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09月10日-04号

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  1. 塙町議会 2019-09-10
    09月10日-04号


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    令和 1年  9月 定例会(6回)          令和元年6回塙町議会定例会会議録議事日程4号)                     令和元年9月10日(火)午前9時開議日程1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(14名)     1番  七宮広樹君      2番  下重義人君     3番  吉田広明君      4番  青砥與藏君     5番  高縁 光君      6番  吉田克則君     7番  鈴木 茂君      8番  鈴木安次君     9番  小峰由久君     10番  割貝寿一君    11番  小林達信君     12番  藤田一男君    13番  鈴木孝則君     14番  大縄武夫君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     副町長       佐藤要一君  教育長       秦 公男君     総務課長      白石憲男君  町民課長      生田目敏夫君    健康福祉課長    藤成寛味君  まち振興課長    吉成知温君     まち整備課長    藤田衛昌君  生活環境課長    鈴木義房君     保育園長      品川亮助君  会計管理者     江田一寛君     農業委員会事務局長 小野 浩君  学校教育課長    佐藤光一君     生涯学習課長    金澤祐介君  学校給食センター所長          代表監査委員    金澤忠良君            齋藤 智君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        根本雅士               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(大縄武夫君) おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 初めに、きのうの台風15号についての被害状況の報告を求めます。 総務課長。 ◎総務課長白石憲男君) おはようございます。 昨日の台風15号による被害状況等、報告等があった、現時点で把握しているものについてお知らせをしたいと思います。 昨日の台風15号による雨ですが、上石井のアメダスで、きのうの朝方4時から12時までの間に99.5ミリということで、かなりの量が降っております。下り藤にあります観測所ですと、夜中の12時から12時までの12時間で160ミリということで、山間部でかなり降ったという部分だと思います。 被害報告ですが、道路の冠水が5カ所、道路に対する倒木が3カ所、あと、道路に対する土砂崩れが7カ所、あとは、農地、人家等への土砂崩れが5カ所です。道路の片側通行が現在3カ所、通行止めが2カ所となっております。あと、河川の増水、崩落が4カ所ということで29カ所の報告が、現在まいっております。 また、テレビの報道等でもありましたが、ハウス栽培等の被害、あとは露地栽培等の野菜の被害については、現在、担当課とJA等で協力しながら被害の調査ということで当たっております。 また、道路関係等についても、担当職員が、きょうこれから被害調査に歩くというような予定になっております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 以上で報告を終わります。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(大縄武夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ映像は、後日インターネットで配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、会議規則に従い、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。---------------------------------------一般質問 ○議長(大縄武夫君) 日程1、一般質問を行います。 昨日に引き続き、通告順に従い発言を許します。---------------------------------------吉田克則君 ○議長(大縄武夫君) 6番、吉田克則君、登壇願います。 時間は10時2分までです。 吉田克則君。     〔6番 吉田克則君登壇〕 ◆6番(吉田克則君) 6番、吉田克則です。 ただいまから、一般質問入らせていただくんですが、昨日、総務課長からの台風被害報告ということであったんですが、私もテレビを見ていまして、特に稲の倒伏、これが甚大だというようなことと、あとは、キュウリ農家でもキュウリ棚が崩壊されて、大分被害に遭ったような状況で、今後、収穫するのに影響が出るだろうということでの生産者の話もありました。 町にとっては、やはり、これから一般質問でやりますけれども、農業、大切な分野なんで、被害状況の把握と今後の対策というようなことでお願いをしたいというふうに思ってございます。それと当時に、被害に遭った方にお見舞いを申し上げたいというふうに思ってございます。 あと、一般質問の中に医師確保についての質問もあるわけなんですが、特に9月は、がん征圧月間というようなことで、がん検診があなたを守るというようなことでの月間になっております。その中での、皆さん、周知はなされているかと思うんですが、それも含めた中での医師確保について、質問をしてみれればなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思ってございます。 それでは、通告順に質問させていただきます。よろしくお願いします。 まず、町の基幹産業である農業振興について、町長の考えをお伺いしたいというふうに思ってございます。 農業を経営するに当たっては、担い手不足が、今、騒がれているような状況でございまして、後継者問題とか担い手不足とか、いろいろ問題にされています。遊休農地等もふえてきているような状況でありますので、町で考えている農業の担い手育成とか確保について、このようなことを考えているということがあれば答弁をお願いしたい。 町長のほうから答弁をお願したいというふうに思ってございます。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えいたします。 農業の担い手育成確保についてのおただしでありますけれども、農家での高齢化で担い手育成確保取り組みは重要な問題と考えております。対策といたしまして、国の支援制度であります人・農地プラン作成取り組みです。 現在、塙町では、人・農地プランを策定している地域は2つしかありませんが、人・農地プランを作成すると、経営とのリスクが伴う新規就農者、原則として50歳未満ということにもなっておりますが、次世代人材投資事業による給付や認定農業者に対しては、スーパーL資金の当初5年間無利子などのメリットが受けられます。 しかし、当町ではプランを策定している地域が2つしかありませんので、今後、他の地域でもプランを作成できるよう、担当課で、地域の中での取り組みを支援していきたいと、このようにも考えております。 新規就農者移住就農者への町独自の支援策についても、町の総合計画の中で具体的な取り組みとして計画をしてまいりたいと、このようにも思っております。 また、遊休農地問題、これまで以上に深刻になることが予想されますので、農業法人等の組織化、これにも積極的に支援協力をしていきたいとこのように考えておる、これが現状であります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) いろいろ、行政の施策としては町長のほうからお話聞いたんですが、今、農業経営、水田中心でしょうけれども、株式会社での耕作というんですか、あるいは地区ではライスセンターとか、あと、担い手さんで田植えやら、あるいは収穫作業、コンバイン作業、そういうことをやっているんですが、以降というか20年、10年先を見ると、今やっている方が60代とか70代の方がほとんどというようなことで、株式会社を立てて法人化しているところはまた別なんですが、ある程度個人でやるところでは、60代から70代の人が中心となって、担い手となっているというようなことでありまして、あと、委託する方についても、年だから実際のところ、田んぼもつくれないんだ、頼みたいと言うんですけれども、結果的にはその受け手の方も、平らなところで条件がいいところは耕作もできるんでしょうけれども、田んぼの面積が小さかったり、あるいは土手が大きくて作業時間に時間がかかってしまうとか、あるいは水路の関係が、水のかけ引きがうまくできないとか、そういう状況の悪いところでは、ますます耕作ができない状況になって、担い手がいてもなかなか耕作を受け入れてくれないような状況になると思うんで、そういう見通しを含めた中で、町の施策というものは何か、広い意味での担い手の育成ですね、そういうことは何か考えられないか、再度お伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどもお話はいたしましたが、新規農業大変リスク、これが伴いますので、やはり農業法人設立の支援、一人じゃなくてみんなで集団で運営していけるような支援、これを強化して、リスクを伴わない雇用者として就農できるような仕組み、こういうこともしっかりと考えながら取り組んでいく必要もあるのかなと、こういうふうにも思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 本当に10年先、あるいは20年先を見ると、やはり担い手、これの育成は欠かせないと思うんで、やはりこれは行政としてもしっかり取り組んでいかなければならないかと感じているところでございます。 そんな中で今、スマート農業というようなことで、これについては自動で畑を耕すトラクター、水田の水位や天候予測などの情報を総合的に判断して、水の管理をするシステム、人工衛星で検知した容色などから判断して肥料を施すドローン、そういう農業は、既に実現しているというようなことでありまして、人の手で行っていた作業をロボットや人口知能、AIに委ねて省力化を図るのがスマート農業だというようなことで、国のほうでも力を入れて予算化されていますけれども、そういうスマート農業も、町のほうではやはりいち早く取り入れた中で、担い手確保も含めた考えをするべきかなというふうに思いますが、町長の考えをお聞きしたいというふうに思います。
    ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) おただしの先進技術の導入ということになるんでしょうが、まだまだ未開の部分と申し上げますか、まず一番先に心配されるのは、コスト、この投資に対して、いろんな機械導入コストに対して、果たして生産価格がついていくのかどうかというような問題もありますので、試験的なものというんですか、もし国あたりがそういうことをこの町自体に投げかけるようなことがあれば、ぜひ、そういうようなことに対しては、試験導入等には、先じて手を挙げてやってみたいなという思いもありますので、しっかりとアンテナを上げて、そして国の動向なども捉えていきたいなと、このようにも思っております。 決して無関心ではないということだけは、お話をいたしておきます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) このスマート農業の実践に当たっては、先端技術の開発導入の実証のために、国では19年度の当初予算では約31億円計上しているということなんで、国のほうでも考えているということでありますから、いち早くそういう情報を得て取り組めるようにお願いしたいというようなことと、あと、今、若い人が農業するに当たってのきっかけづくりというようなことで、ドローン操作による農業の入り方というんですか、先ほど申し上げましたように、ドローンについては、今、建設会社とか、あるいは郵便局のほうでも配送とか、いろいろ試みはしているみたいですが、既に建設業界では、危険な場所についてはドローンによる空撮や、あるいは測量、設計までそんなことをやっているということで、これについても、国のほうと恐らく予算化して、積極的にドローンの操作免許というんですか、とってというような状況だと思うんで、農業分野については全然遅れているような状況で、恐らくそういう補助事業も、31億円、そういう新技術の中に入っているのかちょっとわからないんですが、若い人はスマホを使ってドローン操作をして、それが水田の容色をはかったりいろいろできると思うんですが、それによって肥料をどのくらい追肥したらいいとか、そういうのもできるし、そのドローン操作から若い人は農業のほうに入っていく可能性もあるんで、そういうきっかけづくりとして、ドローン操作講習ですか、そういうのも町のほうで積極的にやってもらえればと思っています。 その中で、建設業とか、あるいは設計会社とか、あるいは災害の方でも恐らくドローンの免許取得は補助事業でやっていると思うんですが、それらの関係もわかればお聞かせ願いたいということ、そういう考えはあるかないかもあわせて町長にお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ドローンの活用は、本当にいろんな場面で拝見をすることがございます。 当然、今のお話のように、農業関係でもその農薬の散布等々、大変な活躍をしておるというのもテレビなどで拝見をさせていただいております。 そして、特に建設関係と申し上げますか、今度の台風の災害等、なかなか人が立ち入るのが大変なところは、ドローンを飛ばすことである程度被害状況を掌握するというようなことも実施なさっておる自治体もあるということでありますので、決して軽んじることなく、ドローンの利用をする、この活用ということも、この中で、この塙町ではしっかりと考えていきたいなと、このようにも思っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 続きまして、通告にあります町長が考えている農業振興作物について、塙町では、あるいは町長は、こんな作物がいいんじゃないか、そんな作物があればお答えをお願いしたいというふうに思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 やはり、町でまず、農業の振興作物ということであれば米であると、このように認識しております。 塙町の米は非常に評価が高く、JA東西しらかわのブランド米、みりょく満点米は、ミネラル等の微量要素を含んだ土壌改良剤が、みりょく満点貝化石ミネグリーンを使用することによりまして、味もよく、稲の体ですか、バランスよく保たれ丈夫に育ち、農薬の使用も軽減されると、このようにお聞きしております。 また、町が推奨栽培しております竹パウダー米も、食味検査では食味値が80以上出ておりまして、東京から湯遊ランド等においでになったお客様にも高い評価をいただいております。 竹パウダーについては、昨年11月から練馬区内においてペットボトル米の販売を始め、米の業界からも注目をいただきました。課題もあります。ペットボトル、これは「はなわ米」として販売しておりますが、やはりブランディング不足で販売数の伸び悩みがありますので、今後はやはりブランディングに力を入れ、販路を拡大したいと、このように考えております。 また、重要な課題となります米の販路についてでありますけれども、昨年度、首都圏の大手の会社から販売関係話し合いをいただきました。また、ことしについては、ダリア関係で応援、支援をいただいております埼玉女子短期大学の学生食堂の利用等について、話し合いが進んでおるところであります。 まず、米の販売先を確保することにより、生産者の収入安定につながるために、今後も引き続き進めてまいりたいと、このように考えております。 そして、先ほど来お話を申しておりますように、やはり高齢化、担い手不足、この対応といたしましての農業生産法人の組織化、強化、そしてJAとか関係団体、この協議もしっかり進めていきたい。 そして、新しい栽培物というか農産物ということで、これは農産物に当たるかどうかはあれなんですが、今年度から実証的に切り花用アジサイ栽培支援を実施しております。 JA東西しらかわの、花き生産部会実証栽培委託契約をいたしまして、塙町に適した品種の選抜と実証栽培について調査をお願いしておるところであります。切り花用アジサイの需要が高まっておりますので、この実証栽培で良い結果が出ることを期待しておりますし、このアジサイが、塙町の別の形での農家の応援になればというふうな思いも強く持っておるところであります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 米と切り花用アジサイということでありますが、町のシンボルである、町の花、ダリアとツツジですね。そうすると町長は、ダリアの栽培については、この振興作物に位置づけされていないということで理解していいんですか。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 アジサイとダリアを同次元で考えていただくというのは、ちょっと心外な部分もございます。と申し上げますのは、やはり山間部の遊休農地、この利用ですか、これは後ほどにも問題等申し上げますが、課題があるかには思いますが、その中でのアジサイの栽培、比較的ダリア等に比べれば安易であるということで、副収入というんですか、そういうふうな形でのご支援ができればということでの実証実験であります。 そして、ダリアは新しく会社等も塙に来ておりますので、これはこれで別な形での生産拡大、これにはしっかりと取り組んでいく。町といたしましても農業法人の設立に対しての協力も含めてその体制をしっかりとっておるところでありますので、決して片方を捨てるということではなく、両方ともしっかりと生かしていければな、というような考えでおります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) メダリストとか新品種も開発されて、2020年のオリンピックに向けての対策とか、あるいは使ってもらえるような方策をしているところでありまして、町の考えとして、やはりダリアは一番先に来ていいのかなというふうに思うんですが、町長は別個な考えみたいで、何のためのダリア栽培なのか、町の振興を願った、恐らく、栽培だと思うんです。あるいは農業者の所得確保に向けたダリアの栽培、そういう塙の町の花として位置づけておるダリア、これはやはり積極的に町長が主導力となって、作物の作付なりしなければならないとは私は思うんですが、全然、何だか欠けているような状況でありまして、今回は中国の方に役場職員と生産者と、誰だかわからないんですが、何のために中国に行ったのか、中国にダリアのとして行ったということはわかっていますけれども、目的と、誰がどのような目的のもとに中国に行って、生産拡大が目的なんだかちょっとわからないんですが、そういう目的と、あとは復命、どうなっているのかもやはり、ダリアの栽培振興に当たっては聞いておかなければわからない面があるんで、その点どうなっているのかお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 中国に行ったこの目的でありますけれども、中国で国際園芸博覧会、これは世界中から結構な国が集まって実施された、その園芸博覧会の中に参加して欲しいということで、塙のブースを持っておったと、こういうふうな話は聞いております。 ただ、詳細には担当課の長が行っておりますので、お話をさせます。 課長、お願いします。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) ただいまのおただしの件です。 ダリアの関係で、先ほど来中国のほうに行ったというお話ですが、中国の北京のほうに行ってまいりました。こちらにつきましては、塙町ダリア切り花等生産推進協議会、こちらの会のほうで行ってございます。 経過といたしまして、県のほうから、県の園芸課でございますが、福島県で1カ月間そこのブースを借りて、日本のブースの中で福島の花を飾るという中で、昨年から中国北京のほうに花のダリアを輸出してございますので、ぜひ塙町にも行ってほしいということで、直接、ダリアの協議会のほうに補助金を県のほうからいただきまして、そちらの費用で、そちらのほうに参加してございます。 主に、今回の目的といたしましては、輸出を去年からしているわけなんですが、特にダリアの花、花傷みが結構大変なものですから、輸出の方法について3つのパターンの包み方とか液剤とかを試験的に送りながら、向こうへ飾るというのは当然目的であったんですが、そういう試験も兼ねてやってございます。 また、中国かなり広うございます。現在、北京中心に販売をしておりますが、中国国内13のバイヤー、いわゆる買い付けが各地にいますが、その方たちとも話し合いをし合いながら、私のほうで、私が今のダリアの説明を、私、中国語はしゃべれませんが、通訳を介していろいろご説明を申し上げたところでございます。 また、輸出先が今、中国になっておりますが、香港についても輸出のめどが立ってございますので、そちらの仲買人、いわゆる仲卸といわれているお店ですが、そこの6店舗についてもダリアのお話をして、取引のほうが今後進むような話になっているということで、いわゆる販路開拓ということでございます。 国内の花の需要が、かなり今、伸び悩んで、価格がかなり低迷してきてございますので、海外輸出を視野に入れて、今後、生産者の収入安定につなげればということで、今回そういう視察、または向こうでの協議を行ったという次第でございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 聞いてみると、販路拡大とかそういうことみたいなんですが、実際は生産者の所得向上がやはりあってこそ目的が達成できるのかなという、その中で、ダリアをアピールした塙町のよさとか、あるいは塙町を知ってもらう、あるいは塙町に来てもらう、そういうのが優先すべきなのかなということで、やはり生産が一番大事なのかなと。売り先だけ見つけて、ものがなければ何にもならないですから。 やはりそこは勘違いしないように、町のほうでは、作物の振興に当たっては、やるべきかなというふうに、今、感じているところでございます。 それと、この中国への視察の復命については、やはり町民の方はわからないですよ。 ですから、広報はなわですか、きちんと載せた中で、その成果、あるいは目的等をやはり町民の方にお知らせして、塙町が頑張っている姿を町民の方に見てもらう、それが必要なふうに思っているところでございます。 