平田村議会 > 2015-06-10 >
06月10日-01号

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  1. 平田村議会 2015-06-10
    06月10日-01号


    取得元: 平田村議会公式サイト
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    平成27年  6月 定例会(第2回)           平成27年平田村議会第2回定例会会議録(第1日目) ◯議事日程(第1号)                    平成27年6月10日(水)午前10時開会      開会宣告 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 村長の行政報告 日程第5 一般質問並びに答弁 日程第6 報告第1号 平成26年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 日程第7 承認第1号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて            (専決第1号 平田村税条例等の一部を改正する条例の制定について) 日程第8 承認第2号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて            (専決第2号 平成26年度平田村一般会計補正予算(第11号)) 日程第9 承認第3号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて            (専決第3号 平成26年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第5号)) 日程第10 承認第4号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて             (専決第4号 平成26年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)) 日程第11 承認第5号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて             (専決第5号 平成26年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)) 日程第12 承認第6号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて             (専決第6号 平成26年度平田村後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)) 日程第13 承認第7号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて             (専決第7号 平成26年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第4号)) 日程第14 承認第8号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて             (専決第8号 平成26年度平田村介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)) 日程第15 議案第35号 平田村国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について 日程第16 議案第36号 平田村介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 日程第17 議案第37号 平成27年度平田村一般会計補正予算(第1号) 日程第18 議案第38号 平成27年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 日程第19 議案第39号 平成27年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 日程第20 議案第40号 工事請負変更契約の締結について 日程第21 同意案第2号 平田村固定資産評価員の選任につき議会の同意を求めることについて 日程第22 同意案第3号 平田村監査委員の選任につき議会の同意を求めることについて 日程第23 同意案第4号 平田村名誉村民の推戴につき議会の同意を求めることについて --------------------------------------- ◯本日の会議に付した事件   議事日程に同じ --------------------------------------- ◯出席議員(12名)      1番  渡邉徳幸君      2番  吉田好之君      3番  野崎健男君      4番  阿部 清君      5番  上遠野健之助君    6番  木田武一君      7番  久保木 源君     8番  瀬谷一男君      9番  三本松和美君    10番  高橋七重君     11番  上遠野廣一君    12番  佐藤孝雄君 ◯欠席議員(なし) --------------------------------------- ◯説明のため出席した者   村長         澤村和明君   副村長        蓬田榮男君   教育委員会委員長   上遠野泰基君  教育長        吾妻幹廣君   総務課長       鈴木邦彦君   税務課長       木村 伸君   住民課長       遠藤繁視君   健康福祉課長     三本松利政君   産業課長兼農業委員会事務局長     地域整備課長     吉田政吉君              渡邉敏男君   教育課長       生田目宗一君  中央公民館長     眞弓裕人君   会計管理者      横田博子君 --------------------------------------- ◯事務局職員出席者   議会事務局長     上遠野今朝光  書記         佐久間侑子 △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(阿部清君) ただいまの出席議員は、事務局長から報告のとおり12人全員であります。  定足数に達していますので、平成27年第2回平田村議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。 --------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(阿部清君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長から指名いたします。  10番 高橋七重議員  11番 上遠野廣一議員  を指名いたします。 --------------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(阿部清君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から16日までの7日間にしたいと思いますが、異議ありませんか。      〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(阿部清君) 全員異議ないものと認めます。  したがいまして、会期は本日から16日までの7日間に決定いたしました。  なお、会期の日程についてお諮りいたします。本日の会議は、諸般の報告、村長の施政報告、一般質問並びに答弁、さらに各議案等を議題とし、提案理由の説明までを行いたいと思いますが、異議ありませんか。      〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(阿部清君) 全員異議ないものと認めます。  会期中の11日、12日を各委員会等開催日程とし、本会議を16日に再開したいと思いますが、異議ありませんか。      〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(阿部清君) 全員異議ないものと認めます。  したがいまして、ただいま申し上げました会期日程に決定いたしました。 --------------------------------------- △日程第3 諸般の報告 ○議長(阿部清君) 日程第3、諸般の報告を行います。  諸般の報告。  平成27年第1回議会定例会以降の諸般の報告をいたします。  まず、本定例会には審議案件として、村長から報告1件、承認8件、議案6件、同意案3件が提出されております。それぞれの案件については、お手元の議事日程に記載されているとおりでありますので、報告いたします。  次に、監査・検査の報告であります。  3月17日、4月15日、5月13日に実施されました出納例月検査並びに行政監査の結果は、お手元の資料1ページに記載されているとおりであります。  次に、一部事務組合議会等の報告であります。  3月25日に須賀川地方広域消防組合議会臨時会、3月30日に公立小野町地方綜合病院企業団議会第1回定例会が開催されております。その概要につきましては、お手元の資料1ページから2ページに記載されているとおりであります。  次に、系統議長会関係の報告であります。  4月10日に石川地方町村議会議長会、5月26日から27日まで第40回全国町村議会議長・副議長研修会、6月5日に平成27年度福島県町村議会議長会定期総会がそれぞれ開催されました。各会議、研修等の内容につきましては、資料2ページから3ページに記載されております。  次に、その他の会議、研修の報告であります。  3月27日に震災・原発事故対策特別委員会視察研修を開催、4月9日、17日、23日、30日に広報特別委員会を開催、5月20日に福島県町村議会広報研修会、5月29日に庁舎建設特別委員会を開催しました。その内容については3ページに記載されております。  なお、本定例会に説明員として出席しました者の職氏名は、お手元の資料4ページに記載のとおりでありますので、ご了承願います。  以上で諸般の報告を終わります。 --------------------------------------- △日程第4 村長の行政報告 ○議長(阿部清君) 日程第4、村長の行政報告を行います。  村長、登壇。      〔村長 澤村和明君登壇〕 ◎村長(澤村和明君) 平成27年第2回議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様には全員ご出席を賜り、まことにありがとうございます。  先ほどは表彰を受賞されました阿部議長、野崎議員、高橋議員におかれましては、栄誉ある受賞、まことにおめでとうございます。  第1回議会定例会以降の行政の執行状況をご報告いたします。  執行体制においては、4月1日付で人事異動を行い、7人の退職に対し6人を新規採用し、一般職総数78人の体制で住民サービスと福祉の向上に向け、職員一丸となり各種施策に取り組んでまいりたいと思います。また、今年度は、行政推進の基本となる平田村総合計画(第4次)が終了することから、行政計画の達成状況など検証しながら、変革の時代における新たな課題や求められる行政需要等を十分に検討し、第5次計画の策定を進めたいと思います。  議員各位のご意見を盛り込みながら、村の振興発展のため、村民が希望の持てる村づくりに向けて進めてまいります。引き続き、議員各位並びに村民の皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第であります。  初めに、歳入の確保について申し上げます。  平成26年度の出納閉鎖時における村税の収納状況ですが、全体の収納率は、現年度課税分が96.59%で前年対比0.30ポイント減、滞納繰越分は18.60%で前年対比2.76ポイント増、現年度課税分滞納繰越分を合わせた村税合計の収納率は90.84%で、前年対比0.28ポイント増となりました。  税は、地方自治運営の基本となるものですので、現下の厳しい経済状況の中での納税に対し、感謝を申し上げます。  次に、農政関係を申し上げます。  昨年2月の2回にわたる大雪により被災した農業用施設の復旧支援の実績につきましては、農家戸数54軒、総事業費4,657万円となりました。  農畜産物生産者には、3月9日から5日間、18行政区の各集会所等において、平成27年度農林業座談会を開催し、延べ182人の出席をいただきました。この座談会では、昨年の米価下落に伴う5項目の緊急対策事業と新たな畜産振興事業について説明をしてまいりました。  畜産部門においては、本宮市の福島県家畜市場における子牛競りは高値の取引が続いており、今後も意欲的に営農されるよう願っているところです。  次に、観光関係であります。  ことしで13回目を迎えるジュピアランドひらたの芝桜まつりは、4月29日の蓬田岳山開きを皮切りに5月20日までの22日間開催しました。