矢祭町議会 > 2022-09-13 >
09月13日-02号

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  1. 矢祭町議会 2022-09-13
    09月13日-02号


    取得元: 矢祭町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和 4年  9月 定例会(第5回)          令和4年第5回矢祭町議会定例会会議録議事日程(第2号)                    令和4年9月13日(火)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(10名)     1番  藤井隆治君      2番  片野一也君     3番  大森泰幸君      4番  藤田玄夫君     5番  本多勇也君      6番  郡司浩子君     7番  鈴木正美君      8番  鈴木 一君     9番  鈴木敏男君     10番  緑川裕之君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         佐川正一郎君  副町長        大串 肇君  教育長        菊池篤志君   自立総務課長     鈴木直人君  町民福祉課長     大森秀一君   事業課長       古市 賢君  教育課長       菊池基之君   会計管理者      深谷義典君  代表監査委員     藤田義広君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長     増子智巳    会計年度任用職員   谷田部 遥 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は10人です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(藤田玄夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(藤田玄夫君) 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。 傍聴人の方々に申し上げます。 矢祭町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影は禁止になっております。また、スマートフォン、携帯電話をお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切り替えて、静粛を保ち、傍聴されますようお願いいたします。 藤田義広町代表監査委員の出席をいただいております。よろしくお願いいたします。 本日も報道機関等に議場での写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(藤田玄夫君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問については、持ち時間がなくなりましたらば、直ちに質問を終了願います。 また、執行部の答弁については、時間制限の関係から、簡潔明瞭にして的確に答弁をお願いいたします。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。--------------------------------------- △片野一也君 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、11時1分までです。     〔2番 片野一也君登壇〕 ◆2番(片野一也君) 2番、片野一也でございます。 通告に従いまして質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 初めに、公共交通行政ということで、JR水郡線活性化の取組についてご質問をさせていただきたいと思います。 JR水郡線については、しばらく話題に上がらなかったということもあるんですけれども、注目されていなかったということもあって、今回は強い衝撃を受けたところでございます。水郡線は、町にとりまして大事な公共交通網でありますから、この質問に関して私のほかにもこの後に3人が控えているということでございますので、最大の関心を持ちまして対処すべき案件だというふうに考えているところでございます。 さて、去る7月28日の新聞報道によりまして私は知らされたところですけれども、JR東日本は利用者の少ない地方路線の2019年度実績収支を初めて公表いたしまして、県内では水郡線をはじめ4路線9区間が赤字ということでございました。その中でも、特に水郡線の常陸大子・磐城塙間においては、1日の乗客数が152人、収支率は僅か2%という何とも厳しい経営実態が明らかになったというところでございます。これは、水郡線が赤字というのは周知の事実、今さらながらのこととはいいましても、こうして実態を示されますと残念至極、これでよくも運行しているものだなというふうに感心すらしてしまうという状況でございます。この結果を受けまして、周辺住民の皆さんも、遠からず当地域の大事な公共交通機関がなくなってしまうのではないかと、強い危機感を覚えたというふうに感じております。 鉄道赤字路線の対応策については、この新聞公表よりもさきに国の有識者会議が行われていて、ここで検討、提言が示されたということもございます。ここで、バスへの転換、はたまた線路や駅を自治体管理にするなどの意見もあり、3年以内には結論を出したいというような方向性も示されています。したがいまして、水郡線につきましても、輸送方法の在り方など、早々に協議、検討されるということは必至の状況だと思われますけれども、まずもって、沿線住民、沿線自治体の中心に位置する矢祭町といたしまして、このことをどのように捉えておられるのか町長にお伺いをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま片野議員の公共交通のJR水郡線の活性化ということで、7月28日ですね、新聞等に初めて、水郡線というか全国の国鉄の収支を国の指導で発表したと思います。 水郡線も大子から塙間というのが、収入ですか、1,000万の収入を得るのに5億1,200万かかるというようなことで、約5億200万円の赤字というようなことで、大子から大宮間ですね、もうこれもやっぱり10億ぐらいの赤字で、塙からやっぱり安積永盛までが12億の赤字で、大体これ、水郡線の近辺見ると27億の赤字ということで、非常に私も、役場のほうへJRの関係者が来て説明したときには、資料を見て、ちょっと今までよりもあまり身近なものではあったんですが、そういう水郡線の収支に係るというようなことも、誰もが気には留めていなかったんじゃないか。 ただ、利用者が少ないなというのは、当然これは、モータリゼーションの世の中にこれ入ってきまして、もう鉄道各地がこれ全国、日本全国が自動車の社会になったというようなことで、非常に鉄道の運営の仕方というのが変わってきたということで、国鉄から今度JRに組織替えをするということは、非常にやっぱり赤字路線を廃止しながら、駅前の開発で、不動産業でJRは利益を上げてきたというんですが、ここ来て今度は少子化の時代、人口減の時代を迎えていますから、非常に国民も関心を持ってくれというような意味合いで出されたんじゃないかなという感じはいたします。 これ、水郡線も、我々福島県側の水郡線、矢祭町から郡山ですか、安積永盛ですか、今、会長しているのが、石川町の塩田町長が、水郡線活性化協議会というようなことで、カレンダー作ったりいろんなイベントもやっておりますが、今後、この地域交通の在り方が非常に問われる時代に入ったなという感じはいたします。 非常にこれ、今、東館駅だけの利用を見ると1日60人の利用者ということ、これも昨年度の数字なんですが、そのほか矢祭山、南石井、磐城石井の乗降を調べると、もう統計は取れないというようなことがJRのほうから回答が来ました。東館駅だけが今、60名ですから、年間2万人ちょっと、大体高校生がもう8、9割、9割ぐらいが高校生の利用だと思っております。これが廃止になると、非常に町の活性化、子供たちにも非常に通学の不便も考えますから、今後、これ行政としてはなくてはならないものだとしっかり捉えながら、また、JRの発表も廃線を目的に公表したというものではないとは理解しておりますので、今後、観光資源のやっぱりPRとか、いろんなやっぱり水郡線の活性化ですね。以前、本町でも、町民号は列車を使った企画がありましたが、今後、今、教育長も、この前の日曜日も子供たちと一緒にふるさと探検隊で郡山の駅まで、駅のほうのそういう施設を見学してきたというようなことですから、今後はやっぱり学校側とかいろんな地域のあらゆるものにも利用しながら、やっぱりJRに対するこの行政のPRも大事だと思っております。 特にこれ、矢祭町は観光資源をやっぱり抱えておりますから、以前、先月ですか、大子の庁舎の落成式のときに大井川知事が見えられて、やっぱり心配されて、大子・塙間というように地名を出して、やっぱりこれは存続というか、そういった意義を持って、今後、行政間の連帯感をやっぱり持ちながら、今後対処すべきものではないかとは思っております。 ただ、JRのほうは、今度は改革していきますから、当然、駅の廃止、統合、路線の本数を減らす、駅のやっぱり改修というか、やっぱり交換するものを今度一本化するということは、運行を減らすということもありますから、そういったものをやっぱりこれ、自治体とJRとやっぱり国もこれ入りますから、その辺を今後連携しながらやっていきたいと思います。 この新聞出てから、今、町村会でも集まったそういう協議会はまだ開いてはおりませんので、今後の地域の重要な課題と捉えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 それで、今、町長のほうからお話があったとおり、高校生の利用が8、9割だろうということと、このモータリゼーションの時代になってきて、公共交通機関を利用する機会がめっきり減ったというのは、これはもう紛れもない事実だとは思うんですけれども、そして、公表された内容が、今、町長おっしゃっているように、撤廃することを目的とはしていないけれども、やはり赤字路線の最たるところ、撤廃を視野に入れるというのは当然のことですよね、経営からすれば。そういう危機感をこれは持たなければならないというふうに思っています。 町長から、町村会のほうではまだ話題には上っていないというような話もありましたけれども、あとは活性化協議会ですか、町の今後の動向といたしまして、乗客数の増加対策というところで、これに関連してのイベントや、さらには周辺自治体によるキャンペーン、そして住民一丸となって活性化の機運を高めるということが必要だと思いますけれども、町長、こういったところについて具体的に考えておりますか。どうですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま片野議員の今後の活性化ということで、今、水郡線のサイクルトレインですね、これが4月から始まりまして、大子、石川が降車駅というようなことですから、これを、棚倉駅を降車に持っていこうというようなことも今後の課題としては取り上げております。 また、各自治体の話ですね、やっぱり鳥取県も見ると、マイカーからやっぱり電車というか、通学するとその企業に10万円を支給するというような、平井知事ですか、あの方もかなりユニークな人ですから、そういったものが出されたり、あとは、和歌山県では、今度は交通税という税金を県税のほうに上乗せするような施策も考えているというようことも、やっぱりこれも地方公共交通の活性化の意味で、そういう国民に広めたいというような目的があると思います。また、ほかの千葉県のほうの久留里線というのは、もうやっぱり水郡線以上の赤字路線というようなことで、やっぱりサイクリングをこれからの観光の資源として活用しながら、観光地のPRというか、そういったものは大事なことだと思います。 今、我々のこれ、東白川郡も奥久慈サイクリングロードというのが国のほうにも認定されておりますので、このトレインも前町長のほうからも継続してきて、やっとサイクリング車が水郡線に乗せられるようになったということもありますから、これはしっかりサイクリングも含めて、観光資源のこれからのPRですね。これは、やっぱり我々と一緒に、やっぱり大子側、茨城側でやっぱり奥久慈清流というものをPRするというようなことも、大井川知事のほうからでもそういう挨拶の中で話はしていたものですから、私も初めて挨拶して、今後、だから矢祭というか、この県南と茨城との観光の資源の、あと水郡線の活性化、こういったものの連携協定というのは大事にしていきたいと思っております。 一番、今、ユニークな施策で成功しているのが、徳島県と高知県を結ぶ道路と線路を走る、それが今、成功して、世界で初めてというようなことで、かなり観光者も増えてきて、収入も年間収入1.3倍ぐらい、3か月で稼いだということもありますから、一つの知恵を絞りながらですね、これ、我々は我々のこういう地理的な資源の中でのこの水郡線の活性化というか、そういったものを考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。
    ◆2番(片野一也君) 今、町長のほうから、各自治体でいろいろ取組をされている事例を紹介しながらお話をいただきましたけれども、町長いろんな知見とか見識をお持ちでいらっしゃって、要はその見識を、知見をすぐにでも実行していただきたい。これ、パクリでもアレンジしていただいてもそれは構わないんですけれど、それが大事なんだろうというふうに思っています。本当にこれ、危機感が薄らいでくるということもありますから、すぐに手を打つ必要があるというふうに思っていまして、今すぐにでもアクションを起こす必要性を感じているところでございます。関係自治体の話出ましたけれど、ここはひとつ、先ほども申し上げたんですが、人任せではなくて、これはこの水郡線の赤字の中の一番中心にある矢祭町がまずもって動きを促す行動に出ることが必要だろうというふうに思いますので、どうか町長、矢祭町独自の利活用策というものも考えていただいて、すぐにアクションを起こしていただきたいというふうに思います。 町長、以前にSLを走らせたいというような構想もお持ちでしたけれども、これ、それはこの観光の話出ましたけれど、この地域が風光明媚で、そういうバックグラウンドがあるからだということでございますから、ぜひそういうところも考慮されて、利用していただきたいというふうに思います。 1つだけ、私ごと。もう列車に乗るの3年ぐらい前なんですね。このときには、東京に行ってみようというんで、缶ビールとワンカップ持って、仲間数人とゆっくりローカル線の旅としゃれ込んだわけでございます。これ、新幹線や高速バス、東京で楽しむためにそれもいいんですけれど、ゆっくり時間が流れるというような、時を楽しむというような、そういう楽しみ方も私のような飲んべえにはありますから、ぜひ参考にしていただきたいというふうに思っているところでございます。 次に、水郡線の活性化に関連します東館駅周辺整備計画の見通しについて質問をさせていただきます。 現在、町は、東館駅舎の改修をはじめといたしまして、駅の周辺整備に取りかかろうとしている。ちょうどこのタイミングでJR水郡線の赤字公表があったものですから、ちょっと動揺されたかもしれない。まさか計画が揺らぐものではないというふうには思いますけれども、改めてこの方針に変わりはないのか、現在までの進捗状況、それから今後のスケジュールなども含めてお知らせをいただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 議員が先ほどおっしゃっておりましたとおり、JR東日本は、去る7月28日に利用者の少ない地方交通線の経営情報を開示いたしました。今後、JR東日本は、これらの赤字地方路線における経営の合理化、業務のスリム化等を行っていくものと思われます。 東館駅もその対象になると思いますが、現在、矢祭町のほうで進めております東館駅周辺整備事業につきましては、こちらのJRのスリム化事業、特に東館駅に限定して言えばということではございますけれども、大変プラスになる、JRさんのほうでこのスリム化事業を行うことによって、矢祭町が行う周辺整備事業の経費のほうをJRさんのほうで担っていただけるという部分がかなり多くございますので、このスリム化事業自体が、JRさんのスリム化事業が町のこの東館駅周辺整備事業の進捗にはプラスになるというような状況でございますので、現時点におきましては、東館駅周辺整備を進める上での方針に変更はございませんので、これまで同様、進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 また、進捗状況についてでございますが、こちらは、本年の4月26日に、昨年度実施をいたしました東館駅周辺整備事業基礎調査業務の報告書のほうをJR東日本水戸支社のほうに持参をいたしまして、そちらで打合せのほうを行いました。その打合せの中で水戸支社のほうからご指摘のあった部分等を修正しました協議資料を、JR本社のほうに提出をいたしまして、現在、本社からの回答を待っておるというような状況でございます。 また、今後のスケジュールでございますが、先ほども申しましたように、経費のほうの削減の観点から、JRのほうの事業計画と連携して整備を進めるということが町にとってもかなり重要であるというようなふうに考えておりますので、今現在、JR東日本のほうでこのスリム化事業の計画の詳細についてはまだ発表をしてございません。また、特に水戸支社のほうからは、まず、まだ正式な事業化、予算化がされていない段階で正式なスケジュール等の公表は差し控えていただきたいというようなこともお願いをされておりますので、現段階におきまして、町の事業、特に東館駅の改修工事のほうをいつから開始しますということのお答えはできませんけれども、JRさんのスリム化事業のほうが完了しましたらば、速やかに東館駅の改修工事に着手できるように準備を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 分かりました。状況と、あと方針に変更はないと、変わるものではないということがよく分かりました。 1点だけ。今、自立総務課長おっしゃるJRが進めるスリム化事業、このイメージとしては、非常に余計なものをそぎ落として、駅舎として新しくさせるというイメージが私持ってしまうのですが、そこにいろいろ付加することは、これはできるということで、町の意見もそこに反映させながら、町の要望ですね、それをスリム化事業というか、駅舎が造られているという、こういう認識でよろしいですか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問でございますが、基本的に、駅舎、東館駅周辺整備の事業につきましては、町の意向で進めていくというものでございまして、JR東日本さんの計画の中で町が動いていくというものではございません。 ですので、基本的に、町がこのようにしたいと、このような駅舎を整備したいという中で、JRさんのほうでやっていただけるもの、機械設備とかの移設とかそういったものがあるんですけれども、そういったものをスリム化事業の中でやらなければならないものなので、町がその部分も含めて早期に着手したいとなりますと町が負担をしなければなりませんけれども、JRさんのほうのスリム化事業の中で、年次計画があるということではございますが、その中でそちらをやっていただいた後に、その後、速やかに駅舎を、町の要望、考えの想定している整備を進められればというものでございますので、今、JRさんが行う駅舎の改修に併せて町の要望も加えてもらうというものではなくて、町の要望というか町の考えに合わせてJRに経費のほうの一部負担をしていただくというようなところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。本末転倒になってしまうのかなということも思いましたけれど、改めて安心をいたしました。これからよりよい方向に向かうように、お願いをしていきたいというふうに思います。 これは、私、東館駅は町の顔というふうに思っておりますし、ランドマーク的なものをぜひとも造っていただきたいということを併せてお願いをしておきたいと思います。 次に、令和4年度の主要施策の進捗状況と町総合計画の取組についてということでございます。 まず、1つ目といたしまして、令和4年度も上半期を終えようとしているわけでございますけれども、年初に掲げた主要施策の進捗状況についてお聞きしたいと思うんですけれども、これ、何に基づけばいいのかちょっと思ったんですけれども、3月定例会に示されました令和4年度当初予算の概要の主な事業から新規事業あたりをピックアップしていただければいいのかなというふうに思ったんですけれども、総務課長、どうでしょうか、ここら辺あたりは。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 主な施策、事業の進捗状況でございますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いまして、各種行事、イベント等、規模の縮小や中止、延期を余儀なくされた事業や、一部、工事等発注が遅れている事業もございますが、各種補助金や助成金等の交付、各種工事や委託業務の発注とその他の事業につきましては、おおむね進んでおるという状況でございます。 ただいま、年度当初の事業計画等について、新規事業についてのピックアップしての進捗状況について説明をいただきたいということでございますので、各担当課のほうからもそれぞれ個別に所管の業務についてはお答えしていただきたいというふうに思いますけれども、まず、自立総務課のほうで所管しております主な事業についてご説明をさせていただきたいと思います。 まず、今回、今年度ですね、自立総務課のほうで行っております工事関係でございますが、金額的に大きなものといたしましては、ふれあい広場テニスコートの改修工事、こちらを予定してございます。予算額といたしまして2,717万円の工事でございますが、こちらにつきましては、テニスコートの利用状況、できれば閑散期、あまり利用が多くない時期に工事を発注したいということで、まだ未発注の状況ではございますが、おおむね11月以降に工事のほうを発注いたしまして、年度内に完成をさせたいというふうに考えておるところでございます。 また、その他の事業でございます。ふるさと人づくり事業、こちらは過日実施をしておりますので、100%の進捗ということで、今年度、3年ぶりにふるさと人づくり講演会ということで開催をすることができております。 また、役場庁舎内のWi-Fi工事関係でございますが、こちらは発注が済んでおりまして、現在、こども園のほうのWi-Fiの工事のほうが済んでおります。残り、役場庁舎、開発センター健康福祉センター、こちらのほうも順次整備のほうを行って、年内のですね、こちらは庁舎内のWi-Fi化を実施してまいりたいというふうに考えております。 そのほか、各種補助金、助成金でございますが、地域活動支援助成金、こちらにつきましては、現在、15行政区で130万円ほどの交付をしてございます。進捗率といたしましては41%と、予算額に対する進捗率は41%でございます。 また、再生可能エネルギー推進事業補助金でございますが、こちらも、交付額でございますが、148万3,000円ということで、6名の方からの申請をいただいております。こちらも、進捗率につきましては、予算額に対しますと59%ということでございます。 その他、プロジェクトY事業、結婚祝い金事業等、おおむね順調に事業のほうが進捗しておるということでございますので、よろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、続きまして、町民福祉課の主要施策につきましてご説明を申し上げます。 町民福祉課の主要施策につきましては、大まか順調に推移しているかと考えているところでございます。主要施策につきましては、新規のものは特になかったんですが、何点か主なものについて説明をさせていただければと思っております。 まず、1つ目でございますが、公共交通活性化事業のほうでございます。こちらは、令和4年度から、対象者の方、75歳以上というものから65歳以上にと年齢を引き下げまして、さらに障害者の方も対象にいたしまして、それから、一月のタクシーの助成券につきましても、4枚を6枚に増やしというようなことで進めております。その結果なんですけれども、令和4年度につきましては、7月末時点で新規の申込みのほうが53名ということで、大幅に申請者を増やしている状況でございます。 続きまして、地域情報通信基盤整備事業のほうでございます。こちらは、令和3年度に、10年ぶりに、IP告知システムといいますか、IPの電話のほうですけれども、新規にさせていただきまして、こちらのほうのIP告知システムの機器の加入世帯なんですが、1,558世帯、加入率が75%ということになってございます。