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09月08日-02号

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  1. 矢祭町議会 2020-09-08
    09月08日-02号


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    令和 2年  9月 定例会(第6回)          令和2年第6回矢祭町議会定例会会議録議事日程(第2号)                     令和2年9月8日(火)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(10名)     1番  藤井隆治君      2番  片野一也君     3番  大森泰幸君      4番  藤田玄夫君     5番  本多勇也君      6番  郡司浩子君     7番  鈴木正美君      8番  鈴木 一君     9番  鈴木敏男君     10番  緑川裕之君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長         佐川正一郎君  副町長        大串 肇君  教育長        片野宗和君   自立総務課長     鈴木直人君  町民福祉課長     大森秀一君   事業課長       古市 賢君  教育課長       高橋竜一君   会計管理者      菊池基之君  代表監査委員     鈴木邦美君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長     増子智巳    会計年度任用職員   星 優香 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は10人です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(藤田玄夫君) 本日の会議日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(藤田玄夫君) 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。 傍聴人の方々に申し上げます。 矢祭町議会傍聴規則では、録音機、カメラ、ビデオ等の撮影は禁止になっております。また、スマートフォン、携帯をお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切り替えて静粛を保ち、傍聴されますようお願いいたします。 鈴木邦美町代表監査委員の出席をいただいております。よろしくお願いいたします。 本日も報道機関等に議場での写真撮影を許可しておりますので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(藤田玄夫君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問については、持ち時間がなくなりましたらば、直ちに質疑を終了願います。 また、執行部の答弁については、時間の制限の関係から、簡潔明瞭にして的確に答弁をお願いします。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。---------------------------------------藤井隆治君 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君、登壇願います。 持ち時間は30分です。10時30分までです。     〔1番 藤井隆治君登壇〕 ◆1番(藤井隆治君) 1番、藤井隆治です。よろしくお願いします。 それで、私の場合には、過去の質問等を全部把握しているわけではございませんので、同じような質問、過去の質問と同じようなことがあるかもしれませんが、あらかじめご了承いただきたいと思います。 それでは、質問に入らせていただきます。 まず、水害対策についてお伺いしたいと思います。 水害があるたびに、テレビ等でなんですけれども、全国の老人福祉施設などをニュースで見ることが多くあります。水が来たと思ったら、すぐにもうあっという間に床上浸水して逃げられなかったという話です。 矢祭町の施設はほとんどが久慈川と同じ高さにあり、久慈川の堤防決壊、久慈川からの支流への逆流、用水路の詰まりなどの理由から、施設周辺まで浸水することが考えられます。水位が30センチにもなると、車での避難も困難であると思われます。 災害はいつ起こるか分からないため、時間帯が夜になることも3分の1の確率で想定されます。時間帯が夜ですと対応できる人員が限られ、男の人でも老人を背負って救助するのに数人が限界であるということが考えられます。また、昼間の場合には、こども園周辺にも浸水するおそれも懸念されます。 最悪の事態も踏まえ、どのように対応するのかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま、藤井議員の質問で、ちょうど今、九州の台風、今日の新聞でも2名が亡くなったということで、大変、非常に残念なことなんですが、また、今年の熊本の球磨川の氾濫で老人施設も犠牲者が出たり、そして今から4年前、やっぱり岩泉の老人ホームも9人の方が犠牲になったということで、その辺を機会に日本の福祉施設、そして医療関係、そして学校関係、大体、水害のおそれのある施設が全国で7万8,000か所ということで、約半分がまだ計画に至っていないというような報道もされております。 本町は、今、藤井議員が言われたように、久慈川沿いに3か所と、そしてあと櫻の苑ということで福祉施設が4か所、あとは学校関係、今言われたようにこども園が久慈川沿いではありませんが近くにあるというようなことで、その点では今、災害対策の計画等からはしっかり施設ともやっております。また、そういう避難訓練等も冒頭に入れながら、やっぱり久慈川沿いですから、その点はしっかり対策はしていると思いますが、あくまでもこれ想定される被害でもないですから、しっかり避難時の前の心構えというか、そういったものを町民、そして施設の関係者もしっかり考えていかないと、やっぱり早期の対応で生命の明暗が分かれると思います。 球磨川の施設で犠牲となったというのも、2階にやっぱり早く避難すれば被害が出なかったんじゃないかというような、全て教訓的なものも残すんですけれど、なかなか災害というのは、異常となると非常に動揺するという面があるから、しっかり避難訓練等もやっていかなければならない時代に来たということは確かですから、その辺は行政側もしっかり関わっていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ありがとうございます。 毎回、そういう災害が来ると新記録の雨量とかが記録されるので、久慈川も想定外のことがこれからも起こり得ると考えられますので、早め早めの対応でお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 次に、新型コロナウイルスの対策についてお伺いします。 ついに郡内までコロナウイルスが入ってきました。また、その日のうちに、どこの誰か、親の職業、名前等、全て郡内に知れ渡っている状況です。そして、その関係筋からの情報ですと、保健所側の対応は、濃厚接触者の確認のため職場内、関係機関、立ち入り先、同じ職場の家族にまで調査が入るようです。 私が6月に質問した際に、個人情報は公表しない旨の回答をいただきました。あれから状況が変わっているかと思われますので、矢祭町の感染者、感染者の家族、近隣の住民の生活の保護のために町ができることをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、藤井議員コロナ対策の、そういった感染者に対する風評被害、そして会社に対するそういう風評被害も、確かにこれ、本町ではまだ出てないんですが、棚倉町で4名というようなことで、非常にそういった点も、今、町村会でもしっかりこの中傷から誹謗、そして人権侵害、そういったものもしっかりかかっていかないと、やっぱり社会の崩壊につながっていきますから、私がやっぱり一番心配されるのは、そういった差別、誹謗中傷、こういったものは行政の責任だと私は思っていますから、しっかり今月のやまつりの広報にも、そういったものはもう絶対しないというような、1人の人権をやっぱり守るという。 今日の民報の新聞でも、立谷市長がやっぱりそういう、感染者に対する思いやりというか、そういったものをこれから社会づくりの中では大事なことではないかと思っているから、本町としてもしっかり誹謗中傷には責任持って対応したいと思っています。 ◆1番(藤井隆治君) ありがとうございます。
    ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 町長の思いとかも広報とかでいろいろ読ませていただいてよく把握しているつもりなんですけれども、実際問題、矢祭にも棚倉との関係者の方がやっぱりいるということで、その方のご家族とか子供さんとかも大分被害に遭われている状況を伺っておりますので、実際に親が学校にいじめられているということを言っても、学校の先生側はいじめられていないですよという対応の仕方らしいので、実際に先生方はなかなかそこまでも把握していないかと思いますので、そういったところも含めて、学校側もよろしくお願いしたいと思いますので、教育関係者の方々にもお願いします。 それでは、国道整備計画についての質問に移らさせていただきます。 先月、夕刊等で拝見したんですけれども、山野井の国道118号カーブについて計画が変更された記事を読みました。それで、どこからどこまでの計画変更がされたのかお伺いしたいと思います。 実際、町営グラウンド入り口までのカーブまでが一括で道路が行くはずだったんですけれども、そのときには私も戸塚側の地権者として呼ばれていなかったものですから、山野井のことがよく分からないのでお伺いしたいと思います。 それで、その当時の説明会のときには、土地の買収が済んだところから部分的にでも始めていきますということで、平成32年には開通する予定ですというのが、多分28年頃の説明会であったのかと思うんですけれども、それが実際には、やっぱり山の買収が進まなくて遅れ遅れになっていて、今回の発表になったわけなんですけれども、その点の今後の計画についてちょっとお伺いしたいのですが、よろしいでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 山野井カーブにつきましては、カーブ内側の山林を所有する方との用地交渉を県において行ってきたところではありますが、金銭面で折り合いがつかず、交渉にもならない状況であったとのことです。 このままでは国道改良の計画を進めることができないため、町道山野井・加羅沢線から大子沢までの区間、約400メートルについて、道路線形を西側にシフトするという予定とのことでございます。 7月15日に地元説明会を行い、測量をすることについて地域の方の同意が得られたということでございます。 今後の予定ですが、計画変更箇所の測量、設計、用地調査を行う必要があるため、完了時期への影響は避けられません。早期完成に向けて引き続き事業を進めていくということの回答を得ております。完了時期については、今後の予算状況に左右されるため未定であるということでございました。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ありがとうございます。 大ざっぱにでも今、しのだ商店の近くのところまでは歩道が出来ているところで、もっと中学校寄りぐらいから大きなカーブになって、それで中央団地に入って行くところぐらいまで、もしくはカネマスのほうぐらいまでとか、そういった予定とかは分かりますか。何もないですか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) おおよそというところなんですが、まず、これから測量を実施して、この後、設計に入りますので、おおよそのところですけれども、今、申し上げたように町道山野井・加羅沢線、旧しのだ酒店さん、あそこの入り口辺りから、その先の大子沢ですからカネマスさん辺りまでのところで、今までの計画よりも西側のほうに線形が移動するというところで設計をするようです。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 町営グラウンド入り口の戸塚くらいのカーブの辺りは、そこまでは把握していますか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 並木工区ということで、舘本から戸塚まで工区ありますけれども、28年度の説明で行った体育センター入り口辺りのところは、以前の説明のとおりの線形になるのかなというふうに思います。 ◆1番(藤井隆治君) 分かりました。私もそこの地権者なので、いろいろと気になるところもありましたので質問いたしました。ありがとうございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 毎日、国道118号線の朝晩の交通量が大変多いものですから、道路の横断も本当に渡れない状況なので、ずっと待っていても、見えるところから見えないところまで車がつながっている状況なものですから、小中学生の通学にも大変危険を感じている次第ですので、本当に私もこれ、10年前、20年前から前の町長、その前の町長のときからもいろいろ言っていたところで、早急に何とかしていただけるように働きかけよろしくお願いしたいと思います。 次に移ります。 最近の東舘地区の懇談会でバイパスの話がよく出ますが、どこからどこまで通してほしいとか要望をされているのか、それとも懇談会の中では通してほしいというだけの話なのか、ちょっと懇談会での内容をちょっと説明していただきたいなと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま、藤井議員のバイパスの件で、懇談会ということで、非常に懇談会で、石田、舘本、そして桃木、やっぱり今、国道118号線の水道のマンホール、その件が一番、夜中の大型で、タイヤがそこを通るとちょうど目が覚めるような音だというようなことで、非常に安眠妨害のような意見がたくさん出ました。早急にバイパスの構想も持ってほしいというような意見もたくさん聞いてきました。 私も公約の中で、やっぱり通学路が国道というのが全国でもあまりないらしいですから、ほとんどバイパスが通っているところの地区であって、ここはまだなくて、子供たちが通う国道が危険箇所になるというようなことで、非常に私も議員時代から心配はして、今回またこういう質問を、県南建設事務所の所長らとの話の中で、今回はやっぱり堤防を優先というようなことで、私もそういう構想をはっきり出して、県や国のほうに今度は呼びかける、そういう準備をしたいと思っております。 どこからどこというのも、ただ町民は話としてはああいう春田から黒助というような意見というか、話の中で出ましたが、これはまだどこを通るというのは全く私も考えていないところですから、専門家といろいろ相談しながらバイパスの構想を立てて、じっくり時間をかけて考えていきたいと思います。 これはやっぱり子供たちの通学路の安心というか、そういう安全を確保するのもこれは行政の役目だと思いますから、今いろいろ子供たちを巻き込む事件、事故等もたくさん出ていますから、そういった意味での、交通量の激しいところの通学路というのは回避しなければならないということは私も強く思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ありがとうございます。 これも前からというか、身内の仲間うちで言っていることなんですけれども、これが仮に計画が進んだとしても、国道349号線の大ぬかりから小田川間までが完成しないと、その後にならないと順番は回ってこないだろうというのは、もう推測の時点で分かるんですけれども、町長在任中にでも何とか見通しはつけていただいて、よろしくお願いしたいと思います。 次に移ります。 また、国道の整備計画についてなんですが、先日イベントごと矢祭山公園を訪れた際なんですけれども、公園とかは再生整備計画が現在進行中であると思いますけれども、118号の道の狭さがやっぱりすごく際立って、観光シーズンではなかったとは思うんですけれども、そのときに鮎を焼いてもらうのに並んでいたところに大型の車が通ったり、観光バスが通ったり、バイクの集団がどどどどっと通ったりとかして、非常に危険を感じました。 提案というわけではないんですが、歩道を含めた、いろいろと再整備が必要だと思うんですけれども、矢祭山の駅周辺の環境整備についてはどのようにお考えかお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 矢祭山周辺につきましては、鉄道と商店等に挟まれており、県においても国道改良の計画はございませんが、新夢想橋からやたてまでの河川沿いに約200メートルの遊歩道を整備していただけることになっております。10月頃には工事が発注され、年度内には完成を目指すということでございます。 このことによりまして、矢祭山公園内の周遊性は高まるものと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) 知らなかった情報が入ってきたので、これはいいことだと思います。まず観光客の安全を優先に考えたいと思いますので、早急によろしくお願いしたいと思います。 それでは、産業振興について質問をさせていただきます。 矢祭町ゆかりのタレントのおかげで、矢祭町もメディアに多く取り上げられるようになってきたと感じます。 せっかく矢祭町に来ていただいても、実際お金を使うところがないというところで、それでいろいろな東京から来たお客さんとかに話を聞いて、どこどこさんに、個人名のあれを出すのはあれなので、何々食堂はどこにありますか、何々はどこにありますかと聞かれるんですけれども、実際お土産として買うものが何もないと、鮎を1匹食べて500円単価で終わってしまうのが現状であるというふうに私は見ているので、それで、さらに客単価を上げるためには、農産物等のお土産は、塙、棚倉、鮫川にしかり、たくさん売れているように感じるので、そういったもののさらなる充実、そしてもしその施設ができるに当たり、来店者のための清潔なトイレの整備、観光バスが停められるような駐車場の確保等が必要だと思われます。これも前々から多分いろいろな方が言われていることだと思うんですけれども。 それで、立地とすれば、当然118号線と349号の交差する辺りが一番ベストだと思われるんですけれども、それでJAもあり、山村開発センターもあり、そういったところの再開発、再利用等々を含めて、新たな考えはないかお伺いしたいんですが。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、藤井議員の質問でも、非常に、産業振興の充実というようなことで、私も気になる部分があります。これも一言で言えば、やっぱり道の駅の構想というようなことで考えております。道の駅の構想も、国土交通省の方が昨年来たときも、ちょっと私もそういう話を出してみて、産業の振興というか道の駅の役割は非常に今、日本で注目されているというようなことも聞いております。 やっぱり、中継地点の中で行政間の交流とか、あとは休憩、そして町民との情報のネットワークというか、そういったものの機能をしっかり携えていますから、ちょうどここも茨城と福島の県境の町ということで、そういった構想をすると、非常に地域の活性化にもつながっていくんじゃないかと思っております。 先ほどの議員の中でも、やっぱり349号線の完成、これは下関から、茨城はもう完成していますから、今118号も高規格というかそういったもので茨城でも取り上げていますから、そういった交通インフラの充実をこれから図っていくのには、そういった機能面を果たすような施設も考えております。 