芝桜の開花は好天に恵まれ予定より早く、ゴールデンウイーク中は色鮮やかに咲き誇り、お客様を満足させてくれました。また、ふくしまデスティネーションキャンペーンの実施に合わせて例年以上の催し物を展開したところ、おかげさまをもちまして来場者が3年連続で10万人を超えることができました。ことしも多くの方に来場いただき憩いと安らぎの場を提供できましたことは、芝桜まつり実行委員会や関係団体の皆様のご協力のたまものと感謝申し上げます。  また、「スカイカフェ634」を芝桜まつり期間中に開店し、来店者から大変な好評をいただきました。さらに来年の開催に向けて、関係団体の英知とご協力をいただき創意と工夫を凝らしたいと思います。  また、年々来場者が増加する傾向において、駐車場不足により周辺道路の交通渋滞を招き来場者及び周辺住民の方にご迷惑をおかけしており、この問題を解決するため地権者のご理解をいただきながら駐車場整備計画を進めてまいります。  次に、道の駅ひらたについてであります。  平成26年度は約15万人の方々に利用いただき、売り上げは前年度より1,000万円多い2億1,310万円となり、前年度比較で4.9%の伸びを示し、60万円の黒字決算となりました。今後も、地域産業の振興及び地域活性化の中心的施設として役割を果たすよう要請するとともに支援してまいります。  福祉対策・健康づくり関係について申し上げます。  平成27年度も前年度に引き続き、消費税8%への引き上げに伴う臨時的な措置として、所得の低い方々への臨時福祉給付金及び児童手当の受給者に係る子育て世帯臨時特例給付金の支給事業が行われます。つきましては、7月中に支給対象となる可能性があると思われる方に申請書を発送し、8月中を申請受け付け期間として、10月初旬ごろに支給予定で現在準備作業を進めております。  「赤ちゃん誕生祝金及び子育て支援支給事業」では、昨年度に続き、村単独で少しでも保護者への支援を図るため、赤ちゃん誕生祝い金とあわせ、小・中学校に入学した児童79人、総額で395万円を6月中旬に支給いたします。  また、次代の社会を担う子供たちの育ちを社会全体で応援し、子育ての経済的負担を軽減し、安心して出産し子供が育てられる社会をつくるための児童手当支給事業では、受給者449人で総額3,491万円を6月8日に支給したところであります。  介護保険事業では、介護を必要とする方に充実したサービス提供と、高齢者が要介護にならないための各種予防対策事業を引き続き実施してまいります。  地域包括支援センター業務につきましては、昨年度から村社会福祉協議会に委託し、継続的に実施しているところであります。  次に、健康づくり事業関係ですが、村民の健康を守る総合健診につきましては、昨年度から増員を行いました保健推進員の皆様のご協力により、受診の呼びかけ・意向調査を実施したところでありますが、今月15日からの7日間、昨年同様、保健センター1カ所で実施いたします。移動が困難な方には、送迎バスの運行も配慮をしながら行いますので、忘れずに受診していただきたいと思います。  また、避難区域以外の19歳から39歳までの既存健診を受ける機会のない方を対象とした健康診査も、引き続き福島県からの委託を受けて総合健診に合わせて実施いたします。  B型、C型肝炎のインターフェロン治療に係る支援事業は、当分の間、継続されることとなりました。既に治療が完了して肝炎ウイルスが消滅した方も多く、その成果が十分認められますので、治療を希望する方は主治医とご相談の上、早目に治療されることをお勧めいたします。  「第2次健康ひらた21」の柱として「ぬくもり・あんしん・平田村きずな健康体操」の位置づけもありますので、今後、誰でも、どこでも、みんなで気軽に楽しくできる運動の習慣づけの普及啓発を図り、村の活性化に向けて健康づくりの広がりを推進していきたいと考えております。  予防接種事業母子保健事業栄養改善事業につきましても、それぞれ順調に取り組んでいるところであります。  国民健康保険関係についてであります。  国民健康保険特別会計については、医療給付費の増加により、依然として厳しい状況が続いております。  本年度の国民健康保険税の本算定につきましては、繰越金や調整交付金等が多く見込めるため、前年度より1人当たりで約5.5%の引き下げを予定しております。なお、これらに関する国民健康保険税条例の一部改正を提出しておりますので、よろしくご審議くださいますようお願いいたします。  次に、学校教育であります。  各小学校・中学校並びにこども園では、新学期が順調に学校運営等が行われております。  小学校では、新1年生が学校生活に徐々になれ始めてきているところであり、たくましく健やかに成長することを望むところです。また、両小学校の運動会が保護者や地域の方も数多く参加して行われ、蓬田小学校小平小学校ともに盛会のうちに終了することができました。  過日、当村を会場として行われました石川地区交通安全子供自転車大会で、蓬田小学校チームが団体の部・個人の部ともに優勝し、県大会へ出場することになりました。日ごろの先生方の熱心な指導や子供達の努力が大きく実を結びました。  中学校では、修学旅行も無事に済み、各種行事等が順調に実施されているところであります。先日行われました中体連石川支部陸上大会では、蓬田中学校の選手が2種目に優勝し、県大会へ出場することになりました。また、中体連県南総合大会は、昨日から開催されており、蓬田中学校小平中学校の生徒が、団体・個人の部において大いに活躍してくれるものと期待しております。  子育て支援法の改正により、各幼稚園、保育所を蓬田こども園小平こども園として今年度新たにスタートしました。今年度から早朝と夕方の延長保育を充実させ、また、保護者の負担軽減のため、こども園の保育料等の減額を行いました。あわせて、こども園と各小・中学校の給食費の助成を行い、子育て支援の拡充を図ってきているところであります。  学校統合でありますが、「ひらた清風中学校」の開校に向けて敷地造成工事が急ピッチで行われております。また、校舎・屋内運動場建設については、過日、建設工事に係る施工予定者選定プロポーザル審査会が行われ、施工予定者が選定されました。今後、選定予定者から提案された内容や工事施工計画などをすり合わせた上で、実施設計への組み入れを行い、工事の早期着手に向けて準備を進めてまいります。  校章でありますが、公募した作品275点の中から神奈川県在住の奥野和夫さんの作品デザインによって、「ひらた清風中学校」の校章が決定したところであります。  校歌については、詩人の長田弘氏による詞をもとに、作曲家の池辺晋一郎氏が作曲に取り組んでおり、秋ごろには完成の見込みであります。なお、長田弘氏におかれましては、以前から闘病中でありましたが、先月3日にご逝去されました。心からご冥福をお祈りいたします。  「ひらた清風中学校」建設は、中学校教育の充実のための最重要事業として取り組んでいく覚悟ですので、議員各位のご協力と村民のご理解を賜りたいと存じます。  次に、社会教育事業でありますが、地域社会の希薄化が社会問題となっている昨今において、村民の皆さんがともに学び、ともに活動できる基盤づくりを進めているところであります。  青少年の健全育成事業では、児童に社会体験学習をさせるための「たけのこ教室」を5月に開講いたしました。今後は、青少年育成村民会議などの事業と連携し、児童・生徒の健全育成に取り組んでまいります。  また、生涯学習関係では、オカリナ教室を初め、レディースセミナーなどの各種教室を通じて生涯にわたる充実した人生を送るための学習環境づくりに努めてまいります。  一方、生涯スポーツの振興では、恒例の40歳以上ソフトボール大会家庭バレーボール大会を始め、総合型ひらたスポーツクラブと連携し、子供から高齢者までが幅広く楽しめるスポーツイベントスポーツ教室を数多く開催し、村民1人1スポーツを目指し、生涯スポーツの振興に努めてまいります。  次に、住民生活環境関係について申し上げます。  まず、消防関係についてであります。  4月は、消防団幹部の一部入れかえがあり、新体制による消防団活動がスタートしました。4月12日には、10人の新入団員を迎えての教育訓練とあわせて幹部研修会を開催しました。また、今月7日の消防団春季検閲式では、通常点検や小隊訓練等を行い、有事に備えての技術の向上と指揮系統の訓練を行いました。ことしに入って、3月に3件続けて野火火災が発生しましたが、いずれも大きな被害には至らず、3件とも火災扱いにはなりませんでした。今後も引き続き予防消防に努めてまいります。  次に、交通安全対策についてであります。  4月6日から12日まで、新入学児童・園児の全国交通安全運動が展開され、本村でも交通安全協会蓬田・小平各分会と交通安全母の会を主体とし、1戸1名1朝の交通安全街頭指導にご協力をいただきました。なお、本村での死亡事故は、一昨年の10月以来現在まで発生しておりませんが、今後も引き続き事故防止対策を講じてまいります。  また、5月29日には、村民憲章推進協議会、防犯協会の総会を開催しました。今後とも、花いっぱい運動や新生活運動の推進、犯罪のない明るい社会を目指した事業を取り組んでまいります。  次に、道路整備であります。  春の道路愛護作業は、4月19日、村内一斉に実施しました。各地域から1,660人の皆さんに参加していただき、冬期間にたまった道路の落ち葉や土砂の撤去等の清掃にご協力をいただきました。また、5月26日には平田建設業協力会による道路環境保全奉仕作業を実施していただきました。これらの作業実施により、安全に通行できる道路が確保されており、ご協力をいただいた皆様に深く感謝を申し上げます。今後も協働の村づくり活動へのご協力をお願いします。  4月以降の工事の状況でありますが、26年度からの繰越工事はなく、今年度の工事等の発注については、辺地対策事業での村道1169号線(中倉字菅田地内)の道路改良舗装工事村単独事業として村道1061号線(上蓬田字横森後地内)、村道1260号線(北方字楢坂地内)の道路改良舗装工事を発注しております。  委託業務では、辺地対策事業での村道1152号線(西山字沼野平地内)、村道1161号線(西山字一本内地内)の測量設計業務と、簡易水道事業での生活基盤近代化事業により進めております。3地区の配水管路測量設計業務委託のほか、ひらた清風中学校敷地造成に係る配水管路の測量設計業務を発注し、事業推進を図っております。  毎年多くの行政区にご協力をいただき実施しております村道生コン支援事業については、前期分として各行政区から実施要望のあった11路線を認定し、各地区で実施を予定しております。後期分でも実施要望のある路線の認定を予定しており、住民との協働参画による住環境整備に努めてまいります。  26年度分の各種使用料等の収納については、前年度を上回る徴収率になることができました。  以上、第1回議会定例会以降の主な行政の執行状況をご報告いたします。  今定例会には、平成26年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告1件、平成26年度各種会計補正予算に係る専決処分7件、条例の一部改正に係る専決処分1件、条例の一部改正2件、平成27年度各種会計補正予算3件、議会の同意を求めるもの3件の、1報告、8承認、6議案、3同意を提出しますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして行政報告といたします。 ○議長(阿部清君) 以上で村長の行政報告を終わります。 --------------------------------------- △日程第5 一般質問並びに答弁 ○議長(阿部清君) 日程第5、一般質問並びに答弁に入ります。  一般質問については、通告書の受け付け順に行います。 --------------------------------------- △上遠野廣一君
