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12月10日-03号

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  1. 矢祭町議会 2020-12-10
    12月10日-03号


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和 2年 12月 定例会(第8回)          令和2年第8回矢祭町議会定例会会議録議事日程(第3号)                   令和2年12月10日(木)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(10名)     1番  藤井隆治君      2番  片野一也君     3番  大森泰幸君      4番  藤田玄夫君     5番  本多勇也君      6番  郡司浩子君     7番  鈴木正美君      8番  鈴木 一君     9番  鈴木敏男君     10番  緑川裕之欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         佐川正一郎君  副町長        大串 肇君  教育長        片野宗和君   自立総務課長     鈴木直人君  町民福祉課長     大森秀一君   事業課長       古市 賢君  教育課長       高橋竜一君   会計管理者      菊池基之君  代表監査委員     鈴木邦美---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長     増子智巳    会計年度任用職員   星 優香 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は10人です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(藤田玄夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(藤田玄夫君) 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。 傍聴人の方々に申し上げます。 矢祭町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影は禁止になっております。また、スマートフォン携帯電話をお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切り替えて静粛を保ち、傍聴されますようお願いいたします。 鈴木邦美代表監査委員の出席をいただいておりますので、よろしくお願いいたします。 本日も報道機関等に議場での写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。---------------------------------------一般質問 ○議長(藤田玄夫君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問については、持ち時間がなくなりましたらば、直ちに質問を終了願います。 また、執行部の答弁については、時間制限の関係から簡潔明瞭にして的確に答弁をお願いします。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。---------------------------------------鈴木正美君 ○議長(藤田玄夫君) 7番、鈴木正美君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、11時2分までです。     〔7番 鈴木正美君登壇〕 ◆7番(鈴木正美君) 7番、鈴木でございます。よろしくお願い申し上げます。 私の通告順に質問を始めさせていただきますが、まず、ユーパル矢祭についてを質問させていただきます。 今までユーパル矢祭といいますと、第3セクター、あるいは町とは別の法人なので、質問はどうなんですかというような話をよくお聞きしましたが、これはずっと調べておりましたら、やはりきちんと経営内容を把握して、指導をして、監査をして、それを町民に報告して、これが自治法で定められているということでございます。 併せて、総務省から町が出資する第3セクター及び関連する団体等々の経営内容については、同等のように扱って、きちんと議会に報告をして、そして、町民にも知らしめてということが総務省通達で出ておりますので、今までそのユーパル矢祭タブー視のように口が狭くなっておったことは、これはあくまでもこの町独自の何か勘違いがあったのだろうというふうに思われますので、あえて今日はユーパルを質問することで、町民の皆様にその内容をきちんと知っていただきたい。 私がこれから質問することは、ユーパルは要らないだろうと勘違いをする方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではなくて、町民憩いの場としてのユーパルの役割は、私も認識をしております。おりますが、その内容があまりにもずさんで、そして、難しい状況に今後立ち向かっていくためには、ユーパルだけに預けていたんでは駄目なんでないのかな、そういう気がいたしますので、ここは町民から選ばれた者として、ひとつ皆さんと腹を割って、ユーパルの今後の在り方について、展望があるような方向を見いだしたいという気持ちでの質問でございますから、どうかそれをご承知の上、お答えいただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 まず、支配人同意を先般いただきましたが、これについては、熟慮の結果、取下げになっていたということがございます。ユーパル矢祭、ここ10年間、まあ11年ぐらいになりますか、補修工事、それから工事請負、これを見てみますと、この期間に修繕費が3,300万円、そして、工事費が4億4,400万円、合わせて5億9,200万円、約5億の金額がユーパルに町から投入をされております。大変多額の金額であることは、これは紛れもありません。 それの一方で、ユーパルの収支を見てみますと、コロナウイルス関連、今年度ありますので、多分今年度が一番大変なことになるだろうと、私は予測しておりますが、金額はあえてここで申し上げませんが、年々経営の悪化をたどっているということは、もう明々白々でございます。 よって、今回、それを打破するために町長のほうから支配人の案が出たということだろうと私は理解しておりますが、やはり議員兼務で、この難局をその支配人に乗り切ってもらうというのは、これは非常に無理があるだろうというのが、あのときの大方の理由だったと思います。 今、現状、ユーパル経営責任者はどういう形になっているのか。まずそれをお尋ねをしたいとともに、このユーパルが係る経営状況、あるいはこれほど費用を使う状況下になっておるのに、ここの理事会は何をやっているのか。私は、今回このユーパルの質問をするに当たって、るるいろんな方面の勉強を少しいたしましたが、やはり総務省通達の内容が一番明確に書かれていて、いかに第3セクターといえども、やはり理事会、経営者側、個々の責任は免れないんだということが明確に書かれております。 私が元いた職場では、米代金で焦げついた等大きな農協が何億円もの負債を抱え、裁判の結果、つい3、4年前になって、20年ぐらいたってからですね、遡って、当時の理事が弁済をしたという裁判も出ております。それほどその経営者というのは大きな責務を預けられているわけです。係るに、ここまで町が貸付けをし、3,000万円の金額の拠出をし、そういうことを行っているにもかかわらず、理事会の方向性が全く町民に伝わってこない。これはちょっと問題だろうと思うんです。 その総務省通達にはそういうことで、理事会が、理事の決済が、裁判とし出ているケースも地方には出ているということが明快に書かれておりますので、ただ当町としては、一町村内に1か所の温泉施設ですから、ここの理事の皆さんに責任を持たせるからということであると、誰も理事をやらないということも一方であるんだと思うんです。ただ責任の重さについては変わりありませんので、取らせる、取らせないではなくて、そういうことも含めて理事と、それから今の支配人、経営者側のほうの体制がどうなっているか。そして、今後、町長としてこれをどう改善していきたいのか、そこをお尋ねしたい。もう既に改革の時期であろうと私は思っておりますので、町長のお考えをどうぞお聞かせください。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま鈴木正美議員ユーパルについての経営から今の現状、非常に今コロナ禍感染拡大の中で、いろいろ宿泊から、観光地の打撃は誰もがご承知のとおりだと思います。売上げを見ても非常に厳しい売上げの状況の中で、ここ1年迎えたということで、今、鈴木議員の質問の中でも、ここで私の立場としては、町長と理事長というか、そういう兼ねていますから、ここの議場の場では、町長の立場で質問ということで、経営云々とかそういうものはまたユーパルの今度は理事長の立場でお知らせする場合は、この会場ではちょっと控えさせていただきたいと私は思っております。だから町長としての立場の今後、やっぱりユーパルの運営の仕方というか、そういったものは非常に危機感を感じながら、経営改善、努力というか、そういったものを町民に知らせながら運営の仕方をしっかりやっていきたいと思います。 私もまだこれ就任してまだあれですけれど、前回の理事会の中でもやっぱり監査報告から、あとは議員にも9月のあれにはちゃんと決算書がお知らせしてありますから、そんな状況で、議会のほうでまた質問等受ければよろしいんですが、今後の理事会等とかそういったところで、この場はちょっと私の立場がまた違いますから、あくまでここは私、町長の立場としての発言だけしかできないと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) この自治法と総務省通達をよく読んでいただきたいです。場所が違うから話せないとかということではなくて、これを現に監査の内容も含めて、議会と町民にきちんと伝えるように、そして、その経営内容が思わしくないのであれば、きちんとそれについて第三者を含めて検討すべきだというふうに書かれているんです、明快に。ただ数字を報告して、赤字だとか、金くれとかということを書けばいいという、それで責任が済んでいるということでは、これは経営責任とは言えません。 第3セクター、あるいは町が出資している団体に、町長がそこについている意味がないじゃないですか、それでは。だから、それをきちんと伝えるような体質に持っていかないから、今のような経営がだらだらと続いている。そういうことと違うんですか。 これをお金を拠出している。町はただ金を出すだけで、中のことには何も物を申せないんだと、これは全く意味が違います。金を出すからには、きちんとその経営内容にも意見を言える。その監査もして、結果も町民に報告して、改善事項を考えていくことが大事なのと違うんですか。全く今の感じでは、会計報告を町民に出しているからそれでいいんだというふうにしか聞こえませんけれども。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) それは捉え方の仕方であって、私は真剣にやっていますから、決してユーパルのこの施設の協定書という、指定管理の協定書の中に従って、町はユーパルの管理というものをやっぱり指導していくべきだと私は思っていますから、総務省というよりもやっぱりこの協定書の中で書かれてありますから、権限と責任ということがここに明確に書かれてあります。しっかり、だからこれに沿って私はユーパル経営改善を、これからまたこの難局を乗り越える決意でやっていこうと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。
    ◆7番(鈴木正美君) ここに総務省通達の一部がありますので、読ませていただきます。 まず監査について。監査結果については議会、住民に対して説明を行うとともに、当該監査結果を踏まえた措置を速やかに講じるべきである。その下に、第3セクター等経営状況について把握、監査、評価を行った結果、現在、または将来における経営の悪化、健全性の喪失等が判明した場合には、速やかにその旨を明らかにし、経営健全化に取り組むことが必要である。こう書かれているんです。 それから、その後には、議会への説明と住民への情報公開というところも出ております。非常に多いページですので、ここではちょっと読み切れませんが、それともう一つ、これ該当していますので話をさせていただきますと、公的支援の考え方、基本的な考えとして、公的支援を行う場合であっても、支援を漫然と継続することや、支援の規模が安易に拡大することのないようにすることが特に重要である。必要があれば委員会を立ち上げて、健全化のために外部からの人も含めて委員会を立ち上げて協議せよというふうに書かれているんです。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) それはあくまでも総務省の全体的なものであって、ここはやっぱり振興公社矢祭と、やっぱり振興公社の協定書の中で結ぶべきだと思っておりますので、今後はやっぱりこれだけの厳しい中は、理事会があって、評議委員会があって、監査もちゃんと報告はしていると思います。今後は、議会にもちゃんと決算書は9月の定例会のときには提出してありますから、今後、経営努力でやっていこうと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 町長のおっしゃっていることは、さっきと同じことですよ。 もうユーパルとの取決めがあるから、これ以上は深く言わないと言っているのと一緒じゃないですか。それじゃ議会に説明して、町民に説明していることにならないじゃないですか。細かくかみ砕いて今の状況を町民に報告しないと、健全性が保てないと僕は言っているんです。それを第3セクターだから、規約でお互いに取決めしているからこれ以上は言わない。そもそも運営者は町ですよ。 ◆9番(鈴木敏男君) 町長、一々ご返事をしないように私語を謹んでいただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ◆7番(鈴木正美君) 私は、ユーパルが、冒頭に申し上げましたが、健全化をしてこの町に有する施設として、これからも町民のよりどころとなってほしいから、今申し上げているんです。そういう気持ちに対して、会計報告しているからあなたらにはもうこれ以上伝える必要がないんだと、そういうふうにしか町民には聞こえませんよ。それで本当に経営健全化をするために3,000万円出します、貸付けも行います、そういうふうに言えるんですか。 私たちは大変だろうから3,000万円もやむなしでしょう。貸付けもやむなしでしょう。これ民間で言ったら経営者責任とっくに取らないといけない状況なんですよ。それを監査報告も出しているから、何も出しているから、これ以上は言えないなんていうことで議会質問を切るんだったら、自治法も総務省通達も何も要らないじゃないですか、こんなの。この国は憲法で守られているんですよ。そういうことを報告しなさい。その解釈までこんなに丁寧に出ているのに、それで議会の皆さんにはこれ以上話せないみたいなことを言われたんでは、どうなんですか。じゃ、冒頭に戻って、その、じゃ役員と理事長の考え方をおっしゃってください。第3セクターで決めているからこれ以上言えないじゃなくて、それを立ち上げて、経営を指導しているのは、これは誰から見ても町なんですから。町が100%出資でしょう。100%出資者だったら、もう一般の会社だったら、もう完璧ですよ、これは、実行権は。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま鈴木議員の確かにそういう今後の経営の在り方では、厳しさがあるということは重々承知しながら経営に携わっていきたいと、私は思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 思っているじゃなくて、今私が質問しているのは、支配人、理事会、この在り方と、今後の持っていき方はどうなんですかと聞いている。頑張っていきますとかじゃないですよ。そんなのいつ聞いたって頑張っているって言うに決まっている。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) これはあくまで理事会の中で決定していくべきだと私は思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 議長、これはちょっとおかしいでしょう。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、一応この質問の事項の支配人に対する人事、その辺は話していかないと。一応、正美君のほうから出ている質問事項の部分の中での質問なので、ある程度それに沿った形の答弁をしていただかないと。 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね。 じゃ、具体的にもうそういう話をしなきゃならないというようなことで、非常にユーパルの経営の中で、この議場というのはあれなんですが、鈴木議員の支配人の同意をとっての人事体制ということで、今現在、支配人がいなくて、事務長と営業課長業務課長の3人が業務の責任で、現在は運営しております。今後、また、今この年内のこういう状況の中で、いろいろ今外部のコンサルタントとちょっと今相談しながら、今後の運営の仕方というか、そういうものを考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) コンサルタント、理事会としては何の話もしないわけですか。 ◎町長(佐川正一郎君) いや違いますよ。     〔「会話をするなって」と言う人あり〕 ◆7番(鈴木正美君) 私が質問しているのは、理事会として、この難局をこういう体制で、どういう方向に持っていきたいのかを考えていらっしゃらないですかということなんですが、ただ、それがコンサルタント任せということになってくると、今まで何もやっていないということじゃないですか、それは。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 別にそのコンサルタントに誰も任せるというんじゃなくて、やっぱりいろいろ情報収集しながら、この難局を乗り越えるためには経営改善の中の一環の一つで、お願いしながら、今経営の最善の努力をしているわけでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 経営改善の努力が我々に見えないから、今質問しているんです。どういうことをやりたいのか。でも、そのやりたいことに、もし可能なんであれば、議会としても、町民としても、みんな一生懸命になってそれを支えるべきだろうと思っているから、今そう言っているんです。それがために町はあんな立派な施設を造って、理事長に町長が就任して、町が、資金がショートすれば金を出してやって、それでも今あんな状況でいるから、町民はどうするんだってみんな心配しているわけですから。5億近くもの金が町から出ていると、今後も出続けるだろう、そういうときに回り回って、じゃ、今度の健康福祉、教育問題、いろんなほうのお金は食われてしまうんじゃないかという、そういう懸念があるから、これを何とかしようと言っているんじゃないですか。これじゃ、理事会の責任全くないですよ。コンサルタントに任せて検討しています、頑張っています、そういうことを聞きたいんじゃないんです。今後、こういうことをしていきたいから、皆さんどうぞ支援を、力を貸してくださいというふうな言葉が私たちは聞きたいわけです。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) しっかり意見を精査しながら、参考に、前向きにやっていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) これ以上は無理なんでしょうね、こういう体制だと。 これは、自治法と総務省通達をもう1回僕も勉強します。より深く。 ただ、地方自治法221条、152条、これによってきちんと報告義務がある。あるいは監査の義務がある。これは明快ですから。そして、例を申し上げる。町長は今そういう答弁をしていらっしゃいますが、郡山、きちんとこういう方向性に持っていきたいと、市の広報の中で、この第何条に基づいてこういうことを市民の皆さんにお知らせしますと言って開示をしている。 それから、ここにいらっしゃる議員も出たかもしれませんが、何年か前に会津の3町村に研修に行った。そこでその町村から語られたことは、第3セクター、経営が悪く町の財政を逼迫するおそれがあるので廃止をする。そういう決断の方向に持っていったという町もありました。結局、やめるときは町の判断じゃないですか。一方で、法の解釈を盾にして、何の開示もしないでいいんだという。解釈じゃないと思うんです。僕はこれ解釈からいっても報告すべきだと思っているんですけれど。いかに町民に知らせて訴えるかだと思うんです。その姿勢が問われているんだと思う。それがないからここまで来ている、ずるずると。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、鈴木議員のご指摘で、町としても理事会のほうに経営改善の努力というか、そういった体制をつくりながら、また経営の一環の今後のこの難局を乗り切るというか、それぐらいの厳しさは確かにあります。確かに、町民に知らせろというようなあれもありますが、これはあくまでも理事会、評議員会の中での決定事項だと私は思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) ここに表があります。第3セクターと破綻時の財政的リスクの認識方法、どうか数字を入れてみてください。もう理事会だから、理事会だからと言うのであれば、私はその今までの経営の体質を問うているわけですから。言わなくてもいいんだということで今後も進むんであれば、町民の期待、協力というのは薄れていく一方じゃないですか。私はそんな感じがいたします。これについてお答えになる気はないと思いますので、次の質問に移らせていただきますが、また3月の定例議会までにいろいろと調べさせていただきます。 次の質問に移らせていただきます。 鳥獣被害対策についてでございます。 これは議員各位のほうからも質問が出ておりましたので、私のほうからは重複する部分も一部あるかもしれませんが、ご了承いただきたいと思います。 本町におけるイノシシの被害が大変大きくなっているというのは、各議員の質問からもお分かりのとおりであるわけなんですが、昨日の話にもあったように、電気柵がもう既に通用しないという状況のところが出ております。これは現にそこの住民の話を聞いておりまして、電気柵の線に草がかぶさっているから、アースになってしまって放電して駄目なんじゃないのと聞いてみたんですが、そんなことはこっちも重々承知の上で言っているんだという話で、電柵を乗り越えて、水田の中に入ってしまうという状況が限界になっておると思います。 昨日、担当課長のほうからは、新たな支援策ということで打ち出されました。ただ、そこでちょっと聞き漏れがありましたので、もう一度聞きたいんですが、昨日、鈴木敏男議員が聞いた塙町の例、メッシュ柵、それは実は私も今回の質問をするに当たって、いろんな方からメッシュ柵を言われたんですが、非常に高額になってしまうという理由で、どうなのかなということを考えておりましたら、塙町はそういうことで、部落単位でやっていただくことで、10分の10の助成をしているという説明があったように思います。 矢祭町は、今度の新たな対策候補の中で、そのメッシュ柵の購入、あるいは設置に対してどういうお考えなんでしょう。中身を詳しく聞かせていただきたい。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 現在、矢祭町では被害防止対策設備購入助成ということで、電気柵をはじめとする被害防止対策への設備に対して、個人に対しては3分の1の助成率で、上限が7,000円、共同設置については2分の1で上限なしということで、設備導入への助成をしております。 今後、鉄柵を含め、メッシュ柵等を含めた鳥獣被害防止対策設備の導入について、拡充ということを新年度から予定しておりまして、個人設置については2分の1の助成率で、上限を7,000円から5万円に引き上げる。共同設置については現状どおりですが、設置する設備についてもメッシュ柵を、ワイヤーメッシュを含む鉄柵等というふうに明記しまして、またその他有効と思われるものについては、町長が特に認めるものとして助成対象としていきたいと考えています。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 昨日、町長の答弁の中にも農業振興ということが話として出ておりましたから、これは振興させる前段で、やはり被害を未然に防ぐということだろうと思います。ただ私が考えるに、このメッシュ柵等の設置の可能性は、今後高まってくるということを考えれば、今後の町の対応としては、このメッシュ柵設置を前提とした補助額の考え方というのも一方で備えておく必要があるのではないのかな、そういう気がいたしますし、あるいはその塙町のように住宅地に入らないように、その水際対策としてメッシュを張り巡らせるという、そういう方向性も予算を含めて考えていかないと、恐らくは個々の農家の対応だけでは難しい場所柄というのも出てくるんじゃないのかな、そういう気がするんです。自分のところの生け垣を守るだけでは、多分全体は見えてこないだろうという気がいたしますので、このメッシュ対策について、ひとつさらなる知見を広めていただいて、この対策の金額、そして枠、そういったものをもう一度再検討いただけないかと思いますが、課長いかがでしょう。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 郡内4町村で、東白川地域鳥獣被害防止広域対策協議会というものを設置しております。この協議会には、福島県の県南振興局であったり、農林事務所、それからJAであったり、森林管理署、警察署、森林組合と、いろんな団体と連携した協議会をつくっております。そういう中で、被害防止対策に関する意見交換もしておりますので、他町村の防止対策についてもいろいろ把握できるかと思います。そういうところで、有効な対策があれば、矢祭町にも取り入れていきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 今、この鳥獣対策の補助というのは、これは町単独ですか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) はい、町単独の予算で出しております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 私のほうで一部調べてみましたら、これ国のほうにも予算あるそうなんです。農水省のほうでもあると言っていますし、環境省のほうでもちょっと話を聞いてもいいというふうなことも言っていますし、実は、議会の中の産業常任委員会のほうでも、先だって集まって、次回からの取組をイノシシの対策に持っていこうということで話合いをして、住民の不安を何とか払拭しようということで決めました。 そういうことですので、町が単独でお金を出すのには、やっぱりいろいろと限界があるのだろうと思うんです。ですから、町を介して、県を通じて、国のほうからのそういった補助を引っ張るという、こういうことは町の財政面から考えても、やり方としてもありだろうというふうに考えております。 ですから、どうかその町が何でもかんでもお金を出すという角度ばかりではなくて、可能なものは国の支援もいただくという方向で考えてみてはどうかというのが一つ。そして、それにもし手を挙げるんであれば、昨日、敏男さんは、防犯の意味から防犯カメラを定点設置してはどうかというのがありましたが、実は、4、5年前の農水省の補助事案で、イノシシの生態を調べるという定点観測のカメラを付けたり、そういった統計を取るという事業があったんです。今、現下はどうなっておるか分かりませんが、そういうことで鳥獣害は、恐らく町ばかりでなくて、これは昨日、町長も答弁しましたよね。全体で考えることだという部分もあるだろうということでありますから、ぜひ視野を広げて、あるいは県単独なり、あるいは国単独なりということの助成が、出てもしかるべきだろうと思うんです。