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06月12日-02号

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  1. 塙町議会 2020-06-12
    06月12日-02号


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    令和 2年  6月 定例会(第4回)          令和2年第4回塙町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和2年6月12日(金)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(12名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉村守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      9番  吉田克則君    10番  鈴木 茂君     11番  藤田一男君    12番  鈴木孝則君     13番  割貝寿一君欠席議員(1名)     8番  青砥與藏---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     副町長       佐藤要一君  教育長       秦 公男君     総務課長      白石憲男君  町民課長      生田目敏夫君    健康福祉課長    藤成寛味君  農林推進課長    江田一寛君     まち振興課長    吉成知温君  まち整備課長    藤田衛昌君     生活環境課長    鈴木義房君  会計管理者     星 忠吉君     農業委員会事務局長 小野 浩君  学校教育課長    佐藤光一君     生涯学習課長    金澤祐介君  選挙管理委員会書記長          代表監査委員    金澤忠良君            白石憲男---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        根本雅士               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 なお、本日の会議はビデオ撮影をいたします。後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承を願います。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(割貝寿一君) これから諸般の報告を行います。 8番、青砥與藏君から本日の会議を欠席する旨、届出がありました。 これで、諸般の報告を終わります。---------------------------------------一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君、登壇願います。 持ち時間は10時1分までです。 鈴木茂君。     〔10番 鈴木 茂君登壇〕 ◆10番(鈴木茂君) 10番議員、鈴木茂です。 通告内容に従いまして、本日3点ほどありますが、一般質問を始めたいと思います。 まず、第1点、新型コロナウイルスに関する質問でございますが、昨年の12月、中国武漢で始まったというか、発生しました新型コロナウイルス、世界中にあっという間に感染しましてパンデミック現象が起きたと。若い人、子供はさほど影響がないんですが、老人または持病のある方は重篤化しやすいと、亡くなる方も多いということで、非常に世界的に恐れられているコロナウイルスに対する宮田町長のまずご認識をお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 宮田町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、質問にお答えを申し上げます。 認識ということであります。新型コロナウイルス感染症についてでありますが、この特効薬、それからワクチンがないという状況であり、先が見えない中、大変な不安を感じておるところであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 4月7日にですか、非常事態宣言が出されまして、それから自粛という全てにおいて自粛ということで不要不急の外出は控えるように、営業関係は全て自粛ということで経済的にダメージがひどくなったと、そのために政府で支援金を出すと、給付金という名目ですけれども、10万円出して、塙町でも支給されたと思いますが、私どもが一番思っていたことは、政府はそれはやるんですが、町独自の支援金、どこの町も支援金を出すと。 特に事業者、非常に売上げが落ちまして、外食がしなくて全部テイクアウトでしのいでいると、宿泊関係もほとんどないということで非常に苦しんでいる中で、町独自の支援金は、これはいつやるのかなと思って、早い町はもう連休前には臨時議会を開会してやっているんですね。 我が町もと思ったんですが、いつまでたっても招集は来ないんですよね。やらないのかなと思っていたら、定例会に案件、議案として載っていたと、その前にこの広報はなわにですか、載ったんですが、これを見た人はもう決まったものなのかなと、もうもらえるのかなと思ったら、最後にこれは11日の定例議会で補正予算が可決されることが前提ですと。 これちょっと、業者さんが細かい字で後からちょこちょこっと入れてごまかしするような感じで、もらえるところだけはでっかく書いてあるんですけれども、もらえないことがちょこっと書いてあると、そういうことで、私が思うのには、これは維持のため、事業維持のための給付金、支援金ですが、私は売上げが落ちたための救済金だと思っています。 救済金ですから、売上げなくて困っているんですから、これは4月、5月、非常にひどかったわけですね。ですから、こういうものは早くもらいたいんですね。テレビでも言っています。やっぱり救済金というのはまずスピードが大事なの、早くに出さなければならない。 それから、第2点は、面倒くさいことが駄目なんです。非常に売上げが落ちたら、20%とか何かありますけれども、そうじゃなくて、政府でも最初30万円出しますと、売上げが30%落ちたらと。でも、それは止めました。一律にしたんです。大変面倒くさくて、それでなくてもまだまだ支給がされていないということで、それは簡単に渡す、手に渡るようにしなくちゃ人は救えない。 それから、もう一点は、公平にみんなに渡すこと、それが大事。私はこの3つを重要視しているんですが、我々議会もいつでも臨時議会は受けます。夜間であっても、日曜日であってもいつでも招集されれば議会をやって、これを補正を通せば支給が始まるわけですから、なぜこの定例会まで引っ張ったか、そこのところをお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、その前に、この給付金、塙町では塙町エール給付金という名前で創設をいたしております。 この内容でありますが、今、議員おっしゃったように、事業の厳しい環境を援護するということで、その給付を決めたわけであります。決めたと申し上げますか、計画しておるところであります。 これは、令和2年1月から9月までの間、売上げのうち一月の売上げが前年比で20%以上の減収、または減収の見込まれるもので、申請後3か月以上、事業継続して行うもので、商工会の会員は全事業所を対象としておりますし、非会員の場合であっても、飲食店、卸小売業、医療、福祉、生活関連サービス、宿泊業なども対象としておるところであります。 なぜ遅れたかというお話でありますが、やはり給付の前に商工会に委託をいたしまして、実態を調査をいたしました。どのぐらい減収しておるんだろうかと、対象者がどの程度あるのだろうかというような下調べをした上で、この計画を進めてきたのが現況であります。 そして、もう一つ付け加えてお話をさせていただきます。本議会にこのエール給付金について皆様のご審議をいただくわけでありますが、これご同意をいただければ、明日から、もとい15日があれですから、最終日でありますから、16日から申請書の相談、受付を開始して17日から申請受付を開始すると、できるだけ早い時期にお金を振り込みたいということで体制を整えておるところであります。 遅くなったというのが、先ほど申し上げたように、商工会等の下調べのために時間をいただきました。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 商工会の下調べどのぐらいかかるんだか分かんないですが、ほかの町は早くやっているんですよ。なぜ我が町は同じく早くできないのかと言っているんです。 どこも、ただその面倒くさくすると時間がかかるわけです。一律である程度、売上げが減ったとか、減らないで、この業者、関連業者には一律で10万円あげると言えば、そんな手続も何も面倒くさくないわけです。 やっぱりそのスピードが遅いですよ。もう1月から9月末だって、売上げが一番落ちているのは4月、5月なんですから、3月から始まって、そのための減ったお金の分を補填する形になるんです。9月の金、これは第2波、第3波来るか分かりませんけれども、また緊急事態が出れば分かりませんが、早くにするんです。 この議会通ったらすぐやると言うんですが、その前に議会をやればすぐ出たんですよ。もう1か月前に出たはずですよ。連休前にやっているところもあるんですから、商工会にこの業者調べるって、そんな何日、1か月もかかるわけないでしょう、こんなの。遅いですよ。こんな20%減ったか、減る見込み、これじゃないともらえないんです。これはどうやって証明をいただくんですか。
    ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細については、課長のほうで掌握しておりますので、答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) 議員のおただしの件でございます。 20%減になっている証明ということでございますが、まず売上高等の実績が確認できる書類ということで、試算表、売上台帳等になります。また、代わりに売上高計算書、または確定申告やられている方は確定申告書の写しということで確認をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 売上げが減った証明ができなければもらえないんですよ、これは。青色申告やって毎月毎月売上げを記帳しておかなかったら、昨年と前月とか売上げが減ったという証明ができない。証明ができなかったら、これもらえなくて泣き寝入りですよ。何ぼもらいたくたって。はっきりしている。私のところは白色申告であまり簡単な確定申告しかしていないと言ったら、そういう人は証明できないですからね、20%落ちたなんていうのは。だから、そこは泣き寝入りになるんです。届かないですよ、その救済措置が。 そして、ここにもう一点ありますが、これからも事業を続ける、これは本当、愚問ですよ。これから事業を辞める人は行かないですから、こんなこと。私、辞めますと言ったら必ずもらえないんですから、これ、続けることが基本だなんて。 私はこれでもらったら、10万円もらったら辞めるという人はもらえないんだから、行くわけないでしょう。あなたこれから続けるんですかと聞いたら、はいと続けるに決まっているんです、もう、お金をもらう人は。こんな愚問は、私はおかしいと思いますよ。 これは一律、ある程度、商工会に加盟しているとか、はっきり商店である、業者やっている、外部から見ても分かる、そういう事業者に関しては、一律で10万円出すべきだと思うんですが、どうですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 このエール給付金、この基本的な部分と申し上げますのは、やはり継続して仕事をやっていく、要するに町の商店を手助けする、その事業所を手助けするという大きな意味合いでやっているものでありますから、次、継続するということは最低限の条件だと、私は思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 継続が一番重要点だということで、一律には出さないと、あくまでも売上げ20%以上落ちたのが証明できなければ出さないということでよろしいですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 そればかりではなく、もっと底辺という言い方はあれなんですけれども、手厚いその救済方法を今しっかりと取るべく進めておるところであります。説明はいたさせます。課長に。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) 議員のおただしのいわゆる確定申告されていない、青色申告されていない方の救済措置の部分なんですが、例えば、領収書とか台帳に記録してあるとか、それを1年間、いわゆる割る12で割って月額を出して、昨年との比較をしていくというところで、そういう計算をやっぱり見るプロですか、というのは商工会にいらっしゃいますんで、職員が、そちらのほうと打合せをして、できる限り売上げが減ったという部分の証明については、商工会の職員、またまち振興課の職員と打合せをしながら、20%減になった事業者の皆様には10万円の給付のほうを考えてございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) なるべく申請した業者さん、その方々には給付をしてあげるように、もし一律にしないんであれば、あくまでも売上げ減ということであれば、なるべく申請した人がもらえるように、私はしてもらいたいと思います。 それから、次なんですが、今回のコロナではもう多くの人が、全ての人が、ほとんどが影響を受けています。影響を受けてないのは、申し訳ないですが、この前に座っているあなた方です。公務員ですね。公務員の方は一切、影響を受けていません。給料は同じくもらえます。そして、そのほかに10万円を国からもらっていると。 私らも給料的には同じですが、農家も非常に影響を受けています。牛肉の値段が下がっています。もちろん野菜等も給食がずっとなかったので余って暴落、花の鉢物を扱う業者、生産者もかなり市場の値が下がりまして、ひどい状態です。農家は一応、今回のコロナでは被害を受けています。 そういった方に一律で3万円とか2万円を出している町が、湯川村なんかは出していますが、そういったことをやる考えはないですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員ご承知のように、現在、国会において新型コロナウイルス対策関連の2次補正、通ったようでありますが、審議されております。この結果、これも踏まえながら、国の2次補正の内容を注視しながら、地域活性化対策の一環といたしまして、全戸全町民に商品券を配布するという方向で計画を進めておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) そのことは次の質問でやろうかと思ったんですが、その全戸対象のプレミアム商品券プレミアムはやらないですか、プレミアムをやるというのは石川町ですよ。1万円の商品で50%のプレミアムをつけるんです。これが6,000戸分用意しました。石川町の話していますよ。そうすると、町の戸数は3,500か4,000か分かりませんが、その残りは抽選にするということで、1.5倍の商品券を出すわけです。 ですから、そのぐらいやって救済しなければ、とても、例えば1万円の商品券もらっただけでは、これは町内で消費しますから非常に消費拡大、喚起にはなるんですけれども、やっぱりプレミアムをつけたということ、つければ、非常にありがたいなと。おらが町はよくやってくれているとみんな思うんですけれども、おらが町は何もやってくれないと、政府の金だけだと、あとはこの維持、事業者の維持給付金もほかの町でやるからやらなきゃならないだろうといってやっているような感じでやっては、非常にまずいと思うんです。 我々議員も何やっているんだと言われます。やるのは町がやるんですが、議員さんらも何考えてんだと、そう言っているんですよね。ですから、ぜひ私はそのプレミアムももちろんですが、もう一回聞きますが、農家にでも、農家にも、この農家というのは限定されますから数は全戸じゃないんですから、かなり農家というのは統計調査かなんかで調べれば面積何ぼというのは出ますが、そういった方以上、面積ある程度持っている人には一律で出すと、そういうことは、もう一度お聞きします。出しませんか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来、申し上げておりますように、プレミアム付の商品券、これは私の個人的な見解でもあるんですが、やはりお金を持っておる方にどうしてもその給付が偏ってしまうという部分があるので、自分の考え方としては、町民1人頭1万円程度ですから、1万円の商品券、全員に配りたいと、このように考えておるところであります。 この状況、まだまだ続くようであれば、この1万円の給付、2次、3次と続けてやりたいと、これは財政調整基金取り崩してでも、その対応にはしっかりと取り組むと、そういうつもりでおります。 そして、この進める中にあっても、最大限、町民にとって利益になるべく、そうなる、利益になるという分を最優先にしながらやっていきたいと、このように思っております。 ただ、先ほどの質問の中で、私ちょっと足りなかった部分があるんですけれども、給付金の手続ですか、エール給付金の手続、これも担当課の職員にはできる限り簡単にできるように、それを最大限、最優先してやってほしいという話もしております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 財政調整基金の話出ましたが、昨年まで財政調整基金は14億円あったんですよ。しかし、今度の補正でもう7億円に減っています。7億円、もう使ってないんですね。こども園等に使って。 ただ、まだ7億円残っていますが、私が今、思い出すのは、昨年の花見の頃ですよ、町長ね、宮田町長、各会場、花見に行ったり、神様行事に行ったりして、挨拶で何と言ったかというと、今、我が塙町にはいろんな基金集めると30億円ありますと、そういう話を挨拶で言って歩きました。 うちの部落でも挨拶はしました。田代地区も行って話ししたの私聞いていますが、町で30億円ありますから、決してお金に困っているわけではないと、そういう挨拶したの覚えていますかね。 私の隣の区民が素人ですから聞いたんです。町で30億円、そんなに持っている必要があるんですかと。そのとき町長は何と言いましたか。いや、町で何か一朝大事な有事があったときには、そのぐらいのお金があれば町は何とかなるんだ。安倍総理は100年に1度の国難と言っているんですから、そういうときにそのお金を町民に出さなかったらば、何のためにそういう話をしたんだか私は分かんないと思いますよ。 ですから、なるべく多く町民の人に、これはこれで収束すると思いきや、これはまだまだ分からないわけですから、第2波、第3波が、こんなことは先は見通せないんです。ですから、まだまだ大変なことになるかも分からないし、そこのところはよく考えていただきたい。 だから、もう一点質問をしますが、多くの市町村が今回のコロナ騒動の中で非常に市町村民が大変だと、我々町村長は何の影響も受けていない。非常に申し訳ないということでボーナスを3割から5割カット、かなりの59市町村ある中で27ですかね、カットしますと、そういうことを言っているんです。 ですから、ここで町長、副町長、教育長、特別職の方々はボーナスにおいてカットすべきじゃないかと思うんです。町民の手前。現在、その点を聞きますが、もう一点、町長は今度の6月でボーナスが幾ら入るんだか、その額もお聞きします。給料78万円ですから、何点何か月もらえるんだか、掛ければすぐ分かると思いますが、その額とそれをカットするか、しないかをお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君、ちょっとそれは通告外に私は判断しますので、それはなしということでやっていただければと思います。 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 額はともかく、そういった、これはコロナに関することですから、コロナでみんなそういう町村長がカットするという、出ているんですから、コロナじゃなきゃこんな誰もやらないんですから、コロナに関することですから、やる、やらないだけは答弁もらいたいです。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 特別職という言葉でお話でありますから、これは私ばかりではなくてかなりの方が特別職にあるわけですから、その方々のご意見もいただきながら決していかなければならないと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私は特別職3役と言っているんですけれども、特別職全員ではとてもじゃないが、別にやらなければやらなくて結構です。 次に、子供たちの教育についてお伺いをいたします。 