なかなか具体的にまだ場所とかそういうのも出ないですが、来年度の町の総合6次計画の中でも取り入れようと思っておる次第でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 藤井隆治君。 ◆1番(藤井隆治君) ということで、私も具体的に道の駅という発言をするのはどうかなと思ったので、言葉は農産物直売所というふうな言葉でちょっと濁したつもりだったんですけれども、いずれにしてもそういった類いの施設があると、やはり野菜とかトマト、苺等々、いろいろ売れるものがたくさんありますので、もっと売れるようになるようにというところで、後町にお金を少しでも落としてもらうようにということで、そういったところも早急に進めていただきたいと思います。 以上で私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(藤田玄夫君) 1番、藤井隆治君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は10時35分といたします。 △休憩 午前10時23分 △再開 午前10時35分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。--------------------------------------- △片野一也君 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君、登壇願います。 持ち時間は60分ですので11時35分までです。     〔2番 片野一也君登壇〕 ◆2番(片野一也君) 2番、片野一也でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 初めに、地域高規格道路の整備促進と主要道路整備計画について伺いたいと思います。 本町におきましては、高規格幹線道路の空白地帯となっておりまして、インターチェンジまでの時間が1時間以上と不便さが際立っております。茨城県北、東部地域において地域高規格道路整備促進運動が高まっていると聞いておりますけれども、隣接する我が地域としてこれら活動に相乗りをし、広域連携を強化すべきと考えますがいかがでしょうか。お伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま片野議員の質問の中で、高規格道路の整備ということで、非常にこれも私も関心のあることで、先月、8月24日、福島県の自民党の県議団ということで来庁していただいて、要望事項の中に高規格道路の矢祭分の整備というようなことで出したんですけれど、なかなか県とか、今自民党の中での話はほとんどなかったというか、ちょっと残念に思った次第なんですが。実は、平成28年にも茨城の石井県議が委員長で進めているこの高規格道路の整備なんですけれど、平成28年に東白川の町村会のほうに陳情して連携して進めようということで出たんですが、それから、はやもう4年たっても全く福島県側のほうが動いていないというようなことが現状でありまして、今、茨城県のお話をいろいろ聞きますと、高規格道路、那珂湊のインターから今、大宮まで、これも高速道路と一般道を併用した形で高規格道路の推進というのを図っています。今、大宮まで決まって、今度、大宮から大子間の整備もこれから始まるということで、その一環として南田気の袋田のバイパスは整備が始まっていますから、それも一緒に高規格道路の延長だということで、一般道路と高速道路を併用するというような形で茨城のほうが進めておりまして、この前、私もこの資料をつくるのにもちょっといろいろ質問、石井県議にもしたんですが、今、茨城で進めているのが北関東北部横断道路といって、大子から西那須の東北新幹線の那須塩原間、そこは30分で通れるような準バイパス、かえってそのほうに高規格道路が福島県側よりも栃木県のほうに変更されるんじゃないかなという、ちょっと思いはありましたですね。 やっぱりこっちの福島県側はもうちょっと動きが足らないというのが茨城県側なんですね。だから今、茨城の梶山代議士と、あと栃木の佐藤代議士がやっぱりそういった代議士同士で構想を持っているらしいですから、早急な、北関東北部横断道路というような具体的な名前を出して構想にもう入れていますから。そうするとかえって福島県側よりも、今度、栃木のほうに行ってしまうという懸念というかあるから、だからやっぱりこれは福島県側の県南地区もしっかりそういう道路の整備を進めていくということが、これからの観光振興とか人口減の中の政策の一環でしっかり道路行政をやっていかないと、隣県との、隣町とのそういう交流の関わり方はやっぱり道路網の整備ですね。 特に、この我々の地区は一番、片野議員のおっしゃるとおり、どこ行っても1時間ぐらいの、高速道路のインターにしても、飛行場にしても、新幹線に乗る場所にしても、そういう時間がかかりますから、そういった構想をやっぱり福島県側でもしっかり持っていくのに、そういった話もこの前の自民党の県議団の中でも話したんですが、なかなか福島県も県北のほうが今そういう横断道路がしっかり整備されていますから、なかなか県南というのは、県境だから発展が遅れたというようなあれじゃなくて、やっぱり夢と構想と、そういった動きがしっかりしていないと訴えるものがないですから、だから栃木とか茨城のほうの道路網のほうがしっかり進んでいる。ですから、我々も乗り遅れないようにしっかり対応して、県のほうにもしっかり働きをかけていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 今の町長の答弁によりまして、県をまたぐだけでこれだけの違いがあるということは思い知らされたところでございます。 町長の茨城、栃木方面の人脈、さらに活用していただいてお願いをしたいと思っているところですけれども、今の自民党政調会の、移動政調会のお話がありましたけれども、そこで話題になったのが、道路も大事だけれど地域の活性化ありきだよというような話が、私は夕刊やまつりの報道で知らされたところでございました。裏を返すと消極的、こういうことなので、これをもっと活発化させるのは大変なことだと思っています。 私、心配しているのは、もちろん人口が集中していて地域に活気があるという、もうこういう大前提は、これは言うまでもない強みなんだというふうに思っています。道路計画の優先事項になるんだということは重々承知しているつもりでございます。 しかしながら、このことを申しておりましたら計画がどんどん先延ばし、蚊帳の外に置かれるという状況を考えざるを得ません。鶏が先か卵が先かという例えもございますけれども、要は、この大子、その先から奥久慈地域の自然や資源、ポテンシャルというのは確かにあると私は感じておりますので、これらを前面に出していただいて、地域の発展、活性化においては高速道路網の整備が不可欠なんだということを訴えていただくような努力、強力に推し進めていただくようにお願いをしたいと思います。 町長、改めてその辺の決意のほどをもう一度お聞かせいただけるとありがたいです。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 片野議員の全くおっしゃるとおりで、福島県もこれだけ広い県ですから、なかなか福島県のそういう行政とか、ああいうものにも大変苦労もあると思うんですが、我々としてはこういった道路網の整備が、やっぱり地域の活性化を生みながら、産業の振興から観光の振興、やっぱり高速道路ですね。高度成長時代に、どんどん田中角栄さんが行脚をしながら全国の高速道路網と新幹線の整備も、やっぱりインターができた地区はもうどこの地区も発展はしていますよね、やっぱりそういう人の流れがそこで変わりますから。道路というのは行政の中でもしっかり大事だなという思いはあります。 私も関西のほうに仕事で行きますと、向こうのほうはもう、高規格道路というのは準バイパスですから、高速道路ではないんですけれど、そういったものが大阪であろうが京都であろうが、もうこうやってどんどん進んでいますから。だから関西といってもエリアが大阪だけでなくて、和歌山県から三重県とかああいう1つのエリアを組んでいきますから、東北よりもどんどんと西のほうにああいう道路網がしっかりしたということは、これからやっぱり東北の番だなと思いながらも、いつも思っております。 東名を見たって、第二東名できたら、今度また第三東名も走らせるぐらいの国のそういう計画もありますから、そういったことを見れば、我々の関東圏に近い、これからコロナ禍の社会の中での、やっぱり人口の分散型の社会づくりの中で、こういった関東圏に近いところの政策はしっかりやるべきだと私は思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 関連いたしますけれども、次に、第6次矢祭町総合計画を策定する年になっておりますけれども、この計画に当たって、やはり道路のインフラというのも大事な要素になってくるかと思います。国・県、町道等の幹線道路網の重点整備の構想についてお伺いをいたしたいと思いますけれども、1番議員、先ほど118号のバイパス化についてのお話ありましたけれども、それとは別に何か考えている構想などがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) やっぱりこの118号線のバイパス化というのは、先ほど藤井議員の質問の中でも答えたんですけれども、町政懇談会の中で、どうしても夜、ああいう大型が多いですから、また、349号は下関工区が整備されるともっとそういう大型が、通行量が増えると、非常に音というのも、がたーんというので目が覚めるというようなことで、ある人に聞いたら、うちの柱時計が落ちてしまったというぐらいなことも私に言いましたので、これはやっぱり安眠妨害ということはこれは生活に支障をするものですから、バイパスの前にやっぱり今の修理をしなくてはならないというのも思いはあります。 バイパスというのは、またその1点と、あとは今度、子供たちの通学路の安全、安心の確保ですね。やっぱりそれが一番私の思いがありますから、バイパスを造らなければならないんじゃないかということが、その子供たちの安全、安心と、あとは住民の生活の安定、そういったものもこれはしっかり行政のほうで頑張っていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 まさに、第6次総合計画、今、策定に入っているわけですから、これからの課題ということで、町づくりにリンクした道路整備計画網というのを確立していただきたいなということをお願いしたいと思います。 それで、町長がおっしゃるように、やはり第一は、通行者の安全ということだと思いますけれども、これはバイパス計画にいたしましても、構想して計画をしましてからもう何年もかかる事業になると思います。     〔「時間かかります」と言う人あり〕 ◆2番(片野一也君) じっくりという、町長の話もありましたけれども、これは早期決断、早期整備というのも考えていただきたいというふうに思っています。 いいです、これは質問への回答は結構でございます。 次に、観光振興について2点ほどお伺いをしたいと思います。 まずは、自然公園矢祭山の拠点施設整備構想についてでございます。 このことにつきましては、さきの定例会においても質問をさせていただきまして、町長のほうからはそこで答弁をいただきましたので、そのことにつきまして少し掘り下げて質問をさせていただきたいと思います。 町長は、拠点施設の在り方として道の駅整備も選択肢の1つであるとお話をされました。具体的ではないにせよ、町長も必要性は感じておられるということからの発言であったと理解しております。 そこで、お尋ねをいたしたいと思います。 矢祭山の地形上、平場が少なく、国道沿いへの整備は通行人に危険が及び、交通渋滞の原因になるなど、ほぼ不可能であると考えます。となりますと、具体的な明言はここでは避けますけれども、新夢想橋を渡った先のロケーションのとてもいいところがございますけれども、矢祭山のよさを実感できる場所、ここいら辺りが限られた候補地かなと私はひそかに思っていますけれども、このコロナ禍のさなか、そして財源の確保も一段と厳しさを増す中で、タイミング的には大変難しい話になってくるんだろうとは思いますけれども、先ほどお話をいたしました高規格道路整備の推進活動にも、これら起爆剤の事業が必要と考えますけれども、町長の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、片野議員の矢祭山の拠点施設の整備構想ということで質問があったんですが、非常にこれはやっぱり高規格道路と兼ねた1つの施策ですね、バイパスの道路。これも全体をくるめたような発想で持っていきたいと思います。 やっぱりこの道の駅の役割というのは、先ほど藤井議員の中でも答えているように、地域と地域の連携と情報発信と、あとは休憩の施設ということで、ここで休憩すれば事故防止ということもしっかり役割があると思いますから、矢祭山とその道の駅というのはまた同じく、合体してはまだ考えてはいないんですけれども、これもいろいろ地域のそういう合意もないとこれはできないと思っておりますから、しっかり住民、意見、捉えて、そういう6次計画のほうに立てていきたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 道の駅構想は町長の頭の中にあるということが分かり、あと場所については、矢祭山周辺ありきではなく、幅広く検討したいということだったかと思いますが、ただ、私が申し上げたいのは、ただの農産物直売所に終わらせないと思っています。そういう思いがあります。 これは、矢祭の産業を発信する場所にしていただきたい。矢祭の観光、それからいろんな工芸品も含めて、矢祭の産業は様々誇れるものがあるというふうに思っています。これらを包括して発信していく基地として矢祭山がふさわしいのではないかと私は常々考えているところであります。これはいろんな条件が伴いますのでなかなか難しいのですが。 これは今現在、コロナ禍でピンチですけれども、このときこそピンチをチャンスに変えるという発想転換、一つお願いしたいというふうに思っています。攻めの姿勢をお願いしたいと思います。 要望したいのは、今、第6次矢祭町総合計画策定するに当たりまして、町民のコンセンサス、とりわけ矢祭山に設置したいということであるならば、地域のコンセンサスを得るということに動いていただきまして、第6次矢祭町総合計画に反映させていただくようなことで進んでいただけるとありがたいなということを要望しておきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、滝川渓谷整備の充実について質問させていただきたいと思います。 滝川渓谷遊歩道、整備されましてからおおむね20年ほどたつのではないかと思いますけれども、観光客数の動向がどうなっているのかまずちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 滝川渓谷につきましては、これまで年間約2万人が訪れる矢祭町が誇れる観光エリアでございました。今年につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、4月から8月までの利用者は2,650人となっております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 年間2万人というのは、ざっくりという数字とも取れますけれども、大体2万人ぐらいでずっと推移しているというふうな考え方でよろしいですか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長。 ◎事業課長(古市賢君) 大体2万人程度で推移しております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございました。 今年の場合はともかくといたしましても、観光客はほぼ横ばいで推移をしているという回答でございます。それなりにこの観光地が長く支持をされているということの観光地であるということになろうかと思います。 それで、かつて、大ぬかり側、第1駐車場側、滝川渓谷の遊歩道入り口から約1キロぐらいでしょうか、行きは遊歩道、針葉樹の中を縫って進むのですけれども、帰りは高台の広葉樹群の中を抜ける別ルートの遊歩道整備を熱望する声もございました。もう1段階、2段階上の観光地を目指す上では、これは非常にいい構想なのではないかと今改めて思っています。 遊歩道につきましては、大ぬかり側から往復する人の割合が高く、行き帰りのコースに変化があるということについては、ハイカーにとって非常に新たな魅力、楽しみ倍増になるのではないかというふうに思います。 ぜひとも現地調査していただきまして、精査していただければありがたいというふうに思っております。お願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) この滝川渓谷につきましては、昔から地元の人だけが訪れる景勝地ではありましたが、大ぬかり出身の豊田さんが国有林を借りて遊歩道を切り開き、平成13年には町がさらに木橋やあずまや等の整備を行い、現在の遊歩道ができました。 途中、鎖を伝って登り下りするような箇所があり、転落事故等も発生していますので、この箇所は迂回できるようなルートが取れないか検討しているところでございます。 さらに、滝川渓谷の大半が国有林内であるため、森林管理署から遊歩道を借用しております。森林管理署といたしましては、一帯を水源涵養の森として管理していくこととしておりますけれども、今後、滝川渓谷全体をどういう山にしていきたいかということについて、町の方針を決めていただきたいというふうに言われております。 観光客が安全に歩け、何度でも訪れていただけるような施設になるよう、森林管理署とキャッチボールしながら、滝川渓谷の在り方について構想計画を練っていきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、課長が言ったのと、森林管理者の方と、先日、来庁されていただいて、これから町が滝川渓谷についてどのような思いがあるのかというようなことで、滝川渓谷の存在を町としてしっかり捉えてくれというようなことで、ほとんどが国有林を借りているわけですから、年間2万人からのお客さんが来るということで、唯一、町の資源の中では成功したものだと思います、資源開発の中では。 やっぱり、滑落事故が昨年、2年続けてあったということが非常に私も残念というか、それに対応して看板とか、あとは防御柵、それはやっぱり同じところで滑落していますから、しっかり担当のほうには伝えております。 あと、これから滝川渓谷も町有にしたところが、駐車場の整備がこれから始まると思います。あとは駐車場の整備しながら、滝川の里を中心とした植栽、花とか、あとは季節の木を植えたり、もちろん桜を植えたり、そういった花の公園というような憩いの場所、そういうところもやっぱり平地のほうで造りたいという考えでおります。 自然の公園ということで、滝川の渓谷は北関東からのお客さんが結構、人気スポットですから、やっぱりそれに応じて家族で楽しめるそういう憩いの場所、町でも買ったところがありますから、それを有効活用しながら、駐車場の拡張とそういった植栽の公園というか、そういったものも考えながら図ってまいりたいと思っております。 また、それに伴って、ちょっと片野議員の質問から外れるんですが、管理署の担当と話したときには、あとは八溝山の天然林のそういうことも私も要望して、周辺の整備しながら、やっぱり誘客、八溝山の天然のブナ林を、あの辺の貴重な財産を後世に伝えながら見ていただくということも考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。 いずれにしましても、八溝山もそうですけれど、滝川渓谷も矢祭町の大事な資源でございます。