あと、塙の玄関先にあったその看板も、八カ条のやつは整備されたみたいですが、白い塔についてはまだ、あとは、ダリアとツツジがきれいになくなっちゃっているというようなことで、あれだって相当お金かかっているんですよね。塙町としては、植えつけたり、あるいは管理してきた。それをすぱっとなくして、ダリアなんていうのは、振興する、あるいは売り先を見つけているということなんですが、これではちぐはぐだと思うんで、やはり塙町の顔を、ダリアあるいはツツジ、これはやはり大事にしなければならないというふうに思っておるところであります。 あと、次の質問については農地の有効活用についてということで、遊休農地対策としては切り花用アジサイなんていうことで聞いたんで、これについては省略させていただきます。 次に、町有地・施設の有効活用について町長の考えをお伺いいたします。 町では町有財産、土地とか建物いろいろあるわけなんですが、今回の決算審査でも土地に関する、あるいは財産に関する調書等が載っていましたけれども、町としては、町有財産、活用するに当たって条例的なもの、あるいは検討しているものがあるのか、それについて、まずお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町、町有財産の有効利用ということであります。 利用されておらない町有地につきましては、利活用、これを十分に検討するということと、できるだけ不要な財産は持たないような方向に考えていきたいと、このようにも思っておるところでありますが、詳細については、お尋ねの子細については担当課の町より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長白石憲男君) おただしの町有財産の利活用等についての条例等の制定についての検討でございますが、基本的に町で持っております財産、行政財産ということで、使用目的があるという形で財産を保有しております。ただ、行政財産に該当しない普通財産も少なからずあります。 これらの利活用等についてでございますが、現在のところ、行政財産について、もし使用したいというような場合には、行政財産の使用等の条例で料金等やっておりますが、普通財産についても、これに準じた形で使用料等の算定をしておりますので、新たに利活用に向けての条例等という部分については検討はしていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 今回、広域消防の塙分署を上石井地内に町が借用して、町が賃貸契約をしたということでありますが、町に町有地があるのにわざわざ税金を使って借りて、常備消防の塙分署に使用するということでありますが、なぜそういう土地があるのに、あるいは財産があるのに、なぜ、あるところを協議するとかしなかったのか、そこを町長にお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、条件がありました。と申し上げますのは、広域消防のほうでこの改築に当たっての資金、これは復興資金です。災害復興資金ですか、これを使いたいということで、この執行年度が限られております。 今、議員さんおただしの話として、可能性等があるとすれば、3年前、5年前から建てかえをしたいから用地の確保を願いたいということであれば、その町有地は必要に応じて分筆等もした上で用意は可能であったかと思うんではありますが、広域圏の条件として、この一、二年の間に、その補助金のある間に建てかえをしたいというふうな条件がありましたので、緊急性というんですか、その必要性がございました。 そういうふうな都合もありまして、農地転用含めてすぐ使えるところということで、条件ぴったり合致したということで、本当に、半分、無理なお願いもしたような話も聞いておりますが、お願いをして賃貸、お借りをしたというような経緯がございますので、これは一概に町の都合だけではなく、広域圏の都合が十分にあったということはご理解いただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) なぜ、常豊小学校の跡地、プールも取り壊すとか、あとは常豊幼稚園、それも取り壊すということで決まっているみたいですが、なぜ、ああいうところに持っていくような協議をしなかったのか、今、川上・東河内線ということで整備も進めているというか、道路も、橋ですか、条件もよくなるというところに、なぜそういうところに消防署を移転するとかという話が出なかったんですか。それが不思議でならないんですが。 あと、塙分署については、以前は塙矢祭分署というようなことで、聞くところによると、塙・矢祭分署ということで矢祭も網羅するような形でそこに消防分署ができた。そして、後に矢祭分署ができたということでありまして、別に上石井に限ったことではないと思うんです。最近では、石川郡には石川分署が118号線の山あいというんですか、そこにできたみたいですけれども、なぜ、そういう町有地があるにもかかわらず、お金がかかるほうを選定したのか、その点もお伺いいたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今ほどお話を申し上げましたとおりに、仮にです、常豊小学校云々ということになりますと、作業として分筆、そのほかの作業が発生します。そういうふうな時間的余裕もないということも一つございました。 そして、上石井、これは今まで所在があるということで、この設置に関しては地域の方々からもご理解はいただきやすいというふうな思いもございました。と申し上げますのは、本当に私の勝手な心配だったんですが、矢吹の消防署をつくるときに、新たな場所、なかなか選定が難しかったというような話もありましたので、比較的その所在に慣れておるところというところで、上石井というふうな選定もございました。 そして、何よりも先ほどから申し上げておりますように、震災復興資金を使った上での、その補助金を使っての改築であるということで、時間的余裕がなかったということで選定をさせていただいたと、先ほど話したような話であります。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 今回、この塙分署の賃貸借関係では、高額な賃貸料を支払う契約ということでなっていますが、町有財産とか、土地を町が貸し出す場合には、いろいろ、電柱敷地料幾らとか、あるいは条例等に定めてはあるんですが、逆に借りる場合、そういう条例はないのか、単価等も定められていないのか、借りる場合、その決裁はどのようになっているのか、というのは、町長判断で何ぼでもできてしまうというか、高い金を出せば誰でも貸してくれますよ。あるいは、貸したいところが多くなりますよね、金額で。そういうこともあるんで、町長裁量が強くなってしまうものですから、やはり条例か何かできちんと整備していく必要があるかと思うんで、こういう質問しました。答弁お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この賃貸料設定のためには、決定のためには、しっかりと、事務局と申し上げますか担当課で対応しておりますので、説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 総務課長。 ◎総務課長白石憲男君) 議員さんのおただしの借りる場合の基準等でございますが、条例等で借地に関しての基準等はございません。あくまで、借りる状況に応じて、協議に基づいてお借りするという形にはなります。当然、決裁についてですが、担当課のほうで起案をしまして、最終的には、借りる場合については町長が最終決裁者になるというのは、貸す場合も借りる場合も町長ということにはなります。 議員さんがおっしゃるように、その金額的なもの、同じ借りる場合でも、同じ地域であっても道路に面したり、奥に入ったりということで、やはり微妙に条件がちょっと変わってくるという部分で、町が道路等で買収する場合には、当然、全面積を買ったりとかじゃなく、線状に細く買ったりするものですから、ある程度の基準で買収の目安の価格は決めておりますが、借りる場合については、そこまでは整備はされていないというのが現状ではございます。 そして、買収等と違って、借地についてはそんなに頻繁に出るという部分ではないものですから、その状況と地域の条件等を勘案しながら、価格等については決定されているということでご理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 次の質問に入ります。 塙厚生病院の医師確保についての質問でございますが、町長は挨拶とか、この議場の中でも、塙厚生病院の医師確保については取り組んでいるということでの発言をしていますが、実際、どのように医師の確保について行動しているのか。陳情に行ったとかそういうのを議場の中でも聞いていますけれども、実際どんな取り組みをしているのか、どういう考えのもとにか、それをお聞きいたしたいというふうに思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 医師確保ということでありますが、地域創生が言われておる今日でありますが、やはり地域にとりましては、安心して子育てができる地域、住民の健康と豊かな暮らしを守るということで、塙厚生病院、東白川郡、この地方にはなくてはならない病院でもあります。 病院機能の充実、強化は喫緊の課題でもあります。どのぐらいの運動をしておるのかということでありますけれども、個人的な言動は別といたしまして、町村会、これでは知事、そして県立医科大、そして県の関係部署、それから厚生連の理事長等へ地域医療の充実および医師確保に関する要望書ということで、幾度となく、本当に幾度となく、かなりの回数、要望活動を継続して行っております。 町といたしましても、医師との懇談会、それから厚生病院の運営会議の中でも、常時お願いをいたしておるところでもあります。そして、町独自の取り組みといたしまして、医師不足全般への対策といたしまして、医療関係の大学生への奨学金制度も考えられますが、一つの例といたしまして申し上げますが、将来、町に戻って貸与期間、相当の期間、医療機関に勤務いただくことが条件となっている状況があるようです。 一定期間勤務いただいても、また不在となってしまう場合もあり、難しいと思われますが、厚生病院に限らず、私も知事を通して塙町での開業、これも働きかけております。もし塙町での医院等の開業がかなうものであれば、全面的にバックアップして医療関係充実を図りたいと、このようには考えております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) 積極的に医師確保については努めていただきたいとは思うんですが、陳情書というようなことで、町に大字塙連合代表区長から6月に陳情書というのが届いていると思います。議会にも来ておりますけれども、その中に医師不足を解消してくれるよう陳情いたしますというようなことで書いてあるんですが、その中に、医師確保のため福島県立医科大学以外の大学病院への医師派遣を要請し、塙厚生病院の医師数をふやしてほしいというようなことと、あと、塙厚生病院に新設していただきたい診療科、脳神経外科、ほかに2科があるわけなんですが、この陳情を受けて、町長としては、何かこの医師確保に向けた取り組みはしていますか、この陳情に関して。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、議員さんおただしのお話の中で、ほかの大学病院等々からお医者さんを連れてこられないかということで、私も、一つの可能性としてあるんじゃないかということで、厚生連を含めた関係者にお話をさせていただきました。