矢祭町議会 > 2021-06-16 >
06月16日-02号

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  1. 矢祭町議会 2021-06-16
    06月16日-02号


    取得元: 矢祭町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-30
    令和 3年  6月 定例会(第4回)          令和3年第4回矢祭町議会定例会会議録議事日程(第2号)                    令和3年6月16日(水)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(9名)     1番  藤井隆治君      2番  片野一也君     4番  藤田玄夫君      5番  本多勇也君     6番  郡司浩子君      7番  鈴木正美君     8番  鈴木 一君      9番  鈴木敏男君    10番  緑川裕之君欠席議員(1名)     3番  大森泰幸君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         佐川正一郎君  副町長        大串 肇君  教育長        片野宗和君   自立総務課長     鈴木直人君  町民福祉課長     大森秀一君   事業課長       古市 賢君  教育課長       高橋竜一君   会計管理者      菊池基之君  代表監査委員     鈴木邦美---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長     増子智巳    会計年度任用職員   星 優香 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は9人です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(藤田玄夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(藤田玄夫君) 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。 傍聴人の方々に申し上げます。 矢祭町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影は禁止になっております。また、スマートフォン、携帯電話をお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切り替えて静粛を保ち、傍聴されますようお願いいたします。 鈴木邦美代表監査委員に出席をいただいております。よろしくお願いいたします。 本日も報道機関等に議場での写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。---------------------------------------一般質問 ○議長(藤田玄夫君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問については、持ち時間がなくなりましたらば、直ちに質問を終了願います。 また、執行部の答弁については、時間制限の関係から、簡潔明瞭にして的確に答弁をお願いします。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。---------------------------------------藤井隆治君 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、11時までです。     〔1番 藤井隆治君登壇〕 ◆1番(藤井隆治君) 1番、藤井隆治です。よろしくお願いします。 では、早速質問に入らせていただきます。 まず、コロナワクチンの接種についてなんですけれども、矢祭町自治基本条例第1章、第2条に「元気な子供の声が聞こえる町づくり」とうたわれ、第3条に「矢祭町の青年・壮年の世代は、子や孫達の健やかな成長を願うとともに、社会のために尽くしてきたお年寄りが、尊敬され、大事にされ、安心して生きていける町づくりに努める」とうたわれております。 ワクチンを接種する順番は、ほとんどが親を経験している世代からです。救命ボートにあと1人しか乗れない場合は、自分は乗らずに子供を乗せてあげるという心情が必ず親にはあるはずです。ワクチン接種者を、先に高齢者に接種してもらうことはいいと思いますが、何とか自分の子供に先に接種してもらいたいという親は少なくないと思っています。それで、順番にのっとり、ルールにのっとり行うことも必要でしょうが、町独自の判断で、そういう家庭には順番が逆になっても実施していただけないかと思います。 ただ、この文章というのが1か月以上前に作成したものですので、接種対象者が大分変更になってきております。河野大臣は「自治体の首長の判断に任せ」と発言されておりますが、町側としてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) それでは、1番議員のご質問にお答えしたいと思います。 まず、新型コロナワクチン接種につきましては、国がワクチン供給量等を踏まえて接種順位と接種時期を公表し、順次接種していくこととなっております。矢祭町におきましては、1番に医療従事者、2番に65歳以上の高齢者、3番目が50歳以上65歳未満の方が対象で、その中でも基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者、60から64歳の者が優先となっております。それから、4番目につきましては16歳以上50歳未満の方の順となっております。接種順位につきましては、国の公表を踏まえて、ワクチンの供給量と、協力いただいております医療機関等の関係者と協議を重ねながら、接種の年齢層等を決定しているところでございます。そのため、各家庭の事情等により対応することは難しいと考えているところでございます。 なお、16歳以上から50歳未満の方につきましては、7月4日から接種開始を予定しておりますので、接種券等が届きましたら予約をしていただければというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、やはり子供たちがマスクを外すと顔の下半分が真っ白で、目のところだけ真っ黒というのは、非常に見て耐えられないところがありますので、何とかと思ったんですけれども、やはりなかなかルールは変えられないのかなというところでもありますけれども、ただ、やはり私らはもう人生の半分を生きたので、子供たちの世代はまだまだこれから何十年も生きていく世代ですので、何とか何とかと思って親としては考えているところなんですけれども、ぜひ何とか何とかというところなんですが、無理なものは無理だということも私は承知はしているんですけれども、もし供給量が豊富になってきた場合には、何とかいい方向になるように善処していただきたいというところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、次のところに条例改正についてということでタイトルが振ってありますけれども、これも、矢祭町の自治基本条例の中の第1章、第3条において「矢祭町の青年・壮年の世代は、子や孫達の健やかな成長を願うとともに」ということはうたわれているんですけれども、これは誰もが願う当たり前のことなので、それを少し進化させて「成長を願い、行動し」ということで、やっぱり親が見本になって行動したりとかということを踏まえて、親の願いを反映するために親が行動してよい方向へ導くという理念で、全文を「矢祭町の青年・壮年の世代は、子や孫達の健やかなる成長を願い、行動し、社会のために尽くしてきたお年寄りが、尊敬され、大事にされ、安心して生きていける町づくりに努める。」としてはいかがかなと思ったものですから、考えをちょっとお伺いしたいなと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま藤井議員の、町の自治基本条例の中の第3条ということで、非常に議員の思いは伝わります。しかし、自治基本条例というのは、行政の運営、そして町の基本理念ということで、非常に大事な、国で言えば憲法みたいなしっかりした条例ですから、今後、時代とともに即応するようなやっぱり条例の改正ということも今後は必要かと考えておりますので、深く考えながら慎重に考えていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。
    ◆1番(藤井隆治君) それで、ここの後ろのほうの文章もそうなんですけれども、さらに追加して言うと、「生きていける」というところも「暮らしていける」というほうが丸く収まるのではないかなと思うので、こういった、ちょっと語尾を変えるだけの話なんですけれども、こういったところも何かうまく調整してもらえるとというふうに考えております。 あと、またちょっと、この文章をつくった人が、この時代の、私らより上の世代の人ではなかったかなとこの文面から推測されるんですけれども、これは高齢者から壮年、青年に向けたメッセージなので、町民全体の義務ではないと思うんですけれども、これは子供たちには関係のないことですし、お年寄りにも関係のないことなので、これが条例に入るべきなのかどうか、当たり前のことではあるんですけれども。だから、この文章を否定するわけではなくて、条例に入るべきものなのかなというところもあるんですが、それはどのように思われますか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 先ほど申し上げたように、条例の改正ということは、これは時代にやっぱり即応しながらの考えもしていかなければならないと私は思っておりますので、深く慎重に対応してまいりたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 時代のいろいろな流れによって変わることもあるでしょうから、あとは、ほかの文面も、読んだ限りでは今の時代に合ったような内容なので、時代時代に変化して、進化して、条例改正とかはしていくものだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、次に入ります。 次は、東館駅前の無電柱化についてなんですけれども、東館駅前、また商工会前のところの118号線との交差点のところの信号機柱が、やはりどうしても邪魔であるというふうに思っているんですけれども。青信号であっても対向車同士が大型車の場合には譲り合って進行しているという状況ですので、無電柱化にしてはどうかというふうに考えるわけなんですが。 無電柱化工事というのが1キロ単価が3億5,000万円から5億円程度と言われておりまして、それでもやはり中学校から小学校まで、舘本から石田までを駅前再開発の一環として取り入れてはどうかなというふうに考えるんですけれども。そして経費というのも、自治体が全額負担ではなくて、国と電柱利用者とで3分の1ずつ負担ということで、何とか予算はつけられるのではないかなと思うんですけれども。ただ、長い間、国道118号を片側通行にしなければならないので、なかなか大変な事業であるとは思います。国も無電柱化推進法をつくって推進しているところですので、検討してはどうかと思うんですが、町の考えをお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) お答えをいたします。 まず、海外では無電柱化が進んでいるようですが、日本では、戦後の復興を急ぐ過程で安く早く整備できるとして電柱に電線を張り巡らせたことで、無電柱化については大阪市で6%、東京23区でも8%にとどまっているようです。 事業者にとっては、電柱だと目視での点検が可能ですが、地中設備ではそれができず、故障の際には地面を掘り起こす作業が強いられるケースがあり、こうしたコストや維持費が電気料金などに跳ね返る可能性も拭えないようです。 無電柱化の推進に関する法律の基本理念にあるように、無電柱化については、国、地方公共団体、そして道路上に電柱または電線を設置し、管理を行っている事業者の適切な役割分担の下に行われるものと思います。 なお、県における無電柱化の考え方について問合せをしたところ、県が実施する無電柱化事業については、地域の要望を踏まえながら、防災の観点から緊急輸送道路の第1次確保路線に指定された道路やユニバーサルデザインの観点からバリアフリー法に基づく特定道路、また景観や観光振興の観点から重要伝統的建造物群保存地区や景観地区に位置する道路などを重点的に整備することとしておりますということでした。 なお、議員ご質問の区間については、現在のところ事業計画にはなっておりませんということでした。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) これは、町ではなくて、県がやはり主導でやるということなんですね。 駅伝なんかで行ったときに、玉川村から二本松の間のところの、白岩屋前のところなんかは、あそこは細い裏道で、それで、でも何か空が広いなと思ったら、電柱が一本もないんです。ああいう裏道なのに、4号線でもないところで、駅伝のコースになっているからなのかなんなのか。そういうところを見て、すごいな、いいなというふうに感じて、もし仮に矢祭町のようなところから始まれば、塙、棚倉とかと広がっていくことも可能でしょうし、何とかなればなと。あと、また通行量も多いところなので、何とか県とかに働きかけていい方向に持っていけるようにお願いしたいところであります。 それで、また同じ質問になりますけれども、矢祭山というのもやはり景色を見に来る観光地でありますので、やはり電柱がないほうがいいかなというふうに思うんですけれども、矢祭山というのは山側に数本ある程度で、こちらは距離が短いので安価にできるのではないかというふうに考えるんですけれども、矢祭山だけとかということはできないでしょうか。いかがでしょう。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 矢祭山の景観を守るためには電柱や電線がないほうがよいとは考えております。国道沿い以外にも電柱がありますので、電柱の更新時期に合わせて、樹木に似せたような色や形状でできないか、事業者に相談することは可能かと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 観光客はやっぱり写真を撮って、それで今SNSに載せたりとかして、さらに観光客が増えていくということもありますので、そういったところも踏まえ、美化する写真、かわいい、きれいな写真を載せるために、来てもらった人に多く写真を撮って投稿してもらうというのも逆に全く手がかからない宣伝の仕方だというふうに考えますので、そういったところもうまく活用しながら、現代の観光案内の仕方というのもいい方向で、昔の考え方ではなくて、そういったところも利用しながらというところも踏まえて動いていただきたいと思います。 それでは、次に矢祭町の総合計画についてというところで、国道349号下関・小田川間の様子が大分見えてきましたけれども、今後、交通量が増えることが予想されるため、国道118号のバイパス化は必須だと考えます。現在の国道118号を拡張するのは困難であると思いますが、第7次・第8次総合計画までに新しい道路を計画しないと、国道118号は毎日渋滞に悩まされると思います。国道沿いで火災や事故、各種災害が起こった場合には長い間渋滞になるので、何とか別路線の開拓を希望します。例えばなんですけれども、常陸太田市のように田んぼの真ん中に造るか、棚倉町のように全く別路線を開拓するか検討を始めなければならないと思います。先日も東舘区長も要望していましたけれども、早急な対策をしなければならないと思いますので、今後の展望をお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま藤井議員の118号線のバイパス化ということで、先日、東舘の区長の、3区、バイパス化ということで、非常に町内の騒音とか子供の通学路というか、東舘は入っていますから、やっぱり349がバイパス化で全線開通になると、非常に今度118号線の交通量というのは増えてくるということは、私も、公約の中でも118号線のバイパス化ということは上げて、しっかり地域の安全・安心のためにというようなことで思っていました。 また、今、山野井のカーブの改修工事も買収等がこれから進んできますから、並行にはちょっと県のほうも難しいという回答も得ました。やっぱりバイパス化というのは山野井のカーブ解消とともにはちょっと無理というような話もありますから、山野井のカーブのあれが、整備が終われば、そういう118号のバイパス化の陳情なり、いろんな方向で持っていきたいと思います。 