資源を損なわないような開発の在り方を検討していただいて、ちょうどグッドタイミングと言うべきなのか、国有林の借用の方針をこれから詰めるというような段階だと聞いておりますので、ぜひぜひこの思いも森林管理署と詰めていただきたいなというふうに思っているところでございます。 次に、観光客の増加に伴いまして、散策者の安全確保の観点から、携帯基地局の早期設置が望まれているところでございます。整備の見通しについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 片野議員のおっしゃるとおりでございまして、滝川渓谷は矢祭町の重要な観光資源でありまして、携帯電話の不通が大きな課題でございます。 令和元年、昨年6月に馬渡戸地区に関しまして、NTTドコモ、それからau、ソフトバンクへ、携帯電話等のエリア整備につきまして要望を確認したところ、馬渡戸地区につきましてはauが手を挙げたというような状況でございました。 今年度に入りまして、県のほうの無線システム普及支援事業補助金が交付決定になりまして、それに伴いまして、携帯基地設置工事のための設計管理委託業務を発注したところでございます。 この設計のほうが終わりましたらば、すぐに工事を発注いたしまして、今年度中にauの携帯基地局設置工事が完了する予定となっております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) KDDIということで、ちょっと私フライングしたような感じがしますけれども、KDDIが調査、設置する方向で動いているということで、分かりました。 それで、申し上げたいと思うんですけれども、KDDIは携帯大手の中の一つでありますけれども、この地域ですとやはり利用者のシェアはドコモが依然として高いのではないか、この地域に限らないと思いますけれども、1社だけではなくて、2社、3社とも採算ベースに乗せるだけの観光エリア、誘客の見込める観光地として充実することが必要だというふうに思います。先ほどの質問にも通じるんですけれども、この点からも新たな遊歩道整備をご検討いただきたい。 そして、先ほど町長のほうから滑落事故が数件というお話もありましたけれども、やはりこれはハイカーの安全確保という点が何よりも大事になってくるかと思いますので、1社だけというよりも、観光を充実させて、できれば3社がエリア基地局として設置されるような方向で、観光地としての充実をお願いしたいというふうに思っております。 続きまして、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いをしたいと思います。 まず1点目、避難所における対策についてでございます。 本町におきましても、いまだ昨年10月の台風19号被害復旧作業に追われている中、今年も非常に勢力の強い台風9号、10号等、相次いで襲来するなど、本格的な台風シーズンを迎えているところでございます。町民におかれても、もはや災害はどこでも起こり得ると身をもって認識されているのではないかと思います。 現在、地域防災計画策定中であろうかとは存じますけれども、今年は、新たにコロナ対策も講じながら安全、安心を確保しなければならないという難しい対応を迫られていると思います。 まず、この対応をにらんだ避難所の数、避難所内における環境面の対策等をお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) それでは、質問にお答えいたします。 まず、町内の指定の避難所でございますが、18か所ございます。 対策といたしましては、まずその中でコロナ対策ということでございますが、飛沫感染対策につきましては、マスク、消毒液や手洗い石けんなどの感染症対策の物品を用意いたしまして、手洗い、検温や咳チェックなどの基本的な感染対策を徹底するとともに、避難所内の十分な換気、避難者間につきましては、個室になるように段ボールのパーティションで仕切りまして、十分なスペースを確保したいというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 避難所18か所ということでございますけれども、今、様々な対策を講じられる避難所の数というのが、18か所ともそのような対応というふうに考えてよろしいですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 申し訳ありませんでした。 18か所ある中で、コロナウイルスの感染対策をして開設できるのは2か所から3か所程度になるかというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 了解いたしました。 なかなか難しい対応になると思いますけれども、よろしくお願いをしたいと思います。 この避難者の数というのはなかなか想定しにくいことでございますけれども、この中には発熱など体調不良者、高齢者も相当数含まれることを考えなければなりません。 そうなりますと一人一人の避難者に寄り添った対応が必要になると考えられますけれども、職員だけでは対応が困難でありまして、外部団体等への支援も見込むべきかというふうに考えておりますが、これについてはどうなのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 議員さんの質問にお答えしたいと思います。 ただいま、議員さんがおっしゃったとおりでございまして、外部の方にお願いするのは今のところ難しいかなというふうに考えています。 まず、避難所を開設するときに、職員につきましては避難所の配置、災害現場の確認、役場での災害等の案内や通常業務がございまして、できる限り避難所に行く方で、できることはその方にやってもらうというようなことで、協力していただければというふうに考えているところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 分かりました。 何分、未知の難しさというのがありますので、これに対する対応というのは大変だと思います。今おっしゃっることもごもっともかというふうに思っておりますけれども、起こり得る事態を想定されまして、万全の体制を取っていただきたいと切にお願いするものでございます。 次に、インフルエンザ予防接種の助成措置についてでございます。 これからインフルエンザの流行期に向かい、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症が判別しにくいということが問題視されているところでございます。 先頃の新聞報道によれば、今冬のインフルワクチン供給量は約6,300万人分で、国民全員には及ばないことから、国は、高齢者、医療従事者、重症化しやすい持病のある人、妊婦、小学校低学年までの子供を優先する考えを示されております。 町として、これまでもインフルワクチン接種に対する助成措置を取られておりますけれども、現状について、さらには今期の対応についてお伺いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 まず、町のほうの助成についてでございますが、1歳から12歳につきましては、2,000円の補助として2回分を助成としております。それから13歳から18歳、それから65歳以上の方に関しましては、2,000円の1回分を助成しているような状況でございます。 それから、予防接種の昨年度の実績につきましては、高齢者の方、今言いました65歳以上の方につきましては約6割の方が接種しているような状況、それから小児、1歳から18歳に関しましては約4割の方が接種をしているような状況でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 現状については承知をいたしました。 接種率、割合も分かりましたけれども、高齢者の接種率が約6割、それから1歳から18歳の若年層接種率約4割でよかったでしょうか、これらの接種率をさらに高めるために、現在1回2,000円の助成措置だというふうに確認をいたしましたけれども、さらに上乗せして接種率を高めるというような方法もあるかと思いますが、考えを伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま片野議員のインフルエンザの接種の、もっと幅広くというような質問だと思うんですが、これはやっぱり町村会で決めて、他町村との連携もしなければならない面もあると思います。 ただ、今回はコロナの感染の件とインフルエンザのそういったものが重なるから、県としても同時検査というような方向で進めているというようなことで、抗原検査というものも、東白の市町村会の中で今度要望書を出して、結果を得られれば厚生病院のほうにPCR検査と、そういう抗原検査でインフルエンザのほうも診るというようなことで上げてはおります。 ただ、助成の話になると、これはやっぱり町村会でちょっといろいろ話し合いながら進めていきたいと思います。 インフルエンザというのも、日本で約1,000万人近くが感染して、毎年やっぱりインフルエンザで亡くなる人が3,300人からですから、関連すると、感染症から見ると1万人ぐらいは命を絶っているというようなことで、非常に毎年インフルエンザには、これは国も県も町もしっかりと捉えていくことが大事なことだと思っていますが、ここに今度コロナ感染症の拡大防止ということも入ってきますから、なかなか今後の対応、そういったものもしっかり議論を交わしながら町村会でも進めていきたいと思います。 ただ、この前、町村会で行ったときに星先生から資料をいただいたものをちょっとここで読ませてもらうんですけれど、南半球、今ちょうど冬に入って、オーストラリアからニュージーランド、インフルエンザの流行が見られないというんですね。これは1つの説としては、ウイルス同士の干渉現象が起きているんじゃないかという、1つの推論なんですけれど、そういったものと、あとはコロナの予防対策がインフルエンザにも予防対策になっているんじゃないかということで、今、南半球のほうではインフルエンザの流行が見られないというのが現状、そういう報告がありました。これに対して今度は我々日本ですね。南半球のほうでそういった流行がない場合の対応の仕方とか、流行した場合の対応の仕方というのも、今後、医師会といろいろ話し合いながら進めていきたいと思います。 関連してまたあれなんですけれど、ここに今度はまた准看護師の養成というようなことも、看護師不足していますから、そういったものも兼ねてしっかり対応していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) 様々な角度から、町長のほうから詳しくご説明をいただきまして、ありがとうございました。 南半球でインフルの流行が見られないというのは明るい兆しというか、このことに関しては様々な知見、これから出てくると思いますので、まだそれがどうなのかというところに至らないという点で心配は尽きませんので、一つよろしくお願いをしたいと思います。町村会長でもありますから、リードしていただきたいなというふうに思っております。 それから、我々の行動指針なんですけれども、今月の広報に特集を組んでいただきまして、詳しく取り上げられております。町長のメッセージも読ませていただきましたけれども、今後のこういった行動指針、我々の取るべき行動は何があるのかということを、事ある機会を捉えて周知徹底を図っていただくことをお願いをしておきたいというふうに思います。 それが医療現場を守るということにもなると思いますので、ぜひとも町長よろしく周知の方を図っていただくようにお願いをいたします。 それでは、最後の質問になりますけれども、役場におけるコロナウイルス感染症対策についてでございます。 かつて経験のない事態に対しまして、これまでグループワーク、それから密を避ける取組など、対応に大変苦慮されてきたと思います。ご苦労さまです。 秋冬に向けまして、さらなる流行が懸念される中で、役場機能を麻痺させないための組織体制と対応策を伺いたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま片野議員の質問の中で、役場におけるコロナウイルスの感染症対策ということで、4月16日に矢祭の役場の、緊急事態宣言を受けてから5月25日の解除する前まで、役場の2交代制勤務ということで、始まったのは、やっぱり隣の茨城県の常陸太田市で市役所職員が感染したということで、非常に大子町も我々もそういった懸念をしたわけでございますから、当時、誰でも感染すると2週間はもう外出禁止というような感じがしますから、当然、仮に本町の役場職員が感染した場合はもう役場機能がストップしてしまうという、短い時間の中での判断で始まりましたから、2交代制というようなことで始まって、職員にはちょっと非常につらい思いもあったかもしれませんが、やっぱりこれも感染症対策の中の1つで、町民にも1つのメッセージを出すということが感染症の拡大防止策にもなったと思います。 また、二本松市役所は、最近出たときには2日ぐらいで、今は消毒等で庁舎がまた始められるということで、当時としてはやっぱり2週間は前提で休まなければならないという思いがありましたから、ああいう策を取ったということになったんですが。当時やっぱり滋賀県の大津市役所の中で、クラスターで11人の職員が感染して、あれだけ大きい、数万人の人口の中で2週間、市役所がストップしたということは非常に問題というか、これも危機感というか、そういうのもありますから、行政が2週間もストップするということはできないことですから、これはやっぱりそういう形で取っていかなければならないという思いがありました。 今後、またそういった感染症対策の中では、矢祭の庁舎は、これはご覧のように職員も少ないし、そして庁舎も狭いですから、これから考えていくことには、町営の建物の中での分散化を予定しております。詳しいことは課長のほうからご説明したいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいま町長のほうから、今後のコロナウイルス対策、庁舎内での対策ということでのお答えをさせていただいたわけでございますが、補足をさせていただきますと、やはり4月、5月で実施をしました2交代制勤務ですと、町民の方にご不便をおかけするということもございました。またあと、職員の中でもかなりストレスを感じたと、疲労を感じたという職員もございましたので、今後の体制につきましては、町長からも答弁ありましたように、分散型の勤務体制を取っていければということで考えております。 現在、考えておりますのは、この役場庁舎以外に保健福祉センターと開発センターのほうの空きスペース等を活用して、今後、感染が拡大するような状況になりましたらば、極力3密を防止するという観点から、そのような形で職員を分散して職務に当たらせるというような対応を取ってまいりたいというふうに考えております。 そういったことから、今回の補正予算の中に、庁舎内で現在使っておりますネットワーク、LGWAN回線等ございますが、こちらの回線を保健福祉センターと開発センターのほうでも使えるような形で、その空きスペースの会議室等でも使えるように、LAN配線の増設等の予算のほうを計上させていただいておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) そうすると、役場本庁舎のほかに開発センターと、それから保健福祉センター、この2か所にサテライト型というか、そういう形で役場機能を持たせるということを考えていると、そういうことでよろしいですか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) そのとおりでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 片野一也君。 ◆2番(片野一也君) ありがとうございます。賢明な取組ありがとうございます。 これからも町民の命と生活を守る切れ目のない対応策を、取組をお願いしたいと思います。 以上で私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 2番、片野一也君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は11時30分とします。
    △休憩 午前11時21分 △再開 午前11時30分 ○議長(藤田玄夫君) 再開いたします。--------------------------------------- △大森泰幸君 ○議長(藤田玄夫君) 3番、大森泰幸君、登壇願います。 持ち時間は80分です。     〔3番 大森泰幸君登壇〕 ◆3番(大森泰幸君) それでは、質問いたします。 午前中の30分間ということで、最初に、コロナ感染症に関わる問題で、皆さんとこの場をどのような矢祭の中で道を見出したらいいのかということを考えながら、質疑応答の時間とさせていただきたいと思います。 町の中にいますと、このまま自分が一番最初に矢祭町での感染者となったら困ると、そうはなりたくないなというようなことだとか、あるいは自分の周りの状況を見たら、マスクしなくても自由に生活したほうが免疫力は高まってうつるのは大丈夫かな、様々な意見が交わされております。 その中で、1番目ですけれども、東白川地方で、他の福島の町村議会などでの要請も含めて、感染症に関わる発熱外来からのPCR検査というようなことが、福島県の知事も含めて、国の補助を得ながら、医療機関への応援ということが大前提となりながら進められている中で、まだ残念ながらこの東白川地方ではこれにつながるものができていない。その中で、今回町村議会の会長として、矢祭町の佐川正一郎町長が今奮闘している。それに期待するところはかなり町民含めて大であります。 この東白川郡の中で、今もし、第1番目の質問の中で、前提となる、今の状況でコロナの感染が疑われて、そしてその場合の方法として、近くのかかりつけの医者、あるいはその他、どういうふうになっていくか、まずそれをお伺いしたいのですが。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、大森議員の、非常に心配された感染症の対策の中のPCR検査の拡大、そういったものの医療機関と対応策ということで、大森議員も知っていると思いますけれど、いろんな団体から要望がありまして、8月31日、東白の医師会と塙厚生病院の院長先生との対談というか、要望ということで、前向きにもちろん検討してくれるということで。 なぜ遅れたかというと、町村会の中では大変、意見は取りながらいろいろ進めてきたんですが、どうしても医師会が、前も言ったように東白の医師会というのが29名で、そのうち半分が厚生病院の先生ということで、今、先生の従来の診療だけでも大変な激務だということで、なかなかその辺の調整が他町村よりもちょっと取れなかったというようなこともあったんですが、今回、県のほうも非常に、福島県が8月、4月以来の70人目が出て、今は179名ですか、8月があんなに一気に出たというのが非常に、県としても危機感というか、県の担当の役人も来まして、そういったPCR検査で、ちょうど私が町村会の会長になった途端にそういう話が出たものですから、じゃ早急にやっぱり始めて、そういう地域の医療の充実ですね。町民のサービスとか不安解消、安心の確保、そしてまた何よりも医療機関の感染拡大防止ですね。 医療機関の中でそういう事態が発生してしまったら、医療機関も大変な、今奮闘して経営もかなり厳しいということも言っておりますので、そういった面で早急にPCR検査の外来を確保しなければならないということが急速に高まったものですから、31日、そして10月にはオープンするような予定では進めるようにはしていきたいと思います。 それに絡んで、准看護師の養成学校の財政支援も西郡と白河市では従来、今200万円ぐらいの財政支援をして、東白はしてなかったんですね。