非常に学校が休校になりまして、子供たちの教育が非常に遅れ、非常に心配でございます。私の家の孫もいたんですが、ドリルみたいなのを自宅に持ってきてやっているんですが、これ中身見ると復習ですよね。前には全然進まないんです。ただ復習のドリルをやっているだけで、その間は勉強は全然進まなかったということで、今朝の新聞にも夏休み8日間、塙町は減らして勉強をやるということなんですが、これは8日間、冬はやらない、夏休み8日間、その8日間を増やすことで勉強は追いつくんですか、子供たちの。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 これまでの休業等におきまして、約100時間の時数が必要となっております。これを取り戻すためには、まず第1点目は、夏休みの期間を8日間短縮するということで時数の確保を考えております。 また、それ以外に今日の新聞では6月1日付の町としての対応をどうするかと、冬休みについては休業をしないというようなことが書いてありますが、校長会等で話をしたところ、これから第2波、第3波を考えたときに冬休みの短縮も必要ではないかということで、まだ未定でございます。 それ以外に、いわゆる5校時の授業を6校時にしたり、行事の削減をしたり、あるいは土曜授業を実施したりということで、今後時数の確保をしていきたいというふうに考えておるわけでございます。 休み中の子供たちへの指導につきましては、先ほど議員さんおっしゃったとおり、ドリルのとか、あるいは教科書の復習ということも含めて課題を出してやってきたところでございます。 そのような形で授業はもちろん遅れているわけでございますので、それを取り戻すために子供たちにあまりにも負荷をかけないようにしながら、授業の進度を進めていきたいと、取り戻していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 非常にきゅうきゅうに私も詰め込みというのは、私は賛成しません。ですから、今年遅れた分は今年と来年ぐらいでも追いつけるように2年で足して追いつくと、それはそれでいいかと思うんですが、問題は最終学年なんです。 6年生は来年になれば中学になって違う勉強始まりますし、それから、中学3年生なんですね。これは受験を控えている。受験を控えているんだけれども勉強できなかったと、だけれども受験は競争ですから自分の志望校に行きたいのとか、何かあるんですけれども、志望校を諦めざるを得ないような子供さんもいます。 ですから、特に私は中学3年生が志望校を受験できるように、これは本当に詰め込みでやらないと駄目なのかなと思っています。ですから、今言った土曜授業、休みの授業、そのほかに補習が必要だと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 文科省のほうからもそういった学びの補償ということで通達が来ておりますので、それにつきましては、放課後の補習、あるいは土曜授業等も含めまして、中学校と十分相談しながら、子供たちに指導、自分の未来が少しでも実現できるように指導を重ねていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私は今の教育長の前の教育長のときに、初めて子供たちの教育にタブレットを導入するように言って5台入れて、その後も今の教育長さんになって、逐次導入を進めていくように言ったわけです。 このタブレットがあれば、オンライン授業、このWi-Fiをつながらなきゃ駄目ですけれども、お金もこれは通信費もかかるんですが、それが整えばオンラインができるんですよね。なぜオンラインが必要かと言ったときには、やっぱりその第2波、第3波でまた学校がこれからまた1か月、2か月休校、それもあり得る話ですから、そうなったらもうどうにもならないんです。追いつくも何もないんです。 ですから、最低限タブレットをそろえておけば、できる可能性があると、それで高校なんかもやっています。双葉町、各2つの町がもうオンラインで授業をやったので、あまり遅れてない町もあるわけなんです。 現在、今、塙町で小中学生にタブレットは、生徒何人に対して何台、今持っていますか。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 タブレットの保有台数ということでございますが、現在95台、小中学校合わせて95台確保しております。 そのオンライン授業につきましては、現在、県内の小中学校や県立高等学校、市立学校が活用して、非常に家庭学習においても有効な手だてだと認識しております。 塙町におきましても、GIGAスクール構想の取組に参加するなど、ICTの活用の授業を計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これは補正でも何でも組んで、子供の数だけ早急にタブレットをそろえる考えはないかどうかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 文科省のGIGAスクール構想について、前倒しで申込みをしておりますので、この前その申込みをしたところでございます。1人1台できるだけ早急に、予算がつけば配置できるように今整えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) そのことについては、後から質問する人もいますので、そちらのほうで詳しくご説明をお願いします。 もう一点、町関連の商業施設ということで、道の駅についてお伺いをしますが、非常にコロナがひどい状態になったときに、ほとんどの道の駅が4月から5月の連休というのは休業をしました。 これは、実際に直売所は自粛要請かからなかったんですが、もう自主的に非常に危険であるということでほとんどの道の駅が休業しました。しなかったのは、飯舘村と塙町ぐらいだと思いますね。 飯舘村というのは、そこにしか店がないから休めなかったということなんですが、非常に塙の道の駅、非常に茨城県に近い、もう連休前から東京のナンバー、茨城県のナンバー、非常に来ている。ライダーも来て、本当に関東が非常に感染者が多発している4月下旬というのはすごかったんですが、そのときに非常にひどかった。最低、この町の人から、コロナから感染を守るためにはゴールデンウイーク、最低は私は休業すべきと思ったんですが、休業しなかった。なぜしなかったのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 道の駅の運営に関しましては、町は指定管理者として道の駅関係者と協議を重ねながら、常に新型コロナウイルス感染症対策を徹底するとともに、出荷者の皆様の意向にも配慮しまして、さらに利用者の方々の旬のものや新鮮な野菜を購入したいという要望にも配慮して運営を継続してまいった次第であります。 この経過についての詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 鈴木議員さんのご質問にお答えいたします。 この間の道の駅はなわの運営につきましては、道の駅関係者との対応策の協議を頻繁に私ども事務局で行ってまいりました。また、日々の利用者状況、つまり駐車場の他県ナンバー等の車両台数を確認というか、把握しながら、運営の維持等を判断してまいりました。 そもそも道の駅の直売所は住民の生活に欠かせない商業施設と同様であり、営業自粛の対象ではないと判断しておりましたが、感染拡大に伴い、4月25日の土曜日よりレストラン、軽食コーナーの営業を縮小することといたしました。 レストランは弁当を製作し販売のみとすることとし、軽食コーナーはテイクアウト商品のみを実施することといたしました。 また、出荷者の意欲はこのコロナ禍の中でもほとんど低下することがなかったこともあり、その意向、意識にも配慮し、直売所、物産、集荷は通常どおり行うこととしましたが、出荷者の除菌対策とマスク着用を徹底し、従業員には除菌作業、マスク着用、手袋着用、カルトン使用の徹底を毎日指導、確認するとともに、全てのレジに飛沫防御シールドを設置するなどの措置をして運営をしてまいりました。 また、利用者の皆様からも、特に旬の野菜や新鮮な野菜を安価で購入したいという要望は強くございましたので、細心の注意を払いながら運営をしてきたところでございます。 全館休業の判断は従業員の感染が確認された場合、もしくは郡内の感染者の確認された場合と考えておりましたが、その場合でも県有施設のトイレは閉鎖できないというのが道の駅の性質というか、役割となっております。 また、当町の道の駅は、コンビニエンスストアが併設されているという特殊性がございまして、たとえ道の駅を休館させても、トイレ利用者とコンビニエンスストア利用者は規制できないという状況があったこともご理解いただきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) トイレは何ぼ使っても問題はないと思います。ただやっていくんです。コンビニエンスに関しましても、山形県の米沢では店員が感染して、すぐに大きな道の駅米沢というのはすぐに止まりました。本当にたまたま感染が出なかったからいいですけれども、誰だって収益は上げたいし、収入優先したいんです。でも、命のほうが大事なんです。 ですから、みんな店閉めて、生活に困りながら店閉めているんですね。誰も収益を上げたいんです。だから、最低でもゴールデンウイークは止めなきゃなんない。これは人だって大して来てないんですから、自粛なんですから、売上げも大して上がってないんですから、止めたってそんなに収入減収に影響ないんです。 そして、高齢者が出荷者には高齢者が多くて、非常に若い人はまだいいんですけれども、危険でした。それで若い人は無症状で来るわけなんですから、もし来た場合にね、全然熱もないし具合も悪くない。そういう人が感染している人が来て、普通に店に来て買物していったらば分からないで感染して、たまたまラッキーだったというほかはないんですが、もし今後、第2波、第3波のときに、非常事態宣言がまた出されたときに、県から自粛要請があったときには自粛すべきだと思います。 県でもこの非常事態宣言中に県内の各市町村の自粛度を調べたそうです。塙町は最低のほうです。なぜかといったら、大きな商業施設である道の駅を止めなかったから、もう自粛度ランキング一番下のほうですよ。これは県からだってよろしくないですからね。県は自粛ということを言っているわけですから、塙町は自粛度最低だって、そういうことでは県からもにらまれますから、非常に、もう一回お聞きしますが、また非常事態宣言出たときもまた止めないでやるのかどうか、お聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 道の駅でありますけれども、私、ばんきりではなかったんですが、時間があるときに車両ナンバーですか、それから所在等を見て回ることがございましたが、首都圏のナンバーはほとんどなかったということであります。それと、ほぼいわきナンバーが中心であって、水戸ナンバーが散見されたというような状況でありましたので、それほど問題はなかったのかなと思った次第であります。 そして、おただしの県からの要請、これは十分に先ほど来申し上げておりますように、国・県の方針に従ってやっていくということでありますから、十分にその検討はなされるべきだと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 次の質問にいきますが、町長の1期4年間の検証、公約を掲げて当選して4年間、町政に当たったわけですが、その町政の内容についてちょっとお伺いをしますが、新聞のコラム欄に出ていたんですが、政治家、政治を、政策を実行するに当たってはやっぱりコミュニケーション、人と人とのつながりが大事である。それがなければいい政策は実行できない。いわゆる人脈、そういうものが政策実行には必要だと、そういうことがありました。 町長は4年間、町長としてやってきたわけなんで、どういう方とつながりが、当然、国会議員の先生方、先生方、県会議員、知事、副知事、それから県の農林水産部長であり、土木部長、非常に関係、町とする、そういう方とも当然仕事を一緒にしてきたわけなんですが、ここでお聞きをしますが、町長はこの4年間でこの国の先生方、県の先生方、県の役人の方、何人ぐらいの方とこれ携帯電話を交換しているかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 携帯電話の交換とおっしゃると、番号の交換、やり取りですか。ちょっと見てみないと分からないんですけれども。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 有名な大臣とか代議士の方だったら、別に見なくても私は知っていると分かるんじゃないですか。そういうことなんですが、分かれば。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 国関係でありますと、河村建一、前の官房長官、それから話をさせていただきましたのは、その集まりの中ではお話をさせていただきましたのは、二階幹事長、それから橋本聖子オリンピック担当大臣とそれから役人の中では財務省大臣官房審議官、それから通産省大臣官房審議官、それから林野庁長官、それから林野庁林政課長、それから調整課長等々、数多くお話をさせていただいております。 特に……     〔「はい」と言う人あり〕 ◎町長(宮田秀利君) いいんですか。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 町長、勘違いをして、お話をしたじゃなくて携帯電話を交換している人がということなんですが、全く話違う。 地元の関係の人はあまり出てこなかったんですが、時間の関係で次いきますが、町長の公約について伺いますが、これが4年前に町長が出した公約ですね。老人ホームを造りますと、こういうふうにやります、書いてあります。このA4面の1ページ全部、裏半分まで書いてあるんです。 地域密着型特老老人ホーム、国民年金で入れます。地元の人だけを優先します。知り合いが隠居部屋でなく過ごす、暮らせる、施設が近くなので家族の出入りが楽です。町が直接管理運営を行う。町が入れるか、入れないか審査します。非常にすばらしい、これを造ると、4つ造ります。高城、台宿、常豊、笹原、塙、これがあって、もう残りの公約は本当に数少ないんですが、これだけの公約を掲げて老人ホームのほうは現在、振興計画にも上がってないですが、これはどういうわけなんでしょう。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今おただしの老人ホーム建設の件でございます。 これは私、就任以来、幾度となく述べさせていただいております。介護保険ですか、これも創設時から見ますと、施設の在り方が変化してきております。これまでの国主導の高齢者福祉事業やサービスを高齢者が住み慣れた地域での介護や医療、生活支援サポートしてサービスを受けられるように、市町村が中心となって住まい、医療、介護、生活支援、介護予防を包括的に体制整備していくという地域包括システムに移行してきております。 また、要介護者にあっては、なるべく住み慣れた地域で暮らせるよう施設から在宅へと支援に変わってきております。 この4年間の動き見てみますと、地域密着型の通所介護、いわゆるデイサービス関係の施設として、町内に3つの事業所が開設されております。在宅での介護サービスが充実してきているということであります。 また、各サービス事業所の頑張りもありまして、ホームヘルパーによる訪問介護もしっかりと実施されておりまして、さらに介護予防教室や地域サロン等々、多くの地域で展開されております。 町といたしましても、当初、私が考えた、当然こういうふうにしてみたいという思いよりは一歩前に進んだ形で、この地域ですか、住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられるよう生活介護予防、生活支援、生きがいづくり、社会参加の推進、地域での支え合いの仕組みづくり、実情に応じて進めていきたいと。 それから、前にお話をさせていただきました。高齢者支援のための基幹施設、これに重きを置いて取り組んでいきたいと、このように思っておるところであります。公約が実現されないということではなくて、公約もやはり時々にその時期に合わせ、時節に合わせてしっかりと育っていくべきだろうと私は思っております。 この基幹施設、それから交流の場、その地域の高齢者のサロンとしての地域交流の場という役目、そして長期の生活支援、そこに宿泊といいますか、逗留して暮らしていただけるような施設も含め、できたれば前にもお話ししたように、ただそこに毎日を暮らすばかりでなく、子供たちとの交流できるような空間をぜひ造りたい。できれば、その高齢者の方々、しっかりとした技術持っているわけですから、できたら子供たちにご飯作って食べさせてほしい、それから囲碁、将棋、習字、男性だったらば料理をしない方はそういうことを、子供たちの交流の中でしっかりと伝えていただきたい。それから昔話の語りもいいでしょう。そういうふうな施設として大きく育てていきたいと、これは私の今の思いであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) いろいろ尾ひれをつけてお話しになりましたが、在宅が中心だとか、何かいろいろ言っていますので、老人ホームはもう造らないと。これは町長2期目も立候補するわけですが、このチラシの中にも全く老人ホームということはありませんので、あれだけ1期目のときに力を入れて老人ホームを造ると言ったけれども、それはもう私の中では止めたと、そういうふうに理解をしております。 次なんですが、町長は企業誘致はしないと、少子化対策については企業誘致をして若者をそこに勤めさせて、定住させて子供たちを増やさなきゃなんないんですが、企業誘致はしないんだと、その代わりに既存の企業の後押しをするというようなことを言っておりました。 この在任中に既存の企業の後押しというのは、宮田町長独自の後押しというのはどういうことをやりましたか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員ご承知のように、何度か企業間ですか、皆さんにご参集をいただきまして、話合いの場を何度か設けております。その中で、企業の希望等々のお話、それから今の現況等々の説明をいただき、これからも定期的にできれば続けていきたいと、このようにも思っておるところであります。 それと、やはり一番大きいものは、この後、奨学金の話も出てくるんでありますが、それと絡めてのやはり奨学金の免除、これが地元企業にお勤めをいただいた方、何年か、3年ですか、3年間お勤めいただいた方は免除する等々、その地域で働ける条件というのですか、この地域に子供たちが帰ってきて就職しやすいような条件といいますか、雇用形態をつくるということで進めております。 まず、それぞれに企業自体はそれぞれの企業活動をやっているわけですから、町がどうのこうのということにはならないんでありますけれども、何かお手伝いできることがあればぜひお話をいただければと、こういうお話は関係者との話合いの中ではやっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 具体的な話はなかったということなんですよね。 もう一点、もう時間がないからお伺いしますが、非常に議員も熱を入れて取り上げた森林アカデミーの誘致ということで、要望書提出なども行ったんですが、残念ながら県の発表では郡山の林業試験場跡になるというような報道があったんですが、町では要望書を町長名でこれを提出しているんですから、この県のほうからその旨、何か連絡があったのかどうか、それをまずお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 今、3番の町政全般ですか。 ◆10番(鈴木茂君) そうです。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) ご承知のように、森林アカデミーに関しましては、その学校自体の所在はなかなか難しいというお話はいただいておりますが、今働きかけをいたしておりますのは、やっぱり実習のための町の町有地の提供ということで、ここに来て実習をしていただくという方向でできないかということで話合いはしております。 決して何もしてないわけではなく、県のほうでも、やはり80町歩からの山というのは大変魅力的であるということで関心は大いにいただいておるというところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 前々から県の方にも80ヘクタールの町有林があるからということで言ってあるので、せめて実習林を塙町で実施していただくと、それはぜひ強く申し込んでいただきたいんです。言ってなければ、申し込んでいただきたいようにお願いというか、言おうと思ったんですが、言っていればいいですけれども、時間がないので、議長、5分延長できますか。 ○議長(割貝寿一君) 分かりました。5分だけです。 ◆10番(鈴木茂君) 5分ね、はい。 じゃ、次の塙工業高校存続問題について、奨学金制度を今年から創設したんですが、その利用者あって効果があったかどうか、入学者は昨年と比べて比較してどうだったか、まずお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今おただしの奨学金の利用者についてでございますけれども、令和2年5月7日から22日まで、5月22日までの設定をいたしました。