やっぱり経済の、産業の流れというのは道路行政、しっかり、これは大事な行政ですから、やっぱり道路から、高速道路でも通ると全く町の産業、経済がいい方向に変化してくるというふうなこともありますから、私も、矢祭の経済復興にはバイパス化というのは非常に大切な考えだと思っております。 矢祭はやっぱり関東圏との県境ですから、茨城県側の高規格道路、那珂湊から大宮、そして大子の袋田バイパスというのが今は進んでいますから、これが、袋田バイパスも来年、再来年度あたりに開通というふうなことになりますから、非常に、茨城県の北関東北部横断道路というのが、高萩から那須塩原市、この線が今構想にも入っていますので、大子にインターチェンジというふうなことで、副議長の石井県議のほうからもお話ししたりの予定だということで、大子から那須塩原の新幹線の駅までを30分ぐらいで行ける構想を実現しつつあるというふうなことで今進んでおります。 だから、最近、福島県側も、去年の11月に国会議員との懇談会、東京で陳情がてらの懇親会というか、朝の懇談会、そのときにやっぱり国会議員の中でも、茨城県側の道路の改良の進み具合と、福島県の県境の進み具合が全く、福島県側のほうが進んでいないということを私も申し上げて、今後、この高規格道路というのはやっぱり茨城と福島を結んで、福島空港の基幹道路というようなことで、今から20年ぐらい前にもう出ていますから、一向に進展は見られないところに、急遽やっぱり北関東と福島県の県南地区の、道路の一番便利じゃない地区ですから、ここをやっぱり解消するというようなことで、私も強く要望はしてきますから。福島県側もやっと構想の段階に入ってきました。今、常陸太田から須賀川市の道路の整備網というものを考えてくるというふうなことで伝えてきました。 また、去年ですか、福島県の自民党の幹事長の先生方、宮川県議と一緒に来て、やっぱり我々の要望は高規格道路の整備網ということも伝えておきました。ただ、県から見れば、道路だけを整備してもストロー現象になってしまうということも言われたものですから、そのストロー現象というのはまた別な意味と私は捉えるから、やっぱり経済、産業、これからの人口減の中の交流人口の活性化の中には、道路行政というのはしっかり捉えていただきたいということは申し伝えておりますから、私も、道路行政はしっかり前向きに、長い目でしっかり検討する覚悟であります。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、やはり太田側を通るか大宮側を通るかという、いわゆる須賀川から水戸まで行くラインのところで、どっちを通るかでもラインが全然、矢祭町の場合には変わってしまうかなと。茗荷側を通るか追分側を通るか、はたまたど真ん中を通るかということで、その辺もいろいろ検討しながら、いい方向になるようにということなんですけれども。 あと、単純に考えても、10年ではできない計画なんですけれども、だからこそもういろいろな計画を始まって、バイパスが通るであろうところの人たちの、住民とかとの協力がないと当然進まないところでしょうから。都会の話だと、強制的に判こを押してもらっちゃうんだなんていう話はよく聞く話なんですけれども。 それで、やはり福島・相馬間なんていうのは、当初10年以上かかるというところが8年でできてしまったということで、あの辺は震災の対策ですごいスピードでできてしまったので。だから、国道118号線も棚倉、塙は、バイパスといってももうバイパスという意味合いではなくなってしまったようなバイパスですけれども、あと矢祭だけなので、何とか国と県とかに働きかけをより一層よろしくお願いしたいというところで、お願いしたいと思います。 それで、あと次が、第6次総合計画に入っていない事項は第7次総合計画、それよりもっと時間がかかるであろう項目は第8次総合計画へと引き継いで継承していかないと、やっぱり一歩ずつ前に進んでいくためにはなかなか難しいというところですので、私も第5次総合計画、第4次総合計画とかの時期とかもよく分からないわけなんですけれども、ぎりぎりに総合計画を立てるのではなくて、もう第7次総合計画を始めなければならないのではないかと。それで、やって4年後に無理だというふうに判断するような事業は第8次総合計画に持っていけるようにしていかなくてはならないので、本当に6次計画が始まったばかりですけれど、7次総合計画ももう立ち上げて計画していかないと、あと3年後に7次総合計画を立てましょうと言っても、そのときの担当者もすごく大変でしょうから、もう今から一歩ずつ進んでいってほしいと思っております。 それで、あと第6次総合計画には役場建設の計画はされてはいないわけなんですが、現役場は老朽化が進んでいる上、駐車場が狭く、凸凹であり、町民に大変不便をかけていると思っております。また、役場職員においても、非常に狭い環境で仕事がしにくいであろうなというふうに推察しております。役場職員と町民が使い勝手のいいように工夫して計画して、場所も含め、設計を始まってもいいのではないかなというふうに考えます。いつかは必ず建て直すようだと思うんです、もうここまでやっぱり古いと。ですので、東館駅の西側の再開発とかも含め、先送りしないで、同時に進行して動き出してはいかがかなと思うんですが、町の考えをお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま藤井議員の、6次計画には役場建設というのは計画されていないが、非常に老朽化が進んでいるということ、これは町民誰もが感じていることではあります。昭和36年の開庁以来59年ということで、非常に役場の中でも、県内でも本当に矢祭が一番老朽化ということで、先日、泉崎村の久保木村長と話をする機会があったときに、泉崎が庁舎の改修が終わったから、矢祭が一番県内で古いぞなんていう話がありますから。 ちょうどやっぱり私も、今、台風の修理して、台風19号の被害の対応、それと今回のコロナウイルス感染防止対策というので、非常にこれは町民の安心・安全の、一番生活の基本ですから、その優先順位からいきますと、やっぱりこれはコロナ対策、そして災害の対策というのが一番の行政の役割だと思っておりますから、今後こういう対策で、コロナが収束しながら、また第6次総合計画を進めながら、7次に役場の改修というか、そういったものも計画の中には、今、藤井議員の言われているように、やっぱり7次、8次ぐらいの先見性というか、先を見たことも大事じゃないかというようなことも今言われてもおりますので、そういった思いを、やっぱり町民からいろいろ意見を酌んで検討してまいりたいと思っております。 ただ、今、震災でちょうど10年がたって、各県内の市町村の庁舎の崩壊も非常に、場所によってはありました。茨城県も、日立から太田、全部、庁舎の被害を受けて改修が始まっております。幸い、本町の場合は業務に差し支えがあるような被害というのは出ておりませんでしたから、まだ最優先に被害の、こういうコロナ対策とか、そういったものを考えていきたいというような考えがありました。 ここで、今、桑折町とか三春でオープンがされたということで、やっぱり15億、16億、17億といって、非常に財源の確保もしっかりこれは考えながらしないと、庁舎というのは町民のそういった行政の中の中心になるということで、ご不便はかけてはおりますが、やっぱり財政の中の考え方もしっかり捉えて、庁舎の建築というものは考えなければならない時期には、そういう方向で進めていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) そういうことで、本来であれば駐車場だけでもとかというふうに私も考えるんですけれども、なかなか、それをやるんだったら全部やっちゃったほうがいいんじゃないという考え方もありますし、本当に凸凹だ、あとまた枠線が狭い、ドアが開かないとかというのも実際に体験して分かっていることですし、できることだけやるのもどうかなという判断もあるんですけれども、いずれにしても早急な時期に何とかお願いしたいというところでございます。 それで、次の質問事項のタイトルがちょっと、本当はもっと下のところなので、これ、上の文章からの引き続きというところでちょっと訂正をするんですけれども、役場や東館駅を隈研吾氏にデザインしてもらえれば、茨城県の境町のように、建物を見るだけでも全国から観光客がやって来て、隈研吾氏というのは、皆さんもご存じかと思いますが、新国立競技場や銀座の歌舞伎座、または今現在だと渋谷駅の再開発だったりとか、宇都宮駅の東口の再開発などのデザインを手がけております。あとまた、近くでは那珂川町馬頭にある広重美術館というように、ああいうふうな建物だけでも美術的要素があるようなものも多くデザインをされていて、あとは個人のお家から商店街、いろいろな全国的な、大きいものから小さいものまでデザインされている建築家なんですけれども。 デザイン料は建設費の2%から3%ということで、全国で広くデザインされているんですけれども、そういう人がデザインすると面白い。それだけを見に来るお客さんもたくさんいるので、面白い観光地がつくれると思うんですけれども、茨城県の境町の取組をどう思われるか、お考えをちょっとお伺いしたいなと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね。今、藤井議員の、馬頭町の広重美術館とか、あとは玉川村の乙字ヶ滝の前の、今、玉川村が買って、そこに滝の駅というような名称で始まっているのもこの有名なデザイナーの隈研吾氏が造ったということで、非常にやっぱり今、日本では、世界でも有名な建築家ですから、そういったものを対象にしながら話題性を取るというのも一つの行政の在り方かもしれませんが、まだまだ本町の場合は、そういう考えよりも、やっぱり公共施設というのは町民が使って一番、そういう安心するというような感じが一番大事だと思っておりますが、やっぱり町民本位の施設というか、そういったものに対応していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) これも、私も、あくまでこのようにしてほしいとかこのようにしたいとかという希望ではなくて、そういう境町を見て、ああ、いいなと思ったものですから、ちょっと町の情報を聞いてみたいなと思ったわけであります。 それで、次に、段落がちょっとずれたところですけれども、削減されている議員報酬の使い道についてというところなんですが、これが、削減されているという表現が正しいのかどうかというところも根本的にあるんですけれども、削減されている議員報酬を例えば高田基金のように何らかの形で残ると、すごく分かりやすくていいかなと思うんですけれども、議員報酬が実際に減らされているという表現になると、予算書の中でそれがどこにどう使われているのか混ざっちゃって、潜っているので、全く何に使われているか分からない。高田基金であれば子供たちのためとかというふうに分かるんですけれども、もうごちゃ混ぜになっちゃっているので、そういう使い方が明確であれば我々議員さんの皆さんも、あと町民の皆さんも、何とかしたほうがいいよという、そういう提案はもらうんですけれども、みんな納得するような使い方というのを何かお考えがあるかお伺いしたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま藤井議員の、削減されている議員報酬の使い道というようなことで、これは、予算の編成上、議員報酬の削減額というのは明確にできないこと、また議員報酬の削減分の特定財源化ということはまずできないと思っておりますので、今後また特定の事業に使途を限定する必要があるかないかということも、今後の検討ということで考えたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 単純計算でいっても、ほかの市町村を参考にすると年間……、ちょっと待ってください。1人当たり200万円程度年間で安くなっているというところで、それが4年間で800万円から1,000万円程度になるだろうと。それが全員の分であると8,000万から1億円程度になるであろうと。そうすると、あっという間に高田基金に追いついてしまうので、だからそれが10年も20年もやるとすごい金額になるんではなかろうかと思うので、それが潜っちゃっていると、どこに行っちゃったのかなというふうにも思うところですので。 確かに、高田基金のように、明確にこれはこのために使うというのはなかなか難しい話ではありましょうが、今現在となっては決めた当時のときと違って、みんなも町民のほかの人らも、何とかしたほうがいいんじゃないのという声も聞くので。ただ私も、別にお金がほしいというわけではなくて、何か使い道が分かればより説明しやすいのになと思うところなので、ちょっと加えてみたところです。 それでは、次のふるさと納税についてなんですけれども、ふるさと納税というのが、全国的に見ると大分やっぱりお金はすごく動いているんです。そこで、本町でもふるさと納税をもっと本格的に展開してみてはどうかということなんですけれども。 それで、これを矢祭町でもやっているわけなんですが、それをやろうとしたときにも、返礼品目的でやっているわけではないというふうな情報は仕入れてはいるんですけれども、ふるさと納税の目的というのが、町を検索してもらうことにより、または矢祭町で検索するわけではなくて、何か商品を探したときとかに矢祭町がたまたまあって、そこから入ってくるということもありますので、検索してもらうことにより矢祭町を知ってもらって、そして来ることができない遠くの人でも矢祭町のものが買えるというところの利点。最終的な目的というのが、町に来てもらって矢祭町をいろいろ見てもらい、感じてもらうというところ。それでお金を回して観光を活性化させるというところが本来の目的なんでしょうけれども。 既に、ネット販売の利用者が、パソコンよりもスマホからという人口がもう50%を超えている時代になってきて、ふるさと納税なんかもクリックだけでもできるようになっている時代になっています。町が活性化して豊かになるのであれば、ぜひふるさと納税に本気で取り組んでみてはいかがかと思うんですけれども、町の方向性などをちょっとお伺いしたいなと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのふるさと納税についてのご質問についてお答えをさせていただきます。 ふるさと納税は、平成20年度の税制改正において導入され、生まれたふるさとや応援したい自治体に寄附をすることによりまして、その寄附金から2,000円を控除した額を一定の限度まで、所得税の場合ですと所得控除、住民税の場合ですと税額控除という形で控除できる制度でございます。 議員がおっしゃるとおり、全国のふるさと納税による寄附金額につきましては、平成21年の65億5,000万円から令和元年の4,875億4,000万円と10年間で75倍に急増をしており、自主財源確保のために多くの自治体が注目をし、力を入れて取り組んでいる事業でございます。 このような中で、本町におけるふるさと納税による寄附金の推移でございますが、こちらは、過去5年間で見ますと、平成28年度が49件で487万円、平成29年度が44件で568万円、平成30年度が35件で580万円、令和元年度が287件で1,701万円、令和2年度、こちらが88件で887万円となっております。ご寄附をいただいた皆様には心から感謝を申し上げたいと思います。 このように、本町におきましてもふるさと納税というのは貴重な財源でございますので、今後はさらに多くの皆様に応援をしていただけるよう、魅力ある町づくりに努めるとともに、矢祭町特産品開発協議会等の関係機関との連携を図りながら新たな特産品の発掘等に取り組み、矢祭町に興味、関心を持っていただけるよう、町のホームページなども工夫をしながら情報発信をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、ふるさと納税という、ふるさとという、まず国がつけたネーミングがやはりいろいろ誤解を生む。ふるさとじゃないと駄目だとか、そういうふうな誤解を思うことがあるので、国の目的は過疎化の活性化にあるので、これを今から変えるというのもおかしい話になるから、ここはちょっとこのままでいく方向でいいんですけれども。 矢祭町も産業の資源があまり多くないものですから、始まるとなると、例えばユズであるとか鮎であるとかコンニャクであるとかだと、すぐに在庫が切れてしまうと思うんです。そういうものを季節限定にして提供すればいいと思いますし、あと、季節の花卉類なんかも、それも季節限定で、この季節に咲く花は決まっているので、それも予約で承ることもできるでしょうし、あとは日本酒なんかは、各ページでトップ画面に出ているようなところもありますし、幸いにも矢祭町にも造り酒屋さんがあるものですから、そういったものも全然、特産品として載せてもいいと思いますし。