だから今回、この看護師不足も、やっぱり今回の東白の設置のちょっと遅れたのも、看護師がなかなか見つからないというのも大変なあれなものですから、そういった准看護師のほうにも、学校にも支援しながら、今後の看護師と准看護師の養成も、我々市町村の中で、行政で財政支援をしていこうというようなことで決まりましたものですから、そういった形で今後、検査体制の拡充には努めてまいりたいと思います。 それに従って、検査体制ができたからといって、別に治療機関でも何でもないですから、やっぱり感染防止は各自がしっかり認識して、うつさない、うつされない、3密を回避しながら、マスク、手洗い、うがい、消毒、そういった基本的なものをしっかり行えば、コロナ対策には何の問題もないですから、やっぱり3密を避けてマスクをつけるというのが一番私は大事なことだと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今、10月オープンということですので、10月の早い時期にということ、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) オープンって言っても、これは確定ではないですからね。一応そういう予定で進めているということですから。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それで、この間もしなった場合ということについても、住民の中で、本来こういうことは難しいことであって、すぐ答えが出る問題ではありませんけれども、もしありましたら、マニュアル的に、矢祭の場合、ほかの東白川郡のほうで受け入れるとか、受け入れないとか、今だとどういう経路でどこのPCR検査のところに行くのか、あるいはその間の、言葉がはっきり出てきません。保護というのか、なった人の、そういうのはどうなっているでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの質問にお答えいたします。 まず、自分が発熱したとか、そういう症状がある方につきましては、帰国者・接触者相談センターのほうにまずお電話をいたします。その中で聞き取りをする中で、そこは福島県で一本になっているものですから、そこから今度は各地区の保健所のほうに連絡が行くということになります。保健所のほうからもう一度その方とやり取りをしまして、この方は受けたほうがいい、まだ受けなくてもいいよという、そこで判断がある程度なされるのかと思います。 その後に、そちらのほうからもし受けた方がいいということであれば、帰国者・接触者外来というところ、外来ですから、多分そこは公表されていないんですけれども、そちらのほうに検査を受けるようにということで、その本人のほうに連絡が行くようになります。それで本人が検査を受けた結果、陽性だということであれば、入院等の処置が取られるということになるかと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今、話がありましたように、もし自分から医療機関、あるいはそういう今の外来に対応するようなものに連絡が取れたとしても、かなり時間がかかるという気がしますので、下手に自分がまだ大丈夫だとか、自分が最初になったらとかというのがプレッシャーにならないような雰囲気と同時に、自分がきちんと人にうつさない、そういう意識の下で、人からうつされるだけじゃなくて人にうつさないということも含めて、十分に考える必要があるのかなと、そういう声も聞かれていますので、その辺ぜひよろしくお願いしたいと思います。 その上で、この発熱外来の設置が、かなり身近なところで設置していただけるということになってきますので、その間、そんな自分がうつらないようにという、先ほど町長が言ったような自覚は必要かと思います。 そこで、今、第2番目のところで、うつってくるのが東京近県と、そういうところから関東の場合は入ってくる。これはそういう指定をしてはいけないとも思いますが、そういうことがある中で、近くの学生が、今、大学などでオンライン学習が後期始まるとか、そういう場合もあるし、もし自分のところに来て、そういうところで学習ができるならばとか、あるいは行く行くは矢祭町の成人式がどうなるのか、できるのなら自分は皆と参加してと思っているこれらの若者が、もしこのコロナ期間で、矢祭町としてそういうことを含めて、将来的にどこに住んでいようが皆さんと一体なんだと、ぜひ事あれば矢祭町に戻ってきて、矢祭町に活躍の場を用意するのでというような心意気が伝わるような、そういうことを含めて、場所によっては、そのときだけのことではなくて、将来展望して補助を出す、3万円かかるという無料のことに関して、学生だったりアルバイトも少なくなっているとか、そうやれなくなっているとか、いろいろな中でそういう声も出てきて、ぜひ議会でこのことについて伝えてほしい、こういう話も聞いたところです。 今年1月の成人式の代表の挨拶の方のすばらしい、今を一生懸命生きるというか、私が繰り返すのではかえっておこがましくなりますが、それを聞いていて、そういう人がそういうことで帰ってきたいと言っているなら何とかしてあげたいねと、私がその話をしたときのエピソードともなっています。 ぜひ、この点について、若者、学生というふうに限定するかどうかは別としてですけれども、こういう心意気に応えるということで、何か思いがありましたらお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、大森議員の、学生のやっぱり今、隣町でいうと古殿町の資料があるんですけれど、学生以外の方は有料ということで県外から来て、学生は無料だというようなことですね。学生以外の方は有料で1万4,850円ということで、平田の中央病院でPCR検査を行っているということが今、来ております。 今、町村会でもまだそういう話もしていないですから、こういった今の大森議員のそういう学生に対する、県外から町内に来た場合のそういった対応の仕方も町村会の今後の課題として捉えていきます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) これは東京から見えるというか、かなりナンバーを見るとそういうところも入り込んできて、GoToトラベル、あるいは食事のサービスとかいうことも含めてなんですけれども、1週間前とか2週間前とか、医学的なものですけれども、少なくともこの矢祭町に関わる形で入ってくるときには、濃厚接触ということでこれから関係すると思いますので、そういうのをやって入ってくるということで、古殿町の話はお聞きしたりしておりますので、こちらで検査してというのではもう、この状況としてはコロナウイルスの特性から合わないと思うので、そういうことも含めて感染ルートの遮断というか、そういうこともぜひ医学的な見地で、今後、町村会のほうでも検討していただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) しっかり了解いたしました。 ◆3番(大森泰幸君) よろしくお願いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、次に学校関係なんですけれども、これも私が聞いたのでは、神奈川のほうですけれども、修学旅行とかそういうものに行くときに家族の中で感染が出てしまったと。そうしたら学校のほうの指導の中では、修学旅行、当然の部分として聞き取る部分もあるんですけれども、あなたは行けませんよということでその子が行けなくなったと。修学旅行全体を検討する学校等、教育関係のところもあるようですけれども、そういう場所があって、今そんなことを含めて、こども園から、ここに公立の学校としてある小中学校の中で、何らかの配慮、そしてそういうことについて、修学旅行も含めて、今後予想されることについて、生活環境を含めてどのようなお考えがあるかお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育長、片野宗和君。 ◎教育長(片野宗和君) 新型コロナウイルス感染症対策の中で、特に本町の園、小中学校等におけます配慮と支援策について、議員お尋ねの件につきましてお答えをしたいと思います。 現在、こども園や小中学校では、文部科学省が定める学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルに基づく感染症対策を講じながら、学びの環境を提供しております。新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金などを積極的に活用させていただいているところでございます。 具体的には、児童・生徒一人一人に対し、国や町から布マスクの配付、各学校には非接触型体温計や消毒液等の除菌用品、フェイスガードなどを配っております。また、こども園では、給食時の飛沫感染を防ぐためアクリル仕切り板や空気清浄機、屋外活動等の熱中症対策として屋外用テントやワンタッチパーティションなども導入いたしまして対応をしております。さらに長距離移動時の密を避けるために必要となるバスの増便及び教育バスの追加導入なども計画に入れております。換気のための網戸の設置、オンライン教育を含むICT教育対応として、デジタル教科書やプロジェクターの導入も予定しております。 また、教職員の過重負担軽減のために、県からの派遣事業の1つといたしまして、スクールサポートスタッフ事業を利用し、学校事務のサポートからコロナ対策の予防作業に従事するスタッフを導入することといたしました。今年度末までの事業となりますが、中学校では既に1名を配置いたしております。小学校においても現在、申請を進めておるところでございます。 それから、オンラインシステム構築の支援事業として、GIGAスクールの構想を計画しております。この件につきましては課長のほうから答弁させていただきます。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、高橋竜一君。 ◎教育課長(高橋竜一君) それでは、ただいま教育長から申し上げましたGIGAスクール構想の件でございます。 先ほどのご質問と直接関わる部分ではまだないかなと思いますので、概要にとどめさせていただきますが、現在、当初予算、それから今回上程しております補正予算を使いまして、児童・生徒向けの1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するGIGAスクール構想というものを進めております。 これにつきましては、今年度中の予算執行を目指して行っておりますが、これを利用することによって、単に学校での教育の最適化だけではなく、コロナ対策による休校、こういったものにも対応していく道が開けてくるということでございますので、教育委員会としてもこの件については重点事項として取り組んでいきたいというところでございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) このオンラインシステム学習ということで、重要な、これはコロナ対策というだけじゃなくて、今までこれを進めたいという教育の重点課題としてあったと思いますが、先日、講演会ということで教育研究会と教育委員会ということでやられた内容についてちょっと、ほんの概要だけでも結構ですので。 それと、続けて2点お伺いしますが、もし、タブレット環境だとかで、家庭でも当然、使えるようにというふうになったときに、それが整っていない場合の支援策ということで、他町村で、これも古殿町辺りでしたけれども、既に予算化をしてやろうとしているとか、そういう動きがあるんですけれども、矢祭町の場合はどうですか。この2点についてお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 教育課長、高橋竜一君。 ◎教育課長(高橋竜一君) それでは、9月4日に行われました教育講演会の概要でございますが、こちらにつきましては、GIGAスクール構想を進めるに当たって、教育委員会における施策の推進だけでなく、GIGAスクール構想によって、それを活用して授業を進める先生方の理解というものも同時に進めていくことが何より重要であろうという観点から、通常、毎年行っておりました教育講演会という場所の、今回、テーマの1つとしてGIGAスクール構想ということで講演を行ったところでございます。 概要としましては、まず1つ、現状、世界経済を含む子供たちが今後出ていく経済社会の様子というものが今後10年間で大きく変わってくる。1つはSDGsというようなワードでそれがお示しできることでありますが、これまでの経済一辺倒の成長経済から持続可能性経済へのシフトというものが求められている中で、そこに出ていく子供たちがどのような教育を講じられるべきかということを考える必要があるということ。 そしてもう1点が、実際に現在、経済の現場でのアンケート等々を確認すると、日本の教育予算も含めて、日本の教育現場というものは必ずしも今ベストな状態ではない。いろいろと考え直さなければいけない課題を抱えているという中で、学校の先生たちがこういったものをどう捉えて、どのように子供たちに接していきたいというふうに考えるかという中で、今回アナログからデジタルにシフトするGIGAスクール構想というものが有力なツールとして活用していける可能性を秘めていますよと。ですから、今回のアナログからデジタルの変化というものは押しつけられるものではなく、学校現場が活用していっていただけるものになってほしい。そのためには、教育現場と教育委員会と手を取り合って、どのような教育を講じていくかを考えていく場所にしていきたいですねといったことをお話をさせていただいたというところでございまして、GIGAスクール構想とは何ぞやというところの細かい話ではなく、そういった現場と教育委員会を結ぶ話をさせていただいたというところでございます。 そこを含めまして、今後、今ご質問にもありましたように、教育現場でデジタルを受け入れていく中で、子供たち、そこが取り残されてはいけないというのは第1でございますので、当然、学校内での教育だけでなく学校外におけるオンライン教育の可能性が開ける以上、各家庭におけるICT環境というものに差があるのであれば、そこは当然フォローを講じていかなくてはいけない。 具体的には、Wi-Fi環境などが整っている家庭環境が今の時点で7割程度というアンケート結果でございます。ですので、残りの3割の部分にどのような策を講じれば100%に持っていけるかというところはよりもう一度精査をしていかなくてはいけないというふうに思いますが、そこには何らかの措置を講じて、各家庭におけるICT環境というものは整えていく必要があるというのが教育委員会としての考え方でございます。 以上です。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今、話をお聞きしましたが、この前の講演というのは講師が、ちょっと名前を見ますると、今までの町おこし応援隊のコーディネーター的な形も含めてやられた講師だったように記憶しております。そういう点では、押しつけではなくてこれを土台にして考えていく、そういう講演会だったというふうにお聞きしまして、発展的に捉える必要があるかなというふうに考えたところです。 ぜひ、これはデジタル化というか、アナログから変わるということでありますけれども、矢祭のよさというのは、そういうものを導入される家庭の中にお年寄りがいたりしながらその優しさだとか、そういう温かさの中で生きていると、それがなお一層生かされるような効率的な学習を期待しているところです。 では、最後になりますけれども、支援策としてこれまでいろいろな形、コロナ対策として出されている定額の支給10万円、あるいは商工会のほうでというか一緒に町として出している形ですけれども、2万円の商品券、これらの活用状況、今まだこれが、いろんな形で秘密もありますので、人が勝手に動くことはできませんけれども、当然、該当する方がこれからも恩恵が受けられるようにするために、まずこの2点だけで結構ですので、どういう状況か、それをお伺いして終わりたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの特別定額給付金の申請状況についてのご質問でございますけれども、特別定額給付金の対象者のほうでございますが、まずこちらが5,655名となっております。このうち申請されて給付を受けた方が5,647名ということで、率でいいますと99.9%ということになってございます。未支給、未申請の方は8名ということでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 1世帯当たり2万円の商品券を配付しました暮らし応援商品券につきましては、町内の2,094世帯に簡易書留にて郵送しております。利用期限が9月31日までとなっておりますので、皆さんに全て利用していただけるように周知広報していきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) ほぼかなりの率で、あと残っている方については特段のいろんな配慮を含めてやられているかと思いますので、それを期待しているところです。 あと、この商品券なんですけれども、これ町の中で十分に、早い時期に活用されたほうがいいと、私も実はいつ使おうかと思いながらちょっとということがあるんですけれども、いろいろ努力しているので、そういうことですぐに、ちょっと考えているところではありますが、例えばこういう声があったんです。その人がまた心変わりしたかも分かりませんけれども、期日が決まっているので、もし生活に困っているような人に、ひとり親家庭とかなんかのところで使ってもらえるような、そういうのをと言ったり、その後、聞いていませんので、それはそのままかは分かりませんけれども、特定の人に特定なことはできませんけれども、そういう声もある中で、ぜひお互いに町の中で循環できれば、何かそういう方法を、今の現状を見て考えているところがありましたら最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 商品券につきましては、コロナウイルスの関係で町内の経済が落ち込んでいるということもありますので、利用できるお店は応募していただいた店ですので、全てのお店というわけにはいかないかもしれませんけれども、ぜひ町内で使っていただきまして、地域活性に努めていただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 暫時休憩します。 再開は午後1時00分といたします。 △休憩 午前11時58分 △再開 午後1時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開します。 3番、大森泰幸君、登壇願います。 残り時間は50分ですので、1時50分までです。     〔3番 大森泰幸君登壇〕 ◆3番(大森泰幸君) それでは、質問に入ります。 土木事業に関する台風災害、復旧事業と併せて。 まず初めに、6月26日頃、下旬だと思いますが、町と県南建設事務所との事業調整会議が毎年行われていると思いますが、今年度の第一番目に町の重点事業として県南建設事務所に要請したものをお伺いします。最初にお願いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 道路改良につきましては、国道349号下関工区、県道石井大子線茗荷工区、国道118号並木工区、県道下関河内小生瀬線、国道349号小田川2工区の先、塙町境までを重点要望いたしました。 また、河川改修につきましては、久慈川の堤防未整備区間の早急な築堤整備を要望したところでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) これらに関連する質問については、同僚議員が深く質問する項目になっておりますので、私はその中での、まず一番目に、山野井カーブの事業変更について。 これについては、これまで事前に1番議員のほうから質問があり、詳しく説明されておりますが、この内容について私も関わってきましたので、事前に全体の事業の支障がない形で、当該の道路課長及び用地買収課長などと進行状況を聞きまして、それで、今回の7月15日、ちょうど私も町政のまちづくり懇談会というのと同等なので、この時期にどういう形で、同じ時期に山野井のほうのこの問題が住民への説明会になるのか。