矢祭町議会 > 2022-06-15 >
06月15日-02号

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  1. 矢祭町議会 2022-06-15
    06月15日-02号


    取得元: 矢祭町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和 4年  6月 定例会(第4回)          令和4年第4回矢祭町議会定例会会議録議事日程(第2号)                    令和4年6月15日(水)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(10名)     1番  藤井隆治君      2番  片野一也君     3番  大森泰幸君      4番  藤田玄夫君     5番  本多勇也君      6番  郡司浩子君     7番  鈴木正美君      8番  鈴木 一君     9番  鈴木敏男君     10番  緑川裕之君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         佐川正一郎君  副町長        大串 肇君  教育長        菊池篤志君   自立総務課長     鈴木直人君  町民福祉課長     大森秀一君   事業課長       古市 賢君  教育課長       菊池基之君   会計管理者      深谷義典君  代表監査委員     藤田義広君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長     増子智巳    会計年度任用職員   谷田部 遥 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は10人です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(藤田玄夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(藤田玄夫君) 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。 傍聴人の方々に申し上げます。 矢祭町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影は禁止になっております。また、スマートフォン、携帯電話をお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切り替えて、静粛を保ち、傍聴されますようお願いいたします。 藤田義広町代表監査委員の出席をいただいております。よろしくお願いいたします。 本日も報道機関等に議場での写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(藤田玄夫君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問については、持ち時間がなくなりましたらば、直ちに質問を終了願います。 また、執行部の答弁については、時間制限の関係から、簡潔明瞭にして的確に答弁をお願いします。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。--------------------------------------- △藤井隆治君 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、11時2分までです。     〔1番 藤井隆治君登壇〕 ◆1番(藤井隆治君) 1番、藤井隆治です。 通告に従い質問をさせていただきます。 防犯カメラについて質問させていただきたいと思います。 近頃、矢祭町を含め近隣市町村において、いろいろな事件、事故等の情報を耳にしております。そして、テレビ等では、事件、事故のカメラ映像をたくさん目にします。 まず、道路における防犯カメラの設置者というのはどの機関になるのかお伺いしたいと思うんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまの道路における防犯カメラの設置についての質疑についてお答えを申し上げます。 道路に防犯カメラを設置する場合の設置者につきましては、設置する柱や場所によって機関が変わりますが、例えば信号機の電柱に設置する場合には警察が行います。また、このほかにNTT柱や東北電力柱に設置する場合については設置者が行いますが、このときは添架の申請が必要になるということでございます。 また、新たに防犯カメラ用の柱を道路周辺に設置する場合には、設置者が道路管理者や地権者等の許可を受け設置することになるかと思います。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 例えば道路管理者が設置する場合でございますが、これは積雪等の道路状況を確認するために設置することがございます。 福島県のほうでは、国道118号の矢祭山夢想橋付近と国道349号の大ぬかり明神峠付近ライブカメラ、これは静止画ですが、これを設置しておりまして、ホームページのほうから誰でも閲覧することができるようになっております。 この画像データについては、およそ1年分のデータを保存しておりまして、事件、事故が発生した際に、警察の要請があった場合には情報提供をしているということでございました。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 今の時代、都会では各箇所に設置されておりまして、防犯や犯人の特定に大変効果が出ていると思っております。 矢祭町の道路でいうならば、今、大ぬかりとかございましたが、118号線及び国道349号の出入口とか、あとは事故の多い交差点、カーブなどには必要だと考えます。 出入口といっても、大ぬかりや中石井とかの町境ということではなくて、その路線のどこでもいいと思うんですけれども、抜け道を使わずに町外に出られない場所で、その路線の通行車両の確認ができる場所であればいいと思います。そして、その際、非常時の警察等の捜査に協力できればいいと思います。 事件、事故等に関しては、未然に防げれば最もよいことなんですが、防犯カメラの設置によって、事件、事故の抑制につながればいいと思います。 このことについて、設置が各機関が分かれるということなんですけれども、町側として要望して設置をしてもらえるようなことをすることは可能であるかどうかお伺いしたいんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。
    ◎町長(佐川正一郎君) ただいま、藤井議員の防犯カメラ、非常に、今現在、本町においても、橋のプレートとか、あとはああいうグレーチングとか、また犯罪等も町内で発生したということで、非常に、今、防犯カメラの役割というのは大事だと思っております。 今後、今、事業課の課長からも、道路監視としては、今、明神と矢祭山の夢想橋ということで、これは道路の管理が主力ですから、今後、防犯を目的に道路だけに設置するというのは、非常に警察関係とのこれからの連携をしながら考えていくべきと思っております。 今現在、本町の公共機関には、小学校、中学校、あとはこども園、役場、公民館、開発センター等には設置してあります。そのカメラも、今後、どのような設置の仕方をしているかというのは、ちょっとこれ私もまだ確認はしていないんですが、道路状況のやっぱりカメラを向けるということも、これは必要かなということは考えております。 あとは設置していない公共物の中では、今、スインピア給食センターと、あとは体育センターですね、これはまだ今設置していないですから、今後、そういった公共物の管理はやっぱり行政の役割ですから、それとともに道路の監視というか、そういったものも考えていかなければならないと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、今、ちょっと通告から漏れていたのですが、関連することなので、河川等とかの防災カメラについて質問してもよろしいでしょうか。大丈夫ですか。 河川等の防災カメラは、どこがこれも…… ○議長(藤田玄夫君) 藤井議員に申し上げます。 通告外でありますので、次回に回していただきたいと思います。 ◆1番(藤井隆治君) 了解しました。 ○議長(藤田玄夫君) よろしくお願いします。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。関連するところなので、あと、分かりました。 それでは、今、先にちょっと回答を得てしまったところもあるんですが、駅や学校、公共施設等への設置はどこが行うのですかという質問を持っていたんですが、これは町の行政側ということで理解してよろしいですか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問でございますが、駅や学校、公共施設への設置について、どちらの機関が行うのかということでございますが、駅につきましては、当然、矢祭町ではございません。JRさんのほうで設置をするということに、駅舎等監視についてはされるということでございますけれども、それ以外の町が所管する施設につきましては、矢祭町のほうで設置をするということになると思います。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、またこれも質問の中で回答が得られてしまったんですけれども、私の質問内容については、公共施設に防犯カメラはどこに何箇所ぐらいあるんですかという質問を用意していたんですが、それも先ほど回答が得られたので割愛します。 また、既にもう設置されているところに関しまして、数字はあると思うんですけれども、初期費用とかランニングコストとかについてはどのぐらいかかっているのか、分かる範囲でお伺いできればと思うんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) それでは、防犯カメラの初期費用並びにランニングコストについてのご質問でございますが、こちらは、防犯カメラを設置している施設等によりまして、それぞれ台数等も違いますし、設置の状況とかも異なっておりますので、一概に幾らというようなことを出せない状況ではございますが、参考までにということで、役場のほうに設置しております防犯カメラ、こちらは4台設置しておりますけれども、役場施設、こちらの庁舎関係の場合ですと、初期費用の設置工事が44万円でございました。 ランニングコストといたしましては、その機器のリース料、買上げではなくてリースをしているということで、こちらが年間で14万1,240円ということで、おおむね、こちら1台当たりですと3万5,310円、設置料ですと1台当たり11万ということでございますが、こういった建物等への防犯カメラの設置につきましては、カメラだけではなくて、レコーダーであったり、あとはそのレコーダーとカメラをつなぐ間の配線関係であったりとかということで、費用がかさみますので、若干、一般的に藤井議員がご質問しているような道路等に設置する防犯カメラとはちょっと機種が異なりますので、費用については、そういった機種との差は出てくるのかなと。若干高いと、レコーダー等の設置もありますので、高いような状況にはなっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、先ほど、あと町の施設の中で、防犯カメラがまだ未設置の建物が何箇所かあるようなんですけれども、そういったところは来年度以降の予算としてどういった具合で進めていく予定なんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの町が所管する公共施設の中の未設置の施設についての設置を今後するのかということのご質問でございますけれども、先ほど町長の答弁のほうにもありましたように、現在、町が所管する建物等で防犯カメラが設置されておりませんのが、スインピア矢祭体育センター並びに学校給食センターということになっております。 こちらにつきましては、その必要性等も含めながら、所管しております担当課の教育委員会のほうとも協議をしまして、設置の方向で検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) いずれにしても、必要なものだと考えますので、順次対応していただきたいと思います。 そして、もし検討していただくというのであれば、矢祭町は都会のように何箇所も大量につける必要はないかと思いますので、何が写っているか分からないようなぼけた安いカメラではなくて、性能のいいものを数年に分けて少しずつ設置するという考え方もあるかと思いますので、矢祭町はすごいカメラをつけているなというものをつけるのもいいかなと思うので、どうか今後ご検討をお願いしたいと思います。 次に移ります。 次に、SMC第2工場入り口の信号機についてということで、SMCの第2工場の信号機の話がなくなった話を聞きました。これについて事実関係をお伺いしたいんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま、藤井議員のSMCの信号機の設置というようなことで、第2工場入り口の設置ですね。昨年の令和3年11月22日ですか、ニュータウンの役員の方と工場長がいらして、陳情というようなことで、設置をしていただきたいと。 以前に一般質問の中でもありましたように、必要じゃないかというようなことで、そのときは信号もなかなか厳しいというようなことで、カーブミラーをつけて、やっぱりカーブミラーをつけても、SMCの第2工場が今約700名、そしてニュータウンの方、私も現場も何度も見てはおりますので、非常にやっぱり交通の中には危険性もあるんじゃないかなというような思いもありましたから、警察署関係にはそういったものを強く要望もしたんですが、当時、警察の担当課長も現場を見ながら、やっぱり交通量と信号機のそういう整合性も見なきゃならないというような返事が警察署の判断でありましたが、今後、私も、あれだけのSMCの700名の方の車とニュータウンの方の車を見ると、非常に危険性があるというような、やっぱり交差点の交通事故というのは、大体4割が交差点と交差点付近の事故が多いということもありますから、そういった点をまた強く、公安、そして県警のほうにはしっかり要望は伝えていきたいと思っておりますので、今、議員がおっしゃられたように、なくなったというわけではありませんから、まだこれは継続して信号機ができるまでお願いをしていくつもりでいます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) よろしくお願いします。 時差式信号でなくても、感応式信号は必要だと考えますので、何とぞ継続してよろしくお願いします。 それで、あそこの交差点のやはり東側がカーブの内側になるものですから、この前、私、別な機会にちょっとお話ししたんですけれども、東側のSMCの看板が立っているところが、出てくるときの右側になるところですね、あそこがやっぱり見にくいというふうに思われるので、カーブミラー設置も大変いいことではありますけれども、あそこが一段低ければ、また一段低くすると、また看板が直角に向いていると、また同じ意味になってしまうので、看板の向きも変えつつ、何とか、あそこは町の土地ということなので、何とかそこら辺も調整していただきたいなというふうに思います。 それで、あと、私がそのときに、SMCの従業員の人に、じゃ、ニュータウンの中の道路を通って帰ったらどうなんだいという話をしたところ、ニュータウン内は通って駄目なんですという話を聞いたんですね。ニュータウン内の道路はニュータウン居住者専用ではないと思うんですけれども、実際には通ってはいけないというルールがあるというふうに聞きました。それについて町側はどのように把握しているかお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) ニュータウン内の道路につきましては、町道でありまして、一般交通の用に供するために管理をしておりますので、ニュータウン居住者の専用の道路とはしておりません。 また、通ってはいけないというルールがあるということは承知してはおりませんが、隣接する工場のほうでは、従業員や、商品、資材の搬入、搬出をする業者には、ニュータウン内の町道を通らないよう指導はしているということは聞いております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、私もそういうふうに理解はしているんですけれども、実際には、通るとナンバーを控えられて、会社にクレームが来るというふうなことも聞いているので、それはちょっとニュータウンの人としてはやり過ぎなんではなかろうかというふうなことも思いますので、大量に渋滞をすると、ニュータウンの住民の方々の安心・安全の確保もちょっと脅かされるところでありますので、通勤通学のときには通らないようなことはあったにせよ、少しぐらい通ってもよろしいんじゃないかなと思うところでありますので、結論としては、事故が起こりにくくなる最善の方法としては、見通しのよい信号のある交差点であると思いますので、地元の人たちと通行車両の安全確保においてよりよくなるように検討していただいて、先ほどの信号についても引き続き要望していただきたいと思います。