棚倉町議会 2024-03-07
03月07日-03号
令和 6年 3月会議 令和6年
棚倉町議会定例会3月
会議会議録議事日程(第3号) 令和6年3月7日(木)午前10時開議日程第1
一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(13名) 1番
藤田智之議員 2番 沼野将美議員 3番
高橋みゆき議員 4番
小沼勝弘議員 5番
薄井喜一議員 6番
松本トク子議員 7番
大竹盛栄議員 8番 割栢義夫議員 9番
菊池忠二議員 10番
和知裕喜議員 12番
佐川裕一議員 13番
須藤俊一議員 14番
佐藤喜一議員---------------------------------------欠席議員(1名) 11番
古市泰久議員---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長 湯座一平 副町長 鈴木敏光 教育長 荒川文雄 総務課長 松崎秀昭 税務課長 近藤徳夫
地域創生課長 渡辺 守
健康福祉課長 関根久子 住民課長 近藤和幸 産業振興課長 鈴木英作 整備課長 佐川勝道
上下水道課長 水沼 勉
子ども教育課長 富岡浩一 生涯学習課長 佐川久永 監査委員
石井重實---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 石井修司 係長 松本淳子
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(佐藤喜一) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 なお、職員並びに報道機関に写真の撮影を許可しておりますので、ご了承願います。
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△議事日程の報告
○議長(佐藤喜一) 本日の議事日程については、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。
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△日程第1 一般質問
○議長(佐藤喜一) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありましたので、順次発言を許します。 なお、質問に関しましては通告に伴い、簡潔、明瞭にお願いします。
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△
藤田智之議員
○議長(佐藤喜一) 順位1番、1番、
藤田智之議員、登壇願います。
藤田智之議員。 〔1番
藤田智之議員 登壇〕
◆1番(藤田智之) 順位1番、1番、藤田智之です。 通告に従いまして、3点ほど質問をさせていただきたいと思います。 新人の議員も大分増えましたので、恥ずかしくなくやりたいと思いますので、町長、教育長においても、できるだけお聞きしたい点については課長任せでなくお答えをいただきたいというふうに思います。 それでは、地震災害の対応について伺います。
能登半島地震の事例から、改めて地震への備えが求められておりますが、現状はどうでしょうか。 1番目として、当町の地震と被害の想定は。大きな地震は想定されているのか。 2番目として、防災計画に女性の視点が足りないとの指摘があるが、当町では。 3番目として、公共施設の耐震化は十分か。
トイレトレーラーの状況は。 4番目として、
屋内指定避難所の備蓄や生活品か、表示等、災害時の対策は十分か。 緊急時の食料供給など、民間業者との災害協定は。他地域との災害協定などはどのようになっているのか。
自主防災組織の現状と活動の推進は。
地域防災計画などは十分か。 要支援者の防災、避難の取組は。福祉避難所の状況はどのようになっているのか。 住宅の耐震化率は。耐震診断や耐震改修は進んでいるのか。住宅への耐震診断や耐震改修への助成の取組は。 これについては、特に2000年基準についてお伺いしたいと考えております。 崖崩れや液状化のリスクのある地域への対策は。 上下水道の耐震性の確保などの取組は。 また、棚倉破砕帯はかなり有名な地層でありまして、以前は安全な地層というふうに聞いておりましたが、最近では地震の震源ともとれる地質もあります。これについてはどのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 順位1番、1番、
藤田智之議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまの地震災害への対応はについてでありますが、まず、災害の想定はにつきましては、福島県で実施した地震・
津波被害想定調査によりますと、
福島盆地西縁断層帯地震、
会津盆地東縁断層帯地震、
東北地方太平洋沖地震が想定されております。 次に、防災計画における女性の視点につきましては、令和3年3月に策定しました棚倉町
地域防災計画の避難所運営の中で、避難所において
自主運営組織を立ち上げる際には、女性の参画を求めると記載しており、社会情勢の変化や男女共同参画の観点から、避難所での役割分担や女性用更衣室、授乳室などの設置等に関し、女性の視点を反映させるため、新たに
防災会議委員に女性を選定し、
地域防災計画の見直しを図ってまいります。 次に、公共施設の耐震化は十分か、
トイレトレーラーの状況はにつきましては、役場庁舎をはじめとする主要な公共施設は、新耐震基準の適用後に建設された施設であり、学校などの新
耐震基準適用以前に建設された施設については、
耐震補強工事を行っておりますので、公共施設の耐震性は確保されているものと考えております。 また、
トイレトレーラーの状況につきましては、令和5年
棚倉町議会定例会9月会議において、
災害用トイレトレーラー1台の購入契約のご議決をいただき、今月末に納車を予定しております。 また、
クラウドファンディング等により集まった寄附金については、目標金額の800万円に対し、1,200万円を超える寄附金が集まり、今後車両の支払いとなる緊急防災・減災事業債の返済に充当してまいります。 次に、
屋内指定避難所の備蓄等の災害時の対策につきましては、現在役場敷地内の
防災備蓄倉庫に食料品、衛生用品、毛布などの物資を備蓄し、総合体育館には
段ボールパーティションや床マットなどの
避難所運営物資を保管しており、毎年備蓄品の種類や数を増やし、災害発生に備えております。 また、電気、ガス、水道の生活インフラが被災した場合に、速やかに供給体制が確保できるように、関係団体と災害時における応援協定を締結しております。 また、平成26年度に
指定避難所等を示す標識板を役場及び体育館などの公共施設や地域の集会所の計65箇所に設置し、迅速な避難誘導の確保に努めております。 次に、緊急時の食料供給など、
民間事業者等との災害協定の現状につきましては、災害時における非常用食料品として、アルファ化米の供給や飲料水の提供に関する協定書を民間事業所と締結し、災害時の避難生活の体制強化に努めております。 また、ささつな自治体協議会、埼玉県川越市、塙町、鮫川村、浅川町との間で必要な資機材の提供や職員の派遣などに関する相互応援協定を締結しております。 次に、
自主防災組織の現状と
地域防災計画につきましては、
自主防災組織については、毎年行政区長会議において、
自主防災組織の設立についてお願いをしているところであり、これまでに17組織が設立されており、このうち5つの組織において計7回、初期消火訓練や炊き出し訓練、防災講習会を行っております。 また、
地域防災計画については、
災害対策基本法の改正や上位計画である国や県の防災計画が改正された場合、その改正内容を踏まえ、随時見直しを行っております。 次に、要支援者の防災、避難の取組は、福祉避難所の状況はにつきましては、要支援者の防災や避難の取組としては、町では、避難行動要支援者名簿を備えており、事前に行政区、
自主防災組織、民生児童委員、消防、警察署等の関係機関に協力を依頼し、情報を提供することにより、災害発生時において安否の確認や避難支援等の迅速な対応がとれるよう、体制の整備に努めております。 また、福祉避難所については、
保健福祉センターを指定しており、バリアフリー化され、冷暖房や車椅子が設置されていること、保健師が配置されていることで、要支援者の状況に合わせた対応を行うことができる施設となっております。 次に、住宅の耐震化率につきましては、令和5年1月1日現在で73.5%となっております。また、耐震診断や耐震改修の助成の取組につきましては、耐震診断と
耐震改修事業については、平成21年度から現在までの実績として16戸の耐震診断を実施しており、毎年固定資産税の
納付通知書発布の際に助成に関するチラシを同封するとともに、広報たな
ぐらやホームページにより事業の案内と募集を行っております。 なお、新耐震基準の中でも2000年基準までの住宅については助成は行っておりません。 次に、崖崩れや液状化等のリスクのある地域への対策につきましては、防災マップを全世帯に配布をして、災害時の対応、
土石流特別警戒区域や急
傾斜特別警戒区域等の周知に努めております。 次に、上下水道の耐震性の確保につきましては、上水道区域の水道管については、毎年度約1,000メートルを耐震性のある
水道配水用ポリエチレン管への布設替えの工事を施工しております。 また、下水道については、平成28年度に耐震診断を行い、平成30年度から令和2年度にかけて棚倉町浄化センターの
耐震補強工事を施工しております。 次に、棚倉破砕帯につきましては、学術的には諸説様々ありますが、地震発生の因果関係については特定はされていないと考えております。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 棚倉町の地震の危険性、これについて、県北のマップで危険度が出た資料が国から示されていて、棚倉とかそういうところは、そんなに高い地域ではないというふうに今まで認識してきたと思います。ところが、熊本、それから今回の能登半島も、あの地図で見ると、本当に1%以下。あべこべ石川県では地震の想定が少ないので、企業誘致に地震が少ない地域ですとうたっていたぐらいの地域なんです。 何を言いたいかというと、マップで地震の確立が低いからといって全く当てにならない。そういう認識を今後持つべきではないかなというふうに思うんですが、これは本当に考え方の根本に関わる場所なので、町長、どのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 町長。
◎町長(湯座一平) 国、また県で想定をしている調査によりますと、余りこの辺は地震が少ないというふうに思いますし、実際そんなに起こってはいないというのが過去の状況だと思います。 ただ、今おただしのとおり、いつどこで起こるかそれは分かりませんので、先ほど答弁したように、防災計画等を踏まえながら、各地域の
自主防災組織を全行政区に設置していただいて、いろいろな訓練を挟めながら万が一のことがあっても対応できるような体制というのはつくっていくべきだと思っております。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) ぜひお願いをしたいと思います。 今回一番聞きたかった部分で、耐震改修です。今ほど町長の答弁にありましたように、固定資産税の通知と一緒に
耐震診断士派遣事業ということで、個人負担6,000円で受けられますと。それから、
耐震診断助成事業という形で、改修工事、簡易、部分改修ということで、100万円、60万円、60万円、2分の1以下ということで案内を頂いております。 今ほど答弁で、16戸診断を受けた、耐震化率は73.5%という答弁がありました。この73.5%というのは、1981年6月の耐震基準のものなのか、2000年耐震というものに関しては町としては取り組んでいるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) ただいまの質問にお答えいたします。 耐震化率73.5%ということの数字の内容のおただしだと思うんですが、こちらの内容については、まず、昭和56年5月31日以前の建物と、6月1日以降の建物に分けてまず棟数を出します。それで、昭和56年6月1日以降については耐震性があるというふうにカウントします。その前の5月31日以前の棟数に関しては、こちらは推定値になりますが、県の建築指導課のほうより耐震性がある建物の率というのが示されておりますので、その率を掛けて耐震性がある建物を一度出して、それを足して全体で割った数字が73.5%の耐震性があるというふうな数字でございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) そうしますと、昭和56年から2000年の間については、全く調査はしていない。県のほうで耐震性があるといわれた比率を掛けて算出しているという認識でよろしいんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) ただいまの質問にお答えします。 2000年基準ということでございますけれども、昭和56年6月1日以降、2000年の基準も入りますが、そちらの建物については、耐震性が100%あるということでカウントしております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 今度の
能登半島地震で、2000年以前のもの、昭和56年から2000年の間、実際には1981年からですから、2000年は約20年間の建物、これについて、今ほど課長のほうでは、耐震性があると判断しているということなんですが、約6割か、半分ぐらいしか2000年基準を満たしていないという報道もあります。全国的に行政で2000年基準以前のもの、新耐震、昭和56年以降2000年までのものに対して、改めて耐震基準、耐震調査、それから改修の補助に多くの自治体で取り組んでおります。そういった状況というのは把握されているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 議員おただしのとおり、近年東京都の一部や全国でも一部の市町村において、2016年に発生した熊本地震の状況を踏まえて、昭和56年6月1日以降から平成12年までの間の住宅に対しての補強や改修の補助を行っていることは認識しております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) ですから、多くの自治体では、1981年から2000年までの住宅、これは約半分に問題があるということで、耐震診断、それから耐震改修、今東京の一部の自治体と答弁されましたけれども、聞くところによると、ほぼ23区の自治体はこれの調査と改修に補助を出すことが決まったそうであります。また、地震が心配される自治体においても、かなりこれは取組がされていて、棚倉で2000年基準に合わせた対応がすぐとれるとは思いませんけれども、これは危ない、もしくは今後対応していかなければならない問題だというふうにぜひお考えいただきたいというふうに思うんですが、町長はどのような考えですか。
○議長(佐藤喜一) 町長。
◎町長(湯座一平) 住民の安心・安全というものは、自治体が考えていかなければならないというふうに思っておりますので、その間の部分の診断とか、助成のことについては、それぞれ今後担当課のほうで検討していけるようにしたいと思います。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 耐震診断をするのと、実際に補強工事に取りかかるのではもう相当のハードルが違うと思うんです。私申し上げたいのは、2000年基準を満たさない建物の約半分近く、心配な点があるということと、できれば、自分の家が大丈夫なのかどうか、調べる機会を、必要を町民の方にお知らせしていただきたい。当然そのご家庭の経済的な状況もあるかと思います。ただ、2000年基準を満たしていなくても、全然我が家は大丈夫だよと思っているのと、2000年基準に合わせて耐震基準をやらないと、不安が、これはもう半分ぐらいの家屋であるという統計も出ておりますので、せめて2000年基準、これをぜひ耐震診断、補助が出るか出ないかは別にして、必要ですよというふうな取組をお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) ただいまの質問にお答えいたします。 現時点においては、新耐震基準に対する補助等は行っておりませんが、いただいた意見は参考にさせていただきながら、今後国・県の動向を注視しながら、それと、他町村の動向を注視しながら検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 先ほども申し上げましたように、東京の一部ではないです。23区がもうほぼ。それから、多くの自治体の代表でもあるんでしょうけれども、2000年基準に取り組んでいるようであります。先週たまたま東京に行きまして、地下鉄に乗ったら、地下鉄の広告で、2000年基準は大丈夫ですかというふうな公共の広告も載っておりました。そのぐらい一般的になっているという認識を持っていただきたいというふうに思います。 先ほど耐震診断が16戸、改修については説明がなかったということは、耐震改修はされていないということなんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 耐震改修については、補助は行っておりません。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 棚倉町