これだけ大きなことになってきておりますから。 どうか、課長、その辺も含めてご検討いただけないか。そして検討していただくことで、もしそういうことが可能なんであれば、それも含めて町民へのこういう助成の方法がありますという周知ができないかと思うんですが、その辺のお考えについてお聞かせいただきたい。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 私のほうで今把握している県の事業としまして、福島県鳥獣被害防止総合対策交付金事業というのがございまして、箱わなとか、くくりわなとかの購入の助成がございます。そういうものも含めて、国の制度もちょっといろいろ調べる必要があるかとは思いますけれども、そういうものを活用しながら、今後対応してまいりたいと考えます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) その方向についてぜひ早急に調べて、来年度の事業に間に合うような方向で検討いただきたいなと思います。 町長にお願いというか、質問があるのですが、東白衛生処理組合、あそこへイノシシをばらして持って行くと、いわゆる処理をしてくれるわけです。ところが、一方で、そのばらすのが大変だから、なかなかばらしてあそこに持って行くのが難しいという現状があるんです。でも、そういう現状にもかかわらず、東白衛生処理組合では、ばらして持ってくれば処理できる対応はつくってありますよと言うんです。言うんですが、なかなかそこが現場と向こう側の、引受け手のほうでちょっと段差があるわけです。 これは町長にお願いするしかないんですが、あそこはやっぱり4町村で運営をしておりますから、あれを個体で持ち込んで、東白衛生処理組合でばらして処理をしてくれれば、非常にそのラインが楽になるわけです。それができないために、今こちらのほうは捕ったイノシシを自分の山とか畑に穴を掘って埋めなくちゃならないという現況があるわけです。これは防疫といいますか、コレラとか、そういった病原菌の発生の原因にもなりますので、やたら山に埋めるとか、地域の畑に埋めるではなくて、きちんとやっぱり処理するべきところで処理してもらったほうがいいんだと思うんです。ですから、東白衛生処理組合で、ばらす機械を4町村で買ってもらって、出資して、あそこに個体を持って行けば、ばらして処理してくれるという、そういうラインをつくっていただきたいというのが望みなんですが、町長いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今の鈴木議員の言っていることは、私も非常に深く考えております。先日、東京の出張のときにも、国会議員の先生方にも、それはお話しをして、現在、矢祭で昨年が350頭、塙が370頭、鮫川250頭かな、棚倉が200頭ぐらい、そうすると、大体もう1,000頭近い、これが年々増えてくるから、やっぱり埋める段階ではもう非常に高齢化になって、大変な作業だということで、そういう処理施設といった面、今、県内で相双地区にできています、相馬から。大体予算的にも2億ぐらいはかかっているというようなこともありましたから、今後、東白の衛生組合も、そういった財源も確保しながら、やっぱりこれからの検討事項には、しっかり持っていかなければならないと、私は強く思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) ぜひそういう方向でお願いしたいと。これはもう住民全体の課題になっておりますから、処理方法がきちんと門戸が開けることによって、安心して処理ができるという、これは必要であろうと思いますので、どうか東白衛生処理組合のほうに、国なり、県なりから、それこそ助成金を探しながら、何とか導入できるような施設検討いただきたいと思いますので、重ねてお願いをしておきたいと思います。 イノシシについては、最後にもう1点なんですが、事業課長にお尋ねします。 これは現場サイドのほうが分かると思うので、今時点でのイノシシの食肉扱い、これは放射線レベルの問題があるんだと思うんですが、これはまだまだという、そういった数値レベルなんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) イノシシ出荷に対し、今、県のほうでは当分の間、県内全域を出荷制限区域として出荷できない状況になっております。出荷するためには、3年連続でその地域内で基準値以内であれば、基準値というのは、キログラム当たり100ベクレルになります。その100ベクレル以内の基準値以内で、3年連続で基準値以内であれば制限解除の相談ができるということだそうです。 そこで必要となるのが、屠殺後1時間以内の場所に処理施設が必要だということだそうです。ですので、これまで県のモニタリング検査では、今年10月に3回調査した結果は、69、16、80というような数値でした。100ベクレル以内でした。そのほかに町の山村開発センターで持ち込まれたものについて、昨年の12月の数値ですけれども、317、今年2月に127ベクレルというような個体もありました。中にはこういうものも含まれておりますので、まだまだ出荷制限解除に向けた相談というか、まだ先のことになるのかなというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) もう既にご存じのように、これも過去にどなたかの議員が質問いたしましたが、イノシシの肉を食肉として使っているというのが、全国で結構出ているんです、箇所が。それは、福島県はこういう放射線量だから、もう無理だろうと僕も頭の中に実はあったんです。あったんですが、実はこの前、国道を走っておりましたら、某下野宮辺りにシシ肉コロッケというのが売っているんです。隣町でシシ肉コロッケ売られちゃうと、矢祭町でもできるんじゃないかなという、そういう感じがしたので、今質問をしているんです。というのは、やはり殺してから焼却とか埋葬だけではなくて、そろそろ資源として生かせるということがもしあるんであれば、そういった方向性も今から探っておくべきだろうと思うので、なかなか、その今度、課長時間でもあれば一緒に行ってちょっと食ってみましょうよ。どんなコロッケなのか、どこから仕入れているのかも含めて、ちょっと聞いてみたいと思うんですけれど、今、ベクレル聞いて、まだちょっと先かなという感じがいたしましたので、この質問はそこまでにしますが、ただ、かなうのであれば、そういった方向性も今後考えていって、イノシシだけが悪者扱いではなくて、何かその役に立つものとして利用できるのであれば幸せかなと思いますので、ひとつご検討の中に置いていただきたいと思います。 最後に、小学校の建屋の跡地利用についてお伺いをいたします。 下関河内、関岡、内川の旧小学校3校の敷地利用について、民間貸し等の計画も含めて、今現在お考えがあるのかどうか。下関河内については、バイオマス系の企業が入っていることは存じております。それ以外に、関岡にも東電でしたっけ、東電か何かの電力会社の仮家というか、仮住まいをやっているという話は聞いておりますが、あれを解体しないでおくのであれば、やはり有効利用ということを一方で考えないと、もったいない建屋として捉えられてしまうんでないのかなと、そういうふうに思いますので、ひとつこの現況について、それから今後の展望についてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長鈴木直人君。 ◎自立総務課長鈴木直人君) それでは、7番議員のただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 下関河内小学校につきましては、旧小学校につきましては、ただいま議員おっしゃられるとおり、東京都文京区にございますイフコンピューター株式会社というところと、敷地の賃貸借契約を結んでおるというところでございまして、こちらの契約につきましては、今年度末ということで、令和3年3月31日までということで、契約、現在のところはなっておりますけれども、契約内容に特にお互いにそこで終わりにするというような意思表示がなければ、さらに同条件で3年間延長するという契約になっておりますので、現段階でこちらのイフコンピューターさんのほうから今年度末で終わりにするというようなお話はいただいておりませんので、今後も引き続き契約を延長するような方向で進んでいくものと、町としては考えておるところでございます。さらに、長く利用していただければというふうに考えておるところでございます。 次に、関岡小、内川小学校についてでございますが、こちらにつきましても、ただいまお話しありましたように、数社からお話しは、使いたいというか、状況を教えてほしいというようなことの問合せはいただいておるところでございますが、正式なといいますか、詳しくお話しができるような段階ではございませんので、ある程度話が煮詰まってまいりましたらば、また議員の皆様にもご報告をさせていただきたいというふうには考えておるところでございます。 ただ、町の基本的な考え方としましては、公共施設として利用するというよりは、こういった民間の方々が利用したいというような方がおいでになれば、ぜひ使っていただきたいという、そういう方向で対応していきたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 分かりました。ちょっと1点ずつ確認させていただきたいんですが、下関河内小学校、あそこを使っていただく際に、入り口の道路を拡幅するとかという事業計画がなかったんでしたか。何かあのままになっている気がするんだけれども。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 企業にトレーラー等が入る必要があるということで、町道を拡幅しております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 拡幅したんですか、あれで。そうですか。知らなかった。 前のとおりの幅員かと思ったものですから、それは失礼いたしました。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 全線じゃなくて、隅切りということで、すみません。言葉が足りませんでした。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 分かりました。もっと大幅に広げるのかと思っていたものですから、それは失礼いたしました。 関岡小学校についてお尋ねいたします。 私は、関岡小学校が一番もったいないなと思っているんです。耐震化も、恐らく、この廃校になった3校の中では一番しっかりしている。ただあそこの弱点は背中なんです。裏側の山側からの水はけが悪くて、しけってカビが生えてしまうというのは、多分僕はそのようにあの学校を捉えているんですが、2階、3階もありますので、あそこを例えば、今、民間住宅の空き家対策とかで調査したと思いますが、あそこを例えば一般町民が、これから希望すれば安価な家賃で部屋をお借りするということは、条件にもよるでしょうけれど、可能性としてあるんでしょうか。その場合に、水道とかトイレとか、電気の類が使える状態に今あるのかどうか。それを教えていただけませんか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長鈴木直人君。 ◎自立総務課長鈴木直人君) 水道と電気につきましては、すぐにでも対応できるような状況になっておりますので、電気は警備の関係もございますので、現段階でも行っておりますし、水道のほうも元栓は今閉めておる状態ではございますが、元栓を開ければすぐに使えるような状況にはなっております。 また、個人でというようなお話でございますけれども、こちらにつきましても、今後、先日町長もサテライトオフィス等、テレワーク等への対応というようなことも考えていかなければならないという答弁を、昨日お答えをさせていただいているような状況でございますので、そういったことも踏まえまして、各個人であっても、その1教室分ぐらいを借りたいというようなことであれば、そういったことも含めて、今後検討していかなければならないことなのかなというふうには考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 関岡については、ぜひそういうことで使えるという方向に持っていっていただけると、ちょっといろいろと聞かれていることもあるものですから、町の姿勢としてそういう方向も可能みたいだよという話ぐらいまでは、我々も窓口としてできればいいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 最後に、内川小学校なんです。問題は内川小学校が一番だろうと思うんですが、あれは冒頭統合の話を進めた際には、内川小学校は取壊しということではなかったんでしたか。あそこの耐震性、それから老朽化から見て、内川小は取壊しの方向だというような話を僕は耳にしたのが記憶にあるんですが、それは決め事ではなくて、ただ単に雑談だったのでしょうか。 いずれにしても、内川小学校が一番老朽化が進んでいるというふうに思います。強いては、あの辺に校庭がありますので、幾らチェーンを張っても校庭で遊びたい子供たちもいるでしょう。地域の人も何らかのことで入ることがあるかもしれない。そういったときに、建屋の傷害によって、地域住民が傷つくようなことがあったんでは、これは困りますので、老朽化で何も使わないんであれば、もうこれは取壊すべきだろうというふうに私は思うんです。ただ費用がかかるというんであれば、それはそれで考える必要もあるんでしょうけれども、取壊しはいずれ町の単費で行うようになるでしょうから、遅かれ早かれ金使うのであれば、危険性を排除する方向から、そういうこともある意味、地域住民にはっきりおっしゃっておいたほうがいいのかなという気もいたしますが、それについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長鈴木直人君。 ◎自立総務課長鈴木直人君) ただいまのご質問でございますが、大変申し訳ございません。取壊しに関しまして、私、その記憶がなかったものですから、そちらについてのお答えはちょっと差し控えさせていただきたいところではあるんですが、現段階の考え方としましては、先ほどもお話ししましたように、民間のほうから一部利用したいというようなお話もいただいておるところでございます。