よろしくお願いします。 次にいきます。 次は、消防団員についてなんですけれども、昨年度、消防団員の報酬が改正されました。ですが、どの班も消防団員確保に大変苦労しております。消防団の人員不足は報酬が安いから入らないということではなく、根本的に違うところにあると思います。 山間部の班では、新入団員がいなく、長く消防団に入っている団員の方もおられます。山間部だけではなく、住宅の多い班でも同様の事態です。 例えば、昨年度、投票所の再編も行いましたが、消防班の再編なども視野に入れながら検討していかなければならない時期に入ってきたんではないかなとは思うんですけれども、新入団員の確保に苦慮している班を何とかしてあげたいと思うんですけれども、町は、県とはまた別に、何か町独自の施策はないかお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの消防団員の質疑についてお答えを申し上げます。 今や、消防団の人員不足につきましては、全国的にも課題でありまして、本町においても例外ではなく、大きな課題であると認識しているところでございます。 近年、全国的に見ましても、消防団員数、退団員数を見ますと、退団者はおおむね横ばい傾向ではございますけれども、入団者が大きく減少しております。特に、20代の入団者数がここ10年で4割減少し、30代も2割減少するなど、若年層の入団者数の減少が顕著でございます。 これらの要因としましては、少子化の進展により若年層そのものが減少していることに加えまして、被用者の割合が年々増え、平成2年度には74%に増加しまして、雇用者の理解なくしては入団することは難しく、また、家庭等の理解もこれまで以上に必要になっているというような要因がございます。 矢祭町で独自の施策ということでございますけれども、まず1つが、平日の日中における火災等に対して、初期消火活動に協力していただくための矢祭町消防団協力隊の増員を今図っているところでございます。 それから、2つ目といたしまして、団員の高齢化及び消防活動に対する負担を軽減するために、令和2年度より実践ポンプ操法大会、町大会ですね、ポンプ操法の、そちらのほうを廃止しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、私の希望とすれば、もっと自衛消防隊の人が増えればなというところもありまして、実際に私の部落でも、日中、火災が起きた場合には、私と、あと私の息子と、あとは近所でいえば鈴木幹康氏とその長男とというぐらいで、初期消火はその4人で消火栓を開かなければならないという実情がありまして、そうじゃない地域は、もう全く若者もいない地域もたくさんあるかと思いますので、旧消防団員だった方々を含めたくさんの方々、そういったポンプとかの操作ができる方々の協力を仰ぎながら、もう少し人員を確保していかないと、結果的には誰もいなくて、消防車が来るまでに時間がかかる地域はたくさんありますので、そういったところもやらなければならないと思います。 また、山火事なんかも、初期消火が何とかなれば、もしかしたら自衛隊を呼ばなくてもいいような事態も防げるかと思いますので、そういった消火栓の扱いができる方の人数を増やしていただいて、これにはまた矢祭町の消防団とか消防団員、地域の方々と意見を十分に取り入れながら、協力者をより多く勧誘していただいて、町側としては、その意見をたくさん聞きながら柔軟な対応を望みます。 それで、次に移ります。 結婚生活支援事業についてというところになるんですけれども、地域活性化の目的として、住居費用と引っ越し費用を30万円補助している事業ですが、この中の補助対象者に「婚姻届の年齢が夫婦共に39歳以下であること」とあります。 全国的には、なかなか結婚できず、晩婚化している現状もございます。全国平均でいうと、男性の方が31.0歳で、女性が29.4歳ということになっているんですが、矢祭町の平均を取ると、恐らく全国平均よりはかなり若いように感じますけれども、実際のところ、矢祭町では、最高何歳ぐらいまでの方で、また何組ぐらいの方が婚姻届を出しているのかお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質疑にお答えいたします。 まず、矢祭町で令和3年に婚姻届を出した最高齢の方につきましては、男女とも54歳でございました。それから、令和3年に婚姻届を出した平均年齢でございますが、男性が34.6歳、女性が33.3歳ということでございます。 それで、昨年度は10組ほど婚姻届が出たということでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 今、ちょっと平均で34.6と33.3というあれがありましたけれども、それでも補助年齢が39歳以下というのは、ちょっと若過ぎるような気がするんですね。 それで、あと年齢制限が39歳という線引きがよろしいのか。また、夫婦ともに39歳というのはどうなのか。例えば、今、たまたまですけれども、54歳ということが出ましたけれども、54歳と38歳の人が結婚した場合でも全然問題ないと思うんですけれども、夫婦ともにというところはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質疑にお答えいたします。 まず、矢祭町の結婚新生活支援補助金につきましては、福島県の地域少子化対策重点推進交付金事業を活用して、2分の1補助で活用して実施しておるところでございます。 こちらの福島県の地域少子化対策重点推進交付金事業の補助要件の1つが婚姻時の夫婦の双方の年齢が39歳以下ということでありまして、この年齢制限において、矢祭町においてもその年齢制限をしているというふうなことでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 上のほうがそのようにルール決めされているので、下は従わなければならないかと思うので、上のほうでルール改正をしていかないと、町としてもどうしようもないのかと思うんですけれども、40歳以上の独身者も大変増えていることから、40歳を超えても積極的に結婚していただきたいと思います。私の考えでは、なぜ39歳はよくて40歳は駄目なんだという疑問も出てまいりますので、このことについてはどう思いますか。39歳ではよくて40歳では駄目、県の指針とは違って、個人というか担当課としては、39歳ではよくて40歳は何で駄目なんだということは疑問に思いませんでしたか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 先ほどちょっとお話しさせていただきましたけれども、年齢につきましては、県の補助に準じてやっているということでございます。 なお、本年度の申請状況とか実績等を考慮しまして、その年齢制限については今後検討していきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) どこかで線引きもしなくてはならないとは思いますけれども、50歳越えて結婚したり、年齢差があられて結婚したり、所得が少ない人は助けてあげてもよろしいのではないのかと思いますので、実際にこの結婚の問題だけではなくて、助成制度や給付制度というのはたくさんあって、もう100以上あると思うんですけれども、そういう中で、実際には、利用したくても、そういう細かいところが引っかかって利用できないという人もたくさんあるんですね。ですが、必要としている人たちはたくさん、またそれ以上にいるかと思いますので、その人たちも、やっぱり末端の人たちに寄り添ったルール決めも、県とか国はそうやるかもしれないけれども、この小さい町ならば、そういう独自でいろいろ調整もできる範囲のところはしてもよろしいのかなという、そんなに予算が例えば大きく変わったりはするわけではなかろうかと思いますので。 今、この制度は、たまたまなんですけれども、令和4年4月1日から令和5年3月31日までの事業ということですので、今から内容を変更することは当然できないでしょうから、来年度以降、またこのような同じような事業がある場合には、多くの人たちに利用していただけるように間口を広げてあげていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま、藤井隆治議員の結婚生活の支援ということで、非常に、この前の新聞等にも公表ですか、総務省から出て、結婚された方が昨年50万組といって、もう戦後最低というようなことで、今日の新聞等でも、30歳から40歳の結婚していない4人に1人があまり結婚にはもう興味ないというような、今日の新聞でも出ていましたように、今後、こども家庭庁、これから、来年ですね、昨日で認可されて来年の4月からこども家庭庁が今度開設しますから、そういった中にも結婚支援ということも入っていますから、今、藤井議員が言われているように、この年齢の線引きというのも、非常に、今、独身の方も年齢層も高く、本町においても独身の方もかなり数字的には多く占めております。 結婚するのも、今、支援室のほうで、大子とか八溝山のいろんなグループの中で、今、婚活というか、そういった、今、茨城新聞のほうの発表では、県のほうが、今、かなり結婚支援のほうに茨城県は力を入れて、オンラインの出会いというようなことでアプリを作って、結果的には今までの倍ぐらいの成婚ができたというようなことは、先日の茨城新聞でも発表していますから、今、本県では、まだそういう県自体のそういう支援というのはまた違った方向で、今、お金とかいろんなものがありますけれども、いろんなやっぱり出会いのきっかけも行政のほうでできる範囲で、これはプライベートな問題ですから、なかなか厳しいところはこれはあるのは当然ですから、行政のできる範囲で、そこまではやっぱり行政でもこのきっかけをつくるというか、そういったものは、今後の施策としては大事な、この少子化、そして人口減の中では、私は重要な課題だと強く思っておりますので、この結婚支援には、ちょっと私もいろいろな情報を取りながら進めていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) そういったニュースの情報も私も知り得るところでは、やはり30代以降の結婚しない方々の理由とすれば、経済的な面とか子育てに対する不安とか、そういったところがあって結婚しない、したくないというような感じで、20代までは結婚したいなと思っているんだけれども、30代過ぎるともうどうでもいいやというふうな考えになってしまうようで、そこで、隣町の話ではありますが、常陸太田市なんかは、子育てとかにすごい力を入れていて、今住みたい町ランキングで相当上のほうにきているというところで、あの辺は幼稚園とか給食費とか全て無料であったりとか、そういうことがありますので、私らの町もそういったところで、何とか矢祭町に住みたいと思ってもらえる町にするために、隣町のいいところの知恵はどんどん借りて、たった隣の町なのに全然状況が違いますので、一緒に登っていけるような環境にしたいと考えますので、今後よろしくお願いしたいと思います。 時間は早いですが、以上で私の質問は終了させていただきます。 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は10時45分といたします。 △休憩 午前10時35分 △再開 午前10時45分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。--------------------------------------- △大森泰幸君 ○議長(藤田玄夫君) 3番、大森泰幸君、登壇願います。 持ち時間は80分ですので、12時5分までです。     〔3番 大森泰幸君登壇〕 ◆3番(大森泰幸君) 3番、大森です。 それでは、通告を一部変更して、一番最後の5ページから始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。 町民の財産と生命を守る土木、防災行政についてです。 事業調整会議というのが毎年行われていると思いますが、今年はいつの時点でどのようなことを行ったのか、お願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 県南建設事務所との事業調整会議ですが、今年は6月29日に開催するということで日程調整をしたところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 町のほうからの重点事業はどうなっているかお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 国道349号下関工区と小田川2工区の早期完成、それから国道118号並木工区、中でも山野井カーブの早期着工、そして久慈川の堤防整備が主なところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) ありがとうございます。 今までの重点事業に加速化するという要望だと思いますが、引き続き県のほうに、土木事務所も含めてですけれども、よろしくお願いしたいと思います。 それに対しての、交渉の中での県南建設事務所として、県を代表しての意向だと思いますが、それはどうなっているかお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 町からの要望に対しましての意向ということでございますが、これは6月29日の事業調整会議の中で伺うこととなっております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今までの中での感触はあるかどうか、それをお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 特に、国道349号については、早期完成に向けて尽力をいただいているという印象を受けておりますし、山野井カーブについても、現在、用地交渉を進めているということで、予算を現在は用地取得に向けて傾注していただいているというふうに聞いております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それぞれについて事前の経過ということで、私もこれに関わって質問してきたところがあって、山野井カーブについては、用地の折衝はどうなっているかということは非常に心配でございまして、用地の接収をする課長などとも話をしたことがありますが、できるだけこれは事前の段階でも要望を強くしていただきたいということで、次の質問に移ります。 それでは、ニュータウンの調整池というのがありますけれども、沈殿池としても活用されているところだと思います。 対岸のSMCの第1工場のところは、5年に1度ほど年次計画というか、何年度にやるという計画で進めているところですが、この間、ここがかなりの間、もう土砂がたまり続けていると。また、土木事業の関係からいうと、余裕があるという見解が事業課のほうの担当からは聞いておりますが、住民のほうからは、集合の浄化槽ということではなくて、個人のものが流れていく、そして小田川に入り久慈川という関係もあって、その辺で沈殿槽の役割ということ、久慈川の整備という、そういうことも関連させながら年次計画を立てる必要があるのではないかという声もありますので、その辺、これは町の事業になるのか県の事業になるのかと、今後の見通しをお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) ニュータウン調整池につきましては、これは調整池としての機能は失われてはいないというふうに考えておりますが、雑草が生い茂っている状況であることは承知しておりますので、今後、土砂の撤去については検討していきたいと考えております。 なお、実施主体は町でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 限られた財源の中で、大変な金額もかかるかもしれませんので、その辺、年次計画の中に入れ込むということも、今後検討の中に強く要望いたしまして、要望としておきたいと思います。 続いて、防災関係でございます。 