棚倉町議会 > 2024-03-08 >
03月08日-04号

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  1. 棚倉町議会 2024-03-08
    03月08日-04号


    取得元: 棚倉町議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 6年  3月会議          令和6年棚倉町議会定例会3月会議会議録議事日程(第4号)                     令和6年3月8日(金)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)     1番  藤田智之議員     2番  沼野将美議員     3番  高橋みゆき議員    4番  小沼勝弘議員     5番  薄井喜一議員     6番  松本トク子議員     7番  大竹盛栄議員     8番  割栢義夫議員     9番  菊池忠二議員    10番  和知裕喜議員    12番  佐川裕一議員    13番  須藤俊一議員    14番  佐藤喜一議員---------------------------------------欠席議員(1名)    11番  古市泰久議員---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         湯座一平     副町長        鈴木敏光 教育長        荒川文雄     総務課長       松崎秀昭 税務課長       近藤徳夫     地域創生課長     渡辺 守 健康福祉課長     関根久子     住民課長       近藤和幸 産業振興課長     鈴木英作     整備課長       佐川勝道 上下水道課長     水沼 勉     子ども教育課長    富岡浩一 生涯学習課長     佐川久永     監査委員       石井重實---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長     石井修司     係長         松本淳子 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(佐藤喜一) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 なお、職員並びに報道機関に写真の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(佐藤喜一) 本日の会議日程については、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ただいま、昨日の薄井喜一議員の一般質問に対して、子ども教育課長より答弁の申出がありましたので、許可します。 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) 昨日の薄井議員のスクールバスの一般質問の答弁におきましてスクールバスのおおむね2キロメートル、5キロメートルの距離の測り方につきまして、遠いところと近いところ、どの位置から測るのかという質問に対しまして近いところと答弁いたしましたが、正しくは遠いところでございます。 訂正し、おわびしいたします。よろしくお願いします。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(佐藤喜一) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。---------------------------------------大竹盛栄議員 ○議長(佐藤喜一) 順位7番、7番、大竹盛栄議員、登壇願います。 大竹盛栄議員。     〔7番 大竹盛栄議員 登壇〕 ◆7番(大竹盛栄) 順位7番、議席番号7番、大竹盛栄です。 本日は、雪の中でも多くの町民の方が傍聴にいらしていますので、恥ずかしくない質問をしたいと思いますので、執行部の皆さんも建設的な答弁をいただきたいと思います。 それでは、通告に従い、2問質問をさせていただきます。 まず、1点目です。災害に対する備えについてであります。 令和6年1月1日、能登半島で大きな地震が発生し、多くの犠牲者と被災された方がおり、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。 また、報道を見る限りでは行政の備えは十分だったとは思えない部分があります。 棚倉町の災害に対する備えについて伺います。 まず、棚倉断層についてどのような認識をしているのか。次に、木造住宅耐震診断をどのように啓発し、その実績はどうなっているのか。町内で災害が発生したときの支援物資の輸送ルートの策定はしているのか。次に、防災倉庫の各地区への拡充と、自主防災組織の食料等の備品への支援計画は。次に、行政区未加入世帯と自主防災組織の関係は町はどう捉えているのか。次に、指定避難所の環境整備計画はどうなっているのか。 よろしくお願いします。 ○議長(佐藤喜一) 町長。     〔町長 湯座一平 登壇〕 ◎町長(湯座一平) 順位7番、7番、大竹盛栄議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの災害に対する備えについてでありますが、まず棚倉断層についての認識及び木造住宅耐震診断の啓発と実績につきましては、順位1番、1番、藤田智之議員に答弁をしたとおりであります。 次に、支援物資の輸送ルートにつきましては、棚倉町地域防災計画において、住民の生命安全を確保するための輸送を最優先に行うことを原則として、緊急輸送路線等の指定により指定された国道など第1次確保路線から開通作業を実施し、交通の確保を図り、災害応援対策等を実施することとなっております。 次に、町防災倉庫拡充自主防災組織の食料等の備品への支援につきましては、自主防災組織への補助金交付要綱の中で見直しを考えているところであります。 次に、行政区未加入世帯と自主防災組織の関係につきましては、自主防災組織は地域住民が協力をして、自分たちの地域は自分たちで守るという意識に基づき、自主的に結成をする組織でありますので、自主防災組織において行政区民全員を対象として地域防災力の強化に取り組んでいただきたいと考えております。 次に、指定避難所の環境整備計画はにつきましては具体的な整備計画はありませんが、指定避難所は役場を含め15箇所あり、災害の状況に合わせて柔軟に対応していきたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) まず、棚倉断層についての認識ということで、昨日の一般質問でもありましたんで、返事をいただきましたが、その中で、地震発生は想定されていないような内容だったと思うんですが、果たしてそれでいいんでしょうか。 昨日も、石川県は地震が少ないということで企業誘致したり、原発もあったりしていました。でも、棚倉断層がある。実際にこれは動くか動かないかとか、地震の発生が起こるか起こらないかというのは独自に町として検証したことはあるんですか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) 地震の町独自の検証ということは特段実施されておりませんが、昨日の町長答弁のとおり、学術的には諸説様々あり、地震発生の因果関係については特定をされておりませんが、地震などの自然災害につきましては、いつ発生するか分かりませんので、災害が発生しても対応が取れるよう対策を進めていかなければならないということで考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 確かにいつ起こっても大丈夫なように備えるというのが一番大切なんですが、認識が甘いと備えるのもちょっと甘くなると思うんです。例えば、東日本大震災で津波が原発のところに来るのが、1.5メーターとか2メーターの予想だったのが4倍以上の津波が来たということがあるんです。ですから、棚倉断層です、棚倉破砕帯という言葉でした、昨日は、棚倉破砕帯、棚倉断層、あと棚倉構造線なんていう言い方もしますが、これはほぼ同じことで、2,000万年から1,500万年前にできたと言われて、これは東日本と西日本を分断するような構造線だということも一時言われていました。そこで、実際に棚倉断層というのはどこからどこまで、学術的にとおっしゃいましたが、どういった形で認識していますか、町としては。
    ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) 棚倉断層の認識ということでございますが、茨城県常陸太田市から棚倉町の間、約幅が2キロから3キロ、約60キロ、延長60キロの断層ということで考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 今説明ありましたが、確かにそのとおりなんですが、この中でどれぐらいの方が分かっているか分かりませんが、棚倉町は東と西に分かれています。棚倉東側と棚倉西側、東側というのは矢祭町のほうから来て、棚倉町だと、豊岡、流中豊ぐらいまでが東側で、西側が米山下辺りから棚倉斎場まで、あの辺まで来て、こちらが一番の北側の外れに値するんです。その間の2キロから3キロというのが破砕帯とかと、だからいつ地震が来てもおかしくない。学術的にと言いますが、棚倉構造線というのがつくられたのが実際は3億年とか2億年とか、そういうレベルの話ではありますが、地球は皆さん当然分かっていますけれども、動くんで、もっともっと深刻に考えて、危機感を持って備える必要があると思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) 町としましては棚倉断層、棚倉破砕帯にかかわらず、県の調査におきましては、東日本大震災程度の震度7の地震が起こると、棚倉町につきましても、その報告書によりますと5強から5弱の震度が想定されておりますので、地震に対して備えはしていかなければならないということで考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) その棚倉断層で数年前に矢祭町のちょうど本当に東側の断層辺りを震源に下からどんと突き上げるような地震があったと私記憶しているんですが、だからいつ動いてもおかしくないような断層が近くにあるということを認識していただいて、その備えをしっかりしていただきたいと思います。 そこで備えるということで、木造住宅の耐震診断の啓発なんですが、今年度、診断士の派遣ということで、19万4,000円ほど予算が計上されていました。これは今年度は何件診断士を派遣しましたか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) ただいまの質問にお答えいたします。 