木造住宅耐震改修助成事業ということで、固定資産税の案内と一緒に来ているんですが、補助を行っていないというのは、対象になる事業がないという意味ではなくて、改修工事をやった方がいらっしゃらないということなんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 失礼しました。実績がないということでございます。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 耐震診断は個人負担6,000円でできるというにもかかわらず、16戸しかやられていない。これはどういうことなんでしょうか。6,000円で、あとは町のほうで補助して診断していただけるということなのに、なぜ棚倉町で進まないのか。これはどういったことが考えられるんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) ただいまの質問にお答えいたします。 耐震診断を実施していただいた方が今までに16戸ということで、このぐらいであれば、その住宅に関しては、その後の補助として改修というふうに段階的に移ってもいいのかなというふうに私も思います。ただ、実際のところ、診断していただいた方のいろいろなご意見とか聞きますと、やはり昭和56年以前の建物でありますので、危ないというふうな結果が出たら建て替えるというふうな選択をする人が多いというふうに私は思っております。ですので、改修のほうに以降して補強するとか、そういった方がなかなか次のステップにいかないというふうに思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) そういったことは予想されることだと思うんで、ただ、逆に旧耐震の建物というのは、かなりの確率で
診断そのものは受けているというふうに考えてよろしいんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) お答えします。 診断を受けている実績は16戸でございますので、診断は受けて、次のステップにいっていないということでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 何を聞きたいかというと、旧耐震の建物で診断も受けずに住んでおられる方が大勢いらっしゃるのかなと、この数字を見ていると感じるものですから、これは命に直結する問題でもあります。6,000円の金額が大きいか少ないか、ご家庭によっては本当に6,000円の費用も大変だというご家庭もあるでしょうけれども、本当にこれは命に直結しますので、ぜひこれは診断だけは100%を目指していただきたいなというふうな思いで聞いておりますが、
診断そのものが進まない理由、もしくは診断を受けていないパーセントというのは把握しているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 整備課長。
◎整備課長(佐川勝道) お答えいたします。 パーセントということでございますが、昭和56年5月31日以前の建物、住宅に関しては戸数を把握しておりますが、そちらの住宅の耐震が大丈夫かという率に関しては、先ほど申し上げたように、県の推定のデータしか出していないもんですから、はっきりとしたデータではございません。私どもも診断をとにかくやってほしいということで、例えば固定資産のチラシに入れる、固定資産の税金の切符の中にチラシを入れるとか、ホームページで広報するとか、そういったものもやっていますが、さらに、耐震診断が本当に必要なんだよということを今後もっと住民の方に周知するような手法はとっていきたいというふうに思っています。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 3点通告しておりますので、もう少しでこれはやめたいと思うんですが、さらには、女性の方の視点が足りないという新聞報道がありました。今回の地震で、本当に新聞にもいろいろな記事が出ておりまして、自治体の調査で、十分に対応している自治体は非常に少ないという報道もありましたので、お聞きしたいんですが、棚倉町では対応する部署、ここには何人ぐらいの方がいらっしゃって、そこに女性の職員というのはいらっしゃるんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 防災計画の委員のお話でよろしければですが、棚倉町の防災計画の委員につきましては、基本的には充て職でございますので、全て男性の委員さんでございます。 今回の防災会議の条例改正に伴いまして、新たに女性の視点が足りないということで、2名から3名程度委員のほうにお願いしたいということで一応考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 町長答弁でも、今回はお二人女性の方を頼むという答弁がありました。私が聞きたいのは、対応する部署、何々課の何々係というところが部署になるんでしょうけれども、通常災害を担当する職員さんの中に女性の職員さんが入っているかということをお聞きしたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 災害に対応する部署ということで、住民課が対応する部署になりまして、係につきましては、消防環境係ということになりますが、同じ課内に住民係、医療年金係に女性職員もおりますので、そういった方々のご意見も、職場同僚のご意見も参考にしていきたいということで考えております。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 時間もないので、細かいことまではなかなか聞けないんですが、本当に今回の地震で、新聞報道がいろいろ出ております。県内自治体の調査結果も出ております。そうしますと、本当に対応できているところというのは少なくて、ナプキン、下着、妊婦用品、離乳食、こういったものに関してはなかなか対応している自治体が少ないということなんですが、棚倉の状況というのはどのようになっているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 棚倉町の状況で、ナプキン等のお話なんですが、災害の備蓄品の中にもそういったものも一応整備しておりまして、非常時につきましては、そういったものも供給できるような体制を取っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 要支援者の支援、防災避難の支援、それから福祉避難所、これについて、計画をつくって、行政区等と協力の準備はできているというふうなお答えでしたけれども、現実に対応している市町村は非常に少ないというふうな新聞報道がありました。棚倉町ではそういう要支援者、何人ぐらいいらっしゃって、そのうち何人に対してこの対応というのはできているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一)
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(関根久子) ただいまの質問にお答えいたします。 棚倉町では、要支援者個別支援計画といいまして、要支援者の方の個別計画を策定しておく必要があるんですが、棚倉町は、先ほどの報道であったように、一部作成済みということで報告はしているんですが、ただ、対象者の数が高齢者、あと高齢者世帯、障害者ということで、約1,700人ほどを対象者としては挙げているんですが、実際に作成に当たっては、ご本人の同意が必要なことになりますので、そこの同意を得るということがちょっと難しいということもありまして、全部の作成というのが難しくなっております。 また、毎年転入、死亡者、そういう対象者の把握状況も確認しないといけないので、そのような作業にちょっと困難を来しているという現実的な課題もありまして、そのあたりは社会福祉協議会の包括支援センター等と一応協議するような方向で動いている状況であります。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) これは非常に難しくて、地区防災の中でも一番難易度が高いと思います。実は私のほうの1区でも、何年か前につくったときに、組織を、調査しました。独り暮らしの方、それから ひっくるめて。そうしたら、これは毎年毎年調査してアップグレードするというのはほとんど実情難しいところがありまして、現在は行っておりません。 実際的にこういった方の情報を持っているのは、福祉関係の方が一番持っていると思うんですが、そういった情報も通常は自治会とか、そういうところにはいっていないのが現状だと思います。本当にいざ避難が必要だというときがいつ来るか分かりませんので、完璧なものは無理でも、本当にいざというときに使えるものをお考えいただきたいなというふうに思います。 これはどこまでもやろうとすると、本当に切りがない話になってしまいますので、ぜひやり切れる範囲で具体的な計画をお考えいただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(佐藤喜一)
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(関根久子) ただいまの質問でありますが、いざというときに使える要支援者の情報が必要かと考えてはおります。ただ、本人の同意がないと、各自治体に報告はできないということが前提にあるんですが、実際本当に災害が起きたときには、対象者となる方の情報は各団体に提供することになっておりますので、併せて体制を進めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 福祉避難所、私この棚倉町の防災マップで見ると、
保健福祉センターとルネサンス棚倉が福祉避難所ということで記載されているんですが、なぜ答弁の中では福祉センターだけで、ルネサンス棚倉という表現はされなかったんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 福祉避難所の町長答弁にありました
保健福祉センターということで、被害の状況にもよりますが、まず第一には
保健福祉センターを福祉避難所として開設する考えでございます。状況に応じまして、ルネサンス棚倉のほうも計画しております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 町民にお配りしている防災マップで、福祉避難所として出しているわけですから、どうもルネサンス棚倉を避難所としては使いたくないという考えが町にはあるみたいです。お金のこともあるんでしょうけれども。前の3.11のときも、ほかから引き受けた避難者を社川の体育館には入れましたが、なかなかルネサンスに入れるまで時間がかかったというふうに記憶しております。ルネサンス棚倉も、もう繁忙期で使えないほどいっぱいだというんだったらともかく、余裕があるんであれば、できれば福祉避難所として真っ先にお使いになるような活用の方法というのは考えられないんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 町のほうとしましては、ルネサンス棚倉を福祉避難所として使いたくないというわけではございません。まずは災害対策基本本部に、役場庁舎のほうに人が集まります。防災倉庫も役場庁舎の駐車場に設置してあります。人の手配、物品の搬入の関係で、まずは
保健福祉センターを活用して、状況に応じてルネサンス棚倉も活用していくということで考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 聞きたいことがいっぱいあるので、これだけで1時間終わってしまうと、通告違反になってしまいますので、もうちょっとで終わりたいと思いますけれども、食料供給などの災害協定、以前古市議員が、魅力満点、これはほかの議員さんも何人か聞いております。また、棚倉町、スーパー、それからドラッグストア、たくさん利用者さんあるんです。冷蔵庫も食料もお持ちになっていて、こういったところと災害時の食料供給の協定というのはされていないのではないかなというふうに思いますが、されているのかいないのか、また、なぜされないのか、お聞きしたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 町内のスーパー等との災害協定でございますが、現在のところは協定のほうは締結されておりません。 あと、前に古市議員さんのほうから提案のあった農協の関係につきましては、現在お話を進めている段階でございまして、まだ協定締結までには至っておりません。 町内のスーパー等との協定というお話もございます。今後検討してまいりたいと考えております。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 実は、1区の自主防災会では、地元にあるエコスさんとそういった協定を結んでおります。大災害でもう電力等が遮断されたときには、店内にあるものを一定のルールの下、提供してもいいというようなお返事もいただいておりますので、ぜひ町を挙げてそういったスーパー等と協定を進めていただければ、いざというとき本当に頼りになるのではないかなというふうに思います。 最後に、今回いろいろなマスコミ報道で事前復興という言葉が多く取り上げられております。この事前復興という言葉の認識というのはされているんでしょうか。 町長はこの言葉というのは知っておられるのか、また、これについての認識は、取組というのはお考えなんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 町長。
◎町長(湯座一平) 言葉は知っていますが、詳細については分かっておりません。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 事前復興、いろいろな考え方がありますが、災害が来る前にもう復興を見越してというか、災害も見越して、いろいろな対策をとっていこうということで、本当にいろいろな取組、かなり新しい取組だと思いますので、ぜひこの事前復興、いろいろな定義もあるし、いろいろな事例も出ております。ぜひ町としても事前復興という考えも取り入れて、今後対策を立てていただきたいと思います。 以上で1問目の質問を終わります。 続きまして、2点目、観光拠点施設の活用について伺います。 整備済みの八槻観光拠点施設に続き、棚倉城跡、馬場都々古別神社、赤館公園に観光拠点施設が計画されておりますが、どのように活用するのかお伺いしたいと思います。 令和6年度に棚倉城観光拠点施設の整備が予定されておりますが、具体的な計画はどのようになっているんでしょうか。 また、八槻観光拠点施設の活用は十分にされているんでしょうか。 また、観光拠点施設運営に当たり、観光協会や地元有志などとの協力はどのように考えるのか。 また、ライブカメラの設置や観光情報のデジタル配信などの取組にはどのようにお考えか。 また、観光拠点施設を利用して小京都棚倉をどう生かすのか。 また、飲食店や物販の案内などにはどのように取り組むお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 町長。