    ○議長(阿部清君) 初めに、11番、上遠野廣一議員の一般質問を許します。  11番、上遠野廣一議員、登壇。      〔11番 上遠野廣一君登壇〕 ◆11番(上遠野廣一君) さきに今定例会に通告しておきました1項目、質問させていただきます。  芝山登山道の早急な整備を。  芝山自然公園は、平田村、古殿町、いわき市の境界に位置し、山頂まで車で簡単に上がれることから、バーベキューや芋煮会を楽しむ家族連れでにぎわっております。  また、3市町村から成る芝山美化協力会により美化活動が行われるなど、地元の人々によって大切にされております。  しかしながら、車道の整備は、平田村側登山口から山頂付近までの約1.5キロメートルのうち600メートル程度しか舗装されておらず、900メートル程度は砂利道となっています。また、山頂駐車場には乗用車10台程度しか収容できない状況です。  ジュピアランドひらた開発も大切ですが、ふくしまみどりの百景に選定されている芝山自然公園の整備も必要であると考えます。  早急な車道の整備と、3市町村が協力して駐車場の整備を図るべきと思いますが、村長の考えを伺います。 ○議長(阿部清君) 答弁に入ります。  答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) ただいまの質問につきましては、担当課長のほうから答弁をさせます。 ○議長(阿部清君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(吉田政吉君) お答えいたします。  おただしの芝山登山道については、村道1262号線として平田村が管理しているものであります。芝山頂上付近までの登山道については、平田村側からのほかに、いわき市、古殿町からの路線があり、全線が舗装になっているのは、いわき市からの路線であります。平田村と古殿町からの路線については、洗堀の激しいところを中心に部分的な舗装と、残りは砂利道の状況になっております。  平田村としては、現在国道349号からの村道1262号線に至る村道1260号線の舗装工事を進めているところで、全延長約1,900メートルのうち1,600メートルの舗装が完了しております。残り300メートルについても、160メートルについては今年度で舗装が終了する予定であります。住宅のある生活道路としての村道1260号線を優先的に進めており、完了後に村道1262号線、今おただしの登山道の舗装を計画したいと考えております。  なお、こちらの村道1262号線については勾配があることから、随時洗堀の状況を確認しながら敷きならし等を行いまして、通行に支障を来すことのない道路管理に努めていきます。  駐車場の整備については、いわき市と古殿町に拡張等の働きかけをしていきますので、ご理解をお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(阿部清君) 11番。 ◆11番(上遠野廣一君) 今答弁されたように、あらかた手前の箇所は優先であります。まずもって、芝山自然公園は昭和60年6月にふくしまみどりの百景に選定されて、ことしで30年の節目の年であり、また、村民憲章の一つに「自然を愛し、住みよい村をつくります」とあり、常に村長は公平性を持った事業を実施していきたいと言っているので、迅速さが必要と思いますが、伺います。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 道路そのものも整備して、ほかの皆さん方も、道路についてのいろいろなご要望ですとか、そういうような要望いろいろございます。村のほうとしましても、いわゆる道路予算に関して、福祉予算に関してですとか、いろいろな部分での割り振りですとか、あるいはバランスですとか、そういうところを考えながら進めてまいりたいということでございまして、今、課長が答弁しましたように、まず優先は生活道路を優先したいということで、あそこの周遊道の、本当に長年の地域の要望でございましたので、そこのところは間もなく何とかなりそうだということでございますので、そちらをまず何よりも優先してやらさせていただきたいというふうに考えておりますので、ぜひそこのところは、まず生活道路を優先していくことをお許しいただきたいというふうに思っております。  なお、今、議員がただしました駐車場の重要な部分、そこの部分につきましても、実質はあと駐車場の部分については、ほとんどがいわき市さんの敷地部分が多いものですから、これは、なお古殿町さんともども、いわき市さんのほうに働きかけをもっと強めていかなくちゃいけないなというふうに考えておりますので、今後ともその活動はしっかりとやってまいりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(阿部清君) 11番。 ◆11番(上遠野廣一君) 村民からは、ジュピアランドひらた重視で、芝山にも光をという声があります。900メートルを下から生コン仕上げして、道幅3メートルで厚さ10センチにしても、わずか270立米の生コンで済んでいます。ジュピアランドひらた駐車場設計委託料に7,000万円からすると朝飯前と思いますが、伺います。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) いわゆるジュピアランドひらたの開発と芝山の開発と同じくやりなさいというのは、なかなかこれ、やっぱり優先順位やら利用していただくための対象になる人数ですとか、そういうものを考えますと、早急にやらなくてはいけないのは、議員ご存じのようにことしの混雑ぐあいを見ていただきますと、今までは赤い屋根あたりのところまで混雑したという状況だったのが、ほぼいわき境のほうまで、ことしは混雑したというような状況を考えたときに、やはり優先してやらなくちゃいけない部分、その辺のご理解はぜひいただきたいと思います。  そういうことで、別にジュピアランドひらた、この後もジュピアランドひらただけじゃないのかというようなお話が皆さんからありますけれども、やはり私何度も言いますように、村の予算というのはその事業にどれぐらいの割合を振り向けてやるかということは、物すごく大事なことだと思うんです。ですから、例えばその時代時代に合った、福祉に一生懸命やらなくちゃいけない時代であったり、あるいは、子育てに相当力を入れなくちゃいけない、あるいは学校に力を入れなくちゃいけない、そういうふうなバランスをそれなりにしっかりと考えながら進めなくてはいけないというふうに思っておりますので、そこのところは、ジュピアランドひらたにだけやっているというようなことに見えるのかもわかりませんが、私どもはそのような考えは持っておりませんので、そこのところはぜひご理解をいただきたいと思います。  ただ、ジュピアランドひらたの場合には、ほかの自治体にない施設なものですから、ただどうしても目立つということでございますので、そこのところはご理解いただきたいと思います。 ○議長(阿部清君) これで、11番、上遠野廣一議員の一般質問を終わります。 --------------------------------------- △瀬谷一男君 ○議長(阿部清君) 次に、8番、瀬谷一男議員の一般質問を許します。  8番、瀬谷一男議員、登壇。      〔8番 瀬谷一男君登壇〕 ◆8番(瀬谷一男君) 平成27年第2回定例会において、通告どおり2項目について質問を申し上げます。  第1項目、生命・財産の安全を優先した「ジュピアランドひらた」の整備をということで申し上げます。  ジュピアランドひらたの整備計画に基づき、アジサイ公園の整備や駐車場の整備が進められておりますが、公園周辺には農地や民家が存在しており、大雨の際の土砂流出や水害が心配されます。災害を未然に防止し、住民の皆さんの安全・安心を確保するためにも、排水路や調整池等の整備が必要と思いますが、村長の考えを伺います。  2項目め、地区の要望に重点を置いた整備計画をというふうなことで質問申し上げます。  上蓬田字入山地内、曲山地内の用排水路と堰については、地域から改修整備等の要望が出されていると聞いております。私も現地を確認してきましたが、用排水路、堰とも損壊が激しく、早急に整備する必要があると感じてまいりました。改修、補修等の整備計画があるのか伺います。 ○議長(阿部清君) 答弁に入ります。  答弁は1項目ごとに行います。  1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、1項目めの答弁を担当課長から答弁させます。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  新たに開発整備を実施するには、降雨による流量計算及び流末水路への氾濫防止や土砂流出防止など、法令の定めにより災害発生未然防止対策が必要とされています。そのため、今年度当初予算において、ジュピアランドひらた駐車場拡張実施設計委託料の業務内容には、開発許可申請、大規模開発事前審査、流量増対策協議、林地開発許可申請など開発行為の許認可業務が含まれています。これらの開発協議には、調整池の設置や流末水路の整備などが必要となっており、今後、関係機関と綿密な協議を行い、あわせて駐車場整備計画の進捗状況を地域の皆さんに説明しながら開発行為の手続を進める計画でおります。  また、ジュピアランドひらたに隣接するアジサイ公園については、昨年から整備と苗の植栽を始めており、この施設もあわせて周辺に災害が及ばないよう整備を進めたいと考えております。 ○議長(阿部清君) 8番。 ◆8番(瀬谷一男君) ただいまの答弁では、駐車場整備とともに整備を進めるということですが、駐車場もいつできるのかわからないような状況なので、とりあえず現在の状況を聞いてみますと、ジュピアランドひらたの下部の調整池から山林へまだ放出の状態、大雨のときには民家の庭先の畑に、さらに倉庫等の前は濁流が襲来して、下部の水田も水路が狭いため、畦畔が決壊したという実例があります。その前には、民間の人は自分らの重機で直したと。さらには、水路の整備にはU字溝の支給だけで、自分で設置したというような経緯があります。  また、アジサイ公園にしても、今のところ5ヘクタールの開発面積に対して調整池がない状況、さらに水路もない、自然のまま低いところに水が流れているだけであります。下部には水源池さらには田畑が混在しており、大変不安な状況で過ごしているところであります。  住宅の整地と絡めて整備するということですが、現在、日本ばかりではなく世界的に異常気象が続く中、ゲリラ豪雨、どこで発生するかわからない状況であります。自治体の使命である、住民の生命・財産を守るという観点から、これは一日も早く整備する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) ジュピアランドひらたの調整池の流末は現在のところ土側溝の状態でございます。この土側溝についても、駐車場整備に係る調整池とあわせて流末水路の整備ということで計画を立てていかないと、開発行為の許認可が出ませんので、これらもあわせて整備計画を進めていくと。あわせてアジサイ公園につきましても、まだ整備の途中であります。したがいまして、今後植栽を進めながら地形に合った水路の集約または排水について整備を進めたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(阿部清君) 8番。 ◆8番(瀬谷一男君) すばらしい水路ができることを期待しておりますが、できるまでの間、もしも災害が起きそうなときには、ぜひ最小限に食いとめるような行動をしていただきたいというふうに思います。 ○議長(阿部清君) 1項目めを終わります。  次に、第2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、2項目の質問につきましても、担当課長のほうから答弁をさせます。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  上蓬田字入山・曲山地内の水田の間にある準用河川入山川は、延べ1.5キロメートルあり、県道矢吹・小野線と山林の中間に位置し、取水堰の老朽化により、水田への用水・排水の機能を十分に発揮できていない状況にあり、かつて圃場の面的な整備とあわせて河川の移設整備計画をつくり、過去に2回ほど圃場整備事業の説明会を開催しましたが、残念ながら地権者及び耕作者の全員の同意が得られなかった経緯があります。現在のところ、災害発生において河川が損壊した場合は災害復旧の施工をするのみです。  また、河川改修の補助事業はないことから単独予算で施行することになり、河川改修における施工単価が高いことから、改修の整備計画が進まないのが現状であります。  この入山川の改修については以前からの懸案事項であり、財源を考慮すると面的な整備、つまり河川移設を兼ね備えた圃場整備事業が肝要かと考えておりますので、同意が得られるよう推進を図り、地権者及び耕作者の全員のご理解を賜りたいと思っております。 ○議長(阿部清君) 8番。 ◆8番(瀬谷一男君) 2回も計画したところ、なかなか同意が得られなかったというようなことで大変残念なんですが、それから、米の値段が半分になった今、さらにも厳しい状況かなというふうに思うんですが、あの状況ではとても、今5人くらいの人が借り手になってつくっている状況ですが、現在の状況をちょっと話しますと、私が照会したところ、堰は1.5キロの中に13カ所あるんですね。それで、4カ所が、使用できるところが風の流れの阻害になって、雨が降ったときにそこで堰どまってしまうというようなことで田に水害をもたらすという、2カ所は修理済みで、間に合うように修理しているような状況であります。残りはそれぞれに工夫をして、何とかポンプで揚げるような状況で、水がたまっているところであります。  なお、ことしは雨が少ないせいか、1.5キロの間に水揚げポンプが15台ずつあり、ふだんからも9台の、臨時的に電気のポンプを使っているという状況で、非常に水が不便な地域であります。  そういう中で5人の方々が田んぼを借りて、何とか耕作している状況なんですが、今の状況が長く続けば、借りてやる人もいなくなっちゃうんじゃないかという観点から、ぜひ地元の地権者が何を望んでいるのか、全体的な地盤というのを望んでいるのか、川だけでいいんだ、流してくれと言うんだかなんだか、その辺をよく協議して、いち早くこれは早急に整備すべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  まずは、先ほどの答弁のように、用水そして排水の便が非常に悪く、堰もところどころ損壊が見られるということから、土地を借りている耕作者の占める割合が高い地域でもあります。