それぞれ担当課長も含めお聞きしながら、この問題を今後の町の事業として生かしていくためにお伺いするところです。 先ほどの質問に回答している中でも、山野井のこの地域がこうであるというものについては、事業課長のほうにも届いているのかとは思いますが、多少ここからここまでですよというのについて明確になっているような部分があるので、その辺もぜひ今後把握して、町民との関係での調整をお願いしたいと。どこの地域の誰のところまでかというのを、私確かめたところですが、多少あの辺、いろいろ今後、進展の中で確定するために、町だけは押さえておく必要があるとか、町民だけが押さえておく必要があるとか、そういうことがありますので、まず最初に、この山野井の説明会に関わることについて、町としては当日どんな形で臨んだのか、あるいは、それは報告だけだったのか、まずそれをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 7月、山野井地区で説明会があった際には、当町でもまちづくり懇談会がありましたので、当初私も説明会のほうに出る予定はしておいたのですが、まちづくり懇談会のほうに私が出まして、山野井地区の説明会には事業グループ長に出席していただきました。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 責任ある形での対応だと思いますので。ただ、私も事前に相談をされたりしまして、その地域の住民が、また、私以外にも議員の方でいろいろご心配をしていて、よりよい形でのこの打開策、方向、皆さん考えておりましたというような課題ですので、この点については、この後、詳しく聞かれる方もあるとは思うんですが、私はこの点についての町の進め方として、十分この点では事業調整会議と同じように県南建設事務所、ここでは道路課と用地買収課もこの説明会の前の段階では、私が言うことでもないんですけれども、用地買収課長によると、全部報告してから、固まってからじゃないと私は対応できません、話せませんというぐらいに微妙な形で説明会が行われたという設定状況もあります。 用地に関わる問題点については、雑談の中で話すことができたとしても、今、私は聞いたことは情報として、町のほうから提供する問題だと思いますので言いませんが、そういう微妙な中で用地変更ということになっているようですので、その点についてもう一度確かめておきたいと思います。この確かめた内容については、固まってからもう一度、説明会が3月頃行う予定だというのは道路課長に聞いたんですけれど、そういうニュアンスのことについてちょっと確かめて、私がこの場だけで言うのはあれですが、そういう話も出ていますが。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 今年度の予定として伺っておりますのは、今年度は測量設計を行って、その後、地元説明会を行うという予定は聞いておりますが、時期についてはまだ伺っておりません。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) いろいろありますが、町が、どうしてもこの問題は、どんな形でも今後丁寧に住民との間に入って、そして議員も含めて、それぞれの時期の問題解決が前進するような方向でぜひ進めていただきたい、そういうことを一言言っておきたいと思います。 次に、町事業の今年度計画ということで、これは町の事業として、田川が今の状況になるのに相当の時間がかかって、大変な土砂がたまっている。その中で、あの流域の方々は区会を含めて、押してこの問題の解決に関連しているところで出されていると思います。この点については、町事業課あるいは、町長がこうするという形だけではなくて、これを本格的に、あの田川をまず初めに、重点的にやるというふうに私は受け止めておりますけれども、そのほかの典型になるような形で、事業計画として実施していただきたいなと思っているところです。 この前は試しにやるということで、やられた中で非常に好意的に皆さん思っているんですけれども、やった後でも、土砂が十分に脇にためていた間に増水して流れるとか、なかなか取りにくい橋の下の土砂が動いているとかということで、今後、計画的に、効率的にやるということで、ぜひ事業課も含め議員さんの中での個々の取組に、産業常任委員会でも力を注ごうかというようなこともありますので、これを計画的にやると、そして、この後、土砂撤去の質問をする方もいるかもしれないんですけれど、土砂撤去の場所が、はっきり今のところしていないような感じもするんですけれども、そういうことを含めた計画があるかどうか、完全にやっていく計画というのはどの程度あるか。それをお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 今年度のこれからの予定といたしまして、田川の鉄道橋から下流、町道小田川中央団地線までの間を実施したいと考えております。 また、それ以外の河川につきましては、各地域で行いましたまちづくり懇談会でいろいろ要望がございますので、それらを踏まえまして、優先順位をつけながら計画的に行っていきたいと考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) その心配事の中に、前回やられた工事の中で、引き続きまた同じように土砂がたまるのではないかと。今、様子見ていると、浅いけれども土砂が少しずつたまって流れているところが3分の1程度になっているところも、上流から何とかそれは安心できるようにしてほしいという声があるところです。そうすると、今の状況、説明を聞くと、上からやらないということになると、また同じではないかというのがあるので、ちょっとやり取り、もう一度したいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 上からやるか、下からやるかということですけれども、まず、下流側がたまっていますと、やっぱりそこで土砂がたまる、堆積する原因となりますので、まずは下流のほうからきれいにしていけば、上流側から新たな土砂が流れてきても、ある程度の堆砂で済むのかなというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) これでこの問題についての質問は最後にしますけれども、上野内方面の手元のほうから流れてくる土砂の部分についても結構心配です。それを含めて計画的にその住民たちが、これをやって、こうやって、こうやって、こうというような手順を含めて納得できるようなことを、こう思いますという善意の気持ちからやる計画であるとは思いますが、町の事業としてやることなので、ぜひ産業常任委員会も含めてあらゆる知恵を発揮して、その他の事業もやるということですけれども、田川が見本になるように、住民にも今はこうだけれども、次はこうだというような年次計画を含めて、またあの大きな災害になることをできるだけ最大限避けられるような事業をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 最後となります。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) いろいろご意見をいただきながら、計画的に予算確保に努めていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、最後、土木の関係で、大ぬかりから上っていくあの道路についてはすぐにでも出来そうなんですけれども、あれは今年度中にやれるのか、それをちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 林道大ぬかり線につきましては、今年の3月6日に発注をしておりまして、10月30日までの工期としております。現在の進捗率は75%程度でありますので、工期内の完成と早期の供用開始を目指して施工してまいります。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それでは、防災行政についてお伺いいたします。 防災行政の、今までコロナ対応を含めた防災関係の質問がありましたけれども、台風期を前にというか、台風がどんどん押し寄せるような状況ですけれども、緊急避難場所というのは水害を含めての対応というよりも、それのときには非常に問題が生じる場合があるのではないか。水害に関わったときも質問したところでございますが、ハザードマップ、今そういうことを含めて水害に関わった場合、避難場所はここでいいのか、そういう検討はされているのでしょうか。 その中で、とりわけ田川の問題も話をしましたけれども、その側近の場所の、あの第一避難場所になっている山村開発センター、あれについてはあれ以上、あの時期以上の水害の可能性がないとは言えないんですが、今はどんな検討をされているでしょうか、避難場所です。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) 山村開発センターの指定緊急避難所についての質問かと思うんですけれども、こちらのほうは今のところ、今までどおり緊急避難所として指定しております。それで、大森議員さんが気にされているのは、田川が氾濫したときとか、氾濫しそうなときにどうするんだよということでございますが、その際には別の場所ということで、町のほうの勤労者体育センターなどを緊急避難場所として開設するなどの対応をしていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) この場所についてはいろんな生命の危機も関わるようなことがあったときにはという、その場所はここですよというのも事前に検討して、人命に異常がない、そんなことの対応をぜひ今後、付け加えてお願いしたいと思います。 次に、産業行政について伺います。 町民の町づくりということで、今まで町に対していろんな提案がありました。提案だけ見ますと、前回の議会で質問しました昨年度の矢祭町地域林政アドバイザーになっておりました小泉さんが最後の全員協議会で説明した、この4町村広域連携による森林資源の活用についていうことについて質問したところ、現段階ではまだ現実的なものではないということですけれども、かなり大きな課題なので、もう一度簡単で結構ですが、この内容についてはどういう段階になっているのか、まず最初に、ちょっと順序あれですけれどお聞きします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 昨年度、林政アドバイザーが取りまとめました地域内エコシステム構築事業調査報告書におきましては、矢祭町では、ユーパル矢祭へのバイオマス設備の導入について検討されておりまして、熱電併給システムが本町においては可能性があるのではないかというふうな報告がされているところでありまして、本町においてもいろいろ課題はありますが、前向きに考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) これはどの段階での検討になっているのか、ちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) どの段階といいますと、林政アドバイザーが取りまとめた際には、郡内4町村の林業担当者、それから県南農林事務所、林業関係者とともに検討してきたということでございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 町の役場の重要な検討課題として、町長の段階はどの程度の捉え方になっているかお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) この前、町村会でこの森林資源のバイオマスということでご説明をして、今後、町としては、この矢祭町の森林資源の活用の中では非常に前向きな発想ではないかとは思っています。なかなか具体的な行動を起こすというには、まだまだちょっと時間もかかるとは思うんですが、町としてはこの8割の森林資源をいかにやっぱり活用するかということで、検討はしてまいりたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 質問事項の順序が逆になっておりますけれども、引き続いて、このドイツ人の独楽企業という名称で仮に書いてしまいましたが、この前、下関小学校の元のところで説明を受けました。それで、町への提案ということまでプリントで出されていましたので、町の段階ではどのような段階で検討されているのか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 先ほどの林政アドバイザーが取りまとめたエコシステム構築事業報告書において、バイオマス設備の導入について検討されておりますが、いろいろ比較、検討した中で、今、旧下関河内小学校で木質バイオマスの発電を行っている企業のシステムが矢祭町には合っているんじゃないかというような結論が出ております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それは町長も含めた段階での検討課題なのか、その辺お伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) おっしゃったとおり、検討する課題では自覚しております。
    ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) この内容についていろんな、そこで私も早めに行ったので、本人、この企業の担当者、ドイツ人の方、日本語が流暢ですので、お聞きした中で出てきたのは、こういう関わりで、そのやり取りの中で、たしか議員さんの中でここの視察の中でのやり取りですが、そこの藤田建設さんのやっているものとはどんな関係ですかと聞いたら、競争相手と言ったかどうかは分かりませんが、そんなことを含めて、この事業そのものについて今後、やっぱりこれも産業常任委員会ではないけれども、町と関わりながら私はこういう課題は、矢祭は議会と町と行政とやり取りしながら検討するべき課題だと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) それはそうですね、このバイオマスといって自然エネルギーですから、昨年、知事も見学しましたから、知事もやっぱりこういった発電には、原発の問題も福島県は抱えていますから、これからの新エネルギーということで将来的には考えていく必要があるとは思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) ちょっと関連質問というよりも、今後進めるに当たってやっぱり聞いておかなくちゃならないのは、提案の中でこういう場合は1億円、町からの補助というか国も含めて、こういう場合は2億円、こういう場合は18億円というような形で、町が何か仕事をやるんではなくて、最終的にはその企業がやったものを、企業は企業で売電するとか、そういう傾向もありますので、これについては、今の回答だと、これはこの企業についてどうだとかいうことを含めて、十分町として検討する期間を設けていただきたいというふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) あまり民間レベルのこともやっぱりしっかり考えていかないと、全てこれ行政側、国・県・町が負担するとかそういう思いじゃなくて、やっぱりこのオーナーのしっかりした考えがないとなかなか行政も、行政が指導するわけではございませんから、しっかりこれは森林資源の活用ということで、行政側は携わることではないかとは思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) この問題は単に森林資源の問題だけではなくて、森林資源の活用についても、これは今日は話はしませんが、丸裸の山になって洪水になったら大変ということを含めていろんな形で、この資源の活用に当たって十分、森林材がどうなのかも含めて検討する必要があると思います。 それと同時に、これは単なる提案ではなくて、ユーパル、それからスインピア、この併用のボイラーの施設、バイオマスと電源、太陽光ですか、それの併用とか、これは町がこういう形でやろうという中でそれを選択する、十分な準備を持ってやるべき課題だと思いますので、重ねてこの点については十分な期間、議会との関係で言えば産業常任委員会、そして、議員全体が全責任を持って財源の活用と町の将来を考えた方針になるように、質問というよりはお願いして、この問題については、次に移らせていただきたいと思います。 次、そういう点で、ゲストハウスとか、この問題についてもちょっと町づくり、第6次総合計画と関連しますので、次の第6次総合計画に関わりながら、最後の町おこし協力隊、ゲストハウスと拠点住民についての今後の町の関わり方いうのは、その下のほうの第6次総合計画との関係でちょっと質問させていただきます。 第6次総合計画は、事業をどういう業者に委託しているのか、それはいかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 第6次総合計画の委託業者でございますが、こちらは郡山市にございます株式会社アイデックスというところに委託をしております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そういう関連も含めてですけれども、今までゲストハウス問題も含めて積極的な町に刺激のある提案が、昨年度から、その前からですけれども、それぞれの申出、いろいろ私も関わってお話を聞かせていただきました。町が積極的に外からの提案を受けながら、自分たちで自主的にという受け止め側の体制がどうしてもこれから必要ではないかというふうに思います。 今年度においても町おこし協力隊、これが提案をして議員を中心にお話を聞かせていただきました。この場合も、町おこし協力隊はインターネットを開くと分かりますように、今回もGIGAスクールでの講師の中にちょっと載っておりましたけれども、そういう方を含めて、こういうふうに町おこしをする、積極的な意味合いを持ってぜひ応募してくださいという町おこし協力隊の応募の仕方、応募から含めて、それから、その間の、今回の発表までのインターネットでのオンラインのやり取りなどでそれぞれしっかりした提案がされてきているという経過があります。矢祭町をどうしたいか、どうするんだという意気込みを皆さん持って矢祭町に臨もうというのが、よくよく分かる状況です。 そして、昨年度の何かの発表ですね、これも総合的にそれを取り上げるかどうかは町ですよと、議員の皆さんへの提案ということまで含まれて発表会が行われています。 そういう意味で、第6次総合計画のときのアンケートの内容について、私は今どこでどうなのかということを質問しましたが、前回までの第5次総合計画のアンケートの活用ということだけじゃなくて、思い切ってやっぱり受け手側が、本当に町の人材が生かされるようなことを含めて発揮されるようなアンケートの集約を望みますが、その点では、アンケートの集約に向けてどんな考えかちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 第6次総合計画における町民アンケートについてのご質問でございますが、今回行いました町民アンケートにつきましては、新たな町民との協働による町づくりの指針となる第6次総合計画というふうに考えてございます。この策定に当たりまして、多くの町民の皆様に町づくりに参画をしていただき、多種多様化する町民ニーズを第6次総合計画の具体的な施策に取り入れて、反映させていけるためにということで実施しておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) この点では、町民の中での、今、町に残っている30代、40代を含めて自分のところを継いでいる、あるいはこの矢祭町の事業を引き継いで、友人のところに応援に行ったりしながらやっている、そういうものを含めて町を何とかしたいという思いが強い若者がいますし、それを支えていこうとする地域の部落、区民がおります。