そして、高校を通しての文書配布、IP告知端末、ミニコミ誌及びホームページ等での周知を行っておりました。 しかしながら、今般の新型コロナウイルス感染症拡大防止のため学校が休校となったことにより、学校としましての生徒に周知することが困難となり、工業高校の要望もありまして、募集期間を6月26日まで延長したところでございます。 現段階の応募予定者としては、2名の生徒が塙工業高校と手続等を進めているところであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 奨学金は2名申し込むかどうかというような話ですが、その入学者の数はどうですか、昨年と比べて、今年の1年生の。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙工業高校、今年度の入学者36名、その中での塙中学校からの入学者は13名であります。現在の在校生は114名と伺っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 非常に少ないですよね、入学者が。これ県のほうから統合廃止というのが発表されてからさらに減ったと思うのです。前は60名ぐらいいましたから、1学年ね。それで36名しかいないということで、1学級に、1学級40名ですから、基本は、原則、1学級にもならないということで、私、これ塙工業高校存続問題とタイトルつけたんですが、これは非常にどうするか私迷ったんですが、もう県は2024年ですか、2022年度から生徒の募集を停止して、3年後にはなくすと、もうこう言っているわけですから、これは3年、あと4年たてばひとりでなくなっちゃうんで、存続する、しない、これは県はもう存続しない、統合廃止ということを言っているわけですから、非常に迷ったんですが、この入学者を奨学資金によって増やすという町長のもくろみだったわけですが、コロナウイルスのせいもあるけれども、これでは全く効果というのはないように感じるんですが、どうですか、この奨学金制度の効果につきまして。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今年の4月、3月に議決をいただいて、4月ですか、4月からの実施でありますから、この短期間での成果を望むということ、大変難しいんではないかと思っております。 これから在校生も含めて、ぜひこの利用、制度を利用していただきたいと、そういうふうな啓発をしっかりとやっていきたい。そして、後々はやはりしっかりと子供たちが塙の町に残ってもらえるというような、そこまでの長い道のりもあるんですけれども、経緯でこれを進めていきたいというのが正直なところであります。 現実、この奨学金制度については、5月20日ですか、に実施されました知事とのテレビ会談の中でも塙町はこのように塙高存続のために、このような制度を制定いたしましたというお話はさせていただきました。どのように感じていただいたかは、またこれは別ではありますけれども、決して座して眺めておるわけではございません。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 座して寝ているわけではないんですが、遅かったですね。私から言わせれば、3月の定例会で予算を通しています。それでは遅いです。 9月に通して、各中学校に個々で説明に行くんですが、そのときに話ができなかったと、3月の定例会ですから、それが通ってからじゃないと予算が通らない。ですから、入学も何も決まった後の奨学金ですから、それ前に中学校に各中学校に高校が説明に行ったときに、塙町ではこういう制度をつくりましたからこうですよと言えば、全然私的には違ったかな、遅きに失したんですね、今年の入学者に対しては。私から言わせればですよ。もう少し早く手を打たないと駄目だったと思います。 それで、もう一点、最後にお伺いしますが、これ県では粛々と統合廃止を進めていくと思いますけれども、これに対して宮田町長はそれをお認めになるのか、それともそれに対抗して何らかの対策を打っていくのか、対策はどういうことを打っていくのか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 県内には同じような立場に置かれた市町村ございます。この情報交換をしながら、単体で動いてもなかなか難しいということで、できたらば同じような立場にある市町村と連携して、少しボリュームアップした形で、少しという言い方はあれですね、しっかりとボリュームアップした形で県に働きかけをしていくと、こういうことも考えてはおります。 そして、時々に県知事をはじめ、お会いする機会があれば、ぜひその話はしていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、付け加えてお話をさせていただきますが、塙町と同様に町から高校がなくなる可能性があるということで、新地町のほうでも同じようなところがあります。 そういう状況でしっかり連携をして、教育長同士、また町長同士で連携をしながら進めていくということは確認をして、実際に同じような塙町でも町民の皆様方に署名をいただきながら反対運動をしてきたわけですけれども、それと同じようなことも新地町のほうでもしていると。議会でも県のほうに、本町もそうですけれども、そういったところで全町を挙げて反対運動をしているというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) ぜひ我々議員を含め、町民の皆さんにいい報告ができるよう頑張っていただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終了します。 ○議長(割貝寿一君) 10番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時04分               再開 午前10時15分
    ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △七宮広樹君 ○議長(割貝寿一君) 次に、5番、七宮広樹君、登壇願います。 時間は11時15分。 七宮広樹君。     〔5番 七宮広樹君登壇〕 ◆5番(七宮広樹君) 5番議員、七宮広樹です。 今期も不肖ながら町民の代表の議員の一人として町民の思いと塙町発展のために、通告いたしました5項目、塙町の新型コロナウイルスに対する対応について、はなわこども園周辺地域の地域の取り巻く環境について、塙町塙工業高等学校奨学金制度について、県道塙・大津港線上町地内の通学路の歩道拡幅について、情報通信基盤施設更新事業について質問いたします。 質問に入る前に、国からの特別定額給付金、1人10万円の交付ですが、いまだに手続が進んでいない市町村の中でも塙町は素早く対応し、問題もなく町民に届けていただきましたことに、役場職員のご尽力に、町民の声を聞きました一議員として感謝いたします。ご苦労さまでした。 また、町独自の子育て世代への給付や塙のマスクプロジェクトをはじめ、飲食店のテイクアウトを応援するエール飯の取組、地元縫製工場に依頼し、65歳以上の町民にマスクを2枚配るなど、できる限りの取組に役場、観光協会、商工会の連携と応援する町民の姿に、塙町の底力と頼もしさを感じたところであります。 それでは、早速質問に入ります。 塙町の新型コロナウイルスに対する対応についてでありますが、さきの10番議員も同様の質問をいたしましたが、新型コロナウイルスによる影響はこれまでに誰もが経験したことがない状況下にあり、視点を変えながら質問をいたします。 商工業者向けの町独自のエール給付金については、広報はなわに分かりやすく書かれていましたが、農林業者なども救う考えがあるのか、また申請手続の簡略化の考えを改めて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、七宮議員のご質問にお答えを申し上げます。 まず最初に、農業関係者への援助と申し上げますか、給付等の話ではございますが、農業関係者の場合ですが、一つ考えられますのは、これは売上げの方ばかりではなく農作物の収穫量によっての収量というのですか、収入が多い少ないということも出てきますんで、なかなかその判断が難しいだろうと、こんなふうにも思っておるところであります。 基本的には、何ですかね、農家の方も商店の方も一律に考えるべきではあろうと思うんですけれども、その辺をちょっと考慮しなければならないというふうな思いは持っております。 それと、商店含め事業所ですか、この収益の減収に関してのその手続、先ほども申し上げましたが、担当課にお話をしておりますのは、最大限その簡略化、できるだけ難しくない、まずまず、それは私自信ももしそういうふうな手続を取るに当たって、その定額取りというのですかね、上策どおりにきっちりやってくださいということになれば、かなり引いてしまうという部分もあるんで、担当課の課長含め職員はしっかりとその辺は考慮してくれるものと私は思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 手続の簡略化、ぜひそのようにお願いしたいと思います。 神社やお寺、宗教法人は今回のエール給付金には対象になるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 対象者の内容ですか、この詳細については、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) 議員のおただしの神社関係とかの対象になるかということでございますが、今回、対象としておりますのは、まず商工会の会員になられている方は全業種で、そちらに例えば神社とかお寺が入っているケースは少ないかと思いますが、入っていれば対象となります。 非会員の場合、先ほど町長、前の鈴木茂議員のときにもご説明しましたけれども、飲食店、卸小売業、医療、福祉、生活関連、宿泊業ということで、今回限定させていただいております。 あと追加でお話いたしますが、先ほど農業と林業の関係出ましたので、私のほうで商工会の会員のほうを調べましたところ、林業関係ですと20、農業関係、いわゆる加工品を作られている方だと思いますが、2事業者ということで、22の農林業関係の方が今のところは該当になるということでございます。 以上でございます。 ◆5番(七宮広樹君) 町民は、町民というのですか、業者もそうなんですけれども、塙町全ての業種を守るためにセーフティーネットが効いた給付金の対応が今求められているのではないでしょうか。塙町の全体の業種を対応した塙町エール給付金にするお考えがあるのか、また独自に応援給付金を考えるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 第1弾と申し上げますか、今回のエール給付金、これはある程度、形が出来上っておりますので、このまま実行せざるを得ないのかなと思っております。 ただ、先ほどお話ししましたように、2次の補正予算ですか、エール対策の2次予算が決定したということで、その流れの中で必要であればと申し上げますか、ぜひ今、議員のご提案の話、検討を加えた上で、もし参加できるものであれば、参加できるという言い方はあれなんですけれども、ぜひ一緒に給付金を給付いただけるような条件が整えば、ぜひ考えてみたいと、このように思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ、今回、エール給付金に漏れてしまうようなことがあれば、このセーフティーネットに引っかかるような応援給付金、ぜひ検討していただければと思います。 この新型コロナウイルスによって以前の生活環境には戻れないと言われています。激変のときを迎え、全ての町民は不安を感じながら日々を過ごしています。暮らしの中で納税の期日が迫り、困窮する町民もいらっしゃると考えられますが、町に関わる納税の救済措置の考えがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 救済措置等のお話でありますが、新型コロナウイルス感染症に係る町税等の納税に関する救済措置については、既に徴収猶予の特例制度の運用を開始しております。また、国民健康保険税等の減免について、今定例会に議案を提出しておりまして、実施していきたいと、このように考えておるところであります。 詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長生田目敏夫君) 徴収猶予の特例制度についてご説明を申し上げたいと思います。 この制度、地方税法等の改正が4月30日付で行われたことによりまして、新型コロナウイルスの影響により事業等に係る収入額がおおむね20%以上減少して納付が困難な方、これについては個人、法人を問いません。ということで、個人の町民税、それから法人町民税、もちろん固定資産税も法人での固定資産税もかかられている方も、かかられているところもありますんで、それらの早期徴収の方法で納めるものを除く全ての地方税というような形で、そちらのほうの対象に、1年間徴収の猶予を受けるというようなことができる制度であります。 対象は、令和2年2月1日から令和3年1月31日までに納期が到来する税というような形になります。この徴収猶予、この猶予期間内につきましては、延滞金がかからないと、延滞金の計算から除くというような制度でございます。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 先日の議案40号にも国民健康保険税等の減免を示されました。 今、町民課長のほうからも町民税、県民税、固定資産税などの納税もコロナウイルスの影響により延滞料はかからないと、免除されるということでありますが、このことは町民の多くの方にお示しすることは考えられているのでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長生田目敏夫君) この制度、当然申請が必要ということになりますので、4月の末であったんですが、IP告知、こちらのほうで4日間ほど放送をさせていただいております。あと、町のホームページ、こちらのほうにも掲載はさせていただいております。 ただ、周知が皆さんにちゃんと徹底されているかと言えば、そこまでいっていない可能性もありますんで、再度、町のホームページには現在掲載をしておりますが、IP告知等でお知らせはしたいというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 私も見逃してしまいました。どうか徹底した周知をしていただければと思います。 新型コロナウイルス子供たちの心身にも大きな影響を与えています。卒業式の縮小から始まり、入学式、その後の休校により教育遅れが深刻と聞いています。休校中の生徒への対応と学習支援をどのように行ったのかを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、七宮議員さんのご質問にお答えをいたします。 ご存じのとおり、令和2年3月4日から3月23日まで、国の新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休校ということで要請を受けまして、塙町では休校といたしました。また、4月22日から5月20日まで、政府の緊急事態宣言に伴いまして休校としたところでございます。 まず、町の支援といたしましては、子供たちへのマスクの配付やソリューションウオーターの配付や超音波式加湿器の配置などを行って、休校期間中に子供たちが利用する児童生徒の机、椅子、ドアノブ等の清掃を行っております。 学習支援といたしましては、各学校ごとに登校日を設けまして、学校より学習課題を提示いたしました。児童生徒が各家庭において計画を立てて学習に取り組むことができるようにしておりました。また、登校日が再度ありましたので、それについて確認をし、指導を行ってきたところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 緊急事態宣言が解除され学校も再開されましたが、生徒への心のケアですとか、学習遅れの対応、これ改めまして伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 今般の臨時休業等によりまして、減少しました時間数、これを調査いたしましたところ、今後約100時間の時数が確保されなければいけないということになっております。 その時数確保のために夏休み、あるいは冬休み等の期間を短縮すること、そして、あるいはふだん5校時の授業日を6校時にしたり、行事の削減等、あるいは土曜授業などを行いながら時数を確保して、子供たちへの授業、年度内の履修を図りたいと考えております。 心のケアということでございますが、子供たちの中には長期、休校が長期化したことによりまして、感染に対する不安、あるいは進学進級に伴う学習の遅れなどを心配しております。そういった子供さんもおりますし、また保護者の方からのお問合せをいただいております。 教育委員会、学校といたしましては、子供たちのそういった状況を的確に把握するように各校に配置しておりますスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、あるいは当然、担任や養護教諭、これらも含めまして相談体制を確立しております。全員体制で児童生徒の心のケアに努めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 万全の体制で子供たちのケアをしていただいているということは、安心したところであります。 塙町は光ファイバー網が整備されておりますが、今後あり得る新型コロナウイルス感染拡大のこの第2波、第3波の休校対策として、今できる限りのオンライン授業の実証実験などというものを考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) オンライン授業につきましては、今回の新型コロナウイルス感染症拡大防止の休業中において、家庭での学習においてはかなり有効な手だてだということを認識しております。 福島県内の県立高等学校や私立高等学校でも、あるいは私立小中学校でも活用されておると聞いております。 塙町におきましては、GIGAスクール構想の取組に参加するなど、ICTを活用した授業を今後計画しているというところでございます。 今後、第2波のコロナウイルス感染症の発生も懸念されますことから、まず家庭におけるICT環境の状況についてアンケートを今、作成をしておりまして、それを6月中には保護者にアンケートで状況、状態を捉えると、実態を捉えるということで、進めているところでございます。 児童生徒が使えるネット環境が家庭にないとこれが使えませんので、そういったものも端末の状況などを調査する計画をしております。格差解消にも十分参考にしていきたいというふうに思っております。 今後の情勢を踏まえ、各学校と協議しまして、オンライン授業について検討をしてまいるところでございます。 実証実験ということになりますが、こういった環境の状況や、あるいは現在保有しておりますタブレット等も含めまして、実験ができる部分でやっていきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ、そのような対応で実証実験のほうもしっかり対応していただきたいと思います。 このたびの新型コロナウイルスでは、故郷を思う方や企業よりマスクや防護服、食品などたくさんの支援物資の寄贈があり、ありがたく思うところであります。 今後あり得る新型コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波や、最近また多く地震などもあります。大きな災害時に備え、備蓄品確保の計画、備蓄品置場、管理体制を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 実際、これこういうふうな災害が起きた場合、避難場所ですか、感染のリスクはうんと高まるという心配はございます。 特に、2波に向けてですか、マスク、消毒用のアルコール等はもちろんでありますが、大きな災害時は避難所での感染者に対する対策も必要となってまいります。 現在、感染者が出た場合を想定しての感染者用避難所の設置計画を進めているところではあります。今回の補正にも計上させていただいておりますが、災害時の新型コロナウイルスに備えた備品につきまして、これは詳しく担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長鈴木義房君) それでは、ただいまの質問にお答えいたします。 災害時に使うということで、今回、補正計上しております。9目の諸費のほうで210万円の災害時に備えての予算を計上しております。 まず、段ボールパーテーションを150セット、これは2枚1セットになってございます。それから、マスク3,500枚、手指消毒剤が1箱で89本入り、次に次亜塩素酸が20箱で、これが20リットル入りが20箱です。次に、使い捨て手袋10箱、使い捨て食器1万500枚、包装ラップ大、中、それぞれ50本、ペーパータオルが200パック、200枚入りを200パックです。次、体温計が非接触型で10本を計画しております。 