その中で、面的な圃場整備を進めて理解いただくとともに、部分的な補修については年次計画で進めていくしかないのかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(阿部清君) 8番、最後です。 ◆8番(瀬谷一男君) 一応、今年度中に地権者の集まりを持って、どういう希望をするのか、ぜひ第1回目の会議を開くようお願いを申し上げまして、質問を終わります。 ○議長(阿部清君) 村長、答弁。 ◎村長(澤村和明君) 実はここの水路、私も現地何度か行ってみまして、堰がまさにどんどん壊れちゃっているんですよ。だからそれは、これは早急になという思いをしたんです。環境のほうと、もちろん産業課含め、地域整備課とか、いろいろご相談申し上げまして、やっぱり一番理想的なのは、今、国のほうでも実は集約してということを言っていましたね。集約して、借り手の方にどうぞというような、正直言うとあそこのところはそういうふうなカモツのある場所なんですね。あっちにもこっちにもという、お家が点在しているということで、借り手の方も相当作業がしやすくなるようなところではないのかということで、実はあそこの真ん中を切っている水路を山よけにしちゃって、面的に一つの田んぼにできるような場所であるというようなことも実は考慮に入れています。  そして、土地改良事業団体連合会のほうでも、今、国のほうの政策の中で集約して耕作していくんだということであれば、今まで以上の補助率になっていくというような説明が、実は私どもにじかに土地改良事業団体連合会のほうに行って聞いたりしてきております。そういうふうな部分で、いわゆる地権者そのものの皆さんの考え方ももちろん一つ大事ですし、あと、耕作している皆さん方の考え方も大事です。その辺と、その辺も含めた中で、本当に検討を進めたいなという場所であることは間違いありませんので、そういうふうな順序立てをしながら、あそこのところは何らかの方策を立てなくちゃいけないというような考え方でおりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(阿部清君) これで、8番、瀬谷一男議員の一般質問を終わります。 --------------------------------------- △渡邉徳幸君 ○議長(阿部清君) 次に、1番、渡邉徳幸議員の一般質問を許します。  1番、渡邉徳幸議員、登壇。      〔1番 渡邉徳幸君登壇〕 ◆1番(渡邉徳幸君) それでは、平成27年第2回定例会におきまして、私からは2項目について、さきの一般通告書どおり質問させていただきます。  まず、1項目めでありますが、今後の平田村の基幹産業はどのような方向で進むのかであります。  今後、我が平田村の進む道はどのような方向性で進んでいくべきか、村としての考えを伺います。  TPPなどの問題で、現在の農産物では経営が成り立たないのが現状です。火を見るよりも明らかです。よって、村としてどのような農産物に取り組んでいくのか、お示しいただきたい。また、平田村が進むべき基幹産業や人口減少を食いとめるために、どのような考えを持っているか伺います。  続きまして、2項目めでありますが、今後の観光産業の展望はであります。  現在、観光産業に力を入れていますが、今後どのような展望を持っていくのかをお伺いいたします。  以上、2項目についてよろしくお願いいたします。 ○議長(阿部清君) 答弁に入ります。  答弁は1項目ごとに行います。  第1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、第1項目めの質問につきましては、担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  農業経営においては、農畜産物の価格競争に生き残るため、法人の進出や集落営農の推進、そして農地集約により経営拡大を図るなど、国において施策を講じております。しかしながら、平田村は営農条件が不利な高冷・中山間地域であり、農家のほとんどが複合型農業経営をされており、後継者不足と高齢化により農地集約による経営拡大には至らないのが現状であります。  一方、道の駅ひらた直売所においては平田村の高原野菜は評判がよく、平田村に足を運んで買い付けに来るお客は後が絶えない状態となっており、農産物の販売と加工食品の売り上げが伸び、品不足の状態が続き増産をお願いしているところです。  さらに、生産者による、減農薬や特別栽培により農産物に付加価値をつけブランド化するための学習会を開催する動きがみられることから、農家が所得向上のためにみずから営業や販売をする意識に変わりつつあることは頼もしい限りであります。  つきましては、新たな基幹産業の位置づけとなるような創意工夫により生産していただき、村として支援をしていく考えでおります。 ○議長(阿部清君) 1番。 ◆1番(渡邉徳幸君) 今現在の農家の皆さんは大変困って、いろいろな角度から模索していると思います。そういった中で昨年の米価下落ということで、8,000円台ということでありましたけれども、私なりに調べましたならば、過去8,000円台というのは昭和43年でありました。この当時、労働賃金は800円から1,000円というような状況であります。そういったことを考えますと、当時は米を買うのに1週間、10日も働かなければ米1俵買えなかった状況、それを考え、今現在は米1俵を買うのに1日で買える、逆におつりがくるというような現状の中で、非常に農家では経営が成り立たない状況があると考えられます。このままでは農業離れが懸念され、大変厳しい状況になります。  しかしながらも、田畑を荒らさないためにも、何か模索して新たな基幹産業を構築する必要があると思いますが、こういったことを考えれば、村としてどういうものをつくるのか、早く付加価値をつけ今の物価価格に見合ったものを耕作しなければいけないのかなと。先ほど課長さんからも農家の皆さんが模索しているというような話でありましたけれども、やはり一農家ではなかなか一歩進めない部分もありますので、行政の力、情報を得て一歩進んだ形をとっていただきたいなと思いますが、これについてどのように考えますか。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  農家がそれぞれ農家の所得向上のためにいろいろな工夫をされて、学習しながら生産に取り組んでいるところでございます。新たな模索をとおっしゃいますけれども、村としては、JAまたは直売組合の皆さん方が主体となって、そして営農指導をいただきながら取り組んでいただいて、そこには行政として支援をしていくという立場にあろうかと考えておりますので、一生懸命取り組む農家の皆さんにおいては支援をしていくという形で考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(阿部清君) 1番。 ◆1番(渡邉徳幸君) 現在の物価に合った作物、基幹産業を模索する必要があると思いますが、現状的にはなかなかそういったものが見当たらないというのが現状だと思います。そんな中で我が平田村は、高原野菜、特にインゲンなどは好評を得ていると思います。そういったことも考えれば、このインゲンについては、作付、収穫まではやるものの、選別等が大変厳しい中で、なかなかそういった農作物に取り組めないという現状も聞いておりますので、村としてそういった集荷、選別場を設けて、できるだけそういった農家さんが負担にならないように、そして利益ができるように選別機を導入して、さらには選別に当たる人の確保、雇用が見出されるような方法をとってはと思いますが、村としてはどのようにお考えするのかお伺いします。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  JAあぶくま石川の園芸部会の中で、インゲンの品目についても種々検討がされております。その中で、インゲンの選別機という話については、直接JAからの要望は現在のところないという状況でございます。今後、この話を踏まえてJAに話をしまして、それでまずもってJAが主体となって1カ所集中により選別できるようなシステム化をされるよう、要望したいと考えております。  以上です。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 今の1番議員さんの質問ですが、非常に大事なことでございまして、基幹産業だということが本当にいろいろな社会の流れの中で崩れつつあるということは間違いない事実でございまして、これを何とかしなくちゃいけないというのが、私たち行政もそうですし、JAさんもそうだと思いますし、あと、生産者の皆さん方もいろいろ困っていると思うんですが、そんな中で、やっぱり大事なことを課長が話したこと、言った部分の、行政として手伝いするということについての、その発想的な部分を生産者の皆さんあるいはJAさんたちが、ここの平田に合うのはこれはどうだというようなことでいろいろ試行錯誤していただく、その中で行政として手伝いできることを精いっぱいやっていくという姿勢というのは私はすごく大事になるような気がします。  今まで村として、こういうのをつくってみたらどうだというようなことを出したときに、ほとんどが、「そんなもの」って頭から否定されたり、あるいはやってもなかなかだめだったりとか、そういうふうなケースがたくさんございました。そういう中で、自分たちが、これやってみようかということで、行政としては、その辺はパイプハウス必要だったら、じゃ、パイプハウスに補助を出そうかとか、そういうふうな形でやってきたものというのは大体いい傾向を見ております。ですから、今までのいろいろな形態を反省しながら、行政として精いっぱい応援できるようなことをもちろん考えていきたいというふうに思っておりますが、まず、基幹産業になるというのは何かをぽんとやって「これを基幹産業にします」ということじゃなくて、生産者の方も行政も一体となっていろいろ努力してきた結果、基幹産業になったというものがほとんどだったんだろうと思うんです。  ですから、一例を挙げればインゲンももちろんそうですけれども、あと、アスパラなんかもそうですよね。アスパラなんかも、連日、生産が間に合わない。急ぎますと農家の皆さん方にもっと増産をお願いしたいと言うと、「いや、私らこれくらいでいい」ということになってしまうと。その辺の意識の持ちよう、そちらのほうもやはりいろいろな皆さんとご相談させていただきながら、私たちも当然頑張らなくちゃいけないところあるんです。  実は、一つ、たばこ耕作農家の皆さん方が、特に福島県の場合には耕作離れしている方が多いという中で、この前、荒井代議士先生がとりあえず中心になって一生懸命動いているようなんですが、たばこ耕作地でそれをやめたという皆さん方に、実は薬草をつくってもらいたいというようなお話、じかに荒井先生おいでになりまして、いろいろ話させていただいたんですが、先生のほうでも、あるいは代議士の皆さん方も、たばこがだんだん衰退していったら、それにかわるものは何かやはり考えなきゃいかんという動きがあることは間違いありません。ですから、そこのところも、今度の議会でそこのところまでお話ししてほしいというような、荒井先生は話していったんですけれども、それをやるやらないということは別にして、今、議員さんがおっしゃったような、国も挙げながら、本当に田んぼ、畑が荒れてしまったという風景は絶対よくありませんので、そうならないような方策、何かないかということで、今後も一生懸命、前向きに検討していかなくちゃいけないという問題であることは確かでございますので、ぜひまた生産者の皆さん方ともお話をしたり、JAさんともお話をしたり、いろいろな、例えば、農業委員会の皆さんあるいは認定農業者会の皆さん、いろいろな方たちと現場で一歩進めて、話を進めてまいりたいなというふうに考えておりますので、ひとつぜひいい知恵を授けていただければと思います。 ○議長(阿部清君) 1項目めを終わります。  ここで10分間休憩します。 △休憩 午前11時04分 △再開 午前11時15分 ○議長(阿部清君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  第2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、第2項目めの質問につきまして、担当課長のほうから答弁をさせます。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  観光の地域に対する高い経済波及効果、雇用創出効果が期待されることから、平成22年に国の成長戦略の一つとして「観光立国・地域活性化」戦略が掲げられました。定住人口の減少に伴い、10年後は3人に1人が65歳以上になると見込まれており、国では経済波及効果、雇用創出効果の高いツーリズムに高い期待を寄せているところです。  観光産業は、国内の幅広い産業に経済効果をもたらすとともに、多くの雇用を生み出します。また、定住人口減少による消費額減少は、旅行消費額で賄うことが可能とされており、例を挙げますと、定住人口1人減少による年間消費額の減少は121万円とされています。その121万円に対し、旅行消費額は外国人旅行者の9人分に、国内宿泊旅行者の26人分に、そして日帰り国内旅行者の83人分に相当すると分析されております。  