そういう町民がいます。そんな形をどうしても今の段階での、この短いところでの6次総合計画、半年の間でやる方向がアンケートにどうも偏りがちだなと。あのアンケートを見て町づくりというのでは、今いる若い町民、その中でうんと言うよりも、ちょっとという声も聞かないでもないです。自分ならこうしたいというのもその若手の中で、話をしている中で出てきていますので、その点をお願いしたいと思います。 その点では、今、それ以外の手だて、町づくり、第6次総合計画について区民懇談会は非常によかったと、後からちょっと話になりますけれど、それと同じように、そういうアイデアというものは持っていないんでしょうか。何か商工会、ただコロナ対策だけじゃなく、商工会含めて…… ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま大森議員のほうから、アンケートからの6次計画ということで、どういった策定をするか、若者の意見も取り入れると。アンケートというのは、あくまでもそれは町民の民意というか、そういったものを行政がどう捉えるかというのが一番大事なことであって、全員の要望といってもなかなかこれはできるものではないですから、いろいろ時代の変化というか、今のこのコロナ禍になって、常識が非常識になって、非常識がまた常識になるような時代変化の対応というのもしっかりこの行政も考えていかなければなりませんから、そういった点を踏まえて今後の5年間の施策というものを考えていきたいと思います。 また、この町政懇談会というんですが、2年にわたっての21か所、これは非常に、今大森議員がおっしゃったように、私も大変施策の中ではやっぱり町民の声を反映するということで、一緒に、やっぱり町づくりの中では大事な施策と思っておりますので、しっかりこの第6次総合計画というのは、コロナ禍の社会にこの新しい生活をこれから迎える中で、テレワークとかリモートワークとかいろんな、国も分散型の社会をつくるということははっきり明言していますから、そういったものを考えながらグローバルに考えていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そういう点では、議会が、議員が町民からの意見を聞くというような工夫も必要であろうし、いろいろそれぞれの分野との意見聴取、それをぜひ強めていただきたい。若い人は金がどうだこうだというのもあるけれども、自分たちの町にいる人間の意見を聞いてほしいんだという声も強くあります。これからそういうことをぜひ、同僚議員と一緒にこの点について組み上げられる方向でと思っているところで、蛇足とはなりますが、訴えさせていただきます。 続いて、財政の問題です。 町の将来、町民の暮らし応援の財源活用というところで、この点についてはくどいようで何回も同じ質問をするなと言われるようですが、改めてちょっとここについては言わせていただきます。 町の財政調整基金、これについては両極端の意見がございます。今あるようだけれども、もし使っちゃったらもうすぐになくなっちゃうと。大きな事業とか、もし町の町長さん含めてそういうことをやろうと言ったらすぐに金なんてなくなっちゃうだろうと。そのために貯めているのかもしれないよとか言ったり、いろいろありますが、反対に、丁寧に、丁寧に使いながらもっと活用できないかというのが私の主張であり、いろいろもっと使えたのではないかと、そういう思いがあります。しかし、これは大いに論議をすべきであって、この使い方がいいという町の提案を今までされてきているのも含めて、検討しなくてはならないと思っているところです。 そこで、財政調整基金の出し入れの判断というのは、現段階の佐川町政ではどのようになっているでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの財政調整基金についてのご質問にお答えをさせていただきます。 現在、町の判断基準でございますが、財政調整基金につきましては、年度によって生じる財源の不均衡を調整するために財源に余裕がある年度に積み立てておきまして、不測の事態の場合に基金を取り崩して使用するというような状況になってございます。 本来、地方公共団体は経済不況等による大幅な税収減によって収入が不足したり、災害の発生による多額の経費の支出が必要となるなどの不測の事態に備えて、財政調整基金を積み立てておくという必要があるということでございますので、本町におきましても、地方自治法の第241条第1項の規定に基づきまして財政調整積立金を設置し、矢祭町財政調整基金設置、管理及び処分に関する条例に基づきまして財政調整基金の管理及び処分等を行っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 町の公債というか町債は、扱いはどうなっているのか。これはとりわけ昨年度、台風19号の際に十数億円の動かし方をする中でかなりのウエイトを占めていたと思います。そして、その後、前年度の最後の時点で途中いろいろ検討した結果、また戻すというような操作をしているので、矢祭町において台風19号の、昨年度の町の議会にかけない英断というか、このときしかないというその扱い方、今後は、これは例外なのか、それを含めてどういう扱いをしたのか、ちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 台風19号の際の財源として財政調整基金のほうは充当させていただいております。この時点で、災害の場合は災害復旧事業ということで国からの補助金等ございますけれども、補助金等が入るまでの間、資金不足となりますので、そういった部分を補うために財政調整基金を取り崩したというものでございます。 こういった、先ほどもご説明しましたように、不測の事態、やはり台風19号のような大きな災害であったり、今回のコロナウイルス対策というような緊急性があるものについては、財政調整基金等を取り崩しての活用というのは必要になってくるというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) はっきり質問が明確でなかったようですが、町債というか、町の借金というか、それを一時出し入れしたというので、10億円近く動かしたと思いますが。そして、戻したと思いますが、これはその経過、ちょっとお伺いします。時間があれだったら後で結構です。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 町債の出し入れということでございますか。     〔「はい」と言う人あり〕 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 大変申し訳ございません。ちょっとその町債の出し入れについての私認識がございませんで、この災害に伴いまして、町債、当然、先ほど申しましたように、災害復旧の場合は補助の該当になる部分がございます。補助残の残り分を起債、地方債、町債のほうの借入れを行うということはございますが、そちらでのそれ以外のものでの出し入れという認識がちょっと私もないものですから、申し訳ございません。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 丁寧に、事前にいろいろ関係部署に聞いとけばいいことでございますが、事業課関係の、前事業課長の段階では後で聞くことができると思いますが、1回10億円ぐらい恐らく入れて、そして戻す金額もかなりの金額を戻したので、うちの家庭の事情から言えば、大きな金を借りるときはみんなと相談してどうする、どうする、どうする、どこのお金を使うという感じになるものですから、これは町民感情として聞いたわけでございます、後で、これは。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまの町債についてのご質問でございますが、こちらのその16億、災害復旧に関連してかかった費用についての財源については、財政調整基金のほうを取り崩すかしないかというようなお話だったと思うんですけれども、町債の出し入れということではなかったように記憶しておりますが。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) それじゃ、やり取りは後日にさせていただきたいと思いますが、そういうことを含めて今度の台風事業では英断を下していいことをしているんだけれども、その金の最後のやり繰りで戻りましたので、私、金が戻ったので、そこの部分について、それだったらこれは何かねと思って、後でまた、後日、質問させていただきます。 最後に、剰余金というか、余ります、不用額というのが出ますので、そんな形で出ますけれども、その辺についても十分に、運用というのはおかしいんですけれども、いろいろ最後の最後まで、ああそれだったらそのところで、短期間でこれだけの金が集まるなら、あるなら、不用額ではなくて使ってほしかったなと。それは絶対使えないのかというのは、これは決算委員会で質問させていただきますが、これで町民の中で、お金の出し入れについてはより分かりやすくと思ってちょっと質問させていただきましたが、次に移らせていただきます。充分に明確にこれから、私も町民に納得できるように説明していけるように、皆さんにお聞きしたいと思います。 最後です。 懇談会に関わる問題でありますけれども、いろんなところでいろんな形で生きがいを持ってやっている。その場合に、今年度未実施の部分、懇談会から出ている部分もありますし、それから、それぞれの高齢者クラブのほうでやっている事業もありますし、そんな内容について、今まで事業の助成というのが行われていて、今、実施できない場合、何か工夫してやったらどうですかというような形も含めて、高齢者クラブのほうでの事業への援助金だとか、いきいきサロン、社会福祉協議会だとかで出ているようですが、その辺の動きはいかがでしょうか。運用というか、お勧めして必ずしもやらないというんじゃなく、工夫してやれることはその範囲で、コロナ禍でもやってはどうかというような動きがあるかどうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) ただいまのご質問についてお答えをさせていただきたいと思います。 町で行っている各種助成事業でございますが、こちらは町民の皆様にも周知をしているところでございますけれども、基本的にはそれぞれの助成事業の交付要綱等ございますので、こちらの趣旨に基づきまして実施をしておるというものでございますので、特段、なかなかそれ以外の用途についてと言いますか、その趣旨に沿わないものについては、助成は当然できないものでございますが、その趣旨に基づいて実施されるものであれば、そういったものについては内容等をお聞かせいただいた中で、採択をするということも可能ではないのかなというふうには考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) そうすると、趣旨に沿っている場合は、初めの年度当初の計画には入っていなくても区を通して、あるいはそれぞれの団体の中で担当の部署と趣旨に合った形で計画をして、今までの延長線上で申請をする、その場合、援助の可能性があるというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 自立総務課長、鈴木直人君。 ◎自立総務課長(鈴木直人君) 当然、予算の範囲内でということにはなりますが、事業の趣旨等がその交付要綱に合致するものであれば、当然事業の採択はできるものではないかというふうに考えておるところでございます。詳細、細かい点をお聞き取りをしないと、なかなかこの場で、この事業であれば大丈夫ですよというようなことは申し上げられませんけれども、実際の実施の段階に当たって各担当課のほうにお問合せをいただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 丁寧なお答えありがとうございます。 最後になりますが、まちづくり懇談会の要望、新年度の要望を含めて新しく残された地域での懇談会は、その場での生の声も取り入れていただいたというようなことで、これは町への期待が高まっております。あとは、それを今年度中にやれるのか。もし、やれない場合には、今後引き続きそういうことで検討してもらえるのか。そういうところが町民の中での期待でもあります。それから、前に開かれたところでは、言ったことが今年度やれるのかどうかと。今までだと、町民号で、11月頃のことですけれども、大きな問題についてはこうですよと文章で回答されたり何だりしています。区民について今まで、後からやったところには回答が出ているんですけれども、もう既に出ているところについて含めて、今の段階で町民への、区民からの要求、新たに出てきている要求も含めての対応というのは今考えているでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) まちづくり懇談会の要望等の実施ということで、やっぱり緊急性、重要性をしっかり考えて、年度内とかそういうのには、なかなかできないものはできないということもありますから、生活にやっぱり支障を来すものはもう優先的に考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 具体的な問題として、最後に自分のところの地域になって申し訳ありませんが、信号機をぜひつけてほしいということで、小田川のところから、それからニュータウン中山区のほうからも、あのちょうど新しくできた道路のところに直面する場所が非常に見にくい場所だと。それで工場があって、工場から出てくるのに400台ぐらいだとか、ちゃんと数えている住民の方で、それで、そこから出るのに何分かかったと、こういうことを含めて渋滞が起こっていると。夕方早く帰ろうとしているところに、信号が必要じゃないかと。だから、その会社に勤めている方も危なかったんだよと、若い人が実は出にくくてというようなことがあるので、本来ならば、区長会とか何かに、定期的に交通安全協会とか棚倉警察署とか出てきているので、そういうところにも直談判で話したりするんだけれど、そういう場所がないと。 ぜひこの信号問題、これについてはこれからのいろんな形で、予算化の問題もあるけれど、いろんな状況で今年度ぐらいにやってもらえないかと。これは交通安全の問題として、ほかにもありますが、出てきたような問題についての対応の一例として、最終的にお伺いいたします。 ○議長(藤田玄夫君) 町民福祉課長、大森秀一君。 ◎町民福祉課長(大森秀一君) ただいまの大森議員の質問にお答えいたします。 まちづくり懇談会での信号設置というのは、SMC第2工場から国道349号に出てくる十字路のことだと思いますけれども、こちらはニュータウン中山区と小田川区のほうから要望がありまして、懇談会が終わりました後なんですけれども、公安委員会のほうに要望として町のほうから言ってあるところでございます。ただ、それがいつできるかということについては、そこまでは返答はいただいておりません。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 今、大森議員のニュータウンの懇談会の中での要望箇所は、私も現場は全部見てきました。やっぱり信号も必要だなという思いも確かにあります。今、SMCも1,000人からの従業員の車が動くんですから、大変交通量としては多い地区だと思います。あとは除草の関係、あとは法面の崩壊とか、そういったものもみんな見て、対応できるものは対応していきます。 今後、このまちづくり懇談会というのも非常に、やっぱり職員の時間等もかかりますので、毎年開けというような意見も強くあったのですが、毎年はなかなか大変ですけれど、時期を見ながら各地区のそういった要望は聞くような方法は考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 大森泰幸君。 ◆3番(大森泰幸君) 今、いろいろと各議員のところに出てきているものを私は一例を挙げてしまいましたけれども、何としてもやはりこういう直接の町民との間でのやり取りで回答を得たり、具体的に計画が動いているのが見えるような、そういう行政をお願いして質問を終わりたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 3番、大森泰幸君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。 再開は2時00分といたします。 △休憩 午後1時48分 △再開 午後2時00分 ○議長(藤田玄夫君) 再開いたします。--------------------------------------- △鈴木正美君 ○議長(藤田玄夫君) 7番、鈴木正美君、登壇願います。 持ち時間は60分です。     〔7番 鈴木正美君登壇〕 ◆7番(鈴木正美君) 7番、鈴木でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 通告順に従い、質問をさせていただきます。 まず、土木行政についてお尋ねをいたします。 町内の砂防ダム等の状況についてということでありますが、河川に流入する山沢からの砂が生態系への悪影響や水害を引き起こしている原因の一つと考えられる。町内の砂防ダムと治山堰提の状況、管理はどうなっているのか。また、管理不行き届きの場合は、今後どのような対策をなされるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、砂防施設につきましては棚倉土木事務所が管理しておりまして、5年に1度点検を実施し、必要に応じて補修を行っているということでございます。 治山施設につきましては県南農林事務所の管理でありまして、定期的な点検ではなく、災害が発生するような大雨が降った後などに点検を行っているということでございました。 いずれも、今後も適切な維持管理に努めていくというふうに回答をいただいております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 町内に砂防ダム、あるいは砂防堰堤、これらに類するものは幾つぐらいあるんでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 砂防施設については18施設ございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) ただいま申し上げましたが、先ほど来、質問の中でも触れられておりますが、台風19号、この関係で、田川及び戸塚地区の一部等々も含めて、久慈川から水が逆流して、東舘町内にも及んでいる。先ほど町長のお話の中で、今後その国道のバイパス化等々の話も出ておりますが、これはもう以前から騒がれている町の課題でもあるような問題なんです。担当課長によると、田川の下流から、また今後行う予定があるということでございますが、実は、私はこの砂防ダム、砂防堰堤、15メートル以下は堰堤と呼ぶそうですが、この砂防堰堤がほとんどであろうと思うんですね。これが各部落の要所要所にあるということで、大雨の際にその土砂とか流木とかをそこで抑えることによって下流地域への被害を最小限に抑えているんだろうということだと思います。もし、理解が足らなかったらご指導をお願いいたしますが。 今ほど担当課長は、町の担当ではないからということなのかもしれませんが、県のほうでは時々にきちんと管理をしているということなんですね。ところが、今の東舘、あるいは戸塚の水害のことも考えますと、私はここの砂防堰堤、これの管理がきちんとなされていないのじゃないかなと、そう思っておるわけです。 私の近くの栗生沢、あるいは塘ケ沢というところがありますが、そこから田川のほうに大雨が降るたびに砂が流入しているわけですね、大量に。これは各議員の皆様の地元でもそれに類することは数多くあるんだと思います。