また、併せて地デジ放送配信システムのほうですが、213世帯が登録しているということでございます。 続きまして、すこやか赤ちゃん誕生祝い金事業のほうでございます。こちらは、令和4年度につきましては、第1子が2件、それから第2子が3件ということでございます。こちらは、出生しているお子さんが少ないということで、この件数ということになってございます。 続きまして、矢祭町避難所用の防災倉庫設置事業でございますが、こちらは、矢祭町防災の日に合わせまして令和3年度から実施している事業になってございます。こちらのほうなんですが、各避難所における備蓄倉庫の設置場所の確認及び備蓄倉庫の規格や備蓄物資のリストアップまで今完了しているところでございまして、この後、防災倉庫及び備蓄倉庫の入札等を行ってまいりまして、その後、防災倉庫のほうを設置していくというような流れになっております。 なお、令和4年度につきましては、6地区を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 事業課の主要施策につきましてご説明いたします。 まず、まちなかコミュニティー力向上事業ですが、春、夏、秋、冬とモニターツアーを実施しまして、農家を訪問しまして、収穫作業等の農作業体験、それから季節の野菜を使った郷土料理作りというものを体験するツアーを実施しております。春については5月に10名、夏は7月に12名の参加がございました。今後、秋と冬と2回開催する予定としております。 それから、地域おこし協力隊活動ですが、ヒガシダテ待会室につきましては、東館駅舎を使用しましてコミュニティーの場を提供するということで、毎週水曜日と祝日は休みなんですが、平日は15時から19時、土日は12時から17時、開室しておりまして、今度の日曜日、18日には駅前ロータリーにおいて、ひがしだてマルシェということで開催する予定としております。 それから、ラズベリー振興では、3名の協力隊員が活動中でありまして、うち1名は今月をもって3年間が満了するということで、新規就農に向けて準備をしているところでございます。 文化財担当については、手元焼についていろいろ調査をした内容について、図録ということでカタログ作りを進めているところでございます。 それから、ハード事業ですが、町道竹ノ内・仲町線舗装補修工事、こちらが発注済みとなっております。今年度は900メートルの区間で舗装を行う予定です。それから、新規事業といたしまして滝川渓谷周辺駐車場整備工事、こちらも発注済みでございます。3月いっぱいの工期でございます。それから、農道舗装補修については収穫作業が終わるのを待ってからの発注、河川工事についても渇水時期を待っての発注を予定しております。それから、新規事業の1つとして、戸津辺の桜周辺の駐車場拡張工事、こちらは発注に向けて準備を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) 教育課関連につきましては、各種イベントにつきましては、コロナ関連、コロナ禍における感染対策を考慮した内容に規模を縮小したり、日程を変更したりして実施しております。今年については、ふれあい駅伝についても開催予定をしております。 あと、園・小・中学の補助により、定期バス及び自家用車での送迎について学期ごとに補助金を支出しており、1学期までの実績で318万4,900円ほど支出しております。 また、高校生奨学助成金制度により、高校生1人当たり2万円の助成をしております。 高田基金により、町講師や支援員の配置、各種表彰、大学生への奨学金を行っております。 ICT教育推進事業については、ICTアドバイザーを配置し、GIGAスクールを推進しております。 小学校英語教育では、小学校6年生が11月24日から25日に1泊2日で、ブリティッシュヒルズへ研修に行く予定となっております。 読書の街づくり推進事業については、今年度も子ども司書講座及び絵本コンクールを実施、9月末締切りで作品を現在募集しているところです。 スポーツ団体への支援については、スポーツ少年団、体育協会、市町村対抗各種競技団体への補助金等、交付しております。 いずれの事業においても、滞ることなく予定どおり執行されており、順調に進捗している状況であります。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ほぼ順調に進んでいるということが分かりました。 私、このことを、この事業を個別に結局問うものではなくて、この上半期が過ぎた時点で事業がある程度進捗していないと、これがまた翌年度に繰越しされるというような、そういう悪循環になるということをちょっと危惧しており、こういう質問をさせていただきました。質問の仕方としてあまり適切でなかったかとは思いますけれども、どうも丁寧に答えていただきましてありがとうございました。 あと1つ、第6次総合計画の定住促進策ということで、若者が町に残れる・帰れるまちづくりにおける高校生・大学生移住促進まちづくりプロジェクト、それから、町民協働によるまちづくりの推進策ということで、町民参加型の姿勢をより前面に出したということで、第6次総合計画で私はこのことを大いに評価し、注目しているところでありますけれども、これらの具体的な取組は今現在、どのようになっておられるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま片野議員の第6次総合計画の定住促進の中の若者が町に残れるというようなことで、第6次総合計画も昨年の2月からスタートしまして、非常にコロナ禍の社会の中のスタートということで、非常に厳しいものもあったり、子供たちの学校での生活ですね、そういったものも大変厳しい、苦しい思いもしていると思いますが、しっかり子供たちのフォローをしながら、学力が向上するようなやっぱり取組というのも大事なことだと思っております。 この矢祭町の出身大学生とのウェブ会議というようなことで、4回ですか、最終回に私が出席しまして、各大学、地元出身ですから、もう当然地元のことはよく知っています。やっぱりこれからの定住とかいろんな仕事の範囲を聞いて、やっぱり働く場所、あとは道路のインフラ網がやっぱり整備されていないというような大学生の意見がたくさんありました。また、働く場所というとなかなか限られた、都会とまた違った生活圏ですから、そういった思いもしっかり受け止めながら、そういう働くところの確保、そして道路のインフラ整備というのが一番大事なことだと思いますね。 これから大学生に限らず、この小学校から中学生がこの町から巣立っていって、また矢祭にUターン、Iターンするような環境づくり、定住・移住、大事な施策だと思っております。これは、時間はもうしっかりこれかけながら、定住・移住、そして関係交流人口、そういったものを活性化していくのには、来年度、もしあったら事業課の中にグループ、課をつくって、そういう専門部でしっかりこの今の課題、こういうこれからの日本の社会の課題を捉えながら新しい施策をつくるというようなことも大事なことだと思っておりますので、そういう点で私もしっかりこれ、これからの社会づくりというか、子供たちの成長を見守りながらやっていくというようなことがあります。 特に、この大学生との対話の中でも、今後の地域協力隊の話もしました。今後、やっぱり私も思っているのは、第6次総合計画の中で、中学生のやっぱりこのアンケートは非常に青少年の発表の中でも捉えているように、中学生の定住意向というと、やっぱり「矢祭以外にも住みたいが、いずれは矢祭に戻ってきたい」というのが非常にパーセンテージが高いというようなことと、なぜ矢祭がいいかというと、やっぱり「矢祭町が好きだから」というのが非常に高い数字を出しております。ただ、住みたくない理由というと、やっぱり大学生と同じような結果で、「矢祭や近隣の町には自分のやりたい仕事がない」というような思いが出ていますから、今後、子ども議会もはじめ、これからやっぱり中学生、高校生とのこういう対話をしながらやっぱり捉えて、青少年の主張の子供たちの真摯なやっぱり意見というのはやっぱり捉えながら、私も非常に参考にはなると思っておりますので、今後、この定住・移住も含めながら、町の出身者というか、そういった子供たちの対話を大切にしていきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 町長のほうから、今、大学生・高校生の移住促進まちづくりプロジェクトのほう、お話しいただいたんですけれども、これ、時間も押していますから、ちょっと町長、短くていいんですけれど、協働のまちづくりというところで、どういったところに特色が表れているというふうにお考えなのか。協働のまちづくり、これは協働のまちづくり大事にされるということだったと思うんですけれど、これはどのように、どこに結局、特色が出ているのかというようなこと。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 協働というのはあれですか、「共に働く」っていう意味でいいのかな。     〔「共に働く」と言う人あり〕 ◎町長(佐川正一郎君) やっぱりこれからのこの社会、人口減の中というのは、非常に町というよりも、私は連携するような、仕事にしてもそういう自分の事業にしても、やっぱり連携体制というのが一番大事な時期に来ると思います。この人口減というのは、もうどこの地区も避けられない、特にこの過疎化というのは避けられないものがありますから、逆に、それを今度また逆手を取って、関係人口というか、そういう交流人口をつくっていくような、やっぱり広い視野を持った、やっぱり子供たちの考え方というか、そういったものをしていかないと、やっぱりこの変化との対応ですから、やっぱり町を思いながら協働、つまりそういう、共にやっぱり働き生きていくというのは、今後の連携プレーというのが一番、私は行政間の連携とかいろんなやっぱり仕事の連携、そういったものをやっぱりグローバルにやっぱり考える時代が来たんじゃないかなとは思っております。 つまり、そこには今度、DXの推進というのがもう必ずこれ入ってきますから、今後はそういった社会づくりの中で、子供たちが一歩先を進んだ考え方を、行政のほうでもしっかり未来づくりの中にも進めていきたいという思いは持っています。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 先ほど、子供たちも郷土愛が非常に強いということは分かりました。安心したところでございますが、今、町長のお話にも出ましたけれども、関係人口を増やしたいとかねがねおっしゃっていらして、観光やワーケーションというようなところについても様々なアプローチをされているということを分かっているところでございますけれども、これは、何より一番は、人口減少に歯止めをかけることというのが一丁目一番地なんですけれども、町民協働のまちづくりを大事にするのならば、とことん町民と対話し、知恵を出し合うというところで、若い世代にもさらに郷土愛を深めていただけるような土壌づくりをお願いしていきたいというふうに思っているところでございます。どうかよろしくお願いをいたします。 次の質問に入ります。 新聞折り込みチラシ類分別の取扱いについてをお伺いいたします。 ごみの分別について、東白衛生組合のごみ出しガイドによれば、古紙のうち新聞折り込みのチラシ類については、新聞と仕分し、燃えるごみとして出すこととなっていますが、これ、よくよく調べてみますと、チラシもリサイクルできる資源ごみとして回収している自治体が多いんだということが分かりました。 この質問のきっかけは、実は、「何でチラシは燃えるごみ扱いなの」と町民の方からご指摘をいただいて分かりました。私自身は、恥ずかしながら、新聞とチラシは別々に仕分をしたんですけれども、それぞれに束ねて出していたということでございます。ですが、ご指摘の衛生組合のガイドによれば、チラシは燃えるごみと一緒に出してくださいと言っている。これは、つまり有料の可燃ごみと一緒に出してくださいと言っているわけですね。私はずっとチラシを束ねて出していて、これ、何らご指摘もなく回収していただいていたんですけれども、これからすると少しルールからずれていて、少し罪悪感を一時は感じたというところでございます。これは、この時点で私にまさに分別(ふんべつ)のほうがなかったということで、反省をしているんですけれども、そういうことです。 しかしながら、焼却処分せず資源として再利用するということについては、可燃ごみの減量化を図るというだけではなくて、CO2の削減や森林保護にもつながるということを考えれば、資源ごみとして回収するのが必要なのではないかというふうに考えますけれども、当組合でこの分別ができていないというところについてはどうなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまの質問にお答えしたいと思います。 町といたしましては、片野議員のおっしゃるとおり、チラシについては、資源として再利用することは可燃ごみの減量化、CO2の削減や森林保護等の観点から、リサイクルできる資源ごみとして回収すべきと考えているところでございます。 東白衛生組合のほうに確認をしましたところ、古紙につきましては現在、古紙業者により回収をしているということでございます。以前は、折り込みチラシ等は可能な限り抜いていただくように依頼されていたということでございまして、議員のおっしゃるとおり、ガイドブック等には、新聞は新聞で、それからチラシ等は燃えるごみに出すようにということで記載され、周知されているということでございます。 ただ、東白の衛生組合のほうでは、2020年頃に古紙業者より、チラシ等の分別はせずに搬出が可能ということで連絡は受けたということでございますけれども、現在のガイドブックにつきましては作成が2018年だったということもありまして、次回のガイドブック作成時にチラシもリサイクルできる資源ごみとして回収するように記載する予定ということで、今、検討しているというようなお答えをいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) チラシも資源ごみとして回収することができるということが分かりました。ありがとうございました。 現在、燃えるごみ扱いですと、一袋、大きいもので30円ですかね、単価がかかる、有料ということになるわけでありまして、これは、それを周知しないというのはちょっと公平性を欠くんじゃないかというふうに思いますから、組合の責任におきまして、早急に住民に対しての周知を図っていただくように、ここでお願いを申し上げておきたいと思います。お願いをして、次の質問に入りたいと思います。 次に、最後の質問になるんですけれども、農業者支援、それから後継者の確保、育成の取組についてということでお伺いをいたしたいと思います。 私は、議会産業常任委員長といたしまして、先頃産業常任委員会の中でまとめた米生産者に対する支援を求める要望書、私、ここに、あれですが、佐川町長に手渡しをいたしました。その要望の骨子については、5点ほどございます。 1つ目に、サポートネットワークによる活性化ということで、農業者、関係団体、それから行政など、関係者による議論の場をつくってほしいということでございます。 2つ目には、めり張りがある支援策を願いたいということでございます。 3つ目には、何よりも大事な担い手の確保というところで、後継者の育成はもとより、外部からの人材流入を積極的に推し進めていただきたいということです。 4つ目としましては、労働力を軽減させる農業用施設環境の整備ということで、農道の舗装化や水路の維持管理についての在り方をご検討願いたいというところでございます。 そして、最後、5つ目としましては、自然環境保全上の稲作の重要性についてというところで、稲作が担う自然環境保全の視点を大切にしていただきたいということを含めまして、5点要望したというところでございます。 これらの回答をこの場でいただきたいというのは、いささかこれは、私は役職にありながらそれはちょっとまずいのでございますが、この場でいただきたいということでは決してありません。ただ、町長、目を通していただきたいと思いますけれども、米価の下落、生産コストの上昇、そして依然として続く原発事故による風評被害等、農業者はかつてない経営危機に直面しているということでございまして、この現実、町長はどのように捉えているのか、まずその点をお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、片野議員の説明、質問の中で、先日、産業常任委員会委員長、副委員長から要望書が上げられて、非常に生産者のアンケートを基にした要望書ですから、切実に訴えるものがあるというような感じはします。 昨今、これ今、2月にロシアのウクライナ侵攻というようなことで、非常に食料、小麦高から全て、原油高、今、日本を取り巻く農業環境、非常に今までにない厳しい時期だと捉えております。肥料から飼料から、もう全てそういうものが値上がり、そして価格の転嫁ができない、4月の農業の物価指数でも、野菜だけが上がって、米のほうは約16%下がったというようなことですから、非常に日本の取り巻く環境というのは厳しいものがあります。 当然、これはもう基幹産業の中では、日本や県、そしてこれ本町においても、農業の基幹産業というのは非常に大事な産業ですから、これは、国はじめ県はじめ、この前の知事が来町していただいたお話の中でも、やっぱり農業政策というのはしっかりやっぱり考えなきゃならないという、当然のことだと思います。 これは、我々もやっぱり農業政策というのを今後、食料の安全保障というものも長期的に見ればもう大事な時期に来ていますから、自給率も過去最低ですか、今37%というようなことですから、約6割以上は輸入に頼っているのが今、日本の現状ですから、これから国も、国産増やそうといっても、なかなかこれ耕地面積、いろいろこれ事情がありますから、大豆を一気に増やすといっても、アメリカ、カナダみたいなような規模にはできないとは思いますから、非常にやっぱり、これからはやっぱり備蓄するということも、今の農水の大臣もやっぱり言っていました。米余るからこうじゃなくても、これからやっぱりその食料の備蓄体制、日本もこれからの食料の安全保障というものもやっぱりしっかり国が考えながら、担い手のやっぱりそういう育成、指導、やっぱりもうかる農業じゃないとなかなか後継者がつかないというのは、やっぱりそういうところにあってきましたから、これ、日本の農業も、これは本町でも、数年前はコンニャクだけでもやっていける時代が、もう全くコンニャクがなくて群馬一辺倒、そして群馬も今、コンニャクの安値で、もうどんどん今、野菜に転化してくるというような、そういう時代に入ってきていますから。 なかなかやっぱりこれからの農業の生産向上を上げるというのは、非常にこれからの施策の中で、担い手からやっぱり産地の育成、そして農産物のPR、イメージ、ブランド化というか、日本の農業というのはもう世界でも類のない、すばらしい商品づくりの技術があるんですから、やっぱりその技術力を持ったこれからの高品質というか、そういったものを、米でもやっぱりこれからの高品質というか、そういった質の高い、やっぱりもうかる農業、そういったものに切り替えていかないと、なかなか今の状況では厳しいものがありますから、大胆なやっぱり政策を求める。だから、我々本町もやっぱり大胆な、できる範囲、これ、国みたいなことはできなくても、矢祭独自のそういった農業政策というものをしっかり考えていきたいと思っております。 ただいま、地域協力隊のやっぱり就労支援というのも、これもしっかり考えていかなきゃならない。本業である人が農業に就かないで、新規就農がこれから就くという、そういう時代も捉えながらやっぱり考えていく時期に来たとは捉えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 時間も押してまいりましたので、ちょっと手短にいたしますけれども、これから5年先、10年先の矢祭町の農業、さらには15年、20年先になりますと、これはもう想像に難くないというか、非常に考えると絶望的な思いがいたします。そんな状況の中で、いろいろと申し上げたいということはあるのですが、特に1点だけ。 今、町長これから考えていくというお話がありましたが、その中に、農業者の声に耳をまず傾けるということ、共に打開策を見いだしていただきたいということをお願いしたいと思いますが、この農業者と正面から向き合っていただくということが非常に将来を語り合う上で非常に大事だということだと思いますが、どうですか、町長、私1点目に申し上げたネットワーク、今すぐにでも立ち上げる考えはありますか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 確かに重要なことだと思いますね。やっぱりその産業に携わっている方の意見等をやっぱりこの政策に反映するというのが、行政の役割だと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 立ち上げる考えがありますか、ないですか。どうですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 前向きに検討していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 「前向き」というのは使い勝手のいい言葉ですが、これは事業課長にすぐにご指示いただければありがたいなというふうに、私のお願いでございます。 これが後継者の確保とか様々な方策につながっていくということを、町長、していただきたいなというふうに思っております。 地域おこし協力隊の話、何か4年後だか3年後には1万人に増やしたいというような国の方針が何か先頃ニュースであったように思います。協力隊のうち半数ぐらいは定住するんだというような、そういう統計もあるみたいですけれども、協力隊、今、限られたところに行っていますけれど、このフィールド広げていただいて、どんどん矢祭町に呼び込んでいただけるような、インターンとして受け入れる受皿をつくっていただきたいなというふうに思っています。 未来像を描くというのは、とにかく、くどいんですけれど、やはり膝突き合わせていただくというのが大事だと思いますので、道筋を、町の大事な産業、これ、稲作に代わる代替作物ってないと思っているんですよ、私。今のところは。今のところはですよ。ですから、美しい郷土を守るということにつながっているわけですから、ぜひとも町長、危機感を持って、関係者一丸となって、この問題に取り組んでいただきたいということを申し上げ、以上で私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は11時10分といたします。 △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時10分 ○議長(藤田玄夫君) 再開いたします。--------------------------------------- △藤井隆治君 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、12時10分までです。     〔1番 藤井隆治君登壇〕 ◆1番(藤井隆治君) 1番、藤井隆治です。 通告に従い質問させていただきます。よろしくお願いします。 昨今のコロナ禍において、子供たちの運動不足が危惧されているところでございますが、体育の授業やクラブ活動について、小中学校の活動状況についてお伺いしたいと思います。 まず、体育の授業からお伺いします。 学校の体育の授業等のマスクとか、声であるとか、子供たちの距離であるとか、接触等については、今現在、コロナに入ってもう2年以上たつところですが、その当時とは大分環境は変わってきているかと思いますので、現在の状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 体育の授業に関してでございますが、通常、屋内で活動する場合にはマスクをしながら活動するということもございますが、激しい呼気を伴う運動、要するに、何というんですかね、きつい運動ですね、そういうものにつきましては、マスクを外して、間隔を取って行うように指導をしております。 なお、教師のほうはマスクをして指示を出すということでございますが、子供たちは声を出さないように指導しておりますが、子供たちが集合して話をする場合にはマスクをつけるという、めり張りをつけた指導を行っているところでございます。 また、夏場、暑い日が今年も続きましたが、感染症よりも熱中症対策を優先しなさいという国や県の指導に従いまして、屋外、屋内問わず、マスクを外して間隔を取りながら活動をさせているという状況でございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 体育の授業において、やっぱり声を出さないような指導ということではあるんですが、やはり周りの子供たちとコミュニケーションを取らないと、声によるコミュニケーションも取らないと、ぶつかったり転倒したりということの危険性もあるので、やはり声を出すのもやむを得ないのかなという判断もあるんですけれども、例えば高校野球にしてもプロ野球にしても、マスク外した選手たちはもう大声で声援もしていますし、なので、どうして大人はよくて子供は駄目なんだということも当然、大人も思うので、子供もそう思っている生徒もいるかと思うんですね。