本年度は1件派遣しております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) その中で診断結果、大丈夫ですと出たのか、ちょっと耐震補強が必要ですと言われたのか、その1件はどちらだったんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 診断の結果については耐震性がないという結果でございました。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 耐震の基準を満たされていないということで耐震補強はされたんですか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) ただいまのご質問にお答えいたします。 本年度1件診断をしていただきました。その方が、今のところ来年度に改修をやりたいという旨の意向を、町のほうにはお話しいただいております。ただ、予算がまだ確定しておりませんので、その後に本人のほうに周知するようになっております。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) その耐震診断の派遣の件ですが、次年度の予算書の中には22万7,000円ほど計上されています。これは能登半島の地震前に当然ある程度この予算は出ていたと思うんですけれども、これはあの地震を受けて国交省なり総務省なりから予算の増額なんていう話は今のところないんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 当初予算のほうには22万7,000円ということで次年度の予算に計上はいたしました。ただ、先日、県のほうから、来年度の予算のある程度の案ということで、若干高めの金額が来ております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 診断士の予算がちょっと増えるということで、そうすると多くの人に診断してもらいたい。それで安心してもらいたいという思いがあるんですが、昨日の質問の中で、個人負担が6,000円ということで補助していると、町が。実際これは診断士を派遣するときは耐震診断はどれぐらいお金かかるんですか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 当初予算に計上しているとおりなんですが、1件当たりの予算しか計上していないんですが、来年度については22万7,000円の費用を見込んでおります。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) すみません。1件診断してもらうのに、診断を受けるとき、私が自分のうちを耐震診断受けたいですというときに、実際にお金が幾らかかって、その内町から6,000円を負担していただいているかということで、1件につき20万円じゃないですよね。1件受けるとしたら幾らぐらいかかるんですか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 まず、診断派遣をする依頼主が町になります。ですので、あくまでも町がその診断していただく方に依頼をして報酬を払うというふうになっています。個人からもらう6,000円については、別枠でこの診断していただいた方に個人とのやり取りで6,000円払うことになっています。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 今、本当にいい答弁だと思います。これは勘違いした皆さんも多いと思うんですが、町がある程度やってもらえるんで負担が6,000円で済むんで、どんどん啓発して受けてもらいたいと思うんですが、その中でちょっと問題なのは、診断を受けて耐震性がありませんとなったときに、工事しない、するということが前提で診断士を派遣するというような話も聞いたんですが、その点はどうなっているんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 改修しないけれども、診断をやりたいということのご質問だと思うんですが、診断者の派遣制度が始まってから、診断はやってください。改修は二の次ということで、取りあえず診断はやってくださいということで啓発を進めていました。ただ、国のほうや県のほうもやはり地震が頻発していまして、どうしても次の段階、ステップが進まないということで、できれば独自で申請があった際には、次のステップにということで、本人の意思を確認ながらというふうな話はうちのほうには来ていますが、とにかく町としてはまずは診断をということで窓口とか、そういったものでは周知していきたいと思います。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) それで、昨日質問にも出ましたが、耐震化率です、棚倉町の。せんだっての新聞には72.3%、これは2018年の話で、昨日は73.5%若干上がったというのは新築が増えたからという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 新築が増えた件もあるでしょうし、例えば以前の建物が取壊しになったとか、カウントされなくなったというふうなこともあると思います。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 昨日の一般質問では、基準法の2000年問題をメインにお話しされていましたが、その前の新耐震基準というのは1981年の昭和56年です。これは昭和53年の宮城沖地震のあの震災を受けて基準法が変わりました。2000年は阪神・淡路大震災を受けて基準が変わりました。新耐震基準と言われている1981年と2000年の違いを役場としては認識していますか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) ただいまの質問にお答えいたします。 2000年基準ということでございますが、新耐震基準が56年6月1日以降の基準になりまして、その後一部の改正ということで改正されたものでございますが、もともとの新耐震基準にプラスして3点ほど追加されております。内容申し上げますと、1つ目が要は被災力に応じた基礎構造の規定がされたということで地盤です。地盤の調査をしない。それに基づいて布基礎では駄目ですよ、例えばべた基礎にしなさいよとかそういう話になりました。 2点目が接合部の規定ということで、例えば、はりとか柱とか、その辺との接合部、例えば金具で接合するとか、そういうのが義務づけられました。 3点目といたしましては、壁、耐力壁というんですが、壁をとにかく多く設けなさいと。バランスよく壁を造れば建物が倒れないというふうな規定が設けられております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 丁寧な説明ありがとうございます。私も専門家なんで、答弁分かっていて質問しているんですが、一番大きく変わったのが、今、課長が答弁された3点目なんです。昔は、56年基準で、新たに耐力壁ですが、耐力壁を配置しなさい。面積に応じて、あとは見付面積と言って長方形だったら長いほうと短いほうあります、それでそれに応じた耐力壁の長さを確保しなさいという基準でした。それが今度はバランスよく、このバランスが悪いと、今度の能登半島地震でも皆さんいろいろ動画を見たと思うんですが、潰れちゃうんです。あれはバランスが悪いからなんです。ですから、例えば耐震基準をしていただきました。でも1,000万円かかる、1,500万円かかるとなったときに、やはり二の足を踏んでしまう、その中で考えられるのは建物の一部の補強、一部の耐震化ということも考えられるとは思うんですが、そういったものに対する補助金なんていうのはあるんですか。 ○議長(佐藤喜一) 整備課長。 ◎整備課長(佐川勝道) ただいまの質問にお答えいたします。 あくまでも、耐震診断を町の基準に基づいてやっていただいた方が補強する場合に限りますが、まずはその一部ということですが、通常であれば一般的な補強改修であれば、建物全体を見直し必要なところに補強を入れて改修をすると1戸というふうなのが基本だと思うんですが、中には、建物の中の一部、居間とか寝室とかそういうところだけを補強して、例えば地震が来た際に、そこの部屋は守られるというふうにできる補助も用意してございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) そういう補助をぜひ多くの町民の方に知っていただきたいと思いますんで、どんどん啓発していただきたいと思います。 万が一、大きな地震が来ました。家が傾いてしまいました。その時、あるいは孤立してしまいましたというときに、支援物資の輸送ルートですね。国道メインということで考えているという答弁がありました。国道が復旧するまで、国道の橋が落ちました。復旧するまでの間は、かなりの時間がかかると思うんですが、その辺の想定はしていないんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) 防災計画におきましては、道路の復旧につきましては時間も要しますが、あくまでも第1段階、第2段階、第3段階ということでは受けられておりまして、まず第1段階につきましては、救助救急活動従事者消防水利活動拡大防止のための人員物資のために国道を優先に開通させていく。第2段階におきましては、食料品、水、生命維持に必要な物資、傷病者の輸送、応急復旧に必要な人員及び物資、3段階につきましては、災害復旧に必要な人員物資、生活必需品等、町内町外から入ってくることを優先としまして国道、県道主要な町道を順次開通していくということで考えています。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) その工事がある程度進んでいく、物が動くようになる。物を動かすというのは、当然役場職員の方がメインになると思うんですが、そこで各地区に防災倉庫をきちんと備えていれば、確かに指定避難所にならないから持っていかないんだなんていう答弁も前いただいたことがありますが、役場のここから持っていくのに、道具もない、何もない。担当の課のあと役場職員が、例えば近津から橋が落ちている。何もない。どうやって来るのか。果たしてそれをどうやって持っていくのか。 各地区に自主防災組織ができたところに関しては、防災倉庫を、小さなものでもいいと思うんです。その地区、例えば寺山で言えば、寺山地区防災組織で言えば、130人から140人の方が住んでいますんで、そこでも豊岡はまた川を1つ隔てていますから、そこに豊岡地区の防災組織の中で豊岡地区にはこれぐらい、こちらにはこれぐらいというふうに、小さな倉庫というんですか、そういうのに食料等を備蓄させた方が一番スムーズな支援というのができると思うんですが、そういう想定はまだ町としてはできませんか。どうですか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) まず、町としての防災倉庫の増設というおただしだと思いますが、まずは現在のところ、町としては考えておりませんが、あくまでも自主防災組織補助金交付要綱というものがございまして、自主防災組織の防災倉庫、あとは資機材等の購入支援については、現在のところ年当たり10万円で3分の2を支援している状況でございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) そして補助してもらって自分たちの倉庫をつくりました。