矢祭町の場合は、どの町も同じようになっているということではないと思いますが、水害に関わった町として、防災倉庫の設置、そして防災の機能の設定ということで進められてきておりますが、実際上、あの防災倉庫の中にどんなものが入っていて、いざそういう緊急事態になったときにどう活用するかということで、住民の中では、今度6月26日ですか、クリーン作戦等があるときに公開したりしながら、消防団の方等の関係も含めて、そこで自主的に活用できる、心の準備も、住民がすること、自分たちでやれる部分と学習しながら、そういうことを十分に事前に知ることの関係で、ここに上げたように、質問として、各区ごとの防災倉庫活用説明会は必要ではないのかということなんですけれども、今は、区長と消防団の班長ですか、そこに鍵を持っているという、いざその人たちがいないときとかはどうなんだというのもありますので、梅雨どきに入るこの時期、ちょうどクリーン作戦がありますので、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 この令和3年度の矢祭町避難所用防災倉庫設置事業につきましては、設置前の令和4年1月26日に事業内容の説明会を開催いたしまして、行政区長及び地区の消防団に出席をいただきまして、事業内容についてご理解をいただいたところでございます。 また、その後に、防災倉庫に関する説明会を令和4年5月28日に各防災倉庫設置場所におきまして、行政区長及び消防団第1班長に出席いただきまして、防災用具の用品の確認及び事業説明を行っているところでございます。 令和4年度事業につきましては、今後実施してまいりますが、昨年同様に設置前に説明会及び設置後の現地説明会を実施する予定となっております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 話を聞いた時点から大分前進していると思いますので、いざ、本当の水害あるいは地震、かなりいろんな形で起こっておりますので、いざというときの前に計画が実施されることを強く望むところでございます。 それから次に、各集会所の防災拠点としての位置づけということもあって、前段の今の質問とは関連するところも大きいのでございますが、今後、年次計画で、過疎地域の矢祭町における年次計画として、この防災倉庫として集会所と連動しているようなところがかなり多いと思いますので、ここは絶対に必要だというところもあると思いますので、そして町が過疎化していく中では、集会所を減らしていくという方向ではないように思っておりますので、たとえ保健施設の補助としての健診などが保健センターに集中したり、選挙の投票所が集中したりしようとしても、今後、過疎化の関係で町の重要な位置づけが必要かと思いますが、これは町長にちょっとお伺いしたいと思いますが、今後、どのようにしていこうとしているか、検討が必要ではないかと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、大森議員の各集会所の防災拠点の位置づけというようなことで、考えております。 確かに、この防災の観点からいくと、やっぱり避難場所というか各集会所、令和元年の台風19号のときの避難場所というと、私も各町民の避難しているところを回ったんですが、開発センター、そして小学校の体育館、そしてあと関岡の公民館というような、そういう形で、順次、災害というのはどこでどういうものが起こるかということもありますから、各自の集会所の防災拠点というのは、今後の位置づけとしては大変重要なものにはなってくるんじゃないかと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今後、過疎地域、特に今回の予算の中では、辺地に対する追分辺地ということでの援助の仕方、駐車場ではありますが、そういう形での辺地を重点的にやるということも含めて出てきておりますので、ぜひ町づくりの観点でしていただきたいなと。一般質問の中では、ここでとどめたいと思います。 さて、河川土砂撤去、これについては今着々と進行して、大がかりな形で久慈川がやられておりますが、町のほうでもいろいろ、田川の鉄橋についても自主的にやられている。それから、県の土木課を含めて、総合的に久慈川に対して現地調査も含めてこの間やられてきている。非常に心強いところでございます。 引き続き、土砂撤去について、危険地域、住民の防災、支援策ということで、今この時点で考えられていることがありましたらお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 久慈川などの一級河川の土砂撤去につきましては、県に要望しているところでありまして、現在、関岡の天神沢橋下流と山下の高野橋下流で契約が済んでいるようでございます。 その他、土砂撤去が必要と思われる箇所については、事業調整会議の中で要望してまいりたいと考えております。 また、町が管理している河川では、田川については、今年度、宝坂字清水内地内の土砂を撤去することとしております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 計画的に、水害があってから、かなりやられていると思いますが、住民の中では、自分の地域含めて早くやってほしいということで、十分な検討をしている中でのそういう要望が出ておりますので、引き続き、住民の声を聞きながら、これを加速させていただきたい、県にも要望していただきたいと思っているところでございます。 そういう点では、具体的に、弱者、高齢者について、水害の、防災の日の設定に当たった、一番この時点で、私もその以後、聞いてみますと、やっぱり消防団の人に声をかけられて、そして自分のところにいようと思ったけれども、移ったというようなこともありますので、そういう住民避難に当たっては、女川とか原発に関わっているところでは、再避難の仕方の指導も含めて実施しているようでございます。そういう点では、全国的な検討がある中で、避難の仕方について、自主的に判断してというのに加えて、今、町が考えていることがありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま、大森議員の弱者、高齢者、住民避難の緊急な対応というようなことで、非常に、今、梅雨の時期を迎えて、これから秋にかけて大雨、台風、大変な毎年のように被害が出ております。 また、線状降水帯といって、今月から気象庁が事前に発表するということも、これも事前に行政側のほうでしっかり捉えながら、警戒レベル4になったら、すぐ避難指示というようなことで、これが昨年の5月20日から国が指令を出して、警戒というんですか、そういうレベルじゃなくて、もう避難指示というようなことですから、それは行政側が、今度は気象庁、県との連携をしながら、どういった形で避難指示を出すかというようなことをこれから考えながら、この弱者、高齢者の避難というようなことも、非常に大事な観点だと私は思っております。 令和元年の台風19号を見ても、やっぱり高齢者の方というのは、なかなか避難もちょっと、災害の判断がなかなか厳しいものと捉えますから、そこはやっぱり行政がしっかり弱者、高齢者の指示ルート、そういったものをやっぱり今後、一人一人の高齢者、弱者の位置と場所とそういったものをやっぱり地域の方々と連携しながら、弱者対策というものは今後のこの防災の観点の中では非常に重要な位置づけにはなってくると思いますから、そういった形で、今後、区長さんのやっぱり立場というか、今度はそういったものの防災訓練、今コロナ禍でなかなか各区の各分団の防災訓練も中止になってしまって、今年は県南地区の防災訓練が9月頃予定しております。これも2年ぐらいコロナで延期になって、今回は矢祭が会場になっていますので、そういった形で、火災、防災、水害、そういったものの住民に意識というか、この防災意識をやっぱりしっかり持っていただかなければならないという、やっぱり自分の命は自分で守るというのは基本にしていただきながら、行政が公助、自助、最後に自助、公助、共助、近所というか、近所のやっぱり助け合いもないとできないことですから、4つの柱を観点にしながら、マイ避難のページ、これは県のほうから配られたものと、あと矢祭からの防災のそういった資料も出ておりますので、そういった広報もしながら、やっぱり消防団の助けというか、そういったものもしっかりやっていきたいと思っております。 昨年の7月3日の熱海のああいう土砂災害の中で、市は警戒レベル4を指令しなかったという、前日にレベル3の高齢者の避難の指示はしたんですが、翌日の7月3日の警戒レベル4の避難指示は出さなかったというようなことが今非常に問われて、あれだけの犠牲者も出た。これはいろんな事故の含みがありますから、これ、行政側とああいった土盛りをした業者、それを許可した県とか、いろんな問題がこれから争点というか、そういったものも課題になってくると思いますので、我々としては、今後どういう形で避難指示のレベル4を出すかというものをしっかりやっぱり捉えながら、早めに、災害というのはやっぱり起きてからでは遅いですから、早め早めのやっぱり対応というか、そういったものは考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 時間がかなり迫っておりますが、一つ一つちょっと短く質問したいと思います。 最後、土木関係ですが、先ほど1番議員のほうからも質問がありましたSMCの第2工場と349が交差するところについては、何度もやっていて、何としてもこれは動かしてほしいんだと、SMCの事業関係者と一緒に立ち会ってほしいということで、町長及び棚倉警察署の担当課長、名前は言いませんが、そういうところで要望したところです。 前のSMC第1工場との349のときには、元町長が決断ということで動いたので、町長に期待するところが大きいから、今回も必ず質問してほしいということで、この要望、陳情に関わった元の区長及び後援者の会の区の会長のほうから、新聞の記事、夕刊矢祭に記事を載せ、町長への要望書も提出して、県にも直接持っていってほしいんだというようなものがありましたので、分かりました、町長に話をし、そして県にもその担当課に直接、土木事業の関係で進めている委員会にも超党派で取り組んでほしいと。SMCは優良企業の最高ではないかと、ここを優遇してやるということを含めて、町の財産としてのSMC、そして交通事情がどんどん増えている中で、これを何とかできないなんてあり得ないだろう。 先ほど関係していることがありましたので、私もこの間、交通課長に言いましたが、「私としてはどうにもならないんです。要望は分かりました」という回答でしたが、みんな納得しておりません。「交通事故が起こって、死亡事故でもあれば別ですよね」と、これは言っちゃいけないという言い方をしながらも、そういうことが口の端に出てしまうほど、そういう状況ではありますが、今、この間にも、あそこで、信号がついていないことだけではありませんが、転落して、夜中に何時間もニュータウンが停電になったことがあって、本当に見づらい。課長の判断だけで、このままできないよということを課長に私も言いましたが、そういう問題として、もちろん私はいいけれども、いざというときにはというふうに言われているので、今日、改めて質問とさせていただきます。 通れないという問題も、あそこを通ると、いろいろ支障が道路の中で来すので、町民との対立関係を持ち込むような話し方をしているわけではないけれども、SMCの工場長も「できるだけ通らないようにしてほしい」、交通課の課長も「こちらを通らないのだから、信号のないところは通らないようにしてよね」と、「SMCも通らないようにお願いしているんですよね」と、こういう関係なんですよね。ですから、信号のつけ方、住民との間に、私も住民の意識を町民との意識と比べて対立関係に持ち込まないためにも、そういうことを含めて、また、絶対事故が起こる前にこういう問題を解決するために要望としたいと思います。 最後に町長の見解を伺います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、349号の適切な信号の設置ということで、今、1番議員の藤井議員の質問と全く重なっております。 やっぱり交差点の事故は、4割以上は交差点で事故が起きるという前提をおいて、あの地区をまた信号の設置等に努力をしてまいりたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) ありがとうございます。 それでは、前に戻りまして、端的な質問ということでさせていただきます。 コロナが非常に大変な状態になって、収束の方向に、矢祭町の場合は、とりわけ皆さん、高齢者も含めて、昨年は本当に頑張ってこられて、それで1月以降、3月あたりからですか、4月は特になっていたんですけれども、その状況と今後の対応について伺って、適切な矢祭町におけるコロナ対応を町として見解を出していただいたところに協力していくと。住民も、非常に心ある住民がそういうことを待っていますので、その点での一括した質問とさせていただきます。 昨年と4月の急激な状況の2つありましたが、まず最初にお伺いいたします。昨年は何人ぐらいか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 まず、感染者数についてでございます。 令和3年中は5名でございました。それから、令和4年3月末までは19名ですので、3年から合わせますと24名ということになるかと思います。 それから、今の感染状況ということで、こちらよろしいですか。     〔「はい」と言う人あり〕 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 今の感染状況でございますが、令和4年4月につきましては80名の方が感染者ということになってございます。 年代につきましては、10歳未満が34名、10代が16名、20代が2名、30代が13名、40代が8名、50代が2名、60代が1名、70代が4名、計80名ということになってございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そこで質問ですが、子供のほうが多いんだと、ここの対策をしながら、高齢者は注意しているので、高齢者のワクチンの問題かと思いますが、まず高齢者のほうに関わって、今、4回目の接種、3回済み接種者への対応、この辺について、ワクチン接種についてまずお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。
    ◆3番(大森泰幸君) ワクチン接種者の数というよりも、ワクチンの4回目の接種だけでよろしいです。お願いします。いつから予定ということで広報に書かれていたと思いますが。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えしたいと思います。 4回目の接種につきましては、7月から予定しておりまして、9月までの予定で今進めているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、子供が多かったということで、子供の感染状況で、子供の心理的な状況とか何かの影響も含めて、今後どのようにしていくかということで、これは教育委員会のほうで何かありましたら。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) こども園、小学校の子供に対する対策ということのお尋ねでございますが、まず感染対策については、3密対策、検温、それから消毒等、これまで行ってきたことを徹底しております。 また、心理的な面ということのお尋ねでございますが、子供たちの心理的なところについては、困り事調査等を毎月実施しております。また、それに対しまして、町で今年度、スクールソーシャルワーカーを1名雇用しておりまして、そのスクールソーシャルワーカーと県が小中学校に配置しておりますスクールカウンセラー、これらの活用を図って子供たちの相談に当たっているというところでございます。 今後ともこれは続けていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 引き続き、子供のほうで、これだけの期間、長くコロナに関わらせるというのは、非常に大変な状況だと思いますので、その辺、引き続き検討をしていただきたいと思います。 次に移ります。 財源活用ですけれども、今回、国のほうで、今日ですか、国会が終わったわけでございますけれども、特別交付金ということで、ウクライナの問題があり、燃油の高騰があり、物価がどんどん上がると、いろいろしている中で、総額の特別交付金というのはどうなっているかお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 コロナ関連の交付金等につきましては、今回の補正予算のほうにも計上させていただいておるところでございますが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や住民税非課税世帯等臨時特別給付金補助金、子育て世帯生活支援特別給付金補助金、ワクチン接種関連等の負担金や補助金等について現時点で内示が来ておりまして、その総額につきましては1億3,650万2,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) その使い方でございますけれども、地方創生臨時交付金というのは、使い勝手が今の中でかなり限られているのが外されているようにも思いますが、既に決まっている、県として指定されている、あるいは国としての指定が決まっているものと町独自にやれるものがあったら、その辺、ちょっと詳しく説明願います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 まず、交付金及び補助金として来ております中で、住民税非課税世帯等の臨時特別給付金補助金や子育て世帯生活支援特別給付金、新型コロナウイルスワクチン接種事業負担金、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金というのは、これはそれぞれ使い道が決定しておるものでございます。