なので、ただ、それを声に出して先生に言うか言わないかというところもあるかと思うんです。 それで、以前テレビで見たんですけれども、運動時に、今の言ったように、先生が、体育の授業、屋外では熱中症の危険性があるためマスクを外すようにというふうな指導をしたところ、その生徒がたまたま、どうしてテレビ中継されていたのか分からないんですけれども、マスクを外すということは強制ですか、命令ですかということを生徒が先生に聞いたんですね。そして、生徒は、え、というふうになったところがテレビで中継で映っていたので、その結果、先生はどう指導したのかまでテレビで放送されなかったんですよ。 その生徒というのは、基本的には、コロナにうつりたくないという自分の考えの下、そういうふうに発言したんでしょうけれども、基本的に、マスクを外していいですよ、つけてもいいですよというのは、命令であるのか、強制であるのか、または任意であるのか、努力義務であるのか、矢祭町としてはどのように捉えているのかというところですね。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 教師の注意等につきましては、あくまでも指導ということですので、生徒が外したくないというふうに固持をした場合、そういう場合は、強制するものではございません。 ただ、先ほど申し上げましたように、熱中症の危険性があり、生命を守るという観点からどうしても外したほうがいいという状況については、繰り返し指導をするということで、理解してもらえるように話をしていく。これは、保護者に対しても同じように説明をしているところでございます。 なお、先ほどの声を出さないというのは、種目にもよりまして、議員おっしゃるように、危険を伴うような種目の場合には声を出してもいいということにはなっております。そこも、間隔の問題もありまして、例えばサッカーのようなものであれば声を出しながらやらないとまずいでしょうし、そういう種目によって違うということもありますので、付け加えさせていただきます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) プールの指導というのはどうなんですか。プールの。全員マスクしないで入りますよね、当然。そういったときの、プールというのは、どうしても口の中に入った水が吐き出したりとかもしてしまいます。多分、薄まるんでしょうけれども、そういうところでも、やっぱり学校内での大量発生とかというのもあり得る場面でもありましょうし、給食の場面でもあるでしょうし、そういったところはいかがなのか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) プールにつきましては、プールの中に入っている際に感染したという例は、今までにございません。これは、プールの水そのものが塩素で十分に毒素を消す、そういう状況になっております。 ただ、問題は、着替えをする場所、そういう更衣室等で密になることがございますので、そこはきちっとマスクをする指導をしております。そのめり張りをしっかりつけるようにということで、今、子供たちは、感染症防止に向けてしっかりと守ってやっているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) また別な論点になるんですけれども、先生の立場とすれば、今のように、生徒が指導している内容と違う意見を言った場合、やっぱり先生としても人間なので、その生徒に対して、やっぱり、何というかな、面白くない気持ちも持つであろうし、評価としては、その反論したということに対してマイナス的な要素も多分付け加えられてしまうんではなかろうかというところもあるんですが、先生と生徒と意見が違う場合に、丁寧に説明は、先生はするんでしょうけれども、どうしてもやはり感情的になる先生もおられるかと思うわけですね。そういった場合にも、やっぱりうまく生徒とコミュニケーションが取れない場合には、どのようになさるのでしょうかね、学校側として。教育長さんの考えと、あと先生側の、下部の先生まで同じ考えではないかもしれないんですけれども、一応、メインとする考え方、方針というか、いかがなものでしょう。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 人間対人間のそういう対峙している状況ですので、当然、その意見が合わないということもございます。これは子供と教師の関係だけではなくて、教師と保護者、そういう関係でも意見が合わないということは多分にございます。 ただ、学校としては、法律に基づいて授業を進行したり、それから子供たちの安全を守ったりということで、ほとんどが法律に保障されながら進めているところでございますので、そういう部分については、繰り返し、理解をしてもらえるようにお話をしていくということでございます。また、保護者に対しても同じように繰り返し説明をしているところでございますが、そういう法律にのっとったもの以外のもののご意見については、お互いに話をしながら方向修正をするという場合もございます。 なお、教員につきましては、必ずかっとなる方も中にはいるということで、そういうのを防止するアンガーマネジメントの研修等を、これは必修で各学校で行っていたりしまして、自分を落ち着けさせて冷静に行動するということで、進めている状況でございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 全ての親が100%正しいというわけでもないですし、まして、また先生も言っていることが全て法律ではないということの考え方もありますし、ただ、子供たちというのは、学校の先生の言うことをよく聞きなさい、親の言うことをよく聞きなさいと言われて子供のときから指導されてくるんですけれども、それが実際、物心ついた思春期になってくると、先生の言うことと親の言うことが違うという場合になってくると、そうすると、もう先生の言うことを聞かなくなる。自分たちの世代も全部それで経験してきたでしょうけれども、そういうことになるので、そうすると学校行くのが嫌いになる。そうすると、親の言うことをやはり優先しないと家庭内の居場所がなくなるということになってきて、そして、そうすると親も今度、子供の味方をして、先生はこうしなさいと言ったのを、先生がこう言ったんだぞという話になってくると、何だ、そういうこと言ったのかと、こう命令口調のつつき合いになって、それが今度、学校にクレームとかで行ったりして。 実際、私のPTA会長のときに、その現場を入り口のところで目撃したことがあるんですよ。親が目くじら立てて怒っているんですけれど、私、PTA会長だったので、「何かあったんですか」と、「いや、ちょっと」ぐらいで、それで終わっちゃって、私は内容までは把握はしなかったんですけれども。そういうことも、常にやはり、学校側はチームとして学校全体の意見を言うんでしょうけれども、親は自分ちの子供大優先なので、そういうところで、何ともな、という歯がゆい思いをした、経験をした時期もあったわけなんですけれども。 それで、今度は、学校に言っても全然問題にらちが明かない、そうすると教育委員会とかに直接何かクレームを言ってくるような事案とか事例とかございましたか、この半年ぐらい。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 学校ではなくて教育委員会に直接ご相談をいただく件は、多分にこれはありまして、今年度、私が教育長に就任してからも何件かございます。そのご意見等につきましては、指導主事が聞いてそれに対して対処したり、また、直接私のところに来られたり電話をされたりして、直接ご質問される方もいらっしゃいます。それについては、丁寧にご理解いただくようにお話をしておりますし、その方のご意見も十分に聞き取るということで行っております。 そういう学校とか教育委員会に対するご意見につきましては、私は、期待の裏返しだというふうに思っておりまして、学校への応援歌というふうに考えております。そういうご意見の中からヒントになるようなことが実は隠されているということも、いつも思っていることでございますので、常に真摯に対応して、お互いに理解し合えるような状況になるまで話を繰り返すということでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) あと、現代の世の中ではSNSが大変発達しているので、子供たちにはSNSに書き込みしちゃ駄目だよとは言いますけれども、大人が実際にその実名の先生の名前を出して批判したりとか、クレーム、苦情を教育委員会の上の段階まで一気に上げてしまうとか、そういうのもありますので、先生方はもう実名出されると心痛な思いで、大変な思いをしているんだろうなとも思うし、ノイローゼになっちゃう先生もいるんだろうなとかも思いますけれども、そういったところのページとかは、ご覧になる機会なんていうのはあるんですか。あえて見ませんか。そういったSNSの、例えばエゴサーチみたいなものとか、矢祭町のところとかは。いや、私が悪口言ったりしているわけじゃなくて。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) これは、学校単位でその裏サイトを確認したりするなんてこともありまして、子供たちがマイナスでつながっている部分もございますので、そういうところについては、しっかり確認をするという作業もやっております。ただ、大変忙しい状況の中ですので、常にそれを見ているということはできない状況ですので、時間をつくってそういうことをする場合もあるということでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 今の例は、矢祭町の先生が書かれているとかという問題ではなくて、そういう学校とかそういうものもありますよという事例なので、誤解しないでいただきたいというところでございます。 全てに関して学校側の問題というのは、競争社会、どうしても受験とかがあったりとかする都合上、競争社会なので、いじめというのはもう絶対なくならない項目だと思うんですね。だから、これで例えば、学校側に何の相談もされていないとかというのであれば、それは担任の先生で止まっている、校長先生のところで止まっている、これは教育委員会に報告しなくてもいいというような、ささいなやつで、学校内で判断されてしまうようなものは、もう子供たちの中ではどんどん欲求不満たまっていくようなもので、先生に言っても何も通じない、親に言っても何も通じないということで、もう本当、学校に来なくなる理由にでもなるので、何とか不登校の生徒も減らしていきたいという考えも持ちながら対応できないかなというところであります。 それで、一般の親の意見というものもたくさん取り入れる、例えばPTAというのも、PTAの校長室でやる会議なんていっても、表面だけの会議なので、実際には一番末端の人が、あの先生がどうとかこうとかというのは、やっぱり入ってくるんでですよ、耳の中には。だけど、私らもどうすることもなかなかできないところなので、そういったところの裾野を広げた意見の聴取の仕方、アンケートとか書いても、実際にはなかなか思っていることが書けない保護者の方もおられますし、直接話す機会があれば、教育委員会に対してもいろいろと思っていることをしゃべれる機会とかもあるんでしょうけれども。なので、基本的に、教育委員会というとなかなか敷居が高くて、一般の方はなかなか入っていけないところではあるんでしょうけれども、一般の方と交流できるような機会を含め、先生方との意見も、今、お酒もなかなか飲めない時期なので、なかなか行けないでしょうけれども、それ以外であっても、交流を一般の方と会話ができるような機会をたくさんつくっていただいて、子供たちのために、何とかいい方向に行ければと思っております。 それで、あと、昔は、先生の言うことを聞かない、親の言うことを聞かないなんていうものは、子供たちは体罰で抑えられてきた、私らの世代ではありますけれども、今、先生が手を出した場合には、もう子供たち、周りの子供たちがスマホで動画で撮って、それでそれを公表されてしまうという、そういうような先生にはすごくもう大変な時代になってきたと思うんですけれども、もし子供の、今、小学校、中学校しか私らの町はないんですけれども、子供が手を出してきた場合には、学校側とすればどういうふうな対応になるんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 児童・生徒がそういう暴力に及ぶような、そういう状況をつくらないということが一番大事で、現在は子供たちに十分に寄り添った指導をしておりますので、現在はそういうことはございません。 ただ、先ほど申し上げましたように、興奮したりする場合もございますので、先生方の先ほど言いましたアンガーマネジメントの研修、自分自身の研修なんですけれど、それを子供たちにも取り入れて、興奮を静める、そういう時間を持たせたり、また、相談しやすい環境をつくったりしながら、子供たちとの対話をして、子供たちを導いていくという方向性で行っております。 ただ、それでも、情緒不安定等で手を出してくる子供もいないとは限りません。そういう場合には、これは最高裁の判決でも判例として残っているものでございますが、子供を壁に押さえつけるとか床に押さえつけたりしながら、ほかの子供の安全を守る、そういうのを有形力の行使というんですけれども、これは要するに防衛するということで、それは許されております。ただ、そのような状況までにはならないように、寄り添った教育をしているということでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。 矢祭町は、私の知る限りでも大変安定しているような雰囲気でいますので、今後とも引き続き指導をしていただきたいと思っております。 それで、今度は運動系のクラブ活動について、先ほど一番最初に質問した内容とは同じになるんですけれども、運動系のクラブについて、マスク、声、距離、接触、対外試合、大会等についてはどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 運動部につきましても、対外試合等については、中体連のほうでの申合せ等もございますので、そういうものにのっとりながら進めていると、あと、コロナの感染拡大の状況を見ながら進めているということでございます。 また、先ほど申し上げましたように、体育の授業等と同じように、運動部の活動についても同様に、マスクを外す場合とする場合のめり張りをつけた指導を行っておりまして、感染防止についてもしっかり対応しているというところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 次に、以前、クラブ活動において外部指導者の話が出ておったんですが、現在どのようになっているのかお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 外部指導者につきましては、現在、ソフトテニス部で2名、それから特設水泳部で1名ということでお願いをしている状況でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それは、私たちがルールつくったんですけれども、1日2時間ということで、3時から5時までという時間帯でよろしいんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 県の規定がございまして、県の規定によりまして、1時間の単位、何というんですか、給与というんですかね、そういうものもつけながら実施しているということで、この外部指導者につきましては、以前は教員がつかないといろんな試合に出られなかったんですけれど、今は外部指導者がいれば様々なところに引率も可能であるという状況になってございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ということは、私らが最初決めた夕方の3時から5時までの2時間というふうな枠組みではなくて、土日も含め柔軟に対応していると。それに合わせた、今度、時給制である程度そのルールを決めたんですけれども、例えば外部遠征になんか行く場合には、早朝から夕方までかかった場合には、これは残業という形ではないんでしょうけれど、10時間を超える場合もありますよね。そういった場合の報酬については、どのように。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 詳しい給与表みたいなものについては手元にございませんが、土日の対応についてもその時間によって対応していくということで決まっていると今思っておりますが、後でまた詳しく、それについての表もございますので、それについては後でお届けしたいと思います。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 了解しました。 それで、今現在、野球部とかは活動はしていないわけなんですが、中学校の野球部というのは、今現在、休部なのか、廃部なのか、お伺いしたいんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 中学校の野球部につきましては、平成28年度と29年度の部員がゼロということで、2年間休部状態となっておりましたが、29年度の末をもちまして廃部ということになっております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 私も今、どちらなのか、今、廃部という話を聞いて非常に残念な思いをしているところなんですけれども、そうすると、野球部などは今後復活させることはできないんでしょうかね。例えば、1人だけでもいれば、西会津のほうのチームで、3チーム合同で1チームにして参加するみたいな学校もありますけれども、そういったものは、1人でも希望者がいればやることは可能なんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。
    ◎教育長(菊池篤志君) 1名でも部活動を立ち上げることは可能でございますが、ただ、それに、顧問ですね、顧問教師をつけなければならないということになっておりますので、そうなりますと、教員体制を再度見直さなければならないという作業がございます。したがいまして、現在のところは、野球部の復活ということについては予定はしていないようです。 ただ、今後、中学校の部活動を地域に移行していくということが令和5年から行われていきます。そうなりますと、今持っている部活動が全て地域のスポーツに変わっていくということでございますので、そうなりますと、これは、他町村と連携をしながら子供たちのスポーツ選択の幅を広げていくということも大事なことだというふうに思っておりますので、そのような工夫をしながら、子供たちが野球やりたければどこに行くとか、ソフトテニスをしたければどこに行くということで、ちょっと広域的な連携を保ちながらスポーツ選択の幅を広げていくことが必要になってくるというふうに思っております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 今、野球部の話ばかりしていますけれども、実際にはサッカー部であったりバスケ部であったりももう同じ状況で、いつなくなってもおかしくないような状況ですので、私は今、野球を中心に話していますけれども、別なチームの関係者の方は、自分のサッカー部の息子さんがいらっしゃったらば、サッカー部のことの今後についてもやっぱり真剣に考えていかなくちゃ、女性のほうの例えばバレーであったりバスケであったりも、それもいつなくなるか分からないような状況なので、そうすると、やっぱり個人の種目しか残らなくなってくると。個人の種目が悪いわけではないんですけれども、やはりこの団体スポーツというのはまた、このチームという、こういうふうな同じ環境で同じ方向を向いていくというものの勉強のためにも、やはり誰かのために勝つとか、誰かのために何かをしてあげるという、こういった勉強も小さいうちからしていると団体活動になじめて、それをやらないとやっぱり個人で部屋に閉じ籠もりきりになってしまったりとか、そういうことも多くなっていく、今後そういう時代にもなっていってしまうんではないかなと思いますので、やはり何としても、団体スポーツ全部なくすというような方向は避けていきたいなというふうに考えているので、それがまた外部のチームであっても、何とかできるような方向性を見いだしていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 それで、次に文化系のクラブ活動に行きますけれども、文化系のクラブ活動が充実している学校というのは、学校の雰囲気がすごくよくて、町の雰囲気もすごくよくて、町全体で、スポーツはどうしても激しいイメージがあるので、乱暴という表現はおかしいですけれども、文化系の、スポーツがいいところは雰囲気がいいというところなんですけれども、例えば書道とか美術とか、パソコンとかピアノであったりとか、そういったもう専門的なところの人材もやはり矢祭町としても育てていかなくてはならないので、美術や書道とかの専門的な指導者が矢祭町の小学校なり中学校なりに赴任しているのかというところをお伺いしたいんですが、実際問題、私らの子供の頃からの経験で、美術なんて教わったことはないです。習字なんかも教えてくれる先生はいないです。塾でやっていたから、そういう専門のところでやっていたのでできるようになるので、習字うまく書ける学校の先生なんかいませんでした。大体教えてくれません。教科書どおりの見て、見本どおりに書くという、ただそれだけのことなので、絵なんかももう全然、写生のあれば風景画を描いて、それに対してのうまいか下手かを評価するだけなので、上手に描くためにはどうすればいいのかということを指導されたことはまずないです。なので、そういった先生は今、矢祭町に赴任されているのかをお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 中学校から申し上げますと、書道、美術、音楽につきましては、専門の資格を持った教員を配置しております。ICT教育も入ってきておりますので、ICT教育についても、民間企業Modisと提携したアドバイザーを配置したり、それからIT専門の教育支援員を町で独自に配置しておりまして、専門的な教育を進めているところでございます。 また、小学校では、担任が全て教えるということになっておりまして、これは、例えば国語が専門だ、算数が専門だというのはいろいろありますけれども、全て教えられるようなマニュアルもございますので、そういうものにのっとって子供たちに指導をしておりますが、音楽、英語につきましては、専門の資格を持った支援員を配置して、子供たちに専門的な指導も重ねているというところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、例えば書道なんかでは、書道というのは、基本的に右で書くものなんですね。それで、左利きの子供もいるんですけれども、左利きの子供も右で書くべきなんですね。ボールペンは左手で書いても全然問題ないでしょうけれども。なので、まず右で書かないと、とめも入りもはらいも全部逆になるので、その点、私、以前に教育委員会のとき質問したときには、左利きは個性ですので、右で書かせる指導はしませんということだったんですよ。 ただ、もし書道の先生からすれば、左で習字書くなんていうのはあり得ない話なので、まず、横棒は左、こう書くのが当たり前、こっちからこう書くなんていうのは絶対あり得ないことなので、みんな鏡文字になるのは、左利きの子供の場合には。心だったら、点、点、つーとやって、点と書くのが書き順としては正しいところになってくるかと思うので、だから、もし書道がうまいお年を召した方とかがもし学校に来て指導してくれるようなことがあった場合には、恐らく左での指導はしないんではなかろうかと。 小学校の先生は、それは左で書くというふうに指導するんですけれど、実際それで書かれたものは、当然右利きの人よりは下手になる。それに対しての評価なので、もう当然右で書いて100点だったらば、左で書く人はもう30点なの当たり前なの。なので、もうそういうものも、私らの世代も左利きの子供いましたが、右利きで書いて上手に書けます。子供だったら右利きも左利きも両方上手に書けるので。なので、本来そういった、私も自分の考えですが、間違っている指導だと思うんですね、左で習字を書くというのは。それは私の個人の判断なので、国がどう私に指導するのか分からないですけれども。 そういうところで、先生方としても、おかしいなと思うところは、でも、それでも法律上、国の指針に従わなくちゃならないところですよね、やはり。何とも、ルール決めであるところに対しても、先生はその上の機関を信頼するしかないんですよね。