◎町長(湯座一平) ただいまの観光拠点施設の活用はについてでありますが、まず、令和6年度の棚倉城跡観光拠点施設の具体的な計画につきましては、拠点整備の場所については今検討をしているところであります。ただ、令和6年度には棚倉町茶室の土蔵を活用し、棚倉城跡の案内や本町のPRとして観光パンフレットの配布などを計画してまいります。 次に、八槻観光拠点施設の活用は十分かにつきましては、拠点施設での観光パンフレットや広報たなぐらの配布、フォトコンテストの入選写真、観光ポスターの掲示などによりPRを行っております。 次に、観光協会などとの協力につきましては、必要に応じて観光協会をはじめ各地域の組織、団体の方々にもお願いをすることを考えておりますので、その際にはご協力をお願いいたします。 次に、ライブカメラの設置やデジタル配信につきましては、ライブカメラにつきましては、現在のところ考えてはおりませんが、デジタル配信については、歴まち計画の中ではARアプリとして考えていましたが、デジタル技術が進化していることから、効果的な整備について今検討をしているところであります。 次に、小京都棚倉のPR、飲食店や物販などの案内につきましては、町のホームページ、SNSによる配信、観光拠点施設等においてタウンガイドやグルメガイドの配布を行っておりますので、引き続き効果的な案内について取り組んでまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) トイレとか駐車場、観光拠点施設、整備されるのは本当にいいことだと思います。ただ、八槻の観光拠点施設、これは十分に活用されているというふうに判断されているんでしょうか。見方によると、ほとんど閉まっていて、余りお寄りする方もいないのではないかというふうにおっしゃる町民もおります。本当に活用の仕方を考えないと、つくったはいいけれども、本当にもったいないということになりかねないんです。 今の八槻の観光施設、十分に活用されていると認識されているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 八槻の観光拠点施設につきましては、供用開始の時点で観光協会八槻支部の役員の方々に、利用ができますというご案内を差し上げて、八槻観光協会ではこんこんの案内所の中に、八槻都々古別神社の写真、それから如意輪寺の写真、それから八槻に関係するような写真を展示していただいているような状況です。 それと、開いていないというお話を今いただきましたが、観光拠点施設については毎日開けております。あそこに防犯カメラを設置しておりまして、利用といいますか、防犯上、後で確認をしたりすると、あそこで広報たなぐらですとか、それからタウンガイドとか、そういった情報誌を持ち帰る方というのも結構いらっしゃるというふうに確認はしております。ただ、それだけで十分かと言われると、まだ不十分な点はあるかと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) これはなかなか難しい課題だと思います。本当にハードをつくるのは、計画されれば予算がついて済むんでしょうけれども、これはソフトで活用する方法、ぜひこれはほかの成功事例、他地域の事例もひっくるめてご検討いただきたいと思います。その中で、特にライブカメラとか、以前にNTTのほうに町長も行かれて、ライブカメラの話も聞いてこられたと思いますが、それで、この拠点につけなくても、棚倉の観光施設、何箇所かぐらいはライブカメラをつけて観光振興に使ってはどうかなというふうに思いますが、そういった考えはないんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) これまでも答弁していますように、歴まち計画に基づいて今施設の整備を進めようとしているところです。施設の整備が完了することに合わせて、ライブカメラの必要性ですとか、そういった動画配信というのも必要性が出てくるかと思いますので、そのときには検討したいと思っています。 また、ライブカメラにつきましては、例えば桜の開花状況ですとか、紅葉の見頃の状況もリアルタイムで確認したり、その時々の気象状況について、棚倉町に行ってみようかというような意欲といいますか、行動にも移していただけるようなこともあるかと思いますので、その点については考えていきます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 建物とか、ハードの点、これだけでは本当にもったいないことになるかと思います。それで、ソフトのほうの特に新しいデジタル回線だとか、そういったものを取り入れて、活用そのものに取り組んでいただきたいというふうに思いますが、例えばデジタル配信、インターネット等でやっているんでしょうが、これは業者さんにお願いしてアップロードしている状況なのか、職員さんがスマートフォン等も利用してアップロードできる状況にあるのか、その辺はどのようになっているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) SNS、それから町のホームページ上の新着情報、それらにつきましては、町の職員がSNSについては随時行っております。それからホームページについても、新着情報等には職員が行っておりますが、もともとの基本画面の構成等に関わる部分につきましては、業者さんのほうにお願いしているような状況です。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 常設の観光拠点施設はとりあえず蔵のほうで暫定的に計画するというような答弁だったと思いますが、どのように整備するのかは今後の課題で、もう一回計画を仕切り直して建てるということの認識でよろしいんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 町長答弁にもありましたが、この間、蔵の開始につきましては、いろいろ検討しました。この後、城跡周辺に観光拠点施設を整備したいという意向があります。ただし、前回も一般質問でお答えしましたように、城跡周辺一帯が埋蔵文化財包蔵地というところで、なかなか適地が見つからないというのが現状でございます。そういった中で、適地を探しながら、建設はしていきたいなとは考えています。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) ぜひ今までいろいろな議員さんが城跡の周りに本当に散歩したり、運動したりしている方が多いので、そういった方々の利用もぜひ考えて、整備、運営されてはいかがかなというふうに思います。八槻の観光拠点も、例えば自転車だったり、いろいろなそういうスポーツだったりで使ってもらうというような考え方もあるかと思います。そういうふうな観光と言わないで、もっと幅広い使い方というのは考えられないんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 拠点施設がこの後いろいろ出来ていくとした暁には、例えば、町の農家の方々が朝市的なものをやったりだとか、あとは、町の商工業者の方がそこを利用して自分のところの商品の販売だとか、そういったことも考えていくことはできると思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) ぜひ地域を支える重要な産業であり、資源と考えてお取組をいただきたいと思います。 続きまして、3点目に移ります。 3点目として、婚活事業の状況について伺います。 婚活事業は、国や県からの補助もあり、様々な形で行われていると思いますが、現状と課題について伺います。 どのような事業が行われ、成果はどのようになっているのか。 実行委員会の活動はどのようになっているのか。 また、町独自の取組は。 また、マッチングアプリの活用も非常に有効といわれておりますが、それについてはどのようにお考えか、伺いたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 町長。
◎町長(湯座一平) ただいまの婚活事業の状況はについてでありますが、まず、事業の内容と成果につきましては、今年度の事業としては、しらかわ地域定住自立圏事業及び八溝山周辺地域定住自立圏事業として婚活事業を実施しております。 しらかわ地域定住自立圏事業では、バーベキューや宿泊による出会いのイベント事業を3回実施して、そのほか男性のファッションセミナー、女性のパーソナルカラー&骨格診断などを3回実施しております。 八溝山周辺地域定住自立圏事業では、出会いのイベントの事業を来る3月10日に予定をしており、43名の参加の申込みがあったところであります。 成果につきましては、出会いのイベント事業には延べ74名の参加があり、マッチングが13組成立しております。そのうち本町からは6名が参加して3名がマッチングとなっていることなどから、一定の成果があったものと捉えております。 次に、実行委員会の活動につきましては、しらかわ地域定住自立圏事業では、ふれあいの場創出事業実行委員会を白河市が事務局となり組織をして、圏域内の職員で構成する企画委員会により婚活事業を運営しております。 八溝山周辺地域定住自立圏事業では、結婚促進対策事業を実施する企画総務部会の事務局を大田原市が担当して、圏域内の企画総務の職員により運営しております。 次に、町独自の取組につきましては、2つの定住自立圏事業によりこれまで実施しておりましたが、令和6年度につきましては、町単独での婚活事業にも取り組むこととしており、詳細については今後具体化をしてまいります。 次に、マッチングアプリの活用につきましては、現在のところ考えてはおりません。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 私の記憶では100万円程度の予算がきて、町独自で婚活事業をやったことが大分前にあったと思いますが、それは何年前でそれ以後は町独自ではやられていないのか、どういった規模でどのようにやられたのか、分かればお聞かせいただきたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) これまでに町で行った婚活事業ということだと思われますが、平成27年12月にクリスマススイーツパーティーというものを行いました。対象者は男性が町内在住の男子、または勤務されている20歳から45歳、女性は町内在住者を含む20歳から45歳ということで、場所はルネサンス棚倉で行いました。 参加人数につきましては、男性が26名、女性が15名でございました。そのうち棚倉町からの参加は、男性が16名、女性が8名、マッチングが2組ありまして、棚倉町が2名その他が2名ということでございました。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) これ以来棚倉町では独自にはやられていないということかなというふうに思います。私も記憶にあるんですが、これはたしか国からいきなり100万円の事業費がきて、町のほうでどのようにやるのかなと思ったら、ものの見事にFMふくしまだったと思います、ちょうど100万円で事業をやるという業者が来られて、そっくりFMふくしまさんがやられたのかなというふうに記憶しているんですが、その記憶でよろしいでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 私が今ほど答弁した事業は、確かに委託事業ですけれども、FMふくしまさんではないようです。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 今回なぜこの質問をしようかなと思ったのは、予算も事業も何か棚倉町を素通りしているイメージが、私のイメージですけれども、ポスターもきれいなポスターが貼って、チラシも配布されます。ただ、白河にしろ、八溝地域にしろ、非常にここから近いようでも遠い部分もあります。何か棚倉町を予算も事業も素通りしているイメージがありましたので、今回お聞きしようと思いました。ぜひ町が本気で身近な事業としてお考えをいただきたいというふうに思います。 以前は世話人とかいう制度もあって、町でもいろいろ取り組まれたというふうに思うんですが、その制度は今どのようになっているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 世話焼き人制度につきましては、今県のほうでもありますし、しらかわ地域定住自立圏においても世話焼き人の募集はしております。ただ、棚倉町からの参加はなかったということでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) イベントでやられるのも悪くはないんでしょうけれども、本当に目の前、棚倉を素通りしているイメージが非常に私強いので、ぜひお金は小さくても、先ほどたしかFMふくしまではないとおっしゃられましたが、私の記憶では約100万円でFMふくしまさんだと思うんですが、いわゆる広告代理店といわれる方がそっくり事業を受けられたというイメージがありました。本当に5万円でも10万円でも地元のいろいろな団体におつけをして、地に足をついたというか、もっと地元で昔ながらのお世話を焼いてくれる女の方とか、そういった方にもう一度活躍していただくようなことも今後必要ではないのかなというふうに思うんですが、これについては、町長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 今藤田議員おっしゃったことを令和6年度に実施しようと思っています。ただ、町内の飲食店を活用しまして、そこに独身の男性、女性集まっていただいて、出会いの場を提供するということは考えています。ただ、それに世話焼き人の方にどう関わっていただくかというのは、今後検討はしていきたいなと思っています。
○議長(佐藤喜一)
藤田智之議員。
◆1番(藤田智之) 世話焼き人は、本当に県のホームページがありまして、見ると、棚倉の方はいらっしゃらないんです。鮫川の方がお一人だったかというふうに思います。ですから、世話焼き人制度と言わずに、もうちょっとハードルの低いところでお手伝いをしていただくことも可能ではないかなというふうに思いますが、時間も来ましたので、ぜひ令和6年度の事業、期待しまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(佐藤喜一) 順位1番、1番、
藤田智之議員の質問を終わります。 ここで、11時10分まで休憩します。
△休憩 午前11時00分
△再開 午前11時10分
○議長(佐藤喜一) 休憩前に引き続き、再開します。
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△沼野将美議員
○議長(佐藤喜一) 一般質問を行います。 順位2番、2番、沼野将美議員、登壇願います。 沼野将美議員。 〔2番 沼野将美議員 登壇〕
◆2番(沼野将美) 順位2番、議席番号2番、沼野将美です。 事前通告に従いまして質問いたします。 まず1つ目に、棚倉町の農業についてお伺いいたします。 今、全国的に問題視されている農家の高齢化に対し、棚倉町の考えを問います。 1つ目に、町の農業者人口及び平均年齢、また、作付面積はどれほどか。 2つ目に、現在の町の認定新規就農者数は。また、新規就農者に対する支援内容はあるのか。 3つ目に、農家の高齢化に対する支援の検討はあるのかをお伺いいたします。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 順位2番、2番、沼野将美議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまの棚倉町の農業についてでありますが、まず、町の農業者人口及び平均年齢、面積につきましては、2020年の農林業センサスでの農業従事者数は1,727人で、そのうち年60日以上農業に従事をしている方の平均年齢は67.35歳となっております。また、耕作面積は1,176ヘクタールとなっております。 次に、認定新規就農者数及び新規就農者に対する支援につきましては、認定新規就農者は現在1名であります。また、支援については、新規就農者に対しての国の経営開始資金による支援をはじめ、町でも農業用機械施設等の導入経費及び園芸作物等の種苗購入に対する助成、さらには国・県及びJA東西しらかわなど、関係機関の各種補助制度などを紹介しながら支援をしております。 今年度県でも、福島県農業経営・就農支援センターを開設し、新規就農者に対する支援体制を強化している状況にありますので、今後も町・県・JA東西しらかわなど、関係機関が連携して体系的に新規就農者を支援してまいります。 次に、農家の高齢化に対する支援につきましては、高齢化による労働者不足と担い手の確保が農業経営上の重要な課題でありますので、JAグループ福島など、関係機関が取り組んでいる副業的に農業で働きたい求職者と労働力がほしい生産者を結びつけるマッチングサイトを紹介するなど、労働力の確保に向けた支援をしてまいります。 また、担い手の確保として、若年就農者の掘り起こしをしながら、農業経営の継承への支援をしてまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 町の60日以上従事されている、平均年齢のほうが67.35歳ということでありますが、こういった高齢化していっている状況に対して、何か具体的な解決策などは考えているのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 町長答弁のとおり、労働力不足と担い手の確保が重要な課題となりますので、労働者や生産者を結びつけるサイトのPRとか、あと、担い手の育成についての支援に力を入れてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 作付面積のほうが1,176ヘクタールというお答えでしたが、近年、遊休農地のほうも目立ってきておりますが、こういった遊休農地のほうの面積というのは把握されているのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 遊休農地の把握ということでございますが、町のほうで把握しているのは約330ヘクタールほどとなっているような状況です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) どうしても高齢化というところで、遊休農地が増えていってしまうのではないかと考えられますが、町としてはこういった遊休農地の利用方法といった何か解決案などは検討されているのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 現状では遊休農地については、農業委員会と連携してその把握を行いながら、その遊休農地を管理できる担い手の育成、例えば先程も申し上げましたが、機械導入補助をはじめ、新規就農者に対する総合的な対策を実施しているような状況で、また、遊休農地が多くあるのも中山間が多いものですから、中山間直接支払制度による団体を、既に中山間地域に支援をしておりますので、そういった制度もひいては遊休農地の解消につながっているものと思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 続きまして、認定新規就農者の件で、先ほど1名いるということでございましたが、町としては新規就農者を増やしていきたいという考えでよろしいでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 町としまして、ただ移住者であっても、息子さんであっても、棚倉町の農地を耕作していただける方がいれば、歓迎したいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 移住者の方や息子さんもやっていただきたいというお答えですけれども、そういった新規就農者を呼び込むとした際、農地の提供の仕方、一番は農地問題というのが一番新規就農者にとっての問題になると思うので、そういったところ、提供の仕方などは考えているのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 現状の話をさせていただきますと、県の就農支援センターや中間管理機構という機関がありますので、そういったところであっせんしているような状況であります。