そういったこともございまして、できれば下関河内小学校と同じような形で、建物の耐震性は、公共施設としての耐震性はないというような状況ではございますが、その利用者側で責任を持って管理をするということで、一般に開放することではなく、一企業として使うんだということであれば、その建物を利用していただくという方法も、また一つの方法なのかなという、取壊さずに使っていただくのも一つの方法なのかなというふうには考えておるところでございますので、そういったことも含めて、今後、そういった企業さんとの話が深く進んでいくようになれば、その建物を使うということになると思いますけれども、そうでなければ、やはりただいま議員おっしゃられるように、いつまでも使わないものをずっと置いておくことはどうなのかということも出てくると思いますので、そういったところになりましたら、やはりそういった取壊しについても検討していかなければならないのかなというふうには考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 下関河内小学校のときもそうだったんですが、勝手にというか、町の同意を得て校舎の中の壁を撤去してしまったりということがあったんです。あれは現にそういった耐震性を施しても、壁の撤去によって、その構造物の強度というはかなり落ちますから、そういうことが計算されて建屋というのは建っているので、非常に何かあったときの管理責任が大変だろうと思いました。あのときの回答として、そこは借りる側と貸す側できちんと契約上に問題がないように、免責になるように契約をいたしますというふうに聞いておりました。ですから、もし内川小学校、そういうことで話が進むんであれば、今のその危険な部分に対して、きちんと免責条項を明確にした上で、地域が振興できるような方向でお考えいただきたいなというふうに考えておりますが、いずれ、あまり危なくなった時点では、やはり町が判断すべきだろうという時期が来ると思いますので、それは遠くないような気がいたします。どうか、お心の中に置いていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 最後に、質問ではないんですが、町の職員に、今回のコロナ禍の中でいろんなご対応をいただいていること、感謝申し上げたいと思います、この場を借りて。 ただ、一方で、監査の指摘事項にもありましたように、511時間の残業が、特定の個人が発生している。コロナ禍の中で特定の人に負荷がかかるということは理解できないわけではありませんが、この町が課制からグループ制にしたのは、そういうことをグループの中でみんなで分かち合える体制だからグループ制にするんですよということがあって、グループ制にしたわけですから、どうか特定の方に負担がかかり過ぎて、それこそコロナ以外の病気にならないような、ひとつ上司として、あるいは町長として、ご配慮賜りますようにお願いをして、私の質問を閉じたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 7番、鈴木正美君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は11時5分といたします。 △休憩 午前10時57分 △再開 午前11時05分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。---------------------------------------本多勇也君 ○議長(藤田玄夫君) 5番、本多勇也君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので、12時5分までです。     〔5番 本多勇也君登壇〕 ◆5番(本多勇也君) 5番、本多勇也です。よろしくお願いします。 今年もあと僅かになり、コロナで始まって、コロナで終わるのかと思いましたが、コロナ感染が非常に拡大しまして、まだまだこれからどのようになるか分からない状態で、年末年始、書き入れどきをどのように過ごすか、不安な日々を過ごしております。 通告に従いまして、質問します。 まず最初に、この1年間、コロナウイルス感染拡大防止ということで、各方面で対策を練ってきたわけですが、矢祭町の小学校でも、やはり学校現場で新しい生活様式の定着ということで、3密、あるいは、正面を避けるとか、距離を取るとか、そういった対策は取っていたと思うんですけれども、この学校現場における子供たちの生活のリズム、かなり今までの生活スタイルから変わって、子供たちもかなり戸惑っていると思います。その辺、教育委員会はどのように捉えているか、お伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 議員ご指摘のように、新型コロナの影響によりまして、子供たちの生活リズムが崩れているということが懸念されますが、学校現場への聞き取りによりますれば、コロナの影響による生活リズムの崩れという兆候は見られないということでございます。 しかしながら、近年の傾向としまして、小学校、中学校共にスマホやタブレット等による生活リズムの乱れが見られ、視力、体力の低下や、スマホゲーム時間の増加により、朝から眠気を訴えたり、食欲がなかったりという状況が見られるようでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり家庭での生活、あるいは学校に来てからのリズムとか、かなり戸惑っているとは思います。その中で、文科省の調査で、令和元年度の子供の小学校、中学校、高校の生徒指導上の課題についてということで、調査の結果が公表されました。そこで小学生のやっぱり児童の暴力行為というのが、前年度を上回っているというような結果が発表されました。子供同士でのふざけか、けんかか、その辺は定かではありませんが、あるいは対教師に対する暴力とか、器物損壊とか、このような問題が小学校で起きているというような話も聞きますが、本町ではいかがなものでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 生活リズムの乱れに対しましては、小中学校とも意欲的に取り組んでおるところでございます。 小学校では、早寝早起き、朝ご飯の呼びかけや、メディアコントロールの指導など、中学校では学習計画、生活計画の作成や、朝食調べ、メディアコントロールチャレンジなどを実施しております。 教育委員会といたしましても、生活リズムの乱れという問題については、新型コロナにかかわらず、真剣に取り組まなければならない課題であると捉えております。学校現場と連携を取りながら、対策を講じていきたいと思います。 それから、議員が申し上げた暴力とか、というようなことについては、大きな暴力行為ということは見られませんが、確かに、ご心配のように自制できないでというようなことは、時々見られるようでございますので、最新の注意を払って学校と、それから連絡を取りながら対応を進めているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 分かりました。また、以前やはり中学校を卒業して、何名かの就職希望者というのが今までもいましたが、今年あたりは矢祭町はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) 進路についての就職希望者ということでよろしかったでしょうか。 進路につきましては、現在、情報を取りまとめているところではございますが、現時点で就職を希望しているという方はいなかったかというふうに承知しております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり今コロナの影響で雇用の環境も厳しいし、また、高校生、あるいは大学生の就職もかなり活動に重くのしかかっていると、まして、中学生、家庭の事情等で就職を余儀なくされる子もいるかと思うんですけれども、今、いないということで、一安心はしていますが、ぜひ指導のほう、お願いしたいと思います。 あとは、学校の、今回休業等で自宅にいる時間がかなり子供たち多くなって、先ほど教育長から、ゲームとかそういうことで時間を潰したり何だりするというようなこともありましたが、この家庭教育ということを、学校のほうから親にどのように指導していくか、お伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 議員の申されましたことについてでございますが、令和元年度と令和2年度のスクールカウンセラーへの相談実績について、大きな変化は見られなかったんでございますが、学校現場の聞き取りにおいても、新型コロナに起因して相談が増加している様子は見られないというような回答でありましたが、確かに長期の休校などによって失われていた学びの時間を取り戻そうという学校の対応には厳しい面もありましたが、行事やイベントなど、延期や規模縮小などで何とか乗り切りながら、児童生徒に寄り添った学習を展開しているように感じます。あえて申し上げれば、コロナによって中体連の大会がなくなったことによりまして、部活動の実績がつくれず、県立高校の特色選抜受験者が減るかなという可能性がある状況としては捉えてございます。学校と保護者、家庭との連絡を取りながら、何とかこの難関を乗り越えていかなくちゃというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり町づくりというのは、人づくりで、人づくりというのは教育なので、コロナに負けないような教育のほうをお願いしたいと思います。 次に、産業行政についてお伺いします。 商品券の発行などをして、町の商店街を助成する事業を行ってきたわけですが、農業もかなり打撃を受けた農家があります。特に家畜、花農家を支援してはどうかということで質問上げたんですけれども、その後、花卉農家の方からかなり支援をいただいたということをお伺いしました。その辺につきまして、支援しているというのは分かっているんですけれども、その辺の考えをお願いしたいと思います。
    ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 町独自の新型コロナウイルス感染症対策経営持続化支援金事業では、農業者も対象としておりまして、花卉農家へ3件、畜産農家へは1件、支援金の給付をしております。 このほか、国の支援制度ではございますが、花卉農家へは高収益作物次期作支援交付金や、畜産農家へは肉用牛の計画的出荷に伴う追加費用への支援、肥育牛、生産コスト低減等に対する取組への支援等、制度がございますので、こちらのほうもPRをしていきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり農家が元気になって、コロナに負けないような経営基盤をつくって、農家の支援強化を再度ここでお願いしておきます。 次に、買物支援事業についてお伺いします。 これは2番議員も昨日質問したところなんですが、コロナ禍において不要不急の外出を自粛してくださいということで、なかなか買物に行かなくて、電話一つで配達してくれるサービス、特に矢祭でやっている宅配サービスの「買ってくっぺ便」、今後かなり重要なサービスになると思うんですが、再度、町の考えをお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、本多議員の宅配の、昨日、片野議員と同じ質問の内容なんですが、今、登録者が100名ということで、今後この制度を利用されるよう推進を図ってまいりたいと思います。こういう私も強く思ったのは、高齢者慰問したとき、結構独り暮らしの方が増えているというか、いらっしゃるということで、そういった中でこういった買物の支援事業があるんだというようなことを説明しながら、今まではどうしていましたかと聞くと、親戚を頼ったり、いろんな知人を頼ったりというようなお話があったものですから、だからこういうのも、やっぱり行政として住民のサービスの安心・安全というようなことで、今後も推進していきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) 以前、やはり儲からないからどうなんだというような意見もあったと思います。やはり採算ベースでやるような行政サービスではないと思うんで、今、町長、100件ぐらいの会員登録があると、これ100件、本当に毎日やったら間に合わないくらいの大繁盛なんで、取りあえずは苦しいかもしれませんが、ただそれを楽しみにしている高齢者もいますので、ぜひ今後とも続けていけるように、なお本当に今JAでも、あるいは生協でも、あるいは民間のコンビニでも、電話を入れれば配達してくれるというような、特にJAなんかは食材なので、この「買ってくっぺ便」というのは、何でもやってくれるというようなPRをしているみたいなんで、ぜひとも続けていってほしいと思います。 次に、健康福祉行政について。 町独自のコロナウイルス対応についてということで、これ3番議員さんも以前質問したと思います。今年も年末年始が近づき、お盆の帰省のときには県をまたいだ移動は避けてくださいというようなメッセージにより自粛し、お正月には会えるねというような、おじいちゃん、おばあちゃんと約束していたんですけれども、どうもこのコロナの感染拡大の状況では、また不要不急の外出を自粛してくださいということで、外に出るなというようなメッセージ、早めにお正月は帰りませんというような連絡が来たというような話も聞いています。 やはり町独自のPCR検査、これはできないものなのか。無症状で感染しているというような人を、それが初期の症状だというような話も聞きます。当然、人から人への感染なので、マスクをしていても、やはりワクチンよりはマスクのほうが有効的だと言う人もいます。取りあえず、私なんかも声が大きいもんで、飛沫はもう大変なもんですから、取りあえずコロナに感染していないというのが分かれば、大威張りで外出なんかもできると思うし、最低マスクをかけるというのは、これは基本ですので、その辺について町長、簡単な検査ができるかどうか。町のほうでできれば助成してほしいというのが本音なんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長大森秀一君。 ◎町民福祉課長大森秀一君) それでは、ただいまの7番議員さんの質問にお答えしたいと思います。 