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 書道の右か左かということに関しては、ちょっと私、今確認をしておりませんが、学習指導要領に基づいて授業を行っておりますので、そこから逸脱するということはあってはならないということです。その辺がどういうふうに書かれているかは、再度確認をしてみたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、この分野こそ外部指導員が、運動系のスポーツだけではなくて、外部指導員が必要だと考えるんですね。それで、社会に出れば、スポーツよりもそういった専門的分野のほうが就職にも役に立ちますし、将来の職業にも関わってきますので、何とか力を入れたいところなんですけれども、教員免許を持っていなくとも、そういう方々は学校への指導に来ることは可能なんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 教室内において資格を持った教員がいれば、そこに支援に入ることについては、資格がなくても大丈夫でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) であるのであれば、町の中にも書道がうまい年配の方、または、絵が興味があって、年中、銀行なんかにも出品されていたり、県の大会とかにも出品されているような絵の上手な方とかもいるので、そういう一般の方を補助的に学校に協力していただくとかという方法もすごく子供たちにとってはいいのかなと思うんですけれども、そういう人たちは矢祭町にどれぐらいいるかとかというのは把握していますでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) これは、令和元年度に作成されましたボランティア登録者名簿というのがございます。これは書道だけではなくて、華道だったり短歌だったり、様々なもの、そういうものに指導とか支援に入れますよということで、お答えをいただいて登録した方が112名いらっしゃいます。これは、その中から生涯学習関係のイベントとか、学校の支援とか、そういうところに入っていただいて、これまでご協力をいただいてまいりました。 これも4年たっておりますので、現在見直しを図っているところでございますが、地域には多くの方がいらっしゃるので、その方々に活躍していただけるよう、今後も学校等でその皆様のご協力をいただけるように呼びかけてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ぜひとも、その町民の力も利用して、学校全体、町全体を円滑に、またスムーズに運営できるように、ご尽力いただきたいと思います。 続きまして、町内運動施設の管理についてなんですが、町営グラウンドは、昔よりかはいろいろ周りのネットであったりとか、いろいろ改修されているんですけれども、いざ使うとなると、もう最近ではもう体育祭もなくなってしまったので、何も管理する頻度が少なくなってしまっているんでしょうけれども、草が伸び放題になっていたりとかする環境で、例えば野球なりソフトなりやるときに、草引きをやらないと試合ができないようなところで、少しずつ抜きながらとかやっている話を聞くんですけれども、実際に町でやっているのは、草刈り機で草を刈ったとか、除草剤をまいたとか、結局、除草剤まいても茶色い草はそのまま残っているので、球技に対してはあまり好ましくない環境であると思うんですね。 それで、グラウンドゴルフなんかはその草が障害になってかえって面白いのかもしれないんですけれども、その他、野球、ソフトに関しては、草がないことにはこしたことがないわけなんですよ。それで、そういった環境整備については、今現在どのようにしていて、今後どのようにしていくかをちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) ただいまの質問にお答えいたします。 体育センター管理人が定期的に草刈りをしております。ただ、今、議員のおっしゃったとおり、草の成長がかなり速い状態で、なかなか追いつかないという状況でもあります。あと、作業員につきましては、他の作業もありますので、なかなか難しいところがありますので、今年度につきましては、シルバー人材センターに作業を依頼して除草作業を実施いたしました。 今後につきましても、そういった作業が追いつかないような場合には、そういった外部の業者に依頼して作業をする状況を考えております。 ただ、以前につきましては、各使用団体もかなり多かった状態で、その団体の方々に頼るような感じなんですけれども、ボランティアで、使用する団体がかなり草の管理についてもやっていただいた経過があります。そういったこともありますので、今後、よく関係団体と協議しながら進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) シルバー人材の方とかもあれなんですけれども、実際、体育館からグラウンドに上がる階段って急で、シルバーの方はもう上がっていくのも大変だという、グラウンドゴルフやる人たちも上がっていくのも大変だという結果、自分たちの子供、孫ちゃんがやるために、お父さん、おじいさんの世代の方らが草引きをやってやっているという、そういうふうな循環になってしまうところではあるんですけれども。 それで、基本的な考えなんですが、例えば町営グラウンドを野球用にして、サッカーとかは、中学校は今野球をやっていないわけですし、サッカーのグラウンドを取ろうと思えば正式なサイズも取れるでしょうし、あと小学校なんかでサッカーをやるようにして、野球関係、ソフト関係は町営グラウンドにするような方向性、考え方というのはいかが思うでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) 町営グラウンドにつきましては、野球専用球場としては考えてはおりません。多目的グラウンドですので、野球はもちろん、ソフトボール、サッカー、グラウンドゴルフなどで使用していただいております。駐車場、各種競技の物品、放送機器等も整備されており、使う際の利便性を考えると、小中学校のグラウンドでは代替ができない状況であると考えております。また、社会人やスポーツ少年団のサッカーの練習は、主に夜間に実施されております。照明のある町営グラウンドを使用しておりますので、今後とも現状どおり各種競技者に使用していただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。 それで、あとはグラウンドの状況なんですけれども、基本的に平らでないために、体育館方向にどうしても水道ができて、水が流れてしまって、そこがへこんで大きい石が見えたりとかいう環境ですし、ピッチャーマウンドというのも、基本的には天板が1メートルぐらいの大きさであって、マウンドも25センチとかというのはルール上は決まっているんですね。ただ、公式試合をやるわけではないので、そこまでする必要はないにしても、ちょっとなだらか過ぎて、ボールが全部線の外まで転がってしまうような傾斜がついているところなので、あとは、水はけをよくするためか、砂利というか砂になっているので、本来であれば、野球をするというのであれば土にしなくてはならないですし、そういうところでまだまだちょっと整備しなければできないところがたくさんあるんですね。あと、またベンチなんかももう随分直していないでしょうから、アリに食われていたりとか、腐食してもう腐っているとか、平らでなくて凸凹になっているとかというふうな話も聞くんですね。 なので、そういったところも含め、そんなに私は大金をかけて改善しろというわけではないので、できる範囲でもう少し球技ができるような環境に整備していただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) グラウンドの斜面とグラウンドの土だとかにつきましては、毎年、定期的に砂とかは入れている状態であります。その砂についても、若干、グラウンドの倉庫脇のほうにストックもございまして、そちらのほうから、使用団体にこれもお願いするような形なんですけれども、ある程度、水たまりだとかそういったものができた場合には、そちらに補充をしてもらうという形でお願いをしております。 先ほどもちょっと話をさせていただいたんですけれども、以前は使用する団体の数がかなり多い状況で、連日使用していただいたこともあり、雑草の広がりなんかも、スパイクとかでかきむしられるような形ですので、かなり広がりも抑えられていた状態であります。使用団体がボランティアで除草作業をしていただいたこともあり、雑草についてはさほど目立たない状況でありました。今現在、使用団体が減ってしまった現状では、使用団体に協力していただくのももう負担が大きい状況も考えられるため、体協や使用団体とよりよい整備方法を協議し、今後検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ベンチはどうですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) ベンチについても、木のベンチとかなんですけれども、そういったものも、簡易のベンチが倉庫のほうに、プラスチックとアルミでできたベンチが倉庫のほうに入っていますので、そういったものも大会とかには使用しておる状態であります。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) じゃ、直す予定はないということで。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) 状況を見まして、そのベンチがあまりにも腐った状態で、手で触って危険を及ぼすような状態になりましたら、修繕を考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。 では、次に参ります。 林業専用道戸塚線の進捗状況についてお伺いします。 令和元年から工事が始まっているんですが、進捗状況についてお伺いします。工期がどんどん延長、延長になってなかなか進まないものなので、ご回答いただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 林業専用道戸塚線につきましては、令和元年度から、まず第1期工事として山側を施工してまいりました。2期工事が国道側ということで、いずれも工期内に完了しておりますけれども、現在、その中間部分の3期工事ということで、延長が1,641.36メートル、工期が令和3年12月12日から令和4年12月28日までの工期で実施しておりまして、現在、進捗率は72%となっております。 現在、土工につきましてはほぼ完了しておりまして、盛土、切土の部分ですね、これが9月中旬で完了予定というところで、その後、法面工といたしまして植生を吹きつける工事、こちらが10月末までの実施予定、その後、路盤、舗装工、こちらが11月末の完了予定、そして、崩落箇所2か所あるんですが、こちらについては籠枠での設置ということで、こちらも11月末の完了予定としておりまして、早期完成が図られるよう工事を進めているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 早期完成もあれですけれども、土砂崩れしているところは安全も第一なので、出来上がったとしてもあそこ通るのは危険だと言われているぐらいの箇所なので、時間よりも安全性を優先に考えていただきたいと思っております。 それで、また、林業専用道路には一応項目上なっているんですけれども、将来的には林業専用道路ではなくて、下石井、沼畑地区がもうすぐ裏なので、そこからの人たちが118号線に早く出てこられるような道、ほんの少しの長さなので、そういった方向性はお考え、どう思っていらっしゃるかお伺いしたいんですけれども。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 町道沼畑線につきましては、平成18年度において現道を拡幅して整備を実施いたしました。また、平成23年、24年度と、町道若宮・前ケ作線も同様に現道拡幅工事を実施いたしましたので、以前よりは沼畑地区から国道118号にスムーズに、そして安全に通行できているのではないかと思っております。現時点で沼畑までの道路は整備されているという認識でありますし、沼畑の先には治山堰堤がございまして、そういう観点からも、現在、沼畑から林業専用道戸塚線をつなぐ新たな生活道路整備については、検討はしておりません。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。 それで、今、そのところで、墓地、お墓があるところ、上野平のところのお墓があるところが、以前も質問したんですが、あそこは平らですごく有効価値がある地域なんですけれども、大型車両が入っていけないということで農業放棄地になっていて、ヒマワリ植えたりとか、そういったことしか今なかなかできない環境になっているところなんですけれども、そこへ今、ちょうど林道がカーブして曲がってくるところが、ぎりぎりのところがそのお墓の後ろの辺りまで通るところなので、そこからの進入路を何とか整備していただきたいという旨のお話はさせていただいたんですが、その辺はどういうタイミングで通していただけるとか、追加工事になるのか、お伺いしたい。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、林業専用道戸塚線の工期が12月28日までとなっておりますため、まずはそちらの完成に向けて注力しているところでございまして、上野平への取付け道路の整備については、令和5年1月以降に着手をしたいというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ありがとうございます。新しい情報が入ってきたので。 それでは、国道118号線のバイパスについての考え方についてお伺いします。 今現在、バイパスというわけではないんですが、塙町の上石井から下石井の細内ぐらいまでずっと、真っすぐではないんですが、よけながらよけながら、いろいろな障害物をよけながら何とかつながっているところで、これが将来的には、例えばこちらの349の新道のほう、宝坂方面、清水内方面ぐらいまでそれが抜けてくると、非常にみんな便利になる道路になるのではないかというところなんですけれども、今も沼畑地域はある程度整備はされてきたとか言うんですけれども、いわゆるその小田川から石井地区までの朝晩の渋滞を緩和するためには、なかなかそういったもう1つ道路がなければならないんではないかというのはずっと以前から思っているところで、それで、SMC第2工場からニュータウンの東側を通って新しくできた国道349号線へつながるような別ルートがあると、小田川の人たちも、渋滞で車が玄関から出られないとかそういったところが少しでも防げるんではなかろうかという考えはあるんですけれども、そういった今までこの久慈川のほうを通ったりとか、ユーパルの前を通ったりとか、線路の上を越えるとかという、いろいろな障害はあったわけなんですけれども、全く別な考えで、東側を細くてもいいから車が通れるようなルートの、何かそういった計画とかはいかがかというところでお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、塙町の上石井から中石井字早房地内を通りまして下石井字細内地内に抜けてくる農道につきましては、町道高萩線と接続しております。この町道高萩線から塙町の羽原谷地地内を経由しますと、国道349号に接続しますので、そこから宝坂方面に移動ができる状況にはあります。新たに下石井地内から宝坂地内を抜ける道路となりますと、山林内を通りますので、地形的にも難所と思われますことから、検討はしておりません。 また、SMC第2工場のほうからニュータウン東側を通って国道349号へつながるルートにつきましても、国道349号下関工区の工事が完了すれば交通のスムーズな流れが期待されるところではありますが、渋滞緩和策としてニュータウンの東側を通り宝坂方面の国道349号バイパスに通るルートについては、地形的にも接続が困難であると考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。 続いて、山野井のカーブの進捗状況について伺います。 平成28年度の、私は、地権者の事業説明会があってから、また路線変更になったりとかして、外側、西側のほうにカーブが膨れるとかという話までは聞いているんですけれども、その後、何か、その山野井地区の人たちは新しい家建てたりとか、何かいろいろやっているんですけれども、戸塚地区のほうが全く何の進展もないようなので、それで、交渉が済んだところから進めていくというその当時の話ではあったんですが、全く戸塚地区には何の話もないところなので、どうなっているのか、分かる範囲でお伺いしたいんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 平成28年の事業説明会の後、山野井カーブの内側の用地協力が得られないということから、線形を変更することにつきまして令和2年7月15日に地元説明会が開催され、翌年3月25日に改めて説明会を開催し、線形を外側に拡幅することについて地元住民の合意を得ることができました。 これを受けまして、令和3年度に山野井カーブ付近の用地買収に着手をしまして、本年度についても、引き続き早期工事着工に向け用地買収を推進しているということでございました。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。 いずれにしても、安全を優先しながら、子供たち、地域住民の安全を優先しながら進めていただきたいと思っております。 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は午後1時零分といたします。 △休憩 午後0時03分 △再開 午後1時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開いたします。--------------------------------------- △鈴木一君 ○議長(藤田玄夫君) 8番、鈴木一君、登壇願います。 持ち時間は30分ですので、1時30分までです。     〔8番 鈴木 一君登壇〕 ◆8番(鈴木一君) 8番、鈴木一です。よろしくお願いをいたします。 質問に入る前に、この夏休み、非常に子供たちというか、生徒・児童が川遊びをして、水難事故に遭って死亡して、生命が亡くなった事件がたくさん見られたような気がします。今年は特別に暑いせいかもしれませんが、本当に、本町はそういうことがなかったようでありますので、幸せだと私は思っております。 夏休みは大体31日から5日頃まで関東のほうはやっておりますので、それ終わってから別の方向で、5日に通園バスの児童が熱中症で亡くなるという事故が起きております。本当に痛ましいことだと思っております。その子供は命のある限り、水筒の水を飲んで空っぽにまでして、そして亡くなっていったということが、非常に重く私どもも考えておるところであります。今後ともないようにと思っておりましたら、即委員会のほうは1週間たたないうちに、このスクールバスの安全管理の徹底についてというマニュアルを出していただきまして、本当に早い対応をしていただきまして、ありがとうございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 教育行政のほうでございます。 (1)小・中学校の設備の安全についてであります。令和3年4月に、宮城県白石市第一小学校の校庭で、防球ネットですか、木製の支柱が根元から折られ、児童2名が死傷した事故を受けて、学校設備の詳細な点検が全国で実施されております。その結果は、「安全性に問題あり」という答えが出ておりまして、1,000か所超に上る定期点検では発見できておらず、学校保健安全法施行規則では、毎学期1回以上の点検を義務づけられていますが、擦り抜けてしまった形になっておると言われております。 本町の小・中学校の設備の安全についてお伺いをいたします。小学校は平成28年にできておりますから、まだ6年目でありますので、そんなにないかと思うのでありますが、一応お聞きいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) ただいまの議員のご質問でございますが、安全点検につきましてでございますが、こども園も付け加えまして、こども園、学校での安全点検につきましてお答えをしたいと思います。 毎日、担当者が自分の担当箇所の点検を行っているということでございまして、その部分をさらに管理職が最終点検をしまして、異常の有無を確認しているという状況でございます。 なお、それは毎日でございまして、毎月、月初めに通常目視だけなんですが、木づちなどを使って打音検査というんですけれど、そういうことをこども園、小学校で言えば遊具ですね、ブランコとか、滑り台とか、それから鉄棒など、それからバックネット、サッカーゴール、あとバスケットボールバックボードというんですか、などの点検を打音で行っているということでございます。 教育委員会といたしましても、学校と密に連携を取りまして、危険性の高いものについては速やかに対応していくということで、議員ご指摘のとおり、点検を擦り抜けたものが事故を起こしているという過去の全国的な状況でございますので、そういうことがないように改めて念入りな点検を行って、事故防止に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) 今、教育長おっしゃったとおりでございますが、今、小学校はつり下げのエアコンですか、そういうのもずっと入っているように見えたのですが、そういうのもやっぱり一応、目視で見ておりますか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 全体的に目視になってしまいますが、エアコンやその他の機材設備等については定期的に専門業者が入って確認をしているということで、学期に1回は確認をしているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) 小学校の場合はまだ6年しかたっていないので、目視でもいいと私は思っております。これから年数が来ると、やっぱりこうやって鉄が腐食するかも分からないし、新しい小学校も手すりがありますよね、ああいうのもやっぱり点検してもらって。あと、門扉ですね、あれもだんだん古くなるとありますので、気をつけていただきたいと思います。 あと、中学校には防球ネットはなかったですか。前は中学校のところに、防球ネットって張って野球やっていた頃があったんですが、今、撤去されておるのかどうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) バックネット等はまだあるかと思いますが、それについても定期的に打音検査、先ほども申し上げましたように、たたいて検査をするなど、漏れのないようにはやっております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) サッカーやっていれば、多分、防球ネットはあると思うんですよね、と思ったんですけれど、ちょっと私も確認してこなかったのですが、頭の中で記憶しておりましたので、あったような気がしておりました。多分、あれも支柱か何かがあったような気がしております。あれば。だから、よくそこを点検していただきたいと思っております。マニュアルどおりにやっていただいて、よい子供たちの生活になっていただければ幸いかなと思っております。 次に、公共施設の文化・スポーツ施設の設備、これも学校と同じで設備の安全について伺います。 町営グラウンドは、昭和61年に竣工して36年になっております。バックネットや照明等、装備品についても伺っていきたい。また、町営体育センターのほうも昭和61年に竣工しておりまして、これも36年たっております。バスケットゴールボードや照明器具、装備品について、あとスインピア矢祭は平成5年で竣工しておりまして、29年たっておりますが、大規模改修を行って工事が終了しておりますから、こっちのほうは大丈夫かと思いますが、現在使われていない照明塔ですか、あれについてお伺いします。 ふれあい広場については、テニスコートでありますが、平成11年度に竣工しまして23年になりまして、人工の芝の張り替えを一面は終了しておりますが、先ほど総務課長が言ったとおり、今年度、芝張りをやる予定だということを聞きまして、各施設の安全についてちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) 今の質問にお答えいたします。 運動場及び体育センターの各施設に関しては、体育センター管理人と職員が、スインピア矢祭設備に関しては、職員が主要なものを毎日、その他設備については、月1回目視、器具の試可動により点検を実施しております。先ほど議員がおっしゃられたとおり、スインピアについては、大規模改修を行った際に照明塔の鉄塔等、そちらについては念入りに調査をしたところであります。 