が一丸となり、明るく住みよい交通死亡事故のない村づくりに努めてまいります。 カーブミラーの設置につきましては、各行政区からの要望により、村内4か所に新たに設置し、危険箇所における必要な安全対策を講じております。引き続き関係機関と連携し、交通安全施設の整備を図ってまいります。 次に、防犯対策について申し上げます。 防犯灯の新設につきましては、宝くじの社会貢献事業であるコミュニティ助成事業により、小平行政区内に46基を設置し、また、各行政区からの要望により、27基の新設工事を進めております。今後も夜間における防犯環境の向上に向けて、防犯灯の設置、改修と、LED化を継続的に進めてまいります。 次に、マイナンバーカードの交付について申し上げます。 現在、国では、令和4年度末までに、ほぼ全国民に行き渡ることを目指して普及に取り組んでおり、本村でも7月から9月の3か月間をマイナンバーカード普及強化月間と位置づけ、休日受付窓口開設、出張申請受付などの交付支援を進めているところです。 7月末現在の本村の交付率は43.7%と県平均40.6%を上回っているものの、全国平均45.9%は下回っている状況であり、まだ約半数以上の方が交付を受けられておりませんので、今月も休日窓口を開設するなど、引き続き、普及啓発、交付支援を推進し、申請機会の拡大に取り組んでまいります。 次に、国民健康保険関係について申し上げます。 村総合健診に合わせて、6月15日から5日間の日程で特定健康診査を実施し、国保被保険者443名、後期高齢者166名が受診され、現在は健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高い方に対して、生活習慣を見直すためのサポートとして特定保健指導を実施しております。 今後は、未受診者対策として、施設健診の受診勧奨と、重症化予防、保健指導に取り組み、疾病予防対策の充実、医療費の適正化を図ってまいります。 後期高齢医療につきましては、8月の被保険者証定期更新により、被保険者929名に保険証を交付しました。本年は、10月1日から一定の所得がある方の自己負担割合が1割から2割に引上げられる制度改正のため、再度、後期高齢者全員に保険証の交付を予定しております。引き続き、事業を円滑に実施するため、広報紙などを活用して、制度の周知、啓発に努めてまいります。 次に、新型コロナウイルス感染対策について申し上げます。 新型コロナウイルス感染者は、本村でも7月後半から急増し、延べ300名を超え、改めて新型コロナウイルスの猛威を感じているところであります。現在のところ、ほとんどが軽症者で自宅療養をしている状況です。 保健所やひらた中央病院と連携し、感染者及び家族の調査や村独自に家族等の濃厚接触者に無料でPCR検査や抗原検査キットを配付し、感染拡大防止を図っております。 また、新型コロナウイルス感染症対策として、4回目のワクチン集団接種を7月23日から8月6日まで実施し、個別接種と合わせて60歳以上の3回目接種終了者2,417人中2,134人、88.3%の接種率となっております。 今後も、まだ接種をしていない方が早期に接種できるよう個別接種を進めてまいります。 次に、福祉対策関係について申し上げます。 8月23日に開催予定をしておりました村長杯ゲートボール大会は、本県及び本村の新型コロナ感染者の急増に伴い、9月以降に延期することとなりました。 また、敬老会については、感染者の減少を期待し、9月11日に予定どおりの開催とし、該当者の922人の方に通知を発送いたしました。 次に、介護保険事業について申し上げます。 第8期高齢者保健福祉計画介護保険事業計画に基づき、よりよい介護サービスの提供を実施してまいります。 また、介護予防事業では、新型コロナウイルス感染対策を図りながら、高齢者の元気な体づくりへの取組を強化しております。さらに、各行政区のご協力により開催しておりますいきいきサロンにつきましては、お盆期間等の県外の人との交流などを考慮して、8月については中止とさせていただきましたが、9月から再開をしております。各地域のサロンでは、ちょこっと助け隊の運動ボランティアによる運動支援のほか、歯科教室、さらには、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施事業として、フレイル予防教室を6か所で実施し、9月以降に残り15か所で開催をする予定です。 認知症の方や家族などが安心して過ごせる居場所として、認知症カフェにつきましては、8月は開催を見送りましたが、9月以降は継続開催できるようボランティアの方と検討しております。 次に、健康づくり関係について申し上げます。 各種がん検診は、9月1日までに、女性検診も含めて集団検診を終了しました。今後、精密検査の受診勧奨と個別検診の継続を進めてまいります。また、人間ドックは、8医療機関に236人、対象者の34%の申込があり、7月から開始しております。今後さらに村民の健康維持増進を図ってまいります。 また、昨年に引き続き、県ではひとり親世帯に子育て世帯生活支援特別給付金として子供1人当たり5万円を受給者36人に、305万円支給しております。また、村では、子育て世帯の非課税世帯17世帯、対象児童29名に、1人当たり5万円を7月29日に支給しました。今後、非課税世帯で高校生のみのお子さんを持つ家庭と、課税世帯で収入が激減した家庭を対象に特別給付金の申請を行う予定です。 次に、企画商工関係について申し上げます。 5月末に発注しました小平地区公衆トイレ・休憩所建築工事は、コロナ禍での資材不足等による工事の遅れも懸念されているところですが、順調に工事が進められております。引き続き、現場の安全管理、工程管理に努め、工期内の完成を目指してまいります。 また、コロナ禍で原油価格や物価の高騰に直面する村民の経済的負担を軽減するため、国の地方創生臨時交付金を活用し、7月に全村民を対象として、1人当たり1万円の地域活性化商品券を配付しました。 商品券の利用期限は10月末までとなっており、村内における消費喚起と経済の好循環、事業者支援につながればと考えております。 次に、観光関係について申し上げます。 昨年は開園を見送りました世界のあじさい園・ゆり園ですが、今年は6月20日から35日間開園いたしました。6月初旬の降ひょうや低温の影響により花の開花が遅れましたことから、入園料については、開園当初は無料で、7月1日から有料とし、期間中は1万4,500人の来園がありました。 コロナ禍で外出機会が減る中、ご来園された皆様には、色鮮やかな世界一のアジサイとユリの花々をご堪能いただき、ひとときの憩いの時間と空間をご提供できたと感じており、本村における交流人口のさらなる増加に寄与しております。 また、昨年度開催できませんでした平田村あじさい記念日認定登録セレモニーを7月14日に開催し、日本記念日協会をはじめ多くの来賓にご臨席を賜る中で、無事に認定書のご披露をさせていただくことができました。引き続き、元気な平田村を県内外にPRできればと考えております。 次に、農政関係について申し上げます。 今年の葉たばこ及び露地野菜等については、6月の降ひょう被害による生育の遅れや品質の低下が発生しており、収穫量の減少から農家所得の減収が心配されるところであります。 村としましては、今回の降ひょう被害が過去に例がないほどの甚大な被害であったことから、営農継続に向けた農家への緊急支援事業として生産資材等の購入補助を実施し、農家の生産意欲が低下しないよう支援しているところであります。 水稲においては、6月下旬以降の天候が良好であったため、おおむね順調な生育を見ております。また、まもなく収穫期を迎える令和4年産米の米検査については、今年も抽出モニタリング検査にて安全を確認いたします。生産農家の皆様におかれましては、検査結果が出るまで、米の出荷、販売についてお控えいただくとともに、今後も米の安全・安心のため、ご理解とご協力をお願いいたします。 福島県家畜市場の8月の子牛競りは、去勢で平均64万1,000円と高値での取引となっております。また、和牛家畜改良のために実施しております有料基礎肉用雌牛導入事業は、県内導入牛として7頭の申込みがあり、今月以降の子牛競りにおいて、随時導入を予定しているところであります。 次に、地域整備関係について申し上げます。 7月3日、村内一斉に河川クリーンアップ作戦を実施しました。早朝から各行政区で約1,600名の皆さんに参加していただき、美しいふるさとの川を目指し、橋の清掃や草刈り作業等に汗を流していただきました。 また、8月10日には、道の日恒例の道路美化作業に、村内の建設業者12社のご協力により、主要村道の草刈り作業を実施していただきました。これらのボランティア活動への参加に対し深く感謝を申し上げます。 次に、道路工事等の状況でありますが、社会資本整備総合交付金事業として村道鴇子後川線(鴇子字塚田地内)、村道深谷大柿線(西山字深谷地内)の舗装修繕工事、村道逆水論田線(駒形字山田地内)、村道草場乙空釜線(西山字煙石地内)の改良舗装工事を発注いたしました。 また、道路メンテナンス補助事業による橋梁長寿命化対策として、村内23か所の橋の法定点検業務を委託発注しております。 その他、辺地対策事業として進めております村道真弓千保線(中倉字川面地内)の改良舗装工事についても、今後発注を予定しております。 簡易水道事業では、乙空釜浄水場の機器更新業務委託のほか、生活基盤近代化事業として鴇子字沢目木地内の道路舗装本復旧工事を発注し、早期完了を目指しております。 農業集落排水事業では、浄化センターの機器更新業務を委託し、そのほか年次計画で進めております管路清掃業務を3地区それぞれ委託発注し、施設の良好な管理に努めております。 工事の期間中、何かとご不便をかけますが、地区住民の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 次に、教育関係について申し上げます。 各小・中学校とも、子供たちに事故もなく夏休みが終了し、8月25日から第2学期が無事スタートしました。こども園では、園児たちが夏の暑さに負けずに元気に過ごしていました。また、以前から、本村こども園において読書活動が積極的に推進され、その取組が県教育委員会にも認められ、このたび、ひらたこども園職員が県内で初めて文部科学省の子どもの読書活動推進に関する有識者会議の委員に選任され、子供の読書活動について意見を交わしております。 今後も施設の特色を生かしながら、保護者との連携を図り、読書活動を推進し保育の充実に努めていきたいと思います。 次に、1学期後半からの児童・生徒の活躍についてです。中体連の大会では、ひらた清風中学校の生徒がソフトテニス男子と剣道男子が団体で、また、陸上、柔道男子、ソフトテニス男子、卓球ダブルス女子が、各個人種目において県南大会を勝ち抜き、県大会に出場し、大いに活躍してくれました。 また、9月1日には県南中学校駅伝競走大会が玉川村で行われ、23校の参加中、男子が第4位に、女子が第6位に入賞し、今年は男女ともに10月に開催される県大会に出場しますので、活躍を期待しているところです。 今年は、ひらた清風中学校開校7周年に当たることから、6月29日に校歌を作曲いただいた作曲家の池辺晋一郎先生をお招きし、子供たちへ合唱のご指導や作曲にまつわる思い等をお話しいただきました。 また、8月24日にひらた清風中学校体育館で行われた石川地区小・中学校音楽祭では、ひらた清風中学校が第1位の金賞を受賞し、9月8日にいわきアリオスで開催される県大会への出場権を獲得しました。県大会でもすばらしい発表をしてくれると期待しております。 各学校における先生方の熱心な指導と、夏休み中の子供たちの努力を心からねぎらいたいと思います。 次に、社会教育事業について申し上げます。 家庭教育事業では、家庭における子育て支援として、村内の各教育施設において子育て・親育ち講座の開催を計画しています。 9月27日に開催する家庭劇場では、蓬田小学校を会場に、村内小学生の演劇鑑賞を計画しており、各小学校との連携を図ってまいります。 スポーツ振興事業では、市町村対抗野球大会が9月17日に、市町村対抗ソフトボール大会が10月9日に、それぞれ第1回戦が行われる予定です。本村代表選手の皆様の活躍を大いに期待するところであります。また、ひらたスポーツクラブの活動を支援し、様々な教室を開催しながら村民の体力向上を図っております。 芸術文化事業では、第46回平田村文化祭を10月22日と23日の2日間、ひらた清風中学校体育館を会場に開催いたします。多くの村民の皆さんにご来場いただけるよう実行委員会を中心に計画を進めているところであります。 なお、少年の主張大会、家庭バレーボール大会については、屋内での開催ということもあり、新型コロナウイルス感染症拡大の懸念から、本年度も中止といたしましたが、40歳以上ソフトボール大会は、12チームの参加の下、3年ぶりに開催されました。 保健センター・公民館複合施設建築工事は、鉄骨建て方が始まり、施設の形が見えてきました。今後も工期内の竣工を目指し、安全第一で工事を施工できるよう努めてまいります。 以上、第2回議会定例会以降の主な行政の執行状況をご報告いたします。 なお、今定例会には、条例の改正や令和3年度各会計決算の認定、令和4年度各会計補正予算など19議案等を提出いたしますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして、行政報告といたします。 ○議長(吉田好之君) 以上で村長の行政報告を終わります。--------------------------------------- △日程第5 一般質問並びに答弁