もしそれをやると、今、厚生連を介して塙厚生病院に来ております福島医大、そのアカデミーというか、講座がある、この講座の教授がかなり大きな力を持っておりまして、もしよそから医者を連れてくるようなことが頻繁に行われると、一斉にそのお医者さんが引いてしまう、その心配があるので、なかなかそれは難しいというようなお話もいただいております。 現況としては、やはり福島県立医大、これを中心にお医者さん確保に進めていくしかない、こういうふうなお話をされております。ぜひ、その辺は現況をご理解いただければと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 吉田克則君。 ◆6番(吉田克則君) その旨を、陳情した区のほうに、代表のほうにやはり返答する必要があると思いますので、きちんとそれは町の取り組みを、今言ったようなことをやはりお返しする、そして説明する必要があるかと思うんで、それについては、町と区のほうで、誠意をやはり見せていかないとまずいのかなというふうに思ってございます。 あと、医師の負担軽減や常勤医師の環境もやはり積極的に改善する必要があるんじゃないかということでありますが、これは今、さくらタウン末広ですか、そこに若者住宅も売っているということで、あそこにやはり、町として、医者の先生の住宅も確保して医師確保に努めたらいいでしょうという、そういう町民からの問い合わせというか、お話もあったものですから、この場については、そういう話も取り入れた中で、町のほうで積極的に医師確保にかかわってをお願いしたいというふうに思います。 最後の質問になります。 湯遊ランドはなわ管理費の積極的な税金投入について、町長の考えをお伺いしたいんですが、なぜかここに来て、湯遊ランドの設備投資、あるいは事業がふえているというようなことで振興計画にもないやつが、ぼんぼん出てきて、今回の補正予算の中でも、岩盤浴、ラドン湯の設備投資等があるわけなんですが、なぜこの塙町は、町長は、なぜ積極的に湯遊ランドに、こういうぽっと出てきたような事業を積極的に導入しているのか、ちょっとわからないものですからお聞きしたいというふうなことと、今言ったそのラドン、今回の補正というか条例改正もあるみたいですが、岩盤浴とかラドン湯の設備について、誰がどのように算出をしているものなのか、湯遊ランドなのか振興公社なのか町なのか、全然わからない。 また、決裁の方法についてもどのようになっているのかお尋ねいたします。 あと、天体望遠鏡の設置補助金でありますが、繰越明許費に1,177万1,000円ということでありますが、これについても、町のほうとしては繰越明許費になっていますが、湯遊ランドの決算書を見てみますと、既に事業外収益で1,177万1,000円は30年度の事業の収益に入っているような状況で、未収金として、その分、資産の部には計上されていますが、結果的には湯遊ランドの決算は、補助金として1,177万1,000円は入っている。これ、ちょっとおかしいんじゃないですか。それも、明快なる返答をお願いしたいというふうに思います。 あと、時間もないものですから、町として指定管理者への指導内容についてもお伺いします。 質問事項については以上が予定なんですが、質問もできないんで、今回の行政報告の中に、やはり、町民の皆さま方からの熱いご支援とご厚情をいただきながら町政を執行してまいりましたということで書いてあるんですが、このご厚情というのは、情けをいただきながら、そういうことじゃなくて、積極的に、やはり…… ○議長(大縄武夫君) 吉田議員、時間がまいっております。 ◆6番(吉田克則君) はい。 町政を執行してきたということを希望、そういう夢のある希望を持った報告書に期待いたしまして、質問を終わります。返答をお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 1から2、3、4全部の関連でよろしいですか。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 なぜ、湯遊ランドに力を入れておるのかということでありますが、1点目は、やはり経営状況がよくないということと、その施設自体が傷んでおるということで、その改修に関しましては議員の皆様方のご賛同をいただいて、改修を進めておるところであります。そして、経営状態、これもしっかりと取り組みを始めまして、かなり経営状況は好転をいたしております。と申し上げますのは、30年度決算で、21期ということになりますが、これで経費だけでも年間で1,400万円ほど縮減することができたというふうなこともございます。 そして、何よりも、今まで湯遊ランド自体が施設として、これをどの位置に置くのかと、今までは経営、その温泉と申し上げますか、旅館業と申し上げますか、その経営の中のお金で運営を全部委託しておったわけでありますが、現実に、この大震災後のお客さんの減少等々、なかなかその施設運営が難しくなってきておると。 とあれば、まず本来の姿である塙町の施設である、これはここで申し上げますと、道の駅もしかり、それから各所にある集会所もそれなりに扱っておりますが、指定管理、この制度の中でその管理料をお支払いして、そしてその施設を管理していただく。仮に、その施設を管理しておるその関係者が1人もいなくなった場合には、町が直接、その施設を管理しなければならないという状況になるわけでありますから、そういう状況というのは絶対にあってはならんことでありますので、そういうふうな意味合いもありまして、指定管理料、これをお支払いをする、これは基本的な部分の管理費の一部を町が負担するということで、その管理費として計上しておるというふうなわけであります。 そして、中の設備改修、これもやはり、私が申し上げております、施設自体を今までの温泉利用の施設としてばかりでなく、町民の健康増進、そして交流の場として、今まで本来その施設として果たすべき役割をしっかり明確に出そうということで、8月10日から稼働しております高気圧酸素室、これは湯遊ランドの資金で入れたわけでありますが、それともう一つ、ラドン、岩盤浴、これも設置以来二十数年を経ましてかなり老朽化して、施設自体が老朽化しており、この効用も含めてなかなか、目玉というんですか、こういうふうにできないということもありますので、ぜひここで全体的に、地域ですか、この東白川も含めてこの何カ所かの設置もあるようでありますが、大変好評であるその岩盤浴、これを設置することで、その集客もさることながら、やはり町民の健康増進のための施設としての役割、これをしっかりと明確に出したいと、そして町民にお示ししたい、そして、何よりも町民に親しんでいただける施設として、この位置づけをしたいということで、ご提案を申し上げているところであります。 こういう機会でありますから、ただ、これを次の機会、次の機会と送りますと、それだけ町の運営もしくは施設の運営が難しくなってくるということで、この機会に一気にその施設改修をして、そしてそれをしっかり目玉にして集客、そして町民の利用度を上げたいと、こういうふうに考えてお願いをしておるところであります。 以上であります。 ○議長(大縄武夫君) これで6番、吉田克則君の一般質問を終わります。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 一部、説明が私から漏れました。課長のほうから説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) 大変失礼いたしました。天体望遠鏡の補助金の関係の質問でございます。 湯遊ランドの決算書のほう、事業外収益でまず入っていて、未収金で入っているというおただしでございました。3月末までに補助金の交付決定をしていますので、まず事業外収益に補助金分が入ります。当然、繰越事業ですので、事業が完了してから町のほうは支払いとなりますので、未収金という扱いになります。要はプラスマイナスゼロという形になっちゃいますが、そういう形で決算書のほうには記載がされてございます。 また、指定管理者への指導内容ということでございます。平成30年度から実施しておりますが、毎月1回、担当課でありますまち振興課の担当係、湯遊ランド側の経営側の部長、調理側・施設管理側の部長と毎月の打ち合わせ会議、あとは経営内容の確認、あとは毎月の収支の確認という形で行ってございます。 また、いろいろな形でご利用されたお客様とか、その方たちから施設の内容について、いろいろお問い合わせがあったり、ご助言がありますので、そういう部分ですぐ解決できる部分については、その会議の中で相談しながら解決を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 吉田議員、時間をオーバーして、特別あれしましたが、これからは十分に60分以内に終わるように気をつけていただきたいと思います。 ◆6番(吉田克則君) はい。 以上をもちまして、6番吉田克則一般質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) これで6番、吉田克則君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時07分               再開 午前10時20分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △青砥與藏君 ○議長(大縄武夫君) 次に、4番、青砥與藏君、登壇願います。 時間は11時10分までです。 青砥與藏君。     〔4番 青砥與藏君登壇〕 ◆4番(青砥與藏君) 4番議員、青砥與藏です。 町民からの日ごろから抱いております疑問に対する質問を、そしてまた、私が提案したいということをあわせて質問していきたいと思います。 7番目ということで、ちょっと質問が重なるところがあるかと思うんですが、内容をちょっと変えながら質問していきたいと思います。 それでは、まず1番目に、湯遊ランドはなわの経営改善策について質問いたします。 6月の定例議会において、町長は湯遊ランドはなわ改善計画を8月までに議会に提出するという話でしたが、現在、改善計画が議会に提示されてはおりません。なぜ、おくれているのかを、まず最初に質問いたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 改善計画の件でありますけれども、21日に、そのようにお聞きはいたしております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) あすですか。     〔「きょうだ」と言う人あり〕 ◆4番(青砥與藏君) きょうですね。午後から、全協で、きっと改善計画の話が出てくるんであろうと思うんですが、6月の議会のときに、町長が8月までにはという話があったものですから、確認したかった、何か理由があったのかなというふうに思ったものですから質問いたしました。午後、精査しながら、私も勉強したいというふうに思います。 総務省の指示の話になります。第三セクターの営業への補助、経営改善計画が前提で予算の執行がなされるべきだというふうな話が総務省からは3年ほど前から出ています。 地方自治体の事務は、特定の営利企業の利益を図る目的、つまり便宜供与を目的としていません。地方自治体は、住民福祉、すなわち公共の福祉を増進するものであり、地方公務員法においては、全ての職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務するとされております。これは6月のときにも言わせていただきました。 特定の企業や、団体の利益に偏らないよう規定しております。