まず今のところ、町独自のPCR検査については、検査を受けてもらうというのはちょっと難しい状況かなというふうに考えています。それと言いますのは、町内でPCR検査を実施できるような協力医療団体の確保が大変難しいという点でございます。この件につきましては、県内でもそういう例がございまして、お盆に石川地方の発熱外来で症状がない方、無症状の方が、学生は無料で、それ以外の方は有料でPCR検査を行ったような話は聞いております。 矢祭町においても、東白川は今進めておるんですけれども、東白川地方の発熱外来が開設されましたらば、PCR検査が行われるようになると思いますので、その際に東白川地方町村会等で足並みをそろえまして、その無症状の方も受けられるかどうかについて検討していったらどうかというふうに、今のところは考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) いずれはPCR検査もできるような状態にはなると思うんですけれども、先日、町長はやはり発熱外来にしても、結局、今医療崩壊、看護師さん、お医者さんが離職しちゃうという、このような状況の中、自衛隊の隊員の方が、やはり看護官として現場で活動している様子を見ますと、かなり重傷者は見ていられない状況です。看護師を今すぐ、じゃ、募集するとか、医療機関にあれしようというのはなかなか難しいと思うんですけれども、今後、やはり看護師もいない、あるいはお医者さんもいない、そういうところで、これらのコロナ対策をどのようにしていくのか、先はかなり暗いですけれど、明るくしたい意味でも、町長の考えをお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、看護師、医師不足というのは非常にコロナ感染拡大の中で全国的な問題になりまして、今、本多議員がおっしゃられるような自衛隊まで看護師の出動ということで、今までこういう例もなかったと思います。 今、東白の町村会のほうでも、看護学校のほうに、今までは助成が少なかったのかな、白河のほうはしっかり准看護師の学校のほうに100万円ぐらいはずっと支援したということで、今度4町村も来年度からそういう支援体制を取るということで、看護師、准看護師の養成を今度図るというようなことで考えてはおります。 今のPCR検査の中でも今日のNHKのニュースの中で、大分2,000円以下ぐらいで、医者が直接するわけじゃないんだけれど、そういう機関ができて、大分テレビの中では混んでいたというような、NHKの朝のニュースだったかと思うんですが、そういったものもありますから、今後、この感染状況を見ながら、また対応はしっかりやっていきたいと思っております。やっぱり、感染、移さない、かからないような、やっぱり本人独自の自覚も必要ですから、担当のほうからも、そういった広報はしっかりやるようにして、万が一そういう状況には、しっかりした検査体制を指導していきます。 そこにまた含まれるのが、思いやり条例、白河と広野町が出たんですが、今後、誹謗中傷、そういう名誉棄損というか、人権擁護委員の方もいらっしゃったときも、そういったものにはくれぐれも行政のほうもしっかり対応してくれということで、そういう条例が全国でも26都道府県が条例を設けまして、福島県では、県ではまだ出ないんですが、白河の市長と広野町ができたということありますが、今後、状況によっては本町もそういったものも考えながら誹謗中傷しない、そういう社会づくりを考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり隣の町、大子町もそうですけれど、塙町も、棚倉町も、唯一、本町、矢祭町、まだ一人の感染者の方も出ていない。これも行政と、あとは町民の皆さんの頑張りと、ちょっと外出して遊びたいという気持ちもありますが、うつすのもあれだし、うつされるのも嫌だし、そういう頑張りに対して、あと少し頑張って、ぜひともこれから質問する移住に関しても、やはり矢祭町からは一人も出なかったと、それだけ誇りに思うようなことにしたいと思いますので、今後ともひとつよろしくお願いしたいと思います。 最後に、一般行政についてお伺いします。 町長、あるいは町の関係各位が首都圏に行って、矢祭町を東北の一番近い田舎ということでPRして、矢祭町のよさをPRしたというのを聞きました。 その、コロナ感染によって、テレワークによる移住ということで、やはり東京を脱出したいという方、移住に魅力を感じている若い人が増えているというような話も聞きます。矢祭町もかなりPRしているわけですが、今までやはり移住やUターンの問合せというのがあるのか、ちょっとお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 事業課のほうで把握している限り、今のところ問合せはございません。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはり受皿つくっておく必要もあると思うし、やはりもう少しどこの市町村でもぜひともということで、かなり福島県では、県全体では福島県の魅力を感じて問合せなどがあるというような話も聞いています。ぜひともやはり首都圏との近さ、あるいはこの豊かな自然を売りに、あとは、先ほど言ったコロナの感染者が1人も出ないで町民は頑張っているというような、その辺をPRをしまして、特に子育てには日本一の施策を持って挑んでいる町なので、ぜひともこれからそういう問合せがあったときに対応できるように、ある程度の受皿もつくっておく必要があると思うんですけれども、その辺について、課長、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま本多議員のテレワークの継続ということで、昨日もご質問の中で答えたように、東京から人口が減っていると、4か月連続で減っていますから、かなり東京都民、首都圏の方々も、このコロナの社会の中で新しい生活づくりということで、国も推進しているし、あとは大企業も事務所を簡素化して、通勤時間を減らすというか、なくすというような方向の会社もたくさん出ておりますから、そういったものを、今度、我々受皿としては、どういったものが必要になるかということで、先ほどの空き校舎の利用とか、空き家の利用とか、いろんなそういった施策を受皿を広げておいて、今後、また情報収集しながら、特に私も今一番気にしているのが、ふるさと回帰センターということで、去年、4町村でお邪魔したときも、かなりほかの市町村の担当課がやっぱりいろんな情報をお持ちでおりますので、福島県はこうだっていうのは、もちろんこれ全国ですからあるんですけれども、いろいろやっぱり町の広報をしてくれというようなことで、所長からもそういうお話もいただいておりますから、今後、このコロナ禍の新しい生活の中で、そういったテレワークで地方勤務とか、そういった施策をしっかりと考えていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 本多勇也君。 ◆5番(本多勇也君) やはりここにありましたテレワーク移住促進助成事業ということで、日立市も日立製作所がかなりあれで、今一生懸命やっていると思うんですけれども、やはり矢祭町でも助成事業というようなことも考えながら、今後、町の活性化につながる、あるいはこのコロナ禍を逆手に、需要を増やすようにして、本当、矢祭町、住むにはすごいいいところなので、私が言うのも何なんですが、皆さんは既にみんな知っていると思うんですけれども、やはり今一歩、何か目玉になるような助成事業にしても何にしてもやっていけば、ぜひ明るい矢祭町ができると思います。 これで一応質問は終わります。 取りあえず、このコロナの一日も早い収束、そして、来年は町長、台風19号からコロナから、町長就任以来ゆっくり座っている時間もなかったと思うので、ひとつ来年はもっと明るい年にしたいと思うので、皆さんで頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いして、終わります。 ○議長(藤田玄夫君) 5番、本多勇也君一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は11時40分といたします。 △休憩 午前11時34分 △再開 午前11時40分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。---------------------------------------郡司浩子君 ○議長(藤田玄夫君) 6番、郡司浩子君、登壇願います。 持ち時間は80分です。     〔6番 郡司浩子君登壇〕 ◆6番(郡司浩子君) 6番、郡司浩子でございます。 今年は本当に昨年に引き続き、様々な災害があって、その中で町政を担っていただいている町長、それから職員の皆様に、お礼を、感謝をしております。今日は、それにただ何て言うのか、皆様にこれからの糧になるように、私自身も頑張っていきたいと思いまして、質問をさせていただきたいと思っております。 では、通告があるのですが、時間的な関係で順番を変えさせていただきたいと思います。土木行政のほうから入らせていただきたいと思います。 大雨時の冠水対策についてというふうなところから入らせてください。 何度か質問されている中で、今回、産業常任委員会の中でも詰めてきたところではございました。そこでやはり、きちっと対策をお願いしたい、住民の気持ちに沿ったものになってほしいという思いを込めまして、入れさせていただいております。 大雨や台風のたびに問題となる箇所が多い中、複合的な原因のために長年課題が解決されない場所があるということが、認識されたところでございます。やはりただ冠水する。ただ川があふれるというだけではなく、その根本的なものがあるということがはっきりしてきたかなというところでありますので、根本的なところをどう町としてもやっていくかということを考えていただきたいと思っております。 その中で、田川、商工会前の冠水などについて、そういった視点で対策を講じるべきだと思いますが、町の対応を伺っていきたいと思います。その中で、先ほど事業課長、昨日、田川の件に関して、県と協力をしながらJRの下側のほうは県のほうが、上のほうが町がやるという形でやっておりました。その件について伺っていきたいと思っています。 実際のところ、田川のところ、そういった形でやっていただけるという話を伺ったのは心強いところでございますが、実際のところ田川でいいますと、その先の349の開発したところの土砂だったりとか、それから、南側の大高平のほうの山のほうから出てくる土砂だったりとか、そういった治山の問題もあったりとかというところの課題が見えてきたところでございます。 また、商工会前のほうでございますけれども、南沢のほうの奥のほうの、やはり土砂、そこのところがやはり治山のほうがうまくいっていないというか、実際、あるものはあるんだけれども、不足しているのではないかという部分も見えてきたところでございます。その件についてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、田川につきましては、昨日もお答えしましたとおり、今年度棚倉土木事務所との調整の結果、土木事務所で行う久慈川河川河道掘削に合わせて、田川合流部からJR橋の間についても県の予算において実施していただけることになりました。町としましては、その上流側で未実施区間がありますので、そちらのほうを進めてまいりたいと考えております。 南側につきましては、先日、議員もご承知のとおり、宮川県議にもおいでいただきまして、現場を見ていただきました。その際、県南農林事務所の担当部長さんにも来ていただいて、把握していただいております。現場を把握していただきましたので、今後、どのような形で進めていったらよいか、県とも協議をしながら、相談しながら、検討していきたいと考えています。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、事業課のほうで把握しておりますように、しっかりと対策をしていただきたい。たまたま今回2つでありましたけれども、ここに限らず、複合的な問題があるところがあると思います。例えば、商工会のほうは土木事務所だけではなく、農林のほうに関わってくる。そういったところがあって、長年手つかずであったというところがありますので、そういったところもやはりここは駄目だというふうにあきらめないで、いろんな面でやっていただきたいと思っております。 また、田川のほうも本当に大きな問題でありますので、実はそこで、田川のまずもう一つ、住民の地元の方々からこのような話、草です。草木が結構あって、それがあるために土砂が上がってしまって水が流れないのではないかということがあり、そういったことも含めて、やはり草木、草、そういったものを、雑草だったりとか木を、支障木だったりなどを、そういったものを定期的にしっかりと除草するとか、伐採するとかという形をしていかないとならないのかなというふうに思ったところでございます。現在、実際に田川のところの中に入って、草刈機でやっている方がいたのをこの間見かけまして、なるほど、住民のほうがそんな形でやっていただいているところもあるので、そういったところというのは、逆に言えば農業とはあれなんですが、多面的支払いとか、そういうようなものには該当しないものなのでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 多面的直接支払いとか、中山間地域直接支払事業の中で、用水、排水の維持管理経費として支出できるものだと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、いいお話を聞いたところでございます。まずぜひそういったものを提案していただいて、もちろん住民が団体をつくってやりたいというふうなところが必要かと思いますが、そんな形でもやれるところをやって、自助も自分たちもやる、そして公助の助けを得ながらやるというふうに、もちろん本当に田川の住民たち本当に困っておりますので、その辺のアイデアもちょっと出していただきながら、お願いしたいなというふうに思うところでございます。ぜひ、その多面的直接支払という方法もあるということ、お知らせいただければというふうに思っております。 あともう一つ、南沢と商工会の冠水、基本的には、農林の話を先ほどしましたけれども、あと根本的にはそこ。