でも中に入れるものは水、食料、自分たちで用意しなくちゃいけないということですか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) 現在のところは議員おただしのとおりでございますが、先ほど町長のほうで答弁がございましたとおり、今回の能登半島沖の地震を受けて、孤立した集落等もございますので、そこら辺を考慮しながら、次年度については食料備蓄品、そちらのほうの購入支援についても現在見直しを行っているところでございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) その中で一番気になるのは、11月藤田建設工業グループから2,000食のアルファ化米を提供するという協定が結ばれました。昨日もその話が出ましたが、アルファ化米を提供していただくのは本当にありがたいと思います。町民にとっても、町にとっても、でもそれがいざ災害が起きたときに、では持っていきましょうと果たして想定できますか。片方は道路が崩れた。橋が落ちたというときに、一番最初に復旧しなくちゃいけない会社なんで、それを災害が起きました。町がじゃそれを持ってきてくださいと、そういう体制の協定なんですか。どうなんですか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) アルファ化米の供給につきましては、藤田建設関連グループのほうから申出がありまして、非常にありがたい協定であると町のほうでは考えております。基本手には災害が起きた際には、町内につきましては基本的には道路網についてはループ化されている部分が大半でございます。一部の地域については孤立する可能性もございますので、そこら辺の備蓄につきましては今後検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) せっかくすばらしい協定ができたと思うんで、ぜひ各防災組織にそれを備蓄していただいて、賞味期限は3年から5年ぐらいと言われますんで、その間なければ、賞味期限が近づけば、アルファ化米はこういうふうなんだ、こうやって食べればいいんだということをぜひ自主防災組織自主防災組織ないところは行政区単位でもいいですから、ぜひ経験してもらいたいと思うんで、その辺を建設グループにお願いして、今すぐある程度いただくということも検討していただきたいと思いますが、どうですか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) まず、藤田建設さんほか5社の食料品の供給につきましては、災害が起こった時点でその都度供給していただくというような協定になっております。町のほうとしても食料品の備蓄はしております。おおむね5年程度が賞味期限、消費期限になっておりますので、そこら辺は期限が近づいて賞味期限終わってしまえば、ごみになってしまいますので、そこら辺は有効活用を考えて、そういった自主防災組織さんの防災訓練等に活用いただけるか、検討してまいります。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) ぜひその辺はまた役場が中心になって動いてもらいたいと思います。 そこで、自主防災組織と行政区の未加入世帯の話なんですが、防災組織にお任せしていますみたいな答弁があったと思うんですが、どうすればいいんでしょう。行政区には入りたくない。ということは当然自主防災組織にも当然入ってこないような気がするんですが、町としてもう少し強制的にはできないでしょうけれども、何とか自主防災組織であったり、行政区に何とか入ってくれというようなアナウンスというか、そういうのはしているんですか。 ○議長(佐藤喜一) 住民課長。 ◎住民課長(近藤和幸) 行政区の未加入世帯の関係につきましては、毎年4月の行政区長会議において行政区長さんと情報共有を図っているところでございます。また、自主防災組織につきましてはあくまでも自主的に助け合っていただく組織でございます。非常事態におきましては、加入、未加入を問わず、お互いに助け合っていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 確かにそのとおりなんです。日本人のすばらしいところなんです。お互いさまだったり、向こう三軒両隣だったり、行政区未加入、加入関係なく、多分助け合うと思うんです。でも、そのときの安否確認であったり何なり、いろいろ行政区にお世話になったり、自主防災組織にお世話になったりすると思うんで、ぜひその辺はうまく話をしてもらいたいというふうに思っています。 それから、指定避難所の環境整備ということで、15箇所で、昨日も福祉避難所の話もありましたが、当然夏場だったらエアコンの効いているところという形でいくと思うんですが、どうしても環境整備というのは、今回も能登半島地震で避難所の環境整備で一番大きな問題になったのはトイレです。今回棚倉町はトイレトレーラーを導入しました。ただ、実際に災害が起きたときにそこへ持っていくことはなかなか難しいと思うんです。だから、ただ災害が起きたときに、避難所ではこういう経験をしなくちゃいけないということで、あれは学習になるかと思うんですけれども、トイレもそうですけれども。 避難所の環境です。夏の暑さ対策、冬の寒さ対策、今回も冬の寒さ対策ということで、新聞に出ていました。暖房を取るのが大変なんだみたいな、出ていましたんで、その辺をもう少し踏み込んで、指定避難所になっているところは、総合体育であったりとか、学校の体育館であったり、昨日、みりょく満点とも今、話を進めていますと前向きな答弁いただきましたが、もう少し踏み込んで、来年度中ですと、体育館のエアコン設置するので2分の1の補助が受けられるというこの助成金もありますんで、もう少し踏み込んで検討すべきだと思うんですが、町長、その辺どう考えますか。 ○議長(佐藤喜一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 指定避難所ですから、災害があって住民が避難されてきたときに、今回の能登半島の地震見ていても環境がよかった、全てがよかったわけではないような報道を見ていますので、そういったことがないように、整備については考えていきたいと思っております。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 私、冒頭、行政の対応が遅かったんじゃないかとか、十分だったとは言えないと言いましたが、確かに能登半島は去年も大きな地震あったし、おととしも、1年ごとに結構6程度の地震があったのに、7の地震が来たら孤立したというところがありますんで、ぜひ、備えあれば憂いなしで、例えば防災関係で去年より倍予算を出しましたといっても、誰も何も言わないと思うんです。安心・安全を守る第一歩なんで、ぜひそれはもっともっと検討していただきたいということを申し上げて、2問目に入りたいと思います。 2問目です。棚倉町の学校教育についてお伺いいたします。 様々な対応が迫られている本町の学校教育について伺います。 冬休みが終わって児童生徒の不登校の人数はどうなったか。次に、不登校の児童生徒と教員は直接話合いはしているのか。また、どのように登校を促しているのか。次に、中学校の部活動に対する町の支援はどうなっているのか。現在どのようなものがあるか、お知らせください。最後に、新入学児童生徒に対する入学祝い金支給の考えはあるのか。 よろしくお願いいたします。 ○議長(佐藤喜一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) ただいまの棚倉町の学校教育についてでありますが、まず冬休み後の不登校の人数につきましては、1月末現在で年間30日以上の欠席者が小学校6名、中学校33名であり、12月の報告と比較しますと中学校で2名増加しております。 次に、不登校の児童生徒と教員は直接話し合っているのか。どのような登校を促しているのかにつきましては、担任の先生が定期的に家庭訪問やタブレット端末、電話等を利用して連絡を取っているところであり、時間差登校やまずは学校に来ることを目的としたタッチ登校など、その児童生徒に合わせた登校の仕方を促しているところです。 次に、中学校部活動に対する支援につきましては、中体連などの大会にはスクールバス等の貸出しを行ったり、県大会以上に出場する部には、必要に応じ、棚倉町公立幼稚園・小・中学校特別活動事業補助金交付要綱に基づき、補助金を交付しております。 次に、入学祝い金の支給につきましては、現在のところ支給する考えはありません。 以上で、答弁といたします。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 今ほど、答弁がありました小学校6名、中学校33名ですが、小学校の6名のうちの学年別は把握していれば教えていただきたいと思います。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 小学校の6名の内訳でございますが、4年生が3人、5年生が2人、6年生が1人でございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 小学生が少なくて少しは安心しているんですが、中学校に行って増えるというのは、この最後の2人というのは予備軍にならないといいなとは思っているんですが、不登校が増えました。一気に増えましたと、去年の12月にも同じ質問したときには、私は25名という答弁をいただいていますが、今、教育長から聞いた、ちょっと違って、12月末の話だと思うんで違っていますが、増えた要因とかというのは、当然、教育委員会である程度把握していると思います。私も12月に答弁いただきましたが、冬休みを挟んで、不登校になったこの要因、学校からはどのように報告を受けていますか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 具体的に2名の要因については、把握はしてございませんが、その2人につきましては、不登校につきましては、例えばSSRであるとか、子ども教室とかというところで指導はしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 中学校の33名の内訳は1年生7人、2年生15人、3年生11人という、私データ持っているんですが、間違いないでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 議員おただしの人数で間違いございません。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 問題なのは、問題というか私が注目しているところでは、この3年生の11名です。県立高校の入試も終わりました。ということは私立の高校も入試は終わっていると思います。進学希望、高校でなくても専門学校等々ありますから、この11名の中の進学希望者というのは何名いらっしゃるのですか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 11名のうちの進学希望者につきましては10名ということで報告いただいております。