また、運動場と体育センターの設備に関しては、来年度、施設の長寿命化に伴う全体的な修繕工事を予定しております。それと併せまして、設備のより詳細なメンテナンスを行いたいと考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) それでは、私のほうからは、ふれあい広場テニスコートの管理運営につきまして、お答えをさせていただきたいと思います。 ふれあい広場テニスコートの管理運営につきましては、一般財団法人矢祭振興公社のほうに委託をしておりますので、町職員による定期的な点検というものは実施しておりませんけれども、装備品等も含め、施設に不具合等が発生したというような報告を受けた場合には、町のほうで利用者の安全確保の観点から、速やかに修理交換等を行っておるというところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) 今、教育課長にお答えいただいたんですが、スインピアの照明塔については異常なかったのですか。スインピアの照明塔って、一応、改修のときに見たということで。それを聞いていなかったものですから。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) スインピアの照明塔につきましては、現在、使用はしていないんですけれども、大規模改修工事の際に、そちらについても委託業者のほうで全て点検をしております。 ◆8番(鈴木一君) それで異常は……。 ◎教育課長(菊池基之君) 異常はありませんでした。 ◆8番(鈴木一君) そう答えていただければ助かるんですが。 ◎教育課長(菊池基之君) 申し訳ございません。 ◆8番(鈴木一君) もう一つ、じゃ……。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) グラウンドのほうの照明塔のほうについては、どうでしたか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) グラウンドの照明につきましては、今現在、何球か切れているところはあるんですけれども、ちょっと高所作業車を利用した取替え工事になるために、ある程度まとまった数がないと、単価的に大変申し訳ないんですけれども、ちょっと厳しい状態ですので、ある程度まとまった状態で球を交換するような形になります。今回、先ほど説明したとおり、来年度、長寿命化に伴う全体的な修繕工事と照明設備に関しても考えておりますので、その際に、ちょっと今後どういうふうな形に持っていくか検討をしていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) どうも課長、ありがとうございます。では、来年度ですね、グラウンドのほうは来年度やっていくということですので、来年度また高所作業車ですか、使ってやっぱり点検をしていただいて、そしてあれはコンクリート柱ですね、コン柱ですからよく調べてやっていただければ幸いかなと思います。その辺、よろしくお願いをしまして、次の質問にいきます。 福祉行政でございます。 高齢者の事故防止(浴槽内)についてということでございますが、この頃、厚生労働省の人口動態調査を基に消費者庁の作成データでは、2019年に自宅の浴槽で溺死された65歳以上の方は4,900人おるということでございます。高齢化とともに増加しつつあるということを訴えております。事故は、今の時期はいいのでありますが、事故はやっぱり冬場が目立ち、寒いときに熱い風呂に入ることで起きるヒートショックというので、意識を失うケースによって溺れてしまうということが多く言われております。消費者庁は浴槽事故をなくすために、脱衣場や浴室を事前に暖めるなど、入浴習慣の見直しを呼びかけておるところであります。 現在のバリアフリー基準は、浴槽付きを前提としております。入浴中に溺れる高齢者が増えていますから、浴槽をなくせばリスクを減らせると考えておられるようであります。浴槽のない浴室に関するバリアフリー基準も変わり、また介護にも負担の軽減が考えられております。住宅の改造・改築がこれから増加するものと考えられるところでありますが、現在の住宅改造バリアフリー化補助基準についてお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 住宅改修に関する補助基準の質問についてでございますが、町民福祉課関係の対象者ごとに2つの助成についてお答えしたいと思います。 まず1つ目でございます。こちらは、介護保険対象者で介護給付になる助成になっております。2つございまして、要介護1から5の方、この方が居宅介護住宅改修費、それから要支援1、2の方が対象になります介護予防住宅改修費、こちらはどちらも住宅改修を行った場合には20万円を上限に、9割を償還払いするというような助成制度になってございます。 それから、もう1つの助成制度のほうでございます。2つ目が、矢祭町高齢者にやさしい住まいづくり助成事業でございます。こちらは60歳以上の高齢者が対象ということでございますので、先ほど申し上げました介護保険のほうに漏れた方が対象になるかと思います。こちらのほうは、住宅改修を実施する方に改修資金として、こちらも20万円を限度としてその9割を助成するというような助成になっております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。
    ◆8番(鈴木一君) 課長、ありがとうございます。今、データはこっちに持っておりますけれども、条例ですか、一応それでつくってありますが、矢祭町高齢者にやさしい住まいづくり助成事業実施要綱で書いてありますが、これ平成13年につくっておるものでございまして、21年くらいですか、もうたっております。今、この金額が上限20万ということでございますが、材料費だの全部上がっておりまして20万ではちょっときついんではないかなと思っておるところであります。もう少し補助金を上げられればいい、20年使っておりますので情勢が変わってくると思うんでございますが、このままいくのかどうか、これは町長。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 先ほど、1つ目、2つ目、助成事業について説明させていただきました。それ以外にも障害者向けの補助もあったんですが、そちらも同じように20万上限で、町より補助的なものでございます。それから、それ以外にも個人住宅改良支援事業ということで、これは事業課管轄になるんですが、そちらのほうも上限20万ということでほぼ同じような基準で今のところ運営といいますか、やっているような状況でございます。 そういうことなので、そこら辺を基準にしますと、みんなある程度一定ライン、20万上限ということで進めているということでございまして、もしある程度上げるということであれば、そこは全体的に上げなければならないのかなと思っておりまして、そこは検討が必要になるかと思います。さらに、介護保険のほうにつきましては、こちらは介護保険法に基づいて基準20万と出ておりますので、そちらは介護保険法等が改正にならない限り難しいかと思います。 それから、矢祭町高齢者にやさしい住まいづくりについても国庫補助事業を使っておりますので、そちらの基準の関係で、なかなか難しいかなというような考えでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) 今、本当に物質が2割ぐらい、2割以上ですか、みんなほとんどは上がってしまっておりまして、工事するほうもなかなか大変な時代に入っておりまして、お客様に負担をかけるような時期に入ってきております。何とか少しでも補助金を上げていただいて、使う人に手厚い助成ができればよいかなと私も思っておるところでございますが、これ何とか、全部上げるようになってしまうんで、これまた大変なことだと思うんでありますが、町長、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま鈴木一議員の今は時代とともに、県の補助の金額というようなことで20万に大分あれですが、今、担当課がおっしゃられたように、今後またいろいろ情報を取って考えてみたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木一君。 ◆8番(鈴木一君) 町長、ありがとうございます。やっぱり時代に合った補助金にしていただければ、町民の方も納得するのではないかと私は思っております。何とかそのようにして、工事するほうも2割以上材料費が上がってきておりますので、何とかそこはお客様に負担をかけないほうが、これはいいのかなと思っておるところでございます。そこは何とか行政もしっかり考えておるので、多分このバリアフリー化も浴槽なしで来ると思いますので、来たならば、そういうときにアップしていただければ幸いかなと思っております。その部分よろしくお願いをして、私の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 8番、鈴木一君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。再開は1時30分といたします。 △休憩 午後1時23分 △再開 午後1時30分 ○議長(藤田玄夫君) 再開いたします。--------------------------------------- △大森泰幸君 ○議長(藤田玄夫君) 3番、大森泰幸君、登壇願います。 持ち時間は80分ですので、2時50分までです。     〔3番 大森泰幸君登壇〕 ◆3番(大森泰幸君) 3番、大森です。 最初に、予想もしないという、これを言ったらいいか迷うほどですけれども、コロナの第7波ということについて町長に最初にこの急激な拡大についてのご所見を伺いたいと。そして、細かいところについては、それぞれの担当にお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、第7波ということで非常に感染者が増えて、発表の仕方もいろいろ国のほうでも指令を出しながらやってきました。 本町におかれましても、今年の4月の異動期ですね、それまで感染者の数はともかく24名が、4月の異動と、そして今度8月の移動で一気に、今は400人ぐらいの感染者というようなことで非常に少なくはなってはきていますが、オミクロン株のBA.5という非常に感染力の強いというか、そういった感染対策の株がやっぱり出たというようなことで、非常に学校関係から職場、全て不安になるというようなこともあって、ここに来て行政のほうもIPではいろいろ書面等に感染防止対策をしっかりしてくれというようなことで申し上げて、国のほうの8月の移動制限もなかったというようなこともありましたから、やっぱりこれは、国のほうも経済対策をしながら感染防止をしていくという、多少は矛盾はあるんですけれども、この矛盾を克服していかなければならないという状況にきているわけですから、町民、国民が一人一人、感染対策の意義というか、そういったものをしっかりやっぱり持っていって、これからのコロナ禍の社会、これまだまだどういう事情になるかあれですが、しっかり各個人の思い、そういったものを考えながらこれからのコロナ禍の社会を生きていくというか、そういったものが待っていますので、学校関係、教育関係、非常にそういう不安的なものもありますが、しっかり行政としては発信しながらやっぱり感染防止対策というものを、それに伴い今度は、いろんな産業の支援、農業、商業、いろんなやっぱり方々が苦境に陥っているということもありますから、こういうときこそ行政の手腕というか、そういったものをしっかりさせていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、町長の今、意向も踏まえまして進んでいるところだと思いますが、教育関係として、こども園や小・中学校関係、陽性、感染状況と対応策、これらのことと夏休みに入ってから増えたような気もしますが、夏休み以後はどうかというようなことを含めて教育関係についてのご所見を伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) ただいまの質問にお答えいたします。 4月下旬から園、小・中での感染者が増え、特にこども園においては、園内での感染者を抑えるために3回学級閉鎖を行いました。その後、休業明けについての状況なんですが、休業明けにつきましては感染者の増えはございません。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 高齢者関係ですけれども、高齢者関係の方では自分たちがいろんな形での病気で心配だと、情報がなかなか入ってこないのでどうしたらいいんだろうということで、町のIPシステムの報道を聞きながらとはいうものの不安を抱えております。高齢者に関わっての町の対応をお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 ただいまの質問は、高齢者に関しますワクチンの4回目接種状況についてでよろしいでしょうか。こちらにつきましては、9月12日現在ですけれども、4回目のワクチン接種状況でございますけれども、60歳以上の3回目終了者を対象にした接種率につきましては86.4%ということになってございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 4回をしても、また新たな感染株ということで、ゼロの状態からというようなことも言われているところでございますので、その後どのようにするかということでお伺いしたいと思います。60歳以下の人、一般陽性感染者ということにかかわらず全体として、これから対応するに当たって気をつけなければならない一例として、抗原検査キットなどが活用できないかというようなことも言われておりますけれども、抗原検査等の活用も含めて現在、町が考えていることについてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまの質問でございますが、抗原検査キットの無料配布等についてかと思いますけれども、まずは抗原検査キット等の無料配布等につきましては、矢祭町では今のところ考えておりません。というのは、今、濃厚接触者の方、症状のある方につきましては、抗原定性検査キットの配布を希望される場合につきましては、県の新型コロナ検査キット配布センターのほうに電話をしていただいて、そちらをご利用いただきたいと考えております。また、感染不安がある無症状の県民対象の無料検査につきましては、県内207か所で令和4年9月30日まで検査のほうを延長して実施しておりますので、そちらのほうを活用していただければというふうに考えておるところでございます。そちらのほうは、近隣ですと棚倉のウエルシア棚倉店、それから塙町のさくら薬局が対象になってございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今まで報道されて、町のほうでもいろんな広報活動しているところですが、なかなかこれが情報が今どうなっているのか分からないということもありますので、そういう声も高齢者の中では不安ですし、若い人は若い人なりに何か動きたいということで、いろんな形で自分たちが分かっていて、自分の自己責任で動ければもっといいのになという声も聞きまして、こういう内容での質問をさせていただきました。その点で、今、安全の意味で、こういうことをやったらいいという分かっていること、改めてそれぞれのご家庭に知らせることができるようなIP以外も含めて、ぜひ徹底していただきたいと思っております。 たまたま今回、私の住んでいるニュータウンのところで、お月見の行事ということで、こういう行事で子供さんがいるし、気をつけてといった中でも、親御さんが100人ほどいる子供と一緒に若い親御さんが回り歩いたりしながら、いや、何かもっと体を動かしたいなとか、子供と一緒にやりたいなというようなこともありますので、ぜひそういう、みんな動きたいんだということが安全にできる、高齢者は自分たちについて、これだけは自分たちで身を守ろうというようなことについての目安になるようなことを改めて広報していただくことをお願いして、次に移りたいと思います。 それでは、2番目ですが、新型コロナウイルス地方創生臨時交付金の活用についてお伺いしたいと思います。 これは適正になっているかどうかということで聞く部分と同時に、こういう形で、町は住民のためにいろいろ考えた末にこういう手だてを打ったんだというようなことが、大いに宣伝していただけるものであったら、それを知らせていただきたいというふうに思って質問するところです。 そこで、プレミアム商品券の回数はどうだったか。それから、この交付金の全額はどれだけかという、この2つについてお伺いしたいと思います。町の思いも含めてありましたら、お願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) プレミアム商品券についてでございますが、今回1万9,000冊の販売ができるように準備をしていたところでございまして、1冊当たり1万円の商品券を5,000円で購入できるというものでございました。7月に申込みをしていただきまして、全部で2万49冊の申込みがございましたので、1万9,000冊を超えた分につきましては、1世帯当たり11冊以上の申込みがあった世帯で調整をさせていただきまして、中には減った、希望冊数に届かない世帯もありましたけれども、申込みをいただいた世帯全ての方にご利用いただけるように冊数を調整させていただいたところです。 予算額といたしましては、商品券に係る経費については1万9,000冊掛ける5,000円で9,500万円、そのほか業務委託料、商品券のデザインであったり、印刷費であったり、人件費であったり、郵送費、郵便切手代ですね、そういうものを含めまして、予算額としては1億876万円を計上させていただいたところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今までに、地方創生臨時交付金の中でプレミアム商品券の各家庭への給付という形を取ったのは何回ですか、ちょっとそれ分かりましたら。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、令和2年度、第1弾として1世帯当たり2万円の商品券を配布しました。そして、その後1万円の商品券を5,000円で販売、そして第3弾として1世帯当たり1万円の商品券を配布ということを令和2年度において行っております。そして、令和3年度においては1万円の商品券を5,000円で販売ということで、3年度については1万5,000冊を予定して実施をいたしました。そして、令和4年度が今回で3回目というか、3年度目ということになります。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) これは非常に歓迎すると、いやあ、ありがたかったよという人もいれば、国民年金だと不公平だよねと。私はどちらの意向に近いかというのはここでは言えませんが、本当にその場にいる人が現金でもらえたほうが公平だったんじゃないのと、親しい人によって、その場で、うん、そうだよねという相づちを打ちながら、どうしたら寄り添えるのかということで考えたところです。その場にいる人が自分の持っている、あるいは自分の利用しやすいという思いの中で、いろんな形でプレミアム商品券の還元の度合いと、その時々の出し方によってもいろいろ要望があると思いますので、引き続きこういう住民の声も聴きながら、それぞれの人にあるときあるときで変わるかもしれませんが、配慮をしていただければと思います。 次に、コロナ禍の町民生活、経営への緊急支援策として町民や区長、それから各種団体、これは農業者、商工業者に対して、今これからの国からの交付金も見通しながらやろうとしている事業名などありましたら、ちょっと前倒しでこういうのが下りてくるので考えているということもありましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、農業者、商工業者を対象とする経営への緊急支援策としてですが、まず燃油価格高騰対策支援事業といたしまして、燃油を使用している町内の施設園芸者に対しハウス燃料費の一部の助成をこれから行おうとしているところでございます。それから、昨年度来からの米価下落への支援といたしまして、米価対策事業補助金、これは令和4年産米を生産する町内在住の農業者を対象に、種もみ代の購入費への支援ということで10アール当たり525円の補助金を交付する準備をしております。それから、地産地消宿泊プラン助成金といたしまして、宿泊者に対し地産地消メニューの提供を行う場合1名につき宿泊費の10分の2を助成するものでございます。それから、地産地消商品づくりサポート事業補助金、こちらは矢祭産農産物等を使用した地産地消商品の開発に取り組み、その商品を提供する事業者に補助金を交付するものでございます。それから、コロナウイルス感染症対策店舗等改良支援事業補助金、こちらは改良工事については町内業者が行う工事代金が20万以上の場合に工事費の2分の1を助成するもの、そして設備投資として、町内業者から導入する設備費用が5万円以上の場合に購入費用の2分の1を助成するものでございます。 最後に、オンライン環境整備事業補助金といたしまして、中小法人及び個人事業者等に対してインターネットを活用した新たな取組への支援として、オンライン環境の整備に係る経費の一部を助成するものを事業課としては準備しております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そのほかはよろしいですか。 それでは、一般行政のほうに移らせていただきます。これは、もう既にこれまでの議員の質問の中でも出ていますので、できるだけ焦点をちょっと違う角度から質問するということで見解を伺えればと思います。 矢祭町のJR線の沿線の町づくりということで、これは積極的にこんなふうにしていくよということで、町側でJRの存続に積極的に、なるほどと思わせるような矢祭の方向に向かってお互いに行政も首長も議員も議会も、そして町民の知恵もということでできないかという意味での質問を通じての町づくりの取組として話させていただきたいと思っております。 それで、ちょっと具体的に伺いたいと思いますが、大子町と塙間の区間について、塙などで、ちょっと私、接骨院に行ったときに、「塙と矢祭の間が一番大変みたいだね」と、こういう会話をしながら接骨師の人と話をしているので、「いや塙から向こう側のほうは何とか残るといいね」なんていう話も先行して出てきたりしておりますので、これはそういう意味で、自治体、お互いにすぐに早くやらないと、時すでに遅しということになりかねないなという率直な感想を持っているところです。 それで、これまでの前議員の質問者の中でも出ておりますけれど、早めに早めにということで、今、自治体同士、議会同士はやっていないと思いますが、首長同士でこういう話はやったのか、やろうとしているのかそれをちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま大森議員の水郡線の赤字の公表というか、初めてJRのほうでも発表したと思います。2番議員の片野議員とも同じような答弁にはなってしまうんですが、今、塙と大子間ということですね。数字的に見れば、前に言ったように1,000万の運賃収入を得るのに5億1,200万というようなことで、水郡線の中でも一番厳しいというか。本町もこれだけ小さい町で駅が4つあるというのは、そんなに全国的に見ても大子があれだけ広くても5つですか、大子は。ここ4つですから、かなりもう見れば便利さはあったとは思うんですが、今度のJRの改革によっては駅の統合・廃止、うわさではもう下野宮もなくなって、磐城石井、南石井も統合というような、これも推測の中ですが、いろいろ本数の削減、JRでやっぱり改革ですから、町が改革するというわけにもこれいかないですから、あくまでも事業者はJRですから、JRがどのような改革案を持ってきて、そこで今度は行政、地域、水郡線の利活用というか、そういったものを明確にするというのが今後の行政の役割だとは思っております。 今、町村会では、この話題が7月下旬に発表されたんですが、8月の町村会、9月の町村会には話題にはまだなっていなかったです。あとは、水郡線活性化協議会が石川町が会長になっていますので、この辺もまだ話題性にはなっていないというのが今の現状ですから、今後、矢祭と大子間というのは、先ほど片野議員にも言ったんですが、大子の落成式のときも隣の大子の高梨町長らとも、こういう話をやっぱりこれから煮詰めていかなきゃならないねというようなことでありますから、これは単独で町だけで動けるものでもないですから、水郡線沿線の行政が一丸となって、廃線という、そういう目的で発表したわけではありませんから、決してそういう不安になるようなことは私はないと思っています。 ただ、行政としてのこれからの役割は、地域の交通、やっぱり体系の確立というか、少子化で人口減になってくるといろんなやっぱり課題が出てきます。