なので、あとは形、例えば特産品がなくとも、例えば宿泊施設の宿泊券を返礼品にするとかして、その辺に合わせた寄附金額を設定していけばいいので、幾らでも何とでもできるところなので。 そして、ほかの団体のページを見ると、特産品でなくとも返礼品に載っているところがたくさんあるんです。例えばメンチカツであったりとかハンバーグであったりとか、何でも、特産品でなくとも載せてしまっている。それでも、やっぱりハンバーグが食べたいと思うとそれを返礼品目的で買うということもありますので、工夫次第ではいかようにでもお金が回せると思うので、いい方向に、それも皆さんで検討して、新しい宣伝の仕方を考えてはどうかと思います。 やはり写真を撮るのは若者なので、若者に来てもらって、SNSに投稿して矢祭山に来て、赤い橋を写真に撮って、そこでおいしいものを食べたとなると、それがSNSに載っただけでわっとすぐ人が集まるので、これは今の世の中の営業の仕方としてすごいことなので、ぜひ何とかしてほしいなと思います。 矢祭町の返礼品というのが今のところ野菜の詰め合わせなので、実際に野菜の詰め合わせが欲しくてふるさと納税をする人はほぼ少ないと思います。ふるさと納税のその町に取りあえず来て、その町のページを開いてどの商品がいいかなと選ぶところから、顧客の立場とすれば楽しみがあるので、商品はたくさん載せておいたほうがいいと思うので、売れる売れないは、それはしようがないことなので、そういうことで矢祭町はちょっとやっぱり今の段階ではほかの市町村に1歩乗り遅れているので。ただ、今現在でも毎年毎年新規参入してくる市町村はたくさんありますので、そこに混ぜてもらうというのも表現がおかしいですけれども、波に乗って、お金を回せるような環境づくりをしてほしいと思っております。 それで、今ふるさと納税のお金の動きなんかもちょっと説明にありましたけれども、平成19年のときから比べると、台風19号があった年までは8倍ぐらいに金額が伸びているわけなんですけれども、これは全国の方々の、テレビに映った橋が流された映像、田んぼに水がたっぷりたまっている映像なんかを見た方の善意だと思っております。ですけれども、また次の年からやはり減ってしまうというのは、やはり何か魅力がないんだろうというふうに思われますので、そこら辺は、やっぱり寄附金が減るというのは、どんどん増えていくんならいいんですけれども、減るというのはどうしてかというふうにお考えでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 令和2年度の寄附金額が例年の額に戻ってしまった原因についてのご質問でございますが、先ほど本町のふるさと納税に関する寄附金額の推移についてご説明をさせていただきましたが、令和元年度、台風19号による被害があった年でございますけれども、こちらの寄附金額が例年の約3倍、昨年、令和2年度の寄附金額は例年の約1.5倍となっております。議員がおっしゃるとおり、令和元年度につきましては、台風19号による被害があったために、全国の善意のある方々から多くの寄附金が寄せられたものでございますが、令和2年度につきましては、その災害等の復旧等も落ち着いてきてということで、災害復旧関連の寄附金が元年度よりも減少したために、2年度については元年度のおおむね半分程度になったものと考えております。 本町におきましてふるさと納税してくださる方々というのは、真に矢祭町を応援しようという方がほとんどでございまして、議員がおっしゃられるような形で、返礼品を目的に寄附をされるという方は少ないようでございます。 今後は、返礼品につきましても、議員のおっしゃられているような内容等も参考にさせていただきながら、新たな特産品を開発していくということも一つだと思いますが、今現在あるもの、農産物以外のものでも、体験等ができるもの等も、農業体験とか、そういったことも返礼品の一つとして考えられるものだとは思いますので、いろいろな方からお知恵等をいただきながら、そういった返礼品の内容等につきましても工夫をして対応をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) それで、あとスマホからやっぱり入ってくる人がたくさんいると思うんですけれども、スマホから矢祭町のページに入って、ふるさと納税のページを探すんですけれども、本体の矢祭町のページにはふるさと納税というのが、トップページのバナーがあるんですけれども、スマホのページにバナーがないんです。なので、どこから入るんだろうと思って一生懸命検索しながら、やっと下の細いところに入りながらと行くので、パソコンよりもスマホのほうを多く使う時代としては、スマホのところも工夫しながら、そういうバナーも張りつけておいて、ボタン1つで入ってこられるような形、片手だけで入ってこられるようなというふうな工夫も必要だと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのスマートフォンからの納税等が非常に分かりにくいというようなご質問でございますが、この点につきましては本当に大変申し訳なく感じておるところでございます。現在、矢祭町で使用しておりますパソコンやスマートフォンから検索できる町のホームページでございますが、こちらは白河広域圏のシステムを利用しております。スマートフォンにつきましては、町のインターネットのほうのホームページを作成しますと自動的にスマートフォンのほうも作成されるシステムとなっておりまして、このシステムが基本的に、本当に基本的なといいいますか、一番安価な、簡単なシステムだということもございまして、町独自のそういったレイアウト等への対応がなかなか難しいということもございますけれども、実際、職員のほうもホームページの制作や更新等に慣れていないということもございますので、そういったことを改善するために、今年度はホームページ等に関する研修会等も開催をいたしまして、利用しやすいホームページ、スマートフォンからの利用ができるように努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) バナーを張りつけるとかというのもたった一つのことで、技術さえ覚えてしまえば簡単にできるので、RFとかなんとか、その記号さえ覚えてしまえば簡単に張りつけられるので、やはりつくる側の目線ではなくて見る側の目線で、何とか見やすいように自分でも検索してみながら、何か分かりにくいなと思ったところはやはり修正していただきたいなと思っております。よろしくお願いします。 それで、次に移ります。 次、回覧板についてということで、回覧板についてというタイトルは、これもちょっと違うタイトルになっちゃったんですけれども、回覧板は隣の家の人の健康確認などの近所のコミュニケーションに大いに役立っていると思います。ただ、季節の変わり目だったり季節の始めだったりとか、または一番最初に回ってくる人なんかは、資料が大変多くて、重くて、何冊にもなって、それで10部ぐらい挟まっていると1冊でも1センチ以上になって、すごく重いときがあります。 それで、ある地域では自前のバッグとかで運んだり、両手で持って来るなんて、お年寄りなんかに対しては、各家と家の間が離れている場合には非常に大変であるというところで、ひとつ私もここでそういうバッグとかを、何かないかなというところで考えたところで、もったいない図書館で私がもらったものがあって、これなんか回覧板を運ぶのにちょうどいいんじゃないかと。新しいものを、矢祭町の名前が入ったものをわざわざお金をかけて作らなくてもいいので、こういったものを工夫して、在庫があれば各班に配って利用してもらう。当然、洗濯等はその班でやってもらうとかにしてもらって、そういった工夫はいかがかなと思うんですが、どうでしょうか、答弁。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの区長文書等の回覧についてのご質問でございますけれども、区長文書の回覧につきましては、毎月2回、年間24回ということで、各区長様をはじめ、各区役員の皆様に大変お世話になっているところでございます。 ただいまのもったいない図書館のトートバッグを活用できないかとのご質問でございますが、もったいない図書館のほうに確認をいたしましたところ、在庫枚数に若干の余裕はあるということですが、各区、各班に配るまでの余裕はちょっとありませんということでございますので、現在、もったいない図書館のトートバッグを配付するということはできませんけれども、議員おっしゃられるように、確かに年に何回か、数回、たくさんの文書等を配布するケースもございますので、そういった場合の対応として今後何らかの、トートバッグのほうは配付できませんけれども、なるべくお金のかからないような方法で、対応ができる方法を検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 在庫がもし仮に足りなくても、地区ごとであればというか、種類が違っても構わないと思うので、お年寄りが多いような地域であるとか、そういうところにも何とか優先して、余っているものであるならば、それをまた別な使い道があるのであればそれは強要はしませんけれども、余っていて倉庫に、段ボール箱に入っているのであればそういう利用の仕方もあるのではないかというところで、ちょっと述べさせていただきました。 以上で、私の質問は終了させていただきます。 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は11時零分といたします。 △休憩 午前10時51分 △再開 午前11時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。--------------------------------------- △片野一也君 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君、登壇願います。 持ち時間は60分です。12時までです。     〔2番 片野一也君登壇〕 ◆2番(片野一也君) 2番、片野一也でございます。 通告に従いまして質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 まず、東館駅周辺整備計画における現存施設の活用と施設整備計画の在り方について質問をさせていただきたいと思います。 当該計画につきましては、魅力ある町づくりの重点施策と位置づけられているというふうに思っておりますが、今般、東館駅周辺まちづくり協議会が整備計画をまとめ上げられました。町の名前も入っておりますけれども、まずもってこの計画に携わった協議会委員皆様のご苦労に敬意と感謝を申し上げておきたいと思います。この整備計画におきましては、町づくりに係る一つの提言であるというふうに思われますから、今後さらに町民の議論の深まりというものが不可欠というふうに考えているところでございます。 さて、当計画によれば、駅西側の開発構想をひとまず10年先送りするということで、開発そのものというのが極めて限定的になったなというふうには感じております。町の中心地にふさわしく、町のシンボルとしての開発を願う1人でありますけれども、一昨年の台風19号の教訓から、西側浸水エリアの開発は慎重にならざるを得ないということも十分理解をしております。経過としまして、スケール縮小の状況下で今年度から計画がスタートすることになりますけれども、先々を見据えた既存施設の活用と今後必要とされる施設計画の在り方、財源の効果的投入の観点から、数点お伺いをいたしたいと思います。 まず、1つ目として、東館駅東側のスペースは限られておりまして、西側に現存するスインピア矢祭、ユーパル矢祭、そしてふれあいテニスコートとの有機的連携が図られるという利点を考えますと、駅の西側の開発というものは必須であるというふうに考えていたところですが、この当該地域、このエリアに浸水対策を施さなければ、10年、さらには20年待っても開発のめどは立たないというふうに思われるわけでございまして、例えば久慈川の河床掘削、堆積土砂の除去による流下能力の向上、地盤のかさ上げなど、開発を可能とする条件整備がありきだというふうに考えているわけですが、この考え方についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま片野議員のご質問ということで、3月の定例会にも質問が同じくありました。やっぱり東館駅の周辺計画というようなことで、どうしても西側ということで、台風19号の影響ということで、非常に、河川の整備というか、それをまず最初に考えていかないと西側の整備というのは進まないんじゃないかというのがあります。やっぱりこれも危険防止というか、そういう災害防止というものもしっかり取り上げて、やっぱり施設というのは、これは安心というか、そういう災害に強い施設づくりというのを前提に考えなければならないと思います。 今年度の久慈川の河床掘削というようなことで、予定としては、矢祭橋下流は、これは発注済みになっています。あとは連絡調整会議で大内沢ですか、あと柵ノ沢、舘谷、小田川というようなことで要望をしてまいりたいと思います。 西側の開発に10年を要するということは、あまり年数を、何年だと限定するものでも何でもないですから、やっぱり状況を見ながら、河川改修が進んだり、あとは新しく堤防を設置していくことも今後、県のほうも考えていただいておりますから、そういったものを並行しながら、やっぱり西側の、今おっしゃったスインピア、ユーパル、そしてテニスコート、そして先日、ユーパルの役員会という中でも、グラウンドゴルフの運動場、そういったものもぜひ考えてほしいというようなことも上がっておりますので、それとともにやっぱり運動施策というのも、これからコロナ禍の社会の中で健康資産というのは大事にされてくると思いますから、サイクリングロードの整備、グラウンドゴルフ、テニスコート、いろんな、そういう施策もしていかなければならないと思っております。 また、今後の久慈川流域の治水対策の方向性やスケジュール等が決定しないとなかなか今度計画が策定できないというのが現状でありますが、今後、県と進めながら、東館駅周辺並びに西側のほうも考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 10年ぐらいということを私もその計画の中で目にしましたから、こうなってくるともうこの計画そのものがちょっと頓挫しかねないなというふうなことも考えております。今、町長がおっしゃられるように、まずは安全・安心の確保でございますから、これからそのための対策をぜひとも加速していただいて、何とか、西側もこの周辺地域の開発の大事なエリアであるということの観点から、ぜひとも早急な対策をお願いしておきたいと思います。 それで、次の質問なんですが、先ほど1番議員も触れられておりました役場庁舎の問題でありますけれども、町の中心地としての開発構想であるということを考えますと、何よりも東舘商店街の活性化ということは念頭に置きつつ、役場庁舎建設構想というのも一方で視野に入れるべきというふうに考えるべきだと思います。 その必要性ということについてですけれども、これは町長も触れられておりましたけれども、有事の際の指令本部、それから防災拠点であるということについては何よりも大きくて、それから立地によって商店街など周囲の利便性が大きく変わるということから、商店街に与える影響は大であるということは見過ごせないというふうに思っています。 したがいまして、町長は先ほど、庁舎のことに関しては第7次総合計画あたりを目途にというような話だったかと思いますけれども、第6次総合計画の中で、あと中間において見直し計画というものがございますから、これについては、直ちに役場庁舎を建設する方向にシフトするのではなくて、まず議論の段階に入っていただくのは今ではないかというふうに考えております。 ですから、建設のことに関して言うと大変な事業でありますから、今後、5年、10年、そういった長いスパンの中で建設の方針、建設の場所について十分な検討をしていただきたい。このことについては東館駅周辺の整備の在り方とは無関係とは思えないと。先ほども話がありましたけれども、西側の開発にひょっとすると関わってくるかもしれないというところもありますから、この辺の考え方を、町長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、片野議員の質問ということで、これは、今、1番の藤井議員と同じく、重なると思いますが、確かに老朽化しております。いずれそういう、町民もほとんど8割の方が庁舎の改修というようなことで考えていらっしゃっていると思いますから。ただ、先ほど私も言ったように、やっぱりコロナ対策というのが一番先、これはもう行政の基本ですから、町民の安心というものを、この対策が終わらないうちはなかなか次の施策というわけにもいかないですから、やっぱりコロナ対策の中での経済対策ということもこれは考えていかなければならないですから。 