ひもづけされている補助金でございますけれども、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、町のほうである程度、使途、使い方が自由に裁量で検討できるというものでございます。 そうした中で、今回、町として独自の経済支援策として、町民や事業者を対象としました暮らし応援プレミアム商品券事業や、農家や事業所を対象といたしました米価対策事業、燃油価格高騰対策事業、地産地消宿泊プラン事業、新型コロナウイルス感染症事業所改良事業等を含む19の事業で総額1億4,231万3,000円の計画を立てておりまして、こちらを国のほうに計画を立てまして報告しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 1億4,000万ということで、かなりの額が町の裁量でやられるというのに対して、19の事業が実施予定されているということでございますけれども、これは短い時間での予算審議とか補正予算との関わりだとかを質問の中でなかなかできにくいので、ちょっとここのところで、プレミアム商品券の内容ですけれども、ここはどういう要望があって、または町の今の独自の住民の状況、町の今後との関わりで判断したとか、そういうこれを実施する、そういうところまで来る間にどういう検討がなされてここに至るのか、金額総額はプレミアム商品券だけだとどのぐらいになるのか、ちょっと詳しくというか、前段で、これは後で説明しますよという場合はそれで結構です。もし話せる段階にあったらお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) プレミアム付商品券の発行につきましては、コロナ禍による消費の低迷、それから物価の上昇に伴いまして、各家庭での負担が増えているということを勘案しまして、家庭の支援と地域経済の振興ということを考えまして、昨年度に引き続き1冊1万円分の商品券を5,000円で購入できるというものを予定しております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そうすると、全体の総務課関係になるかと思うんですが、ほかの事業との関わりも含めて、いろんな形で、非課税世帯もあるし、いろいろあるということの中でのバランスも考えているのかなと思うんで、そこをちょっと念押しで質問したいと思いますが、住民の中で買える人は買えるよと、しかしという、そういう要望もちょっと議会でという話もありましたが、その辺のバランスとして、住民全てに、買える人は買えるよということだけじゃなくて、住民全体を見通して、プレミアム商品券もその中の1つだという位置づけであるのかどうか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問でございますが、まずプレミアム商品券事業の総事業費でございますが、こちらが1億764万円となってございます。 それから、経済的に困窮している方たちに対してプレミアム商品券を販売しても、購入ができないのではないかというご心配もあるかと思いますが、今回補正予算に計上しておる中に、住民税非課税世帯等の臨時特別給付金、あと子育て世帯に関する給付金事業がございます。こういったものの給付金を使って商品券を購入していただくということになれば、さらに生活弱者といわれる方たちにとってもメリットが大きいのではないかということで、この事業を行わせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 恐らくそうではないかなというふうに思いながら質問したところですけれども、そういう全体的なことを考えての重点の事業ということだと思います。 そこで、商店関係で、次に増額分の交付金の中でのその他のところで、どのように活用するのかというところで、前、事業課長のほうに質問を前回したんですが、燃油の関係ですね、これを幅広く活用してほしいということで、それで、その辺の利用について、これだけでは、出せばほかの方の関係でも必要じゃないかという声が出てきたりするんですけれども、その辺の根拠と今回の事業の内容をちょっとお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 燃油価格につきましては、国際情勢等により大きく変動するため、価格の見通しを立てることが困難なものではありますが、現在の燃油価格の高騰は、世界的な脱炭素化の流れにより化石燃料への投資が低迷してきたこと、新型コロナウイルスの影響で停滞していた主要国の経済活動が回復し、原油需要が急増したこと、ウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁によりロシア産原油の供給不安が高まったことが主な原因と考えられており、今後もしばらくは価格が高い状態が続くと思われます。 そういった中で、施設園芸は、運営費に占める燃料費の割合が高く、燃油価格高騰の影響を受けやすい業種と言われており、町としても今後の事業継続を目的とした施設園芸への支援は必要と認識をしております。 そこで、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しまして、燃油を使用している施設園芸事業者に対し、ハウス燃料費の一部を助成する事業を今回の補正予算に計上したところでございます。その内容につきましては、1棟当たり1万5,000円の助成というふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 園芸以外と、園芸の中に入ったところなんですけれども、イチゴ農家だとか、そういう野菜、果物の関係でハウスを使っている場合の対応、これも同じでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) イチゴであったり、シイタケであったり、花卉栽培であったり、燃料を使って暖房をしているようなハウスを該当させたいと考えています。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) その辺は、議員の中にも、そういう関わりでいろんな要望を聞いていたり、実際やられている方はあると思うんで、具体化に当たっては、幅広く、問題ないように、公平感の持てるような形で実施していただきたいと思います。 それから、米価の問題というのは、どこのどういうお金を使って補償するのか。米価は本当に下がってきてしまって、どうしようもないということですけれども、そういう点で、増額分の利活用に入っているのかどうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 米価につきましては、昨年来、価格が下落傾向にあるということでございまして、昨年度に引き続き今年度も米価対策事業補助金という形で農家を支援してまいりたいと考えております。 今年度、令和4年度につきましては、福島県においても、作付の水稲種子を購入した県内の稲作農家に対して、種子購入経費の一部を助成する制度がございます。これは、平均的な種子購入費3分の1相当分、キログラム当たり150円を助成するという制度でございまして、この制度の上乗せという形で町からも助成をしていきたい。町としては1反歩当たり525円ということで助成を考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それぞれの分野からの要望を組み込みながらかと思いますが、引き続き、それぞれの諸組織、諸団体との関係で、今後も密にそういう要望がくみ上げられるように強く要望しておきたいと思います。 それから、そのほか商工会のほうからの毎年要望がありますけれども、そういう点で組み込み切れないようなものがあるかどうか。新しく商業者も大変な状況がまだ引き続いていると思いますが、重点的に商工会関係についてはどうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 先ほども申し上げましたが、プレミアム付商品券の販売のほかに、これは昨年度に引き続きの事業とはなりますが、地産地消宿泊プラン助成事業、地産地消メニュー開発・提供事業助成金、事業所改良事業助成金、オンライン環境整備事業助成金を実施する予定でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) この分野での最後になりますが、高齢者の年金が減って減ってしようがないという声がどこでも聞かれるような状況になっておりますが、これは物価もということで、これからも引き続き高くなるんじゃないかということですけれども、高齢者を念頭に置いたそういうことについては考えを持っておるかどうか、何か今後検討をしようとしているか、ちょっとお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 年金引下げに対する支援等については特にございませんけれども、高齢者福祉の観点より日常生活の支援についてお答えさせていただければと思います。 まず、在宅福祉サービスの支援といたしまして、在宅で介護を受けている高齢者や自立している独り暮らしの高齢者が快適な生活ができるように、各種事業を行い、支援をしております。 また、高齢者筋力づくり事業ということでございまして、健康づくり事業といたしまして、保健福祉センターのトレーニングルームを活用した教室の開催や自主的な健康づくりの場を提供している支援を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) この点では、矢祭はいろんな形での保健センターの活用というのがあって、非常にそこに行っている方は「自分の体が丈夫だったら、金は少しあれば何とかなるんだけれども、体を悪くしちゃってはね」という、こういう話がいきいきサロンだとか高齢者クラブの集まりの中で、区単位であると区もやれない老人会というか、高齢者クラブが出たりしておりますので、その点で出張の今やっているようなものを出張でやれることも含めて、ぜひ支援を要望して、次に移りたいと思います。 それでは、子育ての支援策についてでございます。 これについては、1番議員のほうからもいろいろ子育てに関わる町の支援策の要望がありましたが、これからも続いて各議員から要望があると思います。 私は、何度も質問しております教育費の関係で、給食費、教育費の関わりで、これ国全体が支援の方向を強めなくちゃならない。子供に焦点を当てた省庁の再編というよりも増設ですか、そういうこともある中で、町として最大限お金を使っていることは分かった上ですが、受益者負担という形で、少しは食べるものについて、食べる部分の食材費ぐらいは自分で出すと、それは当たり前じゃないか、そうじゃないと、どうもありがたみが湧かないんじゃないかというようなのが、何度か答弁の中で聞きましたし、私もそういう論もあるだろうなと、町の財政上そういう言い方もあるだろうなと思ったんですが、しかし、これは現状がだんだん変わってきております。 果たして、町民の若い人たちが、この部分だけで、賄い費というか、いろいろありますが、食材を自分で出したか出さないかで、そんなありがたみが湧くか湧かないかの問題よりも、もっと究極の苦しさが出てくるような状況に追い込まれてきている部分も少なくないなというふうに思っているところです。 ですから、他の町村で町独自の形で、ほかの重点は矢祭町のほうがいろんな福祉への子育ての中でやっていても、給食費はこっちがいいよねと比較材料になるような状況だと思っております。 そこで、町独自の考え方の中で、もうそろそろ給食費を全部無料にしちゃったら、みんなありがたみが分からないなというのを町の答えとして聞きたくないということも含めて、それは心の中である、そういう財政状況の中で、口から出そうになるけれど、それだったら職員の給料はどうなんだという切り返しが来るような、逆にそういう状況があります。 それから、給食費だけ無料にしたら、反対に、「お前、そんな代表として意見言うけれど、いや俺らだって困るから、給食費なんかやっぱり若い人は払うのは当たり前だよ、一部は」、こういう論もある中で、町は今どう考えているか、ちょっと町長にお伺いいたします。教育長でも、どちらでも。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 給食費の無料化についてのご質問でございますが、議員おっしゃるように、無料化が少しずつ全国の市町村で進んでいる状況もございます。近くでは、塙町で無料化になっております。 ただ、本町も長く、各家庭の負担を随分抑えて進めてまいりました。例えば、幼稚園児については自己負担は50円と、それから小学校については100円、中学校については150円というこの負担については、多くの市町村の中でかなり低い状況で続けてきているということもございます。 いろんな考え方がありますが、やはり一定程度給食費については負担をしていただいて当面進めていくということで考えております。 今後、様々な状況を踏まえて、研究、検討はしてまいりたいと思いますが、今のところはかなりの負担はしている状況ですので、無料化については、まだそこまでは進めていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) これは、国の段階でという要望も含めて、当初、この教育費無料化の中で、給食費の問題も国会の与野党含めて無料にしていくことも初め出たのが、一部負担という形で、折半をしながら負担をしていこうというような中で、ここまで進展しながら各自治体でやっているということもありますので、あくまでも私はここで強調しておきたいのは、そういうものを目指しながら、住民の中に、自分で金を払う、そして行政がもらわないとありがたみが湧かないなんて、そんな子育てで一生懸命やっているところには言わないように私自身はしたいと思います。また見解が、行政やっているとまたちょっと違ったところであるかと思いますが、それを強調して、ぜひ、せっかく最初にスタートを取って、いろんな形で給食費も含めて負担を少なくしてきている町政ですので、住民の総合的な父母負担の軽減を目指しているというのを強く打ち出せるような行政を引き続き強めていただきたい、それを要望して、次に移らせていただきます。 それでは、これは教育に関係して話を伺いたいと思います。 今、先ほどの質問の中でダブっているところがありますが、子供たちの不安ということで、何回かこの教育長不在という期間の中での質問がありましたが、万全の対策に向けて、教育長も子育て世代への温かいまなざしで動いて、すぐ要望があったら、教育委員、または教育行政の中の施設充実に向けてやられておるようですので、子供の精神的な疾患、心疾患なんていうことで、心臓の疾患の字を書いてしまいましたが、精神的な疾患とかそういうことに関わって、先生方も大変だし、子供たちも大変な中で、改めてそういうことが懸念されるような状況は全くないかどうか。これは、質問したことによって、かえって先生方や子供たちにその調査が入って、心配事がありませんかなんていうことをやっていただくために言うのではなくて、大局的に見て、新しく教育長になられた中で、思いをちょっと語っていただければと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) コロナの状況の中での子供たちの精神疾患、それから先生方の精神疾患、これも含めてのお尋ねでございますが、まず子供たちの中では、コロナの中で精神疾患ということで訴えてきているお子さんはございません。 ただ、皆様ご存じのように、全国的に不登校が増えてきておりまして、本町の小中学校におきましても、若干名不登校の児童・生徒がおります。これらの子供たちの中で、実際にコロナによって休校があったり、また、家族の感染等によって自宅待機になったりということで、長く自宅待機があったために生活が乱れてしまったという状況はございました。 これにつきましては、先ほどから申し上げていますスクールソーシャルワーカー、これは今年度、町で雇用しております。それから、スクールカウンセラー、それからあと、それぞれの担任、それから校長はじめ様々な先生方の家庭訪問等によりフォローを行いまして、現在落ち着いた生活をしております。 また、先生方については、コロナの関係で精神的な訴えを出している方も今のところはございません。 