なお、金額に上限がありますので、これ予算の内で必要以上に十分に備えていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 備蓄品の置場、それからこのそういう物々の管理体制も含めてお話ししていただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長鈴木義房君) これら備品の保存場所というか、管理場所としましては、防災センターの1階北側の備品管理庫、あとは資材置場ということになってございますので、そこに管理する予定でございます。 なお、担当が生活安全係になると思いますので、そちらのほうで管理していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 備えあれば憂いなし、万全な体制で備えていただきたいと思います。 それでは、次の質問に入ります。 はなわこども園周辺地域の取り巻く環境についてであります。 はなわこども園開園によって、利用者の交通量増加に伴い、周辺の道の危険度が高まりましたが、対応と対策について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、危険であるということでのその対応ということでありますので、一番心配されますのはこども園周辺でありますから、教育委員会の対応として、こども園保護者宛て文書で通知をいたしまして、安全運転を呼びかけました。呼びかけたの報告を受けております。 また、整備関係、整備課関係、そして……の話と申し上げますか、整備課関係のお話の中では、こども園周辺の道路、特に、国道118号からのこども園の入口付近、近くにはスーパーなどもございまして、買物客、それから通勤客が利用しておるほか、工業団地、木材市場への大型車が通行するなど、以前から何らかの対策が必要な箇所でもありました。 現在、ご承知のように、議員ご承知のように進めております118号線から上渋井間の北野・松岡線の改良工事、これが完成すれば交通量はかなり緩和されるものと期待をいたしております。 完成予定はまだ先になっておりますが、そのようなことから、昨年度、こども園の東側の町道栄町・宮田線と併せてこども園入口付近を整備させていただきました。 今年度は、こども園入口から国道118号までの間の整備を検討しておるところであります。この道路の沿線には人家などが立ち並び、全面拡幅には時間を要するということであります。当面、道路標示による歩車道の分離など、安全対策を取っていきたいと、このように考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長の答弁の中で、まず教育委員会からの対応がされたということで、状況が少し変わったのだというようなお話も聞いております。 しかしながら、この状況も時間がたつことによって、また戻ってしまうこともありますが、そのときに取る手段、そのようなものをもう一度どのような形で進めていくのかお考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 教育委員会のほうでこども園保護者宛てで文書を通知し、安全運転を呼びかけたということでございます。 それにつきましては、これは保護者ばかりでなくて、いろんな方が利用しているかと思いますが、特に今般、こども園開園に伴って混雑してきたとすれば、それは一定の効果があるだろうと思いますが、議員がただいまおっしゃったように、だんだん日がたつにつれてそれも薄れてくる可能性はないわけではないと思います。 そういった場合は、改めまして呼びかけをするとか、そういったソフト対策を中心に進めるのが中心だろうというふうに考えておりますが、最悪の場合、最悪の場合につきましては、先ほど申しました118号から踏切の間につきましては、先ほどのような、町長が申し上げましたようなハード対策を今予定しておるところでございますが、それ以外の経路といたしまして、駅側からこども園に入るという経路もございます。 そういった狭い路地的なところを縫って、信号機を避けて早くにお子さんをこども園へ送っていくと、あるいは通勤の方が大きい混雑するところを避けるということもあろうかと思います。 そういった場合につきましては、当然、道路の規制、規制といいますか、特に考えられますのは標示、路面標示、危険ですよとか、ここは注意してくださいという路面標示を考えていきたいと思います。 それでも駄目な場合は、例えば一方通行にするとか、そういったことも検討していかなければならなくなる可能性もあるかと思いますが、これにつきましては、いずれにせよ、その周辺に道路沿線にお住まいの方々の、あるいはそこで業を営んでいる方々のご同意をいただきながら進めていくということになろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ、この悲しい事故が起こる前に、学校教育課、また、まち整備課が連携しながら万全を図っていただきますよう、これは切に願うところであります。 実際、こども園を利用している保育部、幼稚部を合わせて、聞きますと225名の園児がいらっしゃるということです。駐車場は60台分のスペースしかなく、60台分しか確保されておりませんが、今後の、現状と今後の確保計画を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、ご質問にお答えをいたします。 ご指摘のとおり、はなわこども園の駐車場は60台の駐車スペースを確保しております。しかしながら、保護者の送迎、一般来客者及び職員の駐車場としての利用が主な利用目的でございます。 一部のスペースを除き、職員が駐車できる台数は限られております。現在、職員の駐車場につきましては、役場前駐車場や旧塙保育園駐車場を利用しておりますが、遠方にあり不便であるため、こども園近くに駐車場の確保を検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ、保護者のためにも次年度の振興計画にこの駐車スペースの確保を予算化しまして、早期の獲得を図っていただきたいと思います。また、周辺の整備も同時に進めていただければと思いますが、町長のお考えがありましたらお願いをいたします。お伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 周辺の整備ということでありますけれども、この駐車場を含めてしっかりと対応は進めていくつもりでおりますので、ご安心をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 改めて伺います。振興計画に載せていただけるのでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 しっかりと載せさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) それでは、次の質問に入ります。 塙町塙工業高等学校奨学金制度についてであります。 さきの10番議員も同様な質問をいたしましたが、また視点を変えながら質問をしてまいります。 宮田町長の熱い思いで創設した塙町塙工業高等学校奨学金制度が今年度より実施されましたが、現状については10番議員の質問に答弁をしていただきましたので、町、中学校、高等学校の連携体制を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、おただしの奨学金制度、これは塙高に進学する生徒に対して奨学金を貸与することにより高校へ進学する生徒の確保を図るということで、その後、卒業生の地元への定着を図ることを目的といたしております。 この事業を円滑に進めるためには、町、中学校、そして塙高校の連携が不可欠であります。奨学資金の利活用について連絡を、調整を図りながら推進してまいりたいと、このように考えております。 令和2年度から本制度が始まりまして、塙工業高校に依頼しまして募集時は高校が生徒に対し、募集案内と手続方法のフォロー、受付を行うようにするなど、一括して取りまとめを行うことで生徒が応募しやすい体制にしております。 また、令和3年度からは、塙工業高等学校への進学予定の塙中学生も募集対象となりますので、塙工業高校と同じく塙中学校へ取りまとめを依頼しまして、生徒が応募しやすい体制をつくっていきたいと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) さきの町長の答弁では、現状では2名の応募ということで、応募人数に達していないようですが、この制度が浸透することにより募集人数の超過も考えられます。また、それを願うところでありますが、超過時の選考基準と対応を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 選考についてということであります。今、お話がありましたように、本当に応募者が多過ぎて、その選考に困るというような状況にぜひなっていただきたいと、このようにも思っておりますが、選考についてでありますが、その願書、願い、審査するとともに、推薦調書、作文の提出を求め面接を行う、また家族構成と世帯の収入状況を考慮をいたします。 内容は、塙町に住所を有し、現に居住している、経済的な理由で就学が困難と認められる、品行が方正で学業に専念すると見込まれる、高校卒業後、塙町にとどまり町内等の企業に就職する意思のあること、これらを総合的に見て選考したいと、このように考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 改めて伺います。町長は、この県や、県の教育長や関係する部、そちらのほうへは、この制度の創設、こういうことを塙町では考えて行っているという伝達、それを行ったのか、また、郡内町村長の連携体制にもついて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話もいたしましたが、5月20日、知事とのテレビ会談、この中で知事に対しては奨学金制度の話をいたしました。そして、さらに今年度開催されます令和2年度の県立高等学校改革懇談会にて、塙高の奨学資金の創設について説明をいたしますし、そして、この中で塙工業高等学校の存続への思いを伝えていきたいと、このように思っておるところであります。強く要求、要請していきたいと思っております。 そして、郡内の各町村長に対しましては、定例の会議の中で奨学金制度の創設、内容説明いたし、それらの周知協力についてはお話をさせていただいております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) さらなる県へのアピールや郡内町村の連帯と連携強化が塙工業高等学校の存続に重要であります。さらに、今、県内外の水郡線沿線の町村との連携体制の構築を図るべきと思いますが、宮田町長のお考えと秦教育長のアクションプランについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 拡大解釈になるやもしれませんが、やっぱりこの制度、この制度によって塙高の存続が図られるとすれば、当然、塙高、塙中学ばかりじゃなく、その沿線の学校等にもお話をいたしまして、そのお金を利活用できればというような思いもございます。 ぜひ、その子供たちが、よそ、他町村の子供であっても塙に来て、塙高に入って、そして塙に就職するということであれば、ぜひそういうことも考慮したいという思いは強く思っております。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 教育委員会としてのアクション計画ということでございますが、昨年度、大子町教育委員会、そして大子中学校に訪問をいたしまして、大子清流高校等のフォローの仕方、バックアップの仕方等も学んでまいりました。そして、大子中学校の校長先生ともお会いしまして、ぜひ大子からも子供たちが塙工業高校に入学していただけるように支援をお願いしたいというお話をしてまいりました。 その結果であるかどうかは分かりませんが、今年度、大子町からは4名の1年生が入学しているということでございます。 これからも大子町や東白川郡内、そして石川郡内、水郡線沿線の町村教育委員会等の連携、そして中学校にも訪問をいたしまして、塙工業高校存続と生徒募集のPRを進めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 県外、大子町からも生徒が来られたということは非常にありがたく、うれしいことであります。また、教育長には今年度もぜひ中学校に回って、そのようなお話をしていただければと思います。また、早々のアクション期待しているところであります。 それでは、次の質問に入ります。 県道塙・大津港線上町地内の通学路の歩道拡幅についてであります。 平成29年3月の定例会で、私、通学路で、私が質問したところでありますが、通学路である塙・大津港線上町地内の歩道と板庭橋手前の急カーブの危険度と現状認識について質問をいたしました。 宮田町長は危険な状況にあり、認識しているという答弁でありましたが、その後も生徒は危険を感じながら通学をしております。また、日々恐怖を感じながら生活している住民にはどのような対応、対策が図られていたのか、図られているのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、議員ご指摘のように、上町地内の県道、中心市街地と常豊、笹原を結ぶ大動脈となっております。車道、歩道共に幅員が狭い上に通学路ともなっていることから、これまでも諸先輩方が道路改良をすべく様々な活動をなされてまいりました。 もちろん現在も県に対し、有効な対策をお願いし続けているところでありますが、河川と住宅に挟まれた全部拡幅は困難な状況にあります。 そういった点から、話はちょっと飛ぶんでありますが、常豊、笹原と塙を結ぶ北の松岡線は何としても改良していきたいと考えております。これによって、現在の交通量を緩和させることが安全性につながっていくのではないかというような考えも持っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町と中学校が毎年行う通学路の危険箇所チェック時では、塙・大津港線上町地内の歩道と板庭橋手前の急カーブの場所は、どのような危険度レベルになっているのかも伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 塙町では、毎年、塙町通学路安全推進会議を開催をいたしております。通学路危険箇所調査をその都度行っているところでございます。 塙町通学路安全対策推進会議は、県南建設事務所、棚倉土木事務所、郡山国道事務所、棚倉警察署、そして、まち整備課、生活環境課、塙町校長会を参集者としまして開催をしております。塙町通学路交通安全プログラムに基づき、通学路の安全を確保するための合同点検をしております。 ご指摘の県道塙・大津港線上町地内は歩道が狭く、歩車道の区別がなくて、もう大変危険であり、早急に交差点の改良を検討する必要があるとしまして、福島県では測量試験をして改良方法を検討することとなっておるところでございます。 以上です。 危険レベルにつきましては、危険レベルということについては、我々も確認をしておりませんが、非常に危険であるということは言えることではあると思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 危険レベルというのではなかなか答えづらければ、優先順序ですかね、危険な、最も危険な優先順序からいいますと、ここの部分はどの値になるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 危険レベルということでのおただしでございましたが、先ほど教育長がお答え申し上げました合同調査によって危険レベルを判定して、ABCランクをつけるとかということはしておりません。全体的に危険といいますか、これは対策が必要か、必要か否か、そういったことを判定しておるところでございます。 なお、今の優先順位ということでございますが、当然、その危険度の優先順位もありますが、現実的にその例えば改良が必要とかと言った場合に、事業化が果たして可能なのかどうか、あとは人家があって、それを移転しなければ、例えば根本的解決にならないとか、そういったことがございますので、優先順位というのは、基本的に危険であるというのはもちろんでございますが、さらにそういった施策が可能かというところでございます。 ですから、時によっては、本来であれば歩道をきちっと造らなければならないところであっても、かなり物理的に困難である場合は、交通安全対策といたしまして、看板、標識をつけるとか、あるいはそこのパトロールを強化するとか、そういったことで対応をしていくということになろうかと思います。 なお、この場所につきましては、以前から教育委員会含め、ハード担当の整備担当をはじめ、塙町としてぜひ必要なのでやってほしいということは、以前から申し上げてきたところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) そのかいがありましてか、測量が実施されたようであります。その後の進捗状況について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 昨年度、釜藤交差点付近の歩道拡幅のため、道路管理者であります福島県が測量を行いました。その後、つい最近でありますけれども、今年度は地質調査も既にもう実施済みであると、その後、県からの連絡をいただきまして、用地交渉に入る、用地交渉を実施する段と聞いております。 その後、土地の協力が得られれば、令和4年頃には工事着手になるのではないかと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 一歩一歩、この危険道路、危険な場所を改良するということで進んでいるような状況が見えていることは非常によろしいことであります。 この非常に危険度が高い県道を通る通学路について、実質的に町は県にどのような伝え方をしているのかも伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本町では、通学路の安全対策のため、先ほどお話もありましたが、塙町交通安全プログラムを策定しております。これは、町、教育委員会、道路管理者、警察等が主体となって、それぞれの機関が情報を共有した上で対策に当たると、年に何回かの会合を開き、その危険場所を対策について協議することになっておるということでありますので、県自体もこの取組の中にあるわけでありますから、その内容はある程度、知っておるかな、このようにも思っておるところであります。 今ほどの話の中で、具体的には町内小中学校におきまして、通学路の危険箇所調査を毎年実施しております。この調査に基づいて各機関の職員が合同で現地調査を行い、改善が必要な箇所洗い出しや安全対策を実施するための取組をしております。 したがって、このような通学路の安全対策を各機関が連携して行っておりまして、危険度の高い通学路の情報は当然、県道を管理する県にも伝わっておる、そういう仕組みになっておると理解してはおりますが、そのほか、毎年建設事務所との事業調整会議、間もなく開かれる予定であります。この中での情報交換、この中でしっかりとお伝えを申し上げておりますし、また、地域連携室、これは毎月一度、対策のためにいらっしゃる県南の機関、関係機関との話合いの中でも強く要請をしておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 悲しい出来事がないように、引き続き粘り強く伝えていただきたいと、これは切に、切に、切にお願いをいたします。 最後の質問に入ります。 情報通信基盤施設更新事業についてであります。 現在のIP告知端末の設置率と町民からの意見集約、使い勝手が悪い、故障が多い、いろいろとあるかと思いますが、そこを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 現在の設置率、IPテレビ電話は6月1日現在の世帯数3,271に対して、2,438世帯、約75%となっております。地上デジタル放送再送信サービスは、322世帯で約10%となっております。これが今、現状であります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町民からの意見集約というのですかね、このIP告知端末について要望等が役場のほうに来ているのかも伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 内容の詳細につきましては、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長白石憲男君) 町民からの意見とか集約の関係のおただしだと思いますが、今回のIP告知端末の更新に関しては、基本的に矢祭町さんと共同で進めているところですが、もともとの設置目的で相互の交流の機器ということでの設置をしておりますので、基本的には現在の機器が老朽化、部品等がなくなっているので、それを新しくするというイメージですので、機器的に極端に変わるわけではございませんので、特に町民の方に意見等の集約の作業はしておりません。 