ただ、この10年間のスパンの中というのは、今、片野議員の中でも、第6次総合計画の中で見直しというようなことも当然ありますから、その中でもやっぱり今度検討、庁舎というのは計画して、1年、2年でできるものでも何でもないですから、やっぱりああいう三春とかの庁舎のあれを見ても、5、6年ぐらいの歳月をかけながらやっています。大子でも、今回のになっても、あれも7、8年前からの計画があって、水害に遭って、今度、旧大子二高ですか、東京理科大の跡地のほうに移転ということになっていますから。 庁舎というのは、やっぱりこれは町のシンボル、これはいろんな活性化の意味もありますから、議員がおっしゃるように、建設の方針、そして場所の検討ということを。それに伴い、今度、東館駅の周辺ということがありますから、庁舎の場所もかなり重要な位置を占めるとは思っておりますので、今後、やっぱり10年後じゃなくて、今おっしゃられたように、私のほうで時間が取れたらそういう方向性ぐらいは考えながら、やっぱり時間がかかることですから、そのぐらい長い時間をかけて検討していくことも大事なことだと思います。 そこには、今度やっぱり財源の確保ということもありますから、これは予定を立てながら財源の確保も順次計画していかなければならないとは思っておりますから。ただ、今年度ですか、2年度の3月末というようなことで、全国の庁舎の改修には国も支援するというようなことがあったものですから、塙のほうが突発的に出したというのは、その期限が切れるというようなことがあったものですから、そういったこともやっぱり時間をかけないと町民が納得しない。単なる突発的なという感じを受けちゃったんでは、これは町民が不安になりますから。 やっぱりここは、行政の発信の仕方というのはじっくり時間をかけながら考えて、庁舎の新築というのは当然これはしなければならないとは思っておりますので。ですから、この時期とタイミングというのは、今コロナ禍とか集中豪雨の災害の、まだこれからありますから、高地原のほうもまだ完成はしていませんから、そういった意味を含めて町民が納得のいくような形で、そういった方向に私は考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 町長、コロナ対策が終了するという前提ではなくて、コロナ対策コロナ対策を粛々と進めていただき、これからの町政に必要と思われる事業については積極的に、直ちに取り組んでいただきたいなというふうに思っています、それでそれぞれの担当部局があるわけですから。 第6次総合計画に盛り込まれてはいない事業ではありますが、直ちに役場庁舎を建設するということを決めて動くんじゃなくて、その前段で、もうそろそろというような話合い、議論の場をつくっていただくことも必要なのではないかということでありますから、ぜひとも時間を置かずに、要は東館駅周辺の計画と関わってくるということを私は非常に思っておりますので。 例えば、余談ではないですが、いろんな、庁舎を建設するときの場所の問題が出てくるわけです。駅西側もそうでしょうし、あと例えばこれから義務教育学校なんていうほうにシフトするなんていう町の考え方が出てきたときに、矢祭中学校の跡地であるとかの活用とか、これはそういった前提を想定すること自体があれですけれども、いろいろ選択肢が、例えば広がってくることがあるわけですから、その辺のところは、町長、念頭に置いていただきたいなということを申し上げたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね。今、議員が言われたように、コロナ対策も並行しながらというような、やっぱり未来の将来像というのは考えていかなければならないとは思っています。ただ、その時期の優先順位というのは必ずありますから、またどういう、これからのこういう世の中ですから、チャンスがあったりピンチがあったりというようなこともありますから、やっぱりそういう状況、世情の状況を見ながら判断していかなければならないと強く思っておりますので、今後とも意見等のほうもよろしくお願いをいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。よろしくお願いをいたします。 続きましての質問ですけれども、大変くどいようなことになってしまうのかもしれませんが、中央公民館の整備計画についてでございます。このことにつきましては3月の定例議会でも質問をさせていただいて、また今度かという話なんですけれども、私は公民館機能というものを否定するわけではないということをまずもって申し上げておきたくて、現存するほかの施設の有効かつ効率的活用で十分カバーできるのではないかというふうに考えているものでございます。そして、町民が望まれているというのは住民相互の交流の場、コミュニティーセンター施設になるものではないのかなと、そういう機能であるのではないのかなというふうに思っていて、公民館ありきでこの事業がスタートするのはどうなのかなというふうに思っているものでございます。 前回の質問で、山村開発センター、ユーパル矢祭の有効活用により公民館機能というものを代替できないかということを申しましたところ、町長におかれては、開発センターと公民館というのは別の目的があるというようなことで申されたように記憶しております。どうもこの違いというのが私には理解ができないのであります。これは縦割りで建設されるものですから、片や社会教育法、片や農林業振興というか過疎地域の振興のためにというようなこともあるんですけれども、違いがあるという町長の判断といいますか、感覚といいますか、この点を町長はどのように捉えて申されたのか、ちょっとこの点をまず確認しておきたいなと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、片野議員の、3月の定例会のほうにも中央公民館というようなことで、今の現存の施設で有効かつ十分カバーできるんじゃないかというようなことで、私が言ったのは、山村開発センターと公民館の違いというか、やっぱり開発センターは、今現状を見ると社会福祉協議会の事務所があったり、放課後児童クラブの子供が今70人ぐらいいて、いろいろイベントホールもありますが、そういったものと公民館というのはまた別に、私は切り離して考えたほうが公民館の活用ができるんじゃないかなという感じはいたします。 今、公民館というよりも、やっぱり地域の、町民のコミュニティーの機能センターというか、そういったものの名称で、矢吹町でそういうセンターができたりなんかしていますから。だから本町でも、公民館の交流の場ということで年間大体3万人ぐらいが利用されているというようなことで、建物も同じく非常に、昭和43年からですから、50年以上が経過しているということになっていますので、こういった施設を、町民の交流とか文化の振興、あとはクラブ活動の、そういう団体の集まり場ということですから、やっぱりこれはしっかり交流の場ということは、今、議員もおっしゃられたように、社会教育法とか公民館法という、これも国で義務づけられた活動の一環ですから、やっぱりこれからコミュニティーセンターの役割というのは人口減の中で非常に、これからの人口減の中の各地域の交流というのが非常に大事になってくるというようなことが言われています。 特に、防災教育の中でも、地域のコミュニティーが薄れるとなかなか防災の完全な危機管理ができないということもありますから、公民館教育の中でひとつ町民の意思の統一とそういった交流、やっぱり交流がないといざというときのバランスも崩れてしまうというのがありますから、コミュニティーセンターの中で町民がしっかり交流できて、明るい未来を生きていくというようなことも大事なことですから、しっかり公民館教育ということも考えていきたいと思っております。施設を建て替えるということで、慎重に、これからの検討委員会を持ちながら計画的に進めてまいりたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 今現状、山村開発センターの利用の状況、児童クラブで使われていて、社会福祉協議会が入っておられるということなんですけれども、これはその時々の実情に合わせて変わってくると思うので大きな問題ではないと思うんですが、それを合わせてどうにかして、現存の施設を活用するということを考えていただきたいのですが。 コミュニティーセンターということで、矢吹町のKOKOTTOでしたっけ、私も見てまいりましたけれども、大変立派な施設で、ただ駐車場はなかったんですが、送迎でもやるんでしょうか。ただちょっと、ああいう施設を想定しているのであれば、矢祭町にはちょっともったいないかなという感じもして、それは活動の実需要に見合わせていただきたいということが前提にございます。 中央公民館建設費用試算では3億8,000万余りかかるというような現状で出ていますけれども、これは決して少額ではないというふうに思うんです。これだけの多額の費用をかけた施設というのは当然その後のランニングコストに跳ね返ってまいりますので、それが相当多額になるだろうと、人的なものも含めて、ということが当然予想されます。 私が再三言うように、新しいものを造るよりも、既存の町有施設、今申し上げた施設、山村開発センター、ユーパル矢祭、これの利用率をまずは高めて、そこに何か不足があるのかなということを検証してもらいたいんです。既存の施設の利用率を高めるということは、町財政の無駄を省くということになるわけでありますから、まずはここのところが優先されるべきではないのかなというふうに思っております。 それで、1つの例なんですけれども、ユーパル矢祭の新しく増築した多目的ホールですが、これは、今コロナ禍ということもありますけれども、それでなくてもほとんど利用がされていない。結婚式をイメージして造られたんですが、ハイクオリティな建物でして、人数はそんなに多くは入らないんですけれども、ミニコンサートとか、そういった催事等にも利用できるのではないかなというふうに思っておりますし、あとはユーパル2階の多目的ホール、これも間仕切りがありますし、こういったところはどんどん活用していかないと、あの施設そのものが何の存在価値も見いだせなくなってしまうのではないかと。これから結婚式というのはちょっと考えにくいですよね、この現状を見ますと。 そういった前提もありますから、矢祭振興公社に委託をしております関係上、あの費用の肩代わりは町がしたとしても、3億8,000万円余りの公民館建築にシフトするというようなことよりもこちらのほうがはるかに、現存施設の有効活用、負の遺産を残さないという形でよろしいのではないかというふうに思っております。これも、先ほどの役場の庁舎の建設同様、東館駅周辺構想の一角をなすものですから、今少しこの計画について立ち止まっていただいた上で、負の遺産になるような点的な整備というものは思いとどまっていただければなというふうに思っているところでございます。 この質問、町長は先ほどの答弁で変わらないと思うので求めませんけれども、ぜひぜひ熟慮していただくということをお願い申し上げ、終わりたいと思います。 次に、東館駅舎の整備計画でございますけれども、これ、やはり計画書を見せていただいて、観光案内所、フリースペース、多目的スペースなどを配するという計画になっております。これは、バリアフリー化や外観の問題というものも大分考慮をされて平屋建ての計画になったものかというふうに推測をしたところでございますが、2階建てにすることで容積率を高めれば、新たなスペースの創出が可能で、コミュニティー施設の機能も果たせるんではないかなというふうにも思っています。 かつ、西側に広がる景色というのは非常に絶景なんです。そういう絶景を望むということで非常に居心地のいい施設になるのではないかなというふうに思っておりますけれども、その辺どうでしょうか。考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問でございますが、施設の規模につきましては、施設を利用される方々、コミュニティーの規模や数、さらには活用方法によって変わってくるものと思っております。 議員がこの駅舎に対してどの程度の規模のものをお考えなのかと、想定されているのかというのが分かりませんので、なかなか難しい部分ではあるんですけれども、町並びに東館駅周辺まちづくり協議会の中で話し合われていた内容といたしましては、ただいま議員がおっしゃられたように、町の情報発信基地としての観光案内施設との合築と、あとトイレの改修、トイレが衛生的にも問題があるというのは以前からずっと言われてきたことでございますので、トイレの改修というのを想定しておりました。そのほかに、多目的に使えるスペースということでも検討をしております。 観光案内所を兼ねた待合スペースで、お茶を飲んだり、あとはお話をしたりというようなこともできますし、多目的スペースではちょっとしたイベント等の開催とか会議等などもできるのではないかなというふうには考えております。ある程度、平屋建てであっても、議員がおっしゃるような地域のにぎわい創出のためのコミュニティースペースとしての機能、そういったものは有しておるものというふうに町としては考えておるところでもございます。 なお、平屋建てにした理由でございますが、こちらは、東館駅周辺整備計画の策定に当たりましてご協力、ご尽力いただきました東館駅周辺まちづくり協議会の委員の皆様の総意といたしまして、駅舎の外観につきましては和風を基本としながらも、周囲の景観に配慮した統一性のあるデザインとすること、また施設の規模につきましては、建設コストや建設後のランニングコスト等を考慮し、身の丈に合った適正規模に抑えることということが示されておりました。そうしたことで平屋建てというものにしたものでございますが、今後、町民の皆様からもご意見をお聞きする機会もあると思いますので、駅舎を2階建てにして新たなスペースを創出して、コミュニティースペースとしての機能をさらに充実したほうが、費用対効果の観点からも土地利用の観点からも有効であるということであれば、選択肢の一つとして検討をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。バリアフリーはともかく、周囲の景観の問題に配慮するというようなことで委員のほうから話があったということで、これは私も理解はできます。ただ、複層階にしても、何らかの工夫によって、意匠をいろんな、様々工夫することによってできるということもあると思われます。 そして、実はなぜこれを言うかというと、身の丈に合ったという、今、総務課長のほうからありましたけれども、やっぱりそれは大事だと思うんです。ということになると、先ほどの話に立ち返ると、じゃ、もう一つ施設を造っていいんだろうかという話になってしまいます。ここのところが私がちょっと心配をしているところなんですが。あと、JRとの協議の問題が後出てきますけれど、多分底地というか、土地はJRから無償で貸付してもらえればそれが一番いいんですが、多分そうなれば、容積率を上に上げて、公民館機能の一部でも果たしていけば、時に山村開発センターを使い、時にユーパルを使い、時に東館駅を活用するというような、それぞれの目的に応じた選択肢を町民が選んでいけばいいのではないかというふうに思っています。どれを取っても立派な施設になるんだろうというふうに私は思っておりますので、そういった観点から、もう少し容積率を高めていただきたいなということを思うわけでございます。よろしくご検討のほどをお願い申し上げたいと思います。 それで、費用のことについて次にお伺いをしたいと思います。 当該計画に係る費用というものは、過疎債に頼るところ大であるだろうなというふうに思っておりますけれども、活用できる財源についてまずお聞きをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの活用できる財源についてのご質問でございますが、議員がおっしゃるとおり、財源の大半につきましては過疎債を考えておるところでございます。そのほか活用できる財源といたしましては、現時点で正式に確認は取れておりませんが、福島再生加速化交付金の新たなメニューといたしまして、本年度追加されました地域魅力向上・発信支援事業という事業がございまして、こちらが、交付率が2分の1、上限が1,000万というものがございます。こちらが該当しないかということで、県のほうに問合せをしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 私も質問の中で当該計画に係る費用ということで、東館駅舎のことについて今、総務課長はお答えになっておりますか。ちょっと確認させてください。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの回答につきましては、東館の駅舎の建設に係る財源として活用できるものの回答でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 ひとつ、そういったあらゆる財源というか、交付金を活用していただきたいということを切に願いたいと思います。 