それから、道路の部分ですか、道路と暗渠になっている部分、それから側溝の部分のところが、以前に恐らく、今から5年前ですか、ぐらいに調査したところだったと思いますけれども、その件に関して、多分調査しただけで、そこでおしまいになっていたのかなというふうに思っているところでございますが、今後、どのように考えておりますでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 商工会前の冠水につきましては、平成25年に調査、測量行っておりまして、大雨の際には南沢からの水と、国道等の表面水、それから矢祭中学校方面から流れてくる排水が合流することで、商工会前の辺りで冠水が発生するというようなことが原因なのでございます。改めて、今後その当時の調査結果を分析しまして、今後の対応について検討していきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 恐らく、そこを解消するにはかなりな障壁がある。お金が予算的にはかかる。それから、その先にはJRがあるからなかなか難しいのではないかというふうに、ストップしてしまっていたのかなというふうには思うところでありますので、そこを何とかクリアできるような、ハードルを乗り越えるような形で、いろんな対策を県や、それから有識者の方々にアドバイスいただいたりとかしながら進めていただきたいというふうに思っておりますので、本当に南沢からの分も、それから下のほう、下流のほうまでぜひ考えていただいて、118号線のほうの役場のところまでもやはり冠水はしておりますので、しっかりとやはりその辺は取り組んでいただきたい。これからも精査していただいて、方向性をぜひ教えていただきたいというふうに思っております。どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 議員おっしゃるとおり、長年の課題である箇所だと思いますので、検討していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) どうぞよろしくお願いします。 では、観光行政について質問させていただきたいと思います。 本年9月に環境省と県が主体となり、自然公園を結んでPRを図るための協議会を発足すると、情報を新聞のほうで接しました。町としてはどのような形で参画していくおつもりかどうか、教えてください。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 福島県によりますと、この協議会につきましては、国立公園と、国定公園周辺の22市町村が会員となり、福島グリーン復興推進協議会を設立したとのことでございます。県立公園に関する具体的な取組、体制の検討については、これからとのことでございますので、そういった機会がありましたら、町としましては積極的に参画してまいりたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 県立公園がそこには該当していなかったというわけですね。新聞のほうには国定公園、県立自然公園の利用促進方針というふうに書いてあったものですから、てっきりこちらのほうで見ると、奥久慈のほうが指定されていたわけなんですけれど、奥久慈と言いますと八溝山とか、その辺になるんでしょうか。その辺は把握していますか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 茨城県北から矢祭町、棚倉方面にかけてのエリアかと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) こちらのほうの実は切り抜きなんですけれど、こちらのほうに奥久慈という形で、後で提出しますが、入っておりました。なので、その辺もちょっとやはりお力を借りながら、町長が昨日PRをしっかりとしていきたいというふうな部分もあって、奥久慈という形で、大子町、常陸太田という形のほうが一番現実的ではあるんですけれども、やはり福島県ということもありますので、その辺の情報を、しっかりと精査していただいて取り組んでいただきたいというふうに思っております。 そこで、いろいろ事業課は、観光あり、土木あり、建設ありで、いろんな形でお仕事されているところであって、職員の数もかなりぎりぎりのところでやっているかなというふうに思うところでございますが、担当課のほうは多忙な業務が本当に重なっているなというふうに私は思うところでございます。観光協会の事務局という形でもやっているところでありますけれども、やはりそれはもし許せばというか、今、観光協会の会長が町長でおられて、以前は、協会の会長は別のほうがいいんじゃないかというふうに私言っていたところでございますが、現実には、ほかの他町村見ても、協会の会長は町長のほうが、やはり箔があって、いろんなところで声が通るし、いいのかなというふうに思うところで、ぜひそのフォローをする事務局長というのを置くのもどうなのかなというふうに、今、事務局長はやはり課長が兼務になっているのかなというふうに思いますけれども、もちろんアドバイスをしてもらわなきゃいけないわけでございますが、それなるしかるべき方に、経験がちゃんとした、誰でもいいではなくて、きちんと今まで矢祭町でやっておられる方もおりますので、個人的に進んでそういった方に就任してもらう方法もありなのではないかと思って、ちょっと方向を変えて、事務局長のほうを、もししかるべき方に就任してもらえたらなという思いで質問しておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 観光協会の在り方、運営方法につきましては、町とは独立した組織として、観光業に携わる会員の方々に議論していただくことが理想であるとは考えておりますけれども、現状としては、事業課が事務局を担っており、観光案内や情報発信、交流イベントの開催を行っているところでございます。 観光協会は、観光案内所として利用しやすいところにあるべきとも考えておりまして、同様に情報発信の場であるまちの駅のほうに事務局を持っていけないかというふうには考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、担当課としての考え方、分かりました。実際のところ、いろいろ考えていただいているということは分かったところでございますが、それを仕切るというか、お手伝いしてもらう人に頼む方法はどうでしょうか、町長。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、郡司議員の観光の件なんですが、非常にこれからの観光行政というのも、やっぱり独立して、このコロナ禍の新しい観光の振興づくりというか、今、奥久慈街道と言って、今度は9月の末にサイクリングロードが協議会のほうから認定されて、今、矢祭でもそういうサイクリングの自転車を5台ほどそろえて、ユーパル前に置くか、東館駅に置くか、矢祭山とか、そういったやっぱり観光ルートの発掘というか、そういったものも今度新しい事業になってくると思います。 今、県のほうの健康推進事業というのも非常に知事も力を入れていますから、矢祭町は何を健康としてメインにするんだと言われるぐらいに、私もついサイクリングという言葉をぱっと何となく出してしまったというか、だからサイクリングロードの整備、久慈川のもありますから、そういった含めて観光のやっぱり資源の発掘というのも大事なことですから、だから今後、この観光協会の事務局の在り方というのも、いろいろ今担当課も言っておりましたが、今後、私としてはちょっと課題にしていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 町長も観光資源を大切に、やはり矢祭町の観光資源を大事にしているということが伝わりました。サイクリングロード、確かに有効なあれだと思いますので、政策だと思いますので、皆さんがそこに関わっていけるような、町民も、自分の町に何てこんなすばらしいところがあるんだ、町民自身がいいものだというふうに感じてもらえるようにしながら、来た方々にも楽しんでもらえるようにしていただきたいなというふうに思っているところでございますので、そこのところ、課長のほうは大変かと思いますけれども、いろいろな意味で事業のほうをしていただければと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 暫時休憩します。 再開は午後1時00分といたします。 △休憩 午前11時57分 △再開 午後1時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。 6番、郡司浩子君、登壇願います。 持ち時間は残り63分です。2時3分までです。     〔6番 郡司浩子君登壇〕 ◆6番(郡司浩子君) 引き続き、よろしくお願いいたします。 それでは、1番の教育行政のほうから再開させていただきたいと思っております。 先日、福島民報のほうの新聞で、中学校のほうのNIE教育というニュースにスポットが当たったところでございました。現在、実際のところ、そのNIE教育は、支援の学級のほうで、それを使った教育ということがスポット当たっておりまして、実際に昨年の並木丘祭を見たときにも、そういった形で発表を子供たちがされており、そして、今回、この間の10月の並木丘祭でも、しっかりと壁新聞のような形で発表している、それで生き生きとしている姿を拝見してきたところでございます。その中で11月にスポットが民報のほうで入っていたというものを見ておりまして、すばらしい、結局分け隔てなく同じ通常学級に通いながら、そういった形で支援をしていただいている先生方に敬服したところでございます。 それを見て、やはり矢祭当町のインクルーシブ教育ということを私の中でずっと考えていたことがありまして、今回の質問の一番最初にさせていただいたところでございます。 同じ空間で学び合うこと、これはやはり今後インクルーシブという形でありますが、包括する通常の人たちと一緒に様々な生徒が同じ場所で過ごすということは大変な、大事なことだと思っております。その中で、やはり多様な子供たちが学ぶための環境の整備という形で書いております、ユニバーサルデザイン、これは環境を含めて、身体的にも動きやすい、それからソフト的にもやりやすい形というのがユニバーサルだと思っておりますので、そういう形が国のほうでも推し進められている中で、当町の考え方及び今後について伺いたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 議員が言われましたNIEの新聞の教育について、過日、小河教諭が県のほうで発表されている。その記事が多分福島民報に出ていたかと思います。ほかの先生方も大変興味深く先生の発表を聞き入っておりました。 インクルーシブ教育の基本的な方針といたしまして、障害のある子供、障害のない子供たちができるだけ同じ場所で共に学ぶことができるように、実態に応じて教科の協力学級で学ぶ機会を提供しているところでございます。共同の体験も得られるようにというような形で指導を行っております。本町でも、このような子供たちも増えている傾向が見受けられます。そのために学級を増やす方向で、収容する教室の確保と整備も課題であるというふうに考えておりますので、それについては取り組んでまいりたいというふうに思います。 今後は、環境の整備とともに、保護者や地域の啓蒙を図る、また、関係機関と協力体制を整えて、個別の支援計画を作成したり、また高学年への進級、進学の増加の傾向を見ると、これに応えるためにも支援員の増員などについても検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) やはり今こういった身体的な障害、それから心の障害、情緒的なものというふうに、いろんな形の子供たちが増えているということは、認識されていていただいております。その中で、それに合わせて進めていくということを聞きまして、私、とても安心したところでございます。 そこで、やはりその人材に、やはり教育長のほうが言われておりましたように、人材が大切だということが一つのことだと思いますけれども、その中でやはり結構、中学校は案外本当によく支援のほうやっていただいているなというふうに思っております。音楽に興味があればやったりとか、畑を作ったりとかという形があるので、それに個々の適性に合わせた指導計画というのをしっかりとやっていただきたい。 ただもう一つなんですが、小学校から中学校に上がるとき、実は、今は解消されたとは思うのですが、ちょっとその辺が分からないのですが、小学校から中学校に上がるときに、やはり養護学校のほうに行ったほうがいいのではないかと言われるケースがあったことが、実際に行っている方も今おられます。ぜひ、やはり町内でできる中学校あるわけなので、ここでできる教育ができるから、そこにどうでしょうかと相談受けた方は中学校には入っているんですが、相談がちょうどなかった方には、私、個人的になかった方には養護学校のほうに行かれているという現状があって、その辺がやはり連携がうまくどうなのかなと、今はうまくいっているのだとは思ってはいるのですが、しっかりと中学校のほうで対応していくという部分があるように見受けられますので、小学校のほうからもそういった形でしっかりとやっていただきたい。できれば地域に過ごす方なので、やはり地元に残って、恐らく皆さんで包括して、一緒に育ち合う、学び合うということは大変大切なことだと思っておりますので、その辺も、進学に関してもしっかりとした個別的なご相談についてもやっていただきたいなというふうに思っております。 障害がある方、ない方がありますけれども、やはり普通の子たちにとっても、いたわる心、思いやる心、みんながそろっていいという形でいじめというものもやはりそういった方がいる、例えば小学校だと思いやりの心が育つ部分があるわけなんです。やはり、支援の学級と通常学級ということで分けておりますので、そういった子供たちの心の育成にも役立っていくと思いますので、それがやはり社会に出てからのユニバーサル、本当にインクルーシブという形になっていきますので、その醸成をぜひ義務教育の中で小中学校、矢祭町の中でやっていただきたいというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 議員の言われましたように、そのことを十分に配慮しながら、それから先ほど小学校から中学校というようなお話がございましたが、今はこども園から小学校へというような、そういうふうに低年齢化と言いましょうか、その中でいわゆるグレーゾーンの解消というようなことで、そちらのほうの対応に、私たちのほうも当たっているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、この後また幼稚園の話をしようと思ったのでございますが、先に言っていただいてありがとうございます。