平田村においては、ジュピアランドひらた周辺を春は芝桜、夏はアジサイ、そして秋は紅葉樹を植栽して通年型観光地を目指し雇用の拡大を図り、平田村産農産物の販売拡大及び地域経済波及効果を狙いとしているところであります。  以上です。 ○議長(阿部清君) 1番。 ◆1番(渡邉徳幸君) 昨年のジュピアランドひらたの国有林が払い下げになったこともあり、また、過疎指定になっております。そういった中で、今、力を入れてこのジュピアランドの開発をして交流人口をふやすことは私も理解しております。  しかしながら、ジュピアランドひらたに来られた方が村のよさを知ってもらわなければ定住人口につながっていかないと私は考えますが、そういったことを考えれば、やはり地域住民と村が一体となって村の方向性を決めるべきだがというふうに感じるんですが、その辺について村長はどのようなお考えを持つのか伺います。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 実は、今、議員おっしゃっているように、ジュピアランドひらただけじゃなくて、私は観光ということに関しては平田村そのものが観光の要素たっぷりだというふうに考えております。  例えば、芝桜もしかり、芝山もしかりです。それとあと、山鶏滝もそうです。それとあと、やはり平田村の中にも桜、それぞれの特徴のある桜がいろいろなところであります。そうすると平田村内としての桜ロードマップをつくれるんです。それとまた、場所によっては蛍が大変いる場所を聞いております。人に見せても本当に喜んでもらえるほど、かなり分布していますというような話を聞いています。ですから、そういうふうなところ、あるいは民間の庭、花をきれいにやっているようなところをやはりマップに落として、いわゆるフラワーのガーデンロードということですけれども、民間のこういうところも見て歩けますよというマップをつくる。あるいは、田園風景を写真あるいは絵画のコンテストを開いて、そのポイントポイントをそのロードマップにみんな落として、この写真はここから写した写真ですよというような展覧会を開いて、村内全体をいわゆる観光地にできることがあるということは、いわゆるジュピアランドひらたはあくまでも起点として、そこからそういうふうな形で派生していくということが物すごく必要な気がします。  あそこの山鶏滝そのものが今まで知名度がなかなかなくて訪れる方が少なかったというようなことも、実は今、定住人口のほうに結びつけるためにというようなお話ありました。ジュピアランドひらたに大勢お客さんが来ていただいております。今度駐車場整備が整い、そしてなおかつ、上の整備がある部分になったときには、私は売店ですとかその隣接に大きな平田村のPRコーナーを設けたいと思っております。その中で平田村が、人が生まれて亡くなるまでの間このようなサービスをしておりますよと。子育てであろうと、学校であろうと、福祉であろうと、いろいろな部分の説明をその場所に行くと一望で全てわかると。大きなパネルも備えつけてあってわかる、そこに担当者を設置してですね。ですから、平田村、ぜひいわゆる土曜日、日曜日の週末に一度泊まりがけでおいでになってみませんかということからのスタートで、それでよかったら定住に進むというような方向のPRコーナーをできるだけ大きく私はつくりたいなというふうに考えております。ですから、そういうふうな意味で、観光という部分で考えれば、平田村そのものが、全体的なものが観光地になり得る要素があるというふうに私は考えております。  ただ、こう申し上げますと、ジュピアランドひらたばかりというようなお話、また出てきちゃいますけれども、ジュピアばかりじゃなくて、平田村自体が潤えばいいじゃないかという考え方でいます。  実は、ことしのジュピアランドひらた、大勢お客さんが来た日を足していくと思いますが、その後、聞き取り調査と言っちゃ大げさなんですが、いろいろなブースを出した皆さん方にいろいろお聞きしました。これはオフレコでしますから教えてほしいということで聞き取りをさせていただきました。それは皆さん、これだけ売れたと言われると、税務上どうだのこうだのと言われるのが嫌なものですから、売れていても、いや、大したことはないみたいな話をする方が多いものですから、そういうことは全く意に介さないので、裏話的なものでいいから真実どうでしたかというようなお話を申し上げました。その中で、1ブース、1テントですか、1テントで一番大勢お客さんが来た日に一番売れたテントが1日で50万、次に売れたのが1日40万です。ですから、これはどこの誰さんだとか、何を売ったとかいうお話は全く申し上げる予定はありません。ただ、そのような経済効果が現実にあるということを考えますと、やはり大勢の方が来てくれるということは当然経済的な活性化にもつながるし、村民の皆さん方の所得向上にも大きく私は貢献できるものだというふうに考えております。  ただ、その中で、全面的にどうのこうのということじゃなくて、ジュピアならジュピア、平田村なら平田村のそれが観光のほうに向けるべき予算であるとか、そういうところをしっかりと財政のほうとも検討し合いながら進めていかなくちゃいけないというふうに考えておりますので、まず定住人口につなげるような方策というのは、たくさん私は平田村の中にはごろごろ転がっていると思っておりますし、平田村、宝の山でも、それは磨かなきゃ私は宝にはならないと思います。原石はあってもそれを磨くということが必要だというふうに考えておりますので、これからもいろいろな部分でのご支援を賜りたいと。 ○議長(阿部清君) 1番。 ◆1番(渡邉徳幸君) できるだけ多くの人に来てもらって、平田村のよさを知ってもらうことは大切だと思います。そのためにやはり何をするかだと思うんですけれども、先日の芝山の「花合会」に来られた来賓の挨拶の中に、何か軽井沢に来たような感じだというような話をされたと聞きまして、まさに温暖化もあって、そのようなことを考えれば東北にもそういった気候の状況なのかなというふうに感じたんですけれども、そういったことを考えたときに、私は前回の、駐車場をキャンプ場にしたらどうだと。1泊してもらう、そういったことを考えたときに、それをあわせて今回の挨拶の中にあった軽井沢というような話もあったんですけれども、そういったことを総合的に見たときに、あのジュピアランドひらた周辺も、そういったキャンプ施設とかそういったことを考えてみてはいいんじゃないのかなというふうに思いまして、そういったことも含めて今後住民の理解を得ながら話し合いをするべきだなというふうに、今後の将来を見つめていただきたいと思いますが、その辺について今後そういった会を設けるか設けないか伺いたいと思います。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 私自身、人は好みがいろいろでありまして、スポーツを好む人もいれば、逆に文化系統を好む人もいれば、いろいろでございます。ですから、大勢の皆さん方にできるだけ対応するためには、大勢のいろいろのタイプの皆さん方のお話が必要だというふうに私は思っております。一人だけの考えですと、その人の独断になっていってしまいますね。ですから、そういうふうな意味で、今おっしゃったようなキャンプ場はどうだ、それは、キャンプのようなアウトドアの好きな方、あるいは、私はアウトドアは嫌いだと言う方も中にはいると思うんですよね。ですから、そういうふうな意味で、今、議員さんおっしゃったようなキャンプ場をやってみたらどうだというようなお話ですとか、これからも先々ジュピアに限らず、いろいろなところでこういうふうなことをやれるんじゃないかというようなお話も、それぞれの皆さんのいわゆる感性をいただきながら今後も進めていきたいと思いますので、いろいろな機会を設けて、それは農家の皆さん、商業の皆さんとも限らず、アイデアというのはいろいろな方がいろいろなものを持っていると思いますので、そういうふうないろいろな、できるだけそういうふうなグループの皆さん方との意見交換というものをこれからも進めさせていただければなというふうに思っておりますので、お願いします。 ○議長(阿部清君) これで、1番、渡邉徳幸議員の一般質問を終わります。 --------------------------------------- △久保木源君 ○議長(阿部清君) 次に、7番、久保木源議員の一般質問を許します。  7番、久保木源議員、登壇。      〔7番 久保木 源君登壇〕 ◆7番(久保木源君) 私は、第2回の定例会に当たり、通告どおり1項目について質問したいと思います。  本村の一大イベントである芝桜まつりは、例年になく天候に恵まれ、来場者数も12万人を超えたと聞いております。関係者の皆さんの努力に心から敬意と感謝を申し上げます。  また、道の駅ひらたを含め、出店者などへの経済的波及効果も大きかったと推察をします。  こうした大勢の来場者による経済的波及効果が期待される中、駐車場へ駐車できる台数が少ないため、国道49号線までの大渋滞を起こし、来場者や地域住民へも大変迷惑をかけている状況であります。  村では、昨年度から駐車場整備に係る予算を計上しておりますが、その進捗状況と整備がおくれている原因等は何なのかをお尋ねします。 ○議長(阿部清君) 答弁に入ります。  答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) ただいまの質問につきましては、担当課長のほうから答弁をさせます。 ○議長(阿部清君) 産業課長。 ◎産業課長兼農業委員会事務局長(渡邉敏男君) お答えいたします。  ことし2月に駐車場拡張計画に係る事業説明会を蓬田新田集会所において開催し、駐車場整備に係る概要図をもとに事業内容の説明を行いました。  今年度当初予算において、ジュピアランドひらた駐車場拡張実施設計委託の業務内容の一つに、開発行為に係る事前協議と並行して用地取得に係る交渉が必要なことから、昨年度に計上しました用地買収費については繰越明許とさせていただいたものであります。  つきましては、地元受益者の方々に具体的な内容を詳しく説明をしながら整備計画を図る考えでおります。  以上です。 ○議長(阿部清君) 7番。 ◆7番(久保木源君) 新田行政区の皆さんにはジュピアランドひらた建設当初から大変お世話になって、今のジュピアランドひらたが盛会になっていると思います。そういった中で、先ほどもちょっとあったんですけれども、上ではにぎやかにお祭りをやっていても、流水の被害だとか濁流の被害だとかが継続しているということで、これは駐車場の整備は皆さんも必要ということは認識しております。  ただ、一番問題なのは、やはり土地の購入をしなければ駐車場はできない、これは当たり前ですよね。ただ、少なくとも新田の皆さんのお話も若干聞いたんですけれども、やはりまずは統合中学校の値段というのがすごく地権者の皆さんも頭にあります。そういった買収価格の設定、そういうのをまずはどのような設定で進めていくのか。  それと、あともう一つは、少なくても49号線も、先ほど課長言ったように、少なくも相当いわき境まで渋滞しているという話を聞けば、これはジュピアランドひらたに来場されない方に対しては大迷惑なんです。そういった件で、まずは入場者の料金の徴収方法に問題はなかったか。それと、49号線を上蓬田から曲山線の迂回なんかも一つの方法で渋滞解消にはつながるかと思うんですけれども、そういったことも来年あたりは考え、駐車場ができれば問題ないんですけれども、果たしてうまく駐車場整備ができるかどうかというのはまだ未定ですよね。そういったこともやっぱり考えて、少しでも解消するような努力、これはぜひ考えてほしいと思っていますけれども、その点をちょっとお伺いします。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) まず前半の統合中学校の値段というようなお話であります。まさに地権者の皆さんからのお話が出ています。ただ、やはり統合中の場所、あそこのジュピアランドひらたの駐車場に譲っていただこうとしている場所、いろいろな部分の場所的な状況、あるいは鑑定の結果ですとか、そういうふうなところでやりますので、村で買収したあそこの場所が幾らで買収したんだからそうじゃなきゃだめだというようなお話でやっていくわけにはいかないというご理解はいただきたいと思います。これは、場所によっては本当に坪単価で数えなくちゃいけないというようなところもあれば、また、一山、1反歩幾らですよという評価のところもあれば、ということでございますので、今、現時点であそこの場所に評価として出た数字の約5割増しだと。頭から約5割増しでご提示したんです、あそこの評価が出た数字に。ですから、そこのところはしっかりとご理解をいただきたいと思うんです。統合中学校の場所は、鑑定かけた評価が出たそのままの数字でございます。ところが、ジュピアランドひらたにつきましては鑑定評価が出た数字に、提示するときに5割を増してご提示させていただいています。ですから、そこのところは、まずご理解をいただきたいというふうに思います。  ですから、地権者の皆さんあるいはほかの皆さん方が、統合中学校が前提だということだけで、全ての今後のいろいろな部分の買収、そこでやるべきだというような議論は、私はそれをやっていたら、平田村は開発できなくなります。これは、やっぱりそうはいかないと思うんです。ですから、物にはその価値というか、評価というか、それはいろいろありますので、そこのところのご理解はいただきたいと思います。  