    ○議長(吉田好之君) 日程第5、一般質問並びに答弁に入ります。 一般質問については、通告書の受付順に行います。--------------------------------------- △荒川英義君 ○議長(吉田好之君) 初めに、9番、荒川英義議員の一般質問を許します。 9番、荒川英義議員、登壇。     〔9番 荒川英義君登壇〕 ◆9番(荒川英義君) それでは、令和4年第3回議会定例会において、通告どおり質問をさせていただきます。 人口減少は、様々な原因があると思われますが、若者が結婚し、子育てしやすい環境や子育てに必要な支援が重要と誰もが考えます。 行政の子育て支援は他町村に勝る部分もあると思いますが、さらなる支援をしていく必要があると考えます。 小・中学校の校舎の整備やこども園の整備、今回工事中の多目的施設など環境整備も整い、今後は、人口減少対策を柱として少子化対策、子育て支援対策を一層進め、また、若者には村所有の空き地の分譲貸出しや住宅建築やリフォーム支援、さらに、平田村には大規模災害もなく、交通アクセスも非常によい村として移住促進にも目を向けていき、人口減少対策、さらに経済効果にも連動した取組が必要と考えます。 そこで、子育て世帯のさらなる支援をお願いしたいと思います。 2番に、不妊治療の村独自の支援をしてはどうかと。 また、3番に、新築や解体、リフォームなどの村独自の支援をしてはどうか。 4番目に村所有の空き地を分譲、貸出しをしてはどうかということで、この4点について、村長の考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(鈴木保子君) それでは、1点目の子育て支援、子育て世帯のさらなる支援をについてお答えいたします。 本村の子育て支援事業は、第5次総合計画後期基本計画の重点事業に基づき、事業等を展開しております。 令和3年度の事業内容と実績について申し上げます。 重点事業1番目のゼロ歳児保育は、就労を希望される世帯を支援するため、新築したこども園で昨年度から実施しております。 2番目のこども園利用者負担額、給食費軽減事業といたしまして、こども園の保育料を無料にしております。3歳以降は県の事業として無料ですが、ゼロ歳児から2歳児は村独自事業として無料化しております。延べ44名のお子さんに対し988万6,000円の支出をしております。また、こども園、小・中学校の給食費の軽減といたしまして、こども園143人、小学生261人、中学生155人の給食費1,829万7,000円を支出しております。 小・中学校の遠距離通学者には無料でスクールバスを運行し、年間8,043万4,000円の支出でございます。さらには、高校等の通学費一部助成といたしまして、月5,000円、年間6万円の助成を132人、786万円を補助しております。 3番目の放課後児童クラブ運営事業といたしまして、就労等のため、日中不在となる児童に対し、適切な遊び、生活の場を提供し、子供の健全育成を支援しております。平日は18時15分まで、土曜日、長期休暇は、朝7時半から実施しております。延べ112人の利用者から月3,000円の利用料は徴収しておりますが、支援員の人件費等に1,112万6,000円を支出しております。 4番目のファミリーサポート事業といたしまして、児童の預かりの援助希望者と実施者の連絡調整を、社会福祉協議会に年額10万円の委託費で実施しております。 5番目の健康保持増進事業といたしまして、安全な妊娠・出産を迎えていただくために、妊娠中15回の妊婦健康診査に加え、産後2週間、1か月健診、誕生した赤ちゃんの1か月健診や耳の検査など、総額1人当たり15万円以上の費用を無償とし、延べ妊婦377人、乳児31人に368万6,000円を支出しております。 また、専門の助産師による妊婦訪問、産婦訪問を実施しております。妊婦22人、産婦27人に62万5,000円の支出をしております。この事業は、県助産師会と契約し、県内のどこに里帰り出産しても訪問可能としております。 さらには、子供医療費の無償化として、18歳までの子供に係る医療費を無料としております。給付者延べ5,174人に対し1,502万3,000円を支出しております。さらに、18歳以下の子供に係る国民健康保険税の均等割の免除をしております。免除世帯67世帯、免除被保険者116人に対し206万6,000円を免除しております。 6番目の子育て支援補助事業としまして、次世代を担う子供たちへの保護者支援としまして、赤ちゃん誕生祝い金を、今年度から5万円を10万円に増額し、贈呈することとなりました。令和3年度は、31人に155万円の支出をしております。 また、小学校及び中学校入学のお祝い金の子育て支援金として、それぞれ5万円、51人に255万円、中学校入学時の特別支援金として3万円、39人に117万円を支出しております。 さらには、児童手当として、中学3年生までのお子さんを対象に、ゼロ歳から3歳までは月1万5,000円、3歳以上小学校卒業までは1万円、こちらは第3子以上は1万5,000円です、中学生は1万円がそれぞれ支給されます。受給者322人に7,376万円を支出しております。 7番目の婚活事業としまして、未婚化、晩婚化の進行の歯止めと、結婚を望む男女の出会いの機会をつくるため、石川地方町村広域連携事業として、令和4年度は50万円を負担金として支出しております。 以上のように、本村の子育て支援は、他町村に負けない支援を行っていると思っております。議員おただしのさらなる支援につきましても、今後検討してまいりたいと思います。 2点目の不妊治療費の村独自の支援をしてはどうかについてお答えいたします。 国立社会保障・人口問題研究所が行った出生動向調査によりますと、不妊症の検査や治療を受けたことがあると答えた夫婦は全体の18.2%、子供のいない夫婦では28.2%という報告があります。不妊症は特別のものではありません。また、日本産科婦人科学会が集計した令和元年度の体外受精や顕微授精の出生児数は6万598人で、総出生児数の7%を占めております。 このような状況の中、不妊症の原因を特定し、男性不妊や女性不妊の原因疾患がある場合の手術療法や薬物療法は既に保険適用となっておりますが、原因不明の不妊や治療が奏功しないものに対する特定不妊治療は保険診療が適用されませんでした。 そのような中、不妊治療は、少子化対策の一環としまして、各県が特定不妊治療費助成事業として補助を行っておりました。 さらに、今年4月からは、これら治療の一部が保険適用となり、3割の自己負担で治療を受けることが可能となり、経済的理由で不妊治療に踏み出せなかった方も、治療を始められるようになったと聞いています。 今後、国・県の動向を見ながら、本村としましては、自己負担の軽減措置ができるよう検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) 3点目の、新築や解体、リフォームなどに村独自の支援をしてはどうかにつきまして、お答えいたします。 本村では、人口減少対策としまして、若者の定住と移住を促進するため、昨年度から新築住宅や建売住宅購入に対する補助事業を実施しております。 この補助事業は、例えば、住宅新築の場合は、基本額30万円に加え、転入者加算や子育て加算、村内事業者が建築した場合には、地域活性化加算も受けられる仕組みとなっており、村内の事業者支援にもつながるよう配慮しています。交付実績としまして、昨年度が6件で290万円、今年度は、現時点でございますが、3件で210万円となっております。 また、リフォーム補助でありますが、既存の住宅をリフォームして定住につなげるという考えもございますが、村としましては、既に空家貸付助成事業や介護保険制度による住宅改修、高齢者等に優しい住まいづくり助成事業などによる支援を行っており、また、県におきましても各種支援制度を設けている状況にあります。住宅解体やリフォームに関しては、政策的な優先度や財政面も踏まえまして、今後検討してまいりますので、ご理解をお願いします。 次に、4点目の村有地の空き地を分譲貸出ししてはどうかというご質問につきましてお答えいたします。 後期基本計画策定の際に行いましたアンケート調査におきまして、若者の定住のための施策や住宅地の整備に対する村民の要望は高い傾向にございました。 今後の人口減少対策、移住定住施策を進める上でも、分譲住宅地の整備は若者が住宅を建築しやすい環境がつくられることになりますので、有効な手段であります。民間事業者による宅地開発などの可能性も調査しながら、未利用地の分譲について検討させていただきたいと存じます。 ○議長(吉田好之君) 9番、荒川議員。 ◆9番(荒川英義君) 第5次平田村総合計画後期基本計画の中で、令和7年度の人口目標が5,800人としているわけです。 そして、今、その現状が4年の8月現在では5,580人と大きく割り込んでいます。 少子高齢化の中においては、変えようのない状況なので、今後より一層人口減少に取り組む必要があると考えます。 また、不妊治療についても、費用料が、課長から話があったように、保険が認められるということですが、費用が非常に高額で、断念する方もいると思われます。そうした方々にも、安心して子供が授かるよう、行政の取組が必要と考えますので、できるだけ早い取組をお願いをし、質問を終わりたいと思います。 ○議長(吉田好之君) これで、9番、荒川英義議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △水野一彦君 ○議長(吉田好之君) 次に、3番、水野一彦議員の一般質問を許します。 3番、水野一彦議員、登壇。     〔3番 水野一彦議員君登壇〕 ◆3番(水野一彦君) それでは、私から令和4年第3回議会定例会において、通告どおり、1項目質問させていただきます。 平田村経済復興プレミアム付商品券についてです。 プレミアム付商品券も発行回数を重ねるにつれて、購入したい住民の方が増えております。 今回、7月発売のプレミアム付商品券は総額1,150万円で、プレミアム分が15%の還元でした。7月17日の販売当日、午前10時頃には完売したと聞いております。このことは、事業が浸透してきたということも思われますが、コロナ禍や度重なる災害等による景気低迷が原因であると考えます。 プレミアム付商品券は村内のみでの使用制限があるにしても、村内で使用されることにより村内の経済が活性化します。消費が落ち込んでいる村内事業者にとっても、喜ばしいことであると思います。 村も令和2年度から経済復興プレミアム付商品券を発行、令和3年度から地域活性化商品券を配付し、経済支援をしていることは十分承知しておりますが、コロナ感染症の影響に歯止めがかからない現状を見、またさらには、降ひょう被害等による農作物への被害により、住民の収入減少が予想されます。 そこで、村内の経済回復、活性化のため、住民の期待に応えられるプレミアム付商品券の発行を再度お願いしたいと考えますが、村長の考えを伺います。お願いします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) それでは、お答えいたします。 本村では、国の地方創生臨時交付金を活用し、令和2年度と令和3年度にそれぞれ2,000万円の予算を措置し、コロナ禍で落ち込んだ村内の消費喚起を図ることを目的に、経済復興プレミアム付商品券を販売いたしました。 購入額に対して20%から25%の上乗せがあり、大変売行きがよく、村内の経済支援につながった反面、購入できなかった方もおられ、不公平感を抱く方もいた状況です。 このため、今年度は購入者が限られますプレミアム付商品券ではなく、全村民に行き渡ることを優先した1人1万円の地域活性化商品券を配付し、コロナ禍で原油価格や物価高騰の影響を受けている村民の支援として事業を行っております。10月末までに約5,600万円が村内で消費されますことから、村内事業者の支援にもつながるものと思います。 なお、7月に平田村商工会が販売した総額1,150万円のプレミアム付芝桜商品券につきましては、商工会事業としまして、来年度以降も継続されるものと思われます。村でも引き続き支援してまいりますので、ご理解をお願いいたします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 3番、水野議員。 ◆3番(水野一彦君) 大体、大まか、そういった答弁が返ってくるだろうというふうに予想しておりました。 まず、再質問ということになるんですが、令和2年度、3年度とプレミアム付商品券が発行されましたが、そのときには億単位だったと思うんですね。それが今回につきましては10分の1になりました。それは財政的な面もあるかとも思いますし、国からの支援もあると思いますが、どうしてそれだけの落差ができたのかと、そこでまた地域活性化商品券が配付されたということも一理あります。これは本当に、地域活性化商品券は、非常に私自身もありがたいなというふうに思っているわけですが、村民の皆さん、住民の皆さんも、皆さんの声を聞くとありがたいという声は聞いております。 ですが、デメリットで申し上げますと、全員に配付されることに対しては、すごくすばらしいことなんですが、1万円の商品券というのは、やるだけでも大変なことなんですが、欲を言えば、その商品券を使う道が日用品とか、例えば食事とか、そういった食品を購入するとか、そういったことにしか活用ができないんですね。できれば、プレミアム付商品券は、初年度始まった頃は若干の不正等もありましたが、今回につきましては、そういったものが本当にスムーズになくなっていると思います。 令和2年度は1人当たり1,000円券が12枚で10セット、10万円までで、5世帯分まで買えました。100万円を購入できたということは、20%ですから、20万円です。3年度は1人当たり1,000円券が25枚で1セット、5セット、10万までで50万円で、25万円の還元がついたということで、プレミアム商品券につきましては、ちょっと小規模な工事ができるという利点があるんですね。例えば、漏水しているから水道を直したいとか、いろいろ何十万単位の仕事でも活用できるというふうに思っていましたので、ぜひプレミアム商品券を、もちろん地域活性化商品券も大切なんですが、プレミアム商品券をぜひ発行に持ってきていただきたいというふうに思います。 私の質問は、以上でございます。 ○議長(吉田好之君) 答弁は要らないですか。 ◆3番(水野一彦君) いや、お願いします。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) 再度ございましたが、プレミアム付商品券の発行につきましてでございますが、まず、商工会で7月に販売しましたプレミアム付芝桜商品券につきましては、これは商工会事業として過去何年も行っておりました。 たまたま、昨年度、令和2度と令和3年度につきましては、国の地方創生臨時交付金がございましたので、そちらのほうで、村が支援する形でプレミアム付商品券の発行を行ってまいりました。 今回の大きな金額の発行ができましたのも、貴重な交付金という財源がございまして実施できたものでございますので、ご理解いただきたいと思います。 さらに、現在、配付しました地域活性化商品券、全村民に配付させていただきましたが、3か月間の使用期限がございますので、ぜひ皆さんの生活費の一部に多少なりとも、生活の一部として活用できるかと思いますので、そちらのほうをご活用いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 3番。 最後になります。 ◆3番(水野一彦君) 非常に理解しました。 