つまり、バスの課題はこれはもう10年、20年前にそういう話が出て、今は各町村からの支援をしながらやってきていますから、地域の交通体系というのはまだまだ役割はありますから、この役割がある以上はやっぱり行政側も責任を持ってJRとの対話、そういうステージには立っていかなければならないというようなことがあります。 ただ、今、観光列車というようなことでも前にも出たんですが、これからのやっぱり水郡線の活性化をしていくのには、今、東館駅が1日60人の乗降客ですから、これはほとんど高校生が占めていますから、我々はほとんど水郡線を使っていないのが現状ですから、今後、東京出張のときには水郡線を使うといってもなかなか時間的なものも絡みますから、一番はやっぱり観光の行政と水郡線の活性化は一致して、これからの施策の中には考えていきたいと思います。前にも片野議員にも言ったんですが、サイクルトレイン列車がやっぱり今年の4月からオープンしていますから、これをもっと発信をしながら水郡線の乗降客の増加を図ったり、あとは観光地の紅葉のときの水郡線から見る車窓というのは、もうやっぱり矢祭山が一番の景観ですから、全国でも公園の中にJRが入るというのもなかなか珍しいものですから、こういったものをやっぱり発信しながら、地元の観光の活性と水郡線の活性化を今後の課題として思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そこで、先ほどの質問の確認をしておきたいと思いますけれども、今までは各町村長との会合でこの話題は出ていないということですが、次回やったときには出して、この話題を討議していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今度、私は町村会長の任期が終わりますものですから、今後の課題で、10月ですか、10月の町村会には上げたいと思っています。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 最初のJRの意向について説明に来たということ、2番議員のときの説明でお聞きしましたが、その内容について事細かくというか、ある程度、現状を把握できるような議員に対してと、また町民に対しては別だと思いますが、議会に対する報告事項など、ここで今ということではないですが、書面をもってある程度分かるようなものが提示できるかどうか、それをお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問でございますが、JR東日本のほうから提示されている各路線の経営状況等のデータ資料はございますので、そちらについては議員の皆様にも提供させていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それ以上のことは話せないなのか、あってもということなのかもしれませんが、そういうことが行間で分かればいいなという内容を含めて、ちょっとニュアンス的に質問させていただきました。 じゃ、続いて同じような質問になるんですが、先ほど聞いた上に重ねて質問をさせていただきます。 東館駅の周辺開発計画について、スリム化という方向で、よりこれが今の東館周辺計画の途中経過からいうとプラスになる方向でしたいと、そうなることがあるんではないかというような課長からのご回答がありましたが、そうではないのではないかという私のほうからの見解も含めて、ちょっと聞きながら再検討が必要ではないかという、逆に私はこの項目で質問しましたので、それに関わって棚倉のほうの、今、変わっているかもしれないですけれども、あそこの駅員というか、それも引き上げられたりいろいろしている中で、矢祭駅そのものを利用して、あそこにある駅の中のものについては自分たちで撤去したり、協力するけれども、駅周辺開発にとってプラスかどうかというのは再検討が必要なのではないかということを含めて、再検討を必要と思っている立場からの質問ですが、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問でございますが、JR東日本より利用者の少ない地方交通線の経営状況等について開示がされまして、水郡線の今後について不安に感じられておられる方もおいでになるかと思いますけれども、東館駅周辺整備事業に当たりましては、JR東日本との協議を重ねる中で事前に様々な情報をいただいておりますので、JR東日本の今後の経営方針や動向等を見極めながら、互いにウィン・ウィンの関係が構築できるよう、しっかり進めてまいりたいというふうに考えております。 そうした中で、今、議員ご心配をされている周辺整備に当たりまして、今回のJRの公表した内容等がマイナスになるのではないか、計画を変更したほうがよいのではないかというようなご提案でございますけれども、ご心配ではございますが、こちら今回のJRさんの公表に当たって、先ほど2番議員にもお答えをさせていただきましたが、各種業務のスリム化を行っていく、JRのほうでも業務のスリム化を行っていくということでございます。これ単純に聞きますと、規模を縮小していくということで、利用者側からするとマイナスになるのではないかというようなご心配に当たるかとは思いますけれども、今回、矢祭町のほうで東館の駅舎を改修して、その駅舎を活用して町づくりを行っていきたい、町おこしをしていきたいという考えの中で、JRさんのほうの業務のスリム化というのは非常にJRとしてもこの矢祭町の計画がありがたいと、駅舎の管理運営が町所有の建物の中で、逆にJRさんのほうで間借りをするというような形になりますので、経営のほう維持管理コストが削減できると、JRのほうではできるということで大変ありがたい計画であるので協力をしたいと、そういったお答えもいただいておる中で、周辺整備の中では、各種現在計画の中では東館駅の前にロータリー等についても整備をしたいというふうに考えておりますが、ロータリーとなりますと、やはり相当の面積が必要になってまいります。その中で、今現在あるJRさんのほうの各種機械設備等の移転等も必要となってまいりますが、この機械設備等の電気設備等の移転のほうをJRさんのほうの業務のスリム化の中で行っていただけるということで、そちらは以前にもお答えをさせていただいておりますけれども、金額に事業的に申しますと数千万円から1億円程度の費用がかかるものをJRのスリム化事業の中で負担をしていただけるということでございますので、周辺整備に当たりましても町にとってかなりプラスになるというようなことで、事業につきましては、そういったことで変更することなく粛々と進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) かなり重大な決断を持ってJRと交渉というか、折衝をしている段階の話も垣間見える課長の回答でございました。 しかしながら、これは町の運命を決するものでございます。その上で、これは相当多角的に町長も含めて、議員も含めて、これについて総務課長が言っているように、こういう点でプラスだ、なるほどそうだと、じゃ仕事の上では折衝のところは任せるよとか、いや、こういうプラスをして、JRと本格的に本腰で相手と本当にウィン・ウィンの関係というのを築いていくためには、これとこれは絶対必要だ、落とせないよと、相手の懐に入りながらこちらの懐にも入ってくるような、そういう横綱相撲をしないとこれは大変だよというようなところで、今の課長の発言をお聞きしましたので、後になって、これから町政を揺るがすような問題になって、これは駄目だったよというようなことが来年度の政治の局面で出てくる前に、町民との関係も含めて議会議員は知っておきたいなということでの質問をしたわけです。ぜひ今、答弁をしていただくことではないんですけれども、そういう認識の下に質問したということをちょっと駄弁も含めてお話しさせていただき、申し訳ありませんでしたけれどもよろしくお願いいたします。 そこで、私は、それはそれとして重大な局面に来ていると思いますが、先ほどの町長の発言の中にもありましたが、回答の中でもありましたが、矢祭山、それから戸津辺の桜、滝川の里、これは子供たちへも矢祭を印象づけるということも含めてですけれども、それぞれのところ簡単でいいんですけれども、どういう位置づけで町づくりを今しているか、今後プラスしていこうとしているのか、ちょっと触れていただけたらありがたいのですが。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、矢祭山周辺の親水公園、整備が終わったところでございますが、こちらの親水広場につきましては、本年度、愛称を募集しましたところ、全国から68名116件の応募がありまして、審査をした結果、「矢祭山鮎の里公園」と決定したところでございます。こちらの愛称等を広くPRをしながら、矢祭山公園親水広場等のPRに努めていきたいと思っております。 それから、戸津辺の桜についてですが、事業課としては周辺の環境整備として草刈りを年に3回ほど行っております。戸津辺の桜は矢祭町に春の訪れを告げる見事な一本桜で毎年数多くの観光客にいらしていただいており、駐車場については第1駐車場と第2駐車場がございますが、開花時期の土、日曜日には町道まで渋滞する状況にあるため、今年度、第2駐車場周辺の農地を借り受け、拡張工事を予定しており、大体50台から60台ほどの駐車場スペースが確保できるのではないかと思っております。 それから、滝川の里駐車場追分周辺開発というところでは、滝川渓谷には年間2万人の方が訪れており、山頂の滝川の里の十割そばも大変人気があります。渓谷を登らず、直接、車でおいでになる方も多く見られます。高齢の方には、滝川の里から銚子の口滝までの遊歩道散策でも十分楽しんでいただけるのではないかと思っております。このため現在、滝川渓谷周辺駐車場整備工事を発注しており、大型バス5台、普通乗用車14台の駐車スペースが取れることになります。また、今後は、遊歩道の別ルートの整備も計画をしていきたいと思いますし、水郡線で来られる方には電動自転車を利用して、滝川渓谷まで来ていただく方法もございますので、こちらも広報等に努めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) それでは、教育課関係の答弁をいたしたいと思います。 まず、親水公園と文化祭の関係なんですけれども、文化祭については展示、芸能発表いずれも作品の構成上、天候に左右される屋外への展示開催は考えておりません。 続いて、戸津辺の桜関係なんですけれども、こちらについては、桜そのものの維持管理については教育委員会のほうで行っております。令和3年度に樹勢維持のため、枯れ枝の剪定、支柱の取替え等、保全整備を実施、今年度は西側斜面の法面の補修、落下防止柵の設置を行う予定となっております。また、毎年、県の樹木医に指導していただき、冬期間、追肥と防虫防除剤の散布を行って管理しております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) ありがとうございます。それぞれ、これらの場所を光らせるということで進んでいるように思いますし、親水公園の場所については真木野だとか、あの周辺の方が本当にいい場所になったんだよと言っておりますので、ただ、草がちょっとした間にわっと生えてしまうというようなことも含めて、これから丁寧に世話をする相談に乗っていただければと思います。 滝川の里については、後で、ちょっと追分地域の開発に関わっていろんな形で情報もありますので、これは教育関係のところでお話ししたいと思いますが。 次に、全体としてGIGAスクールと豊かな自然、人情味ある教育について。 今までも進めているとは思うんですが、今回はコミュニティスクールという部分についてはその裏にあるものとして、回答のほうではGIGAスクールに関わって、今、教育委員会で進めている、学校で進めている内容についてお伺いしたいと思います。 1番目、タブレット使用後の状況ですね、始めておりますけれども、それについてお伺いします。 続けて、英語科において、今、進めている学習状況と専門的な矢祭での特徴的な指導がありましたら、支援員の配置だとかで不自由がないかどうか、適切かどうかも含めてまずお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) それでは、ただいまの質問に対してお答えいたします。 タブレットにつきましては、昨年8月から矢祭町の全児童へ端末を貸与した状態であります。昨年度は学校内でのみ活用しておりましたが、今年度より自由持ち帰りとし、夏休みには全員が持ち帰り、家庭学習に活用しております。学習については、すららドリルというAIアプリを使用し、個人の理解度により自動的に問題が出題され、回答や進み具合など、先生が確認できるようになっております。また、課題の配布、提出などについても利用しております。 続いての質問にあったタブレットの授業がどのようになされているかという質問なんですけれども、こちらについては、小・中学校は英語の専門教員やALTを町独自で配置し、支援をしております。また、タブレットを入れたすららドリルというAIアプリを使用して学習をしたり、ロイロノートやクラスルームアプリを使い、プレゼンテーション資料を生徒が自作し、それを利用して意見の発表や交流を行っております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そこでですけれども、このIT機器を使いながら、その中でそれも含めてIT機器が自分の自己の特徴を生かした考え方という、そこまで進んだような利用の仕方も出てきているようですが、2番目に、学校生活で心の触れ合いということで心情を育てる配慮というのは、そういう一見IT優先のような中で矢祭の場合は、伝統的な町の住民の中、年寄りとの関係で、よく石井の方面からずっと見てくると通学の中で声をかけたり、送り出したりしているのを見ておるものですから、矢祭のよさを生かしたような学校生活、その特徴を生かすような心情を育てる配慮はどうかというのをお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 議員おっしゃるように、子供たちの心情を育てる教育というのは大変必要であると。先ほど来からコロナの状況もお伝えしておりますけれども、そういう中でも子供たちの心情を育てる教育というのは続けていかなければならないと。ITを利用している中でも、やはり子供たちが人と人の、要するに対面しながらお互いに助け合ったり、心を通わせるということは非常に大事なことだと思っております。 小・中学校ともに、地域の中で育まれているという思いを育てることも大事ですし、また心を育てるということであれば、学校全体で道徳教育というのを進めております。これは、道徳というのは週1回の1時間の授業ではなくて、学校全体全ての活動が道徳につながるということで進めておりまして、議論をしたり、それからお互いに助け合う共助の心を育てたり、そういう活動を意図的に行っております。また、小学校ではスマイルタイムというのを実施しておりまして、これは対人関係のスキルを高めるというようなことで毎週行っているということです。また、中学校では生徒会が中心となりまして、いじめ対策、いじめ防止に対して取り組んでいるということもございまして、互いを尊重し助け合う心を育てているというところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今、言ったスマイルタイムというのはいつから始めているんですか。非常にいいと思って、今ちょっとお聞きしたい。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 昨年度から始めたとは聞いておりますが、全校一斉に担任が学級の中で、構成的グループ・エンカウンターというんですけれどもゲーム性を取り入れて、お互いにじゃんけんをして、勝ったほうが相手に質問をするというような、そういうことでコミュニケーション能力を培うというようなゲームでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、そういう土台に基づきまして、矢祭の歴史と文化を学び触れる学習についてお伺いしたいと思います。 社会科副読本ということで作成をしていたやに聞いておりますが、今はどんな状況なのか。戸塚の騒動の話で、今、改めて歴史の研究会などを起して、そしてその中に、ここに関わった人が、自分の先祖か何かの関わりの書き方について気になるというようなことをその研究会に来たとき言っていたよなんていうので、より歴史に即しながら、また地元にもしそういう方がいらっしゃれば、その人のことが配慮されながら歴史の重みとよさというものを伝えるようにということで、恐らくいろいろ配慮されていると思うんですが、まずその辺で副読本の加筆補正というのはどうなっているか、ちょっとお伺いしたい。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 社会科の副読本につきましては、現在、小学校の3年生と4年生の授業で活用をしておりまして、今年度、改訂作業を行っております。 なお、今回の改訂につきましては、今までは製本して渡していたんですが、それも行いますけれども同時にデータをデジタル化しまして、それでいつでも改訂できるようにしてまいりたいと思っております。 なお、今ありました戸塚騒動、追分開拓等につきましては、これは歴史上の内容としては3年生、4年生にはちょっと高度であるということから、副読本には加筆しないということですが、中学校のほうの歴史の授業におきまして、教育委員会の学芸員が出向いて、戸塚騒動、追分開拓等については授業の中で触れているということでございます。 また、副読本とはちょっと離れますけれども、現在、矢祭町の歴史上の偉人として知られております吉岡艮太夫につきまして、絵本を作成しているところでございます。今年度中の完成を目指して作成中ございますが、手作り絵本コンクールで最優秀賞を取りました方の協力をいただいて、あと子供たちの子ども司書の皆さんも協力しながら、非常に精度の高い絵本を今作っているところでございまして、子供たちが楽しみながら歴史について学んで、誇りを持って矢祭の偉人について語れるという、そういうことができるように現在進めているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) かなり突っ込んだ形で子供たちにいい学習内容、身になるような矢祭が好きになるような、そういうことを考えながら作られているということに関心をさせられました。 そこでですけれども、この開拓史についても興味を持っていろいろ取り入れようと、学芸員の方、教育委員会の教育長さんをはじめそういう方向なんですけれども、そんな中であの追分開拓と併せて、今後あそこの位置をどう位置づけるかというのも、ちょっと魅力ある滝川と併せて、昨年の区長さんなんかは町に買ってもらった牧野地ですか、あそこら辺も何とかしながらなんていう意見も、ちょっと直接お会いしたときに話をしていましたので、課題として検討していただければと思います。 続いて、矢祭の自然を学習するというか、自然の中でということも含めてなんですけれども、今、非常にそういう形では田川での今年の夏のアユのつかみ取りだとか、自然の中でやるということと、高齢者なんかの方での来る里の杜を毎月使ったあそこの魅力を発信する、あるいは親水公園の話もありましたけれど、その場その場の中で昔のように、ちょっと教育長さんにも話したんですけれども、学習の場をコロナだからということで縮こめないでもやれるような学習の場、学習形態も含めて、もし今工夫していることがあったら、これらに関わるという限定ではなくてちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) それでは、ただいまの質問にお答えしたいと思います。 矢祭町の自然環境を生かした学習ということの質問だと思うんですけれども、これに関しては、まずこども園では明鳴牧場や来る里の杜での活動、小学校では生活科や総合的な学習の時間を活用し、緑の少年団の活動を現在も継続して実施しております。また、親水公園や滝川渓谷の散策も実施しております。中学校では、総合学習の一環で町の特産品についても学習し、自作等もしております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そういうのをいかに地元の人と結びつけていくかということで、次に地域の人材を生かした多様な学習活動ということで、部活はもちろんですけれども校外での学習の様々な分野の人材配置というか、学校の中にも取り入れるということで、既にもう図書館の地域協力隊の方が行っているだとか、そういうことで大いに地域に宣伝しながら、それぞれの地域での活動に光を当てた形が学校にも結びつく、学校からの光が地域にも結びつくということの関係にもなると思うんで、この人材を生かした学習について今やっていること、これからの展望みたいなものがありましたらお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 地域の人材を生かした学習活動ということでございますが、昨年度立ち上げましたコミュニティスクール、これはこども園、小学校、中学校と一体になって地域の皆さんと一緒に学校づくりをしていくということでございますが、それと併せて、地域と学校が一緒に活動していく、地域学校協働活動と呼んでおりますが、これがコミュニティスクールの両輪であって、一緒にやっていくことが大事だというふうに今叫ばれているところですので、矢祭町といたしましても、地域人材をどんどん学校の中で取り入れて活躍していただくということは必要かと思っております。 先ほど、1番議員のご質問でもお答えをいたしましたが、112名というボランティア登録者名簿というのがございまして、令和元年に作成しておりますが、そこに登録した方々に様々な場面でこれまでも活躍していただきました。4年たっておりますので、現在、見直しを図っているところですけれども、学校の子供たち、そして先生方と一緒になって活動していただいて、先ほどからウィン・ウィンという言葉も出ておりますが、学校も地域も一緒に活性化していく、そういう状況になっていけばいいということでいろいろ企画してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 名簿としても112名ということですが、私もこういう仕事に関わったときには名簿は作るんだけれども、なかなかその人たちの活躍の場とか、いいものを持ちながらも人材の豊富な中でありながら、その人に活躍してもらうということは難しいことだと思いますので、引き続き配慮をしていただきたいなというふうに思っております。 たまたま私、今回、矢祭の中学校の元教師で、水墨画などをここで教えている方にお会いしたときに、実はバスケでここの議員さん、一々名前を出したら申し訳ないということになりそうなので、本当は名前出したいんですけれども、議員さんがバスケットの顧問で、そして首長さんの奥さんがそのバスケ部の子供の親だったものですから、いろいろ話して、バスケ部の部長さんとしていろいろ言い方はあるんですけれども、スポーツがうまいとか、万能とかいうことじゃない人も含めて活躍してもらったり、応援してもらったんですよ、とても助かりましたということで、そういう輪ができていくようなこともお話を聞きながら、そういう伝統もあるんだなというのをお聞きしたところです。いや、ここには、議員さんの中にも即座にそういう形でおしゃべりしたり、懇親したりしている中で活躍できる場があれば、その時間と余裕があるところでできるのではないかなと思いながら、こういうことについても個人的な思いも含めて出させていただいたところです。そういうことを期待しながら、次に配慮をしていただきたいことということで、最後に教育関係の中で、最後のことについてお尋ねしたいと思います。 学習が過密になってくるということで、コロナもあり授業時数の確保だとか、教員の過重な負担だとか、いろいろ出てきていると思うんですが、それらのことに、その場にいる人以外で応援するということは、かなり教育現場の中にいる人への援助というのは難しくて、いろいろあると思うんですけれど、その辺の教育長の思い、課題と今後の解決策みたいなものが教育長とは限りませんけれど、教育委員会としてありましたら、この過密の中でどういうことを考えているか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 過密な中での学習ですね、そういうものについて配慮しているかどうかというところでございますが、まず時間割というのは、学習指導要領に基づいてつくられているわけですが、先ほど議員がおっしゃったように、コロナで休校になったり、授業が潰れたりということになりますと、これはそれを取り戻さなければならないということになっておりますが、一応、文部科学省は、そういう緊急事態が発生したときにはきちっと取り戻さなくてもいいですよというふうには言ってはあります。我々も過密な時間割をさらに過密にして、それを取り戻そうというふうには思っておりませんが、県南地方の市町村については夏休みを短くして、既に授業の余剰時間を確保しておりました。