また、就農区域がある程度決まっているのであれば、農業委員さんなどを介して紹介している例などもあります。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 新規就農者を呼び込むために、先ほど機械導入の支援ですとか、国の支援、また、国・県、そういった関係機関の支援の紹介をされるという内容でございましたが、新規就農者を呼び込んだ際に、棚倉町といたしましては、棚倉町はブルーベリー、イチゴ、コシヒカリといったものを特産品とうたっているかと思われます。また、トマト、キュウリ、イチゴ、こういった推奨園芸作物として挙げられていると思うのですけれども、こういった中で、町として何かこれをつくってほしい、何に力を入れてほしい、そういった要望とかはあるのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 本町には米、野菜、農家の作付させる作物も多種多様であると思います。ほかの地域よりも多種多様だと思いますので、どれか1つをつくってもらいたいというふうな新規就農者の呼び込み方ではなくて、農地として有効にしていただく手法であれば万歳なので、歓迎して呼び込んでまいりたいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 先ほどのお答えで、多種多様に農地の利用をいただければというお答えでしたけれども、町としてはこういった特産品で農業によって町をおこす、そういった考えではなく、単純に農地を利用していただければいいといった考えをお持ちということでお間違いないでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 私の言葉が足りませんでした。特定の野菜に限定した支援ではなくて、いろいろな農作物を作付していただく者に対して、でき得る限りの支援をしてまいりたいという考え方でございますので、基本的には農地を活用していただく農作物であれば、ここら辺で作付されていない、余り進んでいない、例えばサツマイモとか、そういったものをやりたいとかという考え方に対しても、どういった支援ができるかの検討はしてまいりたいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 今ちょっと新規就農者を呼び込むというような話をさせていただいたんですけれども、新規就農者を呼び込む以外にも、事業継承という形で農家さんの人口が増えるということもあるんですけれども、町としては、こういった農業の事業継承の件数というのは把握されているのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 直近では認定農業者が1名と、あと稲作だけなんですが、営農計画上だと毎年15件から20件ぐらい、経営者が替わって事業承継と見られるケースが把握されております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 事業継承が稲作では見られるというところでも、そういったときに、事業継承の際の支援ですとか、サポートといったものは何かあるのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 現在のところ、先ほどの町長答弁でありました担い手育成補助に関しましては、認定農業者になっていただくというそういった条件ではありますが、息子さんに継承されたケースでも支援してまいりたいというふうな考え方でおります。 そういった支援と、あとは国県等のそういった事業継承に関する支援と、様々にありますので、そういったものを紹介してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) その他、棚倉町としては、個人ではなく町外から農業法人、企業のような形で、何か農業関係の企業を誘致するような考えはあるのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 棚倉町農業法人は今のところ3社ほど把握はしておりますが、ほかから来ていただいて棚倉町で農地を有効利用したいということであれば、現実に考えてもありますが、現在のところは、その誘致の考え方はありませんでした。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) ほかのほうに外のほうから企業さんがやってきて、大規模なハウスを建てて、トマトをつくっていると。本当に大きな大きなハウスでして、こういったことを取り組めば、農業の活性化にもつながるかと思いますし、雇用といった面でも棚倉町の活性化につながるのではないかなと考えるのですが、こういったことを踏まえて、企業を誘致しようと、そういった考えは持てないでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 議員おただしのとおり、そういった考え方もございますので、そういったことで、すごく農地を守って棚倉町の農業振興につながるようであれば、検討、もしくは調査研究してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 高齢化問題なんですけれども、間違いなくこのまま進んでいくと思われるんですけれども、一番の問題は草刈りになってくるかと思います。草刈りというのが作物の成長だけでなく、景観の保持ですとか、見通しのよさ、ハチ等害虫予防、そういった側面からも草刈りというのは重要な作業になっています。高齢化の中でこの草刈りが非常に大変な問題になってくると思うんですけれども、そういったところで草刈りに対する支援、そういったことは何かお考えは持てないでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 議員おただしのとおり、確かに草刈りは大変な作業だと認識しております。現状では支援をしておりません。実際に稲作における肥培管理というのは、個別農家で支払うというふうな現状がありますので、町としましては、
シルバー人材センターとか、そういった委託できる機関を紹介するような取組は呼びかけはできるかと思います。 今後草刈り等の支援をすべきかどうかも含めて、どこまで町が関与すべきかを調査研究はしてまいりたいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 最後に、町長にお伺いしたいんですけれども、町の考えといたしまして、町の農業に対し、現状この高齢化が続いたまま、農家さんにこの先何か支援でも、何か支援をしながらでも頑張ってもらっていただきたいのか、それとも新規就農者や、先ほど言った企業の誘致、そういったこと、または新規農業者を育成していく、そういったほうに力を入れていきたいのか、どちらのほうに向かおうとお考えになりますでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 町長。
◎町長(湯座一平) どちらかということではなくて、複合的に考えていかなければいけないなというふうに思っています。先ほど答弁したように、高齢の方が楽にできるように、機械化に対する導入であったり、新たな種苗に対しての支援だったり、さらには、今、地域でコミュニティというように、みんなで守っていくということが必要ですから、多面的機能の支払制度、さらには中山間等の直接支払制度もありますので、そういうふうに地域での活動も支援をしていかなければならないというふうに思いますし、併せて今東京にふるさと回帰支援センターとあります。そういったところに何度も行って、地域で、例えば棚倉町に来て農業で働きたいという人がいるとすれば、そういった方に対する移住へのアプローチなども併せて進めていく必要があるんだろうなというふうに思っています。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) こういった農業の高齢化問題、担い手、成り手不足問題は、冒頭でも申し上げたとおり全国的な問題になっております。棚倉町独自に全国に先駆けて、この問題解決を迎えることを願って、1つ目の質問を終わりたいと思います。 続きまして、事前通告に基づき、2つ目のホッケー場の整備についてお伺いします。 昨年公式ホッケータウンとして認定を受けた棚倉町のホッケー場について問います。 1つ目は、ホッケー場はいつ整備し、これまでに大規模な改修は行っているのか。 2つ目は、夜間照明の器具や防球ネットの改修予定はあるのか。 3つ目は、今後公式ホッケータウンに伴って、人工芝の張替えや更衣室を整備する考えはあるのか。 以上3点、お伺いいたします。
○議長(佐藤喜一) 教育長。 〔教育長 荒川文雄 登壇〕
◎教育長(荒川文雄) ただいまのホッケー場の整備についてでありますが、まず、ホッケー場の整備と改修につきましては、平成5年に総額約2億9,700万円をもって整備し、以来平成13年度に放水銃の交換、平成19年度に芝の一部張替えなどを行い、平成21年度に約7,445万円をもって人工芝の全面張替えの大規模改修を行っております。 次に、夜間照明器具や防球ネットの改修予定につきましては、夜間照明で使用している水銀ランプの生産が既に終了していることや、フィールド外へボールが飛んでいくことによる危険性などの観点から、今後関係者の意見を聞きながら調査し、検討してまいります。 次に、人工芝の張替えや更衣室の整備につきましては、今年度ホッケー競技を長年継続的に取り組んできたことなどが評価され、日本ホッケー協会より公式ホッケータウンに認定されましたが、人工芝については目立った損傷などもなく、今後協議を継続していく上では特段の支障も見当たらないため、現時点で人工芝の張替えの計画はありません。 また、更衣室につきましては、現在はフィールド東側ポンプ室脇の部屋を利用しておりますが、状況を調査した上で検討してまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) ホッケー場の最後の大規模な張替えとしての整備が平成21年ということですが、ちなみになんですけれども、ホッケー場は中学校、高校の部活動以外の活用はあるんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) ただいまのご質問にお答えいたします。 中学校、高校以外ですと、当然スポーツ少年団等も活用しておりますので、小学生の皆さんも使っているところです。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) この大規模張替えを行われた平成21年、また、平成5年のときの2億9,700万円、平成21年の7,445万円、こちらの際の予算というのは、どちらから出てきたのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えいたします。 まず時系列的に、平成5年、初めてホッケー場を整備した際でございますが、2億9,700万円ということですが、こちらは起債、借金です。併せて整備しております。当時、地域総合整備事業債ということで、充当率並びに交付税措置の有利なものということで活用させていただいております。 続いての平成21年度の大規模改修ということで、人工芝の全面張替えの7,445万円の財源でよろしかったと思いますが、これにつきましては、国の交付金、当時、地域活性化対策臨時交付金というものがございまして、7,445万円のうち5,370万円ほど交付金を充てて、また、2000万円を町の公共施設整備補修基金ということで充当しております。一般財源の持ち出しが75万円程度という形で整備をしたところでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 今年は人工芝の張替えはやらない。今年はというお答えでしたが、今後やるような考えはあるのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えいたします。 今年はというよりは、現時点でホッケーの指導者等の意見、あと事務局の意見を聞いた中では、目立った損傷もないということで教育長答弁にもございましたので、現時点では予定しておりません。当然施設ですので、今後の傷み具合、また、当然更新時期とか今後迎えるでしょうから、そういった中で判断して、実際に先ほど言ったような大きなお金が必要となってきますので、実施計画の中で検討していくべきものだと判断しております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 今後いろいろと更衣室ですとか、防球ネット、夜間照明、そういった整備、定期で整備するというような考えはあるのでしょうか。それとも、状況を見てその都度その都度という形になるのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) 定期整備ということで今お話がございましたが、ホッケー場に限ったことではございませんが、全ての公共施設そうだと思います。施設を利用、または維持管理していく中で、更新時期を迎えたり、先ほどの人工芝のお話もそうですが、当然施設の傷み具合などの状況を判断した上で、整備内容、費用等を調査した中で最終的には実施計画の中で必要であれば検討していく。それでオッケーになれば予算化していくという段取りで整備していくものだと思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 夜間照明の器具、防球ネットの改修の件で、関係者の方を呼んで検討されるというような回答でございましたが、その際、単純にライトの水銀灯の生産が終わっているというお話もありましたが、水銀灯からLEDに切り替えるだけでなく、場所の移動、または高さの調整というのはできるのか、それをお伺いします。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えいたします。 水銀灯の話は、今回の運動広場もそうだったんですけれども、結局生産中止になって、今後維持できないという部分もございましたので、当然ホッケー場で使用している照明も同様の案件になるかとは思います。ただ、具体的な内容というのを指導者の皆さんとか、あとホッケー協会の方々のお話というのは直接は受けていないので、今後それを調査した上で検討していきたいと思います。最終的に更新が必要だということであれば、当然古いものの強度も含めて考えれば、当然移設も、照明の形状も考えていかなければならないと思いますので、総合的に予算等も把握しながら検討していくべきものだと思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 先ほどのは夜間照明ということで、中を照らす照明のお話だったんですけれども、コースの外に常時ついている防犯上つけるような外灯、そういったものは取付けはできないでしょうか。取付けは可能かどうかお伺いします。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えします。 防犯上のということですので、どのエリアまでということにはなると思いますが、あくまで生涯学習課のほうで管理している部分については、ホッケー場のフィールドと西側のトイレということで管理はしているところですので、それ以外の部分であれば、うちのほうではお答えする部分ではないかなと思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) この外灯の件に関しましては、私も防犯という言葉を使ったんですけれども、利用者の方がもうあそこの夜間照明を切ると、もう周り真っ暗で、実際現場を見にいくと、自分で取り付けたようなちっちゃいセンサーライトのようなものが1個だけぽつっとついているぐらいだったので、中学生、高校生の部活動終わった暗い時間帯に、真っ暗というのはちょっとかわいそうだなという意見と、保護者、町民の方の声というのをお伺いしたので、フィールドの中から外に向けて、そういったような形の検討はいただけないのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えします。 フィールドの中から外ということで、仮に夜間照明を更新した際のことを考えれば、仕組み的にはそういったことは、残置灯ということで、可能ではあるとは思います。 