そのプレミアム商品券は国からの財政支援ということもありますが、村独自でのということは考えられないでしょうかということで、そこに含みを申し上げて、私からの一般質問を終了といたします。ありがとうございました。 ○議長(吉田好之君) これで、3番、水野一彦議員の一般質問を終わります。 ここで場内の時計で、11時12分まで、10分間休憩といたします。 △休憩 午前11時02分 △再開 午前11時11分 ○議長(吉田好之君) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △三本松和美君 ○議長(吉田好之君) 次に、11番、三本松和美議員の一般質問を許します。 11番、三本松和美議員、登壇。     〔11番 三本松和美君登壇〕 ◆11番(三本松和美君) では、今定例会におきまして、5項目について一般質問を行いたいと思います。 まず初めに、降雹被害野菜農家等への支援についてであります。 村は今年6月に発生した降ひょうにより被害を受けた農業者を対象に、営農継続に向けて肥料や農薬、種、苗及び農業資材等の購入を支える補助金を交付し、1,100万円を予算化しました。主に葉たばこ農家には支援になりましたが、野菜農家等には十分とは言えない感があります。 そこで伺います。 1つ、現在までに予算化した1,100万円のうち、葉たばこ農家と野菜等の農家へのそれぞれの支援額はどのくらいか。 2、野菜農家で実際に被害に遭ったが、被害申請しない農家もあるため、新たな支援策を考えてはどうか。 2項目めについてであります。 ふるさと納税による返礼品等の改善についてであります。 県内市町村のふるさと納税2021年度実績と主な返礼品の新聞報道がありました。平田村は、2021年度寄附額が63万円で、前年度からの比較増減額はマイナス118万円と落ち込んでいました。県下59市町村中最下位でした。 そこで伺います。 1、県下59市町村中、最下位をどのように考えていますか。 2、返礼品などの改善が急務と考えますが、村として考えているものがあれば伺います。 3項目についてであります。 ジュピアランドで造園専門の大学生等と交流を図り、新たな発信を図ってはどうかについてです。 今年度から、ジュピアランドは公社による運営で進められていますが、財政的にも独自運営が求められていますし、誘客のための新たな対応も求められていると考えます。 そこで伺います。 ジュピアランドで、造園専門の大学生や関連の専門学校生などの若い方と交流を図り、新たな発信を図ってはどうか伺います。 4項目めについてであります。 農地荒廃等の環境整備対策についてであります。 我が村の農業を見てみると、戦後、大家族の中で葉たばこ、稲作、畜産を柱に活発に営まれてきました。昭和50年代頃までは、長男が農業の後継者になる時代でした。その一方で、村でも工場誘致等により会社勤めの方も増えました。 でも、この時代は、長男などが会社勤めになっても農業従事者が高齢化していなかったため、農地管理等が行き届いていました。 しかし、農業の三本柱が米の減反、農産物価格の低迷や農業後継者の結婚問題と絡まり、急激に農業者が減少してしまいました。 農地を所有する会社員などの場合、親の高齢化や亡くなることで農地の管理が難しくなってきていると考えます。このような中で、求められているのは農地の有効利用です。 そこで伺います。 1つ、荒廃しているが条件のよい場所にある農地をどうするか。 2、荒廃しそうな農地をどうするか。 3、耕作している農地はどのように維持するか。 4、耕作はしているが、耕作条件の悪い農地はどうするか。 5、農地の有効利用を促進するためには、農地法により自由に農地以外の使用ができない仕組みがあり、一部法改正が必要な時代になったと考えますが、村長の考えを伺います。 5項目、最後になります。 福島県立小野高等学校の船引高等学校との統廃合についてであります。 福島県の県立高校改革後期実施計画で、4校を統廃合することが明らかになりました。 その中に、小野町にある県立小野高等学校が船引高等学校に統合され、廃校になる見通しです。 また、石川町にある石川高等学校は、過疎・中山間地域の県立高等学校の例外的措置で1学年1学級規模の本校として位置づけされ、廃校にはなりませんでした。 そこで伺います。 1つ、石川高等学校は存続しますが、小野高等学校も同じように過疎・中山間地域の高校です。統廃合の判断は県知事でありますが、小野高等学校を統廃合させないために関係町村と連携し、県知事に方針を撤回するよう求めるべきと考えますが、村長の考えを伺います。 2つ目、小野高等学校が廃校となった場合、通学費の負担が増えると思われますが、村はどう考えますか。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長から答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 産業建設課長。 ◎産業建設課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) それでは、お答えいたします。 まず、1点目の葉たばこ農家と野菜等の農家への支援額がどのくらいかでございますが、今回、被害届のあった43件の農家の内訳は、葉たばこが11件で、被害面積が約8.8ヘクタール、野菜等被害は20件で、約2.4ヘクタール、農業用ハウスが12件で約30棟でありました。 支援額につきましては、現在交付申請の手続中であり、見込額として、葉たばこで440万円、野菜等は24万円、農業用ハウスで200万円程度になると予想しております。 また、2点目のご質問にある被害申請しなかった農家につきましては、比較的被害規模の小さい農家の方々と推察され、今年度の本事業により目的は達成されたものと考えておりますので、ご理解願います。 なお、本緊急支援事業は、6月議会定例会において被害者支援として説明を申し上げ、議決をいただき、本事業を実施したものであります。また、同様の被害を受けた近隣の市町村では、被害者支援を見送っており、唯一本村のみが村単独事業として農家支援を行うものであることも、併せてご理解をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) では、2番目の質問に対して質問をしていきたいと思いますが、実際に農家の皆さんの声も聞いていた部分もあるんですけれども、今回申請する申込用紙の関係では、降ひょう被害対策の事業の申請書の内容が、やはりちょっと難しい感じがして、申請しにくかったという声もありました。 そして、被害が5万円以上ある農業生産などの方を対象にという項目もあって、たばこ農家の皆さんにとっては問題なく対応できているとは思いますけれども、野菜農家の皆さんの中には、これでもう諦めるしかないと。確かに課長が今言いましたようにかなり被害が少ない、そういった関係者だからこそ、そのようにも思ったのか。しかし、それにしても、もう最初の申請の内容で、もうこれは希望がないと、もらえるものではないんだなというふうに思ってしまっているというのもありました。 ですから、今回やはりそういった面を、もう一度しっかり把握されてやってほしいというのは、やはり、今回の被害はたばこにしても、野菜農家、果樹園にしてもそうなんですけれども、やはり被害は受けているわけですね、多少なりとも。その際には、やはり、中には努力して苗を植え替えて何とかしようという努力している人もいたり、葉が折れたりいろいろして、それを整理しながら、やはり消毒もして立ち直らせる。あるいは、両面散布などをして、もっと元気にさせていくということで、一生懸命努力をしていることは間違いないわけです。 したがって、私はそういった点では、やはり被害があった農家は多少の差はあったとしても、同じような境遇で精神的にもがっかりしながらも、何とかして対応しようという気持ちでやっていることは確かですから、やはりこういった面では、たばことは違って、かなり低い設定でもありますし、私は定額的な感じで、やはり、被害はあっても申請できなかった、そういった農家に改めて支援を考えてみたらどうかと。 報告にもありましたように、質問の中にもありましたように、やはり野菜農家に関しては、その被害額の関係は24万円というふうに言われています。 ですから、やはりかなり申請する関係の人がもっと理解をして、あるいは、しやすいような環境であれば、もっと助けてやることができたのではないかと思うんです。ですから、そういう点はどう考えていますか。 ○議長(吉田好之君) 産業建設課長。 ◎産業建設課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) お答えいたします。 まず、野菜等の被害につきましては、6月2日時点での降ひょうということもあって、現場状況としましては、まだ野菜等の作付も始まったばかりであり、農協さんや普及所さんとも被害調査をその後ずっと、1か月ぐらい見たんですけれども、まだまだその後再生産も可能な状態も見えてきておりますし、6月の時点ではかなり被害等はあったんですが、金額について、全ての生産農家を対象にはできないということで、6月定例議会の中でも、三本松議員さんのほうから、基準となる限度額についてご説明したと思いますが、最低の販売額が5万円以上の基準ということで設定しております。 そういった中で、本事業は、本来、議員さんがおっしゃるように、葉たばこは大変な被害だったんですが、野菜関係の農家につきましても、被害が少額だけれどもあるということで、そちらのほうも、野菜についても一応基準を設けて、対象となる基準についてクリアされる対象となる野菜農家についても支援を行うということで、公平性を期す形として補助制度を設けて議決をいただいた事業でありますので、今、そういった形での考えで行っているところでございます。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) 野菜農家に関しては、全体が43件、20件程度が対象になった中でですから、差し引くと13件くらいかな。そちらで出したりはしたけれども、申請して支援を受けようというふうなことでしなかった人がいるということは数字的には出ましたけれども、やはり少なくても、こういった方たちが、ある程度申請した内容に対して、最初から諦めてしまうというふうな状況もあったということをやはり考慮しながら、再度やはりこういった部分での対応の仕方というものを、やはり考えていくべきではないかと思うんですね。 今回、私も当初、たばこ農家ではいいなと、分かりやすくて、対応しやすいということでしたが、野菜農家に関しては、やはり作付する方が少ないとか、いろんな種類のものを作るなどして、これに対しての対応というのは、なかなか基準でいくと本当に少しだけになってしまうというふうな、やっぱり心配をしていましたので。 今後、もちろん、これは検討していただきたいんですけれども、支援策を検討していただきたいんですけれども、やはり、今後そういうことがあってはならないんですが、今の気象条件だと何が起きるか分からないし、今後もそういった問題が起きたときに、より野菜農家にも支援ができる、村が支援しようという状況が起きてしまった場合には、より内容が分かりやすく、そして支援が整って、頑張ってこれならやれる、やっていこうかというふうに思っていただけるように、その辺も検討して、今後とも考えていただきたいと思います。その辺での答弁をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 答弁、産業建設課長。 ◎産業建設課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) 今後の同じような気象災害につきましては、ただいま三本松議員さんがおっしゃられる案を参考にしながら、検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) これで、1項目めを終わります。 次に、2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) お答えいたします。 まず、1点目についてでありますが、令和3年度と令和2年度を比較しますと、そのマイナス要因としましては、寄附者数の減少ではなく、特定の方からの高額寄附のありなしが影響しているところでございます。6月の新聞報道の結果につきましては、残念に感じるところでございますが、納税につきましては、順位ではないものと考えます。 2点目の返礼品等の改善についての村の考えでありますが、本村では寄附額に応じた野菜や加工品などの特産品の詰め合わせを返礼品とさせていただいております。 本来、ふるさと納税は、ふるさととしてお世話になった地域や応援したい自治体を選び、寄附することで、税額控除も受けられるという制度でございます。 しかし、現在は、納税者は納税先の自治体を、その自治体の返礼品を基準に決める方が多く、また、自治体も多くの寄附を集めようとして返礼品競争になってしまっており、本来の制度の趣旨から外れてしまっていることが問題となっています。 ただ、本村に納税していただく方のことも考えますと、返礼品の選択肢をもう少し増やす改善やポータルサイトの活用等も含めて、来年度に向けて検討しておりますので、ご理解をお願いいたします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) なるほど、高額者が減ってしまったのが一番の要因というふうな部分ではありますけれども、それにしても、もっとこう、いろいろと努力はされているんでしょうけれども、もっとこう頑張ってみてもいいのではないかという基準ではあると、私は見ているんです。 今、課長も説明したように、このふるさと納税はやっぱり、全国の応援したい地域に寄附ができる仕組みだということで、寄附金の使い道は選ぶことができ、その地域に貢献することができると。さらに寄附の返礼品として地域の特産物などがもらえて、税の控除が受けられる制度だということなんですよね。 そうしますと、質問に入りたいんですけれども、やはり、ふるさと納税は寄附金の使い道は選ぶことができ、その地域に貢献することができる制度なので、自治体が地域おこしなど具体的にどうするか明解にしておく必要があると考えるんです。そうして、今発信をしたいということですが、そういった中で、発信をすることで、返礼品だけが欲しいとか、そういう思いではなくて、この平田村はこういうことをやっていきたいので、ぜひとも力を貸してくださいというビジョンがあって発信すれば、可能性としてまた違うものが見えてくるのではないかと私は考えます。 