今回、小学校では5日間の休校ということが1学期にございましたが、その余剰時間を回して何とか対応できたというところでございます。ただ、2学期にまた台風があるとか、地震があるとか、コロナがまた拡大するとか、様々なことがあって、ぎりぎりの時間数では心もとないということで、工夫をしながら余剰時間をつくったというところでして、これは1学期中に終了しています。ただし、放課後を時間を延ばして時間をつくるとか、そういうことをせずに帰る時間を同じにして、それで清掃活動を短くしたりとか、いろんな工夫をしながら時間数を取り戻しているということで、その際にも、子供たちや教職員の負担増にならないように配慮しながら進めてきたというところでございます。 今後とも、教育活動が子供に寄り添ったものになるよう、やはり時間数をしっかり確保しながらでも過密にならないように、先生方や子供たちの負担増にならないように考えて進めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 教育委員会の配慮、学校の教職員の皆さんのいろんな形の工夫ということを聞かせていただいてありがとうございました。 それでは、防災行政に移らせていただきます。 福島復興、町民の財産と命を守る重点事業について伺います。 走るような形で、まずこれは非常に難しい問題ですが、3.11からの復興ということで、この前も実際に原発の状況を町長と一緒に見てきましたけれども、今、風評被害はどうしてもということは、原発処理水の処理をどうするかという問題の大前提として、全ての人がこれは困るなというふうに思ったりする声をたくさん聞いております。 そこで、見てきたこともありますが、町長に所見を伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 8月26日に議会の皆様方と私も初めて東京電力の第一福島原子力発電所を見学してきました。やっぱり最初に思ったことは、防潮堤がなかったというのが、あれだけの防波堤だけしかないというようなことだったものですから、非常にやっぱり福島県というのは津波のない地区だったんです、福島県沖というのはもう。やっぱり岩手から宮城県というのは地震の多いところですから、どうしても津波対策というのは、岩手もみんな昔から苦労していますから、何人も死んでいますから。初めて、やっぱり福島県沖のああいう地震で、ああいうもうマグニチュードのあれだけの震源をもってくると、海岸線の原子力発電所もああいう感じだなという、本当に見た瞬間、やっぱり11年前の悲惨さというか、11年たって、またあらゆる産業から地域から避難者、まだ課題も解決していない面がいっぱいありますから、まだその途中ですから、だから風評被害的なものもしっかり東電では責任を持った安心・安全、国民、地域住民が納得するように粘り強く発信するというようなお話を聞いて、確かにあの処理水を、汚染水を処理して清水を放水するというようなことで、これもまた1キロ先ですか、来年4月から夏頃に放出というか、今トンネルも掘っている最中ではあります。しっかり、やっぱり我々11年たつと、また風評被害が出るんじゃないかというのは、誰もがこれ県民、全国の国民も不安なところがありますが、国としてもここは安心・安全、しっかりやっぱりトリチウムの安全性を、なかなか安全性といっても厳しいものがあると思いますが、でもこれは役目ですからどんどん発信していって、そういう理解を得るというようなことが大前提だと思います。 確かに、賠償問題も責任持つというようなことも東電でもはっきり言っていましたから、当然これはもう賠償の話もなると思います。特に、もう漁業組合というのは悲惨なものだと思いますけれども、力強くやっぱり頑張ってほしいと思っています。だから、我々今度は消費者もしっかりそういう風評被害的に惑わず、正確な情報を消費者もつかんで、やっぱりそういう地域を応援するというような、そういう姿勢も大事なものがあると思います。国と国とのいろんな話題の中でも、この処理水の問題をまた先導するような言い方をする方もいらっしゃるかもしれませんが、やっぱり責任を持った安心・安全でそういったものだということで、国民もしっかり理解をして、そうしないとなかなか問題が解決できない面が必ずありますから、そういう長い時間をかけても、そういうことは必要だなという感じはいたしました。しっかり原発のあの事故の跡を見たことは、非常に地域住民も苦しい思いというか、そういうのが伝わったことは確かに勉強になったと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) この点で、2つ目の原発問題については、被害拡大防止を強く要望してはどうかということについては、ここで回答は求めませんが、ダブルスタンダードで、ぜひ住民の中で、矢祭町民も含めてですけれどもオール福島ということで、被害を受けた原発被害の地元で住民が本当に、県民が本当に一つになっていく中で、いろんな意見があってもみんなの心は、意見のその違いがあるからこそ、お互いに気持ちを出し合いながらも人間的な、人情的なものでは一致するということを私も願いながら、その場その場での感情ではなくて最終的に福島県民、矢祭町民の利益を優先し、声を優先するということをお願いして、次に移らせていただきます。 防災についての水害対策ですけれども、ここでは今、簡単にでいいですけれども、緊急防災計画はできているのか、これはいかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問でございますが、緊急防災避難計画というのは、その下にある高齢者と弱者避難の支援策というようなことでよろしいですか。
    ◆3番(大森泰幸君) はい。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) すみません、申し訳ありません。 こちらのほうでの質問にお答えしたいと思います。 まず、高齢者、弱者等の要配慮者に対する避難時の避難支援につきましては、名簿を今、作成し、把握しておるところでございます。また、災害時には、矢祭町社会福祉協議会と連携しまして、避難誘導等を実施するなどの連携を強化するようなことで考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、2番目ですけれども、防災の日が水害の日ということで、矢祭にとっては忘れてはならない、そういう日になっておりますが、もう既に今年度の計画はあるかと思うんですけれども、水害を想定した避難計画も今年度もし別の計画があれば、それを優先となると思うんですが、消防団だとか役場の職員、防災協力者、これは議員も含めてですけれども、具体的な親水公園などで、矢祭のこの親水公園の場所というのは、11時ぐらいには電車が行き交うところでもありますが、実際やっているということを見せるわけじゃないですが、そういうところで今後、本格的に本腰を入れたあの場所をこういうふうによくしましたよというのを含めて、次年度あたりからそういうのを含めてやっていただければなと。今のところ、そういう計画を聞いていなかったものですから、そういう質問をしました。もし、今年度があったら、今年度の計画等を含めて簡単にお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今の防災ですね、矢祭町防災の日、10月12日ということで、今年度は県南の防災訓練を3年ぶりというか、ここ2年しなかったものですから、10月9日に県南地区の防災訓練を東橋付近で訓練をいたします。先日の日曜日に役員会をしながら、午前中は分団団員全員招集で操法の訓練というようなこともありましたから、非常に、白河から今年度が矢祭の番でコロナで2年延期されてきましたから、今年度は開くというようなことで今始まります。 また、10月16日は秋季検閲というか、これも私が就任して初めての検閲ですね、もう就任したときが防災で検閲が中止になったんですから、あとコロナで2年、3年目ですから、やっぱりここも3年ぶりの検閲のちょっと縮小しながらの訓練は行いたいと思っております。この改まっての水害を想定したという訓練は、今まで火事の想定はやっていますけれども、分団ごとの火災訓練は。今年は、4分団が担当で火災訓練はやりますけれど、水害の訓練というものもこれ大事なことだと思います。もう常総のあの水害も今から7年前ですね、鬼怒川が氾濫して、あれだけの常総市が水浸しになったというようなこともありますから、先日の茨城の新聞にもやっぱり常総の水防訓練がありまして、ちょうど夏場に、8月だからやっぱり暑さ対策と移動するのがこれからの課題だというようなことが載っていました。 我々も10月がちょうど防災の日と秋季検閲というのがありますから、そういったものを兼ねながら、やっぱり水防訓練ということも大事だと思います。今、防災倉庫も全部はまだ設置できないんですが、今年度、5年度までには設置事業というのが完了しますから、そういったものを含めて、防災の日の意識づけをやっぱり町民に理解をしていただきながら、今回も先ほどの質問の中でも高齢者でやっぱり避難移動というか、これは徹底して、今、全部情報は取って名簿はできていますので、そういうときの高齢者、特に独り暮らしの方の情報は大事ですから、こういったものには行政もしっかり対応してまいって、安心・安全、大事なことだと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 学校のほうでは、こういう線状降雨帯ということと併せて、先ほど来、幼稚園というか子供の、幼児の問題で避難訓練とは特別一致しているわけではありませんけれども、今、学校における避難訓練、緊急判断はどうなっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、菊池基之君。 ◎教育課長(菊池基之君) 学校に関する避難訓練等についてのご質問にお答えしたいと思います。 まず、小・中学校では年に2回、こども園では毎月避難訓練を実施しております。その際、異なる災害を想定した避難訓練を実施しており、避難経路の確認、安全な行動ができるよう訓練をしております。 また、災害時における緊急判断についてはという質問なんですが、その場で即時に判断しなければならない場合は、園長、校長、その前後に判断する内容につきましては、教育委員会と協議し、判断をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 待機時、昼間の時期に親御さんがいないようなときに連絡をして、どうするかという問題も発生することもあるかと思いますので、ぜひその辺も含めて十分な検討をお願いしたいと思います。 最後に、土木行政についてです。 このところ、事業調整会議の広報でのお知らせを見落とすことがあるのですけれども、重点事業の進捗状況と山野井カーブの地権者との交渉は今、先ほど来の質問者の中で半分お聞きしておりますが、地権者との関係で障害があるのか、工事の着工はいつなのかということで、この重点事業に関わって、今、分かって話せるところと地権者との交渉の障害があるかどうか、この2点を簡単にお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、事業調整会議で町が要望した点、それに対する県南建設事務所からの回答についてお答えしたいと思いますが、まず国道349号下関工区の早期完成について要望いたしました。下関工区については、令和4年1月に2工区バイパス部分が供用を開始され、残工事分の2工区と3工区の現道拡幅工事区間について、9月末完成に向けて工事を進めております。 なお、小田川2工区、宝坂のバイパス整備についても9月末完成に向けて工事が進められております。 次に、国道118号山野井工区の早期着工についての要望につきましては、国道118号整備事業については、令和3年度にカーブ区間の物件調査を実施しました。今年度は、カーブ区間の用地買収を進めているということでございます。 次に、1級河川久慈川の堤防築堤についてでございますが、今年度は用地測量、道路詳細設計、天神沢橋予備設計、地質調査を実施しております。今後は用地買収に向け、用地測量に基づく境界の立会いを地権者と行っていくことになります。 最後に、久慈川堆砂除去についてですが、今年度は中石井、下石井、東舘地内において堆砂除去を実施しており、今後も引き続き、計画的に堆砂除去ができるよう予算確保に努めていくということでございました。 それから、山野井カーブの地権者との交渉等についてですが、障害等については、個別の案件については町としては承知しておりませんが、地域の合意が得られておりますので、なお地域の合意形成に向けては、町としても協力をしていきたいと思っております。 工事着工につきましては、用地買収がまとまり次第、工事に着手するものと思われます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それぞれのところでの進行状況をお聞かせいただきましたが、特に山野井カーブのところについては変更して期待をしていると、それから戸塚方面についてのことを含めて議員のほうからの質問もありましたので、町としてプッシュしていくということをぜひ今後も引き続き、強く強くお願いするところでございます。 それでは、最後になりますが、交通安全対策についてです。 これは、前回も県議さんもここの傍聴をされたり、直接、棚倉の警察署のほうに伺って、その後の追跡調査と要請ということで町長が行ったところですが、なかなか難問ではあるけれども、私もその後、宮川県議さんに直接、名前出しちゃいましたけれど、お会いしたときに、いやあ、やっているんだけれども、こう、こうだよと。壁があるけれども、みんなでやっていかなくちゃねという話も聞いたり、私も要請している県議に話したところ、県南の動きについてお互いに地元県議と協力し合いながら、土木委員長でもあります宮川委員長と併せて、これを動かしていきたいと。壁は厚いんですが、この壁というのはどこかといえば、やっぱり全体的にある基準があって、ある基準に達しないと、なかなか難しいというところがあるようですが、住民の声はほかのところと比較するのではなくて、ここはというところで住民の声を私どもももっと具体的に伝わるように、ほかの議員さんと併せて住民の声を届けられるように、今後準備したいと思いますが、今の進捗状況と今後について町長でも、課長でもどちらでも。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) この質問は、大森議員も前回の6月定例会でも質問していただいて、その後、宮川県議と棚倉警察署のほうに要望書を出してきました。また、10月1日に下関工区が今度完成しますので、もっと交通量が増えてくるのは確かですから、今SMCも第2工場で700名、第1で250名ですか、大体950名、約1,000名近い社員がいますので、非常にやっぱりこれからの交通事故の未然防止というか、そういうものは強く諦めず陳情していきます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 様々な質問をさせていただきましたけれども、具体的にこれをというのは、今の国政を含めて国が決めていくことと、かなりのウエートを占める財政的な要因だとかで、なかなかすぐに進まないこともあるようですが、今、政治の動きは住民の声を聴きながら動くということで、知事が言ったことが、次の日に国の政治を動かしているということもありますし、町長のオンラインでの話が、町の声だけにとどまらず動かしていることもありますので、ぜひ行政の皆さんに協力しながらやりたいということを最後に述べて、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 3番、大森泰幸君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。再開は3時零分といたします。 △休憩 午後2時50分 △再開 午後3時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開いたします。--------------------------------------- △鈴木敏男君 ○議長(藤田玄夫君) 9番、鈴木敏男君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、4時零分までです。     〔9番 鈴木敏男君登壇〕 ◆9番(鈴木敏男君) 本日5名で皆さんお疲れのところだと思いますが、もう少ししばらく辛抱していただいて、いいご回答をいただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 敏男議員、マスク外して結構ですので。 ◆9番(鈴木敏男君) 大丈夫だ。眼鏡外しちゃったから、分からなくなっちゃった。 最初に、防災行政についてを伺いたいと思います。 ドローンの活用についてということなんですが、農作物の鳥獣被害状況把握や今後起こり得る災害を想定し、事前に把握しておくためにもドローンの活用が必要と思います。ドローンを設置し、またその操縦ができる者を確保し、養成してはいかがかということでございますが、ドローンの活用について町長はどのような思いがあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま防災行政の中、ドローンの活用ということで、私も昨年10月、浪江町の福島イノベーションコースト構想の推進機構の中の福島ロボットテストフィールドということで見学してきました。ドローンの操作をしている方と、あと水中ドローンかな、あとは介護ロボットのそういう試運転じゃないけれど、そういう開発する会社というようなことで、ドローンというのはやっぱり非常にこれから行政の、今、鈴木議員が言った鳥獣被害、そして何よりもやっぱり災害の想定の活躍がドローンというのは非常に今後の役割はすごいと思います。いろいろ大地震だ、風水害、いろんな状況の中で、今回10月9日の県南防災訓練もドローンが使われます。あと、防災ヘリは、これはもちろんあれですけれども、防災ヘリとドローンのチームが出て、いろんな情報の伝達、人命救助とかやりますから、今後やっぱり私も見ると、ドローンというのはこれから防災や観光全てに活用できるものだと思っております。ただ、操作するというのもこれも時間かかるから、免許制があって、また講習、そういった担当課の中で調整しながら、今後の大事な役割だと思っております。観光行政の中でも、ドローンの活用というのは非常に矢祭山の上空から見た景色とか、そういったものも考えながら活用は考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) そういうことで、本当にこれからどんどんと活用する時期が、機会があると思います。先ほど10月9日に防災訓練があるということで、ドローンも活用するということでしたが、前回、東西白河の防災訓練で棚倉町でやったときも、地元の会社の藤建でドローンを持ってきて、そして大型スクリーンで映して防災訓練をしたというようなこともございます。この足の踏み入れないところまでドローンを飛ばせば、よく分かるというようなことでございますので、また久慈川においても、釣り人もいっぱい来て事故なんかが起こったときは、いち早くドローンを活用して救助をするというような場面も出てくると思いますので、ぜひともドローンを設置していただきたいということなんですが、藤建あたりで使っているやつは、1台2、3百万はするそうです。ですから、かなり高額でございます。また、操縦する人もちゃんと免許を持ってやらなければならないということですが、最初は1万円もしないようなドローンもありますから、それで徐々に練習をしていって、しっかりと対応していただきたいと思います。また、それをやるには、やっぱり町職員の方、2、3名に免許を取ってもらって、そしてかつ、いつでも活動できるような状況下になってほしいなと思います。 そういうことで、いつ頃からドローンを活用するようなことになるのか、それだけがお聞きしたいんでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 時期をここで言うのもなかなか厳しいものがありますから、これはしっかり担当課といろいろ打合せしながら活用していきたいと思います。 ちなみに、9月9日の昭和歌番組の中で、「いい日旅立ち」の歌の中に矢祭山公園がドローンで映ったんです、9月9日。あれは、私、えっと思って。矢祭山公園、ちょうど水郡線がやっぱり久慈川沿いを走りながら、そして夢想滝が出たと。ドローンでこう、みんな、これはやっぱり観光にも使えるなという感じはしっかりしました。あれはよく映っていたなという感じがします、ちょっと余談ですけれども。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) その余談が大切なんです。矢祭山が映っただけでもそれだけ感激するんですから、滝川渓谷もあります。いろんな場面で田川なんかも土砂堆積が毎月見られるような場面もあると思いますので、ぜひとも今年度中に買っていただけるということを確信すれば、この質問は終わりたいと思いますが、町長、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 日にちとか、こういうのはちょっと、まだここでは差し控えたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) いち早くお願いしたいということを言っておきたいと思います。そういういろんな場面でやっぱり出てくると思いますので、他町村にはないと思いますので、矢祭町がいち早く導入したということで、町の名前も上がると思いますので、ぜひ今年度中にお願いしたいと思います。 それから、次、水郡線の存続については、1番議員さん、3番議員さんがいろいろと質問しまして、大体は分かったんですが、矢祭町が水郡線において矢祭町がいるところが悪いんですね。大子から南は、結構、高校生とか会社員とか行きますが、大子からこっち、石川、須賀川のほうまで行くという人はあんまりいないものですから、やっぱり住んでいるところが悪いものですから、人口もなかなか利用者も少ないということで分かるんですが、これ廃止ではないと言っているわけですが、存廃についてということで新聞にも出ているわけですから、少し危機感を持って対応していただきたいと思います。 8月、9月には、他町村であまり関心がないということを町長のお言葉をいただいているんですけれども、他町村はそんなに関心はなくても当たり前だと思うんですが、一番の当事者である矢祭町の町長が、ちょっと力を入れていただかないとまずいんじゃないかと思っております。また、10月の町村会ではぜひ提起したいということですが、どのような提起を考えているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 7月の末にJRに来ていただいて、こういった資料を後で議員の皆さんにも配付するというようなことを答弁しましたので、よろしくお願いいたします。 危機感というよりも、まだ、ただちょっと赤字額が大きいなというだけで、いやあ、えっていう感じはしたのが正直なところですが、今後JRとのカーのレンタルのその件で今後進める協議はします。石川で止まるというか、棚倉で止まらないというのがありますから、これは大子間から、やっぱり棚倉までを止めていただくというサイクルトレインですね、その陳情も兼ねながら存廃というか、これも進めていきたいと思います。 前にも申したように、石川町が中心になって会長が出ますから、どうしても水郡線の活性化協議会は石川町で集まるのがありますので、いろいろ石川町の塩田さんらも選挙だ何だいろんな絡んできましたから、ちょっと延びたと思いますが、今後、町村会で10月の定例会にはこの課題はしっかり出して、水郡線の活性化に努めていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) ぜひお願いしたいと思います。 また、もう二十何年も前になるんですけれども、根本町長のときは存続のためにといって明治座に行って、水郡線でJRを使って何年も行ったんですけれども、あのときは明治座にみんなお金を取られて、JRではもうけがないというようなことも言われました。そういうことで、今後そのようなイベントがあるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、コロナ禍の中の社会ですから、なかなかああいう団体で移動というのも今の現時点ではちょっと厳しいものがありますが、でも水郡線のあの列車ですね、やっぱり町民も私も何度も行って、やっぱり列車というのはかなり全国からファンが来るんですね、気動車がもう分かるんですね、ああいうファンというのは。だから、相当、水郡線の沿線には、カメラマンがもう松戸のほうまでずっとつながるようなあれがありますから、これはJRと協議しながら、活性化の中でこういう列車の中の観光列車のイベントを企画してもらうのが一番いいと思います。