やはり幼稚園から、小1プログラムという形であります。いろんな形で本当に飛び出してしまう子だったりとか、合わない子というのもありますので、手厚くやっていただいているとは思いますので、その辺も併せてお願いいたします。 その中で、今ユニバーサルデザインの中で、そういったのあるんですけれども、例えば、今ちょっと県のほうで2019年に出てたんですけれども、難聴、これは福祉にも関係してくるんですけれども、軽度な難聴、まだ障害者手帳が交付されない方でも補助が得られるというようなものがあるかと思いまして、実は、小学校の方で、お子さんでそういう方がいらっしゃったものですから、ちゃんと、きちんとその辺はされているのかどうかということの確認をしたいなという部分はあるんですが、どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) ただいま言われました法的なものでしょうか。そのことについては、細かくはまだ私のほうで理解はしてございませんけれども、現在置かれている状況についての解決ということで、今ご指摘のあった件については、これから研究してまいりたいというふうに思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) こちらのほうには、私も調べている間に、ちょっといろんな情報が入ってきたものですから、通告を出してから、本来だったら福祉課にも出さなければいけない話であったなというふうには反省しておりますが、今後やはり難聴児という、軽度、障害者手帳がなくても補助ができるという部分があるということでございますので、いろんな面で、その辺も見ていただいて、実際、耳の聞こえがちょっと弱くて体育館の後ろだと聞こえないんだという子供の声も実は聞いたことがありまして、やっぱりざわつきだったりとかという部分があって集中ができなくて、そのために人の話も聞こえないがために騒いでしまうだったりとか、そういったことで、そういう細かいことではございますが、その辺についてぜひ校長とか、学校とかに聞いていただきながらやっていただければなというふうに思って、確認しながらやっていただきたいというふうに思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 難聴のことについてでございますが、難聴学級というか、それが見られる子がいるので、今その子については個別に指導しております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 分かりました。その子についてしていただいているのは承知しているところでございますので、それ以外の漏れている方というのも、やはりちょっと聞いていただけたらなというふうに思っているところでございます。 やはりそういったユニバーサルデザインという形でのインクルーシブ教育を考えるということが必要なのかなと思っておりまして、今回、GIGAスクール構想というのが出ておりました。そちらにもやはりその辺もスポットが、そういう子たちにも影響があるのかなというふうに思ったところでございました。実は、ディスレクシアという文字の認識が弱かったり、何かに特化して弱かったり、でも特化して物事が、形の造詣が深いとかいうところがあるお子さんもいらっしゃいます。それがICT教育によって改善というか、要するに今までは、靴に合わせる教育だったものを、子供に合わせる。靴を合わせる教育だったのを、子供に合った靴をそろえる教育に変わってきているところで、それは皆さんがご存じだと思いますけれども、その中でICTを使った、タブレットを使って文字が読みやすくなったり、例えば、羅列した文字だと読めないんだけれども、1文字、1行ずつ書いてあれば読みやすいとか、あとは、もうちょっと大きく書けば読みやすいとかという部分にも、やはり今のGIGAスクールのICTのタブレットを使ったふうなところも利用できるのかなというふうに思ったところでございます。 実際、11月に東京学芸大学でオンライン聴講を、実はICTとGIGA構想のという形を聞いたことがありまして、そのときにやはりその事例が発表されておりました。実際のところ確かにそれで救われる子供もいるし、それが普通の社会生活につながっていくというGIGAスクール構想を通したICT教育もできるのかなと可能性が見えてきたのかなと思いますので、ぜひその辺も含めたインクルーシブ教育をお願いしたいなと思うところでございます。いろいろやること多くなってしまうかもしれませんが、ぜひお願いしたいなと思っているところでございます。どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長高橋竜一君。 ◎教育課長高橋竜一君) ただいま議員ご指摘のとおり、GIGAスクール構想になれば、個別最適化というキーワードがあります。個々の児童生徒のこれまでの積み重ねに合わせて、そういった教育を個別化していくというのは技術的には可能だと思いますので、そういったものを視野に入れてやっていくということは大切かというふうに考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ぜひ現代にマッチした、そういった教育、しかし、古来の日本の教育も大事にしながらやっていただきたいと思うところでございます。 続きまして、学校へのスマホ持込み、先ほど本多議員のほうからも生活習慣という面で、スマホという形で出ておりました。実際、6月に中学校への持込みが容認という形で、本来は基本的にあれですけれども、管理の明確化をすることによって中学校へ持込みを許可するという形にはなってはいるんですが、本町においてはどうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 文部科学省においては、学校における携帯電話の取扱い等に関する有識者会議がもたれまして、本年7月31日に学校における携帯電話の取扱いについての通知が発せられました。議員が申された6月というのは、前倒しして会議がなされたということになろうとは思いますが、その中で中学校については、一定の条件の下、持込みを認める旨が示されている点かと思いますが、小中学校への聞き取りによりますと、メリット、デメリットもありますけれども、スマホについては現時点では必要ないというふうなことが上がってきております。教育委員会としましては、GIGAスクール構想を初めとして、教育IT化の中で議論されると考えますが、現時点では時期尚早と考えております。 しかし、これからの教育環境を考えたとき、何年か後には持込みを前提とした課題の解決を図りながら準備を進めていくことが必要となってくるかと考えております。そのようなことを考えながら進めてまいりたいということでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今、教育長のおっしゃるとおりに、まさにそのとおりだと思います。現状に合わせた形の子供たちへ、それから保護者という形になりますので、スマホとの関係性ということがあると思います。まず今持込みの話をしましたけれども、またスマホ、それから先ほどコロナ禍ではどうでしたかという質問の中で、問題となっているのはやはりゲームだったり、スマホの依存があるというような、使ってしまって遅くまで起きているから早く起きられないとかというような話をされていたと思います。 学校のほうでは、早寝早起き、朝ご飯、メディアコントロールへのチャレンジなどをされているということで、いろんな形でやっているのかなと思うところでありますが、やはりゲーム障害と書いてありますが、子供たちの対応は実際は家庭教育というのが一番の重要なところだとは思っているところでございます。その中で、やはり一生懸命学校でメディアコントロールしましょうよと言っても、なかなか実際家庭においてどうなのかなというと、よくミルク飲ませながらお母さんが小さいお子さんとスマホをいじって、閲覧してユーチューブを見たりとか、レストランなんかでスマホを一生懸命やっているお父さん、お母さんの脇で、子供たちがいるような、そんな部分の様子を見たりとかすることがありますと、やはり家庭教育っていかに重要なのかなというふうに思っております。 実際、教育委員会としても子供たちに対策をしてほしいということで、学校でもノーメディアデーみたいな中でやっているとは思います。何度か講演会という形で、実際KDDIの方に来ていただいて、その上手な使い方という形で、実際のところコントロールさせるためにフィルターの話だったり、いろんな話をしている講演会などもあったところではございますが、どうしてもそれでもそれは規制する部分になってくるので、自己を律した使い方、メディアとの使い方というのを、やはり親子共々学ぶ機会が必要なのではないかなと思うところでございまして、外部識者の知恵を借りて対策を講じてみてはいかがでしょうかという提案を、私、今回はさせていただいたところでございます。 その中で、こちら東北大学の川島隆太教授、加齢研究所の川島隆太教授なんですけれども、やってはいけない脳習慣というと、スマホだったり、危険性ばかり強調されているんですけれど、本の読み方で自分が変わるという、本の読書と勉強とという形のものがありまして、やはり彼の著書の中に、彼は脳科学者でございますので、前頭前野の話を一生懸命研究されている方でございます。前頭前野は人間を知的、理性的な生物たらしめるところということがあって、やはり皆さんが危惧されているようにテレビで情報で知るようにゲーム障害、出ておりますが、ゲームやテレビ、スマホなどを使用しているときは前頭前野の活動が抑制されてしまうというような科学的な発表が示されているところでございます。この有識者の知恵をお借りしながら進めていくのもいいのかな、そして、これはここだけじゃなくて、子供だけじゃなくて、大人にも聞いていただきたいような話なのかなと思うところでございますので、私、説明しちゃうとごたごたになってしまいますので、ぜひまずは、百聞は一見にしかずで、そういった方々の教えをお借りして講演会みたいなのをやっていただくのもいいのかなと思うところで、提案させていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) ゲーム障害、いわゆるゲーム依存症についても、小中学校においても父兄が心配しているようなこと、それから実際に行われておるわけでございますが、様々な機会を設けて、保護者、児童生徒にメディアコントロールの重要性を呼びかけているところでございます。ゲーム依存による不登校が増える状況も見られるというようなことで、提案がありましたように、医師や、あるいは外部有識者による講演会など、対策を講ずることも検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) ぜひ今まで、どうしてもメディアコントロールのほうで言いますと、KDDIみたいなそういうところで実際のフィルターの使い方とか、そういうのが多かったのかなというふうに思いますので、やはり科学的に分かるような形で、納得いくような保護者にもやっていただけたらなと思っています。 今、川島先生の話をしましたけれども、川島先生は仙台市のほうでそういった形をしていて、今、小・中・高のスマホフォーラムみたいな形を開いたりとか、たくましい脳の育成フォーラムをやって、それをすることによって中学生、小学生が自分で律する形で進めていくという話を、見聞きしてきました。昨年、その講演会の話を聞いてきたところでございましたけれども、当町にもぜひそういったもので参画していただけたらなというふうに思った次第で、名前を上げて言ったところでございますが、やはりそういった形で教育委員会もやはり家庭を巻き込みながら、町としても進んで行ってほしいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 では、続きまして、今子供の話をさせていただきましたところでございますが、その中で、観光行政にも入れてありましたけれども、子供の遊び場の設置についてという形で、前、福祉のほうとか、そういう形で話はしていました。使用していない私の考えというか、思いは、旧小学校の体育館などを整備して、子供の遊び場を設置して、そこを観光施設にしてはどうかなというふうに思ったので、観光行政のほうに入れたわけでございますが、現実のところ、大子町ですか、ロッククライミングのようなのを設置しながら日曜日には開放して、いろんな方が入れる状況にはしているところでございます。 そうなってくると、体育館が安全性はどうかなと思ったときに、公共施設の総合計画を見ると、体育館使えるのはどこかと思ったら、やや劣化のところが、関岡小学校の体育館が一番妥当なのかなというふうに思ったところでございました。あとは著しい劣化というのが出ていたので、それを考えると、何とか関岡小学校あたり、一時期旧石井小学校に持って行っていたところでございますが、町民体育館も一つの私の中の候補でありますが、あそこはいろんな団体が予約でいっぱいになっている部分もありますので、現実問題、旧小学校の体育館などを、そういった子供も、実際のところ多分アンケートで出ていると思うんですけれども、室内遊び場が欲しいというのが出ていたかと思うんですが、その件についてはどうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま郡司議員の子供の遊び場ということは、非常にアンケートの中でも出ていたし、子供議会の中でも、そういった施設があってもいいんじゃないかというようなあれがありましたから、体育館の観光資源の一つというよりも、子供の遊び場を造るような施設というか、屋内、インドア、アウトドアに関しても、そういったものは今後の検討課題にしていきます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 確かに昨年行われた子供議会でやはりそんな声を、町長は真摯に受けていただいたということでございますね、ありがとうございます。ぜひそういう声は子供に限らず、子育て中のお母様方、それからお父様方からも聞こえてくることでございますので、早めにというか、なるべく早めに今回第6次総合計画というのが進みますので、入れ込んでいただいて、皆さんの声を反映したものにしていただければ、それが観光施設として有効に使えれば、またそれも矢祭に来たら矢祭の親水公園のところで遊んで、少し行けばあそこの中の室内だったり、ユーパルで温泉に入ってとかというそういうルートも出てくると思いますので、ぜひとも進めていただければなと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、続きまして、一般行政について伺わせていただきたいと思います。 役場庁舎の老朽化と耐震問題についてという形をさせていただきました。実際、こちらの矢祭町公共施設等総合管理計画のところで、83ページの表があったので、今の状況を見ますところによりますと、著しい劣化がここの旧庁舎という形で出ておりました。新庁舎のほうでもやや劣化しているという部分ではありますが、ぜひそういったことを考えて、熊本地震がきっかけで、5年前でしたか、国の市町村、役場機能緊急保全事業の支援があるというのを11月に私は知りまして、もう少し早く知っていればよかったと思ったところなんですけれども、32年度の3月までに予約しなければいけないという資料を見つけました。確かにあと4か月で策定しなければいけないということではありますけれど、急いでやればどうなのかなと思うところもあり、この緊急の保全事業の支援は、やはり普通でしたら役場庁舎には補助は出ないと、助成が出ないところでございますが、めったにないことでございますので、これを使ってみてはどうかなというふうに思うところがあって、今回出させていただきました。これに合わせて、実はこういうのもあるだろうかと思いまして、以前の議会のときに公共施設等総合計画管理計画をつくってくれというふうにお話ししたところ、28年の3月に出来上がったものでございましたので、ぜひその辺はできているからどうかなと思うんでありますが、いかがでしょうか。
    ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま郡司議員の役場庁舎の老朽化と耐震問題ということで、非常にご覧のように古い建物で、昭和36年ですから59年、約60年たっている。今回のこの庁舎の問題は、県内でも今19市町村が改修やら新築やらということで、今近くでは西郷とか、只見町とか、桧枝岐村、あとは三春町とか、いろいろやっぱり耐震の今から9年前のああいう大型地震で役場庁舎も半壊、全壊というような、あとは一部損壊というところもこれ関東圏含めてたくさん庁舎の被害も出ましたから、そういったことは優先的に日立市でも大田原でも太田市でもそういう損壊が出て新庁舎というようなことがあったんですが、本町の場合には、意外とあの震災でも損壊するあれがなかったから、こうだという意味ではないんですが、ほかにも事業の年度としてほかの部類のほうに目を向けていくというのが今までの流れで来ましたものですから、この耐震化と言われると、非常に県内でも恐らく一番古い建物になっていると思いますから、今後の課題としては、十分この庁舎の新築ということも考えなければならない時期は必ず来ると思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) どうしてもやはり今町長がおっしゃられたように、今までまずは周りを整備してから庁舎は後だという形でなっていたと思います。やはり前向きに考えていただけるというお言葉がありましたけれども、しっかりとやはり何かあったときに、役場本庁が崩れて機能しなくなったというのでは、やはり問題ありますので、やはり転ばぬ先の杖ということもありますから、まずそこも考えながら、今回考えていただきたいと思っています。単費で本当はやらなきゃいけないのですが、そういった補助があるときは目を皿のようにして見ていただきながら、あったらすぐさま手を挙げてやっていただく。実際問題、石川町の庁舎がそれでお直しになったという話を聞いております。現在、塙でもそうしようかなという話は伺っているところでございますので、しっかりと準備だけは整えていくのがいいのかなというふうに思っているところでございますが、その件についてどうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今の意見等、非常に参考にしながら検討していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) よろしくお願いいたします。 では、それに関して第6次総合計画について伺っていきたいと思います。 今、進捗状況的には、会合が何回開かれてどんな状況であったか、活発な意見が交わされたという話は伺ったところでございますが、その辺について教えてください。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長鈴木直人君。 ◎自立総務課長鈴木直人君) ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。 第6次総合計画の進捗状況でございますけれども、昨日もお話をさせていただいておりますが、6月から7月にかけましてアンケート調査を実施いたしました。この結果を踏まえまして、具体的な施策を実施計画案として取りまとめまして、その案を、実施計画案を11月9日になりますが、町の有識者30名によります矢祭町総合計画審議会、第1回目ということで開催をして、委員の皆様から様々なご意見をいただいたところでございます。 現在、そうしたご意見をいただいた内容を、その当初の計画にさらに盛り込み、また削除する部分等も踏まえまして、第6次総合計画としての素案を現在取りまとめておる状況でございます。今後、来週になりますが、第2回目の審議会のほうを開催して、その素案についてまた審議委員の皆様にご意見をいただくというような考えでおります。 その総合計画につきましては、審議会のほうでの議論もいただいておるところでございますが、それ以外には、役場庁舎内で策定委員会ということで、管理職による委員会等のほうも開催しておりまして、こちらはこれまでに2回ほど既に実施をした上で、審議会にそれぞれご意見いただくような形での案を取りまとめているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 承知しました。 今、1回目をしっかりとしたところで、今策定委員会のほうで素案をやっているという段階であるということが分かりました。今回、まずはお礼申し上げたいんですが、ちゃんと審議委員の公募をしていただきました。それから、女性の委員も増やしていただいたこと、感謝いたします。どうぞやはりいろんな意見が入っていただけるというの大事だと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 さて、その中で、策定委員会でもう1回、実は審議委員になっている方に今回最初に送られてきて、アンケートとかいろんなものが送られてきて、これ読み込んでほしいと言われたんだというのは、実は聞いてありまして、なかなかいい取組をしたなというふうに、前はそこについてその場所で読んでいたので、その答えができなくてつらかったと、何を言っていいか分からなかった、考えが及ばないで白紙になったというところを、きちんとその前に会議の前にされていたということは大変本当によかったなと思っておりますので、今後とも、そんな形で審議委員会が進まるということをお願いしたいと思います。 来週にまた素案のほうを出して読んでもらうという形になるかと思いますが、ぜひ今回、私、調査のほう話をしました。その中にこれは入っていないだろうとは思うのでありますが、耐震問題というような中で、やはり即座に対応できるように、前向きに町長、役場庁舎のほうも考えたいという話は、そんなふうに理解しておりますが、その辺もちょっと入れ込むのはどうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね、6次計画というのの中には、まだちょっと私の意見としては、早いと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) やはり、実は第6次総合計画の中に入れてほしいと言いましたものは、やはり計画がない中で、いきなり出してしまいますと、これはどうですかというのと、計画がないのにという部分もあって、今までもそういった部分があって指摘される部分もありましたので、公共施設においての耐震という課題について、課題を考えている、庁舎とは言わなくても結構です。ある部分については改善していくという文言が、多分そのあると思いますので、その中に大きな包括的な形の取り込み方もできるのかなと思うところでございます。どうでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ぜひ参考意見にしていきます。 ○議長(藤田玄夫君) 郡司浩子君。 ◆6番(郡司浩子君) 今のところは参考かもしれませんが、ぜひあと5年の間に、もしかしたらある可能性はあるので、すぐさま動けるスタンバイ、スタートができる状況にしていただきたいなというふうに思っています。ぜひご検討いただきたいと思っています。 以上で私の質問はおしまいになります。ぜひ町長はじめ職員の皆様、いろんなコロナにおいて様々な業務がおありかと思いますが、しっかりと私たちも一生懸命お手伝いできる部分は頑張っていきたいと思いますので、どうぞ頑張っていただけたらと思います。 本日はありがとうございました。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 6番、郡司浩子君の一般質問を終わります。 これで本日の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 なお、明日5日目、12月11日の定例会の開議は、午前10時00分といたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後1時38分          一般質問通告一覧表通告 順位質問者質問事項及び質問内容67番 鈴木正美1.一般行政について(町長) (1)ユーパル矢祭について ①支配人同意を取り下げた以降、体制人事はどうなっているのか伺う。3,000万円を町財政から拠出した以降、業務はどのように改善されサービスを提供しているのか伺う。 2.産業行政について(町長) (1)鳥獣被害対策について ①イノシシによる被害が拡大しており、電柵の効果も無いという声さえ聞く。国・県や民間とも積極的に情報共有し、新たな取り組みが必要と思われる。今後の町の取り組みを伺う。 (2)小学校建屋の跡地利用について ①下関河内・関岡・内川の旧小学校3校の跡地利用について、民間貸し等の計画も含め伺う。75番 本多勇也1.教育行政について(町長・教育長) (1)新型コロナウイルス感染拡大防止対策ついて ・コロナ禍における感染拡大による感染者が過去最多となり、感染死亡者も2,000人を超え深刻化している。 ①学校現場における子どもの生活リズムの維持について伺う。 ②思春期の子どもたちの心境の変化、受験、進学などの進路の悩みについて伺う。 2.産業行政について(町長) (1)農業への助成について ①商品券の発行をして、町の商店を助成する事業を行ったが、農業も被害を受けている。特に畜産や花農家を支援しているのか伺う。 (2)買い物支援事業について ①コロナ禍において、不要不急の外出を自粛して下さいとのことで、買い物応援と地元商店の活性化事業、宅配サービス「買ってくっぺ便」が重要なサービスになると思うが、考えを伺う。 3.健康福祉行政について(町長) (1)町独自のコロナウイルス対応について ①今年も年末年始が近づき、盆の帰省は地方首長の帰省を遠慮していただきたいという強いメッセージにより自粛し、お正月は久しぶりに田舎に帰りたい人のために、町独自にPCR検査を受けてもらう考えはあるか伺う。 4.一般行政について(町長) (1)テレワークによる移住について ・テレワーク継続「東京脱出」移住に魅力を感じている若い人が増加している。 ①移住やUターンの問い合わせはあるのか伺う。 ②テレワーク移住促進助成事業(日立市)を立ち上げる考えはあるか伺う。 ③若い人は、自然豊かな中で子育てができることを一番に考えている。本町は首都圏にも近く最高の立地条件ではないかと考えるが、いかがか。86番 郡司浩子1.教育行政について(町長・教育長) (1)インクルーシブ教育の推進について ①多様な子どもたちが学ぶための環境の整備(ユニバーサルデザイン)を2021年より押し進められている中で、当町の考え方及び今後について伺います。 (2)学校へのスマホ持ち込みについて ①本年度6月にスマホ等の学校への持ち込みの容認が文科省より条件付でなされているが、現状課題等はあるのか。また、ゲーム障害等の問題が危惧されている中で、子どもたちへの対応は、家庭教育が重要とされる中、教育委員会としても対策をなすべきと考える。そのために外部識者の知恵を借りて対策を講じることも良いのではと提案したいと思うが、いかがか。 2.土木行政について(町長) (1)大雨時の冠水対策について ①大雨や台風のたびに問題となる箇所が多々ある中で、複合的な原因のために長年課題が解決されない場所があります。田川、商工会前の冠水など、そういった視点で対策を講じるべきかと思いますが、町の対応を伺います。 3.観光行政について(町長) (1)自然公園のPRについて ①本年度9月に環境省と県が主体となり、自然公園を結んでPRを図るための協議会を発足するとの情報に接したが、町としてはどのような形で参画していくのか伺います。また、担当課は、多忙な業務が重なっている事業課でもありますので、観光協会の事務局を然るべき方に就任してもらう方法も考えられると思いますが、考えを伺います。 (2)子どもの遊び場の設置について ①使用していない旧小学校の体育館などを整備して子どもの遊び場を設置し、観光施設としても活用してはいかがなものか伺います。 4.一般行政について(町長) (1)役場庁舎の老朽化と耐震問題について ①熊本地震をきっかけに、国の市町村役場機能緊急保全事業の支援が受けられるとのことであるので、町として取り組んでみてはどうかと提案いたしますが、いかがか。 (2)第6次総合計画について ①第6次総合計画の進捗状況について伺います。...