それと、駐車場、遅れているというような認識でおいでのようですけれども、一つは先ほどの瀬谷議員のほうにご説明したとおりでございまして、大規模開発事前審査、流量等対策協議、いろいろな開発協議、林地開発許可申請とか、いろいろな手続が必要でございます。ですから、そのような手続、ある程度の協議が終わらないと次に進めないみたいなことがありまして、私どものほうとしては、この必要な手続を踏むには、今順次やっているという状況でございまして、決して何か滞っちゃって前に進んでいないということではございませんので、安心していただきたいと思います。  あと一つは、どこか曲山であろうと、大柏木であっても、どちらの方であっても、迂回路みたいな、それも当然考えられることはありまして、ただ、例えば下蓬田から来る道路あるいは大柏木から来る道路、三方から来るようになります。そこのところに集めたときに、そこで今度は混雑問題が出ないかという心配があります。俺のほうが先に来たんだとか何かというような、これはあそこで整備する人自体が問題になりかねないということの一つが心配あります。  そういうふうなことで、駐車場、とにかく料金の徴収の仕方が問題じゃないかというようなお話がありましたが、あそこは営林署から払い下げていたときは、入場料としては取れませんでした。これは駐車料を管理費という名目でしか徴収できなかったんです。ですから、そういうふうな意味では、車から駐車料をいただくという方法しかとれなかったという事情があります。今度は自分の村のものになりましたので、入場料として1人お幾らですよということができるようになったということでございまして、そのように進めていきたいというふうに考えております。  ですから、あそこのところも確かに早急に整備しなくてはいけないというのは、もう何年も前からそういう事実があったわけですけれども、本当にうれしい悲鳴なんですが、ただ、芝桜見に来る人は1時間待っても2時間待っても、それは何とか我慢するでしょうけれども、ただ通り過ぎて行きたい人が1時間も2時間も3時間も49号線上に置かれたのでは、これはたまったものではありません。これは平田村そのものの評判を落としかねないという心配をしております。ですから、物理的に手続上しっかりとやりながら、いっときも早く駐車場整備をすることがまず最優先だと思っております。  ことしはトラハイのインターチェンジをおりられない車がものすごくあったそうです。それと、トラハイのおり口からジュピアランドひらたの入り口まで1時間半かかったという状況がありました。ですから、ことしの混みぐあいは昨年まで以上の混みぐあいであったというところはありますが、いずれにしても、あれだけ認知されてからは、おいでいただく方にできるだけ不便を来さないように、それとあと一つは、先ほどから話が出ていますけれども、地元の皆さん方の迷惑、これはもう並大抵なものじゃありません。はっきり言いまして、自分の農作業に出ようといったって、玄関口を出られない。まさにそうだと思います、ぎっちり並んでいるわけですから。ですから、これは本当に大変な迷惑をかけているということは私たちも重々承知しておりますので、何とか一日も早目に駐車場整備を進めるべく今後の手続を踏んでいきたいと思っておりますので、ぜひひとつ議会の皆さん方にもそこのところをご理解いただいて、何とか早急に整備できるようにご審議いただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(阿部清君) 7番。 ◆7番(久保木源君) 細かい説明、本当にありがとうございます。  やはり1回に駐車場を整備するというのも、確かにこれは目標としてはすばらしいことだと思うんですけれども、とりあえずは1期工事、半分なら半分の面積をまず整備して、そして先ほども出ました調整池もつくって、ある程度住民の皆さんの不安を払拭するような、そういう努力もやはりしてはいかがかと思うんですけれども、それをお伺いして質問を終わりたいと思います。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) 今、久保木議員から出たように、1期工事、2期工事みたいに分けたらどうだということも当然検討しております。ただ、最終的に私は、あそこにおいでいただく方、その人数を考えたときに、例えば3,000台ぐらい必要じゃないかと。例えば3,000人で、1台4人乗っていたら三四、十二、1万2,000で、1万人は収容できる。3人の場合は三三が九、9,000人の方が、一度に駐車場に入った方でも9,000人は収容できる。1日はいませんから、見終われば帰りますから、その入れかえを考えますと、3,000台ぐらいあれば相当数の入場者に対応できるんじゃないのかなというふうには考えております。ただ、3,000台とめるという面積が、これは並大抵ではありませんので、当初から3,000台ということは、これはできないという風に思っております。ですから、地権者の皆さん方にそういうふうなご説明をさせていただきながら、まず、お譲りいただいて、駐車場整備をかかれるところから取りかかっていくようにしたいと思っておりますし、あと一つは、ジュピアランドひらたそのものがああいう状況になってくるということを考えていなかったので、調整池からの終末の水路ですとかそういうところが土側溝だったとか、そういうことがずっと来ています。だんだんそういう状況に開発されてきたということがありますので、今回国有地が払い下げになった、そこに伴って開発するということについて、そのような今まで本当に地域の皆さん方にご心配、ご迷惑をおかけしていたところを、何としても対処しなくてはというふうに考えておりますので、まず1期工事が2期工事、2期工事やってもそれでも車が足りなければ、じゃ、第3駐車場をつくろうか、それでも足りなくなったら第4駐車場をつくるかとというような形になっていくことが理想だと思うんです。ですから、そういうふうな方向づけで進んでまいりたいと思っておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(阿部清君) これで、7番、久保木源議員の一般質問を終わります。 --------------------------------------- △高橋七重君 ○議長(阿部清君) 次に、10番、高橋七重議員の一般質問を許します。  10番、高橋七重議員、登壇。      〔10番 高橋七重君登壇〕 ◆10番(高橋七重君) 平成27年第2回議会定例会において、3項目の質問をしたいと思います。  1項目め、デマンドバスや乗り合いタクシーの計画は。  新聞では、高齢者の免許証の返上者が相次いでいるとの報道がされていますが、それにより移動手段がなくて困っていると返納者の声が紹介されています。電車や路線バスが網羅されている都市部でもこのような問題が起きているとすれば、路線バスが少ない地方はもっと深刻で、不便さが増すということになります。高齢者が家の中に閉じこもらず、いろいろな行事に参加したり買い物に出かけたりすることは、自立を助けることにもなります。結果として、それは、医療、介護の面にも生かされていきます。  昨年、国もこの問題について動き出し、補助金制度を設ける動きがあることを取り上げ、本村もデマンドバスや乗り合いタクシーの導入を考えるときではないかと質問をしました。そのときは、過疎債を使ったソフト事業に該当する旨の答弁でした。現在、過疎事業の後半の計画を作成中と聞いていますが、検討はされているのでしょうか。  2項目め、公営住宅整備計画の進展は。  住宅マスタープランの中の民間住宅建設促進等による住宅環境整備についてですが、3月議会の議案審議の場での質疑とダブっている点があるかもしれませんが、今回は一般質問ですので的確な答弁をお願いしたいと思います。  この平田村民間賃貸住宅建設費助成金交付要綱に沿って計画を進めるのであれば、民間業者の協力がなければいけませんが、その後、この要綱をもとにした業者との話し合いは行われているのでしょうか。行われているのであれば、現在までの進捗状況を教えていただきたいと思います。また、業者との話し合いの中で、要綱の変更等を求められることも出てくると思うのですが、その対応についてお尋ねいたします。  3項目め、職員の再任用について。  職員の再任用に関する条例、規則がそれぞれ平成13年に施行され、10年後の平成23年には改正され、現在に至るわけですが、この再任用制度を活用しているのかどうかをお尋ねします。  3月31日で退職した職員が翌日には別な課で働くというのは、昨今珍しいことではありません。しかし、その処遇は嘱託扱いです。嘱託は頼まれて業務を行うものであり、賃金も安くなり一時金もありません。しかし、現状は、退職者が翌日から、今までの経験を生かしそれぞれの業務についています。つまり、扱いは嘱託ですが、業務内容は再任用を行おうとする条件に該当するものではないでしょうか。ならば、処遇も条例、規則に準じた再任用扱いにしていくべきではないでしょうか。答弁を求めます。  また、この制度があることを知らないために、住民の間には、定年退職職員の再就職先が役場内または出先機関であることに大きな疑問や不信感を持つ人が少なくありません。そもそもこの再任用制度はなぜあるのか、できたのか、その理由を示していただきたいと思います。  以上、質問を終わります。 ○議長(阿部清君) 答弁に入ります。  答弁は1項目ごとに行います。  第1項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、第1項目めの答弁を担当課長のほうから答弁させます。 ○議長(阿部清君) 総務課長。 ◎総務課長(鈴木邦彦君) それでは、お答え申し上げます。  昨年度、策定しました平田村過疎地域自立促進計画には、デマンド型交通システムの構築を盛り込みましたが、いつ実施するかまでは明記しておりません。  過疎対策事業債については、村の財源不足を補填するものでもありますが、現に実施している団体では、運行経費の赤字部分を補填し、財政負担で将来支え切れなくなる事態も危惧されているとお聞きしております。  平成28年度以降に予定している第2期計画については、これらを加味しながら、策定に当たっては慎重に対処してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(阿部清君) 10番。 ◆10番(高橋七重君) 私は、この事業というのは過疎指定を受けたからこそできる事業の一つなのかなと思っているんです。人が動くということは活気があるということにつながっていく、普通、みんなが考えることだと思うんです。家の中に閉じこもっていると、動きがなくなるということですから、元気がなくなる、活気がなくなるということで、それは個人もそうだし、村全体にもそういうことが言えるのかなという気がします。  乗り合いタクシーやデマンドバスの利用者というのは、多くは高齢者が中心になると思うんですが、村の行事に参加するためとか、役所や郵便局、JA等で所用を済ませるためとか、買い物をする、それから知人宅へ伺うとか、とにかく足があれば積極的に人の手をかりずに外出するということが可能になると思うんです。そうすると、先ほどの最初の質問で述べたように、特にそれが高齢者の医療とか介護の面で生かされるということと、それから、あとは商店街などの活性化にも少なからずつながっていくのではないかなとも思っています。この事業を実施するには、とにかくそれなりの予算を必要とします。ですが、長い目で見れば先行投資が必要な部分でもあると思いますので、その辺のところをどのように考えているのか、お尋ねします。 ○議長(阿部清君) 総務課長。