それでは、この質問の項の最後になるわけでありますけれども、駅舎改築や当然JR用地の貸付、クリアすべきハードルがこれからあるわけですけれども、JR側との協議の状況など、今後のスケジュールについてお聞きをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 今後のスケジュールについてのご質問でございますが、JRとは、4月21日でございましたが、1回目の打合せのほうを行っております。その際、今、議員がおっしゃられた用地関係のお話もございました。いろいろJRさんのほうでは考えがあるようでございまして、現段階で、正式に貸付となるのか買収というような形になるのかというのはまだ全然決定をしていないというような状況でございます。現在は、本計画の協議に関するJRから、水戸支社のほうとの打合せを行ったところでございますので、JR本社、そちら、水戸支社から本社に話はつながっているということでございまして、本社からの回答を待っているというような状況でございます。 町といたしましては、本年度、JRとの協議と並行しまして駅舎等の実施設計等まで完了をさせたいというような考えでおりましたが、打合せの中で、本件については、JRとしては水戸支社で止まらないで本社案件になるということでございまして、こちらの協議のために、今後、基礎調査というJR独自のいろいろ調査をしなければならないものもあるそうなんですけれども、そういったことがさらに必要になる場合も出てくると。また、基礎調査を含めた場合、協議に1年以上かかるというようなこともあるので、町のほうで駅舎の設計等を早めて進めてしまうと出戻りになるようなことも考えられるということで、ある程度、必要なJRとの協議が終わってからそういった駅舎の設計等については進められたほうがよろしいのではないかというようなお話もございました。 そうしたことから、現時点で、今後のスケジュールについては、詳細な、いついつまでに何をどうするというようなことをまだはっきりお答えができないというような状況でございますので、ご理解いただければというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 私も、令和3年度の予算編成でこの建築の予算が計上されておりますけれど、なかなかこれはハードルが高いんだろうなというふうにはひそかに思っておりました。JRとの協議というのはなかなかそう簡単にはいかないということは大方知っておりますから、この辺については理解できますし、そういった中でも、町の主張といいますか、どのようにしたいというのをJR側と交渉しなければならないと。水戸支社から本社案件になったと言いますけれども、町の考え方をしっかり持っていただいて、JRは高いところから物を言ってきますから、恐らく。 ですから、その辺のところできちんとした交渉を、経済比較をしていただきまして、貸付なのか買い上げなのかということ、買い上げというのはどうなのか分かりませんけれども、いろいろあるんでしょうが、そういったところで、駅舎は恐らく町が勝手に造ってくださいみたいなことを言うのかもしれないですけれど、そういったことも含めて交渉の余地はあるわけですから、ひとつこれから交渉を有利に進めていただくようにお願いをしまして、この質問については終わりたいと思います。 次の項目に移らせていただきます。 土木行政でございます。 国道349号小田川2工区全線の整備工事が今年度竣工する見込みであるということでありますけれども、さらにこのほど整備区間の終点延伸が決定したと聞いているところでございます。沿線地元民の要望に対する佐川町長の迅速な働きかけのおかげでありまして、また宮川県議会議員、県南建設事務所の誠意ある対応にも深く感謝を申し上げる次第でございます。そこで、延長されることになりました区間の概要並びにこれらも含めた全線の開通時期についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 今回の要望箇所の事業化につきましては、地権者の積極的な協力もあったと聞いております。延長する区間は宝坂字岡ノ田地内から祖霊神社までの延長140メートルでありまして、公民館に向かって左側を拡幅しながら、歩道をつけての改良となるようです。詳細については今後、測量設計が行われます。延長した区間を含めました全線1,480メートルの開通時期は、2020年代の初頭ということで聞いております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 2020年代の初頭ということは2025年……。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 遅くとも2024年度ということかと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 2024年というと、ちょっと何か私が聞いていたのは、今年度終わるんだよと何か言っていたような気がして、それはそうすると空耳だったのかなと、ちょっと私の早とちりというか、だったのかなと思いまして、分かりました。情報を改めたいというふうに思います。 先ほど、事業課長が140メートル延伸されたということで、祖霊神社まで歩道つきだということなんですけれど、祖霊神社までといいますと、左側だけの整備で済むのかどうかというのをちょっと確認をさせていただきたいと思います。祖霊神社まで本当に行くのか確認をさせてください。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 私も、当初は宝坂公民館に突き当たったところで大体終わるというような話も聞いたんですけれども、その後、今回の一般質問の通告を受けまして県のほうに確認しましたところ、祖霊神社までだということで回答をいただいておりまして、単純に140メートルを測ってみると、祖霊神社の鳥居よりも先、上のほうまでかかるのかなというふうには思うんですが、その辺は、まだ測量設計が終わっていない段階ですので、今後見極めていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 なぜそう聞くのかというと、用地が向かって左側しかかからないというので、何か私が思っているイメージですと、右側も用地をかけないと祖霊神社まで行かないのかなという単純な思いでございますけれども、これは、これから設計段階に入っていく過程で事業課長のほうでもちょっとよくその辺のところを詳細にご確認いただいて、せっかく延伸するんですから、いい道路が整備されるようにお取り計らいを願いたいというふうに申し上げておきたいと思います。 このことで、県としましては、道路線の整備はこれで一段落というふうなひょっとすると思いになってしまうのかなと思うんです。しかし、この先の未整備区間というものは大変狭隘で、危険箇所が多数存在するということでございますので、佐川町長におかれましては、今後とも沿線住民の声をお聞き届けいただきまして、引き続きの改良というものを要望事項の上位に位置づけていただくようにお願いを申し上げたいと思います。 この質問は終わります。 最後になりますけれども、新型コロナウイルスワクチン接種についてお伺いをいたします。 この質問、1番議員も言っておられましたけれども、通告してから半月以上経過しまして、政府においても十分なワクチンが供給されることになりまして、さらに接種のスピードも加速しているということで、職域接種や若年層へも積極的に行われようとしている昨今ですから、これはいささか鮮度が落ちたなという質問になるかもしれませんけれども、よろしくお願いをしたいと思っております。 ワクチンの接種、本町で4月から、郡内のトップを切ってだと思うんですけれども、実施されており、順調に進んでいると聞いているところでございます。まずは、前例を見ない有事に対しまして知恵を出し、工夫をされての懸命の取組に敬意を表したいと思います。 そこで、まず1点目は、町におけるワクチン接種の進捗と今後の見通しについてお聞きしたいということと、また、県のほうにおいては、クラスターの発生を防ぐために、医療従事者のほか、高齢者施設職員や障害者施設入所者、職員も優先接種する方針とのことでありますが、変異ウイルスの広がりによって若年層の感染割合が高くなり、若年層も重症化の傾向が見られ、後遺症も起きているなど、子供への感染リスクも高まっていることに鑑み、最も近い距離で子供たちと接するやまつりこども園の職員や放課後児童クラブの職員、小中学校の職員についても優先接種の対象とできないのかお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) それでは、ただいまの新型コロナワクチン接種の進捗並びに見通し、それからこども園、小中学校等職員の優先接種についての質問についてお答えしたいと思います。 まず、1つ目でございますけれども、ワクチンの接種進捗状況でございます。ワクチンのほうでございますが、5月1日から接種開始ということでございまして、6月14日現在で、65歳以上の接種率につきましては、1回目の方が1,834名ということで、接種希望者の91%が終わっているということでございます。2回目完了の方につきましては956名で、接種希望者の48%が終わっているということでございます。それから50歳以上65歳未満の方、1回目の接種が終わっている方が175名ということでございまして、接種希望者の約21%ということで、2割の方が終わっているというような状況でございます。 それから、2つ目でございます。今後の見通しについてでございますけれども、まず65歳以上の高齢者につきましては、5月1日から接種を開始しているということで、7月中旬を終わりの予定と今見込んでいるところでございます。それから、50歳以上65歳未満の方につきましては、今のところ約8割の方が接種希望ということで申し込んでおられまして、6月12日から始まっております。7月いっぱいをかけて完了の予定ということで進めているところでございます。それから、16歳以上50歳未満の方につきましては、先ほど1番議員の質問の中にもありましたけれども、7月4日から開始するということで、9月いっぱいで終了予定ということで今進めているところでございます。 それから、3つ目のご質問でございますが、こども園の職員や児童クラブの職員、小中学校の職員も優先接種の対象とできないかという点についてでございます。こちらのほうは、こども園の職員や児童クラブの職員、小中学校の職員につきましては、子供への感染リスクをなくす点、それからクラスター発生や職員の感染による施設休止による社会的影響が大きい点を考慮しますと、優先接種の対象にすることが必要かと考えておりまして、今、優先接種の準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 これは、小中学校が特になんですけれど、町外から来ている職員も多数いるわけですが、こういった職員も対象になるのか確認をしておきたいと思います。
    ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) ただいまの質問でございますが、小中学校、町外から来られている方もいらっしゃると思いますので、学校単位でやらないと接種の意味がないので、町内、町外関係なく、学校単位で接種をしていただくというようなことで考えているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。安心をいたしました。 いずれにいたしましても、町の目標としましては、9月末日までをもって全ての接種を完了したいと。9月末でしたよね。そういうことですから、かなりスピード感を持って対応されているなということで安心しているところでございます。 町民の命と暮らしを守るというのは非常に、何よりも大切なことでありますので、そしてかつての平穏な日常というものを取り戻すべく、町当局におかれましても、今後とも対策に一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げておきたいと思います。そして、我々町民も高い危機意識を持って協力をしてまいる所存でございます。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は午後1時零分といたします。 △休憩 午前11時51分 △再開 午後1時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。--------------------------------------- △郡司浩子君 ○議長(藤田玄夫君) 6番、郡司浩子君、登壇願います。 持ち時間は80分です。2時20分までです。     〔6番 郡司浩子君登壇〕 ◆6番(郡司浩子君) 6番、郡司浩子でございます。 通告に従いまして質問させていただきたいと思います。 まず、一般行政からという形で、東館駅周辺整備計画についてという形で出させていただいておりますが、前の議員も質問しておりましたけれども、違う観点のほうで質問いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、再確認ですが、進捗状況について伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) それでは、東館駅周辺整備計画の進捗状況についてお答えをさせていただきたいと思います。 先ほど、2番議員のほうにも駅舎等の整備に関するスケジュールにつきましてはお答えをさせていただいたところでございます。4月21日にJR水戸支社と打合せ、協議を行ったところでございまして、現在はJR本社からの回答を待っているというようなところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、駅舎についてのことだったと思いますけれども、全体の形はどうでしょうか。公民館を含めて様々な、駅舎、駅前広場、中央公民館、道路という形で出ておりますが、まずは駅舎を考えてからという形で考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 現在、自立総務課のほうで主に担当いたします駅舎につきましては、今年度から協議を進めておるという状況でございます。 また、中央公民館等につきましては、今後、教育委員会のほうで建設の検討委員会等を、次年度以降になると思いますけれども、立ち上げまして、検討をしていくというようなところでございます。 また、商店街の活性化等につきましては、こちらにつきましては、計画の中ででもお示しをしておるところではございますけれども、今後、様々な皆様からのご意見等をいただきながら、その活性化について検討をしていくというところで、現段階として、効果的な、こういうことをしたらいいだろうというような案があるということではないんですけれども、計画の中では、様々な方々から意見をいただくというようなことを継続していくというような計画のまとめ方になっておりますので、今後、そういった組織等もつくりながら、様々な皆様からご意見をいただいていきたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 詳しい、今の段階のそれぞれのものについて分かりました、進捗状況について。ではこれから、先ほども駅の件につきましてもJRのほうと本社案件になったということは、1年ぐらいかかるというふうにはおっしゃっていましたので、その辺はゆっくりじっくりと取り組んでいくことなのかなというふうには理解したところでございます。 今回、私のほうがこちらのほうを出しましたのは、提示された計画が、東館駅周辺整備計画という形で、審議会を経まして本当に頑張ってつくられたなという形で、2年間かけてつくった、本当に丁寧につくられていると思います。その辺は本当に敬意を表したいなと思っております。その中で、やはりもっと熟考がほしいだろうと思いを込めて今回は質問をさせていただいたところでございますが、今後、それぞれの建物について考えていくという話は、検討していくということは承知しました。 最初、東館駅の周辺整備というのは、もともとがトイレということから始まったのかなというふうに思っております。トイレがとにかく危ない、使えない、本当にそこを何とかしてほしいという住民の大きな声があったということが今回のところに並んで入ってきたというふうには私は理解しているところなんです。 そこで、実は説明を前回いただきましてからいろんなところでお話を伺った中で、まずはこの辺に熟考を求めたいという形で、ロータリー、駐車場、駅舎などなど、空き地活用という形で、やはり私もいろんなところで調査させていただいたところで、駅がもったいないよねというふうな話も出てきました。