ただ、そういう先生方の軽減をしていくということもありますので、町としては、町講師を配置したり、それから教育支援員を配置したりして、先生方の負担軽減に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それで、学校関係にも会計年度任用職員、町講師という関係もありますが、正規の職員に、長くやっている教員の場合は、経験を積んだときに、そういう方法でやっていける道筋はないのかなと。同じにずっとやってきたら、5年過ぎて、今は何年でもやれるのかもしれないんですが、そういう子供に親しまれている中で、会計年度任用職員、町職員と比較して正規の職員がどうだというふうにならないように配慮をしていると思うんですけれども、その辺で、教員同士の配慮の問題、教育委員会としての配慮の問題と、それが正規の教員になっていけるような道筋はないのかどうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 今のお尋ねは、会計年度任用職員が正規の職員になるような道筋というお尋ねでよろしいんでしょうか。 ◆3番(大森泰幸君) はい、試験も含めてです、もちろん。 ◎教育長(菊池篤志君) それにつきましては……。よろしいでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 大丈夫ですか。 ◎教育長(菊池篤志君) はい。もちろん、正規の職員になるためには、県の採用試験を受けるようになっているということなんですけれども、会計年度任用職員の中に、正規のその県の採用を目指して研さんを積んでいる方もいらっしゃいますので、その先生方に対する支援は今後も教育委員会として進めていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そういう意味で、矢祭町の中では、そうやったら県の職員の試験に受かった人が出ているよと、そういうことを含めて、未来ある教育長の話の中で展望が出てきたような気がするので、よろしくお願いいたします。 次に、ここはちょっと重点的にやって終わりたいと思うんですが、追分小学校の利活用についてです。 今回の辺地の指定に対する一般会計に関わるところともで、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律ということで、こういうものがあって、いろいろやられているという状況もありますので、ここで改めて質問をさせていただきます。 追分小学校、ここでいろいろ調べて、日東先生という方が、追分開拓400年史ということを出されている。それで、昭和44年2月5日、自分がここから移る前にまとめたんだと思いますが、今は亡くなられた方なんですが、いろいろ調べて、追分に関わっている元先生だったりする人が、この人どこにいるんだろうということで、いろいろ調べていって、出身が浅川だけれども、いろいろ話をされた方が本当に精魂を傾けて、400年の歴史ということで、聞き伝いにいろいろまとめたものです。 これは、矢祭町の中で、最近、中央図書館の中で町の研究会などをやっている人にちょっとお渡ししたら、こういうのを研究してみたいな、これはいいものですねと、いろいろちょっと意見交換したり、あるいは、ちょっと水戸の佐竹の関係だとか、そういうやっている、名前は、私の同窓なんですけれども、名前出さずにやっているうちが、会の理事なんかやっている方も、一回行って調べたいなと言っているような貴重な内容でもあります。そういう点で、この地域がどんな地域なのか、議員さんのおじさんなんかもこの学校に関わっていったんじゃないかというのも名前出ています。 そういう点も含めて、今後、ただ終わりにするんじゃなくて、話して、あそこの分校に通っていた方の家族にこれを渡して、大いに、いや、すごい、うれしいというような家族もありました。そんなこともありますので、ほかの追分地域の開発の質問なども今後いろいろありますが、そういう中の一部として、金をかけずにぜひ位置づけてほしいという願いを持っております。 そんな点で、私は、今動かないとしても、せっかくこういう形でここまでたどり着くような掘り起こしをした地域おこし協力隊のその流れで、今はまた別な形で重点を置いているようですけれども、こういうものを何か足跡として残していけないかなというふうに思っての提案です。 追分小学校の開校は、この中でいくと、新しく建設というか、何か自分たちでやったのを場所を移して、あの場所にあったのが、書いてあるのが10月1日というふうに書いてあったと思いますが、そんなこんなでそういうことを含めながら、あそこを除草して、誰がやってもやらなくても協力はしてもらえるんじゃないかと。 それから、ああいうところで、棚倉のほうのちょっとそんな何も電源がないところでも、コンサートじゃないけれども、2人のご夫婦が、コンサートというか、自分らの歌を、あの場所に合ったような歌を歌わせてもらいたいななんていう人もいるし、こういう話をしたいと思っている人もいますので、そういうことを含めて、もし立ち上げて、そしてやった場合に、協賛とか協力とかは別として、そういうことをやるのは拒まないように、拒まないというか、進んで町も見ていただいて、やるやらないは別にして、そういう動きがあったらぜひそういうことがやれるように、私は何でもやりたくなったらもう止まらないものですから、そういう話を聞いていて、皆さんにご迷惑がかからないような形でやりたいと思いますが、どうでしょうか。どうでしょうかというのは、そういうことは今の動きの中ではふさわしくないかどうかお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 旧追分分校の利活用についてでございますが、昨年度は、地域おこし協力隊の方が施設を活用した活動を模索しているということで、自主的に草刈り作業等を行っていただいておりました。しかし、その方が本年4月末で退任をされたため、現在、旧追分分校の利活用については特に計画等はないというような状況でございます。 こうしたことから、現時点におきましては、建物等の改修等につきましては、町としての考えは、計画は持っておりませんけれども、追分地区として旧追分分校の校庭や周辺の除草作業等環境整備を行っていただけるということであれば、各地区で行っていただいている環境整備、草刈り、除草作業、道路等とか公共施設等の整備作業を行っているときに、町として助成を行っております矢祭町地域活動支援金等の助成の対象とはなると思いますので、そういった際には、区として行っていただけるということであれば、追分区のほうに助成金のほうを交付することは可能かと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 言い出しましたが、当然、その地域に関わる議員さんもいますし、今までの動きもありますので、そういうことで、可能かどうかなども、お互いに意見交換をしながら、そんなことが可能であるという話も出ましたので、皆さんと追分のこの地域に、今回の駐車場問題だけにとどまらず、いろんな形で要望等実現のために協力していきたいと思っております。 それでは、次に、最後になります。公園整備に関わってです。 これは、いろんな場所での公園で、公園の遊び場所がどこが適切かという問題もあるんですけれども、ニュータウンのところにぜひということで、区長さんからの要望で、昨年度、町長のほうにも要望があって、現地調査をしたりしながら、何とかしなくちゃならないという、これはしたほうがいいねということで、一部、公園内にある消防の貯水槽だとか、そういうものの活用のための入り口の変更だとか、その後の施設があった地域の公園の近くの場所の法面の修理、そういう事業が進んでおりますが、どこでも同じだと思いますが、要望があったのでここで上げました。 ニュータウン中山区や内川の地域などで、人数は大きな差があるかとは思いますが、聞くと子育ての方は遊び場が欲しい。遊び場が欲しいといっても、いろんな事業課の担当者に聞くと、必ずしも要望したものと関わるよりも、こっちのほうがいいなという要望が出て、金のかかる要望じゃなくても、この辺はできるよという話があって、ここでも金をかけずに、ここでいろんな形で返したり受け取ったりするキャッチボールの中で出てくるのは、とにかく平らにしたらどうかなと。それで、草が生えないようにしたりしながら、そうしたら自転車などに乗る場所もできるんじゃないのとか、いろいろ話が出ているところなんですね。遊具をつけたからって、今こっちは、北のほうの公園は遊具があるから、それを使えばいいんで、どこもここも遊具をつけたからって始まらないだろうという論議になってみたり、いろんな形で発展しております。 そういう中で、若い子育て世代の人と直接、担当課や町長が話をしながら、金をかけずに、そして、かけずにというか、適切な財政支出というか、自分たちが砂利敷いてもいいというようなことも含めてなんですけれど、そういうことも含めて、今後、検討の課題として、サイクリングの問題や遊び場の問題として、内川の問題は具体的に内川のほうの問題になりますが、そういう検討の第1番目として、要望も出ていて検討してみたいと、町長の雑談というか、そういう話もありましたので、事業課でも町長でも、ちょっとその辺についてお伺いしたい。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま、大森議員の公園整備ということで、先日、大森議員からの質問の内容が上がったとき、再度また公園を見てきました。 3つの公園があって、北と東と南、あの状況はやっぱり整備をしなければならない。前に陳情も来ていただいたときには、私も現場を見て、整備するような話はしっかりしたと思っておりますので、現に、北公園も遊具もありますから、そこには、今度、防火水槽があって、私が陳情で行ったときには、その防火水槽の消防車が入れない状態でありましたから、あれはフェンスを改修して、消防車があの公園の中に入れるというか、ああいう状態をすぐやりまして、今度、あれだけの広さとあれがあれば、草を年に2回ほどは刈っているとは言うんですが、なかなか年2回だけでは、ちょっと子供の遊び場所、憩いの場所には不適切だなという感じはしますので、今後、整備をして、一応北と東は整備したいと思っております。南は草を刈って、ちょっと公園も狭いですから、草を刈りながら、そういう整備を進めていきたいと思っております。 今、ニュータウンの世帯数も137世帯で、今、子供の数が90名というと、各地域では一番ニュータウンが子供の数が多い地区になっておりますので、今後というか、これからのそういう子育て世帯の環境づくり、子供たちの環境づくりをしっかりやっぱりしなければならないという思いがあります。 東公園ですか、マムシが出るという看板もありましたが、そういう環境づくりをしていないと、そういう草だらけだと、そういう蛇類やいろんなのが来ますから、やっぱりこれも整備をしないためのあれですから、ここはしっかり予算を組んで公園の整備はしたいと思っております。 あとまた、子供たちのサイクリング、これは子ども議会でも、そういう自転車に乗れる練習する場所が欲しいというようなことで、今サイクリングロードが整備されていますから、そういったものを活用しながら、あとはこども園とかそういった場所を設定しながら、やっていきたいと思います。 特に、久慈川河川敷ですね、東橋周辺の河川敷の整備も進めていきたいと思っております。 先日、担当課と、桑折町のピーチリバーク157という、4月9日に阿武隈の河川敷がオープンされました。この157というのは、阿武隈の源流からこの桑折町のリバークの距離をいう数字だというようなことで、非常に今回、5月の連休は、泊まるキャンプ場はできないんですが、バーベキューと日帰りのキャンプ場というようなことで、大体2.7ヘクタールの場所ですね。河川敷だと大体6ヘクタールぐらいがありますから、非常に景観と、桑折ですから、果物の産地というか、そういったものもあるから、私もそういう久慈川の河川敷の整備というのは非常に前々からやっぱり関心がありましたから、今、県南建設事務所のほうでもそういう前向きな回答も得ていますので、順次あの辺の整備をしながら、子供たちの自然との融合というか、そういったものも考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) いろいろ前向きな回答ということですけれども、事業課のほうもそれで計画の中に入れるということで、県南建設事務所との交渉の中でも今の関わりでぜひやっていただきたいのですが、どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 県南建設事務所や実際に河川を管理しています棚倉土木事務所さんといろいろ協議を重ねながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、これで質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は13時零分といたします。 △休憩 午前11時58分 △再開 午後1時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。--------------------------------------- △片野一也君 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、2時までです。     〔2番 片野一也君登壇〕 ◆2番(片野一也君) 2番、片野一也でございます。 通告に従いまして質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、一般行政というところで、物価高騰対策の取組について質問をいたします。 今の世界情勢というのは、ロシアのウクライナ侵攻によって国際秩序崩壊の危機にありまして、この先、全く先が見通せないほど混迷を極めておりまして、この深刻な事態が当面は続くだろうと言われているところでございます。 我が国におきましても、原油や原材料価格の高騰、欧米のインフレ、円安による輸入価格の上昇など、景気回復が見込まれない中でのいわゆる悪い物価上昇の影響、それから依然として続いておりますコロナウイルスによる経済活動の制限、全面制限ではありませんけれども、まだ続いておりまして、これらの影響、国民生活に疲弊をもたらしているということについては疑いようもない事実でございます。 当然ながら、この末端の自治体、矢祭町におきましても、この波は押し寄せているところでございます。町民生活の困窮が極めている中での早急なる支援策というものが必要であるという観点において、この質問をさせていただいたところでございますが、この質問の通告後に今般提出の令和4年度一般会計補正予算を拝見いたしまして、商工費、それから農業費を中心としまして、さらに全体で、先ほどの説明でもありましたけれども、19の事業、それから総額で1億4,000万円もの財源が使われるということでございまして、これらによってこの取組は行われるということについては分かっております。 そこで、これらの事業について、ちょっと個別に掘り下げて質問させていただきたいというふうに思っています。 まず、先ほどの3番議員の質問とかぶることについてはお許し願いたいと思いますが、プレミアム商品券について実施されるということについて、中身については理解をいたしました。 ただ、この商品券でいくんだということについて、これが最善の策だというふうに考えたそこに至るまでの経緯を、ちょっと先ほどの質問とかぶるかもしれませんけれども、教えていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) プレミアム商品券事業につきましては、穀物などの原材料価格の高騰を受けまして、食品をはじめとする日用品が値上がりしている現状にあるため、家庭への支援と地域経済の活性化を図るため実施するということにしました。 これについては、1万円分の商品券を5,000円で購入できるということで、町が投資した額の2倍の経済波及効果があるということで、販売ということで実施させていただきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) このなかなか町民生活が困窮を極める中で、これが最善の策であろうと、平等に行き渡るんだろうというような判断の下だと思います。 それで、町民の生活困窮の度合いというのは様々あると思います。 まず、一番の問題は、賃金が上がらないのに物価が上昇しているというこの現象なんですけれども、特に矢祭の場合ですと、基幹産業である農業なんですね。生産者にとりましては、出荷価格が据置きなのに、原材料費や、それから物流、流通経費などが値上がっているというようなことによって、大幅な減収を余儀なくされているというのは、これも紛れもない事実でございます。 補正予算の農業費の中に燃油価格の支援事業が計上されているということについては、これは私も前々から申し上げてきておりましたことですので、非常に評価はしております。これは原油の高止まりというのが当面は続くんだろうという判断をして実施に踏み切ったということだろうと思うのですが、正直言えば、もう少し早い段階での、原油が高くなって、生産者を苦しめているという何か月間かの状況を捉えた上での補填という形にかじを切ってもよかったのかなと私は思っているところでございます。 