ただ、あくまでフィールド外に単独で整備しようとすれば、またちょっと別の検討が必要かなと思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 更衣室の整備をするというところでは、状況を審査の上、検討されるということでしたが、町民の方の声としては、更衣室ももちろんなんですけれども、救護棟、夏の炎天下の中で練習、試合をしているときにどうしても熱中症のおそれがあると。そういったところで救護棟の設置はできないのかというお声をいただいているのですが、それに関してご回答をお願いいたします。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えいたします。 更衣室という話がまず出ましたので、もともとあそこの施設に更衣室ということで整備はしておりませんので、現時点で、先ほど教育長答弁したとおり、ポンプ室脇の部屋を活用しているというような状況ですので、現状はそういったことになっています。救護棟の設置とかに関しましては、まず、公式な大会とかのことを想定させていただきましてお答えいたしますと、昨年中学生の東北大会がございました。その際にはルネサンス棚倉のコテージ等を一部開放していただきまして、その中で救護室並びに、あと結局暑い時期でしたので、お弁当とかの保管の場所ということで提供していただきましたので、そういったことで、当然ルネサンス棚倉のほうともいろいろ相談しながら、対応できるものはしていきたいというふうには考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) ルネサンスさんと相談されながらというところなんですけれども、これもまた町民の方からいただいている声で、救護棟のほかにも、もちろん夏の炎天下からよけるテントやあずまやのようなものがあるといいですとか、あとは、異常気象が多い中で、いきなりの雷などが鳴った時に避難する場所がない。そういった声もあるので、こういったところもルネサンスさんとうまく提携するようなことは可能なのでしょうか。避難場所としてルネサンスさんと相談していただくことは可能なのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えします。 そういった緊急事態の話ですので、当然施設のほうも特段難しい話ではないと思いますので、十分担当課、またルネサンス棚倉のほうと三者で意見を交わしながら、あと指導者の方の意見等も含めて、今後協議してまいりたいと思っています。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 最後の質問になるんですけれども、公式ホッケータウンに認定されたことにより、全国からの注目度が上がって、遠征や合宿等が増えることが見込まれるかと思います。これはまちおこしの起爆剤になり得る機会であると捉えられるんですけれども、これを機に来町者団体の方にまた来てもらえるような環境を整備するのが最善であると考えますが、町としてはこの機会をどのように考えているか、お聞きしたいです。
○議長(佐藤喜一) 生涯学習課長。
◎生涯学習課長(佐川久永) お答えいたします。 公式ホッケータウンにつきましては、先ほど議員おただしのとおり、昨年11月10日、ホッケー協会のほうから認定を受けております。さらに先月、町長と事務局等が出席しましたが、それに伴う日本ホッケー協会の100周年記念式典ということで、出席していただきました。当然今回認定になった19団体の首長さんもお集まりになりまして、そこで名誉総裁の高円宮様、また桜ジャパン、今度オリンピックに出る。そういった方も出席されて大々的に式典が行われたということで、公式ホッケータウン同士の連携とか、そういったことの話も今後出てくるでしょうし、そういった状況を注視しながら、対応できるものは対応していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 沼野将美議員。
◆2番(沼野将美) 棚倉町のホッケー場は、現在も中学生、高校生が部活動で利用しており、ホッケー場の整備に関しては、町の方からも声が上がっておりますので、町のよりよい方向への検討を願いまして、2つ目の質問を終わりにしたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(佐藤喜一) 順位2番、2番、沼野将美議員の質問を終わります。 ここで昼食のため、午後1時まで休憩します。
△休憩 午前11時50分
△再開 午後1時00分
○議長(佐藤喜一) 休憩前に引き続き、再開します。
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△
高橋みゆき議員
○議長(佐藤喜一) 一般質問を行います。 順位3番、3番、
高橋みゆき議員、登壇願います。
高橋みゆき議員。 〔3番
高橋みゆき議員 登壇〕
◆3番(高橋みゆき) 順位3番、議席番号3番、高橋みゆきです。 通告に従いまして、3点質問させていただきます。 旧山岡小学校の活用について、当校の今後について伺います。 1番目として、廃校後から現在までの維持管理費は。 2番目として、現在、どのように活用しているのか。また、今後の活用計画はあるのか。 以上につきましてお聞かせください。
○議長(佐藤喜一) 教育長。 〔教育長 荒川文雄 登壇〕
◎教育長(荒川文雄) 順位3番、3番、
高橋みゆき議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまの旧山岡小学校の活用についてでありますが、まず、廃校から現在までの維持管理費につきましては、令和3年度以降の維持管理費は、毎年100万円程度となっております。 次に、現在の活用と今後の活用計画につきましては、現在、体育館及び運動場を旧山岡小学校運動施設の開放に関する要綱に基づき町民に開放しているところであり、今後の活用計画につきましては、現在のところありません。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 今のお答えいただいた件につきまして、令和3年度以降100万円程度というふうにお答えいただいたんですが、内訳、詳細はどのような形の管理費なのか、お答えいただきたいと思います。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 管理費の内訳でございますが、電気代、水道代金または敷地内の清掃料、また消防施設の維持管理費、また土地賃借料等がございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 国の文部科学省のホームページなんかを見ると、今、少子化によりまして、毎年廃校になる学校が全国で約450校ほどあるというところで、国のほうは補助金等を利用した廃校のリノベーションや企業とのマッチングという形の活用方法があるというふうに出ていたんですが、町としてのそういったお考えはないのでしょうか。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 山岡小学校の利活用の件でございますが、山岡小学校、補助金あるいは起債を借り入れて校舎を建てまして、まだ10年たっておりません。10年をたたないと、目的外使用する場合には、繰上償還であるとか大きな返還が生じますので、当然10年がまだ経過していないという状況でありますので、現在は運動広場あるいは体育館の使用許可をしているところでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 今のお答えにありました、10年たてばというところでありますと、10年たったら何か活用方法を考えているというところでよろしいんでしょうか。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 現在、活用の目的というのは考えてはございませんが、当然10年前後に、その活用については、今後ほかの課と協議といいますか、調整を図っていかなくちゃいけないというふうには考えています。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) その10年というくくりというのは、補助金を活用するという点に関して、10年たたなきゃいけないというところの理解でよろしいんですか。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 補助金あるいは起債を借りてまだ10年を経過していないので、10年経過しないと目的外に使用することはできない。目的外に使用するとなれば、補助金を返還しなければいけないということになりますので、その10年というのを経過するまでは、既存の要綱に基づいて、体育館であるとかグラウンドの使用を許しているというような状況でございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 県内にあります廃校を活用した事例というのは、町のほうでも把握されていますか。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 当然、廃校になっている学校というのは県内でもいろいろあります。例えば、近くであれば、石川町とかいろいろ活用しているというのは伺っておりますし、そういった情報については、いろいろ子ども教育課のほうでは把握してございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 何度も繰り返し申し訳ないんですが、どういった形の活用に関しても、10年を経過しないと何もできないという理解でよろしいんですか。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 今回、山岡小学校については、約2億円ほどかかっております。そのうち、補助金であるとか起債がほとんどでございます。それに対して、目的外で使用する場合にはそれを返還しなくちゃいけないということがありますので、それはちょっと財政的によろしくないのかなということでありますので、その10年までについては、当然現行のまま行ってまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 旧山岡小学校は、町にとっても貴重な財産であると思いますし、積極的に有効活用していただくことで、維持管理費や施設整備のコスト縮減、町内外へのPRで町の活性化や産業振興など、様々な効果が期待されると考えます。ぜひ検討をお考えいただきたく、今後の活用についてお話を進めていただけたらと思いまして、私の質問に代えさせていただきます。 次の質問に移ります。 タクシー利用料金助成事業の見直しについて、当事業の今後について伺います。 1番目、現在、発行に係る事務経費は。 2番目、過去3年間の年間利用率は。また、利用されなかった券はどのようになるのか。 3番目、町循環バス等、別事業へ移行する見直しの考えは。 以上についてお聞きいたします。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまのタクシー利用料金助成事業の見直しについてでありますが、まず、発行に係る事務経費につきましては、令和5年度では、タクシー利用料金助成券と発送用封筒の印刷製本費、さらにはその郵送費用及び関連消耗品費などを含めますと、事務経費は約67万円と見込んでおります。 次に、過去3年間の年間利用率につきましては、令和2年度実績の利用率は約61%、3年度では約62%、4年度では約60%となっております。 また、助成券は有効期限を年度末までとしておりますので、次年度以降は利用できないようになっております。 次に、町循環バス等、別事業への見直す考えはにつきましては、この事業の導入の段階で、町内循環バスやワゴン車によるデマンド交通なども検討をされてきましたが、自宅の玄関前まで乗車できる利用者のメリットなども考慮をし、現在のタクシー利用料金助成事業として実施をしてきたところであります。 この事業は、利用者から大変好評な事業であると聞いておりますので、今後も1人当たりの助成額の拡充や、タクシーだけでなく白棚線のバスなどでの活用など、利用者の利便性の向上に向けた検討をしているところであり、町循環バス事業など別事業への見直しは考えてはおりません。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 今お答えいただいた過去3年間の年間利用で、年間につき約6割の利用で、残る4割が利用されていないというふうに理解をしたんですが、利用されなかった券はどのようになるのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 利用されなかった券の廃棄ということの件だと思うんですが、基本的には、返納、我々の利用されなかった券は産業振興課に返納させていただくか、あと、利用者のほうで適切に廃棄していただくような形にしております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 過去3年間で同じ割合の利用率だと思うんですが、その利用されなかった券に関して、なぜ利用されないという調査やアンケート等は行っているのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 利用されなかったというのは、利用しやすいように我々のほう、常に見直しをしていかなくてはならないなということで、分析も一応一通りはしておったんですが、やはり券の単位がでかいと、あと、各項目が大きいとかといって、常に利用しやすいように見直しをやっているような状況でございます。 ですから、今後そういったタクシー利用者の意見を、タクシー事業者といってタクシー会社等に聴取しながら、利用者の意見を収集して、利用しやすいようには検討を進めているような状況です。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 先ほどのお答えにも、町循環バス等の別事業の見直しは考えていましたがというところで、玄関先まで来るタクシーが一番利用率があるのではないかというお答えだったんですが、実際にそれを試みをしたというようなことはなかったんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 そういった試みはしませんでした。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) そうしますと、タクシー事業はこのまま、確かに交通弱者の方々にとっては一番の利用率が高いのかなというふうには思うんですが、もう少し町のスクールバスをお年寄りにもっと活用していただくような考えとか、あと、ジャンボタクシーとか町のほうでタクシーのほうを借り上げて、そういった利用が難しいという方たちへの別事業というか、そういった考えも全くないのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 スクールバス等については、申込みが、登録していただければ利用されるような周知をしておりますし、あと、巡回バスについては、基本的にバス停留所の場所まで来ていただいて乗っていくというようなシステムが、高齢者のためでもあり交通弱者のためのでもあるので、そういった方のためであると、停留所まで来ていただくというよりは、むしろ玄関前までということを選択したものでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 結局、乗合タクシーとなると、またちょっと別な意味になってくるのかなと思うんですが、やはりジャンボタクシーで停留所とかバス停とかということではなく、また違った方法を考えての利用の検討はないんですか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 デマンドでのマイクロバスみたいな形ですよね、玄関前までという形だと思うんですが、そういった選択肢は1つはあります。ただ、我々このタクシー事業をやり始めて、いろいろ情報収集しまして、相乗りは嫌なお客様もいらっしゃるところで、そういった顧客のニーズから考えますと、今のタクシー事業が一番ベストなのかなと思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 乗り合いが嫌だというところは、やはり狭い空間でというところが一番の原因なのかなと思うので、もう少しその辺を考慮して、またもう一度そういった検討は全くないということなんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 我々、事業については常に見直しを加えておりますので、そういった選択肢も、そういう乗合バスも含めて、違う選択方法については、前向きには常に検討しております。ですが、今の現状の分析をする段階では、タクシー事業がベストだという考え方をしております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) タクシー利用券で、枚数はみんな全て同じように配付されていると思うんですが、地域によっては、同じ場所に行くにも同じ枚数だけでは済まない地域というか、棚倉町の中で使うのに、棚倉町の方は1枚で済むところを、別の地域の方だと何枚か利用しなくてはならないというところの不公平さというクレームなんていうのはないのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課長。