建て替えたほうがいいというのはもちろんあるんですが、古いレトロ調な形は今後造ろうと思うとなかなかできないので、ああいった形を生かしてもらって、それがまた売りになる。 そうやって調べていたところ、あそこを写真撮影に来られる方がいたんです、あの駅を。結構、ここ2か月、3か月の間で3人ほど、私がちょっと歩いたぐらいでおられたので、かなりやっぱり珍しいなという形で、古いレトロ調の、昭和初期のという形がいい駅舎なんだろうなというふうには考えたところでございました。やはりそれを資源にして活用している青森の、ちょっと駅の名前を忘れてしまいましたけれど、そういったものを活用してやっているところもあったりとかしまして、建て替えしないとやはり古いということもあるかもしれませんが、その辺も残しながら考えても、またひとつ熟考していただきたい。 実際、矢祭山の駅を直したときに、あの雰囲気変わらず、あの駅の感じでやっていました。そこを考えたときに、すごく評判はよかったです、やはり住民のほうから。とてもいい雰囲気は変わらずにいい感じですよねというのが、本当に、多分アンケートを取ったらいい感じが出るんじゃないかなというふうに思ったところで、今回も1年熟考しなければいけないということもありまして、その間にいろいろもっと熟考していただきたいというふうに思っております。 その中で、あと駅、あとロータリー。あそこに行って確認したら、ロータリー、あそこでバスを転回するのはどうなんだろうというところもやはり感じました。実際、難しいのではないかなというふうに、現地を見まして、止まっているバスを見て、あれがどうやって回るんだろうなというふうに、実際もう少しその辺も熟考していただきたいというふうには思っております。きちんと図では回るような形でなっておりますけれども、実際のところ本当に回れるのかどうか、その辺もどうなのかなというふうに思うこと。 それから、駅舎の前に広場を造るという形でおっしゃっていましたけれど、広場、確かに私、もしかしたら人がいなくなるから、何かあのときに、畑でも置いたらどうですかみたいなことを言いましたけれども、実際のところ福島銀行の前に広場があるんですが、ああいった人が集まっていないというか、ただ通りすがりで余裕があるなという形にはなるんだけれども、ああいった形になってしまうのではないか、人が集まるような場所とはどうなのかなというふうに考えたところでございます。 それと併せて、この計画書、周辺整備計画の中に、42ページというところに、「東館駅前の整備と併せた中心商業地の再生」というふうに整備計画のほうに出ていると思います。お持ちでなければ後で見てください。その中に、やはり前の議員もおっしゃっていましたけれども、東舘の商店街の活性化、そしてその整備についても大きな点で考えて、駅前という形を持っていかなければいけないのではないかというふうに私は思っております。多分、今のこの計画だけだと東か西とという形で終わってしまうので、そこもしっかりとどうするかということを、その協議を、JRで協議があるとしている協議もありますので、その中でも考えていただきたいと思っています。 どういった形で私は考えて申しましたかというと、計画案に生活道路の整備というのが出ているんですけれども、役場の前から、元スーパーフクモトがあったところから西側に抜ける、桃木町の東舘郵便局側に抜けるような道が3本あって、そちらのほうも考えながら人流が回るような構想をして、全体的なことを考えてはどうかというふうに考えております。その辺について伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの東館駅周辺整備計画の中で生活道路の整備について検討してはというようなご質問でございますが、こちらにつきましては、整備計画を策定する中でも検討を行ったところではございます。3路線ほど検討をしてまいったわけでございますが、そういった中で、現時点でその生活道路の必要性、活用方法等というのがあまりにも曖昧だというようなご意見が委員のほうからはたくさんございまして、その生活道路の必要性というものを、計画の中で早急に整備を行うという方針を立てるのはいかがなものかということのご意見等も数多く委員の方からございましたので、計画の中では、改めてそういった今後何年後に道路整備を行うというような文言等は記載されておりませんけれども、今後、商店街の活性化を考えていく中でそういったものが必要であろうということになっていけば、今後検討する必要はあるのかなというふうには考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 審議委員の中で話題には上がったということは分かりました。 その中で、やはり私がこの生活道路という形で申し上げていますものは、役場がありますよね。役場があって、前の議員にもちょうど言っていただいたところだったんですけれど、役場庁舎も考えていかなければならない。そこに人が集まる、駅にも人が行く、その対流をつくるのがやはり駅であり、そして東舘の商店街。そこを通る。今後、役場庁舎も今検討を入れていきたいというふうに、町長も先ほど行く行くはという話ではおっしゃっていましたので、私も前に、12月に国から助成金があるのでどうですかという話をして、あと総計のほうに少しでも入れたらいかがでしょうかという提案をさせていただいて、その中でも今回、7次、8次、行く行くはというふうにお話を町長のほうからおっしゃっていましたということでございますので、その辺も大きな目で考えて、その人流が回るまち、東館の駅の周辺という形で考える上に当たって、この辺りもやはり周辺整備計画でございますので考えていただきたい、これから熟考していきたいというふうに思っております。 ちなみに、生活道路と私が今イメージ的には言いましたけれども、実は、商店街の集積所というか、そういったものをそこに通しても、いろんな商店に、例えばイベントスペースにするとか、そういうふうな生活道路というふうにしていっていただくのもいいのではないかというふうに思っております。その件に関してはどうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの生活道路の活用方法、それについてでございますけれども、こちらも、協議会の中で、そういった道路を整備した際の活用方法として検討はされたところでございます。もったいない市場ですか、矢祭から都内に向けて行かれて販売をされている。せっかくそういうおいしい野菜が都内では買えるのに、逆に矢祭町でそういった野菜が買えないというようなお話も委員の方からはあって、そういった市場的なものをそういった生活道路を整備する中で開けないかとか、そういったことで利用できないかというようなご意見等もございましたけれども、では、じゃ実際に活用される方がどのような形で、本当に対応ができるのかということも今後検討していかなければならないだろうと。 現段階として、そこまで踏み込んだ考えをこの協議会の中でできるのかというようなこともございまして、今後の、町のそういった活動をされている方々のご意見等も聞きながら進めていくものであろうというようなことで、計画の中では深く掘り下げることがなかったというようなところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、その経緯が分かりました。この計画の中にはやはり私も参加しているわけではございませんので、どういった委員の意見があって、どのように収束したかということが今分かったところでございます。やはりその辺も含めたところで、やはり根っこにそういうのが皆さんあるという形なので、ぜひその辺も含めて、駅がどうなるかということもあるかと思いますけれども、駅、全体的に含めて、ぜひもう少し熟考をお願いしたいと思っているところでございます。 中央公民館にしてもあれです。それから児童クラブですか、その辺との、何か2階にという話もありましたけれども、その辺も、じゃ、それではそこについてちょっと伺いたいと思いますけれども、中央公民館を造った場合、児童クラブのオーバーっていうか、今6年生まで、前は4年生まででしたけれども6年生まで今なっているので、その辺もやっぱり考えてという形でいるんですよね。確認です。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、高橋竜一君。 ◎教育課長(高橋竜一君) 今回の東館駅周辺整備計画の中で公民館と児童クラブについて併設の案が示されているということは承知しておりますけれども、こちらの公民館の在り方、児童クラブの在り方につきましては、今後、来年度以降、教育委員会が中心になって再度きちっと検討された上で結論が出されるものというふうに承知しておりますので、現時点では方向性としては特に定まっていないということでお答えさせていただきます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 承知いたしました。 しっかりと検討して、どれがどうあるべきか、既存の施設を使うのがベストなのか、その辺も含めながらしっかりと熟考をお願いして、まずは、実はトイレが一番問題だったと思いますので、その辺をきちんとしたもの、町の玄関としてすばらしいものにしていただきたいと思いますので、その辺を再度、いろいろ今熟考していただけるということでございましたので、今後、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 この件について、以上になります。 では続きまして、結婚支援事業について伺いたいと思います。 今回も婚活のアドバイザーの方に入っていただいて、いろんな活動をしていただいている。そして、恐らく婚活のイベントだったりとかという形を広域で、白河圏内でやっているという話だったんですけれども、その中に今回、AI婚活というのが政府のほうの補助事業としてあるということなので、アプリで、支援があるそうでございます。当町でもそういった形で導入されるのかどうか。 なぜAI婚活の話をしますかというと、とても成婚率が高いというらしいんです、やはり。ある程度データを入れて、その中で成婚率が高いというふうな、ビッグデータで相性提案、それだけじゃないんですけれども、いろんなところであるものですからどうかなということで、それに取り組んでいるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) AI婚活に関するご質問でございますが、こちら、内閣府で、少子化対策の一環として地方自治体が人工知能、AIを活用した婚活システムを導入する際の費用を、補助率3分の2ということでございますが、支援をしておるというような情報がございます。想定しているシステムにつきましては、結婚希望者の年齢や趣味といったプロフィールや行動履歴等を、かなりのビッグデータを活用いたしまして、人工知能が利用者の希望条件、収入とか身長とか、そういった個別の案件のみならず様々なデータからお勧めの人を見つけてマッチングをするというもので、ただいま議員がおっしゃられたように、お見合いの成婚率といいますか実施率が従来のシステムよりも高いというような効果があるというようなことが言われているようでございます。 このAIを活用した婚活システムについてでございますけれども、結論から申しますと、町独自で導入する予定はございません。しかしながら、福島県におきまして、ふくしま結婚・子育て応援センターというところがございますが、こちらで「はぴ福なび」というAIを活用したオンライン型の紹介システムを導入しておりますので、矢祭町の結婚支援室のほうでは、結婚支援室への登録者や相談者に対しましては、こちらのシステムにつきましても活用のほうをお勧めといいますか、お知らせをしておるというところでございます。 ちなみに、こちらの活用法でございますが、入会登録料として2年間有効なもので1万円ということでございます。費用はかかります、ただではないので。ただ、先ほど言ったように、成婚率といいますか、お見合いにつながる確率はこれまで以上に高いというようなことは言われているということで、こちらのお話はさせていただいておるところでございます。 ただ、システムの導入も、かなりのビッグデータを活用するということになりますので、システム導入もそう簡単なものではなく、かなりの費用がかかりますので、そういったことで、逆に言うと、福島県でやっているものをわざわざ矢祭町独自でやる必要があるのかということもございますので、そういったところで、矢祭町として独自に導入する考えはないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、状況が分かりました。 「はぴ福なび」という形で登録していて、それはお勧めはしていますという形ですね。承知いたしました。 本来であれば、町の人たちがお見合いをして、町に残ってもらうのが一番ベストなんですけれども、でもそこにこだわってしまうとなかなか結婚に結びつかない。その後、矢祭が、住んでみたい矢祭町という形で施策をいろいろやっておりますので、そういうふうに引き込むという考えもありかと思いますので、しっかりと。 金額が、今回私が、内閣府でやっているのは、自治体だと2分の1、広域であると3分の2が助成されるということですので、福島県が広域でやっているということでございますので、それを活用してという形は理解いたしました。 では、今1万円というのがありましたので、その辺は、もし可能であれば町として補助をするというのはどうなんでしょうか。それについて伺いたいと思います、町長。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) システム利用料、2年間で1万円の費用を町が補助してはということなんだとは思いますけれども、こちら、町として、システムの利用料、婚活、町のそういった少子化対策、人口減少に対する対策としてそういったことも考えてはということなんだとは思いますが、現時点ではちょっとお答えのほうは何とも言えないので、控えさせていただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 急に、私も今日初めて1万円というのを知ったものですから、今やり取りの中でどうでしょうかというふうに伺ったところでございますが、今後、町長、1万円ですから、ぜひ検討していただきたいと思います。今の回答はあれですが、よろしくお願いします。     〔「回答するのかな」と言う人あり〕 ◆6番(郡司浩子君) お願いします、町長。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今後の検討ということです。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ありがとうございます。 やはり1年5,000円ですものね、きっと。何とかお願いしたいな。そこで矢祭町がいいところだというのを一生懸命発信して、町にも成婚した方が住んでもらえるような施策をどんどん進めていけばまたいいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、防災行政について伺いたいと思います。 先頃、町のほうで、防災会議の委員の、夕刊のほうで見まして、今回の、5月26日の夕刊のほうに、地域防災の改定協議、矢祭町防災会議という形で、災害に強い町づくり実現、その中に防災委員の構成が書いてございました。前も私はこの話はしたところでございますが、やはり追加で女性が選ばれることはないのかなというふうに思いながら見ているところでございます。実際、県のところを見ましても、郡内は実際のところ女性委員はいないんです。ただ石川とか玉川、平田、浅川、古殿、2名から3名の方が、こちらは新聞の情報でございますが、福島民報のほうです。こちらのほうでちょっと保存しまして、勉強させていただきながら提案しているところでございます。女性の登用について再度伺います。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま郡司議員の質問、これは3月の定例会にも防災会議というようなことで、女性の委員を入れたらどうかというようなことで。ただいま、5月25日に本町の防災会議が行われて、14名が委員かな、構成が福島県側、振興局の環境部と、あと県南建設の事務所、そして棚倉警察署、矢祭・東館駐在所、あとはNTT東日本、そして東北電力白河営業所という行政関係、あとは我々、副町長、教育長、総務課長、事業課長というふうなのがメンバーの中で、委嘱状を交付というふうなことですけれど、この防災会議というのは、具体性というよりも各行政の割当ての認識の確認というか、そういった形の防災会議なんです。具体的に町のどこどこにこういう発生とかそういうあれじゃなくて、持ち場持ち場、県は県の持ち場でどういう発想をするか、警察署は警察署でどういう防災対策をするか。