    ◎総務課長(鈴木邦彦君) それでは、お答え申し上げます。  現在介護サービスを受けている方、さらには医療機関を受診している方、それぞれその施設で要するに送迎の対応をしていると認識しております。そうすると、利用する方は、先ほど高橋議員が述べているように、買い物さらには介護、知人宅ということで、おのずと限られてくるのではないかということで予測されます。この車社会で、果たしてデマンドバス、タクシーを導入したとき、何人利用者がいるかどうか、その辺も今後十分分析しながら、実施に当たっては検討してまいりたいということで考えております。 ○議長(阿部清君) 10番。 ◆10番(高橋七重君) まず、免許証を持っている高齢者が、だんだん高齢で運転したくない、運転するのをやめてもいいよと家族に言われて返納するわけですよね。その途端に、たちまち行動できなくなるわけですよね、歩いてできるところだったらいいですけれど。だから、その検証するというのも大事なんでしょうけれども、いずれ高齢社会になっていくわけですから、こういったことを考えると、きちっとそういう対策をとる必要があるのではないかということで私は聞いているのであって、高齢者しか利用する人がいないから費用対効果が望めないので、これは導入できないとかという問題ではないと思うんです。  インターネットなんかで調べると、ほとんど大きな町であっても、それから市であっても、導入しているところはたくさんあるんですね、ネットで調べていくと、どんどん。それを、市内循環を走らせるものもあったり、それから電話で予約をして予約者を拾っていくというように、いろいろな方法があると思うんですよ。それに、私が予算が必要だろうと言っているのは、多分そういう送迎するための大型のタクシーだったり、小型タクシー、中型タクシー、そのようなものであったり、あと市内循環であればマイクロバスであったりという、その辺で何百万もかかるんだろうなということを私は言ったつもりだったんですが、ただ、それが、さっきも言ったように商店街の活性化だったり、その人、個人個人の行動範囲を広げるものであれば、行く行くは介護面でも医療の面でも役に立っていくのかなということで私は聞いたのであって、その辺のことからはいかがですか。 ○議長(阿部清君) 総務課長。 ◎総務課長(鈴木邦彦君) まず、県内でこういったデマンド型乗り合い、そういった導入されている市町村も承知してございます。近くですと中島村さんとか、あとは喜多方、田村、伊達、本宮市に、言っていくような形で導入してございます。ただ、財政的に尻合わせしていただきますと、例えば、中島村さんでありますと大体村から140万くらいの補助を支出しているような形でございます。  それで、先ほど七重議員さんが、国のほうの動きがあるということでございますが、ただ、補助的には本当に微々たるものでございまして、これが果たして今後過疎債で永久的に続けられるのかという総合的に結局分析、判断したとき、そんなにまだ分析はしていないんですが、分析したとき、乗る方が少ない中で運行したって、要するに財政負担はかかるだけじゃないかなということで私は判断しております。  以上でございます。 ○議長(阿部清君) 1項目めを終わります。  次に、第2項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、第2項目めの質問につきまして、担当課長から答弁いたします。 ○議長(阿部清君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(吉田政吉君) お答えいたします。  民間賃貸住宅建設費助成金については、予算が確保でき次第、賃貸住宅建設者の募集を行う予定であります。予算につきましては、一般財源のみでなく、地方創生の取り組みに対する交付金等の組み入れも検討しながら予算確保をしていきます。  募集により建設を希望される方には、その都度助成要件等について説明させていただきながら建設促進を図っていきますので、ご理解をお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(阿部清君) 10番。 ◆10番(高橋七重君) 予算ができ次第、いろいろな補助金制度を利用して業者に募集をかけるということなんですが、この前に示された要綱だけですと、私は募集者は本当にいないんじゃないかなと思っているんです。ここで何軒かのアパートを建てている業者に見てもらったんですが、3月の質疑でも言ったと思うんですが、何で新築でなければいけないのかということと、それから何で長屋でなければいけないんだという、その2つですね、まず。  そのためにも、やはりその要綱を現実的なものとして生かすのであれば、それは業者とのすり合わせが私は必要になってくると思うんです。これはあくまでも村側が考えたものであって、結果としてこれに参加してくれる業者がいなかったら、全然話にならないわけですよね、解消されていかないわけですから。そもそもこの事業というのは、地域整備課だけで進められる事業ではないと思うんです。担当者を決めるとか、それから庁内の数人でプロジェクトチームをつくるとかということが必要なのかなと思います。  この要綱に沿って進めていくというのであれば、平田村総合計画の4次、今、後期の部分ですよね。ことし27年度末で終わりますが、ここに記載されている住宅計画は、土地利用の基本計画とか、それから住宅施策の推進、公共住宅、公営住宅等の整備というのがあるので、これにのっとっていかなければいけないと思うんです。そうすると、広く見れば、IターンUターンなどの人たちの対応、それから今後の村づくりにもかかわってくると思いますので、総務課、住民課、健康福祉課、教育課などの庁内のいろいろな課の代表者が集まって、今後の平田村の村づくりをどうしていくのかということを考える必要があると思うんです。  この構想によれば、定住とか、それから参考ゾーンとして蓬田、永田周辺、小平周辺等が挙げられているんですが、そのエリアに業者が土地を持っているとは限らないと思うんですね、参加する業者が。でも、業者任せにするのではなくて、村が所有している土地があるのであれば、積極的にそこを提供して、ここに建ててくださいというようなことを、建設を促すとか、それから、計画の中では、切山住宅が老朽化しているので解体予定になっているということを言われていますが、そこが更地になれば、当然村所有の土地なので、そこにも建てられるかなというふうになると思うんです。切山住宅の解体はいつまでに実施して更地にする計画なのかということを一つ答弁いただきたいと思います。  この事業の要綱に、一般の住民の持つ住宅、空き家も含めてなんですが、空き家とかそれから土地を利用することができるような内容が盛り込まれれば、さらにこの計画のスピードが、早くでき上がっていくのかなというふうに思うんですが、現在この要綱では幾つの業者が協力してくれるのか、または名乗りを上げてくれるのかというのがわからないと思うんですが、この2つについてちょっと答弁をいただきたいと思います。 ○議長(阿部清君) 地域整備課長。 ◎地域整備課長(吉田政吉君) お答えいたします。  まず最初に、村所有地の活用ということで、切山住宅の老朽化した部分の解体ということが言われましたけれども、こちらにつきましては、現在2戸の部分について入居者の退去、移りかえを進めております。その退去が済み次第、解体のほうを着手したいと考えております。こちらのほうの村所有の土地につきましても、今後、こちらのほうの活用ができるかどうか、その辺につきましても検討させていただきたいと思っております。  あと募集の建設費助成につき、これにつきましては先ほども申し上げましたように、予算が確保でき次第、募集していきたいと思っております。ということで、業者等の提供者との話し合いは持つことは考えておりませんので、募集に基づきまして助成金の活用をお願いしたいと思っております。  以上です。 ○議長(阿部清君) 10番。 ◆10番(高橋七重君) 業者との話し合いは持つつもりはないということなんですが、じゃ、村が出したこの要件で業者が集まるというふうに考えているんですね。これで集まらなかったらどうしますか、進まないということになるんですよ。公営住宅を待っている人が今20世帯、5月22日現在で単身・世帯合わせて20人いるというふうになっているんですが、この人たちのほかにも、今度、村外から来た人たちがアパートがなくて入れないという状況、空き家がなくて入れないという状況が実際にあるわけじゃないですか。それを解消するためにこういったことをやるわけですから、それは効果が出るようなやり方って必要じゃないんですか。何で業者と話し合いを拒むんですか。そこがよくわからないんです。 ○議長(阿部清君) 村長。 ◎村長(澤村和明君) こういうふうな決まりごとを村のほうで決めて、それに沿ってやっていただきたいというのが普通の流れだと思います。これで業者さんを呼んで、業者さんどうでしょうかと言えば、補助金いっぱい出せと言うに決まっているわけですよ。これはやはり行政のやる仕事としては、行政としては予算的な部分もこの辺まででこの事業をやっていきたいとか、いろいろ計算を立てていきますよね。そのときに業者さんを呼んで、家をつくるからつくるのに補助しますよというのは、ここまで補助してくれ、あそこまで補助してくれというような話になるのは火を見るよりも明らかと誰か言いましたけれど、そういうことではないかと私は思いますよ。やはり、村のほうとしてできる範囲で計画をさせていただいて、これに合致する方はどうぞよろしくお願いいたしますというのが、私はそれが本当だと思うんです。結果的に、例えば、公営住宅をつくる場合にはそれなりの補助金ですとか、そういうふうなものを目当てにして建築していきます。ほとんど自前で全部つくるなんていうケースは、ほとんどの自治体ありません。ですから、今回の場合も復興交付金であろうと何であろうと、やはりそちらの、先ほどから課長が言っている、予算ができたというお話をしていますけれども、今、一生懸命そういうような意味で100%村持ち出しというようなことのないように、公営住宅をつくるんだったら補助金もらってやるわけですから、それに見合うぐらいまでの補助金的なものを一生懸命探して、それに該当させてやっていこうというような考え方でありますので、そこのところはご理解いただきたい。私は、業者の人と話し合いをしろということ自体に理解できません。 ○議長(阿部清君) 2項目めを終わります。  ここで、午後1時まで休憩します。 △休憩 午前11時58分 △再開 午後零時58分 ○議長(阿部清君) 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  第3項目めの答弁、村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、3項目めの質問につきましては、担当課長から答弁をさせます。 ○議長(阿部清君) 総務課長。 ◎総務課長(鈴木邦彦君) それでは、お答え申し上げます。  再任用制度は、平成13年度から始まった公的年金の基礎年金相当分の支給開始年齢が65歳へ段階的に引き上げられることに対応し、同年度に60歳定年後の継続勤務のための任用制度として新たに設けられたことに基づき、平田村職員再任用に関する条例を制定したところであります。  さらに、平成25年度から公的年金の報酬比例部分の支給開始年齢も段階的に60歳から65歳へと引き上げられることから、無収入期間が発生しないよう雇用と年金の接続を図るとともに、能力・実績に基づく人事管理を推進しつつ、実情に応じ公的年金の支給開始年齢に達するまでの間、希望する定年退職者を積極的に活用しなければならないと考えております。  このことを踏まえて、平成27年度末の定年退職者はいないことから、猶予期間措置として2年間を置いて平成29年度から運用を図ってまいりたいと考えております。  なお、これまで嘱託職員につきましては、6月と12月に期末手当相当分として2カ月分の一時金を支給してきたところでございます。  以上です。 ○議長(阿部清君) 10番。 ◆10番(高橋七重君) 定年退職者は65歳まで、ようするに年金の、収入の無収入期間をなくすためということですが、そうすると再任用で採用された場合、どんなに長くても65歳までということになるわけですよね。そのことが一つ答えていただきたいのと、それから、この再任用制度というのは企業において既に実施されているわけで、今後もこういう制度のもとで働いていいということを住民には正しく理解してもらえるような周知をする必要があるのかなと。そうしないと、要らぬ詮索を職員がされないために、そういう周知も必要かなというふうに思っています。  それから、もう一つお尋ねしたいんですが、再任用の職員というのは、決められた仕事のほかに、例えば新人職員の仕事の指導に当たるとかいうようなことができるのかどうか、その2つをお尋ねします。 ○議長(阿部清君) 副村長。 ◎副村長(蓬田榮男君) 改めて先ほど総務課長が答弁したことに尽きるわけでございますが、再質問がございますので、なおお答えさせていただきたいと思います。  再任用職員というのは、先ほど総務課長から申し上げましたように、年金がもらえる年齢が60歳で退職をしてから1年間後から支給になったり、それから、二、三年たつと今度は62歳に引き上げになって、その後63歳に、いずれは65歳まで無年金という状況になる職員が出てきます。その場合に、その無年金となる期間に、給料から年金がもらえるまでのつなぎとして、その期間を再任用するのが再任用職員でございます。  それから、その周知につきましては、ただいま総務課長から申し上げましたように、29年度から再任用制度を取り入れてまいりたいと申しましたように、それまでの間に周知を図って、こういうようなことでこれまでの能力・実績等を活用していきたいというようなことは周知したいというふうに考えております。  それから、再任用職員と嘱託職員についてちょっとお話し申し上げますと、再任用職員といいますのは、地方公務員法において規定されております一般職となります。一般職でございますので法律の縛りがあって、守秘義務とか、仮にいろいろな制約がございます。それで一般職でございますので、定数の中の定員として数えられます。したがいまして、再任用職員は定数の中でありますので、退職したとしてもその退職者の補充として新たに採用する職員がいれば、定数が1人ふえるというようなことにもなってしまいます。そういうふうなものが再任用職員でございまして、法律に規定されて公務を遂行するという義務と責任がありますので、その給与については無年金に見合うものとしての生活給としての支給をされるものでございます。  これに対しまして嘱託職員につきましては、地方公務員法の法令上は特別職という扱いになります。したがいまして、定員には含まれず地方公務員法の適用を除外されます。自己責任で職務を遂行するということでの、職務に見合った給与を支給されることになります。したがいまして、その水準は再任用職員の生活給と同じような水準というわけにはまいりません。