あとは、町民の方から更新に関して、意見等についても特段、今のところは寄せられていないというのが現状でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 今年度の実施計画の詳細でございます。前年、去年の振興計画の中で課長より予算的なものはお示しをしていただきました。実質的な計画の詳細を伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長白石憲男君) 今年度の情報通信機器の更新の計画の内容ということで、今年度につきましては、GE-PONと呼ばれる光ファイバーを利用した双方向通信のための装置の更新を行います。 このGE-PONといいますのは、光ファイバーの分配器といいますか、1本の線が来たやつをそれぞれの家庭に振り分けるような、そういう分配器的なものなんですが、塙の情報センターということで、商工会の隣の情報センターのほうに6台、片貝のサブセンターに3台、あとは矢祭のサブセンターに6台、それに予備を1台ということでトータルしまして、16台の更新を予定しております。 これは導入から10年以上が経過して、現在、運用している装置の修理に関する部品等がもう入らないということで、安全な運用をするため、確実な運用をするために更新を行うということになっております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 次年度に設置予定される端末機、こちらは学校と生徒とかを結ぶオンライン授業に活用することがまずできるのか、またスペック、イメージ、今あるものと同等のもののイメージがいただきたいので伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長白石憲男君) 来年予定されております端末機の部分で、議員さんがおただしのように子供たちがオンライン授業等みたいな形の活用ができるのかという部分なんですが、基本的に双方向のテレビ電話の機能は有していますが、テレビ会議的な形で1対多数というのはちょっと内容的には無理ということにはなっております。 どのような形になるのかということですが、先ほども申し上げましたように、基本的には現在設置されているものとそんなに見た目的には、性能的には変わらないという形では予定をしております。 要は、部品等がもう入手できないので、更新をして保守を図っていくという部分で考えておりますので、現行のテレビ端末とは基本的には外観的にもそんなには変わらない形になろうかというふうに思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) この後続機の端末使用料の増減、また、この設置を拒否された住宅に対しての対応なども伺います。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長白石憲男君) 現在、IPテレビ電話の使用料なんですが、通信や維持管理のための経費として、矢祭町と同額で年額3,300円ということで使用料をいただいております。 端末については、矢祭、塙とも無償で貸与させていただいている形ですので、あくまで通信維持管理のための使用料ということですので、金額的には更新になっても変わるということではないというふうにご理解いただければと思います。 あと、端末設置の希望を拒否という場合ですが、拒否された場合については、設置はしていかないという形になるということでご理解いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 全ての質問に誠意ある答弁をいただき、誠にありがとうございます。 これをもちまして、町の発展と町民の幸せを願い、5番議員、七宮広樹の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) 5番、七宮広樹君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時14分               再開 午前11時25分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △菊地哲也君 ○議長(割貝寿一君) 次に、2番、菊地哲也君、登壇願います。 持ち時間は12時25分です。 菊地哲也君。     〔2番 菊地哲也君登壇〕 ◆2番(菊地哲也君) 2番、菊地哲也です。 初めての質問で大変緊張しておりますが、通告に沿って質問をしてまいります。 新型コロナウイルスによる学校の休業の授業時間の不足の補充の内容については、先ほどの10番議員、5番議員の質問で分かりましたので、割愛させていただきます。 次に、学校での運動会や修学旅行などの学校行事については、今後どのような計画、予定になっているのかを決まっていることがありましたら伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、菊地議員のご質問にお答えをさせていただきます。 まず、学校の行事等でございますが、1学期に予定しておりました演劇鑑賞教室、全小学生が集まって行うものではございますが、3密対策が難しいということで中止とさせていただきました。 それから、運動会につきましては、5月に行う予定でございましたが、これは規模を縮小しまして9月以降に実施をする予定でございます。 続きまして、5年生を対象にして今年度からブリティッシュヒルズで異文化体験研修ということを予定しておりましたが、今般、異文化体験研修については、残念ながら5年生は中止というふうにさせていただきました。 それから、町の交流宿泊学習、これは6年生の児童が2つの学校が一緒になって中学校でうまく交流しながら顔合わせをするというものでございますが、宿泊学習ということで考えておりましたが、日帰りということで今、検討しているところでございます。 以上でございます。 失礼しました。もう一点、中体連につきましては、これは中止ということで確定をしております。また、音楽祭、これについても中止ということで、そういう方向で決定をしておるところであります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今年は新型コロナの影響で中止になる学校行事が大変多いです。子供たち、そして父兄さんへの説明、ケアをよろしくお願いしたいと思います。 次に、オンライン授業ですが、やはり先ほど、10番議員、5番議員からもお話があり、後のGIGAスクール構想で併せて伺います。 コロナウイルスは幸いに今は何とか落ち着いていますが、今後、第2波、第3波が来たときに万が一、塙町からも感染者が出た場合、治療、医療の分野とは別に感染者やその家族に偏見や差別といった問題が出てくると思います。まして、子供さんの場合、いじめといったことにつながっていくかもしれません。啓発、啓蒙を含め、どのような対応策を考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをさせていただきます。 本年5月22日に発出されました文科省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式ということによりまして、感染者、濃厚接触者等に対する偏見や差別について、感染者あるいは濃厚接触者とその家族、新型コロナウイルス感染症の対策や治療に当たる医療従事者や社会機能の維持に当たる方とその家族等に対する偏見や差別につながるような行為は断じて許されるものではないということであり、ご承知のように、新型コロナウイルス感染症に関する適切な知識を基に、子供たちの発達段階に応じた指導を行いまして、このような偏見や差別が生じないよう十分配慮するように教育をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 塙町では、今までも就学支援を積極的にやっていますが、コロナの影響で経済的にますます厳しくなってくる家庭が出てくると思われます。このような家庭、子供さんを対象とした新たな就学支援について検討されていることがあるか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 現在は新たな就学支援に関するものは考えてございませんが、奨学金についてお話をさせていただきます。 塙町の奨学資金貸付基金の設置管理及び処分に関する条例第8条第2項には、災害、疾病、その他正当な事由のために奨学資金の返還が困難と認められるときは、願い出によって相当の期間、その返還を猶予するとあります。 今般の新型コロナウイルス関連におきましては、経済的困窮により奨学資金の返済が困難である場合は、正当な事由のため返還を猶予することができると判断をしておるところでございます。 次に、塙町奨学資金就学援助費支給要項における就学支援につきましては、準要保護認定基準に該当すれば就学援助費を受けることができるというふうにされておりますので、そちらのほうを利用していただくように進めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) ただいま教育長からお話にあった奨学金、塙町奨学資金貸付基金の設置管理及び処分に関する条例第8条の返済の猶予についてですが、この正当な事由があるという場合と書いてありますが、これは今回のコロナの、コロナだけの経済的困窮なのか、俗に言う一般的に経済的に給料が半分、コロナに関係なく半分になったとか、そういうことも認められるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 該当するものがどのような形であるかは分からないのですが、そのケース・バイ・ケースに応じてしっかりこの貸付基金の条例に該当するかどうかを判断をしながら、そういった困窮されている皆様を救うことができるように努力していきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、万が一、災害で避難しなければならない場合の対策、特にコロナなどの感染症に対する備えは喫緊の課題だと思います。 備品などはかなりそろっているようですが、避難する人はもちろんのこと、避難所で面倒を見る、例えば区長さんはじめ、区役員の方、役場の人、消防団員など多くの人たちが関係します。密集をしないなど3密の問題を含め、避難所の感染症対策について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 密集した空間の中での集団生活、避難生活と申し上げますか、感染症のリスクが高まる危険性があるということは十分に認識をいたしております。自主避難を呼びかける前に、避難所の開設準備を行い、避難者の距離が取れるようパーテーションでの仕切りを準備するようにしたいと、このように考えております。 新型コロナウイルス感染の第2波に向けてでありますが、マスク、手指消毒用アルコール等はもちろんでありますが、大きな災害時には避難所での感染者に対する対策が必要となってまいります。避難所用の感染対策用品について備蓄を計画しております。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 福島市では、感染症対策を入れた避難訓練を5月16日に実施したと聞いております。新たな避難所を見つけるとか、そういった第2波が来る前に、再びコロナが流行する前に対策を練っておくことが必要だと思います。 改めて伺います。避難訓練とかを実施する予定はございますでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員、消防団員でもありますんで、同じ思いを持っていらっしゃるかなと私も元消防団員でありますんで考えております。と申し上げますのは、以前に水害の対策のための机上訓練、これが実際にその災害が発生したときに大変役に立ったというふうな思いが大変強くありますので、これもこのコロナ対策、この避難所の設置等々、ぜひ机上訓練等を含めて実際にみんなで集まって知恵を寄せ合って最大限、その対応できるような施策に運んでいければと、そういうふうに持っていければと考えておりますので、ぜひ関係者を含めた皆さんと話合いの中でその訓練は実施したいと、実施すべきと、このように考えております。 あと、担当課長のほうからも説明をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私のほうから感染症対策という部分でのお話をさせていただきたいと思います。 まず、災害と感染症ということになりますと、複合災害というような取扱いになるかと思いますけれども、過去には東日本大震災や熊本地震の際に、インフルエンザやノロウイルスの感染症が発症している例もございます。 避難所につきましては、密集した空間での集団生活になりますから、新型コロナウイルスやインフルエンザをはじめとします感染症のリスクが高まる危険性というのは当然あるかと思われます。 今般の新型コロナウイルスでございますけれども、飛沫感染がございますので、飛沫が床に付着するとさらに対策が必要になってくるかと思われます。また、ソーシャルディスタンスということで意識した間仕切り、それから、そういうものによって十分なスペースの確保にも留意する必要があると思われます。 そこで、避難所が過密な状況になることを防ぐために、分散避難ということをまず周知をしていきたいというふうに考えております。 可能な場合は、まず親戚や知人宅への避難を検討していただく、それから、水害などの場合ですと、在宅避難で自宅での2階などの高いところへ避難をしていただく、これはあくまで可能な限りということでございますけれども、そして、避難の行動をする前には必ず体温を測ったり、体の状態を確認しておいていただいて、そして、マスク等の感染症対策の用品もあれば、できればご自分で準備をしていただくというようなことになるかと思います。 次に、避難所においてですけれども、避難者、それから先ほど議員申されましたスタッフの方は、基本的なことでございますが、手洗いエチケット等の基本的な感染対策の徹底、それから避難所の衛生管理、そして十分な換気の実施、スペースの確保ということが必要になってくると思われます。 具体的になんですけれども、まず避難の受付時には総合受付前で世帯ごとの受付をしていただいて、そこに避難者カードを設置しますのでカードに記入をいただく、その際、発熱、咳等の体調の確認をすることになるかと思います。 そこで、新型コロナウイルスの発症、または疑いがあるときは患者を隔離いたしまして、帰国者接触者相談窓口に連絡をして対応していくことになります。また、感染の関係については、現在考えているところですが、接触を避けるために外階段から入ることのできる塙町ですと勤労福祉会館の2階、それから塙町公民館の2階を専用スペースとして使っていきたいというふうに考えております。 その2階には、それぞれキッチン、トイレもございますので、ゾーン分けができるというふうに考えております。 大切なことはやっぱり一人一人が感染症の意識を高めていくということで、そういう部分も関係機関と十分協議しながら、広く周知をしながら進めていきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、文科省のGIGAスクール構想についてですが、先ほど10番議員、5番議員の質問の答弁の中にも入っていましたが、GIGAスクール構想は先ほどのオンライン授業とも関連してくると思いますが、県では、県立の中学校や特別支援学校に関して前倒しして今年度中に整備をするとしております。 このGIGAスクール構想は大変大きな事業で、とても大きな予算が来ると思います。改めて伺います。塙町としてのGIGAスクール構想への考え方、方針、対応を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、菊地議員のご質問にお答えをいたします。 失礼いたしました。それでは、菊地議員のご質問にお答えをいたします。 GIGAスクールの構想につきましては、これまで令和5年度までに1人1台の端末、それから環境整備をするというような文科省の方針でございましたが、今般のコロナウイルス対策によりまして、令和2年度あるいは3年度でできるだけ早く1人1台の端末の準備をすると、早期実現を目指すということであります。 そして、家庭でもつながる通信環境を整備し、災害や感染症の発生等による学校の臨時休校等の緊急時においても、ICTの活用により全ての子供たちの学びを保障できる環境を早期に実現すること、これを目的としているところでございます。 先ほどもお話ししたとおり、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策におきまして、令和5年までの、5年度までの1人1台端末の整備等の達成目標を今年度、令和2年度に前倒しをするため、文科省の令和元年度補正予算に計上されたところでございます。 塙町の取組といたしましても、ICTの活用により全ての子供たちの学びを保障する環境を早急に実現するため、公立学校情報機器整備費補助金及び公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金を要望しているところでございます。 先ほどお話ししたとおり、現在のところ、これまでにタブレット等の電子機器保有は95台でございます。575名の児童生徒に対してはまだまだ当然足りないことでございますので、おおよそ6,100万円程度の予算を見込んでございますので、できるだけ早急にこちらのほうを要望し、国庫補助等の準備、そして、さらにもう一つは家庭での通信環境、こちらのほうを早急に調査をしまして、それに町としてどういうカバーができるか、補助できるかということも含めながら、オンライン授業等に向けて、GIGAスクール構想の実現に向けて頑張っていきたいというふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、はなわこども園について伺います。 先日、新人研修ではなわこども園を見学させてもらったときに、外の遊具がありませんでした。これは、例えば園児が遊具を使わずに自分たちで遊びを考えるとか、園庭を広く使うためとか、遊具による園児の事故のおそれがあるとか、予算的に難しいのか、今後どのような計画を持っているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをさせていただきます。 最初のコンセプトとしましては、1台の大きな滑り台を基にし、子供たちが遊び、そして広い園庭を使って自由に子供たちの遊びを創造させるということをコンセプトに行ってまいったところでございます。 今年度まだこども園の運動会も実施しておりません。9月以降に実施する予定でございますが、そのところに園庭をどういうふうに使っていくかということも含めまして、それを基にしながら、こども園の園庭の遊具について各先生方や保護者の要望があれば、今後の教育活動計画に照らし合わせて遊具の設置については検討をしてまいりたいと考えております。 なお、遊具を設置する場合は、旧塙幼稚園や旧塙保育園の遊具の移設を検討していかなければならないと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) こども園はかなり広い敷地で維持管理が大変だと思います。また、小中校の学校現場では、先生方の事務処理の仕事がかなり負担になっていると聞きます。 はなわこども園でもできるだけ園児に対する時間を取れるよう、用務員さんや事務員さんをお願いすべきではないかと伺うと通告書には入れてありましたが、今回の補正予算案に用務員1名の予算が計上されています。 こども園の円滑な運営にはとてもよいことだと思いますが、改めて伺います。どのような考えで用務員さんをお願いすることになったのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 教育活動のもろもろのところを補填するというか、カバーするためには、やはり特に園庭やそれから敷地内の清掃等も含めまして、様々な業務が発生しているということで、これをいわゆる教員に負担をかけるということのないように用務員の配置を考えたところでございます。 また、事務員につきましては、こども園に行政職2名を配置しておりますので、いわゆる事務に関する時間については省力化できるかというふうに思っておりますので、子供たちの保育に十分専念できるような環境を整えるために、今般は用務員の配置を考えて予算化をさせていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 補正予算書を見ると、報酬が来年の3月までで43万1,000円となっております。かなり抑えた金額だと思いますが、いつからの予定で、どのような勤務時間、勤務内容なのかを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、ただいまの件についてお答えいたします。 まず、この用務員の勤務時間でございます。1日当たり4時間勤務で、週3日で7月からの予算を計上しております。 それから、勤務の内容でございますが、先ほど教育長のほうからもお話がありましたとおり、はなわこども園、結構広い敷地を持っておりますので、植栽の管理あるいは館内の高いところのクモの巣取りとか、そういった小さな業務も出てくるかと思いますので、そういった業務に当たっていただきながら、雨天の日等については事務所内での印刷等、そういったものを担っていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、9月入学制について伺います。 