また、地方自治法232条2項では、「普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合においては、寄附または補助をすることができる」とされ、公金の寄附、補助はあくまでも必要がある場合に限定しております。それと、重要なことは前段で言いました。経営改善が前提だというふうに言われております。 本日の午後から、湯遊ランドはなわ改善計画が提示されると思いますけれども、この後、振興計画では大きな予算が投入されることになると思います。そこで、質問させていただきます。長期的に、この予算が費用対効果に対応しているのかということで質問いたします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの経営改善計画として、費用対効果ということのお話でありますが、先ほどお話がありましたように、8月までには改善計画を出すということで策定をいたしております。 過去3年間、実績から見ると、販売管理費が売り上げの利益を上回ると、要するに経費がかかっておるというか赤字という状況が続いております。 当然、このような中で座しておったわけではございません。正直、全体として先ほどもちょっとお話を申し上げましたが、経費の削減等々、しっかりと取り組む姿勢、これが確立されてきております。そして何よりも、私の個人的な見解も多少あるんでありますが、働いている方々が、本当に真剣なまなざしで仕事をしている。一部には挨拶ができない等々のご批判をいただくこともあるんですが、本当に、総体には一生懸命やっているなと、そんな中で、売り上げも改善の兆候が、本当に顕著に出てきております。 そんな中にありまして、先ほど来からお話があります指定管理料、こういうふうなバックアップもございますので、今期はかなり改善されるんではないかなということは期待はしておるところであります。 投資に対しての費用対効果、これが数字だけで出るものかどうか、これは先ほど申し上げましたように、町民の健康増進、そして健康管理等々それから都市交流、地域の町民、それから地域の方々の交流等、その目に見えない部分での効果というのは決して無視できるものではないと、数字だけでは出てこないものでありますけれども、大きなプラスの要因にはなっておるだろうと、このようにも思っております。 費用対効果ということであれば、これから経営がしっかりと改善され、利益が出ないまでにも赤字を出さないトントンの経営ができてくれば、組織として、施設としてのその存在価値はしっかりしたものになってくるだろうということで、当初、それを目指してみんなで頑張っていこうという話はさせていただいております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 湯遊ランドはなわの経営は、当初から、オープン時期から疑問視されてはおったと思いますが、現実的に、20年の営業の中で、5年間はそこそこ経営はうまくいってきた、残りの15年は赤字経営というふうな状況だと思います。 ざっくりな話なんですが、現在、この経営破綻状態の中で、建物修繕費、これから振興計画がスタートしますけれども、大きな費用がかかると思われます。この改善が本当に進んで行けばいいんですが、私は、深みにはまっていくというような状況のないように、ちょっと期待したいと思いますし、これがまた、前の町長が企画したこの事業が、宮田町長の責任だなんて言われるようなことがないように、ちょっと、それを危惧している状況です。また、心配しております。 私は湯遊ランドには年に一、二度宿泊します。湯遊ランドはなわの従業員の方の行動は、今、町長が言われたように、昔とは全く違ってきたなというふうには私も思っています。努力しているというふうなものも、私も感じているんです。 ただ、本当に、努力だけで赤字という結果が解消されないといのは、当初から言われていましたとおり、やはり立地条件が悪いんじゃないかというふうには思うんです。努力はもちろんするんだけど、努力に見合わないというような形はずっと続いている、それは本当に、町長も危惧しているところだと思うんです。これを抜本的に改革しなきゃならないんではないかなというふうに、私は思うんです。 実は、ここでちょっと提案したい話があるんですが、私が知っている旅館マネージメントサポートという会社があるんですけれども、経営破綻状態の旅館を立て直すプロの集団です。これはアメリカ資本の会社というふうに言われているんですが、ここの会社は改善計画はもちろんのこと、実質的に、その会社の社員がそこに入って改善されるまで、経営全体を管理してくれるというような形で、私から言えば、必殺仕事人請負会社みたいな感じで聞いているんですが、内容は、経営の全体の話を網羅してやるという会社です。設備のメンテナンスから従業員の教育、職員教育、そして食事のメニューの構成、企画、そんな多くの項目をチェックして改善していくんだという話です。このようなプロの会社に委託するということが、本当は必要なんじゃないかと、そんな思いがあったものですから、ぜひ、プロの集団に委託するというのもあるのかなと、町長の考えをお聞きしたい。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私は、平成28年に就任をいたしまして、その在任期間、どんな施設でどのような運営をしているのかなということで見ておりました。その後、29年、1年間ずっと見ておったんですが、状況がある程度つかめたということで、30年、ちょっと口出し、手出しは始まったというのが現況であります。 その中にありまして、人員の配置等々、自分なりに考えながらやっておりました。そこそこの結果が見えてきておりますので、今、よそから来て、全体が、意識がばらばらになるよりは、みんな自分たちで何とかしようというその意識の盛り上がり、これを大事にしたいなと、これが一番その施設にとって結果、足りなかった部分ではないのかなと、このような思いが強くありますので、今、統括する人間を含め、それをフォローする人間、営業、そして働く方、料理人の方々、それぞれの思いをしっかり集約して、自分たちの施設であり、大変言い方が粗雑なんですけれども、私、時々お話しします。皆さんにとっては、田であり、畑である、ここから収入を得て生活をするとすれば、しっかりと手入れしなければその生活というのは基本的に成り立たないんではないかと、しっかりしてくださいというお話はさせていただいております。 そういう自覚の中で、他人事とするんではなくて、やはり自分たちの生活の場、それからしっかりと施設を守るという誇りをもあわせて持っていただきたい。こういうことで、私の今の基本的な考え方は、よそから人を入れての云々というよりは、まず自分たちでしっかりつくり変えようするそういう気持ち、これを大切にしていきたいと、そういう思いでおりますので、必要な時期が来て、どうしても、これは一回、そういうふうな形で指導を受けたほうがいいということであれば、その時点では考えてみたいとは思いますが、現時点ではみんなの力しっかり信頼して任せてみたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 先ほどお話ししました旅館マネージメントサポートという会社なんですが、実は私の知人でもあるんですが、町長も承知の人であります。これは、今、奥出雲というところで改善計画をサポートしてやっているという話を聞きました。お盆のときに会ったものですから、ぜひ私も協力したいんだと、そんな話だったんです。 当の本人は経営者ではありません。中間管理職、総支配人という立場ではいるんですが、町の湯遊ランドに対する細かい指導は、私、できますよという話だったものですから、ぜひ、何というか、ハードルの高い話じゃないと思うんです。町長が承知している人ですから、本当に気楽に、ちょっとサポートしてもらうというのもあるのかなというふうに思うものですから、ぜひ、ちょっと声かけてやってください。後で教えます。 それでは、2つ目の農作物有害駆除、有害なイノシシ対策について質問させていただきます。今年もイノシシによる被害が発生しております。私も何カ所か見て回ってきております。稲穂が膨らみ始めた先月の末から今月、何カ所かで被害が出ております。 全体の被害の内容が私はわからないんですが、どのぐらい被害があるのかお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 被害の詳細につきましては、担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) おただしの被害の関係でございます。 被害については、各行政区長さん、また、農家さんから直接まち振興課のほうにお話が来ることになってございます。 29年度で、被害額が水稲で51万2,000円、バレイショで27万8,000円、ミョウガが4万円。30年度ですが、リンゴで55万8,000円、水稲が3万7,000円、バレイショが1万3,000円、サトイモ3万3,000円、カボクリで20万1,000円という低い数字での被害額しか上がってきてございません。恐らく、この10倍強は被害額があるというふうには推測してございますが、町のほうに被害として届けがあるのは以上、今、申し上げた金額となっております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 私が質問したのとはちょっと違って、今年度の被害はどうなんですかというつもりだったんですが、実は、課長が今言ったように、被害の報告って意外と少ないんです。これは何かというと、町に言ったから何かできるかといったときに期待していないというふうな言い方もされるんだろう。そこは行政のほうも、やはり気をつけておかないとならないんだろう、実は先日、駆除隊の--隊長のところにお邪魔しまして、何とかならないんですかという話をしました。--隊長は、精いっぱいのことはやっています。ただ、限界があるいう話なんです。それはどういうことかというと、やはり広域に移動して事業をやっている、それももうよぼよぼの我々の年の人らが中心なんだと。こんな話をされたんです。 ただ、この駆除隊があるだけに、私らは多くの部分で駆除隊にお願いして、何とかしてもらっているという現状あるんですが、この先、この駆除隊だけで、そのイノシシの有害駆除が成立するのかというと、それは無理があるんだろうと思うんです。これを対策をしなきゃならないなというふうに思っております。 11月から3月までの間、猟期がありますね、狩猟期間という猟期があります。この猟期の間は、多くの人が、駆除隊以外の人が個体数を減らす努力をしていると思います。問題はその後、3月15日以降の駆除期間外になったときに、実は子供が生まれるんです。この子供がふえるんです。それから11月までの間、ふえ続けるという話があるんです。この問題を解決しない限り、駆除隊が頑張っても農家の人は嫌な思いだけが残る、そんな流れがずっと続いているんです。 私は、前回、駆除隊以外のところで何かやり方がないのかなというふうに思ってきたんです。最終的には、猟期外駆除というのに、区長さんとか協力隊とかという形で、一年中の通常猟期というものが可能ならば、きっとうまくいくのかな、駆除隊にも大きな負担にならない、そんな形ができないものか、でないと、現実、年がいった人だけでやりきれないんだというふうに思うものですから、このことについて、年間通して駆除ができる、そして区長さんを中心とするのかどうかは別にしても、地域ごとに、その個体数を減らす努力ができる組織というのはないかどうか、ちょっと検討していただきたいと思うんですが、町長のご意見をお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 青砥議員に申し上げます。