特に定年で退職をされて年金を受給されるようになった場合には、年金の受給額を補完するという意味合いでの水準程度の給与とせざるを得ないということはご理解を願いたいと思います。  いずれにいたしましても、四十何年間あるいは勤めて、それだけの実績と能力を蓄えた人たちですので、それを若い職員に伝えていただくという意味で、今後とも年金がもらえるまでは再任用、それ以外においても嘱託職員として、給料は水準は低いですが、その場その場で職員の教育にも当たっていただきたいというふうに考えております。  再任用につきましては、無年金期間でございますので、最初はせいぜい1年ないし2年、65歳まで年金をもらえないという状況では、年金をもらえるまでですから5年間となります。最長は長くとも、1年更新ですので65歳までということになろうかと思います。  平成13年に条例ができて、これまでなぜ適用されなかったかということについて申し上げますと、平成13年当時はそれまでもらっていた年金のうちの3分の1が据え置きになりました、基礎年金でございます。報酬比例部分といいます3分の2の部分については支給になっていたものですから、退職後直ちに。そういうようなことで定数内に多数の同級生の職員が退職して、それらを全て再任用しますと、それに見合った新採用職員を採用することができないということになりますので、これまでは再任用職員の再任用はしてこなかったというような実情もございます。  人事につきましては慎重かつ継続性が求められますので、あるときを境にいきなりスタートするというのはなかなか難しいことがございます。そういうようなことで、今年度末定年で退職される予定の職員はおりませんので、ちょうど2年間のあきがございます。その2年間のあきを置いて、再任用制度として今後スムーズにスタートさせていきたいというふうに考えております。 ○議長(阿部清君) 10番。 ◆10番(高橋七重君) よくわかりました。  一つ、無年金期間をなくすということなので、最長でも65歳までは再任用があるということだったんですが、仮に65を過ぎてもいるというか、仕事をする場合は、それは再任用という形じゃなくて嘱託という形の扱いでやるということになるわけですか。それとも、基本的に65以上になったらそういう仕事にはつけないということになるわけですか。 ○議長(阿部清君) 副村長。 ◎副村長(蓬田榮男君) 先ほども答弁で申し上げましたが、今後とも再任用と嘱託と両方の制度を併用してまいりたいということでございます。再任用につきましては、あくまでも無年金状態を解消するという意味で、年金がもらえるまでのつなぎの期間を再任用すると。ただ、いつまでもということにもできないかとは思いますが、それはその都度その能力と実績に基づいて、ふさわしい職場があればそこで活躍をしていただくということで考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(阿部清君) これで、10番、高橋七重議員の一般質問を終わります。 --------------------------------------- △日程第6 報告第1号~日程第23 同意案第4号の一括上程、説明 ○議長(阿部清君) お諮りいたします。日程第6、報告第1号 平成26年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてから日程第23、同意案第4号 平田村名誉村民の推戴につき議会の同意を求めることについてまでの報告1件、承認8件、議案6件、同意案3件を一括議題にしたいと思いますが、異議ありませんか。      〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(阿部清君) 全員異議ないものと認めます。  それでは、報告第1号から同意案第4号までの報告1件、承認8件、議案6件、同意案3件を一括議題といたします。  事務局長に議案の朗読をさせます。  なお、議案等の朗読は議案等番号、表題のみとし、ほかは省略しますのでご了解願います。      議会事務局長件名朗読(別紙) ○議長(阿部清君) 議案等の朗読を終わります。  続いて、提案理由の説明を求めます。  村長。 ◎村長(澤村和明君) それでは、提案理由を申し上げます。  報告第1号 平成26年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、提案理由を申し上げます。  一般会計における統合中学校敷地造成工事及び防災行政無線デジタル化改修工事など各種事業の繰り越した経費について、法に基づき報告するものです。  承認第1号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第1号 平田村税条例等の一部を改正する条例の制定について、地方税法等の一部を改正する法律並びに関係政省令の改正施行に伴い、平田村税条例等の一部を改正するものです。  承認第2号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第2号 平成26年度平田村一般会計補正予算(第11号)、歳入では年度末において震災復興特別交付税1,935万8,000円の増加が確定しその他の歳入の整理を行い、歳出では歳出整理とともに予備費に9,127万6,000円を追加するなど、歳入歳出それぞれ2,127万4,000円を減額し、予算総額62億7,096万3,000円とするものです。  承認第3号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第3号 平成26年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第5号)、歳入では保険税や医療費に係る調整交付金を追加し、歳出では保険給付費を減額し予備費を増額するなど整理の結果、歳入歳出それぞれ422万9,000円を追加し、予算総額10億3,900万円とするものです。  承認第4号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第4号 平成26年度平田村簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)、年度末予算整理の結果、歳入歳出それぞれ207万8,000円を減額し、予算総額2億133万9,000円とするものです。  承認第5号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第5号 平成26年度平田村農業集落排水事業特別会計補正予算(第4号)、年度末予算整理の結果、歳入歳出それぞれ258万円を減額し、予算総額1億959万2,000円とするものです。  承認第6号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第6号 平成26年度平田村後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)、年度末予算整理の結果、歳入歳出それぞれ1万円を減額し、予算総額を4,331万8,000円とするものです。  承認第7号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第7号 平成26年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第4号)、年度末予算整理の結果、歳入歳出それぞれ864万8,000円を減額し、予算総額を5億2,058万2,000円とするものです。  承認第8号 専決処分した事項の報告及び承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。  専決第8号 平成26年度平田村介護サービス事業特別会計補正予算(第3号)、年度末予算整理の結果、歳入歳出それぞれ2,000円を追加し、予算総額を510万6,000円とするものです。  議案第35号 平田村国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。  平成27年度国民健康保険税の本算定に基づく税率改正並びに地方税法改正に伴う改正をするもので、繰越財源の増加により、今年度の税額は1人当たり12万100円、対前年度対比6,950円の減、1世帯当たりでは21万5,067円、対前年度比1万5,038円の減になる見込みです。  議案第36号 平田村介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、介護保険法の改正により、消費税による公費を投入して低所得者の保険料軽減を行うための所要の改正です。  議案第37号 平成27年度平田村一般会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。  歳入では、社会保障・税番号システム整備補助金571万9,000円及び森林整備加速化・林業再生基金事業補助金600万円など、国・県支出金を合わせて1,551万7,000円を増加するとともに、基金繰入では4,360万円を追加し、歳出では、人事異動に伴う人件費454万5,000円を増額し、社会保障・税番号システム整備事業908万1,000円、森林整備加速化・林業再生基金事業600万円、道路維持補修事業1,757万2,000円を追加するほか、財源調整の結果、歳入歳出それぞれ6,011万円を追加し、予算総額を51億411万円とするものです。  議案第38号 平成27年度平田村国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。  国民健康保険税本算定に伴い、歳入では保険税の医療給付費分6,198万6,000円を減額し、繰越金7,600万円を増額し、歳出では国保給付費支払準備基金2,000万円を積み立てし、歳入歳出それぞれ2,178万円を追加し、予算総額を11億2,578万円とするものです。  議案第39号 平成27年度平田村介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由を申し上げます。  人件費等の減額により、歳入歳出それぞれ916万円を減額し、予算総額を5億1,918万2,000円とするものです。  議案第40号 工事請負変更契約の締結について、提案理由を申し上げます。  平田村役場庁舎耐震補強及び大規模改造工事につきまして、屋根防水工事及び天井内部補修工事等の増加に伴い2,225万5,560円を増額し、請負総額4億2,063万9,480円に変更するものであります。  同意案第2号 平田村固定資産評価員の選任につき議会の同意を求めることについて、提案理由を申し上げます。  固定資産評価員につきましては、前税務課長の後任として、現税務課長の木村伸君を選任するものです。  同意案第3号 平田村監査委員の選任につき議会の同意を求めることについて、提案理由を申し上げます。  監査委員根本嘉一氏の任期が平成27年6月20日をもって満了しますので、引き続き監査委員として選任するものです。  同意案第4号 平田村名誉村民の推戴につき議会の同意を求めることについて、提案理由を申し上げます。  神奈川県横浜市鶴見区馬場6丁目21番30号、尾川勇氏は、ご自身の企業活動を通じて、ふるさとの若者を受け入れるなど、雇用創出はもとより、元東芝技能訓練センター高等職業訓練校長などを歴任し、若い技術者・職人を育て、みずから日本の企業を支えてきた功績を認められ、平成27年度の春の叙勲では瑞宝単光章の栄誉に浴されました。  現在は東京ひらた会の会長として、平田村に対するたゆまぬ郷土愛をお寄せいただいております。また、本村への継続的かつ多額の寄附を続けるなど、ふるさとの振興発展に多大の貢献をされているため、平田村名誉村民条例により議会の同意を得て、名誉村民の称号を贈ろうとするものであります。  以上、平成26年度平田村一般会計繰越明許費繰越計算書の報告1件、平成26年度各種会計補正予算に係る専決処分7件、条例の一部改正に係る専決処分1件、条例の一部改正2件、平成27年度各種会計補正予算3件、議会の同意を求めるもの3件の1報告、8承認、6議案、3同意を提出しますので、よろしくご審議くださいますようお願い申し上げ、提案理由といたします。 ○議長(阿部清君) 提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。ただいま一括議題となりました報告1件、承認8件、議案6件、同意案3件の内容説明は、各常任委員会の席上で各課長等から説明を受けることにしたいと思いますが、異議ありませんか。      〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(阿部清君) 全員異議ないものと認めます。  それでは、報告第1号から同意案第4号までは、各常任委員会において各課長等から説明を受けることにいたします。 --------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(阿部清君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれで散会といたします。 △散会 午後1時23分...