新型コロナウイルスの流行に伴い、学校の9月入学制の議論が出てきました。ここに来て国は見送りの方針のような報道が出ていますが、先月5月18日の朝刊に県内59市町村長に9月入学についての緊急アンケートの結果が出ていました。 9月入学制を検討すべきは塙町はじめ10市町村、4月入学維持が8市町村、41市町村の首長が議論そのものが時期尚早という回答でした。町長に伺います。9月入学制がよいと思われる理由について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、導入議論がある学校の9月入学制について県内の新聞社が9月入学制について導入を検討すべきだ、現行維持すべきだ、その他の3つの選択肢を挙げ、意見とその理由を尋ねた5月中旬のアンケートのことについての質問かと思います。 私は、9月入学制の導入を検討すべきだと回答をいたしました。これは国際的にも9月の入学が主流でありまして、制度の改正には大きな変革が伴いますが、今般の新型コロナによるマイナスの現況を逆に変革のチャンスと前向きに捉えることも一つの選択肢であると考え、検討すべきではと回答したものであります。 結果的には、安倍首相は6月2日に来年の導入は困難との認識を示し、将来的な秋入学制については検討を続けるとしていますので、私といたしましては推移を見守っていきたいと、このように思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、こども食堂について伺います。 町長もご存じのとおり、こども食堂が県内でもできてきております。こども食堂は食事が思うように取れない家庭の子供さんを支援したり、また、地域のコミュニティーとしての役割を持つものなど、いろいろな考え方の下、運営されていると思いますが、町長も以前、議会で前向きな答弁をされておりますが、町長はこども食堂に具体的にどんなイメージ、構想を持っているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 令和元年第8回、12月の定例会の一般質問の中で、こども食堂について答弁を申し上げましたが、一つの例として日本財団の助成を受けて、B&G財団が海洋センター設置自治体に対し、家でも学校でもない第三の居場所の設置を推進しておる事業がございます。 これは就学前から小学校低学年を中心とした生活困窮世帯の子供などが、将来の自立に必要な力を育み貧困の連鎖を断つことを目的に学習習慣、基本的生活習慣の確立を図る場所でもあります。この中で、食事の提供も行う意味でのこども食堂も取り込める内容と申し上げたところであります。 この事業、2018年から実施されておりまして、開設助成金と運営助成金を3年間にわたり最大9,000万円を受け取ることができます。本年度は助成事業の募集は行わないというような方向性でもありますが、次年度実施に向けて要望してまいりたいと、このように考えております。 と申し上げますのは、この構想、BG本部理事長とお話をさせていただいており、大変興味を持っていただいたということもありますので、少し一歩前に踏み出したというような思いも持っておるところであります。 イメージということでありますので、具体的なイメージといたしましては、第三の居場所プラス高齢者のシェアハウス、高齢者が子供たちを放課後何時間か預かり、食事を提供するような、こういう施設にできないかと、こういうことを考えております。 まず、子供の、先ほどもちょっとお話をさせていただきました。子供の食事の用意、それから、囲碁、将棋、習字、昔語りなど、子供たちに新たな高齢者との接触による情操教育のチャンス、それとここで働くと申し上げますか、ここに入所する高齢者の方々、ぜひ職業と捉えて給与の支払いも考慮したい、こんな形でありとあらゆる新たな可能性にチャレンジをしてみたいと、そういうような基幹ですか、高齢者向けの基幹支援施設プラス子供たちの支援施設をコラボしたようなもの、これができないかということで考えております。 ただ、この実現に対しては、かなり大きな関門等々、問題も出てくるだろうと思います。これは一つ一つ、やはり事務方の知恵を借りながら取り出し、そして、できればそのBGの財団の補助ですか、これをぜひ引っ張り出して、そのお金を利用した上で実現できないか、できないものかどうかしっかりと取り組んでみたいと、このようにも思っておるところであります。 余談ではあるんですが、この考えの一つの中の私の考えの中に大きな基本があります。と申し上げますのは、人間本来は、今は核家族で子供を育てる云々ということがあるんですが、子育ては集団で行うことが動物的本能として人間は持っておると、こういうふうなテレビの放映を見ております。 なかなか今、子育てに問題が出てきておるという時代でもありますので、この放映を見た瞬間になるほど子供たちは家族……昔は大家族でありましたから、これに類する形で子供たちは育てられたわけでありますが、今は本当にお母さん独りで子供を育てるという、大変本来の姿から隔離した、かけ離れたところでの子育てが強いられておると、これなんかも一つの考え方のチャンスになるんではないか、それであれば、こういう施設、しっかりと造ることで町全体で子供たちを育ててあげる、育て上げるというような大きな夢を持ってもよいのではないかと、このようなことも思っておりますので、ぜひいろんな形で構想を練ってみたいなと、このように思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 私が考えるこども食堂というのは、本当に家で独りで食事を取らなくちゃならない環境にいるとか、本当に栄養的に偏っているとか、そういう子供さんを地域で何とか面倒を見ようという、先ほど町長が言いましたその地域で子供を育てるという観点になろうかと思いますが、そういった子供たちをボランティアで面倒見てあげようといって必要に迫られて立ち上がるのがこども食堂かなと今まで思っていたんですけれども、町長が今、語られた構想は構想でまた別な面もあろうかと思いますが、例えば町長が構想しているこども食堂を必要としている子供さんや家庭は大体どのぐらいになるのかという考えがあれば伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 令和2年度から6年度を計画期間といたします塙町第2期子ども・子育て事業計画を策定したところでありますが、この計画書に町民の意見を反映させるため、昨年2月にアンケートを調査、アンケート調査を実施いたしております。 この中での回答、小学生保護者274名中59名、21.5%ということになります。就学前児童保護者171名中44名、25.7%となりますが、この事業を利用したいとの希望がございました。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) こども食堂の形については、いろいろな形があると思います。私もこれからこども食堂については勉強してまいりたいと思います。 これをもちまして質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(割貝寿一君) 2番、菊地哲也君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後零時03分               再開 午後1時15分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △金澤太郎君 ○議長(割貝寿一君) 次に、1番、金澤太郎君、登壇願います。 持ち時間は1時45分までです。 金澤太郎君。     〔1番 金澤太郎君登壇〕 ◆1番(金澤太郎君) 1番議員、金澤太郎です。 事前通告に従い、3点ほど一般質問をしたいと思います。 まず1点目としまして、私、議会だよりや広報はなわなどを通しまして、町行政については触れる機会多かったかと思っておりますが、今後の4年間の議員活動に資するため、改めて町長の1期4年間の行政実績について伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、金澤太郎議員の質問にお答えを申し上げます。 1期4年間の行政実績についてということであります。 私のかじ取りを任されてから4年間、それなりにしっかりと取り組んできたつもりではおります。まず、私の一番強い思いでありました、住み慣れた地域と生活を守るためにの行政運営ということで、かじを取ってまいりました。自分の思い、少しずつは実現できてきたかとも思っております。 まず、初弾に挙げられまするは、子は宝。結局、町の先々を考えますと、やはりこの町の存続ということがこの町づくりの中の一番基本になるだろうということで、やっぱり次世代を担う子供たちのどういうふうに育てていくかということ、このことを大変重きを置きました。この行政実績の中での子育ての支援、これはやはり一番大きいものは、こども園の建設。これは何度も申し上げましたように、保育園、幼稚園それぞれに40年経過もしくはもう40年に近い使用期間をもって、かなり劣化が厳しいということで、これを建て直さなければならないということで手をかけました。 これは当初、その施設を見学に行ったと申し上げますか、施設に出かけていったときに、特に保育園、廊下はうぐいす張りと一緒で歩くたびに音がする。バケツが洗面器が置いてあります。何でこんなところにあるのと聞いたら、雨漏りするんです。そんなにひどいんだと。こんな中でこれだけの子供たちを預かりながら奮闘している保育園の先生方の姿をかいま見ることができました。そして、幼稚園にあっては、やはりこれも40年近い経年劣化と申しますか、本当に厳しい環境の中で子供たちの教育に当たっておるというところを見て、やっぱりこれは一番先に手がけをするようではないかということで、手をかけたわけであります。おかげさまで今年の4月に開園という運びになりました。 この間、特に私はありがたかったと思いましたのは、この建物を造るに当たり、約12億円近いお金が必要とされたわけでありますが、この中にありまして、過疎債、これは交付税措置をされることで国がしっかりその分お金を充当してくれるというお金でありますが、これを7億円近い金を利用することができまして、大変、町の財政にとっては安価と申し上げますか、本当に負担の少ない、この後の子供たち、そして町を担っていく方々にとっては大変負担が少ない建物として完成することができたと。しかも、1,000平米という広範な広大な面積を有する建物でありますが、この中で当初、私も出来上がったときは、随分でかすぎてどうなるんだろうと思ったんではありますが、子供が225名ですか、満タンに入った状況でありましたらば、あれ、これでも狭いぐらいの感じだねというような感じも持ったところであります。 そして、それを設計した設計士との話合いの中でも、大変安価、こんなふうに安上がりという言い方はあれなんですけれども、リーズナブルな建物はありません、本当に安く仕上がりましたよということで、お褒めの言葉をいただきました。かなり厳しい注文も出しまして、できるだけお金はかけたくない。そして、材料も特別な材料じゃなく市販されている汎用品を使ってほしい。このぐらいのことしか言わなかったんですが、このことが直接に影響したかどうかは知りませんけれども、そこまでは計り知ることはできませんが、大変あの建物が完成し、子供たちの将来のためには大変プラスになるんではないかと、このように思っておるところであります。 そして、第2点目には、定住促進のための住宅団地の造成、販売ということで、22区画、これを造成、販売をしたわけでありますが、現在17区画が契約もしくはもう既におうちが建っていると。13ですか、ちょっと数字がちゃんと出てこないんですが、そのぐらいの建物が建っておるということで、これも町の将来にとりましては、若い方々がこの町で暮らすことを選んでくれる一つの大きな要因になるだろうということで、子育て支援というところにつないでいけば、しっかりした事業であったんではないかと思っております。 そして、給食費の無料化、これも私、当初の選挙公約でもありましたので、本当に財政とその状況に鑑みながら進めてまいった結果、今年の4月から無料化を実現することができました。これ、我々にとりましては、それほどのお金なのかという方もいらっしゃいます。そして、子供の給食費ぐらい自分で食べ物ぐらい出さないでどうするんだという、お話もいただきました。ただ、子供の教育等々を考えれば、食育という観念から考えますと、何でかんでその教育の一環として子育ての中の一環としてその食育、給食費も組み込んでやりたいということを教育長ともお話をしまして、そして実施をしてきたわけであります。これからは子供の教育の一環、子育て一環、そして体をしっかりつくるということも含めて、食育しっかりと取り組んでいきたいと、このように思っておるところであります。 そして、もう一つ、木の町はなわということであります。こんな中でウッドスタート事業ということで木育キャラバン、これ実際にこのイベントを開くと、塙町ばかりではなく白河等々遠くからも親子連れで会場に来ていただいて、楽しんでいただくその姿はまさに塙が木の町はなわとしてのその力をしっかり見せつける場になっているなと、こんなふうにも思ったところであります。 そして、積み木の贈呈、これもヒノキをベースにして作った積み木でありますが、これも子育て大変です。その子供さんを持ったお母さん、お父さん方は大変喜んでおられる。一生の宝物になると、こんな話をしていただいた方もいらっしゃいました。 そして、前から続けております、こども医療費の助成事業、これもゼロ歳児から18歳までの子供たち、これをしっかり町が見守っていくということで、これからも継続していきたいと。 そして、商工会ですか、サービス会とのコラボで実施しております、子育て世帯応援ポイントカード、そして、乳幼児子育て用品購入補助金等々、子供をしっかりとこの町は見守っているんだという姿勢をしっかりと示すための一つの手段として実施してきたわけであります。これは決してマイナスにはならず、この後の大きな財産になっていってほしいと、このように思っておるところであります。 そして、産業の振興、本当に新規の企業を誘致する、この努力も今、怠ったわけではありません。それなりにと言いますか、本当に真剣に取り組んだつもりでありますが、やはり立地、交通の便等々を考えると、なかなかこれといった企業の進出が望めないということであれば、今あるその企業さんをしっかり応援することで雇用の確保、そして税収の確保を図るほうが得策だろうということで打ち出しております。そんな中で町の企業さんとの話合いも何度か持ち、そして、いろんなご意見もいただき、まず、町としての立つべき位置ですか、立ち位置を確認すると。そういう方向で進んできておるところであります。 そして、こういう中にありまして、つい最近でありますけれども、5月1日、そして6月1日と、町の産業と申し上げますか、その地場の力を活用したそのダリアの生産、そして、ドウダンツツジの輸出ですか、これとこの後、予定されております焼酎工場薩摩酒造の再稼働ということで、地場の麦を利用した焼酎造り、これは将来、先々、そんな先ではないとは聞いておりますが、ウイスキー造りをしたいと。これもききたればお願いをしてあります、町の中にぜひ契約栽培という形で大麦の生産を拡大していただき、一つの産業と申し上げますか、生活のしっかりとした基盤、糧となるような基盤をつくってほしい。そして、地場の麦を使うことでの塙産のウイスキーということをしっかりと打ち出してほしいと、こういうふうなお願いをしておるところであります。 農林業にありましては、やはり特出すべきは、私が就任した当初、ふくしま森林再生事業、これをたまたまこの内容を見る機会がございました。それなりに不勉強ではありましたが、内容を何度となく読み返しました。こんなふうに有利な支援事業はないだろうと。何でやらないんだろう。ちなみに27年当時は年間5,000万円ほどの施業ベースでありましたが、施業金額でありましたが、私これは本当に担当課長に、ぜひお願いすると。各地域を回って、皆さんに集まっていただいて、地域の方々に集まっていただいて、この事業の特異性、そして、いかに自分たちのためになるかという部分を説明してほしいということでお願いをいたしました。本当に真剣に担当課の課長含め職員の説明がありました。少しずつ周知されていき、今、28年ですか、4年たったわけでありますが、施業金額としては7億円を超えております。これに周辺の測量、それから承諾書の取るためのお金等々を入れると、10億円近い金がこの町に下りておる。でも、これは町としての持ち出し分は、実質的なお金の持ち出しはない。ただ事務的な負担はありますが、これを差し引いても、大なる町にとっての貢献になっておるということで、これも直接、林野庁、そして関係省庁、復興庁等に出かけていきまして、何でかんでやめるということはならぬとまでは言わないまでも、ここ10年しっかりと取り組んでいただきたい。10年取り組んでいただければ、町もしっかりきれいになるし、そして町の基幹産業としての大きな位置づけも見えてくるということで、お願いをいたしておるところであります。 そして、今年大きな台風19号という災害ございました。この中で農地等を含めた小規模の災害復旧事業、これも今年から取り入れたわけでありますが、大変好評でありまして、事業説明の中でもございましたけれども、かなりの数字、金額をそれぞれの被災者の皆様方に提供することができ、そして災害復旧の役に立てたのではないかと、このように思っておるところであります。これは制度として、この後も続けていきたいと。そして、やはり自分の土地でありますから、ある程度のお金は出しますから、自分で管理してください、そして自分で指示をして、自分で仕事をすると、これを基本にしてほしいということで進めてきたわけであります。 そして、商工会、商業関係にありましては、雇用拡大奨励補助金ということで、その塙高ですか、卒業生等々に、地元に就職なさった場合にはその企業さんに補助金を出すということで、その雇用の確保のために力を注いでおるところでもあります。 そして、このたび議決をいただいた後にぜひ実現しようとしておりますエール給付金、これも町独自の考え方で、当初は町の単費でもいい、やろうということで進めてまいったわけであります。少なくない3,000万円の金でありますから、これも基金の取崩しも致し方がないだろうということでやっておりましたが、たまたまこのお金に関しては国のお金を十分利用できるということでありますので、先ほど来、その手続の簡素化等々、これは十分にこのお金の利用と申し上げますか、特にその、実際に生かした、その生きたお金の使い方を進めるということで、しっかりと取り組んでいくつもりであります。 観光にありましては、サイクルツーリズム、日本で4番目のロードコースとして選定されました三角形の道、これは関東方面では百数十万人、二百数十万人という方々がこの自転車の愛好者がおるということで、これが認知されていきます、このコースが認知されていきますと、人が来るようになるだろうと。実際、高萩から自転車で上がってくる方がもう既にいらっしゃったということも聞いております。これもこれからの大きな課題であります。しっかりと取り組むことで、ただ自然をいじることなく、今の状況下の中で道路等を補修することで十分に対応できるということで、町にとっては負担が少ないわりに、大きな収益が見込める、こんなふうにも思っておるところであります。 そして、モニターツアー、これは農泊を含めまして、この4年間で49回実施されております。そして、参加した方々、これが1,081名、この方々がこのツアー、農泊ツアー等、モニタリングツアー等に参加をいただいておるところであります。これも塙の認知度を上げるためには大変な力になっていると、こんなふうにも思っておるところであります。 時間がないですね。あとは、地域の振興、これは地域振興交付金ということで30万円、これを出すことで、地域の皆さんが地域をしっかりと整備していくということで努力をし、そして皆さんで力を合わせてやっていただいております。 それから、陳情、これも今までの陳情とやり方は違います。と申し上げますのは、地域の方々がわざわざ出向いていらっしゃるわけですから、その地域の最新の情報を持ってきていただけるということで、その情報を基に事業を組み立て、これをやっていこうということでしっかりと取り組んでおるところであります。 あと、地域敬老行事、これもやっぱり地域の方々が自分たちでその地域をしっかりと守り育てていくというその意識啓発のための大きな力になってくれるんではないかと、こんなふうに思ってやっておるところであります。 それと財政ですね。財政、先ほどもお話があったんですが、本当に交付金、過疎債、補助金などを利用いたしまして、しっかりと財政組立てに取り組んでおるところでありますが、平成30年度、参考までに申し上げておきます。この30年度で交付税措置される割合、町債で交付税措置される割合が7割とよく言うんですけれども、これが78.85%と大変高い割合になっております。町の負担がその分少なくなっているということで、これなんかも町の財政に資するところは大きいだろうと、このように思っておるところであります。 ちょっと話が長くなったんですが、こういうことを基本にこの町の運営取り組んできております。