ただ、今抽象的に言ったんで、具体的には今後の話として考えてもいただきたいし、私らも考えたいと思いますが、その辺まで掘り下げて、今後も検討していくということですが、考えてみてはいかがでしょうか、伺います。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) お答えいたします。 本村では、ふるさと納税の使途について、村総合計画に基づきまして、それぞれ納税者にどういった使途で使っていただきたいかというようなことで、ご寄附いただいているところでございます。 ただいま議員からありましたご意見も踏まえまして、現在、来年度に向けて検討しているところでございますので、それを含めまして検討させていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(吉田好之君) 2項目めを終わります。 次に、3項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) お答えいたします。 村では、今年4月から産業振興公社に蓬田岳森林公園の管理運営を指定管理制度により委託しており、観光PR等の業務も行うこととしております。芝桜やアジサイの開花時期には多くの方々の来場がございますが、それ以外の時期の誘客については、課題となっております。 議員おただしのとおり、全国には花卉等の栽培に興味を持っている若者、学生もおりますので、そのような方たちと本村のアジサイや芝桜を活用して交流を図れる機会を設け、新たな視点での情報発信が行うことができればと考えておりますので、参考とさせていただきます。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) この造園関係に対する大学などは、首都圏の東京、あるいは千葉などにも関連の大学などがあるようですね。 ですから、そういった、東京農大もそうですし、そういったところと積極的に交流を図って、生徒さんたちの考え方をどんどん、このジュピアを見てもらった中で、考えていただくということは、同時に若い方たちの感覚で、いいものを残すのは当然でありますけれども、またこういうものが、もし若い者にとってはいいんだよということが発見されれば、むしろ若い方たちも、そういった時期に来ていただくようなことは起きるんじゃないかと思うんです。 しかも、東京関係からだとか、そういった首都圏の若い方たちですので、早速、これは見事だよとか、これは私らも協力してやったんだよというふうになりますと、もう分かりますように直ちにツイッターなどを使ったりして、だだだっと広げていただけることもしてくれますからね。そういう点もいい意味で考えながら、また違った角度からの発信をさせながら、ジュピアランドの今後の構想をより一層、若い方にも向けたものにしていくことができるんではないかというふうな思いがあって質問しているんですね。 発信の力もありますので、大いに活用すると。有名な先生をお願いしていろいろとやろうとすればお金がかかりますけれども、むしろ、こういった方たちは、自分にも学べるし、そういった発信ができれば、より自分の実績にもなったりして、かえって生き生きとやっていただけるんではないかと思いますんで、ぜひ、よく含めながら検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) お答えいたします。 ただいまありましたが、首都圏等の若い学生等ということでございましたが、確かに若い方々がSNS等を利用した情報発信、そういった部分で、このジュピアランド、蓬田岳森林公園のほうの情報を全国各地に広げていただけるという効果もございますので、参考とさせていただきます。 ○議長(吉田好之君) 3項目めを終わります。 次に、4項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 産業建設課長。 ◎産業建設課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) それでは、4項目めの質問についてお答えいたします。 農地荒廃等の環境整備対策としてということで、まず1点目から4点目までの現状の農地についてのご質問につきましては、村としまして、農地の保全管理を目的とする多面的機能支払交付金事業に、令和4年度ベースで年間総額3,400万円ほど、また、傾斜地農地の生産条件の不利益を補填する中山間地域等直接支払事業に、こちらも令和4年度ベースで年間2,800万円をそれぞれ各集落組織や協定組織に交付し、農地の適正管理や農業生産活動が継続的に行われるよう支援してしているところでございます。また、圃場整備事業につきましても、条件に見合う地域におきましては事業化を進めているところでございます。 また、5点目の農地法の一部改正につきましては、現行制度は優良農地を守るためには必要なものであると考えているところでございます。 議員おただしのとおり、急激に農業者が減少する中、農村環境の維持継続は喫緊の課題と受け止め、村農業委員会では、今現在、荒廃農地をどうするか、集落営農をどうするかについて、地域ごとに話合い座談会を開催し、人・農地プランの策定を推進しているところでございますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) これ、5項目めまで並べて質問をしましたけれども、今、この農地の荒廃というのは深刻な問題なんです。 農地を持っている方などがどのような立場の人でも、やはり心配をしているというのが現実です。 したがって、今課長が答弁したのも分かりますけれども、実際、中山間ももう20年以上、あるいは、多面的事業に関しても結構な年数をかけて、村民の皆さんのご協力で一定の成果は上げていると思います。 でも、残念ながら、そうでない部分の農地などに関しては、やはりどんどんと荒廃をしてしまっているというのが事実です。ですから、これを構わないでおくと農地は二、三年であっという間に再生が難しくなってしまうというふうな特徴がありますから、意外と急いでいく必要がある部分ではあるんですね。 ですから、本当にこの村として農地を守り、農産物を安定して供給させていきたいというふうな思いがあれば、もう一歩踏み出していく必要があると私は思います。 ただ、この前、ちょうど鴇子行政区、8月18日に防災センターで集落営農話合い座談会ということで、私も出席をさせていただきました。そのときに、本当に職員の皆様遅くまで大変ご苦労さまでしたというふうな思いがありました。 今回、その内容というのは令和元年にアンケートを取った内容を地図上に見える化して、そして現状を把握しているということでは、大変大事なことをやってくれているんだなと思いました。 そして同時に、それらを見ながら、みんなでそれぞれ問題点、今後の課題ということで、色分けしながら、その問題を出していった経過がありましたよね。これは、とても今後、具体的にこの地域、地域ごとの農業を考えていく上では大事な点だということで大変評価しています。 その際にも、鴇子だけでも、やはり価格の安定や国の補助がもっと必要だとか、やはり集落営農がやっぱり必要だとか、本当に何といいますか、今、喫緊に暮らしていく上で問題になっている部分がはっきり出ていますよね。基盤整備に関しては、村でも2か所くらい積極的にやろうということで、基金まで設立して前向きに考えようということで進めていますよね。でも、鴇子でもやっぱり基盤整備、小規模のところは多いんです。でも、やっぱりやりやすいところが必要だという認識は、やはり出ているので、そういった部分も含めながら、いろんな情報が入ってくるはずですから、今後頑張ってやっていただければ。それらを具体的にして、村でできることと国でできること、県と村と国が連携すれば、よりできるんだというふうな部分は、その中で見えてくれば、そのために働きかけをして、何とかこの厳しい環境に置かれている部分をきちんとやってほしいというのが私の願いなんですね。 その辺に対しての考えはどうか伺いたいということと、もう一つはやはり、直ちに農地以外にも使用できる部分、本当に、すぐにまだ作れるというところは駄目だと思いますよ。でも、これはもう、どうにもならないけれども、場合によっては、こういった利用ならば、例えば太陽光をそこに設置させたりして、違った面で使っていきたいとか、そういった部分があった場合にスムーズに対応できるとか、そういった部分というのは、法律は大事なんですけれども、柔軟な法律にしてもらうのも必要ではないかと思うので、改めてその考えに対してはどうか伺いたいと思います。場合によっては、村長にも伺いたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 産業建設課長。 ◎産業建設課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) お答えいたします。 先週の会議でしたが、三本松議員さんにおかれましては、夜の遅い時間ですけれども話合い座談会に出席いただきまして、誠にありがとうございます。 まさに、会議の中でも言いましたが、今も議員さんおただしのように、この農地の荒廃を解決するためには、大変、まずは所有者がどう捉えるかという問題と、あと地域でどうしていくか、また、地域の農村環境として、その集落の中でどうしていくのかというのが喫緊の課題でありますし、遊休農地、荒廃農地を止めるために、みんなで国や県、役場も含めて、そういった関係団体が知恵を絞りながら、ああいった形での会議でワークショップを開きながら、今後どういった形で地域農業、農用地等をどう維持、存続させるかについて話合っているところですので、ご理解願いたいと思います。 また、2点目のソーラーパネルとか、いろいろな手続等につきましては、農地法につきましてもそれぞれの農振除外手続、転用手続につきまして、簡素化の改正になっておりますので、そういった手続を踏まえながら進めていっていただきたいと思います。 また、大変荒廃が進んだ農地等につきましては、非農地通知ということで、それぞれ手続を農業委員会のほうで進めておりますので、非農地手続を取っていただいて、地目の変更というのも簡単にできるような形で事業を進めているところでありますので、ご理解願いたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 村長の考えということですので、お答えしたいと思います。 議員さんの心配、これはまさにそのとおりで、議員さんおっしゃっているのをずっと聞いていますと、歴史学者の人の言う、こういうことを言いそうだな、あるいは評論家の方が言っているような、あるいは解説者の方も言っているなということをそっくり言っていただいたと思うんです。皆さん、こういうことは承知していると思うんですね。 ただ、今お話を聞いていまして、所有者がどうしたいかということは、やっぱり最重要なんじゃないのかなというふうに思うんです。やっぱり、最も重要なのは農地の所有者、それと地域や集落の皆さん方が、今後どうしていったらいいんだというようなことを自分たちでも発案しながら、こういうふうな形にしていきたいと思うんだけれども行政で何か支援してくれるような道はないかとか、そういうふうな方向性に向かうことが、私は一番効果が上がるんじゃないのかなと思うんですよ。 今、課長も一生懸命、部落の皆さん方と仕事を一生懸命させていただいていますけれども、いずれにしても、殊農業に関しては彼らのほうが素人ですから、ですから、皆さんのほうがプロですよ。ですから、そういう人たちからの何らかの発想なんかが出てきてくれたりすると、ああ、それだったら行政としてはこういう部分を支援していけるんじゃないかとか、そういうふうなところも踏み出せる可能性もあると思うんです。 ですから、今、課長が答弁していましたように、各行政区の皆さん、地域の皆さん方といろいろな部分で知恵を出し合えるように、これからも一生懸命そこのところは、夜も昼も頑張っていこうということでやっておりますので、なお地元の皆さん方ともども、一生懸命ご支援方をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 4項目めを終わります。 次に、5項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうに答弁をさせます。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) お答えいたします。 1点目についてでありますが、小野高校は前期計画では再編の対象となりませんでしたが、生徒数の状況などから後期計画では再編対象の可能性が高かったことから、公表される以前から澤村村長と小野町長が県に出向き、教育長に存続の要望を行ってきた経過がございます。そのような中、1月に住民への具体的な説明がないまま後期基本計画が公表されましたことは、大変残念に思っております。 今回、小野町議会定例会一般質問の中で、小野町長が存続要望活動に区切りをつけると表明した旨、新聞報道がございました。本村としましては、地元小野町の意思を尊重するとともに、本村の子供たちの進路にも大きく影響しますことから、引き続き、小野町とよりよい教育環境づくりのため、連携してまいります。 2点目の統廃合により通学費の負担が増えることに対する村の考えでありますが、船引高校まで通学することになれば、生徒の通学に要する身体的、経済的負担は当然増えることは承知しております。 しかし、高等学校は生徒自らが将来の職業や目標達成のために進学先を選択するもので、小野高校に限らず、現に石川町や須賀川市、郡山市等の高校に通学している生徒がいる状況であり、村として統合校に通学する生徒に限っての支援は難しいという考えでありますのでご理解をお願いします。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 11番。 ◆11番(三本松和美君) この小野高等学校は、村長もそうですが、私にとっても母校なんです。 ですから、今はもう統廃合関係が連続してしまいまして、これがそのようになってしまうと、私の母校は何一つなくなると。小学校から、中学校、高校となくなってしまいというふうな、寂しい思いがあります。 だから残せという意味ではなくて、やはり今の状況の中で、やはり子供さんに通わせたい親にとっても、子供さんにとっても学べる高校がどんどん遠くなる、あるいは選べなくなってしまうというのは、やはり今後のそういった学力の問題、あるいは進路の問題でも、大きく影響を及ぼすのは間違いありません。 