我々、今度はそういう行政側と、あとはNTT、東北電力ですか、そういった形ですから、ここに女性というのも確かに例もあったんですが、本町では今のところは考えてはおりません。 ただ、日赤の奉仕団の女性部というのは非常に、今回、一昨年の19号の被害に遭ったときの高地原住民の炊き出しとか、あとは舘山ランドに避難したときの差し入れ、こういった日赤奉仕団の女性部の活躍、そして、あとは社会福祉協議会の女性の活躍というのは確かに大切な行動力だと思って今後も感謝しながら、こういった行政区との防災対策の中の協議会というのはまた別な形で女性部と一緒に、やっぱり女性部というと、地域の防災に関することに関したほうがずっと女性の活躍の場、そして組織の利便性というのもありますから、そういった点で今後は考えていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 先頃、3月もやはり同じようにお答えいただきました。その中でもやはり私が再度申し上げましたのは、やはり1人でも2人でも全体の大枠の中で女性が参加していただける、奉仕していただける、ボランティアしていただける方が、大枠の中にどういう形でこういうのが、指令があってこうなるのかというのが分かったほうがいいかなと思いまして、再度入れさせていただいたところでございます。 今回この夕刊を見まして、これはまたもう一回入れようかなと思いまして質問させていただきました。どうぞ、今後ぜひその辺も含めながら考えていただきたい。今はその予定はないとはおっしゃっていますけれども、やはり今後考えていただきたいというふうにして、1番の質問については終わります。 では、2番の項目で、災害発生時の速やかな情報共有を実現するために通信アプリの活用をしてはいかがでしょうかという形で入れさせていただきました。 こちら、南相馬のほうで現実、LINEですか、そちらのほうで、LINEで情報共有という形で、南相馬市の事例でございましたけれども、LINEを活用した災害情報の共有事業を始めたということでございます。やはり市民らが近所の被害状況や文書を写真で投稿し、それがほかの利用者のためになるというようなことになっております。利用者はスマートフォンの情報に登録しなければいけませんけれども、地震や台風などで通行止めになった道路や損壊した建物などの様子を文書や写真で発信することができるので、即座にその状況が分かるというようなものでございます。これは委託先がウェザーニューズというふうには出ておりましたけれども、ぜひ矢祭町でも、もちろん広域で連絡はあるようにはなっていますけれども、こんなものも活用してはどうかなということで提案として入れました。いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) それでは、災害発生時の通信アプリの活用をしてはいかがかという質問でございます。 現在なんですけれども、スマートフォン等の通信機器の普及拡大に伴いまして、通信アプリの活用については、迅速な情報伝達としての有効な手段であると認識しているところでございます。矢祭町におきましては、災害等の発生時につきましては、携帯電話の電波を介してエリアメールの発信及びIP告知端末を利用した情報伝達を行っておりまして、IP告知端末においては町内全域を対象に設置しております。それによりまして、十分な情報伝達を達成していると認識しているところではございます。 それで、質問にありました通信アプリにつきましては、ホームページと連動いたしましたスマホのアプリとLINEから入れる防災アプリを今年度中に開設の予定ということで、今準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。 通信アプリという形で今年度中に導入する予定であることが分かりました。ぜひ、どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、防災行政は以上になりますけれども、防災、本当に町民が危険にならないように、安心・安全に暮らせる町をぜひお願いしたいと思います。 続きまして、福祉行政について質問させていただきたいと思います。 先般、新型コロナのワクチンの接種業務におきまして、視覚に障害のある方々への通知の不備が指摘されたとの報道を目にしました。当町においてはどのような対応がなされたのか。また、今後、この件に限らず、障害のある方々への配慮を考えていくことが肝要かと思っております。その件について伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) 新型コロナワクチン接種業務において、視覚に障害がある方々への通知の不備についての対応について、それから今後、障害のある方への配慮についての質問ということでございます。 郡司議員のおっしゃっている報道につきましては福島民報新聞社の記事だと思いますけれども、新型コロナワクチン接種業務において、視覚の障害のある方々への通知につきましては、65歳以上の方への送付の際には、独居の視覚障害者の方がいなかったため、点字表記等の対応はしておりませんでした、矢祭町におきましては。なお、50から64歳以下の接種券発送の際には、視覚障害者の方には事前に電話等で内容の説明は行ったところでございます。 今後の対応につきましては、障害者担当と情報を共有しながら、また連携しながら、個別に対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) この新聞に、先ほど課長が申しましたように、民報のほうに、職員の業務量が多くて対応できなかったというふうに素直に書かれていたところがあったので、どうなったかなというふうに実は気にして、やはりこの町にも障害のある方がおられますので、その辺も配慮した、目の見えない方以外の方々にも配慮していただきたいという思いがありまして、この質問をさせていただきました。個別にしっかりと対応していくということでございましたので、その辺は安心してお願いしたいと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。 では続きまして、福祉行政及びこれは教育に関わる話だと思うのですが、今問題になっていますヤングケアラー問題についてという形でございます。 ヤングケアラー、若い高校生、小中学生が世話をしている。中高生のうち、幼い兄弟の世話をしたり両親のケアをしている。そのために学校へ行くことにも支障があったりとか、そういったもので問題になっています。その件に関して、町としてはどの程度把握して、何かそういった、考えているのか。やっと今度、国を挙げて何とかしたいというふうには出ておりますが、当町におきましてはどういう状態でありますでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) それでは、ただいまの質問でございますが、ヤングケアラーの、当町における子供たちの実態についてということでございますが、今現在、各機関に確認したところでございますが、矢祭町においては、ヤングケアラーの実態については把握できていない状態であります。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ヤングケアラーの形の、そういった家庭が今のところ大丈夫ではないだろうかという報告だったと思います。今後、不登校の子たちがいたりとか、いろいろ言えなくて発信できない子供たちもおりますので、その辺のところも今後よく見ていただいて対処していただきたい。学校を通して、小学校から小中学校、高校だと思いますので、見えるようで見えないところでございますので、その辺を把握できるように調査をよろしくお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) それでは、ただいまの質問にお答えしたいと思います。 議員のおっしゃるとおりなんでございますけれども、今後、ヤングケアラーは表明しにくいという点がございまして、早期発見、把握が重要だということで思っております。 なお、学校、行政、福祉事業者などによりまして連携して、実態をまず把握していくことが必要であるというふうに考えているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) その辺を、実態を把握して手を差し伸べるというか、何かお手伝いすることができる体制を整えていっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、道路行政について質問させていただきたいと思います。 先ほどもバイパスという話で出ておりましたけれども、先般、広域道路ネットワーク構想というのが3月の末に県のほうから出たところでございました。その中で、何と福島県の広域道路ネットワークの中に矢祭町を起点とした構想が出ているわけでございます。 ぜひ、その件に関して当町としてしっかりと県への働きかけ、バイパスの問題で町長は話をしてきましたという話をおっしゃっていましたけれども、確かに実はストロー現象になってしまうという問題も含んでいることではございます。しかしながら、やはりここから、例えば矢祭町には工業団地がありますので、やはりネットワーク、高規格道路バイパスになるのか高速道路なのか、いろいろあるかと思いますけれども、そうした工業をする工場にしても、やはり道路がよくなれば、すごく経済の活性化だったりとかというふうにもよいところがあるのではないかというふうに思っているところでございますが、その件に関して、ぜひ実現させるべく動いていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 県への働きかけということでございますが、毎年、国道118号矢祭から須賀川間の整備促進期成同盟会におきまして、北関東と福島空港を結ぶ広域道路の整備促進を要望しているところでございます。 今年度、議員がおっしゃるように、福島県の新広域道路交通計画において、仮称ではありますが、水戸・郡山広域都市圏連絡道路の構想路線として位置づけがなされました。今後は、福島県に対し、構想路線から計画路線へと実現するよう、国道118号整備促進期成同盟会を中心に、近隣町村と連携を取りながら要望活動を行っていきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、事業課長のほうから話がありました。そういった形で、広域道路のネットワークのほうで一覧のほうに矢祭町も載ったということもありますので、ぜひ今後とも続けていただきたい。 その中につくばとか八溝縦貫の白河道路も何か入るようなので、それが1つになれば東北道路にも行きやすくなる。それと、水戸からの流れが、須賀川までのところの通過がよくなるということで、今バイパスという話もありましたけれど、バイパスの形になるのか、バイパスだとストロー化現象が起きてしまって、商店街の活性化がどうなのかなというふうに思うところでございますので、思い切って高規格道路のほうにシフトしていただいて、大きなトラックがとにかく邪魔というかうるさいので、やはりそのために幾ら道路を直してもすぐ減ってしまうところでございますので、今の期成同盟のほうがありますので、働きかけをお願いしたいと思っています。 では、この件に関しては以上になります。 続きまして、教育行政について伺います。 GIGAスクール構想におきまして、こちら7月からタブレットの配布という形でよろしいのでしょうか。そういうふうに伺っておりますが、どうですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、高橋竜一君。 ◎教育課長(高橋竜一君) タブレットにつきましては、2学期には生徒の手元に入るような形で、導入自体は7月末を工期として順調に進んでおります。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。 今、当町においてもGIGAスクール構想を予定しておりまして、先日もVSNとボノという形でも連携を組みながら進めていくという話は伺ったところでございました。実際、活用していくために、学校の中だけでそのタブレットを使うようになるのか。何か、もしかしたらまた同じようなコロナ禍で自宅で勉強しなければいけない、いろんな形が出てくるかと思いますが、その中で、インターネットの環境を整えることが今後必要だろうというふうな形で、私、今回、6月1日までにこれを出したところだったんですけれども、こちらに関しては、何か今回の予算でルーターがというのは出ていたんですけれども、入っていたんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、高橋竜一君。 ◎教育課長(高橋竜一君) ただいまご質問がありましたように、タブレットの持ち帰りに関するインターネット環境については以前から必要な対策として考えていたところでありまして、今般の補正予算の中で計上したものにつきましては、ひとつ実験的ということではありますけれども、ルーターをレンタルする形で、どのように家庭のインターネット環境を整えていけるかというところを確認しながら対策として講じていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今回の補正予算が出る前にこの質問を出しましたのであれなんですけれども、ではモニターとして何件かという形、大体規模はどのぐらいになるんですか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、高橋竜一君。 ◎教育課長(高橋竜一君) モニターとしてという形になるのか、いずれにしても現在、今、学校のほうと、持ち帰りについては、恐らく2学期からすぐ持ち帰ってフル活用というのは難しいんじゃないかというような話もしております。ですので、その中でちょっと決めていこうかなというふうには考えておりますけれども、一部そういった環境のないところに、たしか現時点で50件ぐらいの予算規模になるかと思いますけれども、用意しておりますので、そういったものを活用しながら、今後必要な予算を確保していく際の参考にしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、50件ほど、恐らくその環境にないであろうというものをある程度推しはかってその程度計上したのかなというふうに思いますので、すぐに、いろんな問題があります、タブレットを使っての学習、それで子供たちの機器の扱い方ということもいろいろありますので、まずは様子を見ながらということが分かりましたので、しっかりとその辺、教育、学校関係と協議しながら進めていただきたいと思います。まずは、教育格差が生じないようにしていただきたいというのが一番の私の願いでございますので、その辺りを考えて、どうぞよろしくお願いいたします。 では続きまして、教育行政についての2番目、矢祭町の文化遺産についてご質問させていただきたいと思います。 以前より矢祭町は、発掘をして、土器が出て、竪穴住居があったり、本当にロマンを感じる、矢祭小学校などは縄文と弥生が隣り合わせて遺跡があるというようなとても珍しい、奇異なところであると学芸員の方がおっしゃっていましたけれども、そういった文化薫る場所でございます。 今般、手元焼の展覧会が行われ、我が町の歴史について、町民の方々も図書館に目が向いて思いをはせることができ、その中で講演会みたいな、そういった勉強会みたいなものがあったりして、よい機会であったと思います。また、そして先般は舘山探訪という形で学芸員に案内していただいて、多くの町民が参加し、よい機会であったという形で、その辺も思っております。 それで、当区には多くの発掘した遺跡がありますので、先人の築いてきた歴史等を後世に今後伝えていくためにも、今、結構いろんなところに一緒くたに置いてあるというふうには聞いたんです。実際のところ、どういう形で置いてあるんでしょうか、土器など。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、高橋竜一君。 ◎教育課長(高橋竜一君) 出土した土器に関しましては、以前は追分分校に置いていたようですが、現在、内川小学校や関岡小学校といったところに主には置いてあるということ。ただ、一部につきましては、もったいない図書館と隣り合わせにあります郷土資料館のほうにも展示をしているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。追分にはなくなったんですね。ということが分かりました。 ぜひ、出てきた、発掘された土器などがありますので、それを後世に伝えていくためにも、現在の展示スペースは狭いような気がするんです。