あとまだお話ししたいことは山ほどあるんですが、その一部をお話しをさせていただきました。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。時間がないので配分を考えて、早くしてもらうときは言ってください。 ◆1番(金澤太郎君) 続きまして、6月に町長選挙が実施されます。現職町長として考えられている今後4年間の行政展望について、かいつまんでお願いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それではお話をさせていただきます。 やはり基本は先ほどお話ししましたように、住み慣れた地域と生活を守るための行政運営ということで変わらず進めていきたいと、この方向性は間違っていなかったと、このように信じております。そして、この後、各事業の連帯の強化、それから民の力との連携ということで、ウッドスタート事業、それから、ふくしま森林再生事業、それから森林アカデミーの活用、そして花木、農業法人、ダリアの生産農業法人等々のしっかりとした交流を持ちながら、町の発展に資していきたいと、このように思っておるところであります。まずは、地域の方が自ら地域を元気にということで、この地域振興交付金、これも継続してやっていきたい。それから、地域敬老行事、この地域の方々のその自立する、その地域をしっかり守っていくというその思いをしっかり育てていきたいということで、これからも進めていきたい。 それから、やはりこういうふうな話をこの場だけじゃなくて、やはり行政報告会、出かけていきまして、しっかりと報告していきたいなと、このように思っておるところであります。 そして、高齢者福祉、先ほど来申し上げております地域敬老行事、そして高齢者が外出しやすいようにということで、高齢者の支援事業としてのタクシーの助成金の支給、そして先ほど来言っております、その地域、できれば各地域に地域の子供たちと子供と、そして高齢者が交流できる高齢者支援のための基幹施設を造りたい。それと、塙高の存続、これも全力を挙げて訴えかけていきたいということも言いますし、この子育ての中でやはりこの町を守っていこうという子供を育てるという子育ての中でのふるさとを大切に思う心、これもなんかもぜひ教育長にご理解をいただいて、教育の一環に入れていただきたい。そして、俺は大きくなったら、塙町を守っていくんだというような子供が何人か出てくれれば本当にありがたいなと思ってもおります。 そして財政でありますが、今はそれほど窮屈な財政運営はしておりませんけれども、やはり身の丈に合った財政運営、そして先ほど来申し上げていますように、本当に補助率の高い補助金を使うと。このようなことでしっかりと取り組んでいきたい。基金に頼るわけではないんですけれども、やっぱり基金も必要なときには十分にその基金を利活用するということも含めて、これからの行政運営進めていきたいと。ここで大きな足かせになるであろうコロナウイルス感染症対策、この流れによってはどのように変わっていくかもまた大変難しい面もあるんですが、それはそれなりにしっかりとこの行政側としての対応を進めていきたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。
    ◆1番(金澤太郎君) では最後となりますけれども、こども園が開園しまして、幼稚部が3年制となりました。しかし、年少組については、保育部と同様に家族による送迎が前提とされております。幼稚部全学年のスクールバス利用についての考え方等をお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えを申し上げます。 幼稚部全学年のスクールバス利用についてでございますが、現在のこども園幼稚部のスクールバスの利用は、ご指摘のように年中、年長の利用に限定させていただいているところでございます。理由といたしましては、塙町には、まず幼児専用のバスがまだ準備されていないということ、また3歳児がスクールバスに乗車するためには、添乗員が必要なことが理由として挙げられております。他町村の例を見ますと、年少児の幼児専用バスでの送迎につきましては、実施している町村が多いのは事実でございます。ただ、実施している町村にあっては、年少児が幼稚園に慣れる期間は保護者の送迎としまして、5月あるいは2学期からの利用としている町村が多いようでございます。本町においても、今後、年少児のスクールバスの乗車について、幼児専用バスの導入や乗車添乗員の確保等の検討を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 幼稚園、特に幼児専用バスの導入等々について、前向きに今後とも検討していただければと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、1番、金澤太郎君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後1時44分               再開 午後1時45分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉田克則君 ○議長(割貝寿一君) 次に、9番、吉田克則君、登壇願います。 持ち時間は2時55分までです。 吉田克則君。     〔9番 吉田克則君登壇〕 ◆9番(吉田克則君) 9番、吉田克則です。 一般質問をさせていただきます。 大きくは4項目あるわけなんですが、順次質問をしてまいりたいというふうに考えております。 まず、はなわこども園関係でありますが、今年の4月1日から開園して、この間にはいろいろ塙幼稚園、保育園からの移行に係る作業とかいろいろあったと思うんですが、そういった中で移行している間にやはり預かり保育というんですかね、そういう関係で預かれない期間があったということでありましたけれども、その移行作業に当たって、これまでスムーズな移行がされてきたのか、その点についてまずお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、吉田議員のご質問にお答えをいたします。 はなわこども園がスムーズに移行できたかというご質問でございますが、非常にいろいろな面がありましたけれども、スムーズに移行できたというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 建設に当たっては、ニーズに合った施設にしていくんだというようなことでありましたが、計画では幼稚部、保育部の中の定員270名ということでの施設規模ということでありましたが、現在の入園者数というんですかね、保育部と、あと幼稚部それぞれ分かれて入園していると思うんですが、その人数についてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それではお答えをいたします。 まず、幼稚部のほうでございますが、163名でございます。詳しく言いますと、年少児の3歳児でございますが、49名、年中児、4歳児でございますが、60名、これ定員いっぱいでございます。年長児、5歳児でございますが、54名と。それぞれの学年が二クラスということで、全部で6クラスで163名ということで運営を始めているところでございます。 続きまして、保育部のほうでございますが、零歳児が9名、1歳児が18名、2歳児が35名、計62名、クラス数は5クラスということで、62名で開園をしているところでございます。これは4月1日現在でございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 保育部のほうなんですが、ゼロ歳児が9名ということで、今回、待機児童が議員活動の中で、何だか申し込んでおるんだが、待機している子供がいるという話を聞いたものですから、定員に全然満たないような状況の中で、あるいは今までの旧塙保育園関係から見ても、逆に言えば人数が少ないような状況に見えるんですが、待機児童等については今現在はいるのか、いないのか、その点お伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) おただしの待機児童について、お答えを申し上げます。 4月1日現在の調査で、昨日の新聞にも載っておりますけれども、はなわこども園の保育部の待機児童につきましては、零歳児が1名、1歳児が2名となっており、合計3名の待機児童がおります。零歳児は定員18名でございますので、先ほどお話をした4月1日現在の定員には18名よりも少ないというところでございますが、保育部に入園するためにそれぞれの月数というのがありまして、保育部の場合は6か月以上が入園の対象となります。したがって、まだ6か月に達していない園児もございますので、その子供たちも予約をしていると。つまり予定をしていると。今年度中に入園をするということで、最終的に3月には18名という定員いっぱいというふうになるところでございます。その中で零歳児の1名が待機児童ということでいるわけでございます。 続いて、1歳児については、定員は36名でございます。36名ということで定員を設定しておりましたけれども、担任の保育士が3名ということで、幼児数は保育士1名に対して6名となっておりますので、18名の幼児を見ることができると。それ以上見ることは不可能ということになりますので、定員の条件がございますので。現在幼児が18名でございますので、それを超える児童、これは見ることができずに現在2名の方が待機児童となっているところでございます。 待機児童の解消につきましては、今後、保育士の確保が一番であります。なかなか4月1日現在での保育士の確保が完全ではなかったということが原因でございます。今後、保育士を確保しまして、定員の充足を図る、あるいは待機児童の解消を図るように、今も保育士につきましては募集をかけておりますが、まだ応募する方がいなくて、今後も引き続き待機児童の解消のために保育士の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) このニーズに合った施設ということで、一番そのニーズというのが、それ待機児童がない施設ということだったというふうに思うんですよね。それで、先ほどもそれ町長の----の中に約12億円かけた中で、これやっぱり町民誰もが利用できる施設ってあると思うんですね。それで、これ町長にお伺いしたいんですが、待機児童の発生というのはどうなんですか。これだけのお金をかけて、町民の方が利用したいんだけれども、できない。そんな状況を町長はどう見ているのかお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 受け入れるための容量というのは十分にあると、このように認識しております。今お話がありましたように、その職員さんが見つからないと申し上げますか、職員さんが不足して受け入れることができないということでありますので、この後はもうちょっと採用幅を広げまして、新年度に向かって、新年度もその保育士、それから幼稚園教諭等の採用、これをしっかりと進めていく。こういう方向で考えていきたいと思いますし、また教育長含め関係課の課長にはもうできるだけ有資格者をさがしていただいて、一日も早く待機児童を収容できると申し上げますか、お預かりできるよう来てもらえるよう努力を重ねてほしいなと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 計画では、それ幼稚部90名ということでなっているものですからね。そうすると、この計画自体はどうだったんですか、結果的には。今頃、施設はできたけれども、保育士がいない。こんな状況ではどうなんですか、これ、計画自体が。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 計画自体につきましては、当然子供たちの保育を充実させるということでは大変特に問題はなかったかと思いますし、しっかり対応してきたというふうに考えております。こども園の定員については、塙町の人口動態というのを考慮し算定したものでございます。しかしながら、近年、塙町が取り組んでいる子育て施設施策や子育て若者定住促進住宅団地の販売等についても、幼児の、またあるいは幼児教育の無償化によりまして、こども園の入園希望が我々が予測したよりも多くなってきたというのが原因の一つでもあると思いますし、このようなことから非常にうれしいことでありますので、ぜひ全員の子供たち、待機児童がないようにこれからも対応していかなければいけないというふうに思っております。しっかり保育士の確保をまず進めていきたい。そういうふうに思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) こども園ができてから、認定こども園の取扱いに移行していくような話もあったんですが、それはどのようなことで今現在進んでいるのかお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 認定こども園についてのおただしでございますが、現在のところ、こういった状況で十分な受入れについても保育士の確保と、これが一番ネックになってきますので、保育士の確保が十分できた上で、認定保育園のほうに移行できればというふうに、今後の課題として考えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) あと、こども園ができまして、何か開園直後というんですかね、完成してから有害物質を持った植栽というんですかね、そういうやつが植えられて、その後何か引っこ抜いたとか、そういう話もちょっと聞いたんですが、その実態はどうなっていたのか。毒性がある木が、これはそもそもどのほうから出てきたのか、保護者等からのご意見とかいろいろそういう中で出てきたものだか、その実態、内容ちょっと分かんないものですから、お聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 関係の皆様からご指摘をいただきまして、いわゆるアセビという植物の植栽がありましたものですから、これは子供たちがもし食べてしまえば危ないんではないかというような心配のためのご指摘をいただきましたので、即座に情報をいただいてからすぐに抜いて、子供たちの安全確保に努めてまいったところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 保護者からの意見等というようなことで、またあと私、聞いているのが、今回、補正予算の中では出ていましたが、職員駐車場の西側というんですかね、U字溝に蓋がかかっていなくて、あそこに子供が遊んで、あるいは見えないものですから、そのままU字溝などで行った場合には用水路というんですかね、直接落ちて行方不明になってしまう。そんなふうにちょっと聞いたものですから、今回それ補正の中には入っておりましたけれども、これについても保護者からの意見等でその補正にかかったものなのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、ただいまの質問についてお答えいたします。 この駐車場の一番西側に当たる部分にある側溝でございますが、これについては保護者等のご意見もあったのはあったんですけれども、実際に現場のほうではちょうど車の陰になってしまうということで、本当に子供たちが目につかないところでもあるということなので、まず側溝の蓋を設置して安全を確保するという考え方で、今回、補正のほうに上げた次第であります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) あとは、いろいろあるんですが、今回それ、こども園についてはガラス張りというんですかね、そして、中がよく見えて防犯上、子供の安全を確保する意味で中が丸見えだと。そんな中でそういう対策というんですかね、そういうことはどう考えているのか。 あと、ガラスについては強化ガラスとかいろいろあるんでしょうけれども、割れるおそれというんですかね、地震とか不慮の外部からの衝突やらそういうことで、どの程度のそのガラスの強化というんですかね、そういうのを持っているものなのか。 あともう一点、ガラスハウス状態になって、冷房効果というんですかね、そういうのが効かないというか、余計な経費がかかるような、そんなことも言われておるんですが、そういう関係についてはどのように対処したり、安全を確保していくのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、お答えいたします。 まず、第1点目のガラス張りであって、外から見えて防犯上よくないんではないかというようなご指摘だと思います。 これにつきましては、一番見えやすいのは保育部のところが東側の道路から近い部分にありますので、そちらのほうにつきましては、カーテンを設置してございます。保育部のほう、お昼寝の時間等もございますので、カーテンを閉めて対応しているというような状況でございます。 それから2点目のガラスでございますが、これはよく小中学校でも使っておりますスクールテンパという、ちょっと硬化というか、硬いガラスになっておりまして、通常の一般的な家庭のガラスとは違って丈夫であるというようなことになっております。 あとは、ガラス張りの中でのエアコンの使用で経費がかかるんではないかということ、あとは、効率が悪いのかということだと思いますが、現段階で暑い日が続いている中でエアコンのほうを使っておりますが、効きが悪いという話も聞いておりません。あとは、その電気代等に関しても、これについてはまだ私のほうではちょっと調べておりませんので、申し訳ございませんが、今お答えできません。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 子供たちの安全を優先にこれからもそれいろいろ保護者とか関係者からご意見があると思うんですが、素直というか、受け止めて改善することは改善していただければなというふうに思います。 それとあと、子育て支援施設のことでありますが、これ町民誰もが利用できるということなんですが、現段階ではその利用計画というんですかね、これはどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 子育て支援施設ぽっぽのことだろうと思います。この利活用ということであります。 まず、子育て支援分野として、親子が自由に集い、保護者同士や地域の方々との交流を図り、地域の子育ての場を目指しております。この施設の利活用の詳細については、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、子育て支援施設の利用計画ということでございますけれども、3月からの新型コロナ感染症の拡大が懸念されましたので、子育てサロンとか、のびのび教室等の育児教室のほうは見合わせをさせてもらっております。健康診断にも使うということで、子供の10か月健康相談につきましては、1回4月16日ですか、それについては一度実施をしておりますが、今後、今回緊急事態宣言が解除されましたので、いろんな手だてを講じながら、7月から育児教室、それから離乳食教室などの開催をするために現在準備を進めておりますが、やはりまだ若干規制をかける必要があるということもありまして、基本的には申込制ということで、7月から実施をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) あと、防犯関係と申しますか、その施設の安全面というんですかね、はなわこども園のその入り口の看板がちょっと見づらいんじゃないか、小さくてね。そういうご意見も私も直接聞いたときがあるんですが、ある方についてはそんな意見と、あとは逆に今どきの看板だという話も聞いたんですが、そんな中で出入り口の管理というんですかね、施錠関係はこれ時間帯はどうなっているんだか、外部の方があそこの仮に中に入って駐車していたり、あるいは子供を連れ去ったなんてことは大変なものですから、そういう管理、どんなような管理をしているのか、出入り口の施錠2か所あると思うんですが、その点についてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、お答えいたします。 ただいまの質問は駐車場の道路側の施錠ということでしょうか。それにつきましては、こども園が日々の開園するのは大体7時半ですので、それ以前に職員が参りますので、そのときにチェーンバリカーという、ポールが立ってチェーンがなっていて、そこで車が入れないようになっているんですけれども、それを立てて、職員が入って、その後、保護者の方が続々と入ってくるというような形になります。 それから、夕方ですけれども、夕方は基本的には6時35分までが預かり保育さんで子供たちを預かっている。その後、職員が帰るときにそこを施錠して帰るという形にはなっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 次の質問に入らせていただきます。 旧常豊小学校、幼稚園の利活用関係での質問でありますが、以前から私も何回もそれらについての廃校利用の考え方を町長に尋ねてきたんですが、今回、企業進出するという話がありまして、今までこの廃校利用については地区の皆さんからご意見等あるいは聞いた中で、利活用検討委員会のほうで検討して、その結果を基に町は考えて利活用していくんだというようなことを言われていたんですが、この進め方、そういう意見、地区の皆さんから意見を聞いた中で今回それ企業誘致ということになったものなのか。