個人名は控えて欲しいと思います。 ◆4番(青砥與藏君) そうですか。はい、わかりました。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私も、基本的には考え方は、よく理解しておるつもりであります。そんな中にありまして、法律的にというか、いろんな縛りがあるようにも聞いておりますので、その辺、担当の課長より説明いたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) おただしの猟期以外の部分のところ、駆除の部分でございます。 ただいま、町長が申し上げたように、野生動物、鳥獣保護法という法律で守られてございます。非常に、なかなか、あれだけ荒らしているイノシシを全部駆除するというのが、法律でなかなか難しいという部分と、あと、猟期以外につきましても、イノシシについては最大64日間の許可となってございます。それを、塙町の場合は、途切れなく繰り返し64日間をうまく使いながら、いわゆる猟期、11月15日からに向けて、その間1回も切れないように、全て駆除のほうを行ってございます。 今、お話にありました、参考例でしょうけれども、区長さんを中心とした別の隊ができないかというところでございます。当然、鳥獣を捕獲するのには銃器、または、わなの免許という免許が必要になってきます。区長さんの場合については、わなの免許を持っていればいいんですが、わなの免許を持っていない場合については、当然、見回りとかそういう部分での対応しかできないのかなというふうに考えます。 区長さんが、当然、わなをかけたりすれば鳥獣保護法違反という法律違反になってしまいますので、やはり、その辺は慎重に、実施隊がこれから多くわなをかけたところを、場所を教えて見回りをしていただくとか、そういうことならば可能なのかなというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 狩猟免許を取る際に、私は狩猟免許を持っているんですが、結構な費用かかるんです。まず、試験に5,000円ぐらいかかるんですが、その前に、勉強会というのに参加して、鳥獣保護法から勉強しなきゃならないなんですが、結局、免許をもらうまでの間に四、五回、行ったり来たりしなきゃならないんです。それは大変なんだと思うんです。 ただ、今、課長が言われたように、見回りならばできますよという話を、単位だったらば、結構、多くの地域でその可能性が高いのかなというふうに思うんです。それを含めて、対応策を、難しいという言葉一つで決着つけないで、やはり何とかしていかなきゃならないという方向でいかないと、全く、このイノシシの被害は軽減されない、個体数は減らない、そんな話になるかと思うんです。 先ほど課長からも言われたように、猟銃の管理というのは大変なんだというふうには言われております。犬を1頭、2頭持って、銃を持って、クレーの練習をする必要があったりすると、年間にして60万円以下なんてことはないというふうに言われます。100万だという人もいるんで、それは銃の質の問題とか猟犬の問題とかあるんでしょうけれども、ざっくりで言うと60万ほどかかるんだと。これを維持できるかというと、現実はできない。 そうすると、この部分は駆除隊にお願いする、そのほかの部分は、地域の協力隊という形の中でやり切れる、そんなハードルの低い事業体を模索しなきゃならないんだろうと、そんなふうに思うものですから、ぜひとも、早いうちに全地区で行える有害駆除隊というんですか、協力隊も含めての組織化をお願いしたいというふうに思います。 次に、3番の高城地区の保安林の倒木撤去計画について質問をいたします。 ○議長(大縄武夫君) アライグマはいいんですか。 ◆4番(青砥與藏君) 失礼しました。アライグマの話もちょっとさせていただきます。 有害駆除の中に、実は、ハクビシンとかヤマドリとかいう話もあるらしいんですが、アライグマというのが、今、堀越地区では二、年前から、ちょっと聞いているんですけれども、私、狩猟免許持っている都合があって、勉強したときに、アライグマは気が強いんだよと、危ないんだよという話はされています。これは、人的被害がまだ発生しておりませんけれども、可能性はあるんだとすれば、これの対策もきっちりしておかなきゃならないのかなというふうに思っております。これについて、町の対応というのは何かあったらば、お聞きしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 青砥議員、地域名も気をつけてほしいと思います。地域名を出さないで。 ◆4番(青砥與藏君) わかりました。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 町でも、アライグマの生息を確認しております。現在、アライグマによる農作物の被害等の報告はございませんが、夜行性のため、アライグマによる被害があったとしても、認識されていないという可能性も考えられます。 今後、被害があった場合には、これは平成27年12月に策定されたとの話でありますが、福島県アライグマ防除実施計画に基づきまして、農作物等に被害がある場合には捕獲をしていきたいと、このように考えております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) アライグマについても、イノシシについても、ぜひ検討していただいて、もし被害が出るようなことのないような形で、未然に防げるような形で対応していただければというふうにお願いしたいと思います。 それでは、3番の高城地区の保安林内の倒木撤去についての計画について質問いたします。 前回、6月のときなんですが、倒木撤去について質問いたしました。この倒木の片づけ補助事業を、私は提案しました。これは、棚倉の土木事務所に話をしましたらば、次年度の予算に計上するぐらいのものであれば、何とかなるんじゃないか、そんな話を提案したんですが、その後どのような形で事業がなされているのか、ちょっとお聞きします。
    ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどのお話のように、6月の定例会で、一般質問の中で、森林環境交付金事業で取り組みを検討したいと回答をいたしたところであります。しかしながら、保安林の場合は森林法による許認可を得ることが条件で、撤去となると作業道が必要となり、許認可を得るにはかなりの時間を要するということになります。 このため、今年度は補正予算にも計上しておりますが、伊香地区、松林の森林整備、道路沿線の森林景観整備事業を予定しておるところであります。住宅周辺で、松枯れによる倒木箇所で、搬出が容易にできる場所の実施は予定をいたしておるところであります。また、保安林の倒木撤去については引き続き、県当局との調整を図っていきたいと、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 保安林内の事業については、私も承知をしております。大変なんだという話なんです。それを踏まえての話で、棚倉の土木事務所等の話をしましたらば、整備については難しいんだけれども、研究という単位で、事業を、小さい単位で、部分的な単位で検討するというのも、実は我々もやんなきゃならないというふうには考えているみたいな言い方だったんです。これは今、町長から言われたように、予算化しているんで、今年度はきっとそれで可能なんだろうというふうには思っています。 問題は、苦労している地域があります。保安林内で倒木されている地域がありました。方向は、何をしていいかわからないような状況でありますんで、ぜひ、課長は重々承知した地域ですから、区長さんに一言言って、こういう予算があるから事業展開できますよということだけを教えていただければ、スムーズな話になっていくのかなと、県との打ち合わせは、その後で時間を使ってでもやるしかないのかなというふうには思いますんで、よろしくお願いしたい。 それでは、4番目の塙工業高校存続対策について質問いたします。 町内の話題になっているというのは、皆さん重々承知だろうと思います。 町長が、先ほど、前の議員に存続の思いというのを聞いておりますので、ぜひその存続に向けて進めていただければというふうに思うんですが、実は、何やっているんだというふうな言い方されるんです、町民から。頑張っていますという話では、納得してもらえないというような状況なものですから、議会としても何とかしなきゃならないなというのはわかっていまして、議長中心に、今、活動しようという話になっております。 この9月の定例議会が終わったらば、私らもきちっとしたアクションをしようという話にはなっております。町のアクションというのはどうあったか、そして、これからどう進めていくのかちょっとお聞きします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 取り組みということで、詳細については、教育長のほうで資料を持っておりますので、説明をいただきたいと思いますが、私、福島県の担当部署の方とお話をいたしました。このときに3つの条件を出させていただきました。 1つは、もう少し、町が対応をきっちりできるまで時間が欲しい。 2つ目の条件が、一体、存続のために何が必要なのか、それを教えていただきたい。 そして、3つ目がバリアになっております茨城からの入学問題、地区になるからとは思うんですが、茨城からの入学のバリア、これを外していただきたいと、この3つをご提案申し上げております。 その中で一番、やはり重いのは、一体何が障害になってこの学校を閉鎖しなきゃならないのか、それをクリアできるものであればクリアしたいので、ぜひご提示いただきたいとこれは強く申し上げておりますが、いまだに回答はございません。 そういうことで、私の今の取り組みを申し上げますが、向こうにしっかりと申し入れておることだけを、お話はさせていただきます。あとは、詳細については教育長のほうに説明をいただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 吉田議員のご質問にもお答えしたと同じ内容になるかと思いますが、まず福島県教育委員会では、令和元年5月29日に高等学校改革懇談会委員7名、それから福島県教育委員会による令和元年1回高等学校改革懇談会を開催しまして、懇談を行いました。これは既に、皆さまも内容等についてはご存じのとおりでございます。 この際にも、塙町としては統合については絶対反対であり、町の盛衰にかかわる重大な問題として統合の再考を強く求めてまいりました。県教育委員会では、ことし秋以降、2回目となる高等学校改革懇談会を開催する予定であるというようなお話がありました。 塙工業高校の存続についての取り組み状況でございますが、まず、只見町のほうにも議員の皆さまと同行させていただいて、状況を確認してまいりました。さらには、茨城県大子町にも伺いまして、大子町での大子清流高校への支援について話を伺ってまいりました。 その支援内容としましては、学習支援アプリを使った学習に対しての利用料金やタブレット購入費に対する補助等、あるいは部活動支援としての大会出場にかかる交通費、宿泊費、参加費等の支援、下宿費支援、給食提供事業、国際交流補助等を実施しておるということを確認しております。只見町での取り組みも含め、大子町での取り組み、それらを参考にしながら塙町に合った取り組みを実施していきたいと考えております。 現在、考えられる支援策としましては、町長が、お話前回ありましたとおり、補助を子供たちにするとか、あるいは学校給食センターの給食を提供をするとか、新入学生への諸経費の補助などを考えられます。 