中には、内定の決まっている方もいるということで伺っております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 11名中10名が進学希望ということで、だからやはり私も不登校のことを質問していますが、決して不登校が駄目だという質問はしていません。だから個々に合った教育を提供するのが行政の仕事であり、それを支えるのが我々の仕事だと思っていますので、11人中10人名が進学希望ということは本当にいいことだなと思っています。 そこで、不登校の子供たちと教員は直接話しているかということで、いろんなことで接触していますよ。どのように登校を促していますかと質問しましたのは、実はこれは知らない方もいると思うんで、あれですけれども、本当は学校に来なさいと促しちゃ駄目なんですよね。本来は。でもいろいろな手段で学校に来てもらって、時間差とか何でも取りあえず来てもらうことが大切だと思うんで、ぜひまたそれは続けてもらいたいと思います。 そこで、時間差でも何でも学校に来てくれた子供の対応、SSRとかもあるんでしょうけれども、あとはそのほか図書館に通っているなんていう子もいると思います。あとは保健室登校なんていう昔よく聞きましたが、最近はどうなんでしょう、SSRだったり保健室だったり、図書館ということになっているんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 基本的にSSRであるとか、保健室というのはあるんですけれども、例えば授業中に対応できない、先生に対している場合には、学習室等もございますので、そういったところを活用しながら空いている先生が対応するということもございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) そこで、肝腎なのはそこに対応する先生方、今棚倉中学校は今すごくいい雰囲気であると私は感じていますが、空き教室使って手の空いている先生方が対応するんでしょうけれども、先生方の対応も研修をしたり、情報交換をして同じ知識で対応してくると思いますが、その辺は私が心配するほど、というかちゃんとできていますよね、当然。
    ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 文部科学省のほうから、不登校につきましては、不登校の児童生徒に対する支援という通知が来ておりますので、そちらにつきまして各学校のほうで先生たちが研修を行い、対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) この不登校の問題ですけれども、30日以上欠席しているというのが一つの目安なんですけれども、その子が30日行かなくても予備軍みたいな人はかなりいるかと思うんです。 そこで、不登校の原因としては小学校からの継続が8、病気が12、人間関係が9、やる気が起きないが9、勉強が分からない5、1人に1つじゃないんで、そういう調査結果というか、アンケート結果が出ています。これを踏まえて、やはり小学校と中学校の連携というのは当然前から教育長もおっしゃっていますが、今までの私と課長のやり取りを聞いて、教育長、どういう不登校に対してこれからどうするかとか、思いがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(佐藤喜一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) ただいまのご質問にお答えをいたします。 基本的に、不登校対策は総合的、体系的に行う必要があると考えております、深刻な事態でございますので。それで、今の段階では3つの段階で考えていきたいと思っています。 1つは不登校の未然防止の段階でございます。これは昨日災害前に復興を考えるというのがありましたけれども、不登校になる前に対策を取っておくというのは1つ目、それから2つ目は、不登校の初期対応、つまり休み始まったかな、あるいは休む前の段階から、ちょっと気になる段階から30日までの欠席日数のときにどういうふうに関わっていくか。それから30日を超えてしまった後の配慮、これらについて教育委員会として学校のほうに指導してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 不登校が本当に私は一言も悪いとは言いません。しようがないです、これは。個々の考えもあるし、いろいろ対応できない。東白川子どもの居場所というのは当然皆さんご承知と思いますが、そこに通っている子、町内の子かどうか分かりませんが、東白川子どもの居場所に行きながら、すみません、塾なんで帰りますと言って、塾に通っている子が実際にいるんです。だから勉強が嫌いなわけじゃなくて、先ほど何名、何名と言いましたが、学校という大きなくくりの中に入りづらいというのもあるんで、ぜひ教育長、リーダーシップ発揮していただいて、1人でも不登校がなくなって、みんな楽しく元気な子供たちの笑顔を見たいと思いますので、よろしくお願いします。 それから、次に、運動部に対しての町の支援ですが、中体連のときにはスクールバスを出しています。それから上部大会に出たときは宿泊費等々援助をしていますという話なんですが、そこで宿泊費の補助を出す、あるいは交通費の補助を出すという基準というのは要綱にあるとは思うんですか。ちょっとお教えいただけないでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 宿泊費等の基準につきましては、これまで確固とした基準が設けておりませんでしたので、今回、近隣自治体との基準を踏まえながら、学校とちょっと協議をして宿泊等の基準を設けたところでございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 運動部の支援、なぜ今教育の中のことで質問したかというと、そもそも論ではありますけれども、中学校の運動部は学校教育の一部ですね。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 部活動につきましても教育の一環というふうに認識しております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) そこで、問題になっているのが、部活動の地域移行です。来年、再来年ぐらいにはもう完全に地域に移行するかもしれないということなんですが、そのときに保護者の負担が増えるという答弁も、おととし町のほうからありました。そうすると、部活動は学校ではやらないで、例えば、私剣道やっていますんで、棚倉町剣道連盟というところに全部丸投げするという形になるのか。それとも平日は学校で部活動をして、土日、休日だけはその地域のところに行くのか、そこの明確な判断というのはまだ出ていないんですか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 今年度7月に部活動の地域移行検討委員会というのを立ち上げました。その中で今後3年間が推進期間でございますので、その推進スケジュールに基づきながら、令和7年度には土日の地域移行を目指して、今委員会のほうで議論しているところでございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 今、委員会で協議していると言いましたが、それはどういった委員会ですか。全国的に見ると、部活動の地域移行に向けて協議会を設置しているという新聞報道もありましたが、棚倉町は既に協議会を設置しているということですか、その委員会というのは。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 協議会と同様の委員会でございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 部活動が地域に移行すれば当然お金もかかってきます、保護者の。本当にうまく経済的にちょっと苦しいんで部活動続けられないという子がいないように、町はもっともっと支援すべきだと思いますが、お金の問題になると、教育委員会は決められた予算の中でやっているんで、そうすると、最高決定者は町長と、こうなるんですが、町長、この部活動の地域移行について、今後どういった方向性を持って対応するか、町長の考えをちょっとお聞きしたいんですが。 ○議長(佐藤喜一) 町長。 ◎町長(湯座一平) 予算の決定は議会ですので、私ではありませんので、ご理解いただきたいと思います。 部活動の地域移行については、これは学校の先生方の負担を減らそうというのが多分大きな目的の一つなんだろうなというふうに思っています。 その上で、今、担当課長答えたように、じゃどういうふうな形で地域移行するのが、スムーズにいくのか、また子供たちにとって今までと同じ、さらには今まで以上にやりたいという部活動に取り組むことができるのかということを考えていかなければならないというふうに思いますし、それに当たって費用がどこまで誰が負担するのかというふうなことも含めて、考えていかなければならないと思いますが、いずれにしても、地域移行については、土曜、日曜は地域、平日が学校とかではなくて、子供にとって指導者は1人ないしは2人ずっと一緒のほうがいいと思いますので、いずれは全面的な形での地域で子供たちを見守る、育てていくというふうなことが必要なんだろうというふうに思っています。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 今、本当、町長おっしゃられたとおりで、私中学生のときに、剣道部でした。部室に一番先に来ているのは誰だというと、亡くなられた大椙さんだったんです。地元に帰ってきて、我々より先に部室にいて、もう着替えていて、まさに地域移行していたんです、そのとき。土日はスポ少に行って一緒に稽古やったりということをしていたんで、本当にこれは我々剣道をやっていた仲間からすると、昔からやっていた感じなんですけれども、もうただそれがバレーとかバスケとか柔道とか、そういう下地があればいいんですけれども、ないと思うので、行政からもぜひバックアップしていただきたいというふうに思います。 それから、お金の問題になってくるんですが、新入学児童生徒に対する入学祝い金の支出に関しては今のところ考えはないということですが、高校生の生活支援は次年度もう2,200万円ほど予算計上されています。これはふるさと納税から1,000万円ほど負担するという今年度の説明でした、今年度の当初予算のときです。次年度も同じく約半分はふるさと納税から支出するということなんですか。 そうすると、今、ここで質問しちゃうと通告外になっちゃうんで、持論を言っているだけです。入学祝い金にすると、例えば今年の6年生、小中学生に、1年生と中学校に入る生徒が多分私の計算だと174名掛ける1人当たり5万円と仮定すると870万円、高校生には1,000万円を出しておいて、義務教育である小中学生にはそれよりも同等の値段で済むのが支出しない、これはおかしいと思うのが一般町民の意見だと思うんですが、その辺はどういうふうな考えをお持ちでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまのご質問にお答えします。 