そういったところで、残念ではあるんですが、今般実施されるということについては評価をし、3番議員の質問に答えていた1棟1万5,000円というふうに先ほど聞いたように思いますが、この確認ですが、この1棟という規模の捉え方、これが画一的なその捉え方でやるのか。それから、この1棟1万5,000円を助成するということについてのその財源について、この2点についてお聞きいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 1棟につきましては、面積等ではなくて、建ててある状態を見て1棟として捉えて、画一的に1棟当たり1万5,000円ということで、燃油価格高騰に対する支援をさせていただきたいと思います。 この財源につきましては、国からのコロナウイルス対策の臨時交付金を充てさせていただきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 了解しました。 ただ、私もちょっと、農家ではあっても、施設園芸のほうはちょっと詳しくありませんけれども、1棟という捉え方で不公平が生じないのかどうなのか。大体の規模というのは、そう大きく違わないという前提に立っているんだろうというふうには思いますけれども、だったら面積でいいのか、それを確認することによってスピード感がなくなるというのであれば、それも1つの手法であるというふうに納得せざるを得ませんけれども、この辺のところの捉え方、ちょっと考えていただければいいのかなと思います。 それで、先ほど遅きに失したというような話をしてしまって申し訳ないんですけれども、これは、今、臨時交付金で賄うということですけれども、やはり苦しい局面を迎えたときに、町が生産者に対してスピード感を持って支援策を実施するというのは、臨時交付金を待たずとも、やはり町として財源を使って実施していくというぐらいの気構えがあってもいいのではないかなというふうに思います。 それで、これから先々、この状況が長く続くということを考えましたときに、この1つの事業によって、この燃油価格の助成を終わるという幕引きを図るのではなくて、これからもこの助成制度というものを制度設計して、制度化して、これを支援していく体制というものをつくっておくべきではないかというふうに思いますけれども、町長、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 片野議員のアフターコロナでもこういった形の支援事業ということはどうだというようなことのご質問だと思います。 確かにこのコロナ禍の社会というのは、これから共生した社会づくりをしなきゃならないという新しい生活の様式というような部分が問われますから、当然これは、農業、漁業、林業、畜産業全てが、今現在、いろんな、ウクライナ、特に資源高の影響で非常に経営が苦しくなっているということは重々でありますので、今後、こういった支援策というのも、またアフターになってからの社会づくりの中で考えなければならないものだと思ってはおります。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 そして、同じく農家にとっての問題なんですけれども、今、肥料代の高騰というところも大きな問題になってきているところでございます。これはご承知かと思います。 例えばですけれども、全農のほうでは6月から10月の販売価格について、高度化成肥料を50%以上も値上げしたというような話も聞いておりまして、さらに今後も値上げせざるを得ない状況が続くのではないかと言われておりまして、一番多い米生産農家にとっては、米価の下落に加えて、コストの増大によって生産者負担が膨らむ一方というところについては見逃せないだろうというふうに思います。かつてない厳しい状況に追い込まれているというところだと感じています。 前にも申し上げたところなんですけれども、農業というのは生産コストの上昇分を販売価格へ転嫁するということが難しいんですね。こんな状況が続くということになりますと、最悪、離農せざるを得なくなる。いや、これは本当に現実な問題だと思いますけれども、大規模な農家ほど苦しんでいるという状況です。大変貴重な農業の担い手がいなくなってしまうかもしれないという、まさにそういう状況だと、憂慮すべき状況だと捉えるべきなんだろうと思います。 農家に対する先ほどのメニュー、対策と同様に、肥料代の負担軽減策というのも併せて行うべきだというふうに思いますけれども、実施する計画はございませんか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 穀物価格やコロナ禍による輸送費の値上がり、中国の輸出規制、ロシアのウクライナ侵攻などの要素が絡み合いまして、国内では昨年の夏頃から肥料の値上げが続いております。 今後、国において、その補助金等の制度設計について検討をしていくというような情報も出ておりますけれども、矢祭町においても、農業は町の基幹産業の1つでもございますので、現在、高齢化や後継者不足といった中で耕作放棄地が増えていく、離農する方が増えていくという課題がございます。このような現状を踏まえて、今後も農業を継続していただくためには、米価下落対策や燃油価格高騰対策のほかに、肥料価格が高騰している現状を考えますと、こちらについても何らかの助成ということを前向きに考えていかなければならないものと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 前向きに捉えているというふうにお聞きしておきますけれども、今、国において制度設計しているというところをちょっと待っているというところなんでしょうけれども、これは先ほど言った燃油対策と同じことをまた私は申し上げたいのですが、これ財源の確保は本当に大切なことですから、町の財源をみだりに発出するということではなくて、一番大事なところに使うという意味において、町が国に先んじてこういったところに手当てすることは決して悪いことではないというふうに思っているわけです。 それは最も苦しいところに町が寄り添って、スピード感を持って対策をして、矢祭町に居住してよかったというような幸せ感を感じるような、そういう町の支援策があってもいいのではないかということでございます。このことは生産者にとっては大きな励みになって、この先の未来に希望が持てるものだというふうに私は思っているんです。 ですから、国が国がと国とひもづけて結局実施することについてはどこの町村も同じだと思うんですね、それは。それよりも町の基幹産業として大事な産業だと位置づけるならば、ここのところには町として寄り添ってもいいのかなというふうに思うのですが、この辺のところ、今答弁があったものからさらに前進というのはなかなか今この場では難しいと思うので、どうかぜひご検討いただきたいということを申し上げまして、次の質問にいきたいと思います。 次に、土木行政でございます。 国道349号小田川Ⅱ工区先の整備計画についてということでございます。 いよいよ小田川Ⅱ工区バイパス工事の完了間近というふうに思いますけれども、その先の区間ついては、県において整備計画の在り方を検討するための概略設計業務を本年の初頭というか初め頃に終了と聞いていたところだったのですけれども、その成果が出たのか、今後の見通しについてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 国道349号小田川Ⅱ工区より東の区間、約6キロになりますが、この区間につきまして、令和3年度に地形などを考慮したルート選定に必要な調査を福島県において実施したところでございます。 今後は、道路の利用状況や他工区の進捗状況を総合的に見極めながら、事業化の可能性を検討していくということでございました。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 調査したんですよね。調査して、その結果がその他の、ちょっと今聞き逃してしまったのですが、他の路線の状況なども見極めながら判断するとかなんとかと言うんですけれども、それって正解なんですかね。どうなんですか、それは。
    ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 調査、測量した図面を見ながら、今後、適切なルートを判断していくということがこれからの流れだと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 じゃ、要するに、何をすべきか、その手法の検討ではなくて、今改めてその現状のルートを見直すよと、見直すというか、現状のルートを見てみますという、幾つもこれからやるべきその手法を検討するのではなくて、その1つを選定するのではなくて、ただ単に結局、路線を調査したという、これ道路台帳があるのに何でそんなことするのかなという感じもするんですけれども、どういうことなのか、その辺のところは県のほうでしか分からないところですかね。すみません。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 小田川Ⅱ工区先から塙町にかけて6キロ区間について調査をしたということでして、その幅、現道からどこまで幅を広げた形で測量したかというところまではちょっと把握しておりませんでした。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 県は、そういう考え方というのは町のほうには伝えてくれなくて、その事実関係だけを、ちょっと不親切なところが私はあると思うんですけれども、そのことによって結局、足元をすくわれないようなところを大事にしているんだろうというふうには思いますけれども、このことについて、これからもまた先々確認してまいりたいと思いますので、ぜひ情報を県のほうから引き出していただきたい。そういう努力をこれからも続けていただきたいというふうにお願いを申し上げておきたいと思います。 1つだけ、言われていることで、小田川Ⅱ工区の完成がいつなんだと聞くと、幾ら聞いても、2020年代初頭ということを何回も言っているんですね、これ結局、言っていることが。初頭というのは2024というんですか。これ上半期、下半期とは違って、2分割じゃなくて、3分割、4分割の世界だとすると、言葉遊びじゃないんですけれど、初頭というのは4分割でいうと、今2022年だから、2022年か23年の話だというふうに私は遅くともと思っているんですけれども、実際、間もなく完成と思いますけれども、どうなんですか、これは。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 私のほうも県のほうにお伺いしますと、2020年代初頭ということで、これが上半期、下半期なのか、四半期なのかというところでは、ちょっと定かではないところではございますが、現在の小田川Ⅱ工区の進捗状況といたしましては、4年3月末時点で92%とかなり進捗は進んでいるものと思われます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 92%という具体的な数字が出たところで、分かりました。ありがとうございます。 この質問は終わりたいと思います。 次に、滝川渓谷の新ルート整備計画についての質問に入ります。 新ルート構想につきましては、滝川渓谷のさらなる魅力度アップというところで期待されておりまして、これには一部の安全対策とルート案内などをすれば、過剰な整備をせずとも開設可能というふうに私は現地を見て思ったんですけれども、何度もこのことについては申し上げてきたところでございます。 しかし、残念ながら今年度は、総合的な整備計画の名の下に先送りになったというふうに思われるところでございますけれども、これは町の魅力ある観光資源、最大限に生かして、町が誇れる一段上の観光地にと願うものでありまして、早期の整備計画が待たれるわけですが、この方針についてお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 滝川渓谷遊歩道の新しいルートにつきましては、利用者からの要望もありますし、適当なルートも取れそうですので、これは実現をさせたいと考えております。 今年度については木橋の修繕に係る測量設計業務を優先して予算を確保しましたが、新ルート整備に当たっては、国有林内であるため、国有林を借りる申請書類の作成、また森林管理署との協議、調整するに当たり、事前にある程度ルートを確定させる作業も必要となってまいりますので、実現に向けて進めてまいりたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 一番費用がかかるところについては、今、事業課長が申し上げたとおり、国有林の貸付を受けるための測量、手続関係だと思うので、その後は、先ほども申し上げましたけれども、あまり過剰な整備を行っていただかないで、自然を満喫できるようなものにとどめて、その財源の関係もありますから、そういった形で観光地としてのグレードを上げていただきたいということを申し上げておきたいと思います。 次に、教育行政についてお伺いをいたしたいと思います。 菊池教育長就任につきましては、教育職、それから元の行政職の経歴はもとより、人望も厚く行動的で、町の教育行政を担っていただくにふさわしい人材と、私も喜んでいる一人でございます。 そこで、まず菊池教育長に矢祭町の教育構想について伺いたいと思います。 この質問については、この後、別の議員が控えておりますけれども、全部出していただかなくて結構ですから、ぜひ述べてもらいたいと思うんですが、実は昨日、おとといですかね、この冊子を頂きまして、これに載っているのが全てというようなことではなくて、「令和4年度矢祭の教育」というこの冊子、これは毎年作成されているものでしょうけれども、ここに教育構想というのは入っているんですね。入っているんですけれども、矢祭町の教育の課題、それから菊池教育長なりの教育に対する信念というもの、これはお持ちだと思うんですね。こういうのが胸のうちにはあるんだろうというふうに思います。ですから、通り一遍の話ではなくて、特に教育長がこんなことを思っているというような、今重きを置いているところでも結構ですから、お聞かせいただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 矢祭町の教育構想ということでお尋ねをいただきました。 私は教育につきましては、最も大切だと思うのは、やはり子供から大人まで物事に主体的に取り組むという、そういう力を育てることが大事だというふうに思っております。何事も自分からやろうとしなければ、いい仕事、いい勉強にはつながらないということでございます。この主体的な取組をする力というんですかね、それをつくることを基盤に教育行政を進めてまいりたいというふうに思っております。 また、現在、矢祭町の課題ということもお話しされていましたので、課題につきましては、例えば学校教育については、学力向上の問題とか、それからいじめや不登校などの生徒指導の問題とか、それからICT教育とか、英語教育の新たな教育に対するその充実化を図るということと、それからあと生涯学習関係では、各団体のリーダーが高齢化している問題とか、それから参加者が激減している問題とか、様々課題が山積しているところでございます。 そこで、私、4月から教育委員会の各職員と、それから小学校長、中学校長、こども園長、それから各施設長に、ちょっと今、簡単な分析をしてもらっていて、それは矢祭町の教育の強みと弱みは何なんですかということで今取りまとめているところです。強みというのは、矢祭町だからこそできる教育、弱みというのは、もちろん課題でございます。これらをしっかりと分析した上で、今後、目標をしっかり柱立てしていきたいというふうに考えております。 これまでの、先ほど片野議員からもありましたように、教育構想というのがありますが、別に教育大綱というのもございます。それから、先ほどのその冊子の中にも教育ビジョンというものもございます。それから、重点施策というのもあるんですね。 このように、様々な方針等が策定されてきておりますが、これを一本化するということで、教育大綱を長期スパンで計画して目標達成するものというふうに一本化していく。もう1つは、短期で年度で区切って、これに集中してやっていくという骨太の方針もつくっていきたいなと考えております。 それに向けて、今、強みと弱みの分析作業をしているというところでございますので、今年度中には、来年度に向けた分かりやすい計画を立てて、町民にとって、教育行政ってこんなに分かりやすいんだというふうに思っていただけるような、そして他町村から見ても魅力的な教育が行われるというふうに思われるような、そういう教育行政を進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 最初にあった言葉、子供から大人まで主立的に取り組むというその力を大事にしていきたい、育てていきたいというようなことでございまして、これは非常に信念としていい言葉だというふうに思っております。 