また、重複しますが、県立高等学校入試制度の隣接県協定の改正、これについて強く求めております。大子側の中学校のほうにもお邪魔しましたけれども、昨年度、3名ぐらいは行きたいという希望を持っていた子供たちがいましたので、これも隣接県協定によって入試の機会がなかったというようなことでございますので、ぜひ、茨城県からの入学者の増を図れるように、これからも要望を続けていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 専門学校、工業高校は広域で考えないと、きっと子供たちは集まることはないのかなと。そこから見ると、寮制度というのも一つ提案したいなというふうに思うんです。大子から来ても、行ったり来たり通学の往復で、もう3時間ぐらいかかるという話になれば、やはりそれは大変なんだろうというふうに思うし、こういうのも含めて、寮にすると、一気に100キロ先というか、そういうことまでも募集できるのかなというふうには思うものですから検討してください。 それでは、最後に5番、常豊小学校跡地利用、旧常豊小学校というのが正しいのかもしれないんですが、森林アカデミーの話が出ておりまして、会津か、塙かという話まで来ている状況です。この話についても、町民の方は相当興味があった話しております。多くの森林関係者は、誘致に大いに期待しております。何をすれば間違いなく塙と確定した話になるのかなというその思いが話題になっているんですが、私たち議会も、このことについては議長を中心に、陳情に行こうという話にはなっております。町長もきっと、間違いなく塙だろうというふうな期待もあるんだろうし、大体、ほぼそういう話になるのかなと思うんですが、町民の人はまだ絶対ではないということで、ちょっと心配しているんです。その辺を払拭するような答弁をいただければと思ったんです。お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) おととしの森林アカデミー誘致に関することでありますが、ご承知のように、町では林業振興協議会を9月4日に開催し、今後の活動について協議をいたしました。 今後、積極的な誘致活動、要望の実施、誘致場所についても、町内のどの場所が最適なのかを含めて検討していく予定であります。強く働きかける、それから議員さんの中からも話がありましたように、何度も通うことで圧力をかけるというんですか、その熱意、これを知ってもらうことも必要だということもありますので、これからはしっかり要望活動ということで、県のほうに通うこと、それから出向くことが必要であると。私も、行ったときには顔出しをするような努力はしたいなと思っております。 ○議長(大縄武夫君) 青砥與藏君。 ◆4番(青砥與藏君) 与えられた時間まだいっぱいあるんですが、重複することになるかなというふうに思うものですから、以上をもって、一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(大縄武夫君) これで4番、青砥與藏君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時05分               再開 午前11時15分 ○議長(大縄武夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △高縁光君 ○議長(大縄武夫君) 次に、5番、高縁光君、登壇願います。 時間は12時15分までです。 高縁光君。     〔5番 高縁 光君登壇〕 ◆5番(高縁光君) 5番、日本共産党の高縁光です。通告に基づき質問をさせていただきます。 まず最初の質問は、東京電力の固定資産税の問題です。 東京電力は、福島一原発に続き二原発の廃炉を決定しました。福島二原発の廃炉となる費用会計では、原発関係の施設については資産価格が引き下げられることになっております。これとの関連に、9月6日付福島民報では、福島原発立地地域における電源立地対策地域交付金が国から交付されないことにより、代替の交付金が来年度の概算要求に計上されたことを報じております。 ここで心配になるのは、東京電力の送電線、千万単位の課税額になっているということであり、自治体の財源としては極めて重要になっています。 ところが経済産業省は、以前から全国の電力会社の資産への課税を減額するよう主張しております。今後、福島原発の廃炉により、町内を通っている送電線関連の固定資産税の減額の可能性も出てくるのではないかと心配しております。そこで町として、国の動向を把握するとともに、減額をされた場合には、国に補填してもらうように要望を進める必要があると思いますが、考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 東京電力の送電線につきましては、総務省において評価をいたしまして、その額をもとに町が固定資産税を課しております。詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) 町民課長。 ◎町民課長(生田目敏夫君) それでは、私のほうからご答弁申し上げたいと思います。 まず、東京電力の送電線につきましては、2以上の県に係る電気事業用償却資産ということになりますので、国、総務省において評価を行います。県を通して関係市町村に、塙町分だったらば幾らというようなことで課税標準額が配分されると、その額をもとに町のほうが固定資産税を賦課してございます。 今回ご質問の送電線等の償却資産、こちらについての取り扱いでございますが、利用されていない場合においても、事業の用に供することができる状態で維持管理をされていると、いつでも稼働できる状態であるというような場合については、総務省から固定資産税が配分されることとなります。 ただし、当該資産を解体等行わなくても、東京電力が除却処理を行って、総務省が今後も使用する可能性はないというふうに判断をした場合、用途廃止資産ということで判断をした場合については、その翌年から、先ほど申し上げました課税標準額、こちらが町のほうに配分がされないこととなり、固定資産税をかけることができなくなるというようなことになってございます。 ご質問の、今回の送電線のことでございますが、現状どうなっているかというふうになりますと、東北電力では、広野火力発電所からの送電線用として利用しております。今後についても利用する考えであるというふうに聞いております。 したがいまして、現在のところ、この送電線および鉄塔という形になるかと思いますが、そちらのほうについては、引き続き固定資産税が賦課できる見込みであるというふうに町のほうでは考えております。 先ほど、なくなった場合の国への要望というようなこともありましたが、現在、引き続き配分される見込みでありますので、そちらのほうまでは考えてございません。 なお、現在の課税額というようなことのご質問もあったかというふうに思いますが、これにつきましては、納税者等の秘密保護事項ということに当たりますので、金額についてはお答えをすることはできないことをご了承願います。 以上であります。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) それでは、今は送電がされているということですよね。そのうちは、はっきりした金額が出ないということですよね、ですから、そうすると、今のところはそういう状況にはなっていない、これはやはり、私の居住地にも2基建っております。それで、非常にどうなるのかという心配がありますのでお聞きしたわけでございますので、今のところは大丈夫だという考えでいいんでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 町民課長。 ◎町民課長(生田目敏夫君) 先ほどご回答の中で、東京電力と申し上げなければならないところを東北電力というふうに、一部、言ったところがございましたので、ご訂正を申し上げます。 今のご質問でございますが、引き続き固定資産税はかけられるという見込みであるということでございます。ただし、償却資産ということでございますから、毎年、減価償却資産ということでの減価率がかかってきますので、毎年、若干ずつ評価額は下がるということで、少しずつの減少はされるということではございますが、現在のところについては、引き続き固定資産税がかけられるというようなことでご回答申し上げます。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) それでは、全く使用しないといったところの対策として、今後考えていただきたいと思います。 次に、子供の貧困の全国調査についてお伺いをいたします。 報道では、国が都道府県の子供の貧困率などを正確に把握するため、統一指標を用いて全国調査を2020年に実施するとしております。これらのことについては、国のほうから何らかの連絡や説明が来ているのでしょうか。 また、町内においては、児童・生徒で朝食抜きのような実態や児童虐待のような実態は報告が寄せられているのでしょうか。 お願いします。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それではお答えをいたします。 ただいまの全国調査の件でございますが、まだ本町のほうには届いておりません。 今後、その予定であるだろうと予想をしております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 大変失礼いたしました。 虐待、あるいは食事がとれないという子供の実態についてでございますが、特別な調査はしておりませんが、学校からの報告等も、今のところございません。ただ、これから精査しながら、状況を確認しながら、実態把握も含めてやっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) そういう報告がないことはよいことでございますが、そういう調査されているということですから、ひとつ、今後考えていただきたいと思います。 今回の調査を契機に、実態を正確に把握するようにお願いしたいと思います。 全国で繰り返される子供の虐待死の報道を見ていると、行政にかかわる人たちが、記者会見で責任転嫁の言いわけばかりで、行政の対応の弱さが、直接的に命を失っている反省が弱いと感じないわけにはいきません。ぜひ適切な対応をお願いしたいと思います。 ここで、6月にも取り上げた小・中学校の全児童・生徒の中で、要保護、準要保護合計数の比率はどうなっているのでしょうか。また、この比率は近隣町村と比べてどのようになっているのか、伺いします。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 手元には持ってきておりませんが、近隣町村と大きく変わるところはございませんが、実際には、後ほどまた調べてご報告をさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) こちらの調査、合ってるかどうかわかりませんけれども、14%ということで、矢祭町教育委員会で調査したところ、矢祭町は、要保護はゼロで比率は6.5%ということでした。矢祭町と比較すると、塙町は際立って多いということです。子育て世帯の経済的も含め、環境の困難を示していると思います。 それでは、これらの子供たちの保護者の努力が足りないといえるのかといえば、そうは言い切れません。前にも言いましたが、現在の家計収入は、年間200万以下が全国で1,000万人を超える事態となっております。なぜこうなったのかといえば、非正規雇用が全国に広がりました。