議員おただしのように、我々も多様性が求められているような時代でございます、そういった中でも子ども教育課、また教育委員会としましては、まずは子供たちが学ぶために必要な教育環境の整備、そして充実を図ることが重要と考えておりますので、子育てのための新入学児に対する祝い金については現在のところは考えてございません。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 昨日も給食費等々の質問がありました。その中で教育委員会は子育て支援とか教育問題もこういうことがあるんで、そこが全てじゃないんだという答弁はありますけれども、それは分かりますけれども、やはり我々が新たに何か言うと、近隣はどうなっているんだ。それで近隣がやると、棚倉町は棚倉町のやり方なんだという言い方をされるので、ちょっと歯がゆい思いをしているんです。 ふるさと納税も、今年度当初予算でかなり多く歳入のほうで見積もられていますが、こういうところに振り分けるという気は本当に、財政なのか、それを判断するところが分かりませんが、振り分けてもいいんじゃないかというような町の執行部の中で話はないんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 総務課長。 ◎総務課長(松崎秀昭) ただいまの質問にお答えをいたします。 新たな事業を取り組もうとする際には、財源を含めてその事業の重要性、効果、さらには緊急性などを検討して、事業の実施の可否を決定していくというようなことになります。実施の可否を決定するのが振興計画実施計画の策定時ということになりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 我々がここで一般質問しているのをぜひ実計とかに取り上げていただきたいというふうに思います。 それから、棚倉町の学校教育について、最大の注目しているところはやはり12月もやりましたが、不登校の問題もそうですけれども、小学校と中学校の連携で、子供たちの数が減っている。小学校も合併、この後その合併のことで質問ありますが、先日、旧棚倉高校の跡地が無償で最大3億円の補助が出ると新聞報道されました。それを受けて町としては話合いをまだ持っていないか分からないですけれども、こういう新聞報道されていれば、当然町は敏感に反応すべきだと思うんですが、こういう反応を受けても棚高跡地の利用計画というのはないんですか。 ○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。 ◎地域創生課長(渡辺守) 先日、棚高跡地の利活用について県議会のほうで答弁がありました。その内容については我々のところには当日電話で今日答弁しますということはありましたたが、まだ正確には新聞報道のとおりしか我々も受け入れておりません。この後、県の教育庁のほうで棚倉町に来庁し、中身について説明したいということがありますので、説明を受けてからの活動といいますか、行動になる、移っていくのかなというふうには思っております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) 今、ぎりぎり通告外のような話をしましたけれども、学校教育に関して事務局が云々、合併協議会が云々ということが12月にあったとき、教育長が答弁で最後に、早期にかつ慎重に儲けたいという発言がありました。この棚高の跡地の報道を受けて、早期にかつ慎重に時期、具体的にこれぐらいまでには設けたいというのはないんですか。具体的な時期、教えていただきたいと思います。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 当然、学びの在り方検討委員会で意見書は出されましたので、そういったものも踏まえながら、教育長が答弁しましたように、早急にそういった教育委員会あるいは総合教育会等も受けまして、議論はしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 大竹盛栄議員。 ◆7番(大竹盛栄) そろそろ時間になりましたので、一般質問を終わりますが、教育問題、災害問題、本当に今やらないと、一歩遅れれば本当に遅れると思います。昔部活動をやっているときに、1日休むと2日戻るんだということをよく言われました。1年365日、355日剣道やっていました、私も。 ぜひ災害にも、教育も前向きにどんどん計画をつくっていただいて、子供たちのため、住民のためにしっかりと町政を前に進めていただきたいということをお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(佐藤喜一) 順位7番、7番、大竹盛栄議員の質問を終わります。 ここで11時10分まで休憩します。 △休憩 午前11時01分 △再開 午前11時10分 ○議長(佐藤喜一) 休憩前に引き続き、再開します。--------------------------------------- △割栢義夫議員 ○議長(佐藤喜一) 順位8番、8番、割栢義夫議員、登壇願います。 割栢義夫議員。     〔8番 割栢義夫議員 登壇〕 ◆8番(割栢義夫) 順位8番、議席番号8番、割栢義夫です。 通告に従いまして、2点について質問をいたします。 まず、1点目です。棚倉町立小学校や幼稚園の統合についてです。 全国的な少子化の波は棚倉町にも及んでいます。出生数の減少は否めません。棚倉町の今後の学校運営について検討が必要な時期にあると考えられます。町立小学校、幼稚園の統合について、町の考えについて3点伺います。 1点目、人口減少を捉えていると思いますが、棚倉町の令和3年度から令和5年度の出生数及び出生見込み数について伺います。2番目、各小学校及び幼稚園敷地についてですが、借地はあるのか。ある場合、各小学校及び幼稚園の借地面積、借地料金はどのようになっているのか。3番目、未来の出生数を考えた場合、今後の学校運営をどのように考えているのか。また、今後検討委員会を立ち上げる考えはあるのか。 以上、3点について伺います。 ○議長(佐藤喜一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕 ◎教育長(荒川文雄) 順位8番、8番、割栢義夫議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまの棚倉町立小学校や幼稚園の統合についてでありますが、まず令和元年度から5年度までの出生数につきましては、令和元年度77件、2年度71件、3年度72件、4年度76件、5年度は65件の見込みであります。 次に、各小学校及び幼稚園の借地面積及び借地料につきましては、棚倉幼稚園で3,560平方メートル、115万4,820円、棚倉小学校で623平方メートル、15万510円、高野小学校で1,924平方メートル、33万1,300円、旧山岡小学校で836平方メートル、10万8,810円であります。 次に、今後の学校運営と統合検討委員会の立上げにつきましては学びのあり方検討委員会の意見を踏まえ、その立上げについては慎重に検討してまいります。 以上で、答弁といたします。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 出生数ですが、ちょっと調べたところによると平成22年から減少してきています。平成20年で144人、平成25年で120人で、さらに今言われた令和5年で65人とかなり低くなってきております。このように少子化がかなり進んでいると思います。このような少子化の中で、先ほど検討委員会の立上げを慎重に踏まえるというような回答がありました。慎重も必要ですが、このようにかなり減少が目に見えているところでありますので、先ほどの前議員、前の質問のときも早急に対応するというような言葉が出ていましたが、この減少をどのように捉えているのか。それで検討委員なり協議会なりを立ち上げて私はやり合っていただきたいと思っているんですが、この辺どのようにお考えでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 人口減少につきましては議員おただしのように、今後、減少が進むんではないかというのが考えでございます。その中で、学びの在り方検討委員会の中でも意見が出ましたように、出生数が70名を目安として完全に下回る状態が複数年続いた場合等については、統合についての検討を開始するという話がありますので、そういったことも踏まえまして、協議については早急に考えてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) それから、少子化が本当に間違いなく進んでいます。 それで、先ほど借地について伺ったんですが、借地もおよそ聞いたところでざくっと言って150万円ほど毎年出ているというような形になります。このように大きな金額が出ているわけですが、そういったこともこのような幼稚園や小学校統合、材料に入れて早急に検討すべきというふうに思っておりますが、その辺の考え方はどうでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 議員おただしのように、維持管理費、あるいは建物耐用年数等もございますので、総合的に考えながら進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 各小学校と幼稚園、維持管理費なんですが、維持のほうで毎年町立PTA連絡協議会から幼稚園、町立小学校・中学校からの陳情が出されています。今年度、議会のほうに陳情書出されました。全部で29件ほど提出されたと思います。これらの陳情に対して、満足いく結果であったのか、陳情上がって、その内容をいろいろ精査して対応しているとは思うんですが、それの陳情の結果をどのように報告したり、または陳情の中身を予算を取ってやるわけですが、その予算の結果で各PTA、また各学校のほうにこれだけの成果がありましたということを報告はどのようにされているんですか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 PTA等の陳情につきましては、当然予算のかかるもの、早期にできるもの等もございますので、そういったものについては随時対応しているところでございます。また、報告につきましても年に1回教育委員会のほうでお示しはしているところでございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 各現場、各学校の年1回の確認ということですが、1回で全てが確認はできるとは思っていません。これは何回も行ってはじめて見つけるものもあろうかと思います。この定期的な観察、1回に終わらないで、それを非常に気にしながら行くたびに、2回、3回行く。回数はかなり多いと思います。