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 私どものほうには、クレームということではあまり情報はいただいておりません。 ただ、この制度、基本的には、どこに行くという目的とか使用用途を限定した制度ではございませんので、どこかで一線を引いて、距離の線を引いて格差をつけて出すような取組は考えられないので、今のところそういった地域差をつける考え方は持ってございません。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 今回の議会に先立った町長のお話にもありました「みんなを結ぶ安心で快適なまちづくり」ということの一環としても、交通の結節点でのサービスの向上と利便性の向上を図り、交通弱者が生き生き暮らせるやさしいまちづくりへの取組を今後も期待したいと思います。 次の質問に移ります。 消防ポンプ車運転に係る免許について、準中型免許が新設されたことでの現状について伺います。 1番目、準中型自動車免許が必要となるポンプ車の台数は。 2番目、免許取得対象者は。その場合、免許取得の費用負担は。 以上について伺います。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの消防ポンプ車運転に係る免許についてでありますが、まず、準中型自動車免許が必要となるポンプ車の台数につきましては、道路交通法の一部を改正する法律が平成29年3月12日に施行され、新たに準中型自動車免許が創設されたことに伴う車両総重量が3.5トンを超えるポンプ自動車等となりますが、その台数は7台となります。 次に、免許取得対象者等につきましては、平成29年3月12日以降に普通自動車免許を取得した消防団員のうち、機関長など消防ポンプ自動車を運転する団員となります。 免許取得の費用につきましては、令和2年4月に棚倉町消防団員自動車等運転免許取得事業費補助金交付要綱を制定をして、団員の所有する自動車運転免許で消防ポンプ自動車や小型ポンプ付積載車が運転できない団員を対象として、オートマ限定解除や準中型免許を取得する場合には、自動車教習所の入学金、教習料金、検定料金、卒業証書交付手数料など、費用の8割を助成をしております。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 今お答えいただいた中で、町が8割負担というふうにお聞きしたのですが、こちらの支払い方法はどのようになっているのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 町が8割負担ということで、一応8割助成ということで、免許を取得する際に、あらかじめ補助金交付申請書というのを出していただきまして、免許取得後に本人の口座のほうに振り込むということでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 免許取得後というふうにお答えいただいたんですが、入校するときに多分その支払いが発生すると思うんですが、そのときは、前もってその対象者が全額まずは負担ということになるのでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 状況によりまして、補助金の概算払いというのもございますので、概算払いのほうで支払いを受けるという方法もございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 私のほうで聞いている費用は14万9,000円となっていまして、そのうちの自己負担分となると約3万円というふうに伺っていたんですが、結局、先に実費のほうで14万9,000円を用意しなくてはいけないというところから、負担がちょっと大きくなるというような話だったんですが、その辺は、では、町のほうでは、そのやり方として、先にその14万9,000円を支払っていただけるという認識でよろしいんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) あくまでも予定額を申請していただきまして、選択肢としましては、今申したとおり、本人が準備するのが困難である場合には、概算払いという方法もございます。で、後ほど精算していただくというやり方もございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
高橋みゆき議員。
◆3番(高橋みゆき) 消防団は地域防災の要であり、今後の安定した団員確保の一助とするためにも、町としてぜひそういった助成などの確立はお約束いただきたいと思います。 以上をもちまして、私の質問を終わります。
○議長(佐藤喜一) 順位3番、3番、
高橋みゆき議員の質問を終わります。
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△
小沼勝弘議員
○議長(佐藤喜一) 順位4番、4番、
小沼勝弘議員、登壇願います。
小沼勝弘議員。 〔4番
小沼勝弘議員 登壇〕
◆4番(小沼勝弘) 順位4番、議席番号4番、小沼勝弘でございます。 通告に従いまして、2点質問をさせていただきます。 デビュー戦ということで大変緊張しておりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 まず、1番目の質問ですけれども、交通事故防止の観点からの質問になります。 今年の2月6日をもって、棚田町内の交通事故死者ゼロ1,000日達成ということで、大変……失礼しました。 もとい、すみません。 順位4番、議席番号4番、小沼勝弘でございます。 通告に従いまして、2点の質問をさせていただきます。 まず、1番目の質問ですけれども、交通事故防止の観点からの質問になります。 今年の2月6日をもちまして、棚倉町内の交通事故死者ゼロ1,000日達成というで、大変喜ばしい出来事だったのかなというふうに思います。関係機関や行政区の協力、努力のたまものとして、心から敬意を表するところであります。 交通事故死者ゼロ、それから、その後、2,000日、3,000日と継続していくためには、交通事故が起きるリスクを避ける、つまり日頃から危険と感じるような道路や場所を改善して、危険の芽を摘んでおくことが重要であるというふうに考えます。 そのような中で、堤地区の町道塚田池下線の交差点、いわゆる堤交差点ということになるかと思いますけれども、2019年4月頃に信号機が撤去されたことによりまして、今なお交通事故の起きるリスクが高い交差点として、道路利用者や地域住民から心配する声がありますので、交通事故防止の観点から2点について伺います。 1点目は、当時の信号機の撤去に至る経緯につきまして、町や地域住民への説明があったのかという点であります。 2点目は、信号機の撤去以降、町に対し地域住民からの苦情や信号機復活の要望はなかったのか。この2点について伺いたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 順位4番、4番、
小沼勝弘議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの町道塚田池下線の交差点についてでありますが、まず、信号機撤去に係る経緯につきましては、当時、信号機撤去に関し、棚倉警察署や公安委員会から町への事前説明はありませんでした。経緯について棚倉警察署に確認をしたところ、当該交差点の西側に県道棚倉矢吹線が通っており、そこに設置してある信号機との位置関係や県道社田浅川線及び町道塚田池下線との交通量を調査した結果、通勤時間帯の交通量は多いものの、それ以外の時間帯は比較的少ないと判断をして、一時停止の交通規制に変更をしたとのことでありました。 また、地域住民への説明については、棚倉警察署において当時の行政区長に対し説明を行った中で、一時停止の規制と県道社田浅川線側に「止まれ」の路面標示が必要と判断をしたとのことでありました。 次に、地域住民からの苦情や要望につきましては、平成30年度に地元議員や行政区長から道路反射鏡の設置要望があり、令和元年度に2基設置をしたところであります。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) ただいまの答弁に関しまして、事前に警察のほうから説明がなかったというのは、ちょっとショックなところなんですけれども、こういったもろもろのやり取りの中で、地域住民の皆さんの、または利用者の納得度、理解度というのはどのようなものだったのかなというふうに思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 地域住民の納得度、理解度ということなんですが、警察のほうで行政区長さんに確認して、一応「止まれ」標識と、あと規制線のほうの標識ということで、取りあえずは、多分、警察のほうが、多分、警察の信号機の設置・撤去の基準に基づきまして、区長さんの意見を聞いて、撤去してもいいよというようなことで撤去したものと町のほうは考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 今回質問するに当たりまして、過去の議会の会議録等も拝見してまいりましたけれども、突然信号機が撤去されたというのは、活字にもなっておるところもありましたし、これまでも何度も一般質問がされていたかなというふうに思うんですけれども、この状況については、認識の誤りはないでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 認識の誤りということでございますが、誤りはないと考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) ここの信号機につきましてですけれども、もともとついていたものがなくなったということで、やはりそこを利用している方にとっては、違和感というんですか、それがあるのかなというふうには思いますけれども、なかなかこれが慣れれば解消されるとか、そういう問題ではちょっとないのかなというふうに思っておりまして、信号機撤去からおおよそ5年がたっているわけなんですけれども、現在も危険な交差点だなという状況は変わっていないのかなというふうに思っております。 交差点の形状とか周囲の状況からして、そこの見通しの悪さは特筆に値するような形になっているのかなと思いますし、安全性ということでは、なかなか担保されていないように思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) まずは、危険な状態であるということで、先ほど町長からも答弁ありましたとおり、カーブミラーをその後2基設置したところでございます。 確かにあそこの交差点につきましては、西側、ローソン側から日本精工側に行くところにどうしても商店があるものですから、なかなか見えなくて、道路の中に入り込むというような状況は確認しております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 続いての質問ですけれども、当該交差点の中で昨年12月にも物損事故、軽微なものだったんですけれども、こちらが起きたということで、その子細は把握はしておりますけれども、信号撤去以降に発生した交通事故件数、この辺について把握がされているようであれば伺いたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 町のほうから交差点でちょっと危険な場所を福島県のほうに報告する案件がございまして、警察のほうに確認したところ、あそこの交差点ですと約3件ほど車両事故があったそうでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 私がこの信号機の撤去の件につきまして、いろいろと文書のほうを確認してきましたけれども、信号機の設置の指針という通達は、警察庁の交通局長名で平成27年に初回発布されているわけなんですけれども、この指針の中に信号機の設置の条件であったり撤去の考え方が示されているということになっております。 その中で、交通環境等の変化により信号機の設置条件に該当しなくなったときには、信号機の撤去を検討するものとするということになっています。一般論として十分理解できる内容なんですけれども、当該信号機、これを撤去した当時、特段の交通環境の変化はなかったんではないのかなというふうに推察するところでもあります。 さらにその指針によりますと、7番留意事項の(4)項に、信号機の設置または撤去の検討に当たっては、地域住民及び道路利用者の意見を十分に配慮するものとするということで明記がされております。この4項の部分ですね、地域住民とか道路利用者の意見を十分に配慮するというところが若干不足していたんではないのかなというふうに推察するわけですけれども、意見を十分に配慮されたか否かという点については、町当局についても十分チェック機能を強化していただきたいというふうに思うところなんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) 先ほどの事故の状況なんですが、1点だけ訂正させていただきます。 令和4年度の実績としまして、先ほど3件とお話ししましたが、物損が3件で人身が1件、合わせて4件ございました。 あとは、警察の指針で、あくまでも警察の、公安委員会のお話なんで、役場のほうとしても何ともコメントしようがなかなか難しいところなんですが、多分、当時信号機を撤去した段階では、町長の答弁にもありましたが、1時間の交通量が原則として300台以上で、あと、ローソンのところに新たに信号機が設置されましたんで、あの間隔が150メートル以上離れているか否かということで、外されてしまったのかなと。 あと、地域住民の意向につきましては、当時ですが、警察署のお話を聞く限りですと、隣接者、関係住民ということで、区長さんの意見を聞いたから利用者の意見を聞いたというようなことで終わってしまったのかなということで考えているのと、あと、現在ですと、あくまでも信号機、点滅信号等の撤去に関しましては、隣接の区長さんとか、あと役場職員、あと道路管理者とかも現場で説明を受けておりますので、その辺は留意して対応してまいりたいということで考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 今、答弁いただきましたけれども、やはり信号機を撤去する側、警察という形になると思いますけれども、それで、一方、撤去される側という形になるかなと思うんですけれども、この間には一定のルールというんですか、どういうタイミングで告知なり告示をして、どのように意見聴取するのかとか、そういったところの取決めのようなものが必要ではないのかなというふうに思うところでもあります。 それから、町長からの答弁にもありましたけれども、通行量の問題からしますと、私もちょっと事前にデータを取ってきたところなんですけれども、おおよそ7時から8時ぐらいの間で取りますと、三百数十台、400台弱というような形になって、通行量があります。2日間データを取ったところ、10台と違わない数字で通過台数があったという形にもなっておりますし、それから、あとは距離の問題ですかね。間隔、お話ありましたように、隣接する信号機ですね、ローソン前のところまではさすがに150メートルの距離はないんですけれども、この距離がなかったために撤去されたというような話、ニュアンスの話ですけれども、そんな話が現に撤去の理由だったのかなと思うんですけれども、前出の信号機の指針、設置の指針では、原則として150メートル以上離れていることということに記載はされていますけれども、あくまで原則的な話であって、次の信号機と誤認するおそれがなければこの限りでないということで記載がされております。次の信号と手前の信号で間違えなければいいですよと、そういう場合は撤去しないと駄目ですねというふうな解釈になるんだろうなというふうに思います。 そういうふうに考えていきますと、この信号機の撤去の問題については、やはりこの150メーター離れていなかったというところが最大の原因だったのかなと思うところなんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 住民課長。