したがって、本当はこの新聞にもあるように、小野町の町長さんが、あまり早く決断し過ぎたような気がして、もう少し、私もちょっとこれに関連した場所というわけじゃないんですけれども、ある方に話を聞いたんですが、やはりポイントは県知事さんへ、いいよというふうに切り替えてくれれば、変わるんだそうです。 ただ、そうさせていくための影響力というのがやはり大事なものですから、そこでいろいろと努力されたけれども、改めてやっぱりその重要性を考えて、進めていただきたいし、我々も一緒になってやっていくべきではないかと考えています。 ですから、そういった点で、ある程度連携を取って、また進めていくという話もありましたけれども、より強く前に進めていただきたいというのが本音です。 あと、2番目の質問に対して、当然、遠くになっていきますから、本当に通学の負担などは大変です。精神的にもそのとおりです。 でしたならば、質問に入りますけれども、小野高等学校は耐震もしているし、私らが入った頃に造った学校ですけれども、まだまだ使えていくというのは間違いありません。したがって、小野町さんとも、あるいはその周辺市町村との関係も含めて、ぜひ利活用という関係からもこの学校をうまく使って、地域の子供たちが高校に行く場合にも、プラスになっていくような方法も提案していただきたいと思うんです。 例えば、小野高等学校が残念ながら統廃合されてしまった場合には、あの場所を宿泊なんかができるようにするとか、塾などを入れたりするとかして、子供の学べる環境を、むしろ遠くはなったけれども、そこを使うことによって学力向上のための大きな手がかりにしたり、親の負担を減らしたりするようなことが可能になるんではないかと思うんです。 その場合は、周りの市町村との関係をしっかり話合いをしながら、そこに泊まる分は無料にしてやったりして、そして、小野町の駅から通うことで、かなりの交通費が減るという形をしてやってこそ、やはり今後、少しでも助かるような方向が見えてくるのではないかと思うんですね。 そういった考え方もぜひとも周辺の町村と話をしっかりしていただいて、施設の有効活用をしていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(吉田好之君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 小野高に関してでございまして、私のほうからも答弁が必要なんだろうと思うんですね。 実は、この県立高校、大きな渡りというと、実は加納町長さん、大和田小野町長さんの時代から存続を目指して、要望活動をずっと5年以上も続けてまいりました、実を言いますと。ですから、事ここに来て、発表されていることを覆すというのは、実は容易なことじゃないんです、今までの経過がありまして。 恐らく、大きな一つの原因になったというのは、田村地方には県立高校が3校ある。石川地方には1校しかないということが、私たちが要望活動に行ったときに、それを最終的に言い出してきたんですよ。小野高を残して、石川高校を廃校にしたとき、石川地方には1校もないとは何事だと、絶対に出されるということを担当者たちは言っていました。そういうふうなバランス、これも田村地方としては三春にある田村高校、船引高校、小野の小野高校と3つもあるんじゃないかと言われてしまう部分が大変辛いんだということが出ていました。これはそういうふうな部分もひょっとしたら、ちょっと最終的な判断に大きく影響したかなというふうに思っております。 こういうふうな形のものは、本当は発表されてから運動をしましょうなんていうのは、ちょっと遅過ぎますので、この前に、そういうふうな気配が出てきた頃から運動し出すというようなことが本当だと思っていまして、それは一生懸命、結果として効果が出てこなかった部分があるんですけれども、そういうつもりで運動はしてきたつもりでございました。 ただ、今の小野高校が廃校になった後の利用の仕方ですとか、そういうふうなところも、より今は広域交流でございますから、ある意味、平田に限らず、近隣の市町村そのものが今、郡山を中心に広域交流でいろいろ頑張ろうという時代ですので、あそこが平田村の住民にとりましても有意義になるような形で何か開発されるということは、大歓迎でございますので、そういうふうな意味での話しかけであるとか、そういうふうなところは、私たちもできればそういうふうな方向づけで何かできるんだったならば、これはいいんじゃないかなというふうには考えますので、機会があり次第、そういうふうなことも、いろいろな部分でこういうふうな考え方もあるんじゃないのかなというようなことの発信はしていければ、していきたいなと思っておりますので。 まず、今回の小野高の統廃合関係につきましては、小野の町長さんが議会であそこまで発表されてから、これをなかなか覆すということは、逆に周りでこんなに心配してくれているのに、うちの町長が何をやっているんだなんて、いじめられるようなことになっても問題ですので、その辺のところは小野町さんの考え方がある部分尊重しなくちゃいけないのかなというふうに考えておる次第でありますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(吉田好之君) これで、11番、三本松和美議員の一般質問を終わります。 ここで午後1時まで休憩とします。 △休憩 午後零時01分 △再開 午後零時59分 ○議長(吉田好之君) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △高橋七重君 ○議長(吉田好之君) 次に、5番、高橋七重議員の一般質問を許します。 5番、高橋七重議員、登壇。     〔5番 高橋七重君登壇〕 ◆5番(高橋七重君) 今定例会において、6項目質問したいと思います。 初めの2つは、国政に関わる質問ですが、地方議会にも関係することですので、お尋ねしたいと思います。 1、安倍元総理の国葬について。 岸田内閣は、安倍元総理の国葬を閣議決定しましたが、憲法では認められておらず、明らかな憲法違反です。しかも、国会を開き説明することもなく、9月27日の国葬を行おうとしています。国葬が執り行われることになれば、学校や職場など国民にまで半旗、黙祷等を強要しかねません。あくまでも弔意を表すのは個人の問題であり、強要されるべきものではありません。 そこで伺いますが、現時点で、国から弔意を表すための何らかの通達文書が来ているか。また、村長、教育長はそれに従うつもりなのか、従わせるつもりなのか、考えをお聞かせください。 2点目、旧統一教会関連問題について。 この問題も、安倍元総理が銃撃され亡くなったことがきっかけで明るみになったことですが、調べが進むにつれ、自治体との関わりが取り沙汰されています。 1点目、村長はこれまでの選挙で、旧統一教会またはその関連団体から選挙応援を受けたことがあるか。また、関連団体の会合に出席したことがあるか。 2点目、社会福祉協議会や役場、各学校、こども園等に物品などの寄附を受けたことがあるか。 3点目、ふるさと納税はサイトの利活用を。 6月9日付の新聞「ふるさと納税 過去最高」の見出し。しかし、本村は最下位。私はこの記事にかなりの衝撃を受けました。村外の人に、我が村はどのように映っているのだろうか、どう見られているのだろうか、応援したいと思ってくれる人がこんなに少ないのかと悲しくもなりました。と同時に、平田村のことを知っている人がどれだけいるか、どうしたら知ってもらえるかを考えたときに、やはり発信力の問題があるのではないかと思いました。今や身近なホームページをもっと活用する、返礼品の工夫をする、頂いた寄附の使い道をきちんと明記するなどたくさんあると思います。 この記事が出たときに「担当課でも話題になり、見直さなければならない」との声が挙がったと聞いています。どのような改善を考えていますか。 4点目、来年度の学校給食費はどうなる。 相変わらず物価高騰が続いています。今年度の学校給食費は、材料の値上げ分については、6月議会で補正予算100万円程度計上し、保護者に負担を求めないこととしました。 このまま値上げが続くと、来年度の給食費はどうなるのか、既に気にしている保護者もいるようです。私は、来年度も材料費の値上げ分は村が負担し、給食費の値上げにならないように予算を確保すべきと思いますが、どのように考えますか。 5、パークゴルフ場の整備について。 パークゴルフ場は、計画どおりならば、今年はもう利用されているはずでした。しかし、計画が変更されたために1年遅れました。そもそもきちんと計画した上で工事が始まれば、一度植付けた芝生を掘り返し、コースを変更しまた植え付ける等とはならないと思います。これは税金の無駄遣いではないでしょうか。 そこで伺います。 (1)そもそもパークゴルフ場整備の声は住民からあったのか。あったとすれば、どんな内容なのか。 (2)当初9ホールで計画したものが18ホールに変更になった理由は何か。 (3)この事業の当初予算は幾らか。また、変更で生じた新たな予算は幾らか。 6項目め、道路整備予算の確保について。 村内には、まだまだ未整備の生活道路があり、整備を待つ住民がたくさんいます。しかし、地震や大雨による災害が発生すると、それらは後回しにされやすくなり、計画どおりには進まないことがあり得ることは十分承知しています。 しかし、さきの臨時議会でも議案にあったように、村の整備が不十分だったために補償問題になることが今後あるかもしれません。大きな整備事業は別として、小さな修繕、改修等の予算はある程度確保し、計画的に進めていくようにすべきではないでしょうか。 以上、6項目です。よろしくお願いします。 ○議長(吉田好之君) 答弁に入ります。 答弁は1項目ごとに行います。 第1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) お答えいたします。 1点目の通達文書につきましては、来ておりません。 高橋議員もご承知かと思いますが、8月27日の新聞に、松野官房長官は、9月27日の国葬当日に地方自治体や教育委員会などの関係機関に弔意表明の協力を要望予定はないと明言したと報道されていますので、今後も通知はないものと認識をしております。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 8月31日の岸田総理の記者会見では、国民に弔意を強制するものではないとしているんですけれども、国葬の準備に向けた実行委員会の幹事会では、府省庁において弔意を掲揚し、葬儀中に黙祷することを確認しているんですね。ですから、国葬が近づくにつれて、もしかしたら上部機関のほうから、地方、各都道府県はじめ、もっと下にもそういったことに従うようにということが来ないとも限らないんですね、曖昧ですので。ですから、今課長は「来ないものと思います」と言ったんですが、もし今後来た場合、実施するということに、もし従うとなれば、これ、私たちもそうですが、憲法を尊重し擁護するという義務があるわけですから、そこに従わなければならないと思うんですね。今後来たとしても、それには従わないというふうに捉えていいですか、じゃ。 ○議長(吉田好之君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 国葬が憲法違反かどうか、こちらのほうは、村のほうも議会で申し上げることは控えさせていただきますけれども、今ほど総務課長が申し上げたとおり、国からの通達が届いておりませんし、もし、ご心配していらっしゃるように届いたとしても、学校・職場への半旗・黙祷などを強要するつもりは全くございません。また、メディア等の世論調査でも国葬に反対する国民が半数を上回っている状況ですので、たとえ通達が来ても、今言いましたように、民主主義の観点から、各職場、学校などへの強要はすべきではないだろうというふうに当然考えております。 なお、この弔意は、個人が自分の意思でするものですよね。議員さんもおっしゃっていますよ、「あくまでも弔意を表するのは個人の問題であり、強要されるべきものではない」と言っていますけれども、これは、やっぱり憲法でも内心の自由が保障されているわけですから、弔意を表したいという気持ちまで駄目だと強要するわけにはいかないと、同じ理屈だと思いますよ。 こういうことから、今後いかなる場合でも、半旗とか黙祷とか、強要するつもりはありませんけれども、国葬ですとか、あるいは名誉村民などご不幸の際に、国民や村民の皆様の半数以上の方が弔意を表する場合には、役場庁舎内においても、半旗・黙祷などは、村長自らの責任と判断で、今後も判断させていただきたいというふうに考えております。 いずれにしましても、国葬というのは決定されましたので、大切なのは、ご遺族の胸の内を察して、静かに、そして安全に執り行われることだと私は思っております。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 1項目めを終わります。 次に、2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) まず、1点目の選挙の応援ですとか、関連団体の会合、こちらの出席ですとか、こういうことに関しては、一切ございませんので、ご安心いただきたいと思います。 2点目につきましては、担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) お答えいたします。 旧統一教会関連団体からの寄附につきましては、社会福祉協議会、役場、各学校やこども園等確認の結果、寄附はありませんでした。
    ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 選挙の応援は一切ないということなので、これ以上お尋ねすることはありません。 2点目についてですが、旧統一教会はいろんな名称を使い分けているんですね。ですから、一見何の団体なのか判断できない状態で寄附をしているということが多いそうです。そういう団体と知らずにもし寄附を受けていたとすれば問題ですので、今後はお断りすべきだと思うんですが、もし今後そういった形で寄附があった場合は、お断りすべきだと思いますが、どうですか。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) 今回、旧統一教会関連団体として、ホームページ上で知り得る150団体程度について、それらについて確認をしましたが、寄附についてはありませんでした。 今、高橋議員がおっしゃるように、カルト集団等からの寄附、そういったものについては、当然自治体として受けるということはございません。 ○議長(吉田好之君) 2項目めを終わります。 次に、3項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長から答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 企画商工課長。 ◎企画商工課長(瀬谷貴之君) お答えいたします。 先ほども三本松議員へ答弁させていただきましたが、返礼品の検討を含め、ポータルサイトの利活用につきましても、来年度に向けて検討してまいりたいと存じますので、ご理解をお願いします。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 本村のホームページからふるさと納税の文字を見つけ出して、そこを開いても、文字だらけで、とにかく目に止まりにくいんですね。せめて返礼品のところは写真付にしてもいいのかなと思ったんですね。例えば、季節の野菜と加工品の詰め合わせと書かれていても、どんな野菜なのか、どんな加工品なのかも分かりません。体が熱くなる辛いものと言っても、何なのかも分かりません。私たちは分かります。だけれども、第三者は、平田村をぱっと検索したときに分かりにくいと思うんですね。 ここで、やっぱりふるさと納税ポータルサイト、さっき課長の答弁にもありましたように、「ふるなび」とか「ふるさとチョイス」とか「さとふる」とか「楽天ふるさと納税」とか「auPAYふるさと納税」とか、そういった外部リンクを利用していく必要があると思うんですね。そうすると、最初に自治体名は出ないですけれども、返礼品とかで出るんですけれども、ただ、これを扱っているのはどこかなということで、平田村にたどり着くことができるんですね。そうすると、平田村という存在が多くの人に知られることになると思うんですよ。 過去に村長も、返礼品のことで過剰になり過ぎて全国的には大きな問題になったけれども、村長は返礼品に対してもあまり積極的な考えも持っていなかったんですよね、課長の答弁にもありましたけれども。ただ、平田村のPRをするには、今、平田村はどんなことに力を入れているとか、こんなのが有名なんだよということを、やっぱりふるさと産品の中に入れるというのは、大事なことなんだなと思うんですね。 今になってくれば、例えば石川牛、平田村の肉を使えば平田牛になるわけですよね。石川牛とか、それからアジサイの鉢植えなんかも、多分もう立派なやつだと五、六千円になると思うんですね。そういうのも選択肢の中に入れるという工夫も必要だと思うんですね。 もう一つは、やっぱり頂いた寄附はどんなことに使われているのかというのは、ホームページ見れば、第5次計画にのっとった形で文が書いてあるんですけれども、そうではなくて、やっぱりここに使うという、何か明快な使い方を書くべきなのかなと。頂いた寄附はこんな形に使いましたというような結果もお知らせするということは、私は大事なのかなと思うんですが、その辺はどうですか。 ○議長(吉田好之君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 今、るる、いろいろ一つのアドバイスとして、こういうふうにしていただけないか、ああいうふうにしていただけないかというようなお話は、大変ありがたくお受けして、今後も担当課のほうで、いい意味で検討していっていただきたいなと思っておりますが、ふるさと納税は一番下だから全く知名度がないとか、そこに直結させて、平田村は全く知名度がなくて困ったという問題とは、私は、またちょっと別なんではないのかと思うんですね。 確かにそのふるさと納税のメニューをもっと増やすべきだとか、いろいろなアドバイスはいいです。本当にありがたいなと思います。ただ、それを直結して、平田村は知名度を上げるための努力、何もしていないみたいに受け取られかねないような議論になってしまっています。 私は、本当にこの本筋は全く違うと思うんですよ。皆さん見ているのは、ほとんど返礼品しか見ていないと思うんです。その町がこういう町だから寄附しようだとか、こういうふうなものをやっているから寄附しようということじゃなくて、「返礼品がいいから寄附しよう」になっているんじゃないのかなと私は思うんです。 ですから、全く違う人も中にはいるかも分かりません。逆に、平田村からほかの自治体にいい返礼品があるからと言って、ふるさと納税でやっている方、結構いるそうです、お話聞きますと。ですから、そういうことが平田村を全く考えていない人がそういうことをやっているのかというと、そうじゃなくて、どうせ住民税納めるんだったら、そっちに納める代わりにふるさと納税すれば返礼品がもらえるからという目的が99%だろうと思うんです。ですから、そういうふうなことに血眼を上げてどうなのかなというふうに思っているのは、今も変わりません。 ただ、よりそういうふうな返礼品のほうも、工夫によって、皆さんから受入れてもらえるようなものが、こういうのだったらあるんじゃないかというような、そういうふうな参考にいろいろなことをご提案していただくことは、これは大変ありがたいと思っておりますので、皆さん方に、今後もそういう部分では、ひとつ、ぜひよろしくお願いしたいと申し上げておきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 別にふるさと産品に力を入れろということじゃなくて、それもありますけれども、そんなに、最下位だから知名度が低いと決めつけるのはどうかと言った、そういうこともあるんですが、結果として、ふるさと納税枠が過去最高というのは、寄附をする人はたくさんいるということなんですね。だから、その中に、平田村はどういう村なのかなという、村自体のことが、じゃ、分かるような発信をしているかというと、もうこれ以前から言っていますけれども、ホームページの活用しかないと思うんですね。やっぱりホームページがあまりにもつまらなさ過ぎる。ほかの自治体を見ていただくと多分分かるんですが、以前よりはよくなったと思いますよ。だけれども、やっぱり写真とか絵とか、そういったものが少ないので、なかなかビジュアル的に、目から入っていくものですから、なかなかそれは難しい。 どなたかが、取扱説明書とか何かを、何でみんな見ないのかと言ったら、文字が多いからだというようなことを言っている人もいるんですね。確かに、今、学校の教科書を見たって、文字よりは写真とかそういったものから、目につく、目に入りやすい、頭に入りやすいということもあるので、やっぱりこの平田村がどんな自治体なのかというのは、ホームページを見ただけで分かるような、そういうつくりというのは工夫が必要だと思うんですね。 そういう外部のポータルサイトを利用することによって、平田村というのは文字が出てくるわけですから、そうすると、平田村のホームページにたどり着かなくても、そこから平田村の存在を知ることもできるし、そういった使い方をもっと工夫していけばいいのかなというふうに思っていますが、いかがですか。 ○議長(吉田好之君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 今、大変担当者にとっては厳しいご意見を賜ったわけですが、私もこの本議会の席上でいただいているお話、多分担当課のほうでもそれなりに紹介していると思うんですけれども、なお本議会のこの席上で、2回、3回質問して済むという問題じゃないと思うんです。ですから、常任委員会でも担当者のほうにじっくりと、こういうふうなことどうだ、ああいうふうなことどうだ、こうこうこういうところではこういうふうなことまでやっているそうだとか、知識がおありでしたら、そういうふうなところをアドバイスとしてしっかりとやっていただきたいなと思います。ぜひひとつ、平田村のホームページのよりよい発展のために、議員さんのお力を常任委員会の席上で職員にぎっちりと教育をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 3項目めを終わります。 次に、4項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長から答弁させます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 現在の物価高騰の要因は、コロナ禍ばかりでなく、世界的な燃料高騰と物流の影響、異常気象による干ばつなど、複数の要因によるものと思われます。 これらの要因を踏まえても、食材の高騰は一時的なものではないと思われますし、既に給食費の値上げを実施し、運営を行っている自治体もあります。 本村では、新型コロナウイルス感染症臨時対策交付金を財源として、今年度の給食費高騰分を村が負担することにしましたが、今後、高騰した価格が平準化されることも考えられますので、来年度に向けて示される国の補助金・交付金などを踏まえながら、検討していきたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 毎月、月が替わると値上げの報道があるんですけれども、値上げのピーク以前は、春先は9月という報道だったんですね。ところが、昨日あたりだと、10月、11月、来年の1月がピーク。ということは、もう常に上昇傾向にあるということですね。 世界中で値上がりはしているけれども、諸外国は賃金も上がっているんですね。その分給料が上がっていれば、そんなに負担感はないと思うんですけれども、日本の場合、給料が上がっていないので、余計、2.何%だかの物価高とは言っていますけれども、より生活が大変な状況になっていることは間違いないんですね。 学校給食が、日々の子供たちの成長に欠かせないものになっているということは、言うまでもないわけですね。学校給食だけはお金の心配をせずに食べさせてあげたいという思いから、やっぱり来年度の、値上げしたところが平準化ということではなくて、やっぱり平田村の場合は、そんなに給料が上がっているという話は聞きませんので、平田村の子供たちのことを考えて、何とかして来年度の給食費、値上げ分の予算を確保していただきたいと思うんですが、再度答弁お願いします。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 給食の食材につきましては、地域によって金額的な差がないようにということで、福島県が福島県学校給食会を設立し、そちらのほうで金額を統一し、なおかつ仕入先の業者のほうを指定しております。 本村につきましても、牛乳、パン、ご飯、麺、コロッケやチキンなどの加工食品、そしてデザートは、全て学校給食会のほうが金額を決めて、指定した業者から購入しております。 平田村の給食センター独自に発注するものとしましては、汁物の具である野菜、豆腐、汁の中に入る肉、コンニャクなどが主なものでございます。 この学校給食会が金額的ものを改正するかどうかは、それぞれ卸メーカーやこの業界全体のほうと協議し決定されてくると思われますし、先ほども述べましたが、国から、まだ来年度に向けた交付金等の予算が示されておりません。高橋議員がおっしゃるように、これだけマスコミなどをにぎわせた問題でしたら、場合によっては、国等で何らかの対応するような財源なども示されるかもしれませんので、今後につきましても、国から下りてくる情報を基に、学校給食会からの通知なども参考にしながら検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(吉田好之君) 4項目めを終わります。 次に、5項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長ほうから答弁をさせます。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) 1点目についてお答えします。 整備については、村長の「小平地区にスポーツ施設を整備する」という選挙公約に基づいて整備するものです。議会からも小平地区の振興の要望をいただいており、高齢者が屋外で行うスポーツとして全国的に広まってきたパークゴルフのできる施設として整備しています。 2点目についてお答えします。 当初、後川グラウンドはスポーツ少年団などの活動でグラウンドの約半分を使用しており、未使用部分を利用し9ホールを整備しましたが、グラウンドの水はけが予想以上に悪く、土の栄養分も乏しく、芝が思うように生育しませんでした。 翌年、旧学校施設の利活用もあり、当該スポーツ少年団と協議し、別施設のグラウンドに練習場所を変更したことにより、利用できる面積が広がりました。また、本来パークゴルフは18ホールでプレーする競技であり、大会の開催や村外の方との交流等も視野に入れ、改良の際、18ホールに変更し整備したものです。 3点目についてお答えします。 令和2年度の当初予算は294万9,000円、令和3年度の当初予算が2,000万円です。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 村長の選挙の公約だからということなんですが、だったら、例えば、今工事中の複合施設、あそこに当初小平の中学校の体育館にフィットネスクラブを持っていくみたいな話は最初していましたよね。でも、その後、複合施設ができるので、そこへ入れたいということで、あそこはスポーツ拠点になるんじゃなかったのかというふうに聞いたら、計画を変更するものなんだみたいなことを言ったんですね。何もないところに、あそこに今度パークゴルフ場が、いきなり選挙公約だからといって持ってこられても、村内歩いていてもパークゴルフをやっている人の話というのは聞かないんですよね。もし、選挙公約だからといってやるのであれば、ほかに公約がたくさんあったと思うんですよ。何でそこだったのかなと、ちょっと不思議ですよね。 金額に関しては、一般質問締切後に議会資料が配付されましたので、答えていただいた金額の件は私も確認することができましたが、令和2年度294万9,000円ですよね。令和3年度の当初予算というのは351万6,000円なんですね。だけれども、決算額が約2,177万円、そのぐらいになっているわけですよ。令和4年度の当初予算が277万6,000円。当初予算の3年間の合計だと924万円、1,000万円行っていないんですね。ところが、この補正予算で2,177万円ということ自体、私は、その変更があったにしても、ずさんな計画なんだなと思ったんですね。 当初、造るときに18ホールじゃんないとゲームにならないんじゃないのかと言ったら、いや、まだ最初だから9ホールでいいんですみたいなことを言っていたんですよ、公民館長だかな言っていたのは。