ですから、それこそ小学校だったりとかあの辺を博物館の、今、民芸資料館という形になっておりますけれども、そういったふうな形に整備して、その中で文化的ワークショップなどを開いていけるような、そんなスペース、空き校舎の有効活用だったりとか、空き施設の有効活用をしていただけたらどうかなというふうに、それが町民にとっての肝要なものだと思うのですが、その見解を伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま郡司議員の町の文化遺産というようなことで、本当に文化遺産というのは町だけじゃなくても、これは、日本の文化的遺産、世界の文化遺産というものは後世にやっぱり伝えるものであると思います。先人のつくり上げたその当時の文化ですから、当時の文化からやっぱり我々、今現在があるというようなことも考えられます。江戸時代があったからこそこういう日本の今の文化があって、やっぱり近代の明治があって今の近代産業ができたという1つの歴史は必ずありますから、こういった文化遺産をこれからの後世、子供たちに伝えるということは、これは、行政、そして我々町民の役目だと思っております。 今回、手元焼の豊田六之助氏の展示会ということで、非常にこれ、私も初めて見まして、私もその中で1つ水がめは出品させてもらったんです。全然やっぱり私もそういう手元焼だと分からないで、表にほったらかしで置いていたんですけれど、川瀬さんが来て、いやこれは手元焼だというようなことで、水がめを出品させて、約1か月間、5月から30日で町内外から約300名の方がご覧になって、非常に手元焼の、そういう焼き物の文化というのはやっぱり町の遺産というか、今後また協力隊の方が今度は窯を造って手元焼を作るというようなことで。やっぱりああいう粘土の発掘も、今バイパスでやっているところからも出ていますから、ああいったもので今後この文化遺産のこれからの考え方、やっぱりこういう手元焼も町の一つの財産というか、そういったものを考えながら後世に伝えていかなければならないというようなことがあります。 また、これは文化遺産ですから、私も非常に興味があるものはたくさんありますから、今回、今、教育委員会でも町の文化遺産の指定が昨年度から始まっております。いろんな各地区の梵鐘とか桜の、300年、400年たったものもしっかり、佳老桜ですか、ああいうものも手入れしながら後世に伝えていかなければならないということもあります。 また、社会教育の中で、7月30日ですか、飯村先生の今度講演会が天狗党ということで、聞きたいという町民の中から要望がありまして、茨城県の、山方出身の、大子の学校の校長先生だったんですけれど、この辺の棚倉街道から水戸街道といってかなり非常に詳しく調べてあります。その中で、やっぱり天狗党、桜田門外の変とかこんにゃく騒動、いろいろ歴史にこの町が関わったというようなことで、町民の方々もぜひ飯村先生のお話を聞きたいということで、7月30日に予定をしております。 こういった郷土の歴史を知るということも一つの、やっぱり子供たち、これからの後世の未来につなぐ大事な文化遺産ですから、しっかりこれは今後、保存状態、今、議員もおっしゃった、矢祭町は結構遺跡が多い地区ですから、やっぱりこういったものもしっかり捉えて、展示する箇所も今後の検討課題だと思います。学校とかいろんな分散しちゃっていると、なかなか町民に触れ合う機会、時間がないということも、これは当然私も分かっておりますから、何かこういう方法をこれから考えて、町民の目に触れて、自然に触れて、歴史に触れて、今後の後世の時代をつくっていくということは、我々、現在、今おられる役目だと思っておりますから、しっかり考えていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 町長も本当に造詣の深い方でありますので、ぜひそういった文化薫る矢祭町の一員としていろいろ考えていただけるというお約束と思っていますが、それでよろしいでしょうか。 その中で、前、2019年に、博物館を核に観光振興という何かが出ていたことがあったんです。ですので、そのうちの観光振興の一つにも矢祭町の悠久の歴史がなるかと思いますので、その辺も絡めながらぜひ、まずは拠点が必要だと思いますので、既存の施設をうまく使いながらというふうに私は考えているんですけれど、町長、再度伺います。どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね。やっぱり拠点づくりということも大事ですから、今後も検討しながら考えていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 最後に質問したところは一番動きやすいところではあるかなと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 以上で、私の質問のほうを終わらせていただきます。いろいろありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 6番、郡司浩子君の一般質問を終わります。 これで本日の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 明日4日目、6月17日の定例会の開会は午前10時といたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後1時53分          一般質問通告一覧表通告 順位質問者質問事項及び質問内容11番 藤井隆治1.健康福祉行政について(町長) (1)コロナワクチンの接種について ①ワクチン接種をする順番を決める世代は、ほとんどが親を経験している世代からです。ワクチンを高齢者に先に接種してもらうことはいいと思いますが、自分の分を子供たちに先に接種してもらいたいと思う親は少なくないと思います。順番でルールに乗っ取り行うことも必要でしょうが、町独自の判断で、そういう家庭には順番が逆になっても実施していただけないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
    2.一般行政について(町長) (1)条例改正について ①矢祭町自治基本条例の第1章、第3条における「矢祭町の青年・壮年の世代は子や孫たちの健やかな成長を願うとともに~」は誰もが願う当たり前のことなので、それを少し進化させて、「~成長を願い、行動し、」として、親の願いを反映するため行動に移し、良い方向へ導いていくという理念で、全文を「矢祭町の青年・壮年の世代は、子や孫たちの健やかな成長を願い、行動し、社会のために尽くしてきたお年寄りが、尊敬され、大事にされ、安心して生きていける町づくりに努める。」としてはいかがか、考えを伺う。 (2)無電柱化について ①東舘駅前、国道118号との交差点の信号機柱がどうしても邪魔であると思います。青信号であっても対向車同士が大型車両の場合には、譲り合って通行している状況ですので、無電柱化にしてはと考えます。無電柱化工事は1km単価が3億5千万円~5億円程度と言われていますが、中学校から小学校まで(舘本から石田まで)を、駅前再開発の一環として取り入れてはどうかと思います。国も無電柱化推進法を作って推進しているところですので、検討してはどうか、町の考えを伺う。 ②同じように、矢祭山は景色を見に来る観光地であることから、やはり電柱はない方がよいと考えます。矢祭山は山側に数本ある程度で、距離が短いため安価であると思うが、考えを伺う。 (3)矢祭町総合計画について ①国道349号下関・小田川間の様子がだいぶ見えてきましたが、今後交通量が増えることが予想されるため、国道118号のバイパス化も必須課題だと考えます。現在の国道118号を拡張するのは困難であると思いますが、第7次・第8次総合計画までに新しい道路を計画しないと、国道118号は毎日渋滞に悩まされると思います。早急な対策をしなくてはならないと思うが、今後の展望を伺う。 ②第6次総合計画には、役場建設の計画はされていないが、現役場は老朽化が進んでいる上、駐車場が狭く、デコボコであり、町民に不便をかけています。また、役場職員においても非常に狭い環境で仕事がしにくいであるだろうと推察しております。役場職員と町民が使い勝手のいいように工夫して計画し、場所も含め、設計を始まってもいいのではないかと考えます。いつかは必ず建て直す必要があると思いますので、東館駅西側開発含め、先送りせずに、同時に動き出してはいかがが、町の見解を伺う。 (4)削減されている議員報酬の使い道について ①役場や東館駅を隈研吾氏にデザインしてもらえれば、茨城県境町のように建物を見るためだけに全国から観光客がやってきます。デザイン料は建設費の2~3%ということで、個人宅や商店街まで全国の物件を幅広くデザインされておりますので、面白い観光地が作れると思いますが、境町の取組みをどう思うか、考えを伺う。削減されている議員報酬を何らかの形で残してもらえると大変嬉しく思います。議員報酬を削減した分の予算は、どこで使われているのかわからなくなっています。削減されている報酬の使い方が明確であれば、議員の皆さんも町民の方々も納得するのではないかと思います。削減されている議員報酬の使い方として何か考えはないか、お伺いします。 (5)ふるさと納税について ①全国的にみるとふるさと納税にだいぶお金が回っているようです。そこで、本町でもふるさと納税をもっと本格的に展開してみてはどうかと思います。ふるさと納税の目的は、 1)検索してもらうことにより、町を知ってもらう。 2)来ることができない人たちに町の特産品を買ってもらう。 3)町に訪れてもらい、矢祭町を感じてもらう。 そして、それが過疎地を活性化していくということを国は見込んでおります。もうすでにネット販売の利用者が、パソコンよりもスマホからという人口が50%を超えており、ふるさと納税もクリックするだけで出来るようになっています。町が活性化し、豊かになるのであれば、ぜひふるさと納税を本気で取組んでみてはいかがかと思うが、どのように考えるか、方向性を伺う。 ②平成19年にふるさと納税が通常年の約8倍程度伸びましたが、これは台風19号の映像を見た全国の方の善意だと考えます。翌年は、少し遅れの災害復旧支援があったと思われますが、また通常年通りに戻ってしまいました。これは何が原因だと思うか伺う。 ③スマホから町のふるさと納税のページを探す際に、画面のトップページにバナーもメニューもないので非常にわかりにくいです。そのページに訪れる利用者の立場で制作してもらえないか、ご意見を伺う。 (6)回覧板について ①回覧板は隣の家の健康確認など、近所のコミュニケーションに大いに役立っていると思いますが、配布資料が多く重いときがあります。ある地域では自前のバックで運んだり、両手で持って届けるという光景もあります。そのために、もったいない図書館のトートバックなどがあれば、全班に配って利用してもらってはいかがかと思うが、見解を伺う。22番 片野一也1.一般行政について(町長) (1)東館駅周辺整備計画における現存施設の活用と施設整備計画のあり方について ・魅力あるまちづくりの重点施策と位置付けられているが、駅西側の開発構想を10年先送りすることで、開発は限定的になったと思われる。町の中心地にふさわしく、町のシンボルとしての開発を願う訳ではあるが、一昨年の台風19号の教訓から西側浸水エリアの開発は慎重にならざるを得ないと理解できる。結果としてスケール縮小の状況下で整備がスタートするが、先を見据えた既存施設の活用と、今後、必要とされる施設計画のあり方、財源の効果的投入の観点から、次の点について伺う。 ①東館駅東側のスペースは限られており、現存するスインピア矢祭、ユーパル矢祭、そしてふれあいテニスコートとの有機的連携が図られる利点を考えると、スケール的に西側の開発は必須と考えていたが、浸水対策がなされなければ、10年待っても開発の目途は立たないと思う。久慈川の河床掘削(堆積土砂の除去)による流下能力の向上、地盤の嵩上げなど、開発を可能とする条件整備ありきと思うが、考えを伺う。 ②町の中心地としての開発構想であることを考えると、東舘商店街の活性化と共に、役場庁舎建設構想も視野に入れるべき時期と考える。その必要性と言えば、有事の際の拠点、指令本部となることが何よりも大きい。今後10年スパンぐらいで、建設の方針、建設場所について検討していくことも、東館駅周辺の整備のあり方と無関係ではないと思うが、考えを伺う。 ③中央公民館については、前回も質問させていただいたが、現存する他の施設の有効かつ効率的活用で十分カバーできるのではないか。望まれるのは、コミュニティ機能であり、公民館ありきではないと考えるが、建て替えの是非について再度伺う。 ④駅舎の整備計画には、観光案内所、フリースペース、多目的スペースなど計画されているが、バリアフリー化もあって(外観の問題も考慮されたかもしれないが)平屋建ての計画になっていると思うが、2階建てによるスペース創出によって、コミュニティの機能も果たすのではないかと思うが、考えを伺う。(2階からの西側眺望は絶景と思われる) ⑤当該計画にかかる費用は、過疎債に頼るところが大と思うが、活用できる財源について伺う。また、駅舎改築や用地の貸付について、JRとの協議スケジュールについて伺う。 2.土木行政について(町長) (1)国道349号小田川Ⅱ工区の終点延伸と整備見通しについて ①国道349号小田川Ⅱ工区全線の竣工が間近であるが、このほど、改良工事の終点延伸が決定したと聞いている。地元民の要望に対する町当局の迅速な働きかけにより、県議会議員、県南建設事務所の誠意ある対応に深く感謝を申し上げる。事業主体は県であるが、延長された区間の概要並びに全線の開通時期について伺う。 3.健康福祉行政について(町長) (1)新型コロナワクチン接種の進捗と見通し並びにこども園、小中学校等職員の優先接種について ①新型コロナウイルスワクチンの接種が、本町でも4月から郡内のトップを切って実施され、順調に進んでいるとお見受けする。ワクチン供給量の関係から、政府の定める優先順位に沿って行われることと思うが、進捗と今後の見通しについて伺う。また、県はクラスター発生を防ぐため、医療従事者のほか、高齢者施設職員や障害者施設入所者、職員も優先接種する方針とのことであるが、変異ウイルスの広がりによって、若年層でも重症化の傾向が見られ、子供への感染リスクも高まっていることに鑑み、最も近い距離で子どもと接するこども園の職員や、児童クラブの職員、小中学校の教員も優先接種の対象とできないか伺う。36番 郡司浩子1.一般行政について(町長) (1)東館駅周辺整備計画ついて ①進捗状況について伺います。 ②提示された計画について、東館駅周辺まちづくり協議会において、意見を集約し、計画案が了承され、提示されたものとは理解はしていますが、熟考を求めたい点があります。ロータリー、駐車場、駅舎等々、また、空き地や空き店舗の活用、東舘内の商業地の活性化についても考慮しながら進めるべきだと考えます。その点について伺います。 (2)結婚支援事業について ①結婚支援事業について、「AI婚活」といったものに内閣府より支援があるとのことでありますが、当町でも導入をされているのか。また、されていなければ今後検討しても良いのではと考えますが、いかがでしょうか。 2.防災行政について(町長) (1)地域防災計画について ①防災会議委員への女性の登用について伺います。 ②災害発生時の速やかな情報共有を実現するために、通信アプリの活用をしてはいかがでしょうか。 3.健康福祉行政について(町長) (1)障害者への配慮について ①先般、新型コロナワクチン接種業務において、視覚に障害のある方々への通知の不備が指摘されたとの報道があり、当町においてはどのような対応がなされたのか。また、今後、この件に限らず障害のある方々への配慮を考えていくことが肝要かと思うが、その件について伺います。 (2)ヤングケアラー問題について ①社会的な問題であるこの件について、当町の子供たちの実態について、また、今後について伺います。 4.土木行政について(町長) (1)広域道路ネットワーク構想について ①先般、福島県において広域道路ネットワークの構想が提示されました。その中には、矢祭町を起点とする構想路線が含まれております。この件に関し、当町としてしっかりと県への働きかけを行い、実現させるべく動いていくべきかと思いますが、いかがでしょうか。 5.教育行政について(町長・教育長) (1)GIGAスクール構想について ①GIGAスクール構想において、活用していくためには、生徒の自宅でも使用できるようにインターネットの環境を整えることも今後必要になろうかと思います。その中で、教育格差が生じないよう支援策があるのか伺います。 (2)矢祭町の文化遺産について ①今般、手元焼展が行われ、我が町の歴史について、町民の方々も思いを馳せることができた良い機会であったと思われます。先般は、舘山探訪なども行われ、多くの町民が参加されており、良い機会であったとの感想を聞いています。また、当町には多くの発掘された土器などがあります。先人の築いてきた歴史等を後世に伝えていくためにも、現在の展示スペースだけではなく、博物館のような形に整備し、その中で文化的ワークショップができるようにしていくことが肝要かと思います。見解を伺います。...