それを確認して、それを職員または学校と共有していただいて、ここはどうなっているんだとかというふうな学校に投げかけるというふうなことはしていないんですか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 回答の仕方がちょっと紛らわしかったのかもしれませんが、報告というのは、陳情に対しての報告でありまして、当然各小学校等でそういった問題があれば、随時担当が確認をしております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 小学校で、子供の少子化につながって、学校の小規模校に棚倉町も進んでいくかと思います。その中に特別指定小規模小学校がありますというようなものを見つけました。小学校へ入学時に限り、居住している学区のほか、特別指定小規模小学校の中から1校を選択し、入学することができる制度とありました。今後、少子化が進む全ての小学校を統合しないで、このような特定指定小規模小学校制度というのを視野に入れていくのかなというふうに私は思っていはいるんですが、この辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまのご質問にお答えします。 高野小学校につきましては少人数で学びたいということでございますので、それについて特色ある学校を目指したいというふうに考えておりますが、そういったまた別なものがあって、町全体としてそういった需要があるのであれば、今後はそうした研究というのは必要かなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 質問の仕方がまずかったようで、ちょっと言葉が足らなかったようで申し訳ありません。 棚倉町全体で小規模校に少子化が進んでいる中で、各学校が小規模校になり得ると思うんです。全てではないかもしれませんが、そういった小規模校に条件に入る学校が出てきたときに、1校、2校、棚倉も当然なっていますが、そういった中で、ほかの学校を指定してそっちに通わせるとか、そういった特別指定小規模校というんですか、そういうのも視野に入れて今後考えていくのかということなんですが。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 今後、そういったことにつきましても協議はしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 統合にはかなり時間がかかると思います。町の今後の学校教育の現状と課題、それから人口に続いて、児童数、学級数もろもろあります。問題が出てくると思います。少子化の中で統合に向けて、今日言ったからという問題ではないというふうに、私もそれは感じています。 それで、地域住民の多くは日常的な学校教育活動を目にする機会があまり少ないというふうに思っております。そのため、教育上の課題を実感することや学校規模の適正化による教育条件の改善をイメージすることが困難であることも考えられます。将来産まれてくる子供たちの今後の推移が予想されています。そこで課題の共有と可視化が私は必要と考えていますが、町のほうの考えを伺います。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 棚倉町、町だけではありませんが、全体的に個に応じた学びというのは文科省のほうでも推進してございますので、そういったことも必要かと思いますが、基本的には適正規模というのがあります。そういったことを踏まえて学校は社会性、協調性を学ぶ場でもございますので、そういったことも含まれて、今後考えていかなければならないというふうには考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 地域についても可視化の共有ということは必要というふうに私も思っているんですが、あと可視化と並行して統合した場合の効果に関する見通しというものも関係者で共有することもあるかと思います。 実際は、この場合は統合により実現できる学校規模や統合後の通学条件、設備の整備状況など、いろいろあるかと思います。先行事例などを参考にしていただいて、調査研究する必要が私はあると思います。このような問題はまだ多く、まだまだあると思いますが、統合の見通し、統合に向けた検討委員会、また準備委員会の立上げの時期に来ているのかなと、私は思っております。 早急にという回答の検討もありましたが、検討するばかりではなく、早く、いつ頃の予定とかというものを入れていただいて、町民に、保護者に、これからの子供を産む家庭を持つ親御さんたちにも棚倉町はこんな教育を学校を持っていくんだとかという基礎的なものを示していただければ、もっと親たちは安心して子供を預けられたりとか、協力的なものもできるし、地域の協力も得られるのではないかというふうに思っているんですが、立上げの時期、再確認なんですが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 先ほど教育長が答弁しましたように、教育委員会であるとか、総合教育会等で協議については早急に進めてまいりたいというふうに考えておりますが、統合委員会等につきましては当然慎重にやっていかなければならないというふうには考えておりますので、今後、学びのあり方検討委員会の意見を踏まえながら、進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 学びの検討委員会のところに、かなり私受けるところはそこに影響はあるのかなというふうに思ってはいる、当然だとは思うんですが、そこは。 でも、本当に少子化の現状を見るまでもなく、かなり進んでいるというふうに思います。国、または県でも人口がかなり減っているというようなことも発表されています。その中で、検討を早くしていただくというような、本当にそういう考えを持って、町民に学校のことはこういうふうに進めるんだということをまず、大きな柱になると思うんです、統合という問題になれば。 ですから、それを検討しますばかりでなく、ちょっともっと前向きな回答がいただければ非常にありがたいんですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 教育委員会、あるいは総合教育会議、または教育委員会と町当局と、そういった形で協議のほうは進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 子供たちにとって望ましい教育環境、学習環境を優先して、町民や保護者の方々の意見を聞き、統合に向けたビジョンを早期に示すことが求められている時期に私は来ていると思います。 国の手引きに、市町村が学校の小規模化に伴う諸問題に正面から向き合い、保護者や地域住民と共に課題を精緻に分析し、その結果の共有を行った上で、子供たちを健やかに育んでいくための最善の選択につなげていただきたいとありました。また、異次元の少子化対策の施策を進める方向性も決まっています。町としても、学校関係者、保護者及び地域の方々の意見を伺いながら、学校統合の円滑な推進と、よりよい環境整備の取組に努めていただきたいというふうに思っております。 それで、新しい発想で子供たちが将来夢見ることができる施策をこういったことを私は希望しているんですが、全体的な希望なんですが、その辺ではどのようにお考えでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 教育委員会としましては、子供の学びを保障することが最重点と考えておりますので、そういったことについて全部含めて進めてまいりたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 小学校にばかり集中したように思われ、自分でもそう思ったところもありますが、幼稚園も小学校同様に受け止めてよいのか、お伺いします。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 幼稚園につきましても出生数が減っているということなので、当然入園されるお子さんはだんだん減ってくると思いますので、そういったことも踏まえて、今後検討はしなくちゃいけないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) ぜひ、子供たちに安心な教育現場というか教育の場所を提供していただきたいというふうに思っております。 以上で質問を終わって次の質問にいきます。 2点目の質問です。 高野小学校の小規模運営についてです。 高野小学校を小規模校で運営を行っていくが、今後の運営について町の対応について3点ほど伺います。 1点目、前回入学予定者の報告がありましたが、その後、高野小学校への入学希望者数について確定した各学年の児童数及び町外からの児童数、2番目、スクールバスの送迎はあるのか。3番目、高野小学校を小規模校として存続していく場合に、どのような運営を考えているのか、3点について伺います。 ○議長(佐藤喜一) 教育長。     〔教育長 荒川文雄 登壇〕
    ◎教育長(荒川文雄) ただいまの高野小学校の運営についてでありますが、まず、高野小学校への入学希望者と町外からの児童数につきましては、令和6年度の高野小学校入学予定児童数は新5年生5名、新6年生7名の計12名であり、現在、町外からの入学申請手続はありません。 次に、スクールバスの送迎につきましては現在、高野小学校に通学している児童で、棚倉町スクールバスの利用等に関する要綱に基づく対象者につきましては、引き続きスクールバスの利用を可能としたところです。 次に、小規模校としてどのような運営を考えているのかにつきましては、小規模校の特性を生かし、一人一人の学びに寄り添いながら、学校運営協議会や地域の方々と共に、子供たちを育て、誰一人取り残さない学校運営を進めるよう指導してまいりたいと考えております。 以上で答弁といたします。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 小学校の人数が5年5名、6年7名、12名ということですが、これは確定した数字だというふうに思っております。この2クラスなんですが、小規模校と過小規模校というのがあったんですが、この違いなんですが、高野小学校はどちらに入るんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 文科省で示している区分につきましては過小規模校に該当します。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 私も当初、小規模校というイメージしかなかったものですから、確認の意味でちょっと質問させていただきました。 それで、今後、各学年の児童数の予定は何人ぐらいを想定して学校運営していくのか、また、このまま複式学級で進めていくのか、その辺のちょっと運営についてお伺いします。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 現在、令和6年度につきましては、小学校5年生、6年生ということで、複式学級となります。