だけれども、その芝の植付けが終わって、しばらくしてですよね、また掘り返しているという話になったのは。その時点で、もう9ホールをあそこに持っていった時点で、ソフトボールの人たちですか、あの人たちがもう既に移動を決めていたわけですよね。しかも、土が痩せているのでなかなか根づかないという話もされていましたけれども、当時は、そういう理由で18ホールに変更になったというのが一言もないんですよ、議会には。 ちゃんとこれ、計画、ちゃんと何年度から何年度にかけて始まって、幾らの予算でやるという計画だったんですか。 ○議長(吉田好之君) 教育課長。 ◎教育課長(木村伸君) お答えいたします。 令和2年度の当初予算は、先ほども言いましたように、既存の後川グラウンド、そちらのほうに9ホール造るのみという予算で考えております。ただ、令和3年度につきましては、新型コロナウイルス感染症臨時対策交付金、こちらのほうを財源として活用できるということが分かったため、9ホールだったものが、新たに土を土盛りして、土壌そのものを入れ替えるという考えで、18ホールに変更という形でこの予算をはじいたものでございます。 ◆5番(高橋七重君) 予算は分かったが、何年かけて、幾らかけてやるつもりだったんですかというところが聞きたいんですね。 ◎教育課長(木村伸君) 改良そのものは令和3年度、ただし、その後、令和4年度以降も整備は今後続いていくものと思われます。 以上です。     〔「幾らぐらいか分からない」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) 予算につきましては、総務のほうでお答えをさせていただきたいと思いますが、まず、令和3年度につきましては、先ほど高橋議員からあったように2,177万円、このうち新型コロナウイルス感染症対応交付金2,100万円を財源として行ったものでございます。 令和4年度につきましては、さきに当初予算で議決をいただいておりますが、パークゴルフ場整備予算としまして1,932万2,000円議決をいただいております。この内容等につきましては、ご承知かと思いますが、パークゴルフ場の休憩所の委託、さらにはプレハブ倉庫の購入、あとゴルフ場のいわゆる管理作業等の委託賃金、重機借り上げ料、さらには維持管理に係ります砂・砂利等の購入費であります。 なお、このほかに、パークゴルフ場が仕上がってからの管理委託、さらには、仕上がるまで委託として55万円、あと、完成した後のパークゴルフ場の看板設置、そういったものからパンフレットの作成、それらまで完成後利用に至るまでの経費を令和4年度で計上させていただいておりますので、ほぼ令和4年度で大体の完成に至るものというふうに思っております。 ○議長(吉田好之君) 5番、最後です。 ◆5番(高橋七重君) 今課長は、作業小屋、休憩所だったり何だったりかんだりというのは、それは令和3年度じゃないんですか。2,177万円の内訳の中に、令和3年度の補正予算にはそういったことが書いてあったんですけれども、令和4年の当初予算書には、当初予算書は簡単なのがありますよね、あれには277万円しか書いてないんですけれども、どこに1,932万円なんて書いてあったんですか。私が見落としていたんですかね。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) 予算書で申し上げますと、教育費、保健体育費の中の体育施設費、これに計上されているところでございます。     〔「何ページですか」と言う人あり〕 ◎総務課長(三本松利政君) すみません、今ちょっと手元に予算書を持ってきておりませんので、そこをご確認いただきたいと思います。 なお、令和3年度の2,177万円についての内訳につきましては、決算書163ページにパークゴルフ場として一覧が出ておりますので、それをご覧になれば、内容については分かると思います。     〔「最後にもう一回お願いします」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) じゃ、おまけで最後。 ◆5番(高橋七重君) じゃ、当初予算説明のときにパークゴルフ場の整備事業として、令和2年、3年、4年度として277万6,000円という金額があるんですが、これは何を表しているんですか。 ○議長(吉田好之君) 総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) すみません、今手元に資料がないものですから、常任委員会において報告をさせていただきたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 公約だったらほかのものからやれというようなお話があったんですが、複合施設に入るフィットネスクラブのことだと思うんですが、それが廃校になる学校でやってもいいというようなお話があったはずだと。それがなぜこっちに来たというようなお話ですね。 これは、役場福祉のほうから、いわゆるフィットネスクラブは高齢者ですとか、いわゆる体がちょっと運動しないとというような皆さん方が大勢利用されると。そのためには、やっぱり公民館なんかでも福祉に絡まるいろいろな事業ともにやれるような形のほうが理想だからそちらのほうにしたらどうかということを福祉関係のほうからもご意見がありまして、それはそうであろうと、よりよい方向を目指すという中で、変更があり得るということはお考えになっておいていただきたいです。 あと、何もないところに造るのはおかしいだろうという話ですけれども、前々から小平地区、あの小平中学校近辺をスポーツゾーンにしていきたいというお話は、もう何年か前から私はやっていたはずだと思っております。いわゆるポケットパークみたいなものは、何もないところあたり、山や野原を切り開いて造るのが普通じゃないですか。私はそう思いますよ。何かがあって、そこのところをパークゴルフ場に最高だなんていうような話からは、なかなかできないんじゃないですかね、私はそう思いますけれども。ゴルフ場とか、パークゴルフであろうと、やっぱり何もないところに造ったりしていくものじゃないのかなという感じは私はしますけれども。 それと、誰もやっている人、聞いたことないとおっしゃっていますけれども、そこのところをパークゴルフ場にしていきたいというお話を申し上げたときに、今、ゲートボールやっている皆さん方も中においでになったようですけれども、「村長、それ本当かい」と言うから、「できたらそうしたい」という話しましたら、「実はあしたパークゴルフ場の愛好会が70人ほど平田村にいまして、その人たち全員で会合があるんで、そこに出席する予定なんです。いや、楽しみです」というお話いただきました。既に70人からの愛好会があるそうです。ですから、全くそういうのを聞いたことないよなんていう話ではございませんので、そこのところはご了解してください。 あと、9ホールのスタートというところでございましたけれども、私は、あそこら辺を一体的にスポーツゾーンにしていくとすると、そこのところを、必要な部分を後ほども拡張していくというような考えも当時から当然ございました。そういうふうなことですので、これ以上のことはやらない、これしかやらないというような計画ばかりじゃないと思うんです。そこのところを利用者とかそういうものによっては、さらに拡張してあげようとか、そういうことも、いい方向づけの変更というのは、いろいろな事業の中であり得るものだという広い気持ちを持っていただきたいと思います。 ○議長(吉田好之君) 最後に、総務課長。 ◎総務課長(三本松利政君) すみません、1点訂正をさせていただきたいと思います。 先ほど令和4年度の当初予算総額で1,932万2,000円と申し上げましたが、4月1日付の専決予算におきまして、パークゴルフ場休憩所の設置委託900万円、さらにはプレハブ倉庫購入としまして616万円。これにつきましては4月1日付の専決予算でありましたので、訂正をお願いいたします。 ○議長(吉田好之君) これで、5項目めを終わります。 次に、6項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) 担当課長のほうから答弁をさせます。 ○議長(吉田好之君) 産業建設課長。 ◎産業建設課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) お答えいたします。 議員おただしの道路の小規模な修繕、改修等につきましては、道路維持に係る予算として毎年、一定規模の予算を確保しているところでございます。 今後、道路パトロール等点検活動の強化を図り、発見される整備必要箇所につきましては、計画的に予算の確保を進めたいと考えておりますので、ご理解願います。 ○議長(吉田好之君) 5番。 ◆5番(高橋七重君) 私は、運転技術は下手というか、荒っぽいというのもあるかもしれないんですけれども、最近、皆さんドライブレコーダーは取り付けてあると思うんですね。段差のあるところを減速して通過したとしても、ガタッとなって衝撃を感知しましたという音声が流れるんですよね。1日にそういうのが何度も流れるんです。つまり、がたがた道が多いということなのかなと私は思っているんです。 段差をなくす、それから崩れてしまった舗装の表面を修繕するだけでかなり違ってくると思うんですね。そういう予算というのは、大した予算はかからないのかなと思うんです。 決算書では、大きな事業は別として、村道整備事業の村単独予算で、これは決算かな、4,595万円とあるんですね。令和2年度は1,616万円でしたから、かなりの予算が使われたということが分かります。でも、それだけ悪路が多いということになってくると思うんです。だから、そうなってくると、さらに予算が必要なのかなというふうに思うんですが、生活道路なので、やっぱり事故などに結びつかないよう修理、修繕は速やかにやっぱりできるようにしておかなければいけないのかなと思うんです。 場所言ってしまうとあれなので、1か所だけちょっと言いたいのが、逆水論田線の平田と古殿の境、拡張しましたよね、古殿方面は広くて、蓬田方面が狭いということで。拡張したんだけれども、そのままの状態ですよね、今、舗装するということだったんですけれども。もう砂利がどんどん流れてきてしまって、その削られた分段差になっているんですよ。だから古殿方面から来ると、物すごくバウンドするし、こっちから行っても物すごいバウンドするという、車が物すごい衝撃を受けるという状況になっていますよね。あと、旧小平こども園の入り口の前とか、玉木自動車さんの前とか、大竹理容店の前とか、あの辺なんかも細かいえぐれた状態があちこちにあって、あそこを通るとぼこぼこという感じになって、何か車が心配になってしまうときもあります。 だから、道路パトロールの方たちももちろん村内回って見つけるでしょうけれども、住民がやっぱり、ふだんなかなかこういうちっちゃいことを言ったりはしなと思うんですけれども、区長さん通じて、そういった生活道路になっているところは、できるだけスムーズに修繕・修理ができるような予算を確保してほしいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 産業建設課長。 ◎産業建設課長兼農業委員会事務局長(大方憲一君) 今ほど議員おただしの逆水論田線の古殿の境のところについては、現地のほうを確認しておりまして、今年度修繕ということで、また対応していきたいと思っています。 また、住民からの通報、また、課として道路作業員の補修員によるパトロールや現場確認等をして、日々強化を図りながら、通行に支障を来したり、安全が確保できないような状況の場合につきましては、専決予算や補正予算の対応もそれぞれ考えながら、今後も計画的な予算計上を確保していきたいと思います。 以上です。 ○議長(吉田好之君) これで、5番、高橋七重議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △日程第6 報告第2号~日程第24 同意案第4号の一括上程、説明 ○議長(吉田好之君) 日程第6、報告第2号 令和3年度平田村健全化判断比率についてから、日程第24、同意案第4号 平田村教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについてまでの報告4件、認定6件、議案8件、同意案1件を一括議題といたします。 事務局長に議案の朗読をさせます。 なお、議案の朗読は、議案等番号、表題のみとし、ほかは省略しますので、ご了解願います。     議会事務局長件名朗読(別紙) ○議長(吉田好之君) 議案等の朗読を終わります。 続いて、提案理由の説明を求めます。 村長。 ◎村長(澤村和明君) 報告第2号 令和3年度平田村健全化判断比率について及び報告第3号 令和3年度平田村資金不足比率についての2報告を、一括して報告内容を申し上げます。 令和3年度平田村一般会計歳入歳出決算等における健全化判断比率並びに簡易水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算における資金不足比率について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。 報告第4号 令和3年度平田村出資法人の経営状況報告について、報告内容を申し上げます。 地方自治法第243条の3第2項の規定により、村が資本金等の2分の1以上を出資している株式会社道の駅ひらたの経営状況について、議会に報告するものであります。 報告第5号 債権放棄の報告について申し上げます。 平田村債権管理条例第18条第1項の規定により、住宅使用料及び水道使用料合わせて173万7,115円の債権を放棄したので、同条第2項の規定により議会に報告するものであります。 認定第1号 令和3年度平田村一般会計歳入歳出決算の認定についてから認定第6号 令和3年度平田村介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの6認定について、一括して提案理由を申し上げます。 令和3年度一般会計及び特別会計の歳入歳出決算について、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するものであります。 議案第42号 平田村公共施設等総合管理基金条例の制定について、提案理由を申し上げます。 本村が所有する公共施設等を総合的かつ計画的に管理することにより財政負担の軽減及び平準化を図るため、公共施設等の適正配置、長寿命化、更新、改修、修繕及び除却に必要な資金を積み立てる平田村公共施設等総合管理基金を設置するため、本条例を制定するものであります。 