そして、今申された計画の一本化、これはいいですね。とにかく計画が幾つもあって、その計画づくりに追われる作業が大変なんだということは、これは行政の中で、どこを見ても、国のほうでも今騒がれているところではありますけれども、そして、これを見れば、教育の方針が分かるんだと、これがバイブルなんだというところもきちっと一本化していただくというのは何よりありがたいことだなというふうに思っています。それが、強み、弱みを分析した上で、策定されていくんだろうというふうに思っておりますので、ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。しっかりと教育行政運営していただきたいというふうに思っているところでございます。 そして次に、コミュニティ・スクールの経過と実効性についてということでお伺いをいたしたいと思いますけれども、間違いでなければ、地域とともにある学校づくり、コミュニティ・スクールですね、学校運営協議会制度2年目を迎えているというところでよろしかったかと思いますけれども、この運営協議会の運営主体、運営の主体ですね、それから事業のメリット、デメリットあると思うんですけれども、事業の概要をかいつまんで説明していただくのと同時に、現在までこの運営状況がどのようになっているのか、ちょっとお知らせ願いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) コミュニティ・スクールについてのお尋ねでございますが、コミュニティ・スクールの運営につきましては、運営委員会があって、それで事務局は教育委員会になってはおりますが、委員が主体的に進めていくということでございます。 もともとコミュニティ・スクールが叫ばれておりましたのは、皆さんもご存じの「校長が代われば学校が変わる」という言葉がよくありました。校長代わるたびに方針が変わり、学校が変わっていくと。ところが、地域にとってはそれでは困ると。やっぱり地域にとっての学校というのは、常に普遍的な部分もなければならないし、常に分かりやすい学校教育がなされていなければならないということがございます。 そこで、地域の方々に学校運営に参画していただいて、その方針づくり等についてご意見をいただいたりしながら、幼稚園、小学校、中学校が一貫性のある教育方針の下、進めていくということで、つくられてきたということでございます。 今回2年目になりまして、様々な協議がなされてきたところでございますが、その中で、今度の7月に全家庭に配布させていただくのは、やまつりっ子ネット宣言というのを今回策定しまして、これは幼小中の子供たち、そして保護者、全家庭でみんなで子供たちのネット社会の危険性もよく勉強しながら、子供たちを守っていきましょうという宣言でありまして、これは7月に回覧板と一緒に各家庭にポスターを配布するということになっております。 このように、園小中を貫いた方針をみんなで話し合うことによって、つくり出していけるというのが大きなメリットでございます。 ただ、デメリットもなくはないということで、例えば、会議が多くなるため、先生方の負担が増えるとか、様々なことはありますが、これらは工夫次第で解消できるものと考えております。 また、現在の進行状況でいいますと、地域の人材を学校に入れたり、それから地域と学校が連携した取組は、非常によく話されていて進められていると。ただ、問題は、先ほど申し上げたように、学校運営に対するご意見を反映させるという部分については、まだまだ薄い状況であります。今後は、それらについて、話合いの中でさらに前向きに進めていければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 この質問、実際スタートして2年目になるわけで、教育長が就任されたときにはこの事業に取り組んでいたというところで、実際、教育長がこの制度というか事業に対して前向きなのかどうなのかというところを私はちょっと確認したかったんですが、この事業を非常にいいものと捉えていて、どんどん学校の運営に反映させていきたいということでよろしいのか。 先ほど、委員が主体的に進めるというようなお話がありました。これは、委員が主体的に進めるといっても、実際その委員に主体的に進める能力があるのかというところが、こういった小さな町ですと問題になってくると思うんです。 そのしわ寄せがどこに行くのかというと教職員に行く。今、教育長が申し上げたデメリットのほうの部分です。PTAがあり、学校評議員があり、そしてこれがあるというようなことで、様々運営するには、学校の教職員の力を借りなければならないというところは、私、これはどうなのかなというふうに実は思っていまして、非常に危惧というか心配しているところでございます。 学校と地域が一体となってと、非常にいいんですよね、この響きが非常にいいんです。いいんですけれども、果たしてどうなのかなというところも非常に心配しております。 また、地域の権限というのがよもや大きくなり過ぎて、学校運営がしづらくなるというようなデメリットがあるというようなことも聞いているところなんですね。 実際のところ、教育長にお聞きしたいんですが、まずじゃ一つ、この事業に前向きなのかというところの確認と、それから学校の先生がこの事業に対して負担になっていないのか、ここのところをちょっと確認させてください。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) まず、この事業に対する私の意見というか考えですが、実はこのコミュニティ・スクールも地域学校協働活動という地域の人材を生かす活動も、実は私、県で旗振りをやっていた方向でして、国と連携しながらこれのいい部分をどんどん広めていきましょうと、デメリットについては解消していく方向で考えていきましょうということで、各市町村に広めてきた状況でありまして、私としては、これをやることで、子供たちや教職員、保護者、地域の方々、これがみんなウィン・ウィンの関係になっていくというふうに考えております。 確かに、始めるときには様々な負担がありまして、それにエネルギーを注ぐことも大変な状況もあるかもしれませんが、これが軌道に乗ると、非常にいい方向に進められるのではないかと私は思っています。 あと、先生方の負担につきましても、今、事務局と、それから委員の方々と話をしているのは、事務局が今、教育委員会でやっておりますが、先生方とか、それから教育委員会が中心になってしまうと、これはやはり負担感が拭い去れないというか、そういうこともあるということでございまして、あと1、2年かけまして、この運営協議会を引っ張っていける人材づくり、それをしっかりして、その人たちに任せていけるような体制づくりというのも必要なのかなということで今考えてはおります。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 旗振り役をやっていたとはちょっと存じませんでしたけれども、いい事業であるということを一点の疑いもなく、いい事業だというようなことで推し進めていただくということで、頑張っていただきたいと思いますが、そのために、デメリットがあるということで先ほど認めていらっしゃいますけれども、その解消ということについては、いいことやるために何とか解消したいという教育長の思いでしょうから、ここでは聞きませんけれども、何とかその解消ができるすべがあるかどうか、一生懸命やっていただいて、コーディネーター役を今、教育委員会が担っているという考え方で、そのところを行く行くは誰に頼むというか、その人材を育てるというのは、どこのところで考えていらっしゃいますか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 人材を、今何人か候補を挙げてはおりますけれども、そういう方々にこの1、2年の教育委員会とかの事務局の進め方等も見ていただいておりますので、そういうノウハウ等をしっかり見ていただきながら、この1、2年かけて、今度はその運営委員の人たち中心にやっていけるようなコーディネートができる、そういう人材づくりといいますか、それを今考えております。これは、実際に今、2、3名候補者を挙げて考えているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 2、3人の候補者がいるというところまでいっているというところで、それは非常に町の在り方としてすばらしいというふうに思います。 それでは、もう1つ、この問題に関してなんですけれども、学校運営協議会というこの制度では、この協議会のほうから教職員の任用に関して教育委員会に意見をすることができるということがこの制度の1つにあったと思います。これは具体的にどういうことになるんですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) そもそも国のほうで考えた内容については、学校の運営に関して全般的に意見を言うことができるというようになっているんですけれど、様々な市町村でこれを取り入れておりますが、人事に関しては意見を言えないというんですかね、そういうふうに規定している市町村が非常に多くて、本町でも運営に関してはご意見をいただく、ただ、人事に関しては、そこまではご意見をいただかないというような状況で進めているところです。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 人事に関して、外部の人間が、外部というか、運営主体になったからこそ言えるんでしょうけれども、この問題にどのぐらい結局関わるのかなというところをちょっと詳しく聞きたいと思ったんですが、とにかく、今までとは違って、自由にちょっと意見を言ってくださいというような、こちら側から投げかけるというのか、そういうような感じですか、教育長。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 一応、今のところは、事務局のほうで方針等を提案しまして、それについてのご意見をいただいているというところでございまして、様々な職業、様々な立場の方々に入っていただいておりますので、それぞれの立場から子供たちの育成についてのご意見をいただいているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 この事業、各委員から様々な意見が出るとは思うんですけれども、その成果が直ちに出るというような事業の性格ではないというようなことも承知しておりますので、これからも長い目でちょっと見ていきたいとは思いますけれども、今後、この問題について、折に触れて状況を伺っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 最後になりますけれども、次に、矢祭小学校の環境美化についてという項目なんですけれども、私、国道118号線通るたびにずっと気にしていたんですが、矢祭小学校屋内運動場西側花壇のサツキ、ツツジ、これバスのロータリーと言うとあれなんですけれども、バスの入るところなんですけれども、枯死しているのではないかというふうに最初思ったんですね。それで通告したんですけれども、今、開花期を迎えまして、つぶさに観察すると、枯れたんではなくて樹勢全体が衰えたんだなというふうに思いました。それが分かったところでございます。 それにしましても、この花壇については、学校開校して5年以上たっていますから、これも5年以上経過するわけですけれども、なぜあの花が急に樹勢が衰えてしまったのか、今後の対策もちょっと含めてお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、菊池篤志君。 ◎教育長(菊池篤志君) 矢祭小学校のツツジ、サツキについてのご質問でございますが、私は4月に就任して以来、小学校と中学校とこども園と、毎朝挨拶運動をしておりまして、実は小学校前のサツキ、ツツジにつきましても目の前で見まして、これはというふうに思って、4月当初から教育委員会内で検討をしてきたところでございます。 議員おっしゃるように、枯れたわけではなくて、上のほうが枯れたようになっていて、下のほうに花芽がついているという感じです。 これは何とかしなきゃいけないなということで今検討しているところでして、実は今年度予算化をしまして、同じようなサツキ、ツツジが植えてあるこども園のほうの整備を行う予定になっておりました。そこも、雑草が多くなってきたり、ちょっと花のつきが悪くなってきたりするところもあって、雑草の除去と肥料を加える等の整備をする予定となっておりました。 同様に、小学校のほうも整備をしていくということで現在見積りを取っていて、今後進めていくようなことで検討をしているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 学校校務員がいると思うんですね。学校校務員は、そういう環境のところに対しても、やはり手入れに入っていただいたり、その状況を学校に知らせるというようなところまでがやっぱり学校校務員の役割だというふうに思うんですけれども、そういう状況ではないのかどうなのか。実は、ここの花壇1か所しか私は分からないんですけれども、そういったところがほかにもあるんだとするならば、やはり環境美化がちょっと改善されないということは、子供たちの情操教育上もあまりよろしくないというふうに思いますし、学校全体を全て見渡していただいて、改善していただきたいと。 4月からこの状況は改善を検討していたというような教育長のお話ですから、一から分かっていたんだなということも分かりましたけれども、これは学校のほうでちょっとやはり何らか気づいて、ちゃんと指示というか報告をすべきなんだろうと思うんですね。教育長が見て分かったというようなことではなくて、学校のほうから上がってくるべき事案だとこれは思うんですよね。だから、ここのところ、徹底する必要があるかなという感じがします。よりよい教育環境ということを大事にしていただきたいなということで、見積りを取っているということでございますので、改善されるんだろうと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それでは、令和4年度も早いもので第1・四半期が終わろうとしているわけです。町政のさらなる進展のために、見直しや追加の施策も含めまして、計画的な事業の遂行をお願いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は2時零分といたします。 △休憩 午後1時50分 △再開 午後2時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。---------------------------------------本多勇也君 ○議長(藤田玄夫君) 5番、本多勇也君、登壇願います。 持ち時間は30分ですので、2時30分までです。     〔5番 本多勇也君登壇〕 ◆5番(本多勇也君) 5番、本多勇也です。 通告に従いまして質問したいと思います。 まず最初に、新型コロナウイルスの感染拡大について質問します。 本町でも5月の連休後、10代の子供から20代、30代の若い人たちの感染が広がり、昨日現在112名の感染者がありました。 軽症者が多いものの、症状がある人、あるいは無症状の人など様々ではありますが、第6波以降は、子供から家族へ、あるいは家族から、そして職場へと感染例も目立っております。 県は、子ども特化重点対策とし、6月12日まで感染拡大防止重点対策を延長して、その後、今、学校や家庭での感染対策の徹底を行っております。 そのような中、矢祭町でも、こども園の休園、あるいは小学校、中学校の休校と感染拡大防止の対策を行ったと聞いております。 そんな中、こども園や小学校に行けない子供を世話するために、保護者が会社を休まなければならないということになり、そのような保護者がなかなか休みが取れないというような話も聞きました。 それで、国のほうで休みを補償する助成制度、休業対応助成金を利用するというようなことができるというお話を伺いました。そのような制度を利用するにはどのようにしたらいいかお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの小学校休業等対応助成金に関する質問についてお答えさせていただきます。 こちらの小学校休業等対応助成金制度につきましては、新型コロナウイルス感染症に関わる小学校等の臨時休業等により仕事を休まざるを得ない保護者を支援するためのものでございます。議員さんのおっしゃるとおりでございます。 こちらの助成金につきましては、有給の特別休暇を取得させた事業主に対する助成金制度となっておりますが、福島労働局からの助成金活用の働きかけに事業主が応じない場合については、労働者が直接申請することもできるというようなことでございました。 こちらの問合せ、申請先につきましては、福島労働局の雇用環境・均等室になっておるということでございます。 