その経過がちょっと分かんないものですから、その点、町長にお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 平成30年5月22日付で塙町学校施設等利活用検討委員会からの報告書では、「当面集会施設等として町管理が望ましい。体育館及び校庭は体育施設として町管理が望ましい」との報告がされております。また、地区の意見として、エリアごとに分けての活用についても出されております。体育館及び校庭については、現在体育施設として町民が利用できるように所管替えを行い、利活用をいたしております。 小学校校舎については、町としても町内の課題として取り上げ、地域や町にとって最も有益な利活用の検討を進めてきたところで、町財政を考慮すれば、町に収入が確保できるような利活用が必要だろうとして、企業誘致を含めた有効活用を模索し、一部を農業生産物流法人に貸し出すこととなったものであります。この結果、地域ににぎわいをという観点から見ても、検討結果は反映されておると、そのように解しております。そのほか、文書等の保管場所としても活用していますが、今後は学校備品等の処分を行い、有効な活用について、なお一層進めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 利活用関係では、特に県のほうにそういう部署というんですかね、そういうのがあって、そちらのほうにも申し込んでおいたということでありましたが、そのほうはどうなっているんですか。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) まず、ただいまのご質問の内容でございますが、それは文科省の廃校プロジェクトということでよろしかったでしょうか。こういった廃校がありますから、いろんなところの企業さん来て入りませんかというような形での文科省にあります「みんなの廃校」プロジェクトというところには、当初エントリーはしておりました。今回、農業生産物流法人が入ったということになりましたので、そちらのほうを5月、ちょっと日付は忘れましたが、5月中に文科省にその部分の取下げをしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) これ、町長にお伺いしたいんですが、その跡地の利用に関して、地区の皆さんへの要望とかいろいろ聞いているわけですから、逆にその会社が入るということに対して、地区民への説明、それはどのようにしたんですか。その点をお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 地元行政区長さん並びに地元選出議員さんには、4月28日付で進出企業名、事業内容等、これを文書で周知をいたしました。当初はダリアの切り花の出荷が始まる頃に施設利用をお知らせする予定でありました。しかし、町有山林に自生するドウダンツツジ、今までは下刈り、枝打ちの対象でしかなかったものが海外に輸出できることが急遽判明し、その需要は新緑の時期からであったこと、さらに切り出したドウダンツツジを集積し成形し梱包する輸出拠点を早急に確保する必要に迫られまして、急遽代表者の方々に周知したところであります。この施設、この後は東北の花の輸出のための集荷場としての役目も目途にあります。施設の利活用が最大限図られ、なお、雇用の場としての期待も大変大きくこれからこの常豊の地にしっかりと根づく企業であると、このように解しております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 町として、それ文書で通知をしたとか、近くの人に聞いても誰も分かんないですよ、これ。やっぱり利活用に対して説明する責任があると思うんですが、ただ文書で、使うから、それだけでよろしいと、町長は思っているんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それはその進出する企業によっては、いろいろ選択肢はあるだろうと、このようには思っておりますが、先ほどご案内したように、この時期を逃がすとその利活用ができないということになれば、この施設自体がまだ眠ってしまうという可能性も出てきたわけであります。そういうふうな事情も考慮した上での急遽の利用ということでありましたが、このあくまでも地域の方々の意に沿ったということはなかなか難しいだろうと。いろんなご意見をいただきながら、できるだけその意に沿ったというか、そのままの思いでその施設が利用できるんであれば、それは一番理想的ではあるんですけれども、やはりその機を逃す、これでその施設の利活用が失われるというようなことであれば、町にとっても町民にとっても大変マイナスな部分でありますから、この利用に関しては、私は特別な説明は必要ではなかったのではないかと。逆に後でこのような結果となりましたがということで説明はしておるわけでありますから、それで十分納得がいただけるんではないかと思っております。そして何よりもそのままの場所を利用して、そのままやっているわけですから、心配はないのかなと、このようにも思っております。これからも地域の皆様方のこういう利用方法があるんだというご意見は十分に伺いながら、その中で最も有効な利用方法を選択していくのが最大限我々にできる有効な利用選択ではないかと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) いや、企業誘致はすばらしいことですよ。何でそれを逆に説明できないんですかね、利用するに当たって。そして、先ほども誰かの質問で、それ事業報告会をするという、そんな考えも示していたというのに、何でそういうのができないんですかね。どういう企業が来て、それ生産活動していくということで、逆に説明することによって、その町の姿勢が見えるんじゃないですかね。今後も説明はする気はないんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この会社の進出、これは以前にマスコミ等で説明をいたしております。そして、議会の中でも説明はいたしておると、このように解しております。その中にありまして、やはりこの特殊性というのはご理解をいただきたいというのは、やはりこの新緑の頃に出荷を始まりたいというその急遽の事情ということを鑑みていただいて、この企業進出に関してのご理解はいただきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) いや、私、言っているやつは、企業誘致したんだから、なぜ小学校を使って、ダリアの振興とか、それ地場産業の振興ということで言っているんでしょうから、何でそこを町長として、それ地区の方に説明はできないのかなということでの質問だったんですが、まだ時期が合わないとかそんな話を聞いたんで、次の今度はその企業の進出名等についてちょっとお伺いしたいんですが、6月になってからの塙町出資契約・締結報告会というのを開いたということで、新たな企業誘致のため、同町の農業生産物流法人フラワーキングに出資したという内容の報道があったんですが、この町が出資した60万円の農業生産法人はいつ設立したのか。あとは代表者名とか資本金等はどんなふうになっているのか。町が60万円ということでなんでしょうから、そのほかにも出資した金額が設立するときにはあると思うんですが、それはどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 細かな数字、今調べております。先ほど申し上げましたように、この会社、これから先、目標としておるのは東北の花、これを集めて集積地として、あの施設を利用して、そこで箱詰めして輸出用ですか、ほぼ飛行機になるんでしょうけれども、羽田へ運んで、そして世界中に売り出すということで取り組んでおるということでありますので、これからの企業としてのその飛躍と申し上げますか、拡大は十分に期待できる、これから雇用も期待できる。そして、あの一角が大変なにぎわいになってくれればと、このようにも思っておるところであります。今、企業進出の年月日等々、今調べておりますけれども、もう少々お待ちをいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) ダリア栽培がなかなか進んでいかないというか、減少しているという中でこのフラワーキング社ですかね、ここも農業生産ということであるので、ダリアの生産というのもやるんでしょうけれども、ドウダンツツジ、大分それ取り扱うんだという、塙産のドウダンということで。これはフラワーキング社で栽培しているものなんですか、これ。その点ちょっとお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 先ほど来、説明を申し上げております、町有地にありますドウダンツツジ、これまでは雑木として支障木として、下刈りをしたり枝打ちをしたりとして、邪魔者にしておったわけですが、それがお金になると申し上げますか、製品として売れるということでありますので、これを売っていこうと。ただ、これも計画的なと申し上げますか、その生産計画がございまして、10年を一区切りとして、10年育てたら切って、10年育てたら切ってという方向で生産を継続していくということで、このドウダンツツジの育成、販売ということで進めていくと、こういう考えでおります。 それから、先ほどこのフラワーキングさん、ダリアも当然扱うんでありますが、塙町にある桜も、これも大きな輸出品目の中に入っておりますし、この社長が目指しておりますのは東北各地で作られておる花、これを塙町の常豊小学校跡地に運んで、そこで製品として全部箱詰め等々をして、そして海外へ輸出するための拠点にしたいということで、しっかり頑張っておるところであります。これが私が言うところの地場の力を利用した産業として、大変これからの町にとってのプラスになる産業だと、会社であるということを強く思っておるところでありますから、しっかりとこの育成、見届けたいと申し上げますか、しっかりと育成のために協力していきたいなと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) この出資に当たっては、それ会社のほうから持ちかけられたものなのか、あるいは町から60万円を出資するから、会社として企業誘致するんだ。どちらを考えて出資したものなのか。 あと、なぜこういう話をするかというと、基準になるものというんですかね、じゃ、ほかの会社が来て、農業やるから出資してください、ある会社には駄目ですよ、ある会社にはいいですよ、町のその基本姿勢というのがあると思うんで、その点を聞くためにそういう内容の話を聞いたんで、町長に伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来、申し上げておりますとおり、この土地の力を利用した地場産業の育成ということで、町も協力をするという意味での出資であります。これは向こうから、ぜひ出資をお願いしたいということで、これからの町を考えたときには当然力を合わせてやっていくことも大切だろうということで出資を決めた経緯があります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。時間配分をちょっと考えてやっていただきます。 ◆9番(吉田克則君) あと、設立関係は後から調べてもらいますが、次に…… ○議長(割貝寿一君) 答弁、農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 時間がかかって、申し訳ございませんでした。資料を見つけました。 設立関係ですが、フラワーキングとして設立されたのは令和2年3月10日でございまして、塙町が出資契約をもう正式に結んだのは令和2年3月31日となっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) そうすると、資本金は幾らになっているんですか、全部で。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 失礼しました。資本金は3,200万円となっております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 次に、町有財産を、資産というんですかね、議会の承認が必要な場面が出てくると思うんですが、今回はそれ議会には何にも話もないというようなことで、議決事件ということで地方自治法の96条の6項のほうに云々書いてあるんですが、そういうのには該当はしているものなのか、いないものなのか、それについてもお伺いいたしたいというふうに思っております。 それと、これに関連して旧常豊幼稚園、地区集会所として利用したい要望が出ていて、前もこれも質問したんですが、なかなかそれ利用できないような話も伺ったものですから、その行方についても併せて地方自治法の関係と、この集会所の利用の関係について質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答え申し上げます。 町有財産のその云々というお話、これは担当課のほうから話をさせていただきます。 それと、旧常豊幼稚園、この話はその地域の方に常豊幼稚園を集会所と利用したいという要望は聞いております。集会所として使用するためには、不特定多数の方が利用するということになりますので、建物の用途変更、これは消防法等かなり縛りが強くなりますので、この大きな改装が必要であると。また、耐震補強を行っておりませんので、これも対応しなければならない。これらのことを踏まえまして、塙町学校施設利活用検討委員会から、園舎は取り壊し、駐車場としての利活用が望ましいと報告がされてもおりますので、集会所としての利用は予定はいたしておりません。 あとは、課長にお答えさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 地方自治法関係のことについてお答えいたします。 地方自治法のほうにその自治体の条例で定めるというふうになっていると思うんですけれども、塙町の議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の中の条文の中に該当するものがございませんので、今回の貸付けは当たらないということになります。 以上でございます。
    ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 集会所、地区の意見等それ取り入れて、宮田町長、ああやっていくというわけだったんですが、そうすると、旧常豊幼稚園、何だか違う目的の違う使い方をするんだという話聞いたんですが、それはどんなふうなんですか。今、集会所としては利用できないんだけれども、何か違う施設として利用していくんだという、耐震上、取り壊すという話も今しましたけれども、6月1日から別な施設として利用していくという話も聞いたものですから、それはどのようになっていますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今お話がありましたのは、今まで板庭の旧薩摩酒造が検査場として利用されていたわけでありますが、薩摩酒造が売買に向けて動き出したということによりまして、放射性物質測定所の代替場所として、旧常豊幼稚園をこれに移転をいたしました。米の全量全袋検査が今年から抽出検査となるように、自家消費野菜の放射性物質測定もそう遠くはない未来に不要になると思われます。その時点で旧常豊幼稚園のその解体等も考えなくてはいけないのかなと、このように思っておりますが、今はそのように利していくということで進めております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 町長に伺います。そうすると、その旧常豊幼稚園、集会所としてそれ利用したい要望したやつについては、地区の方にこれははっきり申し上げたんですか、できないからと。町長に伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどからお話申し上げましたとおり、この建物に関しましては、塙町学校施設利活用検討委員会からは、園舎は取り壊し、駐車場としての利活用が望ましいと報告がされておりますので、周囲の方というか、周辺のその地区の方もそういう判断になっておるのかと、こういうふうに理解しております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) いや、地区の方に、先ほどもそれ企業さんが入るということで、まだ説明もあんまり地区の方に文書で通知をしたとか、あるいはこの旧常豊幼稚園も、そうすると要望は出ていたんだけれども、その行方については、結果については、じゃ何にもその地区の方には説明はしていないという理解でよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) もう先ほど来、申し上げておりますように、この建物、今までは幼稚園として利用されておりました。これが集会所として利用する場合、不特定多数の方の利用となると、消防法等のいろんな縛りと申し上げますか、警報とかかなり内部の、それから不燃材料の利用とか膨大なお金をかけて改装をしなければならないということになるかと思います。そのほかに耐震施さなければならないということで、町といたしましては、これを次の地域の集会所に供するという予定は、当初から考えてはおりませんでした。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 次の質問に移らせていただきます。 塙町公民館の2階部分にある大広間というんですかね、あそこがバリアフリー化になっていないということで、体の不自由な方とか車椅子の方が利用できない。そんな状況にあるんで、それらの改善策というんですかね、町としてどう考えているのか、町長にお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) これは現状の説明もお答えを申し上げます。現状の説明も必要でありますので、この施設の現状、担当課長より説明をさせますので、お聞きをいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(金澤祐介君) それでは、ご説明いたします。 塙町公民館につきましては、昭和57年の建築の建物でございますが、1階につきましては、入り口スロープや多目的トイレ等についてはバリアフリーにはなっておりますが、1階の和室につきましては段差がある状況でございます。また、2階につきましては、階段で上る方法しかございませんので、2階につきましては、2階に上がっていく方法等については現在のところは車椅子等の方についての利用は厳しい状況となっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。55分までですので、まとめていただきます。 ◆9番(吉田克則君) そうすると、誰もが利用できる公民館ではないということで、改善策は考えていないということで理解してよろしいんですか。その点だけお聞きします、再度。 ○議長(割貝寿一君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(金澤祐介君) 建築基準法第34条では、高さ31メートル以上超の建物について、非常用の昇降機を設けなければならない、また高齢者の住居の安定確保に関する法律では、原則3階建て以上の共同住宅にエレベーターを設けなければならないと規定されております。現在の塙町公民館につきましては、構造上エレベーター等の設置は不可能であるとは考えております。また、利用者にはご不便をおかけしますが、現状では改善が厳しい状況であると認識しております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 付け加えて、お答えさせていただきます。 現在、生涯学習課等の職員が、例えば体の不自由な方が2階に上りたいというときはサポートしながら介助等についても行っている状況でございますので、全員が1人でバリアフリーのためになっている、自分で行けるということは厳しい状況でございますが、そういった形で共助という形で実践しておりますので、大きな問題等は指摘はされておりません。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。まとめていただきます。 ◆9番(吉田克則君) 2番には、新型コロナウイルス関係についての対応を聞くわけだったんですが、時間がなかったものですから、また、前の議員の方々が質問したので以上で質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、9番、吉田克則君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(割貝寿一君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。 ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。               延会 午後2時56分...