◎住民課長(近藤和幸) まず、なかなか答弁としましては、公安委員会の信号機撤去の話ですから、町で撤去しているわけでないので、コメントを求められてもなかなか難しい部分がありますが、議員おただしのとおり、信号機と信号機の間隔が基準に満たしていない、あとは、多分、先ほどもお話しいただいている自動車の交通量なんですが、恐らくここで言う1時間当たりの300台というのは、朝だけの話でなくて、1日の話なのかなという感じはしておりますが、なおちょっと警察のほうには確認してみたいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 一度撤去した信号機を、この後、再設置という話になると、それこそ非常にハードルが高いということにはなるのかなというふうには思いますけれども、信号機の設置要件ですね、これの適合性をやはり検証していきたいなというふうには考えておりますし、その際には、地域住民とか道路利用者の声に寄り添いながら当局のですね、ぜひ力もお借りしたいというふうに考えております。 それから、昨年の1月2日に郡山市におきまして、親子4人が死亡するという痛ましい交通事故があったということに、新聞報道もされております。事故から1年が経過したということで、死亡現場のハード面の改善、これが進んだのはもちろんですけれども、地域住民の安全意識が高揚したということでの記載があったんですけれども、やはり町内会の会長さんとしては、もっと早く現場の道路環境を改善できていればとのことでお話を掲載をしておりましたので、大きな事故が起きる前に、そして交通死亡事故ゼロが2,000日、3,000日と続くように、関係機関、関係者、それから地域の皆様と一緒に危険の芽を摘むというような機運を高めていくというふうに考えております。 以上で1番目の質問を終了します。 次に、2番目の質問になります。 観光資源の有効活用についてです。 標高1,022メートルの八溝山は、茨城県、栃木県にまたがる名峰ということで、晴れた日には富士山も見える眺望のよさに加えまして、原始林とかヤシオツツジが群生地ということで、手つかずの自然を目の当たりにすることができる貴重な観光スポットであるというふうに認識をしております。 この八溝山を観光資源として有効活用する観点から、3点についてお伺いします。 1点目は、八溝山ハイキングコース、これはどちらかというと登山道にも近いと思うんですけれども、このコース、それから遊歩道コースともに長期間通行不可ということになっておりますけれども、その理由と今後の見通し、いつぐらいになったら開通ができるのかというところですね、その辺についてお伺いします。 2点目は、八溝山ハイキングコースの入り口看板とかコース途中の道案内看板、これについて更新をする考えがあるかどうかということでお伺いします。 3点目は、同じくこのハイキングコース、登山道利用者のために、コースの入り口に駐車場を整備する必要があるかなというふうに思いますけれども、その考えがあるかの3点についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまの観光資源の有効活用についてでありますが、まず、八溝山ハイキングコース、遊歩道の通行不可の理由と今後の見通しにつきましては、八溝山ハイキングコース及び2つのふれあいの森遊歩道とも、塙町の町道真名畑八溝線の一部を利用して、八溝山山頂を目指したルートであります。 しかし、真名畑八溝線においては、東日本大震災や令和元年東日本台風により、落石やのり面崩落の被害が大きく、道路管理者である塙町が全線通行止めとしている状況であります。 このような状況を踏まえ、本町といたしましても利用者の安全確保に鑑み、通行不可としているところであります。 今後の見通しにつきましては、塙町において真名畑八溝線の復旧計画が当面ないとのことでありますが、ハイキングコースや遊歩道の再開については、塙町の動向により検討してまいりたいと考えております。 次に、八溝山ハイキングコース入り口の看板、コース途中の道案内看板の更新、駐車場の整備につきましては、ただいま答弁しましたように、当分の間、利用再開が難しい状況であることから、現在のところ更新や整備をする考えはありません。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) ただいま答弁をいただきましたけれども、まず、第1点目に、八溝山の観光価値についてということで、どのように評価されているのか、これまでどのような環境整備が行われてきたのかということについてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 八溝山の観光価値の評価ということですが、今ほど町長答弁にもありましたが、これまで大梅地内の八溝嶺神社の入り口から八溝山頂を目指しました八溝ハイキングコース、旧登山道ですね、これを活用して登山ハイキングを楽しんでいただきました。それから、茗荷林道、鹿又林道と言っているところなんですけれども、そこの2箇所に八溝山ふれあいの森遊歩道というのを2路線整備して、町のほうで整備してきました。底地につきましては、国有林ですので、森林管理署からお借りして整備をしたという経過でございます。 ですので、これまでにつきましては、町民、それから町民以外の方につきましても、それらを有効活用していただいたというふうに評価をしております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 今、通行止めの理由について伺ったところなんですけれども、この塙町の真名畑八溝山線の崩落の話なんですけれども、ここの場所からしますと、八溝山のハイキングコースと若干位置的にずれるんじゃないのか、若干というか、かなり下がった位置なんではないのかなというふうに思うところなんですけれども、この落石位置とハイキングコースとの干渉というのは、どのような状況になっているんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 塙の町道、真名畑八溝線につきましては、同じく塙の町道である真名畑入山線の続きから八溝山山頂を目指して通っている町道のようであります。 崩落箇所につきましては、真名畑入山線から真名畑八溝線に入りまして数キロほど八溝山頂のほうに向かったところが崩落箇所というのは伺っていますが、全線的にそのほかにも数箇所崩落していたり、倒木があったりとか、いろいろ支障があるということで、塙町に確認をしたところ、それがために全線を通行止めにしているというようなことでございました。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 棚倉町ではなくて塙町の動向次第ということで、他力本願にはちょっとなってしまうところもあるのかなというふうに思いますけれども、例えば、危険箇所をしっかり調べて、もし必要であるならば迂回路を準備するとか、安全性を担保しつつ回り道ですね、そういうことを考える。こういう場合には、道路を造る場合と訳が違って、さほど大きな工事とか大きな作業にはならないのかなというふうにも思うところなんですけれども、時間も費用もさほどかからないとすれば、そういう手もあるんではないのかなというところが一つあります。 それと、今は、今度は茨城県大子町が、その辺も、もろ干渉する場所ではないかもしれませんけれども、こちらサイドは、どちらかというと規制もかけていない形になっておりますので、ぜひとも福島県側、棚倉町側も通行可能にしていただきたいなというふうに思うところですけれども、この迂回路の可否についてお伺いしたいと思います。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 今ほどの塙町の町道であります真名畑八溝線につきましては、修繕をして車両等が通行できるようにするためには億単位以上の金がかかるということで伺っております。それがために、なかなか工事復旧しようということにはなっていないように伺っています。 その崩落箇所等を迂回してというお話ですけれども、八溝山ハイキングコースのもう途中から、基本的には、崩落というか全線通行止めになっています真名畑八溝線を相当の距離を利用するようになります。ここの部分を迂回路ということでありますが、なかなか迂回ができるかどうかというのを、町のほうでは把握は現在のところしておりません。 ですので、迂回路を造れるかということにつきましては、今後、調査をしてみたりしなければ分かりませんが、非常に困難ではないかと思っております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 棚倉町から八溝山山頂に向けてということでは、県道の八溝山線がありまして、こちらのほうは長いこと崖崩れ防止ののり面工事ということで、非常に通行止めになっている期間が長かったという形になっています。 ただ、今年の4月の中旬ぐらいには、一応工事が終了する見込みでありまして、そちらのほうは一段落という形になるのかなというふうに思っております。工事が完了すれば、春とか秋にはマイカーで八溝山の山頂を目指すというようなこともできるようになるかと思いますし、くどいようですけれども、ハイキングコースも開通となれば、最近の登山ブームとか、ハイカーもたくさんいらっしゃいますんで、ぜひとも八溝山に登ってほしい、そんなふうには思うところでもあります。 最後にもう一点質問なんですけれども、このハイキングコースの入り口から八溝山のハイキングコースのエリアということで考えますと、こちらのほうは辺地対策事業の対象地域内かなというふうに推察していますけれども、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 地域創生課長。
◎
地域創生課長(渡辺守) 大梅大岩平辺地を指しているかと思いますが、基本的にハイキングコースを整備するとなると、国有林を借地をしなければならない。現在も借地はしているんですが。で、ハイキングコースを正式に町で整備をするとなると、測量してほしいということが森林管理署から言われております。ハイキングコースが、大梅地内の先ほどの八溝嶺神社から八溝山頂までですと、資料によりますと約15キロあります。15キロの距離を全て測量するとなると、相当な費用もかかってくるかと思いますので、そういった中で辺地対策事業としてできるのかということなんですけれども、基本的に辺地対策事業は、辺地を解消するための事業をするものですので、それに合致するかどうかというのは、ちょっと調べてみないと、今は分からないところであります。 以上のようなことから、町として辺地対策事業として整備することは、あまり適切な事業にはならないのかなというふうには想定しています。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
小沼勝弘議員。
◆4番(小沼勝弘) 冒頭にも申し上げましたけれども、ぜひとも八溝山を観光資源として有効活用していただきたいということで、観光PRであったり、ハイキングコースの整備、開通させていただきたいというようなことになりますけれども、その辺の整備を進めていくべきではないのかなということで考えております。 以上で私の一般質問を終了とさせていただきます。
○議長(佐藤喜一) 順位4番、4番、
小沼勝弘議員の質問を終わります。 ここで2時5分まで休憩いたします。
△休憩 午後1時55分
△再開 午後2時05分
○議長(佐藤喜一) 休憩前に引き続き、再開します。
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△
薄井喜一議員
○議長(佐藤喜一) 一般質問を行います。 順位5番、5番、
薄井喜一議員、登壇願います。
薄井喜一議員。 〔5番
薄井喜一議員 登壇〕
◆5番(薄井喜一) 登壇順位5番、議席5番、薄井喜一です。 通告に従いまして、2問質問いたします。 質問の1問目、棚倉町上水道事業について。 水の安定供給と水道施設の維持について伺います。 まず、1番目として、令和5年度の上水道給水量の見込みは。 2番目として、白河地方広域市町村圏整備組合に減価償却費を平成28年から令和7年度まで10年間払込みした場合、令和8年度以降の減価償却費の支払いは発生するのか。 3番目として、個人で井戸を掘る場合の補助金は町にあるのか。ない場合には、補助制度を計画する予定はあるのか伺います。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 順位5番、5番、
薄井喜一議員の一般質問にお答えをいたします。 ただいまの棚倉町上水道事業についてでありますが、まず令和5年度の上水道給水量につきましては、116万5,492立方メートルと見込んでおります。 次に、令和8年度以降の減価償却費の支払いにつきましては、令和8年度以降の支払いについてはありません。 次に、個人で井戸を掘る場合の補助金と補助制度の計画については、現在のところ計画はありません。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) ……質問ですが、企業を誘致して、社員も多く来て、棚倉に在中するとき、水の安定供給は大丈夫でしょうか。町の当局の回答をお願いします。
○議長(佐藤喜一)
上下水道課長。
◎
上下水道課長(水沼勉) ただいまのご質問にお答えいたします。 企業が誘致されたときとか、人が来たときの水が大丈夫かどうかというご質問と思いますが、その企業が誘致されたときの規模とか場合によって、今の現在の水道の使用量の見込みを試算して検討するような状況になると思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) それでは、今現在、町当局の水道供給量、どのぐらい余裕があるんでしょうか。
○議長(佐藤喜一)
上下水道課長。
◎
上下水道課長(水沼勉) 能力に対して、今どのぐらい余力があるかということですが、今現在、上水道につきましては公共施設能力で約8,300トン、8,300立方メートルに対して、現在の使用している日量が約四千二、三百トンだったと記憶しております。ですから、約4,000トン強余裕はあると思われますが、一応施設能力に対しての使用量の数字になりますので、実際にどのぐらいの使用水量になるかということを試算して、余裕を考えるところだと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) 今、課長の説明では、公共のやつで4,000トン近く余裕があるということですね。その会社の来る規模、誘致規模に対しても試算しなければ分からないということですが、4,000トンあるということは、かなり、私も経営コンサルじゃないので詳しい数字は持っていないですが、大分企業的にでかい企業が来られるのかなと思います。水のことはこれで質問を終わります。 2問目の質問です。 通告事項のスクールバス事業について、町ではスクールバスが運行されていますが、現状と今後の運行について伺います。 1番目、スクールバスに乗る条件は。 2番目、諸条件を見直す考えはあるのか。町当局に伺います。
○議長(佐藤喜一) 教育長。 〔教育長 荒川文雄 登壇〕
◎教育長(荒川文雄) ただいまのスクールバス事業についてでありますが、まず、スクールバスの乗車条件につきましては、小学生は通学距離がおおむね片道2キロメートル以上、中学生はおおむね片道5キロメートル以上の地域に居住する児童・生徒が対象となります。 次に、諸条件を見直す考えにつきましては、対象となる児童・生徒数の推移等を見ながら、対象距離の見直しについて今後検討してまいります。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) 今、教育長から、条件は小学生で片道2キロ、中学生で片道5キロというご説明があったんですが、ある地区で入り口、結局部落の初めのところですね。初めは1.6キロぐらいなんだけれども、最後は2キロぐらいあるんだよね。俺んちの部落、2キロのところに集まってれば、じゃ、来てくれるのかいという、俺のところに陳情に来た人がいます。これはどうなんでしょうね。その部落でキロ数を測るのに、初めなんですか、終わりなんですか。教えてください。それとも児童が待っているところですか。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 スクールバスの距離についてでございますが、おおむね2キロ、おおむね5キロということで、地区ごとに設定しているような形になりますので、当然2キロというのは一番近いところで2キロということでございます。 以上でございます。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) ルール的につくったのは、一番近いところで2キロということなんでしょうけれども、それ直せないんですか。ルールを崩すとどうのこうのという話が出ると思うんですけれども、例えば手前で1.6キロ、奥で2キロ、400メートルじゃないですか。それ最初に合わせてやるということになると、しようがないんでしょうけれども、そこら辺、融通は利かないんでしょうかね。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 まず、スクールバスの見直しにつきましては、当然その地区ごとに乗れるか乗れないかによって不平等が生じてはいけないということが当然ございますので、当然そういった乗れる地区と乗れない地区があっては、これは困るということがありますので、当然現在の2キロがいいか、5キロがいいかというのは、当然今後、子供の数あるいはそういった今後の情勢の変遷を伴って、当然考えていかなければならないというふうには考えておりますので、今後、検討はしてまいりたいというふうには考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) 距離に対しては、当局の考えは分かりました。 時間です。時間なんですけれども、町では部活の方に対して、6時半という時刻を設定していると思います。ある父兄、何人かの父兄ですけれども、うちの子供、部活やっていないんだよね。それなのに私行くまで待っているようなんだ、これ不平等じゃないのと俺のところに来た人が何人かいます。これどうなんでしょうね。6時半のやつをちょっと繰り上げて、乗せるということはできないですかね。町当局の考えをお聞きします。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 スクールバスにつきましては、当然帰りの時刻につきましては、学校によって5時限目に終わる、6時間目に終わるとかということでばらばらでございます。帰りの時間につきましては、午後3時前後ということで設定をしております。 また、部活動に通っているお子さんが多いということから、6時半に設定しておりますので、現在のところはそれで進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) 部活やっているお子さんが多いのも分かります。でも、世の中、少数人数にも光を当てなきゃならないんじゃないですか。町としても、今はあれでしょうけれども、調査研究をして、いろんなことを考えたほうがいいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 当然帰りの時間につきましては、ばらつきがありますので、早い帰りになればバスを急遽早めたり、遅くなる場合には遅めたりというのは、臨機応変には対応しているところでございます。もしそういった意見が多いようであれば、今後、調査研究というのは必要であるというふうに考えております。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