当然、来年度以降につきましては、6年生は卒業されますので、1クラスとなりますので、その後、どういった形で入学児童がいるかどうかというのでまた変わってくるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 何ですか、児童数は今のところ2クラス、来年は1クラスになる予定ということなんですが、今後の運営なんですけれども、学校に児童数が来なくなった場合も想定されるんです。今1年から来年は4年、5年、6年、その次になると1年、5年なくなるとか、そういったことも十分考えられるんです。ですから、本当に複式とかでやるの私は別に反対ではないんです。ただ、学校として運営するのに本当に児童数5人とか、極端に言うと2人、1人とかという、なる可能性も出てくるわけです。そうしたときにどうやって運営していくのかというのがちょっと私は心配なところがあって、地元の方々もどうやって運営していくのかと、学校、児童数1人2人でどうやって運営していくのかと、それを学校運営になるのかというふうに本当に心配な声を聞いているんです。その辺をちょっと私お聞きしたいんですが、どうですか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 教育委員会としましても、適正な規模というのが当然学校にあると思います。先ほど言ったように、学校というのは勉強するところだけではなくて、協調性であるとか、社会性を学ぶところでありますので、当然ある程度人数のあるところで学ぶほうが子供にとってはいいのかなというふうには考えておりますので、当然人数の数が減る、誰もいなくなった場合には休校という形にします。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) それから、町内から児童を募集するわけですが、来年度は複式学級になるわけです。その学年の人数なんですが、集まらないときなんですけれども、例えば1年生に2人、3人で、4年生に5人で6年生に5人とか、そういう飛び飛びの学年にそのクラスの人数になると思うんです。そのときに、複式でやる場合、3学年が一緒に複式になるのか、またそのクラスを1つずつにするのか、1年、3年、1年、4年であれば、間が飛ぶわけですから、その辺のクラス編成です。昨年は、多学年を複式に、1つにするか、1つずつ分けるのか。 また、支援が必要な入学希望者の方もいるかと思います。小規模で、小さい学校でマン・ツー・マン的な教えがいただけるというふうになれば、そういう必要な1人学級の希望者の方もいるかと思います。そのようなときのクラス分けなんですが、どのように考えているんでしょう。 ○議長(佐藤喜一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) ただいまの質問にお答えをいたします。 昔は3学年で複々式と呼んでいたと思うんですが、そういうのもあったんです。でも今は、県の教育委員会の方針として2学年までの複式学級というので運営しているので、県内で3学年まとめて複式にしたという事例についてはございません。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) すみません。また、質問の仕方が悪かったのか、1年、4年、6年という飛び飛びの児童がいるときに、複式を今言われた2学年はやりますけれども、3学年はやらないというような形だと、今の話だと私は思うんですが、飛び飛びでいる学年のときに、どういった教育のクラス分けとかは考えるのかということなんですが。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまのご質問にお答えします。 複式の考え方なんですけれども、基本的に下級生と上級生が一緒に複式になるということは基本的にはございません。ですので、例えば1年生が1人いる場合は県のほうから学校の先生が加配されるという形になります。ただ、4年生、6年生といった場合には間が空いていますが、それが複式となる可能性はあります。なので、それについては先生が2名配備されるというような形になると思われます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) ただいま、1年生、4年、6年が一緒になる可能性があるということで理解はしましたが、かなり個々に支援が必要な方とか、そういった何というか、本当の支援必要な子供たちというのは一人でも入ってきた場合に、さらにもう1クラス多くするのかということなんですが、その辺はどうでしょう。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 基本的に、年度途中に入ってきた場合につきましては先生の配置というのはできませんので、当然保護者さんのほうに説明するしかございませんので、中々難しい、入ることはできないということでございますが、年度始まる前、そういった人数が分かっているんであれば、県のほうから職員が配置の加配はあるかと思われます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 途中から転校とかというのはちょっと難しい。それはお断りするというふうな立場でちょっと解釈したんですが、それをやっちゃったら小規模でやろうとしている学校のイメージがすごく悪くなるんじゃないかと私は思うんです。先生方の職員の配置もあろうかと思うんですが、その辺はただ途中だから来年度にしてくださいと簡単に断るのはどうかと思うんですが、その辺ははっきりと現場が受けるというような形を取っていかないと、小規模でやるための子供たちを育てるということであれば、そこもちょっとはっきりやっていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまのご質問にお答えします。 通常の学校であれば、1年から6年まで、児童数がいますので、途中から入っても学校の先生がいるということは考えられますが、高野小学校につきましては5年生、6年生のところに新たに入ってくるとなれば、受入れは可能というふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 押し問答のような形になっちゃいますが、途中から入ってきた子供もぜひ受けるような考えをしていただきたいというふうに思います。 また、職員についてですが、校長先生、教頭先生などいろいろ必要な職員の基準は先ほどちょっと出ましたが、基準があるということですが、募集後に、先ほどから言って子供たちの途中転校があって、職員の手配ができるのかというような、先ほどのちょっと聞きたかったことなんですが、それと、また途中で転入、転校で児童数が増えたり減ったりするかと思うんですが、そのように急に必要な幼稚園じゃなくても必要なクラス分けが来た、出たというようなところも考えられるんです。そのときに、職員の応援をお願いするというようなことはできるかと思うんですが、そのときの時間はどのぐらいかかるのか、転校に間に合う時間が必要なのか、その辺がちょっとどうなのか。 ○議長(佐藤喜一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) お答えをいたします。 職員の配置数というのは学級数で決まってまいります。その学級数も5月1日現在の学級数なんです。ですが、4月からもう学校は始まるわけで、そうなってきますと、5月1日を待たずに、職員数を決定しなくちゃならないので、現在では県の教育委員会のほうから4月6日現在の学級数、その時点で在籍しているかどうかというところで先生方の配置が決まってきます。ですので、4月6日を過ぎてしまって後から転入希望があっても、学級は存在しませんので、受入れは不可能だと思います。 先ほど、議員おただしのように、例えば次の年度から在籍しますというふうなことで確約していただけるのであれば、それはそれで県の教育委員会に申請して、そして学級数を増やすことは可能だとは思いますが、年度途中の転出によって学級数を増やす。つまり先生を県から1名加配してもらうということは、今までの例だと前例がございません。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 職員の人事に関することなので、私もどうこう言うことはできないかとは思うんですけれども、ただ、そういう希望者は、希望する児童があれば、それなりのやり方も対応していただければ非常にありがたいというふうには思っております。 次に、学区変更により、通学のスクールバスの運行計画がかなり変わってきたのではないかというふうに思います。 その計画に対して児童、園児、生徒などに支障は出なかったのか、また、保護者の方々との話合いを持たれる機会を設けられたのか、伺います。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 学区変更に伴いまして、スクールバス等につきましては一部教育委員会の中で一部集合場所、あるいは集合時間の変更を考えております。ですので、そういったものを踏まえまして、支障を来さないように、進めてまいりたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 支障を来さないということなんですが、保護者の方々の話合いは持たれたんでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 保護者への説明はしておりませんが、今後措置をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) スクールバスの高野小学校に町内で希望するということであれば、受入れますということなんですが、スクールバスに例えば離れたところから高野に行きたいというときに、スクールバスの運行なんですが、普通の学区であれば、それなりのもう決まっていますんで、運行は問題ないと思うんですが、離れたところからの高野小学校に希望するというような場合のスクールバスが必要になってくるかと思うんですが、その辺の手配になると、増車が考えられるんです。また、車両と運転手の確保も考えられてくるというふうに私は思うんですが、その辺の対応はどのように考えているんでしょう。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまのご質問にお答えします。 高野小学校だけにかかわらず、例えば近津小学校から棚倉小学校に行きたいというお子さんにつきましては、スクールバスということを出すということはしておりませんので、基本的には学区内で距離が小学生につきましては2キロ以上のものにつきましてはバスを出しているような状況でございます。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 全町内学区指定をするわけですね。各小学校単位の学区も指定すると。高野は棚倉小学校に学区指定変更になりました。そのときに、全町内を高野小学校に来ていいよという指定をするわけで、そこでどうしてスクールバスが出ないのかというのは疑問になってくると。 要は、地域の方々も例えば近津と言われましたが、例えば山岡でも社川でも離れたところの方々の児童が高野へ行きたいという日にスクールバスは出ません。学区指定しておいて出ないのか。それはおかしいんではないのかというような話を何件か私聞いているんです。