議案第43号 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 職員等の育児休業の取得回数の制限の緩和及び育児参加のための休暇の対象期間の拡大等を行うため、所要の改正をするものであります。 議案第44号 令和4年度平田村一般会計補正予算(第5号)について、提案理由を申し上げます。 本案については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億3,918万1,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ46億9,636万3,000円とするものであります。 主な内容として、歳出では、財政調整基金積立金1億6,000万円、公共施設等総合管理基金積立金1億円、新型コロナウイルスワクチン予防接種集団接種報償2,222万1,000円、肥料高騰緊急対策事業補助金357万3,000円を増額補正しております。 歳入では、新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金2,183万2,000円、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金1,171万円、物価高騰対応生活困窮世帯緊急事業補助金250万9,000円、前年度繰越金3億945万9,000円を増額補正し、財政調整基金繰入金4,679万1,000円を減額しております。 議案第45号 令和4年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 令和3年度国民健康保険特別会計決算並びに人件費の予算組替えに伴い、歳入歳出それぞれ2,014万円を減額し、予算総額を8億3,939万6,000円とするものです。 議案第46号 令和4年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 前年度繰越金等の確定により、歳入歳出それぞれ358万円を増額し、予算総額を1億6,039万3,000円とするものであります。 議案第47号 令和4年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 前年度繰越金等の確定により、歳入歳出それぞれ296万円を増額し、予算総額を1億2,376万6,000円とするものであります。 議案第48号 令和4年度平田村後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。 令和3年度後期高齢者医療特別会計決算並びに人件費の予算組替えに伴い、歳入歳出それぞれ2,158万5,000円を増額し、予算総額を7,705万8,000円とするものです。 議案第49号 令和4年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由を申し上げます。 歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,926万円を増額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ6億5,714万6,000円とするものであります。 主な内容として、歳出では、過年度分の精算による国県負担金等返還金1,844万6,000円、介護給付費準備基金積立金789万3,000円、一般会計繰出金260万5,000円を増額補正しております。 歳入では、前年度繰越金2,903万5,000円を増額補正しております。 同意案第4号 平田村教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについて、提案理由を申し上げます。 教育委員会委員の吉田昌樹氏は、令和4年9月30日に任期満了となるため、同人を再度任命したので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき議会の同意を求めるものであります。 以上、報告4件、認定6件、議案8件、同意案1件の合計19議案等を提出いたしますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げ、提案理由といたします。 ○議長(吉田好之君) 提案理由の説明を終わります。 続きまして、令和3年度平田村各種会計歳入歳出決算の認定について、監査委員から決算審査の意見を求めますが、詳細については、お手元に配付されている意見書等がありますので、総括的な意見の報告を求めることにしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 それでは、関根猛代表監査委員から決算審査の意見について報告を求めます。 関根猛代表監査委員、登壇。     〔代表監査委員 関根 猛君登壇〕 ◎代表監査委員(関根猛君) 令和3年度決算審査並びに財政健全化審査及び公営企業資金不足比率審査結果報告。 地方自治法第233条第2項及び地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき決算審査を、並びに地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づき財政健全化審査を、及び同法第22条第1項の規定に基づき公営企業資金不足比率審査を行いましたので、結果を報告いたします。 去る7月11日から15日までの5日間、一般会計並びに各特別会計の決算審査を行いました。 審査に当たりましては、審査基準により、形式審査として決算内容での現金出納、証書等の管理及び収支管理帳票の審査を主に、出納室所管業務で行いました。 実質審査としましては、全体的な予算執行状況、債務の状況、財産管理、計数分析等を主に、総務課財政所管業務で行いました。 内容審査としましては、各課等の所管業務での歳入歳出状況、業務の執行状況、法的根拠、現地調査、関係資料や台帳等の整備、厳しい財政状況での歳出抑制努力等の審査を行いました。 初めに、決算審査の結果を申し上げます。 審査に付された各会計の決算書類は、いずれも関係法令等に準拠して作成され、その計数は関係諸帳簿その他の証書類と照合した結果、正確であると認めました。また、予算の執行及び事業の経営も、適正かつ効果的に行われていると認めました。 次に、決算審査についての意見を申し上げます。 令和3年度の予算は、新型コロナウイルス感染症対策経費や、事務事業の効率化を見据えた歳入の確保、経費の節減など歳入歳出全般にわたり改善を行い、第5次平田村総合計画に基づき、限られた財源の重点的かつ効率的配分を行うことで、村民のニーズに対応できる予算編成になっているものと思われます。 一般会計の当初予算額45億8,900万円に、土地開発基金の廃止に伴う一般会計繰入金や、新型コロナウイルス感染予防対策事業費等を含めた補正予算額は11億4,522万5,000円となっており、繰越事業費等2億3,928万6,000円を含めた最終予算額は59億7,351万1,000円となっています。 一般会計の決算状況を見ると、歳入の予算に対し91.5%、調定額に対し99.3%の収入率になっています。 財源区分の割合は自主財源が25.0%、依存財源が75.0%となり、自主財源の割合が前年度比で6.6ポイント増加しています。 財源区分の状況を前年度と比較すると、自主財源は寄附金が7,300万9,000円、繰越金が4,842万9,000円、繰入金等が1億6,632万3,000円増加し、村税等が減少しているものの、全体で2億9,991万4,000円、前年度比で28.1%増加しています。 村税における決算額の内訳を見ると、軽自動車税、たばこ税は増加しているものの、村民税、固定資産税が減少し、全体で1,163万円、前年度比で1.81%減少しています。 依存財源では、地方交付税算定対象事業費や臨時経済対策費などが増加していますが、国県支出金や村債が減少しています。 地方交付税の内訳では、震災復興特別交付税は減少したものの、普通交付税、特別交付税が増加し、全体で5,941万4,000円、前年度比で2.51%増加しています。国県支出金の内訳では、国庫支出金で5億2,459万2,000円、前年度比で43.4%、県支出金で6,006万2,000円、前年度比で18.3%減少しています。 なお、村税等の徴収率は、現年度課税分及び滞納繰越分ともに向上しているものの、多額の収入未済額があることから、さらに徴収率向上に努め、一般財源確保の向上につなげていただくよう要請いたしました。 歳出の執行率は83.9%で、決算額は前年度と比較して4億3,770万8,000円減少しています。款別では、総務費、商工費、教育費、公債費等が増加し、民生費、衛生費、災害復旧費等が減少しています。 増加の要因として、総務費が財政調整基金積立金1億7,995万8,000円増加等により、全体で3億8,966万6,000円増加、教育費が保健センター公民館複合施設本体工事費2億2,844万4,000円増等により、全体で2億8,741万5,000円増加、公債費が過疎対策事業債等の元金償還開始に伴い、全体で1億874万3,000円増加しました。 減少の要因として、民生費は特別定額給付金事業5億9,873万8,000円、こども園建設工事4億3,736万7,000円減等により、全体で9億7,637万7,000円減少、衛生費は石川地方生活環境施設組合大規模施設改修事業負担金3億150万6,000円減等により、全体で1億8,790万6,000円減少、災害復旧費が事業完了に伴い2億2,577万3,000円減少いたしました。 なお、ふくしま森林再生事業、保健センター公民館複合施設建設工事、新型コロナウイルス感染症対策関連事業等で6億773万4,000円が翌年度に繰り越されております。 特別会計は、国民健康保険、簡易水道事業、農業集落排水事業、後期高齢者医療、介護保険事業で、歳入総額18億3,379万4,000円に対し、歳出総額17億6,476万5,000円となり、歳入歳出差引残額は6,902万9,000円となっています。 各特別会計とも実質収支に赤字決算はなく、それぞれの事業目的のために財政運営に努め、執行されているものと認めました。 今年度は、前述のとおり依存財源額が減少し、自主財源額が増加したことで、自主財源率は前年度比6.6ポイント増加の25.0%となりましたが、財政力指数は0.1ポイント減少し0.26%に低下いたしました。また、村債は、こども園建設事業が完了し、過疎対策事業債は3億1,040万円減少していますが、保健センター公民館複合施設建設工事着手に伴い、公共施設等適正管理推進事業債が2億30万円増加しており、今後も引き続き厳しい財政状況が続くことが予想されます。 さらに、今年度は特殊要因により自主財源が増加しましたが、今後、自主財源の確保が厳しくなると思われ、各種事業の実施に当たっては、有利な補助事業や起債事業等を最大限活用するなど、今まで以上に創意工夫を加えた行財政運営を展開し、より健全な財政運営に努めることが必要であります。 経常収支比率は82.2%で、前年度より1.9ポイント減少していますが、財政の弾力性の標準75%を超えており、財政構造は硬直化の傾向にあることは否めず、引き続き経常経費の抑制、費用対効果の検証及び効率的な財政運営に努められるよう要請いたしました。 3か年平均の実質公債費比率は12.7%と、前年度と比べると1.2ポイント増加しましたが、早期健全化基準である25%を下回っています。 また、将来負担比率も41.8%と、前年度と比べると35.9ポイント減少しており、早期健全化基準の350%を大きく下回っています。 不納欠損額は一般会計で209万円、特別会計の国民健康保険特別会計で134万3,000円、簡易水道事業特別会計で39万3,000円、介護保険事業特別会計で312万3,000円、合計で694万9,000円となりました。 いずれも適法に処理されていると認めましたが、地方自治法第240条第2項において、「普通地方公共団体の長は、債権について、政令の定めるところにより、その督促、強制執行その他その保全及び取立てに関し必要な措置をとらなければならない。」と定められており、不納欠損処分を取り扱う場合には、徴収努力を行い、安易に債権を消滅させることのないよう厳正に対処するなど、債権管理の適正化に努めるよう要請いたしました。 歳出面では、保健センター公民館複合施設建設工事に加え、新型コロナウイルス感染症対策事業や経済対策に要する経費の増加が見込まれます。厳しい財政状況の中でも、村民生活に直結する事業を着実に進めなければならず、限られた財源を効果的かつ効率的に配分し、最少の経費で最大の効果を上げ、村民のニーズに応える行財政運営に努められるよう、なお一層の創意工夫し、邁進されることを要望いたしました。 なお、財政健全化審査における実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、ともに赤字決算になく、また、実質公債費比率及び将来負担比率はともに基準値を下回っており、健全であることを示しております。 公営企業資金不足比率審査においても、簡易水道事業及び農業集落排水事業は、ともに赤字決算になく健全であることを示しており、指摘すべき事項はありませんが、なお一層の計画的な財政運営を行い、引き続き各比率について適正な水準の維持に努めるよう要望いたしました。 以上、令和3年度の決算審査並びに財政健全化審査及び公営企業資金不足比率審査結果についての報告といたします。 令和4年9月7日、平田村代表監査委員、関根猛、同じく平田村監査委員、上遠野廣一。 以上です。 ○議長(吉田好之君) 監査委員の決算審査の意見について報告を終わります。 お諮りいたします。ただいま一括議題となりました報告4件、認定6件、議案8件、同意案1件の内容説明は、各常任委員会の席上で各課長等から説明を受けることにしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(吉田好之君) 全員異議ないものと認めます。 それでは、報告第2号から同意案第4号までは、各常任委員会において各課長等から説明を受けることにいたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(吉田好之君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれで散会といたします。 △散会 午後2時15分...