薄井喜一議員。
◆5番(薄井喜一) 町の当局の考えはよく分かりました。これからも調査研究を進めて、よりよい町の発展のためによろしくお願いします。 以上で私の質問を終わります。
○議長(佐藤喜一) 順位5番、5番、
薄井喜一議員の質問を終わります。
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△
松本トク子議員
○議長(佐藤喜一) 順位6番、6番、
松本トク子議員、登壇願います。
松本トク子議員。 〔6番
松本トク子議員 登壇〕
◆6番(松本トク子) 議席番号6番、松本トク子でございます。 通告に基づき、質問させていただきます。 1番、質問事項、学校給食の無償化について。 2番、タクシー利用料金助成…… 〔「そのときに」と発言する人あり〕
◆6番(松本トク子) まだですか。失礼しました。 最初、1番、学校給食の無償化について。 主な趣旨は、子育て支援の観点から学校給食についてお伺いいたします。 今の子育て世代は、大学を出ても非常勤の仕事にしか就けない人が増え、給料が上がらない時代が続いております。コロナ禍による中小企業の倒産、2年前からのウクライナ戦争からの物価高、子供の貧困化は7人に1人と言われています。こうした中、子供たちがお金の心配なく給食が受けられるよう、学校給食の無償化の早期実現が望まれます。棚倉町におきましても、極めて深刻な問題が少子化問題です。
○議長(佐藤喜一) 松本議員に申し上げます。 通告書の内容を簡潔に述べていただきたいと思います。
◆6番(松本トク子) 無償化をなぜというようなところで、ぜひお話しさせていただきたいと思いますが、あと1分で終わります。すみません。よろしいですか。
○議長(佐藤喜一) 続けてください。
◆6番(松本トク子) はい。すみません。 棚倉町におきましても、極めて深刻な問題が少子化問題です。生まれる子供が少なくて人口が減っていくことに、町は全力でブレーキをかけなければなりません。子育て政策を急いで強める必要があります。その観点から、学校給食の無償化への取組について質問いたします。 1、小・中学校の児童・生徒の各学年ごとの年間1人当たりの給食費支払い額は。 2、県内で学校給食費の無償化を実施している市町村は幾つありますか。また、東白川郡4町村の実施状況は。 3、県内で一部補助を実施している市町村は幾らありますか。お願いします。
○議長(佐藤喜一) 教育長。 〔教育長 荒川文雄 登壇〕
◎教育長(荒川文雄) 順位6番、6番、
松本トク子議員の一般質問にお答えいたします。 ただいまの学校給食の無償化についてでありますが、まず、小・中学校、各学年の年間1人当たりの給食費支払い額につきましては、小学校は各学年、約4万3,000円、中学校は各学年、約4万6,000円であります。 次に、県内の無償化実施市町村と郡内の実施状況につきましては、11月に県が取りまとめた状況によりますと、無償化としているのは30市町村であり、郡内では塙町と鮫川村が無償化を実施しております。 次に、県内で一部補助を実施している市町村につきましては、本町を含め県内26市町村で一部補助を実施しているところです。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
松本トク子議員。
◆6番(松本トク子) ただいま小学生、中学生の年間支払い料、給食費の支払い金額ですね。小学校が4万3,000円、中学校が4万6,000円というようなことをおっしゃられました。先ほど長々と申し上げたんですが、今、経済的状況が非常に苦しい中で、この金額を例えば子供さんが2人いたら、3人いたらと考えたら、非常に高い金額になるかと思います。そういう意味で、ぜひとも無償化をお願いしたいということでのお話でございます。 それから、これは通告はしていないんですけれども、駄目なんですか。じゃ、いいです。 あと、先ほど無償化の実施市町村というようなことでおっしゃられましたが、59市町村のうち30と言われましたが、来年の4月からということも含めまして32に増えております。それから、東白川郡のうち、先ほど鮫川と塙とおっしゃられましたけれども、矢祭も4月から一応やるようになってきております。あと、県内で一部補助の市町村ということで、棚倉町とあと5割補助とかいろいろ違いはあるんですけれども、あります。 それで何でこういうふうに、何というのかな、実施市町村を先にお尋ねしたかと申し上げますと、今まで、昨年まで鈴木政夫さんが、学校給食の無償化については度々質問してこられたと思うんですが、なかなか進展しないというようなこともありまして、やはり周りの市町村がどのようなことで取り組んでいるかというようなことを先に、もちろん調べてはいるとは思いますが、そういうふうな状況の中で棚倉はどうするのかというようなことをお尋ねしたかったものですから、無償化を実施している市町村というのは、決して潤沢というか、豊かな市町村ではないんですね。それで、なぜ実施するかというと、予算の使い方を誰にというか、どこに重点を置くかというようなことで、例えば鮫川にしても塙にしても、あと石川郡では石川町もありますし、平田村もあります。近くでは浅川町も無償化しております。そんな中で、やはりどこの何に対して予算を使うかというような観点の違いになるかと思います。 ですから、周りから回りくどいようなことでお尋ねしたわけですけれども、それで町長にお伺いします。よろしいですか。 有効な子育て支援策である学校給食の無償化というのは、今大きな流れになっております。棚倉町でも早急に実施すべきであると考えますが、認識をお伺いいたします。お願いします。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) 子育て支援ということは、大変幅広いものがあります。給食費の無償化というような声もありますが、本町では昨年から高校生に対しての支援を始めました。それはある程度、お母さん方、お父さん方と話してみると、やはり高校が一番お金がかかるんだと。小学校、中学校はかからないとは言いませんが、そんなでもないんだということだったものですから、だったら、じゃ、高校生に対して年間6万円の支援を始めたところであります。これは国でも、給食費の無償化については、与党である自民党が党の方針として上げたようでありますので、いずれはそういうことになるのかなと思っていますが、ただ子育て支援に対して一番有効な方策を取っていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(佐藤喜一)
松本トク子議員。
◆6番(松本トク子) 町長のせんだっての年頭に際しての挨拶の中で、補助を3割っておっしゃいましたですよね。その辺のところについてちょっとお尋ねしたいんですが。
○議長(佐藤喜一)
子ども教育課長。
◎
子ども教育課長(富岡浩一) ただいまの質問にお答えします。 給食費の保護者への負担の軽減、当然今までは2割軽減でございましたけれども、物価高騰に伴いまして、当然主食であるとか牛乳の値上がりが著しいものですから、今回給食費も値上げをしたんですが、保護者の負担につきましては据置きという形で、実績は3割補助という形になったということでございます。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
松本トク子議員。
◆6番(松本トク子) 高校生に対する補助を手厚くしているというようなことで先ほどおっしゃられましたが、私は今の貧困化というのは、高校生にいく前にこうなっている人が結構いるというふうに思っております。オーバーな言い方かもしれませんが、何というのかな、ユーチューブなどで見ますと、学校給食があるから朝ご飯を食べないで行って、給食をいっぱい食べて、その方は母子家庭の方なんですが、夜帰ってきて、お母さんが食事を作ってくれるんだけれども、私はおなかいっぱいだよと言って食べない。それは極端な話かもしれませんが、そこまで困窮している人がいるんですね。ですから、学校給食というのは、やはり必ず、もちろん学校に来れば有償化、無償化はともかくとして給食は食べられると思いますが、そこを無償にするということは、やはり安心して学校に来て食事ができるというようなことになるかと思うんです。ですから、共産党も全国的に学校給食の無償化というふうなことをやっているわけなものですから……
○議長(佐藤喜一)
松本トク子議員に申し上げます。 質問内容は要点を簡明にお願いしたいと思います。
◆6番(松本トク子) ですから、ぜひとも今後、先ほどの3割というようなこともおっしゃられましたけれども、無償化に向けて早急に実現するような方向でお願いしたいと思います。 じゃ、これで1番目の質問は終わります。 2番目の質問です。 タクシー利用料金助成事業について。 主な趣旨、タクシー利用料金助成事業についてお伺いいたします。 1、旧棚倉5地区ごとの利用率を把握していますか。把握していれば、その率は。 2番、利用枚数を増やしてほしいという要望はありますか。 以上です。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまのタクシー利用料金助成事業についてでありますが、まず、旧棚倉5地区ごとの利用率につきましては、令和4年度の実績では、棚倉地区が約60%、社川地区が約60%、高野地区が約62%、近津地区が約62%、山岡地区が約57%となっております。 次に、利用枚数を増やしてほしいという要望につきましては、事業に協力いただいておりますタクシー事業者を通して、少数の利用者から、もう少し助成券を増やしてほしいなどの意見があるとは聞いておりますが、大部分の利用者からは、この制度はありがたいので、継続してほしいという意見だと聞いております。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
松本トク子議員。
◆6番(松本トク子) 令和4年度の利用率をお伺いいたしました。大体60前後で、先ほどの高橋議員の内容と同じかと思います。結局、予算というのがありますので、結局この60%しか使われていないということになるかと思いますが、40%を使わないということは、町民のそういうふうな利用希望というか、そういうふうなものがないのかなと単純に考えてしまいますけれども、私は、先ほども少数の方からはありましたということを聞きましたけれども、利用している方が、やはりとてもいい制度でありがたいと思っていて、とにかく大事に使っていますと言うんですよね。無駄な使い方はしません。病院へ行ったり、たまに買物にどうしても行かなくちゃいけないときに使います。そのような使い方をしているんだけれども、やっぱりもう少し欲しいという声は多くの方からありました。 ですから、このタクシー利用券については、先ほど来というか、現在580円券が大体48枚ということなんですが、これは変わらないんでしょうか。
○議長(佐藤喜一) 産業振興課。
◎産業振興課長(鈴木英作) お答えします。 タクシー利用制度の580円券の助成券の関係でございますが、こちらはタクシー利用券事業、そもそも毎年少しずつ見直しを加えてございます。せんだって、町長の説明要旨でもありましたが、利用者の拡充というのを次年度から取り組もうと、本当は予算等の説明で詳しくはしたいと思いますが、現状で簡単に申しますと、580円券を300円券に引き下げて、枚数を10枚にします。 〔「すみません。もう一度お願いします」と発言する人あり〕
◎産業振興課長(鈴木英作) 580円券を300円券にして…… 〔「300円券にして」と発言する人あり〕
◎産業振興課長(鈴木英作) 枚数を10枚にします。 〔「枚数を」と発言する人あり〕
◎産業振興課長(鈴木英作) 10枚にします。それが一月当たりの枚数です。 〔「一月」と発言する人あり〕
◎産業振興課長(鈴木英作) はい。 〔「そうすると……」と発言する人あり〕
◎産業振興課長(鈴木英作) そして……
○議長(佐藤喜一) 発言は挙手の上、発言をお願いします。
◎産業振興課長(鈴木英作) すみません。ちょっと説明の仕方が悪いと思いますが、単位を変えて、交付する枚数を多くする考え方で事業の見直しを進めておりますので、あと次回、ご質問があれば、これを再度お伺いしていただければと思いますが、詳しくは予算説明等でさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(佐藤喜一)
松本トク子議員。
◆6番(松本トク子) 大体分かりました。町のこの利用助成制度は、どこに住んでいても現在は580円掛ける48枚になっていますが、このためやはり遠方の方は、町内の方に比べ、病院や買物ができる回数が半分になってしまう。実質的に半分になってしまうという状況も生じています。この制度は、高齢者や障害者が住み慣れた地域で自立した生活が送られるよう、負担軽減を図るという趣旨です。であれば、実質的な公平を図るために、遠方の方には助成を増額すべきではないかと思いますが、一応これでタクシー助成券については質問を終わります。 質問の3番目です。 すこやか赤ちゃん応援支給事業について。 主な趣旨、子育て支援のこの事業内容についてお伺いいたします。 1、令和4年度の棚倉町の出生数及び応援券を使用した金額は。 2、支給金額を増やしてほしいという要望はありますか。 以上、よろしくお願いします。
○議長(佐藤喜一) 町長。 〔町長 湯座一平 登壇〕
◎町長(湯座一平) ただいまのすこやか赤ちゃん応援券支給事業についてでありますが、まず、令和4年度の出生数及び応援券につきましては、4年度の出生数は76名であります。また、応援券による給付金額は412万3,931円であります。 次に、支給金額を増やしてほしいなどの要望につきましては、乳幼児健診等において保護者から、毎月2,500円分の購入ができるので家計が助かっている。ミルクや離乳食に使えて便利などの声は聞いておりますが、増額についての直接的な要望はありません。 以上で答弁といたします。
○議長(佐藤喜一)
松本トク子議員。
◆6番(松本トク子) 出生数が76人って、100人にもいっていないんですよね。このあたりの考え方はいろいろあるかと思いますけれども、やはり出生数が少ないというのは、赤ちゃんを産んで育てるという環境がないんだと思います。ですから、子供を産まないということになっております。先ほど来の学校給食にも関係あるんですけれども、やっぱり子育てを楽に楽しくできるまちというふうなことにしていかないと、子供は増えていかないと思います。 ですから、この2,500円という金額、大変ありがたいとおっしゃっていると先ほど言われましたけれども、私が聞いて回った段階では、2,500円で何が買えるのというふうな声もあります。ですから、この辺の、それであと増額をしてほしいという声もないというふうなことをおっしゃられましたが、今回の3月議会にはちょっと提出するのが間に合わなかったんですが、学校給食の無償化についてと子育てすこやか赤ちゃん応援券の支給についての増額についての署名を取りました。3月議会に提出は間に合いませんでしたけれども、6月までに提出したいと思います。ですから、声がないということではないと思います。ですから、2,500円を上げることを検討していただきたいと思います。 ちょっとすみません。要領を得ないような質問になってしまいましたが、棚倉町で楽しく住んで、楽しく子育てができる、そういう環境をつくっていくために、ぜひとも子育て支援というようなことを最重要点に置いて、予算計画を立てるなりしていただきたいと思いまして、私の今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(佐藤喜一) 順位6番、6番、
松本トク子議員の質問を終わります。
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△散会の宣告
○議長(佐藤喜一) 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日はこれをもって散会します。 大変ご苦労さまでした。
△散会 午後2時45分...