なお、申請書類等につきましては、厚生労働省のホームページ等に載っているということでございました。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) なかなか、やはり矢祭町、零細企業が多いということで、人手不足のため、なかなか有給も取れない、あるいはそういった子供のために休むということがなかなか会社から連絡してできないということで、今、担当のほうから話がありました個人で申請することができるということで、なかなか面倒くさいということで、それならば仕方ないやという人も中にはいます。そんな中で、やはり代わってやってやるよというような人もいるというような話も聞いたんですけれども、そのようなこともできるんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 代行してやっていただける方がいるかどうかということに関しては、ちょっと私のほうでは存じ上げておりません。 なお、この件につきましては、先ほどちょっとお話しさせていただきましたけれども、問合せとかにつきましては、福島労働局の雇用環境・均等室にご相談くださいというようなことで話がございました。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 分かりました。 それでは、次に移りたいと思います。 4回目のワクチン接種についてお伺いします。 3回目のワクチン接種を完了した18歳から50歳の基礎疾患持ち、あるいは60歳以上の高齢者の重症化を防ぐために行うということで、私のところにも案内が来ました。4回目のワクチン接種については、広報やまつりの6月にお知らせとして掲載されており、町民には周知徹底されております。 当初、3回目の接種率が上がらないというような状況であったんですけれども、矢祭町の場合は3回目の接種の状況はどのような具合だったでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまの質問の3回目の接種状況について説明をさせていただきたい思います。 6月2日現在の数値ということになるかと思いますけれども、まず3回目接種の65歳以上につきましては、2回目の終了者の人口として97.6%の方が受けたということになっております。それから、18から64歳につきましては、92.2%の方が3回目を受けたということでございます。それから、12歳から17歳につきましては、77.0%ということでございます。12歳以上の全体の方では、93.89%ということなんで、約94%の方が受けたというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) かなり高い接種率だったと思います。 3回目の接種状況というか、接種証明書を持って、今後、県民割とか、あるいはこれから始まろうとするGoToトラベルの予約の割引に必要だということで、やはり3回目の接種がかなり今後の経済の支援策のほうにも影響するのではないかと思います。 また、今回の4回目のワクチン接種、18歳から59歳の基礎疾患のある方というような項目があるんですが、この基礎疾患というのは何なんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、基礎疾患についての説明をさせていただきたいと思います。 こちらの重症化リスクの高い基礎疾患を有する者というものにつきましては、18歳から60歳未満の方について対象になるということになるかと思うんですけれども、まずこちらのほうは、何点かあるんですけれども、慢性の呼吸器の病気、それから心臓病、肝臓病、腎臓病というようなことになるかと思います。あと、メタボという、ご存じかと思うんですけれども、メタボの方についても対象になるというようなことでございます。そのほか幾つか対象になるものがあるんですが、以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) この基礎疾患ということで、矢祭町にはどのぐらいの、基礎疾患の方というのは何%ぐらいいるか分かりますか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 18歳以上60歳未満の方についての基礎疾患ある方につきましては、こちらではちょっと確認はできません。 それを確認するのが今出しております文書で、個人の方からそれぞれ基礎疾患ありますよということで、それぞれ文書にチェックを入れていただきまして上げていただいて、その中から確認をして接種のご案内をするような流れになっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 分かりました。 取りあえず、なかなかこのコロナウイルス、終息なっていません。今後とも3密の回避とか基本的な対策が必要ではないかと思います。 次に、3番目の最後の質問を行いたいと思います。 高齢者運転対策についてお伺いします。 今回、道路交通法が改正され、高齢者の運転者事故防止ということで施行されました。その概要を分かれば教えてほしいんですけれども。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問でございますが、5月13日に改正道路交通法ということで施行されております。 こちらの内容につきましては、主なポイントとしては、高齢運転者対策の強化で、実車による運転技能検査の導入や安全運転サポート車等限定条件付免許が導入されたということでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 今回、やはり以前にも質問したんですけれども、結局、今、高齢者が乗っている車、これ後づけでブレーキとアクセルの装置をつけて、その車を、要するにサポカー免許というのが、交通違反を繰り返すと、それに免許を、限定免許にしなければならないというようなことで、やはりその限定免許は、そのサポカーの新しい装置がつかった車でしか運転できないというような、今ある車に後づけしたような装置をつけた車は違反であるというような、かなり厳しい道路交通法になりました。 今まで認知機能検査というのは行われていたんですけれども、今、課長が言われたように、実車試験ということで、実際に自動車学校で教官の脇でやるので、かなり緊張して運転操作を間違ったりして、その場で減点対象になれば即報告されるというような話も聞きました。 やはり高齢者にとって、車の免許証がなくなるということは生活の足を手放すということで、矢祭町では65歳からですか、タクシー券を発行したり、よその町村よりも早く、ほかは70歳とか75歳とかというようなことなんですが、矢祭町のタクシー助成券ということで65歳から申請できるというような、その申込具合などはいかがでしょうか、簡単に分かれば教えてほしいんですけれど。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 タクシー利用助成事業のほうでございますが、ただいま議員さんのほうがおっしゃったとおりでございまして、令和4年度から対象年齢については75歳以上というものを65歳以上に下げたということ、それから助成券についても1か月当たり4枚から6枚に増やした。それで、年間72枚ということで、2分の1助成で上限3,000円ということになってございます。 今、申請具合なんですが、ちょっと数字を今持っていなくて申し訳ないんですが、あくまでも昨年よりは多いというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 分かりました。 やはり矢祭町、よその町村と同様にかなり高齢化率も上がっております。矢祭町は高齢者に優しい町づくりを進めるということで、やはり子供も宝ですけれど、高齢者も宝であるということを念頭に置きまして、今後ともひとつ高齢者の事故防止、あるいは高齢者を助けるような町づくりを町全体でしていくような施策もお願いして、質問を終わります。 ○議長(藤田玄夫君) 5番、本多勇也君の一般質問を終わります。 これで本日の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 明日4日目、6月16日の定例会の開会は午前10時といたします。 本日はこれにて散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時15分          一般質問通告一覧表通告 順位質問者質問事項及び質問内容11番 藤井隆治1.一般行政について(町長) (1)防犯カメラについて ①近頃、矢祭町を含め近隣町村においていろいろな事件・事故の情報を耳にします。 まず、道路における防犯カメラの設置者はどの機関になるのかお伺いします。 ②駅や学校等・公共施設への設置はどの機関が行うのかお伺いします。 矢祭町内の公共施設の防犯カメラの設置個所はどこなのか、お伺いします。 また、初期費用・ランニングコストについてはどれくらいかかるのか、わかる範囲でお伺いします。 ③それについて、来年度予算での計画はあるかお伺いします。 (2)第二工業団地入口の信号機について ①SMC第二工業団地入口の信号機設置の話がなくなったと聞きました。事実関係をお伺いします ②ニュータウン内の道路は、ニュータウン居住者専用ではないと思うのですが、実際には通ってはいけないルールがあると伺いました。それについて、どのように把握しているか、お伺いします。 (3)消防団員について ①昨年度消防団員の報酬が改訂されました。消防団の人員不足は報酬が安いから入らないとかという問題ではなく、根本的に違うところにあります。新入団員の確保に苦慮している班を何とか助けてあげたいのですが、何か矢祭町独自の施策はないかお伺いします。 (4)結婚生活支援事業について ①地域活性化の目的として、住居費用と引っ越し費用を30万円補助している事業ですが、その中の補助対象者に「婚姻届の年齢が夫婦共に39歳以下であること」とあります。矢祭町の平均をとると、全国平均よりはかなり若いように感じますが、実際のところ、最高何歳くらいまでの人が婚姻届を出しているのかお伺いします。 ②届出年齢が39歳以下では、若すぎるような気がしますが、年齢制限が39歳でよろしいか。また、夫婦共に39歳以下というのもどうなのかと思いますので、併せて見解をお伺いします。
    ③この制度は令和4年4月1日~令和5年3月31日までの事業ということで、今から内容を変更するものではないですが、来年度以降、また同じような事業がある場合には、多くの対象者に利用していただきたいと思いますので、間口を広げてあげるのも必要だと考えますが、どのようにお考えかお伺いします。23番 大森泰幸1.健康福祉行政について(町長・教育長) (1)コロナ禍の現状及び町民への健康支援策について ①矢祭町(4月)の急激な新型コロナ感染の特徴及び現状を伺う。 ・昨年と今年3月末までの感染者はそれぞれ何人か。 ・令和4年4月の年代別感染状況はどうか。(最近はどうか) ②町民の状況に応じた感染防止、支援策を考えているか。(ワクチン4回目接種、3回接種済者、基礎疾患のある者他) ・町としてこども園、小中学校の感染防止策を考えているか。(ワクチン接種、マスクの取り外し基準他) ・長期化するコロナ禍、町民への健康(心身)支援策はどうか。(現在していること、今後の予定) ・こども園、小中学校での心疾患及び勤務者過重負担軽減(カウンセラー、職員の増員他)等解消策を考えているか。 2.一般行政について(町長・教育長) (1)令和4年度財源の有効活用について ①特別交付金(コロナ対応地方創生臨時を含む)について伺う。 ・現在措置される様相(されている)財源額がどの程度か。 *地方創生臨時交付金、その他の交付金 ・既に決まっている(決めようとしている)事業はあるか。 *国(県)、町 ②増額分の利活用事業についての検討を求める。 ・灯油代補助事業の対象拡大、農林業重機使用、園芸、ハウス燃料費補助事業に拡大できないか。 (国、県へ柔軟な事業活用を要望等) ③商工会等への要望支援策はあるか。(燃料費、物価高騰、コロナ等) ④高齢者支援策について伺う。(年金切り下げ) ⑤子育て世代支援策について伺う。 ・教育費/給食費保護者負担軽減についてさらなる検討を求める。(物価上昇、食材値上がり、重油代高騰で、給食費の現状維持についての見通しを伺う) ・給食委託業者と町の話し合いは今後(これまで)あるか。 ・町の給食従事者の労働条件、賃金切り下げ等に向かう懸念はないか。 ・給食費完全無料化への再検討を求める。 3.教育行政について(町長・教育長) (1)コロナ禍で、現在と将来に不安の保育、教育について ①コロナ禍の子供たちの状況はどうか。 ・心疾患の発症はあるか。(病気による欠席、その他) ・カウンセラー、支援員の配置はどうか。 ・正規職員の欠員はあるか。(会計年度任用職員との関連) ②教職員の超過勤務、過労(精神的ストレスを含む)の訴えはないか。(教職員への相談窓口はあるか) *教育委員会としてどのような配慮をしているか。 ③追分小学校利活用について、校庭草刈り、イベント企画等があった場合の支援ができないか。 *追分開拓400年史学会、現地見学、除草作業(自主的) (追分小学校舎建築開校日 10月1日) ④公園整備(子供の遊び場)等の検討を考えているか。 ・ニュータウン中山区、内川地域の子育て中の方などからの要望も出ている。 ・自転車乗りができる場所確保。ニュータウン中山公園やサイクリングロード等の活用検討ができないか。 (子ども議会での強い要望でもある) 4.土木防災行政について(町長) (1)町民の財産と生命を守る土木、防災事業について ①事業調整会議について伺う。 ・いつどのような内容で行うか。(行ったか) *町からの重点事業は何か。 *県南建設事務所の意向はどうか。 *ニュータウン調整池土砂撤去の年次計画。(町か県か) ②防災倉庫の活用、倉庫の資材、備蓄内容利活用について伺う。 ・各区ごとの防災倉庫活用説明会が必要ではないか。 ・各集会所の防災拠点の位置づけ、補修計画の検討をして欲しい。 ③河川土砂撤去、森林伐採・植林事業の現状はどうなっているか。 *危険地域、住居の町防災、支援策を町はどう考えているか。 ④弱者、高齢者、住民の避難、緊急な対応を町はどう考えているか。(地震増加、大規模化予想の中、全国で再検討) ⑤国道349号道路拡張工事と適切な信号設置等についての検討を求める。32番 片野一也1.一般行政について(町長) (1)物価高騰対策の取り組みについて ①ロシアのウクライナ侵攻などに伴う原油や原材料の高騰、円安による輸入価格の上昇など、景気回復を伴わない「悪い物価上昇」の影響、長引くコロナウイルスによる経済活動の制限など、町民生活への支援策が必要と思われるが、考えを伺う。 2.土木行政について(町長) (1)国道349号小田川Ⅱ工区先の整備計画について ①まもなく、小田川Ⅱ工区バイパス工事の完了を迎える。その先区間については、県において整備計画の在り方を検討するための概略設計業務を本年2月に終了していると思われるが、今後の見通しについて伺う。 3.観光行政について(町長) (1)滝川渓谷の新ルート整備計画について ①新ルート構想は、滝川渓谷の更なる魅力度アップとして期待され、一部の安全対策とルート案内など、過剰な整備をせずとも開設可能と思われる。  残念ながら今年度は、総合的整備計画の下に先送りとなったものと思われるが、魅力ある自然資源を生かして一段上の観光地にと願うもので、早期の整備計画の方針について伺う。 4.教育行政について(教育長) (1)矢祭町の教育構想について ①教育長就任にあたり、矢祭町の教育の課題、教育ビジョンなどについて伺う。 (2)コミュニテイ・スクールの経過と実効性について ①「地域とともにある学校づくり」学校運営協議会制度2年目を迎えているが、学校運営協議会の運営主体、事業のメリット、デメリットなど、事業の概要と状況について伺う。 (3)矢祭小学校の環境美化について ①矢祭小学校屋内運動場西側花壇のサツキ、ツツジが枯死しているように思うが、今後の対策について伺う。45番 本多勇也1.健康福祉行政について(町長) (1)新型コロナウイルス感染再拡大について ①本町でも112名の感染者(5/30現在)に拡大され、20代・30代の若い人や子供たちへの感染が広がっている。軽症者が多いものの症状がある人、無症状の人など様々ではあるが、学級閉鎖やこども園の休園、小学校の休校など、子供の世話をする為に仕事を休んだ保護者に有給休暇とは別に、国が賃金保障する助成がある。この休業等対応助成金を利用するにはどのようにするか伺います。 (2)3回目ワクチン接種の進み具合と4回目ワクチン接種について ①3回目のワクチン接種を行ない(完了)しており、18才~50才の持病持ち、高齢者が対象の重症化感染抑止について伺う。また、若い世代への副反応を不安払拭する接種の対策を伺います。 (3)高齢運転者対策について ①高齢運転者の事故防止を柱にした改正道路交通法が施行された。高齢者の「生活の足」である車を手放すことは簡単ではない現状で、交通弱者への対策を伺う。...