なかなか町で、今コロナ禍の中で団体でそっくり移動するという、それも宴会絡みになりますから、ちょっと今の現実的では考えられないことだと思いますが、去年の4月の観光列車はJR企画でお座敷列車じゃなくて、お酒列車みたいな形で南郷の酒を飲みながら上野から来たり何かしていますから、そういったものを計画していただいて、なるだけお客さんを取り寄せるような感じにしていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) ぜひお願いしたいと思います。 また、町長は前から蒸気機関車を棚倉まで乗れるようにというようなこともおっしゃっておりますので、ぜひ実現に向けて実行していただきたいと思います。その決意について。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) SLを大子にも2度ほど、水郡線で80周年記念のときに大子までだったのかな、そのときはまだ私も議会議員でも何でもなかったですから、議員になって初めて、矢祭までSLを延ばすことはできないのかというような質問をしたわけで、あとは大子の観光協会のほうにも行って、そういう記念事業でこうだとなったら、一番先にやっぱり大井川知事がそういうことを言ったんですね、水郡線にSLを走らせよう、かみね公園にはパンダを連れてこようと。というと、かなり活性化になるというようなことを大井川さんがそういうことを言っていたものですから、私もだから、そういう意味で延長線すればいいのかなというような思いはあったんですが、この前、大子のときに、大井川さんに初めてお会いして名刺交換したときに、SLはどうですかと言ったら、もうやっぱりコストが高くて、なかなか厳しいというようなことは言っていましたけれど、ぜひ単独、茨城県じゃなくて、我々も沿線協力しながらやっていくというようなこともありますから、しっかり考えてみてくださいとはお願いはしてきました。なかなか単独ではこれできっこないですから、やっぱり茨城県との連携というか、ああいったものを今後また機会あるごとに話題を出していきたいと思っています。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 本番だけはなくて何回も来るんです、あれ、試運転に。私も何度も西金の駅で見ていましたけれども、何度も来ますので、その都度カメラマンがもう道路にびっちりでおりましたので、ぜひ町長の手腕をもって棚倉までぜひ連れてきていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、小・中学生の学力状況についてを伺いたいと思います。 福島県では小学校389校、中学校213校、全国学力テストを受けたわけですが、矢祭町は受けたんですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 今回の発表につきましては、4月に行われた全国学力学習状況調査だと思いますが、これは全国の小学6年生、それから中学3年生を対象に4月に実施したものでございます。小学校は、国語、算数、理科、中学校は、国語、数学、理科と、それぞれ3教科ずつ実施しております。 本町の小学6年生におきましては、国語、算数、理科ともに全国平均を下回る結果となっております。中学校3年生におきましては、国語、数学、理科、どの教科も全国平均を大きく上回る結果となっております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 大きく上回っているということは、本当にすばらしいことでございます。それをぜひ教育長の力で、小学校のほうも学力を上げていただきたいと思っております。 それから、何年前だったか、小・中学校に議員で視察に行ったこともあるんです。ここしばらくもう行っていない、前は何か子供たちのプレッシャーになるから来ないでくださいなんていう校長先生もいたみたいですけれども、学校の状況が一つも分からない。そして、校舎内外も全然分からないということで、ぜひとも年に1、2回、学校視察ができるように教育長のほうからお願いしたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 学校の視察につきましては、私も4月に着任してから数え切れないぐらい授業を見に行っております。やはり、授業というのは一般の方、誰が見てもちゃんと子供たちに分かるように、その一生に一度の授業ですので、それが伝わるようにやっているかどうかというのは、ぱっと行って見られた方が分かる授業というのが一番いいのではないかとは思っております。コロナ禍の状況ですので、その辺は十分対策を取りながら見ていただくのは大変いいことだと思っておりますので、今後、学校と話をして前向きに検討していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) ぜひとも実現に向けてお願いしたいと思います。 また、小・中学校の子供たちは先生によって伸びるか伸びないかが、結構、勉強にしてもスポーツにしても専門的な先生が来れば、かなり上がるんじゃないかという思いでおります。そういうことで、去年は教育長が不在で先生の採用が決まってしまったと、教育長の代わりに教育課長が行ってやったんですけれども、教育課長では全然話が見えないんじゃないかと私は思っております。ですから、来年度は教育長に頑張っていただいて、県内から優秀な先生をぜひとも多数連れてきていただきたいと思っております。僻地ですから、初任の先生もたくさん来ると思いますので、その中に優秀な先生も入れていただいて、町の教育に寄与していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) いい人材を引っ張ってくるというのは、私の使命だとは思っておりますので、そこには力を入れていきたいと思います。 また、先ほど小学校が全国平均を下回っているとお話をしましたけれども、これは話を聞きますと、去年まで、授業の中で子供たちが集中して授業に取り組めなかった部分もあったと聞いております。 今年度、何度も授業を見ておりますと、非常に子供たちが落ち着いて授業に取り組んでいる姿が見られます。これは若い先生方が多いんですが、その先生方が今年になって成長してきている部分が見えるという話を校長から聞いております。やはり教育委員会、特に私の役目としましては、いい先生を連れてくることも大事ですが、若い先生、そのスキルがまだしっかり身についていない先生に対して、しっかりしたスキル、そして子供たちを見る力、指導力、そういうものを向上させることも私の使命だと思っております。今年、非常に落ち着いているんですが、さらに子供たちが向上できるよう、先生方の資質向上に向けても頑張ってまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) ぜひよろしくお願いいたします。 今回の4月に行われた全国学力テストなんですけれども、全国平均を下回るということでしたが、県の教育委員会ではおおむね全国水準にあると分析しております。ですが、あと少し頑張っていただいて、上げていっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、次にコロナ対策について伺いたいと思います。これも前に議員さんがやっておりますので、あまり伺うこともないんですが、8月30日、この一般質問出したときには359名で、今日現在で399名ということなんですけれどもかなり一気に増えてきたと。最初の頃は、矢祭町はゼロ、ゼロでいって大したものだなと、本当にいないのかというような疑問を持たれましたが、今回400名近い人がコロナになっております。そういうことで、今はコロナにかかっても誰もどうのこうの言う人もいません。ほかの人に聞いてみれば、風邪と同じだからというようなことも聞いております。 そういうことで、昨日、おとといちょっと行ったおうちがあるんですけれども、そこに行ったら家主さんが出てきて、何だか近くに来ないんですよ。そうしたら、俺、コロナにかかったから寄んだねえと、寄んだねえと言われても分からないで行ってしまったものですから、そういうことで、そのうちの近くの人に聞いたんですけれども、いやあ、毎日、戸を閉めて誰も出てこないから、コロナじゃないかと何か疑心暗鬼になったみたいで、やっぱりそうだったのなんて言っていたんですけれども、やっぱりなったうちは、もう公表してもいいんじゃないかと思うんです。こういうことでコロナにかかりましたから、10日ぐらい寄らないでくださいとか、そういうことをやっぱりやっていかないと、分からないで行って、かかってしまったのではいろいろ問題があると思いますので、そこら辺はどのようにお考えか、町民福祉課長。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 個人の方の公表につきましては、国のほうでも公表はしないということでなっておりますので、公表はしないことになってございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 国のほうではそうですけれども、この小さな町ですから、やっぱり自分でかかったら隣の人にも電話をして、来ないでくださいというような周知もしてもいいんじゃないかと私は思います。 そういうことで、私の孫たちも2人でかかりまして、慌てて農協へ行って、検査キットをぱっと買ってきて検査なんかもしたんですけれど、異常はなかったんですけれども、そういうことで、子供たちがかかると親御さんも一緒になってお休みにならなければならないということで、そういう方に対して何か補助的な補償はあるのか、これから考えていくのかないのかお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。補償についてでございますか。補償については、ちょっと今のところ考えてはおりません。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 急で、そういうあれもないと思うんですが、それは前もっていろいろと、やっぱり夫婦で働いていて、夫婦で休まなければならないということになっちゃいますので、生活が困窮しますので、そういうことも踏まえて、今後お考えいただければと思うんですが、町長、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) なかなか補償制度というのは厳しいですけれど、生命保険とかのはありますね、コロナにかかって、あれは入院したとかのあれかな。そういったものは、民間の生命保険の中での対処はできると思いますが、町独自とか、県とか国の施策の中で補償するというのはなかなか厳しいとは思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木敏男君。 ◆9番(鈴木敏男君) 国・県じゃなくて、町独自で考えていただければありがたいなと思うわけでございます。こういうコロナ禍でございますが、議員の皆さん、懇親会もあるみたいで、コロナにかからないように懇親会をやっていただきたいというふうに思っております。 そういうことで、一番最初に言いましたドローンについては、町長、ぜひよろしくお願いいたします。そういうことで、教育関係も教育長には頑張っていただいて、今後ともよろしくお願いいたします。 最後に、皆さんコロナにかからないよう気をつけて頑張っていきたいと思います。 以上で質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 9番、鈴木敏男君の一般質問を終わります。 これで本日の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 なお、明日3日目、9月14日の開議は午前10時といたします。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午後3時27分          一般質問通告一覧表通告 順位質問者質問事項及び質問内容12番 片野一也1.公共交通行政について(町長) (1)JR水郡線活性化の取り組みについて ①去る7月28日、JR東日本が利用者の少ない地方路線の収支(2019年度実績)を初めて公表し、県内では水郡線をはじめ4路線、9区間が赤字とのことである。特に、水郡線常陸大子、磐城塙間では1日当たり乗客数が152人、収支率わずか2.0%と、厳しい経営状況が明らかとなった。今後、存廃や輸送方法のあり方など、協議検討されるのは必至の状況と思われるが、町としての今後の働きかけについて、併せて乗客数増加策としてのイベントの実施など、周辺自治体、住民一丸となって活性化の機運を高める必要があると思うが、考えを伺う。 2.一般行政について(町長) (1)東館駅周辺整備計画の見通し等について ①JR水郡線の赤字公表を受けて、現在、町としては、東館駅舎の改修をはじめ、周辺整備に取り掛かろうとしているところであり、この方針に変わりはないか。進捗状況、スケジュールも含めて考えを伺う。 (2)令和4年度主要施策の進捗状況と町総合計画の取り組みについて ①令和4年度も上半期を終えようとしているが、主要施策の進捗状況を伺う。 ②第6次総合計画の定住促進策「若者が町に残れる、帰れるまちづくり」における高校生、大学生移住定住促進まちづくりプロジェクト、並びに町民協働によるまちづくりの推進策として、町民参加型の姿勢をより前面に出したことを大いに評価し注目しているが、これらの具体的取り組みについて伺う。 3.環境行政について(町長) (1)新聞折込チラシ類分別の取り扱いについて ①ごみの分別について、東白衛生組合のごみ出しガイドによれば、古紙のうち、新聞折込のチラシ類については、新聞と仕分けし燃えるごみとして出すようにとなっているが、チラシもリサイクル出来る資源ごみとして回収している自治体も多い。焼却処分せず、資源として再利用することは、可燃ごみの減量化を図るだけでなく、CO2の削減や森林保護等にもつながることを思えば当然のことと思うが、この分別の取り扱いについて伺う。 4.産業行政について(町長) (1)農業者支援、後継者の確保・育成の取り組みについて ①米価の下落、生産コストの上昇等により、農業者はかつてない経営危機の状況にある。町の大事な産業を未来へつなぐため、美しい郷土を守るためにも、関係者が連携のもと大胆な支援策が今こそ必要だと思われるが、考えを伺う。また、後継者たる担い手の確保、育成は外部からの積極流入を推し進めるべきと思うが、考えを伺う。21番 藤井隆治1.教育行政について(教育長) (1)小中学校のクラブ活動と先生の対応について ①体育の授業やクラブ活動についての現状をお伺いします。まず、体育の授業からお伺いします。(マスク、声、距離、接触等)
    ②運動時のマスクを先生が外すよう指示したときに、生徒や親に「マスクを外すことは強制ですか、命令ですか。」と反論された場合、学校ではどのように対応するかお伺いします。 ③このように、生徒・保護者が先生と違う意見を言った場合の先生の対応はどうするべきか、どうしているのかお伺いします。 ④学校だけで対応できない教育委員会へ相談するようなクレーム・要望はあるのか。また、どのように対応しているのかお伺いします。 ⑤生徒が手を出してきた場合の先生の対応はどうするのか、お伺いします。 ⑥現在の運動系のクラブ活動はどのように活動しているのかお伺いします。(マスク、声、距離、接触等) ⑦中学校の野球部は、休部なのか、廃部なのか、お伺いします。 ⑧以前、外部指導者の話が出ていたが、現在はどのようになっているのかお伺いします。 ⑨野球部などは、今後復活させることができるのでしょうか。1人でも部員がいれば、復活できるのでしょうか。矢祭町から高校野球球児が消滅してしまったままでよろしいのか、お伺いします。 ⑩部室や当時の野球部備品の管理はどのようになっているのかお伺いします。 ⑪その野球部の備品を使いたい団体がある場合、使うことは可能か、お伺いします。 ⑫文科系のクラブ活動が充実している学校は、学校全体の雰囲気がいいという話を耳にします。書道・美術・パソコンやピアノなど、専門的な指導ができる先生が矢祭町に赴任しているのか、お伺いします。 ⑬週に何回かでも、学校に協力いただける一般の方はどれくらいいるのか、現在どのような状況なのかお伺いします。 (2)町内運動場施設の管理について ①町営グラウンドは、昔よりはいろいろ改修されておりますが、いざ使うとなると大きい草が伸びていて、試合をする環境ではないという状況です。こういったグラウンドの状況をどう捉えているかお伺いします。 ②町営グラウンドは、野球等を主に行うグラウンドにし、サッカー等は小学校や中学校を利用するという方向性はいかがか、お伺いします。 ③公式試合を行うわけではないので、お金をかけないで、もう少し整備できないか、今後の見通しをお伺いします。 2.土木行政について(町長) (1)林業占用道路戸塚線の進捗状況について ①令和元年から工事が始まっているが、進捗状況についてお伺いします。 ②将来的には林業専用道路ではなく、下石井・沼畑地区の人たちが、国道118号に早く出てこられるよう、道をつなげてほしいと思いますが、どのように考えるかお伺いします。 ③林業専用道路戸塚線から戸塚・上野平へ大型農耕車が出入りできる道路を通していただきたいのですが、どのタイミングで通してもらえそうか、見通しをお伺いします。 (2)国道118号バイパスの考え方について ①塙町上石井から下石井・細内まで農道が通っていますが、細内からさらに宝坂地域へ道が伸びてくると国道118号のバイパス代わりになり、さらに便利になると思う。SMC第二工場からニュータウンの東側を通り、新国道349号へつながる別ルートの開拓なども渋滞緩和になると思うが、どのように考えるかお伺いします。 (3)山野井カーブの進捗状況について ①平成28年の事業説明会からかなりの月日がたっておりますが、その後の状況についてご説明いただきたい。38番 鈴木 一1.教育行政について(教育長) (1)小中学校の設備の安全について ①2021年4月に宮城県白石市立小学校の校庭で、防球ネットの木製支柱が根元から折れ児童2人が死傷した事故を受けて、学校設備の詳細な点検が全国で実施された結果は、「安全性に問題あり」が1,000か所超に上り、定期点検では発見できておらず、学校保健安全法施行規則は、毎学期1回以上の点検を義務付けされているが、すり抜けてしまった形です。本町の小中学校の設備の安全性についてお伺い致します。 (2)公共施設(文化・スポーツ施設)設備の安全について ①運動場はバックネット、照明塔、装備品、体育館はバスケットゴールボード、照明器具、装備品、スインピア矢祭は照明塔、テニスコートは装備品の安全について、お伺い致します。 2.福祉行政について(町長) (1)高齢者事故防止(浴槽内)について ①厚生労働省の人口動態調査を基に消費者庁の作成データでは、2019年に自宅の浴槽で溺死された65才以上の方は、4,900人で、高齢化と共に増加しており、事故は冬場が目立ち寒い時期に熱い風呂に入ることで起きる「ヒートショック」で意識を失うケースが多いとみられます。消費者庁は浴槽事故を防ぐため、脱衣所や浴室を事前に暖めるなど、入浴習慣の見直しを呼びかけております。現在のバリアフリー基準は、浴槽付きを前提としておりますが、入浴中に溺れる高齢者の事故が増えています。浴槽をなくせばリスクを減らせると考えられていますから、浴槽のない浴室に関するバリアフリー基準も変わり、介護にも負担の軽減が考えられますが、住宅改造・改築が増加するかと考えます。住宅改造バリアフリー化補助基準について、考えをお伺い致します。43番 大森泰幸1.健康福祉行政について(町長・教育長) (1)コロナ禍での町民の命と暮らしを守る町政について ①矢祭町における急激な感染拡大の現状をどうみるか。 ・感染拡大防止、重症化対応策はとれているか。 ・こども園、小中学校関係での陽性・感染状況と対応策について伺う。 (夏休み中、休業開け以降の陽性者の増減はどうか。) ・高齢者(高齢者施設を含む)の陽性・感染状況と対応策について伺う。 (ワクチン4回目接種状況) ・60歳未満の一般人の陽性・感染状況と対応策について伺う。 (抗原検査キット等の無料配布策等を考えているか。) ・県内の病床使用率を伺う。 ②新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金の使途を伺う。 ・令和3年度、令和4年度は、どのような基準で決めたか。 (決定に至る経過、決定機関-役場内の組織名等) ・主な事業と支出額はどうなっているか。 (プレミアム商品券の回数、全額、その他) ③コロナ禍の町民生活、経営への緊急支援を求める。 ・町民・区長、各種団体、組織の要望も事業の対象として検討しているか。(事業名、国、県への柔軟な事業活用を要望等) 2.一般行政について(町長) (1)矢祭町JR沿線の町づくり計画について ①JRの水郡線乗客減少発表について見解を伺う。 ・JR水郡線の乗客減少対応で本社の意向を聞いているか。 (大子-塙間存区間、通学・観光重要機関) ・関連町村長、議会と連携し存続交渉が必要ではないか。 (自治体、議会・首長の早めの意思表明が不可欠) ②東館駅周辺開発計画について伺う。 ・JRの意向を正確に把握し、再検討が必要ではないか。 (新たな町づくりの視点-商工会、関連区民、検討委員会で) ③矢祭山駅と矢祭山公園、親水広場の魅力発信を問う。 ・親水広場のイベント(文化祭、借用含む)実施は可能か。 ④戸津辺の桜と水郡線ビューポイントへの誘客策を問う。 (桜の維持管理、駐車場拡張、サイクリングロード等) ⑤滝川の里、駐車場、追分辺地開発の位置づけはどうか。 3.教育行政について(教育長) (1)GIGAスクールと豊かな自然、人情味ある教育について ①GIGAスクール(コミュニティスクール)の環境について伺う。 ・タブレット使用授業、支援員の学習援助、持ち帰り状況。 (機器使用における利点、学習理解度把握と支援はどうか。) ・英語科における活用(算数、数学でも)の学習環境。 (学習環境-専門教諭、支援員配置予定は適切か。) ②学校生活で心の触れ合い、心情を育てる配慮はどうか。 ・話し合い、共同、助け合い活動はどのようになっているか。 (マスク越し生活とタブレット、IT機器への学習依存解消) ・矢祭の豊かな自然環境を生かした学習はどうか。 (生活科、総合的な学習の時間の旧小学校継続があるか。) ③矢祭の歴史と文化を学び、触れる学習について伺う。 ・社会科副読本作成と学習での活用はどうなっているか。これまでに加筆補正などあるか。 (戸塚騒動、追分開拓など貴重な聞き書き資料の検証) ・矢祭町の自然を学習の場とできないか。 (学校周辺田川、来る里の杜、親水公園、矢祭山、滝川の里等々) ④地域の人材をいかした多様な学習活動ができないか。 ・部活はもちろん、校外学習他様々な分野の人材配置 ⑤子供たちの学習の過密化、教職員の過重負担はどうか。 (授業時数確保等で過重負担が生じないようにする。) 4.防災行政について(町長・教育長) (1)福島復興、町民の財産と命を守る重点事業について ①3.11からの復興とトリチウム汚染水放出について伺う。 ・漁業関係者、地域住民の「理解が不十分」と政府、東電も認識しているが、風評被害懸念への見解を伺う。 (町民の懸念、不安の代弁を望む。) ・原発問題については、被害拡大防止を強く要望してはどうか。 (被災地、漁業関係者に寄り添った科学的政府対応を望む要望。) ②水害対策、矢祭防災の日の取り組みについて伺う。 ・各地域ごとの緊急防災避難計画ができているか。 (矢祭町の高齢者、弱者避難支援策はできているか。) ・町の防災の日に、水害想定の避難訓練ができないか。 (消防団、役場職員、防災協力者の支援訓練-親水公園) ・学校における避難訓練、緊急判断はどうなっているか。
    (線状降雨帯等による水害の危機時、登下校、待機) 5.土木行政について(町長) (1)土木事業の進捗状況について ①事業調整会議での県南建設事務所の回答を伺う。 ・重点事業の進捗状況と町の評価はどうか。 (工事着工の遅れのある事業とその原因は何か。) ・山野井カーブの危険解消事業の現在はどうか。 (地権者との交渉に障害があるのか。工事着工はいつか。) ②交通安全対策について伺う。 ・349号拡張道路工事と適切な信号設置を重点的に望む。 (基幹道路化、交通量増加、SMC交差点危険増大-県へ)59番 鈴木敏男1.防災行政について(町長) (1)ドローンの活用について ①農作物の鳥獣被害状況把握や今後起こりうる災害を想定し、事前に把握しておくためにもドローンの活用が必要と思います。ドローンを設置し、またその操縦が出来る者を確保し、養成してはどうか伺います。 2.交通行政について(町長) (1)水郡線の存廃について ①赤字路線である水郡線の存廃が協議されようとしています。町の対応、沿線自治体の対応はどのようになっているのか伺います。 3.教育行政について(教育長) (1)小、中学生の学力の状況について ①福島県は、全科目全国平均を下回る結果が発表されましたが、本町の小、中学校の学力はどのような状況なのか伺います。 4.健康福祉行政について(町長) (1)コロナ対策について ①増え続けるコロナ感染者について、8月30日現在359名、その内訳について伺います。また、今後の対応について伺います。...