ところが、この維持管理をなされるはずの堰堤、私が見るにほとんど管理されていると思えない状況なんです。いわゆる砂がいっぱいになって、この堰堤の上からオーバーフローするように砂がまた川に流れ込んでいっている。そして、田川ないしこれらに類する川から、さらに今度久慈川にその砂が流れていく。 先ほど、これからの工事で除去しますよ、撤去しますよとおっしゃっておりますが、私は元々この久慈川の土砂を撤去しないと、この高低差は解消できないだろうと。いわゆる東舘は山の高いところから見るとよく分かるんですが、久慈川と東舘の町うちの高低差が非常に少ないんですよ。少ないがゆえに土砂が多少堆積すると逆流してしまう。いわゆる久慈川で飲み込めないわけですね。飲み込まない久慈川の手前を幾らやっても、これは恐らく同じことを毎回、毎回繰り返すようになるんではないか。 田川も実は何年か前にやったのですよね。やったのですが、今回また台風19号でさらにこういう問題になっている。もう田川の橋の近くの住宅は、消防団が見守るほどの、もうほぼほぼぎりぎりのところまで水が上がってきていた。そして、舘山から流出する土砂、水は、いわゆる商工会前の水が飲み切れずに、いつもいつも東舘地区が土のうを積んだり、あるいはその後、土砂掃きをしたりしないといけなくなる。これは町長が一番ご存じの風景だと私は思うんです。 ですから、これを根幹からやはり直さないと、こういった予算がその都度都度、大変大がかりにかかってしまって、毎回毎回大雨が降るたびにかかる作業を繰り返すようなことになりはしないかということが、実は、私は問題としたいところなんです。そのためには、ひとつ県のほうに働きかけていただきたいんですが、この砂防堰堤の土砂及び流木をきちんと撤去していただきたい。これは管轄省庁のホームページを見ますと、砂防ダムと堰堤を造ることによって、流れ出す水及び土砂が緩やかになって、急激な流れにならずに災害を防いでいる、これは分かります。ところが、造ったままで管理がきちんとなされていない。そうすると、先ほど言った砂と流木がオーバーフローをして、そこから延々と砂が流れ出すだけなんですよ。 これは関係省庁のホームページの最終ページに出ているんですが、きちんと折々にこの土砂とか流木を適量撤去することになっているんですよ。それによって、次回の災害のときに未然に防げることになる。私、ほかの議員の皆様にも見ていただきたいんですが、恐らく地元の砂防堰堤、管理なされていないですよ、ほとんど。だから、どんどん久慈川に砂が流入し、久慈川の底が高くなって、幾らそこに流入する川の土砂を取ってもストップしてしまうから、同じことを繰り返すだけなんですよ。 先ほど課長は、下から取らないと意味がないとおっしゃいましたが、まさに、さらにその下の川を取らないと意味がないと僕は思うんですね。これは国だとか、県だとかおっしゃるかもしれないけれども、実はその被害を被っているのは当町の町民の住宅なんですよ。そして、まさにそういう災害があったときに、一生懸命に夜中に出動するのは消防であったり、あるいは役場の皆さんそのものじゃないですか。ですから、この不安を今まで分からなかったことではないので、きちんとやはり、こういう、かかる大きな災害があったときに、根本から見直さないといけないんじゃないですか。課長、お考えを。町長でもよろしいんですけれども。どうですか、町長。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) 最近、砂防ダムの状況ということで、非常に毎年のように日本列島災害ということで、やっぱりこれ見直しにかかってきたと思うんですね、河川の改修から全て。だから、今まで国も県も災害がある場所だけの対策をしたのですが、今回の県の対応も、久慈川もその中に入って、福島県の河川の中の72の中に入って初めて堤防の、じゃ改修というようなことも、これも非常にもう50年以来のできなかったものが、今回設計から始まるということで、これもまだかかりますから。 だから、それをかけながら、やっぱり河川の中の土砂の撤去は、今塙もやっていますけれども、当然、これは川底からやっぱり直さないと、幾ら堤防だけやったってまたあふれるから、それはああいうプロの考えでやれば、もちろん河川は改修してくると思います。 この砂防ダムというのは確かに数もたくさん、どこの地区もありますから、実際、私も何か所か見ていますから、本当に今回の19号の台風でも、もういろんな地区もいっぱいになっちゃっていますから、そこがもうやっぱり田んぼに入る、何に入るですから、当然、これは田んぼの改修から始まることがまず先決ですから。 だから、やっぱり今後のそういう対策、こういう矢祭の田んぼの資源とか、あとは先ほど鈴木議員おっしゃった商工会前も、これももう昔からの話ですから、やっぱりある程度雨が出れば、もう我々、皆、床下浸水の地区がありますから、それをやっぱり考慮しながら、これからはそういった治山ダムというか、やっぱり治山のそういう対策もしっかり考えて、これは町単独ではなかなかできるものでも何でもないですから、しっかり県のほう、あとは国の陳情というか、こういったものをやっぱり努めていくのが我々行政の役目だと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) ありがとうございます。まさに町長のおっしゃるとおりだと思うんですね。私、今回、塙の道の駅の南側、あそこの久慈川がだいぶ土砂の除去といいますか、移動しております。かなりやはり相当な量なんですね、あれ見ると。塙町の川上川から久慈川に合流しておりますから、どうしてもあそこはたまりやすいんだと思うんです。 しかしながら、今、町長がおっしゃったように、この矢祭町の久慈川は土砂の撤去など一度も多分したことがないんですよ。これによって先ほどの災害が起こっている。そして、もう一つは、観光行政にも関係いたしますが、川の魚の餌場がなくなっているわけですよ、砂が堆積することによって。だから、漁協が幾ら鮎を放流、子供たちと一緒になって行っても、その鮎が生息する環境が壊れていっている、かかることもあるわけですよね。 どうですか、その辺総合的に現場を預かる課長としては、この観光行政に関わる砂の問題、先ほどの問題、町長は国・県のほうに要望するとおっしゃっていただいていますが、当面この久慈川の土砂の問題、そしてこの堰堤の問題、やはりこれは町の担当としても町民に直接害をなすことですから、他山の石ではないと思うんですね。いかがですか、今後の対応として。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) まず、久慈川の土砂撤去につきましては、県のほうで今年度も予定しておりますし、追加予算がされるような情報もいただきました。ですので、当初予定よりも広い範囲できるのかなというふうに思っているところでございます。 さらに、国のほうでもこの河川の土砂除去につきましては事業がございまして、緊急浚渫推進事業というようなものが創設されております。起債なんですが、こういうものを活用しながら町、県においても土砂除去を進めていきたいと考えております。 また、堰堤につきましては、堰堤の役割としては、そもそもその堰堤に土砂がたまってその役割を果たすという目的がございますけれども、先ほど議員おっしゃったように、定期的に適量を除去していくということもございますので、そういうところは県のほうにもお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) あともう一つ付け加えますと、これはいかがか、そこまでとはおっしゃる方もおるかもしれませんが、山の材木を切り出す際の道の造り方、これもちょっといろんな面でご指導されたほうがいいなと。山の道を造った後に、そこから相当の土砂が流れ出ているという現実もございますから。他県のそういった木の搬出道路の造り方、途中にタイヤを切ったのを横に渡すとか、いろんなことを工夫しているわけですよ、山地は。非常に残念なことながら、ここの町の搬出道路の造り方はあまり芳しい状況ばかりではない。もちろん、ちゃんとやっているところもあると思いますが、行政のほうでいろんな予算の代執行をしていろんな業者に出しているわけですから、そういった山の搬出道路の造り方等々についても、ひとつよろしくご指導お願いしたいというふうに思います。 この町内の堰堤については、どうか今担当課長がおっしゃってくれたように、引き続き県のほうに要請していただきまして、適量の撤去をすることで次回の災害を最小限に防ぐということでよろしくお願いをしたいと思います。 それでは、2番目です。産業行政について。 コロナウイルスによる町内産業への影響についてをお尋ねいたします。 コロナウイルスにより生命の危機のみならず、GDPや株価にも影響を投げかけております。町内の産業や雇用が懸念されますが、現状把握と町の対応をお聞かせください。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 現在、矢祭町では持続化支援金ということで、2月から9月までの前年度比で30%以上の売上げが減少した際に、30万円を上限として給付金をお支払いしております。 その際に、前年度からの売上げ減少率を出していただいておりますので、その内容から状況を把握しておるところですが、飲食業においては6月に営業自粛もあったと思うんですが、売上げがゼロだったというお店が3軒ございました。それを除きましても、飲食業では3割から8割売上げが減少しているようです。 それから、製造業では2割から7割の減少、小売業では5割から8割の減少、農業については花卉生産農家で3割から7割の減少というふうに分析しております。 それから、雇用の状況ですが、8月にハローワーク白河が発表した6月時点の有効求人倍率なんですが、これは0.83というふうに公表されております。0.83ということで、求職者に対して求人が少ない状況なんですが、町内の企業の話を聞きますと、パートを求人してもなかなか集まらないというような状況にもあるというふうに伺っております。 以上でございます。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 重ねてお尋ねしますが、町が独自に取った今回のコロナ対策の対応、商品券でありますとか、いろんな給付をしておりますが、これらの効果についてはどう捉えていらっしゃるか。これは町長のほうがよろしいですか、担当課長ですか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 持続化支援金については、77件の申請にとどまっております。予算上は400件、商工業のほか農林業者も含めてということでまず400件取ったところなんですが、3割以上の減少があったというのが77件にとどまったのかなというふうに思いますが、返してみれば、3割以下の業種の方もかなりおられるんだろうと思っております。こういうことも踏まえて商品券の配布を行いまして、町内の経済活性化のために寄与していただこうと思っておりますし、今回の9月補正で、商品券の販売についても予算計上させていただきました。そういうところから地域活性化が図られたらいいというふうに考えております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 今、担当課長のほうからお話ありましたように、持続化補助金のほうはちょっと大枠から見ると実績は小さかったということで、収入の減少が少ないのかな、あるいはまだ年度中途においてそれらの把握ができていないのかなという、あるいはその証明が難しいのかなといういろんな項目があるかと思いますが、商品券等でその後の経済活性化をカバーしているということのお答えでありました。 隣町を例に取るわけではありませんが、8月末まで町内業者を対象に、お弁当を町が負担することでいろんな町内各業者の飲食業の下支えをするということをやっておったようです。これは8月いっぱいで終わる予定が、さらにまた長い期間にしたということです。別にこの町をまねをしろではありませんが、先ほどのお答えでいきますと、給付のほうが、枠がそれほど多くはなかったということを考えますと、総枠の中からそういった、もう一段階何か経済対策を施されてはいかがかなという感じがいたします。これは要望としてお伝えしますが。 次に、この関連でお尋ねしますが、例えば、先ほどおっしゃられた2割から7割の製造業、こちらは大変だと思うんですね。この町には非常に大きな製造業の企業がございますから、ここの企業が風邪を引くと、町の税収にもかなりの影響が出るということになるんだと思います。こういうさなかで町も持ち出しをしておりますから、やはり入ってくるほうもしっかりと眺めていきませんと、この令和2年度を締めたときの町への納税額というのが相当減るんだろうというふうに私は考えてしまうんですが、こういった大きな企業についての業績については中途で把握していらっしゃいますか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 町内の誘致企業を中心に、毎年、企業訪問をさせていただいておりまして、今年度についても4月当初に行って、コロナが当時ありましたので、残りについては8月になってから企業訪問をさせていただきまして、営業状況についていろいろ聞かせていただきました。コロナということもありまして、営業活動もできない、また取引先が海外にある企業もありますので、売上げが減少しているということもございました。 ただ一方で、コロナの関係で、医療機器の部品を製造しているおかげで、それがある意味特需となって持ちこたえているというふうなお話も聞かせていただいたところです。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 分かりました。総じて、自分だけが大変なわけではないので、みんなで耐えるべきは耐えるということなんでしょうかね。 町長にお尋ねいたしますが、今後このコロナがすぐさま天気が晴れるように解消するということはなかなか僕はないんじゃないかなというふうに思うんですよ。いろいろ薬品も取り組んでおるようですが、実証実験もなかなか数少ないとか、いろんな問題があるようですから、そういうことを考えますと、一方で、このコロナウイルス感染対策が今後もまた長引いて要求される事態も考えられるわけですね。今後についてその辺、町長の対応のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) ただいま鈴木議員の質問でも、本当にこのコロナによる経済の打撃というのは、感染防止の拡大を阻止するためには、今度は経済を抑止しなきゃならないという相反するバランスが崩れてしまって、解除宣言を出すと、今度はまた感染拡大が今度は始まるという。非常にこのコロナと向き合いながら経済を拡大するということで、これは国の施策、町の施策、県の施策よりも、やっぱり自分のそういう施策をしっかり考えてやっていかないとなかなか打開策が見えないというような感じがします。 今日のニュースでも、やっぱり福島県の製造業の倒産も出て、これ全国的でもう年内までに約5万件ぐらいの倒産が年内には。今のところはある程度こういう資金で、国の利息とああいうのを免除しながら対応してますけれど、これもやっぱり限りが必ずありますから、年内にはそういった懸念もされるというようなこともあります。 この議員の中のGDPも、やっぱり4月から6月が27.8%落ち込む、マイナスですから、これが落ち込むということはもう戦後初めての、リーマンよりももっと低い落ち込み方ですから、これをまた今後回復していくというのには、全体の、日本のGDPというのは大体560兆円ぐらいですから、そのうち大体6%ぐらいが1年間通すと減るということですから、大体230兆円からのもうそういう数字になってきますから、なかなか、だからこれからのこの新しい生活をつくりながらの経済を成長するというのには、いろんな発想の転換をしていかないと伸びていかないんじゃないかなと。 通販で、今、伸びているのがこういうネット販売とか、そういうものがもうどんどん伸びれば、今度はああいう宅配便も仕事が増えてくるとか、いろんな状況が出ていますから。今、スーパーマーケットが、結構売上げが前年比全部伸ばしていますから。あとはドラッグストアも伸びる、あとはホームセンターも伸びる。一番やっぱり打撃が飲食業とか観光業、こういった形がこのコロナで来ていますから。だから、GoToトラベルのあれもなかなか成功したとは思えない感じがいたしますから。 やっぱりこの経済を思うというのは、なかなか、やっぱり自分でしっかり捉えていかないと、ただ国の施策だけをしっかりまねしたって立ち直ることは絶対できませんから。やっぱり今後のこの動き方というか、やっぱり新しい時代を想定していくというようなことも大事な考え方ではないかと思います。 だから、この町の今後のコロナ対策も、しっかりやっぱり町の独自でできる範囲は、これはやっていくべきですから。だから、またこの商品券というのは非常に喜ばれた話も聞くということで、また第2弾、第3弾ぐらいまでは商品券の、これはやっぱり町内の経済の活性化には一番目に見える施策だということで、これは我々のできる範囲の、小さい町というのは、そういったことに目が通る町ですから、そういうところはしっかり施策しながら。だから、やっぱり全体の経済の流れを見るのには、これはやっぱり自分でいろいろ情報を取ったりしていかないと、大変、不評ではあるか、中には、我々も商売していますから、ピンチはチャンスと言ってもなかなか、ピンチはピンチじゃないかとか思いながらも、やっぱりそのチャンスを見つける努力をしていないと、この激動のコロナの時代を越すのにはやっぱりしっかり本人が勉強していかないと乗り越えるのには大変だと私は思っていますから。私だって商売の人間ですから、しっかりやっぱりそれは考えて、前向きにやっぱり考えていかないと、この難局は乗り越えられないんじゃないかなという感じで、やっぱりコロナとの共生ということでしていかないと、やっぱりそういう社会づくりをしていくというのも大事な施策だと私は思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) ありがとうございます。ぜひまた、引き続きご指導お願いしたいというふうに思います。 今、町長がおっしゃられたように、私もこのコロナウイルス感染のこの環境は、乗り越えるべき難題であって、決してここでくじけるわけにはいかないと思うんですね。それを考えた場合、これも今くしくも町長がおっしゃったように、いろんな側面を見た場合に、ネットの関連、それから、これをチャンスに変えるというその発想、やっぱりこれを考えた場合に、矢祭町もこれで下ばかり向いていられないだろうという感じがいたします。 そういったときに、どなたかの議員もおっしゃられましたけれど、この町にある今使っておられない住宅をいろんな活用をしていく、これ大事だろうなと。実はこれ福島市が今現在、大変多いんですよ。他県からの流入者といいますか、福島市に入ってきている人が数多くなっている。仕事をネット環境でできるということに変わって、今度は地方で、環境のいいところの空気を吸いながらインターネットで仕事ができるという環境ができつつありますので、そういう環境にある人たちが中心なんだろうと思いますが、当町においても非常に山、川、水は澄んでいていいわけですから、田舎ではありますが、東京にも一番近い町ではある。ただ、交通の便がちょっと難題はありますが、かかることから、やはりこの福島市ではないですが、こういったピンチをチャンスに変えるような、そういった試みも一生懸命考えて発信していくべきだろうと考えて、ただ、案として持っているだけでは、どんどん他町村にそういった方が流出してしまいますから、これは、ある意味ではスピード勝負なところもあるんでないのかなと思いますが、こういった今使われていない住宅のリストアップは、恐らく高橋課長がやられていたときから、もう3年前か4年前からやられているのでもう出来上がっているんだろうと思うんですよ。なかなか私どもの目にはついてこないということですから、これらをいち早く町民に出して、町民の皆さんからそういったところへのお声かけをいただく機会というのを増やすべきだろうと思っていますが、施策として、担当課としていかがですか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 空き家の実態調査につきましては、平成28年度に行っておりまして、その後、条例の作定や条例に基づく計画の策定をしております。この空き家等対策計画ですが、この中で空き家バンクの設置についてもうたっておりますので、今後、空き家バンクの充実に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) これらは例えば議員の各位に配られたり、そういった空き家バンクの条例を議員各位に説明なされたりというのはされているんですか。
    ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 申し訳ありません。条例策定時には議会での説明しかないかと思いますけれども、計画書の配付をしたかどうかはちょっと不明でございます。 ◆7番(鈴木正美君) いわゆる私には記憶がないんですよ、そんなに。これは私も一般町民であった時期がありますから、そういう時期に説明されたのか、あるいは私の記憶が飛んでしまったのか、反省するところもあるかもしれませんが、しつこくそれをPRなされて、やはり町民みんなの力を借りたらいいんだと思うんですよ。 もし策定だけして、それを表現していないというんなら、これは手落ちだと僕は思います。事務局だけでそれを抱えていたってどうしようもないんですよ。これはきちんと分かるように、あるいは町民に理解をいただけるように動いていかないと、ただ単にその策定に人件費を要しただけで終わってしまうんだと思うんです、事業が。やはりこれはちょっと見直して考えていかないと、さっきのせっかくチャンスをつかもうという考えに結びついていかないですよ。現状の仕事が忙しいことは理解できます。できますが、だからといってそれをやらなくていいということにもまたならない、そう思うのでひとつお願いしたいと思います。 このコロナウイルスでちょっと疲れているから、皆さん。 最後にいたしますが、国の給付金、いわゆる持続化給付金、これは国民だと、収入減のあった場合に誰でも請求できる、法人であっても個人であってもフリーターであってもできるという前触りで、この給付金が出されました。ところが、現実的には皆さん請求してももらえない方もいらっしゃるんですよ。フリーターまでもらえるという前触れの割にはもらえない人がいる。これはみなし法人です。これはこの町にも発生するんですよ、このみなし法人は。 国に問い合わせてみました、何でみなし法人は出ないんだと。税理士も入っている、消費税も払っている、法人税も払っている、法人登記をしていないだけ。税金の納税義務は果たしているのに、税金から給付金を出すというときは、みなし法人は何で出ないんだと。 申し訳ありません、そういう決まりになっておりますから、出ませんというだけの冷たい返事でした。 次に、今度、国会の方にちょっと話しをしてみました、これはおかしいだろうと。そうしたら、国会の委員会でもこれは問題になっている。委員会で問題になっているんだけれど、一方で、その給付金を不正受給するような人も発生してきて、なかなかその先が、道が引けない状態なんですということの話を聞きました。 であれば、私さっき町長にお願いしましたが、やはりこれは町民を救うべきですよ。国がどうしても出さない、でも、しっかりとその方たちは納税義務を果たして、この町で仕事をしていらっしゃる。みなし法人、具体的に言うと、特産品開発協議会とか、あるいは滝川渓谷の直売所の皆さん、これみなし法人ですよきっと。もったいない市場、特産品開発協議会は私も関わっておりますから、これはちょっと該当ならないかなと。というのは、あそこの人件費は県の緊急雇用対策費を商工会が受けて出しておりますから、あの方たちは給料を満額をもらえているので、該当にならないだろうと。 ところが、滝川渓谷、多分、僕が回り回って聞いた話ですと、あそこは事業がコロナウイルス以降減っこんでいるのに何の補償もない。みなし法人がゆえに申請もできませんよと税理士から言われた。いわゆる泣き寝入りですよ。 であれば、どうでしょう町長、これは国の金額とは言いませんが、町が救う手だてを考えませんか。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) そうですね、鈴木議員の思いはしっかり伝わってはいると思うんですけれど、なかなかこれは国の施策ですから、やっぱり国の基準というものにしっかり当てはまらないと、これはできないというものがありますが、今後は、またこういった検討課題には、町民が声を上げて改正するということはできなくはないとは思っております。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) ではなくて、私が申し上げたいのは、国の該当が難しいんであれば、町民の一部がかかることで苦しんでいるので、町単独でこの人たちに給付金に代わるものを出すことはできないでしょうかという話です。 ○議長(藤田玄夫君) 町長、佐川正一郎君。 ◎町長(佐川正一郎君) これはやっぱり町の施策としては、持続化支援金とかそういったもので該当するかしないかは、検討する必要があるんではないですか。 これは、町のほうではもう出している。町の支援では出している。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) さすがでございます。僕はその出しているという情報が分からなかったものですから、多分、みなし法人が駄目であれば、向こうも駄目だろうと。 そうしますと、このみなし法人で町が助成を出したのは直売所だけですか。個別の名称はよろしいですから、もし、ほかにも件数があったらお知らせいただけませんか。そして、この内容はどのようなものだったのでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 申請があったものは、滝川の里につきましては、法人ということではなくて個人で申請をしていただきまして助成しております。そのほかのみなし法人からは、申請は今のところいただいておりません。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) そうすると、事業課長のほうでは、みなし法人の管理というのは見ていないわけですか。あくまでも個人で申請をしていただくという、そういう方法を取っておられた場合、みなし法人にお勤めになる方で、そういうことで先ほど私が言ったような形で、申請ができていないという方はほかにはいらっしゃいませんか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 今回、町の制度につきましても国の制度を参考にさせていただいたものですから、みなし法人というところが抜けたかもしれません。というところで、法人ではなく個人で請求していただいたわけなんですが、そこらの周知が足りなかったと言えばそうかもしれませんので、そこらは広報を進めていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 取りあえず私が知っている滝川直売所がそういうことで、個人申請で守られているのでいれば、それはありがたいことだと思います。 ただ、今言ったように、ほかにもし、みなし法人が私たちの知り得ないところで現存した場合、そういった方が、先ほどの税理士の話ではないですけれど、守られていない方がいらっしゃる場合もありますので、担当課長、ひとつそこは漏れのないように周知、調査をしながら対応していただきたいなとお願いするところですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤田玄夫君) 事業課長、古市賢君。 ◎事業課長(古市賢君) 今のご質問の回答の前に、失礼しました。滝川の里でも申請受け付けておりました。ですので、これから、みなし法人につきましても……     〔「それは法人としても」と言う人あり〕 ◎事業課長(古市賢君) 滝川の里としまして町の持続化支援金を法人名、団体名で申請していただいておりまして、その滝川の里に給付をしております。ですから、これ以外の団体につきましても、売上げが30%以上減るところがございましたらば、申請していただきますように周知を図っていきたいと思います。 ○議長(藤田玄夫君) 鈴木正美君。 ◆7番(鈴木正美君) 分かりました。法人としても個人としてもなされているようなんですが、ちょっとそこは私たちのほうには伝わってきておりませんでしたので、みなし法人ということ自体がなかなか特殊な例なのかもしれませんが、現実あるわけですから、今後とも幅広く救っていただけるように、目を通していただきたいということをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(藤田玄夫君) 7番、鈴木正美君の一般質問を終わります。 これで本日の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(藤田玄夫君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 なお、明日3日目、9月9日の開議は午前10時とします。 本日はこれで散会します。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時41分          一般質問通告一覧表通告 順位質問者質問事項及び質問内容11番 藤井隆治1.防災行政について(町長) (1)水害対策について ①水害があるたびに、全国の老人福祉施設などがニュースに映ります。水が来たと思ったら、あっという間に床上浸水して、逃げられなかったという話です。矢祭町の施設はほとんどが久慈川と同じ高さにあり、久慈川の堤防決壊・久慈川から支流への逆流・用水路の詰まりなどの理由から、施設周辺まで浸水することが考えられます。水位が30センチにもなると、車での避難も困難であると思われます。災害はいつ起こるのかわからないため、時間帯が夜になることも1/3の確率で想定されます。時間帯が夜だと対応できる人員が限られ、男の人でも老人を背負って救助するのに数人が限界であるということ。また昼間の場合には、こども園周辺も浸水する恐れも懸念されます。最悪の事態も踏まえどのように対応するのかお伺いしたい。 2.健康福祉行政について(町長) (1)新型コロナウイルス対策について ①ついに郡内までコロナウイルスが入ってきました。その日のうちにどこのだれか、親の職業・名前等、全て郡内に知れ渡っている状況です。その関係筋からの情報ですと、保健所側の対応は濃厚接触者の確認のため、職場内・関係機関・立ち入り先・同じ職場の家族にまで調査が入るようです。6月に質問した際に、個人情報は公表しない旨の回答をいただきました。あれから状況が変わっていると思われますので、矢祭町民の感染者・感染者の家族、近隣の住民の生活の保護のために、町ができることをお伺いしたい。 3.土木行政について(町長) (1)国道の整備計画について ①先日、山野井の国道118号カーブについて、計画変更を発表されたが、どこからどこまでどのように計画変更されるのか、お伺いしたい。また、当初の県南建設事務所の説明では、買収完了の部分から工事を進め、平成32年には完成予定となっておりましたが、この計画変更により工期はどのようになるのかお伺いしたい。毎日、国道118号の朝晩の交通量が大変多く、道路の横断も困難である。小・中学生の通学にも非常に危険を感じます。最近の東舘地区の懇談会で、バイパスの話がよく出ますが、どこからどこまでバイパスを通してほしいと要望をされているのか、お伺いしたい。もし、仮にその計画が進んだとしても、国道349号の大ぬかりから小田川間までが終わってからだと思いますが、今後の見通しをお伺いしたい。実際問題、東舘地区の国道118号を広げるのは困難であると考えます。春田から黒助の方までバイパスを通していただけると、車の流れが相当変わると思われます。町側の今後の見通しをお伺いしたい。 ②矢祭山の公園の再整備が現在進行中であるが、国道118号の道の狭さに加え、観光シーズンになると観光客が行列を作っているところに多くの車・バイク、大型車両が普通に走っています。こんな危険な観光場所があっていいのでしょうか。歩道を含め観光客が安心して訪れることのできる環境を整備していくべきであると思いますが、町側の対応策を伺いたい。 4.産業行政について(町長) (1)産業振興について ①矢祭町ゆかりのタレントのおかげで、矢祭町もメディアに取り上げられる機会が多くなってきたと感じます。せっかく遠くから矢祭町に来ていただいても、お金を使うところがない。さらに客単価を上げるために、顧客の購買意欲を掻き立てる必要があります。農産物直売所のさらなる充実、来店者のための清潔なトイレの整備、観光バスが停められる駐車場の確保等が必要だと考えます。立地としては、国道118号・349号・県道矢祭山八槻線の全てに隣接するところが理想であると思います。山村開発センターで行っている現事業の機能を移転して、山村開発センターの新たな利用方法として、考えてみてはいかがかと思いますが、町としてはどのように思われますか。今後の新たな取組等はないか、お伺いしたい。22番 片野一也1.土木行政について(町長) (1)地域高規格道路の整備促進と主要道路整備計画について ①本町は、高規格幹線道路の空白地帯となっており、ICまでの時間が1時間以上と不便さが際立っている。茨城県北、東部地域において、地域高規格道路の整備促進の機運が高まっていると聞くが、隣接する地域としてこれら活動に相乗りし、広域連携を強化すべきと思うが考えを伺いたい。また、国道118号バイパスの整備構想など、道路インフラ網の重点整備についてお伺いしたい。 2.観光行政について(町長) (1)自然公園矢祭山の拠点施設整備構想について ①観光拠点たる中核的施設整備の選択肢として「道の駅」整備構想も視野にあるとのことだが、速やかに地域のコンセンサスを得ながら、具現化を目指すべきと思うが考えを伺いたい。 (2)滝川渓谷整備の充実について ①かつて、滝川渓谷遊歩道入り口に別ルートの遊歩道整備を期待する声もあったが、新たな整備計画の構想を伺う。 ②観光客の増加に伴い、散策者の安全確保の観点からも、携帯基地局の早期設置が望まれるが、整備の見通しについて伺う。 3.健康福祉行政について(町長) (1)避難所におけるコロナウイルス感染症対策について ①いよいよ台風シーズンを迎えて、避難所もコロナ対策を万全にするなど、何よりも安全安心の確保が望まれる。避難所の数と人員の配置、飛沫感染対策、発熱など体調不良者への対応策等を伺う。 (2)インフルエンザ予防接種の助成措置について ①これから、新型コロナ、インフルエンザの流行期に向かい、感染が判別しにくい事態が問題視されている。極力インフルエンザの感染拡大を抑制する観点から、当該予防接種の助成拡大を行ってもよいと思うが、考えを伺う。 (3)役場におけるコロナウイルス感染症対策について ①かつて経験のない事態に対して、グループワークや密を避ける取り組みなど、対応に大変苦慮されてきたと思うが、秋冬に向けて更なる流行が懸念される中で、役場機能をマヒさせないための組織体制等、対応策を伺いたい。33番 大森泰幸1.健康福祉行政について(町長) (1)新型コロナウイルス感染症対策について 新型コロナウイルス感染症拡大危機の中、現時点での医療状況への緊急対応策、支援策の現状と今後を問う。 ①東白川地方感染状況と初期対応について(医療支援) ・感染防止策、PCR検査につながる専門機関の設置時期と東白川医師会との協定内容はどうなっているか。 ・感染震源地からの帰省、来訪者へ独自対応ができないか。 (大学生、専門学生等にPCR検査支援無料化-平田、古殿) ②学校教育における特段の配慮と支援策について ・子ども園、小中学校における学習生活環境、教職員の現状はどうなっているか。子ども達の困難、教職員過重負担の影響解消に、人的配置を含む支援を求める。 ・オンラインシステム構築の支援事業として、タブレットが使用できる学習環境づくりの費用補助をして欲しい。 ③支援策への町民の利用状況、今後の事業について ・今ある支援策の申請状況と現状を伺う。 ・第二次追加を含む全事業の説明をとの声が数多く寄せられているが、引き続き丁寧な対応を求める。 2.土木行政について(町長) (1)土木、災害復旧の緊急事業について 本町では、昨年の台風19号による甚大な被害、災害復旧公共土木事業の課題が山積しているが重点は何か伺う。 ①県南建設事務所との事業調整会議(6月)について ・町としての事業の重点要請は何か、県の現段階での回答、見解はどうであったか。 ・山野井カーブ事業の変更等と今後はどうなるか。 ・久慈川河川の災害復旧防災事業(堤防)の見通し ②町事業の今年度計画(いつ、どのように)について ・田川の土砂撤去を始めとする事業の見通しはどうなるか。 (田川は、上流~河口までの丁寧な土砂撤去が必要) ・林道大ぬかり線の復旧事業はどうなるか。 ・町の事業の未着手箇所は、いつまでにやる予定か。 3.防災行政について(町長) (1)ハザードマップ、緊急避難所について ①台風期を前にハザードマップ、避難場所の変更などあるか。 4.産業行政について(町長) (1)町民生活重視の町づくり計画について 昨年来、矢祭町議会議員の協議会や研修等で、町のアドバイザー、ドイツ人企業家、町おこし協力隊の発表、提言があるが、町の見解と町づくりの方向を伺う。 ①矢祭町への提言検討について ・ドイツ人独楽企業(元下関小における企業視察)で、矢祭町への提案を聞いたが、事業提携の可能性は。これまでにどのようなセールス提案があったのか。また、他からの同種の企業提案等はどうか伺う。 ・令和元年度森林アドバイザー提言について、これまでの町の扱いはどうだったか。6月一般質問の際、答弁が2回あったが町のどの組織のいつの段階でどのような協議、あるいは話があったか伺う。 ・町おこし協力隊、ゲストハウスと拠点地域住民について、今後の町の関わり方を伺う。 5.一般行政について(町長) (1)第6次総合計画と町づくりについて ・町民アンケートは、第6次総合計画ではどのような位置付けになっているか。委託業者はどこか。 ・コロナ禍、今後を見通した町づくりでは、全町民の知恵を汲みつくす、町当局のリーダーシップを強く望む。町人材、町民提案等も生かして欲しい。 (2)町の将来、町民の暮らし応援の財源活用について 矢祭町では、コロナ禍で「町民の今の暮らしを応援して欲しい」「将来を見通した町政を」と声が上がっているが、町の財源活用について伺う。 ①財政調整基金・剰余金・交付金の扱いについて
    ・財政調整基金の出し入れの判断基準は何か。 ・町債の扱いはどうなっているか(利子分は) ・年度末交付金の繰入扱いはどうなっているか。 ・剰余金(年度内、年度末最終)の扱いはどうなるか。 ②本年度の未実施部分の柔軟な財源活用について ・町の助成金事業の柔軟な運用、社会福祉事業、いきいきサロン等、各行政区、町関連組織で財源がこれまでに準じて活用できるようにして欲しい。(これまでは申請していない行事等での転用等) ③まちづくり懇談会での要望、新年度要望について ・まちづくり懇談会は、未実施地区が全て行われ、町民要望実現への期待が膨らんでいる。新年度の各区からの切実な要望が今年度中に実現できるようにして欲しい。(信号設置、道路白線、側溝汚泥除去等、いつまでにできるかの見通しはどうか)47番 鈴木正美1.土木行政について(町長) (1)町内の砂防ダム等の状況について ①河川に流入する山沢からの砂が、生態系への悪影響や水害を引き起こしている原因の1つと考えられる。町内の砂防ダムと治山堰堤の状況と管理はどうなっているのか。また、管理が不行き届きの場合は、今後どのような対策をなされるのか。 2.産業行政について(町長) (1)コロナウイルスによる町内産業への影響について ①コロナウイルスにより生命の危機のみならず、GDPや株価にも影響を投げかけている。町内の産業や雇用が懸念されるが、現状把握と町の対応策を伺う。...