ですから、ここ20年間で賃金は8%も下がっております。こういう状況が起こっているのは、先進国では日本のみです。子育て世帯そのものが、この国政の犠牲となっているという背景があります。 こういう子育て世帯の状況に、さらに試練を与えようとしているのが、10月から消費税が10%増です。要保護・準要保護の世帯の場合は、学校給食費負担の補助があります。しかし、要保護・準要保護の世帯の子供の比率が矢祭町と比べて2倍以上というのは、その基準に近い世帯も多い可能性が高いということも示しています。 ですから、学校給食費の助成を、現在の3割助成から少なくとも半額助成を来年度から実施すべきと思いますが、その決意をお聞きしたいと思いますが、先ほどもこの件について、給食費について答弁されておると思いますので、ひとつ、終わりを、来年、こども園ができ上がったときに実施するという答弁があったわけでございますので、ぜひそのことを実施していただきたいと思いますので、この消費税というものは大変なことなんです。子供、ミルクまで消費税がかかるわけですから、収入があればいいですが、なければそれだけ支出が多くなるんですから大変なことなので、やはり、そういう点での補填をひとつお願いしたいと思いますので、答弁をお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) 先ほど、要保護、準要保護の人数というお話をいただきました。資料のほうございましたので、こちらのほうで説明をさせていただきます。 令和元年度の9月現在でございます。要保護、準要保護を合わせまして86名となっております。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 昨日の答弁でもお話はいたしておりますが、振興計画に上げた上で増額を考えております。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) 要保護について非常に多いという、やはり、感じがします。また、町長答弁において振興計画に載せるということで、ひとつ今後お願いしたいと思います。 次に、タクシー利用料金助成制度についてお聞きしたいと思います。 既に、町として今年度の計画は決定され、公表されていますが、今年度の計画と利用者募集などの概要を説明をしていただきたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 平成30年度、高城地区を対象にタクシーの実証実験を実施をいたしました。今年度は車を運転しない、バスなどの公共交通機関が利用しにくい地域の皆さまの生活をサポートするため、地域別定額タクシーの実証実験を行います。 助成対象者については昨年同様に65歳以上の方、そして免許自主返納者、そして身体的事情で運転できない方を対象といたしております。また、新たな試みといたしまして、学生も対象としております。共働き等により迎えが難しい場合や、テスト期間中等でバスの時間が間に合わないようなときにも、学生を対象としようということであります。 この実証実験の対象としている時期については、法定協議会であります塙町地域公共交通活性化協議会において内容を検討し、決定をしております。 私も個人的には、大変実効性の高いというか即戦力と申し上げますか、このタクシー利用ということは真剣に取り組んでいきたいと思いますので、これからも対応はしっかりしていきたいと思いますが、内容は担当課の長より説明をいたさせます。 ○議長(大縄武夫君) まち振興課長。 ◎まち振興課長吉成知温君) おただしのタクシー実証試験の募集内容と概要についてでございます。 実施期間につきましては、10月1日から令和2年2月29日の5カ月間となります。 募集方法は9月の広報はなわ、回覧の全戸配布、現在行っておりますがIP告知端末、また町ホームページ、あと民生委員の会議の場で制度説明等の内容を説明を行う予定となってございます。募集期間は既に始まっておりますが、9月から随時受け付けを開始しておりまして、代理申請も可としてございます。親族、民生委員の方、また近所の方についても、申請受け付けは可としております。役場窓口、郵送、ファクス、ホームページでお申し込みをいただくこととなります。また、これでなかなか近所にもお友だちがいなかったりということで、申し込み用紙を届けられないという場合につきましては、電話での受け付け対応も行っているところでございます。 利用回数は月4回、5カ月で20回分の利用券を配付しております。月4回というのは、目安で4掛ける5ということで20回ですが、月に10回使っていただいても結構でございます。ただ、20回分しか使えないということになります。 利用区間でございますが、ここが昨年と若干変更となっております。自宅から大字塙地内または大字塙地内から自宅ということとしております。いわゆるお買い物とか、病院の通院ということを目的としております。 利用時間は午前7時から午後9時までとしてございます。 以上でございます。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) 非常に、半年、半年までいかないですね、実施をやるということでございますが、これをぜひ成功させていただきたいと思っているわけでございます。 これは実施されるようになれば、財政との関連もあろうと思いますので、やはり県とか国とかにも働きかけて、実施された今後の、実施されたという考えのもとで、そういう財政の働き方含めてよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) お願いしますが多いですから、ぜひ検討してくださいと、実施じゃなくて、お願いしますは。 ◆5番(高縁光君) 次に、耕作放棄地の問題を質問したいと思います。 福島県の耕作放棄地は、原発事故の影響もあるでしょうが、全国2位となっております。県内各地で耕作放棄地はふえる一方で、塙町の場合でも耕作放棄地はふえております。 この耕作放棄地がふえるその最も原因となっているイノシシやハクビシンが、さらに繁殖しております。8月25日付の福島民報ではイノシシの被害実態が報道されております。こういう放棄地対策は重要となっております。 こういう中で、この前、テレビで大子町のウルシのことが放映されておりました。茨城県の場合は、県としてウルシ苗の助成などを行い、大子町を中心に全国2位のウルシ生産量となっておりますが、品質は全国一だそうでございます。 文化庁はこのほど、国内文化財の修復のためには国内のウルシを使うように指示しております。塙町としても、全国1位の岩手県や茨城県大子町の取り組みなどを研究し、普及のための検討とともに福島県などへの普及への支援を要請していくことを検討していただきたいと思います。 答弁をお願いします。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。おただしの件、ウルシということでよろしいですね。     〔「はい」と言う人あり〕 ◎町長(宮田秀利君) ウルシ、これは6月ごろに花が咲きます。そして、秋には真っ赤に紅葉しまして大変美しい木でもありますが、ウルシかぶれということもあり、厄介な木でもあります。おただしのウルシ栽培ですが、今お話しのように、隣町、大子町では古くから栽培されておりまして生産組合も組織されており、近年でも耕作放棄地の畑に植えつけて9ヘクタールほど栽培しておると、このようにお聞きしております。 しかしながら、ウルシ掻き職人の高齢化と後継者などの問題もあるようでございます。 現在、国内で流通しているウルシは約90%が中国産、先ほどお話がありましたが、国内産は貴重で高額な取引がされておるようであります。生産者の所得向上にも期待は持てますが、しかしウルシは、調べてみますと、植えつけから約10年経過しないとウルシ掻きができない、そして、掻いたウルシは1シーズンで、これは切り倒さなければならないことから、非常に生産性の低い作物というか植物である。あとは、ウルシ生産に取り組んでいる地域は、昔からウルシを生産しているか、伝統的ウルシ産業が盛んな地域が主なようであります。 このようなことで、塙町で普及できるかどうかその可能性の検討が必要となる、このように思っております。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) 生産というものは、やはり需要と供給の関係がございますので、生産しても売れなければだめですから、ですから、ウルシにも例えたわけですが、やはりその辺の生産と消費という、これが一番大事かなと思っておりますので、やはりその辺の把握をしながら、今後の農業、農家の生産のほうをひとつお願いしたいと思います。 次に、最後になりますが塙工業高校の問題について質問いたします。 まず、お聞きしたいのは、来年度のために7月に体験入学が行われたと聞いておりますが、前年度の違いはあったのでしょうか。 ○議長(大縄武夫君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 令和元年7月24日に開催されました令和元年度の体験入学についてでございますが、平成30年度体験入学者、昨年度は61名でございましたが、今年度は44名の生徒が体験入学をしております。前年度と比較して17名ほど減っておりますが、子供たちは大変楽しく体験をしたというようなことを報告を受けております。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) この質問に当たり、塙工業高の学校関係者に聞き取りを行いました。現時点で、1志望の入学予定は30名ということでございました。校長先生は、大きく減る見込みはないということでしたが、ふえる可能性は言いませんでした。 そして、矢祭町のSMCが来年度の正社員の募集はないことを報告しました。ある学校関係者は、棚倉町の京セラの撤退も、海外工場へ生産を集約したための世界的な景気後退の中で、若い技術者、労働者を育成する塙工業高校がなくなれば、大打撃、進出企業の維持のためにも塙高校はなくせませんと話していました。地域経済を維持していくためにも、絶対になくしてならないし、町長はそのためにも、経営高校再編制の計画の見直しを妥協なく求めるべきと思いますが、決意をお聞きしたいと思いますが、先ほども答弁がありましたが、非常にその点では強い考えを持っていると思いますが、もう一つその辺の決意をお願いしたいと思います。 ○議長(大縄武夫君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 何度となくお答えを申し上げます。 何度となくお話をさせていただきますが、絶対に、廃校は認めることはできないというふうな強い気持ちで今もおります。 以上です。 ○議長(大縄武夫君) 高縁光君。 ◆5番(高縁光君) やはり、これは全地区をもって町長を先頭にし、あるいは議会先頭にして、やはり残すという立場を考えていかなければならないと思いますので、ひとつ検討していただきたいと思います。 これをもちまして、質問を終わります。 ○議長(大縄武夫君) 2番、3番の中学校の高校への進路指導はよろしいんですか。 それでは、高縁議員から質問終わりますということで、これで5番、高縁光君の一般質問を終わります。 ◆5番(高縁光君) 失礼しました。質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(大縄武夫君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。               散会 午前11時52分...