その辺をはっきりと親御さんが送迎しなさいということであれば、学区を指定しておいてそれは不公平じゃないのかなというような話を私は思っている。その辺はいかがでしょう。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 基本的に、高野小学校につきましては、全指定ということでさせていただきました。それは小規模というよりも少人数で学びたいということで、今回想定させるような形にしております。基本的に、例えば募集は当然数十人、数百人という形で希望者が多いのであれば、当然そういったことも今後検討はしていかなくちゃいけないというふうに考えてはおりますが、基本的には、高野小学校については学区は棚倉小学校、近津・社川としておりますので、スクールバスを出すという考えはございません。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 学区を指定しました。じゃ高野に来る子供たちは親が送ってください。残りは全部スクールバスで対応しますという解釈かなと私はいま思ったんですが、対応の仕方としてそれをやって保護者、例えばここに来たいという保護者が納得するのかなというふうに私は思うんです。それを親御さんがと簡単に言ってどうなのかと疑問に思うんですが、その辺は今後の課題、先ほど言われましたが、課題として対応していただければいいのかなというふうに私は思いますが、ぜひそこは前向きに考えてよろしくお願いしたいというふうに思います。 それから、子供たちが高野小学校のかなり人数が減っている2クラスでなるということなんですが、今後さらに減ってくるかなというふうに私も思います。そのときに、保護者の負担かなり増えると思うんです。協力体制をどのように今後構築していくのか。例えば運動会なり各行事あります。行事の対応とか、高野小学校に行くと校庭にサッカーのポールがあるんです。これがちょうどいいところにあったりするので、そればかりじゃないですが、重量物関係の移動とか、そういったことで、そういう管理も必要になってくるかと思うんですが、その協力体制どのように構築していくのか、お伺いします。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 高野小学校につきましては1年間の学校の運営の在り方というのがあると思いますので、当然学校のほうから要望等がございましたら、それにつきましては随時協議検討してまいりたいというふうには考えております。 現在のところ、そういった話はないので、今後の話かというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 学校の考え方といっても、もう目の前に来ていることなんです。児童数がいて、保護者の力を借りなければできない行事はいままでの経験上、受けてやっている地域が残っていると思うんです。そういったことを考えてみれば、協力体制も必要になってくると私は思っているんですが、今後、協力体制をどのように構築していくのかというのを各、高野小学校であれば高野小学校にきちんと話をしていただいて、協力体制を学校につくってもらいたいというのは、そういう指導的なことはできないんですか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 当然、高野小学校につきましては少人数になるということが分かっておりますので、学校のほうとも当然話はしております。当然、保護者だけの力ではできないということもありますので、地区の協力が必要だというふうに考えております。それもある意味特色のある学校の運営だというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) ぜひPTAとか保護者、また地域の方々の協力を得られるように、学校と連絡を取っていただいて、早急な話合いを進めていただきたいというふうに思っております。 それから、過小規模というんですか、そういう学校を残すことにより、PTA及び学校より陳情書の提出があり修繕などの要望がありました。そのほかに環境整備についてなんですが、校舎、体育館、校舎の周辺の整備、修繕箇所が多く見受けられます。校舎の裏の砂防ダム周辺の整備、これは県の管理だと思いますが、かなり荒れたままになっております。また、建物周辺にプランターや雑草などの廃棄物が積まれたままあります。このような教育環境、心の教育の荒廃にこれはつながるんじゃないかなというふうに私は見ているんですが、小規模校として心の教育の充実、発展に支障が出るのではないかと思っているんですが、この辺はいかがでしょう。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 教育委員会としましては、小規模、大規模、中規模、そういった規模にかかわらず学校で必要であればそれは当然検討協議してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 校舎の裏は砂防指定になっています。その指定の中に勝手に物を切ったりとか建てるわけにいかないとは思うんですが、それでも校舎の北側の廊下になるから廊下からもう丸見えなんです。そういう荒れたところを、放置しておいたんでは、かなり問題が出てくるのかと私は思っておりますので、ぜひその辺も併せて県なり要望していただいて、少しさっぱりした学校外、気になったところをきれいにしていただければいいのかなというふうに私はよろしくお願いしたいと思っております。 それから、体育館の天井なんですが、断熱材だと思うんですが、全体的に落下しそうになっています。もうこの多面体の対応は恐らくグラスウールで造られています。劣化が相当進み、表面の布地がもう剥がれ、中身が露出され細かい繊維が落ちてきているような状況です。体育館の床に落ち、滑りやすくなっています。さらに細かい繊維が空中に舞い、吸い込んでしまうようなことも考えられます。特に健康に支障があるのではと私は思っておるんですが、地域の方々もつい最近体育館に入ったときに、かなり滑りやすくなっている。また、太陽が当たると、窓から太陽の光が差すときらきらと舞うのが見える。それも私は確認しました。そういったことも考えると、この辺も早急な子供たちの健康管理に対応が必要かと思うんですが、その辺はいかがでしょう。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 体育館につきましては現況を確認しながら調査してまいりたいというふうに考えています。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 先ほどちょっとお話しした陳情書も多分何年か前から載っていたような記憶なんですが、これは記憶で申し訳ないんですが、そういったことも前から出ているものもいまだにそのまま手つかずの状態である。ましてや子供たちの健康障害にも影響が出るような状態になってきているということであれば、すぐに直せと言っても予算がありますので、その辺もちょっと考えていただいて、まして子供たちの少ない学校で取り崩すとなれば、環境にも予算がかかればつきづらいということも今後出てくると思うんです。ですから、子供たちの健康障害にならないような、そういうことも一つの材料にしていただいて、予算検討にやっていただきたいなというふうに思っております。 それから、小規模・過小規模として、多様性、特色ある特化した学校として本当に高野学校はこういう学校なんだという取組を町内外に広げていく。思い切って間違いなく町外からも来ていただけるというような、そういう考えはないでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 子ども教育課長。 ◎子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 高野小学校は、先ほど来から話していますように、少人数で学びたいという児童さんの学校でございます。国からのほうも学びの多様性という話がありますので、そういったニーズがあるのであれば、当然国のほうの認可を受けてそういったことも検討していかなくちゃいけないのかなというふうに考えておりますが、当然、学びたい人がいるんであれば、今後とも募集はかけてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) ぜひですね高野小学校を棚倉町にこういう立派な学校があるというふうなことにしていただければ、地域の方々も喜んで協力はしてくれるというふうに思います。だからといって棚倉町外からでなくても、そういった学校はここでこういうふうにやっているんだというものを示していただければ、保護者それから地域は協力してくれると思います。 それから、小規模としての理想的な教育環境が保たれないのではないかと先ほどから言っていますが、地域の方々は大変気にされています。今後、どのような学校をつくっていきたいと考えているのか。小規模学校で進めていくというビジョンを明確にしめさなければ、町民の理解が得られず、先に進みづらいと思います。これからの地域や保護者と共につくる学校をつくっていくことがこれからの理想の学校ではないかというふうに考えています。 この辺、教育長、どうでしょうか。 ○議長(佐藤喜一) 教育長。 ◎教育長(荒川文雄) ただいまのご質問にお答えをいたします。 議員おただしのとおり、高野小学校小規模校としてのメリット、つまり在籍する児童一人一人に応じた教育を行うことができる。全国行っても珍しいというか特色ある学校だと認識しております。ですので、一人一人の子供、つまり個に応じた教育を追求していただいて、そして高野小学校でなければできない、そういう学習活動をやはり展開していただくようにお願いをしますし、指導もしていきたいと思います。それからデメリットというのがございます。ですので、人間関係が制限されるとかということに関しましては、ICT等を活用したり、交流を進めたりして支障がないようにしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(佐藤喜一) 割栢義夫議員。 ◆8番(割栢義夫) 高野小学校でのメリット、デメリット当然あります。メリットを大きくしていただいて、デメリットを最小限に抑えていくというような学校にしていただければありがたいというふうに思います。小規模過小規模校として運営していくんであれば、本当に児童にとって望ましい教育環境、学習環境の整備を最優先にしていかなければならないというふうに思っております。保護者や地域住民の理解を得るよう努めていただくことを希望します。地域とともに、保護者と共にみんなで見守っていける学校を目指し、つくっていくことがこれからの理想の学校と思います。町としても新しい発想で町内の全ての子供たちが将来夢見ることができる施策を期待して、私の質問を終わります。 ○議長(佐藤喜一) 順位8番、8番、割栢義夫議員の質問を終わります。 以上で、一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(佐藤喜一) 本日の日程は全て終了しました。 本日はこれをもって散会します。 大変ご苦労さまでございました。 △散会 午後零時07分...